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2025年3月29日07時20分 〜
記事 [政治・選挙・NHK296] いよいよ自民党も百害あって一利なし 解散するべきは統一教会だけじゃない(日刊ゲンダイ)

※2025年3月27日 日刊ゲンダイ1面 紙面クリック拡大 文字お越し


※紙面抜粋


※2025年3月27日 日刊ゲンダイ2面


石破首相は解散命令に関する取材を拒否(旧統一教会は徹底抗戦の構え=右、田中富広会長)/(C)日刊ゲンダイ

 選挙で散々世話になり、教団と二人三脚で歩んできたのが自民党。解散命令に石破首相はコメントすら出せなかったが、いまなお、真相解明に目をつむり、被害者へも寄り添えない政党に公党の資格があるのか。企業・団体献金を巡る対応を見ても、この政党は存在理由を問われている。

  ◇  ◇  ◇

 被害の長さ、大きさ、深刻さを考えれば至極当然だ。文科省が請求を申し立ててから1年5カ月。東京地裁が統一教会(現・世界平和統一家庭連合)の解散を命じる決定を出した。民法上の不法行為を理由とするのは初めて。オウム真理教など過去2例は、いずれも幹部が起こした刑事事件が根拠となっていた。

「類例のない甚大な被害」「勧誘行為自体が教団の教理の実践」「組織体質を大きく変える根本的対策が講じられたとは言えない」──。116ページに及ぶ決定文には、高額献金被害に対する教団の責任を厳しく批判する言葉が並ぶ。

 決定では、教団信者が1980年以降、困難な事情を抱える人たちに「霊の因縁などが原因で、解決には献金が必要だ」と伝え、多額の献金勧誘を全国規模で展開していたと指摘。被害規模は民事訴訟の判決や和解、示談も含めて少なくとも1500人以上、約204億円と認定した。

 献金のために借金し生活できなくなる人が続出するなど「深刻な影響を受けた人が相当数おり、結果は重大だ」と糾弾し、違法な献金勧誘によって収入を得て税制上の優遇も受けていることから「法人格を与えたままにしておくことは極めて不適切。解散を命じることは必要でやむを得ない」と結論づけた。

 教団側は「国家による明らかな信教の自由の侵害だ」(田中富広会長)と猛反発。即時抗告する方針だ。続く東京高裁が地裁の判断を支持すれば、その時点で解散命令の効力が生じ、教団は宗教法人格を失う。法人税や固定資産税の非課税など税制上の優遇措置も受けられなくなるのだが、遅きに失した感は拭えない。

「もっと早く(解散命令の)請求が行われれば、これだけ多くの被害者が出ることはなかった」

 統一教会問題に携わってきた全国霊感商法対策弁護士連絡会(全国弁連)の木村壮事務局長はそう苦言を呈していたが、多くの国民も同じ思いではないか。

60年以上に及ぶ「いびつな共存関係」

 教団を巡っては80年代から霊感商法や献金強要の被害申告が相次ぎ、90年代前半には著名人の「合同結婚式」参加がワイドショーを賑わし社会問題化していた。全国弁連も90年代から解散命令を請求するよう繰り返し国に申し入れてきたが、国は一顧だにしなかった。

 なぜ問題を直視しなかったのか。その理由は既に白日の下にさらされている。長く政権を担い続けた自民党と統一教会の蜜月関係である。

 教団が日本で宗教法人として認証されたのは64年。本部を置いたのは、安倍元首相の祖父・岸信介元首相の東京・渋谷区南平台にあった自宅の隣だ。岸は68年に発足した教団の政治団体「国際勝共連合」の発起人にも名を連ねていた。

 ルーツは実に60年以上前にさかのぼる自民と教団の癒着関係。背景には「反共」の理念があるというが、タテマエに過ぎない。しょせんは選挙のためで、全国8万〜10万票とされる組織票に加え、無報酬のボランティアたちが熱心になって働く。22年参院選で井上義行参院議員が教団の支援を受け、当選。「投票用紙の2枚目は〜?」「いのうえよしゆき〜!」という集会の熱狂を記憶している向きも多いはずだ。

 選挙支援と引き換えに、議員側は具体的な政策について賛同を求められる「推薦確認書」に署名。政治がゆがめられることすら顧みず、恥じることなく進んで教団の広告塔となり、カルト教団の組織ぐるみの違法行為に長年、お墨付きを与えてきたのである。

 22年7月の参院選の最中、教団に恨みを持つ山上徹也被告が放った銃弾により、安倍が横死していなければ、今なお「いびつな共存関係」は続いていたに違いない。

カルト放置の重い責任に反省なし


あの凶弾がなければ…(山上徹也被告)/(C)日刊ゲンダイ

 歴代の自民党政権は、教団に虐げられてきた被害者の上により立っていた--。違法カルト教団との癒着を国民は許さず、当時の岸田政権の支持率は急落。世論に押される形で、今回の解散決定に至る調査を始めたが、身内にはとことん甘い。

 統一教会との癒着・もたれ合いが一挙に明るみに出ても、自民党内の総点検調査は1回こっきり。当時の所属議員の約半数にあたる180人が接点を認めたものの、あくまで自己申告どまり。その後も新たなつながりが表面化するたび、追加報告でお茶を濁し、再調査に応じる気配はゼロだ。

 そもそも、最もズブズブだった安倍は調査の対象外。教団票を差配したとされる安倍の役割は闇の中だ。組織的カルト集団を長く放置してきた政治責任の重さを痛感し、反省しているそぶりはみじんも感じないのだ。

 しかも今回の解散命令はまだ一里塚。被害者救済にはなお課題が残る。地裁は判決文で、22年度末時点での教団の「総資産」を1100億円余りと認定。うち7割ほどが現預金だったが、抗告後に教団の財産隠しや韓国本部への流出も懸念される。いざ解散が確定し、清算人が教団の金庫を開けたら、もぬけの殻。被害者の弁済に充てる資金が底をつく事態だってあり得る。解散後は財産目録などの書類を所轄庁に提出する義務もなくなるから、なおさら危うい。

 また解散しても法人格を失うだけで、宗教団体としては存続できる。オウムが悪い例で現在も後継団体が活動中だ。統一教会の傘下に無数に存在する関連団体を通じた悪質な献金勧誘を許せば、元のもくあみである。

中毒を治すには大本から断たなければダメ

 だからこそ、全国弁連などは被害者救済や監視強化の立法措置を政府に求めているのだ。さあ、ボールを投げられた石破政権はどう動くのか。その意気込みを語る石破首相のコメントを全国紙の隅から隅まで探したが、一向に見つからない。それもそのはず。解散命令決定を受けて内閣記者会が取材を申し入れたが、日程の都合を理由に断られたという。ア然だ。

「問題意識が低すぎます。統一教会を巡っては元信者やその家族の救済、『宗教2世』の人権侵害など問題山積です。立法措置と不断の監視が必要なのに、石破首相は人生の大半を奪われた被害者の苦しみに寄り添うつもりはないのか。安倍政権時代に教団の名称変更を認めた経緯など、真相を究明する気もない。長年世話になった以上、とことん追い詰めるわけにはいかないのがホンネと疑われても仕方ありません」(立正大名誉教授・金子勝氏=憲法)

 目下、国会で焦点となっている企業・団体献金の見直しについても、石破は後ろ向きだ。公明・国民民主両党がまとめた受け皿を政党本部と都道府県連に限定する「規制強化案」に難色を示し、あくまで自民提出の「公開強化案」に固執。自民案では年1000万円超の寄付をした企業・団体名を公開するが、その対象は国会議員関係政治団体のみ。自民の政党支部のうち7000を超える地域・職域支部は公開対象から外れるという抜け穴だらけのザル法を取り下げようともしないのだ。法大名誉教授の五十嵐仁氏(政治学)は、こう言った。

「統一教会も企業・団体献金も『票』と『金』とその力に違いはあれど、政治を歪めている点では同じです。自民党の政治資金団体『国民政治協会』に対する業界団体・大手企業の献金額は毎年24億円台に上り、さらに政党支部への献金額は約18億円。合わせて約42億円に達する企業・団体マネー中毒に、自民党はむしばまれています。この問題も統一教会との癒着と同様、ノラリクラリと風が過ぎるのを待つだけで、自浄能力は期待できません。カルト教団も企業献金も権力に近づいてくる。中毒を治すには大本から断たなければダメ。権力の座から退いてもらうのが最も効果的です」

 いよいよ、自民党も百害あって一利なし。この政党に公党の資格はあるのか。解散するべきは統一教会だけじゃない。

http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/849.html

記事 [政治・選挙・NHK296] 国民民主党「パワハラ問題」ウヤムヤ決着狙いミエミエ…玉木代表が被害者に言い放った“隠蔽圧力”発言(日刊ゲンダイ)


国民民主党「パワハラ問題」ウヤムヤ決着狙いミエミエ…玉木代表が被害者に言い放った“隠蔽圧力”発言
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/369641
2025/03/27 日刊ゲンダイ


ウヤムヤ決着は許されない(C)日刊ゲンダイ

 地方選で連勝し、乗りに乗る国民民主党。参院選に向けて新たな経済対策もまとめ“絶好調”だが落とし穴がある。千葉県連のパワハラ問題だ。

 パワハラの疑いをかけられているのは、昨秋の衆院選で千葉5区から出馬し比例復活した岡野純子衆院議員と、県連幹事長の天野行雄県議。被害を訴えているのは工藤由紀子浦安市議だ。

 もともと専業主婦だった工藤市議は、岡野氏に請われて2023年の浦安市議選に出馬(県連は岡野が出馬要請した事実はないと否定)。当選したが、選挙中に岡野氏に助言を求めても「忙しい」などとあしらわれ続けた。その後、岡野氏の衆院選の選対本部の事務局長を務めたが、連日叱責を受けるなどした結果、体調不良に。昨年5月に適応障害の診断を受け、6月に県連に離党届を提出した。

 こうした問題を受け、現在、党本部主導で事実確認を行っている。ところが、第三者機関による調査を玉木代表がかたくなに拒んでいるため、県政関係者からは「本気で調べる気があるのか」「岡野さんらに軽い処分を下して幕引きするつもりじゃないか」といった声が上がっているのだ。

玉木代表に発言の意図を直撃すると…

 玉木代表本人も事を荒立てず、ウヤムヤ決着を望んでいるフシがある。玉木代表は昨年6月、離党届提出後の工藤氏本人と面会。工藤氏の挨拶に対し、玉木はこう言い放ったという。

「何とかならんかぁ? 何とかするからさぁ」

 大ゴトにせず、何とか穏便に済ませようという態度がアリアリだったという。

 しかし、いくらなんでも心身ともに限界に達し、離党に追い込まれた当人にかける言葉ではないだろう。本来、被害を訴える本人に寄り添うことが、トップのあるべき姿のはずだ。なのに「離党せずに何とかならんか?」とは、“隠蔽圧力”と取られても仕方のない暴言だ。

 日刊ゲンダイは25日の玉木代表の定例会見で、当時の発言について「適切ではないのではないか」と指摘した上で、その意図を質問。玉木代表はこう回答した。

「それも含めて(パワハラの)調査の対象だと思いますので、ここで具体的なことを申し上げるのは差し控える。ただ、これまで党に所属していただいた議員としての貢献に感謝を申し上げ、円満な形でその場では話したと記憶しています」

 一体、どの点が調査対象なのか。

「玉木さんに悪気はないのでしょう。ただ、キチンと調査する気があるかは微妙。党内からも『こういう問題はスピード第一なのに動きが遅い』『上が何をやっているのか全く見えない』といった声が上がり始めています」(国民民主関係者)

 このまま「何とかなる」とは思えない。

  ◇  ◇  ◇

 関連記事【動画あり】では、岡野純子衆院議員に直撃している。

http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/850.html

記事 [政治・選挙・NHK296] 国民玉木雄一郎氏、共同代表打診暴露の泉房穂氏に反論「自公連立入りは泉氏のアドバイス」(産経新聞)
https://www.sankei.com/article/20250328-C6AQ3VXTBFCDBASZSTSALNW6DU/





オーッ!

泉氏がXに書き込んだ。

「与党入りの話に驚いて確認すると、(国民民主の玉木雄一郎代表は)財務省同期の(自民党選対委員長の)木原誠二さんと話を通しているとのことでした」

ヒェー!

狼狽した玉木氏の言い訳。

「・・・『どう思うか?』程度の話でした。・・・」

そんな訳なかろう。

「自公連立入りは泉氏のアドバイス」

そんなこと言う訳なかろう。

人は、それを責任転嫁と言って批判し、軽蔑する。


どちらが「嘘」を言っているかは、既に明らか。

嘘を言う必要のない泉氏。

嘘を言わなければならない玉木氏。


噂は事実だった。

「ゆ党」の誹りを尻目に、連立入りを画策していたとは、・・・。

「その馬脚」を露わにされた玉木氏、心中穏やかではないだろう。

103万円の壁で見せた「ファイティングポーズ」も国民向けの擬態とバラされてしまった訳だ。

結果は、利用されるだけされて、トンビに「油揚げ」をさらわれたカラスが泣く。

「アホ―、アホ―」

配偶者を欺いて愛人を作ったり、国民を欺いて与党入りを画策したり、人を欺いて地位で釣ろうとしたり。

そんなのが、公党の代表にしがみつく・・・。

そんなんでいいわけ?




以下に記事の全文を転載する。


国民民主党の玉木雄一郎代表は28日、自身のX(旧ツイッター)で、元兵庫県明石市長の泉房穂氏が令和5年7月に国民民主の共同代表の就任を打診されたことを27日にXで明かしたことについて一部認めた。「2年前に神戸で会い、兵庫9区での出馬の可能性を確認したことは事実です」と書き込んだ。

■「勘違いさせてすいません」

ただ、泉氏は打診を断った理由に「自公与党との連立を前提にした話だったから。与党の延命に手を貸すようなことはしたくなかった」としている。これについて玉木氏は「『国民民主党は連立に入った方がいい』とむしろ泉さんの方からアドバイスをいただきました」と反論した。

泉氏は、与党連立入り後の少子化担当相就任も打診されたと主張している。

これに対して、玉木氏はXに「岸田文雄内閣(当時)が担当大臣として泉さんを抜擢したらいいのにという趣旨で申し上げました。勘違いさせてしまったのなら、すみません」と投稿した。

当時、玉木氏は泉氏に対して「少子化担当大臣でご経験を生かしたらいい」と伝えたといい、泉氏から「一議員よりも大臣などで経験を生かしたい」といった発言があったという。

■参院選で泉氏に対抗馬擁立

共同代表就任を打診したことについては「国会議員以外を共同代表にするとのアイデアは、当時1%に満たない支持率だったわが党の党勢拡大の1つのアイデアとして提案していた」とし、「その候補として泉氏をはじめ複数の方にアイデアを聞いていただいたことは事実ですが、あくまで『どう思うか?』程度の話でした」と強調した。

泉氏は今夏の参院選兵庫選挙区(改選3)から無所属で立候補することを表明している。


玉木氏は、泉氏の24日の出馬表明会見の言動について「あまりにも公党に対する敬意を欠いたものだった」とし、兵庫県連による推薦の検討を取りやめ、「国民民主党独自候補擁立の方向で動いています」と書き込んだ。


記事の転載はここまで。


「魅力的な政党はない」と発言したことを理由にするのは、国民民主党一流の問題のすり替え。

「あまりにも公党に対する敬意を欠いたものだった」とは、どういうことだ?

「不貞」という不法行為をしても、自らの進退には頬被りしている人物を代表に据えて恥じない国民民主党に、どのような敬意を払えと言うのだ?。

それを、「不貞」という不法行為をして恥じない「ご本人」が言うか?

ふつう・・・。


泉氏は「私の配慮の欠けた対応により、多大なるご迷惑をおかけしたことにつき、・・・」お詫びしているようだが、

要するに、

不都合な真実を、あれやこれや「バラしちゃって、ごめんね。」

と。

既に国民の知るところとなった不都合な真実。

削除しても、拡散は止まらない。

SNSの怖さよ。

覆水盆に返らず。

夫婦関係も同じ。

さてはて、どんな結末で収束したのやら・・・。

「2人の女性への慰謝料」、安くはなかったと思いたい。

残されたのは「ご自身」の進退のみ・・・。

国会議員を辞めないで言い訳?




オーッ!と驚く事実をXに書き込んだ、その記事を同じ産経新聞が報じている。

「泉房穂氏、国民民主党共同代表打診の過去明かす「自公と連立前提で断った」入閣条件提示も」

https://www.sankei.com/article/20250328-ZOCSM4FU6NDT5H5TUYEANYM7QE/

元兵庫県明石市長の泉房穂氏は27日、X(旧ツイッター)で、令和5年7月に国民民主党の共同代表就任を打診されていたことを明かした。「お断りした」として「自公与党との連立を前提にした話だったからです。私自身は、これまでの与党の枠組みの延長≠ナはなく、新しい政治≠始める必要があるとのスタンスで、与党の延命≠ノ手を貸すようなことはしたくなかった」と書き込んだ。

泉氏は同年4月に明石市長を退任しており、当時国民民主党が自民、公明両党の連立政権に参加するかが政界の焦点となっていた。

7月17日にJR新神戸駅近くのホテルで打診されたといい、「@共同代表の就任と、A近畿ブロック比例単独1位と、B与党連立入り後の少子化担当大臣の3点セットでの打診でした」と振り返った。

「与党入りの話に驚いて確認すると、(国民民主の玉木雄一郎代表は)財務省同期の(自民党選対委員長の)木原誠二さんと話を通しているとのことでした」と書き込んだ。

泉氏は今夏の参院選兵庫選挙区(改選3)から無所属で立候補することを表明している。打診の経緯を明らかにした理由について「事実は事実として国民に明らかにしたうえで、国民の判断を仰ぐべきとの思いです」と投稿した。

記事はここで終り。









http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/851.html
記事 [政治・選挙・NHK296] イスラエルにあなたの年金が流れていく…厚労省「ジェノサイド加担投資」引き揚げ“断固拒否”の不可解(日刊ゲンダイ)

イスラエルにあなたの年金が流れていく…厚労省「ジェノサイド加担投資」引き揚げ“断固拒否”の不可解
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/369595
2025/03/27 日刊ゲンダイ


我々の年金がイスラエルの最大手軍需企業にも(投資撤退を求め、署名2万3167筆を厚労省に提出)/(C)日刊ゲンダイ

 会社員が加入する厚生年金を活用して基礎年金を底上げする「年金改革法案」の提出を巡り、政府・与党内でスッタモンダしているが、年金積立金の運用が人道上の重大問題をはらんでいることをご存じか。イスラエルによるパレスチナ自治区ガザでのジェノサイドに加担している可能性があるのだ。

 イスラエルは今月18日、1月に発効した停戦合意を破ってガザへの大規模な軍事作戦を再開。ガザ保健当局によると攻撃再開から23日までに計673人が犠牲になったという。イスラエルが軍事作戦を開始した2023年10月以降、ガザでの死者は5万人を超えた。

 25日の参院特別委員会で、岩屋外相は攻撃再開について「非常に遺憾」と表明しただけ。問題は、民族浄化に等しい攻撃を非難すらしない日本政府の姿勢だけではない。年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)による投資を通じ、年金が国際法違反を指摘されているイスラエルに流れているのだ。

 GPIFは昨年末時点で、約2270億円ものイスラエル国債を保有。同国の最大手軍需企業「エルビット・システムズ」の株式も持っており、その額は約46億円に上る。

 虐殺行為を行う国や企業への投資を止めない政府の不作為に「ノー」と突き付けてきたのが、「イスラエルからの投資撤退を求める市民の会」だ。24日に参院内で開いた集会には、約200人の市民と野党の国会議員らが参加。GPIFの監督官庁である厚労省の年金局資金運用課に、投資撤退を求める署名2万3167筆を手渡した。

 しかし、厚労省は塩対応。GPIFが環境や社会に配慮した事業を行う企業に積極的に投資する「ESG投資」を掲げていることとの整合性を問われても、運用において被保険者の利益を最優先する「他事考慮の禁止」を盾に、「外交や安全保障等の理由により特定の国や企業を投資対象から除外することは、ESG投資の文脈からは認められない」(資金運用課課長補佐)と譲らなかった。

GPIFに判断丸投げ

 パレスチナ侵攻については「ESGの文脈から見ても適切なものではない」(課長補佐)と断言したが、「それをもって投資撤退まで行うかどうかは、GPIFの判断かと思います」(同)と丸投げ。これが監督官庁とは呆れてしまう。

 ノルウェーの政府年金基金はイスラエル通信企業から投資を引き揚げた。日本政府も見習ったらどうか。

http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/852.html

記事 [政治・選挙・NHK296] 石破首相が右派ヘイトに露骨スリ寄りの情けなさ…「戦後80年談話」見送りのへっぴり腰(日刊ゲンダイ)

石破首相が右派ヘイトに露骨スリ寄りの情けなさ…「戦後80年談話」見送りのへっぴり腰
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/369752
2025/03/29 日刊ゲンダイ


見る影もない(石破首相)/(C)日刊ゲンダイ

 延命のためには信義をあっさり捨て、右派にトコトンすり寄る。石破首相のへっぴり腰にはア然だ。戦後80年の節目に合わせた閣議決定を伴う「戦後談話」について、石破首相は自民党内の保守派の反発などに配慮し、出さない方針を固めたという。夏の参院選をめぐっては、法務当局に人権侵犯を認定された「歩くヘイト」の杉田水脈前衆院議員を公認。露骨な右派ヘイトへのすり寄りにはヘドが出る。

 石破首相は1月の国会審議で「なぜあの戦争を始めたのか。検証するのに80年の今年は極めて大事だ」と強調。日韓国交正常化60年とも重なる戦後80年談話の発出に意欲を見せていた。ところが──。一変した背景を朝日新聞(28日付朝刊)はこう書いていた。

2カ月で転向

〈関係者によると、戦後70年談話に関する有識者会議の北岡伸一・座長代理が今月10日の首相との会食で、談話を出すことに否定的な見解を首相に伝えた〉

「戦後レジームからの脱却」を掲げた安倍元首相が第2次政権時代に出した戦後70年談話は戦後50年の村山談話、戦後60年の小泉談話に盛り込まれた「植民地支配」「侵略」「痛切な反省」「心からのおわび」との文言を踏襲する一方、「あの戦争には何ら関わりのない私たちの子や孫、その先の世代の子どもたちに謝罪を続ける宿命を背負わせてはならない」と主張。要するに、謝罪はこれでひと区切りだと右派は考えているわけだ。北岡氏は集団的自衛権行使を容認する解釈改憲の道筋をつけた人物でもある。

 立正大名誉教授の金子勝氏(憲法)はこう言う。

「侵略戦争に巻き込まれたアジアの国々が日本の謝罪は不十分とする一方、自衛戦争と強弁する右派は責任を問われたくない。70年談話に一筆も加えてはならんと石破首相を牽制したのでしょうが、それにしても情けない。『小日本主義』を唱えた石橋湛山元首相を敬愛し、日中国交正常化を実現した田中角栄元首相を政治の師と仰いでいながら、目先の参院選を意識して正反対の勢力に迎合している。権力の魔力に取りつかれ、ヘリクツを言ってでも地位にとどまりたいのがミエミエです」

 参院選で自公与党が50議席を確保できなければ、衆参両院で過半数割れ。野党がいくらヘナチョコでも、下野は免れない。

「杉田擁立をめぐり、石破総理は当初、確かに難色を示していた。岸田前首相最側近の木原誠二選対委員長が提案し、政権維持が第一の森山裕幹事長の説得に折れて容認。右寄りの3割を占める岩盤保守層の他党流出を食い止めるには致し方ないという判断で、杉田氏の当落は二の次です」(与党関係者)

 ホントえげつない。

http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/853.html

記事 [政治・選挙・NHK296] 解散命令に反発…統一教会の警戒すべき動き 鈴木エイト カルトな金曜日(日刊ゲンダイ)

解散命令に反発…統一教会の警戒すべき動き 鈴木エイト カルトな金曜日
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/369718
2025/03/28 日刊ゲンダイ ※後段文字お越し


旧統一教会は即時抗告する方針(C)共同通信社

 3月25日、東京地裁は統一教会(現・世界平和統一家庭連合)に対し、宗教法人としての解散を命じた。その判断は当然であり、そもそも請求が遅すぎたくらいだ。

 解散命令について定めた宗教法人法81条の「法令違反」には、刑法だけでなく民法を含めあらゆる法令が含まれるとの最高裁判断が質問権行使を巡る別の訴訟で示されており、焦点は組織性、継続性、悪質性をどう判断するかだった。決定要旨を読むと地裁はこの3点について認定している。

 統一教会は即時抗告する方針だ。今後は高裁での解散決定による清算手続き開始を見据え、さまざまな法整備が必要となる。教団が保有する財産が清算開始前に流出することを防ぐための財産保全。清算人の権限強化、残余財産を被害賠償へ充てる法的な枠組み。いずれも実効性のある被害者救済のために必須である。

 私は当日、解散命令が出る2時間前の午後1時に地裁前へ行った。すでに多くの報道陣が待機しており、懸念された統一教会信者の抗議活動などはなかった。その後、ラジオ番組出演のため、いったん離れた。午後3時過ぎに戻ると、決定文を受け取った教団顧問弁護士らは地裁を去ったあとだった。報道映像を確認すると、囲み取材を受けると言っていた弁護士は、待ち構えた報道陣に「解散」と答えると、足を止めることなく振り切り、車に乗っていた。解散命令が出ないと見込んでいたと思われる。

 統一教会は午後7時から渋谷の松濤本部で記者会見を開いた。私はラジオ番組出演後に、現地へ行って会見参加を申し込んだが、断られた。他のメディアはノーチェックで会場入りさせていたにもかかわらず、私に対しては職員が「立ち入り禁止だ! 警察を呼ぶぞ」とエキセントリックだった。解散命令に至った元凶とでも認識されているのだろう。それほど過剰な反応だった。

 自民党から関係を断絶された教団はトランプ米大統領側近に接近し、外圧による日本政府への働きかけを画策している。また、韓国メディアを日本へ呼び、レクも行うなどしており、韓国国内では教団に好意的な報道が増えている。こういった諸外国への働きかけも要注意だ。

 一方、日本の政界との関係性において危惧しているのは政治団体「NHKから国民を守る党」(N国党)との連動だ。被害者や被害救済に取り組む弁護士に対して、教団関係者が誹謗中傷している。解散命令を機に激化し、N国党との連動によって看過できないレベルに誹謗中傷が深化する懸念がある。


鈴木エイト ジャーナリスト

1968年生まれ。日大卒。日本ペンクラブ会員。ニュースサイト「やや日刊カルト新聞」主筆。日本脱カルト協会理事。「自民党の統一教会汚染 追跡3000日」「『山上徹也』とは何者だったのか」などの著書のほか、共著・編著多数。

http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/854.html

   

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