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「アメリカのイラクに於ける身動き出来ない窮境」 (MIA、二〇〇三年十月号)
http://www.pavc.ne.jp/~ryu/
更新 平成15年10月07日23時34分
太田龍の時事寸評
平成十五年(二〇〇三年)十月七日(火)
(第七百二十三回)
○「マッカルバニー・インテリジェンス・アドバイザー」二〇〇三年十月号。
The McAlvany Intelligence Advisor.
P.O.Box 84904,
Phoenix, AZ 85071
USA
○この号は、
AMERICA'S IRAQ QUAGMIRE: ARE WE TRAPPED IN VIETNAM 2nd?
と成って居る。
○Quagmireは、身動きの取れない窮境、とある。
○アメリカのイラクに於ける、身動きの出来ない窮境――我々(アメリカ)
は、第二のベトナムの罠にはまってしまったのか?
○この特集記事は、とても重要だ。
出来れば全文翻訳して、日本民族有志に紹介したい。
○ここでは、マッカルバニーの短期的情勢見通しを要約して置く。
(1)ヒラリー・クリントンが、米国民主党大統領候補に成るとしたら、
ブッシュが敗北する可能性が出て来た。
(2)ブッシュ陣営が、この形勢を逆転することはあり得るのか。
そのためには、二つの選択が考えられる。
〈イ〉第二の9・11タイプの、テロリスト的攻撃。
〈ロ〉イラン、シリア、北朝鮮などに対するもう一つの戦争を
仕掛けること。
(3)そのどちらに成るか。
この筆者(マッカルバニー)としては、フィフティ フィフティ、
つまり半々と見る。
○破滅的経済情勢についての、マッカルバニーの分析は、ここでは省略する。
○中期的情勢については、マッカルバニーは次のように展望する。
(1)中期的将来について言えば、米国は、
〈イ〉急進イスラム派
〈ロ〉ロシア
〈ハ〉中国
〈二〉ベトナム
〈ホ〉キューバ
〈ヘ〉北朝鮮
以上、六つの勢力の同盟体を、敵とすることに成る。
(2)この新しい米国の敵は、第二次世界大戦に於ける米国の敵(日獨伊)
よりも、はるかに強力である。
○マッカルバニーのこの見方はどうか。
○これは、概むね妥当なところであろう。
○しかし、ここには、ヨーロッパと日本が計算に入って居ない。
○この件は更に続報する。
(了)
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投稿者 乃依 日時 2003 年 10 月 07 日
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