★阿修羅♪ > アーカイブ > 2025年3月 > 18日00時05分 〜
 
 
2025年3月18日00時05分 〜
記事 [政治・選挙・NHK296] 「10万円商品券」配布問題で大炎上! 石破首相の窮地に勢いづく高市早苗“一派”の鼻息(日刊ゲンダイ)

「10万円商品券」配布問題で大炎上! 石破首相の窮地に勢いづく高市早苗“一派”の鼻息
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/369094
2025/03/16 日刊ゲンダイ


違法性を否定したが……(C)日刊ゲンダイ

 石破首相の事務所が自民党の衆院1期生議員に商品券を配っていた問題が永田町を揺るがしている。

 釈明会見から一夜明けた14日、参院予算委員会では首相自身に浮かんだ「政治とカネ」の問題に質問が集中した。

 問題の構図はこうだ。石破事務所が今月3日夜、昨秋の衆院選で初当選した議員15人と会食。石破首相の秘書が同日の日中に、参加議員全員に1人当たり10万円分の商品券を渡した。政治資金規正法は、個人が政治家の政治活動に関して寄付をしてはならないと規定。商品券配布の目的が「政治活動」に該当すると、法に抵触する可能性がある。

 この日の予算委で石破首相は、配布の理由について「個人的なねぎらいだった」とし「政治活動に関する寄付には該当せず規正法に抵触するものではない」と説明。しかし、仮に違法でなかったとしても、国民の理解は得られそうにない。裏金事件で批判が集中するさなかの金券配布というKYぶりに加え、そもそも、個人的なねぎらいで10万円分の商品券をポンと渡す金銭感覚も異常だ。「世の中の常識と違うという指摘は甘んじて受けねばならない」と謝罪したが、時すでに遅し。石破首相は一気に窮地である。

 自民党関係者が言う。

「党内では『なぜこんな内輪の話が漏れたのか』と話題になっています。新人議員がメディアにリークするとは考えづらい。旧派閥の幹部クラスがどこかで聞きつけ、石破総理の足を引っ張るネタとしてストックし、効果的な時期にリークしたのでは、とみられています。ちょうど、高額療養費制度を巡る政府方針が二転三転し、批判を招いていたタイミングでもありますから」

 いよいよ、「石破降ろし」が本格化してきたということか。前出とは別の自民党関係者が言う。

「今回の一件は致命的。新年度予算の成立までは責任を持ってやってもらえばいいが、その後は身を引くべき。参院選に向け顔を代えた方がいい」

高市氏本人は意外に慎重


周囲が大はしゃぎしすぎ(C)日刊ゲンダイ

 ポスト石破を見据え、鼻息が荒くなっているのが、高市早苗前経済安保相の“一派”だ。筆頭格は西田昌司参院議員。商品券配布問題が出る前の12日、参院議員総会で「今の体制では参院選を戦えない。総裁選を実施し、新たなリーダーを選び直さないといけない」と吠え、次の首相にふさわしい人物として高市氏に言及。

 前回総裁選で高市氏の推薦人だった山田宏参院議員は、商品券配布について「政治とカネを巡る国会審議が行われている中、トップに立つ人間としてあまりに無神経で無責任だ」と産経新聞に語っていた。高市氏と近い青山繁晴参院議員も「違法の疑いがある。まず自ら省みて、進退も含めて決すべきだ」と報道陣に発言。高市氏を支持する自民党関係者は「この苦境をガラッと変えられるのは彼女だけだ」と期待を寄せる。

「高市さん本人に意欲があるのは確かです。ただ、いま総裁候補として名前が挙がる人物の中で、最も慎重なのが彼女だ。この状況で総理総裁を引き継ぐのはキツイ。参院選で大敗しようものなら、政治生命の危機ですから」(官邸事情通)

 醜悪な足の引っ張り合いを見せられる国民はたまったもんじゃない。

http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/793.html

記事 [政治・選挙・NHK296] 「石破降ろし」の笑止千万…必要なのは退陣だけではない、自民党の下野なのだ(日刊ゲンダイ)

※2025年3月17日 日刊ゲンダイ1面 紙面クリック拡大


※紙面抜粋


※2025年3月17日 日刊ゲンダイ2面

「石破降ろし」の笑止千万…必要なのは退陣だけではない、自民党の下野なのだ
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/369139
2025/03/17 日刊ゲンダイ ※後段文字お越し


ハッキリしたのは自民党金権政治の宿痾(C)日刊ゲンダイ

 石破首相の商品券10万円問題でハッキリしたのは自民党金権政治の宿痾だろう。何十年も議論を続け、小手先でゴマカし続けてもどうにもならない腐敗体質。これを断ち切るには政治の舞台から姿を消してもらうしかない。

  ◇  ◇  ◇

 石破首相の商品券10万円問題は一気に政局化しているが、驚くのはよくぞ、このタイミングで、こんなバカげたことをしたものだということだ。世間は呆れ、そして、「なぜ?」と目を白黒させているが、それに答えていたのが15日付の毎日新聞だ。「商品券 自民で慣例化か、複数関係者が証言」という記事である。

<第2次安倍政権時にベテラン議員が首相公邸で会食した前日、首相周辺がこの議員のもとを訪れ、「お土産です」と紙袋を渡してきたという。開けると数十万円分の商品券だった>なんて、話がいくつも出ている。世間は石破の非常識と金銭感覚に驚いているが、自民党の中では「当たり前」だったということだ。だから、石破も平気で配る。なるほど、だとすれば、合点もいく。

 選挙の際にはカネを配る。当選すれば、お祝い金。仲間にしようと会食すれば、当然、お土産。中身はもちろん、カネである。現ナマの時もあれば、今回のような商品券、背広のお仕立券、はたまた靴券なんて時もあるそうだ。これじゃあ、カネがいくらあっても足りやしない。

 法大名誉教授の五十嵐仁氏はこのほど、「撃破」(学習の友社)という本を上梓した。そこにこんなくだりがある。

<自民党には、治療不可能な宿痾(持病)ともいうべき3つの病があります。右傾化・金権化・世襲化という病気です>

<これらの長く続く病は自民党の体質となり、もはや自らの力で直すことは不可能なほど全身を蝕んでいます>

 石破がこのタイミングで金を配った理由はここにある。彼らはビョーキなのである。

 不治の病の病人に政治のカジ取りは任せられない。当たり前のことだ。

金権腐敗は自民党が抱える宿痾

 それなのに、この病をひた隠しにし、ゴマカし、認めてこなかったのが歴代自民党なのである。それは何十年にもわたる「政治とカネ」の不毛な議論を振り返れば一目瞭然で、それが脈々と続いている。

 裏金事件が発覚した際、時の首相、岸田文雄は「火の玉になって改革する」などと啖呵を切った。石破は「ルールを守る」「倫理観の確立に全力をあげる」と大見えを切った。

 病を認めず、「私は違う、健全です」というハッタリである。国民もクリーンイメージの石破だけに「ひょっとしたら」と期待したが甘かった。

 首相就任直後の衆院選ではあろうことか、裏金非公認議員にも陰で2000万円を配り、選挙で惨敗。その結果を突きつけられても裏金事件の真相に迫ろうとせず、この期に及んで、企業・団体献金禁止を認めない。有権者もさすがに「おかしいな」と思い始めていたところ、今度の10万円商品券の配布であり、「政治活動ではない」という方便、居直りなのである。

「石破をしてこのザマ」という現実は、まさしく、金権腐敗が自民党の宿痾であることの証左だろう。

「人を動かすのはカネ」が自民党の文化


西田昌司参院議員も裏金世襲議員、笑止の至りだ(C)日刊ゲンダイ

 それにしてもなぜ、自民党はこの病から治癒できないのか。政治記者歴50年の野上忠興氏に聞いてみた。

「自民党の文化そのものなんですよ。その文化とは何かといえば、カネがすべての拝金主義です。
選挙運動もカネ、仲間を増やすのもカネ、総裁選もカネ、ポストを得るのもカネ。当選するのにカネを使い、当選したら、あいさつ回りでカネを配る。新人国会議員は先輩議員から“県議会もケアしておけよ”などと言われ、ヒーヒー言っている。ある総理秘書官は政治ジャーナリストにもカネを配って“これで大丈夫”とうそぶいていましたね。政治というのは人を動かすことで、人を動かすにはカネがいる。これが自民党の考え方で、文化になってしまっているんです」

 ふつうの世の中では、人を動かすのは信念、説得力だが、自民党だけ違うらしい。だから、政治にはカネがかかる、などと平然とうそぶく。企業・団体献金にすがる。首相から末端までカネ、カネ、カネになるのである。河井克行元法相は妻の当選のために地方議員や首長らに2870万円を配った。柿沢未途元法務副大臣も区議らに現金を配って捕まった。安倍元首相は「桜を見る会」前夜祭で後援者に差額を補填し、嘘答弁を重ねた。これらは氷山の一角ということだ。

 そして、こうした文化が世襲によって受け継がれているのが自民党なのである。石破は商品券購入代金150万円に関し、本当にポケットマネーかと突っ込まれて「遺産がある」みたいなことを漏らしていたが、国民は唖然だ。官房機密費をゴマカす方便だとしても、この金銭感覚が自民党なのである。評論家の佐高信氏もこう言った。

「先日、田中真紀子さんと週刊誌で対談した際、息子が政治家になっていないことを褒めたんです。そうしたら、自分が政治家になるときに父親(角栄)に怒られた、という秘話を教えてくれた。角栄は真紀子さんの世襲に反対だったんですね。角栄は金権政治家と言われたけど、その辺のことは逆にわかっていた。カネの大切さ、怖さでしょう。石橋湛山も世襲をさせていませんね。マトモな議員は世襲をさせなかったのに、今の自民党は世襲だらけ。裏金文化がDNAで染みついているのです」

 世にもおぞましい腐敗堕落政党に自浄を求めても無理なのだ。

参院選は与党過半数割れに現実味

 それなのに、自民党内からはここぞとばかりに「石破降ろし」の声が上がっている。いつもの「目くらまし」で、シャッポを替えて、自分たちだけ「生き残る」算段だ。まだ、そんなことをやっているのか、と呆れてしまう。

 しかも、イの一番に名乗りを上げた西田昌司参院議員は、安倍派から411万円の還流を受けた裏金世襲議員だ。笑止千万とはこのことだ。

「石破降ろし」の声は地方議員からも上がっていて、16日の読売新聞には大阪府連、石川県連、静岡県連、栃木県連などからの「言語道断」「幻滅」などの声を載せていたが、県連だって、同じ穴のムジナである。前出の佐高氏は「半グレがヤクザを批判しているようなものだ」とバッサリだ。

 金権腐敗が自民党の宿痾である以上、石破を降ろして、替えたところで何も変わらない。自民党を下野させる以外に、この国の政治をマトモに戻す術はないのだが、果たしてどうなるか。前出の野上忠興氏の分析はこうだ。

「自民下野は現実になってきましたね。今度の参院選は、非改選議席が与党で75議席。過半数は125議席ですから、与党は50議席取ればいい。まさか、それを割ることはないだろうとみられていましたが、わからなくなってきた。先の衆院選の結果を当てはめれば、32ある1人区で、与党は15勝17敗。私のもとにはさらに悪化したという数字が入っていたところに、今度の商品券です。自民党は今さら、企業・団体献金を廃止するわけにもいかないし、後ろ向きな法案で野党と対峙すれば、ますます、国民不信は増していく。京都選出で今回改選の西田参院議員が声を上げているのは、複数区の京都でさえ、危ういからでしょう」

 32ある1人区で安泰なのは、中国地方など数選挙区だけという情報もあるほどだ。公明党もボロボロで1桁の予想もある。

 それだけに野党もイケイケだ。衆院に差し戻される予算案も人質に取られているので、参院選前の石破退陣も現実味を帯びる。

 ただし、自民は誰が首相になっても変わらない。国民はこれ以上、だまされてはいけない。

http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/794.html

記事 [政治・選挙・NHK296] 「石破降ろし」不発の裏でうごめく与野党の身勝手な思惑…野望ついえた安倍一派は“特大ブーメラン”に真っ青(日刊ゲンダイ)


「石破降ろし」不発の裏でうごめく与野党の身勝手な思惑…野望ついえた安倍一派は“特大ブーメラン”に真っ青
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/369225
2025/03/18 日刊ゲンダイ


商品券はやっぱり自民党慣例の金権政治(C)日刊ゲンダイ

 石破首相が自民党の衆院1期生15人に土産名目で1人10万円の商品券を配った問題を受け、案の定、週末の報道各社の世論調査で、内閣支持率は10ポイント前後の大幅急落となった。石破首相本人は「家族へのねぎらい」「法的には問題ない」と強弁するも与野党から総スカンで、週明け一気に「石破降ろし」が加速するとの見方もあった。しかし、どうもそうなっていない。

 野党は、立憲民主党の野田佳彦代表が16日、まずは説明責任だとして、「内閣不信任決議案提出や退陣を求める声があるが、私は簡単に求めない」と早々に不信任案を封印。立憲は参院予算委員会で首相を徹底追及し、不十分な場合は政治倫理審査会で弁明を求める方針だという。

「夏の参院選を考えたら、この問題を引っ張って攻め続けた方がいい。選挙もジリ貧の石破政権と戦った方が有利だ」(立憲関係者)

 日本維新の会は17日、吉村洋文代表(大阪府知事)が新年度予算案の参院採決について、賛成すべきだとの認識を示した。足元が揺らぐ石破政権に“塩”を送ったようなもので、「まもなく開幕の大阪万博を政府にバックアップしてもらわないといけない事情があるからだろう」(官邸事情通)。

世論も「辞める必要ない」が6割


「歴代首相の慣例」とバラして発言撤回して…(自民党鳥取県連の党会合での舞立昇治参院議員)/(C)共同通信社

 自民党内も沈静化してきた。石破首相の地元、鳥取県が選挙区の舞立昇治参院議員が、16日の会合で商品券配布は「歴代の首相の慣例」と発言、自民党内で当たり前のように行われていたことが明るみに出た。党幹部に叱られたのだろう。舞立はきのうになって「事実誤認」とのコメントを出して「発言を撤回」したが、後の祭りだ。

 商品券配布は、単なる石破問題ではなく、自民党の金権体質の問題。「自民党の言う『政治にカネがかかる』とは、そういうことか」と、広く国民が知ってしまった。

「今のままでは誰が総裁でも自民党は参院選で負ける。石破首相を退陣させ、参院選前に総裁選をやっても、参院選後にまた交代になりかねない。誰がそんな貧乏くじを引くのか」(自民党関係者)

 与野党ともに身勝手な思惑ばかりなのだが、驚いたのが朝日新聞の世論調査だ。商品券配布問題を受けて石破首相はやめるべきかという質問に、「やめるべきだ」は32%、「その必要はない」が60%とダブルスコアだった。

 これで「反石破」の安倍一派は歯ぎしりだ。西田昌司、青山繁晴両参院議員が石破首相の退陣を求めて騒いだものの、広がりを欠く。そのうえ、安倍政権時にも、商品券が配られていたことを毎日新聞と時事通信に報じられてしまった。

 15日付の毎日によれば、第2次安倍政権時にベテラン議員が首相公邸で会食した前日、首相周辺がこの議員のもとを訪れ、「お土産です」と数十万円分の商品券を渡していったという。時事も17日に、第2次安倍政権以降のこととして「首相公邸での会合で20万円分の商品券が配られていた」と自民党関係者が具体的に証言したと伝えた。

 この強烈なブーメランに、安倍一派は真っ青だろう。

  ◇  ◇  ◇

 恨み骨髄の旧安倍派の面々は「石破降ろし」の流れに棹をさしていたが…。●【関連記事】『旧安倍派「石破降ろし」フルスロットルのワケ…恨み骨髄!引き金は森友文書の開示決定だった』で詳報している。

http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/795.html

記事 [政治・選挙・NHK296] 希望捨てたら悪夢が確定する(植草一秀の『知られざる真実』)
希望捨てたら悪夢が確定する
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2025/03/post-12fcf0.html
2025年3月18日 植草一秀の『知られざる真実』

今夏の参議院議員通常選挙は投開票日が7月20日になる公算が高い。

3連休の中日、夏休み最初の日曜日となれば、通常は投票率が下がる。

投票率が下がる日に投票日を設定したと見られる。

これまで自公は投票率が下がれば下がるほど有利と言われてきた。

岩盤支持層は雨が降ろうが槍が降ろうが投票所に足を運ぶ。

得票数が変動しないから全体の投票数が減れば自公の得票率は高まり、より多くの議席を獲得できる。

このような判断で投票日を設定しているとすれば言語道断。

かつて「(選挙に無関心な人は)寝ていてくれればいい」と言い放った総理大臣がいたが、日本民主主義の劣化を物語る発言だ。

主権者が投票所に足を運べば政治は変わる。

2009年に鳩山由紀夫内閣を誕生させた総選挙では投票率が7割近くに跳ね上がった。

新たに投票所に足を運んだ有権者の票の多くは民主党への投票で、鳩山民主党を圧勝させた。

日本政治刷新を担う政党が登場し、投票率が大幅に高まれば日本政治が刷新される可能性が高まる。

日本の主権者は絶望の淵にたたずむが希望を捨ててはいけない。

希望を捨てることは悪夢を確定させること。

悪夢を確定させてはいけない。

参院選に際して主権者はどのように行動するべきか。

候補者や政党が示す公約を吟味して行動を決めることが必要。

選挙の争点を明確にして、その争点に対する政策公約を吟味して投票先を決定することが必要だ。

選挙の争点にふさわしい問題は何か。

五つの最重要問題を提示したい。

第一は消費税減税・廃止

第二は高額療養費制度改悪阻止

第三は企業団体献金の全面禁止

第四は憲法改悪阻止

第五は原発とリニアの廃止

いずれも最重要の問題。

この重大問題への賛否を軸に投票対象を決める。

二つの勢力に区分できるだろう。

一つの勢力は

消費税増税推進・高額療養費制度改悪・企業団体献金温存・憲法改悪・原発とリニア推進

の勢力。

現在の与党を中心にこの政策が基本に敷かれている。

これに対する勢力は、

消費税減税・廃止・高額療養費制度改悪阻止・企業団体献金全面禁止・憲法改悪阻止・原発リニア廃止

の勢力。

後者の勢力がひとつの塊になって主権者に迫れば大きな威力を発揮するだろう。

政権交代の気運が高まれば一気に政権交代実現に持ち込めるかもしれない。

しかし、そのためには核が必要だ。

2009年には鳩山民主党が核の役割を担った。

16年が経過したいま、その核が見当たらない。

立憲民主党は2017年に結党されたときには期待された。

民主党が「良い民主党」と「悪い民主党」に分裂し、立憲民主党が「良い民主党」だと評価されたからだ。

立憲民主党はリベラル勢力と連帯して政権交代を目指すことが期待された。

ところが、2021年の選挙で立民は転んでしまった。

「共闘の対象は国民民主と連合で共産、れいわ、社民は共闘の対象にあらず」

と枝野幸男氏が宣言した。

これを契機に立憲民主党は凋落の坂道を転げ落ちた。

「悪い民主党」の「国民民主党」も衰退の一途を辿り、解党の危機に直面した。

その国民民主が息を吹き返したことは極めて不自然だ。

不自然の裏には不自然の事情があるのだろう。

だが、希望を捨ててはいけない。

私たちが核を作り、大きく育てることが必要だ。

気鋭の政治学者・政治思想家である白井聡氏との共著が好評販売中です。

『沈む日本 4つの大罪
経済、政治、外交、メディアの大嘘にダマされるな!』
(ビジネス社)


https://x.gd/3proI

ぜひご高覧賜りたい。

http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/796.html

記事 [政治・選挙・NHK296] 石破首相の10万円商品券配布問題…「政治活動」とはなんぞや? 三輪記子 それ、当たり前のことですか?(日刊ゲンダイ)

石破首相の10万円商品券配布問題…「政治活動」とはなんぞや? 三輪記子 それ、当たり前のことですか?
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/369147
2025/03/17 日刊ゲンダイ ※後段文字お越し


真実味あふれる言い訳で煙に巻くが…(急きょ開かれた夜の会見)/(C)共同通信社

 石破総理が自民党衆院1期生議員に商品券を配布したと速報で流れました。

 まず「え!」と思いました。なぜか。だって、そもそも石破さんが総理総裁になれたのって、裏金問題が大きかったと思うんですよね。あれがなければ石破総理誕生はあったのかどうか。

 そんな石破さんが総理総裁になって初めて迎えた昨年の衆院選。その後、新人議員に商品券を配布するってどういうことなんですか。意味が分からな過ぎて困惑しました。ポケットマネーとゴマカシそうだよな、商品券だし。しかし、もらう方ももらう方で(ご想像は各自に任せます)と思ってしまいましたね。

 本件、政治資金規正法21条の2に抵触する可能性があることはすでに報じられているので、まず条文から。1項は「何人も、公職の候補者の政治活動(選挙運動を除く。)に関して寄附(金銭等によるものに限るものとし、政治団体に対するものを除く。)をしてはならない」と規定しているところ、石破さんは「政治活動に関する寄付ではございません」と弁解しています。

 では「政治活動」とはなんぞや? ということになりますよね。これは各自治体で「選挙運動」と「政治活動」の違いという項目でHPで説明されています。全ての自治体で同じ文言で説明されているわけではありませんが、コンパクトな一例をあげると、政治活動とは〈政治上の目的をもって行われるいっさいの活動から、「選挙運動」にわたる行為を除いたもの〉(https://www.town.kamisato.saitama.jp/2920.htm)とされています。

 以前も書きましたが、「選挙運動」は厳密に理解して、それ以外の活動は広く「政治活動」でしょうというのが実際のところではないでしょうか。

 規正法21条2違反は1年以下の禁錮または50万円以下の罰金(同法26条)とされています。さらに公民権停止だってありえます(同法28条1項)。

 法律をなぞるとこうなるのですが、全ての事案が立件されるわけではありません。立件されなければセーフなのか? というと、政治家には「政治的責任」があるわけです。しかし、政治的責任を果たさない政治家にあふれた昨今、政治的責任を果たすことがまるで「みそぎ」のように捉えられ、悪いことばっかりしてる政党や中身が空っぽの政党が「フィーバー」することがとにかく心配です。石破さんが「身内を見ていて国民の側を見るという姿勢が欠けていた」って真実味あふれる言い訳をしていましたが、今に始まったことじゃないでしょ!


三輪記子 弁護士

1976年、京都市生まれ。東大法学部卒、立命館大法科大学院修了。2010年に弁護士登録。コメンテーターとしてテレビなどのメディア出演のほか、「弁護士三輪記子のYouTubeチャンネル」などネットでも発信。

http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/797.html

   

▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > アーカイブ > 2025年3月

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/  since 1995
 題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,MLを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。