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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031006-00001010-mai-int
【モスクワ町田幸彦】ロシア南部チェチェン共和国の大統領選挙は5日、即日開票され、親ロシア派の同共和国行政府長官、アフマド・カディロフ氏(52)の当選が確実になった。共和国選管の暫定開票結果によると、20選挙区全てでカディロフ氏の得票率は約80%に達し、他の6人の候補者を大きく引き離した。ポポフ共和国首相は「決選投票は行われない」と述べ、カディロフ氏勝利を認めた。投票率は81.4%だった。
インタファクス通信によるとカディロフ氏は5日夜、「(大統領選挙に)勝利すれば、多くの苦しみを味わった人々の期待に応えたい」と語った。しかし、同氏は独立派武装勢力の指導者マスハドフ氏との対話には応じない考えだ。
今回の大統領選挙に対しては、独立派武装勢力だけでなく国際人権団体も選挙の公正さに疑念を表明している。プーチン政権肝いりの「チェチェン正常化」の節目になる選挙だったが、実際にはチェチェン紛争の混迷化に拍車をかけそうだ。
カディロフ氏はチェチェン人のイスラム教聖職者で、第1次チェチェン紛争(94〜96年)では武装勢力側について独立を支持した。しかし、2000年、プーチン大統領によって行政府長官に任命されてから、連邦への帰属を主張。数千人の私兵を抱え、選挙で住民に圧力をかけたと批判されている。(毎日新聞)
[10月6日10時23分更新]