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2024年10月03日08時20分 〜
記事 [政治・選挙・NHK295] 発足前からこれだけケチが付くのも珍しい 石破さんには悪いがこの内閣は長く持たない予感<前編>二枚舌が露呈した上に“森山内閣”などと揶揄の情けなさ(日刊ゲンダイ)

※2024年10月2日 日刊ゲンダイ1面 紙面クリック拡大


※2024年10月2日 日刊ゲンダイ2面


※2024年10月2日 日刊ゲンダイ3面

発足前からこれだけケチが付くのも珍しい 石破さんには悪いがこの内閣は長く持たない予感【前編】
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/361346
2024/10/02 日刊ゲンダイ ※後段文字お越し

二枚舌が露呈した上に“森山内閣”などと揶揄の情けなさ


石破茂首相(C)共同通信社

 第214回臨時国会が1日に召集され、自民党の石破総裁が衆参両院本会議で第102代首相に指名された。

 与党側は会期を9日間とすることを提案したものの、野党側は受け入れず、会期が決まらないまま召集日を迎える異例の事態に。すでに暗雲が立ち込め始めた石破内閣の船出だが、それも当然だ。

 石破は総裁選で早期解散について、予算委で新政権の姿勢を示した上で国民の信を問う、と強調していたはず。にもかかわらず、総理就任前から「9日解散、27日投開票」をぶち上げたのだから前代未聞。「ぶれない信念」とやらは一体どこに消えたのか。早くも二枚舌が露呈した格好だ。

 さらに情けないのは、石破が森山幹事長に頼る場面が目立つとして“森山内閣”などと揶揄する声が出ていることだ。

 森山は安倍、菅両政権で国対委員長を歴代最長の4年超にわたって務め、岸田政権では「党4役」の選対委員長、総務会長に就いた。裏金事件では安倍派、二階派議員に対する聞き取り調査の座長を務めた。連立を組む公明党とのパイプもあり、石破は選挙や国会運営などの党務を掌握している森山の「仕事師」としての腕を評価。予算委を経て11月以降の総選挙を考えていた石破に早期解散を進言したのも森山と報じられているから、これでは先が思いやられるばかりだろう。

 政治評論家の小林吉弥氏はこう言う。

「森山幹事長が数多くの党役職を経験し、国会対策の調整力があるとはいっても、国民に対して強烈にアピールする何かがあるわけでもなく、何よりも政局観に乏しいと指摘せざるを得ません。石破総理もまた、党の幹事長経験があるものの、やはり鋭い政局観を持っているとは言い難い。党内融和を優先し、森山幹事長の政治力を頼っているのでしょうが、どう進むのか。危うい滑り出しです」

高市一派を潰せるのか、反主流派は来年の参院選後が勝負と手ぐすね


すでに戦闘態勢…(C)日刊ゲンダイ

 発足前からこれだけケチが付くのも珍しいが、そんな石破政権の様子を虎視眈々と眺めているのが総裁選の決選投票で戦った「高市一派」をはじめとする反主流派に“転落”した面々だろう。

 高市は党の最高意思決定機関のトップである総務会長のポストを打診されたものの拒否。1日、岸田内閣の経済安全保障相として最後の会見に臨んだ高市は「一議員としてしっかりと党内で発言する」と言って不敵な笑みを浮かべていた。

 同様に総裁選を戦ったコバホークこと、小林元経済安全保障相も、選挙の公報戦略などを担う広報本部長のポストを拒否。理由について「仲間にポストを譲りたい」と語ったと報じられていたが額面通りに受け取る国会議員は皆無だろう。

 高市も小林もそろって「石破政権には協力しない」と“宣戦布告”したに等しいわけで、そんな反主流派がまず注目しているのが今度の総選挙だ。

 前回(2021年)の衆院選で、自民は単独過半数(233議席)を確保し、国会運営を有利に進めることができる「安定多数」(244議席)も押さえた。

 選挙の結果、仮に自民の単独過半数割れや、自公でギリギリ過半数を維持といった状況になれば石破の責任論を問う声が強まるのは間違いない。

 そして衆院選でつまずいた石破政権を内部から揺さぶり、後ろから機関銃を撃とうと待ち構えている有象無象の連中がワンサカ出てくるわけだ。

 党内では、すでに勝負は来年夏の参院選後とみて、「8月2日総裁選」といった声も漏れ始めているから、シナリオ通りに進んだ場合、この内閣は短命で終わる予感しかない。

「今度の衆院選で自民がどこまで議席を確保できるのか。石破政権の命運はそこにかかっています。わずかな減少であれば火ダネを抱えながらも辛うじて続くが、大きく減らすことがあれば石破おろしとはいかないまでも、石破離れは確実に進むことになるでしょう」(小林吉弥氏=前出)

いきなり大風呂敷 安保・防衛で足をすくわれる予感


日米地位協定の行方は(C)共同通信社

 早くも石破政権の“命取り”になるのではないか、と囁かれているのが、総裁選の時、石破が大風呂敷を広げた「安保・防衛問題」だ。

「アジア版NATO」の創設にはじまり、日米地位協定の改定、さらに、アメリカ本土に自衛隊の訓練基地を置くことも提案している。

 9月17日、那覇市で開かれた演説会では、こう訴えている。

「日米地位協定は、少なくとも見直しに着手すべきだ。主権国家の責任を果たしていかなければいけない」

 在日米軍の地位や権利を取り決めた「地位協定」は、不平等協定の最たるものだ。米兵が重大事件を起こしても、日本には捜査権もない。地位協定があるため、在日米軍はなかば治外法権となっている。

 さらに石破は、米シンクタンク・ハドソン研究所のホームページ上で外交政策に関する論文を発表。

「『非対称双務条約』を改める時は熟した」として、アジア版NATO創設や、日米安保条約・地位協定の改定を提唱している。

 不平等な「日米地位協定」の改定を目指すのは当然のことだろう。米軍基地を抱える自治体も、日本の主権が制約を受ける地位協定の改定を求めつづけている。しかし、どんなに要望しても改定されないのは、アメリカが絶対に認めないからだ。

 問題は、石破に、アメリカに「イエス」と言わせるシナリオがあるのかどうか、ということだ。米紙ウォールストリート・ジャーナルは「アメリカとの間に起こりうる緊張関係を予感させる」と伝えている。

 高千穂大教授の五野井郁夫氏(国際政治学)はこう言う。

「アジア版NATOも、地位協定の改定も、アメリカは簡単にイエスと言わないでしょう。石破首相の政治手法はあまりに稚拙です。まず、トップ同士の信頼関係を築き、水面下で地ならしをしてから進めるのが外交なのに、いきなりブチ上げている。石破さん本人は、ハドソン研究所への寄稿が地ならしだったのかも知れませんが、アメリカは唐突に感じたでしょう。このまま石破首相が突っ込んだらアメリカとの間で摩擦が生じる可能性があります」

 かといって、公約に掲げた「地位協定の改定」を断念したら、国内から不満が噴出するのは間違いない。

野党に格好の攻撃材料を与えた 早期解散は裏目に出る


簡単ではない(C)JMPA

「メッキがはがれる前にやるしかない」──と、「10.9解散、27日投開票」という超短期決戦に突っ走った石破政権。

 3年前、岸田前首相も「ご祝儀相場」がつづいていた就任直後に解散に踏み切り、まんまと単独過半数を確保している。

 しかし、この早期解散は裏目に出るのではないか。国民を裏切るものだからだ。

 総裁選の時、石破は解散時期について「早ければ早い方がいい。でも、ご判断いただく材料は整えたい」「国民に判断していただける材料を提供するのが、新しい首相の責任だ。本当のやりとりは予算委員会だと思う」と明言していた。野党と論戦をかわしてから、解散するとしていた。

 なのに、野党から追及されることを恐れ、約束した予算委員会も開かず、総理就任後わずか8日で解散してしまうのだから、さすがに国民の多くは「話が違うじゃないか」と、不信を強めているに違いない。

 法大名誉教授の五十嵐仁氏(政治学)がこう言う。

「石破さんの国民人気が高かったのは、常に『正論』を唱え、筋を通す政治家だとみられていたからでしょう。どこか不器用で策も弄しないタイプだった。ところが、トップに就いた途端、変節し、党利党略で動いている。国民は『石破、おまえもか!』という気分だと思う。選挙は相手次第ですが、石破さんの、この変節は明らかにマイナスでしょう。石破さんの良さが消えてしまった。それでなくても、裏金事件と統一教会問題を抱えた自民党には、逆風が吹いている。石破さんは、裏金議員の公認について『徹底的に議論する』としていたが、もう公認を再検討する時間もないのではないか。世論調査では、裏金議員の公認を8割が『納得できない』としています。このまま公認したら、それも逆風になりますよ。世論調査では、石破首相に『期待する』52%、野田党首に『期待する』49%と拮抗しています」

 自民党議員は「選挙が1週間遅れるごとに自民は15議席減る」と、早期解散の大合唱だったが、この早期解散は、自民党のクビを絞めることになってもおかしくない。(後編につづく)

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/624.html

記事 [政治・選挙・NHK295] 「千葉5区の悪夢」再び? 裏金選挙区での野党候補一本化、迫る期限(朝日新聞デジタル)
https://www.asahi.com/articles/ASSB13VZWSB1UTFK012M.html?iref=pc_politics_$PAGE_TYPE_EN_list_n





本音のところは良く分からないんだけど・・・。

立憲民主党は、自公の過半数割れを目指して、「野党の議席の最大化」を戦略目標にしている。

すなわち、自民党の議席を奪い、共産党の議席が増える戦術も、自民党の議席を奪い、れいわ新選組の議席を増やす戦術も、立憲民主党の戦略目標に合致する。

現在の立憲民主党の党勢では、単独での政権奪取は不可能である以上、野党第一党の責任から生まれる「苦肉の策」といえなくもない。

そして、立憲民主党に、そのことが出来る人物は一人しかいない。

いま、政権交代を実現しようと望むならば、好き嫌いを言い合っても始まらない。
全野党が力を合わせることが前提条件となることは、誰が考えても自明だ。

2021年の総選挙での自公の得票率が47%であったことを考えれば、全野党がまとまらなければ勝負にならない。
ましてや、小選挙区制であれば、猶更ではないか。

政権交代の悲願達成なるかどうかは、この短期間で野党候補の一本化を実現するために、立憲民主党が「他党に野党統一候補を譲る」度量が示せるか、ということにかかっているといえよう。

小沢氏が、立憲民主党の「選対本部長代行」に起用された。

野党統一候補を立てるということは、単に自党の候補を降ろすということに留まらず、その選挙区においては、全野党が一人の候補を支援するということだ。

その為には、折り合いのついた選挙区では、、所属党名で戦うのではなく、予てより小沢氏が唱えていた「オリーブの木」構想の考え方が有効ではないかと感じている。

「オリーブの木」が野党統一候補の旗印。

小沢氏の采配が見ものだ。


以下に記事の途中まで転載する。(有料記事のため)


次期衆院選が27日投開票と定まる中、自民党の「裏金議員」の選挙区をめぐり、野党各党による候補者一本化に向けた調整が急務となっている。立憲民主党の野田佳彦代表は一騎打ちの構図に持ち込む必要性を説くが、石破茂首相による早期解散宣言の影響で残り時間はあとわずか。交渉は一筋縄にはいかなそうだ。

 野田氏は9月末の民放番組で「裏金議員にペナルティーを与えることは合理的な目的だ。野合ではない」と述べ、野党候補の一本化を主張した。「有権者に勝てるかもしれない選択肢を提示するのは、高等な選挙戦術だ」とも述べた。

 この発言に、立憲との候補者調整に否定的な立場を取ってきた日本維新の会が反応した。吉村洋文共同代表(大阪府知事)は30日、記者団に「全部(の候補者調整)はやはり無理」としつつ、「裏金議員のところに一本化で勝負をかけていくのは合理性はある」と指摘。馬場伸幸代表も10月1日、「一本化のため『(候補者を)立てない協力』は考える余地はある」と語った。全国各地で候補擁立を急ピッチで進めている共産党の田村智子委員長も、「地域の事情は様々ある。それを踏まえた対応になる」と否定はしなかった。

一本化で勝利をうかがえる選挙区は…

・・・・

記事の転載はここまで。(以降読むこと叶わず。)


さしあたっては、自民党「裏金議員」が草刈り場になる。

記事に取り上げられ、分かっているだけでも85人もいる。

まさか、立憲民主党は、85人分を独り占めにするつもりではないだろう。

ここに赴く野党統一候補は、所属の党の基礎票の多少は関係ない。

何故ならば、そこでは全野党の支持票を野党統一候補に集中しようという考え方に立っているからだ。
誰が野党統一候補になっても、その候補に集まるのは全野党の支持票であることに変わりはない。

「オリーブの木」の旗を掲げた候補の選挙カーの屋根には、全野党の応援弁士、幹部が立ち並ばなければ「共闘」のエネルギーは有権者には届かない。

田村委員長と野田代表が立ち並んだ姿に、連合の「反共女」が発狂するのは必至。

そんな者は意に介さず。

そこに立つのは「立憲民主党」の旗でもなく、「共産党」の旗でもなく、勿論「立憲共産党」の旗でもない、「野党共闘」のシンボル「オリーブの木」の旗。

山本太郎氏と枝野氏が選挙カーに並び立っても、そこに掲げられるのは「オリーブの木」の旗。

たとえ部分的、地域的であったとしても、有権者の心を震わす「野党共闘」を見せてもらいたいものだ。

そこで得た成功体験は、将来必ず生きてくる。


そんなことが実現するかも知れないと思わせるのも、小沢氏の「凄さ」ゆえなのだろうか。





http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/625.html
記事 [政治・選挙・NHK295] 激しい石破新首相攻撃への違和感(植草一秀の『知られざる真実』)
激しい石破新首相攻撃への違和感
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2024/10/post-ba3d5f.html
2024年10月 2日 植草一秀の『知られざる真実』

自民と立民が新しい党首を選出。

石破首相は10月27日に衆院総選挙を実施する方針を決めた。

いわゆる7条解散。

天皇の国事行為に関する規定を「悪用」する衆院解散。

衆院の任期は4年で、本来は任期満了が基本。

日本国憲法は内閣不信任案が可決された場合に衆議院が解散されることがあることを規定している(69条)。

内閣が内閣の都合で勝手に衆院を解散して総選挙を行うのはおかしい。

これが正論。

しかし、現実には内閣が内閣の都合で勝手に衆院解散・総選挙を実施してきた。

憲法違反の司法判断も示されていない。

したがって、内閣が内閣の都合で解散・総選挙を強行することを止める手立てはない。

石破氏が10月27日に総選挙を実施することを表明したことに対する批判がかまびすしい。

たしかに石破氏は総裁選の過程で総選挙を急がない方針を示していた。

国会で論議を戦わせ、その上で総選挙に進むべきだと述べていた。

したがって、発言が変わったと批判されるのはやむを得ない面がある。

しかし、その範疇を超えて石破氏が激しくメディア攻撃されている印象が強い。

米国でトランプが大統領選で勝利したときのメディアの反応に通じる部分がある。

批判の急先鋒に立っている顔ぶれを見ると、二つの勢力の存在を見て取れる。

一つは石破氏がアベノミクス路線からの決別を指向していることを批判する勢力。

いま一つは石破氏が嫌中、嫌韓の姿勢を鮮明に示さないことを批判する勢力。

日本の極右勢力だ。

批判の中心に位置するのは高市早苗氏を支援した勢力。

高市氏は財政拡張と金融緩和を主張した。

アベノミクス路線を引き継ぐ方針を明示していた。

この路線が否定され、この勢力がいら立っている。

しかし、金融政策の軌道修正は正当である。

日本円が暴落して深刻な経済安全保障問題が浮上している。

高市早苗氏は経済安全保障担当相でありながら、日本円暴落に対する注意を喚起することすらしなかった。

日本円暴落で日本は外国資本に買い占められつつある。

外国資本に破格値で日本を売り渡すことを推進する政策が「売国政策」である。

高市氏は売国政策を推進してきた。

日銀が政策路線を修正して日本円暴落阻止に向けて動いていることは正当である。

また、高市氏は靖国参拝方針を明示していた。

近隣諸国との対立を意図的に深める姿勢は戦争屋が望むもの。

米国の軍産複合体は東アジアの緊張が拡大することを切望している。

高市氏はその意向に沿う言動を示してきた。

彼らにとっての最大の脅威は東アジアの平和と安定。

この意味で石破氏が激しい攻撃を受けているように思われる。

メディアから激しく叩かれたら、叩かれる者が「真実を追求する者」であると認識するのが基本的には正しい。

「本物」は叩かれる。

叩かれることは「本物の証明」と言える。

石破氏がここまで激しく攻撃を受ける現実は、何らかの意味で石破氏が正しい方向を指向していることの表れであると見る視点が必要と感じられる。

私は石破氏の政策路線を支持しないが、高市氏が首相になることと比較すれば、自民党ははるかに賢明な選択をしたと評価する。

このなかで、一部の人々が激しく石破氏を攻撃している姿を興味深く観察している。

立憲民主党は野田佳彦氏を代表に選出したが、これでは自民党と立憲民主党の区別がつかない。

自民党が十分に大きいのだから、わざわざ第二自民党を創設する必要はない。

いま日本に求められているのは自公政治に対峙する政治勢力の確立。

当然のことながら、共産党もこの範疇に含まれる。

自公政治を打破すべきと考える主権者は多数存在する。

残念ながら、この主権者勢力を真正面から受け止める中核野党が不在になっている。

総選挙を通じてこの第三極勢力を確立することが求められる。

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http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/626.html

記事 [政治・選挙・NHK295] 萩生田光一氏は「裏金・壺」で総選挙へ首筋寒く…「高市氏を幹事長に」の恨み節でSNS大荒れ(日刊ゲンダイ)
萩生田光一氏は「裏金・壺」で総選挙へ首筋寒く…「高市氏を幹事長に」の恨み節でSNS大荒れ
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/361393
2024/10/02 日刊ゲンダイ


首筋が寒くなってきた?(C)日刊ゲンダイ

 果たしてどこまで本気なのか。自民党が派閥の政治資金パーティーを巡る裏金事件を巡り、キックバックされたカネを政治資金収支報告書に記入せず、裏金化していた議員に対し、再発防止策を講じることを誓約する文書を提出させる方向で調整していることが分かった。

 小選挙区で立候補する裏金議員については、公認するものの比例代表との重複立候補を認めない案も浮上しているという。

 収支報告書の不記載があった議員は判明しているだけで82人おり、うち衆院は51人。ネット上では依然として《法的効力を持たない誓約書など意味なし》《非公認が当然》といった声が多く、選挙戦では街頭演説で聴衆から「裏金コール」が沸き起こる可能性もある。今から首筋が寒いと感じている裏金議員は少なくないだろう。

 とりわけ注目は最大派閥だった旧安倍派(清和政策研究会)の所属議員で、「5人組」に名を連ねた萩生田光一元政調会長(61)は焦りの思いを強くしているようだ。

裏金以外でも旧統一教会との密接な関係が取り沙汰される

 萩生田氏は1日のネット番組で総裁選に触れ、決選投票で敗れた高市早苗・前経済安全保障担当相(63)について、「(石破首相は)挙党一致を考えるなら幹事長をお願いするべきだった」と持論を展開していたが、高市氏といえば総裁選の出馬に必要な国会議員の推薦人20人中、13人が裏金議員だ。

 高市氏が仮に総裁や幹事長に就いていれば、裏金議員はお咎めなしで閣僚に起用されたり、衆院選でも何らハードルを設けずに公認・比例重複になったりしていたかもしれない。

 そのため、萩生田氏にとって“恨み節”とも受け取れる発言に対しては、こんな怒りの声がSNS上で拡散されている。

《いつまで大物ぶっているのか。アナタの時代はとっくに終わった。裏金議員のくせに》

《高市さんが総裁なら、せめて幹事長なら無罪放免となったってか。国民をバカにしているな》

 萩生田氏は裏金以外でも、旧統一教会(現世界平和統一家庭連合)との密接な関係が取り沙汰されている。

 2013年の参院選直前、安倍晋三首相(当時)が旧統一教会の会長らと自民党本部の総裁応接室で面談した際、同席していた人物として朝日新聞が写真入りで掲載したスクープだ。

 次期衆院選では、その旧統一教会問題を追及してきた立憲民主党の有田芳生・前参院議員(72)が萩生田氏の選挙区(東京24区)から出馬予定。萩生田氏を「裏金・壺コール」の怒声が取り囲む日は近いか……。

  ◇  ◇  ◇

 安倍元首相と近しく、旧安倍派幹部として総裁候補にも名前が挙がった萩生田氏。●関連記事【もっと読む】『教団とズブズブ自民党・萩生田光一ついに落選危機…最強刺客“統一教会キラー”が東京24区に参戦』【さらに読む】『小泉進次郎は「裏金議員の公認」が総裁選の“踏み絵”に…「推薦人40人以上」の背後に森&萩生田が暗躍』
を取り上げている。

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/627.html

記事 [政治・選挙・NHK295] 紙の保険証新規発行終了時期、厚労相「堅持」 マイナ、総裁選で議論(毎日新聞)
https://mainichi.jp/articles/20241002/k00/00m/010/185000c





政権交代でしか現行保険証の廃止は阻止できない。


そのことが明らかになった以上、総選挙での「争点化」は避けられない。


「手のひら返し内閣」の罵声を浴びても、全くの不感症気味な石破首相。

その症状は、「燃え尽き症候群」のそれ。

念願の総理大臣になれたものの、「こんなものか・・・」。



「現行保険証の廃止の廃止」、すなわち、野党は、「現行保険証の継続」を争点にして総選挙を戦えば、勝利間違いなし。

なんと言っても、国民のほとんどが「現行保険証の継続」を望んでいるのだから。


以下に記事の全文を転載する。


福岡資麿厚生労働相は2日に開いた就任後初の記者会見で、マイナ保険証への移行に伴う紙の健康保険証の新規発行を終了する時期(12月2日)について、見直さない考えを明らかにした。自民党総裁選で石破茂首相が紙の健康保険証との併用を継続させる選択肢を挙げ、見直しを示唆していた。

 福岡氏は「12月2日に新規発行を停止する方針は堅持したい。総裁選でも議論になったように、さまざまな不安の声も寄せられていることは承知している。移行で不利益を感じる方がいないよう対応を丁寧に講じていきたい」などと述べた。

 マイナ保険証を巡っては、総裁選で石破首相が「(マイナ保険証への移行に)納得していない人、困っている人がいっぱいいる状況があったとすれば、(従来の保険証との)併用も考えるのは選択肢として当然だ」と発言していた。

 厚労省によると、マイナ保険証の利用率は8月末で12・43%にとどまる。全国保険医団体連合会は1日、「医療現場ではさまざまなトラブルが現在も多発している」として、総裁選での石破首相の発言の通り健康保険証の存続を求める声明を公表している。【肥沼直寛、松本光樹】


記事の転載はここまで。


石破内閣総動員での「手のひら返し」の状況は、異常でさえある。

今日も、「自民、「裏金議員」原則公認へ 衆院選で比例重複も容認、首相方針」

のタイトルで朝日新聞が報じている。

https://www.asahi.com/articles/ASSB33HGLSB3UTFK00ZM.html?iref=comtop_7_01

まるで、石破内閣全体が、内閣の外から強大な力で「脅されている」といった印象さえ漂わせている。

裏で蠢いているのは、かつては安倍氏を手繰っていた組織か。

やはり、マイナーカードを国民全員に利用させるということに「隠された狙い」があると考えるべきなのだろう。

それは、「あれ」しかない。。

そして、もう一つは巨大な利権。


政権交代で、そんな目論見を阻止しなければならない。






http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/628.html
記事 [政治・選挙・NHK295] 発足前からこれだけケチが付くのも珍しい 石破さんには悪いがこの内閣は長く持たない予感<後編>目玉は三原じゅん子…能力と評判、そして過去(日刊ゲンダイ)

※2024年9月30日 日刊ゲンダイ1面 紙面クリック拡大


※2024年10月2日 日刊ゲンダイ2面


※2024年10月2日 日刊ゲンダイ2面 紙面クリック拡大

発足前からこれだけケチが付くのも珍しい 石破さんには悪いがこの内閣は長く持たない予感【後編】
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/361348/2
2024/10/02 日刊ゲンダイ ※後段文字お越し

身体検査の時間なし…初入閣大臣の不安


赤沢大臣を含め、初入閣は13人(C)共同通信社

 ドタバタ人事のツケをすぐに払わされることになりそうだ。

 石破新内閣では総裁選で石破支援に回った人物や、後ろ盾の菅元首相に近い議員ばかり。論功行賞人事でロクに“身体検査”できていないため、不祥事やトラブルなどの問題を抱えた議員が紛れ込んでいてもおかしくない。特に危ういのは、初入閣の13人である。

 石破最側近の赤沢経済再生相は、過去の文春オンラインで〈赤澤亮正が買った疑惑の香港カジノ株「政治資金規正法と資産公開法違反疑惑も…」〉などと報じられていた。超党派のカジノ議連のメンバーだった赤沢が、長崎県のIR(カジノを含む統合型リゾート)事業で、運営者として有力視されていた香港の関連事業者株を保有し、行政の公平性、透明性に疑義が投げかけられていた問題だ。

 小里農相は、愛人契約を結んでいた女子大生から手切れ金を請求された過去を週刊新潮にすっぱ抜かれているし、牧原法相は、厚労省による裁量労働制に関するデータ不正が発覚した際、野党の省庁ヒアリングを「公開リンチのよう」と発言。撤回に追い込まれた。

 武藤経産相の政党支部は過去、キャバクラに政治資金を拠出。“菅印”の坂井国家公安委員長は、コロナ禍にもかかわらず官邸で昼食パーティーを開いて大炎上していた。

 さらに、本紙の取材で初入閣した閣僚の中には「政治とカネ」の問題があることも分かっており、今後、閣僚の疑惑が続出すれば内閣支持率の急落は必至。石破は一気に追い詰められるだろう。政治アナリストの伊藤惇夫氏はこう言う。

「身体検査する時間的余裕がなく、初入閣が13人もいるわけですから、不祥事が出てくることは十分に考えられます。既に、問題閣僚の名前が取りざたされているほどです。逆に言えば、そうした懸念があるからこそ石破首相は早期解散に踏み切ったのでしょう。ボロが出る前に選挙をやってしまえというわけです」

 選挙中にはじけたら大ダメージだろう。

安倍派の天敵、村上誠一郎起用の吉凶


村上誠一郎総務相(C)日刊ゲンダイ

「あの人事だけは絶対に許せない」──。

 旧安倍派の議員から、こんな怨嗟の声が上がっているのが、安倍元首相を「国賊」と評した村上の総務相への起用だ。

 村上は2年前の「安倍国葬」に反対し、欠席を表明。その理由として「財政、金融、外交をボロボロにし、官僚機構まで壊して、旧統一教会に選挙まで手伝わせた。私から言わせれば国賊だ」とボロクソ。1年間の党役職停止処分に処された。まさに旧安倍派議員にとっては天敵とも言える存在に違いない。

 その村上はきのうの会見で「国賊」発言を問われると、「すぐに遺族に謝罪し、役職停止になった」と説明。安倍批判を繰り返してきたことについては「感情で発言したのではなく、ずっと正論を言い続けたつもりだ」と言い、その上で、「人間社会だから、これからは融和的にやっていきたい」とも語っていた。

 旧安倍派議員が怒りを募らせる中、村上の起用は石破にとって吉と出るのか凶と出るのか。

「これまで安倍政権を表立って批判してきたのが石破首相と村上氏で、2人は同志と言える間柄です。石破首相は志を同じくする村上氏を起用したというだけの話でしょう。安倍派の反発は当然ですが、選挙が近いため党を割るような行動には出られないはず。それに、安倍派に批判的な村上氏の起用は、裏金事件との決別を印象付け、国民は歓迎ではないか。党内的にはマイナスがありますが、選挙ではプラスに働くと思います」(伊藤惇夫氏=前出)

 解散したとはいえ、これまで党内を我が物顔で牛耳ってきた旧安倍派。このまま引き下がるとは思えない。

目玉は三原じゅん子…能力と評判、そして過去


不安だらけ(C)日刊ゲンダイ

 金八世代には「顔はヤバいよ。ボディーやんな、ボディーを」の名ぜりふでおなじみの三原じゅん子参院議員が念願の初入閣を果たした。自民党総裁選の決選投票で石破支持に回った菅元首相枠でこども政策相に就任。ごついイヤーカフを愛用しているあたり、ヤンキー気質の健在をうかがわせる。

「野党時代の自民党に声をかけられ、2010年の参院選に全国比例で初当選。16年選挙は菅氏のお膝元であり、公認候補2人擁立の対象となった神奈川選挙区に引っ張られてトップ当選した。菅シンパのひとりで、菅政権での初入閣を本人も期待していましたが、さすがに荷が重い。国会答弁を不安視され、厚労副大臣におさまった」(与党関係者)

 3年越しの目玉となったわけだが、能力といい、思想信条といい、疑問符が付く。

 世間をア然とさせたのが、15年3月の参院予算委員会だ。質問に立つと、「八紘一宇の理念の下に、税の仕組みを運用していくことを安倍総理こそが世界に提案すべきだ」と発言。侵略戦争の正当化に使われたスローガンを唐突に持ち出し、「日本が建国以来、大切にしてきた価値観」とまで言ってのけ、ネトウヨ思考の持ち主であることを可視化させた。19年6月に安倍首相に対する問責決議案が提出されると、反対討論で「愚か者の所業」「恥を知りなさい!」などと、芝居がかった演説で大騒ぎ。また物議を醸した。

 子宮頚がんに罹患した経験から、選挙では「若い人が、がんになったとしても、出産できる世の中にしたい」などと女性に寄り添う姿勢をアピールしているが、不安だらけだ。敬愛してきた安倍の天敵にどのツラ下げて仕えるのか。公私混同で後ろ指をさされてもいる。

「交際相手を次々に秘書に取り立てる癖は県連でも顰蹙を買っています。元カレのミュージシャンを公設秘書や私設秘書にして猛批判されても懲りず、16年に再々婚した24歳年下の中根雄也氏にしても元選挙スタッフ。付き合い始めてから公設秘書に引き上げ、それがバレて結婚を決めてから私設秘書にスライドさせた」(県連関係者)

 目玉がアキレス腱になる日は遠くなさそうだ。

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