想像力の誤まった使用法
−−スティーブ・チャンドラー
大人は自分の偉大なる想像力をたった一つの作業にしか使って
いない。それは、「心配」である。大人は一日中、最悪の場合の
シナリオを、心に描いている。心の中での映像化のエネルギーの
すべてを、うまく行かない場合の鮮明な映像を描く事に注がれて
いるのだ。大人が気づいていないのは、心配することは想像力の
間違った使い方であるということである。人間の想像力は、よりよい
ことに使うように設計されている。心配性の人が、たとえずっと高い
IQを持っていたとしてもできないことを、想像力を使う人は、やすやす
と達成することがよくある。想像力を使う習慣のある人は、周囲の人
たちから天才としばしば持ち上げられる。かつてアインシュタインと
エジソンは同じ事をいっている。「想像力は知識よりも大切である。」
(コメント)
頭の良さそうな人が、あれやこれやと問題を深刻に考えてるうちに、同じ
事を、そうでもなさそうな人が、いとも簡単にやってのけてしまう光景
はよくみられます。なまじ知識のある人ほど、自分の想像力を心配する
ための道具として、使ってしまう傾向にあるのではないでしょうか。
もしあなたにその傾向が強いなら、想像力を今から、心配することでなく、
うまくいった時のイメージを描くことに使う努力をしましょう。なぜなら、
「想像力」とは、自分の人生における、「創造力」であるからです。
ーースティーブ・チャンドラー
潜在能力開発セミナーの講師。マイクロソフト、ATアンドT、モトローラ
など、400以上の企業、団体の講師を勤める。