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【モスクワ=古本朗】核兵器の実戦使用の危険性増大を脅威として掲げる新しいロシア軍事ドクトリンの概要が1日、明らかになった。露政府筋が本紙に明らかにした。
新ドクトリンは今後10―15年の露軍の指針となるもので、策定にあたったセルゲイ・イワノフ国防相が2日、プーチン大統領出席の下、モスクワで招集される全軍最高指揮官会議で演説、発表する。
新ドクトリンは、1992年の総兵力275万人から2005年に100万人を目標に削減してきた露軍の規模について「抜本的再編に伴う大規模変化は完了した」として、これ以上削減しない方針を宣言。「近代的軍の建設」の新段階に入ったと述べ、「局地衝突」「地域衝突」など同時に2つの軍事行動を遂行する能力を備えるとしている。
また、「新たな挑戦」として、国際テロ、大量破壊兵器拡散などを列挙。脅威の具体例として、ロシアの同意のない近隣諸国への外国軍隊派遣などを挙げている。さらに、核兵器が近い将来、実戦兵器として使用される脅威の顕在化を指摘、米国が小型核の開発を検討しているのを念頭に置いたと見られる。
(2003/10/2/03:04 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20031002i201.htm