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2025年3月22日00時50分 〜
記事 [政治・選挙・NHK296] 高すぎる議員報酬が間違いの元(植草一秀の『知られざる真実』)
高すぎる議員報酬が間違いの元
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2025/03/post-51561a.html
2025年3月21日 植草一秀の『知られざる真実』

自民党の金券腐敗政治の闇が深い。

金券=商品券を配っていたのは石破茂首相だけでない。

石破首相でさえこれまでに10回程度の金券配布を認めている。

歴代の首相は「法令に基づき適切に対応してきた」とするだけで、金券配布を否定しない。

〈金券配布政治〉という〈金権腐敗政治〉。

裏金も金券も日常茶飯事だったことが分かる。

日本で政治はビジネスだ。

「金儲け」のために政治をやっている。

一部の野党は金儲けのために政治をやっていない。

しかし、与党のみならず、野党の一部でも「金儲け」のビジネスとして政治をやっている者が多い。

このような政治を一掃する必要がある。

大きな問題が三つある。

第一は議員の処遇が高すぎること。

第二は企業献金を認めてしまっていること。

第三は財政支出が利権補助金まみれであること。

財政のしくみと政治のしくみが薄汚れた金まみれなのだ。

これらの制度を根本から刷新する必要がある。

まずは議員報酬が高すぎる。

本来、議員は国民に奉仕する仕事。

金儲けの仕事でない。

薄給とまでは言わずとも中所得の報酬でよいはずだ。

国税庁が公表している民間給与実態調査は所得階級別の給与所得者数を公表している。

2023年の調査結果によると、1年を通じて勤務した給与所得者5076万人のうち、年収400万円以下が51%、年収200万円以下が20%。

給与所得者の半分以上が年収400万円以下である。

所得中央値は400万円程度になる。

これに対して国会議員の歳費は月額129万4000円。

年額1552万8000円。

これに期末手当(ボーナス)が年額635万円加算され、両者合計は年額で2187万8000円になる。

これ以外に、調査研究広報滞在費(従来の文書通信交通滞在費)が月額100万円で年額は1200万円。

さらに立法事務費が月額65万円、年額780万円支払われる。

両者の合計は1980万円になるが、「手取り」として1980万円を得るには課税前の収入では3300万円必要(限界税率40%で計算)。

歳費との合計は5487万8000円ということになる。

国会議員になると年収が5487万円も支払われるということ。

さらにJR特殊乗車券・国内定期航空券の交付や、3人分の公設秘書給与や委員会で必要な旅費、経費、手当、弔慰金などが支払われる。

これに加えて政党交付金の一部が各議員に支給される。

給与所得者の平均(中央値)が年収400万円であるのに対して、国会議員になると、なっただけで年収5488万円になる。

どう考えても高すぎる。

5分の1に縮小すべきではないか。

政党交付金制度は企業献金を廃止する見返りとして創設されたもの。

巨額の政党交付金が給付されるようになったにもかかわらず、企業献金が禁止されていない。

与党政治屋は企業献金をもらうために政治活動をしていると言っても過言でない。

政治資金パーティーで多額のお金を集めるが、資金の出し手は何らかの利益供与を受ける企業が中心になる。

政治稼業が利権ビジネスになっている最大の要因は日本財政が補助金漬けになっているからだ。

利権補助金の巣窟が補正予算。

恐るべき金額が利権支出としてバラまかれている。

この構造を変えなければ日本政治の腐敗を止めることはできない。

日本政治の根底からの刷新が求められている。

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ぜひご高覧賜りたい。

http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/812.html

記事 [政治・選挙・NHK296] 参院兵庫に泉房穂氏出馬へ 元明石市長、無所属で
参院兵庫に泉房穂氏出馬へ 元明石市長、無所属で
2025年03月21日 22時42分 共同通信

https://www.47news.jp/12339351.html

 元兵庫県明石市長の泉房穂氏(61)が、今夏の参院選で兵庫選挙区(改選数3)に無所属で立候補する方針を固めたことが21日、関係者への取材で分かった。関係者によると、24日に記者会見し表明する予定。立憲民主党と国民民主党が支援する方向で調整している。
 泉氏は旧民主党の衆院議員を経て、2011年の明石市長選で初当選。手厚い子育て支援策で注目を集めた。市幹部らへの暴言問題を二度起こした責任を取り、23年の市長選に出馬せず任期満了で退任。その後はテレビ番組のコメンテーターなども務めた。
 兵庫選挙区では、いずれも現職で自民党が元法務政務官加田裕之氏(54)、公明党が元農林水産政務官高橋光男氏(48)を擁立する方針。参政党の新人で建築事務所代表藤原誠也氏(36)も立候補を表明している。
http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/813.html
記事 [政治・選挙・NHK296] 閣僚が「野党にも配った」と卑しい言い訳…自民党は「商品券、どこが悪い」と居直っている(日刊ゲンダイ)

※2025年3月21日 日刊ゲンダイ1面 紙面クリック拡大


※紙面抜粋


※2025年3月21日 日刊ゲンダイ2面

閣僚が「野党にも配った」と卑しい言い訳…自民党は「商品券、どこが悪い」と居直っている
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/369376
2025/03/21 日刊ゲンダイ ※後段文字お越し


金権体質が自民党の根源的DNA(C)日刊ゲンダイ

 石破首相の商品券問題は歴代政権にも波及しているが、これは容易に想像できたこと。呆れるのはいまだにてんで悪びれていない感覚だ。「法に触れない」という詭弁を弄し、金権政治を正当化する腐敗政党の正体が改めて露呈している。

  ◇  ◇  ◇

「岸田政権でも首相との会合前に秘書が商品券を持ってきた」

「第2次安倍政権時の首相公邸での会合で商品券が配られていた」

 次から次へと、商品券をもらったという証言があふれ出てくる。まさに、自民党内の「言ってはいけない真実」だったのだろう。石破首相をかばうかのように「歴代の首相の慣例」と口にした参院議員が即座に「撤回」させられていたが、やっぱり、慣例だったのだ。

 岸田政権時の商品券配布は、20日の朝日新聞によれば、その手法も石破の配り方とまったく同じだ。

 2022年12月20日に首相公邸で開かれた政務官との会食後、翌日に岸田の秘書が政務官の議員会館を訪ね、「総理からです」と紙袋を手渡したという。中には岸田の地元の製菓会社のクッキーと茶封筒に入った10万円分の商品券。その包装紙も石破が使ったのと同じ大手百貨店のものだった。こりゃ、どう考えても、歴代首相が代々、受け継いできたと考えるのが自然である。

 岸田の事務所は「会合は法令に従い適正に行っている。それ以上についてはコメントを差し控えたい」と文書で回答。菅元首相の事務所は「手土産を差し上げたことはあるが、法令の範囲内で適正に行っている」とコメント。麻生元首相の事務所は「国会議員との会合の性質に応じて、適宜適切に処理していた」とまあ、揃って木で鼻をくくったような対応なのだが、キッパリ否定しないのだから、やったと言っているも同然だ。立憲民主党の野田代表は、旧民主党政権時代の首相在任時に商品券を配ったことがあるかと問われ、「全くない。即答できる」と完全否定している。

自民党の文化そのもの

 もっとも、自民党内で金品バラマキが慣例化しているのは容易に想像できたことではある。呆れるのは、これだけ大きな問題になっても、いまだに悪びれず、居直っていることだ。

 石破は「政治活動に使ってくださいという意図は毛頭ない」「法的には問題ない」と相変わらずの強弁。さらには、「野党にも配った」と卑しい言い訳を繰り出す閣僚まで出てきた。

 18日の衆院法務委員会で、鈴木馨祐法相が、20年前の話としながらも、こう主張したのだ。

「当時は国会で乱闘騒ぎなどがあった時に、野党のみなさんにもスーツのお仕立券という形で出しているという話も聞いたことがある」

 野党も巻き込んで、自民の問題を矮小化させようという姑息な態度なのだが、ア然とするのは鈴木は、法務省職員に月餅3個入りの特注の菓子折りを大量配布し、公職選挙法違反(寄付禁止)の疑いが持たれたばかりの人物。よくもまあ。厚顔としか言いようがない。

 野党は発言の訂正を求めて猛反発。立憲の野田は「自民の政治文化の問題ではないか。構造的に根の深い問題になってきた」と、今後も追及を続ける姿勢を強調している。

 政治記者歴50年の野上忠興氏が言う。

「自民党の文化、そのものですよ。総裁選でカネが飛び交うという話があったように、総裁選びは党内で多数を取ることであり、数はそのままカネを意味した。“手ぶら”じゃ数は集まらない。自民党は誕生以来ずっとそういう体質なんです。だから、商品券を配るのも、良いとか、悪いとかじゃない。『手土産は当然』という感覚。いま党内から、次々と『私ももらった』などの証言が出てくるのも、罪悪感がないことの裏返しですよ」

カネがすべて、中身空っぽの「黒い虚党」は崩壊しかない


一般国民の神経を逆なで(C)日刊ゲンダイ

「10万円の金券が手土産」という非常識な金銭感覚にも、多くの国民が呆れ果てている。10万円が当たり前どころか、10万円は最小単位で、20万、30万、50万円の場合もある。それを仲間内で贈り合う。世間一般との感覚のズレは甚だしい。

 庶民は3年以上続く物価高に苦しみ、1円でも安い商品を探して回っている。10万円は4人家族の1カ月の食費に匹敵する。主食のコメの平均価格が、ついに5キロで4000円の大台を突破し、ため息しか出ない。そんな庶民の神経を逆なでするのが、自民党のフザけた開き直りなのである。

 石破は「反省している」と陳謝はするものの、「法に触れないから問題ない」の一点張り。19日の参院予算委員会では、自民党内から商品券配布についての証言が相次いでいることについて、「どの議員が答えたか存じない。自分の名前を明らかにしないのはフェアだと思っていない」と逆ギレしていた。

 だったら、自分たちでキッチリ調査したらどうなのか。政治資金規正法に抵触する疑いも晴れていない。あれが政治活動ではないなら、何でも裏金にできてしまう。

 誰が、いつから、何の目的で始めたのか。原資はどこからで、どのように使われたのか。その点で、商品券配布問題は、派閥パーティー事件に続く「第二の裏金」事件の様相だ。「法に触れない」という詭弁を弄し、金権政治を正当化する腐敗政党の正体が改めて露呈している。

 元経産官僚の古賀茂明氏はこう言う。

「今回の問題は、自民党の金権体質が『自民党を自民党たらしめる』根源的DNAであることを露呈しました。歴代首相がお土産を渡してきたという証言は本当だと思います。自民党はそういう政党なのです。お金が潤滑油。上に立つ者は下の者にお金を配るのが当たり前。下の者はパーティー券販売マシンとなって資金稼ぎに貢献することが当たり前で、それができない者は、爪はじきにされる。だから、何をするにも、まずはお金。毎晩、高級料亭あるいは高級レストランでの飲食が行われ、あらゆる話はそこでなされる。お金がなければ政策の話をすることもできない。お金がない政治は想像すらできない。それが自民党なのです。お金がなければ何もできないので、自民党の命綱は巨額の献金をしてくれる企業や団体ということになります」

自民党が金権政治を終わらせるのは不可能

 政策を歪める、事実上の贈収賄が企業・団体献金だ。国会では今月中に、その在り方についての結論を得ることになっているが、19日に立憲と日本維新の会が「禁止法案」を共同提出したのに対し、自民は「透明性確保」などと、ぬるい主張を続けている。

 国民民主は禁止に難色を示し、「規制を強化して存続」で与党・公明党と協議中。結果的に自民を助ける“ゆ党”の立ち位置全開である。

「金権体質が悪であり、それが自民党の根源的DNAであるとすれば、悪を根絶するには、自民党を消滅させるしかないという結論になります。その方法は、ただひとつ。企業・団体献金を完全禁止し、そのルールを厳格に執行することです。自民党の金権体質は、何回スキャンダルが起きても変わりませんでした。国民は、何回も何回も自民党に裏切られてきた。そんな国民にとって石破首相は、『クリーンで、一人でも信念を貫く』政治家であり、最後の『一縷の望み』でした。しかし、その石破首相が10万円の商品券を配った。さらに、違法ではないから問題ないと居直った。このことは、自民党が金権政治を終わらせるのは不可能だということを明確に示したと言えます。自民党とは、結局はカネだけの政党だった。政策を掲げてはいたが、それは表だけ。中身は空洞の政党でした。つまり『虚党』ということです。そして、黒から白に蘇るかと思って託した石破首相もこれまでの自民党と同じ。結局、自民党は真っ黒な政治家だけの集まりだということになるのです。国民に正体を見抜かれた『黒い虚党』の将来は、『崩壊』しかないでしょう」(古賀茂明氏=前出)

 自民党の言う「政治にはカネがかかる」の意味は、身内に金券を配るからカネがかかるということだと国民は思い知らされた。カネがすべてで中身空っぽの黒い虚党にこれ以上、国の舵取りを任せられない。「財務省解体デモ」はいいが、先に自民党を解体しないと、この国は良くならない。

http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/814.html

記事 [政治・選挙・NHK296] 自民に渦巻く「石破降ろし」は完全消滅…岸田前首相にも“商品券問題”が飛び火し再登板が立ち消えに(日刊ゲンダイ)


自民に渦巻く「石破降ろし」は完全消滅…岸田前首相にも“商品券問題”が飛び火し再登板が立ち消えに
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/369379
2025/03/22 日刊ゲンダイ


再登板は立ち消え(岸田前首相)/(C)日刊ゲンダイ

 石破首相を窮地に追い込んでいる商品券配布問題が岸田前首相に拡大した。在任中の2022年、首相公邸で開いた政務官との夕食会に合わせ、岸田事務所が10万円分の商品券を参加者に配っていたことが判明した。自民党の歴代政権で慣習化していた疑いが強まり、再登板を狙っていた岸田前首相の野望もパー。党内に渦巻いていた「石破降ろし」の機運も雲散霧消だ。

  ◇  ◇  ◇

 岸田前首相は22年12月20日、公邸で夕食会を開催。招かれたのは各府省庁の政務官で、当時の松野博一官房長官らも出席した。参加人数は不明だが、全体で約30人とみられる。朝日新聞によると、その翌日、岸田事務所の秘書が政務官たちの議員会館事務所を訪問。「総理からです」と手渡した紙袋の中身は岸田前首相の地元・広島の製菓会社のクッキーと茶封筒に入った10万円分の商品券だったという。

 公邸での若手議員との会合に合わせ、首相の秘書が議員会館の事務所を訪ね、10万円分の商品券を渡す。シチュエーションや金額など何から何まで今回の石破首相の手法とそっくり。岸田事務所は「法令に従い適正に行っている」とコメントしたが、悪しき「作法」が歴代総理に代々引き継がれてきた疑いは強まるばかりだ。

 野党は「自民の体質」を問題視。立憲民主党は新年度予算案の審議中である参院予算委員会で、岸田前首相の参考人招致を求めた。岸田前首相の招致実現のハードルが高ければ、政治倫理審査会がある。実績もある。岸田前首相は昨年2月末、現職首相として初めて衆院政倫審に出席。当時は政倫審での弁明を渋っていた旧安倍派幹部に出席をうながすため、呼ばれてもいないのに自ら矢面に立ったのだ。

 野党多数の衆院では、政倫審メンバーも野党が多数を占め、過半数の議決で岸田前首相の審査を求めることができる。審査に応じるかは岸田前首相の判断次第。過去に旧安倍派幹部に「出頭」を呼びかけながら、いざ自分が疑惑の当事者になったら頬かむりは許されないだろう。

問われるのは歴代自民党政権の「悪しき慣習」


歴代総理の問題に…(C)日刊ゲンダイ

 岸田前首相が首相再登板に色気を出していたのは、政界では知られた話だ。今月10日夜には麻生党最高顧問と茂木前幹事長と会食し、前政権で「三頭政治」を築いた2人と再接近。12日には自ら呼びかけて、旧岸田派所属で昨年末にモルディブで急逝した足立敏之・元参院議員の「偲ぶ会」を開催し、解散後に初めて旧派閥メンバーを結集させた。

 改めて存在感をアピールし、党内の「石破降ろし」の機運を様子見しながら「ワンチャン」に期待。「再登板はなくとも、ポスト石破首相に誰かを担ぎキングメーカーとして君臨する」(自民関係者)なんて話もあったが、もはや出る幕はない。

「商品券配布の問題は、石破さん個人の『政治とカネ』から歴代総理の『悪しき慣習』に広がった。当事者の岸田さんはもちろん、同じく総理経験者の麻生さんが後ろ盾になれば悪い印象しか持たれない。安倍政権時代の商品券配布も取り沙汰されており、旧安倍派も石破さんに退陣を迫れません」(自民関係者)

 かくして完全に「石破降ろし」は撃ち方ヤメ。野党の思惑通り、石破続投のまま参院選を迎えるのか。

  ◇  ◇  ◇

 前任者の“負の遺産”が重くのしかかった石破首相。支持率急落の要因である高額療養費制度を巡る迷走も、本をただせば岸田前首相が発端で…。●関連記事【もっと読む】『石破首相を襲う「岸田前首相の呪い」…10万円商品券配布めぐり、政倫審出席グズればイメージさらに悪化』で詳報している。

http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/815.html

記事 [政治・選挙・NHK296] 「その10万円、わたしにください」(コラム狙撃兵・長周新聞)
「その10万円、わたしにください」
https://www.chosyu-journal.jp/column/34479
2025年3月20日 コラム狙撃兵 長周新聞

 

 石破茂が衆議院の当選1回生15人を首相官邸に招いて食事会を催した際、お土産代として10万円の商品券を配っていたことが明るみになった。各紙の報道によると、それは第次安倍政権でも数十万単位でもらっていた者がいたとか、野党議員にも配られていたことがあるとか、派閥の枠組みのなかで自民党内では靴代とか背広の新調代とかの形でベテランが若手の面倒を見るように小遣い的に渡す慣習があったとかで、要は永田町では珍しくもなんともない当たり前のやりとりだったことが伺える。

 むしろ政治家のポケットマネーどころか、使い道について報告義務のない官房機密費でメディア幹部を買収したり、世論誘導をはかったり、特定の政治家を取り込んだり貶めたり、政権安定のために政局を優位に動かしたり、長年にわたる自民党政治のなかではもっと驚くような規模のカネが飛び交ってきたことなど容易に想像がつくわけで、1回生に手渡す「10万円」など、恐らくそっちの世界では最低価格のお小遣い程度の扱いなのに違いない。

 岸信介のブレーンだった山口県内の御大から生前に聞かされた話を思い出すと、かつて角福戦争といわれた自民党総裁選の際には、「ブロック」や「レンガ」が飛び交っていたという。中抜きしない運び屋すなわち裏方の私設秘書ともいえる御大含めた集団が幾人も飛び回って、目的の政治家のもとにきっちり届けていたのだと。10万円などという金額ではなく、帯封付きでないとおかしいくらいの現金がいくつも重ねられて、それらが「レンガ」や「ブロック」と呼称されるまでに厚みを増し、自民党総裁の座を奪い合っていたそうである。曰く、レンガを投げつけたと思ったら田中角栄陣営はブロックをぶん投げてきて、とても敵わなかったという述懐であった。

 今回の商品券10万円ばらまき問題は、裏金問題で散々世間を騒がせてきた挙げ句の出来事だけに、「石破よ、オマエもか!」という受け止めも多いようである。長きにわたって権力ポストを欲しいままにしてきた安倍派・清和会が勢いを削がれ、裏方だった統一教会についてもその存在と清和会との深いつながりが暴露され、政治の表舞台では踊り子の顔ぶれが変わった。しかし、石破茂も脇が甘いのか早くも味噌がついている。世間からズレまくった永田町のなかで、「なんでオレの時だけ問題にされるの?」的な戸惑った表情をして、まるで子どもに100円渡したくらいの感覚なのか「10万円がそんなに問題でしょうか?」的な振る舞いをすることに、世間としては一層違和感を覚えるのである。

 それにしても笑えないのは、ここぞとばかりに退陣を求めてハッスルしているのが西田昌司とか裏金問題の張本人にほかならない安倍派の議員たちという点で、三桁万円とか四桁万円の裏金作りに勤しんでいた連中がなにをかいわんやである。10万円商品券をきっかけにして予算成立後の退陣なんて日程で政局が動いていきそうな気配が漂っており、「石破おろし」の暗闘が始まったことを伺わせている。いわゆる清和会に連なる右派セクターが小躍りしているような光景でもある。

 10万円の商品券について、こうなったら自民党1回生の15人だけに配るというようなケチくさいことをするのではなく、いっそのこと「すいません。自民党議員のことしか考えておらず申し訳ない」と猛省して、物価高騰と生活苦がひどい折りに国民全員に10万円給付するくらいしたらいいのにと思う。配る相手を変えるべきである。いまどきはコメ代だけでも5`c2000円で買えたものが4000円にもなって大変なのだから、それだって十分とはいえない。あるいは消費税を減税・廃止するくらいして国民負担の軽減をやるべきである。1回生たちは慌てて返却したけれど、「その10万円、だったらわたしにください!」と思っている人だって少なくないと思う。

 吉田充春

http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/816.html

記事 [政治・選挙・NHK296] 復権狙う自民旧安倍派にトドメ!「10万円商品券」配布問題でチルドレンが石破首相に“助け船”の爆弾証言(日刊ゲンダイ)

復権狙う自民旧安倍派にトドメ!「10万円商品券」配布問題でチルドレンが石破首相に“助け船”の爆弾証言
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/369418
2025/03/22 日刊ゲンダイ


記者団の取材に応じる自民党の大岡敏孝衆院議員(C)共同通信社

 商品券配布問題で火だるまの石破首相は、21日の参院予算委員会でも釈明に追われた。そこへ助け舟を出したのが、いわゆる安倍チルドレンの大岡敏孝衆院議員(比例近畿)。第2次安倍政権時代に金券を「もらった」と証言したものだから、永田町は大騒ぎ。「石破降ろし」を画策し、復権を狙う自民党旧安倍派に大ブーメランだ。

  ◇  ◇  ◇

 大岡議員は「スズキ」のお膝元の静岡県浜松市議や県議を経て2012年12月に国政に転じ、当選5回。旧二階派に所属し、安倍政権で財務大臣政務官、岸田政権で環境副大臣に登用され、現在は内閣委員長を務めている。

 大岡議員の爆弾発言があったのは、19日に配信されたネットの政治トーク番組。商品券問題を振られると、「もらったこと、あります」と応じ、こう続けた。

「初当選して1年経たないぐらいの時だった気がするんですよね。(今回と)全く同じようなシチュエーション。党のお金だと思っていました。会社が頑張った社員に努力賞とかを渡してるのと同じで、あの選挙でよく勝ってきたなっていう努力賞、殊勲賞、敢闘賞みたいなつもりで、そういうものだろうなと思ってもらいましたよね。全く罪の意識も悪びれた気持ちもなかったですよね」

 祝日明けの21日、大岡議員は取材対応。初当選から数カ月後に当時の安倍首相の招きで1期生が公邸で会食後、「商品券的なもの」を受け取ったとし、「商品券だったとすれば10万円ぐらいだったと思う」と説明した。

 12年の総選挙でバッジを着けた自民の新人は119人。安倍再登板から1年以内に行われた1期生との会食は13年3〜6月にかけて少なくとも計5回あり、このうち3月の会食には幹事長だった石破氏も参加した。岸田前首相の商品券配布も判明している。自民党政権では金券配りで懐柔するのが「お作法」だったということだろう。

「大岡氏が口を開いたのは、総理が会長を務める鳥取県連所属議員が『歴代総理が慣例として普通にやっていた』とフォローしたのを撤回した後。確信犯ですよ。石破憎しで凝り固まった旧安倍派の連中が暴れていますが、これで壊滅的ダメージを食らった。そもそも、旧安倍派に力が残っていれば、死屍に鞭打つような証言が出てくるわけがない。旧安倍派は総崩れです」(与党関係者)

「石破降ろし」の急先鋒に立つ旧安倍派の西田昌司参院議員は、商品券問題ボッ発後も「予算を通したら使命を果たしたのだから、退陣されるのが正解だ」と繰り返していた。厚顔無恥な裏金議員も全員辞職が「正解」だ。

 一方の石破首相は、21日の予算委で「納得いただけなければ、他の場所でも機会が与えられれば(説明)する」とし、政治倫理審査会での弁明に含みを持たせていた。世間が納得のいく説明を求む。

  ◇  ◇  ◇

 岸田前首相も10万円分の商品券を参加者に配っていたことが判明。歴代政権で慣習化していたのか……関連記事【もっと読む】自民に渦巻く「石破降ろし」は完全消滅…岸田前首相にも“商品券問題”が飛び火し再登板が立ち消えにで詳報している。

http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/817.html

記事 [政治・選挙・NHK296] 尊師、殺人未遂罪の教唆で告訴(チダイズム)


尊師、殺人未遂罪の教唆で告訴
https://chidaism.com/news/20250320-01/
2025年3月20日 - 11:21 AM チダイズム

 反社会的カルト集団「NHKから国民を守る党」の尊師・立花孝志が20日、選挙ウォッチャーちだいを「殺人未遂罪の教唆」と「名誉毀損罪」で刑事告訴すると発表した。

 アホのN国信者たちは「これでちだい君も『殺人未遂罪の教唆』という立派な犯罪者だ!」と大喜びだが、幾重にも頭が悪く、バカにつける薬がない。

 「『NHKから国民を守る党』とは何だったのか?」(新評論・1650円)の著者で、宮西詩音容疑者と一切の面識がない選挙ウォッチャーちだいは、「立花孝志には、川越警察署なり、麻布警察署なりで、きちんと『殺人未遂罪の教唆』の刑事告訴状を受理されるまで頑張ってもらいたい。そして、期待しているアホのN国信者どものためにも、受理してもらえたのかどうかをしっかり報告してもらいたい。もし受理されなかったとしても、それはそれでアホのN国信者どもに報告してやる義務がある。都合の悪い報告はほとんどしない尊師だが、今回はちゃんと報告するべきだ」と述べた。

http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/818.html

   

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