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2025年1月09日00時35分 〜
記事 [政治・選挙・NHK296] 森山裕幹事長「年収103万円の壁」引き上げに「国をおかしくしてしまう」が大ブーメラン…《おかしくしたのは自民党》とSNSソッポ(日刊ゲンダイ)
森山裕幹事長「年収103万円の壁」引き上げに「国をおかしくしてしまう」が大ブーメラン…《おかしくしたのは自民党》とSNSソッポ
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/366011
2025/01/08 日刊ゲンダイ


「財源を示せ」は財務省に(C)日刊ゲンダイ

「財源の裏付けのない話をしてはいけない。国をおかしくしてしまう」

 自民党の森山裕幹事長(79)が8日、熊本市での自民県連会合であいさつした際、国民民主党が求めている「年収103万円の壁」の引き上げについて言及。同党が非課税枠の178万円への引き上げを主張していることに対し、あらためて財源の根拠を求めた。

 森山氏は英国のトラス元首相が財源の裏付けを示さないまま大型減税で混乱を招いたことから、「『トラス・ショック』のような状況が起きれば、えらいことになる」と指摘したというのだが、SNS上で同意する投稿はほとんどみられない。むしろ真逆だ。

《5年で43兆円の防衛費の時、自民党内から財源は?などと出たか?ないよ》

《自民は公明などと3党協議しているんだよね。政権与党として、財務省に指示して財源を探すことぐらいしないのだろうか》

 こんな投稿もあった。

《「国をおかしくしてしまう」。すでにおかしくしたのは自民党だよ》

《裏金ショックで国のモラルを崩壊させた自民党。おかしいのはあなた方》

 財務省によると、2025年度一般会計税収は24年度当初予算比12.7%増の78兆4400億円を見込んでいるという。

 補正予算後と比べても5兆円増え、6年連続で過去最高を更新する見通しにもかかわらず、いつまでたっても「カネがない」というのは、家計に例えれば「使い方が間違っている」「無駄遣いしている」ということだろう。

 世界一高い国会議員の歳費をカットするなど、まずは財源を捻出する方法を自民党も考えたらどうなのか。

  ◇  ◇  ◇

 自民、公明、国民民主による「年収の壁」引き上げ協議。●関連記事【もっと読む】で『年収の壁123万円で1万円ぽっちの減税より「食料品消費税ゼロ」でしょ!「食料品に8%は世界一高い」と識者』【さらに読む】で『自民政調会長の「年収103万円の壁」めぐる「根本おかしい」発言に怒りの声が続出する必然』を取り上げている。

http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/441.html

記事 [政治・選挙・NHK296] 世界で政変、激動の年 次の首相辞任は石破さんになるのか(日刊ゲンダイ)

※2025年1月8日 日刊ゲンダイ1面 紙面クリック拡大 文字お越し


※紙面抜粋


※2025年1月8日 日刊ゲンダイ2面


党内からも羽交い絞めに合い、石破降ろしも静かにスタート(C)共同通信社

 オーストラリア、カナダ首相が年明け早々辞任表明したが、フランスも行き詰まり、2月にはドイツでも総選挙。

 韓国は空前の混乱が続く中、日本も迷走政権で都議選、参院選を戦えるのか。

  ◇  ◇  ◇

 2025年の干支は「乙巳」。「再生と変革」を表すと言い、過去には「大化の改新」につながる政変「乙巳の変」が起きたことで知られるが、そんな政変を予感させる胎動が世界各地で始まっているようだ。

「この国は次の選挙で真の選択を行うに値する。私が最善の選択肢になり得ないことは明白だ」

 カナダのトルドー首相は6日、少数与党・自由党の党首を辞任し、9年余り在任している首相の座から退くと電撃表明。同国の多文化主義の基礎を築いた故ピエール・トルドー元首相の長男で、15年10月の総選挙で大勝。

 カナダ史上2番目に若い43歳で首相に就任し、難民の積極的な受け入れなどリベラルな政策を進めてきた。19、21年の総選挙でも勝利したものの、少数与党に転落。

 公共放送CBCによれば、直近の自由党の支持率は20.1%。対する最大野党・保守党は44.2%で、10月までに予定されている次期総選挙では10年ぶりの政権交代が実現する可能性が高まっていたことから、自ら首相、党首を退く意向を示すことで党勢回復を図りたい考えがあるとみられる。

 24年9月の総選挙で反移民を掲げる極右・自由党が初の第1党を獲得したオーストリアでも、4日、国民党党首のネハンマー首相が辞任する意向を表明。連立政権の交渉を主導してきたものの決裂したため、身を引くことを決断したという。

ミニ・トランプ現象のような動きが広がる

 欧州の政治情勢も不安定さが増している。

 フランスではバイル新首相率いる内閣が12月下旬に発足したものの、下院の不信任によって発足後2カ月半で総辞職に追い込まれたバルニエ前内閣で起用された閣僚らの留任が続出。前内閣の継続性が強いとして、マクロン大統領は不満を爆発させ、「内閣不信任に直面しても政治姿勢を変えていない」などと猛批判。

 バイル内閣は前内閣に引き続き、マクロンの中道連合と中道右派・共和党の少数連立与党体制。このため、バイルは左派野党に連携協力を呼び掛けたものの実現しなかったことから、バイル内閣も短命に終わる可能性があるとの見方が浮上。早くも行き詰まり感が漂い始めているという。

 12月中旬に連邦議会(下院)でショルツ首相の信任投票を行い、信任案を否決したドイツでは、シュタインマイヤー大統領が連邦議会の解散を表明。当初予定されていた9月の総選挙を2月23日に前倒しすることを決めたのだが、世論調査では、保守最大野党キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)が政党別支持率で3割超を固めて首位を維持。

 ショルツ率いる社会民主党(SPD)主導の左派連立から政権を奪還する可能性が高く、独メディアの関心は、どの政党がCDU・CSUと連立を組むかに移っているという。

 隣国の韓国では尹錫悦大統領による「非常戒厳」を巡り、内乱容疑で捜査が本格化するなど空前の混乱が続いており、まさに「世界で政変、激動の年」を感じさせると言っていい。

 元外務省国際情報局長の孫崎享氏がこう言う。

「いずれの国も経済成長の鈍化と格差拡大に対する不満や怒りの声が移民などに向けられ、右傾化しつつある。ミニ・トランプ現象のような動きがあちこちで出ているわけで、他の国にも広がる可能性があります」

脱皮できない蛇は滅びる


電撃自任(カナダのトルドー首相)/(C)ロイター

 さて、そんな中で日本の迷走政権はどこに向かうのだろうか。

「蛇は脱皮を繰り返し大きくなっていくことから、再生や進化の年とも言われる」

 石破首相は6日の年頭記者会見でこう切り出し、新年の抱負について語っていた。どうやら巳年と絡めたようだが、蛇を巡る格言で有名なのはドイツの哲学者ニーチェが残した「脱皮できない蛇は滅びる」との言葉だ。

 凝り固まった考え方や慣習、古い人間関係などに縛られ、それを捨て去ることができない人間に成長はなく滅びる──との意味だが、これぞ今の自民党の姿ではないのか。

 とりわけ、「1強多弱」と呼ばれた第2次安倍政権以降の自民党政権は酷いものだった。

 選挙で勝てば何をしてもいいとばかり、数の力で押し通し、反対意見は歯牙にもかけず。その選挙だって国民生活を借金苦に追い込んで苦しめるような宗教団体と手を結び、怪しいカネで有権者を“買収”したものだった。挙げ句、国会審議を軽視し、閣議決定で決めたら一丁上がり。

 悪事がバレても知らん顔。政治家も官僚も知らぬ存ぜぬを貫き、証拠となる文書の捏造、廃棄もへっちゃら。取り巻きと身内を重用し、一部だけが大儲けするような身びいき政治。腐敗極まれりで、その行き着いた先が裏金事件だったのだ。

予算成立と引き換えか、都議・参院選前後で退陣

 前述の通り、政変を感じさせつつあるカナダもオーストリアもフランスも少数与党の政権。そして裏金事件で少数与党に転落したのが石破政権であり、次の首相辞任は石破になるのではないのか。

 今夏には都議選や参院選がある。都議会自民党では国会議員と同じ手口で裏金づくりに手を染めていた議員が複数いたことが報じられているから、都議選では再び裏金自民に対する有権者の怒りが燃え上がるのは間違いない。改選期を迎えた参院の裏金議員は非公認扱いになることを恐れ慌てて政治倫理審査会に出席。ところが、そろって「知らなかった」「秘書が」を連発。かえって国民の不信感を強める結果となり、このままでは衆院選と同様に落選続出で自民惨敗は避けられない。

 このため、石破は出演した民放番組で参院選に合わせた衆院解散・総選挙の同日選の可能性に言及。「これはありますよね。同時にやってはいけないというそんな決まりはない」などと野党を牽制し、ブラフをかけていたが、そうは問屋が卸さないだろう。

 石破は「大平内閣、中曽根内閣で衆参同日選をやった」などと振り返っていたが、かつての三木首相のように反主流派から解散権を封じられ、結局、任期満了選挙で敗北した例もある。石破が本気で同日選などと言い出したら、それこそ党内から羽交い締めにあうのではないか。近代日本で、少数与党が長期政権を維持できた例はない。今は不気味なほど静かだが、すでに「石破降ろし」の動きは水面下でスタートしているのだ。

 政治評論家の本澤二郎氏は「国民民主や維新など与党入りしたいという本音が見え隠れする野党次第ですが」と前置きした上で、こう言った。

「ふつうに考えれば25年度予算成立と引き換え、あるいは都議選、参院選前後で石破政権は退陣に追い込まれるでしょう」

 石破が辞任を表明するのも時間の問題だ。

http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/442.html

記事 [政治・選挙・NHK296] 石破首相が言及「衆参W選挙」は無理筋…自民は深刻な“金欠”、身内からも「やめてくれ」の声(日刊ゲンダイ)


石破首相が言及「衆参W選挙」は無理筋…自民は深刻な“金欠”、身内からも「やめてくれ」の声
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/365960
2025/01/08 日刊ゲンダイ


「今年は選挙の年」と強調(C)日刊ゲンダイ

「今年は選挙の年だ」

 自民党が7日、新年の仕事始めの会合を開き、石破首相は挨拶でそう力を込めた。念頭にあるのは、今夏の東京都議選と参院選だ。昨年の衆院選で惨敗し、少数与党となった石破自民はこれ以上負けられない。発言も熱を帯びるわけだが、これに永田町関係者は「やはり衆参ダブル選挙か」とザワついている。

 石破首相は昨年末にダブル選の可能性に言及。「同時にやってはいけないという決まりはない」と踏み込んだため、野党は浮足立っている。

 森山裕幹事長は7日の会見で「衆参の同時選挙を先に決めてということは、あり得ない話だ」と否定したが額面通りに受け止める向きは少ない。

「時事通信の試算では、32ある参院選の1人区で野党6党が一本化した場合、与党はわずか3勝しかできないという結果が出ました。これを防ぐのに、ダブル選は有効とみられています。野党は289ある衆院の全小選挙区での一本化は不可能で、競合は避けられない。小選挙区では野党同士で戦い、参院選の1人区では手を握るとなると、複雑な対応を迫られる。野党幹部は警戒感を強めています」(永田町関係者)

政策活動費や裏金にはもう頼れない


旧安倍派(清和会)では、参院選の年には“特例”(パーティー券販売ノルマ免除、全額キックバック)を設けていた(C)日刊ゲンダイ

 過去、ダブル選は1980年の大平正芳政権下、86年の中曽根康弘政権下の2回しか実施されていない。直近の例から40年近くも経過しているわけだが、石破首相は本気でやるのか。「あり得ないでしょう」とは自民党の事情に詳しい政界関係者だ。こう続ける。

「ダブル選を実施する上での最大の問題は、カネがかかり過ぎることです。衆院選で候補1人当たりにかかる経費は数千万円。参院選は選挙区が広いため、さらにかさみます。それを同時に行うほどの余力は今の自民党にありません。何しろ裏金事件以来、カネを集めづらい。パーティーを開けば後ろ指をさされ、使途報告義務がない政策活動費は来年から全面廃止。今年の選挙に政活費を使おうものなら猛批判にさらされる。自民党内からも『ダブル選は絶対にやめてほしい』という悲鳴が上がっています」

 パー券販売ノルマ超過分のキックバックを不記載にした旧安倍派では、参院選の年には“特例”が設けられていた。改選を迎える参院議員の販売ノルマを免除。売り切った全額をキックバックしていたのだ。

 それだけ選挙にカネがかかる証拠で、同派の大野泰正参院議員は5年間で5100万円、橋本聖子議員は同2057万円、昨年、参院から衆院に鞍替えした世耕弘成議員は1542万円――と多額の裏金が発覚。もはや、裏金にも頼れない。深刻な金欠に陥り、とてもじゃないがダブル選など無理というわけだ。

「そもそも、参院選が実施される夏までに自民党の支持率が上がる要素は見当たりません。そんな状況でダブル選を仕掛けても勝てる見込みはない。そこまでのリスクをとれるとは思えない。総理がダブル選に言及するのは、野党への単なるブラフでしょう」(同前)

 野党は慌てずに参院選の共闘態勢構築に集中すべきだ。

  ◇  ◇  ◇

 24日召集の通常国会の最大のテーマは依然として裏金問題。野党は巨額の裏金づくりに手を染めた旧安倍派の“金庫番”の国会招致を求めているが、石破首相の“覚悟”は――。●関連記事『【もっと読む】石破首相が“安倍派切り”に打って出るのか…裏金問題は年明け国会も継続、「金庫番」招致で与野党攻防』で詳報している。

http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/443.html

記事 [政治・選挙・NHK296] 脳を摩耗させる「タイパ」ではなく「熟考」「熟議」を心がけたい 永田町の裏を読む(日刊ゲンダイ)

脳を摩耗させる「タイパ」ではなく「熟考」「熟議」を心がけたい 永田町の裏を読む
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/365975
2025/01/08 日刊ゲンダイ


「熟考」「熟議」を心掛けて(C)日刊ゲンダイ

 新聞の元日社説は、各紙の新年への報道姿勢を示す基調宣言のようなものなので、普段は社説をあまり熱心に目配りすることのない私も、必ず読み比べるようにしている。

 予想通りと言うべきか、今年の各紙社説にほぼ共通して流れているのは、SNSを通じて「断片的で不正確な情報や主張の氾濫が社会や政治を乱すこと」(日経)への懸念と、それに対して「次世代への責任を意識した熟議を各分野で進めること」(同上)の不可欠性の強調である。

 そのことを正面から取り上げたのは東京新聞で、タイトルは「あわてない。あわてない」。「民主主義の意思決定は複雑で時間がかかるが、人間というものは生来、せっかちにできていて……何事であれ急ぎがち。でなければ〈急いては事を仕損じる〉のような諺からTVアニメの一休さんの口癖『あわてない、あわてない』に至るまで、性急を戒める言葉が世にこれほど多いはずもない」と述べている。

「急いては事を仕損じる」は、歌舞伎で幡随院長兵衛が語るセリフにあるのだそうだ。「急がば回れ」はもっと古くて、室町時代の連歌師=宗長の「もののふの 矢橋の船は速けれど 急がば回れ 瀬田の長橋」に由来する。琵琶湖で草津から大津への船に乗れば京都への道程は縮まるけれども、比叡山下ろしの風で欠航することも少なくないので、瀬田の唐橋を回った方が結局は早道になるといういわれ。

 ことほどさように、我々の世代だと小学生の頃からそういう警句を教え込まれ、今でも自然に口を突いて出てくるほど血肉化しているけれども、その正反対が今どきの「タイパ」という価値観。映画を早送りで見て筋書きをおおよそ分かっていれば友達との会話に付いていけるというような話らしいが、そんな浅薄なことを続けていれば、脳にとって一番大切な論理力も想像力も情緒力も直感力もどんどん衰退し摩耗してしまうことは明らかだろう。

 やはり人間は「熟考」しなければならない。その上で、それで得られた自分なりの考えを他人との対話や議論に持ち込んで揉み、他人の意見を出来るだけ取り入れて自分の意見をより良きものに仕上げていく「熟議」に慣れ親しまなければならない。そのことを今年は心掛けたいと思うが、さて「熟議の聖堂」たる国会は果たしてそうなっているのかどうか。


高野孟 ジャーナリスト

1944年生まれ。「インサイダー」編集長、「ザ・ジャーナル」主幹。02年より早稲田大学客員教授。主な著書に「ジャーナリスティックな地図」(池上彰らと共著)、「沖縄に海兵隊は要らない!」、「いま、なぜ東アジア共同体なのか」(孫崎享らと共著」など。メルマガ「高野孟のザ・ジャーナル」を配信中。

http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/444.html

記事 [政治・選挙・NHK296] 「年収103万円の壁」見直しに自民・森山幹事長「財源示せ!」国民民主に“先制パンチ”の腹の中(日刊ゲンダイ)


「年収103万円の壁」見直しに自民・森山幹事長「財源示せ!」国民民主に“先制パンチ”の腹の中
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/366018
2025/01/09 日刊ゲンダイ


財源の裏付けのない話はNO(自民党の森山裕幹事長)/(C)日刊ゲンダイ

 2025年に持ち越された「103万円の壁」問題は、結局「123万円」への引き上げでジ・エンドとなるのか──。8日、自民党の森山裕幹事長が所得税の課税最低ライン「年収103万円」の見直しについて「相応の財源が必要だ」と口にした。「178万円」への引き上げを求めている国民民主党に対して、改めて「財源を示せ」と要求した形だ。

  ◇  ◇  ◇

「103万円の壁」問題について石破政権は、昨年12月、178万円への引き上げを求める国民民主を振り切り、123万円に引き上げることを決定。ただし、国民民主党とは、ひきつづき自民、公明、国民民主の3党で協議をつづけることで合意している。

 ところが、新年早々、いきなり森山幹事長が、国民民主に先制パンチ。熊本市で開かれた自民県連会合で挨拶し、103万円の壁引き上げについてこう語ったのだ。

「財源の裏づけのない話をしてはいけない。国をおかしくしてしまう」「7兆円、8兆円の財源をどこに求めるかをしっかり考えずに、イギリスの『トラス・ショック』のようなことが起きれば、えらいことになる」

 財源の裏づけがなく大型減税をしたイギリスが、「通貨安」「株安」「債券安」のトリプルショックに見舞われた実例をあげることで、国民民主を牽制したのは明らかだ。

「どうやら石破政権は、103万円の壁について国会で堂々と審議するつもりのようです。178万円への引き上げを求めている国民民主に対して、『7兆円もの財源をどうするのか』と正面から問うた方が得策という計算もあるのでしょう。予算案が衆院を通過するかどうか、ヤマ場をむかえるのは2月下旬。少なくても、それまでは妥協しないつもりのようです」(自民党事情通)

「最後は榛葉と話をつければいい」


実は150万円で話はついてる?(国民民主の榛葉賀津也幹事長)/(C)日刊ゲンダイ

 石破政権は衆院で過半数を割っているが、予算は成立すると楽観しているという。国民民主のキーマン、榛葉賀津也幹事長を押さえていることも大きいという。

 他党との交渉窓口になっている榛葉氏は、もともと民主党時代に参院国対委員長をつとめた「国対族」。自民党の森山氏とはツーカーの仲だ。昨年12月も都内の中華料理屋で卓を囲んでいる。

 2019年の参院選の時には、自民党が裏から“榛葉当選”を支援したとも言われている。

「榛葉さんの選挙区である参院静岡は、改選定数が2。自民と野党が議席を分け合う楽な選挙区です。ところが、2019年は、立憲民主党が候補を擁立し、三つ巴の戦いとなり、国民民主の榛葉さんは当選が危ぶまれた。その時、当時、官房長官だった菅さんが、業界団体や創価学会に“榛葉支援”を頼み込んだと言われています。恐らく、森山幹事長も『最後は榛葉と話をつければいい』と思っているはず。103万円の壁問題は、すでに自民と国民民主の間で『150万円』への引き上げで話はついている、という情報も流れている。2月下旬、突然、150万円が浮上する可能性があります」(政界関係者)

 178万円への引き上げを目指すなら、国民民主の玉木代表(役職停止処分中)も「財源はここにある」と、言い返すべきではないか。

  ◇  ◇  ◇

 自民党・森山幹事長の「財源示せ!」発言に対するSNSの反応などは、関連記事【もっと読む】で詳しく報じている。

関連記事
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http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/441.html

http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/445.html

記事 [政治・選挙・NHK296] 大阪万博は4月開幕でもコロナ&インフルのパンデミックに要注意…専門家が懸念する「変異株の流入」(日刊ゲンダイ):医療板リンク 
大阪万博は4月開幕でもコロナ&インフルのパンデミックに要注意…専門家が懸念する「変異株の流入」(日刊ゲンダイ)

http://www.asyura2.com/24/iryo13/msg/398.html



http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/446.html

   

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