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2003.10.03
Web posted at: 16:44 JST
- REUTERS
ロンドン(ロイター) 世界65カ国のうち、幸福を感じている国民の割合が一番大きいのは、西アフリカのナイジェリア――。社会科学者らによる国際調査で、こんな結果が出た。どんな時に幸福を感じるかについても、日本人と米国人では大きな違いがあるなど、興味深い傾向が浮かび上がっている。
この調査は「ワールド・バリューズ・サーベイ」と呼ばれるプロジェクトで、世界各国の文化的、政治的な移り変わりを研究するため、4年に1度のペースで実施されている。アンケートは「自分は幸せだと思うか」「生活に満足しているか」などの質問で構成される。
英科学誌「ニュー・サイエンティスト」の最新号に発表された調査結果によると、自分は幸せだと答えた人の率が高い国は、ナイジェリアを筆頭にメキシコ、ベネズエラ、エルサルバドル、プエルトリコと続く。反対に幸福度が低いのはロシア、アルメニア、ルーマニアだった。地域別にみると中南米が高く、東欧で低いのが目立つ。
幸せを感じる要因は、国によって大きく異なる。米国では「個人的な成功」「自己表現」「誇り」「自信」を挙げた人が多かったのに対し、日本では「家族の期待にこたえること」「社会的責任を果たすこと」「協力」「人付き合い」など、周囲の人を意識した回答が目立った。
報告によると、先進諸国では戦後、国民の所得水準が飛躍的に向上したものの、幸福度にはほとんど変化がないという。同誌では「平均所得が高くなるのに伴って、物欲が増大し、幸福感を抑える要因になっている」と分析している。
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200310030019.html