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2024年10月26日00時25分 〜
記事 [政治・選挙・NHK295] 公示前から波乱…取材から逃げる衆院選候補への審判は? 鈴木エイト カルトな金曜日(日刊ゲンダイ)

公示前から波乱…取材から逃げる衆院選候補への審判は? 鈴木エイト カルトな金曜日
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/362507
2024/10/25 日刊ゲンダイ


“無所属”でも手厚い待遇、ザッツ“自民党”(C)日刊ゲンダイ

 衆院選の取材を連日続けているが、この選挙は公示前から波乱だらけだ。

 東京9区をめぐっては、公選法違反で3年間の公民権停止が明けた菅原一秀元経産相に自民党への復党が認められる不可解な裁定がなされた。党9区支部長の今村洋史元衆院議員は、執行部の圧力に屈したとしか思えない形で出馬を取りやめた。党公認で立候補予定だった今村氏は、政治資金収支報告書への220万円の不記載等を理由として9日に非公認とされていた。それでも出ようとしていた今村氏だったが、公示直前に取りやめ。開設予定だった選挙事務所で開いた会見で、こう口にした。

「自分の決断で党幹部に伝えた」

 本当に納得しているのか聞くと、言葉の端々に悔しさと無念さがにじむ。

「私自身に要因があり、納得させるしかない」

 別の記者が菅原氏への応援について聞いた際には、支部長の立場から「党籍を持った人が1人しか立候補しておらず、そうすべきだと申し上げるしかない」と返答。

 思わず口をはさんだ。

「ただの感想だが、党執行部が今村さんにそう指示したらひどいと思う」

 報道各社などの情勢調査では立憲民主党の山岸一生前議員がリードしており、今村氏に身を引かせることで逆転を狙ったのだろう。

 選挙戦の取材現場でも緊迫の場面があった。

 まず、秘書登用疑惑など、統一教会(現・世界平和統一家庭連合)との癒着が指摘される神奈川18区の山際大志郎元経済再生相だ。関係断絶が疑わしい山際氏を応援したくないとして、公示前にベテラン県議の小川久仁子氏が告発会見を開き、離党した。コメントを求めて取材陣が殺到した山際氏の出陣式は、幹事社以外の入場をシャットアウト。街頭演説も一切行わない方針とあって、街頭でその姿をメディアがとらえることはなく、「レアキャラ」と化していた。20日にメディア関係者と選挙区内を車で捜索すると、商店街を練り歩く山際氏を発見。追跡したが、スタッフに行く手を阻まれた。直撃取材から逃げる候補者という異例の展開だ。

 同じく直撃を避けていたのが、教団の韓鶴子総裁を「マザームーン」と呼んだ発言が取り沙汰された神奈川4区の山本朋広前議員だ。数日追った末、ようやく駅頭活動の現場を捜し当て、7年ぶりに直撃取材した。

 先週末は連日八王子入りし、東京24区の萩生田光一元政調会長を追いかけた。衆院選の取材顛末は28日開催のトークイベント「#衆院選ナンデス2024」(東京・阿佐ヶ谷ロフトA)で詳しく話そうと思う。


鈴木エイト ジャーナリスト

1968年生まれ。日大卒。日本ペンクラブ会員。ニュースサイト「やや日刊カルト新聞」主筆。日本脱カルト協会理事。「自民党の統一教会汚染 追跡3000日」「『山上徹也』とは何者だったのか」などの著書のほか、共著・編著多数。

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/777.html

記事 [政治・選挙・NHK295] <接戦区最終攻防>焦点は自公過半数ではなく、石破退陣(日刊ゲンダイ)

※2024年10月25日 日刊ゲンダイ1面 紙面クリック拡大 文字お越し


※紙面抜粋


※2024年10月25日 日刊ゲンダイ2面


高まる「過半数割れ」の可能性(C)日刊ゲンダイ

 日を追うごとに有権者が離れる自公総崩れの様相に最終盤は変化があるのか。下馬評では過半数が微妙とされたが、さらに票が離れ、禁じ手の無所属取り込みでも政権維持は極めて微妙の憶測も。

  ◇  ◇  ◇

 27日投開票の衆院選も、いよいよ最終盤に突入だ。目下の情勢は、日を追うごとに有権者が離れる「自公総崩れ」の様相である。毎日新聞が24日、特別世論調査(22、23日実施)に取材を加味した終盤情勢の分析結果を報じたが、その内容は衝撃だった。

 自民は、全289小選挙区のうち優勢は110程度で、40以上の選挙区で激しく競り合っている。比例代表でも序盤の勢いは失われ、60議席前後にとどまる公算が高い。小選挙区と比例代表を合わせた推定獲得議席数はナント「171〜225」。公示前議席の256から大幅減で、200を割り込む可能性が出てきた。

 公明党も公示前の32から「23〜29」と予想。「自公で過半数を維持するか微妙な情勢」と評価している。自公の推定獲得議席の下限を足し合わせると194で、過半数の233議席には遠く及ばない計算となる。

 毎日は17日付の紙面で序盤情勢を報じていたが、当時は自民「203〜250」、公明「24〜29」と予想し「与党 過半数の公算大」と分析。他メディアも序盤の下馬評は“自公で過半数維持”だったが、この1週間でどんどん票が離れていったということだ。

 その原因は、各選挙区で大接戦に苦しむ「裏金議員」だ。24日の毎日によると、非公認、比例重複を認められなかった前職が出馬した計44選挙区で、野党候補が優勢な選挙区は序盤情勢から5増の21選挙区に上り、約48%を占めたという。

 5増の内訳は、北海道5区(和田義明)、青森3区(木村次郎)、東京7区(丸川珠代)、東京11区(下村博文)、長野1区(若林健太)。中でもいわくつきは丸川元五輪相だろう。

軒並み沈み始めた裏金議員

「表で裏金を批判されることを恐れたのでしょう。丸川さんの陣営は街宣日程をほぼオープンにしていないため、地元有権者は『どこにいるの?』状態。また、本来、選挙期間に入ったら既存のポスターを証紙が貼られた選挙用のものに替えなければいけないのに、丸川さんのポスターはしばらく放置されていた。地元では『陣営が機能していないのでは』との声が上がっている。対立候補で元職の立憲民主党・松尾明弘氏がわずかにリードしつつあります」(都政関係者)

 下村元文科相も街宣スケジュールをあまり公表しておらず、地元政界関係者からは「メディアから逃げ回っている」と批判が飛んでいる状態だ。こちらも、立憲元職の阿久津幸彦氏が先行している。

 さらに、毎日の調査では、序盤に自民や裏金非公認候補が「優勢」だったのに、終盤で「接戦」に持ち込まれた選挙区も5つ増えている。

 こちらには、裏金2728万円の萩生田元政調会長や、旧二階派の事務総長で裏金1926万円の武田良太元総務相の選挙区が含まれている。武田といえば、福岡11区で2003年に初当選して以降、連続7回も議席を守ってきた選挙巧者だが、逆風を押し返せないほど追い詰められているわけだ。ガチガチの保守地盤の富山でも1区の田畑裕明氏が裏金68万円の影響か、接戦に転じている。

「自民だけでなく、公明も情勢は厳しい。埼玉14区で出馬した石井啓一代表は比例重複をしない『背水の陣』を敷いたのですが、予想以上に厳しい情勢で、陣営は焦りを募らせている。本来、代表として他候補の応援に入るべきですが、ほとんど地元に張り付いている状態です。現代表が落ちようものなら、党内は大激震です。ほかに、愛知16区、兵庫8区も野党候補としのぎを削っている。大阪府の4つの選挙区は維新と激戦で、全敗の可能性も指摘されています」(公明党事情通)

“裏公認料”2000万円問題が追い打ち


ステルス選挙を展開する丸川珠代元五輪相(=右、左は昭恵・安倍元首相夫人)/(C)日刊ゲンダイ

 もはや自公は崩壊寸前だが、最終盤にも、さらなる変化がありそうだ。きっかけは「しんぶん赤旗」がスクープした“偽装非公認”問題である。

 裏金事件で非公認となった候補の政党支部に対し、衆院選公示直後に党本部から2000万円が支給された。自民は通常、公認候補に公認料500万円と活動費1500万円を支給しているが、まったく同じ額が裏金非公認候補にも配られていたのだ。

 非公認という裏金議員への厳しい処分は単なる見せかけ。裏ではこっそり大金をつぎ込み、しっかりとサポートしていたわけだ。しかも、その原資は血税の政党助成金だ。裏で密かに裏金議員には“裏公認料”を与えるとは、裏に裏を重ねても決して「表」になることはない。これには「ハイハイ、やっぱりね」と、多くの有権者はアキれ返っているのではないか。

 さらに、公認候補からは「何で非公認候補と同じ金額しか支給されていないんだ」という恨み節が上がっているというから、もう笑えない冗談である。

 石破首相は“裏公認料”の2000万円について「非公認候補ではなく政党支部に出している。選挙に使うことは全くない」と強調。政策のPRなど、党勢拡大への利用を想定していると言ったが、そんな言い訳が通用するのか。政治資金に詳しい神戸学院大教授の上脇博之氏が言う。

「『党勢拡大のため』と言いますが、選挙期間中の最大の党勢拡大活動は『当選』でしょう。選挙に使うと考えるのが自然です。そもそも、政党支部には『○党第△選挙区支部』といった名称がつけられており、当該選挙区で次の選挙に出馬予定の人物が支部長に就くものです。だから、今回、自民党が非公認とした候補は、本来、支部長から外していなければおかしい(※党員資格停止中の下村と西村元経産相は既に外れている)。なのに、支部長を続けさせ、公認候補と同額の資金が給付されている。実質は非公認候補も『自民党公認』と同じ扱いだったわけです。それをゴマカすため、石破首相は無理な論理を持ち出しているに過ぎません」

 この問題が足を引っ張り、さらに票を減らすのは間違いない。

岸田前首相が意欲か…

 自公で過半数割れすれば、石破自民は政権を維持するために裏金非公認で勝ち上がった無所属候補に追加公認を与え、取り込みに着手するに決まっている。既に公認したも同然だが、それでも勝ち上がれそうなのは数人程度。丸め込んだところで、過半数には届かない可能性がある。すると、禁じ手で国民民主党や日本保守党にも手を伸ばしてきてもおかしくない。少数政党も加えた連立政権になれば、政治は流動化するだろう。

 さあ、ここまで自民を追い詰めたら、今後の焦点は自公過半数ではなく、石破退陣だ。自公過半数割れとなれば、党内からも即退陣を求める声が上がるに違いない。即退陣とならなくても、来年夏の参院選に向けて「石破おろし」の機運が高まるのは必至だ。

「囁かれているのは、9月の党総裁選で次点につけた高市前経済安保相を中心に『反石破』でまとまるシナリオ。もうひとつは、岸田前首相の再登板です。本人は『安倍元首相だって2度目で長期政権を築いたじゃないか』とまんざらでもないようです」(官邸事情通)

 これ以上、裏金自民に政権を担わせたら、有権者はバカを見るだけだ。政治評論家の本澤二郎氏はこう言った。

「石破首相は総裁選で裏金議員に厳しい態度で臨むと示唆していたのに、結局、弱腰だった。2000万円の“裏公認”が、それをよく表しています。党内野党と呼ばれた彼ですら厳しく対応できないのですから、国民が鉄槌を下すしかない。少なくとも、裏金議員を徹底的に叩き潰すべき。でなければ、この国は変わりません。今回は民意を突きつける絶好のチャンスです」

 投開票日は2日後。有権者の取るべき行動はひとつだ。

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/778.html

記事 [政治・選挙・NHK295] 裏金自民党・詐欺集団維新の会の断末魔。パラレルワールドに逃げ込む人々 適菜収 だから何度も言ったのに(BEST TiMES)


裏金自民党・詐欺集団維新の会の断末魔。パラレルワールドに逃げ込む人々【適菜収】
https://www.kk-bestsellers.com/articles/-/3237538/
2024.10.23 適菜 収 だから何度も言ったのに 第74回 写真:アフロ BEST TiMES

「国の貧弱は必ずしも政体のいたすところにあらず。その罪、多くは国民の不徳にあり」と福沢諭吉は言った。バカがバカに投票するからバカな国になるのである。世の中には多種多様な言論がある。どのような主張をしようが自由だ。しかし、嘘をつく集団、デマを流す集団、犯罪組織は排除しなければならない。新刊『自民党の大罪』(祥伝社新書)で平成元年以降、30年以上かけて、自民党が腐っていった過程を描写した適菜収氏の「だから何度も言ったのに」第74回。


丸川珠代

■萩生田光一の正体

 総選挙が近づいてきた。テンパったあげく、嘘をついたり、大泣きしてみせたり、パラレルワールドに逃げ込む議員もいる。自民党幹事長の森山裕は、和歌山市内で開かれた衆院選候補者の演説会で、党派閥の政治資金パーティー裏金事件について言及し、「我々としては党としての処分をさせていただきましたし、またこの案件は刑事事件としては全く事件になっていない案件でございます。そこはご理解をいただきたい」と発言。

 え?

 ええっ?

 2023年12月19日、東京地検特捜部が安倍派と二階派の事務所を家宅捜索。

 今年の1月19日、特捜部が安倍派、二階派、岸田派の会計責任者らを起訴。

 9月10日、二階派の元会計責任者に有罪判決。

 9月30日、旧安倍派の会計責任者に有罪判決。

 選挙前に2秒くらいでバレる嘘をつくってすごいよね。

    *


荻生田光一

 嘘といえば、東京24区で出馬する統一教会関係者の萩生田光一。5年間で2728万円もの裏金を隠し、国会の政治倫理審査会にも出席せず、非公認での立候補となった。しかし、裏ではベタベタにつながっている。萩生田の選挙ポスターには、自民党のシンボルマークとともに「比例代表も自民党へ」の文字が。悪党にしても程がある。

   *

 萩生田の出陣式には、自民党東京都連会長の井上信治と参院議員の有村治子が駆けつけて演説。後援会女性部主催の総決起大会には安倍昭恵が出席。昭恵は「萩生田光一さんには何としても当選してもらいたい・・・と主人が思ってるはず」とツイート。知っているよ。ずぶずぶの壺仲間だもの。


安倍昭恵

   *

 高市早苗も応援に。「萩生田光一という政治家は何をやっても結果を出す。私にとってもまぶしい存在」だって。さらにその萩生田にとって「まぶしい存在」が、反日カルトの広告塔である安倍晋三と御父母様(文鮮明と韓鶴子)なのだろう。櫻井よしこも登場。冗談はよしこ。結局、日本の劣化に棹をさしてきた連中が総動員。


高市早苗

   *

 萩生田について、加計学園問題、統一教会問題、裏金問題の三暗刻だと批判していた人がいた。。それに「しんぶん赤旗 日曜版」の取材で発覚した自民党東京都連の裏金問題を加えれば四暗刻である。役満、金満、肥満……。救いがない。

   *

 そもそも萩生田はどのような人物なのか。2012年の衆院選で返り咲くまでの浪人時代は、八王子にある統一教会の教会を月1〜2回のペースで訪れ、「信仰で選挙に勝たせてほしい」などと講演で信者に呼びかけていた。元信者の証言によると、萩生田は登壇して説教も行い、「あなたたちの信仰で、日本の未来がかかっている」「私(萩生田)も御父母様の願いを果たせるように頑張る」「一緒に日本を神様の国にしましょう」などと語っていたという(「報道特集」2022年8月20日)。

   *

 萩生田は事実ではないと否定したが、「報道特集」は証拠を入手。講師を依頼したメール、信者に配布された萩生田の名前が記載されたレジュメ、当日の様子を紹介する団体関係のブログには萩生田と見られる人物の写真がアップされていた。要するに大嘘つき。

 2014年に統一教会多摩東京教区が八王子で開催したイベントに来賓として参列していたことも当日のパンフレットなどから判明している。

 2022年の参議院選挙公示直前には生稲晃子と一緒に統一教会の施設を訪問し支援を要請。紛れもない安倍の後継者である。


日本維新の会。左から馬場伸幸, 足立康史, 梅村みずほ

■足立康史と維新の会

 今の日本の一番腐ったところを象徴する萩生田の応援に駆けつけたのが松井一郎。もう連中は正体を隠さなくなってきた。

   *

 自民がダメだから維新に入れるというのは愚の骨頂。維新の裏にいるのは、自民党の中でも一番汚い連中。

   *

 政権交代できるなら維新とも組むべきだと言っている奴もいるけど、(すぐにではなくてもこの先)馬場伸幸が総理になったらどうするんですかね? 無責任極まりない。

   *

 そもそも維新の会は正常な集団ではない。選挙前にはデマを流す。犯罪も数えていけばきりがない。公選法違反、不正受給、女子高生にチンポを見せる、中学1年生の女子生徒に性的暴行、公然わいせつ、児童買春、児童ポルノ所持、飲酒ひき逃げ、パワハラ、ストーカー、署名偽造、療養費のだまし取り、殺人未遂、迷惑動画の撮影、年金未払い、女子中学生を恐喝、市駐車場私物化、人件費の二重計上、政党交付金で借金を返済、政治献金という形のキックバック、架空のビラの印刷代金を政務活動費に計上、IRに関し中国企業から現金を受領、「身を切る改革」と称して被災地などへの寄付を偽装……。政党としてどうこうというレベルではない。文明社会が決して許してはいけない反社会組織である。

   *

 私はこれまで維新の足立康史を散々批判してきたが、その足立がまともな発言をすると党からパージされた。4月の衆院東京15区補欠選挙中、候補者が記載された党の機関紙配布を取り上げ「公選法に抵触する恐れがある」と執行部を批判。不正を指摘すると政界引退にまで追い込まれる。これが維新スピリッツ。元兵庫県知事・斎藤元彦問題を彷彿とさせる。

   *

 維新からパージされて正気に戻ったか。足立は維新の悪事を次々に暴露。面白過ぎ。

   *

 10月22日には、維新の公約の作成のプロセスに関し、「日本維新の会は、明日にも、選挙戦を停止して、解党した方がいい。このまま投開票日を迎えても、何の価値も生み出せない」とツイート。邪悪な組織にこれまで加担してきた罪滅ぼしに、維新を解散に追い込んでほしい。

文:適菜収

適菜 収 てきな おさむ
1975年山梨県生まれ。作家。ニーチェの代表作『アンチクリスト』を現代語にした『キリスト教は邪教です!』、『ゲーテの警告 日本を滅ぼす「B層」の正体』、『ニーチェの警鐘 日本を蝕む「B層」の害毒』、『ミシマの警告 保守を偽装するB層の害毒』、『小林秀雄の警告 近代はなぜ暴走したのか?」(以上、講談社+α新書)、呉智英との共著『愚民文明の暴走』(講談社)、中野剛志との共著『思想の免疫力 賢者はいかにして危機を乗り越えたか』、『遅読術』、『安倍でもわかる政治思想入門』、『日本をダメにした新B層の研究』(KKベストセラーズ)、『ニッポンを蝕む全体主義』『安倍晋三の正体』(祥伝社新書)など著書50冊以上。「適菜収のメールマガジン」も好評。https://foomii.com/00171

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/779.html

記事 [政治・選挙・NHK295] 萩生田光一氏“自民党本部2000万円振込”に「ありがた迷惑」と激怒もどの口で?《自業自得では》とSNSでバッサリ(日刊ゲンダイ)
萩生田光一氏“自民党本部2000万円振込”に「ありがた迷惑」と激怒もどの口で?《自業自得では》とSNSでバッサリ
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/362481
2024/10/25 日刊ゲンダイ


大ピンチに焦っている?(C)日刊ゲンダイ

 「私が支部長を務める自民党東京都第24選挙区支部の政党交付金専用口座へ、2000万円が選挙公示後の10月16日付で振り込まれたことを確認した」

 東京24区から無所属で立候補している萩生田光一候補(61)が24日夜、事務所のX(旧ツイッター)に動画を投稿。自民党の派閥の政治資金パーティーを巡る裏金事件で非公認となった候補の政党支部に対し、党本部が2000万円を振り込んでいた問題について言及した。

 白いシャツに黄色のネクタイ姿で登場した萩生田候補。たすきを肩にかけたまま淡々とした口調で、「(党本部が支給理由に挙げた)党勢拡大の何について一体使用できるのか。非常にわかりにくく誤解を招くものだ。執行部の判断に対して大変疑問を抱いている」と指摘。自身が非公認となった基準も含めて「首をかしげざるを得ない」と執行部の対応を強く批判した。

 今選挙では、非公認とされた自民党の裏金候補の苦境が伝えられている。選挙終盤になって、さらに追い打ちをかけるような事態になったことに対し、憤りと不安を感じているのだろう。

 萩生田候補は「ありがた迷惑な話だ」と突き放していたが、SNS上では、この説明に首をかしげる人が少なくないようだ。

《1週間以上も前に振り込まれているのに気づかなかったのか?2000万円ものカネだよ。支部長なんでしょ今も?信じられないね》

《「ありがた迷惑な話」とはどの口が言っているのか。自業自得ではないのか》

《自分が裏金を作って非公認となったのに執行部批判とは……。犯したコトの重大さに今も気付いていないらしい。迷惑なのは国民だよ》

 そもそも最初から裏金を作らず、政治資金規正法に則って処理していればよかっただけ。バレたら慌てて修正し、それも「不明」ばかりという杜撰さ。執行部を批判する前に自身の行動を顧みるべきだ。

  ◇  ◇  ◇

 いいよ27日に裏金選挙の審判が下る。関連記事【もっと読む】《石破首相の逆ギレは説得力ゼロ 「2000万円支給問題」は裏金事件と同じ構図…またも露呈した無反省ぶり》【さらに読む】《自民党“2000万円給付”に国民激怒!「裏金政党が裏金非公認候補に裏金で裏公認」のトンデモ》などを取り上げている。

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/780.html

記事 [政治・選挙・NHK295] 「維新惨敗」情勢に吉村府知事が焦り…公務そっちのけ衆院選シフトのえげつなさ(日刊ゲンダイ)

「維新惨敗」情勢に吉村府知事が焦り…公務そっちのけ衆院選シフトのえげつなさ
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/362547
2024/10/26 日刊ゲンダイ


とにかく必死(大阪府の吉村洋文府知事)/(C)日刊ゲンダイ

 “裏金隠し”の衆院選の投開票が27日に迫る中、前回選で躍進した日本維新の会が大苦戦だ。前回は公示前の約4倍の41議席を獲得して悲願の「全国政党化」に弾みをつけたが、今回は公示前の44議席を割り込む可能性がある。

 報道各社や政党の情勢調査を見ると、維新は牙城の大阪ですら接戦を強いられている。府内19選挙区のうち維新候補が安泰なのは、幹部の地元である12、15、17、18の4選挙区のみ。読売新聞は25日の朝刊で、府内13選挙区で競り合いになっていると報じた。関西以外は広がりを欠く。

 まさかの展開に焦っているのが、維新の共同代表を務める大阪府の吉村洋文知事だ。24日の会見で終盤情勢について問われ、「死に物狂いで応援する」と危機感をにじませた。維新の顔として公務そっちのけで応援に駆けずり回ってきただけに、「牙城崩壊」では面目丸潰れである。

 府のホームページで吉村知事の公務日程を確認すると、9日の解散の翌日から25日に至るまで、実に12日間も〈公務日程なし〉、もしくは〈出席行事なし〉。庁内執務や打ち合わせなどの公務をこなしたのは17日と24日だけ。えげつない選挙シフトだ。

 解散直後の週末12日から14日まで北海道、神奈川、東京、秋田、新潟に出向き、15日は大阪、16〜19日は兵庫に張りつき。20日は京都と滋賀、翌21日は大阪、和歌山、奈良でマイクを握り、23日から大阪府内をシラミ潰しにはいずり回っている。

大阪万博は控えめアピール

 芸人顔負けの「俺やで!」アピールだが、悪評ふんぷんの大阪・関西万博については歯切れが悪いようだ。

「行く先々で教育無償化の必要性などを訴える一方、万博については『半年後に開催するんで来てや〜』と呼びかける程度。『僕が万博の批判を受けます』と威勢はいいものの、大々的なアピールは控えた“万博隠し”のようです。『社会保険料も税金も高い』『政治家が腹くくって改革しなきゃ』と演説でぶっているので、税金を湯水のごとく使った万博は具合が悪いのでしょう」(大阪府政関係者)

 肝心の万博チケットの売り上げは9月末から530万枚→605万枚(10月2日)→714万枚(11日)の大幅増から一転、経済界に押し付けた700万枚に到達したからか、720万枚(18日)→727万枚(25日)とペースダウン。

 吉村知事、もっと万博を隠さずアピールした方がエエで!

  ◇  ◇  ◇

 維新は牙城すらグラグラだ。政党や各メディアの情勢調査などを見ると、激戦が実に15選挙区にも上る。【一覧付き】で詳しく報じている。

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/781.html

記事 [政治・選挙・NHK295] 衆院選争点 30年で物価上昇・所得減…正規・非正規の格差どうする(テレ朝 NEWS)
https://news.tv-asahi.co.jp/news_politics/articles/900010854.html




日本はどうしてここまで貧しい国になってしまったのか。

実質賃金が30年間上がらない国は、先進国では日本くらいだ。

世界を見渡せば、アメリカは、1.5倍に、イギリスは1.44倍に増加しているというのに・・・。

上がるのは、物価ばかりなり。

何故だ?。どうしてこんなことになっているのだ?。

今となっては、バブルのころが懐かしい。

バブルが崩壊した1991年からすでに30年、政治は腐敗し、政治の貧困と歩調を合わせるようにして、日本国民の大多数は30年前よりも生活レベルを落とした貧困生活を強いられている。

そして、結婚したくても、結婚生活を維持できないという不安が、一歩踏み出すことを躊躇させている。

当然、子供を養う自信など持てるはずもない。



「羽鳥慎一 モーニングショー」が10月23日の放送で取り上げた問題。

願わくば、もっと早く取り上げてほしかった。

それでも、明日の投票日を前に、日本がここまで貧困になってしまった原因が、「政治」そのものの貧困にあることを再認識し、明日の投票に繋げることは決して無駄にはならない。

「羽鳥慎一 モーニングショー」を見逃した方は、是非一読願いたいと思う。


一応記事の全文を転載するが、スレ本文では図表が落ちているので分りずらい。

上記URLで記事本体を読むことをお勧めしたい。



一応、以下に記事の全文を転載する。


今回の衆院選では、物価高対策や賃上げも争点の一つとなっています。 この30年で物価が上昇する一方で、所得は減少しています。 正規雇用と非正規雇用の格差の是正についての各党の公約も見ていきます。

■30年で物価や所得 どう変化?

東京23区の30年前と今の主な物価の比較です。

「ガソリン」は、1994年は1リットルあたり123円、2024年は174円。
「鶏肉」は、1994年は100グラムで109円、2024年は139円。
「小麦粉」は、1994年は1キロで203円、2024年は349円。
「砂糖」は、1994年は1キロで233円、2024年は280円です。

為替相場は、30年前の1994年10月は、1ドル=97円でしたが、10月22日は、1ドル=150円、約50円の円安です

日本の実質賃金の推移です。

バブルが崩壊した1991年を100として、2020年、日本は103.1と、30年間ほぼ横ばいです。

一方で、アメリカは146.7、イギリスは144.4、ドイツは133.7、フランスは129.6と、他の国は大きく実質賃金が伸びています。

また1世帯当たりの所得の中央値です。

中央値とは、所得を低い方から高い方に並べたときの真ん中の値です。平均所得とは違います。

1992年は549万円、2022年は405万円、30年間で約140万円減少しています。

■正規・非正規の賃金格差 非正規増加の背景は

正規雇用と非正規雇用の割合は、正規雇用は約6割、非正規雇用は約4割です。

年代別に見た正規雇用と非正規雇用の賃金の差です。

正規雇用は年齢が上がるにつれ賃金が上がる一方、非正規雇用は賃金がほぼ横ばいのため、20〜24歳では、月収で約3万4000円の差ですが、55〜59歳では、約18万3000円の差です。

経済評論家の加谷珪一さんです。

「非正規雇用の増大は小泉政権の構造改革から。本来、企業経営の改革を行い、賃上げも進めた上で雇用規制を緩和する流れだったはずが、改革は進まず規制だけ緩和された」

実際、派遣社員数の推移は、1999年小渕内閣で一部の業種に限り可能だった派遣が原則自由化となった時が、28万人でした。

その後、2003年小泉内閣で製造業への派遣も解禁となり、派遣社員が急増し、2023年には156万人になっています。

■富裕層・超富裕層…世帯数&純金融資産ともに増加

富裕層や超富裕層と呼ばれる人たちが増えています。

2021年で、純金融資産保有額が1億円以上5億円未満の『富裕層』は、139万5000世帯。
5億円以上の『超富裕層』は、9万世帯です。

純金融資産の推移です。

富裕層と超富裕層の純金融資産は、2013年に241兆円が、2021年には364兆円。
『アベノミクス』が始まった2013年以降、増加し続けています。

なぜ増加しているのでしょうか。

野村総合研究所によると、

『株式などの資産価格の上昇により、富裕層・超富裕層の保有資産額が増大したことに加え、金融資産を運用している準富裕層の一部が富裕層に、そして富裕層の一部が超富裕層に移行したため』ということです。

■『応能負担』の原則 “富める者”への増税は可能?

石破総理は、総裁選前の先月2日、

「一部の人たちはすごく豊かになった。経済が成長したと言うのかもしれないが、大勢の人の犠牲の上に成り立っている社会って何ですか?これって強い経済ですか?」と疑問を述べ、金融所得課税の強化について、「実行したい」としていました。

金融所得課税とは、株式の譲渡で得た利益や配当金に課せられる税金で、税率は一律で20.315%です。

『1億円の壁』という言葉があります。

年間所得が増えていくと、所得税の負担率も上がっていきます。

しかし、1億円を超えると、所得税の負担率が下がっていきます。これが『1億円の壁』です。

自民党総裁選中には、石破総理は税の『応能負担』の原則を掲げ、

「法人税はまだ引き上げる余地がある」「所得税を負担する能力のある方には、ご負担をお願いする余地が多分にある」と発言していました。

しかし、総裁に選ばれた後、初めての取引で、日経平均株価の下げ幅が一時2000円を超え“石破ショック”と呼ばれました。

■「格差是正・経済政策」各党の公約

格差是正、経済政策について各党の公約です。

自由民主党

「正規・非正規雇用の格差を是正するため、同一労働同一賃金を徹底させる」

公明党

「非正規雇用労働者と正規雇用労働者との間にある、不合理な待遇差を解消する」

立憲民主党

「希望すれば正規雇用で働けるよう契約社員、派遣労働の抜本改革などを実現する」

日本維新の会

「年功序列型の職能給から、『同一労働同一賃金』を前提とする職務給への転換を促進する」

共産党

「『非正規ワーカー待遇改善法』で労働条件改善と正規雇用化、ジェンダー平等をすすめる」

国民民主党

「正規雇用を促進するとともに低所得者等の社会保険料負担を軽減する」

れいわ新選組

「仕事内容が同じなら賃金、福利厚生、その他の待遇は、正社員か非正社員かにかかわらず同一とする」

社民党

「非正規雇用の正規雇用への転換を促進し雇用の安定を実現する」

参政党

「まずは減税。いろんな税金があるが、下げられるものは下げて国民の負担率を下げたい」


(「羽鳥慎一 モーニングショー」2024年10月23日放送分より)


記事の転載はここまで。



30年という長いレンジで日本という国の変容を見たとき、政治が、その政治が進める政策が、如何に重要かを思い知ることができる。

格差社会と言われて久しいが、突き詰めていけば、これまでは、大企業優遇、富裕層優遇、上級国民優遇の政治が続いてきたということだ。

中間層と言われる人たちはいなくなり、貧困層が大幅に増え、一方で富裕層も拡大するという歪な社会が現在の日本の姿だ。

そんな歪な社会をつくったのも政治だ。

日本国憲法は、その前文で政治の重要性を教えている。

「・・・そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであって、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。」


「その福利は国民がこれを享受する」・・・それが政治だと。

国民が、どんな政治を望み、どの政党に「国政を信託する」のか、その意思表示する重要な機会が総選挙であることを思えば、貴重な一票を行使せず、無駄にしてしまうことは、あってはならないことだとわかる。

明日は、一部地域で雨模様と予報されている。

投票率が下がれば、組織票が厚い自公に有利なのは子供にでもわかる。

私は家内と共に、必ず投票所に足を運び、貴重な一票を行使するつもりだ。

国政に「国民の生活が第一」の政治を求めて、自公以外の政党に投票する。


ご一緒しませんか?。











http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/782.html
記事 [政治・選挙・NHK295] 総選挙核心は安倍政治の一掃(植草一秀の『知られざる真実』)
総選挙核心は安倍政治の一掃
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2024/10/post-84ad27.html
2024年10月25 植草一秀の『知られざる真実』

衆院総選挙の投票日は10月27日。

選挙活動は残り1日になった。

裏金事件に対する風圧がすさまじい。

この影響で自公の議席が大幅に減少する見込みであると報じられている。

自公が過半数を割り込めば石破首相に対して責任を問う声が上がる可能性はある。

石破氏は追加公認等の手法により政権維持を目指すと考えられる。

場合によっては連立内閣の対象を広げることも考えられる。

ただし、石破氏が簡単に政権を投げ出すことは考えにくい。

自公の議席減の最大の原因は裏金事件。

巨大な組織犯罪。

警察・検察は厳正な摘発を実行しなかったが、れっきとした重大犯罪行為である。

犯罪が存在するのに無罪放免にする裁量権。

その一方で犯罪が存在しないのに無実の市民を犯罪者に仕立て上げて刑罰を科す裁量権が警察・検察に付与されている。

日本の警察・検察には不正で歪んだ巨大すぎる裁量権が付与されている。

国民には1円単位での納税を強要しながら政治家に対しては1000万円単位の脱税を容認する。

国民の怒りが爆発している。

この組織犯罪の震源地は自民党旧安倍派。

自民党旧安倍派の問題は裏金事件にとどまらない。

統一協会との癒着の中心も自民党旧安倍派である。

アベノミクスの10年間で日本経済はまったく成長できなかった。

労働者実質賃金は減少し続けた。

消費税率は5%から10%へと2倍に引き上げられた。

旧安倍派の問題はこれにとどまらない。

もり・かけ・さくらの犯罪事案はすべて安倍元首相に関わる問題。

警察・検察が権力側の犯罪を厳正に摘発しないから刑事事件として権力側の人間が検挙されなかっただけで、適正捜査が行われていれば重大な犯罪として刑事責任が問われていたはずの事案。

こうした問題が積み重なって総選挙での自公大敗という現実がもたらされる。

石破内閣の最大の使命が「安倍政治からの脱却」であると考えれば、旧安倍派を中心とする議席の大幅減少は順当である。

2009年とは異なり、政権交代の受け皿は整備されていない。

野党は議席を大幅に増大させるが、これは積極的に成果を挙げて手にする得点ではなく、敵失によって棚からぼたもちで手にすることになる得点だ。

野党は乱立しており、政権の枠組みも定まらない。

この意味で自公敗北は混迷政局の開幕をもたらす契機になる公算が高い。

しかしながら、自民党旧安倍派勢力が大幅に縮小し、安倍政治からの脱却が進展することは歓迎するべきこと。

改めて「政治とカネ」問題に抜本的に取り組むことが求められる。

同時に、統一協会との関係を根絶するための調査が徹底的に行われることも必要になる。

「政治とカネ」問題では「裏金問題」と並んで重要なのが「政策活動費」。

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でもこの問題を大きく取り上げた。

政治資金規正法第21条の2の2項を削除する必要がある。

21条の2は政治家個人への寄附を禁止しているが2項で政党が行う寄附を禁止対象から除外している。

政党が行う政治家個人への寄附を容認しているのだ。

自民党では幹事長に毎年10億円もの寄附が行われ、この使途が一切明らかにされていない。

維新や国民民主党も政党から政治家個人への巨額の寄附を実行して、その資金が飲食・遊興費等に投下されてきたと見られる。

裏金を根絶するとともに21条の2の2項を削除して「政策活動費」を廃止することが求められる。

通常国会で法改正を断行すべきだったが自公政権はザル法改正しか実行しなかった。

総選挙後の国会でまずは政治資金規正法の抜本改正を実行するべきだ。

政治家個人の連座制適用も法改正に盛り込む必要がある。

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ぜひご高覧賜りたい。

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/783.html

記事 [政治・選挙・NHK295] 自民・丸川珠代候補“ステルス選挙”徹底のナゼ…真意を質すべく本人を捜し出せ!<追跡ルポ>(日刊ゲンダイ)

自民・丸川珠代候補“ステルス選挙”徹底のナゼ…真意を質すべく本人を捜し出せ!【追跡ルポ】
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/362545
2024/10/26 日刊ゲンダイ


必死の思い出発見!(丸川珠代元五輪相)/(C)日刊ゲンダイ

「一体、どこにいるんだ!」──。心の中で何度、叫んだことか。衆院東京7区から出馬した自民党の丸川珠代元五輪相が、異例のステルス選挙を展開中だ。というのも、街頭演説の日程をほぼ公表していないのだ。

 例外は公示日の第一声と、自民党本部が公表した石破首相が26日応援に入る恵比寿駅西口での街頭演説。選挙初日と最終日の2カ所だけだ。安倍昭恵夫人が応援に駆けつけた16日の街頭演説でさえ、事前告知は一切なし。「会いに行けない」候補者である。

 丸川候補は「裏金議員」のひとりで、参院から鞍替えした今回は厳しい選挙戦だ。それこそ大勢の聴衆を集め、反省と今後の決意を訴えればいい。なぜ、ステルスを貫くのか──。

 選挙事務所に複数回電話をかけても誰も出てくれない。真意を知るにはもう直接、本人に聞くしかない。そう思い立った日刊ゲンダイは25日、選挙区内を自転車で駆け回り、丸川候補を捜した。

 区割り変更で渋谷区に港区全域が加わった東京7区はかなりの広さ。品川駅から渋谷駅に行くだけでも約5キロの道のりだ。SNS上の“出没”情報だけを手がかりに丸川候補を捜したが、案の定、捜索は難航。あっという間に日が暮れてしまった。

「会えない運命なのか……」

 諦めかけていた午後7時ごろ、〈丸川が麻布十番にいる〉との目撃情報をSNSでキャッチ。港区の青山霊園にいた記者はギアを上げ、全速力で自転車を飛ばしたが、ああ、無情だ。到着時には演説が終わり、選挙カーがちょうど去って行くところだった。

1日かけて見つけた本人を直撃すると…

 ここを逃せば1日の努力が水の泡だ。フルスロットルで追跡すると、選挙カーはJR田町駅前で停車。すでに拡声器使用の制限時間の午後8時過ぎ。丸川候補は駅頭に立ち、通行人への挨拶を始めた。愛嬌をふりまき、身ぶり手ぶりで応じる。選挙活動を妨害するまいと遠巻きに眺め、待つこと約1時間20分。ようやく終了したタイミングで声をかけた。

 ――情勢は厳しいようです。

「全くやってみないとわからない状況になっています」

 落ち着いたトーンで一言。その瞬間、陣営スタッフが遮り「今日は取材を受けていないので、申し込んでからでお願いします」と制止に入る。せめてこの質問だけはと遊説日程を公開していない理由をスタッフに聞くと、「あ、それも取材になるんで……。すみません」とピシャリ。

 ようやく会えたのに、なんとも悲しい結末となった。

(取材・文=橋本悠太/日刊ゲンダイ)

  ◇  ◇  ◇

 10月16日、渋谷区内で行われた丸川候補の街頭演説会。目に涙をたたえ声を詰まらせながら、そう語る丸川候補の傍らで、涙を拭うアッキーこと安倍昭恵夫人の姿が……【関連記事】で詳しく報じている。

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/784.html

記事 [政治・選挙・NHK295] 石破首相の「応援効果なし」が35選挙区も…逆に9候補が衆院選終盤に失速し情勢悪化(日刊ゲンダイ)

石破首相の「応援効果なし」が35選挙区も…逆に9候補が衆院選終盤に失速し情勢悪化
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/362544
2024/10/26 日刊ゲンダイ


【別表】無名候補の猛追を受け…(石破首相と坂本竜太郎氏=右)/(C)日刊ゲンダイ

 27日投開票を迎える衆院選は各党とも接戦区の応援に幹部を投入し、ラストスパート。石破首相も25日午前の閣議後に羽田空港からチャーター機で青森へ飛び、3区、1区と立て続けに街頭演説をこなすと、青森空港から再びチャーター機で秋田入り。3区と1区でマイクを握り、分刻みのスケジュールで駆け回った。

 15日の公示以降、石破首相は25日までに公認候補61人の応援に駆けつけ、北海道から鹿児島まで21道府県を移動。票の上積みを図ってきたが、効果には疑問符がつく。応援に入った選挙区の情勢を分析すると、終盤にかけて失速し、序盤の優勢から接戦、あるいは接戦から野党候補にリードを許すなど情勢が悪化した選挙区が目立つのだ。

もはや、ありがた迷惑?

 象徴的なのは、石破首相が第一声の場所に選んだ福島4区(いわき市など)だ。前職の吉野元復興相が解散直前に引退を表明。自民は元県議の坂本竜太郎氏(44)を擁立した。父は区割り変更前にかの地を含む旧5区で当選を重ねた故・剛二氏。親の七光もあって序盤は有利に選挙戦を進めたが、立憲民主党の新人・斎藤裕喜氏(45)の猛追を受け、横一線に並ばれた。

 斎藤氏は9月に出馬を表明したばかり。立憲の泉前代表の秘書を2年務めただけという真っサラな新人で、知名度はゼロに近い。それでも世襲候補に肉薄するとは、東北でも吹き荒れる石破自民への逆風の強さを物語る。

 石破首相の応援もむなしく、序盤の劣勢をはね返せない候補も含めると「効果なし」は【画像の別表】の35選挙区に上る。逆に応援入り後に優位な情勢に転じたのは、山口俊一元消費者相の徳島2区だけ。劣勢から接戦に持ち込んだのも、立憲の重徳政調会長と争う青山周平元文科副大臣の愛知12区のみだ。

 いくら大半が接戦区や劣勢を強いられている選挙区とはいえ、これでは石破首相の応援は「逆効果」と言われかねない。最近は応援演説で「悪夢の民主党政権」と口にするなど、かつて批判した“アベ政治化”も目立つ。

 すっかり独自色がはげ落ちた変節漢。26日は東京19、22、27、10、1、7、15の7選挙区を順に回る予定だが、応援に来られる候補者はもはや、ありがた迷惑と感じているかもしれない。

  ◇  ◇  ◇

 自民への逆風は党3役や大臣経験者ら大物の選挙区でも吹き荒れている。関連記事【一覧画像】は現状、野党候補と接戦、あるいは劣勢に立つ大物リストだ。

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/785.html

   

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