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とりあえず最新論文の主要箇所を訳しておきましょう。
リンク(湾岸戦争症候群関係の文献一覧)
http://www.immed.org/illness/gulfwar_illness_research.html
の文献2(publication2)の要部です。 最近の文献です。
(Gulf War Illnesses: Role of Chemical, Radiological and Biological Exposures
War and Health, H. Tapamainen, ed., Helsinki , Zed Press, 2002, pp. 431-446)
これは一種のまとめですが、サイト情報と類似の文章が多いので参考にしました。
なお、劣化ウランとかの他の原因も記載があります。
特に目新しい情報は以下のとおりです。
(1200人以上の復員軍人からの聞き取り調査によれば、GWIの配偶者のうち約77%、湾岸戦争後に誕生した子供のうち約65%が、現時点ではGWIの症状を示している。)
この児童の一部は奇形があるのだそうです。
「2.4 感染性の生物への曝露
湾岸戦争症候群(GWI)患者に感染性生物因子が存在するという証拠がある。
多くの場合には、復員軍人の家族は、GWIと同様の症候および症状を示すようである。
1200人以上の復員軍人からの聞き取り調査によれば、GWIの配偶者のうち約77%、湾岸戦争後に誕生した子供のうち約65%が、現時点ではGWIの症状を示している。
家族がおよび提出準備あるいは類似した疾患を発病した場合には、GWIの症候および症状は、通常はその復員軍人の発病から6カ月〜1年以内に生じているが、家族全員がすべてGWIの症候および症状を示すわけではない。GWIが家族へと感染する速度が明らかに遅いことから、一般公衆が復員軍人との日常的接触で感染するリスクはおそらく高くはない。
感染性の生物に曝露した復員軍人は、自然(土壌、水等)から感染したのかもしれないし、汚染したワクチンから感染したのかもしれないし、イラクの生物兵器の噴霧やスカッドミサイルやFROGミサイル上の弾頭から感染したのかもしれないし、生物兵器工場や貯蔵庫を破壊したときの汚染された爆風から感染したのかもしれない。
一群のGWI患者についての生物学的な仮説を支持するものとして、感染性因子が、患者の尿や血液中から見つかっている。
ハイマンは、多くの湾岸戦争復員軍人が最近へと感染している証拠を示し、また感染が広範囲の抗生物質を数コース摂取することで治療されたことを示した。
我々の発見によると、GWIの症状のほとんどは、慢性の病原性細菌感染、例えばマイコプラズマへの感染によって説明できる。
マイコプラズマに感染しても、普通は、比較的両性の疾患しか見られず、疾患は特定組織部位や器官に限定されている。例えば尿管や呼吸器感染である。
しかし、我々が復員軍人から検出した型のマイコプラズマの場合には(例えばマイコプラズマ ファーメンタンス(インコグニタス)、GWIの慢性疲労その他の症状の多くを引き起こしており、きわめて病原性が高く、多数の器官と組織中でコロニー形成し、治療が難しい。
200人を超える患者(米国と英国とのGWIの復員軍人、あるいはその症状を示す家族)を研究した結果、マイコプラズマ感染の証拠が、GWI患者の血液白血球試料のうち約1/2(45%)から発見された。
配備されていない健康な検体のマイコプラズマ感染は約5%であることが判明した。何人かの対照例(注意:健康体のことです)の白血球でのマイコプラズマの出現はこれら個体が病気の非常に初期の段階にあるか、あるいは感染はしているが症状の出ないキャリアであることを示していそうである。
一群のマイコプラズマ養成の患者は、平均的なGWI患者に比べて一層症状が強いことから、GWI患者におけるマイコプラズマ感染の最終的な発言は、上記した初期値に比べて低いようである。更に、復員軍人全員が、白血球細胞内部に同じ型のマイコプラズマDNA配列を持っているわけではない。
しかし、GWI患者において最も普通に見られる感染はマイコプラズマ ファーメンタンスであることが判明した。
興味深いことに、CFS(注意:慢性疲労症候群のことです)やFMSの市民の患者が全身性のマイコプラズマ感染があるかどうか検査すると、高い割合でマイコプラズマ感染が見つかった(約60%)。これらの疾患について関係があることを示唆している。
マイコプラズマ ファーメンタンスに加えて、更に、幾つかの他の種類のマイコプラズマも、CSFやFMSの市民患者には見いだされたことが相違している。
GWI患者の白血球内部に見られるマイコプラズマ ファーメンタンスせ、一層病原性を高くし、治療を難しくする目的で操作されているという一応の証拠がある。
核タンパク質遺伝子トラッキングアッセイを用いて、異常な遺伝子配列が、この同じマイコプラズマ核タンパク質フラクションと結合していることを発見した。例えば、我々は、一群のGWI患者の同等の核タンパク質サブフラクション中に、HIVエンベロープ遺伝子配列を発見し、しかもHIVのエンベロープ以外の部分の遺伝は発見できなかった。
この予備的な研究結果は、推定挿入遺伝子領域中のマイコプラズマゲノムを配列決定することによって確認することは必要である(注意:この時点では配列決定まではできていないようです)。
しかし、HIV−1エンベロープ遺伝子配列が存在することによって、本マイコプラズマが様々な細胞および組織へと付着し、侵入できるという異常な病原性を説明できるかもしれない。
復員軍人からはHIV−1ウイルスのうちエンベロープ以外の遺伝子は発見されていないことから、これらのマイコプラズマ養成のGWI患者は、生存HIV−ウイルスには感染していない。
GWI患者は、免疫不全症候群の症候および症状のうち多くを示すけれども、AIDSには進行せず、血清や血漿中に生存HIV−1ウイルスについて一般知は陰性である。しかし、何人かのGWI患者は、ある種のHIDS試験には養成(擬陽性)を示した。これはHIV−エンベロープ遺伝子のgp120産物のみを検出しているものである。
(注意: gp120というのは、細胞表面への一種の「接着剤」のことです)
これらの患者では、HIV遺伝子産物や酵素について更に試験を行ったが、陰性であった。
これは、HIVエンベロープ遺伝子のみが、一部のGWI患者に見られるタイプのマイコプラズマ ファーメンタンス感染に関連しており、その暗号化産物は関連していないことを示唆している。」