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　東筑摩郡生坂村の東京電力生坂ダムで一九八〇年三月、会社員小山福来（よしき）さん＝当時（２１）・同郡麻績村＝の水死体が見つかり、別の事件で服役中の松本市出身の男（５４）が犯行を告白、自殺として処理をした県警が六日に殺人容疑で書類送検した事件で、小山さんの母、はつ恵さん（６７）は十日までに、高松刑務所（高松市）で男と面会した。男ははつ恵さんに犯行の状況を説明し、謝罪したという。

　被害者遺族が刑務所で加害者と面会するのは異例。はつ恵さんは県警から九月三十日に経過の報告を受け、謝罪されて以来、「男に会って真相を聞きたい」と強く希望していた。県警によると、八日にはつ恵さんから面会の申し出があり、高松刑務所に連絡。男が受け入れ、九日に面会した。

　男は、小山さんの手足などをロープで縛って生坂ダムに突き落とし、水死させた疑い。供述によると、仲間の男性が運転する車に乗っていた際、松本市内の駐車場で女性といた小山さんの車に遭遇。面識のない小山さんを男性の車に乗せたが、女性が警察に通報したと思い、殺したという。

　刑事事件の公訴時効（十五年）は、九五年に成立している。

以上信濃毎日新聞より
http://www.shinmai.co.jp/news/2003/10/10/016.htm

ＴＶのインタビューでは、被害者の母親が加害者より、警察の口止めが犯人に対して
行われたことを言っていましたが、新聞の記事には成らなかったのでしょうか？
しかし、警察の対応がいかにズサンかまた、法を守るものが、その役割すら果たさな
い現在の状況を反映している事件だと思います。

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