心が積極的になれば、たとえ人生に苦難苦痛があろうと、

 ★阿修羅♪

中村天風 日時 2001 年 9 月 11 日 09:59:35:

心が積極的になれば、たとえ人生に苦難苦痛があろうと、
心の力で喜びと感謝に振り返ることができる
                                   −−中村天風
真理瞑想行をするまでは、人間の心の行なう思い方、考え方が、人生の万事を
良くも悪くもするのだということを知らなかった。人間の心こそが、宇宙一切の
創り主である宇宙大霊と自分の生命本体たる霊魂とを、交流結合させる回路で
あるということを知らなかったからである。天風哲学の根本的考え方は、この世
は苦しいものでも、悲しいものでもない。この世は本質的に楽しい。嬉しいそして
調和した美しい世界なのである。ところが、多くの人は、これを信じないどころか
思おうともしないで、苦痛と、苦難と、失望に満たされているのが、この世界で
あると考えている。それは、結局心の態度が変わってないからで、心の態度を
変えない限り思いたくとも思えない。第一思おうとする気持ちがでてこないので
ある。天風哲学はたとえ人生に苦難苦痛があろうとも、それを心の力で喜びと
感謝に振り替えていくのである。心が積極的になれば、振り替える事ができるの
である。<いかなる場合にも、常に積極的な心構えを保持して、堂々と人生を
生きる。>腕に自信がある船乗りは、静かな海より、荒波を乗り切る航海のほうが
張り合いがあるという。これと同じく、病や困難から逃げたり、避けたりせず、
<矢でも鉄砲でも持ってこい>と、苦しみ悲しみに挑戦し乗り越えていき、自分
の力でこれを打ち砕いていく気持ちになれ、というのが、天風哲学の真髄である。
人間は、それ自身を宇宙の創造を司る偉大な力を持つ宇宙霊と自由に交流、
結合し得る資格をもっている。資格があるから、同時にこれと共同活動を行な
わせることもできるのは、当然のことであり、そうすることにより、万事を想うまま
に成就できるのである。              −−−運命を拓く  講談社

(中村天風)
明治九年東京に生まれる。日露戦争の時、軍事探偵として活躍したが
当時不治の病であった、結核に冒されて生死の境をさまよう。救いを
求めて欧米を旅したが、病は治らず、絶望の果てに日本への帰国の
途中、カイロで偶然出会ったヨガの大哲人カリアッパ聖者に連れられ
インドに渡り、ヒマラヤの奥地でヨガの極意を体得、当時不治の病で
あった肺結核を修行により、克服する。帰国してからは、銀行頭取
会社重役の地位にありながら、あるとき突然これらすべての財産を放棄し
人々を悩みから救い、苦しみから解き放つための教えを説き始めた。
彼のすさまじいまでの体験に裏打ちされた理論は「天風哲学」として
大成され、これを信奉し、教えを受けた人々は百万人を超えると言われる。
その中には、東郷平八郎、原敬、山本五十六、近年では、松下幸之助
(松下電器)、稲盛和夫(京セラ)、双葉山等が天風哲学に多大なる
影響をうけている。

(コメント)
人間の作り出した創造物は、自然の中の物とよく似てきます。魚と潜水艦
飛行機と鳥、超音速旅客機コンコルドと鷹のくちばし、ロケットとイカなど。
これらの傾向からすると、人間の意識や体の構造は、まさに、パソコン、
インターネットの構造に似通ってるように思います。パソコンは、それぞれ
性能や情報をやりとりする量が違い、高速の光ファイバーでやりとりしてる
ものもあれば、アナログ回線でほんのわずかな情報しかネット上から取り出せ
ないものもあります。これは、人間にもいえることであり、その情報量は、
瞑想することにより、潜在意識(天風哲学でいえば、宇宙霊)から、取り出す
量を拡大することができるのです。

[ 潜在意識を活用し奇跡を起こせ 自己啓発研究所 ]

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