現在地 HOME > 掲示板 > 戦争40 > 136.html ★阿修羅♪ |
|
(回答先: CIA工作員身元漏洩スキャンダルで司法省が国防総省や国務省も捜査対象にする方針 投稿者 【毎日新聞記事】 日時 2003 年 10 月 03 日 09:36:13)
●ウォーターゲイト事件の時には、ニクソン政権の司法長官
だったジョン・ミッチェルも盗聴工作に一枚噛んでいました。
そういえばニクソンは弾劾される直前に自分から大統領の椅子を
投げ出してホワイトハウスから“遁走”したわけですが、これに
より自動的に大統領に昇格したジェラルド・フォードはすぐに
ニクソンに全面恩赦を与えたのでした。
民主党クリントン政権の時にも不倫疑惑への捜査を不十分なかたちで
終結させたのは司法長官でした。
つまり司法長官なり司法省は、政権内部にスキャンダルが生じた場合には
それを誤魔化す“陰謀マシン”として機能することになるわけです。
ここでまた、アシュクロフト長官の司法省が、ネオコン一派による“非米的
政府職員”への嫌がらせ事件(CIA女工作員実名漏洩事件の本質はそういう
ものだった)の政治スキャンダル化を鎮火し、さらに政府内部の“非米的
職員”を粛清する“陰謀マシン”として機能しようとしている……と見て
間違いないと思います。
▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼
(共同通信)[10月2日19時20分更新]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031002-00000229-kyodo-int
捜査「公正さ」に疑問 米工作員氏名漏えい疑惑
【ワシントン2日共同】米中央情報局(CIA)工作員の氏名漏えい疑惑で、アシュクロフト司法長官がホワイトハウス高官に対する犯罪捜査の陣頭指揮を執ることに、「公正な捜査」が行われるかどうかをめぐり、民主党などから強い疑問の声が上がっている。
民主党が1日、政治的に中立な特別検察官による捜査を要求したのに対し、共和党は強く反発。来年の大統領選をにらみ、両党全面対決の様相を見せている。
捜査に対する疑念の背景には、工作員の実名を漏らしたと名指しされたカール・ローブ大統領上級顧問と司法長官の親密な関係がある。
ローブ氏は、アシュクロフト氏が立候補したミズーリ州知事選や上院議員選挙の運動に1985年から参画。ブッシュ大統領にアシュクロフト氏の司法長官起用を強く進言したとされる。
▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲
●ウォーターゲイト事件では、ニクソン大統領みずからが司法長官から
ニクソン再選委員会のトップに“転職”したジョン・ミッチェルに
夜盗作戦の指示を出していたことが判明。
▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼
西日本新聞(2003年7月29日付)
http://www.nishinippon.co.jp/media/news/news-today/20030729/morning_news032.html
米ウォーターゲート事件 ニクソン氏が侵入指示 元側近、番組で告白
【ワシントン27日共同】ロイター通信は二十七日、米国の故ニクソン元大統領の側近が米公共放送(PBS)に対し、一九七四年のニクソン大統領退陣の引き金となったウォーターゲート事件の発端となった民主党全国委員会本部への侵入を元大統領が直接指示していたと告白した、と報じた。
ニクソン氏は、同事件の隠ぺい工作にかかわった責任を取って大統領を辞任したが、どの程度関与したかについては謎とされていた。
ロイター通信によると、元大統領の選挙キャンペーンを担当していたジェブ・マグルーダー氏が三十日に放送予定のドキュメンタリー番組の中で証言した。
証言は一九七二年三月三十日、元大統領が当時の再選委員長であるジョン・ミッチェル氏との電話のやりとりで「ジョン、君がやる必要がある」と語り、民主党全国委員会への侵入を指示しているのを聞いたという内容。
同氏は同年三月に司法長官を辞任し、再選委員長に就任。その後、ウォーターゲート事件の首謀者の一人だったことが判明している。
ニクソン元大統領の特別顧問だったジョン・ディーン氏は二十七日、米CNNテレビに対し、当時の会話の真偽を証明できる証拠はないと述べた。
------------------------
■ウォーターゲート事件
1972年6月、ワシントンのウォーターゲート・ビル6階の民主党全国委員会本部にニクソン再選委関係者が盗聴装置を仕掛けようとして不法侵入した事件。ワシントン・ポスト紙の相次ぐ特ダネ記事が元大統領をもみ消し工作に走らせ、辞任(74年8月)に追い込んだ。ベトナム戦争の敗北と並ぶ70年代米国の挫折を象徴する事件となった。
▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲
●民主党クリントン大統領も、リノ司法長官が不倫疑惑の捜査を適当に切り上げてしまった。
▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼
(毎日新聞2000年4月22日東京夕刊から)
http://www.mainichi.co.jp/eye/feature/details/vote2000/article/04/22-1.html
不正献金疑惑で、クリントン米大統領から聴取
−−司法当局
【ワシントン21日清宮克良】ホワイトハウスによると、1996年米大統領選でのクリントン大統領陣営の不正献金疑惑をめぐり、司法当局は21日、大統領から事情聴取をした。次期大統領選の民主党候補に確定しているゴア副大統領も18日に聴取に応じた。
同疑惑は98年12月にリノ司法長官が独立検察官を置かないとの決定を下したことにより、捜査は事実上終了していた。ところが、カリフォルニア州の仏教寺院を舞台にした献金疑惑で主催者の中国系米国人女性が今年3月に有罪評決を受けたことから、大統領らを再び聴取したものとみられる。
▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲
▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼
毎日新聞 1998年9月22日
http://www.mainichi.co.jp/eye/feature/details/starr/kanren/0922-3.html
弾劾手続き、米史上3例
罷免の大統領はゼロ
◇今世紀唯一、ニクソン大統領は辞任
クリントン米大統領の不倫もみ消し疑惑で、連邦議会下院司法委員会(ハイド委員長=共和党)は近く、大統領の弾劾手続きに入るかどうかの審議に着手する予定だ。弾劾手続きは、ニクソン大統領を辞任に追い込んだ「ウォーターゲート事件」の審議以来、24年ぶり。連邦議会で弾劾審議の対象となる大統領としては史上4人目となる。女性スキャンダルが弾劾審議の対象になるのは初めてだ。
「大統領弾劾」は大統領制の根幹にかかわる手続きで、憲法の規定に基づく行為だ。ただ、憲法第2章第4節は「大統領、副大統領および連邦政府職員は、国家反逆、贈収賄あるいは他の重大犯罪や非行行為によって弾劾されたり有罪判決を受けた場合に罷免される」としか定めておらず、今回の場合、大統領の疑惑がこの「重大犯罪や非行行為」にあたるかどうかが争点になる。「他の重大犯罪や非行行為」は憲法制定当時はなく、後に大統領を弾劾しやすくするため議会が追加したという“いわく付き”の規定だ。
弾劾手続きは連邦議会で進められる。まず、定数435の下院で審議され、出席議員の過半数が賛成すれば「弾劾勧告」を発議できる。弾劾勧告は定数100の上院に送られ、出席議員の3分の2以上の賛成で弾劾が成立する。下院が検察役、上院が裁判所役を果たすことになり、裁判長役の上院議長は、最高裁長官が務める。
今回の疑惑で下院が弾劾手続きに入るかどうか検討するきっかけになるのは、スター独立検察官の捜査報告だ。「ウォーターゲート事件」の教訓から1978年に制定された独立検察官法は、独立検察官が弾劾に結びつく可能性のある「実質的かつ信用性ある情報」を入手した場合、下院への報告を義務付けている。捜査報告を受けた下院は独自に弾劾の手続きに入るかどうかを決める。その実質審議は司法委員会で開始されることが決まっている。
弾劾手続きが取られたケースは過去3例あり、下院で弾劾勧告案を可決したのが1例あるだけで、実際に弾劾で罷免された大統領はいない。
ホイッグ党のタイラー大統領は1843年、党内抗争と議会との対立で孤立し、議会が可決した法案に対して大統領拒否権を何回も行使したため、下院に弾劾勧告案が提案されたが本会議で否決された。また、共和党のアンドルー・ジョンソン大統領は南北戦争後の南部再建策をめぐって議会と対立。1868年、大統領が陸軍長官を罷免したのを「不法」と、下院が弾劾勧告を発議したが、上院で1票差で弾劾を免れた。
今世紀に入って弾劾手続きが取られたのは共和党のニクソン大統領だけ。ウォーターゲート事件は1972年に発生、連邦議会は73年2月、「ウォーターゲート調査特別委員会」を設置して、公聴会を開くなど独自に調査を開始した。
調査結果に基づき下院司法委員会は74年4月、弾劾審議を本格化、7月末、「司法妨害」と「権力乱用」、「議会の資料提出要求拒否」の三つが「重大犯罪」にあたると弾劾勧告案を可決し、本会議への上程を決めた。3案の可決の段階で、共和党の上下両院の幹部は弾劾必至と判断し、大統領に辞任を勧告、8月9日辞任した。【ワシントン・岸本正人】
◇米大統領の不倫もみ消し疑惑の主な経過
<1995年> 7月 モニカ・ルインスキさんがホワイトハウス実習生に(当時21歳)
11月 大統領とルインスキさんが初めて性的関係に
12月 ルインスキさんがホワイトハウス職員に
<1996年> 4月 ルインスキさんが国防総省に転出。同省職員のリンダ・トリップさんと知り合う
<1997年>12月19日 クリントン大統領のセクハラ訴訟でルインスキさんに証言を求める召喚状が届く
28日 ルインスキさんが最後のホワイトハウス訪問
<1998年> 1月 7日 ルインスキさんがセクハラ訴訟で大統領との性的関係を否定する宣誓供述書を提出
12日 トリップさんがルインスキさんとの電話の録音テープをスター独立検察官に持ち込む
16日 リノ司法長官がスター独立検察官の捜査を承認。捜査員がルインスキさんを事情聴取
17日 大統領がセクハラ訴訟で宣誓証言し、ルインスキさんとの性的関係を否定
21日 マスコミ報道で疑惑が表面化
26日 大統領が疑惑発覚後初めて、国民向けに疑惑を全面否定
4月 1日 大統領へのセクハラ訴訟を連邦地裁が却下。原告側は16日に抗告
7月17日 独立検察官が大統領に連邦大陪審での証言を求める召喚状を出す。大統領を身辺警護するシークレット・サービスが史上初めて大統領の私的行動を連邦大陪審で証言
28日 ルインスキさんが免責と引き換えに宣誓証言することで検察側と合意
8月 6日 ルインスキさんが連邦大陪審で証言
17日 大統領が史上初めて、自らが捜査対象の刑事事件で宣誓証言。テレビ演説でルインスキさんとの「不適切な関係」を認める
26日 ルインスキさんが独立検察官に宣誓供述
9月 3日 大統領の長年の友人のリーバーマン下院議員が大統領の不倫を批判し議会の対応を要求。議会での公然批判は与野党を通じ初めて
4日 大統領が訪問先のアイルランドで記者団に対して「アイム・ソーリー」と疑惑を謝罪
9日 大統領が遊説先で「みなさんの理解と許しを請い、国民の信頼を取り戻したい」と異例の謝罪。スター独立検察官が捜査報告書を下院に提出
11日 大統領が演説でルインスキさんに初めて謝罪し辞任説を否定。下院が捜査報告書を公表
18日 下院司法委が大統領の連邦大陪審に対する宣誓証言のビデオテープなどの公表を議決
21日 大統領の宣誓証言のビデオ公表
▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲