この記事の地デジ等マスゴミの扱いが異常に小さく感じるのは自分だけだろうか・
袴田事件以上に深い闇を感じさせる、えん罪疑惑の「狭山事件」が、恐らく永久に闇に葬られる事となった。
捜査員が徹底調査した1週間後に「偶然」発見された決定的証拠、次々謎の死を遂げた事件関係者。
この事件について、いまさらながら詳細を取り上げるまともな報道機関はないのだおるか?
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これでは死刑と同じ…狭山事件の「無罪」訴えつつ石川一雄さん死去 再審制度見直しの「骨抜き」を防ぐには
2025年3月14日 06時00分
有料会員限定記事
https://www.tokyo-np.co.jp/article/391614
62年前の1963年、埼玉県狭山市で女子高校生が殺害された「狭山事件」で、無期懲役が確定した後、無実を訴えて裁判をやり直す再審を求めてきた石川一雄さんが11日、86歳で亡くなった。東京高裁に第3次の再審請求を申し立て、審理中だったが、高齢で健康が懸念されていた。時間がかかりすぎる再審制度の問題と法改正の必要性が改めて浮かび上がる。(福岡範行、中根政人)
◆「死刑執行になったのと同じ」
「悔しい」という声が東京高裁前で何度も響いた。石川さんの訃報を受けて13日午前に開かれた緊急行動。全国の支援者ら20人ほどが集まり、速やかな再審開始決定を訴えた。
東京高裁前に設置した献花台の前で手を合わせる支援者=13日、東京・霞が関で(坂本亜由理撮影)
石川さんの顔写真を掲げた即席の献花台に、好きだったというヒマワリに見立てた黄色のガーベラと白い菊の花束が置かれた。
「実質、死刑執行になったのと同じです」。最初にマイクを握った「石川一雄さんを支える埼玉東部市民の会」の事務局長、西田立郎さん(70)は、そう語気を強めた。命日となった11日は、ちょうど61年前に埼玉県の浦和地裁(現さいたま地裁)の死刑判決が出た日だった。
◆「部落差別に基づく冤罪事件」
事件は1963年5月1日に発生。狭山市で女子高生=当時(16)=が誘拐され、3日後に遺体で見つかった。
当時24歳だった石川さんは同月23日、窃盗などの別件容疑で逮捕された。1カ月間否認したが、取調官から兄の逮捕を示唆され「自白」した。二審の東京高裁で「自白」を撤回し、無罪を主張したが、無期懲役が言い渡され、最高裁で確定。94年に55歳で仮釈放されるまで、31年以上、獄中で過ごした。
石川一雄さんの死去を受け、支援者らの前で話す金聖雄監督=13日、東京・霞が関の東京高裁前で(坂本亜由理撮影)
石川さんが被差別部落出身だったことから、支援者らは「差別に基づく冤罪(えんざい)事件だ」と訴えてきた。
2010年に石川さんと出会い、映画を撮ってきた金聖雄(キムソンウン)監督(61)は「石川さんは冤罪や部落解放運動の象徴。支援者の前で弱音を吐かず、闘志を見せていた」と振り返る。
◆「袴田さん再審無罪」喜びつつも…
ただ、加齢による衰えは避けられなかった。石川さんは両親のお墓参りは「無罪を勝ち取ったら」と決めていたが、「再審が始まったら」に変わったという。
(以下 有料記事)
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関連:
■狭山事件再審求める市民集会 無実の叫び46年、東京高裁はただちに事実調べを行え!(かけはし)
http://www.asyura2.com/09/senkyo64/msg/781.html
投稿者 ダイナモ 日時 2009 年 6 月 07 日 18:23:52: mY9T/8MdR98ug
■日本の農村は怖い _ 狭山事件の背景
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/340.html
投稿者 中川隆 日時 2010 年 4 月 06 日 22:09:55: 3bF/xW6Ehzs4I
http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/778.html
袴田氏の冤罪事件では、裁判所が不明確ながら検察による「証拠の捏造」について言及した。同じように疑問点だらけの狭山事件について、証拠の開示と分析を行わなければ、同じことが繰り返される。
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62年前の狭山事件で再審求めてきた石川一雄さんが死去 86歳
2025年3月12日 18時12分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250312/k10014747391000.html
1963年に埼玉県狭山市で女子高校生が殺害された「狭山事件」で、無期懲役が確定し、再審=裁判のやり直しを求めてきた石川一雄さんが、11日、入院先の病院で亡くなりました。86歳でした。
石川一雄さんは、62年前に狭山市で女子高校生が殺害された「狭山事件」で無期懲役が確定し、仮出所したあとに無実を訴えて、2006年に3回目の再審請求を行い、今も審理が続いていました。
支援者などによりますと、石川さんは、去年末から体調を崩して療養を続けていましたが、11日、入院先の狭山市の病院で誤えん性肺炎のため亡くなりました。86歳でした。
請求中の再審の手続きへの今後の対応は未定だということです。
石川さんの支援者の1人は「突然のことで残念です。本人も無念だったと思います」と話しています。
●袴田巌さんの姉 ひで子さん「仲間だったので本当にがっかり」
石川一雄さんが亡くなったことについて、再審で無罪が確定した袴田巌さん(89)の姉のひで子さん(92)が報道各社の取材に応じ「60年も頑張ってきたのに、再審開始が認められる前に亡くなってしまい残念です」と述べました。
ひで子さんによりますと、巌さんと石川さんは東京拘置所で交流があり、お互いを「イワちゃん」「カズちゃん」と呼び合い、励まし合っていたといいます。
また、2014年に巌さんの再審開始と釈放が認められたあとは、石川さんが浜松市内の自宅を訪ねるなど交流があり、去年、巌さんに再審で無罪判決が言い渡された時も、石川さんは静岡地方裁判所に駆けつけたということです。
ひで子さんは「私たちはともに闘ってきた仲間だったので本当にがっかりしています。『今度は石川さんの番だよ』と励ましてきましたが、もう少し頑張ってほしかった」と話していました。
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http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/779.html

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立花孝志、嘘つき敗訴
https://chidaism.com/news/20250314-01/
2025年3月14日 - 4:15 PM チダイズム
反社会的カルト集団「NHKから国民を守る党」の尊師・立花孝志のことを「息を吐くように嘘をつく」と表現したサーファーTAKASHIさんを、立花孝志が名誉毀損で訴えていた裁判で、東京地裁は14日、原告・立花孝志の請求を棄却し、裁判費用の全額を立花孝志の負担とする判決を下した。
これでサーファーTAKASHIさんの完全勝訴、立花孝志の完全敗訴となり、立花孝志は「息を吐くように嘘をつく人間」だと裁判所で認められたようなものだ。
「『NHKから国民を守る党』とは何だったのか?」(新評論・1650円)の著者で、この裁判を傍聴していた選挙ウォッチャーちだいは、「詳しくは明日のレポートでお届けするが、立花孝志は絶対に負けてはならない裁判で負け、裁判で『嘘つき』であることが認められたようなものだ。これまで立花孝志が『息を吐くように嘘をついてきた』ことは紛れもない事実で、裁判の戦い方は不安だったが、無事に完全勝訴となって安心している」と解説した。
http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/780.html

※2025年3月13日 日刊ゲンダイ1面 紙面クリック拡大 文字お越し
※紙面抜粋
※2025年3月13日 日刊ゲンダイ2面
やることなすこと全て裏目(C)日刊ゲンダイ
予算の衆院差し戻し、年金法案は先送りなど、いよいよ、選挙前に右往左往の石破政権。身内からも「退陣要求」が突き付けられ、支持率下落、経済低迷のガンジガラメ。野党はこの機に政権交代まで突き進まなければウソだが、また裏切りが出る懸念。
◇ ◇ ◇
13日午後、石破首相が出席して衆院予算委員会が開かれる。参院で2025年度予算案を審議する最中に、衆院で質疑を行うのは異例だ。
衆院事務局によると、参院で予算案審議中に証人喚問などで衆院予算委を開いた例は過去にあるが、政策をテーマにした開催は例がないという。
つまり現憲法下で初の珍事。極めてイレギュラーな事態を招いた要因は、石破の迷走だ。例の高額療養費制度の負担上限引き上げの先送りである。
当初は今年8月から27年8月にかけて3段階で患者負担の上限額を上げる計画だったが、野党や患者団体らの反発を受け、石破の対応は二転三転。「多数回該当」の患者負担額の据え置きや、26〜27年分の引き上げの再検討など悪あがきを重ねた挙げ句、ついには与党内からも批判の声が噴出し、先送りに追い込まれた。
それもそのはず。審議会での議論は昨年11月から計4回のみ。命にダイレクトに関わる問題なのに、がん患者らのヒアリングを一度も実施してこなかった。
今月4日に予算案が衆院を通過し、この問題は決着したかに見えたが、翌日の参院予算委での審議で一変した。野党側の求めで参考人として出席した全国がん患者団体連合会の轟浩美理事が、当事者らの切実な声をとうとうと紹介すると、石破は患者団体と面会する場を設けると約束。7日の面会の場で“全面凍結”を伝えたのだ。
君子豹変と言えば聞こえはいいが、すべて後手後手のその場しのぎ。夏の参院選での逆風を恐れる自民の改選組の突き上げに抗しきれなくなった末の判断で、自業自得としか言いようがない。結局、国民の命よりも選挙が大事に過ぎないのだ。
「今の体制では参院選を戦えない」
石破の日和見のせいで、衆院で修正・可決した予算案に約100億円の穴があき、与党は対応を迫られるハメに。早期成立を優先し、参院で再修正せずに成立させて予備費などをやりくりする案も検討されたが、当然、野党は反発。与党も折れて参院で予算案を再修正する方針となった。
衆院可決後の再修正のため、もう一度衆院に送ることになる。いったん衆院を通った予算案が参院で再修正され、衆院に戻されるのは極めて異例だ。こちらも現憲法下では初めてだという。
石破政権は選挙を意識して右往左往。文字通り迷走し、与党は混乱状態だ。
直近のNHK世論調査で内閣支持率は36%と前月44%から8ポイントダウン。不支持率は45%で前月35%から逆に10ポイントも跳ね上がった。
自民党内からも「ブレすぎて支持率が下がっている」との不満が高まっており、きのうの自民の参院議員総会では、公然と首相交代を求める声が上がった。西田昌司議員が「今の体制では参院選を戦えない。もう一度総裁選で新たなリーダーを選び直さないといけない」と訴えたのだ。
最近まで石破は「『辞めろ』と言っても、代わりを務めるのが誰かいるのか」と周囲に余裕をかましていたそうだが、西田は昨年の総裁選で次点だった高市前経済安保相が、新総裁の有力候補になるとの認識も示した。いつ「石破降ろし」に火がついても、おかしくない展開となりつつある。
現憲法下で初めての前言撤回でブレまくり首相
一度も指導力発揮できず(C)日刊ゲンダイ
参院選を意識した石破政権の「ブレ」はまだあって、5年に1度の年金制度改革をめぐっても先送りを模索している。年金制度改革の関連法案は、与党が今国会で特に重要と位置づける「重要広範議案」のひとつ。法案提出の期限はあすまでだったが、今さら先送りを探っているのは負担増への懸念からだ。
法案の柱は、パートら短時間労働者の厚生年金加入の賃金条件である「年収106万円の壁」の撤廃や、厚生年金の積立金を活用した基礎年金の底上げ策など。いずれも負担増を伴うが、将来、受け取る年金額が増えるのも事実である。
それでも忌避されるのは、年金問題は自民にとって選挙の「鬼門」だからだ。「消えた年金」問題で揺れた07年の参院選で惨敗したトラウマが、いまだ拭えないのだろう。せめて選挙の争点化を回避するため、野党を事前協議の場に引きずり出し、責任を負わせようと躍起だったが、立憲民主、日本維新の会、国民民主の3党は断固拒否。とことん、悪あがきを重ねるセコイ政権だが、重要広範議案の先送りも現憲法下では例がないという。立正大名誉教授の金子勝氏(憲法)はこう言う。
「まるで『先送り』の大安売りですが、高額療養費制度の負担引き上げも、年金制度の負担増も、参院選さえしのげれば、秋にも議論を再開するに違いない。それを国民に見透かされ、支持率が下がっているのに、石破首相も自民党も目先のことしか考えられない。かつての首相は『正直、公正』を掲げていたのに、今や不誠実な対応ばかり。いくら少数与党政権で党内基盤が弱いとはいえ、ここまで言っていたこととやっていることが食い違う首相もまた、現憲法下では初めてです」
この先も石破は上がり目なし。まず後半国会の焦点は、自民党派閥の裏金事件を受けた政治改革の議論だ。立憲、維新、共産など野党が「禁止」で足並みをそろえる企業・団体献金をめぐり、石破自民は「禁止より公開」の姿勢を崩さない。後ろ向きの姿勢が顕著になるほど世論は離れる。
自民党内で賛否が割れる選択的夫婦別姓の議論も待ち構える。導入に前向きだった石破が党内保守派に配慮して、またブレれば支持率は下落の一途だ。退職金課税の見直しに意欲を示したことも足かせとなる。有権者に増税と受け止められると、参院選の一大争点に浮上するのは必至だ。
野党は大きな志のために一丸となれ
加えて物価高で実質賃金がちっとも伸びない中、トランプ不況の経済低迷も忍び寄る。もはやガンジガラメで普通なら政権はもう持たない。これで参院選で勝てなかったら野党もオシマイだ。
「昨秋の衆院選で与党が大敗した直後は、自民党内からも予算成立と引き換えに首相退陣論まで持ち上がったほどでした。ところが、今日まで石破政権が生き永らえているのは、維新や国民民主の助けがあればこそ。両てんびんにかけた石破自民の分断工作に、まんまと引っかかった形です」(金子勝氏=前出)
企業・団体献金について、国民民主の玉木代表は「我々の考えは『企業・団体献金が悪で個人献金が善』ではない」と自民がよく使うフレーズを繰り返し、野党で唯一、禁止への慎重姿勢を崩さない。一方、立憲と国民民主はガソリン税の暫定税率を今年4月に廃止する法案を国会に共同提出したが、維新は廃止時期が拙速すぎるとして反対。来年4月の廃止を目指す法案を単独で提出するなど、てんでバラバラだ。
特に国民民主と維新の確執は激しく、かつて連携を模索したのは今や昔。参院選に向け「改革保守」の政党色が重なるだけに、支持層を奪われまいとライバル関係をむき出しにしている。法大名誉教授の五十嵐仁氏(政治学)はこう言った。
「参院選で野党が勝つためには、32ある1人区での候補者調整は不可欠。しかし、今の調子だと自己本位で抜け駆けを狙う裏切り野党が出かねません。本来なら野党第1党の立憲民主がまとめ役に徹するべきなのに、一度も指導力を発揮していません。石破自民の国民への挑発は、野党の足元の乱れをみくびったものでしょう。昨秋の衆院選で与党が過半数割れに陥っている以上、次の参院選は事実上の政権選択選挙となる。野党は自分さえ良ければという小さな志を捨て、新しい政治の枠組みと日本のビジョンを示すという大きな志のために、一丸となって汗をかく必要がある」
石破政権はいよいよ自滅へ。野党はこの機に政権交代まで突き進まなければウソだ。
http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/781.html

立花孝志氏が襲撃される瞬間を日刊ゲンダイが目撃し激写! ナタで切りつけられる一部始終
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/newsx/369090
2025/03/15 日刊ゲンダイ
カーキ色のシャツを着た男が西宮詩音疑者(C)日刊ゲンダイ
14日午後5時過ぎ、「NHKから国民を守る党」の立花孝志党首が突然、ナタを持った男に襲われた。襲撃したのは、職業不詳の宮西詩音容疑者(30)。殺人未遂の疑いで現行犯逮捕された。
この日は財務省前(東京・霞が関)で同省の「解体」を訴えるデモが開かれており、立花氏は道路を一つ挟んだ経産省前の歩道で街頭演説をしようとしていた。演説前に支援者らと写真撮影に応じていたが、その列に並んでいた一人が宮西だった。
宮西容疑者の番になり、立花氏と握手を交わした次の瞬間、隠し持っていた刃渡り16センチほどのナタを、立花氏の左耳付近に向けて降り下ろした。
立花氏は「痛いっ!」と叫ぶと後ずさりし、近くにいた男性2人が宮西容疑者を取り押さえた。宮西容疑者に抵抗する様子はなく、時折不敵な笑みを浮かべていた。
立花氏は流血した左耳を押さえながらしばらく演説していたが、10分後に救急車が到着するとそのまま搬送されていった。
http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/782.html

※2025年3月12日 日刊ゲンダイ12面 紙面クリック拡大
まともな批判を「攻撃」と決めつける杉田水脈氏はトランプとソックリ ラサール石井 東憤西笑
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/368986
2025/03/14 日刊ゲンダイ
「LGBTは生産性がない」とも発言したが反省は…(C)日刊ゲンダイ
自民党の党大会での石破首相の演説。「国民の怒り、悲しみ、喜び、苦しみを一番知っているのが自民党だ」ときた。えー! さすがにそれはない。いやもし本当に知っているのなら、知っていてわざと、傷口に塩を塗り込むように、さらなる苦しみをピンポイントで与えているようにしか思えない。
高額療養費の限度額引き上げも、患者の団体と面談し、唐突に凍結を発表した。もちろん撤廃ではない。8月くらいに再検討するらしい。これってもう、今は夏の参議院選挙前だからマイナスポイントにならないよう凍結して、終わったらやりますよ、と言ってるようなもんだ。
そしてさらに党大会では、参院選比例の候補が発表された。あの、「LGBTは生産性がない」発言で新潮45を廃刊に追い込み、アイヌ民族衣装やチマチョゴリを揶揄して法務当局から人権侵犯と認定され、伊藤詩織さんには「女はいくらでも嘘がつけますから」とあざ笑った、あの杉田水脈氏の立候補が発表された。
これには党内外から批判の嵐だ。身内からも「かえって票を減らすんじゃないか」と不安視する声も出ている。
いや、誰しも何かを思うのは自由だ、どういう主張を述べてもよいだろう。しかし差別的考えの持ち主が、政治家や官僚、警察官などになってはいけない。
果たして杉田氏はこれからの言動をどうするのか。「すでに撤回、謝罪したので終わったこと」と言っているが、それでは考え方はどう変わったのか。たしかに誰しも過去に失敗はある。私だって昔にやらかしたことはたくさんある。そのたびに謝罪し心を入れ替えてやってきた。
謝罪も説明もまだまだ不十分
杉田氏は別人のように変われるのだろうか。
だいたい石破氏は過去にテレビで杉田氏を厳しいコメントで批判し、「全く正しいことだとは思わない」「この方、中国ブロックの比例第1位です」「それは本当にいいことだろうか」とまで言っていたのだが、今回は杉田氏を指名して壇上に上げ、笑顔で拍手を送っていた。
どうやら安倍元総理から、連綿と続いた極右の岩盤支持層の票を集結させる目算のようで、元安倍派議員からプッシュされ石破氏も渋々認めた格好らしい。
しかし杉田氏の問題はまだ終わったとは言い難い。まともな記者会見ひとつ開かず、謝罪も説明もまだまだ不十分だ。
それどころか今回の選挙を「マスコミ報道との戦い」と位置付け、動画を作って息巻いている。差別に対する批判を「攻撃」と決めつけ、私は負けないとヒロイックな姿を見せる。まるでトランプと同じ手法だ。国民に信を問う選挙で、自分とマスコミの戦いがテーマって、いやそれは自分で勝手に戦ってくれ、国民を巻き込むな、と思うが。
選挙戦でどのような言動があるのか。自民党のトランプは票を増やすのか減らすのか。注目したい。
ラサール石井 タレント
1955年、大阪市出身。本名・石井章雄(いしい・あきお)。鹿児島ラ・サール高校から早大に進学。在学中に劇団テアトル・エコー養成所で一期下だった渡辺正行、小宮孝泰と共にコント赤信号を結成し、数多くのバラエティー番組に出演。またアニメの声優や舞台・演劇活動にも力を入れ、俳優としての出演に留まらず、脚本・演出も数多く手がけている。石井光三オフィス所属。
http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/783.html
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20250314-OYT1T50145/
この問題を政治資金規正法に抵触するかどうかを焦点とするのは、問題の本質を見誤り、国民を誤誘導することになるのではないか。
このままでは、これまで同様、全てが曖昧のまま闇に葬られることになる。
個人的な感想を言えば、
新人議員に当選のご祝儀として、御馳走をふるまい、「背広代」なりを金品で贈ることは、親類の子息の就職祝いに10万円を渡すのと同じようなもので、感覚的には理解できる。
政治家個人の政治団体に寄附をすればいいものをということも、
政治資金として寄附をし、「背広でも新調してね」と言う方が問題があるだろう。
今時、10万円では背広代としても足が出るだろうけど・・・。
記事で識者が言う。
「グレーゾーン」
と。
このままでは、これまで同様、全てが曖昧のまま闇に葬られることになる。
以下に記事の全文を転載する。
石破首相による商品券配布問題は、政治資金規正法に抵触するかどうかが焦点だ。首相が違法性を否定する一方、識者から「グレーゾーン」との指摘も出ている。
政治活動に関する個人からの寄付は政治家本人ではなく政治団体で受ける必要があり、同法21条の2は「何人も公職の候補者の政治活動に関して寄付をしてはならない」と定めている。寄付には金銭だけでなく株券や小切手、商品券も含まれており、違反した場合、1年以下の禁錮または50万円以下の罰金が科される。問題は、今回の商品券配布が「政治活動に関する寄付」に該当するかどうかだ。
政治活動の範囲は同法に明記されておらず、事案ごとに判断される。首相の主張は、商品券は「お土産代わり、本人・家族へのねぎらい」が目的で、会食自体も政治活動に当たらないとしている。自民党内には先輩が若手に食事をごちそうしたり、土産を渡したりする「慣例」があるとして、「違法とは言えないだろう」(閣僚経験者)と擁護する向きもある。
林官房長官は14日の記者会見で、政治活動について「政治上の主義や施策を推進し、公職の候補者を推薦・支持、もしくはこれに反対することを目的として行う直接・間接の行為」と説明した。
これに対し、駒沢大の富崎隆教授(政治学)は「首相と新人議員の会合を私的な会合だと位置づけるのは、通常は通用しない」と強調する。商品券が10万円と高額で「社会通念上、お土産といえるかはグレーゾーンだ」とも指摘する。中央大の中北浩爾教授(政治学)は「政治活動でないとの首相の説明は合理的ではない」と話している。
記事の転載はここまで。
もう一つ私的な感想を言えば、
合わせて150万円もの大金を、「ポケットマネー」から出したという言い方が、感覚的に理解できない。
「ポケットマネー」というのは、日々の臨時費のための現金、生活費とは別で、ある程度自分で自由に使えるお金という意味に使われる。またいわゆる小遣いとも。
ここで「自費」或いは「自腹」と言わずに、敢えて「ポケットマネー」と言ったのは、自分の金ではないが、「自分で自由に使えるお金」という意識がそう言わしめたのではないかと思っている。
石破首相及び石破内閣が「自分で自由に使えるお金」すなわち「ポケットマネー」といえば、・・・。
ここに印象操作があり、「ポケットマネー」という多義語を使わねばならない不都合な真実が隠されているのではないか。
国会でも追及されていたように、「官房機密費が使われたのではないか」・・・、
との疑念は膨らむ。
「官房機密費」なら、「背広代にでも」と10万円渡しても足が付かない。
そもそも「官房機密費」・・・。
歴代内閣では、実際にはどんなことに使われてきたのか、使ってきたのか。
国民の前に使途を明らかに出来ないということは、碌なものには使われていないということだろうが・・・。
立憲民主党の議員なら、もしかして、野田元首相や、枝野元官房長官に聞けば分るのではないか。
「官房機密費」は使途を報告、公開する義務はないとされているが、公開を禁じている訳でもない。
また、どんなものに使用してもいいということでも断じてない。
是非とも野田元首相や、枝野元官房長官に聞き、「黒い箱」の中身を国民の前に明らかにしてもらいたいものだ。
いつまでも「パンドラの箱」ということは許されない。
公開を拒むようなことがあれば、自民党と「同じ穴のムジナ」との誹りを免れない。
このままでは全てが闇に葬られることになる。
どうせ葬られるのであれば、自公政権ごと葬るしかない。
http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/784.html
石破首相商品券配布で政局
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2025/03/post-8fd109.html
2025年3月15日 植草一秀の『知られざる真実』
政局に春の嵐が吹き荒れ始めている。
石破首相が昨年10月総選挙での自民党当選者を招いて開いたお食事会。
土産に各人に10万円の商品券を配ったことが発覚した。
昨年9月の自民党総裁選で石破氏は5回目の挑戦で初めて当選を果たした。
その総裁選前の講演で石破氏は次のように述べた。
「自民党総裁は公職ではないので、カネをばらまくということがある。私は(カネを)まいたことがない。」
10月の総選挙で自民党は大敗。
最大の理由は裏金事件の露見だった。
自民党旧安倍派を中心とする裏金事件。
史上空前の政治腐敗事件が表面化。
旧安倍派を中心に落選者が相次いで自民は大敗。
自公の与党は衆院過半数を大きく割り込んだ。
それでも石破内閣は続投を果たした。
金権腐敗の旧安倍派が壊滅したことは石破氏には有利に作用したと言える。
石破氏に対してはクリーンなイメージが語られてきたからだ。
とはいえ、石破氏は田中角栄元首相の秘書から政治活動を始動させている。
田中元首相に比べれば10分の1、あるいは100分の1のスケール化も知れないが、石破氏も〈バラマキ〉を踏襲した。
総選挙が実施されるたびに初当選者を招いてのお食事会が開催され、参加者に10万円以上のお土産が手渡されてきた事実が存在するという。
その〈慣例〉に従って商品券が配られたとも言える。
だが、内実を見れば「お食事会」ではなく「汚職事会」であり、配られたのは「商品券」でなく「汚職事券」と言うべきもの。
政治資金規正法第21条の2に次の定めがある。
(公職の候補者の政治活動に関する寄附の禁止)
第二十一条の二 何人も、公職の候補者の政治活動(選挙運動を除く。)に関して寄附(金銭等によるものに限るものとし、政治団体に対するものを除く。)をしてはならない。
この条文は、個人から政治家個人に向けた政治活動に関する寄附で、金銭や有価証券などによるものを禁止している。
石破首相は「政治活動にあたらない」としているが、疑問視されている。
初当選の議員を招いての食事会が政治活動にあたる疑いは濃厚だ。
全体の金額は大きくないが政治資金規正法違反の疑いは強い。
今後、刑事告発がなされれば捜査当局は受理せざるを得ない。
石破首相の進退問題に直結する話。
石破首相が首相を辞任すれば自民党は再び総裁選を実施することになる。
旧安倍派は冷遇され、石破降ろしの尖兵になっている。
石破首相が首相の座に留まれば、野党は内閣不信任案の上程を検討する。
不信任案が可決されると、内閣総辞職または衆院解散が選択される。
タイミングによっては衆参ダブル戦の可能性も浮上する。
現在の日本政界は混とんのただなかにある。
政局は一気に流動化する可能性が高い。
いずれにせよ、政界の大再編が進行することになるだろう。
第二次大戦での敗戦以降、日本政治を支配し続けてきたのは米国支配者。
彼らが目指しているのは〈自公〉と〈第二自公〉による日本政治のたらい回しだ。
これが実現すれば、どっちに転んでも日本政治の対米隷属は変わらない。
大資本による日本政治支配の構造も変わらない。
自公と第二自公の二大体制が構築されれば、この図式が永遠に続くことになる。
他方、2009年の政権交代を引き起こした図式は
〈守旧勢力〉と〈革新=改革勢力〉の対決。
〈革新=改革勢力〉が圧勝して鳩山由紀夫内閣が樹立された。
立民を右と左に分割して、立民の左とれいわ・共産・社民が合体すれば〈革新=改革勢力〉が再構築されて、〈自公とゆ党の守旧勢力〉との闘いが再開されることになる。
もう一つの可能性は、〈極右〉、〈中道〉、〈左派〉の〈三極鼎立への移行。
欧州ではフランス、ドイツが〈極右〉、〈中道〉、〈左派〉の〈三極鼎立〉に移行した。
いずれにせよ、カギを握るのは〈左派勢力=改革・革新勢力〉の再構築だ。
これが消滅すれば日本政治は暗黒期に突入することになる。
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