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イラクで米軍への攻撃を続ける武装組織「イスラム解放軍」は4日、イラクの統治評議会メンバーを「神の敵」として攻撃対象とし、さらに米軍占領下でイラクに進出する外国企業にも警告を発する声明を出した。朝日新聞は5日、同組織のアラビア語の声明文を入手した。4月にフセイン体制が崩壊して以来、イラク国内でイスラム武装組織の声明文が公表されたのは初めて。
声明文の発信元は「イスラム解放軍宣伝部」とあり、A4サイズの紙の表に「神のために戦うジハード(聖戦)の1日は70年間の信仰に勝る」など、イスラム教の聖典コーランや預言者ムハンマドの言葉が並ぶ。
声明本文は裏面にある。米英の暫定占領当局(CPA)に任命された統治評議会議員のアハマド・チャラビ・イラク国民会議(INA)代表を名指しし、「チャラビや統治評議会のメンバーのような偽善者と悪魔の手先は自らの宗教と祖国を裏切っている」とし、「神に刃向かう者と同様に処罰されるべきだ」と死刑を宣言している。
イスラム解放軍の幹部(38)は9月下旬に朝日新聞記者と会見し、バグダッド市内で9月20日に武装集団に銃撃され、5日後に死んだ統治評議会の女性議員アキラ・ハシミ氏の暗殺事件で犯行を認めた。さらに同幹部は「(同組織の)最高評議会は統治評議会メンバーの処刑を決定した」と語った。今回の声明文はそれを追認する内容だ。
さらに声明文は「外国企業への警告」として、「米国が主導する外国軍が侵略している時に、イラクで活動する外国企業は我々の攻撃にさらされることになろう」と攻撃を宣言している。
声明文は「イスラム解放軍はあなたたちイスラム戦士たちの支援を呼びかける」と、イスラム教徒への呼びかけとなっている。支持者などに配布されたものと見られる。 (10/06 15:22)
http://www.asahi.com/international/update/1006/008.html