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2024年10月06日16時01分 〜
記事 [戦争b25] ガザ戦闘1年、死者4万人 レバノンも侵攻、戦火拡大(東京新聞・共同)
2024年10月6日 15時39分 (共同通信)

https://www.tokyo-np.co.jp/article/358759

 【エルサレム共同】パレスチナ自治区ガザでイスラエル軍とイスラム組織ハマスの戦闘が始まってから7日で1年。ガザ保健当局によるとガザ側死者は1年間で4万1800人を超え、ガザ人口の9割に当たる190万人以上が避難生活を続ける。停戦交渉が難航する中、イスラエルは9月30日、ハマスと共闘する親イラン民兵組織ヒズボラ掃討を掲げ隣国レバノンに地上侵攻。イランはイスラエルをミサイル攻撃するなど戦火は中東各地に拡大し、出口は見えない状態だ。
 ガザ戦闘は昨年10月7日、ハマスによる奇襲で始まった。イスラエル側死者は約1200人。ネタニヤフ政権は直ちにガザ空爆を開始。昨年10月下旬、イスラエル軍はガザ北部から地上侵攻して徐々に南下し、今夏までにほぼ全域を掌握した。女性や子どもも含めた犠牲者はガザ人口の約2%に当たり、国際社会から非難の声が高まった。
 ガザは境界封鎖によって食料不足が深刻化し、餓死者も出た。感染症も広がった。軍は「人道地区」を設定して住民に退避要求したが、人道地区への攻撃も相次ぐ。

―――以上引用

「人道地区」ねえ??・・・
http://www.asyura2.com/23/warb25/msg/763.html
コメント [お知らせ・管理21] 2024年09月 困った時、意見、提案、相談などなんでも。管理人が当月のみ24時間以内に必ず見るスレ 管理人さん
9. 千代豊和[-68] kOeR45ZMmGE 2024年10月06日 16:11:58 : 6lHCmRWgrk :TOR cG5zdXZmYWtqU2s=[32]
>>5
お前が記事書けばいいじゃん
何がわははははだ頭おかしいな
http://www.asyura2.com/13/kanri21/msg/667.html#c9
コメント [政治・選挙・NHK295] 「裏金議員」当選阻止へ野党候補一本化を 立憲民主の呼びかけに、国民民主、維新、共産各党はどうする?(東京新聞 TOKYO Web) 達人が世直し
14. 千代豊和[-67] kOeR45ZMmGE 2024年10月06日 16:13:25 : 6lHCmRWgrk :TOR cG5zdXZmYWtqU2s=[33]
>>13
お前年中ケチつけてるだけじゃん
だから友達いないんだぞ
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/642.html#c14
コメント [近代史4] 世界最大の対外純資産に惑わされるな!国が強くならないデフレ日本の経常収支サイクル 中川隆
22. 中川隆[-8915] koaQ7Jey 2024年10月06日 16:15:02 : vdIApbkosc : Z2lSNk4zdVlFVGM=[9]
<■74行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
貿易赤字は損 黒字は得なのか?
2024.10.05
https://www.thutmosev.com/archives/77076603.html

アメリカは赤字が増えるほど経済が拡大している

20130210_291142
画像引用:経済社会を知りたい – Jugemhttp://img-cdn.jg.jugem.jp/c01/265151/20130210_291142.png
貿易赤字は打撃を与えていない

経済協力開発機構(OECD)によると2024年の日本はマイナス0.1%の成長率に沈むと見られているが、これは非常に大きな意味を持っています

24年の日本は1ドル160円という超ゝ円安の結果輸出企業が大儲けして企業は過去最高業績を記録して、日本株も過去最高を更新していたからです

24年前半の貿易収支はこれほどの円安にも関わらず3兆円以上の赤字で、前年より赤字幅が半減したが貿易黒字は不可能と言って良いでしょう

一方でアメリカは対外貿易赤字を問題視していて、トランプもバイデンもハリス候補も赤字を減らすべきだと言っています

ニクソン大統領あたりからずっと言っていて、日本に大打撃を与えたニクソンショックも貿易赤字(経常赤字)を解消するために実施しました

物の貿易と貿易以外のサービスや投資など全て合計したのが経常収支ですが、ここでは分かりやすくすべて貿易赤字とします

ニクソンショックは為替相場を変動させて日本の輸出価格を上げる方法を考え付き、円高ドル安にするめ変動為替制度にしました

1971年8月15日(日曜日)、ニクソンは戦中派で海軍軍人でもあったので心底日本を憎んでいると公言し「8月15日に日本に報復した」と周囲に語っていた

そのニクソンショックの日から日本はずっと円高に苦しめられ。円高のたびに大不況に陥り最近では1995年や2011年に経済崩壊した

ところが日本経済が崩壊してもアメリカの貿易赤字そのものは拡大し続け、相手国が中国やドイツに変わっただけでした

それにアメリカは貿易赤字が年々拡大したのに、反比例するように経済は絶好調で、ニクソンやカーターの時代は貿易赤字で苦しんでいたが、90年代以降は苦しんでいません

貿易赤字がアメリカ経済に打撃を与えるなら、1990年から現在まで、リーマンショックを除くとずっと経済成長してきた説明はつきません

「輸出で儲ける」は聖書のような幻想
もしニクソンやトランプの言う通り「アメリカが貿易赤字で被害を受けている」なら米経済はマイナス成長でアメリカは滅亡している筈です

リーマンショックはアメリカ自身が国内の不動産バブル経済を破綻させたから発生したので、貿易赤字とは関係なかった

最大の矛盾は「貿易赤字は米経済に打撃を与えていない」という点で、米国は世界最大の貿易赤字で経常赤字なのに世界最大の富裕国です

アメリカは貿易赤字で被害を受けなかったのだが、これを逆に言うと「日本は貿易黒字で儲けていない」ことになります

日本はバブル崩壊の1991年以降経常黒字が急増したのに経済成長率はマイナスに転じ、経常黒字が増えるほど貧しくなった

もし経常黒字で日本が儲けたなら30年間マイナス成長はありえないし、バブル崩壊後の衰退を誰も説明できないでしょう

日本企業は上から下まで輸出で利益を出そうとしたが、彼らがどれだけ輸出しても日本の経済成長率はマイナスでした

輸出によって日本が代金を受け取るという個人商店のような考え方が正しいなら、輸出するほど日本は儲かっていなくてはなりません

現在では「輸出で儲かる」「輸入で損をする」という理論は経済学では否定されていて、両方が利益を得ることになっています

輸出は競争相手がなければ確かに利益が出るが、世界に強力な輸出国がひしめいていたら売れば売るほど損をすることもあり得ます

最近はまさにそんな状況で、どんな輸出商品でも買いたたかれて、日本の工場労働者は低賃金長時間労働を強いられています

競争相手の中国や韓国やベトナムに勝つには、日本の労働者の賃金を10分の1にするか、10倍働かなくてはならないのです

これが輸出しても国が儲からなくなった原因で、逆に輸入国にとっては、外国の労働者を低賃金で雇っていることになります

中国の労働者が時給1ドルでスマホを作ってアメリカが輸入したら、アメリカ人は時給1ドルで中国人を雇っているのと同じです

時給1ドルで作ったスマホはアメリカで数年間使用され、活用されて国内の経済成長に貢献します

日本は原材料を輸入して加工して高値で輸出する商売から抜け出せず、「輸入したら損をする」と考えている人が多い。

そうではなく時給100円の労働者が作ったスマホを国内で活用し、経済成長すると日本が得をするのです。

現代ではむしろ輸出国(黒字国)よりも輸入国(赤字国)のほうが貿易で利益を得ていると考えられます

中国は輸出で大儲けして成長したという神話があるが、実際は輸出で得た外貨を元手に、国内投資して成長しました

成長分のほとんどは国内の公共事業や不動産投資で、輸出による経済成長はわずかでした
https://www.thutmosev.com/archives/77076603.html
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/989.html#c22

コメント [近代史3] イギリスはどうやってインドの綿工業を壊滅させたのか 中川隆
6. 中川隆[-8914] koaQ7Jey 2024年10月06日 16:15:20 : vdIApbkosc : Z2lSNk4zdVlFVGM=[10]
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貿易赤字は損 黒字は得なのか?
2024.10.05
https://www.thutmosev.com/archives/77076603.html

アメリカは赤字が増えるほど経済が拡大している

20130210_291142
画像引用:経済社会を知りたい – Jugemhttp://img-cdn.jg.jugem.jp/c01/265151/20130210_291142.png
貿易赤字は打撃を与えていない

経済協力開発機構(OECD)によると2024年の日本はマイナス0.1%の成長率に沈むと見られているが、これは非常に大きな意味を持っています

24年の日本は1ドル160円という超ゝ円安の結果輸出企業が大儲けして企業は過去最高業績を記録して、日本株も過去最高を更新していたからです

24年前半の貿易収支はこれほどの円安にも関わらず3兆円以上の赤字で、前年より赤字幅が半減したが貿易黒字は不可能と言って良いでしょう

一方でアメリカは対外貿易赤字を問題視していて、トランプもバイデンもハリス候補も赤字を減らすべきだと言っています

ニクソン大統領あたりからずっと言っていて、日本に大打撃を与えたニクソンショックも貿易赤字(経常赤字)を解消するために実施しました

物の貿易と貿易以外のサービスや投資など全て合計したのが経常収支ですが、ここでは分かりやすくすべて貿易赤字とします

ニクソンショックは為替相場を変動させて日本の輸出価格を上げる方法を考え付き、円高ドル安にするめ変動為替制度にしました

1971年8月15日(日曜日)、ニクソンは戦中派で海軍軍人でもあったので心底日本を憎んでいると公言し「8月15日に日本に報復した」と周囲に語っていた

そのニクソンショックの日から日本はずっと円高に苦しめられ。円高のたびに大不況に陥り最近では1995年や2011年に経済崩壊した

ところが日本経済が崩壊してもアメリカの貿易赤字そのものは拡大し続け、相手国が中国やドイツに変わっただけでした

それにアメリカは貿易赤字が年々拡大したのに、反比例するように経済は絶好調で、ニクソンやカーターの時代は貿易赤字で苦しんでいたが、90年代以降は苦しんでいません

貿易赤字がアメリカ経済に打撃を与えるなら、1990年から現在まで、リーマンショックを除くとずっと経済成長してきた説明はつきません

「輸出で儲ける」は聖書のような幻想
もしニクソンやトランプの言う通り「アメリカが貿易赤字で被害を受けている」なら米経済はマイナス成長でアメリカは滅亡している筈です

リーマンショックはアメリカ自身が国内の不動産バブル経済を破綻させたから発生したので、貿易赤字とは関係なかった

最大の矛盾は「貿易赤字は米経済に打撃を与えていない」という点で、米国は世界最大の貿易赤字で経常赤字なのに世界最大の富裕国です

アメリカは貿易赤字で被害を受けなかったのだが、これを逆に言うと「日本は貿易黒字で儲けていない」ことになります

日本はバブル崩壊の1991年以降経常黒字が急増したのに経済成長率はマイナスに転じ、経常黒字が増えるほど貧しくなった

もし経常黒字で日本が儲けたなら30年間マイナス成長はありえないし、バブル崩壊後の衰退を誰も説明できないでしょう

日本企業は上から下まで輸出で利益を出そうとしたが、彼らがどれだけ輸出しても日本の経済成長率はマイナスでした

輸出によって日本が代金を受け取るという個人商店のような考え方が正しいなら、輸出するほど日本は儲かっていなくてはなりません

現在では「輸出で儲かる」「輸入で損をする」という理論は経済学では否定されていて、両方が利益を得ることになっています

輸出は競争相手がなければ確かに利益が出るが、世界に強力な輸出国がひしめいていたら売れば売るほど損をすることもあり得ます

最近はまさにそんな状況で、どんな輸出商品でも買いたたかれて、日本の工場労働者は低賃金長時間労働を強いられています

競争相手の中国や韓国やベトナムに勝つには、日本の労働者の賃金を10分の1にするか、10倍働かなくてはならないのです

これが輸出しても国が儲からなくなった原因で、逆に輸入国にとっては、外国の労働者を低賃金で雇っていることになります

中国の労働者が時給1ドルでスマホを作ってアメリカが輸入したら、アメリカ人は時給1ドルで中国人を雇っているのと同じです

時給1ドルで作ったスマホはアメリカで数年間使用され、活用されて国内の経済成長に貢献します

日本は原材料を輸入して加工して高値で輸出する商売から抜け出せず、「輸入したら損をする」と考えている人が多い。

そうではなく時給100円の労働者が作ったスマホを国内で活用し、経済成長すると日本が得をするのです。

現代ではむしろ輸出国(黒字国)よりも輸入国(赤字国)のほうが貿易で利益を得ていると考えられます

中国は輸出で大儲けして成長したという神話があるが、実際は輸出で得た外貨を元手に、国内投資して成長しました

成長分のほとんどは国内の公共事業や不動産投資で、輸出による経済成長はわずかでした
https://www.thutmosev.com/archives/77076603.html
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/715.html#c6

コメント [近代史3] 良いものを安く売る日本、粗悪品をより高く売る欧米 中川隆
7. 中川隆[-8913] koaQ7Jey 2024年10月06日 16:16:02 : vdIApbkosc : Z2lSNk4zdVlFVGM=[11]
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貿易赤字は損 黒字は得なのか?
2024.10.05
https://www.thutmosev.com/archives/77076603.html

アメリカは赤字が増えるほど経済が拡大している

20130210_291142
画像引用:経済社会を知りたい – Jugemhttp://img-cdn.jg.jugem.jp/c01/265151/20130210_291142.png
貿易赤字は打撃を与えていない

経済協力開発機構(OECD)によると2024年の日本はマイナス0.1%の成長率に沈むと見られているが、これは非常に大きな意味を持っています

24年の日本は1ドル160円という超ゝ円安の結果輸出企業が大儲けして企業は過去最高業績を記録して、日本株も過去最高を更新していたからです

24年前半の貿易収支はこれほどの円安にも関わらず3兆円以上の赤字で、前年より赤字幅が半減したが貿易黒字は不可能と言って良いでしょう

一方でアメリカは対外貿易赤字を問題視していて、トランプもバイデンもハリス候補も赤字を減らすべきだと言っています

ニクソン大統領あたりからずっと言っていて、日本に大打撃を与えたニクソンショックも貿易赤字(経常赤字)を解消するために実施しました

物の貿易と貿易以外のサービスや投資など全て合計したのが経常収支ですが、ここでは分かりやすくすべて貿易赤字とします

ニクソンショックは為替相場を変動させて日本の輸出価格を上げる方法を考え付き、円高ドル安にするめ変動為替制度にしました

1971年8月15日(日曜日)、ニクソンは戦中派で海軍軍人でもあったので心底日本を憎んでいると公言し「8月15日に日本に報復した」と周囲に語っていた

そのニクソンショックの日から日本はずっと円高に苦しめられ。円高のたびに大不況に陥り最近では1995年や2011年に経済崩壊した

ところが日本経済が崩壊してもアメリカの貿易赤字そのものは拡大し続け、相手国が中国やドイツに変わっただけでした

それにアメリカは貿易赤字が年々拡大したのに、反比例するように経済は絶好調で、ニクソンやカーターの時代は貿易赤字で苦しんでいたが、90年代以降は苦しんでいません

貿易赤字がアメリカ経済に打撃を与えるなら、1990年から現在まで、リーマンショックを除くとずっと経済成長してきた説明はつきません

「輸出で儲ける」は聖書のような幻想
もしニクソンやトランプの言う通り「アメリカが貿易赤字で被害を受けている」なら米経済はマイナス成長でアメリカは滅亡している筈です

リーマンショックはアメリカ自身が国内の不動産バブル経済を破綻させたから発生したので、貿易赤字とは関係なかった

最大の矛盾は「貿易赤字は米経済に打撃を与えていない」という点で、米国は世界最大の貿易赤字で経常赤字なのに世界最大の富裕国です

アメリカは貿易赤字で被害を受けなかったのだが、これを逆に言うと「日本は貿易黒字で儲けていない」ことになります

日本はバブル崩壊の1991年以降経常黒字が急増したのに経済成長率はマイナスに転じ、経常黒字が増えるほど貧しくなった

もし経常黒字で日本が儲けたなら30年間マイナス成長はありえないし、バブル崩壊後の衰退を誰も説明できないでしょう

日本企業は上から下まで輸出で利益を出そうとしたが、彼らがどれだけ輸出しても日本の経済成長率はマイナスでした

輸出によって日本が代金を受け取るという個人商店のような考え方が正しいなら、輸出するほど日本は儲かっていなくてはなりません

現在では「輸出で儲かる」「輸入で損をする」という理論は経済学では否定されていて、両方が利益を得ることになっています

輸出は競争相手がなければ確かに利益が出るが、世界に強力な輸出国がひしめいていたら売れば売るほど損をすることもあり得ます

最近はまさにそんな状況で、どんな輸出商品でも買いたたかれて、日本の工場労働者は低賃金長時間労働を強いられています

競争相手の中国や韓国やベトナムに勝つには、日本の労働者の賃金を10分の1にするか、10倍働かなくてはならないのです

これが輸出しても国が儲からなくなった原因で、逆に輸入国にとっては、外国の労働者を低賃金で雇っていることになります

中国の労働者が時給1ドルでスマホを作ってアメリカが輸入したら、アメリカ人は時給1ドルで中国人を雇っているのと同じです

時給1ドルで作ったスマホはアメリカで数年間使用され、活用されて国内の経済成長に貢献します

日本は原材料を輸入して加工して高値で輸出する商売から抜け出せず、「輸入したら損をする」と考えている人が多い。

そうではなく時給100円の労働者が作ったスマホを国内で活用し、経済成長すると日本が得をするのです。

現代ではむしろ輸出国(黒字国)よりも輸入国(赤字国)のほうが貿易で利益を得ていると考えられます

中国は輸出で大儲けして成長したという神話があるが、実際は輸出で得た外貨を元手に、国内投資して成長しました

成長分のほとんどは国内の公共事業や不動産投資で、輸出による経済成長はわずかでした
https://www.thutmosev.com/archives/77076603.html
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/961.html#c7

コメント [政治・選挙・NHK295] 石破総理にも“政治とカネ”疑惑浮上 自民・裏金問題の解明は?告発した大学教授「まずは自分の調査を」<報道特集> 赤かぶ
17. 秘密のアッコちゃん[679] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2024年10月06日 16:27:24 : fjTz2F981w : QTJUazdpaUhyT1U=[244]
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安倍元首相存命なら困難だった石破新首相誕生 暗殺事件から2年、変質した自民党主流派
2024/10/6 10:00
https://www.sankei.com/article/20241006-YEI453KQUZD5PNTL6WB5OTHQZY/
10月1日召集の臨時国会で自民党の石破茂総裁が第102代首相に指名され、石破内閣がスタートを切った。
石破首相はこれに先立つ9月27日の自民党総裁選で第28代総裁に選出された。
総裁選では1回目の投票で過半数に達した候補者はなく、上位2人による決選投票で高市早苗前経済安全保障担当相を破った。
1回目の投票結果は高市氏が181票(議員票72、党員票109)で1位。
首相は154票(議員票46、党員票108)で、議員票、党員票ともに高市氏を下回った。
▼自民党総裁選、第1回投票結果一覧 高市氏181票、石破氏154票、小泉氏136票
ところが決選投票では首相が215票(議員票189、都道府県連票26)で、194票(議員票173、都道府県連票21)だった高市氏を下した。
この結果に交流サイト(SNS)では、
「てっきり高市氏で決まりと思っていただけに驚いた」
「1回目の国会議員の投票では高市氏が石破氏を上回っていた」
「なぜこのような結果になってしまったのか全く分からない」
といった驚きの声が多く見られた。
▼自民党総裁選決選投票の結果 石破氏215票、高市氏194票
■自民党総裁選の開票結果
しかし、舞台裏を探ると、カラクリは至極分かりやすいものだった。
1回目の投票で小泉進次郎元環境相を支持した菅義偉元首相のグループと、派内の2候補に票を分散させていた岸田文雄前首相率いる旧岸田派が、決選投票で石破首相支持に回ったことが大逆転劇を生んでいたのだ。
▼総裁選決選投票で逆転の石破氏、旧岸田派の「高市敬遠」勝因「レガシーひっくり返される」
菅氏は約7年8カ月続いた第2次安倍政権を通して官房長官を務め、安倍氏退陣後に政権を継承。
岸田氏も第2次安倍政権で外相を約4年8カ月務め、菅氏の後に政権を引き継いで安倍路線を継承してきた。
両氏が
「安倍路線の継承」
を掲げた高市氏ではなく、石破首相を支持したことは、令和4年7月の安倍氏暗殺事件から2年が経過し、自民主流派の政策が大きく変質したことを意味する。
石破首相の政策は、安倍氏に代表される自民党保守派とは大きな距離感があった。
総裁選期間中、首相は選択的夫婦別姓の導入について
「夫婦が別姓になると家族が崩壊するとか、よく分からない理屈があるが、やらない理由がよく分からない」
と賛成の意向を表明。
エネルギー政策では出馬会見で
「原発をゼロに近づける努力を最大限する」
と訴えた。
外国人材の受け入れに関しても、総裁選の9候補を対象に共同通信が9月20日に集計した政策アンケートで
「国内の雇用・労働環境への影響に配慮して進める」
と回答している。
▼新総裁の石破氏 政治とカネに厳しく、選択的夫婦別姓賛成、外国人材受け入れ「進める」
さらに安定的な皇位継承を巡り、令和2年には前例のない
「女系天皇」
を選択肢から排除しない考えを示している。
▼自民総裁選候補共同会見 9氏は男系継承重視 石破氏は「女系天皇」含み
安倍氏は第2次政権発足時こそ石破首相を幹事長に起用したものの、その後はこうした考え方の違いもあって政権の中枢から遠ざけてきた。
その流れは安倍氏と蜜月≠セった菅、岸田両氏の政権でも長く続いてきたが、今回はその菅、岸田両氏が石破首相支持へ舵を切ったことになる。
岸田前政権で非主流派だった菅氏は石破政権で副総裁に就き、主流派入りを果たした。
岸田氏は自身の経済政策の継承を石破首相に約束させ、内閣の要の官房長官ポストに旧岸田派ナンバー2の林氏を残留させることに成功した。
いずれも石破首相を誕生させることで十分な
「政治的見返り」
を得た形だ。
▼【動画】石破茂新内閣が正式発足 林官房長官が閣僚名簿 皇居で首相任命式、閣僚認証式
ただ、こうした政局的な背景は国会の外にいる一般国民には見えにくい。
それが総裁選での石破首相勝利を巡る前述の驚き、違和感に繋がっているのだと思う。
首相は自民党の勝利を狙って9日に衆院を解散する。
ただ、総裁選結果を巡る国民の違和感がいつまでも解消されないようだと、支持拡大への足枷となりかねない。
もちろん、首相勝利の背景が明確になることによって、逆に支持離れが広がる可能性もある。

田村秀男「お金は知っている」
石破首相「成長派」への変身は本物か 岸田前政権の戦略継承、財政出動へ官僚の圧力はね返せるか 長年、反アベノミクスの言動も
2024.10/4 06:30
https://www.zakzak.co.jp/article/20241004-GTJ6LR5MEFICFFM6I75DABYO5A/2/
石破茂政権がスタートした。
経済政策では脱デフレ完遂を掲げ、岸田文雄前政権の成長戦略を継承するという。
長年、反アベノミクスの言動を繰り返してきた石破さんの成長派への変身は本物なのだろうか。
まずは、筆者と石破さんの間の秘話を紹介しよう。
2012年9月の自民党総裁選の数カ月前、筆者は東京都内で石破さんに会い、脱デフレ策を進言したが、石破さんは一蹴した。
有権者は物価の下落を歓迎し、上昇にはノーだから、まずいというのだ。
そこで、拙論は日本型デフレとは物価下落以上の幅で賃金が下がる、つまり実質賃金が下がるので、有権者のためにはならないと説明したが無駄だった。総裁選では脱デフレを掲げた安倍晋三元首相に敗れた。
そして2014年1月、ある勉強会で石破さんと同席した。
石破さんは聴衆の前で
「あの時、田村さんの提言を受け入れればよかった」
とスピーチしたのには、少なからず感心させられた。
ところが石破さんはその後、いつの間にかアベノミクスの批判に終始するようになった。
財政出動に否定的で、日銀の異次元金融緩和を厳しく批判するのだ。
そして、2014年8月下旬。
石破さんのブレーンから突如、経済問題で助言を依頼された。
石破さんは産経新聞や本欄など拙論に目を通しているとも聞かされた。
ならば、とA4判で1枚程度のメモを送付した。
要点は、脱デフレ、財政出動、実質可処分所得の引き上げ、家計消費の拡大、税収増の民間への全面還元、日銀利上げの凍結などの提言である。
ブレーンからは
「石破さんはしっかりと読んでいます」
との返事。
他の識者などからも提案があるだろうから、拙メモがどの程度役立ったかは知る由もないが、9月に入ると、石破さんの発言が変わってきた。
「財政出動なければ経済が持たない」
「税増収分の防衛費や少子化対策への充当」
「最低賃金の引き上げ」
と言い出した。
9月27日の総裁選勝利後の会見では
「デフレからの脱却を完全なものにする」、
「物価上昇を上回る賃金上昇」
「海外の生産拠点の国内回帰」
を強調した。
そして、石破政権の経済財政・再生相に就任した赤沢亮正さんが日銀利上げに慎重さを求めたのは、まさに正解だ。
だが、石破政権の本気度が試されるのは、財政にある。
緊縮財政至上主義の財務官僚の執念は凄まじい。
某財務省大物OBは岸田前政権について、
「史上最悪のバラマキを行った」
「安倍政権のほうがまだましだった」
と憤懣やる方ない。
電気・ガス料金補助、定額減税などをやり玉に挙げるのだが、メディアなどから
「増税メガネ」
と揶揄された岸田さんにとってみれば、心外もいいところだろう。
岸田前政権のもと基礎的財政収支(プライマリーバランス)が大幅に改善し、来年度は黒字化が確実になっている。
財務省はそんなことには満足せず、さらなる緊縮財政と増税を石破政権に仕込む魂胆だろう。
石破さんは、財務官僚の圧力をはね返せるだろうか。
 (産経新聞特別記者・田村秀男)

NHK「放送テロ」を慰安婦問題にすりかえ 「自分党」議員に見抜けぬ中韓の歴史認識捏造
2024/10/6 6:00
https://www.sankei.com/article/20241006-MQ2TRVYGS5KLFLBGQJHFHHTG4U/
自民党はしばしば
「自分党」
と揶揄されてきた。
それが今日ほど露骨な時はない。
内閣支持率20%台を迷走した岸田文雄首相が次期総裁選不出馬を表明すると、自薦他薦の総裁候補者たちが雨後の筍の如く出現した。
そのいずれもがパーティー券問題から始まった裏金(政治資金)問題や派閥問題を語るが、派閥と政治資金は自民党政治の宿痾である。
■機能しない内閣
党勢を伸ばすには所属議員の数を増やさねばならず、それには資金が欠かせない。
その中で選出された自民党総裁が、日本国の首相になっている。
この政治システムは自分党の政権維持には都合よく機能しても、民意を国政に反映させることには向いていない。
昨今の政治不信は、日本国のリーダーを直接選べないことに起因している。
憲法第68条では国務大臣の過半数を国会議員から選ぶよう規定しているとはいえ、民間から抜擢するケースは稀れで、現内閣などは全員が国会議員である。組閣後の常套句は「適材適所」だが、実際は総裁選に協力した派閥に対する論功行賞で、多くは派閥の古参議員やかつての盟友と関係のある世襲議員である。
尖閣諸島や竹島の問題と関連して領土担当相(現領土問題担当相)が誕生したのは2013年。
だが現在まで、当該大臣が外交の表舞台で活躍したと聞いたことがない。
2024年8月19日、NHKで中国籍の人物による
「放送テロ」
が発生。
26日には中国軍の情報収集機が長崎県・男女群島南東沖の日本領空を侵犯。
31日、中国軍の測量艦が鹿児島県の口永良部島沖で日本領海に侵入。
いずれの事案でも閑職の出番はなかった。
総裁候補者たちは、この一連の妄動に非難の声を上げたというが、その
「遺憾砲」
にどれだけの意味があるのだろうか。
国家主権が侵され続ける責任の一端は自民党にある。
前回のコラムでも触れたが、中国が暴走する端緒を作ったのは小泉純一郎政権である。
2005年3月、島根県議会が
「竹島の日」
条例を制定して、竹島問題解決の糸口を掴もうとしたが、それを小泉政権が牽制し、中露政府に誤ったシグナルを送ってしまったからだ。
■安倍・岸田政権も
これは安倍晋三政権も同じである。
竹島問題では
「静かな外交」
を謳ってきた韓国が竹島問題や慰安婦問題などで対日攻勢をかけると、
「領土・主権対策企画調整室」
を開設して内外に対する情報発信に方針転換し、歴史戦の最前線から離脱してしまったからだ。
その間、韓国では政策提言機関である
「東北アジア歴史財団」
を軸に、竹島や慰安婦、いわゆる徴用工の問題などへの対応、軍艦島と佐渡金山の世界遺産登録に対する妨害などを通じて左傾化が進んでいた。
その韓国に尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権が誕生し、左傾化した韓国社会の軌道修正に乗り出したが、岸田政権はその機を生かすこともできなかった。中国海警局の艦艇が尖閣諸島周辺の接続水域への侵入を繰り返す最中、
「自分党」
がしたことは裏金問題の弁明と派閥解消という弥縫策だった。
国民目線で見てもこの日本では危うい。
沖縄タイムスによると、石垣市議会の9月定例会ではNHKの
「放送テロ」
と関連して抗議決議案などを審議したという。
それを同紙では、中国国籍者の尖閣に関する発言よりも
「慰安婦を忘れるな」
とした慰安婦問題を主に報じ、
「民間の慰安婦はいた」
「従軍慰安婦はいなかった」
「性奴隷ではなく、しっかりお金を頂いた方たちはいた」
と発言した市議を批判的に扱っていた。
そこに
「『慰安婦か娼婦か』を問う差別的な言説だ」
「政治家としての基礎的な見識を欠いている」
とする識者を登場させ、
「河野談話」
を引き合いに出して、河野洋平官房長官(当時)は談話の中で旧日本軍の関与や強制性を認めて
「謝罪している」
と伝えた。
だがこの談話が出される前の韓国では、
「日本兵を相手にしていたのは、自尊心が許さない」
「無理やりさせられたことにしてほしい」
との声が出ていた。
河野談話は実態を調査することなく、発表されていたのである。
■負の歴史への視点
慰安婦問題が表面化した1990年代、金泳三(キム・ヨンサム)大統領が
「歴史の立て直し」
を唱え、韓国では歴史の
「修正主義」
が流行った。
それが日本の
「村山談話」
につながり、
「植民統治」
とすべき語句が
「植民地支配」
と表記され、村山富市首相(当時)も
「現在取り組んでいる戦後処理問題」

「誠実に対応」
すると誓ったのである。
だが、戦後処理問題の淵源は、戦後の日韓の国交正常化交渉にあった。
それは当時の李承晩(イ・スンマン)大統領が公海上に
「李ライン」
を設定してライン内側水域にある竹島の領有を一方的に宣言し、拿捕・抑留した日本人漁船員を盾に取った人質外交から始まった。
村山談話には、竹島侵奪を正当化する韓国側の誤った歴史認識と日本人漁船員を拿捕・抑留した負の歴史に対する視点がない。
国会議員の浅知恵では、中韓の歴史学者による歴史認識の捏造は見抜けない。

<主張>対露協力相の廃止 首相の判断を評価したい
社説
2024/10/6 5:00
https://www.sankei.com/article/20241006-WW4RIW63GVIWLARRTYIBZEWKXY/
石破茂内閣で、これまで経済産業相が兼務してきた
「ロシア経済分野協力担当相」
のポストが廃止された。
林芳正官房長官は会見で、同担当相廃止について
「石破首相が判断した」
と明らかにした。
首相の政治判断をまずは評価したい。
ロシアはウクライナ侵略を続けている。
日本はプーチン露政権に対して経済制裁を科してきた。
それと並行して、経済協力担当の閣僚ポストを存続させてきたこと自体が矛盾だった。
このポストは平成28年9月、安倍晋三首相(当時)が世耕弘成経産相(同)に兼務させる形で新設した。
この4カ月前、訪露した安倍氏がプーチン大統領に石油、天然ガスの開発協力や極東の産業振興など8項目の
「日露協力プラン」
を提示し、日本企業に投資を呼びかけていた。
このプランを推進するのが対露経済協力相だった。
ロシアによる不法占拠が続く北方領土の返還問題と平和条約締結交渉を前進させたい安倍政権の思惑があった。
だが、一昨年2月のウクライナ侵略開始で、日本側は対露経済協力を凍結し、担当相は無用の存在になった。
その時点で廃止すべきだったが、岸田文雄内閣(当時)は
「日本企業の円滑な撤退支援」
を理由に閣僚ポストを存続させてきた。
撤退支援なら閣僚ポストを維持する必要はないのが道理だ。
侵略者ロシアに圧力をかけねばならない時に経済協力相を残すのは、プーチン政権に誤ったシグナルを送る悪手だった。
そもそも、プーチン氏の念頭には領土抜きの平和条約締結しかない。
日本の経済協力が北方領土返還につながる可能性はほぼないと言っていい。
プーチン氏はウクライナ侵略後、北方領土を経済特区化して内外の進出企業を税制優遇する法案に署名した。
許しがたい日本の主権侵害だ。
対日平和条約交渉も一方的に中断を宣言した。
ロシア軍は北方領土を舞台に演習を繰り返したり、中国の海空軍と
「合同パトロール」
と称する対日威嚇を重ねたりしている。
石破首相が所信表明演説で
「対露制裁、対ウクライナ支援は今後とも強力に推し進める」
と語ったのは妥当だ。
首相はロシアに領土を奪われている国の首脳同士として、ウクライナのゼレンスキー大統領と連携を図るべきである。

林官房長官、ロシア経済分野協力担当見送りは「首相が判断」
2024/10/2 0:14
https://www.sankei.com/article/20241002-YKSJUAOH2RM7VHJDAEO3QVKYNE/
林芳正官房長官は1日の記者会見で、石破茂首相が設置を見送った
「ロシア経済分野協力担当」
について
「ロシアがウクライナ侵攻を続けている現状を踏まえ、首相が判断した」
と理由を説明した。
「政府として在ロシア日本大使館などを通じ、ロシアで活動する日本企業の活動支援などは行っており、今後とも企業支援は継続していく」
と説明した。
ロシア経済分野協力担当は平成28年に当時の安倍晋三首相が北方領土返還を巡る対ロシア経済協力を具体化するために新設した。
ウクライナ侵攻後も歴代政権は担当相を置いていた。

ロシア外務省が領空侵犯の抗議拒否 日本が「政治問題化」「非生産的」と反発
2024/10/3 16:22
https://www.sankei.com/article/20241003-CMDFUWH7QFPCDIOEUDQ3DGL5ZQ/
ロシア外務省のザハロワ報道官は2日の記者会見で、露軍哨戒機による日本の領空侵犯を巡り、
「日本は外交ルートを通じて抗議しようとしたが、我々(露外務省)は拒否した」
「我々は抗議の根拠となる如何なる情報も持っていない」
と述べた。
ザハロワ氏はまた、日本がこの件を
「政治問題化」
しているとし、
「非生産的だ」
と反発した。
領空侵犯についてロシア側が公式にコメントしたのは初めて。
ザハロワ氏は
「適切な所管ルートを通じて協議すべきだ」
と述べ、日本の防衛省と露国防省の間で対処すべき問題だとした。
領空侵犯問題は9月23日、北海道礼文島北方で発生。
防衛省によると、露軍のIL38哨戒機は航空自衛隊のF15戦闘機による警告などにもかかわらず、3回に渡って日本の領空に侵入した。
同時期には露極東ウラジオストク沖の日本海で露太平洋艦隊と中国艦隊による合同軍事演習が行われており、哨戒機は潜水艦の探索訓練などを行っていた可能性がある。
一方、ザハロワ氏は日本の経済産業相が従来兼任してきた
「ロシア経済分野協力担当相」
の設置を石破茂内閣が見送ったことにも言及。
「日本がロシアとの経済関係を発展させる気がないことを示している」
と述べた。
日本は対露制裁により自身が経済的打撃を受けているとも主張した。

<産経抄>衆院選、首相が変節漢で「信」は得られるのか
2024/10/5 5:00
https://www.sankei.com/article/20241005-VDAJHFXQ6RODHIAJE73ZVZLOTE/
石破茂首相の今年6月14日のブログが野党議員の間で話題である。
首相は衆院解散について記している。
「天皇の国事行為を定めたに過ぎない(憲法)第7条を根拠として『今解散すれば勝てる』とばかりに衆議院を解散することは、国会を『国権の最高機関』とする憲法第41条の趣旨にも反する」
▼同時にこうも指摘していた。
「内閣不信任案の可決や信任案の否決など、内閣と衆議院の立場の相違が明確となった場合に限り、内閣が主権者である国民の意思を問うために行われるべき」。
自民党総裁選でも
「国民が判断する材料を提供するのは首相の責任だ。すぐ解散するという言い方はしない」
と明言している。
▼それがいざ総裁に当選すると、首相就任前の時点で10月9日に解散して27日に投開票とする考えを表明したのである。
「過ちては改むるにはばかることなかれ」とも「君子は豹変(ひょうへん)す」ともいうが、そんな立派なものではない。
信念を捨てて党利党略に走ったと言われても仕方がないだろう。
▼かと思うと4日の所信表明演説では、年来の主張だったアジア版NATOにも、日米地位協定の改定にも触れなかった。
現実路線に修正したといえば聞こえがいいが、できもしないことを国民に訴えてきたのか。
それでは、政権公約(マニフェスト)詐欺と怒りを買った民主党の政権奪取と選ぶところがない。
▼「flip―flopping(変節)の名手」。
国民民主党の玉木雄一郎代表は3日、自身のX(旧ツイッター)で首相を皮肉った。
これまた首相が従来の主張をたがえて、追加利上げに慎重姿勢を示した件である。
▼衆院選は政権が国民の信を問う場だが、ころころと意見が変わるリーダーが信用されるだろうか。

自民党新総裁への期待と直言
石破茂新総裁は愚かな「脱炭素」止め万全なインフラ投資を 台湾有事、中国は日本のエネルギーを狙う…現状では3カ月と持たない
2024.10/2 11:00
https://www.zakzak.co.jp/article/20241002-KI57HQ3MB5JRRHUZ5RYOSOAGTE/
キヤノングローバル戦略研究所研究主幹杉山大志氏
元防衛相の石破茂新総裁に申し上げる。
日本のエネルギーインフラは破壊され続けている。
菅義偉政権が
「2050年CO2実質排出量ゼロ」
を宣言し、岸田文雄政権がその法制化を進めた結果だ。
「台湾有事」
となれば日本は巻き込まれるのは必定で、中国は必ずや日本のエネルギーを狙う。
このままでは、日本は3カ月も持たずに屈服してしまうだろう。
緊急に対策が必要で、愚かな
「脱炭素」
は止めるべきだ。
ロシアはウクライナの発電所をミサイルやドローンで攻撃し、7割を破壊した。
ウクライナもロシアのディーゼル燃料精製工場の2割を破壊した。
中国が日本各地のエネルギーインフラを攻撃したら、日本は防げるのか。
イエメンの親イラン武装組織フーシ派は紅海を航行する欧州諸国の船を攻撃し、パナマ運河の入り口にある紅海を事実上封鎖している。
中国によって日本近海の船や港湾が攻撃されると、日本への輸入も途絶える。
ウクライナがそれでも2年間も持ちこたえているのは、資源が豊富で隣国と地続きの大陸国家だからだ。
だが、日本は島国で国産のエネルギーも乏しい。
エネルギー供給の8割以上を占める化石燃料は、ほぼ全量が輸入である。
これが止まったらどうするのか。
石油の備蓄は200日分あるが攻撃されるだろう。
石炭と天然ガスは1カ月分もない。
ただちにエネルギー備蓄を積み増し、
「エネルギーインフラの防衛策」
を講じなければならない。
原発は稼働していれば、いざという時には在庫の燃料だけで3年は持つ。
いまテロ対策を理由に稼働を止めている原発があるが、これはかえって国を脆弱にしている。
太陽・風力発電は不安定で、有事の頼りにならない。
菅政権以来、日本は
「脱炭素」
をエネルギー政策における最優先の課題として、化石燃料インフラは破壊されてきた。
化石燃料を敵視する政策のせいで、火力発電所は採算が合わず、維持費は削られ、故障しても修理されず、次々と閉鎖されている。
揚げ句、節電要請が恒例行事になってしまった。
戦争になれば軍事目標へのミサイル攻撃と同時に、エネルギーインフラへのドローン攻撃があるだろう。
エネルギーは日本のアキレス腱であり、真っ先に狙われる。
ところがいま、日本政府は、敵に破壊される以前に、愚かな
「脱炭素」
政策で自ら破壊している。
政府は化石燃料を敵視するのを止め、日本の生命線であると認識を改め、平時から万全なインフラ投資をすべきだ。
容易には負けない備え、それこそが有事に対する抑止になる。

石破政権の課題 変われぬまま選挙に臨む自民
論争を撃つ 石井聡
2024/10/5 11:00
https://www.sankei.com/article/20241005-DRPULNNOU5JUZP5ZGSBNYJ3OWY/
5度目の挑戦、決選投票での逆転勝利でその座をつかんだ石破茂首相はいったい何がしたいのだろう。
自民党総裁選で当選した後、NHKの「日曜討論」で
「岸田政権を基本的に引き継ぐ」
とサラリと語ったのを聞いて、その印象はさらに強まった。
もとより、地方創生、災害被災者への支援拡充といった政策の柱を掲げてはいた。
だが、選挙期間中にどれだけ具体的なイメージを伴いながら国民に伝わったかといえば疑問である。
「防災庁」
構想には被災地、被災者などから関心と期待が向けられているが、
「簡単なことではない」
とトーンダウンする場面もあった。
政策通と目されてきた分だけ、それらを実現する力量を伴うかどうかが厳しく問われる。
■早期解散は同じ
出馬表明当初は最有力とみられた小泉進次郎元環境相は、途中失速で決選投票にも残れず敗退した。
掲げた主張は説明力の不足もあり、多くの反論、批判を浴びたが、総裁選の論戦の軸となった側面もある。
総裁選が終わって政策論争に明確な決着がついたわけでもない。
とくに解雇規制緩和や夫婦別姓の導入などについて候補者間の対立があったことは、政権与党の自民党が一貫性を持って政策を遂行できるのか、疑問を生じさせたともいえる。
小泉氏は当選した場合、首相就任後ただちに衆院解散に踏み切る考えを際立たせた。
他候補からは臨時国会で一定の審議を行い国民の判断材料を示すべきだとの反論が相次いだ。
石破氏もその一人だったが、総裁就任後は
「できるだけ早く国民の審判を仰ぎたい」
と軌道修正し、立憲民主党の野田佳彦代表から
「裏金解散」
だと牽制されている。
結局、首相もその小泉氏を党選挙対策委員長に起用して10月中の総選挙実施に踏み切った。
この選挙を乗り切ることが当面の最大課題となることから、新内閣のご祝儀ムードが続く間に事に臨もうとするのはわかる。
だが、今度の選挙は
「自民党は変わったのか」
という点がこれまで以上に厳しく問われている。
「政治とカネ」
の問題をめぐり、総裁選が自民党の転換点になるという結論には至らなかった。
総裁選は世代交代を図るものでもなかった。
不信感が払拭できたのかといえば、否定的に受け取らざるを得ない。
■政策の刷新は…
その分、政策面での刷新感がより求められるが、それを国会で吟味する時間も乏しいとすれば、国民に判断材料を提示するのは難しい。
それにしても組閣人事には「論功」の臭いが強く漂い、重要課題を推進できる布陣なのか疑わしい。
党内の政権基盤が脆弱な石破内閣で、閣僚の失態などが相次ぐ事態になれば、首相が早期に求心力を失う展開も考えられる。
総裁就任直後、米保守系シンクタンクのハドソン研究所のサイトに
「日本の外交政策の将来」
と題する石破氏の論文が掲載された。
中国、ロシアや北朝鮮に対する抑止力を確保するため北大西洋条約機構(NATO)のアジア版を創設し、この枠組みの中で米国の核兵器の共有、持ち込みを検討すべきだ、という主張などが盛り込まれている。
新総裁に当選する前に提供してあった論文とみられるが、当選後はほどなく首相となる微妙な時期だ。
実現可能性のメドが立たない持論を多く盛り込んだ論考を公表することは、極めて不見識だと指摘しておきたい。
まさか、自分が当選することはないと思って書いたのでもあるまい。
■不用意な寄稿も
石破氏が考えるアジア版NATO構想や同盟国、有志国との連携による集団防衛に、現行憲法の下で日本が参加することはできないと考えられている。
日米同盟でもその片務性は解消されておらず、集団的自衛権の限定行使では不十分であるという問題を提起すること自体には意味がある。
しかし、一議員として将来への期待を語るのはともかく、首相就任後は直ちに現行法制や現存する対外関係の枠組みに基づいて外交・安全保障を担わなければならない。
不用意な論考の公表はもっとも重要な同盟国に誤解を与えかねず、アジア太平洋地域の諸国からも不安を招きかねない。
こうしたことが繰り返されれば、普天間飛行場の移設をめぐり
「県外移設」
を掲げて日米関係を悪化させた旧民主党の鳩山由紀夫政権の二の舞いとなりかねない。
■適切なルールか
緊迫する国際情勢に対応するため、総裁選を機に政治とカネをめぐる議論からの脱却が図られるのを期待していたが、そうなりそうもないのは残念である。
論戦の中でも「裏金」問題への対処の議論はしだいに後退した。
違和感があったのは
「いったん処分が下されたものを見直すことは、党のガバナンスとして問題がある」
ということが、あたかも正論のように語られていた点だ。
党執行部の統治能力が欠如していたことこそが問題を長期化、肥大化させ、的確な対処もできずに国民の不信を招いた。
それを忘れてはなるまい。
石破首相は
「ルールを守る自民党」
ということを盛んに言い出した。
守らないより守った方がよいが、肝心なのはそのルールが適切なものかどうかである。
NHKの番組で物価高について問われ、
「高いねえ。おかわり自由というのがいつの間にかなくなっちゃった」
と答えた。
麻生太郎党最高顧問の口からはとても聞けなさそうな言葉だが、そうした国民目線は悪くない。
政策の立案や遂行に役立てられるだろうか。

「石破カラー」薄く…アジア版NATO、日米地位協定見直しに言及なし 所信表明
2024/10/4 20:30
https://www.sankei.com/article/20241004-UCKMZA6KXFJB3LSKTURLHEO2DE/
石破茂首相の4日の所信表明演説は、首相が自民党総裁選で訴えた
「アジア版NATO(北大西洋条約機構)」
構想などへの言及はなく、
「石破カラー」
を抑えた。
衆院解散・総選挙を間近に控え、安全運転に徹する狙いがあるとみられる。
だが一方で
「総花的で、首相らしさが出ていない」(自民ベテラン議員)
と物足りなさを指摘する声もあった。
■不記載事件対応、抽象的
「首相として全身全霊を捧げ、日本と日本の未来を守り抜く」。
首相は演説の冒頭、こう切り出した。
続けて派閥のパーティー収入不記載事件にも言及し、岸田文雄前首相の退任に
「政治改革を前に進めるとの思いを持って決断された」
と敬意を表した。
ただ、不記載事件への対応については
「問題を指摘された議員1人1人と改めて向き合い、反省を求め、ルールを守る倫理観の確立に全力を挙げる」
と抽象的な表現にとどめた。
首相は総裁選で衆院選での非公認の可能性に言及したが、徐々にトーンダウン。
党内基盤が弱く、問題が指摘された旧安倍派や旧二階派の議員らの反発を避けたい思惑も透ける。
首相が得意とする外交・安全保障でも、持論のアジア版NATO構想や日米地位協定の見直しには言及しなかった。
いずれも党内の議論は不十分な上、アジア版NATO構想には閣内でも
「直ちに設立するのは難しい」(岩屋毅外相)
との意見があるためだ。
演説では憲法改正や安定的な皇位継承には言及したが、持論である憲法9条2項の削除や、選択肢として排除しない考えを示していた
「女系天皇」
には触れなかった。
■「災害関連死ゼロ」掲げる
一方、災害対策では被災者の避難所での厳しい生活に思いを寄せ、災害関連死ゼロを掲げたのは
「首相の強い思いからだ」(首相側近)
という。
政権の目玉である防災庁設置準備も
「事前防災の徹底に向けて予算・人員の両面において抜本的に強化し、不断に万全の備えを行う」
と改めて強調した。
思い入れの強い地方創生では
「交付金を当初予算ベースで倍増を目指す」
と明言した。
「総裁選では票を集めるために多少は大きいことをいうものだ」
「現実路線だ」。
自民の閣僚経験者は演説の内容に一定の理解を示す。
ただ、首相は演説以外でも、慎重だった早期衆院解散の方針を表明。
利上げに慎重な考えを表明するなど
「変節」
を繰り返している。
自身の過去の発言との齟齬が大きければ国民の支持を失う可能性がある。
自民党若手議員は、首相がかつて時の首相や党執行部に正論≠ぶつけ
「後ろから鉄砲を撃つ」
と揶揄されていたことを念頭に、こう呟いた。
「自身が首相になった今となっては、過去の自分に後ろから鉄砲を撃たれる状況が続くのではないか」

「勇気と真心で真実を語る」石破首相の所信表明、故渡辺美智雄元副総理の言葉引用
2024/10/4 16:31
https://www.sankei.com/article/20241004-JNF22JLBVJNUXIWWE53KDMMRTI/
石破茂首相は所信表明演説で、故渡辺美智雄元副総理の言葉
「政治家の仕事は勇気と真心を持って、真実を語ることだ」
を引用し、自民党派閥裏金事件で失われた国民の信頼回復を目指すと訴えた。
かつて同じ派閥に所属した渡辺氏は
「政治の師」
と仰ぐ存在だ。
演説全体は約9500字で、2012年の自民政権復帰以降、最多となった。
地元・鳥取に隣り合う島根選出の故竹下登元首相を登場させた。
ふるさと創生を掲げた竹下氏の
「地域が自主性と責任を持って、各々の知恵と情熱を生かし、地域づくりを自ら考え実践していく」
とのフレーズを用いて、地方創生に取り組む姿勢を示した。
演説分量は約13%を地方創生に割いた。
持論の防災庁設置など災害対応関連にも約10%を充て、自身の政策をアピールした形だ。

「勇気と真心で真実を語る」石破首相の所信表明、故渡辺美智雄元副総理の言葉引用
2024/10/4 16:31
https://www.sankei.com/article/20241004-JNF22JLBVJNUXIWWE53KDMMRTI/
石破茂首相は所信表明演説で、故渡辺美智雄元副総理の言葉
「政治家の仕事は勇気と真心を持って、真実を語ることだ」
を引用し、自民党派閥裏金事件で失われた国民の信頼回復を目指すと訴えた。
かつて同じ派閥に所属した渡辺氏は
「政治の師」
と仰ぐ存在だ。
演説全体は約9500字で、2012年の自民政権復帰以降、最多となった。
地元・鳥取に隣り合う島根選出の故竹下登元首相を登場させた。
ふるさと創生を掲げた竹下氏の
「地域が自主性と責任を持って、各々の知恵と情熱を生かし、地域づくりを自ら考え実践していく」
とのフレーズを用いて、地方創生に取り組む姿勢を示した。
演説分量は約13%を地方創生に割いた。
持論の防災庁設置など災害対応関連にも約10%を充て、自身の政策をアピールした形だ。

自民、地元申請あれば不記載議員も原則公認 森山裕幹事長「党の決まりに基づき対応」
2024/10/4 16:55
https://www.sankei.com/article/20241004-DP7LPPQ2FVLCNCDBYRW3GFF2LA/
自民党の森山裕幹事長は4日、党本部で記者団に、派閥パーティー収入不記載事件で処分した衆院議員に関し、次期衆院選(15日公示、27日投開票)で一律に非公認とはしない考えを表明した。
選挙区では、都道府県連など地元組織から公認候補予定者としての申請があり、党の情勢分析で当選可能と判断すれば原則として公認する方向だ。
森山氏は
「党の決まりに基づいて対応することが大事だ」
と強調し、地元組織の公認申請が条件になると語った。
さらに
「当選第一というのが選挙で一番大事だ」
「当選可能なのかどうかも1つの判断の基準」
と語った。
世論は不記載議員への厳しい対応を求める声が根強いが、森山氏は
「党として調査し、(4月に)処分を下した」
「その現実をしっかり捉えることは大事だ」
と述べ、不記載議員の非公認が
「二重処分」
に当たるとの認識を示唆した。
一方、石破茂首相は4日、官邸で記者団に、不記載議員の公認問題に関して
「何にも決まっていない」
と述べた。
首相は党総裁選出馬を表明した8月下旬、
「公認するに相応しいかどうかの議論は徹底的に行われるべきだ」
と述べ、非公認とする可能性に言及していた。

石破政権短命危機=u早く解散しないとボロが…」 現実を無視した理想論吹聴→困難とわかると「豹変」 党内には早くも反乱の気配
2024.10/4 15:30
https://www.zakzak.co.jp/article/20241004-GXJZSACMKNMY7JQIUQHCUBM4AY/
石破茂首相は4日、衆参両院本会議で初の所信表明演説に臨み、
「経済対策の策定」
など、当面の政治課題への政府方針を表明する。
9日解散、27日投開票の衆院選を間近に控え、経済回復の道筋を示す狙いのようだ。
報道各社の世論調査では、石破内閣の支持率は50%前後と伸び悩んでいる。
「論功行賞」
「リベラル重用・保守派外し」
という色彩が強いうえ、安倍晋三元首相を
「国賊」
と罵倒した村上誠一郎氏を総務相に抜擢した影響なのか。
ジャーナリストの長谷川幸洋氏は、現実を無視した理想論を吹聴して困難と分かると豹変する
「石破首相の本質」
を喝破し、
「短命内閣の危険性」
を指摘した。

石破政権が誕生した。石破首相は9日の衆院解散を表明したが、早くも自民党総裁選での発言をひっくり返した形だ。
新内閣は挙党一致のドリーム・チームにもならなかった。
野党はもちろん、自民党内の反・石破勢力は倒閣に動くだろう。
発足当初から、これほど不人気な政権も珍しい。
石破総裁誕生が伝えられると、株式市場は暴落で反応した。
それも当然だ。
石破氏は
「金融所得課税の強化」
をはじめ、
「法人税や所得税の増税」
を滲ませ、岸田文雄政権がぶち上げた防衛増税1兆円の構想も引き継ぐ考えを示した。
日銀の利上げにも肯定的だ。
これで株価が上がるわけがない。
いずれ実体経済に波及し、下手をすれば、デフレに逆戻りする可能性もある。
解散表明にも驚かされた。
総裁選では
「国民に判断材料を与えないまま、解散はしない」
と言っていたのに、突如、豹変した。
しかも、国会で内閣総理大臣の指名を受け、皇居での首相任命式を終える前の解散表明である。
「選挙準備のためだ」
などと理由を語ったが、
「憲政の核心」
に関わる話なのに、言い訳にもなっていない。
これは
「石破首相の本質」
を物語っている。
彼はいつも一見もっともらしい建前論を語るが、実現可能かどうか、しっかり検討した上での話ではない。
単に理想を語っただけだ。
現実の壁に直面して、困難と分かると、たちまち豹変するのである。
解散は森山裕幹事長の進言を受けたからだった。
「早く解散しないとボロが出て、支持率が落ちるぞ」
と諭されたに違いない。
そこで初めて
「現実の厳しさ」
に気が付いたのだ。
他の重要課題はどうか。
例えば、
「アジア版NATO(北大西洋条約機構)の創設」
である。
NATOは加盟国に集団的自衛権に基づく相互防衛義務を課している。
だが、専守防衛を旨とする日本は、他国防衛のために軍事力を行使できない。
したがって、憲法改正が不可欠になる。
■党内には早くも反乱の気配
「日米地位協定の改定」
も同じだ。
米国には日本防衛義務があるが、日本には米国防衛義務がない。
だからこそ、かつてドナルド・トランプ前大統領は
「日本は米国が攻撃されても、ソニーのテレビを見ていられる」
と不満を漏らした。
米国は
「地位協定を改定したいなら、まず片務的な条約を改めたらどうだ」
と反論するのではないか。
途中のハードルをどう越えるか、を考えずに、いきなり理想論に走る。
これが石破氏の発想である。
一言で言えば
「書生論」
だ。
だから、誰かから現実の壁を指摘されると、途端に腰砕けになってしまう。
このパターンは今度も繰り返されるに違いない。
石破首相は、いわゆる
「裏金議員」
の公認問題について、
「公認権者である自分が説明責任を果たす」
と言明した。
甘い対応をするようなら、批判を招く。
逆に、裏金議員を公認しないようなら、反・石破陣営は黙っていないだろう。
最高顧問に就任した麻生太郎元首相は、記念撮影への同席を拒否した。
党内には、早くも反乱の気配が漂っている。
石破政権は短命に終わるのではないか。

スパイ防止法に反対した村上誠一郎氏 昭和61年初当選当時「現行法の手直しで十分」
2024/10/4 10:59
https://www.sankei.com/article/20241004-OROBZLT4CFDYLBBW7LV4RHDNEU/
石破茂内閣で再入閣した村上誠一郎総務相は、衆院議員に初当選した昭和61年当時、自民党が制定を目指していたスパイ防止法について
「現時点においては不必要」
と党内で反対していた。
スパイ防止法を巡る動きを振り返ってみた。
■「スパイ天国」返上目指した自民
戦後、日本はソ連や北朝鮮によるスパイ活動を厳しく取り締まる法律がなく、
「スパイ天国」
と呼ばれてきた。
昭和53年10月の参院予算委員会で福田赳夫首相は
「スパイ天国と言われる状態を放置しておいていいのかどうか」
と述べ、将来はスパイ防止法が必要との認識を示した。
翌54年には保守系の学者や文化人が発起人となって
「スパイ防止法制定促進国民会議」
が発足した。
昭和55年に陸上自衛隊の陸将補がソ連に情報を流したとして逮捕されたが、自衛隊法の守秘義務違反で懲役1年に問われただけだったことから、制定の機運が高まり、地方議会での推進意見書可決が相次いだ。
昭和57年に就任した中曽根康弘首相も積極的な姿勢を見せ、昭和59年には
「スパイ防止のための法律制定促進議員・有識者懇談会」
が発足し、政界を引退した岸信介元首相が会長に就任した。
現在文化庁長官を務める作曲家、都倉俊一氏も発起人に名を連ねた。
■谷垣、鳩山氏らと意見書提出
自民党は昭和60年、
「国家秘密に係るスパイ行為等の防止に関する法律案」
を議員立法で提出した。
外交・防衛上の国家秘密を外国に漏らした場合、最高刑を死刑とした。
この動きに対し、社会党や共産党などは
「国民の権利を制限する」
などと反対した。
スパイ防止法制定促進国民会議の事務局が旧統一教会(世界平和統一家庭連合)系の政治団体
「国際勝共連合」
だったこともあり、社共を中心とした勢力の反対運動は激しく、実質審議に入らないまま廃案となった。
昭和61年、中曽根首相は法案の再提出に意欲を示し、党内の特別委員会が最高刑を無期懲役に引き下げるなどした修正案をまとめた。
村上氏はこの年昭和61年の7月、衆院旧愛媛2区で初当選。
昭和61年11月に、法案に反対する自民党の中堅・若手議員12人の意見書に名を連ねた。
他の11人は次の通り(敬称略、カッコ内は後の役職)。
大島理森(衆院議長)、太田誠一(農林水産相)、熊谷弘(通商産業相)、熊川次男、白川勝彦(自治相)、杉浦正健(法相)、谷垣禎一(自民総裁)、鳩山由紀夫(首相)、谷津義男(農水相)、石井一二、佐藤栄佐久(福島県知事)
村上氏は「中央公論」昭和62年4月号の
「われら自民党議員『スパイ防止法案』に反対する」
と題した特集で、
「自衛隊法、国家公務員法、刑法等の手直しで十分対処することができよう」
などと論じた。
その後、法案は再提出されず、岸氏の死去や中曽根内閣の退陣で制定の機運はしぼんだ。
共産などにとっては、村上氏ら自民内の反対論は心強かったに違いない。(渡辺浩、肩書は当時)

<主張>中国の海外闇警察 「スパイ天国」でいいのか
社説
2024/3/16 5:00
https://www.sankei.com/article/20240316-H4BDHEZJSJMAJPA4WOC6PFTEAA/
左右の過激派や外国勢力を捜査対象として治安を守る警視庁公安部が、なぜ詐欺事件を摘発したのか。
それは日本に、直接スパイ活動を摘発する法律がないからである。
公安部は2024年2月、風俗店を整体院と称して新型コロナウイルス対策の持続化給付金100万円を詐取した疑いで、中国籍の女を書類送検した。
2023年5月には、女が一時幹部を務めた東京・秋葉原の一般社団法人を、同容疑で家宅捜索していた。
一般社団法人が入居するビルは、スペインのNGO「セーフガード・ディフェンダーズ」が2022年、中国の非公然警察署の拠点であると指摘していた。
当時の林芳正外相は
「(日本の主権を侵害しているなら)断じて認められない旨の申し入れを行っている」
と述べた。
同NGOによれば、海外闇警察とも言われる中国の非公然警察署は世界50カ国、100カ所以上にあり、
「国外の中国人の政治活動の監視」

「帰国の説得」
などを任務としている。
2023年4月には米ニューヨークで、非公然警察署の開設や運営に関与したとして中国系米国人2人が逮捕された。
警視庁による摘発は、非公然警察署の実態把握の過程で犯罪容疑が浮かんだとみられる。
平成24年にはスパイ活動を行った疑惑のある在日中国大使館の元1等書記官を、外国人登録法違反容疑で送検した。
2023年は研究データを中国企業に漏洩したとして、不正競争防止法違反容疑で国立研究開発法人
「産業技術総合研究所」
の中国籍の研究員を逮捕した。
その容疑名に捜査当局の苦心が窺える。
日本が
「スパイ天国」
と称されるのは、諸外国にはあるスパイ活動を防止する法律がなく、同法を根拠とする本格的な防諜機関もないためである。
加えて給付金詐欺容疑で送検された女は、自民党の松下新平参院議員の事務所に一時期
「外交顧問兼外交秘書」
として出入りしていた。
外国工作員はあの手この手で政権中枢への接触を図る。
受け入れる側の無自覚ぶりには目を覆いたくなる。
「スパイ防止法案」
は昭和60年に議員立法で提出されたが、昭和60年に廃案となった。
その後、特定秘密保護法などが成立したが、まだ不完全だ。
スパイ天国を解消すべく、防止法と防諜機関の創設を急ぐべきである。

スパイ防止法 諜報活動野放し、摘発へ法整備を 立命館大教授・上久保誠人
明解説
2024/3/2 10:00
https://www.sankei.com/article/20240302-B2AHWG5YAVPIBCAUVHT7EUPR6E/
日本では諸外国のスパイが暗躍しているとされる。
法整備を進める政府は2024年2月27日、経済安全保障上の機密情報へのアクセスを官民の有資格者に限る
「セキュリティー・クリアランス(SC、適格性評価)」
制度を創設する
「重要経済安保情報保護・活用法案」
を閣議決定し、衆院に提出した。
それで機密情報の漏洩を防げるのか。
中国人留学生を指導する立命館大の上久保誠人教授は、スパイ防止法の制定を訴えている。

■日本だけ制度なく
SC制度は、日本の企業、役所、またそのスタッフ、職員について、漏洩すると国の安全保障に支障を与える恐れがある情報を扱うに足る組織や人物、身分かを確認し、海外に情報を流す違反をした場合に罰則を設けるということだが、現行法を含め肝心の外国からのスパイ自体をきちんと取り締まる部分がない。
それは、先進7カ国(G7)の中で日本だけで、まるでスパイ天国だとされる。
諜報活動をする外国人は基本的には犯罪行為を起こさないよう注意を払っており、法の網にかかりにくい。
公安関連組織がスパイらしい人物を捕まえる時は、スパイ摘発と直接関係のない現行法を何とか運用しているのが現実だ。
例えば、東京・池袋のパスポートセンターで中国人職員が個人情報を入手して逮捕された事件が2023年あったが、窃盗罪が適用された。
私が勤務するような学校は、最前線の1つかもしれない。
学校に映画に出てくるようなスパイがいるわけではない。
しかし、留学生が本国にスパイ活動をさせられていると言われており、緊張感があることは否めないからだ。
■中国人は協力義務
中国には国家情報法があり、国家安全部(省)の指示で海外の留学生や在住者は中国共産党の情報活動に協力しなければならない。
同法は、最先端技術などの情報を政府や企業、大学から取り、政府に渡すことを義務付けている。
拒めば、実家が脅されかねない。
大学教育は、そんな中で行われている。
理系はもちろん最前線だが、私のような文系でも民主主義や民主政治を語っていると、それ自体が中国人を教育している行為に当たる。
普通に日本に政治を学びにきた留学生でも、中国当局からの指示で教官がどんな思想信条で家族構成はどうなっているか、朝から夜までどんな日常生活を送っているかといった情報を取っているとの不安は拭えない。
外国から情報を盗みに来る、あるいはそれに加担させられる人を摘発することができる法律として、スパイ防止法が必要である。
それは、逆説的に感じる人もいるだろうが、言論や思想信条、学問の自由を守ることにもなる。
大学で、私は目の前の留学生に民主主義を説く。
それを不安なくやるには、スパイを摘発する制度がきっちりと整っていなければならない。
そのため、ある日突然、私の学生が拘束されて消えることがあっても構わない。
安心して活動できるために法律を整備してほしい。
■留学生や人材守る
日本は少子高齢化で若者が少ない。
政府は対策を取っているとはいえ、政策効果が出るのは30年後だ。
だから、ある意味で移民と言える優秀な人材を受け入れざるを得ない。
外国人を受け入れつつ国家の安全を守るために、厳しいチェックと管理ができる法律が必要なのはG7の国であれば常識ではないか。
そう思う理由の1つに、私の英国での留学経験がある。
空港でもロンドン市内でも自動小銃を持っているような人はおらず、オープンな雰囲気に見えたが実は英国は強力な監視国家で、私を含む留学生が完全に情報機関に生活を把握されていた。
当時、当局の要注意リストに外国人3000人が掲載され300人が監視下にあったと聞いていた。
ある大学で、留学生が集会をしようとした瞬間に当局が全員検挙したという事例があった。
それほど普段から留学生や外国人の動向を把握しているということだ。
テロやスパイ活動を防止するため、事前に全てを把握する体制があり、スパイ防止の法律が存在していた。
一方で、市民は当局の監視の息苦しさを日常的に感じることはなかった。
いわゆるリベラル、左翼の考え方とは真逆の考え方だろうが、同様の制度が日本にほしい。
それが、良い留学生や優秀な人材を守ることにも繋がるはずだ。

【用語解説】スパイ防止法
昭和55年1月の宮永幸久元陸将補らによる防衛庁スパイ事件をきっかけに昭和60年6月、通常国会に自民党から議員提案された。
野党側が
▽「国家の秘密」の範囲が曖昧
▷国民の知る権利、言論と報道の自由など基本的人権を侵害する
▷最高刑を死刑とするなど重罰化が目立つ
などと反対。
1度も審議に入らないまま、昭和60年末の臨時国会で廃案となった。

<主張>気象と防災の日 首相に制定を提案したい
社説
2024/10/4 5:00
https://www.sankei.com/article/20241004-REJPIIGFFFOFHIQ3QHRD7JXMME/
石破茂首相は「防災庁」の創設を政策の柱の一つに掲げている。ただ、実現には一定の時間がかかる。
そうであるなら、手間をかけずに防災に資する方策も考えたい。「気象と防災の日」を制定してはどうか。
地球温暖化の影響とされる気象の激甚化で、多くの国民の命と暮らしを脅かす大規模水害が毎年起きている。豪雨や台風が多発する時季の前に、国民、地域、自治体、国が連携して大規模水害に備える機会が、必要であり不可欠だ。
国民的な防災の日である9月1日は、大規模地震を想定した訓練や啓発活動に重点が置かれてきた。豪雨や台風に備えるには9月では遅い。8月26日は「火山防災の日」、11月5日は「津波防災の日」(世界津波の日)であるが、最も発生頻度が高く、かつ全ての国民に関わる気象災害については、これに相当する日がない。
地震を想定した訓練を実施している地域や自治体は多いが、水害を想定した訓練はあまり行われていないのが現状だ。
「自然災害が多発する日本に、専門の省庁がない方が異常だ」と考えるのであれば、大規模水害を重点に気象災害に備える「防災の日」の必要性は明白だろう。
産経新聞は社説(主張)で、気象記念日である6月1日を「気象と防災の日」とすることを提唱してきた。大規模水害を想定した訓練を多くの自治体に普及、定着させるとともに、地球規模の気候変動について多くの国民が学ぶ契機とする、というのが提唱の趣旨である。
日付と名称にはこだわらないが、この趣旨には賛同が得られるはずだ。
東日本大震災、西日本豪雨などで、日頃の訓練が住民避難や安全確保に繫(つな)がった事例は多い。訓練の実施で直ちに救える命があり、訓練の定着で将来の命も救える。
「気象と防災の日」制定に多額の費用はかかるまい。考えられる施策としては、最も費用対効果が高いのではないか。
防災庁の創設を掲げている首相が、政府の災害対応力を大幅に向上させる必要があると認識していることに異論はない。ただし、役人と役所仕事を増やしても、それが必ずしも国民の命を守ることに直結しないことは銘記する必要がある。

地震の地割れから大量の土砂「人災」と批判も 能登水害、家も車も埋まった
2024/10/4 6:30
https://www.sankei.com/article/20241004-6CXKCYFYA5NPBF5JU2HBCR4RUM/
9月21日に能登半島で発生した記録的豪雨で、石川県輪島市の市立輪島中グラウンドに元日の地震で生じた地割れから大量の土砂が流出し、周囲の家や車を埋め尽くした。地震後、地割れから水が染み出すなどの予兆もあり、市側は土囊(どのう)を置くといった対策を講じてきたが、豪雨には効果がなかった。市に繰り返し対策の強化を求めてきた住民からは「危険性は明らか」「人災だ」といった批判の声も上がる。
輪島市中心部の高台にある輪島中では、元日の地震で約1万6千平方メートルあるグラウンドに地割れが発生した。グラウンドを管理する輪島市教育委員会によると、地割れは最大で長さ約130メートルに及び、グラウンドの約半分が崩れ落ちた。
地震後、高台の下で暮らす住民は、雨が降るたびに恐怖を感じた。息子宅の前が土砂に埋まった服部陽子さん(65)は「大きく崩れた斜面から雨が降るたびに水が染み出したり、小石が落ちてきたりした」と振り返る。住民から対策を求める声もあり、市は斜面にブルーシートを張ったり、大型土囊を置いたりしたほか、雨水が斜面に流れないよう仮設の排水管も設置した。
しかし、今回の豪雨では対策の効果もなく地割れから大量の土砂が流出。高台から約300メートルにわたる坂道には、グラウンドの土砂を含む濁流が川のように流れた。仮設の排水管は十分に機能しないまま壊れ、最大で高さ1メートルほどの土砂が民家や道路、駐車中の車を覆った。服部さんは「しっかり補強していれば被害はもう少し抑えられたのでは」とため息を漏らす。
■市教委「被害受けられた方におわび」
高台の土砂崩れの危険性を市に何度も訴えた住民もいる。輪島中が立つ高台のすぐ下に自宅がある女性(55)によると、地震後、雨が降るたびにグラウンドの砂が自宅前を流れたという。
土砂流出の危険性は目に見えていたため、女性は輪島中の周辺を土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン)に指定するよう市側に要望したが、「教育委員会との兼ね合いがある」などとして取り合ってもらえなかったと憤る。実際、輪島市が公開するハザードマップは令和元年度末から更新されておらず、土砂が流出した範囲は土砂災害警戒区域(イエローゾーン)からも外れたままだ。
女性宅は今回の土砂流出で床下まで泥水につかり、前の道路も地中の水道管やマンホールがむき出しになるなどした。複数の予兆があったにもかかわらず土砂流出を防げなかったことに、女性は「市の対応はあくまで応急処置に過ぎない。その後の対応はなく、人災と言っても過言ではない」と訴える。
これに対し、輪島中のグラウンドを管理する市教委は、地震後に一定の対策をとってきたとした上で、「被害を受けられた方におわびする。さらに被害が拡大しないように対策を講じる」と述べるにとどめた。

<主張>中東の戦火拡大 なぜNSCを開かぬのか
社説
2024/10/3 5:00
https://www.sankei.com/article/20241003-4YRNMLACHBI6FNK2GDIOJIQ5N4/
石破茂首相に問いたい。
なぜ国家安全保障会議(NSC)を開催しないのか。
中東の戦火が拡大しているからである。
イスラエルがレバノンの首都ベイルートにある親イラン民兵組織ヒズボラの本部を空爆し指導者ナスララ師を殺害した。
ヒズボラの脅威を除こうとイスラエル軍はレバノン南部へ侵攻した。
ヒズボラの後ろ盾であるイランは報復と称しイスラエルに向けて大規模な弾道ミサイル攻撃を行った。
米英両軍などが協力して迎撃したが一部が着弾し、被害が出た。
イランの対イスラエル直接攻撃は4月以来だ。
どちらも中東有数の軍事大国だ。
双方に自制を求めたい。
ただし事態がエスカレートすれば
「第5次中東戦争」
になりかねない。
日本や世界のエネルギー供給にとっても、経済情勢にとっても、何より中東地域の邦人の安全にとっても、看過できない緊迫した状況である。
日本は一連の事態を遠い地域の出来事と見做すのではなく、自らの問題と捉え、対応しなければならない。
石破首相は2日、イランの弾道ミサイル攻撃を非難し
「全面戦争に拡大しないように(米国などと)連携を取りたい」
と述べた。
そうであるならば、石破首相は、NSCの4大臣会合などを開き、邦人保護や万一の際のエネルギー需給、イスラエル、イラン双方への働きかけについて協議すべきである。
国家安全保障局や外務省の幹部と面会したが、それだけでは足りない。
NSCを開催すれば、日本企業や現地の邦人に対応を促すシグナルにもなる。
石破首相が自民党総裁に当選した9月27日に、岸田文雄内閣の木原稔防衛相はレバノンからの邦人退避に備え、航空自衛隊のC2輸送機を近隣のヨルダンとギリシャへ派遣する命令を発した。
レバノンには約50人の邦人が滞在している。
政権末期でも邦人保護へ動いた岸田政権の対応は妥当だ。
退避では韓国との相互協力も進めたい。
ただし、レバノンからの邦人退避の備えは日本が為すべき対応の一部に過ぎない。
戦火が一気に拡大しかねない時代だ。
危機は政権交代の事情など勘案しない。
石破首相には内閣発足直後であろうと国民を守り抜いてほしい。

石破政権は北朝鮮に近く優しい? 拉致議連会長からの変節
阿比留瑠比の極言御免
2024/10/3 1:00
https://www.sankei.com/article/20241003-KRI3XHTSOZIS7BSKYCT3ZS5YKA/
9月28日の本紙社会面記事で、拉致被害者の横田めぐみさんの母、早紀江さんが石破茂新首相と過去に会話をした経験について、こう述べていた。
「ほとんどない」
一読、何とも言えない寂しさを感じた。
なぜなら首相は平成14年4月から、9月に小泉純一郎内閣の防衛庁長官に抜擢されるまで、北朝鮮に毅然とした姿勢で対峙する
「北朝鮮に拉致された日本人を早期に救出するために行動する議員連盟」(拉致議連)
の会長を務めていたからである。
■被害者家族と距離
にもかかわらず以後、首相は早紀江さんの言葉にあるように、拉致被害者家族との間に距離を置いたのだった。
家族らにすれば、見捨てられたに等しい。
この年平成14年4月、自民党政調副会長だった首相が拉致議連会長に内定した際に中川昭一元財務相から筆者に、嬉しそうな様子で掛かってきた電話が鮮明に記憶に残っている。
「(北に比較的融和的というイメージがある自民党の)橋本派の石破さんが受けてくれたのは大きいよ。インパクトがある」
筆者も早速、首相(石破氏)にインタビュー(平成14年4月24日朝刊掲載)すると、首相はこう語った。
「とにかく行動すること、北朝鮮に毅然たる姿勢で臨むことの2点に議連の意味がある」
「日本はこれまで、コメ支援や朝鮮半島エネルギー開発機構(KEDO)への援助など、太陽政策的な措置をとってきた」
「それなのに北朝鮮は『行方不明者(拉致被害者)は捜索したがいなかった』と非常に不誠実な答えを繰り返し、ミサイルを撃ち、工作船を航行させるという行動に出ている」
「拉致容疑は人権問題でもあるが、それ以前に国家主権の侵害だ」
至極もっともな発言である。
ところが、その首相による現在の主張や今回の党役員と閣僚人事を見ると、過去との余りの差異に愕然とする。
首相は拉致議連から手を引く代わりに、北朝鮮に余りに融和的だと拉致被害者家族会が警戒する日朝国交正常化推進議員連盟の一員となった。
総裁選で首相が掲げた東京と平壌に連絡事務所を置いて拉致被害者について調査するという考えは、かねて日朝議連が主張してきたことである。
だが、北朝鮮当局は拉致被害者を厳しい監視下に置いており、どこにいるかは当然、把握している。
連絡事務所の設置とは、北朝鮮に都合のいい情報を受け取り、その意のままに動くことである。
首相はまた、拉致被害者家族会が絶対に譲れないと訴える
「全拉致被害者の即時一括帰国」
という方針にも疑問を示している。
■なぜ変節したのか
党役員を見ても、要の森山裕幹事長と坂本哲志国対委員長は日朝議連に入っているとされる。
それどころか、石破内閣で安全保障問題を担う首相をはじめ岩屋毅外相も中谷元防衛相も日朝議連メンバーという極端な配置となっている。
まだ石破政権が発足したばかりだから今後どうなるか分からないが、人事から受ける印象は
「北朝鮮に近く優しい政権」
となろう。
政治家であろうと、歳月の中で考え方が変わっていくことはあるだろう。
とはいえ、かつては北朝鮮に対する太陽政策の無意味さを説き、毅然とした姿勢を強調していた者が、なぜここまで変節したのか。
自ら拉致被害者奪還運動に取り組みつつも、最後の場面では首相や政治家に頼らざるを得ない家族らの心境を思うと、やるせない思いが募るばかりである。

石破首相の原発ゼロ方針「今は訂正されていると承知」 武藤経産相、総裁選の発言巡り
2024/10/2 16:24
https://www.sankei.com/article/20241002-CV7OIQS64VLMXAWUKIN4VH2RGM/
武藤容治経済産業相は2日、就任後初の記者会見を開き、石破茂首相が自民党総裁選で
「原発をゼロに近づける」
とした発言について、
「今は訂正されていると承知している」
との考えを示した。
原発については
「安全という前提で最大利用を進める」
と語った。
首相は総裁選への立候補を表明した8月の記者会見で原発をゼロに近づける考えを示した。
総裁選中は電力需要の増加を踏まえ
「必要な原発の稼働は進めていかねばならない」
とも語っていた。
武藤氏は総裁選の政策集で
「安全を大前提とした原発の利活用」
に言及されていると指摘。
原発利用などの方針について、
「首相と認識は共有している」
とも話した。
また武藤氏は、東京電力柏崎刈羽原発(新潟県)について
「地元の不安の声や地域振興を含めた要望を踏まえ、再稼働の理解が進むよう政府を挙げて取り組む」
との意向を示した。
柏崎刈羽原発の再稼働に向けては、地元同意を得ることが焦点となっている。
武藤氏は
「福島第一原発の事故を起こした東電への不安の声があり、(柏崎刈羽原発の)安全安心の取り組みも十分には浸透していない」
と指摘し、理解を得るよう努めるとした。
武藤氏はこの他、次世代半導体の量産を目指すラピダスの支援に関する法案に関し、
「出融資の活用拡大を含む必要な支援を行うための法案を早期に国会に提出すべく検討を進めないといけない」
と述べた。

2024.10.01
「あの男だけは、誰もが嫌っている」…石破茂新政権は長続きできるのか
「北京のランダム・ウォーカー」第749回・後編
https://gendai.media/articles/-/138394?imp=0
■石破氏は還暦を過ぎて変わることができるのか
さて後半は、石破新首相の
「政治家としての資質」
に立ち入ってみたい。
「前編」
の冒頭で述べた
「還暦を超えて人は変われるのか」
という命題である。
2024年9月27日の午後に行われた自民党総裁選挙の議事進行は、概ね前例を踏襲したが、いくつか細かい変更が行われた。
その1つが、決戦投票の前に、勝ち残った2人の候補者に、それぞれ5分間ずつ
「最終スピーチ」
の時間を設けるというものだった。
それは、1回目の投票で2位の候補者、1位の候補者の順で行われた。
つまり、1回目154票だった石破候補が、181票だった高市候補よりも、先に壇上に上がった。
石破候補にとっては、1回目の投票で敗退した7人の候補、及び7人の候補の支持者たちに
「直訴する」
最後のチャンスだった。
私も、石破候補が何を話すのかと、固唾を呑んで見守っていた。
すると、壇上の選挙管理委員会の面々に向かって、3度も丁寧にお辞儀した後、訥々と、こう切り出したのだった。
「私は、至らぬ者であります」
「議員生活38年になります」
「多くの足らざる所があり、多くの方々の気持ちを傷付けたり、色んな嫌な思いをされたりした方が多かったと思います」
「自らの至らぬ点を、心からお詫びを申し上げます……」
何とあのプライドの塊のような石破氏が、
「過去のお詫び」
から入ったのである。
NHKの生中継を見ていた人は、
「何のこっちゃ?」
と思われたかもしれない。
■自民党議員の根強い「石破アレルギー」
だが実際に、自民党議員たちの
「石破アレルギー」
は相当なものがある。
私も少なからぬ議員たちから、様々なエピソードを聞いたものだ。
今回の自民党総裁選の間も、永田町界隈では、
「石破茂の裏切りの歴史」
なる文書が拡散されていたほどだ。
コロナ禍の前のことになるが、ある自民党本部の幹部職員が定年退職し、数名の記者で退職祝いをやった。
その中で、
「自民党職員たちから見て、総理総裁になってほしい政治家は誰ですか?」
と、記者の1人が質問した。
すると元幹部職員は、赤ら顔を和ませ、たちまち10人近くの名前を挙げて、
「我が党は人材の宝庫だ」
と胸を張った。
そこで私が、
「では逆に、自民党職員から見て、総理総裁になってほしくない政治家は?」
と水を向けた。
すると即座に、こう答えたのだ。
「石破茂! あの男だけは、党職員の誰もが嫌っている」
その後は、酔いも回ってか、呆れるようなエピソードを次々に披歴した。
重ねて言うが、酒席の話で裏を取ったわけではないので、事実かどうかは不明だ。
■渡した名刺を投げ、せせら笑う石破氏
だが、実は私にも、苦い経験が1つある。
2012年9の自民党総裁選で、
「安倍vs石破」
の自民党史に残る対決となった時のことだ。
当時所属していた『週刊現代』で、
「強の誌面対決」
のページを作るべく、両者にインタビューを申し込んだ。
すると、両候補とも
「30分だけなら」
と快諾してくれ、同日に時間差でのインタビューとなった。
まずはカメラマンと2人で、国会議員会館の石破事務所を訪ねた。
少し早く着いて、応接間で待たされたが、書棚には重厚な本がぎっしり並んでいた。
失敬して何冊か取り出してみたら、どの本にも要所に赤鉛筆で波線が引かれ、文字の上の隙間には、本人の所感が書かれていた。
さすが政界一の勉強家と、尊敬の念を深くして待っていると、間もなく本人が現れた。
私とカメラマンは、立ち上がって名刺を差し出し、
「本日はよろしくお願いします」
と頭を下げた。
すると石破氏、
「言っとくけど、きっかり30分だよ」
と言って、我々の名刺を見もせずに、ポイと机上に投げ捨てた。
そのうち1枚が床に落ち、慌ててカメラマンが拾って机上に置いた。
「君たちが聞きたいのは、キャンディーズのことかい? でもそんなこと聞いてると、時間が経っちゃうよ」
そう言って、ヘラヘラ笑い出した。
そのうち、我々の名刺を、まるでルービックキューブでも遊ぶように、両手でクルクルと回し始めた。
そして5分経つごとに、
「ハイ、あと20分!」
などと言って、せせら笑う。
こちらは、当時問題になっていた中国との尖閣諸島の問題などを聞きたかったのだが、常に
「上から目線」
で、まるで初心者相手のように説くので、噛み合わなかった。
1度だけ、石破氏の回答が事実関係と異っていて突き詰めたら、キッとなった。
そして書棚に駆け寄り、関連関書を開いて
「そうだな、アンタの言う通りかもな」
と呟いた。
最後は、
「ほらほら、ラスト5分だよっ、キッキッ」
と冷笑した。
そしてほどなく、おもむろに立ち上がると、無言のまま離席してしまった。
27分が経ったところだった。
私はトイレにでも行ったのかと思い、しばし待ったが、ついぞ戻ってこなかった。
カメラマンが三脚を片付けて、事務所を出た。
石破氏の名刺は、受け取らずじまいだった。
■出口まで見送りにきた安倍氏
続いてインタビューした安倍氏は、仏様のように映った。
「週刊現代には過去に、色んな事を書かれたけど、よく勉強させてもらっていますよ」
「今日は短い時間しか取れなくて、すみませんね」。
そう言って安倍氏は私とカメラマンに会釈しながら、自分の名刺を差し出した。
安倍事務所の応接室の書棚には、本が1冊もなく、代わりに世界の著名人と撮った写真ばかり飾り立ててあった。
それでも、熱意と誠意が感じられる30分のインタビューだった。
「これからの日中関係は、きっと厳しいものになると思いますよ」
などと、率直に語った。
終わると、わざわざ事務所の出口まで送りに来てくれて、
「下へ降りるエレベーターはあっちの方ですから」
と笑顔で言い添えた。
帰路、私とカメラマンの意見は一致した。
「どちらが賢いかと言えば、石破さんだろうが、もし自分が自民党議員で、どちらに投票するかとなれば、絶対に安倍さんだな」
かくして、1回目の投票では石破候補が首位だったが、議員票がものを言う決選投票で、安倍候補が逆転。
2012年12月に発足した第2期安倍政権は、7年9ヵ月続いて歴代最長政権となった。
反面、石破氏には
「長い冬の時代」
が続いたのである。
■石破政権は「割りばし政権」?
それで、
「還暦を超えて人は変われるのか」
という命題である。
「高市候補に投じた」
というある自民党議員に聞くと、石破新政権について、決して楽観視はしていなかった。
「どうせ来たる総選挙用の『割りばし政権』だろう」
「総選挙が終われば、また石破は例によって独りよがりになり、『裸の王様』と化し、周囲が離反していく」
「挙げ句、内閣支持率が低迷して、総辞職ではないか」
「割りばし」
とは、
「1回きりの使い捨て」
という意味だそうだ。
2024年9月27日の夕刻、自民党総裁選は、9人の候補者全員が壇上に上がり、連なって握手して万歳するシーンでお開きとなった。
互いの手を離すと、8人の敗者たちは、そのまま壇上を去ったが、石破氏だけは、向かって右奥の選挙管理委員会席に歩み寄っていった。
そして、逢沢一郎選挙管理委員長を始め、選挙管理委員を務めた議員たち1人1人と握手し、頭を下げて労を労ったのだった。
こうした行動は、
「人格が丸くなった」
ことを示す証左と言える。
だが週明けの2024年9月30日には、
「前編」
の冒頭で述べたように、
「天に唾する自民党総裁による解散宣言」
をやってのけ、国民を唖然とさせた。
1つ言えるのは、石破新首相は間違いなく、今世紀に入ってから首相を経験した12人の中で、最も頭脳明晰な首相であるということだ。
人間関係まで含めて、その
「賢明さ」
が前面に出たなら、長期政権の可能性もないとは言えない。
何と言っても、
「時の流れ」
を掴んでいるのだから。
だが同時に、
「時の流れ」
は移ろいやすいのも事実だ。
「平成の明智光秀」
は、果たして
「令和の徳川家康」
になれるのか。
新政権発足早々に総選挙を迎えて、日本の政治が、一段と面白くなってきたことは確かだ。(連載第749回)

2024.10.01
# 政治
石破新総理、総選挙後にありかも電撃訪中…中国ウォッチャーの風変わりな「石破茂論」
https://gendai.media/articles/-/138393?imp=0
「北京のランダム・ウォーカー」第749回・前編
近藤 大介『現代ビジネス』編集次長
■石破茂氏が新総裁に
「新政権はできる限り早期に国民の審判を受けることが重要であると考えており、諸条件が整えば、10月27日に解散総選挙を行いたい」
「いま内閣総理大臣でないものがこのようなことを行うのは、かなり異例のことであると承知しております」
「これが不適切なものだと考えているわけではございません」
石破自民党新総裁が、9月30日15時から党本部で行った記者会見で、いきなりの
「解散爆弾」
をブチ上げた。
憲法第7条には、
「天皇は、内閣の助言と承認により、国民のために、左の国事に関する行為を行ふ」
として、
「国事行為」
の3番目に
「衆議院を解散すること」
と記されている。
だが石破自民党総裁は、9月30日時点で、
「助言と承認をする内閣」
を築いていない。
そのため、これは
「異例」
であると同時に、
「不適切」
であるのは言うまでもない。
こんなことが許されるなら、自民党は中国共産党と同じになってしまう。
解散したければ、翌10月1日に、正式に総理に就任し、内閣を築いてから宣言すればよいだけのことだ。
たかが1日の違いだが、
「総理でない自民党総裁が解散を宣言する」
というのは、
「天に唾する行為」
である。
この
「石破流ゴーマニズム宣言」
によって、せっかく掴んだと思われていた
「時の流れ」
を、自ら早々に手放してしまうかもしれない−−。
時の流れを先週末に戻そう。
9月27日に東京・永田町にある狭苦しい自民党本部8階ホールで実施された、事実上の日本の最高権力者を決める総裁選挙は、劇的な結末を迎えた。
実に5回目の挑戦で、
「最後の戦い」
と背水の陣を張った石破茂候補(67歳)が、一発転劇によって他の8候補を打ち負かしたのだ。
この石破新総裁誕生については、既に多くの政治の専門家たちが多くのことを話し、書いているので、重複はしない。
私の心に湧き上がるのは、前にもこのコラムで綴った
「時の流れ」
ということと、
「還暦を超えて人は変われるのか」
という2点だ。
以下、中国ウォッチャーによる、やや風変わりな
「石破茂論」
を申し述べたい。
普段、
「中南海」(北京の最高幹部の職住地)
の権力闘争を追っていると、ふと見えてくる
「永田町の風景」
もあるのだ。
まず、
「時の流れ」
に関しては、約1ヵ月前(9月3日)にアップした本コラム
「中国は『待ちハリ』…カマラ・ハリスは『反中でなく弱くて予測可能』な理想のリーダー」(連載第745回)
で、私はこう述べた。
政治の世界には、
「時の流れ」
というものがある。
「時流」
を得た政治家は、まるで舟に乗って川下りをするが如く、スルスルと遊泳し、
「勝機」
を掴んでいく。
まさに
「勝ち将棋鬼の如し」
だ。
逆に、
「時流」
に乗れない政治家は、
「鮭(さけ)の川上り」
のような状態になる。
すなわち、いくら七転八倒しながら這い進んでも、結果が伴わない。
逆境に斃れてしまう。
こうしたことは、個々の政治家の実績や資質というよりは、
「時流」
が自分に来ているかどうかの問題である。
広い意味で
「運」
と呼んでもいい。
現在、周知のように、日本とアメリカで同時に、国の最高権力者を決める
「大一番」
が展開中である。
この自民党総裁選と米大統領選を見る時、私はどうしても
「どの候補に時流が来ているか」
という視点に立ってしまう。
日米に共通している今の
「時流」
を一言で言い表すなら、
「刷新感」
である。
日本は、2012年末から7年9ヵ月続いた安倍晋三政権と、その後の菅義偉政権、岸田文雄政権の残滓のような、自民党の裏金問題が勃発した。
そこからの脱却を図ろうと、総裁選史上最多の9人が、政策を競っている。
そのキーワードが、
「刷新感」
である。
この
「時流」
に一番うまく乗った候補が、最終的な勝者となる。(以下略)
■「刷新感」にうまく乗った石破氏
私の見立てでは、この
「刷新感」
という時流に、自民党総裁選で一番うまく乗ったのが、石破氏だったと言える。
当選12回の石破氏に、何が
「刷新感」
かと思われるかもしれないが、ここで言う
「刷新感」
とは、年齢や当選回数ではない。
「派閥」「裏金」(統一教会などとの)「癒着」といった、いわば
「平成的政治手法」
からの脱却という意味での
「刷新感」
である。
自民党安倍派の裏金問題が俎上に上る以前から、
「孤高の人」
石破氏に派閥はなかった。
かつて
「水月会」(石破派)
という小派閥を擁していたが、令和3(2021)年の年末に、それまでの6年あまりの活動に終止符を打って解消してしまった。
当時の朝日新聞(2021年12月13日付)は、
「これが冷や飯を食らい続けた首相候補の末路なのか」
と、にべもない。
私も、
「水月会」
の政治資金パーティに顔を出したことがあるが、それは
「斜陽の中小企業の株主総会」
を見るかのようだった。
見栄を張って有名ホテルの大広間で催すのだが、参加者が少ないため、何とも寒々しい。
おまけに、会長の石破氏が、例の渋面で長広舌をぶつものだから、さらに場がしらけていく。
熱心に石破演説を聴いているのは、われわれ記者の一部くらいだ。
当時は首相派閥である
「清和会」(安倍派)
の全盛期で、安倍晋三首相が
「太陽」
なら、石破氏は
「月」
だった。
野球で言うなら、安倍氏が
「長嶋茂雄」
で、石破氏は
「野村克也」。
誠に明暗甚だしかった。
だが、
「令和の政治」

「平成の政治」
とは大きく異なる。
日本の社会環境は、少子高齢化と地方の過疎化が進み、日本のGDPは2位からまもなく5位まで落ち、スマホ・ネイティブ世代が成人を迎えた。
平成の後半に栄華を極めた安倍氏は、周知のように2年前にテロに斃れた。
同時に安倍氏の
「盟友」
だった麻生太郎元首相(84歳)や二階俊博元幹事長(85歳)も、
「引き際」
を迎えている(麻生氏は9月30日に「自民党最高顧問」なる新奇な役職を与えられたが、党幹部一同の記念撮影にも応じず退出してしまった)。
反面、
「平成元禄に背を向けていた」
石破氏に、
「時の流れ」
が巡ってきたのである。
鳥取という日本の過疎化を象徴するような日本海側の地からやって来て、金銭欲もなく飾りもせず、正論を訥々と吐く変わり種が脚光を浴びる時代の到来である。
廃れていく地方は、そんな石破氏に一抹の希望を見出した。
同時に、1年1ヵ月以内に確実に選挙を迎える自民党の衆議院議員も、また2025年7月に半数が選挙を迎える参議院議員も、自民党に吹き荒れる逆風の中で、
「石破人気」
に縋(すが)るしかなかったのである。
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「あの男だけは、誰もが嫌っている」…石破茂新政権は長続きで…

党員票で躍進の高市氏背景には地方行脚とネット選挙 捲土重来へのカギは議員からの支持拡大
2024/10/2 6:00
https://www.sankei.com/article/20241002-6W56DR5QNNNY5NBDNIADQBL3NQ/
過去最多となる9人が立候補した先の自民党総裁選では、高市早苗前経済安全保障担当相と石破茂首相が激しく競り合った。
高市氏は決選投票で敗れはしたが、1回目の投票では国会議員票と地方票のいずれも首相を上回る健闘を見せた。
令和3年の前回総裁選で高市氏を支えた安倍晋三元首相は死去した。
党内基盤が脆弱で、20人の推薦人の確保にも難儀した高市氏はなぜ躍進できたのか。
■回った地域「数えようがないくらい」
「私自身の力不足だ」
「多くの方に助けていただきながら申し訳ない」
総裁選終了後の9月27日午後、党本部で記者団の取材に応じた高市氏はこう敗戦の弁を述べた。
目は赤く、表情には悔しさが滲んでいた。
1回目の投票で獲得した議員票は首相の46票を上回る72票。
また、地方票でも109票を獲得し、108票の首相を1票上回った。
決選投票では議員票で首相の後塵を拝したが、47都道府県の地方票のうち都市部を中心に21票を獲得した。
「予想以上だよ、想定外」。
高市氏を支援したベテラン議員は、地方票で首相を上回ったことに驚きを隠さなかった。
総裁選では安倍氏の支援を受け、4候補のうち2番目に多い議員票を獲得しながら、地方票が伸びず、決選投票に進めなかった。
その後、高市氏は政調会長に再任された。
直後の衆院選では他の議員の応援演説で全国を駆け回り、自身の選挙区に入ったのは
「数時間」(高市氏)
だった。
「次」
を見据えた高市氏は地方行脚を続け、昨年10月のBS番組では
「また戦わせていただく」
と表明。
2024年8月に地元・奈良県で行った講演では、会場を埋め尽くした聴衆を前に
「(3年間で)回った地域は数えようがないくらい」
と振り返った。
今回の総裁選の結果について関係者は
「地方を回り続けてきたことが大きい」
と語る。
■ネット上での話題「圧倒」
高市氏の地方票の獲得数を見ると、東京や大阪をはじめ都市部での強さが際立っている。
陣営幹部は
「ネット戦略がうまくいった」
と解説する。
高市氏の陣営には、7月の東京都知事選で2位に食い込んだ前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏の選対事務局長を務めた藤川晋之助氏も加わった。
石丸氏躍進の要因となったインターネットを活用した選挙活動を高市陣営でも展開。
総裁選期間中はSNS上に人柄を紹介する短い動画などを頻繁に投稿し、ネット上で話題に上る回数は他候補を圧倒した。
選挙戦が進むにつれ、大本命と言われた小泉進次郎選対委員長の
「討論力」
の低さが露呈し、報道各社の世論調査で高市氏が急浮上した。
中露軍機による相次ぐ領空侵犯や、中国広東省深圳で日本人男児が刺殺された事件を受け、中国に厳しい姿勢を示す高市氏が保守層を中心に期待を集めたとみられる。
高市氏が追い風を受ける中、伸び悩んでいた河野太郎前デジタル相を支援していた麻生派会長の麻生太郎最高顧問も動いた。
党内で唯一、派閥を維持する麻生氏は、小泉氏を支援した菅義偉副総裁、かつて自身に退陣を迫った首相のいずれとも関係が良好ではない。
麻生氏側は高市陣営との水面下での交渉を本格化。
選挙戦終盤になると高市陣営は
「麻生氏は高市を支援する」
と自信を見せ始めた。
■リーフレット問題で包囲網
麻生氏の支援を取り付けたものの、高市氏は結果的に首相に勝つことはできなかった。
総裁選挙管理委員会が文書郵送の禁止を通知した後に、全国の党員らに高市氏の政策リーフレットが届いた問題が発覚したことも尾を引いた。
リーフレットが党員票の拡大に繋がるとの見方もあり、他陣営から
「不公平だ」
と批判を受けた。
陣営幹部は
「高市包囲網が出来てしまった」
と悔やむ。
「私を支援した入閣適齢期の議員の処遇を優先してほしい」。
総裁選後、高市氏は石破氏から総務会長就任の要請を受けたが、辞退した。
「党執行部に入れば自由に発言ができなくなる」
「全国行脚で地方固めを進めた方がいい」。
高市氏の関係者は
「無役」
でいることのメリットも説く。
高市氏が次の総裁選でリベンジを目指すならば、先の総裁選に省みる点もある。
首相が決選投票直前の演説で
「ルールを守る自民党…」
と繰り返したのは高市氏への当てこすりとの見方もあるが、一定の共感を呼んだのは間違いない。
高市氏の捲土重来へのカギは
「ルールを守らなかった」
という党内の誤解を解きつつ、苦手とされる仲間作りを克服して党内基盤を固めることだろう。

<主張>石破新内閣 危機感持ち日本守り抜け 挙党体制築かぬままの船出か
社説
2024/10/2 5:00
https://www.sankei.com/article/20241002-EUMWOOOJIFNPPNZIZVO6JOJL7M/
衆参両院で自民党の石破茂総裁が第102代首相に指名され、宮中での親任式などを経て、内閣を発足させた。
石破首相は9日に衆院を解散し、衆院選を
「15日公示、27日投開票」
の日程で行う方針だ。臨時国会では所信表明演説と代表質問は行うが、予算委員会での十分な審議は行われない見通しである。
国民に信を問う上で判断材料を提供するのは首相の責務である。
論戦が不十分でよいのだろうか。
「国民に正面から向き合い誠心誠意語っていく」
「逃げずに実行する内閣にする」
と述べた。
にもかかわらず、実際には丁寧な質疑を避けようとしているのは残念である。
◆改憲案作成へ動く時だ
首相には保守の矜持をしっかり持ってもらいたい。
党綱領は
「日本らしい日本の確立」
を謳い、自らを
「保守政党」
と位置付けている。
この理念を踏まえ国家国民を守り抜かねばならない。
岸田文雄前首相が語った
「ウクライナは明日の東アジアかもしれない」
という危機感を共有し、安倍晋三元首相以降の外交安全保障政策を継承、発展させる必要がある。
アジア版NATO(北大西洋条約機構)の具体化には憲法問題があり、各国との交渉に大きなエネルギーも要する。
この構想は取り下げた方がよい。
今求められるのは、中国やロシア、北朝鮮といった現実の脅威に対処することだ。
日米同盟を盤石なものとし、抑止力と対処力の向上へ防衛力の抜本的強化を加速させることである。
日本に対する主権侵害などには、毅然とした対応を取ってもらいたい。
憲法改正は自民の党是である。
党は既に憲法に
「第9条の2」
の条文を新設して自衛隊を明記することや、緊急政令の根拠規定創設を盛り込んだ論点整理をまとめている。
これを前提に他党を説得し、改憲原案の条文を早期に完成させるべきだ。
目標とする憲法改正の時期も明らかにしてほしい。
安定的な皇位継承を巡っては男系(父系)継承を確実にしなければならない。
岸田内閣時の報告書の実現を求める。
国の根幹をなす課題であり、保守の真価が問われる。
北朝鮮による日本人拉致問題について首相は
「東京と平壌に連絡事務所を開設して交渉の足掛かりとする」
と唱えてきたが、家族会は時間稼ぎに利用されるだけだと反対している。
被害者と家族は高齢化している。
全員の早期救出に力を尽くさねばならない。
◆経済の道筋を具体的に
経済は国力の基盤である。
物価高を上回る持続的な賃上げを確実にし、デフレからの完全脱却を果たすことは重要だ。
東京株式市場では一時、日経平均株価が大幅下落した。
石破首相の経済・財政政策に対する警戒感が広がったとの見方がある。
政策の方向性や道筋を具体的に示し、丁寧な政策運営をすることが肝要である。
「政治とカネ」
の問題では政治資金の透明性確保やパーティー収入不記載事件の再発防止策を着実に進め、政治への信頼を取り戻すことが求められる。
理解に苦しむのは石破政権が挙党体制になっていない点だ。
弱い党内基盤の強化が本来取るべき対応だった。
決選投票で僅差で敗れた高市早苗前経済安全保障担当相には党ナンバー2の幹事長への就任を求めず、総務会長を打診し固辞された。
決選投票で高市氏に投票したとされる茂木敏充前幹事長には重要ポストを提示した形跡はない。
総裁選の勝利に貢献した菅義偉副総裁や、菅氏の盟友である森山裕幹事長、そして首相自身に近い議員の登用が目立つ。
総務相に村上誠一郎元行政改革担当相を起用したのには驚いた。
村上氏は、安倍氏が暗殺された後、安倍氏を
「国賊」
と呼び、1年間の党役職停止処分を受けた人物だ。
党内対立を煽る人事と言わざるを得ない。
岩屋毅外相は総裁選で石破陣営の選対本部長だった。
防衛相当時、韓国軍による海上自衛隊機へのレーダー照射があった。岩屋氏は抗議をしつつも、韓国の国防相と笑顔で握手した人物である。
国益を踏まえた外交を展開してほしい。
必ずしも適材適所と言えない陣容で衆院選を乗り切り、政策を遂行するのは困難を伴う。
首相は日本を守り抜く政治を心掛けてほしい。

<産経抄>地図と現実の誤差、石破新政権を待つ難題
2024/10/2 5:00
https://www.sankei.com/article/20241002-BPWWXSQX3FPSVAC7G73M2WY4OY/
「眠狂四郎」などの剣豪小説で知られる柴田錬三郎の元を、作家の吉行淳之介が訪ねてきた。
男女の性を通し人間の生を描き続ける吉行が、次は
「鼠小僧」
を書くという。
ついては時代物の急所について講義を願いたい、と。
▼江戸を舞台にするのなら、江戸の町を頭の中で歩けるようにならなければ―。
「柴錬」
先生はそう助言した。
吉行は勧めに従って、鼠小僧のいた時代の古地図を買い求めたそうである。
作中で描いた街並みは、地図を忠実に再現したものだという。
▼日本の針路を正しく示すべきこの人は、どんな地図をお持ちか。
第102代首相に選ばれ、新政権を発足させた石破茂氏である。
自民党では長く
「党内野党」
の立場にあり、時の内閣への直言も辞さなかった。
トップに立ち、眺める地図と現実の間には誤差≠烽るだろう。
▼総裁選では、国民に判断材料を提供するのが首相の責任だと語っていた。
そこから一転し、
「27日投開票」
の衆院選を明言したのには驚かされた。
臨時国会は9日までと短く、十分な論戦は出来ないと言われている。
公約の反故になりはしないか。
▼政治とカネを巡る国民の不信感を拭うのは容易なことではない。
デフレ克服を目指す経済政策はどうなる。
安全保障政策にしても、石破氏の掲げる
「アジア版NATO」
と実際のアジア情勢の間には、隔たりがある。
現実との誤差が余りに大きい地図では、使い物になるまい。
▼古地図といえば立川談志さんも江戸の街並みを詳細に記憶し、落語の語りに生かした。
「そういう部分がなければ『江戸の風』は吹かない」と。
さて石破首相である。
新政権は追い風を受けるというのが政界の常識だが、世論の風が期待通りに吹くとは限らない。

安倍氏「国賊」発言「遺族に謝罪」と村上誠一郎新総務相 記者に「少しは考えて」とも注文
2024/10/1 17:50
https://www.sankei.com/article/20241001-PCBZXCZGRRMVDEHMYRMJNTY7KI/
村上誠一郎新総務相は1日、安倍晋三元首相の死去後、安倍氏を
「国賊」
と呼んだことについて
「遺族に謝罪した」
「役職停止になった」
「もう終わりで」
と釈明した。
質問した記者に対しては
「少しは考えてください」
とも注文を付けた。
官邸で記者団の質問に答えた。
村上氏は安倍氏を
「国賊」
と呼んだ発言が問題視され、1年間の党役職停止処分を受けた。
先の自民党総裁選では石破茂首相の推薦人を務めた。

首相指名選挙、参院で高市早苗氏と茂木敏充氏に予想外の1票 N国2議員が投票予告
2024/10/1 16:26
https://www.sankei.com/article/20241001-3Z6G3Y5ZS5IX3A2UMTP4HFHYQA/
参院で1日に行われた首相指名選挙で、自民党の高市早苗前経済安全保障担当相と、茂木敏充前幹事長が予想外の1票を得た。
浜田聡参院議員が同日、自身のX(旧ツイッター)で
「今回の首班指名は茂木敏充と書いて投票予定です」
と投稿していた他、齊藤健一郎参院議員が同日、自身のYouTubeチャンネルで高市氏に投票すると明かしていた。
浜田、齊藤両氏は参院の会派
「NHKから国民を守る党」
に所属している。
首相指名では自身の所属する政党や会派のトップに票を投じるのが一般的だ。
浜田氏は9月17日、自身のXに
「増税ゼロを推進する茂木さんを世間が後押しすることに期待しています」
と投稿。
斎藤氏はYouTubeチャンネルで
「高市氏は素晴らしい政策を掲げられている」
「決選投票で敗れたが、応援する声を届けることに意味はある」
と理由を述べた。

石破首相は「円安」を受け入れるのか
田村秀男
2024/10/1 12:00
https://www.sankei.com/article/20241001-YTW6L37I2JIXZJ6C4HJN66ZQWE/?147052
本日中には、石破茂新政権が発足する。
さっそく打ち出される
「イシバノミクス」
はいくら綺麗事を並べても30年間も続いた慢性デフレから脱出させられるわけではない」
「鍵は円安基調の維持にある」
生真面目な石破さんは円安を受け入れるだろうか。
2012年9月の自民党総裁選の数カ月前、筆者は石破さんに会い、脱デフレ策を提案したことがある。
ところが石破さんは、有権者は物価の下落を歓迎し、上昇にはノーだと、真剣だ。
デフレとは物価下落以上の幅で賃金が下がる、つまり実質賃金が下がるので、国民が困窮化するのだと説得を試みたが、石破さんは最後まで納得しなかった。
以来、石破さんは
「反アベノミクス」
を貫いてきた。
そして、2024年8月下旬。
筆者知り合いの石破さんのブレーンから突如、経済問題で助言を依頼された。
石破さんは本欄など拙論に目を通しているとも聞かされた。
ならば、とA4判で1枚程度のメモを送付した。
要は脱デフレ、財政出動、実質可処分所得の引き上げ、家計消費の拡大、税収増の民間への全面還元、日銀利上げの凍結である。
ブレーンからは
「石破さんはしっかりと読んでいます」
との返事があったが、当方は半信半疑だ。
すると石破さんは9月に入ると、
「財政出動なければ経済が持たない」
「税増収分の防衛費や少子化対策への充当」
「最低賃金の引き上げ」
と言い出した。
9月27日の総裁選勝利後の会見では
「デフレからの脱却を完全なものにする」
「物価上昇を上回る賃金上昇」
「海外の生産拠点の国内回帰」
を強調した。
8月7日出版の「保守政治家 わが政策、わが天命」(講談社)での反アベノミクス色は薄れた。
「君子豹変」、
大いに結構だ。
ただ、1点だけ引っかかる。
超低金利、円安への批判こそ口にしないが、
「日銀は政府の子会社だとは思っていない」
と出演したテレビ東京の番組で語った。
日銀の政府からの独立性という建前を尊重するというニュアンスだ。
ルール尊重の石破さんらしいが、日銀は国家経済の成長と安定を目指す政府の目的に沿うのが日銀法の本義だ。
植田和男総裁の日銀は追加利上げによる円高誘導に前のめりだ。
7月末の追加利上げは投機筋による急激な円買いと株売りを招き、日経平均株価の大暴落を引き起こした。
日銀は9月には更なる利上げを見送ったが、依然として
「デフレ」
にはほとんど言及せず、ひたすら円安に伴う物価上昇を警戒し、利上げ姿勢を崩さない。
そもそも、政権が脱デフレを完遂させようというのに、円安の是正を急ぐ必要があるのだろうか。
グラフは国内総生産(GDP)の名目および実質額と円ドル相場について、アベノミクスが本格化した2013年度以降の推移である。
一目瞭然、2020年度以降、円安と名目GDPは寄り添うように動いている。
「円安」
というと
「悪者」
のイメージは強い。
コスト上昇に苦しむ個別の事業者にとっては確かに円安は気がかりだ。
しかし、経済、産業全体としては円安と共に名目GDPが拡大基調に転じて以来、脱デフレのチャンスが到来しているもう1つの現実がある。
先の春闘では賃上げ率が連合ベースで5%台に乗り、今夏はボーナスを含め、勤労者収入上昇率が物価の値上がり率を上回った。
瞬間風速とはいえ、実質賃金が上昇に転じた。
2022年以降の急速な円安は輸出企業の収益を大きく増やすばかりではない。
円安分を含めた輸入コストの急激な上昇は業種も、大企業も、中小零細企業も問わず、産業界全体のデフレ心理を劇的に転換させ、コスト上昇分を販売価格に転嫁する機運を普及させた。
すると企業の売上高が増え、収益もかさ上げされる。
もとより、人手不足は深刻だが、産業界を覆うデフレ心理が賃上げを抑えてきた。
名目収入増の見通しが立つと、経営者は賃上げ要求に応じるようになったのだ。
それでも脱デフレが確実とは言い難い。
内閣府の試算でも、この4〜6月期でも需要が供給能力を下回る
「需給ギャップ」
がマイナス、つまり需要不足の状況にある。
従ってデフレ圧力は依然として根強いと見るべきだ。
需給ギャップを埋めるためには家計消費を促す大幅賃上げの継続が必要で、円高はそれに水を差す。
円安でもその分以上に売り上げ、名目所得が上がれば全く問題はない。
利上げによって円高、株安を招けば、全てぶち壊しになるだろう。
(編集委員)

石破茂氏のアジア版NATO構想は反米か媚中か? 島田洋一、月刊「正論」で批判
正論11月号 連載「アメリカの深層」
2024/10/1 7:00
https://www.sankei.com/article/20241001-VGN2D4JFRNAWBMZAG4IAQCOWKE/?outputType=theme_monthly-seiron
過去に防衛大臣などを歴任した石破茂氏が、自民党総裁選出馬にあたり発表した基本政策の中に、
「アジア版NATO」
創設があった。
候補者討論会で、他候補から
「集団的自衛権の全面行使と憲法の関係はどうなるのか」
「また具体的にどの国が入るのか」
と当然の質問が出ている。
これに対し、石破氏は次のように答えた。
「まさしくそれらの点を、これから議論を詰めたい」
「中国を最初から排除するということを念頭に置いているわけではない」
呆れた回答という他ない。
当然ながら同盟国アメリカからは不信の声が出た。
筆者の所にもいくつか届いている。
代表的なものは、民主党政権で鳩山由紀夫首相が唱えた
「東アジア共同体」
構想の焼き直しではないのか、という疑問である。
まず改めて鳩山プランを振り返っておこう。
鳩山氏は月刊誌『Voice』(2009年9月号)で、同構想について
「東アジア地域を、我が国が生きていく基本的な生活空間と捉え、この地域に安定した経済協力と恒久的な安全保障の枠組みを創出する」
と概要を説明している。
さらに2009年10月、北京で開かれた日中韓首脳会議の冒頭、
「今までややもすると米国に依存し過ぎていた」
「アジアの一員としてアジアをもっと重視する政策を作り上げていきたい」
と述べている。
岡田克也外相は会議を前に
「日本、中国、韓国、ASEAN、インド、オーストラリア、ニュージーランドの範囲で(東アジア共同体を)考えたい」
と具体的なメンバーを挙げていた。
アメリカは明示的に外されている。
物理的距離は理由にならない。
ニュージーランドとアメリカ本土は、日本からほぼ等距離である。
米領で軍事拠点でもあるハワイ、グアム、アラスカなどは、ニュージーランドより遥かに近い。
尚、朝鮮半島北部即ち北朝鮮もこの共同体から除かれているが、
「恒久的な安全保障の枠組み」
という以上、無視してよいはずがない。
北朝鮮は体制崩壊させて統一韓国に含める趣旨というなら分かるが、単に深く考えていなかっただけだろう。
拉致問題で協力的な友好国、モンゴルを外した理由も分からない。
少し考えても穴だらけの
「構想」
であり、絵に描いたような軽挙妄動であった。
当時、米オバマ政権の国家安全保障会議(NSC)アジア上級部長だったジェフリー・ベイダー氏によれば、
「中国の対抗力たるアメリカを外し、中国を中心に東アジア機構を作るというこの危険な発想」
に対し、ベトナムが特に強い懸念を抱き、国家主席自ら積極的に潰しに掛かったという。
「他ならぬ(共産党一党独裁の)ベトナムがこうした提案の戦略的愚かさを理解する一方、アジアにおける最大の同盟国が理解していなかった事実はオバマ政権に衝撃を与えた」
とベイダー氏は皮肉まじりに総括している。
やはり当時のオバマ政権のブレーンだったハーバード大名誉教授のジョセフ・ナイ氏も
「米国は『外されている』と感じたなら報復に打って出る」
と露骨に不快感を示していた。
民主党穏健派の2人にしてこの反応。
後は推して知るべしだろう。
慌てた鳩山首相は、
「アメリカとアジアの架け橋になるのが、自分の意図」
と釈明したが、米側からは、
「架け橋など不要」
「アメリカは自らアジアとの関係をコントロールできる」
と一蹴された。
鳩山氏に限らず、自民党幹部からも過去に危ない言動が出ている。
2019年4月、習近平国家主席を表敬訪問した二階俊博幹事長(当時)は、会談後
「協力し合って一帯一路構想を進めていく」
「米国の顔色を窺って日中の問題を考えていくものではない」
と啖呵を切った。
戦略性皆無の媚中発言であった。
石破氏の
「アジア版NATO」
だが、米国ではこうした鳩山、二階路線と同類だと見られよう。
(福井県立大学名誉教授 島田洋一)
(月刊「正論」11月号から)

岸田文雄が放送禁止用語で高市早苗を「猛口撃」!感情むき出しの敵意が「石破茂新総裁」を生んだ
https://article.auone.jp/detail/1/1/1/42_1_r_20241001_1727729993907897
自民党・石破茂新総裁誕生の立役者となったのは、岸田文雄前総裁だった。
自ら派閥を解散しておきながら、会長だった旧宏池会票を石破氏支持でまとめたからだ。
岸田氏が石破氏を支持した要因はいくつかあるが、個人的に高市氏を毛嫌いしていたこともある。
高市氏が総裁になった場合、靖国神社参拝を公言しているため、自身が積み重ねてきた日米、日韓関係に亀裂が生じる。
それを懸念したというのが、高市氏を支持できない表向きの理由とされる。
ところが宏池会関係者によると、岸田氏は高市氏について、放送禁止用語を使って
「あの××××女」
と感情を剝き出しにしていたという。
岸田氏は当初、旧宏池会議員に対して
「党員票が多い候補に入れる」
との指示を出していた。
石破氏が党員票でトップになることを見越しての発言だった。
ところが高市氏が党員票で石破氏を逆転しそうな情勢になると
「高市氏以外で」
と変更した。
岸田氏がなりふり構わず高市氏を追い落とそうとする行動に出たのはなぜか。
「両者は抜き差しならない関係になっていた」
と宏池会関係者は証言する。
直接のきっかけは、能登半島地震だ。
高市氏は1月16日、復興を最優先にすべく、来年開催の大阪・関西万博を延期するよう、岸田氏に進言した。
万博は所管外だったが、高市氏の行動は
「政権に反旗を翻したか」
と党内外に波紋を広げた。
対応を迫られた岸田氏は、予定通り実施することを決めた。
ところが高市氏が岸田氏とのやり取りを動画投稿サイトで暴露したため、岸田氏は激怒。
高市氏は会見で
「首相を信頼してお任せしたい」
と発言を後退させた。
高市氏は2022年12月にも、岸田氏が防衛費を増額するための財源の一部を増税で賄う方針を示すと、SNSで
「賃上げマインドを冷やす発言を、このタイミングで発信された総理の真意が理解出来ません」
と批判した。
これを野党から追及されると、
「間違ったことを申し上げた、との考えはない」
「罷免されるなら仕方がないとの思いで申し上げた」
と言って開き直った。
こうしたことが積もり積もって、岸田氏とすれば高市氏にリベンジしたのだろうが、ある閣僚経験者は、
「個人的な感情を剝き出しに女性を攻撃するやり方は『ミスター・ジェントルマン』のすることではない」
と岸田氏を皮肉るのだった。
(田中紘二/政治ジャーナリスト)

「10・27投開票」石破新総裁の総選挙“前倒し”背景に「靖国神社に行かせない」驚きの“高市早苗つぶし”戦略
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2024.09.30 18:11 最終更新日:2024.09.30 18:37
https://smart-flash.jp/sociopolitics/308911/1/1/
永田町の秋は、あわただしいことになりそうだーー。
自民党の石破茂新総裁は10月1日に新内閣を発足、4日に衆参両院で所信表明演説を行った後、7日から各党の代表質問を行い、9日にも衆院を解散する方針を決めた。政治担当記者が解説する。
「当初は、10月29日公示、11月10日投開票という予定が有力でした」
「しかし、石破さんは“手のひら返し”で10月15日に公示、10月27日投開票という日程を選びました」
「一応表向きの理由としては、11月に投開票となると2024年度補正予算の成立が遅れ、2025年度の予算編成に日数的な影響が出る、という理由です」
「しかし実際は、参院岩手県選出議員の補選に合わせたようです」
「公設秘書の給与を騙し取った詐欺容疑で関係先を家宅捜索され辞任した、広瀬めぐみ元参院議員の補選が、同じ10月27日に投開票の予定です」
「岩手県の補選が、前哨戦的な扱いになっては困るというわけです」
元々、総裁選の“御祝儀相場”のうちに解散総選挙を打つ、というのが与党の方針だ。
その意味では既定路線とも言えるが、今回の“手のひら返し”にはもう1つの大きな理由があるのだという。
「総裁選で、ポスト石破の最右翼になった高市早苗さんの存在です」
と明かすのは、旧岸田派の中堅議員だ。
「総裁選で一瞬、全員が息を飲んだのが、第1回の投票結果が発表された瞬間です」
「高市さんが党員党友票で1位となり、石破さんですら顔が一瞬、真っ青になりました」
「結果的に、岸田文雄首相や菅義偉(よしひで)前首相の支持で勝つことができましたが、麻生太郎副総裁を後ろ盾とする“高市一派”は、今回の結果にブチギレ状態で、石破さんにとって自民党を分裂させかねない危険な存在です」
「総務会長のポストを拒否したところからも、党内の融和路線とはほど遠いことが分かります」
そのために、“高市一派”が目論んでいた、ある計画を潰す必要が出てきたのだ。
「実は10月17日から3日間、靖国神社の秋季例大祭が行われます」
「終戦記念日の公式参拝を総裁選の“公約”にしていた高市さんですが、この例大祭では、100人規模の超党派議員による参拝を計画していました」
「いわゆる旧安倍派を中心に、保守派の議員が集結するのは間違いありません」
「外交上の配慮はもちろんですが、石破さんとしては、これ以上、高市さんに目立ってほしくないところです」
「そこで、総選挙期間をぶつけたというわけです」
「さすがに選挙期間中となれば、参拝する議員は少ないはずですからね」
「いわば、危険なライバルとなった高石さんを『靖国神社に行かせない』という意味合いもあるというわけです」
(同前)
5度めのチャンスを掴んだ男は、やはりただ者ではない。
( SmartFLASH )

<主張>石破氏の解散表明 掌返しで信を得られるか
社説
2024/10/1 5:00
https://www.sankei.com/article/20241001-ZTNJ4X45WVOOTCNYF2SENFZN4M/
自民党の石破茂総裁が記者会見で、首相に就任後、衆院選を
「10月27日投開票」
の日程で行うと表明した。
衆院選は政権選択の選挙だ。
首相交代に合わせて実施すること自体は問題ないが、余りにも急ぎ過ぎてはいないか。
石破氏は党総裁選時には、国会で野党側と論戦を交わしてから衆院選を実施するのが望ましいという姿勢だった。
総裁になって言い出した
「10月27日投開票」
では、国会日程が極めて窮屈で、十分な論戦が出来るとは思われない。
これではまるで掌返しである。
石破氏は僅か半月前の日本記者クラブ主催の討論会で
「国民が判断する材料を提供するのは首相の責任だ」
「本当のやり取りは(国会の)予算委員会だ」
「すぐ解散するという言い方はしない」
と語っていた。
早期解散を唱えていた小泉進次郎候補と石破氏の考えは違う、と受け取った国民は多かったはずだ。
自民は1日召集の臨時国会の会期について
「9日まで」
とする日程を野党に提案した。
4日に首相の所信表明演説を行い、週明けの7日から衆参両院で代表質問を行う方向だ。
予算委や党首討論の開催が取り沙汰されているものの、9日までの日程では極めて短時間の開催しか望めまい。
立憲民主党からは早速反発の声が出ている。
石破氏は総裁就任時の会見で
「(自民は)謙虚な政党でなければならない」
と語った。
そうであるなら、予算委で野党側と堂々と論戦を交わすのが筋ではないだろうか。
政権発足の勢いに乗って衆院選を有利に進めたいのかもしれないが、言行が一致していないと見られれば期待感はしぼみかねない。
一方、石破氏を支える自民党4役が決まり、閣僚人事もほぼ固まったが、挙党態勢からは程遠い陣容となった。
決選投票で僅差だった高市早苗経済安全保障担当相に幹事長を打診しなかったのは理解に苦しむ。
平成24年の総裁選を制した安倍晋三元首相が、決選投票で敗れた石破氏を幹事長に起用したのとは対照的だ。
高市氏を支持した国会議員や党員・党友も包摂しなければ、党が結束して衆院選に臨むことは難しいだろう。
衆院選で各政党と全ての候補者は、日本の独立と繁栄を守る政策を有権者に提示し、競い合う必要がある。

石破茂総裁、初の衆院選は最短記録に 首相就任から26日後、衆院解散も異例の早さ
2024/9/30 19:58
https://www.sankei.com/article/20240930-KBXNYPMPMFK6ZL3XAQS2ZOQUUI/
自民党の石破茂総裁が想定する衆院選日程の
「10月15日公示、27日投開票」
は、同1日の首相就任から26日後の衆院選で、現行憲法下では最短となる。
3年前の岸田文雄首相の最短記録を1日更新した。
9日の衆院解散も、首相就任8日後で最短。
いずれも異例の早さとなる。
岸田氏は2021年10月4日に就任し、10日後に衆院解散に踏み切り、27日後の31日に衆院選投開票に臨んだ。
当時は衆院議員の任期満了が10月21日に迫っていた。
一方、現在の衆院議員任期は満了まで1年程度残っている。
野党からは
「早期解散の大前提として、国民が判断できる材料を提供すべきだ」(立憲民主党の笠浩史国対委員長)
との批判が出ている。
首相就任から100日未満で実施された衆院選は、現行憲法下で岸田氏のケースを含めて3回ある。
1954年12月に就任した鳩山一郎首相は79日後で、2000年4月に就いた森喜朗首相は81日後だった。

10月9日解散意向の石破茂総裁 「7条解散」否定の持論と整合性に立民・野田氏が疑問視
2024/9/30 15:32
https://www.sankei.com/article/20240930-ZWN35A2JTNACRC6V7TKDOMJYFU/
自民党の石破茂新総裁は30日、次期首相として10月9日に衆院を解散し、衆院選を27日投開票の日程で実施すると表明した。
石破氏は早期に新政権の信を問うことと、投票する際の判断材料の提供の両立を強調してきたが、解散前の国会審議は衆参予算委員会でなく党首討論で代替する方向だ。
衆院解散を巡って、石破氏は内閣不信任決議案可決など政府と衆院の意思が異なった場合に限られるとの見解を示してきた。
「早期解散」
の憲法上の根拠についても従来の主張の範囲内とするが、立憲民主党の野田佳彦代表は
「おっしゃってきたことと違う」
という。
■野田氏「筋を通してもらわないと」
「ご判断いただける材料をきちんと整えるが、衆院解散も、新政権の信を問うというのも、やはり早い方がいい」
石破氏は29日のフジテレビ番組でこう述べ、立民の野田氏ら野党党首と1対1で行う党首討論で
「ご判断いただける材料」
を提示できるといった考えを示した。
共演した野田氏は、石破氏の主張に対し、
「国民に信を問う材料は整わない」
「新しい閣僚の資質も含めて、国会で議論していかないと判断材料にならない」
と疑問視する。
石破氏も8月24日、鳥取県で出馬表明会見した際、衆院解散の時期について
「全閣僚出席型の予算委員会を一通り行い、この政権は何を考え、目指そうとしているのか、国民に示した段階で、可能な限り早く信を問うべき」
と語っていた。
野田氏は番組で、衆院解散根拠を巡る石破氏の過去の発言との整合性も疑問視した。
「石破さんは元々(憲法7条に基づく)『7条解散』に否定的だった」
「なのに、なぜ急がなければいけないのか」
「そこは筋を通してもらわないといけない」
憲法7条は、内閣の助言と承認で天皇が行う国事行為に
「衆院を解散すること」
を掲げ、これが首相による衆院解散の根拠とされる場合が多い。
■辻元氏「質疑を楽しみにしてたのに…」
一方、石破氏はかねてから内閣不信任決議案可決か、信任決議案否決に伴う69条による解散などに限定すべきと主張する。
「憲法論から『7条解散』はすべきではない立場に立っている」
「結局今なら勝てる勝てないとの判断が出てくる(からだ)」
(令和2年7月2日の講演)
と唱える。
この日の番組で、石破氏は
「国民の審判を経ないままに新政権ができた」
「それはどうか」
「判断を求めるのも、69条の『趣旨』に合致するものだろう」
と持論を展開したが、野田氏も首を傾げて
「全く理解できない」
「7条の解釈に基づく解散としか言いようがない」
「これまでおっしゃってきたことと違うと思う」
と指摘した。
立民の辻元清美代表代行も30日、X(旧ツイッター)に
「石破さん、初っ端から、がっかりですよ」
「予算委員会でしっかり議論して、判断材料を提供してから選挙に進むと信じてたのに」
「私、質疑準備をし、論戦を楽しみにしてたのに」
「トップを変えても正論は潰されるのが自民党政治なのね」
と苦言を呈した。

石破総裁、衆院選は10月27日投開票と正式表明 首相就任前も「選挙準備の観点から判断」
2024/9/30 15:10
https://www.sankei.com/article/20240930-XSDN75RPURIEZIXSOBLO6QMCFQ/
自民党の石破茂総裁は30日の記者会見で、次期衆院選の日程を10月27日投開票にすると表明した。
公示は10月15日の見通し。
石破総裁は、首相就任前に次期衆院選の日程を表明した理由について、各自治体の選挙準備の観点から判断したと説明し
「異例のことだが、不適切とは考えていない」
と述べた。

石破総裁、午後に衆院選「10月27日」表明 解散準備加速、公約着手 公明と連立合意へ
2024/9/30 11:23
https://www.sankei.com/article/20240930-ZKQAPVMXX5JXHIW4MTRYX2654U/
石破茂自民党総裁は30日午後、次期首相として衆院選を10月27日投開票の日程で実施すると表明する。
党幹部が明らかにした。
9日に衆院を解散する意向で、公示は15日となる。
表明に先立ち自民は党本部で臨時総務会を開く。
幹事長に森山裕総務会長(79)を充てるなど党四役人事を正式決定。
政調会長に起用される小野寺五典元防衛相(64)が総務会後に公約づくりに着手するなど選挙準備を加速させる。
石破氏は総務会後、公明党の石井啓一代表との党首会談に臨み、連立政権樹立の合意文書に署名する。
衆院選を見据え、連携を確認する考えだ。
石破氏は10月1日召集の臨時国会で首相指名を受け、直ちに組閣に着手。
皇居での首相任命式と閣僚認証式を経て石破内閣が発足する。
岸田内閣の林芳正官房長官(63)を再任させ、財務相に加藤勝信元官房長官(68)、外相に岩屋毅元防衛相(67)を起用するなど閣僚19人の顔触れを固めている。

最速「10月27日」 自民・石破総裁は熱冷めぬうちの選挙にかじ 公明の早期解散論も後押し
2024/9/29 22:34
https://www.sankei.com/article/20240929-I5HC7RA6AJOYNMOXKPOVF7FDFE/
自民党の石破茂総裁は
「10月15日公示、27日投開票」
という新政権発足後最速の日程で衆院選を実施する方向に舵を切った。
選挙で国民の信任を得たという結果を残さなければ政策を推進できないという認識に加え、新政権発足の熱が冷めないうちに戦った方が有利に働くとの算段もあった。
連立政権を組む公明党が早期解散を望んでいたことにも後押しされた。
9月29日、東京・赤坂の衆院議員宿舎の一室。
石破氏、幹事長に内定した森山裕総務会長、続投が決まった林芳正官房長官、官房副長官に就任する橘慶一郎衆院議員と青木一彦参院議員が集まった。
石破氏は前日の協議で
「10月27日投開票」
とする意向をほぼ固めていたが、9月29日の約2時間半に渡る協議でも全員が賛意を示し、日程が固まった。
石破氏周辺は総裁選直後から公明と水面下で連絡を取った。
その中で、できる限り早く衆院選に踏み切った方が議席の上積みが期待できるという声が届いた。
28日に公明の新代表に就いた石井啓一氏は同日の記者会見で
「一番早いケースでも対応できる態勢を今、準備している」
と述べた。
自民内でも早期解散論が多数派だった。
岸田文雄政権の幹部の1人は
「刷新感のあるうちに解散しなければ、岸田首相が退陣を決断した意味がない」
と語る。
ただ、野党側は
「(解散前に)最低限、予算委員会を開くべきだ」(立憲民主党の野田佳彦代表)
と主張する。
予算委は首相に対し一問一答形式で論戦できる場だ。
とはいえ、国会の慣例を踏まえると衆参で少なくとも1週間を要する予算委を開催する余裕はない。
当初は予算委開催に言及していた石破氏も、総裁選後の記者会見では言及せず
「野党とも論戦を交わした上で(有権者に)判断頂きたい」
「しかし、なるべく早く審判を給わなければならない」
と軌道修正した。

<独自>衆院選「10月27日投開票」軸に検討 自民・石破茂総裁、早ければ9日解散
2024/9/28 23:45
https://www.sankei.com/article/20240928-JAWPKVPNBNKF5GCRPBA52W5SHM/
自民党の石破茂総裁は28日、10月1日に首相に就任した後、9日にも衆院解散に踏み切り、
「10月15日公示、27日投開票」
の日程を軸に衆院選を実施する方向で検討に入った。
首相就任後の4日に所信表明演説を行い、7日から衆参両院の本会議で各党の代表質問を行う。
9日に党首討論を開催する選択肢もある。
野党側が求めている予算委員会は開催しない方向だ。
石破氏は9月30日、新たな党執行部を発足させ、野党側とこうした国会日程について協議に入る意向だ。

石破茂総裁誕生で自民党内に強まる早期解散論、衆院選投開票は11月10日が有力視
2024/9/27 22:02
https://www.sankei.com/article/20240927-3UK2QKH5DVNDFGTP4PKGVS63MM/
27日に自民党総裁選に勝利した石破茂氏が首相に就任した後、どのタイミングで衆院解散・総選挙に踏み切るのかが今後の焦点だ。
党内では刷新感が冷めないうちの衆院選実施を望む声が強く、石破氏も同日の記者会見で早期解散に言及した。
最も早いケースは
「10月27日投開票」
で、
「11月10日投開票」
の日程も有力視されている。
石破氏は新総裁就任の記者会見で
「野党と論戦」
した上で、衆院解散・総選挙を
「なるべく早く」
行うと述べた。
総裁選期間中には、衆参両院で予算委員会を開いた後に解散するのが望ましいとの認識も示していた。
与野党議員との一問一答形式の論戦を通じ、投票先の判断材料を有権者に提供すべきだとの認識が根底にある。
ただ、党内には早期解散を望む声が根強い。
ある党幹部は、衆院選に勝つために岸田文雄首相が退陣を決めたと指摘。
「すぐに解散すべきだ」
と語り、少なくとも衆参合わせて1週間程度を要する予算委開催に否定的な考えを示した。
石破氏も27日の記者会見で予算委に言及しなかった。
その代わり、同日夜のBS−TBS番組では
「党首討論も選択肢の1つ」
と述べ、予算委ではなく1日で済む党首討論で論戦した上で解散する可能性を示唆した。
石破氏が10月1日に首相に就任し、所信表明演説と各党の代表質問、党首討論を終えて11日までに衆院解散すれば、最速で
「10月15日公示、27日投開票」
も不可能とは言えない。
総裁選3位の小泉進次郎元環境相も、総裁選の政策論争が有権者の判断材料になると語り
「できる限り早期の解散」
を主張していた。
一方、立憲民主党の野田佳彦代表は
「(解散前に)最低限、予算委を開いて質疑をすべきだ」
と主張する。
要求に応じて予算委に臨むなら、10月後半に衆院解散し
「29日公示、11月10日投開票」
とする日程が浮上する。
衆院選に勝利しても、来年1月から150日間にわたる通常国会と夏の参院選が控えている。
参院幹部の1人は
「参院選は重要だ」
と強調。
高市経済安全保障担当相では無党派層の一定数が野田氏率いる立民に奪われ、小泉氏では国会論戦に不安が残ると判断し、石破氏を支持した。

石破茂氏、衆院解散「なるべく早く審判」投開票「10月27日」「11月10日」など
2024/9/27 21:32
https://www.sankei.com/article/20240927-LAOWUVWAMVOD5LZOLFKAVAMQ7M/
自民党の石破茂新総裁は27日の就任記者会見で、衆院解散・総選挙の時期について
「野党と論戦を交わした上で(国民に)判断してもらいたい」
「なるべく早く審判を受けなければならない」
「2つを合わせて適切な時期を判断する」
と述べた。
同日には党都道府県連に対し、次期衆院選の公認予定候補者を10月7日までに申請するよう通達した。
石破氏は総裁選期間中の論戦でも
「国民に判断材料を出さねばならない」
と語っており、10月1日に召集される臨時国会で衆参の予算委員会か、与野党の党首討論を実施した上で、解散・総選挙に踏み切るとの観測が強まっている。
その場合に想定される衆院選の日程として
「10月15日公示、同27日投開票」

「10月29日公示、11月10日投開票」
などが取り沙汰されている。
一方、党派閥パーティー収入不記載事件を巡り、不記載議員らの公認は
「選挙区の事情や当選の可能性が大きな判断材料だ」
と説明。
「公認権者は私だ」
「説明責任は私もきちんと果たしていきたい」
とも述べた。

党員票トップは…東京など大都市、被災地の石川、岸田首相の広島で高市氏 石破氏は地方型
2024/9/29 13:54
https://www.sankei.com/article/20240929-NTSMK4JU6NHXRIE3P6YW6ZFYXE/
27日投開票された自民党総裁選の党員・党友票(368票)を巡っては、高市早苗経済安全保障担当相が東京都などの首都圏や大阪府といった大都市で首位となる傾向が目立った。
高市氏は47都道府県中18道府県で最多得票を集めたが、人口の多い地域で支持を広げたことが得票総数で首位に立つ主因となった。
一方、石破茂新総裁は24道県を制して高市氏を上回ったが、票数を伸ばしたのは地方が多かった。
また、両氏を含む7候補が地元でトップに立った。
■石破氏は地元で9割
党員・党友票は全国一括集計され、ドント方式で各候補に比例配分された。
石破氏は108票を獲得したが、高市氏の109票に1票及ばなかった。
3位は小泉進次郎元環境相の61票。
石破氏がトップの24道県は北海道、青森、岩手、秋田、山形、福島、茨城、群馬、山梨、富山、岐阜、滋賀、和歌山、鳥取、島根、徳島、愛媛、高知、佐賀、熊本、大分、宮崎、鹿児島、沖縄。
全都道府県中、人口の少ない上位10県(令和6年1月の住民基本台帳)を見ると、8県を石破氏が制した。
地元・鳥取県は有効投票数8413票の90%超の7635票を獲得し、2位の高市氏の548票を大きく引き離した。
一方、高市氏が制した18都府県は宮城、埼玉、千葉、東京、新潟、長野、石川、福井、愛知、三重、京都、大阪、兵庫、奈良、広島、香川、福岡、長崎。
人口の多い上位10都道府県(同)では、神奈川(2位)、北海道(9位)、静岡(10位)を除く7都府県を制した。
大都市部を抱える地域で高市氏を支持する傾向が強かった。
高市氏は関西圏では地力を発揮し、地元・奈良県では有効投票数7684票の78%となる6005票を得た。
■小泉氏2位も5県のみ
岸田文雄首相の地元・広島も、高市氏が4454票でトップだった。
広島では隣接する山口を地盤とし、旧岸田派(宏池会)の座長だった林芳正官房長官も4197票と、石破氏の4073票を上回って2位となった。
小泉進次郎元環境相、林氏、上川陽子外相、加藤勝信元官房長官、茂木敏充幹事長もそれぞれ地元の神奈川、山口、静岡、岡山、栃木の各県で最も得票数が多かった。
小泉氏は青森、秋田、山形、鹿児島、沖縄の5県で、それぞれ石破氏に次ぐ2位となった。
能登半島地震で被災した石川は1位が高市氏、2位が石破氏。
東京電力福島第1原発事故の被災地となった福島は1位が石破氏、2位が高市氏。
それぞれ3位が小泉氏だった。

石破政権と経済安保の強化 「経済の武器化」に向き合う戦略を 論説副委員長・長谷川秀行
日曜経済講座
2024/9/29 11:00
https://www.sankei.com/article/20240929-NCLE2MFW7JJ33JU5LJKKUTMNDQ/
新たに発足する石破茂政権においても、経済と安全保障を一体で捉え、国民の暮らしや安全を他国の不当な振る舞いから守る経済安保の強化は、着実に施策を積み重ねるべき重要なテーマとなる。
中国やロシア、北朝鮮などの専制主義国家と西側諸国の政治的な分断が深まり、双方が経済的に依存し合う冷戦後の国際秩序は地殻変動を起こした。
その象徴である米国と中国の対立は、11月の米大統領選の結果がどうあれ今後も続くだろう。
日本もこの現実と無縁ではいられない。
半導体や人工知能(AI)など軍事転用可能な民生技術は多く、ロシアがウクライナ侵攻で使った無人機には日本製部品も含まれると報じられた。
中国が半導体材料のガリウムなどの輸出を規制しているように重要物資の供給で他国を揺さぶる経済的威圧も増えている。
これらに備える必要性は一段と高まろう。
岸田文雄政権は、重要物資の安定調達や先端技術の育成・保全を図るため国の民間関与を強める経済安保推進法を成立させた。
機微情報の取り扱いを官民の有資格者に限るセキュリティー・クリアランス(適格性評価)制度を柱とする重要経済安保情報保護・活用法もできた。
ともに経済安保上の重要な布石だが、これだけでは十分ではない。
では、次期政権の課題にはどんなものがあるのか。
その前に指摘したいのは、経済安保を巡る各国の取り組みが米中に欧州連合(EU)を加えた巨大経済圏によるパワーゲームになっていることだ。
イタリアのドラギ前首相が9月9日に発表したEUの競争力強化に関する報告書は、戦略産業への巨額財政支援を提言し、EUの産業政策を占うものとして注目された。
半導体や通信、バイオなどの戦略産業を育て、自国内で技術を囲い込むための財政支援は、不透明な補助金が批判を受ける中国だけでなく、西側も競い合う時代となっている。
EUは経済的威圧に対抗して関税引き上げなどの措置を打てる反威圧措置規則(ACI)も2023年12月から適用している。
欧州はエネルギー供給を巡るロシアの圧力に晒されている。
台湾との関係強化に動いたEU加盟国のリトアニアが中国から経済制裁を受けたこともあった。
こうしたことを念頭に、EUとして経済的威圧に対抗する強い姿勢を打ち出したのだろう。
米国にも元来、一方的な経済制裁を行える法的枠組みがある。
だが日本には特定国への関税引き上げなどの制裁を独自に講じられる法体系がない。
他国との制裁の打ち合いで相手をねじ伏せられるほどの経済的影響力が日本にはなく、米中などと同様の措置は導入しづらいのが現状だ。
それでも経済安保を強化できる個々の施策はたくさんある。
その1つが技術流出の防止策で、自民党経済安保推進本部が総裁選告示前の3日にまとめた提言は参考になる。
例えば民間企業が保有する機密情報であっても、経済安保に関わる最先端技術などは保護されるよう速やかに検討を始め、必要な措置を講じるよう求めた。
先の重要経済安保情報保護・活用法の対象は政府保有情報のみだ。
これを民間に広げるかどうかの検討は国会の付帯決議にも盛り込まれており、着実に進展を図るべき案件である。
もちろん、経営側が社内の情報漏洩リスクを把握しようと、営業秘密に関わる従業員や家族の身辺調査を行い、外国政府との繋がりなどを調べるというのは現実的ではない。
ならばネットなどで得られる公開情報を基に人的チェックを行うことを法的に担保できないか。
そうした情報管理のあり方が問われよう。
ほかにも他国からの経済的威圧で重要資源のサプライチェーン(供給網)が滞らないようにする防御策や、デジタル社会の基幹インフラであるデータセンターなどが他国の影響下に置かれないようにする保護措置など早急に強化すべき課題が山積している。
併せて議論を深めておくべきなのが、日本の経済力を外交・安保にどう生かすかという根本的な問題である。

「まじでふざけんな」石破茂新総理に怒り狂う人々、前途多難の船出に蘇る“裏切りの歴史”
2024/9/29(日) 6:02配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/aefbe2bf99276231c97d0f4a41d7bb96701952d0
9月27日に行われた自民党総裁選で、石破茂衆議院議員が新たな総裁に選出された。
石破氏は今回が5度目の挑戦だった。
大方の予想どおり、決選投票は高市早苗衆議院議員との一騎打ちとなった。
事前の下馬評では高市氏が有利と言われていたが、国会議員票173票、地方票21票の194票を獲得した高市氏に対し、石破氏は国会議員票189票、地方票25票の215票と僅差で競り勝った。
《まじで石破ふざけんな》
まさかの石破氏勝利に、ストレートな反応を示したのは経済だった。
円相場は1ドル146円台前半から、142円後半まで3円を超える円高となった。
さらに、株式市場でも日経平均先物の価格が2000円近く下がる急落ぶりを見せている。
ネット上では、円や株価のチャートの画像とともに
《石破てめーふざけんな》
《終わった。まじで石破ふざけんな》
といった声や
《ヤケ酒だなこりゃ》
と嘆きの声が相次いでいる。
将来の総理大臣候補では常に上位に食い込み、国民の人気も高い石破氏だが“裏切りの歴史”を持つ人物でもあると政治ジャーナリストが語る。
「石破さんがこれまで総裁になれかった理由のひとつに1993年に非自民の細川護熙政権が誕生し、自民党が野党に転落した時に離党届を出し、新生党から新進党へ参加した“裏切り”の歴史があります」
「ただ、その後はあっさりと自民党に復党するも、誰にも相手にされない状態が続いていました」
そんな石破氏の存在が注目されたのが、初入閣となった2002年の小泉純一郎政権で務めた防衛大臣だろう。
“軍事オタク”的なキャラも話題となったが、ここにも“裏切り”があったと前出の政治ジャーナリストが続ける。
「自民党復党後、石破さんは伊吹文明さんから目をかけられ伊吹派に入るも、初入閣後に『閣僚は派閥に属するべきではない』『派閥は旧態依然』と話し、派閥を離脱」
「その後も麻生太郎政権で閣僚を務めていながら“麻生おろし”に加担するなど、常に恩義のある人を裏切り続けているのです」
経済界からは“手痛い洗礼”を受けた石破氏は、新たな“裏切り”の歴史を紡がないようにして頂きたいものだ。

<独自>衆院選「10月27日投開票」軸に検討 自民・石破茂総裁、早ければ9日解散
2024/9/28 23:45
https://www.sankei.com/article/20240928-JAWPKVPNBNKF5GCRPBA52W5SHM/
自民党の石破茂総裁は28日、10月1日に首相に就任した後、9日にも衆院解散に踏み切り、
「10月15日公示、27日投開票」
の日程を軸に衆院選を実施する方向で検討に入った。
首相就任後の4日に所信表明演説を行い、7日から衆参両院の本会議で各党の代表質問を行う。
9日に党首討論を開催する選択肢もある。
野党側が求めている予算委員会は開催しない方向だ。
石破氏は9月30日、新たな党執行部を発足させ、野党側とこうした国会日程について協議に入る意向だ。

岸田首相が暗躍=u石破新総裁」誕生の舞台裏 「決選投票は高市氏以外の候補で…」と指令=@外交・安保、拉致、経済政策など懸念山積
2024.9/28 14:47
https://www.zakzak.co.jp/article/20240928-5CUKKG2OVVIDNMJOHW5TVMMLDI/
自民党総裁選は27日、石破茂元幹事長(67)が決選投票の末、第1回投票でトップだった高市早苗経済安保相(63)に逆転して新総裁に選出された。
最終盤で、石破氏は
「岸田文雄首相の路線継承」
を打ち出して旧岸田派(宏池会)の支持を得た。
石破氏は30日にも新執行部を立ち上げ、来月1日召集の臨時国会で102代首相に指名される。
党内にリベラル系と保守系の分断が顕在化する中、新閣僚・党役員は
「岸田院政」
を感じさせる布陣となるのか。
石破氏の政権運営については、早くも外交・安全保障や経済政策で懸念が噴出しており、日経平均株価先物は一時2000円超も急落するなど、
「石破ショック」
が語られ始めた。

「国民を信じ、勇気と真心を持って真実を語り、日本をもう一度、皆が笑顔で暮らせる安全で安心な国にするため全身全霊を尽くす」
石破氏は27日午後、自民党本部で新総裁としてこう語り、党の結束と国民の信頼回復を呼びかけた。
今回の逆転勝利は、内閣支持率が30%以下の
「危険水域」
に沈み込み、総裁再選を断念した岸田首相の力が大きい。
総裁選のキングメーカーとみられた麻生太郎副総裁と菅義偉前首相が睨み合う中、岸田首相が27日午前、
「決選投票は、高市氏以外の党員票が多い候補でいく」
と旧岸田派議員らに指令≠出し、流れは決まった。
今後、岸田首相は
「闇将軍」
のように振る舞いそうだ。
米国政治に詳しい福井県立大名誉教授の島田洋一氏は
「米国は現在、覇権主義的傾向を強める中国を警戒し、半導体分野などを中心にデカップリング(切り離し)を進めている」
「石破政権が『米中等距離外交』を打ち出すようなら、日米関係は極度に悪化する」
「『アジア版NATO構想』や『日米地位協定の改定』も懸念事項だ」
「あやふやな対中姿勢も相まって、米政界には早くも石破政権を不安視する声があがっている」
と語る。
北朝鮮による拉致被害者救出でも大いに不安がある。
石破氏は総裁選で
「東京・平壌での連絡事務所開設」
を掲げ、被害者家族会の猛反発を受けた。
「拉致問題の幕引き」
が警戒された
「日朝合同調査委員会の設置」
との関連性を指摘する声もある。
拉致被害者、横田めぐみさん(59)=拉致当時(13)=の弟で、家族会の拓也代表は
「北朝鮮は被害者の現状を全て把握している」
「相互に連絡事務所を作って合同調査を行うのはナンセンス」
「解決を遅らせる欺瞞の工作に手を貸すことになる」
と指摘する。
めぐみさんの母、早紀江さんも27日、過去に石破氏と会話を交わした経験は
「ほとんどない」
と不安を明かした。
その上で、
「命がかかった問題であることを認識し、リーダーとして強い気持ちで行動してほしい」
と訴えた。
その石破氏に早くも懸念の声が出ている。
まず、外交・安保姿勢だ。石破氏の「政治の師」は、日中国交正常化を成し遂げた田中角栄元首相であり、対中融和傾向が強い。
総裁選では、
「アジア版NATO(北大西洋条約機構)構想」

「日米地位協定の改定」
を掲げた。
■田中秀臣教授 岸田政権以上に「増税・負担増」路線も
石破氏は経済政策にも懸念がある。
総裁選で
「金融所得課税の強化」
を打ち出すなど、財務省主導の
「緊縮財政」
「増税路線」
を感じさせた。
このため、新総裁選出直後に日経平均先物が暴落し、急激な円高が進むなど
「石破ショック」
の様相を呈した。
上武大学の田中秀臣教授(日本経済論、経済思想史)は
「日本経済の先行きに『赤信号』が灯ったに等しい」
「日本経済が本調子に戻らない中、利上げを支持し、『財政規律』も打ち出した」
「財務省的発想だ」
「石破氏周辺には財務省に睨みを利かせる人物もいなくなると予想される」
「将来的には岸田政権以上に『増税・負担増』路線になるのではないか」
と語る。
保守系の自民党ベテラン議員は
「岸田首相はケジメをつけない外交姿勢、拙速なLGBT法制定、増税・負担増路線などで、自民党を支えてきた『岩盤保守層』をはじめ、国民の離反を招いた」
「安倍路線から大きく舵を切った」
「石破氏は、その『岸田路線の継承』を約束し、岸田首相の後押しで総裁選に勝った」
「石破氏が自称する『保守政治家』は、本来の『保守』と意味が違っているようだ」
と突き放す。
石破自民党の行く末をどう見るのか。
ジャーナリストの鈴木哲夫氏は
総裁選は当初、麻生氏と菅氏の『キングメーカー争い』が注目されたが、両氏とも思うような成果≠得られなかった。
一方、派閥解消を主導したはずの岸田首相が派閥的な駆け引きを繰り広げ、最後は石破氏の勝利にも貢献し、キングメーカー的存在感を示した。
石破氏はこれまで、『自民党にお灸をすえる』と言い続けてきた。自身が総裁となって本気度が試される。
野党側は、派閥裏金事件や経済対策、『岸田路線の継承』の本質を厳しく問うだろう。
国民が、石破氏の『改革』に納得しなければ、失望は極めて大きくなる。
文字通り『試練の政権運営』となるだろう。
と語った。

中国、歴史問題で自民・石破茂総裁を評価 高市早苗氏の敗北に安堵感 安保で牽制も
2024/9/28 18:03
https://www.sankei.com/article/20240928-R3ZKGNGNENJZPAJLP4O27LT3OY/
自民党の石破茂総裁に関し、中国は外交・安全保障政策を
「タカ派」
と警戒し、台湾問題では
「親台派」
として牽制している。
一方で、歴史問題などでは折り合うことが可能だとみて一定の期待感もあり、まずは石破氏の対中政策のスタンスを見極めようとしているようだ。
中国側は、石破氏が主張する
「アジア版NATO(北大西洋条約機構)」
構想を注視する。
中国共産党機関紙、人民日報系の環球時報(電子版)は27日、同構想について
「中国側は警戒を保つべきだ」
とする専門家の見方を伝えた。
米国が同盟国などとアジア太平洋地域で進める
「対中包囲網」
の強化・拡大につながると懸念しているとみられる。
また、石破氏は今年8月に台湾を訪問して頼清徳総統と会談しており、中国側では
「親台分子」
との見方が広がる。
中国の政策研究機関も関与するニュースサイト
「観察者網」
は、台湾問題について
「本当に戦争リスクを孕む『地雷原』だ」
と強調し、石破氏に関与しないよう警告した。
一方で、環球時報は
「石破氏は保守派に属するものの、政策主張は相対的に穏健的でバランスが取れている」
として
「中国側との防衛対話や交流を通じた信頼醸成と疑念払拭も望んでいる」
とする別の専門家の見方を伝えた。
中国側には
「日本の極右政治屋の代表的人物の1人」
とみなしていた高市早苗経済安全保障担当相が自民党総裁選で敗北したことへの安堵感もあるとみられる。
中国側は特に靖国神社参拝に石破氏が距離を置いていることを評価しており、香港メディアの
「香港01」
は、石破氏の歴史問題への態度について
「中国やその他の関係国に比較的容易に受け入れられる」
との見方を示した。

アベノミクス相場、終わりの始まり…「石破ショック」週明けも市場に激震か 総裁選、高市氏への期待感も 円高加速、株価先物暴落
2024.9/28 14:47
https://www.zakzak.co.jp/article/20240928-NTAR2SNRO5ILVK7QUWQOJXMJPY/2/
27日に投開票された自民党総裁選で石破茂元幹事長(67)が勝利したことで、市場は
「石破ショック」
に見舞われた。
高市早苗経済安保相(63)勝利への期待が裏切られ、外国為替市場の円相場では一時、1ドル=146円台から142円台後
半まで約4円も円高が加速し、日経平均株価の先物が約2500円も暴落した。週明けの相場も大荒れが懸念される。
総裁選の1回目投票で高市氏が1位となったことを受け、為替相場は日銀の利上げに否定的な高市氏が勝利する可能性を意識した円売りが優勢となり、1ドル=146円台まで円安が加速した。
ところが決選投票でアベノミクスの大規模金融緩和に批判的なことで知られる石破氏が勝利すると、今後、日銀の追加利上げを容認するとの観測が広がって円買いを促した。
株式市場でもアベノミクスの継続を強調する高市氏への期待感から、東京株式市場の日経平均は903円高の3万9829円と急騰して約2カ月ぶりの高値を付けて27日の取引を終えていた。
しかし、反対の路線である石破氏が勝利したことで、時間外の先物市場などで失望売りが相次いだ。
石破氏が総裁選で一時、
「金融所得課税の強化」
を打ち出していたこともあり、大阪やシンガポール、シカゴの市場で日経平均の先物は2400〜2500円の暴落となった。
2012年末から始まった円安株高基調は、紆余曲折を経ながらも継続してきたが、石破政権の誕生を受け、SNSで
「アベノミクス相場の終わりの始まり」
と警戒する声もあった。

岸田が不人気だったのに、似ている石破では交代しても意味ない。

米、石破新総裁の安保政策に冷ややか 地位協定見直しなら「摩擦」も
2024/9/28 10:13
https://www.sankei.com/article/20240928-CXJLJZCC5JPVJORRJSILWQDI5M/
米国では自民党の石破茂新総裁が掲げる外交・安全保障政策の一部に関し冷ややかな声が出ている。
石破氏が就任会見で言及した、在日米軍の法的地位を定めた日米地位協定の改定や「アジア版NATO(北大西洋条約機構)」構想の実現性を疑問視している。
特に日米地位協定の改定は米大統領選を経て来年1月に発足する新政権との摩擦にもなりかねない。
米国防総省のシン副報道官は27日の記者会見で、石破氏が掲げる地位協定の改定などについて問われると
「米国は日本と素晴らしい関係にある」
「日本の新政権との協力を楽しみにしている」
と述べるにとどめた。
日米外交筋は
「米国は常に地位協定の見直しに消極的だ」
とし、議論の対象にすることも嫌がると説明する。
日本を防衛するために展開する米軍に与えられている地位や権利を維持しようという意識が働くためだ。
日米関係に詳しい米シンクタンク「ランド研究所」のジェフリー・ホーナン上級政治研究員は
「地位協定の改定について米国は『ノー』と言うだろう」と指摘」
「「もし石破氏が改定を主導すれば、米国との間に大きな摩擦が生じる」
と語る。
共和党大統領候補のトランプ前大統領がホワイトハウスに返り咲いた場合、石破氏が地位協定を巡って「不公平」だと主張すれば、
「日米同盟を不公平だと考えているトランプ氏に響く可能性がある」
と予測。
日本の責任拡大など日米同盟のあり方の議論が複雑化する可能性を指摘した。
またホーナン氏は、アジア版NATO構想に関し
「アジアには共通の脅威認識がない」
ことなどから
「実現不可能であり米国が支持することはあり得ないだろう」
と語る。
ロシアの脅威に対する欧州の共通認識に比べ、アジアは中国の脅威への認識が国によって異なる。
日本がインド太平洋の国々を防衛することが難しいことを含め、米側では懐疑的な声が強い。
石破氏は就任会見でアジア版NATOに関し、日米豪印4カ国の協力枠組み「クアッド」の延長線上にあるとの考えも示した。
しかし、米政府高官はクアッドに関し
「如何なる軍事同盟でもなく、パートナーシップとして定義し続けている」
と話している。
21日に米国で開いたクアッド首脳会合の共同声明では、高圧的な海洋進出を図る中国への非難を盛り込んだが、
「中国」
の名指しを避けるなど強い姿勢を示していない。

<主張>自民総裁に石破氏 保守の精神踏まえ前進を 外交安保政策の継承が重要だ
社説
2024/9/28 5:00
https://www.sankei.com/article/20240928-ZQWPFHRUFBPALP3NUGABOBDVAI/
自民党総裁選で、石破茂元幹事長が高市早苗経済安全保障担当相を決選投票で破り、新総裁に選出された。
10月1日召集の臨時国会で首相に指名され、宮中での認証式などを経て、石破内閣が発足する見通しだ。
石破氏は当選後、
「安全安心な国にするため全身全霊を尽くしたい」
と語った。
ほとんどの派閥が解散を決めたこともあって史上最多の9人が立候補し、激しい総裁選となった。
石破氏は1回目の投票で高市氏に次ぐ2位だった。
決選投票の票差は21票で、党内基盤は強いとは言えない。
■「挙党態勢」が問われる
政治とカネの問題で自民をみる有権者の目は依然として厳しい。
石破氏と自民は挙党態勢で国政運営に当たる必要がある。
党役員や閣僚の人事は適材適所の観点で、総裁選のライバル候補を含め起用すべきだ。
党所属国会議員は結束して新総裁を支えてもらいたい。
石破氏と自民に求めたいのは保守の精神を尊重、堅持することだ。
自民は党綱領で
「日本らしい日本の確立」
を謳い、自らを
「保守政党」
と位置付けている。
この基本線から外れるべきではない。
総裁選で論じられた選択的夫婦別姓の導入は見送るべきである。
石破氏は前向きな姿勢を示してきたが、保守政党が取り組む課題ではない。
家族や社会の根幹に関わる話だ。
片方の親と子の
「強制的親子別姓」
を意味し、戸籍制度も揺らぐ。
個人の自由の問題とは言えず、自民どころか社会の分断を招きかねない。
旧姓使用の充実で対応してもらいたい。
国家と国民を守り抜く外交安全保障は政治リーダーにとって最も重要な責務だ。
安倍晋三元首相は
「自由で開かれたインド太平洋」
構想を国際社会に示し、限定的ながら集団的自衛権の行使容認を実現した。
菅義偉前首相は米国と共に
「台湾海峡の平和と安定の重要性」
を打ち出した。
岸田文雄首相は5年間の防衛費43兆円、反撃能力の保有を決め、防衛力の抜本的強化を開始した。
石破氏は安倍氏以降の外交安全保障を確実に継承し、発展させなければならない。
中国やロシア、北朝鮮といった核武装した専制国家の脅威をどう捉えているかを語ってほしい。
ウクライナ支援の継続も重要だ。
心配なのは、石破氏がアジア版NATO(北大西洋条約機構)の具体化に意欲を示した点だ。
創設には憲法問題の解決や各国との比較的長期の交渉などに相当の年月と大きな政治エネルギーを要する。
数年先の発生も懸念される台湾有事の抑止を優先すべきではないか。
日米同盟の対処力と抑止力の強化も欠かせない。
■男系の皇統を守り抜け
北朝鮮による日本人拉致問題の解決も急がれる。
石破氏は
「東京と平壌に連絡事務所を開設して交渉の足掛かりとする」
と唱えてきた。
家族会は時間稼ぎに利用されるだけだと懸念している。
まず、家族会などと真剣に語り合ってほしい。
千年、二千年の視野で日本を守るため、安定的な皇位継承策を確立すべきである。
自民は、男系(父系)による継承を堅持する内容の岸田内閣の報告書に賛同する立場だ。
石破氏は総裁選でこの党の方針に従うと表明した点を強調しておきたい。
自民は来年、結党70年を迎える。
憲法改正は党是であり、改憲原案の条文化を臨時国会中に完成させるべきだ。
憲法への自衛隊明記は最優先だ。
首都直下地震などの大規模災害や日本有事への懸念が高まっている。
緊急政令を含む緊急事態条項創設も急務である。
自民総裁として与党公明党の説得にも努める必要がある。
日本が抱える課題は他にもある。
物価高を上回る持続的な賃上げを確実なものとし、デフレからの完全脱却を目指してもらいたい。
少子高齢化を背景にした人口減少への対策や社会保障制度改革も欠かせない。
政治とカネの対応は引き続き重要だ。
パーティー収入不記載事件の再発防止と政治資金の透明性確保を確実にしたい。
信頼を取り戻さなければ、政策は遂行できまい。
早期の衆院解散・総選挙が取り沙汰されている。
臨時国会では所信表明演説で国家観と政策の全体像を披露すると共に質疑にも応じ、国民に投票の判断材料を示すべきである。

<産経抄>石破総裁よ理想論より具体論を語れ
2024/9/28 5:00
https://www.sankei.com/article/20240928-P5GA726U6RK4NGQWW5XRYUK6TU/
「私はあたかも運命とともに歩いているように感じた」
「そして全ての私の過去は、ただこの時、この試練のための準備に過ぎなかったように感じた」。
第二次世界大戦中の1940年5月、英首相に就いたチャーチルは回顧録で、こう就任時の胸中を記している。
▼自民党の第28代総裁に石破茂元幹事長が当選した。
次期首相となる石破氏に何より求められるのは、年々厳しさを増す国際情勢への対応である。
もっとも、安全保障をライフワークとし、軍事オタクとも呼ばれた石破氏には釈迦に説法だろうが。
▼もはや台湾有事は時間の問題だとされ、中国は日本の領海・領空を侵犯して悪びれない。
北朝鮮は核・ミサイルによる恫喝をやめない。
ロシアはその両国と連携を深め、ウクライナ侵略を続ける。
中東に目を転じれば、第三次世界大戦の萌芽が現れている。
▼石破氏は総裁選中、必然的に片親と子供が別姓となる選択的夫婦別姓の推進を明言し、皇室の伝統に前例がない女系天皇容認に含みを残した。
だが、くれぐれも政策遂行の優先順位を間違えないでもらいたい。
これらを強行して社会に分断と対立を招く余裕は日本にはない。
▼アジア版NATO(北大西洋条約機構)や、憲法9条からの2項(戦力の不保持)削除など近い将来には実現不可能な理念を掲げるより、現実の課題を1つ1つ片づけていくべきだろう。
リーダーが国民に訴えるべきは、理想論ではなく目の前の危機である。
▼チャーチルは、前々任者のボールドウィンについてこう指摘している。
「選挙に敗れるのを恐れるあまり、国家の安全に関して自分の責任を果たさなかった」。
近いとされる次期衆院選では、国民を守るための具体論が聞きたい。

小泉進次郎氏が総裁選で失速した理由、政策打ち出しの初動ミス挽回できず、地方票に泣く
2024/9/27 21:48
https://www.sankei.com/article/20240927-NRCJKLX5LZPZTILIZ63TNOZ7ZA/
「議員票1位、党員票3位、胸を張って堂々と(陣営の選対事務所に)戻ってこられた」
「皆さんが使ってくれた時間を、何倍にもお返しできるように頑張っていきたい」
小泉進次郎元環境相(43)は27日、自民党総裁選終了後に支援を受けた議員たちを前にこう述べた。
「ポスト岸田」
の大本命として国会議員票では首位となる75票を集めたが、党員票で石破茂元幹事長と高市早苗経済安全保障担当相に想定以上の大差をつけられた。
小泉純一郎元首相を父に持ち、巧みな弁舌を併せ持つ小泉氏は当初、抜群の知名度で党員票でも優位に立つとみられていた。
しかし、報道各社の調査によると、他の総裁選候補と臨んだ討論会を重ねるごとに失速の傾向が強まっていった。
選挙戦中盤に地方創生などに関する追加公約を発表したが、勢いは取り戻せなかった。
小泉氏を支援した若手議員は解雇規制の見直しなどを念頭に
「政策の打ち出し方を誤らなければ勝っていた」
と悔やむ。
特に、これまでの家族観を変える選択的夫婦別姓制度の早期導入は、保守層の警戒を招いたとの見方が根強い。
14日に名古屋市で行われた初の合同街頭演説会で夫婦別姓に触れた際も聴衆の反応は鈍かった。
総裁選の途中から急遽、
「愛国心」
に言及し始めたが、後の祭りだった。
島根県連幹部は
「党員は一般有権者よりも年齢層が比較的高い」
「小泉氏の主張が『わがこと』として響かなかったのではないか」
と解説する。
史上最年少首相の誕生は党員の厚い壁に阻まれた。
小泉氏は記者団に
「この糧を次の1つ1つに生かしていきたい」
と意気込んだ。

安倍氏国葬から2年 高市早苗氏総裁選善戦も「包囲網」で敗れる、保守層の期待変わらず
2024/9/27 21:45
https://www.sankei.com/article/20240927-K5QT3LCLHFI3NFX72PU6V3HZRE/
27日に行われた自民党総裁選で、高市早苗経済安全保障担当相(63)が決選投票の末、女性初の首相の座を逃した。
選挙管理委員会が文書郵送の禁止を通知して以降に政策リーフレットが全国の党員らに届いたことが他陣営から問題視され、これが尾を引いたとの見方もある。
ただ、1回目の投票で最多の181票を獲得したことで、保守層からの期待の大きさを改めて見せつけた形だ。
高市氏は総裁選後、目を赤くしながら党本部で記者団の取材に応じ、
「私自身の力不足だ」
「多くの方に助けて頂きながら申し訳ない」
と語った。
前回総裁選で支援を受けた安倍晋三元首相の死去に伴い、党内基盤の弱体化が懸念された中、1回目の投票では9候補の中でトップに立った。
しかし、上位2人による決選投票では一転、国会議員票が伸びを欠いた。
陣営関係者は、18日に高市氏の地元秘書が記者会見を開き、他陣営にも同様の事案があると持ち出したことも念頭に
「『高市包囲網』が出来てしまった」
と悔やんだ。
もっとも、高市氏の勢いはリーフレット問題が発覚した後も衰えなかったことは事実だ。
安倍氏と同様、男系による皇位継承の伝統を守り抜くという意志や、これまでの家族観を変える選択的夫婦別姓制度導入に慎重な姿勢などが党員から高く評価されたとみられる。
「今日で安倍元首相の国葬儀から2年になる」
「良い報告が出来なかったことを申し訳なく思っている」
「今後の予定については申し上げられる状況にはない」
高市氏は記者団にこう述べるにとどめた。
しかし、自民幹部は
「高市氏は都市圏などで想定以上に支持を集めた」
「保守層への影響力は大きく、石破茂新総裁がどう処遇するかが重要になる」
と語った。

総裁選決選投票で逆転の石破氏、旧岸田派の「高市敬遠」勝因「レガシーひっくり返される」
2024/9/27 21:30
https://www.sankei.com/article/20240927-SWLZXOVB2FLEBIK65OMNQAF5KQ/
自民党総裁選は27日、石破茂新総裁が高市早苗経済安全保障担当相との決選投票を制した。
両氏は議員仲間が少なく、議員からは
「どちらがましかの究極の選択」
との声も漏れたが、石破氏が最終盤で岸田文雄首相の路線継承を打ち出して旧岸田派(宏池会)の支持を得た。
高市氏は麻生太郎副総裁らの支持を受けたが旧岸田派から敬遠され、明暗が分かれた。
「決選投票は高市氏以外の党員票が多い候補でいく」
27日午前9時過ぎ、旧岸田派議員らに首相の意向が側近を通じて伝えられた。
首相が石破氏支援に舵を切った瞬間だった。
首相は総裁選中、周囲に
「経済や外交は自分の路線を引き継いでほしい」
と頻繁に漏らした。
当初、期待を寄せた小泉進次郎元環境相は論戦で失速。
代わって高市氏が急浮上した。
首相には防衛力強化のための増税などに反対する高市氏の言動は岸田路線の否定と映った。
首相周辺は
「高市氏では首相のレガシー(遺産)はひっくり返される」
と危機感を募らせた。
石破氏が首相の経済政策を継承する考えを示し、首相は決選投票で石破氏を支援する腹を固めた。
別の動きをしたのが麻生氏だ。
26日に首相に
「高市をやります」
と伝達。
岸田政権を支えた麻生氏だが、石破、小泉両氏への評価は低い。
そんな麻生氏が率いる唯一の派閥・麻生派(志公会、54人)の支援があれば、高市氏が勝利に近付くと見られた。
1回目の投票の議員票は高市氏72票、石破氏46票と差が開いた。
決選投票は、高市氏と政策的に遠い小泉氏、旧岸田派の林芳正官房長官、上川陽子外相の支援議員らの得票を足せば石破氏の逆転が想定できる範囲に収まり、その通りとなった。
安倍晋三元首相の宿敵だった石破氏と、安倍氏の後継色を鮮明にした高市氏が接戦を演じたことは対立の芽を生みかねない。
高市氏陣営の中堅は
「前回総裁選は首相に入れたのに旧岸田派は高市潰しをした」
「石破氏が高市氏を重用しなければ衆院選は負ける」
と語る。
首相は両院議員総会で
「これからはノーサイドで、一致結束を」
と呼び掛けた。
石破氏にとって、まずは最多の9人で争った総裁選後の結束固めが急務となる。

「ワイドショー政治」は健在か 「高市潰し」「包囲網」はねのけられず、高市氏敗れる
2024/9/27 16:02
https://www.sankei.com/article/20240927-IWOPIQWFBZMK7IWZMZ42Y3HKFU/
自民党総裁選で27日、石破茂元幹事長(67)に決選投票で敗れた高市早苗経済安全保障担当相(63)。
大手メディアはワイドショーや政治番組などで、人気のある小泉進次郎元環境相(43)らを中心に扱う一方、高市氏については
「政策リーフレット問題」

「タカ派」
などのイメージを繰り返し報じ、
「高市包囲網」
を敷いた。
選挙結果は、高市氏が党員・党友票では最多を獲得。
大手メディアの
「高市潰し」
とは裏腹に、国民の支持が裏付けられた選挙だった。
 「高市さんは推薦人の半分以上が『裏金議員』ですよね」
25日放送のテレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」で、元同社員の玉川徹氏はこう指摘し、
「内閣を作る時に推薦人を重用しないわけにはいかず、『裏金内閣』になる」
と懸念を述べた。
18日放送のTBS系「ひるおび」では、出演した朝日新聞ゼネラルエディター補佐、毎日新聞論説委員、TBS政治部長が異口同音に、
「政治とカネ」
を巡る高市氏の対応に疑問を呈した。
また、24日放送のBSフジ「プライムニュース」では、中国出身の李昊(り・こう)東大大学院准教授が出演、高市氏が首相に就任後も靖国神社参拝を続けるとしていることについて
「壊滅的なダメージですね」
「日本の国内の右翼の支持以外に何も得られない」
と切り捨てた。
高市氏は9候補の中で唯一、財政出動によって経済成長を図る積極財政を主張。
中国・深圳の日本人男児刺殺事件で中国側に対し毅然とした対応を求めるなど、財務省の財政均衡主義や外務省の対中外交と一線を画す政治姿勢も、一部メディアで強調された。

石破新総裁にご祝儀相場なし=@総裁選後初日株価 1900円超の下げ幅は過去最大規模
2024/9/30 16:19
https://www.sankei.com/article/20240930-DAQ4ZSWTRJCXNJPUABVTWXSHGU/
自民党総裁選で石破茂氏が勝利した後、初めての取引となった30日の東京株式市場で、日経平均株価は大幅に反落した。
終値は前週末終値に比べ1919円01銭安の3万7919円55銭。
石破氏が首相指名を受けるのを前に、富裕層向けの金融所得課税の強化などに前向きな次期政権の経済・金融政策への警戒が広がった。
与党総裁(代表)選後の初日の取引としては、少なくとも2000年以降、最大の下げ幅で、新総裁就任後に期待されるご祝儀相場≠ニは無縁どころか、異例の急落ぶりを見せた。
総裁選決選投票の結果発表前に取引を終えた27日午後の東京市場は、財政出動や金融緩和に積極的な高市早苗氏が優勢との見方を反映し、円相場の急落を受けた日経平均株価は、前日終値比で900円以上も値を上げた。
その後、追加利上げに慎重姿勢で、金融所得課税導入に前向きな石破氏の当選が伝わると、同日夕には、円相場が数分で1ドル=146円台から143円台まで急騰していた。
週明けの30日の日経平均株価は一時、2000円以上も急落。
この要因について明治安田総合研究所の小玉祐一フェローチーフエコノミストは、
「27日の高市氏の勝利を見込んだ円安・株高トレードの反動の要素が大きい」
「値動きは短期的で、数日で落ち着く」
と分析。
今後の見通しについては、
「米国株が堅調で、日本株だけが下落基調になるとは考えにくい」
「ただ、今後1カ月間は衆院選やそれに伴う論戦など政治的な要因により、国内の株式市場は動きやすい環境になる」
と説明する。
2000(平成12)年以降の与党総裁(代表)選後の初日の取引を振り返ると、今回の日経平均株価の下げ幅は、当時、民主党政権だった平成22年6月、菅直人氏の代表就任時以来の大きさとなった。
近年は、菅義偉氏が自民党総裁に当選した令和2年9月以降、いずれも株価は下落しており、株式市場のご祝儀相場とは縁のない動きを見せている。

株価 終値で1910円の値下がり 過去5番目の下げ幅
2024年9月30日 15時29分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240930/k10014595861000.html
30日の東京株式市場は、自民党の石破新総裁の経済政策に対する警戒感などから全面安の展開となり、日経平均株価は一時、2000円以上急落しました。
終値でも1910円の値下がりとなり、過去5番目の下げ幅となりました。
東京市場は、先週27日の自民党総裁選挙で利上げに慎重な姿勢を示していた高市氏が決選投票に進んだ際に円安・株高となった反動や、石破新総裁の経済政策に対する警戒感から売り注文が膨らみ、全面安の展開となりました。
午後に入っても金融政策を巡る思惑を背景に為替市場で1ドル=141円台まで円高ドル安が進んだことから、自動車などの輸出銘柄を中心に下げ幅が拡大して日経平均株価は一時、2000円以上の急落となり、終値でも過去5番目の下げ幅となりました。
▼日経平均株価、30日の終値は先週末より1910円1銭、安い、3万7919円55銭。
▼東証株価指数=トピックスは95.00、下がって2645.94。
▼1日の出来高は26億5万株でした。
市場関係者は
「石破新総裁は金融緩和の傾向を維持すべきだという考えを示したものの、投資家の間では日銀が新総裁の下で、利上げを早めるのではないかという見方も出て、円高に繋がった形だ」
「投資家は石破新総裁がどのような経済政策を打ち出すのかを慎重に見極めようとしている」
と話しています。
■石破新総裁示す“金融所得課税”に関心
自民党の総裁選が行われた27日は、日銀による金融緩和の継続を訴えていた高市氏が決選投票に進むと、円相場は一時1ドル=146円台半ばまで円安が進みましたが、その後、石破氏が新総裁に選出されると、それまでの反動もあって一気に円高が進んだ他、日経平均先物は大きく下落しました。
その金融政策について、石破新総裁は総裁選の後、
「日銀と適切に連携しながら日銀が判断することだ」
としながらも、
「政府としては今の経済状況で金融の緩和傾向は尚維持していかなければならないと思う」
と述べています。
日銀は経済・物価の状況を見ながら段階的な利上げを目指すことにしていて、石破新総裁の姿勢が日銀の金融政策にどのような影響を与えるのか、市場は注目しています。
一方、株式の売却益などにかかる金融所得課税については、石破新総裁が以前言及したことがあることから投資家の間では仮に課税が強化された場合、収益に響きかねないとして、これまでのところは警戒感が先行する形となっています。
ただ、石破新総裁は
「貯蓄から投資への加速を更に進めたい」
と繰り返し述べていて、今後どのような考え方を示すのかに注目が集まっています。
■林官房長官「冷静に判断 経済財政運営に万全を期す」
林官房長官は、午前の記者会見で
「政府としては冷静に判断していくことが重要だと考えている」
「引き続き、内外の経済・金融市場の動向などを緊張感を持って注視すると共に、日銀とも密接に連携しつつ経済財政運営に万全を期したい」
と述べました。

東証、終値は1910円安 石破ショック¢麹ル選出後初の取引は大幅反落で終える 
2024/9/30 15:05
https://www.sankei.com/article/20240930-XIUQSSPPRFEX3IMURKEUY3XLIE/
週明け30日の東京株式市場で、日経平均株価(225種)が大幅反落した。
終値は1910円01銭安の3万7919円55銭で、節目の3万8000円を割り込んだ。
下げ幅は一時2000円を超えた。
自民党の石破茂総裁が27日に選出された後、初めての取引だった。
石破氏が積極姿勢を示す日銀の追加利上げや金融所得課税強化などへの警戒感が広がり、株式市場を石破ショック≠ェ襲った。
市場では前週、総裁選で石破氏と争った高市早苗氏が金融緩和の継続に前向きだったことから
「高市トレード」
と呼ばれる円売り株買いが進んだ。
27日午後には、高市氏が総裁選の1回目の投票でトップとなり、株価は一段高となった。
決選投票で石破氏が選出される前に、同日の東京株式市場は取引を終了していた。
30日はこの反動で売り注文が出やすい展開となった。
午前9時の取引開始直後に下げ幅は1600円を超え、その後は節目の3万8000円付近で踏みとどまる場面もあったが、午後の取引でじりじりと株安が進み、下げ幅は一時、2000円を超えた。
東京外国為替市場の円高ドル安進行が株式相場の重荷となり、自動車などの輸出関連銘柄が売られた。
平均株価への影響が大きい半導体関連も軒並み下落し、下げ幅を拡大させた。

株価 一時1900円以上値下がり 石破総裁の経済政策への警戒感も
2024年9月30日 12時05分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240930/k10014595861000.html
週明けの30日の東京株式市場は、石破新総裁の経済政策に対する警戒感もあってほぼ全面安の展開となり、日経平均株価は一時、1900円を超える値下がりとなりました。
先週27日の金融市場では、自民党総裁選挙で、利上げに慎重な姿勢を示していた高市氏が決選投票に進んだ際に円安が進み、日経平均株価は大きく上昇しました。
その後、石破氏が自民党の新総裁に決まると経済政策への警戒感もあって一気に円高に転じ、日経平均の先物も大幅な下落となりました。
こうしたことから、週明けの東京市場も取り引き開始直後から売り注文が膨らんでほぼ全面安となり、日経平均株価は一時、1900円を超える値下がりとなりました。
▼日経平均株価、午前の終値は先週末の終値より1849円22銭、安い、3万7980円34銭。
▼東証株価指数、トピックスは90.32、下がって2650.62▼午前の出来高は11億7018万株でした。
市場関係者は
「石破新総裁は金融緩和の傾向は維持すべきだという考えを示したが、投資家は今後どのような政策を打ち出すのかを慎重に見極めようとしている」
「石破氏が以前言及したことがある、金融所得課税の議論の行方についても注視している」
と話しています。
■石破新総裁示す“金融所得課税”に関心
自民党の総裁選が行われた27日は、日銀による金融緩和の継続を訴えていた高市氏が決選投票に進むと、円相場は一時1ドル=146円台半ばまで円安が進みましたが、その後、石破氏が新総裁に選出されるとそれまでの反動もあって一気に円高が進んだ他、日経平均先物は大きく下落しました。
その金融政策について、石破新総裁は総裁選の後、
「日銀と適切に連携しながら日銀が判断することだ」
としながらも、
「政府としては今の経済状況で金融の緩和傾向は尚維持していかなければならないと思う」
と述べています。
日銀は経済・物価の状況をみながら段階的な利上げを目指すことにしていて、石破新総裁の姿勢が日銀の金融政策にどのような影響を与えるのか、市場は注目しています。
一方、株式の売却益などにかかる金融所得課税については、石破新総裁が以前言及したことがあることから投資家の間では仮に課税が強化された場合、収益に響きかねないとしてこれまでのところは警戒感が先行する形となっています。
ただ、石破新総裁は
「貯蓄から投資への加速を更に進めたい」
と繰り返し述べていて、今後どのような考え方を示すのかに注目が集まっています。
■林官房長官「冷静に判断 経済財政運営に万全を期す」
林官房長官は、午前の記者会見で
「政府としては冷静に判断していくことが重要だと考えている」
「引き続き、内外の経済・金融市場の動向などを緊張感を持って注視するとともに、日銀とも密接に連携しつつ経済財政運営に万全を期したい」
と述べました。

石破氏に市場が「NO」、東証一時1800円超の暴落 財務相に加藤勝信氏を起用…火消し≠ノ躍起も「石破ショック」収まるのか 
2024.9/30 11:39
https://www.zakzak.co.jp/article/20240930-UT5MND4AGRMRFFVTWQAZIF2FKA/
自民党の石破茂総裁の経済政策に対し、市場では不安が強まっている。
週明け30日朝方には為替の円高ドル安が進み、日経平均株価は一時、約1800円も暴落する場面もあった。
石破氏は金融緩和の継続を主張するなど火消しに躍起だが、「石破ショック」を収束させられるのか。
30日午前の円相場は一時、1ドル=142円台半ばと前週末から4円近い円高基調で取引された。
東京株式市場の日経平均株価は午前9時28分現在、前週末終値比1825円07銭安の3万8004円49銭で取引された。
銀行株を除き、自動車や電機、不動産、証券など主力株が軒並み安となった。
27日の総裁選で、金融緩和と財政出動に積極的な高市早苗経済安保相が決選投票で石破氏に敗れた直後からの円安株高からの巻き戻しの動きが続いた。
石破氏は29日のフジテレビの番組で
「今の金融緩和の方向性はこれから先も維持しなければならない」
と述べた他、物価高対策として財政出動の必要性も強調した。
総裁選では金融所得課税の強化に言及したが、
「『貯蓄から投資へ』という流れを変えることはない」
とも訴えた。
総裁選で
「アベノミクスの継承」
を掲げた加藤勝信元官房長官を財務相に起用するなど軌道修正を急いだ。
石破氏はアベノミクスについて、7月に出版した著書では、株価や雇用情勢を
「劇的に改善した」
と評価しつつ、金融緩和や財政出動といった
「短期的なカンフル剤」
は限界があると指摘した。
市場が歓迎する政策を打ち出せるかが新政権の課題となる。

30日の東京株式市場、一時1900円超安 石破政権の誕生控え、利上げと課税強化を警戒
2024/9/30 11:34
https://www.sankei.com/article/20240930-JJRFK63KTVN3VMEJ43CUJSHELI/
週明け30日午前の東京株式市場で、日経平均株価は大幅に反落した。
前週末終値に比べた下げ幅は一時、1900円を超えた。
自民党の石破茂総裁が首相指名を受けるのを前に、追加利上げや富裕層向けの金融所得課税の強化など、次期政権の経済・金融政策への警戒が広がった。
多くの銘柄で売り注文が膨らみ、市場は石破ショック≠フ様相となっている
日経平均の午前終値は、1849円22銭安の3万7980円34銭だった。
一時、1900円84銭安の3万7928円72銭まで値を下げた。
外国為替相場の円高ドル安進行も株式相場の重荷となった。
市場では前週、総裁選で石破氏と決選投票を争った高市早苗氏が金融緩和の継続に前向きだったことから、
「高市トレード」
と呼ばれる円安や株高が進んだ。
30日はこの反動で売り注文が出やすかった。
石破氏は総裁選で金融政策運営について日銀の独立性を尊重すべきだと主張。
また、金融所得課税の強化にも言及していた。
石破氏は29日のNHK番組で
「金融の緩和傾向は維持していなかなければならない」
と強調したが、株式市場は厳しい対応となっている。

市場は石破ショック≠フ様相 円急騰、日経平均株価の先物は一時2000円超も急落
2024/9/27 18:33
https://www.sankei.com/article/20240927-PJ7N6D3JEFGCFAT4DKXAUUZNAQ/
27日午後に投開票された自民党総裁選で、石破茂元幹事長(67)が選出されると、市場は敏感に反応した。
日銀の追加利上げに肯定的な石破氏の当選が伝わり、東京外国為替市場では円相場が数分で1ドル=146円台から143円台まで急騰した。
積極財政派の高市早苗経済安全保障担当相(63)が敗れ、財政出動による経済波及効果の期待が薄れたことで、日経平均株価の先物でも売りが急激に拡大。
一時2000円超急落するなど、市場は石破ショック≠フ様相を呈している。
同日の東京外国為替市場では円が対ドルで一時1ドル=142円台後半をつける場面もあった。
また、国内債券市場でも、日銀の利上げ期待が高まり、長期金利の指標となる新発10年物国債は一時0・855%と、総裁選の結果発表前の0・805%から上昇した。
石破氏は総裁選中、金融政策運営は
「日銀の独立性を尊重」
すべきとし、日銀の追加利上げに肯定的な姿勢を示していた。
また、同日の大阪取引所の夜間取引では日経平均先物で12月物が3万7700円前後に急落。
同日の先物清算値(株価終値に相当)の3万9850円から2000円超も安くなった。
三井住友DSアセットマネジメントの市川雅浩チーフマーケットストラテジストは
「財政再建を重視し、株式の売却益などに課す金融所得課税の強化に意欲を示す石破氏の政策スタンスを、市場が嫌気した」
と分析。
先物主導で日本株の売りが膨らむ可能性が高く、週明けの日経平均株価にも下押し圧力が働くと見ている。

石破氏当選受けて円が急騰、数分間で146円台から143円台へ円高進む 自民党総裁選
2024/9/27 16:14
https://www.sankei.com/article/20240927-ZCCI2YMMLVCNHB25KAX645BJXE/
27日午後に投開票された自民党総裁選で、石破茂元幹事長(67)が選出されると、東京外国為替市場の円相場は対ドルで約3円急騰し、1ドル=143台まで円高が進んだ。
石破氏は日銀の追加利上げに肯定的な姿勢を示していたため、総裁選の結果を受け、今後の利上げ観測の高まりから円が買われたとみられる。
同日午後に入り、高市早苗経済安全保障担当相(63)が石破氏とともに決選投票に進むと円売りの動きが急速に広がり、1ドル=146円台半ばまで円安ドル高が進む場面もあった。
高市氏は総裁選期間中に
「金利を今、上げるのはあほ」
と発言するなど利上げに慎重な姿勢を示していた。
市場関係者は、高市氏当選の期待から円を売る動きが一時的に広がったとみている。
ところが、27日午後3時20分ごろに石破氏当選が伝えられると為替の動きは一気に反転。
数分のうちに円相場は3円程度急騰した。
石破氏は総裁選中、金融政策運営は
「日銀の独立性を尊重」
としつつ
「経済や国民生活に支障が生じない範囲、ペースで正常化されることを期待する」
などと発言していた。
石破氏は株式の売却益などに課す
「金融所得課税」
の強化に意欲を示しているため、週明けの株式市場に下押し圧力がかかるとの懸念も広がっている。

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/644.html#c17

コメント [政治・選挙・NHK295] <総選挙日程、岸田政権下で決められていた>「詐欺集団」「騙された」石破茂首相 「裏金議員」公認に国民激怒…総選挙で単独… 赤かぶ
26. 2024年10月06日 16:32:05 : as8RlqNOGA : aFNiQ1p6eGRSM0E=[1917]
<△20行くらい>
transimpex_ochd(スコットランド・ケール語で8です)で投稿しています。

学生や社会人になったばかりの人を洗脳・勧誘したりする連中、、。

昔から、、馬鹿で低レベルの連中はいた。

如何対処するか、、相手にしない 自分がしっかりしていく、、上手く逃げる。

適当に処理。

兄弟が少なくなった昨今、、子供の数が少ないデメリット、、親の対応、、

塾の時間・クラブの時間、、本当に必要な物なのか(自立していないのに)

余計、、家族・友人達との時間が削られる。

そうやって、、大人になったりした人達の無菌状態?につけ込む連中が潜んでいる

まともな国になる為には、、こういう不必要な物から、、〇〇。

まともな生き方、、生活と心、、基本がしっかりしていれば、、多くは崩れない。

腐った連中が、、何故か闊歩し、、これが生き方として良いと押し付ける。

残念ですが、、一人一人に自分の考えを押し付けて囲い込もうとしても、、

おかしな宗教観・全体主義には、、馬鹿しか騙されない。

という事で、、宗教解体と帰国。

民族性・文化の違いは、、全ての違和感の素となり、、国としては良くない。

理解出来ないから、、こういう暴走となったのでしょう。

皇室制度廃止と半島との国交断交。

本当の日本人の社会は、、こんな上っ面の社会ではない。

納得出来る、、自然さが特徴。


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/645.html#c26

コメント [近代史02] プーチン大統領は神の申し子_____小沢一郎先生はこういう人になって欲しかった 中川隆
240. 中川隆[-8912] koaQ7Jey 2024年10月06日 16:40:20 : vdIApbkosc : Z2lSNk4zdVlFVGM=[12]
<■54行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
2024.10.06XML
イランがミサイルでイスラエルの軍事基地を攻撃した後、報復に出ないイスラエル
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202410060000/

 イランは10月1日に数百機の弾道ミサイルをイスラエルの軍事基地などに向けて発射、イスラエル政府は数日以内に大規模な報復を開始すると主張していたが、レバノンの住民を虐殺しているものの、イランに対する報復は今のところない。

 10月1日の攻撃では、F-35戦闘機を配備するネバティム基地、ハッサン・ナスララをはじめとするヒズボラの指導者を殺害したネツァリム基地、弾道ミサイルのあるテル・ノフ基地、モサドの本部などがターゲットだという。イスラエルは防空システム「アイアン・ドーム」で防御に成功したと宣伝しているが、インターネットで伝えられている映像(例えば​ココ​)を見ると、イランが主張するように大半は命中したようだ。

 イスラエルがイランに対して報復攻撃を実行した場合、イランはイスラエルの基地だけでなく重要なインフラを破壊する可能性が高く、それだけでなく中東全域のアメリカ軍基地やアメリカの影響下にある国の石油施設を攻撃するとも言われている。イエメンのアンサール・アッラー(フーシ派)やイラクやシリアの反シオニスト勢力もアメリカ軍基地を攻撃すると推測されている。

 イスラエルによるパレスチナ人虐殺はアメリカ政府の承認なしには実行できないはずで、ベンヤミン・ネタニヤフ首相はジョー・バイデン政権のジェイク・サリバン国家安全保障担当大統領補佐官やトニー・ブリンケン国務長官らと連携しているはずだ。

 アメリカ側のグループはウクライナでロシアに戦争を仕掛け、苦境に陥っているが、中東でも厳しい状況になっている。このままイランを攻撃すれば世界は中東の石油を絶たれることになりかねず、抵抗は強くなるだろう。その抵抗を抑えこねなければ、イスラエル政府のカルト集団は攻撃できない。

 形勢を逆転させるため、アメリカの好戦派はウラジミル・プーチン露大統領の暗殺を何度か目論んだようだが、失敗している。最近の例としては、ロシアがサンクトペテルブルクで海軍記念日のパレードを開催した7月28日、要人が揃ったところで暗殺しようと計画したとセルゲイ・リャブコフ外務次官は語っている。

 アメリカ/NATOが残り少なくなったウクライナ軍に外人部隊を合流させてロシアのクルスクへ軍事侵攻したのはその9日後。この攻撃はロシア軍の反撃で壊滅的な状況になった。作戦が無謀だったからだが、これを計画したのは軍人でなく、マイケル・マクフォール元駐露アメリカ大使を含むネオコン一派だと言われている。

 ウクライナで2013年11月から14年2月にかけてバラク・オバマ政権はネオ・ナチを使ったクーデターを仕掛けたが、その直前、12年1月には大使としてモスクワに赴任、その3日後に​ロシアの反プーチン派NGOの幹部を大使館へ招き入れ、2月に予定されていたロシアの大統領選挙に対する工作を指示した​と見られている。

 この対プーチン工作は失敗に終わったが、その工作で反プーチン派の人形として使おうとしたのがアレクセイ・ナワリヌイ。この人物はアメリカのエール大学で奨学生として学んでいるが、その手配をしたのはマクフォールにほかならない。

 ムスリム同胞団を使い、中東から北アフリカにかけての地域でアメリカ支配層にとって目障りな体制を転覆させようと目論んでいたオバマ大統領は2010年8月にPSD-11を承認した。その計画を作成したチームのひとりがマクフォールだ。
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202410060000/
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/297.html#c240

コメント [近代史4] プーチン大統領 中川隆
78. 中川隆[-8911] koaQ7Jey 2024年10月06日 16:40:35 : vdIApbkosc : Z2lSNk4zdVlFVGM=[13]
<■54行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
2024.10.06XML
イランがミサイルでイスラエルの軍事基地を攻撃した後、報復に出ないイスラエル
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202410060000/

 イランは10月1日に数百機の弾道ミサイルをイスラエルの軍事基地などに向けて発射、イスラエル政府は数日以内に大規模な報復を開始すると主張していたが、レバノンの住民を虐殺しているものの、イランに対する報復は今のところない。

 10月1日の攻撃では、F-35戦闘機を配備するネバティム基地、ハッサン・ナスララをはじめとするヒズボラの指導者を殺害したネツァリム基地、弾道ミサイルのあるテル・ノフ基地、モサドの本部などがターゲットだという。イスラエルは防空システム「アイアン・ドーム」で防御に成功したと宣伝しているが、インターネットで伝えられている映像(例えば​ココ​)を見ると、イランが主張するように大半は命中したようだ。

 イスラエルがイランに対して報復攻撃を実行した場合、イランはイスラエルの基地だけでなく重要なインフラを破壊する可能性が高く、それだけでなく中東全域のアメリカ軍基地やアメリカの影響下にある国の石油施設を攻撃するとも言われている。イエメンのアンサール・アッラー(フーシ派)やイラクやシリアの反シオニスト勢力もアメリカ軍基地を攻撃すると推測されている。

 イスラエルによるパレスチナ人虐殺はアメリカ政府の承認なしには実行できないはずで、ベンヤミン・ネタニヤフ首相はジョー・バイデン政権のジェイク・サリバン国家安全保障担当大統領補佐官やトニー・ブリンケン国務長官らと連携しているはずだ。

 アメリカ側のグループはウクライナでロシアに戦争を仕掛け、苦境に陥っているが、中東でも厳しい状況になっている。このままイランを攻撃すれば世界は中東の石油を絶たれることになりかねず、抵抗は強くなるだろう。その抵抗を抑えこねなければ、イスラエル政府のカルト集団は攻撃できない。

 形勢を逆転させるため、アメリカの好戦派はウラジミル・プーチン露大統領の暗殺を何度か目論んだようだが、失敗している。最近の例としては、ロシアがサンクトペテルブルクで海軍記念日のパレードを開催した7月28日、要人が揃ったところで暗殺しようと計画したとセルゲイ・リャブコフ外務次官は語っている。

 アメリカ/NATOが残り少なくなったウクライナ軍に外人部隊を合流させてロシアのクルスクへ軍事侵攻したのはその9日後。この攻撃はロシア軍の反撃で壊滅的な状況になった。作戦が無謀だったからだが、これを計画したのは軍人でなく、マイケル・マクフォール元駐露アメリカ大使を含むネオコン一派だと言われている。

 ウクライナで2013年11月から14年2月にかけてバラク・オバマ政権はネオ・ナチを使ったクーデターを仕掛けたが、その直前、12年1月には大使としてモスクワに赴任、その3日後に​ロシアの反プーチン派NGOの幹部を大使館へ招き入れ、2月に予定されていたロシアの大統領選挙に対する工作を指示した​と見られている。

 この対プーチン工作は失敗に終わったが、その工作で反プーチン派の人形として使おうとしたのがアレクセイ・ナワリヌイ。この人物はアメリカのエール大学で奨学生として学んでいるが、その手配をしたのはマクフォールにほかならない。

 ムスリム同胞団を使い、中東から北アフリカにかけての地域でアメリカ支配層にとって目障りな体制を転覆させようと目論んでいたオバマ大統領は2010年8月にPSD-11を承認した。その計画を作成したチームのひとりがマクフォールだ。
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202410060000/
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/809.html#c78

記事 [カルト49] (速報)イスラエル、武器提供の停止を求めたフランスのガソリンスタンドを爆撃

himuro@himuro398
【速報】イスラエル、武器提供の停止を求めたフランスのガソリンスタンドを爆撃

マクロン大統領が武器を彼らに送るべきではないと述べた後、彼らはベイルートのフランスのトタルガソリンスタンドを爆破した。



http://www.asyura2.com/24/cult49/msg/851.html
コメント [政治・選挙・NHK295] <総選挙日程、岸田政権下で決められていた>「詐欺集団」「騙された」石破茂首相 「裏金議員」公認に国民激怒…総選挙で単独… 赤かぶ
27. 2024年10月06日 16:44:45 : as8RlqNOGA : aFNiQ1p6eGRSM0E=[1918]
transimpex_ochd(スコットランド・ケール語で8です)で投稿しています。

社会だけでなく、、教育も同様。

先ず、、子供達の環境、、同町圧力など不要。

親は、、口出しばかりせず、、時には見守る事も必要。

教育の根底からやり直し。

宗教自体、、ビジネスと化した国に、、まともな国としての位置はない。

本当の日本人の為の日本、、これが復活の道。

表ばかり着飾っても、、中身は良くならない。

まともな服に似合うような中身になれば、、まだましですが?

如何でしょう?


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/645.html#c27

コメント [政治・選挙・NHK295] <総選挙日程、岸田政権下で決められていた>「詐欺集団」「騙された」石破茂首相 「裏金議員」公認に国民激怒…総選挙で単独… 赤かぶ
28. 2024年10月06日 17:02:58 : as8RlqNOGA : aFNiQ1p6eGRSM0E=[1919]
transimpex_ochd(スコットランド・ケール語で8です)で投稿しています。

SNS インスタグラム X 等という物には、、近づかない。

そんな物に、、近づく必要はない。

賢くなりましょう、、今程、、世界と繋がる必要はない、、と思いますよ。

変に繋がろう、、繋がろうとしている連中、、、。

おかしいと気づけ。

大体、、国の中に大量のスパイや外来種、、害来腫がいる時点で、、気づけ。

ああいうのをしている連中の正体は、、大体、、〇〇〇〇、、〇〇〇〇〇? 他?

そういう連中。

一種の洗脳道具と捉えても良い。

創価の朝鮮部落民〇〇のサイレン?

お呼びではない。

自国で頑張れ。
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/645.html#c28

コメント [政治・選挙・NHK295]
1. 赤かぶ[227014] kNSCqYLU 2024年10月06日 17:05:49 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[598]
<△23行くらい>


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/646.html#c1
コメント [政治・選挙・NHK295]
2. 赤かぶ[227015] kNSCqYLU 2024年10月06日 17:06:35 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[599]


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/646.html#c2
コメント [政治・選挙・NHK295]
3. 赤かぶ[227016] kNSCqYLU 2024年10月06日 17:08:08 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[600]


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/646.html#c3
コメント [政治・選挙・NHK295] わが国は首の皮一枚で繋がったが…石破政権も日和るのか 適菜収「それでもバカとは戦え」(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
48. 維新大嫌い[884] iNuQVpHljJmCog 2024年10月06日 17:13:24 : NNTJXN53EE : Um9MTVZkVklhTFE=[245]
>>47
ワクチン接種と現行憲法のどこが関連があるんだか・・・
完全にイッちゃってるわww
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/643.html#c48
コメント [政治・選挙・NHK295] <総選挙日程、岸田政権下で決められていた>「詐欺集団」「騙された」石破茂首相 「裏金議員」公認に国民激怒…総選挙で単独… 赤かぶ
29. 新共産主義クラブ[-10997] kFaLpI5ZjuWLYINOg4mDdQ 2024年10月06日 17:15:15 : NNj2OYpJSg :TOR aTRsUk1UN2ZJbHM=[28]
>>24 (補足)

◆ 裏金議員の比例重複立候補認めず 非公認に下村、高木氏ら
(2024年10月06日 17時04分 共同通信)

旧安倍派幹部で党員資格停止処分だった下村博文、西村康稔、高木毅の各氏が対象。より軽い処分でも、国会の政治倫理審査会に出席したかどうかで線引きする。萩生田光一元政調会長らが非公認に含まれる。

https://www.47news.jp/11586247.html
 

◆ 【速報】「厳しい判断、謙虚に受け止める」と高木氏
(2024年10月06日 16時25分 共同通信)
https://www.47news.jp/11586621.html
 


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/645.html#c29

コメント [政治・選挙・NHK295] <総選挙日程、岸田政権下で決められていた>「詐欺集団」「騙された」石破茂首相 「裏金議員」公認に国民激怒…総選挙で単独… 赤かぶ
30. 天元[576] k1aMsw 2024年10月06日 17:18:00 : ZVfystqlsM : ZUY2UVpNd2t4eHc=[999]
裏金議員、比例重複立候補は認めずと石破総理。

つまるところ、自民党公認候補は認めるということ。

言葉の遊びは止めましょう。

日本のブレラ-にはならないで欲しい自身の信念を貫いて貰いたい。
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/645.html#c30

記事 [雑談・Story42] 秋になった。 その70
夏が暑かった年の秋は、油断がならない。

食欲が無い。

生活や睡眠が、不規則。

今から、45年ぐらい前だったか、左胸が痛く、体がだるくなってしまい、まる一日寝込んでしまった事がある。

去年も、今年も、夏が暑かった。

今から、30年ぐらい前の、10月10日(体育の日)、飼い猫が死んでしまった。

飼い猫とは言っても、私は当時、アパート住まいなので、親の家の庭で餌をあげていた猫なだけであるが。
捨て猫だったのか、隣の家の垣根で、悲しそうな声をあげている。
近ずくと、警戒心のかたまりみたいになって、「ふー!」なのだ。
遠ざかると、また、悲しそうな声をあげている。
たぶん、前の飼い主が、また、やさしい声で、ごめんね、とか言って、来てくれる事を願っていたのだろう。
それなりに、事情があったのだろうから、仕方がない。
仕方はないが、残酷ではある。

私は、決心をして、その猫を保護.することにした
「ふー!」を我慢して抱き上げ、親の家に持ち込んだ。

親の家といっても、2棟あって、旧い小さいほうに母親がいて、新築は誰も住んでいないのだが、とりあえずそこに保護して・・・

――――――――――――――――――――――――――――

猫のお話は、コメント欄に続けます。


夏の暑かった年の秋は、きびしい。

でも、やっぱり、秋にはなった。
http://www.asyura2.com/21/idletalk42/msg/321.html
コメント [政治・選挙・NHK295]
4. 赤かぶ[227017] kNSCqYLU 2024年10月06日 17:23:31 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[601]




http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/646.html#c4
コメント [政治・選挙・NHK295]
5. 赤かぶ[227018] kNSCqYLU 2024年10月06日 17:25:20 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[602]


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/646.html#c5
コメント [政治・選挙・NHK295]
6. 赤かぶ[227019] kNSCqYLU 2024年10月06日 17:27:05 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[603]


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/646.html#c6
コメント [政治・選挙・NHK295]
7. 赤かぶ[227020] kNSCqYLU 2024年10月06日 17:28:26 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[604]


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/646.html#c7
コメント [政治・選挙・NHK295]
8. 赤かぶ[227021] kNSCqYLU 2024年10月06日 17:30:04 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[605]


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/646.html#c8
コメント [政治・選挙・NHK295]
9. 赤かぶ[227022] kNSCqYLU 2024年10月06日 17:30:58 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[606]


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/646.html#c9
コメント [政治・選挙・NHK295]
10. 赤かぶ[227023] kNSCqYLU 2024年10月06日 17:32:45 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[607]


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/646.html#c10
コメント [政治・選挙・NHK295]
11. 赤かぶ[227024] kNSCqYLU 2024年10月06日 17:34:30 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[608]


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/646.html#c11
コメント [政治・選挙・NHK295]
12. 赤かぶ[227025] kNSCqYLU 2024年10月06日 17:36:18 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[609]


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/646.html#c12
コメント [政治・選挙・NHK295]
13. 赤かぶ[227026] kNSCqYLU 2024年10月06日 17:38:54 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[610]


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/646.html#c13
コメント [政治・選挙・NHK295] 『裏金事件』の全容解明をして、ようやく、分かりました。この国の支配者は、総理にあらず。闇の支配者は、『内閣官房副長官』 阿闍梨(あじゃり)
26. 銀の荼毘[678] i@KCzOS2lPk 2024年10月06日 17:41:41 : 4qTGMpXCWE : VGluZTJjTzlILm8=[9]

裏金が存在しなかった←←←トピ主は🟰自民党から小遣い銭でももらっているに違いない。


結果的に→体制維持に貢献する主張しかしない植草でも←こんな擁護はしないし,見たことも聞いたこともない。


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/633.html#c26

コメント [政治・選挙・NHK295]
14. 赤かぶ[227027] kNSCqYLU 2024年10月06日 17:41:58 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[611]


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/646.html#c14
コメント [政治・選挙・NHK295]
15. 赤かぶ[227028] kNSCqYLU 2024年10月06日 17:43:16 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[612]


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/646.html#c15
コメント [国際34] ガザ危機が崩す西側主導の国際秩序 米国、今や少数派/日経 仁王像
2. 新共産主義クラブ[-10996] kFaLpI5ZjuWLYINOg4mDdQ 2024年10月06日 17:44:10 : 6YIXMNd3GE :TOR b0lnWHR5RUF5bEk=[7]
◆ ガザで使用の武器禁輸を 仏大統領、対イスラエルで
(2024年10月06日 15時14分 共同通信)
フランスは現在もこうした武器を輸出していないとした。
英政府は9月、ガザでの戦闘に使用される武器のイスラエルへの輸出許可を即時停止すると明らかにした。
米国は供与を続けているとみられる。
https://www.47news.jp/11584650.html
 


http://www.asyura2.com/24/kokusai34/msg/898.html#c2

コメント [政治・選挙・NHK295] 「石破内閣だから株価暴落」は誤り(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
16. [1560] iKQ 2024年10月06日 17:44:35 : 0N8QgYXMNE : eUlyZGhocFpRZWs=[1567]

 愛が 思うには 株価は 現在 雲の上にのって「ふわふわ」している状態だ


 株価が 下がる理由もない 株価が上がる理由もない


 ===

 
 なにか あれば 急降下 急上昇 ですよね〜〜  ボラリティーが 非常に高くなっている

 そして あまり下がらないことを 良いこととして 証券会社の口車に乗せられる

 「習合痴」 状態であると思ってる

 ===

 ま〜〜 愛の経験則(30年前)からすれば

 結局は 市場の論理からすると ずるずる 下がることになるのだが

 30年前と違うのは 政府のGPIFなどが 大株主となっているため

 株価を下げると GPIFの大損となり 年金などへの影響が計り知れないので

 政府 自ら 買いに出て 株価を維持しなければならないことになる

 ===

 だから 株価は ある一定以上に下がらないことになる

 
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/646.html#c16

コメント [政治・選挙・NHK295]
17. 赤かぶ[227029] kNSCqYLU 2024年10月06日 17:44:42 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[613]


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/646.html#c17
コメント [政治・選挙・NHK295]
18. 赤かぶ[227030] kNSCqYLU 2024年10月06日 17:47:13 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[614]


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/646.html#c18
コメント [政治・選挙・NHK295] 「石破内閣だから株価暴落」は誤り(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
19. 赤かぶ[227031] kNSCqYLU 2024年10月06日 17:50:38 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[615]





http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/646.html#c19
コメント [政治・選挙・NHK295] 「石破内閣だから株価暴落」は誤り(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
20. [1561] iKQ 2024年10月06日 17:50:51 : 0N8QgYXMNE : eUlyZGhocFpRZWs=[1568]

 だから 株価は 別の角度から 見なければならない

 世界の景気がどうなるかが 株価の基本だと言うことに 戻って考えると

 中国 ・ アメリカ ・ ドイツ ・ 日本 等々

 将来の 危険性はあっても 明るい展望はない様に 愛は 感じている

 ===

 ま〜〜 世界は 大きいので 東南アジアなどの 新興国が いまや 中建国となっていて

 世界経済全体が 衰退しない様に 願ってるのだがね〜〜〜〜

 
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/646.html#c20

コメント [政治・選挙・NHK295] 立憲・野田氏が呼びかけも共産・田村氏は消極姿勢 “裏金議員への対抗馬”一本化 衆院選に向け党首会談(FNN プライムオンラ… 達人が世直し
24. 赤勘兵衛![86] kNSKqJW6iXGBSQ 2024年10月06日 17:53:56 : hDW0zQpTDs : eDQ2WlBISE1za3c=[2]
 
>迷信もいい加減にしてほしいよね。


未開人にとって、大地震は迷信、神がかり的な超常事象なんだろうね。関東大震災 & 朝鮮人虐殺を思い出させる。

1923/9/1 関東大震災の直後、埼玉県北部の旧長井村、隣の旧妻沼町(現在の熊谷市)で、朝鮮人と間違われて日本人が襲われ殺された「妻沼事件」。
200人前後の朝鮮人が殺された一方で、言葉や身なりが怪しいというだけで多くの日本人も襲われた。

……未開人恐るべし。くわばら、くわばら。
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/634.html#c24

コメント [政治・選挙・NHK295] 「石破内閣だから株価暴落」は誤り(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
21. [1562] iKQ 2024年10月06日 17:57:39 : 0N8QgYXMNE : eUlyZGhocFpRZWs=[1569]

 ま〜〜 だから  愛は 金の一極投資で 株から離れていて

 金は 確実に 値上がりしている

 そして 本業の不動産は 今でも 新しい投資を続けているので〜〜

 いきなり 不況には ならないでほしいとは 思ってる

 事業というものは 先が暗いから 何もしないでは 通らない

 多少は 危険を冒さないと 事業は 大きくはならないのだ

 ===

 実際に 危機に遭遇すれば それなりの苦労をしなければないが〜〜〜

 苦労が報われれば 良くなる時は 利益は 倍に膨らむものだ

 

 
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/646.html#c21

コメント [政治・選挙・NHK295]
22. 赤かぶ[227032] kNSCqYLU 2024年10月06日 18:01:09 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[616]


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/646.html#c22
コメント [政治・選挙・NHK295]
23. 赤かぶ[227033] kNSCqYLU 2024年10月06日 18:02:38 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[617]


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/646.html#c23
コメント [政治・選挙・NHK295] 『裏金事件』の全容解明をして、ようやく、分かりました。この国の支配者は、総理にあらず。闇の支配者は、『内閣官房副長官』 阿闍梨(あじゃり)
27. 銀の荼毘[679] i@KCzOS2lPk 2024年10月06日 18:03:01 : 4qTGMpXCWE : VGluZTJjTzlILm8=[10]
<▽36行くらい>

ことのついでに,裏金問題の3つ目の犯罪を公開しておいてやろう。


 裏金が→なぜ(裏金)と呼ばれるか?

(転載開始)

政治資金規正法は裏金を“黙認”している
「裏金の授受」は、受領した事実を記載しない収支報告書を作成・提出する行為が不記載罪・虚偽記入罪などにあたるのであり、授受自体は犯罪にならない。

(転載終了)


すなわち🟰政治資金規正法の法解釈として🟰(不記載)が罪に当たるけれども※(収受)自体は政治資金規正法違反の犯罪にはならない。

↑こういうことなのである。


日本に,政治資金規正法だけが法律として立地しているなら↓

↑その解釈は一理あろう。


しかし,日本には→企業の収支の不始末を取り締まる方法はゴマンと有る。


とりあえず,@本件のみA自民党清和会のみ これに絞って記載する※それ以外にも違法は存在しているが,,,


自民党清和会の政治資金規正法違反とは🟰パーティ券購入代金に対する領収書の一切を←発行しないで運営していた。

筆者の本指摘に対する違法行為は🟰(これ)に尽きる。


https://www.soumu.go.jp/senkyo/seiji_s/teishutsugimu.html
(関連部分引用)政治資金規正法における領収書等の写しの提出義務

政治団体の会計責任者は、会計帳簿を備えると共に、これにすべての支出並びに支出を受けた者の氏名及び住所並びにその支出の目的、金額及び年月日を記載しなければなりません。
また、総務省又は都道府県選管に政治資金収支報告書及びこれに係る領収書等の写しを提出しなければなりません。


すなわち,清和会・開催パーティにおいて🟰その領収書の発行不在で,パーティ券購入代金を収受した行為自体,この時点で🟰政治資金規正法に抵触しているので↓

↑関連議員は🟰全員5年間の公民権停止はすでに確定している。


この事件の本当の問題は↓

↑この,清和会・裏金議員は全員❗️←5年間の公民権停止を受けねばならない事実に対し↓

↑検察当局だけでなく→マスコミも→野党も,もっと絞れば→共産党も山本太郎も←この事実を発信しないという事実による。


そういう意味では,トピ主ほどの恥知らずではないにしても,共産党も山本太郎も,立憲民主党など当然,裏金議員を救済することに手を貸している🟰不正を幇助しているのだ。



http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/633.html#c27

コメント [政治・選挙・NHK295] <総選挙日程、岸田政権下で決められていた>「詐欺集団」「騙された」石破茂首相 「裏金議員」公認に国民激怒…総選挙で単独… 赤かぶ
31. [1563] iKQ 2024年10月06日 18:04:37 : 0N8QgYXMNE : eUlyZGhocFpRZWs=[1570]

 まあね 君たちの 希望はわかるのだが


 やってる プレーヤーは 自民党の オバカちゃんたちなので 

 我々としては 見ているだけなのだが〜〜〜

 ===

 同じく オバカちゃんの 国民が どう判断するのか??


 おばか vs おばか の結末は 誰にもわからない 10月27日に

 蓋を開けてみないと 何んとも言えないね〜〜〜


 ===

 ま〜〜  キングメーカー岸田は 何があろうと 国会に帰ってくるので

 キングメーカーで あり続けることは 確かなのだがね〜〜〜〜

 
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/645.html#c31

コメント [政治・選挙・NHK295] <総選挙日程、岸田政権下で決められていた>「詐欺集団」「騙された」石破茂首相 「裏金議員」公認に国民激怒…総選挙で単独… 赤かぶ
32. 庶民は無税[44] j46Wr4LNlrOQxQ 2024年10月06日 18:05:17 : R8iAJIID2w : T01JWUFwWFdnLmM=[1]
重複なしだと 裏金議員は相当落選か
石破さんも岸田さんも重複なしか?
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/645.html#c32
コメント [カルト49] (速報)イスラエル、武器提供の停止を求めたフランスのガソリンスタンドを爆撃 イワツバメ
1. 法務博士に愛を[164] lkCWsZSOjm2CyYikgvA 2024年10月06日 18:16:43 : 1x8dYk5FIo : dXlDbjN0RnhEdk0=[12]

 もう無茶苦茶 戦争は人を狂わせる 


 やめてけれゲバゲバ…忘れられた名言 by左卜全
http://www.asyura2.com/24/cult49/msg/851.html#c1

コメント [政治・選挙・NHK295] <総選挙日程、岸田政権下で決められていた>「詐欺集団」「騙された」石破茂首相 「裏金議員」公認に国民激怒…総選挙で単独… 赤かぶ
33. 2024年10月06日 18:25:22 : rYUOvuhSGg : LnNqMkJWNjZYU0E=[684]
二階の息子が比例復活できないくらい
ぼろ負けさせえれば世耕よくやっただろう
棄民党がなくなればよい
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/645.html#c33
コメント [政治・選挙・NHK295] <総選挙日程、岸田政権下で決められていた>「詐欺集団」「騙された」石破茂首相 「裏金議員」公認に国民激怒…総選挙で単独… 赤かぶ
34. 赤勘兵衛![87] kNSKqJW6iXGBSQ 2024年10月06日 18:25:51 : hDW0zQpTDs : eDQ2WlBISE1za3c=[3]
鳥取一区は重複のようだども……
(2021衆院選)

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/645.html#c34
コメント [政治・選挙・NHK295] わが国は首の皮一枚で繋がったが…石破政権も日和るのか 適菜収「それでもバカとは戦え」(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
49. 新憲法制定[58] kFaMm5ZAkKeS6A 2024年10月06日 18:30:52 : 0FDFXQdnhg : b3ZvVUNYdGtnY0k=[58]
>>48
関連あることがわからないと?
まあ所詮、護憲派とはバカの集合体だww
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/643.html#c49
コメント [政治・選挙・NHK295] 立憲選対ナンバー2小沢一郎氏イライラ…解散まであと5日「時間がない」と執行部にボヤキ(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
37. 銀の荼毘[680] i@KCzOS2lPk 2024年10月06日 18:33:48 : 4qTGMpXCWE : VGluZTJjTzlILm8=[11]

小沢一郎は→野田佳彦を推した←わけだし,これも🟰敗戦後の保身を図ってのポーズだろう。


野田佳彦を推した人間に←善人・賢人はいない。



http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/636.html#c37

コメント [政治・選挙・NHK295] <総選挙日程、岸田政権下で決められていた>「詐欺集団」「騙された」石破茂首相 「裏金議員」公認に国民激怒…総選挙で単独… 赤かぶ
35. 秘密のアッコちゃん[680] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2024年10月06日 19:02:09 : fjTz2F981w : QTJUazdpaUhyT1U=[245]
<■2560行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
「不記載議員の重複立候補は認めない」衆院選公認で自民執行部が方針 石破首相の全発言
2024/10/6 17:22
https://www.sankei.com/article/20241006-ALWDRKNLWFBYBC2HYPUX6MMUMY/
石破茂首相(自民党総裁)は6日、次期衆院選(15日公示、27日投開票予定)を巡り、党本部で森山裕幹事長、小泉進次郎選対委員長と協議し、派閥パーティー収入不記載事件を受けた関係議員の公認の是非に関する方針を決めた。
「選挙における非公認」
より重い処分を受けた議員を公認しないほか、政治資金収支報告書に不記載が確認された議員については比例代表との重複立候補は認めないこととした。
非公認の対象には、党員資格停止処分だった下村博文、西村康稔、高木毅氏らが含まれる。
記者団に対する首相の発言は以下の通り。
■「相当程度の非公認生じる」
私はこれまで一貫して
「政治資金を巡る問題に対する国民の不信、怒りに対して、自民党としてきちんと対応することが必要だ」
と言ってきた。
本日、来る総選挙における、党としての対応について、方針を確認をした。
まず、小選挙区の公認について、党則で定める8段階の処分のうち、
「選挙における非公認」
より重い処分を受けた者については、非公認とする。
二、選挙の非公認より軽い処分でも現時点で引き続き処分が継続している者については、政倫審で説明責任を果たしている者を除き非公認とする。
三、処分を受けた、その他の議員のうち、説明責任が十分に果たされず、地元での理解が十分に進んでいないと判断される者についても非公認とする。
結果として、相当程度の非公認が生じることとなるが、国民の信頼を得る観点から、公認権者として責任を持って最終的に判断をしていくものとする。
■「総裁も党四役も重複立候補せず」
その上で、派閥の政治資金パーティーを巡る不記載があった、その他の議員についても、比例名簿への搭載はしないこととし、候補者が選挙区において説明責任を果たし、退路を断って、有権者の審判に当落を委ねることとする。
地元の有権者一人一人と真摯に向き合い、何としても小選挙区を勝ち抜いてくることを求めたい。
なお、党所属議員にこうした対応を取る以上、私並びに党四役についても重複立候補はしないこととする。ともに責任を果たしていく所存だ。
以上が総選挙に向けた対応の方向性だ。選挙は民主主義の根幹そのものであり、わが党所属の議員には、いかなる立場となっても有権者一人一人に真摯に向き合い、説明を尽くし、理解を得て、一票一票を積み重ねる努力を行っていくことを求めることで、党として国民の皆さんの納得と共感を求めたい。

安倍元首相存命なら困難だった石破新首相誕生 暗殺事件から2年、変質した自民党主流派
2024/10/6 10:00
https://www.sankei.com/article/20241006-YEI453KQUZD5PNTL6WB5OTHQZY/
10月1日召集の臨時国会で自民党の石破茂総裁が第102代首相に指名され、石破内閣がスタートを切った。
石破首相はこれに先立つ9月27日の自民党総裁選で第28代総裁に選出された。
総裁選では1回目の投票で過半数に達した候補者はなく、上位2人による決選投票で高市早苗前経済安全保障担当相を破った。
1回目の投票結果は高市氏が181票(議員票72、党員票109)で1位。
首相は154票(議員票46、党員票108)で、議員票、党員票ともに高市氏を下回った。
▼自民党総裁選、第1回投票結果一覧 高市氏181票、石破氏154票、小泉氏136票
ところが決選投票では首相が215票(議員票189、都道府県連票26)で、194票(議員票173、都道府県連票21)だった高市氏を下した。
この結果に交流サイト(SNS)では、
「てっきり高市氏で決まりと思っていただけに驚いた」
「1回目の国会議員の投票では高市氏が石破氏を上回っていた」
「なぜこのような結果になってしまったのか全く分からない」
といった驚きの声が多く見られた。
▼自民党総裁選決選投票の結果 石破氏215票、高市氏194票
■自民党総裁選の開票結果
しかし、舞台裏を探ると、カラクリは至極分かりやすいものだった。
1回目の投票で小泉進次郎元環境相を支持した菅義偉元首相のグループと、派内の2候補に票を分散させていた岸田文雄前首相率いる旧岸田派が、決選投票で石破首相支持に回ったことが大逆転劇を生んでいたのだ。
▼総裁選決選投票で逆転の石破氏、旧岸田派の「高市敬遠」勝因「レガシーひっくり返される」
菅氏は約7年8カ月続いた第2次安倍政権を通して官房長官を務め、安倍氏退陣後に政権を継承。
岸田氏も第2次安倍政権で外相を約4年8カ月務め、菅氏の後に政権を引き継いで安倍路線を継承してきた。
両氏が
「安倍路線の継承」
を掲げた高市氏ではなく、石破首相を支持したことは、令和4年7月の安倍氏暗殺事件から2年が経過し、自民主流派の政策が大きく変質したことを意味する。
石破首相の政策は、安倍氏に代表される自民党保守派とは大きな距離感があった。
総裁選期間中、首相は選択的夫婦別姓の導入について
「夫婦が別姓になると家族が崩壊するとか、よく分からない理屈があるが、やらない理由がよく分からない」
と賛成の意向を表明。
エネルギー政策では出馬会見で
「原発をゼロに近づける努力を最大限する」
と訴えた。
外国人材の受け入れに関しても、総裁選の9候補を対象に共同通信が9月20日に集計した政策アンケートで
「国内の雇用・労働環境への影響に配慮して進める」
と回答している。
▼新総裁の石破氏 政治とカネに厳しく、選択的夫婦別姓賛成、外国人材受け入れ「進める」
さらに安定的な皇位継承を巡り、令和2年には前例のない
「女系天皇」
を選択肢から排除しない考えを示している。
▼自民総裁選候補共同会見 9氏は男系継承重視 石破氏は「女系天皇」含み
安倍氏は第2次政権発足時こそ石破首相を幹事長に起用したものの、その後はこうした考え方の違いもあって政権の中枢から遠ざけてきた。
その流れは安倍氏と蜜月≠セった菅、岸田両氏の政権でも長く続いてきたが、今回はその菅、岸田両氏が石破首相支持へ舵を切ったことになる。
岸田前政権で非主流派だった菅氏は石破政権で副総裁に就き、主流派入りを果たした。
岸田氏は自身の経済政策の継承を石破首相に約束させ、内閣の要の官房長官ポストに旧岸田派ナンバー2の林氏を残留させることに成功した。
いずれも石破首相を誕生させることで十分な
「政治的見返り」
を得た形だ。
▼【動画】石破茂新内閣が正式発足 林官房長官が閣僚名簿 皇居で首相任命式、閣僚認証式
ただ、こうした政局的な背景は国会の外にいる一般国民には見えにくい。
それが総裁選での石破首相勝利を巡る前述の驚き、違和感に繋がっているのだと思う。
首相は自民党の勝利を狙って9日に衆院を解散する。
ただ、総裁選結果を巡る国民の違和感がいつまでも解消されないようだと、支持拡大への足枷となりかねない。
もちろん、首相勝利の背景が明確になることによって、逆に支持離れが広がる可能性もある。

田村秀男「お金は知っている」
石破首相「成長派」への変身は本物か 岸田前政権の戦略継承、財政出動へ官僚の圧力はね返せるか 長年、反アベノミクスの言動も
2024.10/4 06:30
https://www.zakzak.co.jp/article/20241004-GTJ6LR5MEFICFFM6I75DABYO5A/2/
石破茂政権がスタートした。
経済政策では脱デフレ完遂を掲げ、岸田文雄前政権の成長戦略を継承するという。
長年、反アベノミクスの言動を繰り返してきた石破さんの成長派への変身は本物なのだろうか。
まずは、筆者と石破さんの間の秘話を紹介しよう。
2012年9月の自民党総裁選の数カ月前、筆者は東京都内で石破さんに会い、脱デフレ策を進言したが、石破さんは一蹴した。
有権者は物価の下落を歓迎し、上昇にはノーだから、まずいというのだ。
そこで、拙論は日本型デフレとは物価下落以上の幅で賃金が下がる、つまり実質賃金が下がるので、有権者のためにはならないと説明したが無駄だった。総裁選では脱デフレを掲げた安倍晋三元首相に敗れた。
そして2014年1月、ある勉強会で石破さんと同席した。
石破さんは聴衆の前で
「あの時、田村さんの提言を受け入れればよかった」
とスピーチしたのには、少なからず感心させられた。
ところが石破さんはその後、いつの間にかアベノミクスの批判に終始するようになった。
財政出動に否定的で、日銀の異次元金融緩和を厳しく批判するのだ。
そして、2014年8月下旬。
石破さんのブレーンから突如、経済問題で助言を依頼された。
石破さんは産経新聞や本欄など拙論に目を通しているとも聞かされた。
ならば、とA4判で1枚程度のメモを送付した。
要点は、脱デフレ、財政出動、実質可処分所得の引き上げ、家計消費の拡大、税収増の民間への全面還元、日銀利上げの凍結などの提言である。
ブレーンからは
「石破さんはしっかりと読んでいます」
との返事。
他の識者などからも提案があるだろうから、拙メモがどの程度役立ったかは知る由もないが、9月に入ると、石破さんの発言が変わってきた。
「財政出動なければ経済が持たない」
「税増収分の防衛費や少子化対策への充当」
「最低賃金の引き上げ」
と言い出した。
9月27日の総裁選勝利後の会見では
「デフレからの脱却を完全なものにする」、
「物価上昇を上回る賃金上昇」
「海外の生産拠点の国内回帰」
を強調した。
そして、石破政権の経済財政・再生相に就任した赤沢亮正さんが日銀利上げに慎重さを求めたのは、まさに正解だ。
だが、石破政権の本気度が試されるのは、財政にある。
緊縮財政至上主義の財務官僚の執念は凄まじい。
某財務省大物OBは岸田前政権について、
「史上最悪のバラマキを行った」
「安倍政権のほうがまだましだった」
と憤懣やる方ない。
電気・ガス料金補助、定額減税などをやり玉に挙げるのだが、メディアなどから
「増税メガネ」
と揶揄された岸田さんにとってみれば、心外もいいところだろう。
岸田前政権のもと基礎的財政収支(プライマリーバランス)が大幅に改善し、来年度は黒字化が確実になっている。
財務省はそんなことには満足せず、さらなる緊縮財政と増税を石破政権に仕込む魂胆だろう。
石破さんは、財務官僚の圧力をはね返せるだろうか。
 (産経新聞特別記者・田村秀男)

NHK「放送テロ」を慰安婦問題にすりかえ 「自分党」議員に見抜けぬ中韓の歴史認識捏造
2024/10/6 6:00
https://www.sankei.com/article/20241006-MQ2TRVYGS5KLFLBGQJHFHHTG4U/
自民党はしばしば
「自分党」
と揶揄されてきた。
それが今日ほど露骨な時はない。
内閣支持率20%台を迷走した岸田文雄首相が次期総裁選不出馬を表明すると、自薦他薦の総裁候補者たちが雨後の筍の如く出現した。
そのいずれもがパーティー券問題から始まった裏金(政治資金)問題や派閥問題を語るが、派閥と政治資金は自民党政治の宿痾である。
■機能しない内閣
党勢を伸ばすには所属議員の数を増やさねばならず、それには資金が欠かせない。
その中で選出された自民党総裁が、日本国の首相になっている。
この政治システムは自分党の政権維持には都合よく機能しても、民意を国政に反映させることには向いていない。
昨今の政治不信は、日本国のリーダーを直接選べないことに起因している。
憲法第68条では国務大臣の過半数を国会議員から選ぶよう規定しているとはいえ、民間から抜擢するケースは稀れで、現内閣などは全員が国会議員である。組閣後の常套句は「適材適所」だが、実際は総裁選に協力した派閥に対する論功行賞で、多くは派閥の古参議員やかつての盟友と関係のある世襲議員である。
尖閣諸島や竹島の問題と関連して領土担当相(現領土問題担当相)が誕生したのは2013年。
だが現在まで、当該大臣が外交の表舞台で活躍したと聞いたことがない。
2024年8月19日、NHKで中国籍の人物による
「放送テロ」
が発生。
26日には中国軍の情報収集機が長崎県・男女群島南東沖の日本領空を侵犯。
31日、中国軍の測量艦が鹿児島県の口永良部島沖で日本領海に侵入。
いずれの事案でも閑職の出番はなかった。
総裁候補者たちは、この一連の妄動に非難の声を上げたというが、その
「遺憾砲」
にどれだけの意味があるのだろうか。
国家主権が侵され続ける責任の一端は自民党にある。
前回のコラムでも触れたが、中国が暴走する端緒を作ったのは小泉純一郎政権である。
2005年3月、島根県議会が
「竹島の日」
条例を制定して、竹島問題解決の糸口を掴もうとしたが、それを小泉政権が牽制し、中露政府に誤ったシグナルを送ってしまったからだ。
■安倍・岸田政権も
これは安倍晋三政権も同じである。
竹島問題では
「静かな外交」
を謳ってきた韓国が竹島問題や慰安婦問題などで対日攻勢をかけると、
「領土・主権対策企画調整室」
を開設して内外に対する情報発信に方針転換し、歴史戦の最前線から離脱してしまったからだ。
その間、韓国では政策提言機関である
「東北アジア歴史財団」
を軸に、竹島や慰安婦、いわゆる徴用工の問題などへの対応、軍艦島と佐渡金山の世界遺産登録に対する妨害などを通じて左傾化が進んでいた。
その韓国に尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権が誕生し、左傾化した韓国社会の軌道修正に乗り出したが、岸田政権はその機を生かすこともできなかった。中国海警局の艦艇が尖閣諸島周辺の接続水域への侵入を繰り返す最中、
「自分党」
がしたことは裏金問題の弁明と派閥解消という弥縫策だった。
国民目線で見てもこの日本では危うい。
沖縄タイムスによると、石垣市議会の9月定例会ではNHKの
「放送テロ」
と関連して抗議決議案などを審議したという。
それを同紙では、中国国籍者の尖閣に関する発言よりも
「慰安婦を忘れるな」
とした慰安婦問題を主に報じ、
「民間の慰安婦はいた」
「従軍慰安婦はいなかった」
「性奴隷ではなく、しっかりお金を頂いた方たちはいた」
と発言した市議を批判的に扱っていた。
そこに
「『慰安婦か娼婦か』を問う差別的な言説だ」
「政治家としての基礎的な見識を欠いている」
とする識者を登場させ、
「河野談話」
を引き合いに出して、河野洋平官房長官(当時)は談話の中で旧日本軍の関与や強制性を認めて
「謝罪している」
と伝えた。
だがこの談話が出される前の韓国では、
「日本兵を相手にしていたのは、自尊心が許さない」
「無理やりさせられたことにしてほしい」
との声が出ていた。
河野談話は実態を調査することなく、発表されていたのである。
■負の歴史への視点
慰安婦問題が表面化した1990年代、金泳三(キム・ヨンサム)大統領が
「歴史の立て直し」
を唱え、韓国では歴史の
「修正主義」
が流行った。
それが日本の
「村山談話」
につながり、
「植民統治」
とすべき語句が
「植民地支配」
と表記され、村山富市首相(当時)も
「現在取り組んでいる戦後処理問題」

「誠実に対応」
すると誓ったのである。
だが、戦後処理問題の淵源は、戦後の日韓の国交正常化交渉にあった。
それは当時の李承晩(イ・スンマン)大統領が公海上に
「李ライン」
を設定してライン内側水域にある竹島の領有を一方的に宣言し、拿捕・抑留した日本人漁船員を盾に取った人質外交から始まった。
村山談話には、竹島侵奪を正当化する韓国側の誤った歴史認識と日本人漁船員を拿捕・抑留した負の歴史に対する視点がない。
国会議員の浅知恵では、中韓の歴史学者による歴史認識の捏造は見抜けない。

<主張>対露協力相の廃止 首相の判断を評価したい
社説
2024/10/6 5:00
https://www.sankei.com/article/20241006-WW4RIW63GVIWLARRTYIBZEWKXY/
石破茂内閣で、これまで経済産業相が兼務してきた
「ロシア経済分野協力担当相」
のポストが廃止された。
林芳正官房長官は会見で、同担当相廃止について
「石破首相が判断した」
と明らかにした。
首相の政治判断をまずは評価したい。
ロシアはウクライナ侵略を続けている。
日本はプーチン露政権に対して経済制裁を科してきた。
それと並行して、経済協力担当の閣僚ポストを存続させてきたこと自体が矛盾だった。
このポストは平成28年9月、安倍晋三首相(当時)が世耕弘成経産相(同)に兼務させる形で新設した。
この4カ月前、訪露した安倍氏がプーチン大統領に石油、天然ガスの開発協力や極東の産業振興など8項目の
「日露協力プラン」
を提示し、日本企業に投資を呼びかけていた。
このプランを推進するのが対露経済協力相だった。
ロシアによる不法占拠が続く北方領土の返還問題と平和条約締結交渉を前進させたい安倍政権の思惑があった。
だが、一昨年2月のウクライナ侵略開始で、日本側は対露経済協力を凍結し、担当相は無用の存在になった。
その時点で廃止すべきだったが、岸田文雄内閣(当時)は
「日本企業の円滑な撤退支援」
を理由に閣僚ポストを存続させてきた。
撤退支援なら閣僚ポストを維持する必要はないのが道理だ。
侵略者ロシアに圧力をかけねばならない時に経済協力相を残すのは、プーチン政権に誤ったシグナルを送る悪手だった。
そもそも、プーチン氏の念頭には領土抜きの平和条約締結しかない。
日本の経済協力が北方領土返還につながる可能性はほぼないと言っていい。
プーチン氏はウクライナ侵略後、北方領土を経済特区化して内外の進出企業を税制優遇する法案に署名した。
許しがたい日本の主権侵害だ。
対日平和条約交渉も一方的に中断を宣言した。
ロシア軍は北方領土を舞台に演習を繰り返したり、中国の海空軍と
「合同パトロール」
と称する対日威嚇を重ねたりしている。
石破首相が所信表明演説で
「対露制裁、対ウクライナ支援は今後とも強力に推し進める」
と語ったのは妥当だ。
首相はロシアに領土を奪われている国の首脳同士として、ウクライナのゼレンスキー大統領と連携を図るべきである。

林官房長官、ロシア経済分野協力担当見送りは「首相が判断」
2024/10/2 0:14
https://www.sankei.com/article/20241002-YKSJUAOH2RM7VHJDAEO3QVKYNE/
林芳正官房長官は1日の記者会見で、石破茂首相が設置を見送った
「ロシア経済分野協力担当」
について
「ロシアがウクライナ侵攻を続けている現状を踏まえ、首相が判断した」
と理由を説明した。
「政府として在ロシア日本大使館などを通じ、ロシアで活動する日本企業の活動支援などは行っており、今後とも企業支援は継続していく」
と説明した。
ロシア経済分野協力担当は平成28年に当時の安倍晋三首相が北方領土返還を巡る対ロシア経済協力を具体化するために新設した。
ウクライナ侵攻後も歴代政権は担当相を置いていた。

ロシア外務省が領空侵犯の抗議拒否 日本が「政治問題化」「非生産的」と反発
2024/10/3 16:22
https://www.sankei.com/article/20241003-CMDFUWH7QFPCDIOEUDQ3DGL5ZQ/
ロシア外務省のザハロワ報道官は2日の記者会見で、露軍哨戒機による日本の領空侵犯を巡り、
「日本は外交ルートを通じて抗議しようとしたが、我々(露外務省)は拒否した」
「我々は抗議の根拠となる如何なる情報も持っていない」
と述べた。
ザハロワ氏はまた、日本がこの件を
「政治問題化」
しているとし、
「非生産的だ」
と反発した。
領空侵犯についてロシア側が公式にコメントしたのは初めて。
ザハロワ氏は
「適切な所管ルートを通じて協議すべきだ」
と述べ、日本の防衛省と露国防省の間で対処すべき問題だとした。
領空侵犯問題は9月23日、北海道礼文島北方で発生。
防衛省によると、露軍のIL38哨戒機は航空自衛隊のF15戦闘機による警告などにもかかわらず、3回に渡って日本の領空に侵入した。
同時期には露極東ウラジオストク沖の日本海で露太平洋艦隊と中国艦隊による合同軍事演習が行われており、哨戒機は潜水艦の探索訓練などを行っていた可能性がある。
一方、ザハロワ氏は日本の経済産業相が従来兼任してきた
「ロシア経済分野協力担当相」
の設置を石破茂内閣が見送ったことにも言及。
「日本がロシアとの経済関係を発展させる気がないことを示している」
と述べた。
日本は対露制裁により自身が経済的打撃を受けているとも主張した。

<産経抄>衆院選、首相が変節漢で「信」は得られるのか
2024/10/5 5:00
https://www.sankei.com/article/20241005-VDAJHFXQ6RODHIAJE73ZVZLOTE/
石破茂首相の今年6月14日のブログが野党議員の間で話題である。
首相は衆院解散について記している。
「天皇の国事行為を定めたに過ぎない(憲法)第7条を根拠として『今解散すれば勝てる』とばかりに衆議院を解散することは、国会を『国権の最高機関』とする憲法第41条の趣旨にも反する」
▼同時にこうも指摘していた。
「内閣不信任案の可決や信任案の否決など、内閣と衆議院の立場の相違が明確となった場合に限り、内閣が主権者である国民の意思を問うために行われるべき」。
自民党総裁選でも
「国民が判断する材料を提供するのは首相の責任だ。すぐ解散するという言い方はしない」
と明言している。
▼それがいざ総裁に当選すると、首相就任前の時点で10月9日に解散して27日に投開票とする考えを表明したのである。
「過ちては改むるにはばかることなかれ」とも「君子は豹変(ひょうへん)す」ともいうが、そんな立派なものではない。
信念を捨てて党利党略に走ったと言われても仕方がないだろう。
▼かと思うと4日の所信表明演説では、年来の主張だったアジア版NATOにも、日米地位協定の改定にも触れなかった。
現実路線に修正したといえば聞こえがいいが、できもしないことを国民に訴えてきたのか。
それでは、政権公約(マニフェスト)詐欺と怒りを買った民主党の政権奪取と選ぶところがない。
▼「flip―flopping(変節)の名手」。
国民民主党の玉木雄一郎代表は3日、自身のX(旧ツイッター)で首相を皮肉った。
これまた首相が従来の主張をたがえて、追加利上げに慎重姿勢を示した件である。
▼衆院選は政権が国民の信を問う場だが、ころころと意見が変わるリーダーが信用されるだろうか。

自民党新総裁への期待と直言
石破茂新総裁は愚かな「脱炭素」止め万全なインフラ投資を 台湾有事、中国は日本のエネルギーを狙う…現状では3カ月と持たない
2024.10/2 11:00
https://www.zakzak.co.jp/article/20241002-KI57HQ3MB5JRRHUZ5RYOSOAGTE/
キヤノングローバル戦略研究所研究主幹杉山大志氏
元防衛相の石破茂新総裁に申し上げる。
日本のエネルギーインフラは破壊され続けている。
菅義偉政権が
「2050年CO2実質排出量ゼロ」
を宣言し、岸田文雄政権がその法制化を進めた結果だ。
「台湾有事」
となれば日本は巻き込まれるのは必定で、中国は必ずや日本のエネルギーを狙う。
このままでは、日本は3カ月も持たずに屈服してしまうだろう。
緊急に対策が必要で、愚かな
「脱炭素」
は止めるべきだ。
ロシアはウクライナの発電所をミサイルやドローンで攻撃し、7割を破壊した。
ウクライナもロシアのディーゼル燃料精製工場の2割を破壊した。
中国が日本各地のエネルギーインフラを攻撃したら、日本は防げるのか。
イエメンの親イラン武装組織フーシ派は紅海を航行する欧州諸国の船を攻撃し、パナマ運河の入り口にある紅海を事実上封鎖している。
中国によって日本近海の船や港湾が攻撃されると、日本への輸入も途絶える。
ウクライナがそれでも2年間も持ちこたえているのは、資源が豊富で隣国と地続きの大陸国家だからだ。
だが、日本は島国で国産のエネルギーも乏しい。
エネルギー供給の8割以上を占める化石燃料は、ほぼ全量が輸入である。
これが止まったらどうするのか。
石油の備蓄は200日分あるが攻撃されるだろう。
石炭と天然ガスは1カ月分もない。
ただちにエネルギー備蓄を積み増し、
「エネルギーインフラの防衛策」
を講じなければならない。
原発は稼働していれば、いざという時には在庫の燃料だけで3年は持つ。
いまテロ対策を理由に稼働を止めている原発があるが、これはかえって国を脆弱にしている。
太陽・風力発電は不安定で、有事の頼りにならない。
菅政権以来、日本は
「脱炭素」
をエネルギー政策における最優先の課題として、化石燃料インフラは破壊されてきた。
化石燃料を敵視する政策のせいで、火力発電所は採算が合わず、維持費は削られ、故障しても修理されず、次々と閉鎖されている。
揚げ句、節電要請が恒例行事になってしまった。
戦争になれば軍事目標へのミサイル攻撃と同時に、エネルギーインフラへのドローン攻撃があるだろう。
エネルギーは日本のアキレス腱であり、真っ先に狙われる。
ところがいま、日本政府は、敵に破壊される以前に、愚かな
「脱炭素」
政策で自ら破壊している。
政府は化石燃料を敵視するのを止め、日本の生命線であると認識を改め、平時から万全なインフラ投資をすべきだ。
容易には負けない備え、それこそが有事に対する抑止になる。

石破政権の課題 変われぬまま選挙に臨む自民
論争を撃つ 石井聡
2024/10/5 11:00
https://www.sankei.com/article/20241005-DRPULNNOU5JUZP5ZGSBNYJ3OWY/
5度目の挑戦、決選投票での逆転勝利でその座をつかんだ石破茂首相はいったい何がしたいのだろう。
自民党総裁選で当選した後、NHKの「日曜討論」で
「岸田政権を基本的に引き継ぐ」
とサラリと語ったのを聞いて、その印象はさらに強まった。
もとより、地方創生、災害被災者への支援拡充といった政策の柱を掲げてはいた。
だが、選挙期間中にどれだけ具体的なイメージを伴いながら国民に伝わったかといえば疑問である。
「防災庁」
構想には被災地、被災者などから関心と期待が向けられているが、
「簡単なことではない」
とトーンダウンする場面もあった。
政策通と目されてきた分だけ、それらを実現する力量を伴うかどうかが厳しく問われる。
■早期解散は同じ
出馬表明当初は最有力とみられた小泉進次郎元環境相は、途中失速で決選投票にも残れず敗退した。
掲げた主張は説明力の不足もあり、多くの反論、批判を浴びたが、総裁選の論戦の軸となった側面もある。
総裁選が終わって政策論争に明確な決着がついたわけでもない。
とくに解雇規制緩和や夫婦別姓の導入などについて候補者間の対立があったことは、政権与党の自民党が一貫性を持って政策を遂行できるのか、疑問を生じさせたともいえる。
小泉氏は当選した場合、首相就任後ただちに衆院解散に踏み切る考えを際立たせた。
他候補からは臨時国会で一定の審議を行い国民の判断材料を示すべきだとの反論が相次いだ。
石破氏もその一人だったが、総裁就任後は
「できるだけ早く国民の審判を仰ぎたい」
と軌道修正し、立憲民主党の野田佳彦代表から
「裏金解散」
だと牽制されている。
結局、首相もその小泉氏を党選挙対策委員長に起用して10月中の総選挙実施に踏み切った。
この選挙を乗り切ることが当面の最大課題となることから、新内閣のご祝儀ムードが続く間に事に臨もうとするのはわかる。
だが、今度の選挙は
「自民党は変わったのか」
という点がこれまで以上に厳しく問われている。
「政治とカネ」
の問題をめぐり、総裁選が自民党の転換点になるという結論には至らなかった。
総裁選は世代交代を図るものでもなかった。
不信感が払拭できたのかといえば、否定的に受け取らざるを得ない。
■政策の刷新は…
その分、政策面での刷新感がより求められるが、それを国会で吟味する時間も乏しいとすれば、国民に判断材料を提示するのは難しい。
それにしても組閣人事には「論功」の臭いが強く漂い、重要課題を推進できる布陣なのか疑わしい。
党内の政権基盤が脆弱な石破内閣で、閣僚の失態などが相次ぐ事態になれば、首相が早期に求心力を失う展開も考えられる。
総裁就任直後、米保守系シンクタンクのハドソン研究所のサイトに
「日本の外交政策の将来」
と題する石破氏の論文が掲載された。
中国、ロシアや北朝鮮に対する抑止力を確保するため北大西洋条約機構(NATO)のアジア版を創設し、この枠組みの中で米国の核兵器の共有、持ち込みを検討すべきだ、という主張などが盛り込まれている。
新総裁に当選する前に提供してあった論文とみられるが、当選後はほどなく首相となる微妙な時期だ。
実現可能性のメドが立たない持論を多く盛り込んだ論考を公表することは、極めて不見識だと指摘しておきたい。
まさか、自分が当選することはないと思って書いたのでもあるまい。
■不用意な寄稿も
石破氏が考えるアジア版NATO構想や同盟国、有志国との連携による集団防衛に、現行憲法の下で日本が参加することはできないと考えられている。
日米同盟でもその片務性は解消されておらず、集団的自衛権の限定行使では不十分であるという問題を提起すること自体には意味がある。
しかし、一議員として将来への期待を語るのはともかく、首相就任後は直ちに現行法制や現存する対外関係の枠組みに基づいて外交・安全保障を担わなければならない。
不用意な論考の公表はもっとも重要な同盟国に誤解を与えかねず、アジア太平洋地域の諸国からも不安を招きかねない。
こうしたことが繰り返されれば、普天間飛行場の移設をめぐり
「県外移設」
を掲げて日米関係を悪化させた旧民主党の鳩山由紀夫政権の二の舞いとなりかねない。
■適切なルールか
緊迫する国際情勢に対応するため、総裁選を機に政治とカネをめぐる議論からの脱却が図られるのを期待していたが、そうなりそうもないのは残念である。
論戦の中でも「裏金」問題への対処の議論はしだいに後退した。
違和感があったのは
「いったん処分が下されたものを見直すことは、党のガバナンスとして問題がある」
ということが、あたかも正論のように語られていた点だ。
党執行部の統治能力が欠如していたことこそが問題を長期化、肥大化させ、的確な対処もできずに国民の不信を招いた。
それを忘れてはなるまい。
石破首相は
「ルールを守る自民党」
ということを盛んに言い出した。
守らないより守った方がよいが、肝心なのはそのルールが適切なものかどうかである。
NHKの番組で物価高について問われ、
「高いねえ。おかわり自由というのがいつの間にかなくなっちゃった」
と答えた。
麻生太郎党最高顧問の口からはとても聞けなさそうな言葉だが、そうした国民目線は悪くない。
政策の立案や遂行に役立てられるだろうか。

「石破カラー」薄く…アジア版NATO、日米地位協定見直しに言及なし 所信表明
2024/10/4 20:30
https://www.sankei.com/article/20241004-UCKMZA6KXFJB3LSKTURLHEO2DE/
石破茂首相の4日の所信表明演説は、首相が自民党総裁選で訴えた
「アジア版NATO(北大西洋条約機構)」
構想などへの言及はなく、
「石破カラー」
を抑えた。
衆院解散・総選挙を間近に控え、安全運転に徹する狙いがあるとみられる。
だが一方で
「総花的で、首相らしさが出ていない」(自民ベテラン議員)
と物足りなさを指摘する声もあった。
■不記載事件対応、抽象的
「首相として全身全霊を捧げ、日本と日本の未来を守り抜く」。
首相は演説の冒頭、こう切り出した。
続けて派閥のパーティー収入不記載事件にも言及し、岸田文雄前首相の退任に
「政治改革を前に進めるとの思いを持って決断された」
と敬意を表した。
ただ、不記載事件への対応については
「問題を指摘された議員1人1人と改めて向き合い、反省を求め、ルールを守る倫理観の確立に全力を挙げる」
と抽象的な表現にとどめた。
首相は総裁選で衆院選での非公認の可能性に言及したが、徐々にトーンダウン。
党内基盤が弱く、問題が指摘された旧安倍派や旧二階派の議員らの反発を避けたい思惑も透ける。
首相が得意とする外交・安全保障でも、持論のアジア版NATO構想や日米地位協定の見直しには言及しなかった。
いずれも党内の議論は不十分な上、アジア版NATO構想には閣内でも
「直ちに設立するのは難しい」(岩屋毅外相)
との意見があるためだ。
演説では憲法改正や安定的な皇位継承には言及したが、持論である憲法9条2項の削除や、選択肢として排除しない考えを示していた
「女系天皇」
には触れなかった。
■「災害関連死ゼロ」掲げる
一方、災害対策では被災者の避難所での厳しい生活に思いを寄せ、災害関連死ゼロを掲げたのは
「首相の強い思いからだ」(首相側近)
という。
政権の目玉である防災庁設置準備も
「事前防災の徹底に向けて予算・人員の両面において抜本的に強化し、不断に万全の備えを行う」
と改めて強調した。
思い入れの強い地方創生では
「交付金を当初予算ベースで倍増を目指す」
と明言した。
「総裁選では票を集めるために多少は大きいことをいうものだ」
「現実路線だ」。
自民の閣僚経験者は演説の内容に一定の理解を示す。
ただ、首相は演説以外でも、慎重だった早期衆院解散の方針を表明。
利上げに慎重な考えを表明するなど
「変節」
を繰り返している。
自身の過去の発言との齟齬が大きければ国民の支持を失う可能性がある。
自民党若手議員は、首相がかつて時の首相や党執行部に正論≠ぶつけ
「後ろから鉄砲を撃つ」
と揶揄されていたことを念頭に、こう呟いた。
「自身が首相になった今となっては、過去の自分に後ろから鉄砲を撃たれる状況が続くのではないか」

「勇気と真心で真実を語る」石破首相の所信表明、故渡辺美智雄元副総理の言葉引用
2024/10/4 16:31
https://www.sankei.com/article/20241004-JNF22JLBVJNUXIWWE53KDMMRTI/
石破茂首相は所信表明演説で、故渡辺美智雄元副総理の言葉
「政治家の仕事は勇気と真心を持って、真実を語ることだ」
を引用し、自民党派閥裏金事件で失われた国民の信頼回復を目指すと訴えた。
かつて同じ派閥に所属した渡辺氏は
「政治の師」
と仰ぐ存在だ。
演説全体は約9500字で、2012年の自民政権復帰以降、最多となった。
地元・鳥取に隣り合う島根選出の故竹下登元首相を登場させた。
ふるさと創生を掲げた竹下氏の
「地域が自主性と責任を持って、各々の知恵と情熱を生かし、地域づくりを自ら考え実践していく」
とのフレーズを用いて、地方創生に取り組む姿勢を示した。
演説分量は約13%を地方創生に割いた。
持論の防災庁設置など災害対応関連にも約10%を充て、自身の政策をアピールした形だ。

「勇気と真心で真実を語る」石破首相の所信表明、故渡辺美智雄元副総理の言葉引用
2024/10/4 16:31
https://www.sankei.com/article/20241004-JNF22JLBVJNUXIWWE53KDMMRTI/
石破茂首相は所信表明演説で、故渡辺美智雄元副総理の言葉
「政治家の仕事は勇気と真心を持って、真実を語ることだ」
を引用し、自民党派閥裏金事件で失われた国民の信頼回復を目指すと訴えた。
かつて同じ派閥に所属した渡辺氏は
「政治の師」
と仰ぐ存在だ。
演説全体は約9500字で、2012年の自民政権復帰以降、最多となった。
地元・鳥取に隣り合う島根選出の故竹下登元首相を登場させた。
ふるさと創生を掲げた竹下氏の
「地域が自主性と責任を持って、各々の知恵と情熱を生かし、地域づくりを自ら考え実践していく」
とのフレーズを用いて、地方創生に取り組む姿勢を示した。
演説分量は約13%を地方創生に割いた。
持論の防災庁設置など災害対応関連にも約10%を充て、自身の政策をアピールした形だ。

自民、地元申請あれば不記載議員も原則公認 森山裕幹事長「党の決まりに基づき対応」
2024/10/4 16:55
https://www.sankei.com/article/20241004-DP7LPPQ2FVLCNCDBYRW3GFF2LA/
自民党の森山裕幹事長は4日、党本部で記者団に、派閥パーティー収入不記載事件で処分した衆院議員に関し、次期衆院選(15日公示、27日投開票)で一律に非公認とはしない考えを表明した。
選挙区では、都道府県連など地元組織から公認候補予定者としての申請があり、党の情勢分析で当選可能と判断すれば原則として公認する方向だ。
森山氏は
「党の決まりに基づいて対応することが大事だ」
と強調し、地元組織の公認申請が条件になると語った。
さらに
「当選第一というのが選挙で一番大事だ」
「当選可能なのかどうかも1つの判断の基準」
と語った。
世論は不記載議員への厳しい対応を求める声が根強いが、森山氏は
「党として調査し、(4月に)処分を下した」
「その現実をしっかり捉えることは大事だ」
と述べ、不記載議員の非公認が
「二重処分」
に当たるとの認識を示唆した。
一方、石破茂首相は4日、官邸で記者団に、不記載議員の公認問題に関して
「何にも決まっていない」
と述べた。
首相は党総裁選出馬を表明した8月下旬、
「公認するに相応しいかどうかの議論は徹底的に行われるべきだ」
と述べ、非公認とする可能性に言及していた。

石破政権短命危機=u早く解散しないとボロが…」 現実を無視した理想論吹聴→困難とわかると「豹変」 党内には早くも反乱の気配
2024.10/4 15:30
https://www.zakzak.co.jp/article/20241004-GXJZSACMKNMY7JQIUQHCUBM4AY/
石破茂首相は4日、衆参両院本会議で初の所信表明演説に臨み、
「経済対策の策定」
など、当面の政治課題への政府方針を表明する。
9日解散、27日投開票の衆院選を間近に控え、経済回復の道筋を示す狙いのようだ。
報道各社の世論調査では、石破内閣の支持率は50%前後と伸び悩んでいる。
「論功行賞」
「リベラル重用・保守派外し」
という色彩が強いうえ、安倍晋三元首相を
「国賊」
と罵倒した村上誠一郎氏を総務相に抜擢した影響なのか。
ジャーナリストの長谷川幸洋氏は、現実を無視した理想論を吹聴して困難と分かると豹変する
「石破首相の本質」
を喝破し、
「短命内閣の危険性」
を指摘した。

石破政権が誕生した。石破首相は9日の衆院解散を表明したが、早くも自民党総裁選での発言をひっくり返した形だ。
新内閣は挙党一致のドリーム・チームにもならなかった。
野党はもちろん、自民党内の反・石破勢力は倒閣に動くだろう。
発足当初から、これほど不人気な政権も珍しい。
石破総裁誕生が伝えられると、株式市場は暴落で反応した。
それも当然だ。
石破氏は
「金融所得課税の強化」
をはじめ、
「法人税や所得税の増税」
を滲ませ、岸田文雄政権がぶち上げた防衛増税1兆円の構想も引き継ぐ考えを示した。
日銀の利上げにも肯定的だ。
これで株価が上がるわけがない。
いずれ実体経済に波及し、下手をすれば、デフレに逆戻りする可能性もある。
解散表明にも驚かされた。
総裁選では
「国民に判断材料を与えないまま、解散はしない」
と言っていたのに、突如、豹変した。
しかも、国会で内閣総理大臣の指名を受け、皇居での首相任命式を終える前の解散表明である。
「選挙準備のためだ」
などと理由を語ったが、
「憲政の核心」
に関わる話なのに、言い訳にもなっていない。
これは
「石破首相の本質」
を物語っている。
彼はいつも一見もっともらしい建前論を語るが、実現可能かどうか、しっかり検討した上での話ではない。
単に理想を語っただけだ。
現実の壁に直面して、困難と分かると、たちまち豹変するのである。
解散は森山裕幹事長の進言を受けたからだった。
「早く解散しないとボロが出て、支持率が落ちるぞ」
と諭されたに違いない。
そこで初めて
「現実の厳しさ」
に気が付いたのだ。
他の重要課題はどうか。
例えば、
「アジア版NATO(北大西洋条約機構)の創設」
である。
NATOは加盟国に集団的自衛権に基づく相互防衛義務を課している。
だが、専守防衛を旨とする日本は、他国防衛のために軍事力を行使できない。
したがって、憲法改正が不可欠になる。
■党内には早くも反乱の気配
「日米地位協定の改定」
も同じだ。
米国には日本防衛義務があるが、日本には米国防衛義務がない。
だからこそ、かつてドナルド・トランプ前大統領は
「日本は米国が攻撃されても、ソニーのテレビを見ていられる」
と不満を漏らした。
米国は
「地位協定を改定したいなら、まず片務的な条約を改めたらどうだ」
と反論するのではないか。
途中のハードルをどう越えるか、を考えずに、いきなり理想論に走る。
これが石破氏の発想である。
一言で言えば
「書生論」
だ。
だから、誰かから現実の壁を指摘されると、途端に腰砕けになってしまう。
このパターンは今度も繰り返されるに違いない。
石破首相は、いわゆる
「裏金議員」
の公認問題について、
「公認権者である自分が説明責任を果たす」
と言明した。
甘い対応をするようなら、批判を招く。
逆に、裏金議員を公認しないようなら、反・石破陣営は黙っていないだろう。
最高顧問に就任した麻生太郎元首相は、記念撮影への同席を拒否した。
党内には、早くも反乱の気配が漂っている。
石破政権は短命に終わるのではないか。

スパイ防止法に反対した村上誠一郎氏 昭和61年初当選当時「現行法の手直しで十分」
2024/10/4 10:59
https://www.sankei.com/article/20241004-OROBZLT4CFDYLBBW7LV4RHDNEU/
石破茂内閣で再入閣した村上誠一郎総務相は、衆院議員に初当選した昭和61年当時、自民党が制定を目指していたスパイ防止法について
「現時点においては不必要」
と党内で反対していた。
スパイ防止法を巡る動きを振り返ってみた。
■「スパイ天国」返上目指した自民
戦後、日本はソ連や北朝鮮によるスパイ活動を厳しく取り締まる法律がなく、
「スパイ天国」
と呼ばれてきた。
昭和53年10月の参院予算委員会で福田赳夫首相は
「スパイ天国と言われる状態を放置しておいていいのかどうか」
と述べ、将来はスパイ防止法が必要との認識を示した。
翌54年には保守系の学者や文化人が発起人となって
「スパイ防止法制定促進国民会議」
が発足した。
昭和55年に陸上自衛隊の陸将補がソ連に情報を流したとして逮捕されたが、自衛隊法の守秘義務違反で懲役1年に問われただけだったことから、制定の機運が高まり、地方議会での推進意見書可決が相次いだ。
昭和57年に就任した中曽根康弘首相も積極的な姿勢を見せ、昭和59年には
「スパイ防止のための法律制定促進議員・有識者懇談会」
が発足し、政界を引退した岸信介元首相が会長に就任した。
現在文化庁長官を務める作曲家、都倉俊一氏も発起人に名を連ねた。
■谷垣、鳩山氏らと意見書提出
自民党は昭和60年、
「国家秘密に係るスパイ行為等の防止に関する法律案」
を議員立法で提出した。
外交・防衛上の国家秘密を外国に漏らした場合、最高刑を死刑とした。
この動きに対し、社会党や共産党などは
「国民の権利を制限する」
などと反対した。
スパイ防止法制定促進国民会議の事務局が旧統一教会(世界平和統一家庭連合)系の政治団体
「国際勝共連合」
だったこともあり、社共を中心とした勢力の反対運動は激しく、実質審議に入らないまま廃案となった。
昭和61年、中曽根首相は法案の再提出に意欲を示し、党内の特別委員会が最高刑を無期懲役に引き下げるなどした修正案をまとめた。
村上氏はこの年昭和61年の7月、衆院旧愛媛2区で初当選。
昭和61年11月に、法案に反対する自民党の中堅・若手議員12人の意見書に名を連ねた。
他の11人は次の通り(敬称略、カッコ内は後の役職)。
大島理森(衆院議長)、太田誠一(農林水産相)、熊谷弘(通商産業相)、熊川次男、白川勝彦(自治相)、杉浦正健(法相)、谷垣禎一(自民総裁)、鳩山由紀夫(首相)、谷津義男(農水相)、石井一二、佐藤栄佐久(福島県知事)
村上氏は「中央公論」昭和62年4月号の
「われら自民党議員『スパイ防止法案』に反対する」
と題した特集で、
「自衛隊法、国家公務員法、刑法等の手直しで十分対処することができよう」
などと論じた。
その後、法案は再提出されず、岸氏の死去や中曽根内閣の退陣で制定の機運はしぼんだ。
共産などにとっては、村上氏ら自民内の反対論は心強かったに違いない。(渡辺浩、肩書は当時)

<主張>中国の海外闇警察 「スパイ天国」でいいのか
社説
2024/3/16 5:00
https://www.sankei.com/article/20240316-H4BDHEZJSJMAJPA4WOC6PFTEAA/
左右の過激派や外国勢力を捜査対象として治安を守る警視庁公安部が、なぜ詐欺事件を摘発したのか。
それは日本に、直接スパイ活動を摘発する法律がないからである。
公安部は2024年2月、風俗店を整体院と称して新型コロナウイルス対策の持続化給付金100万円を詐取した疑いで、中国籍の女を書類送検した。
2023年5月には、女が一時幹部を務めた東京・秋葉原の一般社団法人を、同容疑で家宅捜索していた。
一般社団法人が入居するビルは、スペインのNGO「セーフガード・ディフェンダーズ」が2022年、中国の非公然警察署の拠点であると指摘していた。
当時の林芳正外相は
「(日本の主権を侵害しているなら)断じて認められない旨の申し入れを行っている」
と述べた。
同NGOによれば、海外闇警察とも言われる中国の非公然警察署は世界50カ国、100カ所以上にあり、
「国外の中国人の政治活動の監視」

「帰国の説得」
などを任務としている。
2023年4月には米ニューヨークで、非公然警察署の開設や運営に関与したとして中国系米国人2人が逮捕された。
警視庁による摘発は、非公然警察署の実態把握の過程で犯罪容疑が浮かんだとみられる。
平成24年にはスパイ活動を行った疑惑のある在日中国大使館の元1等書記官を、外国人登録法違反容疑で送検した。
2023年は研究データを中国企業に漏洩したとして、不正競争防止法違反容疑で国立研究開発法人
「産業技術総合研究所」
の中国籍の研究員を逮捕した。
その容疑名に捜査当局の苦心が窺える。
日本が
「スパイ天国」
と称されるのは、諸外国にはあるスパイ活動を防止する法律がなく、同法を根拠とする本格的な防諜機関もないためである。
加えて給付金詐欺容疑で送検された女は、自民党の松下新平参院議員の事務所に一時期
「外交顧問兼外交秘書」
として出入りしていた。
外国工作員はあの手この手で政権中枢への接触を図る。
受け入れる側の無自覚ぶりには目を覆いたくなる。
「スパイ防止法案」
は昭和60年に議員立法で提出されたが、昭和60年に廃案となった。
その後、特定秘密保護法などが成立したが、まだ不完全だ。
スパイ天国を解消すべく、防止法と防諜機関の創設を急ぐべきである。

スパイ防止法 諜報活動野放し、摘発へ法整備を 立命館大教授・上久保誠人
明解説
2024/3/2 10:00
https://www.sankei.com/article/20240302-B2AHWG5YAVPIBCAUVHT7EUPR6E/
日本では諸外国のスパイが暗躍しているとされる。
法整備を進める政府は2024年2月27日、経済安全保障上の機密情報へのアクセスを官民の有資格者に限る
「セキュリティー・クリアランス(SC、適格性評価)」
制度を創設する
「重要経済安保情報保護・活用法案」
を閣議決定し、衆院に提出した。
それで機密情報の漏洩を防げるのか。
中国人留学生を指導する立命館大の上久保誠人教授は、スパイ防止法の制定を訴えている。

■日本だけ制度なく
SC制度は、日本の企業、役所、またそのスタッフ、職員について、漏洩すると国の安全保障に支障を与える恐れがある情報を扱うに足る組織や人物、身分かを確認し、海外に情報を流す違反をした場合に罰則を設けるということだが、現行法を含め肝心の外国からのスパイ自体をきちんと取り締まる部分がない。
それは、先進7カ国(G7)の中で日本だけで、まるでスパイ天国だとされる。
諜報活動をする外国人は基本的には犯罪行為を起こさないよう注意を払っており、法の網にかかりにくい。
公安関連組織がスパイらしい人物を捕まえる時は、スパイ摘発と直接関係のない現行法を何とか運用しているのが現実だ。
例えば、東京・池袋のパスポートセンターで中国人職員が個人情報を入手して逮捕された事件が2023年あったが、窃盗罪が適用された。
私が勤務するような学校は、最前線の1つかもしれない。
学校に映画に出てくるようなスパイがいるわけではない。
しかし、留学生が本国にスパイ活動をさせられていると言われており、緊張感があることは否めないからだ。
■中国人は協力義務
中国には国家情報法があり、国家安全部(省)の指示で海外の留学生や在住者は中国共産党の情報活動に協力しなければならない。
同法は、最先端技術などの情報を政府や企業、大学から取り、政府に渡すことを義務付けている。
拒めば、実家が脅されかねない。
大学教育は、そんな中で行われている。
理系はもちろん最前線だが、私のような文系でも民主主義や民主政治を語っていると、それ自体が中国人を教育している行為に当たる。
普通に日本に政治を学びにきた留学生でも、中国当局からの指示で教官がどんな思想信条で家族構成はどうなっているか、朝から夜までどんな日常生活を送っているかといった情報を取っているとの不安は拭えない。
外国から情報を盗みに来る、あるいはそれに加担させられる人を摘発することができる法律として、スパイ防止法が必要である。
それは、逆説的に感じる人もいるだろうが、言論や思想信条、学問の自由を守ることにもなる。
大学で、私は目の前の留学生に民主主義を説く。
それを不安なくやるには、スパイを摘発する制度がきっちりと整っていなければならない。
そのため、ある日突然、私の学生が拘束されて消えることがあっても構わない。
安心して活動できるために法律を整備してほしい。
■留学生や人材守る
日本は少子高齢化で若者が少ない。
政府は対策を取っているとはいえ、政策効果が出るのは30年後だ。
だから、ある意味で移民と言える優秀な人材を受け入れざるを得ない。
外国人を受け入れつつ国家の安全を守るために、厳しいチェックと管理ができる法律が必要なのはG7の国であれば常識ではないか。
そう思う理由の1つに、私の英国での留学経験がある。
空港でもロンドン市内でも自動小銃を持っているような人はおらず、オープンな雰囲気に見えたが実は英国は強力な監視国家で、私を含む留学生が完全に情報機関に生活を把握されていた。
当時、当局の要注意リストに外国人3000人が掲載され300人が監視下にあったと聞いていた。
ある大学で、留学生が集会をしようとした瞬間に当局が全員検挙したという事例があった。
それほど普段から留学生や外国人の動向を把握しているということだ。
テロやスパイ活動を防止するため、事前に全てを把握する体制があり、スパイ防止の法律が存在していた。
一方で、市民は当局の監視の息苦しさを日常的に感じることはなかった。
いわゆるリベラル、左翼の考え方とは真逆の考え方だろうが、同様の制度が日本にほしい。
それが、良い留学生や優秀な人材を守ることにも繋がるはずだ。

【用語解説】スパイ防止法
昭和55年1月の宮永幸久元陸将補らによる防衛庁スパイ事件をきっかけに昭和60年6月、通常国会に自民党から議員提案された。
野党側が
▽「国家の秘密」の範囲が曖昧
▷国民の知る権利、言論と報道の自由など基本的人権を侵害する
▷最高刑を死刑とするなど重罰化が目立つ
などと反対。
1度も審議に入らないまま、昭和60年末の臨時国会で廃案となった。

<主張>気象と防災の日 首相に制定を提案したい
社説
2024/10/4 5:00
https://www.sankei.com/article/20241004-REJPIIGFFFOFHIQ3QHRD7JXMME/
石破茂首相は「防災庁」の創設を政策の柱の一つに掲げている。ただ、実現には一定の時間がかかる。
そうであるなら、手間をかけずに防災に資する方策も考えたい。「気象と防災の日」を制定してはどうか。
地球温暖化の影響とされる気象の激甚化で、多くの国民の命と暮らしを脅かす大規模水害が毎年起きている。豪雨や台風が多発する時季の前に、国民、地域、自治体、国が連携して大規模水害に備える機会が、必要であり不可欠だ。
国民的な防災の日である9月1日は、大規模地震を想定した訓練や啓発活動に重点が置かれてきた。豪雨や台風に備えるには9月では遅い。8月26日は「火山防災の日」、11月5日は「津波防災の日」(世界津波の日)であるが、最も発生頻度が高く、かつ全ての国民に関わる気象災害については、これに相当する日がない。
地震を想定した訓練を実施している地域や自治体は多いが、水害を想定した訓練はあまり行われていないのが現状だ。
「自然災害が多発する日本に、専門の省庁がない方が異常だ」と考えるのであれば、大規模水害を重点に気象災害に備える「防災の日」の必要性は明白だろう。
産経新聞は社説(主張)で、気象記念日である6月1日を「気象と防災の日」とすることを提唱してきた。大規模水害を想定した訓練を多くの自治体に普及、定着させるとともに、地球規模の気候変動について多くの国民が学ぶ契機とする、というのが提唱の趣旨である。
日付と名称にはこだわらないが、この趣旨には賛同が得られるはずだ。
東日本大震災、西日本豪雨などで、日頃の訓練が住民避難や安全確保に繫(つな)がった事例は多い。訓練の実施で直ちに救える命があり、訓練の定着で将来の命も救える。
「気象と防災の日」制定に多額の費用はかかるまい。考えられる施策としては、最も費用対効果が高いのではないか。
防災庁の創設を掲げている首相が、政府の災害対応力を大幅に向上させる必要があると認識していることに異論はない。ただし、役人と役所仕事を増やしても、それが必ずしも国民の命を守ることに直結しないことは銘記する必要がある。

地震の地割れから大量の土砂「人災」と批判も 能登水害、家も車も埋まった
2024/10/4 6:30
https://www.sankei.com/article/20241004-6CXKCYFYA5NPBF5JU2HBCR4RUM/
9月21日に能登半島で発生した記録的豪雨で、石川県輪島市の市立輪島中グラウンドに元日の地震で生じた地割れから大量の土砂が流出し、周囲の家や車を埋め尽くした。地震後、地割れから水が染み出すなどの予兆もあり、市側は土囊(どのう)を置くといった対策を講じてきたが、豪雨には効果がなかった。市に繰り返し対策の強化を求めてきた住民からは「危険性は明らか」「人災だ」といった批判の声も上がる。
輪島市中心部の高台にある輪島中では、元日の地震で約1万6千平方メートルあるグラウンドに地割れが発生した。グラウンドを管理する輪島市教育委員会によると、地割れは最大で長さ約130メートルに及び、グラウンドの約半分が崩れ落ちた。
地震後、高台の下で暮らす住民は、雨が降るたびに恐怖を感じた。息子宅の前が土砂に埋まった服部陽子さん(65)は「大きく崩れた斜面から雨が降るたびに水が染み出したり、小石が落ちてきたりした」と振り返る。住民から対策を求める声もあり、市は斜面にブルーシートを張ったり、大型土囊を置いたりしたほか、雨水が斜面に流れないよう仮設の排水管も設置した。
しかし、今回の豪雨では対策の効果もなく地割れから大量の土砂が流出。高台から約300メートルにわたる坂道には、グラウンドの土砂を含む濁流が川のように流れた。仮設の排水管は十分に機能しないまま壊れ、最大で高さ1メートルほどの土砂が民家や道路、駐車中の車を覆った。服部さんは「しっかり補強していれば被害はもう少し抑えられたのでは」とため息を漏らす。
■市教委「被害受けられた方におわび」
高台の土砂崩れの危険性を市に何度も訴えた住民もいる。輪島中が立つ高台のすぐ下に自宅がある女性(55)によると、地震後、雨が降るたびにグラウンドの砂が自宅前を流れたという。
土砂流出の危険性は目に見えていたため、女性は輪島中の周辺を土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン)に指定するよう市側に要望したが、「教育委員会との兼ね合いがある」などとして取り合ってもらえなかったと憤る。実際、輪島市が公開するハザードマップは令和元年度末から更新されておらず、土砂が流出した範囲は土砂災害警戒区域(イエローゾーン)からも外れたままだ。
女性宅は今回の土砂流出で床下まで泥水につかり、前の道路も地中の水道管やマンホールがむき出しになるなどした。複数の予兆があったにもかかわらず土砂流出を防げなかったことに、女性は「市の対応はあくまで応急処置に過ぎない。その後の対応はなく、人災と言っても過言ではない」と訴える。
これに対し、輪島中のグラウンドを管理する市教委は、地震後に一定の対策をとってきたとした上で、「被害を受けられた方におわびする。さらに被害が拡大しないように対策を講じる」と述べるにとどめた。

<主張>中東の戦火拡大 なぜNSCを開かぬのか
社説
2024/10/3 5:00
https://www.sankei.com/article/20241003-4YRNMLACHBI6FNK2GDIOJIQ5N4/
石破茂首相に問いたい。
なぜ国家安全保障会議(NSC)を開催しないのか。
中東の戦火が拡大しているからである。
イスラエルがレバノンの首都ベイルートにある親イラン民兵組織ヒズボラの本部を空爆し指導者ナスララ師を殺害した。
ヒズボラの脅威を除こうとイスラエル軍はレバノン南部へ侵攻した。
ヒズボラの後ろ盾であるイランは報復と称しイスラエルに向けて大規模な弾道ミサイル攻撃を行った。
米英両軍などが協力して迎撃したが一部が着弾し、被害が出た。
イランの対イスラエル直接攻撃は4月以来だ。
どちらも中東有数の軍事大国だ。
双方に自制を求めたい。
ただし事態がエスカレートすれば
「第5次中東戦争」
になりかねない。
日本や世界のエネルギー供給にとっても、経済情勢にとっても、何より中東地域の邦人の安全にとっても、看過できない緊迫した状況である。
日本は一連の事態を遠い地域の出来事と見做すのではなく、自らの問題と捉え、対応しなければならない。
石破首相は2日、イランの弾道ミサイル攻撃を非難し
「全面戦争に拡大しないように(米国などと)連携を取りたい」
と述べた。
そうであるならば、石破首相は、NSCの4大臣会合などを開き、邦人保護や万一の際のエネルギー需給、イスラエル、イラン双方への働きかけについて協議すべきである。
国家安全保障局や外務省の幹部と面会したが、それだけでは足りない。
NSCを開催すれば、日本企業や現地の邦人に対応を促すシグナルにもなる。
石破首相が自民党総裁に当選した9月27日に、岸田文雄内閣の木原稔防衛相はレバノンからの邦人退避に備え、航空自衛隊のC2輸送機を近隣のヨルダンとギリシャへ派遣する命令を発した。
レバノンには約50人の邦人が滞在している。
政権末期でも邦人保護へ動いた岸田政権の対応は妥当だ。
退避では韓国との相互協力も進めたい。
ただし、レバノンからの邦人退避の備えは日本が為すべき対応の一部に過ぎない。
戦火が一気に拡大しかねない時代だ。
危機は政権交代の事情など勘案しない。
石破首相には内閣発足直後であろうと国民を守り抜いてほしい。

石破政権は北朝鮮に近く優しい? 拉致議連会長からの変節
阿比留瑠比の極言御免
2024/10/3 1:00
https://www.sankei.com/article/20241003-KRI3XHTSOZIS7BSKYCT3ZS5YKA/
9月28日の本紙社会面記事で、拉致被害者の横田めぐみさんの母、早紀江さんが石破茂新首相と過去に会話をした経験について、こう述べていた。
「ほとんどない」
一読、何とも言えない寂しさを感じた。
なぜなら首相は平成14年4月から、9月に小泉純一郎内閣の防衛庁長官に抜擢されるまで、北朝鮮に毅然とした姿勢で対峙する
「北朝鮮に拉致された日本人を早期に救出するために行動する議員連盟」(拉致議連)
の会長を務めていたからである。
■被害者家族と距離
にもかかわらず以後、首相は早紀江さんの言葉にあるように、拉致被害者家族との間に距離を置いたのだった。
家族らにすれば、見捨てられたに等しい。
この年平成14年4月、自民党政調副会長だった首相が拉致議連会長に内定した際に中川昭一元財務相から筆者に、嬉しそうな様子で掛かってきた電話が鮮明に記憶に残っている。
「(北に比較的融和的というイメージがある自民党の)橋本派の石破さんが受けてくれたのは大きいよ。インパクトがある」
筆者も早速、首相(石破氏)にインタビュー(平成14年4月24日朝刊掲載)すると、首相はこう語った。
「とにかく行動すること、北朝鮮に毅然たる姿勢で臨むことの2点に議連の意味がある」
「日本はこれまで、コメ支援や朝鮮半島エネルギー開発機構(KEDO)への援助など、太陽政策的な措置をとってきた」
「それなのに北朝鮮は『行方不明者(拉致被害者)は捜索したがいなかった』と非常に不誠実な答えを繰り返し、ミサイルを撃ち、工作船を航行させるという行動に出ている」
「拉致容疑は人権問題でもあるが、それ以前に国家主権の侵害だ」
至極もっともな発言である。
ところが、その首相による現在の主張や今回の党役員と閣僚人事を見ると、過去との余りの差異に愕然とする。
首相は拉致議連から手を引く代わりに、北朝鮮に余りに融和的だと拉致被害者家族会が警戒する日朝国交正常化推進議員連盟の一員となった。
総裁選で首相が掲げた東京と平壌に連絡事務所を置いて拉致被害者について調査するという考えは、かねて日朝議連が主張してきたことである。
だが、北朝鮮当局は拉致被害者を厳しい監視下に置いており、どこにいるかは当然、把握している。
連絡事務所の設置とは、北朝鮮に都合のいい情報を受け取り、その意のままに動くことである。
首相はまた、拉致被害者家族会が絶対に譲れないと訴える
「全拉致被害者の即時一括帰国」
という方針にも疑問を示している。
■なぜ変節したのか
党役員を見ても、要の森山裕幹事長と坂本哲志国対委員長は日朝議連に入っているとされる。
それどころか、石破内閣で安全保障問題を担う首相をはじめ岩屋毅外相も中谷元防衛相も日朝議連メンバーという極端な配置となっている。
まだ石破政権が発足したばかりだから今後どうなるか分からないが、人事から受ける印象は
「北朝鮮に近く優しい政権」
となろう。
政治家であろうと、歳月の中で考え方が変わっていくことはあるだろう。
とはいえ、かつては北朝鮮に対する太陽政策の無意味さを説き、毅然とした姿勢を強調していた者が、なぜここまで変節したのか。
自ら拉致被害者奪還運動に取り組みつつも、最後の場面では首相や政治家に頼らざるを得ない家族らの心境を思うと、やるせない思いが募るばかりである。

石破首相の原発ゼロ方針「今は訂正されていると承知」 武藤経産相、総裁選の発言巡り
2024/10/2 16:24
https://www.sankei.com/article/20241002-CV7OIQS64VLMXAWUKIN4VH2RGM/
武藤容治経済産業相は2日、就任後初の記者会見を開き、石破茂首相が自民党総裁選で
「原発をゼロに近づける」
とした発言について、
「今は訂正されていると承知している」
との考えを示した。
原発については
「安全という前提で最大利用を進める」
と語った。
首相は総裁選への立候補を表明した8月の記者会見で原発をゼロに近づける考えを示した。
総裁選中は電力需要の増加を踏まえ
「必要な原発の稼働は進めていかねばならない」
とも語っていた。
武藤氏は総裁選の政策集で
「安全を大前提とした原発の利活用」
に言及されていると指摘。
原発利用などの方針について、
「首相と認識は共有している」
とも話した。
また武藤氏は、東京電力柏崎刈羽原発(新潟県)について
「地元の不安の声や地域振興を含めた要望を踏まえ、再稼働の理解が進むよう政府を挙げて取り組む」
との意向を示した。
柏崎刈羽原発の再稼働に向けては、地元同意を得ることが焦点となっている。
武藤氏は
「福島第一原発の事故を起こした東電への不安の声があり、(柏崎刈羽原発の)安全安心の取り組みも十分には浸透していない」
と指摘し、理解を得るよう努めるとした。
武藤氏はこの他、次世代半導体の量産を目指すラピダスの支援に関する法案に関し、
「出融資の活用拡大を含む必要な支援を行うための法案を早期に国会に提出すべく検討を進めないといけない」
と述べた。

2024.10.01
「あの男だけは、誰もが嫌っている」…石破茂新政権は長続きできるのか
「北京のランダム・ウォーカー」第749回・後編
https://gendai.media/articles/-/138394?imp=0
■石破氏は還暦を過ぎて変わることができるのか
さて後半は、石破新首相の
「政治家としての資質」
に立ち入ってみたい。
「前編」
の冒頭で述べた
「還暦を超えて人は変われるのか」
という命題である。
2024年9月27日の午後に行われた自民党総裁選挙の議事進行は、概ね前例を踏襲したが、いくつか細かい変更が行われた。
その1つが、決戦投票の前に、勝ち残った2人の候補者に、それぞれ5分間ずつ
「最終スピーチ」
の時間を設けるというものだった。
それは、1回目の投票で2位の候補者、1位の候補者の順で行われた。
つまり、1回目154票だった石破候補が、181票だった高市候補よりも、先に壇上に上がった。
石破候補にとっては、1回目の投票で敗退した7人の候補、及び7人の候補の支持者たちに
「直訴する」
最後のチャンスだった。
私も、石破候補が何を話すのかと、固唾を呑んで見守っていた。
すると、壇上の選挙管理委員会の面々に向かって、3度も丁寧にお辞儀した後、訥々と、こう切り出したのだった。
「私は、至らぬ者であります」
「議員生活38年になります」
「多くの足らざる所があり、多くの方々の気持ちを傷付けたり、色んな嫌な思いをされたりした方が多かったと思います」
「自らの至らぬ点を、心からお詫びを申し上げます……」
何とあのプライドの塊のような石破氏が、
「過去のお詫び」
から入ったのである。
NHKの生中継を見ていた人は、
「何のこっちゃ?」
と思われたかもしれない。
■自民党議員の根強い「石破アレルギー」
だが実際に、自民党議員たちの
「石破アレルギー」
は相当なものがある。
私も少なからぬ議員たちから、様々なエピソードを聞いたものだ。
今回の自民党総裁選の間も、永田町界隈では、
「石破茂の裏切りの歴史」
なる文書が拡散されていたほどだ。
コロナ禍の前のことになるが、ある自民党本部の幹部職員が定年退職し、数名の記者で退職祝いをやった。
その中で、
「自民党職員たちから見て、総理総裁になってほしい政治家は誰ですか?」
と、記者の1人が質問した。
すると元幹部職員は、赤ら顔を和ませ、たちまち10人近くの名前を挙げて、
「我が党は人材の宝庫だ」
と胸を張った。
そこで私が、
「では逆に、自民党職員から見て、総理総裁になってほしくない政治家は?」
と水を向けた。
すると即座に、こう答えたのだ。
「石破茂! あの男だけは、党職員の誰もが嫌っている」
その後は、酔いも回ってか、呆れるようなエピソードを次々に披歴した。
重ねて言うが、酒席の話で裏を取ったわけではないので、事実かどうかは不明だ。
■渡した名刺を投げ、せせら笑う石破氏
だが、実は私にも、苦い経験が1つある。
2012年9の自民党総裁選で、
「安倍vs石破」
の自民党史に残る対決となった時のことだ。
当時所属していた『週刊現代』で、
「強の誌面対決」
のページを作るべく、両者にインタビューを申し込んだ。
すると、両候補とも
「30分だけなら」
と快諾してくれ、同日に時間差でのインタビューとなった。
まずはカメラマンと2人で、国会議員会館の石破事務所を訪ねた。
少し早く着いて、応接間で待たされたが、書棚には重厚な本がぎっしり並んでいた。
失敬して何冊か取り出してみたら、どの本にも要所に赤鉛筆で波線が引かれ、文字の上の隙間には、本人の所感が書かれていた。
さすが政界一の勉強家と、尊敬の念を深くして待っていると、間もなく本人が現れた。
私とカメラマンは、立ち上がって名刺を差し出し、
「本日はよろしくお願いします」
と頭を下げた。
すると石破氏、
「言っとくけど、きっかり30分だよ」
と言って、我々の名刺を見もせずに、ポイと机上に投げ捨てた。
そのうち1枚が床に落ち、慌ててカメラマンが拾って机上に置いた。
「君たちが聞きたいのは、キャンディーズのことかい? でもそんなこと聞いてると、時間が経っちゃうよ」
そう言って、ヘラヘラ笑い出した。
そのうち、我々の名刺を、まるでルービックキューブでも遊ぶように、両手でクルクルと回し始めた。
そして5分経つごとに、
「ハイ、あと20分!」
などと言って、せせら笑う。
こちらは、当時問題になっていた中国との尖閣諸島の問題などを聞きたかったのだが、常に
「上から目線」
で、まるで初心者相手のように説くので、噛み合わなかった。
1度だけ、石破氏の回答が事実関係と異っていて突き詰めたら、キッとなった。
そして書棚に駆け寄り、関連関書を開いて
「そうだな、アンタの言う通りかもな」
と呟いた。
最後は、
「ほらほら、ラスト5分だよっ、キッキッ」
と冷笑した。
そしてほどなく、おもむろに立ち上がると、無言のまま離席してしまった。
27分が経ったところだった。
私はトイレにでも行ったのかと思い、しばし待ったが、ついぞ戻ってこなかった。
カメラマンが三脚を片付けて、事務所を出た。
石破氏の名刺は、受け取らずじまいだった。
■出口まで見送りにきた安倍氏
続いてインタビューした安倍氏は、仏様のように映った。
「週刊現代には過去に、色んな事を書かれたけど、よく勉強させてもらっていますよ」
「今日は短い時間しか取れなくて、すみませんね」。
そう言って安倍氏は私とカメラマンに会釈しながら、自分の名刺を差し出した。
安倍事務所の応接室の書棚には、本が1冊もなく、代わりに世界の著名人と撮った写真ばかり飾り立ててあった。
それでも、熱意と誠意が感じられる30分のインタビューだった。
「これからの日中関係は、きっと厳しいものになると思いますよ」
などと、率直に語った。
終わると、わざわざ事務所の出口まで送りに来てくれて、
「下へ降りるエレベーターはあっちの方ですから」
と笑顔で言い添えた。
帰路、私とカメラマンの意見は一致した。
「どちらが賢いかと言えば、石破さんだろうが、もし自分が自民党議員で、どちらに投票するかとなれば、絶対に安倍さんだな」
かくして、1回目の投票では石破候補が首位だったが、議員票がものを言う決選投票で、安倍候補が逆転。
2012年12月に発足した第2期安倍政権は、7年9ヵ月続いて歴代最長政権となった。
反面、石破氏には
「長い冬の時代」
が続いたのである。
■石破政権は「割りばし政権」?
それで、
「還暦を超えて人は変われるのか」
という命題である。
「高市候補に投じた」
というある自民党議員に聞くと、石破新政権について、決して楽観視はしていなかった。
「どうせ来たる総選挙用の『割りばし政権』だろう」
「総選挙が終われば、また石破は例によって独りよがりになり、『裸の王様』と化し、周囲が離反していく」
「挙げ句、内閣支持率が低迷して、総辞職ではないか」
「割りばし」
とは、
「1回きりの使い捨て」
という意味だそうだ。
2024年9月27日の夕刻、自民党総裁選は、9人の候補者全員が壇上に上がり、連なって握手して万歳するシーンでお開きとなった。
互いの手を離すと、8人の敗者たちは、そのまま壇上を去ったが、石破氏だけは、向かって右奥の選挙管理委員会席に歩み寄っていった。
そして、逢沢一郎選挙管理委員長を始め、選挙管理委員を務めた議員たち1人1人と握手し、頭を下げて労を労ったのだった。
こうした行動は、
「人格が丸くなった」
ことを示す証左と言える。
だが週明けの2024年9月30日には、
「前編」
の冒頭で述べたように、
「天に唾する自民党総裁による解散宣言」
をやってのけ、国民を唖然とさせた。
1つ言えるのは、石破新首相は間違いなく、今世紀に入ってから首相を経験した12人の中で、最も頭脳明晰な首相であるということだ。
人間関係まで含めて、その
「賢明さ」
が前面に出たなら、長期政権の可能性もないとは言えない。
何と言っても、
「時の流れ」
を掴んでいるのだから。
だが同時に、
「時の流れ」
は移ろいやすいのも事実だ。
「平成の明智光秀」
は、果たして
「令和の徳川家康」
になれるのか。
新政権発足早々に総選挙を迎えて、日本の政治が、一段と面白くなってきたことは確かだ。(連載第749回)

2024.10.01
# 政治
石破新総理、総選挙後にありかも電撃訪中…中国ウォッチャーの風変わりな「石破茂論」
https://gendai.media/articles/-/138393?imp=0
「北京のランダム・ウォーカー」第749回・前編
近藤 大介『現代ビジネス』編集次長
■石破茂氏が新総裁に
「新政権はできる限り早期に国民の審判を受けることが重要であると考えており、諸条件が整えば、10月27日に解散総選挙を行いたい」
「いま内閣総理大臣でないものがこのようなことを行うのは、かなり異例のことであると承知しております」
「これが不適切なものだと考えているわけではございません」
石破自民党新総裁が、9月30日15時から党本部で行った記者会見で、いきなりの
「解散爆弾」
をブチ上げた。
憲法第7条には、
「天皇は、内閣の助言と承認により、国民のために、左の国事に関する行為を行ふ」
として、
「国事行為」
の3番目に
「衆議院を解散すること」
と記されている。
だが石破自民党総裁は、9月30日時点で、
「助言と承認をする内閣」
を築いていない。
そのため、これは
「異例」
であると同時に、
「不適切」
であるのは言うまでもない。
こんなことが許されるなら、自民党は中国共産党と同じになってしまう。
解散したければ、翌10月1日に、正式に総理に就任し、内閣を築いてから宣言すればよいだけのことだ。
たかが1日の違いだが、
「総理でない自民党総裁が解散を宣言する」
というのは、
「天に唾する行為」
である。
この
「石破流ゴーマニズム宣言」
によって、せっかく掴んだと思われていた
「時の流れ」
を、自ら早々に手放してしまうかもしれない−−。
時の流れを先週末に戻そう。
9月27日に東京・永田町にある狭苦しい自民党本部8階ホールで実施された、事実上の日本の最高権力者を決める総裁選挙は、劇的な結末を迎えた。
実に5回目の挑戦で、
「最後の戦い」
と背水の陣を張った石破茂候補(67歳)が、一発転劇によって他の8候補を打ち負かしたのだ。
この石破新総裁誕生については、既に多くの政治の専門家たちが多くのことを話し、書いているので、重複はしない。
私の心に湧き上がるのは、前にもこのコラムで綴った
「時の流れ」
ということと、
「還暦を超えて人は変われるのか」
という2点だ。
以下、中国ウォッチャーによる、やや風変わりな
「石破茂論」
を申し述べたい。
普段、
「中南海」(北京の最高幹部の職住地)
の権力闘争を追っていると、ふと見えてくる
「永田町の風景」
もあるのだ。
まず、
「時の流れ」
に関しては、約1ヵ月前(9月3日)にアップした本コラム
「中国は『待ちハリ』…カマラ・ハリスは『反中でなく弱くて予測可能』な理想のリーダー」(連載第745回)
で、私はこう述べた。
政治の世界には、
「時の流れ」
というものがある。
「時流」
を得た政治家は、まるで舟に乗って川下りをするが如く、スルスルと遊泳し、
「勝機」
を掴んでいく。
まさに
「勝ち将棋鬼の如し」
だ。
逆に、
「時流」
に乗れない政治家は、
「鮭(さけ)の川上り」
のような状態になる。
すなわち、いくら七転八倒しながら這い進んでも、結果が伴わない。
逆境に斃れてしまう。
こうしたことは、個々の政治家の実績や資質というよりは、
「時流」
が自分に来ているかどうかの問題である。
広い意味で
「運」
と呼んでもいい。
現在、周知のように、日本とアメリカで同時に、国の最高権力者を決める
「大一番」
が展開中である。
この自民党総裁選と米大統領選を見る時、私はどうしても
「どの候補に時流が来ているか」
という視点に立ってしまう。
日米に共通している今の
「時流」
を一言で言い表すなら、
「刷新感」
である。
日本は、2012年末から7年9ヵ月続いた安倍晋三政権と、その後の菅義偉政権、岸田文雄政権の残滓のような、自民党の裏金問題が勃発した。
そこからの脱却を図ろうと、総裁選史上最多の9人が、政策を競っている。
そのキーワードが、
「刷新感」
である。
この
「時流」
に一番うまく乗った候補が、最終的な勝者となる。(以下略)
■「刷新感」にうまく乗った石破氏
私の見立てでは、この
「刷新感」
という時流に、自民党総裁選で一番うまく乗ったのが、石破氏だったと言える。
当選12回の石破氏に、何が
「刷新感」
かと思われるかもしれないが、ここで言う
「刷新感」
とは、年齢や当選回数ではない。
「派閥」「裏金」(統一教会などとの)「癒着」といった、いわば
「平成的政治手法」
からの脱却という意味での
「刷新感」
である。
自民党安倍派の裏金問題が俎上に上る以前から、
「孤高の人」
石破氏に派閥はなかった。
かつて
「水月会」(石破派)
という小派閥を擁していたが、令和3(2021)年の年末に、それまでの6年あまりの活動に終止符を打って解消してしまった。
当時の朝日新聞(2021年12月13日付)は、
「これが冷や飯を食らい続けた首相候補の末路なのか」
と、にべもない。
私も、
「水月会」
の政治資金パーティに顔を出したことがあるが、それは
「斜陽の中小企業の株主総会」
を見るかのようだった。
見栄を張って有名ホテルの大広間で催すのだが、参加者が少ないため、何とも寒々しい。
おまけに、会長の石破氏が、例の渋面で長広舌をぶつものだから、さらに場がしらけていく。
熱心に石破演説を聴いているのは、われわれ記者の一部くらいだ。
当時は首相派閥である
「清和会」(安倍派)
の全盛期で、安倍晋三首相が
「太陽」
なら、石破氏は
「月」
だった。
野球で言うなら、安倍氏が
「長嶋茂雄」
で、石破氏は
「野村克也」。
誠に明暗甚だしかった。
だが、
「令和の政治」

「平成の政治」
とは大きく異なる。
日本の社会環境は、少子高齢化と地方の過疎化が進み、日本のGDPは2位からまもなく5位まで落ち、スマホ・ネイティブ世代が成人を迎えた。
平成の後半に栄華を極めた安倍氏は、周知のように2年前にテロに斃れた。
同時に安倍氏の
「盟友」
だった麻生太郎元首相(84歳)や二階俊博元幹事長(85歳)も、
「引き際」
を迎えている(麻生氏は9月30日に「自民党最高顧問」なる新奇な役職を与えられたが、党幹部一同の記念撮影にも応じず退出してしまった)。
反面、
「平成元禄に背を向けていた」
石破氏に、
「時の流れ」
が巡ってきたのである。
鳥取という日本の過疎化を象徴するような日本海側の地からやって来て、金銭欲もなく飾りもせず、正論を訥々と吐く変わり種が脚光を浴びる時代の到来である。
廃れていく地方は、そんな石破氏に一抹の希望を見出した。
同時に、1年1ヵ月以内に確実に選挙を迎える自民党の衆議院議員も、また2025年7月に半数が選挙を迎える参議院議員も、自民党に吹き荒れる逆風の中で、
「石破人気」
に縋(すが)るしかなかったのである。
関連記事
「あの男だけは、誰もが嫌っている」…石破茂新政権は長続きで…

党員票で躍進の高市氏背景には地方行脚とネット選挙 捲土重来へのカギは議員からの支持拡大
2024/10/2 6:00
https://www.sankei.com/article/20241002-6W56DR5QNNNY5NBDNIADQBL3NQ/
過去最多となる9人が立候補した先の自民党総裁選では、高市早苗前経済安全保障担当相と石破茂首相が激しく競り合った。
高市氏は決選投票で敗れはしたが、1回目の投票では国会議員票と地方票のいずれも首相を上回る健闘を見せた。
令和3年の前回総裁選で高市氏を支えた安倍晋三元首相は死去した。
党内基盤が脆弱で、20人の推薦人の確保にも難儀した高市氏はなぜ躍進できたのか。
■回った地域「数えようがないくらい」
「私自身の力不足だ」
「多くの方に助けていただきながら申し訳ない」
総裁選終了後の9月27日午後、党本部で記者団の取材に応じた高市氏はこう敗戦の弁を述べた。
目は赤く、表情には悔しさが滲んでいた。
1回目の投票で獲得した議員票は首相の46票を上回る72票。
また、地方票でも109票を獲得し、108票の首相を1票上回った。
決選投票では議員票で首相の後塵を拝したが、47都道府県の地方票のうち都市部を中心に21票を獲得した。
「予想以上だよ、想定外」。
高市氏を支援したベテラン議員は、地方票で首相を上回ったことに驚きを隠さなかった。
総裁選では安倍氏の支援を受け、4候補のうち2番目に多い議員票を獲得しながら、地方票が伸びず、決選投票に進めなかった。
その後、高市氏は政調会長に再任された。
直後の衆院選では他の議員の応援演説で全国を駆け回り、自身の選挙区に入ったのは
「数時間」(高市氏)
だった。
「次」
を見据えた高市氏は地方行脚を続け、昨年10月のBS番組では
「また戦わせていただく」
と表明。
2024年8月に地元・奈良県で行った講演では、会場を埋め尽くした聴衆を前に
「(3年間で)回った地域は数えようがないくらい」
と振り返った。
今回の総裁選の結果について関係者は
「地方を回り続けてきたことが大きい」
と語る。
■ネット上での話題「圧倒」
高市氏の地方票の獲得数を見ると、東京や大阪をはじめ都市部での強さが際立っている。
陣営幹部は
「ネット戦略がうまくいった」
と解説する。
高市氏の陣営には、7月の東京都知事選で2位に食い込んだ前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏の選対事務局長を務めた藤川晋之助氏も加わった。
石丸氏躍進の要因となったインターネットを活用した選挙活動を高市陣営でも展開。
総裁選期間中はSNS上に人柄を紹介する短い動画などを頻繁に投稿し、ネット上で話題に上る回数は他候補を圧倒した。
選挙戦が進むにつれ、大本命と言われた小泉進次郎選対委員長の
「討論力」
の低さが露呈し、報道各社の世論調査で高市氏が急浮上した。
中露軍機による相次ぐ領空侵犯や、中国広東省深圳で日本人男児が刺殺された事件を受け、中国に厳しい姿勢を示す高市氏が保守層を中心に期待を集めたとみられる。
高市氏が追い風を受ける中、伸び悩んでいた河野太郎前デジタル相を支援していた麻生派会長の麻生太郎最高顧問も動いた。
党内で唯一、派閥を維持する麻生氏は、小泉氏を支援した菅義偉副総裁、かつて自身に退陣を迫った首相のいずれとも関係が良好ではない。
麻生氏側は高市陣営との水面下での交渉を本格化。
選挙戦終盤になると高市陣営は
「麻生氏は高市を支援する」
と自信を見せ始めた。
■リーフレット問題で包囲網
麻生氏の支援を取り付けたものの、高市氏は結果的に首相に勝つことはできなかった。
総裁選挙管理委員会が文書郵送の禁止を通知した後に、全国の党員らに高市氏の政策リーフレットが届いた問題が発覚したことも尾を引いた。
リーフレットが党員票の拡大に繋がるとの見方もあり、他陣営から
「不公平だ」
と批判を受けた。
陣営幹部は
「高市包囲網が出来てしまった」
と悔やむ。
「私を支援した入閣適齢期の議員の処遇を優先してほしい」。
総裁選後、高市氏は石破氏から総務会長就任の要請を受けたが、辞退した。
「党執行部に入れば自由に発言ができなくなる」
「全国行脚で地方固めを進めた方がいい」。
高市氏の関係者は
「無役」
でいることのメリットも説く。
高市氏が次の総裁選でリベンジを目指すならば、先の総裁選に省みる点もある。
首相が決選投票直前の演説で
「ルールを守る自民党…」
と繰り返したのは高市氏への当てこすりとの見方もあるが、一定の共感を呼んだのは間違いない。
高市氏の捲土重来へのカギは
「ルールを守らなかった」
という党内の誤解を解きつつ、苦手とされる仲間作りを克服して党内基盤を固めることだろう。

<主張>石破新内閣 危機感持ち日本守り抜け 挙党体制築かぬままの船出か
社説
2024/10/2 5:00
https://www.sankei.com/article/20241002-EUMWOOOJIFNPPNZIZVO6JOJL7M/
衆参両院で自民党の石破茂総裁が第102代首相に指名され、宮中での親任式などを経て、内閣を発足させた。
石破首相は9日に衆院を解散し、衆院選を
「15日公示、27日投開票」
の日程で行う方針だ。臨時国会では所信表明演説と代表質問は行うが、予算委員会での十分な審議は行われない見通しである。
国民に信を問う上で判断材料を提供するのは首相の責務である。
論戦が不十分でよいのだろうか。
「国民に正面から向き合い誠心誠意語っていく」
「逃げずに実行する内閣にする」
と述べた。
にもかかわらず、実際には丁寧な質疑を避けようとしているのは残念である。
◆改憲案作成へ動く時だ
首相には保守の矜持をしっかり持ってもらいたい。
党綱領は
「日本らしい日本の確立」
を謳い、自らを
「保守政党」
と位置付けている。
この理念を踏まえ国家国民を守り抜かねばならない。
岸田文雄前首相が語った
「ウクライナは明日の東アジアかもしれない」
という危機感を共有し、安倍晋三元首相以降の外交安全保障政策を継承、発展させる必要がある。
アジア版NATO(北大西洋条約機構)の具体化には憲法問題があり、各国との交渉に大きなエネルギーも要する。
この構想は取り下げた方がよい。
今求められるのは、中国やロシア、北朝鮮といった現実の脅威に対処することだ。
日米同盟を盤石なものとし、抑止力と対処力の向上へ防衛力の抜本的強化を加速させることである。
日本に対する主権侵害などには、毅然とした対応を取ってもらいたい。
憲法改正は自民の党是である。
党は既に憲法に
「第9条の2」
の条文を新設して自衛隊を明記することや、緊急政令の根拠規定創設を盛り込んだ論点整理をまとめている。
これを前提に他党を説得し、改憲原案の条文を早期に完成させるべきだ。
目標とする憲法改正の時期も明らかにしてほしい。
安定的な皇位継承を巡っては男系(父系)継承を確実にしなければならない。
岸田内閣時の報告書の実現を求める。
国の根幹をなす課題であり、保守の真価が問われる。
北朝鮮による日本人拉致問題について首相は
「東京と平壌に連絡事務所を開設して交渉の足掛かりとする」
と唱えてきたが、家族会は時間稼ぎに利用されるだけだと反対している。
被害者と家族は高齢化している。
全員の早期救出に力を尽くさねばならない。
◆経済の道筋を具体的に
経済は国力の基盤である。
物価高を上回る持続的な賃上げを確実にし、デフレからの完全脱却を果たすことは重要だ。
東京株式市場では一時、日経平均株価が大幅下落した。
石破首相の経済・財政政策に対する警戒感が広がったとの見方がある。
政策の方向性や道筋を具体的に示し、丁寧な政策運営をすることが肝要である。
「政治とカネ」
の問題では政治資金の透明性確保やパーティー収入不記載事件の再発防止策を着実に進め、政治への信頼を取り戻すことが求められる。
理解に苦しむのは石破政権が挙党体制になっていない点だ。
弱い党内基盤の強化が本来取るべき対応だった。
決選投票で僅差で敗れた高市早苗前経済安全保障担当相には党ナンバー2の幹事長への就任を求めず、総務会長を打診し固辞された。
決選投票で高市氏に投票したとされる茂木敏充前幹事長には重要ポストを提示した形跡はない。
総裁選の勝利に貢献した菅義偉副総裁や、菅氏の盟友である森山裕幹事長、そして首相自身に近い議員の登用が目立つ。
総務相に村上誠一郎元行政改革担当相を起用したのには驚いた。
村上氏は、安倍氏が暗殺された後、安倍氏を
「国賊」
と呼び、1年間の党役職停止処分を受けた人物だ。
党内対立を煽る人事と言わざるを得ない。
岩屋毅外相は総裁選で石破陣営の選対本部長だった。
防衛相当時、韓国軍による海上自衛隊機へのレーダー照射があった。岩屋氏は抗議をしつつも、韓国の国防相と笑顔で握手した人物である。
国益を踏まえた外交を展開してほしい。
必ずしも適材適所と言えない陣容で衆院選を乗り切り、政策を遂行するのは困難を伴う。
首相は日本を守り抜く政治を心掛けてほしい。

<産経抄>地図と現実の誤差、石破新政権を待つ難題
2024/10/2 5:00
https://www.sankei.com/article/20241002-BPWWXSQX3FPSVAC7G73M2WY4OY/
「眠狂四郎」などの剣豪小説で知られる柴田錬三郎の元を、作家の吉行淳之介が訪ねてきた。
男女の性を通し人間の生を描き続ける吉行が、次は
「鼠小僧」
を書くという。
ついては時代物の急所について講義を願いたい、と。
▼江戸を舞台にするのなら、江戸の町を頭の中で歩けるようにならなければ―。
「柴錬」
先生はそう助言した。
吉行は勧めに従って、鼠小僧のいた時代の古地図を買い求めたそうである。
作中で描いた街並みは、地図を忠実に再現したものだという。
▼日本の針路を正しく示すべきこの人は、どんな地図をお持ちか。
第102代首相に選ばれ、新政権を発足させた石破茂氏である。
自民党では長く
「党内野党」
の立場にあり、時の内閣への直言も辞さなかった。
トップに立ち、眺める地図と現実の間には誤差≠烽るだろう。
▼総裁選では、国民に判断材料を提供するのが首相の責任だと語っていた。
そこから一転し、
「27日投開票」
の衆院選を明言したのには驚かされた。
臨時国会は9日までと短く、十分な論戦は出来ないと言われている。
公約の反故になりはしないか。
▼政治とカネを巡る国民の不信感を拭うのは容易なことではない。
デフレ克服を目指す経済政策はどうなる。
安全保障政策にしても、石破氏の掲げる
「アジア版NATO」
と実際のアジア情勢の間には、隔たりがある。
現実との誤差が余りに大きい地図では、使い物になるまい。
▼古地図といえば立川談志さんも江戸の街並みを詳細に記憶し、落語の語りに生かした。
「そういう部分がなければ『江戸の風』は吹かない」と。
さて石破首相である。
新政権は追い風を受けるというのが政界の常識だが、世論の風が期待通りに吹くとは限らない。

安倍氏「国賊」発言「遺族に謝罪」と村上誠一郎新総務相 記者に「少しは考えて」とも注文
2024/10/1 17:50
https://www.sankei.com/article/20241001-PCBZXCZGRRMVDEHMYRMJNTY7KI/
村上誠一郎新総務相は1日、安倍晋三元首相の死去後、安倍氏を
「国賊」
と呼んだことについて
「遺族に謝罪した」
「役職停止になった」
「もう終わりで」
と釈明した。
質問した記者に対しては
「少しは考えてください」
とも注文を付けた。
官邸で記者団の質問に答えた。
村上氏は安倍氏を
「国賊」
と呼んだ発言が問題視され、1年間の党役職停止処分を受けた。
先の自民党総裁選では石破茂首相の推薦人を務めた。

首相指名選挙、参院で高市早苗氏と茂木敏充氏に予想外の1票 N国2議員が投票予告
2024/10/1 16:26
https://www.sankei.com/article/20241001-3Z6G3Y5ZS5IX3A2UMTP4HFHYQA/
参院で1日に行われた首相指名選挙で、自民党の高市早苗前経済安全保障担当相と、茂木敏充前幹事長が予想外の1票を得た。
浜田聡参院議員が同日、自身のX(旧ツイッター)で
「今回の首班指名は茂木敏充と書いて投票予定です」
と投稿していた他、齊藤健一郎参院議員が同日、自身のYouTubeチャンネルで高市氏に投票すると明かしていた。
浜田、齊藤両氏は参院の会派
「NHKから国民を守る党」
に所属している。
首相指名では自身の所属する政党や会派のトップに票を投じるのが一般的だ。
浜田氏は9月17日、自身のXに
「増税ゼロを推進する茂木さんを世間が後押しすることに期待しています」
と投稿。
斎藤氏はYouTubeチャンネルで
「高市氏は素晴らしい政策を掲げられている」
「決選投票で敗れたが、応援する声を届けることに意味はある」
と理由を述べた。

石破首相は「円安」を受け入れるのか
田村秀男
2024/10/1 12:00
https://www.sankei.com/article/20241001-YTW6L37I2JIXZJ6C4HJN66ZQWE/?147052
本日中には、石破茂新政権が発足する。
さっそく打ち出される
「イシバノミクス」
はいくら綺麗事を並べても30年間も続いた慢性デフレから脱出させられるわけではない」
「鍵は円安基調の維持にある」
生真面目な石破さんは円安を受け入れるだろうか。
2012年9月の自民党総裁選の数カ月前、筆者は石破さんに会い、脱デフレ策を提案したことがある。
ところが石破さんは、有権者は物価の下落を歓迎し、上昇にはノーだと、真剣だ。
デフレとは物価下落以上の幅で賃金が下がる、つまり実質賃金が下がるので、国民が困窮化するのだと説得を試みたが、石破さんは最後まで納得しなかった。
以来、石破さんは
「反アベノミクス」
を貫いてきた。
そして、2024年8月下旬。
筆者知り合いの石破さんのブレーンから突如、経済問題で助言を依頼された。
石破さんは本欄など拙論に目を通しているとも聞かされた。
ならば、とA4判で1枚程度のメモを送付した。
要は脱デフレ、財政出動、実質可処分所得の引き上げ、家計消費の拡大、税収増の民間への全面還元、日銀利上げの凍結である。
ブレーンからは
「石破さんはしっかりと読んでいます」
との返事があったが、当方は半信半疑だ。
すると石破さんは9月に入ると、
「財政出動なければ経済が持たない」
「税増収分の防衛費や少子化対策への充当」
「最低賃金の引き上げ」
と言い出した。
9月27日の総裁選勝利後の会見では
「デフレからの脱却を完全なものにする」
「物価上昇を上回る賃金上昇」
「海外の生産拠点の国内回帰」
を強調した。
8月7日出版の「保守政治家 わが政策、わが天命」(講談社)での反アベノミクス色は薄れた。
「君子豹変」、
大いに結構だ。
ただ、1点だけ引っかかる。
超低金利、円安への批判こそ口にしないが、
「日銀は政府の子会社だとは思っていない」
と出演したテレビ東京の番組で語った。
日銀の政府からの独立性という建前を尊重するというニュアンスだ。
ルール尊重の石破さんらしいが、日銀は国家経済の成長と安定を目指す政府の目的に沿うのが日銀法の本義だ。
植田和男総裁の日銀は追加利上げによる円高誘導に前のめりだ。
7月末の追加利上げは投機筋による急激な円買いと株売りを招き、日経平均株価の大暴落を引き起こした。
日銀は9月には更なる利上げを見送ったが、依然として
「デフレ」
にはほとんど言及せず、ひたすら円安に伴う物価上昇を警戒し、利上げ姿勢を崩さない。
そもそも、政権が脱デフレを完遂させようというのに、円安の是正を急ぐ必要があるのだろうか。
グラフは国内総生産(GDP)の名目および実質額と円ドル相場について、アベノミクスが本格化した2013年度以降の推移である。
一目瞭然、2020年度以降、円安と名目GDPは寄り添うように動いている。
「円安」
というと
「悪者」
のイメージは強い。
コスト上昇に苦しむ個別の事業者にとっては確かに円安は気がかりだ。
しかし、経済、産業全体としては円安と共に名目GDPが拡大基調に転じて以来、脱デフレのチャンスが到来しているもう1つの現実がある。
先の春闘では賃上げ率が連合ベースで5%台に乗り、今夏はボーナスを含め、勤労者収入上昇率が物価の値上がり率を上回った。
瞬間風速とはいえ、実質賃金が上昇に転じた。
2022年以降の急速な円安は輸出企業の収益を大きく増やすばかりではない。
円安分を含めた輸入コストの急激な上昇は業種も、大企業も、中小零細企業も問わず、産業界全体のデフレ心理を劇的に転換させ、コスト上昇分を販売価格に転嫁する機運を普及させた。
すると企業の売上高が増え、収益もかさ上げされる。
もとより、人手不足は深刻だが、産業界を覆うデフレ心理が賃上げを抑えてきた。
名目収入増の見通しが立つと、経営者は賃上げ要求に応じるようになったのだ。
それでも脱デフレが確実とは言い難い。
内閣府の試算でも、この4〜6月期でも需要が供給能力を下回る
「需給ギャップ」
がマイナス、つまり需要不足の状況にある。
従ってデフレ圧力は依然として根強いと見るべきだ。
需給ギャップを埋めるためには家計消費を促す大幅賃上げの継続が必要で、円高はそれに水を差す。
円安でもその分以上に売り上げ、名目所得が上がれば全く問題はない。
利上げによって円高、株安を招けば、全てぶち壊しになるだろう。
(編集委員)

石破茂氏のアジア版NATO構想は反米か媚中か? 島田洋一、月刊「正論」で批判
正論11月号 連載「アメリカの深層」
2024/10/1 7:00
https://www.sankei.com/article/20241001-VGN2D4JFRNAWBMZAG4IAQCOWKE/?outputType=theme_monthly-seiron
過去に防衛大臣などを歴任した石破茂氏が、自民党総裁選出馬にあたり発表した基本政策の中に、
「アジア版NATO」
創設があった。
候補者討論会で、他候補から
「集団的自衛権の全面行使と憲法の関係はどうなるのか」
「また具体的にどの国が入るのか」
と当然の質問が出ている。
これに対し、石破氏は次のように答えた。
「まさしくそれらの点を、これから議論を詰めたい」
「中国を最初から排除するということを念頭に置いているわけではない」
呆れた回答という他ない。
当然ながら同盟国アメリカからは不信の声が出た。
筆者の所にもいくつか届いている。
代表的なものは、民主党政権で鳩山由紀夫首相が唱えた
「東アジア共同体」
構想の焼き直しではないのか、という疑問である。
まず改めて鳩山プランを振り返っておこう。
鳩山氏は月刊誌『Voice』(2009年9月号)で、同構想について
「東アジア地域を、我が国が生きていく基本的な生活空間と捉え、この地域に安定した経済協力と恒久的な安全保障の枠組みを創出する」
と概要を説明している。
さらに2009年10月、北京で開かれた日中韓首脳会議の冒頭、
「今までややもすると米国に依存し過ぎていた」
「アジアの一員としてアジアをもっと重視する政策を作り上げていきたい」
と述べている。
岡田克也外相は会議を前に
「日本、中国、韓国、ASEAN、インド、オーストラリア、ニュージーランドの範囲で(東アジア共同体を)考えたい」
と具体的なメンバーを挙げていた。
アメリカは明示的に外されている。
物理的距離は理由にならない。
ニュージーランドとアメリカ本土は、日本からほぼ等距離である。
米領で軍事拠点でもあるハワイ、グアム、アラスカなどは、ニュージーランドより遥かに近い。
尚、朝鮮半島北部即ち北朝鮮もこの共同体から除かれているが、
「恒久的な安全保障の枠組み」
という以上、無視してよいはずがない。
北朝鮮は体制崩壊させて統一韓国に含める趣旨というなら分かるが、単に深く考えていなかっただけだろう。
拉致問題で協力的な友好国、モンゴルを外した理由も分からない。
少し考えても穴だらけの
「構想」
であり、絵に描いたような軽挙妄動であった。
当時、米オバマ政権の国家安全保障会議(NSC)アジア上級部長だったジェフリー・ベイダー氏によれば、
「中国の対抗力たるアメリカを外し、中国を中心に東アジア機構を作るというこの危険な発想」
に対し、ベトナムが特に強い懸念を抱き、国家主席自ら積極的に潰しに掛かったという。
「他ならぬ(共産党一党独裁の)ベトナムがこうした提案の戦略的愚かさを理解する一方、アジアにおける最大の同盟国が理解していなかった事実はオバマ政権に衝撃を与えた」
とベイダー氏は皮肉まじりに総括している。
やはり当時のオバマ政権のブレーンだったハーバード大名誉教授のジョセフ・ナイ氏も
「米国は『外されている』と感じたなら報復に打って出る」
と露骨に不快感を示していた。
民主党穏健派の2人にしてこの反応。
後は推して知るべしだろう。
慌てた鳩山首相は、
「アメリカとアジアの架け橋になるのが、自分の意図」
と釈明したが、米側からは、
「架け橋など不要」
「アメリカは自らアジアとの関係をコントロールできる」
と一蹴された。
鳩山氏に限らず、自民党幹部からも過去に危ない言動が出ている。
2019年4月、習近平国家主席を表敬訪問した二階俊博幹事長(当時)は、会談後
「協力し合って一帯一路構想を進めていく」
「米国の顔色を窺って日中の問題を考えていくものではない」
と啖呵を切った。
戦略性皆無の媚中発言であった。
石破氏の
「アジア版NATO」
だが、米国ではこうした鳩山、二階路線と同類だと見られよう。
(福井県立大学名誉教授 島田洋一)
(月刊「正論」11月号から)

岸田文雄が放送禁止用語で高市早苗を「猛口撃」!感情むき出しの敵意が「石破茂新総裁」を生んだ
https://article.auone.jp/detail/1/1/1/42_1_r_20241001_1727729993907897
自民党・石破茂新総裁誕生の立役者となったのは、岸田文雄前総裁だった。
自ら派閥を解散しておきながら、会長だった旧宏池会票を石破氏支持でまとめたからだ。
岸田氏が石破氏を支持した要因はいくつかあるが、個人的に高市氏を毛嫌いしていたこともある。
高市氏が総裁になった場合、靖国神社参拝を公言しているため、自身が積み重ねてきた日米、日韓関係に亀裂が生じる。
それを懸念したというのが、高市氏を支持できない表向きの理由とされる。
ところが宏池会関係者によると、岸田氏は高市氏について、放送禁止用語を使って
「あの××××女」
と感情を剝き出しにしていたという。
岸田氏は当初、旧宏池会議員に対して
「党員票が多い候補に入れる」
との指示を出していた。
石破氏が党員票でトップになることを見越しての発言だった。
ところが高市氏が党員票で石破氏を逆転しそうな情勢になると
「高市氏以外で」
と変更した。
岸田氏がなりふり構わず高市氏を追い落とそうとする行動に出たのはなぜか。
「両者は抜き差しならない関係になっていた」
と宏池会関係者は証言する。
直接のきっかけは、能登半島地震だ。
高市氏は1月16日、復興を最優先にすべく、来年開催の大阪・関西万博を延期するよう、岸田氏に進言した。
万博は所管外だったが、高市氏の行動は
「政権に反旗を翻したか」
と党内外に波紋を広げた。
対応を迫られた岸田氏は、予定通り実施することを決めた。
ところが高市氏が岸田氏とのやり取りを動画投稿サイトで暴露したため、岸田氏は激怒。
高市氏は会見で
「首相を信頼してお任せしたい」
と発言を後退させた。
高市氏は2022年12月にも、岸田氏が防衛費を増額するための財源の一部を増税で賄う方針を示すと、SNSで
「賃上げマインドを冷やす発言を、このタイミングで発信された総理の真意が理解出来ません」
と批判した。
これを野党から追及されると、
「間違ったことを申し上げた、との考えはない」
「罷免されるなら仕方がないとの思いで申し上げた」
と言って開き直った。
こうしたことが積もり積もって、岸田氏とすれば高市氏にリベンジしたのだろうが、ある閣僚経験者は、
「個人的な感情を剝き出しに女性を攻撃するやり方は『ミスター・ジェントルマン』のすることではない」
と岸田氏を皮肉るのだった。
(田中紘二/政治ジャーナリスト)

「10・27投開票」石破新総裁の総選挙“前倒し”背景に「靖国神社に行かせない」驚きの“高市早苗つぶし”戦略
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2024.09.30 18:11 最終更新日:2024.09.30 18:37
https://smart-flash.jp/sociopolitics/308911/1/1/
永田町の秋は、あわただしいことになりそうだーー。
自民党の石破茂新総裁は10月1日に新内閣を発足、4日に衆参両院で所信表明演説を行った後、7日から各党の代表質問を行い、9日にも衆院を解散する方針を決めた。政治担当記者が解説する。
「当初は、10月29日公示、11月10日投開票という予定が有力でした」
「しかし、石破さんは“手のひら返し”で10月15日に公示、10月27日投開票という日程を選びました」
「一応表向きの理由としては、11月に投開票となると2024年度補正予算の成立が遅れ、2025年度の予算編成に日数的な影響が出る、という理由です」
「しかし実際は、参院岩手県選出議員の補選に合わせたようです」
「公設秘書の給与を騙し取った詐欺容疑で関係先を家宅捜索され辞任した、広瀬めぐみ元参院議員の補選が、同じ10月27日に投開票の予定です」
「岩手県の補選が、前哨戦的な扱いになっては困るというわけです」
元々、総裁選の“御祝儀相場”のうちに解散総選挙を打つ、というのが与党の方針だ。
その意味では既定路線とも言えるが、今回の“手のひら返し”にはもう1つの大きな理由があるのだという。
「総裁選で、ポスト石破の最右翼になった高市早苗さんの存在です」
と明かすのは、旧岸田派の中堅議員だ。
「総裁選で一瞬、全員が息を飲んだのが、第1回の投票結果が発表された瞬間です」
「高市さんが党員党友票で1位となり、石破さんですら顔が一瞬、真っ青になりました」
「結果的に、岸田文雄首相や菅義偉(よしひで)前首相の支持で勝つことができましたが、麻生太郎副総裁を後ろ盾とする“高市一派”は、今回の結果にブチギレ状態で、石破さんにとって自民党を分裂させかねない危険な存在です」
「総務会長のポストを拒否したところからも、党内の融和路線とはほど遠いことが分かります」
そのために、“高市一派”が目論んでいた、ある計画を潰す必要が出てきたのだ。
「実は10月17日から3日間、靖国神社の秋季例大祭が行われます」
「終戦記念日の公式参拝を総裁選の“公約”にしていた高市さんですが、この例大祭では、100人規模の超党派議員による参拝を計画していました」
「いわゆる旧安倍派を中心に、保守派の議員が集結するのは間違いありません」
「外交上の配慮はもちろんですが、石破さんとしては、これ以上、高市さんに目立ってほしくないところです」
「そこで、総選挙期間をぶつけたというわけです」
「さすがに選挙期間中となれば、参拝する議員は少ないはずですからね」
「いわば、危険なライバルとなった高石さんを『靖国神社に行かせない』という意味合いもあるというわけです」
(同前)
5度めのチャンスを掴んだ男は、やはりただ者ではない。
( SmartFLASH )

<主張>石破氏の解散表明 掌返しで信を得られるか
社説
2024/10/1 5:00
https://www.sankei.com/article/20241001-ZTNJ4X45WVOOTCNYF2SENFZN4M/
自民党の石破茂総裁が記者会見で、首相に就任後、衆院選を
「10月27日投開票」
の日程で行うと表明した。
衆院選は政権選択の選挙だ。
首相交代に合わせて実施すること自体は問題ないが、余りにも急ぎ過ぎてはいないか。
石破氏は党総裁選時には、国会で野党側と論戦を交わしてから衆院選を実施するのが望ましいという姿勢だった。
総裁になって言い出した
「10月27日投開票」
では、国会日程が極めて窮屈で、十分な論戦が出来るとは思われない。
これではまるで掌返しである。
石破氏は僅か半月前の日本記者クラブ主催の討論会で
「国民が判断する材料を提供するのは首相の責任だ」
「本当のやり取りは(国会の)予算委員会だ」
「すぐ解散するという言い方はしない」
と語っていた。
早期解散を唱えていた小泉進次郎候補と石破氏の考えは違う、と受け取った国民は多かったはずだ。
自民は1日召集の臨時国会の会期について
「9日まで」
とする日程を野党に提案した。
4日に首相の所信表明演説を行い、週明けの7日から衆参両院で代表質問を行う方向だ。
予算委や党首討論の開催が取り沙汰されているものの、9日までの日程では極めて短時間の開催しか望めまい。
立憲民主党からは早速反発の声が出ている。
石破氏は総裁就任時の会見で
「(自民は)謙虚な政党でなければならない」
と語った。
そうであるなら、予算委で野党側と堂々と論戦を交わすのが筋ではないだろうか。
政権発足の勢いに乗って衆院選を有利に進めたいのかもしれないが、言行が一致していないと見られれば期待感はしぼみかねない。
一方、石破氏を支える自民党4役が決まり、閣僚人事もほぼ固まったが、挙党態勢からは程遠い陣容となった。
決選投票で僅差だった高市早苗経済安全保障担当相に幹事長を打診しなかったのは理解に苦しむ。
平成24年の総裁選を制した安倍晋三元首相が、決選投票で敗れた石破氏を幹事長に起用したのとは対照的だ。
高市氏を支持した国会議員や党員・党友も包摂しなければ、党が結束して衆院選に臨むことは難しいだろう。
衆院選で各政党と全ての候補者は、日本の独立と繁栄を守る政策を有権者に提示し、競い合う必要がある。

石破茂総裁、初の衆院選は最短記録に 首相就任から26日後、衆院解散も異例の早さ
2024/9/30 19:58
https://www.sankei.com/article/20240930-KBXNYPMPMFK6ZL3XAQS2ZOQUUI/
自民党の石破茂総裁が想定する衆院選日程の
「10月15日公示、27日投開票」
は、同1日の首相就任から26日後の衆院選で、現行憲法下では最短となる。
3年前の岸田文雄首相の最短記録を1日更新した。
9日の衆院解散も、首相就任8日後で最短。
いずれも異例の早さとなる。
岸田氏は2021年10月4日に就任し、10日後に衆院解散に踏み切り、27日後の31日に衆院選投開票に臨んだ。
当時は衆院議員の任期満了が10月21日に迫っていた。
一方、現在の衆院議員任期は満了まで1年程度残っている。
野党からは
「早期解散の大前提として、国民が判断できる材料を提供すべきだ」(立憲民主党の笠浩史国対委員長)
との批判が出ている。
首相就任から100日未満で実施された衆院選は、現行憲法下で岸田氏のケースを含めて3回ある。
1954年12月に就任した鳩山一郎首相は79日後で、2000年4月に就いた森喜朗首相は81日後だった。

10月9日解散意向の石破茂総裁 「7条解散」否定の持論と整合性に立民・野田氏が疑問視
2024/9/30 15:32
https://www.sankei.com/article/20240930-ZWN35A2JTNACRC6V7TKDOMJYFU/
自民党の石破茂新総裁は30日、次期首相として10月9日に衆院を解散し、衆院選を27日投開票の日程で実施すると表明した。
石破氏は早期に新政権の信を問うことと、投票する際の判断材料の提供の両立を強調してきたが、解散前の国会審議は衆参予算委員会でなく党首討論で代替する方向だ。
衆院解散を巡って、石破氏は内閣不信任決議案可決など政府と衆院の意思が異なった場合に限られるとの見解を示してきた。
「早期解散」
の憲法上の根拠についても従来の主張の範囲内とするが、立憲民主党の野田佳彦代表は
「おっしゃってきたことと違う」
という。
■野田氏「筋を通してもらわないと」
「ご判断いただける材料をきちんと整えるが、衆院解散も、新政権の信を問うというのも、やはり早い方がいい」
石破氏は29日のフジテレビ番組でこう述べ、立民の野田氏ら野党党首と1対1で行う党首討論で
「ご判断いただける材料」
を提示できるといった考えを示した。
共演した野田氏は、石破氏の主張に対し、
「国民に信を問う材料は整わない」
「新しい閣僚の資質も含めて、国会で議論していかないと判断材料にならない」
と疑問視する。
石破氏も8月24日、鳥取県で出馬表明会見した際、衆院解散の時期について
「全閣僚出席型の予算委員会を一通り行い、この政権は何を考え、目指そうとしているのか、国民に示した段階で、可能な限り早く信を問うべき」
と語っていた。
野田氏は番組で、衆院解散根拠を巡る石破氏の過去の発言との整合性も疑問視した。
「石破さんは元々(憲法7条に基づく)『7条解散』に否定的だった」
「なのに、なぜ急がなければいけないのか」
「そこは筋を通してもらわないといけない」
憲法7条は、内閣の助言と承認で天皇が行う国事行為に
「衆院を解散すること」
を掲げ、これが首相による衆院解散の根拠とされる場合が多い。
■辻元氏「質疑を楽しみにしてたのに…」
一方、石破氏はかねてから内閣不信任決議案可決か、信任決議案否決に伴う69条による解散などに限定すべきと主張する。
「憲法論から『7条解散』はすべきではない立場に立っている」
「結局今なら勝てる勝てないとの判断が出てくる(からだ)」
(令和2年7月2日の講演)
と唱える。
この日の番組で、石破氏は
「国民の審判を経ないままに新政権ができた」
「それはどうか」
「判断を求めるのも、69条の『趣旨』に合致するものだろう」
と持論を展開したが、野田氏も首を傾げて
「全く理解できない」
「7条の解釈に基づく解散としか言いようがない」
「これまでおっしゃってきたことと違うと思う」
と指摘した。
立民の辻元清美代表代行も30日、X(旧ツイッター)に
「石破さん、初っ端から、がっかりですよ」
「予算委員会でしっかり議論して、判断材料を提供してから選挙に進むと信じてたのに」
「私、質疑準備をし、論戦を楽しみにしてたのに」
「トップを変えても正論は潰されるのが自民党政治なのね」
と苦言を呈した。

石破総裁、衆院選は10月27日投開票と正式表明 首相就任前も「選挙準備の観点から判断」
2024/9/30 15:10
https://www.sankei.com/article/20240930-XSDN75RPURIEZIXSOBLO6QMCFQ/
自民党の石破茂総裁は30日の記者会見で、次期衆院選の日程を10月27日投開票にすると表明した。
公示は10月15日の見通し。
石破総裁は、首相就任前に次期衆院選の日程を表明した理由について、各自治体の選挙準備の観点から判断したと説明し
「異例のことだが、不適切とは考えていない」
と述べた。

石破総裁、午後に衆院選「10月27日」表明 解散準備加速、公約着手 公明と連立合意へ
2024/9/30 11:23
https://www.sankei.com/article/20240930-ZKQAPVMXX5JXHIW4MTRYX2654U/
石破茂自民党総裁は30日午後、次期首相として衆院選を10月27日投開票の日程で実施すると表明する。
党幹部が明らかにした。
9日に衆院を解散する意向で、公示は15日となる。
表明に先立ち自民は党本部で臨時総務会を開く。
幹事長に森山裕総務会長(79)を充てるなど党四役人事を正式決定。
政調会長に起用される小野寺五典元防衛相(64)が総務会後に公約づくりに着手するなど選挙準備を加速させる。
石破氏は総務会後、公明党の石井啓一代表との党首会談に臨み、連立政権樹立の合意文書に署名する。
衆院選を見据え、連携を確認する考えだ。
石破氏は10月1日召集の臨時国会で首相指名を受け、直ちに組閣に着手。
皇居での首相任命式と閣僚認証式を経て石破内閣が発足する。
岸田内閣の林芳正官房長官(63)を再任させ、財務相に加藤勝信元官房長官(68)、外相に岩屋毅元防衛相(67)を起用するなど閣僚19人の顔触れを固めている。

最速「10月27日」 自民・石破総裁は熱冷めぬうちの選挙にかじ 公明の早期解散論も後押し
2024/9/29 22:34
https://www.sankei.com/article/20240929-I5HC7RA6AJOYNMOXKPOVF7FDFE/
自民党の石破茂総裁は
「10月15日公示、27日投開票」
という新政権発足後最速の日程で衆院選を実施する方向に舵を切った。
選挙で国民の信任を得たという結果を残さなければ政策を推進できないという認識に加え、新政権発足の熱が冷めないうちに戦った方が有利に働くとの算段もあった。
連立政権を組む公明党が早期解散を望んでいたことにも後押しされた。
9月29日、東京・赤坂の衆院議員宿舎の一室。
石破氏、幹事長に内定した森山裕総務会長、続投が決まった林芳正官房長官、官房副長官に就任する橘慶一郎衆院議員と青木一彦参院議員が集まった。
石破氏は前日の協議で
「10月27日投開票」
とする意向をほぼ固めていたが、9月29日の約2時間半に渡る協議でも全員が賛意を示し、日程が固まった。
石破氏周辺は総裁選直後から公明と水面下で連絡を取った。
その中で、できる限り早く衆院選に踏み切った方が議席の上積みが期待できるという声が届いた。
28日に公明の新代表に就いた石井啓一氏は同日の記者会見で
「一番早いケースでも対応できる態勢を今、準備している」
と述べた。
自民内でも早期解散論が多数派だった。
岸田文雄政権の幹部の1人は
「刷新感のあるうちに解散しなければ、岸田首相が退陣を決断した意味がない」
と語る。
ただ、野党側は
「(解散前に)最低限、予算委員会を開くべきだ」(立憲民主党の野田佳彦代表)
と主張する。
予算委は首相に対し一問一答形式で論戦できる場だ。
とはいえ、国会の慣例を踏まえると衆参で少なくとも1週間を要する予算委を開催する余裕はない。
当初は予算委開催に言及していた石破氏も、総裁選後の記者会見では言及せず
「野党とも論戦を交わした上で(有権者に)判断頂きたい」
「しかし、なるべく早く審判を給わなければならない」
と軌道修正した。

<独自>衆院選「10月27日投開票」軸に検討 自民・石破茂総裁、早ければ9日解散
2024/9/28 23:45
https://www.sankei.com/article/20240928-JAWPKVPNBNKF5GCRPBA52W5SHM/
自民党の石破茂総裁は28日、10月1日に首相に就任した後、9日にも衆院解散に踏み切り、
「10月15日公示、27日投開票」
の日程を軸に衆院選を実施する方向で検討に入った。
首相就任後の4日に所信表明演説を行い、7日から衆参両院の本会議で各党の代表質問を行う。
9日に党首討論を開催する選択肢もある。
野党側が求めている予算委員会は開催しない方向だ。
石破氏は9月30日、新たな党執行部を発足させ、野党側とこうした国会日程について協議に入る意向だ。

石破茂総裁誕生で自民党内に強まる早期解散論、衆院選投開票は11月10日が有力視
2024/9/27 22:02
https://www.sankei.com/article/20240927-3UK2QKH5DVNDFGTP4PKGVS63MM/
27日に自民党総裁選に勝利した石破茂氏が首相に就任した後、どのタイミングで衆院解散・総選挙に踏み切るのかが今後の焦点だ。
党内では刷新感が冷めないうちの衆院選実施を望む声が強く、石破氏も同日の記者会見で早期解散に言及した。
最も早いケースは
「10月27日投開票」
で、
「11月10日投開票」
の日程も有力視されている。
石破氏は新総裁就任の記者会見で
「野党と論戦」
した上で、衆院解散・総選挙を
「なるべく早く」
行うと述べた。
総裁選期間中には、衆参両院で予算委員会を開いた後に解散するのが望ましいとの認識も示していた。
与野党議員との一問一答形式の論戦を通じ、投票先の判断材料を有権者に提供すべきだとの認識が根底にある。
ただ、党内には早期解散を望む声が根強い。
ある党幹部は、衆院選に勝つために岸田文雄首相が退陣を決めたと指摘。
「すぐに解散すべきだ」
と語り、少なくとも衆参合わせて1週間程度を要する予算委開催に否定的な考えを示した。
石破氏も27日の記者会見で予算委に言及しなかった。
その代わり、同日夜のBS−TBS番組では
「党首討論も選択肢の1つ」
と述べ、予算委ではなく1日で済む党首討論で論戦した上で解散する可能性を示唆した。
石破氏が10月1日に首相に就任し、所信表明演説と各党の代表質問、党首討論を終えて11日までに衆院解散すれば、最速で
「10月15日公示、27日投開票」
も不可能とは言えない。
総裁選3位の小泉進次郎元環境相も、総裁選の政策論争が有権者の判断材料になると語り
「できる限り早期の解散」
を主張していた。
一方、立憲民主党の野田佳彦代表は
「(解散前に)最低限、予算委を開いて質疑をすべきだ」
と主張する。
要求に応じて予算委に臨むなら、10月後半に衆院解散し
「29日公示、11月10日投開票」
とする日程が浮上する。
衆院選に勝利しても、来年1月から150日間にわたる通常国会と夏の参院選が控えている。
参院幹部の1人は
「参院選は重要だ」
と強調。
高市経済安全保障担当相では無党派層の一定数が野田氏率いる立民に奪われ、小泉氏では国会論戦に不安が残ると判断し、石破氏を支持した。

石破茂氏、衆院解散「なるべく早く審判」投開票「10月27日」「11月10日」など
2024/9/27 21:32
https://www.sankei.com/article/20240927-LAOWUVWAMVOD5LZOLFKAVAMQ7M/
自民党の石破茂新総裁は27日の就任記者会見で、衆院解散・総選挙の時期について
「野党と論戦を交わした上で(国民に)判断してもらいたい」
「なるべく早く審判を受けなければならない」
「2つを合わせて適切な時期を判断する」
と述べた。
同日には党都道府県連に対し、次期衆院選の公認予定候補者を10月7日までに申請するよう通達した。
石破氏は総裁選期間中の論戦でも
「国民に判断材料を出さねばならない」
と語っており、10月1日に召集される臨時国会で衆参の予算委員会か、与野党の党首討論を実施した上で、解散・総選挙に踏み切るとの観測が強まっている。
その場合に想定される衆院選の日程として
「10月15日公示、同27日投開票」

「10月29日公示、11月10日投開票」
などが取り沙汰されている。
一方、党派閥パーティー収入不記載事件を巡り、不記載議員らの公認は
「選挙区の事情や当選の可能性が大きな判断材料だ」
と説明。
「公認権者は私だ」
「説明責任は私もきちんと果たしていきたい」
とも述べた。

党員票トップは…東京など大都市、被災地の石川、岸田首相の広島で高市氏 石破氏は地方型
2024/9/29 13:54
https://www.sankei.com/article/20240929-NTSMK4JU6NHXRIE3P6YW6ZFYXE/
27日投開票された自民党総裁選の党員・党友票(368票)を巡っては、高市早苗経済安全保障担当相が東京都などの首都圏や大阪府といった大都市で首位となる傾向が目立った。
高市氏は47都道府県中18道府県で最多得票を集めたが、人口の多い地域で支持を広げたことが得票総数で首位に立つ主因となった。
一方、石破茂新総裁は24道県を制して高市氏を上回ったが、票数を伸ばしたのは地方が多かった。
また、両氏を含む7候補が地元でトップに立った。
■石破氏は地元で9割
党員・党友票は全国一括集計され、ドント方式で各候補に比例配分された。
石破氏は108票を獲得したが、高市氏の109票に1票及ばなかった。
3位は小泉進次郎元環境相の61票。
石破氏がトップの24道県は北海道、青森、岩手、秋田、山形、福島、茨城、群馬、山梨、富山、岐阜、滋賀、和歌山、鳥取、島根、徳島、愛媛、高知、佐賀、熊本、大分、宮崎、鹿児島、沖縄。
全都道府県中、人口の少ない上位10県(令和6年1月の住民基本台帳)を見ると、8県を石破氏が制した。
地元・鳥取県は有効投票数8413票の90%超の7635票を獲得し、2位の高市氏の548票を大きく引き離した。
一方、高市氏が制した18都府県は宮城、埼玉、千葉、東京、新潟、長野、石川、福井、愛知、三重、京都、大阪、兵庫、奈良、広島、香川、福岡、長崎。
人口の多い上位10都道府県(同)では、神奈川(2位)、北海道(9位)、静岡(10位)を除く7都府県を制した。
大都市部を抱える地域で高市氏を支持する傾向が強かった。
高市氏は関西圏では地力を発揮し、地元・奈良県では有効投票数7684票の78%となる6005票を得た。
■小泉氏2位も5県のみ
岸田文雄首相の地元・広島も、高市氏が4454票でトップだった。
広島では隣接する山口を地盤とし、旧岸田派(宏池会)の座長だった林芳正官房長官も4197票と、石破氏の4073票を上回って2位となった。
小泉進次郎元環境相、林氏、上川陽子外相、加藤勝信元官房長官、茂木敏充幹事長もそれぞれ地元の神奈川、山口、静岡、岡山、栃木の各県で最も得票数が多かった。
小泉氏は青森、秋田、山形、鹿児島、沖縄の5県で、それぞれ石破氏に次ぐ2位となった。
能登半島地震で被災した石川は1位が高市氏、2位が石破氏。
東京電力福島第1原発事故の被災地となった福島は1位が石破氏、2位が高市氏。
それぞれ3位が小泉氏だった。

石破政権と経済安保の強化 「経済の武器化」に向き合う戦略を 論説副委員長・長谷川秀行
日曜経済講座
2024/9/29 11:00
https://www.sankei.com/article/20240929-NCLE2MFW7JJ33JU5LJKKUTMNDQ/
新たに発足する石破茂政権においても、経済と安全保障を一体で捉え、国民の暮らしや安全を他国の不当な振る舞いから守る経済安保の強化は、着実に施策を積み重ねるべき重要なテーマとなる。
中国やロシア、北朝鮮などの専制主義国家と西側諸国の政治的な分断が深まり、双方が経済的に依存し合う冷戦後の国際秩序は地殻変動を起こした。
その象徴である米国と中国の対立は、11月の米大統領選の結果がどうあれ今後も続くだろう。
日本もこの現実と無縁ではいられない。
半導体や人工知能(AI)など軍事転用可能な民生技術は多く、ロシアがウクライナ侵攻で使った無人機には日本製部品も含まれると報じられた。
中国が半導体材料のガリウムなどの輸出を規制しているように重要物資の供給で他国を揺さぶる経済的威圧も増えている。
これらに備える必要性は一段と高まろう。
岸田文雄政権は、重要物資の安定調達や先端技術の育成・保全を図るため国の民間関与を強める経済安保推進法を成立させた。
機微情報の取り扱いを官民の有資格者に限るセキュリティー・クリアランス(適格性評価)制度を柱とする重要経済安保情報保護・活用法もできた。
ともに経済安保上の重要な布石だが、これだけでは十分ではない。
では、次期政権の課題にはどんなものがあるのか。
その前に指摘したいのは、経済安保を巡る各国の取り組みが米中に欧州連合(EU)を加えた巨大経済圏によるパワーゲームになっていることだ。
イタリアのドラギ前首相が9月9日に発表したEUの競争力強化に関する報告書は、戦略産業への巨額財政支援を提言し、EUの産業政策を占うものとして注目された。
半導体や通信、バイオなどの戦略産業を育て、自国内で技術を囲い込むための財政支援は、不透明な補助金が批判を受ける中国だけでなく、西側も競い合う時代となっている。
EUは経済的威圧に対抗して関税引き上げなどの措置を打てる反威圧措置規則(ACI)も2023年12月から適用している。
欧州はエネルギー供給を巡るロシアの圧力に晒されている。
台湾との関係強化に動いたEU加盟国のリトアニアが中国から経済制裁を受けたこともあった。
こうしたことを念頭に、EUとして経済的威圧に対抗する強い姿勢を打ち出したのだろう。
米国にも元来、一方的な経済制裁を行える法的枠組みがある。
だが日本には特定国への関税引き上げなどの制裁を独自に講じられる法体系がない。
他国との制裁の打ち合いで相手をねじ伏せられるほどの経済的影響力が日本にはなく、米中などと同様の措置は導入しづらいのが現状だ。
それでも経済安保を強化できる個々の施策はたくさんある。
その1つが技術流出の防止策で、自民党経済安保推進本部が総裁選告示前の3日にまとめた提言は参考になる。
例えば民間企業が保有する機密情報であっても、経済安保に関わる最先端技術などは保護されるよう速やかに検討を始め、必要な措置を講じるよう求めた。
先の重要経済安保情報保護・活用法の対象は政府保有情報のみだ。
これを民間に広げるかどうかの検討は国会の付帯決議にも盛り込まれており、着実に進展を図るべき案件である。
もちろん、経営側が社内の情報漏洩リスクを把握しようと、営業秘密に関わる従業員や家族の身辺調査を行い、外国政府との繋がりなどを調べるというのは現実的ではない。
ならばネットなどで得られる公開情報を基に人的チェックを行うことを法的に担保できないか。
そうした情報管理のあり方が問われよう。
ほかにも他国からの経済的威圧で重要資源のサプライチェーン(供給網)が滞らないようにする防御策や、デジタル社会の基幹インフラであるデータセンターなどが他国の影響下に置かれないようにする保護措置など早急に強化すべき課題が山積している。
併せて議論を深めておくべきなのが、日本の経済力を外交・安保にどう生かすかという根本的な問題である。

「まじでふざけんな」石破茂新総理に怒り狂う人々、前途多難の船出に蘇る“裏切りの歴史”
2024/9/29(日) 6:02配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/aefbe2bf99276231c97d0f4a41d7bb96701952d0
9月27日に行われた自民党総裁選で、石破茂衆議院議員が新たな総裁に選出された。
石破氏は今回が5度目の挑戦だった。
大方の予想どおり、決選投票は高市早苗衆議院議員との一騎打ちとなった。
事前の下馬評では高市氏が有利と言われていたが、国会議員票173票、地方票21票の194票を獲得した高市氏に対し、石破氏は国会議員票189票、地方票25票の215票と僅差で競り勝った。
《まじで石破ふざけんな》
まさかの石破氏勝利に、ストレートな反応を示したのは経済だった。
円相場は1ドル146円台前半から、142円後半まで3円を超える円高となった。
さらに、株式市場でも日経平均先物の価格が2000円近く下がる急落ぶりを見せている。
ネット上では、円や株価のチャートの画像とともに
《石破てめーふざけんな》
《終わった。まじで石破ふざけんな》
といった声や
《ヤケ酒だなこりゃ》
と嘆きの声が相次いでいる。
将来の総理大臣候補では常に上位に食い込み、国民の人気も高い石破氏だが“裏切りの歴史”を持つ人物でもあると政治ジャーナリストが語る。
「石破さんがこれまで総裁になれかった理由のひとつに1993年に非自民の細川護熙政権が誕生し、自民党が野党に転落した時に離党届を出し、新生党から新進党へ参加した“裏切り”の歴史があります」
「ただ、その後はあっさりと自民党に復党するも、誰にも相手にされない状態が続いていました」
そんな石破氏の存在が注目されたのが、初入閣となった2002年の小泉純一郎政権で務めた防衛大臣だろう。
“軍事オタク”的なキャラも話題となったが、ここにも“裏切り”があったと前出の政治ジャーナリストが続ける。
「自民党復党後、石破さんは伊吹文明さんから目をかけられ伊吹派に入るも、初入閣後に『閣僚は派閥に属するべきではない』『派閥は旧態依然』と話し、派閥を離脱」
「その後も麻生太郎政権で閣僚を務めていながら“麻生おろし”に加担するなど、常に恩義のある人を裏切り続けているのです」
経済界からは“手痛い洗礼”を受けた石破氏は、新たな“裏切り”の歴史を紡がないようにして頂きたいものだ。

<独自>衆院選「10月27日投開票」軸に検討 自民・石破茂総裁、早ければ9日解散
2024/9/28 23:45
https://www.sankei.com/article/20240928-JAWPKVPNBNKF5GCRPBA52W5SHM/
自民党の石破茂総裁は28日、10月1日に首相に就任した後、9日にも衆院解散に踏み切り、
「10月15日公示、27日投開票」
の日程を軸に衆院選を実施する方向で検討に入った。
首相就任後の4日に所信表明演説を行い、7日から衆参両院の本会議で各党の代表質問を行う。
9日に党首討論を開催する選択肢もある。
野党側が求めている予算委員会は開催しない方向だ。
石破氏は9月30日、新たな党執行部を発足させ、野党側とこうした国会日程について協議に入る意向だ。

岸田首相が暗躍=u石破新総裁」誕生の舞台裏 「決選投票は高市氏以外の候補で…」と指令=@外交・安保、拉致、経済政策など懸念山積
2024.9/28 14:47
https://www.zakzak.co.jp/article/20240928-5CUKKG2OVVIDNMJOHW5TVMMLDI/
自民党総裁選は27日、石破茂元幹事長(67)が決選投票の末、第1回投票でトップだった高市早苗経済安保相(63)に逆転して新総裁に選出された。
最終盤で、石破氏は
「岸田文雄首相の路線継承」
を打ち出して旧岸田派(宏池会)の支持を得た。
石破氏は30日にも新執行部を立ち上げ、来月1日召集の臨時国会で102代首相に指名される。
党内にリベラル系と保守系の分断が顕在化する中、新閣僚・党役員は
「岸田院政」
を感じさせる布陣となるのか。
石破氏の政権運営については、早くも外交・安全保障や経済政策で懸念が噴出しており、日経平均株価先物は一時2000円超も急落するなど、
「石破ショック」
が語られ始めた。

「国民を信じ、勇気と真心を持って真実を語り、日本をもう一度、皆が笑顔で暮らせる安全で安心な国にするため全身全霊を尽くす」
石破氏は27日午後、自民党本部で新総裁としてこう語り、党の結束と国民の信頼回復を呼びかけた。
今回の逆転勝利は、内閣支持率が30%以下の
「危険水域」
に沈み込み、総裁再選を断念した岸田首相の力が大きい。
総裁選のキングメーカーとみられた麻生太郎副総裁と菅義偉前首相が睨み合う中、岸田首相が27日午前、
「決選投票は、高市氏以外の党員票が多い候補でいく」
と旧岸田派議員らに指令≠出し、流れは決まった。
今後、岸田首相は
「闇将軍」
のように振る舞いそうだ。
米国政治に詳しい福井県立大名誉教授の島田洋一氏は
「米国は現在、覇権主義的傾向を強める中国を警戒し、半導体分野などを中心にデカップリング(切り離し)を進めている」
「石破政権が『米中等距離外交』を打ち出すようなら、日米関係は極度に悪化する」
「『アジア版NATO構想』や『日米地位協定の改定』も懸念事項だ」
「あやふやな対中姿勢も相まって、米政界には早くも石破政権を不安視する声があがっている」
と語る。
北朝鮮による拉致被害者救出でも大いに不安がある。
石破氏は総裁選で
「東京・平壌での連絡事務所開設」
を掲げ、被害者家族会の猛反発を受けた。
「拉致問題の幕引き」
が警戒された
「日朝合同調査委員会の設置」
との関連性を指摘する声もある。
拉致被害者、横田めぐみさん(59)=拉致当時(13)=の弟で、家族会の拓也代表は
「北朝鮮は被害者の現状を全て把握している」
「相互に連絡事務所を作って合同調査を行うのはナンセンス」
「解決を遅らせる欺瞞の工作に手を貸すことになる」
と指摘する。
めぐみさんの母、早紀江さんも27日、過去に石破氏と会話を交わした経験は
「ほとんどない」
と不安を明かした。
その上で、
「命がかかった問題であることを認識し、リーダーとして強い気持ちで行動してほしい」
と訴えた。
その石破氏に早くも懸念の声が出ている。
まず、外交・安保姿勢だ。石破氏の「政治の師」は、日中国交正常化を成し遂げた田中角栄元首相であり、対中融和傾向が強い。
総裁選では、
「アジア版NATO(北大西洋条約機構)構想」

「日米地位協定の改定」
を掲げた。
■田中秀臣教授 岸田政権以上に「増税・負担増」路線も
石破氏は経済政策にも懸念がある。
総裁選で
「金融所得課税の強化」
を打ち出すなど、財務省主導の
「緊縮財政」
「増税路線」
を感じさせた。
このため、新総裁選出直後に日経平均先物が暴落し、急激な円高が進むなど
「石破ショック」
の様相を呈した。
上武大学の田中秀臣教授(日本経済論、経済思想史)は
「日本経済の先行きに『赤信号』が灯ったに等しい」
「日本経済が本調子に戻らない中、利上げを支持し、『財政規律』も打ち出した」
「財務省的発想だ」
「石破氏周辺には財務省に睨みを利かせる人物もいなくなると予想される」
「将来的には岸田政権以上に『増税・負担増』路線になるのではないか」
と語る。
保守系の自民党ベテラン議員は
「岸田首相はケジメをつけない外交姿勢、拙速なLGBT法制定、増税・負担増路線などで、自民党を支えてきた『岩盤保守層』をはじめ、国民の離反を招いた」
「安倍路線から大きく舵を切った」
「石破氏は、その『岸田路線の継承』を約束し、岸田首相の後押しで総裁選に勝った」
「石破氏が自称する『保守政治家』は、本来の『保守』と意味が違っているようだ」
と突き放す。
石破自民党の行く末をどう見るのか。
ジャーナリストの鈴木哲夫氏は
総裁選は当初、麻生氏と菅氏の『キングメーカー争い』が注目されたが、両氏とも思うような成果≠得られなかった。
一方、派閥解消を主導したはずの岸田首相が派閥的な駆け引きを繰り広げ、最後は石破氏の勝利にも貢献し、キングメーカー的存在感を示した。
石破氏はこれまで、『自民党にお灸をすえる』と言い続けてきた。自身が総裁となって本気度が試される。
野党側は、派閥裏金事件や経済対策、『岸田路線の継承』の本質を厳しく問うだろう。
国民が、石破氏の『改革』に納得しなければ、失望は極めて大きくなる。
文字通り『試練の政権運営』となるだろう。
と語った。

中国、歴史問題で自民・石破茂総裁を評価 高市早苗氏の敗北に安堵感 安保で牽制も
2024/9/28 18:03
https://www.sankei.com/article/20240928-R3ZKGNGNENJZPAJLP4O27LT3OY/
自民党の石破茂総裁に関し、中国は外交・安全保障政策を
「タカ派」
と警戒し、台湾問題では
「親台派」
として牽制している。
一方で、歴史問題などでは折り合うことが可能だとみて一定の期待感もあり、まずは石破氏の対中政策のスタンスを見極めようとしているようだ。
中国側は、石破氏が主張する
「アジア版NATO(北大西洋条約機構)」
構想を注視する。
中国共産党機関紙、人民日報系の環球時報(電子版)は27日、同構想について
「中国側は警戒を保つべきだ」
とする専門家の見方を伝えた。
米国が同盟国などとアジア太平洋地域で進める
「対中包囲網」
の強化・拡大につながると懸念しているとみられる。
また、石破氏は今年8月に台湾を訪問して頼清徳総統と会談しており、中国側では
「親台分子」
との見方が広がる。
中国の政策研究機関も関与するニュースサイト
「観察者網」
は、台湾問題について
「本当に戦争リスクを孕む『地雷原』だ」
と強調し、石破氏に関与しないよう警告した。
一方で、環球時報は
「石破氏は保守派に属するものの、政策主張は相対的に穏健的でバランスが取れている」
として
「中国側との防衛対話や交流を通じた信頼醸成と疑念払拭も望んでいる」
とする別の専門家の見方を伝えた。
中国側には
「日本の極右政治屋の代表的人物の1人」
とみなしていた高市早苗経済安全保障担当相が自民党総裁選で敗北したことへの安堵感もあるとみられる。
中国側は特に靖国神社参拝に石破氏が距離を置いていることを評価しており、香港メディアの
「香港01」
は、石破氏の歴史問題への態度について
「中国やその他の関係国に比較的容易に受け入れられる」
との見方を示した。

アベノミクス相場、終わりの始まり…「石破ショック」週明けも市場に激震か 総裁選、高市氏への期待感も 円高加速、株価先物暴落
2024.9/28 14:47
https://www.zakzak.co.jp/article/20240928-NTAR2SNRO5ILVK7QUWQOJXMJPY/2/
27日に投開票された自民党総裁選で石破茂元幹事長(67)が勝利したことで、市場は
「石破ショック」
に見舞われた。
高市早苗経済安保相(63)勝利への期待が裏切られ、外国為替市場の円相場では一時、1ドル=146円台から142円台後
半まで約4円も円高が加速し、日経平均株価の先物が約2500円も暴落した。週明けの相場も大荒れが懸念される。
総裁選の1回目投票で高市氏が1位となったことを受け、為替相場は日銀の利上げに否定的な高市氏が勝利する可能性を意識した円売りが優勢となり、1ドル=146円台まで円安が加速した。
ところが決選投票でアベノミクスの大規模金融緩和に批判的なことで知られる石破氏が勝利すると、今後、日銀の追加利上げを容認するとの観測が広がって円買いを促した。
株式市場でもアベノミクスの継続を強調する高市氏への期待感から、東京株式市場の日経平均は903円高の3万9829円と急騰して約2カ月ぶりの高値を付けて27日の取引を終えていた。
しかし、反対の路線である石破氏が勝利したことで、時間外の先物市場などで失望売りが相次いだ。
石破氏が総裁選で一時、
「金融所得課税の強化」
を打ち出していたこともあり、大阪やシンガポール、シカゴの市場で日経平均の先物は2400〜2500円の暴落となった。
2012年末から始まった円安株高基調は、紆余曲折を経ながらも継続してきたが、石破政権の誕生を受け、SNSで
「アベノミクス相場の終わりの始まり」
と警戒する声もあった。

岸田が不人気だったのに、似ている石破では交代しても意味ない。

米、石破新総裁の安保政策に冷ややか 地位協定見直しなら「摩擦」も
2024/9/28 10:13
https://www.sankei.com/article/20240928-CXJLJZCC5JPVJORRJSILWQDI5M/
米国では自民党の石破茂新総裁が掲げる外交・安全保障政策の一部に関し冷ややかな声が出ている。
石破氏が就任会見で言及した、在日米軍の法的地位を定めた日米地位協定の改定や「アジア版NATO(北大西洋条約機構)」構想の実現性を疑問視している。
特に日米地位協定の改定は米大統領選を経て来年1月に発足する新政権との摩擦にもなりかねない。
米国防総省のシン副報道官は27日の記者会見で、石破氏が掲げる地位協定の改定などについて問われると
「米国は日本と素晴らしい関係にある」
「日本の新政権との協力を楽しみにしている」
と述べるにとどめた。
日米外交筋は
「米国は常に地位協定の見直しに消極的だ」
とし、議論の対象にすることも嫌がると説明する。
日本を防衛するために展開する米軍に与えられている地位や権利を維持しようという意識が働くためだ。
日米関係に詳しい米シンクタンク「ランド研究所」のジェフリー・ホーナン上級政治研究員は
「地位協定の改定について米国は『ノー』と言うだろう」と指摘」
「「もし石破氏が改定を主導すれば、米国との間に大きな摩擦が生じる」
と語る。
共和党大統領候補のトランプ前大統領がホワイトハウスに返り咲いた場合、石破氏が地位協定を巡って「不公平」だと主張すれば、
「日米同盟を不公平だと考えているトランプ氏に響く可能性がある」
と予測。
日本の責任拡大など日米同盟のあり方の議論が複雑化する可能性を指摘した。
またホーナン氏は、アジア版NATO構想に関し
「アジアには共通の脅威認識がない」
ことなどから
「実現不可能であり米国が支持することはあり得ないだろう」
と語る。
ロシアの脅威に対する欧州の共通認識に比べ、アジアは中国の脅威への認識が国によって異なる。
日本がインド太平洋の国々を防衛することが難しいことを含め、米側では懐疑的な声が強い。
石破氏は就任会見でアジア版NATOに関し、日米豪印4カ国の協力枠組み「クアッド」の延長線上にあるとの考えも示した。
しかし、米政府高官はクアッドに関し
「如何なる軍事同盟でもなく、パートナーシップとして定義し続けている」
と話している。
21日に米国で開いたクアッド首脳会合の共同声明では、高圧的な海洋進出を図る中国への非難を盛り込んだが、
「中国」
の名指しを避けるなど強い姿勢を示していない。

<主張>自民総裁に石破氏 保守の精神踏まえ前進を 外交安保政策の継承が重要だ
社説
2024/9/28 5:00
https://www.sankei.com/article/20240928-ZQWPFHRUFBPALP3NUGABOBDVAI/
自民党総裁選で、石破茂元幹事長が高市早苗経済安全保障担当相を決選投票で破り、新総裁に選出された。
10月1日召集の臨時国会で首相に指名され、宮中での認証式などを経て、石破内閣が発足する見通しだ。
石破氏は当選後、
「安全安心な国にするため全身全霊を尽くしたい」
と語った。
ほとんどの派閥が解散を決めたこともあって史上最多の9人が立候補し、激しい総裁選となった。
石破氏は1回目の投票で高市氏に次ぐ2位だった。
決選投票の票差は21票で、党内基盤は強いとは言えない。
■「挙党態勢」が問われる
政治とカネの問題で自民をみる有権者の目は依然として厳しい。
石破氏と自民は挙党態勢で国政運営に当たる必要がある。
党役員や閣僚の人事は適材適所の観点で、総裁選のライバル候補を含め起用すべきだ。
党所属国会議員は結束して新総裁を支えてもらいたい。
石破氏と自民に求めたいのは保守の精神を尊重、堅持することだ。
自民は党綱領で
「日本らしい日本の確立」
を謳い、自らを
「保守政党」
と位置付けている。
この基本線から外れるべきではない。
総裁選で論じられた選択的夫婦別姓の導入は見送るべきである。
石破氏は前向きな姿勢を示してきたが、保守政党が取り組む課題ではない。
家族や社会の根幹に関わる話だ。
片方の親と子の
「強制的親子別姓」
を意味し、戸籍制度も揺らぐ。
個人の自由の問題とは言えず、自民どころか社会の分断を招きかねない。
旧姓使用の充実で対応してもらいたい。
国家と国民を守り抜く外交安全保障は政治リーダーにとって最も重要な責務だ。
安倍晋三元首相は
「自由で開かれたインド太平洋」
構想を国際社会に示し、限定的ながら集団的自衛権の行使容認を実現した。
菅義偉前首相は米国と共に
「台湾海峡の平和と安定の重要性」
を打ち出した。
岸田文雄首相は5年間の防衛費43兆円、反撃能力の保有を決め、防衛力の抜本的強化を開始した。
石破氏は安倍氏以降の外交安全保障を確実に継承し、発展させなければならない。
中国やロシア、北朝鮮といった核武装した専制国家の脅威をどう捉えているかを語ってほしい。
ウクライナ支援の継続も重要だ。
心配なのは、石破氏がアジア版NATO(北大西洋条約機構)の具体化に意欲を示した点だ。
創設には憲法問題の解決や各国との比較的長期の交渉などに相当の年月と大きな政治エネルギーを要する。
数年先の発生も懸念される台湾有事の抑止を優先すべきではないか。
日米同盟の対処力と抑止力の強化も欠かせない。
■男系の皇統を守り抜け
北朝鮮による日本人拉致問題の解決も急がれる。
石破氏は
「東京と平壌に連絡事務所を開設して交渉の足掛かりとする」
と唱えてきた。
家族会は時間稼ぎに利用されるだけだと懸念している。
まず、家族会などと真剣に語り合ってほしい。
千年、二千年の視野で日本を守るため、安定的な皇位継承策を確立すべきである。
自民は、男系(父系)による継承を堅持する内容の岸田内閣の報告書に賛同する立場だ。
石破氏は総裁選でこの党の方針に従うと表明した点を強調しておきたい。
自民は来年、結党70年を迎える。
憲法改正は党是であり、改憲原案の条文化を臨時国会中に完成させるべきだ。
憲法への自衛隊明記は最優先だ。
首都直下地震などの大規模災害や日本有事への懸念が高まっている。
緊急政令を含む緊急事態条項創設も急務である。
自民総裁として与党公明党の説得にも努める必要がある。
日本が抱える課題は他にもある。
物価高を上回る持続的な賃上げを確実なものとし、デフレからの完全脱却を目指してもらいたい。
少子高齢化を背景にした人口減少への対策や社会保障制度改革も欠かせない。
政治とカネの対応は引き続き重要だ。
パーティー収入不記載事件の再発防止と政治資金の透明性確保を確実にしたい。
信頼を取り戻さなければ、政策は遂行できまい。
早期の衆院解散・総選挙が取り沙汰されている。
臨時国会では所信表明演説で国家観と政策の全体像を披露すると共に質疑にも応じ、国民に投票の判断材料を示すべきである。

<産経抄>石破総裁よ理想論より具体論を語れ
2024/9/28 5:00
https://www.sankei.com/article/20240928-P5GA726U6RK4NGQWW5XRYUK6TU/
「私はあたかも運命とともに歩いているように感じた」
「そして全ての私の過去は、ただこの時、この試練のための準備に過ぎなかったように感じた」。
第二次世界大戦中の1940年5月、英首相に就いたチャーチルは回顧録で、こう就任時の胸中を記している。
▼自民党の第28代総裁に石破茂元幹事長が当選した。
次期首相となる石破氏に何より求められるのは、年々厳しさを増す国際情勢への対応である。
もっとも、安全保障をライフワークとし、軍事オタクとも呼ばれた石破氏には釈迦に説法だろうが。
▼もはや台湾有事は時間の問題だとされ、中国は日本の領海・領空を侵犯して悪びれない。
北朝鮮は核・ミサイルによる恫喝をやめない。
ロシアはその両国と連携を深め、ウクライナ侵略を続ける。
中東に目を転じれば、第三次世界大戦の萌芽が現れている。
▼石破氏は総裁選中、必然的に片親と子供が別姓となる選択的夫婦別姓の推進を明言し、皇室の伝統に前例がない女系天皇容認に含みを残した。
だが、くれぐれも政策遂行の優先順位を間違えないでもらいたい。
これらを強行して社会に分断と対立を招く余裕は日本にはない。
▼アジア版NATO(北大西洋条約機構)や、憲法9条からの2項(戦力の不保持)削除など近い将来には実現不可能な理念を掲げるより、現実の課題を1つ1つ片づけていくべきだろう。
リーダーが国民に訴えるべきは、理想論ではなく目の前の危機である。
▼チャーチルは、前々任者のボールドウィンについてこう指摘している。
「選挙に敗れるのを恐れるあまり、国家の安全に関して自分の責任を果たさなかった」。
近いとされる次期衆院選では、国民を守るための具体論が聞きたい。

小泉進次郎氏が総裁選で失速した理由、政策打ち出しの初動ミス挽回できず、地方票に泣く
2024/9/27 21:48
https://www.sankei.com/article/20240927-NRCJKLX5LZPZTILIZ63TNOZ7ZA/
「議員票1位、党員票3位、胸を張って堂々と(陣営の選対事務所に)戻ってこられた」
「皆さんが使ってくれた時間を、何倍にもお返しできるように頑張っていきたい」
小泉進次郎元環境相(43)は27日、自民党総裁選終了後に支援を受けた議員たちを前にこう述べた。
「ポスト岸田」
の大本命として国会議員票では首位となる75票を集めたが、党員票で石破茂元幹事長と高市早苗経済安全保障担当相に想定以上の大差をつけられた。
小泉純一郎元首相を父に持ち、巧みな弁舌を併せ持つ小泉氏は当初、抜群の知名度で党員票でも優位に立つとみられていた。
しかし、報道各社の調査によると、他の総裁選候補と臨んだ討論会を重ねるごとに失速の傾向が強まっていった。
選挙戦中盤に地方創生などに関する追加公約を発表したが、勢いは取り戻せなかった。
小泉氏を支援した若手議員は解雇規制の見直しなどを念頭に
「政策の打ち出し方を誤らなければ勝っていた」
と悔やむ。
特に、これまでの家族観を変える選択的夫婦別姓制度の早期導入は、保守層の警戒を招いたとの見方が根強い。
14日に名古屋市で行われた初の合同街頭演説会で夫婦別姓に触れた際も聴衆の反応は鈍かった。
総裁選の途中から急遽、
「愛国心」
に言及し始めたが、後の祭りだった。
島根県連幹部は
「党員は一般有権者よりも年齢層が比較的高い」
「小泉氏の主張が『わがこと』として響かなかったのではないか」
と解説する。
史上最年少首相の誕生は党員の厚い壁に阻まれた。
小泉氏は記者団に
「この糧を次の1つ1つに生かしていきたい」
と意気込んだ。

安倍氏国葬から2年 高市早苗氏総裁選善戦も「包囲網」で敗れる、保守層の期待変わらず
2024/9/27 21:45
https://www.sankei.com/article/20240927-K5QT3LCLHFI3NFX72PU6V3HZRE/
27日に行われた自民党総裁選で、高市早苗経済安全保障担当相(63)が決選投票の末、女性初の首相の座を逃した。
選挙管理委員会が文書郵送の禁止を通知して以降に政策リーフレットが全国の党員らに届いたことが他陣営から問題視され、これが尾を引いたとの見方もある。
ただ、1回目の投票で最多の181票を獲得したことで、保守層からの期待の大きさを改めて見せつけた形だ。
高市氏は総裁選後、目を赤くしながら党本部で記者団の取材に応じ、
「私自身の力不足だ」
「多くの方に助けて頂きながら申し訳ない」
と語った。
前回総裁選で支援を受けた安倍晋三元首相の死去に伴い、党内基盤の弱体化が懸念された中、1回目の投票では9候補の中でトップに立った。
しかし、上位2人による決選投票では一転、国会議員票が伸びを欠いた。
陣営関係者は、18日に高市氏の地元秘書が記者会見を開き、他陣営にも同様の事案があると持ち出したことも念頭に
「『高市包囲網』が出来てしまった」
と悔やんだ。
もっとも、高市氏の勢いはリーフレット問題が発覚した後も衰えなかったことは事実だ。
安倍氏と同様、男系による皇位継承の伝統を守り抜くという意志や、これまでの家族観を変える選択的夫婦別姓制度導入に慎重な姿勢などが党員から高く評価されたとみられる。
「今日で安倍元首相の国葬儀から2年になる」
「良い報告が出来なかったことを申し訳なく思っている」
「今後の予定については申し上げられる状況にはない」
高市氏は記者団にこう述べるにとどめた。
しかし、自民幹部は
「高市氏は都市圏などで想定以上に支持を集めた」
「保守層への影響力は大きく、石破茂新総裁がどう処遇するかが重要になる」
と語った。

総裁選決選投票で逆転の石破氏、旧岸田派の「高市敬遠」勝因「レガシーひっくり返される」
2024/9/27 21:30
https://www.sankei.com/article/20240927-SWLZXOVB2FLEBIK65OMNQAF5KQ/
自民党総裁選は27日、石破茂新総裁が高市早苗経済安全保障担当相との決選投票を制した。
両氏は議員仲間が少なく、議員からは
「どちらがましかの究極の選択」
との声も漏れたが、石破氏が最終盤で岸田文雄首相の路線継承を打ち出して旧岸田派(宏池会)の支持を得た。
高市氏は麻生太郎副総裁らの支持を受けたが旧岸田派から敬遠され、明暗が分かれた。
「決選投票は高市氏以外の党員票が多い候補でいく」
27日午前9時過ぎ、旧岸田派議員らに首相の意向が側近を通じて伝えられた。
首相が石破氏支援に舵を切った瞬間だった。
首相は総裁選中、周囲に
「経済や外交は自分の路線を引き継いでほしい」
と頻繁に漏らした。
当初、期待を寄せた小泉進次郎元環境相は論戦で失速。
代わって高市氏が急浮上した。
首相には防衛力強化のための増税などに反対する高市氏の言動は岸田路線の否定と映った。
首相周辺は
「高市氏では首相のレガシー(遺産)はひっくり返される」
と危機感を募らせた。
石破氏が首相の経済政策を継承する考えを示し、首相は決選投票で石破氏を支援する腹を固めた。
別の動きをしたのが麻生氏だ。
26日に首相に
「高市をやります」
と伝達。
岸田政権を支えた麻生氏だが、石破、小泉両氏への評価は低い。
そんな麻生氏が率いる唯一の派閥・麻生派(志公会、54人)の支援があれば、高市氏が勝利に近付くと見られた。
1回目の投票の議員票は高市氏72票、石破氏46票と差が開いた。
決選投票は、高市氏と政策的に遠い小泉氏、旧岸田派の林芳正官房長官、上川陽子外相の支援議員らの得票を足せば石破氏の逆転が想定できる範囲に収まり、その通りとなった。
安倍晋三元首相の宿敵だった石破氏と、安倍氏の後継色を鮮明にした高市氏が接戦を演じたことは対立の芽を生みかねない。
高市氏陣営の中堅は
「前回総裁選は首相に入れたのに旧岸田派は高市潰しをした」
「石破氏が高市氏を重用しなければ衆院選は負ける」
と語る。
首相は両院議員総会で
「これからはノーサイドで、一致結束を」
と呼び掛けた。
石破氏にとって、まずは最多の9人で争った総裁選後の結束固めが急務となる。

「ワイドショー政治」は健在か 「高市潰し」「包囲網」はねのけられず、高市氏敗れる
2024/9/27 16:02
https://www.sankei.com/article/20240927-IWOPIQWFBZMK7IWZMZ42Y3HKFU/
自民党総裁選で27日、石破茂元幹事長(67)に決選投票で敗れた高市早苗経済安全保障担当相(63)。
大手メディアはワイドショーや政治番組などで、人気のある小泉進次郎元環境相(43)らを中心に扱う一方、高市氏については
「政策リーフレット問題」

「タカ派」
などのイメージを繰り返し報じ、
「高市包囲網」
を敷いた。
選挙結果は、高市氏が党員・党友票では最多を獲得。
大手メディアの
「高市潰し」
とは裏腹に、国民の支持が裏付けられた選挙だった。
 「高市さんは推薦人の半分以上が『裏金議員』ですよね」
25日放送のテレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」で、元同社員の玉川徹氏はこう指摘し、
「内閣を作る時に推薦人を重用しないわけにはいかず、『裏金内閣』になる」
と懸念を述べた。
18日放送のTBS系「ひるおび」では、出演した朝日新聞ゼネラルエディター補佐、毎日新聞論説委員、TBS政治部長が異口同音に、
「政治とカネ」
を巡る高市氏の対応に疑問を呈した。
また、24日放送のBSフジ「プライムニュース」では、中国出身の李昊(り・こう)東大大学院准教授が出演、高市氏が首相に就任後も靖国神社参拝を続けるとしていることについて
「壊滅的なダメージですね」
「日本の国内の右翼の支持以外に何も得られない」
と切り捨てた。
高市氏は9候補の中で唯一、財政出動によって経済成長を図る積極財政を主張。
中国・深圳の日本人男児刺殺事件で中国側に対し毅然とした対応を求めるなど、財務省の財政均衡主義や外務省の対中外交と一線を画す政治姿勢も、一部メディアで強調された。

石破新総裁にご祝儀相場なし=@総裁選後初日株価 1900円超の下げ幅は過去最大規模
2024/9/30 16:19
https://www.sankei.com/article/20240930-DAQ4ZSWTRJCXNJPUABVTWXSHGU/
自民党総裁選で石破茂氏が勝利した後、初めての取引となった30日の東京株式市場で、日経平均株価は大幅に反落した。
終値は前週末終値に比べ1919円01銭安の3万7919円55銭。
石破氏が首相指名を受けるのを前に、富裕層向けの金融所得課税の強化などに前向きな次期政権の経済・金融政策への警戒が広がった。
与党総裁(代表)選後の初日の取引としては、少なくとも2000年以降、最大の下げ幅で、新総裁就任後に期待されるご祝儀相場≠ニは無縁どころか、異例の急落ぶりを見せた。
総裁選決選投票の結果発表前に取引を終えた27日午後の東京市場は、財政出動や金融緩和に積極的な高市早苗氏が優勢との見方を反映し、円相場の急落を受けた日経平均株価は、前日終値比で900円以上も値を上げた。
その後、追加利上げに慎重姿勢で、金融所得課税導入に前向きな石破氏の当選が伝わると、同日夕には、円相場が数分で1ドル=146円台から143円台まで急騰していた。
週明けの30日の日経平均株価は一時、2000円以上も急落。
この要因について明治安田総合研究所の小玉祐一フェローチーフエコノミストは、
「27日の高市氏の勝利を見込んだ円安・株高トレードの反動の要素が大きい」
「値動きは短期的で、数日で落ち着く」
と分析。
今後の見通しについては、
「米国株が堅調で、日本株だけが下落基調になるとは考えにくい」
「ただ、今後1カ月間は衆院選やそれに伴う論戦など政治的な要因により、国内の株式市場は動きやすい環境になる」
と説明する。
2000(平成12)年以降の与党総裁(代表)選後の初日の取引を振り返ると、今回の日経平均株価の下げ幅は、当時、民主党政権だった平成22年6月、菅直人氏の代表就任時以来の大きさとなった。
近年は、菅義偉氏が自民党総裁に当選した令和2年9月以降、いずれも株価は下落しており、株式市場のご祝儀相場とは縁のない動きを見せている。

株価 終値で1910円の値下がり 過去5番目の下げ幅
2024年9月30日 15時29分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240930/k10014595861000.html
30日の東京株式市場は、自民党の石破新総裁の経済政策に対する警戒感などから全面安の展開となり、日経平均株価は一時、2000円以上急落しました。
終値でも1910円の値下がりとなり、過去5番目の下げ幅となりました。
東京市場は、先週27日の自民党総裁選挙で利上げに慎重な姿勢を示していた高市氏が決選投票に進んだ際に円安・株高となった反動や、石破新総裁の経済政策に対する警戒感から売り注文が膨らみ、全面安の展開となりました。
午後に入っても金融政策を巡る思惑を背景に為替市場で1ドル=141円台まで円高ドル安が進んだことから、自動車などの輸出銘柄を中心に下げ幅が拡大して日経平均株価は一時、2000円以上の急落となり、終値でも過去5番目の下げ幅となりました。
▼日経平均株価、30日の終値は先週末より1910円1銭、安い、3万7919円55銭。
▼東証株価指数=トピックスは95.00、下がって2645.94。
▼1日の出来高は26億5万株でした。
市場関係者は
「石破新総裁は金融緩和の傾向を維持すべきだという考えを示したものの、投資家の間では日銀が新総裁の下で、利上げを早めるのではないかという見方も出て、円高に繋がった形だ」
「投資家は石破新総裁がどのような経済政策を打ち出すのかを慎重に見極めようとしている」
と話しています。
■石破新総裁示す“金融所得課税”に関心
自民党の総裁選が行われた27日は、日銀による金融緩和の継続を訴えていた高市氏が決選投票に進むと、円相場は一時1ドル=146円台半ばまで円安が進みましたが、その後、石破氏が新総裁に選出されると、それまでの反動もあって一気に円高が進んだ他、日経平均先物は大きく下落しました。
その金融政策について、石破新総裁は総裁選の後、
「日銀と適切に連携しながら日銀が判断することだ」
としながらも、
「政府としては今の経済状況で金融の緩和傾向は尚維持していかなければならないと思う」
と述べています。
日銀は経済・物価の状況を見ながら段階的な利上げを目指すことにしていて、石破新総裁の姿勢が日銀の金融政策にどのような影響を与えるのか、市場は注目しています。
一方、株式の売却益などにかかる金融所得課税については、石破新総裁が以前言及したことがあることから投資家の間では仮に課税が強化された場合、収益に響きかねないとして、これまでのところは警戒感が先行する形となっています。
ただ、石破新総裁は
「貯蓄から投資への加速を更に進めたい」
と繰り返し述べていて、今後どのような考え方を示すのかに注目が集まっています。
■林官房長官「冷静に判断 経済財政運営に万全を期す」
林官房長官は、午前の記者会見で
「政府としては冷静に判断していくことが重要だと考えている」
「引き続き、内外の経済・金融市場の動向などを緊張感を持って注視すると共に、日銀とも密接に連携しつつ経済財政運営に万全を期したい」
と述べました。

東証、終値は1910円安 石破ショック¢麹ル選出後初の取引は大幅反落で終える 
2024/9/30 15:05
https://www.sankei.com/article/20240930-XIUQSSPPRFEX3IMURKEUY3XLIE/
週明け30日の東京株式市場で、日経平均株価(225種)が大幅反落した。
終値は1910円01銭安の3万7919円55銭で、節目の3万8000円を割り込んだ。
下げ幅は一時2000円を超えた。
自民党の石破茂総裁が27日に選出された後、初めての取引だった。
石破氏が積極姿勢を示す日銀の追加利上げや金融所得課税強化などへの警戒感が広がり、株式市場を石破ショック≠ェ襲った。
市場では前週、総裁選で石破氏と争った高市早苗氏が金融緩和の継続に前向きだったことから
「高市トレード」
と呼ばれる円売り株買いが進んだ。
27日午後には、高市氏が総裁選の1回目の投票でトップとなり、株価は一段高となった。
決選投票で石破氏が選出される前に、同日の東京株式市場は取引を終了していた。
30日はこの反動で売り注文が出やすい展開となった。
午前9時の取引開始直後に下げ幅は1600円を超え、その後は節目の3万8000円付近で踏みとどまる場面もあったが、午後の取引でじりじりと株安が進み、下げ幅は一時、2000円を超えた。
東京外国為替市場の円高ドル安進行が株式相場の重荷となり、自動車などの輸出関連銘柄が売られた。
平均株価への影響が大きい半導体関連も軒並み下落し、下げ幅を拡大させた。

株価 一時1900円以上値下がり 石破総裁の経済政策への警戒感も
2024年9月30日 12時05分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240930/k10014595861000.html
週明けの30日の東京株式市場は、石破新総裁の経済政策に対する警戒感もあってほぼ全面安の展開となり、日経平均株価は一時、1900円を超える値下がりとなりました。
先週27日の金融市場では、自民党総裁選挙で、利上げに慎重な姿勢を示していた高市氏が決選投票に進んだ際に円安が進み、日経平均株価は大きく上昇しました。
その後、石破氏が自民党の新総裁に決まると経済政策への警戒感もあって一気に円高に転じ、日経平均の先物も大幅な下落となりました。
こうしたことから、週明けの東京市場も取り引き開始直後から売り注文が膨らんでほぼ全面安となり、日経平均株価は一時、1900円を超える値下がりとなりました。
▼日経平均株価、午前の終値は先週末の終値より1849円22銭、安い、3万7980円34銭。
▼東証株価指数、トピックスは90.32、下がって2650.62▼午前の出来高は11億7018万株でした。
市場関係者は
「石破新総裁は金融緩和の傾向は維持すべきだという考えを示したが、投資家は今後どのような政策を打ち出すのかを慎重に見極めようとしている」
「石破氏が以前言及したことがある、金融所得課税の議論の行方についても注視している」
と話しています。
■石破新総裁示す“金融所得課税”に関心
自民党の総裁選が行われた27日は、日銀による金融緩和の継続を訴えていた高市氏が決選投票に進むと、円相場は一時1ドル=146円台半ばまで円安が進みましたが、その後、石破氏が新総裁に選出されるとそれまでの反動もあって一気に円高が進んだ他、日経平均先物は大きく下落しました。
その金融政策について、石破新総裁は総裁選の後、
「日銀と適切に連携しながら日銀が判断することだ」
としながらも、
「政府としては今の経済状況で金融の緩和傾向は尚維持していかなければならないと思う」
と述べています。
日銀は経済・物価の状況をみながら段階的な利上げを目指すことにしていて、石破新総裁の姿勢が日銀の金融政策にどのような影響を与えるのか、市場は注目しています。
一方、株式の売却益などにかかる金融所得課税については、石破新総裁が以前言及したことがあることから投資家の間では仮に課税が強化された場合、収益に響きかねないとしてこれまでのところは警戒感が先行する形となっています。
ただ、石破新総裁は
「貯蓄から投資への加速を更に進めたい」
と繰り返し述べていて、今後どのような考え方を示すのかに注目が集まっています。
■林官房長官「冷静に判断 経済財政運営に万全を期す」
林官房長官は、午前の記者会見で
「政府としては冷静に判断していくことが重要だと考えている」
「引き続き、内外の経済・金融市場の動向などを緊張感を持って注視するとともに、日銀とも密接に連携しつつ経済財政運営に万全を期したい」
と述べました。

石破氏に市場が「NO」、東証一時1800円超の暴落 財務相に加藤勝信氏を起用…火消し≠ノ躍起も「石破ショック」収まるのか 
2024.9/30 11:39
https://www.zakzak.co.jp/article/20240930-UT5MND4AGRMRFFVTWQAZIF2FKA/
自民党の石破茂総裁の経済政策に対し、市場では不安が強まっている。
週明け30日朝方には為替の円高ドル安が進み、日経平均株価は一時、約1800円も暴落する場面もあった。
石破氏は金融緩和の継続を主張するなど火消しに躍起だが、「石破ショック」を収束させられるのか。
30日午前の円相場は一時、1ドル=142円台半ばと前週末から4円近い円高基調で取引された。
東京株式市場の日経平均株価は午前9時28分現在、前週末終値比1825円07銭安の3万8004円49銭で取引された。
銀行株を除き、自動車や電機、不動産、証券など主力株が軒並み安となった。
27日の総裁選で、金融緩和と財政出動に積極的な高市早苗経済安保相が決選投票で石破氏に敗れた直後からの円安株高からの巻き戻しの動きが続いた。
石破氏は29日のフジテレビの番組で
「今の金融緩和の方向性はこれから先も維持しなければならない」
と述べた他、物価高対策として財政出動の必要性も強調した。
総裁選では金融所得課税の強化に言及したが、
「『貯蓄から投資へ』という流れを変えることはない」
とも訴えた。
総裁選で
「アベノミクスの継承」
を掲げた加藤勝信元官房長官を財務相に起用するなど軌道修正を急いだ。
石破氏はアベノミクスについて、7月に出版した著書では、株価や雇用情勢を
「劇的に改善した」
と評価しつつ、金融緩和や財政出動といった
「短期的なカンフル剤」
は限界があると指摘した。
市場が歓迎する政策を打ち出せるかが新政権の課題となる。

30日の東京株式市場、一時1900円超安 石破政権の誕生控え、利上げと課税強化を警戒
2024/9/30 11:34
https://www.sankei.com/article/20240930-JJRFK63KTVN3VMEJ43CUJSHELI/
週明け30日午前の東京株式市場で、日経平均株価は大幅に反落した。
前週末終値に比べた下げ幅は一時、1900円を超えた。
自民党の石破茂総裁が首相指名を受けるのを前に、追加利上げや富裕層向けの金融所得課税の強化など、次期政権の経済・金融政策への警戒が広がった。
多くの銘柄で売り注文が膨らみ、市場は石破ショック≠フ様相となっている
日経平均の午前終値は、1849円22銭安の3万7980円34銭だった。
一時、1900円84銭安の3万7928円72銭まで値を下げた。
外国為替相場の円高ドル安進行も株式相場の重荷となった。
市場では前週、総裁選で石破氏と決選投票を争った高市早苗氏が金融緩和の継続に前向きだったことから、
「高市トレード」
と呼ばれる円安や株高が進んだ。
30日はこの反動で売り注文が出やすかった。
石破氏は総裁選で金融政策運営について日銀の独立性を尊重すべきだと主張。
また、金融所得課税の強化にも言及していた。
石破氏は29日のNHK番組で
「金融の緩和傾向は維持していなかなければならない」
と強調したが、株式市場は厳しい対応となっている。

市場は石破ショック≠フ様相 円急騰、日経平均株価の先物は一時2000円超も急落
2024/9/27 18:33
https://www.sankei.com/article/20240927-PJ7N6D3JEFGCFAT4DKXAUUZNAQ/
27日午後に投開票された自民党総裁選で、石破茂元幹事長(67)が選出されると、市場は敏感に反応した。
日銀の追加利上げに肯定的な石破氏の当選が伝わり、東京外国為替市場では円相場が数分で1ドル=146円台から143円台まで急騰した。
積極財政派の高市早苗経済安全保障担当相(63)が敗れ、財政出動による経済波及効果の期待が薄れたことで、日経平均株価の先物でも売りが急激に拡大。
一時2000円超急落するなど、市場は石破ショック≠フ様相を呈している。
同日の東京外国為替市場では円が対ドルで一時1ドル=142円台後半をつける場面もあった。
また、国内債券市場でも、日銀の利上げ期待が高まり、長期金利の指標となる新発10年物国債は一時0・855%と、総裁選の結果発表前の0・805%から上昇した。
石破氏は総裁選中、金融政策運営は
「日銀の独立性を尊重」
すべきとし、日銀の追加利上げに肯定的な姿勢を示していた。
また、同日の大阪取引所の夜間取引では日経平均先物で12月物が3万7700円前後に急落。
同日の先物清算値(株価終値に相当)の3万9850円から2000円超も安くなった。
三井住友DSアセットマネジメントの市川雅浩チーフマーケットストラテジストは
「財政再建を重視し、株式の売却益などに課す金融所得課税の強化に意欲を示す石破氏の政策スタンスを、市場が嫌気した」
と分析。
先物主導で日本株の売りが膨らむ可能性が高く、週明けの日経平均株価にも下押し圧力が働くと見ている。

石破氏当選受けて円が急騰、数分間で146円台から143円台へ円高進む 自民党総裁選
2024/9/27 16:14
https://www.sankei.com/article/20240927-ZCCI2YMMLVCNHB25KAX645BJXE/
27日午後に投開票された自民党総裁選で、石破茂元幹事長(67)が選出されると、東京外国為替市場の円相場は対ドルで約3円急騰し、1ドル=143台まで円高が進んだ。
石破氏は日銀の追加利上げに肯定的な姿勢を示していたため、総裁選の結果を受け、今後の利上げ観測の高まりから円が買われたとみられる。
同日午後に入り、高市早苗経済安全保障担当相(63)が石破氏とともに決選投票に進むと円売りの動きが急速に広がり、1ドル=146円台半ばまで円安ドル高が進む場面もあった。
高市氏は総裁選期間中に
「金利を今、上げるのはあほ」
と発言するなど利上げに慎重な姿勢を示していた。
市場関係者は、高市氏当選の期待から円を売る動きが一時的に広がったとみている。
ところが、27日午後3時20分ごろに石破氏当選が伝えられると為替の動きは一気に反転。
数分のうちに円相場は3円程度急騰した。
石破氏は総裁選中、金融政策運営は
「日銀の独立性を尊重」
としつつ
「経済や国民生活に支障が生じない範囲、ペースで正常化されることを期待する」
などと発言していた。
石破氏は株式の売却益などに課す
「金融所得課税」
の強化に意欲を示しているため、週明けの株式市場に下押し圧力がかかるとの懸念も広がっている。

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/645.html#c35

コメント [戦争b25] イランがミサイルでイスラエルの軍事基地を攻撃した後、報復に出ないイスラエル(櫻井ジャーナル) 赤かぶ
8. 一倍とは[132] iOqUe4LGgs0 2024年10月06日 19:26:29 : tSZ2ChU2QE : djV0ZERkRFBYcE0=[1]
日本のダマスゴミにうんざりしているので、こちらの方が・・・

ウクライナ戦で分かったことはドローンで軍艦が沈没できること

蟻が象を倒せることが証明された これって・・・

もしかしたら歴史の転換点にいるのかも

薩長とユダヤ東インド会社のつながりは明らかなのに東大は知らんぷり・・・
http://www.asyura2.com/23/warb25/msg/762.html#c8

コメント [政治・選挙・NHK295] わが国は首の皮一枚で繋がったが…石破政権も日和るのか 適菜収「それでもバカとは戦え」(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
50. 中元麹[10] koaMs42N 2024年10月06日 19:28:32 : hDW0zQpTDs : eDQ2WlBISE1za3c=[4]
>>48 さん
突然ですが、維新・足立康史が引退するそうですぜ。
アホの坂田は褒め言葉だ!
懐かしいね。ほなワシも、
アホの>>49は褒め言葉だ!
 
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/643.html#c50
コメント [政治・選挙・NHK295] 「裏金議員」当選阻止へ野党候補一本化を 立憲民主の呼びかけに、国民民主、維新、共産各党はどうする?(東京新聞 TOKYO Web) 達人が世直し
15. ベニバナ通信[74] g3iDaoNvg2mSypBN 2024年10月06日 19:31:54 : x4tbrVDl8c : WlVxOWFrU3lXMFE=[61]

 野田は裏金議員、裏金議員と騒ぎたてるが、腹は見え見えだよ。国民は裏金議員をどうでもいいと思ってるわけでない、優先度プライオリテイの問題だよ。この酷い経済状況の中で、国民は消費税を下げて貰いたい、インボイス廃止してほしい、保険証廃止等は延期してほしいと、切実に思ってるわけだよ。裏金問題は、とんでもねえ問題だが、まず消費税等が先だ、経済を何とかしてほしい、これが前国の国民の願いなんだ。優先度が違う。野田は疑似餌で釣る如く選挙を裏金で誑かしまえば、あとは後足で砂蹴りかけるように、馬鹿めがと、自民以上の悪政を画策は明らかなんだ。前回それでひどい目にあった野党は、その手は桑名の何とかで、タタラ足状態なんだ。野田が何ほざいても、信用はねえよ。
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/642.html#c15
コメント [カルト49] 憲法上、国外での軍事力行使を行う事は禁止されているはず、、、 海自護衛艦が台湾海峡を通過 イワツバメ
5. 銀の荼毘[681] i@KCzOS2lPk 2024年10月06日 19:34:50 : ICa0PncFv2 : LzlJekVuMnBoQmc=[336]

集団的自衛権は🟰(軍事同盟である国連)←その加盟の義務なので🟰それが憲法違反ならば→国連を脱退せねばなるまい。


憲法違反になるのは🟰自然権である交戦権・またの名を(個別自衛権)←これを放棄して🟰個別自衛権の放棄実現のため←陸海空軍およびそれの維持を可能にする軍事インフラについても🟰国有化しないという9条2項抵触箇所である。


要するに🟰日本には個別自衛権が無いので←この憲法を破ったことが🟰サンフランシスコ平和条約の前提違反であると→ロシア・中国は言ってるわけである。


ロシア・中国の言ってることも不自然で🟰サンフランシスコ条約には,ロシア・中国が関係外交の全てを引き継いでいるはずの→ソビエト・中華民国が署名していない。


これに関しては🟰日本も,ロシアも,中国も違反状態であるという,社会主義国家の我儘ブリが際立つ傾向が見て取れる。



http://www.asyura2.com/24/cult49/msg/850.html#c5

コメント [政治・選挙・NHK294] 仲が良すぎる小池百合子と三井不動産…都知事選後も残る素朴な疑問 週刊誌からみた「ニッポンの後退」(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
20. evilspys[580] goWCloKJgoyCk4KQgpmCkw 2024年10月06日 19:39:13 : LY52bYZiZQ : aXZHNXJYTVV4YVE=[17559]
〖ライブ配信〗小池都知事を徹底追及!朝堂院大覚氏の証人尋問実現か!?「小池百合子を退陣させる会」進捗報告!小池都知事の学歴詐称を証言した生き証人 朝堂院大覚氏 オンライン記者会見 2024/10/6
TTBジャーナル
3 時間前にライブ配信
https://www.youtube.com/watch?v=h2_FzhsVszs
http://www.asyura2.com/24/senkyo294/msg/889.html#c20
コメント [戦争b25] イランがミサイルでイスラエルの軍事基地を攻撃した後、報復に出ないイスラエル(櫻井ジャーナル) 赤かぶ
9. 新共産主義クラブ[-10995] kFaLpI5ZjuWLYINOg4mDdQ 2024年10月06日 19:50:05 : wsT9UYACE2 :TOR LzV1SXBpcUo2c00=[16]

◆ レバノン、100万人超が避難民 イスラエル侵攻、軍が退避要求
(2024年10月04日 10時12分 共同通信)

【ジュネーブ、エルサレム共同】世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は3日、イスラエル軍が地上侵攻するレバノンで、避難所で生活する35万人を含めて100万人以上が避難民になったと述べた。軍報道官は、レバノン南部の一部地域の住民に対し退避するよう要求。レバノンは人口約530万人でパレスチナやシリア難民も多数居住している。攻撃強化で避難民がさらに増加する可能性もある。

https://www.47news.jp/11575263.html


http://www.asyura2.com/23/warb25/msg/762.html#c9
コメント [政治・選挙・NHK295] 安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
22. evilspys[581] goWCloKJgoyCk4KQgpmCkw 2024年10月06日 19:59:17 : LY52bYZiZQ : aXZHNXJYTVV4YVE=[17560]
〖「国民の信頼を得る」〗石破首相…旧安倍派幹部ら非公認に
日テレNEWS
2024/10/06
https://www.youtube.com/watch?v=GBRUJXr6mg0
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/638.html#c22
コメント [政治・選挙・NHK295] <総選挙日程、岸田政権下で決められていた>「詐欺集団」「騙された」石破茂首相 「裏金議員」公認に国民激怒…総選挙で単独… 赤かぶ
36. 夜盗虫[66] lumTkJKO 2024年10月06日 20:02:01 : UTf6AQMgiq : b2ZyaHlrOS5sNS4=[1]
岸田の裏に木原

悪党ども
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/645.html#c36

コメント [政治・選挙・NHK295] 『裏金事件』の全容解明をして、ようやく、分かりました。この国の支配者は、総理にあらず。闇の支配者は、『内閣官房副長官』 阿闍梨(あじゃり)
28. 阿闍梨(あじゃり)[135] iKLoi5ecKIKggraC4YLoKQ 2024年10月06日 20:05:44 : yWKvvPEj5I : c0YwNDN1RkIxdy4=[72]
<▽35行くらい>
阿闍梨(あじゃり)で、おまッ。

>25 ノーサイド 様
『”裏金議員が供述を強要される”。  これもデマです。』

■『裏金議員は、供述を強要されては、いないよ。』
■『供述を強要されたのは、松本 淳一郎、只1人。』
『9頁〜33頁:17頁』   https://www.soumu.go.jp/main_content/000077915.pdf
★『つまり、『松本 淳一郎』・『派閥所属議員』のどちらが支出しても良い、と記載しています。』
【検察が、収支報告書を修正させた項目の内、虚偽と判明した項目】
・パーティー収入【ノルマ分しか計上されていない】:【対価の支払いをした者の数『不明』】
・派閥所属議員へのキックバック【費目は、寄附金】:【出金日『不明』】
・清和政策研究会からの裏金【寄附金収入】:【入金日『不明』】

普通、『出金日『不明』』の収支報告書は、総務省で『受理できない』でしょ。
総務省が受け取ったと言うことは、検察・裁判所、そして、
本文の『事務方トップの内閣官房副長官』からの圧力があったと考えるのが、妥当だ。

で、『キックバック』は、当該5年間の収支報告書に記載されていなかったのであれば、『裏金』が発生する訳がありませんよ。
だって、『キックバック』が不記載で、『裏金』が記載されていたら、
派閥所属議員が『架空収入の計上という虚偽記載になる』って、解らないかなぁ?

本件の『検察のデツチアゲ』は、実際に動いた金の存在が、まったく、見えないことだ。
『キックバックした日が不明』なんてことが、あってたまるか!バカヤロー!
『キックバック』は、『嘘だ、ピョーン!』と言っているのと、同じだ!バカヤロー!

★『ほとんど、幼稚園児以下の、訴因【起訴理由】なんですよ。お馬鹿さん達。』

>26.27 銀の荼毘 様
■上記、同文。

『パーティ券購入代金に対する領収書の一切を←発行しないで運営していた。』
■『常識として、パーティ券自体が領収書【相手方に渡すもの】となります。』

『これに係る領収書等の写しを提出しなければなりません。』
■この意味は、『すべての支出に係る領収書等の写しを提出しなければなりません。』
と、いうことです。これは、『支出に係る領収書【相手方から受け取るもの】』です。

■『ちょっと、難しかったかも知れないけど、領収書と一口に言っても、真逆の意味があるよ』

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/633.html#c28

コメント [政治・選挙・NHK295] 『裏金事件』の全容解明をして、ようやく、分かりました。この国の支配者は、総理にあらず。闇の支配者は、『内閣官房副長官』 阿闍梨(あじゃり)
29. 銀の荼毘[682] i@KCzOS2lPk 2024年10月06日 20:12:35 : ICa0PncFv2 : LzlJekVuMnBoQmc=[337]


『これに係る領収書等の写しを提出しなければなりません。』
■この意味は、『すべての支出に係る領収書等の写しを提出しなければなりません。』
と、いうことです。これは、『支出に係る領収書【相手方から受け取るもの】』です。

バカだろう?


普通に(領収書控え)だよ。


発行した領収書の控え。


発行側が持ってないわけがない。


清和会はそれを提出していないので🟰政治資金規正法違反は確定。


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/633.html#c29

コメント [戦争b25] イランがミサイルでイスラエルの軍事基地を攻撃した後、報復に出ないイスラエル(櫻井ジャーナル) 赤かぶ
10. 新共産主義クラブ[-10994] kFaLpI5ZjuWLYINOg4mDdQ 2024年10月06日 20:13:52 : Zi6wIZpbck :TOR OUdIazZDbk1xcEE=[1]
◆ 地上戦でヒズボラ440人殺害=攻勢強化と対イラン報復を主張―イスラエル
(2024-10-06 18:44 時事通信ニュース)

【エルサレム時事】イスラエル軍報道官は5日、レバノンへの地上侵攻開始後、イスラム教シーア派組織ヒズボラの司令官を含む戦闘員440人を殺害したと明らかにした。ネタニヤフ首相は5日のビデオ演説で、戦果を誇示しつつ「まだ脅威を排除していない」と主張。攻勢を強める方針を強調した。

https://sp.m.jiji.com/article/show/3355343


http://www.asyura2.com/23/warb25/msg/762.html#c10

コメント [政治・選挙・NHK295] 立憲選対ナンバー2小沢一郎氏イライラ…解散まであと5日「時間がない」と執行部にボヤキ(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
38. 空き缶直人[3] i_OCq4rKkryQbA 2024年10月06日 20:38:26 : lrqFkYexoc : VGpYSEFzQ0V3RVU=[1]
>>31
空き缶枝豆野豚が公約破りしたのが悪いんだろが!
立憲が勝てないのは小選挙区制のせいだーとかバカの一つ覚えだな
親のすねかじりの引きこもりが偉そうな口きくな!
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/636.html#c38
コメント [カルト49] (速報)イスラエル、武器提供の停止を求めたフランスのガソリンスタンドを爆撃 イワツバメ
2. 弱っプっ腐ランド豚[-85] juOCwYN2gsGVhYOJg5ODaJPY 2024年10月06日 20:57:28 : qWdf6BLtIs : S3Z2VE4vQ1ExNFU=[-83]
その無茶苦茶な宗教基地〇を革めるには
それ以上の暴力と狂気を理性で制御して事にあたらないとならない

弱っプっ腐ランド豚はこんな奴等に言論が通じるとか屁異倭がぁーーとかほざく奴も居る

ウクライネオナチスやカスラエルすら絶対悪と公言する事の出来ない弱っプっ腐ランド豚が自由だとか民主主義とか45ってる奴等のなんと多い事か
http://www.asyura2.com/24/cult49/msg/851.html#c2

コメント [経世済民126] 貧困家庭の子供が成長してもお金を稼げない本当の理由(ダイヤモンド・オンライン) 赤かぶ
69. 大卒ブルジョワ[1] keWRsoN1g4uDV4OHg48 2024年10月06日 21:03:01 : RkbfFmsyUI : bGhTbmlOaGN4Z00=[1]
大学を中退したら無条件で負け組プロレタリアート。中退したら通信制大学を卒業して大卒ブルジョワジーになる方が良い.朝鮮学校出身で大学中退したら無条件ルンペンプロレタリアートになり下がります。
http://www.asyura2.com/18/hasan126/msg/357.html#c69
コメント [医療崩壊13] 今後の反ワク活動団体は改憲右翼ときっぱり決別し、はっきり護憲を打ち出すべきだ  魑魅魍魎男
9. わはははは[42] gu2CzYLNgs2CzQ 2024年10月06日 21:10:06 : TaPf2ovOzo : SGtDdTJZS0x6NkU=[1]
コロナの実害がないのに反ワクチンとか今言っても普通の人で打つ人はほとんどいないのだからウヨの連中が利用しているだけ。まわりの65歳以上で打つ人を聞いたことがない。コロナ騒動はもう終わったと言っていい。
http://www.asyura2.com/24/iryo13/msg/176.html#c9
コメント [政治・選挙・NHK295]
1. 赤かぶ[227034] kNSCqYLU 2024年10月06日 21:13:31 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[618]


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/647.html#c1
記事 [カルト49] 日本は原発を使ってのイスラエルの人質?

CCSは誘発地震を起こす可能性ある@MD_PhD_ivermect
東電がいちばん触れてほしくないイスラエルのマグナBSP社はモサド=CIAだと思われますが、福島原発を内部から破壊工作しているのではないかと疑っている人々が沢山います。
https://note.com/christian_t/n/nd214dcdafa5e
原発がなくても電力はまかなえるのに日本中に原発をつくってアメリカの言うことを日本が聞かない

💙kumi1111💙🇯🇵🐈‍⬛.*🪽🫧🪞🆕 2020🇺🇸TRUMP★WON@kumi11117777
補足させて頂きます

311の1年前に
イスラエルのセキリュティ会社が
福島第一原発を
担当し始めました

この会社は橋も作ります

アクアラインも作りました

日本の橋にはこの会社が
関わっています

何故かしら?

与国秀行@yokuni77
今、世界の注目がイスラエルに集まっています。
 しかし2011年3月11日の東北の大震災、特に福島の原子力発電章とイスラエルが深い関係にある、と言ったら、多くの日本人が驚くかもしれません。
 この嘘だらけの世界を、信じられる世界に変えるために、知らなければならない真実があります。

#イスラエル #パレスチナ #ハルマゲドン #第3次世界大戦 #悪魔教徒 #偽ユダヤ


CCSは誘発地震を起こす可能性ある@MD_PhD_ivermect
「マグナBSP:福島での3/11テロへのイスラエルのつながり」
2023年01月31日
https://ameblo.jp/ymhkobayasis/entry-12787045357.html
「マグナBSPは、災害の間ずっと、福島の原子炉室に双方向接続されたフルタイムのインターネットを持っていました。彼らは3月15日に(すべてが空高く吹いた後)そのつながりについて「エルサレムポスト」


CCSは誘発地震を起こす可能性ある@MD_PhD_ivermect
福島原発のセキュリティシステムは🇮🇱企業マグナBSP(🇮🇱大手ハアレツ紙2011年3月18日)
・マグナBSP社は約1年前に福島原発にセキュリティシステムを設置
・社員数は15人 →なぜこの中小企業に??
・日本のすべての原子炉を防護するという基本合意を日本(政府?)と締結済み
https://x.com/j_sato/status/1834231853303447652




http://www.asyura2.com/24/cult49/msg/852.html
コメント [政治・選挙・NHK295] ええ私、熱烈な野党支持者ではあるけれど、石破茂さんのことが好きなんです。 室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」(日刊ゲン… 赤かぶ
2. 赤かぶ[227035] kNSCqYLU 2024年10月06日 21:15:13 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[619]
https://x.com/Mv66x4z6swOC3XX/status/1842390062077763951

愚公山人
@Mv66x4z6swOC3XX

裏金議員は自主的に公認を辞退するのが筋です。それができないなら始末もつけられない半端者としか言いようが無いです。


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/647.html#c2

コメント [政治・選挙・NHK295]
3. 赤かぶ[227036] kNSCqYLU 2024年10月06日 21:18:02 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[620]


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/647.html#c3
コメント [政治・選挙・NHK295] 『裏金事件』の全容解明をして、ようやく、分かりました。この国の支配者は、総理にあらず。闇の支配者は、『内閣官房副長官』 阿闍梨(あじゃり)
30. 阿闍梨(あじゃり)[136] iKLoi5ecKIKggraC4YLoKQ 2024年10月06日 21:20:12 : yWKvvPEj5I : c0YwNDN1RkIxdy4=[73]
阿闍梨(あじゃり)で、おまッ。

>29 銀の荼毘 様
『清和会はそれを提出していないので🟰政治資金規正法違反は確定』

■『大バカだろう!提出するのは、支出に対する『相手側から受領する』領収書だ。バカ。』
■『清和会の領収書は、発行しないので、控えは無い。』
■『パーティ券自体が、領収書の代わりになるからだよ。遊園地の入場券と同じ。』

■『どうしたら、そんなに、物事を、ひねくり回さないと、考えがまとまらないのかなぁ?』
■『お前、領収書を切ったこと無いだろ。人間、やめたら!』

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/633.html#c30

コメント [政治・選挙・NHK295]
4. 赤かぶ[227037] kNSCqYLU 2024年10月06日 21:20:18 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[621]


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/647.html#c4
コメント [政治・選挙・NHK295]
5. 赤かぶ[227038] kNSCqYLU 2024年10月06日 21:21:23 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[622]


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/647.html#c5
コメント [政治・選挙・NHK295]
6. 赤かぶ[227039] kNSCqYLU 2024年10月06日 21:21:57 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[623]


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/647.html#c6
コメント [政治・選挙・NHK295]
7. 赤かぶ[227040] kNSCqYLU 2024年10月06日 21:22:53 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[624]


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/647.html#c7
コメント [政治・選挙・NHK295]
8. 赤かぶ[227041] kNSCqYLU 2024年10月06日 21:23:55 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[625]


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/647.html#c8
コメント [番外地12] 山口敬之さんは左翼思想が大嫌いなので、社会主義者の石破茂はクズだと思っているだけですね。韓国の手先で、統一教会と組んで… 中川隆
6. 中川隆[-8910] koaQ7Jey 2024年10月06日 21:24:36 : vdIApbkosc : Z2lSNk4zdVlFVGM=[14]
>>5
新自由主義というのは金・物・人間の国家間移動を認める政策だよ
共産主義は金・物・人間の国家間移動は禁止される

ファシズムというのは巨大資本が支配する統制経済の事

ルーズベルトはファシズムについて次のように定義している。

「もし、私的権力が自分たちの民主的国家より強くなるまで強大化することを人びとが許すなら、民主主義の権利は危うくなる。本質的に、個人、あるいは私的権力をコントロールするグループ、あるいはそれに類する何らかの存在による政府の所有こそがファシズムだ。」

 ここに書かれているようなことをアメリカの支配層は目論んでいる。その突破口になる協定がTPP(環太平洋連携協定)、TTIP(環大西洋貿易投資協定)、TiSA(新サービス貿易協定)の3点セット。このうちTTIPはアメリカとEUの協定で、EUから離脱した国には適用されない。勿論、EUが解体されればTTIPは雲散霧消だ。
http://www.asyura2.com/24/ban12/msg/227.html#c6

コメント [政治・選挙・NHK295]
9. 赤かぶ[227042] kNSCqYLU 2024年10月06日 21:24:50 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[626]


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/647.html#c9
コメント [政治・選挙・NHK295]
10. 赤かぶ[227043] kNSCqYLU 2024年10月06日 21:25:38 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[627]


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/647.html#c10
コメント [カルト49] (速報)イスラエル、武器提供の停止を求めたフランスのガソリンスタンドを爆撃 イワツバメ
3. 電磁推進機研究者談[552] k2SOpZCEkGmLQIyki4aO0pJr 2024年10月06日 21:26:03 : JFDzIins1c : WXhJN1kuenpST0k=[9]

ををっ!ネタニヤフ!カルロス・ゴーンはフランス人やぞっ!


  電磁推進機研究者談

PS.ウクにも、フランス傭兵いっぱい!CFEフラン圏にフランス権益多い!
http://www.asyura2.com/24/cult49/msg/851.html#c3

コメント [政治・選挙・NHK295]
18. 阿部史郎[1061] iKKVlI5qmFk 2024年10月06日 21:27:46 : cYRAeWjdps : aURIWUFBRGptV1E=[123]
国家公安委員長の坂井学の政策秘書が
「帰化中国人」であることが発覚。

ますます日本が
中国人の好き勝手にされる危険性も。
rapt-plusalpha.com/110988/

日本の政治家のほとんどが
中国とズブズブの関係。
rapt-plusalpha.com/111018/
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/644.html#c18

コメント [雑談・Story40] 朝鮮学校の生徒が 「日本人ぶっ殺すぞ」 とツイートして炎上 2ch チョッパリなどとヘイトスピーチしてる事がやはり判明 木卯正一
171. 超ブルジョワ階級[1] krSDdYOLg1eDh4OPikuLiQ 2024年10月06日 21:34:10 : RkbfFmsyUI : bGhTbmlOaGN4Z00=[2]
吾輩が大学を中退した時に同期からはユーのようなルンペンプロレタリアートは同期でないザンスと嫌われた。
で時がたち吾輩は通信制大学を卒業したが朝鮮学校は今だに無償化よこせ駄々をこねている。朝鮮学校はルンペンプロレタリアートの養成学校か。
朝鮮学校はルンペンプロレタリアート、ルンペンプロレタリアート、ルンペンプロレタリアート。
朝鮮学校はルンペンプロレタリアートの学校ザンスか。
駄々をこねないでほしいザンス。
無償化うるさいダス。
静かにしてほしいダジョー。
http://www.asyura2.com/12/idletalk40/msg/610.html#c171
コメント [政治・選挙・NHK295] <総選挙日程、岸田政権下で決められていた>「詐欺集団」「騙された」石破茂首相 「裏金議員」公認に国民激怒…総選挙で単独… 赤かぶ
37. 電磁推進機研究者談[553] k2SOpZCEkGmLQIyki4aO0pJr 2024年10月06日 21:42:09 : JFDzIins1c : WXhJN1kuenpST0k=[10]

首都機能移転、あの米トンネル網を棄てられる訳がないので、

維新やら、自民やら、ソーカ・統一やら、

 『 嘘をついている 』

のは明白で、棚上げする事で、利権・特権を貰っている!?


  電磁推進機研究者談



http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/645.html#c37

コメント [政治・選挙・NHK294] 「子育て支援」詐欺に国民の怒り 最大の少子化対策は自民党政権の退陣だ(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
30. NEMO[-1040] gm2CZIJsgm4 2024年10月06日 21:47:02 : pFOo12dNeQ : S2x6SVQxaHdmaVE=[-2412]
<△26行くらい>
ちなみにそもそもの原因だが・・・

【悲報】

処女と結婚できた幸運な男は「18%」だけと判明・・・

2024/10/06(日) 09:01:29.953 ID:ExawkD3q0

・既婚女性(40才未満)の経験人数
1人:18%
2人:12%
3人:14%
4人:10%
5人から10人:31%
11人以上:15%

h ttps://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0221520
(年齢別既婚女性の経験人数に関するデータあり)

8割の男は「お古」さんと結婚してる模様…

2024/10/06(日) 09:04:07.760 ID:germ2K8K0

11人以上を引き取る粗大ゴミ回収業者wwww


2024/10/06(日) 09:08:56.750 ID:QK6Gi57m0

>>
やめたれ


2024/10/06(日) 09:04:12.523 ID:sQsLLGfV0

5人とか完全な売春婦じゃんね

2024/10/06(日) 09:08:44.937 ID:uhEDERfr0

結婚継続出来たやつが最強
途中離脱組は租チン


2024/10/06(日) 09:09:54.700 ID:7G+TehVR0

>>
女の経験人数が多ければ多いほど離婚率は高まり幸福度は下がっていくんだと
2万人を対象としたアイオワ大学の研究で明らかにされている

2024/10/06(日) 09:19:27.630 ID:newFdjCD0

未経験者「処女!処女!」
経験者「どっちでもいい」


2024/10/06(日) 09:20:36.148 ID:QK6Gi57m0

>>
俺、経験者だけど普通に結婚するなら処女しかありえないぞ

2024/10/06(日) 09:20:38.760 ID:/67WKqKB0

マジレスすると旦那しか知らない女はかなりの確率で機会があれば浮気するぞ


2024/10/06(日) 09:21:25.767 ID:LLz2nfNK0

>>
非処女の浮気率は高いという研究論文が1991年にアイオワ州で発表されていてだな

h ttps://mi.5ch.net/test/read.cgi/news4vip/1728172889/
【悲報】処女と結婚できた幸運な男は「18%」だけと判明・・・
http://www.asyura2.com/24/senkyo294/msg/137.html#c30

コメント [政治・選挙・NHK295] 日本の少子化は加速するばかり…「100年後の人口1500万人」の衝撃試算 仕事力がアップする経済ノート(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
31. NEMO[-1039] gm2CZIJsgm4 2024年10月06日 21:47:41 : pFOo12dNeQ : S2x6SVQxaHdmaVE=[-2411]
<△26行くらい>
元凶はこれだよ・・・

>【悲報】

処女と結婚できた幸運な男は「18%」だけと判明・・・

2024/10/06(日) 09:01:29.953 ID:ExawkD3q0

・既婚女性(40才未満)の経験人数
1人:18%
2人:12%
3人:14%
4人:10%
5人から10人:31%
11人以上:15%

h ttps://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0221520
(年齢別既婚女性の経験人数に関するデータあり)

8割の男は「お古」さんと結婚してる模様…

2024/10/06(日) 09:04:07.760 ID:germ2K8K0

11人以上を引き取る粗大ゴミ回収業者wwww


2024/10/06(日) 09:08:56.750 ID:QK6Gi57m0

>>
やめたれ


2024/10/06(日) 09:04:12.523 ID:sQsLLGfV0

5人とか完全な売春婦じゃんね

2024/10/06(日) 09:08:44.937 ID:uhEDERfr0

結婚継続出来たやつが最強
途中離脱組は租チン


2024/10/06(日) 09:09:54.700 ID:7G+TehVR0

>>
女の経験人数が多ければ多いほど離婚率は高まり幸福度は下がっていくんだと
2万人を対象としたアイオワ大学の研究で明らかにされている

2024/10/06(日) 09:19:27.630 ID:newFdjCD0

未経験者「処女!処女!」
経験者「どっちでもいい」


2024/10/06(日) 09:20:36.148 ID:QK6Gi57m0

>>
俺、経験者だけど普通に結婚するなら処女しかありえないぞ

2024/10/06(日) 09:20:38.760 ID:/67WKqKB0

マジレスすると旦那しか知らない女はかなりの確率で機会があれば浮気するぞ


2024/10/06(日) 09:21:25.767 ID:LLz2nfNK0

>>
非処女の浮気率は高いという研究論文が1991年にアイオワ州で発表されていてだな

h ttps://mi.5ch.net/test/read.cgi/news4vip/1728172889/
【悲報】処女と結婚できた幸運な男は「18%」だけと判明・・・
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/151.html#c31

コメント [政治・選挙・NHK293] 異次元にズレた少子化対策 保険料上乗せ月額500円はマヤカシ…「実質的な負担」増は確実(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
16. NEMO[-1038] gm2CZIJsgm4 2024年10月06日 21:48:36 : pFOo12dNeQ : S2x6SVQxaHdmaVE=[-2410]
<△25行くらい>
>>。レ悲報】

処女と結婚できた幸運な男は「18%」だけと判明・・・

2024/10/06(日) 09:01:29.953 ID:ExawkD3q0

・既婚女性(40才未満)の経験人数
1人:18%
2人:12%
3人:14%
4人:10%
5人から10人:31%
11人以上:15%

h ttps://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0221520
(年齢別既婚女性の経験人数に関するデータあり)

8割の男は「お古」さんと結婚してる模様…

2024/10/06(日) 09:04:07.760 ID:germ2K8K0

11人以上を引き取る粗大ゴミ回収業者wwww


2024/10/06(日) 09:08:56.750 ID:QK6Gi57m0

>>
やめたれ


2024/10/06(日) 09:04:12.523 ID:sQsLLGfV0

5人とか完全な売春婦じゃんね

2024/10/06(日) 09:08:44.937 ID:uhEDERfr0

結婚継続出来たやつが最強
途中離脱組は租チン


2024/10/06(日) 09:09:54.700 ID:7G+TehVR0

>>
女の経験人数が多ければ多いほど離婚率は高まり幸福度は下がっていくんだと
2万人を対象としたアイオワ大学の研究で明らかにされている

2024/10/06(日) 09:19:27.630 ID:newFdjCD0

未経験者「処女!処女!」
経験者「どっちでもいい」


2024/10/06(日) 09:20:36.148 ID:QK6Gi57m0

>>
俺、経験者だけど普通に結婚するなら処女しかありえないぞ

2024/10/06(日) 09:20:38.760 ID:/67WKqKB0

マジレスすると旦那しか知らない女はかなりの確率で機会があれば浮気するぞ


2024/10/06(日) 09:21:25.767 ID:LLz2nfNK0

>>
非処女の浮気率は高いという研究論文が1991年にアイオワ州で発表されていてだな

h ttps://mi.5ch.net/test/read.cgi/news4vip/1728172889/
【悲報】処女と結婚できた幸運な男は「18%」だけと判明・・・
http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/403.html#c16

コメント [政治・選挙・NHK293] 裏金政権に「超少子化」波は止められない 金子勝の「天下の逆襲」(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
20. NEMO[-1037] gm2CZIJsgm4 2024年10月06日 21:48:56 : pFOo12dNeQ : S2x6SVQxaHdmaVE=[-2409]
<△25行くらい>
あー>【悲報】

処女と結婚できた幸運な男は「18%」だけと判明・・・

2024/10/06(日) 09:01:29.953 ID:ExawkD3q0

・既婚女性(40才未満)の経験人数
1人:18%
2人:12%
3人:14%
4人:10%
5人から10人:31%
11人以上:15%

h ttps://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0221520
(年齢別既婚女性の経験人数に関するデータあり)

8割の男は「お古」さんと結婚してる模様…

2024/10/06(日) 09:04:07.760 ID:germ2K8K0

11人以上を引き取る粗大ゴミ回収業者wwww


2024/10/06(日) 09:08:56.750 ID:QK6Gi57m0

>>
やめたれ


2024/10/06(日) 09:04:12.523 ID:sQsLLGfV0

5人とか完全な売春婦じゃんね

2024/10/06(日) 09:08:44.937 ID:uhEDERfr0

結婚継続出来たやつが最強
途中離脱組は租チン


2024/10/06(日) 09:09:54.700 ID:7G+TehVR0

>>
女の経験人数が多ければ多いほど離婚率は高まり幸福度は下がっていくんだと
2万人を対象としたアイオワ大学の研究で明らかにされている

2024/10/06(日) 09:19:27.630 ID:newFdjCD0

未経験者「処女!処女!」
経験者「どっちでもいい」


2024/10/06(日) 09:20:36.148 ID:QK6Gi57m0

>>
俺、経験者だけど普通に結婚するなら処女しかありえないぞ

2024/10/06(日) 09:20:38.760 ID:/67WKqKB0

マジレスすると旦那しか知らない女はかなりの確率で機会があれば浮気するぞ


2024/10/06(日) 09:21:25.767 ID:LLz2nfNK0

>>
非処女の浮気率は高いという研究論文が1991年にアイオワ州で発表されていてだな

h ttps://mi.5ch.net/test/read.cgi/news4vip/1728172889/
【悲報】処女と結婚できた幸運な男は「18%」だけと判明・・・
http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/549.html#c20

コメント [戦争b25] イランがミサイルでイスラエルの軍事基地を攻撃した後、報復に出ないイスラエル(櫻井ジャーナル) 赤かぶ
11. 新共産主義クラブ[-10993] kFaLpI5ZjuWLYINOg4mDdQ 2024年10月06日 22:32:01 : WWTYzHVwto :TOR MGFCMWRHWlVuNUE=[15]
◆ ベイルート、一晩に25回空爆 イスラエル軍、人口密集地を攻撃
(2024年10月06日 19時37分 共同通信)

【エルサレム共同】イスラエル軍は5日深夜から6日にかけ、レバノンの首都ベイルート南部を約25回にわたり空爆した。レバノン国営通信が伝えた。空港近くの医療用倉庫やガソリンスタンドなどに大きな被害が出た。軍は住宅の地下に親イラン民兵組織ヒズボラの武器製造施設や武器庫があるとして、人口密集地への攻撃を正当化した。

https://www.47news.jp/11587521.html


http://www.asyura2.com/23/warb25/msg/762.html#c11

コメント [カルト49] (速報)イスラエル、武器提供の停止を求めたフランスのガソリンスタンドを爆撃 イワツバメ
4. ゆでガエルまあクン[-794] guSCxYNLg0eDi4LcgqCDToOT 2024年10月06日 22:41:35 : XgeYiV1tnA : SEx6V3hXZk92Lk0=[2408]
コレですね。

https://news.yahoo.co.jp/articles/083f4354158b2dcb6072a3f1d3bcb55c64a116ee
>ポダム読売 10/6(日) 20:11 ネタニヤフ首相、マクロン仏大統領を「恥知らず」と非難…軍事支援なくても戦闘継続を強調

>AFP通信によると、マクロン氏は5日、仏ラジオのインタビューで、「政治的解決に戻るため、パレスチナ自治区ガザで使われる武器の提供をやめるべきだ」と発言した。

>ネタニヤフ氏はこれを非難し、「支援があってもなくても我々は勝利する」と述べ、戦闘を継続する姿勢を鮮明にした。

政治的解決より軍事的解決ですか・・・

???

https://www.youtube.com/watch?v=1-d8U3kt-fM
>マクロス OP/ 藤原 誠
http://www.asyura2.com/24/cult49/msg/851.html#c4

コメント [原発・フッ素54] やっぱり原発は「稼働してはいけない」…メディア報じる《日本は安全》のウソ 「原発は震度7には耐えられない」(専門家が警告… 魑魅魍魎男
17. おもて[193] gqiC4ILE 2024年10月06日 22:41:43 : uDQQ9VAhuZ : d2dIZDVGNk9WU0E=[1]
<△23行くらい>
>>16 ボタンクサギさん

興味深い投稿を有難うございます。
エフイチで起こったことの基本的な事象の考察はむろん同意するものであります。
途中からは未確認状態です。(もう何年もなんですが… いつか理解出来たらと思っています)
今回は1点だけ、再確認のため申し上げます。

>喫煙者は減っているのに何で肺がん患者が増えているのさ?

確かに肺がんは年々増加の一途です。311の前もその後も(ほとんど一様な増加とも見受けられます)。
ですが、異なる年度の肺がんの罹患率(or 死亡率)の比較は、人口構成が変わることから、
人口10万当たりの粗罹患率(粗死亡率)では、十分な比較にならないと言われます。
そこで、人口構成モデルを用いた所謂「年齢調整死亡率」を、以下に、引いてみました。
……………
年度:2013年〜2022年
部位:肺「全国年齢調整死亡率(人口10万人対)」
標準人口:平成27年日本人モデル人口

60.6 (2013) , 59.8 (2014) , 59.5 (2015) , 58.0 (2016) , 56.9 (2017) , 55.9 (2018) ,
55.6 (2019) , 55.1 (2020) , 54.8 (2021) , 54.3 (2022)

データは、国立がんセンター
https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/data/dl/excel/cancer_mortality(1979-2022)H27.xls
から抜粋
……………
ざっと見ると、全国の肺がんの死亡率は、年々増えているとは言い難いと思います。
(1つの解釈ですが … )
 

http://www.asyura2.com/22/genpatu54/msg/395.html#c17

コメント [NWO7] ヒラリー・クリントン、「誤った情報」を広めたアメリカ人を刑事告発し投獄すべきと発言 (Gateway Pundit)  魑魅魍魎男
2. 2024年10月06日 23:01:17 : hOZSeqFwkI : blUzQ29ZMm1zelk=[1694]
笑った、笑った。
だってヒラリー本人はいないから。
この馬鹿気たコメントを言っているのはヒラリーではなく
ヒラリー(のクローンだか何だか)を動かしている連中。



http://www.asyura2.com/23/holocaust7/msg/588.html#c2

コメント [政治・選挙・NHK295] <総選挙日程、岸田政権下で決められていた>「詐欺集団」「騙された」石破茂首相 「裏金議員」公認に国民激怒…総選挙で単独… 赤かぶ
38. [1558] iKQ 2024年10月06日 23:16:49 : 0N8QgYXMNE : eUlyZGhocFpRZWs=[1565]

 公認なし  

 やったね 岸田!!

 最初から このストーリーだったのだ

 安倍派を 徹底的にたたく => 人数の減少 => 統一教会の 崩壊

 
 キングメーカー岸田  面目躍如

 
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/645.html#c38

コメント [政治・選挙・NHK295]
1. 赤かぶ[227044] kNSCqYLU 2024年10月06日 23:16:52 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[628]


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/649.html#c1
コメント [政治・選挙・NHK295]
2. 赤かぶ[227045] kNSCqYLU 2024年10月06日 23:17:46 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[629]


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/649.html#c2
コメント [NWO7] 2025年までにすべての子供にデジタルIDが埋め込まれる予定 (The People's Voice / トッポ訳)  魑魅魍魎男
9. 2024年10月06日 23:18:18 : hOZSeqFwkI : blUzQ29ZMm1zelk=[1695]
 2025年までに「すべての子供に」デジタルIDを埋め込むことを
ビルゲイツが考えているとの話だが、それは実現しないだろう。

この与太話はどこから出てきてのだろうか。 

 ビルゲイツが「子供にIDを埋め込みたい」と思っているのか、それとも既に実行に移したのか、実行に至る行動の途中なのか、そういうことがまったくわからない。

 ゲイツが「そう言っていた」との伝聞内容であり、実際どうなるのかは、まったくからない。


  世界の人口を大幅に減らす計画は、...どーなったのかね?
コロナワクチン計画は失敗した。
コロナワクチン計画のために「医療利権」の内幕が暴露されてミイラ取りの自分がミイラになってんだろゲイツは。
今やゲイツは(本人がいるのかどうか知らんが)どこに行っても生卵
をぶつけられる嫌われ者。
(仏国マクロンと一緒)
そのゲイツが、「2025年までに」「すべての子供に」...って何言ってんの?
あと2か月で2025年だ。

あほらし。

絶対にあり得ない。
脅し。


http://www.asyura2.com/23/holocaust7/msg/586.html#c9

コメント [政治・選挙・NHK295]
3. 赤かぶ[227046] kNSCqYLU 2024年10月06日 23:18:26 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[630]


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/649.html#c3
コメント [政治・選挙・NHK295]
4. 赤かぶ[227047] kNSCqYLU 2024年10月06日 23:19:06 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[631]


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/649.html#c4
コメント [政治・選挙・NHK295]
39. 阿部史郎[1062] iKKVlI5qmFk 2024年10月06日 23:21:12 : cYRAeWjdps : aURIWUFBRGptV1E=[124]
【日本政府】ブルキナファソ、シリア、ベネズエラ、モンゴルに総額44億9250万円の無償資金協力を表明。
mofa.go.jp/mofaj/press/re…

🇧🇫5.89億円
🇸🇾9.15億円
🇻🇪13.31億円
🇲🇳16.575億円

国民はどんどん貧しくなっているのに、海外バラマキが止まらない‼︎😠💢
rapt-plusalpha.com/?s=%E3%83%90%E…
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/645.html#c39

コメント [政治・選挙・NHK295]
6. 赤かぶ[227049] kNSCqYLU 2024年10月06日 23:21:16 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[633]


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/649.html#c6
コメント [NWO7] ユヴァル・ノア・ハラリの危険なポピュリズム科学  (Current Afairs / Alzhacker訳)  魑魅魍魎男
1. 2024年10月06日 23:22:24 : hOZSeqFwkI : blUzQ29ZMm1zelk=[1696]
 気味悪い男。
エラソー。
(すでにこの世にいない)変態シュワブといいコンビだ。


http://www.asyura2.com/23/holocaust7/msg/585.html#c1

コメント [政治・選挙・NHK295]
7. 赤かぶ[227050] kNSCqYLU 2024年10月06日 23:23:05 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[634]


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/649.html#c7
コメント [政治・選挙・NHK295] 石破新総裁には期待したが結局“張り子の虎”…国民が「七人の侍」の農民のように立ち上がるしかない ラサール石井 東憤西笑(… 赤かぶ
8. 赤かぶ[227051] kNSCqYLU 2024年10月06日 23:24:24 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[635]
https://x.com/nora1103n1/status/1841631492382064705

ノラ
@nora1103n1

やはり選挙で自民を切るしかない
それしか私たち庶民の生き残る道はない
例え石破さんに『国民を笑顔に』する気があったとしても周囲がそうはさせない

石破新総裁には期待したが結局“張り子の虎”…国民が「七人の侍」の農民のように立ち上がるしかない https://nikkan-gendai.com/articles/view/news/361362
#日刊ゲンダイDIGITAL


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/649.html#c8

コメント [政治・選挙・NHK295] 石破新総裁には期待したが結局“張り子の虎”…国民が「七人の侍」の農民のように立ち上がるしかない ラサール石井 東憤西笑(… 赤かぶ
9. 赤かぶ[227052] kNSCqYLU 2024年10月06日 23:27:51 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[636]
https://x.com/xHrQSdoieZzMebG/status/1841695890194772107

リボーンアザラシ
@xHrQSdoieZzMebG

石破内閣って本当にヘタレ。

石破新総裁には期待したが結局“張り子の虎”…国民が「七人の侍」の農民のように立ち上がるしかない https://nikkan-gendai.com/articles/view/news/361362
#日刊ゲンダイDIGITAL


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/649.html#c9

コメント [カルト49] (速報)イスラエル、武器提供の停止を求めたフランスのガソリンスタンドを爆撃 イワツバメ
5. ペポ[363] g3mDfA 2024年10月06日 23:33:36 : t6tR70PR6w : dlFMci5QbnlpNGM=[220]
<▽37行くらい>
いよいよ、ハザリアンユダヤ・米英ラエルの本丸イスラエル、その中の
本丸中の本丸、ネタニヤフが追い詰められて、やけ気味になってきたこと
が分かる。

イスラエルの鉄壁の防護システム・アイアンドームもイランのミサイルの
集中同時攻撃には無力であることを証明した。イランの極超音速ミサイル
は正確にイスラエルのF35戦闘機の格納庫を破壊し、イスラエルの航空戦力
を無力化した。イスラエルもイランの実力を思い知ったことだろう。
人工国家イスラエルも指導者ネタニヤフも崩壊の瀬戸際にいる。
ヤケのやんぱちになって、どうせ死ぬなら、道連れとして、イランに対して
戦略核ミサイル攻撃を仕掛けないとも限らない。イランは迎撃する能力を
保持していると思われるし、その前にイスラエル軍人がクーデターを
起こし、ネタニヤフを殺害するかもしれない。分からないが。

QFS(量子金融システム)も本格稼働したわけであるから、イスラエルにも
ウクライナにもマネーは行かなくなるので、ネタニヤフもゼレンスキーも
いよいよ、追い詰められている。ここら辺、ディープステートの日本カス
ゴミは深読みして国民に伝えることはしないし、あり得ない。

注意しなければならないのは、ディープステートの最終的逃げ場は日本しか
ないことだ。日本ディープステートの本丸は自公政府だ。したがって、自公
政府の解体こそが日本人の幸福や世界平和に直結している。
したがって、日本を攪乱して、外国人や逃げてくるディープステートの
人たちが入国しやすくするために様々な工作を仕掛けてくることが予想される。

一つはmRNA毒ワクチン接種、特にレプリコン毒ワクチン接種の推進、そして、
間もなく、低温乾燥の初冬季に入るので、鳥インフルの季節になる。そこで、
改変された人工鳥インフルウィルスH5N1をばら撒くチャンスが生まれる。
日本社会は、レプリコン毒ワクチンや人工鳥インフルウィルスH5N1によって、
滅茶苦茶に破壊される可能性がある。これらに対処する、もっとも容易な
方法はイベルやアビガンであり、これらの解毒剤を保管しているのは厚労省
であることは忘れてはならない。自分で購入して備蓄することが最も良い。

以上のようなシナリオが考えられる。なお、ホワイトハウスは爆破される
予定だそうだ。歴代大統領の亡霊が出てくるからとも、地下室で悪魔崇拝の
儀式で犠牲になった幼児らの人骨が散乱しているためとも言われる。
なお、人身売買で米国だけで、年間800万人の子供が行方不明になっている
とも聞く。



http://www.asyura2.com/24/cult49/msg/851.html#c5

記事 [Ψ空耳の丘Ψ63] 『雨垂れ石を穿つ』 石破茂つてさう云ふ役割を命じられてんだらう。誰から支持されてゐるのか?は知らん。が、大衆は期待通りの脊髓反射を起こしてゐるので今囘の選擧で間違ひ無く自民黨は大敗し弱體化分裂解體に嚮け加速するだらう。
 
 
 
 



 
 
 
 
今の状況で選擧などしたら自民黨は大幅に議席數を減らす事は容易に想像が附く
素人でも想像が附く事を肖えてやつてゐる。
にも關はらず、衆議院を即解散した。

其れ以外にも

内閣を新中派で固めたり、村上誠一郎が過去の安倍晋三國賊發言を質問され謝つたんだもういいだろ
と言つて見たり、裏金議員を御咎め無しにしたり、比例名簿に載せたり、保險證廢止に態度變へたり
早速平将明の不祥事が出てゐたり
やる事成す事有權者の~經を逆撫でする事ばかり。

わざとやつてゐる以外の何なのだらうか。

百田尚樹のとこの日本保守黨が議席を獲得する事は容易に推察出來るが、立憲民主黨が
議席を大幅に伸ばせない樣なら吾の政黨は御仕舞ひだらう。
左翼になど誰も期待していないので立民も解體にしか行かんだらうなと思ふ。

まあ、だからと言つて對米隷屬から脱却せんが爲に對支隷屬と云ふ選擇は無ゐので
特に石破茂を支持しやうとも思はなゐ。

底邊は默つて田布施體制が崩壞して行くのを眺めてゐるだけですわ。
 
 
 
 

http://www.asyura2.com/21/bd63/msg/750.html

コメント [Ψ空耳の丘Ψ63] 高市早苗と八咫烏。池田大作の遺言『大衆と共に鬪ゐ、大衆と共に死ぬ。』高市早苗總裁を阻止された今、自民黨分裂解體は案外近… 不動明
3. 2024年10月06日 23:35:34 : hOZSeqFwkI : blUzQ29ZMm1zelk=[1697]
 2氏に同感。
しかし、まァ野田佳彦の顔の汚いこと汚い事。
高市早苗なんか中身ないし、顔は白壁で眉毛はないし、
あの顔洗ったスッピン状態はどんなだろーと思うと気味悪い。
人の顔にはその人のすべてが現れる。
人には会った瞬間その人がどういう人かわかる。
塗りたくったって駄目だ。
バイクに乗ったとか車の運転が好きだとか、関係ねーだろが。



http://www.asyura2.com/21/bd63/msg/738.html#c3

コメント [政治・選挙・NHK295] <スクープ>石破派も「裏金」 “潔白宣言”はウソ 首相代えても新たな疑惑(しんぶん赤旗日曜版) 赤かぶ
30. 第n次嫌々期(仮)[1565] keaCjo6fjJmBWIr6gWmJvIFq 2024年10月06日 23:39:35 : niyy4hTwUA : OHU1UGRCUHhtN0k=[12985]
自民党議員など全員、「これくらいいいだろう?」ってな感じで裏金に手を染めてるだろ。
だからこそ、自民党は捨て去らなきゃならないってことだよ。

はっきり言う(書く)。
自民(統一教会)党など要らんのだ。

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/632.html#c30

コメント [カルト49] 毎日、小選挙区投票先、野党26%与党25%、日経、首都圏、内閣不支持48%、支持45%。 小沢内閣待望論
7. 第n次嫌々期(仮)[1566] keaCjo6fjJmBWIr6gWmJvIFq 2024年10月06日 23:45:05 : niyy4hTwUA : OHU1UGRCUHhtN0k=[12986]
>>2 補足
石破は「徴兵制にして、従わなければ死刑」とか言ってたので、自分の命など惜しまずに政治(自民党)改革を進めるべきだ。
まさか人に命を出せとか言いながら、自身の命は惜しいとか言わないだろ?
(そんな人物には誰も従わないのは自明)

http://www.asyura2.com/24/cult49/msg/847.html#c7
コメント [Ψ空耳の丘Ψ63] 『雨垂れ石を穿つ』 石破茂つてさう云ふ役割を命じられてんだらう。誰から支持されてゐるのか?は知らん。が、大衆は期待通り… 不動明
1. 2024年10月06日 23:47:22 : hOZSeqFwkI : blUzQ29ZMm1zelk=[1698]
 わざとやってるんです。

「大衆は期待通りの脊髄反射」って何ですか。
いいじゃないですか。

自民党が下野しなけりゃ日本は永遠に「植民地」ですよ。
米国があのテイタラクだからいずれ日本は変わります。

自民党が下野したからって「野党」が「勝つ」ことにはなりません。
全部同じ穴の狢だからです。
政党などよりも、この先は皇室や日本dsの問題がある。
現状を維持したい者たちは沢山いる。
あらゆる分野にいる。
「大衆の脊髄反射」がなければあらゆる分野の金の亡者たちを追い出すことはできない。

 文章とは怖いもので、一読筆者の立ち位置が了解できる。


http://www.asyura2.com/21/bd63/msg/750.html#c1

コメント [カルト49] (速報)イスラエル、武器提供の停止を求めたフランスのガソリンスタンドを爆撃 イワツバメ
6. 第n次嫌々期(仮)[1567] keaCjo6fjJmBWIr6gWmJvIFq 2024年10月06日 23:50:36 : niyy4hTwUA : OHU1UGRCUHhtN0k=[12987]
ネタニヤフですら、操り人形に過ぎないと思っているのだが……。
はっきり言えるのは、嘘吐きには地獄の入り口が近づく、とだけ。
(ネタニヤフも含め、偽ユダヤは相当嘘吐いてるだろ?)

http://www.asyura2.com/24/cult49/msg/851.html#c6
コメント [カルト49] 日本は原発を使ってのイスラエルの人質? イワツバメ
2. 第n次嫌々期(仮)[1568] keaCjo6fjJmBWIr6gWmJvIFq 2024年10月06日 23:54:21 : niyy4hTwUA : OHU1UGRCUHhtN0k=[12988]
福島ではなく、宮城女川原発が11月にも再稼働するようです……。
先に書いときますか。
「ご愁傷様」
(そうならなきゃ良いのですけど……)

http://www.asyura2.com/24/cult49/msg/852.html#c2

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