サイコキネシス
米国のディーク大学のもので、J・J・ライン博士が指導する
心理学者のグループがサイコキネシスの存在の有無を実験
しました。サイコキネシスというのは、思考する心が物体に
力を及ぼすことで、これは決してSFの世界の物語では
ありません。実践のやり方としては、2つのサイコロを、とくに
実験のために考案された機械を使って投げるというものです。
機械を使用する理由は、人間の手で、投げ方に細工ができな
いようにするためです。1934年以来、20年以上に渡って実験
が行われ、実に数百万回にわたってサイコロが投げられました。
この実験結果から、ライン博士は次のように発表しています。
「実験を行なう人は、サイコロにいささかも物理的接触を
与えないで、サイコロの数字の具合を左右することができる
というよりほかに説明のしようがない。」実験の記録をみると、
2つのサイコロが機械によって投げられた数の合計は、古く
から確率されている統計数字の100万回に1回という確率を
上回って、連続的に何回も、ある特定の数字を出したわけです。
−−C・M・ブリストル「信念の魔術」
(コメント)
同じ商店街内で、同じ商品をおき、同じような店の構えをしていて
一方の店は、よく売れてて、一方の店は、あまり客が集まらない
光景って、見られた経験があると思います。ある人はその理由を、
あそこは店主の口がたつから、立地が良いから、商品の質が
違うからと口々に言われるでしょう。しかし、根本的な問題は、
「絶対に店を繁盛させてやる!」という信念の強さの差である
ような気がします。