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2024年10月22日時分 〜
コメント [NWO7] カマラ・ハリスのFOXインタビューが悲惨な結果に (トッポ訳)  魑魅魍魎男
19. 2024年10月22日 00:07:14 : 7dkOY89B4s : RzFOVlJlUldGMlE=[4457]
BBCはカマラ健闘みたいな記事を出している。
こういう糞報道ばかりをやっているので視聴率がガタ落ちするのだ。

「【米大統領選2024】 ハリス候補、敵対的なFOXに初出演 インタビューで注目の4点」
(BBC 2024/10/18)
https://www.bbc.com/japanese/articles/cvglxd7x5k1o

「ウソばかり流すBBCのラジオ局に無数のステッカー (You)」
http://www.asyura2.com/22/iryo10/msg/502.html
http://www.asyura2.com/23/holocaust7/msg/603.html#c19

コメント [カルト49] !不正選挙!都知事選からまとめ 当選させると決めた売国候補のみをマスコミが報道する+票の入れ替え イワツバメ
2. 在欧邦人[35] jd2JopZNkGw 2024年10月22日 00:08:02 : gfHcJbMwUg : OGVYMjJiMTNtV1k=[10]
在外選挙人は、日本に行って当日投票しなければならないという事ですね。
http://www.asyura2.com/24/cult49/msg/898.html#c2
コメント [政治・選挙・NHK295] 米国植民地からの脱却(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
52. ちばどの[365] gr@CzoLHgsw 2024年10月22日 00:10:05 : 7LT6VRNeYw : eG1YcVJGN2J6ZWs=[509]
<△26行くらい>
  51の言う破棄とはどんな意味か分からないが、結局のところ政権与党たる自民党と財界官界が一体化して国民納税者から集めた公金資金を法治主義ならぬ人治主義の丼勘定で放蕩しており、彼らの辞書には初めから憲法のケの字は無い。よって憲法が定める、国会は国権の最高機関との認識もない。憲法のケの字も国会のコの字もないのは日常的な自民財官トップの言動を見れば明らかだ。従って現実的には日本国の最高法規である憲法は当然ながら国民の意思を窺わずに公金の財布を扱う立場の自民財官トップ集団の中では既に実質破棄されていると言えるのである。
  それにしても彼らは改憲は口にすれど破棄とは言っていないが、破棄はクーデターによる軍事政権になるほどの暴走が無ければ実質的に不可能だろう。51の現憲法破棄への道筋はどのような構図なのか伺いたい。現行憲法の存在を認めない政策と予算化であれば既に現政権と財界官界が行っていると言えるから、これで正解というならある程度理解できるが、依るべき国家としての指針は必要であり、現状の最高法規無視の無法主義、実質破棄状態は、公金を扱う一部の為政者集団による独断だ。憲法破棄とは国民代表議会制度をも破棄するという意味だろうが、国民から徴税した税金であらゆる政策と歳出を行う法治国家を表明する限り、議会制度なき徴税と予算化は到底許されない。いずれにせよ憲法全否定主義であれ為政者集団に於いては先ずは現行憲法の存在を認め、国家の依るべき指針とすべきだ。現状の通達や内規を法的根拠とする出鱈目行政はトップ集団には好都合だろうが、真面目に公務職場で働く者は依るべき法的根拠が無い中、直属上司の理不尽な命令にも服従を余技なくされ、限りなく上位者によるハラスメントに晒される状況となっているのである。

  
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/741.html#c52

コメント [カルト49] オッサンに女子トイレOKにした判事にも審判の時です(国民審査 衆院選挙2024) イワツバメ
1. 七分[17] jrWVqg 2024年10月22日 00:29:16 : quMKleKEOA : andmOS5lY2dYN00=[2433]
最近の最高裁判決で目に付くのは、異常に一様な全員一致判決の多さ

つまり国民審査で一人でも×を付けるなら全員に×つける必要があるということ

http://www.asyura2.com/24/cult49/msg/901.html#c1

コメント [医療崩壊13] 今後の反ワク活動団体は改憲右翼ときっぱり決別し、はっきり護憲を打ち出すべきだ  魑魅魍魎男
21. いなかじじい[48] gqKCyIKpgraCtoKi 2024年10月22日 00:46:35 : jimtgBFqxk : Vm8uQ1JJS2VkcGc=[308]
20よ。運動論が分からないと見える。

国民にとって、現在の最大の問題は何か。それは、コロナ毒ワクチン接種問題であり、それに対する啓もうと反対運動である。。その時に改憲阻止を同じレベルで、目標として掲げるのは運動の焦点をボカシ、毒ワクチン接種反対運動を発展させない論理である。

20はどうも毒ワクチン推進派の匂いがする。
http://www.asyura2.com/24/iryo13/msg/176.html#c21

コメント [政治・選挙・NHK295] 米国植民地からの脱却(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
53. トマトジュース[6] g2eDfYNng1eDhYFbg1g 2024年10月22日 00:50:56 : tw3lY6G5KQ : QlB2YXhNa1BmS1U=[18]
ロシアみたいに資源が豊かなら独立も考えられるかなぁ
日本は輸入に頼ってるから、ほら石油とか
二次大戦では石油の輸入や物資を止められて負けちゃったよね

日本の独立、、東アジア同盟とか、中国・朝鮮半島・日本で
東アジア人の同盟とかできたら日本の独立に繋がるかも
もしくはアメリカの属国、中国の属国、どちらかしか私たち日本人にはないのかもしれない
岸田さんや石破さんを非難しても独立には繋がらないw
彼らが原因で米国の属国になったわけじゃないしね
なんとか今まで通り米国と折り合いを付けてるだけでしょう
ウクライナみたいに国全体が戦場と化したらいけないから
米軍指揮下で自衛官の命を消費するなんて真っ平ごめんだろうし


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/741.html#c53

コメント [政治・選挙・NHK295] 野田立民では石破自民に勝てぬ(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
30. ノーサイド[2757] g22BW4NUg0ODaA 2024年10月22日 00:56:39 : HMm3DpqJpw : VkpVRXNZNGJUVUk=[30]

万年野党応援団が異常発生しています。
  
  
   



http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/748.html#c30

コメント [戦争b25] 窮地に陥っているウクライナ大統領はロシアとの核戦争への道を進むと脅している(櫻井ジャーナル) 赤かぶ
14. 2024年10月22日 00:57:28 : 8PPRS5EDxk : dmdMTHpuN0ZRcWs=[1144]

個人的な延命のために

戦争をし続けるしかない

ゼレとネタ。


http://www.asyura2.com/23/warb25/msg/784.html#c14

記事 [国際35] 米やイスラエルが苦境に陥る中、多国協調を目指すBRICSの会議が露で開催される(櫻井ジャーナル)
米やイスラエルが苦境に陥る中、多国協調を目指すBRICSの会議が露で開催される
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202410220000/
2024.10.22 櫻井ジャーナル

 BRICSの首脳会議が10月22日から24日までロシアのカザンで開催される。ロシアのウラジミル・プーチンのほか、中国の習近平、インドのナレンドラ・モディ、南アフリカのシリル・ラマポーザ、エジプトのアブドルファッターフ・アル・シーシー、アラブ首長国連邦のムハンマド・ビン・ザーイド・アル・ナヒヤーン、エチオピアのアビ・アハメド、そしてイランのマスード・ペゼシュキヤーンが参加する。ブラジルのルイス・シルバは直前に転倒、軽い脳出血を起こしたことからビデオでの参加になるという。

 その前、10月15日と16日にはパキスタンのイスラマバードでSCOサミットが開催された。現在、SCOの正式加盟国は中国、ベラルーシ、インド、イラン、カザフスタン、キルギスタン、パキスタン、タジキスタン、ウズベキスタン、ロシアの10カ国。

 この会議にはオブザーバー加盟国としてモンゴルが、また対話国としてアルメニア、アゼルバイジャン、バーレーン、カンボジア、エジプト、クウェート、モルディブ、ミャンマー、ネパール、カタール、サウジアラビア、スリランカ、トルコ、アラブ首長国連邦が、さらにゲストとしてトルクメニスタンも参加。当初、オブザーバー国として参加すると言われていたアフガニスタンは招待されなかったが、繋がりは強化されている。

 BRICSとSCOの加盟国が重複、両組織がひとつになることも考えられるが、アメリカによる支配の柱であるドルをBRICS諸国は放棄し、貿易の85%を現地通貨で支払っている。それに続いてCISも外国取引の85%を国内通貨で決済しはじめた。アメリカによる支配からの離脱が進んでいるとも言える。こうした動きの中心はロシアと中国だ。

 ロシアのプーチン大統領はイスラエルとの関係を重視していた。ソ連がイスラエルと一線を画し、アラブ寄りだったことを戦略的な間違いだと考えていたようだが、その戦略変更をガザとレバノンの状況が揺るがしている。イスラエルとロシアとの間に亀裂が入り、イランとロシアとの関係が強まってきたのだ。イランへロシアの防空システムS-400が運び込まれたとする推測もある。

 イランのマスード・ペゼシュキアン大統領は10月11日、トルクメニスタンのアシガバートでプーチン露大統領と会談、中東情勢について協議したという。プーチン大統領はペゼシュキアン大統領に対し、モスクワとテヘランの国際情勢に関する立場は非常に近いと語ったとされ、両国の友好的な関係を示したと言える。その数時間前にロシアのセルゲイ・ラブロフ外相はイスラエルがイランの民間核施設を攻撃した場合、「深刻な挑発」になると警告している。

 しかし、ペゼシュキアン政権とプーチン政権との関係は5月19日に搭乗していたアメリカ製のベル212ヘリコプターが墜落して死亡したエブラヒム・ライシが大統領だった当時より良くない。このヘリコプター墜落はアメリカにとって好ましいものだった。

 その親欧米政権をも動かしたのがイスラエル軍による9月27日の南レバノン空爆。「バンカー・バスター爆弾(地中貫通爆弾)」約85発が投下され、ヒズボラ幹部を殺害している。その中には指導者だったハッサン・ナスララも含まれていた。

 この攻撃でペゼシュキアン大統領も動かざるをえなくなり、イランはイスラエル南部と中部に180機以上の弾道ミサイルを発射、イスラエルが誇る防空システム「アイアン・ドーム」を突破してイスラエルの軍事基地や情報機関の本部周辺に着弾、相当数の戦闘機が破壊されたともされている。​その光景はインターネット上で伝えられた​。

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​Sakurai’s Substack​

http://www.asyura2.com/24/kokusai35/msg/134.html

コメント [国際35]
1. 赤かぶ[228038] kNSCqYLU 2024年10月22日 01:06:49 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[1622]


http://www.asyura2.com/24/kokusai35/msg/134.html#c1
コメント [国際35]
2. 赤かぶ[228039] kNSCqYLU 2024年10月22日 01:07:47 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[1623]


http://www.asyura2.com/24/kokusai35/msg/134.html#c2
コメント [国際35]
3. 赤かぶ[228040] kNSCqYLU 2024年10月22日 01:08:47 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[1624]


http://www.asyura2.com/24/kokusai35/msg/134.html#c3
コメント [国際35]
4. 赤かぶ[228041] kNSCqYLU 2024年10月22日 01:09:55 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[1625]


http://www.asyura2.com/24/kokusai35/msg/134.html#c4
記事 [番外地12] 「物価と失業率は逆相関の関係にある」というフィリップス曲線は疑似科学
「物価と失業率は逆相関の関係にある」というフィリップス曲線は疑似科学
日銀新総裁の植田和男東大名誉教授は2018年の記事で緩和政策の限界と副作用について語っており、彼がこれから日銀の低金利政策をどうするのかを予想する上でその内容は参考になるだろう。
植田氏はまず、日銀が量的緩和によってマネタリーベースを増やしてもインフレ率が上がっていなかった当時の状況を指摘している。日本は失業率が低いにもかかわらずインフレ率が上がっていないとして、失業率とインフレ率が反相関になるはずだと(根拠なく)主張したフィリップス曲線に言及した。

フィリップス曲線は当てにならない
続・超完全雇用時代の謎
2018 年5 月に失業率は2.2%まで下がった。単純に計算すると、名目賃金上昇率は1.5%になってもおかしくない。しかし、フィリップス曲線と呼ばれる失業率と賃金の関係は、時期によってかなり変動する。経済学でも、そうした関係のシフトが起こることが論争になった歴史がある。
失業率で語れることは限られている

 最近、失業率がこれほど低下しているのに、物価・賃金が上昇しにくいことは不思議だ、とエコノミストの間で話題になっている。2018 年5 月の完全失業率は2.2%と1992 年10 月以来の低さである。この謎については、2018 年7 月6 日発行の拙稿「物価・賃金が上昇しにくい体質」で様々に論じた。

 ひとつだけ、その拙稿で十分に論じていないことがあることに気が付いた。失業率が低下すると、賃金(物価)が上がるメカニズムについてである。このメカニズムは、フィリップス曲線(フィリップス・カーブ)として有名であるが、その理論を巡っては、昔、経済学の世界で一大論争が起こった。その時の議論は、失業率と賃金・物価は必ずしも安定的なものではないというものだった。

フィリップス曲線を巡っては、かつて安定的な形状が描けないことへの説明が行われた。伝統的なケインジアンと呼ばれる経済学者は、失業率と賃金・物価上昇率の関係を仮想して、公共事業などの総需要対策を行えば、失業率を低下させることができると考えた。それに対して、自然失業率仮説を唱えるミルトン・フリードマンやエドモンド・フェルプスは一定の失業率(自然失業率、UN)を下回るまで総需要対策を打つと、失業率は下がらなくなり、賃金・物価上昇の方が進むとした(図表2、A→B)。

フィリップス曲線は当てにならない
この状態では、総需要コントロールを信頼する政府が、あまりに雇用拡大・失業率低下を目指すと、インフレ加速だけを残して自然失業率よりも実際の失業率を下げられなくなる。そこの理屈は少し飲み込みにくく、インフレが加速すると、名目賃金から物価の伸びを差し引いた実質賃金の伸びは低下するというものだ。実質賃金が低下するのに気付いた労働者は、名目賃金が上昇しているのをみて一時的に雇用を増やしていたが、やがて雇用を減らすことになる(A→C→B)。名目賃金はプラスでも、実質賃金はマイナスだと知って、一旦は低下した失業率が再び自然失業率のところで下がらなくなり、名目賃金と物価だけが上昇していく。
https://zuuonline.com/archives/188288



右のグラフは、米国経済のフィリップス曲線である。縦軸が物価上昇率、横軸が失業率で、どちらも単位は100ベーシスポイント(1%)である。1960年代後半は、失業率の低下とインフレ率の上昇という典型的な短期における右下がりの関係が表れている。

1990年代はインフレ率の低下と失業率が低下する時代でニューエコノミーとも呼ばれた。期待インフレ率の低下によってフィリップス曲線が漸次、下方にシフトしていったと考えられ、単純にプロットするとむしろ左下がりの関係が見られることとなっている。


実際のフィリップス曲線

1960年代の米国のフィリップス曲線
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%97%E3%82%B9%E6%9B%B2%E7%B7%9A#/media/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:1960phillipsUSA.gif

1990年代の米国のフィリップス曲線
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%97%E3%82%B9%E6%9B%B2%E7%B7%9A#/media/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:1990phillipsUSA.gif
http://www.asyura2.com/24/ban12/msg/251.html
コメント [国際35]
5. 赤かぶ[228042] kNSCqYLU 2024年10月22日 01:11:03 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[1626]


http://www.asyura2.com/24/kokusai35/msg/134.html#c5
コメント [国際35]
6. 赤かぶ[228043] kNSCqYLU 2024年10月22日 01:12:33 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[1627]


http://www.asyura2.com/24/kokusai35/msg/134.html#c6
コメント [国際35]
7. 赤かぶ[228044] kNSCqYLU 2024年10月22日 01:14:16 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[1628]


http://www.asyura2.com/24/kokusai35/msg/134.html#c7
コメント [国際35]
8. 赤かぶ[228045] kNSCqYLU 2024年10月22日 01:15:41 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[1629]


http://www.asyura2.com/24/kokusai35/msg/134.html#c8
コメント [国際35]
9. 赤かぶ[228046] kNSCqYLU 2024年10月22日 01:17:40 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[1630]


http://www.asyura2.com/24/kokusai35/msg/134.html#c9
コメント [国際35]
10. 赤かぶ[228047] kNSCqYLU 2024年10月22日 01:19:52 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[1631]


http://www.asyura2.com/24/kokusai35/msg/134.html#c10
コメント [医療崩壊13] 「Covidワクチン接種後、西オーストラリア州の町での死亡者数が7倍に増加 (The Expose)  魑魅魍魎男
7. 2024年10月22日 01:21:38 : 7dkOY89B4s : RzFOVlJlUldGMlE=[4458]
死亡者数が3-4倍であれば、すでにワクチン死は1000万人以上になる。

異様に空き家、空き店舗が増えている現状からして、あり得ないことではない。

「人口激減 廃墟列島・日本 ものすごい勢いで空き家が増えている その原因は、、、」
http://www.asyura2.com/23/iryo12/msg/823.html
http://www.asyura2.com/24/iryo13/msg/214.html#c7

コメント [番外地12] 「物価と失業率は逆相関の関係にある」というフィリップス曲線は疑似科学 中川隆
1. 中川隆[-8784] koaQ7Jey 2024年10月22日 01:22:03 : EMvGEEfaSg : LkdpZnNUeHpDUGs=[1]
<■85行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
「物価と失業率は逆相関の関係にある」というフィリップス曲線は疑似科学
日銀新総裁の植田和男東大名誉教授は2018年の記事で緩和政策の限界と副作用について語っており、彼がこれから日銀の低金利政策をどうするのかを予想する上でその内容は参考になるだろう。
植田氏はまず、日銀が量的緩和によってマネタリーベースを増やしてもインフレ率が上がっていなかった当時の状況を指摘している。日本は失業率が低いにもかかわらずインフレ率が上がっていないとして、失業率とインフレ率が反相関になるはずだと(根拠なく)主張したフィリップス曲線に言及した。

「経済モデル」と言うときに思い出されるのは、例えばフィリップス曲線だろうか。労働市場が強まればそれだけでインフレが起こると何の根拠もなく主張する、経済学の教科書に載っている考え方だが、Fedは前議長であるジャネット・イエレン氏の時代あたりまでこの根拠のない経済モデルに従って金融政策を決めてきた。

現在のFedはこのフィリップス曲線という骨董品を既にある程度捨て去っているが、最近日銀総裁に就任した植田氏はいまだにフィリップス曲線に言及している。何故彼はいまだにフィリップス曲線などと言っているのか。植民地政策に遅れて参加してすべての責任を押し付けられた日本人のやることなのだから、何か独創的な考えがあるのだろう。
一方で、ここの読者ならば労働市場は単に物価の一部であるサービス価格に影響する要素でしかないことを理解するだろう。
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/35636


フィリップス曲線は当てにならない
2018 年5 月に失業率は2.2%まで下がった。単純に計算すると、名目賃金上昇率は1.5%になってもおかしくない。しかし、フィリップス曲線と呼ばれる失業率と賃金の関係は、時期によってかなり変動する。経済学でも、そうした関係のシフトが起こることが論争になった歴史がある。
失業率で語れることは限られている

 最近、失業率がこれほど低下しているのに、物価・賃金が上昇しにくいことは不思議だ、とエコノミストの間で話題になっている。2018 年5 月の完全失業率は2.2%と1992 年10 月以来の低さである。この謎については、2018 年7 月6 日発行の拙稿「物価・賃金が上昇しにくい体質」で様々に論じた。

物価・賃金が上昇しにくい体質 発表日:2018年7月6日
〜超完全雇用時代の謎〜

https://www.dlri.co.jp/pdf/macro/2018/kuma180706ET.pdf

 ひとつだけ、その拙稿で十分に論じていないことがあることに気が付いた。失業率が低下すると、賃金(物価)が上がるメカニズムについてである。このメカニズムは、フィリップス曲線(フィリップス・カーブ)として有名であるが、その理論を巡っては、昔、経済学の世界で一大論争が起こった。その時の議論は、失業率と賃金・物価は必ずしも安定的なものではないというものだった。

フィリップス曲線を巡っては、かつて安定的な形状が描けないことへの説明が行われた。伝統的なケインジアンと呼ばれる経済学者は、失業率と賃金・物価上昇率の関係を仮想して、公共事業などの総需要対策を行えば、失業率を低下させることができると考えた。それに対して、自然失業率仮説を唱えるミルトン・フリードマンやエドモンド・フェルプスは一定の失業率(自然失業率、UN)を下回るまで総需要対策を打つと、失業率は下がらなくなり、賃金・物価上昇の方が進むとした(図表2、A→B)。

フィリップス曲線は当てにならない
この状態では、総需要コントロールを信頼する政府が、あまりに雇用拡大・失業率低下を目指すと、インフレ加速だけを残して自然失業率よりも実際の失業率を下げられなくなる。そこの理屈は少し飲み込みにくく、インフレが加速すると、名目賃金から物価の伸びを差し引いた実質賃金の伸びは低下するというものだ。実質賃金が低下するのに気付いた労働者は、名目賃金が上昇しているのをみて一時的に雇用を増やしていたが、やがて雇用を減らすことになる(A→C→B)。名目賃金はプラスでも、実質賃金はマイナスだと知って、一旦は低下した失業率が再び自然失業率のところで下がらなくなり、名目賃金と物価だけが上昇していく。
https://zuuonline.com/archives/188288

右のグラフは、米国経済のフィリップス曲線である。縦軸が物価上昇率、横軸が失業率で、どちらも単位は100ベーシスポイント(1%)である。1960年代後半は、失業率の低下とインフレ率の上昇という典型的な短期における右下がりの関係が表れている。

1990年代はインフレ率の低下と失業率が低下する時代でニューエコノミーとも呼ばれた。期待インフレ率の低下によってフィリップス曲線が漸次、下方にシフトしていったと考えられ、単純にプロットするとむしろ左下がりの関係が見られることとなっている。


実際のフィリップス曲線

1960年代の米国のフィリップス曲線
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%97%E3%82%B9%E6%9B%B2%E7%B7%9A#/media/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:1960phillipsUSA.gif

1990年代の米国のフィリップス曲線
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%97%E3%82%B9%E6%9B%B2%E7%B7%9A#/media/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:1990phillipsUSA.gif
http://www.asyura2.com/24/ban12/msg/251.html#c1

コメント [番外地12] 「物価と失業率は逆相関の関係にある」というフィリップス曲線は疑似科学 中川隆
2. 中川隆[-8783] koaQ7Jey 2024年10月22日 01:24:06 : EMvGEEfaSg : LkdpZnNUeHpDUGs=[2]
<■84行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
「物価と失業率は逆相関の関係にある」というフィリップス曲線は疑似科学
日銀新総裁の植田和男東大名誉教授は2018年の記事で緩和政策の限界と副作用について語っており、彼がこれから日銀の低金利政策をどうするのかを予想する上でその内容は参考になるだろう。
植田氏はまず、日銀が量的緩和によってマネタリーベースを増やしてもインフレ率が上がっていなかった当時の状況を指摘している。日本は失業率が低いにもかかわらずインフレ率が上がっていないとして、失業率とインフレ率が反相関になるはずだと(根拠なく)主張したフィリップス曲線に言及した。

フィリップス曲線は、労働市場が強まればそれだけでインフレが起こる、と何の根拠もなく主張する、経済学の教科書に載っている考え方だが、Fedは前議長であるジャネット・イエレン氏の時代あたりまでこの根拠のない経済モデルに従って金融政策を決めてきた。

現在のFedはこのフィリップス曲線という骨董品を既にある程度捨て去っているが、最近日銀総裁に就任した植田氏はいまだにフィリップス曲線に言及している。何故彼はいまだにフィリップス曲線などと言っているのか。植民地政策に遅れて参加してすべての責任を押し付けられた日本人のやることなのだから、何か独創的な考えがあるのだろう。
一方で、ここの読者ならば労働市場は単に物価の一部であるサービス価格に影響する要素でしかないことを理解するだろう。
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/35636


フィリップス曲線は当てにならない
2018 年5 月に失業率は2.2%まで下がった。単純に計算すると、名目賃金上昇率は1.5%になってもおかしくない。しかし、フィリップス曲線と呼ばれる失業率と賃金の関係は、時期によってかなり変動する。経済学でも、そうした関係のシフトが起こることが論争になった歴史がある。
失業率で語れることは限られている

 最近、失業率がこれほど低下しているのに、物価・賃金が上昇しにくいことは不思議だ、とエコノミストの間で話題になっている。2018 年5 月の完全失業率は2.2%と1992 年10 月以来の低さである。この謎については、2018 年7 月6 日発行の拙稿「物価・賃金が上昇しにくい体質」で様々に論じた。

物価・賃金が上昇しにくい体質 発表日:2018年7月6日
〜超完全雇用時代の謎〜

https://www.dlri.co.jp/pdf/macro/2018/kuma180706ET.pdf

 ひとつだけ、その拙稿で十分に論じていないことがあることに気が付いた。失業率が低下すると、賃金(物価)が上がるメカニズムについてである。このメカニズムは、フィリップス曲線(フィリップス・カーブ)として有名であるが、その理論を巡っては、昔、経済学の世界で一大論争が起こった。その時の議論は、失業率と賃金・物価は必ずしも安定的なものではないというものだった。

フィリップス曲線を巡っては、かつて安定的な形状が描けないことへの説明が行われた。伝統的なケインジアンと呼ばれる経済学者は、失業率と賃金・物価上昇率の関係を仮想して、公共事業などの総需要対策を行えば、失業率を低下させることができると考えた。それに対して、自然失業率仮説を唱えるミルトン・フリードマンやエドモンド・フェルプスは一定の失業率(自然失業率、UN)を下回るまで総需要対策を打つと、失業率は下がらなくなり、賃金・物価上昇の方が進むとした(図表2、A→B)。

フィリップス曲線は当てにならない
この状態では、総需要コントロールを信頼する政府が、あまりに雇用拡大・失業率低下を目指すと、インフレ加速だけを残して自然失業率よりも実際の失業率を下げられなくなる。そこの理屈は少し飲み込みにくく、インフレが加速すると、名目賃金から物価の伸びを差し引いた実質賃金の伸びは低下するというものだ。実質賃金が低下するのに気付いた労働者は、名目賃金が上昇しているのをみて一時的に雇用を増やしていたが、やがて雇用を減らすことになる(A→C→B)。名目賃金はプラスでも、実質賃金はマイナスだと知って、一旦は低下した失業率が再び自然失業率のところで下がらなくなり、名目賃金と物価だけが上昇していく。
https://zuuonline.com/archives/188288

右のグラフは、米国経済のフィリップス曲線である。縦軸が物価上昇率、横軸が失業率で、どちらも単位は100ベーシスポイント(1%)である。1960年代後半は、失業率の低下とインフレ率の上昇という典型的な短期における右下がりの関係が表れている。

1990年代はインフレ率の低下と失業率が低下する時代でニューエコノミーとも呼ばれた。期待インフレ率の低下によってフィリップス曲線が漸次、下方にシフトしていったと考えられ、単純にプロットするとむしろ左下がりの関係が見られることとなっている。


実際のフィリップス曲線

1960年代の米国のフィリップス曲線
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%97%E3%82%B9%E6%9B%B2%E7%B7%9A#/media/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:1960phillipsUSA.gif

1990年代の米国のフィリップス曲線
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%97%E3%82%B9%E6%9B%B2%E7%B7%9A#/media/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:1990phillipsUSA.gif
http://www.asyura2.com/24/ban12/msg/251.html#c2

コメント [番外地12] 「物価と失業率は逆相関の関係にある」というフィリップス曲線は疑似科学 中川隆
3. 中川隆[-8782] koaQ7Jey 2024年10月22日 01:26:15 : EMvGEEfaSg : LkdpZnNUeHpDUGs=[3]
<■87行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
「物価と失業率は逆相関の関係にある」というフィリップス曲線は疑似科学
日銀新総裁の植田和男東大名誉教授は2018年の記事で緩和政策の限界と副作用について語っており、彼がこれから日銀の低金利政策をどうするのかを予想する上でその内容は参考になるだろう。
植田氏はまず、日銀が量的緩和によってマネタリーベースを増やしてもインフレ率が上がっていなかった当時の状況を指摘している。日本は失業率が低いにもかかわらずインフレ率が上がっていないとして、失業率とインフレ率が反相関になるはずだと(根拠なく)主張したフィリップス曲線に言及した。

フィリップス曲線は、労働市場が強まればそれだけでインフレが起こる、と何の根拠もなく主張する、経済学の教科書に載っている考え方だが、Fedは前議長であるジャネット・イエレン氏の時代あたりまでこの根拠のない経済モデルに従って金融政策を決めてきた。

現在のFedはこのフィリップス曲線という骨董品を既にある程度捨て去っているが、最近日銀総裁に就任した植田氏はいまだにフィリップス曲線に言及している。何故彼はいまだにフィリップス曲線などと言っているのか。植民地政策に遅れて参加してすべての責任を押し付けられた日本人のやることなのだから、何か独創的な考えがあるのだろう。
一方で、ここの読者ならば労働市場は単に物価の一部であるサービス価格に影響する要素でしかないことを理解するだろう。
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/35636


フィリップス曲線は当てにならない
2018 年5 月に失業率は2.2%まで下がった。単純に計算すると、名目賃金上昇率は1.5%になってもおかしくない。しかし、フィリップス曲線と呼ばれる失業率と賃金の関係は、時期によってかなり変動する。経済学でも、そうした関係のシフトが起こることが論争になった歴史がある。
失業率で語れることは限られている

 最近、失業率がこれほど低下しているのに、物価・賃金が上昇しにくいことは不思議だ、とエコノミストの間で話題になっている。2018 年5 月の完全失業率は2.2%と1992 年10 月以来の低さである。この謎については、2018 年7 月6 日発行の拙稿「物価・賃金が上昇しにくい体質」で様々に論じた。

物価・賃金が上昇しにくい体質 発表日:2018年7月6日
〜超完全雇用時代の謎〜

https://www.dlri.co.jp/pdf/macro/2018/kuma180706ET.pdf

 ひとつだけ、その拙稿で十分に論じていないことがあることに気が付いた。失業率が低下すると、賃金(物価)が上がるメカニズムについてである。このメカニズムは、フィリップス曲線(フィリップス・カーブ)として有名であるが、その理論を巡っては、昔、経済学の世界で一大論争が起こった。その時の議論は、失業率と賃金・物価は必ずしも安定的なものではないというものだった。

フィリップス曲線を巡っては、かつて安定的な形状が描けないことへの説明が行われた。伝統的なケインジアンと呼ばれる経済学者は、失業率と賃金・物価上昇率の関係を仮想して、公共事業などの総需要対策を行えば、失業率を低下させることができると考えた。それに対して、自然失業率仮説を唱えるミルトン・フリードマンやエドモンド・フェルプスは一定の失業率(自然失業率、UN)を下回るまで総需要対策を打つと、失業率は下がらなくなり、賃金・物価上昇の方が進むとした(図表2、A→B)。

フィリップス曲線は当てにならない
この状態では、総需要コントロールを信頼する政府が、あまりに雇用拡大・失業率低下を目指すと、インフレ加速だけを残して自然失業率よりも実際の失業率を下げられなくなる。そこの理屈は少し飲み込みにくく、インフレが加速すると、名目賃金から物価の伸びを差し引いた実質賃金の伸びは低下するというものだ。実質賃金が低下するのに気付いた労働者は、名目賃金が上昇しているのをみて一時的に雇用を増やしていたが、やがて雇用を減らすことになる(A→C→B)。名目賃金はプラスでも、実質賃金はマイナスだと知って、一旦は低下した失業率が再び自然失業率のところで下がらなくなり、名目賃金と物価だけが上昇していく。
https://zuuonline.com/archives/188288

右のグラフは、米国経済のフィリップス曲線である。縦軸が物価上昇率、横軸が失業率で、どちらも単位は100ベーシスポイント(1%)である。1960年代後半は、失業率の低下とインフレ率の上昇という典型的な短期における右下がりの関係が表れている。

1990年代はインフレ率の低下と失業率が低下する時代でニューエコノミーとも呼ばれた。期待インフレ率の低下によってフィリップス曲線が漸次、下方にシフトしていったと考えられ、単純にプロットするとむしろ左下がりの関係が見られることとなっている。


実際のフィリップス曲線

1960年代の米国のフィリップス曲線
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%97%E3%82%B9%E6%9B%B2%E7%B7%9A#/media/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:1960phillipsUSA.gif

1990年代の米国のフィリップス曲線
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%97%E3%82%B9%E6%9B%B2%E7%B7%9A#/media/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:1990phillipsUSA.gif

▲△▽▼

【山崎行太郎チャンネル】高市早苗の応援団・高橋洋一の正体。
https://www.youtube.com/watch?v=fUyf_9ZbCdw
http://www.asyura2.com/24/ban12/msg/251.html#c3

コメント [番外地12] 「物価と失業率は逆相関の関係にある」というフィリップス曲線は疑似科学 中川隆
4. 中川隆[-8781] koaQ7Jey 2024年10月22日 01:36:23 : EMvGEEfaSg : LkdpZnNUeHpDUGs=[4]
<■91行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
「物価と失業率は逆相関の関係にある」というフィリップス曲線は疑似科学
日銀新総裁の植田和男東大名誉教授は2018年の記事で緩和政策の限界と副作用について語っており、彼がこれから日銀の低金利政策をどうするのかを予想する上でその内容は参考になるだろう。
植田氏はまず、日銀が量的緩和によってマネタリーベースを増やしてもインフレ率が上がっていなかった当時の状況を指摘している。日本は失業率が低いにもかかわらずインフレ率が上がっていないとして、失業率とインフレ率が反相関になるはずだと(根拠なく)主張したフィリップス曲線に言及した。

フィリップス曲線は、労働市場が強まればそれだけでインフレが起こる、と何の根拠もなく主張する、経済学の教科書に載っている考え方だが、Fedは前議長であるジャネット・イエレン氏の時代あたりまでこの根拠のない経済モデルに従って金融政策を決めてきた。

現在のFedはこのフィリップス曲線という骨董品を既にある程度捨て去っているが、最近日銀総裁に就任した植田氏はいまだにフィリップス曲線に言及している。何故彼はいまだにフィリップス曲線などと言っているのか。植民地政策に遅れて参加してすべての責任を押し付けられた日本人のやることなのだから、何か独創的な考えがあるのだろう。
一方で、ここの読者ならば労働市場は単に物価の一部であるサービス価格に影響する要素でしかないことを理解するだろう。
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/35636

フィリップス曲線の縦軸が物価ではなく実質賃金なら正しかったんだけどね。失業率が低くなると実質賃金が上がるのは当たり前だからね。 現在みたいに輸入物価だけが上がっていて実質賃金が下がっている場合にはフィリップス曲線なんか意味無いんだよ。

フィリップス曲線は当てにならない
2018 年5 月に失業率は2.2%まで下がった。単純に計算すると、名目賃金上昇率は1.5%になってもおかしくない。しかし、フィリップス曲線と呼ばれる失業率と賃金の関係は、時期によってかなり変動する。経済学でも、そうした関係のシフトが起こることが論争になった歴史がある。
失業率で語れることは限られている

 最近、失業率がこれほど低下しているのに、物価・賃金が上昇しにくいことは不思議だ、とエコノミストの間で話題になっている。2018 年5 月の完全失業率は2.2%と1992 年10 月以来の低さである。この謎については、2018 年7 月6 日発行の拙稿「物価・賃金が上昇しにくい体質」で様々に論じた。

物価・賃金が上昇しにくい体質 発表日:2018年7月6日
〜超完全雇用時代の謎〜

https://www.dlri.co.jp/pdf/macro/2018/kuma180706ET.pdf

 ひとつだけ、その拙稿で十分に論じていないことがあることに気が付いた。失業率が低下すると、賃金(物価)が上がるメカニズムについてである。このメカニズムは、フィリップス曲線(フィリップス・カーブ)として有名であるが、その理論を巡っては、昔、経済学の世界で一大論争が起こった。その時の議論は、失業率と賃金・物価は必ずしも安定的なものではないというものだった。

フィリップス曲線を巡っては、かつて安定的な形状が描けないことへの説明が行われた。伝統的なケインジアンと呼ばれる経済学者は、失業率と賃金・物価上昇率の関係を仮想して、公共事業などの総需要対策を行えば、失業率を低下させることができると考えた。それに対して、自然失業率仮説を唱えるミルトン・フリードマンやエドモンド・フェルプスは一定の失業率(自然失業率、UN)を下回るまで総需要対策を打つと、失業率は下がらなくなり、賃金・物価上昇の方が進むとした(図表2、A→B)。

フィリップス曲線は当てにならない
この状態では、総需要コントロールを信頼する政府が、あまりに雇用拡大・失業率低下を目指すと、インフレ加速だけを残して自然失業率よりも実際の失業率を下げられなくなる。そこの理屈は少し飲み込みにくく、インフレが加速すると、名目賃金から物価の伸びを差し引いた実質賃金の伸びは低下するというものだ。実質賃金が低下するのに気付いた労働者は、名目賃金が上昇しているのをみて一時的に雇用を増やしていたが、やがて雇用を減らすことになる(A→C→B)。名目賃金はプラスでも、実質賃金はマイナスだと知って、一旦は低下した失業率が再び自然失業率のところで下がらなくなり、名目賃金と物価だけが上昇していく。
https://zuuonline.com/archives/188288

右のグラフは、米国経済のフィリップス曲線である。縦軸が物価上昇率、横軸が失業率で、どちらも単位は100ベーシスポイント(1%)である。1960年代後半は、失業率の低下とインフレ率の上昇という典型的な短期における右下がりの関係が表れている。

1990年代はインフレ率の低下と失業率が低下する時代でニューエコノミーとも呼ばれた。期待インフレ率の低下によってフィリップス曲線が漸次、下方にシフトしていったと考えられ、単純にプロットするとむしろ左下がりの関係が見られることとなっている。


実際のフィリップス曲線

1960年代の米国のフィリップス曲線
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%97%E3%82%B9%E6%9B%B2%E7%B7%9A#/media/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:1960phillipsUSA.gif

1990年代の米国のフィリップス曲線
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%97%E3%82%B9%E6%9B%B2%E7%B7%9A#/media/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:1990phillipsUSA.gif

▲△▽▼

【山崎行太郎チャンネル】高市早苗の応援団・高橋洋一の正体。
https://www.youtube.com/watch?v=fUyf_9ZbCdw
http://www.asyura2.com/24/ban12/msg/251.html#c4

コメント [戦争b25] 窮地に陥っているウクライナ大統領はロシアとの核戦争への道を進むと脅している(櫻井ジャーナル) 赤かぶ
15. NEMO[-978] gm2CZIJsgm4 2024年10月22日 01:48:22 : pFOo12dNeQ : S2x6SVQxaHdmaVE=[-2350]
2024/10/19(土) 20:15:39.69 ID:IK/QURxt0●.net BE:135853815-PLT(13000)


北朝鮮兵の参戦「怖い?」 ロシア外務省支部、投稿後削除

 ロシア極東ウラジオストクにあるロシア外務省の沿海地方代表部は18日、通信アプリで、北朝鮮がウクライナ侵攻に参戦させるため約1500人の兵士をウラジオストクに移動させたとの韓国通信社の報道を引用し「怖い?」とのコメントを投稿した。ロシア通信によると、代表部はその後「誤りだった」として投稿を削除した。

 代表部は「個人的なメッセージを誤って代表部のチャンネルに投稿してしまった」と説明した。(共同)

h ttps://nordot.app/1220327959106683364
http://www.asyura2.com/23/warb25/msg/784.html#c15

コメント [NWO7] 米軍が米国内で米国人を殺害することを許可する指令書を米国防総省が発行 いよいよ戒厳令、軍事独裁が始まるか  魑魅魍魎男
11. ペポ[417] g3mDfA 2024年10月22日 01:54:32 : t6tR70PR6w : dlFMci5QbnlpNGM=[274]
<■54行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
アメリカ合衆国は倒産して、もう存在しない。
アメリカ共和国になって、トランプが19代大統領になってんのと違うか?
副大統領はジョンFケネディ.Jr になってんのと違うか?

したがって、2024大統領選挙はない。
というのは、2020大統領選挙前に、米国民主党の大規模不正選挙を
予測して、これは国家反逆であるから、内戦状態にあると判断して、
トランプは大統領権限というか大統領職権限を軍(ホワイトハット軍)に
移譲した。つまり、戒厳令を敷いたのであり、今までが内戦だった。
米国の最高指揮権限はホワイトハット軍の誰か、例えば海兵隊の
バーガー大将とかにあったんだんなかったのか?
誘拐されて頃されかけたようだけど。

司法の最高権限はグアンタナモ基地の軍事法廷にあったのではないか。
しかし、核のボタン(フットボール)を持っていたのはトランプで、
トランプは現職大統領だった。ここら辺の理解が追い付かないわけだが。
いずれにせよ、バイデンやハリスはただの人、大統領職をもてあそんだ
人物だから、オリジナルははるか以前に国家反逆罪でグアンタナモで
死刑になっている。

少し考えてみたら分かるだろうが。ドルが基軸通貨としても刷り過ぎで
紙屑になっている。そのドルを支えているのは奴隷国ニポンだろが。
今、日本人は奴隷以下の身分で、食料不足もあり、いつ餓死しても、
いつ、毒ワクチンで皆殺しされてもおかしくない状況にある。
実験用猿の値段が1000万円だと言われる。猿の代わりに日本人を使おう
と言ってるわけだから、日本人は猿以下の存在ということだ。

そういうことを踏まえて考察すると、米国民殺害指令書を出したというのは
ホワイトハット軍と対峙しているディープステートのユダヤ人将校の
グループであって、その勢力はトランプらのホワイトハット軍には到底
かなわない。国家反逆罪で処刑される運命にある。

したがって、彼らは最後の賭け、旧日本軍のように万歳突撃に出たのでは
ないか。
アメリカ国旗から金のフリンジが取り除かれ、戒厳令は終わり、これは
トランプ45か46代か知らないが大統領に復職したことを示している。
それとも第19代アメリカ共和国大統領になったかのどちらかだ。

いずれにせよ、アメリカ合衆国は破産・倒産している。それを支えているのは
奴隷国ニポンだ。ウクライナのユダヤ・ゼレンスキー政権を支えているのも
奴隷国ニポンだ。

したがって、11月5日に大統領選挙があるかどうかは知らないが、また、
アメリカ合衆国になるのかそれともアメリカ共和国になるかも知らないが、
EBS(緊急放送システム)が発令して10日後、トランプは声明を出すはずだ。
つまり、アメリカが合衆国のままなのか、共和国になったのかだ。
俺は共和国のほうに賭けるけどね。理由は副大統領として死んだとされて
いるJFK.Jrが実は生きていて、父親JFKの復讐をしなければならないし、
GESRAの言い出しっぺが親父のJFKだからだ。

はっきり、分かっているのは、バイデン(操っていたのは替え玉のオバマ)や
アメリカ駐日大使の命令に従っていたキシダを始めとする自公議員全員が
米国の国家反逆罪により、ほぼ全員処刑されるということだ。

あと、分からないのは、ペンタゴンに残っているディープステート連中の
万歳突撃が人工的に改変された鳥インフルH5N1のばらまきや毒物の
レプリコンmRNA毒ワクチンの強制接種で、米国や日本を攪乱できるか否か
くらいか。

EBSの始めか終わりかは知らないが、国民全員にQフォンが無償で配布される
ことになっており、米国の場合、それで選挙するのか、トランプ大統領や
副大統領JFK.Jrの信任投票みたいになるかどうかだろう。

以上、おいらの妄想を書いてみた。あくまで、妄想だから。



http://www.asyura2.com/23/holocaust7/msg/604.html#c11

コメント [政治・選挙・NHK295] <サンデー毎日>「選挙のプロ」による“解散総選挙”全議席予測 石破自民24減 単独過半数割れギリギリ 野党一本化進まず「… 赤かぶ
20. ノーサイド[2758] g22BW4NUg0ODaA 2024年10月22日 02:01:21 : HMm3DpqJpw : VkpVRXNZNGJUVUk=[31]

どこもかしこも万年野党応援団ばかりです。
  

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/749.html#c20
コメント [Ψ空耳の丘Ψ63]
1. 不動明[252] lXOTrpa@ 2024年10月22日 03:01:32 : 1uVJdoDTis : S1lza0RlZnVGUFE=[3]
かう云ふ側面も。


http://www.asyura2.com/21/bd63/msg/764.html#c1
コメント [経世済民136]
25. NEMO[-977] gm2CZIJsgm4 2024年10月22日 03:26:01 : pFOo12dNeQ : S2x6SVQxaHdmaVE=[-2349]
<▽39行くらい>
【悲報】10年前のお前らのレス、今を先取りしてると話題に

:2024/10/20(日) 19:35:49 ID:uVtl1aHQ0.net

https://i.imgur.com/n8z2Gwg.jpeg


59 名無しさん@12周年:2012/02/09(木) 18:12:51.85 ID:BOYSqRGu


今までニートとか、派遣とか馬鹿にして笑い者にして、自己責任だの、甘えだの、 クズだのゴミだのと叩いて、 勝手に飢え死にさせとけとか残酷なことばかり吐き捨ててたけど、 それらの行為の報いは全部自国、ひいては自分の企業、自分の生活に跳ね返ってくるんだよね。 それに国民はおろか、為政者すら気付いてない。


本来なら、「お願いしてでも」 20~40代なんて安定雇用で「全員」が働いて「頂いて」、 結婚してもらって子供最低2人以上、出来れば3人、4人と産んでもらわないと困るのに、 その現役世代が、最初の就職ごときですら悲壮感漂わせながら必死に 求職活動しないといけなくて、つまずくような社会にしてしまった。 そして一度つまずいたら二度と戻れない社会を、弱者を馬鹿にしてそのまま放置してきた。 現役世代に金の不安を与えたら、それが非婚化・少子化に直結するのは当たり前のこと。 本当にバカだよ。


社会全体でニートだ派遣だと弱い男性を笑い者にして、クズ扱いして、 「こんな人間誰が探るよw」とかいって余裕ぶっこいてた会社員様が、 超少子高齢化・人口減少による内需の縮小で 自分の所属してる企業が大赤字で潰れる。 そして年金も破たんし国ごと崩壊。


今自分がこの日本と言う豊かな国で、豊かなインフラで、幸せに生活で来てるのは、 「どこかの他人が子供を作ってくれて、その国力によって維持されてる」ものなのに。 昔の為政者はそれが分かってた。 「全員揃って豊かにならないと、国は決して繁栄しない」ことを知ってた。だから底辺を見捨てなかった。


「自分だけ金持ちでいられる」なんてそんな虫のいい話はないんだよね。 金持ちになるには、庶民に自分とこの商品を買ってもらってなんぼなんだから。 その庶民をないがしろにして、子供産めないような状況になっても「自己責任」「努力不足」と吐き捨てて


たら、 自分とこの商品買ってくれる人がいなくなるのは当たり前のこと。 それで今、超一流企業様の自動車産業すら危機に貧してるからね。


安泰と思ってた自分の企業が、その報いを一身に受けて潰れる日が来るなんて夢にも思ってないんだろ うね。


人を大事にしなかった国は滅びる。弱者を馬鹿にして見捨てた報いは全て自分に返ってくる。 因果応報。


:2024/10/20(日) 19:36:12 ID:uVtl1aHQ0.net
弱い男を虐げた結果が今らしい


h ttps://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1729420549/
http://www.asyura2.com/23/hasan136/msg/468.html#c25

記事 [Ψ空耳の丘Ψ63] 日本側からも韓國を切り捨てる合圖が出たね。500ウオン=50圓。五重の縁切り御縁切り。
 
 
 
 

 
 
 
 

http://www.asyura2.com/21/bd63/msg/766.html
コメント [Ψ空耳の丘Ψ63] 日本側からも韓國を切り捨てる合圖が出たね。500ウオン=50圓。五重の縁切り御縁切り。 不動明
1. 不動明[253] lXOTrpa@ 2024年10月22日 03:44:04 : 1uVJdoDTis : S1lza0RlZnVGUFE=[4]
在日朝鮮人の大規模強制送還事業が動き出すのかもね。
北もウクライナに送り出すのに必要でしょ。
ヤクザとか活きの良ゐのが一杯ゐるだらうから。
南の對象者は本國でどの樣な扱ゐに成るのかは分からなゐな。
特別在留許可要件を滿たしてゐる人は対象では無ゐんだから大丈夫でしょ。
http://www.asyura2.com/21/bd63/msg/766.html#c1
記事 [カルト50] カルト50を起動しました
カルト50を起動しました

旧板はこちら
http://www.asyura2.com/24/cult49/index.html

よろしくお願いします。


http://www.asyura2.com/24/cult50/msg/101.html
記事 [カルト49] カルト50を起動しました
カルト50を起動しました

新板はこちら
http://www.asyura2.com/24/cult50/index.html

よろしくお願いします。


http://www.asyura2.com/24/cult49/msg/904.html
コメント [戦争b25] 窮地に陥っているウクライナ大統領はロシアとの核戦争への道を進むと脅している(櫻井ジャーナル) 赤かぶ
16. 2024年10月22日 04:15:50 : 8PPRS5EDxk : dmdMTHpuN0ZRcWs=[1145]

ゼレとネタはロシアやパレスチナによってではなく、

欧米によって排除される。

個人的動機(個人的延命)に傾いて、予め与えられた脚本を

逸脱して演技されては困るのである。


http://www.asyura2.com/23/warb25/msg/784.html#c16

記事 [医療崩壊13] コロナワクチン 3学会が見解 レプリコン“シェディング”ない (NHK)
「コロナワクチン 3学会が見解 レプリコン“シェディング”ない」 (NHK 2024/10/21)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20241021/k10014614821000.html

日本感染症学会など3つの学会は21日、新型コロナの重症化リスクはインフルエンザを上回るなどとして、高齢者に対してワクチンの接種を「強く推奨する」という見解を公表しました。

また、今回の接種で初めて使われている新しいタイプのワクチンについて、感染力のあるウイルスなどは含まれておらず、接種した人が周囲の人に感染させる「シェディング」と呼ばれるリスクはないとしています。

■ 新型コロナワクチン接種「高齢者に強く推奨」日本感染症学会など

日本感染症学会と日本呼吸器学会、それに日本ワクチン学会は、10月1日に始まった新型コロナワクチンの定期接種についての見解を公表しました。

それによりますと、国内外の調査研究で
▽新型コロナで高齢者が重症化したり、死亡したりするリスクは、インフルエンザよりも高いほか
▽感染した場合、心臓や血管、呼吸器の病気のリスクが上がるといったことが報告されているとして、高齢者には、新型コロナワクチンの接種を「強く推奨する」としています。

また、見解では、今回の定期接種で使われている5種類のワクチンの有効性や安全性について詳しく解説しています。

このうち、今回初めて接種に使われている「レプリコンワクチン」と呼ばれる新しいタイプのワクチンについては、免疫反応を起こす遺伝情報を含むmRNAという物質に加え、そのmRNA自体を体内で増幅する酵素も組み込まれていることを説明したうえで、
▽ワクチンに感染力のあるウイルスなどは含まれておらず
▽接種を受けた人が周囲の人に感染させる「シェディング」と呼ばれるリスクはないとしています。


■ 日本ワクチン学会 理事長「正確な情報踏まえ接種の判断を」

日本ワクチン学会の中野貴司理事長は「新しいタイプの新型コロナワクチンに関する科学的ではない情報が広まっている現状を放置することは、学会として適切でないと考えている。正確な情報を踏まえたうえで接種の判断をしてほしい」と呼びかけています。


■ 批判電話相次ぎ診療に影響が出た医療機関も

新型コロナワクチンの予約を受け付けてきた東京都内の医療機関の中には今月に入ってから「レプリコンワクチンを打ったらどういうことになるか分かっているのか」などと、強い口調でまくし立てるような電話が相次ぎ、診療に影響が出たため、レプリコンワクチンの予約を中止せざるを得なくなったところもあります。

この医療機関には、レプリコンワクチンの予約に関する同様の電話が1日に5、6件かかってきて、スタッフが長時間、対応をしないといけなくなり、かかりつけの患者などからの問い合わせを受けることが難しくなったということです。

また、Xでも院長などを名指ししてレプリコンワクチンの予約を行っていることを批判する投稿がみられるようになったほか、口コミが書き込めるグーグルマップでは信用をおとしめるような内容とともに最低評価とする書き込みも相次ぎました。

この医療機関では基礎疾患のある人や医療従事者などからレプリコンワクチンの仮予約が入っていましたが、診療に影響が出たため、予約の受け付けを中止せざるを得なかったといいます。

院長の男性は「電話やSNSなどでさらなる書き込みが増えることが予想されたので、患者さんには大変申し訳ないですが、中止の決定を示す以外に自分たちの安全は確保できないと判断しました。必要な医療や予防が届くべき人に届かないということが起こりうる現状が非常に残念だと思いました」と話していました。

そのうえで院長は「これだけ問題になっている中で、診療所などでの個別接種では対応できないです。例えば国や自治体のバックアップのもと接種する環境の安全性が確保できるように考えてもらいたいです」と話していました。

この医療機関では現時点ではレプリコンワクチンの予約を再開する予定はないということです。

■ レプリコンワクチン投稿220万件超え 根拠ない情報や誤った情報も

「レプリコンワクチン」に関する日本語のXの投稿について、NHKが分析ツール「Brandwatch」で調べたところ、去年5月ごろから増え始め、リポストも含めて今月20日までで220万件を超えています。

このうち120万件以上がことし8月以降に投稿されたものでした。

新しいワクチンに不安を感じるとする投稿が多く「シェディング」に関連する投稿が11万件以上ありました。

こうした情報に基づいて接種した人の入店を断るとする店舗も出ていて「レプリコンワクチン」とともに「お断り」との言葉を含む投稿は6万件以上ありました。

また、美容院などを検索するサイトで「レプリコンワクチン」と入れて調べると、入店を断るとする美容院やネイルサロンなどが少なくとも数百店あったほか、Xなどでは接種した人の入店を拒否すとするヨガスタジオや歯科医院、クリニックについての投稿も複数見られました。

レプリコンワクチンに関する同様の投稿はTikTokやインスタグラム、Threadsなどでも見られ、たとえば「接種するとmRNAが無限に増えてしまう」とか、「接種して寝たきりになった人がすでに多数出ている」という根拠のない情報のほか、「接種が強制される」とか、「不買運動で製造工場が閉鎖された」などといった誤った情報も出ていて、中には数十万回閲覧されているものもありました。


■ 専門家「周りにばらまくこと、まずない」

ワクチンに詳しい北里大学の中山哲夫名誉教授は「レプリコンワクチンを接種したとしても、細胞の中でメッセンジャーRNAを複製しているだけで、それもずっと続くわけではない。体内でできるのはスパイクたんぱく質だけで、感染性を持った完全なウイルス粒子ができることはない。周りの人にばらまくことはまずない」としています。

そのうえで中山名誉教授は「レプリコンワクチンもこれまでに使われてきたファイザーやモデルナのワクチンと同じように有効性と安全性が確認されて承認されている。ただ、新しいワクチンであるため、今後、副反応がどう出るのかをしっかりとモニターしていく必要がある」と指摘しています。

不安を感じるときは、SNSなどの情報だけではなく、公的機関などの情報を複数、参照することが重要です。



■ 【解説】レプリコンワクチンとは

次世代型のmRNAワクチン「レプリコンワクチン」は、これまでのmRNAワクチンと同じように「スパイクたんぱく質」というウイルスの一部分の遺伝情報を含むmRNAという物質が体内の細胞に入り、細胞がスパイクたんぱく質を作り出すことで免疫の反応を起こす仕組みです。

「レプリコンワクチン」にはmRNAの一部を複製する酵素が組み込まれていて、接種するとその部分だけが体内で複製されてより長い期間にわたり免疫の反応を起こすことができるため、ワクチンに含まれるmRNAの量がこれまでのmRNAワクチンよりも少ないにもかかわらず、効果が長く続くことが期待できるとされています。

ワクチンの仕組みに詳しい医薬基盤・健康・栄養研究所の山本拓也センター長は「レプリコンワクチン」の利点について「効果が長持ちするため接種回数を減らせるほか、ワクチンの成分の量が少ないので接種直後に起きる副反応が軽くなることが期待されている」と話しています。

mRNAがどの程度の期間にわたり複製されるのかについて、山本センター長は「mRNAは細胞の中で複製されるが、最初に接種する量がこれまでのmRNAワクチンと比べて少なくワクチンの成分が入る細胞の数も少ない。細胞には寿命があり、細胞が死ぬと複製もできなくなるので、無限に増えることはない」としています。

また、レプリコンワクチンを接種した人からワクチンの成分などが排出される「シェディング」と呼ばれる現象が起きるという主張については「『シェディング』と表現されている現象が起きる可能性はほぼゼロに近いと考える。私自身、新型コロナのワクチン開発に関わる中でさまざまなmRNAワクチンやレプリコンワクチンを作って実験したが、シェディングと呼ばれているような現象を確認したことは一度もない」と述べました。

一方、レプリコンワクチンは今回、初めて実用化されたことから、従来のワクチンと比べて実際に接種した人が少なく、情報もこれまでのmRNAワクチンよりも少ないとして「スパイクたんぱく質をこれまでのmRNAワクチンよりも長い間体内で維持することが、人体にとってどの程度の負担になるのかは、さらに研究すべきだ」と指摘しています。

その上で「レプリコンワクチンもこれまでのmRNAワクチン同様、長い期間にわたって研究されてきた技術で、がんのワクチンとしても期待されている」と述べ、今後、ほかの病気にもレプリコンワクチンの技術が使われていくという見通しを示しています。


-----(引用ここまで)-------------------------------------

すでに、免疫染色によりスパイクたんぱくが汗腺、汗管に見つかっており、
多くの健康被害が報告されていますので、少なくともスパイクたんぱくの
シェディングは存在します。

問題はmRNAのシェディングが起きるかという点ですが、起きないと主張するのなら、
実験結果を示さなければなりません。

例によって、たんまり製薬会社から謝礼をもらった医師が「安全だ。問題ない」と
言っていますが、セールストークであって全く信用できません。

-----(引用ここから)----------------------------------------

中野貴司 学校法人川崎学園 川崎医科大学   
2021年 7,899,095円
https://yenfordocs.jp/pharmaceutical/2021/616179

2020年 4,301,257円
https://yenfordocs.jp/pharmaceutical/2020/542917

2019年 7,825,978円
https://yenfordocs.jp/pharmaceutical/2019/445189

2018年 5,768,649円
https://yenfordocs.jp/pharmaceutical/2018/267588

2017年 4,902,528円
https://yenfordocs.jp/pharmaceutical/2017/154230

2016年 5,045,733円
https://yenfordocs.jp/pharmaceutical/2016/2143

中山哲夫 学校法人北里研究所北里大学大村智記念研究所
2021年 5,040,482円
https://yenfordocs.jp/pharmaceutical/2021/618057

2020年 1,454,627円
https://yenfordocs.jp/pharmaceutical/2020/544417

2019年 2,747,237円
https://yenfordocs.jp/pharmaceutical/2019/443175

2018年 316,998円
https://yenfordocs.jp/pharmaceutical/2018/305171

2017年 1,576,479円
https://yenfordocs.jp/pharmaceutical/2017/156329

2016年 1,726,649円
https://yenfordocs.jp/pharmaceutical/2016/3845

-----(引用ここまで)----------------------------------------

(関連情報)

「免疫染色から見たmRNAワクチンの脅威 (佐野栄紀・高知大学教授)」 (拙稿 2024/3/21)
http://www.asyura2.com/23/iryo12/msg/349.html

「チャールズ・ホフ博士 『接種済みガールフレンドとセックスをした未接種男性が
深刻なシェディング被害。イベルメクチンで完治』」 (拙稿 2024/3/12)
http://www.asyura2.com/23/iryo12/msg/318.html

「ポール・マリック博士 「シェディングは存在する」 (CHDTV / 連新社訳)」 (拙稿 2023/6/18)
http://www.asyura2.com/23/iryo11/msg/521.html

「グラフェンはワクチン接種者から未接種者へ伝播する (The Expose)」 (拙稿 2022/2/28)
http://www.asyura2.com/21/iryo8/msg/638.html

http://www.asyura2.com/24/iryo13/msg/215.html
コメント [医療崩壊13] 西田敏行さん 満身創痍の『ドクターX』“最後の現場”で見せていた「気丈なふるまい」 (女性自身)  魑魅魍魎男
20. 2024年10月22日 04:44:23 : 7dkOY89B4s : RzFOVlJlUldGMlE=[4459]
これは真偽が確認できない情報だが、あり得る話。

https://x.com/MdHosokawa/status/1848177017231159304
(細川ひろしファンクラブ)
友人からの情報。西田敏行はコロナ禍の前からワクチンを推奨するCMに出演し
広告塔を担当。亡くなる1か月前から主治医にレプリコンワクチンを勧められ、
亡くなる4日前に打っていたという。
6:38 PM Oct 20, 2024
http://www.asyura2.com/24/iryo13/msg/201.html#c20

コメント [政治・選挙・NHK295] “裏金非公認”萩生田光一候補は「女性頼み」の選挙戦…高市早苗氏、昭恵夫人ら猛烈ヨイショ(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
37. 罵愚[3979] lGyL8A 2024年10月22日 04:46:30 : dLV7KORD0A : TkxhRUl1ZEs1Yk0=[696]
>>36. アラハバキさん
>それって本質的には女性差別…

 それって、与野党を問わない批判だよね?
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/735.html#c37

コメント [医療崩壊12] カンザス州司法長官が、「コロナワクチンでカンザス州民を欺いた」としてファイザー社を提訴  魑魅魍魎男
9. 2024年10月22日 04:57:39 : 7dkOY89B4s : RzFOVlJlUldGMlE=[4460]
https://x.com/HimalayaJapan/status/1848316957621137723
(連新社) 動画 1分30秒
カンザス州のクリス・コバック司法長官と米国の他の5つの州は、
共同でファイザー社を提訴した。
連邦政府は、ワクチン製造会社に対して責任免除を与えたが、
虚偽情報を発信して、誤った方向に民衆を誘導する行為に対しては
責任追及することができるのだ。
3:54 AM Oct 21, 2024
http://www.asyura2.com/23/iryo12/msg/697.html#c9
コメント [政治・選挙・NHK295]
2. 阿部史郎[1112] iKKVlI5qmFk 2024年10月22日 05:49:17 : cYRAeWjdps : aURIWUFBRGptV1E=[174]
自公幹部が『防衛増税』について12月から議論を本格化すると発表 『統一教会』の教理に基づき、財源確保のため国民にさらなる増税を課す 野党は反発

https://rapt-plusalpha.com/112400/

もう既に、国民は収入のおよそ半分を税金と社会保険料として国に徴収されていますが、政治家たちはさらなる増税を繰り返し、国民から極限まで搾取しようと目論んでいます。
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/752.html#c2

記事 [日政U3] (大逆風の石破自民)衆院選、与党230なら“寝技”で政権維持か…政治資金問題で大差つき、すでに「救えない」人も/YHOOニュース
【大逆風の石破自民】衆院選、与党230なら“寝技”で政権維持か…政治資金問題で大差つき、すでに「救えない」人も/YHOOニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/4d31cf79e2532a2c5921d358e773cba0e4a5454d

 政権の今後を占う3つの議席水準

 230、240、250――。衆院選(10月15日公示、27日投開票)の前半の情勢を踏まえ、キーワードとして語られ始めた数字だ。

報道各社が実施した電話やインターネットによる調査結果などによると、自民、公明両党を合わせて「与党で過半数(233)」の議席を獲得できるかどうかが焦点となっている。

 衆院の解散時勢力は自民256、公明32で計280議席を超す。しかし、石破政権発足直後となった今回の解散・総選挙は、自民党派閥による政治資金収支報告書の不記載問題(いわゆる裏金問題)の影響で、与党は「大逆風」にさらされている。

 「一から出直すつもりで臨む選挙」(石破茂首相)は、議席減をどこまで食い止めるかの勝負となった。よって与党で過半数を占めるかどうかが一般的な勝敗ラインと目されている。

 さて、冒頭の3つの数字は、衆院選での与党の獲得議席数を指す。それぞれが意味するのは、その議席数になったときの選挙後の「政権の安定度の違い」である。

■ 「230」なら“寝技”で政権維持か

 仮に「230」(例えば自民205、公明25)以下なら、与党で過半数を下回る。政権維持のため閣内、閣外を問わず、他党や無所属議員らの与党への取り込みなどを図ることが不可欠だ。

 もし与党の枠を広げられなければ、233の過半数を割り込んだままとなり、政権交代は否定できない。

 ある自民党ベテラン議員は「与党過半数割れはあり得るが、大崩れさえしなければ連立の拡大などで踏みとどまる」と、党の「お家芸」とも言える「寝技」で政権維持できると踏む。

 その場合も、限界ぎりぎりまでの政治資金透明化や政策活動費廃止など大胆な改革、迅速な実施は不可避となりそうだ。

 石破首相の責任論は出るが、不記載問題による非公認、比例重複立候補禁止といった「厳格措置」を受けて反発した旧安倍派議員らも、相当の議席が減りかねない。「石破おろし」の動きがあっても、来夏の参院選前まで持ち越す可能性がある。もっとも自公で100議席台などとなれば、政権交代の現実味は増す。

 これが「240」前後になると「自公で過半数」をクリアし、状況は一転する。

 この場合、自民党は215議席前後などが見込まれ、約40議席減ではあるものの、逆境下での選挙だったことを考慮すれば、石破政権は少なくとも当面は持ちこたえられる水準だ。

■ 「救いようがなくなったような人がいる」

 さらに「250」以上となれば、自民党は225議席超すなどの水準が見込める上、233の単独過半数に届くケースもあり得る。政権は比較的安定化し、仮に単独過半数を取れば「完勝」的なイメージさえ漂う。

 石破政権は発足時から不記載問題を引き継ぐことを余儀なくされ、いわば「マイナス」の状態からスタートした。しかし、自民党議席の「減り幅」が大きければ、党内で政権批判を招きかねず、獲得議席数は「石破おろし」が起きる確率を左右する。

 一方で党内からは「本当にお金をかけない政治を実現する機会としてほしい」(中堅)との声も聞かれる。

 「誰からいくらお金をもらったかが、きちんと分かるようにしなければならない。当たり前のことだ。いろんな理由があったにしろ政治資金収支報告書に記載がなかった。その責任は自民党が負わねばならない。あらゆる批判も浴びねばならない」

 「厳しい情勢ではあるが何とか自民党、公明党で過半数の議席を得て、この国を担う力を頂きたい」

 石破首相は18日、北海道岩見沢市内で演説し「反省と謝罪」を訴えた。与党にとって情勢は厳しく、前半戦の段階では自公で過半数獲得がやっとの状況のようだ。

 選挙を戦う自民党前職の一人は「前職議員であっても、既に野党候補に大差をつけられて、応援しようにも救いようがなくなったような人がいる」などと、政治資金問題の影響の大きさを語った。

■ 「石破は農村部、進次郎は都市部」という役割分担

 ここからは特に与党サイドの動きに着目して述べたい。終盤に向け、与党が過半数を固めた上で、さらに自民党が単独過半数をうかがうまでに伸びるかどうかの鍵の一つは、首都圏など大都市部で多い接戦区で競り勝つことだ。

 複数の関係者によると、各種調査で自民党は前職議員でも、前回衆院選より支持ポイントを下げた候補者が目立つという。野党候補と僅差で争う小選挙区が増加。大都市部では無党派層や投票先を決めていない人が相対的に多いとみられており、そこでの票の上積みが重要というわけだ。

 10月11日付の日本農業新聞によると、同紙が10月上旬までに行った農業者を中心とする同紙農政モニター対象の調査で、石破内閣支持率は64.8%に上った。石破首相は公示後、北海道のほか東北や四国の激戦区に入っており、地方創生担当相や農相を務めたことによる農村部などの根強い支持を頼みとしているようだ。

 ◎日本農業新聞「[農政モニター調査]石破内閣支持65% 農業政策に「期待」60%」(2024年10月11日)

 他方、都市部へのアピール力が比較的強いとされる小泉進次郎党選対委員長は公示日に大阪入りしており、役割分担がうかがえた。

■ もはや「石破カラー」に固執している場合ではなくなった

 注目すべきは公明の石井啓一代表が17日のテレビ番組で、物価高対策として公約した低所得世帯向けの給付金について「1世帯10万円」と目安に言及したことだ。給付対象についても、住民税非課税世帯より広げることに含みを持たせた。

 世論調査などでは、衆院選を巡る有権者の最大の関心事は「物価高対策」であることが目立つ。不記載問題では与党が防戦に回りがちであり、実際に押し込まれているのは否めない。

 政権側は既に13兆円を超す規模の補正予算編成を表明しており、後半戦は給付金など具体的な経済対策を前面に出し、何とか論戦の主導権を握ることを狙うようだ。

 もはや安全保障など「石破カラー」だけに固執している状況ではなくなった、とも言える。

 これに対し、野党第一党の立憲民主党は解散時の約100議席を大きく伸ばす見通しだ。

 公示日には、野田佳彦代表や小川淳也幹事長らが「裏金」議員とされる候補者がいる小選挙区を回るなどの徹底ぶりだ。野田氏は「政権交代こそ最大の政治改革」と攻勢を掛けており、その戦術は一定の効果を上げている。

 半面、一つの小選挙区に複数の野党候補が出る「乱立」状況が目立ち、票の分散化が懸念される。多くの小選挙区で野党候補一本化が成就しなかったことに関し「政権交代実現を阻むことにもなり非常に残念」(前職)との落胆が漏れた。

 躍進のチャンスを得た立民にとっても、いわば「好事魔多し」のような事態が起きているわけである。実際に与党側からは「もし野党一本化が進んでいたら、こっちは、もっと大変なことになっていた」(自民党関係者)との声が聞かれた。

 石破首相自身が「(2012年の)政権奪還以来、初めて迎える逆風の選挙」と訴えている、まさに異例尽くしの戦い。有権者の審判が下るまで、あと数日に迫った。
http://www.asyura2.com/24/gaikokujin3/msg/178.html
コメント [政治・選挙・NHK295] 野田立民では石破自民に勝てぬ(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
31. 新共産主義クラブ[-10937] kFaLpI5ZjuWLYINOg4mDdQ 2024年10月22日 06:02:38 : wOt1vWQD06 :TOR V05vQjgwazd0bjY=[19]
 
 「世界皇帝」という呼び方は、ウラジーミル・プーチンさんを強烈に皮肉り、猛烈に批判しているように、私には聞こえます。
 


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/748.html#c31

コメント [政治・選挙・NHK295] 野田立民では石破自民に勝てぬ(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
32. 天元[622] k1aMsw 2024年10月22日 06:15:09 : ZVfystqlsM : ZUY2UVpNd2t4eHc=[1045]
24年度の全社会保障給付費は約138兆円になるそうだ。その給付費の一端を担う消費税は、年金・医療・介護・少子化、子育て等に全てではないが予算に充てると規定されている消費税法。

消費税を廃止して、所得税を元に戻した場合は課税所得の一番多い300万〜400万の家庭の負担がに多くなる。
法人税に負担を回せば、従業員の待遇にも影響がでるという。

将来の社会保障費を見越し、全国民の負担によって維持しようとする消費税を党派を超えて決断した政治家野田氏の評価は各国民が判断するでしょう。
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/748.html#c32

コメント [政治・選挙・NHK295] 松井前代表の要らんオトコ気「萩生田応援」で維新内紛…大阪以外は最大7勝、全国政党化は夢の夢(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
21. ばくしんのとも[7] gs6CrYK1gvGCzILGguA 2024年10月22日 06:23:45 : iytbIEcV7M : NWRZTzJjUDBRenc=[3]
維新、なんぼのもんか
萩生田に、なんか匂うのか
有権者も、気づかなあかんやろ。
金しか、ないんちがうやろか。
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/750.html#c21
コメント [政治・選挙・NHK295] 野田立民では石破自民に勝てぬ(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
33. 新共産主義クラブ[-10936] kFaLpI5ZjuWLYINOg4mDdQ 2024年10月22日 06:25:20 : LfBwvrxARk :TOR cWhGa2lwN05EbUU=[1]
>>32 「天元」さん
>法人税に負担を回せば、従業員の待遇にも影響がでるという。

 ご参考まで。

◆ 野田氏、金融所得課税の強化強調 法人税引き上げも
(2024年10月15日 00時44分 共同通信)

 立憲民主党の野田佳彦代表は14日のTBS番組で、金融所得課税の強化や法人税の引き上げに言及した。税率が個人住民税を含めて一律20%の金融所得課税について「経済同友会幹事も25%ぐらいで良いと言っている。税率を高めることはあり得る」と語った。

 これに対し、石破茂首相は「貯蓄から投資への流れを変えてはいけない」と慎重姿勢を示した。

 野田氏は、法人税に関し「今まで引き下げ競争をやりすぎた。引き上げる余地がある」と語った。所得税についても「累進化を図っていくべきだ」とした。

https://www.47news.jp/11623793.html
 



http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/748.html#c33

コメント [近代史02] 君はアジアを解放する為に立ち上がった昭和天皇のあの雄姿を知っているか? 中川隆
249. 中川隆[-8780] koaQ7Jey 2024年10月22日 06:28:14 : dZ1znMeMU2 : QlpBN2wuYkZHNXM=[1]
<■287行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
2024-10-16
『日本のいちばん長い日』 -- 天皇の「わたくし自身はいかようになろうとも」発言はあったのか?
https://vergil.hateblo.jp/entry/2024/10/16/113231

日本のいちばん長い日 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E3%81%84%E3%81%A1%E3%81%B0%E3%82%93%E9%95%B7%E3%81%84%E6%97%A5


映画『日本のいちばん長い日』(1967年)
https://www.dailymotion.com/video/x8obxsl
https://www.bing.com/videos/search?q=%E6%98%A0%E7%94%BB%20%20%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E3%81%84%E3%81%A1%E3%81%B0%E3%82%93%E9%95%B7%E3%81%84%E6%97%A5%20&qs=n&form=QBVR&=%25e%E6%A4%9C%E7%B4%A2%E5%B1%A5%E6%AD%B4%E3%81%AE%E7%AE%A1%E7%90%86%25E&sp=-1&lq=0&pq=%E6%98%A0%E7%94%BB%20%20%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E3%81%84%E3%81%A1%E3%81%B0%E3%82%93%E9%95%B7%E3%81%84%E6%97%A5%20&sc=10-15&sk=&cvid=07A7D05E8AC044729CB84C60768D9D5F&ghsh=0&ghacc=0&ghpl=


岡本喜八監督による映画『日本のいちばん長い日』(1967年)。日本の降伏に至る最後の数日間、とりわけ8月15日の「玉音放送」までの24時間を、息詰まるような緊張感で描いた名作、と評価されている。

ただし、私はこれが名作とはまったく思わない。その理由は以前こちらの記事に書いておいた。

『日本のいちばん長い日』-- 名作と言われるこの映画も、改めて見直してみたら愚かな茶番劇でしかなかった。
https://vergil.hateblo.jp/entry/2021/04/08/074516

この映画の「感動的」シーンの一つに、最終的にポツダム宣言受諾を決めた御前会議(1945年8月14日)の席上、天皇裕仁が涙ながらに降伏を決意した理由を語る場面がある。

映画のこの場面での天皇の発言全文は以下のとおり。

(阿南陸相の受諾反対論を聞いた後で)

反対論の趣旨は、つぶさによく聞いた。

しかし、わたくしの考えは、この前も言ったとおりで、変わりはない。

これ以上戦争を続けることは、無理である。

陸海軍の将兵にとって、武装解除や保障占領は耐えられないであろう。

国民が玉砕して国に殉ぜんとする気持ちもよくわかる。

しかし…(ここでポケットからハンカチを出して涙を拭う)しかし、わたくし自身はいかようになろうとも、国民を…国民にこれ以上苦痛を舐めさせることは、わたくしには忍び得ない。(涙声)

できることは、何でもする。

わたくしが、直接国民に呼びかけるのがよければ、マイクの前にも立つ。

陸海軍将兵を納得させるのに陸軍大臣や海軍大臣が困難を感ずるのであれば、どこへでも出かけて、なだめて説き伏せる。

(鈴木総理に向かって)鈴木、内閣は至急、終戦に関する詔書を用意してほしい。

(列席者一同すすり泣き)

いかにも、苦しむ国民を救うために我が身の危険もかえりみずに決断を下す指導者、というイメージだが、裕仁は本当にこんなことを言ったのだろうか?

敗戦後は保身に汲々とし、マッカーサーに媚びていた裕仁の姿を知っていれば、こうした疑問が出てくるのは当然だろう。

原作である半藤一利の『日本のいちばん長い日』では、この天皇発言についてこう注記している。[1]

(9)天皇のお言葉は、左近司、太田、米内各大臣らの手記を参照し、鈴木総理にもたしかめて、下村宏氏が記述した左のものがいちばん忠実に写しとっているとされている 。

「反対論の趣旨はよく聞いたが、私の考えは、この前いったことに変りはない。私は、国内の事情と世界の現状をじゅうぶん考えて、これ以上戦争を継続することは無理と考える。国体問題についていろいろ危惧もあるということであるが、先方の回答文は悪意をもって書かれたものとは思えないし、要は、国民全体の信念と覚悟の問題であると思うから、この際先方の回答を、そのまま受諾してよろしいと考える。陸海軍の将兵にとって、武装解除や保障占領ということは堪えがたいことであることもよくわかる。国民が玉砕して君国に殉ぜんとする心持もよくわかるが、しかし、わたし自身はいかになろうとも、わたしは国民の生命を助けたいと思う。この上戦争をつづけては、結局、わが国が全く焦土となり、国民にこれ以上苦痛をなめさせることは、わたしとして忍びない。この際和平の手段にでても、もとより先方のやり方に全幅の信頼をおきがたいことは当然であるが、日本がまったくなくなるという結果にくらべて、少しでも種子が残りさえすれば、さらにまた復興という光明も考えられる。わたしは、明治天皇が三国干渉のときの苦しいお心持をしのび、堪えがたきを堪え、忍びがたきを忍び、将来の回復に期待したいと思う。これからは日本は平和な国として再建するのであるが、これはむずかしいことであり、また時も長くかかることと思うが、国民が心をあわせ、協力一致して努力すれば、かならずできると思う。わたしも国民とともに努力する。

 今日まで戦場にあって、戦死し、あるいは、内地にいて非命にたおれたものやその遺族のことを思えば、悲嘆に堪えないし、戦傷を負い、戦災を蒙り、家業を失ったものの今後の生活については、わたしは心配に堪えない。この際、わたしのできることはなんでもする。国民はいまなにも知らないでいるのだから定めて動揺すると思うが、わたしが国民に呼びかけることがよければいつでもマイクの前に立つ。陸海軍将兵はとくに動揺も大きく、陸海軍大臣は、その心持をなだめるのに、相当困難を感ずるであろうが、必要があれば、わたしはどこへでも出かけて親しく説きさとしてもよい。内閣では、至急に終戦に関する詔書を用意してほしい」

本文での御前会議の描写もこの内容に基づいたものとなっており、映画版の天皇発言は、脚本を書いた橋本忍(戦後日本人の被害者意識をくすぐって大ヒットした『私は貝になりたい』の脚本家でもある)による、この内容の見事な要約と言えるだろう。

ところが、半藤はこれに続けて御前会議に出席していた陸軍参謀総長 梅津美治郎によるメモの内容も載せていて、こちらの天皇発言は大きく違うのだ。[2]

 なお梅津参謀総長の鉛筆書きのメモが残されている。それによれば、天皇の発言は、

「自分ノ非常ノ決意ニハ変リナイ

 内外ノ情勢、国内ノ情態、彼我国力戦力ヨリ判断シテ軽々二考へタモノデハナイ

 国体二就テハ敵モ認メテ居ルト思フ 毛頭不安ナシ 敵ノ保障占領ニ関シテハ一抹ノ不安ガナイデハナイガ 戦争ヲ継続スレバ国体モ国家ノ将来モナクナル 即チモトモ子モナクナル

 今停戦セバ将来発展ノ根基ハ残ル

 武装解除ハ堪へ得ナイガ 国家ト国民ノ幸福ノ為ニハ明治大帝ガ三国干渉二対スルト同様ノ気持デヤラネバナラヌ

 ドウカ賛成シテ呉レ

 陸海軍ノ統制モ困難ガアラウ

 自分自ラ『ラヂオ』放送シテモヨロシイ

 速二詔書ヲ出シテ此ノ心持ヲ伝へヨ」

と要約されている。

こちらには「わたし自身はいかになろうとも」云々の言葉はないし、降伏を決めた理由も、降伏しても「国体(天皇制)」は維持できると確信しており、逆に降伏しなければそれが「元も子もなくなる」からである。

大本営『機密戦争日誌』には、同じく御前会議に出席していた陸軍省軍務局長 吉住正雄から伝達された、「御言葉」の要旨が記録されている。[3][4]

十、次デ、軍務局長ヨリ、本日御前会議ニ於ケル御言葉ヲ伝達ス。要旨左ノ如シ。

自分ノ此ノ非常ノ決意ハ変リハナイ。

内外ノ動静国内ノ状況、彼我戦力ノ問題等、此等ノ比較二附テモ軽々二判断シタモノデハナイ。

此ノ度ノ処置ハ、国体ノ破壊トナルカ、否しかラズ、敵ハ国体ヲ認メルト思フ。之ニ附テハ不安ハ毛頭ナイ。唯反対ノ意見(陸相、両総長ノ意見ヲ指ス)ニ附テハ、字句ノ問題卜思フ。一部反対ノ者ノ意見ノ様ニ、敵二我国土ヲ保障占領セラレタ後ニドウナルカ、之二附テ不安ハアル。然シ戦争ヲ継続スレバ、国体モ何モ皆ナクナッテシマヒ、玉砕ノミダ。今、此ノ処置ラスレバ、多少ナリトモ力ちからハ残ル。コレガ将来発展ノ種ニナルモノト思フ。

――以下御涙卜共ニ――

忠勇ナル日本ノ軍隊ヲ、武装解除スルコトハ堪エラレヌコトダ。然シ国家ノ為ニハ、之モ実行セネバナラヌ。明治天皇ノ、三国干渉ノ時ノ御心境ヲ心トシテヤルノダ。

ドウカ賛成ヲシテ呉レ。

之ガ為ニハ、国民二詔書ヲ出シテ呉レ。陸海軍ノ統制ノ困難ナコトモ知ッテ居ル。之ニモヨク気持ヲ伝ヘル為、詔書ヲ出シテ呉レ。ラヂオ放送モシテヨイ。如何ナル方法モ採ルカラ。

内容は梅津メモとよく一致している。

また、こちらの発言要旨からは、裕仁が涙を流したのは国民の苦難を思ってのことなどではなく、自分の軍隊である皇軍を武装解除させられる屈辱からであったことも分かる。

御前会議の席上でリアルタイムに書かれたメモや当日中に伝達された内容と、戦後になってから関係者(単にその場にいた人ではなく、裕仁を免責したいという強い動機を持つ利害関係者である)の手記や聞き取りをもとに書かれた内容と、どちらが信用できるだろうか?

常識的に考えて、答えは自明だろう。

ついでに言えば、下村宏がまとめた天皇発言自体からも不自然さは読み取れる。

裕仁は「明治天皇が三国干渉のときの苦しいお心持をしのび、堪えがたきを堪え、忍びがたきを忍び、将来の回復に期待したいと思う」と言っているのだが、三国干渉とは、西欧列強の圧力により日清戦争で日本が清から強奪した権益の一部(遼東半島)を返還させられたものだ。

確かに明治天皇睦仁にとっては屈辱だっただろうが、天皇その人が戦犯として裁かれるかどうか(処刑もあり得る)という事態とでは比較にもならない些事だろう。三国干渉がどうこうと言っている時点で、裕仁には「わたし自身はいかになろうとも」などという覚悟はないのだ。(ちなみに映画版ではこの「三国干渉」云々はカットされている。)

ところで、半藤が「いちばん忠実に写しとっているとされている」と評する内容を記した下村宏は、鈴木貫太郎内閣の情報局総裁である。つまり、玉音放送の直前までデタラメを流し続けてきた大本営発表の親玉なのだ。

映画『日本のいちばん長い日』で描かれた感動シーンは、下村宏がでっち上げたシナリオを半藤一利がもっともらしく修飾し、橋本忍が感動ストーリーに仕上げた醜悪なフェイクでしかない。

[1] 半藤一利 『日本のいちばん長い日 決定版』 文春文庫 2006年 P.73-74
[2] 同 P.74-75
[3] 軍事史学会編 『大本営陸軍部戦争指導班 機密戦争日誌 下』 錦正社 1998年 P.763-764
[4] 岩井秀一郎 『最後の参謀総長 梅津美治郎』 祥伝社 2021年 P.225-226
https://vergil.hateblo.jp/entry/2024/10/16/113231


▲△▽▼


2021-04-08
『日本のいちばん長い日』-- 名作と言われるこの映画も、改めて見直してみたら愚かな茶番劇でしかなかった。
https://vergil.hateblo.jp/entry/2021/04/08/074516

半藤一利の原作をほぼ忠実に映画化した、岡本喜八監督の映画『日本のいちばん長い日』(1967年)。日本の降伏に至る最後の数日間、とりわけ8月15日の「玉音放送」までの24時間を、息詰まるような緊張感で描いた名作と評価されている。

以前見たときは確かに私もそう感じたのだが、最近改めて見直してみたところ、もう、この映画はただの茶番劇にしか見えなくなっていた。

脚本や演出が悪いのではない。役者の演技が大根というわけでもない。実際、この映画では、錚々たる名優たちがそれぞれの役を熱演していた。

鈴木貫太郎首相 - 笠智衆
阿南惟幾陸相 - 三船敏郎
米内光政海相 - 山村聡
天皇裕仁 - 松本幸四郎
下村宏情報局総裁 - 志村喬
井田正孝中佐 - 高橋悦史
畑中健二少佐 - 黒沢年男
徳川義寛侍従 - 小林桂樹

ダメだったのは、彼らが演じた人物たちそのものだ。

号泣する男たち
この映画では、いい大人の、それも責任ある地位にある男たちが、実によく泣いている。

たとえば、ポツダム宣言の受諾にあたって、天皇および日本政府の権限は連合国軍最高司令官に「subject to(従属)」する、という条件を受け入れるかどうか、閣議では決められないまま8月14日11時頃から開かれた御前会議の場面。

裕仁が立ち上がり、「わたくし自身はいかようになろうとも、国民にこれ以上苦痛をなめさせることは、わたくしには忍び得ない。できることは何でもする。わたくしが国民に直接呼びかけることがよければ、マイクの前にも立つ」と語ると、居並んだ閣僚たちはみな嗚咽をもらし、ある者など椅子からくずれ落ちて絨毯に膝をつき、泣き声を上げる。裕仁本人もしきりにハンカチを頬に当てて涙をぬぐっている。

バカじゃなかろうか。

事ここに至ったのは、戦局が既に絶望的になっているにもかかわらず戦争をやめるという決断ができず、何の見通しもないままずるずると事態を引き延ばしてきたこの者たちの無能・無責任のせいではないか。

もちろんこの無責任集団には裕仁本人も含まれる。半年前の45年2月、近衛文麿元首相が「敗戦は遺憾ながら最早必至なりと存じ候」と上奏して終戦交渉を促したとき、「もう一度戦果を挙げてからでないとなかなか話はむずかしいと思う」とこれを拒絶したのは裕仁だったのだから[1][2]。仮にこの時点で降伏に向けた交渉を始めていれば、東京大空襲も沖縄戦も原爆もなく、国民に無用の苦痛をなめさせずに済んだはずだ。

「わたくし自身はいかようになろうとも」という裕仁のご立派な発言も、せいぜいその場の雰囲気にのまれて口走った程度でしかなかったことは、その後責任回避に汲々とし、退位すら拒否したその行動から明らかだろう。

御前会議から戻った阿南陸相に無条件降伏が決まったと聞かされ、陸軍省の幕僚たちが号泣するという場面もあった。

彼らが呼号してきた本土決戦が不可能になり、(もともと成算はゼロだったのだが)上陸してきた連合軍に痛撃を加えて有利な講和に持ち込むことも、最後まで戦って「悠久の大義」に散ることもできなくなった痛憤からだろうが、なんという幼稚さか。

お前たちが安全な内地で非現実的な作戦計画にうつつを抜かしていたころ、前線ではロクな補給も受けられないまま兵たちがばたばたと餓死し、あるいはバンザイ突撃で無意味な死を強いられていたのだ。

だいたい、大事な夫や息子や父親や兄弟を徴兵された家族たちは、彼らが白木の箱に収められた一片の骨、ひどい場合には珊瑚のかけらや石ころになって帰ってきても、お国のために命を捧げた名誉なこととして、泣くことすら許されなかったのだ。そんな非道を強いてきたお前たちに、自分らの妄想が実現できなくなっただけで泣く資格などありはしない。

最後の場面に至ってなお字句の修正に執着する愚か者たち
無条件降伏が決定し、「玉音放送」で裕仁が読み上げる「終戦の詔書」を作成する段階になると、閣僚たちは今度はその細かな字句の修正にまた貴重な時間を費やしていく。

大して長くもない詔書なのに、修正は何十箇所にも及んだ。

とりわけバカバカしいのは、原案のまま「戦勢日に非にして」とするか「戦局好転せず」と修正すべきかをめぐって争われた論戦だろう。


阿南陸相は、「個々の戦闘では負けたが、最後の勝負はまだついておらん」「陸軍は小さな島で戦いをやっただけで、一度も本格的な会戦はやっておらん」「しかるに負けたという、この戦勢非にしてというのでは、その死んでいった三百万の人々になんとして申し訳が立つ」と言って修正を主張するのだが、「戦勢日に非にして」であろうが「戦局好転せず」であろうが、どちらにしても、負けっぱなしでもうどうしようもない、という意味に違いはない。こんな字句にこだわることに何の意味があるのか。

ちなみに、映画ではセリフとして出てこないが、阿南は「この原案のままではいままでの大本営発表がすべて虚構であったということになる」とも述べたようだが[3]、詔書の文面をどういじろうが大本営発表が嘘だらけだったことに変わりはない。字句をいじって現実を糊塗しようとするその手口は大本営発表そのままであり、そういうことをしているからこんな事態に追い込まれたのだ。

すったもんだの末、詔書は裕仁本人も数箇所修正してようやく完成するのだが、粗末なラジオで雑音だらけの玉音放送を聞かされた国民には、どうやら戦争に敗けたらしい、とおぼろげに理解できただけで細かな文言など聞き取れなかったのだから、もはや笑うしかない。

戦争犯罪の証拠を燃やす隠蔽行為をあっさりスルー
降伏と聞いて号泣したり虚脱状態に陥っていた陸軍中央の一部若手将校たちは、やがて宮城を占拠して玉音放送の録音盤を奪取し、天皇に翻意させて戦争継続に持ち込もうという、クーデター計画に走っていく。

彼らが陸軍省で愚かな計画を練っていた頃、その背景として、裏庭にせっせと省内にある文書を持ち出しては焼き捨てる光景が映し出されていた。

これは、侵略戦争の犯罪性を示す証拠を隠滅しようとする、それ自体重大な犯罪行為である。後に、主犯の一人である奥野誠亮が次のように平然と述べている。(読売新聞 2015/8/11)

 もう一つ決めたことは、公文書の焼却だ。ポツダム宣言は「戦犯の処罰」を書いていて、戦犯問題が起きるから、戦犯にかかわるような文書は全部焼いちまえ、となったんだ。会議では私が「証拠にされるような公文書は全部焼かせてしまおう」と言った。犯罪人を出さないためにね。

だいたい、政府・軍部はこの戦争を、欧米の植民地支配からアジアを解放する正義の戦いだと言ってきたではないか。それが事実なら、ここで燃やされている膨大な書類は、たとえ敗けても裁判の場で連合国に対して日本の正当性を主張するための貴重な証拠となったはずだ。それを自分で燃やしてしまうというのは、「正義の戦い」など大嘘だったことを自ら白状しているに等しい。

しかしこの映画では、そうした犯罪性には一切言及することなく、まるで当然のことのように燃やされる書類の山を淡々と映しているだけだった。

エンディングから垣間見える独善的歴史観
ある映画が何を描いてきたのかは、そのエンディングに集約した形で示される。

この映画の終わりでは、廃墟となった街や戦死者の姿に重ねて、次のような文字列が映し出される。

「太平洋戦争に兵士として参加した日本人 1,000万人(日本人男子の1/4)」

「戦死者200万人 一般国民の死者100万人 計300万人(5世帯に1人の割合いで肉親を失う)」

「家を焼かれ 財産を失った者 1,500万人」

そしてナレーションで「いま私たちは、このようにおびただしい同胞の血と汗と涙であがなった平和を確かめ、そして、日本と日本人の上に再びこのような日が訪れないことを願うのみである。ただそれだけを…」と締めくくられるのだが、そこに、日本がどれほどの惨害を近隣アジア諸国に与えてきたかの言及は一切ない。ただひたすら、戦争で日本人はこんなにひどい目にあった、だから平和が大事、というだけである。

この映画は、自分たちが何をしてしまったのかへの反省がまったくない、最後まで独善的な茶番劇でしかなかった。


[1] 吉田裕 『昭和天皇の終戦史』 岩波新書 1992年 P.22
[2] 山田朗 『昭和天皇の戦争 ー「昭和天皇実録」に残されたこと・消されたこと』 岩波書店 2017年 P.244-245
[3] 半藤一利 『日本のいちばん長い日 決定版』 文春文庫 2006年 P.124
https://vergil.hateblo.jp/entry/2021/04/08/074516
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/312.html#c249

コメント [近代史02] 昭和天皇が戦争狂になった訳 中川隆
102. 中川隆[-8779] koaQ7Jey 2024年10月22日 06:28:32 : dZ1znMeMU2 : QlpBN2wuYkZHNXM=[2]
<■287行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
2024-10-16
『日本のいちばん長い日』 -- 天皇の「わたくし自身はいかようになろうとも」発言はあったのか?
https://vergil.hateblo.jp/entry/2024/10/16/113231

日本のいちばん長い日 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E3%81%84%E3%81%A1%E3%81%B0%E3%82%93%E9%95%B7%E3%81%84%E6%97%A5


映画『日本のいちばん長い日』(1967年)
https://www.dailymotion.com/video/x8obxsl
https://www.bing.com/videos/search?q=%E6%98%A0%E7%94%BB%20%20%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E3%81%84%E3%81%A1%E3%81%B0%E3%82%93%E9%95%B7%E3%81%84%E6%97%A5%20&qs=n&form=QBVR&=%25e%E6%A4%9C%E7%B4%A2%E5%B1%A5%E6%AD%B4%E3%81%AE%E7%AE%A1%E7%90%86%25E&sp=-1&lq=0&pq=%E6%98%A0%E7%94%BB%20%20%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E3%81%84%E3%81%A1%E3%81%B0%E3%82%93%E9%95%B7%E3%81%84%E6%97%A5%20&sc=10-15&sk=&cvid=07A7D05E8AC044729CB84C60768D9D5F&ghsh=0&ghacc=0&ghpl=


岡本喜八監督による映画『日本のいちばん長い日』(1967年)。日本の降伏に至る最後の数日間、とりわけ8月15日の「玉音放送」までの24時間を、息詰まるような緊張感で描いた名作、と評価されている。

ただし、私はこれが名作とはまったく思わない。その理由は以前こちらの記事に書いておいた。

『日本のいちばん長い日』-- 名作と言われるこの映画も、改めて見直してみたら愚かな茶番劇でしかなかった。
https://vergil.hateblo.jp/entry/2021/04/08/074516

この映画の「感動的」シーンの一つに、最終的にポツダム宣言受諾を決めた御前会議(1945年8月14日)の席上、天皇裕仁が涙ながらに降伏を決意した理由を語る場面がある。

映画のこの場面での天皇の発言全文は以下のとおり。

(阿南陸相の受諾反対論を聞いた後で)

反対論の趣旨は、つぶさによく聞いた。

しかし、わたくしの考えは、この前も言ったとおりで、変わりはない。

これ以上戦争を続けることは、無理である。

陸海軍の将兵にとって、武装解除や保障占領は耐えられないであろう。

国民が玉砕して国に殉ぜんとする気持ちもよくわかる。

しかし…(ここでポケットからハンカチを出して涙を拭う)しかし、わたくし自身はいかようになろうとも、国民を…国民にこれ以上苦痛を舐めさせることは、わたくしには忍び得ない。(涙声)

できることは、何でもする。

わたくしが、直接国民に呼びかけるのがよければ、マイクの前にも立つ。

陸海軍将兵を納得させるのに陸軍大臣や海軍大臣が困難を感ずるのであれば、どこへでも出かけて、なだめて説き伏せる。

(鈴木総理に向かって)鈴木、内閣は至急、終戦に関する詔書を用意してほしい。

(列席者一同すすり泣き)

いかにも、苦しむ国民を救うために我が身の危険もかえりみずに決断を下す指導者、というイメージだが、裕仁は本当にこんなことを言ったのだろうか?

敗戦後は保身に汲々とし、マッカーサーに媚びていた裕仁の姿を知っていれば、こうした疑問が出てくるのは当然だろう。

原作である半藤一利の『日本のいちばん長い日』では、この天皇発言についてこう注記している。[1]

(9)天皇のお言葉は、左近司、太田、米内各大臣らの手記を参照し、鈴木総理にもたしかめて、下村宏氏が記述した左のものがいちばん忠実に写しとっているとされている 。

「反対論の趣旨はよく聞いたが、私の考えは、この前いったことに変りはない。私は、国内の事情と世界の現状をじゅうぶん考えて、これ以上戦争を継続することは無理と考える。国体問題についていろいろ危惧もあるということであるが、先方の回答文は悪意をもって書かれたものとは思えないし、要は、国民全体の信念と覚悟の問題であると思うから、この際先方の回答を、そのまま受諾してよろしいと考える。陸海軍の将兵にとって、武装解除や保障占領ということは堪えがたいことであることもよくわかる。国民が玉砕して君国に殉ぜんとする心持もよくわかるが、しかし、わたし自身はいかになろうとも、わたしは国民の生命を助けたいと思う。この上戦争をつづけては、結局、わが国が全く焦土となり、国民にこれ以上苦痛をなめさせることは、わたしとして忍びない。この際和平の手段にでても、もとより先方のやり方に全幅の信頼をおきがたいことは当然であるが、日本がまったくなくなるという結果にくらべて、少しでも種子が残りさえすれば、さらにまた復興という光明も考えられる。わたしは、明治天皇が三国干渉のときの苦しいお心持をしのび、堪えがたきを堪え、忍びがたきを忍び、将来の回復に期待したいと思う。これからは日本は平和な国として再建するのであるが、これはむずかしいことであり、また時も長くかかることと思うが、国民が心をあわせ、協力一致して努力すれば、かならずできると思う。わたしも国民とともに努力する。

 今日まで戦場にあって、戦死し、あるいは、内地にいて非命にたおれたものやその遺族のことを思えば、悲嘆に堪えないし、戦傷を負い、戦災を蒙り、家業を失ったものの今後の生活については、わたしは心配に堪えない。この際、わたしのできることはなんでもする。国民はいまなにも知らないでいるのだから定めて動揺すると思うが、わたしが国民に呼びかけることがよければいつでもマイクの前に立つ。陸海軍将兵はとくに動揺も大きく、陸海軍大臣は、その心持をなだめるのに、相当困難を感ずるであろうが、必要があれば、わたしはどこへでも出かけて親しく説きさとしてもよい。内閣では、至急に終戦に関する詔書を用意してほしい」

本文での御前会議の描写もこの内容に基づいたものとなっており、映画版の天皇発言は、脚本を書いた橋本忍(戦後日本人の被害者意識をくすぐって大ヒットした『私は貝になりたい』の脚本家でもある)による、この内容の見事な要約と言えるだろう。

ところが、半藤はこれに続けて御前会議に出席していた陸軍参謀総長 梅津美治郎によるメモの内容も載せていて、こちらの天皇発言は大きく違うのだ。[2]

 なお梅津参謀総長の鉛筆書きのメモが残されている。それによれば、天皇の発言は、

「自分ノ非常ノ決意ニハ変リナイ

 内外ノ情勢、国内ノ情態、彼我国力戦力ヨリ判断シテ軽々二考へタモノデハナイ

 国体二就テハ敵モ認メテ居ルト思フ 毛頭不安ナシ 敵ノ保障占領ニ関シテハ一抹ノ不安ガナイデハナイガ 戦争ヲ継続スレバ国体モ国家ノ将来モナクナル 即チモトモ子モナクナル

 今停戦セバ将来発展ノ根基ハ残ル

 武装解除ハ堪へ得ナイガ 国家ト国民ノ幸福ノ為ニハ明治大帝ガ三国干渉二対スルト同様ノ気持デヤラネバナラヌ

 ドウカ賛成シテ呉レ

 陸海軍ノ統制モ困難ガアラウ

 自分自ラ『ラヂオ』放送シテモヨロシイ

 速二詔書ヲ出シテ此ノ心持ヲ伝へヨ」

と要約されている。

こちらには「わたし自身はいかになろうとも」云々の言葉はないし、降伏を決めた理由も、降伏しても「国体(天皇制)」は維持できると確信しており、逆に降伏しなければそれが「元も子もなくなる」からである。

大本営『機密戦争日誌』には、同じく御前会議に出席していた陸軍省軍務局長 吉住正雄から伝達された、「御言葉」の要旨が記録されている。[3][4]

十、次デ、軍務局長ヨリ、本日御前会議ニ於ケル御言葉ヲ伝達ス。要旨左ノ如シ。

自分ノ此ノ非常ノ決意ハ変リハナイ。

内外ノ動静国内ノ状況、彼我戦力ノ問題等、此等ノ比較二附テモ軽々二判断シタモノデハナイ。

此ノ度ノ処置ハ、国体ノ破壊トナルカ、否しかラズ、敵ハ国体ヲ認メルト思フ。之ニ附テハ不安ハ毛頭ナイ。唯反対ノ意見(陸相、両総長ノ意見ヲ指ス)ニ附テハ、字句ノ問題卜思フ。一部反対ノ者ノ意見ノ様ニ、敵二我国土ヲ保障占領セラレタ後ニドウナルカ、之二附テ不安ハアル。然シ戦争ヲ継続スレバ、国体モ何モ皆ナクナッテシマヒ、玉砕ノミダ。今、此ノ処置ラスレバ、多少ナリトモ力ちからハ残ル。コレガ将来発展ノ種ニナルモノト思フ。

――以下御涙卜共ニ――

忠勇ナル日本ノ軍隊ヲ、武装解除スルコトハ堪エラレヌコトダ。然シ国家ノ為ニハ、之モ実行セネバナラヌ。明治天皇ノ、三国干渉ノ時ノ御心境ヲ心トシテヤルノダ。

ドウカ賛成ヲシテ呉レ。

之ガ為ニハ、国民二詔書ヲ出シテ呉レ。陸海軍ノ統制ノ困難ナコトモ知ッテ居ル。之ニモヨク気持ヲ伝ヘル為、詔書ヲ出シテ呉レ。ラヂオ放送モシテヨイ。如何ナル方法モ採ルカラ。

内容は梅津メモとよく一致している。

また、こちらの発言要旨からは、裕仁が涙を流したのは国民の苦難を思ってのことなどではなく、自分の軍隊である皇軍を武装解除させられる屈辱からであったことも分かる。

御前会議の席上でリアルタイムに書かれたメモや当日中に伝達された内容と、戦後になってから関係者(単にその場にいた人ではなく、裕仁を免責したいという強い動機を持つ利害関係者である)の手記や聞き取りをもとに書かれた内容と、どちらが信用できるだろうか?

常識的に考えて、答えは自明だろう。

ついでに言えば、下村宏がまとめた天皇発言自体からも不自然さは読み取れる。

裕仁は「明治天皇が三国干渉のときの苦しいお心持をしのび、堪えがたきを堪え、忍びがたきを忍び、将来の回復に期待したいと思う」と言っているのだが、三国干渉とは、西欧列強の圧力により日清戦争で日本が清から強奪した権益の一部(遼東半島)を返還させられたものだ。

確かに明治天皇睦仁にとっては屈辱だっただろうが、天皇その人が戦犯として裁かれるかどうか(処刑もあり得る)という事態とでは比較にもならない些事だろう。三国干渉がどうこうと言っている時点で、裕仁には「わたし自身はいかになろうとも」などという覚悟はないのだ。(ちなみに映画版ではこの「三国干渉」云々はカットされている。)

ところで、半藤が「いちばん忠実に写しとっているとされている」と評する内容を記した下村宏は、鈴木貫太郎内閣の情報局総裁である。つまり、玉音放送の直前までデタラメを流し続けてきた大本営発表の親玉なのだ。

映画『日本のいちばん長い日』で描かれた感動シーンは、下村宏がでっち上げたシナリオを半藤一利がもっともらしく修飾し、橋本忍が感動ストーリーに仕上げた醜悪なフェイクでしかない。

[1] 半藤一利 『日本のいちばん長い日 決定版』 文春文庫 2006年 P.73-74
[2] 同 P.74-75
[3] 軍事史学会編 『大本営陸軍部戦争指導班 機密戦争日誌 下』 錦正社 1998年 P.763-764
[4] 岩井秀一郎 『最後の参謀総長 梅津美治郎』 祥伝社 2021年 P.225-226
https://vergil.hateblo.jp/entry/2024/10/16/113231


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2021-04-08
『日本のいちばん長い日』-- 名作と言われるこの映画も、改めて見直してみたら愚かな茶番劇でしかなかった。
https://vergil.hateblo.jp/entry/2021/04/08/074516

半藤一利の原作をほぼ忠実に映画化した、岡本喜八監督の映画『日本のいちばん長い日』(1967年)。日本の降伏に至る最後の数日間、とりわけ8月15日の「玉音放送」までの24時間を、息詰まるような緊張感で描いた名作と評価されている。

以前見たときは確かに私もそう感じたのだが、最近改めて見直してみたところ、もう、この映画はただの茶番劇にしか見えなくなっていた。

脚本や演出が悪いのではない。役者の演技が大根というわけでもない。実際、この映画では、錚々たる名優たちがそれぞれの役を熱演していた。

鈴木貫太郎首相 - 笠智衆
阿南惟幾陸相 - 三船敏郎
米内光政海相 - 山村聡
天皇裕仁 - 松本幸四郎
下村宏情報局総裁 - 志村喬
井田正孝中佐 - 高橋悦史
畑中健二少佐 - 黒沢年男
徳川義寛侍従 - 小林桂樹

ダメだったのは、彼らが演じた人物たちそのものだ。

号泣する男たち
この映画では、いい大人の、それも責任ある地位にある男たちが、実によく泣いている。

たとえば、ポツダム宣言の受諾にあたって、天皇および日本政府の権限は連合国軍最高司令官に「subject to(従属)」する、という条件を受け入れるかどうか、閣議では決められないまま8月14日11時頃から開かれた御前会議の場面。

裕仁が立ち上がり、「わたくし自身はいかようになろうとも、国民にこれ以上苦痛をなめさせることは、わたくしには忍び得ない。できることは何でもする。わたくしが国民に直接呼びかけることがよければ、マイクの前にも立つ」と語ると、居並んだ閣僚たちはみな嗚咽をもらし、ある者など椅子からくずれ落ちて絨毯に膝をつき、泣き声を上げる。裕仁本人もしきりにハンカチを頬に当てて涙をぬぐっている。

バカじゃなかろうか。

事ここに至ったのは、戦局が既に絶望的になっているにもかかわらず戦争をやめるという決断ができず、何の見通しもないままずるずると事態を引き延ばしてきたこの者たちの無能・無責任のせいではないか。

もちろんこの無責任集団には裕仁本人も含まれる。半年前の45年2月、近衛文麿元首相が「敗戦は遺憾ながら最早必至なりと存じ候」と上奏して終戦交渉を促したとき、「もう一度戦果を挙げてからでないとなかなか話はむずかしいと思う」とこれを拒絶したのは裕仁だったのだから[1][2]。仮にこの時点で降伏に向けた交渉を始めていれば、東京大空襲も沖縄戦も原爆もなく、国民に無用の苦痛をなめさせずに済んだはずだ。

「わたくし自身はいかようになろうとも」という裕仁のご立派な発言も、せいぜいその場の雰囲気にのまれて口走った程度でしかなかったことは、その後責任回避に汲々とし、退位すら拒否したその行動から明らかだろう。

御前会議から戻った阿南陸相に無条件降伏が決まったと聞かされ、陸軍省の幕僚たちが号泣するという場面もあった。

彼らが呼号してきた本土決戦が不可能になり、(もともと成算はゼロだったのだが)上陸してきた連合軍に痛撃を加えて有利な講和に持ち込むことも、最後まで戦って「悠久の大義」に散ることもできなくなった痛憤からだろうが、なんという幼稚さか。

お前たちが安全な内地で非現実的な作戦計画にうつつを抜かしていたころ、前線ではロクな補給も受けられないまま兵たちがばたばたと餓死し、あるいはバンザイ突撃で無意味な死を強いられていたのだ。

だいたい、大事な夫や息子や父親や兄弟を徴兵された家族たちは、彼らが白木の箱に収められた一片の骨、ひどい場合には珊瑚のかけらや石ころになって帰ってきても、お国のために命を捧げた名誉なこととして、泣くことすら許されなかったのだ。そんな非道を強いてきたお前たちに、自分らの妄想が実現できなくなっただけで泣く資格などありはしない。

最後の場面に至ってなお字句の修正に執着する愚か者たち
無条件降伏が決定し、「玉音放送」で裕仁が読み上げる「終戦の詔書」を作成する段階になると、閣僚たちは今度はその細かな字句の修正にまた貴重な時間を費やしていく。

大して長くもない詔書なのに、修正は何十箇所にも及んだ。

とりわけバカバカしいのは、原案のまま「戦勢日に非にして」とするか「戦局好転せず」と修正すべきかをめぐって争われた論戦だろう。


阿南陸相は、「個々の戦闘では負けたが、最後の勝負はまだついておらん」「陸軍は小さな島で戦いをやっただけで、一度も本格的な会戦はやっておらん」「しかるに負けたという、この戦勢非にしてというのでは、その死んでいった三百万の人々になんとして申し訳が立つ」と言って修正を主張するのだが、「戦勢日に非にして」であろうが「戦局好転せず」であろうが、どちらにしても、負けっぱなしでもうどうしようもない、という意味に違いはない。こんな字句にこだわることに何の意味があるのか。

ちなみに、映画ではセリフとして出てこないが、阿南は「この原案のままではいままでの大本営発表がすべて虚構であったということになる」とも述べたようだが[3]、詔書の文面をどういじろうが大本営発表が嘘だらけだったことに変わりはない。字句をいじって現実を糊塗しようとするその手口は大本営発表そのままであり、そういうことをしているからこんな事態に追い込まれたのだ。

すったもんだの末、詔書は裕仁本人も数箇所修正してようやく完成するのだが、粗末なラジオで雑音だらけの玉音放送を聞かされた国民には、どうやら戦争に敗けたらしい、とおぼろげに理解できただけで細かな文言など聞き取れなかったのだから、もはや笑うしかない。

戦争犯罪の証拠を燃やす隠蔽行為をあっさりスルー
降伏と聞いて号泣したり虚脱状態に陥っていた陸軍中央の一部若手将校たちは、やがて宮城を占拠して玉音放送の録音盤を奪取し、天皇に翻意させて戦争継続に持ち込もうという、クーデター計画に走っていく。

彼らが陸軍省で愚かな計画を練っていた頃、その背景として、裏庭にせっせと省内にある文書を持ち出しては焼き捨てる光景が映し出されていた。

これは、侵略戦争の犯罪性を示す証拠を隠滅しようとする、それ自体重大な犯罪行為である。後に、主犯の一人である奥野誠亮が次のように平然と述べている。(読売新聞 2015/8/11)

 もう一つ決めたことは、公文書の焼却だ。ポツダム宣言は「戦犯の処罰」を書いていて、戦犯問題が起きるから、戦犯にかかわるような文書は全部焼いちまえ、となったんだ。会議では私が「証拠にされるような公文書は全部焼かせてしまおう」と言った。犯罪人を出さないためにね。

だいたい、政府・軍部はこの戦争を、欧米の植民地支配からアジアを解放する正義の戦いだと言ってきたではないか。それが事実なら、ここで燃やされている膨大な書類は、たとえ敗けても裁判の場で連合国に対して日本の正当性を主張するための貴重な証拠となったはずだ。それを自分で燃やしてしまうというのは、「正義の戦い」など大嘘だったことを自ら白状しているに等しい。

しかしこの映画では、そうした犯罪性には一切言及することなく、まるで当然のことのように燃やされる書類の山を淡々と映しているだけだった。

エンディングから垣間見える独善的歴史観
ある映画が何を描いてきたのかは、そのエンディングに集約した形で示される。

この映画の終わりでは、廃墟となった街や戦死者の姿に重ねて、次のような文字列が映し出される。

「太平洋戦争に兵士として参加した日本人 1,000万人(日本人男子の1/4)」

「戦死者200万人 一般国民の死者100万人 計300万人(5世帯に1人の割合いで肉親を失う)」

「家を焼かれ 財産を失った者 1,500万人」

そしてナレーションで「いま私たちは、このようにおびただしい同胞の血と汗と涙であがなった平和を確かめ、そして、日本と日本人の上に再びこのような日が訪れないことを願うのみである。ただそれだけを…」と締めくくられるのだが、そこに、日本がどれほどの惨害を近隣アジア諸国に与えてきたかの言及は一切ない。ただひたすら、戦争で日本人はこんなにひどい目にあった、だから平和が大事、というだけである。

この映画は、自分たちが何をしてしまったのかへの反省がまったくない、最後まで独善的な茶番劇でしかなかった。


[1] 吉田裕 『昭和天皇の終戦史』 岩波新書 1992年 P.22
[2] 山田朗 『昭和天皇の戦争 ー「昭和天皇実録」に残されたこと・消されたこと』 岩波書店 2017年 P.244-245
[3] 半藤一利 『日本のいちばん長い日 決定版』 文春文庫 2006年 P.124
https://vergil.hateblo.jp/entry/2021/04/08/074516
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/321.html#c102

コメント [近代史02] 原爆投下が日本を救った_ ユダヤ人とトルーマンと昭和天皇に感謝 中川隆
70. 中川隆[-8778] koaQ7Jey 2024年10月22日 06:28:56 : dZ1znMeMU2 : QlpBN2wuYkZHNXM=[3]
<■287行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
2024-10-16
『日本のいちばん長い日』 -- 天皇の「わたくし自身はいかようになろうとも」発言はあったのか?
https://vergil.hateblo.jp/entry/2024/10/16/113231

日本のいちばん長い日 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E3%81%84%E3%81%A1%E3%81%B0%E3%82%93%E9%95%B7%E3%81%84%E6%97%A5


映画『日本のいちばん長い日』(1967年)
https://www.dailymotion.com/video/x8obxsl
https://www.bing.com/videos/search?q=%E6%98%A0%E7%94%BB%20%20%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E3%81%84%E3%81%A1%E3%81%B0%E3%82%93%E9%95%B7%E3%81%84%E6%97%A5%20&qs=n&form=QBVR&=%25e%E6%A4%9C%E7%B4%A2%E5%B1%A5%E6%AD%B4%E3%81%AE%E7%AE%A1%E7%90%86%25E&sp=-1&lq=0&pq=%E6%98%A0%E7%94%BB%20%20%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E3%81%84%E3%81%A1%E3%81%B0%E3%82%93%E9%95%B7%E3%81%84%E6%97%A5%20&sc=10-15&sk=&cvid=07A7D05E8AC044729CB84C60768D9D5F&ghsh=0&ghacc=0&ghpl=


岡本喜八監督による映画『日本のいちばん長い日』(1967年)。日本の降伏に至る最後の数日間、とりわけ8月15日の「玉音放送」までの24時間を、息詰まるような緊張感で描いた名作、と評価されている。

ただし、私はこれが名作とはまったく思わない。その理由は以前こちらの記事に書いておいた。

『日本のいちばん長い日』-- 名作と言われるこの映画も、改めて見直してみたら愚かな茶番劇でしかなかった。
https://vergil.hateblo.jp/entry/2021/04/08/074516

この映画の「感動的」シーンの一つに、最終的にポツダム宣言受諾を決めた御前会議(1945年8月14日)の席上、天皇裕仁が涙ながらに降伏を決意した理由を語る場面がある。

映画のこの場面での天皇の発言全文は以下のとおり。

(阿南陸相の受諾反対論を聞いた後で)

反対論の趣旨は、つぶさによく聞いた。

しかし、わたくしの考えは、この前も言ったとおりで、変わりはない。

これ以上戦争を続けることは、無理である。

陸海軍の将兵にとって、武装解除や保障占領は耐えられないであろう。

国民が玉砕して国に殉ぜんとする気持ちもよくわかる。

しかし…(ここでポケットからハンカチを出して涙を拭う)しかし、わたくし自身はいかようになろうとも、国民を…国民にこれ以上苦痛を舐めさせることは、わたくしには忍び得ない。(涙声)

できることは、何でもする。

わたくしが、直接国民に呼びかけるのがよければ、マイクの前にも立つ。

陸海軍将兵を納得させるのに陸軍大臣や海軍大臣が困難を感ずるのであれば、どこへでも出かけて、なだめて説き伏せる。

(鈴木総理に向かって)鈴木、内閣は至急、終戦に関する詔書を用意してほしい。

(列席者一同すすり泣き)

いかにも、苦しむ国民を救うために我が身の危険もかえりみずに決断を下す指導者、というイメージだが、裕仁は本当にこんなことを言ったのだろうか?

敗戦後は保身に汲々とし、マッカーサーに媚びていた裕仁の姿を知っていれば、こうした疑問が出てくるのは当然だろう。

原作である半藤一利の『日本のいちばん長い日』では、この天皇発言についてこう注記している。[1]

(9)天皇のお言葉は、左近司、太田、米内各大臣らの手記を参照し、鈴木総理にもたしかめて、下村宏氏が記述した左のものがいちばん忠実に写しとっているとされている 。

「反対論の趣旨はよく聞いたが、私の考えは、この前いったことに変りはない。私は、国内の事情と世界の現状をじゅうぶん考えて、これ以上戦争を継続することは無理と考える。国体問題についていろいろ危惧もあるということであるが、先方の回答文は悪意をもって書かれたものとは思えないし、要は、国民全体の信念と覚悟の問題であると思うから、この際先方の回答を、そのまま受諾してよろしいと考える。陸海軍の将兵にとって、武装解除や保障占領ということは堪えがたいことであることもよくわかる。国民が玉砕して君国に殉ぜんとする心持もよくわかるが、しかし、わたし自身はいかになろうとも、わたしは国民の生命を助けたいと思う。この上戦争をつづけては、結局、わが国が全く焦土となり、国民にこれ以上苦痛をなめさせることは、わたしとして忍びない。この際和平の手段にでても、もとより先方のやり方に全幅の信頼をおきがたいことは当然であるが、日本がまったくなくなるという結果にくらべて、少しでも種子が残りさえすれば、さらにまた復興という光明も考えられる。わたしは、明治天皇が三国干渉のときの苦しいお心持をしのび、堪えがたきを堪え、忍びがたきを忍び、将来の回復に期待したいと思う。これからは日本は平和な国として再建するのであるが、これはむずかしいことであり、また時も長くかかることと思うが、国民が心をあわせ、協力一致して努力すれば、かならずできると思う。わたしも国民とともに努力する。

 今日まで戦場にあって、戦死し、あるいは、内地にいて非命にたおれたものやその遺族のことを思えば、悲嘆に堪えないし、戦傷を負い、戦災を蒙り、家業を失ったものの今後の生活については、わたしは心配に堪えない。この際、わたしのできることはなんでもする。国民はいまなにも知らないでいるのだから定めて動揺すると思うが、わたしが国民に呼びかけることがよければいつでもマイクの前に立つ。陸海軍将兵はとくに動揺も大きく、陸海軍大臣は、その心持をなだめるのに、相当困難を感ずるであろうが、必要があれば、わたしはどこへでも出かけて親しく説きさとしてもよい。内閣では、至急に終戦に関する詔書を用意してほしい」

本文での御前会議の描写もこの内容に基づいたものとなっており、映画版の天皇発言は、脚本を書いた橋本忍(戦後日本人の被害者意識をくすぐって大ヒットした『私は貝になりたい』の脚本家でもある)による、この内容の見事な要約と言えるだろう。

ところが、半藤はこれに続けて御前会議に出席していた陸軍参謀総長 梅津美治郎によるメモの内容も載せていて、こちらの天皇発言は大きく違うのだ。[2]

 なお梅津参謀総長の鉛筆書きのメモが残されている。それによれば、天皇の発言は、

「自分ノ非常ノ決意ニハ変リナイ

 内外ノ情勢、国内ノ情態、彼我国力戦力ヨリ判断シテ軽々二考へタモノデハナイ

 国体二就テハ敵モ認メテ居ルト思フ 毛頭不安ナシ 敵ノ保障占領ニ関シテハ一抹ノ不安ガナイデハナイガ 戦争ヲ継続スレバ国体モ国家ノ将来モナクナル 即チモトモ子モナクナル

 今停戦セバ将来発展ノ根基ハ残ル

 武装解除ハ堪へ得ナイガ 国家ト国民ノ幸福ノ為ニハ明治大帝ガ三国干渉二対スルト同様ノ気持デヤラネバナラヌ

 ドウカ賛成シテ呉レ

 陸海軍ノ統制モ困難ガアラウ

 自分自ラ『ラヂオ』放送シテモヨロシイ

 速二詔書ヲ出シテ此ノ心持ヲ伝へヨ」

と要約されている。

こちらには「わたし自身はいかになろうとも」云々の言葉はないし、降伏を決めた理由も、降伏しても「国体(天皇制)」は維持できると確信しており、逆に降伏しなければそれが「元も子もなくなる」からである。

大本営『機密戦争日誌』には、同じく御前会議に出席していた陸軍省軍務局長 吉住正雄から伝達された、「御言葉」の要旨が記録されている。[3][4]

十、次デ、軍務局長ヨリ、本日御前会議ニ於ケル御言葉ヲ伝達ス。要旨左ノ如シ。

自分ノ此ノ非常ノ決意ハ変リハナイ。

内外ノ動静国内ノ状況、彼我戦力ノ問題等、此等ノ比較二附テモ軽々二判断シタモノデハナイ。

此ノ度ノ処置ハ、国体ノ破壊トナルカ、否しかラズ、敵ハ国体ヲ認メルト思フ。之ニ附テハ不安ハ毛頭ナイ。唯反対ノ意見(陸相、両総長ノ意見ヲ指ス)ニ附テハ、字句ノ問題卜思フ。一部反対ノ者ノ意見ノ様ニ、敵二我国土ヲ保障占領セラレタ後ニドウナルカ、之二附テ不安ハアル。然シ戦争ヲ継続スレバ、国体モ何モ皆ナクナッテシマヒ、玉砕ノミダ。今、此ノ処置ラスレバ、多少ナリトモ力ちからハ残ル。コレガ将来発展ノ種ニナルモノト思フ。

――以下御涙卜共ニ――

忠勇ナル日本ノ軍隊ヲ、武装解除スルコトハ堪エラレヌコトダ。然シ国家ノ為ニハ、之モ実行セネバナラヌ。明治天皇ノ、三国干渉ノ時ノ御心境ヲ心トシテヤルノダ。

ドウカ賛成ヲシテ呉レ。

之ガ為ニハ、国民二詔書ヲ出シテ呉レ。陸海軍ノ統制ノ困難ナコトモ知ッテ居ル。之ニモヨク気持ヲ伝ヘル為、詔書ヲ出シテ呉レ。ラヂオ放送モシテヨイ。如何ナル方法モ採ルカラ。

内容は梅津メモとよく一致している。

また、こちらの発言要旨からは、裕仁が涙を流したのは国民の苦難を思ってのことなどではなく、自分の軍隊である皇軍を武装解除させられる屈辱からであったことも分かる。

御前会議の席上でリアルタイムに書かれたメモや当日中に伝達された内容と、戦後になってから関係者(単にその場にいた人ではなく、裕仁を免責したいという強い動機を持つ利害関係者である)の手記や聞き取りをもとに書かれた内容と、どちらが信用できるだろうか?

常識的に考えて、答えは自明だろう。

ついでに言えば、下村宏がまとめた天皇発言自体からも不自然さは読み取れる。

裕仁は「明治天皇が三国干渉のときの苦しいお心持をしのび、堪えがたきを堪え、忍びがたきを忍び、将来の回復に期待したいと思う」と言っているのだが、三国干渉とは、西欧列強の圧力により日清戦争で日本が清から強奪した権益の一部(遼東半島)を返還させられたものだ。

確かに明治天皇睦仁にとっては屈辱だっただろうが、天皇その人が戦犯として裁かれるかどうか(処刑もあり得る)という事態とでは比較にもならない些事だろう。三国干渉がどうこうと言っている時点で、裕仁には「わたし自身はいかになろうとも」などという覚悟はないのだ。(ちなみに映画版ではこの「三国干渉」云々はカットされている。)

ところで、半藤が「いちばん忠実に写しとっているとされている」と評する内容を記した下村宏は、鈴木貫太郎内閣の情報局総裁である。つまり、玉音放送の直前までデタラメを流し続けてきた大本営発表の親玉なのだ。

映画『日本のいちばん長い日』で描かれた感動シーンは、下村宏がでっち上げたシナリオを半藤一利がもっともらしく修飾し、橋本忍が感動ストーリーに仕上げた醜悪なフェイクでしかない。

[1] 半藤一利 『日本のいちばん長い日 決定版』 文春文庫 2006年 P.73-74
[2] 同 P.74-75
[3] 軍事史学会編 『大本営陸軍部戦争指導班 機密戦争日誌 下』 錦正社 1998年 P.763-764
[4] 岩井秀一郎 『最後の参謀総長 梅津美治郎』 祥伝社 2021年 P.225-226
https://vergil.hateblo.jp/entry/2024/10/16/113231


▲△▽▼


2021-04-08
『日本のいちばん長い日』-- 名作と言われるこの映画も、改めて見直してみたら愚かな茶番劇でしかなかった。
https://vergil.hateblo.jp/entry/2021/04/08/074516

半藤一利の原作をほぼ忠実に映画化した、岡本喜八監督の映画『日本のいちばん長い日』(1967年)。日本の降伏に至る最後の数日間、とりわけ8月15日の「玉音放送」までの24時間を、息詰まるような緊張感で描いた名作と評価されている。

以前見たときは確かに私もそう感じたのだが、最近改めて見直してみたところ、もう、この映画はただの茶番劇にしか見えなくなっていた。

脚本や演出が悪いのではない。役者の演技が大根というわけでもない。実際、この映画では、錚々たる名優たちがそれぞれの役を熱演していた。

鈴木貫太郎首相 - 笠智衆
阿南惟幾陸相 - 三船敏郎
米内光政海相 - 山村聡
天皇裕仁 - 松本幸四郎
下村宏情報局総裁 - 志村喬
井田正孝中佐 - 高橋悦史
畑中健二少佐 - 黒沢年男
徳川義寛侍従 - 小林桂樹

ダメだったのは、彼らが演じた人物たちそのものだ。

号泣する男たち
この映画では、いい大人の、それも責任ある地位にある男たちが、実によく泣いている。

たとえば、ポツダム宣言の受諾にあたって、天皇および日本政府の権限は連合国軍最高司令官に「subject to(従属)」する、という条件を受け入れるかどうか、閣議では決められないまま8月14日11時頃から開かれた御前会議の場面。

裕仁が立ち上がり、「わたくし自身はいかようになろうとも、国民にこれ以上苦痛をなめさせることは、わたくしには忍び得ない。できることは何でもする。わたくしが国民に直接呼びかけることがよければ、マイクの前にも立つ」と語ると、居並んだ閣僚たちはみな嗚咽をもらし、ある者など椅子からくずれ落ちて絨毯に膝をつき、泣き声を上げる。裕仁本人もしきりにハンカチを頬に当てて涙をぬぐっている。

バカじゃなかろうか。

事ここに至ったのは、戦局が既に絶望的になっているにもかかわらず戦争をやめるという決断ができず、何の見通しもないままずるずると事態を引き延ばしてきたこの者たちの無能・無責任のせいではないか。

もちろんこの無責任集団には裕仁本人も含まれる。半年前の45年2月、近衛文麿元首相が「敗戦は遺憾ながら最早必至なりと存じ候」と上奏して終戦交渉を促したとき、「もう一度戦果を挙げてからでないとなかなか話はむずかしいと思う」とこれを拒絶したのは裕仁だったのだから[1][2]。仮にこの時点で降伏に向けた交渉を始めていれば、東京大空襲も沖縄戦も原爆もなく、国民に無用の苦痛をなめさせずに済んだはずだ。

「わたくし自身はいかようになろうとも」という裕仁のご立派な発言も、せいぜいその場の雰囲気にのまれて口走った程度でしかなかったことは、その後責任回避に汲々とし、退位すら拒否したその行動から明らかだろう。

御前会議から戻った阿南陸相に無条件降伏が決まったと聞かされ、陸軍省の幕僚たちが号泣するという場面もあった。

彼らが呼号してきた本土決戦が不可能になり、(もともと成算はゼロだったのだが)上陸してきた連合軍に痛撃を加えて有利な講和に持ち込むことも、最後まで戦って「悠久の大義」に散ることもできなくなった痛憤からだろうが、なんという幼稚さか。

お前たちが安全な内地で非現実的な作戦計画にうつつを抜かしていたころ、前線ではロクな補給も受けられないまま兵たちがばたばたと餓死し、あるいはバンザイ突撃で無意味な死を強いられていたのだ。

だいたい、大事な夫や息子や父親や兄弟を徴兵された家族たちは、彼らが白木の箱に収められた一片の骨、ひどい場合には珊瑚のかけらや石ころになって帰ってきても、お国のために命を捧げた名誉なこととして、泣くことすら許されなかったのだ。そんな非道を強いてきたお前たちに、自分らの妄想が実現できなくなっただけで泣く資格などありはしない。

最後の場面に至ってなお字句の修正に執着する愚か者たち
無条件降伏が決定し、「玉音放送」で裕仁が読み上げる「終戦の詔書」を作成する段階になると、閣僚たちは今度はその細かな字句の修正にまた貴重な時間を費やしていく。

大して長くもない詔書なのに、修正は何十箇所にも及んだ。

とりわけバカバカしいのは、原案のまま「戦勢日に非にして」とするか「戦局好転せず」と修正すべきかをめぐって争われた論戦だろう。


阿南陸相は、「個々の戦闘では負けたが、最後の勝負はまだついておらん」「陸軍は小さな島で戦いをやっただけで、一度も本格的な会戦はやっておらん」「しかるに負けたという、この戦勢非にしてというのでは、その死んでいった三百万の人々になんとして申し訳が立つ」と言って修正を主張するのだが、「戦勢日に非にして」であろうが「戦局好転せず」であろうが、どちらにしても、負けっぱなしでもうどうしようもない、という意味に違いはない。こんな字句にこだわることに何の意味があるのか。

ちなみに、映画ではセリフとして出てこないが、阿南は「この原案のままではいままでの大本営発表がすべて虚構であったということになる」とも述べたようだが[3]、詔書の文面をどういじろうが大本営発表が嘘だらけだったことに変わりはない。字句をいじって現実を糊塗しようとするその手口は大本営発表そのままであり、そういうことをしているからこんな事態に追い込まれたのだ。

すったもんだの末、詔書は裕仁本人も数箇所修正してようやく完成するのだが、粗末なラジオで雑音だらけの玉音放送を聞かされた国民には、どうやら戦争に敗けたらしい、とおぼろげに理解できただけで細かな文言など聞き取れなかったのだから、もはや笑うしかない。

戦争犯罪の証拠を燃やす隠蔽行為をあっさりスルー
降伏と聞いて号泣したり虚脱状態に陥っていた陸軍中央の一部若手将校たちは、やがて宮城を占拠して玉音放送の録音盤を奪取し、天皇に翻意させて戦争継続に持ち込もうという、クーデター計画に走っていく。

彼らが陸軍省で愚かな計画を練っていた頃、その背景として、裏庭にせっせと省内にある文書を持ち出しては焼き捨てる光景が映し出されていた。

これは、侵略戦争の犯罪性を示す証拠を隠滅しようとする、それ自体重大な犯罪行為である。後に、主犯の一人である奥野誠亮が次のように平然と述べている。(読売新聞 2015/8/11)

 もう一つ決めたことは、公文書の焼却だ。ポツダム宣言は「戦犯の処罰」を書いていて、戦犯問題が起きるから、戦犯にかかわるような文書は全部焼いちまえ、となったんだ。会議では私が「証拠にされるような公文書は全部焼かせてしまおう」と言った。犯罪人を出さないためにね。

だいたい、政府・軍部はこの戦争を、欧米の植民地支配からアジアを解放する正義の戦いだと言ってきたではないか。それが事実なら、ここで燃やされている膨大な書類は、たとえ敗けても裁判の場で連合国に対して日本の正当性を主張するための貴重な証拠となったはずだ。それを自分で燃やしてしまうというのは、「正義の戦い」など大嘘だったことを自ら白状しているに等しい。

しかしこの映画では、そうした犯罪性には一切言及することなく、まるで当然のことのように燃やされる書類の山を淡々と映しているだけだった。

エンディングから垣間見える独善的歴史観
ある映画が何を描いてきたのかは、そのエンディングに集約した形で示される。

この映画の終わりでは、廃墟となった街や戦死者の姿に重ねて、次のような文字列が映し出される。

「太平洋戦争に兵士として参加した日本人 1,000万人(日本人男子の1/4)」

「戦死者200万人 一般国民の死者100万人 計300万人(5世帯に1人の割合いで肉親を失う)」

「家を焼かれ 財産を失った者 1,500万人」

そしてナレーションで「いま私たちは、このようにおびただしい同胞の血と汗と涙であがなった平和を確かめ、そして、日本と日本人の上に再びこのような日が訪れないことを願うのみである。ただそれだけを…」と締めくくられるのだが、そこに、日本がどれほどの惨害を近隣アジア諸国に与えてきたかの言及は一切ない。ただひたすら、戦争で日本人はこんなにひどい目にあった、だから平和が大事、というだけである。

この映画は、自分たちが何をしてしまったのかへの反省がまったくない、最後まで独善的な茶番劇でしかなかった。


[1] 吉田裕 『昭和天皇の終戦史』 岩波新書 1992年 P.22
[2] 山田朗 『昭和天皇の戦争 ー「昭和天皇実録」に残されたこと・消されたこと』 岩波書店 2017年 P.244-245
[3] 半藤一利 『日本のいちばん長い日 決定版』 文春文庫 2006年 P.124
https://vergil.hateblo.jp/entry/2021/04/08/074516
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/327.html#c70

コメント [近代史4] ヨハンセンと呼ばれた男 戦後最大の裏切り者 吉田茂と白洲次郎 中川隆
13. 中川隆[-8777] koaQ7Jey 2024年10月22日 06:30:12 : dZ1znMeMU2 : QlpBN2wuYkZHNXM=[4]
<■287行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
2024-10-16
『日本のいちばん長い日』 -- 天皇の「わたくし自身はいかようになろうとも」発言はあったのか?
https://vergil.hateblo.jp/entry/2024/10/16/113231

日本のいちばん長い日 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E3%81%84%E3%81%A1%E3%81%B0%E3%82%93%E9%95%B7%E3%81%84%E6%97%A5


映画『日本のいちばん長い日』(1967年)
https://www.dailymotion.com/video/x8obxsl
https://www.bing.com/videos/search?q=%E6%98%A0%E7%94%BB%20%20%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E3%81%84%E3%81%A1%E3%81%B0%E3%82%93%E9%95%B7%E3%81%84%E6%97%A5%20&qs=n&form=QBVR&=%25e%E6%A4%9C%E7%B4%A2%E5%B1%A5%E6%AD%B4%E3%81%AE%E7%AE%A1%E7%90%86%25E&sp=-1&lq=0&pq=%E6%98%A0%E7%94%BB%20%20%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E3%81%84%E3%81%A1%E3%81%B0%E3%82%93%E9%95%B7%E3%81%84%E6%97%A5%20&sc=10-15&sk=&cvid=07A7D05E8AC044729CB84C60768D9D5F&ghsh=0&ghacc=0&ghpl=


岡本喜八監督による映画『日本のいちばん長い日』(1967年)。日本の降伏に至る最後の数日間、とりわけ8月15日の「玉音放送」までの24時間を、息詰まるような緊張感で描いた名作、と評価されている。

ただし、私はこれが名作とはまったく思わない。その理由は以前こちらの記事に書いておいた。

『日本のいちばん長い日』-- 名作と言われるこの映画も、改めて見直してみたら愚かな茶番劇でしかなかった。
https://vergil.hateblo.jp/entry/2021/04/08/074516

この映画の「感動的」シーンの一つに、最終的にポツダム宣言受諾を決めた御前会議(1945年8月14日)の席上、天皇裕仁が涙ながらに降伏を決意した理由を語る場面がある。

映画のこの場面での天皇の発言全文は以下のとおり。

(阿南陸相の受諾反対論を聞いた後で)

反対論の趣旨は、つぶさによく聞いた。

しかし、わたくしの考えは、この前も言ったとおりで、変わりはない。

これ以上戦争を続けることは、無理である。

陸海軍の将兵にとって、武装解除や保障占領は耐えられないであろう。

国民が玉砕して国に殉ぜんとする気持ちもよくわかる。

しかし…(ここでポケットからハンカチを出して涙を拭う)しかし、わたくし自身はいかようになろうとも、国民を…国民にこれ以上苦痛を舐めさせることは、わたくしには忍び得ない。(涙声)

できることは、何でもする。

わたくしが、直接国民に呼びかけるのがよければ、マイクの前にも立つ。

陸海軍将兵を納得させるのに陸軍大臣や海軍大臣が困難を感ずるのであれば、どこへでも出かけて、なだめて説き伏せる。

(鈴木総理に向かって)鈴木、内閣は至急、終戦に関する詔書を用意してほしい。

(列席者一同すすり泣き)

いかにも、苦しむ国民を救うために我が身の危険もかえりみずに決断を下す指導者、というイメージだが、裕仁は本当にこんなことを言ったのだろうか?

敗戦後は保身に汲々とし、マッカーサーに媚びていた裕仁の姿を知っていれば、こうした疑問が出てくるのは当然だろう。

原作である半藤一利の『日本のいちばん長い日』では、この天皇発言についてこう注記している。[1]

(9)天皇のお言葉は、左近司、太田、米内各大臣らの手記を参照し、鈴木総理にもたしかめて、下村宏氏が記述した左のものがいちばん忠実に写しとっているとされている 。

「反対論の趣旨はよく聞いたが、私の考えは、この前いったことに変りはない。私は、国内の事情と世界の現状をじゅうぶん考えて、これ以上戦争を継続することは無理と考える。国体問題についていろいろ危惧もあるということであるが、先方の回答文は悪意をもって書かれたものとは思えないし、要は、国民全体の信念と覚悟の問題であると思うから、この際先方の回答を、そのまま受諾してよろしいと考える。陸海軍の将兵にとって、武装解除や保障占領ということは堪えがたいことであることもよくわかる。国民が玉砕して君国に殉ぜんとする心持もよくわかるが、しかし、わたし自身はいかになろうとも、わたしは国民の生命を助けたいと思う。この上戦争をつづけては、結局、わが国が全く焦土となり、国民にこれ以上苦痛をなめさせることは、わたしとして忍びない。この際和平の手段にでても、もとより先方のやり方に全幅の信頼をおきがたいことは当然であるが、日本がまったくなくなるという結果にくらべて、少しでも種子が残りさえすれば、さらにまた復興という光明も考えられる。わたしは、明治天皇が三国干渉のときの苦しいお心持をしのび、堪えがたきを堪え、忍びがたきを忍び、将来の回復に期待したいと思う。これからは日本は平和な国として再建するのであるが、これはむずかしいことであり、また時も長くかかることと思うが、国民が心をあわせ、協力一致して努力すれば、かならずできると思う。わたしも国民とともに努力する。

 今日まで戦場にあって、戦死し、あるいは、内地にいて非命にたおれたものやその遺族のことを思えば、悲嘆に堪えないし、戦傷を負い、戦災を蒙り、家業を失ったものの今後の生活については、わたしは心配に堪えない。この際、わたしのできることはなんでもする。国民はいまなにも知らないでいるのだから定めて動揺すると思うが、わたしが国民に呼びかけることがよければいつでもマイクの前に立つ。陸海軍将兵はとくに動揺も大きく、陸海軍大臣は、その心持をなだめるのに、相当困難を感ずるであろうが、必要があれば、わたしはどこへでも出かけて親しく説きさとしてもよい。内閣では、至急に終戦に関する詔書を用意してほしい」

本文での御前会議の描写もこの内容に基づいたものとなっており、映画版の天皇発言は、脚本を書いた橋本忍(戦後日本人の被害者意識をくすぐって大ヒットした『私は貝になりたい』の脚本家でもある)による、この内容の見事な要約と言えるだろう。

ところが、半藤はこれに続けて御前会議に出席していた陸軍参謀総長 梅津美治郎によるメモの内容も載せていて、こちらの天皇発言は大きく違うのだ。[2]

 なお梅津参謀総長の鉛筆書きのメモが残されている。それによれば、天皇の発言は、

「自分ノ非常ノ決意ニハ変リナイ

 内外ノ情勢、国内ノ情態、彼我国力戦力ヨリ判断シテ軽々二考へタモノデハナイ

 国体二就テハ敵モ認メテ居ルト思フ 毛頭不安ナシ 敵ノ保障占領ニ関シテハ一抹ノ不安ガナイデハナイガ 戦争ヲ継続スレバ国体モ国家ノ将来モナクナル 即チモトモ子モナクナル

 今停戦セバ将来発展ノ根基ハ残ル

 武装解除ハ堪へ得ナイガ 国家ト国民ノ幸福ノ為ニハ明治大帝ガ三国干渉二対スルト同様ノ気持デヤラネバナラヌ

 ドウカ賛成シテ呉レ

 陸海軍ノ統制モ困難ガアラウ

 自分自ラ『ラヂオ』放送シテモヨロシイ

 速二詔書ヲ出シテ此ノ心持ヲ伝へヨ」

と要約されている。

こちらには「わたし自身はいかになろうとも」云々の言葉はないし、降伏を決めた理由も、降伏しても「国体(天皇制)」は維持できると確信しており、逆に降伏しなければそれが「元も子もなくなる」からである。

大本営『機密戦争日誌』には、同じく御前会議に出席していた陸軍省軍務局長 吉住正雄から伝達された、「御言葉」の要旨が記録されている。[3][4]

十、次デ、軍務局長ヨリ、本日御前会議ニ於ケル御言葉ヲ伝達ス。要旨左ノ如シ。

自分ノ此ノ非常ノ決意ハ変リハナイ。

内外ノ動静国内ノ状況、彼我戦力ノ問題等、此等ノ比較二附テモ軽々二判断シタモノデハナイ。

此ノ度ノ処置ハ、国体ノ破壊トナルカ、否しかラズ、敵ハ国体ヲ認メルト思フ。之ニ附テハ不安ハ毛頭ナイ。唯反対ノ意見(陸相、両総長ノ意見ヲ指ス)ニ附テハ、字句ノ問題卜思フ。一部反対ノ者ノ意見ノ様ニ、敵二我国土ヲ保障占領セラレタ後ニドウナルカ、之二附テ不安ハアル。然シ戦争ヲ継続スレバ、国体モ何モ皆ナクナッテシマヒ、玉砕ノミダ。今、此ノ処置ラスレバ、多少ナリトモ力ちからハ残ル。コレガ将来発展ノ種ニナルモノト思フ。

――以下御涙卜共ニ――

忠勇ナル日本ノ軍隊ヲ、武装解除スルコトハ堪エラレヌコトダ。然シ国家ノ為ニハ、之モ実行セネバナラヌ。明治天皇ノ、三国干渉ノ時ノ御心境ヲ心トシテヤルノダ。

ドウカ賛成ヲシテ呉レ。

之ガ為ニハ、国民二詔書ヲ出シテ呉レ。陸海軍ノ統制ノ困難ナコトモ知ッテ居ル。之ニモヨク気持ヲ伝ヘル為、詔書ヲ出シテ呉レ。ラヂオ放送モシテヨイ。如何ナル方法モ採ルカラ。

内容は梅津メモとよく一致している。

また、こちらの発言要旨からは、裕仁が涙を流したのは国民の苦難を思ってのことなどではなく、自分の軍隊である皇軍を武装解除させられる屈辱からであったことも分かる。

御前会議の席上でリアルタイムに書かれたメモや当日中に伝達された内容と、戦後になってから関係者(単にその場にいた人ではなく、裕仁を免責したいという強い動機を持つ利害関係者である)の手記や聞き取りをもとに書かれた内容と、どちらが信用できるだろうか?

常識的に考えて、答えは自明だろう。

ついでに言えば、下村宏がまとめた天皇発言自体からも不自然さは読み取れる。

裕仁は「明治天皇が三国干渉のときの苦しいお心持をしのび、堪えがたきを堪え、忍びがたきを忍び、将来の回復に期待したいと思う」と言っているのだが、三国干渉とは、西欧列強の圧力により日清戦争で日本が清から強奪した権益の一部(遼東半島)を返還させられたものだ。

確かに明治天皇睦仁にとっては屈辱だっただろうが、天皇その人が戦犯として裁かれるかどうか(処刑もあり得る)という事態とでは比較にもならない些事だろう。三国干渉がどうこうと言っている時点で、裕仁には「わたし自身はいかになろうとも」などという覚悟はないのだ。(ちなみに映画版ではこの「三国干渉」云々はカットされている。)

ところで、半藤が「いちばん忠実に写しとっているとされている」と評する内容を記した下村宏は、鈴木貫太郎内閣の情報局総裁である。つまり、玉音放送の直前までデタラメを流し続けてきた大本営発表の親玉なのだ。

映画『日本のいちばん長い日』で描かれた感動シーンは、下村宏がでっち上げたシナリオを半藤一利がもっともらしく修飾し、橋本忍が感動ストーリーに仕上げた醜悪なフェイクでしかない。

[1] 半藤一利 『日本のいちばん長い日 決定版』 文春文庫 2006年 P.73-74
[2] 同 P.74-75
[3] 軍事史学会編 『大本営陸軍部戦争指導班 機密戦争日誌 下』 錦正社 1998年 P.763-764
[4] 岩井秀一郎 『最後の参謀総長 梅津美治郎』 祥伝社 2021年 P.225-226
https://vergil.hateblo.jp/entry/2024/10/16/113231


▲△▽▼


2021-04-08
『日本のいちばん長い日』-- 名作と言われるこの映画も、改めて見直してみたら愚かな茶番劇でしかなかった。
https://vergil.hateblo.jp/entry/2021/04/08/074516

半藤一利の原作をほぼ忠実に映画化した、岡本喜八監督の映画『日本のいちばん長い日』(1967年)。日本の降伏に至る最後の数日間、とりわけ8月15日の「玉音放送」までの24時間を、息詰まるような緊張感で描いた名作と評価されている。

以前見たときは確かに私もそう感じたのだが、最近改めて見直してみたところ、もう、この映画はただの茶番劇にしか見えなくなっていた。

脚本や演出が悪いのではない。役者の演技が大根というわけでもない。実際、この映画では、錚々たる名優たちがそれぞれの役を熱演していた。

鈴木貫太郎首相 - 笠智衆
阿南惟幾陸相 - 三船敏郎
米内光政海相 - 山村聡
天皇裕仁 - 松本幸四郎
下村宏情報局総裁 - 志村喬
井田正孝中佐 - 高橋悦史
畑中健二少佐 - 黒沢年男
徳川義寛侍従 - 小林桂樹

ダメだったのは、彼らが演じた人物たちそのものだ。

号泣する男たち
この映画では、いい大人の、それも責任ある地位にある男たちが、実によく泣いている。

たとえば、ポツダム宣言の受諾にあたって、天皇および日本政府の権限は連合国軍最高司令官に「subject to(従属)」する、という条件を受け入れるかどうか、閣議では決められないまま8月14日11時頃から開かれた御前会議の場面。

裕仁が立ち上がり、「わたくし自身はいかようになろうとも、国民にこれ以上苦痛をなめさせることは、わたくしには忍び得ない。できることは何でもする。わたくしが国民に直接呼びかけることがよければ、マイクの前にも立つ」と語ると、居並んだ閣僚たちはみな嗚咽をもらし、ある者など椅子からくずれ落ちて絨毯に膝をつき、泣き声を上げる。裕仁本人もしきりにハンカチを頬に当てて涙をぬぐっている。

バカじゃなかろうか。

事ここに至ったのは、戦局が既に絶望的になっているにもかかわらず戦争をやめるという決断ができず、何の見通しもないままずるずると事態を引き延ばしてきたこの者たちの無能・無責任のせいではないか。

もちろんこの無責任集団には裕仁本人も含まれる。半年前の45年2月、近衛文麿元首相が「敗戦は遺憾ながら最早必至なりと存じ候」と上奏して終戦交渉を促したとき、「もう一度戦果を挙げてからでないとなかなか話はむずかしいと思う」とこれを拒絶したのは裕仁だったのだから[1][2]。仮にこの時点で降伏に向けた交渉を始めていれば、東京大空襲も沖縄戦も原爆もなく、国民に無用の苦痛をなめさせずに済んだはずだ。

「わたくし自身はいかようになろうとも」という裕仁のご立派な発言も、せいぜいその場の雰囲気にのまれて口走った程度でしかなかったことは、その後責任回避に汲々とし、退位すら拒否したその行動から明らかだろう。

御前会議から戻った阿南陸相に無条件降伏が決まったと聞かされ、陸軍省の幕僚たちが号泣するという場面もあった。

彼らが呼号してきた本土決戦が不可能になり、(もともと成算はゼロだったのだが)上陸してきた連合軍に痛撃を加えて有利な講和に持ち込むことも、最後まで戦って「悠久の大義」に散ることもできなくなった痛憤からだろうが、なんという幼稚さか。

お前たちが安全な内地で非現実的な作戦計画にうつつを抜かしていたころ、前線ではロクな補給も受けられないまま兵たちがばたばたと餓死し、あるいはバンザイ突撃で無意味な死を強いられていたのだ。

だいたい、大事な夫や息子や父親や兄弟を徴兵された家族たちは、彼らが白木の箱に収められた一片の骨、ひどい場合には珊瑚のかけらや石ころになって帰ってきても、お国のために命を捧げた名誉なこととして、泣くことすら許されなかったのだ。そんな非道を強いてきたお前たちに、自分らの妄想が実現できなくなっただけで泣く資格などありはしない。

最後の場面に至ってなお字句の修正に執着する愚か者たち
無条件降伏が決定し、「玉音放送」で裕仁が読み上げる「終戦の詔書」を作成する段階になると、閣僚たちは今度はその細かな字句の修正にまた貴重な時間を費やしていく。

大して長くもない詔書なのに、修正は何十箇所にも及んだ。

とりわけバカバカしいのは、原案のまま「戦勢日に非にして」とするか「戦局好転せず」と修正すべきかをめぐって争われた論戦だろう。


阿南陸相は、「個々の戦闘では負けたが、最後の勝負はまだついておらん」「陸軍は小さな島で戦いをやっただけで、一度も本格的な会戦はやっておらん」「しかるに負けたという、この戦勢非にしてというのでは、その死んでいった三百万の人々になんとして申し訳が立つ」と言って修正を主張するのだが、「戦勢日に非にして」であろうが「戦局好転せず」であろうが、どちらにしても、負けっぱなしでもうどうしようもない、という意味に違いはない。こんな字句にこだわることに何の意味があるのか。

ちなみに、映画ではセリフとして出てこないが、阿南は「この原案のままではいままでの大本営発表がすべて虚構であったということになる」とも述べたようだが[3]、詔書の文面をどういじろうが大本営発表が嘘だらけだったことに変わりはない。字句をいじって現実を糊塗しようとするその手口は大本営発表そのままであり、そういうことをしているからこんな事態に追い込まれたのだ。

すったもんだの末、詔書は裕仁本人も数箇所修正してようやく完成するのだが、粗末なラジオで雑音だらけの玉音放送を聞かされた国民には、どうやら戦争に敗けたらしい、とおぼろげに理解できただけで細かな文言など聞き取れなかったのだから、もはや笑うしかない。

戦争犯罪の証拠を燃やす隠蔽行為をあっさりスルー
降伏と聞いて号泣したり虚脱状態に陥っていた陸軍中央の一部若手将校たちは、やがて宮城を占拠して玉音放送の録音盤を奪取し、天皇に翻意させて戦争継続に持ち込もうという、クーデター計画に走っていく。

彼らが陸軍省で愚かな計画を練っていた頃、その背景として、裏庭にせっせと省内にある文書を持ち出しては焼き捨てる光景が映し出されていた。

これは、侵略戦争の犯罪性を示す証拠を隠滅しようとする、それ自体重大な犯罪行為である。後に、主犯の一人である奥野誠亮が次のように平然と述べている。(読売新聞 2015/8/11)

 もう一つ決めたことは、公文書の焼却だ。ポツダム宣言は「戦犯の処罰」を書いていて、戦犯問題が起きるから、戦犯にかかわるような文書は全部焼いちまえ、となったんだ。会議では私が「証拠にされるような公文書は全部焼かせてしまおう」と言った。犯罪人を出さないためにね。

だいたい、政府・軍部はこの戦争を、欧米の植民地支配からアジアを解放する正義の戦いだと言ってきたではないか。それが事実なら、ここで燃やされている膨大な書類は、たとえ敗けても裁判の場で連合国に対して日本の正当性を主張するための貴重な証拠となったはずだ。それを自分で燃やしてしまうというのは、「正義の戦い」など大嘘だったことを自ら白状しているに等しい。

しかしこの映画では、そうした犯罪性には一切言及することなく、まるで当然のことのように燃やされる書類の山を淡々と映しているだけだった。

エンディングから垣間見える独善的歴史観
ある映画が何を描いてきたのかは、そのエンディングに集約した形で示される。

この映画の終わりでは、廃墟となった街や戦死者の姿に重ねて、次のような文字列が映し出される。

「太平洋戦争に兵士として参加した日本人 1,000万人(日本人男子の1/4)」

「戦死者200万人 一般国民の死者100万人 計300万人(5世帯に1人の割合いで肉親を失う)」

「家を焼かれ 財産を失った者 1,500万人」

そしてナレーションで「いま私たちは、このようにおびただしい同胞の血と汗と涙であがなった平和を確かめ、そして、日本と日本人の上に再びこのような日が訪れないことを願うのみである。ただそれだけを…」と締めくくられるのだが、そこに、日本がどれほどの惨害を近隣アジア諸国に与えてきたかの言及は一切ない。ただひたすら、戦争で日本人はこんなにひどい目にあった、だから平和が大事、というだけである。

この映画は、自分たちが何をしてしまったのかへの反省がまったくない、最後まで独善的な茶番劇でしかなかった。


[1] 吉田裕 『昭和天皇の終戦史』 岩波新書 1992年 P.22
[2] 山田朗 『昭和天皇の戦争 ー「昭和天皇実録」に残されたこと・消されたこと』 岩波書店 2017年 P.244-245
[3] 半藤一利 『日本のいちばん長い日 決定版』 文春文庫 2006年 P.124
https://vergil.hateblo.jp/entry/2021/04/08/074516
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/1049.html#c13

コメント [近代史3] みんなが騙された悪質なデマ _ 「御前会議」の内容を細大漏らさず、敵米国の駐日大使に通報していた、日本最大の売国スパイ=暗… 中川隆
9. 中川隆[-8776] koaQ7Jey 2024年10月22日 06:30:34 : dZ1znMeMU2 : QlpBN2wuYkZHNXM=[5]
<■287行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
2024-10-16
『日本のいちばん長い日』 -- 天皇の「わたくし自身はいかようになろうとも」発言はあったのか?
https://vergil.hateblo.jp/entry/2024/10/16/113231

日本のいちばん長い日 - Wikipedia
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映画『日本のいちばん長い日』(1967年)
https://www.dailymotion.com/video/x8obxsl
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岡本喜八監督による映画『日本のいちばん長い日』(1967年)。日本の降伏に至る最後の数日間、とりわけ8月15日の「玉音放送」までの24時間を、息詰まるような緊張感で描いた名作、と評価されている。

ただし、私はこれが名作とはまったく思わない。その理由は以前こちらの記事に書いておいた。

『日本のいちばん長い日』-- 名作と言われるこの映画も、改めて見直してみたら愚かな茶番劇でしかなかった。
https://vergil.hateblo.jp/entry/2021/04/08/074516

この映画の「感動的」シーンの一つに、最終的にポツダム宣言受諾を決めた御前会議(1945年8月14日)の席上、天皇裕仁が涙ながらに降伏を決意した理由を語る場面がある。

映画のこの場面での天皇の発言全文は以下のとおり。

(阿南陸相の受諾反対論を聞いた後で)

反対論の趣旨は、つぶさによく聞いた。

しかし、わたくしの考えは、この前も言ったとおりで、変わりはない。

これ以上戦争を続けることは、無理である。

陸海軍の将兵にとって、武装解除や保障占領は耐えられないであろう。

国民が玉砕して国に殉ぜんとする気持ちもよくわかる。

しかし…(ここでポケットからハンカチを出して涙を拭う)しかし、わたくし自身はいかようになろうとも、国民を…国民にこれ以上苦痛を舐めさせることは、わたくしには忍び得ない。(涙声)

できることは、何でもする。

わたくしが、直接国民に呼びかけるのがよければ、マイクの前にも立つ。

陸海軍将兵を納得させるのに陸軍大臣や海軍大臣が困難を感ずるのであれば、どこへでも出かけて、なだめて説き伏せる。

(鈴木総理に向かって)鈴木、内閣は至急、終戦に関する詔書を用意してほしい。

(列席者一同すすり泣き)

いかにも、苦しむ国民を救うために我が身の危険もかえりみずに決断を下す指導者、というイメージだが、裕仁は本当にこんなことを言ったのだろうか?

敗戦後は保身に汲々とし、マッカーサーに媚びていた裕仁の姿を知っていれば、こうした疑問が出てくるのは当然だろう。

原作である半藤一利の『日本のいちばん長い日』では、この天皇発言についてこう注記している。[1]

(9)天皇のお言葉は、左近司、太田、米内各大臣らの手記を参照し、鈴木総理にもたしかめて、下村宏氏が記述した左のものがいちばん忠実に写しとっているとされている 。

「反対論の趣旨はよく聞いたが、私の考えは、この前いったことに変りはない。私は、国内の事情と世界の現状をじゅうぶん考えて、これ以上戦争を継続することは無理と考える。国体問題についていろいろ危惧もあるということであるが、先方の回答文は悪意をもって書かれたものとは思えないし、要は、国民全体の信念と覚悟の問題であると思うから、この際先方の回答を、そのまま受諾してよろしいと考える。陸海軍の将兵にとって、武装解除や保障占領ということは堪えがたいことであることもよくわかる。国民が玉砕して君国に殉ぜんとする心持もよくわかるが、しかし、わたし自身はいかになろうとも、わたしは国民の生命を助けたいと思う。この上戦争をつづけては、結局、わが国が全く焦土となり、国民にこれ以上苦痛をなめさせることは、わたしとして忍びない。この際和平の手段にでても、もとより先方のやり方に全幅の信頼をおきがたいことは当然であるが、日本がまったくなくなるという結果にくらべて、少しでも種子が残りさえすれば、さらにまた復興という光明も考えられる。わたしは、明治天皇が三国干渉のときの苦しいお心持をしのび、堪えがたきを堪え、忍びがたきを忍び、将来の回復に期待したいと思う。これからは日本は平和な国として再建するのであるが、これはむずかしいことであり、また時も長くかかることと思うが、国民が心をあわせ、協力一致して努力すれば、かならずできると思う。わたしも国民とともに努力する。

 今日まで戦場にあって、戦死し、あるいは、内地にいて非命にたおれたものやその遺族のことを思えば、悲嘆に堪えないし、戦傷を負い、戦災を蒙り、家業を失ったものの今後の生活については、わたしは心配に堪えない。この際、わたしのできることはなんでもする。国民はいまなにも知らないでいるのだから定めて動揺すると思うが、わたしが国民に呼びかけることがよければいつでもマイクの前に立つ。陸海軍将兵はとくに動揺も大きく、陸海軍大臣は、その心持をなだめるのに、相当困難を感ずるであろうが、必要があれば、わたしはどこへでも出かけて親しく説きさとしてもよい。内閣では、至急に終戦に関する詔書を用意してほしい」

本文での御前会議の描写もこの内容に基づいたものとなっており、映画版の天皇発言は、脚本を書いた橋本忍(戦後日本人の被害者意識をくすぐって大ヒットした『私は貝になりたい』の脚本家でもある)による、この内容の見事な要約と言えるだろう。

ところが、半藤はこれに続けて御前会議に出席していた陸軍参謀総長 梅津美治郎によるメモの内容も載せていて、こちらの天皇発言は大きく違うのだ。[2]

 なお梅津参謀総長の鉛筆書きのメモが残されている。それによれば、天皇の発言は、

「自分ノ非常ノ決意ニハ変リナイ

 内外ノ情勢、国内ノ情態、彼我国力戦力ヨリ判断シテ軽々二考へタモノデハナイ

 国体二就テハ敵モ認メテ居ルト思フ 毛頭不安ナシ 敵ノ保障占領ニ関シテハ一抹ノ不安ガナイデハナイガ 戦争ヲ継続スレバ国体モ国家ノ将来モナクナル 即チモトモ子モナクナル

 今停戦セバ将来発展ノ根基ハ残ル

 武装解除ハ堪へ得ナイガ 国家ト国民ノ幸福ノ為ニハ明治大帝ガ三国干渉二対スルト同様ノ気持デヤラネバナラヌ

 ドウカ賛成シテ呉レ

 陸海軍ノ統制モ困難ガアラウ

 自分自ラ『ラヂオ』放送シテモヨロシイ

 速二詔書ヲ出シテ此ノ心持ヲ伝へヨ」

と要約されている。

こちらには「わたし自身はいかになろうとも」云々の言葉はないし、降伏を決めた理由も、降伏しても「国体(天皇制)」は維持できると確信しており、逆に降伏しなければそれが「元も子もなくなる」からである。

大本営『機密戦争日誌』には、同じく御前会議に出席していた陸軍省軍務局長 吉住正雄から伝達された、「御言葉」の要旨が記録されている。[3][4]

十、次デ、軍務局長ヨリ、本日御前会議ニ於ケル御言葉ヲ伝達ス。要旨左ノ如シ。

自分ノ此ノ非常ノ決意ハ変リハナイ。

内外ノ動静国内ノ状況、彼我戦力ノ問題等、此等ノ比較二附テモ軽々二判断シタモノデハナイ。

此ノ度ノ処置ハ、国体ノ破壊トナルカ、否しかラズ、敵ハ国体ヲ認メルト思フ。之ニ附テハ不安ハ毛頭ナイ。唯反対ノ意見(陸相、両総長ノ意見ヲ指ス)ニ附テハ、字句ノ問題卜思フ。一部反対ノ者ノ意見ノ様ニ、敵二我国土ヲ保障占領セラレタ後ニドウナルカ、之二附テ不安ハアル。然シ戦争ヲ継続スレバ、国体モ何モ皆ナクナッテシマヒ、玉砕ノミダ。今、此ノ処置ラスレバ、多少ナリトモ力ちからハ残ル。コレガ将来発展ノ種ニナルモノト思フ。

――以下御涙卜共ニ――

忠勇ナル日本ノ軍隊ヲ、武装解除スルコトハ堪エラレヌコトダ。然シ国家ノ為ニハ、之モ実行セネバナラヌ。明治天皇ノ、三国干渉ノ時ノ御心境ヲ心トシテヤルノダ。

ドウカ賛成ヲシテ呉レ。

之ガ為ニハ、国民二詔書ヲ出シテ呉レ。陸海軍ノ統制ノ困難ナコトモ知ッテ居ル。之ニモヨク気持ヲ伝ヘル為、詔書ヲ出シテ呉レ。ラヂオ放送モシテヨイ。如何ナル方法モ採ルカラ。

内容は梅津メモとよく一致している。

また、こちらの発言要旨からは、裕仁が涙を流したのは国民の苦難を思ってのことなどではなく、自分の軍隊である皇軍を武装解除させられる屈辱からであったことも分かる。

御前会議の席上でリアルタイムに書かれたメモや当日中に伝達された内容と、戦後になってから関係者(単にその場にいた人ではなく、裕仁を免責したいという強い動機を持つ利害関係者である)の手記や聞き取りをもとに書かれた内容と、どちらが信用できるだろうか?

常識的に考えて、答えは自明だろう。

ついでに言えば、下村宏がまとめた天皇発言自体からも不自然さは読み取れる。

裕仁は「明治天皇が三国干渉のときの苦しいお心持をしのび、堪えがたきを堪え、忍びがたきを忍び、将来の回復に期待したいと思う」と言っているのだが、三国干渉とは、西欧列強の圧力により日清戦争で日本が清から強奪した権益の一部(遼東半島)を返還させられたものだ。

確かに明治天皇睦仁にとっては屈辱だっただろうが、天皇その人が戦犯として裁かれるかどうか(処刑もあり得る)という事態とでは比較にもならない些事だろう。三国干渉がどうこうと言っている時点で、裕仁には「わたし自身はいかになろうとも」などという覚悟はないのだ。(ちなみに映画版ではこの「三国干渉」云々はカットされている。)

ところで、半藤が「いちばん忠実に写しとっているとされている」と評する内容を記した下村宏は、鈴木貫太郎内閣の情報局総裁である。つまり、玉音放送の直前までデタラメを流し続けてきた大本営発表の親玉なのだ。

映画『日本のいちばん長い日』で描かれた感動シーンは、下村宏がでっち上げたシナリオを半藤一利がもっともらしく修飾し、橋本忍が感動ストーリーに仕上げた醜悪なフェイクでしかない。

[1] 半藤一利 『日本のいちばん長い日 決定版』 文春文庫 2006年 P.73-74
[2] 同 P.74-75
[3] 軍事史学会編 『大本営陸軍部戦争指導班 機密戦争日誌 下』 錦正社 1998年 P.763-764
[4] 岩井秀一郎 『最後の参謀総長 梅津美治郎』 祥伝社 2021年 P.225-226
https://vergil.hateblo.jp/entry/2024/10/16/113231


▲△▽▼


2021-04-08
『日本のいちばん長い日』-- 名作と言われるこの映画も、改めて見直してみたら愚かな茶番劇でしかなかった。
https://vergil.hateblo.jp/entry/2021/04/08/074516

半藤一利の原作をほぼ忠実に映画化した、岡本喜八監督の映画『日本のいちばん長い日』(1967年)。日本の降伏に至る最後の数日間、とりわけ8月15日の「玉音放送」までの24時間を、息詰まるような緊張感で描いた名作と評価されている。

以前見たときは確かに私もそう感じたのだが、最近改めて見直してみたところ、もう、この映画はただの茶番劇にしか見えなくなっていた。

脚本や演出が悪いのではない。役者の演技が大根というわけでもない。実際、この映画では、錚々たる名優たちがそれぞれの役を熱演していた。

鈴木貫太郎首相 - 笠智衆
阿南惟幾陸相 - 三船敏郎
米内光政海相 - 山村聡
天皇裕仁 - 松本幸四郎
下村宏情報局総裁 - 志村喬
井田正孝中佐 - 高橋悦史
畑中健二少佐 - 黒沢年男
徳川義寛侍従 - 小林桂樹

ダメだったのは、彼らが演じた人物たちそのものだ。

号泣する男たち
この映画では、いい大人の、それも責任ある地位にある男たちが、実によく泣いている。

たとえば、ポツダム宣言の受諾にあたって、天皇および日本政府の権限は連合国軍最高司令官に「subject to(従属)」する、という条件を受け入れるかどうか、閣議では決められないまま8月14日11時頃から開かれた御前会議の場面。

裕仁が立ち上がり、「わたくし自身はいかようになろうとも、国民にこれ以上苦痛をなめさせることは、わたくしには忍び得ない。できることは何でもする。わたくしが国民に直接呼びかけることがよければ、マイクの前にも立つ」と語ると、居並んだ閣僚たちはみな嗚咽をもらし、ある者など椅子からくずれ落ちて絨毯に膝をつき、泣き声を上げる。裕仁本人もしきりにハンカチを頬に当てて涙をぬぐっている。

バカじゃなかろうか。

事ここに至ったのは、戦局が既に絶望的になっているにもかかわらず戦争をやめるという決断ができず、何の見通しもないままずるずると事態を引き延ばしてきたこの者たちの無能・無責任のせいではないか。

もちろんこの無責任集団には裕仁本人も含まれる。半年前の45年2月、近衛文麿元首相が「敗戦は遺憾ながら最早必至なりと存じ候」と上奏して終戦交渉を促したとき、「もう一度戦果を挙げてからでないとなかなか話はむずかしいと思う」とこれを拒絶したのは裕仁だったのだから[1][2]。仮にこの時点で降伏に向けた交渉を始めていれば、東京大空襲も沖縄戦も原爆もなく、国民に無用の苦痛をなめさせずに済んだはずだ。

「わたくし自身はいかようになろうとも」という裕仁のご立派な発言も、せいぜいその場の雰囲気にのまれて口走った程度でしかなかったことは、その後責任回避に汲々とし、退位すら拒否したその行動から明らかだろう。

御前会議から戻った阿南陸相に無条件降伏が決まったと聞かされ、陸軍省の幕僚たちが号泣するという場面もあった。

彼らが呼号してきた本土決戦が不可能になり、(もともと成算はゼロだったのだが)上陸してきた連合軍に痛撃を加えて有利な講和に持ち込むことも、最後まで戦って「悠久の大義」に散ることもできなくなった痛憤からだろうが、なんという幼稚さか。

お前たちが安全な内地で非現実的な作戦計画にうつつを抜かしていたころ、前線ではロクな補給も受けられないまま兵たちがばたばたと餓死し、あるいはバンザイ突撃で無意味な死を強いられていたのだ。

だいたい、大事な夫や息子や父親や兄弟を徴兵された家族たちは、彼らが白木の箱に収められた一片の骨、ひどい場合には珊瑚のかけらや石ころになって帰ってきても、お国のために命を捧げた名誉なこととして、泣くことすら許されなかったのだ。そんな非道を強いてきたお前たちに、自分らの妄想が実現できなくなっただけで泣く資格などありはしない。

最後の場面に至ってなお字句の修正に執着する愚か者たち
無条件降伏が決定し、「玉音放送」で裕仁が読み上げる「終戦の詔書」を作成する段階になると、閣僚たちは今度はその細かな字句の修正にまた貴重な時間を費やしていく。

大して長くもない詔書なのに、修正は何十箇所にも及んだ。

とりわけバカバカしいのは、原案のまま「戦勢日に非にして」とするか「戦局好転せず」と修正すべきかをめぐって争われた論戦だろう。


阿南陸相は、「個々の戦闘では負けたが、最後の勝負はまだついておらん」「陸軍は小さな島で戦いをやっただけで、一度も本格的な会戦はやっておらん」「しかるに負けたという、この戦勢非にしてというのでは、その死んでいった三百万の人々になんとして申し訳が立つ」と言って修正を主張するのだが、「戦勢日に非にして」であろうが「戦局好転せず」であろうが、どちらにしても、負けっぱなしでもうどうしようもない、という意味に違いはない。こんな字句にこだわることに何の意味があるのか。

ちなみに、映画ではセリフとして出てこないが、阿南は「この原案のままではいままでの大本営発表がすべて虚構であったということになる」とも述べたようだが[3]、詔書の文面をどういじろうが大本営発表が嘘だらけだったことに変わりはない。字句をいじって現実を糊塗しようとするその手口は大本営発表そのままであり、そういうことをしているからこんな事態に追い込まれたのだ。

すったもんだの末、詔書は裕仁本人も数箇所修正してようやく完成するのだが、粗末なラジオで雑音だらけの玉音放送を聞かされた国民には、どうやら戦争に敗けたらしい、とおぼろげに理解できただけで細かな文言など聞き取れなかったのだから、もはや笑うしかない。

戦争犯罪の証拠を燃やす隠蔽行為をあっさりスルー
降伏と聞いて号泣したり虚脱状態に陥っていた陸軍中央の一部若手将校たちは、やがて宮城を占拠して玉音放送の録音盤を奪取し、天皇に翻意させて戦争継続に持ち込もうという、クーデター計画に走っていく。

彼らが陸軍省で愚かな計画を練っていた頃、その背景として、裏庭にせっせと省内にある文書を持ち出しては焼き捨てる光景が映し出されていた。

これは、侵略戦争の犯罪性を示す証拠を隠滅しようとする、それ自体重大な犯罪行為である。後に、主犯の一人である奥野誠亮が次のように平然と述べている。(読売新聞 2015/8/11)

 もう一つ決めたことは、公文書の焼却だ。ポツダム宣言は「戦犯の処罰」を書いていて、戦犯問題が起きるから、戦犯にかかわるような文書は全部焼いちまえ、となったんだ。会議では私が「証拠にされるような公文書は全部焼かせてしまおう」と言った。犯罪人を出さないためにね。

だいたい、政府・軍部はこの戦争を、欧米の植民地支配からアジアを解放する正義の戦いだと言ってきたではないか。それが事実なら、ここで燃やされている膨大な書類は、たとえ敗けても裁判の場で連合国に対して日本の正当性を主張するための貴重な証拠となったはずだ。それを自分で燃やしてしまうというのは、「正義の戦い」など大嘘だったことを自ら白状しているに等しい。

しかしこの映画では、そうした犯罪性には一切言及することなく、まるで当然のことのように燃やされる書類の山を淡々と映しているだけだった。

エンディングから垣間見える独善的歴史観
ある映画が何を描いてきたのかは、そのエンディングに集約した形で示される。

この映画の終わりでは、廃墟となった街や戦死者の姿に重ねて、次のような文字列が映し出される。

「太平洋戦争に兵士として参加した日本人 1,000万人(日本人男子の1/4)」

「戦死者200万人 一般国民の死者100万人 計300万人(5世帯に1人の割合いで肉親を失う)」

「家を焼かれ 財産を失った者 1,500万人」

そしてナレーションで「いま私たちは、このようにおびただしい同胞の血と汗と涙であがなった平和を確かめ、そして、日本と日本人の上に再びこのような日が訪れないことを願うのみである。ただそれだけを…」と締めくくられるのだが、そこに、日本がどれほどの惨害を近隣アジア諸国に与えてきたかの言及は一切ない。ただひたすら、戦争で日本人はこんなにひどい目にあった、だから平和が大事、というだけである。

この映画は、自分たちが何をしてしまったのかへの反省がまったくない、最後まで独善的な茶番劇でしかなかった。


[1] 吉田裕 『昭和天皇の終戦史』 岩波新書 1992年 P.22
[2] 山田朗 『昭和天皇の戦争 ー「昭和天皇実録」に残されたこと・消されたこと』 岩波書店 2017年 P.244-245
[3] 半藤一利 『日本のいちばん長い日 決定版』 文春文庫 2006年 P.124
https://vergil.hateblo.jp/entry/2021/04/08/074516
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/747.html#c9

コメント [近代史3] 鬼塚英昭 日本の真相 天皇のための戦争・天皇は内通していた 中川隆
23. 中川隆[-8775] koaQ7Jey 2024年10月22日 06:30:48 : dZ1znMeMU2 : QlpBN2wuYkZHNXM=[6]
<■287行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
2024-10-16
『日本のいちばん長い日』 -- 天皇の「わたくし自身はいかようになろうとも」発言はあったのか?
https://vergil.hateblo.jp/entry/2024/10/16/113231

日本のいちばん長い日 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E3%81%84%E3%81%A1%E3%81%B0%E3%82%93%E9%95%B7%E3%81%84%E6%97%A5


映画『日本のいちばん長い日』(1967年)
https://www.dailymotion.com/video/x8obxsl
https://www.bing.com/videos/search?q=%E6%98%A0%E7%94%BB%20%20%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E3%81%84%E3%81%A1%E3%81%B0%E3%82%93%E9%95%B7%E3%81%84%E6%97%A5%20&qs=n&form=QBVR&=%25e%E6%A4%9C%E7%B4%A2%E5%B1%A5%E6%AD%B4%E3%81%AE%E7%AE%A1%E7%90%86%25E&sp=-1&lq=0&pq=%E6%98%A0%E7%94%BB%20%20%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E3%81%84%E3%81%A1%E3%81%B0%E3%82%93%E9%95%B7%E3%81%84%E6%97%A5%20&sc=10-15&sk=&cvid=07A7D05E8AC044729CB84C60768D9D5F&ghsh=0&ghacc=0&ghpl=


岡本喜八監督による映画『日本のいちばん長い日』(1967年)。日本の降伏に至る最後の数日間、とりわけ8月15日の「玉音放送」までの24時間を、息詰まるような緊張感で描いた名作、と評価されている。

ただし、私はこれが名作とはまったく思わない。その理由は以前こちらの記事に書いておいた。

『日本のいちばん長い日』-- 名作と言われるこの映画も、改めて見直してみたら愚かな茶番劇でしかなかった。
https://vergil.hateblo.jp/entry/2021/04/08/074516

この映画の「感動的」シーンの一つに、最終的にポツダム宣言受諾を決めた御前会議(1945年8月14日)の席上、天皇裕仁が涙ながらに降伏を決意した理由を語る場面がある。

映画のこの場面での天皇の発言全文は以下のとおり。

(阿南陸相の受諾反対論を聞いた後で)

反対論の趣旨は、つぶさによく聞いた。

しかし、わたくしの考えは、この前も言ったとおりで、変わりはない。

これ以上戦争を続けることは、無理である。

陸海軍の将兵にとって、武装解除や保障占領は耐えられないであろう。

国民が玉砕して国に殉ぜんとする気持ちもよくわかる。

しかし…(ここでポケットからハンカチを出して涙を拭う)しかし、わたくし自身はいかようになろうとも、国民を…国民にこれ以上苦痛を舐めさせることは、わたくしには忍び得ない。(涙声)

できることは、何でもする。

わたくしが、直接国民に呼びかけるのがよければ、マイクの前にも立つ。

陸海軍将兵を納得させるのに陸軍大臣や海軍大臣が困難を感ずるのであれば、どこへでも出かけて、なだめて説き伏せる。

(鈴木総理に向かって)鈴木、内閣は至急、終戦に関する詔書を用意してほしい。

(列席者一同すすり泣き)

いかにも、苦しむ国民を救うために我が身の危険もかえりみずに決断を下す指導者、というイメージだが、裕仁は本当にこんなことを言ったのだろうか?

敗戦後は保身に汲々とし、マッカーサーに媚びていた裕仁の姿を知っていれば、こうした疑問が出てくるのは当然だろう。

原作である半藤一利の『日本のいちばん長い日』では、この天皇発言についてこう注記している。[1]

(9)天皇のお言葉は、左近司、太田、米内各大臣らの手記を参照し、鈴木総理にもたしかめて、下村宏氏が記述した左のものがいちばん忠実に写しとっているとされている 。

「反対論の趣旨はよく聞いたが、私の考えは、この前いったことに変りはない。私は、国内の事情と世界の現状をじゅうぶん考えて、これ以上戦争を継続することは無理と考える。国体問題についていろいろ危惧もあるということであるが、先方の回答文は悪意をもって書かれたものとは思えないし、要は、国民全体の信念と覚悟の問題であると思うから、この際先方の回答を、そのまま受諾してよろしいと考える。陸海軍の将兵にとって、武装解除や保障占領ということは堪えがたいことであることもよくわかる。国民が玉砕して君国に殉ぜんとする心持もよくわかるが、しかし、わたし自身はいかになろうとも、わたしは国民の生命を助けたいと思う。この上戦争をつづけては、結局、わが国が全く焦土となり、国民にこれ以上苦痛をなめさせることは、わたしとして忍びない。この際和平の手段にでても、もとより先方のやり方に全幅の信頼をおきがたいことは当然であるが、日本がまったくなくなるという結果にくらべて、少しでも種子が残りさえすれば、さらにまた復興という光明も考えられる。わたしは、明治天皇が三国干渉のときの苦しいお心持をしのび、堪えがたきを堪え、忍びがたきを忍び、将来の回復に期待したいと思う。これからは日本は平和な国として再建するのであるが、これはむずかしいことであり、また時も長くかかることと思うが、国民が心をあわせ、協力一致して努力すれば、かならずできると思う。わたしも国民とともに努力する。

 今日まで戦場にあって、戦死し、あるいは、内地にいて非命にたおれたものやその遺族のことを思えば、悲嘆に堪えないし、戦傷を負い、戦災を蒙り、家業を失ったものの今後の生活については、わたしは心配に堪えない。この際、わたしのできることはなんでもする。国民はいまなにも知らないでいるのだから定めて動揺すると思うが、わたしが国民に呼びかけることがよければいつでもマイクの前に立つ。陸海軍将兵はとくに動揺も大きく、陸海軍大臣は、その心持をなだめるのに、相当困難を感ずるであろうが、必要があれば、わたしはどこへでも出かけて親しく説きさとしてもよい。内閣では、至急に終戦に関する詔書を用意してほしい」

本文での御前会議の描写もこの内容に基づいたものとなっており、映画版の天皇発言は、脚本を書いた橋本忍(戦後日本人の被害者意識をくすぐって大ヒットした『私は貝になりたい』の脚本家でもある)による、この内容の見事な要約と言えるだろう。

ところが、半藤はこれに続けて御前会議に出席していた陸軍参謀総長 梅津美治郎によるメモの内容も載せていて、こちらの天皇発言は大きく違うのだ。[2]

 なお梅津参謀総長の鉛筆書きのメモが残されている。それによれば、天皇の発言は、

「自分ノ非常ノ決意ニハ変リナイ

 内外ノ情勢、国内ノ情態、彼我国力戦力ヨリ判断シテ軽々二考へタモノデハナイ

 国体二就テハ敵モ認メテ居ルト思フ 毛頭不安ナシ 敵ノ保障占領ニ関シテハ一抹ノ不安ガナイデハナイガ 戦争ヲ継続スレバ国体モ国家ノ将来モナクナル 即チモトモ子モナクナル

 今停戦セバ将来発展ノ根基ハ残ル

 武装解除ハ堪へ得ナイガ 国家ト国民ノ幸福ノ為ニハ明治大帝ガ三国干渉二対スルト同様ノ気持デヤラネバナラヌ

 ドウカ賛成シテ呉レ

 陸海軍ノ統制モ困難ガアラウ

 自分自ラ『ラヂオ』放送シテモヨロシイ

 速二詔書ヲ出シテ此ノ心持ヲ伝へヨ」

と要約されている。

こちらには「わたし自身はいかになろうとも」云々の言葉はないし、降伏を決めた理由も、降伏しても「国体(天皇制)」は維持できると確信しており、逆に降伏しなければそれが「元も子もなくなる」からである。

大本営『機密戦争日誌』には、同じく御前会議に出席していた陸軍省軍務局長 吉住正雄から伝達された、「御言葉」の要旨が記録されている。[3][4]

十、次デ、軍務局長ヨリ、本日御前会議ニ於ケル御言葉ヲ伝達ス。要旨左ノ如シ。

自分ノ此ノ非常ノ決意ハ変リハナイ。

内外ノ動静国内ノ状況、彼我戦力ノ問題等、此等ノ比較二附テモ軽々二判断シタモノデハナイ。

此ノ度ノ処置ハ、国体ノ破壊トナルカ、否しかラズ、敵ハ国体ヲ認メルト思フ。之ニ附テハ不安ハ毛頭ナイ。唯反対ノ意見(陸相、両総長ノ意見ヲ指ス)ニ附テハ、字句ノ問題卜思フ。一部反対ノ者ノ意見ノ様ニ、敵二我国土ヲ保障占領セラレタ後ニドウナルカ、之二附テ不安ハアル。然シ戦争ヲ継続スレバ、国体モ何モ皆ナクナッテシマヒ、玉砕ノミダ。今、此ノ処置ラスレバ、多少ナリトモ力ちからハ残ル。コレガ将来発展ノ種ニナルモノト思フ。

――以下御涙卜共ニ――

忠勇ナル日本ノ軍隊ヲ、武装解除スルコトハ堪エラレヌコトダ。然シ国家ノ為ニハ、之モ実行セネバナラヌ。明治天皇ノ、三国干渉ノ時ノ御心境ヲ心トシテヤルノダ。

ドウカ賛成ヲシテ呉レ。

之ガ為ニハ、国民二詔書ヲ出シテ呉レ。陸海軍ノ統制ノ困難ナコトモ知ッテ居ル。之ニモヨク気持ヲ伝ヘル為、詔書ヲ出シテ呉レ。ラヂオ放送モシテヨイ。如何ナル方法モ採ルカラ。

内容は梅津メモとよく一致している。

また、こちらの発言要旨からは、裕仁が涙を流したのは国民の苦難を思ってのことなどではなく、自分の軍隊である皇軍を武装解除させられる屈辱からであったことも分かる。

御前会議の席上でリアルタイムに書かれたメモや当日中に伝達された内容と、戦後になってから関係者(単にその場にいた人ではなく、裕仁を免責したいという強い動機を持つ利害関係者である)の手記や聞き取りをもとに書かれた内容と、どちらが信用できるだろうか?

常識的に考えて、答えは自明だろう。

ついでに言えば、下村宏がまとめた天皇発言自体からも不自然さは読み取れる。

裕仁は「明治天皇が三国干渉のときの苦しいお心持をしのび、堪えがたきを堪え、忍びがたきを忍び、将来の回復に期待したいと思う」と言っているのだが、三国干渉とは、西欧列強の圧力により日清戦争で日本が清から強奪した権益の一部(遼東半島)を返還させられたものだ。

確かに明治天皇睦仁にとっては屈辱だっただろうが、天皇その人が戦犯として裁かれるかどうか(処刑もあり得る)という事態とでは比較にもならない些事だろう。三国干渉がどうこうと言っている時点で、裕仁には「わたし自身はいかになろうとも」などという覚悟はないのだ。(ちなみに映画版ではこの「三国干渉」云々はカットされている。)

ところで、半藤が「いちばん忠実に写しとっているとされている」と評する内容を記した下村宏は、鈴木貫太郎内閣の情報局総裁である。つまり、玉音放送の直前までデタラメを流し続けてきた大本営発表の親玉なのだ。

映画『日本のいちばん長い日』で描かれた感動シーンは、下村宏がでっち上げたシナリオを半藤一利がもっともらしく修飾し、橋本忍が感動ストーリーに仕上げた醜悪なフェイクでしかない。

[1] 半藤一利 『日本のいちばん長い日 決定版』 文春文庫 2006年 P.73-74
[2] 同 P.74-75
[3] 軍事史学会編 『大本営陸軍部戦争指導班 機密戦争日誌 下』 錦正社 1998年 P.763-764
[4] 岩井秀一郎 『最後の参謀総長 梅津美治郎』 祥伝社 2021年 P.225-226
https://vergil.hateblo.jp/entry/2024/10/16/113231


▲△▽▼


2021-04-08
『日本のいちばん長い日』-- 名作と言われるこの映画も、改めて見直してみたら愚かな茶番劇でしかなかった。
https://vergil.hateblo.jp/entry/2021/04/08/074516

半藤一利の原作をほぼ忠実に映画化した、岡本喜八監督の映画『日本のいちばん長い日』(1967年)。日本の降伏に至る最後の数日間、とりわけ8月15日の「玉音放送」までの24時間を、息詰まるような緊張感で描いた名作と評価されている。

以前見たときは確かに私もそう感じたのだが、最近改めて見直してみたところ、もう、この映画はただの茶番劇にしか見えなくなっていた。

脚本や演出が悪いのではない。役者の演技が大根というわけでもない。実際、この映画では、錚々たる名優たちがそれぞれの役を熱演していた。

鈴木貫太郎首相 - 笠智衆
阿南惟幾陸相 - 三船敏郎
米内光政海相 - 山村聡
天皇裕仁 - 松本幸四郎
下村宏情報局総裁 - 志村喬
井田正孝中佐 - 高橋悦史
畑中健二少佐 - 黒沢年男
徳川義寛侍従 - 小林桂樹

ダメだったのは、彼らが演じた人物たちそのものだ。

号泣する男たち
この映画では、いい大人の、それも責任ある地位にある男たちが、実によく泣いている。

たとえば、ポツダム宣言の受諾にあたって、天皇および日本政府の権限は連合国軍最高司令官に「subject to(従属)」する、という条件を受け入れるかどうか、閣議では決められないまま8月14日11時頃から開かれた御前会議の場面。

裕仁が立ち上がり、「わたくし自身はいかようになろうとも、国民にこれ以上苦痛をなめさせることは、わたくしには忍び得ない。できることは何でもする。わたくしが国民に直接呼びかけることがよければ、マイクの前にも立つ」と語ると、居並んだ閣僚たちはみな嗚咽をもらし、ある者など椅子からくずれ落ちて絨毯に膝をつき、泣き声を上げる。裕仁本人もしきりにハンカチを頬に当てて涙をぬぐっている。

バカじゃなかろうか。

事ここに至ったのは、戦局が既に絶望的になっているにもかかわらず戦争をやめるという決断ができず、何の見通しもないままずるずると事態を引き延ばしてきたこの者たちの無能・無責任のせいではないか。

もちろんこの無責任集団には裕仁本人も含まれる。半年前の45年2月、近衛文麿元首相が「敗戦は遺憾ながら最早必至なりと存じ候」と上奏して終戦交渉を促したとき、「もう一度戦果を挙げてからでないとなかなか話はむずかしいと思う」とこれを拒絶したのは裕仁だったのだから[1][2]。仮にこの時点で降伏に向けた交渉を始めていれば、東京大空襲も沖縄戦も原爆もなく、国民に無用の苦痛をなめさせずに済んだはずだ。

「わたくし自身はいかようになろうとも」という裕仁のご立派な発言も、せいぜいその場の雰囲気にのまれて口走った程度でしかなかったことは、その後責任回避に汲々とし、退位すら拒否したその行動から明らかだろう。

御前会議から戻った阿南陸相に無条件降伏が決まったと聞かされ、陸軍省の幕僚たちが号泣するという場面もあった。

彼らが呼号してきた本土決戦が不可能になり、(もともと成算はゼロだったのだが)上陸してきた連合軍に痛撃を加えて有利な講和に持ち込むことも、最後まで戦って「悠久の大義」に散ることもできなくなった痛憤からだろうが、なんという幼稚さか。

お前たちが安全な内地で非現実的な作戦計画にうつつを抜かしていたころ、前線ではロクな補給も受けられないまま兵たちがばたばたと餓死し、あるいはバンザイ突撃で無意味な死を強いられていたのだ。

だいたい、大事な夫や息子や父親や兄弟を徴兵された家族たちは、彼らが白木の箱に収められた一片の骨、ひどい場合には珊瑚のかけらや石ころになって帰ってきても、お国のために命を捧げた名誉なこととして、泣くことすら許されなかったのだ。そんな非道を強いてきたお前たちに、自分らの妄想が実現できなくなっただけで泣く資格などありはしない。

最後の場面に至ってなお字句の修正に執着する愚か者たち
無条件降伏が決定し、「玉音放送」で裕仁が読み上げる「終戦の詔書」を作成する段階になると、閣僚たちは今度はその細かな字句の修正にまた貴重な時間を費やしていく。

大して長くもない詔書なのに、修正は何十箇所にも及んだ。

とりわけバカバカしいのは、原案のまま「戦勢日に非にして」とするか「戦局好転せず」と修正すべきかをめぐって争われた論戦だろう。


阿南陸相は、「個々の戦闘では負けたが、最後の勝負はまだついておらん」「陸軍は小さな島で戦いをやっただけで、一度も本格的な会戦はやっておらん」「しかるに負けたという、この戦勢非にしてというのでは、その死んでいった三百万の人々になんとして申し訳が立つ」と言って修正を主張するのだが、「戦勢日に非にして」であろうが「戦局好転せず」であろうが、どちらにしても、負けっぱなしでもうどうしようもない、という意味に違いはない。こんな字句にこだわることに何の意味があるのか。

ちなみに、映画ではセリフとして出てこないが、阿南は「この原案のままではいままでの大本営発表がすべて虚構であったということになる」とも述べたようだが[3]、詔書の文面をどういじろうが大本営発表が嘘だらけだったことに変わりはない。字句をいじって現実を糊塗しようとするその手口は大本営発表そのままであり、そういうことをしているからこんな事態に追い込まれたのだ。

すったもんだの末、詔書は裕仁本人も数箇所修正してようやく完成するのだが、粗末なラジオで雑音だらけの玉音放送を聞かされた国民には、どうやら戦争に敗けたらしい、とおぼろげに理解できただけで細かな文言など聞き取れなかったのだから、もはや笑うしかない。

戦争犯罪の証拠を燃やす隠蔽行為をあっさりスルー
降伏と聞いて号泣したり虚脱状態に陥っていた陸軍中央の一部若手将校たちは、やがて宮城を占拠して玉音放送の録音盤を奪取し、天皇に翻意させて戦争継続に持ち込もうという、クーデター計画に走っていく。

彼らが陸軍省で愚かな計画を練っていた頃、その背景として、裏庭にせっせと省内にある文書を持ち出しては焼き捨てる光景が映し出されていた。

これは、侵略戦争の犯罪性を示す証拠を隠滅しようとする、それ自体重大な犯罪行為である。後に、主犯の一人である奥野誠亮が次のように平然と述べている。(読売新聞 2015/8/11)

 もう一つ決めたことは、公文書の焼却だ。ポツダム宣言は「戦犯の処罰」を書いていて、戦犯問題が起きるから、戦犯にかかわるような文書は全部焼いちまえ、となったんだ。会議では私が「証拠にされるような公文書は全部焼かせてしまおう」と言った。犯罪人を出さないためにね。

だいたい、政府・軍部はこの戦争を、欧米の植民地支配からアジアを解放する正義の戦いだと言ってきたではないか。それが事実なら、ここで燃やされている膨大な書類は、たとえ敗けても裁判の場で連合国に対して日本の正当性を主張するための貴重な証拠となったはずだ。それを自分で燃やしてしまうというのは、「正義の戦い」など大嘘だったことを自ら白状しているに等しい。

しかしこの映画では、そうした犯罪性には一切言及することなく、まるで当然のことのように燃やされる書類の山を淡々と映しているだけだった。

エンディングから垣間見える独善的歴史観
ある映画が何を描いてきたのかは、そのエンディングに集約した形で示される。

この映画の終わりでは、廃墟となった街や戦死者の姿に重ねて、次のような文字列が映し出される。

「太平洋戦争に兵士として参加した日本人 1,000万人(日本人男子の1/4)」

「戦死者200万人 一般国民の死者100万人 計300万人(5世帯に1人の割合いで肉親を失う)」

「家を焼かれ 財産を失った者 1,500万人」

そしてナレーションで「いま私たちは、このようにおびただしい同胞の血と汗と涙であがなった平和を確かめ、そして、日本と日本人の上に再びこのような日が訪れないことを願うのみである。ただそれだけを…」と締めくくられるのだが、そこに、日本がどれほどの惨害を近隣アジア諸国に与えてきたかの言及は一切ない。ただひたすら、戦争で日本人はこんなにひどい目にあった、だから平和が大事、というだけである。

この映画は、自分たちが何をしてしまったのかへの反省がまったくない、最後まで独善的な茶番劇でしかなかった。


[1] 吉田裕 『昭和天皇の終戦史』 岩波新書 1992年 P.22
[2] 山田朗 『昭和天皇の戦争 ー「昭和天皇実録」に残されたこと・消されたこと』 岩波書店 2017年 P.244-245
[3] 半藤一利 『日本のいちばん長い日 決定版』 文春文庫 2006年 P.124
https://vergil.hateblo.jp/entry/2021/04/08/074516
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/761.html#c23

コメント [近代史3] ディビット・バーガミニ _ 天皇の陰謀 天皇裕仁はかく日本を対西洋戦争に導いた 中川隆
10. 中川隆[-8774] koaQ7Jey 2024年10月22日 06:31:05 : dZ1znMeMU2 : QlpBN2wuYkZHNXM=[7]
<■287行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
2024-10-16
『日本のいちばん長い日』 -- 天皇の「わたくし自身はいかようになろうとも」発言はあったのか?
https://vergil.hateblo.jp/entry/2024/10/16/113231

日本のいちばん長い日 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E3%81%84%E3%81%A1%E3%81%B0%E3%82%93%E9%95%B7%E3%81%84%E6%97%A5


映画『日本のいちばん長い日』(1967年)
https://www.dailymotion.com/video/x8obxsl
https://www.bing.com/videos/search?q=%E6%98%A0%E7%94%BB%20%20%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E3%81%84%E3%81%A1%E3%81%B0%E3%82%93%E9%95%B7%E3%81%84%E6%97%A5%20&qs=n&form=QBVR&=%25e%E6%A4%9C%E7%B4%A2%E5%B1%A5%E6%AD%B4%E3%81%AE%E7%AE%A1%E7%90%86%25E&sp=-1&lq=0&pq=%E6%98%A0%E7%94%BB%20%20%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E3%81%84%E3%81%A1%E3%81%B0%E3%82%93%E9%95%B7%E3%81%84%E6%97%A5%20&sc=10-15&sk=&cvid=07A7D05E8AC044729CB84C60768D9D5F&ghsh=0&ghacc=0&ghpl=


岡本喜八監督による映画『日本のいちばん長い日』(1967年)。日本の降伏に至る最後の数日間、とりわけ8月15日の「玉音放送」までの24時間を、息詰まるような緊張感で描いた名作、と評価されている。

ただし、私はこれが名作とはまったく思わない。その理由は以前こちらの記事に書いておいた。

『日本のいちばん長い日』-- 名作と言われるこの映画も、改めて見直してみたら愚かな茶番劇でしかなかった。
https://vergil.hateblo.jp/entry/2021/04/08/074516

この映画の「感動的」シーンの一つに、最終的にポツダム宣言受諾を決めた御前会議(1945年8月14日)の席上、天皇裕仁が涙ながらに降伏を決意した理由を語る場面がある。

映画のこの場面での天皇の発言全文は以下のとおり。

(阿南陸相の受諾反対論を聞いた後で)

反対論の趣旨は、つぶさによく聞いた。

しかし、わたくしの考えは、この前も言ったとおりで、変わりはない。

これ以上戦争を続けることは、無理である。

陸海軍の将兵にとって、武装解除や保障占領は耐えられないであろう。

国民が玉砕して国に殉ぜんとする気持ちもよくわかる。

しかし…(ここでポケットからハンカチを出して涙を拭う)しかし、わたくし自身はいかようになろうとも、国民を…国民にこれ以上苦痛を舐めさせることは、わたくしには忍び得ない。(涙声)

できることは、何でもする。

わたくしが、直接国民に呼びかけるのがよければ、マイクの前にも立つ。

陸海軍将兵を納得させるのに陸軍大臣や海軍大臣が困難を感ずるのであれば、どこへでも出かけて、なだめて説き伏せる。

(鈴木総理に向かって)鈴木、内閣は至急、終戦に関する詔書を用意してほしい。

(列席者一同すすり泣き)

いかにも、苦しむ国民を救うために我が身の危険もかえりみずに決断を下す指導者、というイメージだが、裕仁は本当にこんなことを言ったのだろうか?

敗戦後は保身に汲々とし、マッカーサーに媚びていた裕仁の姿を知っていれば、こうした疑問が出てくるのは当然だろう。

原作である半藤一利の『日本のいちばん長い日』では、この天皇発言についてこう注記している。[1]

(9)天皇のお言葉は、左近司、太田、米内各大臣らの手記を参照し、鈴木総理にもたしかめて、下村宏氏が記述した左のものがいちばん忠実に写しとっているとされている 。

「反対論の趣旨はよく聞いたが、私の考えは、この前いったことに変りはない。私は、国内の事情と世界の現状をじゅうぶん考えて、これ以上戦争を継続することは無理と考える。国体問題についていろいろ危惧もあるということであるが、先方の回答文は悪意をもって書かれたものとは思えないし、要は、国民全体の信念と覚悟の問題であると思うから、この際先方の回答を、そのまま受諾してよろしいと考える。陸海軍の将兵にとって、武装解除や保障占領ということは堪えがたいことであることもよくわかる。国民が玉砕して君国に殉ぜんとする心持もよくわかるが、しかし、わたし自身はいかになろうとも、わたしは国民の生命を助けたいと思う。この上戦争をつづけては、結局、わが国が全く焦土となり、国民にこれ以上苦痛をなめさせることは、わたしとして忍びない。この際和平の手段にでても、もとより先方のやり方に全幅の信頼をおきがたいことは当然であるが、日本がまったくなくなるという結果にくらべて、少しでも種子が残りさえすれば、さらにまた復興という光明も考えられる。わたしは、明治天皇が三国干渉のときの苦しいお心持をしのび、堪えがたきを堪え、忍びがたきを忍び、将来の回復に期待したいと思う。これからは日本は平和な国として再建するのであるが、これはむずかしいことであり、また時も長くかかることと思うが、国民が心をあわせ、協力一致して努力すれば、かならずできると思う。わたしも国民とともに努力する。

 今日まで戦場にあって、戦死し、あるいは、内地にいて非命にたおれたものやその遺族のことを思えば、悲嘆に堪えないし、戦傷を負い、戦災を蒙り、家業を失ったものの今後の生活については、わたしは心配に堪えない。この際、わたしのできることはなんでもする。国民はいまなにも知らないでいるのだから定めて動揺すると思うが、わたしが国民に呼びかけることがよければいつでもマイクの前に立つ。陸海軍将兵はとくに動揺も大きく、陸海軍大臣は、その心持をなだめるのに、相当困難を感ずるであろうが、必要があれば、わたしはどこへでも出かけて親しく説きさとしてもよい。内閣では、至急に終戦に関する詔書を用意してほしい」

本文での御前会議の描写もこの内容に基づいたものとなっており、映画版の天皇発言は、脚本を書いた橋本忍(戦後日本人の被害者意識をくすぐって大ヒットした『私は貝になりたい』の脚本家でもある)による、この内容の見事な要約と言えるだろう。

ところが、半藤はこれに続けて御前会議に出席していた陸軍参謀総長 梅津美治郎によるメモの内容も載せていて、こちらの天皇発言は大きく違うのだ。[2]

 なお梅津参謀総長の鉛筆書きのメモが残されている。それによれば、天皇の発言は、

「自分ノ非常ノ決意ニハ変リナイ

 内外ノ情勢、国内ノ情態、彼我国力戦力ヨリ判断シテ軽々二考へタモノデハナイ

 国体二就テハ敵モ認メテ居ルト思フ 毛頭不安ナシ 敵ノ保障占領ニ関シテハ一抹ノ不安ガナイデハナイガ 戦争ヲ継続スレバ国体モ国家ノ将来モナクナル 即チモトモ子モナクナル

 今停戦セバ将来発展ノ根基ハ残ル

 武装解除ハ堪へ得ナイガ 国家ト国民ノ幸福ノ為ニハ明治大帝ガ三国干渉二対スルト同様ノ気持デヤラネバナラヌ

 ドウカ賛成シテ呉レ

 陸海軍ノ統制モ困難ガアラウ

 自分自ラ『ラヂオ』放送シテモヨロシイ

 速二詔書ヲ出シテ此ノ心持ヲ伝へヨ」

と要約されている。

こちらには「わたし自身はいかになろうとも」云々の言葉はないし、降伏を決めた理由も、降伏しても「国体(天皇制)」は維持できると確信しており、逆に降伏しなければそれが「元も子もなくなる」からである。

大本営『機密戦争日誌』には、同じく御前会議に出席していた陸軍省軍務局長 吉住正雄から伝達された、「御言葉」の要旨が記録されている。[3][4]

十、次デ、軍務局長ヨリ、本日御前会議ニ於ケル御言葉ヲ伝達ス。要旨左ノ如シ。

自分ノ此ノ非常ノ決意ハ変リハナイ。

内外ノ動静国内ノ状況、彼我戦力ノ問題等、此等ノ比較二附テモ軽々二判断シタモノデハナイ。

此ノ度ノ処置ハ、国体ノ破壊トナルカ、否しかラズ、敵ハ国体ヲ認メルト思フ。之ニ附テハ不安ハ毛頭ナイ。唯反対ノ意見(陸相、両総長ノ意見ヲ指ス)ニ附テハ、字句ノ問題卜思フ。一部反対ノ者ノ意見ノ様ニ、敵二我国土ヲ保障占領セラレタ後ニドウナルカ、之二附テ不安ハアル。然シ戦争ヲ継続スレバ、国体モ何モ皆ナクナッテシマヒ、玉砕ノミダ。今、此ノ処置ラスレバ、多少ナリトモ力ちからハ残ル。コレガ将来発展ノ種ニナルモノト思フ。

――以下御涙卜共ニ――

忠勇ナル日本ノ軍隊ヲ、武装解除スルコトハ堪エラレヌコトダ。然シ国家ノ為ニハ、之モ実行セネバナラヌ。明治天皇ノ、三国干渉ノ時ノ御心境ヲ心トシテヤルノダ。

ドウカ賛成ヲシテ呉レ。

之ガ為ニハ、国民二詔書ヲ出シテ呉レ。陸海軍ノ統制ノ困難ナコトモ知ッテ居ル。之ニモヨク気持ヲ伝ヘル為、詔書ヲ出シテ呉レ。ラヂオ放送モシテヨイ。如何ナル方法モ採ルカラ。

内容は梅津メモとよく一致している。

また、こちらの発言要旨からは、裕仁が涙を流したのは国民の苦難を思ってのことなどではなく、自分の軍隊である皇軍を武装解除させられる屈辱からであったことも分かる。

御前会議の席上でリアルタイムに書かれたメモや当日中に伝達された内容と、戦後になってから関係者(単にその場にいた人ではなく、裕仁を免責したいという強い動機を持つ利害関係者である)の手記や聞き取りをもとに書かれた内容と、どちらが信用できるだろうか?

常識的に考えて、答えは自明だろう。

ついでに言えば、下村宏がまとめた天皇発言自体からも不自然さは読み取れる。

裕仁は「明治天皇が三国干渉のときの苦しいお心持をしのび、堪えがたきを堪え、忍びがたきを忍び、将来の回復に期待したいと思う」と言っているのだが、三国干渉とは、西欧列強の圧力により日清戦争で日本が清から強奪した権益の一部(遼東半島)を返還させられたものだ。

確かに明治天皇睦仁にとっては屈辱だっただろうが、天皇その人が戦犯として裁かれるかどうか(処刑もあり得る)という事態とでは比較にもならない些事だろう。三国干渉がどうこうと言っている時点で、裕仁には「わたし自身はいかになろうとも」などという覚悟はないのだ。(ちなみに映画版ではこの「三国干渉」云々はカットされている。)

ところで、半藤が「いちばん忠実に写しとっているとされている」と評する内容を記した下村宏は、鈴木貫太郎内閣の情報局総裁である。つまり、玉音放送の直前までデタラメを流し続けてきた大本営発表の親玉なのだ。

映画『日本のいちばん長い日』で描かれた感動シーンは、下村宏がでっち上げたシナリオを半藤一利がもっともらしく修飾し、橋本忍が感動ストーリーに仕上げた醜悪なフェイクでしかない。

[1] 半藤一利 『日本のいちばん長い日 決定版』 文春文庫 2006年 P.73-74
[2] 同 P.74-75
[3] 軍事史学会編 『大本営陸軍部戦争指導班 機密戦争日誌 下』 錦正社 1998年 P.763-764
[4] 岩井秀一郎 『最後の参謀総長 梅津美治郎』 祥伝社 2021年 P.225-226
https://vergil.hateblo.jp/entry/2024/10/16/113231


▲△▽▼


2021-04-08
『日本のいちばん長い日』-- 名作と言われるこの映画も、改めて見直してみたら愚かな茶番劇でしかなかった。
https://vergil.hateblo.jp/entry/2021/04/08/074516

半藤一利の原作をほぼ忠実に映画化した、岡本喜八監督の映画『日本のいちばん長い日』(1967年)。日本の降伏に至る最後の数日間、とりわけ8月15日の「玉音放送」までの24時間を、息詰まるような緊張感で描いた名作と評価されている。

以前見たときは確かに私もそう感じたのだが、最近改めて見直してみたところ、もう、この映画はただの茶番劇にしか見えなくなっていた。

脚本や演出が悪いのではない。役者の演技が大根というわけでもない。実際、この映画では、錚々たる名優たちがそれぞれの役を熱演していた。

鈴木貫太郎首相 - 笠智衆
阿南惟幾陸相 - 三船敏郎
米内光政海相 - 山村聡
天皇裕仁 - 松本幸四郎
下村宏情報局総裁 - 志村喬
井田正孝中佐 - 高橋悦史
畑中健二少佐 - 黒沢年男
徳川義寛侍従 - 小林桂樹

ダメだったのは、彼らが演じた人物たちそのものだ。

号泣する男たち
この映画では、いい大人の、それも責任ある地位にある男たちが、実によく泣いている。

たとえば、ポツダム宣言の受諾にあたって、天皇および日本政府の権限は連合国軍最高司令官に「subject to(従属)」する、という条件を受け入れるかどうか、閣議では決められないまま8月14日11時頃から開かれた御前会議の場面。

裕仁が立ち上がり、「わたくし自身はいかようになろうとも、国民にこれ以上苦痛をなめさせることは、わたくしには忍び得ない。できることは何でもする。わたくしが国民に直接呼びかけることがよければ、マイクの前にも立つ」と語ると、居並んだ閣僚たちはみな嗚咽をもらし、ある者など椅子からくずれ落ちて絨毯に膝をつき、泣き声を上げる。裕仁本人もしきりにハンカチを頬に当てて涙をぬぐっている。

バカじゃなかろうか。

事ここに至ったのは、戦局が既に絶望的になっているにもかかわらず戦争をやめるという決断ができず、何の見通しもないままずるずると事態を引き延ばしてきたこの者たちの無能・無責任のせいではないか。

もちろんこの無責任集団には裕仁本人も含まれる。半年前の45年2月、近衛文麿元首相が「敗戦は遺憾ながら最早必至なりと存じ候」と上奏して終戦交渉を促したとき、「もう一度戦果を挙げてからでないとなかなか話はむずかしいと思う」とこれを拒絶したのは裕仁だったのだから[1][2]。仮にこの時点で降伏に向けた交渉を始めていれば、東京大空襲も沖縄戦も原爆もなく、国民に無用の苦痛をなめさせずに済んだはずだ。

「わたくし自身はいかようになろうとも」という裕仁のご立派な発言も、せいぜいその場の雰囲気にのまれて口走った程度でしかなかったことは、その後責任回避に汲々とし、退位すら拒否したその行動から明らかだろう。

御前会議から戻った阿南陸相に無条件降伏が決まったと聞かされ、陸軍省の幕僚たちが号泣するという場面もあった。

彼らが呼号してきた本土決戦が不可能になり、(もともと成算はゼロだったのだが)上陸してきた連合軍に痛撃を加えて有利な講和に持ち込むことも、最後まで戦って「悠久の大義」に散ることもできなくなった痛憤からだろうが、なんという幼稚さか。

お前たちが安全な内地で非現実的な作戦計画にうつつを抜かしていたころ、前線ではロクな補給も受けられないまま兵たちがばたばたと餓死し、あるいはバンザイ突撃で無意味な死を強いられていたのだ。

だいたい、大事な夫や息子や父親や兄弟を徴兵された家族たちは、彼らが白木の箱に収められた一片の骨、ひどい場合には珊瑚のかけらや石ころになって帰ってきても、お国のために命を捧げた名誉なこととして、泣くことすら許されなかったのだ。そんな非道を強いてきたお前たちに、自分らの妄想が実現できなくなっただけで泣く資格などありはしない。

最後の場面に至ってなお字句の修正に執着する愚か者たち
無条件降伏が決定し、「玉音放送」で裕仁が読み上げる「終戦の詔書」を作成する段階になると、閣僚たちは今度はその細かな字句の修正にまた貴重な時間を費やしていく。

大して長くもない詔書なのに、修正は何十箇所にも及んだ。

とりわけバカバカしいのは、原案のまま「戦勢日に非にして」とするか「戦局好転せず」と修正すべきかをめぐって争われた論戦だろう。


阿南陸相は、「個々の戦闘では負けたが、最後の勝負はまだついておらん」「陸軍は小さな島で戦いをやっただけで、一度も本格的な会戦はやっておらん」「しかるに負けたという、この戦勢非にしてというのでは、その死んでいった三百万の人々になんとして申し訳が立つ」と言って修正を主張するのだが、「戦勢日に非にして」であろうが「戦局好転せず」であろうが、どちらにしても、負けっぱなしでもうどうしようもない、という意味に違いはない。こんな字句にこだわることに何の意味があるのか。

ちなみに、映画ではセリフとして出てこないが、阿南は「この原案のままではいままでの大本営発表がすべて虚構であったということになる」とも述べたようだが[3]、詔書の文面をどういじろうが大本営発表が嘘だらけだったことに変わりはない。字句をいじって現実を糊塗しようとするその手口は大本営発表そのままであり、そういうことをしているからこんな事態に追い込まれたのだ。

すったもんだの末、詔書は裕仁本人も数箇所修正してようやく完成するのだが、粗末なラジオで雑音だらけの玉音放送を聞かされた国民には、どうやら戦争に敗けたらしい、とおぼろげに理解できただけで細かな文言など聞き取れなかったのだから、もはや笑うしかない。

戦争犯罪の証拠を燃やす隠蔽行為をあっさりスルー
降伏と聞いて号泣したり虚脱状態に陥っていた陸軍中央の一部若手将校たちは、やがて宮城を占拠して玉音放送の録音盤を奪取し、天皇に翻意させて戦争継続に持ち込もうという、クーデター計画に走っていく。

彼らが陸軍省で愚かな計画を練っていた頃、その背景として、裏庭にせっせと省内にある文書を持ち出しては焼き捨てる光景が映し出されていた。

これは、侵略戦争の犯罪性を示す証拠を隠滅しようとする、それ自体重大な犯罪行為である。後に、主犯の一人である奥野誠亮が次のように平然と述べている。(読売新聞 2015/8/11)

 もう一つ決めたことは、公文書の焼却だ。ポツダム宣言は「戦犯の処罰」を書いていて、戦犯問題が起きるから、戦犯にかかわるような文書は全部焼いちまえ、となったんだ。会議では私が「証拠にされるような公文書は全部焼かせてしまおう」と言った。犯罪人を出さないためにね。

だいたい、政府・軍部はこの戦争を、欧米の植民地支配からアジアを解放する正義の戦いだと言ってきたではないか。それが事実なら、ここで燃やされている膨大な書類は、たとえ敗けても裁判の場で連合国に対して日本の正当性を主張するための貴重な証拠となったはずだ。それを自分で燃やしてしまうというのは、「正義の戦い」など大嘘だったことを自ら白状しているに等しい。

しかしこの映画では、そうした犯罪性には一切言及することなく、まるで当然のことのように燃やされる書類の山を淡々と映しているだけだった。

エンディングから垣間見える独善的歴史観
ある映画が何を描いてきたのかは、そのエンディングに集約した形で示される。

この映画の終わりでは、廃墟となった街や戦死者の姿に重ねて、次のような文字列が映し出される。

「太平洋戦争に兵士として参加した日本人 1,000万人(日本人男子の1/4)」

「戦死者200万人 一般国民の死者100万人 計300万人(5世帯に1人の割合いで肉親を失う)」

「家を焼かれ 財産を失った者 1,500万人」

そしてナレーションで「いま私たちは、このようにおびただしい同胞の血と汗と涙であがなった平和を確かめ、そして、日本と日本人の上に再びこのような日が訪れないことを願うのみである。ただそれだけを…」と締めくくられるのだが、そこに、日本がどれほどの惨害を近隣アジア諸国に与えてきたかの言及は一切ない。ただひたすら、戦争で日本人はこんなにひどい目にあった、だから平和が大事、というだけである。

この映画は、自分たちが何をしてしまったのかへの反省がまったくない、最後まで独善的な茶番劇でしかなかった。


[1] 吉田裕 『昭和天皇の終戦史』 岩波新書 1992年 P.22
[2] 山田朗 『昭和天皇の戦争 ー「昭和天皇実録」に残されたこと・消されたこと』 岩波書店 2017年 P.244-245
[3] 半藤一利 『日本のいちばん長い日 決定版』 文春文庫 2006年 P.124
https://vergil.hateblo.jp/entry/2021/04/08/074516
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/760.html#c10

コメント [近代史02] あの名画の舞台となった伊香保温泉は今… 中川隆
11. 中川隆[-8773] koaQ7Jey 2024年10月22日 06:37:03 : dZ1znMeMU2 : QlpBN2wuYkZHNXM=[8]
浮雲 - Apple TV (日本) 動画
https://tv.apple.com/jp/movie/%E6%B5%AE%E9%9B%B2/umc.cmc.75dxblezbdxb3jmk9kxpm1rj7
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/355.html#c11
コメント [政治・選挙・NHK295] <サンデー毎日>「選挙のプロ」による“解散総選挙”全議席予測 石破自民24減 単独過半数割れギリギリ 野党一本化進まず「… 赤かぶ
21. 秘密のアッコちゃん[785] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2024年10月22日 06:46:08 : fjTz2F981w : QTJUazdpaUhyT1U=[350]
<■1459行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
<主張>衆院選と年金 次世代も安心する提案を
社説
2024/10/22 5:00
https://www.sankei.com/article/20241022-MQA74BFJDZKTJFYNJZVXNJ2PIU/
令和7年には5年に1度の年金法の改正が予定されている。
だが衆院選での年金を巡る議論は低調だ。
今年2024年夏に公表された年金の財政検証では、積立金の運用が順調だったことなどで収支は好転した。
しかし、これで改革の機運を衰退させてはいけない。
非正規雇用の人が増え、高齢期にも多くの人が働くようになっているのに、今の年金制度は働き方の変化に追い付いていない。
公的年金の土台となる基礎年金(国民年金)の水準低下にも対処が必要である。
選挙戦は、これらの難問にどう取り組むかを訴える好機なのに、各党の公約は漠然としていて、具体策や実現の時期、財源の裏打ちが示されていない。
自民党は、パートなど短時間労働者への厚生年金の適用拡大に向けて
「引き続き検討」
するというが、拡大は企業規模なのか、業種なのか、労働時間なのか明確でないのは問題だ。
基礎年金の水準については、自民も公明党も
「底上げを図る」
と主張するものの、どのような手段で実現するのかは不明だ。
有権者に理解してもらう努力が欠けている。
低年金の人に、国庫負担などによる給付を行い、年金に最低保障機能を持たせる
「最低保障年金」
案は野党側には今も魅力的に映るようだ。
国民民主党は
「最低保障機能強化による安心の年金制度」
を謳い、日本維新の会は制度の抜本改革による
「最低所得保障制度」
の導入を掲げる。
立憲民主党は
「低所得の高齢者の年金に一定額を上乗せして給付する」
と訴える。
しかし、最低保障年金は過去に頓挫した経緯がある。
旧民主党は平成21年の衆院選で
「月額7万円の最低保障年金」
を掲げた。
だが、政権奪取後に試算すると、消費税5%弱分の追加財源が必要なうえ、生涯の平均年収が420万円程度を超える人には減額になる仕組みだと分かった。
各党が、本気で最低保障年金や年金の上積みを制度化するつもりなら、当時の民主党案とどう違い、どう財源を用意するつもりか明らかにすべきだ。
年金などの社会保障制度は、次世代に安心を繋げられるかが問われている。
過去の失敗に学び、公平で適切な再分配をしなければならない。

<産経抄>タフな政治家を選べるか
2024/10/21 5:00
https://www.sankei.com/article/20241021-SR2BR33Y6BOG7IBGCODQBZ4P44/
我田引水だが新聞を開くのが楽しみだ。
ほっとする話題、結果を知っていてもその裏側を知ることがある。
▼週末2024年10月19日には箱根駅伝の予選会が行われ、立教大がトップ通過で出場権を得た。
失礼ながら意外な好成績だ。
翌2024年10月20日付の本紙スポーツ面では
「タフ」
さを重視した新監督の改革が背景にあったことが明かされていた。
▼立大は昨年2023年予選会直前に当時の監督が不祥事で解任された。
新監督に就いたのは強豪、駒沢大のコーチだった高林祐介さん(37)だ。
熱血監督として知られた大八木弘明さんの薫陶を受けた。
高林監督は坂道の走り込みなど
「タフなコンディションでも走れる土台作り」
をした。
▼強豪校の練習を身をもって知る指導は選手らの意識改革にも繋がった。
季節外れの暑さの中、過酷な予選会で
「タフ」
さを証明し、高林監督は
「ようやくスタートラインに立てた」
と箱根路へ静かな闘志を語った。
▼さてこちらも各地で激戦が繰り広げられている衆院選は投票日まで1週間を切ったが、タフな環境で国益を守れる政治リーダーを選べるだろうか。
同僚の近著『政治家は悪人くらいでちょうどいい!』(乾正人著、ワニブックス)は
「善人に政治家は務まらない」
と歯に衣着せず、今、求められている政治家像を語っていて興味深い。
▼「悪人」
と言っては中高生ら良い子には誤解があろうが、専制国家に毅然と対峙できる胆力ある政治家はいるか。
先日の本紙「正論」で同志社大の村田晃嗣教授は、日本の政治家は国内権力闘争に敏感でも国際政治ではものを言えず
「突然ナイーブ」
になると手厳しい。
防衛費増に反対し「外交力」でと声高に語っても、専制国家との協調ばかり口にするのが外交では、頼りにならない。

<正論>分断排し「ネットワーク」の力を 
同志社大学教授・村田晃嗣
2024/10/10 8:00
https://www.sankei.com/article/20241010-TR3DZNNZVJLZBG2PVLBSICD7LY/
石破茂氏が自由民主党総裁、そして内閣総理大臣に選ばれ、早くも衆議院が解散された。
いよいよ総選挙である。
ここで、石破内閣の内外の課題について論じておきたい。
■自民総裁選で感じた変化
自由民主党の総裁選挙は、稀にみる激戦であった。
その熾烈な駆け引きは、エミー賞受賞で話題のドラマ『SHOGUN 将軍』をすら連想させた。
ほとんどの候補者が脱派閥を訴え、麻生派を基盤とした河野太郎氏が守旧派にされたが、結局はどの候補者も派閥的な勢力に依存していた。
400人近い国会議員を擁する巨大政党を、派閥ないしは派閥的なものなしに運営することは不可能であろう。
派閥を否定しながら都合に応じて派閥に頼るゲームでは、有権者の信頼は回復できない。
派閥の功と罪をしっかりと検証した上で、派閥とどう向き合うかを現実的に示すべきである。
さもなければ、自民党の古い体質は変わるまい。
他方で、自民党、そして日本政治の変化を感じさせるものもあった。
9人の総裁候補のうち2人は女性だったし、そのうちの1人、高市早苗氏は決選投票に臨み、予想以上に善戦した。
また、43歳という若さの小泉進次郎氏も3位に付けた。
更に候補者の多くが留学経験などを持ち、英語に堪能であった。
しかも9人のうち河野氏(ジョージタウン大学)、高市氏(神戸大学)、小泉氏(関東学院大学)と3人までが、東京以外の大学の卒業生であった。
戦後の歴代首相で東京以外の日本の大学で学んだ者は、実は池田勇人(京都大学)と宇野宗佑(神戸大学中退)の2人だけなのである。
地方活性化を語っても、日本の政治が如何に中央集権的であるかを如実に示していよう。
さて、石破新首相は5回の総裁選に出馬したベテラン政治家であり、男性の世襲政治家である。
その意味では上述の
「変化」
の枠外にいるのだが、彼はキリスト教徒である。
戦前では原敬、戦後では吉田茂や鳩山一郎、大平正芳などの首相がキリスト教徒であり、直近では麻生太郎氏(カトリック)がそうである。
明治維新以来、日本のキリスト教徒は人口の1%前後で推移しており、今でも100万人ほどである。
その意味では、令和初のキリスト教徒の首相も
「変化」
を体現している。
ジェンダーや世代、国際性、そして宗教などで、包括政党として自民党は新たな多様性を受容できようか。
そうなれば、摩擦を伴いながらも、日本政治は活力を取り戻そう。
他方で、今回の総裁選挙では、高市氏を軸に保守層が強い結束を示した。
米国では既に、共和党も民主党も党内に大きな亀裂を抱えている。
自民党が党内の和解、党外世論との対話に失敗すれば、日本政治は米政治の轍を踏むやもしれない。
■国内「権力闘争」好きだが
自民党総裁選挙は、半ば古いゲームを新しいプレーヤーたちが戦ったことになる。
国際政治もそうである。
グローバルサウスなど新たなプレーヤーが台頭する中で、21世紀のグローバル協力と20世紀、否、19世紀を思わせる露骨な大国間政治や民族・宗教対立が並行している。
日本人の多くは戦国時代や幕末の歴史を愛好し、国内政治の権力闘争にも敏感である。
ところが、国際政治になると突然ナイーブになり、平和の精神や自主独立の気概を観念的に語るだけであったり、逆に、弱肉強食と権謀術数ばかりを強調して規範の力やソフトパワーを軽視したりしがちである。
石破内閣の国内的権力基盤は未だ不安定だが、より不安定な国際情勢の舵取りをしなければならない。
米国の大統領選挙の行方も、まだ分からない。
石破氏が提起するアジア版NATOの創設や日米地位協定の見直しは、対米自立の心の琴線には触れる。
だが、トランプ政権相手にはほとんど実現不可能であろうし、ハリス政権でも容易ではあるまい。
そうした交渉に時間と精力を注ぐ間にも、台湾海峡や朝鮮半島、中東などの国際情勢に何が起こるかわからない。
日本が対米交渉力を持つためにも、まずは岸田文雄前内閣が決定した防衛費の倍増や反撃力の保有という公約を実現すべきであろう。
■日本の持ち味生かせるか
またバイデン政権の間に、日米韓、日米比などのミニラテラル協力も進んできた。
これに日米豪印の協力(クアッド)などを重ね合わせながら、安全保障協力を進めていくのが先決ではなかろうか。
幸い、石破内閣は経験豊かな外相や防衛相、首相補佐官を揃えている。
彼らが述べたように、遠大な制度設計はあくまで
「中長期的な課題」
であり、まずは既存のネットワークを活用すべきであろう。
こうした
「ネットワークパワー」
こそが日本の持ち味だとの指摘もある(ミレヤ・ソリース氏)。
実は、自民党政治のしたたかさも
「ネットワークパワー」
にあろう。
石破内閣には、国内政治の経験と知恵を国際政治にも大いに活用してもらいたい。

<主張>衆院選と少子化 財源確保の議論不十分だ
社説
2024/10/21 5:00
https://www.sankei.com/article/20241021-SP4JC7WFYJOMHGZJYRQLGLDYV4/
日本の少子化は年々深刻さを増している。
更に高齢化で死亡者数は増加傾向にある。
人口減少は歯止めがかからない状況だ。
少子化と人口減少は社会保障制度の持続可能性に悪影響を与え、国の活力低下にも繋がりかねない。
令和5年の出生数は過去最少の72万7288人だった。
令和6年は70万人を割る可能性がある。
令和5年の合計特殊出生率は1・20と過去最低を更新した。
にもかかわらず、衆院選では各党から危機感が伝わってこない。
しかも訴えは給付の拡充策が中心で、財源確保の議論が足りない。
財源の裏付けがなければ実効性は確保されまい。
自民党は公約に政府の
「こども未来戦略」
を踏まえ、児童手当拡充や高等教育無償化、住宅支援強化などを盛り込んだ。
子育て支援の財源として、政府は公的医療保険に上乗せして徴収する
「子ども・子育て支援金」
の創設を決めている。
岸田文雄前首相は社会保障費の歳出削減などで
「実質的な負担は生じない」
と説明してきた。
だが、高齢化で需要が高まる医療・介護サービスを低下させずに、歳出削減を十分に行うことが出来るのか疑問は残ったままだ。
石破茂首相は岸田前政権の少子化対策を継承する姿勢を示している。
負担についても、きちんと論じるべきだ。
立憲民主党は公立小中学校の給食費無償化、高校や国公立大の授業料無償化を掲げている。
子供・子育て予算として
「対GDP(国内総生産)比3%台」
を達成するとも主張しているが、安定財源はどうするつもりなのか。
不明確では政権担当能力を疑わざるを得ない。
教育費による家計の圧迫が少子化要因になっているとの問題意識は多くの党で共有されている。
日本維新の会は教育の全課程の無償化、公明党は国公私立を問わず高校の実質無償化と2030年代の大学の無償化、国民民主党は高校までの授業料完全無償化を訴えている。
各党は丁寧に説明する必要がある。
訴えるべきは他にもある。
人口減に対応した地域の在り方についてだ。
日本の総人口は約1億2500万人だが、50年後は3割減ると推計されている。
人手不足に拍車がかかり、地方の過疎化も進む。
人口減でも繁栄できる国家像を提示することも重要である。

処理水問題で中国と対峙、高市早苗氏に台湾から期待の声 衆院選「裏金」で騒ぐだけでいいのか 元産経新聞台北支局長がシンクタンク設立
2024.10/18 06:30
https://www.zakzak.co.jp/article/20241018-QCCQC6GNGFNRJMN3VRV4Z5OL4E/
衆院選はあたかも
「政治とカネ」
一色のようだが、日本を取り巻く国際情勢に目を向けると、果たして
「裏金、裏金、裏金」
と騒いでいるだけでいいのかと思う。
公示前日の2024年10月14日、中国軍は台湾を取り囲むように大規模な軍事演習を行った。
折しもこの日、筆者は台北にいた。
産経新聞前台北支局長の矢板明夫氏が設立した
「インド太平洋戦略シンクタンク」(印太戦略智庫)
の発足式に出席するためだった。
式典には、頼清徳総統が祝辞を寄せた他、郭智輝経済部長(経産相に相当)、元立法院長で台湾日本関係協会の蘇嘉全会長、日本の対台湾窓口機関、日本台湾交流協会台北事務所代表の片山和之氏、米国の対台湾窓口機関、米国在台協会(AIT)台北事務所長のレイモンド・グリーン氏、ドナルド・トランプ前米政権下で、マイク・ポンペオ前国務長官の中国政策に関する首席顧問を務めたマイルズ・ユー氏、半導体大手「聯華電子」(UMC)創業者の曹興誠氏らが出席した。
台湾メディアも多く詰め掛け、矢板氏のシンクタンクへの関心の高さを窺わせた。
片山氏は挨拶の中で、中国軍による演習が矢板氏のシンクタンクの重要性を物語っていると述べた。
矢板氏は、日本の本州(山口県下関市)と九州(北九州市)を結ぶ関門橋をモチーフにした写真を背景に、このシンクタンクがインド太平洋地域の自由を守ると共に、台湾と世界の民主主義国家を繋ぐ
「架け橋」
になればとの抱負を語った。
式典後のパーティーで、台湾側の出席者から話を聞くと、自民党総裁には高市早苗前経済安保相になってほしかったとの声が相次いだ。
高市氏は
「台湾有事は日本有事」
と明言した安倍晋三元首相の遺志を継ぐ姿勢を明確にしているからだ。
高市氏は昨年2023年9月、国際原子力機関(IAEA)総会で、東京電力福島第1原発処理水の海洋放出について中国側から批判を受けると、
「突出した輸入規制を採っているは中国のみです」
「日本としては引き続き、科学的根拠に基づく行動や正確な情報発信を中国に対して求めていきます」
と強調した。
「処理水」

「核汚染水」
と呼んだ中国代表に反論したものだ。
中国の批判に
「受け身」
にならず、正面から対峙した政治家は珍しい。
実際、読売新聞によると、岸田文雄首相(当時)は周囲に
「中国を再び刺激しないか」
と不安を漏らしたという。
中国側は、高市氏が退出した後、再反論したが、在ウィーン日本政府代表部の引原毅大使(同)が
「中国には、トリチウムの年間排出量が、福島第1原発の5倍から10倍の原発もある」
と再び反論した。
日中間の応酬はこれで終わったが、
「日本側の発言で終わるという最も望ましい形」(政府関係者)
となった。
ちなみに、引原氏は高市氏と同じ奈良県出身だった。
石破茂首相も総裁選前、台湾を訪問して頼総統らと意見交換したが、衆院選では積極的に安全保障について語ってほしい。
日本には内向きになっている余裕はないはずだ。
 (産経新聞特別記者・有元隆志)

石破政権「机上の空論」国家安全保障最前線
日米同盟を「対等な同盟に」石破首相の空想 決定的に違う「核を保有しているか否か」…日本の限界は大きく まず憲法改正を
2024.10/19 15:00
https://www.zakzak.co.jp/article/20241019-N7P52NS64BJN3N45FTJCM7UJSI/
石破茂首相は
「日米の対等な同盟」
を主張していて、米シンクタンク
「ハドソン研究所」
のホームページで発表した寄稿文
「日本の外交政策の将来」
に、まず
「米英同盟なみに日米同盟を強化する」
として以下のように書いている。
「石破政権では 戦後政治の総決算として米英同盟なみの『対等な国』として日米同盟を強化(する)」
「アーミテージ・ナイ・レポートはかつて米英同盟の『特別な関係』を同盟のモデルとして、日米は『対等なパートナー』となることを提案した」
「今、それが可能となり、米国と肩をならべて自由主義陣営の共同防衛ができる状況となり、日米安全保障条約を『普通の国』同士の条約に改定する条件は整った」
石破首相は、日米の関係がかつては対等ではなかったが、今や対等になり
「自由主義陣営の共同防衛ができる状況となった」
と言いたいのであろうが、それは空想でしかない。
日米関係は決して対等ではない。
決定的に違うのは
「核を保有しているか否か」
だ。
非核国家でなおかつ完全な集団的自衛権を有していない日本の限界は大きく、石破首相が主張する
「米国と肩をならべて自由主義陣営の共同防衛ができる状況になった」
とは言えないのである。
石破首相は寄稿文で、日米安保条約は
「非対称双務条約」
であり改定すべきだとも指摘している。
「アメリカは日本『防衛』の義務を負い、日本はアメリカに『基地提供』の義務を負うのが現在の日米安全保障条約の仕組みとなっているが、この『非対称双務条約』を改める時は熟した」
「日米安全保障条約と地位協定の改定を行い自衛隊をグアムに駐留させ日米の抑止力強化を目指すことも考えられる」
「そうなれば、『在グアム自衛隊』の地位協定を在日米軍のものと同じものにすることも考えられる」
「更に、在日米軍基地の共同管理の幅を広げていくなどすれば在日米軍の負担軽減ともなろう」
日米安保条約は通常、
「非対称双務条約」
ではなく片務条約と呼ばれている。
米国は日本防衛の義務を負うが、日本は米国防衛の義務を負わないからだ。
この片務性は日本にとってある意味で都合の良いものである。
石破首相のように、地位協定の改定やグアムへの自衛隊駐留、在日米軍基地の共同管理を主張するのであれば、米側が
「片務性こそ問題であり、日本も米国防衛の義務を負いなさい」
と反論してくるのは火を見るより明らかだ。
そこまでの危険を冒してまで地位協定の改定やグアムへの自衛隊駐留を主張すべきではない。
もしも日本が米国と対等な国として米英同盟並みに日米同盟を強化したいのであれば、日本には集団的自衛権の行使が求められる。
つまり、憲法を改正して集団的自衛権の行使が可能な普通の国家になる必要がある。
しかし、石破首相のハドソン寄稿文には憲法改正の記述がない。
まずは憲法改正から始めなければいけない。
■渡部悦和(わたなべ・よしかず)
元陸上自衛隊東部方面総監、元富士通システム統合研究所安全保障研究所長、元ハーバード大学アジアセンター・シニアフェロー。
1955年、愛媛県生まれ。
1978年東京大学卒業後、陸上自衛隊に入隊。
その後、外務省安全保障課出向、ドイツ連邦軍指揮幕僚大学留学、第28普通科連隊長(函館)、防衛研究所副所長、陸上幕僚監部装備部長、第2師団長、陸上幕僚副長を経て2011年に東部方面総監。
2013年退職。
著書・共著に『日本はすでに戦時下にある』(ワニブックス)、『宇宙安全保障』(育鵬社)、『台湾有事と日本の安全保障』(ワニブックスPLUS新書)など多数。

石破政権「机上の空論」国家安全保障最前線
同盟国に不信感与えた石破首相の寄稿文 総裁選期間中に米シンクタンクで発表 問題点満載、疑われる安全保障への「机上の空論」
2024.10/16 06:30
https://www.zakzak.co.jp/article/20241016-BXVMWL2LKBPOBBWGYBDW4JAYBQ/
現在、国内外が混沌とした状況にある。
ロシアのウクライナ侵略が継続し、中東ではイスラエル・ハマス戦争が1年経過しても終結せず、イスラム原理主義組織ハマスのみならず、イランや親イラン民兵組織ヒズボラとの紛争に拡大している。
中国は
「台湾武力統一」
を放棄していない。
権威主義国の中国やロシアは、我が国の領空・領海を侵犯している。
まさに我々は激動の時代を生きている。
国内においては、岸田文雄政権から石破茂政権への交代があった。
3年間続いた岸田政権を批判する人は多いが、私は安全保障分野における同政権の功績を高く評価している。
国家安全保障戦略などの
「安全保障3文書の策定」
や、
「防衛費のGDP(国内総生産)比2%への増額」
への道筋をつけた、日米関係を最良の状態にしたことは特筆すべきことだ。
岸田政権を引き継いだ石破政権には、激動の時代における国家運営、特に安全保障分野のかじ取りを適切に行ってもらいたいと思う。
しかし、石破首相に不安を感じている。
石破首相が総裁選の期間中、米シンクタンク「ハドソン研究所」のホームページで発表した
「日本の外交政策の将来」
と題する寄稿文は問題点満載で、安全保障に関する見識が疑われる文書であるからだ。
この不用意に公開された寄稿文が、米国やアジアの諸国に石破首相に対する不信感を与えた。
「覆水盆に返らず」
とはまさにこのことだ。
石破寄稿文には、
「アジア版NATO(北大西洋条約機構)の創設」
「対等な普通の国同士としての『日米安全保障条約の改定』『日米地位協定の改定』」「国家安全保障基本法の制定」
「米国のFEMA(連邦緊急事態管理庁)に準ずる防災省の設置」
「米国の核シェアや核の持ち込みの具体的な検討」
「自衛隊のグアム駐留」
などが提案されている。
これらは
「机上の空論」
だ。
例えば、対等な普通の国同士としての
「日米安全保障条約の改定」
「日米地位協定の改定」
「米国の核シェアや核の持ち込みの具体的な検討」
は、米国の反発を受けるだけだ。
国内外情勢が厳しい状況下において最優先の課題ではない。
ましてや、
「アジア版NATOの創設」
「米国のFEMA(連邦緊急事態管理庁)に準ずる防災省の設置」
「自衛隊のグアム駐留」
などは、まさに非現実的な議論だ。
幸いにも、石破首相は所信表明演説(4日)では、
「アジア版NATOの創設」
「日米地位協定の改定」
などには触れなかった。
これは賢明だった。
いずれにせよ、石破首相が優先すべきは憲法改正を行い、集団的自衛権の問題を完全に解決することだ。
この集中連載においては、激動の時代における
「現実論」

「机上の空論」
について記述したい。

高市早苗氏、支持者の自民党離れを危惧 投票呼び掛けも「高市さん応援しても自民党には失望」の声が続く
2024/10/19(土) 18:06配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/d4c791f3987620eeb7a75e87e11b5683cc4b97d5
自民党の高市早苗前経済安全保障担当相が2024年10月19日、自身のX(旧ツイッター)を更新。
今回の衆院選(2024年10月27日投開票)に向け、総裁選で自身以外の候補者を応援した自民党公認候補者への投票をしないという声があるとして、同党への投票を呼び掛けたが、リプ欄には高市氏は支持しても現在の自民党は支持出来ないという声が相次いだ。
高市氏は
「なかなかニュースも含めてネット情報をチェックする余裕も無いスケジュールで全国遊説を続けていますが、昨日、辛い話を聞きました。」
と切り出し、
「先月2024年9月の自民党総裁選で私以外の候補者を応援しておられた自民党公認候補者に対して『投票しない』と仰る方が居られるという話が数件」
「困り果てた当該候補者の陣営から、私の秘書に連絡を頂いたそうです。」
と明かした。
その上で、高市氏は
「今、私達が戦っている衆議院選挙は、政権選択選挙です」
「私も含めて自民党の候補者達は、自民党への様々なご批判も全員で受け止めながら、これからも日本国の舵取りをお任せいただけるよう、1人でも多くの当選を目指して頑張っている最中です」
「議席を減らして野党になってしまうと、私が訴えてきた政策を議員立法で実現する事も困難になります」
と訴え、
「だから私は、昨日も、今日も、総裁選で他陣営に居られた候補者の応援にも伺っていますし、皆様にも是非とも応援をして頂きたいと願っています」
「どうか宜しくお願い申し上げます」
と呼び掛けた。
高市氏の投稿に対し、フォロワーからは
「高市さんは応援するが自民党には失望した人が多いと思います」
「残念ながら、今の石破政権には信用がない」
「自民党への失望と憤りを持ち続けている自民党員もたくさんおられると感じております」
「自民党に票が集まれば、『有権者の支持を得た』と更に私が望まぬ方向に進む気がしてなりません」
「石破政権を保守政権と認めないのも1つの立派な判断です」
などといった意見が続いた。
(よろず〜ニュース編集部)

日米防衛相、抑止力強化へ連携確認 中谷氏、中国念頭に「現状変更に反対」
2024/10/19 21:58
https://www.sankei.com/article/20241019-TNWRZLH26ZM6XGD6JYD4YHPVPQ/
中谷元・防衛相は2024年10月19日、先進7カ国(G7)国防相会合が開かれたイタリア南部ナポリでオースティン米国防長官と会談した。
両氏の対面での会談は初めてで、日米同盟の抑止力・対処力を一層強化するため緊密に連携していくことを確認した。
中谷氏は会談で、中国による東・南シナ海や台湾周辺での覇権主義的な行動を念頭に
「インド太平洋地域は戦略的に極めて重要な地域だ」
「東・南シナ海での力による一方的な現状変更の試みに反対する」
と述べた。
「台湾海峡の平和と安定が国際社会に重要だ」
とも語った。
オースティン氏は、米国が核を含む戦力で日本防衛に関与する
「拡大抑止」
に触れ、
「あらゆる能力を含め、米国の日本防衛に対するコミットメントは揺るぎない」
と強調。
日米の反撃能力の充実や指揮統制における連携強化の推進が重要だとの考えを示した。
日本は来年2025年春に陸海空3自衛隊を一元的に指揮する統合作戦司令部を創設する。
米軍も在日米軍司令部を統合軍司令部に再編する方針で、日米が作業部会を通じて連携強化の議論を加速させていくことを確認した。
石破茂首相が唱える日米地位協定の改定への言及があったかどうかは明らかにされなかった。
両氏はまた、北朝鮮の核・ミサイル開発などを念頭に、日米韓などが多国間連携を一層強化していくことを確認した。

<主張>原発で日本回復を目指せ 国民生活とAI立国のために
社説
2024/10/20 5:00
https://www.sankei.com/article/20241020-CLMDDPLQJVJXNAJTVGWX5MQGIE/
日本の政治は重要な忘れものをしていないか―。
衆院選の最中であるにもかかわらず、各政党や候補者からエネルギーに関する発言がほとんど聞こえてこないのだ。
ロシアによるウクライナ侵攻や中東での紛争激化に加え、中国の台湾威圧で地政学的な緊張が日々、高まりつつあるのにどうしたことか。
資源貧国で島国の日本は、国際紛争の余波を受けやすい。
国内電力の約7割を占める火力発電の燃料の大半は、輸入天然ガスと石炭に依存している。
タンカーの行く手が塞がれたり、迂回を余儀なくされたりすれば、日本はたちまち電力不足に陥る運命だ。
■安全保障力ある電源は
緊張含みの国際情勢に照らした場合、日本に最も頼りになる電力源は原子力発電だ。
原発は13カ月ごとに止めて定期検査をしているが、必要があれば2年以上の連続運転も可能である。
抜群の安定供給能力などで原子力は準国産エネルギーに位置付けられてきた。
電力の安定供給に最も役立つ原発なのだが、東日本大震災を機に当時の民主党政権によって全面停止に追い込まれた。
国内の原発再稼働は異様に遅い。
大震災前には54基の原発が存在したが、その後に21基が廃炉となった。
残った33基中、再稼働を果たした原発は12基に過ぎないのだ。
こうした減り方を目の当たりにすれば、再稼働の促進や新増設の必要性が痛感されるはずだが、肝心の自民党でさえ頼りない。
「原子力など脱炭素効果の高い電源を最大限活用」
すると公約しているが、目的は
「カーボンニュートラル(脱炭素)」

「エネルギー安全保障」
のためと記す。
順番が違わないか。
原発の必要性を明確に説いているのは唯一、国民民主党だ。
データセンターや半導体工場の増加による電力需要の大幅急増を見据えた上で
「原子力発電所の建て替え・新増設により、輸入に頼らない安価で安定的な電力を確保する」
としている。
立憲民主党は
「原発の新増設は認めない」
と宣言した。
今後4半世紀内に出来る限り早く
化石燃料にも原子力発電にも依存しないカーボンニュートラルを達成」
するという。
■規制委の是正も急務だ
有権者の多くは気付いていないかもしれないが、実は日本の原子力発電は、持続可能性が危ぶまれるほどの深刻な状況に直面している。
13年前2011年の東京電力・福島第1原子力発電所事故の煽りで、既存原発の21基が今も未稼働であることに加え、原発新増設の動きも止まったままだ。
このため原発の部品を供給する企業には廃業に至ったところも少なくない。
国内の原発メーカーである三菱重工業、日立製作所、東芝の3社でも新規プロジェクトが途絶えたことで高度な原発技術の世代間継承に支障を来しつつある。
原発を保有する電力10社でも再稼働を果たしたのは3社に過ぎず、実機での発電経験のない運転員が増しているのだ。
政府は目下、次の
「第7次エネルギー基本計画」
の案を練っている。
衆院選後の新政権には原子力活用に向けての采配を期待する。
現行の6次計画にある
「可能な限り原発依存度を低減する」
との記述などは
「低減」

「増大」
に改めたい。
耳当たりの良い再生可能エネルギーは安定性に欠け、メガソーラーは環境破壊と隣り合わせだ。
原子力発電への消極姿勢を改めなければ電力供給の不足と電気代の値上がりで、国民生活も産業も苦難の道を歩むことになる。
3年前2021年の6次計画策定時点に比べ、エネルギーを取り巻く諸環境は激変している。
国際紛争だけでなく、新産業革命を牽引する人工知能・生成AIの出現も加わった。
AIの開発や運用には膨大な電力需要の発生が予測されており、それへの対応には原発をおいて他にない。
新政権には、再稼働の安全審査に関わる原子力規制委員会の業務遅滞の解決が急務である。
国のエネルギー行政との整合性の回復には規制委設置法の改正も視野に入れるべきだろう。
石破茂首相は就任直後の所信表明演説で
「日本を守る」
など5つの
「守る」
を表明したが、その履行の基盤にはエネルギーが必要だ。
日本の地政学的現況を直視すれば主軸は自ずと原子力エネルギーに帰着する。
各党諸賢には根本原則として胸に刻んでもらいたい。

高橋洋一「日本の解き方」
自民と立民が「増税路線」で同調 歩調合わせ減税に否定的、震災後の悪夢が繰り返される 財務省には千載一遇の好機≠ゥ
2024.10/19 10:00
https://www.zakzak.co.jp/article/20241019-5WEPJDBKSRITPAO67CADSNHPIA/
金融所得課税の強化について、石破茂首相は自民党総裁選で取り上げた後で引っ込めたが、ここにきて立憲民主党の野田佳彦代表が
「25%への引き上げもあり得る」
と強調した。
野田氏は法人税も上げる余地があると述べたという。
衆院選のタイミングでこうした発言をした狙いはどこにあるのか。
石破政権はブレるので、金融所得課税については再びブレて
「課税強化」
を言いかねない。
はっきり言えば、消費税について、自民党と立憲民主党がシンクロしているのが気になる。
与野党党首は2024年10月13日のNHK番組で論戦した。
石破首相(自民党総裁)は、消費税率について
「引き下げることは考えていない」
「当面、上げることも考えていない」
とした。
減税はやらない方針だ。
立憲民主党の野田氏も消費税の減税に関し
「高額な所得者が額として一番恩恵を受ける」
と述べた。
一般的には、消費税は逆進性があるので、減税は低所得者層ほど有利になる。
だが、わざわざ額に言及して分かりにくくしているが、要は減税しないということだ。
他の野党党首は減税に言及しているのに、自民と立民は歩調を合わせて減税に否定的だ。
立民の新代表が決まった段階で危惧していたが、野田氏と言えば、民主党政権時代に消費増税という財務省の戦略にまんまと乗り、一部では
「使い勝手ヨシヒコさん」
とも揶揄されていたらしい。
石破首相も、財政緊縮と金融引き締めで有名だった人だ。
衆院選では自民党と公明党は苦戦が見込まれ、自民の過半数割れを予測する人も少なくない。
有権者の動向によっては自公で過半数割れもあり得る状況だ。
その場合、負け方にもよるが、自公と立民による
「大連立」
にならないとも限らない。
仮に
「台湾有事」
になると、大連立の大義名分ができる。
そうした話は東日本大震災の時にあった。
実際には大連立にはならなかったが、当時の野田首相と野党だった自民党の谷垣禎一総裁はともに増税志向だったので、復興増税と2度の消費増税というホップ・ステップ・ジャンプという財務省の野望が実現した。
財務省は、大連立にならなくても、この東日本大震災の後の増税路線の再来を狙っているのではないか。
歴史は繰り返すという。
増税したい財務省からみれば、自民と立民の両トップが増税志向だというのは千載一遇のチャンスだ。
しかも、立民の野田代表は、過去の消費増税の立役者なので、再び増税をやってくれそうだと期待してもおかしくない。
今回は野党なので、石破首相を誘導することも考えられる。
野田代表から金融所得課税25%や法人税増税を言い出したのも、そのための戦略ではないだろうか。
早速、石破首相は防衛増税を言い出した。
金融所得課税は金持ち優遇の是正、法人税増税は利益をため込んで吐き出さない企業へのペナルティーというキャッチフレーズだろう。
そこで増税に勢いをつけ、次には社会保障にかこつけて再び消費増税というシナリオを財務省は描いているのではないか。 
(元内閣参事官・嘉悦大教授、高橋洋一)

高橋洋一「日本の解き方」
石破首相が掲げた「アジア版NATO」の非現実度 日米地位協定見直しも含め…まず同盟国助けられない「憲法9条の改正」が先決だ
2024.10/18 11:00
https://www.zakzak.co.jp/article/20241018-E3LN6EODCRPCLKCBOJZXV7BG2M/
石破茂首相は自民党総裁選の際に掲げた
「アジア版NATO(北大西洋条約機構)」
の構想について所信表明演説では触れなかった。
だが、党内に議論する新組織を設置するよう指示した。
アジア版NATOは日本の安全保障に資するのか。
現実味のある構想なのか。
石破首相は総裁選で、日米地位協定の見直しにも言及した。
アジア版NATO創設と日米地位協定見直しは、根っこのところで今の日米安保条約と密接に関係しており、更にその背景には憲法問題がある。
そこで、まずは日米安保条約の条文を振り返っておこう。
ポイントは第5条と第6条だ。
第5条では
「各締約国は、日本国の施政の下にある領域における、いずれか一方に対する武力攻撃が、自国の平和及び安全を危うくするものであることを認め、自国の憲法上の規定及び手続に従って共通の危険に対処するように行動することを宣言する」
としている。
第6条では在日米軍の地位について
「別個の協定などに規律される」
としている。
第5条は
「日本国の施政の下にある領域における」
と書いてあるので、日本が攻められた時に発動するもので、米国が攻められた時ではない。
これが
「相互」
安全保障ではなく、
「片務的」
安全保障と言われる所以だ。
これを前提として日米地位協定がある。
一方、NATO条約では、第5条で
「締約国は、ヨーロッパ又は北アメリカにおける一又は二以上の締約国に対する武力攻撃を全締約国に対する攻撃と見做すことに同意する」
「従って、締約国は、そのような武力攻撃が行われた時は、各締約国が、国際連合憲章第51条の規定によって認められている個別的又は集団的自衛権を行使して、北大西洋地域の安全を回復し及び維持するためにその必要と認める行動(兵力の使用を含む)を個別的に及び他の締約国と共同して直ちに執ることにより、その攻撃を受けた締約国を援助することに同意する」
とされており、明らかに異なっている。
日米安保条約が
「片務的」
なのは、日本の憲法9条で交戦権を否定しているからだ。
つまり、同盟国が攻撃された時でも、助けるために交戦できないのだ。
要するに、憲法9条を改正しないと、日米安保条約すら
「相互的」
にできない。
ましてアジア版NATO創設や日米地位協定見直しには到底辿り着けないのだ。
逆にいえば、憲法9条を改正し、日米安保条約を
「相互的な」
ものに改定すれば、ほぼ自動的に日米地位協定も見直せる。
日米安保条約を
「相互的」
なものに改定すれば、その先の将来像としてアジア版NATOもあり得るだろう。
もっとも、アジア版NATOは米国とアジア諸国が安全保障をどのように考えるかに依存するので、日本だけが考えてもできるものではない。
こうしてみると、党内でアジア版NATOを議論しても、大した結論にはならないだろう。
他国に話をしても
「日本の憲法問題が先だ」
と言われ、現実的な政治課題にはならない。 
(元内閣参事官・嘉悦大教授、高橋洋一)

高橋洋一「日本の解き方」
衆院選で防戦一方の自民党、石破政権の政策がブレて争点にできず「政治とカネ」問題が前面に…「岸田政権の劣化コピー」とも
2024.10/16 11:00
https://www.zakzak.co.jp/article/20241016-T3XVBMVR7NOKBOI3DWZBFHVBLQ/
衆院選が2024年10月15日に公示された。
「政治とカネ」
の問題が表に出ているが、他には何が争点になるだろうか。
本来は、外交・防衛や内政を議論すべきであるが、首相就任は今月2024年10月1日、解散は8日後の2024年10月9日、投開票は26日後の2024年10月27日といずれも戦後最短だ。
解散から投開票までの18日間も戦後2番目の短さだ。
選挙日程は、3年前の岸田文雄政権とほとんど同じだ。
石破茂政権は、首相と同様に長らく
「党内野党」
だった
「お友達」
を重要閣僚に据えたが、官房長官は岸田政権から横滑りで、副大臣と政務官はほぼ岸田政権の居抜きである。
こうしたことから政策もほとんど岸田政権を踏襲し、岸田政権の劣化コピーとも言われている。
2024年10月4日の所信表明演説では、総裁選の公約をほぼ全面的に撤回した。
その前に実施された世論調査で、内閣支持率は岸田政権の末期からは上昇したが、それでも政権発足直後では過去最低水準で、
「ご祝儀」
はなかった。
その後、石破政権の変節が明らかになると支持率は下がっているとの調査もあり、焦った石破政権は、焦点を裏金問題にすり替えた。
そこで、不記載だった12人を非公認とし、30人以上を比例重複なしとした。
この判断について
「世論に迎合した」
とも言われるが、この場合の世論というのは非自民層なので、これで自民党に支持が戻るわけではない。
この措置の結果、これまでは
「自民単独で過半数割れ」
が懸念されていたのが、
「自民と公明党の与党で過半数割れ」
も視野に入ってきているという。
そもそも検察の捜査で刑事処分がなされ、それを受けて党規約に基づき党として既に決定した処分について、新総裁が追加処分したというのは
「一事不再理」
の原則に反し不当だ。
「ルールを守る」
と強調する石破首相が自ら破っている。
また、選挙の争点を
「政治とカネ」
の問題に絞ることは、選挙戦術としてもまずい。
野党は
「処分は甘い」
と更に攻勢をかけてくるのは必至だ。
更に、これまで党内野党に対しては寛容だった週刊誌などのメディアも、閣僚のスキャンダルを出し始めた。
このため、ますます政策議論になりにくい状況だ。
実は、外交・防衛や内政を争点にするといっても、石破政権はブレブレでほとんど前言を撤回しているので話にならない。
「憲法7条による解散は違憲の疑い」
と言っていたが、解散してしまった。
「アジア版NATO(北大西洋条約機構)」

「北朝鮮との連絡事務所設置」
などは所信表明演説では姿を消し、
「原発ゼロ」

「選択的夫婦別姓導入」
も後退し、
「金融所得課税強化」
もなくなった。
「最低賃金1500円」
のように変えていないものもあるが、立憲民主党より左で、れいわ新選組並みの政策なので争点になりにくい。
能登の災害に対する措置を予備費か補正予算にするかについても、現実に
「補正予算なし」
なので、ここも争点になりにくい。
結果的に
「政治とカネ」

「スキャンダル」
が争点になれば、自民党は防戦一方だろう。
 (元内閣参事官・嘉悦大教授、高橋洋一)

「『政治とカネ』法律家の立場からは時間の無駄」今の日本に後ろ向きの議論する時間はない
弁護士・田中善信氏
2024/10/18 15:30
https://www.sankei.com/article/20241018-G7YZXJ7CXVLBHC7O5KKLPLPW2Q/?outputType=theme_election2024
27日投開票の衆院選について、弁護士で群馬「正論」懇話会会長の田中善信氏(81)は産経新聞のインタビューに応じ、
「『政治とカネ』の問題は大事なことだが、政治資金規正法をきちんと改正すれば済む話だ」
と指摘した。

今回選挙では、
「政治とカネ」
の問題が大きな争点とされていますが、法律家の立場から言わせて頂くと、東京地検が時間をかけて捜査した以上、更に時間を掛けても新事実が出ることはなく時間の無駄だと思う。
政治にとって最も重要なのは国民の安全と生活を守ることです。
日本周辺には中国、北朝鮮、ロシアという核を保有し核兵器の増産を続ける独裁的国家群がミサイルの矛先を日本に向けている。
備えるには、しっかりとした法制度と軍備を整える必要がある。
最大の法整備は憲法改正だ。
そのためにも与党を中心に改憲に必要な議員数を確保すべきで、選挙で最も問われるのはその点だと思います。
今の日本に後ろ向きの議論をしている時間はありません。
石破茂政権は、国民の声を聴くという姿勢を見せてはいますが、ポーズだけのように見えます。
大事なのは国民、とりわけ将来を担う若者や子供たちが希望を持てる国づくりです。
彼らが望むのは金銭的援助というより日本の明るい未来や希望ではないでしょうか。
その意味でも、党総裁選で多数の党員が支持した高市早苗・前経済安全保障担当相の政策や提言を取り入れることも大切だと思います。
その上で、石破首相には国民の安全と生活を守るための憲法改正に向け、先頭に立って頂きたい。
投票率の低下、長期低迷傾向も将来に対するビジョンを示せない政治家が多いからです。
自身の選挙の事ばかり考え、日本のためにという志をもった政治家が少なくなっていることが原因だと思います。
「政治とカネ」
の問題は大事なことですが、政治資金規正法をきちんと改正すれば済む話です。
近視眼的ではなく、もっと巨視的に日本の将来を考える政治家はいないものでしょうか。
真に将来を語れる政治家が出てくれば、投票率も自然と上がり、国民ももっと政治に関心を持つでしょう。
群馬県からは戦後、4人の首相が誕生している。
土壌はあるはずです。
■たなか・よしのぶ
群馬県富岡市出身。
昭和49年に弁護士登録。
群馬弁護士会に所属し民事、刑事から労働問題、破産や債券回収など幅広くカバー。
特に、警察が手を付けられない事件化以前の、いわゆる民事介入暴力の第1人者として数々の事案解決に尽力。
県警察署協議会会長や県警特別講師などを務め県警特別功労賞受賞。
令和3年12月から群馬「正論」懇話会会長。

自民党、過半数割れの可能性 立憲民主党、公示前より議席上積み 日本保守党、複数議席獲得へ 報道各社、衆院選序盤情勢調査
2024.10/17 11:31
https://www.zakzak.co.jp/article/20241017-WLKH5R2JLFMA3JBPQ2QASGGTBA/
第50回衆院選(27日投開票)について、報道各社の序盤情勢調査が出揃ってきた。
自民党は石破茂首相(総裁)の
「変節」
や、派閥裏金事件などが響き、定数465議席の過半数(233)に届かない可能性が出てきた。
単独過半数割れとなれば、2009年以来となる。
立憲民主党は公示前の98議席から議席を増やし、ベストセラー作家の百田尚樹氏が立ち上げた政治団体
「日本保守党」
は複数議席を獲得しそうだ。
共同通信によると、全289選挙区のうち、自民党(公示前256)がリードしているのは140程度で、接戦区が多い。
比例代表で前回選挙(20年)の72議席を下回るのは避けられない情勢だ。
公明党は公認候補を立てた計11選挙区の全勝は難しい情勢。
自民党との連立与党では過半数を維持する見込み。
立憲民主党は公示前の98議席を超える公算が大きい。
日本維新の会は大阪の小選挙区は堅調だが、比例の支持の広がりに欠け、公示前の43議席に手が届かない可能性がある。
共産党は公示前の10議席程度の獲得が見込まれる。国民民主党も公示前の7議席から上積みする勢い。れいわ新選組は比例で複数議席を確保できそうだ。
社民党は小選挙区の1議席死守が課題。
参政党は支持浸透が見られない。

与党過半数巡り攻防 不記載響き自民低調、立民勢い 衆院選序盤情勢
2024/10/17 5:00
https://www.sankei.com/article/20241017-AEBKGSGRPZMN7EBF43MGFUUFOI/?outputType=theme_election2024
27日投開票の第50回衆院選について共同通信社は15、16両日、全国の有権者15万6千人を対象に電話調査を実施し、取材を加味して公示直後の序盤情勢を探った。
自民党は派閥パーティー収入不記載事件が響き低調。
公明党も伸び悩む。
立憲民主党は議席増へ勢いを見せる。
定数465議席の過半数(233)を巡り、与野党の攻防が続いている。
小選挙区では投票先未定が3割近くおり、今後、情勢は変わる可能性がある。
全289選挙区のうち、自民(公示前勢力256)がリードしているのは140程度にとどまり、接戦区が多い。
比例代表で令和3年前回選の72議席を下回るのは避けられない情勢だ。
単独過半数を維持できるかどうか予断を許さない。
不記載事件に関係し、公認されなかった候補の大半は厳しい戦い。
重複立候補が認められなかった候補も半数近くが先行されている。
立民は公示前の98議席(比例含む)を超える公算が大きい。
無党派層でも支持が拡大しつつある。
前回選で39だった比例議席も増やしそうだ。
日本維新の会は地盤の大阪府の小選挙区で堅調。
だが全国的に比例の支持の広がりがいまひとつで、公示前の43議席に手が届かない可能性もある。
公明は公認候補を立てた計11選挙区の全勝は難しい情勢。
維新と争う大阪府の4小選挙区で苦戦が目立つ。
埼玉14区に出馬した石井啓一代表も激戦。
比例も伸びを欠いており、小選挙区と合わせた公示前の32議席を堅持できるか微妙だ。
共産党は小選挙区1議席を維持しそうだ。
比例次第で、公示前の10議席程度の獲得が見込まれる。
国民民主党も公示前の7議席から上積みする勢い。
れいわ新選組は比例で複数議席を確保できそうだ。
社民は小選挙区の1議席死守へ全力を挙げる。
参政党は支持浸透が見られない。
政治団体
「日本保守党」
は複数議席を得る可能性がある。

自公、全国で苦戦 「政治とカネ」国民から厳しい視線、立民躍進 衆院選序盤調査
2024/10/17 5:05
https://www.sankei.com/article/20241017-AEPDUY4J7VP3RG6G4WBNPM3FXY/?outputType=theme_election2024
15、16両日に共同通信社が実施した衆院選の序盤情勢調査では、自民、公明両党が全国で苦戦している状況が浮き彫りとなった。
「政治とカネ」
の問題を受け、自民は一部を非公認とするなどの対応を取ったが、国民からの厳しい視線は向けられたままだ。
一方、立憲民主党は躍進する見通しだが、主要野党との候補者一本化は限定的で、立民が目標に掲げる
「比較第一党」
には届かなそうだ。
■お詫びしながら臨む選挙
石破茂首相(自民総裁)は16日、香川県内でマイクを持ち、派閥パーティー収入不記載事件について
「こういうことが2度とないように、深く国民の皆さま方にお詫びをしながらこの選挙に臨んでいる」
と述べ、自公政権の継続を訴えた。
野党は不記載事件を巡って自民への批判を強めており、立民の野田佳彦代表は16日、新潟県内での演説会で
「裏金隠し解散だ」
「有権者がペナルティーを与えるしかない」
と主張した。
衆院選の勝敗ラインについて、首相と公明の石井啓一代表は、自公政権を維持するための最低条件となる両党での過半数(233議席)獲得と位置付ける。
自民の公示前勢力は256議席で、政権を奪還した平成24年の衆院選以降、4回連続で単独過半数を獲得してきた。
だが、自民の森山裕幹事長は14日の報道各社のインタビューで
「自民単独でどうするかということをまだ考える余裕はない」
と強調。
このまま低調な状況が続けば、自民が下野した平成21年衆院選以来の単独過半数割れの可能性も見えてくる。
自民は不記載事件に関係した旧安倍派幹部ら12人を非公認とし、30人以上の比例代表への重複立候補を認めない対応を取った。
国民の理解を得るために厳しい選択をした形だが、別の自民関係者は
「非公認で出馬となれば有権者の情が沸く可能性もあるが、党公認で立候補して比例重複だけ認めないというのは分かりにくい」
「理解を得られるだろうか」
と表情を曇らせた。
■野党は候補者調整進まず
一方、野党は不記載事件での自民批判で足並みをそろえるものの、候補者調整は進まなかった。
289の小選挙区のうち、立民、共産両党は142の小選挙区で競合。
与党公認候補と、立民、日本維新の会、共産、国民民主党の主要4野党のいずれかの公認候補が
「一騎打ち」
で争うのは、52の小選挙区にとどまる。
立民の野田氏は
「最低限の目標は自公の過半数割れ」
と息巻くが、共産は野田氏の保守的な路線に反発、候補者調整は多くの小選挙区で整わなかった。
野党乱立の構図となった今回の衆院選では、与党への批判票が分散しており、今後の情勢次第では野党の議席数の伸びの足枷となりかねない。

<主張>衆院選と経済 物価高克服への道筋競え 成長を展望できる具体論を
社説
2024/10/17 5:00
https://www.sankei.com/article/20241017-KHQMFV4RCBJKVHZLRWQHWPRCYI/
衆院選における与野党の論戦で、有権者が高い関心を寄せているのが経済政策である。
物価高にどう対処するのか。
賃上げの動きを確かなものにできるのか。
何よりも、日本経済は長期停滞を脱して将来への展望が開けるのか。
問われているのはそのための具体的な処方箋だ。
各党はこぞって給付金や減税などの聞こえのいい政策を並べているが、具体化への道筋や実現可能性を明確に示せなければ国民の納得は得られまい。
デフレ時代に戻らぬよう経済を底上げし、豊かさを実感できる持続的成長に繋げることが肝要だ。
各党には、バラマキに陥ることなく、中長期的に経済活力を高めるための効果的な戦略を競い合ってもらいたい。
■「デフレ脱却」を確実に
日本経済は今、歴史的な転換期にある。
食品などの幅広い品目で値上げが定着するだけでなく、賃上げの動きは中小企業にも広がりを見せつつある。
「物価も賃金も上がらない」
というデフレ下の社会通念は着実に変化してきた。
既に日銀は利上げに転じ、デフレ脱却を眼目とする異次元緩和路線の修正に踏み出した。
「金利のある世界」
の復活は超低金利下での国債大量発行に支えられた財政運営にも変革を促す。
そうした情勢も踏まえて各党の政策を見極めねばならない。
当面の経済政策で課題となるのは、物価高に伴う消費の弱さである。
8月の実質賃金は3カ月ぶりに減少し、物価高に賃上げが追いつかない状況は今も残る。
ここに効果的な手を打てずデフレからの完全脱却が遠のけば元も子もない。
これは各党に共通する認識だろう。
自民党は公約で、人や技術への積極投資で成長力を強め、その果実を国民に分配すると訴えた。
岸田文雄前政権の路線を踏襲するものだ。
石破茂首相が唱える
「コストカット型経済」
からの脱却もそうである。
だが、それで十分なのか。
衆院選後には経済対策やそれを裏付ける補正予算の編成が予定される。
自民は当面の物価高対策として低所得世帯向けの給付金を約束した。
石破首相は昨年を上回る大型補正予算を編成する意向も示した。
ならば自民が目指す経済対策の中身について、もっと多くを明示すべきだ。
そもそもデフレからの完全脱却をいつ達成できると想定しているのか。
そのため優先すべき政策は何か。
これらを明確に示すことが与党である自民、公明党に求められる責務だろう。
野党の公約で目立つのは消費税や所得税などの減税・撤廃や社会保険料の引き下げだ。
消費を促し経済成長に繋げる狙いがある。
消費税については日本維新の会や共産党、国民民主党などが減税を訴え、れいわ新選組は制度の廃止を求めている。
そこに現実味はあるのか。
■減税の必然性どこまで
物価高が深刻といっても、リーマン・ショックや新型コロナウイルス禍の時のような危機的状況ではない。
高齢化で社会保障費が膨らむ中で、安定財源の消費税に手を付ける必然性は吟味しなくてはなるまい。
国民民主は実質賃金が安定的にプラスになるまで税率を5%にするというが、これを元に戻すときには増税となり、景気を下押しする影響もあろう。
各党は減税の詳細をもっと語るべきだ。
具体的な道筋を示さなければ無責任である。
立憲民主党は現行の消費税の軽減税率に代えて中低所得者向けの
「給付付き税額控除」
を提案するが、制度の大幅変更を円滑に進められるのか。
納得できる説明を尽くすべきである。
「分厚い中間層の復活」
を掲げる立民の公約には、最低賃金引き上げや人への投資など自民と似通う部分もあるが、違いを浮き立たせたいのか、理解に苦しむ項目もみられる。
アベノミクスの象徴である
「2%」
の物価安定目標を
「0%超」
にすると打ち出したのもそうだ。
そもそも0%超は2%も含むので目標として曖昧すぎる。
2%に縛られない柔軟な金融政策を求めたいのだろうが、プラス圏でよしとする変更の結果、賃金の大幅増に向けた機運まで妨げられないか。
そうなれば脱デフレも見通せなくなろう。
与野党には、日本経済の生産性や国際競争力を高め、潜在成長率を向上させる成長戦略についても論じ合ってほしい。
デジタル化や規制緩和などの項目を羅列するだけではなく、優先順位を付けて確実に実行に移せるかどうかが問われよう。

40日抗争と首相の天命 
阿比留瑠比の極言御免
2024/10/17 1:00
https://www.sankei.com/article/20241017-4FNAJUF63FN4XK2F5S34QSTADI/?outputType=theme_election2024
「本当に40日抗争の再来があるんじゃないか」
衆院選公示当日の15日、永田町でこんな予想がささやかれていると聞いた。
選挙結果がどうなるのかはまだ分からないのだから、現時点ではあくまで一つの見立てにすぎないが、あり得る話だと妙に得心した。
40日抗争とは、45年前の昭和54年10月の衆院選での敗北と過半数割れをきっかけに、自民党主流派の大平派、田中派と反主流派の福田派、三木派、中曽根派などが40日間にわたり繰り広げた派閥間の争いのことである。
このとき、自民党は首相候補を一本化できず、大平正芳首相と福田赳男前首相の2人が首相指名選挙に出る異例の事態となった。
結局、首相には大平氏が再選されたものの組閣は難航し、抗争はさらに続いたのだった。
古い話のようだが、今回の衆院選では自民、公明両党の獲得議席が目標の過半数(233)に及ばない可能性も指摘されており、もしそうなれば衆院解散を急いだ石破茂首相の退陣を求める声が、自民内から噴き出すのは必至である。
過半数に届かない場合、日本維新の会、国民民主党、保守系無所属議員らの取り込みや、新たな連立の枠組み作りが喫緊の課題となる。
仮に与党で過半数は確保できても、自民が大きく議席を減らせばやはり石破首相の責任論に直結する。
麻生太郎内閣の農林水産相でありながら、麻生氏に身を引くよう要請したり、第1次安倍晋三内閣時の参院選で自民が大敗した際、安倍氏の責任を厳しく問うたりした自らの過去の言動が襲い掛かってくる。
また、石破首相が
「党内融和より国民の共感」
だと強調し、パーティー収入不記載事件を巡って福田派の流れをくむ旧安倍派を狙い撃つかのような二重処分を断行したことで、抗争の芽は十分に育っている。
党の判断に従って政治倫理審査会に出席しなかった議員まで、説明責任を果たしていないと決めつけて非公認にした首相のやり方は、党内に分断の種をたくさんばらまいている。
40日抗争は尾を引き、抗争翌年の昭和55年5月に野党が内閣不信任案を提出すると、自民の反主流派は衆院本会議を欠席し、不信任案は可決された。
これを受けて大平氏は衆院を解散(ハプニング解散)して初の衆参同日選に打って出たが、選挙中に心不全で急逝している。
■「天の声にもたまには変な声がある」
抗争に負けた福田氏は抗争前年の昭和53年には、現職の首相・総裁として本命視されていた自民党総裁選に敗れてこう述べた。
この場合、天の声とは党員・党友、つまり民の声のことである。
一方、安倍氏との一騎打ちとなった総裁選を控えた平成30年夏に香川県観音寺市で大平氏の墓参をした石破氏は、今回の総裁選前に出版した著書『保守政治家 わが政策、わが天命』の中でこう記している。
「もし私などが首相になるようなことがあるなら、それは自民党や日本国が大きく行き詰まった時なのではないか」
「しかも、それは天が決めること」
「天命が降りない限り、それはありえないということでしょう」
自らの首相就任は天命によるということか。
それでは、衆院選という民の声が直接反映される場面で、石破首相はどんな天の声、天命を知るだろうか。
まさか
「変な声」
「変命」
などと愚痴り出すことはないと思いたいが。

衆院解散 産経「外交・安保の政策論争を」 朝毎東 政治とカネで自民糾弾
社説検証
2024/10/16 9:00
https://www.sankei.com/article/20241016-VSS2FRVN6JPG5PKSB4GS7655UM/
衆院選が15日に公示された。
投開票日は27日だ。
石破茂内閣は1日に発足したばかりで、首相就任から8日後の解散、26日後の投開票は戦後最短である。
主要各紙は解散翌日の社説で、石破氏が予算委員会も開かずに解散を急いだことを
「丁寧な論議をしなかった」(産経)、
「有権者が判断する材料は不十分」(毎日)
などと、いずれも批判的に伝えた。
一方、
「政権選択の選挙」
である衆院選で、何が重視されるべきかについては見解が分かれた。
国民を守ることができる外交・安全保障政策の重要性を訴えた産経に対し、朝日、毎日、東京各紙は自民党の派閥パーティー収入不記載事件を巡る
「政治とカネ」
問題を挙げ、政治への信頼回復を重視した。
産経が指摘したのは、今回の衆院選が、日本を取り巻く安保環境が極めて厳しい中で行われるという現実だ。
政治とカネの問題が
「争点の1つになるのは当然だろう」
としつつも、解散当日の国会での党首討論で外交安保がほとんど語られなかったことを嘆き、各政党と候補者に
「日本を守り繁栄させる政策を大いに論じなければならない」
と強く促した。
特に政権交代を唱える立憲民主党に対しては、集団的自衛権の限定行使の容認を
「憲法違反」
とする立場であることを危惧し、このまま政権を取れば
「日米同盟は空洞化する」
と難じた。
読売も、政治とカネの問題で迷走する自民に苦言を呈しつつ、党首討論で立民などがこの問題の追及に大半の時間を費やしたことを疑問視し、
「日本が直面している課題はそれにとどまらないはずだ」
と強調した。
少子化対策や社会保障政策の必要性と共に、悪化した安保環境への対応を
「待ったなしの課題」
とし、議論を深めるよう呼び掛けた。
朝日、毎日、東京の社説は、安保環境の現実にはほとんど触れず、政治とカネの問題に紙幅を割いた。
毎日は、
「裏金問題は、不透明なカネを使って党勢を維持し、権力の座にあぐらをかく自民の実態を浮き彫りにした」
ととがめ、この問題に各党がどう向き合うかが
「今回の衆院選の最大の焦点」
と位置付けた。
東京も、今回の解散を
「裏金解散」
と呼び、裏金議員に
「職にとどまる資格があるのか否か」
「審判を下すのは私たち有権者だ」
と力説する。
石破首相が総裁選で訴えた政策の多くを棚上げしたことも批判し、
「自民党の『中身』が変わるかどうかを見極めねばなるまい」
とした。
朝日は、衆院選の争点を
「石破政権に対する審判」
だけでなく、
「岸田(文雄)前政権の3年間の実績への評価」、
更には
「7年8カ月に及んだ安倍(晋三)長期政権の総括」
に広げるべきだとする主張を展開した。
立民など野党に対しては
「どこまで国民の心を掴むことができるか」
「その真価が試される」
とし、
「自民への失望という『敵失』頼み」
でなく、
「信頼に足る政策を打ち出せる」
ことが重要と指摘した。
立民の野田佳彦代表は
「政権交代こそ、最大の政治改革だ」
と訴えている。
だが、もしも与党が過半数割れした場合、どんな政権ができるのか見えてこない。
産経は、新たな政権の枠組みを示さない立民を批判し、枠組みが曖昧なまま
「選挙区調整だけに走るとすれば、議会制民主主義の軽視となる」
と断じた。
逆に毎日は、個別政策で異なる部分があっても、野党は候補者を一本化し、
「裏金問題についての民意が投票結果に反映される構図を作り出すべき」
だと唱えた。
産経は、論争すべきテーマとして
「国の根幹に関わる憲法改正」
も挙げた。
国民の多くが自衛隊を認め、その活動に期待している。
にもかかわらず自衛隊は日本国憲法に明記されず、未だ多くの憲法学者が自衛隊違憲論を唱えている。
産経が指摘するよう、この
「異様な状態」
を早急に改めなければなるまい。
内外の情勢は混迷を極めている。
だからこそ各党、各候補者は、現実を踏まえ、将来を見据えた政策を訴えるべきだ。
■衆院解散をめぐる主な社説
【産経】
・日本守り抜く政策訴えよ/政権を託せるのはどの党か
【朝日】
・政治への信頼取り戻せるか
【毎日】
・自民政治のゆがみ問う時
【読売】
・与野党の力量が問われている/国難を乗り越える処方箋を示せ
【東京】
・「裏金」に審判を下そう(いずれも10日付)

<産経抄>後世に胸張れる選択を、衆院選の公示    
2024/10/16 5:00
https://www.sankei.com/article/20241016-PX4FA2XQORLYPMAHTK6SAE6G3I/
選挙結果を国民の
「肖像」
に例えたのは、大正期に東京市長などを務めた後藤新平である。
どんな政党も、
「選挙という種板(写真の原板)に採影せられたる国民の写真である」。
写りの美醜に有権者も責任を負いなさい―と。
▼大正14(1925)年に日本で普通選挙法が公布されてから、間もない頃の発言という(『大正・昭和戦前期 政治・実業・文化 演説・講演集』日外アソシエーツ)。
それまでの納税要件が廃止になり、満25歳以上の男子が選挙権を手に入れた。
▼女性の選挙権は戦後まで待たねばならないものの、普選の幕開けから100年となる来年2025年は1つの節目だろう。
選挙権の行使について、後藤はこうも述べた。
「その醜い写真を修正し、後世、子孫に誇り得る立派な肖像を、我が憲政史上に残す用意と覚悟がなければならぬ」
と。
▼卓説からほぼ100年経った今も、政治不信をどう拭うかが大きなテーマであり続けているのは残念でならない。
さりとて先送りできない課題は他にも山積し、有権者の肩に食い込む荷は重い。
こちらは節目の第50回となる衆院選が公示された。
▼世界は緊迫の度合いを高めている。
台湾情勢の行方によっては、次の政権が
「有事」
に直面するかもしれない。
国家と国民を守る覚悟を持った政治家は誰か。
有権者の眼力が、これまで以上に問われる政権選択選挙になろう。
後世に恥じることのない肖像を残したいものである。
▼「票」
という字は、細かい火の粉が舞い上がる様を表している。
政党や候補者が論戦に火花を散らし、票を奪い合うなら大歓迎である。
少子化や社会保障などの課題も待ったなしだ。
有権者の胸にくすぶる不安と不満の火を、大事な1票に託す選挙でもある。

<主張>衆院選公示 日本の針路掲げて論戦を
社説
2024/10/16 5:00
https://www.sankei.com/article/20241016-7IBUR7K47ZPCJOOKSB7FJKVUPM/
第50回衆院選が公示された。
石破茂首相が率いる自公連立政権の信を問う選挙である。
有権者はどの政党、候補者に日本を託すべきかを十分吟味し、一票を投じてもらいたい。
今回の衆院選は
「1票の格差」
を是正するため、小選挙区定数を
「10増10減」
するなど、25都道府県の140小選挙区で区割りが変わった。
有権者はよく候補者を確認し、訴えに耳を傾け、投票では間違いのないようにしたい。
日本を取り巻く安全保障環境は厳しい。
日本の独立と繁栄、国民の生命と暮らしがかかった政権選択選挙である。
有権者はこのことを自覚し、投票先を決めてほしい。
臨時国会では論戦の時間が短く、国民に十分な判断材料を提示したとは言い難い。
各党、各候補者は選挙戦で具体的な政策を示し、在るべき日本の針路を丁寧に論じねばならない。
「政治とカネ」
の問題が衆院選で問われている。
同時に国民を守り抜く外交安保政策に関し議論を深めるべきである。
首相は岸田文雄前首相の路線を継承する姿勢を示しているが、総裁選で掲げたアジア版NATO(北大西洋条約機構)構想の検討を自民に指示した。
首相に曖昧さがあるのは否めない。
立憲民主党は日米同盟が基軸だと主張する一方で、集団的自衛権の限定行使は
「憲法違反」
との立場を崩さず、同盟強化に逆行している。
各党は防衛力の抜本強化と抑止力向上の具体策を競い合うべきだ。
少子化対策も重要な争点の1つだが、給付拡大の訴えが中心で、財源確保策について各党は余り語ろうとしていない。
これでは無責任である。
物価高に負けない持続的な賃上げによるデフレからの完全脱却の方策についても、議論を尽くすことが求められよう。
北朝鮮による拉致問題や国の根幹である憲法改正について、活発な論戦になっていないのは残念だ。
憲法改正で与野党論議を主導すべき首相は、自衛隊明記や緊急事態条項創設の意義について国民の理解を深めるべく、もっと説かねばならない。
安倍晋三元首相暗殺で要人警護の在り方が見直されてから初の大規模な国政選挙である。
暴力による言論封じは許されない。
警備に万全を期したい。

<主張>衆院選討論会 重要政策の論議を続けよ
社説
2024/10/13 5:00
https://www.sankei.com/article/20241013-SDOHJLP4KNKB3MKF2FXZ2JKJUY/
15日の衆院選公示を前に、日本記者クラブ主催の党首討論会が開かれた。
先の臨時国会では専ら
「政治とカネ」
の問題が取り上げられた。
今回の討論会では国内外の諸課題についても議論が展開され、有意義だった。
政治への信頼を回復する上で政治資金の問題は重要である。
同時に、実際の国政運営でどのような政策を遂行していくかを示すことは欠かせない。
有権者にとって投票の判断材料になるからだ。
ただし、理解に苦しむ場面もあった。
石破茂首相は解散前の国会論戦に関し
「有権者が判断する材料をきちんと提供しなければ無責任だ」
「私は一生懸命自分の言葉で答えた」
と語った。
予算委員会を見送ったにもかかわらず、首相の認識は世間の感覚からかけ離れている。
首相は立憲民主党の野田佳彦代表にウクライナへのロシア侵略を巡り、なぜ抑止が破綻したのか見解を質した。
これに対し、野田氏は東南アジア諸国連合(ASEAN)関連首脳会議にバイデン米大統領が欠席したことを引き合いに出し、
「国際会議に米国を呼び込む外交努力はもっと大事だ」
と述べた。
抑止の破綻について正面から答えない無責任な態度だった。
立民が訴えている
「給付付き税額控除」
については、他党から過去との矛盾を指摘する声が上がった。
旧民主党の野田政権時に当時の安住淳財務相が、税額控除の申請が膨大な数に上ることが想定されるため
「難しい」
と語っていたためだ。
野田氏は整合性のある答えを示せなかった。
野党連携に関し
「対話を続ける」
と述べたが、衆院選後に想定する連立の枠組みを明らかにしなかったことはおかしい。
首相には安全保障政策で不明瞭な発言があった。
アジア版NATO(北大西洋条約機構)の構成国に中国を含むのかを問われ、
「一切の可能性を排除しない」
と述べた。
中国が構成国になり得る国に変化する場合には、アジア版NATOはそもそも要らないではないか。
憲法改正については国民民主党の玉木雄一郎代表が緊急事態条項の創設に関連し、大規模災害時などの国会機能維持について早期の改正を促したが、それ以上深まらず残念だった。

<主張>石破首相の初外遊 国際秩序の担い手となれ
社説
2024/10/12 5:00
https://www.sankei.com/article/20241012-YV3266KOENKKBGBAY5YZN6CNSM/
安全運転の外交デビューではいささか物足りない。
石破茂首相は自由で開かれたインド太平洋、国際秩序の担い手として首脳外交を積極的に展開していく必要がある。
石破首相が就任後初めて外遊した。
ラオスで東南アジア諸国連合(ASEAN)関連の首脳会議に出席し、日中、日韓などの首脳会談を行った。
衆院解散後でもラオスへ足を運んだのは妥当だ。
バイデン米大統領の姿はなく、日本の首相も不参加なら李強首相が出席する中国の存在感が高まってしまう。
石破首相の外遊はそれを防ぎ、日本がASEANと連携する意思を示す意義があった。
ASEANと日中韓3カ国の首脳会議で石破首相は、中国を念頭に
「力や威圧による一方的な現状変更の試みを許容してはいけない」
と牽制した。
日中首脳会談では
「戦略的互恵関係の包括的推進」
で一致した。
李首相に対し、中国軍の動向への深刻な懸念を伝えた。
日本人男児刺殺事件や中国軍機の領空侵犯について説明を強く求めた。
中国が拘束する邦人の早期釈放や日本の排他的経済水域(EEZ)内の中国ブイの即時撤去、日本産水産物輸入の早期再開も促した。
台湾海峡の平和と安定の重要性を指摘した。
日韓首脳会談ではシャトル外交の継続や安保協力の推進などで一致した。
石破首相はラオスで、持論のアジア版NATO(北大西洋条約機構)構想を封印した。
岸田文雄前首相の外交路線を踏襲した形で、日本の抱く懸念を李首相に直接伝えたこともあり、初外遊は無難に遂行したと見做されているようだ。
だが中国と戦略的互恵関係など築ける時代なのだろうか。
また、石破首相は自民党総裁選でアジア版NATOを不用意に掲げたため、ASEAN諸国から不安視される中でのスタートだった点を忘れてはならない。
マイナスからの出発で安全運転に徹しても存在感は示せない。
フィリピンのマルコス大統領はASEANと中国の首脳会議で南シナ海問題を巡り中国を直接批判した。
石破首相も日中の個別会談だけでなくASEAN首脳の前でも名指しで中国の問題行動を難じるべきだった。
ベトナム首相と会談したが、日越比の首脳会談を開く選択肢もあったのではないか。

<主張>政治とカネ 再発防止策も丁寧に語れ
社説
2024/10/11 5:00
https://www.sankei.com/article/20241011-DR2B2U63YFPI3ED6H4HTFQGRQA/
事実上始まった衆院選では
「政治とカネ」
を巡る問題が争点となっている。
自民党はパーティー収入不記載事件に関連し前議員らを非公認にしたり、比例代表への重複立候補を認めなかったりする方針だ。
野党は
「不十分だ」
と批判している。
野党との対決を前に、石破茂首相による党内の非主流派潰しの様相を呈しているとの指摘も出ている。
有権者の投票判断の材料にすべき課題は他にもある。
政治資金の透明性確保と事件の再発防止の具体策だ。
立憲民主党、日本維新の会、公明党、国民民主党などは、政党から国会議員に支出される使途の報告義務がない
「政策活動費」
の廃止を訴えている。
自民は公約に
「将来的な廃止も念頭に」
改革に取り組むと記した。
首相は今回の衆院選では
「使うことはある」
と語った。
立民が先の通常国会でパーティー禁止法案を提出しながら、同党幹部らが開催していたことを想起させるものだ。
党務を預かっていた茂木敏充前幹事長は自民総裁選で、廃止は可能と語っていた。
今の自民の姿勢は有権者から見て分かりにくい。
国会議員に支給される調査研究広報滞在費(旧文書通信交通滞在費)の使途公開は、衆院選後の国会で直ちに関連法を改正して実現すべきだ。
政治資金を監視する第三者機関の制度設計も急がれる。
立民、維新、共産党などが唱えている企業・団体献金の禁止には賛成できない。
企業や労働組合なども民主主義社会の構成員である以上、政治活動の自由は認められるべきだ。
一般国民からの個人献金が定着していない日本で企業・団体献金を禁止すれば、世襲ではない人や、業界団体、宗教団体などの背景を持たない人にとって選挙活動は極めて不利になる弊害も出てくる。
企業・団体の幹部が分散して、個人として献金する抜け穴を塞ぐことも難しい。
却って日本の議会制民主主義を後退させかねない。
一方、外国人・外国法人のパーティー券購入禁止の議論が低調なのは残念だ。
国政が外国勢力からの影響を受けるのを防ぐために禁止は欠かせない。
不記載事件の動機は今も分かっていない。
自民は明らかにする責任がある。

<主張>衆院解散 日本守り抜く政策訴えよ 政権を託せるのはどの党か
社説
2024/10/10 5:00
https://www.sankei.com/article/20241010-KWGTCTQYKVIWLBZR4XMFA2XQJM/
衆院が解散され、事実上の選挙戦が始まった。
解散は天皇陛下の国事行為である。
石破茂内閣は臨時閣議で
「15日公示、27日投開票」
の日程を決めた。
衆院選は3年ぶりだ。
新首相の就任から8日後の解散、26日後の投開票は戦後最短の決戦となる。
衆院選は政権選択選挙だ。
各政党と候補者は有権者の前で、日本を守り繁栄させる政策を大いに論じなければならない。
解散を前に国会で行われた党首討論で石破首相(自民党総裁)は、派閥パーティー収入不記載事件への対応を批判され防戦一方となった。
■安全保障をなぜ語らぬ
政治資金の透明性確保や不記載事件の再発防止を進め、政治への信頼を取り戻すことは重要だ。
政治とカネの問題が争点の1つになるのは当然だろう。
ただし、党首討論は衆院選を前に、日本の将来に向けた政策を競い合う場でもあるべきだった。
ところがそうならなかったのは、全閣僚出席の予算委員会を開いて丁寧な論議をしなかったことが響いている。
石破首相の所信表明演説後、代表質問と党首討論をしただけで解散したのは残念だった。
石破首相と自民は、不記載議員らの一部を対象に非公認の数を増やしたが、有権者が評価するかは不透明だ。
党首討論では外交安全保障がほとんど論じられなかった。
日本を取り巻く安全保障環境が極めて厳しい中で信じ難いことである。
習近平中国国家主席の共産党総書記の任期の関係から、台湾有事が令和9(2027)年までにあるかもしれないと危惧されていることを忘れたのか。
「台湾有事は日本有事」
と言われる。
今回の衆院選で選ばれる議員と彼らが指名する首相は、台湾有事を抑止するため働き抜かねばならない。
もし有事になれば、先頭に立って国家国民を守り抜く重責を担う。
有権者はそれに相応しい議員を選ばなければなるまい。
全ての政党と候補者は現下の国際情勢に対する認識と、今後起こり得る危機の抑止と対処の具体策を語るべきだ。
野党第一党の立憲民主党の安全保障に関する姿勢は、極めて危うい。
日米同盟の抑止力を格段に高めた集団的自衛権の限定行使の容認を
「憲法違反」
とする立場だからだ。
立民の衆院選公約は、限定行使を認める安保関連法について
「違憲部分を廃止する」
という従来方針を踏襲した。
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の辺野古移設工事は
「中止」
すると明記した。
この政策のまま政権をとれば日米同盟は空洞化する。
旧民主党の鳩山由紀夫政権が同盟の危機を招いた二の舞いとなるだろう。
これも分からない立民の野田佳彦代表に果たして政権担当能力があるだろうか。
■立民は政権枠組み示せ
立民は、衆院選での与党過半数割れや政権交代の実現を叫んでいる。
にもかかわらず、この目標を達成した時の新たな政権の枠組みを示していないのはおかしい。
これでは有権者の判断材料が揃わない。
目指す政権の枠組みを曖昧にして選挙区調整だけに走るとすれば、議会制民主主義の軽視となる。
選挙戦で聞きたいテーマの1つが、国の根幹に関わる憲法改正だ。
日本国民の多数が自衛隊を認め、期待する時代になった。
ところが多くの憲法学者は自衛隊違憲論を唱えている。
このような異様な状態は改めたい。
憲法への自衛隊明記は改憲に前向きな各党で意見集約が進んでおり、是非早期に実現したい。
改正のゴールは
「戦力不保持」
を定めた第9条2項の削除と軍の規定の創設だ。
そうなって初めて世界の他の民主主義国と同様に国民を守る体制が整う。
首都直下地震、南海トラフの巨大地震などの大規模災害や有事への懸念が高まる中、緊急政令を含む緊急事態条項の創設も急務である。
各党が論じるべき政策課題は他にもある。
物価高に負けない持続的な賃上げによるデフレからの完全脱却、原発を含むエネルギーの在り方、少子高齢化を背景にした人口減少などだ。
国民受けする政策だけでなく
「痛み」
を伴う改革にも真摯に向き合わなければならない。
言行不一致は国民の不信を招く。
各党、各候補者は誠実に言葉を紡いでほしい。

<主張>代表質問 安全保障の論議不十分だ
社説
2024/10/9 5:00
https://www.sankei.com/article/20241009-N3ZCWLPEKJIFNBCCPHJ3MP7ZMA/
石破茂首相の所信表明演説への国会の代表質問が終わった。
政権選択選挙である衆院選を前にした国会である。
「政治とカネ」
を巡る問題が盛んに議論された。
その一方で、日本の独立と繁栄の基盤となる安全保障の論議が深まらなかったのは残念だ。
自民党議員は中国軍の領空侵犯や領海侵入、空母「遼寧」の接続水域航行、ロシア軍の領空侵犯を取り上げ、小野寺五典政調会長は
「国民の命と暮らし、領土・領海・領空を守り抜く」
ことを求めた。
日本維新の会の馬場伸幸代表は台湾有事について質した。
首相が最近の著書で
「『台湾有事、即日本有事』となる可能性は相当低い」
と指摘しているからだ。
馬場氏は
「対中抑止力や国民の国防意識を削ぐことになる」
と懸念を示した。
首相は
「仮定の質問に答えるのは差し控える」
とした上で
「台湾海峡の平和と安定は国際社会の安定にとっても重要だ」
と指摘した。
国防の決意と具体策をもっと語る必要がある。
物足りなかったのは野党第一党の立憲民主党である。
野田佳彦代表が首相のアジア版NATO(北大西洋条約機構)構想に関し
「日米同盟の抑止力に疑念があると思われかねない」
「非現実的ではないか」
と疑問を呈したのは妥当である。
だが、立民として日本をどう守るつもりかを語らなかった。
対中認識を含む現下の国際情勢に対する見方も示さなかった。
田名部匡代参院幹事長はロシアに侵略されたウクライナで、なぜ抑止力が効かなかったのかを質した。
ウクライナ問題を論ずるのではなく、アジア版NATOを巡る首相の言行不一致を引き出したかっただけのようだ。
安保政策を十分語らずに政権交代を迫っても、説得力は感じられない。
憲法改正については自民、立民、維新などが質問した。
首相は緊急事態条項の創設や自衛隊明記について、自民内の議論を
「後戻りさせることなく、前に進めていく決意だ」
と語った。
同時に、任期中に国会への発議を実現したいとし、憲法審査会で議論を深めるよう求めた。
ただ、それだけでは足りない。
首相や憲法改正に前向きな政党は、どの項目をいつまでに条文化したいのかを明らかにすることも重要である。

<主張>中東の戦火拡大 なぜNSCを開かぬのか
社説
2024/10/3 5:00
https://www.sankei.com/article/20241003-4YRNMLACHBI6FNK2GDIOJIQ5N4/
石破茂首相に問いたい。
なぜ国家安全保障会議(NSC)を開催しないのか。
中東の戦火が拡大しているからである。
イスラエルがレバノンの首都ベイルートにある親イラン民兵組織ヒズボラの本部を空爆し指導者ナスララ師を殺害した。
ヒズボラの脅威を除こうとイスラエル軍はレバノン南部へ侵攻した。
ヒズボラの後ろ盾であるイランは報復と称しイスラエルに向けて大規模な弾道ミサイル攻撃を行った。
米英両軍などが協力して迎撃したが一部が着弾し、被害が出た。
イランの対イスラエル直接攻撃は4月以来だ。
どちらも中東有数の軍事大国だ。
双方に自制を求めたい。
ただし事態がエスカレートすれば
「第5次中東戦争」
になりかねない。
日本や世界のエネルギー供給にとっても、経済情勢にとっても、何より中東地域の邦人の安全にとっても、看過できない緊迫した状況である。
日本は一連の事態を遠い地域の出来事と見做すのではなく、自らの問題と捉え、対応しなければならない。
石破首相は2日、イランの弾道ミサイル攻撃を非難し
「全面戦争に拡大しないように(米国などと)連携を取りたい」
と述べた。
そうであるならば、石破首相は、NSCの4大臣会合などを開き、邦人保護や万一の際のエネルギー需給、イスラエル、イラン双方への働きかけについて協議すべきである。
国家安全保障局や外務省の幹部と面会したが、それだけでは足りない。
NSCを開催すれば、日本企業や現地の邦人に対応を促すシグナルにもなる。
石破首相が自民党総裁に当選した9月27日に、岸田文雄内閣の木原稔防衛相はレバノンからの邦人退避に備え、航空自衛隊のC2輸送機を近隣のヨルダンとギリシャへ派遣する命令を発した。
レバノンには約50人の邦人が滞在している。
政権末期でも邦人保護へ動いた岸田政権の対応は妥当だ。
退避では韓国との相互協力も進めたい。
ただし、レバノンからの邦人退避の備えは日本が為すべき対応の一部に過ぎない。
戦火が一気に拡大しかねない時代だ。
危機は政権交代の事情など勘案しない。
石破首相には内閣発足直後であろうと国民を守り抜いてほしい。

<主張>自民総裁に石破氏 保守の精神踏まえ前進を 外交安保政策の継承が重要だ
社説
2024/9/28 5:00
https://www.sankei.com/article/20240928-ZQWPFHRUFBPALP3NUGABOBDVAI/
自民党総裁選で、石破茂元幹事長が高市早苗経済安全保障担当相を決選投票で破り、新総裁に選出された。
10月1日召集の臨時国会で首相に指名され、宮中での認証式などを経て、石破内閣が発足する見通しだ。
石破氏は当選後、
「安全安心な国にするため全身全霊を尽くしたい」
と語った。
ほとんどの派閥が解散を決めたこともあって史上最多の9人が立候補し、激しい総裁選となった。
石破氏は1回目の投票で高市氏に次ぐ2位だった。
決選投票の票差は21票で、党内基盤は強いとは言えない。
■「挙党態勢」が問われる
政治とカネの問題で自民をみる有権者の目は依然として厳しい。
石破氏と自民は挙党態勢で国政運営に当たる必要がある。
党役員や閣僚の人事は適材適所の観点で、総裁選のライバル候補を含め起用すべきだ。
党所属国会議員は結束して新総裁を支えてもらいたい。
石破氏と自民に求めたいのは保守の精神を尊重、堅持することだ。
自民は党綱領で
「日本らしい日本の確立」
を謳い、自らを
「保守政党」
と位置付けている。
この基本線から外れるべきではない。
総裁選で論じられた選択的夫婦別姓の導入は見送るべきである。
石破氏は前向きな姿勢を示してきたが、保守政党が取り組む課題ではない。
家族や社会の根幹に関わる話だ。
片方の親と子の
「強制的親子別姓」
を意味し、戸籍制度も揺らぐ。
個人の自由の問題とは言えず、自民どころか社会の分断を招きかねない。
旧姓使用の充実で対応してもらいたい。
国家と国民を守り抜く外交安全保障は政治リーダーにとって最も重要な責務だ。
安倍晋三元首相は
「自由で開かれたインド太平洋」
構想を国際社会に示し、限定的ながら集団的自衛権の行使容認を実現した。
菅義偉前首相は米国と共に
「台湾海峡の平和と安定の重要性」
を打ち出した。
岸田文雄首相は5年間の防衛費43兆円、反撃能力の保有を決め、防衛力の抜本的強化を開始した。
石破氏は安倍氏以降の外交安全保障を確実に継承し、発展させなければならない。
中国やロシア、北朝鮮といった核武装した専制国家の脅威をどう捉えているかを語ってほしい。
ウクライナ支援の継続も重要だ。
心配なのは、石破氏がアジア版NATO(北大西洋条約機構)の具体化に意欲を示した点だ。
創設には憲法問題の解決や各国との比較的長期の交渉などに相当の年月と大きな政治エネルギーを要する。
数年先の発生も懸念される台湾有事の抑止を優先すべきではないか。
日米同盟の対処力と抑止力の強化も欠かせない。
■男系の皇統を守り抜け
北朝鮮による日本人拉致問題の解決も急がれる。
石破氏は
「東京と平壌に連絡事務所を開設して交渉の足掛かりとする」
と唱えてきた。
家族会は時間稼ぎに利用されるだけだと懸念している。
まず、家族会などと真剣に語り合ってほしい。
千年、二千年の視野で日本を守るため、安定的な皇位継承策を確立すべきである。
自民は、男系(父系)による継承を堅持する内容の岸田内閣の報告書に賛同する立場だ。
石破氏は総裁選でこの党の方針に従うと表明した点を強調しておきたい。
自民は来年、結党70年を迎える。
憲法改正は党是であり、改憲原案の条文化を臨時国会中に完成させるべきだ。
憲法への自衛隊明記は最優先だ。
首都直下地震などの大規模災害や日本有事への懸念が高まっている。
緊急政令を含む緊急事態条項創設も急務である。
自民総裁として与党公明党の説得にも努める必要がある。
日本が抱える課題は他にもある。
物価高を上回る持続的な賃上げを確実なものとし、デフレからの完全脱却を目指してもらいたい。
少子高齢化を背景にした人口減少への対策や社会保障制度改革も欠かせない。
政治とカネの対応は引き続き重要だ。
パーティー収入不記載事件の再発防止と政治資金の透明性確保を確実にしたい。
信頼を取り戻さなければ、政策は遂行できまい。
早期の衆院解散・総選挙が取り沙汰されている。
臨時国会では所信表明演説で国家観と政策の全体像を披露すると共に質疑にも応じ、国民に投票の判断材料を示すべきである。

川口クルド人問題、突如衆院選争点に浮上「私におまかせを」埼玉2区、全く触れない候補も
「移民」と日本人
2024/10/16 12:10
https://www.sankei.com/article/20241016-M2LPK63JJZLGHB5FX4XFJEJGOQ/?outputType=theme_election2024
27日投開票の衆院選埼玉2区は、トルコの少数民族クルド人と地域住民との軋轢が表面化している川口市の大部分が選挙区だ。
「地元国会議員が動いてくれない」
との指摘も出る中、今回の選挙では突如、争点に浮上。
公示日の15日、JR川口駅前では
「クルド人問題を解決する」
と公約する候補も現れた。
川口は外国人問題で有名になった
「ルール違反の外国人問題、おまかせください!」
日本維新の会前職の高橋英明氏(61)陣営の選挙カーから、運動員の女性がこう呼び掛けた。
前回は比例復活で初当選。
今年2月の衆院予算委ではクルド人を念頭に地元の外国人問題を取り上げ、当時の岸田文雄首相に対応を求めた。
選挙カーの上でマイクを握った高橋氏は経済再生などを訴えた後、クルド人らも混じる通行人に向かって
「この川口は外国人問題で全国的に有名になってしまった」
と切り出した。
「ルールを守らない外国人は一旦国に帰ってもらって、きちんとした在留資格で来てもらう」
「支援団体もそういうことを手助けすべきだ」
と指摘し、警察官の増員などを訴えた。
■この機会だから申し上げる
9選を目指す自民前職で前経済再生相の新藤義孝氏(66)は、選対本部長に奥ノ木信夫市長を迎え、駅前広場に自民、公明両党の県議や市議ら約25人を集めて出陣式。
150人以上の聴衆に向かって経済再生などを論じた後、
「もう1つ大事なことは治安の確保だ」
と地元の課題に話題を転じた。
「いわゆるクルド人問題」
「この機会だから申し上げるが、難民認定申請を繰り返し、10年も20年も川口にいる人たちが増えてしまった」
と、自身の選挙で初めてクルド人問題を明確に取り上げた。
新藤氏は自身の政策チラシにも
「クルド人問題の解決」
と明記。
この日の演説で、6月施行の改正入管難民法で難民申請中の強制送還停止が原則2回までに制限されたことについて
「法改正まで5年かかった」
と実績として触れ、
「ルールを守ってこその共生だ」
「川口をあやふやな出入り自由の街にはさせられない」
と声を張り上げた。
■なぜ外国人問題に触れるのか
一方、共産新人で元県議の奥田智子氏(55)は川口駅頭で第一声を上げたが、約13分間の演説で外国人問題に触れることはなかった。
演説後、奥田氏になぜ触れなかったか尋ねたところ、
「逆に聞くが、なぜ触れるのか」
「演説の内容は私が選べる」
「触れない理由は敢えて言わない」。
地元のクルド人問題への対応については
「国の政治が悪すぎる」
「それに尽きる」
と入管政策を批判した。
立民新人で歯科医師の松浦玄嗣(もとつぐ)氏(52)も川口駅前での出陣式では外国人問題について言及しなかったが、配布した政策チラシに
「外国人労働者の処遇に明確な法整備を求める」
と掲げた。
取材に応じた松浦氏は
「外国人を労働者としてなし崩し的に受け入れるから問題になる」
「川口で起きていることは10年後、20年後、必ず国全体の問題になる」
「外国人を移民として受け入れるのか、鎖国するのか、ロボットやAIに頼るのか、政治家は国民と議論しなければならない」
と語った。
■早く目に見える成果を
この他、埼玉2区には諸派新人で不動産会社社長の津村大作氏(50)が立候補。
7月の東京都知事選にも出馬した津村氏は今回、強制送還を拒む不法滞在者の入管施設への収容を一時的に解く
「仮放免制度」
の廃止を訴えている。
クルド人の危険運転などに困っているという地元の男性会社員は
「選挙で取り上げられるようになったのは一歩前進だが、市民の間ではまだまだ『政治家は何もしてくれない』との思いが強い」
「早く目に見える成果を挙げてほしい」
と話していた。
▽埼玉2区立候補者(届け出順)
奥田 智子55元県議 共新
高橋 英明61党県代表 維前
新藤 義孝66前経済再生相 自前
津村 大作50会社社長 諸新
松浦 玄嗣52医療法人役員 立新

政治とカネが最大の争点、有権者の声「選挙後の追加公認釈然としない」「企業献金禁止を」
2024/10/15 12:07
https://www.sankei.com/article/20241015-ULEGDW5RYVPYNDYFO3B7JOEKGI/?outputType=theme_election2024
自民の派閥パーティー収入不記載事件を受け、
「政治とカネ」
が最大の争点とされる今回の衆院選。
有権者はどのような論戦を望むのか。
京都市左京区の主婦(72)は不記載事件について
「50万円でも100万円でも脱税と言われても仕方がない」
と指摘。
自民は不記載があった候補を非公認としたり、比例代表への重複立候補を認めない措置をとったりしたが、
「選挙後に追加公認する可能性があることは釈然としない」
と述べた。
大阪市浪速区の無職の男性(71)は
「政治家は国民の税金から報酬や活動費を得ているのだから、企業献金は禁止すべきだ」
とした上で、
「約束を実行できる候補者や政党に票を投じたい」。
京都市左京区の自営業、久保元昭さん(78)は
「不記載事件については候補によって額がそれぞれ違っており、有権者の判断に委ねるべきだ」
と話した。
一方、政治とカネ以外の課題への対応に注目するという有権者も。
大阪市西成区の会社員、神野瑠璃さん(49)は
「外交・国防政策を重視している」
「台湾有事など安全保障環境が厳しい中、中国に対しきっちりとものを言ってくれる候補を選びたい」。
大阪市北区の主婦、糟谷千恵子さん(78)は
「大阪の経済対策をちゃんとやってほしい」
「物価高に関しては工夫をして何とかやっているが、大阪に必要なお金を国から持ってきてくれる候補かどうかを重視している」
と語った。
兵庫県尼崎市の阪神出屋敷駅前で候補者の街頭演説を聴いていた同市の無職、近橋保憲さん(66)も
「政治とカネの問題も大事だが、それ以上に私たちの生活を守るのが大事」
といい、
「物価抑制などの経済対策や雇用対策を有効に実行してほしい」
と訴えた。

第50回 衆議院選挙 きょう公示
2024年10月15日 5時03分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20241015/k10014609431000.html
第50回衆議院選挙が15日に公示されます。
今回の選挙は、与党が過半数の議席を確保して連立政権を継続するのか、野党が勢力を伸ばして与党を過半数割れに追い込むのかが最大の焦点となります。
第50回衆議院選挙は15日に公示され、小選挙区と比例代表、合わせて465議席をめぐって争われます。
NHKのまとめによりますと、14日までに、
▽小選挙区で1108人
▽比例代表単独で230人
合わせて1338人が立候補を予定しています。
政党別では、小選挙区、比例代表の順で
▽自民党が266人と76人の合わせて342人。
▽立憲民主党が207人と30人の合わせて237人。
▽日本維新の会が163人と1人で合わせて164人。
▽公明党が11人と39人の合わせて50人。
▽共産党が213人と23人の合わせて236人。
▽国民民主党が41人と1人の合わせて42人。
▽れいわ新選組が19人と16人の合わせて35人。
▽社民党が10人と7人の合わせて17人。
▽参政党が85人と9人の合わせて94人。
▽みんなでつくる党が小選挙区のみで6人。
▽日本保守党が4人と26人の合わせて30人。
▽安楽死制度を考える会が比例代表のみで2人。
▽諸派と無所属が小選挙区で83人となっています。
今回の選挙は、与党が過半数の議席を確保して連立政権を継続するのか、野党が勢力を伸ばして与党を過半数割れに追い込むのかが、最大の焦点となります。
289ある小選挙区のうち、与党側は大半の選挙区で候補者を擁立し、野党側は各党が、それぞれ党勢拡大を目指して擁立作業を進めてきました。
12日間の選挙期間中、政治とカネの問題を受けた政治改革のあり方や、物価高対策をはじめとする経済政策、厳しい国際情勢に対応するための外交・安全保障政策などをめぐり、激しい論戦が交わされる見通しです。
立候補の受け付けは
▽小選挙区は、各都道府県の選挙管理委員会で
▽比例代表は、総務省にある中央選挙管理会で
いずれも、15日午前8時半から行われます。
■村上総務相 公示にあたり談話を発表
衆議院選挙の公示にあたって、村上総務大臣は
「選挙は、国民が主権者として政治に参加する最も重要かつ基本的な機会だ」
「有権者の皆様には、積極的に投票に参加し、みずから考え、判断することによって、代表者としてふさわしいと考える方を選出されるよう期待する」
「候補者や選挙運動関係者には、選挙のルールを順守し、国民の信頼と期待に応えられるよう希望してやまない」
「今回の選挙は、小選挙区の区割り改定が行われて以降、初めての衆議院選挙で、選挙の管理執行にあたる方々は、厳正かつ公正を旨として選挙の管理執行にあたるとともに、小選挙区の区割り改定内容の周知や有権者の投票参加を促す啓発に取り組んでいただくようお願い申し上げる」
という談話を発表しました。
■各党 声明など発表
衆議院選挙の公示にあたって、各党は声明などを発表しました。
自民党
日本をどのように守り抜くか、次の時代に向けてどんな社会を創っていくか、国民に選択をいただく重要な選挙だ。
政治の信頼なくして政策の推進はない。
厳しい反省と危機感の上に立ち、ルールの順守を徹底し、信頼回復に全力で取り組む。
今、求められているのは、確かな政策と実行力で政治を着実に前へと進めていくことだ。
皆様の納得と共感のもと『この国に生まれてよかった』と思っていただける国づくりを全身全霊で進めていく、
としています。
立憲民主党
自民党派閥の裏金事件を発端として、政治不信が極まっている中、石破総理は、能登半島を支援するための補正予算編成や、十分な国会での議論に応じることなく『裏金隠し解散』を強行した。
本気の政治改革を実現するため全党一丸となって選挙戦に臨む。
アベノミクスで広がった格差を是正し『分厚い中間層の復活』を実現する。
自公を過半数割れに追い込み、第一党となって政権交代を果たす覚悟だ、
としています。
日本維新の会
政治と金の問題で地に落ちてしまった政治への信頼を回復するため、政治改革を真に実行する候補者を選択する選挙だ。
既得権益としがらみを断ち切れない現政権に、古い政治を続けさせるわけにはいかない。
与党を過半数割れに追い込むことにより、この国のかたちを根本から変える力を与えていただくよう訴えていく、
としています。
公明党
日本経済の再生、少子高齢化対策などを強力に進め、成果を上げている自民・公明両党の連立政権を選ぶのか、政権の枠組みを示せない野党に政治のかじ取りを委ねるのか選択が問われる。
結党以来、政治腐敗と闘い実績を重ねてきた公明党が政権にいるからこそ、政治改革を前に進めることができる、
としています。
共産党
自民党政治は『表紙』を替えても政治の中身は変わらないことが明らかになっている。
国民の願いが通らないのは自民党の政治の根本に、財界・大企業の利益を優先し、日米軍事同盟を絶対視する『2つのゆがみ』があるからだ。
共産党がのびてこそ日本の政治は変えられる」としています。
国民民主党
国民のふところを豊かにする政治家を選ぶのか、自分のふところを豊かにしようとする政治家を選ぶのかが問われる選挙だ。
裏金問題に決着をつけることを訴え、国民の『手取りを増やす』経済政策を掲げて戦う。
真面目に働けば給料が上がる社会を取り戻そう、
としています。
れいわ新選組
『失われた30年』の原因は労働環境破壊と逆進性の強い消費税を不況下で何度も増税したことが大きい。
失われた30年と人間の尊厳を取り戻す。
消費税は廃止、社会保険料減免、現金給付が必要だ、
としています。
社民党
今回の選挙は『税金はくらしに!日本を立て直す選挙』であり、『自民党政治を終わりにする選挙』だ。
この衆院選はまさに平和憲法9条を守れるのかどうかの天王山の闘いだ、
としています。
参政党
『日本をなめるな!』このスローガンのもと、参政党は日本の再興に挑む。
守りだけでなく攻めの姿勢で本来自民党がやるべきだったことを、我々参政党が引き受ける、
としています。

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/749.html#c21

コメント [政治・選挙・NHK295] 野田立民では石破自民に勝てぬ(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
34. 秘密のアッコちゃん[786] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2024年10月22日 07:03:23 : fjTz2F981w : QTJUazdpaUhyT1U=[351]
<■1488行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
<産経抄>世の中は今も昔もウソであふれている
2024/10/22 5:00
https://www.sankei.com/article/20241022-KCPHO5DFFJJHDMABMJU6LXKX6U/
毎年暮れには日本漢字能力検定協会が全国から公募した
「今年の漢字」
が発表される。
平成19年は
「偽」
が選ばれた。
確かにこの年は、食品の
「偽装」
を巡って有名な洋菓子メーカーや名物和菓子店から高級料亭までがやり玉に挙がった。
公的年金制度への国民の信頼をゆるがす
「消えた年金問題」
も発覚した。
▼首都圏で相次いでいる強盗事件の実行犯はやはりSNSでの募集に応じた若者たちだった。
横浜市青葉区の住宅では75歳の男性が手足を縛られた遺体で見つかり、現金約20万円が奪われていた。
▼強盗殺人容疑で逮捕された22歳の男の供述には驚いた。
アルバイトをSNSで探しているうち、
「『ホワイト案件』の投稿を見つけて応募した」
というのだ。
今も昔も世の中はウソで溢れている。
事件の首謀者がブラックな闇バイトだと明かすわけがない。
▼途中で犯罪に加担することに気付いたものの後戻りはできなかった。
個人情報を知られ家族が危害を加えられるかもしれない恐怖にかられたからだとも供述している。
稼いだ金で数十万円滞納している税金を払うつもりだったらしい。
ごく普通の納税感覚と、むごたらしい犯行との間に落差がありすぎる。
▼衆院選の投開票日が来週27日に迫り、選挙戦は激しさを増している。
有権者としては各党の候補者の訴えに耳をすませて冷静に判断したい。
政治家の公約にこそ、ウソが蔓延っているからだ。
▼その中で石破茂首相は
「看板に偽りなし」
を意識しているように思える。
何しろ毎日テレビの画面から飛び込んでくるのは、
「新しい自民党はルールを守る」
との決意表明である。
ただし、余りにも当たり前過ぎると突っ込みたくなるのは、小欄だけではあるまい。

<主張>衆院選と年金 次世代も安心する提案を
社説
2024/10/22 5:00
https://www.sankei.com/article/20241022-MQA74BFJDZKTJFYNJZVXNJ2PIU/
令和7年には5年に1度の年金法の改正が予定されている。
だが衆院選での年金を巡る議論は低調だ。
今年2024年夏に公表された年金の財政検証では、積立金の運用が順調だったことなどで収支は好転した。
しかし、これで改革の機運を衰退させてはいけない。
非正規雇用の人が増え、高齢期にも多くの人が働くようになっているのに、今の年金制度は働き方の変化に追い付いていない。
公的年金の土台となる基礎年金(国民年金)の水準低下にも対処が必要である。
選挙戦は、これらの難問にどう取り組むかを訴える好機なのに、各党の公約は漠然としていて、具体策や実現の時期、財源の裏打ちが示されていない。
自民党は、パートなど短時間労働者への厚生年金の適用拡大に向けて
「引き続き検討」
するというが、拡大は企業規模なのか、業種なのか、労働時間なのか明確でないのは問題だ。
基礎年金の水準については、自民も公明党も
「底上げを図る」
と主張するものの、どのような手段で実現するのかは不明だ。
有権者に理解してもらう努力が欠けている。
低年金の人に、国庫負担などによる給付を行い、年金に最低保障機能を持たせる
「最低保障年金」
案は野党側には今も魅力的に映るようだ。
国民民主党は
「最低保障機能強化による安心の年金制度」
を謳い、日本維新の会は制度の抜本改革による
「最低所得保障制度」
の導入を掲げる。
立憲民主党は
「低所得の高齢者の年金に一定額を上乗せして給付する」
と訴える。
しかし、最低保障年金は過去に頓挫した経緯がある。
旧民主党は平成21年の衆院選で
「月額7万円の最低保障年金」
を掲げた。
だが、政権奪取後に試算すると、消費税5%弱分の追加財源が必要なうえ、生涯の平均年収が420万円程度を超える人には減額になる仕組みだと分かった。
各党が、本気で最低保障年金や年金の上積みを制度化するつもりなら、当時の民主党案とどう違い、どう財源を用意するつもりか明らかにすべきだ。
年金などの社会保障制度は、次世代に安心を繋げられるかが問われている。
過去の失敗に学び、公平で適切な再分配をしなければならない。

<産経抄>タフな政治家を選べるか
2024/10/21 5:00
https://www.sankei.com/article/20241021-SR2BR33Y6BOG7IBGCODQBZ4P44/
我田引水だが新聞を開くのが楽しみだ。
ほっとする話題、結果を知っていてもその裏側を知ることがある。
▼週末2024年10月19日には箱根駅伝の予選会が行われ、立教大がトップ通過で出場権を得た。
失礼ながら意外な好成績だ。
翌2024年10月20日付の本紙スポーツ面では
「タフ」
さを重視した新監督の改革が背景にあったことが明かされていた。
▼立大は昨年2023年予選会直前に当時の監督が不祥事で解任された。
新監督に就いたのは強豪、駒沢大のコーチだった高林祐介さん(37)だ。
熱血監督として知られた大八木弘明さんの薫陶を受けた。
高林監督は坂道の走り込みなど
「タフなコンディションでも走れる土台作り」
をした。
▼強豪校の練習を身をもって知る指導は選手らの意識改革にも繋がった。
季節外れの暑さの中、過酷な予選会で
「タフ」
さを証明し、高林監督は
「ようやくスタートラインに立てた」
と箱根路へ静かな闘志を語った。
▼さてこちらも各地で激戦が繰り広げられている衆院選は投票日まで1週間を切ったが、タフな環境で国益を守れる政治リーダーを選べるだろうか。
同僚の近著『政治家は悪人くらいでちょうどいい!』(乾正人著、ワニブックス)は
「善人に政治家は務まらない」
と歯に衣着せず、今、求められている政治家像を語っていて興味深い。
▼「悪人」
と言っては中高生ら良い子には誤解があろうが、専制国家に毅然と対峙できる胆力ある政治家はいるか。
先日の本紙「正論」で同志社大の村田晃嗣教授は、日本の政治家は国内権力闘争に敏感でも国際政治ではものを言えず
「突然ナイーブ」
になると手厳しい。
防衛費増に反対し「外交力」でと声高に語っても、専制国家との協調ばかり口にするのが外交では、頼りにならない。

<正論>分断排し「ネットワーク」の力を 
同志社大学教授・村田晃嗣
2024/10/10 8:00
https://www.sankei.com/article/20241010-TR3DZNNZVJLZBG2PVLBSICD7LY/
石破茂氏が自由民主党総裁、そして内閣総理大臣に選ばれ、早くも衆議院が解散された。
いよいよ総選挙である。
ここで、石破内閣の内外の課題について論じておきたい。
■自民総裁選で感じた変化
自由民主党の総裁選挙は、稀にみる激戦であった。
その熾烈な駆け引きは、エミー賞受賞で話題のドラマ『SHOGUN 将軍』をすら連想させた。
ほとんどの候補者が脱派閥を訴え、麻生派を基盤とした河野太郎氏が守旧派にされたが、結局はどの候補者も派閥的な勢力に依存していた。
400人近い国会議員を擁する巨大政党を、派閥ないしは派閥的なものなしに運営することは不可能であろう。
派閥を否定しながら都合に応じて派閥に頼るゲームでは、有権者の信頼は回復できない。
派閥の功と罪をしっかりと検証した上で、派閥とどう向き合うかを現実的に示すべきである。
さもなければ、自民党の古い体質は変わるまい。
他方で、自民党、そして日本政治の変化を感じさせるものもあった。
9人の総裁候補のうち2人は女性だったし、そのうちの1人、高市早苗氏は決選投票に臨み、予想以上に善戦した。
また、43歳という若さの小泉進次郎氏も3位に付けた。
更に候補者の多くが留学経験などを持ち、英語に堪能であった。
しかも9人のうち河野氏(ジョージタウン大学)、高市氏(神戸大学)、小泉氏(関東学院大学)と3人までが、東京以外の大学の卒業生であった。
戦後の歴代首相で東京以外の日本の大学で学んだ者は、実は池田勇人(京都大学)と宇野宗佑(神戸大学中退)の2人だけなのである。
地方活性化を語っても、日本の政治が如何に中央集権的であるかを如実に示していよう。
さて、石破新首相は5回の総裁選に出馬したベテラン政治家であり、男性の世襲政治家である。
その意味では上述の
「変化」
の枠外にいるのだが、彼はキリスト教徒である。
戦前では原敬、戦後では吉田茂や鳩山一郎、大平正芳などの首相がキリスト教徒であり、直近では麻生太郎氏(カトリック)がそうである。
明治維新以来、日本のキリスト教徒は人口の1%前後で推移しており、今でも100万人ほどである。
その意味では、令和初のキリスト教徒の首相も
「変化」
を体現している。
ジェンダーや世代、国際性、そして宗教などで、包括政党として自民党は新たな多様性を受容できようか。
そうなれば、摩擦を伴いながらも、日本政治は活力を取り戻そう。
他方で、今回の総裁選挙では、高市氏を軸に保守層が強い結束を示した。
米国では既に、共和党も民主党も党内に大きな亀裂を抱えている。
自民党が党内の和解、党外世論との対話に失敗すれば、日本政治は米政治の轍を踏むやもしれない。
■国内「権力闘争」好きだが
自民党総裁選挙は、半ば古いゲームを新しいプレーヤーたちが戦ったことになる。
国際政治もそうである。
グローバルサウスなど新たなプレーヤーが台頭する中で、21世紀のグローバル協力と20世紀、否、19世紀を思わせる露骨な大国間政治や民族・宗教対立が並行している。
日本人の多くは戦国時代や幕末の歴史を愛好し、国内政治の権力闘争にも敏感である。
ところが、国際政治になると突然ナイーブになり、平和の精神や自主独立の気概を観念的に語るだけであったり、逆に、弱肉強食と権謀術数ばかりを強調して規範の力やソフトパワーを軽視したりしがちである。
石破内閣の国内的権力基盤は未だ不安定だが、より不安定な国際情勢の舵取りをしなければならない。
米国の大統領選挙の行方も、まだ分からない。
石破氏が提起するアジア版NATOの創設や日米地位協定の見直しは、対米自立の心の琴線には触れる。
だが、トランプ政権相手にはほとんど実現不可能であろうし、ハリス政権でも容易ではあるまい。
そうした交渉に時間と精力を注ぐ間にも、台湾海峡や朝鮮半島、中東などの国際情勢に何が起こるかわからない。
日本が対米交渉力を持つためにも、まずは岸田文雄前内閣が決定した防衛費の倍増や反撃力の保有という公約を実現すべきであろう。
■日本の持ち味生かせるか
またバイデン政権の間に、日米韓、日米比などのミニラテラル協力も進んできた。
これに日米豪印の協力(クアッド)などを重ね合わせながら、安全保障協力を進めていくのが先決ではなかろうか。
幸い、石破内閣は経験豊かな外相や防衛相、首相補佐官を揃えている。
彼らが述べたように、遠大な制度設計はあくまで
「中長期的な課題」
であり、まずは既存のネットワークを活用すべきであろう。
こうした
「ネットワークパワー」
こそが日本の持ち味だとの指摘もある(ミレヤ・ソリース氏)。
実は、自民党政治のしたたかさも
「ネットワークパワー」
にあろう。
石破内閣には、国内政治の経験と知恵を国際政治にも大いに活用してもらいたい。

<主張>衆院選と少子化 財源確保の議論不十分だ
社説
2024/10/21 5:00
https://www.sankei.com/article/20241021-SP4JC7WFYJOMHGZJYRQLGLDYV4/
日本の少子化は年々深刻さを増している。
更に高齢化で死亡者数は増加傾向にある。
人口減少は歯止めがかからない状況だ。
少子化と人口減少は社会保障制度の持続可能性に悪影響を与え、国の活力低下にも繋がりかねない。
令和5年の出生数は過去最少の72万7288人だった。
令和6年は70万人を割る可能性がある。
令和5年の合計特殊出生率は1・20と過去最低を更新した。
にもかかわらず、衆院選では各党から危機感が伝わってこない。
しかも訴えは給付の拡充策が中心で、財源確保の議論が足りない。
財源の裏付けがなければ実効性は確保されまい。
自民党は公約に政府の
「こども未来戦略」
を踏まえ、児童手当拡充や高等教育無償化、住宅支援強化などを盛り込んだ。
子育て支援の財源として、政府は公的医療保険に上乗せして徴収する
「子ども・子育て支援金」
の創設を決めている。
岸田文雄前首相は社会保障費の歳出削減などで
「実質的な負担は生じない」
と説明してきた。
だが、高齢化で需要が高まる医療・介護サービスを低下させずに、歳出削減を十分に行うことが出来るのか疑問は残ったままだ。
石破茂首相は岸田前政権の少子化対策を継承する姿勢を示している。
負担についても、きちんと論じるべきだ。
立憲民主党は公立小中学校の給食費無償化、高校や国公立大の授業料無償化を掲げている。
子供・子育て予算として
「対GDP(国内総生産)比3%台」
を達成するとも主張しているが、安定財源はどうするつもりなのか。
不明確では政権担当能力を疑わざるを得ない。
教育費による家計の圧迫が少子化要因になっているとの問題意識は多くの党で共有されている。
日本維新の会は教育の全課程の無償化、公明党は国公私立を問わず高校の実質無償化と2030年代の大学の無償化、国民民主党は高校までの授業料完全無償化を訴えている。
各党は丁寧に説明する必要がある。
訴えるべきは他にもある。
人口減に対応した地域の在り方についてだ。
日本の総人口は約1億2500万人だが、50年後は3割減ると推計されている。
人手不足に拍車がかかり、地方の過疎化も進む。
人口減でも繁栄できる国家像を提示することも重要である。

処理水問題で中国と対峙、高市早苗氏に台湾から期待の声 衆院選「裏金」で騒ぐだけでいいのか 元産経新聞台北支局長がシンクタンク設立
2024.10/18 06:30
https://www.zakzak.co.jp/article/20241018-QCCQC6GNGFNRJMN3VRV4Z5OL4E/
衆院選はあたかも
「政治とカネ」
一色のようだが、日本を取り巻く国際情勢に目を向けると、果たして
「裏金、裏金、裏金」
と騒いでいるだけでいいのかと思う。
公示前日の2024年10月14日、中国軍は台湾を取り囲むように大規模な軍事演習を行った。
折しもこの日、筆者は台北にいた。
産経新聞前台北支局長の矢板明夫氏が設立した
「インド太平洋戦略シンクタンク」(印太戦略智庫)
の発足式に出席するためだった。
式典には、頼清徳総統が祝辞を寄せた他、郭智輝経済部長(経産相に相当)、元立法院長で台湾日本関係協会の蘇嘉全会長、日本の対台湾窓口機関、日本台湾交流協会台北事務所代表の片山和之氏、米国の対台湾窓口機関、米国在台協会(AIT)台北事務所長のレイモンド・グリーン氏、ドナルド・トランプ前米政権下で、マイク・ポンペオ前国務長官の中国政策に関する首席顧問を務めたマイルズ・ユー氏、半導体大手「聯華電子」(UMC)創業者の曹興誠氏らが出席した。
台湾メディアも多く詰め掛け、矢板氏のシンクタンクへの関心の高さを窺わせた。
片山氏は挨拶の中で、中国軍による演習が矢板氏のシンクタンクの重要性を物語っていると述べた。
矢板氏は、日本の本州(山口県下関市)と九州(北九州市)を結ぶ関門橋をモチーフにした写真を背景に、このシンクタンクがインド太平洋地域の自由を守ると共に、台湾と世界の民主主義国家を繋ぐ
「架け橋」
になればとの抱負を語った。
式典後のパーティーで、台湾側の出席者から話を聞くと、自民党総裁には高市早苗前経済安保相になってほしかったとの声が相次いだ。
高市氏は
「台湾有事は日本有事」
と明言した安倍晋三元首相の遺志を継ぐ姿勢を明確にしているからだ。
高市氏は昨年2023年9月、国際原子力機関(IAEA)総会で、東京電力福島第1原発処理水の海洋放出について中国側から批判を受けると、
「突出した輸入規制を採っているは中国のみです」
「日本としては引き続き、科学的根拠に基づく行動や正確な情報発信を中国に対して求めていきます」
と強調した。
「処理水」

「核汚染水」
と呼んだ中国代表に反論したものだ。
中国の批判に
「受け身」
にならず、正面から対峙した政治家は珍しい。
実際、読売新聞によると、岸田文雄首相(当時)は周囲に
「中国を再び刺激しないか」
と不安を漏らしたという。
中国側は、高市氏が退出した後、再反論したが、在ウィーン日本政府代表部の引原毅大使(同)が
「中国には、トリチウムの年間排出量が、福島第1原発の5倍から10倍の原発もある」
と再び反論した。
日中間の応酬はこれで終わったが、
「日本側の発言で終わるという最も望ましい形」(政府関係者)
となった。
ちなみに、引原氏は高市氏と同じ奈良県出身だった。
石破茂首相も総裁選前、台湾を訪問して頼総統らと意見交換したが、衆院選では積極的に安全保障について語ってほしい。
日本には内向きになっている余裕はないはずだ。
 (産経新聞特別記者・有元隆志)

石破政権「机上の空論」国家安全保障最前線
日米同盟を「対等な同盟に」石破首相の空想 決定的に違う「核を保有しているか否か」…日本の限界は大きく まず憲法改正を
2024.10/19 15:00
https://www.zakzak.co.jp/article/20241019-N7P52NS64BJN3N45FTJCM7UJSI/
石破茂首相は
「日米の対等な同盟」
を主張していて、米シンクタンク
「ハドソン研究所」
のホームページで発表した寄稿文
「日本の外交政策の将来」
に、まず
「米英同盟なみに日米同盟を強化する」
として以下のように書いている。
「石破政権では 戦後政治の総決算として米英同盟なみの『対等な国』として日米同盟を強化(する)」
「アーミテージ・ナイ・レポートはかつて米英同盟の『特別な関係』を同盟のモデルとして、日米は『対等なパートナー』となることを提案した」
「今、それが可能となり、米国と肩をならべて自由主義陣営の共同防衛ができる状況となり、日米安全保障条約を『普通の国』同士の条約に改定する条件は整った」
石破首相は、日米の関係がかつては対等ではなかったが、今や対等になり
「自由主義陣営の共同防衛ができる状況となった」
と言いたいのであろうが、それは空想でしかない。
日米関係は決して対等ではない。
決定的に違うのは
「核を保有しているか否か」
だ。
非核国家でなおかつ完全な集団的自衛権を有していない日本の限界は大きく、石破首相が主張する
「米国と肩をならべて自由主義陣営の共同防衛ができる状況になった」
とは言えないのである。
石破首相は寄稿文で、日米安保条約は
「非対称双務条約」
であり改定すべきだとも指摘している。
「アメリカは日本『防衛』の義務を負い、日本はアメリカに『基地提供』の義務を負うのが現在の日米安全保障条約の仕組みとなっているが、この『非対称双務条約』を改める時は熟した」
「日米安全保障条約と地位協定の改定を行い自衛隊をグアムに駐留させ日米の抑止力強化を目指すことも考えられる」
「そうなれば、『在グアム自衛隊』の地位協定を在日米軍のものと同じものにすることも考えられる」
「更に、在日米軍基地の共同管理の幅を広げていくなどすれば在日米軍の負担軽減ともなろう」
日米安保条約は通常、
「非対称双務条約」
ではなく片務条約と呼ばれている。
米国は日本防衛の義務を負うが、日本は米国防衛の義務を負わないからだ。
この片務性は日本にとってある意味で都合の良いものである。
石破首相のように、地位協定の改定やグアムへの自衛隊駐留、在日米軍基地の共同管理を主張するのであれば、米側が
「片務性こそ問題であり、日本も米国防衛の義務を負いなさい」
と反論してくるのは火を見るより明らかだ。
そこまでの危険を冒してまで地位協定の改定やグアムへの自衛隊駐留を主張すべきではない。
もしも日本が米国と対等な国として米英同盟並みに日米同盟を強化したいのであれば、日本には集団的自衛権の行使が求められる。
つまり、憲法を改正して集団的自衛権の行使が可能な普通の国家になる必要がある。
しかし、石破首相のハドソン寄稿文には憲法改正の記述がない。
まずは憲法改正から始めなければいけない。
■渡部悦和(わたなべ・よしかず)
元陸上自衛隊東部方面総監、元富士通システム統合研究所安全保障研究所長、元ハーバード大学アジアセンター・シニアフェロー。
1955年、愛媛県生まれ。
1978年東京大学卒業後、陸上自衛隊に入隊。
その後、外務省安全保障課出向、ドイツ連邦軍指揮幕僚大学留学、第28普通科連隊長(函館)、防衛研究所副所長、陸上幕僚監部装備部長、第2師団長、陸上幕僚副長を経て2011年に東部方面総監。
2013年退職。
著書・共著に『日本はすでに戦時下にある』(ワニブックス)、『宇宙安全保障』(育鵬社)、『台湾有事と日本の安全保障』(ワニブックスPLUS新書)など多数。

石破政権「机上の空論」国家安全保障最前線
同盟国に不信感与えた石破首相の寄稿文 総裁選期間中に米シンクタンクで発表 問題点満載、疑われる安全保障への「机上の空論」
2024.10/16 06:30
https://www.zakzak.co.jp/article/20241016-BXVMWL2LKBPOBBWGYBDW4JAYBQ/
現在、国内外が混沌とした状況にある。
ロシアのウクライナ侵略が継続し、中東ではイスラエル・ハマス戦争が1年経過しても終結せず、イスラム原理主義組織ハマスのみならず、イランや親イラン民兵組織ヒズボラとの紛争に拡大している。
中国は
「台湾武力統一」
を放棄していない。
権威主義国の中国やロシアは、我が国の領空・領海を侵犯している。
まさに我々は激動の時代を生きている。
国内においては、岸田文雄政権から石破茂政権への交代があった。
3年間続いた岸田政権を批判する人は多いが、私は安全保障分野における同政権の功績を高く評価している。
国家安全保障戦略などの
「安全保障3文書の策定」
や、
「防衛費のGDP(国内総生産)比2%への増額」
への道筋をつけた、日米関係を最良の状態にしたことは特筆すべきことだ。
岸田政権を引き継いだ石破政権には、激動の時代における国家運営、特に安全保障分野のかじ取りを適切に行ってもらいたいと思う。
しかし、石破首相に不安を感じている。
石破首相が総裁選の期間中、米シンクタンク「ハドソン研究所」のホームページで発表した
「日本の外交政策の将来」
と題する寄稿文は問題点満載で、安全保障に関する見識が疑われる文書であるからだ。
この不用意に公開された寄稿文が、米国やアジアの諸国に石破首相に対する不信感を与えた。
「覆水盆に返らず」
とはまさにこのことだ。
石破寄稿文には、
「アジア版NATO(北大西洋条約機構)の創設」
「対等な普通の国同士としての『日米安全保障条約の改定』『日米地位協定の改定』」「国家安全保障基本法の制定」
「米国のFEMA(連邦緊急事態管理庁)に準ずる防災省の設置」
「米国の核シェアや核の持ち込みの具体的な検討」
「自衛隊のグアム駐留」
などが提案されている。
これらは
「机上の空論」
だ。
例えば、対等な普通の国同士としての
「日米安全保障条約の改定」
「日米地位協定の改定」
「米国の核シェアや核の持ち込みの具体的な検討」
は、米国の反発を受けるだけだ。
国内外情勢が厳しい状況下において最優先の課題ではない。
ましてや、
「アジア版NATOの創設」
「米国のFEMA(連邦緊急事態管理庁)に準ずる防災省の設置」
「自衛隊のグアム駐留」
などは、まさに非現実的な議論だ。
幸いにも、石破首相は所信表明演説(4日)では、
「アジア版NATOの創設」
「日米地位協定の改定」
などには触れなかった。
これは賢明だった。
いずれにせよ、石破首相が優先すべきは憲法改正を行い、集団的自衛権の問題を完全に解決することだ。
この集中連載においては、激動の時代における
「現実論」

「机上の空論」
について記述したい。

高市早苗氏、支持者の自民党離れを危惧 投票呼び掛けも「高市さん応援しても自民党には失望」の声が続く
2024/10/19(土) 18:06配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/d4c791f3987620eeb7a75e87e11b5683cc4b97d5
自民党の高市早苗前経済安全保障担当相が2024年10月19日、自身のX(旧ツイッター)を更新。
今回の衆院選(2024年10月27日投開票)に向け、総裁選で自身以外の候補者を応援した自民党公認候補者への投票をしないという声があるとして、同党への投票を呼び掛けたが、リプ欄には高市氏は支持しても現在の自民党は支持出来ないという声が相次いだ。
高市氏は
「なかなかニュースも含めてネット情報をチェックする余裕も無いスケジュールで全国遊説を続けていますが、昨日、辛い話を聞きました。」
と切り出し、
「先月2024年9月の自民党総裁選で私以外の候補者を応援しておられた自民党公認候補者に対して『投票しない』と仰る方が居られるという話が数件」
「困り果てた当該候補者の陣営から、私の秘書に連絡を頂いたそうです。」
と明かした。
その上で、高市氏は
「今、私達が戦っている衆議院選挙は、政権選択選挙です」
「私も含めて自民党の候補者達は、自民党への様々なご批判も全員で受け止めながら、これからも日本国の舵取りをお任せいただけるよう、1人でも多くの当選を目指して頑張っている最中です」
「議席を減らして野党になってしまうと、私が訴えてきた政策を議員立法で実現する事も困難になります」
と訴え、
「だから私は、昨日も、今日も、総裁選で他陣営に居られた候補者の応援にも伺っていますし、皆様にも是非とも応援をして頂きたいと願っています」
「どうか宜しくお願い申し上げます」
と呼び掛けた。
高市氏の投稿に対し、フォロワーからは
「高市さんは応援するが自民党には失望した人が多いと思います」
「残念ながら、今の石破政権には信用がない」
「自民党への失望と憤りを持ち続けている自民党員もたくさんおられると感じております」
「自民党に票が集まれば、『有権者の支持を得た』と更に私が望まぬ方向に進む気がしてなりません」
「石破政権を保守政権と認めないのも1つの立派な判断です」
などといった意見が続いた。
(よろず〜ニュース編集部)

日米防衛相、抑止力強化へ連携確認 中谷氏、中国念頭に「現状変更に反対」
2024/10/19 21:58
https://www.sankei.com/article/20241019-TNWRZLH26ZM6XGD6JYD4YHPVPQ/
中谷元・防衛相は2024年10月19日、先進7カ国(G7)国防相会合が開かれたイタリア南部ナポリでオースティン米国防長官と会談した。
両氏の対面での会談は初めてで、日米同盟の抑止力・対処力を一層強化するため緊密に連携していくことを確認した。
中谷氏は会談で、中国による東・南シナ海や台湾周辺での覇権主義的な行動を念頭に
「インド太平洋地域は戦略的に極めて重要な地域だ」
「東・南シナ海での力による一方的な現状変更の試みに反対する」
と述べた。
「台湾海峡の平和と安定が国際社会に重要だ」
とも語った。
オースティン氏は、米国が核を含む戦力で日本防衛に関与する
「拡大抑止」
に触れ、
「あらゆる能力を含め、米国の日本防衛に対するコミットメントは揺るぎない」
と強調。
日米の反撃能力の充実や指揮統制における連携強化の推進が重要だとの考えを示した。
日本は来年2025年春に陸海空3自衛隊を一元的に指揮する統合作戦司令部を創設する。
米軍も在日米軍司令部を統合軍司令部に再編する方針で、日米が作業部会を通じて連携強化の議論を加速させていくことを確認した。
石破茂首相が唱える日米地位協定の改定への言及があったかどうかは明らかにされなかった。
両氏はまた、北朝鮮の核・ミサイル開発などを念頭に、日米韓などが多国間連携を一層強化していくことを確認した。

<主張>原発で日本回復を目指せ 国民生活とAI立国のために
社説
2024/10/20 5:00
https://www.sankei.com/article/20241020-CLMDDPLQJVJXNAJTVGWX5MQGIE/
日本の政治は重要な忘れものをしていないか―。
衆院選の最中であるにもかかわらず、各政党や候補者からエネルギーに関する発言がほとんど聞こえてこないのだ。
ロシアによるウクライナ侵攻や中東での紛争激化に加え、中国の台湾威圧で地政学的な緊張が日々、高まりつつあるのにどうしたことか。
資源貧国で島国の日本は、国際紛争の余波を受けやすい。
国内電力の約7割を占める火力発電の燃料の大半は、輸入天然ガスと石炭に依存している。
タンカーの行く手が塞がれたり、迂回を余儀なくされたりすれば、日本はたちまち電力不足に陥る運命だ。
■安全保障力ある電源は
緊張含みの国際情勢に照らした場合、日本に最も頼りになる電力源は原子力発電だ。
原発は13カ月ごとに止めて定期検査をしているが、必要があれば2年以上の連続運転も可能である。
抜群の安定供給能力などで原子力は準国産エネルギーに位置付けられてきた。
電力の安定供給に最も役立つ原発なのだが、東日本大震災を機に当時の民主党政権によって全面停止に追い込まれた。
国内の原発再稼働は異様に遅い。
大震災前には54基の原発が存在したが、その後に21基が廃炉となった。
残った33基中、再稼働を果たした原発は12基に過ぎないのだ。
こうした減り方を目の当たりにすれば、再稼働の促進や新増設の必要性が痛感されるはずだが、肝心の自民党でさえ頼りない。
「原子力など脱炭素効果の高い電源を最大限活用」
すると公約しているが、目的は
「カーボンニュートラル(脱炭素)」

「エネルギー安全保障」
のためと記す。
順番が違わないか。
原発の必要性を明確に説いているのは唯一、国民民主党だ。
データセンターや半導体工場の増加による電力需要の大幅急増を見据えた上で
「原子力発電所の建て替え・新増設により、輸入に頼らない安価で安定的な電力を確保する」
としている。
立憲民主党は
「原発の新増設は認めない」
と宣言した。
今後4半世紀内に出来る限り早く
化石燃料にも原子力発電にも依存しないカーボンニュートラルを達成」
するという。
■規制委の是正も急務だ
有権者の多くは気付いていないかもしれないが、実は日本の原子力発電は、持続可能性が危ぶまれるほどの深刻な状況に直面している。
13年前2011年の東京電力・福島第1原子力発電所事故の煽りで、既存原発の21基が今も未稼働であることに加え、原発新増設の動きも止まったままだ。
このため原発の部品を供給する企業には廃業に至ったところも少なくない。
国内の原発メーカーである三菱重工業、日立製作所、東芝の3社でも新規プロジェクトが途絶えたことで高度な原発技術の世代間継承に支障を来しつつある。
原発を保有する電力10社でも再稼働を果たしたのは3社に過ぎず、実機での発電経験のない運転員が増しているのだ。
政府は目下、次の
「第7次エネルギー基本計画」
の案を練っている。
衆院選後の新政権には原子力活用に向けての采配を期待する。
現行の6次計画にある
「可能な限り原発依存度を低減する」
との記述などは
「低減」

「増大」
に改めたい。
耳当たりの良い再生可能エネルギーは安定性に欠け、メガソーラーは環境破壊と隣り合わせだ。
原子力発電への消極姿勢を改めなければ電力供給の不足と電気代の値上がりで、国民生活も産業も苦難の道を歩むことになる。
3年前2021年の6次計画策定時点に比べ、エネルギーを取り巻く諸環境は激変している。
国際紛争だけでなく、新産業革命を牽引する人工知能・生成AIの出現も加わった。
AIの開発や運用には膨大な電力需要の発生が予測されており、それへの対応には原発をおいて他にない。
新政権には、再稼働の安全審査に関わる原子力規制委員会の業務遅滞の解決が急務である。
国のエネルギー行政との整合性の回復には規制委設置法の改正も視野に入れるべきだろう。
石破茂首相は就任直後の所信表明演説で
「日本を守る」
など5つの
「守る」
を表明したが、その履行の基盤にはエネルギーが必要だ。
日本の地政学的現況を直視すれば主軸は自ずと原子力エネルギーに帰着する。
各党諸賢には根本原則として胸に刻んでもらいたい。

高橋洋一「日本の解き方」
自民と立民が「増税路線」で同調 歩調合わせ減税に否定的、震災後の悪夢が繰り返される 財務省には千載一遇の好機≠ゥ
2024.10/19 10:00
https://www.zakzak.co.jp/article/20241019-5WEPJDBKSRITPAO67CADSNHPIA/
金融所得課税の強化について、石破茂首相は自民党総裁選で取り上げた後で引っ込めたが、ここにきて立憲民主党の野田佳彦代表が
「25%への引き上げもあり得る」
と強調した。
野田氏は法人税も上げる余地があると述べたという。
衆院選のタイミングでこうした発言をした狙いはどこにあるのか。
石破政権はブレるので、金融所得課税については再びブレて
「課税強化」
を言いかねない。
はっきり言えば、消費税について、自民党と立憲民主党がシンクロしているのが気になる。
与野党党首は2024年10月13日のNHK番組で論戦した。
石破首相(自民党総裁)は、消費税率について
「引き下げることは考えていない」
「当面、上げることも考えていない」
とした。
減税はやらない方針だ。
立憲民主党の野田氏も消費税の減税に関し
「高額な所得者が額として一番恩恵を受ける」
と述べた。
一般的には、消費税は逆進性があるので、減税は低所得者層ほど有利になる。
だが、わざわざ額に言及して分かりにくくしているが、要は減税しないということだ。
他の野党党首は減税に言及しているのに、自民と立民は歩調を合わせて減税に否定的だ。
立民の新代表が決まった段階で危惧していたが、野田氏と言えば、民主党政権時代に消費増税という財務省の戦略にまんまと乗り、一部では
「使い勝手ヨシヒコさん」
とも揶揄されていたらしい。
石破首相も、財政緊縮と金融引き締めで有名だった人だ。
衆院選では自民党と公明党は苦戦が見込まれ、自民の過半数割れを予測する人も少なくない。
有権者の動向によっては自公で過半数割れもあり得る状況だ。
その場合、負け方にもよるが、自公と立民による
「大連立」
にならないとも限らない。
仮に
「台湾有事」
になると、大連立の大義名分ができる。
そうした話は東日本大震災の時にあった。
実際には大連立にはならなかったが、当時の野田首相と野党だった自民党の谷垣禎一総裁はともに増税志向だったので、復興増税と2度の消費増税というホップ・ステップ・ジャンプという財務省の野望が実現した。
財務省は、大連立にならなくても、この東日本大震災の後の増税路線の再来を狙っているのではないか。
歴史は繰り返すという。
増税したい財務省からみれば、自民と立民の両トップが増税志向だというのは千載一遇のチャンスだ。
しかも、立民の野田代表は、過去の消費増税の立役者なので、再び増税をやってくれそうだと期待してもおかしくない。
今回は野党なので、石破首相を誘導することも考えられる。
野田代表から金融所得課税25%や法人税増税を言い出したのも、そのための戦略ではないだろうか。
早速、石破首相は防衛増税を言い出した。
金融所得課税は金持ち優遇の是正、法人税増税は利益をため込んで吐き出さない企業へのペナルティーというキャッチフレーズだろう。
そこで増税に勢いをつけ、次には社会保障にかこつけて再び消費増税というシナリオを財務省は描いているのではないか。 
(元内閣参事官・嘉悦大教授、高橋洋一)

高橋洋一「日本の解き方」
石破首相が掲げた「アジア版NATO」の非現実度 日米地位協定見直しも含め…まず同盟国助けられない「憲法9条の改正」が先決だ
2024.10/18 11:00
https://www.zakzak.co.jp/article/20241018-E3LN6EODCRPCLKCBOJZXV7BG2M/
石破茂首相は自民党総裁選の際に掲げた
「アジア版NATO(北大西洋条約機構)」
の構想について所信表明演説では触れなかった。
だが、党内に議論する新組織を設置するよう指示した。
アジア版NATOは日本の安全保障に資するのか。
現実味のある構想なのか。
石破首相は総裁選で、日米地位協定の見直しにも言及した。
アジア版NATO創設と日米地位協定見直しは、根っこのところで今の日米安保条約と密接に関係しており、更にその背景には憲法問題がある。
そこで、まずは日米安保条約の条文を振り返っておこう。
ポイントは第5条と第6条だ。
第5条では
「各締約国は、日本国の施政の下にある領域における、いずれか一方に対する武力攻撃が、自国の平和及び安全を危うくするものであることを認め、自国の憲法上の規定及び手続に従って共通の危険に対処するように行動することを宣言する」
としている。
第6条では在日米軍の地位について
「別個の協定などに規律される」
としている。
第5条は
「日本国の施政の下にある領域における」
と書いてあるので、日本が攻められた時に発動するもので、米国が攻められた時ではない。
これが
「相互」
安全保障ではなく、
「片務的」
安全保障と言われる所以だ。
これを前提として日米地位協定がある。
一方、NATO条約では、第5条で
「締約国は、ヨーロッパ又は北アメリカにおける一又は二以上の締約国に対する武力攻撃を全締約国に対する攻撃と見做すことに同意する」
「従って、締約国は、そのような武力攻撃が行われた時は、各締約国が、国際連合憲章第51条の規定によって認められている個別的又は集団的自衛権を行使して、北大西洋地域の安全を回復し及び維持するためにその必要と認める行動(兵力の使用を含む)を個別的に及び他の締約国と共同して直ちに執ることにより、その攻撃を受けた締約国を援助することに同意する」
とされており、明らかに異なっている。
日米安保条約が
「片務的」
なのは、日本の憲法9条で交戦権を否定しているからだ。
つまり、同盟国が攻撃された時でも、助けるために交戦できないのだ。
要するに、憲法9条を改正しないと、日米安保条約すら
「相互的」
にできない。
ましてアジア版NATO創設や日米地位協定見直しには到底辿り着けないのだ。
逆にいえば、憲法9条を改正し、日米安保条約を
「相互的な」
ものに改定すれば、ほぼ自動的に日米地位協定も見直せる。
日米安保条約を
「相互的」
なものに改定すれば、その先の将来像としてアジア版NATOもあり得るだろう。
もっとも、アジア版NATOは米国とアジア諸国が安全保障をどのように考えるかに依存するので、日本だけが考えてもできるものではない。
こうしてみると、党内でアジア版NATOを議論しても、大した結論にはならないだろう。
他国に話をしても
「日本の憲法問題が先だ」
と言われ、現実的な政治課題にはならない。 
(元内閣参事官・嘉悦大教授、高橋洋一)

高橋洋一「日本の解き方」
衆院選で防戦一方の自民党、石破政権の政策がブレて争点にできず「政治とカネ」問題が前面に…「岸田政権の劣化コピー」とも
2024.10/16 11:00
https://www.zakzak.co.jp/article/20241016-T3XVBMVR7NOKBOI3DWZBFHVBLQ/
衆院選が2024年10月15日に公示された。
「政治とカネ」
の問題が表に出ているが、他には何が争点になるだろうか。
本来は、外交・防衛や内政を議論すべきであるが、首相就任は今月2024年10月1日、解散は8日後の2024年10月9日、投開票は26日後の2024年10月27日といずれも戦後最短だ。
解散から投開票までの18日間も戦後2番目の短さだ。
選挙日程は、3年前の岸田文雄政権とほとんど同じだ。
石破茂政権は、首相と同様に長らく
「党内野党」
だった
「お友達」
を重要閣僚に据えたが、官房長官は岸田政権から横滑りで、副大臣と政務官はほぼ岸田政権の居抜きである。
こうしたことから政策もほとんど岸田政権を踏襲し、岸田政権の劣化コピーとも言われている。
2024年10月4日の所信表明演説では、総裁選の公約をほぼ全面的に撤回した。
その前に実施された世論調査で、内閣支持率は岸田政権の末期からは上昇したが、それでも政権発足直後では過去最低水準で、
「ご祝儀」
はなかった。
その後、石破政権の変節が明らかになると支持率は下がっているとの調査もあり、焦った石破政権は、焦点を裏金問題にすり替えた。
そこで、不記載だった12人を非公認とし、30人以上を比例重複なしとした。
この判断について
「世論に迎合した」
とも言われるが、この場合の世論というのは非自民層なので、これで自民党に支持が戻るわけではない。
この措置の結果、これまでは
「自民単独で過半数割れ」
が懸念されていたのが、
「自民と公明党の与党で過半数割れ」
も視野に入ってきているという。
そもそも検察の捜査で刑事処分がなされ、それを受けて党規約に基づき党として既に決定した処分について、新総裁が追加処分したというのは
「一事不再理」
の原則に反し不当だ。
「ルールを守る」
と強調する石破首相が自ら破っている。
また、選挙の争点を
「政治とカネ」
の問題に絞ることは、選挙戦術としてもまずい。
野党は
「処分は甘い」
と更に攻勢をかけてくるのは必至だ。
更に、これまで党内野党に対しては寛容だった週刊誌などのメディアも、閣僚のスキャンダルを出し始めた。
このため、ますます政策議論になりにくい状況だ。
実は、外交・防衛や内政を争点にするといっても、石破政権はブレブレでほとんど前言を撤回しているので話にならない。
「憲法7条による解散は違憲の疑い」
と言っていたが、解散してしまった。
「アジア版NATO(北大西洋条約機構)」

「北朝鮮との連絡事務所設置」
などは所信表明演説では姿を消し、
「原発ゼロ」

「選択的夫婦別姓導入」
も後退し、
「金融所得課税強化」
もなくなった。
「最低賃金1500円」
のように変えていないものもあるが、立憲民主党より左で、れいわ新選組並みの政策なので争点になりにくい。
能登の災害に対する措置を予備費か補正予算にするかについても、現実に
「補正予算なし」
なので、ここも争点になりにくい。
結果的に
「政治とカネ」

「スキャンダル」
が争点になれば、自民党は防戦一方だろう。
 (元内閣参事官・嘉悦大教授、高橋洋一)

「『政治とカネ』法律家の立場からは時間の無駄」今の日本に後ろ向きの議論する時間はない
弁護士・田中善信氏
2024/10/18 15:30
https://www.sankei.com/article/20241018-G7YZXJ7CXVLBHC7O5KKLPLPW2Q/?outputType=theme_election2024
27日投開票の衆院選について、弁護士で群馬「正論」懇話会会長の田中善信氏(81)は産経新聞のインタビューに応じ、
「『政治とカネ』の問題は大事なことだが、政治資金規正法をきちんと改正すれば済む話だ」
と指摘した。

今回選挙では、
「政治とカネ」
の問題が大きな争点とされていますが、法律家の立場から言わせて頂くと、東京地検が時間をかけて捜査した以上、更に時間を掛けても新事実が出ることはなく時間の無駄だと思う。
政治にとって最も重要なのは国民の安全と生活を守ることです。
日本周辺には中国、北朝鮮、ロシアという核を保有し核兵器の増産を続ける独裁的国家群がミサイルの矛先を日本に向けている。
備えるには、しっかりとした法制度と軍備を整える必要がある。
最大の法整備は憲法改正だ。
そのためにも与党を中心に改憲に必要な議員数を確保すべきで、選挙で最も問われるのはその点だと思います。
今の日本に後ろ向きの議論をしている時間はありません。
石破茂政権は、国民の声を聴くという姿勢を見せてはいますが、ポーズだけのように見えます。
大事なのは国民、とりわけ将来を担う若者や子供たちが希望を持てる国づくりです。
彼らが望むのは金銭的援助というより日本の明るい未来や希望ではないでしょうか。
その意味でも、党総裁選で多数の党員が支持した高市早苗・前経済安全保障担当相の政策や提言を取り入れることも大切だと思います。
その上で、石破首相には国民の安全と生活を守るための憲法改正に向け、先頭に立って頂きたい。
投票率の低下、長期低迷傾向も将来に対するビジョンを示せない政治家が多いからです。
自身の選挙の事ばかり考え、日本のためにという志をもった政治家が少なくなっていることが原因だと思います。
「政治とカネ」
の問題は大事なことですが、政治資金規正法をきちんと改正すれば済む話です。
近視眼的ではなく、もっと巨視的に日本の将来を考える政治家はいないものでしょうか。
真に将来を語れる政治家が出てくれば、投票率も自然と上がり、国民ももっと政治に関心を持つでしょう。
群馬県からは戦後、4人の首相が誕生している。
土壌はあるはずです。
■たなか・よしのぶ
群馬県富岡市出身。
昭和49年に弁護士登録。
群馬弁護士会に所属し民事、刑事から労働問題、破産や債券回収など幅広くカバー。
特に、警察が手を付けられない事件化以前の、いわゆる民事介入暴力の第1人者として数々の事案解決に尽力。
県警察署協議会会長や県警特別講師などを務め県警特別功労賞受賞。
令和3年12月から群馬「正論」懇話会会長。

自民党、過半数割れの可能性 立憲民主党、公示前より議席上積み 日本保守党、複数議席獲得へ 報道各社、衆院選序盤情勢調査
2024.10/17 11:31
https://www.zakzak.co.jp/article/20241017-WLKH5R2JLFMA3JBPQ2QASGGTBA/
第50回衆院選(27日投開票)について、報道各社の序盤情勢調査が出揃ってきた。
自民党は石破茂首相(総裁)の
「変節」
や、派閥裏金事件などが響き、定数465議席の過半数(233)に届かない可能性が出てきた。
単独過半数割れとなれば、2009年以来となる。
立憲民主党は公示前の98議席から議席を増やし、ベストセラー作家の百田尚樹氏が立ち上げた政治団体
「日本保守党」
は複数議席を獲得しそうだ。
共同通信によると、全289選挙区のうち、自民党(公示前256)がリードしているのは140程度で、接戦区が多い。
比例代表で前回選挙(20年)の72議席を下回るのは避けられない情勢だ。
公明党は公認候補を立てた計11選挙区の全勝は難しい情勢。
自民党との連立与党では過半数を維持する見込み。
立憲民主党は公示前の98議席を超える公算が大きい。
日本維新の会は大阪の小選挙区は堅調だが、比例の支持の広がりに欠け、公示前の43議席に手が届かない可能性がある。
共産党は公示前の10議席程度の獲得が見込まれる。国民民主党も公示前の7議席から上積みする勢い。れいわ新選組は比例で複数議席を確保できそうだ。
社民党は小選挙区の1議席死守が課題。
参政党は支持浸透が見られない。

与党過半数巡り攻防 不記載響き自民低調、立民勢い 衆院選序盤情勢
2024/10/17 5:00
https://www.sankei.com/article/20241017-AEBKGSGRPZMN7EBF43MGFUUFOI/?outputType=theme_election2024
27日投開票の第50回衆院選について共同通信社は15、16両日、全国の有権者15万6千人を対象に電話調査を実施し、取材を加味して公示直後の序盤情勢を探った。
自民党は派閥パーティー収入不記載事件が響き低調。
公明党も伸び悩む。
立憲民主党は議席増へ勢いを見せる。
定数465議席の過半数(233)を巡り、与野党の攻防が続いている。
小選挙区では投票先未定が3割近くおり、今後、情勢は変わる可能性がある。
全289選挙区のうち、自民(公示前勢力256)がリードしているのは140程度にとどまり、接戦区が多い。
比例代表で令和3年前回選の72議席を下回るのは避けられない情勢だ。
単独過半数を維持できるかどうか予断を許さない。
不記載事件に関係し、公認されなかった候補の大半は厳しい戦い。
重複立候補が認められなかった候補も半数近くが先行されている。
立民は公示前の98議席(比例含む)を超える公算が大きい。
無党派層でも支持が拡大しつつある。
前回選で39だった比例議席も増やしそうだ。
日本維新の会は地盤の大阪府の小選挙区で堅調。
だが全国的に比例の支持の広がりがいまひとつで、公示前の43議席に手が届かない可能性もある。
公明は公認候補を立てた計11選挙区の全勝は難しい情勢。
維新と争う大阪府の4小選挙区で苦戦が目立つ。
埼玉14区に出馬した石井啓一代表も激戦。
比例も伸びを欠いており、小選挙区と合わせた公示前の32議席を堅持できるか微妙だ。
共産党は小選挙区1議席を維持しそうだ。
比例次第で、公示前の10議席程度の獲得が見込まれる。
国民民主党も公示前の7議席から上積みする勢い。
れいわ新選組は比例で複数議席を確保できそうだ。
社民は小選挙区の1議席死守へ全力を挙げる。
参政党は支持浸透が見られない。
政治団体
「日本保守党」
は複数議席を得る可能性がある。

自公、全国で苦戦 「政治とカネ」国民から厳しい視線、立民躍進 衆院選序盤調査
2024/10/17 5:05
https://www.sankei.com/article/20241017-AEPDUY4J7VP3RG6G4WBNPM3FXY/?outputType=theme_election2024
15、16両日に共同通信社が実施した衆院選の序盤情勢調査では、自民、公明両党が全国で苦戦している状況が浮き彫りとなった。
「政治とカネ」
の問題を受け、自民は一部を非公認とするなどの対応を取ったが、国民からの厳しい視線は向けられたままだ。
一方、立憲民主党は躍進する見通しだが、主要野党との候補者一本化は限定的で、立民が目標に掲げる
「比較第一党」
には届かなそうだ。
■お詫びしながら臨む選挙
石破茂首相(自民総裁)は16日、香川県内でマイクを持ち、派閥パーティー収入不記載事件について
「こういうことが2度とないように、深く国民の皆さま方にお詫びをしながらこの選挙に臨んでいる」
と述べ、自公政権の継続を訴えた。
野党は不記載事件を巡って自民への批判を強めており、立民の野田佳彦代表は16日、新潟県内での演説会で
「裏金隠し解散だ」
「有権者がペナルティーを与えるしかない」
と主張した。
衆院選の勝敗ラインについて、首相と公明の石井啓一代表は、自公政権を維持するための最低条件となる両党での過半数(233議席)獲得と位置付ける。
自民の公示前勢力は256議席で、政権を奪還した平成24年の衆院選以降、4回連続で単独過半数を獲得してきた。
だが、自民の森山裕幹事長は14日の報道各社のインタビューで
「自民単独でどうするかということをまだ考える余裕はない」
と強調。
このまま低調な状況が続けば、自民が下野した平成21年衆院選以来の単独過半数割れの可能性も見えてくる。
自民は不記載事件に関係した旧安倍派幹部ら12人を非公認とし、30人以上の比例代表への重複立候補を認めない対応を取った。
国民の理解を得るために厳しい選択をした形だが、別の自民関係者は
「非公認で出馬となれば有権者の情が沸く可能性もあるが、党公認で立候補して比例重複だけ認めないというのは分かりにくい」
「理解を得られるだろうか」
と表情を曇らせた。
■野党は候補者調整進まず
一方、野党は不記載事件での自民批判で足並みをそろえるものの、候補者調整は進まなかった。
289の小選挙区のうち、立民、共産両党は142の小選挙区で競合。
与党公認候補と、立民、日本維新の会、共産、国民民主党の主要4野党のいずれかの公認候補が
「一騎打ち」
で争うのは、52の小選挙区にとどまる。
立民の野田氏は
「最低限の目標は自公の過半数割れ」
と息巻くが、共産は野田氏の保守的な路線に反発、候補者調整は多くの小選挙区で整わなかった。
野党乱立の構図となった今回の衆院選では、与党への批判票が分散しており、今後の情勢次第では野党の議席数の伸びの足枷となりかねない。

<主張>衆院選と経済 物価高克服への道筋競え 成長を展望できる具体論を
社説
2024/10/17 5:00
https://www.sankei.com/article/20241017-KHQMFV4RCBJKVHZLRWQHWPRCYI/
衆院選における与野党の論戦で、有権者が高い関心を寄せているのが経済政策である。
物価高にどう対処するのか。
賃上げの動きを確かなものにできるのか。
何よりも、日本経済は長期停滞を脱して将来への展望が開けるのか。
問われているのはそのための具体的な処方箋だ。
各党はこぞって給付金や減税などの聞こえのいい政策を並べているが、具体化への道筋や実現可能性を明確に示せなければ国民の納得は得られまい。
デフレ時代に戻らぬよう経済を底上げし、豊かさを実感できる持続的成長に繋げることが肝要だ。
各党には、バラマキに陥ることなく、中長期的に経済活力を高めるための効果的な戦略を競い合ってもらいたい。
■「デフレ脱却」を確実に
日本経済は今、歴史的な転換期にある。
食品などの幅広い品目で値上げが定着するだけでなく、賃上げの動きは中小企業にも広がりを見せつつある。
「物価も賃金も上がらない」
というデフレ下の社会通念は着実に変化してきた。
既に日銀は利上げに転じ、デフレ脱却を眼目とする異次元緩和路線の修正に踏み出した。
「金利のある世界」
の復活は超低金利下での国債大量発行に支えられた財政運営にも変革を促す。
そうした情勢も踏まえて各党の政策を見極めねばならない。
当面の経済政策で課題となるのは、物価高に伴う消費の弱さである。
8月の実質賃金は3カ月ぶりに減少し、物価高に賃上げが追いつかない状況は今も残る。
ここに効果的な手を打てずデフレからの完全脱却が遠のけば元も子もない。
これは各党に共通する認識だろう。
自民党は公約で、人や技術への積極投資で成長力を強め、その果実を国民に分配すると訴えた。
岸田文雄前政権の路線を踏襲するものだ。
石破茂首相が唱える
「コストカット型経済」
からの脱却もそうである。
だが、それで十分なのか。
衆院選後には経済対策やそれを裏付ける補正予算の編成が予定される。
自民は当面の物価高対策として低所得世帯向けの給付金を約束した。
石破首相は昨年を上回る大型補正予算を編成する意向も示した。
ならば自民が目指す経済対策の中身について、もっと多くを明示すべきだ。
そもそもデフレからの完全脱却をいつ達成できると想定しているのか。
そのため優先すべき政策は何か。
これらを明確に示すことが与党である自民、公明党に求められる責務だろう。
野党の公約で目立つのは消費税や所得税などの減税・撤廃や社会保険料の引き下げだ。
消費を促し経済成長に繋げる狙いがある。
消費税については日本維新の会や共産党、国民民主党などが減税を訴え、れいわ新選組は制度の廃止を求めている。
そこに現実味はあるのか。
■減税の必然性どこまで
物価高が深刻といっても、リーマン・ショックや新型コロナウイルス禍の時のような危機的状況ではない。
高齢化で社会保障費が膨らむ中で、安定財源の消費税に手を付ける必然性は吟味しなくてはなるまい。
国民民主は実質賃金が安定的にプラスになるまで税率を5%にするというが、これを元に戻すときには増税となり、景気を下押しする影響もあろう。
各党は減税の詳細をもっと語るべきだ。
具体的な道筋を示さなければ無責任である。
立憲民主党は現行の消費税の軽減税率に代えて中低所得者向けの
「給付付き税額控除」
を提案するが、制度の大幅変更を円滑に進められるのか。
納得できる説明を尽くすべきである。
「分厚い中間層の復活」
を掲げる立民の公約には、最低賃金引き上げや人への投資など自民と似通う部分もあるが、違いを浮き立たせたいのか、理解に苦しむ項目もみられる。
アベノミクスの象徴である
「2%」
の物価安定目標を
「0%超」
にすると打ち出したのもそうだ。
そもそも0%超は2%も含むので目標として曖昧すぎる。
2%に縛られない柔軟な金融政策を求めたいのだろうが、プラス圏でよしとする変更の結果、賃金の大幅増に向けた機運まで妨げられないか。
そうなれば脱デフレも見通せなくなろう。
与野党には、日本経済の生産性や国際競争力を高め、潜在成長率を向上させる成長戦略についても論じ合ってほしい。
デジタル化や規制緩和などの項目を羅列するだけではなく、優先順位を付けて確実に実行に移せるかどうかが問われよう。

40日抗争と首相の天命 
阿比留瑠比の極言御免
2024/10/17 1:00
https://www.sankei.com/article/20241017-4FNAJUF63FN4XK2F5S34QSTADI/?outputType=theme_election2024
「本当に40日抗争の再来があるんじゃないか」
衆院選公示当日の15日、永田町でこんな予想がささやかれていると聞いた。
選挙結果がどうなるのかはまだ分からないのだから、現時点ではあくまで一つの見立てにすぎないが、あり得る話だと妙に得心した。
40日抗争とは、45年前の昭和54年10月の衆院選での敗北と過半数割れをきっかけに、自民党主流派の大平派、田中派と反主流派の福田派、三木派、中曽根派などが40日間にわたり繰り広げた派閥間の争いのことである。
このとき、自民党は首相候補を一本化できず、大平正芳首相と福田赳男前首相の2人が首相指名選挙に出る異例の事態となった。
結局、首相には大平氏が再選されたものの組閣は難航し、抗争はさらに続いたのだった。
古い話のようだが、今回の衆院選では自民、公明両党の獲得議席が目標の過半数(233)に及ばない可能性も指摘されており、もしそうなれば衆院解散を急いだ石破茂首相の退陣を求める声が、自民内から噴き出すのは必至である。
過半数に届かない場合、日本維新の会、国民民主党、保守系無所属議員らの取り込みや、新たな連立の枠組み作りが喫緊の課題となる。
仮に与党で過半数は確保できても、自民が大きく議席を減らせばやはり石破首相の責任論に直結する。
麻生太郎内閣の農林水産相でありながら、麻生氏に身を引くよう要請したり、第1次安倍晋三内閣時の参院選で自民が大敗した際、安倍氏の責任を厳しく問うたりした自らの過去の言動が襲い掛かってくる。
また、石破首相が
「党内融和より国民の共感」
だと強調し、パーティー収入不記載事件を巡って福田派の流れをくむ旧安倍派を狙い撃つかのような二重処分を断行したことで、抗争の芽は十分に育っている。
党の判断に従って政治倫理審査会に出席しなかった議員まで、説明責任を果たしていないと決めつけて非公認にした首相のやり方は、党内に分断の種をたくさんばらまいている。
40日抗争は尾を引き、抗争翌年の昭和55年5月に野党が内閣不信任案を提出すると、自民の反主流派は衆院本会議を欠席し、不信任案は可決された。
これを受けて大平氏は衆院を解散(ハプニング解散)して初の衆参同日選に打って出たが、選挙中に心不全で急逝している。
■「天の声にもたまには変な声がある」
抗争に負けた福田氏は抗争前年の昭和53年には、現職の首相・総裁として本命視されていた自民党総裁選に敗れてこう述べた。
この場合、天の声とは党員・党友、つまり民の声のことである。
一方、安倍氏との一騎打ちとなった総裁選を控えた平成30年夏に香川県観音寺市で大平氏の墓参をした石破氏は、今回の総裁選前に出版した著書『保守政治家 わが政策、わが天命』の中でこう記している。
「もし私などが首相になるようなことがあるなら、それは自民党や日本国が大きく行き詰まった時なのではないか」
「しかも、それは天が決めること」
「天命が降りない限り、それはありえないということでしょう」
自らの首相就任は天命によるということか。
それでは、衆院選という民の声が直接反映される場面で、石破首相はどんな天の声、天命を知るだろうか。
まさか
「変な声」
「変命」
などと愚痴り出すことはないと思いたいが。

衆院解散 産経「外交・安保の政策論争を」 朝毎東 政治とカネで自民糾弾
社説検証
2024/10/16 9:00
https://www.sankei.com/article/20241016-VSS2FRVN6JPG5PKSB4GS7655UM/
衆院選が15日に公示された。
投開票日は27日だ。
石破茂内閣は1日に発足したばかりで、首相就任から8日後の解散、26日後の投開票は戦後最短である。
主要各紙は解散翌日の社説で、石破氏が予算委員会も開かずに解散を急いだことを
「丁寧な論議をしなかった」(産経)、
「有権者が判断する材料は不十分」(毎日)
などと、いずれも批判的に伝えた。
一方、
「政権選択の選挙」
である衆院選で、何が重視されるべきかについては見解が分かれた。
国民を守ることができる外交・安全保障政策の重要性を訴えた産経に対し、朝日、毎日、東京各紙は自民党の派閥パーティー収入不記載事件を巡る
「政治とカネ」
問題を挙げ、政治への信頼回復を重視した。
産経が指摘したのは、今回の衆院選が、日本を取り巻く安保環境が極めて厳しい中で行われるという現実だ。
政治とカネの問題が
「争点の1つになるのは当然だろう」
としつつも、解散当日の国会での党首討論で外交安保がほとんど語られなかったことを嘆き、各政党と候補者に
「日本を守り繁栄させる政策を大いに論じなければならない」
と強く促した。
特に政権交代を唱える立憲民主党に対しては、集団的自衛権の限定行使の容認を
「憲法違反」
とする立場であることを危惧し、このまま政権を取れば
「日米同盟は空洞化する」
と難じた。
読売も、政治とカネの問題で迷走する自民に苦言を呈しつつ、党首討論で立民などがこの問題の追及に大半の時間を費やしたことを疑問視し、
「日本が直面している課題はそれにとどまらないはずだ」
と強調した。
少子化対策や社会保障政策の必要性と共に、悪化した安保環境への対応を
「待ったなしの課題」
とし、議論を深めるよう呼び掛けた。
朝日、毎日、東京の社説は、安保環境の現実にはほとんど触れず、政治とカネの問題に紙幅を割いた。
毎日は、
「裏金問題は、不透明なカネを使って党勢を維持し、権力の座にあぐらをかく自民の実態を浮き彫りにした」
ととがめ、この問題に各党がどう向き合うかが
「今回の衆院選の最大の焦点」
と位置付けた。
東京も、今回の解散を
「裏金解散」
と呼び、裏金議員に
「職にとどまる資格があるのか否か」
「審判を下すのは私たち有権者だ」
と力説する。
石破首相が総裁選で訴えた政策の多くを棚上げしたことも批判し、
「自民党の『中身』が変わるかどうかを見極めねばなるまい」
とした。
朝日は、衆院選の争点を
「石破政権に対する審判」
だけでなく、
「岸田(文雄)前政権の3年間の実績への評価」、
更には
「7年8カ月に及んだ安倍(晋三)長期政権の総括」
に広げるべきだとする主張を展開した。
立民など野党に対しては
「どこまで国民の心を掴むことができるか」
「その真価が試される」
とし、
「自民への失望という『敵失』頼み」
でなく、
「信頼に足る政策を打ち出せる」
ことが重要と指摘した。
立民の野田佳彦代表は
「政権交代こそ、最大の政治改革だ」
と訴えている。
だが、もしも与党が過半数割れした場合、どんな政権ができるのか見えてこない。
産経は、新たな政権の枠組みを示さない立民を批判し、枠組みが曖昧なまま
「選挙区調整だけに走るとすれば、議会制民主主義の軽視となる」
と断じた。
逆に毎日は、個別政策で異なる部分があっても、野党は候補者を一本化し、
「裏金問題についての民意が投票結果に反映される構図を作り出すべき」
だと唱えた。
産経は、論争すべきテーマとして
「国の根幹に関わる憲法改正」
も挙げた。
国民の多くが自衛隊を認め、その活動に期待している。
にもかかわらず自衛隊は日本国憲法に明記されず、未だ多くの憲法学者が自衛隊違憲論を唱えている。
産経が指摘するよう、この
「異様な状態」
を早急に改めなければなるまい。
内外の情勢は混迷を極めている。
だからこそ各党、各候補者は、現実を踏まえ、将来を見据えた政策を訴えるべきだ。
■衆院解散をめぐる主な社説
【産経】
・日本守り抜く政策訴えよ/政権を託せるのはどの党か
【朝日】
・政治への信頼取り戻せるか
【毎日】
・自民政治のゆがみ問う時
【読売】
・与野党の力量が問われている/国難を乗り越える処方箋を示せ
【東京】
・「裏金」に審判を下そう(いずれも10日付)

<産経抄>後世に胸張れる選択を、衆院選の公示    
2024/10/16 5:00
https://www.sankei.com/article/20241016-PX4FA2XQORLYPMAHTK6SAE6G3I/
選挙結果を国民の
「肖像」
に例えたのは、大正期に東京市長などを務めた後藤新平である。
どんな政党も、
「選挙という種板(写真の原板)に採影せられたる国民の写真である」。
写りの美醜に有権者も責任を負いなさい―と。
▼大正14(1925)年に日本で普通選挙法が公布されてから、間もない頃の発言という(『大正・昭和戦前期 政治・実業・文化 演説・講演集』日外アソシエーツ)。
それまでの納税要件が廃止になり、満25歳以上の男子が選挙権を手に入れた。
▼女性の選挙権は戦後まで待たねばならないものの、普選の幕開けから100年となる来年2025年は1つの節目だろう。
選挙権の行使について、後藤はこうも述べた。
「その醜い写真を修正し、後世、子孫に誇り得る立派な肖像を、我が憲政史上に残す用意と覚悟がなければならぬ」
と。
▼卓説からほぼ100年経った今も、政治不信をどう拭うかが大きなテーマであり続けているのは残念でならない。
さりとて先送りできない課題は他にも山積し、有権者の肩に食い込む荷は重い。
こちらは節目の第50回となる衆院選が公示された。
▼世界は緊迫の度合いを高めている。
台湾情勢の行方によっては、次の政権が
「有事」
に直面するかもしれない。
国家と国民を守る覚悟を持った政治家は誰か。
有権者の眼力が、これまで以上に問われる政権選択選挙になろう。
後世に恥じることのない肖像を残したいものである。
▼「票」
という字は、細かい火の粉が舞い上がる様を表している。
政党や候補者が論戦に火花を散らし、票を奪い合うなら大歓迎である。
少子化や社会保障などの課題も待ったなしだ。
有権者の胸にくすぶる不安と不満の火を、大事な1票に託す選挙でもある。

<主張>衆院選公示 日本の針路掲げて論戦を
社説
2024/10/16 5:00
https://www.sankei.com/article/20241016-7IBUR7K47ZPCJOOKSB7FJKVUPM/
第50回衆院選が公示された。
石破茂首相が率いる自公連立政権の信を問う選挙である。
有権者はどの政党、候補者に日本を託すべきかを十分吟味し、一票を投じてもらいたい。
今回の衆院選は
「1票の格差」
を是正するため、小選挙区定数を
「10増10減」
するなど、25都道府県の140小選挙区で区割りが変わった。
有権者はよく候補者を確認し、訴えに耳を傾け、投票では間違いのないようにしたい。
日本を取り巻く安全保障環境は厳しい。
日本の独立と繁栄、国民の生命と暮らしがかかった政権選択選挙である。
有権者はこのことを自覚し、投票先を決めてほしい。
臨時国会では論戦の時間が短く、国民に十分な判断材料を提示したとは言い難い。
各党、各候補者は選挙戦で具体的な政策を示し、在るべき日本の針路を丁寧に論じねばならない。
「政治とカネ」
の問題が衆院選で問われている。
同時に国民を守り抜く外交安保政策に関し議論を深めるべきである。
首相は岸田文雄前首相の路線を継承する姿勢を示しているが、総裁選で掲げたアジア版NATO(北大西洋条約機構)構想の検討を自民に指示した。
首相に曖昧さがあるのは否めない。
立憲民主党は日米同盟が基軸だと主張する一方で、集団的自衛権の限定行使は
「憲法違反」
との立場を崩さず、同盟強化に逆行している。
各党は防衛力の抜本強化と抑止力向上の具体策を競い合うべきだ。
少子化対策も重要な争点の1つだが、給付拡大の訴えが中心で、財源確保策について各党は余り語ろうとしていない。
これでは無責任である。
物価高に負けない持続的な賃上げによるデフレからの完全脱却の方策についても、議論を尽くすことが求められよう。
北朝鮮による拉致問題や国の根幹である憲法改正について、活発な論戦になっていないのは残念だ。
憲法改正で与野党論議を主導すべき首相は、自衛隊明記や緊急事態条項創設の意義について国民の理解を深めるべく、もっと説かねばならない。
安倍晋三元首相暗殺で要人警護の在り方が見直されてから初の大規模な国政選挙である。
暴力による言論封じは許されない。
警備に万全を期したい。

<主張>衆院選討論会 重要政策の論議を続けよ
社説
2024/10/13 5:00
https://www.sankei.com/article/20241013-SDOHJLP4KNKB3MKF2FXZ2JKJUY/
15日の衆院選公示を前に、日本記者クラブ主催の党首討論会が開かれた。
先の臨時国会では専ら
「政治とカネ」
の問題が取り上げられた。
今回の討論会では国内外の諸課題についても議論が展開され、有意義だった。
政治への信頼を回復する上で政治資金の問題は重要である。
同時に、実際の国政運営でどのような政策を遂行していくかを示すことは欠かせない。
有権者にとって投票の判断材料になるからだ。
ただし、理解に苦しむ場面もあった。
石破茂首相は解散前の国会論戦に関し
「有権者が判断する材料をきちんと提供しなければ無責任だ」
「私は一生懸命自分の言葉で答えた」
と語った。
予算委員会を見送ったにもかかわらず、首相の認識は世間の感覚からかけ離れている。
首相は立憲民主党の野田佳彦代表にウクライナへのロシア侵略を巡り、なぜ抑止が破綻したのか見解を質した。
これに対し、野田氏は東南アジア諸国連合(ASEAN)関連首脳会議にバイデン米大統領が欠席したことを引き合いに出し、
「国際会議に米国を呼び込む外交努力はもっと大事だ」
と述べた。
抑止の破綻について正面から答えない無責任な態度だった。
立民が訴えている
「給付付き税額控除」
については、他党から過去との矛盾を指摘する声が上がった。
旧民主党の野田政権時に当時の安住淳財務相が、税額控除の申請が膨大な数に上ることが想定されるため
「難しい」
と語っていたためだ。
野田氏は整合性のある答えを示せなかった。
野党連携に関し
「対話を続ける」
と述べたが、衆院選後に想定する連立の枠組みを明らかにしなかったことはおかしい。
首相には安全保障政策で不明瞭な発言があった。
アジア版NATO(北大西洋条約機構)の構成国に中国を含むのかを問われ、
「一切の可能性を排除しない」
と述べた。
中国が構成国になり得る国に変化する場合には、アジア版NATOはそもそも要らないではないか。
憲法改正については国民民主党の玉木雄一郎代表が緊急事態条項の創設に関連し、大規模災害時などの国会機能維持について早期の改正を促したが、それ以上深まらず残念だった。

<主張>石破首相の初外遊 国際秩序の担い手となれ
社説
2024/10/12 5:00
https://www.sankei.com/article/20241012-YV3266KOENKKBGBAY5YZN6CNSM/
安全運転の外交デビューではいささか物足りない。
石破茂首相は自由で開かれたインド太平洋、国際秩序の担い手として首脳外交を積極的に展開していく必要がある。
石破首相が就任後初めて外遊した。
ラオスで東南アジア諸国連合(ASEAN)関連の首脳会議に出席し、日中、日韓などの首脳会談を行った。
衆院解散後でもラオスへ足を運んだのは妥当だ。
バイデン米大統領の姿はなく、日本の首相も不参加なら李強首相が出席する中国の存在感が高まってしまう。
石破首相の外遊はそれを防ぎ、日本がASEANと連携する意思を示す意義があった。
ASEANと日中韓3カ国の首脳会議で石破首相は、中国を念頭に
「力や威圧による一方的な現状変更の試みを許容してはいけない」
と牽制した。
日中首脳会談では
「戦略的互恵関係の包括的推進」
で一致した。
李首相に対し、中国軍の動向への深刻な懸念を伝えた。
日本人男児刺殺事件や中国軍機の領空侵犯について説明を強く求めた。
中国が拘束する邦人の早期釈放や日本の排他的経済水域(EEZ)内の中国ブイの即時撤去、日本産水産物輸入の早期再開も促した。
台湾海峡の平和と安定の重要性を指摘した。
日韓首脳会談ではシャトル外交の継続や安保協力の推進などで一致した。
石破首相はラオスで、持論のアジア版NATO(北大西洋条約機構)構想を封印した。
岸田文雄前首相の外交路線を踏襲した形で、日本の抱く懸念を李首相に直接伝えたこともあり、初外遊は無難に遂行したと見做されているようだ。
だが中国と戦略的互恵関係など築ける時代なのだろうか。
また、石破首相は自民党総裁選でアジア版NATOを不用意に掲げたため、ASEAN諸国から不安視される中でのスタートだった点を忘れてはならない。
マイナスからの出発で安全運転に徹しても存在感は示せない。
フィリピンのマルコス大統領はASEANと中国の首脳会議で南シナ海問題を巡り中国を直接批判した。
石破首相も日中の個別会談だけでなくASEAN首脳の前でも名指しで中国の問題行動を難じるべきだった。
ベトナム首相と会談したが、日越比の首脳会談を開く選択肢もあったのではないか。

<主張>政治とカネ 再発防止策も丁寧に語れ
社説
2024/10/11 5:00
https://www.sankei.com/article/20241011-DR2B2U63YFPI3ED6H4HTFQGRQA/
事実上始まった衆院選では
「政治とカネ」
を巡る問題が争点となっている。
自民党はパーティー収入不記載事件に関連し前議員らを非公認にしたり、比例代表への重複立候補を認めなかったりする方針だ。
野党は
「不十分だ」
と批判している。
野党との対決を前に、石破茂首相による党内の非主流派潰しの様相を呈しているとの指摘も出ている。
有権者の投票判断の材料にすべき課題は他にもある。
政治資金の透明性確保と事件の再発防止の具体策だ。
立憲民主党、日本維新の会、公明党、国民民主党などは、政党から国会議員に支出される使途の報告義務がない
「政策活動費」
の廃止を訴えている。
自民は公約に
「将来的な廃止も念頭に」
改革に取り組むと記した。
首相は今回の衆院選では
「使うことはある」
と語った。
立民が先の通常国会でパーティー禁止法案を提出しながら、同党幹部らが開催していたことを想起させるものだ。
党務を預かっていた茂木敏充前幹事長は自民総裁選で、廃止は可能と語っていた。
今の自民の姿勢は有権者から見て分かりにくい。
国会議員に支給される調査研究広報滞在費(旧文書通信交通滞在費)の使途公開は、衆院選後の国会で直ちに関連法を改正して実現すべきだ。
政治資金を監視する第三者機関の制度設計も急がれる。
立民、維新、共産党などが唱えている企業・団体献金の禁止には賛成できない。
企業や労働組合なども民主主義社会の構成員である以上、政治活動の自由は認められるべきだ。
一般国民からの個人献金が定着していない日本で企業・団体献金を禁止すれば、世襲ではない人や、業界団体、宗教団体などの背景を持たない人にとって選挙活動は極めて不利になる弊害も出てくる。
企業・団体の幹部が分散して、個人として献金する抜け穴を塞ぐことも難しい。
却って日本の議会制民主主義を後退させかねない。
一方、外国人・外国法人のパーティー券購入禁止の議論が低調なのは残念だ。
国政が外国勢力からの影響を受けるのを防ぐために禁止は欠かせない。
不記載事件の動機は今も分かっていない。
自民は明らかにする責任がある。

<主張>衆院解散 日本守り抜く政策訴えよ 政権を託せるのはどの党か
社説
2024/10/10 5:00
https://www.sankei.com/article/20241010-KWGTCTQYKVIWLBZR4XMFA2XQJM/
衆院が解散され、事実上の選挙戦が始まった。
解散は天皇陛下の国事行為である。
石破茂内閣は臨時閣議で
「15日公示、27日投開票」
の日程を決めた。
衆院選は3年ぶりだ。
新首相の就任から8日後の解散、26日後の投開票は戦後最短の決戦となる。
衆院選は政権選択選挙だ。
各政党と候補者は有権者の前で、日本を守り繁栄させる政策を大いに論じなければならない。
解散を前に国会で行われた党首討論で石破首相(自民党総裁)は、派閥パーティー収入不記載事件への対応を批判され防戦一方となった。
■安全保障をなぜ語らぬ
政治資金の透明性確保や不記載事件の再発防止を進め、政治への信頼を取り戻すことは重要だ。
政治とカネの問題が争点の1つになるのは当然だろう。
ただし、党首討論は衆院選を前に、日本の将来に向けた政策を競い合う場でもあるべきだった。
ところがそうならなかったのは、全閣僚出席の予算委員会を開いて丁寧な論議をしなかったことが響いている。
石破首相の所信表明演説後、代表質問と党首討論をしただけで解散したのは残念だった。
石破首相と自民は、不記載議員らの一部を対象に非公認の数を増やしたが、有権者が評価するかは不透明だ。
党首討論では外交安全保障がほとんど論じられなかった。
日本を取り巻く安全保障環境が極めて厳しい中で信じ難いことである。
習近平中国国家主席の共産党総書記の任期の関係から、台湾有事が令和9(2027)年までにあるかもしれないと危惧されていることを忘れたのか。
「台湾有事は日本有事」
と言われる。
今回の衆院選で選ばれる議員と彼らが指名する首相は、台湾有事を抑止するため働き抜かねばならない。
もし有事になれば、先頭に立って国家国民を守り抜く重責を担う。
有権者はそれに相応しい議員を選ばなければなるまい。
全ての政党と候補者は現下の国際情勢に対する認識と、今後起こり得る危機の抑止と対処の具体策を語るべきだ。
野党第一党の立憲民主党の安全保障に関する姿勢は、極めて危うい。
日米同盟の抑止力を格段に高めた集団的自衛権の限定行使の容認を
「憲法違反」
とする立場だからだ。
立民の衆院選公約は、限定行使を認める安保関連法について
「違憲部分を廃止する」
という従来方針を踏襲した。
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の辺野古移設工事は
「中止」
すると明記した。
この政策のまま政権をとれば日米同盟は空洞化する。
旧民主党の鳩山由紀夫政権が同盟の危機を招いた二の舞いとなるだろう。
これも分からない立民の野田佳彦代表に果たして政権担当能力があるだろうか。
■立民は政権枠組み示せ
立民は、衆院選での与党過半数割れや政権交代の実現を叫んでいる。
にもかかわらず、この目標を達成した時の新たな政権の枠組みを示していないのはおかしい。
これでは有権者の判断材料が揃わない。
目指す政権の枠組みを曖昧にして選挙区調整だけに走るとすれば、議会制民主主義の軽視となる。
選挙戦で聞きたいテーマの1つが、国の根幹に関わる憲法改正だ。
日本国民の多数が自衛隊を認め、期待する時代になった。
ところが多くの憲法学者は自衛隊違憲論を唱えている。
このような異様な状態は改めたい。
憲法への自衛隊明記は改憲に前向きな各党で意見集約が進んでおり、是非早期に実現したい。
改正のゴールは
「戦力不保持」
を定めた第9条2項の削除と軍の規定の創設だ。
そうなって初めて世界の他の民主主義国と同様に国民を守る体制が整う。
首都直下地震、南海トラフの巨大地震などの大規模災害や有事への懸念が高まる中、緊急政令を含む緊急事態条項の創設も急務である。
各党が論じるべき政策課題は他にもある。
物価高に負けない持続的な賃上げによるデフレからの完全脱却、原発を含むエネルギーの在り方、少子高齢化を背景にした人口減少などだ。
国民受けする政策だけでなく
「痛み」
を伴う改革にも真摯に向き合わなければならない。
言行不一致は国民の不信を招く。
各党、各候補者は誠実に言葉を紡いでほしい。

<主張>代表質問 安全保障の論議不十分だ
社説
2024/10/9 5:00
https://www.sankei.com/article/20241009-N3ZCWLPEKJIFNBCCPHJ3MP7ZMA/
石破茂首相の所信表明演説への国会の代表質問が終わった。
政権選択選挙である衆院選を前にした国会である。
「政治とカネ」
を巡る問題が盛んに議論された。
その一方で、日本の独立と繁栄の基盤となる安全保障の論議が深まらなかったのは残念だ。
自民党議員は中国軍の領空侵犯や領海侵入、空母「遼寧」の接続水域航行、ロシア軍の領空侵犯を取り上げ、小野寺五典政調会長は
「国民の命と暮らし、領土・領海・領空を守り抜く」
ことを求めた。
日本維新の会の馬場伸幸代表は台湾有事について質した。
首相が最近の著書で
「『台湾有事、即日本有事』となる可能性は相当低い」
と指摘しているからだ。
馬場氏は
「対中抑止力や国民の国防意識を削ぐことになる」
と懸念を示した。
首相は
「仮定の質問に答えるのは差し控える」
とした上で
「台湾海峡の平和と安定は国際社会の安定にとっても重要だ」
と指摘した。
国防の決意と具体策をもっと語る必要がある。
物足りなかったのは野党第一党の立憲民主党である。
野田佳彦代表が首相のアジア版NATO(北大西洋条約機構)構想に関し
「日米同盟の抑止力に疑念があると思われかねない」
「非現実的ではないか」
と疑問を呈したのは妥当である。
だが、立民として日本をどう守るつもりかを語らなかった。
対中認識を含む現下の国際情勢に対する見方も示さなかった。
田名部匡代参院幹事長はロシアに侵略されたウクライナで、なぜ抑止力が効かなかったのかを質した。
ウクライナ問題を論ずるのではなく、アジア版NATOを巡る首相の言行不一致を引き出したかっただけのようだ。
安保政策を十分語らずに政権交代を迫っても、説得力は感じられない。
憲法改正については自民、立民、維新などが質問した。
首相は緊急事態条項の創設や自衛隊明記について、自民内の議論を
「後戻りさせることなく、前に進めていく決意だ」
と語った。
同時に、任期中に国会への発議を実現したいとし、憲法審査会で議論を深めるよう求めた。
ただ、それだけでは足りない。
首相や憲法改正に前向きな政党は、どの項目をいつまでに条文化したいのかを明らかにすることも重要である。

<主張>中東の戦火拡大 なぜNSCを開かぬのか
社説
2024/10/3 5:00
https://www.sankei.com/article/20241003-4YRNMLACHBI6FNK2GDIOJIQ5N4/
石破茂首相に問いたい。
なぜ国家安全保障会議(NSC)を開催しないのか。
中東の戦火が拡大しているからである。
イスラエルがレバノンの首都ベイルートにある親イラン民兵組織ヒズボラの本部を空爆し指導者ナスララ師を殺害した。
ヒズボラの脅威を除こうとイスラエル軍はレバノン南部へ侵攻した。
ヒズボラの後ろ盾であるイランは報復と称しイスラエルに向けて大規模な弾道ミサイル攻撃を行った。
米英両軍などが協力して迎撃したが一部が着弾し、被害が出た。
イランの対イスラエル直接攻撃は4月以来だ。
どちらも中東有数の軍事大国だ。
双方に自制を求めたい。
ただし事態がエスカレートすれば
「第5次中東戦争」
になりかねない。
日本や世界のエネルギー供給にとっても、経済情勢にとっても、何より中東地域の邦人の安全にとっても、看過できない緊迫した状況である。
日本は一連の事態を遠い地域の出来事と見做すのではなく、自らの問題と捉え、対応しなければならない。
石破首相は2日、イランの弾道ミサイル攻撃を非難し
「全面戦争に拡大しないように(米国などと)連携を取りたい」
と述べた。
そうであるならば、石破首相は、NSCの4大臣会合などを開き、邦人保護や万一の際のエネルギー需給、イスラエル、イラン双方への働きかけについて協議すべきである。
国家安全保障局や外務省の幹部と面会したが、それだけでは足りない。
NSCを開催すれば、日本企業や現地の邦人に対応を促すシグナルにもなる。
石破首相が自民党総裁に当選した9月27日に、岸田文雄内閣の木原稔防衛相はレバノンからの邦人退避に備え、航空自衛隊のC2輸送機を近隣のヨルダンとギリシャへ派遣する命令を発した。
レバノンには約50人の邦人が滞在している。
政権末期でも邦人保護へ動いた岸田政権の対応は妥当だ。
退避では韓国との相互協力も進めたい。
ただし、レバノンからの邦人退避の備えは日本が為すべき対応の一部に過ぎない。
戦火が一気に拡大しかねない時代だ。
危機は政権交代の事情など勘案しない。
石破首相には内閣発足直後であろうと国民を守り抜いてほしい。

<主張>自民総裁に石破氏 保守の精神踏まえ前進を 外交安保政策の継承が重要だ
社説
2024/9/28 5:00
https://www.sankei.com/article/20240928-ZQWPFHRUFBPALP3NUGABOBDVAI/
自民党総裁選で、石破茂元幹事長が高市早苗経済安全保障担当相を決選投票で破り、新総裁に選出された。
10月1日召集の臨時国会で首相に指名され、宮中での認証式などを経て、石破内閣が発足する見通しだ。
石破氏は当選後、
「安全安心な国にするため全身全霊を尽くしたい」
と語った。
ほとんどの派閥が解散を決めたこともあって史上最多の9人が立候補し、激しい総裁選となった。
石破氏は1回目の投票で高市氏に次ぐ2位だった。
決選投票の票差は21票で、党内基盤は強いとは言えない。
■「挙党態勢」が問われる
政治とカネの問題で自民をみる有権者の目は依然として厳しい。
石破氏と自民は挙党態勢で国政運営に当たる必要がある。
党役員や閣僚の人事は適材適所の観点で、総裁選のライバル候補を含め起用すべきだ。
党所属国会議員は結束して新総裁を支えてもらいたい。
石破氏と自民に求めたいのは保守の精神を尊重、堅持することだ。
自民は党綱領で
「日本らしい日本の確立」
を謳い、自らを
「保守政党」
と位置付けている。
この基本線から外れるべきではない。
総裁選で論じられた選択的夫婦別姓の導入は見送るべきである。
石破氏は前向きな姿勢を示してきたが、保守政党が取り組む課題ではない。
家族や社会の根幹に関わる話だ。
片方の親と子の
「強制的親子別姓」
を意味し、戸籍制度も揺らぐ。
個人の自由の問題とは言えず、自民どころか社会の分断を招きかねない。
旧姓使用の充実で対応してもらいたい。
国家と国民を守り抜く外交安全保障は政治リーダーにとって最も重要な責務だ。
安倍晋三元首相は
「自由で開かれたインド太平洋」
構想を国際社会に示し、限定的ながら集団的自衛権の行使容認を実現した。
菅義偉前首相は米国と共に
「台湾海峡の平和と安定の重要性」
を打ち出した。
岸田文雄首相は5年間の防衛費43兆円、反撃能力の保有を決め、防衛力の抜本的強化を開始した。
石破氏は安倍氏以降の外交安全保障を確実に継承し、発展させなければならない。
中国やロシア、北朝鮮といった核武装した専制国家の脅威をどう捉えているかを語ってほしい。
ウクライナ支援の継続も重要だ。
心配なのは、石破氏がアジア版NATO(北大西洋条約機構)の具体化に意欲を示した点だ。
創設には憲法問題の解決や各国との比較的長期の交渉などに相当の年月と大きな政治エネルギーを要する。
数年先の発生も懸念される台湾有事の抑止を優先すべきではないか。
日米同盟の対処力と抑止力の強化も欠かせない。
■男系の皇統を守り抜け
北朝鮮による日本人拉致問題の解決も急がれる。
石破氏は
「東京と平壌に連絡事務所を開設して交渉の足掛かりとする」
と唱えてきた。
家族会は時間稼ぎに利用されるだけだと懸念している。
まず、家族会などと真剣に語り合ってほしい。
千年、二千年の視野で日本を守るため、安定的な皇位継承策を確立すべきである。
自民は、男系(父系)による継承を堅持する内容の岸田内閣の報告書に賛同する立場だ。
石破氏は総裁選でこの党の方針に従うと表明した点を強調しておきたい。
自民は来年、結党70年を迎える。
憲法改正は党是であり、改憲原案の条文化を臨時国会中に完成させるべきだ。
憲法への自衛隊明記は最優先だ。
首都直下地震などの大規模災害や日本有事への懸念が高まっている。
緊急政令を含む緊急事態条項創設も急務である。
自民総裁として与党公明党の説得にも努める必要がある。
日本が抱える課題は他にもある。
物価高を上回る持続的な賃上げを確実なものとし、デフレからの完全脱却を目指してもらいたい。
少子高齢化を背景にした人口減少への対策や社会保障制度改革も欠かせない。
政治とカネの対応は引き続き重要だ。
パーティー収入不記載事件の再発防止と政治資金の透明性確保を確実にしたい。
信頼を取り戻さなければ、政策は遂行できまい。
早期の衆院解散・総選挙が取り沙汰されている。
臨時国会では所信表明演説で国家観と政策の全体像を披露すると共に質疑にも応じ、国民に投票の判断材料を示すべきである。

川口クルド人問題、突如衆院選争点に浮上「私におまかせを」埼玉2区、全く触れない候補も
「移民」と日本人
2024/10/16 12:10
https://www.sankei.com/article/20241016-M2LPK63JJZLGHB5FX4XFJEJGOQ/?outputType=theme_election2024
27日投開票の衆院選埼玉2区は、トルコの少数民族クルド人と地域住民との軋轢が表面化している川口市の大部分が選挙区だ。
「地元国会議員が動いてくれない」
との指摘も出る中、今回の選挙では突如、争点に浮上。
公示日の15日、JR川口駅前では
「クルド人問題を解決する」
と公約する候補も現れた。
川口は外国人問題で有名になった
「ルール違反の外国人問題、おまかせください!」
日本維新の会前職の高橋英明氏(61)陣営の選挙カーから、運動員の女性がこう呼び掛けた。
前回は比例復活で初当選。
今年2月の衆院予算委ではクルド人を念頭に地元の外国人問題を取り上げ、当時の岸田文雄首相に対応を求めた。
選挙カーの上でマイクを握った高橋氏は経済再生などを訴えた後、クルド人らも混じる通行人に向かって
「この川口は外国人問題で全国的に有名になってしまった」
と切り出した。
「ルールを守らない外国人は一旦国に帰ってもらって、きちんとした在留資格で来てもらう」
「支援団体もそういうことを手助けすべきだ」
と指摘し、警察官の増員などを訴えた。
■この機会だから申し上げる
9選を目指す自民前職で前経済再生相の新藤義孝氏(66)は、選対本部長に奥ノ木信夫市長を迎え、駅前広場に自民、公明両党の県議や市議ら約25人を集めて出陣式。
150人以上の聴衆に向かって経済再生などを論じた後、
「もう1つ大事なことは治安の確保だ」
と地元の課題に話題を転じた。
「いわゆるクルド人問題」
「この機会だから申し上げるが、難民認定申請を繰り返し、10年も20年も川口にいる人たちが増えてしまった」
と、自身の選挙で初めてクルド人問題を明確に取り上げた。
新藤氏は自身の政策チラシにも
「クルド人問題の解決」
と明記。
この日の演説で、6月施行の改正入管難民法で難民申請中の強制送還停止が原則2回までに制限されたことについて
「法改正まで5年かかった」
と実績として触れ、
「ルールを守ってこその共生だ」
「川口をあやふやな出入り自由の街にはさせられない」
と声を張り上げた。
■なぜ外国人問題に触れるのか
一方、共産新人で元県議の奥田智子氏(55)は川口駅頭で第一声を上げたが、約13分間の演説で外国人問題に触れることはなかった。
演説後、奥田氏になぜ触れなかったか尋ねたところ、
「逆に聞くが、なぜ触れるのか」
「演説の内容は私が選べる」
「触れない理由は敢えて言わない」。
地元のクルド人問題への対応については
「国の政治が悪すぎる」
「それに尽きる」
と入管政策を批判した。
立民新人で歯科医師の松浦玄嗣(もとつぐ)氏(52)も川口駅前での出陣式では外国人問題について言及しなかったが、配布した政策チラシに
「外国人労働者の処遇に明確な法整備を求める」
と掲げた。
取材に応じた松浦氏は
「外国人を労働者としてなし崩し的に受け入れるから問題になる」
「川口で起きていることは10年後、20年後、必ず国全体の問題になる」
「外国人を移民として受け入れるのか、鎖国するのか、ロボットやAIに頼るのか、政治家は国民と議論しなければならない」
と語った。
■早く目に見える成果を
この他、埼玉2区には諸派新人で不動産会社社長の津村大作氏(50)が立候補。
7月の東京都知事選にも出馬した津村氏は今回、強制送還を拒む不法滞在者の入管施設への収容を一時的に解く
「仮放免制度」
の廃止を訴えている。
クルド人の危険運転などに困っているという地元の男性会社員は
「選挙で取り上げられるようになったのは一歩前進だが、市民の間ではまだまだ『政治家は何もしてくれない』との思いが強い」
「早く目に見える成果を挙げてほしい」
と話していた。
▽埼玉2区立候補者(届け出順)
奥田 智子55元県議 共新
高橋 英明61党県代表 維前
新藤 義孝66前経済再生相 自前
津村 大作50会社社長 諸新
松浦 玄嗣52医療法人役員 立新

政治とカネが最大の争点、有権者の声「選挙後の追加公認釈然としない」「企業献金禁止を」
2024/10/15 12:07
https://www.sankei.com/article/20241015-ULEGDW5RYVPYNDYFO3B7JOEKGI/?outputType=theme_election2024
自民の派閥パーティー収入不記載事件を受け、
「政治とカネ」
が最大の争点とされる今回の衆院選。
有権者はどのような論戦を望むのか。
京都市左京区の主婦(72)は不記載事件について
「50万円でも100万円でも脱税と言われても仕方がない」
と指摘。
自民は不記載があった候補を非公認としたり、比例代表への重複立候補を認めない措置をとったりしたが、
「選挙後に追加公認する可能性があることは釈然としない」
と述べた。
大阪市浪速区の無職の男性(71)は
「政治家は国民の税金から報酬や活動費を得ているのだから、企業献金は禁止すべきだ」
とした上で、
「約束を実行できる候補者や政党に票を投じたい」。
京都市左京区の自営業、久保元昭さん(78)は
「不記載事件については候補によって額がそれぞれ違っており、有権者の判断に委ねるべきだ」
と話した。
一方、政治とカネ以外の課題への対応に注目するという有権者も。
大阪市西成区の会社員、神野瑠璃さん(49)は
「外交・国防政策を重視している」
「台湾有事など安全保障環境が厳しい中、中国に対しきっちりとものを言ってくれる候補を選びたい」。
大阪市北区の主婦、糟谷千恵子さん(78)は
「大阪の経済対策をちゃんとやってほしい」
「物価高に関しては工夫をして何とかやっているが、大阪に必要なお金を国から持ってきてくれる候補かどうかを重視している」
と語った。
兵庫県尼崎市の阪神出屋敷駅前で候補者の街頭演説を聴いていた同市の無職、近橋保憲さん(66)も
「政治とカネの問題も大事だが、それ以上に私たちの生活を守るのが大事」
といい、
「物価抑制などの経済対策や雇用対策を有効に実行してほしい」
と訴えた。

第50回 衆議院選挙 きょう公示
2024年10月15日 5時03分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20241015/k10014609431000.html
第50回衆議院選挙が15日に公示されます。
今回の選挙は、与党が過半数の議席を確保して連立政権を継続するのか、野党が勢力を伸ばして与党を過半数割れに追い込むのかが最大の焦点となります。
第50回衆議院選挙は15日に公示され、小選挙区と比例代表、合わせて465議席をめぐって争われます。
NHKのまとめによりますと、14日までに、
▽小選挙区で1108人
▽比例代表単独で230人
合わせて1338人が立候補を予定しています。
政党別では、小選挙区、比例代表の順で
▽自民党が266人と76人の合わせて342人。
▽立憲民主党が207人と30人の合わせて237人。
▽日本維新の会が163人と1人で合わせて164人。
▽公明党が11人と39人の合わせて50人。
▽共産党が213人と23人の合わせて236人。
▽国民民主党が41人と1人の合わせて42人。
▽れいわ新選組が19人と16人の合わせて35人。
▽社民党が10人と7人の合わせて17人。
▽参政党が85人と9人の合わせて94人。
▽みんなでつくる党が小選挙区のみで6人。
▽日本保守党が4人と26人の合わせて30人。
▽安楽死制度を考える会が比例代表のみで2人。
▽諸派と無所属が小選挙区で83人となっています。
今回の選挙は、与党が過半数の議席を確保して連立政権を継続するのか、野党が勢力を伸ばして与党を過半数割れに追い込むのかが、最大の焦点となります。
289ある小選挙区のうち、与党側は大半の選挙区で候補者を擁立し、野党側は各党が、それぞれ党勢拡大を目指して擁立作業を進めてきました。
12日間の選挙期間中、政治とカネの問題を受けた政治改革のあり方や、物価高対策をはじめとする経済政策、厳しい国際情勢に対応するための外交・安全保障政策などをめぐり、激しい論戦が交わされる見通しです。
立候補の受け付けは
▽小選挙区は、各都道府県の選挙管理委員会で
▽比例代表は、総務省にある中央選挙管理会で
いずれも、15日午前8時半から行われます。
■村上総務相 公示にあたり談話を発表
衆議院選挙の公示にあたって、村上総務大臣は
「選挙は、国民が主権者として政治に参加する最も重要かつ基本的な機会だ」
「有権者の皆様には、積極的に投票に参加し、みずから考え、判断することによって、代表者としてふさわしいと考える方を選出されるよう期待する」
「候補者や選挙運動関係者には、選挙のルールを順守し、国民の信頼と期待に応えられるよう希望してやまない」
「今回の選挙は、小選挙区の区割り改定が行われて以降、初めての衆議院選挙で、選挙の管理執行にあたる方々は、厳正かつ公正を旨として選挙の管理執行にあたるとともに、小選挙区の区割り改定内容の周知や有権者の投票参加を促す啓発に取り組んでいただくようお願い申し上げる」
という談話を発表しました。
■各党 声明など発表
衆議院選挙の公示にあたって、各党は声明などを発表しました。
自民党
日本をどのように守り抜くか、次の時代に向けてどんな社会を創っていくか、国民に選択をいただく重要な選挙だ。
政治の信頼なくして政策の推進はない。
厳しい反省と危機感の上に立ち、ルールの順守を徹底し、信頼回復に全力で取り組む。
今、求められているのは、確かな政策と実行力で政治を着実に前へと進めていくことだ。
皆様の納得と共感のもと『この国に生まれてよかった』と思っていただける国づくりを全身全霊で進めていく、
としています。
立憲民主党
自民党派閥の裏金事件を発端として、政治不信が極まっている中、石破総理は、能登半島を支援するための補正予算編成や、十分な国会での議論に応じることなく『裏金隠し解散』を強行した。
本気の政治改革を実現するため全党一丸となって選挙戦に臨む。
アベノミクスで広がった格差を是正し『分厚い中間層の復活』を実現する。
自公を過半数割れに追い込み、第一党となって政権交代を果たす覚悟だ、
としています。
日本維新の会
政治と金の問題で地に落ちてしまった政治への信頼を回復するため、政治改革を真に実行する候補者を選択する選挙だ。
既得権益としがらみを断ち切れない現政権に、古い政治を続けさせるわけにはいかない。
与党を過半数割れに追い込むことにより、この国のかたちを根本から変える力を与えていただくよう訴えていく、
としています。
公明党
日本経済の再生、少子高齢化対策などを強力に進め、成果を上げている自民・公明両党の連立政権を選ぶのか、政権の枠組みを示せない野党に政治のかじ取りを委ねるのか選択が問われる。
結党以来、政治腐敗と闘い実績を重ねてきた公明党が政権にいるからこそ、政治改革を前に進めることができる、
としています。
共産党
自民党政治は『表紙』を替えても政治の中身は変わらないことが明らかになっている。
国民の願いが通らないのは自民党の政治の根本に、財界・大企業の利益を優先し、日米軍事同盟を絶対視する『2つのゆがみ』があるからだ。
共産党がのびてこそ日本の政治は変えられる」としています。
国民民主党
国民のふところを豊かにする政治家を選ぶのか、自分のふところを豊かにしようとする政治家を選ぶのかが問われる選挙だ。
裏金問題に決着をつけることを訴え、国民の『手取りを増やす』経済政策を掲げて戦う。
真面目に働けば給料が上がる社会を取り戻そう、
としています。
れいわ新選組
『失われた30年』の原因は労働環境破壊と逆進性の強い消費税を不況下で何度も増税したことが大きい。
失われた30年と人間の尊厳を取り戻す。
消費税は廃止、社会保険料減免、現金給付が必要だ、
としています。
社民党
今回の選挙は『税金はくらしに!日本を立て直す選挙』であり、『自民党政治を終わりにする選挙』だ。
この衆院選はまさに平和憲法9条を守れるのかどうかの天王山の闘いだ、
としています。
参政党
『日本をなめるな!』このスローガンのもと、参政党は日本の再興に挑む。
守りだけでなく攻めの姿勢で本来自民党がやるべきだったことを、我々参政党が引き受ける、
としています。

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/748.html#c34

コメント [医療崩壊13] コロナワクチン 3学会が見解 レプリコン“シェディング”ない (NHK) 魑魅魍魎男
1. ペンネーム新規登録[148] g3mDk4NsgVuDgJBWi0uTb5he 2024年10月22日 07:09:18 : dglT44jzDY : SWNQOXNobUEyTDI=[399]
どちらかと言えば検証が難しいシェディング云々よりも、既に大勢の被害者が出てるスパイクタンパク等の有害性と、それでも承認された異常性を追求すべきなのでは。
http://www.asyura2.com/24/iryo13/msg/215.html#c1
コメント [原発・フッ素41] 東電はおっかない会社 ヤクザが幼稚園児に見えるくらい怖い (福島 フクシマ FUKUSHIMA) 魑魅魍魎男
66. あたし新聞[44] gqCCvYK1kFaVtw 2024年10月22日 07:09:43 : FttcIiRtXs : UW1Yd1V3U1IwNVk=[2]
女教師の住んでいる住宅の便槽に折りたたまれて人が死んでいた恐ろしい怪奇事件も
国賊東京電力が指示をして殺らせたのだろぅ。事件当時はマスコミで
(ウィークエンダーの様なニュースバラエティ)変態事件として報道をされていたが、
死んでいた人が国賊東京電力の関連会社の人だと後から知ったょ。
(この人の同僚も、電車のホームから転落して死亡している)
そして、国賊東京電力の宣伝映画で英雄の様に祀り揚げられている「吉田所長」は
健康体がたった1年で「末期がん」、国賊東京電力の悪事を白状する前に、
鬼籍に入ってしまった。国賊東京電力にとって「都合の悪い事」を知ってしまうと
「消されてしまう」そして、警察もマスコミもグルなので、
殺人事件にはならない。
http://www.asyura2.com/14/genpatu41/msg/256.html#c66
コメント [政治・選挙・NHK295] 野田立民では石破自民に勝てぬ(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
35. アラハバキ[591] g0GDiYNug2@DTA 2024年10月22日 07:12:41 : G1Z4jNybDU : MDdyWEVCT21NdzI=[95]
経済に関して、国民側の選好トレンドは
じゃぶじゃぶ策からの転換であり、
この部分では反対にいるのが、安倍派・れいわ・参政党などだ。

れいわ・参政党などが安倍派の票をもぎ取ることで
石破・野田コンビは安泰になるとみることもできる。
※自民党が負け過ぎると石破の立場は危うくなるが…

「貯蓄から投資へ」の 誘導がなされるのは、一つとして
じゃぶじゃぶ策から転換期にあるため、
その穴埋めとして国民の資産に目を付けているということがある。

もう一つは、日本統治の代行者であるピエロ集団が
統治能力の限界をきたしていることで…
ある種の老婆心から、経済がダメになった場合でも
国家国民がドル資産保有によってしのぎができる
ような誘導をしているわけだ。

国家主義丸出しの国と比べれば、
資産移動の制限をしないだけ、まだ優しい国なんだよ。

また、統治能力の限界をきたしているピエロ集団は
憲法を弄ったところで上手くいかないといういう本心を
隠している面も見ておかなければならない。

GHQ憲法がもはや時勢に合わないから何とかしろ…
という米国からの指令に対して、
実は本気で改憲する姿勢がないのだ。

だから、いつも票集めのために改憲を唱えても、
やることは安保法制等の疑似改憲となるわけさ。

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/748.html#c35

コメント [政治・選挙・NHK295] (衆院選)蓮舫氏7月以来の街頭演説「気づかない額ですか?」旧知の自民・丸川珠代氏の裏金バッサリ(東スポ WEB) 達人が世直し
3. 維新大嫌い[939] iNuQVpHljJmCog 2024年10月22日 07:32:42 : NNTJXN53EE : Um9MTVZkVklhTFE=[300]
裏金は犯罪です。
罪の意識ありますか?丸川さん
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/752.html#c3
コメント [政治・選挙・NHK295] 野田立民では石破自民に勝てぬ(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
36. 新共産主義クラブ[-10935] kFaLpI5ZjuWLYINOg4mDdQ 2024年10月22日 07:35:01 : nwdKKvbMUV :TOR QWU4TVFkcGd3TGM=[3]
>>35 「アラハバキ」さん
>GHQ憲法がもはや時勢に合わないから何とかしろ…という米国からの指令

 米国は、「アラハバキ」さんが思っているほどには、一枚岩ではありません。

 バイデン米民主党政権は、日本が核保有国になり得るような形での日本の憲法改正には、むしろ警戒しており、2015年に成立させた安保法制のような形で、台湾有事や朝鮮半島有事において、日本が自衛隊を戦地へ派兵して、米軍やNATO軍との共同作戦に参戦できれば十分であると考えているふしがあります。
 

◆ 米副大統領、日本国憲法「私たちが書いた」 「核保有国になり得ぬ」
(日本経済新聞 2016年8月16日 21:08)

 「私たちが(日本が)核保有国になり得ないとうたった日本の憲法を書いた。彼は学校で習わなかったのか」とトランプ氏を攻撃。
 
https://www.nikkei.com/article/DGXLASGM16H49_W6A810C1FF1000/
 



http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/748.html#c36

コメント [国際35]
11. 阿部史郎[1113] iKKVlI5qmFk 2024年10月22日 07:39:33 : cYRAeWjdps : aURIWUFBRGptV1E=[175]
日本・米国・カナダ、世界銀行経由でウクライナに約1兆5000億円の追加支援

https://rapt-plusalpha.com/111820/

政治家たちによるバラマキの実態が全て明らかにされ、一切の不正のない透明な政治が行われますことを心から祈ります。
http://www.asyura2.com/24/kokusai35/msg/134.html#c11

コメント [政治・選挙・NHK295] 野田立民では石破自民に勝てぬ(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
37. カミー[1219] g0qDfoFb 2024年10月22日 08:13:40 : VD4ii5VLrc : LkNtNWhSVENTRS4=[1944]
>>32
野田はバカと判断します(笑)。
消費税は直間比率の是正のために儲けられたものですから、基本的には元に戻せばいいのです。
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/748.html#c37
コメント [政治・選挙・NHK295] 野田立民では石破自民に勝てぬ(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
38. カミー[1220] g0qDfoFb 2024年10月22日 08:16:22 : VD4ii5VLrc : LkNtNWhSVENTRS4=[1945]
>>35
きょうもしっかり書いていただいているようですが、何が何だか分かりません、どうしてかな?
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/748.html#c38
コメント [政治・選挙・NHK295] 野田立民では石破自民に勝てぬ(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
39. 天元[623] k1aMsw 2024年10月22日 08:22:32 : ZVfystqlsM : ZUY2UVpNd2t4eHc=[1046]
NO33さんへ

法人税は引き下げ競争をやり過ぎた。
所得税については、累進化を図って行く。野田談。

この野田氏の発言は、3大税制の比率の是正、所得税の累進制を主考慮しながら消費税の比率等を検討して行く。
消費税税を前提した言明ではないでしょうか。
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/748.html#c39

コメント [政治・選挙・NHK295] 自民裏金「非公認」候補が窮地!頼みの綱の公明党が“石破びいき”シフトで21万票が消える(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
12. ノーサイド[2759] g22BW4NUg0ODaA 2024年10月22日 08:28:36 : HMm3DpqJpw : VkpVRXNZNGJUVUk=[32]

>消える公明21万票

裏金議員は野党競合でウッシッシですよ。
(大笑)
 

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/751.html#c12

コメント [戦争b25] 窮地に陥っているウクライナ大統領はロシアとの核戦争への道を進むと脅している(櫻井ジャーナル) 赤かぶ
17. カミー[1221] g0qDfoFb 2024年10月22日 08:30:50 : VD4ii5VLrc : LkNtNWhSVENTRS4=[1946]
>>16
たぶんそうだと思います。
http://www.asyura2.com/23/warb25/msg/784.html#c17
コメント [政治・選挙・NHK295] (衆院選)蓮舫氏7月以来の街頭演説「気づかない額ですか?」旧知の自民・丸川珠代氏の裏金バッサリ(東スポ WEB) 達人が世直し
4. 2024年10月22日 08:31:42 : aD39qGVdqU : Q3Q3LkplbkZkNTI=[1192]
■蓮舫ちゃん

 都知事選で勝つには

 不正選挙を克服せにゃ 勝てんぞネ!

 国政も そ〜なんだよ!

 アメリカ 大統領選も同じ

 不正選挙! 11/5 ハリスが勝つと

 軍隊が出て来る騒動となるよ!

 
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/752.html#c4

コメント [政治・選挙・NHK295] 米国植民地からの脱却(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
54. ノーサイド[2760] g22BW4NUg0ODaA 2024年10月22日 08:37:17 : HMm3DpqJpw : VkpVRXNZNGJUVUk=[33]

>小沢にはもう引退してほしいですよね。

小沢に引退して欲しければ野党が政権交代可能な野党に成長することです。
(大笑)
  
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/741.html#c54

記事 [医療崩壊13] ワクチン大推進・改憲強硬派の高市早苗議員を支持する人間にワクチン反対の資格はない 
ワクチンに反対している人に高市早苗議員の支持者がいるのに驚く。

彼女は、コロナワクチン大推進派であり、3回目のブースター接種を前倒しすべきだと
主張していた[1]。

またワクチン国産化も訴え、それがレプリコンワクチンの国産化につながった[2]。

自分が推進したワクチンで多大な健康被害が出ているのに知らんぷりである。

彼女は、1994年の世界経済フォーラム(WEF)グローバル・リーダーに選ばれている[3]。

また、彼女はボストン・グローバル・フォーラムからワールド・リーダーに選ばれているが、
このフォーラムもウルズラ・フォン・デア・ライエンEU委員長らが関与している
グローバリズム団体である[4]。

要するに高市議員はグローバリストであり、完全にアチラ側の人間である。

改憲強硬派の彼女が首相になれば、憲法が改正されて緊急事態条項が盛り込まれる。

そして偽パンデミックにより緊急事態宣言が行われ、基本的人権、言論や集会の自由が
制限され、ワクチンが強制されるのは火を見るよりも明らかである。

われわれが自由に意見や情報を交換できるのも、デモや集会ができるのも、
現行憲法があるからこそである。

改憲により緊急事態条項が組み込まれたら、その自由は永久に失われる。

林千勝氏は高市議員が首相になるべきだと主張している[5]。

高市議員に関して何も知らないのか、あるいはわかっていて工作活動をしているのかの
どちらかであろう。

高市支持者がデモ・集会を主催すれば、先日の有明のサクラのような問題が起きるのも
むべなるかな、である[6]。

改憲極右政治家の「自主憲法で日本に真の独立を」という美辞麗句にだまされてはならない。

その先には、グレートリセットによる封建制2.0、奴隷社会が待ち受けているのである。

(関連情報)

[1] https://x.com/takaichi_sanae/status/1466405976555220996
(高市早苗)
オミクロン株確認前でしたが、厚労省幹部に「3回目の接種を前倒しするべきだ」と
意見しましたが、厚労省は「8ヶ月」と譲らず。
「科学的知見に基づいて、厚労省が8ヶ月の効果に責任を持つということか?」と
確認しました。見直すのなら結構なことですが、科学的に説明して欲しいものです。
5:56 AM Dec 2, 2021

[2] 「高市氏『治療薬やワクチンを日本で作るための投資に国費を』…TV番組で訴え」
(読売 2021/9/12)
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20210912-OYT1T50100/

[3] 「WEF/Global Leaders for Tomorrow/1994」 (WikiSpooks)
https://www.wikispooks.com/wiki/WEF/Global_Leaders_for_Tomorrow/1994

[4] https://x.com/takaichi_sanae/status/1650868086638260224
(高市早苗)
日本時間の今日21時30分、Boston Global Forumから
「World Leader in AIWS Award 2023」を受賞しました。
国会会期中で渡米は叶いませんので、受賞者スピーチ動画を送りましたが、
嬉しく光栄に存じました。
7:23 AM Apr 25, 2023

[5] 「【林千勝】自民党総裁選は高市早苗以外考えられない」
(日本富民安全研究所 誰も知らない世界の裏側ニュース 動画 20分22秒 2024/9/16)
https://www.youtube.com/watch?v=-GLhU7POCiY

[6] 「有明デモのサクラ問題 林千勝代表の責任は極めて重大 今後の反ワク運動から
潔く手を引くべきである」 (拙稿 2024/10/2)
http://www.asyura2.com/24/iryo13/msg/168.html

[7] 「今後の反ワク活動団体は改憲右翼ときっぱり決別し、はっきり護憲を打ち出すべきだ」
(拙稿 2024/10/6)
http://www.asyura2.com/24/iryo13/msg/176.html

[8] 「極右に乗っ取られる反パンデミック条約・反ワクチン運動」 (拙稿 2024/6/12)
http://www.asyura2.com/23/iryo12/msg/666.html

http://www.asyura2.com/24/iryo13/msg/216.html
コメント [医療崩壊13] ワクチン大推進・改憲強硬派の高市早苗議員を支持する人間にワクチン反対の資格はない  魑魅魍魎男
1. 2024年10月22日 08:43:10 : 7dkOY89B4s : RzFOVlJlUldGMlE=[4461]
さすが萌絵さんは見抜いているね。

深田萌絵氏「高市早苗さんは愛国風味のグローバリストです」
https://newssharing.net/fukadamoe4
http://www.asyura2.com/24/iryo13/msg/216.html#c1

コメント [政治・選挙・NHK295] <れいわ・比例東京>防衛のスペシャリスト 伊勢崎賢治氏が出馬! 「残りの人生をれいわにかける」  赤かぶ
51. 戦後政治の大掃除[76] kO2M45CtjqGCzJHlkXyPnA 2024年10月22日 08:55:08 : TMZQVkDTMg : bDFWc05pNUJ1eVE=[10]
英米に対し、独立宣言しないと、日本の将来は暗い。

英米は国が崩壊する寸前だから、今が日本独立のチャンスだと思う。

太平洋戦争の敵討ちでもしないと日本独立できないぞ! 力でもぎ取らないといけないのです。

今、日本からの金をたてば、英米はぶっ倒れます!

戦うには、日本製の装備、武器はいりますぞ! アメリカの兵器かっていては、勝てません。

鬼畜英米!を思い出します。 一面では帝国主義の悪党ですからね〜英米は。
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/743.html#c51

コメント [医療崩壊13] ワクチン大推進・改憲強硬派の高市早苗議員を支持する人間にワクチン反対の資格はない  魑魅魍魎男
2. 2024年10月22日 08:56:56 : 7dkOY89B4s : RzFOVlJlUldGMlE=[4462]
<■72行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
高市早苗の正体を見抜いている人が多いね。

https://x.com/michisleepy/status/1668896375743082499
(@michisleepy)
高市早苗は二年前からグローバリストだと思ってます。
@彼女はほぼ確実に、WEF若手リーダー研修の1994年卒業生
A岸田政権で政務調査会長になって、まとめた自民党政策のトップに、
ワクチン・ブースターの推進
1:21 AM Jun 14, 2023

https://x.com/hayate_shipuudo/status/1843648547482427513
(影幻)
国内産ワクチンを作らせたのが高市早苗
要するに明治に作らせた張本人だよ
厚労省に圧力を掛けたのも高市早苗
6:44 AM Oct 8, 2024

https://x.com/iminnhantai/status/1835278113787544021
(沢村直樹「民主主義を取り戻す会」(仮))
高市早苗を美化するのはやめてください。
彼女は統一教会の新自由主義者で、
ワクチン・マイナンバー推進の反日ですよ。
4:22 AM Sep 15, 2024

https://x.com/iminnhantai/status/1841842768941089023
(沢村直樹「民主主義を取り戻す会」(仮))
まだ高市早苗に、希望を抱いている情弱がいるの?
そんなんだから、騙されてコロナワクチンを複数回打たされたんだよ。
洗脳から目を覚ませよ。
Last edited7:08 AM Oct 3, 2024

https://x.com/Tanakaseiji14/status/1834372192060276931
(TanakaSeiji)
高市早苗を信ずる者よ
高市は 減税はしない!
ウクライナ巨額支援!
LGBT推進!
移民受け入れ反対しない!
ワクチン推進!
安倍暗殺追求なし
諦めろ!高市早苗では日本は救えない!
4:23 PM Sep 12, 2024

https://x.com/X7YK2ZkopqwCzRl/status/1827480811844857953
(エリー)
林千勝先生は、
何故、高市早苗議員を支持するのか、 説明すべきだ。
何故高市議員なら、ワクチンを推進してもよいのか。
何故高市議員なら、緊急事態条項を推進してもよいのか。
何故高市議員なら、憲法改悪して基本的人権を奪ってもよいのか。
林千勝先生の二枚舌には呆れて言葉を失うよ。
3:59 PM Aug 24, 2024

https://x.com/pL8H7xfHCnXIE43/status/1845815583142789124
(ほのぼのK)
ワクチン反対してるのに ワクチンを打てと煽った高市早苗氏を
支持する方々って 矛盾してますよね
こういう簡単な矛盾に気がつかない人が多すぎるんだよね
まぁXの高市早苗氏支持垢の多くは世論誘導の為に
作為的に作られた垢がほとんどだろうけど
6:15 AM Oct 14, 2024

https://x.com/8Bwvu0FaEs5sG0r/status/1836928198149558526
(スピリット)
どこの頭首もクソなの
高市早苗氏はシュワブ氏率いる
ダボス会議のヤンググローバルリーダー
小泉進次郎氏もヤンググローバルリーダー
マカロン氏もトルドー氏もダボス会議から選ばれたリーダーです
ダボス会議は資産家達による非公式の会議だよ
5:39 PM Sep 19, 2024

https://x.com/keijierer/status/1842803205664886815
(kei)
若者へのワクチン、6ヶ月以内のブースター接種を推薦した高市早苗。
これだけみると、かなり罪深いのが分かる。
若者へどう償うつもりか見ていきたい。
10:44 PM Oct 5, 2024

https://x.com/tukikagemugen/status/1842503830149480836
(月影夢幻)
いややっと内閣総辞職して高市早苗も役職無くなっただろ?
ワクチン推進してたせいでスポンサーが離れまくってるんだよw
2:55 AM Oct 5, 2024

https://x.com/k7LssPYI5D85fxI/status/1510100923615690752
(ハープスター)
2.高市早苗氏に問いたい!
高市氏はboost接種や子供へのワクチン接種を、
自分は打ったとPRして薦めて推進したよね。
貴方を信じて摂取して副反応後遺症に苦しんでる人達がいるとは
思わないのかい?神仏を拝む事ができる?
何故国会で議論しないんだい?
NHKも防衛も都合の良い事だけ、さなえなのかな?
8:44 PM Apr 1, 2022
http://www.asyura2.com/24/iryo13/msg/216.html#c2

コメント [政治・選挙・NHK295] <サンデー毎日>「選挙のプロ」による“解散総選挙”全議席予測 石破自民24減 単独過半数割れギリギリ 野党一本化進まず「… 赤かぶ
22. 少人長[2194] j62QbJK3 2024年10月22日 09:00:40 : u4nsdQNS3Y : cUNRd1FLZGRDWnc=[42]
<▽39行くらい>

EBS中の注意点(10/25〜10/27は延期の見込み)

✖テレビ(ニュース・バラエティー番組・天気予報)
✖インターネット
✖YouTube
✖Facebook
✖X(Twitter)
✖LINE(メール・電話)
✖ショートメール
✖TELEGRAM
✖Email(Ymail・Gmail)
✖TikTok
✖乗り換え案内
✖kindle

◎SIGNALアプリ(メール・電話)
◎電話
◎電気
◎公共交通機関

●スーパー大渋滞
●ATM大渋滞
●ガソリンスタンド大渋滞
(スレ違い、ご容赦 <(_ _)>)

【第667回ライブ】EBS発動のタイムラインと直近の凄いインテル情報‼️
トランプ・石川チャンネル
https://www.youtube.com/watch?v=CEnUOctjYZ0


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/749.html#c22
コメント [政治・選挙・NHK295] (衆院選)蓮舫氏7月以来の街頭演説「気づかない額ですか?」旧知の自民・丸川珠代氏の裏金バッサリ(東スポ WEB) 達人が世直し
5. 少人長[2195] j62QbJK3 2024年10月22日 09:01:39 : u4nsdQNS3Y : cUNRd1FLZGRDWnc=[43]
<▽39行くらい>

EBS中の注意点(10/25〜10/27は延期の見込み)

✖テレビ(ニュース・バラエティー番組・天気予報)
✖インターネット
✖YouTube
✖Facebook
✖X(Twitter)
✖LINE(メール・電話)
✖ショートメール
✖TELEGRAM
✖Email(Ymail・Gmail)
✖TikTok
✖乗り換え案内
✖kindle

◎SIGNALアプリ(メール・電話)
◎電話
◎電気
◎公共交通機関

●スーパー大渋滞
●ATM大渋滞
●ガソリンスタンド大渋滞
(スレ違い、ご容赦 <(_ _)>)

【第667回ライブ】EBS発動のタイムラインと直近の凄いインテル情報‼️
トランプ・石川チャンネル
https://www.youtube.com/watch?v=CEnUOctjYZ0


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/752.html#c5
コメント [医療崩壊13]
3. 2024年10月22日 09:02:35 : 7dkOY89B4s : RzFOVlJlUldGMlE=[4463]
https://x.com/takaichi_sanae/status/1437293350923558913
(高市早苗)
本日、二回目のワクチン接種を受けてまいりました。
医療提供や社会経済活動維持のために働き続けて下さっている
多くの方々のご貢献に対し、深く感謝を申し上げます。
皆様も手洗い、マスクなど引き続き感染予防対策をお願いいたします。
ちょっぴり副反応心配かも
10:53 PM Sep 12, 2021

https://x.com/chilcochiko0121/status/1837303856482644297
(チーちゃん)
高市早苗さんコロナワクチンやらなかったのね
キャップがついた ままだよ!国民を騙したのね
総理初め大臣は皆キャップつけたままコロナワクチン注射するんだ
6:32 PM Sep 20, 2024


http://www.asyura2.com/24/iryo13/msg/216.html#c3

コメント [NWO7] カマラ・ハリスのFOXインタビューが悲惨な結果に (トッポ訳)  魑魅魍魎男
20. 少人長[2196] j62QbJK3 2024年10月22日 09:03:05 : u4nsdQNS3Y : cUNRd1FLZGRDWnc=[44]
<▽39行くらい>

EBS中の注意点(10/25〜10/27は延期の見込み)

✖テレビ(ニュース・バラエティー番組・天気予報)
✖インターネット
✖YouTube
✖Facebook
✖X(Twitter)
✖LINE(メール・電話)
✖ショートメール
✖TELEGRAM
✖Email(Ymail・Gmail)
✖TikTok
✖乗り換え案内
✖kindle

◎SIGNALアプリ(メール・電話)
◎電話
◎電気
◎公共交通機関

●スーパー大渋滞
●ATM大渋滞
●ガソリンスタンド大渋滞
(スレ違い、ご容赦 <(_ _)>)

【第667回ライブ】EBS発動のタイムラインと直近の凄いインテル情報‼️
トランプ・石川チャンネル
https://www.youtube.com/watch?v=CEnUOctjYZ0


http://www.asyura2.com/23/holocaust7/msg/603.html#c20
コメント [政治・選挙・NHK295] 野田立民では石破自民に勝てぬ(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
40. ノーサイド[2761] g22BW4NUg0ODaA 2024年10月22日 09:03:41 : HMm3DpqJpw : VkpVRXNZNGJUVUk=[34]

分厚い中間層が復活すれば消費税は問題にならなくなります。

また、分厚い中間層が消滅したのは消費税のせいではありません。

これが全てです。(大笑)
  

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/748.html#c40

コメント [政治・選挙・NHK295] 衆院選・福井1区の戦い ネット保守は裏切り者を許さない 古谷経衡 猫と保守と憂国(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
20. 少人長[2197] j62QbJK3 2024年10月22日 09:04:02 : u4nsdQNS3Y : cUNRd1FLZGRDWnc=[45]
<▽39行くらい>

EBS中の注意点(10/25〜10/27は延期の見込み)

✖テレビ(ニュース・バラエティー番組・天気予報)
✖インターネット
✖YouTube
✖Facebook
✖X(Twitter)
✖LINE(メール・電話)
✖ショートメール
✖TELEGRAM
✖Email(Ymail・Gmail)
✖TikTok
✖乗り換え案内
✖kindle

◎SIGNALアプリ(メール・電話)
◎電話
◎電気
◎公共交通機関

●スーパー大渋滞
●ATM大渋滞
●ガソリンスタンド大渋滞
(スレ違い、ご容赦 <(_ _)>)

【第667回ライブ】EBS発動のタイムラインと直近の凄いインテル情報‼️
トランプ・石川チャンネル
https://www.youtube.com/watch?v=CEnUOctjYZ0


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/734.html#c20
コメント [政治・選挙・NHK295] 野田立民では石破自民に勝てぬ(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
41. 戦後政治の大掃除[77] kO2M45CtjqGCzJHlkXyPnA 2024年10月22日 09:14:47 : TMZQVkDTMg : bDFWc05pNUJ1eVE=[11]
自民党はアメリカの戦争家の一味に成り下がったから、アメリカトランプにより潰されます。

安倍自民党は、崩壊し残党は新党に入るのでないか?でもこいつら政治する能力ないから所詮は崩壊します。

自分だけ金で政治家になったのですから、、、安倍晋三の配ってくれる金目当てで政治家になっているのです。

安倍晋三が殺されると、金配ってくれませんから、安倍派はバラバラ、消滅する運命でしょう。蜜がないとシロアリは寄り付きません。

違いますか?

野田佳彦も、この類の政治家というよりシロアリ政治家ですよね。 落選させてしまえ 

野田ブタ野郎は、鳩山・小沢民主党政権を売り渡した ”裏切り者”だ。

忘れてはいけませんぞ。
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/748.html#c41

コメント [医療崩壊13] 鹿先生 「レプリコンで細胞間伝染はない、個体間伝染を調べる必要はない、という厚労省・明治製菓の主張そのものがデマです」  魑魅魍魎男
10. 731は足して11[1] NzMxgs2Rq4K1gsQxMQ 2024年10月22日 09:14:48 : ADByBUJtGk : Y0ZGT3phSndHS2c=[1]
メレンゲか メンゲレか魔が 差すという ことあるだろう 人間だもの
http://www.asyura2.com/24/iryo13/msg/211.html#c10
コメント [国際35] トランプ再選後に予想される台湾有事1つのシナリオ(SSS 佐藤戦略総研) 佐藤鴻全
7. 佐藤鴻全[58] jbKToY2DkVM 2024年10月22日 09:25:06 : ZhWxqlZWc0 : b3NEVnRSN2NTNU0=[10]
一方、河野統幕は一気に行くだろうと言っている。

教えて!ニュースライブ 正義のミカタ
中国軍が台湾を取り囲む形で軍事演習!台湾侵攻が近い!?世界に先駆け日本で認可されたレプリコンワクチン!そのワクチンをめぐって大混乱!?
ABCテレビ 10月19日(土)放送分
■台湾侵攻>なぜこのタイミング?中国の真の狙いは?
#TVer https://tver.jp/episodes/epqaubndns
https://x.com/Kozen_Sato/status/1848423603240583379
http://www.asyura2.com/24/kokusai35/msg/130.html#c7

コメント [政治・選挙・NHK295] (衆院選)蓮舫氏7月以来の街頭演説「気づかない額ですか?」旧知の自民・丸川珠代氏の裏金バッサリ(東スポ WEB) 達人が世直し
6. 2024年10月22日 09:26:13 : xutrAnH8Uc : RTEwU1BmR3dDMEU=[5543]
丸川珠代は鳩山元総理をルーピーと馬鹿にし安倍元総理を問責決議を出した民主党に愚か者目が! とヤジを飛ばしてきた野次女、自分の言うことは正しいと思い込んでいる自信過剰な人間、している事はズルくて汚い卑劣人間、安倍にすり寄り安倍の金と権力に頼ってきた心底嫌な女、国民のことなど全く頭にない自己中心の人間、裏金800万というのはサラリーマンや普通の家庭にとって大金、そんな大金を自分の口座に入れ知らなかった、はない、大嘘つきは自民党の常套手段、こんな人間議員の資格はない。
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/752.html#c6
コメント [医療崩壊13] コロナワクチン 3学会が見解 レプリコン“シェディング”ない (NHK) 魑魅魍魎男
2. 全世界の皆様へ・・[211] kVOQoopFgsyKRpdsgtalpQ 2024年10月22日 09:34:49 : rU95xOWu8g : ZnliWXV6Q3E4TWs=[761]
<△26行くらい>
とりあえず、
1.サンの視点・・・に、賛成・・・デ●ス!!

・・・スパイクタンパク等の有害性と、それでも承認された異常性・・・で、
ヤッチャッタ皆様は、死刑処分がまずやること・・・デ●ス!!

もう、政●府の皆様や厚生●労働省全員の処●刑になる人たちが、
罪を認めて多数の方々に
(審査はなぜか殺人犯罪人が行っているため遅延してますが・・・)
・・・・賠償を行ってます・・・!!
そもそも、
毒物接種の主作用で、効き目で生成させるスパイクたんぱく質君!!
抗体と呼んで、それができることが、ワクチンコ?作用としていますが、
それ本体で、人を殺傷させる・・・毒物です!

さらに、その毒が体内で自己免疫で駆逐されないように、
本来の自己免疫を破壊し、毒物の作用がよく効くように
(または、よく死ぬように・・・)しています!!

もはや、バイオテロ・・・殺して、新コロちゃん(いたらですが・・・)を
あわれな死体とともに、焼却処分!!? 
よかった、ヨカッタ・・・とはイキマセン!

ヤッチャッタ皆様やグル仲間に、しっかり責任を取らせるのが、
・・・肝要・・・・デ●ス!!

もう、多くの方々を、殺傷しました!
(殺人罪の時効は撤廃されていると、大本営殺傷N●Kの
ドラマ・・・復讐代行業の●人?で、
有名女優さんや俳優さんが言ってました!)

この方々を、ヤッチャッタ罪で、お片付け、していただいたら
自然と、新しい犯罪を阻止できます・・・
でも、お急ぎください! 実行犯が、現行犯で・・・
新しい毒物で、殺人殺傷犯罪を行い始めています!!

いまでも、バカ民族の可視化のマスク姿で、
バカズらを世界にさらしている、
ワクチンもどきの実験動物・・・日本人の皆様!! 
こいつらから、
あなたや、あなたの大切な方々が・・・騙され・・・殺される前に・・・

よろし●お願いします。



http://www.asyura2.com/24/iryo13/msg/215.html#c2

コメント [医療崩壊13] コロナワクチン 3学会が見解 レプリコン“シェディング”ない (NHK) 魑魅魍魎男
3. 2024年10月22日 09:35:09 : aD39qGVdqU : Q3Q3LkplbkZkNTI=[1193]
■2024年 今 世界の国のどこで

 コロナ流行ってんの?

 メッツの ニューヨークも

 オオタニのロスも人込みあふれてたけど

 マスクしてる奴 見んかったで!

 その他 トランプ周り ハリス周りも

 バカ騒ぎしてる奴ばっかり

 コロナは 日本のみを 集中攻撃してるのか?

 未だ 毒ワク接種してるの 日本だけ!

 狂った国日本 殺人国家である!



http://www.asyura2.com/24/iryo13/msg/215.html#c3

コメント [政治・選挙・NHK295] 米国植民地からの脱却(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
55. 位置[901] iMqSdQ 2024年10月22日 09:35:45 : 58R8Uvjw3Q : cEdLVUZkV3VkLjI=[59]
つまり、クソウヨ共は、アメポチを辞める気が無い。よーく判りました。

結局、アメ公の暴力に頼って、自分達がそうして戦後生き延びて卑屈になってる自公そのものって事だね。
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/741.html#c55

コメント [政治・選挙・NHK295] 米国植民地からの脱却(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
56. 楽老[5161] inmYVg 2024年10月22日 09:36:33 : NYReezW41U : UGVuaUVIbWpHUk0=[223]
<▽34行くらい>
>>37. 新憲法制定:そもそも日本国憲法は国際法違反で無効。

まるで、罵愚の生まれ変わりのような馬鹿々々しいコメント
現在の国際法などWWUにおける戦勝国連合が勝手に決めただけのモノで、法規として担保される裏付けは全くない。

担保となるのは(>>26.)で述べた
【アメリカだけがグローバル・パワーとしての地位を維持し、優越した軍事力を独占する。アメリカだけが新しい国際秩序を形成し、維持する。そして、この新しい国際秩序のもとで、他の諸国がそれぞれの”正当な利益”であるか、ということを定義する権限を持つのは、アメリカのみである。】
と云う事だけなんだ。

だからこそ
ネタニヤフは、多くの国が非難し、国際法のご本尊である国連が何を言おうとお構いなしに暴虐非道の虐殺(ホロコースト)を繰り返し、国連施設さえ攻撃する。

そもそも、現近代の世界秩序の基本は国家主権であり、国家の基本法=憲法こそが最高法規なのである。日本の為政者や御用学者、忖度メディアはアメポチであるが故に憲法を蔑ろにして、国際条約は憲法よりも上位などとぬかす。

>51.:現行の最高法規が国際法の遵守を定めてるのだから、その部分を無視してごちゃごちゃと今の憲法を正当化しようとしてもそれは無理な論理でしかない。

ごちゃごちゃと小学生にも劣る訳の分からんことを、このコメントには論理そのものが無い。

憲法98条二項、日本国が締結した条約及び確立された国際法規は、これを誠実に遵守することを必要とする。

ここに何の矛盾もない。政権が憲法違反ではない条約を結び、国際的に確立した条約等を日本が批准したなら、これを順守するのは法治国家として当然のことだ。
問題はアメポチ政権が憲法違反となる条約を結び、さらには主権者たる国民に隠したまま密約を結んでいることにある。

【新憲法制定】氏よ
日本国憲法のどこが国際法に違反しているのか具体的に教えてくれ。

どうしても戦争したい輩が、戦争できる国にしたいと憲法改正を迫る、その運動の自由も当然存在する。
しかし、日本国憲法の3原則だけは変更できないというのが憲法学会の通説である。
必要ならその理由を説明してあげるよ。
憲法改正を繰り返す国々でも、クーデターで憲法を廃止しない限り、核となる憲法の基本部分は変更できない。
法体系そのものを変更するには暴力革命しかないのだよ。

   
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/741.html#c56

コメント [カルト49] !不正選挙!都知事選からまとめ 当選させると決めた売国候補のみをマスコミが報道する+票の入れ替え イワツバメ
3. 2024年10月22日 09:48:44 : xutrAnH8Uc : RTEwU1BmR3dDMEU=[5544]
期日前投票は不正の温床、期日前投票をこんなに宣伝してさせている国はあるのか、ましてムサシという機械で集計している、欧州では必ず人の手で集計している、機械ですればどうにでも操作できる。各地域で集計しているのに機械はいらない。
http://www.asyura2.com/24/cult49/msg/898.html#c3
記事 [医療崩壊13] マイナ一体化、健康保険証は廃止なのに運転免許証は存続? 政府方針でも廃止しない警察庁の言い分は(東京新聞)
2024年10月22日 06時00分

https://www.tokyo-np.co.jp/article/361618

石破茂内閣が堅持する現行の健康保険証の12月廃止。衆院選では、廃止か存続かで各党の主張が分かれる。
運転免許証の機能をマイナンバーカードに搭載した「マイナ免許証」は、運用開始後も従来の免許証を使える。なぜ保険証は「マイナ」一択なのか。(長久保宏美)

◆運転免許を一手に握る警察行政
「河野太郎さん(前デジタル相)は一本化したい派なのですが、少なくとも当面、運転免許証はなくならないと思いますよ」
「河野大臣が国会で、その実現性を指摘している免許証情報のスマートフォン搭載なんて、全く白紙の状態です」
交通政策に詳しい警察庁の元幹部は、マイナンバーカード一本化の動きを牽制(けんせい)して見せた。
運転免許の発行は、警察行政が一手に握ってきた。
警察庁がマイナ免許証の運用開始を発表した4日前の9月8日、自民党総裁選出馬を表明した石破氏は、現行保険証も併用する可能性について言及。にわかに免許証と保険証の対応の違いに注目が集まった。

◆2022年から選択制は既定路線
世論を意識してか、警察庁の担当者は、取材に開口一番、「警察としては、法律で定められたことを粛々と進めているだけ。マイナ保険証とは関係ありませんからね」と釘(くぎ)を刺した。
担当者によると、2022年の通常国会に関連法案を提出した段階から選択制が既定路線だったという。
保険証も、当初は「紙」を選択できる余地を残していた。
2022年10月、当時の河野デジタル相が方針を転換し、「完全廃止」に切り替わったという経緯がある。
警察庁は免許証と保険証は別物と強調するが、いずれもマイナンバーカード活用の一環として、早くからカードとの一体化は政府の構想に含まれていた。

◆警察庁が従来の免許証も残す3つの理由
両者の対応の違いは、国会議員も疑問だったようだ。1年前に国会で追及している。
国会答弁で、警察庁は従来の免許証を廃止しない理由を3つ挙げていた。
@海外で運転する際に従来の免許証の提示を求められる国がある
A運転免許試験に合格してもマイナンバーカードを保有していない人がいる
B警察官がマイナ免許証の情報を読み取る携帯端末が山間部などで電波が通じないこともある
それでも保険証のように「資格確認書」なる代替の証明書を作れば、一本化しても支障はないのでは。

◆「従来の免許証を残せば済む話だ」
冒頭の警察庁元幹部は「今の免許証と同じ機能のものを作ることになる。だったら従来の免許証を残せば済む話だ」と一蹴した。
元幹部の発言に従えば、保険証も廃止する必要はない。
政府が想定する資格確認書は、ほとんど現行の保険証と変わらないものだからだ。資格確認書にかけるコストや手間も省ける。
それでも廃止する意義について、厚生労働省の担当者は取材に、こう語った。「マイナ保険証を多くの人に使ってもらうためだ」

◆保険証廃止「メリット桁違い」と平デジタル相
現行の保険証を廃止する理由については、平将明デジタル相が10月2日の就任会見で言及している。
平デジタル相が強調したのは「医療費の適正化」だった。
「医療にかかる社会保障全体の金額のボリューム感を是非、頭に入れていただきたい。デジタル化したときに出てくるメリットも(免許証とは)桁が違う」
マイナ保険証を基本とした医療のデジタル化で、医療費を削減したいという意図をのぞかせた。

◆医療費抑えたい経済界の意向も
背景には、高齢者医療費の増加に頭を痛める経済界の意向もある。財源となる保険料の多くを負担しているのは、企業側だからだ。
経済界も、医療の質の向上や医療従事者の負担軽減とともに、医療費の適正化を理由にマイナ保険証の普及を支持する。
デジタル化によって複数の医療機関で患者の情報が共有されると重複投薬を防げるなどと、医療費の抑制に期待する。
2021年の政府の経済財政諮問会議では、当時の経団連会長らが、「マイナンバー制度の徹底活用」として、マイナンバーカードと保険証や免許証との一体化に触れていた。
しかし「交付をとりやめ、完全な一体化を実現すべき」と、廃止にまで踏み込んで要求していたのは保険証のほうだった。

―――――――――――――――
マイナ免許証 2025年3月24日から運用開始。免許の種類や有効期限などは券面には印字されず、マイナンバーカードのICチップに記録する。住所や氏名の変更手続きは自治体への届け出だけで済む。取得や更新の手数料も安くなる。マイナ免許証なら、新規取得は現行よりも500円安い1550円、更新は400円安い2100円になる。従来の免許証は現行よりも高くなり、新規取得で2350円、更新で2850円になる。両方を持つことも可能だ。
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http://www.asyura2.com/24/iryo13/msg/217.html
コメント [政治・選挙・NHK295] 松井前代表の要らんオトコ気「萩生田応援」で維新内紛…大阪以外は最大7勝、全国政党化は夢の夢(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
22. 2024年10月22日 10:00:05 : xutrAnH8Uc : RTEwU1BmR3dDMEU=[5545]
元暴走族の松井一郎が応援したからと言って何の得にもならない、同じ穴の狢同士、維新は身を斬る改革と選挙のたびに言うが一度たりとも身を斬る改革もしたことはない、逆に文書費も政策活動費も飲み食いに大盤振る舞いしている記録があるじゃないか、大嘘つきの常習犯は安倍菅政権譲り、口先男はさすが詭弁士の橋下が立ち上げた党だけある、維新は自分達も言っているように第2の自民と言っている通り腐敗堕落したチンピラ党だ。
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/750.html#c22
コメント [政治・選挙・NHK295] 米国植民地からの脱却(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
57. 楽老[5162] inmYVg 2024年10月22日 10:02:17 : NYReezW41U : UGVuaUVIbWpHUk0=[224]
>>55. 位置

全くもってその通りです。
しかしよく考えてみると、
【アメ公の暴力に頼って、自分達がそうして戦後生き延びて】
これ自身が幻想ではないだろうか。

>>21:【日本が国防をアメリカに依存してる】これがそもそも平和ボケ
と指摘したように、アメリカが介入した結果平和となった国があるだろうか❓

日本が80年に及ばんとする平和を保てたのは、被占領期はアメリカの庇護があったかもしれないが、その後は平和憲法のおかげだと思う。

ベトナム戦争にも参戦せずに済んだ。
小泉純一郎がでてくるまでは日本は戦争の埒外に存在できたのです。

エマニエル・トッドがウクー露戦争の現状を見ても、ロシアに領土の拡大野心は無い、広大な現状の露国土を統治するだけでも人口が足りなすぎるというコメントを中国に当てはめると

台湾有事も米国による過度な挑発が無ければ起こり得ない。
中国がもし台湾を欲しがっているとしたら、その工業国としての実力であって、戦争の結果ボコボコになった不毛の台湾島という国土が欲しいわけじゃない。

こんな風に考えています。

    
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/741.html#c57

コメント [政治・選挙・NHK295] 野田立民では石破自民に勝てぬ(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
42. ノーサイド[2762] g22BW4NUg0ODaA 2024年10月22日 10:06:28 : HMm3DpqJpw : VkpVRXNZNGJUVUk=[35]

野田代表には是非、政権交代を実現させ、分厚い中間層を復活させ、消費税を有効に機能させてもらいたいです。
  
  


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/748.html#c42

コメント [カルト49] 投票行く皆さん,油性ペン全滅、ほとんどの「ボールペン」でも「JETSTREAM 黒 0.38」のみが消えずにはっきりと文字が残ります! イワツバメ
8. ミスターサタン[31] g36DWINegVuDVINeg5M 2024年10月22日 10:07:19 : f2SoJWzhmw : TXRNQ2NhSnpzWkU=[180]
マジックやボールペンで書かれてる投票用紙をYouTube動画で観た事がある。

おおよそ"キョウサントウ"と書かれていた。

コレは老人ホームや特別擁護施設などに回される持ち帰り票で主に本人以外による代筆が考えられる。

れいわ新鮮があえて平仮名なのもこういった理由からですw
http://www.asyura2.com/24/cult49/msg/896.html#c8

コメント [医療崩壊13] コロナワクチン 3学会が見解 レプリコン“シェディング”ない (NHK) 魑魅魍魎男
4. 上山[631] j@OOUg 2024年10月22日 10:07:55 : XaOsnyMzSc : Vjc4SGw0U0UyYnc=[506]
感染症・呼吸器・ワクチン各学会の皆さんは、
レプリコンによる死亡が20人を超えたら、お詫びとして自死する事を誓書で出せば、
大衆が信用するが、学会員の皆さんは(生命を保証する科学的根拠を持たない)筈です。
この点を確かめたいが、全学会員は誰一人として誓書を出せる人間は居ないと考える。
http://www.asyura2.com/24/iryo13/msg/215.html#c4
コメント [政治・選挙・NHK295] <サンデー毎日>「選挙のプロ」による“解散総選挙”全議席予測 石破自民24減 単独過半数割れギリギリ 野党一本化進まず「… 赤かぶ
23. はっつぁん[17] gs2CwYLCgp@C8Q 2024年10月22日 10:08:02 : XgeYiV1tnA : SEx6V3hXZk92Lk0=[2500]
>投稿者 赤かぶ 日時 2024 年 10 月 21 日 14:20:05:
>サンデー毎日(10月8日発売号) 三浦博史 安野貴博 編集:山本浩資

きょう(令和6年2024/10/22日(火):平日)の「総合 アクセス数ランキング(瞬間)令和6年2024/10/22 10:01更新」のトップ記事は、

いつもの、

デイリー現代、いや日刊ヒョンデ、じゃなかった、日刊ヒュンダイ、いや日刊ゲンダイ

の、

ライフ > 暮らしニュース

の、

コレですか・・・

なんと2週間前の週刊紙記事・・・

>裏金議員は非公認か比例重複が許されず、1票差でも負ければ一瞬で“ただの人”に転落する。頼みの綱の公明票も、どうも頼りにできない状況だ。

裏金議員が旧山口代表の21万票を元石井代表の公明票にも期待してるって?

そもそも現状認識が間違ってる・・・??

自民党は裏金議員もそんなにアホじゃないよ・・・???

まあ、2週間前の記事だから、今もそうかなんて、確かめようもないが・・・

あほらし!


>

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/749.html#c23

コメント [政治・選挙・NHK295] 懲りない財務省…審査会の答申を無視して情報不開示の前代未聞 森友遺族・夫の死を巡る法廷闘争記(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
13. 2024年10月22日 10:11:25 : xutrAnH8Uc : RTEwU1BmR3dDMEU=[5546]
安倍と菅政権の10年間の悪政暴政で財務も外務も防衛、経産も官僚が安倍菅に人事権を握られいい加減と無責任体質をすっかり身に着けてしまった、戦後これほどひどい悪政はない、小泉政権から始まり安倍になってその裏で森喜朗が暗躍していた政権、アメリカにとってこんないい政権はなかっただろう。そして安倍を傀儡した岸田、今はそれを引き継ぐ石破この国は何も変えられない。
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/742.html#c13
コメント [政治・選挙・NHK295] (衆院選)蓮舫氏7月以来の街頭演説「気づかない額ですか?」旧知の自民・丸川珠代氏の裏金バッサリ(東スポ WEB) 達人が世直し
7. ミスターサタン[32] g36DWINegVuDVINeg5M 2024年10月22日 10:13:06 : f2SoJWzhmw : TXRNQ2NhSnpzWkU=[181]
丸川の不記載は悪の裏金。対する

大石あきこの5年間の不記載は正義の不記載、けして裏金では無いw
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/752.html#c7

コメント [政治・選挙・NHK295] <サンデー毎日>「選挙のプロ」による“解散総選挙”全議席予測 石破自民24減 単独過半数割れギリギリ 野党一本化進まず「… 赤かぶ
24. SS(えすツェット)[17] U1OBaYKmgreDY4NGg2KDZ4Fq 2024年10月22日 10:13:21 : XgeYiV1tnA : SEx6V3hXZk92Lk0=[2501]
>>23

コレですね。

>日刊ゲンダイDIGITAL > ライフ > 暮らしニュース > 記事 > 自民裏金「非公認」候補が窮地!頼みの綱の公明党が“石破びいき”シフトで21万票が消える 公開日:2024/10/21 15:30 更新日:2024/10/21 19:02

>元石井代表

ではなく

現石井代表

ですね。

公明党が、今回も21万票を取れるなんて、裏金議員(公明党支持なの?)でなくても、みんな、思ってないよ。

まあ、石井代表の手腕を見てみよう、というところだよね。


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/749.html#c24

コメント [政治・選挙・NHK295] 全国行脚の高市早苗氏が10.20再度の奈良入り…今度は1区の“あの場所”で劣勢自民候補を応援(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
26. 伝法寺隼人[50] k2CWQI6blLmQbA 2024年10月22日 10:13:45 : rcv3bLm2rA : a1BwNjZvRzdURi4=[1]
>何とも呆れ果てた奴が高市

こんな悪質な奴が、もう少しで総理大臣になるところだった。

危ういところだった。

そもそも女が総理大臣になろうという事そのものが根本的に間違っている。

日本にはコバホークこと小林鷹之をはじめ、総理適任者は山ほどいる。

各々方の次ぐ。もう高市などにかまってられないぞ。

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/737.html#c26

コメント [政治・選挙・NHK295] <サンデー毎日>「選挙のプロ」による“解散総選挙”全議席予測 石破自民24減 単独過半数割れギリギリ 野党一本化進まず「… 赤かぶ
25. 2024年10月22日 10:15:45 : xutrAnH8Uc : RTEwU1BmR3dDMEU=[5547]
選挙に行く前からため息しか出ない、何故こんなチャンスに政権交代できないのか、このまま自公政治で国が買われるわけがない。せめて選挙には棄権せず行くことだ。
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/749.html#c25
コメント [政治・選挙・NHK295] 自民裏金「非公認」候補が窮地!頼みの綱の公明党が“石破びいき”シフトで21万票が消える(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
13. ミスターサタン[33] g36DWINegVuDVINeg5M 2024年10月22日 10:16:56 : f2SoJWzhmw : TXRNQ2NhSnpzWkU=[182]
公明は代表が落選の危機ww

下手すると冬でもナツオが代表復活する。
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/751.html#c13

コメント [政治・選挙・NHK295] <サンデー毎日>「選挙のプロ」による“解散総選挙”全議席予測 石破自民24減 単独過半数割れギリギリ 野党一本化進まず「… 赤かぶ
26. 覚醒した黄色いサルV[-529] im@QwYK1gr2JqZBGgqKDVIOLh1Y 2024年10月22日 10:19:30 : XgeYiV1tnA : SEx6V3hXZk92Lk0=[2502]
>>22

EBSってなに?

>EBS(Electronic Broking System)とは、EBS社の外国為替取引における電子仲介システムのこと

>アメリカは14日間続くから食料や飲料備蓄しといてみたいなの

>23日の金曜日もしかしたら起こるとかなんとか?

13日の金曜日の間違いじゃない?

???

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/749.html#c26

コメント [政治・選挙・NHK295] 野田立民では石破自民に勝てぬ(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
43. 二位本願[1] k_GIypZ7iug 2024年10月22日 10:20:56 : n3Mp2sN8mU : SC9QT0F3a3ROVlk=[1]
 
>野田立民では石破自民に勝てぬ

勝てぬも何も……
勝つ気なんか端っから無いだろう。
前回より少しだけアップして盤石の二位に位置できれば、本願叶ったりの男だろう。

見てれば誰でも分かるよ
 
 
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/748.html#c43

コメント [政治・選挙・NHK295] 松井前代表の要らんオトコ気「萩生田応援」で維新内紛…大阪以外は最大7勝、全国政党化は夢の夢(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
23. ミスターサタン[34] g36DWINegVuDVINeg5M 2024年10月22日 10:25:27 : f2SoJWzhmw : TXRNQ2NhSnpzWkU=[183]
岸破政権の親中朝議員の応援より党外の元保守派有名人が応援する方が保守層有権者の票を集めやすそうではある。
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/750.html#c23
コメント [政治・選挙・NHK295] <サンデー毎日>「選挙のプロ」による“解散総選挙”全議席予測 石破自民24減 単独過半数割れギリギリ 野党一本化進まず「… 赤かぶ
27. ミスターサタン[35] g36DWINegVuDVINeg5M 2024年10月22日 10:33:31 : f2SoJWzhmw : TXRNQ2NhSnpzWkU=[184]
お前ら政治に疎いな。
政権交代しても立憲野田はゲル石ちゃんと同じ財務真理教の増税路線を継ぐ。

どっちに転んでも大増税時代だ。

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/749.html#c27

コメント [政治・選挙・NHK295] 野田立民では石破自民に勝てぬ(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
44. ミスターサタン[36] g36DWINegVuDVINeg5M 2024年10月22日 10:41:03 : f2SoJWzhmw : TXRNQ2NhSnpzWkU=[185]
ゲル石破の思想はハッキリ言って立憲より左。
それで無党派(保守層)は投票先が見つからない。

自民が減らした議席はやや保守の政党や保守党に流れるだろう。
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/748.html#c44

コメント [政治・選挙・NHK295] 野田立民では石破自民に勝てぬ(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
45. ミスターサタン[37] g36DWINegVuDVINeg5M 2024年10月22日 10:43:47 : f2SoJWzhmw : TXRNQ2NhSnpzWkU=[186]
もう一つハッキリしてる事は、野田は立憲という朝鮮優遇政党に居るので間違っても保守派では無い。
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/748.html#c45
コメント [医療崩壊13] ワクチン大推進・改憲強硬派の高市早苗議員を支持する人間にワクチン反対の資格はない  魑魅魍魎男
4. 2024年10月22日 10:49:13 : 7dkOY89B4s : RzFOVlJlUldGMlE=[4464]
パンデミック条約もIHR改訂も反対が多くてなかなか通すことができない。

それならば、各国のグローバリストたちに憲法・法律を変更させ、
ワクチン強制が自由にできるようにしよう。

その手先として働いているのが高市早苗だ。
http://www.asyura2.com/24/iryo13/msg/216.html#c4

コメント [政治・選挙・NHK295] 野田立民では石破自民に勝てぬ(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
46. ノーサイド[2763] g22BW4NUg0ODaA 2024年10月22日 10:54:03 : HMm3DpqJpw : VkpVRXNZNGJUVUk=[36]

野田が攻撃される。
野田が与党にとって最大の脅威だかです。
  

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/748.html#c46
コメント [政治・選挙・NHK295] <サンデー毎日>「選挙のプロ」による“解散総選挙”全議席予測 石破自民24減 単独過半数割れギリギリ 野党一本化進まず「… 赤かぶ
28. わ寺NSAそば大好き[11] gu2Om05TQYK7gs6R5Y1Egqs 2024年10月22日 11:01:32 : XgeYiV1tnA : SEx6V3hXZk92Lk0=[2503]
>>26

>食料や飲料備蓄しといて

地震対策のアメリカ版ですね。

米国でも防災庁ができる?

まあ、日本には常温保存ができるソバがあるし・・・

水は、財宝温泉などのデポが日本中にあるし・・・

https://www.zaiho.jp/index.php?execmode=static&url=/water/safety.html
>財宝温泉のナチュラルミネラルウォーター

サントリーの「富士山のおいしい水」なんかも、いつでも、増産可能だし・・・



http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/749.html#c28

コメント [医療崩壊13] ワクチン大推進・改憲強硬派の高市早苗議員を支持する人間にワクチン反対の資格はない  魑魅魍魎男
5. 2024年10月22日 11:03:58 : 7dkOY89B4s : RzFOVlJlUldGMlE=[4465]
改憲して自衛隊が軍隊に格上げされても、自衛隊は完全に在日米軍の下に
組み入れられているから、日本が自由に自衛隊を使うことは不可能。

首都の制空権すら握られているのだからね。

せいぜい自主的にできるのは今まで通り災害救助だけ。

海外派兵ができるようになったら、米国がここぞとばかりに、
自衛隊を手足のように使って、中国、北朝鮮、ロシアと戦争する。

日本は人命と巨額の戦争費用の負担を強いられる。
米国はほぼ無傷。

いいように使われるだけ。

そんなこと、ちょっと考えればわかるだろう。

http://www.asyura2.com/24/iryo13/msg/216.html#c5

コメント [医療崩壊13] コロナワクチン 3学会が見解 レプリコン“シェディング”ない (NHK) 魑魅魍魎男
5. まさひろ[55] gtyCs4LQgus 2024年10月22日 11:05:38 : FChEzJbmDY : cHJjNFF0WWx1TGM=[1]
<■96行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
大摩邇(おおまに)
コメント紹介です。
2024/10/16 06:08

らっこさんより情報を頂きました。

ミユポワ @miyumiyupova
私が情報共有しているグループでシェアされたレプリコンワクチンに関する情報です。
https://x.com/miyumiyupova/status/1846001520191635704

こんにちは。熊本から衝撃的な事実が届きました。共有します。

◆レプリコン治験に参加した治験者の声

●(1人目)
 私はレプリコンの治験をした者です。詳しく話すと契約違反になるのですが、皆さんに知ってほしいと思い送ります。

 私も含め、仕事がない仲間何人かで受けましたが、1人は倒れて今歩けない状況、私は働けはしますが、とにかく病気にかかりやすい状態になりました。そしてもう1人は亡くなっています。
 少量で全く問題がないと言われましたが、1週間苦しみ、もう終わってしまうと思いました。コロナワクチンより辛かったです。

 慌てて断食をしたり、運動をしたり、イベルメクチンを飲むなど少ない知識で対応しています。その後、一緒に住む恋人が倒れ同じ症状になりました。よって、伝播しないというのは嘘です。打って痛みが少ないっていうのも嘘だと思います。

 単純に兵器だと思います。受けた者からすると絶対にやめてほしい。イベルメクチンは僕の場合は効きました。高齢者はかなりの人数が亡くなると思います。亡くなったのは5人ではないし、死因は違う病気だと言われています。

●(2人目)
 前に治験を受けた人がいましたが、私も実は受けました。詳しく話すと違約になるので話せないし、動画には使えないと思います。

 前に言っていた人がほぼその通りで、亡くなったのは5人ではないと思います。関連性は認められなかった、と言われたと、治験した方に聞きました。

 私は初日で「大丈夫、よかった」と思ったのですが、お風呂に入った時に突然めまいがして、お風呂から布団に行くまで「もう終わった」と思うほど辛かったです。

 熱が反応したのでしょうか。母を呼んで助けられましたが、母も1日置いてから同じように具合が悪くなり、病院に行き検査を受け、風邪の診断になりました。風邪でこんなに息ができず、心臓がパクパクして疱疹が沢山できて、本当にこれは、お年寄りの体力では耐えられない人が多いと思います。

●(3人目)
 熊本で治験を受けました。契約上言えないことがあるので伏せてお願いします。コロナワクチンを3回してる人のみ可能で、
病院に行けば途中経過を聞かれ、1回につき1万円もらえます。 
  
 接種は1回だけで、私の場合は接種した後に3回ほど嘔吐、仕事には行けず、その後は大丈夫です。前のと違うのは繰り返し具合が悪くなること。
 一緒に暮らす母親にも同じだるさ、嘔吐、発熱の症状がでました。
私は力仕事をしているので、体力にはかなり自信があるのですが、
仮に65歳以上の老人が接種したら、本当に終わるんじゃないかな?と思いました。
 信じていただくために書きますが、(クリニック名)で、1回行く度に1万円もらえ、計5万円いただきました。

 私見:3人とも確実に周りの人に感染させてます。今回のワクチンは、それが狙いで作られてます。感染拡大です。これを打つと日本は鎖国状態になります。日本だけがモルモットにされてるからです。

(続き)

社会的に信頼ある方の、主治医からの伝言お伝えします。

 今迄のワクチンも接種に賛成ではなかったですが、今回のレブリコンワクチンは、どんな事が有っても、決して打たないで下さいね。と。

 このドクターは若い時に、大学病院で治験の仕事をしていたから、余計に色々分かるそうです。

今回のレブリコンワクチンは世界中で許可されたのは日本のみ。

 欧米アジアオセアニア全て、許可されてないにも関わらず、日本だけが許可され、政府が推奨してます。

アメリカから押し付けられ日本で日本人だけが治験される。

 このワクチンは、体内で増殖し続けて止まらないばかりか、人に感染する猛毒成分です。
 シェディングでワクチンを打ってない人にも、呼吸や会話や汗や排泄で、猛毒ワクチン成分を、家族や近くに居る人等に、感染させて影響を及ぼします。

 実際に九州の大分で行われた、新しいレプリコンワクチンの治験では、5000人がワクチンを打った後、即死が数人、 1週間後死亡十数人、 1〜3か月後体調不良や寝たきりが100人単位。

 日本中がワクチンで侵されると、外国からは日本には行かない。日本人は入国禁止にされ、鎖国状態になります。

 TV新聞などマスコミは政府に統制され、ワクチンの副作用の事は表には出せない。
 政府は特に高齢者にはインフルエンザ、帯状疱疹にも効くと言って、新しいワクチンを接種する様に促します。

 このドクターは自分も 今迄ワクチンは1本も接種してないし、勧めていないそうです。

 伝えてあげれる人には、新しいワクチンは、絶対に打ってはダメだ、と本気で伝えて欲しいと言ってます。

絶対に次のワクチンは打ってはいけないとの事です。

10:33 AM · Oct 15, 2024

https://x.com/miyumiyupova/status/1846001520191635704

コメント

1.
訴訟すき
2024年10月16日 10:09
明治の社員がワクチンで死んだ同僚のレクイムで書いた本のビデオ解説版、
明治不買の運動もいいが、この善良な社員の為には政府の官僚、政治家を同様、善をする人間に更生させるため生かし、悪から抜けだすことが出来なければ、(反対すれば)当事者のみ死刑がいい。
明治の社員は最先端を行っている。悪の運命を背負った官僚政治家は人間に戻れば、希望はある
https://www.youtube.com/watch?v=L3NdYzEJtpw



以下、オラのコメント

2人目のコメントにある「熱が反応したのでしょうか。」と言うのは意味が分からないところ、これは「治験に反応して熱が出た。」という意味とは違うのかな?

1人目も2人目も3人目も全員が、重篤なシェディング(伝播・暴露)の被害があった旨のコメントをしているけど、レプリコンの治験によるシェディングの話はほとんど表に出ていないから今回のコメントの一言一句を噛み締めてもらいたいよね。

良心的なドクターいわく、「実際に九州の大分で行われた、新しいレプリコンワクチンの治験では、5000人がワクチンを打った後、即死が数人、 1週間後死亡十数人、 1〜3か月後体調不良や寝たきりが100人単位。」とあるところ、ベトナムの治験での死者が確か18人だから、大分の死者数と遜色ない感じだよね。
ともあれ、良心的なドクターが言う「猛毒」は的を射た的確な文言だと思うよね。

http://www.asyura2.com/24/iryo13/msg/215.html#c5

コメント [医療崩壊13] マイナ一体化、健康保険証は廃止なのに運転免許証は存続? 政府方針でも廃止しない警察庁の言い分は(東京新聞) 蒲田の富士山
1. [1688] iKQ 2024年10月22日 11:10:12 : 0N8QgYXMNE : eUlyZGhocFpRZWs=[1695]

 な〜〜んだ がっかり

 マイナが 免許証になると 期待していたのにね〜〜〜

 
 政府は 何やってるんだ〜〜〜

 
http://www.asyura2.com/24/iryo13/msg/217.html#c1

コメント [医療崩壊13] マイナ一体化、健康保険証は廃止なのに運転免許証は存続? 政府方針でも廃止しない警察庁の言い分は(東京新聞) 蒲田の富士山
2. [1689] iKQ 2024年10月22日 11:10:49 : 0N8QgYXMNE : eUlyZGhocFpRZWs=[1696]

 財布が 軽くなるのだがね〜〜〜

 
http://www.asyura2.com/24/iryo13/msg/217.html#c2

コメント [医療崩壊13] マイナ一体化、健康保険証は廃止なのに運転免許証は存続? 政府方針でも廃止しない警察庁の言い分は(東京新聞) 蒲田の富士山
3. [1690] iKQ 2024年10月22日 11:11:35 : 0N8QgYXMNE : eUlyZGhocFpRZWs=[1697]

 できれば 銀行のカードも マイナに 入れてほしい
 
http://www.asyura2.com/24/iryo13/msg/217.html#c3
コメント [カルト49] (初公開 23年前に制作されてお蔵入りになった番組)日航123便墜落事故検証特番(youtube動画) イワツバメ
2. やれやれだぜー[5] guKC6oLiguqCvoK6gVs 2024年10月22日 11:13:49 : f2SoJWzhmw : TXRNQ2NhSnpzWkU=[187]
何故オクラになったのか?ソコを知りたい。
http://www.asyura2.com/24/cult49/msg/897.html#c2
コメント [政治・選挙・NHK295] <サンデー毎日>「選挙のプロ」による“解散総選挙”全議席予測 石破自民24減 単独過半数割れギリギリ 野党一本化進まず「… 赤かぶ
29. ゆでガエルまあクン[-785] guSCxYNLg0eDi4LcgqCDToOT 2024年10月22日 11:28:18 : XgeYiV1tnA : SEx6V3hXZk92Lk0=[2504]
>>28

>富士山のおいしい水

六甲のおいしい水(兵庫県)なんかもあるね・・・

あと、最近の健康食ブームで、

https://www.itoen.jp/products/43861/
>充実野菜 キャロット100%

なども、あるしね。

https://www.youtube.com/watch?v=57mDG0BIWYU
>Mizutani Eri - HELLO!!
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/749.html#c29

コメント [戦争b25] ハマス指導者殺害から3日後にヒズボラのドローンがネタニヤフの自宅を破壊(櫻井ジャーナル) 赤かぶ
26. [1691] iKQ 2024年10月22日 11:31:02 : 0N8QgYXMNE : eUlyZGhocFpRZWs=[1698]

 う〜〜ん

 トンネルを 破壊しても また また また 穴を掘る

 トップを殺しても 次から 次から 次から トップができる

 ===

 ま〜〜ね どんだけ 攻撃しても 根っこを根絶したことには ならないと思うがね〜〜

 パレスチナの 全人口を 抹殺するしか 方法はないと 思うがね〜〜

 ネタニヤフの 瞬間的目標が 達成されても 永遠の目的は 達成されないと 思うよ〜〜

 
http://www.asyura2.com/23/warb25/msg/783.html#c26

コメント [戦争b25] ハマス指導者殺害から3日後にヒズボラのドローンがネタニヤフの自宅を破壊(櫻井ジャーナル) 赤かぶ
27. [1692] iKQ 2024年10月22日 11:35:02 : 0N8QgYXMNE : eUlyZGhocFpRZWs=[1699]

 イスラエルの国民は ネタニヤフの 瞬間的 欲望のため

 せっせと 戦費を ねん出しているのだろう ね〜〜〜〜

 
 日本の戦前も それは 同じだった

 戦争を 継続するという決断は 勝とうが 負けようが 単に 死者と

 財産の破壊だけに 終わってしまうのだと 思うよ〜〜〜

  
http://www.asyura2.com/23/warb25/msg/783.html#c27

コメント [医療崩壊13] ワクチン大推進・改憲強硬派の高市早苗議員を支持する人間にワクチン反対の資格はない  魑魅魍魎男
6. 2024年10月22日 11:47:30 : 7dkOY89B4s : RzFOVlJlUldGMlE=[4466]
<△26行くらい>
高市早苗は、統一教会、壺議員ともべったり。

「高市早苗氏 旧統一教会系雑誌登場は『結構喜んで出かけて行った』
『細川隆一郎先生のお誘い』」 (東スポ 2022/8/19)
https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/236009

「高市経済安保相 領収書差し替え疑惑」 (赤旗 2023/1/16)
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik22/2023-01-16/2023011601_01_0.html

「高市早苗『領収書差し替え疑惑』で再浮上する7年前の『交付金875万円未記載事件』の闇」
(週刊現代 2023/1/21)
https://gendai.media/articles/-/104905

「高市早苗氏がパー券不正疑惑で二回目の刑事告発 旧統一教会関連団体も
パー券購入か? 『悪質で姑息』と専門家  領収証写真掲載」 (アジアプレス 2023/2/21)
https://www.asiapress.org/apn/2023/02/japan/kokuhatu-3/

「高市早苗氏の推薦人に杉田水脈氏ら『裏金議員』13人 5候補で計21人 自民党総裁選告示」
(東京新聞 2024/9/12)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/353675

「自民党総裁選の『推薦人』に旧統一教会と接点ある“壺議員”が58人もいる非常識」
(日刊ゲンダイ 2024/9/18)
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/360652
http://www.asyura2.com/24/iryo13/msg/216.html#c6

コメント [国際35] 米やイスラエルが苦境に陥る中、多国協調を目指すBRICSの会議が露で開催される(櫻井ジャーナル) 赤かぶ
12. ベニバナ通信[80] g3iDaoNvg2mSypBN 2024年10月22日 11:52:19 : x4tbrVDl8c : WlVxOWFrU3lXMFE=[67]
真実を伝える氏>「BRICS新通貨・・・噂ではBRICS首脳会議で発表」

 発表はない、つうより新通貨の必要は未だない、例えばイラン・ソ連間の貿易取引でも、両国の石油や武器兵器の取引で、双方が帳簿上に相手側の通貨で記入しとけばよいだけで、新通貨を介在させる必要はどこにもない。こうした取引がBRICS諸国間で増えることが予想される、BRICS+に拡大してもよい。だからといって、ドル支配体制に何も影響ないかというと、ドルへのインパクトは大だ。ドルは基軸通貨の地位を失う、揺るぐのかだ。ドルが未だ未だ基軸通貨にいるのは、巨大な債権市場を独占してるからだ。ルーブルやウエンは、この点で到底及ばない。しかし、ドル支配体制・基軸体制が流動的になりつつの近年の傾向を確認する会議になるだろう。それが今回の会議だ。
 今回は表面に出ないが、各国の流動的選好とも言うべき”金”への熱い姿勢が、更に明らかになることに注目すべきだ。
http://www.asyura2.com/24/kokusai35/msg/134.html#c12

コメント [政治・選挙・NHK295] <サンデー毎日>「選挙のプロ」による“解散総選挙”全議席予測 石破自民24減 単独過半数割れギリギリ 野党一本化進まず「… 赤かぶ
30. わ寺ピンクのエテ公U[2] gu2Om4Nzg5ODToLMg0eDZYz2h1U 2024年10月22日 11:57:15 : XgeYiV1tnA : SEx6V3hXZk92Lk0=[2505]
>>28

>米国でも防災庁ができる?

いま、ディーゼル燃料がダブついてきてるんだよね。

ジェット燃料などは不足してるんだけど・・・

ディーゼル発電、ディーゼルポンプ、などが活躍するのが地震やEBS(?)・・・

https://www.youtube.com/watch?v=ovXNTdUMkF0
>ヤン坊マー坊の歌

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/749.html#c30

コメント [政治・選挙・NHK295] 野田立民では石破自民に勝てぬ(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
47. 銀の荼毘[759] i@KCzOS2lPk 2024年10月22日 12:09:58 : RD5cvSv6qk : RGVLdHJSc1lJLi4=[9]

>消費税は直間比率の是正のために儲けられたものですから、基本的には元に戻せばいいのです。

(直間比率)とは?

直接税とは役人の請求集金が必要だが,間接税は大部分を自動化できる。
 ※すなわち公務員を削減でき,役所を削減でき,都道府県を統廃合して,公務経費を縮小できる。
 ※直(役人・役所経費)間(全額にインフラに投下)←この効果を見込んだものだ。

日本以外では。


日本では,(直接税はそのまま増税)(間接税は別途設置)←なので🟰役人・役所が肥大しただけで,納税側が疲弊・弱体化している←これが日本の不況の主たる原因である。


間接税を導入するなら🟰直接税は可能な限り廃止せねばならない。


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/748.html#c47

コメント [政治・選挙・NHK295] 米国植民地からの脱却(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
58. ノーサイド[2764] g22BW4NUg0ODaA 2024年10月22日 12:18:25 : HMm3DpqJpw : VkpVRXNZNGJUVUk=[37]
>>55

>アメ公の暴力に頼って、自分達がそうして戦後生き延びて卑屈になってる自公そのものって事だね。

はぁ?、日本政府ははっきりと日本の防衛はアメリカ軍の打撃力に頼っていると明言しているのだから卑屈になんかなっていないのだよ。
それをアメポチなどと言って強がって見せる方がよっぽど卑屈なのだよ。
(大笑)

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/741.html#c58

コメント [日政U3] (大逆風の石破自民)衆院選、与党230なら“寝技”で政権維持か…政治資金問題で大差つき、すでに「救えない」人も/YHOOニュー… 仁王像
1. evilspys[663] goWCloKJgoyCk4KQgpmCkw 2024年10月22日 12:34:11 : LY52bYZiZQ : aXZHNXJYTVV4YVE=[17642]
日本の未来は意外に明るい?◇衆院選後の展開を古賀茂明氏が占う
かおりちゃん練る
2024/10/22
https://www.youtube.com/watch?v=EK0AyiNCP4Y
http://www.asyura2.com/24/gaikokujin3/msg/178.html#c1
コメント [政治・選挙・NHK295] 米国植民地からの脱却(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
59. 新憲法制定[73] kFaMm5ZAkKeS6A 2024年10月22日 12:38:03 : 0FDFXQdnhg : b3ZvVUNYdGtnY0k=[73]
>>52
現行憲法を破棄して新憲法を制定する道筋は阿修羅の他のところですでに書いているが、
有権者の過半数が現行憲法に拒否を表明したあとに新憲法制定を目的とした移行期の
政府代表・幹部を国民から選出して移行期を担当させる。
新憲法制定後に新憲法の規定にしたがって選挙で国民の代表を選出。


>>56
以下のサイトを読め。

「日本国憲法」が無効である理由
https://kenpokominrekishi.seesaa.net/article/201010article_7.html
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/741.html#c59

コメント [政治・選挙・NHK295] (衆院選)蓮舫氏7月以来の街頭演説「気づかない額ですか?」旧知の自民・丸川珠代氏の裏金バッサリ(東スポ WEB) 達人が世直し
9. はっつぁん[18] gs2CwYLCgp@C8Q 2024年10月22日 12:59:43 : XgeYiV1tnA : SEx6V3hXZk92Lk0=[2506]
>投稿者 達人が世直し 日時 2024 年 10 月 21 日 22:37:10:
>蓮舫氏7月以来の街頭演説「気づかない額ですか?」旧知の自民・丸川珠代氏の裏金バッサリ 東スポWEB 2024年10月21日 20:00 62d77a027765611155780000


>>7

>大石あきこの5年間の不記載は正義の不記載

その根拠は?

???
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/752.html#c9

コメント [政治・選挙・NHK295] (衆院選)蓮舫氏7月以来の街頭演説「気づかない額ですか?」旧知の自民・丸川珠代氏の裏金バッサリ(東スポ WEB) 達人が世直し
10. 覚醒した黄色いサルV[-528] im@QwYK1gr2JqZBGgqKDVIOLh1Y 2024年10月22日 13:09:49 : XgeYiV1tnA : SEx6V3hXZk92Lk0=[2507]
>野党時代の丸川氏といえば国会で「この愚か者めが!」「ルーピー(愚かな)」とヤジをしたことで有名

>この選挙区には松尾氏と丸川氏のほかに、参政党の石川友梨香氏、日本維新の会の小野泰輔氏が立候補している。

松尾氏のオヤブンである小沢一郎の意見は?

石川友梨香サンと

そして、

小野泰輔サンの意見は?

全員の意見を合わせて見ないと、だれに投票していいか、わからないネ・・・

まあ、俺はオザワンの子分に投票する気はないけど・・・

https://www.youtube.com/watch?v=CSzSV_xkPBA
>PS3 アイドルマスター2 水谷絵里 Shinysmile

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/752.html#c10

コメント [NWO7] 米軍が米国内で米国人を殺害することを許可する指令書を米国防総省が発行 いよいよ戒厳令、軍事独裁が始まるか  魑魅魍魎男
12. 2024年10月22日 13:17:10 : hOZSeqFwkI : blUzQ29ZMm1zelk=[1718]

11氏妄想に同感。


http://www.asyura2.com/23/holocaust7/msg/604.html#c12

コメント [政治・選挙・NHK295] 選択的夫婦別姓 自公連立合意に記載せず石破茂氏自民総裁選では前向き発言も 党内保守派に配慮(東京新聞 他) メモノート
19. NEMO[-976] gm2CZIJsgm4 2024年10月22日 13:33:08 : pFOo12dNeQ : S2x6SVQxaHdmaVE=[-2348]
<■69行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>

女「結婚して夫が姓を変えてくれたけど後ろめたさがあるので夫婦別姓を求めます」 #は?

1: 名無しさん@涙目です。(宮崎県) [CN] T1bStR6V0● BE:675960865-2BP(2000) 2024-10-20 13:05:48

h ttps://mainichi.jp/articles/20241017/ddl/k25/010/182000c

14: 名無しさん@涙目です。(東京都) [MX] ieiiHTLm0 2024-10-20 13:19:13
>>1
これアレだろ

在日帰化人女さんの結婚相手が韓国人男で
結婚すると名前が朴とか李になるのが嫌だって火病を起こしてるんだろ

せっかく帰化して日本人にまぎれたのに結婚で朝鮮名に戻されるのがよほど嫌なんだなあwww

19: 名無しさん@涙目です。(ジパング) [EG] H9w8ovUE0 2024-10-20 13:22:00
>>14
わろた

25: 名無しさん@涙目です。(ジパング) [ニダ] mjUoB2+70 2024-10-20 13:29:54
>>1
私達は夫婦同姓にさせられた!謝罪と賠償を要求する

9: スプリクト山下(ジパング) [US] xnWWmKnB0 2024-10-20 13:11:15
子供はどっちの名前にすんの?
子供に選択させるの?何歳から?

自分らの都合で名前コロコロする奴らもいるのに
どーでもいーことに税金使ってる場合じゃねー

12: 名無しさん@涙目です。(茸) [US] TwivsqeG0 2024-10-20 13:15:58
>>9
人権がある方の苗字でいいだろ
母親の子供誘拐とかも減らせる

30: スプリクト山下(ジパング) [US] xnWWmKnB0 2024-10-20 13:35:29
>>12
親が自由に選択させろ!とか言ってんのに子供が選べないのは差別

40: 名無しさん@涙目です。(東京都) [FR] 7FA0/5B90 2024-10-20 13:45:52
>>12
離婚してなきゃ両方に親権あるんだけどw
別姓言うやつは、子供の人権無視する奴らでクズって思ってる。

26: テスト(千葉県) [CN] iNcSTrLl0 2024-10-20 13:31:19
これさ何が問題なのかよくわからないよね
こだわってた自分の苗字に夫が合わせた
それで話は終わりの筈なのに夫が改姓した事が人権侵害って、それは君が言う事じゃないだろって

29: 名無しさん@涙目です。(東京都) [AE] y/eFnzPE0 2024-10-20 13:34:08
>>26
性は家のものであって個人のものじゃないのよね

84: テスト(みかか) [GB] aKrAia5J0 2024-10-20 14:46:42
>>29
つかね夫婦で話し合って名乗る苗字を決めたのに今度は夫が改姓した事に違和感って、じゃあ貴方は他の夫婦が改姓する事にも違和感を抱いてるワケでしょ?って話
つまり最初から夫婦別姓主義者
こういう人が選択的夫婦別姓論を振り回す事に違和感を感じるのよ

42: 名無しさん@涙目です。(庭) [ニダ] /kkaLwUr0 2024-10-20 13:47:55
>>26
旦那の名前に違和感を感じ「誰かな?」って思う
長男だった旦那の親御さんに申し訳なく思う

って言うのは自分が「女性ばかりが名前を変えるのは不平等だ」と
訳の解らん主張を押し通した結果なのにな〜
なにイイ人ぶろうとしてんだ?って思うよ

79: 名無しさん@涙目です。(庭) [JP] NyUgk1r10 2024-10-20 14:35:46
>>42
旦那が姓を変えたのに手紙みて誰かなってのは酷いな

108: 名無しさん@涙目です。(庭) [ニダ] D00siC8r0 2024-10-20 15:33:45
>>42
夫婦別姓というゴールありきのおとぎ話

81: 名無しさん@涙目です。(山形県) [US] MrUQPVF50 2024-10-20 14:36:16
苗字変わると手続きがめんどくさい、以外になんかある?
その手続きを簡単に一発でできるようにしろや!でいいと思うんだけどね
職場で旧姓名乗るとかは好きにしろよ

118: 名無しさん@涙目です。(ジパング) [US] F28ylz1F0 2024-10-20 16:27:41
>>81
論文の姓が変わるとそれまでの海外での評価が消えてしまう、海外の書類では旧姓併記のような国内ルールが通用しないってのが一番説得力あったけどな

134: 名無しさん@涙目です。(東京都) [KR] ChvkU4Mw0 2024-10-20 18:59:12
>>118
それもなんか妙なんだけどな
過去現在世界で日本だけが夫婦同姓とも思えないし
大体キュリー夫人は結婚して姓変わってるよね

138: 名無しさん@涙目です。(兵庫県) [CA] LQpA0kVl0 2024-10-20 19:47:22
>>118
固有IDとかで管理すればいいだけ
頭のいい人達が集まってんだからそれぐらいはしてるよ
てか全世界が参加してんのにそんなピンポイントで
弾くようなシステムになんかしないのは解るだろ〜

155: 名無しさん@涙目です。(大阪府) [FR] F+3YWqs80 2024-10-20 20:41:45
>>138
固有ID書かれた論文みたことあるの?

212: 名無しさん@涙目です。(兵庫県) [CA] wIey6ozT0 2024-10-22 07:41:15
>>155
調べたら出てくるだろORCID iDとか
目の前の情報ツールぐらい活用しようぜ

177: 名無しさん@涙目です。(みょ) [ニダ] V1iKdAY40 2024-10-21 07:45:20
>>118
そこまでの有名な科学者が改姓ぐらいで別人でーすとかあり得ねえわw

hayabusa9.5ch.net/news/dat/1729397148.dat
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/641.html#c19

コメント [政治・選挙・NHK295] 野田立民では石破自民に勝てぬ(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
48. 夜盗虫[135] lumTkJKO 2024年10月22日 13:37:00 : 7tlFiIc6sM : YnYvU2xTaWQzaVk=[1]
野田と石破をトレードしてもなんら違和感がないw


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/748.html#c48

コメント [政治・選挙・NHK295] (衆院選)蓮舫氏7月以来の街頭演説「気づかない額ですか?」旧知の自民・丸川珠代氏の裏金バッサリ(東スポ WEB) 達人が世直し
11. わ寺ピンクのエテ公U[3] gu2Om4Nzg5ODToLMg0eDZYz2h1U 2024年10月22日 13:44:34 : XgeYiV1tnA : SEx6V3hXZk92Lk0=[2508]
<▽35行くらい>
>投稿者 達人が世直し 日時 2024 年 10 月 21 日 22:37:10:
>東スポWEB 2024年10月21日 20:00 蓮舫氏7月以来の街頭演説「気づかない額ですか?」旧知の自民・丸川珠代氏の裏金バッサリ

きょう(令和6年2024/10/22日(火):平日)の「総合 アクセス数ランキング(瞬間)令和6年2024/10/22 14:01更新」のトップ記事は、コレですか。

>>7
>>9

>大石あきこ

とは?

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E7%9F%B3%E6%99%83%E5%AD%90#:~:text=%E5%A4%A7%E7%9F%B3%20%E6%99%83%E5%AD%90%EF%BC%88%E3%81%8A%E3%81%8A%E3%81%84%E3%81%97%20%E3%81%82%E3%81%8D%E3%81%93%E3%80%811977,%E4%BB%A3%E8%A1%A8%E5%85%BC%E6%94%BF%E7%AD%96%E5%AF%A9%E8%AD%B0%E4%BC%9A%E9%95%B7%E3%80%82
>大石 晃子(おおいし あきこ、1977年〈昭和52年〉5月27日 - )は、日本の政治家。れいわ新選組所属の衆議院議員(1期)。れいわ新選組共同代表兼政策審議会長。元大阪府職員。

>2008年1月27日に行われた大阪府知事選挙に橋下徹が自民党府連の推薦を受けて立候補して初当選すると、3月13日に橋下は「30歳以下の若手職員約330人」を対象に、初めての朝礼を行った。

>挨拶の中で橋下は、当初、始業前の朝礼を提案したものの、府幹部から「始業前の朝礼は超過勤務になる」と指摘されたことを明かし、「ならば勤務時間中のたばこ休憩や私語は全部減額させてもらう」と職員に向かって述べた。

>これに対し大石は立ち上がり、「(私達が)どれだけサービス残業をやっていると思っているのですか。あなたはきれいなことを言っているが、職員の団結をバラバラにするようなことを言っている」と批判、抗議した。

まあ、反ハシシタでシンセングミに拾われたのですね。

落選して当然!

https://www.youtube.com/watch?v=N0FAeBCe4hY
>牡丹峰電子楽団 火星砲の歌(화성포의 노래) 日本語歌詞字幕付き

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/752.html#c11

コメント [政治・選挙・NHK295]
1. 赤かぶ[228048] kNSCqYLU 2024年10月22日 13:46:10 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[1632]


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/753.html#c1
コメント [政治・選挙・NHK295]
2. 赤かぶ[228049] kNSCqYLU 2024年10月22日 13:47:33 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[1633]


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/753.html#c2
コメント [政治・選挙・NHK295]
3. 赤かぶ[228050] kNSCqYLU 2024年10月22日 13:48:27 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[1634]


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/753.html#c3
コメント [政治・選挙・NHK295]
4. 赤かぶ[228051] kNSCqYLU 2024年10月22日 13:49:09 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[1635]


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/753.html#c4
コメント [政治・選挙・NHK295]
6. 赤かぶ[228053] kNSCqYLU 2024年10月22日 13:53:11 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[1637]


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/753.html#c6
コメント [医療崩壊13] ワクチン大推進・改憲強硬派の高市早苗議員を支持する人間にワクチン反対の資格はない  魑魅魍魎男
7. こしたんたん[8] grGCtYK9gvGCvYLx 2024年10月22日 13:53:40 : X9ngquPLZ6 : SThQVWdUdm4xb28=[1]
ほんと馬鹿ばっかり😣
トランプに夢を願う🐑共々、
いい加減うんざりする。
もう後は無いと思ってるよ最近は😮‍💨
どうやって最期を迎えるかを色々考えてる今日此の頃。
はやく死んだ方がましかな☠️

http://www.asyura2.com/24/iryo13/msg/216.html#c7
コメント [政治・選挙・NHK295] (衆院選)蓮舫氏7月以来の街頭演説「気づかない額ですか?」旧知の自民・丸川珠代氏の裏金バッサリ(東スポ WEB) 達人が世直し
12. 2024年10月22日 13:53:56 : as8RlqNOGA : aFNiQ1p6eGRSM0E=[1984]
transimpex_ochd(スコットランド・ケール語で8です)で投稿しています。

朝鮮カルト創価他の自公・維新・希望など、、平和と言いながら兵器購入・投資

他にも色々出て来る。

宗教解体と帰国、、という意味がよく解かるのでは?

当然、、日本の象徴という物も不要という事に気づけ。

日本人でない害来腫が、、日本の象徴? 皇室制度廃止と半島との国交断交。

日本で、、特亜の言葉を表記する必要はない,、道路だけでなく公の場所にもある。

国交省という名の害来腫、、カルトの巣窟(厚生省・財務省他)

何故、、大蔵省から財務省へ名前を変える必要があったのか?

時期と言い、、ね。

半島と仲良くする必要などない。

関わると被害しかない。

中国も?

という事で、、日本人の為の日本再生。

優秀な民族?なのだから、、自国で頑張れ。

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/752.html#c12

コメント [政治・選挙・NHK295]
7. 赤かぶ[228054] kNSCqYLU 2024年10月22日 13:55:03 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[1638]


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/753.html#c7
コメント [政治・選挙・NHK295] 悪事の限りを尽くしてきた自業自得 劣勢そのままでいよいよ気も狂わんばかりの自民党(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
8. [1693] iKQ 2024年10月22日 13:55:12 : 0N8QgYXMNE : eUlyZGhocFpRZWs=[1700]

 まあね 変わるって 良いことだと思うね〜〜〜

 統一教会 、 創価学会 、 。。。。。


 まあ いらないよね〜〜〜 

 
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/753.html#c8

コメント [政治・選挙・NHK295] 悪事の限りを尽くしてきた自業自得 劣勢そのままでいよいよ気も狂わんばかりの自民党(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
9. 赤かぶ[228055] kNSCqYLU 2024年10月22日 13:56:33 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[1639]
https://x.com/him_beere/status/1848322083471966596

🎀 gemeinsam 🎀
@him_beere

悪事の限りを尽くしてきた自業自得 自民党は劣勢そのままでいよいよ気も狂わんばかり

凄いですね、悪事の限りを尽くしてきたって・・・これでも自民党に投票致しますか?一人ひとり、しっかり考えた方が良いです。

投票は棄権しないでくださいね。自民党には投票しない‼️


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/753.html#c9

コメント [政治・選挙・NHK295] 悪事の限りを尽くしてきた自業自得 劣勢そのままでいよいよ気も狂わんばかりの自民党(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
10. 赤かぶ[228056] kNSCqYLU 2024年10月22日 13:58:01 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[1640]
https://x.com/2u0Td/status/1848288513063805014

tukushinbo4
@2u0Td

#裏金 裏金 裏金 申告を自民党😱😱
#国民は増税 自民党は脱税🔥🔥🔥
#自民党て伸びしろ、あジャナイ😱減りしろ(退いしろ)が沢山あるじゃん、だって公明も維新もあるじゃん😱

"悪事の限りを尽くしてきた自業自得 自民党は劣勢そのままでいよいよ気も狂わんばかり"



http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/753.html#c10

コメント [政治・選挙・NHK295] 悪事の限りを尽くしてきた自業自得 劣勢そのままでいよいよ気も狂わんばかりの自民党(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
11. 赤かぶ[228057] kNSCqYLU 2024年10月22日 13:59:09 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[1641]
https://x.com/mdkw/status/1848320263479497046

MD@ブラック(企業)ホッパー
@mdkw

念の為言っておくけど、石破や岸田のせいじゃないんだぜ。問題は殆ど安倍のバカ。岸田は一枚噛んでるから無罪じゃないけど。安倍晋三を総括して抹消しないと。

悪事の限りを尽くしてきた自業自得 自民党は劣勢そのままでいよいよ気も狂わんばかり https://nikkan-gendai.com/articles/view/news/362245
#日刊ゲンダイDIGITAL



http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/753.html#c11

コメント [政治・選挙・NHK295] 悪事の限りを尽くしてきた自業自得 劣勢そのままでいよいよ気も狂わんばかりの自民党(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
12. 赤かぶ[228058] kNSCqYLU 2024年10月22日 14:00:17 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[1642]
https://x.com/kGxH5dc4iaKG45A/status/1848506041094574176

たかちゃん
@kGxH5dc4iaKG45A

石破さんが自分の意志を貫き自民党の中で奮闘している姿を見せていたらこうはならなかった。楽勝できたかもしれない。強いと思ってた石破が弱かったに幻滅した。

悪事の限りを尽くしてきた自業自得 自民党は劣勢そのままでいよいよ気も狂わんばかり https://l.smartnews.com/p-t8eCt/VZrPGJ #スマートニュース


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/753.html#c12

コメント [政治・選挙・NHK295] 悪事の限りを尽くしてきた自業自得 劣勢そのままでいよいよ気も狂わんばかりの自民党(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
13. 赤かぶ[228059] kNSCqYLU 2024年10月22日 14:01:14 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[1643]
https://x.com/wakeupjapan777/status/1848300017976832466

目覚めよ!日本!
@wakeupjapan777

森山‼︎刑事事件なってるだろ‼反省全く無し‼︎

嘘ばかりつくな‼︎

カルト反社政党、自民党は統一教会同様、国民世論が解散解党に持っていくしかない‼︎

"悪事の限りを尽くしてきた自業自得 自民党は劣勢そのままでいよいよ気も狂わんばかり" #自民党裏金問題


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/753.html#c13

コメント [政治・選挙・NHK295] (衆院選)蓮舫氏7月以来の街頭演説「気づかない額ですか?」旧知の自民・丸川珠代氏の裏金バッサリ(東スポ WEB) 達人が世直し
13. わ寺ソーカ基督教門徒[-588] gu2Om4NcgVuDSoruk8KLs5blk2s 2024年10月22日 14:01:47 : XgeYiV1tnA : SEx6V3hXZk92Lk0=[2509]
>>11

>反ハシシタでシンセングミに拾われた

拾われたというより

モサド山本太郎

に騙された、ということでしょうね。

https://www.youtube.com/watch?v=bn8d3ToV4yU
>【国策に昇華】新大阪駅の開発がこれまでイマイチだった理由、それを大きく変化させる巨大プロジェクトとは?


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/752.html#c13

コメント [政治・選挙・NHK295]
14. 赤かぶ[228060] kNSCqYLU 2024年10月22日 14:03:06 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[1644]


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/753.html#c14
コメント [政治・選挙・NHK295]
15. 赤かぶ[228061] kNSCqYLU 2024年10月22日 14:03:40 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[1645]


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/753.html#c15
コメント [政治・選挙・NHK295]
16. 赤かぶ[228062] kNSCqYLU 2024年10月22日 14:06:25 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[1646]


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/753.html#c16
コメント [政治・選挙・NHK295] 「自民党と統一教会との癒着も総選挙の争点にならなければおかしい」教団問題に取り組む弁護士が訴え 注目の人 直撃インタビュ… 赤かぶ
21. カミー[1222] g0qDfoFb 2024年10月22日 14:08:12 : VD4ii5VLrc : LkNtNWhSVENTRS4=[1947]
>>19
創価のことは良く知らないが、一応破門されているとはいえ南無妙法蓮華経を唱えており宗教の体をなしている、しかしトップの方々は在日の人が多いのではないかと想像する。そうなると体質的には統一とそう変わらないのではないかと思う。ただいくら寝所がいるのか知らないがかなりおられるようだし学校も大学まであり、布教も世界中に広まっているので無視はできない。しかも堂々と政教分離の原則を破っての政治参加、どうしたらいいものか思いつかない。難しい問題だ。
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/746.html#c21
コメント [政治・選挙・NHK295] 「自民党と統一教会との癒着も総選挙の争点にならなければおかしい」教団問題に取り組む弁護士が訴え 注目の人 直撃インタビュ… 赤かぶ
22. カミー[1223] g0qDfoFb 2024年10月22日 14:10:00 : VD4ii5VLrc : LkNtNWhSVENTRS4=[1948]
21 訂正
寝所→信者
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/746.html#c22
コメント [政治・選挙・NHK295]
17. 赤かぶ[228064] kNSCqYLU 2024年10月22日 14:11:09 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[1648]


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/753.html#c17
コメント [政治・選挙・NHK295] <れいわ・比例東京>防衛のスペシャリスト 伊勢崎賢治氏が出馬! 「残りの人生をれいわにかける」  赤かぶ
52. カミー[1224] g0qDfoFb 2024年10月22日 14:15:58 : VD4ii5VLrc : LkNtNWhSVENTRS4=[1949]
>>49
いつものれいわ誹謗中傷、ご苦労様です、少し落ち着かれたように見えますが、先生を訪問されましたか。いつも無視していましたが、今回は長いのでつい一言いってしまいました(笑)。
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/743.html#c52
コメント [政治・選挙・NHK295]
18. 赤かぶ[228065] kNSCqYLU 2024年10月22日 14:18:12 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[1649]


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/753.html#c18
コメント [政治・選挙・NHK295] <れいわ・比例東京>防衛のスペシャリスト 伊勢崎賢治氏が出馬! 「残りの人生をれいわにかける」  赤かぶ
53. カミー[1225] g0qDfoFb 2024年10月22日 14:29:50 : VD4ii5VLrc : LkNtNWhSVENTRS4=[1950]
>>50
国連軍の話どこからでてきたのですか?
国連軍は機能しないと言うあなたの意見ですね?
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/743.html#c53
コメント [戦争b25] 窮地に陥っているウクライナ大統領はロシアとの核戦争への道を進むと脅している(櫻井ジャーナル) 赤かぶ
18. 秘密のアッコちゃん[787] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2024年10月22日 14:30:02 : fjTz2F981w : QTJUazdpaUhyT1U=[352]
<■812行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
北の露派兵 同盟諸国と事実関係を協議 露軍犠牲1日1200人超との概算も 米補佐官
2024/10/22 11:48
https://www.sankei.com/article/20241022-ACC7VAVO2JPRJFDUXHSMWE3RK4/
カービー米大統領補佐官は2024年10月21日の記者会見で、北朝鮮がウクライナへの侵略を続けるロシアに地上部隊を派兵したとされる問題で、事実関係を調査するため同盟諸国と協議していると明らかにした。
近日中にも調査内容を公表する計画があるとも述べた。
北朝鮮のロシア派兵は欧米メディアが相次ぎ報道し、ウクライナのゼレンスキー大統領が議会演説で北朝鮮が侵略に
「参戦している」
と明言。
韓国の情報機関、国家情報院も、特殊部隊がロシアに派兵されたとの情報を明らかにした。
カービー補佐官は協議中の国名に触れなかったが、ウクライナや北大西洋条約機構(NATO)加盟国に加え、北朝鮮の軍動向を監視する韓国とも情報を精査している可能性がある。
派兵規模は最終的に数千人から1万人超に上るとの見方がある。
カービー氏は
「侵略への参戦を目的とした北朝鮮のロシア派兵が事実であれば、危険かつ極めて憂慮すべき事態だ」
とし、同盟諸国と実態把握に務めていると述べた。
カービー氏はまた、ウクライナでの露軍の死傷者数が
「1日当たり1200人超」
に上るとの概算を示し、
「歴史的な数だ」
と指摘。
ロシアが国際社会で孤立し、戦場での犠牲も増加していることが、北朝鮮やイランなどとの軍事協力を急速に強める背景との見解を示した。
ロシアに対しイランは大量の無人機を、北朝鮮は弾道ミサイルや砲弾をそれぞれ供与している。

北朝鮮派兵に懸念相次ぐ 安保理、ロシア「恐怖をあおるデマだ」と否定
2024/10/22 8:31
https://www.sankei.com/article/20241022-ZLLQUCW3JFPFVMMRS5RTZUHTQQ/
国連安全保障理事会は21日、ロシアによるウクライナ侵攻を協議する緊急会合を開いた。
韓国やウクライナは北朝鮮がロシアへの派兵を始めたと指摘し、米国や日本などは派兵情報への懸念を表明。
ロシアは
「恐怖を煽るデマだ」
と否定した。
韓国の黄浚局国連大使は、ロシアに派兵した北朝鮮は
「積極的な交戦国」
だと非難。
ウクライナのキスリツァ国連大使は
「ロシア東部で約1万1千人の北朝鮮兵が訓練を受けている」
とし、2024年11月1日までに実戦投入される見通しだと主張した。
ロシアのネベンジャ国連大使は、ウクライナの北大西洋条約機構(NATO)加盟は絶対に受け入れられないと強調。
劣勢のウクライナが
「ロシアとNATOの直接対決を引き起こそうとしている」
と訴えた。(共同)

NATOと韓国が北朝鮮の露派兵で連携へ 韓国は露大使呼び抗議
2024/10/21 20:10
https://www.sankei.com/article/20241021-6E2WNCGOJJMODOCRUOB5WJ4CNU/
韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領と北大西洋条約機構(NATO)のルッテ事務総長は2024年10月21日、電話で会談し、ウクライナを侵略するロシアに北朝鮮が部隊を派兵したとされる問題を巡り意見交換した。
ルッテ氏は、派兵は国際法と国連安全保障理事会決議に反するとして、深刻な懸念を表明した。
韓国大統領府が発表した。
尹氏は、北朝鮮が派兵した特殊部隊約1500人がロシアで適応訓練を受けているといった詳細情報を説明。
露朝の軍事協力は
「国際秩序を根本的に揺るがし、朝鮮半島や世界の平和をも脅かしており、決して座視しない」
と強調した。
両氏は詳細な情報を共有するため、韓国がNATOに代表団を派遣するなど連携を強化することで合意した。
韓国政府は2024年10月18日に情報機関を通じて派兵について発表したが、直後にルッテ氏は
「証拠は確認できない」
と述べていた。
尹氏の説明を受け、派兵に関して確信を強めたとみられる。
一方、韓国外務省は2024年10月21日、ロシアのジノビエフ駐韓大使を呼び、北朝鮮の派兵を厳しく非難し、朝鮮人民軍の即時撤退と軍事協力の中止を強く求めた。
露大使館によると、ジノビエフ氏は
「露朝間の協力は国際法の枠内で行われ、韓国の安保の利益に反するものではない」
と反論した。
韓国政府が露朝への対応策を検討する中、これまで控えてきたウクライナへの殺傷兵器の提供に踏み切るのか注目されている。

北朝鮮兵映像「本物と確認した」 ウクライナ、ロシア軍人が撮影と説明
2024/10/21 18:05
https://www.sankei.com/article/20241021-FXFX3RKAZZMOHHYATLPFKHN2KM/
北朝鮮兵の姿がロシア軍施設で確認されたとの映像を公開したウクライナ文化情報省傘下機関トップのイゴル・ソロベイ氏は2024年12月20日、映像について
「現場にいたロシア軍兵士が撮影した」
「信頼できる情報源から入手した」
と述べた。
北朝鮮がウクライナ侵攻に
「参戦」
した証拠になるとの見方を示し
「公開情報オシントを活用して本物と確認した」
と主張した。
共同通信のオンラインインタビューに答えた。
ソロベイ氏は文化情報省の戦略コミュニケーション・情報セキュリティーセンターの所長。
ゼレンスキー政権や韓国の情報機関、国家情報院は北朝鮮がロシアへの派兵を始めたと分析している。
ただ、オースティン米国防長官は2024年10月19日の記者会見で
「現時点で確認できていない」
「調査を続ける」
「事実なら深刻だ」
と述べるにとどめた。
同センターは2024年10月18日、ロシア極東の軍事施設で北朝鮮兵士が装備品を受け取る様子だとする映像を公開した。(共同)

ロシア国境付近で北朝鮮兵士18人集団脱走 派遣兵か 韓国紙報道
毎日新聞
2024/10/16 13:28(最終更新 10/16 18:20)
https://mainichi.jp/articles/20241016/k00/00m/030/058000c
韓国紙の朝鮮日報は2024年10月16日、ウクライナ軍高官の話として、ロシア西部ブリャンスク、クルスク両州のウクライナとの国境付近で、北朝鮮軍兵士18人が集団脱走したと報じた。
ウクライナ軍は、脱走したのは北朝鮮が対露軍事協力の一環で派遣した兵士らで、まだ拘束されていないとみているという。
露朝両国は2024年6月の首脳会談で、有事の際の軍事援助を規定した包括的戦略パートナーシップ条約を締結。
軍事協力を進展させる可能性が指摘されていた。
韓国の金龍顕(キムヨンヒョン)国防相は2024年10月8日、
「(北朝鮮が対露協力のため)正規軍をウクライナに派遣する可能性が高い」
との見方を示した。
北朝鮮の派兵を巡っては、露政府は否定しているが、ウクライナ側からの情報発信が相次いでいる。
米紙ワシントン・ポストは2024年10月11日、ウクライナ軍関係者の証言として
「数千人規模の北朝鮮の歩兵部隊が露国内で訓練を受けている」
と伝えた。
2024年年末までに前線に配置される可能性があるという。
また、ウクライナメディアは2024年10月上旬、東部ドネツク州の露側占領地域で、北朝鮮軍の将校6人がウクライナのミサイル攻撃で死亡したと報じた。
米CNNは、北朝鮮がロシアに兵器を供給していることから、これらの兵器に関する工学的な支援や情報交換のために兵士が派遣されたとの情報を伝えている。【ソウル日下部元美】

北朝鮮のロシア派兵に「明確な証拠」ゼレンスキー大統領 米は「調査を継続」
2024/10/21 7:08
https://www.sankei.com/article/20241021-HLVLS35425OXTKCTRMZPIFCSR4/
ウクライナのゼレンスキー大統領は20日の声明で、北朝鮮がロシアに兵士を派遣している「明確な証拠」があるとして、北朝鮮がウクライナ侵攻に「参戦」していると改めて主張した。衛星情報やロシアからの映像が証拠だとしており、各国に対抗措置を取るよう訴えた。
ゼレンスキー政権や韓国の情報機関、国家情報院は北朝鮮が派兵を始めたと分析している。ただ米国のオースティン国防長官は19日の記者会見で「現時点で確認できていない。調査を継続する。事実だとすれば深刻だ」と述べるにとどめた。
ゼレンスキー氏は声明で「北朝鮮が現代の戦争の特徴を学び始めれば、脅威が大きく増すだろう」と指摘。「世界が沈黙を続け、われわれが北朝鮮兵士と前線で対峙することになれば、世界の誰の得にもならないし、戦争が長期化するだけだ」と主張した。
ウクライナ文化情報省の戦略コミュニケーション・情報セキュリティーセンターは18日、ロシア極東の軍事関連施設で北朝鮮の兵士らが装備品を受け取る様子だとする映像を公開した。20日には、ロシア軍が軍服や靴などのサイズを質問する朝鮮語の調査票を用意していたと明らかにした。(共同)

ウクライナ、東部の集落奪還と発表 北朝鮮軍は越境攻撃下の露西部クルスク州に投入か
2024/10/19 8:54
https://www.sankei.com/article/20241019-FS6BVMUHLNIQLAVF2Z4KHHBB3E/
ロシアによるウクライナ侵略で、ウクライナ国防省情報総局は2024年10月18日、同国軍が東部ハリコフ州の集落クルグリャコフカを露軍から奪還したと発表した。
ウクライナメディアが伝えた。
クルグリャコフカは露軍が制圧を狙う同州の都市クピャンスク方面に位置している。
東部では戦力に勝る露軍が徐々に前進しているが、ウクライナも反撃を試みているもようだ。
一方、ロシア側での参戦を決めた北朝鮮が軍の人員をロシアに派遣したとされる問題で、ウクライナメディアは2024年10月18日、同国軍情報当局筋の話として、北朝鮮軍がハバロフスクやウラジオストクなど露極東の4都市で実戦投入に向けた訓練を受けていると報じた。
米軍事メディア「ウォーゾーン」によると、ウクライナ国防省情報総局のブダノフ局長は、ロシアに派遣された北朝鮮軍の規模を
「1万1000人」
だと指摘。
ブダノフ氏はまた、北朝鮮軍が2024年11月1日までに訓練を完了し、うち2600人がウクライナ軍の越境攻撃を受ける露西部クルスク州に投入される見通しだと明らかにした。

プーチン氏、G20首脳会議の欠席表明 ICC逮捕状巡る「混乱回避」理由に
2024/10/19 8:44
https://www.sankei.com/article/20241019-4D6CGK3STRK2BNVZD7LVNPUVUQ/
ロシアのプーチン大統領は2024年10月18日、2024年11月にブラジルで開かれる20カ国・地域(G20)首脳会議に欠席すると表明した。
理由に関し、ウクライナ侵略を巡る戦争犯罪容疑で国際刑事裁判所(ICC)が自身に逮捕状を出していることに言及。
「私が行けば、G20の議論はそれ(逮捕問題)ばかりになってしまう」
とし、自身の出席により首脳会議が混乱する事態を防ぐための決定だと主張した。
今月2024年10月22〜24日に露中部カザンで開かれる主要新興国の枠組み「BRICS」の首脳会議に先立つBRICS諸国の報道機関との会見で発言した。
ICC加盟国のブラジルには、プーチン氏が入国した場合、逮捕する義務が生じる。
一方でプーチン氏は
「逮捕を回避することは簡単だ」
「(逮捕しないという)政府間合意を結ぶだけだ」
とも指摘。
逮捕を懸念した欠席ではないと強調した。
プーチン氏はウクライナ情勢にも言及。
将来的な停戦について
「1年間や2年間の停戦であるべきではない」
「その間に北大西洋条約機構(NATO)が兵器を蓄え、(ウクライナに)移転するためだ」
と述べた。
その上で
「長期的で持続可能な平和」
の実現に向けて
「ロシアは戦い続け、勝利する」
と主張した。
プーチン氏はウクライナの
「中立化」
「非軍事化」
といった目標を達成するまで軍事作戦を継続する意思を改めて示した形だ。

「現段階で確認できない」NATO事務総長、ウクライナへの北朝鮮派兵報道で
2024/10/18 22:56
https://www.sankei.com/article/20241018-OZTEJIQNSRIOTGHKQN5MCDZD3M/
北大西洋条約機構(NATO)のルッテ事務総長は2024年10月18日
「北朝鮮人が兵士としてウクライナでの戦争に参加しているという報道について現段階では確認できていない」
と述べた。
ブリュッセルで記者団に語った。
ルッテ氏は、NATOが韓国などと緊密に連絡を取り合っており
「この見解は変わる可能性がある」
と指摘し、動向を注視する考えを示した。(共同)

北朝鮮がウクライナ侵攻「参戦」 軍特殊部隊1500人露極東入り 韓国情報機関
2024/10/18 22:29
https://www.sankei.com/article/20241018-TSZJ7GK24NIBZE7OJV4PBVC3A4/
韓国の情報機関、国家情報院(国情院)は2024年10月18日、北朝鮮がウクライナ侵略を続けるロシアを支援するため、朝鮮人民軍の大規模派兵を決め、既に第1陣約1500人が露極東地域に入ったとの情報を明らかにした。
韓国当局は、北朝鮮が参戦を始めたと判断した。
聯合ニュースが伝えた。
北朝鮮による地上軍の大規模な海外派兵は初めてとされ、ウクライナの戦局にも影響を与える可能性がある。
派兵されたのは、軍特殊作戦部隊である
「第11軍団」
所属の将兵で、近く第2陣の兵員輸送も行われる見通し。
第11軍団は
「暴風軍団」
との異名を持つ最精鋭部隊。
最終的に4個旅団計約1万2000人規模の兵力がウクライナの戦場に投入されると予想されている。
北朝鮮が日米韓への敵対姿勢を強める中、軍の特殊部隊が戦場で実戦経験を積むことになれば、日韓の安全保障情勢にも影響を及ぼしかねない。
国情院によると、第1陣は今月2024年10月8日〜13日に北朝鮮北東部の清津(チョンジン)や東部、咸興(ハムフン)付近の地域から露太平洋艦隊の揚陸艦4隻と護衛艦3隻に乗船し、露極東ウラジオストクに移った。
ウラジオストクの他、ウスリスクやハバロフスクなど極東地域の複数の拠点に駐留。
訓練を終え次第、戦地に送られる模様だ。
北朝鮮の兵士らはロシア人兵士を装うため、ロシアの軍服やロシア製武器、シベリア地域の住民を装う偽身分証も受け取ったとされる。

来年日本で地雷国際会議 ウクライナの除去支援
2024/10/18 19:53
https://www.sankei.com/article/20241018-OZWVQFXBP5ONXEFBSXUIO4AOLY/
スイス西部ローザンヌで2024年10月17日、ウクライナの地雷除去に関する国際会議が開かれ、日本から参加した柘植芳文外務副大臣は来年に日本で同会議を開催すると発表した。
会議には60以上の国・国際機関が参加した。
ウクライナのシュミハリ首相は、国土のおよそ4分の1に地雷や不発弾が埋まっている可能性がある状況に触れ
「地雷除去の分野で支援を強めてほしい」
と訴えた。
柘植氏はスイスやウクライナとの共同記者会見で
「人道支援の効果を最大化させる」
と話し、地雷探知機の供与や専門家育成での協力を強化する考えを示した。(共同)

北朝鮮が特殊部隊など1万2千人派兵決定、移動開始 韓国情報機関
2024/10/18 19:26
https://www.sankei.com/article/20241018-I4KDNLXG6NJSFBPACPPKTFGGDU/
韓国の情報機関、国家情報院は2024年10月18日、北朝鮮が最近、ロシアを支援するため、朝鮮人民軍の特殊部隊など4個旅団計約1万2000人規模の兵力をウクライナの戦場へ派兵することを決定したとの情報を明らかにした。
複数の韓国メディアが伝えた。
既に兵力の移動を開始しているとしている。
北朝鮮とロシアは2024年6月に実質的な軍事同盟となる
「包括的戦略パートナーシップ条約」
を締結し、軍事的協力を急速に深めている。

フランス新型自爆ドローン開発 ウクライナへ「数週間内」に供与
2024/10/18 16:54
https://www.sankei.com/article/20241018-FZR2MHE7JZJSTATRUWAXLCFRXE/
フランス政府が、新開発の自爆ドローン(無人機)をウクライナに近く供与すると発表した。
ルコルニュ国防相が2024年10月16日にX(旧ツイッター)で、
「弾薬を乗せて遠隔操縦できる『カミカゼ・ドローン』第1号の試験に成功した」
と書き込み、
「今後、数週間以内」
に仏軍とウクライナに納入されると明かした。
仏紙フィガロによると、この自爆ドローンは45分間自律飛行でき、5キロ先の標的を攻撃できる。
1機当たりの価格は2万ユーロ(約325万円)以下という。
仏国防省は今年2024年3月、自爆ドローン2000機を発注し、このうち100機をウクライナに供与すると表明していた。

ノルウェー、近くF16戦闘機6機をウクライナに供与 欧米、「戦勝計画」に慎重姿勢
2024/10/18 11:26
https://www.sankei.com/article/20241018-PC7XFHL6KRPOVMJEANBJPE4NFA/
ロシアの侵略を受けるウクライナのウメロフ国防相は2024年10月17日、ベルギー・ブリュッセルで開かれた北大西洋条約機構(NATO)国防相会合でノルウェーのグラム国防相と会談した。
会談後、ウメロフ氏はSNSを通じ、ノルウェーから
「近い将来」
に6機の米国製戦闘機F16がウクライナに供与されると発表した。
ウクライナへのF16供与はこれで、ベルギー、オランダ、デンマーク、ノルウェーの4カ国が表明。
既に少なくとも6機が供与されたとされるが、ウクライナは2024年8月、1機が任務中に墜落したと公表した。
ノルウェーからのF16供与が実現すれば、ウクライナの防空力の向上が見込まれる。
ウクライナメディアによると、F16は2028年までに約80機が同国に供与される予定。
供与は段階的に行われ、2024年今年中に24機、25年末までに40〜50機程度となる見通しだとしている。
一方、ウクライナのゼレンスキー大統領は同日、ブリュッセルで欧州連合(EU)首脳会議とNATO国防相会合に出席し、ロシアに対する
「戦勝計画」
を説明した。
計画は、NATOがウクライナの加盟に向けた手続きを即座に開始することや、欧米製の長距離ミサイルによる露国内攻撃の解禁などを含んでいる。
ただ、ロイター通信によると、EUとNATOはウクライナ支援の継続を約束する一方、即座のNATO加盟手続きの開始には慎重姿勢を維持した。
ゼレンスキー氏は
「仮に計画への支持が得られなくとも、ウクライナはロシアの侵略と戦い続ける」
と表明した。
戦勝計画について、ペスコフ露大統領報道官は同日、
「狙いはNATOを紛争に公式に引き込むことであり、ロシアとNATOの直接衝突を招く」
と警告した。

「ウクライナは負ける」とトランプ氏 ゼレンスキー氏は「最も偉大なセールスマン」
2024/10/18 11:24
https://www.sankei.com/article/20241018-TLAV2B7UW5JTDITXSV3CT33IB4/
米大統領選の共和党候補、トランプ前大統領は17日放送のポッドキャスト番組のインタビューで、ロシアが侵略するウクライナのゼレンスキー大統領について
「戦争を始めるべきではなかった」
「負け戦だ」
と批判した。
ロシアが侵略を始めたことを否定する発言とも受け取れ、民主党候補のハリス副大統領陣営が反発を強めるとみられる。
トランプ氏はロシアのプーチン大統領を指導者として高く評価しており、2021年の離任後にも対話したと報じられている。
侵略を正当化するプーチン氏寄りの姿勢が顕著で、ウクライナを支援する欧州の米同盟国に動揺が広がりそうだ。
ウクライナへの軍事支援に消極的なトランプ氏はゼレンスキー氏について
「最も偉大なセールスマンだ」
「米国に来る度、我々が1000億ドル(約15兆円)を与えている」
と誇張して皮肉る一方
「ウクライナ人を気の毒に思う」
「彼を助けたくないと言っているわけではない」
とも述べた。(共同)

中露を念頭、現状変更に反対 中谷防衛相、NATO会合で連携強化を呼びかけ
2024/10/18 10:04
https://www.sankei.com/article/20241018-FUE3PW4CSZPQ3OS5AGCXDFJ7IQ/
中谷元・防衛相は17日(日本時間同)、北大西洋条約機構(NATO)とインド太平洋地域のパートナー国との国防相会合に初めて出席した。
中国やロシアを念頭に、力による現状変更の試みに反対し、対抗するための連携強化を呼び掛けた。
「厳しい国際情勢だからこそ、基本的価値と戦略的利益を共有する日本とNATOの協力が重要だ」
と述べた。
ロシアのウクライナ侵略を
「国連憲章の原則が踏みにじられた暴挙だ」
と非難。
日本は引き続きウクライナ支援を続けるとして、自衛隊車両を追加提供する考えを示した。
ウクライナのウメロフ国防相との会談でもこうした方針を伝えた。
会合では
「インド太平洋地域でも力や威圧による一方的な現状変更の試みが強化されている」
と述べ、中国軍が2024年10月14日に台湾を包囲する形で実施した軍事演習に言及した。(共同)

NATO国防相会合、ウクライナの加盟で温度差 ゼレンスキー氏の戦勝計画、多難な前途
2024/10/18 9:59
https://www.sankei.com/article/20241018-RVHP6SP63VJIPLKL7CSR6QGYKU/
ブリュッセルで2024年10月18日まで開かれている北大西洋条約機構(NATO)国防相会合は、ロシアに侵略されたウクライナへの
「揺るぎない支援」
が改めて打ち出されたのとは裏腹に、ウクライナのゼレンスキー大統領が2024年10月16日公表の対露戦争計画で求めた
「NATOへの即時無条件加盟への招待」
を巡る加盟国間の温度差が目立ち、前途の多難さを印象付けた。
2024年10月1日に事務総長に就任し、今回初めてNATO会合を主催するルッテ氏は2024年10月17日、
「ウクライナをこれまで以上にNATOに近づける」
と述べるとともに、加盟が実現するまでは、ウクライナの勝利を確実にするため
「あらゆる手立てを講じ続ける」
と強調した。
会合では、初参加のオーストラリアが退役を控えた豪陸軍のM1エーブラムス戦車49両をウクライナに供与すると表明した。
また、加盟国が年間400億ユーロ(6兆5100億円)規模の対ウクライナ軍事支援を続けていくとの目標について、達成されるとの見通しが示された。
一方、ウクライナのNATO加盟を巡っては、エストニアのペブクル国防相やラトビアのスプルーズ国防相が、ゼレンスキー氏の戦勝計画を支持する立場からウクライナのNATO加盟実現を早急に具体化させるべきだと表明した。
ゼレンスキー氏は2024年10月17日、NATO会合に先立ちブリュッセルの欧州連合(EU)首脳会議で演説し、ウクライナのNATO加盟も含めて戦勝計画を今から実行に移せば
「戦争は遅くとも2025年までに終結する」
と主張した。
NATOは2024年7月に米ワシントンで開いた首脳会議で
「ウクライナのNATO加盟は不可逆的だ」
とし、将来のNATO加盟を確約している。
ただし、加盟に向けた実質的な動きは出ていない。
加盟国の間では、NATOの中心国である米国で2024年11月に実施される大統領選の行方を見極めたいとの思惑が強い。
加えて米国とドイツは、現時点でウクライナを加盟させればロシアが反発し、核兵器使用の恐れも含めて戦火が拡大しかねないとの懸念から
「ウクライナの加盟は戦争終結後であるべきだ」
と他の加盟国を説得しているという。
ウクライナが加盟するにしても、他国からの攻撃をNATO全体への攻撃と見なすNATO条約第5条の適用範囲を明確化させるため、ウクライナとロシアとの国境または境界線が明確に確定されていることが加盟の前提となるなど、加盟実現へのハードルは尚高いのが実情だ。

米、攻撃用無人機生産で中国企業に制裁 ウクライナ侵略でロシアが使用
2024/10/18 8:52
https://www.sankei.com/article/20241018-KEX2TZTNYNO5JM5PLNDBZN6L3U/
米財務省は2024年10月17日、ロシアがウクライナ侵略で使用する長距離の攻撃用無人機の生産に関与したとして、中国などに拠点を置く3企業と1個人に制裁を科した。
米国内の資産が凍結される。
ロシアに武器を直接供給する中国企業が制裁対象となるのは初めてとしている。
ミラー国務省報道官は声明で、ロシア企業の協力の下、中国で生産された無人機がウクライナで重要インフラの破壊や多数の負傷者を生み出していると指摘。
「ロシアに対する軍事的支援には引き続き代償を負わせる」
と警告した。
財務省によると、今回制裁対象となった企業は無人機のエンジン生産に加え、今年2024年初めから無人機の部品となる電子機器の輸出にも関わっていた。
米政権高官らは、中国最高指導部がロシアへの軍事産業支援を進めていると非難している。(共同)

北朝鮮部隊1万人派遣準備 ゼレンスキー氏、露との連携に懸念 NATO国防相会合閉幕へ
2024/10/18 7:56
https://www.sankei.com/article/20241018-AKLNYDTKORI65D3SZWD7XFDSI4/
ブリュッセルで開かれた北大西洋条約機構(NATO)国防相会合は2024年10月18日、ロシアに侵略されたウクライナに対する軍事支援の強化と、ウクライナの将来的なNATO加盟を確認して閉幕する。
2024年10月17日のウクライナ関連会合に出席した同国のゼレンスキー大統領は記者会見で、ウクライナ領内に北朝鮮軍の要員が送り込まれていると指摘し、ウクライナ戦争でのロシアと北朝鮮の連携に強い懸念を示した。
ゼレンスキー氏はウクライナの情報機関が入手した情報として
「北朝鮮がウクライナ領内の露支配地域に戦術要員と将校を送り込んだ」
と述べた。
また、北朝鮮が総勢1万人規模の部隊をロシアとウクライナの露占領地域に派遣する準備を進めているとした。
記者会見に同席したNATOのルッテ事務総長は
「北朝鮮の兵士が(ウクライナでの)戦闘に関与している証拠はない」
と述べる一方で、北朝鮮がロシアにミサイルなどの兵器や機器の供与といった多様な支援を展開しており
「非常に懸念している」
と語った。
ルッテ氏はまた
「中国はロシアの対ウクライナ戦争の決定的な支援者と化した」
と批判。
2024年10月17日の会合に中谷元・防衛相ら日本と韓国、オーストラリア、ニュージーランドの4カ国の国防相が出席したのを踏まえ、NATO加盟国とインド太平洋地域のパートナー諸国が対中国を含めた幅広い分野で連携を深めていくべきだと強調した。
ルッテ氏は4カ国を交えた会合は
「意義深かった」
とし、防衛産業の生産能力強化、偽情報工作を駆使したハイブリッド戦争への対応、サイバー攻撃対策で協力強化を図るとした。
ゼレンスキー氏は日本からの支援に関し
「日本は本当に力強い相棒だ」
「日本がいなければ生き残れなかった」
と謝意を表明した。

<主張>ウクライナへ派兵 北の脅威をもっと論じよ
社説
2024/10/18 5:00
https://www.sankei.com/article/20241018-7IRDVZ74WBLD7KQSOTUO4KCUJA/
ウクライナのゼレンスキー大統領が2024年10月16日、最高会議(国会)の演説で
「ロシアによる侵略に北朝鮮が参戦している」
と明言した。
2024年10月13日の声明でも
「(北朝鮮からロシアへ)もはや武器だけでなく人が派遣されている」
と指摘していた。
複数のウクライナメディアは、ロシア軍が北朝鮮人で作る3000人規模の部隊を編成し、国境地帯に配備したと報じた。
北朝鮮兵1万人がロシアに派遣されたとの報道もある。
北朝鮮は弾道ミサイルや数百万発の砲弾をロシアに輸出し、ウクライナの戦場で使用されている。
ロシアは否定するが、実際に北朝鮮が派兵までしたのであれば、侵略への加担どころか侵略者になったことになる。
事実なら明白な国連憲章違反であり許されない。
北朝鮮は直ちに将兵を自国に戻し、武器弾薬の輸出も停止すべきだ。
北朝鮮軍の派遣について、カービー米大統領補佐官は
「露軍は毎日1000人超が死傷するなど大きな困難に直面している」
「その中で出てきた」
との見方を示し、露朝の軍事協力に懸念を表明した。
懸念されるのはウクライナへの侵略激化だけではない。
2024年6月に露朝が結んだ
「包括的戦略パートナーシップ条約」
には
「一方が戦争状態になれば、遅滞なく軍事的、またはその他の援助を提供する」
とある。
朝鮮半島有事になれば、ロシア軍の参戦の可能性があるということだ。
北朝鮮は韓国との対決姿勢を強めているが、南北の衝突がロシアを含む日本有事へ拡大することもあり得る。
日本にとって他人事ではない。
青木一彦官房副長官は記者会見でウクライナを巡る露朝軍事協力進展について、ウクライナだけでなく日本周辺の安全保障環境に与える影響の観点から
「深刻に憂慮すべきものだ」
と語った。
だが、石破茂首相や与野党からは危機感の表明や露朝両国への批判はほとんどない。
一体どうしたことか。
どの党も候補者も、日本を守る、国民を守る―と連呼する衆院選の最中であるにもかかわらず、この鈍さは理解に苦しむ。
石破首相は外務、防衛両省に北の派兵の詳細をウクライナ政府に確認するよう指示すべきだ。
その上で関係各国に露朝両国への制裁を呼び掛け、日本自身も急ぎ発動すべきである。

ウクライナ軍前総司令官、早期終戦に否定的 欧米が武器供給せず「勝利の機会失った」
2024/10/17 21:49
https://www.sankei.com/article/20241017-NWWI25AG4NPKZMFMBAT4R2NSEQ/
ウクライナ軍前総司令官のザルジニー駐英大使が2024年10月17日、ロンドンで講演し
「ロシアとの長期戦から抜け出すのは、ほぼ不可能に思える」
と述べ、早期の戦闘終結に否定的な見解を示した。
欧米が2023年、ウクライナに必要な武器を供給しなかったため、勝利の機会を失ったとも指摘した。
ウクライナのゼレンスキー大統領は2024年10月17日の欧州連合(EU)首脳会議で、対ロシア戦の
「勝利計画」
について演説し、計画に今すぐ着手すれば、2025年中に戦闘終結が可能だと主張した。
ザルジニー氏は軍総司令官だった2023年11月に英誌エコノミストが報じたインタビューで、戦闘が
「膠着状態」
にあると発言。
ゼレンスキー氏が
「膠着ではない」
と否定し、両者間の亀裂が指摘された。
ゼレンスキー氏は2024年2月、ザルジニー氏を解任した。(共同)

米、ウクライナのF16要員養成で若手重視に転換 欧米式訓練に柔軟対応も訓練長期化か
2024/10/17 17:02
https://www.sankei.com/article/20241017-NOBKFZHIQJKIXEQNVC6NXHXDKM/
米紙ウォールストリート・ジャーナルは17日、ウクライナ空軍に供与された米国製F16戦闘機の操縦士養成に関し、米国が若手に重点を置く方針に転換したと伝えた。
訓練のためにウクライナを離れることが可能で必要な英語能力がある経験豊富な操縦士の不足が理由。
若手の場合、訓練に時間がかかり、F16による防空態勢の強化が遅れる可能性もある。
ウクライナでは2024年8月下旬にF16が墜落し、ベテラン操縦士が死亡した。
この操縦士は通常数年かかる訓練を6カ月で終えて前線に投入されたばかりだったことから、米国などは訓練の在り方を協議していた。
同紙によると、若手の方が欧米式の訓練に柔軟に対応できるとの意見もあるが、F16の訓練課程に進む前に英国とフランスの施設で1年間の基礎的な飛行訓練を終える必要がある。
方針転換前から、ウクライナ空軍が20機のF16と操縦士40人で構成する飛行隊を配備するには、早くとも来年2025年春までかかる見通しだったという。(共同)

米ウクライナ首脳、対露戦勝計画を協議 米は長射程攻撃で慎重維持、「北派兵」懸念共有か
2024/10/17 8:19
https://www.sankei.com/article/20241017-JYTHWXWJ5NIEVM42XJ6VJ2FSXU/
バイデン米大統領は2024年10月16日、ロシアの侵略が続くウクライナのゼレンスキー大統領と電話会談し、4億2500万ドル(約636億円)の追加軍事支援を表明した。
ゼレンスキー氏は同日、最高会議(議会)演説で公表した対露戦勝計画を巡る最新状況を説明。
同氏が計画の柱とする米国製長射程兵器による露領内攻撃容認について、米側は慎重姿勢を維持したとみられる。
ウクライナ情勢を巡っては、ロシアに弾道ミサイルなどを供給する北朝鮮が部隊をロシアに派遣したと複数の欧米メディアが報道
ゼレンスキー氏は議会演説で北朝鮮が侵略に
「参戦している」
と表明しており、バイデン氏にも懸念を伝えた可能性がある。
米国家安全保障会議(NSC)のサベット報道官は
「ロシアの代わりに戦う北朝鮮兵士に関する報道に憂慮している」
「事実なら、両国の軍事関係の著しい増強を示すことになる」
と述べた。
また、ホワイトハウスは、バイデン氏が2024年10月17〜18日の日程でドイツを訪問、ショルツ首相らとウクライナや中東情勢などを協議すると発表。
2024年11月にはバイデン氏がウクライナ支援国によるオンラインの首脳級会合を主宰するとも明らかにした。
同月2024年11月の米大統領選に向け、現政権のウクライナ支援姿勢を継承する民主党候補ハリス副大統領と、対露交渉による早期停戦を唱える共和党候補トランプ前大統領との接戦が続いている。
一方でイランや北朝鮮、中国がロシアと軍事的連携を強めており、バイデン氏は支援国の首脳らとの協議を通じ、選挙結果にかかわらず、対露戦勝利に必要な支援をウクライナが確保できるよう、危機意識の共有を図るものとみられる。

NATO国防相会議が開幕へ 日韓など4カ国が初参加 ウクライナの「戦勝計画」など協議
2024/10/17 8:18
https://www.sankei.com/article/20241017-4WFOTPTSMRPXHBJIG7FUA4FQRM/
北大西洋条約機構(NATO)の国防相会合が2024年10月17日、ブリュッセルのNATO本部で2日間の日程で始まる。
2024年10月19日からイタリア南部のナポリで開かれる初の先進7カ国(G7)国防相会合と合わせ、ロシアに侵略されたウクライナへの軍事支援の推進を確認する。
2024年10月17日の会合にはウクライナのゼレンスキー大統領も出席する。
NATO会合には中谷元防衛相を含め日本と韓国、オーストラリア、ニュージーランドの4カ国の国防相が初参加する。
NATOのルッテ事務総長は2024年10月16日の記者会見で、日本など4カ国の国防相との協議では防衛産業分野での協力に関して話し合うとしており、増産が急務となっているウクライナ向けの弾薬の供給拡大に向けた連携や、先端技術協力などが議題に上るとみられる。
ルッテ氏は4カ国との協力について
「次の段階として何をするかを描き出すことが重要だ」
と指摘。
日本との関係では
「日本はウクライナとの強い連帯を打ち出している」
「中国の軍備増強についても共通の懸念を抱いている」
と述べた。
ウクライナを巡る討議では、ゼレンスキー氏が2024年10月16日に初公表したロシアに対する
「戦勝計画」
への対応などが主要議題となる。
ルッテ氏は戦勝計画に関し
「ウクライナのNATOへの即時無条件の招待」
などが盛り込まれていることを念頭に
「計画を全面的に支持するとは言えない」
と語り、慎重姿勢を示した。

ウクライナの対ロシア「勝利計画」に慎重姿勢 NATO事務総長 国防相理事会で議題に
2024/10/17 7:37
https://www.sankei.com/article/20241017-FWBDEPL4BZIMJEDZUK32CECGOE/
北大西洋条約機構(NATO)のルッテ事務総長は2024年10月16日、ウクライナのゼレンスキー大統領が公表した対ロシア戦争の
「勝利計画」
について
「私は計画全体を支持しているとは言えない」
と述べ、慎重な姿勢を示した。
ブリュッセルで記者会見した。
勝利計画は、ウクライナのNATO加盟交渉に同国を招待することも要求している。
ルッテ氏は
「深く掘り下げ、その背景を理解しなければならない項目が数多くある」
と指摘。
2024年10月17〜18日に開くNATO国防相理事会で
「間違いなく議題に上る」
と述べた。
加盟国が表明したウクライナ軍事支援が今年前半だけで209億ユーロ(約3兆4千億円)に上るとして、来年も400億ユーロ規模の支援を継続するという目標を達成できるとの見通しを示した。(共同)

防衛産業協力を協議へ NATO、日韓豪NZの国防相と 実務的な関係深める狙い
2024/10/17 7:14
https://www.sankei.com/article/20241017-6NXEMG2KVNIK5I75KRYMQRSMJ4/
北大西洋条約機構(NATO)のルッテ事務総長は2024年10月16日、ブリュッセルで2024年10月17〜18日に開催する国防相理事会に招待した日本と韓国、オーストラリア、ニュージーランドの4カ国の国防相と
「工業生産や技術革新の協力の在り方について協議する」
と明らかにした。
防衛産業分野の協力を進める。
理事会を前に記者会見した。
NATOは2022年から3年連続で4カ国の首脳を招待しているが、国防相理事会に4カ国の国防相を招くのは初めて。
ロシアのウクライナ侵攻を支援する中国に対する懸念を共有するだけでなく、実務的な協力関係を深める狙いがある。
欧州のNATO加盟国はウクライナに対する弾薬などの軍事支援に注力しているが、防衛企業による生産が追い付かず、供給能力不足の克服が課題となっている。(共同)

米、ロシア領長射程攻撃で慎重姿勢を維持 ウクライナ支援の継続を約束
2024/10/17 7:02
https://www.sankei.com/article/20241017-MQKMTR4H5VNN3LEQGWJOG5C544/
ジャンピエール米大統領報道官は2024年10月16日の記者会見で、ウクライナに米国製長射程兵器によるロシア領攻撃を認めるかどうかについて慎重な姿勢を維持した。
バイデン大統領はゼレンスキー大統領と電話会談し、4億2500万ドル(約636億円)の追加軍事支援を表明。
来年2025年1月の任期切れまで支援を続けると約束した。
米政府はバイデン氏が2024年10月17〜18日にドイツを訪れ、ショルツ首相とウクライナや中東の情勢を協議すると正式に発表した。
2024年10月11月にウクライナ防衛支援に関する首脳級会合をオンラインで主催するとも明らかにした。
ゼレンスキー氏は電話会談に先立ち、対ロシア戦争の
「勝利計画」
を初めて公表し、長射程兵器によるロシア領内への攻撃容認も強く求めた。
ジャンピエール氏は
「米国の方針は変わっていないし、今後も変わらない」
と述べた。
米国は使用容認が戦況を好転させるとの見方に否定的で、ロシアを過度に刺激しかねないと懸念している。(共同)

ゼレンスキー氏、対ロシア戦勝計画を初公表 実現なら「来年中にも終戦」と見通し
2024/10/16 23:28
小野田 雄一の写真
https://www.sankei.com/article/20241016-BQW7TIMJYBL67IRQERZPGMOSGE/
ロシアの侵略を受けるウクライナのゼレンスキー大統領は2024年10月16日、同国最高会議(議会)で演説し、ロシアに対する
「戦勝計画」
を公表した。
これまで計画の一部に言及していたが、全体像を明らかにしたのは初めて。
ゼレンスキー氏は、計画を実現して
「ウクライナが今、強くならなければ、ロシアは更に強大化し、外交(による停戦)を永久に放棄するだろう」
と指摘。
一方、計画が実現されれば2025年来年中にも戦争は終結するとの見通しを示した。
ゼレンスキー氏によると、戦勝計画ではウクライナの北大西洋条約機構(NATO)への即時かつ無条件の招待を求めた。
その他、
▽露西部クルスク州の占領地域の維持
▽再侵略を予防するための欧米諸国と協力した戦略的措置
▽経済力強化
▽欧米が供与した長距離ミサイルによるロシア国内への攻撃の解禁
などが盛り込まれている。
NATOへの招待とは、将来的な加盟の確約を事実上求めたものとみられる。
NATO諸国などとの連携を強化することでロシアに侵略継続を断念させ、停戦交渉の場にロシアを引き出したいウクライナの思惑を示した。
戦勝計画の策定は2024年8月下旬にゼレンスキー氏が発表。
これまでに米国や英国、フランス、ドイツ、イタリアに提示し、関与を求めてきた。
ゼレンスキー氏は今月2024年10月17〜18日にベルギー・ブリュッセルで開かれる欧州連合(EU)首脳会議でも計画を説明する。
ただ、ロシアは、停戦にはウクライナがNATO加盟を断念して
「中立化」
することや、ロシアが一方的に併合を宣言したウクライナ東・南部4州の領有権を放棄することが不可欠だと主張。
戦勝計画が実現する前にウクライナを降伏に追い込む思惑だとみられる。
NATO諸国の間でもウクライナのNATO加盟には慎重論が根強く、戦勝計画の実現可能性は不透明だ。

独ショルツ首相、ロシアのプーチン大統領と協議も 戦争終結へ「あらゆること模索」
2024/10/16 23:20
https://www.sankei.com/article/20241016-7TV3NHHSMFL7XE7AZ4YB4NJNIA/
ドイツのショルツ首相は16日、連邦議会での演説で、ロシアとウクライナの戦争終結に向け、ロシアのプーチン大統領との話し合いに前向きな姿勢を示した。
一方で
「ウクライナの頭越しや同盟国の合意なしに決定が下されることは決してない」
とも強調した。
ショルツ氏は、ウクライナへの支持は明確だとした上で
「戦争がいつまでも続かないようにするために、あらゆることを模索しなければならない時が来た」
と述べた。
ウクライナのゼレンスキー大統領は2024年10月11日、ベルリンでショルツ氏に対ロシア戦争の
「勝利計画」
を説明。
欧米の支援を得て軍事的優位を固めてロシアを交渉の席に着かせ、ウクライナ主導で和平を受け入れさせることが狙いだとされる。(共同)

G7初の国防相会合、伊ナポリで19日開催 ウクライナなど紛争多く安全保障面で連携強化
2024/10/16 18:36
https://www.sankei.com/article/20241016-INA6WJQGFRNJHJMJYIWMUMXWOM/
日米欧の先進7カ国(G7)は19日、初の国防相会合をイタリア南部ナポリで開催する。
議長国イタリアによると、ロシアによるウクライナ侵略などの紛争が相次ぐ中、安全保障面での連携強化が目的。
ウクライナの防衛支援や緊張が高まる中東情勢が主要議題となる。
イタリア政府関係者は
「会合を通じて、防衛分野でのG7の結束を示す」
と強調。
ウクライナ支援で防衛産業の生産能力が不足した経験を踏まえ、産業基盤の強化もテーマになる。
ウクライナは砲弾など物量で優位に立つロシア軍に対して劣勢を強いられている。
ゼレンスキー大統領が2024年10月今月、英独仏伊の4カ国を訪問した際、各国はウクライナの防空や防衛産業などへの支援を表明。
今回の会合でも支援継続のメッセージを発信するとみられる。
中東情勢を巡っては、イスラエル軍がレバノン南部に地上侵攻し、駐留する国連レバノン暫定軍(UNIFIL)の施設が攻撃を受けた。
G7として対応を議論する。(共同)

ロシア、北朝鮮人部隊を編成か 3000〜1万人規模 ウクライナ複数メディア報道
2024/10/16 8:26
https://www.sankei.com/article/20241016-GRWSIK5GKJKE3AFD2BYQYFH72I/
ロシアの侵略を受けるウクライナの複数メディアは15日、露軍が北朝鮮人で構成する部隊を編成し、ウクライナとの国境地帯に配備していると報じた。
ウクライナ軍の情報当局筋の話だとしている。
事実であれば、露軍の損耗拡大を背景とした動きの可能性がある。
部隊に配属された北朝鮮人18人が逃亡し、露軍が捜索しているとの情報があるとも報じている。
現地紙ウクラインスカヤ・プラウダによると、北朝鮮人で構成された部隊の名称は
「特別ブリヤート大隊」。
推定3000人規模だとした。
部隊名はロシアのアジア系少数民族、ブリヤート人に由来するとみられる。
ウクライナの英字紙キーウ・インディペンデントは15日、北朝鮮からロシアに
「兵士1万人」
が派遣されたと欧米側外交筋が話したと伝えた。
ウクライナのゼレンスキー大統領は最近、北朝鮮がロシアに兵器を供給するだけでなく、実際の戦闘に人員を関与させていると指摘。
複数の欧米メディアも、北朝鮮がロシアに供給した短距離弾道ミサイルの運用に携わる人員を露軍に派遣している他、
「数千人」
の北朝鮮人が露国内で訓練を受けており、年内にも前線に配備される可能性があると伝えていた。
露朝は今年6月、事実上の軍事同盟となる
「包括的戦略パートナーシップ条約」
に署名するなど、安全保障協力を拡大している。

ウクライナ関係「強力に」 ジェトロ、首都キーウで事務所開所式
2024/10/11 10:57
https://www.sankei.com/article/20241011-DCN75SPATZNWDA4OEZSRY2RW3Y/
日本貿易振興機構(ジェトロ)は10日、ロシアの侵攻が続くウクライナの首都キーウに事務所を設け、中心部のホテルで開所式を実施した。
日本とウクライナの企業関係者ら約280人が出席。
柴田哲男所長は
「両国のより強力な結び付きの始まりとなる」
と挨拶した。
ウクライナ進出を検討中の日系企業10社も参加。
新しい有機肥料の開発に取り組むスタートアップ企業WAKU(岡山県高梁市)の代表取締役CEO姫野亮佑さんは、ウクライナの農業生産法人と実証実験を進めたい考え。
戦闘が続く中でも
「他の企業が入ってくる前に、できるだけ早く進出したい」
と意気込みを語った。
ウクライナの電力会社の男性社員は
「経済は全ての土台」
「発展するほど勝利に近づける」
と日本の支援に謝意を示した。(共同)

露軍、ウクライナ港湾インフラに3カ月で60回攻撃 副首相「食料危機を引き起こす」と非難
2024/10/11 10:50
https://www.sankei.com/article/20241011-VHYYJBTN6ZKYRC7IKTYSPVSSGM/
ウクライナのクレバ副首相は10日、ロシア軍が直近の3カ月で、ウクライナの港湾インフラを約60回攻撃したと明らかにした。
農業大国ウクライナは黒海を通じた穀物輸出を継続しており、クレバ氏は
「ウクライナの輸出能力を破壊するのが狙いだ」
「食料危機を引き起こす挑発だ」
と非難した。
一連の攻撃で約300の港湾施設、車両177台、船舶22隻が破壊されたという。
港湾作業員や船員ら79人が負傷した。
クレバ氏によると、ウクライナは現在40カ国以上に穀物を輸出している。
輸出先には中国、インドネシア、ベトナムといったアジア諸国のほか、エジプト、リビア、チュニジア、アルジェリア、トルコ、オランダ、スペインが含まれる。(共同)

ロシアでアフリカ女性ら200人が無人機製造か 虚偽広告で渡航 監視下で従事
2024/10/11 10:30
https://www.sankei.com/article/20241011-HOOZHSP2HJKR5ACPO74MYM3SNI/
AP通信は10日、無料航空券や接客業などの仕事を約束するソーシャルメディアの広告を見てロシアに渡航したアフリカ出身の女性ら約200人が、ウクライナ侵攻で多用される無人機の製造に従事させられていると、当事者の話を引用して報じた。
APによると、女性はウガンダやルワンダ、ケニアなどアフリカ諸国やスリランカの出身で年齢は18〜22歳。
ロシア中部タタルスタン共和国アラブガの経済特区にある工場で、イラン製の無人機
「シャヘド」
の組み立てに1日12時間従事させられているとした。
ロシア人や中央アジア諸国の学生も働いているという。
女性らは職場や寮で常に監視下に置かれ、約束された賃金も支払われていないと訴えている。
国際人権団体
「ヒューマン・ライツ・ウオッチ」
によると、ロシアは侵攻継続のため、仕事の内容を十分に説明せず、アフリカやインドから労働者を募集している。(共同)

ゼレンスキー氏が英仏首脳と会談 トランプ氏当選を視野に「勝利計画」への支持取り付けへ
2024/10/11 8:58
https://www.sankei.com/article/20241011-DMYT6OAAQ5JKDDYURBLTJ5ES4Q/
ロシアに侵略されたウクライナのゼレンスキー大統領は10日、欧州歴訪を開始し、英国とフランスでスターマー英首相、マクロン仏大統領とそれぞれ会談した。
ゼレンスキー氏は歴訪を通じ、各国から軍事支援強化の確約と、戦争終結に向けてウクライナが策定した
「勝利計画」
への支持を取り付けたい考えだ。
英メディアなどによると、ゼレンスキー氏はスターマー氏との会談で、戦勝計画の説明に加え、英国がウクライナに供与した巡航ミサイル
「ストームシャドー」
などの長距離攻撃兵器について露領内に対する使用制限を撤廃するよう改めて要請した。
1日に就任した北大西洋条約機構(NATO)のルッテ事務総長も会談に同席した。
ルッテ氏が就任後、NATO加盟国を訪れるのは初めて。
ルッテ氏は会談後、記者団に
「ウクライナを支援することは、NATO加盟各国にとって死活的に重要だ」
と訴えた。
戦況については、ロシア軍がウクライナ東部で徐々に前進しており、情勢は
「厳しい」
との認識を示した。
ウクライナによるロシアへの越境攻撃は
「合法的行動だ」
と明言しつつ、長距離兵器の使用制限の緩和の判断は
「供与国次第だ」
と述べるにとどめた。
ゼレンスキー氏は英仏に続いてイタリアとドイツも訪問。
11日のショルツ独首相との会談ではドイツが主導する弾薬の増産などが議題となる見通しだ。
ゼレンスキー氏としては投開票まで1カ月を切った米大統領選でウクライナ支援に懐疑的な共和党のトランプ前大統領が当選した場合を想定し、米欧の主要国との間でウクライナ支援の継続と、ロシアに侵略の利得を与えない形での戦争の終結に向けた合意を固めておきたい思惑がある。
トランプ氏は先月27日にニューヨークでゼレンスキー氏と会談した際、
「戦争は終わらせるべきだ」
「私なら直ちに終結させられる」
と戦いの幕引きに前のめりな姿勢を鮮明にしていた。
これに危機感を強めたゼレンスキー氏が今回の歴訪で改めて支持固めに走ったとみられる。
ただ、バイデン米大統領も含め12日にドイツで予定された米英独仏首脳とゼレンスキー氏との会談は、バイデン氏が米南部を襲ったハリケーンの対応のため出席できないとして見送られ、ゼレンスキー氏としては目算が外れた恰好だ。

「領土放棄してNATO加盟」形式の停戦案報道、ゼレンスキー氏が否定
2024/10/11 8:34
https://www.sankei.com/article/20241011-NMFXYW6N3ZMV3KM6YGTNFODFHM/
ロシアの侵略を受けるウクライナのゼレンスキー大統領は10日、被占領地域の実効支配をロシアに認めるのと引き換えにウクライナが北大西洋条約機構(NATO)に加盟して安全を確保するという形での停戦案が検討されているという一部メディアの報道について、
「停戦に関する如何なる議論も行われていない」
と否定した。
パリで同日行われたフランスのマクロン大統領との会談後の記者会見での発言としてウクライナメディアが伝えた。
欧州歴訪中のゼレンスキー氏は
「私が停戦を協議するために支援国を訪問していると一部メディアが報じているが、事実ではない」
とも述べた。
ゼレンスキー氏はマクロン氏との会談で、ロシアに対する
「戦勝計画」
を説明し、支援を改めて要請した。
ゼレンスキー氏は同日、訪仏に先立ち英国も訪問。スターマー英首相に戦勝計画を説明した他、NATO加盟を望むウクライナの立場を改めて伝達した。
英紙フィナンシャル・タイムズなど一部メディアは最近、ウクライナや欧米当局者の間で、ウクライナが被占領地域を事実上放棄するのと引き換えに、NATOがウクライナの安全を保証するという形での停戦案が浮上していると報じていた。
ただ、ウクライナは報道を否定。
ロシアも停戦にはウクライナの
「中立化」
が必要だとし、NATO加盟は容認できないとの立場を示している。
一方、ウクライナの有力軍事メディア「ディープステート」は10日、露軍がウクライナ東部ドネツク州の集落3カ所とルガンスク州の集落1カ所を新たに制圧したと伝えた。

ウクライナ最高会議、戦費調達の増税法案可決 財源確保が課題
2024/10/10 21:06
https://www.sankei.com/article/20241010-D2GLGNSM7BMVJEZ4ZWW4CVUHLA/
ウクライナ最高会議(議会)は10日、戦費調達のための増税法案を賛成多数で可決した。
発効にはゼレンスキー大統領の署名が必要となる。
ウクライナメディアなどが伝えた。
ロシアが2022年2月にウクライナに全面侵攻を始めて以降、ウクライナの国防予算は急増し、ゼレンスキー政権は財源の確保を迫られている。(共同)

露南部にドローン攻撃 ウクライナ、「燃料施設を破壊」と発表
2024/10/10 19:50
https://www.sankei.com/article/20241010-M54NUCMUPBOH7EWAKUTWJ3PT5A/
ロシア南部アディゲ共和国のクムピロフ首長は10日、同共和国の都市マイコープ郊外にドローン(無人機)攻撃があり、住民の避難を実施しているとSNSで発表した。
死傷者はないとした。
ウクライナ軍高官のコバレンコ氏は同日、マイコープ近郊の軍用飛行場の燃料貯蔵施設を破壊したとSNSで発表。
飛行場で爆発が起きた様子を撮影したとする動画も投稿した。
ウクライナ軍は最近、露軍の燃料貯蔵施設や弾薬庫への攻撃を激化。露軍の継戦能力を低下させるための作戦だとしている。

プーチン露大統領、「露朝戦略条約」法案を国会提出 北朝鮮と事実上の同盟締結へ
2024/10/15 8:23
https://www.sankei.com/article/20241015-HTQPRFXU7VNN3LOMIIC3BP4KUM/
ロシアのプーチン大統領は14日、北朝鮮と安全保障協力の拡大などを定める
「包括的戦略パートナーシップ条約」
を批准する法案を露下院に提出した。
条約は、どちらか一方の国が武力攻撃を受ける恐れが生じた場合に即座に協議を行うことや、実際に武力攻撃を受けた場合に相互が軍事支援を行うことなどを規定。
一方が他方に不利益を与える協定などを第三国と結ばないことも定めている。
ロシアは北朝鮮と事実上の軍事同盟を結ぶ形。
ウクライナ侵略で欧米諸国と決定的に対立したロシアは、核兵器開発や人権問題などを巡って同じく欧米と敵対する北朝鮮と関係を深め、欧米に対抗する思惑を改めて鮮明にした。
露朝の関係強化は、両国の軍事的威圧と対峙する日本にとっても脅威となる。
法案は今後、露下院と上院で可決された後、プーチン氏の署名により成立する見通し。
米国やウクライナによると、ロシアは北朝鮮から調達した弾道ミサイルや砲弾をウクライナの戦場で使用。
ロシアは見返りにロケットエンジン技術などを北朝鮮に提供していると観測されている。
露朝間の包括的戦略パートナーシップ条約は、6月に24年ぶりに訪朝したプーチン氏が、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記とともに署名していた。

http://www.asyura2.com/23/warb25/msg/784.html#c18

コメント [政治・選挙・NHK295] 米国植民地からの脱却(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
60. 銀の荼毘[760] i@KCzOS2lPk 2024年10月22日 14:39:40 : RD5cvSv6qk : RGVLdHJSc1lJLi4=[10]

>アメポチなどと言って強がって見せる方がよっぽど卑屈なのだよ。

正しくそのとーりである。


単純に🟰日本が平穏を保てたのは🟰冷戦にアメリカが勝った←これが唯一の理由だ。


冷戦にソビエトが勝っていたなら🟰今頃,チェチェンのように,自治を訴える国民は皆殺しにされ,ソビエト共産党に尻尾を振るカディロフの日本版が登場して,日本中,奴隷としての今があるだけだろう。


昨今,アメリカの劣化は,(冷戦にもしアメリカが敗れていたら?)←その仮定が現実のものとして再現される可能性が有るということだ。


現在,日本には🟰地政学上の占有価値は有るだろうが,日本を傘下に収めたとて,占有国に利する条件はほとんど無い。


すなわち,日本を占有しようという国に取って,日本人は邪魔な先住者←それだけの話である🟰まあ,日本の役所に取ってもそうなので,日本行政は日本人を殺処分して,貧困国からの移民に国籍付与し,新たな奴隷にしようとしてるわけだが,,,


中国やロシアにとっては🟰その役人も必要無いので🟰役人(公務者)たちは→自分たちの殺処分を感じとっているので→中国・ロシアに軍事抵抗しようと,軍拡に余念がないわけだ。


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/741.html#c60

コメント [政治・選挙・NHK295] 米国植民地からの脱却(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
61. 銀の荼毘[761] i@KCzOS2lPk 2024年10月22日 14:48:38 : RD5cvSv6qk : RGVLdHJSc1lJLi4=[11]

当たり前だろ? どこの世界に,汚職まみれで,先行開発投資もせず,時代遅れになっていってるシステムをそのままにして,自力で生きていけない老齢者を大量生産している国家・国民↓

↑その国を🟰自分の国家の構成に加えたい/共に国家を奉戴する仲間になってもらいたい←こう思う独裁者が存在するか?


そんな酔狂な独裁者が🟰存在するわけがない。


地政学上,領域は確保したい←これだけが🟰日本に侵攻する国家の狙いであり,できれば🟰日本国民はそれまでにゼロになっていることが好ましい。


そこで,中国・ロシアにおべっかを使って生き残りたい役人どもは🟰自分の命だけは助けてもらおうと→(それまでに日本国民は皆殺しにしておきます!)←これが🟰今の日本の公務者の在り方だ。


仕方ないよなあ,,,もうアメリカに守ってもらえないんだから。


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/741.html#c61

コメント [政治・選挙・NHK295] 自民が東京・神奈川で大苦戦…下村元文科相、甘利元幹事長が落選危機、裏金前職は7人中6人が劣勢(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
48. カミー[1226] g0qDfoFb 2024年10月22日 14:53:56 : VD4ii5VLrc : LkNtNWhSVENTRS4=[1951]
>>47
私は諸悪の根源は小泉竹中だと思っています、もちろん中曽根も相当な悪だとは知っていますが、中曽根から国がデタラメになったとは思っていません。確か派遣労働、消費税開始は中曽根ではなかったと思いますよ。
あなたは国がデタラメになったのは安倍からと思っておられるのですね、ひとそれぞれです。いつもご意見を見ていますがほとんどが同意できるご意見の持ち主だと知っています。ただ今回は全てがデタラメになったのは46の通り小泉竹中だと知って欲しかったので指摘しました。まあ、指摘されてすぐ切れるのはいただけませんけどね(笑)。
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/736.html#c48
コメント [医療崩壊13] コロナワクチン 3学会が見解 レプリコン“シェディング”ない (NHK) 魑魅魍魎男
6. 5915[353] glSCWIJQglQ 2024年10月22日 14:58:10 : E3fXt3k7zA : a3hDbU9RZnV4V00=[1]
   
 
シェディングの有無を置いといても
件の3学会の1つ
日本感染症学会の理事長名 『 長谷川直樹 』を
https://yenfordocs.jp/ で検索すると
ファイザーからだけでも、こんなに↓貰っています

344,776円(2021年)、334,111円(2019年)、
1,218,711円(2018年)、1,924,482円(2017年)、2,004,670円(2016年)

他の人も、ファイザーから貰ったりmeijiから貰ったりしてますね

mRNAワクチン利害関係者団体の弁を垂れ流すNHKには
報道の矜持は無いのでしょうか 
   
 
 
http://www.asyura2.com/24/iryo13/msg/215.html#c6

コメント [政治・選挙・NHK295] 米国植民地からの脱却(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
62. 銀の荼毘[762] i@KCzOS2lPk 2024年10月22日 15:00:17 : RD5cvSv6qk : RGVLdHJSc1lJLi4=[12]

結局,日本の政治の現在の争点とは↓

↑❶中国・ロシアは信用できない!死ぬまで戦うんだ!←こういう公務者・一家資本・組合資本

↑❷中国・ロシアが信用できなくとも,自分たちだけは助けてくれることに全てを賭けて,
 日本人を皆殺しにして中国・ロシアに差し出そう!←こういう公務者・一家資本・組合資本


❶❷が争ってるだけなんよな。


なぜかって🟰❶も❷も反米だから。


ツーか,アメリカはアメリカで,日本人が,上から下まで生活保護受給者みたいになってる今,もう日本という国は守る価値が無い,そもそも地政学上,守る価値が無い日本人のため🟰アメリカ国民を戦争参加させる気は無い。


今までは🟰日本人を守る価値があったというだけ→世界の生活保護受給者を助けるため→日本の稼ぎを世界に投下してきたから🟰アメリカは日本という媒体を守ろうとしていた←ただそれだけだ。


しかも🟰日本人は(アメリカが嫌い)←と来ている,(どうぞ,あなたの大好きな🟰中国・ロシアに処分されなさい)←これが,アメリカの日本に対する(今)だよ。


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/741.html#c62

コメント [政治・選挙・NHK295] (衆院選)蓮舫氏7月以来の街頭演説「気づかない額ですか?」旧知の自民・丸川珠代氏の裏金バッサリ(東スポ WEB) 達人が世直し
14. ミスターサタン[38] g36DWINegVuDVINeg5M 2024年10月22日 15:02:56 : f2SoJWzhmw : TXRNQ2NhSnpzWkU=[188]
>>11

>(私達が)どれだけサービス残業をやっていると思っているのですか。

とハシゲの主張にくい下がる大石あきこにハシゲ市長は逆に質問する。

君は何時間の残業をしてますか?

大石「ゼロ時間です」wwww
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/752.html#c14

コメント [政治・選挙・NHK295] 米国植民地からの脱却(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
63. 夜盗虫[136] lumTkJKO 2024年10月22日 15:03:40 : 7tlFiIc6sM : YnYvU2xTaWQzaVk=[2]
中国の核と米国の核どちらに標的にされるのが怖いか

あらずもがな話だが個人的には米国の核が圧倒的に怖い

つまり、表面的にだけでも米国の核の標的にならないほうを選択するのがベスト

親米保守シュの心理にはこういった事情が大きくはたらいているw

中国に関して言えば日本が中国の属国になろうがなるまいが関係なく日本に常に照準
を合わせている

米国もロシアもw
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/741.html#c63

コメント [政治・選挙・NHK295] 悪事の限りを尽くしてきた自業自得 劣勢そのままでいよいよ気も狂わんばかりの自民党(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
19. 態度の悪い兄ちゃん[252] kdSTeILMiKuCooxagr@C4YLx 2024年10月22日 15:03:51 : Hdrym6WxEA : YTVzTTV4bkRmSHM=[1]
>「野党の皆さんは政治資金のことだけを言われます。…… 」
………
正しくは
「国民の皆さんは裏金脱税のことだけ言われます。…… 」


>「我々としては党としての処分をさせていただきましたし、またこの案件は刑事事件としては全く事件になっていない案件でございません。…… 」
………
裏金・脱税は巨悪であるという認識が欠落しているね。社会の諸々への影響は、闇バイトと甲乙つけがたい。

それを知っていて知らないフリをしているんだろうが。いい加減、戦後裏金レジュームから脱却しませんか?
 
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/753.html#c19

コメント [カルト49] !不正選挙!都知事選からまとめ 当選させると決めた売国候補のみをマスコミが報道する+票の入れ替え イワツバメ
4. Christmas[3] gmKCiIKSgomCk4KUgo2CgYKT 2024年10月22日 15:07:10 : K3apyrMxFz : SC8uTE12QVJJNmc=[1]
・投票箱は無色透明として24時間監視体制を敷く。
・投票日は1週間とする。
・開票は複数の民間によるクロスチェック体制で行う。

http://www.asyura2.com/24/cult49/msg/898.html#c4
コメント [政治・選挙・NHK295] 悪事の限りを尽くしてきた自業自得 劣勢そのままでいよいよ気も狂わんばかりの自民党(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
20. 会計局さんへ[1] ie@MdovHgrOC8YLW 2024年10月22日 15:08:34 : WrMJqjurSU : S2prTFpVS0kxckk=[129]

最近活躍中の会計局さんですが
こちらもちゃんと調べてくださいね!

「まるで資産運用ファンド」NHKの金融資産は約9000億円
黒字は製作費と役員の高給でチャラにしてトントンに
カツアゲ受信料が吉本経由で創価にも資金が流れているNHKなんぞ
決定的に会計がおかしいでしょ!

「政府の飼い犬ホリエモンのロケット会社」 に経済産業省から120億の出資
ホリエモンロケット会社への出資金が
自民党に政治資金として迂回しているという噂が出てますよ!
こちらには国税局も監査入れてくださいよ!

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/753.html#c20

   

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