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2024年10月09日時分 〜
コメント [日本の事件32] <検察が控訴断念>無罪確定すべき袴田事件(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
12. [1578] iKQ 2024年10月09日 00:05:33 : 0N8QgYXMNE : eUlyZGhocFpRZWs=[1585]
<△22行くらい>

 一家4人殺戮なんて 893などが やったのでしょうけど〜〜

 893と 警察がつながっていた可能性もあるよね〜〜〜

 ===

 警察は 一目みただけで 893の仕業だと 解るし だとすると

 なになに組の だれまで 容易に 推測で来たのだろうけど〜〜

 警察は その 893に 手を出さなかった 

 つまり 893の方が 警察よりも上だった わけだ〜〜

 ===

 広〇警察は 893の出所祝いで 8〇〇〇万円を 渡したのではないかと言われている

 結局この金は 警察官全員で 割り勘にしたのだったかな〜〜〜

 ===

 警察署長の妻が 893の娘だった 等というのも あった?? 

 まあね 九州の工藤会は やりすぎたので つぶされる方向にあるので〜〜

 少しは 前進してるのかもな〜〜〜

 ===

 ただ 暴力が地下に潜った(企業化して)表向きは ちゃんとした会社になってる

 その会社は まっとうな仕事もするので 本業の893から ほんものの 

 優良企業なんかに なっちゃったりしている

 ===

 パチンコなどで 儲けた金を 最近有名になった 裏金として 持っていた場合

 893が 不動産屋で 大成功を 納めている
 
 その手口は 1億円の土地を 8000万で契約して 2000万を裏金で払うのだ

 売主は 8000万で 脱税して 2000万を 隠すことができるのだから

 893は 裏金を 表に出せて 売主も喜ぶ WIN WIN の関係になる

 
http://www.asyura2.com/17/nihon32/msg/379.html#c12

コメント [政治・選挙・NHK295] これが裏金議員50人の選挙区だ! 焦る石破自民「非公認」「比例重複なし」に方針転換も戦況悪化は加速<一覧表あり>(日刊ゲン… 赤かぶ
34. ノーサイド[2521] g22BW4NUg0ODaA 2024年10月09日 00:06:57 : wWX1joqZrk : L2xYZUxKeml5RUk=[41]
>>33

>私も何度か絡まれましたwww

議論で負かしてやっただけだよ。(大笑)


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/660.html#c34

コメント [政治・選挙・NHK295] れいわ大石晃子氏は「正論」掲げ懲罰動議…かつて国会ではプラカード抗議で怒声など日常茶飯事(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
64. カミー[1122] g0qDfoFb 2024年10月09日 00:09:36 : VD4ii5VLrc : LkNtNWhSVENTRS4=[1847]
>>63
これ2次発表の候補者ですね、肝心の1次も欲しいです。できれば全部で28人とかも分かればありがたいです。ネットで見ても候補者一覧が不規則になっており、一覧になってないです。う〜ん、肝心の大石さんない、あったと思ったら山本さんも出ている。山本さん参議院辞任して衆議院に鞍替えするのでしょうか、わからない。こんなことあなたに聞いても無理ですね(笑)。
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/630.html#c64
コメント [NWO7] WEF、「地球温暖化」阻止のため自家栽培食品の禁止を要求 (SLAY)  魑魅魍魎男
2. 新共産主義クラブ[-10975] kFaLpI5ZjuWLYINOg4mDdQ 2024年10月09日 00:12:03 : POZjRfxucw :TOR ekFCQW1YY1U2Lmc=[62]
<△23行くらい>
 
 この投稿記事の情報源の Slay News は、Media Bias / Fact Check によって、全体的に、 極右への偏向、陰謀論ベースの疑わしさ、似非科学、右翼的なプロパガンダ、貧弱な出典、透明性の欠如、ファクトチェックでの虚偽判定、露骨な剽窃、と評価されています。
 

◆ Slay News – Bias and Credibility
(Media Bias / Fact Check)

A questionable source exhibits one or more of the following: extreme bias,
consistent promotion of propaganda/conspiracies, poor or no sourcing to
credible information, a complete lack of transparency, and/or is fake
news. Fake News is the deliberate attempt to publish hoaxes and/or
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Questionable Category may be very untrustworthy and should be fact-checked on
a per-article basis. Please note sources on this list are not considered fake
news unless specifically written in the reasoning section for that source. See
all Questionable sources.

Overall, we rate Slay News Far-Right Biased and Questionable based on the
promotion of conspiracy theories, pseudoscience, right-wing propaganda, poor
sourcing, lack of transparency, failed fact checks, and blatant plagiarism.

https://mediabiasfactcheck.com/slay-news-bias-and-credibility/
 



http://www.asyura2.com/23/holocaust7/msg/596.html#c2

コメント [政治・選挙・NHK295] やることなすことすべて裏切り 支持率はもっと下がる 自公過半数割れに現実味(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
28. 減らず口減らん坊[174] jLiC54K4jPuMuILngvGWVg 2024年10月09日 00:12:08 : 02AqR48qCs : bXcxVEVMTWpOMWc=[173]
>>27
まあ、統一教会信者が一足お先に地獄行きになるみたいだけどねwww
死んだ後に行くか生きてる時点で行くかの違いでしか無いけどwww
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/658.html#c28
コメント [政治・選挙・NHK295] 心に刺さらぬ野田新代表の言葉(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
38. T80BVM[911] VIJXgk9CVk0 2024年10月09日 00:15:09 : IrQv7nzCzU : UWIyQk1tUHhyaWM=[5]
なんかねえ、スレ主って植草のなんなんだろうか・・・
いつも最後に本を紹介して「ご高覧賜りたい」だもの
植草を○ホクサと書いたら消されたこともありますたw

ああ野ブタだったね
正直、書くことないやw
地元民から常にガン無視されてるんだから、刺さるとか刺さらない以前の問題でしょうがw
そういや、同党最初の党首だった枝豆くんも、地元大宮でそうらしいw

結論
プロ野党に何か期待するだけムダ
つうか、今回の選挙後に、自民と連立しても、オイラちゃんはでんでん驚かないっすw

そゆことっす
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/656.html#c38

コメント [戦争b25] パレスチナに地獄を作り出したイギリスはアメリカと手を組んで戦争を支援する(櫻井ジャーナル) 赤かぶ
11. 減らず口減らん坊[175] jLiC54K4jPuMuILngvGWVg 2024年10月09日 00:20:26 : 02AqR48qCs : bXcxVEVMTWpOMWc=[174]
昔、「紺碧の艦隊」や「蒼天の拳」という作品で、ユダヤ人の安住の地を満州や上海に建設するという話がありましたが、それと同じ事をウクライナでやるつもりなんだろうかね?
まるで、イスラエル自身が自国領がどうなろうと構わないかの様な行動をしている裏には、これがあるのかもな
プーチンがウクライナで大量破壊兵器を使わずに戦争を膠着状態にしているのも、イスラエル人の入植を視野に入れてるからかもな・・・ゼレンスキーは只の橋頭保に過ぎないのかもね
岸田がウクライナの保証人になったのも、イスラエルのユダヤ人疎開の建設費用の為なのかもな
http://www.asyura2.com/23/warb25/msg/764.html#c11
コメント [日本の事件32] <検察が控訴断念>無罪確定すべき袴田事件(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
13. [1579] iKQ 2024年10月09日 00:22:50 : 0N8QgYXMNE : eUlyZGhocFpRZWs=[1586]
<△20行くらい>

 この 袴田事件の場合 警察は 真犯人を逃がすために 代わりを嵌めたわけだが

 そもそも 時効が成立した時点で 真犯人を逃がす目的は 終わってるのだから

 もっと早めに 袴田さんを 解放してあげればよいようなものなのに

 今度は 警察の面子を大事にして 再審を妨害したのだから 

 警察 = 人非人 だよな〜〜〜

 ===

 なさけ というのが あるのだが  情け容赦しないのが 警察なんだね〜〜〜

 ま〜〜 鬼だよね〜〜〜〜

 ===

 一人 一人の 警官は 良い人なのに 組織となると 何故か 悪い人になってしまう

 それは 人間 誰しも そのようになると言うことだ

 警察だけが 人非人 なのではなく

 統一教会に 嚙みつかれた 安倍派も クルクルパーになっちゃったのだよね〜〜

 安倍派の 一人 一人は 良い国会議員になるつもりが 全体としては

 悪い国会議員になっちゃう

 ===

 アメリカの 民主主義が 一つ一つの裁判では 民意なのに 

 巨大なDSの組織になると 善と悪が ひっくり返るわけだ〜〜〜〜

 ===

 愛は そういうのを ひとまとめにして ベーシックインカムで もっと

 穏やかな社会を作っていけば 皆が 精一杯努力しなくても良い社会なら

 善と悪が ひっくり返ることは なくなるだろうな〜〜  って 思うわけだ

 
  
http://www.asyura2.com/17/nihon32/msg/379.html#c13

コメント [政治・選挙・NHK295] 総理。お助けいたします。『裏金なんて1円も無い証拠』があります。水月会・裏金議員は、全員冤罪です。解散は、大掃除後に! 阿闍梨(あじゃり)
8. ノーサイド[2522] g22BW4NUg0ODaA 2024年10月09日 00:38:28 : wWX1joqZrk : L2xYZUxKeml5RUk=[42]

>日本の政治は中共とべったりなのです

中国を刺激するとミサイル打ち込まれるからね。
(大笑)
  

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/659.html#c8

コメント [政治・選挙・NHK295] 萩生田光一氏がひろゆき氏に激オコも国民冷ややか…“再就職先”に「加計学園」浮上も居場所なし?(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
27. T80BVM[912] VIJXgk9CVk0 2024年10月09日 00:45:12 : IrQv7nzCzU : UWIyQk1tUHhyaWM=[6]
どしたのみなしゃん?
ドンドン書き込もうよw

まあ、せまゆかないは利口なヤツだからね
池に落ちた(かもしれない)犬とかブタを、何のメリットもなしに叩くことは絶対にしないだろう
逆に、何か得があれば必ずやる(と思うw)
つまりは、某党とか某カルト宗教から、プロレスを持ちかけられたのだと思う

で、(インチキ)選挙後・・・
ダマスゴミ「萩ブタさん受かりますたね?」
せまゆかない「これで禊が済んだということでしょうねえ」
という完璧なオチになるのかもw
さらに「有権者がバカだったということでしょう」みたいな、バカウヨ的なオマケがつくのかも・・・

わあ楽しみだw
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/657.html#c27

コメント [政治・選挙・NHK295] 総選挙「比例復活なし」で自民党パニック!死屍累々の旧安倍派“裏金議員”に渦巻く怨嗟の声(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
12. ノーサイド[2523] g22BW4NUg0ODaA 2024年10月09日 01:28:39 : wWX1joqZrk : L2xYZUxKeml5RUk=[43]

>裏金批判の大逆風

しかし、野党候補乱立で当選をものにする裏金議員も結構いるんだろうね。
   


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/663.html#c12

コメント [政治・選挙・NHK295] これが裏金議員50人の選挙区だ! 焦る石破自民「非公認」「比例重複なし」に方針転換も戦況悪化は加速<一覧表あり>(日刊ゲン… 赤かぶ
35. 維新大嫌い[888] iNuQVpHljJmCog 2024年10月09日 01:33:05 : NNTJXN53EE : Um9MTVZkVklhTFE=[249]
>>34
ノータリン君に議論で負けた奴なんて見たことない。
まあ、この人もいつも同じことばかり書いて、嘲笑の的にはなってるけどね。
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/660.html#c35
コメント [政治・選挙・NHK295] これが裏金議員50人の選挙区だ! 焦る石破自民「非公認」「比例重複なし」に方針転換も戦況悪化は加速<一覧表あり>(日刊ゲン… 赤かぶ
36. ノーサイド[2524] g22BW4NUg0ODaA 2024年10月09日 01:38:17 : wWX1joqZrk : L2xYZUxKeml5RUk=[44]
>>35

「ノータリン君」などと言ってる時点ですでに負けなんだよ。(大笑) 

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/660.html#c36

コメント [医療崩壊13]
4. 2024年10月09日 02:13:40 : 8PPRS5EDxk : dmdMTHpuN0ZRcWs=[1131]

<ワクチン担当大臣が『米国で数億回も接種されたワクチンで 1人も死んでいない。不妊や流産が起こるとの情報 はデマである』

飲んで1人も死んでいない紅麹サプリには執拗な嫌疑と調査および製造販売者(小林製薬)への制裁を厚労省は行っている。

公称800人の直接死因である遺伝子治療(ワクチンに偽装した人体投与)には何ら嫌疑も調査も厚労省は行わない。

レプリコンに至っては「シェディングについて科学的知見がない」つまりシェディングについて調べたこともない未知の遺伝子治療を健康体に対して行う厚労省である。

これはニッポン人をマルタにした人体実験、「医療」を騙ったカニバリズムに他ならない。

マルタは生ける屍、歩くバイオハザード、周囲も巻き込む自爆テロリストとなる。



http://www.asyura2.com/24/iryo13/msg/180.html#c4

記事 [NWO7] アイスランド 今世紀で最も寒い夏だった (mbl.is) 
「アイスランド 今世紀で最も寒い夏だった」 (mbl.is 2024/10/1)
https://www.mbl.is/frettir/innlent/2024/10/01/kaldasta_sumarid_a_oldinni/

昨夜12時にアイスランド気象局は夏の終わりを告げた。

気象学者のトラウスティ・ヨンソン氏によると、今夏は過去20年に比べて最も涼しかったとのこと。

全国の平均気温は8.3度または8.4度である。これは今世紀に入ってから、あるいは現在と同じだった1998年夏以来の最低の数字だ。1993年ないし1992年など、前世紀のほうがいくらか寒かった。

おそらく40代くらいの若い人たちは、幼少期の記憶力がよほど良いものでない限り、そんなに寒い夏のことを覚えていないだろう、とトラウスティ氏は付け加えた。

-----(翻訳ここまで)----------------------------------

こういった地球温暖化に不都合な真実は、主流メディアは絶対に報じません。

(関連情報)

「アルプス山脈に大雪、中央ヨーロッパに雨の非常警報 (BNN Bloomberg)」 (拙稿 2024/9/6)
http://www.asyura2.com/23/holocaust7/msg/580.html

「南米、南アフリカでは記録的な寒波 地球温暖化はデタラメ」 (拙稿 2024/7/25)
http://www.asyura2.com/23/holocaust7/msg/523.html

「2023-2024年 今年の冬も寒かった 地球温暖化は大ウソだった」 (拙稿 2024/4/12)
http://www.asyura2.com/23/holocaust7/msg/429.html

「豪ブロードキャスター・アラン・ジョーンズ氏
『CO2は全世界の大気の0・04%、その0・04%のうち人類が作り出しているのはわずか3%』」 
(拙稿 2024/3/22)
http://www.asyura2.com/23/holocaust7/msg/417.html
http://www.asyura2.com/23/holocaust7/msg/597.html
コメント [戦争b25] イランの失敗(田中宇)中東の戦争は拡大していく てんさい(い)
10. T80BVM[913] VIJXgk9CVk0 2024年10月09日 02:52:33 : IrQv7nzCzU : UWIyQk1tUHhyaWM=[7]
>>9
???
ド腐れジャップ政府のことかな?
「空襲にあう」って誰があうのかな?
「聞く耳は持っていない」言うが、ロシアは現在戦っているウクライナ政府とでさえ、「いつでも対話の用意がある」とずっと言い続けている
まあ、急に他国を空襲するようなキチガイ国家は、全世界でゲスラヘルくらいなもんだろうw

チミはジャップのテロビや珍聞のせいで疑心暗鬼になっているのかもしれない
スプートニク日本を紹介しておく
https://sputniknews.jp/

以上
http://www.asyura2.com/23/warb25/msg/759.html#c10

記事 [戦争b25] 計算間違いで苦境に陥った西側は言論統制で必死に抵抗している(櫻井ジャーナル)
計算間違いで苦境に陥った西側は言論統制で必死に抵抗している
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202410090000/
2024.10.09 櫻井ジャーナル

 イスラエル軍は9月30日、南レバノンへ地上部隊を侵攻させたとする声明を発表したが、レバノン領内にはヒズボラの強力な防衛線が築かれていて、イスラエル軍を待ち構えていた。死傷者をレバノンからイスラエルへ運ぶヘリコプターの光景が撮影されている。イスラエルにとって予想外の展開になっているのかもしれない。

 地上軍を侵攻させる前、9月27日からイスラエル軍は南レバノンにバンカー・バスター爆弾(地中貫通爆弾)約85発を投下して破壊、それによってヒズボラは壊滅的なダメージを受けたと判断したのかもしれないが、その判断は間違っていたようだ。

 ヒズボラはイエメンのアンサール・アッラー(フーシ派)やイラクやシリアの反シオニスト勢力と同じように、イスラエル軍によるガザでの住民虐殺を止めるためにイスラエルを攻撃している。

 ガザで殺された住民は4万5000人を超えたと言われているが、瓦礫の下に埋まっている遺体は相当数に及ぶと見られている。​ランセット誌が今年7月に掲載した論文は「間接的な死者は直接的な死者の3倍から15倍に及ぶ」と指摘​、当時報告されていた「死者37,396人に直接的な死者1人につき間接的な死者4人という控えめな推定を当てはめると、ガザにおける戦闘による死者は最大18万6000人、あるいはそれ以上」とした。しかもガザやレバノンでの惨状はテレグラムやXなどで世界に発信され、イスラエルや欧米に対する怒りが広がっている。

 ​ジョン・ケリー元国務長官は先月、WEF(世界経済フォーラム)のパネルで、アメリカ憲法の修正第1条、つまり信教、言論、出版の自由を定めた条項が「偽情報」の拡散を政府が阻止するのを妨げる「大きな障害」だと主張​した。1970年代の後半から情報操作や言論統制が強化されてきたが、それでも「民主主義」は装っていた。ここにきてそうした装いを脱ぎ捨てたようだ。実際、政府の政策にとって都合の悪い事実を伝えるジャーナリストに対する弾圧が強化されている。

 ソ連最後の大統領、ミハイル・ゴルバチョフはニコライ・ブハーリンを研究、西側の体制を民主主義だと錯覚していた。その錯覚がソ連を消滅させることになったのだが、ソ連が解体された後もロシアの少なからぬインテリは欧米に幻想を抱いていたようだ。資本主義になればインテリは富豪になれると思っていたのかもしれない。似たようなことは中国やイランでも起こっている。

 南レバノンに対するイスラエル軍のバンカー・バスター爆弾による攻撃でサイード・ナスララをはじめとするヒズボラの幹部が殺された。7月31日にテヘランでハマス幹部イスマイル・ハニエが暗殺されたケースでも言えるが、イスラエルに機密情報が流れている。欧米やイスラエルに接近し、ビジネスにつなげたいと考えている要人がイランにもいるはずで、そこから情報が漏れているかもしれない。

 ハニエが暗殺された後、イランは報復すると宣言していたが、なかなか動かなかった。イランのマスード・ペゼシュキアン大統領によると、イスラエルを攻撃しなければイランに対する実質的な制裁の解除と、ハマスの条件に沿ったガザでの停戦保証を欧米の当局者は提案したのだという。この話を信じたとするならば、ペゼシュキアンやその取り巻きはゴルバチョフと同じように西側幻想に浸かっていたことになる。

 ナスララ暗殺の後、10月1日にイラン政府は180機以上の弾道ミサイルを発射した。F-35戦闘機を配備するネバティム基地、ハッサン・ナスララをはじめとするヒズボラの指導者を殺害したネツァリム基地、弾道ミサイルのあるテル・ノフ基地、モサドの本部などがターゲットだ。

 イスラエルは防空システム「アイアン・ドーム」で防御に成功したと宣伝しているが、インターネットで伝えられている映像(例えば​ココ​)を見ると、イランが主張するように大半はイスラエルの防空システムを突破している。

 ロシアにしろ、中国にしろ、イランにしろ、そうした幻想から抜け出す必要がある。抜け出せればアメリカを中心とする体制は崩壊する。抜け出さなければ、ロシア、中国、イランなどには破滅が待つ。

 ​昨年10月、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相はパレスチナ人虐殺を正当化するため、「われわれの聖書(キリスト教における「旧約聖書」と重なる)」を持ち出し、ユダヤ人と敵だと記述されている「アマレク人」とパレスチナ人を重ねて見せた。​

 彼は「アマレク人があなたたちにしたことを思い出しなさい」(申命記25章17節から19節)という部分を引用、「アマレク人」を家畜と一緒に殺した後、「イスラエルの民」は「天の下からアマレクの記憶を消し去る」ことを神に命じられたという。

 また、サムエル記上15章3節には、「アマレクを討ち、アマレクに属するものは一切滅ぼし尽くせ。男も女も、子供も乳飲み子も牛も羊も、らくだもろばも打ち殺せ。容赦してはならない。」と書かれている。

 パレスチナ人を皆殺しにするだけでなく、彼らが生活していた歴史を消し去るということだろう。その宣告通りのことをイスラエルは行っている。彼らにとって「アマレク人」はパレスチナ人だけを指しているわけではない。

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​Sakurai’s Substack​

http://www.asyura2.com/23/warb25/msg/766.html

コメント [戦争b25]
1. 赤かぶ[227188] kNSCqYLU 2024年10月09日 03:06:51 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[772]


http://www.asyura2.com/23/warb25/msg/766.html#c1
コメント [戦争b25]
2. 赤かぶ[227189] kNSCqYLU 2024年10月09日 03:07:28 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[773]


http://www.asyura2.com/23/warb25/msg/766.html#c2
コメント [戦争b25]
3. 赤かぶ[227190] kNSCqYLU 2024年10月09日 03:08:30 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[774]


http://www.asyura2.com/23/warb25/msg/766.html#c3
コメント [戦争b25]
4. 赤かぶ[227191] kNSCqYLU 2024年10月09日 03:09:36 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[775]


http://www.asyura2.com/23/warb25/msg/766.html#c4
コメント [戦争b25]
5. 赤かぶ[227192] kNSCqYLU 2024年10月09日 03:10:49 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[776]


http://www.asyura2.com/23/warb25/msg/766.html#c5
コメント [戦争b25]
6. 赤かぶ[227193] kNSCqYLU 2024年10月09日 03:13:53 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[777]


http://www.asyura2.com/23/warb25/msg/766.html#c6
コメント [戦争b25]
7. 赤かぶ[227194] kNSCqYLU 2024年10月09日 03:15:22 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[778]


http://www.asyura2.com/23/warb25/msg/766.html#c7
コメント [戦争b25]
8. 赤かぶ[227195] kNSCqYLU 2024年10月09日 03:16:38 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[779]


http://www.asyura2.com/23/warb25/msg/766.html#c8
コメント [戦争b25]
9. 赤かぶ[227196] kNSCqYLU 2024年10月09日 03:19:34 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[780]


http://www.asyura2.com/23/warb25/msg/766.html#c9
コメント [戦争b25]
10. 赤かぶ[227197] kNSCqYLU 2024年10月09日 03:22:54 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[781]


http://www.asyura2.com/23/warb25/msg/766.html#c10
コメント [戦争b25]
11. 赤かぶ[227198] kNSCqYLU 2024年10月09日 03:25:53 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[782]


http://www.asyura2.com/23/warb25/msg/766.html#c11
コメント [番外地12] 石破新体制が発足したがメディアが驚くような石破叩きを演じた。 中川隆
2. 中川隆[-8887] koaQ7Jey 2024年10月09日 03:52:47 : eB74qB2bJ6 : ek05R2d6Q0M5QW8=[1]
<■118行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
石破新体制が発足したがメディアが驚くような石破叩きを演じた。
背景に日本を支配する米国の意向がある。
米国は日本支配を容易にする首相誕生を希望した。
小泉進次郎氏が最適であり、石破茂氏はコントロールが容易でないことから警戒された。
その石破氏が勝利したために激しい攻撃が展開されている。
また、高市早苗氏推しの勢力が激しい石破茂攻撃を展開している。
この勢力は金融緩和と積極財政を主張し、同時に日本の弱肉強食化を推進する。
アベノミクス残党勢力だ。
黒田日銀の常軌を逸した金融緩和は激しいインフレと日本円暴落をもたらした。
激しいインフレは債務者に利得を与える。
同時に企業の実質賃金コストを引き下げることから大資本が歓迎する。
日本円暴落は日本乗っ取りを狙うハゲタカ資本が待望するもの。
輸出製造業も日本円暴落で濡れ手に粟の利益を享受する。
ハゲタカ資本、外資、輸出製造業とこの勢力が癒着している疑いが濃厚である。

ところが、高市氏が敗北して石破氏が勝利した。
石破氏勝利で一時的に円高・日本株安が生じたため、この勢力が「石破ショック」と騒ぎ立てて石破新体制を攻撃した。
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2024/10/post-df1bae.html


保守・右翼は日本経済を滅茶苦茶にした新自由主義者・グローバリストの安倍晋三を礼賛して、石破茂を必死に貶めていますが、石破茂は田中角栄の愛弟子で愛国者・反新自由主義者・反グローバリストです。
石破茂の様な内需主導経済を目指す愛国者は輸出業界と多国籍企業から憎まれ、徹底的に叩かれます:

新自由主義者・グローバリスト・輸出産業は 金利を下げたがる、円安にしたがるので日経平均は暴騰します
反新自由主義者・反グローバリスト・内需産業は 金利を上げたがる、円高にしたがるので日経平均は暴落します


田中角栄の愛弟子 石破茂、愛国の志士 石破茂の政策
・法人税を上げ、株式譲渡益税・株式配当への課税を増やし、階級ができない社会にする。
・賃金を適正化し、低所得者や子育て世代への支援で国内消費を喚起。
・輸出重視を止めて内需主導経済にする。
・東京一極集中から地域分散化を進め、地方の農林水産業、建設業、観光・サービス業を振興する。
・教育を無償化し教育格差を是正。
・欧米製薬企業からの高額医薬品の輸入を抑制し、日本企業のワクチンや治療薬の開発力を強化。
・日米地位協定を改定し、自衛隊が米軍の代わりに中国軍と戦うのを止める。

▲△▽▼

日経1600円安 石破さん=最後の愛国政権 田中角栄の弟子

今回の暴落の理由。石破ショックなどとトレンドに上がってますたね。
石破さんは完全にこっち側の人です。
反グローバリストですね。

株価が上がる=グローバリスト
株価が下がる=反グローバリスト

わかりやすいですよね。

以下の動画で、ひろゆきの質問に

非正規労働者が4割いて、所得が6割になって
どうやって子供作れるの?

非正規労働をなくせ、派遣会社をぶっ潰せと答えてます。

この人は完全庶民側、愛国者ですね。

石破さんが総理になれない理由
自民党ぶっ潰して欲しい
https://twitter.com/nohandhuman/status/1826260619001286730


まぁ、石破さんは田中角栄さんの最後の弟子だからですね。


角栄さんは、ロッキードでやられてしまった。

そして娘の田中真紀子さんも、目立ってくるとすぐ潰される。
最近も自宅を放火されるなどして、ずっと狙われてる。

自民党にも昔は、中川昭一さん、橋本龍太郎さん、竹下さんなど愛国者はいた。

でも、暗殺されたり脅されたりで、今は売国政権になってしまった。

ずっと自民党の副総裁になってる麻生さんなんてお爺さんが吉田茂さん。
イエズス会ですからね。

小泉、竹中時代から、完全グローバリストが実験を握ってる。

でも、それが覆された。
そりゃ麻生さんが固まるのも分かる。


石破さんはこんなことを言ってます。


・一部の超金持ちから税金をいただく金融所得課税を実現。

・在日米軍基地を日米で共同利用し、アメリカにも自衛隊を駐留させる←日米安保がほぼ完全に同等な関係となる。

・「防災省」が新設され災害対応がより迅速かつ丁寧なものに。

・アジア版NATOで大東亜共栄圏復活へ

普通に反グローバリスト政権なのが分かる。

日本独立を目指してるのです。

これはネットに載ってた、石破さんの裏切りの歴史だそうです。

自民党内の色んな派閥に属して、裏切り続けてる。
だから煙たがられてた。

でも、これは普通に庶民の側を向いてたからですね。


まぁ、石破さんには頑張ってもらいたいですが。

ワタスの見たところ。

残念ながらお決まりの法則がある。
愛国者はすぐ潰される法則。

石破さんの政権は、最後の愛国者政権。
いよいよ来年に向けドラマが始まった。
https://golden-tamatama.com/blog-entry-ishiba-last-patriot.html

▲△▽▼

特ダネ!高市早苗議員の推薦議員20人のうち、ナント15人が統一教会関係者!裏金議員&カルトに支えられた総理候補でいいのか?元朝日新聞・記者佐藤章さんと一月万冊
https://www.youtube.com/watch?v=DCmg8xALq1k

白井聡さん仙台で講演(2024・9・28東北女性弁護士9条の会) 『ニッポンの正体―漂流を続ける日本の未来を考える』
https://www.youtube.com/watch?v=7RXMDF2vUpk

植草一秀氏生出演!『沈む日本の4つの大罪とは?』
●出演:島田雅彦(作家) 白井聡(政治学者)
https://www.youtube.com/watch?v=JCzYqzuKv3I

【山崎行太郎チャンネル】京大教授・藤井聡は信用できるか。
https://www.youtube.com/watch?v=eqYgx-5snW0

【山崎行太郎チャンネル】それでも私は、石破を断固支持する。
https://www.youtube.com/watch?v=mL2uMoQYoxo

▲△▽▼

高市早苗の積極財政で日本経済が破綻する理由

日銀金融緩和が終わった、円安は日本人にとって何の得にもならなかった
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14074282

ハイエク: コストプッシュ型インフレは政府の責任回避の言い訳に過ぎない
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14068389

政治とは税金を集めて政治家の裁量でそれをばら撒くこと
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=16841750

ハイエク氏: 現金給付や補助金はそれを受けない人に対する窃盗である
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/35564

GDP・経済成長率や株価の上昇に意味は無い _ 貨幣価値が下がったから GDP も株価も名目値が上がっているだけ
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/391.html

GDPは国民の給料ではないので、国民が貧乏で金持ちが資産を独占しても数字の上では「豊かな国」に見える
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/1570.html

日本の労働者の方がアメリカの労働者より裕福だった
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14027380
http://www.asyura2.com/24/ban12/msg/231.html#c2

コメント [政治・選挙・NHK295]
1. 赤かぶ[227199] kNSCqYLU 2024年10月09日 04:00:56 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[783]


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/664.html#c1
コメント [政治・選挙・NHK295]
2. 赤かぶ[227200] kNSCqYLU 2024年10月09日 04:04:33 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[784]


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/664.html#c2
コメント [政治・選挙・NHK295]
3. 赤かぶ[227201] kNSCqYLU 2024年10月09日 04:05:47 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[785]


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/664.html#c3
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4. 赤かぶ[227202] kNSCqYLU 2024年10月09日 04:06:24 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[786]


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/664.html#c4
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5. 赤かぶ[227203] kNSCqYLU 2024年10月09日 04:08:59 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[787]


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/664.html#c5
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6. 赤かぶ[227204] kNSCqYLU 2024年10月09日 04:14:03 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[788]


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/664.html#c6
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7. 赤かぶ[227205] kNSCqYLU 2024年10月09日 04:15:45 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[789]


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/664.html#c7
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8. 赤かぶ[227206] kNSCqYLU 2024年10月09日 04:16:25 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[790]


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/664.html#c8
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9. 赤かぶ[227207] kNSCqYLU 2024年10月09日 04:17:03 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[791]


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/664.html#c9
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10. 赤かぶ[227208] kNSCqYLU 2024年10月09日 04:18:04 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[792]


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/664.html#c10
コメント [政治・選挙・NHK295]
11. 赤かぶ[227209] kNSCqYLU 2024年10月09日 04:18:37 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[793]
<▽31行くらい>


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/664.html#c11
コメント [政治・選挙・NHK295]
12. 赤かぶ[227210] kNSCqYLU 2024年10月09日 04:21:25 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[794]


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/664.html#c12
コメント [政治・選挙・NHK295]
13. 赤かぶ[227211] kNSCqYLU 2024年10月09日 04:23:27 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[795]


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/664.html#c13
コメント [政治・選挙・NHK295]
14. 赤かぶ[227212] kNSCqYLU 2024年10月09日 04:25:09 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[796]


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/664.html#c14
コメント [政治・選挙・NHK295]
15. 赤かぶ[227213] kNSCqYLU 2024年10月09日 04:26:49 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[797]


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/664.html#c15
コメント [NWO7] 欧州では混血を奨励 人類を均一化するのが目標  魑魅魍魎男
5. 2024年10月09日 04:41:14 : zUK0LSZ5kb : V2VjTEZKc0VVUVk=[762]
>人類を均一化するのが目標

(もう一回貼り付けちゃいますぅ〜)
ー零倭6年種明かしー
器に入れたら糞味噌一緒か?
弱肉強食・自然の摂理………
神に対抗し「人工物」で民族統一を目指し
法律締め付けにより作ったのが現世
今回も諦めろ!
 そしてその思考は永遠に彼を乗り越える事は出来ない
\(^o^)/ 文化風習慣例宗教が異なる民が「統一」出来る訳が無い
      あるとすれば……愛♬
http://www.asyura2.com/23/holocaust7/msg/594.html#c5

コメント [政治・選挙・NHK295]
16. 赤かぶ[227214] kNSCqYLU 2024年10月09日 04:46:07 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[798]


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/664.html#c16
コメント [NWO7] 欧州では混血を奨励 人類を均一化するのが目標  魑魅魍魎男
6. 2024年10月09日 04:50:54 : zUK0LSZ5kb : V2VjTEZKc0VVUVk=[763]
P.S.
(一部改)
「統一」
  いやいやいやいやいやいやいやいや〜
「個別」でしょ?
\(^o^)/ すずめ 鶏 カラス 鷲 鷹 が「統一」する筈ね?
      姿形が同じなら【魂】も同じだと?
       彼らの魂胆に気付いたから鎖国したんだよね〜♬

      
http://www.asyura2.com/23/holocaust7/msg/594.html#c6

コメント [NWO7] 欧州では混血を奨励 人類を均一化するのが目標  魑魅魍魎男
7. 2024年10月09日 04:55:58 : zUK0LSZ5kb : V2VjTEZKc0VVUVk=[764]
P.P.S.

グローバリスト=楽園を追放された蛇と♂♀
\(^o^)/ 「国連 WHO 救急車」等に描かれた蛇と杖
       何を意味しているんだろうね?
http://www.asyura2.com/23/holocaust7/msg/594.html#c7

記事 [医療崩壊13] 明治HD系、反ワクチン団体を提訴へ 名誉毀損で (日経) 
「明治HD系、反ワクチン団体を提訴へ 名誉毀損で」 (日経 2024/10/8)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC0835R0Y4A001C2000000/

明治ホールディングス傘下のMeiji Seikaファルマは8日、新型コロナウイルスの変異型対応ワクチン「コスタイベ筋注用」について記者会見を開いた。コスタイベは「レプリコン」と呼ばれるmRNA(メッセンジャーRNA)を改良したワクチンで、国の定期接種の対象だ。同社は批判を繰り返す団体を名誉毀損で提訴する。

小林大吉郎社長は「コスタイベを導入した医療機関に対して誹謗(ひぼう)中傷や脅迫が寄せられている。ワクチンの供給に支障が出ている」と指摘した。「医療従事者は客観的データに基づいて話すべきだ。誤った認識がこれ以上流布するのを防ぐため、訴訟はやむを得ないと判断した」と話した。

同社はコスタイベについて、これまで実施した海外や国内での臨床試験(治験)で有効性が確認されたとしている。

記者会見はワクチンを開発した米バイオ企業アークトゥルス・セラピューティクスと、ワクチンの販売で提携するオーストラリアのCSLグループとともに開いた。

------(引用ここまで)------------------------------------

訴訟を起こしてくれたほうがむしろ好都合ですね。

法廷で、レプリコンワクチンがろくにテストされていない、安全性が確認されていないことが
はっきりしますからね。

われわれがすべきことは、明治製品の徹底したボイコットです。

(関連情報)

「製薬会社現役社員が『本音は売りたくない』と内部告発…日本でしか承認されていない
新型コロナ『レプリコンワクチン』の恐ろしさ (週刊現代)」 (拙稿 2024/9/29)
http://www.asyura2.com/24/iryo13/msg/162.html

「Meiji Seika ファルマ・小林社長 コスタイベで非科学的主張くり返す専門家に『厳正に対処』
法的措置も (ミクスOnline)」 (拙稿 2024/9/27)
http://www.asyura2.com/24/iryo13/msg/157.html

「[驚愕!] 明治製菓ファルマ社員さんによる内部告発本が本日発売」 (拙稿 2024/9/18)
http://www.asyura2.com/24/iryo13/msg/146.html

「仰天! 明治製菓はレプリコンワクチンが個体から個体へ伝播するリスクを知らなかった 
(村上康文教授 x 山路徹 緊急対談)」 (拙稿 2024/9/9)
http://www.asyura2.com/24/iryo13/msg/121.html

「ICS6 Tokyo 第6回国際危機サミット 『レプリコンワクチン中止を求める正義の外圧!』」
(拙稿 2024/9/7)
http://www.asyura2.com/24/iryo13/msg/113.html

「危険なレプリコンワクチンを製造販売する明治HDに対し、製品ボイコットが始まった」
(拙稿 2023/12/15)
http://www.asyura2.com/23/iryo12/msg/134.html
http://www.asyura2.com/24/iryo13/msg/182.html
コメント [NWO7] アイスランド 今世紀で最も寒い夏だった (mbl.is)  魑魅魍魎男
1. 新共産主義クラブ[-10977] kFaLpI5ZjuWLYINOg4mDdQ 2024年10月09日 05:13:24 : Yu2et2k4VY :TOR NExUTjdNVGpDUmc=[41]
 
 その一方で、こんな話があります。
 

◆ 24年世界気温、最高見通し EU気象機関「ほぼ確実」
(2024年10月08日 22時08分 共同通信)

【ブリュッセル共同】欧州連合(EU)の気象情報機関「コペルニクス気候変動サービス」は8日、2024年の世界平均気温が、これまで最も暑かった23年の14.98度を上回り、過去最高になる見通しだと発表した。1〜9月の気温が昨年より高く、10〜12月の気温が大幅に低下しない限り「記録上最も気温の高い年になるのは、ほぼ確実だ」とした。

 今年9月の世界平均気温は16.17度で、1940年からの観測史上、9月として2番目に高かった。最高記録は昨年9月の16.38度。

 今年9月は産業革命前と同程度の1850〜1900年の同月の推定平均気温と比べ1.54度高かった。
 
https://www.47news.jp/11597851.html
 



http://www.asyura2.com/23/holocaust7/msg/597.html#c1

コメント [医療崩壊13] 明治HD系、反ワクチン団体を提訴へ 名誉毀損で (日経)  魑魅魍魎男
1. 2024年10月09日 05:14:16 : 7dkOY89B4s : RzFOVlJlUldGMlE=[4385]
はいはい、また偽薬を使ったデモね。もう誰もだまされません。

「【速報】開発製薬会社幹部が接種 『レプリコン』ワクチン 新型コロナ」
(KYODO NEWS 動画 27秒  2024/10/8)
https://www.youtube.com/watch?v=zYsBrklq114

今秋の新型コロナウイルスワクチンの定期接種で新しく採用されたレプリコンワクチンについて、開発した企業の一つである米アークトゥルス・セラピューティクス社のジョセフ・ペイン社長が8日、共同通信のインタビューに応じ、「(遺伝物質の)メッセンジャーRNA(mRNA)を使った従来のワクチンよりも接種が少量で済むので、より安全だ」と語った。同社はmRNAや、体内でmRNAが複製されるレプリコンと呼ばれる仕組みを使い、ワクチンや医薬品を開発している。日本の「Meiji Seika ファルマ」と共同で開発したレプリコンワクチンの「コスタイベ」は、アークトゥルス社にとって初めて実(化した製品という。

http://www.asyura2.com/24/iryo13/msg/182.html#c1

コメント [経世済民126] 貧困家庭の子供が成長してもお金を稼げない本当の理由(ダイヤモンド・オンライン) 赤かぶ
71. 2024年10月09日 05:38:29 : zUK0LSZ5kb : V2VjTEZKc0VVUVk=[765]
Q:貧困家庭の子供が成長してもお金を稼げない本当の理由
A:「魂と金」を交換するのを拒むから

\(^o^)/ 来日したマザーテレサが呟いていたじゃないですか
      物乞いが居ない町並みを歩く日本人に「笑顔」が無いと
       まるでポッカリ心に穴が空いた様だと……
        あの島のスラム街に暮らす子供達はなんで笑ってるんだろう
         幸せって何?

http://www.asyura2.com/18/hasan126/msg/357.html#c71

記事 [日政U3] (速報)兵庫県知事選 前尼崎市長の稲村和美氏が出馬表明「かつてない危機、職員との信頼関係が大切」失職した斎藤前知事は「映画『ロッキー』を見た。ノックアウト寸前でも立ち上がる」7人が出馬意向の乱戦に/ 読売テレビ
【速報】兵庫県知事選 前尼崎市長の稲村和美氏が出馬表明「かつてない危機、職員との信頼関係が大切」失職した斎藤前知事は「映画『ロッキー』を見た。ノックアウト寸前でも立ち上がる」7人が出馬意向の乱戦に/
読売テレビ によるストーリー
https://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E9%80%9F%E5%A0%B1-%E5%85%B5%E5%BA%AB%E7%9C%8C%E7%9F%A5%E4%BA%8B%E9%81%B8-%E5%89%8D%E5%B0%BC%E5%B4%8E%E5%B8%82%E9%95%B7%E3%81%AE%E7%A8%B2%E6%9D%91%E5%92%8C%E7%BE%8E%E6%B0%8F%E3%81%8C%E5%87%BA%E9%A6%AC%E8%A1%A8%E6%98%8E-%E3%81%8B%E3%81%A4%E3%81%A6%E3%81%AA%E3%81%84%E5%8D%B1%E6%A9%9F-%E8%81%B7%E5%93%A1%E3%81%A8%E3%81%AE%E4%BF%A1%E9%A0%BC%E9%96%A2%E4%BF%82%E3%81%8C%E5%A4%A7%E5%88%87-%E5%A4%B1%E8%81%B7%E3%81%97%E3%81%9F%E6%96%8E%E8%97%A4%E5%89%8D%E7%9F%A5%E4%BA%8B%E3%81%AF-%E6%98%A0%E7%94%BB-%E3%83%AD%E3%83%83%E3%82%AD%E3%83%BC-%E3%82%92%E8%A6%8B%E3%81%9F-%E3%83%8E%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%A2%E3%82%A6%E3%83%88%E5%AF%B8%E5%89%8D%E3%81%A7%E3%82%82%E7%AB%8B%E3%81%A1%E4%B8%8A%E3%81%8C%E3%82%8B-7%E4%BA%BA%E3%81%8C%E5%87%BA%E9%A6%AC%E6%84%8F%E5%90%91%E3%81%AE%E4%B9%B1%E6%88%A6%E3%81%AB/ar-AA1rRNXp?ocid=msedgdhp&pc=U531&cvid=5b626b16f065405b9b1e6fb7b50189f3&ei=12

 兵庫県の斎藤元彦前知事(46)の失職に伴う次の兵庫県知事選挙に、前尼崎市長の稲村和美氏(51)が立候補することを正式に表明しました。

 稲村氏は、兵庫県議会議員を経て、2010年に38歳で尼崎市長選に無所属で立候補し初当選しました。当時、女性市長としては全国最年少で、任期中は子育て支援などの政策を行い、市長を3期務めました。先月、稲村氏を支援する市民らによる政治団体が立ち上がり、稲村氏に立候補の要請をしたということです。

 稲村氏は会見で、「いま兵庫県はかつてない危機にさらされている。このままにしておくことはできないと出馬を決心した。兵庫県のニュースが全国を駆け巡っていることに歯がゆい思いをしていた」と出馬に至った経緯を語りました。

 また「県議時代、そして尼崎市長時代にたくさんの経験をした。政治を進めるためには職員との信頼関係が一番大切だ」としたうえで、「(出馬することで)もっといい兵庫にしていくためのきっかけにせなアカンやろと、たくさんの方に声をかけていただいた。一度は政治からの引退を考えていたが、もう一度頑張りたい。県民の声が届く風通しの良い県政にしたい」と抱負を語りました。

 また、斎藤前知事の一連の対応や失職しての再出馬についてどう思うのかを報道陣に問われると、「当初から告発された側が公益通報もせずに、第三者委員会も立てずに調査をするのはおかしいと思っていた。一連の過程の中で、そのやり方を見直すチャンスは(斎藤前知事には)何度もあった。はがゆい思いをして見ていた」と斎藤氏や県幹部の対応について疑問を呈したうえで、「身近な皆さんから『兵庫県どうなっちゃうの?』、県外に行っても『兵庫県は大丈夫なの?』と言われると聞いた。それに対して(斎藤氏が立候補したことで)“兵庫県は大丈夫だよ”と言えない状況になってしまった。市長を退任したときに政治活動はしないと一旦は決めていたが、そういった周りの皆さんの声に背中を押された」と話しました。

 11月17日に投開票される兵庫県知事選には、8日時点で稲村氏のほかに、斎藤前知事(46)、元官僚で兵庫県への出向の経験のある中村稔氏(62)、「共産」の支援を受けた医師で無所属の大沢芳清氏(61)が出馬を表明しています。

 また、日本維新の会の参院議員、清水貴之氏(50)、元加西市長の中川暢三氏が近日中に会見を開き、出馬を正式に表明する予定で、新たに明石市在住でレコード会社経営者の福本繁幸さん(58)が立候補する意向だということです。

■一方、斎藤前知事は再出馬への意欲を語り、「映画『ロッキー』を見た。ノックアウト寸前でも立ち上がる」

 一方、7日、斎藤前知事が失職して以来初めて兵庫県庁を訪れ、かつて自身が毎週会見していた場所で、再出馬への思いを語りました。

 斎藤前知事

「ある意味失敗した人だから新たにチャレンジができる。即戦力としては私が適任だと思う」

 会見ではこれまでに見せなかった表情を見せる場面もありました。

(Q.心の支えはあった?)

「“鋼のメンタル”と言われますけど、すごく痩せてきてますし、だいぶ疲れていると思う。体重もそれなりには減ってますし、この半年間しんどいことが多かった。映画でいうと最近『ロッキー』を見たりとかしました。ノックアウト寸前でも立ち上がるというところですよね」

■兵庫県知事選は7人が出馬意向の乱戦に

11月17日に投開票される兵庫県知事選には、8日時点で稲村氏のほかに、斎藤前知事(46)、元官僚で兵庫県への出向の経験のある中村稔氏(62)、「共産」の支援を受けた医師で無所属の大沢芳清氏(61)が出馬を表明しています。

 また、日本維新の会の参院議員の清水貴之(50)、元加西市長の中川暢三氏が近日中に会見を開き、出馬を正式に表明する予定で、新たに明石市在住でレコード会社経営者の福本繁幸さん(58)が立候補する意向だということです。

http://www.asyura2.com/24/gaikokujin3/msg/171.html
記事 [国際35] ウクライナ首相「ロシア産ガスの欧州輸送協定、年末以降は延長せず」/ 朝日新聞
ウクライナ首相「ロシア産ガスの欧州輸送協定、年末以降は延長せず」/
朝日新聞社 によるストーリ
https://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E3%82%A6%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8A%E9%A6%96%E7%9B%B8-%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%82%A2%E7%94%A3%E3%82%AC%E3%82%B9%E3%81%AE%E6%AC%A7%E5%B7%9E%E8%BC%B8%E9%80%81%E5%8D%94%E5%AE%9A-%E5%B9%B4%E6%9C%AB%E4%BB%A5%E9%99%8D%E3%81%AF%E5%BB%B6%E9%95%B7%E3%81%9B%E3%81%9A/ar-AA1rQDKL?ocid=msedgdhp&pc=U531&cvid=5b626b16f065405b9b1e6fb7b50189f3&ei=19

 ウクライナのシュミハリ首相は7日、ロシア産天然ガスをウクライナ経由で欧州連合(EU)側に輸送する協定について、今年末に期限を迎えた後は延長しないと述べた。スロバキアなど欧州の一部の国はロシア産ガスへの依存度が高く、延長を求めていた。

 ウクライナ西部でスロバキアのフィツォ首相と会談した後の記者会見で述べた。シュミハリ氏は「我々はすべての欧州諸国に対し、ロシアからの石油とガスを完全に放棄するよう求める」と強調。スロバキアなどが依存している点に触れつつ、「我々は段階的な供給の多様化を期待している」と述べた。

 ロシアとウクライナのパイプラインを通じた天然ガスの輸送協定は今年末に期限を迎える。EU加盟国はロシアがウクライナに全面侵攻して以降、ロシア産の天然ガスの輸入を減らしていた。

http://www.asyura2.com/24/kokusai35/msg/106.html
記事 [戦争b25] ロシア軍、本土侵攻を阻止…ウクライナ戦争以降先月最多の死傷者発生/中央日報
ロシア軍、本土侵攻を阻止…ウクライナ戦争以降先月最多の死傷者発生/中央日報
https://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%82%A2%E8%BB%8D-%E6%9C%AC%E5%9C%9F%E4%BE%B5%E6%94%BB%E3%82%92%E9%98%BB%E6%AD%A2-%E3%82%A6%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8A%E6%88%A6%E4%BA%89%E4%BB%A5%E9%99%8D%E5%85%88%E6%9C%88%E6%9C%80%E5%A4%9A%E3%81%AE%E6%AD%BB%E5%82%B7%E8%80%85%E7%99%BA%E7%94%9F/ar-AA1rRlxA?ocid=msedgdhp&pc=U531&cvid=5b626b16f065405b9b1e6fb7b50189f3&ei=26

ロシアがウクライナの本土侵攻防御と東部戦線攻勢の強化による戦力損失で、先月のウクライナ戦開始以来最多の死傷者が発生したと、英国国防省が7日(現地時間)明らかにした。

​英国防省傘下の国防情報局(DI)は1日の記者会見で、先月、戦場で死亡または重傷を負ったロシア軍の数は1日平均1271人となり、従来の最高記録だった今年5月の1262人を超えたと明らかにした。

​国防省は「5月以来続いている死傷率の増加はハルキウとクルスク作戦を含む戦闘区域の拡散と戦線での戦闘強度の上昇によるものであることがほぼ確実だ」と説明した。

​今年5月からウクライナ第2都市のハルキウを相手に攻勢を強化し、多数の犠牲者を出したロシアは、自国南西部クルスク地域ではウクライナの奇襲的な進撃に突破され、相当な兵力損失を被っていると観測される。

​5月以来続いた1日平均1000人を超えるロシア軍の死傷者行進も先月まで5カ月連続で続いたという。

​英紙テレグラフは、最近現れているこのような高い死傷率は、ウクライナの防御陣地を圧倒するため、多数の歩兵の命を犠牲にするロシアの人海戦術のためだという専門家の分析を伝えた。

http://www.asyura2.com/23/warb25/msg/767.html
コメント [政治・選挙・NHK295]
37. 阿部史郎[1069] iKKVlI5qmFk 2024年10月09日 05:46:05 : cYRAeWjdps : aURIWUFBRGptV1E=[131]
変わり果てた副総裁『菅義偉』に物議 記者会見で終始もうろうと虚ろな表情で回答「話すのもやっとの人に、一体何がやれるのだろう」

https://rapt-plusalpha.com/111144/

菅義偉の変わり果てた姿に、国民からは「バイデンと同じですね。お払い箱にするためになんか盛られたのかもしれないですね。。悪い事ばかりする政治家の末路はこんなものですね」「認知症か老人性うつの可能性はないでしょうか?」「だいたいこうなると、その後不思議な去り方をするのではなかったか」「話すのもやっとの人に、一体何がやれるのだろう」といったコメントが殺到しています。

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/660.html#c37

記事 [国際35] 北朝鮮がロシアに正規軍派遣する可能性 「極めて高い」=韓国国防相/総合ニュース
北朝鮮がロシアに正規軍派遣する可能性 「極めて高い」=韓国国防相/総合ニュース
金泰均 によるストーリ
https://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E5%8C%97%E6%9C%9D%E9%AE%AE%E3%81%8C%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%82%A2%E3%81%AB%E6%AD%A3%E8%A6%8F%E8%BB%8D%E6%B4%BE%E9%81%A3%E3%81%99%E3%82%8B%E5%8F%AF%E8%83%BD%E6%80%A7-%E6%A5%B5%E3%82%81%E3%81%A6%E9%AB%98%E3%81%84-%E9%9F%93%E5%9B%BD%E5%9B%BD%E9%98%B2%E7%9B%B8/ar-AA1rRPQf?ocid=msedgdhp&pc=U531&cvid=5b626b16f065405b9b1e6fb7b50189f3&ei=66

また、ウクライナで北朝鮮軍将校と兵士が死傷したとの情報は事実である可能性が高いと明らかにした。

キーウ・ポストなどウクライナメディアは4日(現地時間)、ロシアが占領している東部のドネツク州周辺でウクライナのミサイル攻撃により北朝鮮軍将校6人を含む20人が死亡したと報じた。また、3人以上の北朝鮮軍兵士が負傷したと伝えた。ロシアのソーシャルメディアの情報によると、北朝鮮軍将校らはロシア軍の訓練を視察していたという。

金氏は「ロシアと北の関係は軍事同盟に劣らず緊密になっている」として、「北は核とミサイル能力を高度化し、朝鮮半島を含む域内の安全保障秩序を深刻に脅かしている」と指摘。「わが軍は核基盤の韓米同盟に基づき、『科学技術強軍』を構築していく」と強調した。

http://www.asyura2.com/24/kokusai35/msg/107.html
コメント [政治・選挙・NHK295] やることなすことすべて裏切り 支持率はもっと下がる 自公過半数割れに現実味(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
29. 罵愚[4133] lGyL8A 2024年10月09日 05:55:24 : dLV7KORD0A : TkxhRUl1ZEs1Yk0=[667]
>>27. 地獄行きさん
>お前ら…共に揃って「地獄」へ落ちろ!

 共に揃ろうお前ら…ッテ、誰のことかなぁ? かつての古代中国の皇帝たちがシルクロードから伝わった時代時代の最先端の宗教情報を自己の威信や国の統治の手段として用いてきたように、社会主義も民主主義も威信材だとしたら、9条平和の戦後民主主義こそが戦後政治の威信材じゃぁないのかなぁ? その意味では、自民党政権のアメポチ外交も、★阿修羅♪メダカの支那イヌ政策も、同類だよね。
 日本犬保存会は日本犬絶滅で、たちいかなくなっている?
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/658.html#c29

コメント [医療崩壊13] 明治HD系、反ワクチン団体を提訴へ 名誉毀損で (日経)  魑魅魍魎男
2. 2024年10月09日 05:58:56 : 7dkOY89B4s : RzFOVlJlUldGMlE=[4386]
社員に内部告発本まで出されているのに、何が提訴だ。
みっともない会社だね。
http://www.asyura2.com/24/iryo13/msg/182.html#c2
コメント [政治・選挙・NHK295] やることなすことすべて裏切り 支持率はもっと下がる 自公過半数割れに現実味(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
30. 罵愚[4134] lGyL8A 2024年10月09日 06:05:42 : dLV7KORD0A : TkxhRUl1ZEs1Yk0=[668]
 つまりリねぇ…自民党政権がいくらやせ細っても、野党が太る兆候はない。自民はダメだが、野党はもっとダメってことじゃぁないのかなぁ?
 舞台のそででせせら笑ってるのは、二人の外国人? 彼らにとって、日本語のラベルの付いたドッグフードは、おごちそうなんだろう。
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/658.html#c30
コメント [経世済民126] 貧困家庭の子供が成長してもお金を稼げない本当の理由(ダイヤモンド・オンライン) 赤かぶ
72. 2024年10月09日 06:12:44 : zUK0LSZ5kb : V2VjTEZKc0VVUVk=[766]
P.S.

自然界では「貧困」は死ぬ事を意味する
衣食住があり生き延びる事が出来る人を「貧困」とは言わない
\(^o^)/ いい加減気づけよ
      自慢するのが資本主義の原点だと
       手元のモノリスで頭に花が咲いたのかぁ〜♬

http://www.asyura2.com/18/hasan126/msg/357.html#c72

コメント [医療崩壊13] 明治HD系、反ワクチン団体を提訴へ 名誉毀損で (日経)  魑魅魍魎男
3. マカロン[519] g32DSoONg5M 2024年10月09日 06:45:37 : 60yfgd8Jh2 : RTJxbkZINnRYdy4=[171]
突っ込みどころ満載。ある意味、この社長は正直なのかも。
初めて実用化した製品とは知りませんでした。
万一、環境への伝播などの問題が生じたら、逆鎖国出来る島国の日本で、大勢の日本人に打たせることによって、何年もデーターを集めよう、長期的な効果や安全性のデーターを取ろうということですね。
かつてのABCCと同じですね。
実験用の猿が、1000万円弱に高騰しているそうです。


[新しいコロナワクチン「安全」 レプリコン開発の米社長(共同)]
https://news.yahoo.co.jp/articles/df9e84a9b62e4710e984052b7c92ef0e8a607e69

「レプリコン」という新しいタイプの新型コロナウイルスワクチンを開発した【米アークトゥルス・セラピューティクス社】のジョセフ・ペイン社長が8日、共同通信のインタビューに応じた。

「何年もデータを集め、長期的な効果や安全性を文献で発表したい」
と語った。
2020年に開発を始め、アークトゥルス社にとって初めて実用化した製品だという。


http://www.asyura2.com/24/iryo13/msg/182.html#c3

コメント [政治・選挙・NHK295] 萩生田光一氏がひろゆき氏に激オコも国民冷ややか…“再就職先”に「加計学園」浮上も居場所なし?(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
28. たぬき和尚[819] gr2CyoKrmGGPrg 2024年10月09日 06:52:33 : ZGAvq8lUL6 : RGlkdUxULi93MEE=[182]
>>18
壺がらみだと途端に正義漢になるひろゆきwww
鈴木エイト氏と対談もしているし、劇薬男だけど面白い奴。
まあこいつはフランス在住者として海外の反カルト法に詳しいのを自慢したいだけなんだろうけどね
だけど共産をはじめとするアンチ統一教会には利用価値があるんじゃないだろうか
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/657.html#c28
コメント [政治・選挙・NHK295] やることなすことすべて裏切り 支持率はもっと下がる 自公過半数割れに現実味(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
31. 夜盗虫[69] lumTkJKO 2024年10月09日 07:07:26 : bGkTS5roMQ : T0RKdUNmNHlUOWc=[1]
今の政治家たちは日本の縮図

あいつらをみて国民一人一人が心改めれば日本も変わるだろう

無理だとは思うがw

いくところまでいって共食い全滅が関の山
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/658.html#c31

コメント [政治・選挙・NHK295] これが裏金議員50人の選挙区だ! 焦る石破自民「非公認」「比例重複なし」に方針転換も戦況悪化は加速<一覧表あり>(日刊ゲン… 赤かぶ
38. 秘密のアッコちゃん[695] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2024年10月09日 07:13:33 : fjTz2F981w : QTJUazdpaUhyT1U=[260]
<■2111行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
「防衛シフト」の石破政権 安全保障に精通した議員を要職起用 現実路線で対中抑止を
2024/10/9 6:00
https://www.sankei.com/article/20241009-RYPOGACQBRNERI5WD7MFPFJZQY/
石破茂新政権が1日に発足した。
日本は今、戦後最も複雑で厳しい安全保障環境に置かれている。
特に中国は、自民党総裁選最中の
「政治空白」
に合わせて日本周辺での軍事活動をあからさまに活発化させている。
中国と軍事的連携を強めるロシア、弾道ミサイル発射を繰り返す北朝鮮の動向も予断を許さない。
日本自らの防衛力に加え日米同盟、同志国との連携を強化し、如何に抑止力・対処力を高めるか。
首相の指導力が問われる。
■党要職に防衛相経験者
「これだけ安保政策が前面に出て、注目される新内閣は珍しい」。
石破政権発足後、防衛省幹部はこう漏らした。
防衛庁長官、防衛相をそれぞれ経験し、安保政策通を自任する首相をトップに、外相には岩屋毅氏、防衛相には中谷元氏、自民党政調会長には小野寺五典氏と政府、党の要職にいずれも防衛相経験者を充てた。
加えて首相の側近となる政務担当の首相秘書官2人のうち1人には槌道明宏元防衛審議官を就けた。
槌道氏は昭和60年に防衛庁(当時)に入庁し、石破氏の防衛相時代の秘書官を務めた経験がある。
防衛政策に明るい人材で脇を固める石破政権の布陣は、日本が置かれる厳しい安保環境に対する危機感の表れとも見て取れる。
首相は自民党総裁選で、
「アジア版NATO(北大西洋条約機構)」
の創設や日米地位協定の改定、米国内の自衛隊訓練基地設置など独自の安保政策を掲げたが、その実現性については懐疑的な指摘が相次いだ。
首相は7日の衆院代表質問で、アジア版NATOについて
「私自身の一国会議員としての考えを述べてきたが、一朝一夕で実現するとは当然思っていない」
と語った。
4日の所信表明演説でも、アジア版NATOの他、地位協定の改定や米国内の自衛隊訓練基地設置には触れなかった。
7日の衆院代表質問では
「一国の首相としてまずは喫緊の安全保障上の課題に取り組んでいく」
とも強調し、現実路線にシフトしつつあるようだ。
■台湾有事は「重要影響事態」
石破政権にとって中国の軍事的脅威にどう対抗するかは重要課題の1つとなる。
日本は自民党総裁選と衆院解散・総選挙、米国は大統領選の最中にあって、日米でそれぞれ
「政治的空白」
が生じる隙を突いて、中国は軍機による初の領空侵犯や領海侵入、空母による初の接続水域侵入など挑発行動を繰り返した。
日本政府は対抗措置として9月、海上自衛隊の護衛艦による初の台湾海峡通過に踏み切った。
中国は猛反発し、軍事的挑発を更に強める恐れがある。
昭和29年の自衛隊創設以来、初となる海自艦艇による台湾海峡の通過は、日本としても中国大陸と台湾を隔てる台湾海峡の安定重視を打ち出すため、政府内で検討されてきたが、尖閣諸島(沖縄県石垣市)などで中国の挑発活動がエスカレートする事態を懸念し、見送ってきた経緯がある。
日本にとって海自艦艇の台湾海峡通過は
「切り得る最大のカードのうちの1つ」(自衛隊幹部)
であり、今後中国に対し毅然とした態度を示しつつも、軍事的緊張を激化させないためにどう対応するかは大きな課題となる。
中国の習近平国家主席は、2027(令和9)年までに台湾侵攻の準備を完了させるよう指示したとされ、この期間は首相の自民党総裁任期(9年9月末まで)と重なる。
首相は総裁選期間中のテレビ番組で、台湾有事について
「少なくとも(安全保障関連法で定められた日本の平和と安全に重要な影響を与える)重要影響事態だ」
との認識を示した。
■実効的な対応が求められる
約3年に及んだ前の岸田文雄政権は、国家安全保障戦略など安保3文書を策定し、防衛費の大幅増額や反撃能力(敵基地攻撃能力)の保有を決定した。
防衛装備移転に関する規制も緩和し、地対空誘導弾パトリオットを米国に輸出するなど日米同盟の強化に努めた。
オーストラリアや英国など同志国との防衛協力も積極的に進めた。
念頭にあったのは対中包囲網の構築だ。
「自由で開かれたインド太平洋」
を唱えた安倍晋三元首相以降、岸田氏にまで引き継がれた外交安保政策を継承、発展させ、台湾の武力統一も見据えて軍事活動を活発化させる中国をどう抑止するか、実効的な対応が求められる。

<主張>代表質問 安全保障の論議不十分だ
社説
2024/10/9 5:00
https://www.sankei.com/article/20241009-N3ZCWLPEKJIFNBCCPHJ3MP7ZMA/
石破茂首相の所信表明演説への国会の代表質問が終わった。
政権選択選挙である衆院選を前にした国会である。
「政治とカネ」
を巡る問題が盛んに議論された。
その一方で、日本の独立と繁栄の基盤となる安全保障の論議が深まらなかったのは残念だ。
自民党議員は中国軍の領空侵犯や領海侵入、空母「遼寧」の接続水域航行、ロシア軍の領空侵犯を取り上げ、小野寺五典政調会長は
「国民の命と暮らし、領土・領海・領空を守り抜く」
ことを求めた。
日本維新の会の馬場伸幸代表は台湾有事について質した。
首相が最近の著書で
「『台湾有事、即日本有事』となる可能性は相当低い」
と指摘しているからだ。
馬場氏は
「対中抑止力や国民の国防意識を削ぐことになる」
と懸念を示した。
首相は
「仮定の質問に答えるのは差し控える」
とした上で
「台湾海峡の平和と安定は国際社会の安定にとっても重要だ」
と指摘した。
国防の決意と具体策をもっと語る必要がある。
物足りなかったのは野党第一党の立憲民主党である。
野田佳彦代表が首相のアジア版NATO(北大西洋条約機構)構想に関し
「日米同盟の抑止力に疑念があると思われかねない」
「非現実的ではないか」
と疑問を呈したのは妥当である。
だが、立民として日本をどう守るつもりかを語らなかった。
対中認識を含む現下の国際情勢に対する見方も示さなかった。
田名部匡代参院幹事長はロシアに侵略されたウクライナで、なぜ抑止力が効かなかったのかを質した。
ウクライナ問題を論ずるのではなく、アジア版NATOを巡る首相の言行不一致を引き出したかっただけのようだ。
安保政策を十分語らずに政権交代を迫っても、説得力は感じられない。
憲法改正については自民、立民、維新などが質問した。
首相は緊急事態条項の創設や自衛隊明記について、自民内の議論を
「後戻りさせることなく、前に進めていく決意だ」
と語った。
同時に、任期中に国会への発議を実現したいとし、憲法審査会で議論を深めるよう求めた。
ただ、それだけでは足りない。
首相や憲法改正に前向きな政党は、どの項目をいつまでに条文化したいのかを明らかにすることも重要である。

首相、世論と党内融和で板挟み 「聞く力」発揮は 衆院選結果次第では「石破降ろしも」
2024/10/8 6:00
https://www.sankei.com/article/20241008-ZVRGPKMP4FIUHGX35IF7KBFX7U/
石破茂首相(自民党総裁)は就任後初の視察先として、1月に地震、9月には記録的な豪雨に見舞われた石川県に赴き、被災者の声を聞いて回った。
先の党総裁選の討論会やテレビ番組では得意な論戦で
「語る力」
が目立っていたが、視察現場では
「聞く力」
を重視した。
次期衆院選に向け派閥パーティー収入不記載事件の関係議員への厳しい対応を迫られる中、
「聞く力」
を発揮し、党勢を立て直すことができるのか注目される。
■正座で被災者に寄り添い
「国も、ちゃんと分かってくれとるね、と実感してもらわんといけんと思っとるんですよ」。
首相は5日、同県輪島市内の避難所を訪れ、高齢の被災者らに、こう語りかけた。
防災庁創設を掲げ、避難所の環境改善を訴えてきた首相は、被災者に食事の内容やコンテナ型トイレの使用感などを熱心に聞き取った。
その間、正座で被災者と向き合い、
「困ってる、なんとかならんか、ということがあったらおっしゃってください」
と柔和な表情で繰り返し声をかけた。
首相はこの日、午前9時ごろに能登空港(同県輪島市)に到着すると、政府専用車両ではなく、大型バスに随行の首相秘書官らと乗り、被災現場や避難所を回った。午後4時半ごろに同空港を発つまでに7カ所回った。
震災の被害が甚大だった同県珠洲市内の避難所でも、
「(今も)飲み水はペットボトルですか」
「携帯電話はすぐに通じるようになったのですか」
などと質問し、被災者に寄り添った。
■「自己満足にひたっていてはいけない」
視察先で
「聞く力」
をアピールした首相だが、ライフワークとする安全保障分野や憲法改正の議論ではこれまで持論を展開してきた。
党や政権に物言う姿勢を貫き、世論調査での人気は高いが、党内では
「後ろ足で砂をかける」
「後ろから鉄砲を撃つ」
との評価が付きまとってきた。
平成21年の麻生太郎内閣末期に急先鋒で
「麻生降ろし」
を始めたのは首相だった。
先の党総裁選で麻生氏が石破氏ではなく高市早苗前経済安全保障担当相を支援したのは、この時に出来た溝が原因だ。
首相自身も
「後ろから鉄砲を撃つ」
という評価については自覚があり、5度目の挑戦となった先の党総裁選期間中の産経新聞の単独インタビューでは、
「『俺は正しいことを言っている』という自己満足に浸っていてはいけない」
と言及。
「原理原則論」
を前面に押し出す言動を控えた。
実際、首相就任後は自身が提唱してきた
「アジア版NATO(北大西洋条約機構)」
創設や日米地位協定の改定に関し、党内や関係各所との合意を得る努力を進めていくとの考えを示した。
また、総裁選では賛意を示した選択的夫婦別姓制度についても党内に根強い反対意見に配慮し、今は慎重姿勢を取る。
■不記載議員の公認問題で安倍派は不満
「石破カラーを出すと党内から怒られる」
就任当初、こう漏らした首相は、野党からの
「これまでの発言からブレた」
との批判も甘んじて受け、党内融和に腐心してきた。
しかし、次期衆院選に向けた派閥パーティー収入不記載事件の関係議員の公認を巡っては、厳しい判断を迫られた。
「政治とカネ」
を巡り世論の逆風が止まない中、首相は7日、政治資金収支報告書に不記載が確認された議員を次期衆院選で公認した場合でも、比例代表との重複立候補を認めない方針を決め、非公認の対象も広げた。
党内には世論の声を聞いた首相の決断を評価する声がある一方、不記載事件に関与した議員が多い旧安倍派からは恨み節が漏れる。
旧安倍派の中堅議員は
「首相との間にしこりは残るに決まっている」
「もう修復は出来ないよ」
と吐き捨てる。
総裁選で首相と争い、首相とは異なる保守的な政治信条を持つ高市氏や小林鷹之元経済安保担当相も首相の提示したポストを固辞するなど距離を置く。
報道各社の世論調査で総裁に相応しい候補として上位を維持してきた首相だが、首相就任後の各社の調査では内閣支持率は50%前後にとどまった。
次期衆院選の結果次第では党内で
「石破降ろし」
が始まりかねない。
首相は世論の期待と党内融和の狭間で難しい政権運営を強いられそうだ。

石破首相は「2代目検討使」「岸破%煌t」 国民・玉木雄一郎代表が皮肉
2024/10/7 21:35
https://www.sankei.com/article/20241007-DU4WL3DGINJ7VB2YMMNEFVTHRU/
国民民主党の玉木雄一郎代表は7日、衆院本会議の代表質問で
「検討する」
との答弁を連発した石破茂首相を皮肉った。
岸田文雄前首相が
「検討使」
と揶揄されたのを引き合いに
「第2次検討使が派遣され、2代目を襲名したようだ」
と国会内で記者団に語った。
両氏の名前をもじり
「『岸破内閣』という感じだ。中身が全く一緒だ」
とも述べた。
更にに、ガソリン税を一部軽減する
「トリガー条項」
の凍結解除などの答弁が岸田氏と同じだったと指摘。
「石破カラーを感じられない官僚答弁だった」
「石破氏の着ぐるみを着た岸田氏かと思った」
と語った。

<主張>不記載議員対応 またもや「言行不一致」か
社説
2024/10/8 5:00
https://www.sankei.com/article/20241008-VVITD4HYDZJN3DGCSNBHI6GB44/
石破茂首相(自民党総裁)と党執行部が、派閥パーティー収入不記載に関係した同党衆院議員らへの衆院選対応を決めた。
不記載議員を選挙区で原則公認する一方、比例代表への重複立候補は認めない。
旧安倍派幹部3人に加え、国会の政治倫理審査会(政倫審)に出席していない旧安倍派、旧二階派の議員3人も公認を見送る。
首相は
「国民の不信や怒りにきちんと対応することが必要だ」
と語った。
今回の措置は、議員の政治生命に関わる方針転換である。
衆院選で苦戦を強いることを見越した選挙目当ての策と言える。
党執行部は当初、重複立候補を認める構えだった。
首相は言行不一致と指摘されても仕方のない行動にまたもや走ったことになる。
首相は総裁選時に、今回のような措置を講ずると語っていなかった。
出馬表明時こそ
「公認するに相応しいかどうかの議論は徹底的に行われるべきだ」
と非公認の可能性に言及したが批判を浴びて軌道修正していた。
総裁選時に何も語らずに議員に支持を求め、当選したら掌返しをするのは総裁選という選挙を軽んじている。
騙し討ちのような手法は感心しない。
総裁選の公約で
「不記載議員1人1人と向き合い厳しく反省を求める」
と明記したが、当選後にそれを行っている形跡もない。
首相は議員への聞き取りについて
「厳しい時間の制約はある」
と述べて消極的だ。
だが、前言を翻して予算委員会を開かず衆院解散を急いでいるのは首相ではないか。
石破内閣への世論の視線は厳しい。
早期解散に走ったり、総裁選で掲げた主要政策を次々に軌道修正したりした言行不一致や、挙党体制を取らない組閣などが響いている。
いずれも首相自身が招いた事態である。
強引な衆院選対応を決めても党の団結を損なう。
また、有権者の心にどこまで響くかは不透明だ。
公認基準を巡っても解せない点がある。
「党役職停止」
処分中の議員のうち、政倫審で説明した議員は非公認の対象から除いた。
政倫審で弁明はあったが、それで事件が解明されたとは到底言えない。
石破首相と自民に求められるのは、なぜ事件が起きてしまったかを説明することだ。

無役の自民・高市早苗氏にSP 衆院選期間中、加害予告の投稿受け異例の対応
2024/10/7 18:59
https://www.sankei.com/article/20241007-6TNQSVIATJKIRCGC6OC5HHMJBM/
衆院選(15日公示、27日投開票予定)の選挙運動期間中、自民党の高市早苗前経済安全保障担当相が警護対象者となり、SP(警護官)がつくことが7日、わかった。
インターネット上に高市氏に対する加害予告の投稿が発見されたためで、政府や党の要職についていない
「無役」
の議員が警護対象になるのは異例となる。
高市氏周辺によると、総裁選の1回目の投票で首位だった高市氏には党所属議員から衆院選の応援要請が殺到しており、全国各地で応援演説を行う予定だ。
だが、関係者によると、警察当局によるサイバーパトロールで、高市氏に危害を加えるとの趣旨の投稿が複数確認された。
国内外で要人襲撃事件が相次いでいることもあり、SPがつく異例の対応が決まった。

まさかの低支持率「石破政権」いきなりヤバい理由
国民人気は高いと思われていたのに何が?
安積 明子 : ジャーナリスト
2024/10/7 11:50
https://toyokeizai.net/articles/-/832155#:~:text=%E3%81%BE%E3%81%95%E3%81%8B%E3%81%AE%E4%BD%8E%E6%94%AF%E6%8C%81%E7%8E%87%EF%BD%A2%E7%9F%B3
10月1日に発足した石破政権だが、滑り出しがよくない。
各社が行った世論調査でも、第1次安倍政権以降の10の政権の中で石破政権はおしなべて9位を占めた。
なお支持率最下位の麻生政権のときに、自民党は下野している。
■「国民人気はある」と認知されていたが…
まさかの数字に驚愕したのは、石破茂首相だけではないだろう。
自民党内で石破首相は、
「党内では人気がいまいちだが、国民には人気がある」
と認知され、長らく本人もそれを自負していたに違いない。
石破首相は2012年の総裁選の1回目の投票で165票という大量の党員票を獲得し、故・安倍晋三元首相らを押さえて1位に躍り出たからだ。
だから9月27日の総裁選で、高市早苗前経済安全保障担当相が109票の党員票を獲得し、たとえ1票差とはいえ石破首相を上回った時、大きなショックが広がった。
決選投票前の演説で、うなだれる石破首相とは対照的に高市氏がはしゃいでいるように見えたのも、それが一因だったかもしれない。
しかし、決選投票で石破氏は議員票を143票伸ばし、都道府県連票を含めた全体では高市氏を21票差で下して勝利した。
「差はそれほど大きくない」
「10人ほどがひっくり返れば、結果は逆になったはずだ」。
ある自民党議員がそう言った。
確かに1回目の投票で投じられた46票の議員票は別として、決選投票で石破首相に追加に投じられた143票の議員票すべてが
「石破氏でなくては絶対にダメ」
というわけではなかっただろう。
だからこそ石破首相は
「党内の和」
を第一とし、森山裕幹事長を任命した。
次期衆院選での裏金議員の処遇についても、一時は
「原則公認」
との姿勢を示したのも、それ故だろう。
しかし国民は忘れてはいない。
石破首相は8月24日に総裁選への出馬を表明した際、確かにこう言ったのだ。
「自由民主党公認候補として、公認するに相応しいかどうか」
「そういう議論は選挙対策委員会で徹底的に行われるべきだと思っています」
場所は鳥取県八頭町の和多理神社で、石破首相の生家に近く、幼い頃の遊び場でもあった。
社を背に話す石破首相の表情は、今回の総裁選を最後とする決意が滲み出ていた。
■「早期解散」の動きには抗えなかった
しかし、徹底的な検証には時間がかかる。
既に自民党では、小泉進次郎選対委員長が総裁選で勝利した場合の
「衆議院の早期解散」
が決まっていた。
「人気のあるうちに衆院選を行ってしまおう」
という魂胆だが、実はこの後に続きがある。
「次期参院選までは(人気が)持たないので、それまでにもう1度、総裁選が行われる」
というものだ。
実際には石破首相が勝利したものの、党内基盤が弱い石破首相は
「早期解散」
の動きに抗することができなかった。
また裏金議員の処遇についても総裁選で宣言したような措置は取れず、
「原則公認」
と後退した。
しかし世論はそれでは納得できない。
5日夜に自民党本部で森山氏や小泉氏が集まり、能登の被災地視察から戻ってきた石破首相も合流した。
そして翌6日午後、石破首相は党員資格停止処分を受けた議員、および役職停止中で、政倫審で説明していない議員を非公認とすると共に、説明責任を果たさず地元の理解が得られていない議員についても公認しないことを発表した。
同時に処分を受けなかった議員など40人については選挙区での公認を認めるが、比例重複は認めないことも決定。
選挙基盤が弱い議員にとっては厳しい措置となった。
風を変えたのは選対委員長の小泉氏だと言われる。
小泉氏は同日午後、東京・江東区で行われた街頭演説会で
「自民党が自らに鋭いメスを入れ、失った信頼を再び築き上げる覚悟を持って国民と向き合う選挙にしなければならない」
と訴えた。
■「絵に描いた餅」状態になっていないか
それでも怒りに震える国民にとっては、物足りない処分だろう。
第1、石破首相の行動に覚悟が見えないのだ。
その1つが10月4日に発表された内閣の布陣で、加藤勝信財務相や平将明デジタル相にはそれなりの方向性が見えるものの、全体的には何をアピールしているのかが不明だ。
大体
「若者・女性の機会を守る」
を含む5つの
「守る」
を石破首相が宣言していながら、女性閣僚がたった2人では”有言不実行”と言えまいか。
また、総裁選投票日にアメリカの保守系シンクタンク、ハドソン研究所のホームページに掲載された
「日本の外交政策の将来」
と題した寄稿では、
「アジア版NATO(北大西洋条約機構)」
の設立や、日米安保条約、日米地位協定の改定が提唱されたが、多くの専門家に一笑に付されている。
そしてこれらは
「軍事オタク」
として知られる石破首相の目玉政策とされるべきものだったにもかかわらず、所信表明では一切触れられていない。
要するに総裁選初出馬から16年を経て、念願の総理総裁になったものの、石破首相は政策についても、仲間作りについても、ほとんど準備をしていなかったということになる。
そもそも総裁就任と同時に、株価が大暴落。
これが弱気の始まりだと思われるが、石破首相が目指す国民の
「納得と共感」
を得るためには数々の試練を潜り抜けなくてはいけない。
■注目される財政政策
石破氏自身は財政再建派だが、まずはデフレ脱却のために増税路線を封印すべきではないだろうか。
それには国が金を吸収するのではなく、むしろ民から民へ金をまわす施策を考える必要がある。
石破首相は総裁選の最中に、金融所得課税増税や法人税増税を口にしたが、もしそうした直接税を増税するのなら、消費税など間接税引き下げの議論があってもいい。
実際に消費税の税収は2004年度予算で23.8兆円にものぼり、過去最高額となっている。
減税により消費が喚起されれば、大きく減じる危険もない。
既に
「短命政権」
との声も出ている石破政権だが、たとえ党内基盤は弱くても、国民の支持があれば存続できる。
そのためには各界からの優秀なブレーンとともに、石破首相が
「聞く耳」
を広く持つことも必要だろう。

石破内閣支持率53・3% 不記載議員「公認すべきでない」47・4%
産経・FNN合同世論調査
世論調査
2024/10/7 11:54
https://www.sankei.com/article/20241007-44ZLILCISZOCBIC6AHZR3OL7ZQ/
産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が5、6両日に実施した合同世論調査で、1日に発足した石破茂内閣の支持率は53・3%、不支持率は35・8%だった。
支持率は岸田文雄内閣の最後となった前回調査(9月14、15両日)から27・6ポイント上昇して5割に乗せた。
一方で、令和3年10月の岸田内閣発足時(63・2%)と比べると9・9ポイント低かった。
石破内閣を「支持する」と回答した人を対象に理由を聞いたところ、「他によい人がいないから」が32・2%で最多。13人が初入閣となった石破内閣には「期待しない」(49・3%)との回答が「期待する」(43・1%)を上回った。
取り組んでほしい政策に関する質問(2つ選択)では「物価高・賃上げ対策」が39・5%でトップ。「経済対策・景気対策」(35・0%)▽「年金・医療・介護」(27・3%)▽「子供・子育て支援」(24・9%)−などと続いた。
また、首相が今月27日に投開票を行うと表明した衆院選のタイミングについては「国会論戦を行った後、年内にやるべきだった」が39・8%に上った一方、「適切だ」は24・0%にとどまった。自民が派閥のパーティー収入不記載事件で不記載が指摘された議員らを公認してよいかについて尋ねたところ、「公認するべきではない」が47・4%(前回比4・2ポイント減)で最も多く、次いで「説明責任を果たせば公認してよい」が42・5%(同2・6ポイント増)。
「公認してよい」は6・9%(同0・6ポイント増)にとどまった。
一方、先月23日の立憲民主党代表選で勝利した野田佳彦代表に「期待する」との回答は49・6%だったのに対し「期待しない」は44・0%。次期衆院選で与党に対抗するために野党は候補者を一本化すべきか尋ねたところ、「一本化すべき」が51・7%(同3・5ポイント増)となった。
ただ、次期衆院選後の政権については「自民、公明中心の政権の継続」が53・1%(同5・2ポイント増)で、「今の野党を中心とした政権交代」の35・3%(同5・9ポイント減)を上回った。次期衆院選の比例代表の投票先では、自民34・1%(同1・1ポイント増)▽立民13・0%(同0・7ポイント増)▽日本維新の会5・3%(同0・7ポイント減)▽公明党3・9%(同0・2ポイント増)▽共産党2・2%(同0・7ポイント減)▽国民民主党2・0%(同0・4ポイント増)−などの順となった。
調査では内閣支持率に関し、答えが不明確な場合は「どちらかと言えば」と再度、質問して回答を得た。

石破茂氏、新首相に就任 米紙、日米の緊張を予測 韓国紙、首相の歴史認識を総じて歓迎
世界の論点
2024/10/7 10:00
https://www.sankei.com/article/20241007-3FUSPZIZPFJIDMVN6QIJPB5WJ4/
自民党の石破茂氏が1日、新首相に就任した。
石破氏はかねて、
「アジア版NATO(北大西洋条約機構)」
創設などを主張してきたことから、米メディアは日米間に緊張が走ると予測している。
韓国メディアは、石破氏の歴史認識を総じて歓迎。
ただ、アジア版NATO構想には、保革双方から懸念の声が出ている。

■同盟に緊張 中国と衝突危惧(米国)
複数の米メディアは
「アジア版NATO」
創設や日米地位協定の見直しなどを主張する石破茂新首相の外交安全保障政策により、日米間に緊張、日中間では衝突が起きる懸念を指摘した。
石破氏が故安倍晋三元首相に批判的で、党内で異端視されてきた経緯を紹介するメディアもあった。
米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)は9月27日、防衛相も務めた石破氏が日米同盟を不平等な関係と考え、同盟関係の再構築を望んでいるとして、
「ワシントン(米政府)との間で緊張が起きる予感がする」
と伝えた。
日米安保条約では、日本が攻撃された場合、米国に日本支援のため駆け付ける義務があるが、日本には同様のことが求められていない。
一方、日本が約5万5千人の米軍を国内に受け入れ、在日米軍駐留経費の日本側負担(思いやり予算)は経費全体の75%に上る。
同紙は、石破氏が
「同盟の非対称的な側面に苛立っている」
と指摘。
同盟の
「基本的な構造」
を変えることなく、防衛費の増額に取り組み、米国との関係深化を図ってきた安倍氏や岸田文雄前首相と
「異なる立場」
を示すのが石破氏だと評した。
自民党総裁選の期間中、石破氏が
「米軍機が日本で墜落した場合など、日本の米軍基地への立ち入りや装備品への接触を制限する条約上の制限に異議を唱えている」
と、懸念も滲ませせた。
米誌タイム(電子版)は9月27日、石破氏について、日本による韓国併合の「過ちを認める」数少ない政治家の一人で、「独特で異端な一面がある」とし、韓国との関係強化を重視している政治家だと論じた。一方、アジア版NATO創設を推進するなら、「北京(中国政府)との衝突は避けられない」と予測した。
AP通信は9月27日、石破氏が安倍氏による「タカ派政治」を声高に非難し、党内の一部から長年、「面倒な部外者」扱いをされてきたと紹介。石破氏が米国内に自衛隊の訓練基地を置く構想など、「より平等で双務的な」日米同盟の構築を目指していると指摘した。また、アジア版NATOの創設を提唱する石破氏について、「米国が日本に求める範囲を超える安全保障に関する考えを持つ」とする日本人有識者のコメントを紹介。「実現可能性」に疑問を呈した形だ。一方、「日米の外交安保関係に変化が生じるとは思わない」との同有識者の見方も伝えた。(岡田美月)

■歴史認識で歓迎 安保は懸念(韓国)
石破茂氏の首相就任に関し、韓国では
「右翼勢力と違う歴史認識を持つ政治家」
として保守・革新両陣営から歓迎の声が相次いだ。
一方、中国への牽制を念頭に「アジア版NATO」を創設し日韓の防衛協力強化を図る石破氏の安全保障構想に対しては、保革双方で懸念の声が相次いでいる。
石破氏は2017年、韓国紙のインタビューで日韓間の歴史認識問題について問われ、
「(韓国側の)納得を得られるまで謝罪し続けるしかない」
と発言。
韓国では
「周辺国との関係を重視する穏健派」(革新系の京郷新聞)
と評価されてきた。
石破氏について今回、保守系の中央日報は社説で
「韓日関係をこじらせてきた歴史認識で前向きな態度を見せてきた」
と評し、2023年以降の両国関係改善がさらに進展することへの期待を示した。
革新系のハンギョレ紙も社説で
「安保問題に専門的見識を持つ保守政治家として知られ、歴史問題でも合理的な見解を明らかにしてきた」
と好意的に紹介した。
キリスト教徒の多い韓国では、石破氏が日本では少数派のクリスチャンであることに着目する報道も目立った。
夕刊紙、文化日報は、歴史認識で石破氏が「反省」の意を繰り返し示してきたことについて
「日本のキリスト教会の考えが影響を及ぼした」
と分析。
靖国神社参拝に否定的な態度を示す理由の1つに、石破氏の信仰を挙げる専門家の談話も紹介した。
一方、アジア版NATOの創設や米国との核兵器共有に前向きな石破氏の安保政策には、各紙の評価が分かれた。
中央日報社説が日米韓の安保協力強化を課題に挙げ、石破氏と尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領による
「ウィンウィン」
の協力加速に期待を示したのに対し、同じ保守系の朝鮮日報は
「アジア版NATOに参加する国はほとんどなく、米国が日本と核共有に直ちに乗り出す可能性もない」
と断じた。
ハンギョレは、韓国に対する
「謝罪と反省」
に進展がなければ
「中国を排除して韓国と事実上の軍事同盟を結ぼうという意見に同意する韓国人はほとんどいない」
とし、アジア版NATOの議論が進めば
「韓日の摩擦は避けられない」
との見通しを示した。
保守系・東亜日報の東京特派員は、石破新政権が歴史認識問題で歩み寄りつつ共同防衛への参加を韓国に提案すれば、韓国はより複雑な判断を迫られると指摘。
親日的で
「眉をひそめるほど純真」
な尹政権与党と、親中に振れる野党以外の選択肢がない状況に
「韓国国民は冷や汗をかいている」
と訴えた。

自民に激震「比例重複認めず」 非公認対象広がる 党勢後退すれば首相の責任問題も
2024/10/6 20:15
https://www.sankei.com/article/20241006-DWEKPHC3DFPW7OQQ3KTHK2NZI4/
石破茂首相(自民党総裁)が政治資金収支報告書に不記載が確認された自民党議員を次期衆院選で公認した場合でも、比例代表との重複立候補を認めない方針を固めた。
重複立候補できない非公認の対象も従来より広がる。
衆院選を前に有権者の不満を抑える狙いがある。
ただ、当選の確率が下がるだけに自民議員の動揺は激しい。
]深刻な党勢後退を懸念する声も強まっている。
「(世論調査などで)地元から説明責任が評価されていないと判断された議員は非公認となる」
「厳しい判断だ」。
自民幹部は首相の決断についてこう語った。
自民の森山裕幹事長は4日、派閥パーティー収入不記載事件で処分した衆院議員をめぐり、原則として公認する意向を示していた。
既に不記載事件への党の処分が下された中、非公認が
「2重処分」
に当たるとの指摘もあった。
非公認となればテレビの政見放送でアピールできず、配布ビラの枚数も減るなど厳しい選挙戦は避けられない。
自民重鎮は
「公認問題は決着済みだと聞いていたので総裁選で首相を応援した」
「話が違う」
と語気を強めた。
不記載事件に関与した議員が多い旧安倍派を狙い撃ちした動きとの見方も広がっている。
首相は生前の安倍晋三元首相と距離があったためだ。
重複立候補の道を断たれた旧安倍派中堅は
「しこりは残る」
「政権を支えようと思っていたが無理だ」
と吐き捨てた。
「内閣支持率が期待したほど上がらなかった中で『政治とカネ』の問題に焦点を当てられてしまった」
「衆院選を見据えた苦肉の策だ」
自民関係者は首相の狙いをこう解説した。
ただ、衆院選で落選する自民議員が続出すれば、首相自らが責任問題に直面することになる。
自民の閣僚経験者は
「郵政解散で党内が割れたときは『刺客』を立てたので、減った議員数を補充できた」
「(刺客を出さない)今回はかなりの議席を減らすのではないか」
と呟いた。

石破首相 党員資格停止議員など非公認の方針 強い反発も
2024年10月7日 5時54分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20241007/k10014602761000.html
次の衆議院選挙に向けて、石破総理大臣は、自民党の政治とカネをめぐる問題で収支報告書に収入を記載していなかった議員の一部を公認しない方針を示しました。
党内からは理解を示す意見がある一方、非公認となる議員がいる旧安倍派を中心に強い反発が出ています。
石破総理大臣は6日、次の衆議院選挙に向けて、自民党の政治とカネをめぐる問題で政治資金収支報告書に収入を記載せず
「党員資格停止」
の処分を受けた議員などを公認しない方針を明らかにしました。
これにより、党から
「党員資格停止」
の処分を受けた下村元文部科学大臣、西村元経済産業大臣、高木元国会対策委員長と、1年間の
「党の役職停止」
の処分が継続していて、政治倫理審査会での説明を行っていない萩生田元政務調査会長、平沢元復興大臣、三ツ林裕己・衆議院議員の6人が非公認となる見通しです。
この他かの処分を受けた議員についても地元の都道府県連の公認申請や選挙区の情勢を踏まえて最終的に判断する方針で、公認されない議員が増える可能性があります。
また、処分の有無にかかわらず収支報告書に記載していなかった議員は小選挙区と比例代表との重複立候補を認めないとしていて、少なくとも30人を超える見通しです。
石破総理大臣は
「有権者1人1人に真摯に向き合い、国民の納得と共感を求める」
「国民の信頼を得る観点から公認権者として責任を持って最終的に判断していく」
と述べました。
今回の方針について党内からは
「これくらいの対応をしないと世論は納得しない」
など理解を示す意見がある一方、非公認や比例代表との重複立候補が認められない議員が多い旧安倍派を中心に
「既に処分が終わっているにもかかわらずゴールポストを動かすようなもので『旧安倍派潰し』だ」
など強い反発が出ています。
これに対し、野党側は7日と8日に行われる代表質問で、収入を記載していなかった議員への対応を含め、自民党の政治とカネの問題を厳しく追及する方針です。
立憲民主党の野田代表は
「このスキームでは、大半が公認される仕組みではないかと思っており、国民の理解を得ることは全然できない」
と批判しました。
石破総理大臣は、9日衆議院を解散する意向で今月27日に行われる見通しの衆議院選挙に向けて、与野党の対決姿勢が強まっています。

「不記載議員の重複立候補は認めない」衆院選公認で自民執行部が方針 石破首相の全発言
2024/10/6 17:22
https://www.sankei.com/article/20241006-ALWDRKNLWFBYBC2HYPUX6MMUMY/
石破茂首相(自民党総裁)は6日、次期衆院選(15日公示、27日投開票予定)を巡り、党本部で森山裕幹事長、小泉進次郎選対委員長と協議し、派閥パーティー収入不記載事件を受けた関係議員の公認の是非に関する方針を決めた。
「選挙における非公認」
より重い処分を受けた議員を公認しないほか、政治資金収支報告書に不記載が確認された議員については比例代表との重複立候補は認めないこととした。
非公認の対象には、党員資格停止処分だった下村博文、西村康稔、高木毅氏らが含まれる。
記者団に対する首相の発言は以下の通り。
■「相当程度の非公認生じる」
私はこれまで一貫して
「政治資金を巡る問題に対する国民の不信、怒りに対して、自民党としてきちんと対応することが必要だ」
と言ってきた。
本日、来る総選挙における、党としての対応について、方針を確認をした。
まず、小選挙区の公認について、党則で定める8段階の処分のうち、
「選挙における非公認」
より重い処分を受けた者については、非公認とする。
二、選挙の非公認より軽い処分でも現時点で引き続き処分が継続している者については、政倫審で説明責任を果たしている者を除き非公認とする。
三、処分を受けた、その他の議員のうち、説明責任が十分に果たされず、地元での理解が十分に進んでいないと判断される者についても非公認とする。
結果として、相当程度の非公認が生じることとなるが、国民の信頼を得る観点から、公認権者として責任を持って最終的に判断をしていくものとする。
■「総裁も党四役も重複立候補せず」
その上で、派閥の政治資金パーティーを巡る不記載があった、その他の議員についても、比例名簿への搭載はしないこととし、候補者が選挙区において説明責任を果たし、退路を断って、有権者の審判に当落を委ねることとする。
地元の有権者一人一人と真摯に向き合い、何としても小選挙区を勝ち抜いてくることを求めたい。
なお、党所属議員にこうした対応を取る以上、私並びに党四役についても重複立候補はしないこととする。ともに責任を果たしていく所存だ。
以上が総選挙に向けた対応の方向性だ。選挙は民主主義の根幹そのものであり、わが党所属の議員には、いかなる立場となっても有権者一人一人に真摯に向き合い、説明を尽くし、理解を得て、一票一票を積み重ねる努力を行っていくことを求めることで、党として国民の皆さんの納得と共感を求めたい。

安倍元首相存命なら困難だった石破新首相誕生 暗殺事件から2年、変質した自民党主流派
2024/10/6 10:00
https://www.sankei.com/article/20241006-YEI453KQUZD5PNTL6WB5OTHQZY/
10月1日召集の臨時国会で自民党の石破茂総裁が第102代首相に指名され、石破内閣がスタートを切った。
石破首相はこれに先立つ9月27日の自民党総裁選で第28代総裁に選出された。
総裁選では1回目の投票で過半数に達した候補者はなく、上位2人による決選投票で高市早苗前経済安全保障担当相を破った。
1回目の投票結果は高市氏が181票(議員票72、党員票109)で1位。
首相は154票(議員票46、党員票108)で、議員票、党員票ともに高市氏を下回った。
▼自民党総裁選、第1回投票結果一覧 高市氏181票、石破氏154票、小泉氏136票
ところが決選投票では首相が215票(議員票189、都道府県連票26)で、194票(議員票173、都道府県連票21)だった高市氏を下した。
この結果に交流サイト(SNS)では、
「てっきり高市氏で決まりと思っていただけに驚いた」
「1回目の国会議員の投票では高市氏が石破氏を上回っていた」
「なぜこのような結果になってしまったのか全く分からない」
といった驚きの声が多く見られた。
▼自民党総裁選決選投票の結果 石破氏215票、高市氏194票
■自民党総裁選の開票結果
しかし、舞台裏を探ると、カラクリは至極分かりやすいものだった。
1回目の投票で小泉進次郎元環境相を支持した菅義偉元首相のグループと、派内の2候補に票を分散させていた岸田文雄前首相率いる旧岸田派が、決選投票で石破首相支持に回ったことが大逆転劇を生んでいたのだ。
▼総裁選決選投票で逆転の石破氏、旧岸田派の「高市敬遠」勝因「レガシーひっくり返される」
菅氏は約7年8カ月続いた第2次安倍政権を通して官房長官を務め、安倍氏退陣後に政権を継承。
岸田氏も第2次安倍政権で外相を約4年8カ月務め、菅氏の後に政権を引き継いで安倍路線を継承してきた。
両氏が
「安倍路線の継承」
を掲げた高市氏ではなく、石破首相を支持したことは、令和4年7月の安倍氏暗殺事件から2年が経過し、自民主流派の政策が大きく変質したことを意味する。
石破首相の政策は、安倍氏に代表される自民党保守派とは大きな距離感があった。
総裁選期間中、首相は選択的夫婦別姓の導入について
「夫婦が別姓になると家族が崩壊するとか、よく分からない理屈があるが、やらない理由がよく分からない」
と賛成の意向を表明。
エネルギー政策では出馬会見で
「原発をゼロに近づける努力を最大限する」
と訴えた。
外国人材の受け入れに関しても、総裁選の9候補を対象に共同通信が9月20日に集計した政策アンケートで
「国内の雇用・労働環境への影響に配慮して進める」
と回答している。
▼新総裁の石破氏 政治とカネに厳しく、選択的夫婦別姓賛成、外国人材受け入れ「進める」
さらに安定的な皇位継承を巡り、令和2年には前例のない
「女系天皇」
を選択肢から排除しない考えを示している。
▼自民総裁選候補共同会見 9氏は男系継承重視 石破氏は「女系天皇」含み
安倍氏は第2次政権発足時こそ石破首相を幹事長に起用したものの、その後はこうした考え方の違いもあって政権の中枢から遠ざけてきた。
その流れは安倍氏と蜜月≠セった菅、岸田両氏の政権でも長く続いてきたが、今回はその菅、岸田両氏が石破首相支持へ舵を切ったことになる。
岸田前政権で非主流派だった菅氏は石破政権で副総裁に就き、主流派入りを果たした。
岸田氏は自身の経済政策の継承を石破首相に約束させ、内閣の要の官房長官ポストに旧岸田派ナンバー2の林氏を残留させることに成功した。
いずれも石破首相を誕生させることで十分な
「政治的見返り」
を得た形だ。
▼【動画】石破茂新内閣が正式発足 林官房長官が閣僚名簿 皇居で首相任命式、閣僚認証式
ただ、こうした政局的な背景は国会の外にいる一般国民には見えにくい。
それが総裁選での石破首相勝利を巡る前述の驚き、違和感に繋がっているのだと思う。
首相は自民党の勝利を狙って9日に衆院を解散する。
ただ、総裁選結果を巡る国民の違和感がいつまでも解消されないようだと、支持拡大への足枷となりかねない。
もちろん、首相勝利の背景が明確になることによって、逆に支持離れが広がる可能性もある。

田村秀男「お金は知っている」
石破首相「成長派」への変身は本物か 岸田前政権の戦略継承、財政出動へ官僚の圧力はね返せるか 長年、反アベノミクスの言動も
2024.10/4 06:30
https://www.zakzak.co.jp/article/20241004-GTJ6LR5MEFICFFM6I75DABYO5A/2/
石破茂政権がスタートした。
経済政策では脱デフレ完遂を掲げ、岸田文雄前政権の成長戦略を継承するという。
長年、反アベノミクスの言動を繰り返してきた石破さんの成長派への変身は本物なのだろうか。
まずは、筆者と石破さんの間の秘話を紹介しよう。
2012年9月の自民党総裁選の数カ月前、筆者は東京都内で石破さんに会い、脱デフレ策を進言したが、石破さんは一蹴した。
有権者は物価の下落を歓迎し、上昇にはノーだから、まずいというのだ。
そこで、拙論は日本型デフレとは物価下落以上の幅で賃金が下がる、つまり実質賃金が下がるので、有権者のためにはならないと説明したが無駄だった。総裁選では脱デフレを掲げた安倍晋三元首相に敗れた。
そして2014年1月、ある勉強会で石破さんと同席した。
石破さんは聴衆の前で
「あの時、田村さんの提言を受け入れればよかった」
とスピーチしたのには、少なからず感心させられた。
ところが石破さんはその後、いつの間にかアベノミクスの批判に終始するようになった。
財政出動に否定的で、日銀の異次元金融緩和を厳しく批判するのだ。
そして、2014年8月下旬。
石破さんのブレーンから突如、経済問題で助言を依頼された。
石破さんは産経新聞や本欄など拙論に目を通しているとも聞かされた。
ならば、とA4判で1枚程度のメモを送付した。
要点は、脱デフレ、財政出動、実質可処分所得の引き上げ、家計消費の拡大、税収増の民間への全面還元、日銀利上げの凍結などの提言である。
ブレーンからは
「石破さんはしっかりと読んでいます」
との返事。
他の識者などからも提案があるだろうから、拙メモがどの程度役立ったかは知る由もないが、9月に入ると、石破さんの発言が変わってきた。
「財政出動なければ経済が持たない」
「税増収分の防衛費や少子化対策への充当」
「最低賃金の引き上げ」
と言い出した。
9月27日の総裁選勝利後の会見では
「デフレからの脱却を完全なものにする」、
「物価上昇を上回る賃金上昇」
「海外の生産拠点の国内回帰」
を強調した。
そして、石破政権の経済財政・再生相に就任した赤沢亮正さんが日銀利上げに慎重さを求めたのは、まさに正解だ。
だが、石破政権の本気度が試されるのは、財政にある。
緊縮財政至上主義の財務官僚の執念は凄まじい。
某財務省大物OBは岸田前政権について、
「史上最悪のバラマキを行った」
「安倍政権のほうがまだましだった」
と憤懣やる方ない。
電気・ガス料金補助、定額減税などをやり玉に挙げるのだが、メディアなどから
「増税メガネ」
と揶揄された岸田さんにとってみれば、心外もいいところだろう。
岸田前政権のもと基礎的財政収支(プライマリーバランス)が大幅に改善し、来年度は黒字化が確実になっている。
財務省はそんなことには満足せず、さらなる緊縮財政と増税を石破政権に仕込む魂胆だろう。
石破さんは、財務官僚の圧力をはね返せるだろうか。
 (産経新聞特別記者・田村秀男)

NHK「放送テロ」を慰安婦問題にすりかえ 「自分党」議員に見抜けぬ中韓の歴史認識捏造
2024/10/6 6:00
https://www.sankei.com/article/20241006-MQ2TRVYGS5KLFLBGQJHFHHTG4U/
自民党はしばしば
「自分党」
と揶揄されてきた。
それが今日ほど露骨な時はない。
内閣支持率20%台を迷走した岸田文雄首相が次期総裁選不出馬を表明すると、自薦他薦の総裁候補者たちが雨後の筍の如く出現した。
そのいずれもがパーティー券問題から始まった裏金(政治資金)問題や派閥問題を語るが、派閥と政治資金は自民党政治の宿痾である。
■機能しない内閣
党勢を伸ばすには所属議員の数を増やさねばならず、それには資金が欠かせない。
その中で選出された自民党総裁が、日本国の首相になっている。
この政治システムは自分党の政権維持には都合よく機能しても、民意を国政に反映させることには向いていない。
昨今の政治不信は、日本国のリーダーを直接選べないことに起因している。
憲法第68条では国務大臣の過半数を国会議員から選ぶよう規定しているとはいえ、民間から抜擢するケースは稀れで、現内閣などは全員が国会議員である。組閣後の常套句は「適材適所」だが、実際は総裁選に協力した派閥に対する論功行賞で、多くは派閥の古参議員やかつての盟友と関係のある世襲議員である。
尖閣諸島や竹島の問題と関連して領土担当相(現領土問題担当相)が誕生したのは2013年。
だが現在まで、当該大臣が外交の表舞台で活躍したと聞いたことがない。
2024年8月19日、NHKで中国籍の人物による
「放送テロ」
が発生。
26日には中国軍の情報収集機が長崎県・男女群島南東沖の日本領空を侵犯。
31日、中国軍の測量艦が鹿児島県の口永良部島沖で日本領海に侵入。
いずれの事案でも閑職の出番はなかった。
総裁候補者たちは、この一連の妄動に非難の声を上げたというが、その
「遺憾砲」
にどれだけの意味があるのだろうか。
国家主権が侵され続ける責任の一端は自民党にある。
前回のコラムでも触れたが、中国が暴走する端緒を作ったのは小泉純一郎政権である。
2005年3月、島根県議会が
「竹島の日」
条例を制定して、竹島問題解決の糸口を掴もうとしたが、それを小泉政権が牽制し、中露政府に誤ったシグナルを送ってしまったからだ。
■安倍・岸田政権も
これは安倍晋三政権も同じである。
竹島問題では
「静かな外交」
を謳ってきた韓国が竹島問題や慰安婦問題などで対日攻勢をかけると、
「領土・主権対策企画調整室」
を開設して内外に対する情報発信に方針転換し、歴史戦の最前線から離脱してしまったからだ。
その間、韓国では政策提言機関である
「東北アジア歴史財団」
を軸に、竹島や慰安婦、いわゆる徴用工の問題などへの対応、軍艦島と佐渡金山の世界遺産登録に対する妨害などを通じて左傾化が進んでいた。
その韓国に尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権が誕生し、左傾化した韓国社会の軌道修正に乗り出したが、岸田政権はその機を生かすこともできなかった。中国海警局の艦艇が尖閣諸島周辺の接続水域への侵入を繰り返す最中、
「自分党」
がしたことは裏金問題の弁明と派閥解消という弥縫策だった。
国民目線で見てもこの日本では危うい。
沖縄タイムスによると、石垣市議会の9月定例会ではNHKの
「放送テロ」
と関連して抗議決議案などを審議したという。
それを同紙では、中国国籍者の尖閣に関する発言よりも
「慰安婦を忘れるな」
とした慰安婦問題を主に報じ、
「民間の慰安婦はいた」
「従軍慰安婦はいなかった」
「性奴隷ではなく、しっかりお金を頂いた方たちはいた」
と発言した市議を批判的に扱っていた。
そこに
「『慰安婦か娼婦か』を問う差別的な言説だ」
「政治家としての基礎的な見識を欠いている」
とする識者を登場させ、
「河野談話」
を引き合いに出して、河野洋平官房長官(当時)は談話の中で旧日本軍の関与や強制性を認めて
「謝罪している」
と伝えた。
だがこの談話が出される前の韓国では、
「日本兵を相手にしていたのは、自尊心が許さない」
「無理やりさせられたことにしてほしい」
との声が出ていた。
河野談話は実態を調査することなく、発表されていたのである。
■負の歴史への視点
慰安婦問題が表面化した1990年代、金泳三(キム・ヨンサム)大統領が
「歴史の立て直し」
を唱え、韓国では歴史の
「修正主義」
が流行った。
それが日本の
「村山談話」
につながり、
「植民統治」
とすべき語句が
「植民地支配」
と表記され、村山富市首相(当時)も
「現在取り組んでいる戦後処理問題」

「誠実に対応」
すると誓ったのである。
だが、戦後処理問題の淵源は、戦後の日韓の国交正常化交渉にあった。
それは当時の李承晩(イ・スンマン)大統領が公海上に
「李ライン」
を設定してライン内側水域にある竹島の領有を一方的に宣言し、拿捕・抑留した日本人漁船員を盾に取った人質外交から始まった。
村山談話には、竹島侵奪を正当化する韓国側の誤った歴史認識と日本人漁船員を拿捕・抑留した負の歴史に対する視点がない。
国会議員の浅知恵では、中韓の歴史学者による歴史認識の捏造は見抜けない。

<主張>対露協力相の廃止 首相の判断を評価したい
社説
2024/10/6 5:00
https://www.sankei.com/article/20241006-WW4RIW63GVIWLARRTYIBZEWKXY/
石破茂内閣で、これまで経済産業相が兼務してきた
「ロシア経済分野協力担当相」
のポストが廃止された。
林芳正官房長官は会見で、同担当相廃止について
「石破首相が判断した」
と明らかにした。
首相の政治判断をまずは評価したい。
ロシアはウクライナ侵略を続けている。
日本はプーチン露政権に対して経済制裁を科してきた。
それと並行して、経済協力担当の閣僚ポストを存続させてきたこと自体が矛盾だった。
このポストは平成28年9月、安倍晋三首相(当時)が世耕弘成経産相(同)に兼務させる形で新設した。
この4カ月前、訪露した安倍氏がプーチン大統領に石油、天然ガスの開発協力や極東の産業振興など8項目の
「日露協力プラン」
を提示し、日本企業に投資を呼びかけていた。
このプランを推進するのが対露経済協力相だった。
ロシアによる不法占拠が続く北方領土の返還問題と平和条約締結交渉を前進させたい安倍政権の思惑があった。
だが、一昨年2月のウクライナ侵略開始で、日本側は対露経済協力を凍結し、担当相は無用の存在になった。
その時点で廃止すべきだったが、岸田文雄内閣(当時)は
「日本企業の円滑な撤退支援」
を理由に閣僚ポストを存続させてきた。
撤退支援なら閣僚ポストを維持する必要はないのが道理だ。
侵略者ロシアに圧力をかけねばならない時に経済協力相を残すのは、プーチン政権に誤ったシグナルを送る悪手だった。
そもそも、プーチン氏の念頭には領土抜きの平和条約締結しかない。
日本の経済協力が北方領土返還につながる可能性はほぼないと言っていい。
プーチン氏はウクライナ侵略後、北方領土を経済特区化して内外の進出企業を税制優遇する法案に署名した。
許しがたい日本の主権侵害だ。
対日平和条約交渉も一方的に中断を宣言した。
ロシア軍は北方領土を舞台に演習を繰り返したり、中国の海空軍と
「合同パトロール」
と称する対日威嚇を重ねたりしている。
石破首相が所信表明演説で
「対露制裁、対ウクライナ支援は今後とも強力に推し進める」
と語ったのは妥当だ。
首相はロシアに領土を奪われている国の首脳同士として、ウクライナのゼレンスキー大統領と連携を図るべきである。

林官房長官、ロシア経済分野協力担当見送りは「首相が判断」
2024/10/2 0:14
https://www.sankei.com/article/20241002-YKSJUAOH2RM7VHJDAEO3QVKYNE/
林芳正官房長官は1日の記者会見で、石破茂首相が設置を見送った
「ロシア経済分野協力担当」
について
「ロシアがウクライナ侵攻を続けている現状を踏まえ、首相が判断した」
と理由を説明した。
「政府として在ロシア日本大使館などを通じ、ロシアで活動する日本企業の活動支援などは行っており、今後とも企業支援は継続していく」
と説明した。
ロシア経済分野協力担当は平成28年に当時の安倍晋三首相が北方領土返還を巡る対ロシア経済協力を具体化するために新設した。
ウクライナ侵攻後も歴代政権は担当相を置いていた。

ロシア外務省が領空侵犯の抗議拒否 日本が「政治問題化」「非生産的」と反発
2024/10/3 16:22
https://www.sankei.com/article/20241003-CMDFUWH7QFPCDIOEUDQ3DGL5ZQ/
ロシア外務省のザハロワ報道官は2日の記者会見で、露軍哨戒機による日本の領空侵犯を巡り、
「日本は外交ルートを通じて抗議しようとしたが、我々(露外務省)は拒否した」
「我々は抗議の根拠となる如何なる情報も持っていない」
と述べた。
ザハロワ氏はまた、日本がこの件を
「政治問題化」
しているとし、
「非生産的だ」
と反発した。
領空侵犯についてロシア側が公式にコメントしたのは初めて。
ザハロワ氏は
「適切な所管ルートを通じて協議すべきだ」
と述べ、日本の防衛省と露国防省の間で対処すべき問題だとした。
領空侵犯問題は9月23日、北海道礼文島北方で発生。
防衛省によると、露軍のIL38哨戒機は航空自衛隊のF15戦闘機による警告などにもかかわらず、3回に渡って日本の領空に侵入した。
同時期には露極東ウラジオストク沖の日本海で露太平洋艦隊と中国艦隊による合同軍事演習が行われており、哨戒機は潜水艦の探索訓練などを行っていた可能性がある。
一方、ザハロワ氏は日本の経済産業相が従来兼任してきた
「ロシア経済分野協力担当相」
の設置を石破茂内閣が見送ったことにも言及。
「日本がロシアとの経済関係を発展させる気がないことを示している」
と述べた。
日本は対露制裁により自身が経済的打撃を受けているとも主張した。

<産経抄>衆院選、首相が変節漢で「信」は得られるのか
2024/10/5 5:00
https://www.sankei.com/article/20241005-VDAJHFXQ6RODHIAJE73ZVZLOTE/
石破茂首相の今年6月14日のブログが野党議員の間で話題である。
首相は衆院解散について記している。
「天皇の国事行為を定めたに過ぎない(憲法)第7条を根拠として『今解散すれば勝てる』とばかりに衆議院を解散することは、国会を『国権の最高機関』とする憲法第41条の趣旨にも反する」
▼同時にこうも指摘していた。
「内閣不信任案の可決や信任案の否決など、内閣と衆議院の立場の相違が明確となった場合に限り、内閣が主権者である国民の意思を問うために行われるべき」。
自民党総裁選でも
「国民が判断する材料を提供するのは首相の責任だ。すぐ解散するという言い方はしない」
と明言している。
▼それがいざ総裁に当選すると、首相就任前の時点で10月9日に解散して27日に投開票とする考えを表明したのである。
「過ちては改むるにはばかることなかれ」とも「君子は豹変(ひょうへん)す」ともいうが、そんな立派なものではない。
信念を捨てて党利党略に走ったと言われても仕方がないだろう。
▼かと思うと4日の所信表明演説では、年来の主張だったアジア版NATOにも、日米地位協定の改定にも触れなかった。
現実路線に修正したといえば聞こえがいいが、できもしないことを国民に訴えてきたのか。
それでは、政権公約(マニフェスト)詐欺と怒りを買った民主党の政権奪取と選ぶところがない。
▼「flip―flopping(変節)の名手」。
国民民主党の玉木雄一郎代表は3日、自身のX(旧ツイッター)で首相を皮肉った。
これまた首相が従来の主張をたがえて、追加利上げに慎重姿勢を示した件である。
▼衆院選は政権が国民の信を問う場だが、ころころと意見が変わるリーダーが信用されるだろうか。

自民党新総裁への期待と直言
石破茂新総裁は愚かな「脱炭素」止め万全なインフラ投資を 台湾有事、中国は日本のエネルギーを狙う…現状では3カ月と持たない
2024.10/2 11:00
https://www.zakzak.co.jp/article/20241002-KI57HQ3MB5JRRHUZ5RYOSOAGTE/
キヤノングローバル戦略研究所研究主幹杉山大志氏
元防衛相の石破茂新総裁に申し上げる。
日本のエネルギーインフラは破壊され続けている。
菅義偉政権が
「2050年CO2実質排出量ゼロ」
を宣言し、岸田文雄政権がその法制化を進めた結果だ。
「台湾有事」
となれば日本は巻き込まれるのは必定で、中国は必ずや日本のエネルギーを狙う。
このままでは、日本は3カ月も持たずに屈服してしまうだろう。
緊急に対策が必要で、愚かな
「脱炭素」
は止めるべきだ。
ロシアはウクライナの発電所をミサイルやドローンで攻撃し、7割を破壊した。
ウクライナもロシアのディーゼル燃料精製工場の2割を破壊した。
中国が日本各地のエネルギーインフラを攻撃したら、日本は防げるのか。
イエメンの親イラン武装組織フーシ派は紅海を航行する欧州諸国の船を攻撃し、パナマ運河の入り口にある紅海を事実上封鎖している。
中国によって日本近海の船や港湾が攻撃されると、日本への輸入も途絶える。
ウクライナがそれでも2年間も持ちこたえているのは、資源が豊富で隣国と地続きの大陸国家だからだ。
だが、日本は島国で国産のエネルギーも乏しい。
エネルギー供給の8割以上を占める化石燃料は、ほぼ全量が輸入である。
これが止まったらどうするのか。
石油の備蓄は200日分あるが攻撃されるだろう。
石炭と天然ガスは1カ月分もない。
ただちにエネルギー備蓄を積み増し、
「エネルギーインフラの防衛策」
を講じなければならない。
原発は稼働していれば、いざという時には在庫の燃料だけで3年は持つ。
いまテロ対策を理由に稼働を止めている原発があるが、これはかえって国を脆弱にしている。
太陽・風力発電は不安定で、有事の頼りにならない。
菅政権以来、日本は
「脱炭素」
をエネルギー政策における最優先の課題として、化石燃料インフラは破壊されてきた。
化石燃料を敵視する政策のせいで、火力発電所は採算が合わず、維持費は削られ、故障しても修理されず、次々と閉鎖されている。
揚げ句、節電要請が恒例行事になってしまった。
戦争になれば軍事目標へのミサイル攻撃と同時に、エネルギーインフラへのドローン攻撃があるだろう。
エネルギーは日本のアキレス腱であり、真っ先に狙われる。
ところがいま、日本政府は、敵に破壊される以前に、愚かな
「脱炭素」
政策で自ら破壊している。
政府は化石燃料を敵視するのを止め、日本の生命線であると認識を改め、平時から万全なインフラ投資をすべきだ。
容易には負けない備え、それこそが有事に対する抑止になる。

石破政権の課題 変われぬまま選挙に臨む自民
論争を撃つ 石井聡
2024/10/5 11:00
https://www.sankei.com/article/20241005-DRPULNNOU5JUZP5ZGSBNYJ3OWY/
5度目の挑戦、決選投票での逆転勝利でその座をつかんだ石破茂首相はいったい何がしたいのだろう。
自民党総裁選で当選した後、NHKの「日曜討論」で
「岸田政権を基本的に引き継ぐ」
とサラリと語ったのを聞いて、その印象はさらに強まった。
もとより、地方創生、災害被災者への支援拡充といった政策の柱を掲げてはいた。
だが、選挙期間中にどれだけ具体的なイメージを伴いながら国民に伝わったかといえば疑問である。
「防災庁」
構想には被災地、被災者などから関心と期待が向けられているが、
「簡単なことではない」
とトーンダウンする場面もあった。
政策通と目されてきた分だけ、それらを実現する力量を伴うかどうかが厳しく問われる。
■早期解散は同じ
出馬表明当初は最有力とみられた小泉進次郎元環境相は、途中失速で決選投票にも残れず敗退した。
掲げた主張は説明力の不足もあり、多くの反論、批判を浴びたが、総裁選の論戦の軸となった側面もある。
総裁選が終わって政策論争に明確な決着がついたわけでもない。
とくに解雇規制緩和や夫婦別姓の導入などについて候補者間の対立があったことは、政権与党の自民党が一貫性を持って政策を遂行できるのか、疑問を生じさせたともいえる。
小泉氏は当選した場合、首相就任後ただちに衆院解散に踏み切る考えを際立たせた。
他候補からは臨時国会で一定の審議を行い国民の判断材料を示すべきだとの反論が相次いだ。
石破氏もその一人だったが、総裁就任後は
「できるだけ早く国民の審判を仰ぎたい」
と軌道修正し、立憲民主党の野田佳彦代表から
「裏金解散」
だと牽制されている。
結局、首相もその小泉氏を党選挙対策委員長に起用して10月中の総選挙実施に踏み切った。
この選挙を乗り切ることが当面の最大課題となることから、新内閣のご祝儀ムードが続く間に事に臨もうとするのはわかる。
だが、今度の選挙は
「自民党は変わったのか」
という点がこれまで以上に厳しく問われている。
「政治とカネ」
の問題をめぐり、総裁選が自民党の転換点になるという結論には至らなかった。
総裁選は世代交代を図るものでもなかった。
不信感が払拭できたのかといえば、否定的に受け取らざるを得ない。
■政策の刷新は…
その分、政策面での刷新感がより求められるが、それを国会で吟味する時間も乏しいとすれば、国民に判断材料を提示するのは難しい。
それにしても組閣人事には「論功」の臭いが強く漂い、重要課題を推進できる布陣なのか疑わしい。
党内の政権基盤が脆弱な石破内閣で、閣僚の失態などが相次ぐ事態になれば、首相が早期に求心力を失う展開も考えられる。
総裁就任直後、米保守系シンクタンクのハドソン研究所のサイトに
「日本の外交政策の将来」
と題する石破氏の論文が掲載された。
中国、ロシアや北朝鮮に対する抑止力を確保するため北大西洋条約機構(NATO)のアジア版を創設し、この枠組みの中で米国の核兵器の共有、持ち込みを検討すべきだ、という主張などが盛り込まれている。
新総裁に当選する前に提供してあった論文とみられるが、当選後はほどなく首相となる微妙な時期だ。
実現可能性のメドが立たない持論を多く盛り込んだ論考を公表することは、極めて不見識だと指摘しておきたい。
まさか、自分が当選することはないと思って書いたのでもあるまい。
■不用意な寄稿も
石破氏が考えるアジア版NATO構想や同盟国、有志国との連携による集団防衛に、現行憲法の下で日本が参加することはできないと考えられている。
日米同盟でもその片務性は解消されておらず、集団的自衛権の限定行使では不十分であるという問題を提起すること自体には意味がある。
しかし、一議員として将来への期待を語るのはともかく、首相就任後は直ちに現行法制や現存する対外関係の枠組みに基づいて外交・安全保障を担わなければならない。
不用意な論考の公表はもっとも重要な同盟国に誤解を与えかねず、アジア太平洋地域の諸国からも不安を招きかねない。
こうしたことが繰り返されれば、普天間飛行場の移設をめぐり
「県外移設」
を掲げて日米関係を悪化させた旧民主党の鳩山由紀夫政権の二の舞いとなりかねない。
■適切なルールか
緊迫する国際情勢に対応するため、総裁選を機に政治とカネをめぐる議論からの脱却が図られるのを期待していたが、そうなりそうもないのは残念である。
論戦の中でも「裏金」問題への対処の議論はしだいに後退した。
違和感があったのは
「いったん処分が下されたものを見直すことは、党のガバナンスとして問題がある」
ということが、あたかも正論のように語られていた点だ。
党執行部の統治能力が欠如していたことこそが問題を長期化、肥大化させ、的確な対処もできずに国民の不信を招いた。
それを忘れてはなるまい。
石破首相は
「ルールを守る自民党」
ということを盛んに言い出した。
守らないより守った方がよいが、肝心なのはそのルールが適切なものかどうかである。
NHKの番組で物価高について問われ、
「高いねえ。おかわり自由というのがいつの間にかなくなっちゃった」
と答えた。
麻生太郎党最高顧問の口からはとても聞けなさそうな言葉だが、そうした国民目線は悪くない。
政策の立案や遂行に役立てられるだろうか。

「石破カラー」薄く…アジア版NATO、日米地位協定見直しに言及なし 所信表明
2024/10/4 20:30
https://www.sankei.com/article/20241004-UCKMZA6KXFJB3LSKTURLHEO2DE/
石破茂首相の4日の所信表明演説は、首相が自民党総裁選で訴えた
「アジア版NATO(北大西洋条約機構)」
構想などへの言及はなく、
「石破カラー」
を抑えた。
衆院解散・総選挙を間近に控え、安全運転に徹する狙いがあるとみられる。
だが一方で
「総花的で、首相らしさが出ていない」(自民ベテラン議員)
と物足りなさを指摘する声もあった。
■不記載事件対応、抽象的
「首相として全身全霊を捧げ、日本と日本の未来を守り抜く」。
首相は演説の冒頭、こう切り出した。
続けて派閥のパーティー収入不記載事件にも言及し、岸田文雄前首相の退任に
「政治改革を前に進めるとの思いを持って決断された」
と敬意を表した。
ただ、不記載事件への対応については
「問題を指摘された議員1人1人と改めて向き合い、反省を求め、ルールを守る倫理観の確立に全力を挙げる」
と抽象的な表現にとどめた。
首相は総裁選で衆院選での非公認の可能性に言及したが、徐々にトーンダウン。
党内基盤が弱く、問題が指摘された旧安倍派や旧二階派の議員らの反発を避けたい思惑も透ける。
首相が得意とする外交・安全保障でも、持論のアジア版NATO構想や日米地位協定の見直しには言及しなかった。
いずれも党内の議論は不十分な上、アジア版NATO構想には閣内でも
「直ちに設立するのは難しい」(岩屋毅外相)
との意見があるためだ。
演説では憲法改正や安定的な皇位継承には言及したが、持論である憲法9条2項の削除や、選択肢として排除しない考えを示していた
「女系天皇」
には触れなかった。
■「災害関連死ゼロ」掲げる
一方、災害対策では被災者の避難所での厳しい生活に思いを寄せ、災害関連死ゼロを掲げたのは
「首相の強い思いからだ」(首相側近)
という。
政権の目玉である防災庁設置準備も
「事前防災の徹底に向けて予算・人員の両面において抜本的に強化し、不断に万全の備えを行う」
と改めて強調した。
思い入れの強い地方創生では
「交付金を当初予算ベースで倍増を目指す」
と明言した。
「総裁選では票を集めるために多少は大きいことをいうものだ」
「現実路線だ」。
自民の閣僚経験者は演説の内容に一定の理解を示す。
ただ、首相は演説以外でも、慎重だった早期衆院解散の方針を表明。
利上げに慎重な考えを表明するなど
「変節」
を繰り返している。
自身の過去の発言との齟齬が大きければ国民の支持を失う可能性がある。
自民党若手議員は、首相がかつて時の首相や党執行部に正論≠ぶつけ
「後ろから鉄砲を撃つ」
と揶揄されていたことを念頭に、こう呟いた。
「自身が首相になった今となっては、過去の自分に後ろから鉄砲を撃たれる状況が続くのではないか」

「勇気と真心で真実を語る」石破首相の所信表明、故渡辺美智雄元副総理の言葉引用
2024/10/4 16:31
https://www.sankei.com/article/20241004-JNF22JLBVJNUXIWWE53KDMMRTI/
石破茂首相は所信表明演説で、故渡辺美智雄元副総理の言葉
「政治家の仕事は勇気と真心を持って、真実を語ることだ」
を引用し、自民党派閥裏金事件で失われた国民の信頼回復を目指すと訴えた。
かつて同じ派閥に所属した渡辺氏は
「政治の師」
と仰ぐ存在だ。
演説全体は約9500字で、2012年の自民政権復帰以降、最多となった。
地元・鳥取に隣り合う島根選出の故竹下登元首相を登場させた。
ふるさと創生を掲げた竹下氏の
「地域が自主性と責任を持って、各々の知恵と情熱を生かし、地域づくりを自ら考え実践していく」
とのフレーズを用いて、地方創生に取り組む姿勢を示した。
演説分量は約13%を地方創生に割いた。
持論の防災庁設置など災害対応関連にも約10%を充て、自身の政策をアピールした形だ。

「勇気と真心で真実を語る」石破首相の所信表明、故渡辺美智雄元副総理の言葉引用
2024/10/4 16:31
https://www.sankei.com/article/20241004-JNF22JLBVJNUXIWWE53KDMMRTI/
石破茂首相は所信表明演説で、故渡辺美智雄元副総理の言葉
「政治家の仕事は勇気と真心を持って、真実を語ることだ」
を引用し、自民党派閥裏金事件で失われた国民の信頼回復を目指すと訴えた。
かつて同じ派閥に所属した渡辺氏は
「政治の師」
と仰ぐ存在だ。
演説全体は約9500字で、2012年の自民政権復帰以降、最多となった。
地元・鳥取に隣り合う島根選出の故竹下登元首相を登場させた。
ふるさと創生を掲げた竹下氏の
「地域が自主性と責任を持って、各々の知恵と情熱を生かし、地域づくりを自ら考え実践していく」
とのフレーズを用いて、地方創生に取り組む姿勢を示した。
演説分量は約13%を地方創生に割いた。
持論の防災庁設置など災害対応関連にも約10%を充て、自身の政策をアピールした形だ。

自民、地元申請あれば不記載議員も原則公認 森山裕幹事長「党の決まりに基づき対応」
2024/10/4 16:55
https://www.sankei.com/article/20241004-DP7LPPQ2FVLCNCDBYRW3GFF2LA/
自民党の森山裕幹事長は4日、党本部で記者団に、派閥パーティー収入不記載事件で処分した衆院議員に関し、次期衆院選(15日公示、27日投開票)で一律に非公認とはしない考えを表明した。
選挙区では、都道府県連など地元組織から公認候補予定者としての申請があり、党の情勢分析で当選可能と判断すれば原則として公認する方向だ。
森山氏は
「党の決まりに基づいて対応することが大事だ」
と強調し、地元組織の公認申請が条件になると語った。
さらに
「当選第一というのが選挙で一番大事だ」
「当選可能なのかどうかも1つの判断の基準」
と語った。
世論は不記載議員への厳しい対応を求める声が根強いが、森山氏は
「党として調査し、(4月に)処分を下した」
「その現実をしっかり捉えることは大事だ」
と述べ、不記載議員の非公認が
「二重処分」
に当たるとの認識を示唆した。
一方、石破茂首相は4日、官邸で記者団に、不記載議員の公認問題に関して
「何にも決まっていない」
と述べた。
首相は党総裁選出馬を表明した8月下旬、
「公認するに相応しいかどうかの議論は徹底的に行われるべきだ」
と述べ、非公認とする可能性に言及していた。

石破政権短命危機=u早く解散しないとボロが…」 現実を無視した理想論吹聴→困難とわかると「豹変」 党内には早くも反乱の気配
2024.10/4 15:30
https://www.zakzak.co.jp/article/20241004-GXJZSACMKNMY7JQIUQHCUBM4AY/
石破茂首相は4日、衆参両院本会議で初の所信表明演説に臨み、
「経済対策の策定」
など、当面の政治課題への政府方針を表明する。
9日解散、27日投開票の衆院選を間近に控え、経済回復の道筋を示す狙いのようだ。
報道各社の世論調査では、石破内閣の支持率は50%前後と伸び悩んでいる。
「論功行賞」
「リベラル重用・保守派外し」
という色彩が強いうえ、安倍晋三元首相を
「国賊」
と罵倒した村上誠一郎氏を総務相に抜擢した影響なのか。
ジャーナリストの長谷川幸洋氏は、現実を無視した理想論を吹聴して困難と分かると豹変する
「石破首相の本質」
を喝破し、
「短命内閣の危険性」
を指摘した。

石破政権が誕生した。石破首相は9日の衆院解散を表明したが、早くも自民党総裁選での発言をひっくり返した形だ。
新内閣は挙党一致のドリーム・チームにもならなかった。
野党はもちろん、自民党内の反・石破勢力は倒閣に動くだろう。
発足当初から、これほど不人気な政権も珍しい。
石破総裁誕生が伝えられると、株式市場は暴落で反応した。
それも当然だ。
石破氏は
「金融所得課税の強化」
をはじめ、
「法人税や所得税の増税」
を滲ませ、岸田文雄政権がぶち上げた防衛増税1兆円の構想も引き継ぐ考えを示した。
日銀の利上げにも肯定的だ。
これで株価が上がるわけがない。
いずれ実体経済に波及し、下手をすれば、デフレに逆戻りする可能性もある。
解散表明にも驚かされた。
総裁選では
「国民に判断材料を与えないまま、解散はしない」
と言っていたのに、突如、豹変した。
しかも、国会で内閣総理大臣の指名を受け、皇居での首相任命式を終える前の解散表明である。
「選挙準備のためだ」
などと理由を語ったが、
「憲政の核心」
に関わる話なのに、言い訳にもなっていない。
これは
「石破首相の本質」
を物語っている。
彼はいつも一見もっともらしい建前論を語るが、実現可能かどうか、しっかり検討した上での話ではない。
単に理想を語っただけだ。
現実の壁に直面して、困難と分かると、たちまち豹変するのである。
解散は森山裕幹事長の進言を受けたからだった。
「早く解散しないとボロが出て、支持率が落ちるぞ」
と諭されたに違いない。
そこで初めて
「現実の厳しさ」
に気が付いたのだ。
他の重要課題はどうか。
例えば、
「アジア版NATO(北大西洋条約機構)の創設」
である。
NATOは加盟国に集団的自衛権に基づく相互防衛義務を課している。
だが、専守防衛を旨とする日本は、他国防衛のために軍事力を行使できない。
したがって、憲法改正が不可欠になる。
■党内には早くも反乱の気配
「日米地位協定の改定」
も同じだ。
米国には日本防衛義務があるが、日本には米国防衛義務がない。
だからこそ、かつてドナルド・トランプ前大統領は
「日本は米国が攻撃されても、ソニーのテレビを見ていられる」
と不満を漏らした。
米国は
「地位協定を改定したいなら、まず片務的な条約を改めたらどうだ」
と反論するのではないか。
途中のハードルをどう越えるか、を考えずに、いきなり理想論に走る。
これが石破氏の発想である。
一言で言えば
「書生論」
だ。
だから、誰かから現実の壁を指摘されると、途端に腰砕けになってしまう。
このパターンは今度も繰り返されるに違いない。
石破首相は、いわゆる
「裏金議員」
の公認問題について、
「公認権者である自分が説明責任を果たす」
と言明した。
甘い対応をするようなら、批判を招く。
逆に、裏金議員を公認しないようなら、反・石破陣営は黙っていないだろう。
最高顧問に就任した麻生太郎元首相は、記念撮影への同席を拒否した。
党内には、早くも反乱の気配が漂っている。
石破政権は短命に終わるのではないか。

スパイ防止法に反対した村上誠一郎氏 昭和61年初当選当時「現行法の手直しで十分」
2024/10/4 10:59
https://www.sankei.com/article/20241004-OROBZLT4CFDYLBBW7LV4RHDNEU/
石破茂内閣で再入閣した村上誠一郎総務相は、衆院議員に初当選した昭和61年当時、自民党が制定を目指していたスパイ防止法について
「現時点においては不必要」
と党内で反対していた。
スパイ防止法を巡る動きを振り返ってみた。
■「スパイ天国」返上目指した自民
戦後、日本はソ連や北朝鮮によるスパイ活動を厳しく取り締まる法律がなく、
「スパイ天国」
と呼ばれてきた。
昭和53年10月の参院予算委員会で福田赳夫首相は
「スパイ天国と言われる状態を放置しておいていいのかどうか」
と述べ、将来はスパイ防止法が必要との認識を示した。
翌54年には保守系の学者や文化人が発起人となって
「スパイ防止法制定促進国民会議」
が発足した。
昭和55年に陸上自衛隊の陸将補がソ連に情報を流したとして逮捕されたが、自衛隊法の守秘義務違反で懲役1年に問われただけだったことから、制定の機運が高まり、地方議会での推進意見書可決が相次いだ。
昭和57年に就任した中曽根康弘首相も積極的な姿勢を見せ、昭和59年には
「スパイ防止のための法律制定促進議員・有識者懇談会」
が発足し、政界を引退した岸信介元首相が会長に就任した。
現在文化庁長官を務める作曲家、都倉俊一氏も発起人に名を連ねた。
■谷垣、鳩山氏らと意見書提出
自民党は昭和60年、
「国家秘密に係るスパイ行為等の防止に関する法律案」
を議員立法で提出した。
外交・防衛上の国家秘密を外国に漏らした場合、最高刑を死刑とした。
この動きに対し、社会党や共産党などは
「国民の権利を制限する」
などと反対した。
スパイ防止法制定促進国民会議の事務局が旧統一教会(世界平和統一家庭連合)系の政治団体
「国際勝共連合」
だったこともあり、社共を中心とした勢力の反対運動は激しく、実質審議に入らないまま廃案となった。
昭和61年、中曽根首相は法案の再提出に意欲を示し、党内の特別委員会が最高刑を無期懲役に引き下げるなどした修正案をまとめた。
村上氏はこの年昭和61年の7月、衆院旧愛媛2区で初当選。
昭和61年11月に、法案に反対する自民党の中堅・若手議員12人の意見書に名を連ねた。
他の11人は次の通り(敬称略、カッコ内は後の役職)。
大島理森(衆院議長)、太田誠一(農林水産相)、熊谷弘(通商産業相)、熊川次男、白川勝彦(自治相)、杉浦正健(法相)、谷垣禎一(自民総裁)、鳩山由紀夫(首相)、谷津義男(農水相)、石井一二、佐藤栄佐久(福島県知事)
村上氏は「中央公論」昭和62年4月号の
「われら自民党議員『スパイ防止法案』に反対する」
と題した特集で、
「自衛隊法、国家公務員法、刑法等の手直しで十分対処することができよう」
などと論じた。
その後、法案は再提出されず、岸氏の死去や中曽根内閣の退陣で制定の機運はしぼんだ。
共産などにとっては、村上氏ら自民内の反対論は心強かったに違いない。(渡辺浩、肩書は当時)

<主張>中国の海外闇警察 「スパイ天国」でいいのか
社説
2024/3/16 5:00
https://www.sankei.com/article/20240316-H4BDHEZJSJMAJPA4WOC6PFTEAA/
左右の過激派や外国勢力を捜査対象として治安を守る警視庁公安部が、なぜ詐欺事件を摘発したのか。
それは日本に、直接スパイ活動を摘発する法律がないからである。
公安部は2024年2月、風俗店を整体院と称して新型コロナウイルス対策の持続化給付金100万円を詐取した疑いで、中国籍の女を書類送検した。
2023年5月には、女が一時幹部を務めた東京・秋葉原の一般社団法人を、同容疑で家宅捜索していた。
一般社団法人が入居するビルは、スペインのNGO「セーフガード・ディフェンダーズ」が2022年、中国の非公然警察署の拠点であると指摘していた。
当時の林芳正外相は
「(日本の主権を侵害しているなら)断じて認められない旨の申し入れを行っている」
と述べた。
同NGOによれば、海外闇警察とも言われる中国の非公然警察署は世界50カ国、100カ所以上にあり、
「国外の中国人の政治活動の監視」

「帰国の説得」
などを任務としている。
2023年4月には米ニューヨークで、非公然警察署の開設や運営に関与したとして中国系米国人2人が逮捕された。
警視庁による摘発は、非公然警察署の実態把握の過程で犯罪容疑が浮かんだとみられる。
平成24年にはスパイ活動を行った疑惑のある在日中国大使館の元1等書記官を、外国人登録法違反容疑で送検した。
2023年は研究データを中国企業に漏洩したとして、不正競争防止法違反容疑で国立研究開発法人
「産業技術総合研究所」
の中国籍の研究員を逮捕した。
その容疑名に捜査当局の苦心が窺える。
日本が
「スパイ天国」
と称されるのは、諸外国にはあるスパイ活動を防止する法律がなく、同法を根拠とする本格的な防諜機関もないためである。
加えて給付金詐欺容疑で送検された女は、自民党の松下新平参院議員の事務所に一時期
「外交顧問兼外交秘書」
として出入りしていた。
外国工作員はあの手この手で政権中枢への接触を図る。
受け入れる側の無自覚ぶりには目を覆いたくなる。
「スパイ防止法案」
は昭和60年に議員立法で提出されたが、昭和60年に廃案となった。
その後、特定秘密保護法などが成立したが、まだ不完全だ。
スパイ天国を解消すべく、防止法と防諜機関の創設を急ぐべきである。

スパイ防止法 諜報活動野放し、摘発へ法整備を 立命館大教授・上久保誠人
明解説
2024/3/2 10:00
https://www.sankei.com/article/20240302-B2AHWG5YAVPIBCAUVHT7EUPR6E/
日本では諸外国のスパイが暗躍しているとされる。
法整備を進める政府は2024年2月27日、経済安全保障上の機密情報へのアクセスを官民の有資格者に限る
「セキュリティー・クリアランス(SC、適格性評価)」
制度を創設する
「重要経済安保情報保護・活用法案」
を閣議決定し、衆院に提出した。
それで機密情報の漏洩を防げるのか。
中国人留学生を指導する立命館大の上久保誠人教授は、スパイ防止法の制定を訴えている。

■日本だけ制度なく
SC制度は、日本の企業、役所、またそのスタッフ、職員について、漏洩すると国の安全保障に支障を与える恐れがある情報を扱うに足る組織や人物、身分かを確認し、海外に情報を流す違反をした場合に罰則を設けるということだが、現行法を含め肝心の外国からのスパイ自体をきちんと取り締まる部分がない。
それは、先進7カ国(G7)の中で日本だけで、まるでスパイ天国だとされる。
諜報活動をする外国人は基本的には犯罪行為を起こさないよう注意を払っており、法の網にかかりにくい。
公安関連組織がスパイらしい人物を捕まえる時は、スパイ摘発と直接関係のない現行法を何とか運用しているのが現実だ。
例えば、東京・池袋のパスポートセンターで中国人職員が個人情報を入手して逮捕された事件が2023年あったが、窃盗罪が適用された。
私が勤務するような学校は、最前線の1つかもしれない。
学校に映画に出てくるようなスパイがいるわけではない。
しかし、留学生が本国にスパイ活動をさせられていると言われており、緊張感があることは否めないからだ。
■中国人は協力義務
中国には国家情報法があり、国家安全部(省)の指示で海外の留学生や在住者は中国共産党の情報活動に協力しなければならない。
同法は、最先端技術などの情報を政府や企業、大学から取り、政府に渡すことを義務付けている。
拒めば、実家が脅されかねない。
大学教育は、そんな中で行われている。
理系はもちろん最前線だが、私のような文系でも民主主義や民主政治を語っていると、それ自体が中国人を教育している行為に当たる。
普通に日本に政治を学びにきた留学生でも、中国当局からの指示で教官がどんな思想信条で家族構成はどうなっているか、朝から夜までどんな日常生活を送っているかといった情報を取っているとの不安は拭えない。
外国から情報を盗みに来る、あるいはそれに加担させられる人を摘発することができる法律として、スパイ防止法が必要である。
それは、逆説的に感じる人もいるだろうが、言論や思想信条、学問の自由を守ることにもなる。
大学で、私は目の前の留学生に民主主義を説く。
それを不安なくやるには、スパイを摘発する制度がきっちりと整っていなければならない。
そのため、ある日突然、私の学生が拘束されて消えることがあっても構わない。
安心して活動できるために法律を整備してほしい。
■留学生や人材守る
日本は少子高齢化で若者が少ない。
政府は対策を取っているとはいえ、政策効果が出るのは30年後だ。
だから、ある意味で移民と言える優秀な人材を受け入れざるを得ない。
外国人を受け入れつつ国家の安全を守るために、厳しいチェックと管理ができる法律が必要なのはG7の国であれば常識ではないか。
そう思う理由の1つに、私の英国での留学経験がある。
空港でもロンドン市内でも自動小銃を持っているような人はおらず、オープンな雰囲気に見えたが実は英国は強力な監視国家で、私を含む留学生が完全に情報機関に生活を把握されていた。
当時、当局の要注意リストに外国人3000人が掲載され300人が監視下にあったと聞いていた。
ある大学で、留学生が集会をしようとした瞬間に当局が全員検挙したという事例があった。
それほど普段から留学生や外国人の動向を把握しているということだ。
テロやスパイ活動を防止するため、事前に全てを把握する体制があり、スパイ防止の法律が存在していた。
一方で、市民は当局の監視の息苦しさを日常的に感じることはなかった。
いわゆるリベラル、左翼の考え方とは真逆の考え方だろうが、同様の制度が日本にほしい。
それが、良い留学生や優秀な人材を守ることにも繋がるはずだ。

【用語解説】スパイ防止法
昭和55年1月の宮永幸久元陸将補らによる防衛庁スパイ事件をきっかけに昭和60年6月、通常国会に自民党から議員提案された。
野党側が
▽「国家の秘密」の範囲が曖昧
▷国民の知る権利、言論と報道の自由など基本的人権を侵害する
▷最高刑を死刑とするなど重罰化が目立つ
などと反対。
1度も審議に入らないまま、昭和60年末の臨時国会で廃案となった。

<主張>気象と防災の日 首相に制定を提案したい
社説
2024/10/4 5:00
https://www.sankei.com/article/20241004-REJPIIGFFFOFHIQ3QHRD7JXMME/
石破茂首相は「防災庁」の創設を政策の柱の一つに掲げている。ただ、実現には一定の時間がかかる。
そうであるなら、手間をかけずに防災に資する方策も考えたい。「気象と防災の日」を制定してはどうか。
地球温暖化の影響とされる気象の激甚化で、多くの国民の命と暮らしを脅かす大規模水害が毎年起きている。豪雨や台風が多発する時季の前に、国民、地域、自治体、国が連携して大規模水害に備える機会が、必要であり不可欠だ。
国民的な防災の日である9月1日は、大規模地震を想定した訓練や啓発活動に重点が置かれてきた。豪雨や台風に備えるには9月では遅い。8月26日は「火山防災の日」、11月5日は「津波防災の日」(世界津波の日)であるが、最も発生頻度が高く、かつ全ての国民に関わる気象災害については、これに相当する日がない。
地震を想定した訓練を実施している地域や自治体は多いが、水害を想定した訓練はあまり行われていないのが現状だ。
「自然災害が多発する日本に、専門の省庁がない方が異常だ」と考えるのであれば、大規模水害を重点に気象災害に備える「防災の日」の必要性は明白だろう。
産経新聞は社説(主張)で、気象記念日である6月1日を「気象と防災の日」とすることを提唱してきた。大規模水害を想定した訓練を多くの自治体に普及、定着させるとともに、地球規模の気候変動について多くの国民が学ぶ契機とする、というのが提唱の趣旨である。
日付と名称にはこだわらないが、この趣旨には賛同が得られるはずだ。
東日本大震災、西日本豪雨などで、日頃の訓練が住民避難や安全確保に繫(つな)がった事例は多い。訓練の実施で直ちに救える命があり、訓練の定着で将来の命も救える。
「気象と防災の日」制定に多額の費用はかかるまい。考えられる施策としては、最も費用対効果が高いのではないか。
防災庁の創設を掲げている首相が、政府の災害対応力を大幅に向上させる必要があると認識していることに異論はない。ただし、役人と役所仕事を増やしても、それが必ずしも国民の命を守ることに直結しないことは銘記する必要がある。

地震の地割れから大量の土砂「人災」と批判も 能登水害、家も車も埋まった
2024/10/4 6:30
https://www.sankei.com/article/20241004-6CXKCYFYA5NPBF5JU2HBCR4RUM/
9月21日に能登半島で発生した記録的豪雨で、石川県輪島市の市立輪島中グラウンドに元日の地震で生じた地割れから大量の土砂が流出し、周囲の家や車を埋め尽くした。地震後、地割れから水が染み出すなどの予兆もあり、市側は土囊(どのう)を置くといった対策を講じてきたが、豪雨には効果がなかった。市に繰り返し対策の強化を求めてきた住民からは「危険性は明らか」「人災だ」といった批判の声も上がる。
輪島市中心部の高台にある輪島中では、元日の地震で約1万6千平方メートルあるグラウンドに地割れが発生した。グラウンドを管理する輪島市教育委員会によると、地割れは最大で長さ約130メートルに及び、グラウンドの約半分が崩れ落ちた。
地震後、高台の下で暮らす住民は、雨が降るたびに恐怖を感じた。息子宅の前が土砂に埋まった服部陽子さん(65)は「大きく崩れた斜面から雨が降るたびに水が染み出したり、小石が落ちてきたりした」と振り返る。住民から対策を求める声もあり、市は斜面にブルーシートを張ったり、大型土囊を置いたりしたほか、雨水が斜面に流れないよう仮設の排水管も設置した。
しかし、今回の豪雨では対策の効果もなく地割れから大量の土砂が流出。高台から約300メートルにわたる坂道には、グラウンドの土砂を含む濁流が川のように流れた。仮設の排水管は十分に機能しないまま壊れ、最大で高さ1メートルほどの土砂が民家や道路、駐車中の車を覆った。服部さんは「しっかり補強していれば被害はもう少し抑えられたのでは」とため息を漏らす。
■市教委「被害受けられた方におわび」
高台の土砂崩れの危険性を市に何度も訴えた住民もいる。輪島中が立つ高台のすぐ下に自宅がある女性(55)によると、地震後、雨が降るたびにグラウンドの砂が自宅前を流れたという。
土砂流出の危険性は目に見えていたため、女性は輪島中の周辺を土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン)に指定するよう市側に要望したが、「教育委員会との兼ね合いがある」などとして取り合ってもらえなかったと憤る。実際、輪島市が公開するハザードマップは令和元年度末から更新されておらず、土砂が流出した範囲は土砂災害警戒区域(イエローゾーン)からも外れたままだ。
女性宅は今回の土砂流出で床下まで泥水につかり、前の道路も地中の水道管やマンホールがむき出しになるなどした。複数の予兆があったにもかかわらず土砂流出を防げなかったことに、女性は「市の対応はあくまで応急処置に過ぎない。その後の対応はなく、人災と言っても過言ではない」と訴える。
これに対し、輪島中のグラウンドを管理する市教委は、地震後に一定の対策をとってきたとした上で、「被害を受けられた方におわびする。さらに被害が拡大しないように対策を講じる」と述べるにとどめた。

<主張>中東の戦火拡大 なぜNSCを開かぬのか
社説
2024/10/3 5:00
https://www.sankei.com/article/20241003-4YRNMLACHBI6FNK2GDIOJIQ5N4/
石破茂首相に問いたい。
なぜ国家安全保障会議(NSC)を開催しないのか。
中東の戦火が拡大しているからである。
イスラエルがレバノンの首都ベイルートにある親イラン民兵組織ヒズボラの本部を空爆し指導者ナスララ師を殺害した。
ヒズボラの脅威を除こうとイスラエル軍はレバノン南部へ侵攻した。
ヒズボラの後ろ盾であるイランは報復と称しイスラエルに向けて大規模な弾道ミサイル攻撃を行った。
米英両軍などが協力して迎撃したが一部が着弾し、被害が出た。
イランの対イスラエル直接攻撃は4月以来だ。
どちらも中東有数の軍事大国だ。
双方に自制を求めたい。
ただし事態がエスカレートすれば
「第5次中東戦争」
になりかねない。
日本や世界のエネルギー供給にとっても、経済情勢にとっても、何より中東地域の邦人の安全にとっても、看過できない緊迫した状況である。
日本は一連の事態を遠い地域の出来事と見做すのではなく、自らの問題と捉え、対応しなければならない。
石破首相は2日、イランの弾道ミサイル攻撃を非難し
「全面戦争に拡大しないように(米国などと)連携を取りたい」
と述べた。
そうであるならば、石破首相は、NSCの4大臣会合などを開き、邦人保護や万一の際のエネルギー需給、イスラエル、イラン双方への働きかけについて協議すべきである。
国家安全保障局や外務省の幹部と面会したが、それだけでは足りない。
NSCを開催すれば、日本企業や現地の邦人に対応を促すシグナルにもなる。
石破首相が自民党総裁に当選した9月27日に、岸田文雄内閣の木原稔防衛相はレバノンからの邦人退避に備え、航空自衛隊のC2輸送機を近隣のヨルダンとギリシャへ派遣する命令を発した。
レバノンには約50人の邦人が滞在している。
政権末期でも邦人保護へ動いた岸田政権の対応は妥当だ。
退避では韓国との相互協力も進めたい。
ただし、レバノンからの邦人退避の備えは日本が為すべき対応の一部に過ぎない。
戦火が一気に拡大しかねない時代だ。
危機は政権交代の事情など勘案しない。
石破首相には内閣発足直後であろうと国民を守り抜いてほしい。

石破政権は北朝鮮に近く優しい? 拉致議連会長からの変節
阿比留瑠比の極言御免
2024/10/3 1:00
https://www.sankei.com/article/20241003-KRI3XHTSOZIS7BSKYCT3ZS5YKA/
9月28日の本紙社会面記事で、拉致被害者の横田めぐみさんの母、早紀江さんが石破茂新首相と過去に会話をした経験について、こう述べていた。
「ほとんどない」
一読、何とも言えない寂しさを感じた。
なぜなら首相は平成14年4月から、9月に小泉純一郎内閣の防衛庁長官に抜擢されるまで、北朝鮮に毅然とした姿勢で対峙する
「北朝鮮に拉致された日本人を早期に救出するために行動する議員連盟」(拉致議連)
の会長を務めていたからである。
■被害者家族と距離
にもかかわらず以後、首相は早紀江さんの言葉にあるように、拉致被害者家族との間に距離を置いたのだった。
家族らにすれば、見捨てられたに等しい。
この年平成14年4月、自民党政調副会長だった首相が拉致議連会長に内定した際に中川昭一元財務相から筆者に、嬉しそうな様子で掛かってきた電話が鮮明に記憶に残っている。
「(北に比較的融和的というイメージがある自民党の)橋本派の石破さんが受けてくれたのは大きいよ。インパクトがある」
筆者も早速、首相(石破氏)にインタビュー(平成14年4月24日朝刊掲載)すると、首相はこう語った。
「とにかく行動すること、北朝鮮に毅然たる姿勢で臨むことの2点に議連の意味がある」
「日本はこれまで、コメ支援や朝鮮半島エネルギー開発機構(KEDO)への援助など、太陽政策的な措置をとってきた」
「それなのに北朝鮮は『行方不明者(拉致被害者)は捜索したがいなかった』と非常に不誠実な答えを繰り返し、ミサイルを撃ち、工作船を航行させるという行動に出ている」
「拉致容疑は人権問題でもあるが、それ以前に国家主権の侵害だ」
至極もっともな発言である。
ところが、その首相による現在の主張や今回の党役員と閣僚人事を見ると、過去との余りの差異に愕然とする。
首相は拉致議連から手を引く代わりに、北朝鮮に余りに融和的だと拉致被害者家族会が警戒する日朝国交正常化推進議員連盟の一員となった。
総裁選で首相が掲げた東京と平壌に連絡事務所を置いて拉致被害者について調査するという考えは、かねて日朝議連が主張してきたことである。
だが、北朝鮮当局は拉致被害者を厳しい監視下に置いており、どこにいるかは当然、把握している。
連絡事務所の設置とは、北朝鮮に都合のいい情報を受け取り、その意のままに動くことである。
首相はまた、拉致被害者家族会が絶対に譲れないと訴える
「全拉致被害者の即時一括帰国」
という方針にも疑問を示している。
■なぜ変節したのか
党役員を見ても、要の森山裕幹事長と坂本哲志国対委員長は日朝議連に入っているとされる。
それどころか、石破内閣で安全保障問題を担う首相をはじめ岩屋毅外相も中谷元防衛相も日朝議連メンバーという極端な配置となっている。
まだ石破政権が発足したばかりだから今後どうなるか分からないが、人事から受ける印象は
「北朝鮮に近く優しい政権」
となろう。
政治家であろうと、歳月の中で考え方が変わっていくことはあるだろう。
とはいえ、かつては北朝鮮に対する太陽政策の無意味さを説き、毅然とした姿勢を強調していた者が、なぜここまで変節したのか。
自ら拉致被害者奪還運動に取り組みつつも、最後の場面では首相や政治家に頼らざるを得ない家族らの心境を思うと、やるせない思いが募るばかりである。

石破首相の原発ゼロ方針「今は訂正されていると承知」 武藤経産相、総裁選の発言巡り
2024/10/2 16:24
https://www.sankei.com/article/20241002-CV7OIQS64VLMXAWUKIN4VH2RGM/
武藤容治経済産業相は2日、就任後初の記者会見を開き、石破茂首相が自民党総裁選で
「原発をゼロに近づける」
とした発言について、
「今は訂正されていると承知している」
との考えを示した。
原発については
「安全という前提で最大利用を進める」
と語った。
首相は総裁選への立候補を表明した8月の記者会見で原発をゼロに近づける考えを示した。
総裁選中は電力需要の増加を踏まえ
「必要な原発の稼働は進めていかねばならない」
とも語っていた。
武藤氏は総裁選の政策集で
「安全を大前提とした原発の利活用」
に言及されていると指摘。
原発利用などの方針について、
「首相と認識は共有している」
とも話した。
また武藤氏は、東京電力柏崎刈羽原発(新潟県)について
「地元の不安の声や地域振興を含めた要望を踏まえ、再稼働の理解が進むよう政府を挙げて取り組む」
との意向を示した。
柏崎刈羽原発の再稼働に向けては、地元同意を得ることが焦点となっている。
武藤氏は
「福島第一原発の事故を起こした東電への不安の声があり、(柏崎刈羽原発の)安全安心の取り組みも十分には浸透していない」
と指摘し、理解を得るよう努めるとした。
武藤氏はこの他、次世代半導体の量産を目指すラピダスの支援に関する法案に関し、
「出融資の活用拡大を含む必要な支援を行うための法案を早期に国会に提出すべく検討を進めないといけない」
と述べた。

2024.10.01
「あの男だけは、誰もが嫌っている」…石破茂新政権は長続きできるのか
「北京のランダム・ウォーカー」第749回・後編
https://gendai.media/articles/-/138394?imp=0
■石破氏は還暦を過ぎて変わることができるのか
さて後半は、石破新首相の
「政治家としての資質」
に立ち入ってみたい。
「前編」
の冒頭で述べた
「還暦を超えて人は変われるのか」
という命題である。
2024年9月27日の午後に行われた自民党総裁選挙の議事進行は、概ね前例を踏襲したが、いくつか細かい変更が行われた。
その1つが、決戦投票の前に、勝ち残った2人の候補者に、それぞれ5分間ずつ
「最終スピーチ」
の時間を設けるというものだった。
それは、1回目の投票で2位の候補者、1位の候補者の順で行われた。
つまり、1回目154票だった石破候補が、181票だった高市候補よりも、先に壇上に上がった。
石破候補にとっては、1回目の投票で敗退した7人の候補、及び7人の候補の支持者たちに
「直訴する」
最後のチャンスだった。
私も、石破候補が何を話すのかと、固唾を呑んで見守っていた。
すると、壇上の選挙管理委員会の面々に向かって、3度も丁寧にお辞儀した後、訥々と、こう切り出したのだった。
「私は、至らぬ者であります」
「議員生活38年になります」
「多くの足らざる所があり、多くの方々の気持ちを傷付けたり、色んな嫌な思いをされたりした方が多かったと思います」
「自らの至らぬ点を、心からお詫びを申し上げます……」
何とあのプライドの塊のような石破氏が、
「過去のお詫び」
から入ったのである。
NHKの生中継を見ていた人は、
「何のこっちゃ?」
と思われたかもしれない。
■自民党議員の根強い「石破アレルギー」
だが実際に、自民党議員たちの
「石破アレルギー」
は相当なものがある。
私も少なからぬ議員たちから、様々なエピソードを聞いたものだ。
今回の自民党総裁選の間も、永田町界隈では、
「石破茂の裏切りの歴史」
なる文書が拡散されていたほどだ。
コロナ禍の前のことになるが、ある自民党本部の幹部職員が定年退職し、数名の記者で退職祝いをやった。
その中で、
「自民党職員たちから見て、総理総裁になってほしい政治家は誰ですか?」
と、記者の1人が質問した。
すると元幹部職員は、赤ら顔を和ませ、たちまち10人近くの名前を挙げて、
「我が党は人材の宝庫だ」
と胸を張った。
そこで私が、
「では逆に、自民党職員から見て、総理総裁になってほしくない政治家は?」
と水を向けた。
すると即座に、こう答えたのだ。
「石破茂! あの男だけは、党職員の誰もが嫌っている」
その後は、酔いも回ってか、呆れるようなエピソードを次々に披歴した。
重ねて言うが、酒席の話で裏を取ったわけではないので、事実かどうかは不明だ。
■渡した名刺を投げ、せせら笑う石破氏
だが、実は私にも、苦い経験が1つある。
2012年9の自民党総裁選で、
「安倍vs石破」
の自民党史に残る対決となった時のことだ。
当時所属していた『週刊現代』で、
「強の誌面対決」
のページを作るべく、両者にインタビューを申し込んだ。
すると、両候補とも
「30分だけなら」
と快諾してくれ、同日に時間差でのインタビューとなった。
まずはカメラマンと2人で、国会議員会館の石破事務所を訪ねた。
少し早く着いて、応接間で待たされたが、書棚には重厚な本がぎっしり並んでいた。
失敬して何冊か取り出してみたら、どの本にも要所に赤鉛筆で波線が引かれ、文字の上の隙間には、本人の所感が書かれていた。
さすが政界一の勉強家と、尊敬の念を深くして待っていると、間もなく本人が現れた。
私とカメラマンは、立ち上がって名刺を差し出し、
「本日はよろしくお願いします」
と頭を下げた。
すると石破氏、
「言っとくけど、きっかり30分だよ」
と言って、我々の名刺を見もせずに、ポイと机上に投げ捨てた。
そのうち1枚が床に落ち、慌ててカメラマンが拾って机上に置いた。
「君たちが聞きたいのは、キャンディーズのことかい? でもそんなこと聞いてると、時間が経っちゃうよ」
そう言って、ヘラヘラ笑い出した。
そのうち、我々の名刺を、まるでルービックキューブでも遊ぶように、両手でクルクルと回し始めた。
そして5分経つごとに、
「ハイ、あと20分!」
などと言って、せせら笑う。
こちらは、当時問題になっていた中国との尖閣諸島の問題などを聞きたかったのだが、常に
「上から目線」
で、まるで初心者相手のように説くので、噛み合わなかった。
1度だけ、石破氏の回答が事実関係と異っていて突き詰めたら、キッとなった。
そして書棚に駆け寄り、関連関書を開いて
「そうだな、アンタの言う通りかもな」
と呟いた。
最後は、
「ほらほら、ラスト5分だよっ、キッキッ」
と冷笑した。
そしてほどなく、おもむろに立ち上がると、無言のまま離席してしまった。
27分が経ったところだった。
私はトイレにでも行ったのかと思い、しばし待ったが、ついぞ戻ってこなかった。
カメラマンが三脚を片付けて、事務所を出た。
石破氏の名刺は、受け取らずじまいだった。
■出口まで見送りにきた安倍氏
続いてインタビューした安倍氏は、仏様のように映った。
「週刊現代には過去に、色んな事を書かれたけど、よく勉強させてもらっていますよ」
「今日は短い時間しか取れなくて、すみませんね」。
そう言って安倍氏は私とカメラマンに会釈しながら、自分の名刺を差し出した。
安倍事務所の応接室の書棚には、本が1冊もなく、代わりに世界の著名人と撮った写真ばかり飾り立ててあった。
それでも、熱意と誠意が感じられる30分のインタビューだった。
「これからの日中関係は、きっと厳しいものになると思いますよ」
などと、率直に語った。
終わると、わざわざ事務所の出口まで送りに来てくれて、
「下へ降りるエレベーターはあっちの方ですから」
と笑顔で言い添えた。
帰路、私とカメラマンの意見は一致した。
「どちらが賢いかと言えば、石破さんだろうが、もし自分が自民党議員で、どちらに投票するかとなれば、絶対に安倍さんだな」
かくして、1回目の投票では石破候補が首位だったが、議員票がものを言う決選投票で、安倍候補が逆転。
2012年12月に発足した第2期安倍政権は、7年9ヵ月続いて歴代最長政権となった。
反面、石破氏には
「長い冬の時代」
が続いたのである。
■石破政権は「割りばし政権」?
それで、
「還暦を超えて人は変われるのか」
という命題である。
「高市候補に投じた」
というある自民党議員に聞くと、石破新政権について、決して楽観視はしていなかった。
「どうせ来たる総選挙用の『割りばし政権』だろう」
「総選挙が終われば、また石破は例によって独りよがりになり、『裸の王様』と化し、周囲が離反していく」
「挙げ句、内閣支持率が低迷して、総辞職ではないか」
「割りばし」
とは、
「1回きりの使い捨て」
という意味だそうだ。
2024年9月27日の夕刻、自民党総裁選は、9人の候補者全員が壇上に上がり、連なって握手して万歳するシーンでお開きとなった。
互いの手を離すと、8人の敗者たちは、そのまま壇上を去ったが、石破氏だけは、向かって右奥の選挙管理委員会席に歩み寄っていった。
そして、逢沢一郎選挙管理委員長を始め、選挙管理委員を務めた議員たち1人1人と握手し、頭を下げて労を労ったのだった。
こうした行動は、
「人格が丸くなった」
ことを示す証左と言える。
だが週明けの2024年9月30日には、
「前編」
の冒頭で述べたように、
「天に唾する自民党総裁による解散宣言」
をやってのけ、国民を唖然とさせた。
1つ言えるのは、石破新首相は間違いなく、今世紀に入ってから首相を経験した12人の中で、最も頭脳明晰な首相であるということだ。
人間関係まで含めて、その
「賢明さ」
が前面に出たなら、長期政権の可能性もないとは言えない。
何と言っても、
「時の流れ」
を掴んでいるのだから。
だが同時に、
「時の流れ」
は移ろいやすいのも事実だ。
「平成の明智光秀」
は、果たして
「令和の徳川家康」
になれるのか。
新政権発足早々に総選挙を迎えて、日本の政治が、一段と面白くなってきたことは確かだ。(連載第749回)

2024.10.01
# 政治
石破新総理、総選挙後にありかも電撃訪中…中国ウォッチャーの風変わりな「石破茂論」
https://gendai.media/articles/-/138393?imp=0
「北京のランダム・ウォーカー」第749回・前編
近藤 大介『現代ビジネス』編集次長
■石破茂氏が新総裁に
「新政権はできる限り早期に国民の審判を受けることが重要であると考えており、諸条件が整えば、10月27日に解散総選挙を行いたい」
「いま内閣総理大臣でないものがこのようなことを行うのは、かなり異例のことであると承知しております」
「これが不適切なものだと考えているわけではございません」
石破自民党新総裁が、9月30日15時から党本部で行った記者会見で、いきなりの
「解散爆弾」
をブチ上げた。
憲法第7条には、
「天皇は、内閣の助言と承認により、国民のために、左の国事に関する行為を行ふ」
として、
「国事行為」
の3番目に
「衆議院を解散すること」
と記されている。
だが石破自民党総裁は、9月30日時点で、
「助言と承認をする内閣」
を築いていない。
そのため、これは
「異例」
であると同時に、
「不適切」
であるのは言うまでもない。
こんなことが許されるなら、自民党は中国共産党と同じになってしまう。
解散したければ、翌10月1日に、正式に総理に就任し、内閣を築いてから宣言すればよいだけのことだ。
たかが1日の違いだが、
「総理でない自民党総裁が解散を宣言する」
というのは、
「天に唾する行為」
である。
この
「石破流ゴーマニズム宣言」
によって、せっかく掴んだと思われていた
「時の流れ」
を、自ら早々に手放してしまうかもしれない−−。
時の流れを先週末に戻そう。
9月27日に東京・永田町にある狭苦しい自民党本部8階ホールで実施された、事実上の日本の最高権力者を決める総裁選挙は、劇的な結末を迎えた。
実に5回目の挑戦で、
「最後の戦い」
と背水の陣を張った石破茂候補(67歳)が、一発転劇によって他の8候補を打ち負かしたのだ。
この石破新総裁誕生については、既に多くの政治の専門家たちが多くのことを話し、書いているので、重複はしない。
私の心に湧き上がるのは、前にもこのコラムで綴った
「時の流れ」
ということと、
「還暦を超えて人は変われるのか」
という2点だ。
以下、中国ウォッチャーによる、やや風変わりな
「石破茂論」
を申し述べたい。
普段、
「中南海」(北京の最高幹部の職住地)
の権力闘争を追っていると、ふと見えてくる
「永田町の風景」
もあるのだ。
まず、
「時の流れ」
に関しては、約1ヵ月前(9月3日)にアップした本コラム
「中国は『待ちハリ』…カマラ・ハリスは『反中でなく弱くて予測可能』な理想のリーダー」(連載第745回)
で、私はこう述べた。
政治の世界には、
「時の流れ」
というものがある。
「時流」
を得た政治家は、まるで舟に乗って川下りをするが如く、スルスルと遊泳し、
「勝機」
を掴んでいく。
まさに
「勝ち将棋鬼の如し」
だ。
逆に、
「時流」
に乗れない政治家は、
「鮭(さけ)の川上り」
のような状態になる。
すなわち、いくら七転八倒しながら這い進んでも、結果が伴わない。
逆境に斃れてしまう。
こうしたことは、個々の政治家の実績や資質というよりは、
「時流」
が自分に来ているかどうかの問題である。
広い意味で
「運」
と呼んでもいい。
現在、周知のように、日本とアメリカで同時に、国の最高権力者を決める
「大一番」
が展開中である。
この自民党総裁選と米大統領選を見る時、私はどうしても
「どの候補に時流が来ているか」
という視点に立ってしまう。
日米に共通している今の
「時流」
を一言で言い表すなら、
「刷新感」
である。
日本は、2012年末から7年9ヵ月続いた安倍晋三政権と、その後の菅義偉政権、岸田文雄政権の残滓のような、自民党の裏金問題が勃発した。
そこからの脱却を図ろうと、総裁選史上最多の9人が、政策を競っている。
そのキーワードが、
「刷新感」
である。
この
「時流」
に一番うまく乗った候補が、最終的な勝者となる。(以下略)
■「刷新感」にうまく乗った石破氏
私の見立てでは、この
「刷新感」
という時流に、自民党総裁選で一番うまく乗ったのが、石破氏だったと言える。
当選12回の石破氏に、何が
「刷新感」
かと思われるかもしれないが、ここで言う
「刷新感」
とは、年齢や当選回数ではない。
「派閥」「裏金」(統一教会などとの)「癒着」といった、いわば
「平成的政治手法」
からの脱却という意味での
「刷新感」
である。
自民党安倍派の裏金問題が俎上に上る以前から、
「孤高の人」
石破氏に派閥はなかった。
かつて
「水月会」(石破派)
という小派閥を擁していたが、令和3(2021)年の年末に、それまでの6年あまりの活動に終止符を打って解消してしまった。
当時の朝日新聞(2021年12月13日付)は、
「これが冷や飯を食らい続けた首相候補の末路なのか」
と、にべもない。
私も、
「水月会」
の政治資金パーティに顔を出したことがあるが、それは
「斜陽の中小企業の株主総会」
を見るかのようだった。
見栄を張って有名ホテルの大広間で催すのだが、参加者が少ないため、何とも寒々しい。
おまけに、会長の石破氏が、例の渋面で長広舌をぶつものだから、さらに場がしらけていく。
熱心に石破演説を聴いているのは、われわれ記者の一部くらいだ。
当時は首相派閥である
「清和会」(安倍派)
の全盛期で、安倍晋三首相が
「太陽」
なら、石破氏は
「月」
だった。
野球で言うなら、安倍氏が
「長嶋茂雄」
で、石破氏は
「野村克也」。
誠に明暗甚だしかった。
だが、
「令和の政治」

「平成の政治」
とは大きく異なる。
日本の社会環境は、少子高齢化と地方の過疎化が進み、日本のGDPは2位からまもなく5位まで落ち、スマホ・ネイティブ世代が成人を迎えた。
平成の後半に栄華を極めた安倍氏は、周知のように2年前にテロに斃れた。
同時に安倍氏の
「盟友」
だった麻生太郎元首相(84歳)や二階俊博元幹事長(85歳)も、
「引き際」
を迎えている(麻生氏は9月30日に「自民党最高顧問」なる新奇な役職を与えられたが、党幹部一同の記念撮影にも応じず退出してしまった)。
反面、
「平成元禄に背を向けていた」
石破氏に、
「時の流れ」
が巡ってきたのである。
鳥取という日本の過疎化を象徴するような日本海側の地からやって来て、金銭欲もなく飾りもせず、正論を訥々と吐く変わり種が脚光を浴びる時代の到来である。
廃れていく地方は、そんな石破氏に一抹の希望を見出した。
同時に、1年1ヵ月以内に確実に選挙を迎える自民党の衆議院議員も、また2025年7月に半数が選挙を迎える参議院議員も、自民党に吹き荒れる逆風の中で、
「石破人気」
に縋(すが)るしかなかったのである。
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党員票で躍進の高市氏背景には地方行脚とネット選挙 捲土重来へのカギは議員からの支持拡大
2024/10/2 6:00
https://www.sankei.com/article/20241002-6W56DR5QNNNY5NBDNIADQBL3NQ/
過去最多となる9人が立候補した先の自民党総裁選では、高市早苗前経済安全保障担当相と石破茂首相が激しく競り合った。
高市氏は決選投票で敗れはしたが、1回目の投票では国会議員票と地方票のいずれも首相を上回る健闘を見せた。
令和3年の前回総裁選で高市氏を支えた安倍晋三元首相は死去した。
党内基盤が脆弱で、20人の推薦人の確保にも難儀した高市氏はなぜ躍進できたのか。
■回った地域「数えようがないくらい」
「私自身の力不足だ」
「多くの方に助けていただきながら申し訳ない」
総裁選終了後の9月27日午後、党本部で記者団の取材に応じた高市氏はこう敗戦の弁を述べた。
目は赤く、表情には悔しさが滲んでいた。
1回目の投票で獲得した議員票は首相の46票を上回る72票。
また、地方票でも109票を獲得し、108票の首相を1票上回った。
決選投票では議員票で首相の後塵を拝したが、47都道府県の地方票のうち都市部を中心に21票を獲得した。
「予想以上だよ、想定外」。
高市氏を支援したベテラン議員は、地方票で首相を上回ったことに驚きを隠さなかった。
総裁選では安倍氏の支援を受け、4候補のうち2番目に多い議員票を獲得しながら、地方票が伸びず、決選投票に進めなかった。
その後、高市氏は政調会長に再任された。
直後の衆院選では他の議員の応援演説で全国を駆け回り、自身の選挙区に入ったのは
「数時間」(高市氏)
だった。
「次」
を見据えた高市氏は地方行脚を続け、昨年10月のBS番組では
「また戦わせていただく」
と表明。
2024年8月に地元・奈良県で行った講演では、会場を埋め尽くした聴衆を前に
「(3年間で)回った地域は数えようがないくらい」
と振り返った。
今回の総裁選の結果について関係者は
「地方を回り続けてきたことが大きい」
と語る。
■ネット上での話題「圧倒」
高市氏の地方票の獲得数を見ると、東京や大阪をはじめ都市部での強さが際立っている。
陣営幹部は
「ネット戦略がうまくいった」
と解説する。
高市氏の陣営には、7月の東京都知事選で2位に食い込んだ前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏の選対事務局長を務めた藤川晋之助氏も加わった。
石丸氏躍進の要因となったインターネットを活用した選挙活動を高市陣営でも展開。
総裁選期間中はSNS上に人柄を紹介する短い動画などを頻繁に投稿し、ネット上で話題に上る回数は他候補を圧倒した。
選挙戦が進むにつれ、大本命と言われた小泉進次郎選対委員長の
「討論力」
の低さが露呈し、報道各社の世論調査で高市氏が急浮上した。
中露軍機による相次ぐ領空侵犯や、中国広東省深圳で日本人男児が刺殺された事件を受け、中国に厳しい姿勢を示す高市氏が保守層を中心に期待を集めたとみられる。
高市氏が追い風を受ける中、伸び悩んでいた河野太郎前デジタル相を支援していた麻生派会長の麻生太郎最高顧問も動いた。
党内で唯一、派閥を維持する麻生氏は、小泉氏を支援した菅義偉副総裁、かつて自身に退陣を迫った首相のいずれとも関係が良好ではない。
麻生氏側は高市陣営との水面下での交渉を本格化。
選挙戦終盤になると高市陣営は
「麻生氏は高市を支援する」
と自信を見せ始めた。
■リーフレット問題で包囲網
麻生氏の支援を取り付けたものの、高市氏は結果的に首相に勝つことはできなかった。
総裁選挙管理委員会が文書郵送の禁止を通知した後に、全国の党員らに高市氏の政策リーフレットが届いた問題が発覚したことも尾を引いた。
リーフレットが党員票の拡大に繋がるとの見方もあり、他陣営から
「不公平だ」
と批判を受けた。
陣営幹部は
「高市包囲網が出来てしまった」
と悔やむ。
「私を支援した入閣適齢期の議員の処遇を優先してほしい」。
総裁選後、高市氏は石破氏から総務会長就任の要請を受けたが、辞退した。
「党執行部に入れば自由に発言ができなくなる」
「全国行脚で地方固めを進めた方がいい」。
高市氏の関係者は
「無役」
でいることのメリットも説く。
高市氏が次の総裁選でリベンジを目指すならば、先の総裁選に省みる点もある。
首相が決選投票直前の演説で
「ルールを守る自民党…」
と繰り返したのは高市氏への当てこすりとの見方もあるが、一定の共感を呼んだのは間違いない。
高市氏の捲土重来へのカギは
「ルールを守らなかった」
という党内の誤解を解きつつ、苦手とされる仲間作りを克服して党内基盤を固めることだろう。

<主張>石破新内閣 危機感持ち日本守り抜け 挙党体制築かぬままの船出か
社説
2024/10/2 5:00
https://www.sankei.com/article/20241002-EUMWOOOJIFNPPNZIZVO6JOJL7M/
衆参両院で自民党の石破茂総裁が第102代首相に指名され、宮中での親任式などを経て、内閣を発足させた。
石破首相は9日に衆院を解散し、衆院選を
「15日公示、27日投開票」
の日程で行う方針だ。臨時国会では所信表明演説と代表質問は行うが、予算委員会での十分な審議は行われない見通しである。
国民に信を問う上で判断材料を提供するのは首相の責務である。
論戦が不十分でよいのだろうか。
「国民に正面から向き合い誠心誠意語っていく」
「逃げずに実行する内閣にする」
と述べた。
にもかかわらず、実際には丁寧な質疑を避けようとしているのは残念である。
◆改憲案作成へ動く時だ
首相には保守の矜持をしっかり持ってもらいたい。
党綱領は
「日本らしい日本の確立」
を謳い、自らを
「保守政党」
と位置付けている。
この理念を踏まえ国家国民を守り抜かねばならない。
岸田文雄前首相が語った
「ウクライナは明日の東アジアかもしれない」
という危機感を共有し、安倍晋三元首相以降の外交安全保障政策を継承、発展させる必要がある。
アジア版NATO(北大西洋条約機構)の具体化には憲法問題があり、各国との交渉に大きなエネルギーも要する。
この構想は取り下げた方がよい。
今求められるのは、中国やロシア、北朝鮮といった現実の脅威に対処することだ。
日米同盟を盤石なものとし、抑止力と対処力の向上へ防衛力の抜本的強化を加速させることである。
日本に対する主権侵害などには、毅然とした対応を取ってもらいたい。
憲法改正は自民の党是である。
党は既に憲法に
「第9条の2」
の条文を新設して自衛隊を明記することや、緊急政令の根拠規定創設を盛り込んだ論点整理をまとめている。
これを前提に他党を説得し、改憲原案の条文を早期に完成させるべきだ。
目標とする憲法改正の時期も明らかにしてほしい。
安定的な皇位継承を巡っては男系(父系)継承を確実にしなければならない。
岸田内閣時の報告書の実現を求める。
国の根幹をなす課題であり、保守の真価が問われる。
北朝鮮による日本人拉致問題について首相は
「東京と平壌に連絡事務所を開設して交渉の足掛かりとする」
と唱えてきたが、家族会は時間稼ぎに利用されるだけだと反対している。
被害者と家族は高齢化している。
全員の早期救出に力を尽くさねばならない。
◆経済の道筋を具体的に
経済は国力の基盤である。
物価高を上回る持続的な賃上げを確実にし、デフレからの完全脱却を果たすことは重要だ。
東京株式市場では一時、日経平均株価が大幅下落した。
石破首相の経済・財政政策に対する警戒感が広がったとの見方がある。
政策の方向性や道筋を具体的に示し、丁寧な政策運営をすることが肝要である。
「政治とカネ」
の問題では政治資金の透明性確保やパーティー収入不記載事件の再発防止策を着実に進め、政治への信頼を取り戻すことが求められる。
理解に苦しむのは石破政権が挙党体制になっていない点だ。
弱い党内基盤の強化が本来取るべき対応だった。
決選投票で僅差で敗れた高市早苗前経済安全保障担当相には党ナンバー2の幹事長への就任を求めず、総務会長を打診し固辞された。
決選投票で高市氏に投票したとされる茂木敏充前幹事長には重要ポストを提示した形跡はない。
総裁選の勝利に貢献した菅義偉副総裁や、菅氏の盟友である森山裕幹事長、そして首相自身に近い議員の登用が目立つ。
総務相に村上誠一郎元行政改革担当相を起用したのには驚いた。
村上氏は、安倍氏が暗殺された後、安倍氏を
「国賊」
と呼び、1年間の党役職停止処分を受けた人物だ。
党内対立を煽る人事と言わざるを得ない。
岩屋毅外相は総裁選で石破陣営の選対本部長だった。
防衛相当時、韓国軍による海上自衛隊機へのレーダー照射があった。岩屋氏は抗議をしつつも、韓国の国防相と笑顔で握手した人物である。
国益を踏まえた外交を展開してほしい。
必ずしも適材適所と言えない陣容で衆院選を乗り切り、政策を遂行するのは困難を伴う。
首相は日本を守り抜く政治を心掛けてほしい。

<産経抄>地図と現実の誤差、石破新政権を待つ難題
2024/10/2 5:00
https://www.sankei.com/article/20241002-BPWWXSQX3FPSVAC7G73M2WY4OY/
「眠狂四郎」などの剣豪小説で知られる柴田錬三郎の元を、作家の吉行淳之介が訪ねてきた。
男女の性を通し人間の生を描き続ける吉行が、次は
「鼠小僧」
を書くという。
ついては時代物の急所について講義を願いたい、と。
▼江戸を舞台にするのなら、江戸の町を頭の中で歩けるようにならなければ―。
「柴錬」
先生はそう助言した。
吉行は勧めに従って、鼠小僧のいた時代の古地図を買い求めたそうである。
作中で描いた街並みは、地図を忠実に再現したものだという。
▼日本の針路を正しく示すべきこの人は、どんな地図をお持ちか。
第102代首相に選ばれ、新政権を発足させた石破茂氏である。
自民党では長く
「党内野党」
の立場にあり、時の内閣への直言も辞さなかった。
トップに立ち、眺める地図と現実の間には誤差≠烽るだろう。
▼総裁選では、国民に判断材料を提供するのが首相の責任だと語っていた。
そこから一転し、
「27日投開票」
の衆院選を明言したのには驚かされた。
臨時国会は9日までと短く、十分な論戦は出来ないと言われている。
公約の反故になりはしないか。
▼政治とカネを巡る国民の不信感を拭うのは容易なことではない。
デフレ克服を目指す経済政策はどうなる。
安全保障政策にしても、石破氏の掲げる
「アジア版NATO」
と実際のアジア情勢の間には、隔たりがある。
現実との誤差が余りに大きい地図では、使い物になるまい。
▼古地図といえば立川談志さんも江戸の街並みを詳細に記憶し、落語の語りに生かした。
「そういう部分がなければ『江戸の風』は吹かない」と。
さて石破首相である。
新政権は追い風を受けるというのが政界の常識だが、世論の風が期待通りに吹くとは限らない。

安倍氏「国賊」発言「遺族に謝罪」と村上誠一郎新総務相 記者に「少しは考えて」とも注文
2024/10/1 17:50
https://www.sankei.com/article/20241001-PCBZXCZGRRMVDEHMYRMJNTY7KI/
村上誠一郎新総務相は1日、安倍晋三元首相の死去後、安倍氏を
「国賊」
と呼んだことについて
「遺族に謝罪した」
「役職停止になった」
「もう終わりで」
と釈明した。
質問した記者に対しては
「少しは考えてください」
とも注文を付けた。
官邸で記者団の質問に答えた。
村上氏は安倍氏を
「国賊」
と呼んだ発言が問題視され、1年間の党役職停止処分を受けた。
先の自民党総裁選では石破茂首相の推薦人を務めた。

首相指名選挙、参院で高市早苗氏と茂木敏充氏に予想外の1票 N国2議員が投票予告
2024/10/1 16:26
https://www.sankei.com/article/20241001-3Z6G3Y5ZS5IX3A2UMTP4HFHYQA/
参院で1日に行われた首相指名選挙で、自民党の高市早苗前経済安全保障担当相と、茂木敏充前幹事長が予想外の1票を得た。
浜田聡参院議員が同日、自身のX(旧ツイッター)で
「今回の首班指名は茂木敏充と書いて投票予定です」
と投稿していた他、齊藤健一郎参院議員が同日、自身のYouTubeチャンネルで高市氏に投票すると明かしていた。
浜田、齊藤両氏は参院の会派
「NHKから国民を守る党」
に所属している。
首相指名では自身の所属する政党や会派のトップに票を投じるのが一般的だ。
浜田氏は9月17日、自身のXに
「増税ゼロを推進する茂木さんを世間が後押しすることに期待しています」
と投稿。
斎藤氏はYouTubeチャンネルで
「高市氏は素晴らしい政策を掲げられている」
「決選投票で敗れたが、応援する声を届けることに意味はある」
と理由を述べた。

石破首相は「円安」を受け入れるのか
田村秀男
2024/10/1 12:00
https://www.sankei.com/article/20241001-YTW6L37I2JIXZJ6C4HJN66ZQWE/?147052
本日中には、石破茂新政権が発足する。
さっそく打ち出される
「イシバノミクス」
はいくら綺麗事を並べても30年間も続いた慢性デフレから脱出させられるわけではない」
「鍵は円安基調の維持にある」
生真面目な石破さんは円安を受け入れるだろうか。
2012年9月の自民党総裁選の数カ月前、筆者は石破さんに会い、脱デフレ策を提案したことがある。
ところが石破さんは、有権者は物価の下落を歓迎し、上昇にはノーだと、真剣だ。
デフレとは物価下落以上の幅で賃金が下がる、つまり実質賃金が下がるので、国民が困窮化するのだと説得を試みたが、石破さんは最後まで納得しなかった。
以来、石破さんは
「反アベノミクス」
を貫いてきた。
そして、2024年8月下旬。
筆者知り合いの石破さんのブレーンから突如、経済問題で助言を依頼された。
石破さんは本欄など拙論に目を通しているとも聞かされた。
ならば、とA4判で1枚程度のメモを送付した。
要は脱デフレ、財政出動、実質可処分所得の引き上げ、家計消費の拡大、税収増の民間への全面還元、日銀利上げの凍結である。
ブレーンからは
「石破さんはしっかりと読んでいます」
との返事があったが、当方は半信半疑だ。
すると石破さんは9月に入ると、
「財政出動なければ経済が持たない」
「税増収分の防衛費や少子化対策への充当」
「最低賃金の引き上げ」
と言い出した。
9月27日の総裁選勝利後の会見では
「デフレからの脱却を完全なものにする」
「物価上昇を上回る賃金上昇」
「海外の生産拠点の国内回帰」
を強調した。
8月7日出版の「保守政治家 わが政策、わが天命」(講談社)での反アベノミクス色は薄れた。
「君子豹変」、
大いに結構だ。
ただ、1点だけ引っかかる。
超低金利、円安への批判こそ口にしないが、
「日銀は政府の子会社だとは思っていない」
と出演したテレビ東京の番組で語った。
日銀の政府からの独立性という建前を尊重するというニュアンスだ。
ルール尊重の石破さんらしいが、日銀は国家経済の成長と安定を目指す政府の目的に沿うのが日銀法の本義だ。
植田和男総裁の日銀は追加利上げによる円高誘導に前のめりだ。
7月末の追加利上げは投機筋による急激な円買いと株売りを招き、日経平均株価の大暴落を引き起こした。
日銀は9月には更なる利上げを見送ったが、依然として
「デフレ」
にはほとんど言及せず、ひたすら円安に伴う物価上昇を警戒し、利上げ姿勢を崩さない。
そもそも、政権が脱デフレを完遂させようというのに、円安の是正を急ぐ必要があるのだろうか。
グラフは国内総生産(GDP)の名目および実質額と円ドル相場について、アベノミクスが本格化した2013年度以降の推移である。
一目瞭然、2020年度以降、円安と名目GDPは寄り添うように動いている。
「円安」
というと
「悪者」
のイメージは強い。
コスト上昇に苦しむ個別の事業者にとっては確かに円安は気がかりだ。
しかし、経済、産業全体としては円安と共に名目GDPが拡大基調に転じて以来、脱デフレのチャンスが到来しているもう1つの現実がある。
先の春闘では賃上げ率が連合ベースで5%台に乗り、今夏はボーナスを含め、勤労者収入上昇率が物価の値上がり率を上回った。
瞬間風速とはいえ、実質賃金が上昇に転じた。
2022年以降の急速な円安は輸出企業の収益を大きく増やすばかりではない。
円安分を含めた輸入コストの急激な上昇は業種も、大企業も、中小零細企業も問わず、産業界全体のデフレ心理を劇的に転換させ、コスト上昇分を販売価格に転嫁する機運を普及させた。
すると企業の売上高が増え、収益もかさ上げされる。
もとより、人手不足は深刻だが、産業界を覆うデフレ心理が賃上げを抑えてきた。
名目収入増の見通しが立つと、経営者は賃上げ要求に応じるようになったのだ。
それでも脱デフレが確実とは言い難い。
内閣府の試算でも、この4〜6月期でも需要が供給能力を下回る
「需給ギャップ」
がマイナス、つまり需要不足の状況にある。
従ってデフレ圧力は依然として根強いと見るべきだ。
需給ギャップを埋めるためには家計消費を促す大幅賃上げの継続が必要で、円高はそれに水を差す。
円安でもその分以上に売り上げ、名目所得が上がれば全く問題はない。
利上げによって円高、株安を招けば、全てぶち壊しになるだろう。
(編集委員)

石破茂氏のアジア版NATO構想は反米か媚中か? 島田洋一、月刊「正論」で批判
正論11月号 連載「アメリカの深層」
2024/10/1 7:00
https://www.sankei.com/article/20241001-VGN2D4JFRNAWBMZAG4IAQCOWKE/?outputType=theme_monthly-seiron
過去に防衛大臣などを歴任した石破茂氏が、自民党総裁選出馬にあたり発表した基本政策の中に、
「アジア版NATO」
創設があった。
候補者討論会で、他候補から
「集団的自衛権の全面行使と憲法の関係はどうなるのか」
「また具体的にどの国が入るのか」
と当然の質問が出ている。
これに対し、石破氏は次のように答えた。
「まさしくそれらの点を、これから議論を詰めたい」
「中国を最初から排除するということを念頭に置いているわけではない」
呆れた回答という他ない。
当然ながら同盟国アメリカからは不信の声が出た。
筆者の所にもいくつか届いている。
代表的なものは、民主党政権で鳩山由紀夫首相が唱えた
「東アジア共同体」
構想の焼き直しではないのか、という疑問である。
まず改めて鳩山プランを振り返っておこう。
鳩山氏は月刊誌『Voice』(2009年9月号)で、同構想について
「東アジア地域を、我が国が生きていく基本的な生活空間と捉え、この地域に安定した経済協力と恒久的な安全保障の枠組みを創出する」
と概要を説明している。
さらに2009年10月、北京で開かれた日中韓首脳会議の冒頭、
「今までややもすると米国に依存し過ぎていた」
「アジアの一員としてアジアをもっと重視する政策を作り上げていきたい」
と述べている。
岡田克也外相は会議を前に
「日本、中国、韓国、ASEAN、インド、オーストラリア、ニュージーランドの範囲で(東アジア共同体を)考えたい」
と具体的なメンバーを挙げていた。
アメリカは明示的に外されている。
物理的距離は理由にならない。
ニュージーランドとアメリカ本土は、日本からほぼ等距離である。
米領で軍事拠点でもあるハワイ、グアム、アラスカなどは、ニュージーランドより遥かに近い。
尚、朝鮮半島北部即ち北朝鮮もこの共同体から除かれているが、
「恒久的な安全保障の枠組み」
という以上、無視してよいはずがない。
北朝鮮は体制崩壊させて統一韓国に含める趣旨というなら分かるが、単に深く考えていなかっただけだろう。
拉致問題で協力的な友好国、モンゴルを外した理由も分からない。
少し考えても穴だらけの
「構想」
であり、絵に描いたような軽挙妄動であった。
当時、米オバマ政権の国家安全保障会議(NSC)アジア上級部長だったジェフリー・ベイダー氏によれば、
「中国の対抗力たるアメリカを外し、中国を中心に東アジア機構を作るというこの危険な発想」
に対し、ベトナムが特に強い懸念を抱き、国家主席自ら積極的に潰しに掛かったという。
「他ならぬ(共産党一党独裁の)ベトナムがこうした提案の戦略的愚かさを理解する一方、アジアにおける最大の同盟国が理解していなかった事実はオバマ政権に衝撃を与えた」
とベイダー氏は皮肉まじりに総括している。
やはり当時のオバマ政権のブレーンだったハーバード大名誉教授のジョセフ・ナイ氏も
「米国は『外されている』と感じたなら報復に打って出る」
と露骨に不快感を示していた。
民主党穏健派の2人にしてこの反応。
後は推して知るべしだろう。
慌てた鳩山首相は、
「アメリカとアジアの架け橋になるのが、自分の意図」
と釈明したが、米側からは、
「架け橋など不要」
「アメリカは自らアジアとの関係をコントロールできる」
と一蹴された。
鳩山氏に限らず、自民党幹部からも過去に危ない言動が出ている。
2019年4月、習近平国家主席を表敬訪問した二階俊博幹事長(当時)は、会談後
「協力し合って一帯一路構想を進めていく」
「米国の顔色を窺って日中の問題を考えていくものではない」
と啖呵を切った。
戦略性皆無の媚中発言であった。
石破氏の
「アジア版NATO」
だが、米国ではこうした鳩山、二階路線と同類だと見られよう。
(福井県立大学名誉教授 島田洋一)
(月刊「正論」11月号から)

岸田文雄が放送禁止用語で高市早苗を「猛口撃」!感情むき出しの敵意が「石破茂新総裁」を生んだ
https://article.auone.jp/detail/1/1/1/42_1_r_20241001_1727729993907897
自民党・石破茂新総裁誕生の立役者となったのは、岸田文雄前総裁だった。
自ら派閥を解散しておきながら、会長だった旧宏池会票を石破氏支持でまとめたからだ。
岸田氏が石破氏を支持した要因はいくつかあるが、個人的に高市氏を毛嫌いしていたこともある。
高市氏が総裁になった場合、靖国神社参拝を公言しているため、自身が積み重ねてきた日米、日韓関係に亀裂が生じる。
それを懸念したというのが、高市氏を支持できない表向きの理由とされる。
ところが宏池会関係者によると、岸田氏は高市氏について、放送禁止用語を使って
「あの××××女」
と感情を剝き出しにしていたという。
岸田氏は当初、旧宏池会議員に対して
「党員票が多い候補に入れる」
との指示を出していた。
石破氏が党員票でトップになることを見越しての発言だった。
ところが高市氏が党員票で石破氏を逆転しそうな情勢になると
「高市氏以外で」
と変更した。
岸田氏がなりふり構わず高市氏を追い落とそうとする行動に出たのはなぜか。
「両者は抜き差しならない関係になっていた」
と宏池会関係者は証言する。
直接のきっかけは、能登半島地震だ。
高市氏は1月16日、復興を最優先にすべく、来年開催の大阪・関西万博を延期するよう、岸田氏に進言した。
万博は所管外だったが、高市氏の行動は
「政権に反旗を翻したか」
と党内外に波紋を広げた。
対応を迫られた岸田氏は、予定通り実施することを決めた。
ところが高市氏が岸田氏とのやり取りを動画投稿サイトで暴露したため、岸田氏は激怒。
高市氏は会見で
「首相を信頼してお任せしたい」
と発言を後退させた。
高市氏は2022年12月にも、岸田氏が防衛費を増額するための財源の一部を増税で賄う方針を示すと、SNSで
「賃上げマインドを冷やす発言を、このタイミングで発信された総理の真意が理解出来ません」
と批判した。
これを野党から追及されると、
「間違ったことを申し上げた、との考えはない」
「罷免されるなら仕方がないとの思いで申し上げた」
と言って開き直った。
こうしたことが積もり積もって、岸田氏とすれば高市氏にリベンジしたのだろうが、ある閣僚経験者は、
「個人的な感情を剝き出しに女性を攻撃するやり方は『ミスター・ジェントルマン』のすることではない」
と岸田氏を皮肉るのだった。
(田中紘二/政治ジャーナリスト)

「10・27投開票」石破新総裁の総選挙“前倒し”背景に「靖国神社に行かせない」驚きの“高市早苗つぶし”戦略
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2024.09.30 18:11 最終更新日:2024.09.30 18:37
https://smart-flash.jp/sociopolitics/308911/1/1/
永田町の秋は、あわただしいことになりそうだーー。
自民党の石破茂新総裁は10月1日に新内閣を発足、4日に衆参両院で所信表明演説を行った後、7日から各党の代表質問を行い、9日にも衆院を解散する方針を決めた。政治担当記者が解説する。
「当初は、10月29日公示、11月10日投開票という予定が有力でした」
「しかし、石破さんは“手のひら返し”で10月15日に公示、10月27日投開票という日程を選びました」
「一応表向きの理由としては、11月に投開票となると2024年度補正予算の成立が遅れ、2025年度の予算編成に日数的な影響が出る、という理由です」
「しかし実際は、参院岩手県選出議員の補選に合わせたようです」
「公設秘書の給与を騙し取った詐欺容疑で関係先を家宅捜索され辞任した、広瀬めぐみ元参院議員の補選が、同じ10月27日に投開票の予定です」
「岩手県の補選が、前哨戦的な扱いになっては困るというわけです」
元々、総裁選の“御祝儀相場”のうちに解散総選挙を打つ、というのが与党の方針だ。
その意味では既定路線とも言えるが、今回の“手のひら返し”にはもう1つの大きな理由があるのだという。
「総裁選で、ポスト石破の最右翼になった高市早苗さんの存在です」
と明かすのは、旧岸田派の中堅議員だ。
「総裁選で一瞬、全員が息を飲んだのが、第1回の投票結果が発表された瞬間です」
「高市さんが党員党友票で1位となり、石破さんですら顔が一瞬、真っ青になりました」
「結果的に、岸田文雄首相や菅義偉(よしひで)前首相の支持で勝つことができましたが、麻生太郎副総裁を後ろ盾とする“高市一派”は、今回の結果にブチギレ状態で、石破さんにとって自民党を分裂させかねない危険な存在です」
「総務会長のポストを拒否したところからも、党内の融和路線とはほど遠いことが分かります」
そのために、“高市一派”が目論んでいた、ある計画を潰す必要が出てきたのだ。
「実は10月17日から3日間、靖国神社の秋季例大祭が行われます」
「終戦記念日の公式参拝を総裁選の“公約”にしていた高市さんですが、この例大祭では、100人規模の超党派議員による参拝を計画していました」
「いわゆる旧安倍派を中心に、保守派の議員が集結するのは間違いありません」
「外交上の配慮はもちろんですが、石破さんとしては、これ以上、高市さんに目立ってほしくないところです」
「そこで、総選挙期間をぶつけたというわけです」
「さすがに選挙期間中となれば、参拝する議員は少ないはずですからね」
「いわば、危険なライバルとなった高石さんを『靖国神社に行かせない』という意味合いもあるというわけです」
(同前)
5度めのチャンスを掴んだ男は、やはりただ者ではない。
( SmartFLASH )

<主張>石破氏の解散表明 掌返しで信を得られるか
社説
2024/10/1 5:00
https://www.sankei.com/article/20241001-ZTNJ4X45WVOOTCNYF2SENFZN4M/
自民党の石破茂総裁が記者会見で、首相に就任後、衆院選を
「10月27日投開票」
の日程で行うと表明した。
衆院選は政権選択の選挙だ。
首相交代に合わせて実施すること自体は問題ないが、余りにも急ぎ過ぎてはいないか。
石破氏は党総裁選時には、国会で野党側と論戦を交わしてから衆院選を実施するのが望ましいという姿勢だった。
総裁になって言い出した
「10月27日投開票」
では、国会日程が極めて窮屈で、十分な論戦が出来るとは思われない。
これではまるで掌返しである。
石破氏は僅か半月前の日本記者クラブ主催の討論会で
「国民が判断する材料を提供するのは首相の責任だ」
「本当のやり取りは(国会の)予算委員会だ」
「すぐ解散するという言い方はしない」
と語っていた。
早期解散を唱えていた小泉進次郎候補と石破氏の考えは違う、と受け取った国民は多かったはずだ。
自民は1日召集の臨時国会の会期について
「9日まで」
とする日程を野党に提案した。
4日に首相の所信表明演説を行い、週明けの7日から衆参両院で代表質問を行う方向だ。
予算委や党首討論の開催が取り沙汰されているものの、9日までの日程では極めて短時間の開催しか望めまい。
立憲民主党からは早速反発の声が出ている。
石破氏は総裁就任時の会見で
「(自民は)謙虚な政党でなければならない」
と語った。
そうであるなら、予算委で野党側と堂々と論戦を交わすのが筋ではないだろうか。
政権発足の勢いに乗って衆院選を有利に進めたいのかもしれないが、言行が一致していないと見られれば期待感はしぼみかねない。
一方、石破氏を支える自民党4役が決まり、閣僚人事もほぼ固まったが、挙党態勢からは程遠い陣容となった。
決選投票で僅差だった高市早苗経済安全保障担当相に幹事長を打診しなかったのは理解に苦しむ。
平成24年の総裁選を制した安倍晋三元首相が、決選投票で敗れた石破氏を幹事長に起用したのとは対照的だ。
高市氏を支持した国会議員や党員・党友も包摂しなければ、党が結束して衆院選に臨むことは難しいだろう。
衆院選で各政党と全ての候補者は、日本の独立と繁栄を守る政策を有権者に提示し、競い合う必要がある。

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/660.html#c38

コメント [医療崩壊13] 明治HD系、反ワクチン団体を提訴へ 名誉毀損で (日経)  魑魅魍魎男
4. リックの酒場[204] g4qDYoNOgsyO8I_q 2024年10月09日 07:16:55 : aePCZotCo6 : ZzFzT2dNcUg5ai4=[201]
<△28行くらい>

  10月になった頃、夜遅くにコンビニで買物。
 レジが済んで懇意にしているオーナー(40代?)に話かけた。
 
 「今月からまたワクチン接種が始まりますね。 打つんですか?」
 すると、
 「ワクチンは2回だけ打って止めたのですよ。 背後に利権の匂いもするし。」
 
 オーナーといっても雇われオーナー。 商売優先という感じが無い。
 田舎のコンビニなので夜11時に閉店して朝5時から開店。
 何でもタンタンと仕事をこなしている。 自慢も無い。 こだわりも無い。
 「利権の匂い」との発言は、素直に世相を見ているからなのでしょう。
 
 私からは、ワクチンで血流が悪くなる点を伝えた。 (体調不良の根源)
 ワクチンで癌が促進される。 いきなりステージ4になりますよと。
 オーナーは「そうなんですか!」と非常に驚いていた。
 
 気づいたら、後ろに並んでいる人がいるので話を切り上げた。
 後ろの人は別に不満があるようでなく、ワクチンの話を聞いていた感じだった。
 オーナーも配慮を促すでなく私の話を聞いていた。
 
 2021年から22年頃は、人にワクチン害を話しても、「何だこいつは!」
 という反応が多いが、今年は聞く耳を持ってくれる人が増えた。
 ドンカンな日本国民なのだが、だいぶおかしいと疑う人が増えている印象。
 
 レプリコン接種は65歳以上に年齢制限されているらしい。
 (対象は65歳以上の高齢者と、60〜64歳の重症化リスクの高い方)
 本音は治験が目的なので、行動範囲の限られる年金世代限定のように思える。
 (さすがに満員電車で伝播の危険のある勤労世代は避けている?)
 
 >訴訟を起こしてくれたほうがむしろ好都合
 
 魑魅さんの指摘の通りです。
 が、DSはワクチン殺戮に異常にチカラが入っている。
 検察官や裁判官にまで、アチラ側の人が担当にならないことを願います。
 

http://www.asyura2.com/24/iryo13/msg/182.html#c4
コメント [医療崩壊13] 明治HD系、反ワクチン団体を提訴へ 名誉毀損で (日経)  魑魅魍魎男
5. マカロン[520] g32DSoONg5M 2024年10月09日 07:31:26 : 60yfgd8Jh2 : RTJxbkZINnRYdy4=[172]
<■98行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
https://search.yahoo.co.jp/realtime/search/tweet/1843575698260467722?detail=1&ifr=tl_quotedtw&rkf=1

コスタイベが 接種者から伝搬するかどうかの実験もせずに国民に打とうとする方がおかしい 明治も国民を敵にまわさずに誠実にテストして安全性が はっきりしてから売りなさい 国民で試そうとするな!!


まずは、(本を出した)自社の社員たちを訴えてからでないとね


Meiji Seikaファルマの名誉なんか誰も棄損していませんよ。コスタイベが国民にとって100%安全なのかを聞きたいだけです

絶対に安全という保証をしてくれて治験の結果をきちんと公表してくれないといけませんね。なぜコスタイベは日本だけで治験をするのか?おかしいですよね? まだ流行ってもいない未知の病のために何でワクチン打つんでしょうね?

名誉毀損ではなく、大衆がこの薬剤に抱いている懸念を“お宅”が解消してくださいということだと思うが

有効を確認したと言うだけなのはどゆこと?? 医療従事ならデータに基づいてなんだって? 国民も誰一人有効を示すデータなんて見せてもらった事ないけどなぁー。

その前に小林社長はコスタイベの安全性を証明するべきです!

明治HD小林大吉郎氏、誹謗中傷って、打つほうは生命の安全の保証が担保されていないんですよ。そっちは打つ側、こっちは打たれる側。安全性について確定的なデータがないのに見切り発車するようなメーカーは一般人にとっては敵でしかないですよ。

安全が分からない物を医療が提供する事自体、提供された方は不安や心配になるでしょう。しかも、提供された人のみならず、何もしてない人に伝染していくのなら尚更。

ただの国民の不安に対しての説明を求められているだけでは? 訴訟の前に、厚労省は8月に行なったセラピーの治験結果の公表と、明治製菓はコスタイベの安全性についてデーターを出して国民に対して説明を行う必要が有りますよね?!

科学的知見の集積がないから、危ないと思うのは仕方ないのでは?誹謗中傷には当たらないでしょ

完全にスラップ訴訟。 どこまでも卑怯な人達。

自社の現役社員がこんな本出しているのに、そっちはスルーなんですかね不思議です。 客観的に見て、 こっちのほうがかなりの営業妨害になると思うんだけどな…

明治H Dが今やることは、訴訟ではなく、コスタイベが安全であるという説を裏付ける治験でしょうに…🤷🏻♀

そんなに自信のある製品なら、まずは社長自らと明治製菓グループ全社員にコスタイベ筋注用を接種させるべきです。

長期安全性も未確認な遺伝子製剤を拒否するのは、国民の当然の判断です。 この強気な記事も、反ワクを抑え込みたくて裏金使って必死なのでしょう。 国もメディアも各新聞社もズブズブのグルだという事を国民は気付いてます。 どんなにデータを誤魔化しても、身近な人達の健康被害を実際に見ています。

遺伝子を人の体に突っ込む危険な注射で、万を超える人が被害にあっている現実も見ないで、長期間に渡る安全性の試験も行わず何が客観的データなのだろう🙄

ベトナムで18人死亡してるのは分っている そんなものを、何故まだ接種させようとする? 身体で増殖し続ける物は毒だと思うが 何に変化するかも確認してない 増殖が止まるのか? それも確認はしてない 誰がみても、危険極まりない。

安全の保証も無いのに、こんな危険なものを堂々と人間に射たせようとするのに警笛を鳴らすのは、当然のことなのに、酷いことしますね。 仲間の命を守ろうとすることは罪ですか? 自分達は絶対に打たないのに!

打って亡くなった方の遺族の訴え =誹謗中傷 というんですか? どちらが被害者なんですか? お金と国民の命を天秤にかけ、 お金を取った方に、 被害者を名乗る資格はありません。 と伝えたいです。

「医療従事者は客観的データに基づいて話すべきだ。」確かにその通りだと思います! なのでマウスのみの治験データしかないJN1株対応ワクチンは人間に安全とは言い難いかと。

コロナワクチン mRNAワクチン打って、死んでしまった認定が867人😭💦 数日前までは、コロナワクチン打って843人が死んだ認定だったのに😭💦 健康被害認定が8000人超えなのに😭💦


明治ホールディングスが提訴するというから乳業も製菓も、という事でしょう。消費者の健康を守るために、ワクチンに多大な疑問があるから、接種を控えさせようと運動している団体を提訴って、消費者と戦うというメーカー全体の意思表示ですから、我々は一切の商品の不買で対抗ですね。

思った通りバックのユダヤ金融(米製薬会社)が表に出てきましたね。 次はWHOが出てくるかな。 連中は日本での治験データを使ってレプリコンを世界標準プラットフォームにしたいようです。

今の日本で司法が信頼できる存在であるかも疑問。 日本が民主国家なのかも疑問。 とてもまともではないのが日本。 mRNAに疑問を持つなら、ここで声をあげなければ、日本国民はバカ民族と言われてもしょうがない。


何故そういう話しが寄せられるのか考えないんですかね? 人の体内に入れる物を作ってるんですから、反対してる人が疑念を持ってる事を第三者を立てて立証したらいいじゃないですか。 中身は何なのか。 何年先に人体に影響が無いのか。 治験の結果など全てデータを公開して下さいよと逆に言いたい。

もちろん実害が出たら全責任を負う覚悟があっての発言だよね🤔 半端ない金額になるよ、当たり前だけど厚生労働省も厚生労働大臣も逃げて責任は押し付けられるのが目に見えてるけど

スラップ訴訟ですね。米国では問題になっているが肩を並べて映っている外国人を鑑みると利権が絡んでいることが透けて見える。

第三者に対する伝播について客観的データに基づいて知りたいので、調査をしてもらえませんかね>明治

ほう。 ではなぜ海外では一切承認されていないのか? 開発元のアメリカでさえ承認されていないものをなぜ日本でのみ使用できるのか証明して頂きたい。 データを隠蔽し情報開示を拒否しておきながら、安全と言われたところで誰が信用して打たせる、または打つ者がいるというのか。

世界中の多数の専門家、責任ある立場の医療従事者等々が、その危険性を指摘し危惧し、日本以外の国では当たり前に使用承認も出していない中での強行な接種断行には首を傾げざるを得ない。 1件でも接種による障害例を出したら、少なくとも医薬品製造販売業の許可を取り消すべきです。

裁判を脅迫に使っていませんか?

反ワクチンどうのこうのじゃなくて開発したアメリカで認可されてないものをなぜ日本で打つんだということ。 ファイザーのワクチンだってしっかり検証してないし結論も出てないのに。

遺伝子製剤なんて客観的データに基づいて安全性証明されてないだろう。なぜ健康な人にワクチンとして打たせようとするんだ?



http://www.asyura2.com/24/iryo13/msg/182.html#c5

コメント [日本の事件32] <検察が控訴断念>無罪確定すべき袴田事件(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
14. たぬき和尚[820] gr2CyoKrmGGPrg 2024年10月09日 07:34:45 : ZGAvq8lUL6 : RGlkdUxULi93MEE=[183]
袴田事件の真犯人

被害者一家のうち一人生き残った長女。2014年に死亡している(自他殺不明)

彼女は反社との付き合いがあると言われていた。家族とも不仲だった。
反社の件で家族と大喧嘩になり、遂に付き合っていた反社の助けを借りて一家を惨殺した。身代わりに袴田さんを想定していて、いろいろな証拠を偽造した。

当時の静岡県警は戦後ということもあり、共産主義者弾圧のために反社と組んでいた。
そんな関係が袴田さんを冤罪に陥れたのである。

長女は事件当日のアリバイがなかったが、警察はなぜか取り調べをしなかった。
反社との関係がそうさせたのだろうか?

2014年に袴田さんの再審開始が決定された後、長女は謎の死を遂げる。
自殺ともいわれているが真相は分からない。
もしかすると、真実が明るみに出るのを恐れた人物によって命を奪われたのだろうか?

http://www.asyura2.com/17/nihon32/msg/379.html#c14

コメント [政治・選挙・NHK295] 心に刺さらぬ野田新代表の言葉(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
39. 秘密のアッコちゃん[696] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2024年10月09日 07:35:38 : fjTz2F981w : QTJUazdpaUhyT1U=[261]
<■53行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
仲新城誠「沖縄が危ない!」
八重山周辺で中国軍の動き活発化 米大統領選の体たらくにほくそ笑む習近平氏 米依存は限界「自国は自国で守る」原点回帰を
2024.10/9 06:30
https://www.zakzak.co.jp/article/20241009-Y2XVVX7PYZJPZKOY4HRG64IDCA/
沖縄県周辺で中国軍の動きが活発化している。
中国海軍の空母「遼寧」は9月、尖閣諸島(石垣市)北西の海域から南進し、日本最西端の与那国島(与那国町)と西表島(竹富町)間の接続水域を初めて航行した。
空母は戦闘機を搭載して他国を攻撃する艦船であり、周辺海域の航行は沖縄県民、とりわけ台湾に近い八重山諸島の住民に対する露骨な威嚇だ。
8月には、中国軍の情報収集機が長崎県の男女群島沖で中国軍機として初めて領空侵犯した。
同じタイプの情報収集機は直前に、沖縄本島と宮古島間でも飛行が確認されている。
尖閣諸島周辺では中国艦船が常駐し、領海侵入を常態化させており、日本漁船の操業に対する妨害行為も続いている。
一連の行動を見ると、中国には将来的な
「台湾侵攻」
を睨み、日本を牽制する意図があるのは間違いない。
そして、中国軍の活動範囲は台湾にとどまらず、現時点で既に、尖閣諸島をはじめとする八重山を明らかに含んでいる。
八重山では今、
「有事」
を見据えた住民の避難計画策定やシェルター整備の動きが本格化しており、地元の不安は高まる一方だ。
中国がこのタイミングで挑発行為を激化させているのはなぜか。
同時期の自民党総裁選もさることながら、海の向こうの米大統領選も無関係ではないだろう。
同盟国のピンチに際し、民主党候補のカマラ・ハリス副大統領、共和党候補のドナルド・トランプ前大統領がどう反応するか、出方を窺っていたのではないか。
だが、両候補の討論会での発言や、日米の報道を見る限り、中国の対日圧力に対し、2人が何らかの対中発信をした形跡は全くない。
そもそも、選挙戦が低レベルな罵倒合戦の様相だ。
双方とも中国にはたまに言及する程度で、それも経済や貿易の競争に関する文脈に限られる。
2人が台湾、南シナ海、さらには沖縄周辺で進む深刻な事態を重大視しているようには見えない。
次期大統領がトランプ氏なら、沖縄や台湾を犠牲にして、中国と予想外の
「ディール(取引)」
に出る恐れなしとは言えない。
急ごしらえの候補であるハリス氏は明らかに能力不足で、ジョー・バイデン政権を分析すれば行動パターンは楽に読める。
中国の習近平国家主席や、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領といった百戦錬磨の独裁者なら、手玉に取るのにさして苦労はしないだろう。
大統領候補たちの体たらくを見て習氏は
「台湾や尖閣で、ひと騒ぎ起こすチャンスが来た」
と、ほくそ笑んだのではないか。
誰が次期リーダーになっても、米国の混乱や沖縄の危機が深まるのは必至だ。
米国に全面依存する安全保障は、もう限界になりつつある。
日本は
「自国は自国で守る」
という原点に立ち返り、米大統領がどんな人物であれ、沖縄に指1つ触れさせない強固な防衛体制を築くべきだ。
■仲新城誠(なかしんじょう・まこと)
1973年、沖縄県石垣市生まれ。
琉球大学卒業後、1999年に地方紙「八重山日報社」に入社。
2010年、同社編集長に就任。現在、同社編集主幹。
同県のメディアが、イデオロギー色の強い報道を続ける中、現場主義の中立的な取材・報道を心がけている。
著書に『「軍神」を忘れた沖縄』(閣文社)、『翁長知事と沖縄メディア 「反日・親中」タッグの暴走』(産経新聞出版)、『偏向の沖縄で「第三の新聞」を発行する』(同)など。

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/656.html#c39
コメント [政治・選挙・NHK295] 非公認に盗人猛々しい連中ばかり ついに始まった裏金腐敗集団の自己崩壊(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
17. 戦後政治の大掃除[63] kO2M45CtjqGCzJHlkXyPnA 2024年10月09日 07:57:10 : JenGHaKUpQ : d1U3cGpHbTdGck0=[89]
一般国民なら脱税で刑務所行きだ。

自民党の腐りきった道徳心のない政治家は、無罪放免なのかい? 

どうなんだ?検察ヨ。

検察、警察も腐っているとなると、国民が処刑(落選)するしかないですね。

日本もアメリカに似て倫理観欠如の政治になってきましたね。

アメリカのCIAは、世界のテロの95%関与している! とプーチン大統領。

英国とアメリカCIAの策略だそうです。判っていましたがね。表に出始めたとなると,CIAは、おとり潰しになりますね。

911もこ奴らの仕業だ!犯罪証拠が出始め、元CIA長官も国家の中枢が関与したと認めました。 国民を殺害することを行った米政府! しっかり関係者を処刑しないと、また起こります。けじめとして処刑が必要なんです。

日本の腐れ自民党は、30年に渡り国力衰退、国富収奪する事ばかり行ってきた。

許すわけにいかないですね。 正にこいつらは、国賊です。

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/664.html#c17

コメント [政治・選挙・NHK295] 非公認に盗人猛々しい連中ばかり ついに始まった裏金腐敗集団の自己崩壊(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
18. [155] iK8 2024年10月09日 08:06:39 : wQdsfm7kbg : cGpTbmFGNldXZDI=[1]
 
>岸田政権下の4月に決めた党内処分が続くなどしている6人を非公認、元職を含む残りの40人超についても比例代表への重複立候補を認めないとする

つまり計50人、旧安倍派が中心。
残りはどうしたんですか?

総勢85人は居たはずですよ。それに岸田派の宏池会も石破派の水月会も居るんじゃありませんか。

収支報告書に不記載の金額の多寡だけの問題ではなく、特定企業や団体との相互の利益誘導が問題のはずです。

党ぐるみではなかったか。
 

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/664.html#c18

コメント [医療崩壊13] 葬儀業・スパイラルイケショー氏 「警察案件が多すぎる。若年層も多い」  魑魅魍魎男
5. マカロン[521] g32DSoONg5M 2024年10月09日 08:13:29 : 60yfgd8Jh2 : RTJxbkZINnRYdy4=[173]
2021年12月〜2024年6月までの間に、友人知人 計7人があの世へ旅立ちました。(皆さん打っていたようです)

こんな短期間(2年半の間)に、第一線でバリバリ働いている世代が、7人も旅立つなんてことが…戦後あったでしょうか。本当に悲しいです。

ネットでは、ありえないミスをする人が増えた、記憶力が低下しているのではないか、との話が散見されます。


http://www.asyura2.com/24/iryo13/msg/180.html#c5

コメント [政治・選挙・NHK295] 非公認に盗人猛々しい連中ばかり ついに始まった裏金腐敗集団の自己崩壊(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
19. 館山八犬士[2] itmOUpSqjKKObQ 2024年10月09日 08:27:15 : XgeYiV1tnA : SEx6V3hXZk92Lk0=[2418]
<△25行くらい>
>投稿者 赤かぶ 日時 2024 年 10 月 09 日 04:00:05:
>日刊ゲンダイDIGITAL > 政治・社会 > 政治ニュース > 記事 巻頭特集 非公認に盗人猛々しい連中ばかり 裏金腐敗集団の自己崩壊がついに始まった 公開日:2024/10/08 17:00 更新日:2024/10/08 17:00

きょう(令和6年2024/10/09日(水):平日)の「総合 アクセス数ランキング(瞬間)令和6年2024/10/09 08:26更新」のトップ記事は、

いつもの、

日刊ヒョンデ、いや日刊ヒュンダイ、いや日刊ゲンダイ

の、

巻頭特集

の、

コレですか・・・

>法大大学院教授の白鳥浩氏(現代政治分析)は、こう指摘する。「石破首相がここまで踏み込むとは想定外で、正直驚きました。

いつも偉そうに予測しているくせに「想定外」だと・・・?

しかし、なぜ、こんな不要不急の記事がトップに来るのか・・・??

>誰によって 情報が流されているか なぜ今 流されているか (情報操作の7原則)

誰:赤かぶ(モサド:イスラエル諜報機関の工作員)
なぜ今:何かの記事から読者の目を逸らすため

何の記事かなぁ???

コレかな????

https://jp.reuters.com/markets/japan/funds/PLIEN4H4SNKUDGOSQRIBSGHVKY-2024-10-08/
>[東京 8日 ロイター] - 財務省が8日発表した国際収支状況速報によると、8月の経常収支は3兆8036億円の黒字だった。

日本経済は絶好調・・・?????

https://www.youtube.com/watch?v=RG2dAqxayNA
>八犬伝 ―東方八犬異聞― 「Hakkenden」 Op 1

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/664.html#c19

コメント [政治・選挙・NHK295] <検察が控訴断念>無罪確定すべき袴田事件(植草一秀の『知られざる真実』):事件板リンク  赤かぶ
1. ノーサイド[2525] g22BW4NUg0ODaA 2024年10月09日 08:34:10 : wWX1joqZrk : L2xYZUxKeml5RUk=[45]

だから、政権を交代させないと司法も変わらないんだよ。
  

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/662.html#c1
コメント [政治・選挙・NHK295] 非公認に盗人猛々しい連中ばかり ついに始まった裏金腐敗集団の自己崩壊(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
20. ノーサイド[2526] g22BW4NUg0ODaA 2024年10月09日 08:39:17 : wWX1joqZrk : L2xYZUxKeml5RUk=[46]

裏金議員が受かってから、ああ、野田の言うこと聞いとけばよかったな、じゃ、遅いんだよ。
(大笑)
 
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/664.html#c20
コメント [政治・選挙・NHK295] 総選挙「比例復活なし」で自民党パニック!死屍累々の旧安倍派“裏金議員”に渦巻く怨嗟の声(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
13. 2024年10月09日 08:40:42 : rYUOvuhSGg : LnNqMkJWNjZYU0E=[690]
二階のドラ息子とか
世襲裏金予備軍も
オチレバイイイノニ
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/663.html#c13
コメント [政治・選挙・NHK295] 非公認に盗人猛々しい連中ばかり ついに始まった裏金腐敗集団の自己崩壊(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
21. 天元[581] k1aMsw 2024年10月09日 08:41:11 : ZVfystqlsM : ZUY2UVpNd2t4eHc=[1004]
一度、党として決めた処分を。総裁が代ってひっくり返した。こんなのは民主主義政党でもなんでも無い。裏金議員談。

組織的裏金作りの関与してきた裏金議員。民主主義のルールを破ってきたのは自分たちである事を認識すべきだ。そんな議員を党として公認し供託金等を援助して応援する。それこそ、民主主議政党とは言えないのではないのか。

それでも立候補する自由はある。無党派で国民の審判を受けるが良い。
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/664.html#c21

コメント [医療崩壊13] 明治HD系、反ワクチン団体を提訴へ 名誉毀損で (日経)  魑魅魍魎男
6. 全世界の皆様へ・・[199] kVOQoopFgsyKRpdsgtalpQ 2024年10月09日 08:49:55 : rU95xOWu8g : ZnliWXV6Q3E4TWs=[750]
とりあえず、メンドクサインデ・・・

安全性を確認するために、出社前、早朝接種を、
全従●員で、本物の濃いやつを、ズブズブ打ってあげて、
どうなるか、確認しま・・・唱♪〜!

もちろん、退社は・・・できません!!

伝染性の悪性抗体もどきの毒物?を、ブレーキ機能なしで、
どかんドカンと作り出すのが、
本作用ですので、あたりまえですが、帰宅はできません!!
死●まで社屋の中で、社長を恨みながら、お過ごしください!

なお、親族様に会いたがってる、と騙して?、
親族様も呼び寄せて、
この方々にも、ズブズブ打ってあげて
動物●実験にご参加させてくださいね!!
年齢制限等は、アリマセン・・・動物●実験ですから〜

たぶん、とっても喜ばれること、請け合います!?!
まれに、
嫌がっても、接種は任意だ・・とか言っても、また、
逃げ回っても・・・この記事で、追い込んで・・・
ズブズブ、体内の奥底に中田氏・・して、
あげてください!!?

全従業員と親族様へ
よろ●くお願いします。

http://www.asyura2.com/24/iryo13/msg/182.html#c6

コメント [戦争b25] ロシア軍、本土侵攻を阻止…ウクライナ戦争以降先月最多の死傷者発生/中央日報 仁王像
1. カミー[1123] g0qDfoFb 2024年10月09日 08:59:03 : VD4ii5VLrc : LkNtNWhSVENTRS4=[1848]
う〜ん、プーチンさんも大変だ、しかし西側の報道ではなく、報道はしないだろうがロシアの発表を待ちたい。
YouTube見たら反吐が出るほど全部ロシア崩壊のニュースだ、もうプーチンさんは逃亡したり、死んだりとの段階だ。しかし、プーチンさん元気にカザフスタンに行かれるそうだ。空襲だらけのモスクワをあとにのんびりカザフスタンに行けるはずはない。ただ、あと10キロと言って前進のないボロホブシクは問題だ、早く確保して予定の州をロシアにして欲しい。イスラエルのようにやみくもに攻撃をすることがないからもどかしささえ感じる。あとはキーウどうするかだ、ゼレンスキーどうするかだ、放置しておけば損害は増えるばかりだ。
http://www.asyura2.com/23/warb25/msg/767.html#c1
コメント [戦争b25] 計算間違いで苦境に陥った西側は言論統制で必死に抵抗している(櫻井ジャーナル) 赤かぶ
12. 茨城市民[870] iO@P6Y5zlq8 2024年10月09日 08:59:07 : L7K5kePxVQ : RmZsblR3TG45RTI=[622]
>11. ムーサヴィー🇮🇷#イラン 軍総司令官;「#イスラエル は、軽率な行動に走れば我が国から手痛い致命的な報復を受けるだろう。

○そのとおりだ、イランは核兵器を手にいれた。
 もはやイスラエルに勝ち目はない。
http://www.asyura2.com/23/warb25/msg/766.html#c12

コメント [医療崩壊13] 今後の反ワク活動団体は改憲右翼ときっぱり決別し、はっきり護憲を打ち出すべきだ  魑魅魍魎男
16. 陰謀論者は高齢者[1] iUGWZJhfjtKCzY2Cl@6O0g 2024年10月09日 09:06:31 : UBE5LMw6Ns : OUY4LnJIUzZEOG8=[1]
14はバカてあることは書き込み履歴を見れば歴然。ネットしか見ない低学歴の高齢者ではないか。
http://www.asyura2.com/24/iryo13/msg/176.html#c16
コメント [日本の事件32] <検察が控訴断念>無罪確定すべき袴田事件(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
15. 全世界の皆様へ・・[200] kVOQoopFgsyKRpdsgtalpQ 2024年10月09日 09:08:05 : rU95xOWu8g : ZnliWXV6Q3E4TWs=[751]
とりあ●ず、
・・・スマセマセン!!?

これまでに、ヤッチャッタ検察や裁判所の皆様全員を、
十分に、犯罪を犯したので・・・・●刑に処してくださいね!!

お国が犯罪者?? 国が間違ってた???
バカで・・・・菅(スガ)??

そうじゃ〜ありません!
国はそんなことデキマセン!?
職権や権力をもつ、ヤッチャッタ皆様だから、
ヤッチャッたん・・・デ●ス!!

犯罪を実行したのは、主権者の下僕公務員と準公務員です!!
・・・・調べるのは簡単です!!

裁判所と、検察内部の決裁資料の記録を調べ、
印鑑を押した方々を
●刑するのが、法治国家への復帰の第一歩です!!

ついでに、
その他の、お国?と裁判したり、争ったりしている件、
・・・全部・・・お国?の権限や、判断では・・・アリマセン!!
お国が・・・そんなことできるわけないじゃないで・・・菅!!

それをやってるのは、
下僕公務員と準公務員の仕業ですので、
その所掌で負けた場合、その方々の罪だと、そ〜
お伝えくださいね!! 
もちろん裁判費用や賠償は、まずはそいつらから、
貰ってくださいネ!!

・・・・当たり前・・・デ●ス・・・よね!

よろ●くお願いします。

http://www.asyura2.com/17/nihon32/msg/379.html#c15

コメント [戦争b25] 計算間違いで苦境に陥った西側は言論統制で必死に抵抗している(櫻井ジャーナル) 赤かぶ
13. カミー[1124] g0qDfoFb 2024年10月09日 09:17:05 : VD4ii5VLrc : LkNtNWhSVENTRS4=[1849]
日本人は自由、民主主義、法治国家と言えば平和を想像する、そして自由なすばらしい国を想像する。そうではない、裏切り、陰謀、人を殺す自由、階級社会を作る民主主義、自由に略奪する自由なのだ。人を殺して平和を唱える、人を支配して平和と唱える、国民を守ると言って他国の国民を殺す、あいつは目障りだ潰せと言って陰謀をめぐらせ戦争をする、なんかどこかがおかしいと思うのは私だけだろうか。
http://www.asyura2.com/23/warb25/msg/766.html#c13
コメント [政治・選挙・NHK295] 総選挙「比例復活なし」で自民党パニック!死屍累々の旧安倍派“裏金議員”に渦巻く怨嗟の声(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
14. ボキ[185] g3uDTA 2024年10月09日 09:20:45 : xJbz8F86rg : aVNZN0sucHlsVXM=[673]
たぶん、憲法しばりがなくなったら、どの党の政権下でも日本は混乱の世に変貌する。それほど、政治家はパーや半グレの集まりなのです。
【そんな連中に、頼るな!】
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/663.html#c14
コメント [政治・選挙・NHK295] 自民ベテラン“ドサクサ駆け込み世襲”に批判続出!桜田義孝元五輪相は長男内定まさかの失敗(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
11. 秘密のアッコちゃん[697] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2024年10月09日 09:25:20 : fjTz2F981w : QTJUazdpaUhyT1U=[262]
<■2185行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
<正論>新政権、経済安保の軸ぶらすな 
明星大学教授・細川昌彦
2024/10/9 8:00
https://www.sankei.com/article/20241009-SUUGHYHLKZP37OETSW2IPKHWXM/
1日、石破茂新政権が発足して、政策の行方に注目が集まる。
しかし残念ながら不安な船出だ。
安全保障では石破首相が提唱する
「アジア版NATO構想」
や日米地位協定の改定には、非現実的との内外からの批判が上がる。
さすがに所信表明演説では封印した。
早期に軌道修正しなければ、日米同盟を揺るがしかねず、喜ぶのは中国、ロシアだ。
また外交面でも
「中国を刺激しない」
との対中姿勢など、
「軸のある」
政策が期待できるか危ぶむ声も上がる。
国内の経済政策でも増税路線や金融政策での石破首相自身の発言のブレも懸念される。
こうした軸をぶらすことが許されない政策が経済安全保障だ。
■岸田政権の評価と宿題
所信表明演説では経済安保への言及は数行に過ぎない。
能動的サイバー防御といった前政権の仕掛かりの引き継ぎ≠セけだ。
3年前の岸田政権発足時にはどうだったか。
経済成長戦略の柱の1つとして経済安保を位置付け、新設の担当大臣や法案策定まで言及した。
単なる
「文章上の差」
であればいいが、
「意気込みの差」
であってはならない。
取り巻く国際情勢はますます厳しくなっている。
まず岸田政権での経済安保政策を総括しよう。
結論から言えば、中国リスクを念頭に着実に進展した。
「戦略的自立性」

「戦略的不可欠性」
を2大目標に掲げ、世界に先駆け
「経済安保推進法」
を制定し、懸案の
「セキュリティ・クリアランス制度」
も実現した。
半導体など戦略物資の産業基盤への大胆な支援にも踏み切った。
経済安保の国際連携も進んだ。
米欧など2国間だけでなく、先進7カ国(G7)、日米豪印4カ国(クアッド)、インド太平洋経済枠組み(IPEF)でも重要テーマで、いずれも日本が貢献し、
「重層的な国際連携」
を担う。
ただし積み残した課題は多い。
国内の課題は前述の能動的サイバー防御の導入だけではない。
データの漏洩防止や信頼性の担保など
「データ・セキュリティ」
も重要だ。
また本稿でも累時取り上げてきたが、歴史的な転換期を迎えた輸出管理の再設計、綻びが露呈した投資審査の補強も重要課題だ。
さらに官民の経済インテリジェンスの強化も急務だ。
決定的に不足する専門人材の育成や、シンクタンクやリスク分析など関連産業も含めた
「コミュニティの形成」
も必要だ。
取り巻く国際環境はどうか。
中国を巡る経済安保リスクは
「モノの依存」
「技術の流出」
だが、この3年でより深刻になっている。
■ミドルパワーとしての役割
中国は戦略産業の自前化戦略を加速している。
そのボトルネックになっている技術の入手に手法も巧妙化する。
国産化できると巨額の補助金で過剰生産し、安価な製品で海外市場を席巻する。
他国産業に致命的なダメージを与え中国依存状況を戦略的に作り出す。
太陽光や蓄電池、汎用半導体でも同様だ。
これは
「経済の武器化」
につながり、各国共通の懸念だ。
2023年はガリウム、黒鉛など重要鉱物の輸出を規制し、今後さらに拡大する懸念がある。
戦略産業では米中両大国による
「産業政策の大競争」
も起こっている。
それに伴い保護主義のリスクも顕在化した。
米国のインフレ抑制法(IRA)のように、巨額の補助金や税制による自国への産業囲い込みの動きだ。
こうして大国が巨大市場を背景にパワーゲームを繰り広げる中で、日本はミドルパワーの国として、ルールによる国際秩序を志向する。
その際、途上国(グローバルサウス)も含めた仲間づくりがカギになる。
これらの国々は中国による過剰供給の被害者でもある。
対米不信の国も少なからずあり、日本が米欧との橋渡し役として果たす役割は重要だ。
■「公正」のルール主導を
こうしたルールによる国際秩序の焦点は
「公正な貿易」
のルール作りだ。
単なる自由貿易だけを掲げて済んでいた時代ではもはやない。
しかも中国は言行不一致の
「エセ自由主義」
だ。
中国による市場を歪曲する不公正な政策・慣行が、過剰生産と中国への過剰依存を招いている。
それを解消する
「デリスキング(リスク軽減)」
が重要だが、そのために国内の戦略産業の基盤を強化する。
そうした供給面と同時に、需要面でも価格だけでなく
「公正さ」
も考慮した製品市場を作ることが肝要だ。
具体的には人権や環境、さらには供給遮断、情報漏洩のリスクなどへの信頼性だ。
しかも巨大市場の米欧を巻き込んで国際ルールを作ることが重要となる。
本年のG7首脳宣言ではこうしたルール作りで合意した。
石破新政権が取り組むべきはその具体化だ。
重要鉱物、汎用半導体、医薬品など戦略分野ごとに、日本がルール作りを主導する重責を担う。
こうした内外の課題は多面的で多くの省庁に関わる。
経済安保担当大臣任せではいけない。
石破首相自身のやる気と覚悟が問われている。

「防衛シフト」の石破政権 安全保障に精通した議員を要職起用 現実路線で対中抑止を
2024/10/9 6:00
https://www.sankei.com/article/20241009-RYPOGACQBRNERI5WD7MFPFJZQY/
石破茂新政権が1日に発足した。
日本は今、戦後最も複雑で厳しい安全保障環境に置かれている。
特に中国は、自民党総裁選最中の
「政治空白」
に合わせて日本周辺での軍事活動をあからさまに活発化させている。
中国と軍事的連携を強めるロシア、弾道ミサイル発射を繰り返す北朝鮮の動向も予断を許さない。
日本自らの防衛力に加え日米同盟、同志国との連携を強化し、如何に抑止力・対処力を高めるか。
首相の指導力が問われる。
■党要職に防衛相経験者
「これだけ安保政策が前面に出て、注目される新内閣は珍しい」。
石破政権発足後、防衛省幹部はこう漏らした。
防衛庁長官、防衛相をそれぞれ経験し、安保政策通を自任する首相をトップに、外相には岩屋毅氏、防衛相には中谷元氏、自民党政調会長には小野寺五典氏と政府、党の要職にいずれも防衛相経験者を充てた。
加えて首相の側近となる政務担当の首相秘書官2人のうち1人には槌道明宏元防衛審議官を就けた。
槌道氏は昭和60年に防衛庁(当時)に入庁し、石破氏の防衛相時代の秘書官を務めた経験がある。
防衛政策に明るい人材で脇を固める石破政権の布陣は、日本が置かれる厳しい安保環境に対する危機感の表れとも見て取れる。
首相は自民党総裁選で、
「アジア版NATO(北大西洋条約機構)」
の創設や日米地位協定の改定、米国内の自衛隊訓練基地設置など独自の安保政策を掲げたが、その実現性については懐疑的な指摘が相次いだ。
首相は7日の衆院代表質問で、アジア版NATOについて
「私自身の一国会議員としての考えを述べてきたが、一朝一夕で実現するとは当然思っていない」
と語った。
4日の所信表明演説でも、アジア版NATOの他、地位協定の改定や米国内の自衛隊訓練基地設置には触れなかった。
7日の衆院代表質問では
「一国の首相としてまずは喫緊の安全保障上の課題に取り組んでいく」
とも強調し、現実路線にシフトしつつあるようだ。
■台湾有事は「重要影響事態」
石破政権にとって中国の軍事的脅威にどう対抗するかは重要課題の1つとなる。
日本は自民党総裁選と衆院解散・総選挙、米国は大統領選の最中にあって、日米でそれぞれ
「政治的空白」
が生じる隙を突いて、中国は軍機による初の領空侵犯や領海侵入、空母による初の接続水域侵入など挑発行動を繰り返した。
日本政府は対抗措置として9月、海上自衛隊の護衛艦による初の台湾海峡通過に踏み切った。
中国は猛反発し、軍事的挑発を更に強める恐れがある。
昭和29年の自衛隊創設以来、初となる海自艦艇による台湾海峡の通過は、日本としても中国大陸と台湾を隔てる台湾海峡の安定重視を打ち出すため、政府内で検討されてきたが、尖閣諸島(沖縄県石垣市)などで中国の挑発活動がエスカレートする事態を懸念し、見送ってきた経緯がある。
日本にとって海自艦艇の台湾海峡通過は
「切り得る最大のカードのうちの1つ」(自衛隊幹部)
であり、今後中国に対し毅然とした態度を示しつつも、軍事的緊張を激化させないためにどう対応するかは大きな課題となる。
中国の習近平国家主席は、2027(令和9)年までに台湾侵攻の準備を完了させるよう指示したとされ、この期間は首相の自民党総裁任期(9年9月末まで)と重なる。
首相は総裁選期間中のテレビ番組で、台湾有事について
「少なくとも(安全保障関連法で定められた日本の平和と安全に重要な影響を与える)重要影響事態だ」
との認識を示した。
■実効的な対応が求められる
約3年に及んだ前の岸田文雄政権は、国家安全保障戦略など安保3文書を策定し、防衛費の大幅増額や反撃能力(敵基地攻撃能力)の保有を決定した。
防衛装備移転に関する規制も緩和し、地対空誘導弾パトリオットを米国に輸出するなど日米同盟の強化に努めた。
オーストラリアや英国など同志国との防衛協力も積極的に進めた。
念頭にあったのは対中包囲網の構築だ。
「自由で開かれたインド太平洋」
を唱えた安倍晋三元首相以降、岸田氏にまで引き継がれた外交安保政策を継承、発展させ、台湾の武力統一も見据えて軍事活動を活発化させる中国をどう抑止するか、実効的な対応が求められる。

<主張>代表質問 安全保障の論議不十分だ
社説
2024/10/9 5:00
https://www.sankei.com/article/20241009-N3ZCWLPEKJIFNBCCPHJ3MP7ZMA/
石破茂首相の所信表明演説への国会の代表質問が終わった。
政権選択選挙である衆院選を前にした国会である。
「政治とカネ」
を巡る問題が盛んに議論された。
その一方で、日本の独立と繁栄の基盤となる安全保障の論議が深まらなかったのは残念だ。
自民党議員は中国軍の領空侵犯や領海侵入、空母「遼寧」の接続水域航行、ロシア軍の領空侵犯を取り上げ、小野寺五典政調会長は
「国民の命と暮らし、領土・領海・領空を守り抜く」
ことを求めた。
日本維新の会の馬場伸幸代表は台湾有事について質した。
首相が最近の著書で
「『台湾有事、即日本有事』となる可能性は相当低い」
と指摘しているからだ。
馬場氏は
「対中抑止力や国民の国防意識を削ぐことになる」
と懸念を示した。
首相は
「仮定の質問に答えるのは差し控える」
とした上で
「台湾海峡の平和と安定は国際社会の安定にとっても重要だ」
と指摘した。
国防の決意と具体策をもっと語る必要がある。
物足りなかったのは野党第一党の立憲民主党である。
野田佳彦代表が首相のアジア版NATO(北大西洋条約機構)構想に関し
「日米同盟の抑止力に疑念があると思われかねない」
「非現実的ではないか」
と疑問を呈したのは妥当である。
だが、立民として日本をどう守るつもりかを語らなかった。
対中認識を含む現下の国際情勢に対する見方も示さなかった。
田名部匡代参院幹事長はロシアに侵略されたウクライナで、なぜ抑止力が効かなかったのかを質した。
ウクライナ問題を論ずるのではなく、アジア版NATOを巡る首相の言行不一致を引き出したかっただけのようだ。
安保政策を十分語らずに政権交代を迫っても、説得力は感じられない。
憲法改正については自民、立民、維新などが質問した。
首相は緊急事態条項の創設や自衛隊明記について、自民内の議論を
「後戻りさせることなく、前に進めていく決意だ」
と語った。
同時に、任期中に国会への発議を実現したいとし、憲法審査会で議論を深めるよう求めた。
ただ、それだけでは足りない。
首相や憲法改正に前向きな政党は、どの項目をいつまでに条文化したいのかを明らかにすることも重要である。

首相、世論と党内融和で板挟み 「聞く力」発揮は 衆院選結果次第では「石破降ろしも」
2024/10/8 6:00
https://www.sankei.com/article/20241008-ZVRGPKMP4FIUHGX35IF7KBFX7U/
石破茂首相(自民党総裁)は就任後初の視察先として、1月に地震、9月には記録的な豪雨に見舞われた石川県に赴き、被災者の声を聞いて回った。
先の党総裁選の討論会やテレビ番組では得意な論戦で
「語る力」
が目立っていたが、視察現場では
「聞く力」
を重視した。
次期衆院選に向け派閥パーティー収入不記載事件の関係議員への厳しい対応を迫られる中、
「聞く力」
を発揮し、党勢を立て直すことができるのか注目される。
■正座で被災者に寄り添い
「国も、ちゃんと分かってくれとるね、と実感してもらわんといけんと思っとるんですよ」。
首相は5日、同県輪島市内の避難所を訪れ、高齢の被災者らに、こう語りかけた。
防災庁創設を掲げ、避難所の環境改善を訴えてきた首相は、被災者に食事の内容やコンテナ型トイレの使用感などを熱心に聞き取った。
その間、正座で被災者と向き合い、
「困ってる、なんとかならんか、ということがあったらおっしゃってください」
と柔和な表情で繰り返し声をかけた。
首相はこの日、午前9時ごろに能登空港(同県輪島市)に到着すると、政府専用車両ではなく、大型バスに随行の首相秘書官らと乗り、被災現場や避難所を回った。午後4時半ごろに同空港を発つまでに7カ所回った。
震災の被害が甚大だった同県珠洲市内の避難所でも、
「(今も)飲み水はペットボトルですか」
「携帯電話はすぐに通じるようになったのですか」
などと質問し、被災者に寄り添った。
■「自己満足にひたっていてはいけない」
視察先で
「聞く力」
をアピールした首相だが、ライフワークとする安全保障分野や憲法改正の議論ではこれまで持論を展開してきた。
党や政権に物言う姿勢を貫き、世論調査での人気は高いが、党内では
「後ろ足で砂をかける」
「後ろから鉄砲を撃つ」
との評価が付きまとってきた。
平成21年の麻生太郎内閣末期に急先鋒で
「麻生降ろし」
を始めたのは首相だった。
先の党総裁選で麻生氏が石破氏ではなく高市早苗前経済安全保障担当相を支援したのは、この時に出来た溝が原因だ。
首相自身も
「後ろから鉄砲を撃つ」
という評価については自覚があり、5度目の挑戦となった先の党総裁選期間中の産経新聞の単独インタビューでは、
「『俺は正しいことを言っている』という自己満足に浸っていてはいけない」
と言及。
「原理原則論」
を前面に押し出す言動を控えた。
実際、首相就任後は自身が提唱してきた
「アジア版NATO(北大西洋条約機構)」
創設や日米地位協定の改定に関し、党内や関係各所との合意を得る努力を進めていくとの考えを示した。
また、総裁選では賛意を示した選択的夫婦別姓制度についても党内に根強い反対意見に配慮し、今は慎重姿勢を取る。
■不記載議員の公認問題で安倍派は不満
「石破カラーを出すと党内から怒られる」
就任当初、こう漏らした首相は、野党からの
「これまでの発言からブレた」
との批判も甘んじて受け、党内融和に腐心してきた。
しかし、次期衆院選に向けた派閥パーティー収入不記載事件の関係議員の公認を巡っては、厳しい判断を迫られた。
「政治とカネ」
を巡り世論の逆風が止まない中、首相は7日、政治資金収支報告書に不記載が確認された議員を次期衆院選で公認した場合でも、比例代表との重複立候補を認めない方針を決め、非公認の対象も広げた。
党内には世論の声を聞いた首相の決断を評価する声がある一方、不記載事件に関与した議員が多い旧安倍派からは恨み節が漏れる。
旧安倍派の中堅議員は
「首相との間にしこりは残るに決まっている」
「もう修復は出来ないよ」
と吐き捨てる。
総裁選で首相と争い、首相とは異なる保守的な政治信条を持つ高市氏や小林鷹之元経済安保担当相も首相の提示したポストを固辞するなど距離を置く。
報道各社の世論調査で総裁に相応しい候補として上位を維持してきた首相だが、首相就任後の各社の調査では内閣支持率は50%前後にとどまった。
次期衆院選の結果次第では党内で
「石破降ろし」
が始まりかねない。
首相は世論の期待と党内融和の狭間で難しい政権運営を強いられそうだ。

石破首相は「2代目検討使」「岸破%煌t」 国民・玉木雄一郎代表が皮肉
2024/10/7 21:35
https://www.sankei.com/article/20241007-DU4WL3DGINJ7VB2YMMNEFVTHRU/
国民民主党の玉木雄一郎代表は7日、衆院本会議の代表質問で
「検討する」
との答弁を連発した石破茂首相を皮肉った。
岸田文雄前首相が
「検討使」
と揶揄されたのを引き合いに
「第2次検討使が派遣され、2代目を襲名したようだ」
と国会内で記者団に語った。
両氏の名前をもじり
「『岸破内閣』という感じだ。中身が全く一緒だ」
とも述べた。
更にに、ガソリン税を一部軽減する
「トリガー条項」
の凍結解除などの答弁が岸田氏と同じだったと指摘。
「石破カラーを感じられない官僚答弁だった」
「石破氏の着ぐるみを着た岸田氏かと思った」
と語った。

<主張>不記載議員対応 またもや「言行不一致」か
社説
2024/10/8 5:00
https://www.sankei.com/article/20241008-VVITD4HYDZJN3DGCSNBHI6GB44/
石破茂首相(自民党総裁)と党執行部が、派閥パーティー収入不記載に関係した同党衆院議員らへの衆院選対応を決めた。
不記載議員を選挙区で原則公認する一方、比例代表への重複立候補は認めない。
旧安倍派幹部3人に加え、国会の政治倫理審査会(政倫審)に出席していない旧安倍派、旧二階派の議員3人も公認を見送る。
首相は
「国民の不信や怒りにきちんと対応することが必要だ」
と語った。
今回の措置は、議員の政治生命に関わる方針転換である。
衆院選で苦戦を強いることを見越した選挙目当ての策と言える。
党執行部は当初、重複立候補を認める構えだった。
首相は言行不一致と指摘されても仕方のない行動にまたもや走ったことになる。
首相は総裁選時に、今回のような措置を講ずると語っていなかった。
出馬表明時こそ
「公認するに相応しいかどうかの議論は徹底的に行われるべきだ」
と非公認の可能性に言及したが批判を浴びて軌道修正していた。
総裁選時に何も語らずに議員に支持を求め、当選したら掌返しをするのは総裁選という選挙を軽んじている。
騙し討ちのような手法は感心しない。
総裁選の公約で
「不記載議員1人1人と向き合い厳しく反省を求める」
と明記したが、当選後にそれを行っている形跡もない。
首相は議員への聞き取りについて
「厳しい時間の制約はある」
と述べて消極的だ。
だが、前言を翻して予算委員会を開かず衆院解散を急いでいるのは首相ではないか。
石破内閣への世論の視線は厳しい。
早期解散に走ったり、総裁選で掲げた主要政策を次々に軌道修正したりした言行不一致や、挙党体制を取らない組閣などが響いている。
いずれも首相自身が招いた事態である。
強引な衆院選対応を決めても党の団結を損なう。
また、有権者の心にどこまで響くかは不透明だ。
公認基準を巡っても解せない点がある。
「党役職停止」
処分中の議員のうち、政倫審で説明した議員は非公認の対象から除いた。
政倫審で弁明はあったが、それで事件が解明されたとは到底言えない。
石破首相と自民に求められるのは、なぜ事件が起きてしまったかを説明することだ。

無役の自民・高市早苗氏にSP 衆院選期間中、加害予告の投稿受け異例の対応
2024/10/7 18:59
https://www.sankei.com/article/20241007-6TNQSVIATJKIRCGC6OC5HHMJBM/
衆院選(15日公示、27日投開票予定)の選挙運動期間中、自民党の高市早苗前経済安全保障担当相が警護対象者となり、SP(警護官)がつくことが7日、わかった。
インターネット上に高市氏に対する加害予告の投稿が発見されたためで、政府や党の要職についていない
「無役」
の議員が警護対象になるのは異例となる。
高市氏周辺によると、総裁選の1回目の投票で首位だった高市氏には党所属議員から衆院選の応援要請が殺到しており、全国各地で応援演説を行う予定だ。
だが、関係者によると、警察当局によるサイバーパトロールで、高市氏に危害を加えるとの趣旨の投稿が複数確認された。
国内外で要人襲撃事件が相次いでいることもあり、SPがつく異例の対応が決まった。

まさかの低支持率「石破政権」いきなりヤバい理由
国民人気は高いと思われていたのに何が?
安積 明子 : ジャーナリスト
2024/10/7 11:50
https://toyokeizai.net/articles/-/832155#:~:text=%E3%81%BE%E3%81%95%E3%81%8B%E3%81%AE%E4%BD%8E%E6%94%AF%E6%8C%81%E7%8E%87%EF%BD%A2%E7%9F%B3
10月1日に発足した石破政権だが、滑り出しがよくない。
各社が行った世論調査でも、第1次安倍政権以降の10の政権の中で石破政権はおしなべて9位を占めた。
なお支持率最下位の麻生政権のときに、自民党は下野している。
■「国民人気はある」と認知されていたが…
まさかの数字に驚愕したのは、石破茂首相だけではないだろう。
自民党内で石破首相は、
「党内では人気がいまいちだが、国民には人気がある」
と認知され、長らく本人もそれを自負していたに違いない。
石破首相は2012年の総裁選の1回目の投票で165票という大量の党員票を獲得し、故・安倍晋三元首相らを押さえて1位に躍り出たからだ。
だから9月27日の総裁選で、高市早苗前経済安全保障担当相が109票の党員票を獲得し、たとえ1票差とはいえ石破首相を上回った時、大きなショックが広がった。
決選投票前の演説で、うなだれる石破首相とは対照的に高市氏がはしゃいでいるように見えたのも、それが一因だったかもしれない。
しかし、決選投票で石破氏は議員票を143票伸ばし、都道府県連票を含めた全体では高市氏を21票差で下して勝利した。
「差はそれほど大きくない」
「10人ほどがひっくり返れば、結果は逆になったはずだ」。
ある自民党議員がそう言った。
確かに1回目の投票で投じられた46票の議員票は別として、決選投票で石破首相に追加に投じられた143票の議員票すべてが
「石破氏でなくては絶対にダメ」
というわけではなかっただろう。
だからこそ石破首相は
「党内の和」
を第一とし、森山裕幹事長を任命した。
次期衆院選での裏金議員の処遇についても、一時は
「原則公認」
との姿勢を示したのも、それ故だろう。
しかし国民は忘れてはいない。
石破首相は8月24日に総裁選への出馬を表明した際、確かにこう言ったのだ。
「自由民主党公認候補として、公認するに相応しいかどうか」
「そういう議論は選挙対策委員会で徹底的に行われるべきだと思っています」
場所は鳥取県八頭町の和多理神社で、石破首相の生家に近く、幼い頃の遊び場でもあった。
社を背に話す石破首相の表情は、今回の総裁選を最後とする決意が滲み出ていた。
■「早期解散」の動きには抗えなかった
しかし、徹底的な検証には時間がかかる。
既に自民党では、小泉進次郎選対委員長が総裁選で勝利した場合の
「衆議院の早期解散」
が決まっていた。
「人気のあるうちに衆院選を行ってしまおう」
という魂胆だが、実はこの後に続きがある。
「次期参院選までは(人気が)持たないので、それまでにもう1度、総裁選が行われる」
というものだ。
実際には石破首相が勝利したものの、党内基盤が弱い石破首相は
「早期解散」
の動きに抗することができなかった。
また裏金議員の処遇についても総裁選で宣言したような措置は取れず、
「原則公認」
と後退した。
しかし世論はそれでは納得できない。
5日夜に自民党本部で森山氏や小泉氏が集まり、能登の被災地視察から戻ってきた石破首相も合流した。
そして翌6日午後、石破首相は党員資格停止処分を受けた議員、および役職停止中で、政倫審で説明していない議員を非公認とすると共に、説明責任を果たさず地元の理解が得られていない議員についても公認しないことを発表した。
同時に処分を受けなかった議員など40人については選挙区での公認を認めるが、比例重複は認めないことも決定。
選挙基盤が弱い議員にとっては厳しい措置となった。
風を変えたのは選対委員長の小泉氏だと言われる。
小泉氏は同日午後、東京・江東区で行われた街頭演説会で
「自民党が自らに鋭いメスを入れ、失った信頼を再び築き上げる覚悟を持って国民と向き合う選挙にしなければならない」
と訴えた。
■「絵に描いた餅」状態になっていないか
それでも怒りに震える国民にとっては、物足りない処分だろう。
第1、石破首相の行動に覚悟が見えないのだ。
その1つが10月4日に発表された内閣の布陣で、加藤勝信財務相や平将明デジタル相にはそれなりの方向性が見えるものの、全体的には何をアピールしているのかが不明だ。
大体
「若者・女性の機会を守る」
を含む5つの
「守る」
を石破首相が宣言していながら、女性閣僚がたった2人では”有言不実行”と言えまいか。
また、総裁選投票日にアメリカの保守系シンクタンク、ハドソン研究所のホームページに掲載された
「日本の外交政策の将来」
と題した寄稿では、
「アジア版NATO(北大西洋条約機構)」
の設立や、日米安保条約、日米地位協定の改定が提唱されたが、多くの専門家に一笑に付されている。
そしてこれらは
「軍事オタク」
として知られる石破首相の目玉政策とされるべきものだったにもかかわらず、所信表明では一切触れられていない。
要するに総裁選初出馬から16年を経て、念願の総理総裁になったものの、石破首相は政策についても、仲間作りについても、ほとんど準備をしていなかったということになる。
そもそも総裁就任と同時に、株価が大暴落。
これが弱気の始まりだと思われるが、石破首相が目指す国民の
「納得と共感」
を得るためには数々の試練を潜り抜けなくてはいけない。
■注目される財政政策
石破氏自身は財政再建派だが、まずはデフレ脱却のために増税路線を封印すべきではないだろうか。
それには国が金を吸収するのではなく、むしろ民から民へ金をまわす施策を考える必要がある。
石破首相は総裁選の最中に、金融所得課税増税や法人税増税を口にしたが、もしそうした直接税を増税するのなら、消費税など間接税引き下げの議論があってもいい。
実際に消費税の税収は2004年度予算で23.8兆円にものぼり、過去最高額となっている。
減税により消費が喚起されれば、大きく減じる危険もない。
既に
「短命政権」
との声も出ている石破政権だが、たとえ党内基盤は弱くても、国民の支持があれば存続できる。
そのためには各界からの優秀なブレーンとともに、石破首相が
「聞く耳」
を広く持つことも必要だろう。

石破内閣支持率53・3% 不記載議員「公認すべきでない」47・4%
産経・FNN合同世論調査
世論調査
2024/10/7 11:54
https://www.sankei.com/article/20241007-44ZLILCISZOCBIC6AHZR3OL7ZQ/
産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が5、6両日に実施した合同世論調査で、1日に発足した石破茂内閣の支持率は53・3%、不支持率は35・8%だった。
支持率は岸田文雄内閣の最後となった前回調査(9月14、15両日)から27・6ポイント上昇して5割に乗せた。
一方で、令和3年10月の岸田内閣発足時(63・2%)と比べると9・9ポイント低かった。
石破内閣を「支持する」と回答した人を対象に理由を聞いたところ、「他によい人がいないから」が32・2%で最多。13人が初入閣となった石破内閣には「期待しない」(49・3%)との回答が「期待する」(43・1%)を上回った。
取り組んでほしい政策に関する質問(2つ選択)では「物価高・賃上げ対策」が39・5%でトップ。「経済対策・景気対策」(35・0%)▽「年金・医療・介護」(27・3%)▽「子供・子育て支援」(24・9%)−などと続いた。
また、首相が今月27日に投開票を行うと表明した衆院選のタイミングについては「国会論戦を行った後、年内にやるべきだった」が39・8%に上った一方、「適切だ」は24・0%にとどまった。自民が派閥のパーティー収入不記載事件で不記載が指摘された議員らを公認してよいかについて尋ねたところ、「公認するべきではない」が47・4%(前回比4・2ポイント減)で最も多く、次いで「説明責任を果たせば公認してよい」が42・5%(同2・6ポイント増)。
「公認してよい」は6・9%(同0・6ポイント増)にとどまった。
一方、先月23日の立憲民主党代表選で勝利した野田佳彦代表に「期待する」との回答は49・6%だったのに対し「期待しない」は44・0%。次期衆院選で与党に対抗するために野党は候補者を一本化すべきか尋ねたところ、「一本化すべき」が51・7%(同3・5ポイント増)となった。
ただ、次期衆院選後の政権については「自民、公明中心の政権の継続」が53・1%(同5・2ポイント増)で、「今の野党を中心とした政権交代」の35・3%(同5・9ポイント減)を上回った。次期衆院選の比例代表の投票先では、自民34・1%(同1・1ポイント増)▽立民13・0%(同0・7ポイント増)▽日本維新の会5・3%(同0・7ポイント減)▽公明党3・9%(同0・2ポイント増)▽共産党2・2%(同0・7ポイント減)▽国民民主党2・0%(同0・4ポイント増)−などの順となった。
調査では内閣支持率に関し、答えが不明確な場合は「どちらかと言えば」と再度、質問して回答を得た。

石破茂氏、新首相に就任 米紙、日米の緊張を予測 韓国紙、首相の歴史認識を総じて歓迎
世界の論点
2024/10/7 10:00
https://www.sankei.com/article/20241007-3FUSPZIZPFJIDMVN6QIJPB5WJ4/
自民党の石破茂氏が1日、新首相に就任した。
石破氏はかねて、
「アジア版NATO(北大西洋条約機構)」
創設などを主張してきたことから、米メディアは日米間に緊張が走ると予測している。
韓国メディアは、石破氏の歴史認識を総じて歓迎。
ただ、アジア版NATO構想には、保革双方から懸念の声が出ている。

■同盟に緊張 中国と衝突危惧(米国)
複数の米メディアは
「アジア版NATO」
創設や日米地位協定の見直しなどを主張する石破茂新首相の外交安全保障政策により、日米間に緊張、日中間では衝突が起きる懸念を指摘した。
石破氏が故安倍晋三元首相に批判的で、党内で異端視されてきた経緯を紹介するメディアもあった。
米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)は9月27日、防衛相も務めた石破氏が日米同盟を不平等な関係と考え、同盟関係の再構築を望んでいるとして、
「ワシントン(米政府)との間で緊張が起きる予感がする」
と伝えた。
日米安保条約では、日本が攻撃された場合、米国に日本支援のため駆け付ける義務があるが、日本には同様のことが求められていない。
一方、日本が約5万5千人の米軍を国内に受け入れ、在日米軍駐留経費の日本側負担(思いやり予算)は経費全体の75%に上る。
同紙は、石破氏が
「同盟の非対称的な側面に苛立っている」
と指摘。
同盟の
「基本的な構造」
を変えることなく、防衛費の増額に取り組み、米国との関係深化を図ってきた安倍氏や岸田文雄前首相と
「異なる立場」
を示すのが石破氏だと評した。
自民党総裁選の期間中、石破氏が
「米軍機が日本で墜落した場合など、日本の米軍基地への立ち入りや装備品への接触を制限する条約上の制限に異議を唱えている」
と、懸念も滲ませせた。
米誌タイム(電子版)は9月27日、石破氏について、日本による韓国併合の「過ちを認める」数少ない政治家の一人で、「独特で異端な一面がある」とし、韓国との関係強化を重視している政治家だと論じた。一方、アジア版NATO創設を推進するなら、「北京(中国政府)との衝突は避けられない」と予測した。
AP通信は9月27日、石破氏が安倍氏による「タカ派政治」を声高に非難し、党内の一部から長年、「面倒な部外者」扱いをされてきたと紹介。石破氏が米国内に自衛隊の訓練基地を置く構想など、「より平等で双務的な」日米同盟の構築を目指していると指摘した。また、アジア版NATOの創設を提唱する石破氏について、「米国が日本に求める範囲を超える安全保障に関する考えを持つ」とする日本人有識者のコメントを紹介。「実現可能性」に疑問を呈した形だ。一方、「日米の外交安保関係に変化が生じるとは思わない」との同有識者の見方も伝えた。(岡田美月)

■歴史認識で歓迎 安保は懸念(韓国)
石破茂氏の首相就任に関し、韓国では
「右翼勢力と違う歴史認識を持つ政治家」
として保守・革新両陣営から歓迎の声が相次いだ。
一方、中国への牽制を念頭に「アジア版NATO」を創設し日韓の防衛協力強化を図る石破氏の安全保障構想に対しては、保革双方で懸念の声が相次いでいる。
石破氏は2017年、韓国紙のインタビューで日韓間の歴史認識問題について問われ、
「(韓国側の)納得を得られるまで謝罪し続けるしかない」
と発言。
韓国では
「周辺国との関係を重視する穏健派」(革新系の京郷新聞)
と評価されてきた。
石破氏について今回、保守系の中央日報は社説で
「韓日関係をこじらせてきた歴史認識で前向きな態度を見せてきた」
と評し、2023年以降の両国関係改善がさらに進展することへの期待を示した。
革新系のハンギョレ紙も社説で
「安保問題に専門的見識を持つ保守政治家として知られ、歴史問題でも合理的な見解を明らかにしてきた」
と好意的に紹介した。
キリスト教徒の多い韓国では、石破氏が日本では少数派のクリスチャンであることに着目する報道も目立った。
夕刊紙、文化日報は、歴史認識で石破氏が「反省」の意を繰り返し示してきたことについて
「日本のキリスト教会の考えが影響を及ぼした」
と分析。
靖国神社参拝に否定的な態度を示す理由の1つに、石破氏の信仰を挙げる専門家の談話も紹介した。
一方、アジア版NATOの創設や米国との核兵器共有に前向きな石破氏の安保政策には、各紙の評価が分かれた。
中央日報社説が日米韓の安保協力強化を課題に挙げ、石破氏と尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領による
「ウィンウィン」
の協力加速に期待を示したのに対し、同じ保守系の朝鮮日報は
「アジア版NATOに参加する国はほとんどなく、米国が日本と核共有に直ちに乗り出す可能性もない」
と断じた。
ハンギョレは、韓国に対する
「謝罪と反省」
に進展がなければ
「中国を排除して韓国と事実上の軍事同盟を結ぼうという意見に同意する韓国人はほとんどいない」
とし、アジア版NATOの議論が進めば
「韓日の摩擦は避けられない」
との見通しを示した。
保守系・東亜日報の東京特派員は、石破新政権が歴史認識問題で歩み寄りつつ共同防衛への参加を韓国に提案すれば、韓国はより複雑な判断を迫られると指摘。
親日的で
「眉をひそめるほど純真」
な尹政権与党と、親中に振れる野党以外の選択肢がない状況に
「韓国国民は冷や汗をかいている」
と訴えた。

自民に激震「比例重複認めず」 非公認対象広がる 党勢後退すれば首相の責任問題も
2024/10/6 20:15
https://www.sankei.com/article/20241006-DWEKPHC3DFPW7OQQ3KTHK2NZI4/
石破茂首相(自民党総裁)が政治資金収支報告書に不記載が確認された自民党議員を次期衆院選で公認した場合でも、比例代表との重複立候補を認めない方針を固めた。
重複立候補できない非公認の対象も従来より広がる。
衆院選を前に有権者の不満を抑える狙いがある。
ただ、当選の確率が下がるだけに自民議員の動揺は激しい。
]深刻な党勢後退を懸念する声も強まっている。
「(世論調査などで)地元から説明責任が評価されていないと判断された議員は非公認となる」
「厳しい判断だ」。
自民幹部は首相の決断についてこう語った。
自民の森山裕幹事長は4日、派閥パーティー収入不記載事件で処分した衆院議員をめぐり、原則として公認する意向を示していた。
既に不記載事件への党の処分が下された中、非公認が
「2重処分」
に当たるとの指摘もあった。
非公認となればテレビの政見放送でアピールできず、配布ビラの枚数も減るなど厳しい選挙戦は避けられない。
自民重鎮は
「公認問題は決着済みだと聞いていたので総裁選で首相を応援した」
「話が違う」
と語気を強めた。
不記載事件に関与した議員が多い旧安倍派を狙い撃ちした動きとの見方も広がっている。
首相は生前の安倍晋三元首相と距離があったためだ。
重複立候補の道を断たれた旧安倍派中堅は
「しこりは残る」
「政権を支えようと思っていたが無理だ」
と吐き捨てた。
「内閣支持率が期待したほど上がらなかった中で『政治とカネ』の問題に焦点を当てられてしまった」
「衆院選を見据えた苦肉の策だ」
自民関係者は首相の狙いをこう解説した。
ただ、衆院選で落選する自民議員が続出すれば、首相自らが責任問題に直面することになる。
自民の閣僚経験者は
「郵政解散で党内が割れたときは『刺客』を立てたので、減った議員数を補充できた」
「(刺客を出さない)今回はかなりの議席を減らすのではないか」
と呟いた。

石破首相 党員資格停止議員など非公認の方針 強い反発も
2024年10月7日 5時54分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20241007/k10014602761000.html
次の衆議院選挙に向けて、石破総理大臣は、自民党の政治とカネをめぐる問題で収支報告書に収入を記載していなかった議員の一部を公認しない方針を示しました。
党内からは理解を示す意見がある一方、非公認となる議員がいる旧安倍派を中心に強い反発が出ています。
石破総理大臣は6日、次の衆議院選挙に向けて、自民党の政治とカネをめぐる問題で政治資金収支報告書に収入を記載せず
「党員資格停止」
の処分を受けた議員などを公認しない方針を明らかにしました。
これにより、党から
「党員資格停止」
の処分を受けた下村元文部科学大臣、西村元経済産業大臣、高木元国会対策委員長と、1年間の
「党の役職停止」
の処分が継続していて、政治倫理審査会での説明を行っていない萩生田元政務調査会長、平沢元復興大臣、三ツ林裕己・衆議院議員の6人が非公認となる見通しです。
この他かの処分を受けた議員についても地元の都道府県連の公認申請や選挙区の情勢を踏まえて最終的に判断する方針で、公認されない議員が増える可能性があります。
また、処分の有無にかかわらず収支報告書に記載していなかった議員は小選挙区と比例代表との重複立候補を認めないとしていて、少なくとも30人を超える見通しです。
石破総理大臣は
「有権者1人1人に真摯に向き合い、国民の納得と共感を求める」
「国民の信頼を得る観点から公認権者として責任を持って最終的に判断していく」
と述べました。
今回の方針について党内からは
「これくらいの対応をしないと世論は納得しない」
など理解を示す意見がある一方、非公認や比例代表との重複立候補が認められない議員が多い旧安倍派を中心に
「既に処分が終わっているにもかかわらずゴールポストを動かすようなもので『旧安倍派潰し』だ」
など強い反発が出ています。
これに対し、野党側は7日と8日に行われる代表質問で、収入を記載していなかった議員への対応を含め、自民党の政治とカネの問題を厳しく追及する方針です。
立憲民主党の野田代表は
「このスキームでは、大半が公認される仕組みではないかと思っており、国民の理解を得ることは全然できない」
と批判しました。
石破総理大臣は、9日衆議院を解散する意向で今月27日に行われる見通しの衆議院選挙に向けて、与野党の対決姿勢が強まっています。

「不記載議員の重複立候補は認めない」衆院選公認で自民執行部が方針 石破首相の全発言
2024/10/6 17:22
https://www.sankei.com/article/20241006-ALWDRKNLWFBYBC2HYPUX6MMUMY/
石破茂首相(自民党総裁)は6日、次期衆院選(15日公示、27日投開票予定)を巡り、党本部で森山裕幹事長、小泉進次郎選対委員長と協議し、派閥パーティー収入不記載事件を受けた関係議員の公認の是非に関する方針を決めた。
「選挙における非公認」
より重い処分を受けた議員を公認しないほか、政治資金収支報告書に不記載が確認された議員については比例代表との重複立候補は認めないこととした。
非公認の対象には、党員資格停止処分だった下村博文、西村康稔、高木毅氏らが含まれる。
記者団に対する首相の発言は以下の通り。
■「相当程度の非公認生じる」
私はこれまで一貫して
「政治資金を巡る問題に対する国民の不信、怒りに対して、自民党としてきちんと対応することが必要だ」
と言ってきた。
本日、来る総選挙における、党としての対応について、方針を確認をした。
まず、小選挙区の公認について、党則で定める8段階の処分のうち、
「選挙における非公認」
より重い処分を受けた者については、非公認とする。
二、選挙の非公認より軽い処分でも現時点で引き続き処分が継続している者については、政倫審で説明責任を果たしている者を除き非公認とする。
三、処分を受けた、その他の議員のうち、説明責任が十分に果たされず、地元での理解が十分に進んでいないと判断される者についても非公認とする。
結果として、相当程度の非公認が生じることとなるが、国民の信頼を得る観点から、公認権者として責任を持って最終的に判断をしていくものとする。
■「総裁も党四役も重複立候補せず」
その上で、派閥の政治資金パーティーを巡る不記載があった、その他の議員についても、比例名簿への搭載はしないこととし、候補者が選挙区において説明責任を果たし、退路を断って、有権者の審判に当落を委ねることとする。
地元の有権者一人一人と真摯に向き合い、何としても小選挙区を勝ち抜いてくることを求めたい。
なお、党所属議員にこうした対応を取る以上、私並びに党四役についても重複立候補はしないこととする。ともに責任を果たしていく所存だ。
以上が総選挙に向けた対応の方向性だ。選挙は民主主義の根幹そのものであり、わが党所属の議員には、いかなる立場となっても有権者一人一人に真摯に向き合い、説明を尽くし、理解を得て、一票一票を積み重ねる努力を行っていくことを求めることで、党として国民の皆さんの納得と共感を求めたい。

安倍元首相存命なら困難だった石破新首相誕生 暗殺事件から2年、変質した自民党主流派
2024/10/6 10:00
https://www.sankei.com/article/20241006-YEI453KQUZD5PNTL6WB5OTHQZY/
10月1日召集の臨時国会で自民党の石破茂総裁が第102代首相に指名され、石破内閣がスタートを切った。
石破首相はこれに先立つ9月27日の自民党総裁選で第28代総裁に選出された。
総裁選では1回目の投票で過半数に達した候補者はなく、上位2人による決選投票で高市早苗前経済安全保障担当相を破った。
1回目の投票結果は高市氏が181票(議員票72、党員票109)で1位。
首相は154票(議員票46、党員票108)で、議員票、党員票ともに高市氏を下回った。
▼自民党総裁選、第1回投票結果一覧 高市氏181票、石破氏154票、小泉氏136票
ところが決選投票では首相が215票(議員票189、都道府県連票26)で、194票(議員票173、都道府県連票21)だった高市氏を下した。
この結果に交流サイト(SNS)では、
「てっきり高市氏で決まりと思っていただけに驚いた」
「1回目の国会議員の投票では高市氏が石破氏を上回っていた」
「なぜこのような結果になってしまったのか全く分からない」
といった驚きの声が多く見られた。
▼自民党総裁選決選投票の結果 石破氏215票、高市氏194票
■自民党総裁選の開票結果
しかし、舞台裏を探ると、カラクリは至極分かりやすいものだった。
1回目の投票で小泉進次郎元環境相を支持した菅義偉元首相のグループと、派内の2候補に票を分散させていた岸田文雄前首相率いる旧岸田派が、決選投票で石破首相支持に回ったことが大逆転劇を生んでいたのだ。
▼総裁選決選投票で逆転の石破氏、旧岸田派の「高市敬遠」勝因「レガシーひっくり返される」
菅氏は約7年8カ月続いた第2次安倍政権を通して官房長官を務め、安倍氏退陣後に政権を継承。
岸田氏も第2次安倍政権で外相を約4年8カ月務め、菅氏の後に政権を引き継いで安倍路線を継承してきた。
両氏が
「安倍路線の継承」
を掲げた高市氏ではなく、石破首相を支持したことは、令和4年7月の安倍氏暗殺事件から2年が経過し、自民主流派の政策が大きく変質したことを意味する。
石破首相の政策は、安倍氏に代表される自民党保守派とは大きな距離感があった。
総裁選期間中、首相は選択的夫婦別姓の導入について
「夫婦が別姓になると家族が崩壊するとか、よく分からない理屈があるが、やらない理由がよく分からない」
と賛成の意向を表明。
エネルギー政策では出馬会見で
「原発をゼロに近づける努力を最大限する」
と訴えた。
外国人材の受け入れに関しても、総裁選の9候補を対象に共同通信が9月20日に集計した政策アンケートで
「国内の雇用・労働環境への影響に配慮して進める」
と回答している。
▼新総裁の石破氏 政治とカネに厳しく、選択的夫婦別姓賛成、外国人材受け入れ「進める」
さらに安定的な皇位継承を巡り、令和2年には前例のない
「女系天皇」
を選択肢から排除しない考えを示している。
▼自民総裁選候補共同会見 9氏は男系継承重視 石破氏は「女系天皇」含み
安倍氏は第2次政権発足時こそ石破首相を幹事長に起用したものの、その後はこうした考え方の違いもあって政権の中枢から遠ざけてきた。
その流れは安倍氏と蜜月≠セった菅、岸田両氏の政権でも長く続いてきたが、今回はその菅、岸田両氏が石破首相支持へ舵を切ったことになる。
岸田前政権で非主流派だった菅氏は石破政権で副総裁に就き、主流派入りを果たした。
岸田氏は自身の経済政策の継承を石破首相に約束させ、内閣の要の官房長官ポストに旧岸田派ナンバー2の林氏を残留させることに成功した。
いずれも石破首相を誕生させることで十分な
「政治的見返り」
を得た形だ。
▼【動画】石破茂新内閣が正式発足 林官房長官が閣僚名簿 皇居で首相任命式、閣僚認証式
ただ、こうした政局的な背景は国会の外にいる一般国民には見えにくい。
それが総裁選での石破首相勝利を巡る前述の驚き、違和感に繋がっているのだと思う。
首相は自民党の勝利を狙って9日に衆院を解散する。
ただ、総裁選結果を巡る国民の違和感がいつまでも解消されないようだと、支持拡大への足枷となりかねない。
もちろん、首相勝利の背景が明確になることによって、逆に支持離れが広がる可能性もある。

田村秀男「お金は知っている」
石破首相「成長派」への変身は本物か 岸田前政権の戦略継承、財政出動へ官僚の圧力はね返せるか 長年、反アベノミクスの言動も
2024.10/4 06:30
https://www.zakzak.co.jp/article/20241004-GTJ6LR5MEFICFFM6I75DABYO5A/2/
石破茂政権がスタートした。
経済政策では脱デフレ完遂を掲げ、岸田文雄前政権の成長戦略を継承するという。
長年、反アベノミクスの言動を繰り返してきた石破さんの成長派への変身は本物なのだろうか。
まずは、筆者と石破さんの間の秘話を紹介しよう。
2012年9月の自民党総裁選の数カ月前、筆者は東京都内で石破さんに会い、脱デフレ策を進言したが、石破さんは一蹴した。
有権者は物価の下落を歓迎し、上昇にはノーだから、まずいというのだ。
そこで、拙論は日本型デフレとは物価下落以上の幅で賃金が下がる、つまり実質賃金が下がるので、有権者のためにはならないと説明したが無駄だった。総裁選では脱デフレを掲げた安倍晋三元首相に敗れた。
そして2014年1月、ある勉強会で石破さんと同席した。
石破さんは聴衆の前で
「あの時、田村さんの提言を受け入れればよかった」
とスピーチしたのには、少なからず感心させられた。
ところが石破さんはその後、いつの間にかアベノミクスの批判に終始するようになった。
財政出動に否定的で、日銀の異次元金融緩和を厳しく批判するのだ。
そして、2014年8月下旬。
石破さんのブレーンから突如、経済問題で助言を依頼された。
石破さんは産経新聞や本欄など拙論に目を通しているとも聞かされた。
ならば、とA4判で1枚程度のメモを送付した。
要点は、脱デフレ、財政出動、実質可処分所得の引き上げ、家計消費の拡大、税収増の民間への全面還元、日銀利上げの凍結などの提言である。
ブレーンからは
「石破さんはしっかりと読んでいます」
との返事。
他の識者などからも提案があるだろうから、拙メモがどの程度役立ったかは知る由もないが、9月に入ると、石破さんの発言が変わってきた。
「財政出動なければ経済が持たない」
「税増収分の防衛費や少子化対策への充当」
「最低賃金の引き上げ」
と言い出した。
9月27日の総裁選勝利後の会見では
「デフレからの脱却を完全なものにする」、
「物価上昇を上回る賃金上昇」
「海外の生産拠点の国内回帰」
を強調した。
そして、石破政権の経済財政・再生相に就任した赤沢亮正さんが日銀利上げに慎重さを求めたのは、まさに正解だ。
だが、石破政権の本気度が試されるのは、財政にある。
緊縮財政至上主義の財務官僚の執念は凄まじい。
某財務省大物OBは岸田前政権について、
「史上最悪のバラマキを行った」
「安倍政権のほうがまだましだった」
と憤懣やる方ない。
電気・ガス料金補助、定額減税などをやり玉に挙げるのだが、メディアなどから
「増税メガネ」
と揶揄された岸田さんにとってみれば、心外もいいところだろう。
岸田前政権のもと基礎的財政収支(プライマリーバランス)が大幅に改善し、来年度は黒字化が確実になっている。
財務省はそんなことには満足せず、さらなる緊縮財政と増税を石破政権に仕込む魂胆だろう。
石破さんは、財務官僚の圧力をはね返せるだろうか。
 (産経新聞特別記者・田村秀男)

NHK「放送テロ」を慰安婦問題にすりかえ 「自分党」議員に見抜けぬ中韓の歴史認識捏造
2024/10/6 6:00
https://www.sankei.com/article/20241006-MQ2TRVYGS5KLFLBGQJHFHHTG4U/
自民党はしばしば
「自分党」
と揶揄されてきた。
それが今日ほど露骨な時はない。
内閣支持率20%台を迷走した岸田文雄首相が次期総裁選不出馬を表明すると、自薦他薦の総裁候補者たちが雨後の筍の如く出現した。
そのいずれもがパーティー券問題から始まった裏金(政治資金)問題や派閥問題を語るが、派閥と政治資金は自民党政治の宿痾である。
■機能しない内閣
党勢を伸ばすには所属議員の数を増やさねばならず、それには資金が欠かせない。
その中で選出された自民党総裁が、日本国の首相になっている。
この政治システムは自分党の政権維持には都合よく機能しても、民意を国政に反映させることには向いていない。
昨今の政治不信は、日本国のリーダーを直接選べないことに起因している。
憲法第68条では国務大臣の過半数を国会議員から選ぶよう規定しているとはいえ、民間から抜擢するケースは稀れで、現内閣などは全員が国会議員である。組閣後の常套句は「適材適所」だが、実際は総裁選に協力した派閥に対する論功行賞で、多くは派閥の古参議員やかつての盟友と関係のある世襲議員である。
尖閣諸島や竹島の問題と関連して領土担当相(現領土問題担当相)が誕生したのは2013年。
だが現在まで、当該大臣が外交の表舞台で活躍したと聞いたことがない。
2024年8月19日、NHKで中国籍の人物による
「放送テロ」
が発生。
26日には中国軍の情報収集機が長崎県・男女群島南東沖の日本領空を侵犯。
31日、中国軍の測量艦が鹿児島県の口永良部島沖で日本領海に侵入。
いずれの事案でも閑職の出番はなかった。
総裁候補者たちは、この一連の妄動に非難の声を上げたというが、その
「遺憾砲」
にどれだけの意味があるのだろうか。
国家主権が侵され続ける責任の一端は自民党にある。
前回のコラムでも触れたが、中国が暴走する端緒を作ったのは小泉純一郎政権である。
2005年3月、島根県議会が
「竹島の日」
条例を制定して、竹島問題解決の糸口を掴もうとしたが、それを小泉政権が牽制し、中露政府に誤ったシグナルを送ってしまったからだ。
■安倍・岸田政権も
これは安倍晋三政権も同じである。
竹島問題では
「静かな外交」
を謳ってきた韓国が竹島問題や慰安婦問題などで対日攻勢をかけると、
「領土・主権対策企画調整室」
を開設して内外に対する情報発信に方針転換し、歴史戦の最前線から離脱してしまったからだ。
その間、韓国では政策提言機関である
「東北アジア歴史財団」
を軸に、竹島や慰安婦、いわゆる徴用工の問題などへの対応、軍艦島と佐渡金山の世界遺産登録に対する妨害などを通じて左傾化が進んでいた。
その韓国に尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権が誕生し、左傾化した韓国社会の軌道修正に乗り出したが、岸田政権はその機を生かすこともできなかった。中国海警局の艦艇が尖閣諸島周辺の接続水域への侵入を繰り返す最中、
「自分党」
がしたことは裏金問題の弁明と派閥解消という弥縫策だった。
国民目線で見てもこの日本では危うい。
沖縄タイムスによると、石垣市議会の9月定例会ではNHKの
「放送テロ」
と関連して抗議決議案などを審議したという。
それを同紙では、中国国籍者の尖閣に関する発言よりも
「慰安婦を忘れるな」
とした慰安婦問題を主に報じ、
「民間の慰安婦はいた」
「従軍慰安婦はいなかった」
「性奴隷ではなく、しっかりお金を頂いた方たちはいた」
と発言した市議を批判的に扱っていた。
そこに
「『慰安婦か娼婦か』を問う差別的な言説だ」
「政治家としての基礎的な見識を欠いている」
とする識者を登場させ、
「河野談話」
を引き合いに出して、河野洋平官房長官(当時)は談話の中で旧日本軍の関与や強制性を認めて
「謝罪している」
と伝えた。
だがこの談話が出される前の韓国では、
「日本兵を相手にしていたのは、自尊心が許さない」
「無理やりさせられたことにしてほしい」
との声が出ていた。
河野談話は実態を調査することなく、発表されていたのである。
■負の歴史への視点
慰安婦問題が表面化した1990年代、金泳三(キム・ヨンサム)大統領が
「歴史の立て直し」
を唱え、韓国では歴史の
「修正主義」
が流行った。
それが日本の
「村山談話」
につながり、
「植民統治」
とすべき語句が
「植民地支配」
と表記され、村山富市首相(当時)も
「現在取り組んでいる戦後処理問題」

「誠実に対応」
すると誓ったのである。
だが、戦後処理問題の淵源は、戦後の日韓の国交正常化交渉にあった。
それは当時の李承晩(イ・スンマン)大統領が公海上に
「李ライン」
を設定してライン内側水域にある竹島の領有を一方的に宣言し、拿捕・抑留した日本人漁船員を盾に取った人質外交から始まった。
村山談話には、竹島侵奪を正当化する韓国側の誤った歴史認識と日本人漁船員を拿捕・抑留した負の歴史に対する視点がない。
国会議員の浅知恵では、中韓の歴史学者による歴史認識の捏造は見抜けない。

<主張>対露協力相の廃止 首相の判断を評価したい
社説
2024/10/6 5:00
https://www.sankei.com/article/20241006-WW4RIW63GVIWLARRTYIBZEWKXY/
石破茂内閣で、これまで経済産業相が兼務してきた
「ロシア経済分野協力担当相」
のポストが廃止された。
林芳正官房長官は会見で、同担当相廃止について
「石破首相が判断した」
と明らかにした。
首相の政治判断をまずは評価したい。
ロシアはウクライナ侵略を続けている。
日本はプーチン露政権に対して経済制裁を科してきた。
それと並行して、経済協力担当の閣僚ポストを存続させてきたこと自体が矛盾だった。
このポストは平成28年9月、安倍晋三首相(当時)が世耕弘成経産相(同)に兼務させる形で新設した。
この4カ月前、訪露した安倍氏がプーチン大統領に石油、天然ガスの開発協力や極東の産業振興など8項目の
「日露協力プラン」
を提示し、日本企業に投資を呼びかけていた。
このプランを推進するのが対露経済協力相だった。
ロシアによる不法占拠が続く北方領土の返還問題と平和条約締結交渉を前進させたい安倍政権の思惑があった。
だが、一昨年2月のウクライナ侵略開始で、日本側は対露経済協力を凍結し、担当相は無用の存在になった。
その時点で廃止すべきだったが、岸田文雄内閣(当時)は
「日本企業の円滑な撤退支援」
を理由に閣僚ポストを存続させてきた。
撤退支援なら閣僚ポストを維持する必要はないのが道理だ。
侵略者ロシアに圧力をかけねばならない時に経済協力相を残すのは、プーチン政権に誤ったシグナルを送る悪手だった。
そもそも、プーチン氏の念頭には領土抜きの平和条約締結しかない。
日本の経済協力が北方領土返還につながる可能性はほぼないと言っていい。
プーチン氏はウクライナ侵略後、北方領土を経済特区化して内外の進出企業を税制優遇する法案に署名した。
許しがたい日本の主権侵害だ。
対日平和条約交渉も一方的に中断を宣言した。
ロシア軍は北方領土を舞台に演習を繰り返したり、中国の海空軍と
「合同パトロール」
と称する対日威嚇を重ねたりしている。
石破首相が所信表明演説で
「対露制裁、対ウクライナ支援は今後とも強力に推し進める」
と語ったのは妥当だ。
首相はロシアに領土を奪われている国の首脳同士として、ウクライナのゼレンスキー大統領と連携を図るべきである。

林官房長官、ロシア経済分野協力担当見送りは「首相が判断」
2024/10/2 0:14
https://www.sankei.com/article/20241002-YKSJUAOH2RM7VHJDAEO3QVKYNE/
林芳正官房長官は1日の記者会見で、石破茂首相が設置を見送った
「ロシア経済分野協力担当」
について
「ロシアがウクライナ侵攻を続けている現状を踏まえ、首相が判断した」
と理由を説明した。
「政府として在ロシア日本大使館などを通じ、ロシアで活動する日本企業の活動支援などは行っており、今後とも企業支援は継続していく」
と説明した。
ロシア経済分野協力担当は平成28年に当時の安倍晋三首相が北方領土返還を巡る対ロシア経済協力を具体化するために新設した。
ウクライナ侵攻後も歴代政権は担当相を置いていた。

ロシア外務省が領空侵犯の抗議拒否 日本が「政治問題化」「非生産的」と反発
2024/10/3 16:22
https://www.sankei.com/article/20241003-CMDFUWH7QFPCDIOEUDQ3DGL5ZQ/
ロシア外務省のザハロワ報道官は2日の記者会見で、露軍哨戒機による日本の領空侵犯を巡り、
「日本は外交ルートを通じて抗議しようとしたが、我々(露外務省)は拒否した」
「我々は抗議の根拠となる如何なる情報も持っていない」
と述べた。
ザハロワ氏はまた、日本がこの件を
「政治問題化」
しているとし、
「非生産的だ」
と反発した。
領空侵犯についてロシア側が公式にコメントしたのは初めて。
ザハロワ氏は
「適切な所管ルートを通じて協議すべきだ」
と述べ、日本の防衛省と露国防省の間で対処すべき問題だとした。
領空侵犯問題は9月23日、北海道礼文島北方で発生。
防衛省によると、露軍のIL38哨戒機は航空自衛隊のF15戦闘機による警告などにもかかわらず、3回に渡って日本の領空に侵入した。
同時期には露極東ウラジオストク沖の日本海で露太平洋艦隊と中国艦隊による合同軍事演習が行われており、哨戒機は潜水艦の探索訓練などを行っていた可能性がある。
一方、ザハロワ氏は日本の経済産業相が従来兼任してきた
「ロシア経済分野協力担当相」
の設置を石破茂内閣が見送ったことにも言及。
「日本がロシアとの経済関係を発展させる気がないことを示している」
と述べた。
日本は対露制裁により自身が経済的打撃を受けているとも主張した。

<産経抄>衆院選、首相が変節漢で「信」は得られるのか
2024/10/5 5:00
https://www.sankei.com/article/20241005-VDAJHFXQ6RODHIAJE73ZVZLOTE/
石破茂首相の今年6月14日のブログが野党議員の間で話題である。
首相は衆院解散について記している。
「天皇の国事行為を定めたに過ぎない(憲法)第7条を根拠として『今解散すれば勝てる』とばかりに衆議院を解散することは、国会を『国権の最高機関』とする憲法第41条の趣旨にも反する」
▼同時にこうも指摘していた。
「内閣不信任案の可決や信任案の否決など、内閣と衆議院の立場の相違が明確となった場合に限り、内閣が主権者である国民の意思を問うために行われるべき」。
自民党総裁選でも
「国民が判断する材料を提供するのは首相の責任だ。すぐ解散するという言い方はしない」
と明言している。
▼それがいざ総裁に当選すると、首相就任前の時点で10月9日に解散して27日に投開票とする考えを表明したのである。
「過ちては改むるにはばかることなかれ」とも「君子は豹変(ひょうへん)す」ともいうが、そんな立派なものではない。
信念を捨てて党利党略に走ったと言われても仕方がないだろう。
▼かと思うと4日の所信表明演説では、年来の主張だったアジア版NATOにも、日米地位協定の改定にも触れなかった。
現実路線に修正したといえば聞こえがいいが、できもしないことを国民に訴えてきたのか。
それでは、政権公約(マニフェスト)詐欺と怒りを買った民主党の政権奪取と選ぶところがない。
▼「flip―flopping(変節)の名手」。
国民民主党の玉木雄一郎代表は3日、自身のX(旧ツイッター)で首相を皮肉った。
これまた首相が従来の主張をたがえて、追加利上げに慎重姿勢を示した件である。
▼衆院選は政権が国民の信を問う場だが、ころころと意見が変わるリーダーが信用されるだろうか。

自民党新総裁への期待と直言
石破茂新総裁は愚かな「脱炭素」止め万全なインフラ投資を 台湾有事、中国は日本のエネルギーを狙う…現状では3カ月と持たない
2024.10/2 11:00
https://www.zakzak.co.jp/article/20241002-KI57HQ3MB5JRRHUZ5RYOSOAGTE/
キヤノングローバル戦略研究所研究主幹杉山大志氏
元防衛相の石破茂新総裁に申し上げる。
日本のエネルギーインフラは破壊され続けている。
菅義偉政権が
「2050年CO2実質排出量ゼロ」
を宣言し、岸田文雄政権がその法制化を進めた結果だ。
「台湾有事」
となれば日本は巻き込まれるのは必定で、中国は必ずや日本のエネルギーを狙う。
このままでは、日本は3カ月も持たずに屈服してしまうだろう。
緊急に対策が必要で、愚かな
「脱炭素」
は止めるべきだ。
ロシアはウクライナの発電所をミサイルやドローンで攻撃し、7割を破壊した。
ウクライナもロシアのディーゼル燃料精製工場の2割を破壊した。
中国が日本各地のエネルギーインフラを攻撃したら、日本は防げるのか。
イエメンの親イラン武装組織フーシ派は紅海を航行する欧州諸国の船を攻撃し、パナマ運河の入り口にある紅海を事実上封鎖している。
中国によって日本近海の船や港湾が攻撃されると、日本への輸入も途絶える。
ウクライナがそれでも2年間も持ちこたえているのは、資源が豊富で隣国と地続きの大陸国家だからだ。
だが、日本は島国で国産のエネルギーも乏しい。
エネルギー供給の8割以上を占める化石燃料は、ほぼ全量が輸入である。
これが止まったらどうするのか。
石油の備蓄は200日分あるが攻撃されるだろう。
石炭と天然ガスは1カ月分もない。
ただちにエネルギー備蓄を積み増し、
「エネルギーインフラの防衛策」
を講じなければならない。
原発は稼働していれば、いざという時には在庫の燃料だけで3年は持つ。
いまテロ対策を理由に稼働を止めている原発があるが、これはかえって国を脆弱にしている。
太陽・風力発電は不安定で、有事の頼りにならない。
菅政権以来、日本は
「脱炭素」
をエネルギー政策における最優先の課題として、化石燃料インフラは破壊されてきた。
化石燃料を敵視する政策のせいで、火力発電所は採算が合わず、維持費は削られ、故障しても修理されず、次々と閉鎖されている。
揚げ句、節電要請が恒例行事になってしまった。
戦争になれば軍事目標へのミサイル攻撃と同時に、エネルギーインフラへのドローン攻撃があるだろう。
エネルギーは日本のアキレス腱であり、真っ先に狙われる。
ところがいま、日本政府は、敵に破壊される以前に、愚かな
「脱炭素」
政策で自ら破壊している。
政府は化石燃料を敵視するのを止め、日本の生命線であると認識を改め、平時から万全なインフラ投資をすべきだ。
容易には負けない備え、それこそが有事に対する抑止になる。

石破政権の課題 変われぬまま選挙に臨む自民
論争を撃つ 石井聡
2024/10/5 11:00
https://www.sankei.com/article/20241005-DRPULNNOU5JUZP5ZGSBNYJ3OWY/
5度目の挑戦、決選投票での逆転勝利でその座をつかんだ石破茂首相はいったい何がしたいのだろう。
自民党総裁選で当選した後、NHKの「日曜討論」で
「岸田政権を基本的に引き継ぐ」
とサラリと語ったのを聞いて、その印象はさらに強まった。
もとより、地方創生、災害被災者への支援拡充といった政策の柱を掲げてはいた。
だが、選挙期間中にどれだけ具体的なイメージを伴いながら国民に伝わったかといえば疑問である。
「防災庁」
構想には被災地、被災者などから関心と期待が向けられているが、
「簡単なことではない」
とトーンダウンする場面もあった。
政策通と目されてきた分だけ、それらを実現する力量を伴うかどうかが厳しく問われる。
■早期解散は同じ
出馬表明当初は最有力とみられた小泉進次郎元環境相は、途中失速で決選投票にも残れず敗退した。
掲げた主張は説明力の不足もあり、多くの反論、批判を浴びたが、総裁選の論戦の軸となった側面もある。
総裁選が終わって政策論争に明確な決着がついたわけでもない。
とくに解雇規制緩和や夫婦別姓の導入などについて候補者間の対立があったことは、政権与党の自民党が一貫性を持って政策を遂行できるのか、疑問を生じさせたともいえる。
小泉氏は当選した場合、首相就任後ただちに衆院解散に踏み切る考えを際立たせた。
他候補からは臨時国会で一定の審議を行い国民の判断材料を示すべきだとの反論が相次いだ。
石破氏もその一人だったが、総裁就任後は
「できるだけ早く国民の審判を仰ぎたい」
と軌道修正し、立憲民主党の野田佳彦代表から
「裏金解散」
だと牽制されている。
結局、首相もその小泉氏を党選挙対策委員長に起用して10月中の総選挙実施に踏み切った。
この選挙を乗り切ることが当面の最大課題となることから、新内閣のご祝儀ムードが続く間に事に臨もうとするのはわかる。
だが、今度の選挙は
「自民党は変わったのか」
という点がこれまで以上に厳しく問われている。
「政治とカネ」
の問題をめぐり、総裁選が自民党の転換点になるという結論には至らなかった。
総裁選は世代交代を図るものでもなかった。
不信感が払拭できたのかといえば、否定的に受け取らざるを得ない。
■政策の刷新は…
その分、政策面での刷新感がより求められるが、それを国会で吟味する時間も乏しいとすれば、国民に判断材料を提示するのは難しい。
それにしても組閣人事には「論功」の臭いが強く漂い、重要課題を推進できる布陣なのか疑わしい。
党内の政権基盤が脆弱な石破内閣で、閣僚の失態などが相次ぐ事態になれば、首相が早期に求心力を失う展開も考えられる。
総裁就任直後、米保守系シンクタンクのハドソン研究所のサイトに
「日本の外交政策の将来」
と題する石破氏の論文が掲載された。
中国、ロシアや北朝鮮に対する抑止力を確保するため北大西洋条約機構(NATO)のアジア版を創設し、この枠組みの中で米国の核兵器の共有、持ち込みを検討すべきだ、という主張などが盛り込まれている。
新総裁に当選する前に提供してあった論文とみられるが、当選後はほどなく首相となる微妙な時期だ。
実現可能性のメドが立たない持論を多く盛り込んだ論考を公表することは、極めて不見識だと指摘しておきたい。
まさか、自分が当選することはないと思って書いたのでもあるまい。
■不用意な寄稿も
石破氏が考えるアジア版NATO構想や同盟国、有志国との連携による集団防衛に、現行憲法の下で日本が参加することはできないと考えられている。
日米同盟でもその片務性は解消されておらず、集団的自衛権の限定行使では不十分であるという問題を提起すること自体には意味がある。
しかし、一議員として将来への期待を語るのはともかく、首相就任後は直ちに現行法制や現存する対外関係の枠組みに基づいて外交・安全保障を担わなければならない。
不用意な論考の公表はもっとも重要な同盟国に誤解を与えかねず、アジア太平洋地域の諸国からも不安を招きかねない。
こうしたことが繰り返されれば、普天間飛行場の移設をめぐり
「県外移設」
を掲げて日米関係を悪化させた旧民主党の鳩山由紀夫政権の二の舞いとなりかねない。
■適切なルールか
緊迫する国際情勢に対応するため、総裁選を機に政治とカネをめぐる議論からの脱却が図られるのを期待していたが、そうなりそうもないのは残念である。
論戦の中でも「裏金」問題への対処の議論はしだいに後退した。
違和感があったのは
「いったん処分が下されたものを見直すことは、党のガバナンスとして問題がある」
ということが、あたかも正論のように語られていた点だ。
党執行部の統治能力が欠如していたことこそが問題を長期化、肥大化させ、的確な対処もできずに国民の不信を招いた。
それを忘れてはなるまい。
石破首相は
「ルールを守る自民党」
ということを盛んに言い出した。
守らないより守った方がよいが、肝心なのはそのルールが適切なものかどうかである。
NHKの番組で物価高について問われ、
「高いねえ。おかわり自由というのがいつの間にかなくなっちゃった」
と答えた。
麻生太郎党最高顧問の口からはとても聞けなさそうな言葉だが、そうした国民目線は悪くない。
政策の立案や遂行に役立てられるだろうか。

「石破カラー」薄く…アジア版NATO、日米地位協定見直しに言及なし 所信表明
2024/10/4 20:30
https://www.sankei.com/article/20241004-UCKMZA6KXFJB3LSKTURLHEO2DE/
石破茂首相の4日の所信表明演説は、首相が自民党総裁選で訴えた
「アジア版NATO(北大西洋条約機構)」
構想などへの言及はなく、
「石破カラー」
を抑えた。
衆院解散・総選挙を間近に控え、安全運転に徹する狙いがあるとみられる。
だが一方で
「総花的で、首相らしさが出ていない」(自民ベテラン議員)
と物足りなさを指摘する声もあった。
■不記載事件対応、抽象的
「首相として全身全霊を捧げ、日本と日本の未来を守り抜く」。
首相は演説の冒頭、こう切り出した。
続けて派閥のパーティー収入不記載事件にも言及し、岸田文雄前首相の退任に
「政治改革を前に進めるとの思いを持って決断された」
と敬意を表した。
ただ、不記載事件への対応については
「問題を指摘された議員1人1人と改めて向き合い、反省を求め、ルールを守る倫理観の確立に全力を挙げる」
と抽象的な表現にとどめた。
首相は総裁選で衆院選での非公認の可能性に言及したが、徐々にトーンダウン。
党内基盤が弱く、問題が指摘された旧安倍派や旧二階派の議員らの反発を避けたい思惑も透ける。
首相が得意とする外交・安全保障でも、持論のアジア版NATO構想や日米地位協定の見直しには言及しなかった。
いずれも党内の議論は不十分な上、アジア版NATO構想には閣内でも
「直ちに設立するのは難しい」(岩屋毅外相)
との意見があるためだ。
演説では憲法改正や安定的な皇位継承には言及したが、持論である憲法9条2項の削除や、選択肢として排除しない考えを示していた
「女系天皇」
には触れなかった。
■「災害関連死ゼロ」掲げる
一方、災害対策では被災者の避難所での厳しい生活に思いを寄せ、災害関連死ゼロを掲げたのは
「首相の強い思いからだ」(首相側近)
という。
政権の目玉である防災庁設置準備も
「事前防災の徹底に向けて予算・人員の両面において抜本的に強化し、不断に万全の備えを行う」
と改めて強調した。
思い入れの強い地方創生では
「交付金を当初予算ベースで倍増を目指す」
と明言した。
「総裁選では票を集めるために多少は大きいことをいうものだ」
「現実路線だ」。
自民の閣僚経験者は演説の内容に一定の理解を示す。
ただ、首相は演説以外でも、慎重だった早期衆院解散の方針を表明。
利上げに慎重な考えを表明するなど
「変節」
を繰り返している。
自身の過去の発言との齟齬が大きければ国民の支持を失う可能性がある。
自民党若手議員は、首相がかつて時の首相や党執行部に正論≠ぶつけ
「後ろから鉄砲を撃つ」
と揶揄されていたことを念頭に、こう呟いた。
「自身が首相になった今となっては、過去の自分に後ろから鉄砲を撃たれる状況が続くのではないか」

「勇気と真心で真実を語る」石破首相の所信表明、故渡辺美智雄元副総理の言葉引用
2024/10/4 16:31
https://www.sankei.com/article/20241004-JNF22JLBVJNUXIWWE53KDMMRTI/
石破茂首相は所信表明演説で、故渡辺美智雄元副総理の言葉
「政治家の仕事は勇気と真心を持って、真実を語ることだ」
を引用し、自民党派閥裏金事件で失われた国民の信頼回復を目指すと訴えた。
かつて同じ派閥に所属した渡辺氏は
「政治の師」
と仰ぐ存在だ。
演説全体は約9500字で、2012年の自民政権復帰以降、最多となった。
地元・鳥取に隣り合う島根選出の故竹下登元首相を登場させた。
ふるさと創生を掲げた竹下氏の
「地域が自主性と責任を持って、各々の知恵と情熱を生かし、地域づくりを自ら考え実践していく」
とのフレーズを用いて、地方創生に取り組む姿勢を示した。
演説分量は約13%を地方創生に割いた。
持論の防災庁設置など災害対応関連にも約10%を充て、自身の政策をアピールした形だ。

「勇気と真心で真実を語る」石破首相の所信表明、故渡辺美智雄元副総理の言葉引用
2024/10/4 16:31
https://www.sankei.com/article/20241004-JNF22JLBVJNUXIWWE53KDMMRTI/
石破茂首相は所信表明演説で、故渡辺美智雄元副総理の言葉
「政治家の仕事は勇気と真心を持って、真実を語ることだ」
を引用し、自民党派閥裏金事件で失われた国民の信頼回復を目指すと訴えた。
かつて同じ派閥に所属した渡辺氏は
「政治の師」
と仰ぐ存在だ。
演説全体は約9500字で、2012年の自民政権復帰以降、最多となった。
地元・鳥取に隣り合う島根選出の故竹下登元首相を登場させた。
ふるさと創生を掲げた竹下氏の
「地域が自主性と責任を持って、各々の知恵と情熱を生かし、地域づくりを自ら考え実践していく」
とのフレーズを用いて、地方創生に取り組む姿勢を示した。
演説分量は約13%を地方創生に割いた。
持論の防災庁設置など災害対応関連にも約10%を充て、自身の政策をアピールした形だ。

自民、地元申請あれば不記載議員も原則公認 森山裕幹事長「党の決まりに基づき対応」
2024/10/4 16:55
https://www.sankei.com/article/20241004-DP7LPPQ2FVLCNCDBYRW3GFF2LA/
自民党の森山裕幹事長は4日、党本部で記者団に、派閥パーティー収入不記載事件で処分した衆院議員に関し、次期衆院選(15日公示、27日投開票)で一律に非公認とはしない考えを表明した。
選挙区では、都道府県連など地元組織から公認候補予定者としての申請があり、党の情勢分析で当選可能と判断すれば原則として公認する方向だ。
森山氏は
「党の決まりに基づいて対応することが大事だ」
と強調し、地元組織の公認申請が条件になると語った。
さらに
「当選第一というのが選挙で一番大事だ」
「当選可能なのかどうかも1つの判断の基準」
と語った。
世論は不記載議員への厳しい対応を求める声が根強いが、森山氏は
「党として調査し、(4月に)処分を下した」
「その現実をしっかり捉えることは大事だ」
と述べ、不記載議員の非公認が
「二重処分」
に当たるとの認識を示唆した。
一方、石破茂首相は4日、官邸で記者団に、不記載議員の公認問題に関して
「何にも決まっていない」
と述べた。
首相は党総裁選出馬を表明した8月下旬、
「公認するに相応しいかどうかの議論は徹底的に行われるべきだ」
と述べ、非公認とする可能性に言及していた。

石破政権短命危機=u早く解散しないとボロが…」 現実を無視した理想論吹聴→困難とわかると「豹変」 党内には早くも反乱の気配
2024.10/4 15:30
https://www.zakzak.co.jp/article/20241004-GXJZSACMKNMY7JQIUQHCUBM4AY/
石破茂首相は4日、衆参両院本会議で初の所信表明演説に臨み、
「経済対策の策定」
など、当面の政治課題への政府方針を表明する。
9日解散、27日投開票の衆院選を間近に控え、経済回復の道筋を示す狙いのようだ。
報道各社の世論調査では、石破内閣の支持率は50%前後と伸び悩んでいる。
「論功行賞」
「リベラル重用・保守派外し」
という色彩が強いうえ、安倍晋三元首相を
「国賊」
と罵倒した村上誠一郎氏を総務相に抜擢した影響なのか。
ジャーナリストの長谷川幸洋氏は、現実を無視した理想論を吹聴して困難と分かると豹変する
「石破首相の本質」
を喝破し、
「短命内閣の危険性」
を指摘した。

石破政権が誕生した。石破首相は9日の衆院解散を表明したが、早くも自民党総裁選での発言をひっくり返した形だ。
新内閣は挙党一致のドリーム・チームにもならなかった。
野党はもちろん、自民党内の反・石破勢力は倒閣に動くだろう。
発足当初から、これほど不人気な政権も珍しい。
石破総裁誕生が伝えられると、株式市場は暴落で反応した。
それも当然だ。
石破氏は
「金融所得課税の強化」
をはじめ、
「法人税や所得税の増税」
を滲ませ、岸田文雄政権がぶち上げた防衛増税1兆円の構想も引き継ぐ考えを示した。
日銀の利上げにも肯定的だ。
これで株価が上がるわけがない。
いずれ実体経済に波及し、下手をすれば、デフレに逆戻りする可能性もある。
解散表明にも驚かされた。
総裁選では
「国民に判断材料を与えないまま、解散はしない」
と言っていたのに、突如、豹変した。
しかも、国会で内閣総理大臣の指名を受け、皇居での首相任命式を終える前の解散表明である。
「選挙準備のためだ」
などと理由を語ったが、
「憲政の核心」
に関わる話なのに、言い訳にもなっていない。
これは
「石破首相の本質」
を物語っている。
彼はいつも一見もっともらしい建前論を語るが、実現可能かどうか、しっかり検討した上での話ではない。
単に理想を語っただけだ。
現実の壁に直面して、困難と分かると、たちまち豹変するのである。
解散は森山裕幹事長の進言を受けたからだった。
「早く解散しないとボロが出て、支持率が落ちるぞ」
と諭されたに違いない。
そこで初めて
「現実の厳しさ」
に気が付いたのだ。
他の重要課題はどうか。
例えば、
「アジア版NATO(北大西洋条約機構)の創設」
である。
NATOは加盟国に集団的自衛権に基づく相互防衛義務を課している。
だが、専守防衛を旨とする日本は、他国防衛のために軍事力を行使できない。
したがって、憲法改正が不可欠になる。
■党内には早くも反乱の気配
「日米地位協定の改定」
も同じだ。
米国には日本防衛義務があるが、日本には米国防衛義務がない。
だからこそ、かつてドナルド・トランプ前大統領は
「日本は米国が攻撃されても、ソニーのテレビを見ていられる」
と不満を漏らした。
米国は
「地位協定を改定したいなら、まず片務的な条約を改めたらどうだ」
と反論するのではないか。
途中のハードルをどう越えるか、を考えずに、いきなり理想論に走る。
これが石破氏の発想である。
一言で言えば
「書生論」
だ。
だから、誰かから現実の壁を指摘されると、途端に腰砕けになってしまう。
このパターンは今度も繰り返されるに違いない。
石破首相は、いわゆる
「裏金議員」
の公認問題について、
「公認権者である自分が説明責任を果たす」
と言明した。
甘い対応をするようなら、批判を招く。
逆に、裏金議員を公認しないようなら、反・石破陣営は黙っていないだろう。
最高顧問に就任した麻生太郎元首相は、記念撮影への同席を拒否した。
党内には、早くも反乱の気配が漂っている。
石破政権は短命に終わるのではないか。

スパイ防止法に反対した村上誠一郎氏 昭和61年初当選当時「現行法の手直しで十分」
2024/10/4 10:59
https://www.sankei.com/article/20241004-OROBZLT4CFDYLBBW7LV4RHDNEU/
石破茂内閣で再入閣した村上誠一郎総務相は、衆院議員に初当選した昭和61年当時、自民党が制定を目指していたスパイ防止法について
「現時点においては不必要」
と党内で反対していた。
スパイ防止法を巡る動きを振り返ってみた。
■「スパイ天国」返上目指した自民
戦後、日本はソ連や北朝鮮によるスパイ活動を厳しく取り締まる法律がなく、
「スパイ天国」
と呼ばれてきた。
昭和53年10月の参院予算委員会で福田赳夫首相は
「スパイ天国と言われる状態を放置しておいていいのかどうか」
と述べ、将来はスパイ防止法が必要との認識を示した。
翌54年には保守系の学者や文化人が発起人となって
「スパイ防止法制定促進国民会議」
が発足した。
昭和55年に陸上自衛隊の陸将補がソ連に情報を流したとして逮捕されたが、自衛隊法の守秘義務違反で懲役1年に問われただけだったことから、制定の機運が高まり、地方議会での推進意見書可決が相次いだ。
昭和57年に就任した中曽根康弘首相も積極的な姿勢を見せ、昭和59年には
「スパイ防止のための法律制定促進議員・有識者懇談会」
が発足し、政界を引退した岸信介元首相が会長に就任した。
現在文化庁長官を務める作曲家、都倉俊一氏も発起人に名を連ねた。
■谷垣、鳩山氏らと意見書提出
自民党は昭和60年、
「国家秘密に係るスパイ行為等の防止に関する法律案」
を議員立法で提出した。
外交・防衛上の国家秘密を外国に漏らした場合、最高刑を死刑とした。
この動きに対し、社会党や共産党などは
「国民の権利を制限する」
などと反対した。
スパイ防止法制定促進国民会議の事務局が旧統一教会(世界平和統一家庭連合)系の政治団体
「国際勝共連合」
だったこともあり、社共を中心とした勢力の反対運動は激しく、実質審議に入らないまま廃案となった。
昭和61年、中曽根首相は法案の再提出に意欲を示し、党内の特別委員会が最高刑を無期懲役に引き下げるなどした修正案をまとめた。
村上氏はこの年昭和61年の7月、衆院旧愛媛2区で初当選。
昭和61年11月に、法案に反対する自民党の中堅・若手議員12人の意見書に名を連ねた。
他の11人は次の通り(敬称略、カッコ内は後の役職)。
大島理森(衆院議長)、太田誠一(農林水産相)、熊谷弘(通商産業相)、熊川次男、白川勝彦(自治相)、杉浦正健(法相)、谷垣禎一(自民総裁)、鳩山由紀夫(首相)、谷津義男(農水相)、石井一二、佐藤栄佐久(福島県知事)
村上氏は「中央公論」昭和62年4月号の
「われら自民党議員『スパイ防止法案』に反対する」
と題した特集で、
「自衛隊法、国家公務員法、刑法等の手直しで十分対処することができよう」
などと論じた。
その後、法案は再提出されず、岸氏の死去や中曽根内閣の退陣で制定の機運はしぼんだ。
共産などにとっては、村上氏ら自民内の反対論は心強かったに違いない。(渡辺浩、肩書は当時)

<主張>中国の海外闇警察 「スパイ天国」でいいのか
社説
2024/3/16 5:00
https://www.sankei.com/article/20240316-H4BDHEZJSJMAJPA4WOC6PFTEAA/
左右の過激派や外国勢力を捜査対象として治安を守る警視庁公安部が、なぜ詐欺事件を摘発したのか。
それは日本に、直接スパイ活動を摘発する法律がないからである。
公安部は2024年2月、風俗店を整体院と称して新型コロナウイルス対策の持続化給付金100万円を詐取した疑いで、中国籍の女を書類送検した。
2023年5月には、女が一時幹部を務めた東京・秋葉原の一般社団法人を、同容疑で家宅捜索していた。
一般社団法人が入居するビルは、スペインのNGO「セーフガード・ディフェンダーズ」が2022年、中国の非公然警察署の拠点であると指摘していた。
当時の林芳正外相は
「(日本の主権を侵害しているなら)断じて認められない旨の申し入れを行っている」
と述べた。
同NGOによれば、海外闇警察とも言われる中国の非公然警察署は世界50カ国、100カ所以上にあり、
「国外の中国人の政治活動の監視」

「帰国の説得」
などを任務としている。
2023年4月には米ニューヨークで、非公然警察署の開設や運営に関与したとして中国系米国人2人が逮捕された。
警視庁による摘発は、非公然警察署の実態把握の過程で犯罪容疑が浮かんだとみられる。
平成24年にはスパイ活動を行った疑惑のある在日中国大使館の元1等書記官を、外国人登録法違反容疑で送検した。
2023年は研究データを中国企業に漏洩したとして、不正競争防止法違反容疑で国立研究開発法人
「産業技術総合研究所」
の中国籍の研究員を逮捕した。
その容疑名に捜査当局の苦心が窺える。
日本が
「スパイ天国」
と称されるのは、諸外国にはあるスパイ活動を防止する法律がなく、同法を根拠とする本格的な防諜機関もないためである。
加えて給付金詐欺容疑で送検された女は、自民党の松下新平参院議員の事務所に一時期
「外交顧問兼外交秘書」
として出入りしていた。
外国工作員はあの手この手で政権中枢への接触を図る。
受け入れる側の無自覚ぶりには目を覆いたくなる。
「スパイ防止法案」
は昭和60年に議員立法で提出されたが、昭和60年に廃案となった。
その後、特定秘密保護法などが成立したが、まだ不完全だ。
スパイ天国を解消すべく、防止法と防諜機関の創設を急ぐべきである。

スパイ防止法 諜報活動野放し、摘発へ法整備を 立命館大教授・上久保誠人
明解説
2024/3/2 10:00
https://www.sankei.com/article/20240302-B2AHWG5YAVPIBCAUVHT7EUPR6E/
日本では諸外国のスパイが暗躍しているとされる。
法整備を進める政府は2024年2月27日、経済安全保障上の機密情報へのアクセスを官民の有資格者に限る
「セキュリティー・クリアランス(SC、適格性評価)」
制度を創設する
「重要経済安保情報保護・活用法案」
を閣議決定し、衆院に提出した。
それで機密情報の漏洩を防げるのか。
中国人留学生を指導する立命館大の上久保誠人教授は、スパイ防止法の制定を訴えている。

■日本だけ制度なく
SC制度は、日本の企業、役所、またそのスタッフ、職員について、漏洩すると国の安全保障に支障を与える恐れがある情報を扱うに足る組織や人物、身分かを確認し、海外に情報を流す違反をした場合に罰則を設けるということだが、現行法を含め肝心の外国からのスパイ自体をきちんと取り締まる部分がない。
それは、先進7カ国(G7)の中で日本だけで、まるでスパイ天国だとされる。
諜報活動をする外国人は基本的には犯罪行為を起こさないよう注意を払っており、法の網にかかりにくい。
公安関連組織がスパイらしい人物を捕まえる時は、スパイ摘発と直接関係のない現行法を何とか運用しているのが現実だ。
例えば、東京・池袋のパスポートセンターで中国人職員が個人情報を入手して逮捕された事件が2023年あったが、窃盗罪が適用された。
私が勤務するような学校は、最前線の1つかもしれない。
学校に映画に出てくるようなスパイがいるわけではない。
しかし、留学生が本国にスパイ活動をさせられていると言われており、緊張感があることは否めないからだ。
■中国人は協力義務
中国には国家情報法があり、国家安全部(省)の指示で海外の留学生や在住者は中国共産党の情報活動に協力しなければならない。
同法は、最先端技術などの情報を政府や企業、大学から取り、政府に渡すことを義務付けている。
拒めば、実家が脅されかねない。
大学教育は、そんな中で行われている。
理系はもちろん最前線だが、私のような文系でも民主主義や民主政治を語っていると、それ自体が中国人を教育している行為に当たる。
普通に日本に政治を学びにきた留学生でも、中国当局からの指示で教官がどんな思想信条で家族構成はどうなっているか、朝から夜までどんな日常生活を送っているかといった情報を取っているとの不安は拭えない。
外国から情報を盗みに来る、あるいはそれに加担させられる人を摘発することができる法律として、スパイ防止法が必要である。
それは、逆説的に感じる人もいるだろうが、言論や思想信条、学問の自由を守ることにもなる。
大学で、私は目の前の留学生に民主主義を説く。
それを不安なくやるには、スパイを摘発する制度がきっちりと整っていなければならない。
そのため、ある日突然、私の学生が拘束されて消えることがあっても構わない。
安心して活動できるために法律を整備してほしい。
■留学生や人材守る
日本は少子高齢化で若者が少ない。
政府は対策を取っているとはいえ、政策効果が出るのは30年後だ。
だから、ある意味で移民と言える優秀な人材を受け入れざるを得ない。
外国人を受け入れつつ国家の安全を守るために、厳しいチェックと管理ができる法律が必要なのはG7の国であれば常識ではないか。
そう思う理由の1つに、私の英国での留学経験がある。
空港でもロンドン市内でも自動小銃を持っているような人はおらず、オープンな雰囲気に見えたが実は英国は強力な監視国家で、私を含む留学生が完全に情報機関に生活を把握されていた。
当時、当局の要注意リストに外国人3000人が掲載され300人が監視下にあったと聞いていた。
ある大学で、留学生が集会をしようとした瞬間に当局が全員検挙したという事例があった。
それほど普段から留学生や外国人の動向を把握しているということだ。
テロやスパイ活動を防止するため、事前に全てを把握する体制があり、スパイ防止の法律が存在していた。
一方で、市民は当局の監視の息苦しさを日常的に感じることはなかった。
いわゆるリベラル、左翼の考え方とは真逆の考え方だろうが、同様の制度が日本にほしい。
それが、良い留学生や優秀な人材を守ることにも繋がるはずだ。

【用語解説】スパイ防止法
昭和55年1月の宮永幸久元陸将補らによる防衛庁スパイ事件をきっかけに昭和60年6月、通常国会に自民党から議員提案された。
野党側が
▽「国家の秘密」の範囲が曖昧
▷国民の知る権利、言論と報道の自由など基本的人権を侵害する
▷最高刑を死刑とするなど重罰化が目立つ
などと反対。
1度も審議に入らないまま、昭和60年末の臨時国会で廃案となった。

<主張>気象と防災の日 首相に制定を提案したい
社説
2024/10/4 5:00
https://www.sankei.com/article/20241004-REJPIIGFFFOFHIQ3QHRD7JXMME/
石破茂首相は「防災庁」の創設を政策の柱の一つに掲げている。ただ、実現には一定の時間がかかる。
そうであるなら、手間をかけずに防災に資する方策も考えたい。「気象と防災の日」を制定してはどうか。
地球温暖化の影響とされる気象の激甚化で、多くの国民の命と暮らしを脅かす大規模水害が毎年起きている。豪雨や台風が多発する時季の前に、国民、地域、自治体、国が連携して大規模水害に備える機会が、必要であり不可欠だ。
国民的な防災の日である9月1日は、大規模地震を想定した訓練や啓発活動に重点が置かれてきた。豪雨や台風に備えるには9月では遅い。8月26日は「火山防災の日」、11月5日は「津波防災の日」(世界津波の日)であるが、最も発生頻度が高く、かつ全ての国民に関わる気象災害については、これに相当する日がない。
地震を想定した訓練を実施している地域や自治体は多いが、水害を想定した訓練はあまり行われていないのが現状だ。
「自然災害が多発する日本に、専門の省庁がない方が異常だ」と考えるのであれば、大規模水害を重点に気象災害に備える「防災の日」の必要性は明白だろう。
産経新聞は社説(主張)で、気象記念日である6月1日を「気象と防災の日」とすることを提唱してきた。大規模水害を想定した訓練を多くの自治体に普及、定着させるとともに、地球規模の気候変動について多くの国民が学ぶ契機とする、というのが提唱の趣旨である。
日付と名称にはこだわらないが、この趣旨には賛同が得られるはずだ。
東日本大震災、西日本豪雨などで、日頃の訓練が住民避難や安全確保に繫(つな)がった事例は多い。訓練の実施で直ちに救える命があり、訓練の定着で将来の命も救える。
「気象と防災の日」制定に多額の費用はかかるまい。考えられる施策としては、最も費用対効果が高いのではないか。
防災庁の創設を掲げている首相が、政府の災害対応力を大幅に向上させる必要があると認識していることに異論はない。ただし、役人と役所仕事を増やしても、それが必ずしも国民の命を守ることに直結しないことは銘記する必要がある。

地震の地割れから大量の土砂「人災」と批判も 能登水害、家も車も埋まった
2024/10/4 6:30
https://www.sankei.com/article/20241004-6CXKCYFYA5NPBF5JU2HBCR4RUM/
9月21日に能登半島で発生した記録的豪雨で、石川県輪島市の市立輪島中グラウンドに元日の地震で生じた地割れから大量の土砂が流出し、周囲の家や車を埋め尽くした。地震後、地割れから水が染み出すなどの予兆もあり、市側は土囊(どのう)を置くといった対策を講じてきたが、豪雨には効果がなかった。市に繰り返し対策の強化を求めてきた住民からは「危険性は明らか」「人災だ」といった批判の声も上がる。
輪島市中心部の高台にある輪島中では、元日の地震で約1万6千平方メートルあるグラウンドに地割れが発生した。グラウンドを管理する輪島市教育委員会によると、地割れは最大で長さ約130メートルに及び、グラウンドの約半分が崩れ落ちた。
地震後、高台の下で暮らす住民は、雨が降るたびに恐怖を感じた。息子宅の前が土砂に埋まった服部陽子さん(65)は「大きく崩れた斜面から雨が降るたびに水が染み出したり、小石が落ちてきたりした」と振り返る。住民から対策を求める声もあり、市は斜面にブルーシートを張ったり、大型土囊を置いたりしたほか、雨水が斜面に流れないよう仮設の排水管も設置した。
しかし、今回の豪雨では対策の効果もなく地割れから大量の土砂が流出。高台から約300メートルにわたる坂道には、グラウンドの土砂を含む濁流が川のように流れた。仮設の排水管は十分に機能しないまま壊れ、最大で高さ1メートルほどの土砂が民家や道路、駐車中の車を覆った。服部さんは「しっかり補強していれば被害はもう少し抑えられたのでは」とため息を漏らす。
■市教委「被害受けられた方におわび」
高台の土砂崩れの危険性を市に何度も訴えた住民もいる。輪島中が立つ高台のすぐ下に自宅がある女性(55)によると、地震後、雨が降るたびにグラウンドの砂が自宅前を流れたという。
土砂流出の危険性は目に見えていたため、女性は輪島中の周辺を土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン)に指定するよう市側に要望したが、「教育委員会との兼ね合いがある」などとして取り合ってもらえなかったと憤る。実際、輪島市が公開するハザードマップは令和元年度末から更新されておらず、土砂が流出した範囲は土砂災害警戒区域(イエローゾーン)からも外れたままだ。
女性宅は今回の土砂流出で床下まで泥水につかり、前の道路も地中の水道管やマンホールがむき出しになるなどした。複数の予兆があったにもかかわらず土砂流出を防げなかったことに、女性は「市の対応はあくまで応急処置に過ぎない。その後の対応はなく、人災と言っても過言ではない」と訴える。
これに対し、輪島中のグラウンドを管理する市教委は、地震後に一定の対策をとってきたとした上で、「被害を受けられた方におわびする。さらに被害が拡大しないように対策を講じる」と述べるにとどめた。

<主張>中東の戦火拡大 なぜNSCを開かぬのか
社説
2024/10/3 5:00
https://www.sankei.com/article/20241003-4YRNMLACHBI6FNK2GDIOJIQ5N4/
石破茂首相に問いたい。
なぜ国家安全保障会議(NSC)を開催しないのか。
中東の戦火が拡大しているからである。
イスラエルがレバノンの首都ベイルートにある親イラン民兵組織ヒズボラの本部を空爆し指導者ナスララ師を殺害した。
ヒズボラの脅威を除こうとイスラエル軍はレバノン南部へ侵攻した。
ヒズボラの後ろ盾であるイランは報復と称しイスラエルに向けて大規模な弾道ミサイル攻撃を行った。
米英両軍などが協力して迎撃したが一部が着弾し、被害が出た。
イランの対イスラエル直接攻撃は4月以来だ。
どちらも中東有数の軍事大国だ。
双方に自制を求めたい。
ただし事態がエスカレートすれば
「第5次中東戦争」
になりかねない。
日本や世界のエネルギー供給にとっても、経済情勢にとっても、何より中東地域の邦人の安全にとっても、看過できない緊迫した状況である。
日本は一連の事態を遠い地域の出来事と見做すのではなく、自らの問題と捉え、対応しなければならない。
石破首相は2日、イランの弾道ミサイル攻撃を非難し
「全面戦争に拡大しないように(米国などと)連携を取りたい」
と述べた。
そうであるならば、石破首相は、NSCの4大臣会合などを開き、邦人保護や万一の際のエネルギー需給、イスラエル、イラン双方への働きかけについて協議すべきである。
国家安全保障局や外務省の幹部と面会したが、それだけでは足りない。
NSCを開催すれば、日本企業や現地の邦人に対応を促すシグナルにもなる。
石破首相が自民党総裁に当選した9月27日に、岸田文雄内閣の木原稔防衛相はレバノンからの邦人退避に備え、航空自衛隊のC2輸送機を近隣のヨルダンとギリシャへ派遣する命令を発した。
レバノンには約50人の邦人が滞在している。
政権末期でも邦人保護へ動いた岸田政権の対応は妥当だ。
退避では韓国との相互協力も進めたい。
ただし、レバノンからの邦人退避の備えは日本が為すべき対応の一部に過ぎない。
戦火が一気に拡大しかねない時代だ。
危機は政権交代の事情など勘案しない。
石破首相には内閣発足直後であろうと国民を守り抜いてほしい。

石破政権は北朝鮮に近く優しい? 拉致議連会長からの変節
阿比留瑠比の極言御免
2024/10/3 1:00
https://www.sankei.com/article/20241003-KRI3XHTSOZIS7BSKYCT3ZS5YKA/
9月28日の本紙社会面記事で、拉致被害者の横田めぐみさんの母、早紀江さんが石破茂新首相と過去に会話をした経験について、こう述べていた。
「ほとんどない」
一読、何とも言えない寂しさを感じた。
なぜなら首相は平成14年4月から、9月に小泉純一郎内閣の防衛庁長官に抜擢されるまで、北朝鮮に毅然とした姿勢で対峙する
「北朝鮮に拉致された日本人を早期に救出するために行動する議員連盟」(拉致議連)
の会長を務めていたからである。
■被害者家族と距離
にもかかわらず以後、首相は早紀江さんの言葉にあるように、拉致被害者家族との間に距離を置いたのだった。
家族らにすれば、見捨てられたに等しい。
この年平成14年4月、自民党政調副会長だった首相が拉致議連会長に内定した際に中川昭一元財務相から筆者に、嬉しそうな様子で掛かってきた電話が鮮明に記憶に残っている。
「(北に比較的融和的というイメージがある自民党の)橋本派の石破さんが受けてくれたのは大きいよ。インパクトがある」
筆者も早速、首相(石破氏)にインタビュー(平成14年4月24日朝刊掲載)すると、首相はこう語った。
「とにかく行動すること、北朝鮮に毅然たる姿勢で臨むことの2点に議連の意味がある」
「日本はこれまで、コメ支援や朝鮮半島エネルギー開発機構(KEDO)への援助など、太陽政策的な措置をとってきた」
「それなのに北朝鮮は『行方不明者(拉致被害者)は捜索したがいなかった』と非常に不誠実な答えを繰り返し、ミサイルを撃ち、工作船を航行させるという行動に出ている」
「拉致容疑は人権問題でもあるが、それ以前に国家主権の侵害だ」
至極もっともな発言である。
ところが、その首相による現在の主張や今回の党役員と閣僚人事を見ると、過去との余りの差異に愕然とする。
首相は拉致議連から手を引く代わりに、北朝鮮に余りに融和的だと拉致被害者家族会が警戒する日朝国交正常化推進議員連盟の一員となった。
総裁選で首相が掲げた東京と平壌に連絡事務所を置いて拉致被害者について調査するという考えは、かねて日朝議連が主張してきたことである。
だが、北朝鮮当局は拉致被害者を厳しい監視下に置いており、どこにいるかは当然、把握している。
連絡事務所の設置とは、北朝鮮に都合のいい情報を受け取り、その意のままに動くことである。
首相はまた、拉致被害者家族会が絶対に譲れないと訴える
「全拉致被害者の即時一括帰国」
という方針にも疑問を示している。
■なぜ変節したのか
党役員を見ても、要の森山裕幹事長と坂本哲志国対委員長は日朝議連に入っているとされる。
それどころか、石破内閣で安全保障問題を担う首相をはじめ岩屋毅外相も中谷元防衛相も日朝議連メンバーという極端な配置となっている。
まだ石破政権が発足したばかりだから今後どうなるか分からないが、人事から受ける印象は
「北朝鮮に近く優しい政権」
となろう。
政治家であろうと、歳月の中で考え方が変わっていくことはあるだろう。
とはいえ、かつては北朝鮮に対する太陽政策の無意味さを説き、毅然とした姿勢を強調していた者が、なぜここまで変節したのか。
自ら拉致被害者奪還運動に取り組みつつも、最後の場面では首相や政治家に頼らざるを得ない家族らの心境を思うと、やるせない思いが募るばかりである。

石破首相の原発ゼロ方針「今は訂正されていると承知」 武藤経産相、総裁選の発言巡り
2024/10/2 16:24
https://www.sankei.com/article/20241002-CV7OIQS64VLMXAWUKIN4VH2RGM/
武藤容治経済産業相は2日、就任後初の記者会見を開き、石破茂首相が自民党総裁選で
「原発をゼロに近づける」
とした発言について、
「今は訂正されていると承知している」
との考えを示した。
原発については
「安全という前提で最大利用を進める」
と語った。
首相は総裁選への立候補を表明した8月の記者会見で原発をゼロに近づける考えを示した。
総裁選中は電力需要の増加を踏まえ
「必要な原発の稼働は進めていかねばならない」
とも語っていた。
武藤氏は総裁選の政策集で
「安全を大前提とした原発の利活用」
に言及されていると指摘。
原発利用などの方針について、
「首相と認識は共有している」
とも話した。
また武藤氏は、東京電力柏崎刈羽原発(新潟県)について
「地元の不安の声や地域振興を含めた要望を踏まえ、再稼働の理解が進むよう政府を挙げて取り組む」
との意向を示した。
柏崎刈羽原発の再稼働に向けては、地元同意を得ることが焦点となっている。
武藤氏は
「福島第一原発の事故を起こした東電への不安の声があり、(柏崎刈羽原発の)安全安心の取り組みも十分には浸透していない」
と指摘し、理解を得るよう努めるとした。
武藤氏はこの他、次世代半導体の量産を目指すラピダスの支援に関する法案に関し、
「出融資の活用拡大を含む必要な支援を行うための法案を早期に国会に提出すべく検討を進めないといけない」
と述べた。

2024.10.01
「あの男だけは、誰もが嫌っている」…石破茂新政権は長続きできるのか
「北京のランダム・ウォーカー」第749回・後編
https://gendai.media/articles/-/138394?imp=0
■石破氏は還暦を過ぎて変わることができるのか
さて後半は、石破新首相の
「政治家としての資質」
に立ち入ってみたい。
「前編」
の冒頭で述べた
「還暦を超えて人は変われるのか」
という命題である。
2024年9月27日の午後に行われた自民党総裁選挙の議事進行は、概ね前例を踏襲したが、いくつか細かい変更が行われた。
その1つが、決戦投票の前に、勝ち残った2人の候補者に、それぞれ5分間ずつ
「最終スピーチ」
の時間を設けるというものだった。
それは、1回目の投票で2位の候補者、1位の候補者の順で行われた。
つまり、1回目154票だった石破候補が、181票だった高市候補よりも、先に壇上に上がった。
石破候補にとっては、1回目の投票で敗退した7人の候補、及び7人の候補の支持者たちに
「直訴する」
最後のチャンスだった。
私も、石破候補が何を話すのかと、固唾を呑んで見守っていた。
すると、壇上の選挙管理委員会の面々に向かって、3度も丁寧にお辞儀した後、訥々と、こう切り出したのだった。
「私は、至らぬ者であります」
「議員生活38年になります」
「多くの足らざる所があり、多くの方々の気持ちを傷付けたり、色んな嫌な思いをされたりした方が多かったと思います」
「自らの至らぬ点を、心からお詫びを申し上げます……」
何とあのプライドの塊のような石破氏が、
「過去のお詫び」
から入ったのである。
NHKの生中継を見ていた人は、
「何のこっちゃ?」
と思われたかもしれない。
■自民党議員の根強い「石破アレルギー」
だが実際に、自民党議員たちの
「石破アレルギー」
は相当なものがある。
私も少なからぬ議員たちから、様々なエピソードを聞いたものだ。
今回の自民党総裁選の間も、永田町界隈では、
「石破茂の裏切りの歴史」
なる文書が拡散されていたほどだ。
コロナ禍の前のことになるが、ある自民党本部の幹部職員が定年退職し、数名の記者で退職祝いをやった。
その中で、
「自民党職員たちから見て、総理総裁になってほしい政治家は誰ですか?」
と、記者の1人が質問した。
すると元幹部職員は、赤ら顔を和ませ、たちまち10人近くの名前を挙げて、
「我が党は人材の宝庫だ」
と胸を張った。
そこで私が、
「では逆に、自民党職員から見て、総理総裁になってほしくない政治家は?」
と水を向けた。
すると即座に、こう答えたのだ。
「石破茂! あの男だけは、党職員の誰もが嫌っている」
その後は、酔いも回ってか、呆れるようなエピソードを次々に披歴した。
重ねて言うが、酒席の話で裏を取ったわけではないので、事実かどうかは不明だ。
■渡した名刺を投げ、せせら笑う石破氏
だが、実は私にも、苦い経験が1つある。
2012年9の自民党総裁選で、
「安倍vs石破」
の自民党史に残る対決となった時のことだ。
当時所属していた『週刊現代』で、
「強の誌面対決」
のページを作るべく、両者にインタビューを申し込んだ。
すると、両候補とも
「30分だけなら」
と快諾してくれ、同日に時間差でのインタビューとなった。
まずはカメラマンと2人で、国会議員会館の石破事務所を訪ねた。
少し早く着いて、応接間で待たされたが、書棚には重厚な本がぎっしり並んでいた。
失敬して何冊か取り出してみたら、どの本にも要所に赤鉛筆で波線が引かれ、文字の上の隙間には、本人の所感が書かれていた。
さすが政界一の勉強家と、尊敬の念を深くして待っていると、間もなく本人が現れた。
私とカメラマンは、立ち上がって名刺を差し出し、
「本日はよろしくお願いします」
と頭を下げた。
すると石破氏、
「言っとくけど、きっかり30分だよ」
と言って、我々の名刺を見もせずに、ポイと机上に投げ捨てた。
そのうち1枚が床に落ち、慌ててカメラマンが拾って机上に置いた。
「君たちが聞きたいのは、キャンディーズのことかい? でもそんなこと聞いてると、時間が経っちゃうよ」
そう言って、ヘラヘラ笑い出した。
そのうち、我々の名刺を、まるでルービックキューブでも遊ぶように、両手でクルクルと回し始めた。
そして5分経つごとに、
「ハイ、あと20分!」
などと言って、せせら笑う。
こちらは、当時問題になっていた中国との尖閣諸島の問題などを聞きたかったのだが、常に
「上から目線」
で、まるで初心者相手のように説くので、噛み合わなかった。
1度だけ、石破氏の回答が事実関係と異っていて突き詰めたら、キッとなった。
そして書棚に駆け寄り、関連関書を開いて
「そうだな、アンタの言う通りかもな」
と呟いた。
最後は、
「ほらほら、ラスト5分だよっ、キッキッ」
と冷笑した。
そしてほどなく、おもむろに立ち上がると、無言のまま離席してしまった。
27分が経ったところだった。
私はトイレにでも行ったのかと思い、しばし待ったが、ついぞ戻ってこなかった。
カメラマンが三脚を片付けて、事務所を出た。
石破氏の名刺は、受け取らずじまいだった。
■出口まで見送りにきた安倍氏
続いてインタビューした安倍氏は、仏様のように映った。
「週刊現代には過去に、色んな事を書かれたけど、よく勉強させてもらっていますよ」
「今日は短い時間しか取れなくて、すみませんね」。
そう言って安倍氏は私とカメラマンに会釈しながら、自分の名刺を差し出した。
安倍事務所の応接室の書棚には、本が1冊もなく、代わりに世界の著名人と撮った写真ばかり飾り立ててあった。
それでも、熱意と誠意が感じられる30分のインタビューだった。
「これからの日中関係は、きっと厳しいものになると思いますよ」
などと、率直に語った。
終わると、わざわざ事務所の出口まで送りに来てくれて、
「下へ降りるエレベーターはあっちの方ですから」
と笑顔で言い添えた。
帰路、私とカメラマンの意見は一致した。
「どちらが賢いかと言えば、石破さんだろうが、もし自分が自民党議員で、どちらに投票するかとなれば、絶対に安倍さんだな」
かくして、1回目の投票では石破候補が首位だったが、議員票がものを言う決選投票で、安倍候補が逆転。
2012年12月に発足した第2期安倍政権は、7年9ヵ月続いて歴代最長政権となった。
反面、石破氏には
「長い冬の時代」
が続いたのである。
■石破政権は「割りばし政権」?
それで、
「還暦を超えて人は変われるのか」
という命題である。
「高市候補に投じた」
というある自民党議員に聞くと、石破新政権について、決して楽観視はしていなかった。
「どうせ来たる総選挙用の『割りばし政権』だろう」
「総選挙が終われば、また石破は例によって独りよがりになり、『裸の王様』と化し、周囲が離反していく」
「挙げ句、内閣支持率が低迷して、総辞職ではないか」
「割りばし」
とは、
「1回きりの使い捨て」
という意味だそうだ。
2024年9月27日の夕刻、自民党総裁選は、9人の候補者全員が壇上に上がり、連なって握手して万歳するシーンでお開きとなった。
互いの手を離すと、8人の敗者たちは、そのまま壇上を去ったが、石破氏だけは、向かって右奥の選挙管理委員会席に歩み寄っていった。
そして、逢沢一郎選挙管理委員長を始め、選挙管理委員を務めた議員たち1人1人と握手し、頭を下げて労を労ったのだった。
こうした行動は、
「人格が丸くなった」
ことを示す証左と言える。
だが週明けの2024年9月30日には、
「前編」
の冒頭で述べたように、
「天に唾する自民党総裁による解散宣言」
をやってのけ、国民を唖然とさせた。
1つ言えるのは、石破新首相は間違いなく、今世紀に入ってから首相を経験した12人の中で、最も頭脳明晰な首相であるということだ。
人間関係まで含めて、その
「賢明さ」
が前面に出たなら、長期政権の可能性もないとは言えない。
何と言っても、
「時の流れ」
を掴んでいるのだから。
だが同時に、
「時の流れ」
は移ろいやすいのも事実だ。
「平成の明智光秀」
は、果たして
「令和の徳川家康」
になれるのか。
新政権発足早々に総選挙を迎えて、日本の政治が、一段と面白くなってきたことは確かだ。(連載第749回)

2024.10.01
# 政治
石破新総理、総選挙後にありかも電撃訪中…中国ウォッチャーの風変わりな「石破茂論」
https://gendai.media/articles/-/138393?imp=0
「北京のランダム・ウォーカー」第749回・前編
近藤 大介『現代ビジネス』編集次長
■石破茂氏が新総裁に
「新政権はできる限り早期に国民の審判を受けることが重要であると考えており、諸条件が整えば、10月27日に解散総選挙を行いたい」
「いま内閣総理大臣でないものがこのようなことを行うのは、かなり異例のことであると承知しております」
「これが不適切なものだと考えているわけではございません」
石破自民党新総裁が、9月30日15時から党本部で行った記者会見で、いきなりの
「解散爆弾」
をブチ上げた。
憲法第7条には、
「天皇は、内閣の助言と承認により、国民のために、左の国事に関する行為を行ふ」
として、
「国事行為」
の3番目に
「衆議院を解散すること」
と記されている。
だが石破自民党総裁は、9月30日時点で、
「助言と承認をする内閣」
を築いていない。
そのため、これは
「異例」
であると同時に、
「不適切」
であるのは言うまでもない。
こんなことが許されるなら、自民党は中国共産党と同じになってしまう。
解散したければ、翌10月1日に、正式に総理に就任し、内閣を築いてから宣言すればよいだけのことだ。
たかが1日の違いだが、
「総理でない自民党総裁が解散を宣言する」
というのは、
「天に唾する行為」
である。
この
「石破流ゴーマニズム宣言」
によって、せっかく掴んだと思われていた
「時の流れ」
を、自ら早々に手放してしまうかもしれない−−。
時の流れを先週末に戻そう。
9月27日に東京・永田町にある狭苦しい自民党本部8階ホールで実施された、事実上の日本の最高権力者を決める総裁選挙は、劇的な結末を迎えた。
実に5回目の挑戦で、
「最後の戦い」
と背水の陣を張った石破茂候補(67歳)が、一発転劇によって他の8候補を打ち負かしたのだ。
この石破新総裁誕生については、既に多くの政治の専門家たちが多くのことを話し、書いているので、重複はしない。
私の心に湧き上がるのは、前にもこのコラムで綴った
「時の流れ」
ということと、
「還暦を超えて人は変われるのか」
という2点だ。
以下、中国ウォッチャーによる、やや風変わりな
「石破茂論」
を申し述べたい。
普段、
「中南海」(北京の最高幹部の職住地)
の権力闘争を追っていると、ふと見えてくる
「永田町の風景」
もあるのだ。
まず、
「時の流れ」
に関しては、約1ヵ月前(9月3日)にアップした本コラム
「中国は『待ちハリ』…カマラ・ハリスは『反中でなく弱くて予測可能』な理想のリーダー」(連載第745回)
で、私はこう述べた。
政治の世界には、
「時の流れ」
というものがある。
「時流」
を得た政治家は、まるで舟に乗って川下りをするが如く、スルスルと遊泳し、
「勝機」
を掴んでいく。
まさに
「勝ち将棋鬼の如し」
だ。
逆に、
「時流」
に乗れない政治家は、
「鮭(さけ)の川上り」
のような状態になる。
すなわち、いくら七転八倒しながら這い進んでも、結果が伴わない。
逆境に斃れてしまう。
こうしたことは、個々の政治家の実績や資質というよりは、
「時流」
が自分に来ているかどうかの問題である。
広い意味で
「運」
と呼んでもいい。
現在、周知のように、日本とアメリカで同時に、国の最高権力者を決める
「大一番」
が展開中である。
この自民党総裁選と米大統領選を見る時、私はどうしても
「どの候補に時流が来ているか」
という視点に立ってしまう。
日米に共通している今の
「時流」
を一言で言い表すなら、
「刷新感」
である。
日本は、2012年末から7年9ヵ月続いた安倍晋三政権と、その後の菅義偉政権、岸田文雄政権の残滓のような、自民党の裏金問題が勃発した。
そこからの脱却を図ろうと、総裁選史上最多の9人が、政策を競っている。
そのキーワードが、
「刷新感」
である。
この
「時流」
に一番うまく乗った候補が、最終的な勝者となる。(以下略)
■「刷新感」にうまく乗った石破氏
私の見立てでは、この
「刷新感」
という時流に、自民党総裁選で一番うまく乗ったのが、石破氏だったと言える。
当選12回の石破氏に、何が
「刷新感」
かと思われるかもしれないが、ここで言う
「刷新感」
とは、年齢や当選回数ではない。
「派閥」「裏金」(統一教会などとの)「癒着」といった、いわば
「平成的政治手法」
からの脱却という意味での
「刷新感」
である。
自民党安倍派の裏金問題が俎上に上る以前から、
「孤高の人」
石破氏に派閥はなかった。
かつて
「水月会」(石破派)
という小派閥を擁していたが、令和3(2021)年の年末に、それまでの6年あまりの活動に終止符を打って解消してしまった。
当時の朝日新聞(2021年12月13日付)は、
「これが冷や飯を食らい続けた首相候補の末路なのか」
と、にべもない。
私も、
「水月会」
の政治資金パーティに顔を出したことがあるが、それは
「斜陽の中小企業の株主総会」
を見るかのようだった。
見栄を張って有名ホテルの大広間で催すのだが、参加者が少ないため、何とも寒々しい。
おまけに、会長の石破氏が、例の渋面で長広舌をぶつものだから、さらに場がしらけていく。
熱心に石破演説を聴いているのは、われわれ記者の一部くらいだ。
当時は首相派閥である
「清和会」(安倍派)
の全盛期で、安倍晋三首相が
「太陽」
なら、石破氏は
「月」
だった。
野球で言うなら、安倍氏が
「長嶋茂雄」
で、石破氏は
「野村克也」。
誠に明暗甚だしかった。
だが、
「令和の政治」

「平成の政治」
とは大きく異なる。
日本の社会環境は、少子高齢化と地方の過疎化が進み、日本のGDPは2位からまもなく5位まで落ち、スマホ・ネイティブ世代が成人を迎えた。
平成の後半に栄華を極めた安倍氏は、周知のように2年前にテロに斃れた。
同時に安倍氏の
「盟友」
だった麻生太郎元首相(84歳)や二階俊博元幹事長(85歳)も、
「引き際」
を迎えている(麻生氏は9月30日に「自民党最高顧問」なる新奇な役職を与えられたが、党幹部一同の記念撮影にも応じず退出してしまった)。
反面、
「平成元禄に背を向けていた」
石破氏に、
「時の流れ」
が巡ってきたのである。
鳥取という日本の過疎化を象徴するような日本海側の地からやって来て、金銭欲もなく飾りもせず、正論を訥々と吐く変わり種が脚光を浴びる時代の到来である。
廃れていく地方は、そんな石破氏に一抹の希望を見出した。
同時に、1年1ヵ月以内に確実に選挙を迎える自民党の衆議院議員も、また2025年7月に半数が選挙を迎える参議院議員も、自民党に吹き荒れる逆風の中で、
「石破人気」
に縋(すが)るしかなかったのである。
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「あの男だけは、誰もが嫌っている」…石破茂新政権は長続きで…

党員票で躍進の高市氏背景には地方行脚とネット選挙 捲土重来へのカギは議員からの支持拡大
2024/10/2 6:00
https://www.sankei.com/article/20241002-6W56DR5QNNNY5NBDNIADQBL3NQ/
過去最多となる9人が立候補した先の自民党総裁選では、高市早苗前経済安全保障担当相と石破茂首相が激しく競り合った。
高市氏は決選投票で敗れはしたが、1回目の投票では国会議員票と地方票のいずれも首相を上回る健闘を見せた。
令和3年の前回総裁選で高市氏を支えた安倍晋三元首相は死去した。
党内基盤が脆弱で、20人の推薦人の確保にも難儀した高市氏はなぜ躍進できたのか。
■回った地域「数えようがないくらい」
「私自身の力不足だ」
「多くの方に助けていただきながら申し訳ない」
総裁選終了後の9月27日午後、党本部で記者団の取材に応じた高市氏はこう敗戦の弁を述べた。
目は赤く、表情には悔しさが滲んでいた。
1回目の投票で獲得した議員票は首相の46票を上回る72票。
また、地方票でも109票を獲得し、108票の首相を1票上回った。
決選投票では議員票で首相の後塵を拝したが、47都道府県の地方票のうち都市部を中心に21票を獲得した。
「予想以上だよ、想定外」。
高市氏を支援したベテラン議員は、地方票で首相を上回ったことに驚きを隠さなかった。
総裁選では安倍氏の支援を受け、4候補のうち2番目に多い議員票を獲得しながら、地方票が伸びず、決選投票に進めなかった。
その後、高市氏は政調会長に再任された。
直後の衆院選では他の議員の応援演説で全国を駆け回り、自身の選挙区に入ったのは
「数時間」(高市氏)
だった。
「次」
を見据えた高市氏は地方行脚を続け、昨年10月のBS番組では
「また戦わせていただく」
と表明。
2024年8月に地元・奈良県で行った講演では、会場を埋め尽くした聴衆を前に
「(3年間で)回った地域は数えようがないくらい」
と振り返った。
今回の総裁選の結果について関係者は
「地方を回り続けてきたことが大きい」
と語る。
■ネット上での話題「圧倒」
高市氏の地方票の獲得数を見ると、東京や大阪をはじめ都市部での強さが際立っている。
陣営幹部は
「ネット戦略がうまくいった」
と解説する。
高市氏の陣営には、7月の東京都知事選で2位に食い込んだ前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏の選対事務局長を務めた藤川晋之助氏も加わった。
石丸氏躍進の要因となったインターネットを活用した選挙活動を高市陣営でも展開。
総裁選期間中はSNS上に人柄を紹介する短い動画などを頻繁に投稿し、ネット上で話題に上る回数は他候補を圧倒した。
選挙戦が進むにつれ、大本命と言われた小泉進次郎選対委員長の
「討論力」
の低さが露呈し、報道各社の世論調査で高市氏が急浮上した。
中露軍機による相次ぐ領空侵犯や、中国広東省深圳で日本人男児が刺殺された事件を受け、中国に厳しい姿勢を示す高市氏が保守層を中心に期待を集めたとみられる。
高市氏が追い風を受ける中、伸び悩んでいた河野太郎前デジタル相を支援していた麻生派会長の麻生太郎最高顧問も動いた。
党内で唯一、派閥を維持する麻生氏は、小泉氏を支援した菅義偉副総裁、かつて自身に退陣を迫った首相のいずれとも関係が良好ではない。
麻生氏側は高市陣営との水面下での交渉を本格化。
選挙戦終盤になると高市陣営は
「麻生氏は高市を支援する」
と自信を見せ始めた。
■リーフレット問題で包囲網
麻生氏の支援を取り付けたものの、高市氏は結果的に首相に勝つことはできなかった。
総裁選挙管理委員会が文書郵送の禁止を通知した後に、全国の党員らに高市氏の政策リーフレットが届いた問題が発覚したことも尾を引いた。
リーフレットが党員票の拡大に繋がるとの見方もあり、他陣営から
「不公平だ」
と批判を受けた。
陣営幹部は
「高市包囲網が出来てしまった」
と悔やむ。
「私を支援した入閣適齢期の議員の処遇を優先してほしい」。
総裁選後、高市氏は石破氏から総務会長就任の要請を受けたが、辞退した。
「党執行部に入れば自由に発言ができなくなる」
「全国行脚で地方固めを進めた方がいい」。
高市氏の関係者は
「無役」
でいることのメリットも説く。
高市氏が次の総裁選でリベンジを目指すならば、先の総裁選に省みる点もある。
首相が決選投票直前の演説で
「ルールを守る自民党…」
と繰り返したのは高市氏への当てこすりとの見方もあるが、一定の共感を呼んだのは間違いない。
高市氏の捲土重来へのカギは
「ルールを守らなかった」
という党内の誤解を解きつつ、苦手とされる仲間作りを克服して党内基盤を固めることだろう。

<主張>石破新内閣 危機感持ち日本守り抜け 挙党体制築かぬままの船出か
社説
2024/10/2 5:00
https://www.sankei.com/article/20241002-EUMWOOOJIFNPPNZIZVO6JOJL7M/
衆参両院で自民党の石破茂総裁が第102代首相に指名され、宮中での親任式などを経て、内閣を発足させた。
石破首相は9日に衆院を解散し、衆院選を
「15日公示、27日投開票」
の日程で行う方針だ。臨時国会では所信表明演説と代表質問は行うが、予算委員会での十分な審議は行われない見通しである。
国民に信を問う上で判断材料を提供するのは首相の責務である。
論戦が不十分でよいのだろうか。
「国民に正面から向き合い誠心誠意語っていく」
「逃げずに実行する内閣にする」
と述べた。
にもかかわらず、実際には丁寧な質疑を避けようとしているのは残念である。
◆改憲案作成へ動く時だ
首相には保守の矜持をしっかり持ってもらいたい。
党綱領は
「日本らしい日本の確立」
を謳い、自らを
「保守政党」
と位置付けている。
この理念を踏まえ国家国民を守り抜かねばならない。
岸田文雄前首相が語った
「ウクライナは明日の東アジアかもしれない」
という危機感を共有し、安倍晋三元首相以降の外交安全保障政策を継承、発展させる必要がある。
アジア版NATO(北大西洋条約機構)の具体化には憲法問題があり、各国との交渉に大きなエネルギーも要する。
この構想は取り下げた方がよい。
今求められるのは、中国やロシア、北朝鮮といった現実の脅威に対処することだ。
日米同盟を盤石なものとし、抑止力と対処力の向上へ防衛力の抜本的強化を加速させることである。
日本に対する主権侵害などには、毅然とした対応を取ってもらいたい。
憲法改正は自民の党是である。
党は既に憲法に
「第9条の2」
の条文を新設して自衛隊を明記することや、緊急政令の根拠規定創設を盛り込んだ論点整理をまとめている。
これを前提に他党を説得し、改憲原案の条文を早期に完成させるべきだ。
目標とする憲法改正の時期も明らかにしてほしい。
安定的な皇位継承を巡っては男系(父系)継承を確実にしなければならない。
岸田内閣時の報告書の実現を求める。
国の根幹をなす課題であり、保守の真価が問われる。
北朝鮮による日本人拉致問題について首相は
「東京と平壌に連絡事務所を開設して交渉の足掛かりとする」
と唱えてきたが、家族会は時間稼ぎに利用されるだけだと反対している。
被害者と家族は高齢化している。
全員の早期救出に力を尽くさねばならない。
◆経済の道筋を具体的に
経済は国力の基盤である。
物価高を上回る持続的な賃上げを確実にし、デフレからの完全脱却を果たすことは重要だ。
東京株式市場では一時、日経平均株価が大幅下落した。
石破首相の経済・財政政策に対する警戒感が広がったとの見方がある。
政策の方向性や道筋を具体的に示し、丁寧な政策運営をすることが肝要である。
「政治とカネ」
の問題では政治資金の透明性確保やパーティー収入不記載事件の再発防止策を着実に進め、政治への信頼を取り戻すことが求められる。
理解に苦しむのは石破政権が挙党体制になっていない点だ。
弱い党内基盤の強化が本来取るべき対応だった。
決選投票で僅差で敗れた高市早苗前経済安全保障担当相には党ナンバー2の幹事長への就任を求めず、総務会長を打診し固辞された。
決選投票で高市氏に投票したとされる茂木敏充前幹事長には重要ポストを提示した形跡はない。
総裁選の勝利に貢献した菅義偉副総裁や、菅氏の盟友である森山裕幹事長、そして首相自身に近い議員の登用が目立つ。
総務相に村上誠一郎元行政改革担当相を起用したのには驚いた。
村上氏は、安倍氏が暗殺された後、安倍氏を
「国賊」
と呼び、1年間の党役職停止処分を受けた人物だ。
党内対立を煽る人事と言わざるを得ない。
岩屋毅外相は総裁選で石破陣営の選対本部長だった。
防衛相当時、韓国軍による海上自衛隊機へのレーダー照射があった。岩屋氏は抗議をしつつも、韓国の国防相と笑顔で握手した人物である。
国益を踏まえた外交を展開してほしい。
必ずしも適材適所と言えない陣容で衆院選を乗り切り、政策を遂行するのは困難を伴う。
首相は日本を守り抜く政治を心掛けてほしい。

<産経抄>地図と現実の誤差、石破新政権を待つ難題
2024/10/2 5:00
https://www.sankei.com/article/20241002-BPWWXSQX3FPSVAC7G73M2WY4OY/
「眠狂四郎」などの剣豪小説で知られる柴田錬三郎の元を、作家の吉行淳之介が訪ねてきた。
男女の性を通し人間の生を描き続ける吉行が、次は
「鼠小僧」
を書くという。
ついては時代物の急所について講義を願いたい、と。
▼江戸を舞台にするのなら、江戸の町を頭の中で歩けるようにならなければ―。
「柴錬」
先生はそう助言した。
吉行は勧めに従って、鼠小僧のいた時代の古地図を買い求めたそうである。
作中で描いた街並みは、地図を忠実に再現したものだという。
▼日本の針路を正しく示すべきこの人は、どんな地図をお持ちか。
第102代首相に選ばれ、新政権を発足させた石破茂氏である。
自民党では長く
「党内野党」
の立場にあり、時の内閣への直言も辞さなかった。
トップに立ち、眺める地図と現実の間には誤差≠烽るだろう。
▼総裁選では、国民に判断材料を提供するのが首相の責任だと語っていた。
そこから一転し、
「27日投開票」
の衆院選を明言したのには驚かされた。
臨時国会は9日までと短く、十分な論戦は出来ないと言われている。
公約の反故になりはしないか。
▼政治とカネを巡る国民の不信感を拭うのは容易なことではない。
デフレ克服を目指す経済政策はどうなる。
安全保障政策にしても、石破氏の掲げる
「アジア版NATO」
と実際のアジア情勢の間には、隔たりがある。
現実との誤差が余りに大きい地図では、使い物になるまい。
▼古地図といえば立川談志さんも江戸の街並みを詳細に記憶し、落語の語りに生かした。
「そういう部分がなければ『江戸の風』は吹かない」と。
さて石破首相である。
新政権は追い風を受けるというのが政界の常識だが、世論の風が期待通りに吹くとは限らない。

安倍氏「国賊」発言「遺族に謝罪」と村上誠一郎新総務相 記者に「少しは考えて」とも注文
2024/10/1 17:50
https://www.sankei.com/article/20241001-PCBZXCZGRRMVDEHMYRMJNTY7KI/
村上誠一郎新総務相は1日、安倍晋三元首相の死去後、安倍氏を
「国賊」
と呼んだことについて
「遺族に謝罪した」
「役職停止になった」
「もう終わりで」
と釈明した。
質問した記者に対しては
「少しは考えてください」
とも注文を付けた。
官邸で記者団の質問に答えた。
村上氏は安倍氏を
「国賊」
と呼んだ発言が問題視され、1年間の党役職停止処分を受けた。
先の自民党総裁選では石破茂首相の推薦人を務めた。

首相指名選挙、参院で高市早苗氏と茂木敏充氏に予想外の1票 N国2議員が投票予告
2024/10/1 16:26
https://www.sankei.com/article/20241001-3Z6G3Y5ZS5IX3A2UMTP4HFHYQA/
参院で1日に行われた首相指名選挙で、自民党の高市早苗前経済安全保障担当相と、茂木敏充前幹事長が予想外の1票を得た。
浜田聡参院議員が同日、自身のX(旧ツイッター)で
「今回の首班指名は茂木敏充と書いて投票予定です」
と投稿していた他、齊藤健一郎参院議員が同日、自身のYouTubeチャンネルで高市氏に投票すると明かしていた。
浜田、齊藤両氏は参院の会派
「NHKから国民を守る党」
に所属している。
首相指名では自身の所属する政党や会派のトップに票を投じるのが一般的だ。
浜田氏は9月17日、自身のXに
「増税ゼロを推進する茂木さんを世間が後押しすることに期待しています」
と投稿。
斎藤氏はYouTubeチャンネルで
「高市氏は素晴らしい政策を掲げられている」
「決選投票で敗れたが、応援する声を届けることに意味はある」
と理由を述べた。

石破首相は「円安」を受け入れるのか
田村秀男
2024/10/1 12:00
https://www.sankei.com/article/20241001-YTW6L37I2JIXZJ6C4HJN66ZQWE/?147052
本日中には、石破茂新政権が発足する。
さっそく打ち出される
「イシバノミクス」
はいくら綺麗事を並べても30年間も続いた慢性デフレから脱出させられるわけではない」
「鍵は円安基調の維持にある」
生真面目な石破さんは円安を受け入れるだろうか。
2012年9月の自民党総裁選の数カ月前、筆者は石破さんに会い、脱デフレ策を提案したことがある。
ところが石破さんは、有権者は物価の下落を歓迎し、上昇にはノーだと、真剣だ。
デフレとは物価下落以上の幅で賃金が下がる、つまり実質賃金が下がるので、国民が困窮化するのだと説得を試みたが、石破さんは最後まで納得しなかった。
以来、石破さんは
「反アベノミクス」
を貫いてきた。
そして、2024年8月下旬。
筆者知り合いの石破さんのブレーンから突如、経済問題で助言を依頼された。
石破さんは本欄など拙論に目を通しているとも聞かされた。
ならば、とA4判で1枚程度のメモを送付した。
要は脱デフレ、財政出動、実質可処分所得の引き上げ、家計消費の拡大、税収増の民間への全面還元、日銀利上げの凍結である。
ブレーンからは
「石破さんはしっかりと読んでいます」
との返事があったが、当方は半信半疑だ。
すると石破さんは9月に入ると、
「財政出動なければ経済が持たない」
「税増収分の防衛費や少子化対策への充当」
「最低賃金の引き上げ」
と言い出した。
9月27日の総裁選勝利後の会見では
「デフレからの脱却を完全なものにする」
「物価上昇を上回る賃金上昇」
「海外の生産拠点の国内回帰」
を強調した。
8月7日出版の「保守政治家 わが政策、わが天命」(講談社)での反アベノミクス色は薄れた。
「君子豹変」、
大いに結構だ。
ただ、1点だけ引っかかる。
超低金利、円安への批判こそ口にしないが、
「日銀は政府の子会社だとは思っていない」
と出演したテレビ東京の番組で語った。
日銀の政府からの独立性という建前を尊重するというニュアンスだ。
ルール尊重の石破さんらしいが、日銀は国家経済の成長と安定を目指す政府の目的に沿うのが日銀法の本義だ。
植田和男総裁の日銀は追加利上げによる円高誘導に前のめりだ。
7月末の追加利上げは投機筋による急激な円買いと株売りを招き、日経平均株価の大暴落を引き起こした。
日銀は9月には更なる利上げを見送ったが、依然として
「デフレ」
にはほとんど言及せず、ひたすら円安に伴う物価上昇を警戒し、利上げ姿勢を崩さない。
そもそも、政権が脱デフレを完遂させようというのに、円安の是正を急ぐ必要があるのだろうか。
グラフは国内総生産(GDP)の名目および実質額と円ドル相場について、アベノミクスが本格化した2013年度以降の推移である。
一目瞭然、2020年度以降、円安と名目GDPは寄り添うように動いている。
「円安」
というと
「悪者」
のイメージは強い。
コスト上昇に苦しむ個別の事業者にとっては確かに円安は気がかりだ。
しかし、経済、産業全体としては円安と共に名目GDPが拡大基調に転じて以来、脱デフレのチャンスが到来しているもう1つの現実がある。
先の春闘では賃上げ率が連合ベースで5%台に乗り、今夏はボーナスを含め、勤労者収入上昇率が物価の値上がり率を上回った。
瞬間風速とはいえ、実質賃金が上昇に転じた。
2022年以降の急速な円安は輸出企業の収益を大きく増やすばかりではない。
円安分を含めた輸入コストの急激な上昇は業種も、大企業も、中小零細企業も問わず、産業界全体のデフレ心理を劇的に転換させ、コスト上昇分を販売価格に転嫁する機運を普及させた。
すると企業の売上高が増え、収益もかさ上げされる。
もとより、人手不足は深刻だが、産業界を覆うデフレ心理が賃上げを抑えてきた。
名目収入増の見通しが立つと、経営者は賃上げ要求に応じるようになったのだ。
それでも脱デフレが確実とは言い難い。
内閣府の試算でも、この4〜6月期でも需要が供給能力を下回る
「需給ギャップ」
がマイナス、つまり需要不足の状況にある。
従ってデフレ圧力は依然として根強いと見るべきだ。
需給ギャップを埋めるためには家計消費を促す大幅賃上げの継続が必要で、円高はそれに水を差す。
円安でもその分以上に売り上げ、名目所得が上がれば全く問題はない。
利上げによって円高、株安を招けば、全てぶち壊しになるだろう。
(編集委員)

石破茂氏のアジア版NATO構想は反米か媚中か? 島田洋一、月刊「正論」で批判
正論11月号 連載「アメリカの深層」
2024/10/1 7:00
https://www.sankei.com/article/20241001-VGN2D4JFRNAWBMZAG4IAQCOWKE/?outputType=theme_monthly-seiron
過去に防衛大臣などを歴任した石破茂氏が、自民党総裁選出馬にあたり発表した基本政策の中に、
「アジア版NATO」
創設があった。
候補者討論会で、他候補から
「集団的自衛権の全面行使と憲法の関係はどうなるのか」
「また具体的にどの国が入るのか」
と当然の質問が出ている。
これに対し、石破氏は次のように答えた。
「まさしくそれらの点を、これから議論を詰めたい」
「中国を最初から排除するということを念頭に置いているわけではない」
呆れた回答という他ない。
当然ながら同盟国アメリカからは不信の声が出た。
筆者の所にもいくつか届いている。
代表的なものは、民主党政権で鳩山由紀夫首相が唱えた
「東アジア共同体」
構想の焼き直しではないのか、という疑問である。
まず改めて鳩山プランを振り返っておこう。
鳩山氏は月刊誌『Voice』(2009年9月号)で、同構想について
「東アジア地域を、我が国が生きていく基本的な生活空間と捉え、この地域に安定した経済協力と恒久的な安全保障の枠組みを創出する」
と概要を説明している。
さらに2009年10月、北京で開かれた日中韓首脳会議の冒頭、
「今までややもすると米国に依存し過ぎていた」
「アジアの一員としてアジアをもっと重視する政策を作り上げていきたい」
と述べている。
岡田克也外相は会議を前に
「日本、中国、韓国、ASEAN、インド、オーストラリア、ニュージーランドの範囲で(東アジア共同体を)考えたい」
と具体的なメンバーを挙げていた。
アメリカは明示的に外されている。
物理的距離は理由にならない。
ニュージーランドとアメリカ本土は、日本からほぼ等距離である。
米領で軍事拠点でもあるハワイ、グアム、アラスカなどは、ニュージーランドより遥かに近い。
尚、朝鮮半島北部即ち北朝鮮もこの共同体から除かれているが、
「恒久的な安全保障の枠組み」
という以上、無視してよいはずがない。
北朝鮮は体制崩壊させて統一韓国に含める趣旨というなら分かるが、単に深く考えていなかっただけだろう。
拉致問題で協力的な友好国、モンゴルを外した理由も分からない。
少し考えても穴だらけの
「構想」
であり、絵に描いたような軽挙妄動であった。
当時、米オバマ政権の国家安全保障会議(NSC)アジア上級部長だったジェフリー・ベイダー氏によれば、
「中国の対抗力たるアメリカを外し、中国を中心に東アジア機構を作るというこの危険な発想」
に対し、ベトナムが特に強い懸念を抱き、国家主席自ら積極的に潰しに掛かったという。
「他ならぬ(共産党一党独裁の)ベトナムがこうした提案の戦略的愚かさを理解する一方、アジアにおける最大の同盟国が理解していなかった事実はオバマ政権に衝撃を与えた」
とベイダー氏は皮肉まじりに総括している。
やはり当時のオバマ政権のブレーンだったハーバード大名誉教授のジョセフ・ナイ氏も
「米国は『外されている』と感じたなら報復に打って出る」
と露骨に不快感を示していた。
民主党穏健派の2人にしてこの反応。
後は推して知るべしだろう。
慌てた鳩山首相は、
「アメリカとアジアの架け橋になるのが、自分の意図」
と釈明したが、米側からは、
「架け橋など不要」
「アメリカは自らアジアとの関係をコントロールできる」
と一蹴された。
鳩山氏に限らず、自民党幹部からも過去に危ない言動が出ている。
2019年4月、習近平国家主席を表敬訪問した二階俊博幹事長(当時)は、会談後
「協力し合って一帯一路構想を進めていく」
「米国の顔色を窺って日中の問題を考えていくものではない」
と啖呵を切った。
戦略性皆無の媚中発言であった。
石破氏の
「アジア版NATO」
だが、米国ではこうした鳩山、二階路線と同類だと見られよう。
(福井県立大学名誉教授 島田洋一)
(月刊「正論」11月号から)

岸田文雄が放送禁止用語で高市早苗を「猛口撃」!感情むき出しの敵意が「石破茂新総裁」を生んだ
https://article.auone.jp/detail/1/1/1/42_1_r_20241001_1727729993907897
自民党・石破茂新総裁誕生の立役者となったのは、岸田文雄前総裁だった。
自ら派閥を解散しておきながら、会長だった旧宏池会票を石破氏支持でまとめたからだ。
岸田氏が石破氏を支持した要因はいくつかあるが、個人的に高市氏を毛嫌いしていたこともある。
高市氏が総裁になった場合、靖国神社参拝を公言しているため、自身が積み重ねてきた日米、日韓関係に亀裂が生じる。
それを懸念したというのが、高市氏を支持できない表向きの理由とされる。
ところが宏池会関係者によると、岸田氏は高市氏について、放送禁止用語を使って
「あの××××女」
と感情を剝き出しにしていたという。
岸田氏は当初、旧宏池会議員に対して
「党員票が多い候補に入れる」
との指示を出していた。
石破氏が党員票でトップになることを見越しての発言だった。
ところが高市氏が党員票で石破氏を逆転しそうな情勢になると
「高市氏以外で」
と変更した。
岸田氏がなりふり構わず高市氏を追い落とそうとする行動に出たのはなぜか。
「両者は抜き差しならない関係になっていた」
と宏池会関係者は証言する。
直接のきっかけは、能登半島地震だ。
高市氏は1月16日、復興を最優先にすべく、来年開催の大阪・関西万博を延期するよう、岸田氏に進言した。
万博は所管外だったが、高市氏の行動は
「政権に反旗を翻したか」
と党内外に波紋を広げた。
対応を迫られた岸田氏は、予定通り実施することを決めた。
ところが高市氏が岸田氏とのやり取りを動画投稿サイトで暴露したため、岸田氏は激怒。
高市氏は会見で
「首相を信頼してお任せしたい」
と発言を後退させた。
高市氏は2022年12月にも、岸田氏が防衛費を増額するための財源の一部を増税で賄う方針を示すと、SNSで
「賃上げマインドを冷やす発言を、このタイミングで発信された総理の真意が理解出来ません」
と批判した。
これを野党から追及されると、
「間違ったことを申し上げた、との考えはない」
「罷免されるなら仕方がないとの思いで申し上げた」
と言って開き直った。
こうしたことが積もり積もって、岸田氏とすれば高市氏にリベンジしたのだろうが、ある閣僚経験者は、
「個人的な感情を剝き出しに女性を攻撃するやり方は『ミスター・ジェントルマン』のすることではない」
と岸田氏を皮肉るのだった。
(田中紘二/政治ジャーナリスト)

「10・27投開票」石破新総裁の総選挙“前倒し”背景に「靖国神社に行かせない」驚きの“高市早苗つぶし”戦略
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2024.09.30 18:11 最終更新日:2024.09.30 18:37
https://smart-flash.jp/sociopolitics/308911/1/1/
永田町の秋は、あわただしいことになりそうだーー。
自民党の石破茂新総裁は10月1日に新内閣を発足、4日に衆参両院で所信表明演説を行った後、7日から各党の代表質問を行い、9日にも衆院を解散する方針を決めた。政治担当記者が解説する。
「当初は、10月29日公示、11月10日投開票という予定が有力でした」
「しかし、石破さんは“手のひら返し”で10月15日に公示、10月27日投開票という日程を選びました」
「一応表向きの理由としては、11月に投開票となると2024年度補正予算の成立が遅れ、2025年度の予算編成に日数的な影響が出る、という理由です」
「しかし実際は、参院岩手県選出議員の補選に合わせたようです」
「公設秘書の給与を騙し取った詐欺容疑で関係先を家宅捜索され辞任した、広瀬めぐみ元参院議員の補選が、同じ10月27日に投開票の予定です」
「岩手県の補選が、前哨戦的な扱いになっては困るというわけです」
元々、総裁選の“御祝儀相場”のうちに解散総選挙を打つ、というのが与党の方針だ。
その意味では既定路線とも言えるが、今回の“手のひら返し”にはもう1つの大きな理由があるのだという。
「総裁選で、ポスト石破の最右翼になった高市早苗さんの存在です」
と明かすのは、旧岸田派の中堅議員だ。
「総裁選で一瞬、全員が息を飲んだのが、第1回の投票結果が発表された瞬間です」
「高市さんが党員党友票で1位となり、石破さんですら顔が一瞬、真っ青になりました」
「結果的に、岸田文雄首相や菅義偉(よしひで)前首相の支持で勝つことができましたが、麻生太郎副総裁を後ろ盾とする“高市一派”は、今回の結果にブチギレ状態で、石破さんにとって自民党を分裂させかねない危険な存在です」
「総務会長のポストを拒否したところからも、党内の融和路線とはほど遠いことが分かります」
そのために、“高市一派”が目論んでいた、ある計画を潰す必要が出てきたのだ。
「実は10月17日から3日間、靖国神社の秋季例大祭が行われます」
「終戦記念日の公式参拝を総裁選の“公約”にしていた高市さんですが、この例大祭では、100人規模の超党派議員による参拝を計画していました」
「いわゆる旧安倍派を中心に、保守派の議員が集結するのは間違いありません」
「外交上の配慮はもちろんですが、石破さんとしては、これ以上、高市さんに目立ってほしくないところです」
「そこで、総選挙期間をぶつけたというわけです」
「さすがに選挙期間中となれば、参拝する議員は少ないはずですからね」
「いわば、危険なライバルとなった高石さんを『靖国神社に行かせない』という意味合いもあるというわけです」
(同前)
5度めのチャンスを掴んだ男は、やはりただ者ではない。
( SmartFLASH )

<主張>石破氏の解散表明 掌返しで信を得られるか
社説
2024/10/1 5:00
https://www.sankei.com/article/20241001-ZTNJ4X45WVOOTCNYF2SENFZN4M/
自民党の石破茂総裁が記者会見で、首相に就任後、衆院選を
「10月27日投開票」
の日程で行うと表明した。
衆院選は政権選択の選挙だ。
首相交代に合わせて実施すること自体は問題ないが、余りにも急ぎ過ぎてはいないか。
石破氏は党総裁選時には、国会で野党側と論戦を交わしてから衆院選を実施するのが望ましいという姿勢だった。
総裁になって言い出した
「10月27日投開票」
では、国会日程が極めて窮屈で、十分な論戦が出来るとは思われない。
これではまるで掌返しである。
石破氏は僅か半月前の日本記者クラブ主催の討論会で
「国民が判断する材料を提供するのは首相の責任だ」
「本当のやり取りは(国会の)予算委員会だ」
「すぐ解散するという言い方はしない」
と語っていた。
早期解散を唱えていた小泉進次郎候補と石破氏の考えは違う、と受け取った国民は多かったはずだ。
自民は1日召集の臨時国会の会期について
「9日まで」
とする日程を野党に提案した。
4日に首相の所信表明演説を行い、週明けの7日から衆参両院で代表質問を行う方向だ。
予算委や党首討論の開催が取り沙汰されているものの、9日までの日程では極めて短時間の開催しか望めまい。
立憲民主党からは早速反発の声が出ている。
石破氏は総裁就任時の会見で
「(自民は)謙虚な政党でなければならない」
と語った。
そうであるなら、予算委で野党側と堂々と論戦を交わすのが筋ではないだろうか。
政権発足の勢いに乗って衆院選を有利に進めたいのかもしれないが、言行が一致していないと見られれば期待感はしぼみかねない。
一方、石破氏を支える自民党4役が決まり、閣僚人事もほぼ固まったが、挙党態勢からは程遠い陣容となった。
決選投票で僅差だった高市早苗経済安全保障担当相に幹事長を打診しなかったのは理解に苦しむ。
平成24年の総裁選を制した安倍晋三元首相が、決選投票で敗れた石破氏を幹事長に起用したのとは対照的だ。
高市氏を支持した国会議員や党員・党友も包摂しなければ、党が結束して衆院選に臨むことは難しいだろう。
衆院選で各政党と全ての候補者は、日本の独立と繁栄を守る政策を有権者に提示し、競い合う必要がある。

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/661.html#c11

コメント [政治・選挙・NHK295] 自民ベテラン“ドサクサ駆け込み世襲”に批判続出!桜田義孝元五輪相は長男内定まさかの失敗(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
12. 2024年10月09日 09:30:33 : xutrAnH8Uc : RTEwU1BmR3dDMEU=[5504]
世襲議員が他国に比べて断然多いのは地元の有権者の政治に関する知識と関心が薄い、政治屋ばかりになって国民の為の政治をせず自分の利することだけ、
政治は自分の生活にかかっていると言うことをもっと真剣に知るべき。
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/661.html#c12
コメント [政治・選挙・NHK295] 総選挙「比例復活なし」で自民党パニック!死屍累々の旧安倍派“裏金議員”に渦巻く怨嗟の声(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
15. ノーサイド[2527] g22BW4NUg0ODaA 2024年10月09日 09:40:19 : wWX1joqZrk : L2xYZUxKeml5RUk=[47]

>そんな連中に、頼るな!

政治家に頼るなどと言う考え自体が政治を劣化させる原因なのだよ。
(大笑)
  

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/663.html#c15

コメント [政治・選挙・NHK295] やることなすことすべて裏切り 支持率はもっと下がる 自公過半数割れに現実味(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
32. たぬき和尚[821] gr2CyoKrmGGPrg 2024年10月09日 09:54:04 : ZGAvq8lUL6 : RGlkdUxULi93MEE=[184]
<△26行くらい>
もし過半数割れしたら、そこから石破降ろしが猛烈な勢いで始まるだろうな。
その勢力のツートップは言わずと知れた高市と麻生。高市は今度の総選挙の応援演説に入ってくれとの要望が殺到しているという。またぞろアホを煽るような連中がいる。
麻生は早くも来年の参院選を考えていてその前に石破を引きずりおろそうとの目論見で、高市に「用意しておけ」と言っているらしい。死にぞこないがこの期に及んでまだ悪だくみかw

>>25さんの絡みで言えば、河村と元副市長が日本保守党から衆院選に出馬しようとしている。
ピッカリハゲ百田と反中キジルシ有本が率いる日本保守党は、今夏の都知事選では飯山陽候補は敗北したものの3位に滑り込んだ。その下が蓮舫だから彼らにしてみたらささやかながら勝利ともいえるだろう。
これに気を良くしたのか、河村を衆院選候補に立てた。もっとも、他に出てくれる人がいなかったんだろうなw こんなゲテモノ政党w
それでも侮れないのは、高市がクーデターを起こして離党し自民党が分裂するかもしれない点だ。その場合、落ち目の維新や零細の参政党ではなくて、支持者が次第に増えている日本保守党に合流することは十分考えられる。
そうなった場合、保守野党が合同すれば政界再編もなくはないだろう。リベラル派にしてみたら大変心配な事態だ。
そこへ橋下と石丸が合流すればさらにハレーションが大きくなる。あるいは橋下石丸新党が結党し、自民右派合流で膨れ上がった日本保守党と組むことも考えられる。
どれをとっても恐ろしい展開だ。またぞろ新自由主義と極右軍拡路線が復活する。
安倍の遺影を拝んでいる日韓カルトどもが跳梁跋扈する。せっかく石破中道保守政権が誕生したというのだから、悪党どもは今回の総選挙で叩き潰さないといけないだろう。
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/658.html#c32

コメント [政治・選挙・NHK295] 心に刺さらぬ野田新代表の言葉(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
40. 2024年10月09日 09:59:08 : xutrAnH8Uc : RTEwU1BmR3dDMEU=[5505]
安倍政権の違法をすべてスルーしてきた検察にこの国の正義はない、28さんが言う様に小泉竹中の売国政治に批判一つせず小泉の前科も国民には全く知らせないこの国のマスコミ、アメリカに都合悪い人間は売国奴でなければ叩かれ潰される、その証拠は戦後80年近くもなるのに未だにこの国の主権はない、国も外務省も憲法より上にある日米地位協定を改定できない、しようとしない、アメリカは敵国条項そのまま、横田基地や沖縄の基地から高濃度の化学物質が流出しても国として調査もできない、アメリカの言われるまま、羽田の高空域の制限、自国民の安全より米軍基地の方が大事なのだ、そんな先進国あるか、敗戦国のドイツもイタリアも自国の法律で米軍基地を置いている。この国は本当に情けない国だ。
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/656.html#c40
コメント [政治・選挙・NHK295] 非公認に盗人猛々しい連中ばかり ついに始まった裏金腐敗集団の自己崩壊(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
22. たぬき和尚[822] gr2CyoKrmGGPrg 2024年10月09日 10:00:00 : ZGAvq8lUL6 : RGlkdUxULi93MEE=[185]
私が思うに、裏金の大半は壺に流れている。
だから裏金議員をつぶせば、一緒に壺退治もできる。
石破自身も壺絡み案件が出てきてしまったが、一方で壺成敗みたいなことも言っていたのだから、こうなったら後先考えず思い切って総選挙で悪党掃除に励むことだ。
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/664.html#c22
コメント [政治・選挙・NHK295] 総選挙「比例復活なし」で自民党パニック!死屍累々の旧安倍派“裏金議員”に渦巻く怨嗟の声(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
16. 2024年10月09日 10:03:59 : xutrAnH8Uc : RTEwU1BmR3dDMEU=[5506]
裏金議員全員落選させよ、安倍派の議員は国民の常識が非常識の人間ばかり、自分たちの利益しか頭にない、国民の為の政治など全く頭にない連中、こんな税金泥棒を壊滅させなければ国民の幸せなどあるはずがない。
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/663.html#c16
コメント [政治・選挙・NHK295] 総選挙「比例復活なし」で自民党パニック!死屍累々の旧安倍派“裏金議員”に渦巻く怨嗟の声(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
17. 天元[582] k1aMsw 2024年10月09日 10:06:16 : ZVfystqlsM : ZUY2UVpNd2t4eHc=[1005]
混乱する自民党の非公認問題。
採取的には石破総理が決断するとのこと。

誠実で嘘を吐かない政治家と評価されてきた総理。

が、このところ急性健忘症とも採れる前言返しの主張が繰り返されている。

最終的非公認、どの様に変化するのか注視してみよう。

非公認のところに新人女性候補を立てる案も報じられていますが。
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/663.html#c17

コメント [政治・選挙・NHK295] 総選挙「比例復活なし」で自民党パニック!死屍累々の旧安倍派“裏金議員”に渦巻く怨嗟の声(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
18. 天元[583] k1aMsw 2024年10月09日 10:10:04 : ZVfystqlsM : ZUY2UVpNd2t4eHc=[1006]
NO17 訂正 採取的は最終的の間違い 
      です。
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/663.html#c18
コメント [政治・選挙・NHK295] 心に刺さらぬ野田新代表の言葉(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
41. たぬき和尚[823] gr2CyoKrmGGPrg 2024年10月09日 10:10:17 : ZGAvq8lUL6 : RGlkdUxULi93MEE=[186]
以前、野田が松下政経塾出身であることから政経塾の背後に米反共がいてコントロールし日本の反共勢力を育てているのだろうと書いたら、政経塾は米国とは関係ないとのご批判をいただいた。それに反論していただいた方もいて心強かった。
結論は出なかったが、私は今でもこの野田佳彦という男は政経塾を通じて米反共が育成した反共政治家だと思っている。ご自分では中道保守と名乗っているようだがとんでもない。反共、もっといえば極右と言っていい。
反共の特徴は、

@安保論ではアメリカべったり依存
A左右イデオロギーでは極右
B財政では財務省(旧大蔵)の言いなり

といったところだ。野田は3つともクリアしていてめでたく反共政治家のお墨付きだ。
与党にも野党にもこういう奴を仕込んでおいて、日本人に選択肢を与えないようにしてきたのが米国である。
そんな米国に立ち向かい続けてきたのがアジア・ユーラシア各国だ。日本は是々非々で、ア・ユ各国の人権弾圧や全体主義には反発するが、対米スタンスは反米の立ち位置で連携していくことも重要だ。
暴論だらけのカミー氏が中朝ロとは友好国になれると書いていたが、その点だけは賛成だ。
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/656.html#c41

コメント [政治・選挙・NHK295] 自民ベテラン“ドサクサ駆け込み世襲”に批判続出!桜田義孝元五輪相は長男内定まさかの失敗(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
13. おとん[578] gqiCxoLx 2024年10月09日 10:11:30 : ANpzwXD8jc : M2ZUVkhHS09Lai4=[129]

そもそも世襲にインチキもクソもあるか。

家業なのか?生業か?

税金で悠々自適の我が家かな。
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/661.html#c13

コメント [政治・選挙・NHK295] 心に刺さらぬ野田新代表の言葉(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
42. おとん[579] gqiCxoLx 2024年10月09日 10:14:07 : ANpzwXD8jc : M2ZUVkhHS09Lai4=[130]

野田さんの言葉には『熱』が全く感じられない。

のんびり正論を述べるだけ。

それは政権交代する気あるんですか?とさえ思わせる。
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/656.html#c42

コメント [医療崩壊13] 明治HD系、反ワクチン団体を提訴へ 名誉毀損で (日経)  魑魅魍魎男
7. 2024年10月09日 10:24:31 : fKkQda7Cxw : a01WR1RYQWZoY00=[2976]
厚労省によると日本人だけは体質が違うらしい、従って海外で開発した薬は簡単に承認しない。なんだか怪しいワクチンはゴキブリのようにしぶとい日本人に打つならOKということだ、ちゃんと日本で治験したもんね。
http://www.asyura2.com/24/iryo13/msg/182.html#c7
コメント [政治・選挙・NHK295] 非公認に盗人猛々しい連中ばかり ついに始まった裏金腐敗集団の自己崩壊(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
23. 2024年10月09日 10:29:21 : xutrAnH8Uc : RTEwU1BmR3dDMEU=[5507]
戦後殆ど統一カルトの自民と25年創価のカルトの公明が独裁政権を維持してきた、権力は腐って当たり前、もう腐りきっている自公政治の議員は自分たちのしている事が当たり前になっている、創価の公明党も反国民的法案も自民と共に強行してきた、選挙になればこれまで自民党お抱えの御用マスコミと一体となって広告宣伝愚民を洗脳して総出で動く、この国の政治は100年しても変わらずアメリカの奴隷国として国民に潤う為でなく無駄な税金を納めていくのだろう。
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/664.html#c23
コメント [カルト49] (図説:「真の約束作戦」 イランはイスラエルにどう報復)(軍事施設のみを攻撃) イワツバメ
1. 茨城市民[871] iO@P6Y5zlq8 2024年10月09日 10:30:57 : L7K5kePxVQ : RmZsblR3TG45RTI=[623]
>ささ@4_sasasasa_4
 パレスチナ人があれだけ虐殺されてもイランが狙うのはイスラエルの軍関係施設だけなんだよな。どちらが人道的なのかを考えると、イランが人道的でイスラエルとアメリカはナチスと同じ

○まったく同感
 このイスラエルを支持する国はヒトラー支持と同じで、未来はない。

http://www.asyura2.com/24/cult49/msg/856.html#c1

コメント [戦争b25] ガザやレバノンで住民虐殺、イランで要人暗殺のイスラエル政府は背後にネオコン(櫻井ジャーナル) 赤かぶ
6. 減らず口減らん坊[176] jLiC54K4jPuMuILngvGWVg 2024年10月09日 10:39:51 : 02AqR48qCs : bXcxVEVMTWpOMWc=[175]
>>5
日本は西側だから、ウクライナではウクライナやNATOに都合の良い報道しかされないし、ガザではシオニストに都合の良い報道しかされない
マスコミは、正しい情報を報道する組織ではない
所属する陣営に都合の良い報道をする組織だ
だから、西側のマスコミはアメリカに都合の良い報道しかしない
要は、戦時中の大本営発表と何も変わらんよ
http://www.asyura2.com/23/warb25/msg/765.html#c6
コメント [医療崩壊13] 明治HD系、反ワクチン団体を提訴へ 名誉毀損で (日経)  魑魅魍魎男
8. 上山[627] j@OOUg 2024年10月09日 10:47:53 : XaOsnyMzSc : Vjc4SGw0U0UyYnc=[502]
簡単な話です。レプリコン原因死亡者が30人以上出た時は、
厚労大臣と明治ファルマ役員の皆さんが、自死する旨、誓約書を出せば、
日本国民が安心する。レプリコン安全なら簡単に国民を納得させられます。
この方法をお願いしてはどうでしょうか。

http://www.asyura2.com/24/iryo13/msg/182.html#c8
コメント [医療崩壊13] 葬儀業・スパイラルイケショー氏 「警察案件が多すぎる。若年層も多い」  魑魅魍魎男
6. 減らず口減らん坊[177] jLiC54K4jPuMuILngvGWVg 2024年10月09日 10:48:39 : 02AqR48qCs : bXcxVEVMTWpOMWc=[176]
アメリカで接種されるワクチンと、日本で接種されるワクチンは、中味が違うってだけの話
あるいは、白人に合わせて作られたワクチンなので、日本人には合わないことも考えられる
いずれにしても、日本人が接種する必要はない
薬剤師利権を持ってない人にとっては、メリットよりもリスクの方が大きい
それが明らかになってきているからこそ、明治が訴訟に走るのだという事だ
日本では利権が全て
利権が無くなると暴利を貪れなくなるものが出てくる
だから、利権に依存する上級国民は自民党を支持するし、その周辺にいる奴もそうするわけだ
http://www.asyura2.com/24/iryo13/msg/180.html#c6
コメント [医療崩壊13] 明治HD系、反ワクチン団体を提訴へ 名誉毀損で (日経)  魑魅魍魎男
9. 減らず口減らん坊[178] jLiC54K4jPuMuILngvGWVg 2024年10月09日 10:51:50 : 02AqR48qCs : bXcxVEVMTWpOMWc=[177]
薬害事件を起こした会社の経営者と株主は、薬害が起きたら毒を煽ることを法律で定めればいい
そうすれば薬害は少なくなる・・・無くなりはしないだろうけどね
http://www.asyura2.com/24/iryo13/msg/182.html#c9
コメント [政治・選挙・NHK295] これが裏金議員50人の選挙区だ! 焦る石破自民「非公認」「比例重複なし」に方針転換も戦況悪化は加速<一覧表あり>(日刊ゲン… 赤かぶ
39. 貴技部[21] i02LWpWU 2024年10月09日 10:55:44 : cz9gTvTzE2 : dkI4SC5GbW9zZm8=[1]
 
ノータリンのカキコを見ると

なぜか、昔の読んだボブ・バトル『エゴイスト』(意地悪じいさん)を思い出す。
町のあちこちでイタズラ、いじわるを繰り返して、独りイッヒヒヒ…と大笑いする男。

こんな男にだれがした?
 
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/660.html#c39

コメント [政治・選挙・NHK295] 総選挙「比例復活なし」で自民党パニック!死屍累々の旧安倍派“裏金議員”に渦巻く怨嗟の声(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
19. 秘密のアッコちゃん[698] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2024年10月09日 11:02:21 : fjTz2F981w : QTJUazdpaUhyT1U=[263]
<■2240行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
自民 不記載議員12人を衆院選で非公認 執行部に不服も
2024年10月9日 10時02分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20241009/k10014604941000.html
衆議院選挙に向けて、自民党は、政治資金収支報告書に不記載があった議員などあわせて12人を公認しないと発表しました。
民党は9日午前、石破総理大臣や菅副総裁、森山幹事長らが出席して、選挙対策本部の会合を開きました。
冒頭、石破総理大臣は
「本日、衆議院を解散する」
「私どもがこの選挙を勝つことが日本国のためであるという確信の下、有権者に真摯に向き合い、誠実にこの選挙を戦っていく」
「全ての同志が勝ち残ってもらえるよう全身全霊でこの選挙に臨む」
と述べました。
そして、衆議院選挙の第1次公認候補として小選挙区と比例代表のあわせて279人を決定しました。
このあと、森山幹事長は記者団に対し、政治資金収支報告書に収入を記載していなかった議員など12人を公認しないと発表しました。
公認しないのは、
「党員資格停止」
などの処分を受けこれまでに非公認とする方針を固めていた
下村元文部科学大臣、
西村元経済産業大臣、
高木元国会対策委員長、
萩生田元政務調査会長、
平沢元復興大臣、
三ツ林裕己氏の6人に加え、
半年間の
「党の役職停止」

「戒告」
の処分を受けた議員で地元での理解が十分に進んでいないと判断した
菅家一郎氏、
中根一幸氏、
小田原潔氏、
細田健一氏、
処分は受けていないものの、不記載があった
越智隆雄氏と
元議員の今村洋史氏の6人です。
このうち越智氏はすでに立候補しない意向を示しています。
また、9日の会合では処分の有無にかかわらず、収支報告書に不記載があった議員は小選挙区と比例代表との重複立候補を認めないことも改めて確認しました。
森山氏は
「今回の決定は、石破総裁から示された方針の下、都道府県連の申請やそれぞれの選挙区の状況を吟味したうえで判断した」
と述べました。
その上で
「この厳しい決断の上で、民主主義の根幹である選挙で、再び国民に信頼してもらうため全ての候補者が、有権者と真摯に向き合って説明を尽くしてもらいたい」
と述べました。
一方、9日の会合では、執行部の判断に不服を訴える意見も出ました。
■旧安倍派 大塚氏「党のあり方としていかがなものか」
自民党旧安倍派の大塚拓氏は、選挙対策本部の会合に出席したあと記者団に対し
「このようなやり方は自民党の在り方として如何なものかという意見を申し上げた」
「これまでのやり方の見直しについて、色々とお願いした」
と述べました。

自民、衆院選で不記載12人を非公認 旧安倍派の中根一幸氏、菅家一郎氏ら6人追加
2024/10/9 9:34
https://www.sankei.com/article/20241009-JLTEYLJ2GBMWNFIEYVYFPC7YKA/
自民党は9日午前、石破茂首相が出席し選挙対策本部会議を開き、派閥パーティー収入不記載問題に関係した議員12人を衆院選で非公認にすると決めた。
既に非公認とする方針を決めていた6人に加え、追加で旧安倍派の菅家一郎、小田原潔、中根一幸、越智隆雄、細田健一、今村洋史各氏を非公認にした。
越智氏は既に衆院選に出馬しない意向を表明している。
既に非公認とする方針が決まっていたのは、下村博文、西村康稔、高木毅、三ツ林裕巳、平沢勝栄、萩生田光一各氏。
追加非公認の措置は、都道府県連など地元組織の意向、党の情勢調査の結果、不記載額が多く比較的重い処分を受けたことなどを踏まえた判断とみられる。
首相は9日の選対本部会議で
「全ての同志が勝ち残るよう全身全霊で選挙に臨む」
と述べた。

<正論>新政権、経済安保の軸ぶらすな 
明星大学教授・細川昌彦
2024/10/9 8:00
https://www.sankei.com/article/20241009-SUUGHYHLKZP37OETSW2IPKHWXM/
1日、石破茂新政権が発足して、政策の行方に注目が集まる。
しかし残念ながら不安な船出だ。
安全保障では石破首相が提唱する
「アジア版NATO構想」
や日米地位協定の改定には、非現実的との内外からの批判が上がる。
さすがに所信表明演説では封印した。
早期に軌道修正しなければ、日米同盟を揺るがしかねず、喜ぶのは中国、ロシアだ。
また外交面でも
「中国を刺激しない」
との対中姿勢など、
「軸のある」
政策が期待できるか危ぶむ声も上がる。
国内の経済政策でも増税路線や金融政策での石破首相自身の発言のブレも懸念される。
こうした軸をぶらすことが許されない政策が経済安全保障だ。
■岸田政権の評価と宿題
所信表明演説では経済安保への言及は数行に過ぎない。
能動的サイバー防御といった前政権の仕掛かりの引き継ぎ≠セけだ。
3年前の岸田政権発足時にはどうだったか。
経済成長戦略の柱の1つとして経済安保を位置付け、新設の担当大臣や法案策定まで言及した。
単なる
「文章上の差」
であればいいが、
「意気込みの差」
であってはならない。
取り巻く国際情勢はますます厳しくなっている。
まず岸田政権での経済安保政策を総括しよう。
結論から言えば、中国リスクを念頭に着実に進展した。
「戦略的自立性」

「戦略的不可欠性」
を2大目標に掲げ、世界に先駆け
「経済安保推進法」
を制定し、懸案の
「セキュリティ・クリアランス制度」
も実現した。
半導体など戦略物資の産業基盤への大胆な支援にも踏み切った。
経済安保の国際連携も進んだ。
米欧など2国間だけでなく、先進7カ国(G7)、日米豪印4カ国(クアッド)、インド太平洋経済枠組み(IPEF)でも重要テーマで、いずれも日本が貢献し、
「重層的な国際連携」
を担う。
ただし積み残した課題は多い。
国内の課題は前述の能動的サイバー防御の導入だけではない。
データの漏洩防止や信頼性の担保など
「データ・セキュリティ」
も重要だ。
また本稿でも累時取り上げてきたが、歴史的な転換期を迎えた輸出管理の再設計、綻びが露呈した投資審査の補強も重要課題だ。
さらに官民の経済インテリジェンスの強化も急務だ。
決定的に不足する専門人材の育成や、シンクタンクやリスク分析など関連産業も含めた
「コミュニティの形成」
も必要だ。
取り巻く国際環境はどうか。
中国を巡る経済安保リスクは
「モノの依存」
「技術の流出」
だが、この3年でより深刻になっている。
■ミドルパワーとしての役割
中国は戦略産業の自前化戦略を加速している。
そのボトルネックになっている技術の入手に手法も巧妙化する。
国産化できると巨額の補助金で過剰生産し、安価な製品で海外市場を席巻する。
他国産業に致命的なダメージを与え中国依存状況を戦略的に作り出す。
太陽光や蓄電池、汎用半導体でも同様だ。
これは
「経済の武器化」
につながり、各国共通の懸念だ。
2023年はガリウム、黒鉛など重要鉱物の輸出を規制し、今後さらに拡大する懸念がある。
戦略産業では米中両大国による
「産業政策の大競争」
も起こっている。
それに伴い保護主義のリスクも顕在化した。
米国のインフレ抑制法(IRA)のように、巨額の補助金や税制による自国への産業囲い込みの動きだ。
こうして大国が巨大市場を背景にパワーゲームを繰り広げる中で、日本はミドルパワーの国として、ルールによる国際秩序を志向する。
その際、途上国(グローバルサウス)も含めた仲間づくりがカギになる。
これらの国々は中国による過剰供給の被害者でもある。
対米不信の国も少なからずあり、日本が米欧との橋渡し役として果たす役割は重要だ。
■「公正」のルール主導を
こうしたルールによる国際秩序の焦点は
「公正な貿易」
のルール作りだ。
単なる自由貿易だけを掲げて済んでいた時代ではもはやない。
しかも中国は言行不一致の
「エセ自由主義」
だ。
中国による市場を歪曲する不公正な政策・慣行が、過剰生産と中国への過剰依存を招いている。
それを解消する
「デリスキング(リスク軽減)」
が重要だが、そのために国内の戦略産業の基盤を強化する。
そうした供給面と同時に、需要面でも価格だけでなく
「公正さ」
も考慮した製品市場を作ることが肝要だ。
具体的には人権や環境、さらには供給遮断、情報漏洩のリスクなどへの信頼性だ。
しかも巨大市場の米欧を巻き込んで国際ルールを作ることが重要となる。
本年のG7首脳宣言ではこうしたルール作りで合意した。
石破新政権が取り組むべきはその具体化だ。
重要鉱物、汎用半導体、医薬品など戦略分野ごとに、日本がルール作りを主導する重責を担う。
こうした内外の課題は多面的で多くの省庁に関わる。
経済安保担当大臣任せではいけない。
石破首相自身のやる気と覚悟が問われている。

「防衛シフト」の石破政権 安全保障に精通した議員を要職起用 現実路線で対中抑止を
2024/10/9 6:00
https://www.sankei.com/article/20241009-RYPOGACQBRNERI5WD7MFPFJZQY/
石破茂新政権が1日に発足した。
日本は今、戦後最も複雑で厳しい安全保障環境に置かれている。
特に中国は、自民党総裁選最中の
「政治空白」
に合わせて日本周辺での軍事活動をあからさまに活発化させている。
中国と軍事的連携を強めるロシア、弾道ミサイル発射を繰り返す北朝鮮の動向も予断を許さない。
日本自らの防衛力に加え日米同盟、同志国との連携を強化し、如何に抑止力・対処力を高めるか。
首相の指導力が問われる。
■党要職に防衛相経験者
「これだけ安保政策が前面に出て、注目される新内閣は珍しい」。
石破政権発足後、防衛省幹部はこう漏らした。
防衛庁長官、防衛相をそれぞれ経験し、安保政策通を自任する首相をトップに、外相には岩屋毅氏、防衛相には中谷元氏、自民党政調会長には小野寺五典氏と政府、党の要職にいずれも防衛相経験者を充てた。
加えて首相の側近となる政務担当の首相秘書官2人のうち1人には槌道明宏元防衛審議官を就けた。
槌道氏は昭和60年に防衛庁(当時)に入庁し、石破氏の防衛相時代の秘書官を務めた経験がある。
防衛政策に明るい人材で脇を固める石破政権の布陣は、日本が置かれる厳しい安保環境に対する危機感の表れとも見て取れる。
首相は自民党総裁選で、
「アジア版NATO(北大西洋条約機構)」
の創設や日米地位協定の改定、米国内の自衛隊訓練基地設置など独自の安保政策を掲げたが、その実現性については懐疑的な指摘が相次いだ。
首相は7日の衆院代表質問で、アジア版NATOについて
「私自身の一国会議員としての考えを述べてきたが、一朝一夕で実現するとは当然思っていない」
と語った。
4日の所信表明演説でも、アジア版NATOの他、地位協定の改定や米国内の自衛隊訓練基地設置には触れなかった。
7日の衆院代表質問では
「一国の首相としてまずは喫緊の安全保障上の課題に取り組んでいく」
とも強調し、現実路線にシフトしつつあるようだ。
■台湾有事は「重要影響事態」
石破政権にとって中国の軍事的脅威にどう対抗するかは重要課題の1つとなる。
日本は自民党総裁選と衆院解散・総選挙、米国は大統領選の最中にあって、日米でそれぞれ
「政治的空白」
が生じる隙を突いて、中国は軍機による初の領空侵犯や領海侵入、空母による初の接続水域侵入など挑発行動を繰り返した。
日本政府は対抗措置として9月、海上自衛隊の護衛艦による初の台湾海峡通過に踏み切った。
中国は猛反発し、軍事的挑発を更に強める恐れがある。
昭和29年の自衛隊創設以来、初となる海自艦艇による台湾海峡の通過は、日本としても中国大陸と台湾を隔てる台湾海峡の安定重視を打ち出すため、政府内で検討されてきたが、尖閣諸島(沖縄県石垣市)などで中国の挑発活動がエスカレートする事態を懸念し、見送ってきた経緯がある。
日本にとって海自艦艇の台湾海峡通過は
「切り得る最大のカードのうちの1つ」(自衛隊幹部)
であり、今後中国に対し毅然とした態度を示しつつも、軍事的緊張を激化させないためにどう対応するかは大きな課題となる。
中国の習近平国家主席は、2027(令和9)年までに台湾侵攻の準備を完了させるよう指示したとされ、この期間は首相の自民党総裁任期(9年9月末まで)と重なる。
首相は総裁選期間中のテレビ番組で、台湾有事について
「少なくとも(安全保障関連法で定められた日本の平和と安全に重要な影響を与える)重要影響事態だ」
との認識を示した。
■実効的な対応が求められる
約3年に及んだ前の岸田文雄政権は、国家安全保障戦略など安保3文書を策定し、防衛費の大幅増額や反撃能力(敵基地攻撃能力)の保有を決定した。
防衛装備移転に関する規制も緩和し、地対空誘導弾パトリオットを米国に輸出するなど日米同盟の強化に努めた。
オーストラリアや英国など同志国との防衛協力も積極的に進めた。
念頭にあったのは対中包囲網の構築だ。
「自由で開かれたインド太平洋」
を唱えた安倍晋三元首相以降、岸田氏にまで引き継がれた外交安保政策を継承、発展させ、台湾の武力統一も見据えて軍事活動を活発化させる中国をどう抑止するか、実効的な対応が求められる。

<主張>代表質問 安全保障の論議不十分だ
社説
2024/10/9 5:00
https://www.sankei.com/article/20241009-N3ZCWLPEKJIFNBCCPHJ3MP7ZMA/
石破茂首相の所信表明演説への国会の代表質問が終わった。
政権選択選挙である衆院選を前にした国会である。
「政治とカネ」
を巡る問題が盛んに議論された。
その一方で、日本の独立と繁栄の基盤となる安全保障の論議が深まらなかったのは残念だ。
自民党議員は中国軍の領空侵犯や領海侵入、空母「遼寧」の接続水域航行、ロシア軍の領空侵犯を取り上げ、小野寺五典政調会長は
「国民の命と暮らし、領土・領海・領空を守り抜く」
ことを求めた。
日本維新の会の馬場伸幸代表は台湾有事について質した。
首相が最近の著書で
「『台湾有事、即日本有事』となる可能性は相当低い」
と指摘しているからだ。
馬場氏は
「対中抑止力や国民の国防意識を削ぐことになる」
と懸念を示した。
首相は
「仮定の質問に答えるのは差し控える」
とした上で
「台湾海峡の平和と安定は国際社会の安定にとっても重要だ」
と指摘した。
国防の決意と具体策をもっと語る必要がある。
物足りなかったのは野党第一党の立憲民主党である。
野田佳彦代表が首相のアジア版NATO(北大西洋条約機構)構想に関し
「日米同盟の抑止力に疑念があると思われかねない」
「非現実的ではないか」
と疑問を呈したのは妥当である。
だが、立民として日本をどう守るつもりかを語らなかった。
対中認識を含む現下の国際情勢に対する見方も示さなかった。
田名部匡代参院幹事長はロシアに侵略されたウクライナで、なぜ抑止力が効かなかったのかを質した。
ウクライナ問題を論ずるのではなく、アジア版NATOを巡る首相の言行不一致を引き出したかっただけのようだ。
安保政策を十分語らずに政権交代を迫っても、説得力は感じられない。
憲法改正については自民、立民、維新などが質問した。
首相は緊急事態条項の創設や自衛隊明記について、自民内の議論を
「後戻りさせることなく、前に進めていく決意だ」
と語った。
同時に、任期中に国会への発議を実現したいとし、憲法審査会で議論を深めるよう求めた。
ただ、それだけでは足りない。
首相や憲法改正に前向きな政党は、どの項目をいつまでに条文化したいのかを明らかにすることも重要である。

首相、世論と党内融和で板挟み 「聞く力」発揮は 衆院選結果次第では「石破降ろしも」
2024/10/8 6:00
https://www.sankei.com/article/20241008-ZVRGPKMP4FIUHGX35IF7KBFX7U/
石破茂首相(自民党総裁)は就任後初の視察先として、1月に地震、9月には記録的な豪雨に見舞われた石川県に赴き、被災者の声を聞いて回った。
先の党総裁選の討論会やテレビ番組では得意な論戦で
「語る力」
が目立っていたが、視察現場では
「聞く力」
を重視した。
次期衆院選に向け派閥パーティー収入不記載事件の関係議員への厳しい対応を迫られる中、
「聞く力」
を発揮し、党勢を立て直すことができるのか注目される。
■正座で被災者に寄り添い
「国も、ちゃんと分かってくれとるね、と実感してもらわんといけんと思っとるんですよ」。
首相は5日、同県輪島市内の避難所を訪れ、高齢の被災者らに、こう語りかけた。
防災庁創設を掲げ、避難所の環境改善を訴えてきた首相は、被災者に食事の内容やコンテナ型トイレの使用感などを熱心に聞き取った。
その間、正座で被災者と向き合い、
「困ってる、なんとかならんか、ということがあったらおっしゃってください」
と柔和な表情で繰り返し声をかけた。
首相はこの日、午前9時ごろに能登空港(同県輪島市)に到着すると、政府専用車両ではなく、大型バスに随行の首相秘書官らと乗り、被災現場や避難所を回った。午後4時半ごろに同空港を発つまでに7カ所回った。
震災の被害が甚大だった同県珠洲市内の避難所でも、
「(今も)飲み水はペットボトルですか」
「携帯電話はすぐに通じるようになったのですか」
などと質問し、被災者に寄り添った。
■「自己満足にひたっていてはいけない」
視察先で
「聞く力」
をアピールした首相だが、ライフワークとする安全保障分野や憲法改正の議論ではこれまで持論を展開してきた。
党や政権に物言う姿勢を貫き、世論調査での人気は高いが、党内では
「後ろ足で砂をかける」
「後ろから鉄砲を撃つ」
との評価が付きまとってきた。
平成21年の麻生太郎内閣末期に急先鋒で
「麻生降ろし」
を始めたのは首相だった。
先の党総裁選で麻生氏が石破氏ではなく高市早苗前経済安全保障担当相を支援したのは、この時に出来た溝が原因だ。
首相自身も
「後ろから鉄砲を撃つ」
という評価については自覚があり、5度目の挑戦となった先の党総裁選期間中の産経新聞の単独インタビューでは、
「『俺は正しいことを言っている』という自己満足に浸っていてはいけない」
と言及。
「原理原則論」
を前面に押し出す言動を控えた。
実際、首相就任後は自身が提唱してきた
「アジア版NATO(北大西洋条約機構)」
創設や日米地位協定の改定に関し、党内や関係各所との合意を得る努力を進めていくとの考えを示した。
また、総裁選では賛意を示した選択的夫婦別姓制度についても党内に根強い反対意見に配慮し、今は慎重姿勢を取る。
■不記載議員の公認問題で安倍派は不満
「石破カラーを出すと党内から怒られる」
就任当初、こう漏らした首相は、野党からの
「これまでの発言からブレた」
との批判も甘んじて受け、党内融和に腐心してきた。
しかし、次期衆院選に向けた派閥パーティー収入不記載事件の関係議員の公認を巡っては、厳しい判断を迫られた。
「政治とカネ」
を巡り世論の逆風が止まない中、首相は7日、政治資金収支報告書に不記載が確認された議員を次期衆院選で公認した場合でも、比例代表との重複立候補を認めない方針を決め、非公認の対象も広げた。
党内には世論の声を聞いた首相の決断を評価する声がある一方、不記載事件に関与した議員が多い旧安倍派からは恨み節が漏れる。
旧安倍派の中堅議員は
「首相との間にしこりは残るに決まっている」
「もう修復は出来ないよ」
と吐き捨てる。
総裁選で首相と争い、首相とは異なる保守的な政治信条を持つ高市氏や小林鷹之元経済安保担当相も首相の提示したポストを固辞するなど距離を置く。
報道各社の世論調査で総裁に相応しい候補として上位を維持してきた首相だが、首相就任後の各社の調査では内閣支持率は50%前後にとどまった。
次期衆院選の結果次第では党内で
「石破降ろし」
が始まりかねない。
首相は世論の期待と党内融和の狭間で難しい政権運営を強いられそうだ。

石破首相は「2代目検討使」「岸破%煌t」 国民・玉木雄一郎代表が皮肉
2024/10/7 21:35
https://www.sankei.com/article/20241007-DU4WL3DGINJ7VB2YMMNEFVTHRU/
国民民主党の玉木雄一郎代表は7日、衆院本会議の代表質問で
「検討する」
との答弁を連発した石破茂首相を皮肉った。
岸田文雄前首相が
「検討使」
と揶揄されたのを引き合いに
「第2次検討使が派遣され、2代目を襲名したようだ」
と国会内で記者団に語った。
両氏の名前をもじり
「『岸破内閣』という感じだ。中身が全く一緒だ」
とも述べた。
更にに、ガソリン税を一部軽減する
「トリガー条項」
の凍結解除などの答弁が岸田氏と同じだったと指摘。
「石破カラーを感じられない官僚答弁だった」
「石破氏の着ぐるみを着た岸田氏かと思った」
と語った。

<主張>不記載議員対応 またもや「言行不一致」か
社説
2024/10/8 5:00
https://www.sankei.com/article/20241008-VVITD4HYDZJN3DGCSNBHI6GB44/
石破茂首相(自民党総裁)と党執行部が、派閥パーティー収入不記載に関係した同党衆院議員らへの衆院選対応を決めた。
不記載議員を選挙区で原則公認する一方、比例代表への重複立候補は認めない。
旧安倍派幹部3人に加え、国会の政治倫理審査会(政倫審)に出席していない旧安倍派、旧二階派の議員3人も公認を見送る。
首相は
「国民の不信や怒りにきちんと対応することが必要だ」
と語った。
今回の措置は、議員の政治生命に関わる方針転換である。
衆院選で苦戦を強いることを見越した選挙目当ての策と言える。
党執行部は当初、重複立候補を認める構えだった。
首相は言行不一致と指摘されても仕方のない行動にまたもや走ったことになる。
首相は総裁選時に、今回のような措置を講ずると語っていなかった。
出馬表明時こそ
「公認するに相応しいかどうかの議論は徹底的に行われるべきだ」
と非公認の可能性に言及したが批判を浴びて軌道修正していた。
総裁選時に何も語らずに議員に支持を求め、当選したら掌返しをするのは総裁選という選挙を軽んじている。
騙し討ちのような手法は感心しない。
総裁選の公約で
「不記載議員1人1人と向き合い厳しく反省を求める」
と明記したが、当選後にそれを行っている形跡もない。
首相は議員への聞き取りについて
「厳しい時間の制約はある」
と述べて消極的だ。
だが、前言を翻して予算委員会を開かず衆院解散を急いでいるのは首相ではないか。
石破内閣への世論の視線は厳しい。
早期解散に走ったり、総裁選で掲げた主要政策を次々に軌道修正したりした言行不一致や、挙党体制を取らない組閣などが響いている。
いずれも首相自身が招いた事態である。
強引な衆院選対応を決めても党の団結を損なう。
また、有権者の心にどこまで響くかは不透明だ。
公認基準を巡っても解せない点がある。
「党役職停止」
処分中の議員のうち、政倫審で説明した議員は非公認の対象から除いた。
政倫審で弁明はあったが、それで事件が解明されたとは到底言えない。
石破首相と自民に求められるのは、なぜ事件が起きてしまったかを説明することだ。

無役の自民・高市早苗氏にSP 衆院選期間中、加害予告の投稿受け異例の対応
2024/10/7 18:59
https://www.sankei.com/article/20241007-6TNQSVIATJKIRCGC6OC5HHMJBM/
衆院選(15日公示、27日投開票予定)の選挙運動期間中、自民党の高市早苗前経済安全保障担当相が警護対象者となり、SP(警護官)がつくことが7日、わかった。
インターネット上に高市氏に対する加害予告の投稿が発見されたためで、政府や党の要職についていない
「無役」
の議員が警護対象になるのは異例となる。
高市氏周辺によると、総裁選の1回目の投票で首位だった高市氏には党所属議員から衆院選の応援要請が殺到しており、全国各地で応援演説を行う予定だ。
だが、関係者によると、警察当局によるサイバーパトロールで、高市氏に危害を加えるとの趣旨の投稿が複数確認された。
国内外で要人襲撃事件が相次いでいることもあり、SPがつく異例の対応が決まった。

まさかの低支持率「石破政権」いきなりヤバい理由
国民人気は高いと思われていたのに何が?
安積 明子 : ジャーナリスト
2024/10/7 11:50
https://toyokeizai.net/articles/-/832155#:~:text=%E3%81%BE%E3%81%95%E3%81%8B%E3%81%AE%E4%BD%8E%E6%94%AF%E6%8C%81%E7%8E%87%EF%BD%A2%E7%9F%B3
10月1日に発足した石破政権だが、滑り出しがよくない。
各社が行った世論調査でも、第1次安倍政権以降の10の政権の中で石破政権はおしなべて9位を占めた。
なお支持率最下位の麻生政権のときに、自民党は下野している。
■「国民人気はある」と認知されていたが…
まさかの数字に驚愕したのは、石破茂首相だけではないだろう。
自民党内で石破首相は、
「党内では人気がいまいちだが、国民には人気がある」
と認知され、長らく本人もそれを自負していたに違いない。
石破首相は2012年の総裁選の1回目の投票で165票という大量の党員票を獲得し、故・安倍晋三元首相らを押さえて1位に躍り出たからだ。
だから9月27日の総裁選で、高市早苗前経済安全保障担当相が109票の党員票を獲得し、たとえ1票差とはいえ石破首相を上回った時、大きなショックが広がった。
決選投票前の演説で、うなだれる石破首相とは対照的に高市氏がはしゃいでいるように見えたのも、それが一因だったかもしれない。
しかし、決選投票で石破氏は議員票を143票伸ばし、都道府県連票を含めた全体では高市氏を21票差で下して勝利した。
「差はそれほど大きくない」
「10人ほどがひっくり返れば、結果は逆になったはずだ」。
ある自民党議員がそう言った。
確かに1回目の投票で投じられた46票の議員票は別として、決選投票で石破首相に追加に投じられた143票の議員票すべてが
「石破氏でなくては絶対にダメ」
というわけではなかっただろう。
だからこそ石破首相は
「党内の和」
を第一とし、森山裕幹事長を任命した。
次期衆院選での裏金議員の処遇についても、一時は
「原則公認」
との姿勢を示したのも、それ故だろう。
しかし国民は忘れてはいない。
石破首相は8月24日に総裁選への出馬を表明した際、確かにこう言ったのだ。
「自由民主党公認候補として、公認するに相応しいかどうか」
「そういう議論は選挙対策委員会で徹底的に行われるべきだと思っています」
場所は鳥取県八頭町の和多理神社で、石破首相の生家に近く、幼い頃の遊び場でもあった。
社を背に話す石破首相の表情は、今回の総裁選を最後とする決意が滲み出ていた。
■「早期解散」の動きには抗えなかった
しかし、徹底的な検証には時間がかかる。
既に自民党では、小泉進次郎選対委員長が総裁選で勝利した場合の
「衆議院の早期解散」
が決まっていた。
「人気のあるうちに衆院選を行ってしまおう」
という魂胆だが、実はこの後に続きがある。
「次期参院選までは(人気が)持たないので、それまでにもう1度、総裁選が行われる」
というものだ。
実際には石破首相が勝利したものの、党内基盤が弱い石破首相は
「早期解散」
の動きに抗することができなかった。
また裏金議員の処遇についても総裁選で宣言したような措置は取れず、
「原則公認」
と後退した。
しかし世論はそれでは納得できない。
5日夜に自民党本部で森山氏や小泉氏が集まり、能登の被災地視察から戻ってきた石破首相も合流した。
そして翌6日午後、石破首相は党員資格停止処分を受けた議員、および役職停止中で、政倫審で説明していない議員を非公認とすると共に、説明責任を果たさず地元の理解が得られていない議員についても公認しないことを発表した。
同時に処分を受けなかった議員など40人については選挙区での公認を認めるが、比例重複は認めないことも決定。
選挙基盤が弱い議員にとっては厳しい措置となった。
風を変えたのは選対委員長の小泉氏だと言われる。
小泉氏は同日午後、東京・江東区で行われた街頭演説会で
「自民党が自らに鋭いメスを入れ、失った信頼を再び築き上げる覚悟を持って国民と向き合う選挙にしなければならない」
と訴えた。
■「絵に描いた餅」状態になっていないか
それでも怒りに震える国民にとっては、物足りない処分だろう。
第1、石破首相の行動に覚悟が見えないのだ。
その1つが10月4日に発表された内閣の布陣で、加藤勝信財務相や平将明デジタル相にはそれなりの方向性が見えるものの、全体的には何をアピールしているのかが不明だ。
大体
「若者・女性の機会を守る」
を含む5つの
「守る」
を石破首相が宣言していながら、女性閣僚がたった2人では”有言不実行”と言えまいか。
また、総裁選投票日にアメリカの保守系シンクタンク、ハドソン研究所のホームページに掲載された
「日本の外交政策の将来」
と題した寄稿では、
「アジア版NATO(北大西洋条約機構)」
の設立や、日米安保条約、日米地位協定の改定が提唱されたが、多くの専門家に一笑に付されている。
そしてこれらは
「軍事オタク」
として知られる石破首相の目玉政策とされるべきものだったにもかかわらず、所信表明では一切触れられていない。
要するに総裁選初出馬から16年を経て、念願の総理総裁になったものの、石破首相は政策についても、仲間作りについても、ほとんど準備をしていなかったということになる。
そもそも総裁就任と同時に、株価が大暴落。
これが弱気の始まりだと思われるが、石破首相が目指す国民の
「納得と共感」
を得るためには数々の試練を潜り抜けなくてはいけない。
■注目される財政政策
石破氏自身は財政再建派だが、まずはデフレ脱却のために増税路線を封印すべきではないだろうか。
それには国が金を吸収するのではなく、むしろ民から民へ金をまわす施策を考える必要がある。
石破首相は総裁選の最中に、金融所得課税増税や法人税増税を口にしたが、もしそうした直接税を増税するのなら、消費税など間接税引き下げの議論があってもいい。
実際に消費税の税収は2004年度予算で23.8兆円にものぼり、過去最高額となっている。
減税により消費が喚起されれば、大きく減じる危険もない。
既に
「短命政権」
との声も出ている石破政権だが、たとえ党内基盤は弱くても、国民の支持があれば存続できる。
そのためには各界からの優秀なブレーンとともに、石破首相が
「聞く耳」
を広く持つことも必要だろう。

石破内閣支持率53・3% 不記載議員「公認すべきでない」47・4%
産経・FNN合同世論調査
世論調査
2024/10/7 11:54
https://www.sankei.com/article/20241007-44ZLILCISZOCBIC6AHZR3OL7ZQ/
産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が5、6両日に実施した合同世論調査で、1日に発足した石破茂内閣の支持率は53・3%、不支持率は35・8%だった。
支持率は岸田文雄内閣の最後となった前回調査(9月14、15両日)から27・6ポイント上昇して5割に乗せた。
一方で、令和3年10月の岸田内閣発足時(63・2%)と比べると9・9ポイント低かった。
石破内閣を「支持する」と回答した人を対象に理由を聞いたところ、「他によい人がいないから」が32・2%で最多。13人が初入閣となった石破内閣には「期待しない」(49・3%)との回答が「期待する」(43・1%)を上回った。
取り組んでほしい政策に関する質問(2つ選択)では「物価高・賃上げ対策」が39・5%でトップ。「経済対策・景気対策」(35・0%)▽「年金・医療・介護」(27・3%)▽「子供・子育て支援」(24・9%)−などと続いた。
また、首相が今月27日に投開票を行うと表明した衆院選のタイミングについては「国会論戦を行った後、年内にやるべきだった」が39・8%に上った一方、「適切だ」は24・0%にとどまった。自民が派閥のパーティー収入不記載事件で不記載が指摘された議員らを公認してよいかについて尋ねたところ、「公認するべきではない」が47・4%(前回比4・2ポイント減)で最も多く、次いで「説明責任を果たせば公認してよい」が42・5%(同2・6ポイント増)。
「公認してよい」は6・9%(同0・6ポイント増)にとどまった。
一方、先月23日の立憲民主党代表選で勝利した野田佳彦代表に「期待する」との回答は49・6%だったのに対し「期待しない」は44・0%。次期衆院選で与党に対抗するために野党は候補者を一本化すべきか尋ねたところ、「一本化すべき」が51・7%(同3・5ポイント増)となった。
ただ、次期衆院選後の政権については「自民、公明中心の政権の継続」が53・1%(同5・2ポイント増)で、「今の野党を中心とした政権交代」の35・3%(同5・9ポイント減)を上回った。次期衆院選の比例代表の投票先では、自民34・1%(同1・1ポイント増)▽立民13・0%(同0・7ポイント増)▽日本維新の会5・3%(同0・7ポイント減)▽公明党3・9%(同0・2ポイント増)▽共産党2・2%(同0・7ポイント減)▽国民民主党2・0%(同0・4ポイント増)−などの順となった。
調査では内閣支持率に関し、答えが不明確な場合は「どちらかと言えば」と再度、質問して回答を得た。

石破茂氏、新首相に就任 米紙、日米の緊張を予測 韓国紙、首相の歴史認識を総じて歓迎
世界の論点
2024/10/7 10:00
https://www.sankei.com/article/20241007-3FUSPZIZPFJIDMVN6QIJPB5WJ4/
自民党の石破茂氏が1日、新首相に就任した。
石破氏はかねて、
「アジア版NATO(北大西洋条約機構)」
創設などを主張してきたことから、米メディアは日米間に緊張が走ると予測している。
韓国メディアは、石破氏の歴史認識を総じて歓迎。
ただ、アジア版NATO構想には、保革双方から懸念の声が出ている。

■同盟に緊張 中国と衝突危惧(米国)
複数の米メディアは
「アジア版NATO」
創設や日米地位協定の見直しなどを主張する石破茂新首相の外交安全保障政策により、日米間に緊張、日中間では衝突が起きる懸念を指摘した。
石破氏が故安倍晋三元首相に批判的で、党内で異端視されてきた経緯を紹介するメディアもあった。
米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)は9月27日、防衛相も務めた石破氏が日米同盟を不平等な関係と考え、同盟関係の再構築を望んでいるとして、
「ワシントン(米政府)との間で緊張が起きる予感がする」
と伝えた。
日米安保条約では、日本が攻撃された場合、米国に日本支援のため駆け付ける義務があるが、日本には同様のことが求められていない。
一方、日本が約5万5千人の米軍を国内に受け入れ、在日米軍駐留経費の日本側負担(思いやり予算)は経費全体の75%に上る。
同紙は、石破氏が
「同盟の非対称的な側面に苛立っている」
と指摘。
同盟の
「基本的な構造」
を変えることなく、防衛費の増額に取り組み、米国との関係深化を図ってきた安倍氏や岸田文雄前首相と
「異なる立場」
を示すのが石破氏だと評した。
自民党総裁選の期間中、石破氏が
「米軍機が日本で墜落した場合など、日本の米軍基地への立ち入りや装備品への接触を制限する条約上の制限に異議を唱えている」
と、懸念も滲ませせた。
米誌タイム(電子版)は9月27日、石破氏について、日本による韓国併合の「過ちを認める」数少ない政治家の一人で、「独特で異端な一面がある」とし、韓国との関係強化を重視している政治家だと論じた。一方、アジア版NATO創設を推進するなら、「北京(中国政府)との衝突は避けられない」と予測した。
AP通信は9月27日、石破氏が安倍氏による「タカ派政治」を声高に非難し、党内の一部から長年、「面倒な部外者」扱いをされてきたと紹介。石破氏が米国内に自衛隊の訓練基地を置く構想など、「より平等で双務的な」日米同盟の構築を目指していると指摘した。また、アジア版NATOの創設を提唱する石破氏について、「米国が日本に求める範囲を超える安全保障に関する考えを持つ」とする日本人有識者のコメントを紹介。「実現可能性」に疑問を呈した形だ。一方、「日米の外交安保関係に変化が生じるとは思わない」との同有識者の見方も伝えた。(岡田美月)

■歴史認識で歓迎 安保は懸念(韓国)
石破茂氏の首相就任に関し、韓国では
「右翼勢力と違う歴史認識を持つ政治家」
として保守・革新両陣営から歓迎の声が相次いだ。
一方、中国への牽制を念頭に「アジア版NATO」を創設し日韓の防衛協力強化を図る石破氏の安全保障構想に対しては、保革双方で懸念の声が相次いでいる。
石破氏は2017年、韓国紙のインタビューで日韓間の歴史認識問題について問われ、
「(韓国側の)納得を得られるまで謝罪し続けるしかない」
と発言。
韓国では
「周辺国との関係を重視する穏健派」(革新系の京郷新聞)
と評価されてきた。
石破氏について今回、保守系の中央日報は社説で
「韓日関係をこじらせてきた歴史認識で前向きな態度を見せてきた」
と評し、2023年以降の両国関係改善がさらに進展することへの期待を示した。
革新系のハンギョレ紙も社説で
「安保問題に専門的見識を持つ保守政治家として知られ、歴史問題でも合理的な見解を明らかにしてきた」
と好意的に紹介した。
キリスト教徒の多い韓国では、石破氏が日本では少数派のクリスチャンであることに着目する報道も目立った。
夕刊紙、文化日報は、歴史認識で石破氏が「反省」の意を繰り返し示してきたことについて
「日本のキリスト教会の考えが影響を及ぼした」
と分析。
靖国神社参拝に否定的な態度を示す理由の1つに、石破氏の信仰を挙げる専門家の談話も紹介した。
一方、アジア版NATOの創設や米国との核兵器共有に前向きな石破氏の安保政策には、各紙の評価が分かれた。
中央日報社説が日米韓の安保協力強化を課題に挙げ、石破氏と尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領による
「ウィンウィン」
の協力加速に期待を示したのに対し、同じ保守系の朝鮮日報は
「アジア版NATOに参加する国はほとんどなく、米国が日本と核共有に直ちに乗り出す可能性もない」
と断じた。
ハンギョレは、韓国に対する
「謝罪と反省」
に進展がなければ
「中国を排除して韓国と事実上の軍事同盟を結ぼうという意見に同意する韓国人はほとんどいない」
とし、アジア版NATOの議論が進めば
「韓日の摩擦は避けられない」
との見通しを示した。
保守系・東亜日報の東京特派員は、石破新政権が歴史認識問題で歩み寄りつつ共同防衛への参加を韓国に提案すれば、韓国はより複雑な判断を迫られると指摘。
親日的で
「眉をひそめるほど純真」
な尹政権与党と、親中に振れる野党以外の選択肢がない状況に
「韓国国民は冷や汗をかいている」
と訴えた。

自民に激震「比例重複認めず」 非公認対象広がる 党勢後退すれば首相の責任問題も
2024/10/6 20:15
https://www.sankei.com/article/20241006-DWEKPHC3DFPW7OQQ3KTHK2NZI4/
石破茂首相(自民党総裁)が政治資金収支報告書に不記載が確認された自民党議員を次期衆院選で公認した場合でも、比例代表との重複立候補を認めない方針を固めた。
重複立候補できない非公認の対象も従来より広がる。
衆院選を前に有権者の不満を抑える狙いがある。
ただ、当選の確率が下がるだけに自民議員の動揺は激しい。
]深刻な党勢後退を懸念する声も強まっている。
「(世論調査などで)地元から説明責任が評価されていないと判断された議員は非公認となる」
「厳しい判断だ」。
自民幹部は首相の決断についてこう語った。
自民の森山裕幹事長は4日、派閥パーティー収入不記載事件で処分した衆院議員をめぐり、原則として公認する意向を示していた。
既に不記載事件への党の処分が下された中、非公認が
「2重処分」
に当たるとの指摘もあった。
非公認となればテレビの政見放送でアピールできず、配布ビラの枚数も減るなど厳しい選挙戦は避けられない。
自民重鎮は
「公認問題は決着済みだと聞いていたので総裁選で首相を応援した」
「話が違う」
と語気を強めた。
不記載事件に関与した議員が多い旧安倍派を狙い撃ちした動きとの見方も広がっている。
首相は生前の安倍晋三元首相と距離があったためだ。
重複立候補の道を断たれた旧安倍派中堅は
「しこりは残る」
「政権を支えようと思っていたが無理だ」
と吐き捨てた。
「内閣支持率が期待したほど上がらなかった中で『政治とカネ』の問題に焦点を当てられてしまった」
「衆院選を見据えた苦肉の策だ」
自民関係者は首相の狙いをこう解説した。
ただ、衆院選で落選する自民議員が続出すれば、首相自らが責任問題に直面することになる。
自民の閣僚経験者は
「郵政解散で党内が割れたときは『刺客』を立てたので、減った議員数を補充できた」
「(刺客を出さない)今回はかなりの議席を減らすのではないか」
と呟いた。

石破首相 党員資格停止議員など非公認の方針 強い反発も
2024年10月7日 5時54分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20241007/k10014602761000.html
次の衆議院選挙に向けて、石破総理大臣は、自民党の政治とカネをめぐる問題で収支報告書に収入を記載していなかった議員の一部を公認しない方針を示しました。
党内からは理解を示す意見がある一方、非公認となる議員がいる旧安倍派を中心に強い反発が出ています。
石破総理大臣は6日、次の衆議院選挙に向けて、自民党の政治とカネをめぐる問題で政治資金収支報告書に収入を記載せず
「党員資格停止」
の処分を受けた議員などを公認しない方針を明らかにしました。
これにより、党から
「党員資格停止」
の処分を受けた下村元文部科学大臣、西村元経済産業大臣、高木元国会対策委員長と、1年間の
「党の役職停止」
の処分が継続していて、政治倫理審査会での説明を行っていない萩生田元政務調査会長、平沢元復興大臣、三ツ林裕己・衆議院議員の6人が非公認となる見通しです。
この他かの処分を受けた議員についても地元の都道府県連の公認申請や選挙区の情勢を踏まえて最終的に判断する方針で、公認されない議員が増える可能性があります。
また、処分の有無にかかわらず収支報告書に記載していなかった議員は小選挙区と比例代表との重複立候補を認めないとしていて、少なくとも30人を超える見通しです。
石破総理大臣は
「有権者1人1人に真摯に向き合い、国民の納得と共感を求める」
「国民の信頼を得る観点から公認権者として責任を持って最終的に判断していく」
と述べました。
今回の方針について党内からは
「これくらいの対応をしないと世論は納得しない」
など理解を示す意見がある一方、非公認や比例代表との重複立候補が認められない議員が多い旧安倍派を中心に
「既に処分が終わっているにもかかわらずゴールポストを動かすようなもので『旧安倍派潰し』だ」
など強い反発が出ています。
これに対し、野党側は7日と8日に行われる代表質問で、収入を記載していなかった議員への対応を含め、自民党の政治とカネの問題を厳しく追及する方針です。
立憲民主党の野田代表は
「このスキームでは、大半が公認される仕組みではないかと思っており、国民の理解を得ることは全然できない」
と批判しました。
石破総理大臣は、9日衆議院を解散する意向で今月27日に行われる見通しの衆議院選挙に向けて、与野党の対決姿勢が強まっています。

「不記載議員の重複立候補は認めない」衆院選公認で自民執行部が方針 石破首相の全発言
2024/10/6 17:22
https://www.sankei.com/article/20241006-ALWDRKNLWFBYBC2HYPUX6MMUMY/
石破茂首相(自民党総裁)は6日、次期衆院選(15日公示、27日投開票予定)を巡り、党本部で森山裕幹事長、小泉進次郎選対委員長と協議し、派閥パーティー収入不記載事件を受けた関係議員の公認の是非に関する方針を決めた。
「選挙における非公認」
より重い処分を受けた議員を公認しないほか、政治資金収支報告書に不記載が確認された議員については比例代表との重複立候補は認めないこととした。
非公認の対象には、党員資格停止処分だった下村博文、西村康稔、高木毅氏らが含まれる。
記者団に対する首相の発言は以下の通り。
■「相当程度の非公認生じる」
私はこれまで一貫して
「政治資金を巡る問題に対する国民の不信、怒りに対して、自民党としてきちんと対応することが必要だ」
と言ってきた。
本日、来る総選挙における、党としての対応について、方針を確認をした。
まず、小選挙区の公認について、党則で定める8段階の処分のうち、
「選挙における非公認」
より重い処分を受けた者については、非公認とする。
二、選挙の非公認より軽い処分でも現時点で引き続き処分が継続している者については、政倫審で説明責任を果たしている者を除き非公認とする。
三、処分を受けた、その他の議員のうち、説明責任が十分に果たされず、地元での理解が十分に進んでいないと判断される者についても非公認とする。
結果として、相当程度の非公認が生じることとなるが、国民の信頼を得る観点から、公認権者として責任を持って最終的に判断をしていくものとする。
■「総裁も党四役も重複立候補せず」
その上で、派閥の政治資金パーティーを巡る不記載があった、その他の議員についても、比例名簿への搭載はしないこととし、候補者が選挙区において説明責任を果たし、退路を断って、有権者の審判に当落を委ねることとする。
地元の有権者一人一人と真摯に向き合い、何としても小選挙区を勝ち抜いてくることを求めたい。
なお、党所属議員にこうした対応を取る以上、私並びに党四役についても重複立候補はしないこととする。ともに責任を果たしていく所存だ。
以上が総選挙に向けた対応の方向性だ。選挙は民主主義の根幹そのものであり、わが党所属の議員には、いかなる立場となっても有権者一人一人に真摯に向き合い、説明を尽くし、理解を得て、一票一票を積み重ねる努力を行っていくことを求めることで、党として国民の皆さんの納得と共感を求めたい。

安倍元首相存命なら困難だった石破新首相誕生 暗殺事件から2年、変質した自民党主流派
2024/10/6 10:00
https://www.sankei.com/article/20241006-YEI453KQUZD5PNTL6WB5OTHQZY/
10月1日召集の臨時国会で自民党の石破茂総裁が第102代首相に指名され、石破内閣がスタートを切った。
石破首相はこれに先立つ9月27日の自民党総裁選で第28代総裁に選出された。
総裁選では1回目の投票で過半数に達した候補者はなく、上位2人による決選投票で高市早苗前経済安全保障担当相を破った。
1回目の投票結果は高市氏が181票(議員票72、党員票109)で1位。
首相は154票(議員票46、党員票108)で、議員票、党員票ともに高市氏を下回った。
▼自民党総裁選、第1回投票結果一覧 高市氏181票、石破氏154票、小泉氏136票
ところが決選投票では首相が215票(議員票189、都道府県連票26)で、194票(議員票173、都道府県連票21)だった高市氏を下した。
この結果に交流サイト(SNS)では、
「てっきり高市氏で決まりと思っていただけに驚いた」
「1回目の国会議員の投票では高市氏が石破氏を上回っていた」
「なぜこのような結果になってしまったのか全く分からない」
といった驚きの声が多く見られた。
▼自民党総裁選決選投票の結果 石破氏215票、高市氏194票
■自民党総裁選の開票結果
しかし、舞台裏を探ると、カラクリは至極分かりやすいものだった。
1回目の投票で小泉進次郎元環境相を支持した菅義偉元首相のグループと、派内の2候補に票を分散させていた岸田文雄前首相率いる旧岸田派が、決選投票で石破首相支持に回ったことが大逆転劇を生んでいたのだ。
▼総裁選決選投票で逆転の石破氏、旧岸田派の「高市敬遠」勝因「レガシーひっくり返される」
菅氏は約7年8カ月続いた第2次安倍政権を通して官房長官を務め、安倍氏退陣後に政権を継承。
岸田氏も第2次安倍政権で外相を約4年8カ月務め、菅氏の後に政権を引き継いで安倍路線を継承してきた。
両氏が
「安倍路線の継承」
を掲げた高市氏ではなく、石破首相を支持したことは、令和4年7月の安倍氏暗殺事件から2年が経過し、自民主流派の政策が大きく変質したことを意味する。
石破首相の政策は、安倍氏に代表される自民党保守派とは大きな距離感があった。
総裁選期間中、首相は選択的夫婦別姓の導入について
「夫婦が別姓になると家族が崩壊するとか、よく分からない理屈があるが、やらない理由がよく分からない」
と賛成の意向を表明。
エネルギー政策では出馬会見で
「原発をゼロに近づける努力を最大限する」
と訴えた。
外国人材の受け入れに関しても、総裁選の9候補を対象に共同通信が9月20日に集計した政策アンケートで
「国内の雇用・労働環境への影響に配慮して進める」
と回答している。
▼新総裁の石破氏 政治とカネに厳しく、選択的夫婦別姓賛成、外国人材受け入れ「進める」
さらに安定的な皇位継承を巡り、令和2年には前例のない
「女系天皇」
を選択肢から排除しない考えを示している。
▼自民総裁選候補共同会見 9氏は男系継承重視 石破氏は「女系天皇」含み
安倍氏は第2次政権発足時こそ石破首相を幹事長に起用したものの、その後はこうした考え方の違いもあって政権の中枢から遠ざけてきた。
その流れは安倍氏と蜜月≠セった菅、岸田両氏の政権でも長く続いてきたが、今回はその菅、岸田両氏が石破首相支持へ舵を切ったことになる。
岸田前政権で非主流派だった菅氏は石破政権で副総裁に就き、主流派入りを果たした。
岸田氏は自身の経済政策の継承を石破首相に約束させ、内閣の要の官房長官ポストに旧岸田派ナンバー2の林氏を残留させることに成功した。
いずれも石破首相を誕生させることで十分な
「政治的見返り」
を得た形だ。
▼【動画】石破茂新内閣が正式発足 林官房長官が閣僚名簿 皇居で首相任命式、閣僚認証式
ただ、こうした政局的な背景は国会の外にいる一般国民には見えにくい。
それが総裁選での石破首相勝利を巡る前述の驚き、違和感に繋がっているのだと思う。
首相は自民党の勝利を狙って9日に衆院を解散する。
ただ、総裁選結果を巡る国民の違和感がいつまでも解消されないようだと、支持拡大への足枷となりかねない。
もちろん、首相勝利の背景が明確になることによって、逆に支持離れが広がる可能性もある。

田村秀男「お金は知っている」
石破首相「成長派」への変身は本物か 岸田前政権の戦略継承、財政出動へ官僚の圧力はね返せるか 長年、反アベノミクスの言動も
2024.10/4 06:30
https://www.zakzak.co.jp/article/20241004-GTJ6LR5MEFICFFM6I75DABYO5A/2/
石破茂政権がスタートした。
経済政策では脱デフレ完遂を掲げ、岸田文雄前政権の成長戦略を継承するという。
長年、反アベノミクスの言動を繰り返してきた石破さんの成長派への変身は本物なのだろうか。
まずは、筆者と石破さんの間の秘話を紹介しよう。
2012年9月の自民党総裁選の数カ月前、筆者は東京都内で石破さんに会い、脱デフレ策を進言したが、石破さんは一蹴した。
有権者は物価の下落を歓迎し、上昇にはノーだから、まずいというのだ。
そこで、拙論は日本型デフレとは物価下落以上の幅で賃金が下がる、つまり実質賃金が下がるので、有権者のためにはならないと説明したが無駄だった。総裁選では脱デフレを掲げた安倍晋三元首相に敗れた。
そして2014年1月、ある勉強会で石破さんと同席した。
石破さんは聴衆の前で
「あの時、田村さんの提言を受け入れればよかった」
とスピーチしたのには、少なからず感心させられた。
ところが石破さんはその後、いつの間にかアベノミクスの批判に終始するようになった。
財政出動に否定的で、日銀の異次元金融緩和を厳しく批判するのだ。
そして、2014年8月下旬。
石破さんのブレーンから突如、経済問題で助言を依頼された。
石破さんは産経新聞や本欄など拙論に目を通しているとも聞かされた。
ならば、とA4判で1枚程度のメモを送付した。
要点は、脱デフレ、財政出動、実質可処分所得の引き上げ、家計消費の拡大、税収増の民間への全面還元、日銀利上げの凍結などの提言である。
ブレーンからは
「石破さんはしっかりと読んでいます」
との返事。
他の識者などからも提案があるだろうから、拙メモがどの程度役立ったかは知る由もないが、9月に入ると、石破さんの発言が変わってきた。
「財政出動なければ経済が持たない」
「税増収分の防衛費や少子化対策への充当」
「最低賃金の引き上げ」
と言い出した。
9月27日の総裁選勝利後の会見では
「デフレからの脱却を完全なものにする」、
「物価上昇を上回る賃金上昇」
「海外の生産拠点の国内回帰」
を強調した。
そして、石破政権の経済財政・再生相に就任した赤沢亮正さんが日銀利上げに慎重さを求めたのは、まさに正解だ。
だが、石破政権の本気度が試されるのは、財政にある。
緊縮財政至上主義の財務官僚の執念は凄まじい。
某財務省大物OBは岸田前政権について、
「史上最悪のバラマキを行った」
「安倍政権のほうがまだましだった」
と憤懣やる方ない。
電気・ガス料金補助、定額減税などをやり玉に挙げるのだが、メディアなどから
「増税メガネ」
と揶揄された岸田さんにとってみれば、心外もいいところだろう。
岸田前政権のもと基礎的財政収支(プライマリーバランス)が大幅に改善し、来年度は黒字化が確実になっている。
財務省はそんなことには満足せず、さらなる緊縮財政と増税を石破政権に仕込む魂胆だろう。
石破さんは、財務官僚の圧力をはね返せるだろうか。
 (産経新聞特別記者・田村秀男)

NHK「放送テロ」を慰安婦問題にすりかえ 「自分党」議員に見抜けぬ中韓の歴史認識捏造
2024/10/6 6:00
https://www.sankei.com/article/20241006-MQ2TRVYGS5KLFLBGQJHFHHTG4U/
自民党はしばしば
「自分党」
と揶揄されてきた。
それが今日ほど露骨な時はない。
内閣支持率20%台を迷走した岸田文雄首相が次期総裁選不出馬を表明すると、自薦他薦の総裁候補者たちが雨後の筍の如く出現した。
そのいずれもがパーティー券問題から始まった裏金(政治資金)問題や派閥問題を語るが、派閥と政治資金は自民党政治の宿痾である。
■機能しない内閣
党勢を伸ばすには所属議員の数を増やさねばならず、それには資金が欠かせない。
その中で選出された自民党総裁が、日本国の首相になっている。
この政治システムは自分党の政権維持には都合よく機能しても、民意を国政に反映させることには向いていない。
昨今の政治不信は、日本国のリーダーを直接選べないことに起因している。
憲法第68条では国務大臣の過半数を国会議員から選ぶよう規定しているとはいえ、民間から抜擢するケースは稀れで、現内閣などは全員が国会議員である。組閣後の常套句は「適材適所」だが、実際は総裁選に協力した派閥に対する論功行賞で、多くは派閥の古参議員やかつての盟友と関係のある世襲議員である。
尖閣諸島や竹島の問題と関連して領土担当相(現領土問題担当相)が誕生したのは2013年。
だが現在まで、当該大臣が外交の表舞台で活躍したと聞いたことがない。
2024年8月19日、NHKで中国籍の人物による
「放送テロ」
が発生。
26日には中国軍の情報収集機が長崎県・男女群島南東沖の日本領空を侵犯。
31日、中国軍の測量艦が鹿児島県の口永良部島沖で日本領海に侵入。
いずれの事案でも閑職の出番はなかった。
総裁候補者たちは、この一連の妄動に非難の声を上げたというが、その
「遺憾砲」
にどれだけの意味があるのだろうか。
国家主権が侵され続ける責任の一端は自民党にある。
前回のコラムでも触れたが、中国が暴走する端緒を作ったのは小泉純一郎政権である。
2005年3月、島根県議会が
「竹島の日」
条例を制定して、竹島問題解決の糸口を掴もうとしたが、それを小泉政権が牽制し、中露政府に誤ったシグナルを送ってしまったからだ。
■安倍・岸田政権も
これは安倍晋三政権も同じである。
竹島問題では
「静かな外交」
を謳ってきた韓国が竹島問題や慰安婦問題などで対日攻勢をかけると、
「領土・主権対策企画調整室」
を開設して内外に対する情報発信に方針転換し、歴史戦の最前線から離脱してしまったからだ。
その間、韓国では政策提言機関である
「東北アジア歴史財団」
を軸に、竹島や慰安婦、いわゆる徴用工の問題などへの対応、軍艦島と佐渡金山の世界遺産登録に対する妨害などを通じて左傾化が進んでいた。
その韓国に尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権が誕生し、左傾化した韓国社会の軌道修正に乗り出したが、岸田政権はその機を生かすこともできなかった。中国海警局の艦艇が尖閣諸島周辺の接続水域への侵入を繰り返す最中、
「自分党」
がしたことは裏金問題の弁明と派閥解消という弥縫策だった。
国民目線で見てもこの日本では危うい。
沖縄タイムスによると、石垣市議会の9月定例会ではNHKの
「放送テロ」
と関連して抗議決議案などを審議したという。
それを同紙では、中国国籍者の尖閣に関する発言よりも
「慰安婦を忘れるな」
とした慰安婦問題を主に報じ、
「民間の慰安婦はいた」
「従軍慰安婦はいなかった」
「性奴隷ではなく、しっかりお金を頂いた方たちはいた」
と発言した市議を批判的に扱っていた。
そこに
「『慰安婦か娼婦か』を問う差別的な言説だ」
「政治家としての基礎的な見識を欠いている」
とする識者を登場させ、
「河野談話」
を引き合いに出して、河野洋平官房長官(当時)は談話の中で旧日本軍の関与や強制性を認めて
「謝罪している」
と伝えた。
だがこの談話が出される前の韓国では、
「日本兵を相手にしていたのは、自尊心が許さない」
「無理やりさせられたことにしてほしい」
との声が出ていた。
河野談話は実態を調査することなく、発表されていたのである。
■負の歴史への視点
慰安婦問題が表面化した1990年代、金泳三(キム・ヨンサム)大統領が
「歴史の立て直し」
を唱え、韓国では歴史の
「修正主義」
が流行った。
それが日本の
「村山談話」
につながり、
「植民統治」
とすべき語句が
「植民地支配」
と表記され、村山富市首相(当時)も
「現在取り組んでいる戦後処理問題」

「誠実に対応」
すると誓ったのである。
だが、戦後処理問題の淵源は、戦後の日韓の国交正常化交渉にあった。
それは当時の李承晩(イ・スンマン)大統領が公海上に
「李ライン」
を設定してライン内側水域にある竹島の領有を一方的に宣言し、拿捕・抑留した日本人漁船員を盾に取った人質外交から始まった。
村山談話には、竹島侵奪を正当化する韓国側の誤った歴史認識と日本人漁船員を拿捕・抑留した負の歴史に対する視点がない。
国会議員の浅知恵では、中韓の歴史学者による歴史認識の捏造は見抜けない。

<主張>対露協力相の廃止 首相の判断を評価したい
社説
2024/10/6 5:00
https://www.sankei.com/article/20241006-WW4RIW63GVIWLARRTYIBZEWKXY/
石破茂内閣で、これまで経済産業相が兼務してきた
「ロシア経済分野協力担当相」
のポストが廃止された。
林芳正官房長官は会見で、同担当相廃止について
「石破首相が判断した」
と明らかにした。
首相の政治判断をまずは評価したい。
ロシアはウクライナ侵略を続けている。
日本はプーチン露政権に対して経済制裁を科してきた。
それと並行して、経済協力担当の閣僚ポストを存続させてきたこと自体が矛盾だった。
このポストは平成28年9月、安倍晋三首相(当時)が世耕弘成経産相(同)に兼務させる形で新設した。
この4カ月前、訪露した安倍氏がプーチン大統領に石油、天然ガスの開発協力や極東の産業振興など8項目の
「日露協力プラン」
を提示し、日本企業に投資を呼びかけていた。
このプランを推進するのが対露経済協力相だった。
ロシアによる不法占拠が続く北方領土の返還問題と平和条約締結交渉を前進させたい安倍政権の思惑があった。
だが、一昨年2月のウクライナ侵略開始で、日本側は対露経済協力を凍結し、担当相は無用の存在になった。
その時点で廃止すべきだったが、岸田文雄内閣(当時)は
「日本企業の円滑な撤退支援」
を理由に閣僚ポストを存続させてきた。
撤退支援なら閣僚ポストを維持する必要はないのが道理だ。
侵略者ロシアに圧力をかけねばならない時に経済協力相を残すのは、プーチン政権に誤ったシグナルを送る悪手だった。
そもそも、プーチン氏の念頭には領土抜きの平和条約締結しかない。
日本の経済協力が北方領土返還につながる可能性はほぼないと言っていい。
プーチン氏はウクライナ侵略後、北方領土を経済特区化して内外の進出企業を税制優遇する法案に署名した。
許しがたい日本の主権侵害だ。
対日平和条約交渉も一方的に中断を宣言した。
ロシア軍は北方領土を舞台に演習を繰り返したり、中国の海空軍と
「合同パトロール」
と称する対日威嚇を重ねたりしている。
石破首相が所信表明演説で
「対露制裁、対ウクライナ支援は今後とも強力に推し進める」
と語ったのは妥当だ。
首相はロシアに領土を奪われている国の首脳同士として、ウクライナのゼレンスキー大統領と連携を図るべきである。

林官房長官、ロシア経済分野協力担当見送りは「首相が判断」
2024/10/2 0:14
https://www.sankei.com/article/20241002-YKSJUAOH2RM7VHJDAEO3QVKYNE/
林芳正官房長官は1日の記者会見で、石破茂首相が設置を見送った
「ロシア経済分野協力担当」
について
「ロシアがウクライナ侵攻を続けている現状を踏まえ、首相が判断した」
と理由を説明した。
「政府として在ロシア日本大使館などを通じ、ロシアで活動する日本企業の活動支援などは行っており、今後とも企業支援は継続していく」
と説明した。
ロシア経済分野協力担当は平成28年に当時の安倍晋三首相が北方領土返還を巡る対ロシア経済協力を具体化するために新設した。
ウクライナ侵攻後も歴代政権は担当相を置いていた。

ロシア外務省が領空侵犯の抗議拒否 日本が「政治問題化」「非生産的」と反発
2024/10/3 16:22
https://www.sankei.com/article/20241003-CMDFUWH7QFPCDIOEUDQ3DGL5ZQ/
ロシア外務省のザハロワ報道官は2日の記者会見で、露軍哨戒機による日本の領空侵犯を巡り、
「日本は外交ルートを通じて抗議しようとしたが、我々(露外務省)は拒否した」
「我々は抗議の根拠となる如何なる情報も持っていない」
と述べた。
ザハロワ氏はまた、日本がこの件を
「政治問題化」
しているとし、
「非生産的だ」
と反発した。
領空侵犯についてロシア側が公式にコメントしたのは初めて。
ザハロワ氏は
「適切な所管ルートを通じて協議すべきだ」
と述べ、日本の防衛省と露国防省の間で対処すべき問題だとした。
領空侵犯問題は9月23日、北海道礼文島北方で発生。
防衛省によると、露軍のIL38哨戒機は航空自衛隊のF15戦闘機による警告などにもかかわらず、3回に渡って日本の領空に侵入した。
同時期には露極東ウラジオストク沖の日本海で露太平洋艦隊と中国艦隊による合同軍事演習が行われており、哨戒機は潜水艦の探索訓練などを行っていた可能性がある。
一方、ザハロワ氏は日本の経済産業相が従来兼任してきた
「ロシア経済分野協力担当相」
の設置を石破茂内閣が見送ったことにも言及。
「日本がロシアとの経済関係を発展させる気がないことを示している」
と述べた。
日本は対露制裁により自身が経済的打撃を受けているとも主張した。

<産経抄>衆院選、首相が変節漢で「信」は得られるのか
2024/10/5 5:00
https://www.sankei.com/article/20241005-VDAJHFXQ6RODHIAJE73ZVZLOTE/
石破茂首相の今年6月14日のブログが野党議員の間で話題である。
首相は衆院解散について記している。
「天皇の国事行為を定めたに過ぎない(憲法)第7条を根拠として『今解散すれば勝てる』とばかりに衆議院を解散することは、国会を『国権の最高機関』とする憲法第41条の趣旨にも反する」
▼同時にこうも指摘していた。
「内閣不信任案の可決や信任案の否決など、内閣と衆議院の立場の相違が明確となった場合に限り、内閣が主権者である国民の意思を問うために行われるべき」。
自民党総裁選でも
「国民が判断する材料を提供するのは首相の責任だ。すぐ解散するという言い方はしない」
と明言している。
▼それがいざ総裁に当選すると、首相就任前の時点で10月9日に解散して27日に投開票とする考えを表明したのである。
「過ちては改むるにはばかることなかれ」とも「君子は豹変(ひょうへん)す」ともいうが、そんな立派なものではない。
信念を捨てて党利党略に走ったと言われても仕方がないだろう。
▼かと思うと4日の所信表明演説では、年来の主張だったアジア版NATOにも、日米地位協定の改定にも触れなかった。
現実路線に修正したといえば聞こえがいいが、できもしないことを国民に訴えてきたのか。
それでは、政権公約(マニフェスト)詐欺と怒りを買った民主党の政権奪取と選ぶところがない。
▼「flip―flopping(変節)の名手」。
国民民主党の玉木雄一郎代表は3日、自身のX(旧ツイッター)で首相を皮肉った。
これまた首相が従来の主張をたがえて、追加利上げに慎重姿勢を示した件である。
▼衆院選は政権が国民の信を問う場だが、ころころと意見が変わるリーダーが信用されるだろうか。

自民党新総裁への期待と直言
石破茂新総裁は愚かな「脱炭素」止め万全なインフラ投資を 台湾有事、中国は日本のエネルギーを狙う…現状では3カ月と持たない
2024.10/2 11:00
https://www.zakzak.co.jp/article/20241002-KI57HQ3MB5JRRHUZ5RYOSOAGTE/
キヤノングローバル戦略研究所研究主幹杉山大志氏
元防衛相の石破茂新総裁に申し上げる。
日本のエネルギーインフラは破壊され続けている。
菅義偉政権が
「2050年CO2実質排出量ゼロ」
を宣言し、岸田文雄政権がその法制化を進めた結果だ。
「台湾有事」
となれば日本は巻き込まれるのは必定で、中国は必ずや日本のエネルギーを狙う。
このままでは、日本は3カ月も持たずに屈服してしまうだろう。
緊急に対策が必要で、愚かな
「脱炭素」
は止めるべきだ。
ロシアはウクライナの発電所をミサイルやドローンで攻撃し、7割を破壊した。
ウクライナもロシアのディーゼル燃料精製工場の2割を破壊した。
中国が日本各地のエネルギーインフラを攻撃したら、日本は防げるのか。
イエメンの親イラン武装組織フーシ派は紅海を航行する欧州諸国の船を攻撃し、パナマ運河の入り口にある紅海を事実上封鎖している。
中国によって日本近海の船や港湾が攻撃されると、日本への輸入も途絶える。
ウクライナがそれでも2年間も持ちこたえているのは、資源が豊富で隣国と地続きの大陸国家だからだ。
だが、日本は島国で国産のエネルギーも乏しい。
エネルギー供給の8割以上を占める化石燃料は、ほぼ全量が輸入である。
これが止まったらどうするのか。
石油の備蓄は200日分あるが攻撃されるだろう。
石炭と天然ガスは1カ月分もない。
ただちにエネルギー備蓄を積み増し、
「エネルギーインフラの防衛策」
を講じなければならない。
原発は稼働していれば、いざという時には在庫の燃料だけで3年は持つ。
いまテロ対策を理由に稼働を止めている原発があるが、これはかえって国を脆弱にしている。
太陽・風力発電は不安定で、有事の頼りにならない。
菅政権以来、日本は
「脱炭素」
をエネルギー政策における最優先の課題として、化石燃料インフラは破壊されてきた。
化石燃料を敵視する政策のせいで、火力発電所は採算が合わず、維持費は削られ、故障しても修理されず、次々と閉鎖されている。
揚げ句、節電要請が恒例行事になってしまった。
戦争になれば軍事目標へのミサイル攻撃と同時に、エネルギーインフラへのドローン攻撃があるだろう。
エネルギーは日本のアキレス腱であり、真っ先に狙われる。
ところがいま、日本政府は、敵に破壊される以前に、愚かな
「脱炭素」
政策で自ら破壊している。
政府は化石燃料を敵視するのを止め、日本の生命線であると認識を改め、平時から万全なインフラ投資をすべきだ。
容易には負けない備え、それこそが有事に対する抑止になる。

石破政権の課題 変われぬまま選挙に臨む自民
論争を撃つ 石井聡
2024/10/5 11:00
https://www.sankei.com/article/20241005-DRPULNNOU5JUZP5ZGSBNYJ3OWY/
5度目の挑戦、決選投票での逆転勝利でその座をつかんだ石破茂首相はいったい何がしたいのだろう。
自民党総裁選で当選した後、NHKの「日曜討論」で
「岸田政権を基本的に引き継ぐ」
とサラリと語ったのを聞いて、その印象はさらに強まった。
もとより、地方創生、災害被災者への支援拡充といった政策の柱を掲げてはいた。
だが、選挙期間中にどれだけ具体的なイメージを伴いながら国民に伝わったかといえば疑問である。
「防災庁」
構想には被災地、被災者などから関心と期待が向けられているが、
「簡単なことではない」
とトーンダウンする場面もあった。
政策通と目されてきた分だけ、それらを実現する力量を伴うかどうかが厳しく問われる。
■早期解散は同じ
出馬表明当初は最有力とみられた小泉進次郎元環境相は、途中失速で決選投票にも残れず敗退した。
掲げた主張は説明力の不足もあり、多くの反論、批判を浴びたが、総裁選の論戦の軸となった側面もある。
総裁選が終わって政策論争に明確な決着がついたわけでもない。
とくに解雇規制緩和や夫婦別姓の導入などについて候補者間の対立があったことは、政権与党の自民党が一貫性を持って政策を遂行できるのか、疑問を生じさせたともいえる。
小泉氏は当選した場合、首相就任後ただちに衆院解散に踏み切る考えを際立たせた。
他候補からは臨時国会で一定の審議を行い国民の判断材料を示すべきだとの反論が相次いだ。
石破氏もその一人だったが、総裁就任後は
「できるだけ早く国民の審判を仰ぎたい」
と軌道修正し、立憲民主党の野田佳彦代表から
「裏金解散」
だと牽制されている。
結局、首相もその小泉氏を党選挙対策委員長に起用して10月中の総選挙実施に踏み切った。
この選挙を乗り切ることが当面の最大課題となることから、新内閣のご祝儀ムードが続く間に事に臨もうとするのはわかる。
だが、今度の選挙は
「自民党は変わったのか」
という点がこれまで以上に厳しく問われている。
「政治とカネ」
の問題をめぐり、総裁選が自民党の転換点になるという結論には至らなかった。
総裁選は世代交代を図るものでもなかった。
不信感が払拭できたのかといえば、否定的に受け取らざるを得ない。
■政策の刷新は…
その分、政策面での刷新感がより求められるが、それを国会で吟味する時間も乏しいとすれば、国民に判断材料を提示するのは難しい。
それにしても組閣人事には「論功」の臭いが強く漂い、重要課題を推進できる布陣なのか疑わしい。
党内の政権基盤が脆弱な石破内閣で、閣僚の失態などが相次ぐ事態になれば、首相が早期に求心力を失う展開も考えられる。
総裁就任直後、米保守系シンクタンクのハドソン研究所のサイトに
「日本の外交政策の将来」
と題する石破氏の論文が掲載された。
中国、ロシアや北朝鮮に対する抑止力を確保するため北大西洋条約機構(NATO)のアジア版を創設し、この枠組みの中で米国の核兵器の共有、持ち込みを検討すべきだ、という主張などが盛り込まれている。
新総裁に当選する前に提供してあった論文とみられるが、当選後はほどなく首相となる微妙な時期だ。
実現可能性のメドが立たない持論を多く盛り込んだ論考を公表することは、極めて不見識だと指摘しておきたい。
まさか、自分が当選することはないと思って書いたのでもあるまい。
■不用意な寄稿も
石破氏が考えるアジア版NATO構想や同盟国、有志国との連携による集団防衛に、現行憲法の下で日本が参加することはできないと考えられている。
日米同盟でもその片務性は解消されておらず、集団的自衛権の限定行使では不十分であるという問題を提起すること自体には意味がある。
しかし、一議員として将来への期待を語るのはともかく、首相就任後は直ちに現行法制や現存する対外関係の枠組みに基づいて外交・安全保障を担わなければならない。
不用意な論考の公表はもっとも重要な同盟国に誤解を与えかねず、アジア太平洋地域の諸国からも不安を招きかねない。
こうしたことが繰り返されれば、普天間飛行場の移設をめぐり
「県外移設」
を掲げて日米関係を悪化させた旧民主党の鳩山由紀夫政権の二の舞いとなりかねない。
■適切なルールか
緊迫する国際情勢に対応するため、総裁選を機に政治とカネをめぐる議論からの脱却が図られるのを期待していたが、そうなりそうもないのは残念である。
論戦の中でも「裏金」問題への対処の議論はしだいに後退した。
違和感があったのは
「いったん処分が下されたものを見直すことは、党のガバナンスとして問題がある」
ということが、あたかも正論のように語られていた点だ。
党執行部の統治能力が欠如していたことこそが問題を長期化、肥大化させ、的確な対処もできずに国民の不信を招いた。
それを忘れてはなるまい。
石破首相は
「ルールを守る自民党」
ということを盛んに言い出した。
守らないより守った方がよいが、肝心なのはそのルールが適切なものかどうかである。
NHKの番組で物価高について問われ、
「高いねえ。おかわり自由というのがいつの間にかなくなっちゃった」
と答えた。
麻生太郎党最高顧問の口からはとても聞けなさそうな言葉だが、そうした国民目線は悪くない。
政策の立案や遂行に役立てられるだろうか。

「石破カラー」薄く…アジア版NATO、日米地位協定見直しに言及なし 所信表明
2024/10/4 20:30
https://www.sankei.com/article/20241004-UCKMZA6KXFJB3LSKTURLHEO2DE/
石破茂首相の4日の所信表明演説は、首相が自民党総裁選で訴えた
「アジア版NATO(北大西洋条約機構)」
構想などへの言及はなく、
「石破カラー」
を抑えた。
衆院解散・総選挙を間近に控え、安全運転に徹する狙いがあるとみられる。
だが一方で
「総花的で、首相らしさが出ていない」(自民ベテラン議員)
と物足りなさを指摘する声もあった。
■不記載事件対応、抽象的
「首相として全身全霊を捧げ、日本と日本の未来を守り抜く」。
首相は演説の冒頭、こう切り出した。
続けて派閥のパーティー収入不記載事件にも言及し、岸田文雄前首相の退任に
「政治改革を前に進めるとの思いを持って決断された」
と敬意を表した。
ただ、不記載事件への対応については
「問題を指摘された議員1人1人と改めて向き合い、反省を求め、ルールを守る倫理観の確立に全力を挙げる」
と抽象的な表現にとどめた。
首相は総裁選で衆院選での非公認の可能性に言及したが、徐々にトーンダウン。
党内基盤が弱く、問題が指摘された旧安倍派や旧二階派の議員らの反発を避けたい思惑も透ける。
首相が得意とする外交・安全保障でも、持論のアジア版NATO構想や日米地位協定の見直しには言及しなかった。
いずれも党内の議論は不十分な上、アジア版NATO構想には閣内でも
「直ちに設立するのは難しい」(岩屋毅外相)
との意見があるためだ。
演説では憲法改正や安定的な皇位継承には言及したが、持論である憲法9条2項の削除や、選択肢として排除しない考えを示していた
「女系天皇」
には触れなかった。
■「災害関連死ゼロ」掲げる
一方、災害対策では被災者の避難所での厳しい生活に思いを寄せ、災害関連死ゼロを掲げたのは
「首相の強い思いからだ」(首相側近)
という。
政権の目玉である防災庁設置準備も
「事前防災の徹底に向けて予算・人員の両面において抜本的に強化し、不断に万全の備えを行う」
と改めて強調した。
思い入れの強い地方創生では
「交付金を当初予算ベースで倍増を目指す」
と明言した。
「総裁選では票を集めるために多少は大きいことをいうものだ」
「現実路線だ」。
自民の閣僚経験者は演説の内容に一定の理解を示す。
ただ、首相は演説以外でも、慎重だった早期衆院解散の方針を表明。
利上げに慎重な考えを表明するなど
「変節」
を繰り返している。
自身の過去の発言との齟齬が大きければ国民の支持を失う可能性がある。
自民党若手議員は、首相がかつて時の首相や党執行部に正論≠ぶつけ
「後ろから鉄砲を撃つ」
と揶揄されていたことを念頭に、こう呟いた。
「自身が首相になった今となっては、過去の自分に後ろから鉄砲を撃たれる状況が続くのではないか」

「勇気と真心で真実を語る」石破首相の所信表明、故渡辺美智雄元副総理の言葉引用
2024/10/4 16:31
https://www.sankei.com/article/20241004-JNF22JLBVJNUXIWWE53KDMMRTI/
石破茂首相は所信表明演説で、故渡辺美智雄元副総理の言葉
「政治家の仕事は勇気と真心を持って、真実を語ることだ」
を引用し、自民党派閥裏金事件で失われた国民の信頼回復を目指すと訴えた。
かつて同じ派閥に所属した渡辺氏は
「政治の師」
と仰ぐ存在だ。
演説全体は約9500字で、2012年の自民政権復帰以降、最多となった。
地元・鳥取に隣り合う島根選出の故竹下登元首相を登場させた。
ふるさと創生を掲げた竹下氏の
「地域が自主性と責任を持って、各々の知恵と情熱を生かし、地域づくりを自ら考え実践していく」
とのフレーズを用いて、地方創生に取り組む姿勢を示した。
演説分量は約13%を地方創生に割いた。
持論の防災庁設置など災害対応関連にも約10%を充て、自身の政策をアピールした形だ。

「勇気と真心で真実を語る」石破首相の所信表明、故渡辺美智雄元副総理の言葉引用
2024/10/4 16:31
https://www.sankei.com/article/20241004-JNF22JLBVJNUXIWWE53KDMMRTI/
石破茂首相は所信表明演説で、故渡辺美智雄元副総理の言葉
「政治家の仕事は勇気と真心を持って、真実を語ることだ」
を引用し、自民党派閥裏金事件で失われた国民の信頼回復を目指すと訴えた。
かつて同じ派閥に所属した渡辺氏は
「政治の師」
と仰ぐ存在だ。
演説全体は約9500字で、2012年の自民政権復帰以降、最多となった。
地元・鳥取に隣り合う島根選出の故竹下登元首相を登場させた。
ふるさと創生を掲げた竹下氏の
「地域が自主性と責任を持って、各々の知恵と情熱を生かし、地域づくりを自ら考え実践していく」
とのフレーズを用いて、地方創生に取り組む姿勢を示した。
演説分量は約13%を地方創生に割いた。
持論の防災庁設置など災害対応関連にも約10%を充て、自身の政策をアピールした形だ。

自民、地元申請あれば不記載議員も原則公認 森山裕幹事長「党の決まりに基づき対応」
2024/10/4 16:55
https://www.sankei.com/article/20241004-DP7LPPQ2FVLCNCDBYRW3GFF2LA/
自民党の森山裕幹事長は4日、党本部で記者団に、派閥パーティー収入不記載事件で処分した衆院議員に関し、次期衆院選(15日公示、27日投開票)で一律に非公認とはしない考えを表明した。
選挙区では、都道府県連など地元組織から公認候補予定者としての申請があり、党の情勢分析で当選可能と判断すれば原則として公認する方向だ。
森山氏は
「党の決まりに基づいて対応することが大事だ」
と強調し、地元組織の公認申請が条件になると語った。
さらに
「当選第一というのが選挙で一番大事だ」
「当選可能なのかどうかも1つの判断の基準」
と語った。
世論は不記載議員への厳しい対応を求める声が根強いが、森山氏は
「党として調査し、(4月に)処分を下した」
「その現実をしっかり捉えることは大事だ」
と述べ、不記載議員の非公認が
「二重処分」
に当たるとの認識を示唆した。
一方、石破茂首相は4日、官邸で記者団に、不記載議員の公認問題に関して
「何にも決まっていない」
と述べた。
首相は党総裁選出馬を表明した8月下旬、
「公認するに相応しいかどうかの議論は徹底的に行われるべきだ」
と述べ、非公認とする可能性に言及していた。

石破政権短命危機=u早く解散しないとボロが…」 現実を無視した理想論吹聴→困難とわかると「豹変」 党内には早くも反乱の気配
2024.10/4 15:30
https://www.zakzak.co.jp/article/20241004-GXJZSACMKNMY7JQIUQHCUBM4AY/
石破茂首相は4日、衆参両院本会議で初の所信表明演説に臨み、
「経済対策の策定」
など、当面の政治課題への政府方針を表明する。
9日解散、27日投開票の衆院選を間近に控え、経済回復の道筋を示す狙いのようだ。
報道各社の世論調査では、石破内閣の支持率は50%前後と伸び悩んでいる。
「論功行賞」
「リベラル重用・保守派外し」
という色彩が強いうえ、安倍晋三元首相を
「国賊」
と罵倒した村上誠一郎氏を総務相に抜擢した影響なのか。
ジャーナリストの長谷川幸洋氏は、現実を無視した理想論を吹聴して困難と分かると豹変する
「石破首相の本質」
を喝破し、
「短命内閣の危険性」
を指摘した。

石破政権が誕生した。石破首相は9日の衆院解散を表明したが、早くも自民党総裁選での発言をひっくり返した形だ。
新内閣は挙党一致のドリーム・チームにもならなかった。
野党はもちろん、自民党内の反・石破勢力は倒閣に動くだろう。
発足当初から、これほど不人気な政権も珍しい。
石破総裁誕生が伝えられると、株式市場は暴落で反応した。
それも当然だ。
石破氏は
「金融所得課税の強化」
をはじめ、
「法人税や所得税の増税」
を滲ませ、岸田文雄政権がぶち上げた防衛増税1兆円の構想も引き継ぐ考えを示した。
日銀の利上げにも肯定的だ。
これで株価が上がるわけがない。
いずれ実体経済に波及し、下手をすれば、デフレに逆戻りする可能性もある。
解散表明にも驚かされた。
総裁選では
「国民に判断材料を与えないまま、解散はしない」
と言っていたのに、突如、豹変した。
しかも、国会で内閣総理大臣の指名を受け、皇居での首相任命式を終える前の解散表明である。
「選挙準備のためだ」
などと理由を語ったが、
「憲政の核心」
に関わる話なのに、言い訳にもなっていない。
これは
「石破首相の本質」
を物語っている。
彼はいつも一見もっともらしい建前論を語るが、実現可能かどうか、しっかり検討した上での話ではない。
単に理想を語っただけだ。
現実の壁に直面して、困難と分かると、たちまち豹変するのである。
解散は森山裕幹事長の進言を受けたからだった。
「早く解散しないとボロが出て、支持率が落ちるぞ」
と諭されたに違いない。
そこで初めて
「現実の厳しさ」
に気が付いたのだ。
他の重要課題はどうか。
例えば、
「アジア版NATO(北大西洋条約機構)の創設」
である。
NATOは加盟国に集団的自衛権に基づく相互防衛義務を課している。
だが、専守防衛を旨とする日本は、他国防衛のために軍事力を行使できない。
したがって、憲法改正が不可欠になる。
■党内には早くも反乱の気配
「日米地位協定の改定」
も同じだ。
米国には日本防衛義務があるが、日本には米国防衛義務がない。
だからこそ、かつてドナルド・トランプ前大統領は
「日本は米国が攻撃されても、ソニーのテレビを見ていられる」
と不満を漏らした。
米国は
「地位協定を改定したいなら、まず片務的な条約を改めたらどうだ」
と反論するのではないか。
途中のハードルをどう越えるか、を考えずに、いきなり理想論に走る。
これが石破氏の発想である。
一言で言えば
「書生論」
だ。
だから、誰かから現実の壁を指摘されると、途端に腰砕けになってしまう。
このパターンは今度も繰り返されるに違いない。
石破首相は、いわゆる
「裏金議員」
の公認問題について、
「公認権者である自分が説明責任を果たす」
と言明した。
甘い対応をするようなら、批判を招く。
逆に、裏金議員を公認しないようなら、反・石破陣営は黙っていないだろう。
最高顧問に就任した麻生太郎元首相は、記念撮影への同席を拒否した。
党内には、早くも反乱の気配が漂っている。
石破政権は短命に終わるのではないか。

スパイ防止法に反対した村上誠一郎氏 昭和61年初当選当時「現行法の手直しで十分」
2024/10/4 10:59
https://www.sankei.com/article/20241004-OROBZLT4CFDYLBBW7LV4RHDNEU/
石破茂内閣で再入閣した村上誠一郎総務相は、衆院議員に初当選した昭和61年当時、自民党が制定を目指していたスパイ防止法について
「現時点においては不必要」
と党内で反対していた。
スパイ防止法を巡る動きを振り返ってみた。
■「スパイ天国」返上目指した自民
戦後、日本はソ連や北朝鮮によるスパイ活動を厳しく取り締まる法律がなく、
「スパイ天国」
と呼ばれてきた。
昭和53年10月の参院予算委員会で福田赳夫首相は
「スパイ天国と言われる状態を放置しておいていいのかどうか」
と述べ、将来はスパイ防止法が必要との認識を示した。
翌54年には保守系の学者や文化人が発起人となって
「スパイ防止法制定促進国民会議」
が発足した。
昭和55年に陸上自衛隊の陸将補がソ連に情報を流したとして逮捕されたが、自衛隊法の守秘義務違反で懲役1年に問われただけだったことから、制定の機運が高まり、地方議会での推進意見書可決が相次いだ。
昭和57年に就任した中曽根康弘首相も積極的な姿勢を見せ、昭和59年には
「スパイ防止のための法律制定促進議員・有識者懇談会」
が発足し、政界を引退した岸信介元首相が会長に就任した。
現在文化庁長官を務める作曲家、都倉俊一氏も発起人に名を連ねた。
■谷垣、鳩山氏らと意見書提出
自民党は昭和60年、
「国家秘密に係るスパイ行為等の防止に関する法律案」
を議員立法で提出した。
外交・防衛上の国家秘密を外国に漏らした場合、最高刑を死刑とした。
この動きに対し、社会党や共産党などは
「国民の権利を制限する」
などと反対した。
スパイ防止法制定促進国民会議の事務局が旧統一教会(世界平和統一家庭連合)系の政治団体
「国際勝共連合」
だったこともあり、社共を中心とした勢力の反対運動は激しく、実質審議に入らないまま廃案となった。
昭和61年、中曽根首相は法案の再提出に意欲を示し、党内の特別委員会が最高刑を無期懲役に引き下げるなどした修正案をまとめた。
村上氏はこの年昭和61年の7月、衆院旧愛媛2区で初当選。
昭和61年11月に、法案に反対する自民党の中堅・若手議員12人の意見書に名を連ねた。
他の11人は次の通り(敬称略、カッコ内は後の役職)。
大島理森(衆院議長)、太田誠一(農林水産相)、熊谷弘(通商産業相)、熊川次男、白川勝彦(自治相)、杉浦正健(法相)、谷垣禎一(自民総裁)、鳩山由紀夫(首相)、谷津義男(農水相)、石井一二、佐藤栄佐久(福島県知事)
村上氏は「中央公論」昭和62年4月号の
「われら自民党議員『スパイ防止法案』に反対する」
と題した特集で、
「自衛隊法、国家公務員法、刑法等の手直しで十分対処することができよう」
などと論じた。
その後、法案は再提出されず、岸氏の死去や中曽根内閣の退陣で制定の機運はしぼんだ。
共産などにとっては、村上氏ら自民内の反対論は心強かったに違いない。(渡辺浩、肩書は当時)

<主張>中国の海外闇警察 「スパイ天国」でいいのか
社説
2024/3/16 5:00
https://www.sankei.com/article/20240316-H4BDHEZJSJMAJPA4WOC6PFTEAA/
左右の過激派や外国勢力を捜査対象として治安を守る警視庁公安部が、なぜ詐欺事件を摘発したのか。
それは日本に、直接スパイ活動を摘発する法律がないからである。
公安部は2024年2月、風俗店を整体院と称して新型コロナウイルス対策の持続化給付金100万円を詐取した疑いで、中国籍の女を書類送検した。
2023年5月には、女が一時幹部を務めた東京・秋葉原の一般社団法人を、同容疑で家宅捜索していた。
一般社団法人が入居するビルは、スペインのNGO「セーフガード・ディフェンダーズ」が2022年、中国の非公然警察署の拠点であると指摘していた。
当時の林芳正外相は
「(日本の主権を侵害しているなら)断じて認められない旨の申し入れを行っている」
と述べた。
同NGOによれば、海外闇警察とも言われる中国の非公然警察署は世界50カ国、100カ所以上にあり、
「国外の中国人の政治活動の監視」

「帰国の説得」
などを任務としている。
2023年4月には米ニューヨークで、非公然警察署の開設や運営に関与したとして中国系米国人2人が逮捕された。
警視庁による摘発は、非公然警察署の実態把握の過程で犯罪容疑が浮かんだとみられる。
平成24年にはスパイ活動を行った疑惑のある在日中国大使館の元1等書記官を、外国人登録法違反容疑で送検した。
2023年は研究データを中国企業に漏洩したとして、不正競争防止法違反容疑で国立研究開発法人
「産業技術総合研究所」
の中国籍の研究員を逮捕した。
その容疑名に捜査当局の苦心が窺える。
日本が
「スパイ天国」
と称されるのは、諸外国にはあるスパイ活動を防止する法律がなく、同法を根拠とする本格的な防諜機関もないためである。
加えて給付金詐欺容疑で送検された女は、自民党の松下新平参院議員の事務所に一時期
「外交顧問兼外交秘書」
として出入りしていた。
外国工作員はあの手この手で政権中枢への接触を図る。
受け入れる側の無自覚ぶりには目を覆いたくなる。
「スパイ防止法案」
は昭和60年に議員立法で提出されたが、昭和60年に廃案となった。
その後、特定秘密保護法などが成立したが、まだ不完全だ。
スパイ天国を解消すべく、防止法と防諜機関の創設を急ぐべきである。

スパイ防止法 諜報活動野放し、摘発へ法整備を 立命館大教授・上久保誠人
明解説
2024/3/2 10:00
https://www.sankei.com/article/20240302-B2AHWG5YAVPIBCAUVHT7EUPR6E/
日本では諸外国のスパイが暗躍しているとされる。
法整備を進める政府は2024年2月27日、経済安全保障上の機密情報へのアクセスを官民の有資格者に限る
「セキュリティー・クリアランス(SC、適格性評価)」
制度を創設する
「重要経済安保情報保護・活用法案」
を閣議決定し、衆院に提出した。
それで機密情報の漏洩を防げるのか。
中国人留学生を指導する立命館大の上久保誠人教授は、スパイ防止法の制定を訴えている。

■日本だけ制度なく
SC制度は、日本の企業、役所、またそのスタッフ、職員について、漏洩すると国の安全保障に支障を与える恐れがある情報を扱うに足る組織や人物、身分かを確認し、海外に情報を流す違反をした場合に罰則を設けるということだが、現行法を含め肝心の外国からのスパイ自体をきちんと取り締まる部分がない。
それは、先進7カ国(G7)の中で日本だけで、まるでスパイ天国だとされる。
諜報活動をする外国人は基本的には犯罪行為を起こさないよう注意を払っており、法の網にかかりにくい。
公安関連組織がスパイらしい人物を捕まえる時は、スパイ摘発と直接関係のない現行法を何とか運用しているのが現実だ。
例えば、東京・池袋のパスポートセンターで中国人職員が個人情報を入手して逮捕された事件が2023年あったが、窃盗罪が適用された。
私が勤務するような学校は、最前線の1つかもしれない。
学校に映画に出てくるようなスパイがいるわけではない。
しかし、留学生が本国にスパイ活動をさせられていると言われており、緊張感があることは否めないからだ。
■中国人は協力義務
中国には国家情報法があり、国家安全部(省)の指示で海外の留学生や在住者は中国共産党の情報活動に協力しなければならない。
同法は、最先端技術などの情報を政府や企業、大学から取り、政府に渡すことを義務付けている。
拒めば、実家が脅されかねない。
大学教育は、そんな中で行われている。
理系はもちろん最前線だが、私のような文系でも民主主義や民主政治を語っていると、それ自体が中国人を教育している行為に当たる。
普通に日本に政治を学びにきた留学生でも、中国当局からの指示で教官がどんな思想信条で家族構成はどうなっているか、朝から夜までどんな日常生活を送っているかといった情報を取っているとの不安は拭えない。
外国から情報を盗みに来る、あるいはそれに加担させられる人を摘発することができる法律として、スパイ防止法が必要である。
それは、逆説的に感じる人もいるだろうが、言論や思想信条、学問の自由を守ることにもなる。
大学で、私は目の前の留学生に民主主義を説く。
それを不安なくやるには、スパイを摘発する制度がきっちりと整っていなければならない。
そのため、ある日突然、私の学生が拘束されて消えることがあっても構わない。
安心して活動できるために法律を整備してほしい。
■留学生や人材守る
日本は少子高齢化で若者が少ない。
政府は対策を取っているとはいえ、政策効果が出るのは30年後だ。
だから、ある意味で移民と言える優秀な人材を受け入れざるを得ない。
外国人を受け入れつつ国家の安全を守るために、厳しいチェックと管理ができる法律が必要なのはG7の国であれば常識ではないか。
そう思う理由の1つに、私の英国での留学経験がある。
空港でもロンドン市内でも自動小銃を持っているような人はおらず、オープンな雰囲気に見えたが実は英国は強力な監視国家で、私を含む留学生が完全に情報機関に生活を把握されていた。
当時、当局の要注意リストに外国人3000人が掲載され300人が監視下にあったと聞いていた。
ある大学で、留学生が集会をしようとした瞬間に当局が全員検挙したという事例があった。
それほど普段から留学生や外国人の動向を把握しているということだ。
テロやスパイ活動を防止するため、事前に全てを把握する体制があり、スパイ防止の法律が存在していた。
一方で、市民は当局の監視の息苦しさを日常的に感じることはなかった。
いわゆるリベラル、左翼の考え方とは真逆の考え方だろうが、同様の制度が日本にほしい。
それが、良い留学生や優秀な人材を守ることにも繋がるはずだ。

【用語解説】スパイ防止法
昭和55年1月の宮永幸久元陸将補らによる防衛庁スパイ事件をきっかけに昭和60年6月、通常国会に自民党から議員提案された。
野党側が
▽「国家の秘密」の範囲が曖昧
▷国民の知る権利、言論と報道の自由など基本的人権を侵害する
▷最高刑を死刑とするなど重罰化が目立つ
などと反対。
1度も審議に入らないまま、昭和60年末の臨時国会で廃案となった。

<主張>気象と防災の日 首相に制定を提案したい
社説
2024/10/4 5:00
https://www.sankei.com/article/20241004-REJPIIGFFFOFHIQ3QHRD7JXMME/
石破茂首相は「防災庁」の創設を政策の柱の一つに掲げている。ただ、実現には一定の時間がかかる。
そうであるなら、手間をかけずに防災に資する方策も考えたい。「気象と防災の日」を制定してはどうか。
地球温暖化の影響とされる気象の激甚化で、多くの国民の命と暮らしを脅かす大規模水害が毎年起きている。豪雨や台風が多発する時季の前に、国民、地域、自治体、国が連携して大規模水害に備える機会が、必要であり不可欠だ。
国民的な防災の日である9月1日は、大規模地震を想定した訓練や啓発活動に重点が置かれてきた。豪雨や台風に備えるには9月では遅い。8月26日は「火山防災の日」、11月5日は「津波防災の日」(世界津波の日)であるが、最も発生頻度が高く、かつ全ての国民に関わる気象災害については、これに相当する日がない。
地震を想定した訓練を実施している地域や自治体は多いが、水害を想定した訓練はあまり行われていないのが現状だ。
「自然災害が多発する日本に、専門の省庁がない方が異常だ」と考えるのであれば、大規模水害を重点に気象災害に備える「防災の日」の必要性は明白だろう。
産経新聞は社説(主張)で、気象記念日である6月1日を「気象と防災の日」とすることを提唱してきた。大規模水害を想定した訓練を多くの自治体に普及、定着させるとともに、地球規模の気候変動について多くの国民が学ぶ契機とする、というのが提唱の趣旨である。
日付と名称にはこだわらないが、この趣旨には賛同が得られるはずだ。
東日本大震災、西日本豪雨などで、日頃の訓練が住民避難や安全確保に繫(つな)がった事例は多い。訓練の実施で直ちに救える命があり、訓練の定着で将来の命も救える。
「気象と防災の日」制定に多額の費用はかかるまい。考えられる施策としては、最も費用対効果が高いのではないか。
防災庁の創設を掲げている首相が、政府の災害対応力を大幅に向上させる必要があると認識していることに異論はない。ただし、役人と役所仕事を増やしても、それが必ずしも国民の命を守ることに直結しないことは銘記する必要がある。

地震の地割れから大量の土砂「人災」と批判も 能登水害、家も車も埋まった
2024/10/4 6:30
https://www.sankei.com/article/20241004-6CXKCYFYA5NPBF5JU2HBCR4RUM/
9月21日に能登半島で発生した記録的豪雨で、石川県輪島市の市立輪島中グラウンドに元日の地震で生じた地割れから大量の土砂が流出し、周囲の家や車を埋め尽くした。地震後、地割れから水が染み出すなどの予兆もあり、市側は土囊(どのう)を置くといった対策を講じてきたが、豪雨には効果がなかった。市に繰り返し対策の強化を求めてきた住民からは「危険性は明らか」「人災だ」といった批判の声も上がる。
輪島市中心部の高台にある輪島中では、元日の地震で約1万6千平方メートルあるグラウンドに地割れが発生した。グラウンドを管理する輪島市教育委員会によると、地割れは最大で長さ約130メートルに及び、グラウンドの約半分が崩れ落ちた。
地震後、高台の下で暮らす住民は、雨が降るたびに恐怖を感じた。息子宅の前が土砂に埋まった服部陽子さん(65)は「大きく崩れた斜面から雨が降るたびに水が染み出したり、小石が落ちてきたりした」と振り返る。住民から対策を求める声もあり、市は斜面にブルーシートを張ったり、大型土囊を置いたりしたほか、雨水が斜面に流れないよう仮設の排水管も設置した。
しかし、今回の豪雨では対策の効果もなく地割れから大量の土砂が流出。高台から約300メートルにわたる坂道には、グラウンドの土砂を含む濁流が川のように流れた。仮設の排水管は十分に機能しないまま壊れ、最大で高さ1メートルほどの土砂が民家や道路、駐車中の車を覆った。服部さんは「しっかり補強していれば被害はもう少し抑えられたのでは」とため息を漏らす。
■市教委「被害受けられた方におわび」
高台の土砂崩れの危険性を市に何度も訴えた住民もいる。輪島中が立つ高台のすぐ下に自宅がある女性(55)によると、地震後、雨が降るたびにグラウンドの砂が自宅前を流れたという。
土砂流出の危険性は目に見えていたため、女性は輪島中の周辺を土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン)に指定するよう市側に要望したが、「教育委員会との兼ね合いがある」などとして取り合ってもらえなかったと憤る。実際、輪島市が公開するハザードマップは令和元年度末から更新されておらず、土砂が流出した範囲は土砂災害警戒区域(イエローゾーン)からも外れたままだ。
女性宅は今回の土砂流出で床下まで泥水につかり、前の道路も地中の水道管やマンホールがむき出しになるなどした。複数の予兆があったにもかかわらず土砂流出を防げなかったことに、女性は「市の対応はあくまで応急処置に過ぎない。その後の対応はなく、人災と言っても過言ではない」と訴える。
これに対し、輪島中のグラウンドを管理する市教委は、地震後に一定の対策をとってきたとした上で、「被害を受けられた方におわびする。さらに被害が拡大しないように対策を講じる」と述べるにとどめた。

<主張>中東の戦火拡大 なぜNSCを開かぬのか
社説
2024/10/3 5:00
https://www.sankei.com/article/20241003-4YRNMLACHBI6FNK2GDIOJIQ5N4/
石破茂首相に問いたい。
なぜ国家安全保障会議(NSC)を開催しないのか。
中東の戦火が拡大しているからである。
イスラエルがレバノンの首都ベイルートにある親イラン民兵組織ヒズボラの本部を空爆し指導者ナスララ師を殺害した。
ヒズボラの脅威を除こうとイスラエル軍はレバノン南部へ侵攻した。
ヒズボラの後ろ盾であるイランは報復と称しイスラエルに向けて大規模な弾道ミサイル攻撃を行った。
米英両軍などが協力して迎撃したが一部が着弾し、被害が出た。
イランの対イスラエル直接攻撃は4月以来だ。
どちらも中東有数の軍事大国だ。
双方に自制を求めたい。
ただし事態がエスカレートすれば
「第5次中東戦争」
になりかねない。
日本や世界のエネルギー供給にとっても、経済情勢にとっても、何より中東地域の邦人の安全にとっても、看過できない緊迫した状況である。
日本は一連の事態を遠い地域の出来事と見做すのではなく、自らの問題と捉え、対応しなければならない。
石破首相は2日、イランの弾道ミサイル攻撃を非難し
「全面戦争に拡大しないように(米国などと)連携を取りたい」
と述べた。
そうであるならば、石破首相は、NSCの4大臣会合などを開き、邦人保護や万一の際のエネルギー需給、イスラエル、イラン双方への働きかけについて協議すべきである。
国家安全保障局や外務省の幹部と面会したが、それだけでは足りない。
NSCを開催すれば、日本企業や現地の邦人に対応を促すシグナルにもなる。
石破首相が自民党総裁に当選した9月27日に、岸田文雄内閣の木原稔防衛相はレバノンからの邦人退避に備え、航空自衛隊のC2輸送機を近隣のヨルダンとギリシャへ派遣する命令を発した。
レバノンには約50人の邦人が滞在している。
政権末期でも邦人保護へ動いた岸田政権の対応は妥当だ。
退避では韓国との相互協力も進めたい。
ただし、レバノンからの邦人退避の備えは日本が為すべき対応の一部に過ぎない。
戦火が一気に拡大しかねない時代だ。
危機は政権交代の事情など勘案しない。
石破首相には内閣発足直後であろうと国民を守り抜いてほしい。

石破政権は北朝鮮に近く優しい? 拉致議連会長からの変節
阿比留瑠比の極言御免
2024/10/3 1:00
https://www.sankei.com/article/20241003-KRI3XHTSOZIS7BSKYCT3ZS5YKA/
9月28日の本紙社会面記事で、拉致被害者の横田めぐみさんの母、早紀江さんが石破茂新首相と過去に会話をした経験について、こう述べていた。
「ほとんどない」
一読、何とも言えない寂しさを感じた。
なぜなら首相は平成14年4月から、9月に小泉純一郎内閣の防衛庁長官に抜擢されるまで、北朝鮮に毅然とした姿勢で対峙する
「北朝鮮に拉致された日本人を早期に救出するために行動する議員連盟」(拉致議連)
の会長を務めていたからである。
■被害者家族と距離
にもかかわらず以後、首相は早紀江さんの言葉にあるように、拉致被害者家族との間に距離を置いたのだった。
家族らにすれば、見捨てられたに等しい。
この年平成14年4月、自民党政調副会長だった首相が拉致議連会長に内定した際に中川昭一元財務相から筆者に、嬉しそうな様子で掛かってきた電話が鮮明に記憶に残っている。
「(北に比較的融和的というイメージがある自民党の)橋本派の石破さんが受けてくれたのは大きいよ。インパクトがある」
筆者も早速、首相(石破氏)にインタビュー(平成14年4月24日朝刊掲載)すると、首相はこう語った。
「とにかく行動すること、北朝鮮に毅然たる姿勢で臨むことの2点に議連の意味がある」
「日本はこれまで、コメ支援や朝鮮半島エネルギー開発機構(KEDO)への援助など、太陽政策的な措置をとってきた」
「それなのに北朝鮮は『行方不明者(拉致被害者)は捜索したがいなかった』と非常に不誠実な答えを繰り返し、ミサイルを撃ち、工作船を航行させるという行動に出ている」
「拉致容疑は人権問題でもあるが、それ以前に国家主権の侵害だ」
至極もっともな発言である。
ところが、その首相による現在の主張や今回の党役員と閣僚人事を見ると、過去との余りの差異に愕然とする。
首相は拉致議連から手を引く代わりに、北朝鮮に余りに融和的だと拉致被害者家族会が警戒する日朝国交正常化推進議員連盟の一員となった。
総裁選で首相が掲げた東京と平壌に連絡事務所を置いて拉致被害者について調査するという考えは、かねて日朝議連が主張してきたことである。
だが、北朝鮮当局は拉致被害者を厳しい監視下に置いており、どこにいるかは当然、把握している。
連絡事務所の設置とは、北朝鮮に都合のいい情報を受け取り、その意のままに動くことである。
首相はまた、拉致被害者家族会が絶対に譲れないと訴える
「全拉致被害者の即時一括帰国」
という方針にも疑問を示している。
■なぜ変節したのか
党役員を見ても、要の森山裕幹事長と坂本哲志国対委員長は日朝議連に入っているとされる。
それどころか、石破内閣で安全保障問題を担う首相をはじめ岩屋毅外相も中谷元防衛相も日朝議連メンバーという極端な配置となっている。
まだ石破政権が発足したばかりだから今後どうなるか分からないが、人事から受ける印象は
「北朝鮮に近く優しい政権」
となろう。
政治家であろうと、歳月の中で考え方が変わっていくことはあるだろう。
とはいえ、かつては北朝鮮に対する太陽政策の無意味さを説き、毅然とした姿勢を強調していた者が、なぜここまで変節したのか。
自ら拉致被害者奪還運動に取り組みつつも、最後の場面では首相や政治家に頼らざるを得ない家族らの心境を思うと、やるせない思いが募るばかりである。

石破首相の原発ゼロ方針「今は訂正されていると承知」 武藤経産相、総裁選の発言巡り
2024/10/2 16:24
https://www.sankei.com/article/20241002-CV7OIQS64VLMXAWUKIN4VH2RGM/
武藤容治経済産業相は2日、就任後初の記者会見を開き、石破茂首相が自民党総裁選で
「原発をゼロに近づける」
とした発言について、
「今は訂正されていると承知している」
との考えを示した。
原発については
「安全という前提で最大利用を進める」
と語った。
首相は総裁選への立候補を表明した8月の記者会見で原発をゼロに近づける考えを示した。
総裁選中は電力需要の増加を踏まえ
「必要な原発の稼働は進めていかねばならない」
とも語っていた。
武藤氏は総裁選の政策集で
「安全を大前提とした原発の利活用」
に言及されていると指摘。
原発利用などの方針について、
「首相と認識は共有している」
とも話した。
また武藤氏は、東京電力柏崎刈羽原発(新潟県)について
「地元の不安の声や地域振興を含めた要望を踏まえ、再稼働の理解が進むよう政府を挙げて取り組む」
との意向を示した。
柏崎刈羽原発の再稼働に向けては、地元同意を得ることが焦点となっている。
武藤氏は
「福島第一原発の事故を起こした東電への不安の声があり、(柏崎刈羽原発の)安全安心の取り組みも十分には浸透していない」
と指摘し、理解を得るよう努めるとした。
武藤氏はこの他、次世代半導体の量産を目指すラピダスの支援に関する法案に関し、
「出融資の活用拡大を含む必要な支援を行うための法案を早期に国会に提出すべく検討を進めないといけない」
と述べた。

2024.10.01
「あの男だけは、誰もが嫌っている」…石破茂新政権は長続きできるのか
「北京のランダム・ウォーカー」第749回・後編
https://gendai.media/articles/-/138394?imp=0
■石破氏は還暦を過ぎて変わることができるのか
さて後半は、石破新首相の
「政治家としての資質」
に立ち入ってみたい。
「前編」
の冒頭で述べた
「還暦を超えて人は変われるのか」
という命題である。
2024年9月27日の午後に行われた自民党総裁選挙の議事進行は、概ね前例を踏襲したが、いくつか細かい変更が行われた。
その1つが、決戦投票の前に、勝ち残った2人の候補者に、それぞれ5分間ずつ
「最終スピーチ」
の時間を設けるというものだった。
それは、1回目の投票で2位の候補者、1位の候補者の順で行われた。
つまり、1回目154票だった石破候補が、181票だった高市候補よりも、先に壇上に上がった。
石破候補にとっては、1回目の投票で敗退した7人の候補、及び7人の候補の支持者たちに
「直訴する」
最後のチャンスだった。
私も、石破候補が何を話すのかと、固唾を呑んで見守っていた。
すると、壇上の選挙管理委員会の面々に向かって、3度も丁寧にお辞儀した後、訥々と、こう切り出したのだった。
「私は、至らぬ者であります」
「議員生活38年になります」
「多くの足らざる所があり、多くの方々の気持ちを傷付けたり、色んな嫌な思いをされたりした方が多かったと思います」
「自らの至らぬ点を、心からお詫びを申し上げます……」
何とあのプライドの塊のような石破氏が、
「過去のお詫び」
から入ったのである。
NHKの生中継を見ていた人は、
「何のこっちゃ?」
と思われたかもしれない。
■自民党議員の根強い「石破アレルギー」
だが実際に、自民党議員たちの
「石破アレルギー」
は相当なものがある。
私も少なからぬ議員たちから、様々なエピソードを聞いたものだ。
今回の自民党総裁選の間も、永田町界隈では、
「石破茂の裏切りの歴史」
なる文書が拡散されていたほどだ。
コロナ禍の前のことになるが、ある自民党本部の幹部職員が定年退職し、数名の記者で退職祝いをやった。
その中で、
「自民党職員たちから見て、総理総裁になってほしい政治家は誰ですか?」
と、記者の1人が質問した。
すると元幹部職員は、赤ら顔を和ませ、たちまち10人近くの名前を挙げて、
「我が党は人材の宝庫だ」
と胸を張った。
そこで私が、
「では逆に、自民党職員から見て、総理総裁になってほしくない政治家は?」
と水を向けた。
すると即座に、こう答えたのだ。
「石破茂! あの男だけは、党職員の誰もが嫌っている」
その後は、酔いも回ってか、呆れるようなエピソードを次々に披歴した。
重ねて言うが、酒席の話で裏を取ったわけではないので、事実かどうかは不明だ。
■渡した名刺を投げ、せせら笑う石破氏
だが、実は私にも、苦い経験が1つある。
2012年9の自民党総裁選で、
「安倍vs石破」
の自民党史に残る対決となった時のことだ。
当時所属していた『週刊現代』で、
「強の誌面対決」
のページを作るべく、両者にインタビューを申し込んだ。
すると、両候補とも
「30分だけなら」
と快諾してくれ、同日に時間差でのインタビューとなった。
まずはカメラマンと2人で、国会議員会館の石破事務所を訪ねた。
少し早く着いて、応接間で待たされたが、書棚には重厚な本がぎっしり並んでいた。
失敬して何冊か取り出してみたら、どの本にも要所に赤鉛筆で波線が引かれ、文字の上の隙間には、本人の所感が書かれていた。
さすが政界一の勉強家と、尊敬の念を深くして待っていると、間もなく本人が現れた。
私とカメラマンは、立ち上がって名刺を差し出し、
「本日はよろしくお願いします」
と頭を下げた。
すると石破氏、
「言っとくけど、きっかり30分だよ」
と言って、我々の名刺を見もせずに、ポイと机上に投げ捨てた。
そのうち1枚が床に落ち、慌ててカメラマンが拾って机上に置いた。
「君たちが聞きたいのは、キャンディーズのことかい? でもそんなこと聞いてると、時間が経っちゃうよ」
そう言って、ヘラヘラ笑い出した。
そのうち、我々の名刺を、まるでルービックキューブでも遊ぶように、両手でクルクルと回し始めた。
そして5分経つごとに、
「ハイ、あと20分!」
などと言って、せせら笑う。
こちらは、当時問題になっていた中国との尖閣諸島の問題などを聞きたかったのだが、常に
「上から目線」
で、まるで初心者相手のように説くので、噛み合わなかった。
1度だけ、石破氏の回答が事実関係と異っていて突き詰めたら、キッとなった。
そして書棚に駆け寄り、関連関書を開いて
「そうだな、アンタの言う通りかもな」
と呟いた。
最後は、
「ほらほら、ラスト5分だよっ、キッキッ」
と冷笑した。
そしてほどなく、おもむろに立ち上がると、無言のまま離席してしまった。
27分が経ったところだった。
私はトイレにでも行ったのかと思い、しばし待ったが、ついぞ戻ってこなかった。
カメラマンが三脚を片付けて、事務所を出た。
石破氏の名刺は、受け取らずじまいだった。
■出口まで見送りにきた安倍氏
続いてインタビューした安倍氏は、仏様のように映った。
「週刊現代には過去に、色んな事を書かれたけど、よく勉強させてもらっていますよ」
「今日は短い時間しか取れなくて、すみませんね」。
そう言って安倍氏は私とカメラマンに会釈しながら、自分の名刺を差し出した。
安倍事務所の応接室の書棚には、本が1冊もなく、代わりに世界の著名人と撮った写真ばかり飾り立ててあった。
それでも、熱意と誠意が感じられる30分のインタビューだった。
「これからの日中関係は、きっと厳しいものになると思いますよ」
などと、率直に語った。
終わると、わざわざ事務所の出口まで送りに来てくれて、
「下へ降りるエレベーターはあっちの方ですから」
と笑顔で言い添えた。
帰路、私とカメラマンの意見は一致した。
「どちらが賢いかと言えば、石破さんだろうが、もし自分が自民党議員で、どちらに投票するかとなれば、絶対に安倍さんだな」
かくして、1回目の投票では石破候補が首位だったが、議員票がものを言う決選投票で、安倍候補が逆転。
2012年12月に発足した第2期安倍政権は、7年9ヵ月続いて歴代最長政権となった。
反面、石破氏には
「長い冬の時代」
が続いたのである。
■石破政権は「割りばし政権」?
それで、
「還暦を超えて人は変われるのか」
という命題である。
「高市候補に投じた」
というある自民党議員に聞くと、石破新政権について、決して楽観視はしていなかった。
「どうせ来たる総選挙用の『割りばし政権』だろう」
「総選挙が終われば、また石破は例によって独りよがりになり、『裸の王様』と化し、周囲が離反していく」
「挙げ句、内閣支持率が低迷して、総辞職ではないか」
「割りばし」
とは、
「1回きりの使い捨て」
という意味だそうだ。
2024年9月27日の夕刻、自民党総裁選は、9人の候補者全員が壇上に上がり、連なって握手して万歳するシーンでお開きとなった。
互いの手を離すと、8人の敗者たちは、そのまま壇上を去ったが、石破氏だけは、向かって右奥の選挙管理委員会席に歩み寄っていった。
そして、逢沢一郎選挙管理委員長を始め、選挙管理委員を務めた議員たち1人1人と握手し、頭を下げて労を労ったのだった。
こうした行動は、
「人格が丸くなった」
ことを示す証左と言える。
だが週明けの2024年9月30日には、
「前編」
の冒頭で述べたように、
「天に唾する自民党総裁による解散宣言」
をやってのけ、国民を唖然とさせた。
1つ言えるのは、石破新首相は間違いなく、今世紀に入ってから首相を経験した12人の中で、最も頭脳明晰な首相であるということだ。
人間関係まで含めて、その
「賢明さ」
が前面に出たなら、長期政権の可能性もないとは言えない。
何と言っても、
「時の流れ」
を掴んでいるのだから。
だが同時に、
「時の流れ」
は移ろいやすいのも事実だ。
「平成の明智光秀」
は、果たして
「令和の徳川家康」
になれるのか。
新政権発足早々に総選挙を迎えて、日本の政治が、一段と面白くなってきたことは確かだ。(連載第749回)

2024.10.01
# 政治
石破新総理、総選挙後にありかも電撃訪中…中国ウォッチャーの風変わりな「石破茂論」
https://gendai.media/articles/-/138393?imp=0
「北京のランダム・ウォーカー」第749回・前編
近藤 大介『現代ビジネス』編集次長
■石破茂氏が新総裁に
「新政権はできる限り早期に国民の審判を受けることが重要であると考えており、諸条件が整えば、10月27日に解散総選挙を行いたい」
「いま内閣総理大臣でないものがこのようなことを行うのは、かなり異例のことであると承知しております」
「これが不適切なものだと考えているわけではございません」
石破自民党新総裁が、9月30日15時から党本部で行った記者会見で、いきなりの
「解散爆弾」
をブチ上げた。
憲法第7条には、
「天皇は、内閣の助言と承認により、国民のために、左の国事に関する行為を行ふ」
として、
「国事行為」
の3番目に
「衆議院を解散すること」
と記されている。
だが石破自民党総裁は、9月30日時点で、
「助言と承認をする内閣」
を築いていない。
そのため、これは
「異例」
であると同時に、
「不適切」
であるのは言うまでもない。
こんなことが許されるなら、自民党は中国共産党と同じになってしまう。
解散したければ、翌10月1日に、正式に総理に就任し、内閣を築いてから宣言すればよいだけのことだ。
たかが1日の違いだが、
「総理でない自民党総裁が解散を宣言する」
というのは、
「天に唾する行為」
である。
この
「石破流ゴーマニズム宣言」
によって、せっかく掴んだと思われていた
「時の流れ」
を、自ら早々に手放してしまうかもしれない−−。
時の流れを先週末に戻そう。
9月27日に東京・永田町にある狭苦しい自民党本部8階ホールで実施された、事実上の日本の最高権力者を決める総裁選挙は、劇的な結末を迎えた。
実に5回目の挑戦で、
「最後の戦い」
と背水の陣を張った石破茂候補(67歳)が、一発転劇によって他の8候補を打ち負かしたのだ。
この石破新総裁誕生については、既に多くの政治の専門家たちが多くのことを話し、書いているので、重複はしない。
私の心に湧き上がるのは、前にもこのコラムで綴った
「時の流れ」
ということと、
「還暦を超えて人は変われるのか」
という2点だ。
以下、中国ウォッチャーによる、やや風変わりな
「石破茂論」
を申し述べたい。
普段、
「中南海」(北京の最高幹部の職住地)
の権力闘争を追っていると、ふと見えてくる
「永田町の風景」
もあるのだ。
まず、
「時の流れ」
に関しては、約1ヵ月前(9月3日)にアップした本コラム
「中国は『待ちハリ』…カマラ・ハリスは『反中でなく弱くて予測可能』な理想のリーダー」(連載第745回)
で、私はこう述べた。
政治の世界には、
「時の流れ」
というものがある。
「時流」
を得た政治家は、まるで舟に乗って川下りをするが如く、スルスルと遊泳し、
「勝機」
を掴んでいく。
まさに
「勝ち将棋鬼の如し」
だ。
逆に、
「時流」
に乗れない政治家は、
「鮭(さけ)の川上り」
のような状態になる。
すなわち、いくら七転八倒しながら這い進んでも、結果が伴わない。
逆境に斃れてしまう。
こうしたことは、個々の政治家の実績や資質というよりは、
「時流」
が自分に来ているかどうかの問題である。
広い意味で
「運」
と呼んでもいい。
現在、周知のように、日本とアメリカで同時に、国の最高権力者を決める
「大一番」
が展開中である。
この自民党総裁選と米大統領選を見る時、私はどうしても
「どの候補に時流が来ているか」
という視点に立ってしまう。
日米に共通している今の
「時流」
を一言で言い表すなら、
「刷新感」
である。
日本は、2012年末から7年9ヵ月続いた安倍晋三政権と、その後の菅義偉政権、岸田文雄政権の残滓のような、自民党の裏金問題が勃発した。
そこからの脱却を図ろうと、総裁選史上最多の9人が、政策を競っている。
そのキーワードが、
「刷新感」
である。
この
「時流」
に一番うまく乗った候補が、最終的な勝者となる。(以下略)
■「刷新感」にうまく乗った石破氏
私の見立てでは、この
「刷新感」
という時流に、自民党総裁選で一番うまく乗ったのが、石破氏だったと言える。
当選12回の石破氏に、何が
「刷新感」
かと思われるかもしれないが、ここで言う
「刷新感」
とは、年齢や当選回数ではない。
「派閥」「裏金」(統一教会などとの)「癒着」といった、いわば
「平成的政治手法」
からの脱却という意味での
「刷新感」
である。
自民党安倍派の裏金問題が俎上に上る以前から、
「孤高の人」
石破氏に派閥はなかった。
かつて
「水月会」(石破派)
という小派閥を擁していたが、令和3(2021)年の年末に、それまでの6年あまりの活動に終止符を打って解消してしまった。
当時の朝日新聞(2021年12月13日付)は、
「これが冷や飯を食らい続けた首相候補の末路なのか」
と、にべもない。
私も、
「水月会」
の政治資金パーティに顔を出したことがあるが、それは
「斜陽の中小企業の株主総会」
を見るかのようだった。
見栄を張って有名ホテルの大広間で催すのだが、参加者が少ないため、何とも寒々しい。
おまけに、会長の石破氏が、例の渋面で長広舌をぶつものだから、さらに場がしらけていく。
熱心に石破演説を聴いているのは、われわれ記者の一部くらいだ。
当時は首相派閥である
「清和会」(安倍派)
の全盛期で、安倍晋三首相が
「太陽」
なら、石破氏は
「月」
だった。
野球で言うなら、安倍氏が
「長嶋茂雄」
で、石破氏は
「野村克也」。
誠に明暗甚だしかった。
だが、
「令和の政治」

「平成の政治」
とは大きく異なる。
日本の社会環境は、少子高齢化と地方の過疎化が進み、日本のGDPは2位からまもなく5位まで落ち、スマホ・ネイティブ世代が成人を迎えた。
平成の後半に栄華を極めた安倍氏は、周知のように2年前にテロに斃れた。
同時に安倍氏の
「盟友」
だった麻生太郎元首相(84歳)や二階俊博元幹事長(85歳)も、
「引き際」
を迎えている(麻生氏は9月30日に「自民党最高顧問」なる新奇な役職を与えられたが、党幹部一同の記念撮影にも応じず退出してしまった)。
反面、
「平成元禄に背を向けていた」
石破氏に、
「時の流れ」
が巡ってきたのである。
鳥取という日本の過疎化を象徴するような日本海側の地からやって来て、金銭欲もなく飾りもせず、正論を訥々と吐く変わり種が脚光を浴びる時代の到来である。
廃れていく地方は、そんな石破氏に一抹の希望を見出した。
同時に、1年1ヵ月以内に確実に選挙を迎える自民党の衆議院議員も、また2025年7月に半数が選挙を迎える参議院議員も、自民党に吹き荒れる逆風の中で、
「石破人気」
に縋(すが)るしかなかったのである。
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党員票で躍進の高市氏背景には地方行脚とネット選挙 捲土重来へのカギは議員からの支持拡大
2024/10/2 6:00
https://www.sankei.com/article/20241002-6W56DR5QNNNY5NBDNIADQBL3NQ/
過去最多となる9人が立候補した先の自民党総裁選では、高市早苗前経済安全保障担当相と石破茂首相が激しく競り合った。
高市氏は決選投票で敗れはしたが、1回目の投票では国会議員票と地方票のいずれも首相を上回る健闘を見せた。
令和3年の前回総裁選で高市氏を支えた安倍晋三元首相は死去した。
党内基盤が脆弱で、20人の推薦人の確保にも難儀した高市氏はなぜ躍進できたのか。
■回った地域「数えようがないくらい」
「私自身の力不足だ」
「多くの方に助けていただきながら申し訳ない」
総裁選終了後の9月27日午後、党本部で記者団の取材に応じた高市氏はこう敗戦の弁を述べた。
目は赤く、表情には悔しさが滲んでいた。
1回目の投票で獲得した議員票は首相の46票を上回る72票。
また、地方票でも109票を獲得し、108票の首相を1票上回った。
決選投票では議員票で首相の後塵を拝したが、47都道府県の地方票のうち都市部を中心に21票を獲得した。
「予想以上だよ、想定外」。
高市氏を支援したベテラン議員は、地方票で首相を上回ったことに驚きを隠さなかった。
総裁選では安倍氏の支援を受け、4候補のうち2番目に多い議員票を獲得しながら、地方票が伸びず、決選投票に進めなかった。
その後、高市氏は政調会長に再任された。
直後の衆院選では他の議員の応援演説で全国を駆け回り、自身の選挙区に入ったのは
「数時間」(高市氏)
だった。
「次」
を見据えた高市氏は地方行脚を続け、昨年10月のBS番組では
「また戦わせていただく」
と表明。
2024年8月に地元・奈良県で行った講演では、会場を埋め尽くした聴衆を前に
「(3年間で)回った地域は数えようがないくらい」
と振り返った。
今回の総裁選の結果について関係者は
「地方を回り続けてきたことが大きい」
と語る。
■ネット上での話題「圧倒」
高市氏の地方票の獲得数を見ると、東京や大阪をはじめ都市部での強さが際立っている。
陣営幹部は
「ネット戦略がうまくいった」
と解説する。
高市氏の陣営には、7月の東京都知事選で2位に食い込んだ前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏の選対事務局長を務めた藤川晋之助氏も加わった。
石丸氏躍進の要因となったインターネットを活用した選挙活動を高市陣営でも展開。
総裁選期間中はSNS上に人柄を紹介する短い動画などを頻繁に投稿し、ネット上で話題に上る回数は他候補を圧倒した。
選挙戦が進むにつれ、大本命と言われた小泉進次郎選対委員長の
「討論力」
の低さが露呈し、報道各社の世論調査で高市氏が急浮上した。
中露軍機による相次ぐ領空侵犯や、中国広東省深圳で日本人男児が刺殺された事件を受け、中国に厳しい姿勢を示す高市氏が保守層を中心に期待を集めたとみられる。
高市氏が追い風を受ける中、伸び悩んでいた河野太郎前デジタル相を支援していた麻生派会長の麻生太郎最高顧問も動いた。
党内で唯一、派閥を維持する麻生氏は、小泉氏を支援した菅義偉副総裁、かつて自身に退陣を迫った首相のいずれとも関係が良好ではない。
麻生氏側は高市陣営との水面下での交渉を本格化。
選挙戦終盤になると高市陣営は
「麻生氏は高市を支援する」
と自信を見せ始めた。
■リーフレット問題で包囲網
麻生氏の支援を取り付けたものの、高市氏は結果的に首相に勝つことはできなかった。
総裁選挙管理委員会が文書郵送の禁止を通知した後に、全国の党員らに高市氏の政策リーフレットが届いた問題が発覚したことも尾を引いた。
リーフレットが党員票の拡大に繋がるとの見方もあり、他陣営から
「不公平だ」
と批判を受けた。
陣営幹部は
「高市包囲網が出来てしまった」
と悔やむ。
「私を支援した入閣適齢期の議員の処遇を優先してほしい」。
総裁選後、高市氏は石破氏から総務会長就任の要請を受けたが、辞退した。
「党執行部に入れば自由に発言ができなくなる」
「全国行脚で地方固めを進めた方がいい」。
高市氏の関係者は
「無役」
でいることのメリットも説く。
高市氏が次の総裁選でリベンジを目指すならば、先の総裁選に省みる点もある。
首相が決選投票直前の演説で
「ルールを守る自民党…」
と繰り返したのは高市氏への当てこすりとの見方もあるが、一定の共感を呼んだのは間違いない。
高市氏の捲土重来へのカギは
「ルールを守らなかった」
という党内の誤解を解きつつ、苦手とされる仲間作りを克服して党内基盤を固めることだろう。

<主張>石破新内閣 危機感持ち日本守り抜け 挙党体制築かぬままの船出か
社説
2024/10/2 5:00
https://www.sankei.com/article/20241002-EUMWOOOJIFNPPNZIZVO6JOJL7M/
衆参両院で自民党の石破茂総裁が第102代首相に指名され、宮中での親任式などを経て、内閣を発足させた。
石破首相は9日に衆院を解散し、衆院選を
「15日公示、27日投開票」
の日程で行う方針だ。臨時国会では所信表明演説と代表質問は行うが、予算委員会での十分な審議は行われない見通しである。
国民に信を問う上で判断材料を提供するのは首相の責務である。
論戦が不十分でよいのだろうか。
「国民に正面から向き合い誠心誠意語っていく」
「逃げずに実行する内閣にする」
と述べた。
にもかかわらず、実際には丁寧な質疑を避けようとしているのは残念である。
◆改憲案作成へ動く時だ
首相には保守の矜持をしっかり持ってもらいたい。
党綱領は
「日本らしい日本の確立」
を謳い、自らを
「保守政党」
と位置付けている。
この理念を踏まえ国家国民を守り抜かねばならない。
岸田文雄前首相が語った
「ウクライナは明日の東アジアかもしれない」
という危機感を共有し、安倍晋三元首相以降の外交安全保障政策を継承、発展させる必要がある。
アジア版NATO(北大西洋条約機構)の具体化には憲法問題があり、各国との交渉に大きなエネルギーも要する。
この構想は取り下げた方がよい。
今求められるのは、中国やロシア、北朝鮮といった現実の脅威に対処することだ。
日米同盟を盤石なものとし、抑止力と対処力の向上へ防衛力の抜本的強化を加速させることである。
日本に対する主権侵害などには、毅然とした対応を取ってもらいたい。
憲法改正は自民の党是である。
党は既に憲法に
「第9条の2」
の条文を新設して自衛隊を明記することや、緊急政令の根拠規定創設を盛り込んだ論点整理をまとめている。
これを前提に他党を説得し、改憲原案の条文を早期に完成させるべきだ。
目標とする憲法改正の時期も明らかにしてほしい。
安定的な皇位継承を巡っては男系(父系)継承を確実にしなければならない。
岸田内閣時の報告書の実現を求める。
国の根幹をなす課題であり、保守の真価が問われる。
北朝鮮による日本人拉致問題について首相は
「東京と平壌に連絡事務所を開設して交渉の足掛かりとする」
と唱えてきたが、家族会は時間稼ぎに利用されるだけだと反対している。
被害者と家族は高齢化している。
全員の早期救出に力を尽くさねばならない。
◆経済の道筋を具体的に
経済は国力の基盤である。
物価高を上回る持続的な賃上げを確実にし、デフレからの完全脱却を果たすことは重要だ。
東京株式市場では一時、日経平均株価が大幅下落した。
石破首相の経済・財政政策に対する警戒感が広がったとの見方がある。
政策の方向性や道筋を具体的に示し、丁寧な政策運営をすることが肝要である。
「政治とカネ」
の問題では政治資金の透明性確保やパーティー収入不記載事件の再発防止策を着実に進め、政治への信頼を取り戻すことが求められる。
理解に苦しむのは石破政権が挙党体制になっていない点だ。
弱い党内基盤の強化が本来取るべき対応だった。
決選投票で僅差で敗れた高市早苗前経済安全保障担当相には党ナンバー2の幹事長への就任を求めず、総務会長を打診し固辞された。
決選投票で高市氏に投票したとされる茂木敏充前幹事長には重要ポストを提示した形跡はない。
総裁選の勝利に貢献した菅義偉副総裁や、菅氏の盟友である森山裕幹事長、そして首相自身に近い議員の登用が目立つ。
総務相に村上誠一郎元行政改革担当相を起用したのには驚いた。
村上氏は、安倍氏が暗殺された後、安倍氏を
「国賊」
と呼び、1年間の党役職停止処分を受けた人物だ。
党内対立を煽る人事と言わざるを得ない。
岩屋毅外相は総裁選で石破陣営の選対本部長だった。
防衛相当時、韓国軍による海上自衛隊機へのレーダー照射があった。岩屋氏は抗議をしつつも、韓国の国防相と笑顔で握手した人物である。
国益を踏まえた外交を展開してほしい。
必ずしも適材適所と言えない陣容で衆院選を乗り切り、政策を遂行するのは困難を伴う。
首相は日本を守り抜く政治を心掛けてほしい。

<産経抄>地図と現実の誤差、石破新政権を待つ難題
2024/10/2 5:00
https://www.sankei.com/article/20241002-BPWWXSQX3FPSVAC7G73M2WY4OY/
「眠狂四郎」などの剣豪小説で知られる柴田錬三郎の元を、作家の吉行淳之介が訪ねてきた。
男女の性を通し人間の生を描き続ける吉行が、次は
「鼠小僧」
を書くという。
ついては時代物の急所について講義を願いたい、と。
▼江戸を舞台にするのなら、江戸の町を頭の中で歩けるようにならなければ―。
「柴錬」
先生はそう助言した。
吉行は勧めに従って、鼠小僧のいた時代の古地図を買い求めたそうである。
作中で描いた街並みは、地図を忠実に再現したものだという。
▼日本の針路を正しく示すべきこの人は、どんな地図をお持ちか。
第102代首相に選ばれ、新政権を発足させた石破茂氏である。
自民党では長く
「党内野党」
の立場にあり、時の内閣への直言も辞さなかった。
トップに立ち、眺める地図と現実の間には誤差≠烽るだろう。
▼総裁選では、国民に判断材料を提供するのが首相の責任だと語っていた。
そこから一転し、
「27日投開票」
の衆院選を明言したのには驚かされた。
臨時国会は9日までと短く、十分な論戦は出来ないと言われている。
公約の反故になりはしないか。
▼政治とカネを巡る国民の不信感を拭うのは容易なことではない。
デフレ克服を目指す経済政策はどうなる。
安全保障政策にしても、石破氏の掲げる
「アジア版NATO」
と実際のアジア情勢の間には、隔たりがある。
現実との誤差が余りに大きい地図では、使い物になるまい。
▼古地図といえば立川談志さんも江戸の街並みを詳細に記憶し、落語の語りに生かした。
「そういう部分がなければ『江戸の風』は吹かない」と。
さて石破首相である。
新政権は追い風を受けるというのが政界の常識だが、世論の風が期待通りに吹くとは限らない。

安倍氏「国賊」発言「遺族に謝罪」と村上誠一郎新総務相 記者に「少しは考えて」とも注文
2024/10/1 17:50
https://www.sankei.com/article/20241001-PCBZXCZGRRMVDEHMYRMJNTY7KI/
村上誠一郎新総務相は1日、安倍晋三元首相の死去後、安倍氏を
「国賊」
と呼んだことについて
「遺族に謝罪した」
「役職停止になった」
「もう終わりで」
と釈明した。
質問した記者に対しては
「少しは考えてください」
とも注文を付けた。
官邸で記者団の質問に答えた。
村上氏は安倍氏を
「国賊」
と呼んだ発言が問題視され、1年間の党役職停止処分を受けた。
先の自民党総裁選では石破茂首相の推薦人を務めた。

首相指名選挙、参院で高市早苗氏と茂木敏充氏に予想外の1票 N国2議員が投票予告
2024/10/1 16:26
https://www.sankei.com/article/20241001-3Z6G3Y5ZS5IX3A2UMTP4HFHYQA/
参院で1日に行われた首相指名選挙で、自民党の高市早苗前経済安全保障担当相と、茂木敏充前幹事長が予想外の1票を得た。
浜田聡参院議員が同日、自身のX(旧ツイッター)で
「今回の首班指名は茂木敏充と書いて投票予定です」
と投稿していた他、齊藤健一郎参院議員が同日、自身のYouTubeチャンネルで高市氏に投票すると明かしていた。
浜田、齊藤両氏は参院の会派
「NHKから国民を守る党」
に所属している。
首相指名では自身の所属する政党や会派のトップに票を投じるのが一般的だ。
浜田氏は9月17日、自身のXに
「増税ゼロを推進する茂木さんを世間が後押しすることに期待しています」
と投稿。
斎藤氏はYouTubeチャンネルで
「高市氏は素晴らしい政策を掲げられている」
「決選投票で敗れたが、応援する声を届けることに意味はある」
と理由を述べた。

石破首相は「円安」を受け入れるのか
田村秀男
2024/10/1 12:00
https://www.sankei.com/article/20241001-YTW6L37I2JIXZJ6C4HJN66ZQWE/?147052
本日中には、石破茂新政権が発足する。
さっそく打ち出される
「イシバノミクス」
はいくら綺麗事を並べても30年間も続いた慢性デフレから脱出させられるわけではない」
「鍵は円安基調の維持にある」
生真面目な石破さんは円安を受け入れるだろうか。
2012年9月の自民党総裁選の数カ月前、筆者は石破さんに会い、脱デフレ策を提案したことがある。
ところが石破さんは、有権者は物価の下落を歓迎し、上昇にはノーだと、真剣だ。
デフレとは物価下落以上の幅で賃金が下がる、つまり実質賃金が下がるので、国民が困窮化するのだと説得を試みたが、石破さんは最後まで納得しなかった。
以来、石破さんは
「反アベノミクス」
を貫いてきた。
そして、2024年8月下旬。
筆者知り合いの石破さんのブレーンから突如、経済問題で助言を依頼された。
石破さんは本欄など拙論に目を通しているとも聞かされた。
ならば、とA4判で1枚程度のメモを送付した。
要は脱デフレ、財政出動、実質可処分所得の引き上げ、家計消費の拡大、税収増の民間への全面還元、日銀利上げの凍結である。
ブレーンからは
「石破さんはしっかりと読んでいます」
との返事があったが、当方は半信半疑だ。
すると石破さんは9月に入ると、
「財政出動なければ経済が持たない」
「税増収分の防衛費や少子化対策への充当」
「最低賃金の引き上げ」
と言い出した。
9月27日の総裁選勝利後の会見では
「デフレからの脱却を完全なものにする」
「物価上昇を上回る賃金上昇」
「海外の生産拠点の国内回帰」
を強調した。
8月7日出版の「保守政治家 わが政策、わが天命」(講談社)での反アベノミクス色は薄れた。
「君子豹変」、
大いに結構だ。
ただ、1点だけ引っかかる。
超低金利、円安への批判こそ口にしないが、
「日銀は政府の子会社だとは思っていない」
と出演したテレビ東京の番組で語った。
日銀の政府からの独立性という建前を尊重するというニュアンスだ。
ルール尊重の石破さんらしいが、日銀は国家経済の成長と安定を目指す政府の目的に沿うのが日銀法の本義だ。
植田和男総裁の日銀は追加利上げによる円高誘導に前のめりだ。
7月末の追加利上げは投機筋による急激な円買いと株売りを招き、日経平均株価の大暴落を引き起こした。
日銀は9月には更なる利上げを見送ったが、依然として
「デフレ」
にはほとんど言及せず、ひたすら円安に伴う物価上昇を警戒し、利上げ姿勢を崩さない。
そもそも、政権が脱デフレを完遂させようというのに、円安の是正を急ぐ必要があるのだろうか。
グラフは国内総生産(GDP)の名目および実質額と円ドル相場について、アベノミクスが本格化した2013年度以降の推移である。
一目瞭然、2020年度以降、円安と名目GDPは寄り添うように動いている。
「円安」
というと
「悪者」
のイメージは強い。
コスト上昇に苦しむ個別の事業者にとっては確かに円安は気がかりだ。
しかし、経済、産業全体としては円安と共に名目GDPが拡大基調に転じて以来、脱デフレのチャンスが到来しているもう1つの現実がある。
先の春闘では賃上げ率が連合ベースで5%台に乗り、今夏はボーナスを含め、勤労者収入上昇率が物価の値上がり率を上回った。
瞬間風速とはいえ、実質賃金が上昇に転じた。
2022年以降の急速な円安は輸出企業の収益を大きく増やすばかりではない。
円安分を含めた輸入コストの急激な上昇は業種も、大企業も、中小零細企業も問わず、産業界全体のデフレ心理を劇的に転換させ、コスト上昇分を販売価格に転嫁する機運を普及させた。
すると企業の売上高が増え、収益もかさ上げされる。
もとより、人手不足は深刻だが、産業界を覆うデフレ心理が賃上げを抑えてきた。
名目収入増の見通しが立つと、経営者は賃上げ要求に応じるようになったのだ。
それでも脱デフレが確実とは言い難い。
内閣府の試算でも、この4〜6月期でも需要が供給能力を下回る
「需給ギャップ」
がマイナス、つまり需要不足の状況にある。
従ってデフレ圧力は依然として根強いと見るべきだ。
需給ギャップを埋めるためには家計消費を促す大幅賃上げの継続が必要で、円高はそれに水を差す。
円安でもその分以上に売り上げ、名目所得が上がれば全く問題はない。
利上げによって円高、株安を招けば、全てぶち壊しになるだろう。
(編集委員)

石破茂氏のアジア版NATO構想は反米か媚中か? 島田洋一、月刊「正論」で批判
正論11月号 連載「アメリカの深層」
2024/10/1 7:00
https://www.sankei.com/article/20241001-VGN2D4JFRNAWBMZAG4IAQCOWKE/?outputType=theme_monthly-seiron
過去に防衛大臣などを歴任した石破茂氏が、自民党総裁選出馬にあたり発表した基本政策の中に、
「アジア版NATO」
創設があった。
候補者討論会で、他候補から
「集団的自衛権の全面行使と憲法の関係はどうなるのか」
「また具体的にどの国が入るのか」
と当然の質問が出ている。
これに対し、石破氏は次のように答えた。
「まさしくそれらの点を、これから議論を詰めたい」
「中国を最初から排除するということを念頭に置いているわけではない」
呆れた回答という他ない。
当然ながら同盟国アメリカからは不信の声が出た。
筆者の所にもいくつか届いている。
代表的なものは、民主党政権で鳩山由紀夫首相が唱えた
「東アジア共同体」
構想の焼き直しではないのか、という疑問である。
まず改めて鳩山プランを振り返っておこう。
鳩山氏は月刊誌『Voice』(2009年9月号)で、同構想について
「東アジア地域を、我が国が生きていく基本的な生活空間と捉え、この地域に安定した経済協力と恒久的な安全保障の枠組みを創出する」
と概要を説明している。
さらに2009年10月、北京で開かれた日中韓首脳会議の冒頭、
「今までややもすると米国に依存し過ぎていた」
「アジアの一員としてアジアをもっと重視する政策を作り上げていきたい」
と述べている。
岡田克也外相は会議を前に
「日本、中国、韓国、ASEAN、インド、オーストラリア、ニュージーランドの範囲で(東アジア共同体を)考えたい」
と具体的なメンバーを挙げていた。
アメリカは明示的に外されている。
物理的距離は理由にならない。
ニュージーランドとアメリカ本土は、日本からほぼ等距離である。
米領で軍事拠点でもあるハワイ、グアム、アラスカなどは、ニュージーランドより遥かに近い。
尚、朝鮮半島北部即ち北朝鮮もこの共同体から除かれているが、
「恒久的な安全保障の枠組み」
という以上、無視してよいはずがない。
北朝鮮は体制崩壊させて統一韓国に含める趣旨というなら分かるが、単に深く考えていなかっただけだろう。
拉致問題で協力的な友好国、モンゴルを外した理由も分からない。
少し考えても穴だらけの
「構想」
であり、絵に描いたような軽挙妄動であった。
当時、米オバマ政権の国家安全保障会議(NSC)アジア上級部長だったジェフリー・ベイダー氏によれば、
「中国の対抗力たるアメリカを外し、中国を中心に東アジア機構を作るというこの危険な発想」
に対し、ベトナムが特に強い懸念を抱き、国家主席自ら積極的に潰しに掛かったという。
「他ならぬ(共産党一党独裁の)ベトナムがこうした提案の戦略的愚かさを理解する一方、アジアにおける最大の同盟国が理解していなかった事実はオバマ政権に衝撃を与えた」
とベイダー氏は皮肉まじりに総括している。
やはり当時のオバマ政権のブレーンだったハーバード大名誉教授のジョセフ・ナイ氏も
「米国は『外されている』と感じたなら報復に打って出る」
と露骨に不快感を示していた。
民主党穏健派の2人にしてこの反応。
後は推して知るべしだろう。
慌てた鳩山首相は、
「アメリカとアジアの架け橋になるのが、自分の意図」
と釈明したが、米側からは、
「架け橋など不要」
「アメリカは自らアジアとの関係をコントロールできる」
と一蹴された。
鳩山氏に限らず、自民党幹部からも過去に危ない言動が出ている。
2019年4月、習近平国家主席を表敬訪問した二階俊博幹事長(当時)は、会談後
「協力し合って一帯一路構想を進めていく」
「米国の顔色を窺って日中の問題を考えていくものではない」
と啖呵を切った。
戦略性皆無の媚中発言であった。
石破氏の
「アジア版NATO」
だが、米国ではこうした鳩山、二階路線と同類だと見られよう。
(福井県立大学名誉教授 島田洋一)
(月刊「正論」11月号から)

岸田文雄が放送禁止用語で高市早苗を「猛口撃」!感情むき出しの敵意が「石破茂新総裁」を生んだ
https://article.auone.jp/detail/1/1/1/42_1_r_20241001_1727729993907897
自民党・石破茂新総裁誕生の立役者となったのは、岸田文雄前総裁だった。
自ら派閥を解散しておきながら、会長だった旧宏池会票を石破氏支持でまとめたからだ。
岸田氏が石破氏を支持した要因はいくつかあるが、個人的に高市氏を毛嫌いしていたこともある。
高市氏が総裁になった場合、靖国神社参拝を公言しているため、自身が積み重ねてきた日米、日韓関係に亀裂が生じる。
それを懸念したというのが、高市氏を支持できない表向きの理由とされる。
ところが宏池会関係者によると、岸田氏は高市氏について、放送禁止用語を使って
「あの××××女」
と感情を剝き出しにしていたという。
岸田氏は当初、旧宏池会議員に対して
「党員票が多い候補に入れる」
との指示を出していた。
石破氏が党員票でトップになることを見越しての発言だった。
ところが高市氏が党員票で石破氏を逆転しそうな情勢になると
「高市氏以外で」
と変更した。
岸田氏がなりふり構わず高市氏を追い落とそうとする行動に出たのはなぜか。
「両者は抜き差しならない関係になっていた」
と宏池会関係者は証言する。
直接のきっかけは、能登半島地震だ。
高市氏は1月16日、復興を最優先にすべく、来年開催の大阪・関西万博を延期するよう、岸田氏に進言した。
万博は所管外だったが、高市氏の行動は
「政権に反旗を翻したか」
と党内外に波紋を広げた。
対応を迫られた岸田氏は、予定通り実施することを決めた。
ところが高市氏が岸田氏とのやり取りを動画投稿サイトで暴露したため、岸田氏は激怒。
高市氏は会見で
「首相を信頼してお任せしたい」
と発言を後退させた。
高市氏は2022年12月にも、岸田氏が防衛費を増額するための財源の一部を増税で賄う方針を示すと、SNSで
「賃上げマインドを冷やす発言を、このタイミングで発信された総理の真意が理解出来ません」
と批判した。
これを野党から追及されると、
「間違ったことを申し上げた、との考えはない」
「罷免されるなら仕方がないとの思いで申し上げた」
と言って開き直った。
こうしたことが積もり積もって、岸田氏とすれば高市氏にリベンジしたのだろうが、ある閣僚経験者は、
「個人的な感情を剝き出しに女性を攻撃するやり方は『ミスター・ジェントルマン』のすることではない」
と岸田氏を皮肉るのだった。
(田中紘二/政治ジャーナリスト)

「10・27投開票」石破新総裁の総選挙“前倒し”背景に「靖国神社に行かせない」驚きの“高市早苗つぶし”戦略
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2024.09.30 18:11 最終更新日:2024.09.30 18:37
https://smart-flash.jp/sociopolitics/308911/1/1/
永田町の秋は、あわただしいことになりそうだーー。
自民党の石破茂新総裁は10月1日に新内閣を発足、4日に衆参両院で所信表明演説を行った後、7日から各党の代表質問を行い、9日にも衆院を解散する方針を決めた。政治担当記者が解説する。
「当初は、10月29日公示、11月10日投開票という予定が有力でした」
「しかし、石破さんは“手のひら返し”で10月15日に公示、10月27日投開票という日程を選びました」
「一応表向きの理由としては、11月に投開票となると2024年度補正予算の成立が遅れ、2025年度の予算編成に日数的な影響が出る、という理由です」
「しかし実際は、参院岩手県選出議員の補選に合わせたようです」
「公設秘書の給与を騙し取った詐欺容疑で関係先を家宅捜索され辞任した、広瀬めぐみ元参院議員の補選が、同じ10月27日に投開票の予定です」
「岩手県の補選が、前哨戦的な扱いになっては困るというわけです」
元々、総裁選の“御祝儀相場”のうちに解散総選挙を打つ、というのが与党の方針だ。
その意味では既定路線とも言えるが、今回の“手のひら返し”にはもう1つの大きな理由があるのだという。
「総裁選で、ポスト石破の最右翼になった高市早苗さんの存在です」
と明かすのは、旧岸田派の中堅議員だ。
「総裁選で一瞬、全員が息を飲んだのが、第1回の投票結果が発表された瞬間です」
「高市さんが党員党友票で1位となり、石破さんですら顔が一瞬、真っ青になりました」
「結果的に、岸田文雄首相や菅義偉(よしひで)前首相の支持で勝つことができましたが、麻生太郎副総裁を後ろ盾とする“高市一派”は、今回の結果にブチギレ状態で、石破さんにとって自民党を分裂させかねない危険な存在です」
「総務会長のポストを拒否したところからも、党内の融和路線とはほど遠いことが分かります」
そのために、“高市一派”が目論んでいた、ある計画を潰す必要が出てきたのだ。
「実は10月17日から3日間、靖国神社の秋季例大祭が行われます」
「終戦記念日の公式参拝を総裁選の“公約”にしていた高市さんですが、この例大祭では、100人規模の超党派議員による参拝を計画していました」
「いわゆる旧安倍派を中心に、保守派の議員が集結するのは間違いありません」
「外交上の配慮はもちろんですが、石破さんとしては、これ以上、高市さんに目立ってほしくないところです」
「そこで、総選挙期間をぶつけたというわけです」
「さすがに選挙期間中となれば、参拝する議員は少ないはずですからね」
「いわば、危険なライバルとなった高石さんを『靖国神社に行かせない』という意味合いもあるというわけです」
(同前)
5度めのチャンスを掴んだ男は、やはりただ者ではない。
( SmartFLASH )

<主張>石破氏の解散表明 掌返しで信を得られるか
社説
2024/10/1 5:00
https://www.sankei.com/article/20241001-ZTNJ4X45WVOOTCNYF2SENFZN4M/
自民党の石破茂総裁が記者会見で、首相に就任後、衆院選を
「10月27日投開票」
の日程で行うと表明した。
衆院選は政権選択の選挙だ。
首相交代に合わせて実施すること自体は問題ないが、余りにも急ぎ過ぎてはいないか。
石破氏は党総裁選時には、国会で野党側と論戦を交わしてから衆院選を実施するのが望ましいという姿勢だった。
総裁になって言い出した
「10月27日投開票」
では、国会日程が極めて窮屈で、十分な論戦が出来るとは思われない。
これではまるで掌返しである。
石破氏は僅か半月前の日本記者クラブ主催の討論会で
「国民が判断する材料を提供するのは首相の責任だ」
「本当のやり取りは(国会の)予算委員会だ」
「すぐ解散するという言い方はしない」
と語っていた。
早期解散を唱えていた小泉進次郎候補と石破氏の考えは違う、と受け取った国民は多かったはずだ。
自民は1日召集の臨時国会の会期について
「9日まで」
とする日程を野党に提案した。
4日に首相の所信表明演説を行い、週明けの7日から衆参両院で代表質問を行う方向だ。
予算委や党首討論の開催が取り沙汰されているものの、9日までの日程では極めて短時間の開催しか望めまい。
立憲民主党からは早速反発の声が出ている。
石破氏は総裁就任時の会見で
「(自民は)謙虚な政党でなければならない」
と語った。
そうであるなら、予算委で野党側と堂々と論戦を交わすのが筋ではないだろうか。
政権発足の勢いに乗って衆院選を有利に進めたいのかもしれないが、言行が一致していないと見られれば期待感はしぼみかねない。
一方、石破氏を支える自民党4役が決まり、閣僚人事もほぼ固まったが、挙党態勢からは程遠い陣容となった。
決選投票で僅差だった高市早苗経済安全保障担当相に幹事長を打診しなかったのは理解に苦しむ。
平成24年の総裁選を制した安倍晋三元首相が、決選投票で敗れた石破氏を幹事長に起用したのとは対照的だ。
高市氏を支持した国会議員や党員・党友も包摂しなければ、党が結束して衆院選に臨むことは難しいだろう。
衆院選で各政党と全ての候補者は、日本の独立と繁栄を守る政策を有権者に提示し、競い合う必要がある。

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/663.html#c19

コメント [日本の事件32] <検察が控訴断念>無罪確定すべき袴田事件(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
16. 5915[290] glSCWIJQglQ 2024年10月09日 11:12:58 : UOfNxpJWr2 : NnRKbGZGWk1kYXM=[1]
   
 
巌さん個人に対する、冤罪死刑という周到に計画された蓋然性の高い
殺人計画であり、巌さんのご家族に対する被害も著しい
警察・検察というベールで包んで、冤罪に与した警察官や検察官たち
これら張本人たち個々人の責を問わずに済ませてはいけない

http://www.asyura2.com/17/nihon32/msg/377.html#c21
 
   
 
http://www.asyura2.com/17/nihon32/msg/379.html#c16

コメント [医療崩壊13] 明治HD系、反ワクチン団体を提訴へ 名誉毀損で (日経)  魑魅魍魎男
10. [1580] iKQ 2024年10月09日 11:17:47 : 0N8QgYXMNE : eUlyZGhocFpRZWs=[1587]

 >ゴキブリのようにしぶとい日本人


 そうだね〜〜  日本人は 2023年 寿命が延びちゃった

 この分だと 2024年も 日本人の寿命が 伸びそうだ

 

http://www.asyura2.com/24/iryo13/msg/182.html#c10

コメント [医療崩壊13] 明治HD系、反ワクチン団体を提訴へ 名誉毀損で (日経)  魑魅魍魎男
11. [1581] iKQ 2024年10月09日 11:19:05 : 0N8QgYXMNE : eUlyZGhocFpRZWs=[1588]

 レプリコンも 難無く 消化しちゃいそうな 日本人??

 
http://www.asyura2.com/24/iryo13/msg/182.html#c11

コメント [政治・選挙・NHK295] これが裏金議員50人の選挙区だ! 焦る石破自民「非公認」「比例重複なし」に方針転換も戦況悪化は加速<一覧表あり>(日刊ゲン… 赤かぶ
40. 維新大嫌い[889] iNuQVpHljJmCog 2024年10月09日 11:21:01 : NNTJXN53EE : Um9MTVZkVklhTFE=[250]
>>37
ガースーはガンに冒されてますな。
虚ろになっているのは抗がん剤の副作用でしょう。
もう無理して出馬しなくていいよ。
ガースーの代わりなんていくらでもいるのだから
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/660.html#c40
コメント [政治・選挙・NHK295] これが裏金議員50人の選挙区だ! 焦る石破自民「非公認」「比例重複なし」に方針転換も戦況悪化は加速<一覧表あり>(日刊ゲン… 赤かぶ
41. ノーサイド[2528] g22BW4NUg0ODaA 2024年10月09日 11:21:18 : wWX1joqZrk : L2xYZUxKeml5RUk=[48]

>ノータリンのカキコを見ると

しっかり読めば、まっとうな正論を言ってることがわかるよ。
(大笑)
 
 
  

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/660.html#c41

コメント [戦争b25] ロシア軍、本土侵攻を阻止…ウクライナ戦争以降先月最多の死傷者発生/中央日報 仁王像
2. ぢっとみる[3463] gsCCwYLGgt2C6Q 2024年10月09日 11:27:01 : zykjpVyrS6 : QW1kVkRCMTNmdkU=[1269]
> 英国国防省が7日(現地時間)明らかにした。

英国国防省って、
ヨソの国のこと、
な〜んでも知ってンだとさ!

でも、ジブンのクニのことも、
ちょっとは気をつけたらイイのにネ!
http://www.asyura2.com/23/warb25/msg/767.html#c2

コメント [戦争b25] 計算間違いで苦境に陥った西側は言論統制で必死に抵抗している(櫻井ジャーナル) 赤かぶ
14. [1582] iKQ 2024年10月09日 11:28:45 : 0N8QgYXMNE : eUlyZGhocFpRZWs=[1589]

 ネタニヤフは ユダヤ教の 由緒ある 教祖様だからな〜〜〜

 アラブ人を 人間とは思っていないのだから ね〜〜〜〜

 
http://www.asyura2.com/23/warb25/msg/766.html#c14

コメント [政治・選挙・NHK295] 非公認に盗人猛々しい連中ばかり ついに始まった裏金腐敗集団の自己崩壊(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
24. 覚醒した黄色いサルV[-538] im@QwYK1gr2JqZBGgqKDVIOLh1Y 2024年10月09日 11:32:10 : XgeYiV1tnA : SEx6V3hXZk92Lk0=[2419]
<△20行くらい>
>>19

>何の記事かなぁ???

コレかも・・・

ヒヨンデビジネス、じゃなかった、ヒュンダイビジネス、いや、現代ビジネスの

https://news.yahoo.co.jp/articles/09cea1d7872fb3cf7f7542b4b7c8ea5d62590b3d
>それみたことか…「世界的EV不況」が進行中!欧州でもトヨタのハイブリッド車が「爆売れ」な「納得の理由」

燃える男の燃えるEV・・・

https://www.tokyo-np.co.jp/article/359214?rct=economics
>【ロンドン共同】米配車大手ウーバー・テクノロジーズは8日、電気自動車(EV)限定の配車サービスを世界で本格展開すると発表した。走行時に温室効果ガスを排出しないEVに乗りたい利用者の要望に応え、環境への配慮を示す。

https://rumble.com/v5h38r1-15-minute-video-of-the-moment-iranian-missiles-hit-israel-from-different-an.html
>Elon Musk Iranian missiles hit Israel from different angles

スターリンク隠し・・・

???
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/664.html#c24

コメント [政治・選挙・NHK295] 非公認に盗人猛々しい連中ばかり ついに始まった裏金腐敗集団の自己崩壊(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
25. evilspys[588] goWCloKJgoyCk4KQgpmCkw 2024年10月09日 11:40:13 : LY52bYZiZQ : aXZHNXJYTVV4YVE=[17567]
石破自民、裏金議員の非公認は12人 きょう衆院解散へ - 2024.10.09
時事ぽぽんぷぐにゃん
2024/10/09
https://www.youtube.com/watch?v=5qLqWwx-mHA
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/664.html#c25
コメント [戦争b25] ロシア軍、本土侵攻を阻止…ウクライナ戦争以降先月最多の死傷者発生/中央日報 仁王像
3. [1583] iKQ 2024年10月09日 11:49:10 : 0N8QgYXMNE : eUlyZGhocFpRZWs=[1590]

 ま〜〜 目先には トランプがどうなるか?? だよね〜〜

 
http://www.asyura2.com/23/warb25/msg/767.html#c3

コメント [医療崩壊13] 葬儀業・スパイラルイケショー氏 「警察案件が多すぎる。若年層も多い」  魑魅魍魎男
7. 5915[291] glSCWIJQglQ 2024年10月09日 11:59:48 : UOfNxpJWr2 : NnRKbGZGWk1kYXM=[2]
   
 
心臓病などの重い持病があり、掛かり付け医に掛かっている場合
心不全などの疑いで自宅死し、救急車ではなく掛かり付け医に先に連絡した時は
掛かり付け医の判断で死亡診断書をかいてくれることがある
老衰の程度が、かなり進んでいることを掛かり付け医が把握していた場合も同様
また病院入院の後に亡くなったときは、病院医が死亡診断書を書いてくれる

それら以外の死は、自宅死であれ路上死であれ事故死であれ、必ず警察が介入し
死亡診断書ではなく、警察委託医による死体検案書となるので警察が介入する死は
かなり多い
自宅での死、病院以外での死は、基本的に(事件性の有無に関わらず)警察がくる
 
自宅などの急死で葬祭業者をすぐに決められないない時は、決めるまでの1〜2日
警察の霊安室(冷蔵室)に遺体をおいてもらうことになる
 
  
 
http://www.asyura2.com/24/iryo13/msg/180.html#c7

コメント [原発・フッ素35] 原発事故当時、東京から西の方に逃げていく人の映像を撮っていたにも関わらず、どの局も流さなかった(まっちゃんのブログ)  赤かぶ
97. 茶色のうさぎ[-42246] koOQRoLMgqSCs4Ks 2024年10月09日 12:03:31 : DuyeEw5occ : NVU0RTQvbFJPM1k=[21]

 ↓ つまり、 汚染は、 拡大中じゃん。 ばか 逃げなさい。  うさぎ♂ 麦1💛w
http://www.asyura2.com/20/genpatu53/msg/897.html#c23


http://www.asyura2.com/13/genpatu35/msg/474.html#c97

コメント [政治・選挙・NHK295] 小沢一郎も、総理も、ダメだ、こりゃ!もう、この国は、終わった。上脇氏の告発(水月会)の、おバカ対応で、全て、解りました。 阿闍梨(あじゃり)
1. ノーサイド[2529] g22BW4NUg0ODaA 2024年10月09日 12:16:30 : wWX1joqZrk : L2xYZUxKeml5RUk=[49]

>上脇氏の告発(水月会)の、おバカ対応で

おバカなのは阿闍梨氏の方ですよ。
検察は裏金議員の銀行口座を調査し金の流れをつかんでいる。
だから裏金議員は言い逃れができないのです。
(大笑)
  
  
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/665.html#c1

コメント [政治・選挙・NHK295] これが裏金議員50人の選挙区だ! 焦る石破自民「非公認」「比例重複なし」に方針転換も戦況悪化は加速<一覧表あり>(日刊ゲン… 赤かぶ
42. 銀の荼毘[690] i@KCzOS2lPk 2024年10月09日 12:17:28 : yZF6UGNsVY : cFRrLjJXblJtdi4=[1]

大丈夫だ。→自民党には🟰立憲民主党・野田佳彦執行部という,強い味方が付いている。


立憲民主党・野田佳彦執行部は🟰意地でも負ける。※立憲民主党支持層である市職員が票を弄ってでも負ける。


つまり,自民党は🟰どんな醜態を晒していようと🟰実は負けようと←そう思っていてすら←なお負けない。



http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/660.html#c42

コメント [政治・選挙・NHK295] 小沢一郎も、総理も、ダメだ、こりゃ!もう、この国は、終わった。上脇氏の告発(水月会)の、おバカ対応で、全て、解りました。 阿闍梨(あじゃり)
2. たぬき和尚[824] gr2CyoKrmGGPrg 2024年10月09日 12:24:52 : ZGAvq8lUL6 : RGlkdUxULi93MEE=[187]
上脇教授がおバカなわけないだろう
北九州時代から政治とカネに関する市民運動を続けてきた筋金の人だぞ
途中から弁護士や法律家と共に刑事告発することを始めた
どこからみても証拠万全なのに、検察に突き返されることが多々あったとおっしゃっていた
それでいて検察は、言いがかりのような市民の罪とも呼べないものを嬉々として起訴する
市民の味方は上脇氏か? それとも検察か? それとも石破新総理なのだろうか?
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/665.html#c2
コメント [政治・選挙・NHK295] 非公認に盗人猛々しい連中ばかり ついに始まった裏金腐敗集団の自己崩壊(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
26. 維新大嫌い[890] iNuQVpHljJmCog 2024年10月09日 12:25:25 : NNTJXN53EE : Um9MTVZkVklhTFE=[251]
旧民主党のように、きれいサッパリ別れればいいじゃん。
有権者にはその方がわかりやすいんだよ。
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/664.html#c26
コメント [政治・選挙・NHK295] 総理。お助けいたします。『裏金なんて1円も無い証拠』があります。水月会・裏金議員は、全員冤罪です。解散は、大掃除後に! 阿闍梨(あじゃり)
9. 銀の荼毘[691] i@KCzOS2lPk 2024年10月09日 12:26:18 : yZF6UGNsVY : cFRrLjJXblJtdi4=[2]

>日本の政治は中共とべったりなのです

2020/7/28 CSISは,安倍晋三🟰正体が→中国のスパイである🟰アメリカ合衆国にとって最も危険な政治家←このように報告書を送っている。


直後,安倍晋三は辞任🟰その後は→影武者と旧VTRを巧みに校正し,約2年間,安倍晋三が生きているかのように報道されていた。


本当は🟰あの時に→殺害されていたのかも知れない。


同時に🟰安倍晋三を支持していた日本の検察など,公安関係者は🟰中国公司関連資本を日本に引き入れて🟰在日米軍を最終的には戦闘することになっても,排除しようとしているように思える。


そのための🟰親中石破政権・強制結成だろうしな。


いよいよ,日本人同士で→親中・親米に分かれて←殺し合いをさせられるか?



http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/659.html#c9

コメント [政治・選挙・NHK295] 小沢一郎も、総理も、ダメだ、こりゃ!もう、この国は、終わった。上脇氏の告発(水月会)の、おバカ対応で、全て、解りました。 阿闍梨(あじゃり)
3. 態度の悪い兄ちゃん[203] kdSTeILMiKuCooxagr@C4YLx 2024年10月09日 12:28:10 : JTaDe9yZ6o : aTBNcm1KT2hJTE0=[1]
【阿闍梨ちゃんえ】
よぉ俺だよオレオレ!
態度の悪い兄ちゃんで、おまッ!

【阿闍梨ちゃんえ】
払った税金が適正に戻って来ず、貧困に苦しむ庶民の生活が分かってんか、バーロ! 企業・株主・自分らクスネてんだろう、バーロ!

【阿闍梨ちゃんえ】
東京はじめ大都市の2極化、富めると貧しきの2極化が加速している。その現実を認識してんか、アホンダラ! 所得税や消費税ガッポガポ集めて公正に再分配出来てないから、一部に公金垂れ流しているから格差が拡大してんだろが、アホンダラ!

【阿闍梨ちゃんえ】
今だけ・カネだけ・自分らだけ!
そういう悪党の戦後レジームを布いて来たのが自民党なんだよ。分かったかい、糞┣"マヌケ!

【阿闍梨ちゃんえ】
ほんじゃまたで、おまッ!
 
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/665.html#c3

コメント [政治・選挙・NHK295] 心に刺さらぬ野田新代表の言葉(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
43. 5915[292] glSCWIJQglQ 2024年10月09日 12:37:10 : UOfNxpJWr2 : NnRKbGZGWk1kYXM=[3]
   
 
日本では、自公維、立憲それぞれの利害関係者たちが
相手を攻撃しているが、宗主国の米国やイスラエルにとっては
どっち側が与党になっても可、同じ(忠犬)と見ている
 
   
 

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/656.html#c43
コメント [政治・選挙・NHK295] これが裏金議員50人の選挙区だ! 焦る石破自民「非公認」「比例重複なし」に方針転換も戦況悪化は加速<一覧表あり>(日刊ゲン… 赤かぶ
43. 秘密のアッコちゃん[699] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2024年10月09日 12:37:37 : fjTz2F981w : QTJUazdpaUhyT1U=[264]
<■87行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
自民、追加で非公認の6人はいずれも旧安倍派の中堅議員 東京21区の小田原潔氏ら
2024/10/9 12:02
https://www.sankei.com/article/20241009-HVASMMY2PRFE5KFM6HUKK7EE6Y/
自民党は9日午前の選挙対策本部会議で、衆院選(15日公示、27日投開票予定)について、派閥パーティー収入不記載事件に関係した計12人を非公認とした。
これまで萩生田光一元文部科学相(61)ら6人を非公認とする方針が決まっていたが、新たに旧安倍派(清和政策研究会)の6人の中堅衆院議員や元議員が非公認となった。
不記載事件を巡る説明責任について地元の理解が十分に進んでいないなどと判断された。
追加で非公認となったのは、
福島3区に立候補を予定した菅家一郎(69)=当選4回=、
東京21区の小田原潔(60)=当選4回=、埼玉6区の中根一幸(55)=当選5回=、
東京6区の越智隆雄(60)=当選5回=、
新潟2区の細田健一(60)=当選4回=、
東京9区の今村洋史(62)=元衆院議員、
当選1回=の6氏。
越智氏は7日に出馬を見送る考えを明らかにしている。
不記載額は、
菅家氏が1289万円、
小田原氏が1240万円、
中根氏が1860万円で、
4月にそれぞれ党役職停止(6カ月)の処分を受けた。
細田氏は564万円で戒告処分。
越智氏は84万円、今村氏は220万円でそれぞれ幹事長注意となった。
石破茂首相(党総裁)は6日に不記載事件に関与した議員の公認問題について、
東京11区から立候補を予定した下村博文元文部科学相(70)=当選9回=、
兵庫9区の西村康稔元経済産業相(61)=当選7回=、
福井2区の高木毅元国対委員長(68)=当選8回=、
東京24区の萩生田氏=当選6回=、
埼玉13区の三ツ林裕巳元内閣府副大臣(69)=当選4回=、
東京17区の平沢勝栄元復興相(79)=当選9回=
の6氏を非公認するとする方針を決めている。
下村、西村両氏は党員資格停止1年、高木氏は同6カ月の処分を、萩生田、三ツ林、平沢各氏は党役職停止1年の処分を受けている。
旧二階派(志帥会)の平沢氏を除く5人は旧安倍派。高木氏は4日付で処分期間を終えている。
自民 不記載議員12人を衆院選で非公認 執行部に不服も
2024年10月9日 10時02分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20241009/k10014604941000.html
衆議院選挙に向けて、自民党は、政治資金収支報告書に不記載があった議員などあわせて12人を公認しないと発表しました。
民党は9日午前、石破総理大臣や菅副総裁、森山幹事長らが出席して、選挙対策本部の会合を開きました。
冒頭、石破総理大臣は
「本日、衆議院を解散する」
「私どもがこの選挙を勝つことが日本国のためであるという確信の下、有権者に真摯に向き合い、誠実にこの選挙を戦っていく」
「全ての同志が勝ち残ってもらえるよう全身全霊でこの選挙に臨む」
と述べました。
そして、衆議院選挙の第1次公認候補として小選挙区と比例代表のあわせて279人を決定しました。
このあと、森山幹事長は記者団に対し、政治資金収支報告書に収入を記載していなかった議員など12人を公認しないと発表しました。
公認しないのは、
「党員資格停止」
などの処分を受けこれまでに非公認とする方針を固めていた
下村元文部科学大臣、
西村元経済産業大臣、
高木元国会対策委員長、
萩生田元政務調査会長、
平沢元復興大臣、
三ツ林裕己氏の6人に加え、
半年間の
「党の役職停止」

「戒告」
の処分を受けた議員で地元での理解が十分に進んでいないと判断した
菅家一郎氏、
中根一幸氏、
小田原潔氏、
細田健一氏、
処分は受けていないものの、不記載があった
越智隆雄氏と
元議員の今村洋史氏の6人です。
このうち越智氏はすでに立候補しない意向を示しています。
また、9日の会合では処分の有無にかかわらず、収支報告書に不記載があった議員は小選挙区と比例代表との重複立候補を認めないことも改めて確認しました。
森山氏は
「今回の決定は、石破総裁から示された方針の下、都道府県連の申請やそれぞれの選挙区の状況を吟味したうえで判断した」
と述べました。
その上で
「この厳しい決断の上で、民主主義の根幹である選挙で、再び国民に信頼してもらうため全ての候補者が、有権者と真摯に向き合って説明を尽くしてもらいたい」
と述べました。
一方、9日の会合では、執行部の判断に不服を訴える意見も出ました。
■旧安倍派 大塚氏「党のあり方としていかがなものか」
自民党旧安倍派の大塚拓氏は、選挙対策本部の会合に出席したあと記者団に対し
「このようなやり方は自民党の在り方として如何なものかという意見を申し上げた」
「これまでのやり方の見直しについて、色々とお願いした」
と述べました。

自民、衆院選で不記載12人を非公認 旧安倍派の中根一幸氏、菅家一郎氏ら6人追加
2024/10/9 9:34
https://www.sankei.com/article/20241009-JLTEYLJ2GBMWNFIEYVYFPC7YKA/
自民党は9日午前、石破茂首相が出席し選挙対策本部会議を開き、派閥パーティー収入不記載問題に関係した議員12人を衆院選で非公認にすると決めた。
既に非公認とする方針を決めていた6人に加え、追加で旧安倍派の菅家一郎、小田原潔、中根一幸、越智隆雄、細田健一、今村洋史各氏を非公認にした。
越智氏は既に衆院選に出馬しない意向を表明している。
既に非公認とする方針が決まっていたのは、下村博文、西村康稔、高木毅、三ツ林裕巳、平沢勝栄、萩生田光一各氏。
追加非公認の措置は、都道府県連など地元組織の意向、党の情勢調査の結果、不記載額が多く比較的重い処分を受けたことなどを踏まえた判断とみられる。
首相は9日の選対本部会議で
「全ての同志が勝ち残るよう全身全霊で選挙に臨む」
と述べた。

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/660.html#c43

コメント [政治・選挙・NHK295] 非公認に盗人猛々しい連中ばかり ついに始まった裏金腐敗集団の自己崩壊(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
27. 5915[293] glSCWIJQglQ 2024年10月09日 12:53:43 : UOfNxpJWr2 : NnRKbGZGWk1kYXM=[4]
  
合鍵作って住居侵入とパンティ泥棒の変態も大変だ
 
   
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/664.html#c27
コメント [政治・選挙・NHK295] やることなすことすべて裏切り 支持率はもっと下がる 自公過半数割れに現実味(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
33. 夜盗虫[70] lumTkJKO 2024年10月09日 12:53:52 : bGkTS5roMQ : T0RKdUNmNHlUOWc=[2]
ヘドロよりはゲテモノのほうがまだいい
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/658.html#c33
コメント [政治・選挙・NHK295] 非公認に盗人猛々しい連中ばかり ついに始まった裏金腐敗集団の自己崩壊(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
28. ゆでガエルまあクン[-791] guSCxYNLg0eDi4LcgqCDToOT 2024年10月09日 12:56:29 : XgeYiV1tnA : SEx6V3hXZk92Lk0=[2420]
<△24行くらい>
>>26

>旧民主党のように、きれいサッパリ別れればいいじゃん

それは、政治のしろうとが言う事・・・

https://news.yahoo.co.jp/articles/7cc8db2555e7724268e201cb32519152b3b79a62
>小泉進次郎氏の選対委員長起用は裏金議員の“クビ切り役”をさせるため

勝つことがわかってるから解散するんだよ・・・

万が一、負けたらタカイチが後を継ぐ・・・

>高市氏本人が総務会長就任や入閣の打診を拒否したとはいえ、組閣ではその高市氏の推薦人や高市支持派が多い旧安倍派からの入閣はゼロ。高市氏の推薦人の1人が言う。「負けた以上冷や飯は覚悟していたが、ここまで徹底した報復人事をやるとはね。麻生派からは2人入閣したものの、いずれも河野太郎さんの推薦人で、高市支持に回った麻生太郎・元首相に近い議員は露骨に外された。石破首相は反発覚悟でやったのだろうが、総裁選の決選投票で高市さんを支持した173人の議員、党内の半分を完全に敵に回したわけです」

まあ、コバタカも、タカイチも、タカマロも、バックアップ要員だから・・・

https://www.youtube.com/watch?v=HtNrqMwHXZk
>【高市早苗応援ソング】「次期総理大臣へ!」”日本を守れるのは今あなたしかいない・・”

https://www.youtube.com/watch?v=wbfvTn3rhfE
>【高市早苗応援ソング第二弾】「6つの理念」”守るべきものすべて次世代に渡す….この誓い!”


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/664.html#c28

コメント [政治・選挙・NHK295] 非公認に盗人猛々しい連中ばかり ついに始まった裏金腐敗集団の自己崩壊(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
29. 秘密のアッコちゃん[700] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2024年10月09日 13:16:16 : fjTz2F981w : QTJUazdpaUhyT1U=[265]
<■117行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
日本保守党が30人擁立、衆院選の秘策=@百田氏の比例3位と小選挙区で愛知注力のワケ 有本香氏は東京1位、島田洋一氏は近畿1位
2024.10/9 11:45
https://www.zakzak.co.jp/article/20241009-5HXGCNPV7VJBVEITHJ2WM3R3AA/
政治団体
「日本保守党」
は8日、次期衆院選で擁立を見込む30人の候補予定者を発表し、党代表で作家の百田尚樹氏(68)と、事務総長でジャーナリストの有本香氏(62)も比例代表で出馬すると明らかにした。
百田氏は衆院選を
「国政政党になれるチャンス」
と位置付け、
「『日本を豊かに、強く。』を合言葉に戦っていきたい」
と意気込みを見せた。
比例の東京ブロックでは、名簿1位に有本氏、2位に梅原克彦元仙台市長(70)ら4人を擁立する。
近畿ブロックでは福井県立大学の島田洋一名誉教授(66)が1位、百田氏は3位で出馬を予定する。
百田氏は
「誰が一番国会議員になるに相応しい人材であるかを一番優先して考えた」
と説明した。
小選挙区は、愛知で共同代表の河村たかし名古屋市長(75)ら4人を擁立する。
有本氏は
「局地戦で一発勝負なので、強みのある所に絞るのが戦略だ」
と語る。
公約について有本氏は
「国会の中にない選択肢、政策を掲げていく」
と強調、党の重点政策では消費税などの減税や再エネ賦課金の廃止、入管難民法の改正と運用の厳正化などを掲げている。
政治家の世襲については
「どこの政党と言わないが、スッと息子さんに継いでしまうのは国民の納得感がない」
「近い親族が出る場合、選挙区を変更するなど何らかの原則をもって、家業のように引き継ぐのをやめていくべきではないか」
と指摘した。
「政治とカネ」
問題では、政党交付金の引き下げを主張するなど、既存政党に有利な制度の見直しにも言及した。

百田尚樹代表、有本香事務総長ら比例26人 選挙区は4人 日本保守党が候補者名簿を発表
2024/10/8 16:05
https://www.sankei.com/article/20241008-5K2ZQKCTWNC5XGHR2OFQDWYNL4/
日本保守党は8日、衆院選(15日公示、27日投開票予定)に向け、選挙区4人と比例代表26人の候補予定者名簿を発表した。
選挙区の愛知1区には河村たかし・名古屋市長、比例代表には百田尚樹代表、有本香事務総長、国際政治学者で福井県立大名誉教授の島田洋一氏らを擁立する。
名簿は以下の通り。
【選挙区】
河村たかし(愛知1区)、大橋とおる(愛知3区)、麻生ちさ(愛知4区)、田中克和(愛知5区)
【比例代表】
北海道ブロック=小野寺まさる、堀田真作
北関東ブロック=伊藤純子、野寺直美、芦沢進、宮入良明
東京ブロック=有本香、梅原克彦、阿部力也、小柳岳志
南関東ブロック=小坂英二、大河内元喜、森健太郎、渡辺紀明、服部徹
東海ブロック=竹上ゆうこ、中川健一、織田敏之、中村憲一、青木崇佳
近畿ブロック=島田洋一、佐々木みのり、百田尚樹、豆谷和男、竹内唯裕、残る1人は通称調整中のため非公表

日本保守党が衆院選で会見 百田、有本両氏ら30人擁立 「『移民』政策見直しを」
2024/10/8 14:45
https://www.sankei.com/article/20241008-KS5HD7W5MVHK7NWTBBK5GRBWEI/
政治団体
「日本保守党」
は8日、衆院選(15日告示、27日投開票予定)について、東京都内で記者会見した。
愛知1区に出馬する共同代表の河村たかし名古屋市長ら4人を選挙区に、比例代表には国際政治学者で福井県立大名誉教授の島田洋一氏ら26人、計30人を擁立する方針を明らかにした。
2023年10月に結党して以降、2024年4月の衆院東京15区補欠選挙に続く国政選挙への挑戦となる。
百田尚樹代表は比例近畿ブロック、有本香事務総長は比例東京ブロックにそれぞれ擁立する。
公約については、
「スパイ防止法の制定」
「消費税減税」
「共同親権制度の導入」
など結党時に発表した重点政策項目を踏襲。
表現などは練り上げるという。
有本氏は会見で、衆院選について
「願わくば国政政党になりたい」
「国政に行くぞというお披露目でもある」
と述べ、政党要件を満たす5人以上の当選に強い意欲を滲ませた。
その上で、再生可能エネルギー普及のため電気料金に上乗せされている
「再エネ賦課金」
の廃止などを例に挙げて
「国会の中にない政策を掲げていく」
と強調した。
百田氏は
「日本を守り、日本の良さをそのまま残したい」
「『日本を豊かに、強く。』を合言葉に戦いたい」
と語った。
特に重視する政策については、
「移民」
政策の見直しを挙げて
「『移民』が増えている」
「地域住民とトラブルを抱え、日本の本来守るべきルールを守らない一部の外国人もいる」
「町によっては治安が脅かされている」
「『移民』問題をもう1度考え直すべきではないか」
と述べた。

日本保守党、百田尚樹氏が比例代表の近畿ブロック 有本香氏が東京ブロックから出馬へ 次期衆院選
2024.10/8 13:54
https://www.zakzak.co.jp/article/20241008-PLSYAED6NJO5XDXPNETUCI6HIY/
政治団体
「日本保守党」
は8日、記者会見を開き、次期衆院選(15日公示、27日投開票)で、党代表で作家の百田尚樹氏(68)が比例代表の近畿ブロックから、事務総長でジャーナリストの有本香氏(62)が東京ブロックから出馬すると明らかにした。
百田氏は
「日本を守りたい、日本の良さを残したいという思いだ」
「『日本を豊かに、強く』という理念に賛同した候補者とともに衆院選を戦っていきたい」
と意気込みを述べた。
北海道ブロックでは元北海道議の小野寺まさる氏(61)、東京ブロックでは元仙台市長の梅原克彦氏(70)、南関東ブロックでは荒川区議の小坂英二氏(51)、近畿ブロックでは福井県立大学名誉教授の島田洋一氏(66)が名を連ねている。

河村たかし氏、衆院選「台風の目」可能性「75歳まで来ると有権者の心を信じるに尽きる」
2024/10/1 23:20
https://www.sankei.com/article/20241001-6WLNPES2ZBNRPGZWSGU44D6AI4/
選挙巧者で
「総理を狙う男」
を自称する名古屋市の河村たかし市長が1日、衆院選愛知1区への出馬を表明した。
出馬記者会見で勝算を問われた河村氏は
「75歳まで来ると、有権者の心を信じてやるに尽きる」
「皆さんのためにやってきた」
「必ず分かってくれる」。
国政復帰への意欲を示し続けてきたが、年齢のために今回がラストチャンスとの声も出ている。
河村氏の存在は、衆院選で
「台風の目」
となる可能性を秘める。
2023年4月の市議選では、減税日本の党勢低迷が指摘されながら、自らが前面に出た選挙戦を展開した結果、改選前より議席を増やした。
2023年10月から
「日本保守党」
の共同代表に就任。
名古屋市などの選挙区で候補を擁立すれば、保守層から一定の支持を得られる可能性がある。
地元市議は、自民党総裁選で石破茂新首相が、保守層に人気の高市早苗氏を破ったことで
「自民候補から保守票が逃げる可能性がある」
「自身の年齢も考えれば、最後のチャンスだったのだろう」
と推察する。

名古屋市の河村たかし市長、愛知1区から衆院選出馬へ「総理を狙う男、アゲインという感じ」
2024/10/1 9:27
https://www.sankei.com/article/20241001-3OISJHHS3RLWXM7WY6B2I3OMOA/
名古屋市の河村たかし市長は1日、27日投開票の衆院選に愛知1区から出馬する意向を明らかにした。
記者団の取材に答えた。
河村市長は4期目で市長を退く考えを示していたことを踏まえ、
「4年前、これで最後と言ったので公約を守る」
「総理を狙う男、アゲインという感じだ」
と述べた。

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/664.html#c29

コメント [政治・選挙・NHK295] 非公認に盗人猛々しい連中ばかり ついに始まった裏金腐敗集団の自己崩壊(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
30. 維新大嫌い[891] iNuQVpHljJmCog 2024年10月09日 13:16:31 : NNTJXN53EE : Um9MTVZkVklhTFE=[252]
>>28
それは自民党内の都合であって、国民とは何の関係もないこと。
党内では、極右婆さんを中心に、石破下ろしが始まってるんだから、
ホントどうしようもない党だよ。
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/664.html#c30
コメント [戦争b25] 計算間違いで苦境に陥った西側は言論統制で必死に抵抗している(櫻井ジャーナル) 赤かぶ
15. 一般通過メガネブサイク[158] iOqUypLKid@DgYNLg2yDdYNUg0ODTg 2024年10月09日 13:16:55 : Nf2PcZ7ZZc : Z2E4eW1QcUxVaFU=[1215]
>  ロシアにしろ、中国にしろ、イランにしろ、そうした幻想から抜け出す必要がある。抜け出せればアメリカを中心とする体制は崩壊する。抜け出さなければ、ロシア、中国、イランなどには破滅が待つ。

抜け出すまでもなく、その幻想そのものが崩壊しつつあるので、多分、BRICS側の勝ちです。まあ、勝ったら勝ったで、「新しい世界の秩序を如何に構築するか」という、産みの苦しみが待っているのでしょうけれども。

中国はまだそこの所で、いささか躊躇しているようですがね。かつての米国のように、世界中の貧乏人の面倒を見なきゃならないってのが、世界の覇権国の宿命ですからね。

いずれにしても、まずは古き支配者達に引導を渡して、世界の有り様をとりあえず前に進める必要があります。世界はいつまでも停滞しているわけにはいかんのです。

ちなみに、このままだと本当にイランとイスラエルの核の打ち合いが発生するかもしれませんが、西側諸国の偉いさん達には、ちゃんとした出口戦略があるのでしょうか?要するに、「米国と中露の核の打ち合いのハードルが下がる」事を意味すると思うのですけどね?
一度外れた箍(たが)を締めなおすのは、結構大変だと思うのですがね。緩んだだけならまだしも。

米国が、日本を巻き込むというか、道連れにする気マンマンなのが、実にイヤな感じですね。
http://www.asyura2.com/23/warb25/msg/766.html#c15

コメント [政治・選挙・NHK295] 非公認に盗人猛々しい連中ばかり ついに始まった裏金腐敗集団の自己崩壊(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
31. 騙し脅し殺しのCIA[-306] 6XiCtYu6grWORYK1gsyCYoJogmA 2024年10月09日 13:30:48 : XgeYiV1tnA : SEx6V3hXZk92Lk0=[2421]
<△23行くらい>
>>28

>勝つことがわかってるから解散する

なぜ、勝つことが分かるのか・・・

それは、ハヤシ官房長官が「内調」のトップだから・・・

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%B0%E8%81%9E%E8%A8%98%E8%80%85_(%E6%98%A0%E7%94%BB)
>『新聞記者』(しんぶんきしゃ)は、2019年公開の日本映画。

>東京新聞(中日新聞東京本社)所属の新聞記者である望月衣塑子の同名著作を原案にした社会派サスペンスフィクションで、若手新聞記者と若手エリート官僚の対峙や葛藤を描いている。

>吉岡は上司の陣野から大学新設計画

カケじゃないよ

に関する調査を任される。

>極秘情報が記された匿名のファックスが社会部に届いたためだ。彼女が調査を進めた結果、内閣府の神崎という人物が浮上してくるが、その矢先、神崎は自殺してしまう。

>神崎の死に疑問を抱いた吉岡はその調査の過程で、

内閣情報調査室

の若手エリート官僚・杉原拓海と巡り会うが、彼も現政権に不都合な情報をコントロールする立場でありながら、神崎の死に疑問を持っていた。

で、有名になった内閣情報調査室(内調)ですが・・・

選挙情報も調査するんですよね・・・

https://friday.kodansha.co.jp/article/89294
>2020年01月08日 フライデー 小泉進次郎 不倫報道の相手実業家が大炎上でビジネスにも影響か


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/664.html#c31

コメント [医療崩壊13] 明治HD系、反ワクチン団体を提訴へ 名誉毀損で (日経)  魑魅魍魎男
12. ブルックネリアン[637] g3WDi4Nig06DbIOKg0GDkw 2024年10月09日 13:32:50 : mc1AUqNVPs : ejlIR2VPNWVBZmc=[1]
さぁ、小林大吉郎へも、抗議faxを集中だ(怒)
http://www.asyura2.com/24/iryo13/msg/182.html#c12
コメント [医療崩壊13] 葬儀業・スパイラルイケショー氏 「警察案件が多すぎる。若年層も多い」  魑魅魍魎男
8. 新憲法制定[61] kFaMm5ZAkKeS6A 2024年10月09日 13:33:12 : 0FDFXQdnhg : b3ZvVUNYdGtnY0k=[61]
ナチス政権は精神障害者や身体障害者を強制的に安楽死させる政策を
始めましたが、日本国憲法のもとでもターゲットに違いはあるものの
コロナワクチン接種のようなことをやれるわけです。
コロナワクチンの場合は安楽死ではなく後遺症があったり時間のかかる死で、
死と決まってはいないものの対象は無差別ですから
ナチスよりひどいことをやっていると言えるのではないでしょうか。

政府の犯罪はワクチン接種に限った話ではなくて、たとえば公安が司令塔になって
やっているガスライティング(集団ストーカー)もそのひとつで、
これは一般人を自殺や精神障害に追い込む活動です。

日本国憲法は人権を守るすばらしい憲法という護憲派の主張は
表面的にそう見えるだけでしかない大嘘なのですが、ここに気づかない人がほとんどです。
これはコロナワクチン接種が始まったときにワクチンの危険性に気づいた人でも
日本国憲法の危険性にはまだ気づいていない人がほとんどでしょう。
日本国憲法を大きく変えて政府の暴走を止める仕組みを定めないと
政府の犯罪を止めることは難しいです。
http://www.asyura2.com/24/iryo13/msg/180.html#c8

コメント [政治・選挙・NHK295] 総選挙「比例復活なし」で自民党パニック!死屍累々の旧安倍派“裏金議員”に渦巻く怨嗟の声(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
20. ノーサイド[2530] g22BW4NUg0ODaA 2024年10月09日 13:48:34 : wWX1joqZrk : L2xYZUxKeml5RUk=[50]

>安倍派、死屍累々

こう言うのを 「取らぬ狸の皮算用」 と言うんだよ。(大笑)
  

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/663.html#c20

コメント [カルト49] (臨時)フランス社会を揺れ動かす事件!日本のメディアが報じたがらない不法移民問題(youtube動画) イワツバメ
17. 2024年10月09日 14:00:24 : S6S1On9L0U : OEJyZGZzMThMc0k=[977]
先ず先に、
大東亜戦争(第二次世界大戦)敗戦の混乱や、朝鮮戦争など、
続く東アジアの混乱に乗じた元大日本帝国国民や、

その後の不法移民(越境民・密航者)が国籍をいじり、
結果的にこの国を盗んでしまった面が
大きいようです。

責められるべきはその隠蔽と、嘘をつき、この国に住む
善男善女、子供たちにいたるまで、受益者と一緒になって、
欺いて、国や人々を破壊・殺戮してきたということです。

報道すれば、最終的に自身の足元が崩壊してしまいます。

そのような事情もあると推察しています。

http://www.asyura2.com/24/cult49/msg/849.html#c17

コメント [政治・選挙・NHK295] これが裏金議員50人の選挙区だ! 焦る石破自民「非公認」「比例重複なし」に方針転換も戦況悪化は加速<一覧表あり>(日刊ゲン… 赤かぶ
44. 2024年10月09日 14:10:33 : S6S1On9L0U : OEJyZGZzMThMc0k=[978]
古い頭。古い観念や価値観が石化して、
未来も世界も調和も平和も描くことができないんです。それが
戦後全政党(実はそれに至る長い悲惨歴史があります。皆様も
よくご存じのはず)
とこの国の形です。

宇宙創造の根源を歪めたエネルギーは、
浄化される必要がありました。
地球人の理想のあり方というのは、
自主を第一とした、争いの無い、分かち合いの、
調和の世界が生まれ、保たれると思います。カビの生えた
古い着物は脱ぎ捨てるよりありません!
被造物すべてがその命を尊重される新世界を!
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/660.html#c44

コメント [政治・選挙・NHK295] 心に刺さらぬ野田新代表の言葉(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
44. ベニバナ通信[76] g3iDaoNvg2mSypBN 2024年10月09日 14:25:37 : x4tbrVDl8c : WlVxOWFrU3lXMFE=[63]
植草氏>「自公、第二自公とは異なる「反自公の第三極」勢力を全面支援する主権者が多数存在する」

 2009年小沢・鳩山のマニフエストが蘇った、但しれいわの政策として。10/8記者会見でれいわ山本が選挙公約を発表したが、前記マニフエストのリバイバルの感があった。あと農家補償と漁業政策あれば小沢・鳩山レベルとなるし、精緻な点では越えるだろう。「反自公の第三極」勢力との指摘あるが、ここからはれいわ山本の躍進が見られそうだ。反して第二自公の烙印の立憲は、先細りのようだ。小沢さんが最後の仕事として、売国CIAエージェントの野田を担いだが、本人意図するしないに拘わらず、この党に引導渡すことになるかも。消費税増税や原発推進では、国民はこの党を到底支持できないよ。小沢さんの、言い方は変だが、最後の仕事振りを見ることになろそうだ。


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/656.html#c44

コメント [政治・選挙・NHK295] 総選挙「比例復活なし」で自民党パニック!死屍累々の旧安倍派“裏金議員”に渦巻く怨嗟の声(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
21. たぬき和尚[825] gr2CyoKrmGGPrg 2024年10月09日 14:36:18 : ZGAvq8lUL6 : RGlkdUxULi93MEE=[188]
腐り切った旧満州朝鮮ザルたちの巣窟だった痴眠党の、これが最後の大掃除のチャンスだ。
気持ち悪いカルト霊媒のサナエを今こそ吹っ飛ばし、保守というなら極右反日カルトではなく穏健保守の「離米政権」を今こそつくるべきではないのか?
まあ結党70年のポンコツと成り下がった痴眠党だからこの際粉砕してやってもいいのだが、昭和を生きてきた親父どもをどこかのバカ教授のように「集団自決せよ」と言い切る冷血にはなりたくないので、今よりダウンサイジングした穏健保守政党になるなら生きる道を与えてやってもいいと思う。
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/663.html#c21
コメント [政治・選挙・NHK295] 石破首相の「裏金議員=非公認」に旧安倍派から“恨み節”のトンチンカン…世論は《一人残らず落選した方がいい》(日刊ゲンダ… 赤かぶ
47. たぬき和尚[826] gr2CyoKrmGGPrg 2024年10月09日 14:47:32 : ZGAvq8lUL6 : RGlkdUxULi93MEE=[189]
自民党の中に、おうむシンゾウ教が巣食っている

教祖のアサハラシンゾウは処刑されたが、生き残ったジョウユウサナエが再興を目論んでいる

石破政権は「公安調査庁」となって、この危険カルトを法人解散に追い込むべきだろう
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/654.html#c47

コメント [日政U3] (速報)兵庫県知事選 前尼崎市長の稲村和美氏が出馬表明「かつてない危機、職員との信頼関係が大切」失職した斎藤前知事は「映… 仁王像
1. 2024年10月09日 14:52:09 : rYUOvuhSGg : LnNqMkJWNjZYU0E=[691]
稲村氏は職員派か
それとも県民の生き血(血税)を吸う
井戸派に騙され担がれるんだ
http://www.asyura2.com/24/gaikokujin3/msg/171.html#c1
コメント [政治・選挙・NHK295] 総選挙「比例復活なし」で自民党パニック!死屍累々の旧安倍派“裏金議員”に渦巻く怨嗟の声(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
22. 2024年10月09日 14:54:17 : xutrAnH8Uc : RTEwU1BmR3dDMEU=[5508]
どれだけ安倍と菅の一心同体の政権で税金を私物化し、官房機密費を使い放題し私腹を肥やしてきたか、第一次安倍政権で安倍は3億の相続税を脱税して病院に逃げ込みそのまま有耶無耶、安倍菅の9年間の政権で想像を絶する私腹を肥やしてきただろう、だから総裁選も金をばらまき総理になれた、金亡者の議員が安倍にすり寄って安倍派はウハウハだった、その金権体質が身についている、さかのぼれば自民党特に安倍派はどれだけ裏金を懐にしてきたのか、国民がもし裏金議員と同じことをすれば脱税で捕まるか追徴課税を要求される、しかしこの国は自民党に忖度しているので検察も国税庁もスルーしている。
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/663.html#c22
コメント [政治・選挙・NHK295] 小沢一郎も、総理も、ダメだ、こりゃ!もう、この国は、終わった。上脇氏の告発(水月会)の、おバカ対応で、全て、解りました。 阿闍梨(あじゃり)
4. 2024年10月09日 15:04:59 : as8RlqNOGA : aFNiQ1p6eGRSM0E=[1929]
transx_ochd(スコットランド・ケール語で8です)で投稿しています。

今迄の大朝鮮日本方式の政治・教育システムの限界・崩壊という事です。

民族・国の根底が違うのに、、何とか踏ん張れたのは、、日本人が居たから。

只、、それだけ。

という事で、、宗教解体と帰国。

特に与党は、、解散、、解体、、政治屋も信者も帰国か出国。

皇室制度廃止と半島との国交断交。

最速上の封筒の色が変わっても(YAHOOニュースの下欄のトビで)

自分が使っていない、、しかも20数年前の請求が急に来て、脅しに使われても

関係ない、、話。

こういう事をするから、、嫌われる。
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/665.html#c4

コメント [政治・選挙・NHK295] これが裏金議員50人の選挙区だ! 焦る石破自民「非公認」「比例重複なし」に方針転換も戦況悪化は加速<一覧表あり>(日刊ゲン… 赤かぶ
45. 2024年10月09日 15:07:21 : xutrAnH8Uc : RTEwU1BmR3dDMEU=[5509]
変わり果てたと言うが以前からとぼけた姿は大して変わりない、本当に身体が優れないのなら菅義偉は安倍と散々政治を私物化し税金を使い放題してきた罰が当たっている、そうでなければ散々悪事三昧してきてこんな不公平なことはない、裏金議員同様それ以上の強欲極まりない人間、麻生、岸田、菅とキングメーカーと言われる所以はこの3人はこれまで安倍同様どれだけ税金を食い物にしてきたことか
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/660.html#c45
コメント [戦争b25] 計算間違いで苦境に陥った西側は言論統制で必死に抵抗している(櫻井ジャーナル) 赤かぶ
16. カミー[1125] g0qDfoFb 2024年10月09日 15:24:55 : VD4ii5VLrc : LkNtNWhSVENTRS4=[1850]
>>15
米国が巻き込むと言うより、日本が自ら縋り付いているのです、官僚が悪いのか、政治家が悪いのか、いや両方が悪いのです。日本は自分の首を絞めて下さいと首を差し出しているのです。こんな事国民は頼んだ覚えはありません、しかし選挙で選んだ人たちが勝手にやってくれるのです。国民はただ座して死を待つしかありません、逃げ場がないですね。
う〜ん、日本の報道の自由度は世界で90番目とか、最近とみに言論弾圧が進んでいるようです、今日も秋篠宮を批判的なYouTubeが3つ閉鎖されたとか言ってました。秋篠宮は皇統の血筋を引いてないと明白なのに皇族として君臨しており政府も悠仁さままでは皇統はゆるがせにしないと言っている、憲法違反をどうして押し通すのか不明です。疑いがあればDNA検査を堂々と公然として正統な皇族だと証明し宣言すればいいのです。それは一切しません、おかしいですね、狂ってますね、国民は国の弾圧に負けず大きな声を上げなければいけません。声を上げましょう。
http://www.asyura2.com/23/warb25/msg/766.html#c16
コメント [政治・選挙・NHK295] やることなすことすべて裏切り 支持率はもっと下がる 自公過半数割れに現実味(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
34. 罵愚[4129] lGyL8A 2024年10月09日 15:25:43 : dLV7KORD0A : TkxhRUl1ZEs1Yk0=[669]
 やいや、石破騒動の次に来るのは…そして目先のきいた野党指導者がもっとも恐れている事態は、保守二党体制だよ。左翼野党のみならず、中道を装っていた連中も消滅して、国粋保守と親米保守の政権争奪戦の時代は、ある意味、太平洋戦争直前にも似た危険水域ともいえる時代の予感だな。
 もちろん、それを乗り越える自信のある勢力と、そこで一旗揚げたい野心家たちにとっては、よだれが垂れるようなおいしいはなしなんだろうが…
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/658.html#c34
コメント [日本の事件32] <検察が控訴断念>無罪確定すべき袴田事件(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
17. [1584] iKQ 2024年10月09日 15:40:16 : 0N8QgYXMNE : eUlyZGhocFpRZWs=[1591]

 いま一つ 最近の若者は しんどいけど 高い給料を 追わずに

 ある一定量 男500万 女250万 あれば 面倒な仕事よりも

 楽な仕事を 選ぶ様だ  

 そういう意味で 日本は 幸せな国なんだろう

 ===

 警察とか 自衛隊とかは 苦しい仕事をさせているのかもね〜〜

 そこで 極端な 上下関係を作っている それが 功名心につながり 免罪にもつながった

 ===

 今頃の 企業は 社員に べたべたに 甘い社会になっている わけで〜〜〜〜

 官僚とか 自衛隊とか 警察とかには なりたくない人が 主流になりつつあるのかも〜〜

 ===

 まあね 穏やかな 国を維持するためにも ベーシックインカムが 必要なのだ

  
http://www.asyura2.com/17/nihon32/msg/379.html#c17

コメント [日本の事件32] <検察が控訴断念>無罪確定すべき袴田事件(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
18. [1585] iKQ 2024年10月09日 15:45:14 : 0N8QgYXMNE : eUlyZGhocFpRZWs=[1592]

 今の時代 若者でも 明らかに 悪いことをやりそうな人が 少なくなったよね〜〜

 悪人をやる そんなしんどい仕事は 敬遠される

 ===

 そこで 普通の人間を ネットで リクルートして いきなり 悪人に仕立て上げるのだね〜〜

 ある意味 これは 滑稽でもあるほど 平和な日本ともいえる 現象だ〜〜

 
http://www.asyura2.com/17/nihon32/msg/379.html#c18

コメント [政治・選挙・NHK295] 総選挙「比例復活なし」で自民党パニック!死屍累々の旧安倍派“裏金議員”に渦巻く怨嗟の声(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
23. カミー[1126] g0qDfoFb 2024年10月09日 15:45:26 : VD4ii5VLrc : LkNtNWhSVENTRS4=[1851]
安倍派は岸信介以来、朝鮮統一教会の派閥です、朝鮮統一教会自民党清和会といいます。潰れてくれなくては困ります。日本でカルトを飼って国民が大迷惑をすることはありません、何ですって日本はサタンの国ですって、日本人は全てを韓一族に捧げなさいですって、日本人に何をしても許されるのだですって、若い女は全員神の定める人と結婚しろですって、こんな悪魔カルトを誰が日本に招いたのか、岸、笹川ではないか、その2家とも今は知らぬかをして日本の中枢であぐらをかいている。こんな岸家、笹川家を放置していては駄目だ、きっちり潰して責任を取らせるべきだ。本当に2家は国賊だ。
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/663.html#c23
記事 [カルト49] 『明治が反ワクを名誉毀損で提訴へ』 どうやら不買運動が効いてるっぽいね これからも一生明治は買いません← #レプリコンワクチン断固反対

S I@SI41280455
お菓子屋だけやってりゃいいものをねぇ(笑)

http://www.asyura2.com/24/cult49/msg/857.html

コメント [政治・選挙・NHK295] これが裏金議員50人の選挙区だ! 焦る石破自民「非公認」「比例重複なし」に方針転換も戦況悪化は加速<一覧表あり>(日刊ゲン… 赤かぶ
46. 七条解散[1] jrWP8InwjlU 2024年10月09日 16:03:20 : WrMJqjurSU : S2prTFpVS0kxckk=[108]

自民党が過半数割れした時は公明と合体した新党でも
つくるつもりなんでしょうかね?

CIAの諜報機関の創価と世界統一家庭連合の
合体新党で生き残りですか?

キモいですね、、、

そんな国賊行為に利用されるとは
天皇の威厳も地に落ちたもんだね

いっそのこと天皇制もやめたら?
国賊に担がれて利用されるような
天皇制なんていらねーよ!

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/660.html#c46

コメント [日本の事件32] <検察が控訴断念>無罪確定すべき袴田事件(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
19. 新憲法制定[62] kFaMm5ZAkKeS6A 2024年10月09日 16:23:56 : 0FDFXQdnhg : b3ZvVUNYdGtnY0k=[62]
三権分立でチェック&バランスということになっているが、機能するのはごく一部。
なので三権それぞれに対して権限を持った監察機関が必要なのである。
ただ、中立性を保つために国や自治体から完全に独立した存在である必要があるので、国民が代表を選ぶ必要がある。
監察に関する法律もこの機関が作る必要があり、憲法をかなり変える必要がある。

監察機関がないから冤罪も生まれやすい環境になる。
私に言わせれば冤罪は公務員が真っ当な人間ばかりと想定して、監察機関を
定めていない日本国憲法が生むのであり、だから護憲派も冤罪に加担している側になる。
護憲派は憲法が政府を縛るためにあると言いながら、いったいどこを見ているのだろうか。
正直に日本国憲法によって生まれる利益でおいしい思いをしていると白状したほうがいい。

http://www.asyura2.com/17/nihon32/msg/379.html#c19

コメント [カルト49] 『明治が反ワクを名誉毀損で提訴へ』 どうやら不買運動が効いてるっぽいね これからも一生明治は買いません← #レプリコンワ… イワツバメ
1. 多摩川[229] kb2WgJDs 2024年10月09日 16:24:03 : NNHQF4oi2I : WXhzeVFYNXV5aGc=[1165]
反日本人 の 明治 をつぶそう

 社会的に 不必要な 会社
http://www.asyura2.com/24/cult49/msg/857.html#c1

コメント [政治・選挙・NHK295] 強欲資本に支配される日本政府(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
17. たぬき和尚[827] gr2CyoKrmGGPrg 2024年10月09日 16:29:30 : ZGAvq8lUL6 : RGlkdUxULi93MEE=[190]
日本の強欲経済を支えるのが「反共」と呼ばれる連中だ。一言で言えばニセ右翼。

社会主義の統制経済は確かに良くないが、できる限り不平等のないようにしたいとの理念だけは評価しても良い。ところが強欲経済の新自由主義や反共にはそれがない。

氷のように冷たい血が流れているのか、卑怯な手口で敗れたものに見捨て、揚げ句のはてには
「健全な経済は健全な競争から生まれる。競争で敗れたものは自己責任。全員を救済するなんて馬鹿げている」
などと吐き捨てる始末だ。この手の連中は、主に同和地区出身で差別の半生を送り世間を恨んでいる者が多い。そんな彼らを東アジア型の穏健保守を憎む米反共と強欲資本家が利用するのである。

日本国は田中角栄が考えたような「穏健な保守と適度な社会主義の組み合わせ」が一番適合する国家なのである。ヤクザ者の小泉純一郎・安倍晋三一派なんぞ叩き出せ!!
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/637.html#c17

コメント [政治・選挙・NHK294] 立憲・辻元清美代表代行「なぜダメなんですか」 コメンテーターの蓮舫氏きつい女#ュ言に反論(東スポ WEB) 達人が世直し
12. ミスターサタン[3] g36DWINegVuDVINeg5M 2024年10月09日 16:36:33 : f2SoJWzhmw : TXRNQ2NhSnpzWkU=[148]
ジェンダーナントカは日頃女性中心の社会に変える等とほざいてる癖に、高市さんが初の女性総理になりそうな時には、活動制御してたわなw
稲田朋美にしてもジェンダーと同じクズ、安倍派にいて女性の活躍を推進してた立場でいたのに石破に票を投じてる。
要するにどいつもこいつもただのポーズに過ぎない、上っ面だけのクズ共だ。

レンポーは叩かれるだけの事を国会で散々やってきてる自業自得身から出た錆だね。
青筋立てて質問相手をバカ呼ばわりや恫喝は、年寄りを虐める様でキツイ。
国会議員は子供の手本にならないといけないと思うんだよ。
レンポーは国会議員の資質に欠けてる相応しくない。

http://www.asyura2.com/24/senkyo294/msg/900.html#c12

コメント [政治・選挙・NHK295] これが裏金議員50人の選挙区だ! 焦る石破自民「非公認」「比例重複なし」に方針転換も戦況悪化は加速<一覧表あり>(日刊ゲン… 赤かぶ
47. 2024年10月09日 16:41:19 : S6S1On9L0U : OEJyZGZzMThMc0k=[979]
天皇制とは王制、君主制なのです。
昔、最初の王になったのは、カイン―ハム―カナンのラインの
ニムロド(ニムロデ)でありました。カインの奥様には巨人ネフィリムの血が
流れていたとされています。狩る人であった、ニムロドは、
世界で初めて王になった人物であり、都市を作った人物であると、
創世記には記されています。

ですが、時代は下り、古代の兄弟間のしこりは末端では忘れ去られるか、
薄まったのは間違いありません。誰も彼もが共に人として、
よりよき高みに成長することが出来るのだと、ただ信じ、願っています。

力に物を言わせる王制、君主制や大都市の根を見るとき、
それらは崩れ去る時が来たのかもしれません。



http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/660.html#c47

コメント [カルト49] 『明治が反ワクを名誉毀損で提訴へ』 どうやら不買運動が効いてるっぽいね これからも一生明治は買いません← #レプリコンワ… イワツバメ
2. ミスターサタン[4] g36DWINegVuDVINeg5M 2024年10月09日 16:53:25 : f2SoJWzhmw : TXRNQ2NhSnpzWkU=[149]
反ワクは、デタラメで語るからだろ営業妨害。
酸化グラフェンが携帯電波5Gに反応して脳を乗っ取られる。ってマジで主張してるから怖いw

日本はワクチン接種を強制してないのだから、嫌ならやめリャいいだけなのだが
デマを鵜呑みにしてバカ騒ぎしてる愚かな人が一定数居る。
3年前国からワクチンクーポンが届かなかったザイニチの方々に違いない。
http://www.asyura2.com/24/cult49/msg/857.html#c2

コメント [カルト49] 『明治が反ワクを名誉毀損で提訴へ』 どうやら不買運動が効いてるっぽいね これからも一生明治は買いません← #レプリコンワ… イワツバメ
3. 全世界の皆様へ・・[201] kVOQoopFgsyKRpdsgtalpQ 2024年10月09日 16:56:38 : rU95xOWu8g : ZnliWXV6Q3E4TWs=[752]
とりあえず、
・・・『明●治が反ワクを名誉毀損で提訴へ』・・・!?

・・・反ワク・・・失礼な! プンスカ!!
たしか、こいつら、
わずかな数の国内の人体を使っての動物実験で・・・
5人くらいを、殺していますよね!
ベトナムでは、十数人殺害・・・

全国民に、こいつらの犯罪を周知徹底して、
・・・つぶしてあげてくださいね!!

もちろん、無差別大量殺人テロ犯罪経営者に共謀した、
実行犯の全従業員様は犯罪人でありますので、
捕まえて、罪と罰・・・
・・・膨大な罰をあたえてあげてください!

ついでに、
そんで、せっかく提訴したんなら・・・
・・・裁判中は、毒物の出荷や使用は一切、できません!!

でも、ヒョットシテ・・・
怒った従業員や経営者が、毒物をアイスやお菓子に、
報復だとして・・・混入させる可能性もありますので
全製品が対象・・・・デ●ス!

・・・当たり前ですよね!!

よろ●くお願いします。
http://www.asyura2.com/24/cult49/msg/857.html#c3

コメント [カルト49] (図説:「真の約束作戦」 イランはイスラエルにどう報復)(軍事施設のみを攻撃) イワツバメ
2. ミスターサタン[5] g36DWINegVuDVINeg5M 2024年10月09日 16:59:20 : f2SoJWzhmw : TXRNQ2NhSnpzWkU=[150]
言ったもん勝ちじゃないの?
ロシアはウクライナキーウに無差別攻撃をしても常に軍の施設を攻撃したと発表するw

http://www.asyura2.com/24/cult49/msg/856.html#c2
コメント [カルト49] (図説:「真の約束作戦」 イランはイスラエルにどう報復)(軍事施設のみを攻撃) イワツバメ
3. ミスターサタン[6] g36DWINegVuDVINeg5M 2024年10月09日 17:12:34 : f2SoJWzhmw : TXRNQ2NhSnpzWkU=[151]
イランの兵器に精密攻撃できるか?という疑念もある。

米国製トマホークブロック2は湾岸戦争の命中率85l、現在はブロック5に進化してる。
対してロシア製はシリア国内のIS討伐に使用した時の命中率は30l程w

イランはロシアの兵器を使ってるので、話し半分だわなw
http://www.asyura2.com/24/cult49/msg/856.html#c3

コメント [カルト49] フランスのマクロンは「武器を送るべきではない」と発言した1日後に、(自身の発言を撤回して)武器を送ることを継続した模様で… イワツバメ
1. ミスターサタン[7] g36DWINegVuDVINeg5M 2024年10月09日 17:17:09 : f2SoJWzhmw : TXRNQ2NhSnpzWkU=[152]
イスラエルはワー国日本より技術大国だからね。
中東のシリコンバレーを無視出来ないでしょう。
http://www.asyura2.com/24/cult49/msg/855.html#c1
コメント [政治・選挙・NHK295] 総選挙「比例復活なし」で自民党パニック!死屍累々の旧安倍派“裏金議員”に渦巻く怨嗟の声(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
24. 銀流し[1] i@KXrIK1 2024年10月09日 17:22:37 : Eblp6fJFOA : dEc5bXdGc2pNdlk=[1]
下痢安倍のケツ舐め連中が束になって石破憎しと吠えているが、安倍派とヒョットコ潰しを仕組んで石破を無理やり看板に出してサッとその蔭に隠れた岸田こそ連中が嬲り殺しにすべき奴だ。
これほど悪ドイ奴は伏魔殿の内でも稀だ。
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/663.html#c24
コメント [国際35] マクロン大統領「戦争で使う武器提供するな」 ネタニヤフ首相「恥を知れ」/テレ朝 仁王像
3. 秘密のアッコちゃん[701] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2024年10月09日 17:24:16 : fjTz2F981w : QTJUazdpaUhyT1U=[266]
<▽42行くらい>
台湾の頼総統、あえて「中華民国」前面に 中国の統一圧力に対抗、注目集める「祖国論」
2024/10/9 13:54
https://www.sankei.com/article/20241009-5V4ILEUTAVLX3JUZFNLE4SVIC4/
台湾の頼清徳総統が
「中華人民共和国(中国)は、中華民国(台湾)の人々の祖国には絶対になり得ない」
と発言し注目を集めている。
与党、民主進歩党の支持層が距離を置く
「中華民国」
という概念をあえて前面に出し、中国による台湾統一の主張に反論しているのが特徴だ。
「台湾独立」
論に否定的な中間層を取り込み、世論を団結させて習近平政権の統一圧力に対抗する狙いがあるとみられる。
頼氏は5日の
「双十節」(建国記念日に相当)
の祝賀イベントで演説。
1911年に始まった辛亥革命で誕生した中華民国は、1949年に成立した中国共産党の中華人民共和国よりも歴史が長いと指摘し、同国発足以前に生まれた75歳以上の中国人は
「中華民国が祖国になり得る」
とも述べた。
頼氏の主張は
「台湾は祖国の懐にかえるべきだ」
と訴える中国側の論理破綻を突いたものだ。
一方、中国側が
「頑固な台湾独立派」
と敵視する頼氏が自ら、旧来の
「台湾独立」
論を否定した側面もある。
中国共産党と台湾の最大野党、中国国民党に共通する
「国共内戦が完全には終結していない」
という歴史観は、1つの中国という理念の根拠になっている。
これに対して
「台湾独立」
派は従来、1949年に台湾に逃れてきた外来政権の中華民国を消滅させて台湾共和国を建国し、
「1つの中国」
という枠組みから明確に離脱する理想を掲げていた。
しかし現実的には、
「台湾独立」
に向けた憲法改正に必要な有権者の過半数の支持を得るのは困難だ。
台湾の清華大栄誉講座教授、小笠原欣幸氏は
「頼氏の現状認識は中国との統一か独立かではなく、台湾の現状を守り切れるか、圧力を強める中国に統一されてしまうかだ」
と指摘。
「台湾の世論が割れたままでは中国に隙を突かれるので、国民党の看板である中華民国を利用して統一反対という多数派の世論をまとめ、中国からの圧力をかわすというのが頼政権の狙いではないか」
と分析する。
国民党からは批判の声も出ている。
同党の馬英九元政権下で対外政策の立案に関わった政治大教授の黄奎博氏は、
「中華人民共和国が中華民国の人々の祖国にはなり得ない」
という頼氏の主張は
「歴史的事実」
と認める一方、頼氏が
「中華民国と中国大陸との民族、法理、歴史的関係」
を切り捨てていると批判した。
国民党は頼氏の発言を全面否定するわけにもいかず、対応に苦慮しているもようだ。
小笠原氏は
「頼氏の『変化球』が狙い通りに中間層の有権者の支持を広げることに繋がるのか注目したい」
と指摘する。

http://www.asyura2.com/24/kokusai35/msg/104.html#c3
コメント [日本の事件32] <検察が控訴断念>無罪確定すべき袴田事件(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
20. 全世界の皆様へ・・[202] kVOQoopFgsyKRpdsgtalpQ 2024年10月09日 17:25:56 : rU95xOWu8g : ZnliWXV6Q3E4TWs=[753]
<△28行くらい>
とりあえず・・・

19.サンのご意見・・
・・・監察に関する法律もこの機関が作る必要があり、憲法をかなり変える必要がある。・・・

そんなことはありまセン!

現憲法や法律で、ヤッチャッタ下僕公務員と準公務員を裁くことのほうが、
簡単です!!

(たとえば、謀ナベ●ネ工作ウ●コ新聞社モドキの社員が、ズボズボ入れて?
犯罪を犯した・・・とします。
その方、謀ナベツネウン●新聞社モドキを退社したら、
罪が消えるんですか〜!!
こいつが、業務命令で●した・・・とか、ナベツネ友達とか言ったら、
信じて、あるいは、
●●新聞社モドキは、あのテロ国家の腐ったアメ●カの、
日本における司令塔だから・・・無罪放免するんです・・・か〜??)
・・・・・

・・・本文に戻る!・・・
・・・ただ、しないだけ!! 検察・警察・裁判所やすべての公務員は、
現内閣や、与党の為に仕事をしているわけではアリマセン!
ましてや、誰かに犯罪を指示されて行たらあったりまえで・・菅!
・・・犯罪者・・・デ●ス!!

こいつら、・・・与党や内閣の犯罪人と共謀している場合は、
・・・国民の奉仕者である公務員は、憲法下での国民と同列の方ではなく、
・・・国民の奉仕者→国民の下僕→国民の奴隷・・・デ●ス!

国がやったとか、国の責任とか・・・
お国が、そんなことできるわけ・・・アリマセン!!

今回、お国が、冤罪を行った???
行ったのは、冤罪事件に係った公務員と準公務員たちです!!
吊るしあげたり、吊り下げたりしてあげてください!!

サッサっと、●することが、法治国家としての復帰に、
とっても大切です!!
まともな仕事をしない、下僕公務員は、
国民の皆様から、●されるのがアタリマエ!!
カツ、
●されることは、仕方ない・・・デ●ス!?

そう、法務局や検察検察部署や、
内閣法制局や、内閣官房の皆様等の・・・
ヤッチャッタ公務員の親族様にもお伝えください!

よろし●お願いします。
http://www.asyura2.com/17/nihon32/msg/379.html#c20

コメント [政治・選挙・NHK295] 総選挙「比例復活なし」で自民党パニック!死屍累々の旧安倍派“裏金議員”に渦巻く怨嗟の声(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
25. 態度の悪い兄ちゃん[204] kdSTeILMiKuCooxagr@C4YLx 2024年10月09日 17:29:14 : 2uhQK0kvxI : QmNhNTQ4S0h3eXM=[1]
ノータリン:
>だから、人間の考えを超越しているのが神なんだよ。
(大笑)

“カミ”様:
>若い女は全員神の定める人と結婚しろですって、

なるほど。これらの「神」とは、同一人物を指してるらしい。同一人物とは、

   統一教会創始者 文鮮明

のことだろう。“カミ”様が忌み嫌うものを、ノータリンが信奉してると。
 
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/663.html#c25

コメント [カルト49] 『明治が反ワクを名誉毀損で提訴へ』 どうやら不買運動が効いてるっぽいね これからも一生明治は買いません← #レプリコンワ… イワツバメ
4. XANTIA[84] gneCYIJtgnOCaIJg 2024年10月09日 17:36:36 : Z8jd5ca7og : ZGFvU2o4WGpONGc=[9]
世界で唯一ワク信民が存在する国家NIPPON

どこの国の思惑通りなのかも理解出来ないのが凄い
http://www.asyura2.com/24/cult49/msg/857.html#c4

コメント [医療崩壊13] 明治HD系、反ワクチン団体を提訴へ 名誉毀損で (日経)  魑魅魍魎男
13. 夜盗虫[71] lumTkJKO 2024年10月09日 17:41:33 : AYJtbIcoKE : Z1R3VXpCMkhQZmc=[1]
オーストラリアでネズミを駆逐したワクチンと同じなんだろ

日本人駆逐ワクチン
http://www.asyura2.com/24/iryo13/msg/182.html#c13

コメント [カルト49] ヒズボラ指導者ナスララは、停戦に同意し、米仏に通知し、🇮🇱ネタニヤフも同意していた イワツバメ
2. 2024年10月09日 17:42:14 : rYUOvuhSGg : LnNqMkJWNjZYU0E=[692]
ネタニヤフの頭から角がでている
イスラエル国民はハメルンのホら吹き男を
いつまで野放しにしているのだろう
地球灼熱化の元凶は
トランププーチンネタニヤフの
悪の枢軸の最後の審判を求める狂信者のせいだ
http://www.asyura2.com/24/cult49/msg/848.html#c2
コメント [政治・選挙・NHK295] 小沢一郎も、総理も、ダメだ、こりゃ!もう、この国は、終わった。上脇氏の告発(水月会)の、おバカ対応で、全て、解りました。 阿闍梨(あじゃり)
5. 弱っプっ腐ランド豚[-84] juOCwYN2gsGVhYOJg5ODaJPY 2024年10月09日 17:45:19 : qWdf6BLtIs : S3Z2VE4vQ1ExNFU=[-82]
汚沢みてーな汚物をマトモなホっシュッシュで民主主義ぃーとか騙されて崇拝している奴が存在することが民主主義とホっシュッシュがイカレている理由


湾岸戦争に悪メリカ防衛隊を差し向けた時点で敵国条項の発動たる理由は十分だった
今、表に立ち議員役者を許される奴は全て傀儡にすぎない
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/665.html#c5

コメント [医療崩壊13] 明治HD系、反ワクチン団体を提訴へ 名誉毀損で (日経)  魑魅魍魎男
14. いなかじじい[27] gqKCyIKpgraCtoKi 2024年10月09日 17:51:02 : jimtgBFqxk : Vm8uQ1JJS2VkcGc=[286]
どんどんレプリコンワクチンへの国民不信が高まっている。

当たり前だ。治験をベトナムでやっても結果が悪かったために、かんじんのベトナム政府がコロナ治療薬として認証してない。

また、今までの新型コロナワクチンでさえひどい結果になっている。
・すべてのワクチン 1977年2月から 死亡認定 158件(158人)
・新型コロナワクチン2021年2月から 死亡認定 843件(843人) 厚労省公表9/27

一つの病気、それに対する治療薬がこれほど短期間に、当局が認めただけで死者が発生している。前代未聞だ。数10人程度の死者が出ただけでも、普通はその薬の使用はストップがかかるだろう。

逆に見れば、ワクチン接種を推進しているディープステートと走狗になっている日本政治家、官僚の無茶ぶりがわかる。お前たちの犯罪は後世まで語られるだろう。

http://www.asyura2.com/24/iryo13/msg/182.html#c14

コメント [政治・選挙・NHK295] 小沢一郎も、総理も、ダメだ、こりゃ!もう、この国は、終わった。上脇氏の告発(水月会)の、おバカ対応で、全て、解りました。 阿闍梨(あじゃり)
6. 態度の悪い兄ちゃん[205] kdSTeILMiKuCooxagr@C4YLx 2024年10月09日 17:56:32 : 2uhQK0kvxI : QmNhNTQ4S0h3eXM=[2]
>石破茂首相は9日、立憲民主党の野田佳彦代表との党首討論に臨み、派閥パーティー収入不記載事件を巡って、「裏金」の呼び方は不当だと訴えた。
………………

うん、献金・パー券の見返りほ何か。公金の使途をどーやって決めているか。大変な問題になってきたね。阿闍梨ちゃん。オラも何だかワクワクしてきたっス!
 

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/665.html#c6

コメント [政治・選挙・NHK295]
1. 赤かぶ[227215] kNSCqYLU 2024年10月09日 18:01:22 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[799]


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/666.html#c1
コメント [政治・選挙・NHK295]
2. 赤かぶ[227216] kNSCqYLU 2024年10月09日 18:02:36 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[800]


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/666.html#c2
コメント [政治・選挙・NHK295]
3. 赤かぶ[227217] kNSCqYLU 2024年10月09日 18:03:28 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[801]


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/666.html#c3
コメント [政治・選挙・NHK295]
5. 赤かぶ[227219] kNSCqYLU 2024年10月09日 18:05:20 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[803]


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/666.html#c5
コメント [政治・選挙・NHK295]
6. 赤かぶ[227220] kNSCqYLU 2024年10月09日 18:06:03 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[804]


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/666.html#c6
コメント [政治・選挙・NHK295]
7. 赤かぶ[227221] kNSCqYLU 2024年10月09日 18:06:51 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[805]


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/666.html#c7
コメント [政治・選挙・NHK295]
8. 赤かぶ[227222] kNSCqYLU 2024年10月09日 18:07:32 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[806]


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/666.html#c8
コメント [政治・選挙・NHK295]
9. 赤かぶ[227223] kNSCqYLU 2024年10月09日 18:10:21 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[807]


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/666.html#c9
コメント [政治・選挙・NHK295]
10. 赤かぶ[227224] kNSCqYLU 2024年10月09日 18:11:20 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[808]


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/666.html#c10
コメント [カルト49] 『明治が反ワクを名誉毀損で提訴へ』 どうやら不買運動が効いてるっぽいね これからも一生明治は買いません← #レプリコンワ… イワツバメ
5. PVT[392] gm@CdYJz 2024年10月09日 18:15:32 : V8rmCcq5Xk : ZkJpYmhYZmpDNkE=[87]
打つ打たないはもう個人の愚行権なのでどうしようもないですが、
お年寄りのいるご家庭は、終活をお急ぎになる事をお勧め致します。


http://www.asyura2.com/24/cult49/msg/857.html#c5

コメント [医療崩壊13] 明治HD系、反ワクチン団体を提訴へ 名誉毀損で (日経)  魑魅魍魎男
15. ペポ[369] g3mDfA 2024年10月09日 18:21:09 : t6tR70PR6w : dlFMci5QbnlpNGM=[226]
<△26行くらい>
>>1
動画の22秒のところで動画を止めて画面を拡大してみろや。
ゴム被りか否かは耳を見れば、一発だ。
そうすると、耳の上の出っぱり(名前は何と言うか知らないが)がひしゃげて
いるだろう。ゴムということが分かるはずだ。

第一、毒物をユダヤマフィアのタルムード思想に染まった奴らが人体に注射する
わけがないので、生理食塩水を注射したに決まっておろうが。
米国の会社が作ったわけだから、米国でまずやれば良いわけだろう。
それが、米国では、トランプが今、軍政を敷いており、軍政下にあり、へたな
ことをやれば、すぐグアンタナモで吊るし首になる。

ウクライナは、プーチンが見張っているので、恐ろしくてできない。
それで、日本となる。日本にはトランプもプーチンも習近平もいないからだ。
第一、コスタイベとはフィンランド語で、復讐という意味だそうだ。
タルムードに復讐せよと記載されているのはロシアと日本のみ。
日本が復讐のターゲットにされるのは当然だ。

いずれにせよ、日本はロシア制裁を早期に中止したほうが良い。
ガソリンが高くて、それがすべての製品や食品に転嫁されている。
そして、破産国ウクライナの借金の保証人国にされている。さらに今、日本と
ロシアは戦争状態にあるので、ウクの敗戦は確実なので、日本は敗戦国となり、
ロシアに対して賠償金を払わされる。
極東にNATOを持ってきても、日本が欧州の戦争に巻き込まれて、とんでもない
ことになる。すべてはギョロ目の米国駐日大使の命令だったのだろうが、
彼の任期はもう切れている。

ウクライナとロシアの関係はキューバ危機と同じだ。歴史は繰り返す。
ロシアがウクがNATOに加盟して、モスクワを射程圏にするミサイル配備を
許すことは100%あり得ないことだ。



http://www.asyura2.com/24/iryo13/msg/182.html#c15

コメント [政治・選挙・NHK295]
32. 阿部史郎[1070] iKKVlI5qmFk 2024年10月09日 18:22:12 : cYRAeWjdps : aURIWUFBRGptV1E=[132]
海外へのバラ撒きだけでなく、
日本に来る外国人への高待遇。

⚫️超VIP扱いの中国人留学生
rapt-plusalpha.com/96608/

⚫️罪を犯しても不起訴となる外国人
(政治家含む)
rapt-plusalpha.com/111006/

つまり引用先のリプ欄に沸いて、バラ撒き政策を擁護してる人達って外国人?
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/664.html#c32

   

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