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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031005-00000031-kyodo-int
【バグダッド5日共同】イラクで新学年が事実上始まった4日、首都バグダッドで起きた駐留米軍とイラクの元軍人との衝突に伴い、付近の音楽・バレエ学校が暴徒の襲撃を受けて火を付けられ、教室の机や窓ガラスなどがめちゃめちゃに破壊されたことが分かった。
日本の非政府組織(NGO)が修理したピアノや、国連児童基金(ユニセフ)支援の備品が完全に破壊された。児童に危害は及ばなかったもようだが、当分は授業を再開できそうになく、支援関係者は衝撃を受けている。
バグダッドに駐在する日本国際ボランティアセンター(JVC)の原文次郎さんによると、4日午前8時ごろ、ザウラ地区にある同校の新学期初日の様子を見るため学校に近づくと、米軍によるとみられる射撃音が聞こえ、学校は逃げ惑う群衆でパニック状態に陥っていた。
午後になると騒ぎは一段落したが、放火された廊下や教室がまだくすぶっていた。JVCの支援で修理したピアノが破壊されていたほか、ユニセフの支援で9月に取り付けた天井の空調ファンも壊されていた。
イラクでは1日から新学年だが、2、3日は週末に当たり、本格的な授業開始は4日になっていた。(共同通信)
[10月5日9時16分更新]