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このロイターの記事は、写真を巧みに使ったあからさまなシリア「悪魔化」の
プロパガンダになっている。
「言葉の応酬」というタイトルなのだから、両者がどのような言語表現で非難しあって
いるかを伝えるのが主眼となるべきだろうが、イスラエル当局が大本営発表した
「テロリストの拠点」なる“イラスト”地図を掲げて、さもシリアが「テロリストの
巣窟」であるかのような宣伝を行なっているのがミソ。
ロイターが客観中立という(しょせんは神話だけど)スタンスを自負するなら、
こうした地図を示す以上は、シリアの主張である「好戦国家としてのイスラエル」
の大量破壊兵器の所在地とか、その残虐な好戦主義の傷跡の写真などを示すのが
「バランスの取れた報道」ってもんだろ。 結局、イスラエル提供のシリアの
「テロリスト拠点地図」などという怪しげなものを添える必要はなかったし、
添えるべきでもなかったというわけ。
イスラエル提供の「シリアのテロリスト拠点地図」は、その客観的正確さが確認
できないかぎり、イスラエル軍によるシリア攻撃標的の世論認知とりつけ用の
宣伝図版という意味以上のものは持ち得ない。 それを真に受けて掲載するのは
軍事力によるイスラエルの国家テロを後押しする行為にしかならないだろう。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031010-00000429-reu-int
イスラエルとシリア、言葉の応酬続く
[ダマスカス 9日 ロイター] イスラエルがシリアのダマスカス付近に越境攻撃を実施した以降、両国の言葉による応酬が続いている。
国営シリア・アラブ通信(SANA)は、シリアのアサド大統領がラーセン国連中近東特使との会談で、「イスラエル政府は好戦的で、戦争なしには持続できない」と語ったと伝えた。
一方、イスラエル軍高官はエルサレムで、今回の空爆は、イスラエルへの攻撃の背後にいるパレスチナ過激派に今後も支援を行ったり、避難場所を提供し続ければ、シリア領土も「攻撃対象地域」になるというメッセージだ、と述べた。
同高官は匿名で、イスラエルの情報当局がこれまでに、シリア国内にある複数の「テロリスト」の訓練キャンプを突き止めたほか、レバノンに拠点をおくイスラム原理主義組織ヒズボラとイランが安全保障上大きな脅威と考えている、と語った。
イスラエルは、パレスチナ人による自爆テロで19人が死亡した翌日の5日、テロリストの拠点があるとしてシリア領内を空爆した。
シリアは、爆撃を受けたのは民間居住区であり、国内のパレスチナ過激派拠点は単に広報活動の施設に過ぎない、としている。(ロイター)
[10月10日11時51分更新]
《写真》10月9日、イスラエルとシリアの間で、言葉の応酬続いている。写真は、シリアのダマスカス付近にあるパレスチナ過激派の拠点を示す地図。イスラエル提供 (2003年 ロイター)
http://jp.a1.yimg.com/7/50/6316/1065754334/img.news.yahoo.co.jp/images/20031010/reu/20031010-00000429-reu-int-view-000.jpg
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