恐るべき言葉の反復の力
ーーC.M.ブリストル
多くの神秘的宗教や歴史的聖訓、心理学関係のものを研究して
みると、それらすべての根底は一つであるということがわかります。
ある言葉や儀式の繰り返し、反復なのです。様々な宗教団体、
社会的思想集団には言葉の繰り返しを要素とする、決められた
儀式があることは、人々の知るとおりです。そこに暗示の力が
あるのは、言うまでもありません。そして、暗示の力により、それぞれ
の教理に応じた物質世界における現象が現れてくるのです。
それは、潜在意識に創造的な仕事を行なわせるのです。祈りなどを
反復して行なうのはまさにそのためです。同じ宗教的儀式、
同じ呪文、同じ誓いや祈りを繰り返していると、いつかしら、それは、
その人の信念となります。知ったんその信念がしっかりと心の奥に
根をはれば、様々な現象が物質世界に起こってきます。
(コメント)
日本にも古代から伝わるお百度参り、わら人形に釘を打ち込む呪いの儀式
仏教のお経など言葉の反復による力を利用した行為は、様々な場面で、
見られます。そしてそれは決して迷信などでなく、その使用法の良し悪しに
かかわらず、現象世界に影響を及ぼし、ある日忽然とあなたの目の前に
想念の姿となって現れます。
C.M.ブリストル
潜在意識活用を説く作家。
著書「信念の魔術」は世界的ベストセラーとなる。