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2024年10月06日00時05分 〜
記事 [政治・選挙・NHK295] わが国は首の皮一枚で繋がったが…石破政権も日和るのか 適菜収「それでもバカとは戦え」(日刊ゲンダイ)

わが国は首の皮一枚で繋がったが…石破政権も日和るのか 適菜収「それでもバカとは戦え」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/361489
2024/10/04 日刊ゲンダイ


石破内閣(C)JMPA

 任期満了に伴う自民党総裁選は高市早苗と石破茂による決選投票となり、石破が勝利した。わが国は首の皮一枚でつながったが、安倍晋三路線の継承を唱えてきた高市が総裁になったら洒落にならなかった。

 高市の推薦人には裏金議員が13人も名前を連ねていたが、高市は「総裁が代わったからといって、ちゃぶ台返しをするようなことをしたら独裁だ」と裏金議員の党処分を見直さない考えを示していた。

 2014年、高市とネオナチ団体代表がツーショット写真を撮っていたことが発覚。過去にはナチス礼賛本「HITLER ヒトラー選挙戦略」に推薦文を寄せていた。高市は1994年から2001年にかけて少なくとも5回「世界日報」に登場しており、反日カルトの統一教会(現・世界平和統一家庭連合)とのつながりも深い。

 一方、石破にも問題は多い。総裁選の間「解散までには一定の期間が必要だ」と言ってきたにもかかわらず、10月末の総選挙を言い出す。

 組閣についても、自民党腐敗の象徴である菅義偉が副総裁に就任。逮捕歴もある三原じゅん子はこども政策担当相。代表を務める政治団体が悪質なプロパガンダ組織とつながっていた小渕優子は組織運動本部長。人事に関する問題は他にも山ほどある。「これでは何も変わらない」と言いたくもなるが、一歩前進した部分もある。

 かつて安倍について「財政、金融、外交をぼろぼろにし、官僚機構まで壊して、旧統一教会に選挙まで手伝わせた。私から言わせれば国賊だ」と正確に指摘した村上誠一郎が総務相に。村上は集団的自衛権の行使を容認する安全保障関連法にも反対、森友・加計学園問題でも批判を繰り返してきた。

 麻生太郎は新たに設けた「最高顧問」という事実上の名誉職に押し込まれた。高市は総務会長の打診を断り、小林鷹之も広報本部長を固辞した。河野太郎も閣僚から外された。旧安倍派からの入閣はゼロ。

 そう考えると、石破政権の方向性を全否定するのは時期尚早かもしれない。石破は日米地位協定の見直しにも言及しているし、憲法を空洞化する安倍周辺一味による加憲論に対し「整合性がない」と正面から批判してきた。石破は自民党を正常化できるのか、やはり日和るのか。引き続き国民の監視が必要だ。


適菜収 作家

近著に「安倍晋三の正体」「ニッポンを蝕む全体主義」「思想の免疫力」(評論家・中野剛志氏との対談)など、著書50冊以上。「適菜収のメールマガジン」も発行。本紙連載を書籍化した「それでもバカとは戦え」も好評発売中。6月28日には第2弾「続 それでもバカとは戦え」が発売予定。

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/643.html

記事 [政治・選挙・NHK295] 石破総理にも“政治とカネ”疑惑浮上 自民・裏金問題の解明は?告発した大学教授「まずは自分の調査を」<報道特集>
石破総理にも“政治とカネ”疑惑浮上 自民・裏金問題の解明は?告発した大学教授「まずは自分の調査を」【報道特集】
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/1471401
2024年10月5日(土) 19:56 TBSテレビ


2024/10/05 TBS NEWS DIG Powered by JNN

10月1日にスタートした石破新内閣。解散を巡っての総理の発言修正や、時期が早まったことについて、“裏金問題隠しだ”などと批判が出ている。裏金問題の解明にも期待が寄せられていたが、石破総理自身にも政治資金を巡る疑惑が浮上した。

「約束守れ」“裏金議員”原則公認へ 石破総理の発言修正に批判集中

村瀬健介キャスター
「石破総理が国会に到着しました。解散を表明している石破総理が、所信表明演説に向かいます。政治不信が高まる国民にむけて何を語るのでしょうか」


石破茂 総理
「私はルールを守る、日本を守る、国民を守る、地方を守る」

ヤジ
「ルールを守れ」「約束を守れ」

ヤジで騒然としたのには訳があった。総裁選出馬時には、衆議院の解散時期について…


石破氏(総裁選 出馬表明・8月)
「全閣僚出席型の予算委員会を一通りやって
、この政権は何を考えているのか、何を目指そうとしているのか、国民に示せた段階で可能な限り早く信を問いたい」

しかし、総裁になるとすぐに…

石破氏(総裁就任会見・9月30日)
「新政権はできる限り早期に、国民の審判を受けることが重要。10月27日に解散総選挙を行いたい」

さらに、岸田政権を退陣に追い込んだ裏金問題。関与した議員の公認について、こう話していた。


石破氏(総裁選 出馬表明・8月)
「自由民主党として、責任を持って有権者にお願いできるかどうか。そのことは厳正に判断されるべきだ」

しかし、4日の所信表明では…

石破氏(所信表明演説・4日)
「問題を指摘された議員一人ひとりと改めて向き合い、反省を求め、ルールを守る倫理観の確立に全力をあげます」

一定の条件を満たせば、裏金問題に関与した議員も原則公認する方向で、しかも、比例代表との重複立候補まで認めることを検討しているという。


自民党が行ったアンケートによれば、裏金問題への関与があった議員は82名にのぼり、その半数以上が今回の選挙を戦う。

裏金“暴露”元自民議員 無所属で出馬へ「中にいたから自民党の限界も見える」

いわゆる「裏金議員」は早くも、厳しい選挙準備に追われていた。静岡県磐田市の宮澤博行氏の事務所を訪ねた。

村瀬キャスター
「宮澤元議員の事務所ですが、全く看板などもありません」

自民党を離党し、無所属で出馬を表明した元防衛副大臣の宮澤博行氏。地元・静岡で挨拶まわりを始めていた。

宮沢氏は2023年12月、旧安倍派からの指示で約140万円のキックバックがあったことを議員として初めて認めた上、かん口令が敷かれていたことも暴露した。


安倍派・防衛副大臣 宮澤氏(2023年12月・当時)
「しゃべるなしゃべるな、これですよ」

宮澤氏
「大臣、副大臣更迭というのは派閥としてのゲームオーバーですから、もう組織の命令に従う必要はない。組織の正義ではなく、社会の正義にのっとって判断すべきだというふうに私は思った」


宮澤氏は、裏金問題で防衛副大臣を事実上更迭されたあと「心機一転出直したい」と訴えていたが、2024年4月、妻子がいながら別の女性と同居していたことが発覚。自民党を離党し議員を辞職した。

これまで運転手をしていた秘書は離れ、車のハンドルは自らが握る。

宮澤氏
「回る時間がないのよ。この選挙スケジュールは不評です。短すぎる」

支援者から、裏金問題の指摘を受けることもある。

宮澤氏
「140万円がありましたけど、本当に帳簿をつけてなかったのは申し訳ないなと思いますけど」

支援者
「駄目なものは駄目。悪いことしちゃったら私はやりました、それから説明責任を果たしますというふうにして、自分の責任も明確にしていけば、僕はある程度はモヤモヤも晴れると思うんですけども」

宮澤氏
「しっかり謝っているのか、しっかり説明しているのか、国民の皆さんは感性で敏感に感じている。(自民党の)幹部をはじめとして、多くの議員がやることが政治全体の信頼回復に繋がるんじゃないかと私は思います」

石破総理が表明した早期の解散総選挙は、“裏金隠し”だと批判が強い。


ーー自民党に政治改革能力は?

宮澤氏
「残念ながら、ないと思います。自民党の中にいた人間だからこそ、自民党の限界というものも見えるし説明できると思うんですよ。慣例に縛られてしまっている、法制度や官僚に縛られてしまっている、そして長老に縛られてしまっている。それは改革マインドが起きてこない」

ーー今回の選挙は、禊ぎという意味もある?

「選挙自体が禊ぎであり、洗礼であるというふうにも言われますので、今までお詫びをしながら国民の皆さんの声を聞いてきて、それが本当に議員としてふさわしいかどうかは、投票でしか結果が出ませんから、しっかり禊ぎと思って、修行と思って取り組んでいきたいと思います」

「裏金がまかり通る政治じゃいかん」 新人にも有権者から追及


一方、宮澤氏が離党したことで、自民党からは新人の山本裕三氏が出馬を決めた。前任者、宮澤氏などの裏金問題について攻められることもある。

有権者
「裏金をやったということ自体がね、なぜそれを隠すのと思うんだけどね。信じられなかったですよ、本当に」

自民党 新人 山本裕三氏
「これからもっとわかりやすくします」


有権者
「(裏金が)まかり通って当たり前になってしまう政治じゃいかん。自民党も段々こうなってきてしまった、ちょっと修正せにゃいかん」

山本氏
「前任の支部長(宮澤氏)の件も含めて、全部私が支部長として、説明も含めて謝罪も含めて行っていくのが私の責務。とにかく真正面から、しっかり自分の思いを訴えていく、本当にシンプルな戦いになる」

この選挙区で前回勝利した、立憲民主党の小山展弘氏は…


立憲民主党 現職 小山展弘氏
「いわゆる裏金の問題とかですね、そこのとこしっかりけじめをつけて、ちゃんとつまびらかにするってことをまずやって、その上で今後再発防止というところで変える必要があれば、その部分を変えていくってことが大事じゃないかなと思います」

日本維新の会、新人の釜下由佳子氏は…


日本維新の会 新人 釜下由佳子氏
「裏金問題が発覚したときに、パーティー券の購入などそれは廃止するべきだ、国民目線で国民の方をしっかりみて、しがらみにとらわれない政治をしていく」

石破総理にも“政治とカネ”疑惑が浮上 裏金問題の解明は?

10月1日、裏金問題の再調査をするのか問われた石破総理はこう答えていた。


石破総理
「新しい事実が判明をしたとすれば、調査が必要だと認識している。現在そういう状況にあるとは承知をしていない」

しかし、この2日後、石破総理自身にも政治資金をめぐる疑惑が浮上した。その疑惑を刑事告発したのが、神戸学院大学の上脇博之教授だ。

神戸学院大学 上脇博之教授
「(石破氏は)『自分のところは違法はないよ』と、胸を張って答えていたけど、石破氏のグループでも同じように(収入の一部を)書いてなかった」

疑惑の舞台は、石破総理らが代表を務めていた政治団体「水月会」のセミナー。参加費は2万円となっている。


石破氏(「水月会」セミナー・2019年)
「この政策集団のパーティーというのは、いかにして1年の活動資金を集めるかということが目的。それなりの費用はかかるので、皆様方にそれをおすがりすることがある」

上脇氏の告発によると、このセミナーを巡り、政治資金収支報告書に3年間であわせて80万円分収入が少なく記載されている。これが裏金になっていたのではないかという告発だ。


水月会に会費を支払った政治団体Aの2019年の収支報告書。支出の欄には水月会に対し、「セミナー会費」という名目であわせて48万円支払ったことになっている。しかし、2019年の水月会の収支報告書には政治団体Aからの収入は28万円と記載されている。つまり20万円分少ない。

2020年も同じホテルで開催されたセミナーに、政治団体Aは50万円を支払っているのに対し、水月会の収支報告書では20万円少なく記載されている。

2021年に至っては40万円の支払いに対し、水月会には受け取ったことすら書かれていなかった。

上脇教授
「この手口は安倍氏や二階氏のところでも同じように行われていた。同じように裏金を作っているという疑惑が生まれちゃいましたから、本当に裏金問題を調査するのなら、まず自分のところの調査をして、本当に裏金が作られていないかどうかを客観的な資料を出して証明しないと、おそらく自分のところに問題がある中で、他の議員を調べるなんてできない」

石破総理の事務所は取材に対し、「ご指摘を受けたので、直ちに水月会で経理を担当していたものに指示を出し、事実関係を確認させているところです」と回答した。


上脇教授
「選挙で勝ってしまったら禊ぎが済んだということにすると思う。総選挙で乗り切れば、どうにか蓋ができる。この問題は触らないように触らないようにしましょうよということで、『総裁選挙を経て、総選挙に臨めば大丈夫』という」

関連記事
<スクープ>石破派も「裏金」 “潔白宣言”はウソ 首相代えても新たな疑惑(しんぶん赤旗日曜版)
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/632.html

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/644.html

記事 [政治・選挙・NHK295] <総選挙日程、岸田政権下で決められていた>「詐欺集団」「騙された」石破茂首相 「裏金議員」公認に国民激怒…総選挙で単独過半数割れなら総裁選やり直しの仰天プランも(FLASH)
「詐欺集団」「騙された」石破茂首相 「裏金議員」公認に国民激怒…総選挙で単独過半数割れなら総裁選やり直しの仰天プランも
https://smart-flash.jp/sociopolitics/309890/
2024.10.04 18:50 最終更新日:2024.10.04 20:05 FLASH編集部 Smart FLASH


総裁就任決定でみせた石破茂氏の “にんまり顔”(写真・長谷川 新)


“詐欺師集団”と揶揄される石破内閣(写真・共同通信)

「これでは岸田さんが退陣した意味がない」

 報道機関各社が発表した石破新内閣の支持率が軒並み低調であることがわかり、自民党議員のひとりが、こうため息をついた。単純な比較はできないものの、固定電話以外への聴き取り調査を開始した2002年以降の内閣の発足時の結果としては、最低水準にあるという。

 石破茂首相は10月3日、「政権発足時として高くないことは真摯に受け止めなくてはならない」と話し、さらに「裏金の問題について国民のいろいろな思いが払しょくできていない」と述べた。

「総裁選時、石破さんは早期の解散総選挙には否定的でした。ところが、総裁就任直前になって、代表質問を終えたら解散すると宣言した。当初、予算委員会での審議を経た11月初旬の解散を想定していたので、ズレとしては1カ月程度ですが、愚直さ、実直さを評価されていた石破さんですから、有権者の印象はよけいによくないでしょう。

 さらに、致命的とも言えるのが10月3日に朝日新聞が報じた問題です。石破さんは、派閥の裏金事件で処分を受けたいわゆる“裏金議員”に次期衆院選で公認する方針だというのです。石破さんは6日に該当議員への聴き取りをするそうですが、それでガス抜きになるとは思えません」

 SNS(X)にはそんな失望感のコメントが数多く投稿された。

《石破氏て、権力持ったら、今までの歴代よりももっと自民党的だった》

《見損なったな〜!騙された感じだな〜?石破茂自民党総裁は「狸親父」》

《どうやって信頼できると思ってるの?恐ろしいほどの言動不一致やな》

《裏金議員公認や比例重複も公認とかもはや政治家じゃなく詐欺集団ですやん》

 石破内閣の面々は副大臣と政務官がほぼ留任だったことから、「岸田内閣の居ぬき」と自民党関係者は明かす。

「党役員では、森山裕幹事長が絶大な権力を持っているんです。そもそも総選挙の日程は岸田政権下ですでに決められていて、石破さんだけが知らなかった。そして、幹事長人事は森山さんでいこうと、党内では決まっていた。安倍政権から続いた官(邸)高党低が完全に一変し、今は岸田文雄前首相をはじめとする党内の権力が非常に高まっています。そういう意味では、石破さんは気の毒ですね」(同関係者)

 衆院選の投開票日は27日。あと3週間余りだが石破内閣が浮揚する要素はほとんどない。党内では宇野宗祐内閣を超える超短命内閣となる可能性も囁かれる。

「自民党の衆議院議員は258人。裏金議員を公認しなければその時点で、単独過半数を大きく割り込みます。なので、石破さんも公認せざるを得ないのは理解できます。とはいえ、これで仮に単独過半数割れになれば、退陣は必至です。

 党内では、単独過半数割れした場合、林芳正官房長官が臨時代理として内閣を継承し、再度、議員投票で総裁を決め直すというプランまで浮上しています。その場合、次の総裁は加藤勝信氏に内定しているという話もあります。いずれにせよ、石破さんは追い込まれているのは間違いない」(同前)

 いったい何のための総裁選だったのかーー。

( SmartFLASH )

※強調文字は投稿者による。

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/645.html

記事 [政治・選挙・NHK295] 「石破内閣だから株価暴落」は誤り(植草一秀の『知られざる真実』)
「石破内閣だから株価暴落」は誤り
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2024/10/post-a2e586.html
2024年10月 5日 植草一秀の『知られざる真実』

9月27日の自民党総裁選で石破茂氏が選出された。

1回目投票で第1位になったのは高市早苗氏。

金融市場では円安が進行し、連動して株価が上昇した。

東京証券取引所での取引終了後に決選投票結果が明らかになった。

石破茂氏が逆転で勝利し、高市早苗氏は敗北した。

この選挙結果を受けて為替市場で円高が進行し、株価が急落した。

このことについて「石破ショック」の表現で石破内閣を攻撃する批評が流布された。

石破内閣誕生で日本株価暴落が続くとの予測を示す批評まで発生した。

本ブログ、メルマガでは9月27日の決選投票直後に記事を掲載。

「総裁選裏側の自民長老優勝劣敗」
https://x.gd/T2c5S

メルマガ記事
「石破内閣経済政策と金融市場反応」
https://foomii.com/00050

さらに、9月29日に

「円高株安政争の具にする負け犬」
https://x.gd/lQlZy

メルマガ記事
「石破新内閣経済政策の課題」
https://foomii.com/00050

を掲載した。

批判している中心は高市早苗氏支援者である。

本ブログ、メルマガでは、自民党総裁選立候補者の経済政策に関する主張を解析して解説してきた。

9名の候補者のなかで

財政拡張・金融緩和

を主張したのは高市早苗氏だけだった。

現時点で財政政策運営を緩和方向にかじ取りすることは正しい。

しかし、金融政策運営で超緩和を維持することは適切でない。

なぜなら、超緩和金融政策がインフレと日本円暴落をもたらしてきたからだ。

インフレと日本円暴落を遮断することが求められる。

日本円暴落は日本の優良資産が外国資本に乗っ取られる危機を招いている。

最重要の経済安全保障問題だ。

経済安全保障担当相の高市早苗氏が日本円暴落を助長する金融超緩和を主張するのは誤りである。

経済安全保障担当相失格である。

したがって、金融政策運営を正常化することが正しい。

また、金融政策運営は基本的に日本銀行に委ねることが正しい。

政治が金融政策運営に介入することは望ましくない。

株式市場と為替市場との関係では、最近の特徴として両者の連動関係が極めて強くなっている点に留意が必要。

7月31日の日銀政策決定会合以降、株式市場での株価乱高下が繰り返されてきたが、その主因が為替と株価の連動である。

日銀の利上げ決定、利上げ継続方針表明が日本円上昇をもたらした。

最近の為替と株価の連動関係は

円高=日本株価下落

円安=日本株価上昇

である。

日本円が急激に上昇し、連動して日本株価が下落した。

その後、日本円の下落が進行すると、連動して日本株価が反発上昇した。

これに、もう一つの要因も加わった。

米国の景気後退懸念が浮上し、FRBの金融緩和強化予想が浮上。

これもドル下落=円上昇をもたらした。

両者の影響が相乗効果を発揮して日本株価急落が生じた。

9月27日の自民党総裁選に前後して日本株式市場が乱高下したのは、金融緩和推進の高市氏が優勢と伝えられて円安=ドル高が進行したあとで、金融政策正常化を支持する石破茂氏が総裁に選出されて円高が進行し、連動して日本株価下落が進行したというもの。

しかし、何らかの要因で為替が円安=ドル高に回帰すれば株価も反発する。

石破氏だから株価暴落、高市氏だから株価暴騰というわけではないことを強調してきた。

石破氏は株式市場の過度の変動を踏まえて、日銀の慎重な政策運営を求めた。

適正な対応である。

また、米国では10月4日発表の9月雇用統計結果が米国経済の堅調さを示すものになり、利下げ加速観測が大幅に後退。

米国経済軟着陸予想が強まり、米ドルが上昇するとともにNYダウも史上最高値を更新した。

日経平均先物価格も39500円水準を突破。

9月27日の高市氏優勢と伝えられた時点での株価水準をほぼ回復した。

石破内閣だから株価暴落などと単純に考えてしまうと大きな誤りに遭遇することに留意が必要だ。

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経済、政治、外交、メディアの大嘘にダマされるな!』
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https://x.gd/3proI

ぜひご高覧賜りたい。

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/646.html

記事 [政治・選挙・NHK295] ええ私、熱烈な野党支持者ではあるけれど、石破茂さんのことが好きなんです。 室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」(日刊ゲンダイ)

ええ私、熱烈な野党支持者ではあるけれど、石破茂さんのことが好きなんです。 室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/361427
2024/10/04 日刊ゲンダイ


石破茂・自民党新総裁(C)JMPA

『ルールを守る政党でなければならない。守っているかどうか検証されるような仕組みを作っていかねばならない』(石破茂・衆議院議員・自民党新総裁)

 これは9月27日の自民党総裁選で、総裁に選ばれ、会見したときの石破さんの言葉だ。

 なにについて語っているかというと、『裏金問題』について。そのあと、こうつづけたけれど。

「(処分された議員の)公認については党選対本部で議論して判断する」

 人間関係の軋轢や党の運営などを考えると、冒頭の発言のように綺麗に解決とはいかないのかもしれない。けど、あたしは石破さん自身は、冒頭の発言のような党にしたいと心から思っているんじゃないかと信じたい。

 ええ私、熱烈な野党支持者ではあるけれど、彼のことが好きなんです。

 私がテレビでコメンテーターをしていた頃、石破さんとは何度かご一緒することがあった。

 私が出ている番組は政治について取り扱うが、報道番組ではなく情報バラエティー。小池百合子都知事が元自民党であったことも知らない若い兄さんが、番組を作っていたりする。もちろんそういう緩い番組だったから専門家でもないあたしも出ていたのであるが、そういうところに呼ばれて出てくる政治家も、実務能力よりタレント要素の強い政治家ばかり。そして、番組全体として、与党でないという理由から、野党政治家をナメ腐っているのであった。

 石破さんは自民党であっても、ナメられていた。党から冷遇されていたからだろう。いじめっ子体質のテレビマンは、政治に疎くても、そういう空気には敏感だ。共同控え室の端っこの席、コンビニ弁当のカレーを用意され、

「これ食べさせとけば、石破さんは機嫌いいから」

 とかいわれていた。実際、石破さんはニコニコし「ありがとう」といって弁当を食べていた。

 番組中、石破さんは真剣だった。私の拙い質問にも、CM中も説明をつづけた。番組終わりの廊下でも。仕事終わったのにバカみたいって目でみんながあたしたちを見てたけど。あたしはとても嬉しかった。

 石破さん、おめでとう。総裁選、あたしも貰い泣きしちゃった。この国を良い方向に導いてください。


室井佑月 作家

1970年、青森県生まれ。銀座ホステス、モデル、レースクイーンなどを経て97年に作家デビュー。TBS系「ひるおび!」木曜レギュラーほか各局の情報番組に出演中。著書に「ママの神様」(講談社)、「ラブ ファイアー」(集英社文庫)など。

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/647.html

記事 [政治・選挙・NHK295] 自民の世襲は「おかしい」、でも野党系無所属はOK? 立憲・野田氏(朝日新聞デジタル)
https://www.asahi.com/articles/ASSB62PPDSB6UTFK004M.html?iref=pc_politics_top






「政権交代」の千載一遇のチャンスという時に「国会議員の世襲制限」の公約は「おかしい」って。

しかも、「禁止」ではなく「制限」だろ?。

分りずらいし、今それをやる?それを言う?・・・という感は否めない。

なので、争点になるわけがない。

感覚がズレているから、有権者には何も響かない。



以下に記事の全文を転載する。


立憲民主党の野田佳彦代表は6日、訪問先の岐阜県可児市の演説で、次期衆院選で政治とカネの問題とともに「世襲」が争点になると強調し、国会議員の世襲制限を進める考えを示した。ただし、引退を表明した立憲の中村喜四郎衆院議員の茨城7区では、中村氏の長男が無所属での立候補を表明し、野田氏は事実上容認。対抗馬の擁立も見送る考えで、野田氏の自民党に対する「世襲」批判は、ダブルスタンダードとの批判を招きかない状況だ。

 野田氏は演説で「世襲は見逃してはならない自民の政治文化だ。民主主義国家としておかしい。もっと有為な人材が地域にいるはずだが、世襲がこれを阻んでいる」と批判。いわゆる「地盤、看板、カバン」を持たない候補者が選挙で不利な状況に置かれていると指摘した。

 先の自民総裁選では、立候補した9人のうち、親が国会議員だったのは5人(義理の親も含む)にのぼった。立憲はこうした自民議員の世襲の多さを問題視してきており、7日にも公表する衆院選公約に国会議員の世襲制限を盛り込む方針だ。

 一方、立憲の中村氏(茨城7区)は9月下旬に引退を表明し、直後に長男が同区から「野党系無所属」として立候補を表明。長男は会見で「父の残したものや、後援会が守り抜いてきたものがあるから、こういった形で挑戦できる」と述べ、地盤に支えられている利点を認めている。

 街頭演説後に茨城7区の世襲について問われた野田氏は「党の公認ではない。無所属で出られる方を、どうのこうの言う立場ではない」と問題視しない姿勢を示し、対抗馬については「現時点で考えられない」と否定した。(大久保貴裕)


記事の転載はここまで。


一瞬にして、朝日新聞に「ダブルスタンダード」と言われてしまう「脇の甘さ」。

有権者にどのように説明していくのだろうか、・・・関係ないけど、興味はある。

言わなければよかったのに。・・・最早、フェードアウトさせた方が無難だろう。



そんなことよりも、誰が見ても経済対策、物価対策が急務だ。

日本は今、実質賃金が何年も下がり続けて、それだけでも毎日の生活が苦しくなるばかりなのに、現下の狂乱物価は生活弱者の生命を脅かしつつあると言ってもいいくらいの状況にある。

米が店頭から消え、「令和の米騒動」と騒がれて以降、やっと店頭に並び始めたと思いきや、米の価格はまさに一夜にして2倍だぞ、2倍。

さすがに、畏れ入ったわ。・・・「無恥との遭遇」。

今、国民が一番困っていることは、そのことではないのか。

これは、人災であり、政治の失敗に違いない。

公正取引委員会、消費者庁、などなど総動員で、悪事を働いて「ぼろ儲け」している奴がいないか、徹底して調査しておかなければ、必ず再発する。

次に再発した時は、死者が出てもおかしくないのだろう。

そんな状況を尻目に、「国会議員の世襲制限」だと?・・・「無知との遭遇」。

そんなものは、もっと前にやるか、もっと後の暇なときにしてくれや。

どうしても「世襲」を問題にしたいなら、「国会議員の世襲」の前に「象徴天皇の世襲」を改めるべきなのではないでしょうか。

「平等の原則」を掲げる「民主主義国家としておかしい。」んだからさ。

本当に・・・もう。



経済対策として、自民党は「給付」というバラマキを公約にをするようだ。

維新は「消費税減税」、国民民主党もそうだろう。

共産党と、れいわ新選組は当然「消費税減税」、あるいは廃止。

立憲民主党はどうするのか。

枝野氏が言っていた「給付付き税額控除」なのか。

それだけでは有権者は納得しない。

自民党と同じ印象では争点にすらならない。

せめて、プラスで「消費税減税」は掲げないと。
立憲民主党の中にも、「消費税減税」を訴えた代表候補もいたし、泉代表の時には、政策集に明確に「消費税5%減税」と書いて、有権者に訴えてきたわけだから。

ここにきて、再び国民を「裏切る」ような真似をしたと有権者に思われてしまったら、野党では、立憲民主党の一人負けの危険すら孕むことになる。


今や、自民党と立憲民主党の政策の違いを探す方が難しくなっている。

今のままでは、立憲民主党の存在価値が見えない。

「裏金議員の排除」だけでは政権交代は出来ない。

立憲民主党は失った「アイデンティティ」を取り戻すべきだろう。


ついでに言えば、裏金議員を排除しても、「裏金犯罪」を政治改革では根絶できない。

今ある法律でも、「裏金犯罪」は摘発し、「公訴」出来るはずなのに、そのことをしない検察庁の不作為を正さなければ、いくら法律を厳しくしたところで意味はない。

検察が自発的に摘発しないので。業を煮やして市民が告発しても、不起訴の理由を明らかにすることも無く「不起訴」処分で、犯罪は無かったことにされてしまう。

現状の検察の対応では、有罪でも、無罪でもなく、犯罪の痕跡が全く消されてしまうということになってしまっている。

国民はその度に、忸怩たる思いをしてきた。

政治家の犯罪を撲滅するためには、「検察改革」が必要だ。

「政治改革」は「検察改革」から始まる。







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記事 [政治・選挙・NHK295] 石破新総裁には期待したが結局“張り子の虎”…国民が「七人の侍」の農民のように立ち上がるしかない ラサール石井 東憤西笑(日刊ゲンダイ)

石破新総裁には期待したが結局“張り子の虎”…国民が「七人の侍」の農民のように立ち上がるしかない ラサール石井 東憤西笑
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/361362
2024/10/03 日刊ゲンダイ


拍子抜け…(C)日刊ゲンダイ

 自民党総裁選は石破氏の勝利で終わった。まさかの大逆転、まさかの展開。

 まさか高市氏との決選投票になろうとは思いもしなかった。しかも1回目では高市氏の方が票が多かったのだ。決選投票では彼女も勝利を確信した顔をしていた。逆転して石破氏に決まった時のその表情は硬く虚ろで、私など演技の勉強になったぐらいである。他の議員の、驚きながらなんとか平穏を保つ顔なども実に面白かった。

 総裁選では、何より菅氏が推した小泉氏のメッキの剥がれ具合がすごかった。ベリベリと音が聞こえるぐらいだった。おそらく電通あたりの仕掛けで、衆院選に向けての事前運動としての全員のマスコミ露出であったろうが、小泉氏にだけはマイナスだった。

 そして小気味いいほど負けたのが河野氏だ。前回総裁選から32万票も減らした。ご本人は決選投票に残るのは間違いないと公言していたが、ケツから2位のブービー賞。党員票は8票しか入らなかった。

 これは所属派閥の麻生派が決選投票に向けて、全部高市氏に乗ったからだ。子飼いの河野氏を切って勝ち馬に乗ろうとした麻生氏。石破氏が登壇する時に後ろで拍手もせず呆然としていた。まるで黒沢映画「乱」の炎上する城から出てくる仲代達矢のようだった。

 もっと悲惨なのは加藤氏だ。議員票は16人。自らを入れて推薦人と合わせ21票あるはずなのに、朝に共にカツカレーを食べた中から5人裏切っていた。

 まるで戦国時代のような権謀術数。パワーゲームのバランスが石破氏を勝利に導いた。

 私のXのタイムラインも一時期は「高市でなくてよかった」「ほっとした」という意見で溢れた。

 もし、石破氏が「SHOGUN」の吉井虎永のように肝の据わった戦国大名なら、ここで菅・麻生の力を削ぎ、しばらくは高市や河野を黙らせ、裏金議員の首を切り、財務省とアメリカにはうまく面従腹背して、己の思うがままの政治が出来たであろう。

 私も少しは期待した。

 しかし驚いた。「解散は予算委員会を開いてから」と豪語していた舌の根も乾かぬうちに、9日解散を明言し、菅氏を副総裁、麻生氏を最高顧問に任命し、高市、小林にはポストを用意したが断られる始末。肝心の組閣も初入閣が13人もいる甚だ心もとない顔触れ。何とも拍子抜けの前言撤回、張り子の虎だった。こういうところなんだな、この人に人望がないのは。

 こうなったら「七人の侍」だ。選挙の力で、農民が侍をやっつけるしかないだろう。


ラサール石井 タレント

1955年、大阪市出身。本名・石井章雄(いしい・あきお)。鹿児島ラ・サール高校から早大に進学。在学中に劇団テアトル・エコー養成所で一期下だった渡辺正行、小宮孝泰と共にコント赤信号を結成し、数多くのバラエティー番組に出演。またアニメの声優や舞台・演劇活動にも力を入れ、俳優としての出演に留まらず、脚本・演出も数多く手がけている。石井光三オフィス所属。

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