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2024年9月16日03時20分 〜
記事 [政治・選挙・NHK295] 自民党はマトモじゃない 裏金議員の推薦人に国民の驚愕(日刊ゲンダイ)

※2024年9月14日 日刊ゲンダイ2面 紙面クリック拡大 文字起こし


※紙面抜粋


連日のメディアジャックに、一般の国民はすでにお腹いっぱい(C)JMPA

 普通の神経、普通の企業ではあり得ないことを平然とやるのが自民党。その象徴が推薦人名簿に裏金議員が堂々と入っていることだ。公然と載せた高市だけでなく、小泉の懐刀は巨額裏金の二階派議員。国家ぐるみの不正隠し、不正幕引きのセレモニーの本質をなぜか、スルーのNHK。

  ◇  ◇  ◇

 12日に告示され、ようやく正式にスタートした自民党の総裁選。さっそく、9人の候補者が連日、メディアジャックしている。一般の国民は、すでにお腹いっぱいだろうが、27日の投開票日まであと2週間、このバカ騒ぎがつづくことになる。

 さすがに、良識ある国民は呆れ返ったのではないか。総裁選に出馬した候補者の推薦人に「裏金議員」が名前を連ねていたからだ。

 この総裁選は、岸田首相が「政治とカネの問題の責任を取る」と退陣表明してはじまったものだ。裏金事件で失った国民の信頼を取り戻すための総裁選だったはずである。

 ところが、裏金議員21人が、5候補の推薦人になっていたのだから国民は驚愕したに違いない。投票権を持つ裏金議員75人のうち、ざっと3分の1が推薦人になっていた(別表参照)。

 なかでも、高市早苗・経済安保相(63)の推薦人は、20人のうち13人が裏金議員だった。推薦人の約7割が裏金議員なのだから異常だ。

 当初から、この総裁選は、裏金議員の復権の場に利用されるのではないかと危惧されていた。危惧された通りの展開となっている。

 推薦人に裏金議員はゼロだったが、コバホークこと小林鷹之・前経済安保相(49)の出陣式には、福田達夫・元総務会長ら、少なくとも6人の裏金議員が参加していた。

 小泉進次郎・元環境相(43)の事実上の選対本部長も、裏金1926万円をつくっていた二階派の武田良太・元総務相がつとめている。

 謹慎するどころか、総裁選をきっかけに、裏金議員が公然と動きだしている状況だ。

 しかし、東京地検に立件されてもおかしくない裏金議員を推薦人にするとは、マトモな神経では考えられないことだ。立正大名誉教授の金子勝氏(憲法)はこう言う。

「裏金事件によって国民の信頼を失ったのに、裏金議員を総裁選の推薦人にするのは、一般常識ではあり得ないことです。国民にケンカを売っているのも同然です。大手メディアは『推薦人が集まらず、裏金の有無にこだわる余裕がなかったのだろう』などとシタリ顔で解説していますが、納得していい問題ではないでしょう。NHKを筆頭に、裏金議員が推薦人に名を連ねている異常事態を問題視しない大手メディアはどうかしています。それにしても、裏金議員を推薦人にしたらどう思われるか、という当たり前の想像力さえ自民党議員は失ってしまったのでしょうか。9候補のうち、5候補が推薦名簿に裏金議員を載せているのだからどうかしています」

裏金議員が決める新総裁


各陣営の推薦人になった裏金議員(C)日刊ゲンダイ

 朝日新聞の世論調査では、「新総裁は派閥の裏金問題の実態解明を進めるべきだと思うか」との問いに、7割が「進めるべきだ」と答えていた。

 しかし、もはや自民党内に裏金事件の真相を解明しようという空気は皆無だ。このままでは、この総裁選も不正幕引きのセレモニーに使われかねない状況である。

 13日、「裏金事件の真相解明に向けて再調査をするか」と、記者会見で聞かれた候補者9人は、全員「すでに党が厳正な処分を行った。追加調査は考えていない」などと、再調査を否定していた。裏金問題を“終わった”ことにするつもりだ。

 おかしなことに、総裁選がはじまった途端、不正な裏金づくりに手を染めていた連中が、俄然、力を持ちはじめている。

 本来「政治とカネ」が最大の争点になるはずなのに、総裁選の候補者は全員、裏金議員に対して、腫れ物に触るような態度をとっている。

 出馬会見の時、裏金議員の公認について「責任を持って有権者にお願いできるかどうか、厳正に判断されるべきだ」と、正論を唱えていた石破茂・元幹事長(67)も、すぐに「一律に公認を取り消す意味ではない」と慌てて釈明し、告示日の12日は、公認問題に触れもしなかった。

 それもこれも、75人の裏金議員が、総裁選のキャスチングボートを握ってしまったからだ。総裁選びの「投票権」を持つ国会議員は367人。裏金議員は、ざっと4分の1を占める。裏金議員の不興を買ったら当選はおぼつかない状況なのだ。

 しかし、そもそも、犯罪行為に手を染めるような裏金議員に「投票権」を与えたことが間違いだったのではないか。法大名誉教授の五十嵐仁氏(政治学)はこう言う。

「自民党内の理屈だと、裏金を多く集めた議員ほど、政治力のある有力議員ということになるはずです。力があるからパー券を大量にさばけた、ということでしょうからね。もし、裏金議員に総裁選の“投票権”を与えていなかったら、総裁選の候補者も思い切った政治改革案を掲げられ、自民党が生まれ変わるチャンスになったかもしれない。しかし、もはや、総裁選の候補者9人に裏金問題への切り込みを期待しても難しいでしょう。新総裁になるためには、裏金議員の顔色をうかがいながら総裁選を戦うしかないからです。勝敗を決することになりそうな上位2人の決選投票になったら、裏金議員75票は、決定的な力を発揮しますからね」

お馴染みの「生まれ変わる」宣言

 9月27日に新総裁を選出したら、自民党は一気に解散総選挙になだれ込むつもりだ。

 有力候補の石破茂も小泉進次郎も、いまから「早期解散」を宣言している。新政権への「ご祝儀相場」がつづいているうちに衆院選を行えば、絶対に負けないと計算しているのだろう。岸田も首相に就任した直後に解散し、単独過半数を確保している。

 自民党が巧妙なのは、1カ月間メディアジャックをやりながら、野党の武器まで奪っていることだ。

「自民党の総裁候補が、突然『選択的夫婦別姓の導入』や『政策活動費の廃止』を掲げていることに対し、立憲民主党が『野党の政策をパクっている』と声をあげているのは、危機感もあるはずです。このまま衆院選に突入したら、野党は訴える独自政策がなくなってしまうからです。自民党のやっていることは、一種の野党つぶしであり、選挙の争点つぶしですよ」(政治評論家・本澤二郎氏)

 総裁選に手をあげている9人の自民党議員は、口を揃えて「信頼される自民党に生まれ変わる」と訴えている。とにかく「刷新感」を訴えて、総選挙に突っ込むつもりでいる。

 しかし、国民はだまされてはいけない。自民党が「刷新」されることは、絶対にないからだ。

 これまでも自民党は、ことあるごとに「生まれ変わる」と宣言してきた。野党時代だった2010年の党の政策でも「自民党は生まれ変わって皆さんの期待に応えます」と訴えていた。2021年に総裁に選ばれた岸田も「生まれ変わった自民党をしっかりと示す」と約束している。茂木幹事長も、政治資金規正法改正案をまとめた時、「新しい党に生まれ変わる決意で取り組みを進める」と語っていた。

 しかし、これまで自民党が生まれ変わったことは一度もない。

「あれだけ国民から裏金事件を批判され、支持率も下落したのに、それでも自民党の総裁選候補者は、平然と推薦名簿に裏金議員を載せているのだから異常です。マトモじゃない。彼らに、生まれ変わるつもりがないことは明らかです」(本澤二郎氏=前出)

 総選挙は、早ければ10月27日に行われる。国民は手ぐすね引いて待つしかない。

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/513.html

記事 [政治・選挙・NHK295] 討論会で司会者がトランプ(暗殺未遂2度目)を叱責。ハリス『にんまり』。民主党の関与・マスコミの世論操作は疑う余地なし!
緊急速報
アメリカ時間、15日午後2時前、FBIは、トランプ前大統領が『明らかな暗殺未遂の対象になった』との見解を示した。拘束された男はライアン・ラウス容疑者。

■『異様な10日の米討論会が終わったばかりなのに、2度目の暗殺未遂です。』
■『これは、民主党の関与・マスコミの世論操作は、疑う余地なし!』

さて、10日の米討論会には、驚きました。
トランプ氏が、『不法移民が、犬・猫・ペツトを食べている』との発言に、
突然、司会者がトランプ氏の発言をさえぎり、『そうした事実は、確認されておりません』、
さらに、『市当局に問い合わせたところ、そのような信頼される事実は、報告が無い』
と、言うのです。

ハリス氏『にんまり。あら、まあ、極端な、お話しですわね。』
【ハリス氏は、司会者とも、リハーサル済みだったようですね。】

■まず、私が驚いたのは、司会者風情が、大統領選の討論の、真っ最中に、トランプ氏の発言中にもかかわらず、トランプ氏の発言をさえぎり、『トランプを叱責』したことです。

■『こんなことが、許されるハズはありません。即刻、討論会は、中止です。本来は!』
しかも、『BBCヴェリファイ【検証チーム】』が、検証結果を公表したのは、12日です。
https://www.bbc.com/japanese/articles/c77l7jv45kno
『判定:そうしたことが起きている証拠はない。』と、公表したのは、12日です。
【『そうしたことが起きていない証拠もない。』とも、言えます。まぁ、言い方の問題ですね。】

■『司会者は、ハリス氏を擁護するために、民主党から派遣されたスパイと考えられます。』
10日の討論会に、『そうした事実は、確認されておりません』と、言えたことは、司会者は『BBCヴェリファイ【検証チーム】』より先に、当該情報を知っていたことになります。
【トランプ氏が、『テレビで見た』と、叫んだのを、私は、テレビで見た。その後報道は、無い。】
【トランプ氏は、討論会は、三人で闘った。と、皮肉を言っていました。その後報道は、無い。】
【イーロン・マスク:ハリスが勝ったら、我々の宇宙開発は、頓挫する。その後報道は、無い。】

■『これは、重大な状況です。』
『マスコミが、国民を、偏向報道により、意識誘導している』ことになります。【米は、恐ろしい。】
また、トランプ氏は、『民主党が、選挙に勝つため司法を利用した』と、主張しています。
【安心して下さい。日本は、もっと、もっと、恐ろしく、メチャクチャ、酷いですから!】


■『その酷いお話し。【裏金事件、ジャニーズ事務所騒動、陸山会事件】』
【詳しくは、私のブログをご覧下さい。】
『日本滅亡を回避せよ『陸山会事件の真相布教』より 』
https://ajari4704.seesaa.net/
『第40回:最終回 国民の皆様、これを読んで洗脳から醒めて下さい。』
https://ajari4704.seesaa.net/article/201908article_1.html

■【裏金事件】
★『収支報告書の作成【総務省】』の17頁に、『収入総額−催物に要した経費』の残額を、『当該催物を開催した者又はその者以外の者の政治活動に関し支出すること』と記述。
『9頁〜33頁』   https://www.soumu.go.jp/main_content/000077915.pdf

★『上記の通り、『裏金議員』は、そもそも、この世に、存在しません。』
『当該催物を開催した者又はその者以外の者の政治活動に関し支出すること』
・本件の『当該催物を開催した者:清和政策研究会の代表者である松本 淳一郎』
・本件の『その者以外の者:派閥所属議員:裏金議員』

★『政治活動に関し支出する』のであれば、『裏金議員』でも良いと規定されています。
【尚、支出は、人件費等を除いて、1円以上の領収書を必要とします。】

★『よって、『裏金事件』は、全て、検察のデッチアゲによる、冤罪事件でした。』
★『実は、真犯人は、総務省です。デタラメに修正させた収支報告書を受理しています。』
★『その上、監査制度が、まったく、なっていません。再構築の必要があります。』
【兵庫県知事も、総務省で、あの異常人格を養われたようですね。】

★『不思議なのは、議員の弁護士は、こんなことぐらい、調べないのか?』

■【ジャニーズ事務所騒動】
『ジャニーズ事務所騒動』が、デッチアゲによる冤罪事件であることは、明々白々です。
『男性も被害客体とした刑法第177条【強制性交等】の改正』があったのは、2017年【平成29年】です。【改正前の被害客体は、『女性だけ』でした。】
ですから、『岡本カウアンさん・当事者の会』の皆さんは、『性被害者』にはなれません。

なのに、全報道機関が、これを、国民に報道していません。
【マスコミが、国民を、偏向報道により、意識誘導しているのです。】

よって、『再発防止特別チームの林真琴座長【前検事総長】、報道機関等は、【憲法第31条】、【騒乱の罪】、【内乱に関する罪】、【虚偽告訴の罪】、【恐喝】と、なります。

★『ジャニーズ事務所側の弁護士は、これを、承知で沈黙した。許せん。【激怒】』

■【陸山会事件】
前回の投稿で、私が『お子ちゃま』と、呼んでいる子が、1週間ずっと、コメントで、つきまとわれました。『検察・命』教【なんかの宗教】の信者と思われます。
お暇でしたら、私の最後のコメント『87』を、ご覧下さい。
【もう、涙なくしては、語れません】

【前回の投稿】
『小沢一郎:死んでも死にきれない!以下、おバカ共。野田:私も同じな・のだ。当事者の会:解散?河野太郎:裏金は国庫に返還。』_ 2024.09.06_阿修羅投稿
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/452.html
★【一部抜粋】★
●『けっして報道しない事:陸山会は、土地の取得はできません。』
陸山会は、『人格の無い社団等』です。
法人格が無いということは、実印が持てないので、土地等の不動産売買ができません。
そこで、『陸山会は、土地の利用権を、地主となった小澤一郎【個人】から譲り受けたのです。』
と、いうことで、土地取得税を都税条例により、陸山会が、本登記の日付で支払いました。
ですから、陸山会は、本登記の日付でしか、収支報告書に記載する方法はありません。

『解ったかな?検察ストーリー【仮登記日で収支報告書に記載しろ】は、底抜けの阿呆だと!』

★『陸山会・小澤一郎側の弁護士は、これを、承知で沈黙した。許せん。【激怒】』

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/514.html
記事 [政治・選挙・NHK295] 自民党は気に入らないんだよ。でも小泉進次郎はクソ手強いと思うわけ。 室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」(日刊ゲンダイ)

自民党は気に入らないんだよ。でも小泉進次郎はクソ手強いと思うわけ。 室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/360494
2024/09/13 日刊ゲンダイ


小泉進次郎元環境相(C)日刊ゲンダイ

『進次郎というのはある意味でひろゆきの対極にいる男で、「優劣成否より好かれるか嫌われるか」で勝負してる政治家なんだよな。論破されても「いやあ不勉強でした、ひろゆきさんさすがですね」と白い歯を見せて笑って支持者が増えれば勝ちだと思っているし、事実政治家としてはそれが勝利。クソ手強い。』(CDB@初書籍発売中!・Xネーム)

 これは9月6日のX、ハンドルネーム『CDB@初書籍発売中!』さんという方の発言である。

 たまたま流れてきたCDBさんの投稿を目にして、「これだ!」と思わず膝を叩いちゃった。彼の本もぜひ購入し読んでみるつもり。

 進次郎さんを一言で表すなら、これだよ。

 昔、テレビ局の廊下で、たまたま進次郎さんとすれ違ったことがある。

 進次郎さんはあたしの前で立ち止まり、握手を求めてきた。あたしの目をぎゅっと見つめ、

「室井さんですね。いつもテレビで観ています」

 だって。

 当時、あたしはテレビで、自民党の悪口ばかりいっていたので、一瞬、なにが起こったかわからなかった。

 仕事を終え帰宅し、今度は原稿に気に入らない自民党の悪口を書こうとパソコンに向かった。そしたらつい、『進次郎といく軍艦カレーツアー』なるものを調べているあたし。つい、ね。けど、まったく行きたくないのだったら、調べはしないだろうなぁとは思う。

 あ、相変わらず、国民目線でない自民党は気に入らないんだよ。進次郎さんが話すことも、なにぬるいことばっかいってんだか、と思うのよ。が、CDBさんがおっしゃるように、彼はクソ手強いと思うわけ。

 選挙となり、面白いもの見たさで多くの人が、この国のトップ(仮に)となった進次郎さんを見にいく。あのキラキラした目で見つめられ、手でも握られてみ? 思わず軍艦カレーツアーについて調べてしまったあたしのように、ふわふわとそのまま投票所へいってしまうかもしれん。

 ルッキズムが否定されているが、いくら否定しようがしょうがないところはある。人間の性として。最大野党の立憲は、そこも考え対策を練ったほうがいいんでね?


室井佑月 作家

1970年、青森県生まれ。銀座ホステス、モデル、レースクイーンなどを経て97年に作家デビュー。TBS系「ひるおび!」木曜レギュラーほか各局の情報番組に出演中。著書に「ママの神様」(講談社)、「ラブ ファイアー」(集英社文庫)など。

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/515.html

記事 [政治・選挙・NHK295] 高市早苗のヤバさは極右思想だけじゃない! 総務省文書問題、統一教会との関係、政治資金規正法違反をめぐる“大嘘”の数々(リテラ)
高市早苗のヤバさは極右思想だけじゃない! 総務省文書問題、統一教会との関係、政治資金規正法違反をめぐる“大嘘”の数々
https://lite-ra.com/2024/09/post-6345.html
2024.09.09 リテラ


 自民党HPより

「私は日本をもう一度、世界のてっぺんに押し上げたい。できるに決まっています」──本日9日、高市早苗氏が自民党総裁選の出馬会見を開いた。「サナエあれば、憂いなし」「日本列島を、強く豊かに」をキャッチコピーに、防衛力の強化や「内閣情報局」の創設をはじめ、自衛隊を実力組織として揺るぎない位置付けをするための憲法改正、「皇統をお守り申し上げるための皇室典範の改正」、などの政策を掲げた。

 また、首相就任後の靖国参拝を示唆したほか、選択的夫婦別姓制度の導入については「旧姓使用の法整備で対応」と従来の考えを堅持。さらに、裏金議員の処遇については「総裁が代わったからと言って、ちゃぶ台返しをするようなことをしたら独裁だ」などと言い出し、裏金議員の党処分を見直さない考えを示した。

 極右政策を全面に押し出し、裏金事件を終わったことにする──。こうした高市氏の態度は、「高市推し」の顔ぶれを見れば納得がいくものだ。

 実際、2021年の前回総裁選では安倍晋三・元首相が「高市早苗さんこそ保守派のスター」などと語り、ネトウヨも「令和の卑弥呼」「現代の神功皇后」などと言い出す始末だったが、今回も「日本を護れるのは高市総理しかいない!」と大盛りあがり。ネトウヨジャーリストやネトウヨ文化人が高市氏を応援しているほか、総裁選に合わせて「Will」や「月刊Hanada」が高市本を出版するなど極右メディアも高市氏を激推ししている。

 さらに、高市氏を支持する国会議員には、前回総裁選で高市氏の「最側近」として活動した杉田水脈氏をはじめ、衛藤晟一氏や山田宏氏、中曽根弘文氏といった日本会議系の極右議員がズラリ。とりわけ杉田氏といえば、自身の発言が法務局から2度も「人権侵犯」認定を受けているにもかかわらず、先日6日にも那覇市内の講演で差別根絶に取り組む沖縄、アイヌ民族、在日コリアン、被差別部落などの人々を「反日の左翼」と総称し「どれだけ力を持っていて、どれだけ面倒くさいか」と発言したことが問題になったばかりだ。

 また、こうしたネトウヨ議員はほとんどが安倍派裏金議員。高市氏が「処分を見直すことは独裁」などと言い出したのはさもありなんという話だ。

 道徳を語りながら裏金づくりに勤しみ、差別で支持拡大を図るような輩を背後につけている時点で高市氏の見識を疑わざるを得ないが、しかし、もっともヤバイのは当の高市氏本人の言動だ。

 そもそも、高市氏は1994年に「説得できない有権者は抹殺」などという記述のあるナチス礼賛本『HITLER ヒトラー選挙戦略』(小粥義雄/永田書房)に推薦文を寄せたり、2014年に安倍改造内閣に入閣した際にはネオナチ団体代表とツーショット写真を撮っていたことも発覚するなどウルトラタカ派として知られてきた政治家。自身も「先の戦争は侵略戦争ではなかった」「国会デモを取り締まれ」「福島原発事故で誰も死んでいない」などという暴論を吐いてきた。

■高市早苗は嘘ばかり!統一教会との関係でも、放送法解釈変更めぐる総務省文書めぐっても…

 そのうえ、高市氏の特徴といえば、平気で「嘘」をつくことだ。

 実際、昨年持ち上がった放送法の解釈変更をめぐる総務省の行政文書問題にかんする答弁では、高市氏は当初、「怪文書」「捏造だ」と全面否定、“捏造でなければ議員辞職する”と啖呵を切っていたのに、総務省が行政文書だと認めると、しれっと「内容が不正確」などと表現を変更。それを指摘されると、今度は「捏造と言うと言葉がきつすぎるので、あえて繰り返しは使わない」と、理屈にならない理屈を強弁した。挙げ句、参院予算委員会では、問題の追及をおこなった立憲民主党の杉尾秀哉・参院議員に「私が信用できないのであればもう質問しないでほしい」と、大臣としてあるまじき国会を冒涜する暴言を吐いた。

 また、安倍元首相の国葬が実施された2022年、会合で高市氏が「(安倍晋三・元首相の)国葬反対のSNS発信の8割が隣の大陸からだった」と発言したと三重県議が投稿。これに対して高市氏は「そのような発言をすることはない」「そもそも大陸という言葉は使わない」などと否定したが、「AERA.dot」の取材に対し、会合に出席したある市議は、高市氏からその旨の発言があったことを証言している。

 だが、高市氏の嘘はこれだけではない。あの統一教会との関係についても、高市氏は大嘘をついていた。

 安倍元首相の銃撃をきっかけに、統一教会と自民党議員との癒着が次々と浮上した2022年夏。高市氏は毎日新聞から、統一教会系メディアである世界日報社が発行する月刊誌「ビューポイント」に登場していることを指摘され、8月10日の閣僚就任会見において、2001年に「ビューポイント」に登場したことがあると認めた。しかし、高市氏は「当時私が大変親しくしておりました細川隆一郎先生からのお誘いだった」「『ビューポイント』という本が旧統一教会と何らかの関わりのある本だということも知りませんでした」と弁明していた。

 ところがその後、2001年に登場した「ビューポイント」の対談記事が、じつは「世界日報」の同年1月5、6日付に掲載されたものだったことが判明。しかも、高市氏は1994年から2001年にかけて少なくとも5回も「世界日報」に登場し、「夫婦別姓。私は大反対」「私は家長制度が復活してもいいと思う」「いくら選択的別姓といっても、家族の絆に影響を与えると思う」などと統一教会の思想と共通するような発言を繰り返していたことも発掘された。

 言っておくが、高市氏が「世界日報」に登場していた時期というのは、統一教会が霊感商法や合同結婚式によって大きな話題を集め、社会問題化していた時期だ。ましてや政治家が、「世界日報」が統一教会系メディアであることを知らなかったわけがないだろう。

 しかも、高市大臣は「政治とカネ」問題でも重大なインチキ発言を繰り返してきた。

 それは、本サイトでもお伝えしてきた高市氏の事務所が政治資金規正法違反を隠すために、領収書を偽造していた問題だ。

■高市早苗は政治資金規正法違反を隠蔽するため領収書を偽造した疑惑も…

 きっかけは2022年、上脇博之・神戸学院大学教授が、高市氏と、高市氏が代表を務める自民党奈良県第2選挙区支部の会計責任者で高市氏の公設第一秘書である木下剛志氏を政治資金規正法違反の疑いで奈良地検に刑事告発したことだった。

 告発状などによると、第2選挙区支部は、2019年3月17日に大阪市で、2021年7月24日に奈良市で、それぞれ政治資金パーティを開催。対して、高市氏の選挙区である奈良県山添村の「自民党山添村支部」は、第2選挙区支部に「パーティチケット購入」費として各22万円を支出したことを政治資金収支報告書に記載していた。ところが、各22万円を受け取っているはずの第2選挙区支部の政治資金収支報告書には、山添村支部からの収入が記載されていなかったのだ。

 改正前の政治資金規正法では、1回の政治資金パーティで同一の者から20万1円以上のパーティ券の収入があった場合、金額や相手の名前などを記載することを義務付けており(2027年1月1日からは5万円超に引き下げ)、不記載には5年以下の禁錮または100万円以下の罰金という罰則が設けられていた。つまり、この高市氏が代表を務める第2選挙区支部には政治資金規制法違反にあたる不記載の疑いがあるとして、上脇教授は奈良地検に告発をおこなったのだ。

 だが、この問題を「しんぶん赤旗 日曜版」が取材に動くと、高市氏が代表を務める第2選挙区支部の会計責任者は「山添村支部に販売したパーティー券は、19年は20万円分、21年は12万円分だ。先方が勘違いして22万円と記載した」と主張。「赤旗日曜版」の取材から3日後には、山添村支部が高市大臣側の主張どおりに2021年分の政治資金収支報告書を訂正したのだが、「赤旗日曜版」によると、〈違法の疑いの“証拠”である22万円の領収書を、編集部の取材後に第2選挙区支部が再発行した12万円分の領収書に差し替え、奈良県選挙管理委員会に提出〉したという。

「赤旗日曜版」は、この「領収書差し替え」について、昨年1月15日号で〈違法の疑いの“証拠”を“亡きモノ”とした〉と指摘。上脇教授も「山添村支部の支出が22万円だった場合、高市氏側の不記載となる。その訂正を免れるため高市氏側が虚偽の領収書を再発行し、山添村支部側に虚偽の報告をさせた疑いが出てくる」「領収書は支出側と受領側が取り交わした証明書だ。告発後に違法の“証拠”となる領収書を差し替えるなど聞いたことがない。違法性を否定するために虚偽の領収書を発行したとすればこれ自体が重大問題だ」とコメントした。

 しかし、この問題を「赤旗日曜版」が報道すると、高市大臣は強気の姿勢に出た。昨年1月13日におこなわれた閣議後会見で、日本テレビの記者がこの問題について質問すると、高市大臣は「まったく事実ではない」「『(領収書を)差し替えた』という件に強く抗議したい」「強く憤っている」と報道を否定。さらに、高市大臣は同年1月16日にこうツイートした。

〈共産党の「赤旗」の報道で大迷惑をしていますが、私が支部長を務める自民党奈良県第二選挙区支部は、正しい領収書を発行し、正確な収支報告をしています。事務的ミスをした他の地域支部が収支報告を修正したまでの話です。〉

 つまり、高市大臣は「領収書差し替え疑惑」を全面否定したうえ、報道に対し「強く憤っている」「大迷惑をしている」と、まるで誤報の被害者であるかのような態度を示したのだ。

■高市早苗側の偽装工作をうかがわせる実名証言が次々 筆跡鑑定の結果も…

 ところが、このあと関係者からは疑惑隠蔽のための偽装工作をうかがわせる証言が次々と飛び出した。なんと、山添村支部の現代表者は「訂正のことは全然知らなかった。事前も事後も報告はなかった」と証言し、会計責任者も「私は訂正に関与していないので聞かれてもわからない。誰が訂正したのかもわからない」と語ったのだ。奈良県選管に提出された「訂正願」には、山添村支部の代表者の名前も会計責任者の名前も記されている。にもかかわらず、当の山添村支部の代表者も会計責任者も「訂正のことは知らなかった」「誰が訂正したのかもわからない」と語る。いったい、誰が山添村支部の「訂正願」を提出したのか──。

 そこで、「赤旗日曜版」は、奈良県選管に提出された山添村支部の「訂正願」の筆跡と、第2選挙区支部が再発行した領収書や過去の政治資金収支報告書に書き込まれていた直筆の文字を筆跡鑑定。なんと、その結果、山添村支部の「訂正願」の筆跡は、第2選挙区支部の会計責任者で高市大臣の公設第一秘書である木下氏の筆跡と同一人物のものだと判定されたのである。ようするに、上脇教授に告発されたことを受けて証拠の領収書を差し替えたばかりか、山添村支部による政治資金収支報告書の訂正を、権限などない高市大臣の秘書がおこなっていた可能性が高いというのだ。

 この新たな証拠をもとに、2023年3月、上脇教授は高市大臣と木下秘書を有印私文書変造・同行使罪や政治資金収支報告書の虚偽記入罪で奈良地検に告発。上脇教授は「高市大臣側が保身のために、他の政党支部の収支報告書を勝手に訂正したとすれば極めて悪質で傲慢です。高市氏は大臣として失格ですが、議員としても失格です。検察は捜査を尽くして厳重に処罰すべきです」(「アジアプレス・インターナショナル」2023年3月14日付)と述べていた。

 今年8月16日に上脇教授は〈高市早苗らの刑事告発ですが、まだ地検の処分は出ていないですね〉と投稿しており、この高市氏の問題はいまだ決着がついていない。そもそも、高市氏は2011年までは安倍派に所属。裏金キックバックについて高市氏は「恥ずかしながらノルマを上回ったことはなく、むしろ未達成分を自腹で買って派閥に入金していました」などと語っているが、裏金事件とはけっして無関係ではないのだ。

 高市氏は2012年、安倍元首相が会長を務めた極右議員連盟「創生「日本」」の研修会において、当時の生活保護バッシングに乗じて「さもしい顔して貰えるものは貰おう。弱者のフリをして少しでも得しよう。そんな国民ばかりでは日本国は滅びてしまいます」と発言していた。かたや、自身の政治資金問題では告発後に領収書を差し替えたり、裏金事件をなかったことのようにしようとは、「さもしい顔」をしているのは一体誰なのか。

 万が一、高市氏が次期首相になれば、安倍政権よろしくネトウヨや歴史修正主義者が幅を利かせ、政権の有力議員から女性や性的マイノリティに対する差別を肯定・助長する発言が出ても野放しとなるのは目に見えている。安倍元首相の後ろ盾がないなかで保守票を高市氏がまとめきれるのかは不透明だが、「高市総理の誕生」という最悪の悪夢が訪れないことを祈るばかりだ。

(編集部)

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/516.html

記事 [政治・選挙・NHK295] 立憲代表選候補者4人が「原発ゼロ」めぐり議論 神戸で討論会(FNNプライムオンライン)
https://www.fnn.jp/articles/-/759062





人間の悲しい性と言ってしまえば、それまでだが・・・。

「喉元過ぎれば熱さを忘れる。」

日本人なら、福島第一原発の事故をテレビ画面で見て戦慄したことを思い出すべきだ、決して忘れてはならない。

そこに映っていたのは、原子力が暴走を始めてしまえば、人類はなすすべもないという、非力な人間の姿ではなかったか。

当時の最悪シナリオは次の様に伝えられている。

「・・・170 km圏で強制移住、東京を含む250 km圏で避難を求めることが必要になることが示されている。菅直人(当時首相)も2013年11月8日、ハフィントン・ポストにて、最悪の場合、東京を始め首都圏を含む5000万人の避難が必要となる可能性があったと述べた。」

(ウィキペディア 福島第一原子力発電所事故)から引用。


民主党政権の発出した「原子力緊急事態宣言」は今も継続中だ。



以下に記事の全文を転載する。


立憲民主党の代表選挙は、兵庫・神戸市で討論会が開かれ、綱領に記された「原発ゼロ」をめぐって議論となりました。

4人の候補者は支持者からの質問を受け、原発政策について立場を説明しました。

野田元首相は「(原発の)新増設はしないというのは、もう参院選でも公約で掲げていました。これは堅持しなければいけないと思います」「(再稼働については)地元の理解を得るということが条件となると」などと述べました。

また、枝野前代表は「気をつけなければならないのは、宣言すればできるというものではないということです」「現実的に原子力エネルギーに依存しない社会をつくってまいります」などと述べました。

泉代表は「(原発を)もう稼働しなくてもいいという環境にするためには、再エネ投資・省エネ投資・蓄エネ投資をする」と述べました。

そして吉田衆院議員は「一日も早く原発のない社会をつくりたい」「輸入じゃない日本発の再生可能エネルギー。ここに私は力を入れたいと思います」などと述べました。

消費税など経済政策についても論戦が交わされました。


記事の転載はここまで。



野田氏が言う

「(再稼働については)地元の理解を得るということが条件となる」と。

原発マネーで買われた「地元の理解」が、どれほどの意味があるのか。

その理解も、「汚染水」の海洋放出の時と同様に、いずれは「一定の理解」でお茶を濁されてしまうのが関の山だ。

野田氏は、あたかも、敢えて金で解決できる「地元の理解を得るということ」のみが再稼働の条件のように言う。

金をいくら積んでも、地元の理解を得ても、原発事故は無くならない。

能登半島地震では、原発周辺の住民の避難が出来ないことが実証された。

この二つの事実を無視することは、欺瞞の誹りを免れない。


形ばかりの「再稼働の条件」でも、以下の三つがある。

原子力推進委員会と揶揄される規制委員会による安全対策の審査。

原発マネーで買われる地元の同意。

自治体に丸投げされた、机上の空論でしかない避難計画。


周辺住民の不安はますます高まるばかりではないか。


枝野氏が言う。

「気をつけなければならないのは、宣言すればできるというものではないということです」

国民はそこまでバカではない。そんなことを思っているバカな国民はいない。・・・バカにしているのか?、バカなのか。

「原発ゼロ」を口に出さない理由がこれでは、余りに情けない。

まるで国民のために「そうしている」と言わんばかりだ。

ここでも、何でも人のせいにする性癖が見え隠れする。

「現実的に原子力エネルギーに依存しない社会をつくってまいります」ということは、現実的に「必要なら再稼働は認めるし」、現実的に「必要なら新増設すら許容する」とも聞こえる。

民主党政権の時代に、すでに再稼働を認めたことに対する「言い訳」に聞こえるのは私だけだろうか。

「現実的に・・・」対応することが、「変節」の免罪符にはなり得ない。

野田氏と同類ではないか。


泉氏は言う、

「(原発を)もう稼働しなくてもいいという環境にするためには・・・」と。

原発の必要性が、思考の大前提に鎮座してしまっている。

国民の代表ではなく、連合の、電力会社の利益代表の如しではないか。


現在の日本の必要総電力は、温暖化で酷暑が続く真夏においてさえ、原発が稼働していなくても十分満たされていることは既に実績で立証されている。

だから原発の新増設を画策する自民党と電力会社は、将来、日本中がデータセンターで埋め尽くされ、今後の電力需要が飛躍的に増大すると机上の空論を並べ立てる。

もう一つの必要性は、電力会社で働く労働者の仕事がなくなっては困るという労働側の要請だろう。

しかし、そのことも住民、国民の安心・安全な暮らしを犠牲にしてまで求めるのは理不尽というものだ。

再生エネルギ―などに事業のリソースを振り向ける等の努力で解決できる。

しかも、幸か不幸か、原発の廃炉事業を半永久的に継続させなければならないという現実を考慮すれば、電力会社の人員の必要性は無くなることはない。

泉氏は、東京電力柏崎刈羽原発7号機の再稼働を認めるべきか問われて、こう言っている。(東京新聞の過去記事(https://www.tokyo-np.co.jp/article/352789)から引用)

「・・・原発というのは安全対策の審査、地元の同意、また避難計画。こういったものを全部満たさなければ当然稼働できない。すべてをクリアしたものを動かすというのは、あっていいことだ。・・・」

と。

立憲民主党の代表候補は、「現実的に・・・」と言いながら、現実からは目を逸らし、正面から見ようとしない。

泉氏が「すべてをクリアしたもの」と言うのは、

先にあげた、形ばかりの「再稼働の条件」、

原子力推進委員会と揶揄される規制委員会による安全対策の審査。

原発マネーで買われる地元の同意。

自治体に丸投げされた、机上の空論でしかない避難計画。


このことだろうか?

こんなものをクリアしたからといって、再稼働などあっていいわけないではないか。


1年生議員の吉田氏の発言が一番まともに聞こえる、という情けなさ。


立憲民主党の党是とも言うべき「原発ゼロ」を捨てた日。2024年9月15日。


民主党、書いてないことをやっちまうんです。

立憲民主党、書いていることをやらないんです。


福島第一原発の過酷事故を起こした日本。

今、こうして日本が存在しているのも、ほんの偶然の「いたずら」でしかない。

そして、5000万人の避難が必要となっても「避難出来ない現実」は、当時は勿論、原発立地自治体の10万人の避難すらも解決不可能な問題として、今も、住民の前に立ちはだかっている。

にも拘らず、私達は何故原発事故の不安に怯えて暮さなければならないのか。

能登半島地震の被害状況を見れば、大地震と原発重大事故が重なってしまったときでも、周辺住民が避難出来ると考えることほど、無責任なことは無い。

住民が、原発事故に対して、避難も、避難の準備もしなくても済むような安心・安全な社会を作る事こそが「政治」の役割ではないか、政治家の仕事ではないのか。


「転ばぬ先の杖」

そのことを考えることが、よほど「現実的な対応」ではないだろうか。

原発が無ければ、原発事故は起こらない。

原発は稼働していなくても危険なことを忘れてはならない。

原発に併設されている核燃料プールには大量の使用済み核燃料があり、熱を発している。

何かの原因でプールが崩壊し、核燃料を冷やす機能を失えば、そのまま福島原発事故の再来となる。

そんな危険を日本からすべて除去する。


それが「原発ゼロ」の意味するところではなかったか。















http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/517.html
記事 [政治・選挙・NHK295] れいわ新選組が記者会見 衆院選に向け闘う決意示す 悪政を補完する立憲民主党の姿勢も厳しく批判 「前回以上の躍進目指す」(長周新聞)
れいわ新選組が記者会見 衆院選に向け闘う決意示す 悪政を補完する立憲民主党の姿勢も厳しく批判 「前回以上の躍進目指す」
https://www.chosyu-journal.jp/seijikeizai/31721
2024年9月13日 長周新聞


記者会見で質問に答えるれいわ新選組の山本太郎代表と高井崇志幹事長(8月30日)

 れいわ新選組の山本太郎代表と高井崇志幹事長は8月30日、国会内で不定例記者会見を開いた。次期衆議院選のたたかい方にも触れ、与党の自民・公明だけでなく、たたかうポーズだけで与党を補完する立憲民主党をはじめとする主要野党の生ぬるい部分とも馴れ合うのではなく全力でたたかう決意を示した。さらに、選挙区の候補者擁立をめぐって立憲民主党による「れいわ潰し」ともいえる陰湿で非民主的な手法を厳しく批判。国会や地方議会を基盤として、現在の政治に絶望を抱いている多くの人々と繋がり、社会を変えていくための意気込みを示した。以下、山本、高井両氏の会見要旨を紹介する。

                ◇      ◇

 記者 立憲民主党の代表選に出馬している枝野氏は、消費税を5%にしたらハイパーインフレになるという理由で減税に反対している。野田氏も代表戦に出馬しているが、社会保障の財源として必要だということで消費税10%のまま続けるべきだという旨の発言をしている。これについてどう思うか?


 山本 立憲民主党の代表選に手を挙げているのは過去の遺物みたいな人たちだ。現在の国政において最もひどいのは自民党だが、その下地が作られたのは事実上、民主党時代であり、そのような黒歴史がありながらも、その者たちがまた手を挙げているのが非常に絶望的だ。消費税を5%減税するとハイパーインフレになってしまうという経済感覚を持った者は、もう政治家を辞めた方がいい。そういった者が力を持つことは悲劇でしかないし、下手をしたら自民党の方がマシかもしれない。

 消費税を社会保障の財源にすると謳われ続けてきたが、過去にいみじくも安倍元総理が国会での所信表明で、消費税増税分の7割は借金返しに使ったと語っている。社会保障の財源として消費税が必要なかったとバラしたのが安倍さんであったということだ。大企業は過去最高益で、金融資産などいろいろなものを増やして富裕層や超富裕層の富がさらに肥大化している。そんななかで庶民の首を絞め、中小企業を潰しまくる消費税をさらに拡大すると予告するような者たちに、一体何を期待しろというのだろうか。立憲民主党の代表選は、自民党の総裁選と並んで期待できない。死人を蘇らせるせるための祭りでしかないと思う。

 「自民党も民主党も大して変わらない」といったが、言葉だけで抽象的にいうのも失礼にあたるかもしれないので、民主党政権時代にどういったものを前に進めてきたか簡単に話したい。例えば「社会保障と税の一体改革」という名のもとに消費税を増税した。それを主導したという意味でかなり罪深い。また、TPPを成立させたのは自民党だが、その道筋をつけたのも間違いなく民主党だ。

 他にも、「脱原発」という言葉も出てきた時代があったが、結局、民主党政権時代におこなったのは財界主導の原発再稼働、そして輸出だ。それだけではなく「地方分権」も言葉ばかりで、新自由主義的な地方分権。なかでも一番たちが悪いのがPFI(公共事業の民営化)だ。その旗振り役として竹中平蔵のような者もいるが、そのような者たちが力を合わせて日本の国益、財産を切り売りしてきた。また、武器輸出や共同開発に道を開いたという部分もある。その道筋を最初につけたのも民主党であり、そこに補完勢力として自民党と公明党が力を合わせて日本を壊してきた。たとえ看板を付け替えたとしても民主党だ。

 記者 元れいわ新選組の候補者だった方が、(れいわ所属の)大石晃子氏と辻恵氏の選挙区にそれぞれ立っていることについてどう考えているか?

 山本 れいわの共同代表である大石晃子の選挙区は大阪5区だが、ここにわざわざ立憲民主党が候補者を立てた。その候補者が2021年の選挙のときにれいわ新選組から大阪7区に立候補した人だ。当時この方は元々大阪5区が地盤だったが、私たちに相談があったときにはすでに5区は大石晃子で決まっていたので7区に落ちついた。活動量が薄い方で結局は落選したが、その後に立憲民主党から拾われた。立候補を表明するのは自由とはいえ、いい方は悪いが大石にぶつけてきている。

 また、れいわ新選組は愛知15区に辻恵氏がいる。そこにも立憲民主党から候補者を立てられた。その候補者も、統一地方選でれいわ新選組から川口市議に立候補した女性だ。その方が川口市議を辞め、立憲民主党からわざわざ愛知15区から立候補を予定している。

 向こう側が「仁義なきたたかい」を認めたということだろうから、こちらも遠慮しない。自民党がダメなのは当然だが、野党第一党も絶望的だ。そのなかで指導的立場を握っている者であったり、マイナスの意味で影響力がある者に対しては私たちも遠慮なく候補者を立て、政治家に向いてない者に引導を渡すということもやっていくべきだということで、非常に燃えている。

衆院沖縄4区について 立憲・野党共闘の欺瞞

 記者 沖縄4区では野党統一候補を出すことで協議が続いていると思うが、これに関して8月28日にれいわ新選組は文書を提出した。このタイミングで文書を出した意図と、候補者選考委員会がその要望を受け入れないと決めたことについて、今後どう対応していくか?

 山本 れいわ新選組は沖縄4区において、山川仁氏を公認している。一方で、オール沖縄主催で沖縄4区の候補者を一本化するための「候補者選考会」が4月から9回にわたっておこなわれている。ぜひこれにれいわ新選組も参加してほしいといわれ、私たちも参加している。だがこの選考会には大きな問題点が2点ある。その問題に関して私たちが文書を提出し、それに対して答えが返ってきたのだが、あまりにも「塩対応」で逆にいうと締め出すような状況をつくられてしまったというのがこれまでの事実関係だ。

 2つの問題点について話す。

 1点目は、前回の衆議院選挙で立憲民主党から立候補した金城徹さんという方をめぐる、「令和3年収支報告書」についての問題だ。この報告書の会計責任者の欄に大城竜男さんという方の名前が載っているのだが、大城氏本人の了解を得ずに記名と押印がされていた。普通ならあり得ないことだ。この件は有印私文書偽造の疑いがある。

 大城氏は元々立憲民主党沖縄県連の幹事長をやっていたが、金城氏の衆議院選挙出馬に反対して立憲民主党を離党している。会計責任者の変更については選管に届け出るだけで変更可能なのだが、候補者の金城氏はその手続きを怠って、しかも本人の了解なしに収支報告書に記名押印をしていた。

 そして立憲民主党本部はこの件について知っていたにもかかわらず、2023年10月27日に金城氏を公認している。この問題は、立憲民主党が国会で自民党に対して「あるまじき行為」といい続けてきた行為と同じだ。例えば、2022年10月に発覚した寺田総務大臣(当時)の問題では、寺田氏がすでに死亡していた人を会計責任者として収支報告書を提出しており、問題は有印私文書偽造疑惑だった。沖縄4区での立憲民主党のケースは、本人が死亡してはいないが、その人の許可なく勝手に名前を変えて押印までしており、やっていることは同じだ。自民党の裏金問題の本質は、収支報告書の虚偽記載であり、逮捕者も出ている。これでは立憲民主党自身が国会でいってきたこととまったく整合性がとれない。

 選考会の照屋座長をはじめ複数の選考委員に対しては、許可なく記名押印された大城氏本人に金城氏が面会して謝罪し、和解しているとの説明がなされている。しかし、れいわ新選組の高井幹事長と沖縄4区の候補者山川氏が、5月9日と8月24日に大城氏と面会して「金城氏は(大城氏に)面会しているという話をしているがどうなのか?」と聞くと、大城氏は「面会していない」「第三者による仲介はあったが許していない。マスコミなどに問われればいつでも真実を話す」といっている。ぜひインタビューしてほしい。

 金城氏の収支報告書の虚偽記載をめぐっては、8月4日と13日の公開討論会で、れいわ新選組の山川仁候補が金城氏に直接質問をしようとしたのだが、選考会の照屋座長が「この場にふさわしくないので選考会で協議しよう」と発言を止めさせた。だがその後、選考会に出席した高井幹事長が、金城氏および当時の会計責任者からのヒアリングを実施すべきだと求めたが、「ヒアリングは実施しない」という回答だった。隠蔽だ。

求められる公明正大な民主的手続き

 山本 もう一点の問題は、候補者の選考方法について。

 オール沖縄主催で候補者を一本化しようという選考会に、「れいわもぜひ」ということでわれわれも入っている。そのとき、れいわ新選組が選考会に参加する条件として、候補者は話し合いによって全会一致で決めるべきで、選考委員のみによる多数決はおこなわないということを求めていた。これに対し、4月17日におこなわれた第1回選考委員会で照屋座長は「選考委員のみによる多数決はおこなわない」と発言した。つまり、れいわが選考会に入る条件として訴えた内容に対し、前向きに段取りすると座長自身が認めたということだ。だが一方で座長以外からは、「多数決で決めるべきだ」という発言がずっと続いた。

 こうした経緯が様々あったなかで、このたびれいわ新選組は8月28日、「金城徹氏と当時の会計責任者からのヒアリング」と「選考委員だけの多数決では(候補者を)決めない」、この2点を確約できなければ、選考会には参加できないという旨を座長に文書で伝えた。するとその翌日、いずれも拒否する回答が私たちに渡された。れいわ新選組としては求める条件が満たされるまでは選考会を欠席する以外ない。

 当たり前にヒアリングされるべきことが拒否されるなら、この選考会の公平性等を担保できないし、要するに立憲の「金城氏を必ず候補者にする」という出来レースの下で恣意的に運用された選考会ということになる。それでいて「これが統一候補者だ」とするのは非常にまずい。今までの日本の政治の悪い部分全部煮詰めたようなやり方だ。そこに対して私たちは正面から向き合い、やりとりを続けてきた。


 高井 私も選考委員の一人だ。そして元々の経緯をいうと、昨年6月にれいわは山川氏を公認している。沖縄はかなり野党共闘がうまくいっており、1区が共産党、2区が社民党、3区が立憲。そして4区は誰も出ていないので、れいわが出そうということで、うまく共闘できると思っていた。ところがその4カ月後に立憲が金城氏を出してきた。

 それを一本化するために今年4月に選考会が立ち上がったのだが、メンバーを見ると政党は立憲、共産、社民、社大、れいわの5党。そしてここに「新しい風・にぬふぁぶし」という元々金城氏が共同代表だった中道保守の政治団体。それから「沖縄うない」から比嘉京子さんという方も手を挙げたので、その女性グループの代表。また沖縄4区は宮古島や石垣島など離島が多く、結構な有権者を占めるので、離島を代表して県議が1人参加し、全部で8人いる。この構成を見ると、どう考えても多数決ならば候補者は金城氏に決まるのが目に見えていた。だから選考会に入る段階で絶対に多数決ではなく、議論を尽くすべきだと主張した。

 その話し合いの過程においてはまず公開討論会をやろうということで、今までオール沖縄では1回も実施したことがなかった公開討論会が実現した。それから議事録公開も強く要求して初めて実現した。ところが肝心なところが黒塗りだった。

 公開討論会では山川さんの圧勝だった。会場でアンケートをとろうとも提案したし、40〜50人いるオール沖縄の市町村議員に投票してもらおうとも提案したが、どれも却下された。実は宮古島で開催したときには、ボランティアの方々が自主的にアンケートをとった結果、やはり山川さんの圧勝だった。それをボランティアの方が座長に持って行って「これを参考にしてください」といったが、受けとりはしても選考会には上げなかった。

 要するに県民、有権者の声を聞く姿勢がまったくないまま、形だけ9回もの選考会をやって最後は多数決で決めようというのが見えている。そこで出した二つの条件に対しまったくのゼロ回答ということであれば、欠席はやむを得ない。

 山本 民主的にみんなで決めていこうという体を装いつつ、元から決まっていたストーリーに乗っかるという状態だ。れいわをその場に入れることを決断したのであれば、こういった問題が表に出されるのは当然だ。「そんな声は別にいいだろう」「そのまま行け」という感覚になってしまっているのは明らかにおかしい。この二つの問題がクリアされれば、当然私たちはもう一度選考会に出席するつもりだが、私たちを離脱させたいという向こう側の意図をひしひしと感じる部分もある。しっかりとけじめをつける必要があるし、それが濡れ衣であるならば晴らすべきだ。これは選挙にも大きく影響する話だと思う。

 もしもクリアされないまま候補者が決まった場合、そのときはそれぞれのたたかいになっていくだろう。疑惑にまみれたままの候補者を沖縄4区の顔として国会議員にするのか? それを立憲民主党以外の政党も認めるのか? ということだ。これでは、もはや自民党と公明党の関係と変わらない。できれば決裂は避けなければならないし、避けたいからこそ私たちは数カ月にわたって選考会にも出席し、議事録の公開を求め、それを実現しながら様々なステップを踏んできた。沖縄の選挙における民主的手続きを拡大していくために協力してやってきたという自負がある。その先頭に立っていたのが、れいわの候補者予定者の山川であり、高井幹事長だ。このまま関係が瓦解してしまうとは考えたくないが、現実とも向き合わなければならないので、そういう乱暴なことがなされたときには、私たちは私たちの道を進むしかない。

 野党共闘が一番うまく進んできた沖縄から、野党の一翼を担っているという意味でれいわ新選組にも枠をいただいたし、今の沖縄の窮状、そしてこの先さらに沖縄が大きな戦争に巻き込まれてしまうようなことに関しても防がなければならない。そういう意味では沖縄4区は日本の様々な問題を背負う最先頭に立つ候補者、その重責に耐えられる人物でなければならない。

旗揚げして5年 本気で闘う勢力増やす


宮城県仙台市でゲリラ街宣をおこなう山本太郎参議院議員(9月6日)

 記者 れいわ新選組は驚異的なスピードで国会議員を増やし、統一地方選でも全国にかなり市議を揃えた。山本代表が全国を巡るなかで、れいわ新選組が若者や国民のより所になれているというような感覚や、何かしら国民の皆が発言しやすくなってきているという実感があるか?

 山本 れいわ新選組が2019年に旗揚げしてから5年が経ち、少しずつ党勢拡大して国会議員は8人になった。地方自治体議員は54人いる。

 今の社会を見ていて、あまりにも政治がおかしいと思えることは数多くあると思う。そのような気持ちになった人たちに対して、地方自治体議員がそれぞれの地域の活動のなかで何かしらの語りかけや、「一緒にやっていこう」というきっかけづくりができれば非常に素晴らしいと思う。

 また、全国でおこなう街宣やお話し会の場では、今までこういったものに参加したことがなかった人がどれくらいいるか必ず尋ねているのだが、各地方で少なくとも20人以上手が挙がるようになった。今まではれいわの支持をしているとか、少し興味があるという人たちが主に集まっていたが、そうした人たちのなかに、何かしら政治に対して興味が湧いてきたという人々が多く含まれてきている。

 高井 地方議員が増えてきたことによって、その後の地方選ではそれぞれが応援に入って確実に一人ずつ増やしていけている。そうした点ではどこかの政党のように大量に候補者を出して当選させるようなことはせず、われわれは一つ一つ確実に増やしていく。

 記者 中小企業も個人事業主もバタバタ倒れており、あらゆる分野で時間がないという局面だ。しかし国会を見ていると、たくさん議員がいても力が消され、国会が機能していないと感じる。れいわ新選組として国会を機能させていくために何かできることはあるか?

 山本 国会議員の「資質」という意味とは別に、国会議員になった後に国会議員たちにとって必要なことは、次の選挙で勝つことだ。そのためには当然、次の選挙の公認をもらわなければいけないので党執行部には逆らえない。また、議員で居続けるためには自分を政治家にしてくれた支援者、企業や団体に対して違う意見はいえない。だから自民党は統一教会とも経団連とも手が切れない。連合も野党第一党もそうだ。

 支援者とは一線を引かなければならない。すべて支援者のいう通りにしていたら話がまとまらない。期待をかけてくれる人たちに対しては全力でやることを約束するが、100%のことはできないという了解のもとに、社会を少しでも変えていくために力を合わせてやっていく。これが政党当事者とその支援者との関係性だと思う。いいなりになってしまったら自民党や野党第一党と変わらないし、私たちはそういうところとは違う。

 今の社会に少しでも疑問を持って政治に関わり、一緒に動き出した人たちがれいわ新選組の8人の国会議員と54人の地方議員という形をつくってきた。しかし、今のままでは数が少なすぎて大して影響力はない。国会議員の数が二桁になれば、おそらく他党の議員も、元々自分自身が国会議員を志したときの方向性を維持したまま政治に関われるという方を選んでくれるのではないかと思う。

 自分が社会を変えるという気持ちや思いを、既存の政党のなかで一緒にやっていくためにれいわを選んでもらう以外、社会は変えようがない。

 景気がここまで崩壊して、人々の生活がボロボロになって中小企業が潰れ、一部の者しかもうからないような、果ては戦争でもやればすべてがリセットされるだろう、くらいのことしか現政府は考えてない。そして戦争が終わったら復興でまた金もうけだ。多くの人々にこれ以上不満を抱かせないよう箝口令を敷いて、国のいう通りにしなければならないような雰囲気をつくっていったのがかつての戦争であり、大手メディアはそれに加担した。そして今、またその局面にあることを大手メディアはいわない。なぜなら商業主義に則って自分たちの金もうけにはスポンサーからの広告が必要だからだ。

 そういった事実関係も踏まえたうえで、今、この世の中を変えるのは政治家ではなく、この国に生きる人々だ。それを体現して形になったものが、れいわ新選組だ。「世の中を変えていくのなら、野党第一党とも仲良くするべきだ」という下駄の雪みたいな思想を押しつけるようなこともいわれるが、私たちがこの先何かしら日和(ひよ)るようなことをやるならば存在意義はない。

 現状があまりにもひどいということと合わせて、世の中は変えられるということを多くの人々に知ってもらい、広げていくしかない。「何度も同じ話は飽きた」といわれることも多いが、飽きたのならあなたは次のステージに進めばいいだけだ。まだそういう話を聞いたことも考えたこともない人たちの方が圧倒的に多いのだから、この先もずっと同じことを続けていく必要がある。

れいわの地方議員 自力で変える構え必要


仙台駅前のゲリラ街宣に足を止める人々(9月6日)

 記者 れいわ新選組のような立ち場では、野党第一党に与党へのバーターを求められて、れいわへのいじめなど、地方でもいろいろ崩しが入ってきていると思う。そんななかで地方議員も各議会では心細いと思う。地方議員を集めての会議やコミュニケーション不足に陥らないための話し合いは、どれほどの頻度でやっているのか?

 高井 地方議員には、基本的に四半期に1回は全国から集まってもらって、来れない人はZoomで参加して懇談会、研修会をやっている。その他に月に1回か2回くらいのペースで講師を招き、Zoomで勉強会をやっている。地方議会は年に4回あるが、それぞれのテーマになりそうなことについて勉強している。今月は次の議会で決算がかかるので、その勉強会などをやって、終わったあとに意見交換の場ももうけている。また先日おこなった党の総会の後には、代表と共同代表にも残ってもらって地方議員とZoomで夜の12時くらいまで約3時間かけて懇談会をやった。私もいろいろな党にいたが、地方議員と党本部とのコミュニケーションとしては、かなり腹を割って話ができていると思う。

 山本 手取り足取りというわけにはいかないが、そのなかで私たちがやれることをやっている。今やっている勉強会やサポートで精いっぱいだ。あとは本人たちが一刻も早く世の中を変える一人として、それぞれの地域で自力で動いて様々なものを獲得できるよう目指していくということだ。一からみんなを育てていくような余裕はないし、走りながらやらなければならない。それは当然のことであり、給料までもらっている人間が党に育ててもらうようではいけない。大前提として、自身が何をどう変えていくのかを考えながら、党という枠組みも使って地域を一緒に掘り起こしていくという構えが必要だ。

 党が至らないのは当たり前だ。元々、組織でなかったものが5年経ってなんとか少し組織らしくはなったとはいえ、組織運営に関わっていたような者はいない。それでもみんなが集まって世の中を変えていくということだ。みんなしっかり踏ん張って、初めてのことやいろんなことに戸惑いながらも世の中を変えるために活動してくれているのが、れいわの地方議員だ。

政権交代にむけて 野党に背骨を入れる

 記者 今日(8月30日)の夜に、東京都文京区民センターで、小沢さんを支えてきた市民グループの人たちが市民連合の人たちを呼んで、政権交代のために立憲民主党にもの申すという主旨で話し合いをするそうだ。山本代表がその場に居たら伝えたいことがあるか?

 山本 政権交代などに関して催し物があるときには、以前の私なら結構いろいろなところに顔を出してきた。しかし、さすがに今はれいわ新選組の代表をやっているのでフットワーク軽く参加できない。ただ政権交代が必要なのは間違いない。自民党は泥棒、強盗の皮を被った政治家たちの集まりだ。

 一方で、そのなかにも泥棒や強盗に加担してない人たちもいる。とはいえ自民党が消費税増税など様々なとんでもないことを山ほどしてきているなかで、それを党内部から止めようとしたか。例えば郵政民営化のときには、「それはだめだ」と立ち上がった人たちもいた。だが粛清された。そういう記憶があるからこそ党には歯向かえないし、間違ったことをやっていてもいいような空気が広がっていると思う。その結果、裏金などの問題に主体的に関わったりしていない人であっても、これまで自民党がやってきたことに加担し続けており、共犯だ。そういった者たちは、政治の世界からは身を引いてもらわなければならない。

 また、政権交代は必要だが、今の立憲民主党が政権をとっても自民党と変わらないと思う。むしろ経済観がまったくおかしいので、経済はもっと悪くなるのではないか。為替を動かすため金利を上げろなどとボケたことをいっている。今必要なのは減税なのに、逆のことをいっている。だから自民党とは非常に親和性が高いし、もう自民党と一緒になればいいと思う。維新と自民と立憲と国民民主は一緒になるのが一番すっきりする。派閥の考え方の差くらいしか違いがない。

 今のままの立憲民主党で政権交代してしまうと、民主党の悪夢が再来する。次の民主党の悪夢がやってきたときに、有権者の「裏切られた」という思いをもう一度ひっくり返すのはもう無理だ。だからこそ政権交代の質を変えていく必要がある。つまり強い野党をつくってからの政権交代でなければ難しいだろう。とりあえず政権交代したとしても、どちらにしても野党は強くならないといけない。

 「強さ」の中身は二つ。ひとつは、経済。経済政策を徹底的にやるということ。そしてもうひとつは、この体たらくの与党に対して、国会のなかで徹底抗戦するということだ。あれだけ大きな能登半島地震という災害があったのに、補正予算すらつけずにサッサと衆議院で予算を通してしまった。だから「共犯」なのだ。なぜ与党側が出してくる法案を全部通すのか。おかしな政治を変えるんだという気迫が全く感じられない。そんな野党に未来を託せない。

 だからこそ、れいわ新選組自体が数を増やさなければならない。そして、野党第一党や様々なところが、「れいわがこれだけ数を持っているのだから、ここはれいわに寄らないとダメだ」という考えになるような状況を目指さないと、実際に動かせない。次の選挙で数を増やし、れいわがキャスティングボートを握らない限りは、世の中を変えていけないだろうという自負のもとに、この先もしっかりやっていく。骨のない野党側の背骨をしっかりと入れていく。そして国会でのたたかい方と徹底した経済政策で、日本の経済を再生するということをれいわが牽引していく必要がある。


石巻市での「増税?ダメ♡絶対!」デモで消費税廃止を訴える山本議員(9月7日)


増税反対デモで石巻市内を練り歩く参加者(9月7日)


【LIVE 不定例記者会見】山本太郎代表、高井たかし幹事長(8月30日13時〜 国会内)

2024/08/30 れいわ新選組 公式チャンネル

【 #山本太郎 不定例記者会見を行いました】
東京・国会内
2024年8月30日
山本太郎(れいわ新選組 代表)
高井たかし(れいわ新選組 幹事長)

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文字起こし全文はこちら
https://reiwa-shinsengumi.com/activity/21047/

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※この文字起こしは文字起こしチームのボランティアのご協力のもと公開しました。

0:00:00 配信スタート
0:00:08 [山本太郎]れいわ新選組 代表
0:00:44 [記者質問]立憲民主党の代表選に立候補している野田氏、枝野氏は消費税減税に反対している件 れいわの元候補予定者が大石あきこさんの選挙区(大阪府第5区)、つじ恵さんの選挙区(愛知県第15区)に立憲民主党から立候補表明している件
0:12:04 [記者質問]若者の拠り所になれているという実感はあるか
0:17:59 [記者質問]国会が機能しない部分を改善するためにれいわがやってくれることは?
0:26:55 [記者質問]沖縄4区の野党統一候補について 28日に要望書を出された意図は?
0:27:25 [沖縄4区について]
0:42:49 [記者質問]2点確約できればもう一度協議に参加するのか 9月1日に候補者が決まった場合れいわはどうするのか
0:49:10 [記者質問]次期衆院選にどれくらい擁立するのか 議席獲得目標は? 公募人数は? 立憲民主党は選挙が決まった時点で候補予定者に500万円の氷代が出されているがれいわは?
0:55:03 [記者質問]れいわの地方議員とのコミュニケーションはどのような頻度ではかられているのか 今夜、政権交代のための市民集会が都内で行われる件

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