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2024年12月01日04時40分 〜
記事 [政治・選挙・NHK296] ゴマカし、しがみつく醜悪 鉄面皮知事の裏に見え隠れする安倍晋三(日刊ゲンダイ)

※2024年11月30日 日刊ゲンダイ1面 紙面クリック拡大 文字お越し


※紙面抜粋


もう詰んでいる(C)共同通信社

 連日、斎藤兵庫県知事の話題一色だが、自分は逃げ回り、弁護士に釈明させている時点で政治家失格だ。PR会社社長は沈黙し、黒を白と言い張る“苦しい弁明”を見ていると、息を吐くように嘘をついてきた元首相に学んだのか、と言いたくなる。

  ◇  ◇  ◇

 SNSがオールドメディアに勝った──と騒がれ、時代変化に対応できていない公職選挙法や公平公正を言い訳に選挙期間中は画一的な報道になる大メディアなど、さまざまな問題が浮き彫りになった兵庫県知事選挙だったが、投開票から2週間。失職からの再選を果たした斎藤元彦知事に公選法違反疑惑が浮上し、騒ぎは大きくなるばかりだ。

 テレビのワイドショーも連日、この話題一色。火に油を注いでいるのが、弁護士任せで逃げ回る斎藤の対応だ。

 疑惑を簡単に整理すると……。斎藤陣営の選挙に関わったPR会社「merchu」の折田楓社長が今月20日、知事選での「戦略的広報」を斎藤に提案する様子や、公式SNSの「監修者」として「運用した」などとブログに投稿。選挙運動は登録された運動員ら以外は、無報酬が原則のため、PR会社が広報戦略を主体的に企画し、斎藤側が報酬を支払っていたら、公選法違反の「買収」になるのではと大炎上した。

 25日、報道陣に囲まれると斎藤は、「(SNS運用の)主体は私や斎藤後援会」「PR会社へお願いしたのはポスター制作などで費用は約70万円」「折田さんはボランティアとして個人で参加した」と答え、「公選法に違反するような事実はないと認識している」と繰り返した。

 しかし、疑惑は晴れず、27日の定例会見でもこの件に記者の質問が殺到。斎藤は25日と同じ話を繰り返して詳しい経緯や違法ではない根拠については答えず、「代理人弁護士に対応を一任している」と逃げ続けたのだ。

 その代理人弁護士は折田氏が「広報全般を任せてもらった」とブログに書いていたことについて「事実ではない」と否定。「(話を)盛っている」とまで言ってのけ、PR会社からの請求書を公開したが、公選法違反疑惑を打ち消すまでには至っていない。「買収」だけでなく、違法な「寄付」や「事前収賄」に問われる可能性を指摘する専門家もいて、疑惑は深まるばかりなのである。

手のひら返しで切り捨て

 一連の騒動で、533万県民を抱える兵庫県政トップが自ら答えないで、弁護士に釈明させている時点で政治家失格だろう。

 現地で取材を続けてきたジャーナリストの横田一氏はこう言う。

「斎藤知事は説明責任を果たしていません。以前は3時間でも記者会見を続けていたが、再選後は公務があるからと1時間ちょっとで打ち切ってしまった。代理人弁護士が折田社長は『盛っている』と言いましたが、折田氏のブログ投稿が虚偽だと主張するのなら、斎藤知事が自らの会見で『嘘八百』とはっきり言うべきですよ。亡くなった元県民局長の告発文書を『嘘八百』と非難したようにです。事実を曖昧にしたまま弁護士に丸投げ。政治家として最低です」

 県民が再び斎藤を選んだという民意は尊重するが、そもそも斎藤がどういう知事だったか。

 斎藤が失職したのは、県議会が全会一致で不信任決議案を可決したからで、知事としての資質に問題があったからだ。斎藤のパワハラなどの疑惑を告発した文書を作成した元県民局長を「公益通報者」として保護せず、内部調査で懲戒処分。その後、元県民局長は死亡。百条委員会で調査が始まったが、斎藤は自身に非はないとして、知事職にしがみついた。

 今回も同じことを繰り返すのか。渦中のPR会社社長は沈黙。ANNの取材(21日)に対し、「『答えるな』と言われています」とコメントを避けたという。これは何を意味するのか。

 前出の横田一氏が言う。

「選挙で世話になり、当選に貢献したPR会社社長を、自分に都合が悪くなったら手のひら返しで切り捨てる。政治家以前に人としてどうなのかと思います。斎藤知事は県議会で不信任となっても、自分はいわれなき誹謗中傷を受けている、自分ははめられた、という意識が発言に出ていました。自分は絶対に悪くない、自分がすべて正しい、という人です。そうして責任を周りになすりつける。公選法違反疑惑については、元検事の郷原信郎弁護士や神戸学院大の上脇博之教授ら同法に詳しい専門家が『もう詰んでいる』と言っています」

虚偽答弁118回認定、モラルハザード蔓延


私が最高責任者(代表撮影)

 黒を白と言い張る“苦しい弁明”。斎藤は不信任可決後も「仕事を続けることが責任の取り方」と言い張った。

 この鉄面皮。あの元首相に学んだのか、と言いたくなる。息を吐くように嘘をついてきた安倍晋三元首相のことだ。首相在任で歴代最長を誇った安倍も「モリ・カケ・桜」に代表されるようにさまざまな疑惑があったが、すべてやり過ごし、嘘を重ねることで説明責任から逃れてきた。「私が責任を取ればいいというものではありません」などと言って地位に居座り続けた。

「私や妻が関係していたら総理大臣も議員も辞める」との国会答弁で、財務省の公文書改ざんが始まったとみられる森友学園問題では、斎藤がPR会社社長を切り捨てたように、安倍も籠池泰典理事長(当時)を手のひら返しで切り捨てたことを思い出す。

 国会で森友学園への国有地売却が問題になり始めると、安倍は当初、「妻から森友学園の先生の教育に対する熱意はすばらしいという話を聞いております」と答弁していたのに、次第に籠池氏のことを「教育者としていかがなものか」と批判するようになったのだ。

「桜を見る会」を巡っては、安倍は国会で118回もの虚偽答弁をしたことが認定されている。秘書が政治資金規正法違反(不記載)で立件されて初めて記者会見を開き、謝罪したが、「私の政治責任は重い」と言いながらも、議員辞職することなく、「初心に立ち返って、研鑽を重ね、責任を果たしていきたい」と強弁した。

鯛は頭から腐る

 安倍を熟知する政治評論家の野上忠興氏が言う。

「『私が最高責任者』『私が立法府の長』という発言が安倍元首相の思考を物語っています。根底には『選挙で多数を獲得し、国民の負託を受けた最高責任者である自分が決めたことなのだから、何か文句あるのか』という考えなのです。非常に極端な面がありましたね」

「鯛は頭から腐る」だ。平気で嘘を重ねるような人物がトップに居座り続けてきたことで、リーダーが責任を取らない姿が当たり前になり、モラルハザードが政界に蔓延した。

 安倍政権末期の2020年以降、元職を含む国会議員が14人起訴されているが、そのうちの13人が自民党出身者である。今年も違法な香典を配った公選法違反や秘書給与搾取などで議員が起訴されている。

「安倍政権以降の悪い流れが脈々とつながっているように思います。国会であれだけ嘘をついても『何が悪いんだ』という総理大臣が歴代最長なのですから、政治家が劣化していくのは当然でしょう。かつては上に立つ者は、その言動で下に手本を示し、下の者は無言のうちに感じ取る、というものでした。今は政治家になるのもその地位に就きたいだけの“就職”という意識。もはや政治家ではなく、政治屋と言った方がいいのかもしれません」(野上忠興氏=前出)

 斎藤も同じ穴のムジナか。兵庫県議会の百条委員会での調査は今も続いている。公選法違反などの疑惑もこれから議会で取り上げられ、捜査機関も動くだろう。逃げの一手は通用しない。

http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/226.html

記事 [政治・選挙・NHK296] 迫るマイナ保険証切り替え…政府広報ゴリ押し大失敗であふれる不安、後を絶たない大混乱(日刊ゲンダイ):医療板リンク 
迫るマイナ保険証切り替え…政府広報ゴリ押し大失敗であふれる不安、後を絶たない大混乱(日刊ゲンダイ)

http://www.asyura2.com/24/iryo13/msg/307.html



http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/227.html
記事 [政治・選挙・NHK296] 国民民主党・玉木代表まだまだ続く女難…連合・芳野友子会長にもケジメを迫られる 永田町番外地(日刊ゲンダイ)

国民民主党・玉木代表まだまだ続く女難…連合・芳野友子会長にもケジメを迫られる 永田町番外地
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/364263
2024/12/01 日刊ゲンダイ


最大支援組織「連合」の芳野友子会長に2度にわたり“ケジメ”を求められた国民民主党の玉木雄一郎代表(C)日刊ゲンダイ

「次から次へと新たな疑惑がマスコミを賑わし、その都度火消しに追われ、いったい、いつまで謝罪行脚を続けるのか。代表本人も党執行部も頭を冷やした方がいい」

 先の衆院選で国民民主党から出馬した落選候補の一人は、グラドル不倫発覚後の玉木雄一郎代表(55)と党執行部の対応に呆れ顔でこう語る。

 玉木は27日、同党の最大支援組織「連合」の芳野友子会長(59)を前にして、一連の不倫騒動について「私のプライベートな問題で期待いただいた多くの皆さんに多大な迷惑と心配をおかけした」と頭を垂れた。この前日、玉木は文春砲が放った不倫スキャンダルの追撃弾を食らっていた。

元グラドルはどこに消えたのか

 記事は不倫相手のグラビア嬢を「国民民主党の公認候補」だったと指摘。玉木事務所は事実関係を否定しつつも「玉木が個人的に国政に限らず、何らかの選挙へ立候補の可能性について話したことはあります」とコメントしている。そうであれば、玉木が政党代表の地位を利用してグラドル嬢に性的関係を迫った可能性は否定できない。

謝罪を受けた芳野は、玉木の出処進退について「本人の意思を尊重する」としながらも「期待しているだけに厳しくあるべきだ」と打ち返した。芳野は先週末、玉木が連合本部を訪ねた際にも同様の言葉を投げかけている。

 最大支援組織の会長自らが公の場で2度にわたり“ケジメ”を求めたのは、事実上の辞任勧告に他ならない。

“不倫より政策”を世論に強く押し出し不倫を夫婦間の問題としてフタをしたい玉木本人、そして党執行部にとっては大誤算であったろう。

玉木夫人は本当に不倫を許しているのか

 そもそも、グラドル不倫について夫人から「許された」というのは、不貞をはたらいた玉木本人の話でしかなく、にわかには信じがたい。

「奥さまは、親族やら後援会幹部から大事な時だからとプレッシャーをかけられ我慢を強いられている状態です。プライドの高い方ですし、旦那から他の女性に心を奪われたと言われて、ハイそうですかはないと思いますよ。妻として女として心へし折られますよ」とは、玉木夫人と面識ある地方議会の女性議員だ。

 また、玉木が後に“ハニトラ”扱いしたグラドル嬢は、マスコミとの接触を避け都内に潜伏中とのこと。党執行部関係者が常時、見張り役を立てているそうだ。

 玉木の代表辞任は避けられそうにないが、男の勝手でもつれた女性2人の今後の人生も気になる。てんびんにはかけられない。(特命記者X)

http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/228.html

記事 [政治・選挙・NHK296] あたしが知りたいのは、結局、パワハラ・おねだりは事実なのかどうか 室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」(日刊ゲンダイ)

あたしが知りたいのは、結局、パワハラ・おねだりは事実なのかどうか 室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/364142
2024/11/29 日刊ゲンダイ


パワハラ、おねだりは事実なの?(C)日刊ゲンダイ

『とにかく、今回の兵庫県県知事選については、地方メディアがしっかり検証すると共に、違法行為は捜査や裁判できっちりその責任を問い、法の不備は立法機関が是正して、今後、各地で行われる選挙で同じような問題が起きないようにするのが急務。』(江川紹子・ジャーナリスト)

  ◇  ◇  ◇

 これは11月23日、江川さんのXでの言葉。

 あたしもマジでそうして欲しい。なにがどうなっているのか? もうよくわからなくなってしまったよ。

 まず斎藤県知事のパワハラ・おねだりの醜聞がニュースとなり、世間から叩かれた。パワハラを告発した方は、自殺した。そして、県議会の全会一致で不信任決議案が可決され、失職した。

 けど、斎藤さんは県知事選にカムバック。ニュースでは対立候補が有利だといわれていたが、蓋を開ければ斎藤さんの勝利であった。

 選挙中、なにがあったのか? あたしが知っているのは、「斎藤さんは無実の罪を着せられた」「斎藤さんは嵌められた」などといった人がたくさん出てきたことだ。おなじく兵庫県知事選に出馬していたN国党首・立花孝志さんなどは、「自分には票を入れるな」といい、ネットや街頭演説などで、なんどもそういう訴えをしておった。

 どちらの支援者かわからないが(互いに相手陣営の妨害といって憚らないので)、街頭演説で選挙妨害の輩みたいな者が湧いていた。選挙中はその動画が、何回もSNSに流れてきた。

 それも問題ではある。

 が、あたしが知りたいのは、結局、斎藤知事のパワハラ・おねだりは、事実なのかそうではないのかだ。

 選挙に当選したからといって、そのことがデマであったことにはならない。

 今回の選挙について、大手メディアがSNSに負けたといっている一部の人たちがいるが、そうだろうか。

 間違うことがあっても大手メディアで情報を流すということは、社名をかけた責任が伴うことだ。数多のSNSの玉石混淆の情報とは違う。

 最近、斎藤氏の公職選挙法違反のニュースが流れているが、それはそれこれはこれ。大手メディアの威信をかけて、きちんとした検証報道をすべきだろう。公職選挙法違反の問題とは別に。


室井佑月 作家

1970年、青森県生まれ。銀座ホステス、モデル、レースクイーンなどを経て97年に作家デビュー。TBS系「ひるおび!」木曜レギュラーほか各局の情報番組に出演中。著書に「ママの神様」(講談社)、「ラブ ファイアー」(集英社文庫)など。

http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/229.html

記事 [政治・選挙・NHK296] 見てみないフリをする人々。日本崩壊を示す兆候はすでに噴出している 適菜収 だから何度も言ったのに(BEST TiMES)


見てみないフリをする人々。日本崩壊を示す兆候はすでに噴出している【適菜収】
https://www.kk-bestsellers.com/articles/-/3327129/
2024.11.29 適菜 収 だから何度も言ったのに 第76回 写真:産経ビジュアル、アフロ BEST TiMES

2024年の年末、気が付いたら日本は貧しい国になっていた。道徳も破壊された。街は暗くなり、カスタマーサービスの電話はどこの会社もなかなかつながらない。マイナ保険証、インボイスの導入……どんどん不便な国になる一方、底が抜けた連中が暴走を続けている。新刊『自民党の大罪』(祥伝社新書)で平成元年以降、30年以上かけて、自民党が腐っていった過程を描写した適菜氏の「だから何度も言ったのに」第76回。


N国党党首・立花孝志が南あわじ市長選挙への立候補を表明(2024年11月22日/産経ビジュアル)

■予知はできないが警戒はできる

 地震の後に、「そういえば、前日の空の色が変だった」「見たこともない形の雲が出ていた」「井戸の水が濁っていた」といった声が出ることがある。他にも、地盤の隆起や沈降、海面の変動、温泉の枯渇や異常湧出、温度変化、地鳴りなどもある。ナマズやネズミなど、動物が異常行動を示すという話もある。

 現在の科学技術では、地震の発生時期、場所、規模を正確に予測することはできない。それでも注意深く前兆を観測することにより、準備、警戒することはできる。

    *

これは自然災害に限った話ではない。たとえば、恋人と別れてしまった後で、「あのときの一言はそういう意味だったのか」と後から気づくこともある。

    *

 後悔先に立たず。兆候はたくさんあったのに、そしてそれを肌で感じていたにもかかわらず、具体的に対応しなかった結果、ひどい目に遭ったりする。自業自得と切り捨てるのは簡単だが、「なんか変だよな」と思いつつ、日々の生活に追われるのが人間でもある。

    *

 わが国は崩壊のカウントダウンに入っている。そしてそれは百の兆候に表れている。

    *

 別に大げさな話をしているわけではない。

 これまで何度も書いてきたことなので、手短に示すが、三つのメルクマールがある。

 一つは2015年の安保法制の際、国を運営する手続が破壊されたことだ。安倍晋三は、お仲間を集めて有識者懇談会をつくり、そこで集団的自衛権を行使できるようにお膳立てをしてもらってから閣議決定し、嘘とデマを社会に投下し、法制局長官の首をすげ替え、アメリカで勝手に約束してきて、最後に国会に諮り、強行採決した。さらには首相補佐官の礒崎陽輔が「法的安定性は関係ない」と言い出した。発言を撤回したとはいえ、これは近代国家としての建前をかなぐり捨てたということである。

 二つ目は、安倍政権下で省庁をまたがる大規模な不正が発覚し、責任がうやむやになっていることだ。財務省の公文書改竄、防衛省の日報隠蔽、厚生労働省のデータ捏造、法務省のデータごまかし、国土交通省の基幹統計の書き換え……。国の信頼は完全に破壊された。

 三つ目は、2017年、防衛相の稲田朋美が、「(南スーダンの戦闘で)事実行為としての殺傷行為はあったが、憲法九条上の問題になる言葉は使うべきではないことから、(日報で)武力衝突という言葉を使っている」と発言したことだ。要するに国が憲法を無視していることを公言したわけだ。

    *

 これを正常な近代国家と考えるのは無理がある。

    *

今、社会が疲れ果てている。多くの人がうんざりし、面倒になり、黙り込んでしまう。

 その隙を狙って、いかがわしい連中がラストスパークをかけてきた。


兵庫県知事選で公職選挙法違反の疑いをかけられている斎藤元彦

■百の兆候

 今、目の前で何が発生しているのか。

 兵庫知事選の斎藤元彦問題、東京都知事選の石丸伸二問題、大阪の維新問題も、根の部分ではつながっている。直接民意が反映される場所が狙い撃ちにされている。

    *

 兆候はすでに見えていた。統一教会問題、裏金問題、機密費流用問題、政治家と反社のつながり、新型コロナの対応、政商による中抜き、ネトウヨ・ビジウヨの跋扈、オリンピック利権、ポスター塗りつぶし、下半身露出、盗作、主権放棄、地位協定の維持、全方位売国、手かざし、マルチ商法、部落差別、イスラムを冒涜、マネーロンダリング、ストーカー事件、サクラの動員、児童買春、組織的なプロパガンダ(Dappi事件)、黒瀬深事件、都構想という中の大阪市解体、沖縄切り捨て、アイヌ差別、核共有、リコール詐欺、いじめ、パワハラ、セクハラ、松本人志問題、人権侵害、言論統制、対立候補を再選させるための出馬……。ちょっと目についただけでも、腐敗は極限に達しているように見える。

    *

 プロイセン王国出身の哲学者・古典文献学者のフリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェは言う。

《私の物語るのは、次の二世紀の歴史である。私は、来たるべきものを、もはや別様には来たりえないものを、すなわちニヒリズムの到来を書きしるす。この歴史はいまではすでに物語られうる。なぜなら、必然性自身がここでははたらきだしているからである。この未来はすでに百の兆候のうちにあらわれており、この運命はいたるところでおのれを告示している》(『権力への意志』)

    *

 この時評を始めて、来年で5年目に入るが、続けてきた理由は「大多数向け」ではない小さな話題(ニュース)を拾うためだ。一見、どうでもいいような話でも、後から振り返ったときに、重要な兆候だったというケースもある。ジグソーパズルのピースが当てはまるように。

    *

 歴史を都合よく修正・改竄する人々がいる。そして悪事が失敗しても、ほとぼりが冷めるのを待ち、世の中が忘れたころに再び動き出す。それに対抗するためには、記録し、蒸し返し、同じ批判を繰り返さなければならない。

    *

 先日、SNSで拡散されている動画で「NHKから国民を守る党」の立花孝志がこう言っていた。

《バカな人たちをどうやって上手く利用するか。それはホリエモンがそういうことを言っている。最近、俺もそうやなと思ってね。だから、まあイヌとかネコと一緒なんよ》

 三島由紀夫は《日本人は豚になる》と言ったが、イヌになったのかもしれない。

この30年にわたり、マーケティングとプロパガンダの手法により、訓育、調教されてきた結果が現在だ。われわれは現在、その報いを受けている。

文:適菜収

適菜 収 てきな おさむ
1975年山梨県生まれ。作家。ニーチェの代表作『アンチクリスト』を現代語にした『キリスト教は邪教です!』、『ゲーテの警告 日本を滅ぼす「B層」の正体』、『ニーチェの警鐘 日本を蝕む「B層」の害毒』、『ミシマの警告 保守を偽装するB層の害毒』、『小林秀雄の警告 近代はなぜ暴走したのか?」(以上、講談社+α新書)、呉智英との共著『愚民文明の暴走』(講談社)、中野剛志との共著『思想の免疫力 賢者はいかにして危機を乗り越えたか』、『遅読術』、『安倍でもわかる政治思想入門』、『日本をダメにした新B層の研究』(KKベストセラーズ)、『ニッポンを蝕む全体主義』『安倍晋三の正体』(祥伝社新書)など著書50冊以上。「適菜収のメールマガジン」も好評。https://foomii.com/00171

http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/230.html

記事 [政治・選挙・NHK296] 国民玉木氏「野党一致なら協力」 企業献金禁止を巡り(共同通信)
https://nordot.app/1235795354509295848



今や、国民民主党は、すっかり「与党気分」といったところなのだろう。

「野党一致なら協力」

何様のつもりだ。

「ふてい野郎だ」いやさ「不貞野郎が」




以下に記事の全文を転載する。


国民民主党の玉木雄一郎代表は1日のフジテレビ番組で、立憲民主党などが求める企業・団体献金の禁止を巡り、野党各党で考え方が一致するなら協力する考えを示した。「野党が一致するならいい。本気で実効性のあるものをやろうと言っている」と述べた。

 立民に対し「抜け道を完全にふさぎ、パフォーマンスではなく、法案を出した瞬間から献金を受け取るのをやめるかどうかだ」と指摘。野党間の連携に関しては「しっかり議論し、こういうことで一致するならば、われわれは企業・団体献金の禁止に反対ではない」と語った。


記事の転載はここまで。



国民民主党が倫理委員会で玉木代表の不倫を調査すると宣言してすでに久しい。

本当に調査をしているのか?

そもそも、本人が「不倫」を認めているのに、それ以上何を調査することがあるのか?

大いに疑問だ。

調査すると言って時間稼ぎをし、単に、ほとぼりが冷めるのを待っているだけではないのか?


一般的にいう「不倫」は、法律用語では「不貞行為」という。

「不倫」と簡単に言うが、その「不貞行為」は「違法」行為だ。


そんな「違法」行為を長年続けていた「不貞野郎」を、いつまでものさばらせておいていいのか。

これでは「一罰百戒」どころか、「不倫は政治家の嗜み」として公認することになりかねない。


「不倫」すなわち「不貞行為」は「違法」行為なのだ。

しかも、国会議員の身分を利用したとなれば、事は重大だ。

玉木氏が真っ先になすべきことは、「国会議員を辞職する」ことであり、その上で、プライベートな問題として、被害者に誠意をもって賠償すべきなのだ。


誰か引導を渡してやれよ。






http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/231.html

   

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