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2024年10月29日00時05分 〜
記事 [政治・選挙・NHK295] 自民裏金議員は半数以上28人が討ち死に…旧安倍派は“大粛清”も「5人衆」は首の皮一枚で4勝1敗(日刊ゲンダイ)
自民裏金議員は半数以上28人が討ち死に…旧安倍派は“大粛清”も「5人衆」は首の皮一枚で4勝1敗
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/362587
2024/10/28 日刊ゲンダイ


【別表】自民党「裏金議員」46人、「2024年衆院選当落結果」/(C)日刊ゲンダイ


東京24区で当選を決めた萩生田光一(C)日刊ゲンダイ


当選を決め万歳する(C)日刊ゲンダイ


東京24区で当選を決めた萩生田光一(C)日刊ゲンダイ

「裏金議員」は死屍累々の結果となった。今回の衆院選で「非公認」、もしくは「公認だが比例重複なし」での出馬を余儀なくされた裏金議員は44人。離党や議員辞職した議員を含め計46人の当落をまとめたのが、画像の【別表】だ。実に半数以上の28人が議席を失った。

 落選した裏金議員のうち武田良太元総務相を除き、全員が旧安倍派に所属。かつては衆参両院で約100人の大所帯だった旧安倍派が“大粛清”される中、萩生田光一元政調会長、西村康稔元経産相、松野博一元官房長官、高木毅元国対委員長、世耕弘成前参院幹事長の「5人衆」は、しぶとく4勝1敗。高市早苗前経済安保相の夫で無所属の山本拓元衆院議員との保守分裂選を強いられた高木氏だけが落選した。パンツもといフンドシを締め直して再起を図るか。

 裏金2728万円の萩生田氏は旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)との関係も取り沙汰され、立憲民主党の有田芳生元参院議員に約8000票差まで追い上げられた。勝敗が判明したのは投票締め切りから約4時間後の午前0時ごろ。もつれにもつれた激戦について萩生田氏は「本当に厳しい選挙戦だった」と振り返り、「政治家として新しい命を吹き込んでいただいた思いだ」と固い表情を崩さなかった。

下村博文氏は「2000万円支給問題」に恨み節


明暗くっきり(万歳三唱の萩生田元政調会長、敗戦の弁の下村元文科相=右)/(C)日刊ゲンダイ

 高木氏を除く「5人衆」が首の皮一枚を残す一方、旧安倍派幹部の下村博文元文科相は開票直後に落選確実が判明。小選挙区制が導入された1996年から9期連続で当選を重ねていたが、吹き荒れる逆風には勝てなかった。「私の不徳の致すところ」と繰り返し、党本部が非公認候補の政党支部に2000万円を支給した問題が報じられたことに「ものすごくマイナスになった」と恨み節を吐いた。

 街頭演説で安倍元首相をしのんでは涙を流していた丸川珠代元五輪相は、夫の大塚拓前衆院議員と夫婦そろって“ただの人”に。「安倍先生のネクタイを締めて選挙戦を戦い抜く」と意気込んでいた高鳥修一前衆院議員もあえなく散った。

  ◇  ◇  ◇

 衆院選の落選が確実となり、無念さをにじませた自民党の武田良太元総務相。影響力に陰りがみえる麻生氏に代わり、福岡のドンの座を狙う目算だったが、選挙に落ちればただの人――。関連記事【もっと読む】では詳しく報じている。

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/806.html

記事 [政治・選挙・NHK295] 与党64議席減の衝撃…自民党「歴史的惨敗」の必然と今後(上)構造腐敗と国民愚弄、空前のボロ負けでハッキリした自民の終焉(日刊ゲンダイ)

※2024年10月28日 日刊ゲンダイ1面 紙面クリック拡大


※紙面抜粋


※2024年10月28日 日刊ゲンダイ2面 紙面クリック拡大

与党64議席減の衝撃…自民党「歴史的惨敗」の必然と今後(上)
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/362592
2024/10/28 日刊ゲンダイ ※後段文字お越し


絶句…(C)JMPA

 日を追うごとに墓穴を深めた腐敗堕落政党の歴史的末路。

 この結果は石破政権の混乱と裏切りだけでなくも安倍以降の政治腐敗の加速化とモラル破壊、国民愚弄への審判だ。歴史的使命を終えた自民党の今後と政局大混乱の行く末を予想。

  ◇  ◇  ◇

 想像を絶する自民党の大惨敗だ。自公の与党で計215議席。公示前から64議席減らし、過半数の233を18議席割り込んだ。裏金事件の真相究明をウヤムヤにして、選挙で幕引きにしてしまえ、という姑息に、全国の有権者が怒りの鉄槌を下した形だ。石破首相の変節という裏切り、政治とカネへの反省ナシ、裏金非公認候補への2000万円支給……。日を追うごとに墓穴を深めた腐敗堕落政党の歴史的末路である。

構造腐敗と国民愚弄、空前のボロ負けでハッキリした自民の終焉

 自民党の思惑は完全に外れた。石破首相が「予算委員会で議論する」とした前言を翻して戦後最短の選挙日程を組んだのは、総裁選のご祝儀相場と野党に候補者調整をさせないためだった。

 実際、野党は調整する時間もなく、与野党一騎打ちの選挙区は前回の142から47に減った。ところが、それでも国民は「自民にノー」の票を積極的に投じたのだ。

 推定投票率は53.84%で、戦後3番目に低かった前回を下回った。通常、低投票率なら組織票の自公が強いパターンだ。しかし、自民支持層さえ「今回は投票しない」とソッポを向き、多くの有権者が自民を最も打ち負かせそうな野党候補に投票。その結果、立憲民主はもちろんのこと、国民民主や維新の候補までもが小選挙区で自民に勝利した。自民を空前のボロ負けに追い込む原動力となったのは、腐敗堕落政党への有権者の嫌悪だ。

「自民党は裏金事件を甘くみた。税金が入っている政治資金を自分たちの都合で無神経に扱ったことへの国民の怒りは、通常の不祥事とは次元が違う。いつものように『有権者はそのうち忘れて、最後は自民党に投票してくれる』とナメていたため、完膚なきまでに叩きのめされた。自民党は簡単には立ち直れないでしょう」(政治評論家・野上忠興氏)

 裏金事件により、自民党は「カネがすべて」の政党だと有権者は思い知らされた。自民党政治は多額の献金や政治資金パーティー券を買ってくれる大企業のための政治であり、国民のためではない。トドメは裏金で非公認にした候補にも2000万円の活動費を配る国民愚弄。庶民生活は物価高で苦しいのに、フザケルナ! と、一票が投じられたということ。

 過去、2度の下野はあっても、構造腐敗を隠して生き延びてきた自民党だが、ついに歴史的役割を終えたと言っていい。

まだしがみつくのか、石破が繰り出す悪あがきと成否


下野したらどうか(C)JMPA

 石破が設定した「自公で過半数」の勝敗ラインを大きく割り込んだ(18議席不足)ことで、自民党内から責任論が出る可能性があるが、石破本人は続投するつもりのようだ。

「首相に就任してまだ1カ月も経っていない。石破氏は『せめて1度は予算編成をしたい』と望んでいるらしく、来年の通常国会で予算を成立させるまでは辞めないだろう。それに、党内から『石破おろし』が起きるかといえば、そう簡単ではない。人材払底で誰もが納得する後継候補がいないし、与党過半数割れの首相なんてやりたくないでしょう」(野上忠興氏=前出)

 石破にとって最初の関門は、特別国会での首班指名だ。多数派工作で非公認の当選者を追加公認したり、無所属議員の取り込み、国民民主など野党への働きかけも行われそうだが、国民から蛇蝎のごとく嫌われた裏金腐敗政党に手を貸す者がいるのかどうか。たとえ首班指名を乗り切ったとしても、少数与党では苦しい政権運営が続く。

 自民が比較第1党とはいえ、過半数割れなのだから、「自公政権にノー」が有権者の総意だ。この際、石破はむしろ、民意に従って潔く下野したらどうなのか。そうなれば世紀の短命政権としてだけではなく、自民党政治を終わらせた功労者として歴史に名を残せる。

「総裁選で石破氏が選ばれたのは、『自民党を改革するには、党内で一番嫌われている人にしか変えられない』という必然だった。しかし、総理総裁に就いた途端、世論ではなく、党内に支持される石破氏になってしまった」(ジャーナリスト・鈴木哲夫氏)

「党内野党」として自民党を批判し、自民党改革を訴えてきた石破でさえ、自民党は変えられない。それほど「政治とカネ」が結びついたドス黒い利権構造はがんじがらめで、腐敗し尽くしているということ。誰が総裁だろうが、自民党は変わらないのだ。

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/807.html

記事 [政治・選挙・NHK295] 共産党は“裏金スクープ連発”で自民惨敗させるも議席減…強まる《政党名変えたら?》に党の見解は(日刊ゲンダイ)
共産党は“裏金スクープ連発”で自民惨敗させるも議席減…強まる《政党名変えたら?》に党の見解は
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/362639
2024/10/28 日刊ゲンダイ


もどかしい…(C)日刊ゲンダイ

 第50回衆院選が27日、投開票され、自民党は公示前の256議席から大きく減らし、単独過半数(233議席)を割り込んだ。

 公明党と自民非公認候補を加えても過半数に届かず、石破茂首相(67=自民総裁)は難しい政権運営のかじ取りに直面することになる。

 自民の単独過半数割れは2009年以来15年ぶり。一方、立憲民主党は公示前の98議席から148議席、国民民主党も4倍の28議席にそれぞれ大幅増となった。

 自民惨敗の最大の理由は、派閥の政治資金パーティーを巡る裏金事件だろう。

 きっかけは日本共産党の機関紙「しんぶん赤旗」の2022年11月6日号のスクープだ。この報道を受け、神戸学院大学の上脇博之教授(66)が派閥の政治資金収支報告書などをコツコツと調査。派閥と所属議員のカネの出入りが合わず、パーティー券収入の一部が裏金化しているのではないかと検察に告発した。そして23年秋ごろに事態が大きく動き出し、現職国会議員が逮捕される前代未聞の事件に発展した。

 その後、自民党内では組織的かつ常習的に裏金作りが行われていたことが分かり、国民の怒りが爆発。さらに「しんぶん赤旗」は今選挙終盤になって、自民党が裏金事件を理由に非公認とした候補にも2000万円を振り込んでいた事実をつかみ、「裏金候補に裏金で裏公認」として、さらなる怒りの火に油を注いだわけだ。

 つまり、「しんぶん赤旗」の報道や上脇教授の地道な活動が今選挙の結果につながったのだが、もどかしいのはこうした一連の動きが共産党の票に結びつかなかったことだろう。共産党は今回、立憲など野党5党の「共闘」が整わず、小選挙区で前回のほぼ倍の213人を擁立。しかし、結果は公示前の10議席を下回る8議席だった。

「赤旗」裏金問題スクープが自民党離れ→野党第一党への投票行為に

 SNS上ではこんな声がある。

《上脇先生のご奮闘と赤旗のスクープなくして、立憲民主と国民民主の勝利はなかったでしょうね。みんな感謝しよう》

《共産党=赤旗の裏金問題スクープが自民党離れ→野党第一党への投票行為に繋がった。共産党が政治を動かしたんだよ。それが議席増に繋がらないところが日本の政治の問題か》

 安倍政権下で起きた「桜を見る会」の私物化問題をはじめ、共産党は国会質疑などで次々と政権腐敗を指摘してきただけに、支持者らにとっては歯がゆい思いがあるのだろう。

 《党名を変えれば必ず大躍進》という投稿も目立つのだが、2009年2月4日付の「しんぶん赤旗」は<「いま共産党が注目されている。党名を変えたらもっと支持が広がるのでは」という人がいます。党名を貫いているのはなぜですか?(北海道・一読者)>という「問い」に対してこう答えている。(抜粋)

<選挙で前進するためには、日本共産党そのものをよく知ってもらうことが大事で、理解してもらえば「イメージが変わった」と言ってくださる人が少なくありません。「日本共産党」という名前に、どういう理想と歴史が込められているかを、ぜひ知ってもらうことが大切です>

<日本共産党は、まず、資本主義の枠内での民主的改革をめざしていますが、未来の展望として資本主義を乗り越えた社会--社会主義・共産主義の日本を展望しています。日本共産党という党名には、この理想が刻まれています。共産主義(英語でコミュニズム)の語源は共同体(コミューン)と同じです。この名前には「真に平等で自由な人間関係からなる共同社会」(日本共産党綱領)をめざすという意味が込められています>

<人間の社会は資本主義で終わりではなく、日本でもやがて「もうけ第一主義」を乗り越えた社会への前進が課題になるでしょう。この認識は、日本共産党だけのものではありません>

 つまり、政党名に込められた理念や思いを理解してほしいというわけだが、「党名を変更したら」との声は強まるばかりのようだが……。

  ◇  ◇  ◇

 自民が惨敗した裏金総選挙。●関連記事【もっと読む】『自民裏金議員は半数以上28人が討ち死に…旧安倍派は“大粛清”も「5人衆」は首の皮一枚で4勝1敗』【さらに読む】『石破首相の逆ギレは説得力ゼロ 「2000万円支給問題」は裏金事件と同じ構図…またも露呈した無反省ぶり』を取り上げている。

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/808.html

記事 [政治・選挙・NHK295] 大阪市では「民主党票」を民意の実態よりはるかに多く国民民〇党に配分か?<民意を反映しない憲法違反選挙>
今回、民主党票の配分では、国民民主党と立憲民主党に振り分けるのを各選管で恣意的に
おこなわれている形跡がみられる。

実態以上に 国民民主党へ配分されているのではないか?城東区などは単純に
2で割っているのではないか

実態は各選管で恣意的におこなっている。これは憲法違反であるため 当選無効、選挙無効で
提訴すべきである。
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/809.html
記事 [政治・選挙・NHK295] 与党64議席減の衝撃…自民党「歴史的惨敗」の必然と今後(中)野党がやるべきはアベ政治の総括と大掃除

※2024年10月28日 日刊ゲンダイ1面 紙面クリック拡大


※紙面抜粋


※2024年10月28日 日刊ゲンダイ2面 紙面クリック拡大


※2024年10月28日 日刊ゲンダイ3面

与党64議席減の衝撃…自民党「歴史的惨敗」の必然と今後(中)
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/362593
2024/10/28 日刊ゲンダイ ※後段文字お越し

野党がやるべきはアベ政治の総括と大掃除


浮かれるな(C)日刊ゲンダイ

 公示前の98議席から、一気に148議席に勢力を伸ばした立憲民主党。予想以上の勢力拡大に党内はお祭り騒ぎだ。

 しかし、選挙中、立憲への「追い風」は、ほとんど吹いていなかった。有権者が積極的に立憲を支持したわけではないのは明らかだ。

 NHKが実施した直近の世論調査(18〜20日)でも、政党支持率は「自民党」31.3%、「立憲民主党」9.2%、「特に支持している政党はない」が34.8%だった。

 立憲が実力以上に議席を伸ばしたのは、「反自民」の受け皿として野党第1党だから選ばれたに過ぎないことはハッキリしている。

 政治評論家の本澤二郎氏はこう言う。

「今回の選挙でよく分かったのは、いかに有権者が自民党を嫌っているか、ということです。『反自民票』の受け皿になった立憲は、そうした有権者の思いを受け止めるべきです。この10年間、野党は、自民党から『反対ばかりだ』と非難されると、すぐにシュンとなって、悪政を追及する手を緩めてしまった。心配なのは、なまじ議席を獲得したために、格好をつけて『政権担当能力を示す』『立憲民主党は提案型政党だ』などと、言い出しかねないことです。いま、有権者が野党に求めていることは、自民党と正面から対峙し、ウミを出させることだと思う。要するに裏金事件は『いまだけ、カネだけ、自分だけ』というアベ政治の行き着いた先でしょう。野党がやるべきは、アベ政治の総括と大掃除ですよ」

 立憲民主党が政権を奪うためには、絶対に妥協せず、自民党と対決することだ。

キャスチングボードを握る国民民主の連立入り


「応じない」、否定するも自公の連立入りも…(C)共同通信社

 過半数を失った自公が、政権を維持するためにターゲットにするとみられているのが国民民主党だ。この選挙で躍進し、28議席を獲得した国民民主を抱き込めば、石破政権はラクラク過半数を上回ることになるからだ。

 選挙中から「同じ政策をもって国の発展を図ろうという政党とは前向きに協議していくべきだ」と、野党との連立を口にしていた森山幹事長は、はやくも、きのう(27日)、「いろんなことを考えさせていただきたい」と宣言している。

 国民民主の玉木代表も、連立交渉に応じるか問われ「応じない」と否定はしたが、「いい政策には協力する」と、政策ごとに政権に協力する「パーシャル(部分)連合」の可能性は否定していない。

 さすがに、すぐに連立入りすることはないだろうが、パーシャル連合から、連立に進んでもおかしくない。

「もともと国民民主党は、自民党政権との連携に熱心な政党です。ガソリン税を一時的に引き下げる『トリガー条項』の凍結解除を条件に、2回も予算案に賛成しています。自民と国民民主は原発を推進するなど、政策も近い。さらに、国民民主の参院議員だった女性が、石破政権の首相補佐官(賃金・雇用担当)に就いている。立憲民主も国民民主も、労組『連合』が支持する政党だから、常識的に考えれば“また裂き”を恐れて、連合が国民民主の連立入りに反対するはずです。しかし、いまの連合は、自民党に接近しているだけに、国民民主の連立入りもゼロではないのではないか」(本澤二郎氏=前出)

 もし、国民民主が自民に協力したら、来夏の参院選で大敗する可能性がある。

大躍進の立憲民主、最大の功労者は「しんぶん赤旗」


共産の田村智子委員長も「赤旗」アピール(C)日刊ゲンダイ

 自民惨敗となった今回の衆院選。最大の功労者は裏金事件の端緒を開いた「しんぶん赤旗」だ。

 大手メディアが「自民党派閥のパーティー収入不記載」と報じ始めたのは昨年11月のこと。

 朝日新聞は同12月、〈安倍派 裏金1億円超か パー券不記載 立件視野 ノルマ超分 議員に還流 東京地検特捜部〉の見出しで大々的に報じたが、その1年以上前にスクープしていたのが、赤旗の日曜版だった。

 このスクープを受け、神戸学院大教授の上脇博之氏が収支報告書を徹底調査し、東京地検に告発したことで事件が動き出した。

 選挙中、自民党本部が、裏金事件で非公認になった候補者側に活動費2000万円を支給していた問題をスッパ抜いたのも赤旗だった。この一件は、給付額が公認並みだったことから“偽装非公認”“裏公認料”と猛批判を招いた。ある立憲の当選者は「2000万円問題が最後の一押しになった」と明かす。

 赤旗が立憲大躍進の流れをつくったと言っても過言ではないのだ。

 法大名誉教授の五十嵐仁氏(政治学)が言う。

「赤旗が暴いたのは派閥の裏金だけにとどまりません。安倍元首相側が、地元有権者も参加した『桜を見る会 前夜祭』の費用の一部を負担していた問題や、統一教会と自民党の関係についても特報を連発。調査力は折り紙付きです。背景にある共産党の党勢がイマイチなのが気になりますが、立憲をはじめとした野党の勢力を後押しした意味は極めて大きい。自民党にとっては恐怖の存在でしょう」

 立憲はその調査力を見習った方がいいだろう。

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/810.html

記事 [政治・選挙・NHK295] 連合・芳野会長「共産党と共闘しなくても勝てる」発言の何サマ? 《共産が衆院選のMVP》とツッコミの嵐(日刊ゲンダイ)
連合・芳野会長「共産党と共闘しなくても勝てる」発言の何サマ? 《共産が衆院選のMVP》とツッコミの嵐
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/362675
2024/10/29 日刊ゲンダイ


冷静に…(C)日刊ゲンダイ

「今回の総選挙は自公政権を過半数割れに追い込み、今の政治をリセットするため全国の仲間と戦った。結果に結びついたことは非常に良かったと思っており、9カ月後に迫る参議院選挙にもつなげていきたい」

 27日に投開票された衆院選で自民、公明両党が大きく議席を減らし、過半数割れとなった結果を受け、28日の会見でこう感想を述べていた芳野友子・日本労働組合総連合会(連合)会長(58)。

 連合が支援した立憲民主党が公示前の98議席から148議席、国民民主党が4倍の28議席にそれぞれ大幅増となったことに対し、「共産党と候補者調整をしたり、共に闘ったりした(過去の選挙の)結果を見ると、共闘しなくてもやはり勝てる」「連合としては共産党との関係(解消)の考え方を立憲に説明し、理解をいただいている中での今回の結果だ。それはもう明らかになったのではないか」と持論を展開した。

「共産党と共闘しなくても勝てる」。筋金入りの共産党嫌いで知られる芳野氏。衆院選の結果について連合が立憲や国民を後押しした“手柄”のように満足げに振り返っていたのだが、果たしてそうなのか。

共産党のおぜん立てが無くして立憲や国民の大幅議席増はなし

 自民惨敗の最大の理由は、派閥の政治資金パーティーを巡る裏金事件だ。

 芳野氏が大嫌いな共産党の機関紙「しんぶん赤旗」が2022年11月にスクープを放ち、神戸学院大学の上脇博之教授(66)が派閥の政治資金収支報告書などを調べて検察に告発したのがきっかけ。同紙はさらに選挙終盤、自民党が裏金事件を理由に非公認とした候補にも2000万円を振り込んでいた事実を報じ、これが有権者の投票行動を大きく動かしたと言っていいだろう。

 つまり、共産党のおぜん立てが無ければ立憲や国民がこれほど大幅に議席を増やせたのかは分からない。このため、SNS上でも芳野氏の発言に対して、こんな批判的な声が上がっている。

《勝因は赤旗の2000万円スクープ。共産の手柄であり、立憲も国民もその恩恵を受けただけ。ましてや連合など何もしていないよ》

《芳野会長が嫌いな共産が間違いなく衆院選のMVPです》

《共産と共闘しなくても勝てる?何という勘違い。立憲や国民は「ごっつあん」「棚ボタ」だろ》

 今夏の東京都知事選では連合傘下の「連合東京」が小池百合子知事(72)を支援。小池氏といえば自民党国会議員時代、裏金事件で最大の震源地となった旧安倍派(清和政策研究会)に長く在籍していた人物だ。

 にもかかわらず、芳野氏は小池氏について「全体的に連合東京の政策に理解をいただき、評価できる。関係性も良いのではないか」などと絶賛していたため、この時も《何たるトンチンカン評価》《政治センスゼロ》と酷評されていたが、もう少し冷静に情勢分析したらどうか。

  ◇  ◇  ◇

 自公が惨敗した衆院選。●関連記事『【もっと読む】《自民裏金議員は半数以上28人が討ち死に…旧安倍派は“大粛清”も「5人衆」は首の皮一枚で4勝1敗》』『【さらに読む】《稲田朋美氏は裏金問題で落選危機も…立憲民主の“敵失”に救われ逃げ切り》』などを取り上げている。

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/811.html

記事 [政治・選挙・NHK295] 立憲民主党「躍進」の盲点…衆院選で比例票増えず「批判の受け皿=支持ではない」と識者指摘(日刊ゲンダイ)

立憲民主党「躍進」の盲点…衆院選で比例票増えず「批判の受け皿=支持ではない」と識者指摘
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/362653
2024/10/29 日刊ゲンダイ


【別表】今回と前回(2021年)の衆院選、比例代表の各党得票数(C)日刊ゲンダイ


2024年衆院選、立憲民主党の野田佳彦代表の第一声は東京24区有田芳生氏(右、比例東京ブロックで当選)の応援演説入り(C)日刊ゲンダイ


2024年衆院選、立憲民主党の野田佳彦代表の第一声は東京24区有田芳生氏(右、比例東京ブロックで当選)の応援演説入り(C)日刊ゲンダイ


立憲民主党・野田佳彦代表の第一声の演説を聞く聴衆(C)日刊ゲンダイ


2024年衆院選投開票日。次々と当確の花がつく。立憲民主党開票センターの野田佳彦代表(C)日刊ゲンダイ


2024年衆院選投開票日。立憲民主党開票センターには多くの報道陣が詰めかけた(C)日刊ゲンダイ


2024年衆院選投開票日。会見する立憲民主党の野田佳彦代表(C)日刊ゲンダイ


2024年衆院選投開票日。会見する立憲民主党の野田佳彦代表(C)日刊ゲンダイ

 衆院選での自公過半数割れを受け、28日立憲民主党は執行役員会を開き、特別国会の首相指名選挙で野田佳彦代表への投票を他の野党に呼びかけていく方針を確認した。

「躍進」と一斉に報じられた立憲は、議席を公示前の98から148へと50議席も増やした。野田代表は「首相指名を取りにいくのは当然」と鼻息が荒い。

 だが、立憲は浮かれていると足をすくわれる。小選挙区でこそ自民に次々競り勝ったが、比例代表の得票数を見ると、有権者の立憲支持が広がったわけではないことがクッキリなのだ。

 画像の【別表】は今回と前回2021年衆院選との比例票の比較だ。自民は533万票の大幅減。公明は115万票減。維新も294万票減。一方、国民民主は358万票の大幅増、れいわも159万票増だ。ところが、立憲は7万票増えただけで横ばいだった。

 明大教授の井田正道氏(計量政治学)はこう言う。

「立憲は選挙区では自民に対する批判票の受け皿になった。しかし、比例票は政党支持率に比例する。立憲は直前まで世論調査の政党支持率が1ケタでした。それでは比例票は増えません。選挙区での立憲の議席増は『自民がダメだから、嫌だけど立憲に入れる』という票もあり、本当の支持ではありません」

「比例票は国民民主と日本保守党、参政党に流れた」


議席は大幅増でも…(C)日刊ゲンダイ

 28日確定した衆院選の投票率は53.84%(比例代表)。戦後3番目に低かった前回よりさらに2ポイント下がった。本来、低投票率は自民に有利とされるが、今回はそうならなかった。

「自民支持層が自民に嫌気を差して寝る行動に出た。野党にも入れたくないので『政治からの退出』を選択したと言えます」(井田正道氏)

 投票所に行った自民支持層でも、「今回は自民に入れない」傾向が比例票の増減で分かる。

「自民が前回から減らした比例票は国民民主と日本保守党、一部、参政党に流れた。前回、維新に投票した人が、今回は国民民主に投票したということでしょう」(井田正道氏)

「政権交代」を目指すなら、立憲は選挙結果を冷静に分析した方がいい。

  ◇  ◇  ◇

 3議席獲得した日本保守党に内紛か? ●関連記事【もっと読む】『3議席獲得の日本保守党で何が? 飯山陽氏が自身と家族の“危機”を投開票直前にSNSで告発…百田尚樹代表との泥沼バトルが背景か』で取り上げている。

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/812.html

記事 [政治・選挙・NHK295] 「部分連合」を国民民主に打診へ…石破首相が続投表明、首相指名選挙でも協力要請(読売新聞オンライン)
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20241028-OYT1T50236/




臨時国会で石破内閣への「内閣不信任決議案」を共同提出した野党でありながら・・・。

その事は忘れたかのような、日本維新の会と国民民主党の不明朗な動き。

しきりに石破内閣にシグナルを送る。

そんな中、石破首相が続投表明。

「部分連合」を国民民主に打診、ということは、裏金のほとぼりが冷めるまでのしばらくの間は、少数与党でやっていく宣言か。

「部分連合」という名の「野党への抱き付き戦術」、それで時間稼ぎをし、その上でゆっくり、「無所属議員の取り込み」と「他党からの引きはがし」で過半数確保を狙うということか・・・。



以下に記事の全文を転載する。


石破首相(自民党総裁)は28日、自民、公明両党が衆院選に大敗して衆院で過半数に満たない少数与党となったため、野党の国民民主党の玉木代表に対し、政策ごとに連携する「部分連合」を呼びかける方針を固めた。国民民主との協力で経済対策の実現や法案成立を図り、態勢を立て直したい考えだ。

 首相は28日、自民党本部で記者会見し、「厳しい安全保障、経済環境の中にあって国政は一時たりとも停滞が許されない」と述べ、続投の意向を表明した。

 11月中にもとりまとめる総合経済対策と、財源の裏付けとなる2024年度補正予算案については「党派を超え、優れた方策を取り入れたい」と述べた。

 自民幹部によると、首相は玉木氏が重視する電気・ガス代の値下げなどの家計支援策を経済対策や補正予算案に盛り込み、国民民主の賛同を得て臨時国会で予算案を成立させたい意向だ。

 首相はこれに先立って召集される特別国会での首相指名選挙でも、自らの指名に向け、玉木氏に協力を要請することを検討している。指名選挙は、自公の票だけでは過半数に達せず、上位2人の決選投票にもつれ込む見通しのためだ。

 一方、自民の小泉進次郎選挙対策委員長は28日、選挙結果を受け、首相に辞表を提出して受理された。首相は記者会見で牧原法相と小里農相が落選したことに関し、「後任を適宜適切に早急に決めなければならない」と述べた。

 埼玉14区で落選した公明の石井代表も28日、党本部での記者会見で「国会議員でなくなれば、代表を続けることに困難が伴う」と語り、辞任する考えを示した。公明は11月9日にも党大会を開き、後任を選出する構えだ。


記事の転載はここまで。



少数与党になった石破内閣の前途は多難だ。

自公合わせた議席は215で、過半数の233には18議席足りない。

いずれ政界再編の動きも出てくるのだろう。

自民党が分裂でもすれば、「反省」は本物と思ってもいいのだが・・・。


今は、第2自民党の猟官運動が既に始まっている。

日本維新の会は「代表、取り換え作戦」の狼煙が上がった。

代表選を仕掛け、自公連立に参加する、しないを争点にするらしい。

しかし、日本維新の会が「連立に参加しない」との前言を撤回しても、公明党の反対を気にして、自民党が秋波を送るのは「国民民主党」のほうで、「取らぬ狸の・・・」で終わりそうな雰囲気を気にしながらではないか。


もうひとつの第2自民党。

「国民民主党の玉木代表に対し、政策ごとに連携する「部分連合」を呼びかける方針を固めた」

と報道されても、親自民党ぶりを隠そうともしない。

玉木代表曰く「連立には参加しない。ポストが欲しいわけではない」。・・・(今はね・・・)

「「部分連合」を国民民主に呼びかけ」と、石破首相が言う以上、相当進展していると思う方が自然だ。

水面下ではどのような協議がなされ、密約が交わされているのか・・・全く信用に値しない人物ではないか。

今なら自分を高く売れるというわけだ。

国民が「駄目出し」した政権の延命に協力することは、国民に対する「裏切り」でしかない。

国民民主党の議員はこのことをどう考えているのだろうか。


降って湧いたような、今は「我が世の春」も、来年7月の参議院選挙までにはどうなっている事やら。

今後の政局は混沌としていく。


はっきり言えることは、

国民は、しばらくは「憲法改正のバカ騒ぎ」から解放される。

ということだ。







http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/813.html
記事 [政治・選挙・NHK295] “ワクチンで大量死”は今も変わらず「誤情報」と福岡厚労相(高橋清隆の文書館)
元記事http://blog.livedoor.jp/donnjinngannbohnn/archives/2064443.html
http:/

 新型コロナワクチンについて“ワクチン接種が原因で多くの方が亡くなっている”との言説が今もなお「誤情報」であるとの見解を、福岡資麿(たかまろ)厚生労働大臣が29日の記者会見で示した。併せて、副反応疑い報告制度に基づく同ワクチン接種後死亡の累計が2261件であると明確にした。フリー記者の藤江成光(ふじえ・まさみつ)氏の質問に答えた。

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3月まで厚労省HPに掲載されていた資料(藤江氏提供)

 厚労省がホームページに掲載していた「新型コロナワクチン(m-RNAワクチン) 注意が必要な誤情報」一覧には、「ワクチン接種が原因で多くの方が亡くなっている。」「ワクチン接種が不妊症の原因となる。」「ワクチン接種が流産の原因となる。」などの言説が「誤情報」に挙げられている。

 先回25日の厚労相会見で藤江氏が「この見解は変わっていないか」とただした際、福岡大臣は「副反応疑い報告制度等に基づき評価を行っている」「科学的知見を収集しつつ、適切に評価してまいりたい」などと明確な返答を避けた末、再三の詰問に「1度確認させてください」と答弁を終えていた。

 このページを筆者が確認したところ、25日時点で見つけられなかった。

 今回、藤江氏は先回の続きから「誤情報と公表していたのは事実か」とただした。これに対し、福岡氏は同ページが3月まで掲載されていたことを明かした。同時に、「ワクチンの有効性・安全性に関し科学的根拠や信頼できる情報源に基づいていないものについては、国民の皆さまに広く注意喚起することは引き続き重要と考える」と答えた。

 藤江氏が「現在もこの見解が全く変わらないのか、あるいは多少でも変更があったのか」と繰り返し迫ると、最終的に福岡氏は「誤情報というのはミスリードする可能性がある。そういう情報について幅広く注意喚起するという観点で言えば、その立場は今も変わらない」との見解を示した。

 藤江氏は、副反応疑い報告制度に基づきワクチン接種後被害を審査する厚生科学審議会(予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会)のこれまでの累計報告件数についても求めた。これまで報告の形式や薬剤の種類が幾度も変わり、閲覧者は正確に足し算を繰り返さなければ全容がつかめない状況にある。

 福岡氏は新型コロナワクチン接種後の死亡報告件数を2261件と答えた。副反応疑い報告の総数は、医療機関からの報告が3万7539件、製造販売業者からの報告が2万9412件と答えた。

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藤江氏の質問に答える福岡大臣(2024.10.29、厚労省会見室で筆者撮影)

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http://amazon.co.jp/dp/4867424110

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記事 [政治・選挙・NHK295] 衆院選で自公が過半数割れも…野党は「本当の勝利」ではない 金子勝の「天下の逆襲」(日刊ゲンダイ)

衆院選で自公が過半数割れも…野党は「本当の勝利」ではない 金子勝の「天下の逆襲」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/362666
2024/10/29 日刊ゲンダイ ※後段文字お越し


自民党が自らこけたのであって、野党の本当の“勝利”ではない(C)JMPA

 10月27日の総選挙で、自公の過半数割れになった。一方、立憲民主党と国民民主党が大幅に議席を増やした。与野党伯仲の政治になる。まずは与党も野党も首相指名をめぐって活発な駆け引きを行っている。だが、野党は政党間の数合わせに夢中になっても足をすくわれるだけだろう。

 今回の総選挙の投票率は53.84%と前回より2ポイントも低かった。立憲が政権交代のブームをつくり出したというより、自民党が自らこけてしまったのだ。石破首相は、前言を翻して早期解散で選挙に突入したために、政権は政策が空っぽになり、かえって裏金問題が最大の争点に浮き上がってしまったのである。

 しかも、石破は発言が裏金議員の公認、非公認の問題で右往左往したうえに、総選挙中に非公認候補の政党支部に2000万円支給したことが発覚したため、裏金問題への処分の不徹底さが浮き立った。もし、予算委できちんと議論し、総裁選で言っていた選択的夫婦別姓や既存の保険証廃止の延期などを決めていれば、国民は「石破は国民の声を聞くんだ」という印象を持ったに違いない。裏金問題の印象も薄れて、これほどまでに落ち込むことはなかっただろう。

 では、一方の立憲はどうだったか。議席は伸ばしたけれど、本当の意味で勝利したのだろうか。政権交代あるいは比較第1党を公約に掲げていた立憲はそれを達成できなかった。原因はある意味で自民党と同じだ。立憲も裏金問題と政権交代以外、政策が詰められていなかった。

 これから与野党間で政策をすり合わせる機会も増え、政策力量が試されるようになる。だが、立憲も国民民主も心もとない。立憲は民主党政権時の失敗を反省していない。

 かつて民主党はマニフェストで政権交代を実現したが、結局、影の内閣の大臣は誰一人入閣しなかった。そして政権交代後には、小沢一郎は子ども手当倍増、菅直人や野田佳彦はTPP、消費税と勝手なことを言い出して、結局、政権は自壊していった。その結果、誰も真面目に政策を作る者がいなくなった。そのために、「政権交代」と保険証廃止の延期以外に、財源論なしの教育費無償化や給付付き税額控除以外に何をするのかが不鮮明だ。

 国民民主はもっと無責任なバラマキだ。消費税減税、トリガー条項発動、基礎控除引き上げ、教育費無償化など、これらを実行すれば、巨額の赤字でたちまち円も国債も投げ売りになるだろう。かえってひどいインフレをもたらす。

 野党は浮かれていられない。来夏の参議院選挙に向けてしっかりした政策づくりを急がなければ、有権者に見限られるのも早い。


金子勝 淑徳大客員教授

1952年6月、東京都生まれ。東京大学経済学部卒業、東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。法政大学経済学部教授、慶應義塾大学経済学部教授などを経て現職。慶応義塾大学名誉教授。文化放送「大竹まことゴールデンラジオ」などにレギュラー出演中。近著「平成経済 衰退の本質」など著書多数。新聞、雑誌、ネットメディアにも多数寄稿している。

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