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パレスチナの占領地区における栄養摂取の権利に関する国連のジーグラー報告
国連の人権委員会の審査活動として、特別報告者ジャン・ジーグラーは、住民の食糧事情を評価する任務を帯びて占領下のパレスチナへ派遣された。ところが彼の報告の厳しさがイスラエル政府の怒りを呼び起こした。イスラエル政府は、彼の活動に便宜を与えていただけに、見返りとして一定の心遣いを期待していたのである。そこでイスラエルと米国の外交官は、一時的にでもこの報告書の公開を停止させるべく様々な運動を展開した。この攻撃はメディアによるキャンペーンを伴い、報告書は国連ではなく執筆者個人の活動に過ぎないと信じさせようとした。広報官たちは、特別報告者は国連から“認知されていない”というウワサを広めた。これは明確に間違いだ。なぜなら特別報告者という地位は、要請された専門家に独立した身分を与え、肯定的だろうと否定的だろうと、彼を制度的に守っているからである。それどころか、このメディア闘争は、シャロン政府とブッシュ政府が、彼らが維持しているパレスチナ住民の生活環境の現実を人々から隠蔽しようとする意思を表している。
以上引用。以下略。
原文の赤字部分をクリックすれば、ジーグラー報告書を英仏両国語で見ることができます。
原文
http://www.reseauvoltaire.net/rapport-ziegler.html