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2025年3月30日時分 〜
コメント [政治・選挙・NHK296]
12. 赤かぶ[239840] kNSCqYLU 2025年3月30日 00:00:24 : vg6V5K7TqU : UHl0T1pZQkd5dnc=[1118]


http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/854.html#c12
コメント [政治・選挙・NHK296] 石破首相が突如ブチ上げ「強力な物価高対策」 参院選目当ての露骨なバラマキに有権者の支持離れ加速(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
21. evilspys[1155] goWCloKJgoyCk4KQgpmCkw 2025年3月30日 00:18:04 : LY52bYZiZQ : aXZHNXJYTVV4YVE=[18134]
小泉進次郎氏、参院選情勢「本当に厳しい」国民民主との連立も- 2025.03.29
時事ぽぽんぷぐにゃん
2025/03/29
https://www.youtube.com/watch?v=4Cz1k7dZhks
http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/843.html#c21
コメント [NWO7] アメリカでは日本米が5キロで20ドル前後で値上げなし 米高騰は日本の稲作を壊滅させる完全な陰謀である  魑魅魍魎男
31. 20[1] glGCTw 2025年3月30日 00:25:12 : EBNdlPp9SI : MmFRa1owMG5WbU0=[1]
2005年の世界貿易機関(WTO)交渉時において
1k当たりの従量税341円と当時のコメの国際価格を基に実質的な関税率を778%と計算し、「参考数値」として使用していた。
彼らの頭の中はアップデートされてないのは確か

現在は政府輸入米(従量税0円)が1k110〜120円で落札されており
これが市場で1k600円で販売されてるので
彼らから見れば400%の関税がかけられてるとみなしている
http://www.asyura2.com/23/holocaust7/msg/784.html#c31

コメント [政治・選挙・NHK296]
1. 赤かぶ[239841] kNSCqYLU 2025年3月30日 01:01:13 : vg6V5K7TqU : UHl0T1pZQkd5dnc=[1119]
<△24行くらい>


http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/855.html#c1
コメント [政治・選挙・NHK296]
2. 赤かぶ[239842] kNSCqYLU 2025年3月30日 01:08:02 : vg6V5K7TqU : UHl0T1pZQkd5dnc=[1120]


http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/855.html#c2
コメント [政治・選挙・NHK296] 財務省の闇をえぐる(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
23. あんぽんたんの方[3] gqCC8YLbgvGCvYLxgsyV@w 2025年3月30日 01:08:30 : abeGJmcNpo : SkRMelB3bjFXZkE=[3]
これについては異論は無い
植草氏の言うとおりだと思う

しかし植草氏は経済の話はさすがに鋭いけど、斎藤知事の件では全然駄目だね
植草氏を痴漢犯罪者のミラーマンにした勢力と斎藤知事をパワハラ野郎にしようとする勢力は広い意味では同じ
植草氏は色々と細かいことを取り上げて斎藤知事を攻撃し謝罪して辞めろと言っているが、それは植草氏が痴漢の話でマスコミを賑わしていた頃に、これだけ証拠が出てきてるんだから痴漢を正直に認めて謝罪して罪を償えと言っていた有識者達と同じ
当時の植草氏と今の斎藤知事は同じ立場なんだけどね
http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/848.html#c23

コメント [政治・選挙・NHK296]
3. 赤かぶ[239843] kNSCqYLU 2025年3月30日 01:13:47 : vg6V5K7TqU : UHl0T1pZQkd5dnc=[1121]


http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/855.html#c3
コメント [政治・選挙・NHK296]
4. 赤かぶ[239844] kNSCqYLU 2025年3月30日 01:17:15 : vg6V5K7TqU : UHl0T1pZQkd5dnc=[1122]


http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/855.html#c4
コメント [政治・選挙・NHK296]
5. 赤かぶ[239845] kNSCqYLU 2025年3月30日 01:19:23 : vg6V5K7TqU : UHl0T1pZQkd5dnc=[1123]
<△20行くらい>


http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/855.html#c5
コメント [政治・選挙・NHK296] いよいよ自民党も百害あって一利なし 解散するべきは統一教会だけじゃない(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
48. ソーカは天魔[178] g1yBW4NKgs2TVpaC 2025年3月30日 01:24:20 : SIZhnN7CKU : UzVlaDQ0ejNUa28=[250]
日本は貧しくなっただけではなく、主食である米さえ枯渇する国になった。
全ては自民党の失政のせい。
サヨナラ自民党
http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/849.html#c48
コメント [政治・選挙・NHK296]
6. 赤かぶ[239846] kNSCqYLU 2025年3月30日 01:25:29 : vg6V5K7TqU : UHl0T1pZQkd5dnc=[1124]
<■86行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>

斎藤元彦、逃げ道なし!自分で設置の「第三者委員会」を否定する驚愕のブーメラン発言!

2025/03/27 白坂和哉 DAY WATCH

◆関連資料
2025年3月27日 MBS NEWS 『【速報】斎藤知事「嘘八百・公務員失格」会見から丸1年 「いろんな思いの中で発言した、強い表現で反省」も撤回・訂正はしない』
https://www.mbs.jp/news/kansainews/20...

2025年3月26日 朝日新聞 『違法性認めない斎藤知事、頭抱えた県幹部 水泡に帰した舞台裏の調整』
https://digital.asahi.com/articles/AS...

2024年12月24日 NHK NEWS WEB 『「公益通報者保護法」通報者を解雇・懲戒で事業者側に刑事罰へ』
https://www3.nhk.or.jp/news/html/2024...

2025年3月26日 ytv 『【独白】兵庫県の現役職員「裏切られた、斎藤知事の下で働くのは“危険”」「真摯という言葉が軽すぎ」』
https://news.yahoo.co.jp/articles/d2b...

2025年2月25日 神戸新聞 NEXT 『兵庫県、2人目の副知事人事が難航 文書問題で片山氏辞職、1人体制はや7カ月「火中の栗拾う人いない」』
https://www.kobe-np.co.jp/news/societ...

2025年3月27日 日刊スポーツ 『玉川徹氏、兵庫・斎藤元彦知事の会見発言「組織論としてあり得ない」「知事を続けたい」痛烈批判』
https://www.nikkansports.com/general/...

奥山俊宏氏のポスト
https://x.com/okuyamatoshi/status/190...

G-GOV 公益通報者保護法
https://laws.e-gov.go.jp/law/416AC000...

2025年3月27日 THE PAGE 『兵庫・斎藤知事 自身の処分は改めて否定 定例会見の質疑応答(2025年3月27日)』
• 兵庫・斎藤知事 自身の処分は改めて否定 定例会見の質疑応答(2025年3月...
https://www.youtube.com/watch?v=BYL_sXsPJoE

松本創氏のポスト
https://x.com/MatsumotohaJimu/status/...

2025年3月27日 神戸新聞 NEXT 『始まりは「うそ八百」 斎藤知事発言でたどる告発文書問題1年』
https://www.kobe-np.co.jp/news/societ...

白坂和哉のポスト
https://x.com/shirasaka_k/status/1905...


http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/855.html#c6
コメント [政治・選挙・NHK296]
7. 赤かぶ[239847] kNSCqYLU 2025年3月30日 01:29:25 : vg6V5K7TqU : UHl0T1pZQkd5dnc=[1125]


http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/855.html#c7
コメント [政治・選挙・NHK296]
8. 赤かぶ[239848] kNSCqYLU 2025年3月30日 01:30:49 : vg6V5K7TqU : UHl0T1pZQkd5dnc=[1126]


http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/855.html#c8
コメント [政治・選挙・NHK296]
9. 赤かぶ[239849] kNSCqYLU 2025年3月30日 01:31:47 : vg6V5K7TqU : UHl0T1pZQkd5dnc=[1127]


http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/855.html#c9
コメント [政治・選挙・NHK296]
10. 赤かぶ[239850] kNSCqYLU 2025年3月30日 01:33:28 : vg6V5K7TqU : UHl0T1pZQkd5dnc=[1128]


http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/855.html#c10
コメント [政治・選挙・NHK296] イスラエルにあなたの年金が流れていく…厚労省「ジェノサイド加担投資」引き揚げ“断固拒否”の不可解(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
16. ソーカは天魔[179] g1yBW4NKgs2TVpaC 2025年3月30日 01:33:42 : SIZhnN7CKU : UzVlaDQ0ejNUa28=[251]
ついでに、イスラエルの軍事企業と輸入代理店契約を結んでいる川崎重工も、投資対象から外すべき。
http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/852.html#c16
コメント [政治・選挙・NHK296] 予算審議大詰め、立民淡々 参院選へ「責任政党」意識―党内に不満も(JIJI.com) 達人が世直し
1. evilspys[1156] goWCloKJgoyCk4KQgpmCkw 2025年3月30日 01:41:22 : LY52bYZiZQ : aXZHNXJYTVV4YVE=[18135]
『今こそ日本の政治を変えるチャンスだ』立憲の野田代表が内閣不信任案を提出できない訳。企業・団体献=贈収賄政治を残したい自公国。これをなくせば、「黒い虚党」自民党は崩壊するが残せば復活する。古賀茂明TV
古賀茂明 TV
2025/03/29
https://www.youtube.com/watch?v=QPkfcuaqAr8
http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/840.html#c1
コメント [近代史5] 「ママ、死にたい」自慰行為強要、わいせつ画像拡散…氷点下の旭川で凍死した14歳女子中学生への“壮絶イジメ” 中川隆
484. 中川隆[-7318] koaQ7Jey 2025年3月30日 01:42:22 : 23jZb5XZGQ : S2VIenU2QTBlR1k=[1]
2025年3月23日 札幌シンポジウム「これからのいじめ対応と文春が作り上げた『旭川14歳少女いじめ凍死事件』」
いじめ撲滅ドットコム 普津澤峻
https://www.youtube.com/watch?v=qxr2nDHz0io

【歴史に残る人権蹂躙事件】一体何が真実なのか?【盛りに盛られた旭川女子中学生いじめ凍死事件】
https://ijimebokumetsu.com/2024/07/03/asahikawa-shinjitsu/

【日本】ブラックすぎる日本の教員の労働環境!ついに合格者の7割が辞退して新採用の平均偏差値50以下に
世界史解体新書 2025/03/26
https://www.youtube.com/watch?v=Is-V1LeOjWU&t=67s
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/591.html#c484

コメント [近代史7] 14歳女子中学生の旭川いじめ凍死事件はプチエンジェル事件同様の児童売春・ハニートラップ事件だったのか? 中川隆
34. 中川隆[-7317] koaQ7Jey 2025年3月30日 01:43:22 : 23jZb5XZGQ : S2VIenU2QTBlR1k=[2]
2025年3月23日 札幌シンポジウム「これからのいじめ対応と文春が作り上げた『旭川14歳少女いじめ凍死事件』」
いじめ撲滅ドットコム 普津澤峻
https://www.youtube.com/watch?v=qxr2nDHz0io

【歴史に残る人権蹂躙事件】一体何が真実なのか?【盛りに盛られた旭川女子中学生いじめ凍死事件】
https://ijimebokumetsu.com/2024/07/03/asahikawa-shinjitsu/

【日本】ブラックすぎる日本の教員の労働環境!ついに合格者の7割が辞退して新採用の平均偏差値50以下に
世界史解体新書 2025/03/26
https://www.youtube.com/watch?v=Is-V1LeOjWU&t=67s
http://www.asyura2.com/21/reki7/msg/215.html#c34

コメント [番外地12] 黒塗り無しの旧報告書を読む限り、イジメは無かったというのが正しい 中川隆
2. 中川隆[-7316] koaQ7Jey 2025年3月30日 01:49:25 : 23jZb5XZGQ : S2VIenU2QTBlR1k=[3]
<■61行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
黒塗り無しの旧報告書を読む限り、イジメは無かったというのが正しい:
旭川いじめ自殺 元校長が沈黙破り反論「いじめ認定は違う」「適切な対応した」
HTB北海道ニュース 2025/03/24
4年前に旭川市でいじめを受けていた女子中学生が自殺した問題について、当時の中学校の校長が初めて公の場でいじめと自殺について話しました。

金子圭一元校長)
「爽彩さんが2019年当時、中学1年生の1学期、3カ月だけ通学していた中学校の校長をしておりました」。

旭川市の当時中学2年生、広瀬爽彩さん。いじめを受けていて、4年前に自ら命を絶ちました。24日、札幌で開かれたシンポジウム。登壇したのは爽彩さんが通っていた中学校の当時の校長、金子圭一さんです。爽彩さんへのいじめ問題が発覚してから初めて、公の場で当時について語りました。
爽彩さんは、4年前の3月、旭川市内の自宅近くの公園で凍死した状態で見つかりました。インターネット上には、悩みを打ち明ける爽彩さんの声が残っています。

爽彩さんの声)
「先輩にいろんなものをおごったり、変態チックなことをやらされた。学校側もいじめを隠蔽しようとしていて」。

いじめと自殺の因果関係について、教育評論家の尾木直樹さんらで構成された再調査委員会は、去年9月に報告書を公表。この中で、当時の学校の対応については「加害生徒に対していじめではなく、問題行動とのみ捉えて対処した」と指摘されています。
これについて金子さんは、いじめが疑われる事案が起きた直後に学校から加害生徒やその保護者に指導していて、適切な対応だったと主張しています。

金子元校長)
「いじめと思われるっていうか、そういう人間関係のトラブルや問題が発生しているから、指導しているわけですよ」(Q:内部ではちゃんといじめの疑いをもって認識して対応したというご主張?)「相当やりましたよ、そういったことで」。

また、再調査委員会は、「いじめは自殺の主要な原因であった可能性が高い」と結論づけましたが…

金子元校長)
「いじめで亡くなったという所が最も違うところですね。ありもしないクラス内のいじめなんかを認定しちゃってるわけですから」。

報告書では、爽彩さんが同級生から「あたおか」という、頭がおかしいことを意味する悪口を言われていたことなどが指摘されています。

金子元校長)
「6月にいじめアンケート調査ってあるんですよ。そこに爽彩さんは嫌な思いをしていないって書いていますし、クラス内の生徒もそういうのを見たことはないって書いています」。

再調査委員会の報告書が公表されてから半年。なぜ今、当時について公の場で話すことにしたのでしょうか。

金子元校長)
「市教委に対して真相を明らかにしてほしいということを何度も訴えてきたんですけれども、ことごとく無視されてきたものですから、これはもう自分でやるしかないなと。爽彩さんの無念や中学校関係の先生方、生徒、保護者の名誉が回復されない、そういう思いです」。
https://www.youtube.com/watch?v=tahas5n6DHA


詳細は

旭川女子中学生いじめ凍死事件で文春や被害者の母親の証言はすべて嘘だった
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=16858192

2025年3月23日 札幌シンポジウム「これからのいじめ対応と文春が作り上げた『旭川14歳少女いじめ凍死事件』」
いじめ撲滅ドットコム 普津澤峻
https://www.youtube.com/watch?v=qxr2nDHz0io

【歴史に残る人権蹂躙事件】一体何が真実なのか?【盛りに盛られた旭川女子中学生いじめ凍死事件】
https://ijimebokumetsu.com/2024/07/03/asahikawa-shinjitsu/

【日本】ブラックすぎる日本の教員の労働環境!ついに合格者の7割が辞退して新採用の平均偏差値50以下に
世界史解体新書 2025/03/26
https://www.youtube.com/watch?v=Is-V1LeOjWU&t=67s
http://www.asyura2.com/24/ban12/msg/383.html#c2

コメント [政治・選挙・NHK296] 通用しない斎藤知事の言い逃れ(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
11. 春眠[15] j3SWsA 2025年3月30日 02:08:34 : bWA4Y2FoVQ : ZGlnczJrWkV6eUU=[1]
>元副知事の片山安孝氏が百条委で主張した「クーデターという不正目的だから公益通報には当たらない」との主張を退けた。


馬鹿タヤマ、ほんま悪いやっちゃ!
権力の行使は、キチンと法的手続きを踏んでやらんと。

ドサドサ土足で踏み込んで、怒りに任せて一方的に尋問、PC押収、下半身ネタのデマ拡散…ほんま何コイツやってん!
 
http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/855.html#c11

コメント [政治・選挙・NHK296] イスラエルにあなたの年金が流れていく…厚労省「ジェノサイド加担投資」引き揚げ“断固拒否”の不可解(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
17. ちばどの[538] gr@CzoLHgsw 2025年3月30日 02:48:01 : 7LT6VRNeYw : eG1YcVJGN2J6ZWs=[682]
<▽33行くらい>
  年金保険料は公金で公金の使途は最高法規が定めるように国民主権主義下では国権の最高機関である国会に決定権がある。だが日本の場合は戦後復興を急いだがため国会審議が疎かになり、公金資金の行方を精査検証する機能も国会では働かない。護送船団方式として与党と官が結託、財界に年金資金等の社会保険料も含め国民から徴収した国税を投入し設備投資資金とさせる仕組みを作り上げた。
  国会が公金資金に関する精査検証機能を働かせないよう改憲論を持ち出し護憲を忌避、国民代表議会制度を画餅とする無法主義を徹底、官起案の政策案を自民党が強行可決する悪弊を止めない。故に年金保険料の野放図な使い方にも歯止めが掛からない。
  公金の使途は国会での審議により丁寧に決定されねばならないが、行政が法案もつくり予算化した上に執行までする独壇場の結果責任は首相と閣僚が取り、ひいては立法府議会が取る理不尽がある。行政部門が権限行使しながら結果責任だけが立法府に戻る仕組みは明らかに違法で汚職だが、これまで国民が官僚に一目置いていたのは例えば企業内で会計課の社員をエリートと見做す錯覚と同様だ。
  国民主権者納税者から大切な公金を預かるだけの公僕が保険料を勝手自在に運用する罪は大きい。しかもそれに対し請願でもするかのように阿る議会の姿がある。官僚級が当然のように公金資金を私財の如くに使い回す事態への野党の牽制を、政府への徒な反抗として罵倒する政党により、益々公金の行政による私物化を許し国民が議会を介し主体的に公金の使途を決定する法治主義原則に従わない行政を容認してしまう。
  団体献金を受けながら官の采配で高額の助成金をも受け取る自民党は先生と呼ばれていても実質的には官僚にコントロールされている。内閣は行政の長である筈が行政が出す墨塗や改竄文書を牽制することもできず横目に見るだけで、国権の最高機関は立法府国会に非ず、恣意的に公金采配が出来る行政府という実態だ。
  与野党の別なく一人一党の精神で国民代表議員が憲法理念を軸に社会保険料の使途の法原則を詳細に定め、厚労省が年金保険料収入を勝手に戦争ギャンブルに注ぎ込むような、兵員や市民をチップとして戦争ギャンブルに賭ける当事国首脳への援助は汚職であり、年金保険料を納める主権者への背任である旨知らしめる必要がある。
  
  
http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/852.html#c17
コメント [NWO7] アメリカでは日本米が5キロで20ドル前後で値上げなし 米高騰は日本の稲作を壊滅させる完全な陰謀である  魑魅魍魎男
32. 七対子[425] jrWRzo5x 2025年3月30日 02:58:43 : 9xb1xjepDE : S3RqOEg3SzAuNUE=[428]
<△29行くらい>
ネズミ、ゴキブリ混入でゆれる「すき家」だが、国産米にこだわったことに
対する報復ではないか、との見方がある。

https://x.com/TAKU_FLAMESIGN/status/1905920107920154720
(拓史 HEAVY METAL )

なんかきな臭くせぇ…
国産米にこだわる事への嫌がらせなのかも
ねずみに関しても茹で上がっていなかったって言うし…
小林製薬の時と同じ感じがする
すき家、相次ぐ異物混入事態に謝罪&全店を一時閉店へ
「大変重く受け止めております」(オリコン)

2:48 AM Mar 29, 2025

https://x.com/toshie_fujisan/status/1905964714271891558
(池田としえ日野市議)

同じ事考えてる人がいたんだ
すき家は、国産米の使用を強く、強〜くアピールしてきた 牛丼に合う国産米を「コシヒカリ」「ひとめぼれ」「ヒノヒカリ」の3品種に厳選し、精米後5日以内に店舗へ届けるなど、安全性と品質に凄くこだわり、玄人ユーザーを満足させる努力を重ねた

2021年11月には、世界の優れたブランドを表彰する「ワールド・ブランディング・アワーズ2021」において、6年連続で「ブランド・オブ・ザ・イヤー」を受賞これを記念して、すき家で使用している国産米をプレゼントするキャンペーンを実施し、国産米へのこだわりを再度強調し顧客へのサービス向上に努めてきました

さらに、2024年11月には、国産米価格の高騰を受けて一部商品の値上げを発表しました。この際も、牛丼に使用するご飯に国産ブランド米100%を採用していることを強調しています。

すき家は国産米の使用を積極的にアピールし、努力を重ねてきた企業です

私は応援したい
失敗にめげず、
頑張れすき家
頑張れすき家
顧客の為に努力を続ける「すき家」が好きや

5:46 AM Mar 29, 2025
http://www.asyura2.com/23/holocaust7/msg/784.html#c32

コメント [カルト50]
30. NEMO[-555] gm2CZIJsgm4 2025年3月30日 03:02:55 : jJvvDHGoSg : NkcybTdzNDgwYy4=[338]
>>29
統一教会を本気で潰したいなら朝鮮人主体のカルト教団を全部潰さないと効果ないが?
在日コリアンを日本から叩きださないと根本的に解決しないしできない

現に統一教会は旧オウム真理教と同じ状況になっただけで潰れていないし
旧オウムは北朝鮮と繋がりもあるから結局「朝鮮」じんが悪いということになり
その宗主国つまり飼い主である「中国」じんも悪いことになり

その傀儡である「れいわ」朝鮮組も繋がりがあることがわかったわけなので

統一教会潰せても在日コリアン工作員が日本に居続ける限り看板架け替えて実質存続することもわかってない

アラジン2こと粗ヂン痛 笑
大体アラジン2って何? 莫迦? 
http://www.asyura2.com/24/cult50/msg/314.html#c30

コメント [政治・選挙・NHK296] 通用しない斎藤知事の言い逃れ(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
12. しんのすけ99[3235] grWC8YLMgreCr4JYglg 2025年3月30日 03:11:26 : A4AvZivHZs : WU95VlVYQVVmdmM=[4154]
おーるどめでぃあ などとほざく連中こそ、立花みたいなペテン師の言う事を妄信する馬鹿ばっかり
だから 犬猫野菜と言われるんだよ 犬猫野菜と言う造語を作った大元は お前らの自業自得なんだからな
文句言うんじゃねーよ  自己責任ってやつだ

 ↓↓↓

【兵庫県】「犬猫野菜」って何?斎藤知事派はなぜこう呼ばれる?立花孝志氏との関係は?
https://guitar-lady.net/dog_cat/#google_vignette
http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/855.html#c12

コメント [番外地12] 黒塗り無しの旧報告書を読む限り、イジメは無かったというのが正しい 中川隆
3. 中川隆[-7315] koaQ7Jey 2025年3月30日 03:21:55 : 23jZb5XZGQ : S2VIenU2QTBlR1k=[4]
<■63行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
教員はイジメ問題でも、マスコミに嘘八百の記事を書かれて悪役にされて酷い目に遭いますからね、割に合わないです:
旭川いじめ自殺事件 _ 黒塗り無しの旧報告書を読む限り、イジメは無かったというのが正しい:
旭川いじめ自殺 元校長が沈黙破り反論「いじめ認定は違う」「適切な対応した」
HTB北海道ニュース 2025/03/24
4年前に旭川市でいじめを受けていた女子中学生が自殺した問題について、当時の中学校の校長が初めて公の場でいじめと自殺について話しました。
金子圭一元校長)
「爽彩さんが2019年当時、中学1年生の1学期、3カ月だけ通学していた中学校の校長をしておりました」。

旭川市の当時中学2年生、広瀬爽彩さん。いじめを受けていて、4年前に自ら命を絶ちました。24日、札幌で開かれたシンポジウム。登壇したのは爽彩さんが通っていた中学校の当時の校長、金子圭一さんです。爽彩さんへのいじめ問題が発覚してから初めて、公の場で当時について語りました。
爽彩さんは、4年前の3月、旭川市内の自宅近くの公園で凍死した状態で見つかりました。インターネット上には、悩みを打ち明ける爽彩さんの声が残っています。

爽彩さんの声)
「先輩にいろんなものをおごったり、変態チックなことをやらされた。学校側もいじめを隠蔽しようとしていて」。

いじめと自殺の因果関係について、教育評論家の尾木直樹さんらで構成された再調査委員会は、去年9月に報告書を公表。この中で、当時の学校の対応については「加害生徒に対していじめではなく、問題行動とのみ捉えて対処した」と指摘されています。
これについて金子さんは、いじめが疑われる事案が起きた直後に学校から加害生徒やその保護者に指導していて、適切な対応だったと主張しています。

金子元校長)
「いじめと思われるっていうか、そういう人間関係のトラブルや問題が発生しているから、指導しているわけですよ」(Q:内部ではちゃんといじめの疑いをもって認識して対応したというご主張?)「相当やりましたよ、そういったことで」。

また、再調査委員会は、「いじめは自殺の主要な原因であった可能性が高い」と結論づけましたが…

金子元校長)
「いじめで亡くなったという所が最も違うところですね。ありもしないクラス内のいじめなんかを認定しちゃってるわけですから」。

報告書では、爽彩さんが同級生から「あたおか」という、頭がおかしいことを意味する悪口を言われていたことなどが指摘されています。

金子元校長)
「6月にいじめアンケート調査ってあるんですよ。そこに爽彩さんは嫌な思いをしていないって書いていますし、クラス内の生徒もそういうのを見たことはないって書いています」。

再調査委員会の報告書が公表されてから半年。なぜ今、当時について公の場で話すことにしたのでしょうか。

金子元校長)
「市教委に対して真相を明らかにしてほしいということを何度も訴えてきたんですけれども、ことごとく無視されてきたものですから、これはもう自分でやるしかないなと。爽彩さんの無念や中学校関係の先生方、生徒、保護者の名誉が回復されない、そういう思いです」。
https://www.youtube.com/watch?v=tahas5n6DHA


詳細は

旭川女子中学生いじめ凍死事件で文春や被害者の母親の証言はすべて嘘だった
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=16858192

2025年3月23日 札幌シンポジウム「これからのいじめ対応と文春が作り上げた『旭川14歳少女いじめ凍死事件』」
いじめ撲滅ドットコム 普津澤峻
https://www.youtube.com/watch?v=qxr2nDHz0io

【歴史に残る人権蹂躙事件】一体何が真実なのか?【盛りに盛られた旭川女子中学生いじめ凍死事件】
https://ijimebokumetsu.com/2024/07/03/asahikawa-shinjitsu/

【日本】ブラックすぎる日本の教員の労働環境!ついに合格者の7割が辞退して新採用の平均偏差値50以下に
世界史解体新書 2025/03/26
https://www.youtube.com/watch?v=Is-V1LeOjWU&t=67s
http://www.asyura2.com/24/ban12/msg/383.html#c3

コメント [カルト50] 日本と韓国で何かの実験をやっているんじゃないのかな。韓国でも史上最悪レベルの山火事続く 21日〜27日で計74カ所で発生 イワツバメ
9. バカは所詮バカ[6] g2@DSoLNj4qRRoNvg0o 2025年3月30日 03:48:51 : IbSeUEWb4k : alJKRUtkNVN1by4=[1]
妄想いっぱい訳のわからん事を書き連ねているバカがいる。
http://www.asyura2.com/24/cult50/msg/316.html#c9
コメント [政治・選挙・NHK296]
1. 赤かぶ[239851] kNSCqYLU 2025年3月30日 03:52:27 : vg6V5K7TqU : UHl0T1pZQkd5dnc=[1129]


http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/856.html#c1
コメント [政治・選挙・NHK296]
2. 赤かぶ[239852] kNSCqYLU 2025年3月30日 03:54:44 : vg6V5K7TqU : UHl0T1pZQkd5dnc=[1130]


http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/856.html#c2
コメント [政治・選挙・NHK296]
3. 赤かぶ[239853] kNSCqYLU 2025年3月30日 03:55:40 : vg6V5K7TqU : UHl0T1pZQkd5dnc=[1131]


http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/856.html#c3
コメント [政治・選挙・NHK296]
4. 赤かぶ[239854] kNSCqYLU 2025年3月30日 03:56:32 : vg6V5K7TqU : UHl0T1pZQkd5dnc=[1132]


http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/856.html#c4
コメント [政治・選挙・NHK296]
5. 赤かぶ[239855] kNSCqYLU 2025年3月30日 03:57:37 : vg6V5K7TqU : UHl0T1pZQkd5dnc=[1133]


http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/856.html#c5
コメント [政治・選挙・NHK296]
6. 赤かぶ[239856] kNSCqYLU 2025年3月30日 03:58:27 : vg6V5K7TqU : UHl0T1pZQkd5dnc=[1134]


http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/856.html#c6
コメント [NWO7] アメリカでは日本米が5キロで20ドル前後で値上げなし 米高騰は日本の稲作を壊滅させる完全な陰謀である  魑魅魍魎男
33. 夜盗虫[2643] lumTkJKO 2025年3月30日 04:11:04 : zFD0fumwaM : bk50cUVsZEJsdlk=[12]
堂島米相場が悪さしてるんだよ。

万博失敗の穴埋め。
http://www.asyura2.com/23/holocaust7/msg/784.html#c33

コメント [NWO7] アメリカでは日本米が5キロで20ドル前後で値上げなし 米高騰は日本の稲作を壊滅させる完全な陰謀である  魑魅魍魎男
34. 夜盗虫[2644] lumTkJKO 2025年3月30日 04:14:07 : zFD0fumwaM : bk50cUVsZEJsdlk=[13]
本間様には及びもせぬがせめてなりたやお殿様w
http://www.asyura2.com/23/holocaust7/msg/784.html#c34
コメント [政治・選挙・NHK296] 解散命令に反発…統一教会の警戒すべき動き 鈴木エイト カルトな金曜日(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
13. 減らず口減らん坊[1092] jLiC54K4jPuMuILngvGWVg 2025年3月30日 04:18:01 : GZ9X2F3AHc : NE9XTXIxR2lMY00=[9]
>>12
ま、そうだろうね
民主党の主張していた「埋蔵金」も、何処かに移送された後だったわけだし
同じ事を統一教会がしていて、何らおかしいことは無い

忘れてはいけないのが、小沢である
自民党の元幹事長が、職務上、統一教会との関わりが一切ないわけが、論理的にも物理的にもあり得ないのに、鈴木エイトの取材で出てこなかったのは何故か、ということである
この人らは、どこまでグルなのだろうか?
闇が深いな・・・つくづく
小沢だから悪なのではない、悪だから小沢なのだ
http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/854.html#c13

コメント [政治・選挙・NHK296]
7. 赤かぶ[239857] kNSCqYLU 2025年3月30日 04:22:57 : vg6V5K7TqU : UHl0T1pZQkd5dnc=[1135]

日本外国特派員協会 世界平和統一家庭連合記者会見
PRESS CONFERENCE: Tomihiro Tanaka, Family Federation for World Peace and Unification


2025/03/27 日本外国特派員協会 オフィシャルサイトFCCJchannel

※48:04〜 鈴木エイト氏質疑 再生開始位置設定済み


http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/856.html#c7
コメント [政治・選挙・NHK296] 通用しない斎藤知事の言い逃れ(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
13. 夜盗虫[2645] lumTkJKO 2025年3月30日 04:29:22 : zFD0fumwaM : bk50cUVsZEJsdlk=[14]
未だにオールドメディアを信じてる馬鹿がいること自体憐れみを感じる。

どのチャンネルもどんよりした感じあれでは見た人は躁鬱になるw
http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/855.html#c13

コメント [政治・選挙・NHK296]
8. 赤かぶ[239858] kNSCqYLU 2025年3月30日 04:29:22 : vg6V5K7TqU : UHl0T1pZQkd5dnc=[1136]
<▽38行くらい>

解散「受け入れられない」と旧統一教会会長 弁護団は新たな提訴検討
https://digital.asahi.com/articles/AST3X3CP6T3XUTIL00TM.html
2025年3月28日 19時55分 朝日新聞


記者会見する世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の田中富広会長(右)=2025年3月27日午後3時4分、東京都千代田区、北野隆一撮影

 世界平和統一家庭連合(旧統一教会)に対する解散命令を東京地裁が決定したことを受け、教団の田中富広会長が27日、全国統一教会被害対策弁護団の弁護士らが28日に記者会見した。

 教団側は「解散は受け入れられない。教団や信徒の人権が危機に瀕(ひん)している。最後まで闘う」と主張。弁護団は「むしろ教団こそ信者や家族の生活を破壊し、平穏に生活する人権を侵害した」と反論した。いずれも東京都千代田区の日本外国特派員協会で会見した。

 田中会長ら教団側は「宗教法人も人権を享有する主体と認められている。宗教団体の解散自体が信教の自由の侵害だ」と訴えた。

 弁護団は「統一教会が正体を隠して伝道したことで、個人が正しい情報にもとづき信仰を選択する自由が奪われたと、繰り返し認定されている」と指摘。「宗教法人に信教の自由が認められるとしても、個人の人権侵害が正当化されるものではない」などと述べた。

 弁護団の山口広弁護士は、教団信者の親を持つ2世の問題で提訴を検討していると明らかにした。2世らからは、親や教団側から宗教活動を強制されたり、生活や進路が制限されたりする被害があるとの主張が出ている。


http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/856.html#c8
コメント [政治・選挙・NHK296] 通用しない斎藤知事の言い逃れ(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
14. 夜盗虫[2646] lumTkJKO 2025年3月30日 04:31:40 : zFD0fumwaM : bk50cUVsZEJsdlk=[15]
テレビや新聞を見ない人はすべて立花というのはインモウ論すぎるw
http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/855.html#c14
コメント [政治・選挙・NHK296]
9. 赤かぶ[239859] kNSCqYLU 2025年3月30日 04:33:22 : vg6V5K7TqU : UHl0T1pZQkd5dnc=[1137]
<▽33行くらい>

https://x.com/cult_and_fraud/status/1905916439745466780

鈴木エイト ジャーナリスト/作家
@cult_and_fraud

スクープ!統一教会が解散命令後の残余財産1000憶円を実質吸収した他の宗教法人の所有へ

東京地裁から解散命令を下された統一教会。だが、すでに清算後の残余財産を関連宗教法人へ帰属させる手はずを整えていたことが判った。1000憶円に上る莫大な資産、教団が採った狡猾な手段とは? 表向きには「全ての財産が没収され、教会もなくなる」と主張する田中富広会長、その裏で何が行われていたのか、教団の論みと欺瞞性を記す。

https://eitosuzuki.theletter.jp/posts/32c48920-0c63-11f0-80f6-bfe257ab1203


http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/856.html#c9
コメント [政治・選挙・NHK296]
10. 赤かぶ[239860] kNSCqYLU 2025年3月30日 04:34:28 : vg6V5K7TqU : UHl0T1pZQkd5dnc=[1138]


http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/856.html#c10
コメント [政治・選挙・NHK296]
11. 赤かぶ[239861] kNSCqYLU 2025年3月30日 04:35:46 : vg6V5K7TqU : UHl0T1pZQkd5dnc=[1139]


http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/856.html#c11
コメント [政治・選挙・NHK296]
12. 赤かぶ[239862] kNSCqYLU 2025年3月30日 04:37:26 : vg6V5K7TqU : UHl0T1pZQkd5dnc=[1140]


http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/856.html#c12
コメント [政治・選挙・NHK296]
13. 赤かぶ[239863] kNSCqYLU 2025年3月30日 04:40:36 : vg6V5K7TqU : UHl0T1pZQkd5dnc=[1141]


http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/856.html#c13
コメント [政治・選挙・NHK296]
14. 赤かぶ[239864] kNSCqYLU 2025年3月30日 04:41:31 : vg6V5K7TqU : UHl0T1pZQkd5dnc=[1142]


http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/856.html#c14
コメント [政治・選挙・NHK296]
15. 赤かぶ[239865] kNSCqYLU 2025年3月30日 04:43:46 : vg6V5K7TqU : UHl0T1pZQkd5dnc=[1143]


http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/856.html#c15
コメント [政治・選挙・NHK296]
16. 赤かぶ[239866] kNSCqYLU 2025年3月30日 04:45:04 : vg6V5K7TqU : UHl0T1pZQkd5dnc=[1144]


http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/856.html#c16
コメント [医療崩壊13] オランダ政府が安楽死させる精神疾患患者が急増、未成年者も含まれる (SLAY)  魑魅魍魎男
8. 減らず口減らん坊[1093] jLiC54K4jPuMuILngvGWVg 2025年3月30日 04:45:54 : GZ9X2F3AHc : NE9XTXIxR2lMY00=[10]
>>3
>>7
私は皮肉を言ってるだけで、本気で言ってるわけじゃないよ
「徴兵制」や「安楽死法」とかをほざいている「ネトウヨ老人会」に団塊の世代が応分存在しており、彼らに対して言ってるだけだ
自分らが「安楽死法」=「姥捨て」の対象者だと知れば、反対する人も増えるだろう
若い世代の人らにも、同じ事を言う者が居るのも困ったものだがね

私が言いたいのは、「なら、お前らも即時その対象になるんだが、其れでいいんですか?」ということで、差別を助長させる意図は無いよ
団塊の世代の一部には、自分たちが「徴兵制」の対象年齢を外れた時期になるや否や、「徴兵制」や「軍国主義」を唱えだす輩が出てきているわけで、それに対する抗議の意味で言ってるだけだよ
「なら、そう主張するお前らが、最初にその対象になれよ」
というのが、私の主張だな
差別や優生学の意図はない
http://www.asyura2.com/24/iryo13/msg/564.html#c8

コメント [政治・選挙・NHK296]
17. 赤かぶ[239867] kNSCqYLU 2025年3月30日 04:46:15 : vg6V5K7TqU : UHl0T1pZQkd5dnc=[1145]


http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/856.html#c17
コメント [政治・選挙・NHK296] 石破首相が右派ヘイトに露骨スリ寄りの情けなさ…「戦後80年談話」見送りのへっぴり腰(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
19. アラハバキ[970] g0GDiYNug2@DTA 2025年3月30日 04:46:57 : zn2KjWUfH6 : endNZDlKWWwvQlE=[23]
↑いやいや、
それはね、帝国の支配域拡大によって虐げられる国・民族側の視点がないですよ。

パクス・ロマーナ
パクス・タタリカ
パクス・ブリタニカ
パクス・アメリカーナ

全ての時代において支配域での繁栄と平和はありましたが、
そんなのはレベルの低い教科書的な見方でして、
通としては大帝国の範疇に組みしない国・民族は
どうだったのかが気になるわけです。

パクス・タタリカの全盛期においても、モンゴル帝国はやはり
高麗→日本へと戦争手段を用いて支配域拡大の手を緩めなかったですし、

アクセス距離が短い古代パクス・ロマーナの時代でも
ローマvsナバテア王国の戦いにみられるように、
パクス域外での戦争をやっていたわけです。

当時も2正面戦争というのは難しかったですから、
1つの局面が決着した後に 新たな正面への準備が行われるという具合でした。

これはウクライナ戦争終結 → 次は極東等、別地域の緊張が高まる
現代の状況と類似する面はあると思いますね。
http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/853.html#c19

コメント [政治・選挙・NHK296] 斎藤元彦知事パワハラ認めてもお咎めナシ…鉄面皮“居直り作戦”にも兵庫県議会の動きが鈍いワケ(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
86. 夜盗虫[2647] lumTkJKO 2025年3月30日 04:51:12 : zFD0fumwaM : bk50cUVsZEJsdlk=[16]
道路整備事業にしても、県庁建て替えにしても推進側はそれなりのの経済効果を試算してるのだから、自信があるのならそれを反故にした斎藤は県に損害をあたえるものであると正面から反撃すればいいもの。

立派な不信任決議案がだせる。

なぜしない?
http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/842.html#c86

記事 [国際35] @トランプ米政権、WTOへの拠出金支払いを一時停止~A関税理由の値上げ「好ましくない」 トランプ氏、自動車メーカーに…
@トランプ米政権、WTOへの拠出金支払いを一時停止 最大の拠出国/
朝日新聞社 によるストーリ
https://www.msn.com/ja-jp/money/business/%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%97%E7%B1%B3%E6%94%BF%E6%A8%A9-wto%E3%81%B8%E3%81%AE%E6%8B%A0%E5%87%BA%E9%87%91%E6%94%AF%E6%89%95%E3%81%84%E3%82%92%E4%B8%80%E6%99%82%E5%81%9C%E6%AD%A2-%E6%9C%80%E5%A4%A7%E3%81%AE%E6%8B%A0%E5%87%BA%E5%9B%BD/ar-AA1BSh2t?ocid=msedgdhp&pc=U531&cvid=9e187b91fa914115b592920ed58543ef&ei=18

 トランプ米政権が世界貿易機関(WTO)への拠出金の支払いを一時停止していることが28日、わかった。WTOの広報担当者が取材に滞納状態にあることを認めた。「米国第一主義」を掲げるトランプ政権は世界保健機関(WHO)からの脱退を表明するなど、国際機関への関与を少なくしている。

 ロイター通信によると、4日に開かれたWTOの予算を話し合う会合で米国の代表が、国際機関への拠出金の検証作業を続けている間は2024年と25年分の支払いを留保すると伝えたという。米国はWTOの最大の資金拠出国で、23年は全体の約11%分を負担していた。

 WTOをめぐっては第1次トランプ政権が貿易の紛争解決処理への不満などから、加盟国間の紛争解決の「最高裁」にあたる上級委員会の委員選任を拒否し、上級委は機能不全に陥っている。

A関税理由の値上げ「好ましくない」 トランプ氏、自動車メーカーに/
毎日新聞 によるストーリ
https://www.msn.com/ja-jp/news/money/%E9%96%A2%E7%A8%8E%E7%90%86%E7%94%B1%E3%81%AE%E5%80%A4%E4%B8%8A%E3%81%92-%E5%A5%BD%E3%81%BE%E3%81%97%E3%81%8F%E3%81%AA%E3%81%84-%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%97%E6%B0%8F-%E8%87%AA%E5%8B%95%E8%BB%8A%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%81%AB/ar-AA1BSthk?ocid=msedgdhp&pc=U531&cvid=9e187b91fa914115b592920ed58543ef&ei=26

 米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は28日までに、トランプ米大統領が関税引き上げを理由に自動車の販売価格を上げないよう大手自動車メーカーに警告したと報じた。今月上旬に各社幹部を集めた電話協議で発言したという。

 報道によると、トランプ氏は電話協議で「関税を理由に値上げしない方が良い。ホワイトハウスはそのような動きを好ましく思わない」と発言した。参加した幹部は動揺し、値上げすれば罰則的な措置を受けるのではないかと恐れていたという。

 トランプ氏は電話協議で、製造拠点の米国への移設など関税引き上げの利点を強調。電気自動車(EV)推進策の見直しや厳格な排ガス規制の緩和など、トランプ政権の自動車政策がバイデン前政権に比べ、いかに優れているかについても語ったという。

トランプ氏は米国外で生産された全ての輸入車に4月3日以降、25%の関税を課すと決定。米国外で生産された自動車部品も5月3日までに25%関税を発動する方針を示している。

 日欧など海外メーカーだけでなく、メキシコ、カナダから自動車本体や部品を輸入するゼネラル・モーターズなど米自動車大手3社も大きな打撃が懸念される。関税コストの一部は販売価格に転嫁される見通しで、在庫が尽きる2〜3カ月後には自動車の販売価格は3000ドル(約45万円)〜1万ドル上がるとの試算もある。米国の消費者にとっても負担増となる。

 トランプ氏は自動車メーカー各社をけん制し、販売価格の上昇によるインフレ懸念を抑え込む狙いがあるとみられる。トランプ氏は昨年の大統領選で、企業の食料品小売価格の引き上げを抑制しようとした民主党候補を「社会主義的な価格統制だ」とこき下ろしたが、自らも同じ手法をとっていることになる。【ワシントン大久保渉】

http://www.asyura2.com/24/kokusai35/msg/430.html
記事 [日政U3] 日本生まれの「二次元文化」はなぜ中国に根付いたのか―中国メディア/ Record China
日本生まれの「二次元文化」はなぜ中国に根付いたのか―中国メディア/
Record China の意見
https://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E7%94%9F%E3%81%BE%E3%82%8C%E3%81%AE-%E4%BA%8C%E6%AC%A1%E5%85%83%E6%96%87%E5%8C%96-%E3%81%AF%E3%81%AA%E3%81%9C%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E3%81%AB%E6%A0%B9%E4%BB%98%E3%81%84%E3%81%9F%E3%81%AE%E3%81%8B-%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E3%83%A1%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%A2/ar-AA1BSBKQ?ocid=msedgdhp&pc=U531&cvid=9e187b91fa914115b592920ed58543ef&ei=30

2025年3月21日、中国メディアの半月談網は、二次元文化が中国に根付いた理由について言及した記事を掲載した。

記事はまず、「二次元文化は、もはや従来のACG(アニメ、マンガ、ゲーム)の枠を超え、文化の革新や産業発展を推進する重要な力となっている。近年、二次元文化の発展は言語や文化、世代間の壁を越える側面を見せ、日本の文化形態から徐々に世界的な文化現象へと変化している。グローバル化とデジタル化が絡み合う中で、中国における二次元文化の発展はどのような道を歩み、どのような独自の価値や影響をもたらしているのだろうか?」と問いかけた。

その上で、「二次元文化は日本に起源を持ち、架空の世界を創造することで、幻想的でありながら現実を映し出す文化生態系を築き、日本国内で広く愛される主流文化となった。二次元文化の発祥地である日本のACG産業は、長年にわたる市場の蓄積と技術的経験を有し、その独自の文化的創造力と物語で他国の文化創作に大きな影響を与えてきた。地理的に日本に近い国として、中国は特に二次元文化の影響を強く受けている。1980年代から始まり、日中間の二次元文化交流はすでに40年以上の歴史を持ち、おおよそ4つの発展段階に分けることができる」とした。

そして、「80〜99年の発展初期は日中間の交流が活発になり、日本アニメは手塚治虫氏などのクリエイターによる訪問活動を通じて中国に入り、現地のアニメ制作者に対し、工業化された制作手法や物語構成の理念を示唆した。同時に、中国アニメ『大暴れ孫悟空』なども日本のメディアの注目を集め、日本の月刊アニメ雑誌・アニメージュは中国アニメを特集。宮崎駿監督をはじめとする日本のアニメ制作者が同誌主催の中国美術映画に関する座談会に参加した。この過程で、手塚氏と万籟鳴(ばんらいめい)監督が共に描いた『孫悟空とアトムの面会』は、日中アニメ交流の象徴的な事例となり、両国の文化が芸術表現において互いに学び合う可能性を示した」と説明した。

また、「2000年〜11年の成長期には、日中合作の作品が次々と誕生した。06年に公開された日中初の合作アニメ映画『銀色の髪のアギト』は、両国のアニメ制作分野における初の本格的な協力を示すものであった。これは、日中双方のコンテンツ創作における協力の可能性を示しただけでなく、中国における二次元文化のローカライズへの道を切り開く契機ともなった。さらに、この時期にはネットユーザーによる字幕制作グループが次々と誕生し、海外アニメの中国内での普及を加速させるとともに、中国アニメのファン同士の交流の場としても機能するようになった」と述べた。

さらに、「12年〜14年の発展期、中国のアニメ産業はますます多様化した。中国の二次元コミュニティーとして代表的な中国の動画共有サービス・bilibili(ビリビリ)は、日本の動画共有サービス・ニコニコ動画のコメント機能を取り入れつつ、中国独自のコンテンツ革新を加えた。その結果、動画制作、コメント機能、IP連携を基盤とするbilibiliは、中国最大の二次元文化の集積地へと成長した。また15年〜現在の加速期、中国の二次元市場は細分化され、関連産業の発展が進んだ。現在、中国の二次元産業は主に上流(コンテンツ制作)、中流(動画配信)、下流(関連商品開発)の三層に分かれており、中国独自の要素を取り入れることが重視され、より成熟したビジネスモデルが形成されている。二次元ユーザーはすでに5億人を超え、若年層が多くを占めるとともに、二次元文化の創作やデザインにも積極的に関与するようになっている」と紹介した。

記事は、「デジタル技術の普及により、二次元文化の伝播手段とコンテンツ形式は革新的な変化を遂げた」と言及。「コメント機能付き動画、仮想現実(VR)、人工知能(AI)を活用した創作ツールなどが、従来のコンテンツ消費の形態を変えただけでなく、コンテンツ制作のハードルを下げ、UGC(ユーザー生成コンテンツ)とPGC(プロフェッショナル生成コンテンツ)の融合を促進した」と論じた。

また、「日本のバーチャルアイドルの代表である初音ミクは、二次元文化をオンラインの仮想空間からオフラインの現実世界へと広げた存在である」とし、「彼女が流ちょうな標準中国語で歌う『初音ミクV4CHINESE』は17年に発表され、中国の若者たちから大きな支持を得た。一方、中国の有名なバーチャルアイドルである洛天依(ルォ・テンイ)は、世界初の中国語VOCALOIDバーチャルシンガーとして12年にデビューし『次元の壁』を打ち破る存在となった。彼女は3次元とのコラボレーションを頻繁に行い、そのキャラクターデザインには明確な中国の伝統要素が取り入れられている。例えば、特徴的な輪状のお団子ヘア、翡翠の髪飾り、そして腰に結ばれた中国結びなどが挙げられる。これは、二次元文化と中国の伝統文化が融合する新たな傾向を示した」と評した。

そして、「注目すべきは二次元文化が若者にとって自己認識を構築し、自己表現を行うための重要なプラットフォームとなっている点である」と指摘。「この過程において、二次元は単なる娯楽の形態ではなく、一種の『文化資本』として機能している。コスプレ、コメント機能、同人創作など多様な形式を通じて、若者は仮想コミュニティー内で文化資本を蓄積し、交友関係を広げることができる。さらには、それを現実世界の社会的資源やアイデンティティーの象徴へと転換することも可能である」と述べた。

また、「二次元文化が中国で根付き、発展するためには、ローカライズのための革新と改変が必要である。これには、二次元文化が中国の伝統文化と相互に影響を与え合い、共存していくことが求められる。例えば、アニメ映画『西遊記ヒーロー・イズ・バック』、『白蛇:縁起』、『落凡塵』などは、中国刺繍、京劇、無形文化遺産の技法を取り入れ、中華美学を深く表現している。24年公開の『傘少女』は、越劇や西湖の絹傘など江南文化を取り入れ、伝統と現代の要素を融合させた。また、24年発売の国産3Aゲーム『黒神話:悟空』は、中国神話と最新技術を組み合わせ、陝北の語り芸や歴史的名所の実景スキャンを用いたことで、強烈な中国文化の雰囲気を持つ作品となった」と説明した。

記事は、「二次元文化が若者に強く共感されるのは、単に感情的に強いコンテンツが多いからだけでなく、コミュニティーとしてのつながりを作り、深い影響を与えているからだ。例えば『聖地巡礼』では、アニメやゲームの舞台となった地を実際に訪れることで、オンラインで感じた感動をオフラインでも再体験することができる。これは若者たちにとって、キャラクターや物語への感情移入を深め、自己認識や理想の自分を見つける手助けにもなる。また、同じ趣味を持つ人々とつながりを持つことで、他の世代との理解や共感を深めることもできる。つまり、二次元文化は、世代を超えてコミュニケーションの橋を作る役割も果たしているのだ」と言及した。

さらに、「二次元文化は地域の観光・文化産業とも融合し、新たな経済的価値を生み出している。二次元文化が現実の場所を活性化し、作品の世界観を再現することで、新たな観光消費の形が生まれつつある。例えば、ゲーム『王者荣耀』は、広東省の伝統的な獅子舞文化とコラボレーションし、ゲーム内で獅子舞のデザインを取り入れ、AR技術を使ってオンラインで伝統文化を体験できるようにしました。また、河南博物館は、伝統的な玉のアクセサリーのデザインを基にしたフィギュアを販売し、多くの若者の関心を集めることに成功した。このように、オンラインとオフラインを組み合わせた取り組みによって、文化遺産を現代に生かし、新たな経済価値へと転換する道が開かれている」とした。

そして、「二次元文化は、中国の若者が日本のACG文化を理解する手助けとなり、日中両国の文化が深く交流するための場を提供している。例えば、映画『君の名は。』や『中国奇譚』などは、二次元文化の作品には両国の若者が文化的に共通の認識を持つことができるようになっている。二次元文化はもはや異なる文化をつなぐ共通言語のような存在になりつつある。日本のクリエイターが作った物語は、他の国のクリエイターによって詩や小説として表現され、異なる文化や形式で新しい作品が生まれている。今後の文化交流において、二次元文化は単に自国の美しさを伝えるだけでなく、世界の文化がもっとつながる可能性を作り出していくのだ」と結んだ。(翻訳・編集/岩田)

http://www.asyura2.com/24/gaikokujin3/msg/265.html
記事 [国際35] 相変わらずトランプ発言に揺れる原油価格、イラン・ベネズエラ産への制裁強化で上昇したが下落基調は変わらない/JBpress
相変わらずトランプ発言に揺れる原油価格、イラン・ベネズエラ産への制裁強化で上昇したが下落基調は変わらない/JBpress
藤 和彦 によるストーリ
https://www.msn.com/ja-jp/money/other/%E7%9B%B8%E5%A4%89%E3%82%8F%E3%82%89%E3%81%9A%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%97%E7%99%BA%E8%A8%80%E3%81%AB%E6%8F%BA%E3%82%8C%E3%82%8B%E5%8E%9F%E6%B2%B9%E4%BE%A1%E6%A0%BC-%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%83%B3-%E3%83%99%E3%83%8D%E3%82%BA%E3%82%A8%E3%83%A9%E7%94%A3%E3%81%B8%E3%81%AE%E5%88%B6%E8%A3%81%E5%BC%B7%E5%8C%96%E3%81%A7%E4%B8%8A%E6%98%87%E3%81%97%E3%81%9F%E3%81%8C%E4%B8%8B%E8%90%BD%E5%9F%BA%E8%AA%BF%E3%81%AF%E5%A4%89%E3%82%8F%E3%82%89%E3%81%AA%E3%81%84/ar-AA1BSJlf?ocid=msedgdhp&pc=U531&cvid=9e187b91fa914115b592920ed58543ef&ei=46
原油価格がまたも、トランプ大統領の発言によって上昇した。ベネズエラやイランの原油を購入している中国をターゲットにした制裁強化の発表を受けて、原油価格は3週間ぶりに一時70ドルを超えた。だが、この上昇は長続きせず、原油価格の下落基調は変わらない。そのワケは?

(藤 和彦:経済産業研究所コンサルティング・フェロー)

 米WTI原油先物価格(原油価格)は今週に入り、1バレル=68ドルから70ドルの間で推移している。トランプ米政権の制裁強化の発表を受けて、原油価格は3週間ぶりに一時、70ドルを超えた。

 まず、いつものように世界の原油市場の需給を巡る動きを確認しておきたい。

 ロイターは3月24日、「石油輸出国機構(OPEC)とロシアなどの大産油国で構成するOPECプラスは5月も4月に続いて増産を実施する公算が大きい」と報じた。

 OPECプラスは20日、「合意水準を超えて生産された超過分を相殺するため、7カ国が追加減産を行う」と発表していた。月次の減産幅は日量18万9000〜43万5000バレルで、来年6月まで継続される。イラクが減産の大部分を担う。4月から予定される増産幅(同13万8000バレル)を上回る規模だ。 

 この決定を踏まえ、OPECプラスは「2022年以降進めてきた有志国による協調減産の巻き戻しを2カ月連続で実施しても、原油価格が下落することはない」と判断しているようだ。OPECプラスの次回の閣僚会合は4月5日に開かれる。

 一方、「世界の原油供給が大幅に増加する」との観測は根強い。

 米金融サービス企業レイモンド・ジェームズ(RJ)は21日、「多数のプロジェクトが年内に稼働し始めることで増加する原油生産量は日量約290万バレルと昨年(約80万バレル)の3倍以上となり、過去10年で最大となる。今年末の世界の原油市場は供給が需要を日量28万バレル超過する」との予測を発表した。

 RJが指摘するプロジェクトは、カザフスタンのテンギス油田やブラジル沖のバカリュウ油田、サウジアラビアのベリ油田やマルジャン油田などの拡張工事だ。

 原油価格の下落でこれらのプロジェクトに遅延が生ずる可能性はあるが、OPECプラスにとって頭の痛い問題だ。

 スイスのローザンヌで25日に開催されたイベントに出席した国際商品取引企業も「今年の原油価格は軟調に推移する可能性がある」とみている。OPECプラスが増産に転じる一方、需要サイドが弱いというのがその理由だ。

 市場ではウクライナ紛争の停戦協議の行方に関心が集まっている。

またもトランプ発言に揺れる原油市場
 ロシア大統領府は25日、「米国の仲介で合意されたロシアとウクライナのエネルギーインフラへの攻撃の一時的な停止は3月18日から30日間にわたって有効であり、双方が合意すれば延長も可能だ」と明らかにした。

「米国が対ロ制裁を緩和する」との観測が原油価格の上値を抑えているが、ロイターは25日、「国際商品取引企業はロシア産原油の取引に極めて慎重な姿勢を示している」と報じた。米国が制裁を解除しても、欧州が制裁解除に難色を示す可能性が高いからだ。

 中東地域ではイエメンの親イラン武装組織フーシ派と米軍との戦闘が続いており、イランを巡る情勢も不透明のままだが、市場はこれらに反応しなくなっている。

 今週の原油市場の主役はまたもトランプ大統領だった。   

 トランプ氏は24日、ベネズエラ産原油を購入した国からの輸入品に25%の追加関税をかけるための大統領令に署名した。4月2日に発効する。貿易相手国に関税を課すことでベネズエラに対して不法移民の受け入れ圧力を高める狙いがあると言われている。

 二次的関税の対象国は明確に記載されていないが、中国に関税が課された場合には香港やマカオにも適用されると明記されている。

 中国が名指しされたのはベネズエラ産原油の主な買い手だからだ。ロイターによれば、中国は日量約50万バレルの原油を輸入している。

 ロイターは25日、「中国の取引業者や製油所は大統領令がどのように実施されるか様子見をしており、ベネズエラ産原油の輸入は停滞し始めている」と報じた。

 トランプ政権は20日にもイラン産原油を購入している中国山東省の民間製油所を制裁の対象に追加している。制裁のせいで割安となったイランやベネズエラの原油を積極的に購入し続ける中国に対し、米国はついに「待った」をかけた形だ。

「中国が他の産油国からの代替調達に走る」との憶測から原油価格は上昇しているが、「今回の措置で原油価格が持続的に上昇することはない」というのが一般的な見方だ。

 逆に中国の原油輸入量が減少するかもしれない。

原油価格の下落基調は変わらない理由とは
 中国国有石油大手の中国石油化工集団が23日、「新エネルギー車への切り替えが進み、粗利益率が大幅に下落したため、昨年の純利益は前年比16.8%減の503億元(約1060億円)となった」と発表したように、中国の原油需要は頭打ちとなっている。新たな輸入先を急いで確保する必要は乏しく、今後、中国の原油輸入が減る可能性は十分にある。そうなれば、原油価格の下押し圧力は間違いないだろう。

 トランプ氏はさらに新たなカードを切った。26日に「輸入自動車と基幹部品の一部に25%の追加関税を課す」と発表したのだ。完成車への追加関税は4月3日を予定している。

 これに対し、欧州連合(EU)やカナダが強硬姿勢で臨むことを明らかにしており、貿易戦争が激化し、世界経済が下振れすることが現実味を増している。

 自動車関税についての金融市場全体の反応が限定的だったことから、27日の原油価格は下落しなかったが、予断を許さない状況が続くだろう。

 トランプ政権の不確実性に対する不満は世界全体で高まっていると言っても過言ではない。この悪弊が改まらない限り、原油価格の下落基調は変わらないのではないだろうか。

藤 和彦(ふじ・かずひこ)経済産業研究所コンサルティング・フェロー

1960年、愛知県生まれ。早稲田大学法学部卒。通商産業省(現・経済産業省)入省後、エネルギー・通商・中小企業振興政策など各分野に携わる。2003年に内閣官房に出向(エコノミック・インテリジェンス担当)。2016年から現職。著書に『日露エネルギー同盟』『シェール革命の正体 ロシアの天然ガスが日本を救う』ほか多数。

http://www.asyura2.com/24/kokusai35/msg/431.html
記事 [日政U3] 石破首相が右派ヘイトに露骨スリ寄りの情けなさ…「戦後80年談話」見送りのへっぴり腰/日刊ゲンダイ
石破首相が右派ヘイトに露骨スリ寄りの情けなさ…「戦後80年談話」見送りのへっぴり腰/日刊ゲンダイ
公開日:2025/03/29
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/369752
 延命のためには信義をあっさり捨て、右派にトコトンすり寄る。石破首相のへっぴり腰にはア然だ。戦後80年の節目に合わせた閣議決定を伴う「戦後談話」について、石破首相は自民党内の保守派の反発などに配慮し、出さない方針を固めたという。夏の参院選をめぐっては、法務当局に人権侵犯を認定された「歩くヘイト」の杉田水脈前衆院議員を公認。露骨な右派ヘイトへのすり寄りにはヘドが出る。

 石破首相は1月の国会審議で「なぜあの戦争を始めたのか。検証するのに80年の今年は極めて大事だ」と強調。日韓国交正常化60年とも重なる戦後80年談話の発出に意欲を見せていた。ところが──。一変した背景を朝日新聞(28日付朝刊)はこう書いていた。

http://www.asyura2.com/24/gaikokujin3/msg/266.html
コメント [医療崩壊13] オランダ政府が安楽死させる精神疾患患者が急増、未成年者も含まれる (SLAY)  魑魅魍魎男
9. 減らず口減らん坊[1094] jLiC54K4jPuMuILngvGWVg 2025年3月30日 05:08:49 : GZ9X2F3AHc : NE9XTXIxR2lMY00=[11]
それと、書き忘れたが、私は一貫して「ワクチンの強制に反対」だよ
ツイッターで、「ワクチンは義務化しないと意味が無い」と言っていた、妻が薬剤師の小沢信者が存在し、「ワクチンを接種しない奴は犯罪者だ」と主張するブログ主が存在していた
それに対する私の答えは、「治験の終了していないワクチンを義務化するなんておかしい」「接種はあくまでも本人の自由意思で行うべきものであり、強制や義務化は断固反対である」だ
であるので、私は貴方が決めつけている様な「差別主義者」でも「優生思想者」でもないよ
ただ、発言がやや過激になってしまったみたいですね
それについては反省します
http://www.asyura2.com/24/iryo13/msg/564.html#c9
コメント [政治・選挙・NHK296] スクープ!統一教会が解散命令後の残余財産1000憶円を実質吸収した他の宗教法人の所有へ(鈴木エイト) 赤かぶ
18. 夜盗虫[2648] lumTkJKO 2025年3月30日 05:23:05 : zFD0fumwaM : bk50cUVsZEJsdlk=[17]
信者3万人で1000億円はすごいな〜

何をどうやったらそんなんなる?

捜査しないと。
http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/856.html#c18

コメント [政治・選挙・NHK296] スクープ!統一教会が解散命令後の残余財産1000憶円を実質吸収した他の宗教法人の所有へ(鈴木エイト) 赤かぶ
19. 夜盗虫[2649] lumTkJKO 2025年3月30日 05:26:42 : zFD0fumwaM : bk50cUVsZEJsdlk=[18]
こども家庭庁予算9兆円から公金ちゅぱちゅぱか?
http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/856.html#c19
コメント [政治・選挙・NHK296] いよいよ自民党も百害あって一利なし 解散するべきは統一教会だけじゃない(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
49. 減らず口減らん坊[1095] jLiC54K4jPuMuILngvGWVg 2025年3月30日 05:28:27 : GZ9X2F3AHc : NE9XTXIxR2lMY00=[12]
>>38
そうだねぇ
鈴木エイトの報道を根拠にして、元自民党幹事長の小沢一郎が「統一教会とのかかわりは無かった」とするのはおかしいからね
大体、政党の幹事長とは「選挙支援団体とのパイプ役」なのであって、役職上関係が無いわけが無いのだ・・・それを、あたかも潔白である事の証拠であるように扱うのはおかしい話である
また、機関紙である「世界日報」の取材を受けただけの者を、あたかも「関係者」であるかの如く報道したのもおかしい

鈴木エイトの取材は、有用ではあるが絶対ではない
矛盾点をよく精査して、誰の意図が入っているのかをよく考えてから使うべきである
どんな取材も、取材する者の主観を排除することは出来ないのだから

私の主張する「小沢だから悪なのではない、悪だから小沢なのだ」も同じである
ま、当然だね
http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/849.html#c49

記事 [NWO7] トランプ米大統領 「米国はカナダに毎年約30兆円もの補助金を出している」 (トッポ訳) 
https://x.com/w2skwn3/status/1900312902315495528
(トッポ) 動画 2分14秒
アメリカ、カナダへの補助金をカット&隠された”影”の真実
まずはこれ トランプ大統領が「もうカナダを補助することはできない!」と発言
なんと、これまでアメリカは 年間2000億ドル(約30兆円!) もの補助金を
カナダに出していたんです。

でも、大統領は「自分の国は自分で運営しないといけない!」と
バッサリ さらに「カナダはアメリカの州としてしか機能しない」とまで言及
「申し訳ないけど、やるしかないんだ」と断言しました

(以下略)

3:27 PM Mar 13, 2025

------(引用ここまで)----------------------------------

これだけの補助金を出して、その見返りが不法移民と麻薬の流入ですから、
トランプ大統領が怒るのも無理はありません。

カナダは米国の州になったほうがいい、と皮肉を言うのもわかります。

しかも、ガチガチのグローバリスト国家ですから、補助を打ち切るというのは
当然でしょう。
http://www.asyura2.com/23/holocaust7/msg/786.html
コメント [医療崩壊13] <藤江成光氏>人口動態統計速報 今年1月の死亡数が超異常値!! コロナや高齢化では説明できない、謎の大量死   赤かぶ
20. 2025年3月30日 05:35:15 : zUK0LSZ5kb : V2VjTEZKc0VVUVk=[927]
>日本人がどんどんいなくなる。そして外国人がどんどん増える。みんな、これでいいのかな?

新宿・原宿・渋谷等・・・
み〜んな壊して高級街
JKは仕方なく新大久保へ集合
(T_T) これが令和の国策でね?

http://www.asyura2.com/24/iryo13/msg/567.html#c20

コメント [政治・選挙・NHK296] 茨城県知事の異常な県政を朝日も毎日も報じない不思議…職員13人が自殺?重大事件じゃないか! 週刊誌からみた「ニッポンの後… 赤かぶ
55. 減らず口減らん坊[1096] jLiC54K4jPuMuILngvGWVg 2025年3月30日 05:35:33 : GZ9X2F3AHc : NE9XTXIxR2lMY00=[13]
>>11
こんなのは序の口だろう
こいつらよりも非道いのが、後から後から出て来るだろうね
なにせ、ここは「後進国日本劣等」なのだから
http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/838.html#c55
コメント [政治・選挙・NHK296] 通用しない斎藤知事の言い逃れ(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
15. 天元[995] k1aMsw 2025年3月30日 05:39:24 : ZVfystqlsM : ZUY2UVpNd2t4eHc=[1418]
法の支配に従う。
確かに第三者委員会の見解は専門家の見解であるので尊重する意見である。
しかし。その判断は司法の機関としての判断ではない。故にその判断には法的拘束力はない。

不正ではないとの第三者委員会の見解結論について。

パソコンの内容の全文が公表されていない中での見解。その解釈は尊重されようが一つの見解でもある。
事実、警察は外部通報にも当たらないとの見解もある。また知事は告発文なる物を県外の友人から初めてもらい知ったとも述べていて、周囲にばらまかれていた事も考えられる。
知事側の意見が示されていない。
また、当時の兵庫県では外部通報の正式な窓口が設置されていなかったことは局長が知らない事は考えられない。初めから内部通告にすべきであったとも考えられる。

いずれにしても公にした事実に基ずく見解が必要ではないか。限られた情報に基づいた意見では県民は納得しないでしょう。
http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/855.html#c15

コメント [カルト50]
31. 阿部史郎[1633] iKKVlI5qmFk 2025年3月30日 05:41:25 : cYRAeWjdps : aURIWUFBRGptV1E=[696]
【侵略】熱海市長選に出馬した中国人『徐浩予』、帰化申請が許可される 日本共産党員として活動、れいわや立憲民主にも接触

https://rapt-plusalpha.com/119924/

また徐浩予は、日本共産党だけでなく、れいわ新選組や立憲民主党ともつながりを持ち、政界への影響力を拡大しようとしています。

http://www.asyura2.com/24/cult50/msg/314.html#c31

コメント [カルト50] オウム真理教教祖「麻原彰晃」の娘、れいわ新選組信者だった 他 メモノート
32. 減らず口減らん坊[1097] jLiC54K4jPuMuILngvGWVg 2025年3月30日 05:48:20 : GZ9X2F3AHc : NE9XTXIxR2lMY00=[14]
>>25
それが、全くありえないわけではないのが怖いね
れいわ新撰組の勝手連が「焚書坑儒」を主張したカルト集団だという事を忘れてはならない
れいわ新撰組の全部がそうではないにせよ、一部には確実にそういう連中が存在するのだ、という事である
勝手連の中に、アウレフの幹部の家族や関係者が存在していて、何らおかしくはない事だと思う・・・政教分離がなってないカルト政党が此処にも、というわけだ
http://www.asyura2.com/24/cult50/msg/314.html#c32
コメント [政治・選挙・NHK296] 公正性備えていた第三者委員会(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
181. アラハバキ[971] g0GDiYNug2@DTA 2025年3月30日 06:03:33 : zn2KjWUfH6 : endNZDlKWWwvQlE=[24]
こうやって昭和世代の書き込みをみていると、
ハラスメント社会=支配層の誘導がなされていることへの
無頓着さが垣間見えちゃうね。

従業員・一般人が情報拡散力をもった現代おいて、
支配層側が防衛策として講じてきているのが
現代のガバナンスコードであり、
その中にハラスメントコードがあるんだよw

むしろ斎藤の話題が広がるのは
ハラスメントコードを布教する点において好都合ということさ。
http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/807.html#c181

コメント [政治・選挙・NHK296] トランプ大統領は日本を特別扱いしない 日本外交と政治の正体(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
32. 『アクロバティックス』[1] gXeDQYNOg42Db4Nlg0KDYoNOg1iBeA 2025年3月30日 06:04:32 : EESKsaiAvM : SllNNmVPSHRTOEk=[-2]
いまコンビニで売ってる

『ゴルゴ13 Pocket Edition [ザ・メッセンジャー]』 366円

に『アクロバティックス』という話が収録されてる。
1986年11月の作品。

その内容

ノースカロライナの州知事選挙で、
共和党の楽勝候補が、民主党の2番手候補に暗殺された。
切れた楽勝候補の小学生くらいの子供が
アフリカ系のお手伝いさんと一緒に、ゴルゴに
当選した2番手候補の暗殺を依頼する。

これもろに、
楽勝候補 : トランプ派
2番手候補 :ディープ・ステート
の戦いになってる。

ディープ・ステート派の候補のバックはKKK。
で、自分たちで楽勝候補を暗殺しながら、
アラブ人の名を騙って犯行声明を出し、犯罪をアラブ人に押し付ける。
しかも犯罪理由が、楽勝候補がユダヤ人だからというもの。もちろん嘘。
アラブ人とユダヤ人の評判を落とすあたり、いかにもバックにキリスト教会だ。
民主党候補のほうが糞というのもバイデンに通じる。

楽勝候補は、代々政治家を輩出してる名門一族という感じ。

ゴルゴは複製されたライト兄弟の最初の飛行機にのって、
暗殺者の新知事を殺害する。


読む人が読んだら、色々な情報を拾えるかもしれない。
http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/847.html#c32

コメント [政治・選挙・NHK296] トランプ大統領は日本を特別扱いしない 日本外交と政治の正体(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
33. どんどん利権を[1] gseC8YLHgvGXmIyggvA 2025年3月30日 06:11:10 : OSzzf9XbNQ : QnlrU05ML20yZWM=[10]
> 日本政府はこれまで、「アメリカと一体で行動していれば日本は繁栄するし、
> 安全だ」と考えてきた。

それほど官僚は、アホじゃない。

経産、警察、検察、法務、軍隊あたりは、
売国奴なので、すすんでアメリカの犬になってたかもしれんが

敗戦後の日本の歴史は、
アメリカにどんどん利権を奪われていく歴史。

メディアの「日本すごい」の情報は、みじめな現実を隠蔽するため
http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/847.html#c33

コメント [政治・選挙・NHK296] いよいよ自民党も百害あって一利なし 解散するべきは統一教会だけじゃない(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
50. 罵愚[3205] lGyL8A 2025年3月30日 06:20:49 : dLV7KORD0A : TkxhRUl1ZEs1Yk0=[960]
 「いよいよ自民党も百害あって一利なし」って、、、「自民党も」って、、、「も」が ついているからには、”自民党以外にも百害のある政党がある"って言う認識を前提にしたご主張だよねっ! 「野党は"百害あって一利なし"なんだが、おなじように自民党も百害あって一利なし」って主張しているんだよねっ!
 それなら、納得っ!!
http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/849.html#c50
記事 [医療崩壊13] 全米家族計画連盟は中絶胎児の各部位を大学に提供し、巨利を得ていた (The Center for Medical Progress / トッポ訳) 
https://x.com/w2skwn3/status/1905867624665489859
(トッポ) 動画 6分11秒
衝撃レポート】 信じられないような事実が明らかに…
なんとっプランド・ペアレントフッド(全米最大の中絶関連団体)が…
中絶された胎児の体の部位を大学に提供し、数百万ドルもの利益を得ていたことが
カリフォルニア州の公的記録から発覚…

しかも提供先は…
カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)

文書によると、
胎児の体は「独自素材」として扱われ
それに対価が支払われ
研究に使われた部位から特許まで取得されていたとか…!?

さらにっ… 大量の臓器(脳・目・心臓・肝臓)を「健康な後期胎児」から
収穫した教授までいたという記録も…

(以下略)

------------------------------------------

(元動画)

「BREAKING: Planned Parenthood Sells Baby Parts for “Valuable Consideration”
of Owning University “Intellectual Property”, New Documents Reveal」
(The Center for Medical Progress 2024/3/5)
https://www.centerformedicalprogress.org/2024/03/breaking-planned-parenthood-sells-baby-parts-for-valuable-consideration-of-owning-university-intellectual-property-new-documents-reveal/

-----(引用ここまで)-------------------------------

このプランド・ペアレントフッド(全米家族計画連盟)は、ロックフェラー財団が出資する
中絶推進団体です。

ビル・ゲイツ・Sr (マイクロソフトのビル・ゲイツの父)がトップを務めたこともあり、
またビル&メリンダ・ゲイツ財団も出資しています。

家族計画とはいうものの、真の目的は優生学思想に基づく人口削減です。

完全にアチラ側の団体であり、中絶胎児の臓器を横流しして金儲けしても
そう驚くことではありません。

金になれば、彼らは何でもやるのです。

(関連情報)

「全米家族計画連盟、中絶胎児の臓器を売買していたことが覆面調査で判明(動画あり)」
(Christian Today 2015/7/20)
https://www.christiantoday.co.jp/articles/16580/20150720/planned-parenthood-undercover-video.htm

「1969年にまとめられた人口抑制計画「Jaffeメモ」(別名ロックフェラー・メモ)の内容が興味深い」
(拙稿 2022/12/7)
http://www.asyura2.com/22/iryo10/msg/327.html

「Bill Gates Sr.」 (Wikipedia)
https://en.wikipedia.org/wiki/Bill_Gates_Sr.

「Planned Parenthood」 (Wikipedia)
https://en.wikipedia.org/wiki/Planned_Parenthood
http://www.asyura2.com/24/iryo13/msg/570.html
コメント [NWO7] アメリカでは日本米が5キロで20ドル前後で値上げなし 米高騰は日本の稲作を壊滅させる完全な陰謀である  魑魅魍魎男
35. 夜盗虫[2650] lumTkJKO 2025年3月30日 06:45:35 : s7NQxPyiww : a1RiTHJteEZxbDY=[1]
シカゴの取引所とリンクさせるのが目的。

お米の価格すら日本人が決められない。
http://www.asyura2.com/23/holocaust7/msg/784.html#c35

コメント [医療崩壊13] 全米家族計画連盟は中絶胎児の各部位を大学に提供し、巨利を得ていた (The Center for Medical Progress / トッポ訳)  魑魅魍魎男
1. 七対子[426] jrWRzo5x 2025年3月30日 06:46:21 : 9xb1xjepDE : S3RqOEg3SzAuNUE=[429]
<▽47行くらい>
この事実一つを見ても、家族計画連盟の闇稼業が彼らにとって急所であることは明らか。

トランプ政権にはきちんと追及してもらいたい。

----(引用ここから)--------------------------

https://x.com/Tamama0306/status/1822657547805061402
(タマホイ)
カマラ・ハリスは『家族計画連盟による赤ん坊の部位販売』を暴露した潜入ジャーナリストの家宅捜索を命じ、一般への公開を阻止するためにビデオを押収した
https://thegatewaypundit.com/2024/08/kamala-harris-ordered-raid-undercover-journalist-who-exposed/
カマラ・ハリスは胎児の臓器の違法売買を調査する代わりに、真実を明るみに出したジャーナリストを追及した

カマラ・ハリス前カリフォルニア州司法長官は、家族計画連盟による堕胎された赤ん坊の部品販売という極悪非道な行為を暴露した「医療進歩センター」の創設者デビッド・ダレイデンの家宅捜索を命じた

この論争は2015年、実験室の卸売業者を装ったダレイデンが、チーフ・メディカル・オフィサーのアン・シュット=アイネ医師や、同支部の中絶アクセス担当副社長であるトラム・グエンRNら、家族計画ガルフコーストの幹部との会話を密かに録音したことから始まった

このビデオでは、家族計画連盟の職員たちが、後期胎児の体の一部を販売することについて、不穏なほどカジュアルに話し合っている様子が映っている

この潜入ビデオを撮影した医療進歩センターによれば、テキサス州ヒューストン支部の組織は、「胎児の体の一部を売ることについての会話の中で、後期胎児を生きたまま届け、連邦分娩中絶法違反を隠蔽するために、その後遺体を切断している」と説明している

2015年、家族計画連盟を代表する全米妊娠中絶連盟は、この映像のさらなる拡散を防ぐために連邦差し止め命令を求めた

2016年3月、ビデオに登場する家族計画連盟幹部と面会したわずか2週間後、ハリスはカリフォルニア州司法省の捜査官に命じてダレイデンのアパートを急襲させ、ビデオを押収させた

ニューヨーク・ポスト紙によれば、この捜査にはライフルとK-9犬で武装した11人の州司法省捜査官が参加した

ハリスは家族計画連盟の違法行為を捜査する代わりに、ダレイデンと医療進歩センターに対する犯罪捜査を開始し、それは9年近くも続いている

ハリスの行動は、違法行為の証拠が積み重なっても、家族計画連盟の政治的盟友を守ろうとする明らかな試みであった
8:33 AM Aug 11, 2024

「Kamala Harris Ordered Raid on Undercover Journalist Who Exposed
Planned Parenthood’s Sale of Baby Parts, Seized Videos to Block Their Release to the Public」
(Gateway Pundit 2024/8/9)
https://www.thegatewaypundit.com/2024/08/kamala-harris-ordered-raid-undercover-journalist-who-exposed/

----(引用ここまで)--------------------------
http://www.asyura2.com/24/iryo13/msg/570.html#c1

コメント [NWO7] アメリカでは日本米が5キロで20ドル前後で値上げなし 米高騰は日本の稲作を壊滅させる完全な陰謀である  魑魅魍魎男
36. 夜盗虫[2651] lumTkJKO 2025年3月30日 06:48:28 : s7NQxPyiww : a1RiTHJteEZxbDY=[2]
米国のコメは日本米より安いは嘘

190万トンしか作ってないんだぜw

日本は720万トン

潜在的生産能力は1000万トン以上

http://www.asyura2.com/23/holocaust7/msg/784.html#c36

コメント [政治・選挙・NHK296] 財務省の闇をえぐる(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
24. 夜盗虫[2652] lumTkJKO 2025年3月30日 07:04:39 : s7NQxPyiww : a1RiTHJteEZxbDY=[3]
日銀と財務省は切っても切れない存在だが、金融政策においては必ずしも一致しない。
http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/848.html#c24
コメント [政治・選挙・NHK296] 通用しない斎藤知事の言い逃れ(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
16. [3654] iKQ 2025年3月30日 07:28:12 : 98JSTOY8rw : Y1BVNkdjbG9YLkk=[162]

 >非を認めない、知事職に居座る考えを主張している

 植草さん 第三者委員会は 辞職勧告はしていませんよ〜〜〜

 それは あんたの 独断だ まるで 第三者委員会が 辞職勧告しているみたいに

 力説するのは どうかな〜〜

 ===

 第三者委員会 = 辞職勧告 ではない ことを ご理解ください

 
http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/855.html#c16

コメント [政治・選挙・NHK296] 通用しない斎藤知事の言い逃れ(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
17. [3655] iKQ 2025年3月30日 07:31:46 : 98JSTOY8rw : Y1BVNkdjbG9YLkk=[163]

 要するに 第三者委員会は

 パワハラ = 公益通報に値する と言ってる

 でも

 パワハラ = 辞職勧告     とは 言っていない

 ===

 パワハラごときで 県知事の辞職は 必要ない 

 
 
http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/855.html#c17

コメント [お知らせ・管理21] 2025年03月 困った時、意見、提案、相談などなんでも。管理人が当月のみ24時間以内に必ず見るスレ 管理人さん
17. 管理人さん[3495] iseXnZBsgrOC8Q 2025年3月30日 07:33:12 : ZFZHYmRTRUo3YS4=[1140]
>>16
ご提案ありがとうございます。
阿修羅掲示板で、板を増やすのは技術的にコストがかかることと、
板を作っても過疎板になってしまうリスクがあること、
この2点により、
その話題が溢れて他の板がその話題で埋まってしまう、ような場合に新しい板を作ることにしています。

現時点ではその雰囲気は無いので新板は作らないかなぁ。
新板作ったからといって投稿・コメントが増えることが明確ならつくる事を検討しますが、そうでもないですしね。
http://www.asyura2.com/13/kanri21/msg/674.html#c17

コメント [カルト50] 日本と韓国で何かの実験をやっているんじゃないのかな。韓国でも史上最悪レベルの山火事続く 21日〜27日で計74カ所で発生 イワツバメ
10. 書き込み[8] j5GCq42egt0 2025年3月30日 07:37:26 : cFDxZnvtVJ : LlZ4V3h3Skx4N2M=[27]
知識の無いバカがいる。分かる人には充分わかる。
sell ほにゃららでおおよそ分かるだろう。
ブルームバーグの日本語版見てみ。トランプトレードのひどさを紹介してる。
numerologyの話。google AIで最近まで聞けたのに調整が入って答えなくなってる。
調べてね。
http://www.asyura2.com/24/cult50/msg/316.html#c10
コメント [政治・選挙・NHK296] 通用しない斎藤知事の言い逃れ(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
18. [3656] iKQ 2025年3月30日 07:38:33 : 98JSTOY8rw : Y1BVNkdjbG9YLkk=[164]

 公民館 20M 叱責されたので 精神的苦痛だったので

 慰謝料を請求する 県の職員が 起訴したら


 そいつは 袋叩き されるだろう

 
http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/855.html#c18

コメント [政治・選挙・NHK296] 財務省の闇をえぐる(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
25. 消費税廃止まで2[143] j8GU75DFlHCOfoLcgsUy 2025年3月30日 08:03:43 : GaAwzC63Pc : MGlVbFpZTW9seTI=[414]
・・・少し長すぎましたが、目を通していただければ幸いです。

>財政政策の最大の問題は〈積極財政か緊縮財政か〉の問題ではなく、〈財政資金を何にどのように投下しているか〉の問題である。

  ↑
「財政資金を何にどのように投下しているかの問題である。」その通り。そんなのは常識。 その原因は、利権の絡んだ人間たちが日本社会を支配するから、強烈な格差社会が生まれ、「苦しいと感じる国民」が60%もいる日本になったのです。

 それらの貧しい国民を救うため、経済を活性化するため、
「PBゼロ(=必然的に緊縮財政となる)」を目標とする財務省の緊縮脳を批判し、積極財政(自国通貨発行=国債発行)に舵を切り、「先ずは、消費税廃止、社会保険の減免、物価高対応のための現金給付、等、国民の使えるお金をふやすべきと主張しているのが、14名の国会議員を擁する「れいわ新選組」です。

 現状維持(変化を好まない)を望む金持ちは、これを「ポピュリズム」と批判して徹底的に邪魔をする。  
多分、植草氏もこちら側の人間になりましたね。でなければ、「穴を掘ったり埋めたりするのが積極財政」という印象操作はしません。あるいは、勉強不足か?。

 一方、我々貧乏人が、民の生活向上のための「積極財政」を応援しないのが不思議でたまりません。

  
http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/848.html#c25

コメント [NWO7] なぜ日本が米不足?<Aメリカ在住アーティストの投稿が話題 「アメリカには日本米が5キロ約3000円で沢山あるのに…」 (西… 魑魅魍魎男
10. スカイ[117] g1iDSoND 2025年3月30日 08:05:51 : TlH4rm1G4c : b1R6TU9HUnFkUmc=[77]
米民主党によるUSAIDは税金搾取システムになっている。
グローバリスト・バイデン民主党によって、岸田自公政権は
何でもいいなりになっていた。
ウクライナ戦争では2兆円以上の税金が行方不明、悪用のままだ。

こういう税金搾取・自公官僚腐敗システム・ディープステートに
よって、日本の富が搾取されているだろう。
それが高すぎる米価格に現れている。

http://www.asyura2.com/23/holocaust7/msg/785.html#c10

コメント [政治・選挙・NHK296] 通用しない斎藤知事の言い逃れ(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
19. のた打ち廻る[9] gsyCvZHFgr@J9ILp 2025年3月30日 08:10:22 : YHGoD2I7Uk : SjcwR084dEYybnM=[2]
 
橋下徹
「斎藤さんも片山さんも百条委員会でハッキリ言ってます。『斎藤政権の転覆だ』と、だから不正の目的なんだと」
「斎藤政権へのクーデターだと早計に判断し、第三者委員会を設けずに自身らで内部調査を行ったことが間違いだった」

昨年3月に斎藤知事が『ウソ八百』などと職員を批判した件について、

橋下氏徹
「内部調査の段階で、この発言が出るということは、片山副知事もびっくりしたって言ってるんです」


内部調査で告発者への聴取の際、

片山元副知事
「メールで名前が出てきた者は、在職していることは忘れんとってくれよな。A氏を上げよう(昇格)と思っていたが、どうなってもしゃあないな。それはかまへんな」

橋下徹
「疑惑の当事者が、こんなこと(人事権をちらつかせた脅し)を言ったら、(告発者は)誰かは言えないから噂話と言うかもしれない」
「副知事もね、自分の疑惑を消すために、何か一生懸命動いてるなという感じがしてならない。普通は副知事が、こんなことの調査に乗り出さないです」
(2024年9月9日 毎日放送「よんチャンTV」)
 
http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/855.html#c19

コメント [政治・選挙・NHK296] 通用しない斎藤知事の言い逃れ(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
20. ノーサイド[4287] g22BW4NUg0ODaA 2025年3月30日 08:12:13 : Fh79W9pe3U : T0RXSnNQb2VaL1U=[1]

第三者委員会は県議会の要求に応えて斉藤知事が設置した。

自分がパワハラをやったかどうかを聞くために第三者委員会を自分でつくる知事がどこにいる?。
少しは頭を使って考えろよ。(大笑)
   
http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/855.html#c20

コメント [政治・選挙・NHK296] 通用しない斎藤知事の言い逃れ(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
21. たぬき和尚[1533] gr2CyoKrmGGPrg 2025年3月30日 08:14:00 : ZGAvq8lUL6 : RGlkdUxULi93MEE=[902]
斎藤を精神的に支えているのは維新と統一教会だな。
この2つの組織は今までさんざん脱法的なことをやっておきながら、言い訳に言い訳を重ねて、悪質な隠ぺい工作を繰り返して逃げ切ってきた。
斎藤は今、この手法を徹底的に貫くことで嫌疑から逃れようとしているのだ。

斎藤の驚くべき「とぼけ切る鉄面皮」は官僚時代に培ったものか? もしかすると幼少時からやってきたことかもしれない。
そういえば安倍晋三も、小学生のころ宿題を忘れると言を左右し言い訳して逃げ切っていた。お手伝いさんにやらせたこともあった。
悪の権化というのは、幼い時からの育ち方が同じだ。それを大人が矯正しなかったのも同じだ。
斎藤も安倍も「メンタルの妖怪」である。
http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/855.html#c21

コメント [政治・選挙・NHK296] スクープ!統一教会が解散命令後の残余財産1000憶円を実質吸収した他の宗教法人の所有へ(鈴木エイト) 赤かぶ
20. 新共産主義クラブ[-10515] kFaLpI5ZjuWLYINOg4mDdQ 2025年3月30日 08:22:32 : NNj2OYpJSg :TOR aTRsUk1UN2ZJbHM=[36]
>>18 「夜盗虫」さん
>何をどうやったらそんなんなる?


 日本政府の海外援助が大手ゼネコンを通して還流しているのではないでしょうか。

 日本の警察の捜査権が及ばない海外の政権からのキックバックが原資ではないかと思います。

 しかも日本の公安警察は統一教会の味方です。

 日本国内への還流は、海外資産の仕手戦と連動しての日本国内での投機的な資産運用等で、法の穴をくぐり抜けており、違法性のない金かもしれません。


◆ 外務省がアフリカで行った衝撃の“証拠隠滅”騒動 「旧統一教会の痕跡を消し去れ!」
(週刊新潮 2024年8月29日号)

 はるかアフリカの地で、外務省が証拠隠滅の裏工作を行っていたのだ。

https://www.dailyshincho.jp/article/2024/09030556/


http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/856.html#c20

コメント [政治・選挙・NHK296] スクープ!統一教会が解散命令後の残余財産1000憶円を実質吸収した他の宗教法人の所有へ(鈴木エイト) 赤かぶ
21. 楽老[5671] inmYVg 2025年3月30日 08:27:34 : BOk6mbQWFk : M0VzdzM0ajlEbjY=[131]
宗教に対する異常な過保護の問題です。
一旦宗教法人格が認められると、その後信者も檀家も無くなって、住職もいない荒れ寺でも売買価値は十分ある。

これに目を付けた利権業者は宗教法人を安価に買い叩き、その後は無税特権を生かしてマネーロンダリングする。

宗教法人の無税特権を廃止すべきなのです。

統一教会が【天地正教】に看板を書き換えるとほとんどすべてが保全されるのです。

    
http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/856.html#c21

コメント [カルト50] オウム真理教教祖「麻原彰晃」の娘、れいわ新選組信者だった 他 メモノート
33. アラジン2[7038] g0GDiYNXg5My 2025年3月30日 08:37:11 : wzWvG5r2Hw : R281N2NJRUhFdUk=[195]
<■93行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
>>30
>統一教会を本気で潰したいなら朝鮮人主体のカルト教団を全部潰さないと効果ないが?

余りの無知に絶句した。
初歩の初歩の知識すら無い人なんですね?

日本に統一教会を連れて来たのがCIAだって事もご存じなかったんですか?
統一教会を本気で潰したいなら CIAを潰す事、アメリカを潰す事です。

う〜〜ん、どこから説明すべきか?
まず、初歩の初歩の知識からですね。
原本を掲載していた「るいネット」は潰されたので、コピーから。
また消されるといけないので全文コピペ。

■統一教会は、CIAが作った、在日による日本支配のための謀略組織である 
(2022年07月11日)
https://ameblo.jp/aino-muchi/entry-12752846611.html

・はじめに
統一協会(世界基督教統一神霊協会)結成の裏側を幾つかの経路から調べても、すべて同じ所に行き着いてしまう。
下らない陰謀論に思われてしまうが、それぞれの事件や出来事を追及してみて帰納的にそうなったにすぎない。

当初、アメリカ占領軍(GHQ)と国家権力が共謀して行った悪事の数々(国鉄三大謀略事件や松川事件)を調査していた。そのうち、CIAや国際勝共連合につきあたり、芋蔓式に統一協会が姿を現わしたのだ。

カルトを含め各宗教団体に対する興味は以前から持ってはいたが、全く異なるプロセスで統一協会が出てきた事に私は驚いた。そして、統一協会に特に興味をもつことになった。

・アメリカの意図
太平洋戦争後、アメリカの国策は明確なものだった。
1950年の朝鮮侵略戦争の開始とともに、アメリカは、全アジア地域にたいする多角的な反共軍事同盟を次つぎにむすび、ソ連、中国、朝鮮、べトナムの社会主義諸国を包囲することだ。

アメリカはこうして全世界各地に軍事基地をおき、軍隊を駐留させることに成功した。
そして資本を輸出しイギリス、フランス、オランダなどの旧植民地を次つぎに自己の勢力圏にかえ、巨大な経済的、政治的、軍事的利益をあげていった。

当時、この軍事機構結成を推進 した立役者は、アイゼンハワー米大統領と、第三代CIA長官アレン・ダレスの実兄、ジョン・フォスター・ダレス国務長官であった。

こうした公然たる軍事的、外交的運動の陰で、アメリカは、CIAという巨大なスパイ・謀略機関をつかい、各国の財界、政界、軍隊、警察から右翼やヤクザに至る反共勢力をあつめ、世界各地で露骨な反共運動、ひそかな謀略活動をやらせ、

気にいらない政府を流血のクーデターで転覆させ、指導者を暗殺した。←★★★
そうして誕生したのが韓国朴政権である。
朴政権では再び共産・社会主義に戻る事を恐れ、反共活動組織を必要としており、統一協会が宗教と反共活動の2足のわらじをはく事になった。

・日本においての反共活動
当時の日本の情勢は、日本最大の組合「国鉄労組」による左翼活動や安保闘争がおこなわれたのに続いて、池田内閣が強行しようとした政暴法案に反対する共産党・社会党を中軸とした行動が進められていた。

米CIAにとっても、偉大な安保闘争におびえた日本の支配層にとっても、新しい共産活動に対抗する既成右翼勢力ではない新しいタイプの反共団体が必要であった。

とくに献身的無条件に、疑いを抱かず反共活動たけに専念する若いエネルギーが求められていた。そして、韓国においてキリスト原理主義のもと、数多くの若者が献身的に活動している統一協会に目をつけるまでに時間はかからなかった。

すぐにソウル統一協会の宣教師崔翅翼が、文鮮明の指示で日本に密入国し、 西川勝という日本名で統一協会を発足させ原理運動の「布教」を始めた。

呼応するように笹川良一は、密入国で逮捕された崔翔翼の身元引受人となり、1963年、統一協会顧問に就任、財界、政界、警察にわたりをつけて大々的なテコ入れをした。

国家による暗黙の了解の下、原理運動はキリスト教の外被と呪術的な方法(血液精液を服用する)で、現代日本社会の矛盾に押しひしがれた若い男女の一部を吸収していく。そして、国際勝共連合が結成される。

国際勝共連合が、日本で誕生したのは1968年4月である。

発足に至る具体的経過も明らかにされており、それによると1967年7月、笹川良一の肝入りで、韓国側文鮮明(統一協会教祖)、劉孝之、日本側笹川良一、児玉誉士夫代理の白井為雄、市倉徳三郎らが山梨県本栖湖畔にある全日本モーターボート競走連合会の施設に集まり、「第一回アジア反共連盟結成準備会」が開催されたが、ここで韓国流の反共運動を日本で受け入れることが決められた。

日本の右翼暴力団の「二人の首領(ドン)」が、そのシマ(縄張り)の中で、韓国系ヤクザの活動を承認した手打式と言うことができる。

会合の目的とされた日本における「アジア反共連盟」という名の団体の結成は、日本の旧右翼の中につよい反発があって実現しなかったが、その後の話し合いで、日韓両国の統一協会が、「国際勝共違合」という看板を掲げ、宗教と反共団体の二足のわらじをはくことが合意された。

日本の反共団体として活動をはじめた国際勝共違合は、APACL(アジア諸国人民反共違盟)に参加する。

APACLは、1954年、韓国の李承晩と台湾の蒋介石らの提唱によってつくられた反共運動組織であり、この根まわしをしたのが第三代CIA長官、アレン・ウェルシュ・ダレスである。

こうして、東京でAPACL第八回大会がひらかれ、大会議長として岸信介、事務局長加瀬俊一(外務官僚)、以下谷正之(同東条内閣閣僚)、石井光次郎〈自民党顧問) 中曽根康弘(自民党議員)、御手洗辰堆(評論家)、矢次一夫(国際研究会理事)、商杉普一(三菱電機会長)、堀越禎一(経団連事務局長)、椎名悦三郎(自民党議員)、松下正寿(立大教授)、細川隆元(評論家)、小林中(経団連理事)ら三十五名が出席、アメリカ・マーフィ元駐日大使ら外国代表八十六名が集まった。

またこの準備委員会には、岸元首相のほか、吉田茂元首相、石坂泰三経団連会長、植村甲午郎経団連副会長、足立正日商会頭など日本の国家権力の最高首脳が名をつらねている。

以上が結成までの背景だ。笹川や児玉そして岸元首相が船舶振興会(日本財団)や各総会屋からの資金を使ってまで、CIAのために働かなければならないのかという疑問が残る。
しかし、答えを出すには東京裁判の真実まで言及しなければならないため割愛する。

----------------------------------------------------

日本人は「朝鮮が〜〜」と言う前に「アメリカが〜〜」と言うべきなんです。
そもそもの基本を間違えてはいけません。



http://www.asyura2.com/24/cult50/msg/314.html#c33

コメント [カルト50] オウム真理教教祖「麻原彰晃」の娘、れいわ新選組信者だった 他 メモノート
34. アラジン2[7039] g0GDiYNXg5My 2025年3月30日 08:41:36 : wzWvG5r2Hw : R281N2NJRUhFdUk=[196]
>>30
>統一教会を本気で潰したいなら朝鮮人主体のカルト教団を全部潰さないと効果ないが?

「メディアは朝鮮に支配されてる」というデマを信じてる方も多いですが
★★メディアの大元締め「電通」を作ったのはアメリカです。
そのそもそもの基本を忘れてはダメです。

阿修羅にスレがあります。電通の成り立ちが詳しいです。
↓↓
■「電通」と自民党・公明党・CIA、
「電通」を取り巻く、日本でいちばん醜い利権の構図
http://www.asyura2.com/09/senkyo69/msg/805.html
投稿者 シチズン 日時 2009 年 8 月 26 日



http://www.asyura2.com/24/cult50/msg/314.html#c34

コメント [政治・選挙・NHK296] スクープ!統一教会が解散命令後の残余財産1000憶円を実質吸収した他の宗教法人の所有へ(鈴木エイト) 赤かぶ
22. たぬき和尚[1534] gr2CyoKrmGGPrg 2025年3月30日 08:46:48 : ZGAvq8lUL6 : RGlkdUxULi93MEE=[903]
>>21楽老さん

>宗教法人の無税特権を廃止すべきなのです。

私も同意します。
既存宗教も反対する向きがありますが、そこは地方の弱小寺院や神社についてはある程度の優遇措置をつけても構わないと思います。
まさか既存の小さなところが極悪活動をしているとは思えませんから。

無税特権廃止は、総資産10兆円超といわれる創価学会から課税するためです。
また日本の統一教会が韓国に横流ししている資産を押さえて課税するためです。
地方の老人のコミュニティとなっている寺院や神社をつぶすためではありません。

http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/856.html#c22

コメント [カルト50]
35. アラジン2[7040] g0GDiYNXg5My 2025年3月30日 08:48:07 : wzWvG5r2Hw : R281N2NJRUhFdUk=[197]
<△28行くらい>
>>30
>統一教会を本気で潰したいなら朝鮮人主体のカルト教団を全部潰さないと効果ないが?

あなたが本気で統一教会を潰したいなら、アメリカを潰しましょう。
下記の動画の黒川あつひこ氏は好きではないが
★★この動画は「統一教会とアメリカとの関係」にも触れた貴重な動画。
統一教会と自民党の関係については誰でも知ってるけどね。

■自民党と統一教会。参政党員にも見せたい、反日カルト組織。
酷すぎる癒着の実態【神谷宗幣、高市早苗、安倍晋三、麻生太郎、文鮮明、岸信介、笹川良…
(2022/6/25)
https://www.youtube.com/watch?v=SvEZ8U38PZc&t=371s





http://www.asyura2.com/24/cult50/msg/314.html#c35
コメント [政治・選挙・NHK296] 通用しない斎藤知事の言い逃れ(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
22. 天元[996] k1aMsw 2025年3月30日 08:50:33 : ZVfystqlsM : ZUY2UVpNd2t4eHc=[1419]
ク-デタ−だと早急に判断したことが間違いだ。

その局長のパソコン内の文章が全面公開されてないから県民は真実を見分けられないのだよ。第三者委員の見解は一つの見解であり全面的に信じられないのだと県民は思うのでしょう。

だから、文章を全面的に公開して県民の判断資料にもすべきなのだよ。

隠すような手法でやるから、県民は更に疑うことになるのだ。

議会も自分たちが正しいと主張するのなら、堂々と知事の不信任案を可決すれば良い。

または関係者が刑事告発を求めて司法の判断仰ぎ解決する方法もある。

知事が自身の判断は正しいと主張しているのだから、強制排除は出来ないのだ。
http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/855.html#c22

コメント [政治・選挙・NHK296] スクープ!統一教会が解散命令後の残余財産1000憶円を実質吸収した他の宗教法人の所有へ(鈴木エイト) 赤かぶ
23. 夜盗虫[2653] lumTkJKO 2025年3月30日 08:57:55 : s7NQxPyiww : a1RiTHJteEZxbDY=[4]
普通に課税対象

宗教法人
http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/856.html#c23

コメント [NWO7] なぜ日本が米不足?<Aメリカ在住アーティストの投稿が話題 「アメリカには日本米が5キロ約3000円で沢山あるのに…」 (西… 魑魅魍魎男
11. 夜盗虫[2654] lumTkJKO 2025年3月30日 09:00:02 : s7NQxPyiww : a1RiTHJteEZxbDY=[5]
大阪堂島の陰謀だ。
http://www.asyura2.com/23/holocaust7/msg/785.html#c11
コメント [カルト50]
36. アラジン2[7041] g0GDiYNXg5My 2025年3月30日 09:08:05 : wzWvG5r2Hw : R281N2NJRUhFdUk=[198]
>>30
>統一教会を本気で潰したいなら朝鮮人主体のカルト教団を全部潰さないと効果ないが?

はい、そしてこれが「世界に広がる統一教会の輪」の画像!
統一教会を壺売りのショボいカルト教団と思ったら大間違いです。

一番下の画像は統一教会(国際勝共連)と世界との関連図です。(cargoさん作成)
完全図の上端と下端が切れてるので
完全図は下記サイトでご覧下さい。

完全図から切れている上端には、
WACL(世界反共連盟)とWLFD(自由と民主主義のための世界連盟)が表示されています。

■ネオナチの系譜〔その11〕〜CIA、統一教会、ナチスの「汚い戦争」(2023-04-04)
https://ameblo.jp/cargoofficial/entry-12796767101.html

上記サイトより
・極右・カルト・ネオナチを結ぶWACL(世界反共連盟)とCIAの図
↓↓
https://stat.ameba.jp/user_images/20230402/21/cargoofficial/0b/4e/j/o0720096015264407448.jpg?cat=600

http://www.asyura2.com/24/cult50/msg/314.html#c36

コメント [政治・選挙・NHK296] スクープ!統一教会が解散命令後の残余財産1000憶円を実質吸収した他の宗教法人の所有へ(鈴木エイト) 赤かぶ
24. いかん[207] gqKCqYLx 2025年3月30日 09:09:23 : haRs7PNk6k : VDNacDhmbXFQQTY=[2]
一番、肝心要の司直を押さえておけば如何様にもな感じに。
政治家だけでは無いのでは、関係関連者は。
何があっても、恐い物無しかなと。
http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/856.html#c24
コメント [カルト50] オウム真理教教祖「麻原彰晃」の娘、れいわ新選組信者だった 他 メモノート
37. アラジン2[7042] g0GDiYNXg5My 2025年3月30日 09:20:27 : wzWvG5r2Hw : R281N2NJRUhFdUk=[199]
>>30
>統一教会を本気で潰したいなら朝鮮人主体のカルト教団を全部潰さないと効果ないが?

>>36 で紹介した下記のサイトの後半部分には
CIAに協力して海外で活動している統一教会の描写があります。

アメリカを潰さないとどうしようもないですね。

■ネオナチの系譜〔その11〕〜CIA、統一教会、ナチスの「汚い戦争」(2023-04-04)
https://ameblo.jp/cargoofficial/entry-12796767101.html



http://www.asyura2.com/24/cult50/msg/314.html#c37

コメント [政治・選挙・NHK296] いよいよ自民党も百害あって一利なし 解散するべきは統一教会だけじゃない(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
51. ノーサイド[4288] g22BW4NUg0ODaA 2025年3月30日 09:21:27 : Fh79W9pe3U : T0RXSnNQb2VaL1U=[2]

韓国・統一教会は、過去、日本が朝鮮を不法に侵略したという歴史的文脈を利用して日本に入ってきている。

またその”文脈”をつくったのが日本占領GHQ。
で、GHQの恩赦で戦犯から解放された岸信介が統一教会を政治的に利用するという経緯があり、それが安倍晋三まで引き継がれてきた。

また日本の左翼は反・自民の立場で反・統一教会の立場をとる。

複雑怪奇というしかない。(大笑)

http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/849.html#c51

コメント [政治・選挙・NHK296] スクープ!統一教会が解散命令後の残余財産1000憶円を実質吸収した他の宗教法人の所有へ(鈴木エイト) 赤かぶ
25. 知的上級者 さん[377] km2TSY_ji4mO0iCCs4Lx 2025年3月30日 09:27:44 : VTH59AY6XQ : WWk1VDA0bXVWVGM=[4454]
<▽38行くらい>
統一教会の本体は、アメリカで「ムーニー」と呼ばれる戦争屋の部分
表の宗教の部分は、バカを集めた建前というもの

宗教法人は無税だから税務署の調査が入らない
  ↓
金の流れを掴まれないので、多くの組織が連携した巨大犯罪が可能になる

例えば、見ず知らずの3人が連携プレーで
女性を乱暴する不良を演じる、その女性を救う正義の男性を演じる、拉致先の家を提供する
とやったら犯罪は容易になる
警察は個別の犯罪は特定できても、組織となっていることは判らない

それで世界規模の大犯罪が可能になり、保険金殺人、戦争屋、覚せい剤、人身売買、臓器売買・・・
何でもできちゃう

安倍祖父が統一教会を日本に持ち込んだのは布教のためのはずがない
ユダヤ教の安倍祖父はそんな暇人ではない
安倍兄は◆◆◆にお勤めで、安倍大学は◆◆◆系

北ミサイルの部品は9割以上が日本製だと、北の人が米議会で証言している
ならば、戦争屋ロックフェラーに資本注入された◆◆◆の?となるではないか
じゃあ、韓国の統一教会を乗っ取って使っているのは◆◆◆?と連想してしまう

宗教の部分は彼らにはどうでもいいので、
解散させられても、別のカルトを立ち上げればいいだけ


まぁ、それはそれとして
北から統一教会はとうに排除されていて
日韓の防衛予算を増やすための仕事として、戦争屋の茶番ミサイルを撃っていた頃とは真逆の
正義の新生北朝鮮に生まれ変わったことが日本人としてはビッグニュースなのである

北の金一族は、野蛮でサイコパスな朝鮮族ではない
野蛮人なのは、現在の日本の支配層の高句麗・百済系であり
金一族は、日本で京都北朝もやっていた新羅系である
日の丸は新羅の旗で、日出ずる国とは新羅のことなのである

そして新羅の素性は、中国とペルシャ(現イラン)の混血
一方の高句麗→百済の素性は、現ロシアの遊牧民→人食い馬賊である
アナタの周囲にも居るだろう、焼肉大好きサイコパス野郎が

そして見えてくる
現在の世界を二分する善と悪の対立構造が
日本の南北朝の戦い、明治維新の戊辰戦争、半島の新羅vs高句麗・百済
万里の長城の南側vs北側、ロシアvs偽ユダヤ・・・

みーんな「 普通の人間 vs 悪魔化した元遊牧民の人食い馬賊 」なのである

日本の長い歴史で唯一「民のための素晴らしい政治」が行われた江戸時代は華人支配であった
つまり、普通の人間が政治を行っていた

現在の中国と北朝鮮は「普通の人間」が国を奪還している
それを悪魔化した民族に支配された日本人は敵視するように誘導されている
中国や北朝鮮やロシアが攻め込んで来た折には笑顔で迎えることが正しい
http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/856.html#c25

コメント [政治・選挙・NHK296] 通用しない斎藤知事の言い逃れ(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
23. 2025年3月30日 09:42:09 : xutrAnH8Uc : RTEwU1BmR3dDMEU=[5857]
辞職勧告すべきというまでもなく当然辞職するのが真面な人間の常識、この斎藤という人間の異常さ、自己中心的な人間性が嫌というほど感じる、県民や県議会はこんな人間を知事にしておけるのか
http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/855.html#c23
コメント [カルト50]
38. アラジン2[7043] g0GDiYNXg5My 2025年3月30日 09:43:37 : wzWvG5r2Hw : R281N2NJRUhFdUk=[200]
<△21行くらい>

>>30
>統一教会を本気で潰したいなら朝鮮人主体のカルト教団を全部潰さないと効果ないが?

下記に掲載されている方々も、もちろん潰して下さいね!

統一教会が創設した「世界日報」で講演する櫻井よしこ氏
https://x.com/_9105294027642/status/1677823258140499968


http://www.asyura2.com/24/cult50/msg/314.html#c38
コメント [政治・選挙・NHK296] スクープ!統一教会が解散命令後の残余財産1000憶円を実質吸収した他の宗教法人の所有へ(鈴木エイト) 赤かぶ
26. 夜盗虫[2655] lumTkJKO 2025年3月30日 09:48:08 : s7NQxPyiww : a1RiTHJteEZxbDY=[6]
公職者は献金や会費等の支払先宗教も公開すべし。
http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/856.html#c26
コメント [政治・選挙・NHK296] スクープ!統一教会が解散命令後の残余財産1000憶円を実質吸収した他の宗教法人の所有へ(鈴木エイト) 赤かぶ
27. 第n次嫌々期(仮)[2735] keaCjo6fjJmBWIr6gWmJvIFq 2025年3月30日 09:49:08 : niyy4hTwUA : OHU1UGRCUHhtN0k=[14158]
倒産した会社のように、資産保全命令を「今」出しておくべきじゃないかな?
時すでに遅しかもしれないけど、何もやらないよりはマシだと思う。

http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/856.html#c27
コメント [政治・選挙・NHK296] 通用しない斎藤知事の言い逃れ(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
24. 楽老[5672] inmYVg 2025年3月30日 09:57:09 : BOk6mbQWFk : M0VzdzM0ajlEbjY=[132]
<▽35行くらい>
>>21. たぬき和尚:斎藤を精神的に支えているのは維新と統一教会だな。

私もそう思います。

>>15. 天元:法の支配に従う。

あなたの主張で首尾一貫しているのは、司直で断罪されない限り何をやっても良い。たとえそれで人の命が失われたとしても、と云う事ですね。

>15.:パソコンの内容の全文が公表されていない中での見解。

パソコンの内容とは、告発された側が不法不当な手段で入手したものですね。
先ずこれ自身(あなたの言うPCの内容全文)の信憑性は吟味されていませんね。
次に不当な手段で入手された情報は証拠価値を有しないというのは基本中の基本だと思います。
被疑者の証言であろうが検察側証人の証言であろうが、裏付けが取れて始めて証拠価値があるのです。
元県民局長が自白したとまことしやかに流布されていますが、元県民局長は告発文を作成したのは自分だと述べただけのようです。集英社onlineの一連の記事が詳しい。

>15.:知事側の意見が示されていない。

何をもって言われているのかわからないのですが、知事側の意見とは告発文が嘘八百、勤務時間中に公用PCを利用して作成した。だから公務員失格。これ以外にありましたっけ?
他にあるなら、知事側のこういう主張は取り入れるべきだと例示すべきでは?
つまり、あなたは知事側の意見云々ではなく、第三者委員会も百条委員会も、告発者側に偏った報告であると言いたいのですか?

>>15.:いずれにしても公にした事実に基ずく見解が必要ではないか。限られた情報に基づいた意見では県民は納得しないでしょう。

県民の納得云々は投票行動でしかない。その意味では【愛】の主張は正しい。たとえ不正な選挙運動の結果であったとしても。
第三者委員会も百条委員会も公となった事実に基づいて審議した結果の報告だと思うのですがいかがでしょうか。

パワハラ以上に問題となるのは、メディアでは指摘されていないようですが
考古博物館で20m歩かされて叱責した問題です。
20mとか動線がどうのこうのと云う事ではありません。
施設管理者(兵庫県)が決めた【車侵入禁止の規則】を知事(兵庫県)が無視せよ命じたことです。
パワハラなんて言う言葉で片付けられる問題ではありません。
この一点だけでも知事の発言に沿って言うと公務員失格だと私は思います。
特別職なら規則違反OKというなら人として問題があります。
人として問題があると云うのが二つの委員会の報告だと私は思うのですが。

  
http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/855.html#c24

コメント [政治・選挙・NHK296] 通用しない斎藤知事の言い逃れ(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
25. 第n次嫌々期(仮)[2736] keaCjo6fjJmBWIr6gWmJvIFq 2025年3月30日 09:57:09 : niyy4hTwUA : OHU1UGRCUHhtN0k=[14159]
法の定めるところの公益通報者保護に違反したことは事実だ。
これを理由に不信任を通せばいいのだよ。

見解の相違? ハラスメントなんてのは必ず、嫌がらせする側は嫌がらせとは思ってないから起こるのだよ。
自身を客観視できない、他の物事もおそらく客観視してないのだから、知事に相応しいとは全く言えないよ。
即座に辞任すべきとまで言わせてもらう。

まあ、元々公職選挙法違反やってるから当選も無効であるべきだし、選挙も不正の疑いが拭えないので、候補者を替えて選挙しなおすべきだね。
(尼崎市(だったか?)は以前参院選で投票者数より票数が多かった「実績」がある。こんなこと不正じゃなければ起きっこないから)

http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/855.html#c25

コメント [カルト50]
39. アラジン2[7044] g0GDiYNXg5My 2025年3月30日 10:04:10 : wzWvG5r2Hw : R281N2NJRUhFdUk=[201]
<▽31行くらい>
>>30
>統一教会を本気で潰したいなら朝鮮人主体のカルト教団を全部潰さないと効果ないが?

私は黒川あつひこ氏は好きでは無いですが、
保守と呼ばれる方々と統一教会とのズブズブな関係を暴露されてる点には感謝です。
彼等も潰して下さいね。

■櫻井よしこ、売国エージェント。統一教会と日本会議とズブズブ
【CIA、文鮮明、安倍晋三】(2022/11/28)
https://www.youtube.com/watch?v=ThNRGp01Mdg



参考:文章表示
■櫻井よしこ、売国エージェント。 統一教会と日本会議とズブズブ(2024/11/20)
https://www.sakurafinancialnews.com/20241120-2/



http://www.asyura2.com/24/cult50/msg/314.html#c39
コメント [政治・選挙・NHK296] 通用しない斎藤知事の言い逃れ(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
26. 第n次嫌々期(仮)[2737] keaCjo6fjJmBWIr6gWmJvIFq 2025年3月30日 10:05:02 : niyy4hTwUA : OHU1UGRCUHhtN0k=[14160]
>>25 補足
神戸新聞NEXT|参院選2019|兵庫ニュース|なぜ?参院選、尼崎で投票者数より33票多かった
https://www.kobe-np.co.jp/news/senkyo/2019/sanin/news/201907/0012538150.shtml

http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/855.html#c26
コメント [政治・選挙・NHK296] 通用しない斎藤知事の言い逃れ(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
27. 夜盗虫[2656] lumTkJKO 2025年3月30日 10:10:21 : s7NQxPyiww : a1RiTHJteEZxbDY=[7]
村井兵庫県警本部長が離任会見 「虚偽拡散止めないと」 知事選巡る立花氏デマ、即刻否定
産経28日
昨年11月の兵庫県知事選に絡む告訴、告発事案について、「十分な捜査がされていないのではと疑念を抱かせていることは承知している」とし「詳細を県民に伝えるのは難しいが、しっかりと捜査をやり遂げるという方針はいささかも揺るがない」と述べた。

小西康弘新本部長(56)は31日に着任する。

さてどうなるか?
http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/855.html#c27

コメント [政治・選挙・NHK296] イスラエルにあなたの年金が流れていく…厚労省「ジェノサイド加担投資」引き揚げ“断固拒否”の不可解(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
18. 第n次嫌々期(仮)[2738] keaCjo6fjJmBWIr6gWmJvIFq 2025年3月30日 10:10:45 : niyy4hTwUA : OHU1UGRCUHhtN0k=[14161]
官僚の仕事の一つが、政治家の「センセー」を如何にして煙に巻くかだもの。
斎藤元彦もそれを続けてきたんだろう。
官僚の時の癖が抜けてないね。
(自民党のセンセー共なら簡単に騙せたのだろうが……)

官僚にコントロールされるような愚鈍な政治家(政治屋か?)など不要。
自民党を捨てなければならない。
その過程で、他の「野党」の政治家を交代要員に選ぶべきである。
(「ゆ党」から選んではいけない。第二自民(維新)第三自民(民民)……などは選べない)

http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/852.html#c18

コメント [カルト50] 風車ができてから養鶏場で黄身のない卵が産まれた これだけの低周波被害を見ながら、「被害はありません」と言い続ける理由は… イワツバメ
11. イワツバメ[1145] g0ODj4Njg2@DgQ 2025年3月30日 10:13:15 : xIwq9Tn63Q : bDJybG9rczk3SDY=[703]
>>10
私の自虐的な意味でね。
http://www.asyura2.com/24/cult50/msg/310.html#c11
コメント [カルト50]
40. アラジン2[7045] g0GDiYNXg5My 2025年3月30日 10:15:02 : wzWvG5r2Hw : R281N2NJRUhFdUk=[202]
>>30
>統一教会を本気で潰したいなら朝鮮人主体のカルト教団を全部潰さないと効果ないが?

そして忘れちゃならない、国民民主党の玉木雄一郎さんもズブズブ。
潰して下さいね。

■CIAと「Bチーム」シリーズ まとめ (2024-12-15)
https://ameblo.jp/cargoofficial/entry-12878720630.html

↓↓下記画像は上端と下端が切れているので、原本は上記サイトから見てね。
https://stat.ameba.jp/user_images/20241215/11/cargoofficial/b9/37/j/o0720096015521666507.jpg?cat=600

http://www.asyura2.com/24/cult50/msg/314.html#c40

コメント [カルト50] 日本と韓国で何かの実験をやっているんじゃないのかな。韓国でも史上最悪レベルの山火事続く 21日〜27日で計74カ所で発生 イワツバメ
11. 悠然見南山[42] l0mRUoypk@yOUg 2025年3月30日 10:15:12 : CjRS51vFXU : dFpjY3R4QXQyZXc=[3]
 
>いやぁ…74カ所っておかしいだろ

そんなことも無かりけり。
うららかの春の山火事は日本の風物詩。

令和元年 1,391 件
令和2年 1,239
令和3年 1,227
令和4年 1,239
令和5年 1,299

これでも少ない方ですな。過去にはもっともっと多かった。
 
http://www.asyura2.com/24/cult50/msg/316.html#c11

コメント [政治・選挙・NHK296] フジテレビを救うのは経歴ピカピカの社外取締役ではなく“営業の猛者”と呼ばれる女性プロパーか?/日刊ゲンダイ 短足鰐
1. 第n次嫌々期(仮)[2739] keaCjo6fjJmBWIr6gWmJvIFq 2025年3月30日 10:19:04 : niyy4hTwUA : OHU1UGRCUHhtN0k=[14162]
犬HK(+政治・選挙)のネタならここですが、マスゴミネタはマスコミ電通批評板が相応しいでしょうか?
注目を浴びてるとは思いますが……スピンとしても利用されてる気がします。
(というか、ウジテレビは潰れてくれて構いませんが)

http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/857.html#c1
コメント [医療崩壊13] <藤江成光氏>人口動態統計速報 今年1月の死亡数が超異常値!! コロナや高齢化では説明できない、謎の大量死   赤かぶ
21. 熊のささやき[88] jEaCzIKzgrOC4oKr 2025年3月30日 10:19:08 : 4mzHERe0qk : amViUzU1WHVTUTI=[25]
まともな日本人がいなくなる。
そして工作員とその家族が日本にやってきて
幸せで健康的で満足な人生を送るんだ。

不幸のどん底の日本人。幸せの絶頂の工作員。

これが現実。
http://www.asyura2.com/24/iryo13/msg/567.html#c21

コメント [NWO7] なぜ日本が米不足?<Aメリカ在住アーティストの投稿が話題 「アメリカには日本米が5キロ約3000円で沢山あるのに…」 (西… 魑魅魍魎男
12. 2025年3月30日 10:24:31 : fKkQda7Cxw : a01WR1RYQWZoY00=[3231]
韓国みたいに大騒ぎしないのが悪い。羊たちの沈黙。
http://www.asyura2.com/23/holocaust7/msg/785.html#c12
コメント [政治・選挙・NHK296] 国民玉木雄一郎氏、共同代表打診暴露の泉房穂氏に反論「自公連立入りは泉氏のアドバイス」(産経新聞) 達人が世直し
8. 第n次嫌々期(仮)[2740] keaCjo6fjJmBWIr6gWmJvIFq 2025年3月30日 10:27:39 : niyy4hTwUA : OHU1UGRCUHhtN0k=[14163]
過去の例にもあるように、玉木は一度議員を辞職するべきだ。
不倫は辞職って方向に、世論が誘導してやらないとな。

統一教会の支援で弱小でなくなった民民が支持されると? 寝言は寝てから言うものだ。
玉木の発言は辞職してからにすべきだと思うが、統一教会が背後にいるタマキン野郎が態度でかすぎなのは気にいらんな。
(同じ統一教会な勝共おばさんの連合会長芳野と仲がいいのは、偶然ではあるまい)

http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/851.html#c8

コメント [番外地12] 〈財務省は緊縮財政一本鎗〉との見立ては、実は正しくない。 中川隆
1. 中川隆[-7314] koaQ7Jey 2025年3月30日 10:29:25 : 23jZb5XZGQ : S2VIenU2QTBlR1k=[5]
<■87行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
〈財務省は緊縮財政一本鎗〉との見立ては悪質な嘘だった。 日本政府の多額の財政出動の為に日本のマネーストックは毎年毎年増え続けて既に限界に達している。 悪いのは財務省ではなくアベノミクスだった。
財務省解体デモなど財務省にまつわる論議が拡大している。
経済政策としての財務省への要請の代表は〈積極財政の提言〉。
財務省が〈緊縮財政〉を実行しているとして、これを〈積極財政〉に転換するべきとの主張が聞かれる。
この主張への賛同者が多いと認識するが、財務省財政政策の論点における最重要点が〈積極財政〉であると私は考えない。
実は財務省が主導する財政政策運営で〈超積極財政〉という場面は何度も観測されているのだ。

〈財務省は緊縮財政一本鎗〉との見立ては、実は正しくない。
財務省が驚くほどの積極財政を主導した事実は直近5年間の過去にも存在する。
財政政策の最大の問題は〈積極財政か緊縮財政か〉の問題ではなく、〈財政資金を何にどのように投下しているか〉の問題である。

日本財政の実態は決して〈緊縮財政〉ではない。
著しい〈積極財政〉が実行された事例が近年でも確認できる。
問題はその際に、貴重な財源が最適な対象に配分されたのかどうかにある。

〈積極財政〉論はときに乱暴な主張を伴う。
穴を掘ったり埋めたりする公共事業。
公共事業がまったく役に立たなくても、穴を掘ったり埋めたりすれば、そこに政府支出が拡大され、公共事業に従事する労働者の収入増を通じて景気拡大要因になるから肯定されるべきとの議論さえ生まれる。
私はこの種の財政資金バラマキに反対だ。

財政政策論議で最重要の問題は〈積極財政か緊縮財政か〉ではなく「財政資金を最適な対象に使っているか」である。

http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2025/03/post-c5b1f6.html

▲△▽▼

財務省がやろうとしているのは増税や緊縮財政ではなく、日本をハイパーインフレにして、しかも金利を上げないで、政府の借金を実質ゼロにすることだった:

「財務省の本当の狙いは何か」【金子勝】2025年3月28日(金)【紳士交遊録】
https://www.youtube.com/watch?v=q-BHkfRRBxs

【茹でガエル経済】金子勝・茹でガエルの日本経済/長期金利1.585%、円安/庶民に地獄 インフレ政策●3/26(水) 18:30~ ライブ(尾形の経済DB)
https://www.youtube.com/watch?v=FyF2IMTtWU4

金子勝 _ 保守・右翼の経済評論家(伊藤貫、中野剛志、藤井聡、三橋貴明、橋洋一)は経済が全くわかっていない
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=16886615


レイ・ダリオ _ 基軸通貨を持つ世界一の大国でも 政府債務増加で破綻する
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=16887650

日本もアメリカも政府債務はインフレで解決されるしかない
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=16875882

各国政府はインフレを歓迎し、むしろインフレ誘導している
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14078205

何故日銀はインフレに応じて金利を上げないのか?
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14052708

すべての紙幣の価値は最終的にゼロに向かってゆく
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=16856204

紙幣をばら撒けばインフレになるという単純な事実が多くの人々には難しすぎて理解できない
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14054383

ハイエク: コストプッシュ型インフレは政府の責任回避の言い訳に過ぎない
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14068389

政治とは税金を集めて政治家の裁量でそれをばら撒くこと
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=16841750

ハイエク氏: 現金給付や補助金はそれを受けない人に対する窃盗である
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/35564

政府主導の経済は自由市場の経済に勝てない
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=16860493

【ゆっくり解説】ハイエクvsケインズ〜経済学を変えた世紀の対決
https://www.youtube.com/watch?v=K3uZHzdi9Jk
https://www.youtube.com/watch?v=cOaxStGHQD8

【ゆっくり解説】ハイエクvsケインズ・完結編〜経済学を変えた世紀の対決〜ケインズの遺したスタグフレーション
https://www.youtube.com/watch?v=lEe7KCshrec

史上最高の経済学者ハイエクの警鐘
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14040247  
http://www.asyura2.com/24/ban12/msg/386.html#c1

コメント [政治・選挙・NHK296] 通用しない斎藤知事の言い逃れ(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
28. [3657] iKQ 2025年3月30日 10:33:22 : 98JSTOY8rw : Y1BVNkdjbG9YLkk=[165]

 PC文書を

 公開する     善人

 隠蔽する     悪人

 
http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/855.html#c28

コメント [政治・選挙・NHK296] 通用しない斎藤知事の言い逃れ(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
29. 天元[997] k1aMsw 2025年3月30日 10:33:50 : ZVfystqlsM : ZUY2UVpNd2t4eHc=[1420]
NO24樂老さんへ

人として問題があるというのが二つの委員会の報告だと思います。

法律の専門家の意見ですので、法的側面で結論を出しているのでしょう。

でも、司法機関としての結論ではないので、委員会の判断は人間齊藤知事に判断する事を求めた解釈であるかと。

齊藤知事は専門は経済とはいえ、もう少し法的にも釈明すればという側面は感じます。

外部通報制度に基ずく告発ではないという知事の判断は弁護士の意見を聞いての判断ともいわれてるようですね。当時の状況判断からは知事の判断にも正当性があると自分は感じていますが。
http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/855.html#c29

記事 [医療崩壊13] マイナ保険証「期限切れ」迫る1580万件…不親切な「電子証明書5年更新」で資格無効多発の恐れ(日刊ゲンダイ)

マイナ保険証「期限切れ」迫る1580万件…不親切な「電子証明書5年更新」で資格無効多発の恐れ
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/369758
2025/03/30 日刊ゲンダイ


会見する保団連(C)日刊ゲンダイ

 昨年12月に健康保険証の新規発行が停止されてから間もなく4カ月。今年12月以降は現行の保険証が使えなくなるが、政府が利用促進を図るマイナ保険証のトラブルは相変わらず絶えない。

 健康保険証とマイナ保険証の併用を訴える全国保険医団体連合会(保団連)が27日、昨年12月2日以降のマイナ保険証利用に関する実態調査の中間集計を公表。全国の医療機関を対象に先月13日から実施し、今月14日までに得た回答8330件を集計した。全国調査は健康保険証の新規発行停止後、初めてだ。

 政府はマイナ保険証のメリットのひとつに「窓口業務の負担軽減」を掲げるが、調査に寄せられた窓口業務についての回答は、「とても負担を感じる」が15.7%、「負担を感じる」が45.2%。約6割の医療機関が業務負担を感じているのが実態だ。

 これまで散々指摘されてきたマイナトラブルも改善している様子はない。「特にトラブルはない」との回答はわずか10.9%。残る9割の医療機関は何かしらのマイナトラブルに見舞われており、患者氏名などが「●」で表示されるケースが最多の64.2%。「カードリーダーの接続不良・認証エラー」(43.6%)や「資格情報が無効」(37.9%)も解消されていない。

 とりわけ問題なのが「マイナ保険証の有効期限が切れていた」というケース。昨年5月以降のトラブルを集計した前回調査(10月公表)では20.1%だったのに、今回は30.6%に増えている。なぜか。

 マイナカードの有効期限は10年。一方、マイナカードを保険証として使うために必要な「電子証明書」の期限は5年。ただでさえややこしいのに、券面に記載されているのはカードの有効期限だけ。電子証明書の期限は自分で確認して券面に記入する必要がある。この不親切な仕組みのせいで、電子証明書が切れている「ウッカリさん」が続出しているのだ。

 病院で「アッ!」と気が付いても、時すでに遅し。電子証明書は原則、役所窓口での更新が必須。不親切かつ面倒である。

 マイナ制度を所管する総務省は、2025年度に更新が必要な電子証明書を約1580万件と想定している。26年度は約1430万件、27年度は2100万件に上る。これから期限切れに伴う「資格無効の多発が懸念される」(保団連事務局)のだ。

 現状、医療機関の大半はマイナトラブル時に健康保険証を使っている。やっぱり併用した方がいい。

http://www.asyura2.com/24/iryo13/msg/571.html

コメント [戦争b26] プーチン:平和的な手段で解決することに賛成だが、根本的な原因は排除する(櫻井ジャーナル) 赤かぶ
16. 第n次嫌々期(仮)[2741] keaCjo6fjJmBWIr6gWmJvIFq 2025年3月30日 10:36:13 : niyy4hTwUA : OHU1UGRCUHhtN0k=[14164]
トランプはアメリカの国益のために動いている。
プーチンはロシアの国益のために動いている。
双方が一目置く存在になっていることは想像に難くない。
それに対し、ゼレンスキーはウクライナの資源を売り渡すような国賊だ。
トランプが軽蔑するのは当然である。

プーチンとトランプの交渉が上手く行っても、売国奴ゼレンスキーの売国っぷりが凄まじすぎて、和平に至らないというのは残念だ。
ゼレンスキーによる売国の被害者は、ウクライナの国民である。

ゼレンスキーが酷すぎるので、ウクライナ全部ロシアが奪った方がいいのではないか?

http://www.asyura2.com/25/warb26/msg/128.html#c16

コメント [医療崩壊13]
1. 赤かぶ[239868] kNSCqYLU 2025年3月30日 10:37:52 : vg6V5K7TqU : UHl0T1pZQkd5dnc=[1146]


http://www.asyura2.com/24/iryo13/msg/571.html#c1
コメント [カルト50] 日本と韓国で何かの実験をやっているんじゃないのかな。韓国でも史上最悪レベルの山火事続く 21日〜27日で計74カ所で発生 イワツバメ
12. 第n次嫌々期(仮)[2742] keaCjo6fjJmBWIr6gWmJvIFq 2025年3月30日 10:38:38 : niyy4hTwUA : OHU1UGRCUHhtN0k=[14165]
以前どこかでレーザー光による宇宙からの送電実験ってニュースを見た気がする……。
それを悪用すればどこでも火事くらい起こせそうだが?

http://www.asyura2.com/24/cult50/msg/316.html#c12
コメント [医療崩壊13]
2. 赤かぶ[239869] kNSCqYLU 2025年3月30日 10:38:46 : vg6V5K7TqU : UHl0T1pZQkd5dnc=[1147]


http://www.asyura2.com/24/iryo13/msg/571.html#c2
コメント [政治・選挙・NHK296] 通用しない斎藤知事の言い逃れ(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
30. [3658] iKQ 2025年3月30日 10:38:55 : 98JSTOY8rw : Y1BVNkdjbG9YLkk=[166]

 百条委員会の


 結論を待って   不信任案をだす    善人 

 結論を待たず   不信任案をだす    悪意の人々

 ===

 結論が出たのに  不信任案をださない  わけわかんない クルクルパ〜〜〜

 結論が出たが   意思を変えない人   斎藤知事 バンザ〜〜イ

 

 
http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/855.html#c30

コメント [医療崩壊13]
3. 赤かぶ[239870] kNSCqYLU 2025年3月30日 10:39:45 : vg6V5K7TqU : UHl0T1pZQkd5dnc=[1148]


http://www.asyura2.com/24/iryo13/msg/571.html#c3
コメント [カルト50] オウム真理教教祖「麻原彰晃」の娘、れいわ新選組信者だった 他 メモノート
41. アラジン2[7046] g0GDiYNXg5My 2025年3月30日 10:42:19 : wzWvG5r2Hw : R281N2NJRUhFdUk=[203]
<△24行くらい>
あなたがたのレスを見てると、

あいつの知り合いに朝鮮人、韓国人がいる、
あいつの知り合いに中国人がいる。
あいつはスパイだ!

ですからね。

日本から海外に移住している方も多いですが、
彼等は全員日本からのスパイなんですか?

■静かに進む日本人の海外流出――包括的な頭脳循環政策の検討を (2022/03/04)
https://imidas.jp/jijikaitai/f-40-229-22-02-g874
一部コピペ

・増える日本人の海外移住

海外に住む日本人は2019年に140万人を超え、そのうち海外永住者は2018年に50万人
を超えた。外務省の海外在留邦人数調査統計(2021年版)によれば、2020年には
コロナ禍に伴う入国制限で長期滞在者はここ30年で初めて減少したものの、永住者に
関してはまだ増え続けている。

この数には国際結婚のケースも含まれているが、それを除くと先進国は基本的に
高度人材を中心とした移民政策を採っているため、日本人永住者の増加は高度人材が
海外に流出している可能性を示唆している。

実際、潜在的な人の移動の可能性を測る調査(Gallup Potential Net Migration Ind
ex 2018)でも、日本は高度人材の純流出国(-8%)となっている。
 
2018年の国際比較調査(Gallup Worldwide Poll [堀内勇作氏提供])では、
日本における大卒者の間で海外移住を希望する割合は23.2%と、他の先進国と比べて
高いだけでなく、中国(13.3%)やインド(13.1%)などの新興国と比べても高いこと
が分かった。
(後略)

--------コピペ終了


 

http://www.asyura2.com/24/cult50/msg/314.html#c41

コメント [政治・選挙・NHK296] 通用しない斎藤知事の言い逃れ(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
31. ノーサイド[4289] g22BW4NUg0ODaA 2025年3月30日 10:42:53 : Fh79W9pe3U : T0RXSnNQb2VaL1U=[3]

斉藤知事は県政の一新を図ろうとしていた。

しかし、斉藤県政では自分たちの再選が危ぶまれるとの危機感を持った県議会が斉藤おろしのため、パワハラ、おねだりを口実に知事不信任を決議した。
県議会と癒着しているマスコミが世論形成のため助勢した。

結局、こういう構図なのだよ。(大笑)

http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/855.html#c31

コメント [政治・選挙・NHK296] 通用しない斎藤知事の言い逃れ(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
32. [3659] iKQ 2025年3月30日 10:43:50 : 98JSTOY8rw : Y1BVNkdjbG9YLkk=[167]

 >法律の専門家の意見ですので


 斎藤側  弁護士   斎藤を守る        良い弁護士

 反斎藤派 弁護士   斎藤を不利にする     有能な弁護士

 ===

 弁護士の 意見も 十人十色

    
http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/855.html#c32

記事 [医療崩壊13] 人口50万人の松戸市で、新型コロナワクチン同一ロットで709人死亡 (まつどしみん通信) 

https://x.com/kimidakeni3/status/1902797139455144021
【拡散希望】
新型コロナワクチン分析結果報告〈子ども編〉
FH3023→6人死亡
0〜29歳→41人死亡
これは予防接種じゃない
新型コロナワクチンが、全世代に影響を与えていたことが判明
同じロットで子どもから高齢者まで死亡
これが重大な懸念ではない
これが政府が隠したい全体像だ
11:59 AM Mar 20, 2025

--------(引用ここまで)------------------------------------

人口50万人の松戸市で、新型コロナワクチンの同一ロットで
なんと709人もの死者が出ています。

高齢者ほどではないものの、20代までの若い人も亡くなっています。

これはワクチンではなく、殺人注射です。

政府はいつまで無視するつもりでしょうか?

(関連情報)

【生配信】3/29 20時? 同じロットで709人亡くなっていた!?
驚愕の被害実態が開示請求で次々と明らかになる。識者緊急集合
https://rumble.com/v6r9qho-408600924.html

「松戸市・新型コロナワクチン分析結果 なんと死亡率82%超のロットがある 
大半は6ヶ月以内に死亡 (まつどしみん通信)」 (拙稿 2025/3/12)
http://www.asyura2.com/24/iryo13/msg/531.html
http://www.asyura2.com/24/iryo13/msg/572.html
コメント [政治・選挙・NHK296] 通用しない斎藤知事の言い逃れ(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
33. [3660] iKQ 2025年3月30日 10:45:23 : 98JSTOY8rw : Y1BVNkdjbG9YLkk=[168]

 兵庫県警察

 一番最初  渡瀬    悪人

 現在    県民の顔色を観察中

 
http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/855.html#c33

コメント [政治・選挙・NHK296] 通用しない斎藤知事の言い逃れ(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
34. 第n次嫌々期(仮)[2743] keaCjo6fjJmBWIr6gWmJvIFq 2025年3月30日 10:46:10 : niyy4hTwUA : OHU1UGRCUHhtN0k=[14166]
AIは、公用PCが事件当初から捏造データを入れられていた可能性を考慮していない。
証拠には全くならないのだよ。

警察ですら証拠を捏造することがある。
人間だからなのだけど。
ダメ人間、斎藤元彦(取り巻き)が捏造してないなどあり得ないね。
(捏造でないなら、私物USBメモリから出てきたって言ってるだろう。某記者(ネタ元忘れ)がUSBメモリと書いてたからな。笑)

http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/855.html#c34

コメント [医療崩壊13]
1. 魑魅魍魎男[112] 6bOWo@mx6bKSag 2025年3月30日 10:47:29 : 9xb1xjepDE : S3RqOEg3SzAuNUE=[430]
2枚目です。

GL1585を打った人は709人も亡くなっています。


http://www.asyura2.com/24/iryo13/msg/572.html#c1

コメント [医療崩壊13]
4. 赤かぶ[239871] kNSCqYLU 2025年3月30日 10:48:44 : vg6V5K7TqU : UHl0T1pZQkd5dnc=[1149]





http://www.asyura2.com/24/iryo13/msg/571.html#c4
コメント [医療崩壊13]
5. 赤かぶ[239872] kNSCqYLU 2025年3月30日 10:51:22 : vg6V5K7TqU : UHl0T1pZQkd5dnc=[1150]


http://www.asyura2.com/24/iryo13/msg/571.html#c5
コメント [原発・フッ素53] 北アルプスで遭難死した反原発運動の草分け・水戸巌教授 今もささやかれる暗殺説  魑魅魍魎男
26. 茶色のうさぎ[-42384] koOQRoLMgqSCs4Ks 2025年3月30日 10:51:36 : DhJDLtHjTM : UGNNVS5mNDlxMDY=[10]

 ↓ 雨宮さん💛(有名人です。大島憲法🌈)
https://www.google.com/search?client=firefox-b-d&q=%E5%A4%A7%E5%B3%B6%E6%86%B2%E6%B3%95

 ↑ 全員、知り合いです。w 💛

 ??? ボク? 野球部です。w ばか  うさぎ♂ 朝麦3💛

 吉永小百合💛(小笠原貞子さん💛) ←小学校の頃、面接しました。w 思い出🌈💛💛

 伊豆大島〜小笠原 ←同級生です。w ??? 朝麦4💛 またねー♪♪💛

 窓から桜がきれいです。。????? ばか


http://www.asyura2.com/20/genpatu53/msg/190.html#c26

コメント [政治・選挙・NHK296] 通用しない斎藤知事の言い逃れ(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
35. 戦後政治の大掃除[147] kO2M45CtjqGCzJHlkXyPnA 2025年3月30日 10:53:45 : vkPIjddRks : bS95ZlE2eGd3Q00=[42]
斎藤という玉は、自ら反省することはしない男なのだな〜。

部下3人を自殺にまで追い込んだ人間(悪魔)なのだから、反省しないなら逮捕・処刑しかないわな〜こんな悪をしてきた男なのだから、、、。

こんな男に政治してもらいたくないね、、、我々の税金が正しく使われているとは、思えない。 詐欺収奪偽宗教団体:統一教会の大いに関連ある大阪維新の会に流れているのでしょう。

維新の会は、お取り潰しに選挙戦を通して、行いましょう。

斎藤の悪事は、大阪維新の会が阪神優勝にかけて金作りしたことから始まっていたのです。

3億、4億税金から抜いて、その金どこに行った? 答えろ!

兵庫県知事斎藤は、人間の心を持ち合わせていませんね、、、困りました!

安倍晋三のように◎殺にならない事、願います。 この男は、司法で裁かないといけません。

しかし安倍晋三のp事件は、ケネデイ事件のように公開されないですね?

誰が偽者の若く入れ替わった安倍晋三を撃ったのでしょうか?。

本物の安倍晋三は、持病ですでにお亡くなりになっていました。

知っていました? 安倍夫妻にお聞きになってくださいね。ハッハッハッハ。

正直な報道を、お願いします。
http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/855.html#c35

コメント [医療崩壊13]
6. 赤かぶ[239873] kNSCqYLU 2025年3月30日 10:55:16 : vg6V5K7TqU : UHl0T1pZQkd5dnc=[1151]
<△23行くらい>


http://www.asyura2.com/24/iryo13/msg/571.html#c6
コメント [NWO7] なぜ日本が米不足?<Aメリカ在住アーティストの投稿が話題 「アメリカには日本米が5キロ約3000円で沢山あるのに…」 (西… 魑魅魍魎男
13. おとん[599] gqiCxoLx 2025年3月30日 10:55:25 : OCLR2foWdI : LzNxSjRlNWIxRUU=[4]

農林中央金庫の赤字穴埋めか?
http://www.asyura2.com/23/holocaust7/msg/785.html#c13
コメント [政治・選挙・NHK296] 通用しない斎藤知事の言い逃れ(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
36. [3661] iKQ 2025年3月30日 10:55:55 : 98JSTOY8rw : Y1BVNkdjbG9YLkk=[169]

 >公用PCが事件当初から捏造データ

 論外!! だが

 兵庫県民は みんな知ってる PCの中身を 信じてるぞ〜〜〜

 愛を 攻撃しても 意味ね〜〜  兵庫県民を バカ〜〜〜〜っていえば〜〜

 

 だったら  百条委員会の結論またず 不信任案をだした 根拠はなんなのだ
 

 
http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/855.html#c36

コメント [医療崩壊13]
7. 赤かぶ[239874] kNSCqYLU 2025年3月30日 10:58:54 : vg6V5K7TqU : UHl0T1pZQkd5dnc=[1152]


http://www.asyura2.com/24/iryo13/msg/571.html#c7
コメント [医療崩壊13]
8. 赤かぶ[239875] kNSCqYLU 2025年3月30日 11:02:46 : vg6V5K7TqU : UHl0T1pZQkd5dnc=[1153]


http://www.asyura2.com/24/iryo13/msg/571.html#c8
コメント [医療崩壊13]
9. 赤かぶ[239876] kNSCqYLU 2025年3月30日 11:03:40 : vg6V5K7TqU : UHl0T1pZQkd5dnc=[1154]


http://www.asyura2.com/24/iryo13/msg/571.html#c9
コメント [政治・選挙・NHK296] 財務省の闇をえぐる(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
26. 消費税廃止まで2[144] j8GU75DFlHCOfoLcgsUy 2025年3月30日 11:05:31 : GaAwzC63Pc : MGlVbFpZTW9seTI=[415]
>財務省が驚くほどの積極財政を主導した事実は直近5年間の過去にも存在する。(植草)

    ↑
  植草君は、事例を示さなければなりません。
  もしかして、アベノミクスのこと?
  国債を発行しても、自分の仲間や、大企業優遇に使用されたのならば、
  国民にとっては屁の足しにもなりませんが?

  
http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/848.html#c26

コメント [医療崩壊13]
10. 赤かぶ[239877] kNSCqYLU 2025年3月30日 11:06:08 : vg6V5K7TqU : UHl0T1pZQkd5dnc=[1155]


http://www.asyura2.com/24/iryo13/msg/571.html#c10
コメント [経世済民136] リニア地下工事は「外環道工事とは条件が異なる」 陥没被害を心配する住民の差し止め請求、東京地裁が却下(どう異なるかの検証… 戦争とはこういう物
1. 2025年3月30日 11:09:00 : fKkQda7Cxw : a01WR1RYQWZoY00=[3232]
リニアは無駄でくだらなくて愚の骨頂だ。喫煙や麻薬やギャンブルと同じで、いつでも中止した方が良い、中止は早ければ早いほど被害が少なくて済む。

裁判官や役人にまともな人はいないのだろうか、ロシアもアメリカもまともじゃないボケ老人が指揮っているのだから嫌になる。
http://www.asyura2.com/23/hasan136/msg/532.html#c1

コメント [医療崩壊13]
11. 赤かぶ[239878] kNSCqYLU 2025年3月30日 11:10:37 : vg6V5K7TqU : UHl0T1pZQkd5dnc=[1156]
<▽44行くらい>

マイナ保険証有効期限切れが大量発生 トラブル倍増 2025年3月27日 記者会見

2025/03/28 全国保険医団体連合会公式チャンネル

マイナ保険証有効期限切れが大量発生 トラブル倍増 2025年3月27日 記者会見
https://hodanren.doc-net.or.jp/info/n...
0:00 OP

マイナ保険証実態調査の概要 0:03:28
2025年2月13日から3月14日に実施、有効回答数8330件、34保険医協会医会で実施。

トラブルの実態と対応 0:11:40
約9割の医療機関が何らかのトラブルを経験。資格情報が無効、認証エラー、有効期限切れなどの問題が増加。特に有効期限切れは前回調査から倍増。

技術的課題と運用上の問題 0:45:45
技術的課題:モバイル対応の遅れ、セキュリティ上の問題、カードリーダーの設置場所や操作性の問題など。

健康保険証との併用の必要性 0:54:42
健康保険証との併用の重要性。約7割の医療機関が保険証の復活を望み、トラブル時の対応として不可欠との指摘。


http://www.asyura2.com/24/iryo13/msg/571.html#c11
コメント [政治・選挙・NHK296]
1. 赤かぶ[239879] kNSCqYLU 2025年3月30日 11:24:23 : vg6V5K7TqU : UHl0T1pZQkd5dnc=[1157]


http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/858.html#c1
記事 [番外地12] 日本政府は民間企業に多大の援助をしてるんだよ。法人税も下げたし。
日本政府は民間企業に多大の援助をしてるんだよ。法人税も下げたし。
欧米では農家や貧しい人に金を援助するんだけど、日本では大企業、中小企業の経営者にしか援助していない。
それで貧富の差が広がって、一般国民が消費する金が無くなったから30年間デフレになったんだ。
http://www.asyura2.com/24/ban12/msg/387.html
コメント [医療崩壊13]
12. 赤かぶ[239880] kNSCqYLU 2025年3月30日 11:25:49 : vg6V5K7TqU : UHl0T1pZQkd5dnc=[1158]


http://www.asyura2.com/24/iryo13/msg/571.html#c12
コメント [政治・選挙・NHK296] 通用しない斎藤知事の言い逃れ(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
37. [3662] iKQ 2025年3月30日 11:33:25 : 98JSTOY8rw : Y1BVNkdjbG9YLkk=[170]

 n痔君

 >結論が出たのに  不信任案をださない  わけわかんない クルクルパ〜〜〜

 
 文句があるんなら 不信任案を出してみろよ〜〜〜

 すぐに 議会を解散してやる 100% お約束します

 県議会で まってるぞ〜〜〜

 

 
http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/855.html#c37

コメント [番外地12] 〈財務省は緊縮財政一本鎗〉との見立ては、実は正しくない。 中川隆
2. 中川隆[-7313] koaQ7Jey 2025年3月30日 11:33:53 : 23jZb5XZGQ : S2VIenU2QTBlR1k=[6]
<■92行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
〈財務省は緊縮財政一本鎗〉との見立ては悪質な嘘だった。 日本政府の多額の財政出動の為に日本のマネーストックは毎年毎年増え続けて既に限界に達している。 悪いのは財務省ではなくアベノミクスだった。
財務省解体デモなど財務省にまつわる論議が拡大している。
経済政策としての財務省への要請の代表は〈積極財政の提言〉。
財務省が〈緊縮財政〉を実行しているとして、これを〈積極財政〉に転換するべきとの主張が聞かれる。
この主張への賛同者が多いと認識するが、財務省財政政策の論点における最重要点が〈積極財政〉であると私は考えない。
実は財務省が主導する財政政策運営で〈超積極財政〉という場面は何度も観測されているのだ。

〈財務省は緊縮財政一本鎗〉との見立ては、実は正しくない。
財務省が驚くほどの積極財政を主導した事実は直近5年間の過去にも存在する。
財政政策の最大の問題は〈積極財政か緊縮財政か〉の問題ではなく、〈財政資金を何にどのように投下しているか〉の問題である。

日本財政の実態は決して〈緊縮財政〉ではない。
著しい〈積極財政〉が実行された事例が近年でも確認できる。
問題はその際に、貴重な財源が最適な対象に配分されたのかどうかにある。

〈積極財政〉論はときに乱暴な主張を伴う。
穴を掘ったり埋めたりする公共事業。
公共事業がまったく役に立たなくても、穴を掘ったり埋めたりすれば、そこに政府支出が拡大され、公共事業に従事する労働者の収入増を通じて景気拡大要因になるから肯定されるべきとの議論さえ生まれる。
私はこの種の財政資金バラマキに反対だ。

財政政策論議で最重要の問題は〈積極財政か緊縮財政か〉ではなく「財政資金を最適な対象に使っているか」である。
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2025/03/post-c5b1f6.html


財政出動しなかったから日本がデフレになったんじゃないよ。 
日本政府は民間企業に多大の援助をしてるんだよ。法人税も下げたし。
欧米では農家や貧しい人に金を援助するんだけど、日本では大企業、中小企業の経営者にしか援助していない。
GDPが増えないのに貧富の差だけ広がって、一般国民が消費する金が無くなったから30年間デフレになったんだ。

▲△▽▼

財務省がやろうとしているのは増税や緊縮財政ではなく、日本をハイパーインフレにして、しかも金利を上げないで、政府の借金を実質ゼロにすることだった:

「財務省の本当の狙いは何か」【金子勝】2025年3月28日(金)【紳士交遊録】
https://www.youtube.com/watch?v=q-BHkfRRBxs

【茹でガエル経済】金子勝・茹でガエルの日本経済/長期金利1.585%、円安/庶民に地獄 インフレ政策●3/26(水) 18:30~ ライブ(尾形の経済DB)
https://www.youtube.com/watch?v=FyF2IMTtWU4

金子勝 _ 保守・右翼の経済評論家(伊藤貫、中野剛志、藤井聡、三橋貴明、橋洋一)は経済が全くわかっていない
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=16886615


レイ・ダリオ _ 基軸通貨を持つ世界一の大国でも 政府債務増加で破綻する
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=16887650

日本もアメリカも政府債務はインフレで解決されるしかない
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=16875882

各国政府はインフレを歓迎し、むしろインフレ誘導している
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14078205

何故日銀はインフレに応じて金利を上げないのか?
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14052708

すべての紙幣の価値は最終的にゼロに向かってゆく
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=16856204

紙幣をばら撒けばインフレになるという単純な事実が多くの人々には難しすぎて理解できない
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14054383

ハイエク: コストプッシュ型インフレは政府の責任回避の言い訳に過ぎない
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14068389

政治とは税金を集めて政治家の裁量でそれをばら撒くこと
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=16841750

ハイエク氏: 現金給付や補助金はそれを受けない人に対する窃盗である
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/35564

政府主導の経済は自由市場の経済に勝てない
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=16860493

【ゆっくり解説】ハイエクvsケインズ〜経済学を変えた世紀の対決
https://www.youtube.com/watch?v=K3uZHzdi9Jk
https://www.youtube.com/watch?v=cOaxStGHQD8

【ゆっくり解説】ハイエクvsケインズ・完結編〜経済学を変えた世紀の対決〜ケインズの遺したスタグフレーション
https://www.youtube.com/watch?v=lEe7KCshrec

史上最高の経済学者ハイエクの警鐘
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14040247
http://www.asyura2.com/24/ban12/msg/386.html#c2

コメント [政治・選挙・NHK296] 通用しない斎藤知事の言い逃れ(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
38. [3663] iKQ 2025年3月30日 11:41:58 : 98JSTOY8rw : Y1BVNkdjbG9YLkk=[171]

 警察  現在    県民の顔色を観察中


 県民  70%   斎藤支持  身動きできない警察

 愚民  30%   反斎藤   井戸県政で 潤っていた人たち

                 元来は 警察も この仲間だった

 
http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/855.html#c38

コメント [政治・選挙・NHK296] 通用しない斎藤知事の言い逃れ(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
39. 黒猫の髭[159] jZWUTILMlUU 2025年3月30日 11:57:28 : KyefrFgwyY : MTJTTTBFeFc1c00=[1]
何が何でも辞めないで、
どういう県政を行っていくのか、
見極めるのは県民でしょう。

しかし、政治は一人ではできません。
どんな良政でも。

逆らう人間をなぎ倒し目的地についても、
そこには誰もいない。

手段を間違えば、目的は消える。



http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/855.html#c39

コメント [政治・選挙・NHK296] 通用しない斎藤知事の言い逃れ(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
40. [3664] iKQ 2025年3月30日 12:12:51 : 98JSTOY8rw : Y1BVNkdjbG9YLkk=[172]

 >逆らう人間をなぎ倒し目的地についても


 斎藤知事  なぎ倒しちゃってください
 
 皆 応援しています


 応援 応援 応援だ〜〜  県民は 斎藤知事の 応援団だ〜〜〜

  

http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/855.html#c40

コメント [政治・選挙・NHK296] 通用しない斎藤知事の言い逃れ(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
41. 安来仲[67] iMCXiJKH 2025年3月30日 12:34:24 : SLj7tvsu2E : Qk4wTFRCTkdHZ1U=[2]
嘘八百彦スレになると
必ずアラシ連投する三バカ、

   愛・ノータリン・夜盗虫

自分でも何が言いたいか分からず連投するんだろうね。犬猫糞尿レス、誰も読まないのに。
http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/855.html#c41

コメント [政治・選挙・NHK296] 通用しない斎藤知事の言い逃れ(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
42. 六郎[261] mFqYWQ 2025年3月30日 12:34:40 : KzliIw7sNI : N1FyczBSdHpyQkU=[1]
自分と同じく冤罪で嵌められた斉藤を批難する植草。
安倍批判を繰り返し、やってないパンツ除きで逮捕され実刑を喰らった悔しさを忘れたそうだ。
いや、本当はガチに手鏡でパンツ見てたのか?

斉藤が「嘘八百、公務員失格」を訂正しないのは正しい言い分だからだ。
ウソ偽公務員がやったことを見れば、そう言われても仕方ない。
斉藤を批難する連中は、告発者=善、被告発者=悪、との単純な前提で考えてる。
その二元論的な思考は、物事を好き嫌いの二極で捉えることで生じる。
実際には、悪が怪文書を出して小悪が反撃して処分した、と見るのが適切。
残念ながら、植草も結局は感情に支配される操り人形らしい。
せめて、パンツ事件だけは冤罪だと信じてやりたいが…。


http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/855.html#c42

コメント [国際35] @アルメニア 議会でEU加盟交渉開始の法案が可決 ロシア離れ加速~AEU “ロシア軍撤退しない限り 制裁解除応じられない”… 仁王像
5. воробей[1079] hHKEgISChICEcYR1hHo 2025年3月30日 12:36:08 : Ip0uVvnnrI : bk5SazYwbnlQZm8=[556]
>>4
>「世界の多極化」という言葉の意味は、先進国だけで作った G7 (G8) のようなグループにおけるメンバーの入れ替えや、国と国とのパートナーの組み替えを表すもの

もっとわかりやすく言えば、三國志みたいなものです。
実のところ私も2019年のコロナ騒動以前から「世界は今、米中露の三國志」という見方をしていました。
アメリカが「唯一の超大国」を名乗った時代、既にプーチン・ロシアは「多極化する世界の一局」となる事を目標にしていました。
天空帝国(中国)の急速な台頭、ウクライナにおけるロシアの勝利と一極主義を目指したアメリカの戦略的敗北、その失敗から誕生したトランプ政権によるグローバリズムの脱却、これに戸惑う主権のないアメリカ属国諸国で、それが鮮明になってきています。
ドミトリー・トレーニン氏の話では将来、これにインドが加わる可能性があるようです。
http://www.asyura2.com/24/kokusai35/msg/426.html#c5

コメント [政治・選挙・NHK296] 通用しない斎藤知事の言い逃れ(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
43. 安来仲[68] iMCXiJKH 2025年3月30日 12:45:01 : W0FweM7oyk : RTAzR2xWTjREcHM=[4]
>斎藤が「嘘八百、公務員失格」を訂正しないのは正しい言い分だからだ。

その根拠は?

怒りに任せて吊し上げたんでしょう。
告発された元彦が見境無く告発者を懲戒処分した。それが第三者委の見立てなんだがね。

が、世間が怒っているのは、そんなことじゃない。不倫ネタや黒幕ネタのデマで2人を屠ったこと。しかも無反省。

これだけはゼッタイ許せねえ、ということじゃないの?
 
http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/855.html#c43

コメント [戦争b26] プーチン:平和的な手段で解決することに賛成だが、根本的な原因は排除する(櫻井ジャーナル) 赤かぶ
17. ExecutorNX[747] gmSCmIKFgoOClYKUgo@CkoJtgnc 2025年3月30日 12:57:32 : K0DMHkxkK2 : amh0V1hXMTBSV1U=[1]
>>16

ネオナチの本拠の西部はいりません
http://www.asyura2.com/25/warb26/msg/128.html#c17

コメント [戦争b26] 米軍が対中国戦争の準備を進める中、元統合幕僚長が台湾の政務顧問に就任(櫻井ジャーナル) 赤かぶ
17. ExecutorNX[748] gmSCmIKFgoOClYKUgo@CkoJtgnc 2025年3月30日 13:01:44 : K0DMHkxkK2 : amh0V1hXMTBSV1U=[2]
>>13

歴史的に近代以前、日本が朝鮮半島やら台湾を自国領土として文化的にも同一だった時期があるのかね?

旧伽耶地方などは日本と関係があったのではと言われているが、
それもどちらかというと日本が分国の一つだったって立場だろう。

http://www.asyura2.com/25/warb26/msg/124.html#c17

コメント [政治・選挙・NHK296] 通用しない斎藤知事の言い逃れ(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
44. 氷島[2168] lViThw 2025年3月30日 13:18:50 : 1ZCETBIvFM :TOR dUFmWWxnN3dhd28=[30]
<▽33行くらい>
⇒《したがって、通報者探索行為は違法、公用PC押収も違法、通報に対する懲戒処分も違法。これが第三者委員会の出した結論。》

全然違いますよ。パーフェクトなデマです。勝手に脳内変換しないでください。とても罪深い行為です。分からないなら黙っていてください。知識人づらして評論しないでください。バーカ。
一次ソースに当たってみましょう。

藤本久俊氏
https://www.youtube.com/live/yEEcogh7b00?si=LTFgdFc1q_Xodm5-&t=2926
⇒《公用パソコンの引き上げが行われました…我々はこれは違法だと考えます》
⇒《3月27日に「退職保留」という人事処分が行われました》
⇒《5月7日に、「懲戒処分」が行われました》
⇒《不利益取り扱いされないためには、「公益通報」だけでは足りません。真実相当性がなければなりません》

⇒《コーヒーメーカーの贈与については真実相当性があったと考えました》
⇒《優勝パレードの件についても真実相当性があったと考えました》
⇒《パワハラについては、暴行罪・傷害罪は認められないだろうから…真実相当性までは認められないだろうというのが、我々の判断でございます》

⇒《では、そのような場合に処分をしてもいいか。これはとても難しい問題です》
⇒《公益通報者保護法では保護されないにしても、「有益な事実の指摘があった」と考えてもよいのではないか》
⇒《「懲戒処分」のうち、本件文書を配布した部分は効力がない》

⇒《元局長が処分された理由は、その他にも3つございます。これら3つの行為に関して懲戒処分を課すことは可能か。これは理屈上は可能だと思います》
⇒《我々はかなり悩みましたが、発覚した非行為は、決して無視できるものではない…綱紀粛正ということも県政の信頼を維持するためには大事な部分でもある。他の3つを理由とする懲戒処分については効力があるというふうに考えております》

違法な収集方法で集めたとはいえ、とても看過できる非行為ではない。
そう感じたんだね。
当然だと思う。
長期にわたる井戸県政で、たるみきって、ゆるみきったクソ小役人が部下と不倫し、それを克明に記録してたんだから…
前代未聞の失態だよ。
http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/855.html#c44

コメント [政治・選挙・NHK296] 財務省の闇をえぐる(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
27. 秘密のアッコちゃん[1438] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2025年3月30日 13:23:23 : n4vXmS4Gso : WUN2WklXQ0Fya0k=[876]
<■537行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
<主張>NHKと軍艦島 会長の謝罪なぜ報じない
社説
2025/3/30 5:00
https://www.sankei.com/article/20250330-SK6OIATYUFPWVJAY764TMAR77U/
長崎市の端島炭坑(通称・軍艦島)を扱ったNHK番組
「緑なき島」
を巡る問題で、NHKの稲葉延雄会長が元島民に対し、名誉を傷つけたとして初めて謝罪した。
稲葉会長の謝罪は妥当である。
だが、NHKは自局のニュースで謝罪について報じていない。
これはおかしい。
NHKは本当に反省しているのか。
「緑なき島」
の映像を韓国メディアが悪用したことで、元島民はもちろん日本国の名誉も傷つけられた。
悪用の原因をつくったNHKにはさらなる具体的な行動が求められる。
まず、稲葉会長の謝罪を自局できちんと報じるべきだ。
その上で一連の経緯を検証する番組を作り、映像で歪められた軍艦島へのマイナスイメージを払拭すべきだ。
韓国側へ事実関係を説明することも欠かせない。
昭和30年制作の
「緑なき島」
には軍艦島の炭坑内として、裸電球が吊るされた狭い坑道を作業員が這って進む様子などが映されていた。
だが、元島民によればこの映像は軍艦島のものではなかった。
映像は韓国メディアに悪用され、朝鮮人労働者が劣悪な環境で強制労働させられていた証拠のように扱われた。
元島民の抗議を受け、NHKは昨年2024年12月、東京簡裁で成立した調停で、映像の一部が軍艦島かどうか
「確認が得られていない」
と認めた。
だが訂正や謝罪はせず、2025年3月26日にようやく稲葉会長が元島民と面会し、
「辛い思いをさせ、大変申し訳なく思っている」
と述べた。
この謝罪に先立ち、元島民が
「日本国民の尊厳と日本の国益に関わる問題」
として、謝罪番組の放送を求めたのは当然だ。
NHKはなぜ応じないのか。
「緑なき島」
の映像を無断で反日プロパガンダに悪用したのは韓国メディアなどだ。
2010年に韓国の公共放送KBSが映像を使った歴史番組
「地獄の島 軍艦島」
を放送した。
これは韓国の国立日帝強制動員歴史館でも上映され、強制労働があったという事実無根の話が拡散された。
軍艦島を含む
「明治日本の産業革命遺産」
は10年前2015年に世界文化遺産に登録されたが、韓国側は激しく反対した。
NHKが素早く行動していれば、不当な反対に晒されることもなかったのである。

「わが国の名誉著しく毀損」NHK軍艦島映像、自民特命委が決議「会長は公の場で謝罪を」
2025/3/12 15:32
https://www.sankei.com/article/20250312-BMYJ42AFMBCO3K3IWBXYXJWKHQ/
自民党の日本の名誉と信頼を確立するための特命委員会や外交部会などの合同会議は2025年3月12日、長崎市の端島炭坑(通称・軍艦島)を取り上げたNHK番組
「緑なき島」
の映像を巡り、NHKの稲葉延雄会長が元島民に謝罪する意向を示したことを受けて、謝罪は公の場で行うとともに坑内とされる映像が端島炭坑のものと確認できなかったことを広く周知する措置を求めると決議した。
■有村治子氏「事実丁寧に紡いで」
決議は、映像について
「わが国の名誉が著しく毀損されてきたことは紛れもない事実」
として、そうした国内外の現状を公共放送として是正する努力も促した。
「緑なき島」
の坑内映像は韓国メディアによって使用され、韓国で戦時徴用に関する虚偽情報が拡散する契機となったとされる。
ただ、映像は昭和30年に撮影されたもので、戦時中の旧朝鮮半島労働者問題と関係がない。
そもそも坑内映像について元島民は
「軍艦島の映像でない」
と指摘し、令和2年11月以降、NHKに謝罪と訂正を求めている。
特命委員長を務める有村治子元女性活躍担当相は党本部で開いた総会で、坑内映像について
「端島の真実に基づかない不当な歴史認識が広がる一端になった」
と述べ、
「事実を丁寧に紡ぎ、誠意ある責任をNHKに求めたい」
と訴えた。
■韓国メディアは最近も使用
出席議員からは
「よもやクローズにならないように国民に対する説明責任を負ってほしい」
とマスコミ公開の場で稲葉氏に謝罪を求める声や
「国民に対する責任、国益を損なった回復も極めて大事な関心事だ」
と指摘する声が上がった。
一般財団法人
「産業遺産国民会議」
の加藤康子専務理事も出席し、韓国のデジタル教科書に
「緑なき島」
の映像が戦時徴用に関する資料として使用されている実例などが紹介された。
韓国の公共放送KBSは今年2025年2月5日の報道番組でも
「緑なき島」
を使用したという。
会合にはNHKの担当職員も出席しており、決議の内容はこの場でNHK側に伝えられた。
NHKは昨年2024年12月、東京簡裁で元島民有志と調停し、坑内の照明に関する映像について
「端島炭坑内で撮影されたものであるという確認が得られていない」
と認めた。

NHK会長「真摯に考える」 軍艦島映像巡り島民への謝罪検討 自民青山繁晴氏ら要求
2025/1/31 15:09
https://www.sankei.com/article/20250131-O2F5HOIZIJEJLOLVIIQAGQVYGE/
長崎市の端島炭坑(通称・軍艦島)を取り上げたNHK番組
「緑なき島」
の映像を巡り、NHKの稲葉延雄会長は2025年1月30日、自民党の総務部会などの合同会議で元島民側に謝罪を検討したい考えを示した。
元島民らは、映像について韓国で戦時徴用を巡る虚偽情報を広める契機とされていると訴えている。
令和2年11月以降、謝罪を求め続けたが、NHKが応じなかった経緯がある。
稲葉氏は韓国メディアが映像を悪用している事態にも対応していくとした。
複数の出席議員が明らかにした。
■「直接会って謝罪を」
「遺憾で終わらせるのではなく、会長ご自身が元島民に直接会って謝罪してください」
青山繁晴参院議員は合同会議で、稲葉氏らNHK関係者にこう訴えた。
「緑なき島」
は昭和30年に放送され、今は閉山となった軍艦島での島民の暮らしぶりを伝える
「風土記」
的な内容だ。
70年も前の放送が問題視されているのは、平成27年の軍艦島の世界文化遺産登録を契機に、韓国メディアが朝鮮半島出身者が非人道的な環境で強制労働させられたとして、
「緑なき島」
の坑内とされる映像を相次いで無断使用したためだ。
坑内映像は、裸同然の採炭作業員がつるはしを振るうなど、当時の保安規定や元島民の証言と食い違っている。
NHKは昨年2024年12月に東京簡裁での調停で、元島民側に対し坑内の照明に関する場面については端島炭坑内の映像であるとの確認が得られていないと認めた。
■「真摯に受け止めて考える」
ただ、元島民が求める謝罪には応じず、調停では
「強い遺憾の意」
の表明にとどめた。
韓国メディアなどで映像が誤った使われ方をしている問題については、著作権の保護期間が切れていることを理由に消極的な考えを示し続けている。
この日の自民党の会議でも、当初NHK関係者は、映像を悪用する韓国メディアの姿勢を問題視するだけにとどめていた。
これを受け、青山氏らがNHKの
「製造責任」
を指摘しつつ謝罪の必要性を求めると、稲葉氏も
「真摯に受け止めて考える」
と応じた。
韓国メディアなどの悪用についても、稲葉氏は
「誤情報と同じような性質のもので、しっかりと対応していきたい」
と語った。
■「もう一度検討する」
NHKは令和3年12月に元島民側に緑なき島の映像について検証結果を報告し、
「端島炭坑以外であるとの結論に至らなかった」
としている。
この見解は調停成立後も崩していない。
この見解がNHK側から伝えられると出席議員からは
「こんなことを言う必要はあるのか」
「極めて分かりにくく回りくどい」
などと苦言を呈する声が相次ぎ、NHK側は
「もう一度検討する」
とした。
青山氏は会合後、
「遺憾では足りない」
「韓国のせいにしているのも違う」
「公共放送の責任として島民の方々、国民や世界の人々に対する責任として『これは違っていた』と明らかにするべきだ」
と記者に語った。
会議の進行役を務めた大岡敏孝衆院議員は、記者団に
「できるだけ平易な言葉でストレートに国民に届くように伝えるのは極めて大事だ」
「その辺はNHKで検討するとのことだった」
と語った。
稲葉氏については
「(いわゆる官僚答弁ではなく)経営者として毅然と受け答えしていた」
と述べた上で
「血の通った言葉でないと伝わらない」
と強調した。

NHK稲葉延雄会長、元島民に謝罪を検討 軍艦島映像「緑なき島」の悪用巡り自民党部会で
2025/1/30 19:46
https://www.sankei.com/article/20250130-XURSOXWAQZGYFI7YQHVBKBNPQM/
NHKの稲葉延雄会長は2025年1月30日、自民党総務部会などの合同会議に出席し、長崎市の端島炭坑(通称・軍艦島)を取り上げた番組
「緑なき島」
の映像を巡り元島民有志と昨年2024年12月に東京簡裁で調停が成立したことを報告した。
映像は韓国が戦時徴用についての虚偽情報を広める契機とされ、稲葉氏は元島民に直接会って謝罪することを検討したい考えを示した。
複数の出席者が明らかにした。
調停の過程で元島民側は名誉を傷付けられたとして謝罪を求めていたが、NHKは強い遺憾の意の表明にとどめた。
また、元島民側はNHKに対して会長との面会も訴えていたが、実現しなかった。

NHKの稲葉延雄会長の発言は矛盾だらけで、支離滅裂だ。
NHKの稲葉延雄会長はまず日本語を勉強し直すべきだ。
「緑なき島」は重大な虚偽情報が含まれているので、元島民が求めている通りに、直ちに検証番組を制作すべきだ。

軍艦島映像の悪用検証番組「作らない」とNHK稲葉会長 元島民と調停は「大きな区切り」
2025/1/22 17:50
https://www.sankei.com/article/20250122-B3QTRBB7VJF6ROQBEGVC4XKYFE/
NHKの稲葉延雄会長は2025年1月22日の記者会見で、長崎市の端島炭坑(通称・軍艦島)を取り上げた昭和30年放送の番組
「緑なき島」
の映像を巡り元島民有志と調停が成立したことについて
「問題の大きな区切りとなる」
との認識を示した。
NHKは映像の一部について坑内映像との確認が得られていないと認めた。
映像は韓国が戦時徴用を巡る虚偽情報を広める契機とされ、元島民は検証番組の制作を求めているが、稲葉氏は
「改めて作ることではないだろう」
と語った。
■謝罪言及せず
坑内とされる映像は当時の保安規定や元島民の証言と食い違っており、NHKは昨年2024年12月、東京簡裁の調停で元島民有志に対して、坑道内で裸電球を使用している場面などについて
「端島炭坑内で撮影されたものであるという確認が得られていない」
と認めた。
一方、調停の過程で元島民側は謝罪を求めたのに対し、NHKは
「強い遺憾の意を表明」
にとどめた。
稲葉氏は
「問題の映像が問題となっている所を捉えたものかどうか調査したがはっきりしない」
と述べ、
「裁判での当事者同士の合意は尊重されるべきだ」
として、謝罪する考えには言及しなかった。
「韓国でNHKに許諾なく使用されて島民の方々が傷付けられている」
「大変遺憾に感じる」
とも強調した。
■「誤報とはいえない」
稲葉氏は誤報かどうかの認識については、
「使われた映像が島の映像なのかどうか、今となっては確認できなかった」
「誤報やいい加減な情報を使ったとかは言えない」
「相当時間が経っている」
と述べ、
「作品を勝手に目的外使用するような先に、軽々に譲ったりするのは危険だというのは教訓に残っている」
と語った。
「緑なき島」
の映像は、NHKが平成22年に韓国の公共放送KBSに提供して以降、他の韓国メディアも含めて
「目的外使用」
される状況になっている。
NHKは令和3年に元島民側に対して
「端島炭坑以外のものであるとの結論に至らなかった」
との報告書を提出しており、今回の調停について、担当者は
「若干の表現の違いはあるが、同じ趣旨で合意した」
「当時の放送が誤報とかではない」
と強調した。

<主張>軍艦島とNHK 検証番組で虚偽払拭せよ
社説
2025/1/20 5:00
https://www.sankei.com/article/20250120-TCOKERTGAFJVNDYG27U2AVP6YY/
昭和30年撮影されたNHK番組「緑なき島」の坑内とされる映像を用いて、戦時中の朝鮮人労働者への非人道的待遇を指摘する韓国テレビ局の番組映像
https://www.sankei.com/article/20250120-TCOKERTGAFJVNDYG27U2AVP6YY/photo/E2CVHAIERJAF5M2NJBILYIXQKM/
長崎市の端島炭坑(通称・軍艦島)で戦時中に強制労働が行われていたなどと、韓国が虚偽情報を広めるきっかけとなったNHK番組
「緑なき島」
を巡る問題で、大きな進展があった。
NHKが東京簡裁の調停で、番組で使った映像が軍艦島で撮影されたものかどうか確認できていないと、元島民らに認めた。
ファクトに基づかない番組を放送したことになる。
信じ難い話だ。
元島民らが会見し、
「虚偽の汚名を浴びた」
としてNHKに検証番組の制作を求めたのは当然だろう。
NHKは、映像が反日プロパガンダに悪用された経緯を含め検証し、日本と元島民の名誉を回復すべきだ。
「緑なき島」
は昭和30年にNHKが制作した短編映画だ。
軍艦島の炭坑内として、ふんどし姿の作業員が狭い坑道をはって進み、人力で石炭を運搬する様子などが映されていた。
NHKは平成22年、映像を韓国メディアに提供した。
すると韓国で
「地獄の島 軍艦島」
などの番組が放送されるようになった。
国立の日帝強制動員歴史館でも使われ、朝鮮半島出身者が非人道的な扱いを受けた証拠のように取り上げられた。
一方、元島民らは
「端島坑内ではない」
としてNHKに抗議し、訂正を求めてきた。
NHKは令和3年に調査報告書をまとめたが、
「端島炭坑以外であるとの結論に至らなかった」
とし、応じなかった。
このため元島民らは調停を申し立て、昨年2024年12月に成立した。
その中でNHKは、作業員がヘッドランプを付けていない場面などについて
「端島炭坑内で撮影されたものであるという確認が得られていない」
と、ようやく認めた。
だが、NHKは調停で
「強い遺憾の意」
を表明したものの、訂正には応じていない。
NHKは本紙の取材に、調停の内容は令和3年の調査報告書と
「何ら変わるものではない」
とコメントしたが、矛盾極まれりだ。
軍艦島を含む
「明治日本の産業革命遺産」
は、平成27年に世界文化遺産に登録された。
その時、韓国側は、強制労働があったとして激しく反対した。
NHKは、自ら制作した不確かな番組がもたらした虚偽情報を払拭する責任がある。
国会は、この問題を厳しく追及してもらいたい。

「汚名浴びせる道具への悪用防いで」NHKに軍艦島映像で訴え 元島民の中村陽一さん 
2025/1/11 12:00
https://www.sankei.com/article/20250111-NABKGZI6ZFFDDLL5OYAOKKTIOI/
NHKが長崎市の端島炭坑(通称・軍艦島)を巡る番組
「緑なき島」
について端島炭坑内の映像であるという確認が得られないと昨年2024年12月に東京簡裁の調停で認めたことを受け、元島民らの
「真実の歴史を追求する端島島民の会」(島民の会)
が2025年1月9日に東京都内で開いた記者会見。
同会がNHKに初めて抗議した2020年11月以降、1980代、1990代の仲間を鼓舞した幹事長の中村陽一さん(86)は声を詰まらせながら、故郷が不当に貶められた現状に悔しさを滲ませた。
発言要旨は以下の通り。
■朝鮮半島出身者も「一島一家」
軍艦島は2015年7月の世界文化遺産登録を期すと韓国に(戦時中に朝鮮半島出身者が強制的に働かされたとして)
「地獄島」
「監獄島」
「強制労働の島」
「虐待の島」
などと激しいバッシングを受けた。
端島と紹介された映像、誹謗中傷は端島の日常、生活実態とかけ離れており私たち島民は胸を痛めた。
これらの映像や誹謗中傷に近い言葉の数々は、そこで暮らした島民、祖先の誇り、尊厳を傷付けるものだった。
黙って見ているわけにはいかない。
意を決して2017年1月、島民の会を立ち上げた。
端島での暮らし、産業活動を後世に正しく伝承すること、自ら体験し史料に基づいて正確に国内外に発信することを目的にしている。
現在の会員数は69人。
皆さん高齢で(設立当時から)17人が亡くなった。
時間との勝負だ。
戦時中の端島は
「一島一家(いっとういっか)」、
苦楽を共にした。
島で暮らした朝鮮半島出身者も同じだと聞く。
戦時中、端島炭坑で働いた先輩方は強制労働や虐待は見たことも聞いたこともないと言っている。
島民の会の松本栄・名誉会長(96)は病床のため、今日は来られなかった。
彼は戦争中、端島坑内で働いた経験がある。
病床から絶えず、我々に激を飛ばして支えてくれる。
加地英夫さん(享年92)は熱心に会を引っ張ったが、昨年2024年11月18日、調停成立のちょっと前に他界した。
無念だったろう。
遺影での参加だが、この場を天国から見つめ、
「まだ最初の一歩だ」
「後は任せた」
「がんばれ」
と励ましてくれている。
■「坑内の映像じゃなかばい」
NHKは
「緑なき島」
を1955年に端島炭坑の実際の坑内を撮影した映像としてテレビ放送した。
当時、端島にまだテレビはなく、この時の放送を端島で見た人はいない。
多くの島民は世界遺産に登録された後、映像を見た。
「これ、坑内の映像じゃなかばい」
と怒りの声をあげた。
2020年11月20日付で、NHKに対して抗議書兼要求書を送付した。
韓国の団体やテレビ番組が、戦前の端島炭坑で朝鮮半島出身者に過酷な労働を強いた証拠として使っていることに怒り、二重に苦しんだ。
NHKに強く抗議し、4つの項目を要求した。
1つ目はこうなった経緯や原因を調査し、調査結果の公表を。
2つ目は世界に向けて徹底した訂正報道を。
3つ目は(緑なき島の映像が展示された)釜山・国立日帝強制動員歴史館など韓国で映像を保有している者から当該映像の回収を。
4つ目は端島で生活した元島民やその遺族に謝罪を─
抗議から4カ月後、NHKは2015年11月に開始した
「緑なき島」
のDVD販売をやめた。
しかし、何回抗議しても、4項目の要求は応じなかった。
かすかな期待を持って放送倫理・番組向上機構(BPO)に苦情を申し立てたが、退けられた。
交渉しても埒はあかない。
昨年2024年1月、元島民らで申立人を9人立て、東京簡易裁判所に調停を申し立てた。
■「長々と付き合う余裕はない」
調停締結した内容は満足できるようなものではない。
不満が残っている。
でも、NHKが端島炭坑の映像ではなかったと認めたので、調停締結に応じた。
島民の会は皆、超高齢者で長々とNHKに付き合っていく時間の余裕はない。
残された時間は多くない。
本来はNHKがDVD販売をやめた時、端島の実際の坑内でないことを認めてくれれば、解決することができたはずだ。
抗議文を送って、調停で解決するまで4年もかかった。
長々と解決を引き延ばし、我々が死に絶えるのを待っているようなことは考えたくない。
■「おかしな要求をしているか」
NHKは端島炭坑が世界文化遺産に登録された後、(DVD発売に合わせて)60年前に製作された
「緑なき島」
の坑内映像を慎重にチェックすべきだった。
坑内映像の正確性を慎重に確認しなかったことはNHKのミスだ。
端島は
「虐待」

「虐殺」
という虚構の汚名を世界中から浴びさせられた。
「辛い思いさせて申し訳なかった」
「調停成立まで4年もかかって申し訳なかった」
と謝罪するのは当然だろう。
島民の会はお金など1度も要求していない。
ただただ謝罪を要求しただけだ。
何かおかしなことを要求しているだろうか。
NHKは世界に支局を持ち、調査力と発信力のある日本最大の報道機関だ。
日本人の大半はNHKを信用している。
「緑なき島」
の坑内映像が悪用されている実態を調査し、悪用を是正するような検証番組を制作できるはずだ。
是非制作してもらいたい。
我々も協力する。
今回の調停成立は一里塚だ。
NHKは
「緑なき島」
を終わったものとして扱うのではなく、坑内映像が端島に汚名を浴びせる道具として悪用されることを防ぐべきだと分かってほしい。
NHKは我々の謝罪要求を拒否した。
残念だ。
NHKは国民にも謝罪すべきだ。
プロパガンダに翻弄され、国民の名誉も毀損されている。
島民の会として海外における端島に対する謂れなき中傷を跳ね返し、端島の真実と暮らしや海底1000メートルの深さで石炭を掘り、日本の戦後の復興を支え、力強い産業化の歩みを伝えていくために、残り少ない人生をかけて行動していく。

NHK軍艦島映像「でたらめ」、不条理訴えた元島民会見 韓国メディアもNHK記者も不在
2025/1/10 15:19
https://www.sankei.com/article/20250110-MVGED4XHSNFQ7GKWZRX7ISLHXM/
NHKが長崎市の端島炭坑(通称・軍艦島)を巡る番組
「緑なき島」
について端島炭坑内の映像であるという確認が得られないと昨年2024年12月に東京簡裁の調停で認めたことを受け、元島民が今月2025年1月9日に都内で開いた記者会見。
映像は韓国メディアなどによって朝鮮人戦時労働者が非人道的な待遇を受けた証拠として悪用されている。
不条理を訴える機会だったが会見に韓国メディアやNHKの記者の姿はなかった。
■声を詰まらせて訴え
「この映画はNHKの映像が歴史的事実として参考にされた」
「世界中にありもしない軍艦島の負のイメージがばら撒かれた」
会見の冒頭、
「緑なき島」
が韓国メディアなどに利用された事例を盛り込んだ特集動画が流された。
朝鮮人徴用工を軍艦島の坑道に閉じ込めて爆破させようとしたという2017年公開の映画
『軍艦島』(監督・柳昇完)

「緑なき島」
の影響を受けていると、ナレーションでこう紹介された。
端島炭坑を運営した三菱石炭鉱業高島鉱業所の田中実夫元副所長(90)は
「緑なき島の坑内映像は長年、韓国でデタラメな認識を作り上げるのに利用された」
と指摘する。
軍艦島で戦時労働したという朝鮮半島出身者は
「ガスが出て苦しかった」
「うつ伏せで掘るしかない」
「背中に石炭を担いだ」
などと証言していると言い、田中さんは自身の経験や史料から反論していった。
田中さんは
「マスコミ関係の皆様には元島民の目的に対して力強い力添えを頂きたい」
とも訴えた。
昭和30年代の端島炭坑内の様子を知る元島民も少なくなったという。
会見には昨年2024年11月に死去した会長の加地英夫さん(享年92)の遺影も掲げられた。
元島民の中村陽一さん(86)は声を詰まらせながら、不当に故郷が貶められた元島民らの悔しさを訴えた。
■高度成長牽引した端島のプライドで追及
今回NHKは調停で元島民に対し、坑道内で裸電球を使っている映像などについて
「端島炭坑内で撮影されたものであるという確認が得られていない」
と認めた。
遠まわしな表現だが、元島民側は
「事実上、端島炭坑の映像ではなかったことが認められた」(元島民側の弁護士)
と受け止める。
ただ、満足のいく内容ではない。
元島民はNHK側に謝罪を求めていたが、NHKは頑として応じなかったという。
同席した弁護士は
「元島民らは道義上の謝罪すらNHKが拒んだことについて理解に苦しんでいる」
と代弁した。
元島民がNHKに対して最初に抗議した令和2年11月から4年が過ぎた。
加地さんをはじめ、他界した元島民は少なくない。
元島民らを支援し続けた一般財団法人
「産業遺産国民会議」
の加藤康子専務理事はNHKに対し、
「なぜ謝罪しないのか」
「民間企業が不正を働いたらメディアは叩くだろう」
「真実でないことを拡散したことは誠意をもって元島民や国民に向き合ってほしい」
と訴えた。
調停の結果については
「完璧に満足いく形ではないが、前進できた」
「大きな成果だ」
と強調。
追及を断念しなかった元島民らの姿勢について、
「日本にエネルギーが足りないと言われる中、高度経済成長を引っ張った端島の人たちのプライドと絶え間ない情熱が噴き出ている」
「日本国民にエネルギーを与える活動だった」
「皆さんの証言、記憶を大切にして、次の時代に継承していく」
と語った。

「虚構の汚名浴びた」軍艦島の元島民、検証番組を要求 NHK「坑内の確認得られず」
2025/1/9 18:38
https://www.sankei.com/article/20250109-M73BYL7H2RHEZLZENE2FVQWFAQ/
長崎市の端島炭坑(通称・軍艦島)の元島民で作る
「真実の歴史を追求する端島島民の会」
は2025年1月9日、NHKが軍艦島を巡る番組
「緑なき島」
について端島炭坑内の映像との確認が得られないと認めたことを受けて、東京都内で記者会見した。
元島民は
「虚構の汚名を浴びた」
「検証番組を制作してほしい」
と訴えた。
番組の坑内映像は、韓国で朝鮮人労働者が戦時中に非人道的な待遇を受けた証拠として利用されている。
しかし、番組が使った映像では、作業員がヘルメットに照明灯を着けず、坑道で裸電球が使用されるなど当時の保安規定や元島民の証言と異なる場面が多い。
端島島民の会は令和2年11月にNHKに抗議し、NHKは昨年2024年12月、東京簡裁での調停で
「端島炭坑内で撮影されたものであるという確認が得られていない」
と認めた。
端島炭坑で働いた田中実夫さん(90)は会見で、
「(緑なき島の)映像から想像したと見られるデタラメな証言のため、端島の名誉が傷付けられている」
と述べ、
「誤った歴史認識を世界規模で速やかに正していきたい」
と強調した。
元島民の中村陽一さん(86)は
「端島が虚構の汚名を浴びせられる原因が作られた」
「坑内映像の正確性を慎重に確認しなかったNHKのミスだ」
と指摘し、NHKに謝罪と検証番組の制作を訴えた。
韓国では、一部の歴史教科書(デジタル版)が
「緑なき島」
の坑内映像を挿入したテレビ番組を、授業用の映像資料として使っている。
端島島民の会は教材としての活用の中止を働き掛ける方針だ。

NHKの軍艦島映像「ずっと歯ぎしりしていた」 高齢の元島民、訂正と謝罪を求めた4年間
2024/12/31 9:30
https://www.sankei.com/article/20241230-UCSJP7S6ZNASNICV4ETJWL2FFM/
長崎市の端島炭坑(通称・軍艦島)の様子として昭和30年に放送されたNHK番組
「緑なき島」
を巡り、高齢となった元島民はこの4年間、抗議文や質問状の送付、面談の申し出などを通じて、NHKに誤りを指摘し謝罪を求め続けた。
問題の坑内とされる映像は1分55秒に過ぎないが、追及姿勢を崩さなかったのは韓国で
「軍艦島=地獄島」
と貶める材料に使われたからだ。
元島民は
「デマを黙って聞き流すことは、端島の繁栄を築いた先祖を汚すことになる」
との思いを抱えてきた。
■専門家も「首を捻る」
「皆ずっと歯ぎしりしていた」
端島炭坑を運営した三菱石炭鉱業高島鉱業所の田中実夫元副所長(90)は、坑内の映像を
「虚偽」
と断定し、こう漏らす。
田中氏が働いた端島炭坑は平成27年7月、世界文化遺産に登録された。
韓国は
「朝鮮人強制連行の現場」
として官民を挙げて反対し、虚偽の情報が拡散されていった。
番組の映像も、韓国メディアによって強制労働や虐待があった証拠として悪用された。
映像を挿入した公共放送KBSの番組
「地獄の地 軍艦島の真実」(平成31年1月公開)
は韓国の高校の教科書(デジタル版)の参考資料にも使われた。
元島民で作る
「真実の歴史を追求する端島島民の会」
が、NHKに正式に抗議したのは令和2年11月だ。
この前月令和2年10月、都内で坑内の映像を改めて確認して島外映像と結論付け、NHKに対して海外への訂正報道や元島民への謝罪を求めた。
しかし、NHKは
「端島における取材に基づき制作放送された」
と応じなかった。
NHKは令和3年12月、放送局のOBや専門家らに調査した結果、
「端島炭坑外との結論には至らない」
とする報告書をまとめ、元島民に渡した。
ただ、NHKの調査に応じた専門家の1人は産経新聞の取材に、坑内映像について
「首を捻る」
と語り、元島民の訴えに同調した。
■ありのままの端島を後世に
しかし、元島民らは諦めず、ジャーナリストの櫻井よしこ氏が主宰する
「産業労働研究会」
で炭鉱の専門家らと映像の検証を繰り返した。
NHK会長には面会を求め、放送倫理・番組向上機構(BPO)に苦情も申し立てたが、いずれも認められなかった。
事態打開のために選んだのが、東京簡裁への調停の申し立てだった。
島民の会は、ありのままの端島を後世に伝承するため、平成29年1月に結成された。
その後、会員の高齢化が進み、今年2024年11月18日は会長の加地英夫さんが92歳で亡くなった。
元島民は
「残された時間は少ない」
「謂れなき中傷を跳ね返す運動を更に強く展開したい」
「端島のことは元島民が一番よく知っている」
と語る。

鈍かったNHK、検証番組制作を 軍艦島で韓国報道悪用「緑なき島」 謝罪拒否では不十分
2024/12/30 16:00
https://www.sankei.com/article/20241230-KTWETEJUBRDCROQGCU3BKJEOT4/
「軍艦島は地獄島」
との誤った印象を韓国が世界に向けて宣伝するきっかけを作ったNHK番組
「緑なき島」
を巡り、NHKがようやく軍艦島で撮影されたか確認が得られていないと認めた。
ただ、NHKは
「強い遺憾の意」
を表明するだけで、頑なに謝罪は拒否した。
これでは不十分だ。
「緑なき島」
の映像は韓国の公共放送KBSや放送局MBC、そして釜山にある韓国国立日帝強制動員歴史館でも
「強制労働の“証拠”」
として使われてきた。
歴史館では
「軍艦島」
について、
「陸地の炭鉱と比べ労働環境が劣悪であり、死亡事故が起きたことから『地獄島』と呼ばれていた」
「ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)の世界遺産に登録されたが、この中に含まれている強制動員の歴史は必ず記憶されなければならない」
と説明していた。
「緑なき島」
について、NHKの前田晃伸前会長は
「当時端島で生き生きと暮らす人たちの様子を取り上げた」(令和3年の参院総務委員会)
と説明した。
確かに、歴史問題や労働環境を特集したものではない。
番組の内容を使い、歴史戦に悪用したのは韓国側だ。
それでも韓国のプロパガンダに番組の中の映像が勝手に使われたことが分かっても、NHKの動きは鈍かった。
自民党の保守系議員たちが何度国会で質問しても、NHK側は
「別の炭鉱で撮影された映像が使用されたというような事実は確認されませんでした」(前田氏)
といった答えを繰り返してきた。
NHKは無許可使用への対応を検討してきたというが、それでも現在の稲葉延雄会長が
「(昭和30年放映の)『緑なき島』の映像は韓国の法律上あるいは著作権の保護期間を過ぎており、展示の取りやめなどを求めることは法的な根拠もなく、実効性に限界がある」
(令和5年の参院決算委員会)
と語るように、消極的な姿勢を示してきた。
元島民や一般財団法人「産業遺産国民会議」による徹底的な検証と国会での追及がなければ、今回、NHKが誤りを認めることはなかったであろう。
NHKは、元島民側の主張を踏まえ、
「ご迷惑をおかけし悪かった」
と素直に謝罪すべきだ。
そして、どうして番組の映像がいわゆる徴用工問題に影響を与えたかの検証番組を作り、世に広めることが公共放送としての役割ではないか。

<独自>軍艦島映像、NHK「坑内の確認得られず」元島民に調停で認める 抗議重ね4年
2024/12/30 15:00
https://www.sankei.com/article/20241230-O4ILVDQ4NBAUDON67MMBH3MFWA/
長崎市の端島炭坑(通称・軍艦島)を巡るNHK番組
「緑なき島」
の坑内とされる映像について、NHKが端島炭坑内の映像であるという確認が得られていないと元島民側に認めたことが2024年12月30日、分かった。
東京簡裁で行われた元島民有志との調停で、NHK側が文書で認めた。
元島民は令和2年以降
「端島坑内ではない」
と訂正を求めてきたが、NHKは
「端島以外のものとの結論に至らない」
として応じてこなかった。
映像の風景は当時の保安規定や元島民の証言と食い違っているが、映像は韓国で朝鮮人の戦時労働者が非人道的な待遇を受けた証拠として引用されている。
元島民有志は2024年1月に東京簡裁に調停を申し立て、2024年12月17日に成立した。
NHKは
「緑なき島」
を巡り、
@作業員全員がヘッドランプ(ヘルメットに装着する照明灯)を付けていない場面
A坑道内で裸電球を使用している場面
の2つの映像について、文書で
「端島炭坑内で撮影されたものであるという確認が得られていない」
と認めた。
「緑なき島」
は昭和30年にNHKが制作・放送した短編映画。
坑内とされる場面には、ふんどし姿の作業員が裸電球が吊るされた狭い坑道をヘッドランプを装着せず、はって進み、人力で石炭を運搬する様子が映し出されている。
「緑なき島」
の映像は、NHKが平成22年に韓国の公共放送KBSに提供した。
それ以降、他の韓国メディアも使うようになった。
令和5年1月までに、KBSやMBC、JTBCなどのテレビ局の計20本の徴用に関する番組で使用が確認された。韓国・釜山の
「国立日帝強制動員歴史館」
でも展示され、軍艦島が戦時中、朝鮮人作業員が劣悪な環境下で働かされていたとの印象作りに利用された。
元島民有志は令和2年11月にNHKに対し、検証と訂正を求める抗議書を通知。
NHKは改めて調査した結果、令和3年12月に
「端島炭坑以外のものであるとの結論に至らなかった」
とする報告書をまとめた。
自民党議員も国会で4年近く追及を重ねている。
映像の撮影時期に関し、NHKは令和5年6月に自民党の会合で終戦後の昭和30年だったと報告した。
今回の調停で元島民側は名誉を傷付けられたとして謝罪を求めたが、NHKは強い遺憾の意の表明にとどめた。
NHKは産経新聞の取材に、
「今回の調停の内容は、令和3年にNHKが行った調査の結果で
『端島炭坑以外のものであるとの結論に至らなかった』
とする見解と何ら変わるものではない」
とコメントした。

韓国社会に深刻な誤解与える NHKの軍艦島映像 専門家ら指摘
2023/7/13 20:07
https://www.sankei.com/article/20230713-WOIG4XWEYBINFGTAEAGFJEZFZM/?577972
長崎市の端島炭坑(通称・軍艦島)を取り上げたNHK番組
「緑なき島」
を巡り、一般財団法人
「産業遺産国民会議」
の会合が2024年7月13日、東京都内で開かれ、映像が韓国のテレビ局の番組20本で放映され、デジタル教科書の参考資料や資料館で使用されていたことが報告された。
NHKは坑内とされる映像は戦後に撮影したと明らかにしたが、出席した専門家からは戦時中の
「朝鮮人強制連行」
を表すものとして使用され、韓国社会に深刻な誤解を広めているとの認識が示された。
会合は産業遺産国民会議の下部組織の産業労働研究会が開いた。
「緑なき島」
の映像を巡っては、NHKが2010年6月に韓国の公共放送KBSに提供して以降、韓国メディアが朝鮮半島出身者が軍艦島で過酷な戦時労働を強いられた証拠として使用している。
会合では、2010年8月から2023年1月にかけ、KBSやMBC、JTBCなどのテレビ局の計20本の徴用に関する番組で、映像の使用が確認できたと報告された。
国立の資料館などでも映像が放映されていたという。
韓国問題に詳しい研究者は、韓国の高校の歴史教科書(デジタル版)に
「緑なき島」
の坑内映像を使用したテレビ番組が参考資料として活用されている実例を紹介し、
「視覚的な効果が子供たちの記憶に残ってしまう」
と懸念を示した。
また、2017年に上映された映画
「軍艦島」
について、
「『緑なき島』の映像をモチーフにした場面が数多くある」
「苦労している作業員の映像が韓国国民に与えた影響はある」
と指摘した。
NHKは
「緑なき島」
の映像について
「端島炭坑以外のものであるとの結論には至らなかった」
と主張しているが、そもそも端島炭坑内ではないとの見方は根強い。
端島炭坑の元作業員は会合で、映像に映っているように、作業員が制服を脱いで作業することや、ガス爆発の恐れがある坑内に防爆装置を施していない裸電球が設置されていることはあり得ないと証言。
石炭産業に詳しい学芸員も
「時代考証がなされていない」
と批判した。
出席者はNHKの見解に反論する報告書をまとめる方針を改めて確認した。

http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/848.html#c27

コメント [政治・選挙・NHK296] いよいよ自民党も百害あって一利なし 解散するべきは統一教会だけじゃない(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
52. 秘密のアッコちゃん[1439] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2025年3月30日 13:33:44 : n4vXmS4Gso : WUN2WklXQ0Fya0k=[877]
<■136行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
<主張>中国外務省 会談内容の改竄許されぬ
社説
2025/3/30 5:00
https://www.sankei.com/article/20250330-XIPVASLTOBNWXHJPBSNXUVFTJI/
これでは
「戦略的互恵関係」
どころか、国家間の通常の信頼関係を築くことも困難なのではないか。
石破茂首相と中国の王毅共産党政治局員兼外相の2025年3月21日の会談を巡り、日本政府は、中国外務省の発表内容に事実と異なる記述があるとして抗議した。
間違っている箇所の削除を求めたが、中国側は応じていない。
中国外務省はホームページ上の石破首相の発言を改めてもらいたい。
それが確認できるまで石破首相や岩屋毅外相は王氏と会談してはならない。
中国外務省ホームページは王氏と会談した石破首相が
「中国側が詳述した立場を尊重する」
と述べたと記載している。
日本側は
「そのような発言をした事実はない」
とするが、中国外務省報道官は
「国家間の交流で互いの立場を尊重するのは正常なことではないだろうか」
と開き直った。
牽強付会の説である。
日中両国には在中邦人の拘束や尖閣諸島、台湾を巡る問題などについて、立場や見解に隔たりがある。
「中国側が詳述した立場を尊重する」
との文言が日本の首相の言葉として残れば、日本が中国の言い分に従っている印象を与える。
これでは日本の立場と国益が損なわれる。
会談内容の改竄は自国にとっても不利益だと中国外務省は知るべきだ。
各国も中国要人との会談を警戒するだろう。
中国はトランプ米政権の対中圧力に直面し、日本との関係を改善したい素振りを見せてきた。
その最中に、会談内容を改竄し放置するのは不可解だ。
まさか日本側の中国への反発を強め、対日関係をぎくしゃくさせたいわけではあるまい。
王氏は石破首相との会談で、
「歴史問題と台湾問題で交わされた重要な政治的約束を(日本は)確実に果たさなければならない」
と迫った。
この
「政治的約束」
という言葉も一方的な牽制と言える。
戦後80年の年に歴史問題を持ち出し、日本に対して優位を占めたい底意があるのだろう。
日本政府は習近平中国国家主席の年内訪日を計画しているとされる。
だが、改竄の削除をはじめ中国側の実際の行動に大幅な改善がない限り、中国との関係強化は難しい。

<主張>日中外相会談 互恵関係の「基礎」がない
社説
2025/3/23 5:00
https://www.sankei.com/article/20250323-66GDVSXSOVI6RF3GMK3KDQB57Q/
岩屋毅外相と中国の王毅共産党政治局員兼外相が2025年3月22日、都内で会談した。
岩屋氏は両国の共通利益を拡大する
「戦略的互恵関係」
の包括的推進を目指すと強調した。
両氏は両国の課題と懸案を減らし、協力と連携を増やすことで一致した。
会談後には閣僚級の日中ハイレベル経済対話が6年ぶりに開かれた。
日中韓外相会談も開かれ、首脳会談の年内実施へ調整を加速させることになった。
王氏は岩屋氏との会談で、日中の
「関係の改善と発展を積極的に推進することが重要だ」
と語った。
経済対話では米トランプ政権を念頭に
「一国主義、保護主義が横行している」
と述べ、日中協力の重要性を唱えた。
トランプ政権の対中圧力に直面する中国は、対日関係を改善し、近年減少している対中投資を増やしたいのだろう。
日米同盟に楔を打ち込む狙いもあるように思われる。
だが、中国側の実際の行動に大幅な改善がない限り、中国との関係強化はあり得ない。
外相会談では、東京電力福島第1原発の処理水海洋放出に伴って中国側が禁輸した日本産水産物の輸入再開の協議推進を確認した。
掛け声ばかりで再開時期は明らかにならなかった。
中国当局が複数の邦人を拘束している問題も進展はなかった。
この深刻な人権問題が解決しなければ日本人ビジネスマンは安心して赴任できない。
2025年3月22日朝までの24時間で中国軍は、沖縄のすぐ隣に位置する台湾の周辺で軍用機のべ47機、軍艦7隻などを展開した。
台湾への乱暴な示威行動は容認できない。尖閣諸島周辺での中国海警局船の領海侵入や、与那国島沖の日本の排他的経済水域(EEZ)内の中国ブイの問題も解決していない。
日中関係を改善し、協力を拡大する条件は整っていないということだ。
石破茂首相や岩屋氏は、戦略的互恵関係という、時代にも国益にもそぐわない概念を用いるのをいい加減やめるべきだ。
ハイレベル経済対話を開いても、経済界が訪中団を送っても邦人の安全が守られないようでは協力や連携を進めるのは危うい。
台湾有事の懸念もある。
首相や岩屋氏は、中国の行動を大幅に改めさせることを優先しなければならない。

対話重ねるも懸案解決なく 厳しい世論と日米関係踏まえた対中外交の難しさ 日中外相会談
2025/3/22 22:06
https://www.sankei.com/article/20250322-Y7WE6AOZGJOVZDT443MU3BHKSU/
2025年3月22日の日中外相会談でも中国に起因する日中間の懸案に具体的な進展はなく、中国の王毅共産党政治局員兼外相は逆に戦後80年の節目を捉え、歴史問題で日本を牽制する姿勢を示した。
中国側の思惑に流されずに関係を構築し、懸案を減らし、国益を確保できるかが岩屋毅外相にのしかかった課題だ。
「日中両国の協力と連携のポテンシャルを最大限発揮するためには、率直に議論できる関係の構築が重要だ」。
岩屋氏が日中外相会談の冒頭でこう呼びかけたのに対し、王氏は
「歴史を直視し、未来に向かって共通認識を固めるべきだ」
と述べ、日中韓外相会談に続き
「歴史」
に言及した。
その後、岩屋氏は中国で拘束された邦人の即時解放をはじめ、一連の懸案に懸念を伝え解決を迫ったが、王氏は
「それぞれの論点について中国側の立場に沿った発言」(外務省)
に終始した。
昨年2024年12月の北京での日中外相会談で、岩屋氏は過去の侵略と植民地支配へのお詫びを表明した戦後50年の
「村山談話」
に言及。
中国側が
「村山談話の明確な立場を引き続き堅持し、深い反省と心からの謝罪を表明する」
と岩屋氏が述べたと発表し、日本側がその後、中国側の発表は
「正確ではない」
として中国側に申し入れた一幕があった。
中国が外交カードとして利用してきた村山談話に岩屋氏が敢えて触れ、中国側に利用されたことには、元外務省幹部も
「賢明でなかった」
と苦言を呈し、自民党の閣僚経験者も
「歴史問題を武器化しようとする中国の手に乗ってはいけない」
と岩屋氏の対中姿勢への懸念を不安視した。
2025年3月22日の日中外相会談でも今年2025年が戦後80年の節目に当たることから議論は歴史に及んだが、外務省の説明によると、岩屋氏は今回
「村山談話」
に言及せず
「日本は戦後平和国家として歩んできた」
と説明したという。
中国への譲歩や傾斜は世論や自民党内の反発を招くだけでなく、対中強硬姿勢を強めるトランプ米政権との間で亀裂が生じる恐れもあり、一筋縄でいかないのが対中外交だが、山積する懸案の進展は
「対話がないと始まらない」(外務省幹部)。
岩屋氏は会談で
「ハイレベル往来を重ねる中で懸案を解決していく」
考えを強調した。

「中国は人権抑圧、覇権主義の停止を」内モンゴル、チベットの出身者ら来日の王毅氏に抗議
2025/3/22 16:23
https://www.sankei.com/article/20250322-TQXOQX4Z3JHRTIXKTDHZT6GJBI/
中国の王毅共産党政治局員兼外相の来日に抗議するため、2025年3月22日に日中韓外相会談が開かれた外務省飯倉公館(東京都港区)付近では中国政府に迫害される新疆ウイグル、内モンゴル、チベット各自治区や香港の出身者らがデモ活動を行った。
一行は王毅氏について
「現在の人権抑圧や覇権主義を停止しない限り、より厳しい批判が中国政府に突き付けられる」
と指摘する声明を読み上げた。
飯倉公館前は厳重に警備されており、デモは警察の誘導で数百メートル離れた場所で行われた。
王毅氏が飯倉公館に入る際、出る際に合わせて、一行は
「中国は民族弾圧をやめろ」
「強制収容所を閉鎖しろ」
「自由と民主の声を殺すな」
などと声を上げた。
中国で暮らす親族が当局に不当に弾圧されていると訴える名古屋市の中国人女性らも駆け付けた。
その後、一行は1キロ余り離れた中国大使館前に移動。
マイクを握った日本人支援者の古川郁絵氏は、外相会談で岩屋毅外相が掲げた
「未来志向の交流」
について
「現在進行形でチベット、ウイグル、南モンゴル、香港の自由を奪い、台湾を脅かす中国との未来思考とは何か」
と疑問視し、
「未来は隣国で起きている残酷な現実に目を背けたものではいけない」
「自由と民主を求めて戦っている人が弾圧される中、日中友好はあり得ない」
と訴えた。
王毅氏は2025年3月7日の記者会見で台湾について
「中国は最終的に台湾を統一する」
と強調しており、声明は
「台湾に対する侵略の意思を露わにした王毅氏の発言は、アジアにおける平和に脅威を与え、力による現状変更を求めるもので看過できない」
と指摘。
日本政府に対して
「明確に抗議の意思を表明することが平和外交のあるべき姿だ」
としている。

http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/849.html#c52

コメント [政治・選挙・NHK296] 通用しない斎藤知事の言い逃れ(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
45. 氷島[2169] lViThw 2025年3月30日 13:34:50 : hyvcDVZbeI :TOR ZWt6dWthcDVDbEE=[22]
44のつづき

他の方の説明も聞いてみましょう。

村上英樹氏
https://www.youtube.com/live/yEEcogh7b00?si=aHg5fuvoTKOqSnlL&t=5700
⇒《違法な証拠探索があったということで、違法の要素はございます。それと比較して、2つ目から4つ目の理由での処分の必要性、というものを比較考量して…処分自体が無効であるかというと、無効とまでは言えない》

長城紀道氏
⇒《違法はただちに無効になるというケースもあります。違法だからといって、ただちに無効にならないものもあります…比較を考量するなかで総合的に判断したということであります》

渡瀬康英の非行為がよっぽど酷かったのだよ。目に余るものがあったのだ。
その点も報じてくれよな。マスゴミさん。
http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/855.html#c45

コメント [リバイバル3] オールド マランツ 中川隆
84. 中川隆[-7312] koaQ7Jey 2025年3月30日 13:37:23 : 23jZb5XZGQ : S2VIenU2QTBlR1k=[7]
<▽48行くらい>
訂正Marantz#7と言えども音質バラバラ
2021-09-15
https://ameblo.jp/tiromie/entry-12696187237.html

マランツ#7Cプリアンプと言えばオーディオの名機としての名声は間違いなく、マークレビンソン氏にまで影響。

トランジスターでマランツ#7レベルの再現とこれまた名機マークレビンソン、LNP-2が開発されたのは有名ですね。

高校生にしてオーディオに理解あったお父上から買ってもらったそのMarantz#7を今でも使い続けている友人。

「内部コンデンサーをスプラグ社のブラックビューティーからバンブルビーに全部交換してもらったら俄然よくなったよ。」と友人から。

では聴かせてと、せっかくだからMarantz#7を所有しながら、アナログから遠ざかって20年。
長らく鳴らしていなかった個体を持参して、オリジナル初期モデル相当の7と聴き比べさせていただきました。

ろくでもないMJ誌ではむろん、管球王国レベルでも期待出来ない、初期モデルのMarantz#7と17000ないし18000番以降相当品の自分の7との比較になります。

というのも、自分のは13000番台でありながら、途中のレストアで内部コンデンサーがスプラグ社のブラックビューティーに換装されて後期モデル相当になっていました。

自分の7の中身とブラックビューティーコンデンサー。

トーンコントロール周りがオリジナルのバンブルビー。ところが肝心のイコライザーと増幅回路部分はブラックビューティーに変わっていますね。


バンブルビーの初期モデル相当の7コンデンサー

20年ぶりに鳴らす自分の7。鳴るのかどうかから心配しましたが、きちんと鳴りました(笑)。
1997年に神戸のガス灯でのメンテナンスが良かったとは中身を見た友人からです。

残留ノイズも合格点。

半世紀前の設計の7にMarantz#9

現代アンプの富山のCS PORTの212アンプより残留ノイズがはるかに少ないというのも驚異的です。

オリジナルのテレフンケンのEL34が刺さっているMarantz#9と組み合わせてJBLハーツフィールドで鳴らしました。木製ケースに入っていないのが自分の7。


少なくとも現代の真空管アンプ、富山のCS PORTの212シングルより残留ノイズははるかに少ないです。

では肝心の音質は?
バンブルビーには負けました。
アメリカンな躍動感、生き生きとした楽器演奏の感じは明らかにバンブルビー。
思わず、自分の7に「日本のアンプのような音」と呟きました。
油絵の立体、躍動感がない日本画、陰影で遠近を出す欧米の演劇に対して、遠近法もなく、影は利用しない平面の能や歌舞伎。

と落ち込みましたが、友人からはとてもよい個体。ガス燈のおかげですよ。もし要らなければすぐに買わしてもらうとまで。

それでも自分の7はアメリカンサウンドが維持されていて、音質はいい方と。

これが後年のクラロスタットのボリュームから日本のアルプスに。
コンデンサーはスプラグのブラックビューティーすら失われ、どこぞか不明なコンデンサーの日本資本になったマランツのキット7Kになると、もはや7オリジナルとはかけ離れた音質だそうです。

背中をしっかり押していただけました。自分の7の元の状態への完全レストアを敢行します
https://ameblo.jp/tiromie/entry-12696187237.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/635.html#c84

コメント [政治・選挙・NHK296] 斎藤元彦知事パワハラ認めてもお咎めナシ…鉄面皮“居直り作戦”にも兵庫県議会の動きが鈍いワケ(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
87. 秘密のアッコちゃん[1440] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2025年3月30日 13:41:02 : n4vXmS4Gso : WUN2WklXQ0Fya0k=[878]
<■6701行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
<主張>兵庫県知事 「違法」の責任を直視せよ
社説
2025/3/29 5:00
https://www.sankei.com/article/20250329-ADOTICCJYBNYLBJHFVAP6E6USE/
斎藤元彦兵庫県知事の疑惑告発文書を巡る問題で、弁護士でつくる第三者委員会が報告書を出した。
告発文書を公益通報として扱わず、作成者を処分した斎藤氏らの対応は
「明らかに違法」
と指摘し、斎藤氏のパワハラ行為についても認めた。
斎藤氏は会見でパワハラについては初めて謝罪した。
一方、
「違法」
の指摘については専門家の間でも意見が分かれているとして、
「対応は適切だった」
と従来の主張を繰り返した。
第三者委に先立ち、県議会調査特別委員会(百条委員会)も報告書を出している。
百条委の報告書は、県の対応は
「違法の可能性が高い」
とし、斎藤氏の言動や行動は
「パワハラ行為と言っても過言ではない」
と指摘していた。
斎藤氏は、2つの報告書の指摘の重さを真摯に受け止めるべきだ。
その上で、自身の具体的な責任の取り方を明らかにしてもらいたい。
第三者委の報告書は、知事が告発者を捜し出して懲戒処分に付したことは、公益通報者保護法に違反すると指摘した。
斎藤氏らが、告発者への処分を決める過程に関わったのは
「裁量権の範囲を逸脱」
するもので、処分は無効と結論付けた。
職員への厳しい叱責など10件をパワハラと認定した。
斎藤氏は、告発者捜しを命じた初動の対応は
「当時としてはやむを得なかった」
と釈明し、告発文書を作成した元県民局長への処分見直しも否定した。
これはおかしい。
公益通報制度は組織の不正を防ぐための仕組みである。
告発者捜しが禁じられているのは、告発しようとする人が萎縮すれば、不正を改める機会が失われるからである。
県政トップの知事に、この制度への正しい理解が求められていることは言うまでもない。
公務員や会社員が違法行為やパワハラ行為を認定されれば懲戒処分を受けるのが普通だ。
ところが斎藤氏は自身への処分や辞職の考えもないという。
責任感が欠如している。
第三者委の報告書は
「パワハラをなくし、公益通報者を保護する体制を築く自浄力」
を県に求めた。
議会は斎藤氏に責任の取り方を具体的に示すよう強く促すべきだ。
有耶無耶なままでは県政を前に進められない。

第三者委「明らかに違法」の指摘もスタンス変えない斎藤知事、県職員から「常識みせて」
2025/3/20 8:00
https://www.sankei.com/article/20250320-5LX42BC3BVKRJBNYMEWC32A7QA/
斎藤元彦兵庫県知事の疑惑告発文書問題で、弁護士で作る第三者委員会は2025年3月19日、県に調査報告書を提出し、公表した。
第三者委は告発文書を公益通報として扱わず作成者を処分した斎藤氏らの対応は
「明らかに違法」
で、処分は無効と指摘。
調査対象となった職員への叱責など10件をパワハラだと認定した。
第三者委員会の調査報告書を受け、県議らは
「重く受け止めてほしい」
と注文を付けた。
県職員からは百条委員会の調査報告書に続いて厳しい指摘を受けながら、従来の主張を変えない斎藤氏の見識を疑う声も聞かれた。
県議会最大会派・自民党の北野実幹事長は、第三者委の報告書について
「専門家による的確な検証がされた印象」
「知事側の対応を見て議会としてどうするか考えていきたい」
と話した。
第4会派「ひょうご県民連合」の迎山志保政調会長は、個人の見解と前置きした上で
「この報告書を受けても知事が自己正当化に終始するのであれば、議会としてけじめをつけなければならない」
と述べ、辞職勧告などを検討する可能性を示唆した。
約1年に渡る県政の混乱に出口が見えず、庁内には閉塞感が漂う。
県職員の1人は、
「斎藤知事が謝ることができないことで県政の混乱が長期化している」
「知事には上に立つ人間としての『常識』を見せてほしい」
と話した。

斎藤知事、第三者委の指弾に軌道修正迫られるか 「違法・不当」百条委より大きく踏み込み
2025/3/20 7:00
https://www.sankei.com/article/20250320-OTJBL2FQABOHLN3QK5FWHWOZJQ/
斎藤元彦兵庫県知事の疑惑告発文書問題で、元裁判官の弁護士らによる県の第三者委員会が2025年3月19日公表した調査報告書は、告発者を処分した斎藤氏の対応を違法と断じ、パワハラ行為を明確に認定した。
「違法の可能性」
といった表現にとどまった県議会の調査特別委員会(百条委)の報告書より大きく踏み込んだ形だ。
客観的立場の法律専門家から厳しい審判が突き付けられ、百条委の報告書に対して強気の姿勢を示していた斎藤氏も軌道修正を迫られそうだ。
第三者委は県弁護士会推薦の元裁判官3人と、調査員3人の計6人の弁護士で構成。
文書に記された7項目の疑惑の真偽に加え、文書を公益通報として扱わず、作成した元県幹部の男性=昨年2024年7月死亡、当時(60)=を懲戒処分とした県の対応の是非を調査した。
斎藤氏は昨年2024年3月、匿名の文書を独自に入手し、片山安孝副知事(当時)らに調査を指示。
男性を作成者と特定し、内部調査の上で停職3カ月の懲戒処分とした。
こうした経緯について百条委の報告書は、
「告発者潰しと捉えられかねない」
と言及。
「公益通報者保護法に違反している可能性が高い」
としたが、第三者委の報告書は
「違法、不当なものだった」
と言い切った。
■区の兵庫県庁
斎藤氏はこれまで、文書には真実相当性がなく同法の保護対象外との認識を示してきたが、第三者委は贈答品の受け取りなど複数の項目で真実相当性を認定。
「文書の配布は不正目的」
とする片山氏の主張についても、配布先が10カ所に限られていることなどから、県政を混乱させるとの不当な意図はないと退けた。
更に、文書が公益通報に該当すると認定し、斎藤氏らの関与で告発者を捜したのは
「違法の程度は極めて大きい」
と判断。
文書作成に関する処分は裁量権の範囲を逸脱、乱用しており、無効と結論付けた。
■専門家「進退含め決断必要」
7項目の疑惑では、百条委が斎藤氏の部下への叱責を
「パワハラと言っても過言ではない不適切なものだった」
としたのに対し、第三者委は具体的に10件のパワハラ行為を認定。
斎藤氏は
「業務上の必要な範囲での指導」
と主張してきたが、
「感情的に怒りをぶつけることは指導ではない」
などと指弾した。
第三者委の報告書について、地方自治に詳しい法政大大学院の白鳥浩教授(現代政治分析)は、
「百条委の報告書と大筋は同様だが、パワハラや公益通報について更に踏み込んだ内容となっている」
と評価する。
斎藤氏は百条委の結論を
「1つの見解」
と見做していたが、白鳥氏は
「最早『1つの見解』ではなくなった」
とし、斎藤氏に対し
「この結論と向き合い、進退も含めて決断する必要がある」
と指摘。
「議会側も再度の不信任案の提出が必至ではないか」
と話した。
■議会側「再び不信任」は不透明
兵庫県の第三者委員会が斎藤元彦知事に厳しい調査報告書を公表したことで、斎藤氏自身や県議会の対応が今後の焦点となる。
斎藤氏自身は
「(報告書の)内容をしっかり精査させて頂きたい」
と述べるが、正当性を頑なに主張してきた姿勢は変わるのか。
県議会では失職して返り咲いた斎藤氏に再び不信任の構えを見せる会派がある一方、慎重な姿勢も多く動きは不透明だ。
「知事や県当局がどういう対応をするか見ないと、次の動きに出られない」。
最大会派・自民党県議団の幹部は慎重な見方。
公明党県議団幹部は
「不信任決議が成立した時とは世論が違う」
とし、斎藤氏が再選された
「民意は重い」
と見る。
これに対し、立憲民主党の県議らで作る会派・ひょうご県民連合の幹部は、再度の不信任決議案を視野に入れる。
疑惑を告発した元県民局長の公用パソコンに
「猥褻な文書」
があったと斎藤氏が言及したことなどに触れ、
「許されない」
と断じつつ
「他会派や県民の意識とも温度差はあることは感じており、調整は難しい」
とみる。
議会側の対応とは別に、住民が知事のリコール(解職請求)に動くケースも考えられる。
ただ法令上、首長らの就任後1年間は請求できず、斎藤氏が対象になるのは今年2025年11月以降だ。
仮にリコール運動が起きても、兵庫県で請求に必要な署名数は約66万筆とハードルは高い。
総務省によると、知事のリコールが成立した例は過去にない。
■2つの第三者委、公選法違反疑惑も焦点
一連の問題を巡り、兵庫県では他に2つの第三者委員会が立ち上がっている。
いずれも告発した元県民局長の男性の公用パソコンに保存された私的情報の漏洩疑惑に関する調査が目的。
今月2025年3月末までに結果はまとまる見通しだが、内容が公表されるかは決まっていない。
男性の私的情報については、元総務部長が県議らに見せて回ったと昨年2024年7月、週刊誌が報道。
知事選があった昨年2024年11月には、政治団体
「NHKから国民を守る党」
党首の立花孝志氏が、交流サイト(SNS)に男性の私的情報とされるデータも公開し、いずれの問題も第三者委を設置した。
斎藤元彦知事は2025年2月の会見で、懲戒処分に繋がる可能性も考慮し、調査結果はいずれも原則非公開との認識を示す一方、
「必要な範囲は公表していく」
とした。
ある県議は
「処分者が出れば知事の管理責任が問われる可能性はある」
と話すが、この件のみで進退問題に発展する可能性は低い。
ただ、知事選でのSNS運用を巡る公選法違反疑惑の捜査も進んでおり、今後も紆余曲折の展開が予想される。

3人一致で斎藤知事に求めた「寛容な姿勢」 第三者委員が迫った「噓八百」発言の撤回
2025/3/19 23:22
https://www.sankei.com/article/20250319-EOUWQVHKXFPZJICF5ZL2AXXVXY/
斎藤元彦兵庫県知事の疑惑告発文書を調べてきた県の第三者委員会の委員。
いずれも元裁判官で弁護士の委員3人らが2025年3月19日、調査報告書の公表を受けて記者会見を開いた。
斎藤氏自身が告発者の懲戒処分に関与したことについて
「まさに利害関係者が関与してはいけなかった典型例」
などと指弾。
告発者を
「噓八百」
などと述べた斎藤氏に発言を撤回すべきだと迫った。
委員長の藤本久俊弁護士はこの日、告発文書の調査に斎藤氏が関与すれば、
「むしろ誹謗中傷だという方向にいくのは当たり前だ」
と指摘。
一連の問題の原因が、昨年2024年3月27日の定例会見で斎藤氏が告発文書や、元県幹部の男性=昨年2024年7月に死亡、当時(60)=について
「噓八百」
「公務員失格」
と発言したことにあると断言した。
更に、斎藤氏が自らの発言を撤回する必要性にも言及し、
「(男性に)精神的苦痛を与えるもので、県庁の環境を悪化させるパワハラであった」
とした。
第三者委は、文書に記載されたものを含む斎藤氏の16件の行為について調査し、うち10件をパワハラと認定。
報告書では、施設の20メートル手前で公用車を降りた際に斎藤氏が叱責したことについて
「担当職員の精神面に悪影響を与えたばかりか、伝え聞いた職員を萎縮させ、勤務環境を悪化させた」
と指摘した。
委員の上田日出子弁護士は
「(斎藤氏の)パワハラがあり、(職員は)自分が我慢すればいいという姿勢に繋がっていたと思う」
と述べた。
第三者委の報告書は問題の背景として、
▽知事と職員とのコミュニケーションのギャップ
▽知事を支える主要メンバーに異論を受け入れない硬直的姿勢が生じた
▽ハラスメント防止規定などが機能しなかった
と指摘。
藤本氏は、側近以外とのコミュニケーション不足により
「(職員への)パワハラや、文書を見たときに批判に耐える力の問題にも繋がったのではないか」
と述べ、組織の在り方に疑問を呈した。
第三者委の調査では、昨年2024年9月から今年2025年3月中旬までに、現職職員ら計60人のヒアリングを行った。
委員を務めたのは、いずれも裁判官経験のある3人の弁護士だった。
今回の調査結果について、3人の意見に相違はなく
「反対意見は出なかった」
という。
藤本氏は、斎藤氏の知事としての資質を問うものではないと前置きした上で、
「すぐに反論をするのではなく、違う意見もあるかもしれないという姿勢を持って頂きたい」
とし、県政の混乱解消へ
「自浄力を発揮してほしい」
と述べた。
委員の白井俊美弁護士も斎藤氏の姿勢に
「批判がある場合に、それを撥ねつけるのではなく、寛容な姿勢で受け入れるべきだ」
などと述べた。

公益通報対応は違法、パワハラ10件認定 第三者委が報告書公表 斎藤知事を厳しく指弾
2025/3/19 16:01
https://www.sankei.com/article/20250319-THBZF7QPI5J5JMUMC3ZIMGFOZQ/
斎藤元彦兵庫県知事の疑惑告発文書問題で、疑惑の真偽などを調べるために設置された第三者調査委員会は2025年3月19日、県に調査報告書を提出し、公表した。
第三者委は告発文書を公益通報として扱わず作成者を処分した斎藤氏らの対応について、
「公益通報者保護の見地から見て、違法、不当なもの」
と断じた。
斎藤氏による10件のパワハラ行為も認定。
原因や背景として、斎藤氏の職員とのコミュニケーション不足や批判耐性の弱さなどを挙げた。
告発文書を巡っては、県議会調査特別委員会(百条委員会)が今月2025年3月4日、県の対応は
「公益通報者保護法に違反している可能性が高い」
と指摘し、文書には
「一定の事実が確認された」
とする調査報告書を公表。
斎藤氏はその後も自身の対応の正当性を主張してきたが、第三者委はそれを真っ向から否定した格好で、改めて責任が問われることになりそうだ。
第三者委の報告書では告発文書について、報道機関などへの配布が
「不正の目的」
と評価できないとし公益通報に該当すると認定。
作成者の元県幹部の男性=昨年2024年7月に死亡、当時(60)=らへの事情聴取や、告発文書を作成し配布したことを懲戒処分の理由の1つとしたことなどについては公益通報者保護法違反だとし、この部分に関する懲戒処分は
「効力を有しない」
とした。
斎藤氏のパワハラ疑惑について、出張先の施設で自動車進入禁止のため20メートルほど手前で公用車を降りた際に出迎えた職員を厳しく叱責したことなど、10件の行為をパワハラに該当すると認定。
組織のトップには場面や相手に応じた対応が求められるとし、
「相手を尊重し冷静な対応が取られなかった問題があり、パワハラを生じさせた原因」
と結論付けた。
また、一連の調査を踏まえ、斎藤氏のパワハラや告発文書に対する違法な対応の原因として、
「職員とのコミュニケーション不足」

「組織の分断や異論を受け入れない硬直的姿勢が生じたこと」
などを列挙。
その上で、
「組織のトップと幹部は、自分とは違う見解もあり得ると複眼的な思考を行う姿勢を持つべきだ」
と指摘した。

斎藤知事のパワハラ認定をした第三者委、どんなメンバーか 3人の元裁判官が60人と面談
2025/3/19 16:30
https://www.sankei.com/article/20250319-PN6J2I7LF5IV7HWWONHOREB5A4/
兵庫県の第三者調査委員会が2025年3月19日、斎藤元彦知事について、告発者を処分した対応を違法とし、パワハラ行為を認定する調査報告書を公表した。
第三者委の委員は、公正さや中立性を保つため、元裁判官の弁護士らで構成。
県関係者ら累計60人と面談し、延べ90時間に及ぶヒアリングなどの調査を実施してきた。
第三者委の名称は
「文書問題に関する第三者調査委員会」。
県弁護士会から推薦を受けた藤本久俊委員長ら3人が
「委員」
として判断を担い、更に調査の実務を補佐するため、追加で3人の弁護士が
「調査員」
としてサポートに回った。
藤本委員長を含む委員の3人は全員が元裁判官だ。
昨年2024年7〜8月に準備会議が開かれ、2024年9月18日に初回の会合を開催。
告発文書に書かれた7つの疑惑や告発者を公益通報者として扱わず懲戒処分とした県の対応の妥当性を、法律の専門家として、約半年間、関係者への聞き取りや資料精査により調査してきた。
県は当初、告発文書の内容について県人事課などによる内部調査を根拠に懲戒処分を行ったが、客観性や中立性に欠けるとの指摘があがり、県議会側が昨年2024年5月に第三者委員会の設置を要請。斎藤氏が設置を決めた。
一方、翌2024年6月には、県議会としても疑惑を調査する必要があるなどとして、地方自治法に基づく調査特別委員会(百条委員会)が設置され、2つの調査が並行して進む異例の事態となった。
企業や自治体で不祥事が起きた場合に、外部の専門家に調査を委ねる第三者委員会の仕組みが広まったのは、2000年代に入ってからとされる。
外部の専門家には、身内による調査にはない
「中立性」

「客観性」
が期待され、不正会計やハラスメント、事故などの様々な問題対応の
「定石」
として設置されてきた。
今回の兵庫県の第三者委も日本弁護士連合会の
「地方公共団体における第三者調査委員会調査等指針」
に則って設置。
関係者との血縁関係や関係企業との取引、県との顧問契約などの利害関係がないことを条件に県弁護士会に委員の推薦を依頼したという。

「内容しっかり精査させていただきたい」パワハラ認定の報告書に斎藤知事が淡々とコメント
2025/3/19 19:20
https://www.sankei.com/article/20250319-MO63QD5DJZKT5AXNK2RMGJ5OMU/
斎藤元彦兵庫県知事の疑惑告発文書問題で、県の第三者調査委員会が2025年3月19日、斎藤氏の10件のパワハラ行為を認めるなどした調査報告書を公表したことを巡り、斎藤氏が報道陣の取材に応じ、
「重く受け止める」
「内容をしっかり精査させていただきたい」
と淡々と応じた。
一方で、元県幹部の男性=昨年2024年7月に死亡、当時(60)=が作成した文書については
「誹謗中傷性の高い文書だった」
との認識を改めて示した。
第三者委は報告書で、斎藤氏のパワハラ行為を認定した他、男性の告発文書を公益通報として扱わず男性を処分した斎藤氏らの対応について公益通報者保護法違反だったと指摘した。
一連のパワハラ疑惑について斎藤氏はこれまで、
「あくまで業務上必要なところで注意した」
「パワハラかどうかは最終的に司法の場が認定することだ」
と発言していた。
第三者委の調査結果について斎藤氏は
「報告書が出たばかりなので、内容を精査していくことが大事だ」
と繰り返す一方、
「ハラスメントのない組織風土づくり、物品受領の対応を含めてしっかりやっていくということが大事」
「改善すべきところはしっかり改善していく」
と述べた。
また当時の県の対応についての現時点での認識や、処分の撤回などの可能性についても問われたが、
「これまで会見で述べたことが今の私の認識」
と従来の姿勢を崩さなかった。

<主張>兵庫の百条委報告 知事は責任をどう考える
社説
2025/3/6 5:00
https://www.sankei.com/article/20250306-MXLJMRXPMZOCNC6ERTJWEIQF6U/
極めて重い調査結果である。
斎藤元彦兵庫県知事の疑惑を巡り、県議会の調査特別委員会(百条委)が報告書をまとめ、議会で了承された。
報告書は斎藤氏のパワハラ疑惑などを
「一定の事実」
と認定した。
告発者を特定、処分した県の対応は公益通報者保護法に反する可能性が高いと指摘し、
「客観性、公平性を欠いており、大きな問題があった」
と総括した。
日本の地方自治は首長と議会の二元代表制である。
地方自治法に基づき県議会に設置した百条委の判断を斎藤氏は真摯に受け止めなくてはならない。
ところが斎藤氏は、2025年3月5日の記者会見で
「議会側から一定の見解が示されたことはしっかり受け止める必要がある」
と述べる一方、県の一連の対応は
「適切だった」
と語り、パワハラ疑惑も
「業務上必要な指導」
と、従来の主張を繰り返した。
これで理解を得られるのかは疑問だ。
斎藤氏は県民が納得できる説明を尽くし、自らの責任を明確にすべきではないか。
その上で特別職を含むハラスメント防止条例の制定など、再発防止策も急ぐ必要がある。
県議会の各党各会派も報告書を踏まえ、斎藤氏とどう向き合うのか態度を示すべきだ。
県政の混乱と分断は依然憂うべき状況にある。
告発者の男性は百条委の証人尋問を前に死亡した。
百条委委員だった県議はSNSでの誹謗中傷を理由に県議を辞職し、死亡した。
いずれも自殺とみられている。
百条委は斎藤氏を含む延べ34人から聴取し、専門家の意見も聞いた。
報告書は、告発文書の存在を把握した時点で、県は作成者ではなく文書内容を調査すべきであり、第三者に調査を委ねる必要があったとした。
百条委を巡っては非公開の証人尋問の内容が県議から流出するなどの失態もあった。
百条委の意義を示すため、県議会の責任で委員や運営の在り方を検証し、見直すことも必要だ。
疑惑を巡ってはSNSで真偽不明の情報が飛び交い、知事選も混乱した。
今国会提出の公職選挙法改正案の付則で、SNSでのデマや誹謗中傷の拡散、2馬力選挙への対応が検討課題とされた背景の1つもここにある。
斎藤氏や議会は、県政の混乱に国民の厳しい視線が向いていることを自覚してほしい。

斎藤兵庫知事疑惑、百条委報告書を県議会が了承 N党立花氏に漏洩の増山氏は反対
2025/3/5 11:57
https://www.sankei.com/article/20250305-MOFMQTA2ZFKQNFSXHNX4HUUX6U/
斎藤元彦兵庫県知事の疑惑告発文書問題で、県議会調査特別委員会(百条委員会)は2025年3月5日、告発者を処分した県の対応について、
「公益通報者保護法に違反している可能性が高い」
と指摘した調査報告書を2025年2月定例会本会議に提出。
採決の結果、賛成多数で了承された。
百条委の非公開の音声データを漏洩し、委員を辞任した増山誠県議らは反対した。
報告書に法的拘束力はなく、これまで処分の正当性を主張してきた斎藤氏の対応が注目される。
本会議では百条委の奥谷謙一委員長が、百条委の認定した事実などを読み上げ
「斎藤知事には重く受け止め、兵庫県のリーダーとして厳正に身を処していかれることを期待する」
と述べた。
この後、増山氏が反対討論を行い、調査終了前に県議会が斎藤氏の不信任を決議したことから
「この時点で百条委員会は外形的中立性、客観性が損なわれた」
などと主張した。
百条委は2025年3月4日、約9カ月に及ぶ調査結果を報告書として取りまとめ、公表した。
報告書では、元県幹部の男性=昨年2024年7月に死亡、当時(60)=が作成した告発文書で指摘された7項目の疑惑のうち、5項目で
「一定の事実が確認された」
などと結論付けた。
斎藤氏の職員に対するパワハラについては
「概ね事実」
と認定。
斎藤氏の強い叱責は職員の心理的負担や組織の閉塞感に繋がったとし、
「組織のトップの言動としては極めて不適切」
と指摘した。
百条委を巡っては、いずれも日本維新の会県議だった増山氏と岸口実氏が、政治団体
「NHKから国民を守る党」
党首、立花孝志氏への情報漏洩問題で委員を辞任。
両氏は維新から処分を受け、現在は無所属となっている。

斎藤知事は「厳正に身を処して」 兵庫百条委9カ月調査、相次ぐ死を超え報告書
2025/3/4 21:59
https://www.sankei.com/article/20250304-MGH6QCDSARMHJIQLPW42OX6YEE/
兵庫県の斎藤元彦知事が自身の疑惑告発文書を作成した県幹部の男性を記者会見で批判して1年。
県議会調査特別委員会(百条委員会)が2025年3月4日に調査報告書を取りまとめ、県政を揺るがせた文書問題は1つの節目を迎えた。
ただ、約9カ月に及ぶ調査の間に男性や百条委委員だった元県議が死亡。
斎藤氏を応援する
「2馬力選挙」

「交流サイト(SNS)上での誹謗中傷」
など多くの問題が噴出した。
「なぜこんなことに」。
県民からは嘆く声も聞かれた。
「今日をともに迎えたかった」
「本当に残念」。
2025年3月4日午後3時に始まった最後の百条委。
全会一致で報告書を決定後、挨拶した奥谷謙一委員長は、元委員の竹内英明氏を偲び、告発した男性についても
「本人から直接意思を窺うことは叶わなかった」
と言及した。
文書を作成、配布した元県西播磨県民局長の男性は、百条委の証人尋問直前の昨年2024年7月に亡くなった。
委員を務め、疑惑追及の急先鋒だった竹内氏は斎藤氏が再選された昨年2024年11月の知事選直後、SNS上の誹謗中傷を理由に県議を辞職。
今年2025年1月に死亡した。
いずれも自殺とみられる。
委員会終了後、会見した奥谷氏は、百条委について
「公益通報者保護法改正にも結び付き、果たした役割は大きいと考える」
と説明。
告発文書は
「噓八百でも事実無根でもなかったというのが我々の調査結果」
「(斎藤氏は)しっかり受け止め、リーダーとして厳正に身を処して頂きたい」
と訴えた。
斎藤氏はこの日登庁したが、百条委の決定後は取材に応じなかった。
百条委を巡っては、委員を務めていた日本維新の会の県議2人が、政治団体
「NHKから国民を守る党」
党首の立花孝志氏に、真偽不明の男性の私的情報や非公開の百条委の音声データを漏洩したことが発覚。
2人は委員を辞任し、維新から除名や離党勧告の処分を受けた。
こうした経緯を踏まえ、終了後の会見では維新の委員が
「不祥事により会派の委員2人が交代し申し訳ない」
と陳謝する場面もあった。
百条委の調査が続く中、昨年2024年9月には県議会が全会一致で斎藤氏の不信任を決議。
斎藤氏は失職に追い込まれたが、再選を果たした。
だが、この知事選を巡り、斎藤氏を応援するとして出馬した立花氏による
「2馬力選挙」
が問題視され、公職選挙法改正の議論が加速。
斎藤氏らの同法違反疑惑も浮上するなど、波紋は広がり続けている。
この日の百条委は一般傍聴者に30席が用意されたが、訪れたのは9人。
神戸市の会社員の女性(62)は
「人が亡くなったり、何故こんな事になるのか」
と語り、県職員の1人は
「知事にはしっかりと受け止め、悪いところは悪いと認めてほしい」
と話した。

兵庫百条委「噓八百」否定も調査に限界 調査報告書に法的拘束力なし、知事対応も不透明
2025/3/4 21:04
https://www.sankei.com/article/20250304-NZEOZPUANFJMJCP26D7XUN5TEI/
斎藤元彦兵庫県知事の疑惑告発文書問題で、県議会調査特別委員会(百条委員会)が2025年3月4日に公表した調査報告書は、告発文書を
「噓八百」
と断じ、告発者の処分は適切としてきた斎藤氏の主張を否定する形となった。
公益通報などの専門家らは調査結果を評価する一方、議員が調査主体となるため、
「政治」
と切り離せないなど百条委の限界を指摘。
報告書には法的拘束力もなく、斎藤氏がどう受け止めるかは不透明だ。
百条委は、斎藤氏のパワハラ行為など文書に記載された7項目の疑惑に加え、文書を公益通報として扱わず、作成した元県幹部の男性=昨年2024年7月死亡、当時(60)=を懲戒処分とした県の対応の妥当性を調査した。
文書は匿名だったが、独自に文書を入手した斎藤氏は、片山安孝副知事(当時)ら側近に作成者などの調査を指示。
男性を作成者と特定し、内部調査の上で停職3カ月の懲戒処分とした。
斎藤氏は文書問題の発端となった昨年2024年3月27日の記者会見で、告発文書を
「噓八百」
「事実無根」
とし、男性を
「公務員として失格」
などと非難。
百条委の証人尋問では、文書が誹謗中傷の可能性が高い内容で、懲戒処分は適切だったとの主張を繰り返した。
これに対し報告書は、文書に事実が含まれていることなどから
「知事らは公益通報に該当し得るとの前提で、作成者特定の前に文書の内容を調査すべきだった」
と指摘。
斎藤氏が初動の段階で告発者を公表し、職を解いたことは
「告発者潰しと捉えられかねない不適切な対応」
とし、一連の対応には
「大きな問題があった」
と結論付けた。
公益通報制度に詳しい淑徳大の日野勝吾教授は、百条委の事実認定は
「概ね評価できる」
とする一方、公益通報者保護法に違反するか否かの断定的な表現を避けた点は、
「(司法機関ではない)百条委としての限界があったのではないか」
との見方を示した。
更に、百条委委員らが告発者の真偽不明な私的情報を漏洩したことにも触れ、
「公益通報者の立場からすればまさに不利益扱いで、一番大きな関心事」
「完全な法令違反だと認定する必要があった」
と注文を付けた。
■客観的な証拠収集、不足した可能性
7項目の疑惑の中で大きな焦点となったのがパワハラ行為の有無だ。
報告書では、斎藤氏が県政に関する報道に
「聞いていない」
と机を叩きながら声を荒らげたことや、訪問先で公用車を降りて約20メートル歩かされ、職員を怒鳴った事例などを事実として認定。
斎藤氏は叱責を
「業務上必要な範囲の指導」
などと主張したが、報告書は
「頭が真っ白になった」
との職員の証言から
「極めて理不尽な叱責」
とし、
「パワハラと言っても過言ではない」
と判断した。
百条委は職員アンケートを含め、多くの事案を積み上げて結論を導いた。
ただ、パワハラに詳しい東北大の増沢隆太特任教授は、客観的な証拠収集などが不足していた可能性があるとみる。
「斎藤氏から叱責された際の職員の受け止めは重要な証言」
としつつ、第三者の証言や日記などの記録で事実を掘り下げる必要があったと指摘。
一方で、百条委を巡る誹謗中傷や情報漏洩が相次ぐ状況では、証言が集まりにくかった恐れもあるとの見方を示した。
■再び不信任の判断「あり得る」
百条委が調査を終えたことで、斎藤氏や議会側の対応に焦点は移る。
委員の1人は
「知事が調査報告をどう受け止めるのか」
「『尊重する』と言っても相手にしないかもしれない」
と懸念する。
百条委では公益通報やパワハラを巡り、斎藤氏の主張に沿うような専門家の意見も一部寄せられた。
斎藤氏自身もパワハラに関し
「最終的には司法の場の判断になる」
と発言。
斎藤氏が県議会の不信任決議で失職しながら、知事に再選したことで
「みそぎは済ませた」(維新県議)
との声もある。
紆余曲折を経た百条委の調査に対し、近畿大の上崎哉(はじめ)教授(行政学)は
「議員が委員を務め、政治的な意図と切り離して公正中立に議論を進めることが難しいという限界も露呈した」
と振り返る。
それでも斎藤氏が
「説明責任を十分に果たしているとは言い難い」
とし、
「今後も説明責任を果たさず、県政の混乱が収束する見込みがないならば、議会として再度の不信任という重い判断もあり得る」
と述べた。
■優勝パレード疑惑には「不自然な点」
百条委員会が公表した調査報告書では、プロ野球阪神・オリックスの優勝パレードの経費を巡る不正疑惑に関しても
「一定の事実が記載されている」
と認定した。
背任罪での告発状を兵庫県警などが受理しており、
「捜査当局の対応を待ちたい」
としている。
告発文書では、令和5年11月23日に実施されたパレードを巡り、企業協賛金を地元信用金庫に出してもらう見返りに、補助金を増額して還流したと記載。
百条委の報告書では
@県から信金への補助金が斎藤元彦知事や片山安孝副知事(当時)の指示によって増額された
A片山氏が信金に依頼し、2千万円の協賛金を集めた
ことを認めた。
更に、両者の時期が近接していることや、協賛金を集めたのがパレード後で企業側に協賛広告などのメリットがないことを挙げ、
「不自然な点も見受けられる」
と言及。
ただ、当事者が否定しており、
「補助金を募金としてキックバックさせたことは確認できなかった」
とした。
また、贈答品受領疑惑に関して報告書は、受領したとされるコーヒーメーカーについて
「外形的に見れば斎藤氏が貰ったと見られても仕方がない」
と記載。
カニやカキなどの県産品も斎藤氏が個人で消費したと捉えられてもやむを得ないとし、
「こうした行為が『おねだり』との臆測を呼んだことは否定できない」
との見解を示した。

告発文書5項目「一定の事実」 兵庫百条委、調査報告書を公表 一連の対応「問題あった」
2025/3/4 19:00
https://www.sankei.com/article/20250304-C2IMVVN7IROD7HFVBHWUEJ5NLI/
斎藤元彦兵庫県知事の疑惑告発文書問題で、県議会調査特別委員会(百条委員会)は2025年3月4日、調査報告書を公表した。
告発文書を公益通報と扱わず作成者を特定、処分した県の対応は
「公益通報者保護法に違反している可能性が高い」
と指摘。
斎藤氏の職員へのパワハラなど、文書に記された7項目のうち5項目で
「一定の事実が確認された」
とした。
報告書は2025年3月5日に県議会へ提出される見通しだが法的拘束力はなく、斎藤氏や議会側の今後の対応が焦点となる。
報告書では、斎藤氏の部下への叱責は
「パワハラと言っても過言ではない不適切なものだった」
と認定。
斎藤氏の贈答品受領や阪神・オリックス優勝パレードの協賛金集めなどの疑惑は、文書指摘の一部が事実と認められたなどと明記した。
事実確認より告発者捜しを優先するなどした斎藤氏の対応について、公益通報者保護法の指針に基づく措置を怠り、
「現在も違法状態の可能性がある」
と批判。
一連の対応を
「公平性を欠き、大きな問題があった」
とし、斎藤氏に県政の混乱と分断を一刻も早く解消すべく、県民に説明責任を果たすよう求めた。
百条委は昨年2024年6月に設置され、斎藤氏や片山安孝元副知事、県幹部らへの証人尋問や全職員へのアンケートを実施。
告発文書に記載された7項目の疑惑や、文書を作成した元県西播磨県民局長の男性を停職3カ月の懲戒処分とした県の一連の対応について、9カ月に渡って調査した。
県が設置した第三者委員会の調査も進み、2025年3月中に結果が出る見通し。
昨年2024年11月の知事選での交流サイト(SNS)運用を巡る斎藤氏らの公選法違反疑惑は、県警などが告発状を受理して捜査を進めている。

「斎藤知事らの対応、違法可能性高い」兵庫百条委が報告書公表 5日の県議会に提出見通し
2025/3/4 15:18
https://www.sankei.com/article/20250304-YRIZW2JRPBPCLPINY3B35QSDCE/
斎藤元彦兵庫県知事の疑惑告発文書問題で、県議会調査特別委員会(百条委員会)は2025年3月4日、調査報告書を公表した。
内部告発への県の対応について、報告書では
「公平性を欠き、大きな問題があった」
と明記。
告発文書を公益通報と扱わず作成者を特定、処分した対応は
「公益通報者保護法に違反している可能性が高い」
とし、斎藤氏による職員への叱責は
「パワハラと言っても過言ではない不適切なものだった」
と認定した。
2025年3月5日の県議会2025年2月定例会に提出する見通し。
報告書では、兵庫県の混乱と分断を一刻も早く解消すべく斎藤氏に県民に説明責任を果たすよう強く求めているが、法的拘束力はなく、斎藤氏の今後の対応が問われる。
県議会は昨年2024年6月に百条委を設置し、斎藤氏や片山安孝元副知事、県職員らへの証人尋問などを実施。
告発文書に記載された疑惑7項目や、元県西播磨県民局長の男性による告発文を公益通報と扱わず、告発者捜しを進めた県の対応を調査していた。
報告書では、7項目のうち、パワハラや贈答品受領などの5項目について
「一定の事実が確認された」
と指摘。
事実確認よりも告発者捜しを優先したり、斎藤氏が記者会見で男性を公にしたりした対応について、公益通報者保護法の指針に基づく措置を怠り、
「現在も違法状態の可能性がある」
と批判した。

兵庫百条委が最終案合意 告発者処分「公平性欠いている」パワハラなどは「一定の事実」
2025/3/3 19:36
https://www.sankei.com/article/20250303-MUNL232YO5NMNAVAKGALP4WBTM/
斎藤元彦兵庫県知事の疑惑告発文書問題で、県議会調査特別委員会(百条委員会)は2025年3月3日、非公開の協議会を行い、調査報告書案の内容について合意した。
一連の文書問題を振り返り、告発者の処分過程など
「客観性、公平性を欠いている」
とし、行政機関の対応として
「大きな問題があったと言わざるを得ない」
と指摘している。
百条委は2025年3月4日に公開で審議し、2025年3月5日の2025年2月定例会本会議に提出する予定。
百条委の奥谷謙一委員長は会合終了後、記者団に
「報告書はまとまった」
「軽微な修正を踏まえて2025年3月4日の百条委で採決する」
と述べた。
最終報告書案によると、告発文書に記載された7項目の疑惑のうちパワハラなど5項目について
「(百条委で)一定の事実が確認された」
と明記。
斎藤氏に対し文書問題に端を発した兵庫県の混乱と分断を一刻も早く解消すべく県民に説明責任を果たすよう求めた。
告発者の特定を急いだ斎藤氏の初動対応については、
「作成者の特定を行う前に文書の内容を調査すべきであった」
と指摘。
公益通報者保護法の指針には、不利益な取り扱いなどが行われた場合に
「救済・回復措置など適切な措置をとる」
と定められており、
「(県は)規定に基づいた措置を行う必要がある」
とした。
斎藤氏の職員に対するパワハラは、
「概ね事実」
とする当初の案を維持。
斎藤氏の強い叱責は職員の心理的負担や組織の閉塞感に繋がったとし、
「組織のトップの言動としては極めて不適切」
と指摘した。
一方、パワハラの認定については、
「パワハラ行為と言っても過言ではない不適切なものだった」
との文言にとどめた。
贈答品受領は、PR目的ではなく、
「(斎藤氏が)個人として消費していたと捉えられても仕方がない行為もあったと言わざるを得ない」
と指摘。
県は昨年2024年12月、改善策を発表したが、
「接待対応についてのルールの明確化も図るべきだ」
との提言を盛り込んだ。
令和5年11月に実施されたプロ野球阪神・オリックスの優勝パレードの経費を巡る不正疑惑では、パレード後の入金に
「不自然な点も見受けられる」
と指摘。
背任容疑の告発状が兵庫県警に受理されており
「捜査当局の対応を待ちたい」
とした。

<主張>維新県議の漏洩 責任を自覚しているのか
社説
2025/2/26 5:00
https://www.sankei.com/article/20250226-JRAVAZWCIVOYHDFPXAQ5WKFGCU/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑告発文書問題を巡り、日本維新の会の県議3人が会見し、政治団体
「NHKから国民を守る党」
の立花孝志党首への情報漏洩や真偽不明の文書の提供を認めた。
文書問題を調べる県議会調査特別委員会(百条委)の委員だった増山誠氏は、非公開で行われた百条委の証人尋問を密かに録音した。
知事選への影響を考慮して非公開にしたにもかかわらず、増山氏は立花氏に音声データを渡した。
信義にもとる行為だ。
百条委副委員長だった岸口実氏は、真偽不明の文書が立花氏に渡される場に同席した。
情報漏洩がどのような臆測と結果を招くか、想像つかなかったのなら呆れる他ない。
斎藤氏を支援するために立候補した立花氏は、提供された情報を選挙期間中にSNSで公開した。
音声データには元副知事が告発者のプライバシーについて発言しようとした際、百条委委員長が制止する場面が含まれていた。
SNSには百条委が不都合な部分を隠しているといった投稿が相次いだ。
真偽不明の文書は、委員だった竹内英明氏を
「(内部告発問題の)黒幕」
などと記していたため、竹内氏が斎藤氏を陥れたとする誹謗中傷が広がった。
竹内氏は投開票翌日に議員辞職し、2025年1月に亡くなった。
自殺とみられる。
県議の白井孝明氏は立花氏と電話したことを認め、
「情報提供と言われても仕方ない」
と語った。
県議らの行動が知事選の動向や、竹内氏の議員辞職と死亡に影響を与えた可能性は否定できない。
だが増山氏は
「重要な情報だから県民に伝えたいと思った」
と述べ、岸口氏は文書について
「誰がどういうつもりで作成したのか分からない」
と釈明した。
自分たちの行為を正当化するのか。
県議らに十分な反省が見られないのは理解し難い。
維新は今回の件で処分を行う。
維新の吉村洋文代表は県議らの行動について、
「重要な事実を伝えたい思い」
だったとした。
公党のトップとして身内に甘い見方をするのは疑問だ。
立花氏へのルール破りの漏洩で目的を遂げようとしたように見える県議らに理解を示してどうする。
維新の党内統治(ガバナンス)はガタガタである。

「知事与党」にこだわる迷走維新 斎藤氏を調査する立場なのに裏でリークし2馬力に加担
2025/2/22 7:00
https://www.sankei.com/article/20250222-TKQUX2DQAROYLDAEA6QY5YHYRQ/
兵庫県の斎藤元彦知事が内部告発された問題に絡み、日本維新の会の県議2人が政治団体
「NHKから国民を守る党」
党首、立花孝志氏に情報を漏らしていたことが発覚した。
告発者らに関する根拠のない内容が含まれていたが、立花氏は知事選期間中に交流サイト(SNS)で公開。
結果として斎藤氏は再選された。
2人は当時、県議会調査特別委員会(百条委)の委員。
斎藤氏の疑惑を調査する立場の県議が、立花氏の
「2馬力選挙」
に加担した構図が浮かび上がった。
今月2025年2月19日、維新の増山誠県議がインターネット番組で、昨年2024年10月25日に非公開で行われた百条委の証人尋問の音声データを立花氏に渡したと明らかにした。
この尋問では、片山安孝元副知事が告発者の私的情報について発言しようとし、百条委の奥谷謙一委員長に制止された。
百条委は2024年10月31日告示の知事選に影響しないよう尋問を非公開とし、選挙後に録画を公開する予定にしていた。
しかし、増山氏は尋問を録音し、告示当日に立花氏に渡したと説明。
立花氏は選挙期間中に音声データをSNSで公開し、告発者は私的情報が漏れるのを恐れて自殺した可能性が高いのに、百条委がそれを隠したとの主張を展開した。
告発者の私的情報に関しては、百条委で取り扱わないことが事前に決まっていた。
奥谷氏は、片山氏が真偽不明の情報に言及しようとしたため制止したが、SNS上では百条委が不都合な部分を隠しているといった投稿が相次いだ。
一方、維新の岸口実県議は2024年11月1日、民間人と共に立花氏と面会。
百条委委員だった竹内英明氏が
「(内部告発問題の)黒幕」
などと記した文書を立花氏に渡した。
立花氏は文書を公開し、SNS上などでは竹内氏が斎藤氏を陥れたとする言説が拡散され、竹内氏への誹謗中傷が相次いだ。
竹内氏は知事選の投開票翌日に議員辞職し、今年2025年1月に亡くなった。
自殺とみられる。
2人の行動からは、斎藤氏を応援するとして知事選に立候補した立花氏に乗じ、選挙戦を斎藤氏に有利な状況に持ち込みたい思惑が見て取れる。
岸口氏は当選5回、増山氏は当選2回。
それぞれ参院選と兵庫県西宮市長選に挑戦したが落選し、令和5年の県議選で復帰している。
所属する21人のうち16人が当選1回の維新会派の中では相対的にベテランに分類され、岸口氏は百条委で副委員長も務めていたが、いずれも今月2025年2月20日に委員を辞任した。
百条委の証人尋問などでは斎藤氏を擁護する立場からの質問が目立ち、調査報告書に関しても、会派として
「パワハラ認定は困難」
との意見を主張してきた。
「ルール違反という葛藤もあったが、問題の背景に何があるのか伝えるべきだと考えた」。
増山氏はインターネット番組でこのように語ったが、維新の同僚県議は
「どんな理由であろうと支持できない」
「委員なら百条委の場で堂々と主張するべきだ」
と突き放す。
維新は、斎藤氏が初当選した令和3年の知事選で自民と共に斎藤氏を推薦。
「知事与党」
を自任してきた経緯もあり、他会派の県議は情報漏洩の背景に、
「『知事与党でいたい』という思いがあったのではないか」
と指摘した。
■万博目前新たな火種
斎藤元彦兵庫県知事の告発文書問題を巡り、日本維新の会の対応は迷走した。
維新が誘致に尽力した2025年大阪・関西万博の開幕が50日後に迫る中、所属県議による情報漏洩が発覚し、新たな火種を抱えることになった。
文書問題で維新は当初
「第三者機関の調査を優先すべきだ」
として、百条委員会の設置に反対した。
しかし百条委で追及される斎藤氏を擁護しているとのイメージが拡散し、大阪の地方選挙で苦戦が続くと、
「対応が後手に回った影響だ」
と党内から批判が噴出。
当時は衆院解散の可能性も取り沙汰され、調査終了を待たずに斎藤氏不信任に舵を切った。
知事選では県議団の結束も乱れた。
県議団は、維新を離党し無所属で出馬した候補の当選を期したが、増山誠氏ら一部県議が斎藤氏支援に回り、不信任賛成を謝罪した。
百条委の委員を務めた県議が情報漏洩を認める事態に、県外の維新関係者は
「疑惑を追及する百条委は襟を正して向き合わなければならないが、そうした意識が全く感じられない」
と批判している。
■「民主主義の根幹揺るがす」 上崎哉(はじめ)近畿大法学部教授(行政学)
兵庫県の斎藤元彦知事を応援する目的で立花孝志氏が立候補したいわゆる
「2馬力選挙」
は、法改正の議論に発展しているが、立花氏が応援に回ったことにとどまらず、県議が裏で不適切に情報を流していたのであれば、民主主義の根幹を揺るがしかねない問題だ。
竹内英明元県議が斎藤氏を引きずり降ろした
「黒幕」
などと記載した文書の提供に関与した岸口実県議は、
「軽率だった」
としているが、竹内氏が亡くなった結果の重大性を考えれば、軽率で済まされる話ではない。
増山誠県議ともども選挙戦に影響を与える意図があったとしか思えない。
二元代表制の地方議会では、議員には首長を監視する役割が求められ、最も強い権限が百条調査権である。
今回のように百条委副委員長や委員という立場にある県議による情報流出が起きれば、百条委自体や報告書への信頼が損なわれる。
議会で百条調査権を行使すると決めた以上は、政治的な考えは脇に置き、県民から負託を受けた議員として、首長が不適切なことをすればしっかり追及する役割を果たすべきだ。

パワハラ疑惑「おおむね事実」「懲戒処分の撤回を」 兵庫百条委の調査報告書案判明
2025/2/18 22:47
https://www.sankei.com/article/20250218-EMO3ZYUXJJLUFJOQGWTQJYNXSA/
斎藤元彦・兵庫県知事の告発文書問題で、県議会調査特別委員会(百条委員会)の調査報告書案の内容が2025年2月18日分かった。
各会派の意見を踏まえた
「統合案」
として同日の協議会で示され、文書に記された斎藤氏のパワハラ疑惑については
「概ね事実だった」
と記載。
告発者を懲戒処分とした県の対応も、公益通報者保護法に照らして問題があり
「大変遺憾」
と指摘すると共に、懲戒処分の撤回を提言した。
もっとも今回の統合案に対しては会派によって意見が分かれる。
最大会派の自民党は内部でも意見が割れており、第2会派の維新の会は
「パワハラ認定は困難」
とし、公益通報者保護法上の違法性はないとの立場だ。
百条委は2025年3月上旬の報告書提出を目指すが、統合案が大きく変更される可能性もある。
報告書案は、訪問先で公用車を降りてから約20メートル歩かされたことで職員を怒鳴った事例など、斎藤氏のパワハラ疑惑に関し
「執務室や出張先で職員に強い叱責をしたことは事実」
と記し、厚生労働省が示したパワハラの定義に照らして
「パワハラに近い不適切な叱責があった」
とした。
また夜間や休日に幹部職員に送った膨大なチャットの指示も
「業務の適正な範囲を超え、就業環境を害されている」
として
「パワハラ行為と見做される可能性がある」
と踏み込んだ。
元県民局長の男性=昨年2024年7月に死亡、当時(60)=が作成した告発文書が公益通報に当たるか否かについて、報告書案は
「元県民局長が斎藤県政に不満を持っていた事情は窺えるが、後輩職員のためを思い行った」
とし
「外部公益通報に当たる」
と判断。
にもかかわらず、文書入手から1週間で元県民局長が作成したと特定し、斎藤氏が記者会見で
「噓八百」
「公務員失格」
と発言して通報者を公表したことを
「告発者潰しと捉えられかねない不適切な対応だった」
と非難した。
その上で
「そもそも公益通報者の探索は許されず、不当な調査に基づく処分がなされており、名誉を回復するために不利益処分を撤回し、告発者の地位回復を行うこと」
を提言した。

兵庫知事問題であぶり出された公益通報の盲点 組織による恣意的判断は法改正で防げるか
2025/1/29 7:00
https://www.sankei.com/article/20250129-7I6TW6OP6BMEPBED2D6PDF2FR4/
政府が通常国会に提出する公益通報者保護法改正案の概要が明らかになった。
通報者への不利益な取り扱いに罰則を設け、事業者側の不当な対応に対する抑止効果を狙う。
通報者の保護は、組織の不正を炙り出す公益通報制度を成り立たせる上での根幹となるが、兵庫県知事の疑惑告発問題で告発者が処分され、死亡した問題などで揺らいでいる。
法改正によって安心して通報できる環境の整備が期待されるが、制度に詳しい専門家は課題も指摘する。
「不利益取り扱いに刑事罰を定めることは一歩前進だ」。
制度に詳しい上智大の奥山俊宏教授は、今回の法改正に向けた動きを評価する。
同法が施行されたのは平成18年。
三菱自動車のリコール隠しなどが内部告発によって明らかになったことがきっかけだ。
企業などの不正を告発する情報を内部の窓口や監督官庁、報道機関などに通報した人が不利益な扱いを受けないようなルールを規定。
通報しやすい環境を整えることに主眼が置かれた。
しかし、狙いは十分に達せられていない。
消費者庁が令和5年に実施した調査では、内部通報経験のある人のうち約3割が
「後悔した」
と回答。
その理由を尋ねたところ、
「人事異動・評価・待遇で不利益を受けた」
との回答が約4割(複数回答可)に上った。
兵庫県では、元県幹部が匿名で告発文書を配布したにもかかわらず、斎藤元彦知事が部下に文書作成者が誰かを調査するよう指示。
告発者を特定すると即座に職を解き、最終的には停職3カ月の懲戒処分とした。
斎藤氏らの対応は県議会調査特別委員会(百条委)でも審議され、複数の有識者が同法に違反すると指摘している。
こうした問題が起こる背景には、通報者に不利益な取り扱いをすることへの罰則が同法になく、企業などに対する抑止効果が乏しいことがあると指摘される。
このため法律を所管する消費者庁は法改正に向け、有識者検討会を設置。
先月2024年12月、報告書がまとめられた。
これを受けた改正案の柱となるのが、通報者を解雇や懲戒処分にした事業者と個人に刑事罰を科す規定の新設だ。
通報者保護に関する事業者側の意識を高め、同法の実効性向上が期待されるが、奥山氏は
「違法でありながら、その対象からこぼれ落ちてしまう『不利益な取り扱い』が出てくる」
と懸念する。
奥山氏は、実際の運用では確実に有罪となるケースだけが起訴されるだろうと指摘。
事業者側が
「通報内容に真実相当性がない」
と過失で誤認した場合などは罰則の対象外となるため、刑事事件になりづらいこうしたケースも
「違法となり得ることを明確にする条文を加えるべきだ」
と話す。
■犯人捜し≠禁止
兵庫の問題では、告発の対象となった斎藤氏自身が告発文書を公益通報には当たらないと判断。
告発者の処分に踏み切ったが、その後、県の窓口が公益通報と扱った上で調査結果を公表した。
告発が公益通報に当たるか否かや、内容の真偽の調査は客観的に行われるべきだと指摘され、消費者庁の検討会でも
「事業者が勝手に調査し、公益通報の要件を満たさないという対応があってはならない」
との意見があった。
だが報告書では提案に至らず、改正案では事業者による恣意的判断を防ぐ具体的な条文は盛り込まれない見通しだ。
淑徳大の日野勝吾教授は
「必要な調査を適切に実施することなどを保護法に明文化すべきだ」
と指摘する。
ただ、内部告発には様々なケースがあり、それらを細かく想定して条文化するのは難しい面もあり
「仮に明文化できないとしても、消費者庁はガイドラインなどで(告発への対応のあり方を)具体的に示す必要がある」
と提言する。
一方、改正案では正当な理由なく公益通報者を特定する行為を禁止する。
これまでは指針で禁じるにとどまっていたため、日野氏は
「法律に盛り込むことは明確に犯人捜しを禁ずることになり前進だ」
と評価しつつ
「一定の抑止力にはなるが、消費者庁の執行体制を更に強化しなければ実効性は不透明ではないか」
という。
法改正を巡る議論では、不利益な取り扱いに配置転換を含めるべきとの意見も出たが、一定頻度で人事異動が行われる日本企業の慣行などを踏まえ、対象外となった。
しかし、配置転換による報復を受けたと感じる通報者も多い。
日野氏は
「国は通報者の意欲が減退しないような仕組みを整えていくべきだ」
と話している。
■不利益扱いに賠償命令も
公益通報は組織の不正や疑惑を世に問い、質す端緒となり得る。
一方で過去には、公益通報者保護法に基づき守られるべき内部通報者が、所属する組織から不利益扱いを受けるなどしたケースも少なくない。
法改正に際しては通報者保護という大前提を担保できるかが問われそうだ。
精密機器メーカー「オリンパス」で平成19年、上司が取引先従業員を引き抜こうとしていることを知った社員は、取引先からの機密情報流出により
「信頼を損なう」
として内部窓口に通報した。
しかし担当者がこの上司に通報者や通報内容を漏洩し、社員は望まない配置転換を命じられ、外部との自由な接触を禁じられるなどした。
社員は配転先で働く義務がないことの確認と損害賠償を求めて同社や上司を提訴。
1審で請求は棄却されたが、2審判決は配転命令取り消しや賠償を命じ、最高裁で逆転勝訴が確定した。
ビッグモーター(当時)では、従業員が社長に保険金の不正請求をLINEで訴えたが、社内での自浄作用は働かず、令和5年の問題発覚後にまとめられた外部弁護士による調査報告書で、内部告発を
「もみ消したと言わざるを得ない」
と指摘された。
不利益扱いが疑われる事例は自治体でもある。
和歌山市の当時20代の男性職員は、勤務先の児童館で不正な補助金申請を指示され、通報後の2年に自殺した。
男性の通報で懲戒処分を受けた職員が、通報後に男性と同じフロアで勤務していたといい、遺族は
「報復人事だ」
と主張。
和歌山市は昨年2024年7月から外部有識者らによる審査会で、対応が適切だったか検証している。

公益通報者保護法改正へ、通報者捜し禁じる規定も 刑事罰導入見送りで専門家「道半ば」
2025/1/28 21:35
https://www.sankei.com/article/20250128-FCYH3VXBRBLFDLSFUVKGJBG4UU/
内部通報者を解雇した企業に刑事罰を科すことを柱とする公益通報者保護法改正案の概要が2025年1月28日、判明した。
制度を巡っては通報者が配置転換など不利益を被る事例も確認されている。
専門家は改正案を歓迎する一方、課題も指摘する。
内部通報を巡っては精密機器メーカー「オリンパス」で平成19年、内部通報を機に通報者が配置転換され、後に最高裁で違法が確定。
保険金不正請求が発覚した中古車販売大手ビッグモーターは内部通報体制の不備を消費者庁に指導されるなど、問題が顕在化していた。
消費者庁の令和5年度の調査では、不正を内部通報で掴んで企業は68%。
一方、別の調査では内部通報を
「後悔した」
145人のうち、42%が
「人事異動などで不利益な取り扱いを受けた」
と回答している。
消費者庁が設置した公益通報者保護制度検討会が昨年2024年12月に公表した報告書は、内部通報の利用が不十分で
「外部通報」
で不正が発覚する事例があると指摘。
通報者の不利益な扱いの抑止を対策の柱に掲げ、企業などへの刑事罰導入に繋がった。
改正案では
「通報者捜し」
を禁じる規定も盛り込まれた。
ただ、兵庫県の斎藤元彦知事が自身の疑惑の告発者を調査した問題では、知事側が告発者が
「公益通報者」
に当たらないとしており、規定の効果は未知数だ。
明治大の柿崎環教授(会社法)は改正案で通報者を配置転換した企業に対する刑事罰導入が見送られた点について
「道半ばだ」
と指摘。
「コンプライアンス意識を高めることは、企業価値を高めることになる」
とし、制度を支える企業努力の必要性を強調している。

公益通報者処分に刑事罰 不利益扱いを抑止、フリーも対象に追加 保護法改正案概要判明
2025/1/28 16:40
https://www.sankei.com/article/20250128-ISIKJ74HZVO2LF4OXO4Z36GF3I/
政府が通常国会に提出する公益通報者保護法改正案の概要が2025年1月28日、判明した。
内部の公益通報者を解雇や懲戒処分にした事業者と個人双方に刑事罰を科す規定を新設する。
働き方の多様化を踏まえ、公益通報者の対象にフリーランスも加える。
昨年2024年、兵庫県知事の疑惑を告発した元県幹部が懲戒処分されるなど報復とみられる事案が後を絶たないことを受け、通報者の不利益となる扱いを抑止する。
消費者庁が自民党消費者問題調査会に改正案の概要を説明し、大筋で了承された。
改正案では、公益通報を理由に解雇、懲戒処分にした事業者や個人に対する刑事罰を導入する他、正当な理由なく公益通報者を特定する行為を禁止する。
現行は指針によって禁止されているが、法律で定める。
公益通報を妨げる行為も禁止する。
民事訴訟で、公益通報から1年以内の解雇や懲戒処分が通報を理由としていないことの立証責任を事業者側に負わせる。
現行は通報者側に不当な扱いの立証責任がある。
現行法は公益通報者の対象を労働者、役員、退職後1年以内の労働者とする。
フリーランスも取引先事業者の不正を通報した場合の保護が必要と判断した。
従業員300人超の事業者に義務付ける通報に対応する従事者の指定を怠り、行政命令などに従わなかった場合も刑事罰を科す。
消費者庁は刑事罰の程度など法案の詳細を詰め、2025年2月中の閣議決定、国会提出を目指す。
消費者庁の有識者検討会は昨年2024年12月、事業者側が公益通報者を解雇、懲戒処分にした場合、刑事罰の対象とすることなどを盛り込んだ報告書をまとめた。

事実認定と評価は非公開の協議会で 兵庫・斎藤知事の告発文書疑惑、百条委が大詰め議論へ
2025/1/27 20:20
https://www.sankei.com/article/20250127-MWCAKQAHONOOFE5FP4NV7MQ4BI/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑が文書で告発された問題で、斎藤氏による職員らへのパワハラ疑惑などの真偽を調べる県議会調査特別委員会(百条委員会)が2025年1月27日開かれ、これまでの証言を整理した報告書の素案が委員に示された。
疑惑への評価の項目は空欄になっており、今後、非公開の協議会を設置して事実認定や評価を検討。
報告書は県議会の2025年2月定例会に提出される予定で、調査は大詰めを迎えた。
終了後、取材に応じた奥谷謙一委員長は
「近日中に事実認定のたたき台を示し、非公開の協議会で議論を進める」
と話し、各委員の合意を目指す考えを示した。
百条委は昨年2024年6月から、告発文書に記載された斎藤氏のパワハラや贈答品受領などの7項目の疑惑に加え、告発文書を作成し一部報道機関などに配布した元西播磨県民局長の男性=昨年2024年7月に死亡=を公益通報者として保護することなく懲戒処分とした県の対応について審議。
斎藤氏や関係者への証人尋問を行い、経緯や認識などを調べていた。
この日、奥谷委員長は報告書の構成について整理した素案を委員に提示。
また、県議らへの聞き取り調査結果の一部も公開された。
告発文書を作成した男性の処分に繋がる背景として、男性のプライベートな情報を元総務部長の井ノ本知明氏から見せられたという証言もあり、ある県議はその目的を
「(男性が)信用できない人間だと印象付けることだったと思う」
などと指摘した。
百条委を巡っては、昨年2024年11月投開票の知事選の選挙期間中から、委員らに対する交流サイト(SNS)上の誹謗中傷が相次いだ。
今月2025年1月18日には、百条委元委員で誹謗中傷を理由に知事選後に県議を辞職した竹内英明氏(50)が死亡。
2025年1月27日の会合では冒頭、委員らが沈痛な表情で竹内氏に黙禱を捧げた。

<主張>ネットの誹謗中傷 事実をぶつけて駆逐せよ
社説
2025/1/25 5:00
https://www.sankei.com/article/20250125-LW6R3X7NYBKCFAHAKBBESII3TI/
言葉は時に、人を傷つける。
虚偽の情報による無責任な誹謗中傷が、命を奪うこともある。
悲しい事例は枚挙に暇がないが、また起きてしまった。
兵庫県の元県議が2025年1月18日、亡くなった。
自殺とみられる。
元県議は兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑告発文書を調べる県議会百条委員会の委員で、インターネット上で中傷を受けたことを理由に県議を辞職していた。
辞職後もネット上の攻撃は続いた。
家族は
「誹謗中傷によって仕事を奪われ、今までの生活を奪われた」
と話した。
最近では別人のように憔悴しきっていたという。
中傷を苦にしていたことは明らかである。
哀悼の意を表したい。
一方で今回の悲劇は、貴重な教訓も残した。
虚偽情報に対峙するには、事実をもってこれを打ち消すしかないということだ。
元県議の死後、
「NHKから国民を守る党」
党首で先の兵庫県知事選に
「斎藤氏を応援するため」
として立候補した立花孝志氏は、ユーチューブで
「(元県議は)逮捕されるのが怖くて自ら命を絶った」
と発信し、Xでも
「こんなことなら、逮捕してあげたほうがよかったのに」
と投稿した。
これに関し、兵庫県警の村井紀之本部長が県議会警察常任委員会で
「全くの事実無根であり明白な虚偽がSNSで拡散されていることは極めて遺憾」
と明確に否定した。
立花氏は
「間違いでした」
と謝罪した。
警察のトップが公の場で個別の事案に言及することは極めて異例だが、村井氏は
「事案の特殊性に鑑みた」
と答弁した。
虚偽の中傷の火消しを図るための英断だったと評価する。
斎藤氏はこの件を問われ、一般論として
「事実に基づく発信が非常に大事」
と述べながら、立花氏の発信については
「県知事という立場で1つ1つを把握して真偽を確認していくことは難しい」
と述べた。
県警が虚偽と断定している以上、この答弁は通じまい。
県としても厳しく対処すべきだった。
一連の事案をめぐっては、本紙記者も根拠のない中傷の対象となり、産経新聞社として紙面で強く抗議した。
ネット上の虚偽の誹謗は名誉毀損罪や侮辱罪の対象となり得る。
匿名は、悪意の隠れみのとはならない。
これらは
「表現の自由」
の名に値しない。

「間違いでございました」元兵庫県議を巡る発信 立花氏が訂正、謝罪
2025/1/20 19:59
https://www.sankei.com/article/20250120-HFGRZ4CH6NIITLFV2OPY3J4FCA/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑告発文書問題を調査する県議会調査特別委員会(百条委員会)の委員だった竹内英明元県議(50)が死亡したことを巡り、政治団体
「NHKから国民を守る党」
党首、立花孝志氏は2025年1月20日、自身のユーチューブチャンネルで、
「竹内元県議会議員が亡くなった理由が警察の逮捕が近づいていて、それを苦に自ら命を絶ったということについては、間違いでございました」
「訂正させていただきます」
「そして、謝罪をさせていただきます」
などと頭を下げた。
立花氏は取材に対し、
「県警本部長の発言を確認し、兵庫県警には謝らなければいけないということで動画を出した」
と話した。
立花氏は2025年1月19日、自身のX(旧ツイッター)で、竹内氏について
「こんな事なら、逮捕してあげた方が良かったのに」
などと投稿。
ユーチューブでも、
「竹内元県議は明らかに犯罪をしていた可能性が高くて、警察に捕まるのが嫌で自ら命を絶ったと、こう考えるのがもう間違いない話」
としていた。
ところが、翌2025年1月20日には
「警察の捜査妨害になる可能性がある」
としてXへの投稿を削除するなどしたが、その後
「兵庫県警御免なさい」
「竹内元県議のタイホは私の間違いでした」
などと題した動画を投稿。
竹内氏を巡る自身の発信を訂正し、謝罪した。

兵庫県警本部長が立花氏の発信を完全否定 「全くの事実無根」「明白な虚偽が拡散」
2025/1/20 12:47
https://www.sankei.com/article/20250120-SMOW4ATWO5K77GDR7C4YMWXV4I/
兵庫県警の村井紀之(としゆき)本部長は2025年1月20日、政治団体
「NHKから国民を守る党」
党首、立花孝志氏が、死亡した竹内英明・元兵庫県議(50)が県警の捜査対象だった−などとSNS上で発信している内容について、
「全くの事実無根」
と否定した。
「明白な虚偽がSNSで拡散されていることは極めて遺憾」
とも強調した。
同日開かれた県議会警察常任委員会で委員の質問に答えた。
県警トップの本部長が、公の場で個別の捜査やSNSの発信に言及するのは極めて異例。
村井本部長は
「通常は差し控えているが、事案の特殊性に鑑みて答弁する」
と述べた。
竹内氏は、斎藤元彦知事の疑惑告発文書問題を調べる県議会調査特別委員会(百条委員会)の元委員。
2025年1月18日夜、家族が同県姫路市内の自宅でぐったりしているのを発見し、搬送先の病院で死亡が確認された。
自殺とみられる。
昨年2024年の知事選翌日の2024年11月18日に県議を辞職。
交流サイト(SNS)上で誹謗中傷を受けていた。
立花氏は竹内氏の死亡が伝えられた今月2025年1月19日、X(旧ツイッター)や自身のユーチューブチャンネルで、竹内氏が兵庫県警の事情聴取を受け、近く逮捕される予定だったなどとしていた。
2025年1月20日の常任委員会で、村井本部長は県議の質問に
「竹内元議員については、被疑者として任意の調べをしたことはなく、逮捕するという話は全くございません」
とし、
「事実無根で、明白な虚偽がSNSで拡散されていることは極めて遺憾」
と述べた。

斎藤元彦知事 “職員との信頼関係”構築を宣言も…県職員が明かした「本音」
記事投稿日:2025/01/19 16:00 最終更新日:2025/01/19 16:00
『女性自身』編集部
https://jisin.jp/domestic/2423455/
「中堅や若手職員のみなさまと対話の場を充実させ、風通しの良い職場作りを進めていきたいと思います」
2025年1月6日、こう語ったのは兵庫県の斎藤元彦知事(47)。
幹部職員らへの年頭の挨拶で、今後も県政を前に進めていくとして、大切なのはコミュニケーションだとした。
2024年3月に県の元幹部職員である男性によって告発された、斎藤氏によるパワーハラスメントなどの疑惑。
百条委員会が実施した県職員を対象とするアンケートでは、斎藤氏のパワハラを見聞きしたことがあるとの回答が職員全体の約42%に上った。
その後、2024年9月に県議会で不信任決議が可決され失職するも、2024年11月に行われた出直し選挙では110万票以上を獲得し返り咲くことに。
しかし、依然としてパワハラなどの疑惑自体は残ったまま。
2024年11月19日に行われた就任会見でパワハラがあったのかどうかついて問われると、
「私自身は確かに一部不適切な行為をしたという事はありますけども、あくまでも良い業務、県政をしていきたいという中で業務上の指導や色んな注意を厳しくさせて頂いたということはあると思う」
と語っていた。
更に、就任から約1カ月後、2024年12月18日の定例記者会見では、「今年の漢字」に「結」を選んだと発表。
「県政を前に進めるに当たり、県議会、市町、県職員、県民と信頼関係を結んでいくことが何よりも大事」
「そしてこれまでの様々な取り組みが更に実を結んでいくことも大事だ」
と職員との信頼関係を結んでいきたいとの思いを明かしていた。
再就任から2カ月となるが、現場の職員はどのような思いを抱いているのか。
2024年12月下旬、県職員に話を聞いた。まず、40代男性の県職員は、就任後、知事が以前と変わったとは感じていないと明かす。
「斎藤知事は、記者会見でも『職員との信頼関係を結びたい』とおっしゃっていますが、目に見える形で何か変わったか、と聞かれたら何も変わってないですね」
「本人がやる気になれば、もっとスピード感を持ってできることはあるのに、と思いますが……」
また、2024年12月25日に開かれた百条委員会の証人尋問で、告発者の男性を公益通報の保護対象とせず、調査結果を待たずに停職3カ月の懲戒処分とした初動対応について、斎藤知事は
「適切だった」
と主張。
しかしこの対応についても、実際に働く職員としては不安を感じるという。
中堅の男性県職員は次のように胸の内を明かした。
「証人尋問で斎藤知事は、『初動対応に問題はなかった』と、再選前と同じことを繰り返しているだけ」
「これによって職員が亡くなっているわけですから、対応のまずさを認めて謝罪してほしいと思っている職員は多いんじゃないかと思います」
再選挙後の本誌の取材では、“知事が誰であっても仕事に影響はない”と語る職員もいたものの、一部には斎藤知事の変化を期待する職員もいるようだ。
2025年年始の目標通り、風通しのよい職場を作れるだろうか。

告発者の私的情報漏洩に対応鈍く 斎藤兵庫知事、削除依頼も告発もせず「第三者委で調査」
2025/1/6 21:53
https://www.sankei.com/article/20250106-ADELE2DAA5LNVOCYG57Z67GOJU/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑を告発した元県幹部の私的情報漏洩疑惑を巡り、県の対応の鈍さを指摘する声が上がっている。
私的情報とされるデータが交流サイト(SNS)で拡散した上、漏洩は地方公務員法などに抵触する可能性があり、県議会には
「速やかに刑事告発すべきだ」
との意見がある。
ただ、斎藤氏はデータについて
「本物かどうか分からない」
と言及。
告発やSNS運営者側への削除依頼はせず、第三者による調査を優先する姿勢を貫いている。
漏洩した疑いがあるのは県西播磨県民局長だった男性が公用パソコンに保存していたとされるデータ。
昨年2024年11月の知事選に、斎藤氏の応援を目的に立候補した政治団体「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志氏が同月2024年11月下旬、男性の情報だとするデータをSNSで公開するなどした。
斎藤氏は2024年12月、公開されたデータが
「本物か分からない」
とし、第三者委員会で調査する意向を表明。
今月2025年1月中にも弁護士による第三者委が設置される見通しだが、斎藤氏は
「まずは(データの)同一性を確認する」
とし、県の情報管理については
「指摘すべき所があればしてもらう」
と述べるにとどめている。
私的情報が保存されていたとされる公用パソコンは昨年2024年3月、斎藤氏の指示で告発文書の作成者を調べていた片山安孝副知事(当時)が男性を聴取した際、職場から回収したものだ。
2024年6月に県議会調査特別委員会(百条委員会)が設置されると、男性は代理人を通じてプライバシーに配慮して調査するよう百条委側に依頼。
百条委は、告発とは無関係な私的情報を調査の対象外とすることを決めた。
ところが2024年7月、斎藤氏の側近である井ノ本知明総務部長(当時)が県職員や県議に私的情報を見せて回っていたと週刊誌が報道。
斎藤氏は、井ノ本氏らに確認したが否定したと説明し、第三者による調査を検討しているとした。
井ノ本氏自身は2024年10月の百条委で、男性の私的な個人情報を印刷し、所持していたことを認めつつ、漏洩については
「守秘義務違反の嫌疑を受ける可能性がある」
と証言を拒否。
だが、百条委が2024年12月に県議への聞き取り調査を実施した結果、井ノ本氏から私的情報の記録を見せられたといった証言が複数寄せられた。
この漏洩疑惑については県の調査が続いているが、同月2024年12月25日に開かれた百条委の斎藤氏への証人尋問では、情報漏洩も取り上げられた。
漏洩疑惑が浮上してから半年近くが経過している状況を踏まえ、
「速やかに刑事告発することは県民の個人情報を預かる知事の責務だ」
とする指摘に、斎藤氏は
「第三者委で適切に対応したい」
などと繰り返した。
■スピード重視、刑事告訴のケースも
自治体が扱う個人情報の漏洩は後を絶たず、刑事事件に発展したケースもある。
堺市では平成27年、市内全有権者約68万人の氏名などの個人情報が流出した。
男性職員が独自の選挙事務システムを構築するため、無断で情報を持ち帰り、自作したシステムを民間のレンタルサーバーに保存した際、誤って閲覧可能な状態となっていた。
市は発覚後、速やかに流出状況を調査し、ネット検索会社に情報の削除を依頼。
専門業者にも調査を依頼し、SNSなどへの拡散は確認されなかった。
大阪府八尾市では昨年2024年5月、市立斎場の利用者の個人情報を葬儀関連業者へ提供した見返りに現金を受け取ったとして、男性職員が加重収賄と地方公務員法違反の疑いで大阪府警に逮捕された。
大阪府八尾市は2024年6月に男性を懲戒免職処分としたが、内部調査に加えて第三者による調査チームも設置。
別の男性職員も現金を受け取っていたとして、2024年9月に懲戒免職とした。
岩手県釜石市では令和3年度、職員による個人情報漏洩事案が発覚した。
岩手県釜石市は内部調査の他、顧問弁護士や警察に相談した上で住民基本台帳法違反罪で告訴状を提出。
職員2人を懲戒免職とするなどし、市長と副市長も給与を減額した。
岩手県釜石市の担当者は
「第三者委員会設置の話もあったが、漏洩事案でセキュリティー強化などが必要だったため、スピード感をもって対処できる態勢を重視した」
としている。

再選後に「“もう辞めたい”という声も」…職員30人が告白した斎藤元彦知事へ“もの言えぬ空気”とは「理不尽な異動が怖い」
#1
水島 宏明水島 宏明11時間前
https://bunshun.jp/articles/-/75802
パワハラ疑惑・おねだり疑惑などの対応をめぐって県議会議員の全会一致の不信任決議案可決を受けて前知事の斎藤元彦氏が失職したことで実施された兵庫県知事選挙。
11月17日に投開票が行われて斎藤氏が再選を果たした。
これまでの数々のテレビ番組で改めて注目したいのが10月2日にNHKが放送した
「クローズアップ現代」
だ。
タイトルは
「兵庫県職員30人の告白“もの言えぬ空気”はなぜ生まれたか?」
として、選挙前の斎藤県政がどのように運営されていたのか。
それを職員の声を中心に再現した番組だ。(全2回の1回目、後編に続く)
◆ ◆ ◆
■約4割が斎藤氏のパワハラを見聞きしたと回答
再選翌日の記者会見で斎藤氏は
「県議会と県職員の皆さんとの関係をしっかり前に進めていくことがすごく大事」
「有権者が評価してくれたのは主に実現した政策」
「政策をどう進めていくかが大事」
「県職員も県議会も同じ思いをお持ちだと思う」
などと話していた。
今後注目すべきは、斎藤氏の再選で再び彼の下で働くことになった兵庫県庁の職員の心中だ。
兵庫県議会の
「百条委員会」
が実施した県職員約9700人(回答は約6700件)のアンケートでは約4割が斎藤氏のパワハラを見聞きしたと回答している。
■「知り合いの職員でも“もう辞めたい”という声も」
この日のTBSの朝の情報番組「THE TIME,」では、現役の兵庫県職員の話として今回のSNSを使った選挙戦略について
「SNSを駆使するやり方は構わないですが、伝える中身の問題ですよね」
「人のプライベートを晒す」
「あるいは嘘を言う」
「個人的には残念だと思います」
「知り合いの職員でも“もう辞めたい”という声も聞こえてきます」
と失望の色を濃くしていた。
さらに再選後、選挙戦略にかかわったと自らネット上に公表したPR会社の女性社長の行為が
「公職選挙法違反」
になるのかどうかが、選挙後にわかに焦点となった。
12月2日、大学教授と弁護士が斎藤氏とPR会社社長を警察と検察に公職選挙法上の
「買収」
の疑いで刑事告発したことを発表。
一方で告発状が受理されて捜査が進んだとしても、実際に裁判で決着がつくまでは3〜4年はかかるという見方は根強い(同日のフジテレビ「イット!」)。
万一、裁判で有罪になった場合でも斎藤氏は4年の任期を全うできる可能性があるという。
■斎藤県政での「もの言えぬ空気」
10月2日に放送された
「クローズアップ現代」
では、
「もの言えぬ空気」
が第一次斎藤県政では職場に蔓延していたとして、その実態を詳しく伝えている。
第一次斎藤県政では、就任1年で58の事業の廃止や見直しのほか、当時700億円かかるとされた庁舎などの再整備計画の凍結や県立大学の段階的な完全無償化を実施した。
知事が改革の司令塔として作ったのが、10人程度の幹部ら職員で構成される
「新県政推進室」
だった。
以前は知事と各部局が個別に議論を重ねていた政策形成のプロセスを簡素化。
迅速な意思決定を行えるようにした。
その後、この
「新県政推進室」
も形式化し、“側近”と呼ばれる少数のメンバーで物事を決めていくようになったという。
「密室で取り巻きだけで決めて、どんどん進めていく」(OB職員=幹部)
「異論とか、多様な意見を別に求めているわけじゃない」(現役職員)
このことが“組織の健全さを欠く事態”を招くことになった、と複数の職員が取材に明かしたという。
「敵か味方か。賛成か反対か。白黒をはっきりさせて、賛成のチームと反対に回るチームを分ける傾向があった」
「そうすると、いろんな意見がだんだん言いにくくなって声が届かなくなる」
(OB職員=部長級)
さらに人事権をちらつかされて圧力を感じたという職員もいたという。
知事が打ち出した賛否が分かれる政策に意見を述べたOB職員は、後日、県幹部から
「斎藤県政に刃向かうんだったら辞表を書け」
「さもなくば服従しろ」
と迫られた。
異論を言うと排除。
異動させられてしまう。
自然に知事の周囲にはイエスマンしかいなくなってしまう。
知事は“裸の王様”のような立場になってしまったとOB職員(幹部)は証言した。
こうしたことで職員たちは知事の言動に違和感があっても次第に声を上げられない状態に陥っていた。
■「理不尽に異動させられることが怖い」
 複数の職員が知事のパワハラ疑惑を見て見ぬふりをした後悔を口にした。
「(パワハラ疑惑などを)看過していたということでいえば、批判はその通りだと思う」
「報復というか人事の面で見られた」
「そういうのを見ていると管理職も声を上げにくい空気になったり、(声を上げることに)二の足を踏んでしまう」
「好転しないどころか悪化する」
(現役幹部職員)
「人間の心の弱さ」
「理不尽に異動させられることが怖い」
「異動させられることは不名誉だし、怖い」
「そういうことで意見が言えなくなる」
「幹部が意見が言えなくなると、その部下もさらに意見が言えなくなる」
「こんなに危ういとは思わなかった」
「こんなに簡単に崩れるんだと」
(現役幹部職員)
「人間の心の弱さ」
という言葉が印象的だ。
県庁の職員は現役であれ、OBであれ、退職後に県がらみの仕事に就くことが多いので県のトップである知事の意向に逆らうことは現実的な不利益になってしまう恐れは強いはずだ。
ある職員は
“民意で選ばれた知事の意向に意見することは容易ではない”
と心情を吐露した。
「何もできなかったふがいなさ」
「そういうものは感じるが、だからといって、じゃあ、何ができたのかといったら、根底から覆すようなことなんて本当にできなかっただろうと思う」
「選挙で選ばれた人が4年間はそこにいるわけだから」
「それは仕えないとしょうがない」
(OB職員=幹部)
番組が伝えていたのは、人事権を握る行政のトップが自分の考えを押しつけるばかりで異論を許さない恐怖政治だ。
周辺にいる職員たちにとっては
「恐怖」
でしかなかったという実態。
これが現代日本の出来事なのかと思わず、背筋が寒くなってしまう。

「内部告発の“犯人探し”を徹底」兵庫県庁の職員は“特定”を恐れて顔も手も隠し…それでも「クロ現」に証言した“壮絶な背景”
#2
水島 宏明水島 宏明11時間前
https://bunshun.jp/articles/-/75803
パワハラ疑惑・おねだり疑惑などの対応をめぐって県議会議員の全会一致の不信任決議案可決を受けて前知事の斎藤元彦氏が失職したことで実施された兵庫県知事選挙。
11月17日に投開票が行われて斎藤氏が再選を果たした。
これまでの数々のテレビ番組で改めて注目したいのが10月2日にNHKが放送した
「クローズアップ現代」
だ。
タイトルは
「兵庫県職員30人の告白“もの言えぬ空気”はなぜ生まれたか?」
として、選挙前の斎藤県政がどのように運営されていたのか。
それを職員の声を中心に再現した番組だ。
(全2回の2回目、前編から続く)
◆ ◆ ◆
■「特定」を職員たちが恐れている
登場する職員らはみな匿名で声もボイスチェンジャーといって元の声を変質させて誰かわからないような形で証言していた。
顔も隠しているが、筆者が特に注目したのは、
「顔」
を出さないだけでなく
「手」
さえも手袋をはめるなどして証言者を特定されないように通常の何倍も気をつかっていたことだ。
手であっても直接撮影した映像を出さない周到さ。
体型などもわからないように、上着などを着せて証言させている。
それだけ
「特定」
されることを本人たちが恐れているという証左なのだろう。
斎藤知事の“側近”たちは2024年3月の内部告発にあたっての犯人探しを徹底して行い、亡くなった元県民局長に対しても
「誰がどういうことを言っているのか」
について、かなり執拗に追及し、元県民局長に同調する人間が誰なのかを聞き出そうとしていたという。
これが取材や撮影にあたっては慎重すぎるほど、慎重に本人が特定されないようにした背景だと思われる。
■職員が目にした「問題がありすぎて、問題しかない調査」
「クローズアップ現代」
では、斎藤知事のパワハラ疑惑やおねだり疑惑などをメディアなどに告発した元県民局長(懲戒処分を受けた後で自死)に対する県庁側の対応も焦点にしている。
パソコンの調査で元局長が告発者だと特定されて、知事の側近だった片山安孝・前副知事が元局長に詰め寄る場面は言葉づかいも高圧的だ。
かつて人事課にいた職員は幹部たちの対応に違和感があったと証言した。
「書かれていることが事実かどうかをまず調べるのが通常だが、
『誰が書いたんだ』
『誰が情報を与えたんだ』
という調査方法はやっぱり異様というか問題がありすぎて、問題しかない調査」
(かつて人事課にいた職員)
片山前副知事が元局長に聞き取り調査をした際の音声記録によると、
「知事のパワハラ……」(片山前副知事)
「それはでも対外的に出てないじゃないですか」(元局長)
「出てへんから、なんでそれを知っとるんやって聞きよるんやないか」(片山前副知事)
「いや、噂……」(元局長)
元局長は根拠をもって内部文書を作成していたが、この時に
「噂」
としか言えない事情があったと親交があった同僚職員は証言する。
「噂話を集めて(内部告発文書を)つくったわけではないのは事実」
「情報を出した人間も処分をしようとしていたのかもしれない」
「『実際は誰かから聞いたことでも、名前は出さんといてくれということで名前を出せないだ」
「私が聞いたので間違いないと思う」
(元局長と親交のあった職員)
だが、片山前副知事の調査の結果、元局長による告発文書は噂話を集めただけの信頼性の低いものとされて結論づけられた。
かつて人事課にいた職員もこうした県の姿勢を批判的に見ている。
「真実相当性があたかもないようにした、非常に恣意的で言葉尻を捉えた調査、判断だったとしか思えない」
■「死をもって抗議する」というメッセージ
調査の2日後、斎藤知事は記者会見で
「事実無根の内容が多々含まれている」
「うそ八百含めて、文書を作って流す行為は公務員として失格」
と元局長を批判。
県は元局長が
「誹謗中傷性の高い文書を流出させた」
として停職3か月の懲戒処分を下した。
元局長は2か月後に
「死をもって抗議する」
というメッセージを残して亡くなった。
その後、兵庫県の県議会が設置した百条委員会で知事らのふるまいは公益通報者保護法に違反していると指摘されている。
職員個人の尊厳や人権を侵害するような対応を二度と繰り返さないように告発者を守る仕組みを整えていく必要がある。
■前例を踏襲してきたテレビの選挙報道
県職員らの証言を集めたテレビのこうした優れた報道番組があったにもかかわらず、斎藤元彦氏は出直し知事選挙で再選を果たして再び4年間の県政を担うことになった。
兵庫県庁で幹部や職員たちと現在、どのように会話を交わし、どのように県政を進めているのだろう。
職員たちはどういう心境の中にいるのだろうか。
斎藤氏は失職する前の記者会見で
「県政3年間やっていく中で心の中におごりであったり、慢心があったんだと思います」
「自分の行為が良くない点は自分自身も生まれ変わって改めていく」
と再び立候補する決意を表明していた。
「クローズアップ現代」
で職員たちが証言した内容が事実であれば、出直し選挙での再選で民意を味方につけたからといって、斎藤知事の仕事の進め方が大きく変わることはあまり期待できないかもしれない。
職員たちも戦々恐々としていることだろう。
ただ、この
「クロ現」
のように多くの職員たちに取材して、第一次斎藤県政をしっかりと検証した報道番組は数少ない。
こうした検証はこれからも続けてもらいたい。
今回の出直し知事選ではテレビをはじめとして既存メディアに不信感を抱いた人たちが替わりの情報源としてSNSに一気に向かったことが斎藤氏の再選につながったと言われている。
選挙期間中のテレビ報道のあり方など考え直すべき点は数多い。
前例を踏襲してきたテレビの選挙報道はSNSの時代には通用しないことがはっきりとした。
一方、30人もの職員に聞き取りをしていく根気のいる報道は信頼性の高いテレビでこそ実現することが可能だ。
そうした調査報道の貴重さも改めて痛感した。
はたして第二次斎藤県政はどのようなものになっていくのだろうか。
たとえ職員から異論が出ても、それをうまく活用しながらより良い政策に発展させていけるようなスタンスを取れるならば、今回のような事態はけっして起こらなかったに違いない。
取材陣にはぜひ第二次斎藤県政を検証していく次なる調査報道を期待したい。 

「通報者の探索、許されない」百条委で参考人弁護士 午後に斎藤知事が最後の証人尋問
2024/12/25 11:17
https://www.sankei.com/article/20241225-YRDZH64KO5K7ZEC5JQSRJOUZKE/
兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などを告発した文書を巡り、告発内容の真偽や告発者を処分した県の対応を調べる県議会調査特別委員会(百条委員会)が2024年12月25日、始まった。
午前中は、公益通報制度に詳しい結城大輔弁護士が参考人として招致され、公益通報制度では
「外部通報であっても通報者の探索行為は禁じられている」
と説明した。
午後からは11月の知事選で再選後初めて斎藤氏が証人尋問に臨む他、片山安孝元副知事も証人として出頭予定。
告発文書を作成した県幹部の男性を公益通報者保護法の対象としなかったことや、斎藤氏のパワハラ疑惑などについて総括的に審議する。
斎藤氏はこれまで匿名の告発者を特定し処分した対応については、問題ないとの説明を繰り返しており、最後となる証人尋問でどのような答弁をするのか注目される。
この日、結城弁護士は、公益通報者保護法の法定指針では、通報者の保護に関し
「調査結果が出る前に不利益な扱いをすることは許されない」
と指摘。
「噂話や憶測を基にしているからといって、それだけで不正目的があるとは認定されない」
とした。
男性が事実無根の文書を作成したと認めていると、斎藤氏が言及した記者会見での発言について
「事実上の不利益扱いに当たるような行為」
と述べた。
百条委は、この日で証人尋問を終える見通し。
来年2025年の県議会2025年2月定例会への提出を目指し、報告書をまとめる。
告発文書は2024年3月に県西播磨県民局長だった男性が作成し、関係者に配布した。
県の公益通報窓口にも通報したが、県は内部調査を進めた結果、文書を
「誹謗中傷」
と認定。
男性は停職処分を受け、2024年7月に死亡した。

「前総務部長から聞いた」 告発者私的情報の漏洩疑惑 兵庫百条委に複数県議が説明
2024/12/17 12:18
https://www.sankei.com/article/20241217-RFSTKZVHAZLXNALAFLJSOBUUII/
兵庫県の斎藤元彦知事ら県幹部を内部告発した元県西播磨県民局長の男性の私的情報について、複数の県議が、県議会調査特別委員会(百条委員会)の聞き取り調査に前総務部長から聞いたと説明していることが2024年12月17日、関係者への取材で分かった。
前総務部長は、懲戒処分に関する中心的な役割を担っていた。
県は地方公務員法(守秘義務)に抵触する可能性があるとして調査している。
男性の懲戒処分を巡り、県は2024年3月25日に、男性の私的情報が保存されていたとされる公用パソコンを回収。
その後の県の内部調査で告発文書の核心的な部分が事実ではないなどとして、2024年5月、男性を停職3カ月の懲戒処分とした。
男性は、2024年7月初め、代理人を通じて百条委に
「プライバシーに配慮してほしい」
と要望。
百条委は告発とは無関係な文書の開示はしないと決めていた。
関係者によると、百条委は今月2024年12月16日に非公開で複数の県議に聞き取り調査を実施。
2024年4月中旬頃に前総務部長から、男性の私的情報の記録を見せられたり、口頭で内容を聞かされたりしたとの証言があったという。
前総務部長は2024年10月25日に開かれた百条委の証人尋問で男性の私的な個人情報を印刷し、所持していたことを認めた。
一方で、漏洩については
「守秘義務違反の嫌疑を受ける可能性が生じる」
などとして証言を拒否していた。
男性の私的情報とされる内容は、知事選(2024年11月17日投開票)期間の前後から交流サイト(SNS)で拡散されており、県は第三者機関を設置して慎重に調査するとしていた。

<独自>告発した元局長の私的情報漏洩か 兵庫知事側近の前総務部長ら 県が調査検討
2024/8/29 5:00
https://www.sankei.com/article/20240829-I7672IG3YZOJ3NY6WKUDVAY2UM/
兵庫県の斎藤元彦知事らのパワハラ疑惑などが文書で告発された問題を巡り、文書を作成した元県西播磨県民局長の男性(60)の私的な情報を漏洩した疑いがあるとして、県が前総務部長の井ノ本知明氏らの調査を検討していることが2024年8月28日、関係者への取材で分かった。
男性は2024年7月に死亡し、直前にプライバシーへの配慮を周囲に訴えていた。
内部調査ではなく、弁護士に調査を依頼する方針。
県は元副知事の片山安孝氏や前理事の小橋浩一氏、産業労働部長の原田剛治氏の調査も検討。
井ノ本氏を含め、いずれも文書で名前が出た知事の側近で、男性の懲戒処分にも関与したとされる。
男性が2024年3月に匿名で文書を報道機関などに配布した後、斎藤氏の指示で作成者を調べていた片山氏らが男性の公用パソコンを調査。
告発文書のデータを確認したことがこれまでに判明している。
関係者によると、井ノ本氏らは2024年4月頃から、パソコンに保存されていた告発内容とは無関係な男性の私的情報を県議らに開示していた疑いがあるという。
県の懲戒処分の指針では、職務上知り得た秘密を故意に漏らした職員を処分の対象としている。
県は井ノ本氏らがこれに抵触する可能性があると判断。
外部の弁護士に調査を委託する方向で調整を進めているという。
男性は2024年7月19日の県議会調査特別委員会(百条委員会)に証人として出頭を予定。
しかし、一部の委員が告発とは無関係な情報も提出するよう求めているとして、代理人を通じプライバシーを保護するよう百条委に要請するなど、私的情報が流布されていることに不安を抱えていたという。
男性は同月2024年7月7日に死亡。
自殺とみられ、証言はしなかったが、陳述書などを準備していた。
2024年8月23日に非公開で行われた百条委の証人尋問では、職員が私的情報の持ち出しについて
「調査の必要があると認識しており、弁護士会に相談している」
と証言した。

「人事畑歩んだエリート」告発の兵庫県庁の元県民局長、「兄貴分的な人だった」と惜しむ声
2024/7/19 13:12
https://www.sankei.com/article/20240719-PL47CVH3BFMYZHAWCVQTUVGHU4/
「一死をもって抗議する」。
兵庫県の斎藤元彦知事らの疑惑を告発した元県西播磨県民局長の男性(60)は亡くなる前、こんなメッセージを残していた。
人事畑などを歩む
「エリート」
と評され、
「兄貴分的な人」
「愛すべき先輩だった」
と県庁内から死を惜しむ声が上がる。
「なぜ、告発文書を作成したのか」
「現在の知事や県幹部の状況に許せない思いを抱えていたのだろう」。
男性を知る県関係者は、心中を推し量った。
男性は京都大を卒業し、昭和62年4月に兵庫県に入庁。
人事課長や教育次長、人事課を所管する管理局長(現職員局長)などを務めてきた。
元上司は
「仕事熱心で、誰とでも気さくに話をして、後輩にも優しかった」
「課内、課外関係なく、面倒見のいい人」
と評価。
後輩は
「仕事以外でも仲間と連れ立って行動することが好きな兄貴分的な存在」
「非常に尊敬しており、愛すべき先輩だった」
と振り返る。
西播磨県民局長に就いたのは、斎藤氏の知事就任前の令和3年4月。
県内各地域を管轄する地方機関である県民局のトップは部長級で、中でも西播磨は格が上の方だとされる。
今年2024年3月末に退職予定だったが、同月中旬、斎藤氏のパワハラ疑惑や県幹部らの違法行為を告発する文書を作成し、一部の報道機関や県議らに配布した。
文書は匿名だったが、県は早々に男性が作成したと特定。
斎藤氏は記者会見で、
「業務時間中に噓八百含めて文書を作って流す行為は公務員として失格」
と強い口調で非難した。
更に、
「ありもしないことを縷々並べた内容を本人も認めている」
とと説明したが、これに対して男性は反論文書を公表。
「私自身が認めている事実は一切ない」
「今の県政運営に対する不信感、将来に対する不安感、頑張って働いている職員の皆さんの将来を思っての行動だ」
と記した。
2024年5月には、告発文書は誹謗中傷に当たるとして、県が男性を停職3カ月の懲戒処分とした。
男性は、人事委員会への不服申し立てをしなかったが、県議会の調査特別委員会(百条委員会)に宛てたメッセージで理由をこう説明していた。
「私の願いは兵庫県という組織がより良くなるため、真実が明らかになることである」。

「違和感ある結論だ」斎藤知事のパワハラ「確証なし」との兵庫県内部調査受け、専門家指摘
2024/12/12 7:00
https://www.sankei.com/article/20241212-BQURIRUIKZJGDA2ODDM3OSIVBM/
兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑や贈答品受領疑惑などが文書で告発された問題を巡り、県は2024年12月11日、文書を作成した元県幹部の男性=2024年7月に死亡=による内部通報を受けた調査結果を発表した。
斎藤氏による職員へのパワハラ疑惑については、強く叱責されたと認識する職員がいたものの
「確証までは得られなかった」
とした。
また、贈答品受領についても斎藤氏の対応に問題があったとの指摘はなかった。
専門家は
「中立の立場にある今後の第三者機関の調査結果に注目したい」
と述べた。
男性の告発文書を巡っては、県議会調査特別委員会(百条委員会)が真偽を解明するために調査しており、来年2025年2月に最終報告書を発表する見込み。
この他、県が設置した第三者委員会も今年2024年度中を目途に報告書をまとめる予定だ。
百条委が実施した県職員アンケートでは、斎藤氏のパワハラを見聞きしたことがあるとの回答が職員全体の約42%に上っている。
2024年12月11日に県が公表した
「パワハラの確証が得られなかった」
とする調査結果について、公益通報制度に詳しい淑徳大の日野勝吾教授は
「(百条委の)県職員アンケートの結果を踏まえると違和感のある結論」
「兵庫県は公益通報者保護法の法定指針の違反状態が続いていると認識している」
と述べた。
男性は今年2024年3月、一部の報道機関や県議らに告発文書を配布し、2024年4月には文書の内容の一部を県の内部に設けられていた公益通報窓口に送付。
県は通報を受けた内部調査の結果を待たずに2024年5月、
「(文書の)核心部分が事実ではない」
として男性を停職3カ月の懲戒処分とした。
日野教授は
「懲戒処分が先んじて行われたのは公益通報案件ではなく、人事案件として取り扱い、人事課の調査を優先させてしまったため」
「やはり内部通報の調査結果を待った上で処分を判断すべきだった」
とし、
「今回、男性の通報内容が虚偽や単なる臆測ではないことが明らかになった」
「この調査結果を踏まえれば、通報に対する不利益処分は出来なかったのではないか」
と話した。

「ネットリンチだ」斎藤知事を追及してきた兵庫県議がYouTubeに15件の削除要請
2024/12/9 20:26
https://www.sankei.com/article/20241209-NMYTBF5HM5J33PKCRMTMQIZ2NM/
兵庫県議会の百条委員会委員を務める丸尾牧県議は2024年12月9日、動画投稿サイト「ユーチューブ」に対し、15件の投稿内容が明白な虚偽や名誉毀損に当たるとして削除要請を行ったことを明らかにした。
丸尾氏は産経新聞の取材に
「ネットリンチの状態だ」
と述べ、投稿者特定のための開示請求手続きも行い、対応によっては民事・刑事両面から名誉毀損の責任や罪を追及する方針という。
削除を要請したのは、兵庫県知事選期間中に、丸尾氏を名指しし、
「騒動の主犯格が判明しました」
「知事反対派?の県議によるデマ問題!?」
などの表題で投稿された動画15件。
丸尾氏は
「証拠も示さない虚偽の内容で名誉を不当に毀損するもの」
などとしている。
丸尾氏は
「明らかに事実と異なる内容」
「視聴した人が交流サイト(SNS)上で扇動し、SNSや電話でクレーム、抗議が殺到する」
「業務に支障をきたすだけでなく命にかかわる恐怖も覚える」
と非難。
「著名人もこの内容を基にして動画をアップしており迷惑極まりない」
と憤った。

「調査やめろ」兵庫県議会百条委、委員宅や事務所に今も抗議続く…「萎縮せず調査」と強調
2024/11/25 21:17
https://www.sankei.com/article/20241125-ZQTSI3I7INIJJE7X5XCU4XYZ34/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑などが文書で告発された問題で、県議会調査特別委員会(百条委員会)が2024年11月25日開かれ、知事選後初の証人尋問が行われた。
県幹部ら3人が証人として出頭したが、斎藤氏は欠席。
斎藤氏の尋問日程は今後調整するが、現段階で目途は立っていない。
知事選では県議会や百条委への批判が強まり、インターネット上では委員への誹謗中傷などが相次いだ。
委員の一人は議員辞職に追い込まれたが、他の委員らは
「調査が萎縮してはならない」
との思いを強めている。
■優勝パレード疑惑で尋問
この日の百条委では、昨年2023年11月のプロ野球阪神・オリックス優勝パレードの企業協賛金を信用金庫に出してもらう見返りに、補助金を増額して還流したとされる疑惑などについて尋問。
証人3人のうち尋問が公開されたのは当時の財務部長のみで、インターネット中継はなかった。
終了後、委員長の奥谷謙一県議が記者会見し、斎藤氏への証人尋問など次回の開催日程は未定だと説明。
調査結果は2024年年内にまとめる予定だったが、知事選の影響などにより来年2025年にずれ込む見通しを示した。
会見後、産経新聞の取材に
「誹謗中傷はあったが、疑惑の真相解明に努めるという姿勢を崩さずに進めていきたい」
と強調した。
斎藤氏が返り咲きを果たした今回の選挙戦。
奥谷氏は立候補者の1人だった政治団体
「NHKから国民を守る党」
党首の立花孝志氏から、斎藤氏を告発した男性の死亡原因を隠蔽したなどとする内容を交流サイト(SNS)に投稿された他、自宅兼事務所前で激しい口調で演説され、危険を感じて家族を避難させるなどしたという。
今年2024年6月に設置された百条委では、文書に記載された斎藤氏らに関する7項目の疑惑などを調査。
斎藤氏への2度の証人尋問も行われ、その際の斎藤氏の対応を問題視した議会が斎藤氏に対する不信任案を全会一致で可決した。
斎藤氏は失職し、今回の出直し選挙となったが、こうした経緯もSNSでは批判の対象となった。
ある委員はSNSだけでなく、自宅や事務所に電話やメールで知らない人からの抗議が多く届いた。
「斎藤氏は文書問題について真正面から説明しようとしなかった」
「来年2025年度予算の編成を託すわけにはいかないと考えた」
と辞職を求めた理由を述べ、
「萎縮してしまう委員がいるかもしれないが、信念を持って調査を最後までやり切るのが私たちの務めだ」
と語る。
■中間報告出していれば…
一方、別の委員は、調査が終了していない段階で不信任決議に至った判断について、
「『百条委員会は噓ばかり』などという事実と異なる情報が飛び交った」
「中間報告を出すなどしていれば、そうはならなかったかもしれない」
と反省を口にする。
この委員は
「今でも1日10件程度、
『百条委員会の調査は止めろ』
『議員辞職しろ』
などというメールやSNSの書き込みがある」
と明かしつつ、
「信頼される結論を百条委で出していくだけだ」
と話した。

正義と信じ「敵」攻撃、投稿が過激化し分断生む…「エコーチェンバー」と確証バイアスで先鋭化
2024/11/25(月) 5:00配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/69da6b550695ba571c30e31e9df9c17645576876
[SNSと選挙]<中>兵庫県知事選から
 「辞めろ」「ウソつき」「出てこい」――。
商店街を練り歩く斎藤氏。
行く先々で批判するメッセージを掲げる人がいた(10日、神戸市中央区で)
兵庫県知事選の選挙期間中、奥谷謙一県議(39)の自宅兼事務所には、そんな電話が相次いでかかってきた。
奥谷氏は、斎藤元彦知事(47)のパワハラなどの疑惑を調査する県議会百条委員会の委員長。
斎藤氏の失職後、SNSで斎藤氏への支持が広がるのに比例し、
「知事の失脚を裏で主導した」
として、奥谷氏を誹謗中傷する投稿が拡散した。
知事選が始まると、立候補した政治団体
「NHKから国民を守る党」
党首の立花孝志氏(57)が奥谷氏の自宅前で街頭演説し、
「出てこい」
などとチャイムを押す動画を配信。
奥谷氏は母と共に避難していたが、立花氏がX(旧ツイッター)で奥谷氏の目撃情報の提供を呼び掛けると、Xには
「有馬温泉に隠れているようだ」
などの書き込みもあった。
今も見知らぬ男が自宅前に立っていたり、チャイムを鳴らされたりすることもあり、警察に相談している。
奥谷氏は
「自分についてSNSに書かれていることはデマばかり」
「こんなに身の危険を感じたことは初めてだ」
と疲労感を滲ませる。

百条委が兵庫県幹部の尋問映像公開、片山前副知事の「告発者の私的情報発言」は音声を消して対応
2024/11/23 21:33読売新聞
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20241123-567-OYT1T50151.html
■SNSでは「都合の悪い部分を隠蔽」と批判
兵庫県の斎藤元彦知事の内部告発問題を調査する県議会の百条委員会は2024年11月22日、2024年11月10月24、25両日に非公開で行われた県幹部らへの証人尋問の録画映像をユーチューブで公開した。
知事選への影響を避けるため、選挙後に公開する予定で録画されていた。
2日間の証人尋問には、計11人が出頭。
このうち、片山安孝前副知事や県幹部ら計6人分、計7時間以上の映像が公開された。
2024年10月25日の証人尋問では、告発者の男性職員(2024年7月に死亡)が公用パソコンに保管していたとされる私的情報について、片山氏が発言を続けようとし、奥谷謙一委員長が制して一時中断する場面があった。
録画映像では、片山氏のこの時の証言は音声が一部消されていた。
百条委は調査と直接関係のない内容は扱わないことを決めている。
証人尋問の再開後、奥谷氏は
「片山氏から不規則発言があり、尋問を行うことが不可能と判断した」
と発言。
他の委員から異議は出なかった。
知事選の期間中、この消された部分とされる音声が流出。
立候補した政治団体「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志氏は、告発者は私的情報が漏れることを恐れて自殺した可能性が高いのに、百条委がそれを隠したと主張した。
SNS上では
「(百条委は)都合の悪い部分を隠している」
などの投稿が相次いだ。
告発者は自殺したとみられるが、その理由は分かっていない。
奥谷氏は今月2024年11月18日の記者会見で、
「(片山氏が)調査に関係ないプライバシー情報を話し始めたので、プライバシーに最大限配慮する県の情報公開条例に基づき、制止した」
と説明。
「隠蔽しているというのは、明らかなデマだ」
と述べた。
また、斎藤氏の側近だった小橋浩一前理事は2024年10月25日の証人尋問で、斎藤氏が告発内容を
「嘘八百」
などと指摘した2024年3月27日の記者会見の直後に、第三者委員会による調査を進言したと証言。
「(斎藤氏は)渋い顔をされ、『どうかな』と。受け入れられなかった」
と述べた。
斎藤氏は2024年9月の証人尋問で、小橋氏の進言について
「記憶にない」
と話していた。
片山氏や県幹部の証人尋問は通常、公開で行われるが、百条委は2日間の証人尋問について、知事選に影響が出ないよう非公開で実施し、選挙後に録画映像を公開する方針を予め決めていた。

告発者処分先行、斎藤知事から「風向き変えたい」 非公開の百条委録画で側近が証言
2024/11/23 7:00
https://www.sankei.com/article/20241123-QGC7SL3R3RO6VF64OZG66XQHXA/
兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などについて調べる県議会の調査特別委員会(百条委員会)は2024年11月22日、県知事選前に行った2024年10月24、25日の証人尋問のうち、部長級以上の職員や元副知事、片山安孝氏の尋問の録画映像を公開した。
知事選に影響が出ないよう非公開としていた。
告発文書を作成した県の西播磨県民局長だった男性=2024年7月に死亡=を特定し、懲戒処分とした県の対応を巡り、斎藤氏の指示を受けて処分の中心的役割を担った前総務部長の井ノ本知明氏は、男性が県の公益通報窓口に通報したため、処分はその調査結果を待ってからにした方がよいと斎藤氏に進言したと証言。
しかし、
「知事から風向きを変えたいという話があった」
と処分を先行した経緯を説明し、
「この騒がしい状況を早くしずめたいという思いが(斎藤氏に)あったと推察している」
と述べた。
プロ野球阪神・オリックス優勝パレードの協賛金を金融機関に出してもらう見返りに、県側が補助金増額を約束したとされる疑惑を巡っては、片山氏が
「信用金庫に対する協賛金の協力依頼と補助金を増額する予算措置のタイミングがたまたま一致した」
とキックバックの意図を否定。
「この2つが一緒に動いているという気持ちはなかった」
などと説明した。
一方、尋問では、片山氏が男性のプライバシー情報に関して発言を始め、制止される場面があったが、この部分については公開されなかった。 
百条委は今月2024年11月25日に文書の疑惑などを総括した証人尋問を実施。
斎藤氏の証人尋問も予定されていたが、欠席となる見通し。

齋藤元彦「再選」に浮かれていていいのか…いまだ晴れていない告発者処罰で「職権濫用」の疑義
2024/11/23(土) 6:04配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/04ac1f5ee81b137c6557fafe6224848b6b1c1415
「パワハラ疑惑」
で辞任に追い込まれた齋藤元彦氏が、この度の兵庫県知事選挙で再選されました。
現下の民主主義制度を採用している我が国では、この結果は重く受け止めねばなりません。
少なくともこれで齋藤氏は
「知事」
の要職に就くことが決定しました。
そしてその事実を受け止め、これからメディア上の論調や有識者達の発言内容が変わってくるものと予期されます。(例えば、コチラ、日刊スポーツ、2024年11月17日「斎藤元彦氏に泉房穂氏が生番組で謝罪『おわびです。かなり厳しいトーンで…』兵庫県知事再選受け」)
ただし、この結果は、あくまでも
「知事を誰にするか」
を決定するもの。
言うまでも無く、
「当選者に関わる真実」
に関わる諸判断がこの決定によって影響を受けるべきものではありません。
ここでは、その1点について検討をしてみたいと思います。
この度の選挙の構図は
「既存マスメディアvsSNS」
と言われていますが、その件の
「事実的経緯」
は以下の様なものです。
(1)兵庫県の一職員から、齋藤知事のパワハラを告発する文書が、兵庫県警、報道機関4社、国会議員1名、県議4名、ならびに県庁内の通報窓口に提出された(2024年3月12日付け)。
(2)齋藤知事サイドは、その告発には
「事実無根の内容が多々含まれ」
ており、かつ、
「嘘八百」
を含むものであり、その外部告発行為は公務員として不適切な行為だと断罪し、当該告発者を
「告訴」
する準備を進めている旨を記者会見で発表(2024年3月27日)。
その上で当該職員を特定するための徹底調査を庁内で行い、告発者を特定。
それと同時に、当該告発者の処分を検討するために
「弁護士を入れた内部調査」
を開始した事を公表(2024年4月2日)。
(3)その後、同職員から今度は、兵庫県内の公益通報制度を利用し、庁内の窓口に疑惑を通報(2024年4月4日)。
(4)更にその後、
「弁護士を入れた内部調査」
を通して、
「告発は核心部分において虚偽であり、告発文書は知事や職員に対する誹謗中傷であり、不正行為」
と判断し、告発した職員について
「停職3カ月の懲戒処分」
を決定(2024年5月7日)
(5)県が実施した調査で、
「7人が知事や幹部のパワハラ、6人が知事や幹部への物品供与」
を回答で指摘したという結果が公表される。(2024年5月9日)
(6)齋藤氏は、当該告発内容について、
「第三者委員会」
の設置を表明(2024年5月14日)。
またその後、議会が告発内容の真偽を確認する
「百条委員会」
設置が決定(2024年6月13日)
(7)記者会見で初めて、齋藤氏は告発内容を
「全て否定」
(2024年6月20日)
(8)告発者が
「一死をもって抗議する」
「百条委員会は最後までやり通してほしい」
という一文が入った陳述書を残し、自殺(2024年7月7日)
(9)齋藤知事は告発内容の1つであった
「おねだり」
に関連してワインを受け取っていたこと認める(2024年7月19日)。
ただしその後、それが
「社交辞令の範囲」
と釈明(2024年7月24日)
(10)兵庫県議会は、全会一致で、齋藤氏を不信任を決議し、齋藤氏辞職。
その後実施された知事選挙で齋藤氏再選(今に至る)。
以上の出典は、こちらの情報を基本にとりまとめたもの。
このサイトには、各情報の出典も明記されているのでそちらも併せて参照してください。
■告発者への知事の態度は不適切ではなかったのか
この一連の経緯で、法的に重要なポイントは、かの告発が
「公益通報」
に該当するか否か、という点です。
もし
「公益通報」
であるなら、
「告発者捜し」

「告発者の処分」
を行った齋藤知事が
「公益通報者保護法の違反者」
ということになるのです。
これは刑事罰の対象ではありませんが、
「知事」
としての振る舞いとしては著しく不適切な振る舞いだということになります。
ただし齋藤知事は
「告発された側」
ですが、その
「告発された側」
である齋藤知事は、これを
「公益通報」
ではなく、
「斎藤政権にダメージを与え、転覆させるような計画で、選挙で選ばれた知事を地方公務員が排除するのは不正な目的」
の文書であると認識する、という立場を取っているようです。
そしてその根拠として、片山元副知事は、内部調査の段階で、当該職員のメールに
『クーデターを起こす、革命、逃げ切る』
というくだりがあったことを挙げています。
しかも、齋藤批判を拡大させた
「告発者の自殺」
は、告発者の
「不倫」
の証拠が彼のパソコンに大量に残されており、それが原因なのであって、別に齋藤知事のパワハラが原因なんかじゃ無い、という言説も、選挙期間中、SNSで大いに共有されました。
これに加えてこうした情報がSNSでは共有されているのに、既存メディアでは全く報道されていないという点が
「炎上」
的にネット上で共有され、齋藤知事は
『告発者を自殺に追い込んだ悪い為政者だ』
という認識から
『既存メディアに不当に虐められる被害者だ』
という認識へと、ネット世論は変わっていったのでした。
今回の齋藤氏の勝利は、こうした世論の変化に基づくものでした。
■告発された権力者が自分の権限で断罪することの意味
しかし、ネット上での上記の言説が真実であろうと無かろうと、それとは無関係に齋藤氏の振る舞いはやはり、
「為政者」(Govener:知事)
として許されざる振る舞いであったと筆者は考えます(注1)。
なぜなら、今回告発されているのが
「齋藤知事」
の本人であるにも関わらず、その当の本人の齋藤知事自身が、
「第三者」
の意見を取り入れず、自分自身の知事としての権限を使って、本人の権限で
「当該の告発はフェイクである」
と断罪し、懲戒処分にしてしまっているからです。
この問題の本質はここにあります。
即ち、この告発が仮に
「齋藤政権を潰すための意図」
に基づくものであったとしても、また、メディアが偏向報道を行い、かつ、その告発に
「嘘」
が含まれていたのだとしても、その告発の中に何らかの
「真実」
が含まれている
「可能性」
がある限りにおいて、その告発を、知事という強大な自らの権限でもって
「握り潰す」
かのような振る舞いは
「公益通報者保護法」
の精神の下、許されないものなのです。
そして、内部告発がなされた時点(上記の(3)の時点)で、その告発の中に何らかの
「真実」
が含まれている
「可能性」
があったことは否定し難い事実なのです。
従ってその齋藤氏の振る舞いは、自らの知事という強大な権力についての
「職権濫用」
以外の何ものでもない疑義が極めて濃厚なのです。
仮にこの齋藤氏の振る舞い(注2)を正当化するとするなら、断罪する時点で
「この告発内容は“全て”虚偽である」
「従って、如何なる調査を受けようとも、私は無実であり、この告発内容には一片の真実もないことが、その調査が適正である限りにおいて必ず証明できるのだ」
と言わねばなりませんでした。
ですが彼は、最初の記者会見の席(上記の(2)の時点)で
「虚偽が多い」
と言ったものの
「一片の真実も無い」
とは断定しなかったのです(注3)。
この1点において、彼の態度は、為政者として許されざるものと判断せざるを得ないのです。
■「全てが虚偽ではない」と自覚していた
しかも、こうした筆者と同様の認識は、上記の段階(2)の
「前」
の時点で
「詳細については調査が必要なので申し上げられない」
と発言すべきだと進言していた兵庫県内の人事当局も、そして上記(4)の段階で
『公益通報の結果が出るまでは、処分しないほうがいい』
と進言した県職員も共有していたことは、その発言内容から明白です。
これらはいずれも、県庁内には
「告発に真実が含まれる可能性を完全に排除できない」
という認識が存在していたことを示しています。
(ABCニュース、8月27日「『嘘八百』『事実無根』メモ自作し“パワハラ疑惑”告発文を批判 県人事当局は『調査が必要』との想定問答を事前準備も 斎藤知事『処分の過程は適切という認識』」参照)
更に言うなら、齋藤氏は、上記の(9)でもってその告発の内容の
「一部」
が真実であることを認めているわけですから、調査や処分の
「前」
の段階で、
「この告発内容は“全て”虚偽である」
とは決して言えないということを齋藤氏自身が自覚していたとすら考えざるを得ないのです。
従って、今回の件は、齋藤氏は、知事の権限で以て、自らの不適切行為を訴える告発を
「完全なる事実無根の嘘の代物」
と断罪することは、公益通報制度の理念からして許されざるモノだったのです。
分かり易く言うなら、以上の経緯を冷静に読み解けば、齋藤知事には、
「自分にとって都合が悪いものの一部は真実も含まれていた告発を、自らの知事権限でもって
『全て虚偽だ』
という
『嘘』
をついて、握り潰した」
という濃密な嫌疑があるわけです。
これこそ、彼が
「公益通報者保護法違反」
を犯したと疑われるポイントなのです。
ちなみにこの法律違反は一般の公務員にも該当しますが、齋藤氏が
「知事」
であることを考えると、その道義的責任はより思いものという事になります。
彼は行政官であるというのみならず(国民の信頼がとりわけ必要な)
「政治家」
だからです。
この齋藤知事の
「違反行為」
は、その告発の動機の如何によらず、メディアの報道姿勢の偏向性の有無によらず、明確に存在するものです。
■政治家は「李下に冠を正さず」だろう
ちなみに、こうした齋藤氏の違反行為があったのか否かが
「行政手続き的」
に確定するのは、
「百条委員会」
の結果が出た後、という事になると考えられます。
何故なら、百条委員会は告発の内容の真偽に加えて、
「この告発が公益通報に該当するか否か」
を審査する委員会だからです。
これは言い換えるなら、今、齋藤氏は、
「公益通報者保護法違反の被疑者」
の立場にあるのです。
それにも関わらず、齋藤氏は出直し選挙に出馬し、そして兵庫県民は
「公益通報者保護法違反」
を犯した齋藤氏を当選させてしまったのです。
そうなると、かの告発が
「全て虚偽」
であると認定され、齋藤氏が公益通報者保護法違反で
「行政的にはシロ」
となる可能性が拡大すると危惧されます。
とりわけ、県議会は彼らの
「保身」
のために、恐らくは
「グレーな所は多分にあるが、黒とは断定できない」
という結論を導く公算が高いでしょう。
そうしなければ、齋藤氏を勝たせた世論に
「喧嘩」
を売ることになるからです。
議会にはそれだけの
「根性」
はない疑義が濃厚です。
しかし、仮にそうであったとしても、齋藤氏に知事の資格はないと、判断すべきである、というのが当方の(控え目に言うところの)個人的見解です。
何故なら、
「李下に冠を正さず」
「信なくばたたず」
とまで言われる政治家としては、仮に司法的に、行政府的に
「シロ」
であったとしても、それとは別に、
「政治家として許されるか否か」
という判断は下されねばならないからです。
その視点から考えれば、当方は齋藤氏には知事の資格があると判断することが著しく困難なものとなります。
しかし…今回の兵庫県においては、如何なる思考プロセスを経てそういう結論に辿り着いたのかについてはここでは不問に付しますが兎に角、齋藤氏には知事の資格ありと考える有権者が投票者の内の最多を占めたというのが、今回の現実です。
法治国家の人間として当方も無論、この事実は事実として受け止めますが、それでも尚、自らの保身のために公益通報者の保護義務を、知事の権限を使って握り潰した嫌疑が掛けられている齋藤氏の知事再任には大きな疑問を感じている方は未だに多数おられるものと思います。
ついては是非皆様もこの問題を、今1度、正確な事実を辿り、法的精神をご理解いただきながら、じっくりとお考え頂きたいと、心から祈念いたしたいと思います。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
(注1)無論だからといって、メディアの偏向報道が許容されるべきでは有りません。
とはいえそもそもそれとこれとは別次元の問題なのです。
例えばある罪Aを犯した人物がまた別の犯罪Bの被害者であったとしても、その被害を受けたという事実は罪Aを免罪することの根拠にはならないというのと同じ話です。
メディアの偏向報道には当方も辟易しており、それはそれでまた別の糾弾論が必要となると考えますが、その件はまた別の機会に論じたいと思います。
(注2)ここに言う齋藤知事の振る舞いとは,本文(1)の外部通報に対する(2)の振る舞い,ならびに,(3)の内部通報に対する(4)の振る舞いの2つです.外部通報と内部通報では法的位置付けが異なるため,この両者の振るまいについてはそれぞれ個別に判断する必要がありますが,ここでとりわけ重大な法的・道義的責任が問われるのが後者の内部通報に対する(4)の振る舞いです.
(注3)彼が言ったのは、
「嘘八百を含む」
だの
「事実無根の内容が多々含まれ(る)」
だのといった
「一部に嘘がある」
という話しであり、
「全て嘘だ」
とは言っていないません。
藤井 聡(京都大学大学院工学研究科教授)

斎藤氏の疑惑調査の百条委・奥谷委員長がN党立花氏を告訴 立花氏は民事提訴の方針
2024/11/22 19:51
https://www.sankei.com/article/20241122-G63TGCJ5GBP6VD6A4H5HLRV3YU/
兵庫県知事選に立候補していた
「NHKから国民を守る党」
党首の立花孝志氏から、交流サイト(SNS)上で虚偽の内容を投稿され名誉を傷付けられたとして、県議会調査特別委員会(百条委員会)委員長を務める奥谷謙一県議が2024年11月22日、名誉毀損の罪で立花氏を刑事告訴した。
一方、立花氏は、奥谷氏を相手取って民事訴訟を起こす考えを示した。
告訴状によると、2024年10月31日〜11月19日、X(旧ツイッター)などで、奥谷氏は悪人で噓を付いたり、マスコミに圧力を掛けたりして、告発文書を作成した県の元幹部が死亡した原因を隠蔽したという趣旨の虚偽の内容を投稿され、名誉を毀損されたなどとしている。
捜査関係者によると、奥谷氏は、自身の自宅兼事務所前で立花氏が演説した内容についても、脅迫に当たるとして県警に被害届を提出した。
一方、立花氏は2024年11月22日に東京都内で記者会見を開き、
「(奥谷氏は)私がデマを吹聴していると言っているので、遅くとも来週水曜日までに東京地裁に提訴する」
と述べた。

兵庫県知事選 稲村氏後援会X凍結で告訴「選挙制度の議論期待」
2024/11/22 19:34
https://www.sankei.com/article/20241122-S4VIAFO365N4NM4G4IDKWSEAW4/
2024年11月17日投開票の兵庫県知事選で敗れた元尼崎市長の稲村和美氏の後援会は2024年11月22日、選挙期間中に公式X(旧ツイッター)アカウントが何者かによる一斉の虚偽通報で2回凍結されたとして、容疑者不詳で偽計業務妨害容疑などの告訴・告発状を兵庫県警に提出した。
共同世話人の津久井進弁護士は神戸市内で記者会見し、
「民主主義の機能を検証するために告訴した」
「選挙制度の在り方が議論されることを期待する」
と話した。
Xは暴力的な発言などを禁じており、違反した場合は運営管理者によってアカウントが凍結されることがある。
告訴状などによると、氏名不詳者らは選挙期間中、稲村氏の後援会がXで違反行為をしていると虚偽の通報をして業務を妨害したなどとしている。
今後も投稿に関する事実確認を精査し、必要に応じて告訴内容を補充する方針という。

兵庫知事選の結果受け民放連会長、SNSの影響を指摘 「選挙報道のあり方も議論が必要」
2024/11/22 16:59
https://www.sankei.com/article/20241122-AVA5RU3R7RNBTKSDROVPW5ZHAY/
日本民間放送連盟の遠藤龍之介会長(フジテレビ副会長)は2024年11月22日の定例記者会見で、兵庫県知事選で斎藤元彦知事がSNSなどを追い風に再選された結果について、
「必要に応じ、民放連の行動委員会の場などでも議論することが必要」
と述べた。
最近のインターネットの問題について、
「SNS上の偽広告や投資詐欺など、大きな問題も発生している」
と指摘。
今回の知事選においては、
「どの情報で投票行動をされたかデータがないので分からないが、私の解釈としてはSNSの影響は一定程度、あったんだろうと考えている」
とした。
その上で、テレビや新聞の選挙報道に制約がある中、
「選挙報道の在り方ということも、旧態依然の形では着いていけなくなるかもしれない」
「そういうことを議論して頂く可能性がある」
と問題提起した。

2024.11.22 07:00
NEWSポストセブン
《県職員は冷ややかにお出迎え》SNS効果で斎藤元彦兵庫県知事が再選 流布された「真実」は「事実」だったのか、求められる検証
https://www.news-postseven.com/archives/20241122_2006401.html?DETAIL
何かの物事を判断する時、なるべく自分で考えようとしても
「皆が言っている」
ことに人は影響を受けやすい。
SNSが発達した今、
「皆」
はネットで頻繁に目にするユーザーによる発信も含むだろうが、その
「皆」
は、果たして本当に事実を反映した
「皆」
なのだろうか。
臨床心理士の岡村美奈さんが、兵庫県知事選挙を巡るSNSと、人々が考える
「真実」
の関係について考察する。
 * * *
斎藤元彦知事が再選後、初めて県庁に登庁した。
硬い表情で就任式に臨み
「これから自分自身も生まれ変わる」
と語ったが、集まった県職員らの表情は一様に冴えなかった。
当選1回目の初登頂時は、県職員に大きな拍手で迎えられ、挨拶が終わりその場を去るまで拍手が続いていたが、今回、場の雰囲気は冷ややかだった。
「皆で一緒に、もう1度頑張っていきましょう」
と語り掛けたが、職員らの反応は薄い。
斎藤氏は当選当日、選挙事務所で
「県民の皆さん1人1人が県政を見て、何が正しく、何が真実か、そしてどうあるべきかを判断して頂きました」
「これは県民の皆さん1人1人の勝利だと思っています」
と述べた。
斎藤氏の言う真実とは何だったのか。
職員らの反応を見る限り、彼らの真実と斎藤氏の真実には、大きな開きがあるようだ。
2024年11月17日に行われた兵庫県知事選で、斎藤氏は110万票余りを獲得して再選を果たした。
勝利の誘因は、2024年11月18日に選挙事務所で開いた記者会見で自身が述べた
「SNSが1つの大きなポイントだった」
だと言われている。
SNSを通じて支持が拡大、Xのフォロワーも急増、某メディアの出口調査では30代までの有権者の6割以上が斎藤氏に投票したという。
だが選挙中から、SNSによる効果を危ぶむ声が聞こえていた。
いくつかのメディアで分析された
「エコーチェンバー」

「フィルターバブル」
だ。
エコーチェンバーとは、SNS上で自分と似たような意見や考え方のユーザーをフォローすることで、同じような情報や記事ばかりがこだまのように繰り返される状況のこと。
フィルターバブルは、ネットの検索履歴やクリック履歴によって、自分が見たい情報やニュースが優先的に画面に上がってくるというもの。
アルゴリズムによる2つの現象から目にするSNSの情報は、知らぬ間に自分好みに偏り、予想に沿う情報ばかりを重視する
「確証バイアス」
を強化させる。
パワハラ疑惑やおねだり体質などを巡る文書問題から、アンケート調査が行われ百条委員会が立ち上がり、県議会で不信任案が可決し自動失職した斎藤氏。
だが選挙が始まると疑惑はデマ、斎藤氏は陰謀に巻き込まれたという情報がSNSで飛び交った。
何がデマで、どんな陰謀なのか。
SNSの情報を検証したメディアはなく、確証バイアスによって斎藤氏への支持は日増しに拡大。
陥れられた?という斎藤氏には同情が集まり、それでも戦う”不屈の精神”に共感が寄せられた。
背景には県庁や県議会への不満、偏ったマスコミ報道への批判、メディアへの不信感があったと言われている。
“メディアを始めとする大方の予想に反し圧勝、SNSを駆使した選挙活動を展開、掛けられた疑惑に捏造や陰謀論が巻き起こり、それを信じる人たちの間で支持が拡大”。
斎藤氏の勝利は、先日行われた米国の大統領選挙で勝利したトランプ氏のケースとよく似ている。
その背景にも社会や現状への不満、メディアへの不信感があると言われていた。
“社会への不満が強い人ほど陰謀論を信じやすい傾向にある”。
これは鹿児島大学の大園博記准教授らの研究で明らかになった、陰謀論を信じやすい人の心理的特徴だ。
更に論理的思考が苦手な人も陰謀論に傾倒しやすいという。
社会やメディアに不信感や不満を持っていた人々は、ネット上に表れる情報を信じ、街頭演説で支持者たちの高まる熱量に触れ、”そうだったのか!”と真実を知った気になっていく。
人気漫画が原作のドラマで菅田将暉さんが主演した『ミステリと言う勿れ』の中に、主人公の久能整が刑事に対してこう述べるシーンがある。
「真実は人の数だけあるんですよ。でも、事実は1つです」。
斎藤氏が考える真実もあれば、パワハラを受けたという県庁職員にも真実がある。
百条委員会は人によって変わる真実ではなく、事実を調査する。
今回の選挙は百条委員会による調査結果が出る前に行われ、兵庫県民には疑惑が事実か真実か見極めるだけの情報も時間もなかった。
既存メディアはSNSで流される情報を検証せず、斎藤氏は陰謀論を完全否定しなかった。
「法的に問題はなかった」
と繰り返す斎藤氏に、県議員や県職員がどこまで着いていけるのか。
「あってはならんことになった」、
兵庫県議員が述べた言葉が、これ以上現実にならないことを願うばかりだ。

立花孝志氏への批判が強まるほど「立花の思うツボ。ヒール役のヒーローです」N党議員が持論
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2024年11月21日(木)21時8分 スポーツニッポン
https://news.biglobe.ne.jp/entertainment/1121/spn_241121_7929294405.html
参議院議員・斎藤健一郎氏が2024年11月21日までに公式X(旧ツイッター)を更新し
「NHKから国民を守る党」
の立花孝志党首に言及した。
立花氏は兵庫県知事選に出馬しながらも、再選を目指す斎藤元彦氏を応援するスタンスを表明。
「当選は考えていない」
「斎藤氏に対してプラスになるような選挙運動をしたい」
と、異例の形での援護射撃を行っていたが、斎藤氏は再選を果たした。
こういった活動に批判の声も寄せられているが、斎藤氏は
「今後しばらく、全ての批判が立花孝志に集まり、斎藤知事の文書問題責任が時間と共にフェードアウトします」
とポスト。
「結果的に県政に知事が集中できる状態になるので 立花孝志への批判が強まれば強まるほど 立花孝志の思うツボ ヒール役のヒーローです」
と持論を展開した。

「Xの2度凍結は選挙妨害」兵庫知事選で稲村氏後援会、虚偽通報アカウントを刑事告訴へ
2024/11/21 19:47
https://www.sankei.com/article/20241121-PAV6XVHFXFKA3M3DFBM6NSVE5E/
兵庫県知事選の期間中、立候補していた元尼崎市長の稲村和美氏(52)の後援会が運営するX(旧ツイッター)が虚偽の通報で凍結され、選挙活動を妨害されたなどとして、稲村氏の後援会が通報した不特定多数のアカウントについて、偽計業務妨害の罪で県警に刑事告訴することが2024年11月21日、後援会関係者への取材で分かった。
公職選挙法違反罪でも刑事告発する方針という。
2024年11月22日にも県警に告訴状などを提出する。
関係者によると、後援会運営のXは2024年11月6日と12日の2度にわたり凍結された。
「SNS上の禁止行為をした」
という虚偽の通報が多数行われた可能性があるという。
後援会は
「ルールに反する行為はなく、不当な選挙妨害」
「凍結され情報を伝えることができず、選挙結果にも大きな影響があった可能性もあり残念だ」
としている。

稲村和美さんのSNSが兵庫県知事選挙期間中「2回凍結」“うそ”の通報による「不当な選挙妨害」不特定多数のアカウントを刑事告訴へ
関西テレビ
2024年11月21日 木曜 午後4:00
https://www.fnn.jp/articles/-/790661
兵庫県知事選挙に立候補していた稲村和美さんのSNSが、選挙期間中、2回に渡って凍結された。
後援会は、嘘の通報によって凍結され、選挙活動が妨害されたとして、2024年11月22日にも刑事告訴する方針だ。
2024年11月17日に投開票された兵庫県知事選では、前職の斎藤元彦知事(47)が、稲村和美さん(52)に約13万票の差をつけて勝利した。
稲村和美さん:
正直何が争点になったのかなと。
斎藤候補と争ったというより、何と向かい合ってるのかなという違和感があったのは事実です。
この選挙期間中、稲村さんの後援会が運営するSNSが、2024年11月6日と12日、2回に渡り凍結された。
関係者は、
「SNSで禁止行為をした」
という、嘘の通報を多数されたことで凍結されたと見ている。
■「不当な選挙妨害」不特定多数のアカウントに対し刑事告訴する方針固める
後援会は
「ルールに反する行為はなく、不当な選挙妨害だ」
と主張していて、通報した不特定多数のアカウントに対し、偽計業務妨害の疑いで刑事告訴する方針を固めた。
後援会は2024年11月22日午後に兵庫県警に告訴するとしていて、公職選挙法違反の疑いでも告訴するか検討しているということだ。
(関西テレビ 2024年11月21日)

<浪速風>SNSに頼る投票先判断に女子中学生が「将来的にいいことなのか?」
2024/11/21 13:00
https://www.sankei.com/article/20241121-ITVNR3R5XVJFDLPX5QWMIX6WZA/
斎藤元彦氏が再選した兵庫県知事選。
選挙で交流サイト(SNS)が勝敗のカギを握るようになったと評した2024年11月18日付小紙の産経抄を題材にした授業が同県内の私立中学校で行われ、生徒が書いた感想を見せてもらった。
▶ある女子生徒はSNSのおかげで当選し、既存メディアを投票の参考にしなくなったとして
「将来的にいいこと?」
と疑問を抱いたようだ。
父親が特定候補の応援とみられる演説動画を再生し、深夜に拍手する姿を見て異様と感じ
「結局人の意見はどういう環境にいたか何を見たかの差なんだなと思いました」
と綴った。
▶中学生の親世代がSNSで拡散された斎藤氏を巡る疑惑を捏造とする見方を信じ、十分なファクトチェック(事実確認)なく投票先を判断することには危機感を抱く。
だが、若い世代が
「それでいいのか」
と考えているのは、せめてもの救いかもしれない。

兵庫・斎藤元彦知事、第2章 対話重視を強調 20代女性職員「同じようなことが起きないでほしい」
2024.11/20 15:30
https://www.zakzak.co.jp/article/20241120-LNWFHFAM2VNYTEW2TUAJ6CWG4U/
疑惑告発文書問題で失職後、兵庫県知事選で再選された斎藤元彦知事が2024年11月19日の就任記者会見で対話重視を強調する一方、県庁内には
「変わると言うが本当なのか」
と戸惑いが広がっている。
初登庁した斎藤知事は、記者会見に先立つ県庁内の政策会議で、約40人の幹部らを前に
「積極的にコミュニケーションを取っていきたい」
「指摘があれば遠慮なく情報を上げてほしい」
と呼び掛けた。
一方、20代女性職員は
「当選したからには変わってくれることを期待したい」
とした上で、
「もう1度同じような事が起きないでほしい」
と願った。
一方、県議会の調査特別委員会(百条委員会)が2024年11月25日実施する方針の斎藤氏への証人尋問について、出頭要請に応じるのは困難との考えも示した。
当日に東京都内で開かれる政府主催の全国知事会議が重なるのが理由。

「民意を得たから、全部チャラではない」斎藤知事再選に橋下徹氏 政治家もマスコミも「覚悟を持て!」
関西テレビ
2024年11月20日 水曜 午後6:31
https://www.fnn.jp/articles/-/790164
斎藤元彦兵庫県知事が再選を果たし、2024年11月20日、議員への挨拶回りをした。
不信任決議や告発者問題など、様々な課題がある中、関西テレビの「旬感LIVEとれたてっ!」に出演した橋下徹氏が、今後の兵庫県政について見解を述べた。
■告発者に対する対応は「権力者としてあってはならないもの」
橋下徹氏:
県議会とか、市長会、メディアも含めて、『覚悟を持て』ということです。
この結果を受けて斎藤さんの告発者に対する対応に関しては、権力者としてはあってはならない。
今の色んな態度を見てると、基本的に立派にやってるなと思います。
僕がもし斎藤さんの立場だったら、返り咲いた議会にぼろくそに言ってますからね。
橋下徹氏:
今回の争点は県庁内部に対しての斎藤さんの態度、振る舞いなんですよ。
斎藤さんは有権者に対してはあのような態度だと思うんですね。
だから有権者はしっかり支持した。
でも県庁内部の話になると、有権者が見えていない斎藤さんの姿があるのかも分からない。
橋下徹氏:
まだ事実は確定していないが、斎藤さんも考え直さなければいけない行動があったと思う。
職員とのコミュニケーションをしっかり取っていかなきゃいけないって言ってましたし。
対応に違いがあるんだったら、しっかり正してもらわなきゃいけないと思うし、告発者に対する対応もこれから第三者委員会で結論出ますから、一番重要なポイントだと思ってます。
■「民意で決めていいことと、民意で決めちゃいけないことっていうのはある」
関西テレビ「旬感LIVEとれたてっ!」より
「とれたてっ!」青木源太キャスター:
県議会は解散してないので、議会の構成自体は変わっていないですよね。
今回民意を受けて、斎藤知事が再選してやってきた。
ここからどういう関係を構築していくのでしょうか。
橋下徹氏:
不信任決議が出た時の知事の対抗策として、王道は議会解散です。
1回議会を解散して、選挙を通じて議会のメンバーを入れ替えて。過半数を取ればいいわけですよ。
でも斎藤さんは知事選を選んだんです。
僕は王道ではないと思っていて、本来だと知事選の民意と、それから議会選挙での民意、2つ民意を考えなきゃいけないのが、地方の政治行政の二元代表制という考え方で、議会は、知事選挙の民意とは別に言うべきことはしっかり言わなきゃいけないですよ。
橋下徹氏:
民意で吹き飛ばすことができないような問題点を斎藤さんに突き付けていたんだから、特に告発者に対する対応は百条委員会でしっかりやってほしい。
これは民意を得たからといって、全部チャラになる問題ではない。
どうも雰囲気見てたら、グダグダになりそうですね。
民意で決めていいことと、民意で決めちゃいけないことっていうのはあるんだよってことを、やっぱり兵庫県の有権者の方にも分かってもらいたいし、そこは伝えていきたいなと思います。
■伊丹市長らの行動は「政治不信の根元になる」
関西テレビ「旬感LIVEとれたてっ!」より
投開票の3日前、2024年11月14日に兵庫県内の市長会有志22人が、斎藤知事と争っていた稲村氏の支持を表明した。
ここに宝塚市長と伊丹市長の名も連ねていたが、投開票当日には2人の姿は斎藤陣営にあった。
橋下徹氏:
兵庫県議会議員も市長も、こういう態度が政治不信の根元になると思いますよ。
知事と上手くやっていきたい気持ちがあるんだったら、政治決戦に乗り出しちゃいけない。
政治生命がなくなる覚悟で、民意を背負って斎藤さんに対して意思表明をしなきゃいけない。
橋下徹氏:
伊丹市民は斎藤さんと上手くやらなきゃいけない。
そしたら伊丹市長は辞職すべきですよ。
自分が決戦に乗り出して稲村さんを支持したんだから、伊丹市と兵庫県の関係を取り戻すっていうんだったら、全員辞職すべき。
そのまま自分が残るなら、斎藤さんに自分たちの主張を続けなきゃいけない。
■「大手メディアが情報を取捨選択するから、SNSが補充した」
関西テレビ「旬感LIVEとれたてっ!」より
橋下徹氏:
地上波テレビの放送を見ると、報道の量としてバランスを欠いたなと思います。
告示期間に入ると物凄い公平性を気にするじゃないですか。
でも斎藤さんの報道の時にはかなり偏ってたなと思います。
番組側がウラも取らずに報道していたとは思わないし、違う意見も出していたけど、量的にはアンバランスだったんじゃないのか。
橋下徹氏:
一番は県民局長に服務規律違反があったと。
内容は放送局が色んな理由で報じないと。
ただ今の時代、大手マスメディアに情報を取捨選択させていたら、自分たちに情報が入ってこないと思ったのが有権者ですね。
だからSNSがそこを補充してきたわけですよ。
(関西テレビ「旬感LIVEとれたてっ!」2024年11月20日放送)

橋下徹氏「斎藤元彦氏は立派にやってる」兵庫県議会と融和姿勢を評価「僕ならボロクソ言ってる」一方「権力者として資格なし」指摘も
2024/11/20 16:52デイリースポーツ
https://news.goo.ne.jp/article/dailysports/politics/20241120092.html
橋下徹元大阪府知事が2024年11月20日、カンテレ「旬感LIVE とれたてっ!」に出演。
兵庫県知事選で出直し当選した斎藤元彦氏について、言及した。
斎藤氏は2024年11月19日に初登庁し、2024年11月20日には県議会の各会派に挨拶回りをした。
全会一致で不信任したアンチ斎藤にも融和姿勢を見せた。
橋下氏は映像を見て、
「告発者に対する対応としては、権力としてあってはならない」
「権力者としての資格なしと思います」
と前置き。
「今の色んな態度、振る舞いを見て、立派にやってるなと思います」
「僕が斎藤さんの立場だったら、議会に返り咲いたら議会をボロクソ言ってます」
と斎藤氏の穏やかな対応を評価した。
その上で、争点は
「県庁内部に対しての斎藤さんの態度、振る舞い」
と指摘し、対外的な有権者に対しては一貫して、温和な振る舞いをしており、そこへの評価で、支持が集まった。
しかし、
「県庁内部の話となると、有権者には見えていない、姿があるのかも分からない」
「事実は確定していないが」
と述べた。
橋下氏は更に、県議会に対しても注文が。
ウエルカムムードが漂ったが、橋下氏は
「民意で吹き飛ばすことはできない問題を斎藤さんに突きつけていた」
「民意とは関係ない部分では百条委員会などで、斎藤さんにしっかり、解明していかなければならないが、どうもグダグダになりそう」
と呆れた。

斎藤元彦知事を「支える、支えないとかいうレベルの認識やめて…」前鳥取知事が兵庫県議会に提言
2024/11/20 14:38日刊スポーツ
https://news.goo.ne.jp/article/nikkangeinou/entertainment/f-et-tp0-241120-202411200000590.html
前鳥取県知事の片山善博氏が2024年11月20日、TBS系「ひるおび」(月〜金曜午前10時25分)に出演。
2024年11月17日投開票の兵庫県知事選で再選を果たした斎藤元彦氏(47)について言及した。
この日は斎藤知事の初登庁の様子や今後について特集。県議からは
「斎藤知事の得票率は50%を超えていない」
「斎藤知事に反対する民意もあったので両方を考えていく必要がある」
との声も上がった。
片山氏は議会の対応について
「私は兵庫県議会に限らず、日本の地方議会はちょっと失礼ですけど、ピントがずれている」
と指摘。
「そもそも議院内閣制ではない」
「だから国政と違って与党、野党という考え方はないんです」
と説明した。
その上で
「斎藤知事を支える、支えないとかいうレベルの認識はやめて、1つ1つの議案ごとに対応するのが本来の地方議会」
「いいものがあれば通せば良いし、問題があれば修正案を出す、否決するとかすればよい」
と主張した。
「知事を支えるから、何が出てきても賛成するというのがよくあるんですけどそれは間違い」
「是非良い機会ですから、与党会派だとか野党会派だとかはなしに、真剣に審議してもらいたい」
と私見を述べた。
また、百条委員会の在り方について
「再任されましたけど、百条委の最大の狙いは公益通報に対してどういう対応をしたのかという問いかけ」
「これは議会として結論は出さなければならないと思う」
と指摘した。
「また斎藤知事の下で告発が出た時に、同じ事をやるのかと」
「一方的に、犯人捜しのようなことをして結果的に死に追いやった」
「これが正しかったのかはちゃんとよく吟味しないと、兵庫県政の品位に関わる問題なんですよ」
「やっぱり私は間違っていたと思う」
「これから職員も不安ですよね」
「何か批判をしたら死を覚悟しなければとなるなら、モノを言えないですよね」
「だから遠慮しないで調査して結論を出してもらいたい」
と主張した。

兵庫県知事選で“議員辞職”も…SNSなどで真偽不明の情報や“誹謗中傷”相次ぐ【#みんなのギモン】
2024/11/19 21:21日テレNEWS NNN
https://news.goo.ne.jp/article/ntv_news24/nation/ntv_news24-2024111905782424.html
2024年11月19日、斎藤元彦前知事が再び兵庫県知事に就任しました。
「気持ちを新たに頑張っていきます」
午前10時頃、歩いて姿を見せた斎藤知事は、待ち構えていた大勢の支援者らと握手を交わしながら今年2024年9月以来、約2か月ぶりに登庁しました。
「改めまして本日から兵庫県知事に就任をさせて頂きました」
「是非、皆で1つのチームとなってやっていきたい」
「そのためにも、自分自身もこれから生まれ変わる」
「1からスタートしていくという気持ち」
「何よりもやはり謙虚な気持ちを持ってやっていきたい」
「どうぞよろしくお願いします」
   ◇
今回の選挙戦では、SNSなどで真偽不明の情報が飛び交い、そのうねりによって兵庫県議会の議員1人が辞めようとするまでに至るなど、私たちもよく考えなくてはいけない事態が起きていました。
そこで今回の#みんなのギモンでは、
「知事選で“議員辞職”も… 何が?」
をテーマに解説します。
■SNSなどで“誹謗中傷”相次ぐ “議員辞職”も
★近野解説委員
「斎藤知事に対する百条委員会の調査は今回の知事選挙期間中も続いていたのですが、SNSなどで真偽不明の情報が飛び交い、百条委員会は2024年11月18日に会見を開き『様々な憶測によって、SNSなどで委員への誹謗中傷が相次いだ』と訴えました」
★百条委員会 奥谷謙一委員長(2024年11月18日)
「ご批判の中には、誤解・思い込みによるものも少なくありませんでした」
★近野解説委員
「その中で百条委員会の委員の1人である竹内英明県議が誹謗中傷から家族を守るために議員辞職願を提出したことを明らかにしました」
「委員の1人は、
『言葉の暴力、ネットの暴力が拡散して家族が錯乱状態にまでなった』
『政治の道から退いてほしいと家族から話があった』
と竹内県議から相談を受けたといいます」
■様々な真偽不明情報が拡散された
★近野解説委員
「今回の選挙は真実なのかどうか確認しづらいSNSでの情報が飛び交っていました」
「そのうねりによって議員が辞めようとするまでに至っています」
「SNSではもちろん斎藤知事への誹謗中傷もあったんですが、例えば
『斎藤知事のパワハラは捏造』
『斎藤知事の騒動は既得権益を守りたい人々によるクーデター』
といった投稿もありまして、それから対立候補の稲村氏に対しても
『外国人参政権を与えようとしている』
という情報も拡散されました」
★斎藤佑樹キャスター
「何が正しいのか、どれを信じていいのか、分からなくなりますね」
★近野解説委員
「なかなか、見極めが難しいですね」
「斎藤知事のパワハラ疑惑を巡っては、県職員へのアンケートで約4割が
『見聞きした』
と回答していますし、斎藤知事自身も
『机を叩く行為』
があったことなどは認めています」
「しかし
『捏造』
というのは根拠不明です」
「そしてクーデターというのも根拠不明」
「そしてまた稲村氏も自身のHPで
『外国人参政権を進めません』
『デマに気を付けて』
とSNSでの情報を明確に否定しています」
「こうした不確かな情報が拡散して大きなうねりになって、それが結果に影響したとすれば事態は深刻です」
★近野解説委員
「ネットメディアに詳しい国際大学の山口真一准教授は、
『今回の選挙で様々な真偽不明情報が拡散されたのは間違いない』
とした上で、そうした情報は
『政治に興味のない層、普段投票に行かない層に特に刺さりやすい』
と分析しています」
「更に
『法律の定めもあって、公平性を保つために選挙が近くなるほどに特定の候補や陣営を大きく扱う報道はテレビや新聞はできなくなってくるが、SNSは自由に言いたい放題』
『SNSでの情報量が増えることによって、有権者がそれらに触れて今回の選挙に関心を持って、それらの情報の中で斎藤さんが正しいと思って投票した人もいただろう』
ということです」
「今回に限らず、選挙が近付いた時にどんな風に報道していくかについては、私たちも重い課題を突き付けられた形です」
★森圭介キャスター
「情報源が増えたので、自分が信じたいものが事実だと思うという人が増えているということですね」
「だからこそ、その情報が本当に真実なのかという判断は、自分自身で鍛えていかなければならない時代になってきましたね」
■実績評価して投票した人もいた一方で課題も…
★近野解説委員
「今回は真偽不明の情報が色々ある中で、選挙戦では例えば、県立大学の無償化など
『若者を応援する政策に期待して投票した』
と話す人もいますし、
『知事報酬のカット』
『県職員OBの天下り廃止』
など、これまでの知事の実績を評価して投票したという方も多かったと思います」
「一方で課題が残っていることも事実です」
「兵庫県の元・幹部職員が文書で告発したパワハラなどの疑惑について百条委員会の調査は続いています」
「来週2024年11月25日に行われる証人尋問では、それらの疑惑や公益通報者保護などについて尋問を行うために斎藤知事に出頭を求めることを決めました」
「ただ、2024年11月19日の知事の会見によると、この日は全国知事会が東京であるため、出席が難しいことを議会事務局に伝えたといいます」
「別の機会でもしっかり対応したいと話していました」
★鈴江奈々キャスター
「今回の知事選挙でも、1人1人が発するSNSでの言葉の力が良い面でも悪い面でも明らかになった選挙だったと思うので、私たちも考え直すきっかけにしたいですね」
★近野解説委員
「本当なのか虚偽なのか、見極められない情報を世の中から全部なくすことはできません」
「だからこそ、選挙のような対立・敵対の構図では特によく吟味していく必要があります」
(2024年11月19日午後4時半頃放送 news every.「#みんなのギモン」より)

別の百条委メンバーも兵庫県知事選中に「脅迫された」…自宅前に県外ナンバーの車、不審人物が何度も行き来、クレーム電話ひっきりなし
公開日:2024/11/19 16:50 更新日:2024/11/19 16:50
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/363690
まだまだ一波乱も二波乱も起きそうだ。
兵庫県知事選で再選した斎藤元彦氏(47)が2024年11月19日に県庁を訪れ、当選証書が手渡された。
自身のパワハラ疑惑を含む文書告発問題で県議会から不信任決議を突き付けられて失職した斎藤氏。
出直し選で勝利し、再び県政の舵取り役に戻ったとはいえ、これにて一件落着とはいかない。
告発文書問題はまだ終わっていないからだ。
県議会の調査特別委員会(百条委)は2024年11月18日、証人尋問を2024年11月25日に開き、斎藤氏に3回目となる出頭を求めることを決めたのだが、この日、報道陣を驚かせたのは百条委メンバーの一人、竹内英明県議(50)が議員辞職願を提出し、許可されたと発表したことだ。
所属していた
「ひょうご県民連合」
などによると、知事選期間中、竹内氏に対する誹謗中傷がネット上で過熱したのが理由。
斎藤氏を応援する目的で立候補した政治団体
「NHKから国民を守る党」
の立花孝志党首(57)が、SNS上で竹内氏の自宅に行くと予告したり、デマ情報を流したりして生活が脅かされ、家族を守るために辞職を決断したという。
■百条委委員長は自宅を“襲撃”されたと明かす
百条委の奥谷謙一委員長(39)も会見で、立花氏が自宅兼事務所で街頭演説し、
「ひきこもってないで出て来いよ」
「これ以上脅して奥谷が自死しても困るので、これくらいにしておく」
などと脅迫されたと明かしていたが、事実であればとんでもない話。
別の百条委議員もこう言う。
「奥谷氏の自宅前は怒声が飛び交い、玄関のチャイムが何度も鳴らされるなどの被害を受けました」
「私の自宅前にも県外ナンバーの車がずっと停車していたり、挙動不審な人が何度も行ったり来たり」
「事務所にはクレームの電話がひっきりなしで、メールも1日何件も誹謗中傷の書き込みがありました」
「何があるのか分からないので、仕方なく今も事務所のシャッターは閉めたまま」
「議員として何か不正行為をしていたのであればともかく、法に則って粛々と委員会運営をしてきただけ」
「それなのに何故、こんな事になっているのか」
「脅迫ですよ」
百条委のメンバーらは今後、こうした嫌がらせ行為について捜査機関などに相談し対応する考えという。

“返り咲き当選”兵庫・斎藤元彦知事の登庁に涙の人も…一方、「SNSなどで誹謗中傷受けた」“百条委員会”竹内英明県議が辞職
イット!
2024年11月19日 火曜 午後7:12
https://www.fnn.jp/articles/-/789422
前略
■“誹謗中傷”で百条委員会メンバーが辞職
斎藤知事が返り咲く原動力となった“SNSの力”は一方で、その負の側面も見え始めている。
知事に証人尋問への出頭を要請することを決めた2024年11月18日の百条委員会では、こんなシーンがあった。
百条委員会のメンバーでもあった竹内英明県議が委員会を欠席していたため、
「理由は聞いていませんか?」
という質問が出て、事務局が
「本日議長宛に辞職の申し出がありました」
と返答。
会議室からは、
「ええっ?」
という驚きの声も上がった。
その主な理由が、“SNSなどで誹謗中傷を受けたため”だという。
この問題を巡っては2024年11月19日、石破内閣の閣僚・平将明デジタル相(57)も、過激なSNSの投稿が選挙に影響を及ぼす側面に懸念を表した。
こうした問題について、2024年11月19日午後3時から行っていた会見で、斎藤知事にも記者から質問があった。
記者:
2023年10月に、斎藤知事はSNS条例について制定を考えていると言っていた。
その時は
「大変恐ろしく身の毛のよだつ思いをし、SNSで誤った拡散や誹謗中傷の問題に取り組む必要がある」
とおっしゃっていましたが…。
斎藤知事:
SNS条例の制定については どういった形でやっていくかというのは準備や検討を進めていきたいと思う。
(「イット!」 11月19日放送)

兵庫県知事選、斎藤前知事が当選「選挙の実相」メディアは伝える責務を 焦点が「告発文書で懲戒処分、元県民局長の素行」に変化
2024.11/20 06:30
https://www.zakzak.co.jp/article/20241120-TYRDZJVQLRJ73ABEZAPTS4QY7E/
2024年11月17日投開票の兵庫県知事選は、失職して臨んだ斎藤元彦前知事が111万3911票を獲得して再選を果たした。
2カ月前、兵庫県議会が斎藤氏の不信任案を全会一致で決議したことが今回の知事選に繋がったが、斎藤氏当選は
「民意の勝利」
なのだろうか。
当初の争点は、不信任決議を受けた
「斎藤氏の資質」
だった。
だが、焦点は徐々に
「知事を告発する文書を出し、懲戒処分を受けた元西播磨県民局長の素行」
に変化していった。
2024年7月に亡くなった元局長について、
「在職時、問題行為があった」
と指摘する候補者もおり、波紋を呼んだ。
ネット上では、斎藤氏を擁護する論調が目立ったようだ。
斎藤氏の
「パワハラ疑惑」
などを批判してきた新聞やテレビなどに対し、
「オールドメディアは『真実』を報じない」
と主張する候補者もいた。
また、
「斎藤氏の対抗馬である稲村和美前尼崎市長を利する報道ばかり」
との指摘もあったが、本当にそうか。
県内の22の市長が2024年11月14日、稲村氏を応援する
「異例の声明」
を出したが、多くのテレビは詳細を報じなかった。
市長らの応援が公職選挙法に抵触する可能性も指摘されたが、県選管はこれを否定した。
もし、オールドメディアが
「稲村推し一辺倒」
なら、このニュースを繰り返し詳報したはずだが、そうはならなかった。
オールドメディアは、報道側の基準による
「公正さ」
を重視する立場だ。
しかし、国民世論は、この姿勢を
「公正」
「慎重」
と評価せず、むしろ
「偏向」
「事実の無視」
と受け止めているのではないか。
選挙期間中、SNSでは各陣営への誹謗中傷が飛び交い、真偽不明の情報が溢れた。
我が国では、インターネットを利用した選挙運動が2013年に解禁され、選挙の様相は大きく変わった。
有権者が様々な
「情報」
に触れる機会が劇的に増えたのだ。
そして、情報が衝撃的なほど波及力は大きく、拡散のスピードは速くなる。
当然、悪用に厳しく目を光らせ、1つ1つの事実関係をより慎重に検証する必要があるだろう。
今月2024年11月の米大統領選では、候補間の過激な応酬≠ェ注目されたが、日本も潮流は似ている。
各選挙では相手陣営に乗りこみ、暴力で威迫し、警察当局が逮捕に動いたケースまで出ている。
大前提として、選挙の
「実相」
をどう判断するかは有権者の各個人に任せるべきで、メディアが決めることではない。
有権者に提供される事実は多い方がよい。
同時に、ウソや間違いは、積極的に排除すべきだ。
重大な人権侵害となるようなデマなどは、決して許してはならない。
選挙戦で、事実を度外視して
「声の大きい」
側が有利になれば、そのうち、国外からの干渉も甘受せざるを得なくなるのだろうか。
民主主義を弄ぶと、とんでもない結果を招きかねない。 
(政治ジャーナリスト・安積明子)

自宅前にN党立花氏「デマ広がることに恐怖」と百条委・奥谷委員長 斎藤知事は把握せず
2024/11/19 21:36
https://www.sankei.com/article/20241119-5OXXVEH6CBPENGU55D6YYWK3RM/
兵庫県知事選で再選された斎藤元彦氏が2024年11月19日、知事に就任。
2期目の就任会見で
「SNS(交流サイト)は大きなポイントだった」
と選挙戦を振り返った。
一方、知事選を巡っては、斎藤氏の疑惑を調べる県議会調査特別委員会(百条委員会)の委員らに対し、SNSなどで誹謗中傷が横行。
斎藤氏は詳しく把握していないとしつつ、県として条例制定を含めた対応を検討中だと説明した。
インターネット上には、百条委の委員が斎藤氏の疑惑を捏造したなどとする説が流布され、
「斎藤知事をハメた兵庫県議の面々」
として委員らの顔写真を並べた画像なども出回った。
百条委の奥谷謙一委員長によると、斎藤氏を支援するとして知事選に立候補した政治団体「NHKから国民を守る党」党首、立花孝志氏が奥谷氏の自宅前で演説し
「出てこい」
などと発言。
その模様を動画で公開した。
SNSでは
「クズ」
「噓つき」
など奥谷氏を中傷するメッセージが飛び交った。
奥谷氏は母親を避難させたと明かし、
「デマが広がることに恐怖を覚える」
と述べた。
別の委員はSNSの投稿に身の危険を感じ、事務所を閉鎖。事務所周辺では他県ナンバーの車両やスマートフォンを手にうろつく若者をよく見かけるようになり、家族を含めて身の危険を感じているという。
斎藤氏は昨年2023年、自身がSNSで
「大変恐ろしく身の毛のよだつ思いをした」
として、SNSでの誹謗中傷を防止するための条例制定を進める方針を明言。
2024年11月19日の会見では
「誹謗中傷は控えていくことが大事」
「SNS条例の制定については(担当部局で)検討をしていると思うので、引き続き準備や検討を続けたい」
と述べた。

「正義のように戻ってくるのが不思議」「立花さんの演説を肯定も否定もしなかった」兵庫県職員 百条委委員への中傷も 斎藤知事の県政運営どうなる
関西テレビ
2024年11月19日 火曜 午後8:00
https://www.fnn.jp/articles/-/789668
再選を果たし、2024年11月19日、県庁に初めて登庁した斎藤知事。
支援者から拍手で出迎えられた。
一方で、再び共に働くことになった県職員が、斎藤知事再選へのそれぞれの思いを関西テレビの取材に明かした。
2024年11月19日、午前10時、兵庫県庁に集まった人々。
そこに現れたのは、斎藤元彦知事。 5秒間、深々おじきをして、県民らと会話した。
集まった人:兵庫県の職員のみなさん、こんなやつに負けんなよ。応援しとうからな。
集まった人:頑張ってくださいね、大変でしたね。
■「生まれ変わる」という言葉で再スタートの抱負を語った斎藤知事
そして、選挙管理委員会から当選証書を受け取り、その後の就任式では…
斎藤元彦知事:
自分自身もこれから生まれ変わる。
1からスタートしていくという気持ち。
多くの県民の皆さんと共に、この兵庫県をもっともっとよりよい兵庫にしていく。
前に進めていく。
県民の皆さんのための政治、県政をしていくということを心からお誓い申し上げたいと思います。
「生まれ変わる」
という言葉で再スタートの抱負を語った斎藤知事。
■「職員との信頼の再構築」と兵庫県職員
再び一緒に働くことになった兵庫県の職員に再選について聞くと…
県職員:
職員との信頼の再構築ですね。
ちょっとやっぱり2024年4月以降、その辺が崩れてしまっているところもありますので。
県職員:
SNSの流れは凄いものがあるなと感じてました。
色々言われることはあるんですけど、職員としてはやっぱり県民のためにというところはずらさないようにして、一生懸命やっていきたいなというところ。
■「正義のように戻ってくるのが不思議。これもネットで批判されるのか」
また、対面でのインタビューには応じられないとしながらも、関西テレビの取材に複雑な心境を明かす職員もいた。
職員:
斎藤さんが戻ってくるとは、県職員誰も考えてなかったと思うので、どう接していったらいいのか、多くの県職員が不安だと思います。
職員:
選挙がおかしい。
斎藤さんは、立花さんの演説を肯定も否定もしなかった。
間違っていたら発信すべきだと思うけど、それもしなかった。
職員:
パワハラは実際にあったって聞いてるだけに、正義のように戻ってくるのが不思議。
これも『噂やん』ってネットで批判されるんですかね。
民意で選ばれたんで淡々と仕事やるのみ。
■2024年11月25日の百条委員会 斎藤知事に出頭要請も「公務で出席が難しい」
事の発端は告発文書の問題で、県議会の全会一致の不信任を受け、2024年9月に失職した斎藤知事。
県知事選挙の序盤は厳しい選挙戦になると本人も認めていたが…。
斎藤知事を支持する
「デジタルボランティア」
が、SNSで知事の主張を拡散したことなどが追い風となり、再選。
こうなったことで注目を集めるのが斎藤知事のパワハラ疑惑などの真偽を調査する
「百条委員会」
だ。
百条委員会は2024年11月18日、今月2024年11月25日の証人尋問に、斎藤知事の出頭を要請することを決めたが、斎藤知事は2024年11月25日は公務で出席が難しく、今後、対応したいとしている。
■百条委員会の奥谷委員長は、選挙期間中に立花氏から脅迫を受けていたと明らかに
百条委員会・奥谷謙一委員長:
調査を最後までしっかりやり遂げるということで、粛々と調査を進めていくことが一番大事だと思います。
こう決意を語った奥谷委員長だが、選挙期間中には思わぬ事態に見舞われていたと明かした。
百条委員会・奥谷謙一委員長:
ある候補、立花(孝志)氏ですけども私の自宅(兼事務所)の前で街頭演説を行った。
ひきこもってないで家から出て来いよみたいなことを言ってたんですね。
これ以上脅して奥谷が自死しても困るので、これくらいにしておくと。
このように脅迫されたということだ。
また、百条委員会の竹内英明議員も
「一身上の都合」
で議員辞職。
斎藤知事を支援した人たちが、竹内議員や家族に誹謗中傷を行ったことが理由だということだ。
■混沌としたこの状況は今後どう進むのか
同志社大学新川達郎名誉教授:
(百条委員会では)既にハラスメント問題やあるいは文書問題については一定議論ができていますが、それ以外の優勝パレードの議論であるとか、寄付の問題であるとかについてはこれからと認識しております。
選挙結果の如何ではなくて、百条委員会は本来の役割を果たしていくというのが兵庫県政を健全に運営していく上での重要なカギになる。
選挙で再選したものの、疑惑の追及は続く異例の状況。
今後、県政はどうなっていくのか。
(関西テレビ「newsランナー」 2024年11月19日放送)

ヒロミ「選挙と百条委員会は別」再選された斎藤元彦兵庫県知事に「本当にどうだったのか」
2024/11/19 11:57日刊スポーツ
https://news.goo.ne.jp/article/nikkansports/nation/f-so-tp0-241119-202411190000287.html
お笑いタレントのヒロミが2024年11月19日、日本テレビ系「DayDay.」(月〜金曜午前9時)に出演。
2024年11月17日投開票の兵庫県知事選で斎藤元彦前知事が再戦されたことについて、
「兵庫県の方々が選んだというのは紛れもない事実」
とした。
その上で、斎藤知事がパワハラなど7つの疑惑で百条委員会の証人尋問が2024年11月25日に開催されることにも触れ、
「百条委員会はまた別のこと」
「今まで通りやって、本当にどうだったのか検証してもらいたい」
と希望した。
斎藤知事は疑惑から県議会に不信任案を提出されて可決され、辞職。
今回は出直し選挙となった。
一連の流れについて、番組MCで元NHKアナウンサー武田真一アナは、
「百条委員会が調査の結論を出す前に、県議会が先に不信任を議決したのが要因になって、今回の出直し選挙」
「一体何が真実なのか分からないと戸惑った人も多かった」
「引き続き議会の責任として、百条委員会できっちり公正な調査をやって結論を出すということが責任」
と話した。
なお、百条委員会の委員に対して誤解や思い込みから誹謗中傷があり、中には
「家族を守るため」
と議員辞職願を提出した県議もいる。
「誹謗中傷はちょっと怖い」
「ダメ」
とヒロミも武田アナも声を揃えていた。
菊地氏は
「事実に関しては非常にあやふやで、イエスと言えばノーと言う人もいるということで、かなりアメリカの政治ではないですけど、分断的な現象が起きてしまったのか」
と懸念も示し、
「これからの選挙の在り方、民意というものはどう形成されていったらいいのか、非常に教訓を残した選挙になったと思う」
と見解を語った。
斎藤氏はこの日午前、記者団の取材に応じ、
「耳の痛い話は真摯に傾ける」
と約束した。
菊地氏は、告発文書を送った県幹部職員を懲戒処分した問題に触れ、
「まだ斎藤氏は“あれは適切だった”と言っているけど、私は到底そう思えない」
と断言。
「そういうことが選挙を経て、全部リセットになっちゃったのか、正当化されたのかというと、そうではないので、百条委員会を中心にしっかり検証してもらいたい」
と願いを口にしていた。

パワハラ疑惑を巡っては、県議会百条委員会のアンケートに職員の4割が見聞きしたと回答。
斎藤氏自身も、付箋を投げ付けたり、机を叩いたりといった行為を認めている。
ある県幹部は
「周りの職員からは斎藤氏からパワハラを受けたと聞いたことがある」
「民意を得た斎藤氏が、どういう行動を取るのか分からない」
と不安を漏らした。
SNSはチェック機能が働かず、疑わしい情報もそのまま流れてしまい、多くの有権者を惑わせる危険性も孕んでいる。
有権者1人1人が真偽不明の情報に惑わされないメディアリテラシーを身に付けることが重要だ。
調査特別委員会(百条委員会)は追及の手を緩めるべきではない。
当選したからといって潔白の証明にはならない。
SNSの内容が事実とは限らない。
斎藤元彦のパワハラなど7項目の疑惑が事実だと証明されれば、再度、県議会で不信任を決議すべきだ。

兵庫県知事選で再選の斎藤前知事「民意を得た」…失職から1か月半、県議・職員は戸惑いや不安
2024/11/19 7:43
https://www.yomiuri.co.jp/election/20241119-OYT1T50031/
兵庫県知事選で再選した前知事の斎藤元彦氏(47)は2024年11月18日の記者会見で、
「民意を得た」
と強調し、県議会や県職員との関係改善に自信を見せた。
失職から1か月半余りでの知事復帰に、県議らからは戸惑いや不安の声が聞かれた。
「県民は政策や公約の達成を期待している」
「県政運営を全力でやっていく」。
斎藤氏は神戸市内で開いた記者会見で、2024年11月19日から任期が始まる2期目に意欲を示した。
■内部告発問題を巡る経緯
斎藤氏はパワハラなどの疑惑を内部告発された問題を巡り、2024年9月19日に県議会から全会一致で不信任決議を受け、同2024年9月30日に失職した。
県議からは
「これ以上県政を担うのは不可能だ」
などと厳しい批判を浴びた。
斎藤氏は記者会見で、県議会との関係について
「新たな民意を受けた後で、これからどうなっていくのか見定める必要がある」
と指摘した上で、
「多くの県議は元々、私の政策や予算に凄く共感して頂いている」
「各会派とコミュニケーションを取れば大丈夫じゃないかと思う」
と説明した。
「職員とは日々の仕事で密に連携していく」
と語った斎藤氏。
「若手職員とのミーティングは早い段階に何かしらの形で実現したい」
と意欲を見せる一方、
「民意を得て再び知事として就任するので、職員の皆さんは一緒にやっていくことが地方公務員としての責務だ」
とも語った。
内部告発問題については、
「県としての対応は適切で、法的にも問題はなかった」
と述べ、従来の主張を繰り返した。

県議会では、斎藤氏との関係を再構築しようという動きが出ているが、戸惑いも隠せない。
最大会派・自民党県議団の北野実幹事長は取材に、
「民意は 真摯 に受け止め対応していく」
「県政の混乱を収め、安定させたいという思いは同じだ」
と述べた。
自民は知事選で独自候補を立てることができず、県議の一部は前同県尼崎市長の稲村和美氏を支援したが、斎藤氏についた県議もいた。
ある県議は
「まさか斎藤氏が当選するとは思わなかった」
「独自候補を擁立できなかったのが誤算だった」
と語った。
「知事選で不信任が否定された」
として、候補者を立てられなかった執行部の責任を求める声も出ているという。
ベテラン県議は
「(斎藤派と反斎藤派で)会派が分裂するのは避けなければいけない」
と警戒する。
一方、第2会派・維新の会の岸口実団長は
「県立大授業料の無償化など政策に賛同できるものが多く、協力していきたい」
と語り、斎藤氏と協調していく考えを示した。
パワハラ疑惑を巡っては、県議会百条委員会のアンケートに職員の4割が見聞きしたと回答。
斎藤氏自身も、付箋を投げ付けたり、机を叩いたりといった行為を認めている。
ある県幹部は
「周りの職員からは斎藤氏からパワハラを受けたと聞いたことがある」
「民意を得た斎藤氏が、どういう行動を取るのか分からない」
と不安を漏らした。

兵庫県知事選の結果受け「声の大きいものが勝つ社会」 紀藤弁護士が危惧「法治主義が試されている」
2024.11.18(Mon)
https://yorozoonews.jp/article/15513435
弁護士の紀藤正樹氏が2024年11月18日、X(旧ツイッター)を更新。
失職した斎藤元彦前知事が再選された2024年11月17日投開票の兵庫県知事選に対し、
「法治主義が試されている」
と自身の見解を綴った
紀藤氏は
「今回の兵庫県知事選挙の結果は、極論と極論の対決に法治主義が試されているのかもしれません」
「違法なものは違法、ダメなものはダメと言える社会でなければ声の大きいものが勝つ社会と堕してしまいます」
と懸念し、
「真実は多数決では決められません 民主主義と法治主義は車の両輪です。」
と訴えた。
また、紀藤氏は斎藤氏再選の速報を受けて2024年11月17日夜に更新したXで、
「ネット時代の選挙の難しさですね」
「問題はこの後に逮捕者が出ないか等、この動きへの反動がどう出るかですね」
と指摘した。
斎藤氏による文書問題に対して明確な結論が出ないまま突入した今回の県知事選。
同氏の再選を後押ししたと指摘されるSNSやネット動画において、中にはファクトチェックのない情報も含まれ、民意が左右されることを危惧する声もあった。
紀藤氏の投稿に対し、Xユーザーからは
「真実を大量のデマで覆い隠せば投票も左右できる」
「今後もこの手法が広がる予感に不安しかないです」
「SNSでの虚偽情報に対策が法的に出来るのでしょうか?」
「推定無罪の原則を守れば、法治主義の観点から、斉藤さん復職は当然だと思いませんか?」
など様々な意見が続いた。

「不信任、当選だけではひっくり返せない」橋下徹氏、斎藤知事の「権力行使、批判続ける」
2024/11/18 18:50
https://www.sankei.com/article/20241118-2XBZH7CNRZGZ3JVVK6FFA72SGQ/
2024年11月17日投開票の兵庫県知事選で斎藤元彦氏が再選されたことを受け、元大阪府知事・大阪市長で日本維新の会創設者の橋下徹氏は2024年11月18日、X(旧ツイッター)を更新した。
出直し選挙の原因となった文書告発問題について触れ、改めて
「斎藤さんの権力行使のやり方を批判し続けていく」
と対決姿勢≠示した。
斎藤氏は令和3年、維新の推薦で知事選に出馬し、初当選した経緯がある。
■「こんな権力の使い方は」
告発文書問題を巡っては、今年2024年3月、県西播磨県民局長だった男性が、斎藤氏のパワハラ疑惑などを列挙した告発文書を関係者らに配布。
県は2024年5月に男性を停職3カ月としたが、内部調査の中立性を疑う声が噴出したため、県議会が調査特別委員会(百条委員会)を設置した。
橋下氏は自身の行政経験を踏まえ、こうしたケースで権力者側には、文書を公益通報窓口に渡して担当者を委縮させないためコメントを控えるか、自ら文書の作成者を探すという2つの選択肢があるとした。
その上で、斎藤氏は選ぶべき前者ではなく、
「公益通報に当たらないと自ら判断し、作成者を探しに行った」
「副知事、幹部が一体になり組織(を)あげて探しに行った」
と指摘。
「こんな権力の使い方ほど恐ろしいことはない」
と糾弾した。
■得票率は45%に留まり
公益通報の結果が出る前に告発した男性を先に処分したことも問題視し、
「完全にアウト」
と断じ、
「このような権力行使が行われないようにするため」
批判を続けるとした。
一方で選挙結果については、県議会で全会一致で不信任決議を受けて自動失職した事実を強調。
本来であれば県議会を解散すべきだったとし、
「知事選に当選しただけでは不信任決議をひっくり返すことはできない」
と主張した。
橋下氏が必要と考えるのは不信任決議が提出できる3分の2以上。
今選挙で斎藤氏が獲得したのは111万3911票で、投票総数の約45%に留まった。
再選された斎藤氏と向き合うことになる県議会については、議会をあげて対立候補を立てなかった責任を問い、
「今回の民意を受けて、県議はオロオロでしょう」
「根性を持って知事選の結果に対峙できる県議は皆無でしょう」
と懸念を表明。
今後のコメンテーターとしての自身について
「斎藤さんの権力の行使のやり方のおかしさ、権力者として資格なしという主張を続ける」
と断言した。

再選斎藤氏、25日に証人尋問 兵庫・百条委が検証再開
2024/11/18 18:00
https://www.sankei.com/article/20241118-5LLTO7AJCFMZHJJPEEIONOHQ3Q/
2024年11月17日投開票の兵庫県知事選で再選した斎藤元彦氏の疑惑告発文書問題を巡り、県議会の調査特別委員会(百条委員会)は2024年11月18日、斎藤氏への証人尋問を2024年11月25日に行う方針を決めた。
出頭要請し、文書に書かれたパワハラなど疑惑7項目を総括的に検証する。
斎藤氏への尋問は2024年9月6日以来。
民意を受け知事に復帰した後の証言内容が注目される。
斎藤氏は再選から一夜明けて報道陣の取材に応じ
「県議会や県職員との関係をもう1度前に進めることが大事だ」
と強調。
百条委などの調査に真摯に対応するとした上で
「文書問題も確かに(知事選の)1つの争点だが、大事なのは政策を進めていくことだ」
と語った。
2024年11月19日に知事に就任し、再選後初めて登庁する。
2024年11月25日の尋問は、職員へのパワハラや、告発文書を公益通報として扱わずに作成した元県幹部を処分した経緯などを改めて検証。
昨年2023年11月のプロ野球阪神とオリックスの優勝パレード経費を巡る不正疑惑について、初めて斎藤氏を追及する。

再選の斎藤氏巡り百条委再開 兵庫県議会、25日に総括尋問、疑惑検証の行方焦点
2024/11/18 12:53
https://www.sankei.com/article/20241118-7TPTITXYBVJG7KY2QHFQU7LGWA/
2024年11月17日投開票の兵庫県知事選で再選された斎藤元彦氏の疑惑告発文書問題を巡り、県議会は2024年11月18日午後に調査特別委員会(百条委員会)を開く。
2024年11月25日に問題を巡る総括的な尋問を関係者に行う予定で、対象を誰にするかや今後の進行を協議。
斎藤氏への尋問も今後再開される見通しで、民意を受けて知事復帰が決まった斎藤氏の疑惑検証がどこまで進むかが注目される。
斎藤氏は2024年11月19日就任し、再選後として初めて登庁する。
斎藤氏は2024年11月17日夜に報道各社のインタビューに応じ
「文書問題にしっかり対応してという声もある一方、良い政策をもっと前に進めてほしいとの民意が示された」
と強調。
今後も百条委の検証に対応しながら、来年2025年度当初予算の議論などを県議会と進める考えを示した。

「今後も混乱続く」「事実解明を」兵庫県知事選から一夜明け、県職員や議会関係者の懸念
2024/11/18 12:29
https://www.sankei.com/article/20241118-DPVL3RQWF5LJXII2FQ2QUTXESY/
2024年11月17日に投開票された知事失職に伴う兵庫県知事選で、再選を果たした無所属前職の斎藤元彦氏(47)。
今回の選挙は斎藤氏を巡る告発文書問題に端を発した。
その疑惑は完全に晴れていない中、県職員や全会一致で不信任を決議した県議たちは、斎藤氏を押し上げた
「民意」
に向き合うことになる。
「今後も混乱が続くのではないか」
斎藤氏の再選にこう懸念を示した県の男性職員は、不信任決議案を可決した県議会との関係修復に不安が残るという。
「議案が否決されるような状況が続けば、県民へのサービスも滞ってしまう」。
文書の真偽を究明する県議会の調査特別委員会(百条委員会)ではこれまで、県職員が実名で証言してきただけに、
「事実を解明してほしい」
と言葉は少ない。
全会一致で不信任を決議した県議会。最大会派・自民党の県議は
「議会や職員とのコミュニケーションを改善するか、その姿勢があるかは見ていかないといけない」
と話した。
不信任を突きつけた県議会に対し、斎藤氏を支持した民意は厳しい視線を送った形となっただけに、
「今後の施策や議案については是々非々の対応をしていく」
と話すにとどまった。
県議の多くが、斎藤氏と競った同県尼崎市の元市長、稲村和美氏を水面下で支援した公明党県議団。
幹部の1人は斎藤氏の再選について
「民意が示された結果」
「しっかり受け止めたい」
と語る。
今後の斎藤県政に対しては、
「不信任は県政混乱の収束が大きな目的だった」
「この点について知事としてどういう努力をするのか見ていきたい」
と話した。
前参院議員、清水貴之氏に出馬を要請し、選挙戦でも支援した維新の会県議団の幹部も、
「民意を尊重したい」
と冷静に受け止める。
一方で、SNS(交流サイト)を駆使し、うねりのような支持を得た斎藤氏の戦い方と結果に、
「これまでになく誹謗中傷合戦が酷かった」
「褒められた形ではないが、今後の選挙でもこうした戦いが増えていくのだろうか」
と危惧した。

鈴木エイト氏 兵庫県知事選“オールドメディアの敗北”を疑問視「過大評価しないよう注意すべき」
2024/11/18 14:17東スポWEB
https://news.goo.ne.jp/article/tokyosports/entertainment/tokyosports-324195.html
ジャーナリストの鈴木エイト氏が2024年11月18日「X」(旧ツイッター)を更新。
“オールドメディアの敗北”
というフレーズの論評に警鐘を鳴らした。
兵庫県知事選で当選した斎藤元彦前知事の大きな勝因として、SNSの活用と言われ、斎藤氏を批判してきたメディアがSNSの波に飲み込まれたという意見が多数出ている。
しかし、鈴木氏は
「テレビや新聞といった
『オールドメディアの敗北』
との指摘をする人が多々見られるが、不信任決議後にそのオールドメディアを最大限利用したのが斎藤元彦氏であり、SNSやYouTuBeの“効能”によって斎藤氏の街頭演説に詰めかけた人々の“総熱量”を過大評価しないよう注意すべき」
と、斎藤氏への熱狂的な支持を、そのまま受け取るべきではない…と主張。
更に、斎藤氏を応援するため知事選に立候補し、SNSで斎藤氏を擁護する投稿をした立花孝志氏を評価する声が高まっていることに
「立花孝志氏を評価する言説についても、斎藤元彦氏サイドの元々の戦略を見極めた上で分析する必要あり」
と指摘。
こうした流れについて
「メディア側が想定済みのストーリーに乗って報じることはストーリーを拵えた側の思う壺になりかねない」
と警鐘を鳴らしている。

中村仁美、兵庫県知事選で熱狂的な支持者を生んだネットメディアのあり方に意見「規制を作った方がいい」
2024/11/18 15:40
https://www.sanspo.com/article/20241118-LF3G4435TFH5TKVATHUTPXHPBY/
元フジテレビのフリーアナウンサー、中村仁美(45)が2024年11月18日、、TBS系「ゴゴスマ−GO GO!Smile!−」(月〜金曜後1・55)に出演。
2024年11月17日に行われた、兵庫県知事選で無所属の前職斎藤元彦氏(47)が111万3911票を集め再選されたことについて、ネットメディアの在り方に意見した。
パワハラなどの疑惑告発文書問題で失職した斎藤氏は、出直しとなる選挙戦で行財政改革などを実績として挙げ
「改革」
の継続を訴えた。
文書問題を追及した議会の対応に疑問を投げかけ、交流サイト(SNS)も駆使した選挙戦略で10代〜30代の支持は6割を超えた。
今回はテレビや新聞のオールドメディアとSNSなどのニューメディアの二項対立となったとこともあり、中村は
「うちの息子たち見ててもそうなんですけど、テレビでセーブしている言葉とか、そういうものがSNSでは凄く全部当たり前のように聞けるんですよ」
「だから、凄く刺激的でうちの子たちもほとんどテレビ見ないでSNSばっかり見てるんですよ」
「1度そっち(ネットメディア)の方に流れてしまうと、刺激をどんどん求めていっちゃう」
とより若者がより刺激的なネットメディアに流れていると指摘。
ネットメディアを通じ、斎藤氏に熱狂的な支持者が集まりアイドルのような扱いになっている姿について、こういった現象を選挙で初めて見たと明かし
「SNSも情報発信する1つのメディアとして、規制とかそういうものを作った方がいいんじゃないかなって思う」
と意見した。

高田文夫氏 斎藤元彦氏の再選に驚き SNS駆使した逆転劇に「世の中本当に分からないことだらけ」
[ 2024年11月18日 15:06 ]
https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2024/11/18/kiji/20241118s00041000201000c.html
放送作家の高田文夫氏(76)が2024年11月18日、ニッポン放送「高田文夫のラジオビバリー昼ズ」(月〜金曜前11・30)に出演。
無所属の前職・斎藤元彦氏(47)が再選された兵庫県知事選について言及した。
斎藤氏は無所属6新人を破り再選を果たした。
選挙戦ではパワハラなどの疑惑告発文書問題で失職した斎藤氏への評価や、混乱した県政の立て直しなどが問われたが、斎藤氏はネット戦略を駆使して大きな流れを起こし、最終盤で形勢を逆転した。
番組内で高田氏は前日に行われた野球の国際大会「ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12」のキューバ戦について
「土砂降りの中やってたもんな、もう最後の最後まで分からなくて…」
と接戦の試合を振り返りつつ、
「その点なんだ兵庫は」
「あっさり決まって」
「どういうことだよ、大勝って」
と兵庫県知事選の結果に触れた。
続けて
「我々オールドメディアっていうの?」
「なんか、オールドメディアしか信じてないから」
「SNSなんか分からないから」
「情報、テレビ嘘ばっかりらしいな」
と笑いながらツッコんだ。
SNSは先日行われた米大統領選でも大きな影響を果たした。
今後のネットと選挙の関わり方が注目されるとした上で
「若い人がSNSでやったら凄いよ大逆転」
「トランプの時と一緒だよ」
「凄い、カムバックだもん」
「田中康夫以来じゃない?カムバックしたのな」
「世の中本当に分からないことだらけだな」
と終始驚いていた。

ラサール石井 斎藤元彦氏の再選に「兵庫県民の皆さん大丈夫ですか」
[ 2024年11月18日 13:04 ]
https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2024/11/18/kiji/20241118s00041000157000c.html
タレントのラサール石井(69)が、2024年11月18日までに自身のX(旧ツイッター)を更新。
無所属の前職・斎藤元彦氏(47)が再選された兵庫県知事選について言及した。
斎藤氏は元尼崎市長の稲村和美氏、日本維新の会を離党した前参院議員清水貴之氏ら無所属6新人を破り再選を果たした。
選挙戦ではパワハラなどの疑惑告発文書問題で失職した斎藤氏への評価や、混乱した県政の立て直しなどが問われた中、斎藤氏はネット戦略を駆使して大きな流れを起こし、最終盤で形勢を逆転した。
ラサールは
「斎藤元彦・前知事の再選確実 兵庫県知事選、失職から返り咲き」
という見出しの毎日新聞の記事を引用。
「社会の底が抜けた」
「兵庫県民の皆さん大丈夫ですか」
「政治に無関心な人が、選挙に行かなかった人が、彼を当選させた」
と綴った。
なお、今回の兵庫県知事選の投票率は2021年の前回選の41.10%を大きく上回る55.65%だった。

斎藤元彦のパワハラなど7項目の疑惑は事実だと思うし、それを隠蔽しようともした斎藤元彦に投票した兵庫県民はバカか、という思いだ。
今後事実認定されれば誰がどう責任を取るのか。

<主張>兵庫知事に斎藤氏 疑惑対応と県政両立せよ
社説
2024/11/18 5:00
https://www.sankei.com/article/20241118-CPPFSQYMVBOFTHBJLG2JVYH7D4/
兵庫県の出直し知事選で、パワハラ疑惑などを内部告発された問題で失職した斎藤元彦前知事が、再選を果たした。
混乱と停滞が続く県政の立て直しを、原因を作ったとされる斎藤氏が当たることになった。
斎藤氏は県議会で不信任を決議されるに至った問題の解明に真摯に対応してもらいたい。
選挙戦で訴えたように、反省すべき点は反省し、改めるべき点は改めて、県政を運営しなければならない。
斎藤氏が失職に至った問題の発端は今年2024年3月、当時の県幹部職員が斎藤氏のパワハラなど7項目の疑惑を告発する文書を報道機関や県議に送ったことだった。
職員は県の公益通報窓口にも通報した。
だが県は調査結果を待たずに処分し、職員は死亡した。
自殺と見られている。
斎藤氏は一連の疑惑を否定してきたが、県議会の調査特別委員会(百条委)と、弁護士で構成する県の第三者委員会による調査が継続中だ。
真相の究明は県政を前進させる上で欠かせないことだ。
過去最多の7人が立候補した知事選は、異例の展開を辿り、県民は斎藤氏を選んだ。
県議会から全会一致の不信任を突き付けられた斎藤氏への風当たりが強いとみられていたが、疑惑は捏造だとする見方がSNSなどで広がった。
斎藤氏を応援するとして無所属で出馬した「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志氏が、
「斎藤氏は被害者」
などと訴える場面もあった。
斎藤氏を問題視する関係者への批判も相次いだ。
県内29市のうち22市の市長が選挙戦終盤、
「正しい情報が伝わっていない」
として、斎藤氏と競り合っていた無所属新人の元同県尼崎市長、稲村和美氏への支持を表明する事態にもなった。
斎藤氏を巡る様々な情報が飛び交う中、県の政策への議論が深まらなかったのは残念だった。
少子高齢化対策や産業振興など県が取り組むべき課題は多岐にわたっている。
来年2025年1月には6400人超が犠牲になった阪神淡路大震災から30年となり、防災対策の見直しも急がれる。
斎藤氏はぎくしゃくした県職員との信頼関係を取り戻し、県政を立て直す責任がある。
斎藤氏も県議会も、疑惑解明と政策遂行の双方に努めてほしい。

<産経抄>神戸の古老も驚いた「さいとう現象」 22市長連名の「反斎藤」表明も逆効果だった!?
2024/11/18 5:00
https://www.sankei.com/article/20241118-INESV4B2KNOEJC3VKZPLZGIB2Q/
会社でも役所でも最も難しいのは人事だという。
特に採用は、慢性的な人手不足も手伝って至難の業だ。
学歴も申し分なく
「これはいい!」
と期待して採用しても鳴かず飛ばずだったり、補欠で入れた人材が大化けしたりと、実際に雇ってみなければ分からない。
▼投票で赤の他人をリーダーに選ぶ選挙は、もっと難しい。
少し前までは、よく知らない候補者たちを選挙公報と政見放送、それに新聞やテレビの報道を参考にして選ぶしかなかったのが、最近はSNS(交流サイト)が勝敗のカギを握るようになった。
▼今2024年夏の都知事選では、ほぼ無名の存在だった石丸伸二前安芸高田市長が、SNSを駆使した選挙戦を展開して約170万票を集め、
「石丸現象」
を巻き起こした。
4カ月後、今度は兵庫県で
「さいとう現象」
が起きた。
▼元県幹部の告発文書をきっかけに斎藤元彦知事(当時)のパワハラやおねだり疑惑が噴出し、県議会は全会一致で不信任決議案を可決、彼は石もて追われるように県庁を去った。
失職した1カ月半前、知事選がこれほど盛り上がるとは、正直想像もしなかった。
▼孤立無援で立候補した彼は、
「パワハラ疑惑は捏造」
といったSNSの言説に助けられ、
「既得権益にたった1人で立ち向かうヒーロー」
になった。
県内29市中22市長が連名で対抗馬支持を表明したのも県民の判官びいきに火をつけた。
▼何しろ弱かった頃の阪神タイガースを熱烈に応援し続けたのが兵庫県民だ。
投票日前夜、神戸・三宮で開かれた彼の街頭演説には、古老が
「選挙でこんな人混みは見たことがない」
と驚くほどの聴衆が殺到した。
SNSは、政治に大きな地殻変動を起こしている。
その先の未来が、バラ色ならいいのだが。

<主張>兵庫県知事選 資質と政策見極め判断を
社説
2024/11/3 5:00
https://www.sankei.com/article/20241103-NTOLEQV3TNLP3I7E2J42QDEWRY/
兵庫県の斎藤元彦前知事の失職に伴う知事選が告示され、再選を目指す前知事と新人6人の計7人による論戦が始まっている。
パワハラなどの疑惑が内部告発された前知事が県議会の不信任決議を受けて失職したことに伴う選挙の最大の争点は、政策と共に知事の重責を担う資質である。
県政を誰に託すべきか、有権者はしっかり見極め投票してほしい。
問題の発端は、当時の幹部職員が今春、前知事のパワハラなど7項目の疑惑を告発する文書を報道機関や県議に送ったことだった。
この職員は県の公益通報窓口にも通報したが、県側は調査結果を待たずに懲戒処分とし、職員は死亡した。
自殺とみられる。
県議会は51年ぶりに調査特別委員会(百条委)を設置し、弁護士で構成する県の第三者委員会も調査を進めている。
いずれも選挙結果にかかわらず真相究明を尽くし、再発防止に向けたルール作りにもしっかり取り組んでもらいたい。
前知事は疑惑を全て否定し一連の対応は
「適切だった」
と主張してきた。
だが百条委では告発者捜しや不利益な扱いを禁じる公益通報者保護法に違反する疑いが重ねて指摘された。
法的責任については、百条委や第三者委の調査などで明らかにされるだろう。
だが、道義的責任はどうか。
前知事は2024年9月に開かれた百条委で
「(自身の)道義的責任が何か分からない」
と発言し、波紋を呼んだ。
今回の選挙は、この道義的責任に加え、政治的責任についても有権者が審判を下す場となる。
7人はいずれも無所属で立候補し、各党の対応は分かれている。
前回選で前知事を推した自民党は独自候補の擁立を断念し、公明党と共に自主投票を決めた。
立憲民主党と日本維新の会は県議らがそれぞれ新人を自主支援する方針で、共産党は新人を推薦している。
問題の発覚から約8カ月が経過したが、県政は混乱と停滞が続いている。
前知事の右腕だった副知事は辞職し、病欠の末に異動を申し出た幹部もいる。
百条委による全職員アンケートでは、約4割が前知事のパワハラを見聞きしたと回答した。
組織の立て直しは容易ではない。
舵取りを託せる人は誰か、有権者はよく見極めて判断してほしい。

失職知事の再選か、刷新望む新人か 他者への投票呼びかけまで飛び出した混沌の兵庫知事選
2024/10/31 19:50
https://www.sankei.com/article/20241031-MOOBVF74IBMJXN7S2GZ52B3B5E/
兵庫県の斎藤元彦前知事(47)の失職に伴い、2024年10月31日に告示された同県知事選。
過去最多となる7人の無所属候補は、いずれも大票田である神戸市から
「第一声」
を放った。
斎藤氏の再選を阻もうとする新人か、それとも斎藤氏か。
候補者の1人である政治団体「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志氏(57)が斎藤氏への投票を呼びかけるなど、異例の選挙戦となっている。
前参院議員の清水貴之氏(50)は、先の衆院選で日本維新の会公認候補としてくら替え立候補し、兵庫8区で公明党との直接対決に臨む構えだったが、維新県議団の要請を受けるなどして知事選出馬を決意。
幅広い支持を得ようと離党して無所属で戦い、維新は支援の形を取る。
2024年10月31日、同市中央区の選挙事務所で第一声。
「大好きな兵庫が悪い形でニュースとして広まったことが残念」
「兵庫の混乱を何とかすることが今回の一番の争点だ」
と訴えた。
午後の出陣式には維新議員に加え、自民党の市議らも参加した。
同県尼崎市の元市長、稲村和美氏(52)は県議を務めた経験もあり、立憲民主党系の県議会会派や自民会派の一部が推す。
「県政の混乱と停滞をしっかり受け止め、新しい兵庫を作っていきたい」
として第一声の場所を県庁前(神戸市中央区)とした。
県職員らに向け、
「兵庫県はかつてない危機の中にある」
「風通しの良い県庁でしっかり県民のための仕事を進めていける兵庫県にしていきましょう」
と呼び掛けてアピール。
この後、神戸市内で開いた出発式には、立民系会派や自民の県議に加え、自民や国民民主党の国会議員らも顔を並べた。
一方、県議会から全会一致で不信任決議を受け、失職して出直し選に臨む前職の斎藤氏。
人通りの多い同市中央区の神戸元町商店街付近の広場で第一声を上げた。
失職・出直し選の発端となった告発文書問題については多くを語らず、
「反省すべきは反省し、改めるべきことは改めていく」
「自分を見つめ直して、良い県政を実現させていく」。
最も強調したのは知事に在任した3年間の実績で、天下り制度や海外事務所などの見直し、県庁舎建て替え計画の凍結などを挙げ
「進めてきた改革を止めるわけにはいかない」
と叫んだ。
立花氏は斎藤氏の演説終了から約30分後、斎藤氏と同じ広場で第一声。
「斎藤さんを助けないと、この国がえらいことになる」
とし、
「斎藤さんが圧勝しなければならない」
「圧倒的な得票差でもう1度戻さなければいけない」
と強調した。

政策か協調か、バラエティに富む候補者たちのリーダー論 選挙で問われる知事の資質
2024/10/31 18:46
https://www.sankei.com/article/20241031-JPHM2UJ2PZNGTDYDNVXLPZ55DQ/
2024年10月31日に告示された兵庫県知事選(2024年11月17日投開票)は、過去最多の7人による争いとなった。
今回の選挙の発端は、前知事の斎藤元彦氏(47)の疑惑が文書で告発された問題。
告発者を捜して処分した斎藤氏の対応などに、
「知事としての資質を欠いている」
との批判が上がり、県議会の全会一致で不信任が可決された。
17日間の選挙戦では、
「知事の資質」
が争点になる見通しで、候補者らは初日から目指すリーダー像などを訴えた。
「職員や県議会ともっと丁寧に、自分の言葉で対応していくことも必要だったかもしれない」
「反省すべきは反省する」
告示後の第一声。
斎藤氏は
「文書問題で多くのご心配をお掛けしたことは申し訳ない」
と謝罪しつつ、
「斎藤か斎藤以外か」
「私は絶対それに負けるわけにはいかない」
と声を張り上げた。
斎藤氏のパワハラ疑惑などを記した告発文書が一部の県議や報道機関に送付されたのは、今年2024年3月。
斎藤氏は側近幹部に調査を指示して告発者を特定し、2024年5月に停職3カ月の懲戒処分とした。
しかし、調査の経緯に批判が上がり、県議会は2024年6月に調査特別委員会(百条委員会)を設置。
百条委では有識者から、斎藤氏らの対応は公益通報者保護法に違反するとの指摘が相次いだ。
斎藤氏は
「対応は適切だった」
との主張を崩さず、告発者の死亡などを巡り
「道義的責任が何か分からない」
と発言。
不信任の流れが加速し、全会一致での可決から失職、出直し選へと繋がった。
前参院議員の清水貴之氏(50)は選挙戦初日の演説で
「『兵庫どうなっているの』と、そんなことを言われて残念でならなかった」
と県政の混乱ぶりを振り返った。
その上で、
「この状況を何とか立て直していきたい」
「兵庫の経済、県政を新しく作り直すためには、やはりコミュニケーション」
「県民の声を聞いていくことが大事だ」
と訴えた。
「文書問題への県の一連の対応をしっかりと検証していく」
同日朝、県庁前でそう訴えたのは、元同県尼崎市長の稲村和美氏(52)。
「告発された当事者が事実解明よりも告発者捜しや処分を急いだのはやはり問題だ」
と指摘し、
「どんな優れたリーダーも、たくさんの人と力を合わせてこそ、様々な施策を前に進めることができる」
とアピールした。
■政策推進力と対話力のバランスが重要
神奈川大学の大川千寿教授(政治過程論)
今回の兵庫県知事選では、県政に対する信頼を取り戻し県政をどう立て直すか、知事に相応しい資質の持ち主は誰なのか、ということが最大の争点となるだろう。
政策推進のために、如何に風通しの良い環境を築いていけるかという点がリーダーとして必要な資質の1つだ。
県職員や県民、県議会と対話をしながら政策を推し進めることが重要で、政策推進力と対話力のバランスが大事になってくる。
また、兵庫県民約530万人の暮らしと命を守り、職責の重みを踏まえて業務に当たれるかという点も重要だと考えられる。
今回の知事選は、これまでの斎藤県政の評価にも重きが置かれることになると思うが、地域ごとの様々な課題についてどう考えているのかなども含めて、幅広い視点で候補者を見ていく必要がある。
混乱した県政を建て直し、今後、重大な問題が発生した際にも県のリーダーとして適切に対応できる人、県民が自分たちの生活を託せる人は誰なのか。
候補者の資質を見極めて投票することが重要だ。

兵庫知事選、有権者はどう判断? 教育、災害対策、経済・雇用…課題は山積
2024/10/31 12:51
https://www.sankei.com/article/20241031-GP4NXYCDVVIJ7ECFH7Y5BXHXWM/
兵庫県知事選が2024年10月31日告示され、17日間の選挙戦が幕を開けた。
告発文書問題を巡って混迷を深めた県政の建て直しや、知事の資質といった争点だけでなく、教育・子育てや、経済、雇用、災害対策など、生活に直結する県政上の課題は山積している。
県民はどういった政策や課題を重視し、新しいリーダーを選ぶのか。
「衆院選は興味を持てず棄権したが、知事選は告発文書問題など、色々話題になったので関心があり、是非投票に行きたい」
こう話すのは高校生の子供を持つ兵庫県姫路市のNPO職員、生尾知子さん(45)。
知事選で候補者を選ぶ際に教育施策の内容を重視するといい、
「大学無償化や給付型の奨学金など、高等教育の修学支援に積極的な候補を応援したい」
「増加している不登校や引きこもりへの支援を考えているかどうかも見てみたい」
とする。
30年以上教育関係の仕事に携わったという神戸市中央区の自営業の男性(80)も
「住む地域に関係なく学校を選べるなど、子供の選択肢を増やせるような教育制度を実現してほしい」
と教育施策の充実を訴えた。
当の学生は知事選をどう見ているのか。
「とても関心がある」
「投票には必ず行く」
という同県豊岡市の県立芸術文化観光専門職大4年、前川友萌香さん(22)は、告発文書問題を巡る混乱を念頭に
「県政を立て直してほしい」
「新しい知事には、風通しのいい県政を期待したい」
と現状からの変化を望んだ。
県内の人口減少対策や農家の後継者不足も県政上の大きな課題だ。
淡路島に移住後に地元住民から引き継いでシイタケ栽培を営む同県洲本市の農業、谷口史朗さん(31)は、原木を使ったシイタケ栽培のようなニッチ市場にも目を向けてほしいといい、
「販路開拓支援や里山の景観保護に光を当て、地域活性化のため『攻める田舎』に変えるという視点を持ってほしい」
と訴える。
中小企業経営者にとっては、新たなリーダーの舵取り次第で経営環境が大きく変化するだけに視線は厳しい。
マンションリフォームなどを手掛ける中堅建設会社「大匠」(神戸市兵庫区)の西森正樹社長(53)は
「方針や政策が我が社の経営にも関連するので、県のトップを決める今回の知事選には関心がある」
とし、
「景気に大きく影響される建設業界は今、厳しい状況にあるので、選ばれた知事には経済が活性化する対策を是非実行してほしい」
と求める。
兵庫県では平成7年の阪神大震災から来年で30年となり、防災対策や災害に強いインフラへの関心も高い。
運送会社に勤める同県西宮市の男性(52)は震災当時を振り返り、
「あの時はインフラがズタズタになった」
「あれから時が経ち、水道などは更に老朽化が進んでいると聞くが、新しいものに交換するなど地震に強い街作りを急いでほしい」
と注文を付ける。
誰に1票を投じるかはまだ決めていないというが、
「パワハラとか人柄とかはこの際、二の次で、兵庫をよくしようと考え、しっかりと結果を出してくれる人に入れたい」
と話した。

次期知事選で「独自候補を検討」と兵庫維新、片山代表 斎藤知事の推薦は難しいとの見方も
2024/9/22 22:52
https://www.sankei.com/article/20240922-5F2W2I4EFJPT7LML7QEQXX63QI/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑が文書で告発された問題で、県議会で斎藤氏への不信任決議が可決されたことを受け、日本維新の会の県組織「兵庫維新の会」は22日、神戸市内で会合を開き、今後の選挙対応などを協議した。
終了後、兵庫維新代表の片山大介参院議員は、知事選では
「(維新として)独自候補を出すことを検討している」
と述べた。
会合では、国会議員や地方議員がオンラインも交え、知事選のほか、県議選や衆院選となった場合の選挙態勢などについて意見交換。
片山氏は冒頭で、知事選と県議選のダブル選に衆院選も加われば、
「前例のない選挙になる」
「それぞれの選挙を勝ち抜いていきたい」
と呼び掛けた。
斎藤氏は不信任を受けた後、テレビ番組に相次いで出演。告発文書の対応について従来の主張を繰り返す一方、自身の実績をアピールしている。
こうした対応に、片山氏は会合後の取材に
「もう少し自分の考えを話した方がいい」
とし、次期知事選では斎藤氏の推薦は難しいとの見方を示した。

兵庫県知事疑惑、贈答品のおねだり疑惑≠謔闌益通報と情報保全巡る問題点の総括を
新聞に喝! 国防ジャーナリスト・小笠原理恵
2024/9/22 10:00
https://www.sankei.com/article/20240922-5BSDMLARTJJMJKEPTSYSYTJP2A/
兵庫県の斎藤元彦知事がパワハラ疑惑などを内部告発された問題が大詰めを迎えている。
斎藤知事に対する不信任決議案が可決され、今後の去就が注目される事態となった。
これまでの疑惑報道の中で特産品など多数の贈答品に関するおねだり疑惑≠ェ新聞・メディアで一定の比重を占めてきたが、筆者が注目してきたのは、一連の問題の発端となった元県民局長の男性=7月に死亡=への告発者保護を巡る報道だ。
日経新聞は7月13日付の社説で
「公益通報が機能しないような自治体は、首長や組織そのものに問題があるとみるべきだ」
と断じた。
9月8日付の信濃毎日も社説で
「通報者の不利益になるような取り扱いをした組織側に刑事罰を科すといった法改正を含め、通報者を徹底して保護する体制が必要だ」
と指摘し、法改正の必要性に踏み込んだ。
令和4年の改正公益通報者保護法の施行で、新たに適切な公益通報者保護をするために必要な体制や措置を講じることが事業者に義務付けられた。
また、内閣府は
「やむを得ない場合を除いて、通報者の探索を行うことを防ぐ措置をとる」
義務があると指針を出した。
通報者の探索を防ぐ義務のある県自身が告発者を特定し、処分したことは法令違反だ。
こうした点について新聞・メディアが批判を強めるのは当然だ。
しかし、見過ごされている論点がある。
男性は3月12日にマスコミ、警察、議員などに厳正な調査を期待して告発文書を送った。
その告発文書はなぜ斎藤知事の目に触れたのか―という疑問だ。
斎藤知事の定例会見での説明によると、民間の方からの情報提供があったというが、この匿名の告発文書の取り扱いが杜撰だったと言わざるを得ない。
もちろん、匿名の告発には悪意や虚偽の情報もあれば、人の生死に関わる重大な情報もある。
告発文書が慎重に取り扱われていたのなら、結果は変わったはずだ。
3月下旬に解任された男性は4月に県の公益通報窓口に通報したが、県を優先しなかった理由として
「当局内部にある機関は信用できない」
ことを挙げた。
県知事や側近ら利害関係者による報復を恐れたのだろう。
県議会の調査特別委員会(百条委)の冒頭では
「痛恨の極みであります」
と男性への黙禱が捧げられた。
産経は8月31日付の社説(主張)で
「公益通報者を守れず死に至らしめた責任は重い」
と断じたが、新聞・メディアは今回の疑惑について斎藤知事の去就で幕引きとせず、公益通報と情報保全の問題点について今一度総括してほしい。
他の自治体でも繰り返される恐れがあるからだ。

[社説]自治体の公益通報は十分か
社説
2024年7月13日 19:00
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODK127VA0S4A710C2000000/?msockid=03bbc426d8756d821927d643d90f6c0f
記者会見で頭を下げる斎藤知事。
自らの進退については
「全力で県政を前に進めるのが私なりの責任の取り方だ」
と辞職を否定した(12日、兵庫県庁)
兵庫県の元幹部職員が、斎藤元彦知事にパワハラなどの疑いがあるとする告発文書を報道機関などに配布し、懲戒処分を受けた後、亡くなった。
自殺とみられるという。
痛ましい限りだ。
告発内容の事実関係をはじめ、告発が保護すべき公益通報に当たらないのか、多くの疑問が残る。
自治体では首長が非常に強い権限を持つ。
だからこそ、公益通報の仕組みが十分に機能するようにしておくことは、公正な行政を担保する上で重要だ。
元幹部職員は3月に知事に関する告発文書を配布した。
内容は
@知事選での投票依頼
A事業者からの物品受け取り
B度を越したパワハラ
ーーなど7項目からなる。
県は内部調査で文書の核心部分が事実でないとして、元幹部職員を停職3カ月の懲戒処分とした。
疑問の1つは告発が公益通報に当たるのではないかという点だ。
公益通報者保護法は通報先として企業や行政機関の公益通報窓口だけでなく、報道機関など外部への通報も認めている。
公益通報に当たるなら通報者の不利益な取り扱いは禁じられる。
知事は4月の記者会見で
「県の公益内部通報制度では受理はしていないので、公益通報には該当しない」
と説明した。
その後、元幹部職員は県の公益通報窓口にも同様の内容を通報した。
県が懲戒処分に踏み切ったのはその後だ。
当初から公益通報として扱わず、通報者に不利益な処分を下した県の対応に違法性はないのか。
県議会は調査特別委員会(百条委員会)を設置した。
第三者機関による調査も行うという。
告発の事実関係と共に県の対応の当否も検証してほしい。
元幹部職員が亡くなったことを受け、県職員労働組合が知事に辞めるよう求め、副知事も自ら退く意向を示すと共に知事に辞職を促した。
異例の事態である。
知事の対応が問われている。
公益通報が機能しないような自治体は、首長や組織そのものに問題があると見るべきだ。

〈社説〉公益通報の壁 告発者守る仕組みさらに
2024/9/8 9:30
https://www.shinmai.co.jp/news/article/CNTS2024090700681
良心の告発が蔑ろにされていた。
兵庫県の元県幹部にパワハラ疑惑などを告発された斎藤元彦知事らの対応である。
県議会が設けた調査特別委員会の尋問で、客観的な調査もせずに告発を誹謗中傷と決めつけ、組織的に“犯人捜し”を行い、懲戒処分を急いだ経緯がはっきりしてきた。
公益通報者保護法は、告発者が不利益を被らないよう幾重もの保護を求めている。
その趣旨を損なっている可能性が高い。
参考人として出席した専門家は
「明らかな法令違反」
と批判、県会各派も辞職を求めて動き始めた。
組織トップの責任は極めて重い。
元県幹部は退職を控えた3月、知事らのパワハラや贈答品の受け取りなどの疑惑を、匿名の文書で報道機関や県議らに送った。
法に照らせば、県は内容の事実確認や公益通報に当たるかどうかを検討する必要があった。
それなのに知事の指示は、誰が、どんな意図で作ったのかを徹底的に調べることだった。
当時の副知事らは元県幹部に見当をつけ、直接聴取。
公用パソコンのデータなどにも探りを入れた。
法や運用指針が禁じる
「通報者の探索」
である。
元県幹部が告発を認めると、知事は記者会見でその役職を明示して
「嘘八百」
「公務員として失格」
と断じた。
人権侵害である上に、必要最小限の範囲を超えて通報者が特定されてはならないとする法の要請に反する。
知事は尋問で
「誹謗中傷性が高い内容」
だったので通報者を探すのは当然とした。
しかし、判断の根拠は明らかでない。
そもそも告発された当事者である知事や副知事らが対応に当たること自体、通報者には恫喝でしかない。
法も
「組織の長」
から独立した制度運用を求めている。
元県幹部は最初の告発後、4月に県の公益通報窓口にも通報している。
手続きに則った必要な調査を終えるまで処分ができないはずなのに、県はそれを待たずに停職処分を下した。
元県幹部は事実解明を求めつつ7月に亡くなった。
自死とみられる。
より内部通報がしやすいよう法は2020年に改正されていたが、それでも守れなかった。
これでは、組織や社会を良くしたいと思って不正を暴こうとしてもリスクが大き過ぎる。
通報者の不利益になるような取り扱いをした組織側に刑事罰を科すといった法改正を含め、通報者を徹底して保護する体制が必要だ。

<主張>初尋問の兵庫知事 事態収拾へ進退判断せよ
社説
2024/8/31 5:00
https://www.sankei.com/article/20240831-QXDP25EOWBPXXBJVDGR4RWILXI/
パワハラ疑惑などが文書で告発された兵庫県の斎藤元彦知事が30日、県議会の調査特別委員会(百条委)に証人として出席した。
パワハラ疑惑に関しては
「記憶にない」
と繰り返した。
「不快な思いをさせたなら反省し、謝りたい」
「パワハラかどうかは私ではなく百条委や第三者委が判断すること」
とも語った。
告発文書は、元県幹部の男性が報道機関などに配布した。
その後、県の公益通報窓口に通報したが、県は調査結果を待たずに男性を懲戒処分にした。
男性は
「死をもって抗議する」
とのメッセージを残して死亡しており、自殺とみられている。
百条委による職員アンケートでは、約4割が斎藤氏のパワハラを見聞きしたと回答した。
斎藤氏の百条委での答弁では疑惑が解消したとは言い難い。
公益通報に基づく調査の最中に県幹部の処分を行ったことについては
「誹謗中傷性の高い文書で、懲戒処分に該当する行為があった」
と述べ、適切だったとの考えを改めて示した。
公益通報者を守れず死に至らしめた責任は重い。
信頼を大きく失ったトップが県政を円滑に運営することは難しい。
事態を収拾させるためにも、斎藤氏は自ら進退を判断する時ではないのか。
斎藤氏の右腕だった副知事は辞職し、病欠の末に異動を申し出た幹部もいる。
県職員労働組合や県職員退職者で作る団体などは辞職要求もしている。
斎藤氏はこれまで、全ての疑惑を否定してきた。
アンケート結果については
「コミュニケーション不足で受け取りのずれが生じたことは残念」
などと述べ、業務上必要な範囲での適切な指導だと主張してきた。
だが、その認識は周囲の声から著しく乖離している。
県内の全29市で作る県市長会は、一連の対応を
「不適切」
だと断じ、早期の事態収拾を求める要望書を提出した。
斎藤氏への30日の尋問は、パワハラ問題を中心に行われた。
公益通報に関する尋問は9月6日に予定されている。
百条委は真相究明を尽くすと共に、ハラスメント防止のルール作りにも取り組む必要がある。
県と県議会は通報者を萎縮させない再発防止策を講じて初めて、県民のための県政運営が実現する。

「私の人生もそうだが、兵庫県政にとって大事な局面」 兵庫知事、テレビ番組はしご 出直し選への布石の見方
2024/9/21 17:02
https://www.sankei.com/article/20240921-4LVEI2LMMVPXJCDLGEFVE3JR3Y/
兵庫県の斎藤元彦知事は21日、民放の情報番組に出演し
「少しずつ自分の思いは固まりつつあるが、しっかり考えたい」
などと語った。
具体的な判断については明言を避けた。
斎藤氏は19日に県議会から全会一致で不信任を受けて以降、テレビ番組に相次いで出演。
告発文書を巡る対応の正当性を改めて主張すると共に、自身の実績を繰り返しアピールしており、
「出直し選に向けた布石ではないか」
との見方が出ている。
斎藤氏は21日の番組で
「今、色々考えている状況」
「私の人生もそうだが、兵庫県政にとっても大事な局面」
と強調。
29日までに辞職・失職、議会解散を判断する必要があるが、
「出来るだけ早く示せるようにしたい」
とし、判断については記者会見で発表する考えを明らかにした。
斎藤氏は20日も民放やNHK番組に出演。
告発文書は
「誹謗中傷性が高い文書だと今も思っている」
と主張。
自身の知事としての功績を一方的に述べ、質問に答えるよう促される場面もあった。
こうした動きについて、ある県議は
「自身が功績だと思っていることのアピールに躍起になっている」
「選挙運動のようだ」
と指摘。
辞職か失職かに関わらず、斎藤氏が出直し選に臨むのではないかとの見方を示した。
一方、議会解散の可能性もあり、県議選への準備も進む。
別の県議は神戸市内で街頭に立ち、不信任決議に至った経緯や考えなどを訴えた。
取材には
「議会解散には大義はない」
としつつも
「知事はどんな対応を取るか分からない」
と話した。

「自分の選択すべき道しっかり考える」斎藤兵庫知事、NHK番組に生出演、進退明言せず
2024/9/20 20:32
https://www.sankei.com/article/20240920-QCVVPBODQZOKLDDEBE3EF7OE7E/
パワハラなどの疑惑が内部告発された兵庫県の斎藤元彦知事は20日夜、NHKの解説番組「かんさい熱視線」に生出演し、
「自分がどういう道を選択すべきかをしっかり考える」
と語った。
兵庫県議会が19日に斎藤氏に対する不信任決議案を全会一致で可決し、斎藤氏は辞職・失職か議会解散かの決断を迫られている。
斎藤氏は20日の番組で、県議会の不信任決議を受けた現在の状況について
「結果として今の状況になっていることは大変申し訳ないし、心からお詫びしたい」
とした。
自身の進退については明言しなかった。
自身を内部告発した元県西播磨県民局長の男性(60)が作成した文書については
「誹謗中傷性が高い文書だと今も思っている」
と主張。
文書の作成者を徹底的に調べるよう部下に指示し、男性を懲戒処分とした対応についても
「誰が書いたかを把握して対応するのは、当時の判断としてはベストだった」
と強調した。
途中、自身の知事としての功績を一方的に述べ、アナウンサーから質問に答えるよう促される場面もあった。
問題をめぐっては3月、男性が斎藤氏のパワハラや贈答品受領の疑惑を記した告発文書を報道機関などに配布。
斎藤氏は文書について
「噓八百」
などと非難した。
男性は4月に県の公益通報窓口に通報したが、県は内部調査の結果、男性を懲戒3カ月の停職処分とした。

兵庫知事、週明けまで公務なく熟考か 不信任決議から一夜明け県庁には苦情電話400件
2024/9/20 19:39
https://www.sankei.com/article/20240920-6UKVTV6DOBIGNGKOR4I47C2OGE/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑が文書で告発された問題を巡り、斎藤氏は不信任決議の可決から一夜明けた20日、県庁に登庁せず自身のX(旧ツイッター)に
「しっかりと考え、決めます」
などと投稿した。
週末の3連休も公務の予定はなく、今月29日までに辞職・失職か議会解散かの決断を迫られる中、今後の対応を熟考するとみられる。
斎藤氏がXの自身のアカウントを更新するのは、防災情報を除くと5月25日以来。投稿では
«県政が今の状況になっていること、県民の皆様にご心配やご不安を抱かせてしまっていること、まずは、心からお詫(わ)びします»
と不信任決議について謝罪し、
«大きな、重い判断になります。しっかりと考え、決めます»
と綴った。
一方、不信任決議を受け、県庁には20日、約400件の苦情電話などが寄せられた。
県広報広聴課によると、一連の問題が発覚した3月以降、県庁の電話や県のホームページなどに寄せられた苦情や意見は計1万5千件近くにのぼる。
最近は
「きっぱりと辞めた方が潔い」
「解散すれば多額の税金がかかる」
など、斎藤氏の進退に関する意見が目立つという。
斎藤氏は19日、県議会で不信任決議が全会一致で可決された後、記者団に
「これからしっかり考える」
などと述べ、進退や決断の時期を明言しなかった。
地方自治法の規定では、斎藤氏は29日までに議会を解散できるが、県議会事務局によると、20日夕時点で斎藤氏から解散の通知はない。

<主張>兵庫知事に不信任 身を引くべき重い可決だ
社説
2024/9/20 5:00
https://www.sankei.com/article/20240920-6JCG5AAP45LCLK3S2Z3MTGCVVQ/
パワハラなどの疑惑が内部告発された兵庫県の斎藤元彦知事に対し、県議会が不信任決議案を全会一致で可決した。
決議には法的拘束力があり、斎藤氏は10日以内に議会を解散しなければ知事を失職する。
斎藤氏は
「結果責任は重い」
としつつも態度を保留した。
だが、全会一致の不信任は極めて重大だ。
潔く身を引くのが筋である。
決議案は県議会の全会派が共同提出した。
「これ以上の県政の停滞と混乱」
は許されないとし、令和7年度予算は
「新たに信任を得た知事の下で編成されるべきだ」
と辞職を求めた。
内部告発から約半年もの間、混乱が続いてきた県政の健全化に向けた妥当な判断である。
日本の地方自治は、首長と議会による二元代表制だ。
議会の不信任決議に首長は議会解散で対抗できるが、制度の目的は相互の牽制による健全な運営である。
これまで不信任案が可決されて議会を解散した知事はいなかった。
斎藤氏は議会解散の可能性を否定していないが、解散しても再び不信任を受けて失職する見通しである。
斎藤氏による解散権の行使は、自身の延命にしかならない。
厳に慎むべきだ。
一連の発端は、当時の幹部職員が3月、斎藤氏のパワハラなど7項目の疑惑を告発する文書を報道機関や県議に送ったことだった。
この職員は4月、県の公益通報窓口にも通報したが、県側は調査結果を待たずに懲戒処分とし、職員は7月に死亡した。
自殺とみられる。
斎藤氏は全ての疑惑を否定し、職員の処分も
「適切だった」
と主張している。
だが、疑惑を検証する県議会の調査特別委員会(百条委)では、県の対応は通報者に対する不利益な扱いを禁じる公益通報者保護法に違反するとの指摘が相次いだ。
職員アンケートでは、約4割が斎藤氏のパワハラを見聞きしたと回答した。
昨年のプロ野球阪神・オリックス優勝パレードの資金集めのため補助金を増額し、企業協賛金としてキックバックさせたなど、告発された疑惑の解明はまだ途上である。
斎藤氏がどのような判断を下しても、県と県議会は真相解明に努めるとともに再発防止策を講じ、県政への信頼回復を図る必要がある。

全会一致の「三くだり半」に斎藤氏感情あらわさず 「噓八百」と断じて処分強行し問題拡大
2024/9/19 21:45
https://www.sankei.com/article/20240919-7TP3Z26EWJKDDNG77MIMZECJ24/
兵庫県の斎藤元彦知事に対する不信任決議案が19日、県議会で可決された。
半年前、自身のパワハラ疑惑などが記された文書の存在を把握して以降、作成者を特定して処分を強行し、その対応の正当性を訴え続けてきた斎藤氏。
しかし、待ち受けていたのは議会から知事への
「三くだり半」
となる不信任だった。
一連の経緯を振り返ると、問題拡大を招いた斎藤氏の言動が浮かび上がる。
次々と積み上がる賛成の白票。
19日、県議会議場の理事者席でただ一人、スーツにネクタイ姿の斎藤氏は、投票する議員らに淡々と会釈を繰り返した。
「白票86票、青票(反対)0票。」
「不信任決議案は可決しました」
午後5時38分、全会一致での可決を告げる浜田知昭議長の声が議場に響いた。
じっと前を見据える斎藤氏。
感情を消したかのような姿は、怒りを滲ませた半年前との落差を強く印象付けた。
3月27日の知事定例会見。
斎藤氏は自身や県幹部を誹謗中傷する文書を作成したとして、元県西播磨県民局長の男性(60)を強い口調で非難した。
「業務時間中に噓八百含めて文書を作って流す行為は公務員として失格だ」
この時点で、告発文書は一部の県議や報道機関などに送られただけだった。
だが、部長級幹部を解任し、目前に迫った退職を認めないという極めて異例の人事によって、県の対応に批判が集まるようになった。
内部調査の結果、県は文書の核心部分は事実ではないと結論付け、5月に男性を停職3カ月の懲戒処分とした。
だが、調査を担ったのは知事の部下にあたる人事課職員。
斎藤氏は弁護士も調査に関わったことから
「調査は一定客観的」
と主張したが、
「中立性が担保されていない」
との批判が高まり、6月に県議会で調査特別委員会(百条委員会)が設置された。
7月7日、百条委での証言を控えていた男性が死亡した。
自殺とみられ、告発者を保護することなく、特定して人事措置を取った県の対応に、より厳しい視線が注がれることとなった。
百条委では、8月30日の証人尋問で
「(職員への対応で)行き過ぎた面があった」
と反省の言葉を述べる場面もあった。
ただ、公益通報者保護法違反を指摘される処分の経緯については
「法的に問題はない」
との見解を重ねて示し、今月6日には
「道義的責任が何かということが分からない」
と発言。
全議員による辞職要求から不信任へという流れを決定づけた。
「法的、内容も含めてきちっとやってきた面はある」。
不信任案の可決後、取材に応じた斎藤氏は自身の正当性への拘りを滲ませつつ、吹っ切るように語った。
「今の状況を招いているのは、私に責任がある」
「結果責任については負わなければいけない」

議会解散なら百条委再設置、報告書遅れも 兵庫知事不信任
2024/9/19 21:30
https://www.sankei.com/article/20240919-OJFYS7ENINPOLJTR4S4P4LU6SM/
兵庫県議会では、文書で告発された斎藤元彦知事などの疑惑を巡り、調査特別委員会(百条委員会)が年末の報告書提出に向けて調査を進めている。
議会解散となれば百条委もなくなり、改選後の県議会が設置を決めた後、引き続き調査することになる。
一方、弁護士による第三者調査委員会は斎藤氏の今後の判断に左右されず、疑惑の真偽の解明に当たる。
斎藤氏が議会解散を決めた場合の百条委の審議について、自民党県議は
「中断は避けられない」
と述べた。
県議選が実施されれば、現時点で予定している年末の報告書提出が、後ろにずれ込む可能性もある。
第三者調査委は、文書を作成した元県西播磨県民局長の男性(60)を懲戒処分とした県人事当局の内部調査の中立性を県議会が疑問視し、設置された。
18日に初会合があり、県弁護士会の弁護士6人を委員などとし、職員らへのヒアリングなどを通じ、来年3月ごろに報告書を取りまとめるとした。
関係者は、斎藤氏の不信任決議案可決の影響について
「調査委は独立しており、影響は不明」
としている。

苦肉の全会一致、兵庫知事不信任 維新、迷走の末に賛成
2024/9/19 21:20
https://www.sankei.com/article/20240919-MQTUEMXFAFKTZBN2KLI6RXEZHA/
兵庫県議会は19日、斎藤元彦知事に対する不信任決議案を全会一致で可決した。
内部告発文書に端を発した
「県政の混乱」
を理由に、辞職を頑なに拒む斎藤氏に、議会がなし得る最後の一手を繰り出した。
もっとも、ここに至るまで各党の思惑は入り乱れ、文書で指摘された斎藤氏の疑惑の解明を脇に置いて、結論だけを先取りした感が否めない。
議会の仮初めの大同団結は、停滞打破の一歩となるのか。
■「退く口実」
「知事が何を考えているか、全く分からない」
「おかげで候補者も定まらないまま知事選に突入しなければならない」
県議会最大会派の自民党のあるベテラン県議が嘆息する。
前回県議選からまだ1年半しか経っていないが、斎藤氏が議会解散に踏み切る可能性も否定できない。
選挙費用の負担を考えれば、不信任は取りたい手段ではなかった。
議会開会に先立ち、全議員86人による辞職申し入れというステップを挟んだのも斎藤氏に退く口実を与えたかったから。
だが法的拘束力のない示威行為でしかないことは明白。
粘る斎藤氏に、それだけ議会も追い詰められていたと言える。
前回知事選では、日本維新の会とともに斎藤氏を推薦した自民。
もっとも井戸敏三前知事の後継に当たる対立候補の支持を主張した議員も多数いた。
3月に浮上した文書問題への対応では、県議会の
「伝家の宝刀」
と言われる調査特別委員会(百条委員会)の設置に賛成するなど、斎藤氏の疑惑を追及する姿勢を早々に打ち出してはいた。
■遠のく真相解明
だが斎藤氏の辞職を求める世論が、調査のスピードをはるかに上回って燃え上がり、疑惑解明よりもクビ切り≠フタイミングを計らざるを得なくなった。
斎藤氏の2回目の証人尋問が予定されていた6日は、自民県議らの間で
「政局」
と位置付けられ、斎藤氏の答弁を受け、一気に
「不信任やむなし」
に傾いた。
一方、自民と相乗りで斎藤氏を推した維新は迷走した。
6月の百条委の設置には反対し、第三者機関の調査を優先すべきだと訴えた。
吉村洋文共同代表(大阪府知事)は7月下旬の時点で
「何が事実で、何が事実でないか、有耶無耶にしたまま終わりにするのは違う」
と調査優先の考えを強調していた。
潮目が変わったのは、8月25日の大阪府箕面市長選。
大阪維新の会公認の現職が敗北し、党内に衝撃が走った。
兵庫県政における斎藤氏擁護ともとれる姿勢が、拠点の大阪に影響したと深刻な受け止めが広がった。
吉村氏の当初の発言とは裏腹に、維新は百条委の調査を待つことなく不信任に舵を切る。
「結果が出てから判断すると申し上げてきたが方針転換する」
「批判は真正面から受けたい」。
維新の藤田文武幹事長はこう釈明したが、議会での真相解明は遠のいた。
■「ポスト斎藤氏」見えず
不信任を突き付けられた斎藤氏は、議会解散か身を引くか、19日の段階では態度を留保した。
もっとも議会解散を選んでも、改選後の再度の不信任決議は確実といえ、知事選は避けられない。
自民内部では次の候補者として
「県政の混乱を収束させるには、県庁内部の人材が適切」
との意見も上がる。
一方、県政改革を訴えてきた維新は外部人材の登用が大前提だが、候補者選びは難航しそうだ。
ポスト斎藤≠フ青写真は、いずれの党も明確とは言えない。
「どの事実が歪曲された事実なのかを整理してパネルにし、会見やSNS、ブログで発信したらいい」
「放っておいても誰もやってくれません」
大阪維新の横山英幸幹事長(大阪市長)は、斎藤氏の発信力について自身のブログでこう苦言を呈した。
そして元総務官僚の斎藤氏を担いだことを自戒するようにこう記した。
「首長は政治家です。役人じゃない」

10日以内に辞職か議会解散か 斎藤知事を全会一致で不信任、兵庫県議会
2024/9/19 21:01
https://www.sankei.com/article/20240919-E6ST7F7Y7NL6LMVESYU2NE46VU/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑が文書で告発された問題で、県議会は19日、全会派が共同提出した斎藤氏の不信任決議案を全会一致で可決した。
10日以内に辞職・失職か議会解散を迫られる斎藤氏は記者団の取材に
「結果責任は重い」
「しっかり考えて決断する」
と述べた。
総務省によると、知事に対する不信任決議は記録が残る昭和41年以降、全国で5例目。
解散を選べば初となる。
3月の疑惑発覚から約半年に渡り物議を醸した告発文書問題は大きな節目を迎えた。
斎藤氏は19日、県議会議長から通知を受けた。
議会を解散するかの判断期限は29日となる。
今後の対応については記者団に
「兵庫県にとって何が大事か、自分に問いながら考えていきたい」
と述べ、態度を留保した。
最大会派自民党などは12日に辞職を要求。
斎藤氏が応じないため不信任案提出に踏み切った。
不信任案では、告発文書を作成した元県西播磨県民局長の男性(60)=7月死亡=を公益通報後に懲戒処分とした対応などを問題視。
「告発文書への対応が不適切で、県政に長期に渡る深刻な停滞と混乱をもたらした政治的責任は免れない」
と指摘した。
19日の本会議で提案理由を説明した自民党は
「県民と県職員からの信頼回復は見込めず、これ以上県政を担い続けることは不可能」
とした。
問題を巡っては3月、男性が斎藤氏のパワハラや贈答品受領の疑惑を記した告発文書を報道機関などに配布。
斎藤氏は文書について
「噓八百」
などと非難した。
男性は4月に県の公益通報窓口に通報したが、県は内部調査の結果、男性を懲戒3カ月の停職処分とした。
疑惑を調査する県議会の調査特別委員会(百条委員会)では、県の一連の対応について、通報者への不利益な扱いを禁じる公益通報者保護法に違反するとの指摘が有識者から出た。
斎藤氏は証人尋問で自身の責任を問われ
「道義的責任が何か分からない」
と発言し、批判が集まっていた。

斎藤兵庫知事が不信任の通知を受領、解散判断の期限は29日に
2024/9/19 19:30
https://www.sankei.com/article/20240919-BBLYPSWD3BI6PH6XTAYJDP3WIQ/
兵庫県の斎藤元彦知事は19日夜、この日の県議会で、全会一致で可決・成立した自身への不信任について、浜田知昭議長から通知を受けたと明らかにした。
斎藤氏による議会解散の判断の期限は29日となる。
解散や辞職を選択しなければ、30日午前0時で失職する。
地方自治法は、議長から知事への通知から10日以内に議会を解散できると定めている。
県庁からの退庁時、斎藤氏は記者団に
「重い判断なので、しっかり自分自身と向き合いながら考えていく」
と話した。

選挙経費30億円超とも、知事選と県議選両方実施なら 斎藤知事不信任案可決
2024/9/19 18:20
https://www.sankei.com/article/20240919-EJROKIFV3ZI3ZMG52QCCAGKF7I/
兵庫県議会で不信任決議を受けた斎藤元彦知事が今後、議会解散に踏み切った場合、県議選が行われる。
再選後の県議会で不信任案が改めて可決されれば、斎藤氏は失職。
その後、知事選も実施され、選挙にかかる事務的経費は、単純計算で30億円を超える。
議会解散権は地方自治法に基づく権限とはいえ、斎藤氏が掲げてきた行財政改革に逆行するとの批判も集まりそうだ。
県選挙管理委員会によると、これまでの選挙実績を踏まえ、知事選は約18億円、県議選には約16億円の費用がそれぞれかかると想定される。
両選挙が別の日に行われた場合、単純計算で30億円以上の費用が必要になる。
同日選であれば費用は圧縮されるという。
今回の不信任案可決を受け、斎藤氏は10日以内に県議会を解散するか判断する。
辞職することもでき、解散しなければ失職し、50日以内に知事選が行われる。
議会解散を選択すれば、40日以内に県議選があり、再構成された県議会で改めて不信任案が可決されれば、斎藤氏は失職する。
いずれにしても知事選は避けられない情勢だ。
斎藤氏が辞職し、出直し選で当選した場合、公選法の規定により、在任期間は辞職前の任期である来年7月末までで、改めて知事選を行う必要がある。
議会解散の場合、昨年4月の統一地方選からわずか1年半余り後に再び県議選を行うことになる。

不信任案可決で斎藤知事「状況招いたのは私に責任」 今後の判断「しっかり考える」
2024/9/19 18:06
https://www.sankei.com/article/20240919-HDPYHWDPAZIGBO367ZXP2S3EB4/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑などが文書で告発された問題で、自民や維新など県議会(定数86)の全会派が共同で提出した斎藤氏の不信任決議案が19日午後に全会一致で可決されたことを受け、県議会終了後に記者団の取材に応じた斎藤氏は
「結果責任としては重い」
「今の状況を招いたのには私自身に責任がある」
と述べた。
斎藤氏は地方自治法に基づき、可決の通知から10日以内に議会を解散できる。
解散しなければ失職する。
今後の判断については、
「しっかり考えることが重要」
とした上で、表明のタイミングは
「予めお伝えしたい」
と説明した。
この日の県議会での採決では、出席した86人の議員全員が決議案に賛成した。
議会への思いについては
「コロナ対応で大変な時、予算や条例にもご協力、ご理解を頂いてきた」
「議員の皆さま86人全員に対して、今でも心から感謝の気持ちを持っている」
と述べた。

斎藤知事の不信任案を可決 兵庫県議会、出席の86人全員が賛成
2024/9/19 17:36
https://www.sankei.com/article/20240919-NNVQ34IJ45MG3NX3HPBJCCPCGA/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑などが文書で告発された問題で、県議会(定数86)は19日、自民や維新など県議会全会派が共同で提出した斎藤氏の不信任決議案を可決した。
出席した86人全員が決議案に賛成した。
斎藤氏は地方自治法に基づき、可決の通知から10日以内に議会を解散できる。
解散しなければ失職する。
斎藤氏は同日午前、記者団の取材に応じ、不信任決議案について
「大変重い議決」
「成立した場合、法律の規定に沿って様々な選択肢を考えていく」
と説明。
判断の時期を問われると
「私と県政にとって大事な判断になる」
「タイミングも含めて熟慮する」
と述べていた。

「嘘八百」「道義的責任分からない」不信任案提出の斎藤知事 発言で物議
2024/9/19 16:59
https://www.sankei.com/article/20240919-2WXS6IMRT5IIPG4RFDVE45UICA/
兵庫県議会で19日、不信任決議案が提出された斎藤元彦知事の発言は様々な場面で物議を醸してきた。
自身の疑惑を告発した文書について、調査前から
「噓八百」
と断じた。
文書を公益通報の対象としなかった一連の対応や、県職員アンケートでパワハラ疑惑が相次いで指摘される状況を県議会調査特別委員会(百条委員会)で追及された際は
「道義的責任が何か分からない」
と語った。
不信任案が可決されれば、今後は自身の進退を巡る発言に注目が集まる。
斎藤氏は3月27日の記者会見で、自身の疑惑を指摘する告発文書の内容を
「噓八百」
と断じ、文書を作成した元県西播磨県民局長の男性(60)を
「公務員として失格」
と批判した。
県は同月末の男性の退職を保留し、内部調査だけで5月に男性を停職3カ月の懲戒処分にした。
斎藤氏は8月7日の記者会見で、処分が公益通報者保護法に反するとの有識者の指摘に対し
「弁護士と相談しながら公益通報の保護対象でないという見解を得た」
と反論。
百条委事務局が実施した県職員アンケートで斎藤氏のパワハラ疑惑が続出したにもかかわらず、9月6日の百条委の証人尋問では、告発文書への対応について
「手続きに瑕疵はない」
との姿勢を貫き、委員から道義的責任を感じないかを問われると
「道義的責任というのが何かが分からない」
と答えた。
今月に入り、県議会側から辞職要求を受け、11日の会見では、3年前の前回知事選で自民党の一部県議から支援を受けたことに触れ
「こういう状況になったことは申し訳ないなという思い」
「自分自身に対して悔しい」
と涙ながらに述べた。
ただ不信任案可決が確実な情勢になっている18日には記者団に
「県政改革を前に進めていくことが、私の責任の果たし方」
と続投する意向を改めて示した。

「県政担うこと不可能」と理由説明、兵庫知事不信任案提出で
2024/9/19 16:52
https://www.sankei.com/article/20240919-3QDGLBBHFJKXXPZAPQOUAM3XSI/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑などが文書で告発された問題で、県議会の全会派が19日に共同で提出した斎藤元彦知事への不信任決議案について、自民の代表者は
「県民と県職員の信頼回復はかなわずこれ以上、県政を担い続けることは不可能」
などと提案の理由を述べた。

斎藤兵庫知事の不信任案を提出 県議会の全会派
2024/9/19 16:26
https://www.sankei.com/article/20240919-JLNQJP5FEFK6ZLVM4OGBDLYWGU/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑などが文書で告発された問題で、自民や維新など県議会の全会派が19日、斎藤氏の不信任決議案を提出した。
提案理由の説明と各会派の討論の後、採決へと移る。
可決は確実で、斎藤氏は地方自治法に基づき、可決の通知から10日以内に議会を解散できる。
解散しなければ失職する。
斎藤元彦知事は同日午前、記者団の取材に応じ、県議会で午後に可決される見通しの不信任決議案について
「大変重い議決」
「成立した場合、法律の規定に沿って様々な選択肢を考えていく」
と説明。
判断の時期を問われると
「私と県政にとって大事な判断になる」
「タイミングも含めて熟慮する」
と述べるにとどめている。

「県政の停滞と混乱、県益の損失許されない」 兵庫知事への不信任決議案全文
2024/9/19 15:55
https://www.sankei.com/article/20240919-2RZ7B4YXVJKJHB2MFGY3GIVWNM/
兵庫県議会の全会派や無所属議員が共同で提出する斎藤元彦知事に対する不信任決議案は次の通り。
元県民局長が斎藤知事はじめ県幹部に向けた告発文書を巡る一連の問題が惹起されてから、約半年が経過した。
県政は混乱を極め、156年の歴史を誇る我が雄県兵庫は危機的状況に直面している。
まず、文書問題調査特別委員会の調査の中で、告発文書の内容に真実が存在し、文書が
「噓八百」
ではなく、告発者への対応が告発者探しや情報漏洩の疑いを指摘されるなど不適切と言わざるを得ないことが明らかになったにもかかわらず、知事は
「真実相当性がない」、
「誹謗中傷性が高い」
として県の対応が適切であったとしているが、専門家は公益通報者保護法の見地から
「兵庫県は今も違法状態」
と断じている。
現時点で詳細な要因は明らかでないが、元県民局長の命を守れなかったという厳然たる事実は大変重く、責任は大きい。
次に、日本国憲法に則り県民の生命と財産を守ることを使命とする行政の長たる知事の職責を果たすためには、県民・県職員の模範として、法令遵守は当然のことながら、人として守るべき倫理・道徳や人権感覚に基づく道義的責任がより強く求められるが、
「道義的責任が何かわからない」
との知事の発言から、その資質を欠いていると言わざるを得ない。
そして、告発文書への初動やその後において、対応が不適切、不十分であったことにより、県民の信頼を損ない、県職員を動揺させ、議会を巻き込み、県政に長期に渡る深刻な停滞と混乱をもたらしたことに対する政治的責任は免れない。
本県及び県民の誇りを失墜させてしまった今、県民及び県職員からの信頼回復は到底見込めず、県政改革を着実に進めなければならないこの大変重要な局面において、斎藤県政がそれに応えることは困難な状況である。
ここまで申し述べたとおり、斎藤知事の責任は重大である。
これ以上の県政の停滞と混乱、県益の損失は許されるものではなく、県民本位の健全な県政と職員が安心して働ける職場を一日も早く取り戻し、来年度予算は新たに県民の信任を得た知事の下で編成されるべきである。
よって、本県議会は、斎藤元彦兵庫県知事を信任しない。
以上、決議する。
令和6年9月19日
兵庫県議会

兵庫・斎藤知事の不信任案、夕方にも全会一致で可決へ 9月議会の議会運営委員会始まる
2024/9/19 10:06
https://www.sankei.com/article/20240919-5NJVDLPYNFOAZOSY5LUMTQC44U/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑などが文書で告発された問題で、斎藤氏に対する不信任決議案が提出される県議会9月議会に向けた議会運営委員会が19日午前、始まった。
同日夕にも全5会派と無所属議員4人が不信任決議案を共同提出し、全会一致で可決される可能性が高い。
斎藤氏は可決後10日以内に身を引くか、議会解散かを迫られることとなり、約半年に渡って物議を醸した文書問題は重大局面を迎えた。
同日午前の議会では、補正予算案などについて審議。斎藤氏が議案の提案説明を行い、各会派による質疑が行われる。
不信任案は、同日午後に各会派と無所属議員4人が共同提出し、最大会派の自民党が提案理由を説明後、各会派による賛成討論が行われる。
起立方式ではなく、記名による投票で即日採決されるとみられる。
関係者によると、不信任決議案では、告発文書を作成、配布した元県西播磨県民局長の男性(60)=7月死亡=を公益通報後に懲戒処分した対応や、県議会調査特別委員会(百条委員会)の証人尋問での斎藤氏の発言を問題視。
「告発文書への対応が不適切で、県政に長期に渡る深刻な停滞と混乱をもたらした政治的責任は免れない」
と指摘している。
不信任案が可決されれば斎藤氏は10日以内に辞職または失職するか、県議会を解散するかを選択することになる。
議会を解散した場合でも、改選後の県議会で再び不信任案が提出され、出席議員の過半数の賛成で可決されれば、斎藤氏は失職する。

「臆せず情報提供を」兵庫・斎藤知事の文書問題で第三者委を設置 委員などに弁護士6人
2024/9/19 9:08
https://www.sankei.com/article/20240919-HRPSR4WBB5PA5JNS7KR2TBIB3Q/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑などが文書で告発された問題で、文書に記された7項目の疑惑の真偽を解明するための第三者調査委員会の初会合が18日、開かれた。県弁護士会の弁護士6人を委員などとし、報告書は来年3月をめどに取りまとめる。委員長に選任された藤本久俊氏は会合終了後、報道陣の取材に「責務の重大さは身の引き締まる思い。調査を尽くしてまいりたい」と述べた。
告発文書を作成、配布した元県西播磨県民局長の男性(60)の懲戒処分を決めた人事当局の内部調査の中立性を県議会が疑問視し、斎藤氏に第三者機関の設置を要請。斎藤氏が5月に設置を決定し、代表監査委員に準備を委任していた。
準備会では、委員や調査を補助する調査員として県弁護士会に推薦された弁護士6人を候補に決定。7項目の疑惑に加え、文書を公益通報の対象としなかった県の取り扱いについても対象とするよう、第三者機関へ要望するとしていた。監査委員事務局は今月12日付で6人と委託契約を締結した。
この日の初会合では、委員長に藤本氏を選任。今後の調査の流れや県へ請求する資料の確認などを行った。速やかに職員など関係者のヒアリングの実施や、ホットラインを立ち上げて情報提供を募る予定とした。公益通報も調査の対象とする可能性もあるとした。
藤本委員長は「調査が(県が)適切な組織づくりができる一助となれば。職員には非公開なので臆せずに情報提供していただきたい」と述べた。

瀬戸際の斎藤元彦兵庫知事 かつて上司の宮城・村井嘉浩知事は「一番重要なのは県民の声」
2024/9/18 15:57
https://www.sankei.com/article/20240918-U4ZX7AO6WRNTXKDJW5GS76KSBA/
兵庫県議会の不信任案提出の動きに対し辞職せず解散も辞さない構えを示している斎藤元彦知事について、斎藤氏のかつての上司である宮城県の村井嘉浩知事(全国知事会長)は18日の定例記者会見で
「自分で判断していただきたい」
「ただ、一番重要なのは県民の声がどこにあるかだ」
「それは私にはわからない」と述べた。
村井知事は直近の知事会以降、斎藤知事とは1度だけ事務的な連絡を取ったという。
「自分が同じ立場になったら、どう判断するのか」
の質問には、
「その時、考える」
と一言。
「自分自身は知事の椅子にしがみつくつもりはサラサラない」
としたうえで、一般論として
「自分が正しいと思ったことに議会が理解してくれない、『辞めろ』というならば、法律に則って判断することは当然あるだろう」
と話した。
斎藤知事は自身で
「応援する声も多くある」
と記者団に語っているが、村井知事は
「がんばれと応援する声もあれば、辞めろという声もあると思う」
「色々な意見を聞いたうえで、自身で判断すればいいと思う」
と語った。

斎藤知事、「県政改革を止めないのが私の責任の果たし方」 改めて辞職否定
2024/9/18 14:55
https://www.sankei.com/article/20240918-4I57NW2DPVIWVD2AZXUWR4YVOQ/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑などが文書で告発された問題で、19日開会の県議会に全会派一致で不信任決議案が提出されることについて、斎藤氏は18日午後、報道陣の取材に
「県政改革を止めないで前に進めていくということが私の責任の果たし方」
と述べ、辞職を改めて否定した。
不信任案は即日採決の上、可決されるのが確実な情勢。
斎藤氏は10日以内に議会解散か失職かを選択することになるが
「どのように対応していくかはこれから考えていく」
とし、解散の可能性も否定していない。
議会関係者によると、不信任案は他の議事が終了後、19日午後に自民が提出する予定で、各会派代表者が賛成討論を行う。
記名投票になるとみられ、採決は同日夕以降になる見通し。
不信任案が可決されれば斎藤氏は辞職か10日以内の県議会解散を選択することになる。
議会を解散した場合、県議選後の最初の県議会に不信任案が提出され、出席議員の過半数の賛成で可決されれば、斎藤氏は失職する。

知事による初の議会解散はあるか 兵庫知事問題は重大局面へ 市町では過去に解散事例も
2024/9/18 7:00
https://www.sankei.com/article/20240918-LELWLTSEL5IVNGSP4ARTDXOOSA/
知事に対する不信任決議案可決の事例
兵庫県の斎藤元彦知事に対する不信任決議案が19日に可決された際、斎藤氏が議会解散を選択するかが焦点となっている。
都道府県知事への不信任案が可決されたのは過去に4例。
いずれも失職か自ら辞職しており、斎藤氏が議会を解散すれば初となる。
斎藤氏は解散に含みを持たせるが、不信任に至る経緯や選挙費用の面から、専門家は
「議会解散は慎重に判断すべきだ」
と指摘する。
「法律に基づく決議なので、それに沿って自分としてどのように対応していくかをしっかり考えていきたい」
斎藤氏は17日、記者団の取材に、不信任決議を受けた場合の対応についてこう答えた。
「これからも改革を続けていきたい」
とも述べ、辞職や失職を選択しない考えをにじませた。
不信任決議は地方自治法で規定されており、不信任を受けた首長は議会を解散できる。
それぞれ住民から直接選ばれる首長と議会による二元代表制を採用する地方自治では、首長の失職につながる議会側からの不信任への対抗手段として、解散権が認められている。
■知事不信任決議後の主な流れ
都道府県知事に対する不信任案が可決されたのはこれまでに4件。
いずれも知事が辞職か失職を選び、議会が解散されたことはない。
このうち、昭和51年の岐阜県・平野三郎氏と平成18年の宮崎県・安藤忠恕(ただひろ)氏は、汚職や談合での刑事責任を問われる事態となっており、いずれも可決後に辞職。
その後の知事選へも出馬しなかった。
平成15年の徳島県・大田正氏は、大型公共事業の見直しなどに議会が反発し、不信任案が可決された。
大田氏は、失職して出直し選挙に臨んだが、落選した。
不信任を受けた後も知事を続けることができたのは、平成14年の長野県・田中康夫氏だけ。
「脱ダム宣言」
を打ち出した田中氏と対立した県議会が不信任案を可決。
田中氏は失職したが、出直し選挙で圧勝した。
一方、市町では不信任を受けた首長が議会解散を選択するケースも。
兵庫県加西市で平成19年、中川暢三氏への不信任案が可決。
中川氏は議会を解散したが、改選後の市議会でも不信任案が可決され失職。
出直し選で再選を果たした。
鹿児島県阿久根市では21年、市政運営が独善的などとして竹原信一氏の不信任案が可決。
竹原氏は市議会を解散し、再度不信任を受け失職したが、出直し選に勝利した。
斎藤氏は知事として初の議会解散に踏み切るのか。
今後、知事選には18億円程度の費用が見込まれるが、県議選も行われればさらに16億円程度が必要となる。
こうした点を踏まえ、近畿大の上ア哉教授(行政学)は
「議会解散を選択しても再び不信任を受け、失職する可能性は高く、知事の延命に過ぎなくなるのではないか」
と指摘。
「多額の税金をかけたり、さらに県政が停滞したりするだけの理由があるのかどうかを判断し、選択していくべきだ」
としている。

兵庫県議会、19日に不信任案提出へ 採決は夜か 知事は取材に「知事の判断は孤独」
2024/9/17 22:29
https://www.sankei.com/article/20240917-4R5IGAVL7VPGDAVQRQAGCASTU4/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑が文書で告発された問題で、県議会各会派の代表者会議が17日開かれ、9月定例会初日の19日午後に、斎藤氏に対する不信任決議案を提出することを確認した。
採決は同日夕から夜になる見通しで、全会一致で可決されるとみられる。
斎藤氏は17日、県庁で記者団の取材に応じ、不信任案が可決された場合の対応について
「法律の規定に沿ってどうするか考える」
と従来の見解を繰り返した。
「知事の判断には孤独な面がある」
とし、
「自分でしっかり考え、政治家としての対応を決断していく」
とも語った。
非公開で行われた代表者会議では、19日の議事進行などを協議した。
関係者によると、午前に補正予算案などが提出され、斎藤氏の提案説明を受けて各会派が質問。
常任委員会などを挟んで午後に予算案を可決した後、不信任案の審議に移るという流れが想定されている。
最大会派の自民党が、全会派の代表者と無所属議員連名の不信任案動議を提出。
全会派と無所属議員による討論を経て、記名投票が行われる見通しで、正式なスケジュールは19日の議会運営委員会で決まる。
不信任案が可決されれば、斎藤氏は10日以内に県議会を解散することができる。
自ら辞職することもでき、解散しなければ自動的に失職。
50日以内に知事選が行われる。
議会解散を選択すれば、40日以内に県議選があり、再構成された県議会で改めて不信任案が可決されれば、斎藤氏は失職する。

<主張>兵庫県知事 身を引く決断するときだ
社説
2024/9/14 5:00
https://www.sankei.com/article/20240914-NHX53YZBMBIEBFS5332JLVEWUE/
パワハラなどの疑惑が内部告発された兵庫県の斎藤元彦知事に対し、86人の全県議が辞職を求める事態となっている。
斎藤氏が応じなければ、19日開会の9月議会で不信任決議案が提出され、可決される可能性が濃厚だ。
知事の職責を果たすのが難しい状況となった以上、斎藤氏は潔く身を引く決断を下すべきだろう。
発端は幹部職員が3月、知事のパワハラなどを告発する文書を報道機関や県議に送付したことだった。
4月には県の公益通報窓口にも通報したが、県は調査結果を待たずにこの幹部を懲戒処分にした。
幹部は7月に死亡した。
自殺とみられる。
県議会調査特別委員会(百条委)による全職員アンケートでは、約4割が斎藤氏のパワハラを見聞きしたと回答した。
百条委が参考人として招いた公益通報保護法の専門家は県の対応について、通報を理由とした不利益な扱いを禁じた同法に違反すると指摘した。
斎藤氏は全ての疑惑を否定し、幹部の懲戒処分も
「適切だった」
と訴えてきた。
一方で百条委の証人尋問では、職員に対し大声を出したり、勤務時間外にチャットで職員を叱責したりしたことなどを認め、
「反省したい」
とも述べた。
一連の対応が不適切だったのは明白だ。
斎藤氏は辞職要求に対し
「選挙で負託を受けた」
として
「これからも県民のためにやっていきたい」
と応じない構えを見せた。
これまで行財政改革などを遂行したことへの自負や、今後更に手腕を発揮したいという思いもあるのだろうが、県議も選挙で負託を受けた県民の代表である。
全県議の辞職要求は県民の声と受け止めるべきだ。
不信任案が可決された場合、斎藤氏は10日以内に議会を解散しなければ失職する。
解散を選べば県議選が行われるが、改選後の議会で3分の2以上が出席し、過半数が賛成すれば不信任決議が成立し、議会から通知を受けた時点で失職する。
都道府県議会での不信任案可決は過去に4件あるが、知事が解散を選んだ例はない。
斎藤氏は
「自分がどういう道を進むべきかは自分が決める」
と述べたが、県政の混乱が長引けば、困るのは県民だということを自覚すべきだ。
失職に追い込まれる前に自ら辞職を申し出るのが政治家としての筋ではないか。

兵庫斎藤知事、迫られる失職か議会解散 県議会維新も不信任案共同提出、19日可決へ
2024/9/13 21:25
https://www.sankei.com/article/20240913-UH3PUOZBGRMPHOH5Y5552VPK6Q/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑などが文書で告発された問題で、日本維新の会の県議団は13日、9月議会開会日の19日に斎藤氏への不信任決議案を他会派と共同提出することを決めた。
維新県議団幹部が主要3会派に伝えた。
これで全県議が開会日の提出で一致し、即日採決・可決が確実な情勢となった。
斎藤氏は失職か議会解散かの選択を迫られることになる。
斎藤氏は13日午前、報道陣の取材に続投の意向を強調。
「(文書問題を)招いた責任はあるが、改革の歩みを止めるわけにはいかない」
「県民の未来を託されている」
と述べた。
最大会派の自民党をはじめ各会派などは12日に即時辞職を申し入れたが、拒否する姿勢を示されたことから不信任案提出を協議。
19日とする自民の案で多くの会派が合意し、維新も同調することになった。
13日は各会派が来年度当初予算に向けた県への重要政策提言を実施。
例年は知事に文書を手渡し議論の場を設けるが、各会派の要請で斎藤氏の出席が見送られ、副知事が対応した。
立憲民主党県議らでつくる「ひょうご県民連合」の迎山志保政調会長は
「不信任案が出て可決するのは確実」
「政策提言する相手は知事ではない」
と説明した。
不信任案の可決は議員3分の2以上が出席した上で、出席議員の4分の3以上の賛成が必要。
可決の場合、斎藤氏が10日以内に議会を解散しなければ失職する。
議会を解散した場合は、改選後の県議会で3分の2以上が出席し、過半数が賛成すれば不信任案が成立。
斎藤氏は議会から通知を受けた時点で失職する。

兵庫・斎藤元彦知事の進退「県民が一番迷惑。決断すべき時期」松沢成文前神奈川知事
2024/9/13 16:39
https://www.sankei.com/article/20240913-BQ5LIEIUR5HM7PFUSTFWVVE7YI/
前神奈川県知事で、日本維新の会の松沢成文参院議員は13日のフジテレビ番組で、兵庫県議会の全議員から辞職を求められている同県の斎藤元彦知事について、
「政治家の出処進退は最高の政治倫理だ」
「最後は倫理観を示し、自分の進路を決断すべき時期に来ている」
と指摘した。
斎藤氏を巡っては、9月の県議会開会日の19日に不信任決議案が提出され、可決される公算が高まっている。
松沢氏は
「不信任案が出た時点で決断して失職すべきだ」
「レッドカードに近い」
と指摘。
県庁職員のモチベーションについて、
「今回は知事が県職員にパワハラをして、公益通報制度があるのに職員を守らず自死に追い込んだ」
と断じた。
「相当知事に対する恨みはたまっているだろう」
「辞めていく職員も増える」
「県庁の活力が無くなり、結果、県民が一番迷惑する」
とも語った。
斎藤県政の展望については
「県議会との関係が冷却し、人事案件は通らなくなる」
「ほぼ機能不全だ」
と指摘し、
「兵庫県政が停滞したからには、知事に退場してもらい、次の知事を選び直すというプロセスは必要不可欠だ」
「早く次の知事を選んで、県政を立て直すべきだ」
と語った。
不信任案が可決された場合、知事は地方自治法に基づき、県議会の解散か失職を選ぶことになる。
斎藤氏は13日、可決された場合の対応について記者団に
「法律に則って、様々な選択肢があるので、それをしっかり考えていく」
と述べるにとどめている。
松沢氏は平成15〜23年に神奈川県知事を2期務めた。

「道義的責任が何かわからない」発言に看過できない 斎藤兵庫県知事に自民など4会派が辞職を申し入れ 
2024/9/13 12:55
https://www.sankei.com/article/20240913-QUQ6LZJXU5ITBFHJZSRDSEX7D4/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑が文書で告発された問題で、県議会最大会派の自民など4会派は12日、無所属議員4人と共同で斎藤氏の
「即時辞職」
を申し入れた。
申し入れ書の内容は次のとおり。
文書問題が惹起されてから約半年。
現在、県政への信頼は大きく損なわれ、県民のみならず全国から厳しい批判が寄せられている。
我々、兵庫県議会は51年ぶりに百条委員会を設置し、知事はじめ県幹部に向けられた7つの告発内容について真偽を明らかにすることを通じて県政の信頼回復に全力を傾注してきた。
一方、斎藤知事は、告発文書の内容に真実が存在し、文書が
「嘘八百」
ではないことが明らかになったにもかかわらず、
「文書に真実相当性がない」
という従来からの考え方を変えることなく頑なな姿勢を取り続けている。
加えて、
「道義的責任が何かわからない」
と看過できない発言が飛び出した。
参考人招致した専門家からも、公益通報者保護法からみて
「兵庫県は今も違法状態」
と断じている。
知事という職責を果たすためには、法令遵守は当然のことながら人として守るべき倫理や道徳といった道義的責任がより強く求められるが、知事の発言からは道義的責任を有している態度を見出すことはできない。
県民本位の健全な県政と職員が安心して働ける職場を1日でも早く取り戻し、新たに信任を得た知事のもとで来年度予算を編成するためには、斎藤知事の即時辞職が必要である。
よって、速やかに兵庫県知事の職を辞すことを求める。
なお、9月定例県議会までに自ら辞職を決断しない場合には、次に然るべき行動に移る覚悟である。

「感情高ぶり申し訳なかった」斎藤兵庫県知事、県議会からの辞職要求受け会見
2024/9/13 11:23
https://www.sankei.com/article/20240913-JE6UUUSSFNMHZD2JL7BH3RJVXU/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑が文書で告発された問題で、県議会最大会派の自民など4会派は12日、無所属議員4人と共同で斎藤氏の
「即時辞職」
を申し入れた。
自民などは不信任決議案について9月議会で提出する方向で調整している。
斎藤知事は申し入れを受け、記者団の取材に応じた。
ーー全議員からの辞職要求の申し入れを、どう受け止めたか
内容についても拝見したが私の政治姿勢に対する大変厳しい指摘を受けた。
しっかり真摯に受け止めなければならない。
今の思いとしては、文書問題の調査への対応、これから9月議会が始まるので県民生活を支えるために補正予算を出していく。
物価が大変上がっている。
具体的に家計応援キャンペーンということでプレミアム付きの商品券的なものをさせて頂く予定だ。
100億円の補正予算を提出させて頂く。
来年度予算についての議論も今本格化している。
議会からの指摘は大変重い。
私自身も、至らない点、良くない点もあるかと思うが、それでもなお県政を担をわせて頂きたい。
ーー不信任決議案の可決の動きが本格化する
不信任決議案が提出可決されれば私としては法律に則って様々な選択肢があるのでそれをしっかり考えていく。
ーー昨日、涙する場面もあったが、迷いや不安は
それは私も人間で一人の斎藤元彦という個人なので昨日は感情が高ぶりたいへん申し訳なかった。
やはり日々の文書問題に関して百条委への対応もそうだが、緊張したり不安になったりすることはある。
ーー全会派からの辞職要求は異例
こういった状況になっていることは私の努力が至らなかったからだ。
心から申し訳ないと思っている。

斎藤知事の不信任案巡り、自民と維新が主導権争いか 19日提出に前倒しの内幕
2024/9/13 7:00
https://www.sankei.com/article/20240913-3Z7TY5WOVZNPLBE7WVHRH2HJLQ/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑が文書で告発された問題は12日、県議会の全議員が斎藤氏に辞職を求める異例の事態に発展した。
斎藤氏はこの日も拒否する姿勢を変えず、県議会では不信任決議案の提出に向けた調整が本格化。
9月議会開会日の19日に提出、即日採決され、可決の公算が大きくなっている。
背景には斎藤氏への不信感の高まりとともに、一連の問題で主導権を握りたい主要会派の思惑も透ける。
■「しかるべき行動に」
「全会派、全議員が一致して辞職を求めることが一日も早く県政を正常化し、前に進めるための一歩となる」
即時辞職の文書を提出した後、県議会最大会派・自民党の北野実幹事長はこう強調した。
文書では、9月議会開会までに辞職しない場合は、不信任案を念頭に
「然るべき行動に移る覚悟」
と最後通告を突き付けた。
斎藤氏の進退を巡っては、6日に開かれた県議会調査特別委員会(百条委員会)の証人尋問における斎藤氏の答弁を踏まえ、自民が辞職を求める方針を決定。
他会派に呼びかけ、第3会派の公明党や立憲民主党議員らでつくる第4会派「ひょうご県民連合」、第5会派の共産党が共同での申し入れに合意していた。
■「抜け駆け」警戒
しかし、態度を保留していた第2会派の日本維新の会の県議団が9日、単独で辞職を要求。
他会派には、進退を巡る議会側の対応を維新が主導しているかのように映ることに警戒感も生まれた。
ある自民県議は
「維新は衆院選に向けての焦りから先に辞職要求した」
「不信任案も抜け駆け的に出すのではないか」
と神経を尖らせる。
令和6年度補正予算案など議案の審議が一区切りする9月30日などで検討されていた不信任案の提出時期は、自民を中心に前倒し論が強まった。
■予算成立は尊重
ただ、斎藤氏は
「県民の生活を守る」
などとして、補正予算案の重要性を繰り返し強調。
不信任案を優先させ、物価高対策などが盛り込まれた予算の成立がずれ込めば、議会側の責任が問われ、斎藤氏に議会解散の大義を与えかねないとの危惧もあった。
そこで自民、公明、県民連合の3会派は12日に協議。
補正予算案については必要性を理解できているとして、開会日の19日に採決することで一致し、同日の不信任案提出がほぼ固まった。

兵庫知事の不信任案、19日全会一致提出へ 各会派の調整加速 可決の公算
2024/9/12 22:47
https://www.sankei.com/article/20240912-WH6O6NC6TZJ4PPUWHA6LGRF4AY/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑などが文書で告発された問題で、県議会最大会派の自民党と公明党、立憲民主党議員らでつくる「ひょうご県民連合」は12日、9月議会開会日の19日に斎藤氏への不信任決議案を提出し、即日採決する方向で合意した。
これに先立ち自民などは斎藤氏の
「即時辞職」
を要求する文書を提出したが、斎藤氏は辞職拒否の意向を表明。
各会派は全会一致での不信任案提出に向けた調整に入った。
不信任案は可決される公算が大きく、斎藤氏は辞職か議会解散かの選択を迫られることになる。
自民、公明、県民連合、共産党の4会派は12日、無所属議員4人と共同で辞職要求の文書を副知事に提出。
日本維新の会の県議団も先行して9日に申し入れており、全議員86人が辞職を迫る異例の事態となった。
12日の申し入れ後、斎藤氏は報道陣の取材に
「厳しい指摘は真摯に受け止める」
「政策を県民のためにやっていくのが大事だ」
と改めて辞職を否定。
9月議会での不信任案提出について
「可決されれば法律に則って様々な選択肢がある」
「しっかり考えていく」
と述べた。
関係者によると、自民と公明、県民連合の3会派の幹部らは12日、不信任案の提出に向けて協議。自民と県民連合は19日に不信任案を提出し即日採決する方針を固めた。
公明は13日に合意形成するとしている。
維新も12日、9月議会で提出する方針を決定。
維新幹部によると、維新単独での提出は否定し、全会一致での提出を目指して他会派と調整を進めるとした。
地方自治法によると、不信任案の可決は議員3分の2以上が出席した上で、出席議員の4分の3以上の賛成が必要。
可決の場合、斎藤氏が10日以内に議会を解散しなければ失職する。
議会を解散した場合は、改選後の県議会で3分の2以上が出席し、過半数が賛成すれば不信任決議が成立。
斎藤氏は議会から通知を受けた時点で失職する。

兵庫知事の不信任案 自民が19日提出、即日採決へ 公明や立民会派と合意
2024/9/12 17:42
https://www.sankei.com/article/20240912-YAFOCBO3VFOH5LJFMDCLF3OIQM/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑が文書で告発された問題で、県議会最大会派の自民党は12日、斎藤氏の不信任決議案を9月議会開会日の19日に他会派とともに提出し、即日採決を目指す方針を決めた。
関係者が明らかにした。
自民は第3会派の公明党、立憲民主党議員らでつくる第4会派の「ひょうご県民連合」と即日採決する日程で合意したという。

兵庫知事、自民などからの即時辞職要求を拒否「政策を県民のためにやる」
2024/9/12 16:47
https://www.sankei.com/article/20240912-IXGJLLRTFFMADDM4G5QUGK7BXQ/
パワハラ疑惑などを文書で告発された兵庫県の斎藤元彦知事は12日、県議会最大会派の自民党などからの即時辞職要求に応じない考えを改めて示した。
県庁で記者団に
「厳しい指摘で真摯に受け止めなければならない」
「政策を県民のためにしっかりやっていくのが大事だ」
と述べた。

自民など4会派、兵庫県知事に「即時辞職」申し入れ
2024/9/12 10:12
https://www.sankei.com/article/20240912-E33Y2LREANJ2HC4GG76GZL5EN4/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑が文書で告発された問題で、県議会最大会派の自民党など4会派は12日、無所属議員4人と共同で斎藤氏の
「即時辞職」
を申し入れた。
日本維新の会の県議団も先行して9日に申し入れており、全議員86人が辞職を迫る事態となった。
応じない場合、県議会では9月議会での不信任決議案の提出を調整しており、開会初日の19日に提出する案も浮上している。
申し入れ書では、県議会調査特別委員会(百条委員会)などで告発文書に記載された疑惑が一部事実と認められたにもかかわらず、斎藤氏が一貫して
「真実相当性がない」
と主張する姿勢を問題視。
「道義的責任が何か分からない」
との発言について
「看過できない」
と指摘した。
さらに、健全な県政を取り戻すためには
「即時辞職が必要だ」
と断じ、9月議会までに辞職を決めない場合
「然るべき行動に移る覚悟だ」
と不信任案の提出を示唆した。
この日、自民と公明党、立憲民主党県議らでつくる「ひょうご県民連合」、共産党の4会派幹部らが申し入れ書を服部洋平副知事に提出。
提出後、報道陣の取材に応じた自民県議団の北野実幹事長は
「全会派全議員一致で辞職を求めることが県政を正常化し前に進める一歩」
「政治家の出処進退は自ら判断し、辞職を自ら申し出ることが筋だ」
と述べた。
斎藤氏は辞職要求に応じない可能性が高く、各会派はそれを見越して不信任案提出に向けて協議。
自民は早期退陣を求める必要があるとして、開会日の19日に提出することを視野に他会派と調整しており、可決の公算が大きい。
可決されれば斎藤氏は辞職するか、10日以内に県議会を解散するかを選ぶことになる。
議会解散となり、県議選後最初の県議会に不信任案が提出されれば、出席議員の過半数の賛成で可決される。
この場合、斎藤氏は失職となる。

「誰から聞いたんや、名前言え」「グルやったんちゃうんか」 兵庫県知事告発者捜しの全容
2024/9/12 7:00
https://www.sankei.com/article/20240912-V6OA52ENTBOYPDJ6RQADQIHFK4/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑が文書で告発された問題で、片山安孝副知事(当時)が3月、文書を作成した男性を事情聴取した際の詳細なやり取りが明らかになった。
人事権をちらつかせて情報源を探る片山氏に対し、
「噂が回っている」
とかわす男性。
片山氏が
「噂をまとめただけか。なるほど」
と語る場面もあった。
斎藤氏は
「噂話を集めた」
という男性の説明を、文書に真実相当性がないとする根拠に挙げるが、やり取りからは周囲を守ろうとする男性の意図が滲む。
「誰から聞いたんや。全部名前言え」。
2024年3月25日午前、同県上郡町にある県西播磨県民局の一室で、片山氏が当時局長だった男性を問い詰めた。
百条委の審議や関係者などによると、文書の存在を把握した斎藤氏は同21日、片山氏ら側近幹部を集めて徹底調査を指示。
22〜23日に、複数の県職員のメールを調査したところ、男性のメールから告発文書と酷似した内容が見つかった。
幹部らは男性を含め、文書の作成に関与しているとみた職員3人について、同じ時間帯にそれぞれ聴取する方針を決め、25日に着手。
男性については、片山氏が約45分間に渡って聴取した。
聴取で片山氏は
「1年間の全部の(メール)記録、今チェックさせとんねん」
と強調。
「色んな人の名前、出てきたわ。どういうこっちゃ」
「(告発文と男性のメールが)同じ内容やで」
などと質した。
自身や周囲の告発文書への関与を否定する男性。
すると、片山氏は
「(メールで)名前が出てきた者は一斉に嫌疑をかけて調べなしゃあない」
「名前出てきた者は、皆在職しとるということだけ忘れんとってくれよ」
と迫った。
「(職制上の等級を)10級に上げるっていいよったけど、どないしようかいな」。
男性と交流があった県幹部の名前を挙げて昇級見送りを示唆した他、
「警察に持ち込もうかと思ってる。一切知らんて最後まで言うの?」
といった発言もあった。
斎藤氏の側近幹部が県内企業から受領したコーヒーメーカーについて、
「こんなん皆知らんやろ。誰から聞いたんや」
と問い詰め、男性が
「みんな噂してますよ」
と否定すると、
「噂か、噂をまとめただけか。なるほど」
と引き取る場面も。
男性はこの場では文書への関与を否定し続け、片山氏は3月末の男性の退職を認めず、県民局長の職を解くことを告げた。
同じ頃、別の県幹部も小橋浩一総務部長(当時)の聴取を受けていた。
「グルやったんちゃうんか」
と詰問し、男性との通信アプリ「ライン」でのやり取りを見せるように求める小橋氏。
その最中、幹部に男性から電話がかかってきた。
「(通話を)スピーカーにせえ」。
小橋氏は小声で言い、メモ書きをみせて
「他にやったやつはいないのか」
などと聞くように指示したという。
この後、男性は人事当局の幹部に電話をかけ、
「さっき(片山氏の聴取時)はしらを切ったが、俺がやった」
と認めた。
この幹部は
「とても1人でやったとは思えない」
と疑問を呈したが、男性は
「自分1人で話をまとめた」
と譲らなかった。
斎藤氏は2024年9月11日の記者会見で、噂話との説明について
「(男性)本人がそう言っており、具体的な証拠や証言が追加されていない以上、今もそうだったと思っている」
と話した。

議会解散の判断、最短で29日までか 兵庫知事不信任案は19日提出、即日採決案が浮上 
2024/9/11 22:03
https://www.sankei.com/article/20240911-OAB46CWYOZLT5A6AWWPDBD3WD4/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑が文書で告発された問題で、県議会最大会派の自民党(37人)が9月議会開会日の19日に、斎藤氏に対する不信任決議案を提出することを視野に他会派と調整していることが11日、関係者への取材で分かった。
全県議が斎藤氏に辞職を求める構図となっており、不信任案が提出されれば可決の公算が大きい。
可決の場合、斎藤氏は失職か議会解散かの選択を迫られるが、この日の記者会見では
「選択肢は様々ある」
と述べ、議会解散に含みを持たせた。
解散判断の期限は、最短で29日となる可能性がある。
自民と公明党、立憲民主党県議らでつくる「ひょうご県民連合」、共産党の4会派は12日、無所属議員4人と共同で辞職を申し入れる。
日本維新の会の県議団も先行して9日に申し入れたが、斎藤氏は拒否する姿勢を示している。
自民は斎藤氏が辞職要求に応じない場合、早期退陣を求める必要があると判断。
9月議会が開会する19日に不信任案を提出し、即日採決する案が浮上している。
可決し、議長から斎藤氏への通知が同日中にあった場合、斎藤氏は29日までに失職か議会解散かを判断することになる。
解散の場合は県議選が行われ、改選後の議会で3分の2以上が出席し、過半数が賛成すれば不信任決議が成立。
議会から通知を受けた時点で斎藤氏は失職する。
斎藤氏は11日の会見で、時折涙ぐみながら続投の意向を示し、不信任案に関しては
「法律の規定に基づいて判断していくことになる」
と述べた。
維新共同代表の吉村洋文大阪府知事は同日、記者団の取材に、出直し選挙となった場合の党推薦について
「今の状態であれば難しい」
と語った。

維新の吉村洋文共同代表、兵庫県知事出直し選なら斎藤氏を「推薦できない」
2024/9/11 17:45
https://www.sankei.com/article/20240911-5RL3M6CL3JPANL7ZQZ34GAJPSI/
職員へのパワハラ疑惑などを文書で告発された兵庫県の斎藤元彦知事について、令和3年の県知事選で推薦した日本維新の会の吉村洋文共同代表(大阪府知事)は11日、斎藤氏が辞職して出直し知事選に臨んだ場合の維新の対応について
「今の状態なら推薦できない」
と述べた。府庁で記者団の取材に応じた。
吉村氏は県議会調査特別委員会(百条委員会)での斎藤氏らの証言を踏まえ、斎藤氏が告発文書を公益通報として扱わず、文書を作成した元県西播磨県民局長(60)=7月に死亡=を懲戒処分にしたことや、県職員に物を投げるなどのパワハラ行為を批判。
「背景や事実関係で納得できるものはない」
「百条委の証言を聞いても今の状態であれば(出直し選で)推薦できない」
と語った。
また、吉村氏は今月7日、斎藤氏に電話で連絡をとり、辞職して出直し選に出馬すべきだと進言したが、その後も斎藤氏が続投の意思を示していることについては
「残念に思う」
「間違っていることは認めて辞職すべきだ」
と述べた。

兵庫知事、定例会見で涙ぐみ「自分自身に対し悔しい」 12日予定の辞職申し入れ控え
2024/9/11 17:12
https://www.sankei.com/article/20240911-M6XLT7AAQ5LPLO53GO74NWRSVY/
兵庫県の斎藤元彦知事を巡る一連の疑惑が文書で告発された問題で、斎藤氏は11日午後に開かれた定例記者会見で、県議会の自民など4会派が12日に予定する辞職の申し入れに対し、
「こういう状況になったことは申し訳ないなという思い」
「自分自身に対して悔しい」
などと涙ぐみながら述べた。
斎藤氏は3年前の前回知事選で、自民の一部県議らが会派を割って支えてくれたことなどを問われ、
「重い決断の中で(自民の一部県議が)私に出馬要請をして頂いた」
などと述懐。
就任後も
「議会が終わる度に会派の控室に行った」
「そこで『頑張れよ』と言って頂いた」
などとし、自民県議らに対し
「今も感謝はしてます」
「申し訳ないという思いで私自身は今います」
などと語った。

兵庫知事、不信任案可決の場合「法律の規定に基づき対応」議会解散も否定せず
2024/9/11 12:01
https://www.sankei.com/article/20240911-KYTCGH76CZKYXKBYV2INVITW5E/
兵庫県の斎藤元彦知事を巡る一連の疑惑が文書で告発された問題で、斎藤氏は11日午前、報道陣の取材に応じ、県議会の全議員(86人)から辞職要求を受ける見通しとなったことについて
「まずは百条委員会や第三者機関の調査に対応すべきことが優先すべき課題だ」
と話し、
「県政を1つ1つ前に進めていくことが私の今の考え」と改めて辞職を否定した。
【一覧でみる】兵庫県の斎藤知事が受領を認めた贈答品
県議会最大会派の自民党などは9月議会が開会する19日に知事の不信任決議案を提出することも視野に入れている。
決議案が可決された場合の対応について、斎藤氏は
「法律の規定に基づいてどう対応するか考える」
と述べるにとどめた。
辞職するか、議会を解散する選択肢がある。

兵庫知事の不信任案、議会初日の19日提出を視野に 自民が各会派に呼びかけ
2024/9/11 11:35
https://www.sankei.com/article/20240911-X6XHQK3RR5LKPOMZZPOLW3NAMI/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑などが文書で告発された問題で、県議会最大会派の自民党(37人)が、9月議会開会日の19日に、斎藤氏に対する不信任決議案を提出することを視野に各会派と調整していることが11日、関係者への取材で分かった。
9日に辞職と出直し選挙を申し入れた維新に続き、自民など4会派と無所属議員4人が12日に斎藤氏に辞職を要求する予定だが、斎藤氏は応じない可能性が高く、自民の動きはそれを見越したものとみられる。
9月議会の会期は19日から10月23日までの約1カ月間の予定。
不信任案を巡っては、既に立憲民主党県議などでつくる第4会派「ひょうご県民連合」(9人)が一般質問終了後の9月30日か、補正予算案が採決される10月3日に提出する方針を示していた。
自民は、斎藤氏が12日の辞職要求に応じない場合でも、早期退陣を求める必要があると判断。
9月議会初日の19日に不信任案を提出することも視野に、公明や県民連合などと調整に入った。
各会派幹部らは11日、産経新聞の取材に
「辞職を求める知事に代表質問や一般質問をやる必要があるのか」
と述べ、自民の動きに同調する構え。
不信任案の可決には、出席議員の4分の3以上の賛成が必要で、県議会では65人が可決ライン。
12日の自民などの辞職要求で全議員86人が辞職を求める形になり、不信任案は可決される公算が大きい。
可決されれば斎藤氏は辞職するか、10日以内に県議会を解散するかを選ぶ。
解散しない場合は失職する。
議会解散となり、県議選後最初の県議会に不信任案が提出されれば、出席議員の過半数の賛成で可決できる。
この場合、斎藤氏は失職となる。

兵庫県議全86人が斎藤知事に辞職要求へ 不信任案も検討、可決か
2024/9/10 16:25
https://www.sankei.com/article/20240910-DDLB23NHTZIKVDFK2HIEA4OLCA/
斎藤元彦兵庫県知事の疑惑告発文書問題で、県議会最大会派の自民党、公明党、ひょうご県民連合、共産党の4会派は10日、無所属議員4人と共同で12日午前に斎藤氏へ辞職を申し入れると発表した。
維新の会は9日に単独で申し入れており、86人いる県議会の全議員が辞職要求を突き付ける事態となった。
斎藤氏は要求に応じない考えを既に示しており、各会派は不信任決議案提出に向けた検討も本格化。
立憲民主党県議らでつくる県民連合は19日に開会する議会で提出する方針を決めており、提出された場合、可決される公算が大きい状況だ。

「県民からは激励の声の方が多い」斎藤知事 辞職は改めて否定
2024/9/10 11:54
https://www.sankei.com/article/20240910-P3KGTUPUPBJDNI26O2KFLH2D3I/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑などが文書で告発された問題を巡り、斎藤氏は10日、県民らからの批判について
「投書などで拝見しているが、直接(批判を)受けることはあまりない」
とし、激励の声の方が多いと強調した。
同日午前、報道陣の質問に答えた。
9日には3年前の知事選で斎藤氏を推薦した日本維新の会が辞職などを求める申し入れを提出したが、斎藤氏は改めて辞職を否定した。
告発文書は県西播磨県民局長だった男性(60)が3月、一部の県議や報道機関などに配布。
県は同月27日に男性を解任し退職を保留した。
男性は4月ごろに文書内容を県の公益通報窓口に通報していたが、県は公益通報の調査結果を待たず5月に男性を懲戒処分とした。
男性は7月に死亡。
自殺とみられる。
男性が亡くなったことが明らかになって以降、県には斎藤氏への批判や問い合わせの電話が相次いでいる。
同月16日の定例会見で斎藤氏は、自身の身に危害を加えるという趣旨の電話が県庁に寄せられていると明かし、公務で予定していた視察を中止したと発表していた。
斎藤氏は10日、登庁時に報道陣の取材に応じ、改めて辞職を否定。
県議会からの辞職要求に応じない場合は、9月議会での不信任決議案提出が想定されるが、
「仮定の話には答えられない」
と述べた。
また、県民からの批判の声については
「『色々あるが、頑張ってくれ』という声が7月以来多いというのが私の受け止め」
と述べた。

「どういう道を進むかは自分で決める」斎藤兵庫県知事、県議会全会派からの辞職要求にも改めて辞職否定
2024/9/10 10:41
https://www.sankei.com/article/20240910-OHAY4LXAVRPXDEYR5TULM76UAY/
斎藤元彦知事の疑惑などが文書で告発された問題をめぐり、県議会第2会派の「維新の会」が9日、斎藤知事に対して、辞職要求を申し入れた。
これで自民など全5会派が辞職を求める見通しだが、斎藤知事は
「予算を成立させ、県民の生活をしっかりと支える」
と改めて、取材陣に対して辞職を否定した。詳しい内容は次の通り。
ーー先ほど維新から辞職と出直し選挙を求める申し入れがあった
維新の皆さんには3年前の選挙から支援を頂いた。
改めてお礼申し上げたい。
申し入れがあったことは真摯に受け止めたい
ーー維新の申し入れに応じる考えは
私としては先日の百条委員会に出席して自分なりの考えや認識を伝えた。
県民に伝わったかというと不十分と指摘もあるだろうが自分なりの言葉で懸命に伝えた。
これから百条委、第三者機関に出席してこの問題に不安を持っている方に説明していくことが私の責務。
今月に始まる県議会。
物価高騰対策、お米が高騰するなど県民生活は苦しい。
現在、補正予算の最終調整をしているところであり、県民の暮らしをしっかり支えることが大事。
来年度予算も部局別に議論している。
県民の生活、安全安心な社会、元気な兵庫県を作るための予算施策をしっかりやっていくことが私の大きな役割だ。
ーー辞職に応じないとなると不信任決議案が可決されるのも確実な情勢、可決されると失職か議会の解散になる
県議会の判断はこれからの話。
今日の申し入れは本当に重く真摯に受け止めたい。
この後の状況については、現時点でのコメントは控えたい
ーー辞職要求を拒めば不信任決議案の公算が大きい。どんな選択肢を考えているのか
議会側がどう対応するかはまだ決まっていない段階。
仮定の状況についてのコメントは差し控える。
今は、やはり第三者機関による調査、百条委が開かれている。
知事として説明することが大事。
ハラスメントの問題も不適切なことがあったのは改めないといけない。
贈答品の問題についても社会通念上の範囲とはいえルール作りが大事。
県の公益通報も外部に窓口を設置するなど改善すべきことはしっかりやる。
ーー百条委は辞職してもやれる。県政を前に進めるなら辞職して民意を問うべきという意見もある
もちろん、色んなご指摘はあるが、私は3年前に付託を受けて選ばれた1人の政治家。
至らない所はあるが政治家としてどう対応するかは自分で判断したい。
3年しか知事はしていなくて政治家としては力が足りないところもあると思うが、県民から付託を受けた。
どういう道を進んでいくか自分が決めるのが大事だと思う。

「県政運営に支障」維新、党勢退潮で転換 斎藤知事に辞職要求 衆院選警戒も
2024/9/10 7:00
https://www.sankei.com/article/20240910-ROXN6MQQQFIJRPWCGICMO522WM/
兵庫県議会各会派が斎藤元彦知事への辞職要求で足並みを揃える中、唯一判断を保留していた第2会派の日本維新の会の県議団が9日、斎藤氏に辞職を申し入れた。
3年前の知事選で自民党と共に斎藤氏を推薦し、
「知事与党」
を自任してきた維新。
調査特別委員会(百条委員会)設置に当初反対するなどの対応は
「斎藤氏擁護」
と受け止められてきた。
だが、早期の衆院選が予想される中、党勢の退潮傾向が露わになり、方針転換を余儀なくされた格好だ。

斎藤知事への電話で「間違い認め、辞職すべきだ」 維新・吉村共同代表が進言
2024/9/10 6:30
https://www.sankei.com/article/20240910-I4DPW7OCQZN3HGDYF2PNK3RH4M/
職員へのパワハラ疑惑などを文書で告発された兵庫県の斎藤元彦知事について、令和3年の知事選で推薦した日本維新の会の吉村洋文共同代表(大阪府知事)は9日、府庁で記者団に
「権力志向で間違っていた部分がある」
と述べた。
7日に電話で辞職するよう進言したといい、やり取りを明らかにした。
吉村氏によると、斎藤氏と電話で連絡を取った際、告発文書を公益通報として扱わず、文書を作成した元県西播磨県民局長の男性を懲戒処分にした斎藤氏の対応について
「初期で(判断を)方向付けるのは間違った対応だったのではないか」
と直言。
職員の前で物を投げたり、机を叩いたりした行為もパワハラに当たると指摘し
「間違いは認め、辞職すべきだ」
と伝えたという。
吉村氏は斎藤氏の疑惑について、これまでの兵庫県議会調査特別委員会(百条委員会)での斎藤氏本人の証人尋問を踏まえ、
「一定の真実相当性がある」
と強調。
「権力志向で間違っていた部分があると思う」
とした上で、連絡をとった理由については
「(大阪府の財政課長時代は)優秀な職員で知事になってからも一緒に仕事をした」
「党として最終決定が出る前に直接伝えるべきだと思った」
と述べた。
斎藤氏の進退を巡っては、維新が9日に辞職を要求。
県議会最大会派の自民党など他の3会派も12日に辞職を求める方針だが、斎藤氏は応じない構えを示している。

維新の知事への辞職要望、各会派「国政選挙を見据えた焦りでは」と冷ややか
2024/9/9 21:52
https://www.sankei.com/article/20240909-6NEVXIUJQVOSXFKP3CC4SA2G3E/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑が文書で告発された問題を巡り、日本維新の会の県議団が9日、斎藤氏に辞職と出直し選挙を申し入れたことについて、既に辞職要求の方針を決めていた他会派からは
「(衆院の解散)総選挙を見据えて焦っているのでは」
などの声が上がった。
「党本部の意向で決めると聞いていた」
「政局を考えた維新らしい判断ではないか」。
最大会派・自民党の北野実幹事長は維新の動きをこう表した。
自民は6日の県議会調査特別委員会(百条委員会)の斎藤氏の証言内容などを踏まえ、辞職を申し入れる方針を同日中に決定。
全会派一致を目指して各会派にも呼びかけ、9日も、第3会派の公明党や立憲民主党系の第4会派「ひょうご県民連合」幹部と会合を開き、12日に申し入れ書を提出する方針を確認した。
北野氏は
「全会派で提出したかったが、維新が先に出すならそれで構わない」
と述べた。
「全会派一致であれば(斎藤氏の)受け取り方は違ったはず」
「なぜこのタイミングなのか」。
公明の会派幹部は首をかしげつつ、
「他会派と一緒では埋没すると考えたのかもしれない」
と推測した。
斎藤氏が辞任に応じなければ、9月議会で不信任決議案提出を提出する方針をいち早く決めた県民連合、上野英一幹事長は
「維新の支持率が低下しているので、国政選挙を見据えて中央(党本部)が焦って決めたことではないか」
と指摘。
他会派に先立つ提出については、
「注目を浴びるためではないか」
と冷ややかな見方を示した。

斎藤知事、「重く受け止める」維新が辞職要求も応じない意向
2024/9/9 21:36
https://www.sankei.com/article/20240909-4CSS4XS6JNIGNAHRWBYIEFZELE/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑などが文書で告発された問題で、令和3年の前回知事選で斎藤氏を推薦した日本維新の会は9日、斎藤氏の辞職と出直し選挙を求める申し入れ書を服部洋平副知事に提出した。
斎藤氏は申し入れ書の提出を受け
「重く受け止めている」
「(疑惑の)調査に知事として説明することが大事だ」
と述べ、辞職要求に応じない意向を示した。
維新は県議会の第2会派。
最大会派の自民党は12日に辞職を要求する予定で、公明党と、立憲民主党議員らでつくる「ひょうご県民連合」も同調する見通し。
主要4会派が辞職を求める異例の構図だ。
申し入れ書は維新の馬場伸幸代表と県組織「兵庫維新の会」代表の片山大介参院議員、県議団の連名で、片山氏らが提出した。
県議会調査特別委員会(百条委員会)での斎藤氏の説明について
「議会や県民が十分に納得できるものとは言い難い」
「県政運営に支障が生じ始めている」
と指摘。
辞職と出直し選挙を要請し、
「大局的に立った、斎藤知事の賢明な判断を強く望む」
と訴えた。
片山氏は申し入れ書の提出後、報道陣の取材に応じ
「他の党と我々のスタンスが違う」
として他会派との共同提出を否定。
維新はこれまで事実解明を優先すべきとの姿勢だったが、
「先に維新としてアクションを起こした方がいい」
「政治的思惑でなく民意を問うことが大切だ」
と強調した。
出直し選挙が実施され斎藤氏が出馬した場合、維新としての支援は
「考えていない」
と述べた。
斎藤氏が辞職要求に応じなかった場合、各会派は不信任決議案を提出する方針。

維新、吉村氏からの説得、斎藤氏「政治家同士のやりとりなので控える」と明らかにせず
2024/9/9 17:52
https://www.sankei.com/article/20240909-A36GAEDFP5KQHK3HVIKJ7DMVUE/
兵庫県議会の第2会派「維新の会」から辞職申し入れを受けた斎藤元彦知事は9日、日本維新の会の吉村洋文共同代表(大阪府知事)から、辞職して出直し知事選に臨むよう説得された際のやり取りについて、
「政治家同士の話なので、差し控えた方がいい」
として内容を明らかにしなかった。
県庁で記者団の取材に答えた。
維新の藤田文武幹事長が同日、国会内での記者会見で、吉村氏が同日までに、電話で斎藤氏を説得しようとしたことを明らかにしていた。
藤田氏によると、大阪府の財政課長を務めた斎藤氏と上司部下の関係だった吉村氏が、斎藤氏に出直し選で県民に信を問うように求めたところ、斎藤氏からは
「聞き置く」
との回答があったという。
斎藤氏は記者団の取材に、自身について
「政治家として3年ほどで、まだまだ経験は浅い」
としつつ、
「政治家同士の話の内容を自分からオープンにする、こういうやり取りがあったというのを言うのは控える」
などと述べた。

斎藤知事、記者団の取材に「県民の暮らし支える」 辞職申し入れに応じない考え改めて示す
2024/9/9 17:38
https://www.sankei.com/article/20240909-JPGNZFDMCJN7BHGPCDHBQTEU2M/
兵庫県の斎藤元彦知事は9日夕、県議会(定数86)第2会派「維新の会」(21)から辞職申し入れを受けた後、記者団の取材に応じ、
「申し入れがあったことは真摯に受け止める」
としつつ、予算編成などを進めることで
「県民の暮らしをしっかり支えるのが大事」
などと述べ、改めて申し入れには応じない考えを示した。
県議会調査特別委員会(百条委)での斎藤氏の対応を受け、日本維新の会の県組織「兵庫維新の会」の片山大介代表が9日午後、県幹部と面会。斎藤氏に対する辞職要求と出直し選挙の実施を申し入れた。
最大会派の自民党(37人)など他会派も12日に辞職を申し入れる方針。
斎藤氏が辞職に応じなければ、県議会で不信任案が提出され、可決される公算が大きくなっている。
その場合、議会解散を選択するとの見立てもあるが、斎藤氏は
「議会側がどう対応するかはまだ決まっていない段階」
などとして、コメントは避けた。

維新共同代表の吉村大阪知事が説得「辞職し出直し選を」 斎藤知事「聞き置く」
2024/9/9 17:01
https://www.sankei.com/article/20240909-ZKHXBHYT4VKL5GUVGYEMYDWDPM/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑などが文書で告発された問題を巡り、令和3年の前回知事選で自民党とともに斎藤氏を推薦した日本維新の会の藤田文武幹事長は9日、国会内で記者会見し、維新として斎藤氏に辞職を要求する判断をした理由について、疑惑によって県政が停滞し
「推薦した党の責任として判断した」
と説明した。
また藤田氏は会見で、吉村洋文共同代表(大阪府知事)が同日までに、斎藤氏に電話で辞職を求め、出直し知事選に臨むよう説得を試みたことを明らかにした。
藤田氏によると、大阪府の財政課長を務めた斎藤氏と接点がある吉村氏が、斎藤氏に出直し選で県民に信を問うように求めたところ、斎藤氏からは
「聞き置く」
との回答があったという。
藤田氏は斎藤氏について
「冷静な判断をしてほしい」
と述べ、辞職に応じなかった場合は、県議会で維新単独での不信任決議案の提出も検討する考えを示した。
藤田氏は出直し選が実施された場合、維新として斎藤氏を支援するかについては現時点で
「判断できない」
とした。
維新は疑惑への対応について、県議会調査特別委員会(百条委員会)や第三者機関での事実解明を待つべきだとしていたが、藤田氏は
「方針転換と言わざるを得ない」
「もっと辞職を早く求めるべきだったとか、判断が遅いという批判は真正面から受け止めたい」
と語った。

維新が兵庫知事に辞職要求、党幹部「県政が停滞している」  斎藤氏は応じない構え
2024/9/9 15:47
https://www.sankei.com/article/20240909-JRD73UPWAVLMRDGRUKAVX3W7XU/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑などが文書で告発された問題を巡り、令和3年の前回知事選で自民党とともに斎藤氏を推薦した日本維新の会の県組織「兵庫維新の会」の片山大介代表(参院議員)らは9日午後、県幹部と面会し、斎藤氏に対する辞職要求と出直し選挙の実施を申し入れた。
斎藤氏は応じない構え。
出直し選挙が行われ斎藤氏が出馬した場合も、維新は斎藤氏を支援しない予定としている。
県議会(定数86)で、維新会派(21人)は自民(37人)に次ぐ第2会派。
自民などは12日に辞職を要求する予定で、議会で代表質問ができる4会派全てが辞職を求める構図となった。
この日の申し入れには服部洋平副知事が応じた。
申し入れに先立ち、日本維新の会の藤田文武幹事長は9日午後に記者会見し、斎藤氏に辞職と出直し選挙を求める理由について
「(知事選で)推薦した責任がある」
「斎藤氏は潔白を主張しているが、県政の停滞を招いているのは事実だ」
とし、県議会で不信任決議案が提出された場合は
「賛同せざるを得ない」
と述べた。

「不信任ライン」超えた知事辞職要求勢力 狭まる包囲網、孤立深める斎藤氏
2024/9/9 12:28
https://www.sankei.com/article/20240909-J5KRQE2SBRP3XKYIIGKEYFCVUM/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑が文書で告発された問題では、最大会派の自民をはじめ、既に複数の会派が斎藤氏に辞職を要求する方向で調整を進めている。
今後の焦点は不信任決議案の提出へと移る見通しだが、維新が加わったことで辞職を求める勢力は、全議員が出席した場合の決議案可決に必要な65の
「不信任案可決ライン」
を超えた。
孤立を深める斎藤氏。
包囲網は更に狭まる展開となっている。
県議会(定数86)では最大会派の自民が12日にも斎藤氏に辞職を要求する予定を明らかにしており、第3会派の公明や、立憲民主党議員らで構成する第4会派「ひょうご県民連合」も、こうした流れに沿う方向で調整が進む。
9日午後に辞職と出直し選挙の実施を求めることを決めた第2会派の維新を合わせると、斎藤氏に対して県議会の4会派全てが辞職を求める形となった。
ただ、9日午前に県庁で報道陣の取材に応じた斎藤氏は
「真摯に受け止め反省すべきところは反省するが、進めるべき予算や事業などをしっかりやる」
と述べ、会派からの辞職要求には応じない構えを強調している。
議会が首長に進退の判断を迫る際には、辞職勧告決議案を提出して議会で採決するケースもあるが、会派からの辞職要求と同様、法的拘束力はない。
議会が知事を失職させるにはまず、不信任案を可決させることが必要となる。
これまで、斎藤氏に辞職を求めたり、求める方向で調整を進めていたりする主な勢力は自民(37人)、公明(13人)、県民連合(9人)の3会派の59人に、共産2人を加えた計61人だった。
これに第2会派の維新の21人を加えると、全議員が不信任案に票を投じたと仮定した場合の賛成票の数は単純計算で、可決に必要な65を大幅に上回ることになる。
県民連合は19日開会の9月議会の会期中に不信任案を提出する方針を示しており、一般質問終了後の30日か、補正予算案を採決する10月3日で日程を模索。
県民連合の他、自民も不信任案の提出を検討しており、これら2会派以外の勢力についても同調する可能性があるとみられる。

兵庫知事支援の維新が午後に辞職要求へ、全会派が一致 斎藤氏は応じない構え
2024/9/9 12:21
https://www.sankei.com/article/20240909-LZZEIR24FRL7TKU2ICAK3BNSOU/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑などが文書で告発された問題を巡り、令和3年の知事選で自民とともに斎藤氏を支援した県議会(定数86)第2会派「維新の会」(21人)の県議団は9日午後、斎藤氏に対し辞職と出直し選挙の実施を申し入れを行う。
維新関係者が明らかにした。
県議会の4会派が辞職を要求する構図となったが、斎藤氏は応じない構えを示している。
疑惑を調査する県議会調査特別委員会(百条委員会)は、告発文書を公益通報として扱わず、告発者を懲戒処分とした斎藤氏らの対応について審議した。公益通報制度に詳しい専門家2人が証言し、処分は違法だと指摘したが、斎藤氏は証人尋問の場でも
「対応に問題はなかった」
とする従来の主張を崩さなかった。
一連の斎藤氏の対応を踏まえ、維新は8日に会派や日本維新の会の幹部らが対応を協議し、
「県民の納得を得るものとは言い難い」
と判断。
維新県議団の岸口実団長は8日の協議終了後に取材に応じ
「(斎藤知事が)県民からの負託を受けたと主張するなら、辞職して民意を問う必要がある」
「(申し入れに応じなければ)不信任決議案提出しかない」
と述べた。
維新会派の県議らで構成する県組織「兵庫維新の会」代表の片山大介参院議員らが9日午後に県庁に出向き、斎藤氏に辞職と出直し選挙を求める予定で、日本維新の会も9日午後1時から藤田文武幹事長が記者会見を開き、国政政党としての考えを明らかにする。
出直し選挙が実施された場合でも、維新としては斎藤氏を支援しない予定。
斎藤氏への辞職要求を巡っては、最大会派の自民(37人)なども12日に申し入れを行う。
応じなければ各会派で不信任決議案提出の動きが強まるとみられ、斎藤氏の対応が注目される。

辞職要求に斎藤兵庫県知事は応じぬ姿勢、県議会全会派が申し入れへ
2024/9/9 10:53
https://www.sankei.com/article/20240909-MBZLJQUBUZPVZEOCSJLFWNCPPQ/
日本維新の会が斎藤元彦兵庫県知事に対し辞職を申し入れることを決め、県議会全会派から辞職要求が出る見通しとなった。
斎藤氏は9日の登庁時に取材に応じ、
「真摯に受け止め反省すべきところは反省するが、進めるべき予算や事業などをしっかりやる」
と述べ、辞職要求に応じない姿勢を示した。
自民党は6日の百条委終了後に総会を開き、辞職要求方針を決定。
不信任案には明確な理由が必要との意見があった第3会派公明党も辞職要求へと傾き、自民への同調を決めた。
立憲民主党県議らの第4会派「ひょうご県民連合」、共産党とも連携し12日に申し入れる。
告発文書は斎藤氏のパワハラなど疑惑7項目を指摘。
県幹部だった男性が報道機関などに配布後、県の公益通報窓口にも通報した。
県は公益通報者保護法の対象外と判断し、男性は懲戒処分を受けた後に死亡した。

出直し選でも斎藤氏支援せず 維新、9日に辞職要求 兵庫知事文書問題巡り
2024/9/9 0:35
https://www.sankei.com/article/20240909-3GA33AKT5FIDFPYEBEXSAD7A34/
兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などが文書で告発された問題で、県議会(定数86)の第2会派の「維新の会」(21人)が斎藤氏に対し9日に辞職と出直し選挙の実施を求める方針を固めたことが8日、分かった。
維新は令和3年の知事選で自民と共に斎藤氏を推薦した経緯があり、動向が注目されていた。
斎藤氏は応じないとの見方が強いが、たとえ出直し選挙が実施されても、推薦や支援は予定しておらず、
「知事おろし」
の包囲網は一層狭まる展開となった。
県議会では、最大会派の自民(37人)が12日にも斎藤氏に辞職を要求する予定。
第3会派の公明(13人)や、立憲民主系の第4会派「ひょうご県民連合」(9人)も同調する方向で調整を進めており、全会派が辞職を求める構図となった。
疑惑を調査する県議会調査特別委員会(百条委員会)での2度に渡る斎藤氏の説明を踏まえ、維新では8日に会派幹部や日本維新の会幹部らが対応を協議した。
終了後、取材に応じた維新県議団の岸口実団長は
「(斎藤知事が)県民からの負託を受けたと主張するなら、辞職し民意を問う必要がある」
「(申し入れに応じなければ)不信任決議案提出しかない」
と述べた。
維新会派の県議が所属する県組織「兵庫維新の会」代表の片山大介参院議員が9日午後に県庁に出向き、斎藤氏の辞職と出直し選挙を求める。
5、6日の百条委では告発文書を公益通報として取り扱わず、告発者を懲戒処分とした決定について検証。
公益通報制度に詳しい専門家2人は処分が違法であると指摘した。
「対応に問題はなかった」
などと繰り返す斎藤氏の主張について、維新は
「県民の納得を得るものとは言い難い」
と判断した。
斎藤氏が辞職の申し入れに応じない場合、ひょうご県民連合が19日開会の9月議会の会期中に不信任決議案を提出する方針を固めている。
一般質問終了後の30日か、補正予算案を採決する10月3日の提出を模索している。
自民も不信任決議案の提出を検討しており、他の会派も追随する可能性がある。
地方自治法は、不信任案の可決には出席議員の4分の3以上の賛成が必要と規定。
不信任を受けた首長は辞職するか、10日以内に議会を解散することができ、解散しなければ失職する。
議会が解散された場合は議員選挙を実施。
選挙後初の議会で再び不信任案が提出されると、出席議員の過半数の賛成で成立し、首長は失職する。

維新が斎藤兵庫知事に対し辞職要求へ 告発文書問題で
2024/9/8 22:06
https://www.sankei.com/article/20240908-LTBZTC32AFMUFFXCOXKERQTACU/
兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などが文書で告発された問題で、県議会第2会派の「維新の会」が9日に斎藤氏に対し辞職と出直し選挙の実施を求める申し入れを行うことが8日、分かった。
疑惑を調査する県議会調査特別委員会(百条委員会)での斎藤氏の説明では、県民が納得しがたいことなどを理由に、会派幹部や日本維新の会幹部らが8日に対応を決めた。

渦中の兵庫県知事が毎週続ける定例会見 貫くべき報道陣から逃げない姿勢
2024/9/8 10:00
https://www.sankei.com/article/20240908-6SJLGQBNKJD77DUWVHBPEPKDVA/
兵庫県のホームぺージ(HP)で「知事室」をクリックすると(※スマホ版なら右上の「情報を探す」をクリックすると「知事室」が出ます)、「ようこそ知事室へ」のページに飛び、その中に「記者会見」の項目があります。
斎藤元彦知事の定例記者会見での発表内容や、記者との質疑応答が丁寧にテキスト化されています。
▼兵庫知事、夕食予約巡り「俺は知事だぞ」激怒は否定 多数のパワハラ言動指摘には「反省」
斎藤氏の定例会見は、現在世間を騒がせている斎藤氏と兵庫県の公益通報やパワハラ疑惑を巡る問題の発覚以前から、ほぼ毎週開催されています。
端緒となった元西播磨県民局長による斎藤氏らへの内部告発文書が表に出た後も、定例会見の開催頻度は変わっていません。
兵庫県のHPをたどれば、告発文書に関する質問が初めて出たのは、3月27日の知事会見でした。
この日の会見では斎藤氏側からまず「令和6年度組織改正・人事異動の概要」などの説明がありました(※会見前に人事当局も説明)。
その後の質疑応答で、内部告発者の西播磨県民局長を退職4日前に調査などのため残留させるという異例の人事変更を行ったことについて、記者が質問しています。
いくつかの関連質問の中で、内部告発文書について斎藤氏は
「当該内容の文書には、事実無根の内容が多々含まれていることなので(中略)法的な課題が凄くあると考えています」
と回答。
処分に関しては
「今後の調査結果次第ですが、本人も作成と一定の流布を認めているので、懲戒処分を行うことになると考えています」
と答えています。
さらに、退職4日前での異例の退職取り消しに至った理由などについては
「業務時間中に、嘘八百含めて、文書を作って流す行為は公務員としては失格です」
と断罪しました。
▼「表現行き過ぎ、大変反省」兵庫知事が陳謝 死亡の元県幹部の告発文書をかつて「嘘八百」 斎藤知事の告発文書問題
一連の問題を巡っては、兵庫県議会が設置した調査特別委員会(百条委員会)で斎藤氏らの証人尋問も進んでいる上、問題発覚から半年近くが過ぎても騒動は落ち着いていません。
▼「俺は知事だぞ」発言を否定 個室用意は当然との認識示す 兵庫県議会百条委証人尋問詳報
ただ、この間、斎藤氏のパワハラ疑惑やおねだり°^惑が話題の中心になっているようですが、問題の本質は、先述した3月27日の記者会見での発言にあるように、内部告発を
「嘘八百」
とし、告発者に対して
「懲戒処分」
を予告したことではないでしょうか。
公益通報に関わる対応がどうだったのかが最大の焦点だと思います。
▼「まるで独裁者が粛清する構図」「公開ハラスメント」「組織の他山の石に」斎藤兵庫県知事の告発者処分 専門家が厳しい指摘
▼「コメント難しい」と兵庫知事 専門家の「公益通報保護法に違反する」批判に
さて、渦中の斎藤氏は、冒頭から紹介しているように問題発覚後も定例会見をほぼ毎週行っています。
知事の立場としては当然だと言えなくもないですが、毎週というのは他府県の知事と比べても少なくはありません。
一連の問題では、告発した元県民局長ら2人がすでに死亡していますし、軽々に評価することはできませんが、発言の内容は別にして、問題発覚後もペースを変えず記者の前に立ち続けていること自体は、評価に値するのではないでしょうか。
▼淡々と斎藤知事 死亡した元県民局長への懲戒処分は「適切。誹謗中傷性高かった」
自身への疑惑が浮上した際、報道陣を避ける政治家は枚挙にいとまがありません。
その点、斎藤氏は定例会見に加え、登庁時や視察先などでも記者による囲み取材に応じています。
百条委員会での証人尋問もライブで流れますし、記者やカメラから逃げることはないようです。
自身の言動への自信からでしょうか。
いずれにしても、その姿勢は今後も貫いてほしいと願っています。

「斎藤家の食卓をにぎわしただけ」おねだり°^惑に百条委員が指摘 兵庫知事は正当性主張
2024/9/8 8:00
https://www.sankei.com/article/20240908-6NAXQIZNWNJSHGW32PFHXQI5KY/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑が文書で告発された問題を巡り、6日に開かれた県議会調査特別委員会(百条委員会)では、斎藤氏による贈答品受領についても委員から質問が相次いだ。
斎藤氏はカニやカキ、ワインなど多数の品を受け取ったことを認める一方、
「『知事に食べてほしい』という厚意で持ってきたもの」
「全てをもらわないという判断をするのは難しかった」
と正当性を強調した。
「姫路城のレゴブロックが欲しいと言ったのは事実か」。
6日の証人尋問で、委員からの質問に斎藤氏は
「欲しいというか、知事室で展示できればいいなと思ってお伝えした」
と淡々と答えた。
レゴブロックとは、世界的なブロック玩具メーカー「レゴグループ」が発売した姫路城をモチーフにしたもの。
斎藤氏は2023年6月、同社関係者らと共に武士装束で製品をPRし、自身の交流サイト(SNS)にも投稿していた。
告発文書には
「知事のおねだり体質は県庁内でも有名」
と記され、百条委が実施した職員アンケートでは、約2割が贈答品の受け取りを見聞きしたと回答。
この日の尋問では委員が贈答品を1つずつ挙げ、斎藤氏が受領の有無を答えていった。
斎藤氏が受領や提供を認めたのは、
▽播州織のネクタイ
▽スポーツチームのユニホーム
▽カキ
▽枝豆
▽ワイン
▽カニ
▽日本酒
▽岩津ネギ
▽タマネギ
▽バースデーケーキ
▽湯のみ
など。
斎藤氏はこれまで
「県産品のPRになる」
と受領の理由を説明しているが、SNSでPRしていないものもあり、証人尋問で委員は
「斎藤家の食卓を賑わしただけ」
と批判。
これに斎藤氏は
「こういったおいしいものが県内にあるんだと知ることも、大事な県知事としての仕事だ」
と反論した。
知事就任直後、秘書課に届く贈答品について
「どうなんだ」
と職員に尋ねたとも説明。
職員から
「前知事の頃からたくさん頂いている」
「届けた方のご厚意で、社交儀礼の範囲内だから食べていいですよ」
と説明を受けたと主張した。
別の委員は、前知事は贈答品を部下に分け、自身では持ち帰らなかったとする職員アンケートの回答を紹介。
1人で持ち帰ることが多いとされる斎藤氏を質した。
斎藤氏は、
「なぜ(秘書課など)特定の課の職員のみが頂けるのか」
という不公平感があるためと理由を述べた。
一方、斎藤氏は告発文書で受け取ったと指摘されたコーヒーメーカーについては返却を指示したとしている。
「なぜコーヒーメーカーだけは返却するのか」
との問いには、こう答えた。
「消費するようなものは社交儀礼の範囲で対応させていただくが、家電製品は少し違うかなというのが私の感覚ですね」

斎藤知事への辞職要求、他会派にも広がる 維新は近く判断
2024/9/7 21:23
https://www.sankei.com/article/20240907-R7HZLHPZY5KA5DZ626HP4IJVW4/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑が文書で告発された問題で、県議会第2会派の日本維新の会の県議団(21人)は7日、会派幹部が党幹部と斎藤氏の進退に関する対応を検討。
近く斎藤氏に辞職を申し入れるか決める見通しとなった。
最大会派の自民党(37人)は、12日に辞職を申し入れることを既に決定。
斎藤氏が応じなければ、各会派で失職に繋がる不信任決議案提出の動きが強まるとみられ、斎藤氏の対応が注目される。
単独での辞職申し入れを決めていた第4会派の
「ひょうご県民連合」(9人)
の幹部は7日、自民などと共同での申し入れとする意向を明らかにした。
第3会派の公明党(13人)も足並みを揃える方向で、近く会派として正式に決める。
5、6日の県議会調査特別委員会(百条委員会)では、告発文書を公益通報として扱わず告発者を処分した斎藤氏らの対応について審議。
公益通報制度に詳しい専門家2人が対応を違法と指摘したが、斎藤氏は
「対応に問題はない」
とする従来の主張を繰り返した。
これを受け、自民は6日、臨時の県議団総会を開いて対応を協議。
全議員に呼びかけ、9月議会(19日開会)の議会運営委員会が開かれる12日に、斎藤氏に辞職を申し入れることを決めた。
自民の北野実幹事長は
「知事の判断をしっかりと促したい」
と述べた。
議会が首長に進退の判断を迫る際には、まず辞職勧告決議案を提出し、議会で採決するケースもある。
ただ、法的拘束力はなく、辞職しないことも少なくない。
今回の申し入れにも強制力はなく、かねて続投に意欲を表明している斎藤氏は応じないとの見方も強い。
その場合、ひょうご県民連合は9月議会で不信任案を提出する方針。
一般質問終了後の30日か、補正予算案を採決する10月3日の提出を模索する。
自民も不信任案の提出を視野に入れており、他の会派も追随する可能性がある。

兵庫知事、部下から進言「受けた記憶ない」 証人尋問、正当性強調も証言食い違い
2024/9/7 6:30
https://www.sankei.com/article/20240907-SC4GXCVTQFOZBKFYHA2546RABA/
「誹謗中傷性の高い文書」
「公益通報に該当するとは思っていない」。
6日の兵庫県議会調査特別委員会(百条委員会)で、斎藤元彦知事が2度目の証人尋問に臨んだ。
「問題はない」
「ちゃんとやってきた」。
正当性を訴える言葉からは、県トップとしての自負心がのぞいた。
ただ、告発文書を公益通報として扱わず、告発者を処分した経緯では部下の証言と食い違う点も多く、不透明感が残った。
「こういうものを入手した」。
この日の片山安孝・元副知事や、これまでの県職員による尋問での証言などによると、一連の問題で斎藤氏が最初に動いたのは3月21日。
片山氏や側近幹部計4人を知事室に呼び、告発文書を示して作成者の特定などの調査を指示した。
この際、公益通報者保護法で禁じられる告発者捜しに当たるかどうかは
「協議はしていない」
と、斎藤氏は尋問で証言。
文書の内容を否定し、
「告発というよりも誹謗中傷性の高い文書だと思った」
とも述べた。
ところが、原田剛治・産業労働部長は3月21日の協議の場で、告発文書に示されたコーヒーメーカーを受領していたと明かしたことを証言。
この点は片山氏の証言とも一致した。
文書の信憑性に関わる部分だが、斎藤氏は否定した。
文書の作成者は県西播磨県民局長だった男性(60)=7月に死亡=と特定され、3月25日に片山氏が事情聴取。
最終的には5月7日に停職3カ月の懲戒処分とした。
この間、人事課は第三者委員会での調査を進言したとされるが、斎藤氏は
「進言を受けた記憶はない」
と断言。
斎藤氏の指示で公益通報の調査結果前の処分に至ったとの証言についても
「記憶上、指示をしていない」
と否定した。
尋問では告発者捜しや処分の妥当性が度々問われたが、斎藤氏は
「(文書には)真実相当性がなく、公益通報の保護要件には該当しない」
と繰り返した。
根拠の1つに挙げたのが、噂話を集めて作成したという男性の供述だ。
斎藤氏はこれまで
「噂話−」
供述だけを公表。
男性の詳しい聴取内容は開示してこなかったが、この日は片山氏による聴取の様子が明かされた。
「名前が出てきたものは一斉に嫌疑をかけて調べなしゃあないからな」。
男性の協力者とみる職員の名を挙げ、人事で不利な扱いをすると示唆する片山氏。
男性が文書作成を認めると、
「誰に聞いたんや」
と問い詰めた。
「それは言えない」
「皆噂している」
と男性が答えると、
「噂をまとめただけやということやな」
と引き取った。
情報源を守りたい男性の意図が窺えるが、斎藤氏はこの日も
「噂話を集めたと本人が言っている」
と強調。
一連の対応に道義的責任を感じないか問われると、
「道義的責任というのが何かが分からない」
と答えた。
■公益通報制度「基本的な理解ない」
斎藤元彦知事の内部告発への対応やこの日の証人尋問を踏まえ、専門家らは公益通報制度に対する基本的な理解が欠けていると口を揃える。
公益通報者保護法のガイドライン策定にも携わった明治大の高巖(たかいわお)特任教授(企業倫理)は
「告発文書は間違いなく公益通報に当たる」
「利害関係のない機関が調査して真実相当性などを判断すべきで、当事者が口を挟むことが異常だ」
と指摘する。
疑惑を指摘された斎藤氏が文書を見て誹謗中傷性が高いと判断し、告発者を捜せという指示を出すなど
「一連の流れは論外」
と評価。
「こんなにも簡単に公益通報に当たらないという結論を出す県庁に、まともな公益通報の体制などなかったのではないか」
と話す。
制度に詳しい淑徳大の日野勝吾教授も、公益通報に当たるかどうかの根拠を真実相当性のみに拘っているとし、
「基本的な理解がないことが明らかになった」
と指摘する。
同制度では、事業者側に通報への体制整備義務の指針を規定。
外部通報であっても、不正目的の通報を除き、通報者の特定や不利益扱いを禁じている。
兵庫県の一連の対応は
「最初の段階から間違えている」
と断じ、
「知事が文書を入手した瞬間から誹謗中傷と思い込み、知事を守ろうと周囲も忖度して拙速に動いた結果ではないか」
と指摘した。
■狭い保護対象、法改正求める声も
公益通報者保護法は、通報者を不利益な扱いから守って不正の是正を促す一方、全ての通報が保護されるわけではない点が問題視されてきた。
保護法は国民の生命、身体、財産の保護に関わる違法行為などへの通報を保護対象と規定。
食品偽装などが内部告発で相次ぎ発覚したのを機に平成18年に施行された。
ただ、今回の告発文書で指摘された地方公務員法や公選法違反の部分は規定外で保護対象とならない。
また、通報先により保護要件も異なる。
報道機関などの外部通報では、証拠資料や信用性の高い証言など疑惑が真実と信じる根拠(真実相当性)が必要とされる。
制度に詳しい三浦直樹弁護士は
「兵庫県の問題は制度の至らぬところを浮き彫りにした」
「地方公務員法などが保護対象でないのは狭すぎる」
と指摘する。
斎藤氏はこれまでの記者会見で、文書で告発された疑惑について
「大半は保護法で定められた法律違反ではない」
と強調。
更に
「信用性の高い供述などが存在せず、真実相当性が認められない」
として保護対象外と主張する。
保護法には、通報者が主張の根拠を示す資料などを外部に持ち出した場合の免責事項もない。
資料を持ち出せば、情報漏洩や守秘義務違反で逆に処分されるリスクを負う。
また、通報者捜しや通報による不利益扱いを禁じる一方、事業者側には罰則もない。
三浦弁護士は
「正義感で通報しても、現状ではハイリスク・ノーリターンだ」
と指摘。
通報者の中には自分の事例が保護対象ではないと苦しむ人もおり、
「対象を限定せず、不利益な扱いを生まないよう罰則規定を強化するといった法改正が望まれる」
と強調した。

兵庫知事、不信任案可否が焦点に 衆院選迫り各会派難しい判断迫られる
2024/9/7 6:00
https://www.sankei.com/article/20240907-527ZK4OPGFOJJHHEUEGJTLNYPU/
6日の兵庫県議会調査特別委員会(百条委員会)で、斎藤元彦知事は文書による疑惑告発を公益通報と扱わなかった対応について
「適切だった」
とする従来の主張を繰り返した。
今後、県議会が斎藤氏への不信任案を可決するかが焦点となる。
百条委を通じて斎藤氏への批判は高まり、不信任への流れは強まるが、議会側には斎藤氏が議会解散を選択するとの見立ても根強い。
衆院選も迫り、各会派は難しい判断を迫られている。
百条委での疑惑追及が続く中、最初に不信任案提出を決めたのは、立憲民主党議員らでつくる第4会派のひょうご県民連合(9人)。
会派幹部は
「県政が完全に停滞している」
「正常化には真相解明に加えて知事の辞職しかない」
と語る。
県民連合が単独で不信任案を提出することは可能だが、可決へのハードルは高い。
兵庫県議会(定数86)の場合、全員が出席すると65人の賛成が必要で、他会派との連携が不可欠となる。
まず、カギを握るのが最大会派の自民(37人)だ。
3年前の知事選では斎藤氏を推薦したが、今回の問題では県連会長の末松信介参院議員が事実上の辞職勧告を突きつけるなど、厳しい態度を見せている。
ある自民県議は
「百条委などの調査を待つべきだとの意見もあるが、(斎藤氏は)もう持たないのでは」
と話す。
第2会派の維新(21人)も知事選で斎藤氏を推薦した。
今回の問題では当初、百条委の設置に反対するなど斎藤氏寄りだったが、風向きは変わっている。
8月25日の大阪府箕面市長選で大阪維新の会公認の現職が敗北し、党内にショックが走った。
ある維新県議は地元で
「あの人(斎藤氏)をまだ応援しているのか」
と苦言を呈された。
早ければ今秋にも衆院解散・総選挙が想定される。
維新は兵庫で公明現職の選挙区にも候補を擁立する方針だが、激しい選挙戦が予想される。
党勢衰退は許されず、県議は
「もう(斎藤氏に)辞めてもらうしかない」
と吐露する。
第3会派の公明(13人)も難しい事情を抱える。
斎藤氏は今月4日の記者会見で、不信任を受けた場合の県議会解散を否定しなかった。
解散すれば県議選となるが、支持母体を挙げて選挙戦を展開する公明にとって、衆院選と時期が近接するのは避けたい。
会派幹部は
「他会派の動向を踏まえて判断したい」
「覚悟を決める時は決める」
と話した。

斎藤知事、告発者特定を幹部に「指示した」 自民会派、12日に辞職申し入れへ
2024/9/6 21:11
https://www.sankei.com/article/20240906-FHAFQ3CE6NKXZB35TWIDYC3OGE/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑が文書で告発された問題を巡り、県議会調査特別委員会(百条委員会)が6日開かれ、斎藤氏は証人尋問で、文書作成者の特定を幹部に直接指示したと認めた。
元副知事の片山安孝氏の初の尋問も行われ、斎藤氏から
「徹底的に調べてくれ」
と直接命じられたと証言した。
この日の尋問内容を受け、県議会の各会派は、斎藤氏への不信任決議案を巡る対応について協議する。
片山氏の証言などによると、斎藤氏は県西播磨県民局長だった男性(60)=7月に死亡=が作成した文書を把握した翌日の3月21日、片山氏や側近の幹部を集め対応を協議。
その場で斎藤氏は
「誰がどういう目的で出したのか、徹底的に調べてくれ」
と命じたという。
斎藤氏は尋問で
「誹謗中傷性が高く、噂話を集め作成した文書」
とし
「公益通報に該当するとは今も思っていない」
と証言。
公益通報者保護法で禁じる告発者捜しに当たるとの指摘には
「内容の意図を含め、作成した人を聴取することは問題ない」
と正当性を主張した。
告発者の処分は公益通報の調査を待つべきだと人事当局が進言したとの職員の証言には
「記憶にない」
と強調。
結果を待たず処分できないか打診したとの証言にも
「処分しろと言ってない」
と否定した。
参考人として出頭した公益通報制度に詳しい山口利昭弁護士は、告発者を処分した県の対応を
「法令違反」
とし、処分が無効になる可能性に言及。
一方、斎藤氏は違法の認識は
「(今も)ありません」
と述べた。
斎藤氏への不信任案を検討している県議会最大会派の自民は、6日の百条委終了後に対応を協議。
12日に県議会の全議員に呼びかけ、斎藤氏に辞職を申し入れることを決めた。
会派幹部は
「受け入れられなければ不信任もあり得る」
と語った。

知事室に届いた食べ物の独占「ルール化した」と斎藤兵庫知事 「職員に分けると不公平」
2024/9/6 18:46
https://www.sankei.com/article/20240906-X5OQFSVOANJ7REWDI5E3AIVCXA/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑が文書で告発された問題について調べる県議会の調査特別委員会(百条委員会)が6日開かれ、斎藤氏本人への2度目の証人尋問が行われた。
秘書室に届いた食べ物などを自宅に持ち帰り独占≠オていた理由について、斎藤氏は
「知事に食べてほしいと頂いたものなので、自分が食べる判断をした」
と説明。
職員と分け合わなかった理由については
「秘書課職員だけが差し入れられたものを頂くのはどうか」
とした。
委員は斎藤氏の質問で、前知事の井戸俊三氏が秘書室に届いた食べ物を
「食べや、と言って必ず皆の所に置いていた」
とする職員アンケートの記述を紹介。
斎藤氏が井戸県政の刷新を掲げていたことに触れ、差別化を図るなら
「受け取るべきではなかったのでは」
と質した。
斎藤氏は職員と分け合った場合、
「なぜ(秘書課など)特定の課の職員のみ食べられるのかという問題がある」
と不公平感について言及。
知事就任後、秘書課職員から
「届けた方の厚意で、社交辞令の範囲内だから食べていい」
と言われたといい、自身が全て消費する方針を秘書課に伝え
「ルールというか、明確化した」
と述べた。

告発者特定し処分は「ありえない話で法令違反」公益通報に詳しい弁護士、百条委で指摘
2024/9/6 18:29
https://www.sankei.com/article/20240906-4IBKDPDBYFOKBKYFGCKTMPPH6Y/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑が文書で告発された問題を巡り、県議会の調査特別委員会(百条委員会)は6日、公益通報に詳しい山口利昭弁護士(大阪弁護士会)を参考人として招いた。
文書の存在を把握した直後に告発者を特定し、公益通報の調査を待たずに告発者の元県西播磨県民局長の男性(60)=7月に死亡=を停職3カ月の懲戒処分とした県当局の対応について、
「あり得ない話で法令違反」
と指弾した。
山口氏は、公益通報に当たらないとされるケースとして名誉棄損などの
「不正な目的」
がある場合があると説明した。
山口氏に先立って証言した元副知事の片山安孝氏は、メールの送受信記録の中に
「クーデター」
「革命」
といった文言が含まれていたことを理由に
「不正目的な行為であり(公益通報の)対象にならないと思っていた」
と説明。
一方、山口氏は
「事業者(県)側に立証責任があり、相当厳格な調査をしなければ『不正の目的』は認められない」
と強調し、告発者の男性による文書の配布は
「公益通報者保護法上の外部公益通報にあたる」
との認識を示した。
男性が5月に受けた停職3カ月の懲戒処分についても、
「無効となる可能性が高い」
とした。
山口氏は、消費者庁の公益通報者保護制度検討会の委員を務めており、公益通報に関連する著書もある。
一連の県の対応を踏まえ、同法の法定指針で義務付けられている公益通報への対応体制の整備ができていなかったとして、
「まだ兵庫県では違法状態が続いているという理解だ」
と批判した。

知事の不信任案可決、過去には「脱ダム」田中氏ら4例のみ 議会側の最終手段も高いハードル
2024/9/6 17:16
https://www.sankei.com/article/20240906-ZWZXSMLYMFMBNGBEFGTYU6DAHY/
住民に直接選ばれた首長と議会が相互に協力、監視、牽制する形の二元代表制を採る日本の地方自治で、首長の失職につながる不信任決議は議会側の最終手段だ。
それだけに可決へのハードルは高く、都道府県知事に対する不信任案が可決された例は4件しかない。
不信任決議は地方自治法で規定。可決には議員数の3分の2以上が出席し、その4分の3以上の賛成が必要となる。
不信任を受けた首長は辞職するか、10日以内に議会を解散することができ、解散しなければ失職する。
議会解散の場合は議員選挙を実施。選挙後初の議会で再び不信任案が提出されると、今度は出席議員の過半数の賛成で成立し、首長は失職する。
都道府県議会で実際に可決されたのは岐阜(昭和51年)、長野(平成14年)、徳島(15年)、宮崎(18年)の4回。
いずれも知事が辞職か失職を選び、議会が解散されたことはない。
長野県では、
「脱ダム宣言」
などで対立した田中康夫知事(当時)に県議会が不信任案を可決。
田中氏は失職を選んで知事選に再出馬し当選した。
ただ、不信任を受けた後も知事を続けられたのは田中氏のみ。
宮崎県では、官製談合事件の責任を問われた安藤忠恕知事(同)が辞職し、知事選で東国原英夫氏が初当選を果たした。
不信任案可決が確定的になった段階で自ら辞職するケースも。
東京都では28年、舛添要一知事(同)に対する不信任案を最大会派の自民などが提出。
可決される見通しだったが、舛添氏は採決直前に辞職した。
一方、世論の批判に晒された首長でも、一定数の議員が擁護に回って否決されることもある。
2023年7月、静岡県の川勝平太知事(同)が返納を表明した給与やボーナスを返していなかった問題で、県議会で知事に近いとされる会派が不信任案の採決で反対に回り、1票差で否決された。
青森県では平成15年、週刊誌などでセクハラ疑惑が報じられた木村守男知事(同)に不信任案が出された。
既に可決されていた辞職勧告決議案に賛成していた議員数人が不信任案では反対に回り、2票足りずに否決された。
■中央大名誉教授・佐々木信夫氏(行政学) 「政策対立のケースとは質が違う」
地方自治体は二元代表制を採用している。
首長は議会から指名されるわけではなく直接公選で選ばれ、議会は民意の代表機関として首長と競い合う関係にある。
大勢の職員を従える首長に対し、議会は監視や批判、修正といった機能を果たすことを期待されている。
不信任決議によって知事の失職か議会の解散となれば、選挙で再び民意を問うことになる。
不信任は、二元代表制における首長と議会の対立を住民の判断に委ねる制度といえる。
不信任が焦点となっている今回の兵庫県の場合は、知事の振る舞いや資質が問題視されており、政策的な問題で議会と知事が対立したケースとは質が異なる。
百条委で斎藤氏は自分に非はないと主張しており、すぐに辞職するとは考えにくい。
不信任を受けても議会が間違っているとして解散する可能性もあるが、全国レベルで報道が続いたこともあり、知事のイメージは著しく低下している。
不信任を受け入れ、自ら身を引くことを選択した方が県政刷新に貢献すると思われる。

「アイアンは1本もない」「カニはいただいた」贈答品疑惑に斎藤知事、企業との癒着は「ない」と否定
2024/9/6 17:15
https://www.sankei.com/article/20240906-O6BOQ33CCFNK5IQ5Y4F2GNPIJM/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑が文書で告発された問題について調べる県議会の調査特別委員会(百条委員会)が6日開かれ、斎藤氏に対する2度目の証人尋問が行われた。
告発文書に記載された贈答品疑惑について、実際にどんな贈答品があったのかの事実確認の後、委員から特定企業との癒着があったのかを問われた斎藤氏は
「癒着はない」
と否定した。
そしてゴルフクラブのアイアンを受け取った疑惑については
「一本ももらってない」
と強調したものの、出張先での視察の帰りに渡されたカニについては
「生もので、持ち帰っていただいた」
と述べた。
委員は
「知事の自宅には贈答品が山のように積まれているというのは事実か」
と質問。
斎藤氏は
「そういったことはない」
と否定した。
また、スポーツウエアメーカーとの癒着についても
「(癒着は)ない」
とし、
「スポーツ振興のため(の付き合いだった)」
と説明した。

告発者の処分は「手続きに問題ない」と斎藤知事、文書に「真実相当性はない」とも
2024/9/6 16:01
https://www.sankei.com/article/20240906-NPSOPE4BYRNW3EM33AAIGV5J3U/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑が文書で告発された問題について調べる県議会の調査特別委員会(百条委員会)が6日開かれ、斎藤氏本人への証人尋問が行われた。
斎藤氏は文書を作成した元西播磨県民局長の男性(60)=7月に死亡=を懲戒処分した県の手続きについて
「問題ない」
との認識を示した。
斎藤氏の証人尋問に先立って参考人として出頭した公益通報制度に詳しい専門家は、
「議員やマスコミに文書が送付された時点で、公益通報として扱わなければいけない」
と発言。
百条委の奥谷謙一委員長はこうした意見があったことを説明し、
「告発者を保護できていないということは、完全に県の手続きとして瑕疵がある、違法であると思うが、その認識はあるか」
と質問した。
これに対し斎藤氏は
「法的に問題はない」
「手続きとして問題はない」
と述べた。
続いて別の委員が
「公益通報保護法では扱わないといけない」
と指摘したものの、斎藤氏は
「真実相当性がないので公益通報の保護要件に該当しない」
と改めて強調した。

「道義的責任ない」「法的にも適切」と斎藤兵庫知事 告発文書問題で県政混乱との指摘に
2024/9/6 16:10
https://www.sankei.com/article/20240906-6V6DXYAQPRNOBDGBVDCKAUDLLE/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑が文書で告発された問題について調べる県議会の調査特別委員会(百条委員会)が6日開かれ、斎藤氏本人への2度目の証人尋問が行われた。
委員から、元西播磨県民局長の男性(60)=7月に死亡=の告発文書を巡る一連の対応への道義的責任を問われた斎藤氏は
「ちゃんとやってきた」
と述べ、責任はないとの認識を示した。
委員は、これまでの証人尋問によって告発文書に一部事実が含まれていることが判明したとし、告発文書への対応によって県政に混乱を招いた点について
「道義的責任を感じないか」
と質問。
これに対し斎藤氏は
「1つ1つ対応を積み重ねている」
「法的にも適切にやっている」
「道義的責任を指摘されるが、私としてはちゃんとやってきた」
と強調した。

告発文書調査は「第三者委で」との提案は「なかった」と斎藤知事 元副知事と証言食い違い
2024/9/6 15:48
https://www.sankei.com/article/20240906-VEY5YDGPARIFVMOLEZLFG5Z6XI/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑が文書で告発された問題について調べる県議会の調査特別委員会(百条委員会)が6日開かれ、斎藤氏本人への証人尋問が行われた。
斎藤氏は3月、元西播磨県民局長の男性(60)=7月に死亡=が作成した告発文書の存在を知った後、県幹部に文書作成者の特定や動機などの調査を指示。
委員は、こうした調査を第三者委員会を設置して行うべきだと人事課や幹部らから提案を受けたのではないかと斎藤氏に尋ねたが、斎藤氏は
「進言された記憶はない」
と強調した。
斎藤氏に先立つこの日午前の証人尋問で、片山安孝元副知事は、3月に人事課などが第三者委による調査を斎藤氏に提案したと証言。
片山氏は、斎藤氏から
「(調査に)時間がかかる」
ことを理由に退けられたと述べており、斎藤氏と最側近との間で証言が食い違った。

告発文書作成者探し「誹謗中傷性が高く問題ない」と斎藤知事、2度目の百条委尋問始まる
2024/9/6 15:39
https://www.sankei.com/article/20240906-P34Y7U2BFJMCTIHOFHMRDZUQSM/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑が文書で告発された問題を巡り、県議会の調査特別委員会(百条委員会)で6日午後、8月30日に続く斎藤氏に対する2度目の証人尋問が始まった。
告発文書を作成した元西播磨県民局長の男性(60)=7月に死亡=に対する処分が、公益通報者保護法に違反するとの指摘が専門家らから出ており、処分の経緯などについて委員が質問した。
同法では、告発者探しや通報による不利益扱いが禁じられている。
県幹部らは、斎藤氏が文書の存在を把握した後、作成者として疑われた元県民局長に対する事情聴取を3月25日に実施。
この対応の是非について斎藤氏は
「告発というより誹謗中傷性の高い文書と思っていたので、作成した人への聴取は問題ない」
との認識を示した。

辞職進言を斎藤知事拒絶「法的におかしくない」「辞める選択肢ない」 百条委で元副知事
2024/9/6 12:46
https://www.sankei.com/article/20240906-K2ACHTA7N5IXVK7VMDYZ3UZTMQ/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑が文書で告発された問題を巡り、県議会の調査特別委員会(百条委員会)は6日、斎藤氏の最側近だった片山安孝元副知事に初めて証人尋問した。
4月に元西播磨県民局長の男性(60)=7月に死亡=が公益通報窓口に告発文書を提出した後、斎藤氏に辞職を促したものの
「この件について自分は何ら法的におかしいことはしていない」
「そのことをきっちり主張していく」
として拒否されたことを明かした。
片山氏は7月の記者会見で
「知事の代わりに辞めるのではなく、副知事としての責任を取る」
と述べ、副知事を辞職。
この際、斎藤氏に対して計5回に渡り辞職を進言したが、受け入れられなかったと明かしていた。
片山氏はこの日の証人尋問で、計5回のうち3回の場では
「政治的に非常に大きな動きになっている」
「知事をお辞めになり、選挙に出て県民の信を問うべきだ」
と進言したと述べた。
元局長が死亡した後には
「誰かが責任を取らなければならない」
とも伝えたが、斎藤氏は
「辞めるという選択肢ない」
などと応じ、辞職を否定し続けたという。

告発者守るとの認識「ありませんでした」片山元副知事 百条委で証言
2024/9/6 11:53
https://www.sankei.com/article/20240906-ZYEEQJ2OUZKPRGWCNCSTEXPUYE/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑が文書で告発された問題を巡り、県議会の調査特別委員会(百条委員会)は6日、斎藤氏の最側近だった片山安孝元副知事に初めて証人尋問した。
元県西播磨県民局長の男性(60)=7月に死亡=が公益通報の保護対象であるという認識について問われた片山氏は、
「文書の作成意図が不正な目的に基づくものと思っていた」
ことを理由に
「(当時は認識が)ありませんでした」
と証言した。
また、告発文書の内容を、第三者機関で調査するという案を示したものの
「(調査に)時間がかかる」
ことを理由に斎藤氏に退けられていたとも明かした。

生前の元局長を厳しく追及、片山副知事「反省している」 百条委で証言
2024/9/6 11:35
https://www.sankei.com/article/20240906-3PLBFHB2FFO2RLKRIF6TWMCIPM/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑が文書で告発された問題を巡り、県議会の調査特別委員会(百条委員会)は6日、斎藤氏の最側近だった片山安孝元副知事に初めて証人尋問した。
片山氏は告発文書について調査を進めていた3月25日に、元県西播磨県民局長の男性(60)=7月に死亡=を事情聴取し、厳しく追及したことを認めた。
百条委の奥谷謙一委員長はこの日、事情聴取の内容を記録した音声データの反訳文を読み上げ、片山氏に発言内容について確認を求めた。
片山氏は、
「俺としては、(告発文書に)名前が出てきたものは一斉に嫌疑をかけて調べなしゃーない」
「名前が出てきたものはみな在職しとるということを忘れん取ってくれよな」
と詰問したことを認めつつ、
「斎藤政権に大きなダメージを与える」
「転覆させるような計画があり、不正な目的だと思った」
などと詰問の理由を述べた。
そして
「発言に厳しいところがあったことは反省している」
と語った。
片山氏は、告発文書で
「斎藤氏の政治資金パーティー券を商工会議所などに大量購入させた」
など3項目の疑惑を指摘されていた。
県産業労働部長の原田剛治氏のこれまでの証言によると、斎藤知事ら県幹部が出席し、告発者探しをすると決めた3月21日の幹部会議の場に同席していたとされる。
片山氏は県議会で百条委を設置する動きが出た際、設置しないよう自民議員らに打診。
「自分が責任を取って辞職する」
「百条委員会はやめてください」
などと持ちかけていたことが判明している。
7月に副知事の辞職を表明した際には、報道陣の前で
「知事を支えられなかった」
と号泣。
「知事の代わりに辞めるのではなく、副知事としての責任を取る」
とし、斎藤氏に対しては5回に渡って辞職するよう進言したが、拒否されたことを明らかにしていた。

告発文書を「徹底的に調べろ」と知事が指示 片山元副知事が百条委で証言
2024/9/6 10:59
https://www.sankei.com/article/20240906-73HKQ6MYUJIMLEB4AEKWHIKDQI/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑が文書で告発された問題を巡り、県議会の調査特別委員会(百条委員会)は6日、斎藤氏の最側近だった片山安孝元副知事に初めて証人尋問した。
片山氏は3月21日に斎藤氏に呼び出され、元県西播磨県民局長の男性(60)=7月に死亡=が作成した告発文書を示し、
「徹底的に調べろ」
と知事から直接命じられたと証言した。

兵庫知事、処分先行証言に「まさにそこは自分の考え述べる」 告発文書問題
2024/9/6 10:55
https://www.sankei.com/article/20240906-H7XLRTB44FMZLCN7K3MRYILC5U/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑が文書で告発された問題を巡り、斎藤氏が6日午前、報道陣の取材に応じた。
疑惑を検証する県議会調査特別委員会(百条委員会)の証人尋問で告発者による公益通報の調査よりも処分を先行したとの証言が出たことについて、斎藤氏は
「そこはまさに百条委の場で自分の考えを述べさせて頂きたい」
と話した。
同日午前に元副知事の片山安孝氏、午後に斎藤氏の尋問を予定しており、斎藤氏は
「公益通報に関することを含めて自分の認識、考えをしっかり述べさせて頂く」
とも話した。

告発文書のプライバシー情報「副知事から聞いた」県部長、前日証言を翻す 百条委で
2024/9/6 10:47
https://www.sankei.com/article/20240906-ZIIBIQCNBZNGZMSYQBX26OMQWA/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑が文書で告発された問題を巡り、県議会調査特別委員会(百条委員会)が6日始まった。
5日に続き県産業労働部長の原田剛治氏が証人尋問に臨み、告発者のパソコンにあったプライバシーに関する情報について、人事課から聞いたとしていた5日の証言を訂正。
「(当時の)片山副知事から連絡を受けた」
と述べた。
5日の証言内容に誤りがあったとして、原田氏本人から訂正の申し出があった。
原田氏は、5日の尋問で告発者のプライバシーに関する情報に触れたことを認めた上で、情報を聞いた経緯を問う委員に対し
「あやふやですが、人事課長、副課長ぐらいだったと記憶している」
と回答していた。
告発文書は元西播磨県民局長の男性(60)=死亡=が作成し、3月に一部の報道機関や県議らに配布。
斎藤氏のパワハラや、企業から贈答品を受領した
「おねだり」
など7項目の疑惑が示されていた。
男性は告発文書を県の公益通報窓口にも届けたが、県は通報者への不利益な扱いを禁じる公益通報者保護法の対象にならないと判断。
内部調査を進めた上で誹謗中傷と認定し、5月に停職3カ月とした。
これに対し調査の中立性を疑う声が噴出し、県議会が6月、百条委を設置。男性は7月に証言予定だったが、同月7日に死亡した。

「まるで独裁者が粛清する構図」「公開ハラスメント」「組織の他山の石に」斎藤兵庫県知事の告発者処分 専門家が厳しい指摘
2024/9/6 10:02
https://www.sankei.com/article/20240906-HO3JUC3YPJMZNHUJGDULOZA3JQ/
兵庫県の元西播磨県民局長(7月に死亡)が斎藤元彦知事らを告発した文書の内容を検証する県議会特別調査委員会(百条委員会)が5日開かれた。
告発者の県民局長を公益通報の保護対象とせずに懲戒処分した妥当性を調査するために時間が割かれ、公益通報制度に詳しい上智大学の奥山俊宏教授が参考人として意見を述べた。
主な内容は次の通り。
■攻撃の典型パターン
西播磨県民局長が解任されたことが新聞で報じられた3月28日から私はひとかたならぬ関心をこの件に抱き、事態の推移を注視してきました。
内部告発された側が、告発者に対して示す反応には1つの典型的なパターンがあります。
告発者、中でも、本質的で重要な不正について告発をした人は、大抵、ある事、ない事織り交ぜて誇張され、人格攻撃に晒される。
これは日本に限った話ではなく、古今東西に見られる共通の現象です。
内部告発が別の新たな内部告発を呼び起こすことが往々にしてあるが、そういうことがないように、告発者に悲惨な末路を押しつけ、見せしめにするのです。
8月30日のこの場での証人尋問で、斎藤知事は、その文書を作成したのが西播磨県民局長だと知った時には
「本当に悔しい辛い思いがあった」
と明かしています。
3月27日の記者会見で西播磨県民局長に浴びせた
「公務員失格」
との言葉について先週の証人尋問で斎藤知事は、
「その悲しい辛い思いから、やはりああいった表現ということをさせて頂いた」
とも認めています。
これらの知事の説明は、個人的な感情に突き動かされた末に、3月27日の記者会見での、あのような言動に及んだことを認めるも同然だと私には思えます。
しかし、そういう感情に駆られて、県の行政府のトップである権力者が公の場で部下のいち個人に対していわば
「公開ハラスメントに及ぶ」、
ということは許されません。
さらに証人尋問で、斎藤知事は
「誹謗中傷性の高い文書だという風に私、県としては認識しました」
という風に述べました。
「私として認識」
と言いかけて、
「県として認識」
と言い換えています。
しかしながら、この場合、
「私」
である斎藤元彦さん個人と、行政機関としての
「県」
を同視することはできません。
行政機関としての県ならば、悔しかったり悲しかったり辛かったりすることはなく、そういう感情を抜きにして、バイアスなく冷静にあの文書を見定めなければなりません。
兵庫県が誹謗中傷性が高い文書と認識してしまいそこから全てをスタートさせてしまった理由は、そのまさに
「認識」
の担い手が、文書の内容と無関係の第三者ではなく、斎藤知事や副知事、総務部長ら、あの文書で告発の矛先を向けられている当人たちだったからです。
本来ならば、そういう人たちは、あの告発文書に関する県行政としての判断への関与から自ら忌避、身を引くべきだったと私は思います。
なのに、真逆の行動を選んだ。
だから、冷静な対応ができなかった。
まるで独裁者が反対者を粛清するかのような陰惨な構図を描いてしまった、そう思われます。
■不利益扱いで違法
私の、見ます所、今回の告発文書には様々な内容が含まれています。
その真実性や真実相当性の程度は様々だと思われます。
噂話程度の内容も含まれているのかもしれませんが、直接それを見聞きした人から聞き取って裏付けられていると思われる内容もあります。
外形的な事実関係が大筋で概ね正しいと言える内容が多々含まれています。
意図的なウソ、虚偽は見当たらないように思われます。
軽々に全体的な印象、一部を切り取って
「真実相当性なし」
「公益通報に該当せず」
と判断するのではなく、丁寧な判断が必要だった。
あの段階、5月初旬、あの程度の状況で
「公益通報に当たらない」、
と判断したのは拙速に過ぎたという風に、私にはそう思われます。
結果的に、告発文書には、法的に保護されるべき
「公益通報」
が含まれていることが今や明らかになっていると思われますので、知事らの振る舞いは公益通報者保護法に違反し、告発者への不利益扱いは禁止されます。
パソコンの押収、圧迫的な事情聴取、県民局長の解職、退職の保留、懲戒処分は全て、公益通報者保護法に違反する不利益扱いで、違法ということになります。
■組織の「他山の石」に
この問題を巡って、今、世の中で多くの人が怒り、それはまるで沸騰しているようです。
声を上げた男性職員の、大変に不幸な結末が、他の職員を萎縮させるのではないか、兵庫県庁だけでなく、日本中のあちこちの職場で働く多くの人たちをして、内部告発の声を上げづらくさせるのではないか、と心配する声があります。
その結果、不正が放置されてしまいがちになってしまう恐れがあります。
その時立ち上がったのが、兵庫県議会であり、この特別委員会(百条委員会)であると思います。
この特別委員会が真摯に対応しておられること、そのプロセスが模範となって、今後の日本社会で正当な内部告発が真剣に取り扱われることが当たり前となることを私は強く願っています。
斎藤知事は公益通報に関する基本的な知識の欠如と思い込みで、前時代的な対応を取ってしまったが、斎藤知事に限らず全ての組織の上に立つ人間にとって他山の石にすべきだと思います。

「処分は適切だった」と繰り返す斎藤知事、県議会百条委にきょう午後出頭へ 何を語るのか
2024/9/6 9:00
https://www.sankei.com/article/20240906-A7VV23CXMROK7KWY7OIBLZH36E/
兵庫県の斎藤元彦知事らの疑惑が文書で告発された問題を巡り、県議会調査特別委員会(百条委員会)が6日開かれる。
5日に続き、告発者を公益通報として扱わなかった県の対応などが審議対象となり、斎藤氏や、元副知事の片山安孝氏の証人尋問が行われる。
5日の証人尋問では、公益通報制度の専門家が告発者処分を巡る斎藤氏らの対応について、公益通報者保護法に違反していると指摘。
文書に名前が挙がった側近幹部からは、斎藤氏が告発者の特定などを指示したとの証言もあった。
斎藤氏は処分は適切だったと繰り返し主張しており、証人尋問でどう説明するのか注目される。
告発文書は3月中旬、元県西播磨県民局長の男性(60)=7月に死亡=が作成し、一部の報道機関や県議らに配布した。
同20日には斎藤氏が文書の存在を把握し、その後、男性を告発者と特定。
27日には県民局長の職を解いた上で、会見で法的措置も示唆して
「噓八百」
「公務員として失格」
などと男性を一方的に非難した。
県は5月7日に男性を停職3カ月の懲戒処分とした。
5日の証人尋問で証言した産業労働部長の原田剛治氏によると、斎藤氏は文書を把握した翌日の21日、知事室に、いずれも文書に記載のあった片山氏や、前理事の小橋浩一氏、前総務部長の井ノ本知明氏、原田氏を集めて、文書への対応を協議した。
原田氏はこの場で
「皆で(文書の作成者は)元局長じゃないかと話した」
と説明。
知事の指示で職員のメールなどを調べることになったと証言した。

訴えられてる本人が訴えの正当性を判断すること自体が不当だ。

急いだ処分、守らなかった通報者 百条委で見えた告発者処分強行の構図 知事は何を語るか
2024/9/6 7:00
https://www.sankei.com/article/20240906-VEUKH3L2YNLZRPAGSSK53TAZDE/
告発者の処分は正しかったのか−。
兵庫県議会の調査特別委員会(百条委員会)で5日、元県西播磨県民局長の男性(60)を公益通報の保護対象とせず、処分した斎藤元彦知事らの対応が審議された。
「処分は適切だった」
と主張する斎藤氏。
だが、この日の百条委では、専門家が
「公益通報者保護法に違反している」
と指摘し、斎藤氏の主張を揺るがしかねない証言も出た。
6日には斎藤氏の他、片山安孝・元副知事の尋問が予定されており、何を語るのか注目される。
この日午前に始まった百条委。
初めに、公益通報制度に詳しい上智大の奥山俊宏教授が参考人として出頭し、男性を処分した斎藤氏らの対応について見解を述べた。
男性が匿名で告発文書を作成、配布したのは3月中旬。
斎藤氏は男性を告発者と特定し、同27日に県民局長を解任して内部調査を始めた。
男性は4月4日、県の公益通報窓口に文書とほぼ同じ内容を通報。
しかし、県は5月7日に
「文書の核心的な部分が事実ではない」
として停職3カ月の懲戒処分とした。
男性は7月に死亡、自殺とみられる。
同法では通報者の保護が定められているが、斎藤氏は、男性が告発文書を
「噂話を集めて作成した」
と話したと説明。
告発文書には
「信ずるに足る相当な理由(真実相当性)がなく、公益通報には当たらない」
との主張を繰り返している。
だがこの日、奥山氏は告発文書には大筋で正しい内容も多々あり、公益通報が含まれていることは明らかだと評価。
その上で、男性を早期に処分した斎藤氏らの対応について、
「軽々に公益通報に該当しないと判断せず、公益通報に関する調査が終わるのを待つべきだった」
と指摘した。
また3月27日の記者会見で、斎藤氏が
「公務員失格」
などと男性を非難したことに触れ
「県の行政府のトップである権力者が、公の場で部下の一個人に対して、いわば公開パワーハラスメントに及ぶことは許されない」
と言及。
斎藤氏の主張を真っ向から否定した。
□□□ □□□
午後に証人として出頭したのは、県の内部調査に協力した藤原正広弁護士。
藤原氏は県の人事課から
「内部通報に関わらず、処分できるか」
と相談を受けた際、文書に真実相当性がなく
「処分は可能」
と回答したと証言した。
藤原氏のこうした回答や協力は、斎藤氏が内部調査について
「第三者性が保たれており、客観性がある」
と主張する根拠となっている。
藤原氏は尋問で
「(処分後に)裁判にも耐えられるだけの調査が行われたという意味で(調査には)客観性がある」
と強調した。
ただ一方で、自身が県から依頼された立場であることなどから、広く県民から納得されるという意味において
「客観性はない」
と認めた。
処分を巡っては、斎藤氏が
「噂話を集めて作成した」
との文言だけを男性の供述内容として公表していることに、
「恣意的だ」
などと批判が集まっている。
斎藤氏はこれまで、処分に至る詳しい経緯の開示を拒否。
百条委で求められれば証言するとしている。
6日の証人尋問の結果次第では、県議会が不信任決議に向かう可能性もあり、斎藤氏がどのように正当性を示せるのかが焦点となりそうだ。

兵庫県人事課「第三者機関設置しては」と上層部に進言するも内部調査だけで告発者を処分
2024/9/5 22:10
https://www.sankei.com/article/20240905-QNLMB6DERJPSHN2WXM3FZGJ5CI/
兵庫県の斎藤元彦知事らの疑惑が文書で告発された問題で、斎藤氏が文書の存在を把握した直後の3月下旬、県人事課が第三者機関の設置を斎藤氏に提案していたことが5日、関係者などへの取材で分かった。
同日の県議会調査特別委員会(百条委員会)の非公開の証人尋問で、県の幹部が証言した。
この時は設置されず、斎藤氏は人事課による内部調査で告発者を処分。
その後、調査の中立性を疑問視する県議会の要請を受け、第三者機関の設置を決めた。
斎藤氏が文書の存在を把握したのは3月20日。
百条委終了後に報道陣の取材に応じた奥谷謙一委員長などによると、同23日に人事課の幹部と知事との協議の場で、調査の必要性が話題となり、24日頃、人事課が弁護士などを入れた第三者機関の設置案を当時総務部長だった小橋浩一・前理事に提出したという。
非公開の尋問では、この案について、県の特別弁護士の藤原正広氏に問い合わせたところ、
「経費もかかる」
といった意見が伝えられたとの証言もあった。
結果的にこのタイミングでの設置は見送られ、県は同27日に告発者の男性を解任し、懲戒処分に向けた内部調査を始めた。
設置されなかった理由は不明という。

視察中、斎藤知事が「コーヒー好き」と発言、「コーヒーメーカー贈る」と提案あったが断る
2024/9/5 17:46
https://www.sankei.com/article/20240905-M6AQO6ICVFJIZL4P7BXTOWAAUY/
兵庫県の斎藤元彦知事らの疑惑が文書で告発された問題を巡る5日の県議会調査特別委員会(百条委員会)で、県産業労働部長の原田剛治氏が、県内企業から高級コーヒーメーカーを受領した経緯について証言した。
斎藤氏は企業を視察した際、
「僕もコーヒー好きなんですよ」
と発言。
企業側からコーヒーメーカーを贈ると提案があったが、その場には報道陣らが大勢いたため、
「『受け取るのは適切じゃないよね』とお断りになった」
などと明かした。
原田氏は、文書にも名前が記載されている知事の側近の1人。
証言などによると、2023年8月、斎藤氏と共に家電や調理器具を製造している県内企業を視察した。
その際、高級コーヒーメーカーなどの商品が陳列された場所で、斎藤氏が担当者に
「僕もコーヒー好きなんです」
と発言。
すると、担当者から
「ぜひ使ってください」
と提案があったが、斎藤氏はその場で断ったという。
原田氏は、
「(報道陣ら)人が多くいたので『個人として受け取るのは適切じゃないよね』という話になり、お断りになった」
と証言した。
原田氏はその後、企業の担当者から
「PRになる」
との申し出を受け、自身が商品を発送してもらい、県庁内に保管。
告発文書が出回った後の2024年4月、未開封のまま同社に返却したとした。

告発文書は誰が書いたか、知事から作成者特定の指示 協議同席の兵庫県部長が証人出頭 
2024/9/5 16:25
https://www.sankei.com/article/20240905-UCKJZUGCVFL7RLBWPUZQMKSUNA/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑が文書で告発された問題を巡る5日の県議会調査特別委員会(百条委員会)で、県産業労働部長の原田剛治氏が証人として出頭した。
原田氏は文書の存在を把握した知事が、県幹部らと対応を協議した場に同席。
知事から作成者の特定などの指示があったと証言した。
原田氏は、文書にも名前が記載されている知事の側近の1人。
証言などによると、斎藤氏は、県西播磨県民局長だった男性(60)が文書を作成、配布した後の3月20日に文書の存在を把握。
翌21日夕に、文書に名前が挙がった元副知事の片山安孝氏、前理事の小橋浩一氏、前総務部長の井ノ本知明氏、原田氏の5人が知事室で文書について協議したという。
原田氏はその際、
「皆で元局長じゃないかと話したことを覚えている」
「我々の名前や人事の話もあって総合的に元局長ではないかと推測した」
と言及。
「文書の内容がほんまかなというのを抑えていこうという話になった」
「その時は(職員の)メールを調べることになった」
と述べ、誰からの指示かとの問いには
「知事からの」
などと証言した。

百条委、兵庫県の内部調査に協力した弁護士 県民に納得される「客観性はない」と認める
2024/9/5 15:56
https://www.sankei.com/article/20240905-U2QGMIH6ZJJVHKCFN5DN233ARM/
兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などが文書で告発された問題を巡り、5日に開かれた県議会調査特別委員会(百条委員会)で、告発者の処分に向けた県の内部調査に協力した弁護士が証人として出頭した。
弁護士は
「(告発文書は)不利益取り扱いが禁止される外部通報ではない」
とし、処分は正当だったとの見解を示した。
一方で内部調査については、自身が県から依頼されている立場であることなどから、広く県民から納得されるような
「客観性はない」
と認めた。
証言したのは、県からの法律相談に乗る特別弁護士を務めている藤原正広氏(兵庫県弁護士会)。
百条委での証言などによると、県人事課が4月1日から、藤原氏に処分についての助言を求めるようになった。
告発文書を作成した県西播磨県民局長だった男性(60)は、同月4日に県の公益通報窓口に告発文書と同様の内容を通報。
その後、人事課から
「内部通報に関わらず、処分できるか」
と相談があり、藤原氏は、文書に真実だと信じる相当な理由がなく、告発者の利益を守る対象ではないため、
「処分は可能」
という趣旨の回答をしたという。
真実相当性がないと判断したのは、
「(告発文書が)居酒屋などで聞いた単なる噂話で作成された」
ためだと説明。
告発内容が噂話を基にしているかどうかは、人事課から提示された資料を基に判断したとし、文書の記載内容の真偽について自ら調査したことはないとした。
斎藤氏はこれまで、内部調査について、藤原氏に相談していることを根拠に
「第三者性が保たれており、客観性がある」
と主張。
男性の処分は問題ないとの認識を示している。
藤原氏は尋問で、調査について
「(処分後に)裁判にも耐えられるだけの調査が行われたという意味で客観性がある」
と強調した。
一方で委員から、弁護士は依頼者である県の利益を最優先するため、
「広く県民が納得するような客観性はないのではないか」
と指摘されると、
「客観性の意味の捉え方次第で、そういう意味で考えるのであれば客観性はないということになる」
と述べた。

「コメント難しい」と兵庫知事 専門家の「公益通報保護法に違反する」批判に
2024/9/5 11:59
https://www.sankei.com/article/20240905-46SBGL3HWFMXZGHHR3E3TGT7II/
兵庫県の斎藤元彦知事は5日午前、報道陣の取材に応じた。
斎藤氏は、男性の処分を巡る一連の対応について百条委で専門家から公益通報者保護法違反と指摘された点について
「内容を承知していないのでコメントは難しい」
とし、
「今回の処分は裁判になっても対応できるようにやってきたので、私としては問題ないと思っていた」
と述べた。

「公益通報保護法に違反する」斎藤知事らのふるまいを専門家が批判 百条委尋問
2024/9/5 11:44
https://www.sankei.com/article/20240905-2MGC56VF4VMG5MYJSLSHRQBD3U/
兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などが文書で告発された問題を巡り、5日に始まった県議会調査特別委員会(百条委員会)で、参考人として出頭した上智大の奥山俊宏教授は
「(告発文書を)公益通報に当たらないと判断したのは拙速過ぎ」
「知事らの振る舞いは公益通報者保護法に違反すると考える」
と指摘した。
公益通報制度に詳しい奥山氏は、県西播磨県民局長だった男性(60)=7月に死亡=が作成、配布した告発文書について、直接見聞きした人から聞き取り、外形的な事実関係が大筋で正しい内容も多々あり、公益通報が含まれていることは明らかだと評価した。
その上で、男性を早期に処分した斎藤氏らの対応について、
「軽々に公益通報に該当しないと判断せず、公益通報に関する調査が終わるのを待つべきだった」
「知事らの振る舞いは公益通報者保護法に違反すると考えられる」
と断じた。

百条委尋問 通報者保護法違反と専門家、兵庫知事を批判「公開パワハラ」とも指摘
2024/9/5 11:30
https://www.sankei.com/article/20240905-NNLE3YPULZPHFMDRCYPHXM2DII/
斎藤元彦兵庫県知事の疑惑告発文書問題で、県議会の調査特別委員会(百条委員会)が5日開かれ、参考人として出席した上智大の奥山俊宏教授は告発文書に公益通報が含まれていることは明らかだと指摘し、斎藤氏らの対応は
「公益通報者保護法に違反する」
との見方を示した。
文書を作成した元県幹部の男性について斎藤氏が
「公務員失格」
と記者会見で発言したことも
「いわば公開パワハラ。許されない」
と批判した。
午後には贈答品受領疑惑も含めた検証が始まり、側近幹部や県の特別弁護士らを尋問する。
6日は午前に副知事を辞職した片山安孝氏、午後に斎藤氏の尋問がある。
日本維新の会は証言内容を踏まえ斎藤氏への不信任決議案を出すかどうか判断すると表明しており、県議会最大会派の自民党も6日夜に総会を開き対応を協議する。

告発者処分のキーマン、前総務部長が百条委欠席 心身の不調や殺害予告理由に
2024/9/5 10:35
https://www.sankei.com/article/20240905-FK7RVWHXXVPNVKWSROESKGW2AQ/
兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などが文書で告発された問題を巡り、県議会調査特別委員会(百条委員会)が5日午前、始まった。
冒頭で、午後に証人として出頭予定だった前総務部長の井ノ本知明氏は、心身の不調や脅迫があったことなどを理由に欠席することが報告された。
井ノ本氏は県の人事当局トップとして、文書を作成、配布した元県西播磨県民局長の男性(60)=7月に死亡=の懲戒処分を主導したとされる。
証人尋問では、当時の経緯や斎藤氏とのやり取りなどについて、どのように証言するか注目されていた。
8月に病気療養を理由に総務部付(部長級)に異動。
告発内容とは関係がない男性の私的情報を漏洩した疑いがあるとして、県は井ノ本氏の調査を検討している。
井ノ本氏は、心身の不調が回復しないことや自身への殺害予告があったことなどを挙げ、4日付で欠席届を提出したという。
この日の百条委ではまず、公益通報制度に詳しい上智大の奥山俊宏教授が参考人として出頭。
男性が県の公益通報窓口に通報後、内部調査で男性を懲戒処分とした県の対応について意見を述べる。
午後には、県内企業から高級コーヒーメーカーを受領した産業労働部長の原田剛治氏が証言する。
受領が判明した直後、原田氏は斎藤氏からの指示について否定していた。
6日には、元副知事の片山安孝氏と、斎藤氏の証人尋問が予定されている。

百条委尋問、文書記載の幹部らが証言へ 贈答品受け取り疑惑など検証 6日には知事も
2024/9/5 9:35
https://www.sankei.com/article/20240905-4RG3TUPNY5KV3EBTAMJOVAJ6MI/
兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などが文書で告発された問題を巡り、県議会調査特別委員会(百条委員会)が5日午前9時45分から始まり、いずれも文書で名前の挙がった県幹部2人への証人尋問が初めて行われる。
会合では、斎藤氏の贈答品受領疑惑などについて検証。
参考人として出頭する専門家の意見を踏まえ、公益通報後、告発者を保護対象としなかった県の対応の妥当性についても追及する。
疑惑の事実関係や、斎藤氏の関与の有無について側近だった2人からどのような証言が出るか注目される。
午前は、公益通報制度に詳しい上智大の奥山俊宏教授が参考人として出頭。
文書を作成、配布した元県西播磨県民局長の男性(60)=7月に死亡=が県の公益通報窓口に通報後、内部調査で男性を懲戒処分とした県の対応について意見を述べる。
午後には、いずれも文書に名前が出た県幹部2人が出頭を予定。
文書で斎藤氏に高級コーヒーメーカーが贈られたと記され、自分宛てに商品を送るよう依頼したと認めた産業労働部長の原田剛治氏が証言する。
商品の受け取り判明直後、原田氏は斎藤氏からの指示について否定していた。
また、前総務部長の井ノ本知明氏の尋問も予定。
井ノ本氏は、男性の処分を巡り内部調査した人事当局を管轄する総務部トップの立場にあった。
井ノ本氏は8月、病気療養を理由に総務部付(部長級)に異動。
告発内容とは関係がない男性の私的情報を漏洩した疑いがあるとして県が井ノ本氏の調査を検討していることが判明している。
6日には、元副知事の片山安孝氏と、斎藤氏の証人尋問を予定している。

兵庫知事、夕食予約巡り「俺は知事だぞ」激怒は否定 多数のパワハラ言動指摘には「反省」
2024/9/4 20:30
https://www.sankei.com/article/20240904-RMUNCHH4P5PE3PBPVQLSID5IYY/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑が文書で告発された問題を巡り、県議会調査特別委員会(百条委員会)が県職員に実施したアンケートの未集計分で、斎藤氏のパワハラを見聞きしたとの回答が5割超を占めたことを受け、斎藤氏は4日の定例会見で
「言葉遣いや言動について反省している」
などと述べた。
百条委は近く、全ての集計結果を公表する予定。
アンケートは7月31日〜8月14日に実施。
関係者によると、このうち未集計だった8月5日以降の2096件をまとめた結果、斎藤氏のパワハラを見聞きしたとの回答は1052件だった。
自由記述欄では、施策や事業を斎藤氏に説明する際に叱責されたとの回答が目立ち、出張先のホテルで職員が事前予約制の夕食を断わられたと伝えると、
「俺は知事だぞ」
と激怒したとの記載もあった。
この日の会見で斎藤氏は、予約を巡る激怒について
「記憶はない」
と否定。
「(夕食の予約が)取れるか取れないか微妙だった」
「しっかり調整してもらうようお願いした」
と釈明した。
百条委では5、6両日、斎藤氏の贈答品受領疑惑や告発文書を公益通報と扱わなかった対応について証人尋問を実施。
斎藤氏や元副知事の片山安孝氏らが出頭する予定。
県議会最大会派の自民や、維新は証人尋問を踏まえ、斎藤氏への不信任決議案提出を含めた対応を協議する方針。
斎藤氏は会見で
「議会側の動きでコメントは難しいが、百条委や第三者機関の調査に対応していく」
と述べるにとどめた。

<独自>兵庫知事文書問題 アンケート未集計分が判明、5割超が「パワハラ見聞き」 近く結果公表へ
2024/9/4 5:00
https://www.sankei.com/article/20240904-WD2YKTCBNFKBBINSOFR3P3GL7Y/
兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などが文書で告発された問題を巡り、県議会調査特別委員会(百条委員会)が全職員約9700人に実施したアンケートで、未集計となっていた約2千人分のうち、斎藤氏のパワハラを見聞きしたとする回答が5割超を占めたことが3日、関係者への取材で分かった。
中間報告を含めたアンケート全体では約42%となる。
百条委はアンケートや証人尋問の結果を踏まえ、斎藤氏の疑惑の真偽などについて判断し、年内にも報告書を取りまとめる方針。
アンケートは全職員を対象に7月31日〜8月14日まで実施した。
告発文書に記された7項目の疑惑について
「知事のパワハラを見聞きしたことはあるか」
「知事が贈答品を受け取っているのを見聞きしたことはあるか」
などと質問。
インターネット上で回答を求め、6664件集まった。
百条委はこれまで、8月5日午前9時までの回答4568件を中間報告として集計し、公表。斎藤氏のパワハラを見聞きしたとの回答は約4割の1750件に上った。
関係者によると、百条委は中間報告後、同月14日までに集まった2096件の回答を集計。
斎藤氏のパワハラについて、
「目撃などにより実際に知っている」が71件、
「目撃などにより実際に知っている人から聞いた」が316件、
「人づてに聞いた」が665件
だった。
中間報告と合わせると、パワハラを見聞きしたとの回答は2802件で、全体の約42%を占めた。
中間報告後のアンケート結果も近く公表される見通し。
具体的な事例を答える自由記述では、施策や事業について斎藤氏に説明する知事協議中に叱責されたとの回答が目立ち、斎藤氏が担当職員に対し
▽「腹立つわ」と5回程度繰り返した
▽「知事やぞ」と怒った
などの回答があったという。
斎藤氏が自身の写真の出来映えに不満を示し、準備不足と叱責したとの記述もあった。
また、斎藤氏の贈答品受領については、中間報告後の集計では見聞きしたとの回答が599件あり、中間報告と合わせ1545件と全体の約23%を占めた。

兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑は7項目 知事はいずれも否定、県議会の百条委員会で審議
2024/9/2 12:41
https://www.sankei.com/article/20240902-VXWYEL5GVROQPPJM7X7JFTFYU4/
兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などが文書で告発された問題で、この告発文書には7項目の疑惑が記されていた。
作成したのは元県西播磨県民局長の男性(7月7日に死亡)で、斎藤氏はいずれも否定している。
県議会の調査特別委員会(百条委員会)が審議している。
審議の対象となる告発文書は4ページに渡り、
(1)法人副理事長解任、
(2)令和3年の知事選で知人に投票依頼、
(3)商工会議所に投票依頼、
(4)県内企業から高級コーヒーメーカー受領、
(5)政治資金パーティー券の購入を強要、
(6)補助金のキックバック、
(7)県職員へのパワハラ
という7項目の疑惑が列挙されていた(表参照)。
パワハラについては、出張先の施設のエントランスが自動車進入禁止のため、20メートルほど手前で公用車を降りて歩かなければならなかった際、斎藤氏が
「出迎えた職員・関係者を怒鳴り散らし、その後は一言も口を利かなかった」
と記載していた。
また、商品の受領について告発文書は
「斎藤知事のおねだり体質は県庁内でも有名」
と指摘。
斎藤氏が昨年8月、家電・調理器具メーカー「千石」(同県加西市)を訪問した際、同行した原田剛治・産業労働部長に対し、同社が贈与を申し出た高級コーヒーメーカーを秘書課に送らせるよう指示したとし、
「皆が見ている場所で受け取れるはずないやろ」
「ちゃんと秘書課に送るように言っておけ」
などと原田氏に発言した生々しいやりとりが記されていた。

公益通報って何? 通報者の解雇、降格、減給は禁止
2024/9/2 13:08
https://www.sankei.com/article/20240902-6GNIGDOTVJJGPFTORXXTD2YPDM/
公益通報を巡る兵庫県の対応の主な問題点
https://www.sankei.com/article/20240902-6GNIGDOTVJJGPFTORXXTD2YPDM/photo/RURWRVHQ3ZJHFKAPAA53URNNJA/
公益通報者保護法では、労働者らが所属する組織の不正行為について、不正の目的ではなく、内部通報したり、外部に通報したりすることを
「公益通報」
と定めている。
同法では、公益通報を理由に公益通報者が不利益な取り扱いを受けないよう保護している。
通報を理由に解雇した場合は無効となり、降格、減給することも禁止している。
同法では、通報体制の整備も求めている。
従業員が300人超の事業者は通報窓口の設置が義務で、300人以下の場合は努力義務となっている。
兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などが文書で告発された問題では、告発文書を作成した元県西播磨県民局長の男性(7月7日に死亡)を同法の保護対象となる公益通報者として扱わず、懲戒処分とした妥当性も問題となっている。

斎藤知事と部下たちの隔たりにみるパワハラ疑惑の現在地 「合理的な指導」と「理不尽な叱責」
2024/8/31 7:00
https://www.sankei.com/article/20240831-T7RL4BYYVNMNPGGWXLTI2KJW3U/
職務に関する疑惑を文書で告発された兵庫県の斎藤元彦知事が30日、県議会の調査特別委員会(百条委員会)で初めて証人尋問に臨み、職員に対する一連のパワハラ疑惑について、業務上の指導の範疇との認識を改めて示し、正当性を主張した。
一方、この日の百条委に斎藤氏に先立って出頭した部下らは
「理不尽な叱責を受けた」
と証言。
自身の言動を巡る知事の認識と職員の受け止めとの乖離を、強く印象づける結果となった。
「頭の中が真っ白になった」
「指導の範囲内とは思えないような言い方だった」
昨年11月、斎藤氏が出張先で公用車を降りてから建物入り口まで約20メートル歩かされ、職員を怒鳴ったとされる件。
告発文書に記載されたこのパワハラ疑惑について、現場で斎藤氏を案内した県幹部は30日の百条委でこう証言した。
一方の斎藤氏は
「歩かされたことで怒ったわけではない」
と説明。
重要な会議のスタートが迫っていたのに、職員が知事の動線を確保していなかったため、
「対応が不十分」
と感じ、
「大きな声でその旨を伝えた」。
そもそも現場は車の進入が禁止されたエリアだったが、その点も聞かされていなかったため、当時の指導としては
「合理的だった」
と、パワハラに当たらないとの認識を重ねて述べた。
斎藤氏は自らを
「厳しい上司」
と認め、部下への言葉遣いやコミュニケーション面で反省すべきところがあったと釈明しつつ、総務官僚だった自身の経験を踏まえ、行政マンに求めるレベルに言及。
知事への報告より前に新聞報道が出ると、度々担当者を呼びつけて叱責したとされる点について、自らの官僚時代は
「新聞の1面に出た時は、すぐに想定問答を作って大臣室に入れておく」
のが当たり前だったとし、県職員にも自分の現役当時と同じような対応を求めたところが
「正直ある」
と語った。
職員アンケートでは約4割が斎藤氏のパワハラを見聞きしたと回答しており、百条委の委員からは
「人望がなかったのではないか」
と率直な質問も飛んだ。
斎藤氏は
「職員に好かれたり、人望があるのは大事だ」
としつつ、
「必要な指導は県民のためにする」
と、職員ではなく
「県民ファースト」
の対応だったとの認識を強調した。
この日の尋問終了後、会見した百条委のメンバーの一人は
「証人の受け止めと知事の認識に差がある印象だ」
と感想を述べた。
百条委の奥谷謙一委員長は、これまでの県職員に対する尋問で、斎藤氏の言動について
「県庁生活で初めてこういった叱責を受けたという人もいた」
と明かし、この日も
「頭が真っ白になった」
との証言が出たことから
「パワハラに極めて近いと思う」
と指摘した。
■年内に報告書
告発文書には、斎藤元彦知事による職員へのパワハラ疑惑のほかに、県内企業からの贈答品受領や、信用金庫の補助金を増額しプロ野球の阪神・オリックス優勝パレードの募金としてキックバックさせた―など、斎藤氏や元副知事の片山安孝氏ら側近による7項目の疑惑が記されていた。
その真偽を調べる県議会の調査特別委員会(百条委員会)は、県の全職員約9700人を対象に7項目の疑惑についてアンケートを実施。
今月23日に公表した中間報告(4568件分)によると、パワハラ疑惑は38・3%(1750件)、贈答品疑惑は20・7%(946件)が見聞きした、と答えた。
百条委ではまずパワハラ疑惑を調査。
斎藤氏が初めて出頭した30日の証人尋問もパワハラ関連の質問に限定している。
次回9月5日と翌6日の期日では、贈答品受領疑惑と、告発文書を作成した元県西播磨県民局長の男性(60)=7月7日に死亡=を保護の対象となる公益通報者として扱わず、懲戒処分とした妥当性を調べる。
公益通報を巡る県の対応は一連の問題の焦点ともいえ、6日には斎藤氏を再び尋問するほか、片山氏ら側近にも出頭の上で証言を求める。
10月下旬に優勝パレードやその他の疑惑に関する尋問を行い、11〜12月に百条委として事実を認定した上で報告書をまとめる方針。
■事実積み重ねて判断を
ハラスメント問題に詳しい東北大の増沢隆太特任教授に聞いた。
ハラスメントの中でもパワハラは、定義を厚生労働省が明確に定めており、
@優越的な関係を背景とした言動で
A業務上必要な範囲を超え
B労働者の就業環境が害されている
という3要件全てを満たす必要があるとされる。
知事という立場を考えれば、舌打ちやため息でも民間人とはインパクトが違うと捉えるべきで、日頃からそのような言動を繰り返していたとすれば、職員への威圧に当たるとも考えられる。
現代では
「本人のために怒鳴る」
は成立しない。
冷静で合理的な指摘であれば問題ないが、物を叩いたり、投げたりといった感情的な行為は悪質なコミュニケーションで不適切だ。
斎藤氏の証人尋問での受け答えはこれまでと同様だったが、偽証ができない中で、文具を投げたり、深夜にチャット連絡をしたりといった事実関係は認めた。
パワハラを
「指導」
と正当化するのは、よくあるパターンでもある。
今後の百条委員会では事実を積み重ねて、パワハラの有無の判断につなげてもらいたい。

兵庫県議会各派は百条委をどうみたのか「きちっと答えていた」「丁寧に説明」とする声も 
2024/8/30 21:57
https://www.sankei.com/article/20240830-LIBEKGLP5JLARAAAASQGFZCDBY/
兵庫県の斎藤元彦知事がパワハラなどの疑惑を告発された問題を巡り、斎藤氏への証人尋問が初めて行われた30日の県議会調査特別委員会(百条委員会)。
斎藤氏はパワハラの認識を一貫して認めず、不信任案の提出が現実味を帯びてきた。
この日の説明について各会派の評価は分かれており、議会側の動きにも注目が集まる。
最大会派
「自民党議員団」
の北野実幹事長は
「きちっと答えていた」
と評価する一方、
「自分のことだけを考えているように感じられる発言もあった」
と振り返った。
会派として対応を協議する考えを示し
「県政を何とかしたい」
と語った。
前回知事選で斎藤氏を推薦した日本維新の会は共同代表の吉村洋文大阪府知事が、不信任案の可能性を示唆。
維新幹部が近く県議団との協議を予定する中、維新の会の門隆志幹事長は
「誤魔化すことなく話し、丁寧に説明していた」
「(不信任案の提出は)それなりの理由が必要になる」
と慎重な姿勢を示した。
「(斎藤氏の説明は)従来の主張を繰り返している」
「県民は納得しない」
と指摘するのは公明党議員団。
「今までの会見に比べれば個別事案に関しては説明していた」
と評価する部分もあったが、パワハラについて明確に肯定も否定もしない斎藤氏の姿勢に疑問を呈した。
一方、第4会派のひょうご県民連合は来月にも不信任案を提出する方針を固めた。
会派幹部は
「記者会見と発言が変わらず、県政の正常化には知事が辞職するしかない」
「議会として民意を突き付ける必要がある」
と話している。

<独自>兵庫県議会会派が9月議会で斎藤知事の不信任案提出方針 他会派と協議へ
2024/8/30 21:32
https://www.sankei.com/article/20240830-ZHVXEKVHMBNIHLFHZEPHRFJM2Q/
兵庫県議会第4会派の
「ひょうご県民連合」
が、斎藤元彦知事に対する不信任決議案を提出する方針を固めたことが30日、関係者への取材で分かった。
9月19日開会の県議会9月定例会での提出を想定し、他会派と協議していく。
不信任案可決には4分の3以上の賛成が必要で、各会派の対応が注目される。
不信任案を巡っては、前回知事選で斎藤氏を推薦した日本維新の会共同代表の吉村洋文大阪府知事が、百条委の内容次第で提出する可能性を示唆。
党幹部が31日に県議団と対応を協議する予定となっている。
不信任案は議長を含め全議員の3分の2以上が出席し、出席議員の4分の3以上の賛成で可決する。
可決した場合、首長は失職か議会の解散かを選択する。
同県議会(86議席)で全員が出席した場合、可決には65人の賛成が必要。
県議会の勢力は最大会派の自民が37人で、維新21人▽公明13人▽立憲民主党議員らでつくるひょうご県民連合が9人−などと続く。
同県議会で不信任案提出には8人が必要で、県民連合は単独で満たしている。

「パワハラ認めるべき」「言い訳が多い」「不誠実」斎藤知事の発言に傍聴者から批判の声
2024/8/30 20:06
https://www.sankei.com/article/20240830-SIHNLVRUIFODTJV5NVU43FMFX4/
部下へのパワハラなど兵庫県の斎藤元彦知事を巡る一連の疑惑を調査する県議会調査特別委員会(百条委員会)が30日開かれ、斎藤氏に対する初めての証人尋問が行われた。
パワハラだとされる自身の言動について
「記憶にない」
などと述べた斎藤氏に対し、傍聴した県民からは
「不誠実」
「言い訳が多い」
と批判の声が上がった。
「質問に正面から答えず、言い訳めいた回答が多かった」
「潔くパワハラを認めるべきだ」。
同県尼崎市の女性(51)は語気を強めてこう語った。
斎藤氏は就任間もない頃、机を叩いて県幹部を叱責した事案について
「就任直後だったので」
と釈明。
机を叩く行為をパワハラと認めるか否かを問われたが、回答を控えた。
この点について、女性は
「パワハラかどうかを聞かれているのに『就任直後だから』とか背景の話ばかり」
「ここまで答えないとは思わなかった」
と不満げな様子だった。
「『記憶にない』という答弁は不適切で不誠実」
と指摘したのは、同県川西市の男子高校生。
部下に対して
「空クル(空飛ぶクルマ)は知事直轄、勝手にやるな」
と叱責したとの疑惑について斎藤氏は
「記憶にない」
と述べたが、
「普通にパワハラだと感じた」
と呆れ気味に語った。

「斎藤知事、説明責任果たしてない」と百条委員会委員長
2024/8/30 19:41
https://www.sankei.com/article/20240830-KAJLTPG47VMCRDEF6OYTER4ZYY/
兵庫県の斎藤元彦知事を巡る疑惑が文書で告発された問題で、県議会の調査特別委員会(百条委員会)が30日開かれ、斎藤氏本人への初めての証人尋問が終了後、奥谷謙一委員長らが会見を開いた。
奥谷氏は斎藤氏の尋問については
「印象としては記者会見の内容とあまり変わらない」
「説明責任が果たされたとは考えられない」
との認識を示した。
一方、斎藤氏の行為について
「パワハラに当たるかどうかは別として(告発文書に)記載している事実が浮かび上がったことが重要だ」
と述べた。
会見に出席した委員の一人は、証人として出頭した職員と、斎藤氏の証言を踏まえ、
「パワハラを受けた職員と、知事の認識に差があった」
「事実が明らかになったので議論を深めたい」
などと印象を語った。

百条委を終えた斎藤氏「私が知事として仕事する」と知事職に強いこだわり 改めて辞職否定
2024/8/30 19:12
https://www.sankei.com/article/20240830-OPSEGVWOAFMRXK4CNALXBHS4R4/
兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などを調査する30日の県議会調査特別委員会(百条委員会)終了後、斎藤氏は報道陣の取材に応じ、
「私が知事として仕事をさせていただく」
と述べ、改めて辞職を否定。
知事職に対する強いこだわりをのぞかせた。
この日は、斎藤氏のほか県幹部ら4人への証人尋問が行われた。
県幹部らは斎藤氏からの叱責を
「怒鳴られた。理不尽な叱責だと思った」
などと証言。
一方、斎藤氏は
「職員に不快な思いをさせたとしたら申し訳ない」
と反省の弁を述べる一方、パワハラの認定は自身がすべきではないとして明言を避けた。
終了後、報道陣から進退を問われた斎藤氏は
「知事としての仕事を果たすのが私の責任」
として続投の意思を改めて表明。
「職員からの人望や信頼感が1ミリもないということはないと思っている」
とし、
「信頼関係を再構築する」
という従来の主張を繰り返した。
辞職を否定し続ける斎藤氏。
だが、前回知事選で斎藤氏を推薦した日本維新の会共同代表の吉村洋文大阪府知事は27日、維新として不信任決議案を提出する可能性があると言及している。
このことについて報道陣に問われた斎藤氏は
「仮定の話には答えられない」
とだけ語った。

斎藤知事、初めての証人尋問でも正当性主張 議会では不信任決議案提出の動きあり
2024/8/30 18:57
https://www.sankei.com/article/20240830-EGNLL2PXVNO47NJHMY3FTP52LY/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑が文書で告発された問題で、県議会調査特別委員会(百条委員会)は30日、パワハラ疑惑に関して斎藤氏本人に初めて証人尋問を実施した。
斎藤氏は文書で職員を叱責したとされた事例について、
「合理的な指摘だった」
と正当性を強調。
告発者の処分も適切だったとの認識を改めて示した。
県議会では、斎藤氏の辞職につながる不信任決議案提出の動きがあり今後、各会派の対応が焦点となる。
県西播磨県民局長だった男性(60)が作成した文書には、
「出張先で公用車を降り、20メートルほど歩かされただけで職員を怒鳴り散らした」
などと記載。
この日の百条委では斎藤氏の尋問に先立ち、この場に居合わせた県幹部が
「理不尽な叱責を受けた」
と証言した。
これについて斎藤氏は
「大きな声で強い指摘をした」
としつつ、
「当時としては合理的な指摘だった」
と主張。
一方で、強い口調で職員を叱責したことに関し
「職員に不快な思いをさせたことは反省したい。謝りたい」
と述べる場面もあった。
斎藤氏を巡っては、前回知事選で推薦した日本維新の会共同代表の吉村洋文大阪府知事が、百条委の内容次第で不信任決議案を出す可能性を示唆。
他会派でも不信任案提出を検討する動きが出ている。
9月5、6日の百条委では企業からの贈答品受領疑惑と、文書を公益通報として扱わなかった対応について検証し、斎藤氏も証人出頭する予定。

「パワハラと認めるか」と問われた斎藤知事 明言避け「百条委が判断すると思う」
2024/8/30 18:08
https://www.sankei.com/article/20240830-22HPSH7BAZOKFKPVONSNJ7G3FM/
兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などを調査する30日の県議会調査特別委員会(百条委員会)で、証人として出頭した斎藤氏は
「職員に不快な思いをさせたことは反省したい」
「謝りたい」
と述べた。
一方、パワハラの認識については
「百条委や第三者委員会が判断する」
と答え、明言を避けた。
この日の百条委では斎藤氏の尋問に先立ち、県幹部の尋問を公開で実施。
昨年11月、県立考古博物館(播磨町)で開かれた会合に斎藤氏が出席する際、車止めが置かれている車両進入禁止区間を歩かされた斎藤氏が、
「車止めをどけておくべきだった」
として県幹部らを叱責したことが明らかになった。
この県幹部は
「理不尽な叱責」
と証言した。
百条委の尋問で斎藤氏は
「理不尽な叱責」
という県幹部の証言に対する受け止めを問われ、
「言い方について、もしご本人が不快に思われているならお詫びしたい」
と釈明。
一方、委員から
「パワハラと認め、お詫びするのではないのか」
と重ねて問われると
「パワハラかどうかは私が判定するより、百条委や第三者委員会が判断すると思う」
と述べるにとどめた。

兵庫・斎藤知事「仕事のミスには短気」 百条委の委員から「人権感覚ずれている」と批判も
2024/8/30 17:35
https://www.sankei.com/article/20240830-NFMOZIRQFJK6PLQPWK2RXLYLFM/
兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などを調査する30日の県議会調査特別委員会(百条委員会)で、証人として出頭した斎藤氏は自身の性格を問われ
「仕事については厳しいところが正直ある」
「ミスがあった場合、短気な面もある」
と述べた。
部下を怒鳴ったり机を叩いたりした行為について、委員からは
「人権感覚が相当ずれている」
と批判された。
百条委が実施した全職員(約9700人)を対象としたアンケートの中間報告では回答者の約4割がパワハラ行為を見聞きしたと回答。
職員から、斎藤氏の性格についてすぐに激高する
「瞬間湯沸かし器」
との指摘もあった。
委員を務める県議は説明済みの事業や自身が知らない事柄が報道された時などに斎藤氏が
「聞いていない」
と部下を叱責した点は短気な性格が原因と主張。
「パワハラ体質についていけない」
と苦言を呈した。
「(告発者で死亡した元)県民局長は行政経験も人生経験も豊かな人」
「普通の人権感覚があれば怒鳴りつけない」
「ここが一番知事の問題ではないか」
との指摘もあった。
斎藤氏は
「過去は取り戻せないので、直接お詫びし、申し訳ないと言いたい」
「これからはもっといい知事としてやっていきたい」
と述べた。

斎藤知事「職員に謝りたい」 説明済みの事業を「聞いていない」と強く叱責、百条委で証言
2024/8/30 16:51
https://www.sankei.com/article/20240830-QZUTVS7GWBJWTHZHPIIQACEJGM/
部下へのパワハラなど兵庫県の斎藤元彦知事をめぐる一連の疑惑を調べる県議会調査特別委員会(百条委員会)が30日開かれ、証人として出頭した斎藤氏は、自身が強い口調で職員を叱責したケースについて
「職員に不快な思いをさせたことは反省したい」
「謝りたい」
と述べた。
百条委が実施した全職員(約9700人)を対象としたアンケートの中間報告では、説明済みの事業について斎藤氏から
「聞いていない」
と叱責されたという声が複数寄せられた。
この日、こうした複数の事例について問われた斎藤氏は
「私も完璧な人間ではない」
「一回聞いたことをすべて覚えているかというと、そこまで全能ではない」
と釈明した。
これに対し百条委の委員は、斎藤氏の鋭い叱責で事業の説明ができなくなり、施策が進められず停滞した事例に言及し、
「『資料に書いているから知っていると思うな』という発言は適切か」
と指摘。
斎藤氏は
「言い方が厳しかったり、強くなったりしたことは謝りたい」
と陳謝した。

「記憶にない」と繰り返す百条委の斎藤知事「全て覚えているほど全能ではない」
2024/8/30 16:37
https://www.sankei.com/article/20240830-6OJXJ6MVGRJYNN4BUCOOTRSOVQ/
兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などを調べる県議会調査特別委員会(百条委員会)が30日開かれ、斎藤氏本人への証人尋問が行われた。
県職員による斎藤氏への事業説明で、自身が把握していない事業が話題になった際、職員を叱責したとされる件について
「記憶にない」
との答弁を繰り返した。
百条委の委員は、空飛ぶクルマ関連の事業が新聞で報じられた後に知事室を訪れた担当者を
「何これ、聞いてない」
「空クル(空飛ぶクルマ)は知事直轄、勝手にやるな」
と叱責したとの疑惑を追及した。
叱責したかとの質問に斎藤氏は
「記憶にない」
と否定。
「いろんなレク(説明)を受けていて、一つ一つ覚えていない」
「『聞いていない』ということから、私は合理性があると思う」
と答えた。
一方で
「私も完璧な人間ではない」
「一回聞いたことを全て覚えているほど全能ではない」
「大量の資料の内容は失念することがあり、聞いていないと言ってしまうことはある」
「そこは注意しないといけない」
とも主張。
委員は
「知事に完璧な人間を求めているのではない」
と指摘し、やり取りが噛み合わない場面もみられた。
空飛ぶクルマ事業を巡る叱責については、斎藤氏の尋問に先立ち、30日午前に県職員の証人尋問が行われ、職員は当時を振り返り、
「これほどきつい言葉を上司からかけられたことは、県職員になってからなかった」
と証言している。

淡々と斎藤知事 死亡した元県民局長への懲戒処分は「適切。誹謗中傷性高かった」
2024/8/30 16:29
https://www.sankei.com/article/20240830-TJIV7MZW7NPRBFMKFSZETZGT4U/
兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などを元西播磨県民局長の男性(60)=死亡=が文書で告発した問題で、30日開かれた県議会調査特別委員会(百条委員会)に斎藤氏が証人として出頭。
斎藤氏は告発者の男性を停職3カ月の懲戒処分とした対応について、淡々とした様子で改めて
「適切だった」
との認識を示した。
男性は3月、パワハラなど斎藤氏に関する7つの疑惑を記載した告発文書を報道機関などに送付。
斎藤氏は片山安孝副知事(当時)らに調査を指示し、5月に男性を懲戒処分とした。
男性は4月に告発文書と同様の内容を、県の公益通報窓口に通報していた。
百条委の委員は斎藤氏に対し、現在の認識として処分が不適切だったとの思いはないかと質問。
斎藤氏は
「今も思ってはいません」
「適切だったと思います」
「誹謗中傷性が高い文書と認識し、処分した」
と強調した。
男性の処分をめぐっては、公益通報窓口への通報を受け、人事当局の幹部らが斎藤氏の側近だった井ノ本知明総務部長(当時)らに
「公益通報の結果が出るまで処分は待った方がいい」
と進言したことが明らかになっている。
斎藤氏は一度は了承したが、その後、井ノ本氏を通じて
「調査結果を待たずに処分できないか」
と人事当局に打診。
人事当局が弁護士に相談したところ
「法的には可能」
との見解を得たため、井ノ本氏らが処分を優先するよう指示したとされる。

淡々と斎藤知事 死亡した元県民局長への懲戒処分は「適切。誹謗中傷性高かった」
2024/8/30 16:29
https://www.sankei.com/article/20240830-TJIV7MZW7NPRBFMKFSZETZGT4U/
兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などを元西播磨県民局長の男性(60)=死亡=が文書で告発した問題で、30日開かれた県議会調査特別委員会(百条委員会)に斎藤氏が証人として出頭。
斎藤氏は告発者の男性を停職3カ月の懲戒処分とした対応について、淡々とした様子で改めて
「適切だった」
との認識を示した。
男性は3月、パワハラなど斎藤氏に関する7つの疑惑を記載した告発文書を報道機関などに送付。
斎藤氏は片山安孝副知事(当時)らに調査を指示し、5月に男性を懲戒処分とした。
男性は4月に告発文書と同様の内容を、県の公益通報窓口に通報していた。
百条委の委員は斎藤氏に対し、現在の認識として処分が不適切だったとの思いはないかと質問。
斎藤氏は
「今も思ってはいません」
「適切だったと思います」
「誹謗中傷性が高い文書と認識し、処分した」
と強調した。
男性の処分をめぐっては、公益通報窓口への通報を受け、人事当局の幹部らが斎藤氏の側近だった井ノ本知明総務部長(当時)らに
「公益通報の結果が出るまで処分は待った方がいい」
と進言したことが明らかになっている。
斎藤氏は一度は了承したが、その後、井ノ本氏を通じて
「調査結果を待たずに処分できないか」
と人事当局に打診。
人事当局が弁護士に相談したところ
「法的には可能」
との見解を得たため、井ノ本氏らが処分を優先するよう指示したとされる。

<独自>空飛ぶクルマの協定「聞いてない」「勝手にやるな」と斎藤知事が激しく叱責 県職員証言
2024/8/30 16:03
https://www.sankei.com/article/20240830-MND24RLPFNJFJIAH2H7J6NB7FU/
兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などを調べる県議会調査特別委員会(百条委員会)で30日、非公開形式の証人尋問に出頭した県職員が、昨年1月に斎藤氏から
「何これ」
「勝手にやるな」
などと激しく叱責され、説明を諦めて退室したことがあったと証言したことが分かった。
関係者への取材で判明した。県職員は
「これほどきつい言葉をかけられたことは、県職員になってからなかった」
と述べた。
県職員は昨年1月16日午前、翌週に予定されていた
「空飛ぶクルマ」
の開発メーカーとの協定締結式について斎藤氏に説明しようとした。
担当者とともに知事室に入ったところで、斎藤氏から大声で
「何これ」
と一喝されたという。
続けて斎藤氏は
「聞いてない」
「そらくる(空飛ぶクルマ)は知事直轄なんだから勝手にやるな」
と激しく叱責した。
その後、職員は締結式についての説明をしようと試みたが、説明の途中で斎藤氏に
「やり直し」
と遮られるなどしたため、説明は不可能と判断し、途中で退室したという。
さらに、百条委の委員から斎藤氏の対応が適切だったかなどと問われると、斎藤氏が
「聞いてない」
と述べた点について、事前に幹部から説明があったはずだとした上で
「理不尽だと感じた」
と述べた。
説明を諦めて退室せざるを得なかった点については、斎藤氏らに対し
「かなり腹が立った」
と明かした。

百条委証人尋問始まる 兵庫知事「強く指摘した」 大声での注意認めるも、パワハラ否定
2024/8/30 15:39
https://www.sankei.com/article/20240830-7RGDCB5IBBJ2LG7XSICQAKMITA/
兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などを調べる県議会調査特別委員会(百条委員会)が30日開かれ、斎藤氏への証人尋問が始まった。
出張先で公用車を降りて20メートル歩かされ、職員を怒ったとされる問題について、斎藤氏は
「車の動線を確保できていなかったのではないかという強い思いがあった」
「それなりに強く指摘した」
と述べ、大きな声で注意したことは認めた。
一方、当時は進入禁止との認識がなく、自身の対応は適切だったとの認識を改めて示した。
元県西播磨県民局長が作成した告発文書では
「出張先のエントランスが自動車進入禁止のため、20メートルほど手前で降りて歩かされただけで出迎えた職員・関係者を怒鳴り散らした」
と指摘されていた。
斎藤氏の尋問に先立って行われた県幹部の公開尋問によると、斎藤氏は昨年11月、県立考古博物館(播磨町)で開かれる会合に出席。
その際、告発文書にあるように入り口付近は車止めが置かれた進入禁止区間のため、手前で公用車を降りて歩いたという。
その際
「なぜこれ(車止め)をどけておかないのか」
と叱責し、職員は車止めをどけざるをえなくなったという。
出頭した県幹部は斎藤氏の叱責が
「必要な範囲内」
と感じるかを問われ
「思いません」
と否定した。
一方、斎藤氏は
「歩かされたことを怒ったのではなく、円滑な動線を確保していなかった」
ことについて叱責したとしている。

「理不尽な叱責を受けた」20メートル歩かされ激怒した斎藤兵庫知事 県幹部が百条委で証言
2024/8/30 14:55
https://www.sankei.com/article/20240830-LG7G2CQE2BMJJNY3VOGVUWJRQE/
兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などを調べる県議会調査特別委員会(百条委員会)が30日開かれ、県幹部らへの証人尋問が始まった。
斎藤氏が出張先で入り口の手前20メートルで公用車から降りて歩かされたことに対し、職員を怒鳴り散らしたとされる問題について、県東播磨県民局長は
「怒鳴られた」
と証言し、
「理不尽な叱責を受けた」
と述べた。
元県西播磨県民局長が作成した告発文書には
「出張先のエントランスが自動車進入禁止のため、20メートルほど手前で降りて歩かされただけで出迎えた職員・関係者を怒鳴り散らした」
と記されていた。
この日、公開で行われた百条委での証人尋問によると、斎藤氏は昨年11月、県立考古博物館(播磨町)で開かれた会合に出席。
その際、告発文書に書かれていたように入り口付近には車止めが置かれ、進入禁止区間となっており、斎藤氏はその手前で公用車を降りて歩いたという。斎藤氏は
「なぜこれ(車止め)をどけておかないのか」
と東播磨県民局長を叱責したため、会合の間に車止めを別の場所に移動。
帰りは公用車が入り口付近で待機し、斎藤氏は歩かずに公用車に乗り込んだという。
斎藤氏は6月20日の会見で
「円滑な動線の確保を図るべきだったのではないかという趣旨だった」
「あくまで業務上必要な指導」
とし、パワハラではなかったとの認識を示した。
一方、百条委で証言した東播磨県民局長は、斎藤氏の叱責が
「必要な範囲内と感じるか」
と問われ、
「思いません」
「理不尽な叱責を受けた」
と述べた。
斎藤氏本人の証人尋問は午後3時から始まり、県議会のホームページでライブ中継される。

「エレベーター閉まり激高」…一連のパワハラ疑惑に兵庫知事は何語る 30日に初尋問
2024/8/29 19:58
https://www.sankei.com/article/20240829-QNTPAKC475PABCHCZLC2A7GYJY/
兵庫県の斎藤元彦知事を巡る疑惑が文書で告発された問題で、県議会調査特別委員会(百条委員会)は30日、斎藤氏本人の出頭を求め、職員への一連のパワハラ疑惑について初めて尋問を実施する。
記者会見や取材対応ではパワハラを否定しつつ、これまで具体的な言及は避けてきた斎藤氏。
百条委では事実関係や本人の認識だけでなく、県政トップの説明責任の果たし方も問われることになる。
■「百条委でしっかり」
「この場で詳細を答えるのは控えたほうがいいかな、と思う」
兵庫県庁で27日に行われた知事定例会見。
斎藤氏は疑惑に関する度重なる質問をいずれもかわし
「百条委でしっかりやりたい」
と繰り返した。
全職員(約9700人)を対象としたアンケートのうち4568件を取りまとめた中間報告では、パワハラを見聞きしたとの回答が約4割にあたる1750件に上っていた。
■繰り返す「適切な指導」
アンケートの記述などによると、斎藤氏の地方視察時に目の前でエレベーターが閉まった際、そばにいた職員に
「お前はエレベーターのボタンも押せないのか」
と激高。
また告発文書では、斎藤氏が出張先で公用車を降りてから20メートル歩かされただけで怒ったとされ、職員に対する百条委の尋問でも、同様の証言が得られたことが明らかになっている。
こうした一連のパワハラ疑惑について、斎藤氏は
「指導の範囲内で適切」
と一貫して正当性を主張。一方で個別のエピソードの真偽や事実関係の説明は避けてきた。
職員アンケートの中間報告の結果についても、
「コミュニケーション不足」

「受け取り方のずれ」
を挙げつつ、
「私としては県政をより良くするために必要とされる指導や、こうしてほしいということを自分なりに伝えた」
と、パワハラには当たらないとの見解を示すにとどまっている。
30日の尋問では、パワハラ疑惑の個別の事実関係について委員から質問があるとみられ、斎藤氏の証言の具体性や信用性が注目される。
■元局長への対応も追及
問題の発端となった告発文書は3月中旬、元県西播磨県民局長の男性(60)が一部の報道機関などに配布。
県は同27日に男性を解任し、目前に迫った退職を保留。
同日の会見で斎藤氏は法的措置を示唆し
「噓八百」
「公務員として失格」
などと非難した。
県は5月、内部調査をもとに男性を停職3カ月の懲戒処分とした。
男性は百条委に出頭し証言する予定だったが
「死をもって抗議する」
とのメッセージを残し、7月7日に死亡、自殺とみられている。
斎藤氏の贈答品受領疑惑や、男性の告発を公益通報と扱わずに処分した県の対応については9月5、6日の百条委で証人尋問を行って調べる。
斎藤氏は6日に出頭する予定。

<独自>告発した元局長の私的情報漏洩か 兵庫知事側近の前総務部長ら 県が調査検討
2024/8/29 5:00
https://www.sankei.com/article/20240829-I7672IG3YZOJ3NY6WKUDVAY2UM/
兵庫県の斎藤元彦知事らのパワハラ疑惑などが文書で告発された問題を巡り、文書を作成した元県西播磨県民局長の男性(60)の私的な情報を漏洩した疑いがあるとして、県が前総務部長の井ノ本知明氏らの調査を検討していることが28日、関係者への取材で分かった。
男性は7月に死亡し、直前にプライバシーへの配慮を周囲に訴えていた。
内部調査ではなく、弁護士に調査を依頼する方針。
県は元副知事の片山安孝氏や前理事の小橋浩一氏、産業労働部長の原田剛治氏の調査も検討。
井ノ本氏を含め、いずれも文書で名前が出た知事の側近で、男性の懲戒処分にも関与したとされる。
男性が3月に匿名で文書を報道機関などに配布した後、斎藤氏の指示で作成者を調べていた片山氏らが男性の公用パソコンを調査。
告発文書のデータを確認したことがこれまでに判明している。
関係者によると、井ノ本氏らは4月頃から、パソコンに保存されていた告発内容とは無関係な男性の私的情報を県議らに開示していた疑いがあるという。
県の懲戒処分の指針では、職務上知り得た秘密を故意に漏らした職員を処分の対象としている。
県は井ノ本氏らがこれに抵触する可能性があると判断。
外部の弁護士に調査を委託する方向で調整を進めているという。
男性は7月19日の県議会調査特別委員会(百条委員会)に証人として出頭を予定。
しかし、一部の委員が告発とは無関係な情報も提出するよう求めているとして、代理人を通じプライバシーを保護するよう百条委に要請するなど、私的情報が流布されていることに不安を抱えていたという。
男性は同月7日に死亡。
自殺とみられ、証言はしなかったが、陳述書などを準備していた。
8月23日に非公開で行われた百条委の証人尋問では、職員が私的情報の持ち出しについて
「調査の必要があると認識しており、弁護士会に相談している」
と証言した。

「調査待たずにできないか」 告発者早期処分、斎藤知事の指示か 「批判風向き変わる」証言も
2024/8/28 7:00
https://www.sankei.com/article/20240828-RANCNENEK5OCBCCP3PZ6WVJ5BU/
兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などが文書で告発された問題で、告発者を停職3カ月とした県の懲戒処分の詳しい経緯が、県議会調査特別委員会(百条委員会)での県職員の証言などで明らかになってきている。
告発者が県の窓口に公益通報したことから、少なくとも4人の職員が早期処分に否定的な意見を表明。
しかし、斎藤氏や側近の県幹部らは受け入れずに処分に踏み切った。
背景には斎藤氏の意向が色濃く浮かび、今後の百条委では斎藤氏や側近らの説明が焦点となる。
「百条委なら調査権があるのでそこで説明する方が、しっかりと我々も説明できる」
27日の定例会見で斎藤氏は早期処分の指示に関しての明言を避け、百条委が出頭要請する方針の側近3人については
「それぞれの立場で調査に対して答えていただくといい」
とした。
これまでの百条委での証言や関係者への取材などで明らかになった処分に至る経緯はこうだ。
県西播磨県民局長だった男性(60)=7月に死亡=が文書を作成し、一部の報道機関などに配布したのは3月中旬。
斎藤氏は同月20日に文書の存在を把握し、翌21日に片山安孝副知事(当時)らに調査を指示した。
同22日には、人事課が男性を含む複数の職員のメールの調査を始めた。
文書の作成者として男性が浮上し、25日に片山氏らが男性を聴取。
男性が使用していた公用パソコンも調べ、告発文書のデータを確認した。
同27日、県は男性を解任し、4日後に控えていた退職も保留すると発表。
斎藤氏は会見で文書を
「噓八百」
と評し、
「公務員失格」
と男性を非難した。
こうした対応に不信感を抱いた男性は4月4日、県の公益通報窓口に告発文書と同様の内容を通報した。
これを受け、人事当局の幹部が小橋浩一理事(当時)や井ノ本知明総務部長(同)に
「公益通報の調査結果が出るまで処分は待った方がいい」
と進言。
斎藤氏にも伝わり、一度は了承された。
ところが同月中旬、斎藤氏は井ノ本氏を通じ
「調査結果を待たずに処分できないか」
と人事当局に打診。当局が弁護士に相談したところ、
「法的には可能」
との見解を得たため、小橋氏や井ノ本氏は処分を優先するよう指示したという。
処分案を審議する県の綱紀委員会が開かれたのは、大型連休の谷間にあたる5月2日。
この場でも委員である別の県幹部3人が、
「公益通報の調査結果を待って処分すべきではないか」
などと懸念を示した。
文書で名前が挙がっている井ノ本氏が、同委員会の委員長を務めている点を疑問視する意見もあったが、これも受け入れられず、県は連休明けすぐの7日、懲戒処分に踏み切った。
斎藤氏が文書を把握してから1カ月半。
この間、告発された当事者である斎藤氏や側近幹部が告発者を特定し、異論を押し切って処分に突き進んだ形だ。
百条委では、斎藤氏が処分を急いだ理由について
「『懲戒処分をすれば(自身への批判の)風向きが変わるのでは』と知事が言っていると聞いた」
との証言もあった。
百条委委員からは
「一連の対応は処分ありきだ」
との指摘が上がっており、9月5、6日に予定されている斎藤氏や側近らの証人尋問で追及する構えだ。

兵庫知事パワハラ疑惑 維新代表発言に知事「自分なりにしっかり対応」 側近3人も尋問へ
2024/8/27 12:00
https://www.sankei.com/article/20240827-OCFST3CLMBNNBBI4BI7EQR2FZU/
兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などが文書で告発された問題を巡り、日本維新の会の馬場伸幸代表が30日の県議会調査特別委員会(百条委員会)の斎藤氏の証人尋問を踏まえ党の対応を協議すると発言したことを受け、斎藤氏は27日午前、報道陣の取材に
「30日の百条委では自分なりにしっかり対応していく」
と述べた。
斎藤氏は、馬場氏の発言について内容の詳細は承知していないとしたうえで
「維新の会にはこれまでしっかり支援していただいたことは感謝申し上げる」
と述べた。
30日の百条委では、斎藤氏のほか、4人の県職員らが証人として出頭する予定。
馬場氏は26日の党常任役員会後、斎藤氏の尋問を踏まえ幹部らで党の対応を協議すると明らかにしていた。
また、百条委は9月上旬に実施する証人尋問に向け、斎藤氏のほか、辞職した片山安孝元副知事を含む側近3人に出頭を要請する方針を固めた。
告発文書を公益通報として扱わなかった県の対応について追及する。
関係者によると、23日の理事会で、9月5日に井ノ本知明元総務部長と原田剛治産業労働部長、6日に斎藤氏と片山氏の出頭を求める案がまとまったという。

<産経抄>兵庫県庁の「すまじきものは宮仕え」
2024/8/27 5:00
https://www.sankei.com/article/20240827-O4YJD2A3WFLZVN6H53RREMHIFA/
歴史学者、磯田道史さんの『殿様の通信簿』により、元禄時代に書かれた『土芥寇讎記(どかいこうしゅうき)』という本の存在を知った。
当時幕府の隠密が諸大名の内情を探索しており、それをまとめたものらしい。
▼たとえば「忠臣蔵」で有名になった浅野内匠頭については「女色を好むこと切なり」とある。
政治は大石内蔵助ら家老に任せきりだったようだ。
「土芥寇讎」という言葉は『孟子』がその出典である。
「殿様が家来をゴミのように扱えば、家来は殿様を親の仇のようにみる」
という意味だという。
▼さて令和の時代に至っても、殿様気分の知事が少なくないとの指摘もある。
兵庫県の斎藤元彦知事は果たして県職員をゴミのように扱ったのか。
いわゆるパワハラがあったのか。
隠密ならぬ県議会調査特別委員会(百条委員会)による調査が続いている。
30日には斎藤氏に対する証人尋問も行われる予定だ。
▼斎藤氏のパワハラ疑惑を文書で告発した男性職員は証人として出席するはずだったが、先月死亡しているのが見つかった。
自殺とみられる。
23日に公開された県職員アンケートによれば、回答した4568人のうち38・3%の1750人がパワハラ疑惑を、20・7%の946人が、視察先で贈答品を受領したとの疑惑を見聞きしたと回答していた。
▼百条委員会では事実を確認した上で、年内にも報告書をまとめる方針である。
ただ既に県政の停滞は目に余るものがある。
県職員の士気は低下するばかりだろう。
2024年度の兵庫県の職員採用試験では、一般事務職(大卒程度)の筆記試験の辞退者が4割にものぼった。
むべなるかなである。
▼歌舞伎の名セリフのひとつが口をついて出てくる。
「せ(す)まじきものは宮仕えじゃなあ」

「逃げたな」「腹立たしい」 パワハラ否定、説明変遷の斎藤知事に職員から批判の声
2024/8/24 20:09
https://www.sankei.com/article/20240824-GWDMSU63TFPG5CCWXRQMVVK5TY/
兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などが文書で告発された問題を巡り、23日に行われた県議会調査特別委員会(百条委員会)の証人尋問では出席した県職員から、斎藤氏の対応について
「腹立たしい」
「看過できない」
といった批判の声が上がった。
百条委委員らによると、ある職員は、職員アンケートで新たなパワハラ疑惑が多数指摘されたことが判明した後の会見で、斎藤氏が
「仕事なので厳しく指導することもある」
などとパワハラを否定したことに
「正直、腹立たしい。『なんでそういうことを言うの』という思いだ」
と証言。
疑惑についての説明が変遷しているとして
「逃げたなと思った」
とも打ち明けたという。
6人が証言したが、明確にパワハラを受けたとの認識を示した職員はいなかった。
ただ、
「人生で初めてこういうことをされた」
「自分は精神的にタフなのでダメージは少なかったが、(同じことを)他の人にされているなら看過できない」
と訴える職員もいたという。

斎藤知事 “パワハラ疑いを見聞き”約4割 アンケート中間報告
2024年8月23日 17時02分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240823/k10014557221000.html
兵庫県の斎藤知事のパワハラの疑いなどを告発する文書をめぐって、すべての県庁職員を対象に行われたアンケートの中間報告が23日に公表されました。
兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラの疑いなどを告発する文書をめぐって、事実関係の調査を進めている県議会の百条委員会は、先月末からすべての県庁職員を対象にアンケートを行いました。
今月5日までに全体の半数近くにあたる4500人余りの職員から回答が寄せられていて、23日、その集計結果が中間報告として百条委員会に示されたあと、公表されました。
それによりますと、斎藤知事のパワハラの疑いを見聞きしたことがあると回答した人は、およそ4割にあたる1750人(38.3%)でした。
自由記述欄には
「公用車内で知事が激怒し、前部座席を蹴った」、
「机をたたいて怒り出す」、
「知事が出席するイベントや行事にマスコミが来ないと怒る」
などの内容がありました。
また、知事が贈答品を受け取っている疑いを見聞きしたことがあると回答した人は946人(20.7%)で、自由記述欄には
「40万円相当の革ジャンを試着し、『これはいい。もらえないか』と知事がおねだり」、
「両手で抱えきれない量のかきを全部1人で持って帰った」、
「受け取りを拒否した職員分のカニも知事が持ち帰ったと聞いた」、
「『その靴ほしいです。白い靴がほしいです』と発言した面談記録を読んだ」
などの内容がありました。
ただ、回答は人づてに聞いたことをもとに書かれているものも多いということで、百条委員会は知事や職員の証人尋問で事実関係を尋ねるなど、調査の参考資料として取り扱うことにしています。

「恣意的」「卑怯」 噂話°沛qだけを公表する斎藤兵庫県知事に識者から批判 告発問題
2024/8/21 7:00
https://www.sankei.com/article/20240821-TQWI6H3VTZKHNE3JXCJDXX4LQA/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑が告発された問題をめぐり、斎藤氏は20日の定例会見で、告発文書を作成した元県西播磨県民局長の男性(60)に対する聴取内容について、県の情報公開条例を理由に開示しないと説明した。
しかし、これまでに
「噂話を集めて作成した」
との文言だけは男性の供述内容として公表。
自身の判断の正当性を示す根拠としており、
「恣意的な運用だ」
「一部の発言を小出しにした卑怯なやり方」
との批判の声が上がっている。
「情報公開条例で人事管理に関する事務は非公開とされているので、公表することはできない」
会見で斎藤氏は、県側と男性とのやり取りを開示しない理由をこう説明。
自身が公表したくないわけではなく、あくまで条例に基づいた対応だと強調した。
同条例は、公にすることで事業などの適正な遂行に支障を及ぼすおそれがある情報は非公開とすると規定。
懲戒処分に向けた聴取内容もこれに該当するという。
ただ、今月7日の会見で斎藤氏は、男性が告発文書について
「噂話を集めて1人で作成した」
と認めたと説明。
このため、告発文書には
「信ずるに足る相当な理由(真実相当性)」
がなく、公益通報の対象外として男性を処分した対応は適切だったと主張した。
なぜ、非公開であるはずの聴取内容のうち
「噂話」
供述だけは公表できるのか。
斎藤氏は
「(文書に)真実相当性がないことを示すため、必要最小限の説明をした」
と述べたが、男性はすでに死亡しており、反論ができない中、供述の信用性を担保することは重要だ。
どのようなやり取りで文言が出てきたのか。
聴取を記録した音声データや、男性が署名した供述調書のような客観的な資料はあるのか。
斎藤氏は
「裏付けとなる調査記録は存在する」
としたが具体的な説明は避け、
「噂話」
供述を事実として繰り返した。
内部告発に詳しい上智大の奥山俊宏教授は、こうした対応について、
「録音や調書などの証拠を何も開示せず、外部の検証が不可能な状況で一部のみを小出しにして文書の真実相当性を否定している」
と指摘。
「こうした方法で男性を貶めようとするのは卑怯で、『死人に口なし』を悪用しようとするものだ」
と批判する。
その上で、
「文書の内容が真実かどうかについては、客観的な調査を経なければ判定できず、告発された当事者が判断するのは適切ではない」
と強調した。

兵庫県知事が否定のパワハラ「見聞き」と回答1750件 職員アンケート中間報告、百条委
2024/8/19 21:27
https://www.sankei.com/article/20240819-LWQGSEQEVNJGLDTKIDNI7IN5WM/
兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などが文書で告発された問題で、県議会の調査特別委員会(百条委員会)が実施した職員アンケートの中間報告がまとまり、斎藤氏のパワハラを目撃したり、人から聞いたりしたとの回答が合わせて4割近くに上ったことが19日、関係者への取材で分かった。
斎藤氏はこれまで、
「業務上必要な指導だった」
などとパワハラを否定しているが、改めて説明が求められそうだ。
アンケートは、職員約9700人を対象に7月31日〜今月14日まで実施。
告発文書に記された7項目の疑惑について
「知事のパワハラを見聞きしたことはあるか」
「知事が贈答品を受け取っていることを見聞きしたことがあるか」どと質問した。
百条委は5日までに集まった4568件の回答を中間報告として取りまとめた。
23日の委員会での協議後に具体的な内容を公表する予定。
関係者によると、斎藤氏のパワハラについて、
「目撃などで実際に知っている」との回答が59件、
「目撃などにより実際に知っている人から聞いた」との回答が466件、
「人づてに聞いた」が1225件だった。
「知らない」としたのは2818件だった。
問題を巡っては、斎藤氏が元県西播磨県民局長の男性(60)が作成した文書を
「噓八百」
などと非難し、5月に男性を停職3カ月の懲戒処分とした。
調査の中立性を疑問視した県議会が6月、百条委を設置し、文書内容などについて調査を進めている。
百条委では今月23日から、斎藤氏のパワハラに関して職員らの証人尋問が始まり、30日には斎藤氏が証人として出頭する予定となっている。

<主張>兵庫県知事の疑惑 公益通報の対応検証せよ
社説
2024/8/17 5:00
https://www.sankei.com/article/20240817-6QDCCYD3HZJ6TMMK3PDOF4WR7M/
兵庫県の斎藤元彦知事がパワハラ疑惑などを内部告発された問題で、公益通報に対する県の対応への批判が強まっている。
平成18年に施行された公益通報者保護法は、不正の内部告発者を守るとともに、組織の不正を断ち切り、健全な発展につなげる狙いがある。
その趣旨を、県が歪めたとしたら容認できない。
2024年8月下旬から県議会の調査特別委員会(百条委)で、斎藤知事を含む職員らの証人尋問が始まる。
告発内容の真相解明だけでなく、県の一連の対応についても徹底的に検証すべきだ。
斎藤知事は2024年8月7日の定例会見で、時系列で対応を説明した。
元県西播磨県民局長の男性が2024年3月12日に報道機関などに送った告発文書を、斎藤知事が知人を通じて把握したのは同月20日だ。
翌日に副知事らと対応を協議し、作成者の特定などの内部調査を指示した。
副知事が男性から事情を聴くと、文書の作成、配布を認めたという。
公益通報者保護法は、報道機関に向けた通報も
「不正があると信ずるに足りる相当の理由」
などがあれば告発者を保護するよう定め、指針で告発者捜しを禁じている。
斎藤知事は文書に
「真実相当性はない」
とし、公益通報に当たらないと判断したと説明したが、告発された側が判断する事案ではあるまい。
男性は2024年4月、県の公益通報窓口にも通報した。
しかし県は2024年5月に男性を懲戒処分し、男性は
「死をもって抗議する」
とのメッセージを残して2024年7月に死亡した。
斎藤知事は、男性が県側の聞き取りに
「噂話を集めて作成した」
と話した―と主張している。
だが、生前に報道機関に配布された文書には、情報の入手経路などの聴取はなかったと記されていた。
男性は、斎藤知事による職員へのパワハラなど7項目の疑惑を告発していた。
斎藤知事は2024年3月の定例会見で
「噓八百」
などと切り捨てたが、その後、一部が事実と判明した。
批判を受けて斎藤知事は、職員とのコミュニケーションの改善に取り組むと表明した。
それは当然としても、告発者捜しを含む内部調査の指示などに問題はなかったのか。
疑惑解明にあたる百条委は対応を検証し、将来の通報者を萎縮させないような再発防止策につなげなければならない。

兵庫 斎藤知事 辞職要求“重く受け止め”も応じない考え
2024年9月9日 11時57分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240908/k10014576581000.html
兵庫県の斎藤知事がパワハラの疑いなどで告発された問題をめぐり、日本維新の会は県政運営に支障が生じ始めているなどとして、斎藤知事に辞職を要求した上で、いわゆる
「出直し選挙」
で民意を問い直すべきとする内容の申し入れを9日に行うことになりました。
斎藤知事は
「重く受け止め、反省すべきところは反省する」
と述べる一方、辞職の要求には応じない考えを示しました。
この問題をめぐり、兵庫県議会では最大会派の自民党が行う方針の知事の辞職を求める申し入れにほかの3つの会派も加わる方向で、対応が未定の維新の会も方針を検討してきました。
3年前の知事選挙で斎藤知事を推薦した日本維新の会は、執行部と県議団などが協議した結果、斎藤知事に辞職を要求した上で、いわゆる
「出直し選挙」
で民意を問い直すべきとする内容の申し入れを9日に行うことになりました。
関係者によりますと、客観的な事実解明を行うべきだとの立場は維持しつつも、県政運営に支障が生じ始めていて、来年度予算案の編成作業を控え、県政を着実に進める必要があると判断したということです。
9日にも党本部の藤田幹事長が記者会見して、こうした内容を説明した上で速やかに知事側に文書を提出することにしています。
■兵庫県知事 辞職要求には応じない考え
兵庫県議会では最大会派の自民党なども、今週中に申し入れを行う方針で、県議会の全ての会派が斎藤知事に辞職を求める見通しです。
これについて斎藤知事は、今日午前、県庁で記者団に対し
「私に対する批判や指摘はしっかり重く受け止め、反省すべきところは反省しなければならない」
と述べました。
一方で、
「進めるべき予算や事業など必要なことはしっかりやらせてもらいたい」
「これからも百条委員会や第三者機関の調査にしっかり対応していく」
と述べ辞職の要求には応じない考えを示しました。

兵庫 斎藤知事への自民の辞職申し入れに3会派加わる方向で調整
2024年9月8日 5時09分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240908/k10014575961000.html
兵庫県の斎藤知事がパワハラの疑いなどで告発された問題をめぐり、県議会の最大会派、自民党が行う方針の知事の辞職を求める申し入れに、他の3会派も加わる方向で調整していることがわかりました。
県議会の5つの会派のうち、対応が未定の維新の会も近く方針を決めることにしています。
この問題をめぐり、兵庫県議会の百条委員会は6日、斎藤知事に対する2回目の証人尋問を行い、知事はパワハラの疑いなどを告発する文書を作成した元局長を公益通報の保護対象とせず、懲戒処分にしたことは問題ないという認識を改めて示しました。
これに対し、県議会の最大会派、自民党は、県政を混乱させた責任を見過ごすことはできないとして、今週12日に、斎藤知事の辞職を求めて申し入れを行うことを決めました。
この申し入れに公明党の他、立憲民主党などで作る会派と共産党も加わる方向で調整していることが分かりました。
対応が未定の維新の会も、近く方針を決めることにしています。
知事が受け入れない場合は、複数の会派が今月19日から開かれる定例議会に不信任決議案を提出することも検討しています。
県議会の定員は86人で、4会派に加え無所属の議員も賛同した場合、維新の会を除いても不信任決議案が可決される4分の3の規模となります。

兵庫県議会 百条委「知事ら公益通報者保護法に違反」専門家
2024年9月5日 14時41分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240905/k10014572991000.html
兵庫県の斎藤知事のパワハラの疑いなどを告発する文書をめぐり、県議会の百条委員会で証人尋問が行われました。
文書を作成した元局長を公益通報の保護対象としなかった県の対応について、専門家は
「公益通報者を保護する法律に違反する」
などと指摘しました。
兵庫県の斎藤知事のパワハラの疑いなどを告発する文書をめぐり、県議会の百条委員会は、5日午前10時ごろから証人尋問を行っています。
午前中は、公益通報制度に詳しい上智大学の奥山俊宏教授が参考人として出席し、県が告発文書を作成した元局長を公益通報の保護対象とせず、懲戒処分にした対応について質疑が行われました。
この中で、奥山氏は
「告発文書の一部を取って全体的な印象を『真実相当性なし』、『公益通報に該当せず』と判断するのではなく、丁寧な判断が必要だった」
「公益通報に当たらないと判断したのは拙速過ぎた」
と述べました。
その上で
「結果的に文書には、法的に保護されるべき公益通報が含まれていることが明らかになっていると思われ、知事らの振る舞いは公益通報者保護法に違反すると考える」
と指摘しました。
また、斎藤知事が記者会見で元局長を「公務員失格」と述べたことについて「感情にかられて、県の行政府のトップである権力者が公の場で部下個人に対して、いわば公開パワーハラスメントに及ぶことは許されない」と述べました。
午後からは、▽告発文書の内部調査に協力した弁護士や▽県の産業労働部長などが出席し、公益通報制度のほか、知事が贈答品を受け取っていた疑いなどについて証人尋問が行われます。
一方、5日は一連の問題の対応にあたり、体調不良を理由に業務を休んでいる元総務部長にも出席を求めていましたが、安全面への懸念や心身の不調などを理由に欠席しました。
■公益通報とは
公益通報とは、公務員を含む労働者などが組織の不正行為を、内部の通報窓口や、権限がある行政機関、それに報道機関などに通報することです。
不正による国民への被害を防止するための通報は、正当な行為として保護されるべきだとして、公益通報をした人の不利益な扱いは法律で禁止されています。
兵庫県では、これまで内部通報窓口しかありませんでしたが、新たに弁護士が受け付ける外部窓口を年内をめどに設置することになり、準備を進めています。

兵庫県知事 パワハラ疑惑で「ハラスメント研修受ける機会も」
2024年9月4日 21時05分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240904/k10014571611000.html
兵庫県の斎藤知事がパワハラの疑いなどで告発された問題をめぐり、県庁職員を対象に行われたアンケートで新たにおよそ2000人分の集計がまとまりました。
この中の自由記述欄には知事がホテルでの夕食を断られた際に県職員に対し
「俺は知事だぞ」
と発言をしたという記載もありました。
兵庫県の斎藤知事のパワハラの疑いなどを調査する県議会の百条委員会は、すべての県庁職員を対象にアンケートを実施し、8月に公表された中間報告では、およそ4割が知事のパワハラの疑いを見聞きしたことがあるなどと回答していました。
こうした中、新たにおよそ2000人分の集計がまとまり、その内容が明らかになりました。
それによりますと、斎藤知事のパワハラの疑いを見聞きしたことがあると回答した人は、およそ5割に当たる1052人でこのうち
「目撃などにより実際に知っている」
と回答したのは71人でした。
自由記述欄には
▽「会議が開かれたホテルで急きょ夕食をとりたいと言われ、断られたことを伝えると『俺は知事だぞ』と激怒した」
▽「職員があいさつしても、返すどころか目すら見ない」などという記載もありました。
また、知事が贈答品を受け取っている疑いを見聞きしたことがあると回答した人は、およそ3割に当たる599人で、自由記述では
▽「あらゆる出張先でお土産を求めていると聞いた」、
▽「かに、かき、イチゴ、ノリなどを持って帰っていると聞いた」などの記載がありました。
一方で、回答は人づてに聞いたことをもとに書かれているものも多く、百条委員会は調査の参考資料として取り扱うことにしています。
集計結果は、9月中にも公表される見通しです。
■知事「ハラスメント研修受ける機会も」
斎藤知事は4日、定例の記者会見で、自身がパワハラの疑いなどで告発された問題をめぐり
「不適切だった行為があったことも事実だと思う」
「ハラスメントかどうかはこれから調査が進んでいくが、不快や負担に思った方に対しては、直接おわびもしたい」
と述べました。
その上で
「しっかり反省して自分の言動を省みていき、ハラスメント研修を改めて受ける機会もつくっていくことになると思う」
「そうしたことで自分の責任を果たしていきたい」
と述べました。
一方、県議会の会派の中に今月開会する定例議会で不信任決議案を提出する動きがあることについて
「不信任決議案は大変重い制度だ」
「議会側の動きなのでコメントは難しいが、文書問題の調査を進めていくことは議会側が決定したことなので、しっかり対応していく」
と述べました。
■知事「職員が不快に思ったことは反省 おわびしたい」
また斎藤知事は
「職員がいろいろな思いで回答したと思うので、しっかり受けとめたい」
「職員が不快に思ったことは反省しており、おわびしたい」
「自分のことばづかいや行動が思っている以上にプレッシャーになっている点などについては反省して改めていく」
と述べました。
アンケートの自由記述で
「会議が開かれたホテルで急きょ夕食をとりたいと言われ、断られたことを伝えると『俺は知事だぞ』と激怒した」
などと書かれていたことについて
「『俺は知事だぞ』と激怒した認識や記憶はなく、予約が取れないかお願いしたと思う」
「無理な調整をさせてしまったとすればおわびしたい」
と述べました。
■維新 藤田幹事長 来週中に党の対応を決める考え
日本維新の会の藤田幹事長は記者会見で
「われわれは一貫して、しっかりと事実究明するべきという問題意識に変わりはなく『斎藤知事を擁護している』と言われるのは心外だ」
「ただ『維新の会が推薦した知事が騒動を起こしているから維新の会がダメなのではないか』という指摘を受けるのは当然だ」
と述べました。
その上で、6日県議会の百条委員会で行われる知事の2回目の証人尋問などを踏まえ、来週中に党の対応を決める考えを示しました。

兵庫斎藤知事への対応 来週の百条委など踏まえ判断 維新幹事長
2024年8月31日 19時23分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240831/k10014567461000.html
兵庫県の斎藤知事のパワハラの疑いなどを告発する文書をめぐり、日本維新の会の藤田幹事長は31日党の県組織などと対応を協議し、来週、県議会の百条委員会で行われる知事の2回目の証人尋問などを踏まえ、不信任決議案を提出するかどうかなど対応を判断したいという考えを示しました。
兵庫県の斎藤知事のパワハラの疑いなどを告発する文書をめぐって、30日県議会の百条委員会で証人尋問が行われ、斎藤知事はパワハラ疑惑を重ねて否定し、
「不快に思った人がいればおわびしたい」
などと述べました。
これを受けて、3年前の選挙で、自民党とともに斎藤知事を推薦した日本維新の会の藤田幹事長は31日、神戸市で党の県組織や県議団の幹部と今後の対応を協議しました。
このあと、藤田幹事長は記者会見で
「証人尋問で本人も認めていたが、机をたたいたり、大きな声で指導したりするようなマネージメントは、個人的には、これからのリーダーにはあまり似つかわしくないと思う」
と述べました。
そのうえで、9月6日に百条委員会で知事の2回目の証人尋問が予定されていることを踏まえ、
「答弁などを見たうえで、われわれも何らかのアクションを考えたい」
と述べ、不信任決議案を提出するかどうかなど来週にも対応を判断したいという考えを示しました。
兵庫県議会では、立憲民主党などでつくる会派が、9月開かれる県議会で、不信任決議案を提出する方針を決めています。

兵庫 斎藤知事 立民などでつくる会派が不信任決議案提出へ
2024年8月31日 7時14分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240831/k10014566661000.html
兵庫県の斎藤知事のパワハラの疑いなどを告発する文書をめぐって、県議会の百条委員会で証人尋問が行われ、斎藤知事はパワハラ疑惑を重ねて否定し
「不快に思った人がいればおわびしたい」
などと述べました。
一方、立憲民主党などでつくる県議会の会派は
「斎藤知事のもとで県政を前に進めるのは困難だ」
として、来月開かれる県議会で不信任決議案を提出する方針を決めました。
証人尋問で斎藤知事は、委員から
「出張先で玄関の20メートルほど手前で公用車を降りて歩かされ、職員らをどなり散らした」
という記載が事実か問われたのに対し
「歩かされたことを怒ったのではなく、円滑な車の進入経路を確保していなかったことを大きい声で注意した」
などと説明しました。
また、職員からの評価をどう考えるか問われ
「厳しい上司だと思われていると思う」
「必要な指導だと思っていたが不快に思った人がいれば、心からおわびしたい」
と述べました。
その上で
「パワハラかどうかは私が判定するというより、百条委員会などが判定するものだ」
と述べました。
一方、立憲民主党などでつくる県議会の会派は
「斎藤知事のもとで県政を前に進めるのは困難だ」
として、来月19日に開会する県議会で不信任決議案を提出する方針を決めました。
今後、自民党などにも賛同を求めることにしています。
また、3年前の県知事選挙で斎藤知事を推薦した日本維新の会の吉村共同代表は、辞職を求めるかどうかは1、2週間程度で判断したいという認識を示し
「これ以上県政が進められないと判断すれば、辞職勧告や不信任決議案も選択肢に入ってくる」
と述べました。

兵庫 斎藤知事 百条委で証人尋問 “必要な指導”繰り返す
2024年8月30日 21時16分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240830/k10014564601000.html
兵庫県の斎藤知事のパワハラの疑いなどを告発する文書をめぐって、30日、県議会の百条委員会で知事への証人尋問が行われ、斎藤知事は告発文書などで指摘された言動について、必要な指導だったという認識を重ねて示した上で、
「不快に思った人がいれば心からおわびしたい」
などと述べました。
目次
【斎藤知事の発言】
■「襟をただしていきたい」
尋問は、2時間半にわたって、告発文書や県庁職員へのアンケートなどに記載されていた知事のパワハラの疑いを中心に質疑が行われました。
この中で斎藤知事は、委員から
「出張先で玄関の20メートルほど手前で公用車を降りて歩かされ、出迎えた職員らをどなり散らした」
という記載が事実か問われたのに対し、
「歩かされたことを怒ったのではなく、円滑な車の進入経路を確保していなかったことを注意した」
などと説明しました。
また、
「夜間、休日など時間おかまいなしの指示が矢のようにやってくる」
という記載については
「案件によっては遅い時間や休日に連絡したことはある」
「知事として報告、連絡、相談をしっかりしてほしいという思いが強かった」
と述べました。
その上で、
「必要な指導だと思っていたが、不快に思った人がいれば、心からおわびしたい」
「パワハラかどうかは私が判定するというより、百条委員会などが判定するものだ」
と述べました。
さらに、告発文書を作成した元局長を懲戒処分としたことについては、
「事実ではないことが多く含まれ、ひぼう中傷性の高い文書だと県として認識したので、調査をして処分した」
として、適切だったという認識を重ねて示しました。
一方、30日は知事の尋問に先立って県職員ら4人の証人尋問も行われ、この中では、
「知事から非常に強い調子で叱責された」
「社会通念上必要な指導の範囲とは思わない」
などといった証言が出されました。
委員会では、来週6日にも知事に出席を求めて証人尋問を行い、出張先で贈答品を受け取った疑いになどについて質疑を行うことにしています。
【斎藤知事の発言】
■「襟をただしていきたい」
斎藤知事は県庁職員へのアンケートで指摘されたみずからの言動について
「想定以上に、ぽろっと言ったことがどんどん伝わっていくところがすごくあると思った」
「言いすぎたという面があったと思うので、ちゃんと反省して、これから襟をただしていきたい」
と述べました。
■「仕事は厳しくするのが私のスタイル」
斎藤知事は職員からどのような評価をされていると考えるか問われたのに対し、
「厳しい上司だと思われていると思う」
「仕事は厳しくするというのが私のこれまでのスタイルなので職員にどう思われているかは、いろいろあると思う」
と述べました。
■「元局長の処分は適切」
斎藤知事は告発文書を作成し、公益通報した元局長を懲戒処分としたことについて、
「処分は適切だったと思う」
「事実ではないことが多く含まれ、ひぼう中傷性の高い文書だと県として認識したので、調査をして処分した」
と述べました。
■「遅い時間や休日に連絡したことはある」
斎藤知事は
「夜間、休日など時間おかまいなしの指示が矢のようにやってくる」
などという告発文書の記載が事実か問われたのに対し、
「案件によっては遅い時間や休日に連絡したことはある。主に、私への報告漏れや相談がなかったものについての指摘が多かったと思う」
「知事として報告、連絡、相談をしっかりしてほしいという思いが強かった」
「ただ、休日や深夜に連絡をしたのは適切ではなかった面もあるかもしれない」
と述べました。
■「記憶にない 1つひとつ覚えていないこともある 」
斎藤知事は
「自分が知らないことがテレビで取り上げられ、評判になったら『聞いていない』と担当者を呼んで執ように責めたてる」
という告発文書の記載が事実か問われたのに対し、
「記憶にない。なんらかの指摘をしたとしても、いろいろなレクを受けているので、1つひとつ覚えていないこともある」
と述べました。
■「当時の判断は適切」
斎藤知事は
「出張先で玄関の20メートルほど手前で公用車を降りて歩かされ、出迎えた職員らをどなり散らした」
という告発文書の記載が事実か問われたのに対し、
「歩かされたことを怒ったのではなく、円滑な車の進入経路を確保していなかったことについて注意した」
「当時は車の進入禁止のエリアだと認識しておらず、当時の判断としては適切だったと思っている」
と答えました。

■証人尋問を終えて
証人尋問のあと、斎藤知事は記者団に対し
「自分なりに1つ1つの質問に懸命に答えた」
「自分の行為がハラスメントにあたるかどうかは、これから百条委員会や第三者機関で作業していく」
「改めて私の行為や言動を不快に思った職員には率直におわびし、県民にもおわびしたい」
と述べました。
また、進退については
「改めるべきところを受け止め、日々の仕事から変えていくことが大事で、県政を前に進めていきたい」
と述べ、辞職しない考えを重ねて示しました。
■維新の対応は
3年前の選挙で、斎藤知事を推薦した日本維新の会は、31日、藤田幹事長が神戸市で、党の兵庫県の地方組織や県議団の幹部と会談し、30日の斎藤知事の発言を受けた今後の対応を協議することにしています。
■維新の会 佐藤県議「断定するためにはもう少し調べたい」
百条委員会の委員を務める維新の会の佐藤良憲 県議会議員は、証人尋問のあとNHKの取材に対し、
「いろいろと事実は出てきていて核心に迫っている気はするが、断定するためにはもう少し調べたい」
「維新としては、もともと是々非々でやってきているので、まずは事実を解明していきたい」
「県議団としての対応はこれからの協議になると思う」
と話しました。
■百条委 奥谷委員長「説明責任が果たされたとは考えられない」
百条委員会の奥谷謙一委員長は証人尋問のあと記者会見で、
「尋問を聞いていて知事が記者会見で話している内容とそれほど変わらないという印象を受けた」
「説明責任が果たされたとは現時点では考えられない」
と述べました。
その上で、
「私の認識としては、告発文書に書かれていることはおおむね事実として認定できるのではないか」
「いろいろな意見があると思うが、極めてパワハラに近いと評価して差し支えないと思う」
「文書を作成した元局長に対する処分の手続きが適正だったのかどうかが非常に大きな論点だと思うので、来週の証人尋問は極めて重要になる」
「しっかり準備したい」
と述べました。

斎藤知事“パワハラ疑い”告発文書 百条委員会 証人尋問始まる
2024年8月23日 22時16分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240823/k10014557221000.html
兵庫県の斎藤知事のパワハラの疑いなどを告発する文書をめぐって、県議会の百条委員会では23日、初めての証人尋問が行われ、県の職員6人が出席しました。
目次
証人尋問 県職員6人が出席
職員アンケート 中間報告を公表
■証人尋問 県職員6人が出席
兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラの疑いなどを告発する文書をめぐって、県議会は、地方自治法にもとづく百条委員会を設置して事実関係の調査を進めています。
23日は初めての証人尋問が行われ、県の職員6人が出席しました。
百条委員会は、原則、公開することになっていますが、23日の尋問は、証言する職員の心理的負担などを考慮し、非公開で行われました。
委員会のあと、奥谷謙一委員長らが記者会見し、証人尋問の内容を説明しました。
それによりますと、斎藤知事のパワハラの疑いをめぐっては、出席者から
「パワハラを受けた」
という明確な証言はありませんでしたが、
「叱責や舌打ちがあった」
「最高幹部が文具を投げられた」
という証言があったということです。
また
「告発文書を作成した元県民局長がパソコンを押収されたときの音声データがある」
という証言もあり、百条委員会としてデータの提出を県に求めたということです。
さらに、来週30日の斎藤知事の証人尋問はインターネット中継を含めて全面公開で行うことや、来月5日と6日にも職員の証人尋問を行うことを明らかにしました。
■職員アンケート 中間報告を公表
兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラの疑いなどを告発する文書をめぐって、事実関係の調査を進めている県議会の百条委員会は、先月末からすべての県庁職員を対象にアンケートを行いました。
今月5日までに全体の半数近くにあたる4500人余りの職員から回答が寄せられていて、23日、その集計結果が中間報告として百条委員会に示されたあと、公表されました。
それによりますと、斎藤知事のパワハラの疑いを見聞きしたことがあると回答した人は、およそ4割にあたる1750人(38.3%)でした。
自由記述欄には
「公用車内で知事が激怒し、前部座席を蹴った」、
「机をたたいて怒り出す」、
「知事が出席するイベントや行事にマスコミが来ないと怒る」
などの内容がありました。
また、知事が贈答品を受け取っている疑いを見聞きしたことがあると回答した人は946人(20.7%)で、自由記述欄には
「40万円相当の革ジャンを試着し、『これはいい。もらえないか』と知事がおねだり」、
「両手で抱えきれない量のかきを全部1人で持って帰った」
などの内容がありました。
このほか
「受け取りを拒否した職員分のカニも知事が持ち帰ったと聞いた」、
「『その靴ほしいです。白い靴がほしいです』と発言した面談記録を読んだ」
などといった内容もありました。
ただ、回答は人づてに聞いたことをもとに書かれているものも多いということで、百条委員会は知事や職員の証人尋問で事実関係を尋ねるなど、調査の参考資料として取り扱うことにしています。
■斎藤知事「多くの職員が回答 大変残念な思い」
アンケートの中間報告が公表されたことを受けて、兵庫県の斎藤知事は記者団に対し
「個々の事案の内容は詳細に承知していないが、特にパワハラについては『人づてに聞いた』などの回答がおよそ4割にのぼっている」
「『県政をよりよくしていく』と3年間、必死でやり、必要な指示や指導をしたが、これだけ多くの職員が回答している事実に接し、大変残念な思いだ」
と述べました。
その上で
「職員の受け取り方とずれが生じたことで、不快な思いや負担をかけたことは重く受け止めなければならないし、真摯(しんし)に反省して改めていくことが大事だ。日々の業務の中では、職員への感謝の気持ちやねぎらいを積極的に伝えている」
と述べました。
■県市長会が要望書「県政が混乱し 大きく停滞」
兵庫県の元局長が作成した斎藤知事にパワハラの疑いがあるなどと告発する文書をめぐって県市長会は県庁を訪れ、斎藤知事に要望書を手渡しました。
要望書では一連の県の対応について
「県政が混乱し、大きく停滞していることは危機的とも評される」
としています。
その上で
「告発文書を公益通報者保護の対象とせず、十分な調査も尽くさず元局長を懲戒処分にしたことは多くの市長から不適切だと指摘があった」
として、県政の混乱を収束させるため最善の努力をするよう求めています。

斎藤知事は要望書を受け取り、
「心配をいただいていることに改めておわびを申し上げたい」
と述べました。
このあと、斎藤知事は記者団に対し
「指摘は真摯(しんし)に受け止めるが、県としては適切に対応してきたと考えている」
と述べました。
県市長会の会長を務める丹波篠山市の酒井隆明市長は記者会見で
「知事が自分の対応に追われて、県政を引っ張っていくリーダーシップを発揮できない状況にあることを大変、懸念している」
「百条委員会の調査ができるだけ早期に適切になされることを期待する」
と述べました。
■県民「事実をつまびらかにして」
斎藤知事に関する疑いを巡って県内では、事実関係を明らかにしてほしいという声が多く聞かれました。
このうち20代の大学生は
「疑惑になっているようなことをしていないなら、解明したほうがいいし、事実なら潔く認めたほうがいいと思う」
と話していました。
40代の会社員の男性は
「まわりがついてこないような状況では、政策を進めるにしても影響が大きいのではないか」
「まっとうな政治をしてほしい」
と話していました。
60代の女性は
「県政が止まっているように見えるので、県民が納得するような形で事実をつまびらかにしてほしい」
「人の命はすごく大事だし、公務員は一生懸命働いているので、みんなが幸せになれたらと思っている」
と話していました。

http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/842.html#c87

コメント [政治・選挙・NHK296] イスラエルにあなたの年金が流れていく…厚労省「ジェノサイド加担投資」引き揚げ“断固拒否”の不可解(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
19. 知的上級者 さん[378] km2TSY_ji4mO0iCCs4Lx 2025年3月30日 13:49:02 : VTH59AY6XQ : WWk1VDA0bXVWVGM=[4455]
<▽33行くらい>
「ヘロデ門」で検索して、画像の検索結果を見る
皇室の菊の御紋と全く同じものがヘロデ門にある
それは太陽だが、皇室のは中心からうんこが出るし明治から使っているものだ

日本で朝鮮人が神道と言っているものは、ユダヤ教なのである
なので神道政治連盟とか言ったら、ユダヤ政治連盟ということである

神社の神輿は、モーセの契約の箱だ
英国に作ってもらった君が代は、ヘブライ語として聞いて始めて意味が判る
実在した初代天皇から千年も遡って、架空の天皇をでっちあげたのは
古代イスラエルからユダヤ人が逃げ出したときに天皇が始まったとするためで
でっちあげ天皇の墓の年代測定をされたくないので、宮内庁は古墳調査を禁じている

古代イスラエルとは無関係の現イスラエルの国歌
せいぜい70年くらい前の作詞で、曲の方はパクリだ
  ・・・ユダヤの魂はずっと求めてきた
  そして歩き出した,東の果へ
  その眼は,ただシオンの地を見続けた・・・
古代イスラエルから逃げ出したユダヤ人が東の果で天皇になったとでも言いたいのか

偽ユダヤ人(民族的なユダヤ人ではないがユダヤ教の)安倍祖父らは
故郷の満州(高句麗)に、日本人が餓死するほどに日本の国富を注いで開発し
ユダヤ国を作ろうとした
しかし白人の偽ユダヤ人から横やりが入ったのか、
パレスチナにユダヤ国である偽イスラエルが建国された

しかし偽イスラエルの支配層は、ウクライナから来た白人のハザール人(ユダヤ教)である
この共に偽ユダヤ人であるハザールユダヤ人と朝鮮ユダヤ人は兄弟のように似ている
ユーラシア北部の元遊牧民で、長期の飢餓を経験して悪魔化していった
サイコパス脳になってしまって、もう人間とは言い難い人種だ

それが、考えられる限りの悪事を行って、富も権力も得た
しかし異教徒はゴイム(動物)と言いながら自分たちには文化が無い
馬に乗って集落を襲い人肉を食らっていた過去は、自分らの方が動物のようだ

そこで民族的なユダヤ人のパレスチナやイランを消滅させ、
自分らがユダヤ人に成り切るということを考えているのではないか

その偽イスラエルの国債2270億円を日本が保有とのことだが
日本はこれまで何百兆円も偽イスラエルに注いできた
悪魔の所業を止める鍵は日本の千代田遊郭にある
http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/852.html#c19

コメント [番外地6] アホが書いた日本国憲法 中川隆
41. 中川隆[-7311] koaQ7Jey 2025年3月30日 13:50:02 : 23jZb5XZGQ : S2VIenU2QTBlR1k=[8]
今、聞きたい!最強対談 内田樹 白井聡 憲法九条めぐる動き 日本は、世界はどこに行くのか
2025年3月9日(日)
https://www.youtube.com/watch?v=pQOmtTeAjv0

鎌倉生涯学習センター
鎌倉・九条の会
http://www.asyura2.com/13/ban6/msg/613.html#c41

コメント [政治・選挙・NHK296] 財務省の闇をえぐる(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
28. 新憲法制定[235] kFaMm5ZAkKeS6A 2025年3月30日 13:51:22 : hUuSuJDenw : MUpwZExQb0J6QzY=[142]
<△20行くらい>
>>17
>>だが、解体を実行できるのは誰よ? 一般人ではないだろう、

一般人でも有権者過半数(もしくは日本国憲法拒否派が支持派を上回れば)が
日本国憲法に拒否の意思表明(公式には請願という形がある)すれば、
民主主義を否定しないかぎり新憲法制定で統治制度を新しいものに
変えられることになるので、解体(=再編成だが)できる。

日本国憲法の下での政治家には財務省解体など全く期待できないが、
もし日本国憲法拒否が有権者多数の意思となれば、
この動きに乗りたい既存政治家が態度を豹変させる可能性がでてくるし、
この動きに触発されて政治家になろうとする新規参入者も出てくるはず。

財務省を含む中央官庁については新憲法の中に、再編や官庁幹部の罷免を
国民の意思表示で容易にできる制度を条文の中に入れればよい。
具体的にはある省庁を支持できないという有権者多数(もしくは支持できない派が
支持する派を上回る)の意思表示(特定の日の意思表示ではなく、個人が不特定の日
でも意思表示できてそれらの累積総数をもとにする。個人情報は保護)があれば、
幹部降格もしくは罷免すると明記しておく。
新憲法で設置する行政監察機関の判断で中央官庁を含む役所の再編や
人事異動もできることを明記しておき、役所のある特定部門に対してだけ
対処が必要な場合にも対応できる。


http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/848.html#c28

コメント [戦争b26] プーチン:平和的な手段で解決することに賛成だが、根本的な原因は排除する(櫻井ジャーナル) 赤かぶ
18. 新共産主義クラブ[-10514] kFaLpI5ZjuWLYINOg4mDdQ 2025年3月30日 13:51:31 : hzDentjx1k :TOR MzhaNmtCLzIxY1E=[3]

 「ロシア帝国運動」もネオナチだ。

 阿修羅掲示板で「東側」と呼んでいるものの本当の実体は米国の共和党だ。

 代表的な親ロシア派の「魑魅魍魎男」さんがいつも米国の共和党の宣伝ばかりしているのを見れば誰にでもわかる。



http://www.asyura2.com/25/warb26/msg/128.html#c18

コメント [政治・選挙・NHK296] スクープ!統一教会が解散命令後の残余財産1000憶円を実質吸収した他の宗教法人の所有へ(鈴木エイト) 赤かぶ
28. 氷島[2170] lViThw 2025年3月30日 13:52:54 : GuwuUXWiqM :TOR WDcuRDVNcTNRS3c=[6]
⇒《岸田前首相に追従したと言える官僚達によって法人の全ての財産は没収されることになります。十万人もの私たちの信者が集まる協会も施設も失うことになります。信徒の宗教活動の自由は深刻な制限を受けることになります》

岸田文雄氏は素晴らしい首相だと思いますね。
よくぞご決断されました。

それに比べて、菅義偉はダメだな。
http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/856.html#c28

コメント [医療崩壊13] 人口50万人の松戸市で、新型コロナワクチン同一ロットで709人死亡 (まつどしみん通信)  魑魅魍魎男
2. ブルックネリアン[758] g3WDi4Nig06DbIOKg0GDkw 2025年3月30日 13:53:02 : PSvTcVr5ME : TEtJbHZmT1NKNm8=[66]
さぁ、まつどしみん通信及びmRNAワクチン中止を求める松戸市民ボランティアには、感謝と激励を\(^O^)/
http://www.asyura2.com/24/iryo13/msg/572.html#c2
コメント [政治・選挙・NHK296] 通用しない斎藤知事の言い逃れ(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
46. 楽老[5673] inmYVg 2025年3月30日 13:54:42 : BOk6mbQWFk : M0VzdzM0ajlEbjY=[133]
>>29. 天元

あなたは都合が悪くなるとスルーして逃げる人だね
>24.:あなたの主張で首尾一貫しているのは、司直で断罪されない限り何をやっても良い。たとえそれで人の命が失われたとしても、と云う事ですね。

ここまで言われて何も言い返せずスルーしてしまうのかい。
>29.:外部通報制度に基ずく告発ではないという知事の判断は弁護士の意見を聞いての判断ともいわれてるようですね。

確かにそれは一つの見解だね。だからと言って、その形式的なことと、内実についての問題は別物だよ。
しかも、犯人捜しは違法とまで結論付けられている。

>29.:当時の状況判断からは知事の判断にも正当性があると自分は感じていますが。

そう思うのは勝手だが、二つの公に認められた機関が長期にわたって検証した結果報告書に知事側の意見が反映されていないとはこれ如何に
そこまで言うのなら反映されていない知事側の意見とは何ぞやと尋ねているのだよ。

    
http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/855.html#c46

コメント [NWO7] アメリカでは日本米が5キロで20ドル前後で値上げなし 米高騰は日本の稲作を壊滅させる完全な陰謀である  魑魅魍魎男
37. クセノン2[6] g06DWoNtg5My 2025年3月30日 13:58:50 : 8z9V3hsfMI : ZXptcVZMNURsRDI=[473]
日本人にとって米は重要だよ。
さらに日本の酪農家数は、昨年?ついに1万をきってしまったとも聞く

国会質疑で省庁内閣の事務次官級の官僚を質疑に引き出さないとだめでしょう。

事務次官は質疑に出ない出席しないなどいうバカな慣例は無視すべきであり、
彼らは下っ端の部下・議員に説明責任を押し付けふんぞり返っているのだろう?
国会質疑に引き出して、テレビでおのれの家族の前で生き恥をさらさせましょう。

財務省、経産省、総務省、厚労省、国土交通省、法務省、環境省もろもろ・・・の事務次官です。

質問する議員がイなけりゃ話になりませんが
------
日本凋落の要因:
2001年の省庁再編で、牽制しあうべき省庁を一体化させたため、
日本は三権分立の統制を好きなようにできる、国は弛緩した亡国構造に成り果てたのである。
例とえば、厚生省と労働省が同一組織であって良いはずが無いと思うのだが・・・

仕掛けたさせた下っ端内閣は小渕死亡後の森あるいは小泉あたりでしょうか?
内閣人事局という国民ダマシと共に、

真の黒幕は?アメと経団連?


http://www.asyura2.com/23/holocaust7/msg/784.html#c37

   

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