現在地 HOME > 掲示板 > 戦争40 > 246.html ★阿修羅♪ |
|
9月の戦死者が、9月24日までの集計で18人。今の比率で推移する
と、9月は合計数推計22.5人。戦闘終結を宣言した5月の4倍以上、
その他の月の2.3倍〜2.9倍である。しかし、死亡者数は7月の28
人と比べると大分減っている。攻撃側は経験をつめばスキルが向上すると
思われるので、攻撃激増に比較して死亡者数がそれほど増えていないのは、
パトロールの回数が減っているか、装甲車等に閉じこもった蛸壺状態と推
察される。大統領選に向けて益々この蛸壺状態は促進される模様。その代
わりは他の国に代替させるつもり。自衛隊派遣もその延長。(TVなどで
は、治安状況改善の宣伝映像が増えてくるかもしれないが、、)
米英軍への攻撃、9月から急増 イラクで連日20件以上 【asahi.com 記事】
http://www.asahi.com/international/update/1005/002.html
--------------------------------------------------------------------------------
イラク駐留の米英軍などに対する攻撃件数が9月以降急増し、その頻度
は、ブッシュ米大統領が戦闘終結を宣言した5月の4倍以上に及ぶことが、
国連現地本部が出した報告書のデータに基づく朝日新聞社の分析で明らか
になった。米兵らが死亡して報じられる事件は氷山の一角にすぎず、イラ
ク全土で最近は連日20件以上の攻撃が起きている。イラクの治安が泥沼
化しつつある現状が、統計の数字で明確に裏付けられた形だ。
報告書は、国連現地本部の安全対策室がまとめた「保安情報」。米英軍
からの情報提供に基づき日時と場所を記した事件簿と、イラク全土や地域
ごとの治安状況に関する評価が書かれている。
5月15日〜9月24日付までの記録で、データが欠如した日も少なく
ないが、全期間の半分近くについて完全な事件簿を朝日新聞が分析した。
米英軍や国連など国際機関、新生イラク警察に対する攻撃総数の平均は
5月(報告が出ている対象は10日間)は、1日あたり5.1件だった。
6月(同11日間)9件▽7月(22日間)9.8件▽8月(11日間)
7.7件、と大きな変動はなかったが、9月(11日間)は平均23件に
はね上がった。
戦闘終結宣言直後は、車両で走り去りながらの銃撃など単純な攻撃が大
半だった。ところが7月以降、迫撃砲で数次にわたり攻撃したり、IED
と呼ばれる手製爆弾で待ち伏せ攻撃し、追い打ちでロケット弾を浴びせた
り、対空火器でヘリを攻撃するなど「洗練化」の傾向が報告されている。
地域的にはバグダッドや中部のスンニ派地帯が最多だが、南部のシーア
派地帯やクルド人が多い北部、西部の砂漠地帯での攻撃情報もある。
一方、攻撃による米英軍の死者数は、5月は7人と少なかったが、6月
に24人と急増し、7月は28人で最高を記録。その後、8月は22人、
9月は18人となっている。
「保安情報」は、9月以降、主な攻撃実行主体だった旧フセイン政権系
とは別の集団による攻撃を指摘。具体的には「北東部の山岳地帯から外国
人武装勢力がバグダッド周辺まで侵入。アフガニスタンを出た元外国人タ
リバーン流入の可能性もある」(9月20日付情報)と説明し、外国勢力
による「実地訓練」が始まり、「効率」が悪い攻撃が増えた可能性がある、
と分析している。
9月後半になり、これら外国人武装勢力の流入で、水道、電気などの非
軍事施設、国連など国際機関やイラク警察に対する攻撃が増える可能性が
繰り返し警告されている。
国連スタッフの大幅削減に伴い、日報形式の保安情報は9月24日を最
後に中止され、10月からは週単位の情報のみになっている。
(10/05 05:47)