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2024年9月25日02時55分 〜
記事 [政治・選挙・NHK295] 石川県・馳浩知事は危機感ゼロ! 能登豪雨災害でやっと珠洲市視察もKY能天気コメント(日刊ゲンダイ)

石川県・馳浩知事は危機感ゼロ! 能登豪雨災害でやっと珠洲市視察もKY能天気コメント
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/360953
2024/09/24 日刊ゲンダイ


1月の大地震に続き2度目の大災害というのに、まるで危機感がない(C)共同通信社

 能登半島を襲った記録的豪雨から3日目。死者7人、行方不明2人。避難者は632人、停電や断水は5000戸に及ぶ。

 1月の大地震から2度目の大災害だ。石川県知事の馳浩(63)が23日珠洲市を視察したが、なんとも悠長なコメントだ。

 避難者から「通信環境を復旧してほしい」との要望に「米国のスペースX社のスターリンクを用意する」と。1月の能登地震の時、民間ボランティアがスターリンクを設置したことがあり、県はとっくに準備していなければならないことだ。

 また、輪島市長からの「孤立している仮設住宅住民400人の2次避難の支援体制を」との要望に「住民の意向調査を踏まえて対応が必要だ」と。アホか。電気・水道が途絶えた住民に、どうやって意向調査をするのか。

8月の被災地視察はたったの4回

 この知事には、そもそも危機意識とか管理能力に欠けている。夏の山の日に白山登山をやろうとしたり、公務出張で頻繁に上京したり。知事日程記録を見ると8月に県の被災地を訪れたのは日帰りで4回だけ。やたら多いのが県内のイベントでの挨拶。

 被災県知事として総理官邸に乗り込んで「補正予算を組んでくれ」と直談判しても、バチは当たるまい。

  ◇  ◇  ◇

関連記事【もっと読む】『五輪招致“黒い工作”疑惑の馳浩知事「機密費でアルバム作成」全面撤回もブログに“証拠”しっかり』では、馳知事が東京五輪招致運動の際、機密費を使っていた疑惑などについて報じている。

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/566.html

記事 [政治・選挙・NHK295] 藤江さんが9.17自民党前街宣や拙著紹介など公開(高橋清隆の文書館)
元記事http://blog.livedoor.jp/donnjinngannbohnn/archives/2063976.html
http:/

 元国会議員秘書ユーチューバーの藤江成光(ふじえ・まさみつ)さんが9月17日に自民党本部前で収録した彼と私の演説、私の新著紹介を24日、プレミア公開してくださいました。新著紹介では警察が絡んで来て、藤江さんはハラハラしたそうです。どんな展開になったか、お楽しみに。




http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/567.html
記事 [政治・選挙・NHK295] 立憲野田新代表に支持者の複雑 政権交代か大政翼賛会か二つにひとつ(日刊ゲンダイ)

※2024年9月24日 日刊ゲンダイ1面 紙面クリック拡大 文字お越し


※紙面抜粋


※2024年9月24日 日刊ゲンダイ2面


有権者は希望を見いだせるのか (C)日刊ゲンダイ

 お祭り騒ぎに興じる自民党総裁選の裏で、23日行われた立憲民主党の代表選。あまり注目されていなかったが、下馬評通り、野田佳彦元首相(67)が新代表に選出された。

 もっとも、ブッチギリの圧勝だったわけではない。野田、枝野幸男前代表(60)、泉健太代表(50)、吉田晴美衆院議員(52)の4人が立候補する中、1回目の投票で過半数を超えた候補はおらず、野田と枝野の決選投票にもつれこんだ。

 立憲の代表選は党所属の国会議員、国政選挙の公認候補予定者、地方議員、そして党員・サポーターの投票により、それぞれ割り当てられるポイントの合計で争われるが、1回目の投票では野田267ポイント、枝野206ポイントと僅差。地方議員票では野田が58ポイントで、枝野は71ポイントと上回った。

 決選投票は野田232ポイント、枝野180ポイントの差だった。国会議員票に限れば、野田は72票で、枝野の63票とわずか9票差だ。ここに立憲の議員と支持者の複雑な心境が見て取れる。

 なにしろ野田は、民主党政権時代に国民との約束を反故にして消費税増税に突き進み、2012年には安倍元首相との党首討論で解散を約束。年末の総選挙で惨敗し、自民党に政権を明け渡した“戦犯”なのである。多くの仲間を落選させ、その後の「安倍1強」の礎を築いた野田に対し、批判的な声は党内に根強くある。

「民主党政権の野田首相は自公と手を組んで消費税増税を実現させただけでなく、霞が関や原子力ムラに操られて原発再稼働を認めたり、TPPを推進したり、尖閣諸島を国有化して中国との関係を悪化させたりした。すっかり自民党化して国民の信を失い、民主党政権を崩壊させた張本人だということを忘れるわけにはいきません」(政治評論家・本澤二郎氏)

「ドジョウ演説」で総理に

 そもそも野田は「演説のうまさだけで総理になった男」と言われていた。11年の民主党代表選で、本命の前原誠司前外相と数の力で有利とされた海江田万里経産相(いずれも当時)を破ったのも「ドジョウ演説」のおかげだった。

「ドジョウはドジョウの持ち味があります。金魚の真似をしてもできません。赤いベベを着た金魚にはなれません」「ドジョウかもしれません。ドジョウの政治をとことんやり抜いていきたいと思います」という例のヤツだ。ドジョウ、ドジョウと連呼して、「ドジョウ」は野田の代名詞になった。

 この成功体験に味をしめたのか、今回の代表選で野田は「朝顔」の話を繰り返していた。

「朝顔が早朝に可憐な花を咲かせるために大事な要件は、日が当たる前の夜の闇と夜の冷たさだ」

「夜の闇を知ってこそ明かりがありがたいと思う。冷たさを知ったればこそぬくもりがうれしいと思う」

「強い自民党、公明党と戦って勝ち続ける人はほとんどいません。我々は夜の闇と夜の冷たさを知っている」──。

 民主党の下野で自民1強という闇と冷たさをもたらしたのは誰なのかという話で、野田の演説を割り切れない気持ちで聞いていた支持者も少なくないだろう。ちなみに、「朝顔」の話は11年の代表選でも使った焼き直しだ。

 政権与党の腐敗堕落が極まり、格好の政権交代のチャンスを迎えているタイミングで「昔の顔」が「昔と同じ話」で代表に選ばれた。自民党政権にウンザリしている有権者は、そこに希望を見いだせるのだろうか。

中道保持の幻想は自民党の補完勢力になるだけか


究極の選択(C)日刊ゲンダイ

 野田は23日、新代表に選出された直後の演説で「私は本気で政権を取りに行く覚悟だ。衆院解散・総選挙は間違いなく、早い段階で実施されるだろうから、その戦いの準備が今日から始まる」と話していた。

 しかし、どうやって政権を取りに行くつもりなのか。足元では候補者擁立もおぼつかないのが実情だ。立憲は今年2月の党大会で「小選挙区200人擁立」を目標に掲げたが、それもまだ達成できておらず、公認候補が全員当選でも単独過半数(233議席)に届かないのだ。総選挙が近いなら、なおさら準備が間に合わないだろう。

 立憲が本気で政権を取りに行く、つまり自公を過半数割れに追い込むには、野党共闘で候補者を一本化するしかない。まさにそれが、新代表に野田が選ばれた理由だ。

「安倍元総理の国会追悼演説は保守層からも高く評価された。野田さんなら、保守系野党の国民民主党や日本維新の会とも連携できる。小選挙区で野党候補を一本化できれば、自公過半数割れが見えてくる。民主党政権時代にマニフェスト違反の消費税増税をめぐって激しく対立し党を割った小沢一郎さんが、恩讐を超えて野田さんを推したのも、その一点に尽きます」(立憲民主党関係者)

 小異を捨てて野党が連携し、政権交代への執念が結実すればいいが、懸念もある。日本維新の会は「第2自民党」を自称していたし、国民民主党は自公政権の予算案に賛成して「自民党のアクセル役になる」とか言っていた政党だ。

「維新や国民民主と共闘するには、改憲や原発容認、防衛安保政策の一致が求められるでしょう。それは自民党の政策に同調することになる。いま立憲がリベラル政策を捨てて保守に大きく傾けば、立法府は改憲・軍拡の大政翼賛会になってしまいますよ。こんな恐ろしい政治状況が生まれたら、戦前の二の舞いです。立憲代表に野田氏が選ばれたことが歴史の大きな転換点になる可能性があるのです」(本澤二郎氏=前出)

松下政経塾つながりで歓迎の声

 27日の自民党総裁選で誰が選ばれ次の首相になるかはまだ分からないが、有力候補の石破茂元幹事長はかねて「野田さんとは考え方や政策が似ている」と言っている。

 高市早苗経済安保相は松下政経塾での後輩にあたり、野田が初めて千葉県議会議員選挙に出馬した時は、住み込みで応援した間柄だという。23日も、野田が立憲の代表に決まったことを受けて、「しっかりとした保守思想の持ち主で自民党と近い政策も多々あるのではないか」と歓迎していた。

 そこまで親和性が高いと、野田と自民は何が違うのかという話になってくる。同じなら自民党政権から代える必要もない。中道保守層は自民に投票し続けるだけだ。 

「そもそも立憲民主党とはどういう政党なのか。代表が交代するたびに右に振れたり左に振れたりするようでは支持者も困ります。野田代表になって何が変わるのか、立憲にとって譲れない芯の部分は何なのか。きっちり国民に説明して、納得させることができなければ、表紙を替えたところで政権交代は無理でしょう。前身の民主党が下野してから12年間、再びの政権交代に向けて政策を固め、ブラッシュアップしてきたかどうかが問われます。与党の体たらくで政権交代のチャンスなのは間違いないのだから、自民党との対立軸を示す必要がある。それを来たる総選挙で民意がどう判断するかです」(政治ジャーナリスト・山田厚俊氏)

 腐敗しきった自民党をきちんと倒してくれるなら、ドジョウでも朝顔でもいい。野田が戦犯の汚名を背負って政権交代を成し遂げるという捨て身の覚悟を見せれば、世論の後押しもあるだろう。さもなくば、立憲も自民党の補完勢力になり下がるだけだ。

 政権交代の大義か、一気に大政翼賛化か、二つにひとつ。立憲は究極の選択をしたことになる。

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/568.html

記事 [政治・選挙・NHK295] 進次郎陣営「大臣手形」乱発で“寝返り画策”か? 党員票は石破&高市の半分で危うし決戦投票(日刊ゲンダイ)


進次郎陣営「大臣手形」乱発で“寝返り画策”か? 党員票は石破&高市の半分で危うし決戦投票
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/360963
2024/09/25 日刊ゲンダイ


“空手形”が飛び交う?(C)日刊ゲンダイ

 長丁場となった自民党の総裁選も、投開票日(27日)まで残り2日。上位2人による決選投票を見据えた構図が固まってきた。

 日本テレビが実施した党員・党友を対象にした調査によると、石破茂元幹事長(67)が31%を獲得してトップ、高市早苗経済安保相(63)が28%でつづき、小泉進次郎元環境相(43)が14%の3位だった。当初、断トツとみられた進次郎が失速し、高市が一気に支持を広げている形だ。

党員票は石破、高市の半分

 調査結果を党員票に換算すると、368票のうち、石破121票、高市110票、進次郎54票になる。一方、同じく368票の国会議員票は、進次郎が50票以上を固め、石破40票弱、高市は30票超となっている。このままでは、決選投票は「石破vs高市」になる可能性が高い。

 進次郎陣営は、日本テレビの調査結果に衝撃を受けているという。この調査は、実際の投票結果とほとんどズレないとみられているからだ。

 2018年総裁選の時、調査数字は、安倍220票以上、石破約180票で、結果は安倍224票、石破181票だった。

 2021年の総裁選の時も、調査の数字は河野約170票、岸田約110票、高市約80票、野田約25票で、結果は河野169票、岸田110票、高市74票、野田29票だった。

 党員票の行方がほぼ固まり、進次郎が上位2人に食い込むためには、国会議員票を40票近く上積みする必要がある。しかし、態度不明の国会議員は60人程度しか残っておらず、かなり難しい状況だ。

 進次郎陣営からは、「もはや相手陣営の国会議員を寝返らせるしかない」と悲壮な声があがっているという。この先、寝返らせるために「空手形」が乱発される可能性がある。

「総裁選の焦点は一変しています。当初は『石破vs進次郎』の決選投票になると予想され、決選投票の票読み、駆け引き、合従連衡に注目が集まっていました。ところが、焦点は決選投票に進むための2位争いに移っている。先行していた進次郎陣営は、当初、ライバルについた国会議員に対して『決選投票ではよろしく』と頼んでいましたが、余裕をなくし『1回目から進次郎だ』と迫りはじめています。加藤陣営がターゲットになりそうで、加藤勝信元官房長官(68)の国会議員票は、推薦人の20票に届かないのではないかと囁かれている状況です。寝返らせるために大臣ポストを約束する“空手形”も飛びかうのではないか。野田聖子を小泉陣営に引き込んだ時も『しかるべき立場』を約束していますからね」(政界関係者)

 選挙戦の構図が大きく変わったことで、ガ然、息を吹き返しているのが、麻生太郎元首相(84)だという。

 石破を毛嫌いし、「進次郎が首相になったら亡命する」と口にしたとされる麻生は、決選投票が「石破vs進次郎」になったら蚊帳の外だったが、高市が決選投票に残る可能性が高まり蠢きはじめているという。フライデーデジタル版によると、麻生は派閥議員に「高市に入れろ」と指令を飛ばしたという。

「上川陽子外相(71)の陣営には、麻生派の議員が名前を連ねています。もし、麻生派の議員が高市陣営に寝返ったら、上川さんの国会議員票は、推薦人の20票に達しない恐れがあります」(自民党事情通)

 進次郎のバケの皮が剥がれたことで、仁義なき戦いが勃発している。

  ◇  ◇  ◇

 国民人気が高く、次期衆院選の新たな「顔」として党内でも期待が高いはずの小泉進次郎の“風向き”が変わったのは…●関連記事『【もっと読む】小泉進次郎氏のトンチンカンが止まらない!「大学に行くのがすべてではない」「改憲はファストパス」まで飛び出す始末』でも詳報している。

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/569.html

記事 [政治・選挙・NHK295] 自民9候補経済政策を検証(植草一秀の『知られざる真実』)
自民9候補経済政策を検証
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2024/09/post-20fcd9.html
2024年9月24日 植草一秀の『知られざる真実』

9月27日に自民党党首選が投開票日を迎える。

9名の候補者が立候補しているが、自民党党首に選出された者が、そのまま内閣総理大臣に選出されることになるから、主権者にとって他人事ではない。

岸田首相が退陣に追い込まれたのは岸田内閣支持率の低迷が続き、次期総選挙への危機感が自民党内で強まり、岸田氏が自民党党首選で勝利することが不能になったと認識したことにあると考えられる。

党の顔を刷新して次期衆院総選挙に臨む必要性が生じた。

岸田内閣支持率が低迷を続けた大きな要因が二つある。

2022年7月の安倍元首相暗殺を契機に自民党と旧統一協会との癒着が明るみに出たこと。

岸田首相は旧統一協会と自民党との関係を断ち切るとしたが、自民党と旧統一協会との関係を調査することを拒んだ。

いまだに自民党は旧統一協会との関係を断ち切ることができていないと見られている。

この問題がいまなお尾を引いている。

もうひとつの要因は自民党の巨大裏金組織犯罪が表面化したこと。

裏金不正に関わった議員が85名にも及ぶ。

1000万円の水準で区分しても21名の国会議員が裏金不正犯罪行為を実行したことが明らかにされている。

警察・検察が権力側の犯罪を適正に摘発しないために刑事責任を問われた国会議員は3名にとどまっているが、適正捜査を実行したなら20名以上の逮捕者が出ていておかしくない事案である。

自民党自体が巨大な犯罪組織と化したと言って過言でない。

この巨大犯罪が明るみに出たにもかかわらず、自民党は抜本法改正を実行しなかった。

完全なザル法改定を強行。

「政治とカネ」問題は解決していない。

このなかで、自民党党首選が行われており、まずは、この二つの問題に対する真摯な対応が求められるところだが、9名の候補者の対応は極めて緩い。

政治資金規正法改正では政策活動費廃止が最重要課題だった。

同法21条の2の2項が政党から政治家個人への寄附を例外として認めている。

この規定を悪用して自民党では年間10億円もの政治資金が幹事長に寄附され、その使途が一切明らかにされていない。

政治資金規正法を有名無実化する条文である。

同条文を利用して多額の使途不明金を創出していたのは自民だけでない。

維新や国民民主も多額の政策活動費を計上してきた。

21条の2の2項削除が喫緊の課題だが、自民党党首選の9名の候補者のうち、政策活動費廃止を明言しているのは小泉進次郎氏と茂木敏充氏の2名にとどまる。

他方、自民党と旧統一協会との関係についての調査を行う意思かあるかの問いに対して肯定した候補者は一人もいなかった。

自民党が抱える二つの重大問題を明確に解消しようとする候補者が一人も存在しない。

これでは、選挙に向けて党の顔を変えるだけで、内実は変わらない。

自民党を刷新する党首選ではなく、「刷新感」を演出するだけの党首選になっている。

他方、国民にとって最重要の問題は新政権の経済政策である。

各種討論などから9名の候補者の財政金融政策の基本スタンスを知ることができる。

最大の問題は財政政策について「財政規律」を持ち出す候補が多数存在すること。

「財政規律」が重要でないと主張する考えはない。

しかし、2020年度から2023年度まで、日本の財政規律を木っ端みじんに破壊したのが自民党自身であることを見落とせない。

4年間に補正予算に計上された国費は154兆円に及ぶ。

年間39兆円もの放漫財政の限りを尽くしてきた。

この問題の総括なしに「財政規律」を論じることはできない。

もうひとつの問題は金融政策運営についての考え方。

多くの候補者は、金融政策運営は日本銀行に委ねるべきとの見解を示している。

これは正論。

このなかで高市早苗氏だけが金融緩和の継続を求めている。

この主張は正当性を欠いている。

高市氏が経済政策についての専門的素養を有しているとは考えられず、周辺の者が高市氏に金融緩和継続を発言させていると見られるが、この主張は正しくない。

経済政策論議が自民党党首選の大きな争点に浮上していないが、重要問題であるので適正な考察が必要である。

以下で考察したい。

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ぜひご高覧賜りたい。

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/570.html

記事 [政治・選挙・NHK295] 「ノーサイド」どころか「あからさまな論功行賞」 立憲・野田新体制の顔触れは「代表選で応援した人」ばかり(東京新聞 TOKYO Web)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/356289?rct=politics



またか。

そう思った人は多いのではないか。

立憲民主党内の不満、不和がメディアに漏れ、そのメディアの報道を通して国民に広く知れわたる。

国民の心には、否応なしに、立憲民主党の悪しきイメージが形成されていくことになる。


人事に対する不満は、どの組織でも少なからず生ずる。

その不満、そのことを不和というイメージで漏らしたからといって、状況が変わる筈も無く、立憲民主党にとってプラスになることは何も無い。

不断の、或いは、普段のコミュニケーションができていない証左と言えよう。


それにしても「口の軽い奴」がいるものだ。毎回同じ奴かもしれない・・・。

立憲民主党内では、目ぼしはついているのだろうけど・・・。

またアイツ、と。

たまにアツイお灸をすえてやれ。



以下に記事の全文を転載する。


立憲民主党の野田佳彦代表(67)は24日、新執行部の骨格となる人事案を両院議員総会に示し、承認された。幹事長に小川淳也前政調会長(53)、政調会長に重徳和彦衆院議員(53)、国対委員長に笠浩史国対委員長代理(59)が新たに就任した。「穏健な保守層」の取り込みを図る狙いから、リベラル色を薄めた布陣とした。

◆幹事長に小川淳也氏、政調会長に重徳和彦氏、国対委員長に笠浩史氏

 選対委員長は大串博志衆院議員(59)が続投する。代表代行は、長妻昭政調会長(64)、辻元清美参院議員(64)のほか、大串氏が選対委員長と兼務する。辻元氏は留任となる。

 野田氏は23日の代表選出時のあいさつで「今日からノーサイド。挙党態勢で政権を取りに行こう」と呼び掛けていたが、野田氏と決選投票まで競った枝野幸男元代表(60)は骨格人事には含めなかった。

 小川氏ら中堅の3氏起用は、「刷新感を出したい」という野田氏の狙いに沿ったものとみられるが、いずれも代表選で野田氏を支援していたため、党内からは「あからさまな論功行賞人事」(党内中堅)と不満が出た。ベテラン議員は「自分が決めたら従えというのが野田氏のやり方だ」と指摘した。

◆わき出る不満に「党内融和を図っていく」と小川氏

 党内の不満に対し、小川新幹事長は24日、国会内で記者団に「自民党に代わりうる選択肢をつくるという推進力を生み出し、結果として党内融和を図っていく」と訴えた。

 早期の衆院解散・総選挙の可能性がある中、野田氏は政権公約を策定する「次の内閣」と、総合選挙対策本部を週内にも発足させる方針。(中沢穣、我那覇圭)


記事の転載はここまで。


この度の人事の焦点は、幹事長に起用された小川氏だろう。

野党統一候補実現に向け、特に「共産党」と「れいわ新選組」に向けた、小沢氏一流のメッセージであり、采配ではないかと想像する。

ウィキペディアによれば、

「・・・今回の立憲民主党代表選挙では、自身が筆頭副会長を務める党内最大グループの サンクチュアリは、グループの顧問を務める枝野幸男前代表を支援する方針を決めていたものの、小川は代表選挙で野田佳彦元首相の支持を表明し、小川は野田を支持するにあたりけじめをつける形で、グループに退会届を提出した。選挙後の9月24日に野田代表から幹事長に起用された。なお、党幹部の一人は、大串博志選挙対策委員長が党務総括担当の代表代行を兼務することに触れ、「大串氏が幹事長に代わり、党務全般の責任を持つことになる」との見方を示した。・・・」


「野党共闘」を実現し、政権交代を成就するまでは、党務全般の責任を持たない幹事長。

「野党共闘」を実現し、政権交代を成就するまでは、党務全般の責任を持つ選挙対策委員長兼代表代行。

「野党共闘」を実現し、政権交代を成就するまでは、選挙全般に責任を持つ総合選挙対策本部のナンバー2。

野党間の交渉に「幹事長」の肩書が必要だとの判断なのだろう。

小川氏の行動が、サンクチュアリグループに対する裏切りと映れば、

その結果としての幹事長の椅子と見えてしまうことになり、「あからさまな論功行賞」と非難するのも「むべなるかな」。

しかし、「野党共闘」に前向きでない人を執行部に入れるというのも、おかしな話ではないかということも言える。

野田氏は、人事の狙いを「刷新感」というだけで終わらせるのではなく、立憲民主党内で共有できるまで、よく話し合うべきだろう。

調べてみると、小川氏の「野党共闘」実現への思いは本物のようだ。

これも、ウィキペディアによれば、

「・・・野党共闘を推進する。民進党香川県連代表であった2016年、第24回参議院議員通常選挙香川県選挙区の候補者を共産党の候補者に一本化するため、私有財産制の保障や自衛隊の存続、天皇制の維持や議会制民主主義(政権交代制を前提とする複数政党制)の擁護、ならびにその他の人権の保障などの立場を明確にするための確認書を日本共産党香川県委員会との間で結ぶなど、民進党内の「共産党アレルギー」解消のために尽力した。日本共産党(民共共闘)との共闘については、立憲民主党幹事長特別補佐となった後の2018年12月にも共産党主催の演説会に出席し、「今度こそ本気の野党共闘をやろう」と訴えている。

また、同じく2018年12月、野党共闘に関して「徹底した野党共闘論者であるという自負がある。」「私は立憲が野党共闘を指導する立場になるべきだと考えている。」と主張した文章を毎日新聞に寄稿した。「国民党から共産党までみんなで合併、巨大な中道リベラル政党をこの国に誕生させることができれば、自民党と本気で対抗できる野党を創ることが出来る」と他の野党との合併論者であることを自認し、共産党やれいわ新選組との合併による新党移行を主張している。」


一方で気になるのは、

小川氏は、消費税を25%まで引き上げる必要があると言ってきた御仁だ。

そして、代表代行を続投する大串氏は元財務官僚。小川氏は元自治・総務官僚。

2人とも、東大法学部卒という秀才。

元官僚が、果たして庶民目線で政策の立案ができるか・・・注目しなければならない。

小川氏を幹事長に起用したことが、野田氏から財務省への「メッセージ」でなければ良いのだが・・・。


そして、政調会長に重徳氏。この人も東大法学部卒の元総務官僚。

この人は、今は立憲民主党だが、経歴を見れば、日本維新の会、維新の党にも在籍している。

日本維新の会との政策調整の役割を与えられているのだろうか。

こちらも、政権交代を目指し、「野党共闘」への布陣とみれなくもない。


立憲民主党がメディアに取り上げられるのも今だけ。

考えようによっては、このような記事も出るだけましというものだ。

今のうちだ。

自民党の総裁が決まればテレビジャックされ、立憲民主党も他の野党も埋没する。

本来なら、言い争っている暇は無い。

しかし、現実は思っている以上に厳しいようだ。

新執行部は早速、野党に挨拶回りをしたようだが・・・、

FNNプライムオンラインのニュースから引用すれば、

日本維新の会・馬場代表:
我が党は、どの政党に対しても是々非々姿勢は変わらない。選挙協力ということはやらない。

共産党・田村委員長:
維新などとも連携ということを言われているわけですけれども、自民党の補完勢力であって市民と野党の共闘、両立はしえない。

国民民主党・玉木代表:
基本政策の一致ということがないと、ただ協力だと数あわせの批判が免れない。

一方、野田氏は記者団の取材に対し、「これからも誠意ある対話を続けていきたい」と述べました。

引用はここまで。


ところで、かつては「野党共闘」を組んだ「れいわ新選組」と「社民党」は?

挨拶回りで立ち寄ったかどうかは報じられていない。


ここでも、野田氏の言葉には、立憲民主党の反省が感じられない。

「これからも誠意ある対話を続けていきたい」

ではなく、

「これからは誠意ある対話を続けていきたい」

と言うべきところだ。

そして、欲を言えば、「対話」ではなく「協議」。

次期総選挙までに残された時間はほとんどない。


「頑張れ、野党共闘!。」





http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/571.html
記事 [政治・選挙・NHK295] “自分は舛添とは違う”斎藤元彦兵庫県知事は出直し選挙ヤル気満々!地元政界はカオス状態に…(日刊ゲンダイ)


“自分は舛添とは違う”斎藤元彦兵庫県知事は出直し選挙ヤル気満々!地元政界はカオス状態に…
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/361015
2024/09/25 日刊ゲンダイ


出直し選で再選狙う?(C)共同通信社

 パワハラ疑惑などを巡って、議会から不信任決議を受けた斎藤元彦兵庫県知事(46)が24日、報道陣に「改革を進めたいという思いは今もある」と続投に意欲をにじませた。29日までに辞職・失職か、議会を解散するかの選択を迫られているが、「(気持ちは)だいぶ固まってきている」と話し、今週中に会見で判断を表明するとした。

 焦点は、斎藤知事が議会を解散するか否かだ。解散すれば40日以内に県議選が行われ、しなければ斎藤知事は今月30日に失職する。都道府県レベルで解散を受けた議会選は過去に例がなく、選挙に十数億円ものコストがかかる。あり得ない選択だが、県政関係者は「解散の可能性は五分五分。知事は何を考えているか分からない」と警戒している。失職を待たず、自ら辞職することも可能だ。

「知事が解散して自らの首をつないでも、県議選後に再び不信任案が可決されれば自動失職します。だから、遠からず知事選が実施されるのは確実。どうも知事は『出直し選』に出馬する気満々のようです」(前出の県政関係者)

 2021年の知事選で斎藤知事を支援した日本維新の会関係者が言う。

「斎藤さんは出直し選で当選できると本気で考えているようだ。『自分は(政治資金の公私混同問題で辞職した)舛添要一前都知事とは違う』『励ましてくれる人がたくさんいる』と周囲に話しているそうです」

テレビ番組は「事実上の選挙活動」


19日、兵庫県議会「知事不信任決議」は全会一致で可決(C)共同通信社

 19日に不信任案が可決されて以降、斎藤知事は複数のテレビ番組に生出演。「事実上の選挙活動」(前出の県政関係者)とみられている。

 こうした斎藤知事の動きを受け、地元政界はカオスだ。どの政党も知事選での対立候補探しに必死になっている。地元自民党関係者はこう言う。

「候補者選びは難航中です。県内小選挙区選出の西村康稔前経産相が後押しする元官僚が浮上していますが、我々としては受け入れがたい。裏金議員で党員資格停止中の西村さんに任せるわけにいきませんからね。プロパーの県職員を立てたいのですが『火中の栗』で、なかなか受けてもらえない状況です」

 一方、立憲民主党系の候補としては関西圏の首長経験者の名前が浮上。「能力は抜群」(地元関係者)というが、知名度は高くない。斎藤知事の“製造責任者”である維新は迷走中。「県連代表の片山大介参院議員を立てるしかないのでは」(前出とは別の維新関係者)なんて声が上がる状況だ。

 ドタバタの末に「斎藤再選」なんて展開もあるのか……。

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 斎藤知事は“ピカピカの経歴を持ったエリート”と評されがちだが、霞が関官僚や20代の東大大学院生の意見はそうとは限らないようで…●関連記事『【もっと読む】兵庫パワハラ知事やコバホークも? 東大→官僚→政治家は“ピカピカの経歴”にあらず旧いタイプ』で詳報している。

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/572.html

   

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