現在地 HOME > 掲示板 > 戦争40 > 107.html ★阿修羅♪ |
|
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2003/10/01/20031001000088.html
ドイツ在住の社会学者 宋斗律(ソン・ドゥリュル/59)氏は、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の国家序列23位の政治局候補委員「金チョルス」として活動してきたことが確認されたと、国家情報院が国会で報告した。
また、宋斗律氏は確認されたものだけで北朝鮮から約15万ドル程度の資金を受け取っており、「将軍様の萬寿無疆(長寿を祈るという意)を祈ります」という忠誠誓約文も定期的に直筆で作成し、北朝鮮に伝達してきたことが分かったと、国家情報院は報告した。
国家情報院は1日、国会情報委員会の国政監査で、宋斗律氏に対するこのような捜査結果を報告したと、情報委員会の鄭亨根(チョン・ヒョングン/ハンナラ党)議員が発表した。
鄭議員が発表した国家情報院の報告によると、宋氏は91年5月頃、自分が政治局候補委員に指名された事実を、北朝鮮の工作員から直接通知され、73年に初めて北朝鮮入りした後、15万ドル程度を北朝鮮側から受け取っていたことが分かった。
国家情報院は「91年5月に故・金日成(キム・イルソン)主席と面談して以降から95年まで、毎年、研究費という名目で2万〜3万ドルを受け取っていたことが確認された」と報告した。このような金額は「国家情報院の捜査結果から確認されたものだけ」と、情報委員らは伝えた。
国家情報院ヘ「宋斗律氏にこのような関連証拠を提示すると、自白した」と、情報委員会に報告した。
国家情報院はまた、「宋氏がこれまで今年3月8日を最後に計18回、北朝鮮を訪問していた。96年以降、政権創建日、労働党創建日、金正日(キム・ジョンイル)総書記の誕生日など、大きな行事があるごとに『将軍様の萬寿無疆をお祈りします』という内容の忠誠誓約文を直筆で作成し、北朝鮮に10回以上に渡って伝達してきた事実も明らかになった」と、情報委員会に報告したと、鄭議員が伝えた。
国家情報院は、宋斗律氏が故・金日成主席の葬儀が行われた94年に北朝鮮を訪問し、葬儀の会場で金正日総書記の手を握って泣いている場面を撮った写真を情報委員会で公開した。
国家情報院はしかし、こうした内容の捜査結果をこの日検察に送致する際、▲本人が自主帰国した ▲逃走や証拠隠滅の恐れがない ▲ドイツ国籍を保有している―などの点から「在宅起訴」が望ましいとの意見を伝えたことを鄭議員は明らかにした。
また、国家情報院はソウル五輪当時、宋氏が「韓国は五輪を開催できない国」という本を出版した事実も確認したことを報告した。
ハンナラ党所属の情報委員たちは「捜査結果を見る限り、宋氏はスパイを越えた北朝鮮の指導者級の要人。対南工作のため偽装入国したのではないか」と主張したと鄭議員は明らかにした。
情報委員たちはこの日、宋氏の捜査結果をもとに「政府が宋氏の入国をあえて推進した背景が知りたい。KBSテレビなど、一部のマスコミが宋氏を民主化運動家として美化している事実に対し、捜査当局はその背景を捜査するべき」とも主張した。
一方、ソウル地検公安1部はこの日、国家情報院から宋氏に対する捜査記録を送致され、法的処理についての検討に入った。検察は早ければ4日にも宋氏を召喚し、国家情報院の捜査記録をもとに補足調査を実施する方針だ。
検察は捜査記録に対する法律を検討した上、宋氏の国民に対する謝罪および思想転向の有無などを総合的に判断し、量刑の程度を最終決定する。
検察は3日で満了する宋氏の出国停止期限を延長することにした。公安当局の内部では宋氏の国民に対する公開謝罪などを条件に、不起訴処分なども検討していることがわかった。
国家情報院は宋氏に対し「起訴意見」を提出したが、異例として「ドイツ国籍であり、国法を遵守する意思を見せている点などを考慮し、公訴保留も可能」との意見を添えた。
権大烈(クォン・デヨル)記者
関連記事
【宋斗律波紋】韓国に来た目的は? 2003/10/01
【宋斗律波紋】「2つの顔の男」身分隠し訴訟まで 2003/10/01
【宋斗律波紋】「宋氏は教授ではない」 2003/10/01
【宋斗律波紋】30年間ドイツ留学生誘引活動 2003/10/01
野党「KBSの宋斗律美化放送を追及」 2003/10/01