「消極的な良い技術者ほど、できないという理論を知っている」
フォード
経営の神様といわれた、松下幸之助は、生前日本経済が、
大不況におちいった時、自社の社員を集めてこのように言った。
「好景気のときは、駆け足をしているようなものだ。一方、
不景気はゆるゆる歩いているようなものだ。駆け足のときは
他に目が移らないから、欠陥があっても目につかないが、
ゆるゆる歩いているときは前後左右に目が移るから欠陥に
目がつき、修復訂正ができる。好況よし、しかし不況は、
さらによし。」 積極思考をする人間は、いかなる状況下
においても、「できないこと」より、「できること」を探そうとする。