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2025年2月23日05時05分 〜
記事 [政治・選挙・NHK296] 関西万博と怪しい取引 石破さん 維新と組んじゃあオシマイだ(日刊ゲンダイ)

※2025年2月20日 日刊ゲンダイ1面 紙面クリック拡大 文字お越し


※紙面抜粋


※2025年2月20日 日刊ゲンダイ2面


万博会場をそろって視察(C)共同通信社

 少数与党の石破政権はとりあえず、維新が予算案賛成の意向を見せていることで、ホッとしているらしいが、邪な数合わせに国民は眉をひそめている。この政党は万博で無駄金を使い、所属議員は逮捕者ばかり、国民からは総スカン。そんなに政権を維持したいのかねと有権者は冷ややか。

  ◇  ◇  ◇

 2025年度当初予算案の年度内成立をめぐり、与野党が攻防らしきものを繰り広げている。衆院で過半数を割り込む少数与党にのっかる石破政権は、“ゆ党”の間で行ったり来たり。それで結局、「年収の壁」の見直しを求める国民民主党から日本維新の会に乗り換えたようだ。教育無償化などを訴える維新との調整が急加速している。

 自公与党と維新の政調会長は19日、維新が求める高校授業料の無償化と社会保険料の引き下げについて協議。石破首相は17日の衆院予算委員会で私立に通う世帯への支援金について、現行の上限額年39万6000円から引き上げ、45万7000円を軸に検討する考えを表明。維新は合意文書案への金額明記を要求し、その表現をめぐる溝が埋まらず、決着はつかなかった。きょうも協議を継続。これで3連チャンだ。

 維新の前原共同代表は19日の党役員会で「納得できるものでなければ、最終的に予算案に反対でもいい」と強調したが、党内のガス抜きと見た方がいい。社会保険料の引き下げをめぐり、他の役員からは医療費総額の年間4兆円削減などの数値目標を書き込むべきとの声が上がり、反対意見が続出。無償化の工程を法制化させるべきだとも迫られているからだ。石破と前原はともに鉄道オタク。安全保障政策などで気脈を通じている。石破が「誠実な人だ」と信頼を隠さない前原が裏切るようなことがあれば、政権崩壊まっしぐらだ。

 国会でも党内でも少数派の石破は、とりあえず維新が予算案賛成の意向を見せていることでホッとしているらしいが、邪な数合わせに国民は眉をひそめている。当たり前だ。自民党にルーツを持つ維新は、公党の体をなしていない。これまで何人の犯罪者を輩出したことか。

無法者集団にもバッジ

 議員バッジを着けるためには手段を選ばず、公職選挙法違反はお家芸の域。「身を切る改革」を掲げているのに、現職代議士が地元市議と結託して秘書給与と議員報酬を二重取り。愛知県の大村知事をめぐるリコール騒動では、衆院選の公認候補予定者が署名を偽造。地方自治法違反で懲役2年、執行猶予4年の判決が確定した。女子高生3人にむかって下半身を露出した区議は、公然わいせつの疑いで現行犯逮捕された。

 とりわけおぞましいのが、12歳の女子中学生に対する不同意性交罪で有罪判決を食らった椎木保元衆院議員だ。1審の量刑は懲役3年、執行猶予5年。東京地裁の村田千香子裁判長が「被害者の未熟さに乗じた犯行は卑劣で、心身への影響も軽視できない」と非難した犯行は言語道断である。検察の冒頭陳述などによると、椎木は東京・新宿のトー横付近で座り込んでいた家出中の生徒に「2万円あげるから遊べない?」と声掛け。ドン・キホーテのアダルトグッズコーナーでローションを購入し、カラオケ店に偽名で入店。およそ30分後、店長が目撃したのはソファでうごめいている裸の2人だった。成人が未成年者と性交していると判断し、110番通報。その場は言い逃れたものの、法廷で腰縄につながれた椎木が口にしたのは「射精はしていません」という釈明だった。ハッキリ言って獣だ。

兵庫「2馬力選挙」にもやっぱり加担していた


万博パワーで新駅「夢洲駅」が開業(C)共同通信社

 大揺れが続く兵庫県政トップの斎藤元彦知事の“生みの親”も維新。斎藤はパワハラ疑惑で失職後、政治団体「NHKから国民を守る党」の立花孝志党首が展開した「2馬力選挙」で昨年再選したが、新たな動きがあった。選挙期間中、立花は斎藤疑惑を告発後に自死した西播磨県民局長を誹謗中傷。その死について〈斎藤知事の責任に見えるよう印象操作した「黒幕」〉などとして、当時の竹内英明県議の名前を挙げた文書を公開した。竹内氏は県議会が疑惑追及のために設置した百条委員会のメンバーで、知事選後に辞職し、命を絶った。流言の原因となった問題文書の出元だと名指しされていたのが、維新の岸口実県議。百条委ナンバー2の副委員長だ。維新はきのうになって、岸口が「自分が手渡したと言われても反論のしようがない」と認めたと公表。岸口は百条委の委員を辞任する意向だが、辞職については言及していない。厚顔無恥にもほどがある。

 立正大名誉教授の金子勝氏(憲法)はこう言う。

「正論吐きの石破首相には清濁併せのむ覚悟も、泥をかぶる覚悟もない。“陰の総理”と呼ばれる自民党の森山幹事長シナリオに沿って動くほかないのでしょう。そうなると、同根で気心が知れ、軍拡路線に同調する野党第2党の維新はベストな連携相手ということになる。国民にソッポを向かれていても、お構いなし。まさに永田町の常識は世間の非常識なのです。維新はIR(カジノを含む統合型リゾート)誘致の地ならしで招致した大阪・関西万博に手を焼いている。コストは膨張するのに、機運が全く高まらず、党勢衰退に拍車をかけている状況です。政府・自民党の手厚い支援がなければ、乗り切れない。両者は急場しのぎという利害で一致しています」

無償化原点で不人気校潰し

 国家プロジェクト化した万博に投じられる費用は莫大だ。国、大阪府・市、経済界が3分の1ずつ負担する会場整備費だけで約2350億円。当初見込みから倍増した。にもかかわらず、チケット販売は低迷。開催まで2カ月を切ったのに、目標の半分ほどの約780万枚しか売れていない。このままいけば、赤字必至。国民負担も膨張の一途である。所属議員は無法者ばかりの上、無駄金使い。国民から総スカンの維新と組んじゃあ、石破もオシマイだろうに、万博をめぐる怪しい取引を朝日新聞(18日朝刊)がこう報じていた。

〈しっかり対応するように発破をかけたのが首相だった。年明け早々に万博の名誉会長に就任すると、閣僚に「ミャクミャク」のピンバッジを着用するよう要請。1月19日には、会場となる大阪・夢洲を訪れて準備状況を視察した。

 視線の先に見据えるのは、国会での協力を期待する維新だ。大阪に党本部を置く維新にとって、党を挙げて招致した「地元」での万博の失敗は許されない。

 首相は5日、官邸に維新代表の吉村洋文・大阪府知事を招いて意見交換。前売り券の販売が伸び悩むなか、これまで認めていなかった当日券の販売が必要との認識で一致し、検討を進めることを約束した。吉村氏は面会後、「非常に前向きな回答をいただいた。総理とは問題意識を共有している」と満足げに語った〉

 そこまでして政権を維持したいのか。有権者の視線が冷ややかになるわけである。そもそも、維新が推す高校無償化の根っこにあるのは社会福祉ではなく、新自由主義だ。創設者の橋下徹氏が大阪府知事時代、国の無償化制度への上乗せを導入。私立と公立を競争させ、不人気校を潰すのが目的で、「府立学校条例」が12年に制定されて以降、21校が募集停止に追い込まれた。教育現場に弱肉強食を持ち込み、あたかも「子育て世代の味方」を装っているのである。

 政治ジャーナリストの角谷浩一氏はこう話す。

「立憲民主党は予算案の大幅修正を要求し、国民民主党も日本維新の会も看板政策を押し込もうとしている。それで財源論をめぐってガチャガチャやっていますが、3党とも無軌道に増える防衛費を減らせとは言わない。野党が大同団結すれば石破内閣を倒せるし、政権交代して政策を実現できるのに、そんな動きは全くない。要するに、互いに“成果”を分け合って、夏の参院選で“実行力”をアピールしようということです。旧安倍派の会計責任者の参考人招致が先送りとなり、予算案の年度内成立が危ういと大騒ぎしていますが、はみ出したところで数日以内。国家運営に大きな影響はありません」

 1強多弱が終わったら、次は壮大な猿芝居。騙されてはいけない。

http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/672.html

記事 [政治・選挙・NHK296] 鈴木馨祐法相は「辞任」秒読み…全職員への「月餅」配布を止めなかった法務官僚のプチクーデター?(日刊ゲンダイ)

鈴木馨祐法相は「辞任」秒読み…全職員への「月餅」配布を止めなかった法務官僚のプチクーデター?
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/368098
2025/02/23 日刊ゲンダイ


火ダルマ後の衆院本会議で(C)日刊ゲンダイ

 東京・霞が関の「赤れんが」が不穏な空気に包まれている。鈴木馨祐法相(48)が先月下旬、法務省職員に特注の菓子折りを大量配布したことが判明。公選法違反(寄付禁止)の疑いが浮上しているのだ。この国の法整備を担い、法秩序を維持する司で、あり得ない醜聞。「告発に向けた動きもあり、辞職は不可避」といわれているが、どうも腑に落ちない。なぜ金品供与が見過ごされたのか。

 この問題を特報した「週刊現代」(2月22日、3月1日号)によると、鈴木大臣が本省勤務の全職員に配ったのは「シウマイ弁当」で知られる崎陽軒の「横濱月餅」の3個入りセット(510円相当)。旧本館の赤れんが棟をイラストにした包装紙の特注品で、〈いつもお仕事お疲れさまです。日本の未来の為にともに頑張ってまいりましょう。法務大臣 鈴木馨祐〉というメッセージ入りだった。手が込んでいる。

 21日の衆院予算委員会で立憲民主党の小川淳也幹事長から「500円の菓子を1000個配った。自ら引責、あるいは自ら減給。自らが自らに処分を科すべきではないか」と追及された鈴木大臣は「慰労したり、激励をしたり、ということで差し入れを行った」と釈明。任命権者として処分を求められた石破首相は「厳重注意を直接致しました。襟を正して職務に邁進をさせます」と例の調子で受け流したが、外堀は埋まりつつあるようだ。

「法務省の“秘書官室”は霞が関で最も『法の支配』に敏感。本省勤務の職員全体に菓子を配るとなれば、それなりの準備と人手を要する。事務方が待ったをかけるタイミングはいくらでもあった。それなのに買収行為を止めなかったのは、幹部が鈴木大臣について『その任に能わず』と評価しているからでしょう」(自民党関係者)

 東大法卒、元財務官僚の鈴木大臣は絵に描いたようなエリート。自民党麻生派所属で、若手議員の登竜門とされる青年局長も経験済みだ。

告発状の受理不可避

「自分より頭がいい人間はそうそういないと思い込んでいるタイプで、法務官僚とソリが合うわけがない。人の顔を覚えるのは苦手のようです」(永田町関係者)

 衆院神奈川7区が地盤だが、昨秋の総選挙で立憲民主党の現職に敗れて比例復活した。当選6回目は比例南関東ブロック選出。千葉、神奈川、山梨の3県が選挙区となり、地元有権者の職員は少なくないだろう。

「法曹関係者らが告発状を提出する準備を進めていると聞きます。原則に従えば、関係機関はそれを受理し、迅速に対応しなければならない。法務省トップの公選法違反疑惑を捜査できるのか。答えはノー。大臣は辞職せざるを得ず、時間の問題です」(霞が関関係者)

 鈴木大臣は裏金事件を受けて自民が党内に渋々設置した政治刷新本部の作業部会座長に就いたが、政治資金収支報告書への不記載66万円が発覚。謝罪、訂正に追い込まれた。大臣以前に、国会議員に値するかも疑わしい。法務官僚にハシゴを外されてもやむを得まい。

  ◇  ◇  ◇

 初入閣した途端、日和見主義に転じた鈴木法相。●関連記事【もっと読む】で『鈴木馨祐法務大臣“スネ傷エリート”の女・カネ・カルト…28歳で小泉チルドレン、「麻生枠」で初入閣』を取り上げている。

http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/673.html

記事 [政治・選挙・NHK296] N党立花氏に百条委データを提供した維新・増山県議は会見で何を語る?…非公開に賛成しながら「県民に正しい判断を」の意味不明(日刊ゲンダイ)
N党立花氏に百条委データを提供した維新・増山県議は会見で何を語る?…非公開に賛成しながら「県民に正しい判断を」の意味不明
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/368123
2025/02/23 日刊ゲンダイ


本当の動機は?兵庫県議会HPより

「闇」はどこまで深いのか。

 昨年の兵庫県知事選を巡り、「日本維新の会」の3県議が、再選した斎藤元彦知事(47)の支援を目的に立候補した政治団体「NHKから国民を守る党」の立花孝志党首(57)に真偽不明の情報を提供したり、斎藤氏のパワハラ疑惑告発文書問題などを調べる県議会調査特別委員会(百条委)秘密会の音声データを提供したりしていた問題。

 立花氏と接触していたことを認めたのは岸口実(60)、増山誠(46)=ともに百条委員を辞職=と、白井孝明(41)の3県議。23日に神戸市内で会見を開いて動機や経緯を明らかにするという。

 とりわけ注目は増山氏だろう。百条委は2024年10月下旬、斎藤県政が地元の信用金庫への補助金を増額し、プロ野球阪神・オリックスの優勝パレードの寄付として還流させていた疑惑などを調査するため、県職員らを対象にした証人尋問を実施。知事選への影響を配慮して非公開としたのだが、増山氏はこの時の音声データを約1週間後に立花氏に流していたという。

 増山氏はデータ提供について、「多くの事実をより広く県民の方に提供しなければならないと思った」「メディアに情報を出しても握りつぶされると思った」などと釈明していたのだが、この説明は極めて不可解だ。

 というのも、この非公開(秘密会)の証人尋問を巡っては、岸口氏から得たという偽情報で立花氏に「黒幕」扱いされ、自死に追い込まれた百条委員の竹内英明氏が公開を求めていたにもかかわらず、非公開に賛同していたのが増山氏だったからだ。

 公開されている県議会議事録や動画を確認すると、証人尋問の実施方法について審議した24年10月11日の「文書問題調査特別委員会」で故・竹内氏はこう発言していた。

「理事会で、知事選挙に影響が出る可能性があるということで協議をさせていただき、理事会で、全会一致ではなくて、賛成多数ということで決められたという経緯がある。(略)前知事が証人として出頭することになると、その影響が(知事選に)あるかないかということになると思うが、それ以外の方なので大丈夫ではないかということで、私どもは、事後に公表するというような従来の秘密会ではなく、通常どおり証人尋問をすべきだと理事会でも申し上げた。もう一度、議論するつもりはない。理事会では、オブザーバーの方はその採決に入っていなかったため、委員会で改めて決を取っていただきたい」

「事実でない証拠が集まっていき、それが事実かのように報道されていく」発言の真意は?

 そこで奥谷謙一委員長(39)が、24年10月24、25日開催の証人尋問について、<知事選挙への影響を考慮する必要があるため、2日間とも非公開(秘密会)とする。終了後の記者会見及び内容の取材にも応じない>とする試案について賛成、反対を求めると、増山氏は明らかに非公開について賛成の挙手をしていたのだ。

 証人尋問の非公開を支持しながら、その音声データを秘密裏に外部に提供して「県民に正しい判断をしてほしいと考えた」というのは、全く意味不明ではないか。

 ちなみに24年6月27日の同委員会会議録を見ると、増山氏は別の百条委員が作成したアンケートについてこう発言していた。

「この百条委員会という重要な会議に、(会議録では実名)委員の作成した私的なアンケートを提出しようということ自体がおかしいと考えている。どういった経緯で誰に対してアンケートを取ったものなのか、本委員会で実施要領も承認されていない私的なアンケートになっている。このような私的な文書は、今回の告発文について我々委員が何らかの判断をするに当たって、参考とする価値のないものだと思う」

「一部が事実だったからといって信憑性が高いと言い切ること自体がおかしい。多分に伝聞である内容も含まれていると思うので、それを1個が事実だったからこれは信憑性が高いと言うのは、本当に問題である。こういう形で事実でない証拠が集まっていき、それが事実かのように報道されていくこともあるので、提出すべきではないと考える」

 「私的文書は参考とする価値がない」「伝聞内容」「事実でない証拠が集まっていき、それが事実かのように報道されていくこともある」——。増山氏はこう認識していながら、なぜ、立花氏に水面下で情報提供したのだろうか。真偽不明の文書が事実かのように報道され、知事選に影響を与えたことをどう考えたのだろうか。

  ◇  ◇  ◇

 混迷が続く兵庫県政。●関連記事【もっと読む】で《維新・吉村代表の“擁護”が大炎上…兵庫県議の立花孝志氏への情報提供「思いは分かる」発言のトンチンカン》【さらに読む】で《これぞ下劣な維新クオリティー…百条委メンバーの兵庫県議2人が「誹謗中傷」に関与も「除名にあたらない」と幹事長》を取り上げている。

http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/674.html

   

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