昨年、初めて日本グランドロッジのHPをみましたが、先日の更新をあらためてチェックしてみました。
1986年の『歴史読本』臨時増刊「特集世界謎の秘密結社」と比較し、主な変更としては、NO.21の稚内ロッジ(所在地は札幌)がなくなっている他、NO.1の極東ロッジの電話番号が変わっている点の他、特に変更になった箇所はありません。
それにしても、大部分のロッジで10年以上経過しても集会日時の変更がほとんどないのは、高齢化でメンバーに入れ替わりがまったくないのか、もしかすると、国内のロッジの大半が休眠状態なのかもしれません。(会費は、「本籍」があるロッジに送金されているため、名目上だけのロッジも多い?)NO.3ロッジ(東京・国立)は一昨年、昨年と、(今年は不明)4月前後にロッジを公開しているようですが、ここだけが86年から集会日時を変更している点も変わりありません。
私が注目しているのは、東京本部内に別枠でNO.無しの「日本リサーチ・ロッジ」が記載(新設?)されていることです。詳細な任務は不明ですが、どなたか、調べていただければありがたいです。海外のメーソン結社のサイトで「research and "leading" lodge」という表現もあるようなので、何らかの指導的なロッジなのかもしれません。
ところで、外国系ロッジの数はいままで赤間剛氏等によって言及されていた情報と完全に一致しています。
(比系2、スコットランド系2、イングランド系1、マサチューセッツ系1)
これらはいずれも大戦前からの引き続きです。
Rising Sun Lodge No. 1401は、いわゆる「オテントサマ・ロッジ」ではありません。オテントサマ・ロッジはアイルランド系ロッジとして、1869年に横浜に開設されています。しかし現在の所在は不明であり、他のロッジと合併したか、廃止の模様です。
Rising Sun Lodge No. 1401 ロッジの開設は1872(明治5)年。
Meeting Place: Kirby Hall, Kobe Club, 415-1 Kitano-cho
Chuo-ku, Kobe-shi, Hyogo-ken, Japan 650
Stated Meeting: Third Thursday, 7:00 p.m.
(except June through September)
Telephone (Temple): 078-221-5421
この地番のタイプミス、昨年からまだ訂正されていませんが、場所は「神戸外国倶楽部」内と思われます。
神戸外国倶楽部 (代)078-241-2588 神戸市中央区北野町4−15−1
Lodge Hiogo and Osaka No. 498
開設は1870(明治3)年。
Meeting Place: Kirby Hall, Kobe Club, 415-1 Kitano-cho
Chuo-ku, Kobe-shi, Hyogo-ken, Japan 650
同様の地番のタイプミス。昨年から訂正されていない。
Lodge Star in the East No. 640
開設は1879(明治12)年。
Mailing Address: Port P.O. Box 97, Yokohama 231-91
Stated Meeting: Second Tuesday, 7:30 p.m. (Except July & August)
Telephone: 045-621-7105
Secretary:045-781-9277
住所の記載がありませんが、
FAR EAST LODGE #1
250 Yamate-cho, Naka-ku, Yokohama-shi, Kanagawa-ken
Tel: 045-621-7105
と、電話番号が同一のため同居していると思われます。
なお、宇野正美氏の「エノク」97年10月号によると、鳩山由紀夫氏と羽田孜氏は、97年8月9日にスイスのレマン湖畔モントルー郊外のコーで開催されたMRA(道徳再武装)世界大会(フリーメーソン結社の大会とされる)に出席していた模様です。
http://www.iac.co.jp/~masonic/othrlodg.htm
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