(潜在意識の法則)
ーー良い事をしたからといって、必ずしもむくわれない。
アメリカの成功哲学の第一人者、ジョセフ・マーフィーは、ある日手紙で、
女性からこんな質問を受けた。「正直者だ、善人だ。と言われてる人でも、
とても苦しまなければならないのはなぜでしょうか。世の中で、邪悪の限りを
つくしている人が栄えてるのは、なぜでしょうか。」マーフィーの返事には、
こう記載されていた。「もし、あなたが、ごく表面的に見える行動だけで、
善人と悪人とを区別してるなら、それは、非常に浅薄な判断です。
というのは、いわゆる邪悪にみえる人が、成功と繁栄と健康を信じている
かもしれないからです。もしそうであれば、潜在意識の力が働いて、
そうなるのが道理です。また善良にみえる人間が、実をいうと邪悪で、
憎むべき心をひそかに抱いてるかもしれないのです。重要なことは、他人を
意識したり、報酬を目当てにする外面的行為では、ありません。
心の奥底にある内的な動きこそが、重要なのです。