勝者は自己イメージをコントロールする
−−デニス・ウェイトリー
勝者は自己イメージを高め、自分の世界を広げていく。勝者は心配とか
不安、敵意や諦めは、人間の豊かな創造力をダメにしてしまうものだと
いうことを知っている。自分が最もなりたいもののイメージをはっきり掴み、
自分に投影しているものが、勝者となることができる。勝者たる者は、
成功する前から、すでに自らが目的を達成した成功者であるかのように、
自分の未来像を描いている。その像は、鮮やかに細部まで、はっきりと
した感触をもって作り上げられている。勝者は自分のやりたい役を演じる。
彼らは、自分の潜在意識が<本当の自分>と<本当だと思い込んでる
自分>の区別がつかないことをわきまえている。成功するものは、成功
する前から、自分を成功者の社会の一員であると考えている。すでに、
首からかけられた金メダルの重さを実感している。彼らは自分で資格
免許証を与えるのだ。彼らがたとえどんな傲慢に見えようとも、謙虚だと
感じられようとも、そんなことは関係ない。彼らは一様に、自分には
目標を達成できるだけの価値があると前もって感じていることだけは確かだ。
成功するものは、成功した者のように物事を感じ取る。勝者となる者は
勝者の目で世の中を見る。あなたには、今日何が見えているのだろうか。
明日のあなたはどんなふうに見えるだろうか。成功することだけを考え
なさい。もう、無駄にできる時間はないのだ。
−−−成功の心理学、ダイヤモンド社
(コメント)
アメリカ映画の主役がピンチに立たされた時<俺はやる><必ずできるんだ>
などというセリフが頻繁に使われています。現に言葉使いでも、日本語は、
否定的言葉を多く使用するのに対し、英語は肯定的表現を好むようです。どうも、
昔から日本人は謙虚を美徳と考えてるせいか、自己イメージを小さくしがちな
ところがあるかもしれないですね。やたらと欧米人はこのようにしてるから、
私たちも、真似しましょうと言うのは、私は好きでないですが、良いものは、
どんどん取り入れて真似するべきでしょう。そういえば、どこかの政治家が
言った名言を書いときましょう。<嘘も100回つけば、本当になる>
デニス・ウェイトリー
世界的能力開発研究家 <成功の心理学>は国際的ベストセラーとなる。
全米オリンピック委員会心理学部委員長、プロスポーツ選手、オリンピック
メダリスト、経営者、宇宙飛行士にいたるまで、幅広い指導、カウンセリング
をおこなっている。