小さな目標を達成して満足感を得るように
<創造の仕組み>が働く事を繰り返す
−−マクスウェル・マルツ
潜在意識というのは、自動的に目標に応じてその仕組みを操作します。この
仕組みには、人格などありません。あなた自身が設定した目標次第で、幸せ
をつかむようにも働くし、不幸を招くようにも作用するのです。それには、はっ
きりとした、目標とか対象、問題などを持っていることが必要です。しかも目標
を持ったときに効率よく働く仕組みで目標達成するまでにいろいろの行動を生
み出すわけですから一種の<創造のシステム>でもあるのです。一方目標の
限界とか、達成可能な範囲を決めていくのは、自分に対するイメージなのです。
<私がやれば、この目標は、絶対に達成できる>と思えば、<成功の仕組み>
が自動的に働くのです。反対に自分自身を過小評価してしまい、何の値打ち
も無い人間だ、という情報やデータをこの創造の仕組みに入れたら、<失敗の
仕組み>は、自動的に作用します。あなたは、それほどグズではありませんよ
と慰めてはくれないのです。充実した人生を送ろうと思えば、まず創造の仕組み
や誘導システムを学びそれを<失敗の仕組み>ではなくて、<成功の仕組み>
が働くように操作するのです。その方法は、小さな目標を達成して、満足感を
経験するように創造の仕組みを働かせることを繰り返すのです。このことを肝に
銘じて気を引き締めてさえおけば、あなたの成功は疑いなしです。成功して満足
しているあなた自身を想像してそのイメージを心に描き目標達成への過程で小
さな成功を積み重ね、あたかも成功への道を歩むことが当然のように振舞うこと
で、成功の仕組みを働くようにするのです。
−−自分を動かす 知道出版
マクスウェル・マルツ
医学博士 整形外科医でありながら、心理学者でもある。
個性変容の問題にサイコサイバネティックスの理論を採用し
自己実現の手法を体系化し、世界的に高い評価をうける。
(コメント)
積極的思考や成功のイメージをいだきましょうと書いた後日、特に目立つ
ご感想に、<自分はマイナスのことばかり考えてしまいます><失敗する
ことばかりイメージします><どうすればいいでしょうか?>などの内容の
メールを頂き、苦笑するときがあります。なぜなら、その人たちには
たいへん申し訳ないのですが、プラス思考に考えましょうと言ったあとからすぐに
それができないと、打ち消すようなことを考えているからです。確かにそれは、
容易なことでないかもしれませんが、もし、それが難なくできる方なら、このよう
なメルマガも読む必要もなく、すでに自分の夢を次々と達成して、なんらかの
ことで大成功を収めていることでしょう。名前は忘れましたが、あるプロゴルファー
のセリフにこんなものがあります。<もしも、ゴルフボールが思いどおりの所に
飛ぶものであれば、ゴルフほどおもしろくないスポーツはないであろう。>
うまくいかないから、成功した時が楽しいのです。自分の願望が全て実現して、
思いどおりにすべてのことが運べば、こんな退屈な人生なんてないでしょう。