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2024年9月13日時分 〜
コメント [政治・選挙・NHK295] 小泉進次郎氏「死ぬまで働け」戦慄の年金プラン “標準モデル”は萩本欽一…なんでそうなるの?(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
59. 自由[248] jqmXUg 2024年9月13日 00:06:58 : yXmz1iBZUs : dGxja3pWRWdOb1E=[248]
>>58

イスラエルは、そう狂っているわけではない。

イランが核開発に成功したら、ヤバイと思っているだけだろう。

上川は、ガザに対してもクギをさしているし、イスラエルと連帯など意味のない外交辞令ではないのか。


まあ、日本が終わりとか言うのは単なる思考停止だ。

日本は終わらないというのが国防のスタートラインだ。

日本が世界の国と仲良くするのはやればよいが、同時に国防もやらなければならない。

キミは、憲法9条護憲派なみに頭が咲いている。



http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/490.html#c59

コメント [政治・選挙・NHK295] 小泉進次郎氏「死ぬまで働け」戦慄の年金プラン “標準モデル”は萩本欽一…なんでそうなるの?(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
60. 表・裏[5] lVyBRZeg 2024年9月13日 00:27:50 : NMRD0mFmUM : S0x3UE9Rb3BKaVU=[1]
薩長の親衛隊が湧いていますな!?

揚げ足取るつもりはありませんが!
偽安倍晋三さんが数年前に英国王室に出向いて○○家の歴史を知りビックリしたそうです!!
進次郎君も親父さんと一緒に調べるといいと思います。
江戸末期以降の京都在住の在日さん以外はこの事は全く知りませんが、戊辰戦争で生き延びた各地方の戦地住民は
知っています!(私の4代前の先祖は長州出身です)
たぶん自民党の一部世襲議員も知っているかもよ!
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/490.html#c60

記事 [Ψ空耳の丘Ψ63] コロナ禍の最中、日本國内に急速に擴大したインドの諜報網つて此のF機關絡みなのかなあ。所詮底邊の俺には確度のゐ情報に觸れられる譯など無ゐからちょっと解らんなあ。
 
 
 
 

 
 
 
 


 
 
 
 
特務機関 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%89%B9%E5%8B%99%E6%A9%9F%E9%96%A2#%E5%AF%BE%E8%8B%B1%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%89%E7%8B%AC%E7%AB%8B%E5%B7%A5%E4%BD%9C%E3%81%AB%E3%81%8A%E3%81%91%E3%82%8B%E7%89%B9%E5%8B%99%E6%A9%9F%E9%96%A2

対英インド独立工作における特務機関

対米開戦前において、日本の陸軍部は同時に対英開戦が回避不可能であることを想定し、当時イギリスの植民地であった英領インドの対英独立工作を画策し始めた。その端緒はタイ王国公使館附武官田村浩大佐の下に設置された特務機関であった。1941年(昭和16年)9月に発足したこの機関は、参謀本部の藤原岩市少佐以下10名程から構成され、機関長藤原(Fujiwara)の頭文字と自由(Free)を意味する英語をかけてF機関と命名された。またF機関の人員はすべて陸軍中野学校出身の青年将校であり、発足当時は数名だったものの12月には10名を越えていた。発足当時にF機関に与えられた任務は、インド独立連盟やマレー・中国人などによる反英団体との交渉・支援を中心としたマレー方面の工作活動に関して、田村大佐を補佐することであったが、開戦直前より南方軍の指揮下となり、インド独立連盟と協力し工作活動に当たり、インド国民軍の編制にも当たった。その際、機関長藤原少佐は「私達はインド兵を捕虜として扱わない。友情をもって扱い、インドの独立の為に協力したい」とインド兵に宣言した。当初はインド駐在イギリス軍の内部分裂を目的としていた為に、インド人を対象とした工作を行っていたが、マレー作戦終了から目的が変わり大東亜新秩序の建設、即ちインドでの反英運動を煽り、ひいてはインドを独立させることでイギリスのアジア・太平洋戦線からの離脱を狙った。

同機関は岩畔豪雄陸軍大佐を機関長とする岩畔機関に発展改組され、250人規模の組織となった。マレー作戦等で投降したインド兵を教育しインド国民軍に組み入れ、同国民軍の指導、宣伝などを行った。機関は6班で構成され、総務班・情報班・特務班・軍事班・宣伝班・政治班があった。

機関はやがて500名を超える大組織となり光機関と改称された。光機関は1943年(昭和18年)、ナチス・ドイツに亡命していたインド独立運動の大物スバス・チャンドラ・ボースを迎え、ボースと親交の深い山本敏大佐が機関長となった。光機関の命名はインドの言語(ヒンディー語)で“ピカリ”という言葉と、「光は東方より来る」という現地の伝説から“光”とされた。支援していたインド国民軍は自由インド仮政府軍に発展、一部はビルマの作戦に従事した。またインパール作戦の途中、大本営の遊撃戦重視への作戦方針変更に伴い、機関は南方軍遊撃隊司令部と改称し同時に、前述の各班の外参謀部・副官部・マライ支部・タイ支部・サイゴン出張所が設けられた。途中機関長が磯田三郎中将に交代するも、機関自体は終戦まで軍事顧問団として活動した。結局インパール作戦は失敗し当時の日本陸軍とインド国民軍は連合国軍に降伏した。
 
 
 
 
現在印度は世界一の人口を有する超大國。實は此の『印度人』に關する事は印度勢がコロナ禍の間隙を縫うが如く諜報活動網を日本國内に急速に擴大してゐた吾の時から氣に成つてゐたのよ。其處に更に2062年から來た未來人成る存在が『亞細亞の大半は印度に成つてゐる』と云ふ言及を知つて以降尚の事ね。俺の中では『印度』は尤も危險な存在に成つてゐるのよ。
http://www.asyura2.com/21/bd63/msg/673.html
投稿者 不動明 日時 2024 年 7 月 16 日 02:40:45: yX4.ILg8Nhnko lXOTrpa@
 
あいつ等印度勢は、西側諸國、BRICS諸國勢力を意圖的に激突させ、共倒れさせた後漁夫の利を狙つてんぢやねえのかつてのは考へ過ぎだらうか。
http://www.asyura2.com/21/bd63/msg/674.html
投稿者 不動明 日時 2024 年 7 月 16 日 03:05:41: yX4.ILg8Nhnko lXOTrpa@
 
 
 
 

http://www.asyura2.com/21/bd63/msg/720.html

コメント [政治・選挙・NHK295] 吉田晴美氏のジャイキリあるか? 立憲代表選「食料品は非課税」掲げ“台風の目”になる可能性(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
60. アラハバキ[457] g0GDiYNug2@DTA 2024年9月13日 00:38:17 : V0SkbOdSQE : N2NVT1N6OGlQbS4=[38]
やっぱりオジサン視点ですね。
与野党ともに同じオジサン視点がなら、
無党派層の現代っ子は政権交代のリスク選好をしないわけで。
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/474.html#c60
コメント [政治・選挙・NHK295] 加藤勝信氏の目玉政策は安倍&岸田の“特級呪物”…アベノミクスの精神×所得倍増を空念仏の仰天(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
17. アラハバキ[458] g0GDiYNug2@DTA 2024年9月13日 00:46:48 : V0SkbOdSQE : N2NVT1N6OGlQbS4=[39]
9人の候補者が立って、
批判であろうが賛同であろうが
こうやって1人1人クローズアップしてもらえるんだから
自民党にとっては得でしかなく、塊になれない野党との差は広がるばかりだわな。
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/494.html#c17
コメント [政治・選挙・NHK295] 高市早苗氏の「進次郎つぶし」が始まった! 夫婦別姓、解雇規制…掲げた政策に次々「反対」(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
24. アラハバキ[459] g0GDiYNug2@DTA 2024年9月13日 01:09:37 : V0SkbOdSQE : N2NVT1N6OGlQbS4=[40]
このオバサン、米民主党でバイトしてたこともあるし、
最初のころはリベラルで売っていたし、
選挙で落選したら、待ってる支援者の前に現れず
オトコ捕まえてセックスしてたし、性根はパヨクなんだよね。

でも、新自由主義によって
自民党と中小経営者のコネクションや
業界団体構成員とのつながりが細って
500万人いた自民党員が100万人まで減って、

だから支持を得ていくために、
ナショナリズムやポピュリズム旋回するしかなくなって
=その中の、エセ保守議員の1人なんだよね。

このオバサンの原点はパヨクだから、
グローバル・パヨクの潮流をバックにした進次郎モードが
勢いを増せば、またコロッと変わってしまうと思うよ。
そこが自民党の強みでもあるんだけど。


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/489.html#c24

コメント [政治・選挙・NHK295] 小泉進次郎氏「死ぬまで働け」戦慄の年金プラン “標準モデル”は萩本欽一…なんでそうなるの?(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
61. イサオ[5] g0ODVINJ 2024年9月13日 01:11:44 : SabtoXKhtA : M3dxdlhpUmEuZTY=[29]
農家はそれこそ身体が動かなくなるまで田畑の面倒を見るのは当たり前ですし、一般企業も定年後の再雇用で75歳までバリバリ働くアクティブシニアが珍しくなくなってきています
働かざる者食うべからず
体が動く間は働き続けた方がボケ防止にもなりますよ
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/490.html#c61
コメント [Ψ空耳の丘Ψ63] コロナ禍の最中、日本國内に急速に擴大したインドの諜報網つて此のF機關絡みなのかなあ。所詮底邊の俺には確度のゐ情報に觸れ… 不動明
1. 不動明[227] lXOTrpa@ 2024年9月13日 01:15:53 : TmTFDwtzFM : SlkzLmxoVzVjVGM=[1]
<■266行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
インド - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%89#%E3%82%A4%E3%82%AE%E3%83%AA%E3%82%B9%E7%B5%B1%E6%B2%BB%E6%99%82%E4%BB%A3

イギリス統治時代
「インド独立運動」も参照

イギリスはインド人知識人層を懐柔するため、1885年12月には諮問機関としてインド国民会議を設けた。1896年にボンベイ(現・ムンバイ)でペストの感染爆発(英語版)が発生した際に強硬な住民疎開を実施したイギリスの伝染病対策官が翌年に暗殺された。このとき、関与を疑われたロークマンニャ・ティラクが逮捕され、出所後に「スワラージ」(ヒンディー語: स्वराज)を唱えた。1899年、屈辱的な金為替本位制が採用され、15インド・ルピーと1スターリング・ポンドが等価とされた。イギリスはインド統治に際して民族の分割統治を狙って1905年にベンガル分割令を発令したが、分割への憤りなどから却って反英機運が一層強まった。ただし、この頃の目標は、イギリス宗主権下の「自治」である。

イギリスはさらに独立運動の宗教的分断を図り1906年に親英的組織として全インド・ムスリム連盟を発足させたものの、1911年にはロークマンニャ・ティラクなどのインド国民会議の強硬な反対によってベンガル分割令の撤回を余儀なくされた。

1905年の日露戦争における日本の勝利などの影響を受けたこと、民族自決の理念が高まったことに影響され、ビルラ財閥などの民族資本家の形成に伴いインドの財閥が台頭し民族運動家を支援したことから、インドではさらに民族運動が高揚した。1914年に始まった第一次世界大戦ではインド帝国はイギリス帝国内の自治領の一つとして、英印軍が参戦した。挙国一致内閣のインド相は戦後のインド人による自治権を約束し、多くのインド人が戦った。

1916年にはムハンマド・アリー・ジンナーら若手が主導権を握った全インド・ムスリム連盟がインド国民会議との間にラクナウ協定(英語版)を締結し、「全インド自治同盟(英語版)」(Indian Home Rule Movement)が設立された。第一次世界大戦に連合国は勝利したものの、インド統治法によってインドに与えられた自治権はほとんど名ばかりのものであった。このためインド独立運動はより活発化した。1919年4月6日からマハトマ・ガンディーが主導していた非暴力独立運動(サティヤーグラハ)は、1919年4月13日のアムリットサル事件を契機に、それに抗議する形でそれまで知識人主導であったインドの民族運動を幅広く大衆運動にまで深化させた。さらに、ヒラーファト運動とも連動したことで、宗教の垣根を越えて非暴力・不服従運動は展開された。しかし、1923年になると暴力運動が発生したことによる運動中止とムスリムとの対立再燃によって、国民会議派主体の運動は停滞した。代わりに、全インド労働組合会議やインド共産党が活動するようになった。

1930年にはインド自治のあり方を検討するための英印円卓会議(英語版)が開始された。また、世界恐慌の影響でインド経済も打撃を受ける中、「完全独立」を求めるジャワハルラール・ネルーが台頭してきた。また、再起したガンディーによる塩の行進が行われ、ガンディーの登場はイギリスのインド支配を今まで以上に動揺させた。1937年には地方選挙が実施され、国民議会が勝利した[25]。

1939年に始まった第二次世界大戦においては、イギリスの参戦により自動的にインド帝国もまた再び連合国として参戦したが、国民会議派はこれに対して非協力的であった。太平洋戦争において日本の軍隊が、マレー半島や香港、シンガポールなどアジアにおいてイギリス軍を破り(南方作戦)、さらにインド洋でイギリス海軍に打撃を与え(インド洋作戦)インドに迫った。こうした中、国民会議派から決裂したスバス・チャンドラ・ボースが日本の援助でインド国民軍を結成するなど、枢軸国に協力して独立を目指す動きも存在した。国民会議の一部も断固として分離独理を求める「インドを立ち去れ運動(英語版)」を展開していたが、ファシズムとの闘いを優先したいネルーと、反英闘争を優先したいガンディーの間に溝があった。それでも、1942年8月には戦争継続中に限るイギリス軍の駐留容認を条件に全面的な会の方針となり、運動が本格化した[26]。なお、ガンディーは戦争初期の日本軍に勢いがあったときに、日本軍との連携も考えたが、日本がやっていることも結局は英国の植民地支配と変わらないと考えたことや、ネルー派の反対から具現化はしなかった[26]。
 
 
独立

1945年7月5日にイギリスで総選挙が行われアトリー内閣が誕生。その後、8月15日にイギリスを含む連合国に対し日本が降伏した。それに先立って、インパール作戦に失敗した日本軍はビルマ戦線でイギリスに押し返されていた。ボースは戦線に加わり、外から国民蜂起を狙ったが、ネルーはもし侵攻してきたら抵抗するつもりだと述べている[27]。なお、ボースは、日本の敗北を受けて、ソ連と接触しようとする最中に事故死した。この「インパール戦争」(インド国民軍メンバーによる呼称)にてイギリスの排除を試みたインド国民軍の将兵3人が1945年11月、「国王に対する反逆罪」でレッド・フォートで裁判にかけられ、極刑にされることが決まった。この見せしめのような裁判はインドの民衆から大きな反発を呼び、各地で大暴動が勃発。結果的にこの反乱は、インド独立に向けての大衆運動の大きな引き金となった[27]。また、1946年8月16日、ムハンマド・アリー・ジンナーが直接行動の日(英語版)を定めると、カルカッタの虐殺が起こり、国内の宗教間対立も激化した。

第二次世界大戦の疲弊と脱植民地化の流れからイギリス本国が独立を容認したものの、インド内のヒンドゥー教徒とイスラム教徒の争いは収拾されず、1947年8月15日、前日に成立したイスラム国家のパキスタンとインド連邦は分離独立した。両国は、独立直後の10月にカシミール帰属問題から印パ戦争を起こし、それは三次まで続き、現在も解決がついておらず、互いに核開発を競うなど憎しみを深めている。

インドの初代首相(外相兼任)にはジャワハルラール・ネルーが、副首相兼内相にはヴァッラブバーイー・パテールが就任し、この新内閣が行政権を行使した。1946年12月から1950年まで憲法制定議会が立法権を行使し、それはインド憲法の施行後、総選挙で成立したインド連邦議会に継承された。司法権は新設置のインド最高裁判所に移行した。さらに憲法制定議会議長のR.プラサードが大統領に、不可触賎民出身で憲法起草委員長のB.R.アンベードカルが法務大臣に就任した。

1948年1月30日、マハトマ・ガンディーは、ムスリムに対するガンディーの「妥協的」な言動に敵意を抱いていた、かつてヒンドゥー教のマラータ同盟のあったマハーラーシュトラ州出身のヒンドゥー至上主義「民族義勇団」(RSS)活動家のナトラム・ゴドセによって、同じヒンドゥー教のマールワール商人ビルラの邸で射殺された。インドは同年9月13日、ポロ作戦でニザーム王国を併合した。
 
 
 
 
藤原岩市 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%97%A4%E5%8E%9F%E5%B2%A9%E5%B8%82#%E6%88%A6%E4%B8%AD

戦中

藤原はもともとは情報畑の人間ではなかった。1939年、服部卓四郎によって中国から呼ばれて参謀本部入りし、作戦参謀となる予定だったが、当時藤原がチフスを患っていたことで、そのころは皇族も在籍していた作戦課ではまずいということになった。それで謀略・宣伝を担当する別の課(第8課)に配属されることになったという。

陸軍中野学校の教官も兼務しながら、任務の性格について勉強していたが、南方作戦の実施が参謀本部の中で本決まりになってくると、8課では現地における宣伝戦について調査企画することを藤原に命じ、藤原は嘱託の民間人十数名を集めて調査研究を開始した。日本における現地情報の不足に直面した藤原は、自ら偽装身分で現地に入って情報と資料を集めた。また、民間の作家、記者、芸術家などを進軍先に連れて行って思想戦に資することを提案し、認められた。いわゆる報道班員である。

1941年10月、駐バンコク大使館武官室勤務として開戦に先駆けて当地に入った藤原は、南方軍参謀を兼ねる特務機関の長として、心理戦を行った。若干十名程度、増強を受けても三十人ぐらいの部下だけで、藤原はかなり幅広い任務を与えられた。その内容は、極端に言えば、マレー人、インド人、華僑等を味方にすることである。その一環として福岡県筑紫郡出身で2歳からマレーシアに暮らす谷豊を諜報要員として起用したのもF機関であった。谷は死後、「マレーの虎(ハリマオ)」として日本で英雄視されることになる。

F機関と藤原の最も大きな功績は、インド国民軍の創設である。当時タイに潜伏していた亡命インド人のグループと接触して、彼らを仲介役として藤原は英印軍兵士の懐柔を図った。藤原は、降伏したインド人兵士をイギリスやオーストラリアの兵士たちから切り離して集め、通訳を通して彼等の民族心に訴える演説を行った。この演説は(日本についての歴史的評価がどうであれ)インド史の一つのトピックである(w:The Farrer Park address)。インド国民軍は最終的に5万人規模となった。

期待以上に大きくなったインド国民軍は、一少佐の手に余るものであり、F機関を発展解消して岩畔豪雄を長とする岩畔機関を作った。岩畔は中国における工作活動の経験豊かな人物だったが、インド事情には精通していなかった(それは藤原も同じだったが)。日本軍とインド国民軍の間で、またインド国民軍の内部で、トラブルが頻発し、インド国民軍のトップを誰にするかで大問題となった。彼らをまとめられる人物としてインド人の推挙に従いスバス・チャンドラ・ボースを呼び寄せることになるが、インド国民軍初期の統率者であったモーハン・シンは任を解かれて怒り、藤原は彼を宥めなければならなかった。両軍とも大小さまざまなトラブルに悩まされつつ終戦まで一緒にやっていくことになるが、藤原は後年、自分が岩畔の幕僚として残ればもっとインド人たちとうまくやっていけたかもしれないと後悔している。

スマトラ島での同種の活動の後、藤原はビルマ方面軍の参謀を経て内地でも参謀業務を行っている。
 
 
戦後

終戦時、藤原は九州の病院に入院していたが、そこに偶然、チャンドラ・ボースの飛行機事故で負傷した軍人が転院してきて、彼の死亡を知った。藤原は衝撃を受けたという。

やがてGHQ経由でイギリスの出頭命令を受け、1945年11月、インドまで赴く。そこではインド国民軍に参加したインド人将校たちを反逆罪で裁く裁判が行われており、その証人として呼び出されたのだった。しかしインドでは独立を求めてインド人たちの行動が活発化しており、この裁判に抗議する十万人規模のデモが繰り広げられ、軍艦を占拠されたりするような状況で、結局この裁判はうやむやのままに打ち切りとされた。

その後は藤原を戦犯とする裁判が始まった。1946年3月、ラングーン経由でシンガポールはチャンギーの刑務所に送られ、尋問を受けた。その尋問はとても厳しいものだったという。幸いにも、有罪とはされなかった。この後、さらにクアラルンプールで別のイギリス軍組織から、すなわちイギリス軍情報部から、F機関とインド国民軍結成について取調べを受けた。尋問官は藤原の功績をglorious success(輝かしい成功)と評価し、自身経験もなく、人員も不十分なのにもかかわらずそれを成しえた理由を聞きたがった。藤原自身その理由はよくわからなかったが、とにかく自分は誠意を持って彼らに接したんだということと、イギリスの統治に無慈悲なところがあったからではないか、と考えながら説明したという。

1947年6月、日本に戻った藤原は復員局の戦史部に在籍した後、公職追放を経て[2]、1955年10月、陸上自衛隊に入隊した。1956年8月、希望して陸上自衛隊調査学校の校長に就任し、自衛隊情報部門の育成に努める。その後、第12師団長、第1師団長を歴任した後、1966年1月、依願退職。藤原はまだ制服を脱ぐ前から東南アジア諸国について個人的に活動を行っていたが、退職して自由になると各地を訪問して現地の要人と関係を深めた。インドネシア情勢について、スカルノ失脚不可避の見通しを外務省より先に政界に伝えたといわれる。

インドネシア独立の英雄でもあるスカルノ大統領は、その在職が長期化するとともに、当初の清廉さを失い汚職にまみれ、盟友だったモハマッド・ハッタ副大統領まで諫言辞任した。1965年9月に起きた親中国派によるクーデター事件(いわゆる9月30日事件)後も米国はスカルノ続投支持の方針であったが、藤原岩市は中島慎三郎らとともにスカルノを排し、1966年(昭和41年)のスハルト政権誕生に力を尽くした。

藤原と三島由紀夫の関係について、山本舜勝は、三島のクーデター計画に藤原も関わっていたと著書で書いているが、その信憑性は不明。藤原は田中清玄に紹介されて三島と知り合い、自衛隊各所への紹介を行ったのは事実のようである。

1971年:第9回参議院議員通常選挙に自由民主党公認で全国区から立候補するが落選した。
1978年4月29日:勲三等瑞宝章受章[3]。
1980年9月:全国戦友会連合会会長に就任した。
1986年2月24日:逝去、叙・従四位[4]。
 
  
 
 
岩畔豪雄 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B2%A9%E7%95%94%E8%B1%AA%E9%9B%84#%E6%88%A6%E6%99%82%E4%B8%AD

戦時中

太平洋戦争(大東亜戦争)開戦後は南方軍総司令部附となり南方作戦に従事『岩畔豪雄』 - コトバンク[5][3]。近衛歩兵第5連隊長としてマレー作戦を戦い左足に貫通銃創を負う[62]。

シンガポール攻略と同時に印度独立協力機関(通称「岩畔機関」)の長としてインド国民軍(INA)の組織と指導・自由インド仮政府の樹立に関与した[63][64]。参謀本部第8課出身の藤原岩市少佐率いる「藤原機関」(のち「F機関」)と共にこれを成功させ、INAの結成でF機関は「岩畔機関」に包含され「岩畔機関」には、多数の中野学校出身将校の他、松前重義[63]、水野成夫なども加わり(水野の起用にあたっては日本共産党員時代の彼の地下活動経験を岩畔が高く評価したという。「(インド独立のために)地下活動をしている人たちの心は、地下活動をしたことのある者が一番分かる」と言っていたという)、機関員は盛時500人といわれた[65][62]。

工作はラース・ビハーリー・ボース(ラシュ・ビバリ)とA.M.ナイルと岩畔の三人の話し合いにより主に進められたが、無分別な言動をとるモーハン・シン(Mohan Singh)大尉をラシュ・ビバリに進言し罷免、さらに軟禁させたことで、ラシュ・ビバリは「日本の操り人形」と見られるようになり、さらにラシュ・ビバリが体調を悪くしたことで「岩畔機関」はチャンドラ・ボースを迎えるため、ボースと親交のあった山本敏大佐に引き継がれ1943年(昭和18年)、「光機関」と改称された。「光機関」の命名は岩畔であった[66][67]。岩畔と折り合いの悪かった東条英機らの主導により実現したこうした岩畔はずしの人事は誤りで、インド国民軍ならびにインド独立連盟を目茶苦茶にしたという見方もある[49][68]。岩畔は「F機関」の事績について「藤原はみんな自分がやったように書いているが、オーバーであり『嘘の皮』」、「インドの独立ということは『F機関』がやったことではなく、私と次の2代の機関長がやったこと」と述べている[49]。

同年少将、スマトラ島の第25軍政監部に異動し参謀副長、第28軍(在ビルマ)参謀長を歴任した[2]。

水野成夫以外にも、戦争中に出獄した佐野学、鍋山貞親ら転向した共産党幹部の身柄を貰い受けて謀略活動に使った[69]。
 
 
終戦、再び日米交渉へ 

終戦の直前、陸軍兵器行政本部付に発令され[70]、ビルマ・ペグー山中より単独帰国。1947年(昭和22年)11月28日、公職追放仮指定を受けた[71]。終戦後20年間の事蹟はそれほどはっきりしていない。この間、開戦前の日米交渉に加わり、親米避戦派と目された経歴から、日本陸軍と米軍の連絡係として活動、ベトナム戦争の準備情報工作等に関与したという説[72]、戦後はGHQ(SCAP)の情報部門「G2」と深く関わり、旧陸軍特務機関系の右翼人脈のリーダー格として暗躍したという説があるが[26]、日頃はむしろ財界人や後進を哲学的に指導することに熱意を示し、戦争哲学への傾倒など、哲学的な思索に多くの時間を費やしたとされている[2]。自衛隊が創設される時、吉田茂から、参加を促されたが、「敗軍の将、兵を語らず」と固辞したという。

1965年(昭和40年)、荒木俊馬・小野良介らと京都産業大学の開学に関わり[3][1]、初代の世界問題研究所長を務めた[2]。日米交渉の時、仲介にたったメリノール会(カトリック教会メリノール派)のジェームズ・E・ウォルシュ司教が中国で行方不明になった時、日米覚え書き貿易関連の所用で訪中する古井喜実を通じて周恩来に「ウォルシュ神父の安否」を聞いて確認してもらったりもしている。中華人民共和国の周恩来首相(国務院総理)の回答は、「調べたが分からなかった」であったという。実際にはウォルシュ司教は中国共産党政府により拉致監禁されており、米中国交回復に先立つヘンリー・キッシンジャー国務長官の秘密交渉により、拉致監禁された日から12年後に香港で解放された。

また、戦後、フジサンケイグループを作り上げた水野成夫(インド独立工作でともに活動)らを始めとした財界人のアドバイザーとしても活躍。水野は「岩畔さんは私や南喜一君を世の 中に出してくれた恩人です」と述べている[3]。荒井渓吉や、松前重義、水野成夫、椎名悦三郎などとともに国分寺(現国分寺市)にあった陸軍第八研究所の敷地と施設を借り受け、民生科学協会を設立[3]。戦後自民党右派のブレーンとして活躍し、沖縄返還交渉の黒子として日米密約(沖縄返還後も米国は核兵器を日本政府に無断で持ち込む権利を留保)の仲介者として有名な京都産業大学教授若泉敬は岩畔の愛弟子ともいえる存在であった[26]。沖縄返還交渉自体、岩畔が若泉を自民党の椎名悦三郎に紹介して開始したとの話も伝わっている。

駐日米国大使も務めたエドウィン・O・ライシャワーと若泉が談笑している時、ライシャワーがふと述べた「このたびアメリカは小笠原を返還しますが、だからといって沖縄まで返せと言われたのでは困りますよ」という趣旨の発言を、若泉敬が岩畔に報告したところ、岩畔は「それはライシャワーさんが謎をかけているんだよ。今すぐ、沖縄返還を要求しろというメッセージだ」と、その足で若泉を旧知の自民党議員椎名悦三郎(元幹事長)のところに連れて行き、「この男に返還交渉をやらせてくれ」と述べたという話が伝わっている。
 
 
 
 
http://www.asyura2.com/21/bd63/msg/720.html#c1

コメント [政治・選挙・NHK295] 共産・小池晃氏 公明・山口代表に痛烈皮肉…自民党総裁選の候補者を「どうみていらっしゃるのか」(東スポ WEB) 達人が世直し
2. アラハバキ[460] g0GDiYNug2@DTA 2024年9月13日 01:28:03 : V0SkbOdSQE : N2NVT1N6OGlQbS4=[41]
山口がこの挑発に乗ったら最後は

共産主義宗教と宗教政党公明党のウンコの投げ合いになるだけだからね。

スルーして正解。
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/495.html#c2

コメント [医療崩壊13] ヤンシー・リンゼイ博士 「ファイザー・ワクチン成分がヒトゲノムの9番と12番染色体に統合された」 (Code Blue / 連新社訳)  魑魅魍魎男
4. レプリコンは違憲で違法[19] g4yDdoOKg1KDk4LNiOGMm4LFiOGWQA 2024年9月13日 01:30:32 : iqVs0pEmTc : bS9wOUZXZ3hGeHc=[1]

速報!!

厚生労働相の薬事審議会 第二部会は、9月12日、JN1対応の明治ファルマ「コスタイベ筋注」の「一変申請」を承認したそうだ。

審議もせずに、あっさり報告後承認とのこと。

https://www.nicovideo.jp/watch/sm44096032

やっぱりな、と。

しかし諦めてはいけない。

承認取り消しと10月1日からの接種中止を求めて、厚労省、ファルマ社、VLPTジャパン社前で訴えよう!!

黙っていれば56されるのみ。

今期レプリコンワクチン427回分(死ニナ)とゴロ合わせまでして並々ならぬ日本人を大量殺戮する準備を整えているようだから。

厚労省、ファルマ社、VLPTジャパン社は、明らかに殺人生物兵器をばら撒くテロリスト集団だ。

http://www.asyura2.com/24/iryo13/msg/134.html#c4

コメント [医療崩壊13] ヤンシー・リンゼイ博士 「ファイザー・ワクチン成分がヒトゲノムの9番と12番染色体に統合された」 (Code Blue / 連新社訳)  魑魅魍魎男
5. レプリコンは違憲で違法[20] g4yDdoOKg1KDk4LNiOGMm4LFiOGWQA 2024年9月13日 01:34:07 : iqVs0pEmTc : bS9wOUZXZ3hGeHc=[2]
<△24行くらい>

「mRNAワクチンに大量に含まれるDNA汚染」を発見した一人であるケビン・マッカーナン博士のプレゼン動画です。

動画【mRNAワクチンという人類の脅威 DNA汚染】47分あたりよりケビン氏のプレゼン

https://odysee.com/@mrna_stop:9/Merge5-v07:4


「DNA残留と有害事象との相関関係が見られる。」

「裸のDNAが血栓形成の促進がある。」

「ワクチン接種者に(免疫機能を減少させる)リンパ球減少症や好中球減少症が起きたりしている。」

「SV40プロモーターは日本のコロナワクチンに確実に含まれていた。しかも2本の内の1本は基準値を超えていた。」
(SV40プロモーターとはDNAの細胞核への取り込みが促進されるもの)

・・・・・・・・・・・・・・・・

「mRNAワクチンに含まれるDNA汚染問題」は、レプリコンワクチンの販売中止、さらにmRNAワクチン開発全般を中止に追い込む切り札!!

接種開始まであと2週間半!!絶対に止めなければ日本が破壊されるだろう。過密度の高い東京首都圏は病人と死者で溢れ、ゴーストタウンになるだろう。

「mRNAワクチンに大量に含まれるDNA汚染問題」を追及すれば絶対に勝てる!!

レプリコンで56される前に、訴訟できる組織、個人、急げ!!

焼野原からNYを超える巨大都市。一生懸命働いてここまで築いた日本人が ワクチン427回分(死ニナ)にされてたまるか!!

https://www.youtube.com/watch?v=Zy1PDpjXeyI

.
http://www.asyura2.com/24/iryo13/msg/134.html#c5

記事 [戦争b25] 米英政府の外務部門がウクライナに対し、露深奥部への長距離ミサイル攻撃を容認(櫻井ジャーナル)
米英政府の外務部門がウクライナに対し、露深奥部への長距離ミサイル攻撃を容認
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202409130000/
2024.09.13 櫻井ジャーナル

 ​アメリカのアントニー・ブリンケン国務長官とイギリスのデイビッド・ラミー外務大臣はウクライナのウォロディミル・ゼレンスキーと9月11日にキエフで会い、西側諸国から供与された長距離ミサイルをロシア国内の重要な軍事目標に対して使用することを認めることを強く示唆した​という。ロシア政府を刺激することは間違いない。

 こうした兵器がウクライナが使用する場合、軍事衛星や偵察機からの情報が必要で、オペレーターもNATOから送り込む必要がある。当然のことながら、そうした西側の要員もロシア軍による報復のターゲットになるはず。すでにNATO諸国の特殊部隊員や傭兵、あるいはオペレーターがロシア軍の攻撃で死傷しているが、今後、犠牲者が増える可能性がある。

 アメリカやイギリスの「外交部門」がこうした好戦的な主張をしている。これまで彼らは外交的な解決を潰し、話し合いで解決する道を断ってしまった。ウクライナ、つまりアメリカやイギリスが負けているという印象が広がることを彼らは恐れ、虚勢を張るしかないのだろう。

 ウクライナ軍が8月6日にクルスクへ軍事侵攻した。兵力は1万人から3万人だったと言われている。数少なくなった軍事車両を投入、ドンバスからも兵力割いたようだが、ウクライナ軍の兵士を死傷させ、兵器を破壊するだけだった。

 ロシアがクルスクに配置していたのは国境警備隊で、装甲車両を連ねた部隊に当初は対抗することができなかったが、すぐに航空兵力で反撃を開始、続いて予備兵力も投入されてウクライナ軍を包囲しながら殲滅している。兵力が裂かれたドンバスではロシア軍の進撃スピードが上昇した。

 クルスクへの軍事侵攻がこうした展開になることは予想されていたことで、軍人が計画したとは思えないと言う人もいる。「ウクライナ軍は勝っている」というイメージを演出したい何者かが軍事を無視して実行させたのではないかと言うのだ。

 長距離ミサイルのロシア深奥部への攻撃に使うことを許すという決定を正当化するため、​ロシアがイランから弾道ミサイルを受け取っているとブリンケンは9月10日に主張した​が、そうした主張の根拠や証拠は示していない。

 兵器の製造能力を比較すると、ロシアはNATO全体の数倍だと言われ、その性能もロシアが上回っている。高性能兵器をロシアがイランから受け取っている可能性は小さい。ロシアとイランもそうした主張を否定している。

 ロシア深奥部に対する攻撃にアメリカの国防総省は反対していると言われている。そうした攻撃を実行した場合、ロシアはそれに応じた報復をすることが確実だからだ。ロシアが直接攻撃しなくても、イラン、シリア、イエメンのアンサール・アッラー(フーシ派)にロシア製の高性能兵器、例えば防空システム、長距離ミサイル、対艦ミサイルなどを供与することは想定できる。対艦ミサイルは地中海、紅海、アラビア海などにいるアメリカの艦隊にとって脅威だ。

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​Sakurai’s Substack​】

http://www.asyura2.com/23/warb25/msg/727.html

コメント [戦争b25]
1. 赤かぶ[225341] kNSCqYLU 2024年9月13日 01:43:06 : TGvUUmfQcI : aGlDS0p0M20zbTY=[101]


http://www.asyura2.com/23/warb25/msg/727.html#c1
コメント [政治・選挙・NHK295] 進次郎は戦後最も危険な首相になる(田中龍作ジャーナル) 赤かぶ
66. ちばどの[298] gr@CzoLHgsw 2024年9月13日 01:46:30 : 7LT6VRNeYw : eG1YcVJGN2J6ZWs=[442]
<▽32行くらい>
  日本が輪転機を回す緩和マネーを喜んでいるのが日米軍産複合体だろう。近年は地元に軍事工場を持つ議員を含めた日米軍産政複合体と呼ぶようだ。防衛行政機構の圧倒的存在感は日米共通で、米国防総省は米国民がこれ以上の軍拡に尻込みしているところ、日本の自民財官トップ集団が護憲精神を放棄した無法主義を以て、緩和マネーを軍産政複合体の利益増進に使う方向に協働している。介入役が日米軍事行政機構から為る日米合同委員会であり小泉氏はメンバーとのことだから、結局のところ軍事ビジネス界の思惑通りに動くであろう者を日本の首相にしたいのは、日米軍産の願うところだろう。これまでも次官級が前面に出ては外交と称して密談と密約を繰り返し軍拡の方向を作って来たと言える。最終発表のみ閣僚にやらせることで国民代表議会制度に見えるが、実態は護憲精神を放棄し議会制度を軽視しつつ軍備拡大に軸足を移し、遂に世界上位の軍事立国にしてしまった。そしてその結果をして国民レベルには現状追認の諦観を報道を通じて誘導、現実に合わせルールを変える改憲志向だ。つまり反則を繰り返したスポーツチームの監督が、ルール変更を袖の下を以て協会にゴリ押しするようなものだが、それが護憲精神無き改憲の意図であり、世界の不安定は阿部時代にバラ撒いた緩和マネー主体の兆円単位の公金による可能性も考えられる。核の脅威以前に大量殺人をもたらす大型兵器や強力武器の国際売買市場の繁栄を願うのが軍産政複合体だろう。この死の商人のメンバーが政党の総裁となり自動的に首相となり役者の如くやってる感を醸し出し、地球環境変化への対処に追われる各国首脳が軍事面での方策を委ねる姿勢となれば、容易に第三次世界大戦の引き金にもなる。自国の最高法規の存在を認めない分、自民党は党是、事務方は省益の実現を軍需産業の勃興に平然と依存するも、当事者意識無き同床異夢の護送船団で、船が山に登るは必至である。
  その意味でインフルエンサーとして、やってる感の演出が得意な小泉氏をトップに頂くことで自民財官の癒着は継続、互いのもたれ合いで当事者意識に欠ける内閣と官僚で、例によって結果責任の所在不明とあれば益々日米軍産政複合体は活気づく。その意味で最も危険な首相との投稿者の見立ては間違いではなかろう。
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/486.html#c66
コメント [戦争b25]
2. 赤かぶ[225342] kNSCqYLU 2024年9月13日 01:47:05 : TGvUUmfQcI : aGlDS0p0M20zbTY=[102]


http://www.asyura2.com/23/warb25/msg/727.html#c2
コメント [戦争b25]
3. 赤かぶ[225343] kNSCqYLU 2024年9月13日 01:48:44 : TGvUUmfQcI : aGlDS0p0M20zbTY=[103]


http://www.asyura2.com/23/warb25/msg/727.html#c3
コメント [戦争b25]
4. 赤かぶ[225344] kNSCqYLU 2024年9月13日 01:50:52 : TGvUUmfQcI : aGlDS0p0M20zbTY=[104]


http://www.asyura2.com/23/warb25/msg/727.html#c4
コメント [戦争b25]
5. 赤かぶ[225345] kNSCqYLU 2024年9月13日 01:52:08 : TGvUUmfQcI : aGlDS0p0M20zbTY=[105]


http://www.asyura2.com/23/warb25/msg/727.html#c5
コメント [政治・選挙・NHK295] “無敵の人”兵庫パワハラ県知事に辞職要求へ自民&維新「首取り合戦」も…ヤケクソ解散に高まる警戒(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
10. [116] iK8 2024年9月13日 01:53:23 : a8VxxXMjog : T0x6Sm5zVTlmTnM=[1]
 
  すべて物事はボクぢゃんを中心に
  回ってなきゃ、ヤダ・ヤダ・ヤダ
            立野悪造
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/496.html#c10
コメント [政治・選挙・NHK295] 与野党とも政治が変わる気配なし バカ騒ぎのテレビを尻目に国民の嘆息(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
34. アラハバキ[461] g0GDiYNug2@DTA 2024年9月13日 01:54:57 : V0SkbOdSQE : N2NVT1N6OGlQbS4=[42]
自民総裁選も立民代表選も、
都合のよいところだけ海外の代表選を猿真似しているだけで、
その真髄の部分はスルーしているんだよね。

結局、議員先生による議員先生のための選挙になっている。

例えば英国なんかは逆だよ、
まず代表候補者を議員投票で選び、
決戦投票は党員によって行われる。
議員も党員であり、票のウェイトは同じ1票。

これに対し、自民総裁選・立民代表選の議員先生の
票ウェイトは数千倍とか1万倍とかだからね。

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/492.html#c34

コメント [政治・選挙・NHK295] “無敵の人”兵庫パワハラ県知事に辞職要求へ自民&維新「首取り合戦」も…ヤケクソ解散に高まる警戒(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
11. しんのすけ99[3105] grWC8YLMgreCr4JYglg 2024年9月13日 02:17:09 : A4AvZivHZs : WU95VlVYQVVmdmM=[4024]
なんとまあ 面の皮の厚い御人がいたもんだ 20b歩かされただけで怒鳴り声をあげたとか

2〜3人の人間が言っているだけならいざ知らず、県職員の6割以上が口を揃えて斎藤知事の傲慢な態度を
目撃したと言っているのだから、さすがにこれはもう「パワハラ男 わがまま人間」である事は間違いない
これだけ大勢の人間が口裏合わせて嘘を言うなんてのは 物理的にあり得ない 事実なのでしょうな


でも この阿修羅掲示板なら この斎藤知事を 褒め称えて持ち上げるユーザーが 必ず現れると思うな
あの 市橋達也でも 加藤智弘でも 麻原彰晃でも 常に持ち上げ褒め称える御人が居るくらいだから
斎藤知事なんてまだ可愛い方だよな。
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/496.html#c11

記事 [Ψ空耳の丘Ψ63] ハマスのトンネルは中共製らしい。まあ、中共もまう一つの日本だからなあ。核武裝とか。
 
 
 
 

 
 
 
 

 
 
 
 



 
 
 
 
英國勢力に據る天皇打倒宣言か。Coldstream Guards Band が出雲大社にて奉納演奏。
http://www.asyura2.com/21/bd63/msg/273.html
投稿者 不動明 日時 2022 年 11 月 30 日 00:00:45: yX4.ILg8Nhnko lXOTrpa@

ハマス軍事部門ムハンマド・デイフ司令官『ハマスの背後には謎の勢力(中國共産黨對外聯絡部中西部局)がゐる』 中共がイスラエルに超限戦成功? ― 澁谷司の 中国カフェ
http://www.asyura2.com/21/bd63/msg/432.html
投稿者 不動明 日時 2023 年 10 月 19 日 01:59:30: yX4.ILg8Nhnko lXOTrpa@

中兇、百度とアリババの地圖上からイスラエルを消去する。
http://www.asyura2.com/21/bd63/msg/441.html
投稿者 不動明 日時 2023 年 11 月 01 日 23:34:14: yX4.ILg8Nhnko lXOTrpa@

中共の核武裝に全面協力したのは佛魔百濟勢力藤原五攝家だつた
http://www.asyura2.com/10/bd59/msg/363.html
投稿者 不動明 日時 2011 年 2 月 27 日 02:05:04: yX4.ILg8Nhnko

北朝鮮製の核彈頭をイランのミサイルに搭載、仲介者は藤原五攝家、そして其の代金は麻藥か?イスラエル切れるわ、此れでは
http://www.asyura2.com/10/warb7/msg/766.html
投稿者 不動明 日時 2011 年 6 月 18 日 02:04:14: yX4.ILg8Nhnko

痛いニュース(ノ∀`) : (放送事故) TBSのラヴィットが数秒間北朝鮮に電波ジャックされる - ライブドアブログ 北朝鮮に乘つ取られてゐるテレビ局TBS番組内での出來事だから北朝鮮からのなんらかのメツセージだろ。
http://www.asyura2.com/21/bd63/msg/536.html
投稿者 不動明 日時 2024 年 4 月 01 日 22:48:59: yX4.ILg8Nhnko lXOTrpa@

前から氣に成つてゐたんだが、此の映像の最後はナガシマスパーランドで、出てゐるスーパーインポーズが重要なのよ。嘗て織田信長と死鬪を演じた一嚮門徒宗や比叡山延暦寺の組織や僧達は無力化されたのか?されて無いだろ?歴史は聯續したものとして現代に繋がつてゐるものであり、今以つて強力な組織力と資金力を有してゐるんだよ。はつきり言つてクハンダ石丸伸二の背後にゐる佛魔・公家聯合は相當強力だぞ。大方の人達は歴史は飽く迄大河ドラマで見る娯樂としてしか捉えず現代に密接に關係してゐる事として捉えて無ゐだろ。其處が間違ひなんだよ。
http://www.asyura2.com/21/bd63/msg/652.html
投稿者 不動明 日時 2024 年 6 月 30 日 23:18:44: yX4.ILg8Nhnko lXOTrpa@

MI6で把握濟み。ハローキテイ=梨本宮=北朝鮮への牽制か? 今上天皇陛下、ガーター騎士團員と成る。斯くて間接代理支配の道具たる在日朝鮮人勢力は用濟みと成り、英・米・猶太勢力が日本を直接統治、言論空間を支配し洗腦する。竹中平藏『電波オークションを実施せよ。その結果によっては既存のテレビ局から電波を取り上げてもいい』全國ネツト民放テレビ局、乘つ取り完了。
http://www.asyura2.com/21/bd63/msg/644.html
投稿者 不動明 日時 2024 年 6 月 28 日 12:45:17: yX4.ILg8Nhnko lXOTrpa@

『イスラエルの最大の脅威はリビアでもイランでもイラクでもシリアでもない。それは朝鮮(コリア)になるだろう」』 最近の日本に對する北朝鮮の態度は、2025年7月に北朝鮮が猶太海底祕密基地を核魚雷『ヘイル(津波)』で吹つ飛ばすから、なのかも知れないな。
http://www.asyura2.com/21/bd63/msg/520.html
投稿者 不動明 日時 2024 年 3 月 16 日 23:51:52: yX4.ILg8Nhnko lXOTrpa@

『三千世界一度に開く梅の花、艮の金~の世に成りたぞよ。梅で開いて松で治める、~國の世と成りたぞよ。』 終焉を齎す令和の時代。東北の猫として型を示した甲斐があったってもんよ。
http://www.asyura2.com/16/bd62/msg/593.html
投稿者 不動明 日時 2019 年 5 月 25 日 01:06:20: yX4.ILg8Nhnko lXOTrpa@

『梅で開いて松で治める』 北朝鮮の國の木は『松』だつた。『海一つ越えて寒い國に、まことの寶隱してあるのざぞ』
http://www.asyura2.com/16/bd62/msg/604.html
投稿者 不動明 日時 2019 年 6 月 30 日 23:59:26: yX4.ILg8Nhnko lXOTrpa@

日本の命運の鍵を握る北朝鮮。金正恩はメイソンだつた。 日月~示が『コノカギハイシヤトシカテニギルコトゾ。』と云ふのが具體的にでは其れは誰で、何處の勢力の事なのか、此れが解らなかつたが此れでやうやく繋がつた。
http://www.asyura2.com/21/bd63/msg/540.html
投稿者 不動明 日時 2024 年 4 月 07 日 02:02:37: yX4.ILg8Nhnko lXOTrpa@

暗號アニメ『烏は主を選ばない』を審~せよ。土御門が表に出て來た事から解る樣に、終焉の時を迎へるにあたり隱してゐたものを表に出す必要が有るのだらう。
http://www.asyura2.com/21/bd63/msg/576.html
投稿者 不動明 日時 2024 年 5 月 01 日 21:52:15: yX4.ILg8Nhnko lXOTrpa@
 
 
 
 

http://www.asyura2.com/21/bd63/msg/721.html

コメント [政治・選挙・NHK295] 共産・小池氏 「共闘なしに政権交代と言っても政治は変わらない」(朝日新聞デジタル) 達人が世直し
8. アラハバキ[462] g0GDiYNug2@DTA 2024年9月13日 02:29:37 : V0SkbOdSQE : N2NVT1N6OGlQbS4=[43]
2009年の政権交代の確信犯の1人が共産党。

表向き自民と民主の両方を攻撃して自党の票の最大化を狙いながら、

裏では、自民党と民主党が競っている選挙区データをもとに
大量に自党の候補者を取り下げ票を民主党側へ流した。

各政党は大手メディアや独自の世論調査を元に数千〜数百票の差まで
票読みをやっているわけだが、自民党選対が恐れていたのも共産党の票流しで、
民主党308議席、自民党119議席という結果になってしまった。

要は、政権交代可能な小選挙区2大政党制を目指すのであれば
2つの党が肉迫しないと、
周囲の様々な動きが出てこないことの裏返しでもあるんだよね。

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/488.html#c8

コメント [政治・選挙・NHK295] 共産・小池氏 「共闘なしに政権交代と言っても政治は変わらない」(朝日新聞デジタル) 達人が世直し
9. ちばどの[299] gr@CzoLHgsw 2024年9月13日 02:33:31 : 7LT6VRNeYw : eG1YcVJGN2J6ZWs=[443]
<△23行くらい>
   自民党そのものが共産主義的故に共産を名乗る政党の方が民主的であることで嫉妬を感じているのではないか。よって反共の旗印を構えては、この指止まれで仲間を集めているのだろう。しかも国民から預かっているだけの膨大な税金を憲法の精神を無視しながら丼勘定で使いたい勢力にとって、いささかも現憲法の精神を重んじる政党は邪魔だろう。天下り先を企業内に確約するを秩序維持とする官は公金の財布を握り、飴と鞭で自治体や労働界財界をコントロールしたい、それには建前であれ法治国家で国民議会制度を有する先進国を標榜する以上は与党との協働無しには成り立たない。その与党は企業献金を受け、尚かつ献金の代替えとして導入された政党助成金を官の采配で最大額受け取りたい、この政官の結託を今後も維持するには、護憲精神を前面に出す政党や政治家は邪魔であろう。憲法を頂点にした国会決議を政策の原則とする法治国家に非ず、恣意的な公金采配を目的とする人治主義にとって反共の旗印を掲げた仲間づくりは不可欠であろう。
  自民財官護送船団ムラは財界利益と国民の福祉向上目的を共に満たさねばならないジレンマにある。本来労働者層が資本家と対立し交渉で実力を挙げ勝ち取るべき賃上げや解雇規制まで首相や閣僚級が誘導する共産主義さながらにも関わらず、共産党という名前に後ろめたさがあるようだ。過去には設備投資資金無くして賃上げ無し、近年は成長なくして賃上げ無しと今も昔も国富の再配分を徹底して嫌う財界を仲間とするには国民福祉は二の次とせざるを得ず、護憲精神を有する法治国家として当然の政党の排除を党是とするしかないのだろう。
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/488.html#c9
コメント [政治・選挙・NHK295] 共産・小池氏 「共闘なしに政権交代と言っても政治は変わらない」(朝日新聞デジタル) 達人が世直し
10. アラハバキ[463] g0GDiYNug2@DTA 2024年9月13日 02:40:34 : V0SkbOdSQE : N2NVT1N6OGlQbS4=[44]
これは、例えば公明党の選択でも同じだが、

維新が強い大阪で、
絶対に自民党候補が勝てないなら
負ける自民候補の応援に回るよりも
独自候補を立てたほうが良いとなるのは
ある種 当たり前の政治力学だからね。
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/488.html#c10

コメント [政治・選挙・NHK295]
1. 赤かぶ[225346] kNSCqYLU 2024年9月13日 02:46:31 : TGvUUmfQcI : aGlDS0p0M20zbTY=[106]


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/497.html#c1
コメント [政治・選挙・NHK295]
2. 赤かぶ[225347] kNSCqYLU 2024年9月13日 02:49:34 : TGvUUmfQcI : aGlDS0p0M20zbTY=[107]


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/497.html#c2
コメント [Ψ空耳の丘Ψ63]
1. 不動明[228] lXOTrpa@ 2024年9月13日 02:53:35 : TmTFDwtzFM : SlkzLmxoVzVjVGM=[2]
トンネルの中に中国人がいる!!


http://www.asyura2.com/21/bd63/msg/721.html#c1
コメント [政治・選挙・NHK295]
3. 赤かぶ[225348] kNSCqYLU 2024年9月13日 03:00:21 : TGvUUmfQcI : aGlDS0p0M20zbTY=[108]


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/497.html#c3
コメント [政治・選挙・NHK295]
4. 赤かぶ[225349] kNSCqYLU 2024年9月13日 03:01:38 : TGvUUmfQcI : aGlDS0p0M20zbTY=[109]


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/497.html#c4
コメント [政治・選挙・NHK295]
5. 赤かぶ[225350] kNSCqYLU 2024年9月13日 03:03:28 : TGvUUmfQcI : aGlDS0p0M20zbTY=[110]


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/497.html#c5
記事 [Ψ空耳の丘Ψ63] 日本て幾つ有るんだらうな。日本國内の關係を反映してか中共と北朝鮮は對立。
 
 
 
 

 
 
 
 

http://www.asyura2.com/21/bd63/msg/722.html
コメント [Ψ空耳の丘Ψ63]
2. 不動明[229] lXOTrpa@ 2024年9月13日 03:03:53 : TmTFDwtzFM : SlkzLmxoVzVjVGM=[3]
<▽32行くらい>
インド最強ミサイルが東に配備


インドは中国が大嫌い!


印陸軍との実動訓練「ダルマ·ガーディアン22」


【実施へ】航空自衛隊とインド空軍 初の共同訓練で連携強化


http://www.asyura2.com/21/bd63/msg/720.html#c2
コメント [政治・選挙・NHK295]
6. 赤かぶ[225351] kNSCqYLU 2024年9月13日 03:06:19 : TGvUUmfQcI : aGlDS0p0M20zbTY=[111]


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/497.html#c6
コメント [政治・選挙・NHK295]
7. 赤かぶ[225352] kNSCqYLU 2024年9月13日 03:07:08 : TGvUUmfQcI : aGlDS0p0M20zbTY=[112]


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/497.html#c7
コメント [政治・選挙・NHK295]
8. 赤かぶ[225353] kNSCqYLU 2024年9月13日 03:08:22 : TGvUUmfQcI : aGlDS0p0M20zbTY=[113]


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/497.html#c8
コメント [政治・選挙・NHK295]
9. 赤かぶ[225354] kNSCqYLU 2024年9月13日 03:09:47 : TGvUUmfQcI : aGlDS0p0M20zbTY=[114]


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/497.html#c9
コメント [政治・選挙・NHK295]
10. 赤かぶ[225355] kNSCqYLU 2024年9月13日 03:19:56 : TGvUUmfQcI : aGlDS0p0M20zbTY=[115]


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/497.html#c10
コメント [政治・選挙・NHK295]
11. 赤かぶ[225356] kNSCqYLU 2024年9月13日 03:23:18 : TGvUUmfQcI : aGlDS0p0M20zbTY=[116]


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/497.html#c11
コメント [政治・選挙・NHK295]
12. 赤かぶ[225357] kNSCqYLU 2024年9月13日 03:24:18 : TGvUUmfQcI : aGlDS0p0M20zbTY=[117]
<△20行くらい>


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/497.html#c12
コメント [政治・選挙・NHK295]
13. 赤かぶ[225358] kNSCqYLU 2024年9月13日 03:25:22 : TGvUUmfQcI : aGlDS0p0M20zbTY=[118]


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/497.html#c13
コメント [政治・選挙・NHK295]
14. 赤かぶ[225359] kNSCqYLU 2024年9月13日 03:29:23 : TGvUUmfQcI : aGlDS0p0M20zbTY=[119]


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/497.html#c14
コメント [政治・選挙・NHK295]
15. 赤かぶ[225360] kNSCqYLU 2024年9月13日 03:30:18 : TGvUUmfQcI : aGlDS0p0M20zbTY=[120]


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/497.html#c15
コメント [政治・選挙・NHK295]
16. 赤かぶ[225361] kNSCqYLU 2024年9月13日 03:31:25 : TGvUUmfQcI : aGlDS0p0M20zbTY=[121]


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/497.html#c16
コメント [政治・選挙・NHK295]
17. 赤かぶ[225362] kNSCqYLU 2024年9月13日 03:32:24 : TGvUUmfQcI : aGlDS0p0M20zbTY=[122]


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/497.html#c17
コメント [政治・選挙・NHK295]
18. 赤かぶ[225363] kNSCqYLU 2024年9月13日 03:33:29 : TGvUUmfQcI : aGlDS0p0M20zbTY=[123]


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/497.html#c18
コメント [政治・選挙・NHK295]
19. 赤かぶ[225364] kNSCqYLU 2024年9月13日 03:34:33 : TGvUUmfQcI : aGlDS0p0M20zbTY=[124]
<△21行くらい>


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/497.html#c19
コメント [政治・選挙・NHK295]
20. 赤かぶ[225365] kNSCqYLU 2024年9月13日 03:35:39 : TGvUUmfQcI : aGlDS0p0M20zbTY=[125]


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/497.html#c20
コメント [政治・選挙・NHK295]
21. 赤かぶ[225366] kNSCqYLU 2024年9月13日 03:36:34 : TGvUUmfQcI : aGlDS0p0M20zbTY=[126]


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/497.html#c21
コメント [政治・選挙・NHK295]
22. 赤かぶ[225367] kNSCqYLU 2024年9月13日 03:39:14 : TGvUUmfQcI : aGlDS0p0M20zbTY=[127]


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/497.html#c22
コメント [政治・選挙・NHK295]
23. 赤かぶ[225368] kNSCqYLU 2024年9月13日 03:40:37 : TGvUUmfQcI : aGlDS0p0M20zbTY=[128]


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/497.html#c23
コメント [政治・選挙・NHK295]
24. 赤かぶ[225369] kNSCqYLU 2024年9月13日 03:41:15 : TGvUUmfQcI : aGlDS0p0M20zbTY=[129]


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/497.html#c24
コメント [政治・選挙・NHK295] 狭まる「進次郎包囲網」…総裁選での菅前首相“存在感誇示”に自民党内から反発と落胆(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
16. 戦後政治の大掃除[36] kO2M45CtjqGCzJHlkXyPnA 2024年9月13日 04:27:49 : JenGHaKUpQ : d1U3cGpHbTdGck0=[52]
進次郎は、ウクライナのゼレンスキーと同じになる。

英米にやらされウクライナは国が、大敗戦、国民殺され消滅国家に?

小泉も馬鹿ゆえに抵抗できずに、ゼレンスキーと同じになる。

この小泉進次郎・北朝鮮人が日本を滅ぼすぞ! わかっておるのか自民党議員よ。

日本国民は、投票できないのだ。許されないね!

小泉進次郎は、日本を滅ぼすぞ!
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/493.html#c16

コメント [政治・選挙・NHK295] 狭まる「進次郎包囲網」…総裁選での菅前首相“存在感誇示”に自民党内から反発と落胆(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
17. 安心させるための嘘[1] iMCQU4KzgrmC6YK9gt@CzIlS 2024年9月13日 04:38:33 : 3tUHGjizCo : cXcwM055TWIwUFU=[2]
進次郎のバックは、スガのバックと同じだという。

これは進次郎を憎悪している人間を
安心させるための嘘だろう

スガは、解雇を簡単にするとは
言ってなかったからな。

騙されるな
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/493.html#c17

コメント [政治・選挙・NHK295] 与野党とも政治が変わる気配なし バカ騒ぎのテレビを尻目に国民の嘆息(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
35. 新共産主義クラブ[-11109] kFaLpI5ZjuWLYINOg4mDdQ 2024年9月13日 05:16:38 : 5fw4MX2nRQ :TOR VXNHVUNkaUlQRWc=[7]
 
 「サナエに、お供えあれば、うれしいな〜」

と言って、利益供与を強要している候補者がいるそうだ。
 


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/492.html#c35

コメント [政治・選挙・NHK295]
1. 赤かぶ[225370] kNSCqYLU 2024年9月13日 05:20:36 : TGvUUmfQcI : aGlDS0p0M20zbTY=[130]


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/498.html#c1
コメント [政治・選挙・NHK295]
2. 赤かぶ[225371] kNSCqYLU 2024年9月13日 05:21:36 : TGvUUmfQcI : aGlDS0p0M20zbTY=[131]


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/498.html#c2
コメント [政治・選挙・NHK295]
3. 赤かぶ[225372] kNSCqYLU 2024年9月13日 05:22:17 : TGvUUmfQcI : aGlDS0p0M20zbTY=[132]


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/498.html#c3
コメント [政治・選挙・NHK295]
4. 赤かぶ[225373] kNSCqYLU 2024年9月13日 05:23:05 : TGvUUmfQcI : aGlDS0p0M20zbTY=[133]


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/498.html#c4
コメント [政治・選挙・NHK295]
5. 赤かぶ[225374] kNSCqYLU 2024年9月13日 05:23:41 : TGvUUmfQcI : aGlDS0p0M20zbTY=[134]


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/498.html#c5
コメント [政治・選挙・NHK295]
6. 赤かぶ[225375] kNSCqYLU 2024年9月13日 05:24:38 : TGvUUmfQcI : aGlDS0p0M20zbTY=[135]


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/498.html#c6
コメント [政治・選挙・NHK295]
7. 赤かぶ[225376] kNSCqYLU 2024年9月13日 05:25:56 : TGvUUmfQcI : aGlDS0p0M20zbTY=[136]


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/498.html#c7
コメント [政治・選挙・NHK295]
8. 赤かぶ[225377] kNSCqYLU 2024年9月13日 05:27:36 : TGvUUmfQcI : aGlDS0p0M20zbTY=[137]


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/498.html#c8
コメント [政治・選挙・NHK295]
10. 赤かぶ[225379] kNSCqYLU 2024年9月13日 05:32:47 : TGvUUmfQcI : aGlDS0p0M20zbTY=[139]


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/498.html#c10
コメント [政治・選挙・NHK295]
11. 赤かぶ[225380] kNSCqYLU 2024年9月13日 05:33:28 : TGvUUmfQcI : aGlDS0p0M20zbTY=[140]


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/498.html#c11
コメント [政治・選挙・NHK295]
12. 赤かぶ[225381] kNSCqYLU 2024年9月13日 05:34:16 : TGvUUmfQcI : aGlDS0p0M20zbTY=[141]


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/498.html#c12
コメント [政治・選挙・NHK295]
13. 赤かぶ[225382] kNSCqYLU 2024年9月13日 05:35:17 : TGvUUmfQcI : aGlDS0p0M20zbTY=[142]


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/498.html#c13
コメント [政治・選挙・NHK295] だから自民党はダメなのだ 安倍政治の否定と統括がなければ始まらない(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
14. 罵愚[4361] lGyL8A 2024年9月13日 05:37:08 : dLV7KORD0A : TkxhRUl1ZEs1Yk0=[589]
 ひたすら甘い汁を吸い続けてきたために感覚がマヒした自民党も悪いが、そのおこぼれを吸い続けてきた野党だって、おなじ穴のムジナだと言われたら、そのまたムジナが★阿修羅♪のバカ左翼が…と続けられそうだ。
 だれが悪かったのか? の犯人捜しは置いといて“じゃぁ、どうしよう?”って話はじめるとしたら、やっぱし“このくには、よその国とはちょっと違う”っていう事実に気づくところかなぁ?
 よその国の経験を知ることは必要かもしれないが、ちょっと違う事実にも気づくことが大切じゃぁないのかなぁ?
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/498.html#c14
コメント [政治・選挙・NHK295]
15. 赤かぶ[225383] kNSCqYLU 2024年9月13日 05:38:48 : TGvUUmfQcI : aGlDS0p0M20zbTY=[143]


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/498.html#c15
コメント [政治・選挙・NHK295]
16. 赤かぶ[225384] kNSCqYLU 2024年9月13日 05:40:34 : TGvUUmfQcI : aGlDS0p0M20zbTY=[144]


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/498.html#c16
コメント [政治・選挙・NHK295]
17. 赤かぶ[225385] kNSCqYLU 2024年9月13日 05:44:08 : TGvUUmfQcI : aGlDS0p0M20zbTY=[145]


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/498.html#c17
コメント [政治・選挙・NHK295]
18. 赤かぶ[225386] kNSCqYLU 2024年9月13日 05:45:48 : TGvUUmfQcI : aGlDS0p0M20zbTY=[146]


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/498.html#c18
コメント [政治・選挙・NHK295]
19. 赤かぶ[225387] kNSCqYLU 2024年9月13日 05:47:01 : TGvUUmfQcI : aGlDS0p0M20zbTY=[147]


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/498.html#c19
コメント [政治・選挙・NHK295] だから自民党はダメなのだ 安倍政治の否定と統括がなければ始まらない(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
20. 罵愚[4362] lGyL8A 2024年9月13日 05:47:48 : dLV7KORD0A : TkxhRUl1ZEs1Yk0=[590]
 もうちょっと、突っ込んだ話をすると、市民革命、民主主義革命を経験したヨーロッパ社会は民主主義的市民社会を目指したんだが、未成熟なまま、おなじ革命に突っ込んだアジア、アフリカの諸国は、必ずしもヨーロッパとおなじ成功にはたどり着かなかった。
 どうやら、歴史の模範解答が、あるわけではない。自国の歴史は、自国の国民がつくりあげなければいけないってことらしい。ちがうかなぁ?
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/498.html#c20
記事 [日政U3] 橋下徹氏が語る権力...「斎藤知事は一貫して『不正があった』と言っているけど、それを判断するのはあなたじゃない」「疑惑は第三者、を知らないと権力持たせたらダメ」/ 毎日放送
橋下徹氏が語る権力...「斎藤知事は一貫して『不正があった』と言っているけど、それを判断するのはあなたじゃない」「疑惑は第三者、を知らないと権力持たせたらダメ」/
毎日放送 によるストーリー • 17 時間
https://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E6%A9%8B%E4%B8%8B%E5%BE%B9%E6%B0%8F%E3%81%8C%E8%AA%9E%E3%82%8B%E6%A8%A9%E5%8A%9B-%E6%96%8E%E8%97%A4%E7%9F%A5%E4%BA%8B%E3%81%AF%E4%B8%80%E8%B2%AB%E3%81%97%E3%81%A6-%E4%B8%8D%E6%AD%A3%E3%81%8C%E3%81%82%E3%81%A3%E3%81%9F-%E3%81%A8%E8%A8%80%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B%E3%81%91%E3%81%A9-%E3%81%9D%E3%82%8C%E3%82%92%E5%88%A4%E6%96%AD%E3%81%99%E3%82%8B%E3%81%AE%E3%81%AF%E3%81%82%E3%81%AA%E3%81%9F%E3%81%98%E3%82%83%E3%81%AA%E3%81%84-%E7%96%91%E6%83%91%E3%81%AF%E7%AC%AC%E4%B8%89%E8%80%85-%E3%82%92%E7%9F%A5%E3%82%89%E3%81%AA%E3%81%84%E3%81%A8%E6%A8%A9%E5%8A%9B%E6%8C%81%E3%81%9F%E3%81%9B%E3%81%9F%E3%82%89%E3%83%80%E3%83%A1/ar-AA1qqqvH?ocid=msedgdhp&pc=U531&cvid=b3c14c8a40014c8f8c7f3931d6f537dc&ei=8

「告発者さがし」兵庫県の斎藤元彦知事をめぐる疑惑の大きなポイントが、初動の判断です。元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏は「誹謗中傷と判断するのはあなたじゃない」と斎藤知事ら県幹部の認識を強く指摘。片山元副知事に対しても「なかなか言えないではなく、直接、知事に行ってあげないと!」と批判しました。さらに橋下氏は、当初実態解明を優先するとした日本維新の会の対応の変遷の理由についても分析しました。

初動を誤った?告発者さがしが問題点

百条委で、大きな問題点として浮かび上がった「告発者さがし」。元県民局長が報道機関などに告発文書を送付し、それを入手した知事は、「徹底的に調べてくれ、誰がやったのか、何のためなのか」と指示を出し、片山元副知事は直接聴取も行っていました。
聴取の中で、「元県民局長が居酒屋などで聞いた噂話で作ったという供述もあった」ことなどをもとに、3月27日に斎藤知事は「嘘八百・事実無根・公務員失格」などと発言しました。橋下さん、この時点で知事側は「クーデター」だと思っていたわけですか。

橋下徹氏 「百条委でハッキリ言っていますが、『斎藤政権の転覆』、不正の目的だと思っています。不正目的の場合は公益通報にならないんです。そのため彼らは公益通報ではない、と判断したんですよね。」

初動を誤った?告発者さがしが問題点
橋下氏は、当初の判断を県幹部らが独自に下したことに問題があると指摘し、3月27日の会見の発言を聞いて、「この段階は調査中なのに、特定の職員を指して『嘘八百』と言ったら、組織は嘘八百を前提に動いていきますよ。とんでもない権利行使だ。」と思ったといいます。

橋下徹氏「僕、本当に斎藤さんに話をしたいのはここ。斎藤さんは一貫して『不正があった、公益通報じゃない』と言っているけど、それを判断するのはあなたじゃないと。」

橋下氏によれば、仮にクーデターだとしても、それは必ず第三者に委ねるべきだといいます。「民主国家の権力者として絶対やっちゃいけないところに踏み込んだと思う。あの人たち、知事も副知事も幹部も、わずか数人で『これは不正、発信者を特定しよう』という百条委の発言を見て、アウトだと思った」

重ねてこう述べました。「斎藤さんが決定的に知事の資格がないと思っているのは、疑惑を受けた知事が、『誹謗中傷だ、不正だ』ということ。自分が受けた疑惑は第三者がやるという感覚を知っている人間じゃないと権力はもたせたらダメです。」

副知事の対応にも疑問「疑惑の当事者たちがうごめいた」

橋下氏は、兵庫県の片山安孝元副知事の対応にも問題があると述べました。元副知事は聴取時に「メールで名前が出てきた者は、在職していることは忘れんとってくれよな」「A氏をあげよう(昇格)と思っていたがどうなってもしゃないな」などの発言があったことなどが百条委などでわかりました。

橋下氏は、「居酒屋で聞いた噂話」は元県民局長が否定している、としたうえで、「疑惑の当事者たちがうごめいた。第三者調査していないから、何がなんだかわからない。副知事が自分の疑惑を消すために一生懸命動いたという感じがしてならない、普通、副知事は調査に乗り出さないです。」としました。

さらに、第三者調査について副知事から進言がなかったことにふれ、「そんな肝心なこと、(副知事が)直接知事に言ってあげないと!」と話しました。

百条委で副知事が「知事になかなか言えない/知事の発言ですから」などと述べた点については、県庁内のコミュニケーション不足を指摘。「僕の場合は副知事も幹部職員もみんな、あれはダメ、これはダメといろんな人に言われて、そのおかげで、なんとか綱渡り状態で行けた」と話しました。

日本維新の会の対応、迷走ぶりを指摘
兵庫県議会では知事への対応をめぐって各会派の動きが活発化、その中の日本維新の会の動きについて、橋下氏は党の迷走ぶりを指摘しました。

橋下徹氏「(維新も)もともと職員クーデターという認識だから、斎藤さんを守るぞ、世論にふらふらするな、と言っていた。ところが世論がこうなって、衆議院選挙もすぐそこだから、現場がふらふらしている」

当初、維新の会は文書の事実解明優先という姿勢を見せていましたが、世論の批判が強まるにつれ、その立場を大きく変えることとなり、結果的に、辞職と出直し選挙の申し入れを行っています。

こうした維新の動きについて橋下氏は、直近にありそうな衆議院選挙を意識した判断であるとし、党が掲げる「既存の政治を変える」という理念と、選挙での現実的な戦略との間で揺れ動いて、「いまは選挙の方に、なびいちゃってるね」と分析しました。(MBS「よんチャンTV」2024年9月9日)

http://www.asyura2.com/24/gaikokujin3/msg/131.html
記事 [国際34] 北朝鮮ミサイルは「対ロ輸出の試験」 韓国政府が推定/日経
北朝鮮ミサイルは「対ロ輸出の試験」 韓国政府が推定/日経
北朝鮮2024年9月12日 17:43
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM1276D0S4A910C2000000/

【ソウル=甲原潤之介】北朝鮮は12日、日本海に向けて数発の短距離弾道ミサイルを発射した。韓国大統領府高官はロシアへの輸出用兵器の試験発射と推定した。飛距離などから北朝鮮が「超大型放射砲」と呼ぶ短距離弾だったとの見方がある。

日本の防衛省によると、北朝鮮は12日午前7時10〜14分ごろに複数発を撃った。日本の排他的経済水域(EEZ)の外側の海に落下した。最高高度は100キロメートル程度、飛距離は3...
http://www.asyura2.com/24/kokusai34/msg/859.html
コメント [政治・選挙・NHK295]
21. 阿部史郎[982] iKKVlI5qmFk 2024年9月13日 05:55:58 : cYRAeWjdps : aURIWUFBRGptV1E=[44]
千葉県で梨500個、茨城県で梨1500個、新潟県でコシヒカリの新米90キロが盗まれる 食料危機ねつ造のための破壊工作か?

https://rapt-plusalpha.com/109827/

これまで政府は、食料危機を演出するために、生産量を削減するよう指示したり、伝染病など様々な手段で農家や畜産家への弾圧を図ってきましたが、農作物の窃盗事件も、食料危機をねつ造するための破壊工作の一つである可能性があります。
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/498.html#c21

コメント [近代史4] 政策金利 中川隆
4. 中川隆[-9149] koaQ7Jey 2024年9月13日 05:56:55 : P3g0N01uLY : dWE0NWRmMlhZcm8=[1]
一生に一度の売り場か!?
石原順チャンネル 2024/09/10
https://www.youtube.com/watch?v=nD_xhGqonNM&t=721s

<チャプター>
00:00 一生に一度の売り場か!?
09:50 クレジットカードの負債総額は過去最高、個人貯蓄率は過去最低
12:45 平均所得に対する住宅価格が史上最高水準に到達!
16:00 貧富の格差や富の偏在が起こると
17:35 日経平均(月足)
20:50 史上最長の利回り曲線の逆転
22:05 米国のイールドカーブ(3か月〜30年の利回り曲線)とS&P500の推移(2000年〜2001年)
23:25 米国のイールドカーブ(3か月〜30年の利回り曲線)とS&P500の推移(2006年〜2007年)
24:35 1955年以降のFF金利と今後3年間のFF金利予測
25:13 米国のイールドカーブ(3か月〜30年の利回り曲線)とS&P500の推移(2024年9月9日現在)
26:40 S&P500、10年・2年イールドカーブ、FFレートの推移
28:49 急増するウォーレン・バフェットの現金の山
35:44 バークシャー・ハザウェイの手元現金残高とNYダウの推移
42:28 米国の失業率とバフェット指標(ウイルシャー5000の時価総額÷GDP)

http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/1603.html#c4

コメント [近代史4] 長期金利を左右するもの 中川隆
7. 中川隆[-9148] koaQ7Jey 2024年9月13日 05:57:10 : P3g0N01uLY : dWE0NWRmMlhZcm8=[2]
一生に一度の売り場か!?
石原順チャンネル 2024/09/10
https://www.youtube.com/watch?v=nD_xhGqonNM&t=721s

<チャプター>
00:00 一生に一度の売り場か!?
09:50 クレジットカードの負債総額は過去最高、個人貯蓄率は過去最低
12:45 平均所得に対する住宅価格が史上最高水準に到達!
16:00 貧富の格差や富の偏在が起こると
17:35 日経平均(月足)
20:50 史上最長の利回り曲線の逆転
22:05 米国のイールドカーブ(3か月〜30年の利回り曲線)とS&P500の推移(2000年〜2001年)
23:25 米国のイールドカーブ(3か月〜30年の利回り曲線)とS&P500の推移(2006年〜2007年)
24:35 1955年以降のFF金利と今後3年間のFF金利予測
25:13 米国のイールドカーブ(3か月〜30年の利回り曲線)とS&P500の推移(2024年9月9日現在)
26:40 S&P500、10年・2年イールドカーブ、FFレートの推移
28:49 急増するウォーレン・バフェットの現金の山
35:44 バークシャー・ハザウェイの手元現金残高とNYダウの推移
42:28 米国の失業率とバフェット指標(ウイルシャー5000の時価総額÷GDP)

http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/1558.html#c7

コメント [近代史4] 国債の長短金利差を見て景気後退を判断する 中川隆
12. 中川隆[-9147] koaQ7Jey 2024年9月13日 05:57:33 : P3g0N01uLY : dWE0NWRmMlhZcm8=[3]
一生に一度の売り場か!?
石原順チャンネル 2024/09/10
https://www.youtube.com/watch?v=nD_xhGqonNM&t=721s

<チャプター>
00:00 一生に一度の売り場か!?
09:50 クレジットカードの負債総額は過去最高、個人貯蓄率は過去最低
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16:00 貧富の格差や富の偏在が起こると
17:35 日経平均(月足)
20:50 史上最長の利回り曲線の逆転
22:05 米国のイールドカーブ(3か月〜30年の利回り曲線)とS&P500の推移(2000年〜2001年)
23:25 米国のイールドカーブ(3か月〜30年の利回り曲線)とS&P500の推移(2006年〜2007年)
24:35 1955年以降のFF金利と今後3年間のFF金利予測
25:13 米国のイールドカーブ(3か月〜30年の利回り曲線)とS&P500の推移(2024年9月9日現在)
26:40 S&P500、10年・2年イールドカーブ、FFレートの推移
28:49 急増するウォーレン・バフェットの現金の山
35:44 バークシャー・ハザウェイの手元現金残高とNYダウの推移
42:28 米国の失業率とバフェット指標(ウイルシャー5000の時価総額÷GDP)

http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/1761.html#c12

コメント [リバイバル3] 株で儲ける方法教えてあげる(こっそり) 新スレ 中川隆
446. 中川隆[-9146] koaQ7Jey 2024年9月13日 05:59:18 : P3g0N01uLY : dWE0NWRmMlhZcm8=[4]
一生に一度の売り場か!?
石原順チャンネル 2024/09/10
https://www.youtube.com/watch?v=nD_xhGqonNM&t=721s

<チャプター>
00:00 一生に一度の売り場か!?
09:50 クレジットカードの負債総額は過去最高、個人貯蓄率は過去最低
12:45 平均所得に対する住宅価格が史上最高水準に到達!
16:00 貧富の格差や富の偏在が起こると
17:35 日経平均(月足)
20:50 史上最長の利回り曲線の逆転
22:05 米国のイールドカーブ(3か月〜30年の利回り曲線)とS&P500の推移(2000年〜2001年)
23:25 米国のイールドカーブ(3か月〜30年の利回り曲線)とS&P500の推移(2006年〜2007年)
24:35 1955年以降のFF金利と今後3年間のFF金利予測
25:13 米国のイールドカーブ(3か月〜30年の利回り曲線)とS&P500の推移(2024年9月9日現在)
26:40 S&P500、10年・2年イールドカーブ、FFレートの推移
28:49 急増するウォーレン・バフェットの現金の山
35:44 バークシャー・ハザウェイの手元現金残高とNYダウの推移
42:28 米国の失業率とバフェット指標(ウイルシャー5000の時価総額÷GDP)

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/822.html#c446

コメント [政治・選挙・NHK295] 小泉進次郎氏「死ぬまで働け」戦慄の年金プラン “標準モデル”は萩本欽一…なんでそうなるの?(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
62. 2024年9月13日 06:15:51 : zUK0LSZ5kb : V2VjTEZKc0VVUVk=[721]
>小泉進次郎氏「死ぬまで働け」

人間誰しも年をとり朽ち果てる
それを補うのが家族であり友人知人、そして住民を管理している「国家」
旧日本は働けなくなった老人を「年金」+「家族知人」で支えてきた
それを壺が……

小泉進次郎氏「死ぬまで働け」だと?
幾ら税金名目で上納したと思ってんだよ
\(^o^)/ 61. イサオ 笑わせるなよ
      工作員にしては手ぐちが下品すぎるわ〜
       お前生きていて楽しいか?



http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/490.html#c62

コメント [政治・選挙・NHK295] “無敵の人”兵庫パワハラ県知事に辞職要求へ自民&維新「首取り合戦」も…ヤケクソ解散に高まる警戒(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
12. 天元[526] k1aMsw 2024年9月13日 06:18:47 : ZVfystqlsM : ZUY2UVpNd2t4eHc=[949]
総務省の役人として、県の役人として務めてきた斉藤知事。

何が彼の態度を一変させたのかわ分からないが、余りにも常識を越えた態度には驚く。

それにしても、なぜ、住民の行動が声が上がってきてないようだが不思議だ。

全会派の知事辞職要求として、不信任案の提出可決を要求するとのこと。それでも知事が拒否して議会解散を選ぶ事も可能だが議会会派は覚悟があるのだろうか。
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/496.html#c12

コメント [政治・選挙・NHK295] 小泉進次郎氏「死ぬまで働け」戦慄の年金プラン “標準モデル”は萩本欽一…なんでそうなるの?(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
63. 2024年9月13日 06:25:32 : zUK0LSZ5kb : V2VjTEZKc0VVUVk=[722]
P.S.

工作員達の米は現実味がないんだよ
全て「上から目線の他人事」
仕事してますってか?
\(^o^)/ 阿修羅も○CHになる日は近いのか…… 
      
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/490.html#c63

コメント [政治・選挙・NHK295] だから自民党はダメなのだ 安倍政治の否定と統括がなければ始まらない(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
22. 罵愚[4357] lGyL8A 2024年9月13日 06:27:52 : dLV7KORD0A : TkxhRUl1ZEs1Yk0=[591]
>>14 >>20
『だから自民党はダメなのだ 安倍政治の否定と統括がなければ始まらない』って表題のもとで、米ドロボーの話がはじまる。『だから★阿修羅♪ はダメなのだ 運営人と管理人の否定と統括がなければ始まらない』ってテーマに変更しようか(笑)?
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/498.html#c22
コメント [政治・選挙・NHK295] 高市早苗氏の「進次郎つぶし」が始まった! 夫婦別姓、解雇規制…掲げた政策に次々「反対」(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
25. 秘密のアッコちゃん[502] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2024年9月13日 06:29:27 : fjTz2F981w : QTJUazdpaUhyT1U=[67]
<■2406行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
<主張>自民総裁選告示 日本を守る政策競い合え 「夫婦別姓」には賛成できない
社説
2024/9/13 5:00
https://www.sankei.com/article/20240913-3EWZIUNIWVKNJGCH5AYNPRJ2LM/
自民党総裁選が告示され、過去最多の9人が立候補した。
多くの派閥が解散を決め、名乗りを上げやすい環境になったことなどが背景にある。
投開票は27日で、岸田文雄首相の後継選びだ。
有権者である自民党の国会議員と党員・党友には、1億2千万人が暮らす日本の舵取り役には誰が最も相応しいかを考え、投票してもらいたい。
目先の人気投票は禁物である。
世界は激動の時代を迎えている。
日本は、反日的で核武装している専制国家の中国とロシア、北朝鮮に囲まれている。
■転換期を担う自覚持て
ロシアが侵略するウクライナ、紛争の絶えない中東を除き日本は世界で最も厳しい安全保障環境にある。
冷戦期の東西対立の最前線は欧州だったが、現代のそれは日本を含む北東アジアである。
先進7カ国(G7)の一員である日本には、自国の防衛に加えて、地域と世界の平和と秩序を守る責務がある。
経済では、成長力強化が急務だ。
「失われた30年」
とされる長期停滞から真に脱却できるかが問われている。
人口減少への対応や持続可能な社会保障制度の改革も待ったなしだ。
候補者は重大な転換期に政権を担う自覚を持ち、志と具体的な政策を語らねばならない。
早期の衆院解散・総選挙が想定されるが、聞こえのよい政策を羅列するだけでは無責任の誹りを免れない。
選挙後の政権運営の構想と実行力こそが重要だ。
今や、誰が首相になっても同じという時代ではない。
安倍晋三元首相は
「自由で開かれたインド太平洋」
構想を世界に提示し、限定的ながら集団的自衛権の行使容認を実現した。
菅義偉前首相は米国と共に
「台湾海峡の平和と安定の重要性」
を打ち出した。
岸田文雄首相は5年間の防衛費43兆円、反撃能力の保有を決め、防衛力の抜本的強化を開始した。
彼らの決断と行動がなければ日本は中国や北朝鮮の脅威、ロシアのウクライナ侵略を前に立ち往生していただろう。
候補者は岸田氏が語った
「ウクライナは明日の東アジアかもしれない」
という危機感を共有し、安倍氏以来の外交安保政策の確実な継承と発展を約束すべきである。
高市早苗経済安全保障担当相が提案した内閣情報局、内閣情報会議創設は日本と国民の安全を高めるだろう。
台湾有事は令和9(2027)年までにあるかもしれないと懸念されている。
抑止力と対処力向上へ残された時間は短く、理念的な法改正に走っている余裕はない。
米国との同盟や有志国との協力を強めつつ、地に足の着いた防衛、国民保護策を推進すべきである。
一方で、千年、二千年の視野で日本を守るため、安定的な皇位の継承策を整えたい。
岸田内閣は、男系男子による継承を堅持する内容の報告書を国会へ提示した。
自民は報告書に賛同している。
男系(父系)継承を一度の例外もなく貫いてきた皇統を守らねばならない。
■男系継承の皇統を守れ
憲法改正は自民の党是だ。
自衛隊明記や緊急事態条項創設などをいつまでに実現したいかを語ってほしい。
首相になっても憲法改正を論ずるのは何の問題もない。
公明など他党を説得していく決意も披露すべきだ。
北朝鮮による拉致被害者全員救出の強い決意を示すことが求められよう。
争点の1つに選択的夫婦別姓導入の是非がある。
家族や社会の有り様に関わる問題だ。
国民的合意を欠いたまま結論を急げば、社会に分断を招く。
選択的夫婦別姓が導入されれば、姓は砂粒のような個人の呼称へと変貌しかねない。
世代を重ねていく家族の呼称としての姓でなければ、姓を名乗る必要があるのだろうか。
夫婦別姓は片方の親と子の別姓でもある。
祖父母らも絡み、家族の歴史や絆が断ち切られ、戸籍制度も揺らぐ。
「選択的」
と言っても個人の自由の問題ではない。
小泉進次郎元環境相は1年以内に実現したいと語ったが、賛成できない。
旧姓使用の充実で対応できる話だ。
「政治とカネ」
を巡る問題は重要だ。
信頼を回復しなければ自民は強い政策推進力を保てまい。
再発防止や政治資金の透明性確保はもちろん、派閥解散に伴う党内統治の在り方も含め政治改革論議を深めてほしい。
国内外で政治家を狙うテロが相次いでいる。
遊説警備に万全を尽くしてもらいたい。

自民党総裁選で急浮上の夫婦別姓、経団連の間違い
阿比留瑠比の極言御免
2024/9/12 1:00
https://www.sankei.com/article/20240912-6AWPKWND65P33HQYWVB3XSBWSI/
国会議員と一般国民との意識の乖離を感じることは少なくない。
2023年のLGBT理解増進法騒動の時もそうだったが、議員たちは時に、国民の関心がさほど高くもない問題について、まるで最優先課題であるかのように熱心になる。
今回の自民党総裁選での選択的夫婦別姓問題の急浮上も、その1つだろう。
「旧姓使用のままだと、多くの金融機関では銀行口座やクレジットカードを作ることはできない」
「そして、旧姓では不動産登記ができない」
小泉進次郎元環境相は2024年9月6日の出馬表明記者会見でこう述べ、首相に就いたら夫婦別姓を認める法案を国会に提出すると明言した。
そしてこの小泉氏の意気込みに押され、選択的夫婦別姓問題が総裁選の大きなテーマになった感があるが、国民の関心はどうか。
NHKが2024年9月9日に発表した世論調査で、自民党総裁選で最も深めてほしい政治課題として6つの選択肢を挙げた結果が興味深い。
それによると
「年金など社会保障制度」が35%
でトップで
「経済・財政政策」(26%)
が続き、
「選択的夫婦別姓」は僅か1%
で最下位だった。
1%だから無視していいというわけではないが、優先的に取り組むべき喫緊の課題だとは言えない。
また、小泉氏の言葉に対しては高市早苗経済安全保障担当相がこう事実誤認を指摘し、話題となった。
「選択的夫婦別氏制度を実現するという候補予定者に『(旧姓では)不動産登記ができない』と答えた人がいたが、2024年4月から不動産登記は旧姓でできる」
更に、高市氏の指摘に関して自民の長尾敬前衆院議員がX(旧ツイッター)で、こんな補足をしていた。
「小泉氏は法改正されていることを知らなかった」
「因みに銀行口座も金融庁からの通知で順次作れるように移行されているのに作れないと説明していました」
「間違って作られた経団連の資料をそのまま説明したからです」
そこで、経団連が2024年6月に公表した選択的夫婦別姓の実現を求める提言
「選択肢のある社会の実現を目指して」
を見ると、
「ビジネスの現場における通称利用の弊害が生じる場面(例)」
という図表に、確かに
「口座やクレジットカードの作成時」
「不動産登記を行う時」
と書かれていた。
小泉氏が本当に経団連の資料を基に発言したかどうかは分からない。
ただいずれにしろ、経団連の提言自体が誤った認識に基づいていたことになる。
この2024年9月10日には、立憲民主党の4人の代表選候補者と党所属女性議員との討論会が開かれた。
4人全員が選択的夫婦別姓に賛成している点が立民らしいが、その中で野田佳彦元首相がこう述べているのが気になった。
「経団連も早期実現を主張するようになった」
「チャンスを逃してはいけない」
この経団連の提言に関しては、2024年7月14日の共産党の機関紙『しんぶん赤旗』も1面トップで
「経団連本部訪ねて聞いてみた 選択的夫婦別姓」
と大きく取り上げていた。
国会は、与野党共に経団連の事実誤認が含まれた提言に影響されているように見える。
このまま国民の42・2%(令和3年の内閣府調査)が求める
「旧姓の通称使用についての法制度」
を無視した形で、
「選択的夫婦別姓」
実現へと突き進むのであれば、国民との意識のズレはさらに増すばかりだろう。

岸田内閣 支持は20%で発足後最低 不支持は60% 政党支持率は
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240909/k10014577111000.html#:~:text=

選択肢のある社会の実現を目指して
〜女性活躍に対する制度の壁を乗り越える〜
2024年6月18日
一般社団法人 日本経済団体連合会
https://www.keidanren.or.jp/policy/2024/044_honbun.html

高市早苗氏、通称使用に根拠与える法案を 「選択的夫婦別姓賛成の人は議員立法なかった」
2024/9/10 12:15
https://www.sankei.com/article/20240910-JZ4633HTQJD2FAIGT4GLEI5Y5I/
自民党総裁選(12日告示、27日投開票)に出馬する高市早苗経済安全保障担当相(63)は9日夜、BSフジ番組で、首相就任時に旧姓を通称使用できる措置を国や地方公共団体、公私の団体、事業者に義務付ける
「婚姻前の氏の通称使用に関する法律案」
を政府提出法案として国会に提出する考えを示した。
「この法案が通れば、ほぼほぼ結婚で姓が変わることによる不便はなくなる」
と指摘した。
高市氏は平成14年、令和2年の過去2回、同法案を議員立法として党法務部会に提出したが、党議決定には至らなかった。
その上で、高市氏は
「これまで選択的夫婦別姓に賛成だと仰っていた方々が、自ら議員立法の形で法案を書いて、党政調会に提出していたなら、ともかく、これまで提出されていなかった」
と述べ、選択的夫婦別姓の制度化を主張する党所属議員の手法を疑問視した。
総裁選では、出馬表明した小泉進次郎元環境相(43)が首相就任時の選択的夫婦別姓制度の導入法案の国会提出を明言し、党議拘束をかけない考えを示している。
高市氏は
「そういう方向もあるのだろう」
と述べた上で、婚姻前の氏の通称使用に関する法律案についても
「(党議拘束)かけなくてもいい」
と語った。

高市氏は小泉氏念頭に皮肉も 選択的夫婦別姓導入巡り自民総裁選の立候補予定者が対立
2024/9/9 20:30
https://www.sankei.com/article/20240909-2YNDBMGC35ILBDLNK4HLK6TJDQ/
自民党総裁選(12日告示、27日投開票)で、夫婦同姓か夫婦別姓を選べる
「選択的夫婦別姓制度」
の導入について、立候補予定者の意見が割れている。
9日に出馬を表明した高市早苗経済安全保障担当相(63)は反対の立場で、早期実現方針を表明した小泉進次郎元環境相(43)の事実誤認を指摘した。
党内には慎重論も根強く、賛成派が押し切ろうとすれば分断を生む可能性がある。
「少し正しく皆さまに知識を持ってもらいたい」
高市氏は9日の記者会見で、こう語った。
念頭にあるのは6日の会見で
「旧姓では不動産登記ができない」
と発言した小泉氏だ。
高市氏は
「選択的夫婦別氏制度を実現するという候補予定者に『(旧姓で)不動産登記ができない』と答えた人がいたが、4月から不動産登記は旧姓でできる」
と指摘した。
高市氏は住民票などへの旧姓併記が広がっていることや、旧姓の通称使用の拡大に向けた法案作りに取り組んできたことを挙げ、
「私が提出したような法案が通れば、ほとんどの不便は解消される」
と述べた。
小林鷹之前経済安保担当相(49)も8月19日の会見で、
「旧姓の併記が認められる制度がある」
「ただ、周知されていないと思うので、もっと周知を徹底する形でニーズに応えたい」
と述べている。
小泉氏は9日、経団連の十倉雅和会長と東京都内で面会した。
経団連は選択的夫婦別姓の実現を政府・与党に働きかけている。
小泉氏は面会後、記者団に
「家族の中で名字が違うことが、家族の絆の崩壊に繋がるというのは必ずしも違うと思う」
と語った。
石破茂元幹事長(67)は6日、東京都内で記者団に
「実現は早ければ早いに越したことはない」
と小泉氏に同調した。
河野太郎デジタル相(61)も8月26日の会見で
「認めた方がいい」
と述べている。
一方、過去に前向きな発言をしたことがある茂木敏充幹事長(68)は今月4日の会見では
「国民の間でも様々な意見がある」
「更なる検討を進めていきたい」
と述べるにとどめた。
林芳正官房長官(63)も
「個人的にはあってもいいが、色々な意見がある」
としている。

高市早苗氏、選択的夫婦別姓で小泉進次郎氏に反論「不動産登記できる」解雇規制緩和も反対
2024/9/9 17:23
https://www.sankei.com/article/20240909-TZREDMPC75CKZNZKXM66THI7RU/
自民党の高市早苗経済安全保障担当相(63)=衆院奈良2区=は9日、党総裁選(12日告示、27日投開票)への立候補を表明した記者会見で、選択的夫婦別姓の制度化に慎重な考えを示した上で、
「少し正しく皆さまに知識を持ってもらいたい」
と述べ、
「選択的夫婦別氏制度を実現すると言う候補予定者に『(旧姓で)不動産登記ができない』と答えた人がいたが、4月から不動産登記は旧姓でできる」
と指摘した。
■「正しい知識を」
選択的夫婦別姓を巡っては、小泉進次郎元環境相が総裁選に出馬表明した6日の記者会見で、制度の導入法案を提出する考えを明言し、
「旧姓では不動産登記ができない」
などと語っていた。
その上で、高市氏は
「婚姻で姓が変わることによる不自由を解消したい」
「私が提出したような法案が通れば、ほとんどの不便は解消される」
と述べ、旧姓の通称使用に法的根拠を与える法整備の必要性に重ねて言及した。
高市氏は平成14年と令和2年、それぞれ党法務部会に、旧姓の通称使用に法的根拠を与える
「婚姻前の氏の通称使用に関する法律案」
を提出した。
しかし、党議決定には至っていない。
旧姓の通称使用の法制度化を重視する理由には世論調査の結果を上げた。
そのうち、内閣府の令和3年12月の調査は
「夫婦同姓制度を維持した上で、旧姓の通称使用についての法制度を設けた方がよい」
との回答は42・2%で、
「選択的夫婦別姓制度を導入した方がよい」
の28・9%を上回っている。
高市氏は、旧姓の通称使用に関する総務相時代の自身の取り組みもアピールし、「総務省関係でやることができる全ての手続き1142件について、婚姻前の姓で対応できるように変えた」などと語った。
■解雇規制「日本は緩い方」
また高市氏は、小泉氏が掲げる大企業の解雇規制の緩和に関しても「反対だ」と明言した。
「G7(先進7か国)と比較しても、日本の規制はきつくない]
「(規制は)労働者を守る意味だが、様々な指標を見ると、(日本は)緩い方だ」
と語った。

<産経抄>多様性、多様性というけれど
2024/9/7 5:00
https://www.sankei.com/article/20240907-KZZFCTKANRNW7JW2QWLUV7TBFI/
世は多様性の時代と言われる。
「首相になったら選択的夫婦別姓を認める法案を国会に提出し、国民的議論を進める」。
小泉進次郎元環境相は6日、自民党総裁選への出馬表明記者会見でこう述べ、
「多様な人生」
「多様な選択肢」
の拡大を訴えた。
▼いつしか日本社会に、多様性を主張されると異議は唱えにくい
「空気」
が醸成されてしまった。
国会質疑からテレビコマーシャルまで、多様性という言葉を聞かない日はない。
とはいえ抄子は天邪鬼(あまのじゃく)なので、
「猫もしゃくしも多様性を礼賛する社会のどこが多様なのか」
と言いたくなる。
▼レオナルド・ダビンチの名画「最後の晩餐」を揶揄した性的少数者の宴らしきものや、切り落とされた自らの生首を手に持つマリー・アントワネットが登場して物議を醸したパリ五輪開会式も、多様性を表現したものだった。
評価は分かれようが、少なくとも抄子の目にはグロテスクに映った。
▼選択的夫婦別姓については、自民党総裁選への出馬を表明している者の中で小泉氏の他に石破茂元幹事長や河野太郎デジタル相も前向きである。
経団連も選択的夫婦別姓の早期実現を求め、まるでそれが時代の趨勢であるかのような提言も発表したが、本当にそうなのか。
▼NHK放送文化研究所が中高校生を対象に令和4年に実施した調査(1183人回答)では、結婚後に夫婦別姓を望む回答はわずか7・0%しかいない。
調査自体が見当たらないので確たることは言えないが、子供たちが夫婦別姓に伴う
「片親との別姓」

「兄弟別姓」
を歓迎するだろうか。
▼世界の潮流に乗り遅れるとの意見も承知しているが、こう愚考している。
日本は日本のやり方でいいと認めるのもまた多様性ではないかと。

夫婦別姓、LGBT問題でも共産党と似てきた経団連 自民党も加われば「多様性の統一」
阿比留瑠比の極言御免
2024/7/4 1:00
https://www.sankei.com/article/20240704-ORCW5C7MEFIC7EJPSH6XFP45ZI/
前回、2024年6月27日付の当欄『夫婦別姓で失う自民の価値』で筆者は、選択的夫婦別姓制度を巡る議論には当事者である子供の視点が欠けていると指摘した。
その際、次のように記し、過去の調査では両親が別姓となることに否定的な意見を持つ中高生が3分の2に及んだことに言及していた。
「平成13年に民間団体が中高生を対象に実施したアンケート結果を紹介する」
「子供対象の世論調査自体が珍しく、古い調査だが寡聞にして他に知らないのでご容赦願いたい」
すると、親切な読者がNHK放送文化研究所が令和4年に実施した調査(1183人回答)があると教えてくれた。
その
「中学生・高校生の生活と意識調査」
を見ると、別姓に関する設問は1問だけだったが、こんな問いがあった。
「結婚後、名字をどのようにしたいか」
これに対する回答で一番多かったのは
「相手が自分の名字になっても、自分が相手の名字になっても、どちらでも構わない」
で58.7%に上り、姓への拘りの薄さを示している。
「自分の名字を相手の名字に変えたい」
という積極的な改正派も14.8%いた。
その一方で、夫婦別姓を求める
「自分も相手も、名字を変えずにそのままでいたい」
は僅か7.0%に留まっていたのである。
やはり、こうした子供たちの意見を無視すべきではないのではないか。
国会や司法、経済界やマスコミでの議論は、この点が欠落していて余りに功利的に見える。
夫婦別姓は必然的に片方の親と子供の姓が異なる親子別姓となるし、制度の構築の仕方によっては兄弟別姓にもなり得る。
■高市法案の提出を
そもそも今回、またぞろ夫婦別姓問題が浮上したのは2024年6月、経団連が選択的夫婦別姓制度の早期実現を求める提言を発表したからだが、そこには案の定、子供の視点や立場は全く取り入れてられていなかった。
その
「はじめに」
の部分には一読、呆れた。
「ダイバーシティ(多様性)、エクイティ(公平性)、インクルージョン(包摂性)、(DEI)は、イノベーションの源泉であり、社会・経済のサスティナブルな成長に欠かせない要素であるとともに、先き不透明な時代の中で、企業のレジリエンスを高めるうえでも必要不可欠である」
短い一文の中に、6つも片仮名言葉が出てくる。
こんな不自然な言葉遣いをする者は普通、社会では敬遠されて相手にされない。
「我が国経済の自立的な発展と国民生活の向上に寄与すること」
を使命とするはずの経団連は、LGBT問題でも夫婦別姓問題でも、段々と日本共産党と似てきたのではないか。
その輪の中にもし自民党も加わるとしたら、それは多様性ではなく共産党が主張する
「多様性の統一」
だろう。
実際、共産党の田村智子委員長は2024年6月19日の党首討論で、経団連が政府に選択的夫婦別姓制度の早期実現を要請したことに言及し、
「長年に渡る女性たちの訴えが遂に経済界も動かした」
と胸を張った。
自民党はまず、高市早苗経済安全保障担当相が平成14年と令和2年の2度に渡り、党法務部会に提出した
「婚姻前の氏の通称使用に関する法律案」
を審議し、国会に提出すべきである。
これにより、
「国、地方公共団体、事業者」
などは通称使用のために
「必要な措置を講ずる責務を有する」
と定めて通称使用に法的根拠を与えれば、経団連が懸念する
「職業生活上の不便・不利益」
の多くは解消するのではないか。

調査概要・グラフについて
「中学生・高校生の生活と意識調査」とは?
https://www.nhk.or.jp/bunken/yoron-isiki/tyuko/about.html
回答者数
中高生の結果:中高別の全調査結果はこちら(PDF)から
https://www.nhk.or.jp/bunken/yoron-isiki/tyuko/assets/pdf/cyukousei.pdf
―結婚後、名字をどのようにしたいか―
第51問〔全員に〕あなたは、将来、結婚したとしたら、名字をどのようにしたいと思いますか。次の中から、あてはまるものに、1つだけ〇を
つけてください。
@1982年A1987年B1992年C2002年D2012年E2022年
1.相手の名字を、自分の名字に変えてほしい
中学生@ ――A ――B ――C ――D ――E19.6
高校生@ ――A ――B ――C ――D ――E16.0
2.自分の名字を、相手の名字に変えたい
中学生@ ――A ――B ――C ――D ――E13.1
高校生@ ――A ――B ――C ――D ――E16.2
3.相手が自分の名字になっても、自分が相手の名字になっても、どちらでも構わない
中学生@ ――A ――B ――C ――D ――E59.2
高校生@ ――A ――B ――C ――D ――E59.9
4.自分も相手も、名字を変えずにそのままでいたい
中学生@ ――A ――B ――C ――D ――E7.0
高校生@ ――A ――B ――C ――D ――E6.1
5.無回答
中学生@ ――A ――B ――C ――D ――E1.0
高校生@ ――A ――B ――C ――D ――E1.8

別姓で自己否定する自民
阿比留瑠比の極言御免
2024/6/27 1:00
https://www.sankei.com/article/20240627-TWC52YKBYNKC7DKHOP5EBO4BQU/
自民党が性懲りもなく選択的夫婦別姓に関する党内議論を再開させるという。
経団連や経済同友会のビジネス的見地からの要請に後押しされた形だが、不必要だったLGBT理解増進法に続いて夫婦別姓にまで突き進むとしたら、自民の存在価値をまた1つ自己否定することになろう。
「多様性」
というはやりの聞こえのいい掛け声に目が眩み、安易に取り込もうとするのでは、立憲民主党や共産党、社民党と最早選ぶ所がない。
もっとも、岸田文雄首相は2024年6月21日の記者会見で、選択的夫婦別姓については次のように慎重だった。
「様々な立場の方に大きな影響を与える問題だ」
「だからこそ世論調査でも意見が分かれている」
「前向きな意見の方の一方、家族の一体感や子供の姓をどうするかなどに関心を持つ消極的な意見もある」
LGBT法を巡っては、元首相秘書官の性的少数者差別とも受け取られかねない発言や米民主党政権の圧力に屈して成立に前のめりになった首相だが、今度はぶれないでもらいたい。
安倍晋三元首相もかつてこの問題に関し、首相にこう信頼を示していた。
「岸田さんはそうリベラルではないんだ」
「以前、夫婦別姓の議論が高まった時に
「子供の視点が全然ない」
と話していた。
■アンケートでは
やはりこの点が重要だと考えるので、平成13年に民間団体が中高生を対象に実施したアンケート結果を紹介する。
子供対象の世論調査自体が珍しく、古い調査だが寡聞にして他に知らないのでご容赦願いたい。
それによると、両親が別姓となったら
「嫌だと思う」(41.6%)
「変な感じがする」(24.8%)
の否定的な意見が、合わせて3分の2に達した。
一方で
「嬉しい」
は僅か2.2%しかいなかった。
また、成人を対象とした令和3年実施の内閣府の
「家族の法制に関する世論調査」
結果を見ても、選択的夫婦別姓制度導入を求める回答は28.6%に留まった。
「夫婦同姓制度を維持した方が良い」が27.0%、
「夫婦同姓制度を維持した上で、旧姓の通称使用についての法制度を設けた方が良い」が42.2%で、
夫婦同姓維持派が7割近くに達している。
夫婦の姓が異なることでの子供への影響に関しては
「好ましくない影響があると思う」と答えた者の割合が69.0%で
「影響はないと思う」は30.3%
に留まっている。
留意すべきは
「兄弟の姓が異なっても構わない」が僅か13.8%で、
「姓は同じにするべきだ」が63.5%
に上ることだろう。
夫婦どちらの姓を名乗らせるかを巡り、親族間のトラブルも予想される。
■フェミニストの議論
選択的夫婦別姓については、
「選択的」
だから別に同性を選びたい人はそうすればいいだけだという意見もあるが、事はそう単純ではないだろう。
既に平成17年刊行の
「ザ・フェミニズム」(上野千鶴子、小倉千加子著)
で、フェミニスト【フェミニストとは、全ての性が平等な権利を持つべきだという理由から女性の権利を主張する行為(フェミニズム)を支持する人のことだと、英オックスフォード辞書で定義されている】である小倉氏がこんな議論をしている。
「(選択的)夫婦別姓になったら、まるで夫婦別姓をしている人の方が進んでいて、夫婦同姓の人の方が遅れているみたいになりかねない」
「そこでまた1つの差別化が行われるわけじゃないですか」
女優でタレントの橋本マナミさんが2024年6月
「私は一緒の名字がいいです」
「好きで結婚したから」
とテレビで発言しただけでニュースとして取り上げられる現状を見ると別姓導入で同性夫婦が肩身の狭い思いをする日が来るかもしれない。
(論説委員兼政治部編集委員)

阿比留瑠比の極言御免
日経、朝日のコラムに異議あり 夫婦別姓論議に欠ける子供の視点
2015/11/9 5:00
https://www.sankei.com/article/20151109-Q7P53O3IFNNVLFLL3DOXYENVFM/
2015年11月4日は最高裁大法廷で夫婦別姓(氏)を巡る訴訟の弁論が開かれるとあって、日経新聞と朝日新聞の朝刊1面コラムが、それぞれこの問題を取り上げていた。
夫婦別姓に賛成・推進する立場で書かれたこの2つのコラムを読んで感じたのは、立論の前提、出発点が異なり、議論が噛み合わないもどかしさだった。
「誰かに迷惑もかけない」
「コストも知れている」
「歩みの遅さを合理的に説明するのは難しい」
日経はこう書いていたが、夫婦別姓論議でいつも気になるのが、当事者である子供の視点の欠落だ。
子供の意見を反映した調査がなかなか見当たらないので少し古くなって恐縮だが、平成13年に民間団体が中高生を対象に実施したアンケート結果を引用したい。
それによると、両親が別姓となったら
「嫌だと思う」(41.6%)

「変な感じがする」(24.8%)
との否定的な意見が、合わせてほぼ3分の2に達している。
一方、
「嬉しい」は僅か2.2%
しかいなかった。
また、20歳以上の成人を対象とする内閣府の世論調査(平成24年12月実施)でも、夫婦の名字が違うと
「子供にとって好ましくない影響があると思う」と答えた人が67.1%
に上り、
「影響はないと思う」(28.4%)
を大きく上回った。
夫婦別姓と言うと、両性が納得すればいいと思いがちだが、夫婦が別姓を選択した場合、子供は必ず片方の親と別姓になる。
事は夫婦の在り方だけの問題ではなく、簡単に
「誰かに迷惑もかけない」
と言い切れるような話ではない。
日経コラムは更に、こうも書いている。
「反発する人の声から『自分と違う価値観を持つ人間が、とにかく許せない』との響きを感じることがある」
どう感じようと自由ではあるが、この見解はかなり一方的だろう。
10年以上前のことだが、夫婦別姓を議論していた自民党の会議を取材した同僚記者は、夫婦別姓推進派で、現在は党総裁候補の1人と言われる議員から、こう面罵された。
「(夫婦別姓に慎重論を唱える)産経新聞は、新聞じゃない」
当たり前のことだが、自分と違う価値観が許せないのは、何も夫婦別姓に
「反発する人」
に限らないということである。
多様な価値観を説く人が、異なる価値観を否定するという矛盾を犯すのは珍しくない。
ちなみに、朝日のコラムにはこうあった。
「結婚や家族の多様化、個の尊重という冒頭に引いた変化(※国民意識の多様化、個人の尊重)は、別姓の議論にもそのまま当てはまる」
「社会は旧姓使用を広げる方向に動く」
確かに一般論としては、社会の多様化は歓迎すべきことなのだろう。
多様性を失えば硬直化し、やがては行き詰まっていく。
とはいえ、何でもかんでも
「多様化」
という言葉で正当化しても、そこで思考停止することになる。
また、夫婦別姓を法的に位置付ける事と、旧姓使用は全く別物である。
現在、夫婦同姓制度の下で通称使用が大きく緩和され、旧姓使用が広がっていることがその証左だと言える。
いずれにしてもこの問題を考える時は、直接影響を受けることになる子供の意見をもっと聞いた方がいい。
政府にも、今度調査する時は是非その視点を盛り込むようお願いしたい。
(論説委員兼政治部編集委員)

安倍元総理の三回忌を前に 「夫婦別氏」よりも「婚姻前の氏の使用」の利便化で
WiLL2024年8月号 経済安全保障担当大臣 高市早苗
■安倍元総理が夢に
2024年7月8日には、2022年の参議院選挙応援中に凶弾に倒れ、逝去された安倍晋三元総理の三回忌を迎えますね。
度々つまらない口喧嘩をしたり、仲直りをしたりの繰り返しでしたが、それも叶わなくなった今は、しみじみ淋しくなります。
先般、疲労が極限に達した時に、亡き両親と安倍元総理が一緒に夢に出てきたので、
「迎えに来たのかな」
と感じましたが、その夢には昭恵夫人も登場していたことを思い出して一安心!
安倍元総理も懸命に応援して下さった2021年9月の自民党総裁選以降、土日は党務か政務で地方講演、平日は仕事、深夜には大量の資料読みや原稿書き・・・と休みなく働き続けていて、人間ドックなど健康診断も3年以上は受けていないので、注意喚起のために夢に出て来て下さったのかなとも思いました。
2024年夏は、各方面との調整がつけば、安倍元総理の御命日に出国して、G7科学技術大臣会合に出席しますが、イタリアから帰国したら、1日だけは休みを確保して健康診断に行ってみようと考えています。
■経済界が夫婦別氏制度導入を要望
安倍元総理が何度も仰っていたことがありました。
「選択的夫婦別氏だけどさ、あれは駄目だよ」
「高市さんが法務部会に提出している法案を早く成立させればいいんだよ」
私が自民党政調会長の法務部会に提出した法律案というのは、
『婚姻前の氏の通称使用に関する法律案』
のことです。
この法律案では、戸籍上の夫婦親子の氏が同一であること(ファミリー・ネーム)は維持しつつ、
「婚姻前の氏を通称として称する旨の届出をした者」
について、
「国、地方公共団体、事業者、公私の団体」

「婚姻前の氏を通称として称するために必要な措置を講ずる責務を有する」
としたものです。
この法律案を、2002年と2020年の2回に渡って法務部会に提出しましたが、1回目は
「戸籍の氏も住所も別々にするべきだ」
といった強烈な反対意見が出て党議決定には至らず、2回目は、審査もされないまま放置されています。
私は、足掛け約4年の総務大臣任期期間の後半(2019年9月からの約1年間)で、『住民基本台帳法』『地方自治法』『公職選挙法』『消防法』『放送法』『電気通信事業法』をはじめ総務省が所管する全法令をチェックし、資格や各種申請など事務手続きに戸籍氏しか使えなかったものを、全て婚姻前の氏の単記か併記で対応できるように変更しました。
総務省単独の判断で変更できたものだけでも、合計1142件でした。
仮に全府省庁が阻害と同じ取り組みを実施し、地方公共団体や公私の団体や企業も同じ取り組みを実施すれば、婚姻による戸籍氏の変更によって社会生活で不便を感じることはなくなると考えます。
例えば、金融庁や厚生労働省。
私自身の経験では、銀行の預金通帳でしたが、婚姻前の氏のままで使える銀行と戸籍氏に作り直すよう求める銀行が混在していました。
数年前に年金受給者の方から伺った話ですが、通称使用届けを出して戸籍氏と婚姻前の氏が併記された住民票を提示したのに、厚生労働省の方針として
「戸籍氏の通帳でなければ年金を振り込めない」
とされ、通帳を作り直したということです。
こういった所管府省庁によってバラバラの対応が残っている現状を改善するためにも、私が起草した法律案によって、
「国、地方公共団体、事業者、公私の団体」

「婚姻前の氏を通称として称するために必要な措置を講ずる責務を有する」
ことを明確にするべきだと思っていました。
2024年6月、経団連会長が
「選択的夫婦別氏制度の導入」
を要望する
「提言」
を公表されました。
報道で知る限りの理由は、働く女性の不便解消や国際社会での活躍のためにということらしいのですが、先ずは前記したような法整備を行うということでは不十分でしょうか。
既に、マイナンバーカード、パスポート、運転免許証、住民票、印鑑登録証明書は、戸籍氏と婚姻前の氏の併記が可能になっています。
仕業・師業と呼ばれる国家資格の殆どで、免許証などへの婚姻前の単記や併記が可能になっています。
国際社会での活躍についても、同氏や別氏だけではなく、複合氏を使う国もあれば、氏が無い国もあり、様々です。
■「子の氏の安定性」
最近は、
「夫婦別氏制度」
の導入に賛成する政治家は
「改革派=善」、
反対する政治家は
「守旧派=悪」
といったレッテル貼りがされているように感じますので、私のような考え方は変だと思われる方も多いのかもしれません。
私が選択的であったとしても
「夫婦別氏制度」
の導入に慎重な姿勢を続けてきた最大の理由は、
「子の氏の安定性」
が損なわれる可能性があると思うからです。
現行制度では、婚姻届けを提出した夫婦の戸籍は全て同氏ですから、子も出生と同時に両親と同氏になることが確定しています。
法改正によって戸籍上も別氏の夫婦が出現した場合、子の氏の決め方について、
「全ての別氏夫婦が納得できるルール」
が必要になります。
仮に
「別氏夫婦が子の氏を取り合って、協議が調わない場合」
には子の氏が定まらないので、『戸籍法』が規定する
「出生の届出は、14日以内」
というルールも見直す必要があるのではないでしょうか。
これまでに衆議院に提出された
「夫婦別氏制度」
の導入を可能にする
「民法の一部を改正する法律案」(立憲民主党案)
を拝見すると、
「別氏夫婦の子は、その出生の際に父母の協議で定める父又は母の氏を称する」
「協議が調わない時は、家庭裁判所は、協議に代わる審判をすることができる」
とされています。
同法律案でも、別氏夫婦が子の氏を取り合って決められないケースを想定しているわけですが、果たして、この争いを持ち込まれる家庭裁判所は、一体どのような判断基準で審判を行うのでしょうか。
離婚の際に子の親権を争う裁判でしたら、法律に判断基準は明記されていないものの、過去の裁判例では
「子を養う経済力」
「子と過ごす時間を確保できるのか」
「子との関わりや愛情」
「子の年齢によっては子の意思」
「健康状態」
「教育・居住環境」
などの要素を総合的に考慮して判断されているようです。
しかし、出生直後の子の氏を争っている場合、家庭裁判所が如何なる審判をしたとしても、夫婦双方が納得できる理由を示すことができるとは考えられません。
裁判官、検事、法務省大臣官房審議官としても活躍された小池信行弁護士は、
「夫婦の協議で決まらない時の補充的な決定方法を定めておく必要がある」
として、スウェーデンでは
「出生から3カ月以内に決まらない時は母の氏を称するとしている」
ことを例示しておられました。
私は、幸せであるはずの出産直後に、子の氏を巡る争いの種を作ることを、特に懸念していました。
「夫婦別氏制度」
の導入を求める方々からは
「余計なお世話だ」
と批判されるのでしょうが・・・。
■世界に誇れる日本の戸籍制度
「そもそも、戸籍制度を廃止するべきだ」
と主張される方々もおられますが、私は、日本の
「戸籍制度」
は、世界に誇れる見事なシステムだと思っています。
戸籍は、重要な身分関係を明確にするために、血族・姻族・配偶関係を記載した公簿です。
新戸籍と旧戸籍の双方に相手方戸籍を特定表示することから、相手方戸籍を相互に索出でき、両戸籍を連結する記載が可能で、無限の親族関係の広がりを証明することができます。
よって、戸籍の
「公証力」
は、非常に強いものです。
例えば、遺産相続の分割協議手続きでは、
「隠れた法定相続人」
の存否を確認するため、死亡者の戸籍謄本を全て遡ることによって親族関係を確定できます。
重要な契約事も、戸籍で証明するものが多くあります。
この他、戸籍は、近親婚の防止、婚姻要件の調査、出生、死亡、離婚、任意認知、母子家庭の児童扶養手当、障害児童の特別児童扶養手当、母子父子寡婦福祉資金貸付、戦没者遺族に対する特別弔慰金、成年後見の申立手続き、家事調停事件手続きなど、様々な場面で行政・司法の基礎となっています。
20年以上婚姻関係を継続している夫婦間で居住用不動産を贈与した時の配偶者控除の制度でも、戸籍によって、20年以上に及ぶ婚姻関係を把握し立証します。
「他国に例を見ない戸籍制度だから、廃止するべき」
なのではなくて、
「他国に誇れる極めて優れた制度だから、守り抜くべき」
だと考えています。

愚か者! 経団連「夫婦別姓」提言
WiLL2024年8月号 副県立大学名誉教授 島田洋一
2024年6月10日、経団連がいわゆる
「選択的夫婦別姓」

「早期実現」
を政府に求める提言を出した(具体的には民法750条の改正)。
経団連は、夫婦が妻の姓を選ぶことも可能ではあるものの、
「実際には95%の夫婦が夫の姓を選び、妻が姓を改めている」
「そのため、アイデンティティの喪失や自己の存在を証することが出来ないことによる日常生活・職業生活上の不便・不利益といった、改姓による負担が、女性に偏っている」
と言う。
経団連によれば、
「女性のエンパワーメント(強化)において、我が国は世界に大きく立ち遅れており」、
その背後に、
「各社の取り組みだけでは解決できない、女性活躍を阻害する社会制度」
がある。
その代表的なものが夫婦同氏制度だというのである。
まず最初の疑問だが、女性の活躍に関して日本が
「世界に大きく立ち遅れて」
いるというのは本当か。
経団連・十倉雅和会長の頭にある
「世界」
がどの範囲なのか知らないが、少なくとも相当怪しい
「世界観」
だろう。
実際日本において、実力ある女性の活躍が、男の場合以上に阻害されているとすれば、
「女を下に見る」
不見識な経営者や重役が各所に残るでいではないか。
だとすれば、経済界の頂点に位置する経団連会長の責任が相当大きいと言わざるを得ない。
まずは自らの指導力不足を反省すべきだろう。
経団連提言で最も問題なのは、従来
「夫婦別姓」
法制化論で常に論点となってきた、
@親子や兄弟姉妹の間で姓が異なって良いのか
A明治以来の戸籍制度を崩すことにならないか
といった懸念に全く答えていないことである。
そもそも言及自体ない。
これは無責任だろう。
近年、パスポート、マイナンバーカードを始め、旧姓の通称使用が拡大されてきた。
経団連提言も、
「官民の職場では、女性の社会進出の進展を踏まえ、改姓によるキャリアの分断等を避けるため、職場における旧姓の通称としての使用を推進してきた」
「公的証明書や各種国家資格等でも婚姻前の姓(旧姓)の併記が可能になるなど、政府の施策としても通称使用が拡大され、経済界においても、通称使用は定着している」
と述べている。
「経団連調査では91%の企業が通称使用を認めている」
とも言う。
まだ不十分と言うなら、100%になるよう、経団連が強い姿勢で
「立ち遅れている」
経営者を叱咤すべきだろう。
そのための経済団体ではないか。
この問題で慎重論の先頭に立ってきた高市早苗議員は次のように言う。
「結婚すると、夫婦やその間に生まれる子供は同じ戸籍に登載され、姓は『家族の名称』という意味を持つ」
「だが、別姓になれば姓は単なる『個人の名称』になる」
「たとえ『選択制』にしても、家族の呼称を持たない存在を認める以上、結局は制度としての家族の呼称は廃止せざるを得なくなるだろう」
「事は家族の根幹に関わる」
(産経新聞・2021年3月18日)
「国際的トレンド」
云々についても高市氏は、
「日本は日本」
と一蹴する。
経団連は、旧姓の通称使用では問題解決にならない例として次のような
「トラブル」
を挙げる。
カッコ内は私のコメントである。
・クレジットカードの名義が戸籍上の場合、ホテルの予約等もカードの名義である戸籍姓に合わせざるを得ない。
(合わせたら良いではないか。合わせると女性活躍が阻害されるのか)。
・国際機関で働く場合、公的な氏名での登録が求められるため、姓が変わると別人格として見做され、キャリアの分断や不利益が生じる。
(結婚したから姓が変わったと言えば済む話、国際機関を馬鹿にし過ぎてはいないか)
・社内ではビジネスネーム(通称)が浸透しているため、現地スタッフが通称でホテルを予約した。
その結果、チェックイン時にパスポートの姓名と異なるという理由から、宿泊を断られた。
(現地スタッフとの意思疎通をより密にすれば良いだけ。あるいはパスポートに旧姓を併記すればよい。令和3年4月1日以降、申請が非常に簡略化された)
これが、女性にとって
「アイデンティティの喪失」

「自己の存在を証することができない」
ほどの不条理であり、家族別姓しか解決策がない次元の
「トラブル」
だろうか。
この程度の事象にも効果的に対処のマニュアルを示せない経団連では、日本経済停滞も無理はない。

民法
https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=129AC0000000089
第七百五十条 夫婦は、婚姻の際に定めるところに従い、夫又は妻の氏を称する。

選択肢のある社会の実現を目指して
〜女性活躍に対する制度の壁を乗り越える〜
2024年6月18日
一般社団法人 日本経済団体連合会
https://www.keidanren.or.jp/policy/2024/044_honbun.html

選択的夫婦別姓 経団連・十倉雅和会長「スピーディーに議論を」自民に要求
2024/6/25 23:24
https://www.sankei.com/article/20240625-GN2CKAAVRFIKFERTR7RAD7JTXQ/
経団連の十倉雅和会長は2024年6月25日の定例記者会見で、自民党が
「選択的夫婦別姓制度」
に関する党内議論を本格化する意向を示したことについて、
「女性の社会進出、社会での活躍を進めたいという思いは一緒だと思う」
「オープンでスピーディーに議論してほしい」
と述べた。
経団連は結婚後も希望すれば夫婦それぞれが生まれ持った姓を戸籍上の姓として名乗り続けられる同制度の早期実現を求める提言を2024年6月10日に発表し、2024年6月21日に自民党に提言を提出していた。
経済同友会の新浪剛史代表幹事も2024年6月18日の定例会見で、
「1つの姓を選ばなくてはいけないという非常に不都合なことがずっと放置されたままだ」
と指摘。
「政治が解決しないのであれば経済界がモノを言っていかなければならない」
との認識を示していた。

選択的夫婦別姓議論、自民が3年ぶり再開 慎重派は懸念「保守離れ加速する」
2024/6/25 22:34
https://www.sankei.com/article/20240625-SMJK6OPPEZNVLKMZIZFF2O5VYQ/
選択的夫婦別姓を巡る議論の経緯
https://www.sankei.com/article/20240625-SMJK6OPPEZNVLKMZIZFF2O5VYQ/photo/TNK63PLFCRO4BDS2LNDI5YSMIU/
自民党は近く選択的夫婦別姓を巡る党内議論を3年ぶりに再開させる。
経団連が早期実現を求める提言を発表するなど、家族の多様性を尊重する風潮が背景にある。
とはいえ、保守層を中心に家族の一体感が失われるとして慎重論も少なくない。
保守層が求める早期の憲法改正が一向に進まない中で推進論に傾けば、
「自民離れ」
が加速するのは必至だ。
自民の茂木敏充幹事長は2024年6月25日の記者会見で、
「多様な人材の活躍は社会活力の源だ」
「選択的夫婦別姓は社会全体にも関わる問題であり、国民の幅広い意見も踏まえて、しっかり議論を進めていきたい」
と述べた。
自民の渡海紀三朗政調会長は2024年6月21日、選択的夫婦別姓を含む
「氏制度のあり方に関するワーキングチーム(WT)」
で議論に着手すると表明した。
新たな座長には逢沢一郎党紀委員長を起用する方針だ。
党幹部は
「政権与党として、いつまでも夫婦別姓の議論を棚ざらしというわけにはいかない」
と議論再開の必要性を強調する。
自民は菅義偉政権下の令和3年4月にWTの初会合を開催。
令和3年6月に論点整理をまとめたが、議論が紛糾したため制度導入の是非には踏み込まず、結論を先送りしていた。
しかし、経団連が2024年6月10日、早期実現を訴える政府への提言を発表したことを受け、党内では再び推進派と慎重派が動きを活発化させている。
自民の有志議員で作る
「選択的夫婦別氏制度を早期に実現する議員連盟」(会長・浜田靖一国対委員長)
は2024年6月21日、国会内で会合を開き、経団連から提言を受け取った。
浜田氏は
「大変心強い」
「時代の要請として受け止めていく」
と語った。
一方、慎重派で作る
「婚姻前の氏の通称使用拡大・周知を促進する議員連盟」(会長・中曽根弘文元外相)
は2024年6月19日に党本部で会合を開き、結婚前の氏を通称として幅広く使用できる環境整備を進めることを確認。
慎重派の議員は
「拙速に議論を進めれば『岩盤保守層』の更なる離反を招きかねない」
と不安を口にする。
岸田文雄首相(自民総裁)も2024年6月21日の会見で、慎重な姿勢を示した。
対立の激化は自民分断の芽となりかねず、党重鎮は
「経団連の手前、議論はしなければならないが、明確な方向性を示すことは難しいのではないか」
と述べた。

<主張>経団連「夫婦別姓」 家族の呼称をなくすのか
社説
2024/6/19 5:00
https://www.sankei.com/article/20240619-I4Q7IU7X5FJQTNZ3V4LDQESQHQ/
結婚後に夫婦が同じ姓を名乗るか、旧姓を維持するか選べる
「選択的夫婦別姓」
について経団連が早期実現を提言した。
十倉雅和会長は、女性の社会進出が進む中で
「国会でスピーディーに議論してほしい」
と述べたが、国民の合意を欠いたまま、急ぐ問題ではない。
経団連は従来、夫婦同姓の下で職場での通称使用で対応できるとの立場だった。
別姓推進に転じたのは
「ビジネス上のリスク」
などが理由だ。
経団連が行ったアンケートなどでは職場で旧姓の通称使用が増えている一方、通称では銀行口座などが作れないことや海外渡航、契約で戸籍上の姓と異なることでトラブルが生じていることを指摘した。
だが夫婦が同じ姓を名乗る民法の規定を変えることは、家族や社会の有り様に関わる。
岸田文雄首相が2024年6月17日の衆院決算行政監視委員会で、選択的夫婦別姓の早期導入の提言に慎重な考えを示し、
「家族の一体感や子供の利益に関わる問題であり、国民の理解が重要だ」
と述べたのは、もっともだ。
夫婦別姓を認めない民法の規定を
「違憲」
だとする訴えに対し、最高裁は平成27年と令和3年に合憲の判断を示し、夫婦同一の姓は社会に定着し、家族の呼称として意義があることを認めている。
別姓制が導入されれば、こうした姓の意義が、砂粒のような個人の呼称へと大きく変わる。
専門家によると姓は血縁血統を表すもので、家族の歴史や絆が断ち切られかねない。
同じ姓の人を記載する戸籍の編製方法も見直す必要がある。
「選択」
と言っても別姓を希望しない人も含め社会に関わる問題だ。
別姓推進論は子供からの視点にも欠ける。
夫婦別姓では、どちらかの親と子が別姓になる。
子供の姓をどうするのか。
祖父母らも絡み、いさかいや分断が起きるのは見たくない。
最高裁の判決では、姓の在り方について国の伝統や国民感情を含め総合的な判断によって定められるべきだ、としている。
深く理解すべきだ。
住民票や運転免許証、パスポートなどで旧姓を併記できる制度も広がっている。
経団連は、トラブルを嘆くより、我が国の夫婦同姓の意義を国際的に発信し、問題を解消してほしい。

<産経抄>経団連の「夫婦別姓提言」に異議あり       
2024/6/17 5:00
https://www.sankei.com/article/20240617-BKNKSTIQ3FJ2DDKD2AI3HWGCEQ/
夫婦別姓が叶わなくとも、パートナーを守る方法はある
経団連は
「選択的夫婦別姓」
の早期実現を求める提言を発表したが、法制化には国民の合意が必要だ
2024年6月の第3日曜は
「父の日」
だったが、
「母の日」
に比べ影が薄い。
父親の地位低下が指摘され久しい。
▼ゲームに押されて、子供のおままごと遊びはあまり見かけなくなったが、やってみてもパパ役はママに叱られ、オタオタする様子を真似するのだとか。
「正論」
を重んじる同僚も、家では言いたいことを言えず、妻や娘たちに阿る日々だという。
それも平和を守る知恵か。
▼だがこちらは黙って見過ごせない問題だ。
経団連が
「選択的夫婦別姓」
の早期実現を求める提言を先日、発表した。
十倉雅和会長は
「国会でスピーディーに議論してほしい」
と述べたが、拙速に進めては禍根を残す。
▼選択的夫婦別姓は夫婦で同じ姓(氏)にするか、旧姓を名乗るかを選べる制度だ。
民法の改正などが必要となる。
女性の社会進出に伴い、平成8年に法制審議会が導入を求める答申をした。
30年近く経っても法制化に至らないのは、国民の合意が得られないからだ。
財界が
「急げ」
と号令をかける話なのか。
▼最高裁は平成27年と令和3年に、夫婦別姓を認めない民法の規定について
「合憲」
とする判断を示した。
夫婦同一の姓は社会に定着し、家族の呼称として意義があることを認めている。
選べるならいいじゃないか、別姓を希望しない人には関係ない、と考えるのは早計だ。
専門家からは、姓について家族の呼称から個人の呼称へと大きく変質することが指摘されている。
▼同じ戸籍に同じ姓の人を記載する戸籍の編製方法も見直す必要があり、社会全体に関わる。
夫婦同姓は子供も両親と姓を同じくすることで利益を享受しやすい意義もある。
別姓では子の姓をどうするか。
双方の祖父母も絡み、決まらない混乱も予想される。

「国民の意見さまざま」 法相、選択的別姓に慎重
2024/6/11 11:24
https://www.sankei.com/article/20240611-JHRCRF76CFIA3LM3MAVGM7R5GY/
小泉龍司法相は2024年6月11日の閣議後記者会見で、選択的夫婦別姓制度の早期実現を求めた経団連の提言に対し
「国民の間にまださまざまな意見がある」
とした上で
「積極的に動きを見極め、対応を検討していくことが必要だ」
と述べ、慎重な姿勢を示した。
法相の諮問機関の法制審議会は1996年、結婚後もそれぞれ婚姻前の名字を使える選択的別姓制度の導入を含む民法改正案を答申。
だが、保守系議員の反対などで法案は提出されなかった。
小泉氏はこの点にも触れ
「国会議員の方々の間でもしっかりと議論をし、幅広い理解を得ていただくため、法務省として積極的な情報提供をしたい」
とした。

「夫婦別姓制度、早期実現を」経団連が初の提言 通称は海外で理解得られずトラブルも
2024/6/10 18:29
https://www.sankei.com/article/20240610-PLZOKGZSLVKTZKDUTL3OBW74UQ/
経団連は2024年6月10日、選択的夫婦別姓制度の実現を求める提言を発表した。
希望すれば生まれ持った姓を戸籍上の姓として名乗り続けられる制度の早期実現を要求。
政府に対し
「一刻も早く改正法案を提出し、国会で建設的な議論を期待する」
とした。
経団連による同制度に関する提言は初めて。
十倉雅和会長は2024年6月10日の定例記者会見で
「世の中は大きく変わっている」
「国会でスピーディーに議論してほしい」
と述べた。
現在は婚姻時に夫か妻のいずれかの姓を選べるが、妻が改姓することが圧倒的に多い。
提言では
「生活上の不便、不利益といった改姓による負担が女性に偏っているのが現実」
と訴えた。
経団連の調査では、国内の91%の企業は旧姓などを通称として使用することを認めているものの、通称は海外では理解されづらく、トラブルの原因になることがあると指摘。
「企業にとってもビジネス上のリスクとなり得る」
とした。

主張
夫婦同姓は合憲 家族制度の原則を守った
2021/6/24 5:00
https://www.sankei.com/article/20210624-BGWW7J52VRJMJFEQ5FVP7KQAZQ/
最高裁大法廷は、
「夫婦別姓」
を認めない民法の規定を再び
「合憲」
と判断した。
夫婦同一の姓は社会に定着し、家族の呼称として意義があることを認めた平成27(2015)年の最高裁判決を踏襲した。
妥当な判断である。
事実婚の男女3組が、夫婦別姓を希望して婚姻届を提出したが、不受理となり、家事審判を申し立て、最高裁に特別抗告していた。
女性の社会進出や世論など最近の情勢変化を踏まえた判断が注目されたが、最高裁は決定理由で、社会や国民の意識の変化といった諸事情を踏まえても、6年前の判断を変更すべきとは認められない―と判示した。
平成27(2015)年の最高裁の判断を通し、夫婦同一の姓について、男女差別を助長したり、人格を傷付けたりする制度ではないことも明確になっている。
最高裁はこの時と同様、
「制度の在り方は国会で論ぜられ判断されるべき事柄」
と指摘した。
平成8(1996)年に法制審議会が、夫婦で同じ姓にするか、旧姓をそれぞれ名乗るか選べる選択的夫婦別姓の導入を答申して25年経つ。
法制化に至らなかったのは、立法府が問題を放置しているというより、国民の十分な合意が得られないからである。
選択的夫婦別姓について、個人の自由で選択の幅が広がる―などと歓迎するのは考え違いである。
導入されれば夫婦同一姓を原則とした戸籍制度が崩れかねず、全国民に影響が及ぶ。
親子が別々の姓になる事態も起きる。
子供の姓を両親どちらの姓にするかなど、諍いや混乱も予想される。
平成29(2017)年に行われた内閣府の世論調査では、夫婦別姓が子供に与える影響について、6割以上が
「子供にとって好ましくない影響があると思う」
と答えていた。
社会情勢の変化と言うなら、旧姓が通称使用できる企業は増えている。
2年前の2019年には住民票やマイナンバーカードなどで旧姓を併記できるようにするため、政令改正が行われた。
パスポート(旅券)についても旧姓併記の申請が容易になるよう緩和された。
日本の伝統や文化に根差した家族制度の原則を崩す必要はなく、更に働きやすい職場作りなどに知恵を絞る方が現実的だ。
国や社会の基盤である家族の意義に理解を深くしたい。

夫婦別姓認めぬ規定、再び「合憲」 最高裁
2021/6/23 21:54
https://www.sankei.com/article/20210623-WTZ3HHNALJO5RNCEOMMHNPXNAI/
夫婦別姓を認めない民法と戸籍法の規定は違憲として、東京都内に住む事実婚の男女3組が起こした家事審判の特別抗告審で、最高裁大法廷(裁判長・大谷直人長官)は2021年6月23日、規定は
「合憲」
とする判断を示した。
最高裁は平成27(2015)年にも夫婦同姓を定めた民法の規定を合憲としており、今回は2度目の判断。
15人中4人は違憲とする意見や反対意見を出した。
決定理由で最高裁は、家族が同じ姓を名乗るのは日本社会に定着しており、規定に男女の不平等はないとした平成27(2015)年の判断について
「社会や国民の意識の変化といった諸事情を踏まえても、変更すべきとは認められない」
と指摘。
一方で、夫婦の姓を巡りどのような制度が妥当なのかという問題と、憲法違反かどうかを審査する問題とは
「次元が異なる」
とした上で
「国会で論じられ、判断されるべき事柄だ」
と、前回判断に続き、改めて立法での議論を促した。
合憲とした深山卓也裁判官、岡村和美裁判官、長嶺安政裁判官の3人は
「今回の判断は、国会での選択的夫婦別姓制度を含む法制度の検討を妨げるものではなく、国民の様々な意見や社会の状況変化などを十分に踏まえた真摯な議論がされることを期待する」
と、共同補足意見で述べた。
一方、違憲とした宮崎裕子裁判官と宇賀克也裁判官は
「結婚に対する当事者の意思決定は自由かつ平等であるべきで、規定は不当な国家介入に当たる」
などと述べた。
事実婚の3組は、婚姻届に
「夫は夫の氏、妻は妻の氏を希望します」
と付記して自治体に提出したが不受理となり平成30(2018)年3月、東京家裁などに家事審判を申し立てたが、却下された。
2審東京高裁でも棄却され、最高裁に特別抗告していた。
結婚後の姓を巡っては、平成8(1996)年に法相の諮問機関・法制審議会が、選択的夫婦別姓制度を盛り込んだ民法改正案を答申したが、法案提出には至らなかった。
2021年に入り自民党がワーキングチームを設置し本格的な議論が始まったが、実現への目処は立っていない。

■夫婦同姓の規定
民法750条は、結婚した夫婦は
「夫または妻の氏」
を名乗るよう規定。
戸籍法でも、結婚時に
「夫婦が称する氏」
を提出書類に記載するよう定めている。
昭和22(1947)年に改正される前の明治民法では
「家の姓を名乗る」
とされていた。
厚生労働省の統計では、平成27(2015)年に結婚した夫婦のうち、96%が夫の姓を選択。
改姓による社会的な不便・不利益が指摘されてきたことなどを背景に、夫婦が希望する場合には結婚後に姓を変えない
「選択的夫婦別姓制度」
の導入を求める声が強まっている。

夫婦別姓認めぬ最高裁判断「家族に一体感」安堵の声も
2021/6/23 20:45
https://www.sankei.com/article/20210623-CEFJAVRIAZIRPHCEU6S7ZFUAEI/
最高裁大法廷が2021年6月23日、6年前に続き、
「夫婦別姓」
を認めない民法の規定を
「合憲」
とする判断を示した。
この間の社会情勢や国民の意識の変化を踏まえつつ、国会に議論を委ねた形に。
「違憲」
となれば、新たな対応を迫られる現場からは安堵の声も聞かれた一方、申立人からは決定に不満が漏れた。
「結婚して姓が一緒になることで、家族としての一体感が生まれる」。
結婚生活40年以上になる東京都江東区の男性(71)は、合憲判断に納得の表情を浮かべた。
「子供のことを考えれば、両親が違う姓だと違和感を覚えるのではないか」
とも指摘した。
内閣府の平成29年の調査では、選択的夫婦別姓の導入に向けた法改正42.5%が賛成と答え、反対の29.3%を上回った。
ただ、賛成派に実際に別姓とするかを尋ねたところ、希望するが19.8%、希望しないが47.4%だった。
夫婦別姓が認められれば、子供への心理的影響も懸念される教育現場。
最高裁の決定に注目していた千代田区の幼稚園園長は
「途中で姓が変わった場合に、子供たちの間に動揺が広がらないようにケアするなど、新たな対応が必要になってくるだろうと思っていた」
と打ち明ける。
一方、先祖代々の墓を管理する寺院は、家族観の変化に危機感を抱いていた。
豊川稲荷(愛知県豊川市)によると、旧姓と結婚後の姓の両方を墓石に刻む女性が増えてきているといい、同寺の男性役員(53)は
「夫婦別姓になると、家という概念が失われる可能性がある」
「別姓が認められるのは難しいと思っていた」
と話した。
夫婦別姓には、財産をめぐる問題が持ち上がる可能性もある。
生命保険の受取人は原則戸籍上の配偶者や2親等以内の血縁者に限られており、ライフネット生命保険(東京)の担当者は
「姓が異なる場合、配偶者であることの確認が課題になる」。
同社では事実婚のパートナーらを保険金の受取人にできる仕組みを作っており、
「今後も社会の変化に合わせて検討していきたい」
と話した。

選択的夫婦別姓 社会混乱の引き金に 八木秀次×小島新一・大阪正論室長
ラジオ大阪ぶっちゃけ正論
2021/6/17 8:00
https://www.sankei.com/article/20210617-C2ELAEDPJ5MIHI5KLUORROEF4A/
■家族名が消える
小島
選択的夫婦別姓制度を導入すべきだという議論が昨年から国会で盛んになりました。
八木
選択的夫婦別姓とは、夫婦同姓、親子同姓という民法の考え方をふまえ、同姓にしたい人はこれまで通り同姓だけど、別姓にしたい夫婦は別姓を選んでもいい。
選択ができるという仕組みです。
一見よさそうに思えるんですよ。
小島
自分たち夫婦、家族は同姓でいたいと考えている人たちも、自分たちの同姓が守られるのならと考えてしまいますよね。
八木
ところが選択的であったとしても、その影響は別姓夫婦にとどまりません。
別姓では、1つの戸籍の中に2つの姓が存在することになります。
戸籍から、家族に共通の姓、ファミリーネーム、家族名がなくなるわけです。
小島
家族名がある戸籍とない戸籍、ある人とない人が共存することはないので、全体として家族名はなくなると。
八木
「氏名」の性格が根本的に変わるんです。
氏名とは、家族名に個人の名前を合わせたものです。
家族名がなくなれば、氏名は純粋な個人の名前になる。
すべての家族から家族名が奪われ、戸籍上、姓が同じ夫婦や子供も、各人の名前の上の部分が重なっているにすぎなくなる。
小島
たまたま上の名が同じということですね。
八木
ええ。
たいした問題ではないと思う人がいるかもしれませんが、社会制度や慣行に影響が及びます。
家族単位、世帯単位で主になされてきたものが崩れて個人単位になる。
■3つの姓から選択も
八木
別姓夫婦だと、子供の姓をいつ決めるのかという問題もあります。
兄弟姉妹で姓は統一なのか、バラバラなのか。
子供が1人だけだと、夫婦で子供の姓の取り合い、押し付け合いにならないか。
すでに結婚して同姓の夫婦も、1年あるいは3年の経過措置期間を設けて別姓を選ぶことができるとしています。
妻、あるいは夫が旧姓を名乗りたいとなった場合、夫婦の間に生まれた子供の姓の選び直しも行われることになる。
複数世代にわたる姓の変更を認めるのかという問題も想定されます。
子供のいる夫婦の妻側の母親、おばあちゃんが実家の姓に戻すという選択をした場合、連動して、妻の姓もおばあちゃんの旧姓に変えられるのか。
旧姓に戻す決断をしたおばあちゃんの娘である妻や孫は3つの姓から選ぶということになりかねない。
おばあちゃんの旧姓、夫の姓、妻の旧姓です。
小島
社会が大混乱しますね。
八木
自民党内では一時、選択的夫婦別姓の導入機運が高まりましたが、こうした現実的な問題点への理解が広まり、賛成意見はしぼみつつあります。

櫻井よしこ氏「保守政党らしからぬ提言に危機感」
2021/5/19 16:40
https://www.sankei.com/article/20210519-FRWVDCNTRVN7PLO57QDGPU2CK4/
選択的夫婦別姓制度の導入に慎重な自民党有志議員を中心に作る
「婚姻前の氏の通称使用拡大・周知を促進する議員連盟」
が2021年5月19日、ジャーナリストの櫻井よしこ、麗澤大学教授の八木秀次の両氏を講師に招いて国会内で会合を開いた。
櫻井氏は
「保守政党としての自民党の矜持」
と題して講演。
安倍晋三政権から菅義偉政権に代わったことで党内に変化が生じていると指摘し、
「保守政党らしからぬ政策提言、法案の提出、そしてそれを通そうとする非常に強い動きに大変な危機感を感じている」
と強調した。
「保守は、よりよい社会や国をつくるために変化はするが、その本質は変えず守っていくことだ」
とも語った。
八木氏は、選択的夫婦別姓を導入した場合の課題について
「多くの人は子供の氏が決まらないことや、氏の取り合いが起こることを懸念して結婚や出産を躊躇する」
「逆に少子化が進む可能性がある」
と指摘。
「現在の戸籍制度の下では、旧姓の通称使用を拡充することが最も現実的な解決策だ」
と訴えた。
一方、会合ではLGBTなど性的少数者をめぐる
「理解増進」
法案についても取り上げられた。
法案をめぐっては、稲田朋美元防衛相が委員長を務める
「性的指向・性自認に関する特命委員会」
が中心となり、立憲民主党などと協議して今国会での成立を目指している。
これについて、山谷えり子参院議員は
「もともとの自民党案は国柄に基づいた内容だったが、超党派の議員立法でガラッと哲学がかわってしまった」
「自民党として認めるには大きな議論が必要だ」
と語った。

異論暴論
正論6月号好評販売中 やるべきことは「夫婦別姓」か?
2021/5/3 10:00
https://www.sankei.com/article/20210503-QHTMRK3OE5KWVOEUGDN5FVJWZE/
自民党内で選択的夫婦別姓をめぐる論議が起きている。
推進論者からは結婚に伴う改姓によって生じる生活上の不都合や不便が強調されるのだが、そもそも夫婦が別姓になれば親子は別姓を余儀なくされる。
これまでの家族観や結婚観は変わり、子供に与える影響も無視できないはずだ。
正論2021年6月号では
「やるべきことは『夫婦別姓』か?」
を特集した。
高市早苗衆院議員(自民党)は、自民党のこれまでの選挙公約の実現に向け、自身が起草した
「婚姻前の氏の通称使用に関する法律案」
の成立の必要性を強調する。
高橋史朗・麗澤大学大学院客員教授と池谷和子・長崎大学准教授の論文は、推進者たちの主張の見せ方がいかに一面的で、良い面ばかりが強調されたものかを考えさせられる。
ジャーナリスト、平野まつじ氏は夫婦別姓が現実になると、何がもたらされ、どんな弊害が起こるのか、具体的に考えた。
子供の最善の利益をどうするか、という視点がいかに蔑ろにされ、議論のあり方として極めて危ういかがわかる。
党内で提唱される
「婚前氏続称制度」
「ミドルネーム案(結合氏制度)」
など歯牙にかけるに値しない。
選択的であろうが、夫婦別姓の導入は必要ない。

正論
国民の大多数は夫婦別姓望まず 国士舘大学特任教授 日本大学名誉教授・百地章
2021/7/6 8:00
https://www.sankei.com/article/20210706-2KVYJSZJQNPT3OSBPGFYEMTHXA/
■最高裁は合憲判断を維持
2021年6月23日、最高裁大法廷は予想通り夫婦同姓(氏)制は憲法に違反しないと判断した。
しかも合憲とした裁判官は11人と前回の平成27年判決より1人増えている。
平成27年の最高裁判決は、氏には
「家族の呼称」
としての意義があり、その呼称を一つに定める夫婦同姓制には合理性があるとして現行制度を合憲とした。
その上で、夫婦の姓の在り方は国会で判断すべきだとして、国会の立法政策に委ねた。
今回の最高裁決定は、この平成27年判決の立場を維持し、夫婦同姓を定めた民法750条や戸籍法を合憲とした上で、その後の社会の変化や国民の意識の変化を踏まえても、合憲判断を変更する必要はないとした。
これも妥当と言えよう。
ところがマスメディアの中には各種世論調査を引き合いに、別姓支持が国民多数の声であり、夫婦別姓の実現へと誘導するような報道があふれている。
そのため同姓支持を主張することがはばかられるような雰囲気さえある。
確かに内閣府の調査でも別姓支持が平成24年には35.5%だったものが、平成29年には42.5%に増加しており、その傾向は否定できない。
しかし、平成29年の調査でも、
「夫婦は必ず同じ名字(姓)を名乗るべきだ」が29.3%、
「夫婦は必ず同じ名字を名乗るべきだが旧姓を通称として使用するのは構わない」が24.4%
あった。
つまり、同姓支持は計53.7%もあり、別姓支持を上回っている。
■別姓望む国民はわずか8%
さらに、別姓支持者の中で自ら
「別姓を希望する」と答えた者は19.8%
にとどまる。
つまり、別姓希望者は支持者(42.5%)の19.8%だから全体でいえば0.08、つまり国民のわずか8%が別姓を希望しているだけである。
平成24年の調査でも別姓希望者は全体の8%にすぎないから、別姓希望者は全く増えていないことが分かる。
そのようなごく少数の希望者のために、明治以来120年以上の伝統を有し、国民の中に広く定着している夫婦同姓制度を改正してしまうのは乱暴ではないか。
この問題は慎重な上にも慎重に対処すべきだ。
夫婦別姓希望者のために、現在では運転免許証、パスポート、さらにマイナンバーカードまで、旧姓を通称として併記することが認められている。
だから、日常生活における彼らの不便はほぼ解消しているはずだ。
にもかかわらず彼らが別姓にこだわるのはなぜか。
今回の決定において反対意見を述べた裁判官の中には、
「家族」
の定義は不明確であるとして否定的に解し、
「姓」

「個人の呼称」
の一部と考えて、夫婦同姓制度は
「個人の尊厳」
の侵害に当たると主張する者もいる。
■「家族呼称」か「個人呼称」か
確かに、憲法24条2項は家族について
「個人の尊厳と両性の本質的平等」
に立脚して制定するよう定めているが、憲法は
「家族の保護」
を否定するものではない。
それどころか、憲法制定時の議会においては
「従来の良き意味の家族制度はどこまでも尊重していかなければならぬ」
(木村篤太郎司法大臣)
との答弁がある。
わが国が批准している国際人権規約でも
「できる限り広範な保護及び援助が、社会の自然かつ基礎的な単位である家族に対し…与えられるべきである」
としている。
それ故、わが国の家族制度は、
「個人の尊厳」

「家族の保護」
によって支えられていると見なければならない。
だからこそ、平成27年の最高裁大法廷判決も、
「家族は社会の自然的かつ基礎的な集団単位であり、氏には家族の呼称としての意義があり、氏の在り方については国の伝統や国民感情を含め総合的な判断によって定められるべきである」
とした。
それでは、家族制度の基本にかかわる
「姓(名字)」
について、国民はどのように考えているだろうか。
先の内閣府の調査(平成29年)によれば、国民の56.9%は姓を
「先祖から受け継がれてきた名称」
ないし
「夫婦を中心とした家族の名称」
と答えている。
これに対して姓は
「他の人と区別して自分を表す名称の一部」
と考える者は、全体のわずか13.4%にすぎない。
つまり、姓を
「個人の呼称」
の一部と考え、
「個人の尊厳」
を強調する反対意見は、姓を先祖伝来の
「家」

「家族」
の呼称と考える多数国民の意識と相当ズレていることが分かる。
以前、本欄で述べたように夫婦の姓をどう決めるかは、個人個人の問題であると同時に、わが国の家族制度の基本にかかわる公的制度の問題である。
しかも選択的夫婦別姓制は
「ファミリー・ネームの廃止」
につながり
「戸籍解体」
の恐れさえある(「『戸籍の解体』を招く夫婦別姓制」2021年3月29日)。
したがって、自らは希望しないにもかかわらず、
「選択的だから」
「望む人が別姓を名乗るだけだから」
などといった安易な発想で賛成してしまうのは、推進派を利するだけであり、非常に疑問といわざるを得ないであろう。

次世代の党、夫婦同姓規定「合憲」判断を「歓迎」
2015/12/16 19:12
https://www.sankei.com/article/20151216-JTCPST5AN5IUNNFTBEMB2AHLCU/
次世代の党は2015年12月16日、最高裁が夫婦別姓を認めない民法の規定を合憲と判断したことについて、中野正志幹事長名で
「判断を歓迎する」
との談話を出した。
談話では
「日本社会においては、夫婦、親子が同じ姓を名乗ることが家族の基本であり、家族の一体感を高めてきた」
「一方、夫婦別姓を求める運動では、家族が同じ姓を名乗ることを子供が望んでいることは省みられていない」
と指摘。
その上で
「日本は、既に職場などでの通称使用(旧姓使用)が否定されない社会になった」
「旧姓に拘りを持つ方は通称を用いることが可能であるし、結婚時に夫が妻の姓を選択することも可能である」
としている。

夫婦同姓規定は合憲 再婚禁止6カ月は違憲 最高裁が初判断
2015/12/16 15:24
https://www.sankei.com/article/20151216-EIZGWR6BTRIYTNB6YH7JAHKFYU/
【産経新聞号外】夫婦同姓「合憲」[PDF]
https://www.sankei.com/module/edit/pdf/2015/12/20151216iken.pdf
民法で定めた
「夫婦別姓を認めない」
とする規定の違憲性が争われた訴訟の上告審判決で最高裁大法廷(裁判長・寺田逸郎長官)は2015年12月16日、
「規定は合憲」
とする初めての判断を示した上で、原告側の請求を棄却した。
原告は
「時代の変化に従って選択的夫婦別姓を認めるべきだ」
などと主張したが、
「夫婦や親子など家族の在り方が損なわれる」
との慎重論は多く、世論調査も賛成・反対が拮抗してきた。
一方、
「女性は離婚後6カ月間、再婚できない」
とする規定を巡る訴訟で、大法廷は
「規定は違憲」
と初判断。
100日間を超える部分は違憲だとしたことで、国は法改正を迫られる。
最高裁が法律を違憲と判断したのは戦後10件目。
夫婦の姓について原告側は
「選択的夫婦別姓を認めないことは、婚姻の自由を不合理に制約していて、両性の本質的平等に立脚していない」
と主張。
「規定は違憲で、国会の高度な立法不作為に当たる」
と指摘していた。
国側は
「民法では、結婚後にどちらの姓を名乗るかについて、夫婦の協議による決定に委ねている」
「婚姻の自由や男女の平等を侵害していない」
と反論。
規定に違憲性はなく国会の立法不作為にも当たらないと主張していた。
両規定を巡っては、法相の諮問機関の法制審議会が平成8年、選択的夫婦別姓を導入し、再婚禁止期間も100日に短縮するよう答申した。
しかし、国会や世論の反対が多く、改正は見送られた。
民主党政権時代にも改正の動きがあったが、閣内の反対などで法案提出には至っていない。

自民党総裁選 候補者が改憲アピール 首相が道筋付けるもなお高いハードル 実現への突破口開けるか
2024/9/11 6:00
https://www.sankei.com/article/20240911-KAT27QWRFJOQFKMOTX3KSCJT5M/
自民党総裁選(12日告示、27日投開票)で憲法改正が主要テーマの1一つになっている。
自民は2日、自衛隊明記など改憲の指針となる論点整理を公表した。
岸田文雄首相(党総裁)は論点整理を新総裁に引き継ぐ考えを強調し、次の総裁候補たちも改憲に向けた発信を強めている。
改憲は来年結党70年を迎える自民の党是であるにもかかわらず、足踏みを続けてきた。
総裁選を通じて機運を高め、実現への突破口を開くことができるのか。
■「全身全霊で臨む」と小泉氏
「憲法論議の推進に全身全霊で臨み、憲法改正発議の環境が整えば、直ちに発議の後、国民投票に移る」
6日に総裁選への立候補を表明した記者会見で、小泉進次郎元環境相は改憲についてこう断言した。
「現在の憲法は日本が米国に占領されていた昭和21年に連合国軍総司令部(GHQ)が原案を起草し、日本政府に受け入れを迫ったものだ」
とも訴えた。
突然の改憲への傾斜は、自民から剝がれた保守層を取り戻す狙いがあるのは明らかだ。
同時に、歴史的背景にも触れ、
「広く国民に発信する」(小泉陣営関係者)
戦略も透ける。
改憲に前向きな候補者たちも盛んに発信している。
党憲法改正実現本部の事務総長を務め、論点整理に奔走した加藤勝信元官房長官は10日の記者会見で改憲実現を訴えた。
保守的な政治信条を持つ小林鷹之前経済安全保障担当相は6日、改憲が宿願だった安倍晋三元首相の墓参りをし、
「何としても成し遂げる」
と誓った。
10日の記者会見でも
「先頭に立って実現していく」
と強調した。
「少しでも早く国民投票していただける環境を作るために頑張る」。
保守層に支持される高市早苗経済安保担当相は9日の記者会見で力強くこう訴え、茂木敏充幹事長や河野太郎デジタル相も前向きだ。
戦力不保持を謳った9条2項を削除した上で、自衛隊を
「国防軍」
に改め憲法に明記すべきとの持論を持つ石破茂元幹事長は10日の記者会見で
「党で決めた路線を維持していく」
との姿勢を示した。
■「保守の失望」で議論加速
改憲は岸田首相にとっても思い入れのあるテーマだ。
首相が会長を務めた旧岸田派(旧宏池会)は伝統的にリベラルなイメージがあり名誉会長を務めた古賀誠元幹事長も9条改正に否定的だった。
当初は改憲に慎重な姿勢を示してきたが、首相の座を目指すに当たり支持拡大のため改憲にシフト。
首相が初めて意欲を表明したのは政調会長時代の令和元年9月のことだった。
3年の前回総裁選の出馬表明後、産経新聞の単独インタビューで
「国会での議論を進め、国民投票に持ち込む」
と明言。
以降、総裁任期中の改憲に前向きな姿勢を示してきた。
しかし、衆参両院の憲法審査会では立憲民主党が消極姿勢を崩さず議論は停滞。
自民党派閥パーティー収入不記載事件も議論にブレーキをかけた。
事態が動き出したのは任期中の改憲が絶望的となった2024年6月30日、東京都内で営まれた安倍元首相の三回忌。
首相は、会場で保守派のジャーナリストから改憲を先送りするならば
「首相の座から身を引くべきだ」
と迫られた。
保守層の失望を突き付けられ、保守言論人に人脈を持つ旧岸田派の側近が動き始めた。
2024年7月19日、加藤氏を官邸の裏動線から密かに呼ぶ算段を付けた。
自民内には緊急事態下での国会機能維持のための改憲を巡り、衆院側と参院側との間に意見の隔たりがあり、党内の意見さえまとめられない状況だった。
首相は加藤氏に意見の集約を指示。
衆院側の加藤氏と参院側の岡田直樹事務総長代行が休日返上で協議し、スピード合意に至った。
さらに首相は2024年8月7日、同本部の全体会合に出席。緊急事態条項の創設に加え、ハードルが高いと思われていた9条への自衛隊明記に取り組む考えを示し、2024年8月末までに論点整理を取りまとめるよう指示した。
総裁選に向けた保守層へのアピールとの見方もあったが、首相は2024年9月14日、再選不出馬を表明した。
総裁選への立候補を目指していた加藤氏をはじめ党内は浮足立ち、
「2024年8月末の論点整理の取りまとめが先送りされそうになった」(首相側近)。
首相は党改憲実現本部の副本部長を務める中谷元・元防衛相に2024年8月中の取りまとめを改めて指示。
30日の当初のスケジュール通りに滑り込んだ。
■改憲へ熱量高まる議論を
「(改憲の)議論を振り出しに戻すようなことはあってはならない」
首相は2024年9月2日、論点整理が了承された同本部の全体会合でこう述べ、議論を後退させないよう求めた。
首相が初めて改憲への意欲を示してから5年。
「なぜもっと早く取り組まなかったのか」
との批判もあるが、退陣を目前に党内の改憲議論に道筋を付け、新総裁に引き継ぐ体制は整えた形だ。
改憲実現に向けては衆参両院の3分の2以上の賛成を得た改憲原案の国会発議、国民投票での過半数の賛成など高いハードルが待ち受ける。
総裁選では改憲に向け国民の機運が高まるような熱量のある議論を期待したい。

<主張>自民党と憲法改正 総裁候補は実現の約束を
社説
2024/9/3 5:00
https://www.sankei.com/article/20240903-SMBD3HZRGVKEZFZHNPTDRBULFI/
自民党は憲法改正実現本部の会合を開き、憲法に
「第9条の2」
の条文を新設して自衛隊を明記することや、緊急政令の根拠規定創設を盛り込んだ論点整理を了承した。
会合には岸田文雄首相(党総裁)が出席し
「自衛隊の明記を含む複数のテーマを一括して国民投票にかけるべく議論を加速させる準備が整った」
「一気呵成に議論を進めなければならない」
と語った。
新総裁が論点整理を引き継ぐことも要請した。
自衛隊明記などを一括して国民投票にかけることは妥当だ。
そのために、改憲に前向きな政党に呼び掛け、改憲原案の条文化作業を担う与野党協議の場を急ぎ設ける必要がある。
憲法改正は自民の党是であり、党総裁選の重要な争点の1つだ。
全ての候補者は総裁になった場合、いつまでに憲法改正を実現するのかを国民の前で明確に語ってもらいたい。
論点整理では、
「9条の2」
への自衛隊明記について
「基本的に堅持すべきことが共通認識として確認された」
とした。
首相や内閣の職務を規定した第5章への自衛隊明記に関し
「選択肢の1つとして排除されるものではない」
との意見が出たことを記した。
条文の置き場所について議論の余地を残した格好だが、自衛隊を第5章に明記するだけでは不十分だ。
9条または
「9条の2」
に必ず書き込むべきである。
「戦力不保持」
を定めた第9条2項の削除と軍の規定が憲法改正の最終ゴールであるべきだが、途中段階として自衛隊を明記する意義は大きい。
緊急政令も憲法に必ず規定しなければならない。
改憲発議で国会議員の任期延長を優先するか、緊急政令とセットで進めるかは意見が分かれ、結論を出さなかった。
緊急政令に後ろ向きな公明党に阿っているとしたら残念だ。
国会が開けないような国難の際には、緊急政令などの権限を内閣に一時的に与えなければ事態を乗り切ることは難しい。
自民は国民を守り抜く改正を実現すべきであり、公明を説得しなければならない。
首相は自民党総裁選への不出馬を表明し、
「新たなリーダーを一兵卒として支える」
と語っている。
次期総裁は岸田氏を憲法改正実現本部長に起用してはどうか。

「新総裁で議論やり直し」はさせない 改憲へ見せた岸田首相の意地、「遅すぎ」との指摘も
2024/9/2 19:44
https://www.sankei.com/article/20240902-FZSTLCTR5ZLUZP4PITHDXKEVXY/
2日開かれた自民党憲法改正実現本部(古屋圭司本部長)の全体会合で、岸田文雄首相(自民党総裁)は
「議論を加速させる準備が整った」
と力を込めた。
退陣まで約1カ月に迫る中で党の憲法改正の論点整理を急いだのは、党総裁選で選ばれる新総裁の下でも改憲議論を停滞させず、早期の国会発議を実現するためだ。
党派閥の政治資金パーティー収入不記載事件が直撃し、自らの手による改憲こそかなわなかったが、最低限のレガシー(遺産)を残すことで意地を見せた。
「(改憲の)議論を振り出しに戻すようなことはあってはならない」
「議論だけの時代は終わった」
「具体的な前進を図っていきたい」
首相は憲法改正実現本部の全体会合でこう述べ、新総裁は了承された論点整理を土台に改憲に向けた取り組みを加速すべきだと訴えた。
論点整理は改憲の国会発議を見据えた他党との折衝の土台となる。
首相は8月7日の同本部の全体会合で同月内の取りまとめを指示していた。
ところが、14日に総裁選への再選不出馬を表明し、党内が次の総裁選び一色になると、目標は有耶無耶になりかけた。
同本部内には論点整理を取りまとめるWT(ワーキングチーム)会合の開催を9月5日に先送りする動きもあった。
緩んだネジを締め直したのは首相本人だった。
「何としても8月中にやってくれ」。
首相は同本部の中谷元副部長にこう指示し、当初のタイムスケジュールに拘った。
その結果、30日のWT会合で論点整理を仕上げ、9月2日の全体会合で正式決定するという日程が整った。
首相は改憲議論を後戻りさせないことを重視した。
周囲には
「総裁が変わったら議論を一からやり直しなんて、そんな馬鹿なことはさせない」
と漏らす。
自らの退陣で早期の衆院解散・総選挙も囁かれる中、新総裁の下でも改憲を目指す姿勢を支持層に示す狙いも見え隠れする。
ただ、不記載事件の影響で目算が大幅に狂ったとはいえ、リーダーシップの発揮が遅すぎた感は否めない。
日本維新の会や国民民主党などは事件とは一線を画して改憲論議に前向きだった。
党内議論にもっと早く着手していれば、首相が目指した総裁任期中の憲法改正に光明を見いだせた可能性がある。
自民は来年、結党70年を迎える。
節目の年に改憲を実現果たしたいところだが、これまでは足踏みを続けてきた。
首相のレガシーが突破口を開く端緒となるのか。
答えはそう遠くない未来に明らかになる。

自民が改憲「論点整理」を了承 自衛隊明記、緊急政令も可能に 首相「一気呵成に進める」
2024/9/2 18:54
https://www.sankei.com/article/20240902-47KJ3HKGHNJPZMJDAV543A2A2Y/
自民党は2日、憲法改正実現本部(古屋圭司本部長)の全体会合を開き、自衛隊明記など改憲の指針となる論点整理を了承した。
平成30年にまとめた改憲4項目の見解を引き継ぎ、現行の9条を維持した上で
「9条の2」
を新設して自衛隊を追記する案を軸とした。
岸田文雄首相(自民総裁)は
「(自衛隊明記など)複数のテーマを一括して国民投票にかけるべく議論を加速させる準備が整った」
「一気呵成に進めなければならない」
と述べた。
論点整理は
「自民党らしさ」
を重視。
連立を組む公明党が懸念する9条への自衛隊明記、緊急事態の際に政府の権限を一時的に強める
「緊急政令」
の導入を可能にする改憲を打ち出した。
また、緊急時に国会議員の任期延長を可能にする改憲と共に、
「条文化作業を加速化し、速やかな憲法改正原案の起草・国会提出に繋げていくべきだ」
とまとめた。
一方、古屋氏は次期総裁選(12日告示、27日投開票)の候補者に対し、論点整理の範囲内での議論を要求した。
議論が振り出しに戻ることを避ける狙いがある。
小泉進次郎元環境相は2日、記者団に
「自衛官が憲法に位置付けられ、誇りを持って任務を遂行できる環境を作ることは極めて重要だ」
と強調。
抜本的な9条改正を重視する石破茂元幹事長は記者団に自衛隊明記の意義を認めつつ、
「これで終わりではない」
と語った。

自民総裁選岸田首相不出馬 日米の黄金期惜しむ米紙、欧州「次期首相は国民信頼回復を」
世界の論点
2024/9/2 10:00
https://www.sankei.com/article/20240902-HRXERRFTGVPARML2D6KGE67JH4/
今月行われる自民党総裁選で、岸田文雄首相は不出馬を表明している。
米欧メディアは岸田氏の実績をどう評価し、日本の次期首相選びとなる総裁選に、どのような視線を向けているのか。
米国では、日米同盟を強化した岸田氏が評価され、次期首相の課題が指摘される。
欧州では、欧州連合(EU)などとの関係強化が讃えられる一方で、経済政策への厳しい見方もみられる。

■経済不振で退場はバイデン氏と共通
岸田文雄首相の不出馬表明はバイデン米大統領の選挙戦撤退の後でもあり、米主要紙は、両氏の親密な関係の成果でもあるインド太平洋地域の同盟網の強化を改めて評価した。
先行き不透明な米国政治や東アジア情勢を踏まえ、次期首相が背負う課題の大きさを案じる分析もあった。
8月14日付のワシントン・ポストは岸田氏不出馬を伝える記事で
「危うさを増すアジア太平洋地域において、日米を最強の同盟関係に導き、日本の防衛費を増強させた」
とまず成果を強調した。
ロシアのウクライナ侵略を受けて従来の対露姿勢を転換し西側諸国の制裁に参加したことは特筆すべき実績と指摘。
ウクライナ情勢は中国の台湾侵攻などアジアの危機に連鎖するとの認識から岸田氏が繰り返した
「今日のウクライナは明日の東アジア」
は、
「米国の同盟友好国によって同調された」と
評価した。
また、日米韓首脳会談で合意した3カ国の安全保障協力は
「日米韓関係に新たな時代を記した」
と回想。
対中国を念頭に同盟友好国との重層的な枠組みを推進した米国のアジア戦略において、岸田氏は
「中核的な役割を果たした」
とべた褒めだった。
同紙は
「ともに不出馬を決断したが、バイデン−岸田時代は日米同盟の黄金期として記憶される」
とのエマニュエル駐日米大使の談話も紹介。
米政権関係者には、岸田氏の引き際は先に選挙戦から撤退したバイデン氏の姿と重なって見えたようだ。
しかし、バイデン氏と同様に岸田氏を不出馬に追い込んだ1つの要因は物価上昇など経済不振による支持率の低迷だった。
14日付ウォールストリート・ジャーナルは
「日本は新型コロナ禍後の沈滞と経済的混乱が有権者を不幸にした主要民主主義国の1つ」
と指摘。
バイデン氏の撤退、英労働党の政権奪還、左派連合が最大勢力となった仏議会下院選に通じる先進国共通の政治現象と分析した。
13日付ニューヨーク・タイムズは、次期首相が
「海外、特に米国内の政治不安定への対処と日本国民の支持獲得に繋がる国内政策の促進」
に直面すると解説。
日本には引き続き強い指導力が必要だとし、後継者が長期的な政権を築けるかには疑問を呈した。
外交実績には同盟国から最大級の評価が寄せられた岸田氏だが、米外交誌フォーリン・ポリシーは15日付の解説で、
「経済政策運営に対する国民の怒りに加え、防衛費増額や少子化対策に充てる資金をどう調達するかという未回答の問題も残した」
と指摘。
国内的には負の遺産が目立つという厳しい評価だ。

■欧州外交称賛も経済に辛口
欧州メディア(電子版)は岸田文雄首相の外交・防衛政策の功績を認めつつ、物価上昇や自民党派閥のパーティー収入不記載事件は
「与党への国民の不信感を煽った」
と厳しく評価した。
総裁選では不透明な国際情勢に対応できる外交手腕にとどまらず、国内経済の改善やクリーンな政治を推し進められる次期首相を選ぶ重要性を強調した。
英誌エコノミストは8月14日、反撃能力保有や防衛費増額など防衛力の抜本的強化を決断した岸田氏を
「安全保障政策の歴史的な改革を推進した」
と称賛。
「日米同盟の新時代の幕開けに貢献した」
とするエマニュエル駐日米大使の発言を引用し、米との防衛協力を進めたことに触れた。
英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)は15日の社説で、温厚そうな岸田氏が意外にも
「驚くほど大胆不敵だった」
とする人物評を紹介。
持ち前の大胆さを防衛や外交の分野で発揮したことで
「世界における日本の立場は歴史的な変化を遂げた」
とした。
欧州連合(EU)や北大西洋条約機構(NATO)との関係強化を歴代の首相より積極的に進め、いわゆる徴用工訴訟問題で悪化した日韓関係の修復にも貢献したと評価した。
ただ、経済政策には厳しい指摘が目立つ。
仏紙ルモンドは14日、日本の家計を襲うインフレが岸田氏の支持率低下の一因であると指摘。
物価と賃金が共に上昇する好循環を目指した政権の経済政策が道半ばとなったことを受け、仏紙フィガロは14日、
「(政策は)実現しない呪文に過ぎなかった」
と批判した。
経済的苦境が広がる中、派閥のパーティー収入不記載事件を巡る
「政治とカネ」
問題が直撃。
英BBC放送は14日、
「野党が弱体化し分裂しているにもかかわらず、与党の自民党は国民に強い不信感を持たれた」
と分析。
エコノミスト誌は、自民党内の混乱を受け
「(岸田氏の)退陣は必然だった」
とする有権者の発言を紹介した。
「ポスト岸田」
が直面する課題は多い。
英紙ガーディアンは16日、次期首相は
「物価の上昇や中国や北朝鮮との緊張の高まりの他、トランプ前米大統領が大統領に返り咲く可能性にも対処しなければならない」
と指摘。
その上で、最優先課題は
「(パーティー収入不記載事件で失った)国民の信頼を取り戻すことだ」
とした。
FTは16日の社説で
「混乱する日本の政界に必要なのは、党の長老におもねる弱いリーダーではなく、それを超える存在だ」
と強調。
自民党の年功序列体制を根底から覆す若いリーダーの選出や初の女性総裁の誕生に期待を寄せた。

ポイント
・米紙「岸田氏は日米を最強の同盟関係に」
・次期首相は海外の政治的不安定に直面と指摘
・英紙「世界での日本の立場は歴史的な変化」
・仏紙「経済政策は実現しない呪文に過ぎず」

<独自>自民の憲法改正「論点整理」の内容判明 9条改正と「緊急政令」導入打ち出す
2024/8/30 18:30
https://www.sankei.com/article/20240830-2ANHHSK5EJJFZPGZMX7WNZHM7Q/
自民党の憲法改正の指針となる論点整理の内容が30日、判明した。
9条への自衛隊明記や、緊急事態の際に政府の権限を一時的に強める
「緊急政令」
の制度導入の必要性を打ち出した。
衆参両院の実務者でつくる党憲法改正実現本部のワーキングチーム(WT)が同日、取りまとめた。
9月2日に岸田文雄首相(自民総裁)が出席する全体会合で正式決定する。
自衛隊に関しては、安倍晋三政権下の平成30年にまとめた自衛隊の9条明記▽緊急事態への対応強化▽参院の合区解消▽教育環境の充実−の改憲4項目で
「既に議論が決着」
と指摘。
4項目の
「枠組みを前提とすべきだ」
と記した。
連立を組む公明党はシビリアンコントロール(文民統制)を明確化するためとして、首相や内閣の職務を規定した「第5章」の72条や73条への明記を主張している。
論点整理では9条明記に関して
「基本的に堅持すべきことが共通認識として確認された」
としつつ、文民統制に関しては第5章への規定も
「選択肢の一つとして排除されるものではない」
との意見を紹介し、議論の余地を残した。
妥協案として9条と第5章の双方を改憲する案が浮上している。
緊急時に内閣が法律に代わり発出する緊急政令に関しては、論点整理で
「根拠を憲法に規定することは必要」
と打ち出した。
対象とする緊急事態の類型は
「異常かつ大規模な災害」
に加え、武力攻撃、テロ・内乱、感染症の蔓延などを挙げた。
一方、公明などが緊急政令に慎重な構えを示していることから、緊急時に国会議員の任期延長を可能にする改憲を優先すべきか否かなどを引き続き議論する方針も確認した。

公明・石井氏、改憲論議で自民にくぎ刺し「自民単独で発議できぬ」 自衛隊明記で隔たり
2024/8/30 17:08
https://www.sankei.com/article/20240830-VR5RBZNXYNMPLEGL4GDDI4HMBY/
公明党の石井啓一幹事長は30日の記者会見で、自民党で進む憲法改正の議論に釘を刺した。
改憲発議には衆参両院で総議員の3分の2以上の賛成が必要であるとして
「自民だけでは発議は叶わない」
「他の政党にもどう働きかけて発議案をまとめていくのかが課題だ」
と述べた。
自民は憲法9条への自衛隊明記を含めた改憲発議を目指しているが、公明党は首相や内閣の職務を規定した72条や73条への明記を提唱し、立場に隔たりがある。

自衛隊を行政組織に位置付ける危うさ
正論2024年8月号 三重中京大学名誉教授 浜谷英博
憲法改正論議は衆議院と参議院の憲法審査会で進められているが、所属委員の一部に憲法改正自体に同意しない勢力が存在するため、いくつかの論点が煮詰まりつつあるものの、未だ具体的条文案の作成には至っていない。
憲法調査会の後継機関である憲法審査会は、2007年8月に衆参両院に設置され、2024年で17年が経過する。
この間、紆余曲折を経ながら一進一退を繰り返し、現在も具体的成果を生み出せない姿には、議論自体が目的化している印象さえ受ける。
ただ、その中でも緊急事態条項と並んで議論が収斂されつつあるのが、憲法に自衛隊を明記する改正案である。
改憲に前向きな政党が公表した自衛隊の憲法明記に関する各党案を見てみる。
まず自民党は2018年3月に憲法9条の2項を
「前条(現行9条)の規定は、わが国の平和と独立を守り、国及び国民の安全を保つために必要な自衛の措置を取ることを妨げず、そのための実力組織として、法律の定めるところにより、内閣の首長たる内閣総理大臣を最高の指揮監督者とする自衛隊を保持する」
と加筆するという
「叩き台」
となる素案を示している。
日本維新の会は2022年6月に憲法9条の2項を
「前条(現行9条)の範囲内で、法律の定めるところにより、行政各部の一として、自衛のための実力組織としての自衛隊を保持する」
と加筆する
「憲法改正原案」
を公表した。
一方、公明党からは2023年5月に
「72条(内閣総理大臣の権限)もしくは73条(内閣の職権)に自衛隊を明記」
する北側一雄副代表案が、
また、国民民主党からは2023年4月に憲法第5章の
「内閣」
の中に
「必要な自衛の措置を取るための実力組織として、法律の定めるところにより、内閣総理大臣を最高の指揮監督者とする自衛隊を保持する」
とする玉木雄一郎代表の案が示された。
大きく分けて
「戦力」
との関係で自衛隊との関連条項である憲法9条に加筆する案と内閣総理大臣が自衛隊の最高指揮監督者であることから、憲法第5章の内閣、とりわけ72条もしくは73条に加筆する案などが提示されている。
しかしながら、憲法9条に加筆する改正案でも
「行政各部の1つとして」
との条件を付していること、そしてとりわけ内閣の章内に自衛隊を明記する主張には、その根底に行政組織としての自衛隊の法的位置付けを変更しない意図が垣間見えている。
ここで問題は、憲法への自衛隊の書きぶりはともあれ、現在の自衛隊が国家行政組織法上の行政組織の1つとの従来の政府解釈から、一歩も踏み出そうとしない改憲姿勢である。
平時に活動する
「一般行政組織」
と非常時に武力行使を伴う
「軍事組織」
との根本的相違を放置したまま自衛隊を憲法に明記したとしても、任務の遂行に多くの制約が課され、目的の完遂に困難を極めることは明らかだ。
自衛隊を正規の軍隊もしくはそれに準ずる独立した組織とし、それに伴って自衛官に軍人としての国際法上の法的地位があることを確認し、その活動について最高指揮監督者の存在を明記するのでなければ、自衛隊の本来の創設目的に沿った任務と行動を担保することにはならないのではないか。
諸外国における自国防衛のための軍事組織(一般に軍隊もしくは国軍)は、一般の行政組織とは一線を画した組織として機能している。
理由は、その運用に関して、一般行政組織とは異なる原理を適用しなければ、求められる本来の任務を遂行できない場合が多々想定されるからである。
通常、軍隊は、自国の独立と安全を確保し、国民の生命と財産を保護することを目的とし、国家の存亡を賭けた非常時に最後の手段として出動を命じられる組織である。
従って、そのための行動に国内法的制約はない。
あるのは国際法(武力紛争法や国際人道法と称され、捕虜の扱いや非交戦の個人の保護など戦時における人間の保護を目的としている)上の制約のみである。
一般の行政組織とは明らかに異なる軍隊の行動や任務の目的が明確である以上、必然的な措置であろう。
本稿では、自衛隊を行政組織の1つとする解釈から派生する危険性や矛盾、同盟国との共同行動やPKO参加時における支援など、関連する諸点について考えてみたい。
■任務を完遂させない頸木( くびき:自由を束縛するもの)
まず、既に提起されている憲法改正案のいくつかを検討してみたい。
その内、72条への明記案は、72条が
「内閣総理大臣は、内閣を代表して議案を国会に提出し、一般国務及び外交関係について国会に報告し、並びに行政各部を指揮監督する」
と規定していることから、行政組織としての自衛隊を新たに書き込むことによって、その法的地位の変更までを含まない意図が読み取れる。
この明記の結果、確かに自衛隊が憲法違反との主張はなくなるかもしれないが、行政各部と横並びに規定することによって、自衛隊が行政組織の一部であるとの意味合いも同時に強めかねない。
強いて72条に書き込むのであれば、新たな1項を追加し、一般行政組織とは一線を画した組織であることを明確にした書き方にしなければ改正の意味がない。
また、憲法73条は、内閣という合議体が一般行政事務と共に行う7項目の各事務を規定している。
ここに自衛隊を書き込む改正案は、自衛隊法7条にある
「内閣総理大臣は、内閣を代表して自衛隊の最高の指揮監督権を有する」
との規定を、憲法条項に引き上げようとする意図であろう。
しかし国家の存亡の危機に際して、合議体に決断を求めること自体が迅速性の要請に反し、合理的とは言えない。
憲法73条に自衛隊を明記することで、72条に明記するよりも内閣総理大臣の独断の可能性が弱まる、との主張もあるくらいだ。
その理由は、72条の主語が
「内閣総理大臣」
であるのに対し、73条は
「内閣」
であり、合議体の決定事項に
「自衛隊の行動」
を入れることで、少しでも内閣総理大臣個人の決断の歯止めにしたい思惑が窺える。
しかし、軍事組織の出動の決断は、国家の存亡を賭けた最後の手段の選択であり、その際には当然、決断の的確性と迅速性が求められる。
つまり合議体による長引く議論自体が決断を遅延させ、取り返しのつかない結果を導く恐れがあるからだ。
ちなみに制度的には、内閣の決定に反対の大臣を罷免し、内閣総理大臣自らが罷免した大臣の職務を兼務して閣議決定することも可能である以上、非常時の決断は迅速性を重視することがことのほか重要である。
一方、憲法9条に自衛隊を明記する案にも、自衛隊を
「行政各部の1つとして」
保持するなどの文言があり、行政組織の1つとの認識に変更のない改正案もある。
明記する場所、書き方はともかく、自衛隊を行政組織の1つと位置付ける発想から脱しない限り、危機に際しての自衛隊の任務の完遂は困難を極める。
■行政は逐一法的根拠を求める
改めて確認するが、現在の政府解釈によれば、自衛隊は国内法上、国の行政組織(防衛省)に属する1組織であり、少なくとも諸外国で言う
「軍隊」
ではない。
法制上も、自衛隊は防衛省設置法5条に規定され、
「自衛隊の任務、自衛隊の部隊及び機関の組織及び編成、自衛隊に関する指揮監督、自衛隊の行動及び権限等は、自衛隊法(これに基づく命令を含む。)の定めるところによる」
とされている。
更に防衛省設置法第4条は防衛省の所掌事務に関し、
「防衛及び警備に関すること」(同条1号)
「自衛隊の行動に関すること」(同条2号)
「陸上自衛隊、海上自衛隊及び航空自衛隊の組織、定員、編成、装備及び配置に関すること」(同条3号)
「前三号の事務に必要な情報の収集整理に関すること」(同条4号)
などの規定が置かれている。
そして自衛隊が行政組織の1つであれば、その行動はあくまで
「行政作用」
であって、行政法学で言う
「法律による行政」
の原理が適用される。
つまり自衛隊の
「行動」
及び
「権限」
の両方に法律の根拠が必要とされることになり、自衛隊関連法がポジティブリスト方式で規定(出来る事のみを条文化する、条文にないことは行動出来ない)されていることとも相まって、緊急事態等などを含め国内法上の大きな制約になっている。
自衛隊に対するこの姿勢は、国内法上の制約を課さない諸外国の軍隊と大きく異なり、自衛隊の異質性を象徴する実態を示している。
一般に諸外国では、軍事組織の創設目的が国の独立と安全及び国民の生命と財産の保護にある以上、その規定の範囲内の正当な行動に国内法的制約を課す理由はない、と考えられている。
もちろん
「法律による行政」
の原理が、民主的な法治国家において、とりわけ重要な法原理であることは論を待たない。
即ち行政作用が法律を根拠に行われるべき理由は、国民の自由・権利を公権力の恣意的な介入から守り、公権力を民主的にコントロールするため、国民の代表者で構成される国会が制定する法律によって統制を徹底することが重要だからである。
しかし自衛隊の行動は平時の一般行政組織のそれとは性格と実態を大きく異にする。
国家の存亡を賭けた武力行使によって、国の独立と安全及び国民の生命と財産を保護する任務の遂行には、一般行政組織の活動にはない多くの特殊性が認められる。
諸外国で独立した組織として、任務を完遂する活動が認められているのはこのためである。
例えば一般行政組織では、通常の活動に
「透明性」
が重視され、関係書類や各種資料は
「情報公開」
の対象となる。
また折に触れ、実施された行政活動について
「説明責任」
を課され、度重なる記者会見や国会における関係大臣及び官僚の答弁が求められる。
これに対し通常の軍隊は、防衛政策上の機密事項を取り扱い、同盟軍との防衛機密の共有やその保全義務などの遵守を求められる。
これらが担保されない限り、国家間の信頼は醸成され得ず、同盟関係の根幹を揺るがしかねないし、そもそも軍事組織同士の相互の連携や強固な団結も生まれない。
つまり一般の行政組織の作用には馴染まない部分が多くあるのが普通である。
それでは何故自衛隊が現在まで、諸外国にはない発想で、一般行政組織として位置付けられてきたのだろうか。
それには歴史経緯の中でいくつかの理由があると同時に、その解釈を変更する複数回の機会があったことも事実である。
上記理由の1つは、自衛隊の出自の問題である。
周知のように、自衛隊の前身は、1952年に創設された保安隊であり、更にその前身は、朝鮮戦争を背景にして1950年に創設された警察予備隊である。
これら2組織は、あくまで警察力を補完し国内治安を維持する目的で創設され、ポジティブリスト方式で規定された根拠法と共に、国の防衛を任務とする組織ではなかった。
しかし、1954年に創設された自衛隊は、その主たる任務も
「我が国の平和と独立を守り、国の安全を保つため、我が国を防衛すること」(自衛隊法第3条)
と明記されており、諸外国における軍隊の創設目的及び任務と同様になった。
本来は、この時点で行政組織の1つとの法的位置付けを脱し、民主的な独立国の軍事組織として、関係法の規定方式も抜本的な変更について十分検討した上で、ネガティブリスト方式(行ってはいけない事を条文化。禁止された事以外のあらゆる行動が可能)に変えなければならなかったはずである。
しかし国際情勢の推移や日本を取り巻く安全保障環境の激変を敏感に捉えず、戦後間もない国内政治状況などから、従来からの憲法解釈を自衛隊にもそのまま踏襲してきたのである。
この点はそのまま、自衛隊を一般行政組織と位置付けてきた今1つの理由にも重なっている。
つまり一般行政組織を脱して自衛隊を国際法上の軍事組織として解釈するには、憲法上の
「戦力」
規定との関係で、憲法9条の解釈変更もしくは改憲を伴うことが想定された。
従来から政府は、自衛隊が憲法で保持を禁ずる
「戦力」
には該当せず、
「自衛力」
を具現する行政組織として説明してきたからである。
従来の解釈の見直しは、当時の国内政治状況や国民意識等の社会情勢を幅広く考慮して回避され、その歪みを残したまま現在に至っている。
■有事に矛盾が噴出
自衛隊の法的位置付けを見直す機会は、日本が国連平和維持活動(PKO)への参加を決断した1992年にもあったと見るべきである。
つまり自衛隊は軍隊ではなく、従って自衛官は軍人ではなく特別職の国家公務員であるとの政府解釈は、自衛隊が任務として海外に派遣されることのなかった時代には、あまり切実な問題とは考えずに済まされてきた。
しかし、日本の国際貢献策として自衛隊のPKO参加が積極的に実施されるようになったPKO協力法の制定(1992年)以降、自衛官が海外で捕虜や人質になる可能性も現実に想定されるようになっている。
危険な場所には派遣されないとの前提や政府説明はあるにせよ、海外のPKO派遣地域は紛争後の安定化に向けた過渡期であることが多く、状況の一変は日常茶飯の出来事である。
その際、不幸にも捕虜になった自衛官が軍人ではなく、1公務員に過ぎないとなれば、国際法上の捕虜の待遇を求めることが事実上出来なくなる恐れはないか。
もちろん人道上の配慮や対応は想定されるにせよ、国際法上の権利として相手国に要求することの根拠は希薄になるだろう。
まして悪意のある相手国又は民度の低い武装集団が自衛官を捕虜として身柄を確保し、日本政府に対し、軍人ではない自衛官の地位を確認してきたとすれば、政府はどのように返答するのだろうか。
その時になって、自衛官は軍人であるから国際法上の捕虜の待遇を要求するとして、初めて従来の政府解釈を変更するのだろうか。
■既に軍隊と評価される自衛隊
ちなみに自衛隊及び自衛官の国際法上の地位は、一般にジュネーブ諸条約第1追加議定書第43条1項(1977年)の
「軍隊」
の定義に照らし理解され、評価される。
それによれば、軍隊とは
「部下の行動について当該紛争当事者に対して責任を負う司令部の下にある組織され及び武装した全ての兵力、集団及び部隊」
を言うとされ、その構成員は
「戦闘員であり、即ち、敵対行為に直接参加する権利を有する」(同条2項)
と規定されている。
つまり戦闘員は、戦時において敵国戦闘員を殺傷し、軍事目標を破壊する権利を有し、その法的責任を負わないことに国際的合意が形成されている。
つまり自衛隊及び自衛官は、その名称にかかわらず、ジュネーブ諸条約第1項追加議定書第43条の軍隊の定義にも合致し、人員、組織、編成並びに装備及び規模や訓練状況などから、軍隊としての要件を十分に満たしていると言える。
この基準に従えば、国際法上自衛隊は軍隊であり、自衛艦は軍艦であり、自衛隊機は軍用航空機である。
また自衛官は軍隊構成員(戦闘員)であり、活動中に敵国の権力内に陥った場合には、捕虜の待遇を受ける国際法上の権利を有していると解釈される。
これはPKOに参加した自衛官が捕虜になった場合も、自衛官が軍隊構成員としての法的地位を有していれば、捕虜待遇を受けると解釈されよう。
肝心な問題は、現在の政府解釈である。
つまり
「自衛隊は国内法上軍隊ではないが、国内法上軍隊扱いされる」
との法的論理矛盾と曖昧さを解決することが、政府にとっての喫緊の課題であろう。
国際法上の法的根拠を国内法で受容することに、特段の支障があるとは思えない。
そして将来的に日本が、PKOをはじめとする国際貢献を積極的に展開する上でも法的矛盾を放置することなく、自衛隊及び自衛官が心置きなく国際貢献活動に専念できるよう、自衛隊及び自衛官の地位に関し、国際標準に沿った解釈に変更することが急がれる。
また自衛隊及び自衛官については、国内法的にも長年積み重ねてきたガラス細工のような法解釈ではなく、民主国家に必要かつ重要な機関として憲法上位置付けられることが必要である。
■安全確保に何が必要か
成熟した民主国家において、政治と軍事のバランスの取れた関係は、国家の積極果敢な活動を担保し、国民の安全を確保する上で極めて重要である。
そのためにはまず、軍事に対する正確な知識と見識を有し、的確かつ迅速な決断力を持った政治家が必要である。
その背景として、国はもちろん地域社会や個人の将来について関心を持つ民主的意識の高い国民の存在が不可欠で、かかる資質のある政治家を見極め、正当な選挙で選出しておくことが肝要である。
他方で、文民統制を正確に理解し、徹底した政治の優位の下で、知見や経験、多方面の情報やデータを駆使した軍事情勢の確かな分析を、政治的判断材料として提供するプロ集団としての軍事組織も欠かせない。
両者のいずれが欠けても、国際社会のあらゆる分野でリーダーシップを発揮できる強靭な国家とはなり得ない。
ロシアのウクライナ侵略、イスラエルとイスラム原理主義組織ハマスの出口の見えない紛争、台湾有事と言われる日本近隣での中台武力衝突の可能性など、国際安全保障環境は混沌として先行き不透明だ。
国は非常時における的確かつ迅速な決断を誤らないよう法的整備や防衛手段を万全とし、国民としても日頃からの関心と心構えを忘れるべきではない。

2013.12.7 12:00
【中高生のための国民の憲法講座】
第23講 なぜ憲法に軍隊明記が必要か 百地章先生
http://www.sankei.com/life/news/131207/lif1312070030-n1.html
なぜ自衛隊を
「軍隊」
としなければならないのか。
本質的な理由は次の点にあります。
つまり戦力の不保持を定めた憲法第9条の下では法制度上自衛隊は軍隊ではなく警察組織に過ぎないとされているからです。
◆軍隊と警察の違い
それでは軍隊と警察の違いは何でしょうか?
軍隊の権限は
「ネガティブ・リスト」
方式で規定されています。
つまり行ってはならない事柄、例えば、毒ガス等の非人道的兵器の使用禁止や捕虜の虐待禁止などを国際法に列挙し禁止されていない限り軍隊の権限行使は無制限とされます。
だからネガティブ・リスト方式と言います。
なぜなら国際社会ではもし武力紛争が発生した場合、国連安保理事会が対処することになっていますがそれが出来ない時は各国とも自分で主権と独立を守るしかないからです。
これに対し警察の権限行使は
「ポジティブ・リスト」
方式です。
つまり国家という統一秩序の中で国民に対して行使されるのが警察権ですから制限的なものでなければなりません。
だから行使して良い権限だけが法律に列挙されており、これをポジティブ・リスト方式といいます。
それ故、もし自衛隊が法制度上、軍隊であれば、領海を侵犯した軍艦や潜水艦に対しては、国際法に従って、まず
「領海からの退去」
を命じ、それに従わない時は
「警告射撃」
を行うことが出来ます。
更に、相手側船舶を
「撃沈」
することさえ可能です。
現に、冷戦時代、スウェーデン海軍は領海を侵犯したソ連の潜水艦を撃沈していますが、ソ連は何も言えませんでした。
◆尖閣諸島を守るために
ところが、自衛隊は
「軍隊」
ではありませんから、自衛隊法に定められた
「防衛出動」
の場合を除き、武力行使はできません。
また、自衛隊法には
「領域警備規定」
がありませんから、もし中国の武装漁民が尖閣諸島に強行上陸しても、防ぎようがないのです。
相手が発砲してくれば、
「正当防衛」
として
「武器使用」
が出来ますが、場合により
「過剰防衛」
で起訴されかねません。
従って速やかに憲法を改正して、自衛隊を
「軍隊」
とする必要があります。
そうしなければ尖閣諸島も守れませんし、中国の軍事的脅威を前に、我が国の主権と独立を保持することは難しくなります。

自民党の憲法改正に対する姿勢はヤルヤル詐欺だ。

<主張>自民党と憲法改正 他党と協議の場を設けよ
社説
2024/8/8 5:00
https://www.sankei.com/article/20240808-OK5ZWIDIZFKCJMM5G36ZE5QJPE/
岸田文雄首相(自民党総裁)が党憲法改正実現本部の会合で、憲法への自衛隊明記と緊急政令の規定について今月中に論点整理を行うよう指示した。
首相は、最初の憲法改正国民投票で、自衛隊明記と緊急事態条項創設を問う考えを示した。
来年11月の自民結党70年に言及し
「大きな節目に向けて党是である憲法改正の議論を進めるよう願う」
と語った。
自衛隊明記や緊急事態条項創設を初回の憲法改正で実現しようという姿勢は妥当だ。
だが進め方が緩慢だ。
首相の節目発言は年内の改憲発議を目指さないようにも聞こえる。
首相と自民は肝心なことに及び腰だ。
それは、憲法改正に前向きな政党に呼びかけ、改憲原案の条文化作業を担う協議の場を設けることである。
同本部の会合では、傘下のワーキングチームの報告が示された。
報告は、自衛隊明記▽緊急事態対応▽合区解消・地方公共団体▽教育充実―の改憲4項目について早急に取り組むべき論点と指摘した。
古屋圭司本部長は
「公明党や他党とも水面下で交渉する」
と語った。
水面下だけでは足りない。
協議の場を設け話し合いを始めてほしい。
そもそも、自民の改憲4項目は安倍晋三政権時の平成30年に決まった。
安倍、菅義偉、岸田の歴代総裁と自民はこれまでの6年間、何をしていたのかという思いを禁じ得ない。
党是の実現へギアを上げるべきだ。
南海トラフ地震などの大規模災害、台湾有事に伴う日本有事の懸念が高まっている。
国民を守るため緊急事態条項創設は急務だ。
現憲法は国防の明示的な規定がない欠陥がある。
防衛に足かせをはめる憲法9条2項の削除と、軍の規定が改正のゴールだが、まず自衛隊を憲法に明記する意義は大きい。
同本部はこの夏、参院の緊急集会について論議した。
だが、備えるべきは、緊急集会では対応できなかったり、国会自体が開けなかったりするような国難だ。
緊急政令、緊急財政処分の権限を内閣に一時的に与える規定がなければ国民を救えなくなる。
自衛隊明記は、9条またはその直後の条文(9条の2)として書き込むべきである。
最大政党の自民はこれらについて、公明党や日本維新の会、国民民主党の同意を得るよう、積極的に働きかけるときだ。

能登の被災病院から憲法改正を訴える
正論2024年8月号 恵寿総合病院理事長 神野正博
2024年元日の地震で能登半島は大きな被害を受けましたが、私が理事長を務める石川県七尾市の恵寿総合病院では被害を最小限に抑えて、地域の医療機関として役割を果たしてきました。
その立場から、2024年5月3日の憲法記念日にはビデオメッセージで、また2024年5月30日に日本武道館で開かれた
「国民の命と生活を守る1万人大会」
では会場で、憲法改正の必要性について訴えさせて頂きました。
大地震に見舞われて実感したのは、事前の準備が如何に大切かということと、同時に事前には想定し切れなかった事に対処するための非常事態の態勢が必要だということでした。
以下、詳しく述べてみたいと思います。
能登半島は平成19(2007)年にも最大震度6強の地震がありました。
当時、この病院でも建物に亀裂が入ったり水道管が破裂したりと、被害も出ました。
それで今後の対策を考えねば、と思っていたところに平成23(2011)年、東日本大震災が発生したのです。
私たちの病院は海に面していますので、宮城や福島の海の近くの病院がどんな苦労をされたのか、随分お話を伺いました。
特に公立志津川病院(現在は南三陸病院)の先生に来て頂き、根掘り葉掘り被災の状況を聞きました。
志津川病院では建物の3階にまで津波が押し寄せ、患者を4階に避難させたけれど、屋上にヘリコプターが降りられなかった。
それで1週間、病院に立てこもることになり、その間に何人かの患者が亡くなられたという話でした。
ちょうどその頃、当病院では本館の建て替え計画中でしたが、東日本大震災の話を聞いて
「もう少し災害に強い病院にせねば」
と考え、色々設計を変更したのです。
結果としてこの本館は平成25(2013)年末に完成、平成26(2014)年にオープンしましたが、震災の教訓を盛り込んだものになりました。
ここ七尾湾は湾口が狭く奥が広いため、津波の高さはせいぜい2メートルと想定されていました。
そこで本館は床を2メートルかさ上げしてあります。
更に屋上にはヘリポートも設置。
ドクターヘリだけでなく、万が一の際にここから患者を避難させられよう、自衛隊の大型ヘリも着陸出来るようにしました。
更に本館の建物は免震構造で、大津波に備えて最上階に受変電設備や非常用発電機を設置しました。
また地盤は液状化対策を施してあります。
これらの対策が、2024年元日の地震で奏功したのです。
■平時からの備え
とはいえ、まさか再び能登でこんなに大きな地震が起きると予想していたわけではありません。
随分費用をかけて備えをしていましたが、この地震がなかったら
「神野先生、余計な事におカネを使って大変だったね」
と笑われて終わりだったでしょう。
地震が起きたのは不幸な事だった一方で、この大計画が日の目を見て、全国から注目を集めることにもなりました。
災害対策としては当病院では、水も水道と井戸水と二重化させていました。
そして井戸水も普段から水質検査をして、飲める水だと確認してありました。
この話を被災後、何回かしてきたので今、全国各地の病院で災害に備えての井戸掘りが始まっているそうです。
何故ここまで念入りに備えを進めていたのかと思われるかもしれません。
東日本大震災などの教訓を踏まえて対策を考えると、次から次へと新たな問題点が浮上してきたのです。
あれも足らない、これも足らないということが出て来て、準備せざるを得なかったというのが実際のところです。
例えば、井戸については以前からあったのですが、せっかく井戸があるのだからトイレ用の水とか冬場の融雪装置の水に使えるようにしておいたのです。
決してこの災害だけを想定して井戸の配管をしていたわけではなく、水道料金の節減の意味もあって井戸を使えるようにしておいたのが当たったわけです。
しかし今回、当病院の地区では地震発生から2カ月間、水道水が止まったままでした。
これは想定外でした。
東日本大震災でも、こんなに長い断水はなかったと思います。
ただ、病院という施設の性質上、想定外だからとばかりも言ってはいられません。
一般の工場やサービス業などの場合、災害が発生すれば業務量は当然、ガクンと落ちて、そこから徐々に復旧していくことになります。
しかし病院や消防や警察といった所は、災害が起きれば仕事量が急増します。
病院の場合、普段から入院患者さんがいます。
それに加えて災害医療をやらねばならず、更に被害からの復旧もしなければなりません。
つまり、災害となれば普段の3倍、頑張らねばならないのが病院の宿命で、平時から災害への備えをしておく必要があるわけです。
それだけに、災害が起きた時には約800人の職員については安否確認システムがあり、同時に出勤できる人は出勤してくれという招集システムがあります。
病院から徒歩圏内に独身寮や医師宿舎もあり、地震当日は80数人の職員がすぐに出勤してくれました。
免震構造の本館はほとんど無事でしたが、それ以外の病棟は耐震構造だったため、棚から物が落ちたり配管が破損したりと被害が出ました。
そこで、耐震の病棟に入院していた患者さんを、まずは免震の本館に移しました。
それでも水や電気が確保出来ていたため、震災当日も医療は継続出来たのです。
翌2024年1月2日未明には出産もあり、赤ちゃんが無事に生まれています。
■想定外の事態への対処
私自身は地震発生時、七尾市内の自宅に居ました。
自宅周辺の道路はあちこち裂けており、到底車が走れる状況ではなかったので、津波警報が出る中、病院に歩いて向かいました。
川沿いの道だったのですが、20〜30センチほどの津波が遡って行くのが見えました。
ちなみに当病院には地震当日、地域住民約200人が非難して来られました。
ですので医療活動の一方、避難してきた方たちのお世話も並行して進めたのです。
病院では腎臓透析の患者さんを計120人抱えていて、1日70人の患者さんに透析をする日があります。
その場合、1日に15トンの水が必要ですが、他にも飲料水やトイレなどで水を使いますから、果たして井戸水で足りるかどうかが不明でした。
そこで、東京・永田町の知り合いに電話をして給水支援をしつこく要請したのです。
感染症や自然災害に強い社会を目指して憲法改正を訴えている団体
「ニューレジリエンスフォーラム」
企画委員長の松本尚先生(日本医科歯科大学特任教授)は以前、この病院に勤めておられて同じ釜の飯を食った仲間でもありましたから、松本先生を通じてもお願いした。
そうして
「自衛隊」
からの給水が得られ、配管の修理などをして2024年1月6日からは透析を再開することが出来ました。
尚、能登半島で2番目に透析を再開出来た病院は2024年2月中旬からの実施だったそうです。
それだけ普段からの準備が奏功して、当病院は迅速に対応出来たわけです。
震災からの復旧では、特に病院ではスピード勝負です。
私たちは2024年元日の地震発生当日から、職員で手分けして院内あちこちの修繕に取り掛かりました。
一旦は患者さんを退避させた耐震の病棟も、水道管の破損や天井が落ちた所も修復して、2024年1月11日には患者さんを再び受け入れています。
このスピード感というのは、申し訳ないけれど他の公立病院には見られませんでした。
私たちは民間病院の身軽さもあって、競合見積もりなどせず、病院に来てくれた業者にすぐに修復を依頼していったのです。
そして、使える物は最大限利用するという臨機応変さも大事でしょう。
例えば耐震の病棟では、ボイラーが2つとも倒れていました。
新品のボイラーを注文したら通常、半年かかってしまいます、
しかし協力業者の方が工夫してくれて、倒れた2つのボイラーのうち1つを
「部品取り」
のしてくれたのです。
これで片肺状態ではあるけれど、病棟のシャワーなどお湯が使えるようになりました。
こういう非常時には指揮命令系統を一元化しないと混乱しますから、私が陣頭指揮しました。
とはいえ不眠不休とかというわけではなく、自宅には帰っていました。
もっとも自宅に戻っても、断水でトイレが使えません。
なので、夜はなるべく用を済ませるまで病院に居て、朝も早く病院に来てトイレに行っていました。
職員も皆、そんな感じで結構、病院に入り浸っていました。
少し落ち着いてきた段階で、まずは職員向けに本館のシャワーを開放して、途中からは職員の家族や協力企業の家族も含めて、病院の大浴場を開放しました。
職員も多くは自宅のシャワーもトイレも使えず、小さな子供のいる職員は大変だったと思います。
そこで、2024年1月9日には病院内に急遽、保育所や学童保育を作って、病院で面倒を見るから子供を連れて出勤するよう呼び掛けました。
そうしたら27人の職員が働けるようになったのです。
能登半島の珠洲や輪島の病院では、子供の世話のために看護師の退職が相次いだことが報じられていましたが、ここの病院では震災に伴う看護師の退職はありませんでした。
震災で大変な状況ではありましたが、職員が疲弊してしまっては病院が回せません、
そうならないよう、手を尽くしました。
もちろん、保育所を作ることまでは事前に想定しておらず、地震があってから臨機応変に取り組んだことです。
■緊急時には司令塔を1つに
この病院での経験や教訓を広く伝えたいと思って情報発信していますが、全国各地の病院では一部に熱心な方もいるものの、多くの病院経営者は
「自分が生きている間は大丈夫」
という変な確信を持っておられます。
でも、大きな地震などないと思われていた能登半島がこれだけの被害に見舞われました。
ましてや首都直下地震や南海トラフ巨大地震は、向こう30年間の間に7割以上の確率で起きるとされているのです。
能登半島は人口が少ないこともあって今回、全国の皆さんから手厚い支援が受けられました。
しかし首都直下地震が起きた時には被災地の人口が多過ぎて、助ける方はとても手が回らない状況が想定されます。
だからこそ憲法に緊急事態条項が必要だと、ニューレジリエンスフォーラムでは訴えています。
今回の能登半島の震災でも縦割り行政で、各省庁も県庁も市役所も皆、一生懸命対処してきたけれど、その整合性が全然取れていませんでした。
2024年の4月初めに台湾で大きな地震がありましたが、すぐに立派な避難所が設置されている映像が日本でも流れました。
一方で天皇、皇后両陛下が2度に渡り能登半島に慰問に来られましたが、東日本大震災の時と同様に、地震発生から2カ月以上経っても体育館が避難所になっていて、両陛下が床に膝をついておられる映像が流れていました。
避難所の状況は、東日本大震災から改善されていなかったのです。
これは震災復旧に当たっての司令塔がないということが、一番の問題でしょう。
皆、一生懸命やっているのだけれど船頭が多過ぎるのです。
私たちの病院の場合もそうでしたが、緊急事態には司令塔機能を持つ所をきちんと作ってそこに権限を集中させないと、事が進みません。
能登半島の被災地では壊れた建物の公費解体も進んでいません。
私有財産のため権利関係が複雑だったりすると、なかなか解体に着手出来ないのです。
しかし非常事態には私権をある程度制限してでも、建物を撤去して道路を確保するべきでしょう。
それが出来ないというのは法治国家として悲しいことです。
どこかで緊急事態状況へとスイッチを切り替える必要があると思うのです。
大正時代の関東大震災の後、内務相兼復興院総裁となった後藤新平が大ナタを振るって、昭和通りなどの広い道路を作りました。
もちろん反対の声も大きかったそうですが、それを跳ね除けて今の東京の基礎を作ったわけです。
そのように非常時には1人のリーダーに権限を集中させる仕組みにしないと、スピード感を持った復旧・復興は出来ないと思います。
国会では緊急事態条項の導入に向けた議論が行われていますが、専ら国会議員の任期延長といった話になっていると聞きます。
それも大事なのか知れませんが、関東大震災の時のように議員がそもそも国会に集まれない可能性もあるわけです。
そうした背景もあって、ニューレジリエンスフォーラムでは非常時に内閣が法律に代わる
「緊急政令」
を制定出来るよう提言しています。
能登半島辺りには、北朝鮮のミサイルも飛んで来ることがあります。
北朝鮮による拉致事件もこの周辺で多発しましたし、平成11(1999)年には能登半島沖不審船事件もありました。
ですから個人的には緊急事態の対象として自然災害や感染症に加えて、外国からの武力攻撃も入れてもらいたい。
残念ながらそこまで要求すると、まとまる話もまとまらなくなってしまうとのことで、フォーラムの提言には含まれませんでした。
それから、憲法9条に関しても一言、申し上げたい。
政治信条はともかくとして、
「自衛隊」
が既に存在している現実があるわけですから、きちんと
「軍隊」
として位置付けるべきでしょう。
実態に憲法を合わせる必要があるわけです。
恐らく外国人に言わせれば、陸上自衛隊はアーミーでしょうし、海自はネイビー、空自はエアフォースでしょう。
誰もセルフ・ディフェンス・フォースなんて言いません。
その国際的な常識に合わせて、
「自衛隊」
をきちんと
「憲法」
に明記するのが筋ではないでしょうか。
この病院への給水支援も、航空自衛隊の給水車が雨が降ろうが雪が降ろうが寒い中、毎日15トンの水を運んでくれて、本当に有り難かった。
能登半島の奥の方では、孤立集落に向けて自衛官が徒歩で支援に向かいました。
被災地では自衛隊による仮設の共同浴場がいくつも開設されましたが、これも
「軍事組織」
としての
「兵站力」
があるからこそ可能な話で、警察や消防には無理なのです。
これだけ自衛隊にお世話になっておきながら、存在を認めないなんてあり得ない話でしょう。
国会議員の皆様にはそうした現実を踏まえた上で、憲法改正の実現に向けて動いて頂きたいと思います。

兵站
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%B5%E7%AB%99
兵站(へいたん、英語: Military Logistics)は、軍事学上、戦闘地帯から見て後方の軍の諸活動・機関・諸施設を総称したもの。
戦争において作戦を行う部隊の移動と支援を計画し、また、実施する活動を指す用語でもあり、例えば兵站には物資の配給や整備、兵員の展開や衛生、施設の構築や維持などが含まれる。
狭義としては、戦闘支援(戦闘実施時に部隊の作戦行動を支援すること、英: Combat Support(英語版))と後方支援(作戦行動を行う部隊の軍事的な機能を保持させる、英: Combat Service Support)に分けられるが、これらに比べて兵站はより広い範囲を指示する概念である。
本来、軍事学における用語だが、転じて経営学においても用いられる。
この場合の用語はロジスティクスを参照のこと。

自衛隊の事故と隊員の死生観
正論2024年8月号 麗澤大学特別教授・元空将 織田邦男
2024年5月30日、山梨県の陸上自衛隊北富士演習場で、手榴弾投擲(しゅりゅうだんとうてき)訓練において爆発した手榴弾の破片が男性隊員に当たり死亡した。
森下泰臣陸上幕僚長は
「このような事案は、武器を扱う組織としては、決してあってはならないものであり、陸上幕僚長として非常に重く受け止めております」
と述べ、安全が確認されるまで、陸上自衛隊の全ての実弾射撃訓練を中止するとした。
自衛隊の事故がある度に
「杜撰な訓練」
「たるんだ組織」
「これで有事、戦えるのか」
といった批判がメディアやSNSを賑わす。
トップが頭を下げ、訓練が中止されるのが、日本の
「定番」
の光景である。
そこには自衛隊員の
「死」
に対する尊崇の念は感じられない。
平時とはいえ、我が国防衛のための訓練中の事故である。
訓練で殉職者を出すことは、極めて残念なことである。
事故の絶無に向けて安全管理体制を見直し、訓練を実のあるものにする努力は欠かせない。
だが戦場で流す血の量は、訓練で流す汗の量に反比例すると言われる。
訓練は1日たりとも蔑ろにしてはならない。
1日訓練を中止すれば、1日精強化が遅れる。
安全対策を取れば直ちに訓練を再開させるべきである。
それが殉職者に報いることでもある。
筆者は防衛省、自衛隊に約40年間奉職した。
この間、何十件という隊員の殉職に遭遇した。
その度に
「定番」
の光景が繰り返され、違和感と憤りを覚えた。
現役時代、米アラスカで実施される多国籍の共同演習にオブザーバーとして参加したことがある。
演習の最中、英空軍戦闘機が山に激突して操縦者が殉職する事故に出くわした。
地元メディアは殉職者の栄誉を称え、英軍の同僚たちは、キャンプファイアーのような火を囲み、何やらセレモニーらしきものを夜通しやっていた。
翌日は何事もなかったかのように共同演習は続けられ、英空軍の将校たちもスケジュール通り訓練に参加していた。
これが軍隊かと感動したのを思い出す。
防衛省の事故対応やメディアの報道には、有事の視点が欠落し、自衛隊が戦う組織であることの認識が共有されていないように感ずる。
結果的に殉職隊員の
「死」
が蔑ろにされているように思えてならない。
■木原防衛大臣の言葉
筆者は戦闘機操縦者だったこともあり、どうしても航空事故に目が行く。
近年の航空事故だけでも、これだけ殉職事故が起きている。
▼平成31年4月、青森県沖で空自F-35戦闘機が墜落し、1人が死亡
▼令和4年1月、空自F-15戦闘機が石川県沖の日本海に墜落し、2人が死亡
▼令和5年4月、陸自ヘリが沖縄県の宮古島沖で墜落し、10人が死亡
▼令和6年4月、伊豆諸島沖で海自ヘリ2機が墜落し、1人が死亡、7人が行方不明(後に死亡と判断)
2024年4月の海自ヘリの事故は、夜間の太平洋上で海自対潜ヘリ3機が潜水艦を探知する対潜戦の訓練中、各機4人が乗る2機が空中で衝突したものである。
真っ暗な洋上低高度の訓練が如何に厳しいものか。
これは経験した者しか分からないだろう。
木原稔防衛相は
「このような事故が起こったことは、痛恨の極みだ」
と述べた上で、今後の対応について
「事故原因は確認中だが、航空機の安全管理は徹底しなければならない」
「自衛隊の全ての航空機に対して、飛行前後の点検を入念に実施することや、操縦者に対して安全管理や緊急時の手順の教育を改めて実施すること、更に部隊の長には、隊員を適切に指導することなどを改めて大臣指示の形で速やかに発出したい」
と述べた。
ここまでは
「定番」
だが、大臣は次のように続けた。
「訓練の頻度を下げて運用能力を向上させないまま有事があった場合には、尚一層危険性が増すことに繋がる」
「訓練をして十分に練度を上げた上で、有事に備えることが必要だ」
自衛隊の本質を突いた発言であり、事故直後の大臣発言としては珍しい。
「有事」
を念頭にした訓練の厳しさ、重要性を訴え、所要の安全措置を採った後は、速やかな訓練再開の必要性を強調したものである。
諸外国の常識に一歩近付いたとの印象を持った。
他方、メディアは次のような点を批判していた。
夜間訓練のリスク、訓練の安全管理体制、部隊技量を評価する「査閲」の実施方法、位置情報共有システムの未使用、防衛省の対応要領、訓練スケジュールの過密さ、隊員の疲労蓄積などである。
リスクがあるから訓練するのであり、コメントする気が失せる批判も多い。
また安全管理体制や防衛省の対応への批判は、お決まりのパターンで論評に値しない。
ただ、
「部隊技量を評価する査閲」

「位置情報共有システムの未使用」
の批判については、コメントしておきたい。
対潜戦について、筆者は素人であり論評できる立場にない。
だが、
「位置情報共有システムの未使用」
への批判については、大事な視点が欠けているように思えてならない。
「位置情報共有システム」
は近くで行動する友軍機との衝突防止のための装置という。
戦闘機でも安全確保をサポートする各種警報装置や安全装置が装備されている。
だが、これらは操縦者の判断を支援する装置に過ぎず、それが作動しなければ、直ちに任務中止という代物ではない。
有事任務遂行中に、各種支援装置が故障しても(今回が故障かどうかは不明)、必ずしも任務を即中止というわけにはいかない。
任務遂行が何より優先され、たとえ主な安全確保手段がなくても、代替手段で任務は継続しなければならない。
代替手段がない場合でも、最終的には操縦者の
「勘と経験」
で任務を継続することだってあり得る。
そういう不測事態も予期して、普段から訓練を実施しているはずだ。
次に
「部隊技量を評価する査閲」
としての訓練であった点である。
「査閲」
というのは、指揮官が部隊の練度を確認する行為である。
有事であれば
「査閲」
を受けて合格した部隊が戦地に派遣される。
言わば有事を想定した最も厳しい状態で実施される訓練である。
海自トップの酒井良幕僚長も
「通常よりも実戦に近い訓練」
と語っている。
このような事情を無視して無責任に批判するのは、有事の視点の欠落だけでなく、自衛隊を実力組織と見做していない証左でもある。
政治やメディアが掘り下げるべきは、近年の実任務増加による訓練量の不足、隊員の疲労蓄積状況、あるいは実員不足による荷重勤務の実態などであろう。
自衛隊員は与えられた条件が、たとえ劣悪であっても文句も言わず、黙々と努力することを美徳としている。
それは美徳であるが、ある意味弱点でもある。
これを指摘するのがメディアであり、改善するのが政治の役割であろう。
■矜持の源泉
戦闘機操縦者であった筆者の経験で言うと、特に飛行任務を専門にする自衛隊員は、全員
「有事」

「死」
は常に意識していると思う。
飛行物体は必ず落ちる。
事故は確率の問題である。
その確率を限りなくゼロに近付ける努力は徹底して実施すべきだ。
だが、事故はゼロにはなり得ない。
航空事故は死に直結する。
地上に生活することを宿命付けられた人間が、神の意に反して3次元空間を職場にするのだから、
「死」
が身近にあるのは当然だ。
自衛隊は法的には軍隊ではない。
だが、戦って国を守る実力組織であり、決して他の行政組織と同質の組織ではない。
それを端的に表しているのが自衛隊員の
「服務の宣誓」
である。
「私は、我が国の平和と独立を守る自衛隊の使命を自覚し、日本国憲法及び法令を遵守し、一致団結、厳正な規律を保持し、常に徳操を養い、人格を尊重し、心身を鍛え、技能を磨き、政治的活動に関与せず、強い責任感をもつて専心職務の遂行に当たり、【事に臨んでは危険を顧みず、身をもつて責務の完遂に務め、もつて国民の負託にこたえることを誓います】」
(【】は筆者)
【】のフレーズは自衛隊員の宣誓以外にはない。
ちなみに国家公務員の宣誓は以下の通りである。
「私は、国民全体の奉仕者として公共の利益のために勤務すべき責務を深く自覚し、日本国憲法を遵守し、並びに法令及び上司の職務上の命令に従い、不偏不党かつ公正に職務の遂行に当たることをかたく誓います」
自衛隊員と同様、危険と対峙する職業である消防職員、警察職員の宣誓にもないフレーズであり、その意味する所は重い。
筆者は自衛隊勤務約40年間、常にこのフレーズを意識してきた。
「死」
を意識せざるを得ない勤務であり、それが矜持の源泉でもあった。
政治家がこのフレーズを引用して、自衛隊の任務の重さを説くことがある。
自衛隊員を激励し、任務の厳しさを国民に伝えるためであり、自衛隊員にとっては感謝すべき事かもしれない。
だが政治家がこれを引用する度に、筆者は違和感を持っていた。
政治家が思うより、自衛隊員にとっては、
「死」
は身近であり、このフレーズは神聖なものだ。
「全力を挙げて」
とか
「全身全霊で」
と軽々しく言う政治家に、これが分かってたまるか。
軽々しく言ってもらいたくないという複雑な思いがあった。
クリスチャンでもない人が聖書を引用する時、敬虔なクリスチャンが抱く違和感と似た所があるのかもしれない。
同時に
「危険を顧みず、身をもつて責務の完遂」
を求める一方で、
「戦力」
としての自衛隊を認めない
「日本国憲法」
を遵守せよと言うのか、という割り切れない思いがあったのも事実である。
■部下の「死」
筆者は戦闘機操縦課程を卒業して、小松基地(石川県)の第6航空団に赴任した。
昭和52(1977)年4月1日に着隊し、第6航空団司令に赴任の申告を実施した。
その際、沖縄から転属してきたベテラン操縦者であるIさんと同席した。
その3日後である。
Iさんは日本海で殉職された。
筆者の小松での最初のフライトが、行方不明のIさんを捜索するフライトだったのを今でも鮮明に思い出す。
それから数年経った時である。
今度は同じ官舎に住むF-4操縦者のMさんが対艦攻撃訓練中、殉職された。
自衛隊在職中、戦闘機操縦者としての筆者の身近には、常に
「死」
があった。
食うか食われるかの実戦場裏で任務を全うするには、実戦状況下に近い厳しい訓練で戦技を磨かねばならない。
訓練で出来ない事は実戦で出来るわけがない。
かつてフォークランド紛争に出撃した英軍操縦者と話したことがある。
フォークランド紛争は1982年に起きたイギリスとアルゼンチンの間の紛争であり、近代化された軍同士による戦争だった。
結果的にはイギリスが勝利したが、英軍操縦者は実戦よりも訓練の方が厳しかったと述べていた。
それでも激しい戦闘と、職場での経験により、多くの英軍操縦者が心的外傷後ストレス障害(PTSD)に苦しんだという。
厳しい実戦に備える訓練は自ずと厳しいものになる。
「死」
を意識するのは、決して戦場だけではない。
若い頃は、
「空」
への憧れが
「死」
の恐怖を超えていた。
「空」
には事故は付き物だ。
事故は確率の問題、だからその時は
「死」
もやむを得ないと無謀にも達観していた。
若気の至りである。
結婚して家庭を構え、子供を持つ頃になると、意識は変わって来た。
操縦技量も戦術判断もベテランの域に近付いて来るのだが、それに比例するように
「死」
に対する恐怖、臆病さ、慎重さが増していく。
「空」
の恐ろしさ、自然の冷徹さが経験を通じて理解出来るようになるからだ。
特に飛行隊長といった指揮官職になるとこれが顕著になる。
「死」
が家庭、自衛隊、そして社会や国家に与える影響を考えざるを得ない。
同時に、自分の
「死」
だけでなく、部下の
「死」
が関わってくる。
指揮官にとって部下の
「死」
は何よりも耐え難いものである。
何としてでも部下を死なせたくないという思いは、どの指揮官にとっても共通の願いである。
かといって厳しい訓練を避ければ部下は精強な操縦者として育たない。
そのツケは有事に戦死という結果で返って来る。
操縦者には、ある程度、身の丈を超える試練を課さなければ、進歩は期待できない。
さりとて限度を超えると必ず事故は起きる。
戦場では予測不可能な事が起きるのが常である。
どんな状況でも臨機応変に対応できる精強な飛行隊を育成するには、安全管理が徹底された訓練をこなすだけでは不十分である。
時にはある種の
「管理された冒険」
が必要となる。
事故を限りなくゼロに近付ける訓練は可能である。
だが実戦に役に立たない操縦者、飛行隊を育てるのは本意ではない。
飛行隊長の2年間は、このジレンマに悩み続けた。
■自己犠牲
子供が中学生になり、そろそろ子供の教育のために単身赴任をとも考えた。
だが、敢えて家族帯同で飛行隊長に就任した。
万が一、部下が殉職したような場合、直ちに部下家族の精神的ケアが必要となる。
国はここまで面倒を見てくれない。
これには、家内の助力が欠かせない。
飛行隊長に命ぜられた時、まさかの時を考えて単身赴任をやめ、帯同を決心した。
「あわや」
という際どい状況は何度もあった。
だが、幸い殉職事故はなく、家内の辛い出番もなかった。
殉職者を出すことなく、思う存分の訓練が出来たのは、まさに
「男の本懐」
だった。
2年間の飛行隊長勤務を終え、部下に見送られながらフェリーの甲板に立ち、岸壁の部下たちが飛行隊旗を振りながら見送ってくれる姿を見て、ようやく
「死」
の重みから解放された。
この時の安堵感、達成感、解放感は言葉に尽くせない。
胸に込み上げてきたのは、殉職者を出さなかったことの安堵感だった。
筆者は幸運に恵まれたに過ぎない。
激烈な職場で生き残るための厳しい訓練に事故は付き物だ。
幾重にも安全対策を講じるが、人間からミスを消し去ることは出来ないし、機械の故障をゼロにすることは出来ない。
そこに
「死」
と直面する必然がある。
これに対する国民の理解がなければ、士気も訓練レベルも下がり、自衛隊の精強化は難しい。
それはこれまでの殉職者への冒瀆でもある。
自衛隊発足以来、殉職者は既に2000名を超えている。
20数年前の事である。
空自T-33練習機が入間川(埼玉県)に墜落して2名のベテラン操縦者が殉職した。
前席操縦者のNさんは、当時、航空幕僚監部で勤務しており、技量維持のための操縦訓練中に出くわした事故である。
筆者も空幕勤務だったてめ、Nさんとは付き合いがあった。
非行技量もさることながら、人格、識見共に優れ、将来を嘱望された将校だった。
Nさんは、突如エンジンの止まったT-33を、民家を避けるためギリギリまで誘導しようとして脱出が遅れた。
2名ともパラシュートが開き切らない状態で地上に激突して殉職した。
脱出まで、絶妙の操縦で河川敷に機体を誘導し、民家への被害を避けることは出来た。
だが、脱出後の墜落機が不幸にも近くを通る高圧線を切断した。
首都圏の何万という世帯が停電になり、山手線も止まった。
この時のメディアの報道ぶりには、憤りを通り越して、無力感を覚えた。
我が身を犠牲にして民家への被害を避けたことには一切触れず、空自機が高圧線を切断して首都圏に停電をもたらしたことだけをクローズアップする。
尊い人命が失われたことには触れず、停電によって
「水槽の保温装置が働かず熱帯魚が死んだ」
という心無い報道がお茶の間を賑わした。
腸が煮えくり返り、呆れ返った。
後日、某高校の校長先生が、生徒の教育に一文を書き、Nさんの行為を紹介した。
最後にこうあった。
「母は我が子のた、父は家族のために命を投げ出して戦います」
「これが人間の本当の姿なのです」
「その愛の対象を家族から友人へ、友人から国家へと拡大していった人を我々は英雄と呼ぶのです」
同僚の殉職と心無いメディア報道に胸が潰れる思いだったが、この一文に救われた。
自衛隊員は英雄になる必要はない。
だが
「事に臨んでは危険を顧みる」
ことを許されない自衛隊員は、時として自己犠牲をも伴った責任の履行を強いられることは知っておいてもらいたい。
人間は誰しも
「死」
は怖いし、天寿を全うすることを至上の願望としている。
自衛官も生身の人間である。
にもかかわらず、国家、国民への思いを抱きながら、常に
「死」
を意識し、日夜、有事に備えて厳しい訓練をしている。
そういう自衛隊員がいることだけは忘れないでもらいたい。

おりた・くにお
麗澤大学特別教授・元空将。
昭和27年生まれ。
防衛大学校卒業後、航空自衛隊に入り、F4パイロットなどを経て、米スタンフォード大学客員研究員、航空幕僚監部防衛部長、航空支援集団司令官などを歴任。

人間を矮小化してはならぬ 〜自衛隊員の犠牲に寄せて
2010/2/11 7:46
https://ameblo.jp/nippon-and-world/entry-10455948174.html

二人の自衛官の死とマスコミ: あの時何があったのか?
https://yamatogokorous.com/jieikantomedia/
『出典:藤棚 狭山ヶ丘高等学校 学校通信 1999/12/1』 
人間を矮小化してはならぬ
小川義男 校長
先日、狭山市の柏原地区に自衛隊の技習用ジェット機が墜落しました。
たまたま私は、寺田先生と共に、あの近くを走っていましたので、立ち寄ることとしました。
すでに付近は閉鎖されていて、近くまで行くことはできませんでしたが、それほど遠くないあたりに、白煙の立ち上るのが見えました。
見上けると、どのような状態であったものか、高圧線がかなり広範囲にわたって切断されています。
高圧線は、あの太くて丈夫な電線ですから、切れるときはぶつんと切れそうなものですが、多数の細い線の集まりからできているらしく、ぼさぼさに切れています。
何カ所にもわたって、長くぼさぼさになった高圧線が鉄塔からぶら下がっている様は、まさに鬼気迫るものがありました。
聞くと、操縦していた二人は助からなかったそうです。
二佐と三佐と言いますから、相当地位の高いパイロットだと言えます。
ニ人とも脱出を試みたのですが、高度が足りなく、パラシュート半開きの状態で地面に激突し命を失った模様です。
以前、現在防衛大学の学生である本校の卒業生が、防大合格後航空コースを選ぶというのを聞いて、私がとめたことがあります。
「あんな危ないものに乗るな」
と。
彼の答えはこうでした。
「先生、戦闘機は旅客機より安全なのです」
「万一の場合脱出装置が付いておリ、座席ごと空中に打ち出されるのですから」
と。
その安全な戦闘機に乗りながら、この二人の高級将校は、何故、死ななくてはならなかったのでしょうか。
それは、彼らが十分な高度での脱出を、自ら選ばなかったからです。
おそらく、もう百メートル上空で脱出装置を作動させていれば、彼らは確実に自らの命を救うことができたでしょう。
47歳と48歳と言いますから、家族に取りかけがえなく尊い父親であったでしょう。
それなのに、何故、彼らはあえて死をえらんだのでしょうか。
実は、あの墜落現場である入間川の河川敷きは、その近くに家屋や学校が密集している場所なのです。
柏原の高級住宅地は、手を伸ばせは届くような近距離ですし、柏原小、中学校、西武文理高等学校もすくそばです。
百メートル上空で脱出すれば、彼らは確実に助かったでしょうが、その場合残された機体が民家や学校に激突する危険がありました。
彼らは、助からないことを覚悟した上で、高圧線にぶつかるような超低空で河川敷に接近しました。
そうして、他人に被害が及ばないことが確実になった段階で、万一の可能去性に賭けて脱出装置を作動させたのです。
死の瞬間、彼らの脳裏をよぎったものは、家族の顔でしょうか。
それとも民家や学校を巻き添えにせずに済んだという安堵感でしょうか。             
他人の命と自分の命の二者択一を迫られたとき、迷わず他人を選ふ、この犠性的精神の何と崇高なことでしょう。
皆さんはどうですか。
このような英雄的死を選ぶことができますか。
おそらく皆さんも同じコ一スを選ぶと思います。
私も必ずそうするでしょう。
実は、人間は、神の手によって、そのように作られているのです。
人間はすべてエゴイストであるというふうに、人間を矮小化(ワイショウ)、つまり実存以上に小さく、卑しいものに貶(オトシメ)めようとする文化が今日専ら(モッパラ)です。
しかし、そうではありません。
人間は本来、気高く偉大なものなのです。
火災の際の消防士の動きを見てご覧なさい。
逃げ遅れている人があると知れば、彼らは自らの危険を忘れて猛火の中に飛び込んでいくではありませんか。
母は我が子のために、父は家族のために命を投げ出して戦います。
これが人間の本当の姿なのです。
その愛の対象を、家族から友人へ、友人から国家へと拡大していった人を我々は英雄と呼ぶのです。
あのジェット機は、西武文理高等学技の上を飛んで河川敷に飛び込んでいったと、佐藤校長はパイロットの犠牲的精神に感動しつつ語っておられました。
しかし、新聞は、この将校たちの崇高な精神に対しで、一言半句(イチゴンハンク)のほめ言葉をも発しておりません。
彼らは、たたもう自衛隊が、
「また、事故を起こした」
と騒ぎ立てるばかりなのです。
防衛庁長官の言動も我慢がなりません。
彼は、事故を陳謝することのみに終始していました。
その言葉には、死者に対するいたわりの心が少しもありません。                           
防衛庁の責任者が陳謝することは、それはもう当然です。
国民に対してばかりか、大切な隊員の命をも失ったのですから。
しかし、陳謝の折りに、大臣はせめて一言、
「以上の通り大変申し訳ないが、隊員が、国民の生命、財産を守るため、自らの命を犠牲にしたことは分かってやって頂きたい」
「自衛隊に反発を抱かれる方もあるかも知れないが、私に取り彼らは可愛い部下なので、このことを付け加えさせてもらいたい。」
くらいのことが言えなかったのでしょうか。
隊員は命を捨てて国民を守っているのに、自らの政治生命ばかり大切にする最近の政治家の精神的貧しさが、ここには集中的に表れています。
まことに残念なことであると思います。
このような政治家、マスメディアが、人間の矮小化をさらに加速し、英雄なき国家、エゴイストのひしめく国家を作り出しているのです。
人は、他人のために尽くすときに最大の生き甲斐を感ずる生き物です。
他人のために生きることは、各人にとり、自己実現にほかならないのです。
国家や社会に取り、有用な人物になるために皆さんは学んでいます。
そのような人材を育てたいと思うからこそ、私も全力を尽くしているのです。
受験勉強で、精神的に参ることもあるでしょうが、これは自分のためではなく、公(オオヤケ)のためである、そう思ったとき、また新しいエネルギーが湧いてくるのではないでしょうか。
受験勉強に燃える三年生に、連帯の握手を!                          

私はこの方の文章を涙なくして読むことが出来ない。
本当に人間の本質を直球で語っており、今の日本が直面する大きな闇を的確に指しておられる。
そしてこのような崇高な思いで自らの命と人生を二の次にされたお二人の自衛官に心から哀悼の意を捧げたい。
■死ぬ間際でも仲間を気遣った自衛官達
この話にはまだ続きがある。
二人の自衛官はどちらも助かる見込みがゼロの高度で脱出装置を起動させ、機体から脱出をした状態で亡くなっていた。
ゴミのようなマスコミはこのことを、
助からないのに悪あがきで脱出装置を作動させたのか。。
と半ば馬鹿にするような報道機関もあったらしい。
しかし、これに関しても仲間の自衛官が衝撃の証言をしている。
二人は死を覚悟したものの、脱出装置の不具合で脱出できなかったということになると機体の整備士の責任になってしまうことを懸念し、装置は正常であった事を仲間に伝えるために敢えて作動させて死ぬことを選んだのです。
自分達が死ぬことは避けられないと察したそのわずかな時間で、仲間の整備士への咄嗟の気遣いによる行動だった。
頭が真っ白になるようなプロ意識だ。
普段からこのような思いと覚悟で訓練を重ねられている自衛官の皆さまには、心から感謝の気持ちを毎日送りたいと改めて思った。
自衛隊の皆さんにおかれては、マスコミが何を言おうが、心ない人が何を思おうが気にしないで欲しいと願う。
大多数の日本人はあなた方に心から感謝しており、深い敬意を払っています。
日々、本当にありがとうございます。

2012年8月30日
墜落の直前、死を懸けてパイロットたちが取った選択とは?! 13年前の自衛機の事故について
http://kuri-ma.seesaa.net/article/289123197.html
調べてみると、この二人のパイロットはしっかり評価されたようです。
東京電力の27万5000ボルト高圧送電線に接触、これを切断して墜落したため、埼玉県南部及び東京都西部を中心とする約80万世帯を停電、道路信号機や鉄道網を麻痺させる重大事故を惹起した。
なお、送電線に接触しなかった場合、狭山大橋に激突し、死傷者が生じる可能性もあった[8]。
殉職した2名とも11月24日付で1階級特別昇任した。
自衛隊における教育内容・事故の目撃証言などから、中川二佐および門屋三佐は、近隣住民への被害を避けるべく限界まで脱出しなかったものと確実視されている
T-33 (航空機)- Wikipedia
以前紹介した航空ショーでの事故の際も、犠牲者は出てしまったのですが、パイロットは最後の2秒前で機首をあげ、それによって、数百人は助かっただろうという証言がありました。
下手をすれば、もっと悲惨な大惨事になっていたかもしれなかったのです。 こちら
最後の瞬間、たったの2秒、死んでいくと分かっているその最中にも、ベストを尽くそうとしたパイロット。
そういえばロンドン五輪、フェンシング団体の銀メダルを決めた試合も、最後の2秒で決めたものでした。
極限の瞬間にも、大きなことができるのが、極めた人たちということになりますね。
飛行機は着陸できるのが当たり前で、その当たり前のことを数え切れないほど、こなしているパイロットたちであり、アクシデントというのは、不運としか言いようがありません。
墜落するしかないという命のかかった時にも、民家、学校などの犠牲を避けるというのが、叩き込まれたプロ精神なのでしょうか。
アメリカでは軍用機が民家に墜落し、一家4人が死亡するという事故がありました。
パイロットたちは全員無事でした。
この場合は完全な判断ミスということでしたが、つまりアクシデントとなっても、パイロットの命だけなら救われるというのは確かなことだったわけです。
(下にニュース添付)
そういう中、ぶれない判断で、自分の命をかけ、多くの人々の命を未然に救ったパイロットの素晴らしさを改めてすごいと思うのです。

戦力不保持の9条2項削除し「自衛隊保有」を明記 自民議連が独自の改憲案
2024/6/21 13:02
https://www.sankei.com/article/20240621-L32AH4G6BJPDPNZLZHWRCYV6VE/
自民党の
「憲法改正推進議員連盟」(会長・衛藤征士郎元衆院副議長)
は2024年6月21日、国会内で総会を開き、憲法9条改正を含む独自の改憲条文案を取りまとめた。
独自案は戦力不保持などを定めた9条2項を削除し
「日本国は、我が国の平和と独立を守るため、自衛隊を保有する」
と明記した。
党執行部への提出を検討している。
自民は2018年、9条について1項、2項を共に維持した上で、別立ての
「9条の2」
を新設して
「自衛隊保持」
を明記する条文案を取りまとめている。
2024年6月21日の総会には二階俊博、石破茂両元幹事長ら約20人が出席した。
議連の独自案には大規模災害時の内閣の権限強化と国会議員の任期延長を盛りこんだ緊急事態条項も記載した。

自衛隊明記の「その先」を考える 憲法改正 石井聡
論争を撃つ
2024/6/15 11:00
https://www.sankei.com/article/20240615-4U7JX2OOVZI3JOIPCTSZ4P2HLM/
岸田文雄首相は今の自民党総裁任期中の憲法改正を目標に掲げている。
今国会の情勢からその実現可能性は低いが、改正が政治日程の俎上に載るものとして位置付けられることは異例ではなくなった。
改正内容として最近は緊急事態条項が取り上げられることが多いものの、改正の核心となるのは、やはり日本の安全保障に関わる9条である。
安倍晋三元首相は在任中に、自衛隊を憲法に明記し、その存在を明確にする方針を打ち出した。
今も残る自衛隊
「違憲論」
を解消するため、公明党など他の勢力の同調も得ながら9条改正への突破口を開こうとした意義は大きい。
だが、その後の日本を取り巻く安全保障環境の悪化や、それに対応する日米同盟の更なる深化を図る上で、自衛隊明記の
「その先」
をどうするかの議論は乏しい。
■士気は上がるが
自衛隊は数多くの災害派遣などを通じて国民から絶大な信頼を得ている。
その自衛隊に対し、今も違憲論が残る環境下で、自衛隊明記で違憲論を払拭すれば自衛官の士気高揚に繋がるとの発想が基本にある。
平成29(2017)年5月、現職の統合幕僚長だった河野克俊氏が日本外国特派員協会での記者会見で、当時の安倍晋三首相が憲法9条への自衛隊明記を提起したことについて
「1自衛官として申し上げるなら、自衛隊が何らかの形で憲法に明記されることになれば、それは有り難いなあとは思います」
と述べて注目を集めた。
それから7年が経過する中でも、日本の周辺環境は激変した。
国際法を犯して海洋の自由を侵害する中国は尖閣諸島奪取への動きを強める他、フィリピンとの衝突を重ね、台湾の武力統一の意思を捨てていない。
ロシアによるウクライナ侵略は今も続き、北朝鮮は核・ミサイル開発を進め、それを止める手立ても乏しい。
これらに対処するため、日米同盟の深化が待ったなしの状況にある中で、河野克俊氏は今、
「これからの日本の安全保障を考えれば、最早『自衛隊明記』だけでは課題を解決できない」
と主張している。
■孤立主義に回帰
河野克俊氏の問題意識は、混迷する国際情勢の中で
「今まで通りに日本の防衛を米国に頼り切る」
ことへの警戒感でもある。
米国が元々孤立主義(モンロー主義)から出発した国家であり、再びそこに立ち戻るのではないかという懸念だ。
第一次世界大戦や第二次世界大戦でも米国は当初参戦に慎重だった。
その後の旧ソ連の台頭に対して米国は西側諸国の総大将の役目を果たさざるを得なかった。
しかし、冷戦期が終わるとオバマ元大統領は2013年に
「世界の警察官」
を辞めると表明し、トランプ前大統領は北大西洋条約機構(NATO)加盟国が相応の軍事費を負担しなければ、ロシアに侵攻されても米国は防衛しないと発言している。
バイデン大統領は20年に渡りアフガニスタンに駐留した米軍を撤退させた。
既に10年以上前から米国が政界への関与を抑制している中で、日本の立ち位置をどうするか。
■双務性への努力
河野克俊氏は、米国がリーダーを務めた時代は米ソ冷戦の特殊な状況だったと判断し、
「その時代に締結されたのがNATOと日米安全保障条約だ」
と指摘する。
そして、米国が本来の孤立主義に戻りつつあるとすれば
「憲法9条の制約下で片務的な同盟を求めて来た日本に、米国が距離を置く可能性」
を予想する。
日米同盟への
「甘え」
が許される時代ではないというのだ。
そうした米国を孤立主義に戻らせず同盟関係を維持するには日本の役割の拡大が不可欠で、それには
「日米同盟を双務性のレベルに極力引き上げる」
ことが必要だと河野克俊氏は提唱する。
同盟とは本来、相互に防衛するもの(双務性)だが、日本は米国が攻撃されても(憲法9条の制約上)自衛隊を海外派遣して共に戦うことはない。
戦勝国と敗戦国との間で結ばれた条約であることに起因する。
日本側では
「片務的ではない」
という議論もあるが、それが米国でどれだけ通用するか。
大事なのは米国を引き留め、日本の危機対処に巻き込むことだ。
■明白な危機とは
集団的自衛権の限定行使については、それを制約する文言が法律などに多く盛り込まれている。
行使が可能になる存立危機事態は、国民の生命、自由、幸福追求の権利が根底から覆される明白な危険がある事態と定義された。
「根底から」
とか
「明白な危険」
を瞬時にどう判断するのか。
河野克俊氏はこの定義を
「ほぼ個別的自衛権と同じ」
と見ている。
日本の防衛の基本姿勢である
「専守防衛」

「必要最小限度」
といった武力行使を出来るだけ抑える方針も変わっていない。
これらの制約は
「戦力保持」

「交戦権」
を否定する憲法9条2項から発生する。
内閣法制局は仮に集団的自衛権の行使を拡大するなら、憲法改正が必要だとしている。
自衛隊明記では解決にならない。
トランプ政権で国防次官補代理を務めたエルブリッジ・コルビー氏は
「私が最も努力すべきことの1つは、日本の議論にもっとリアリズムを取り入れることだと考える」
とX(旧ツイッター)に投稿している。
それに呼応する日本の議論が急務だ。
■制約される集団的自衛権
★防衛出動の規定(自衛隊法76条1項2号)
・我が国と密接な関係にある他国に対する武力攻撃が発生し、これにより我が国の存立が脅かされ、国民の生命、自由及び幸福追求の権利が根底から覆される明白な危険がある事態
★武力行使の3要件「平成26(2014)年7月閣議決定」
・我が国に対する武力攻撃が発生したこと、または我が国と密接な関係にある他国に対する武力攻撃が発生し、これにより我が国の存立が脅かされ、国民の生命、自由および幸福追求の権利が根底から覆される明白な危険があること
・これを排除し、我が国の存立を全うし、国民を守るために他に適当な手段がないこと
・必要最小限度の実力行使にとどまるべきこと

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/489.html#c25

コメント [国際34] 世界を地獄へと導いたふたつの9/11(櫻井ジャーナル) 赤かぶ
6. バチカンのクーデター[1] g2@DYINKg5OCzINOgVuDZoNegVs 2024年9月13日 06:38:23 : fJMttCt9PA : Rkh2Ny5RWDgzQWc=[18]
<▽38行くらい>
911の主犯は今で言うディープ・ステート。
バチカンその他の教会を中核にもつ団体。

これを別の言い方でいうと、
二次対戦で負け組になったファシストが、
冷戦終了での共産圏の敗北で再び力を増し、
911というクーデターを起こし西側をファシズムで乗っ取った、ということ。
二次対戦の負け組の復活だ。

さて、話は変わって
どれくらい昔からか分からないが、
西欧の警察の内部には、教会が指導する秘密結社のような団体があった。
この秘密結社が、警察の諜報能力、攻撃能力を利用し、

教会にとって邪魔な人間
共産主義者などの左翼
ファシズムの理想にとって邪魔な人間
権力にとって邪魔な人間を

暗殺したりしてきた。
暗殺以外の暴行、嫌がらせ、痴漢などもやってきた。
集団ストーカーも実行犯は警察だろう(私服を着用している)。

西欧の信仰は実はこういう暴力で維持されているわけだ。
不信心な発言、行動をした人間がなぜか、交通事故にあう、仕事を首になる
みたいな「偶然を装った」犯罪を重ねてな。
いまだに西欧最大のタブーだが。

こういう状況はもちろん、日本も同じ。
日本でも犯罪の大半は警察によって引き起こされてる可能性が大だ。
こないだ痴漢をやった警察が無罪にされてる。
「職務」でターゲットをしぼって警察が痴漢をしていたのだろう。

で、こういう教会の秘密結社は、警察だけではない。
軍隊、検察、裁判所、各種役所など
暴力装置をもつあらゆる組織に蔓延している。
日本だとおそらくあの統一教会がこの機能を担っている。
創価学会も教会の真似で似たようなことに手を染めてる。

で、911とは、こういう
軍、警察、司法関連機関の教会の秘密結社が、
特にアメリカのそれが、
総動員されて実行されたクーデターだったと思う。
目的はもちろん、二次対戦の負け組の復活だ。
ファシズムの勝利だ。
社会の自由がこれ以降いちじるしく奪われて今に至っている。
文化は死にかけている。
教会の坊主だけが笑う、中世に戻っていっている。

主犯がバチカンなので、
イラクやシリアの民間人の大虐殺が実行された。
いうまでもなくイラク、シリアの住人はイスラム教徒が大半だし、
イラクやシリアは社会主義系の国家だった。
冷戦中はソ連寄りの国家だった。
またイラクといえばバビロンだ。
さらにイラクは英米側のサウジと国境を接していて
イラクの存在は、英米の覇権を支えるアラビア半島の石油利権にとって
大きなリスクだった。

イラク、シリアで英米バチカンは下手をすると
民間人を700万人は虐殺している。

http://www.asyura2.com/24/kokusai34/msg/858.html#c6

コメント [政治・選挙・NHK295] “無敵の人”兵庫パワハラ県知事に辞職要求へ自民&維新「首取り合戦」も…ヤケクソ解散に高まる警戒(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
13. 第n次嫌々期(仮)[1396] keaCjo6fjJmBWIr6gWmJvIFq 2024年9月13日 06:48:02 : niyy4hTwUA : OHU1UGRCUHhtN0k=[12816]
さて、維新は本当に辞任を促していたのだろうか?
表向きは辞めるように説得していたと言いながら、裏ではできる限り長引かせろとか言ってそうだ。
それが維新、人を騙すことばかりやってきた悪党どもだよ。

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/496.html#c13
コメント [政治・選挙・NHK295] 与野党とも政治が変わる気配なし バカ騒ぎのテレビを尻目に国民の嘆息(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
36. 第n次嫌々期(仮)[1397] keaCjo6fjJmBWIr6gWmJvIFq 2024年9月13日 06:49:18 : niyy4hTwUA : OHU1UGRCUHhtN0k=[12817]
チャンネル変更、電源オフ、普通にやってますよ?
総裁選なんて報道するから視聴率が下がるんだ!

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/492.html#c36
コメント [カルト49] 13日の金曜日が来る 神よ、何もありませんように。 イワツバメ
3. わはははは[13] gu2CzYLNgs2CzQ 2024年9月13日 06:53:17 : JW2CrtRhJc : bXdFTFVzTU1USkE=[1]
つまらないネットを紹介し続ける投稿者。誰も相手にしない。別に否定しないしカルト板なのでそれもありだが。
http://www.asyura2.com/24/cult49/msg/791.html#c3
コメント [国際34] 世界を地獄へと導いたふたつの9/11(櫻井ジャーナル) 赤かぶ
7. 権力の教会汚染[1] jKCXzYLMi7OJ74mYkPU 2024年9月13日 06:53:42 : Qt64AYFGrc : YWoxOE43VzhSd28=[2]
皇室の美智子 カトリック

多分、雅子もカトリック

秋篠宮、ガキがこぞって国際キリスト教大学(プロテスタント)

麻生太郎 カトリック

小泉進次郎 嫁がカトリック。結婚式はカトリック教会で

石破 プロテスタント

上川 キリスト教徒

総裁選にでてる連中は、全部、自分のキリスト教会との関係を語るべきだな
http://www.asyura2.com/24/kokusai34/msg/858.html#c7

コメント [戦争b25] ドローン攻撃でロシア最大級の製油所が炎上 国防省「158機撃墜」/AERA dot. 仁王像
8. [117] iK8 2024年9月13日 07:02:07 : MZwvWiy1Rg : SWVtOEhBTzZBV28=[1]
撃ち落とされた機体にカミカワ1号
とか書いてないかい?

http://www.asyura2.com/23/warb25/msg/724.html#c8
コメント [日政U3] (独自)兵庫・斎藤知事らの補助金キックバック疑惑で金融機関幹部が重要証言「補助金と寄付はセットだった」/AERA dot. 仁王像
1. 秘密のアッコちゃん[503] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2024年9月13日 07:06:10 : fjTz2F981w : QTJUazdpaUhyT1U=[68]
<■2439行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
兵庫知事の不信任案、19日全会一致提出へ 各会派の調整加速 可決の公算
2024/9/12 22:47
https://www.sankei.com/article/20240912-WH6O6NC6TZJ4PPUWHA6LGRF4AY/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑などが文書で告発された問題で、県議会最大会派の自民党と公明党、立憲民主党議員らでつくる「ひょうご県民連合」は12日、9月議会開会日の19日に斎藤氏への不信任決議案を提出し、即日採決する方向で合意した。
これに先立ち自民などは斎藤氏の
「即時辞職」
を要求する文書を提出したが、斎藤氏は辞職拒否の意向を表明。
各会派は全会一致での不信任案提出に向けた調整に入った。
不信任案は可決される公算が大きく、斎藤氏は辞職か議会解散かの選択を迫られることになる。
自民、公明、県民連合、共産党の4会派は12日、無所属議員4人と共同で辞職要求の文書を副知事に提出。
日本維新の会の県議団も先行して9日に申し入れており、全議員86人が辞職を迫る異例の事態となった。
12日の申し入れ後、斎藤氏は報道陣の取材に
「厳しい指摘は真摯に受け止める」
「政策を県民のためにやっていくのが大事だ」
と改めて辞職を否定。
9月議会での不信任案提出について
「可決されれば法律に則って様々な選択肢がある」
「しっかり考えていく」
と述べた。
関係者によると、自民と公明、県民連合の3会派の幹部らは12日、不信任案の提出に向けて協議。自民と県民連合は19日に不信任案を提出し即日採決する方針を固めた。
公明は13日に合意形成するとしている。
維新も12日、9月議会で提出する方針を決定。
維新幹部によると、維新単独での提出は否定し、全会一致での提出を目指して他会派と調整を進めるとした。
地方自治法によると、不信任案の可決は議員3分の2以上が出席した上で、出席議員の4分の3以上の賛成が必要。
可決の場合、斎藤氏が10日以内に議会を解散しなければ失職する。
議会を解散した場合は、改選後の県議会で3分の2以上が出席し、過半数が賛成すれば不信任決議が成立。
斎藤氏は議会から通知を受けた時点で失職する。

兵庫知事の不信任案 自民が19日提出、即日採決へ 公明や立民会派と合意
2024/9/12 17:42
https://www.sankei.com/article/20240912-YAFOCBO3VFOH5LJFMDCLF3OIQM/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑が文書で告発された問題で、県議会最大会派の自民党は12日、斎藤氏の不信任決議案を9月議会開会日の19日に他会派とともに提出し、即日採決を目指す方針を決めた。
関係者が明らかにした。
自民は第3会派の公明党、立憲民主党議員らでつくる第4会派の「ひょうご県民連合」と即日採決する日程で合意したという。

兵庫知事、自民などからの即時辞職要求を拒否「政策を県民のためにやる」
2024/9/12 16:47
https://www.sankei.com/article/20240912-IXGJLLRTFFMADDM4G5QUGK7BXQ/
パワハラ疑惑などを文書で告発された兵庫県の斎藤元彦知事は12日、県議会最大会派の自民党などからの即時辞職要求に応じない考えを改めて示した。
県庁で記者団に
「厳しい指摘で真摯に受け止めなければならない」
「政策を県民のためにしっかりやっていくのが大事だ」
と述べた。

自民など4会派、兵庫県知事に「即時辞職」申し入れ
2024/9/12 10:12
https://www.sankei.com/article/20240912-E33Y2LREANJ2HC4GG76GZL5EN4/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑が文書で告発された問題で、県議会最大会派の自民党など4会派は12日、無所属議員4人と共同で斎藤氏の
「即時辞職」
を申し入れた。
日本維新の会の県議団も先行して9日に申し入れており、全議員86人が辞職を迫る事態となった。
応じない場合、県議会では9月議会での不信任決議案の提出を調整しており、開会初日の19日に提出する案も浮上している。
申し入れ書では、県議会調査特別委員会(百条委員会)などで告発文書に記載された疑惑が一部事実と認められたにもかかわらず、斎藤氏が一貫して
「真実相当性がない」
と主張する姿勢を問題視。
「道義的責任が何か分からない」
との発言について
「看過できない」
と指摘した。
さらに、健全な県政を取り戻すためには
「即時辞職が必要だ」
と断じ、9月議会までに辞職を決めない場合
「然るべき行動に移る覚悟だ」
と不信任案の提出を示唆した。
この日、自民と公明党、立憲民主党県議らでつくる「ひょうご県民連合」、共産党の4会派幹部らが申し入れ書を服部洋平副知事に提出。
提出後、報道陣の取材に応じた自民県議団の北野実幹事長は
「全会派全議員一致で辞職を求めることが県政を正常化し前に進める一歩」
「政治家の出処進退は自ら判断し、辞職を自ら申し出ることが筋だ」
と述べた。
斎藤氏は辞職要求に応じない可能性が高く、各会派はそれを見越して不信任案提出に向けて協議。
自民は早期退陣を求める必要があるとして、開会日の19日に提出することを視野に他会派と調整しており、可決の公算が大きい。
可決されれば斎藤氏は辞職するか、10日以内に県議会を解散するかを選ぶことになる。
議会解散となり、県議選後最初の県議会に不信任案が提出されれば、出席議員の過半数の賛成で可決される。
この場合、斎藤氏は失職となる。

「誰から聞いたんや、名前言え」「グルやったんちゃうんか」 兵庫県知事告発者捜しの全容
2024/9/12 7:00
https://www.sankei.com/article/20240912-V6OA52ENTBOYPDJ6RQADQIHFK4/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑が文書で告発された問題で、片山安孝副知事(当時)が3月、文書を作成した男性を事情聴取した際の詳細なやり取りが明らかになった。
人事権をちらつかせて情報源を探る片山氏に対し、
「噂が回っている」
とかわす男性。
片山氏が
「噂をまとめただけか。なるほど」
と語る場面もあった。
斎藤氏は
「噂話を集めた」
という男性の説明を、文書に真実相当性がないとする根拠に挙げるが、やり取りからは周囲を守ろうとする男性の意図が滲む。
「誰から聞いたんや。全部名前言え」。
2024年3月25日午前、同県上郡町にある県西播磨県民局の一室で、片山氏が当時局長だった男性を問い詰めた。
百条委の審議や関係者などによると、文書の存在を把握した斎藤氏は同21日、片山氏ら側近幹部を集めて徹底調査を指示。
22〜23日に、複数の県職員のメールを調査したところ、男性のメールから告発文書と酷似した内容が見つかった。
幹部らは男性を含め、文書の作成に関与しているとみた職員3人について、同じ時間帯にそれぞれ聴取する方針を決め、25日に着手。
男性については、片山氏が約45分間に渡って聴取した。
聴取で片山氏は
「1年間の全部の(メール)記録、今チェックさせとんねん」
と強調。
「色んな人の名前、出てきたわ。どういうこっちゃ」
「(告発文と男性のメールが)同じ内容やで」
などと質した。
自身や周囲の告発文書への関与を否定する男性。
すると、片山氏は
「(メールで)名前が出てきた者は一斉に嫌疑をかけて調べなしゃあない」
「名前出てきた者は、皆在職しとるということだけ忘れんとってくれよ」
と迫った。
「(職制上の等級を)10級に上げるっていいよったけど、どないしようかいな」。
男性と交流があった県幹部の名前を挙げて昇級見送りを示唆した他、
「警察に持ち込もうかと思ってる。一切知らんて最後まで言うの?」
といった発言もあった。
斎藤氏の側近幹部が県内企業から受領したコーヒーメーカーについて、
「こんなん皆知らんやろ。誰から聞いたんや」
と問い詰め、男性が
「みんな噂してますよ」
と否定すると、
「噂か、噂をまとめただけか。なるほど」
と引き取る場面も。
男性はこの場では文書への関与を否定し続け、片山氏は3月末の男性の退職を認めず、県民局長の職を解くことを告げた。
同じ頃、別の県幹部も小橋浩一総務部長(当時)の聴取を受けていた。
「グルやったんちゃうんか」
と詰問し、男性との通信アプリ「ライン」でのやり取りを見せるように求める小橋氏。
その最中、幹部に男性から電話がかかってきた。
「(通話を)スピーカーにせえ」。
小橋氏は小声で言い、メモ書きをみせて
「他にやったやつはいないのか」
などと聞くように指示したという。
この後、男性は人事当局の幹部に電話をかけ、
「さっき(片山氏の聴取時)はしらを切ったが、俺がやった」
と認めた。
この幹部は
「とても1人でやったとは思えない」
と疑問を呈したが、男性は
「自分1人で話をまとめた」
と譲らなかった。
斎藤氏は2024年9月11日の記者会見で、噂話との説明について
「(男性)本人がそう言っており、具体的な証拠や証言が追加されていない以上、今もそうだったと思っている」
と話した。

議会解散の判断、最短で29日までか 兵庫知事不信任案は19日提出、即日採決案が浮上 
2024/9/11 22:03
https://www.sankei.com/article/20240911-OAB46CWYOZLT5A6AWWPDBD3WD4/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑が文書で告発された問題で、県議会最大会派の自民党(37人)が9月議会開会日の19日に、斎藤氏に対する不信任決議案を提出することを視野に他会派と調整していることが11日、関係者への取材で分かった。
全県議が斎藤氏に辞職を求める構図となっており、不信任案が提出されれば可決の公算が大きい。
可決の場合、斎藤氏は失職か議会解散かの選択を迫られるが、この日の記者会見では
「選択肢は様々ある」
と述べ、議会解散に含みを持たせた。
解散判断の期限は、最短で29日となる可能性がある。
自民と公明党、立憲民主党県議らでつくる「ひょうご県民連合」、共産党の4会派は12日、無所属議員4人と共同で辞職を申し入れる。
日本維新の会の県議団も先行して9日に申し入れたが、斎藤氏は拒否する姿勢を示している。
自民は斎藤氏が辞職要求に応じない場合、早期退陣を求める必要があると判断。
9月議会が開会する19日に不信任案を提出し、即日採決する案が浮上している。
可決し、議長から斎藤氏への通知が同日中にあった場合、斎藤氏は29日までに失職か議会解散かを判断することになる。
解散の場合は県議選が行われ、改選後の議会で3分の2以上が出席し、過半数が賛成すれば不信任決議が成立。
議会から通知を受けた時点で斎藤氏は失職する。
斎藤氏は11日の会見で、時折涙ぐみながら続投の意向を示し、不信任案に関しては
「法律の規定に基づいて判断していくことになる」
と述べた。
維新共同代表の吉村洋文大阪府知事は同日、記者団の取材に、出直し選挙となった場合の党推薦について
「今の状態であれば難しい」
と語った。

維新の吉村洋文共同代表、兵庫県知事出直し選なら斎藤氏を「推薦できない」
2024/9/11 17:45
https://www.sankei.com/article/20240911-5RL3M6CL3JPANL7ZQZ34GAJPSI/
職員へのパワハラ疑惑などを文書で告発された兵庫県の斎藤元彦知事について、令和3年の県知事選で推薦した日本維新の会の吉村洋文共同代表(大阪府知事)は11日、斎藤氏が辞職して出直し知事選に臨んだ場合の維新の対応について
「今の状態なら推薦できない」
と述べた。府庁で記者団の取材に応じた。
吉村氏は県議会調査特別委員会(百条委員会)での斎藤氏らの証言を踏まえ、斎藤氏が告発文書を公益通報として扱わず、文書を作成した元県西播磨県民局長(60)=7月に死亡=を懲戒処分にしたことや、県職員に物を投げるなどのパワハラ行為を批判。
「背景や事実関係で納得できるものはない」
「百条委の証言を聞いても今の状態であれば(出直し選で)推薦できない」
と語った。
また、吉村氏は今月7日、斎藤氏に電話で連絡をとり、辞職して出直し選に出馬すべきだと進言したが、その後も斎藤氏が続投の意思を示していることについては
「残念に思う」
「間違っていることは認めて辞職すべきだ」
と述べた。

兵庫知事、定例会見で涙ぐみ「自分自身に対し悔しい」 12日予定の辞職申し入れ控え
2024/9/11 17:12
https://www.sankei.com/article/20240911-M6XLT7AAQ5LPLO53GO74NWRSVY/
兵庫県の斎藤元彦知事を巡る一連の疑惑が文書で告発された問題で、斎藤氏は11日午後に開かれた定例記者会見で、県議会の自民など4会派が12日に予定する辞職の申し入れに対し、
「こういう状況になったことは申し訳ないなという思い」
「自分自身に対して悔しい」
などと涙ぐみながら述べた。
斎藤氏は3年前の前回知事選で、自民の一部県議らが会派を割って支えてくれたことなどを問われ、
「重い決断の中で(自民の一部県議が)私に出馬要請をして頂いた」
などと述懐。
就任後も
「議会が終わる度に会派の控室に行った」
「そこで『頑張れよ』と言って頂いた」
などとし、自民県議らに対し
「今も感謝はしてます」
「申し訳ないという思いで私自身は今います」
などと語った。

兵庫知事、不信任案可決の場合「法律の規定に基づき対応」議会解散も否定せず
2024/9/11 12:01
https://www.sankei.com/article/20240911-KYTCGH76CZKYXKBYV2INVITW5E/
兵庫県の斎藤元彦知事を巡る一連の疑惑が文書で告発された問題で、斎藤氏は11日午前、報道陣の取材に応じ、県議会の全議員(86人)から辞職要求を受ける見通しとなったことについて
「まずは百条委員会や第三者機関の調査に対応すべきことが優先すべき課題だ」
と話し、
「県政を1つ1つ前に進めていくことが私の今の考え」と改めて辞職を否定した。
【一覧でみる】兵庫県の斎藤知事が受領を認めた贈答品
県議会最大会派の自民党などは9月議会が開会する19日に知事の不信任決議案を提出することも視野に入れている。
決議案が可決された場合の対応について、斎藤氏は
「法律の規定に基づいてどう対応するか考える」
と述べるにとどめた。
辞職するか、議会を解散する選択肢がある。

兵庫知事の不信任案、議会初日の19日提出を視野に 自民が各会派に呼びかけ
2024/9/11 11:35
https://www.sankei.com/article/20240911-X6XHQK3RR5LKPOMZZPOLW3NAMI/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑などが文書で告発された問題で、県議会最大会派の自民党(37人)が、9月議会開会日の19日に、斎藤氏に対する不信任決議案を提出することを視野に各会派と調整していることが11日、関係者への取材で分かった。
9日に辞職と出直し選挙を申し入れた維新に続き、自民など4会派と無所属議員4人が12日に斎藤氏に辞職を要求する予定だが、斎藤氏は応じない可能性が高く、自民の動きはそれを見越したものとみられる。
9月議会の会期は19日から10月23日までの約1カ月間の予定。
不信任案を巡っては、既に立憲民主党県議などでつくる第4会派「ひょうご県民連合」(9人)が一般質問終了後の9月30日か、補正予算案が採決される10月3日に提出する方針を示していた。
自民は、斎藤氏が12日の辞職要求に応じない場合でも、早期退陣を求める必要があると判断。
9月議会初日の19日に不信任案を提出することも視野に、公明や県民連合などと調整に入った。
各会派幹部らは11日、産経新聞の取材に
「辞職を求める知事に代表質問や一般質問をやる必要があるのか」
と述べ、自民の動きに同調する構え。
不信任案の可決には、出席議員の4分の3以上の賛成が必要で、県議会では65人が可決ライン。
12日の自民などの辞職要求で全議員86人が辞職を求める形になり、不信任案は可決される公算が大きい。
可決されれば斎藤氏は辞職するか、10日以内に県議会を解散するかを選ぶ。
解散しない場合は失職する。
議会解散となり、県議選後最初の県議会に不信任案が提出されれば、出席議員の過半数の賛成で可決できる。
この場合、斎藤氏は失職となる。

兵庫県議全86人が斎藤知事に辞職要求へ 不信任案も検討、可決か
2024/9/10 16:25
https://www.sankei.com/article/20240910-DDLB23NHTZIKVDFK2HIEA4OLCA/
斎藤元彦兵庫県知事の疑惑告発文書問題で、県議会最大会派の自民党、公明党、ひょうご県民連合、共産党の4会派は10日、無所属議員4人と共同で12日午前に斎藤氏へ辞職を申し入れると発表した。
維新の会は9日に単独で申し入れており、86人いる県議会の全議員が辞職要求を突き付ける事態となった。
斎藤氏は要求に応じない考えを既に示しており、各会派は不信任決議案提出に向けた検討も本格化。
立憲民主党県議らでつくる県民連合は19日に開会する議会で提出する方針を決めており、提出された場合、可決される公算が大きい状況だ。

「県民からは激励の声の方が多い」斎藤知事 辞職は改めて否定
2024/9/10 11:54
https://www.sankei.com/article/20240910-P3KGTUPUPBJDNI26O2KFLH2D3I/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑などが文書で告発された問題を巡り、斎藤氏は10日、県民らからの批判について
「投書などで拝見しているが、直接(批判を)受けることはあまりない」
とし、激励の声の方が多いと強調した。
同日午前、報道陣の質問に答えた。
9日には3年前の知事選で斎藤氏を推薦した日本維新の会が辞職などを求める申し入れを提出したが、斎藤氏は改めて辞職を否定した。
告発文書は県西播磨県民局長だった男性(60)が3月、一部の県議や報道機関などに配布。
県は同月27日に男性を解任し退職を保留した。
男性は4月ごろに文書内容を県の公益通報窓口に通報していたが、県は公益通報の調査結果を待たず5月に男性を懲戒処分とした。
男性は7月に死亡。
自殺とみられる。
男性が亡くなったことが明らかになって以降、県には斎藤氏への批判や問い合わせの電話が相次いでいる。
同月16日の定例会見で斎藤氏は、自身の身に危害を加えるという趣旨の電話が県庁に寄せられていると明かし、公務で予定していた視察を中止したと発表していた。
斎藤氏は10日、登庁時に報道陣の取材に応じ、改めて辞職を否定。
県議会からの辞職要求に応じない場合は、9月議会での不信任決議案提出が想定されるが、
「仮定の話には答えられない」
と述べた。
また、県民からの批判の声については
「『色々あるが、頑張ってくれ』という声が7月以来多いというのが私の受け止め」
と述べた。

「どういう道を進むかは自分で決める」斎藤兵庫県知事、県議会全会派からの辞職要求にも改めて辞職否定
2024/9/10 10:41
https://www.sankei.com/article/20240910-OHAY4LXAVRPXDEYR5TULM76UAY/
斎藤元彦知事の疑惑などが文書で告発された問題をめぐり、県議会第2会派の「維新の会」が9日、斎藤知事に対して、辞職要求を申し入れた。
これで自民など全5会派が辞職を求める見通しだが、斎藤知事は
「予算を成立させ、県民の生活をしっかりと支える」
と改めて、取材陣に対して辞職を否定した。詳しい内容は次の通り。
ーー先ほど維新から辞職と出直し選挙を求める申し入れがあった
維新の皆さんには3年前の選挙から支援を頂いた。
改めてお礼申し上げたい。
申し入れがあったことは真摯に受け止めたい
ーー維新の申し入れに応じる考えは
私としては先日の百条委員会に出席して自分なりの考えや認識を伝えた。
県民に伝わったかというと不十分と指摘もあるだろうが自分なりの言葉で懸命に伝えた。
これから百条委、第三者機関に出席してこの問題に不安を持っている方に説明していくことが私の責務。
今月に始まる県議会。
物価高騰対策、お米が高騰するなど県民生活は苦しい。
現在、補正予算の最終調整をしているところであり、県民の暮らしをしっかり支えることが大事。
来年度予算も部局別に議論している。
県民の生活、安全安心な社会、元気な兵庫県を作るための予算施策をしっかりやっていくことが私の大きな役割だ。
ーー辞職に応じないとなると不信任決議案が可決されるのも確実な情勢、可決されると失職か議会の解散になる
県議会の判断はこれからの話。
今日の申し入れは本当に重く真摯に受け止めたい。
この後の状況については、現時点でのコメントは控えたい
ーー辞職要求を拒めば不信任決議案の公算が大きい。どんな選択肢を考えているのか
議会側がどう対応するかはまだ決まっていない段階。
仮定の状況についてのコメントは差し控える。
今は、やはり第三者機関による調査、百条委が開かれている。
知事として説明することが大事。
ハラスメントの問題も不適切なことがあったのは改めないといけない。
贈答品の問題についても社会通念上の範囲とはいえルール作りが大事。
県の公益通報も外部に窓口を設置するなど改善すべきことはしっかりやる。
ーー百条委は辞職してもやれる。県政を前に進めるなら辞職して民意を問うべきという意見もある
もちろん、色んなご指摘はあるが、私は3年前に付託を受けて選ばれた1人の政治家。
至らない所はあるが政治家としてどう対応するかは自分で判断したい。
3年しか知事はしていなくて政治家としては力が足りないところもあると思うが、県民から付託を受けた。
どういう道を進んでいくか自分が決めるのが大事だと思う。

「県政運営に支障」維新、党勢退潮で転換 斎藤知事に辞職要求 衆院選警戒も
2024/9/10 7:00
https://www.sankei.com/article/20240910-ROXN6MQQQFIJRPWCGICMO522WM/
兵庫県議会各会派が斎藤元彦知事への辞職要求で足並みを揃える中、唯一判断を保留していた第2会派の日本維新の会の県議団が9日、斎藤氏に辞職を申し入れた。
3年前の知事選で自民党と共に斎藤氏を推薦し、
「知事与党」
を自任してきた維新。
調査特別委員会(百条委員会)設置に当初反対するなどの対応は
「斎藤氏擁護」
と受け止められてきた。
だが、早期の衆院選が予想される中、党勢の退潮傾向が露わになり、方針転換を余儀なくされた格好だ。

斎藤知事への電話で「間違い認め、辞職すべきだ」 維新・吉村共同代表が進言
2024/9/10 6:30
https://www.sankei.com/article/20240910-I4DPW7OCQZN3HGDYF2PNK3RH4M/
職員へのパワハラ疑惑などを文書で告発された兵庫県の斎藤元彦知事について、令和3年の知事選で推薦した日本維新の会の吉村洋文共同代表(大阪府知事)は9日、府庁で記者団に
「権力志向で間違っていた部分がある」
と述べた。
7日に電話で辞職するよう進言したといい、やり取りを明らかにした。
吉村氏によると、斎藤氏と電話で連絡を取った際、告発文書を公益通報として扱わず、文書を作成した元県西播磨県民局長の男性を懲戒処分にした斎藤氏の対応について
「初期で(判断を)方向付けるのは間違った対応だったのではないか」
と直言。
職員の前で物を投げたり、机を叩いたりした行為もパワハラに当たると指摘し
「間違いは認め、辞職すべきだ」
と伝えたという。
吉村氏は斎藤氏の疑惑について、これまでの兵庫県議会調査特別委員会(百条委員会)での斎藤氏本人の証人尋問を踏まえ、
「一定の真実相当性がある」
と強調。
「権力志向で間違っていた部分があると思う」
とした上で、連絡をとった理由については
「(大阪府の財政課長時代は)優秀な職員で知事になってからも一緒に仕事をした」
「党として最終決定が出る前に直接伝えるべきだと思った」
と述べた。
斎藤氏の進退を巡っては、維新が9日に辞職を要求。
県議会最大会派の自民党など他の3会派も12日に辞職を求める方針だが、斎藤氏は応じない構えを示している。

維新の知事への辞職要望、各会派「国政選挙を見据えた焦りでは」と冷ややか
2024/9/9 21:52
https://www.sankei.com/article/20240909-6NEVXIUJQVOSXFKP3CC4SA2G3E/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑が文書で告発された問題を巡り、日本維新の会の県議団が9日、斎藤氏に辞職と出直し選挙を申し入れたことについて、既に辞職要求の方針を決めていた他会派からは
「(衆院の解散)総選挙を見据えて焦っているのでは」
などの声が上がった。
「党本部の意向で決めると聞いていた」
「政局を考えた維新らしい判断ではないか」。
最大会派・自民党の北野実幹事長は維新の動きをこう表した。
自民は6日の県議会調査特別委員会(百条委員会)の斎藤氏の証言内容などを踏まえ、辞職を申し入れる方針を同日中に決定。
全会派一致を目指して各会派にも呼びかけ、9日も、第3会派の公明党や立憲民主党系の第4会派「ひょうご県民連合」幹部と会合を開き、12日に申し入れ書を提出する方針を確認した。
北野氏は
「全会派で提出したかったが、維新が先に出すならそれで構わない」
と述べた。
「全会派一致であれば(斎藤氏の)受け取り方は違ったはず」
「なぜこのタイミングなのか」。
公明の会派幹部は首をかしげつつ、
「他会派と一緒では埋没すると考えたのかもしれない」
と推測した。
斎藤氏が辞任に応じなければ、9月議会で不信任決議案提出を提出する方針をいち早く決めた県民連合、上野英一幹事長は
「維新の支持率が低下しているので、国政選挙を見据えて中央(党本部)が焦って決めたことではないか」
と指摘。
他会派に先立つ提出については、
「注目を浴びるためではないか」
と冷ややかな見方を示した。

斎藤知事、「重く受け止める」維新が辞職要求も応じない意向
2024/9/9 21:36
https://www.sankei.com/article/20240909-4CSS4XS6JNIGNAHRWBYIEFZELE/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑などが文書で告発された問題で、令和3年の前回知事選で斎藤氏を推薦した日本維新の会は9日、斎藤氏の辞職と出直し選挙を求める申し入れ書を服部洋平副知事に提出した。
斎藤氏は申し入れ書の提出を受け
「重く受け止めている」
「(疑惑の)調査に知事として説明することが大事だ」
と述べ、辞職要求に応じない意向を示した。
維新は県議会の第2会派。
最大会派の自民党は12日に辞職を要求する予定で、公明党と、立憲民主党議員らでつくる「ひょうご県民連合」も同調する見通し。
主要4会派が辞職を求める異例の構図だ。
申し入れ書は維新の馬場伸幸代表と県組織「兵庫維新の会」代表の片山大介参院議員、県議団の連名で、片山氏らが提出した。
県議会調査特別委員会(百条委員会)での斎藤氏の説明について
「議会や県民が十分に納得できるものとは言い難い」
「県政運営に支障が生じ始めている」
と指摘。
辞職と出直し選挙を要請し、
「大局的に立った、斎藤知事の賢明な判断を強く望む」
と訴えた。
片山氏は申し入れ書の提出後、報道陣の取材に応じ
「他の党と我々のスタンスが違う」
として他会派との共同提出を否定。
維新はこれまで事実解明を優先すべきとの姿勢だったが、
「先に維新としてアクションを起こした方がいい」
「政治的思惑でなく民意を問うことが大切だ」
と強調した。
出直し選挙が実施され斎藤氏が出馬した場合、維新としての支援は
「考えていない」
と述べた。
斎藤氏が辞職要求に応じなかった場合、各会派は不信任決議案を提出する方針。

維新、吉村氏からの説得、斎藤氏「政治家同士のやりとりなので控える」と明らかにせず
2024/9/9 17:52
https://www.sankei.com/article/20240909-A36GAEDFP5KQHK3HVIKJ7DMVUE/
兵庫県議会の第2会派「維新の会」から辞職申し入れを受けた斎藤元彦知事は9日、日本維新の会の吉村洋文共同代表(大阪府知事)から、辞職して出直し知事選に臨むよう説得された際のやり取りについて、
「政治家同士の話なので、差し控えた方がいい」
として内容を明らかにしなかった。
県庁で記者団の取材に答えた。
維新の藤田文武幹事長が同日、国会内での記者会見で、吉村氏が同日までに、電話で斎藤氏を説得しようとしたことを明らかにしていた。
藤田氏によると、大阪府の財政課長を務めた斎藤氏と上司部下の関係だった吉村氏が、斎藤氏に出直し選で県民に信を問うように求めたところ、斎藤氏からは
「聞き置く」
との回答があったという。
斎藤氏は記者団の取材に、自身について
「政治家として3年ほどで、まだまだ経験は浅い」
としつつ、
「政治家同士の話の内容を自分からオープンにする、こういうやり取りがあったというのを言うのは控える」
などと述べた。

斎藤知事、記者団の取材に「県民の暮らし支える」 辞職申し入れに応じない考え改めて示す
2024/9/9 17:38
https://www.sankei.com/article/20240909-JPGNZFDMCJN7BHGPCDHBQTEU2M/
兵庫県の斎藤元彦知事は9日夕、県議会(定数86)第2会派「維新の会」(21)から辞職申し入れを受けた後、記者団の取材に応じ、
「申し入れがあったことは真摯に受け止める」
としつつ、予算編成などを進めることで
「県民の暮らしをしっかり支えるのが大事」
などと述べ、改めて申し入れには応じない考えを示した。
県議会調査特別委員会(百条委)での斎藤氏の対応を受け、日本維新の会の県組織「兵庫維新の会」の片山大介代表が9日午後、県幹部と面会。斎藤氏に対する辞職要求と出直し選挙の実施を申し入れた。
最大会派の自民党(37人)など他会派も12日に辞職を申し入れる方針。
斎藤氏が辞職に応じなければ、県議会で不信任案が提出され、可決される公算が大きくなっている。
その場合、議会解散を選択するとの見立てもあるが、斎藤氏は
「議会側がどう対応するかはまだ決まっていない段階」
などとして、コメントは避けた。

維新共同代表の吉村大阪知事が説得「辞職し出直し選を」 斎藤知事「聞き置く」
2024/9/9 17:01
https://www.sankei.com/article/20240909-ZKHXBHYT4VKL5GUVGYEMYDWDPM/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑などが文書で告発された問題を巡り、令和3年の前回知事選で自民党とともに斎藤氏を推薦した日本維新の会の藤田文武幹事長は9日、国会内で記者会見し、維新として斎藤氏に辞職を要求する判断をした理由について、疑惑によって県政が停滞し
「推薦した党の責任として判断した」
と説明した。
また藤田氏は会見で、吉村洋文共同代表(大阪府知事)が同日までに、斎藤氏に電話で辞職を求め、出直し知事選に臨むよう説得を試みたことを明らかにした。
藤田氏によると、大阪府の財政課長を務めた斎藤氏と接点がある吉村氏が、斎藤氏に出直し選で県民に信を問うように求めたところ、斎藤氏からは
「聞き置く」
との回答があったという。
藤田氏は斎藤氏について
「冷静な判断をしてほしい」
と述べ、辞職に応じなかった場合は、県議会で維新単独での不信任決議案の提出も検討する考えを示した。
藤田氏は出直し選が実施された場合、維新として斎藤氏を支援するかについては現時点で
「判断できない」
とした。
維新は疑惑への対応について、県議会調査特別委員会(百条委員会)や第三者機関での事実解明を待つべきだとしていたが、藤田氏は
「方針転換と言わざるを得ない」
「もっと辞職を早く求めるべきだったとか、判断が遅いという批判は真正面から受け止めたい」
と語った。

維新が兵庫知事に辞職要求、党幹部「県政が停滞している」  斎藤氏は応じない構え
2024/9/9 15:47
https://www.sankei.com/article/20240909-JRD73UPWAVLMRDGRUKAVX3W7XU/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑などが文書で告発された問題を巡り、令和3年の前回知事選で自民党とともに斎藤氏を推薦した日本維新の会の県組織「兵庫維新の会」の片山大介代表(参院議員)らは9日午後、県幹部と面会し、斎藤氏に対する辞職要求と出直し選挙の実施を申し入れた。
斎藤氏は応じない構え。
出直し選挙が行われ斎藤氏が出馬した場合も、維新は斎藤氏を支援しない予定としている。
県議会(定数86)で、維新会派(21人)は自民(37人)に次ぐ第2会派。
自民などは12日に辞職を要求する予定で、議会で代表質問ができる4会派全てが辞職を求める構図となった。
この日の申し入れには服部洋平副知事が応じた。
申し入れに先立ち、日本維新の会の藤田文武幹事長は9日午後に記者会見し、斎藤氏に辞職と出直し選挙を求める理由について
「(知事選で)推薦した責任がある」
「斎藤氏は潔白を主張しているが、県政の停滞を招いているのは事実だ」
とし、県議会で不信任決議案が提出された場合は
「賛同せざるを得ない」
と述べた。

「不信任ライン」超えた知事辞職要求勢力 狭まる包囲網、孤立深める斎藤氏
2024/9/9 12:28
https://www.sankei.com/article/20240909-J5KRQE2SBRP3XKYIIGKEYFCVUM/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑が文書で告発された問題では、最大会派の自民をはじめ、既に複数の会派が斎藤氏に辞職を要求する方向で調整を進めている。
今後の焦点は不信任決議案の提出へと移る見通しだが、維新が加わったことで辞職を求める勢力は、全議員が出席した場合の決議案可決に必要な65の
「不信任案可決ライン」
を超えた。
孤立を深める斎藤氏。
包囲網は更に狭まる展開となっている。
県議会(定数86)では最大会派の自民が12日にも斎藤氏に辞職を要求する予定を明らかにしており、第3会派の公明や、立憲民主党議員らで構成する第4会派「ひょうご県民連合」も、こうした流れに沿う方向で調整が進む。
9日午後に辞職と出直し選挙の実施を求めることを決めた第2会派の維新を合わせると、斎藤氏に対して県議会の4会派全てが辞職を求める形となった。
ただ、9日午前に県庁で報道陣の取材に応じた斎藤氏は
「真摯に受け止め反省すべきところは反省するが、進めるべき予算や事業などをしっかりやる」
と述べ、会派からの辞職要求には応じない構えを強調している。
議会が首長に進退の判断を迫る際には、辞職勧告決議案を提出して議会で採決するケースもあるが、会派からの辞職要求と同様、法的拘束力はない。
議会が知事を失職させるにはまず、不信任案を可決させることが必要となる。
これまで、斎藤氏に辞職を求めたり、求める方向で調整を進めていたりする主な勢力は自民(37人)、公明(13人)、県民連合(9人)の3会派の59人に、共産2人を加えた計61人だった。
これに第2会派の維新の21人を加えると、全議員が不信任案に票を投じたと仮定した場合の賛成票の数は単純計算で、可決に必要な65を大幅に上回ることになる。
県民連合は19日開会の9月議会の会期中に不信任案を提出する方針を示しており、一般質問終了後の30日か、補正予算案を採決する10月3日で日程を模索。
県民連合の他、自民も不信任案の提出を検討しており、これら2会派以外の勢力についても同調する可能性があるとみられる。

兵庫知事支援の維新が午後に辞職要求へ、全会派が一致 斎藤氏は応じない構え
2024/9/9 12:21
https://www.sankei.com/article/20240909-LZZEIR24FRL7TKU2ICAK3BNSOU/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑などが文書で告発された問題を巡り、令和3年の知事選で自民とともに斎藤氏を支援した県議会(定数86)第2会派「維新の会」(21人)の県議団は9日午後、斎藤氏に対し辞職と出直し選挙の実施を申し入れを行う。
維新関係者が明らかにした。
県議会の4会派が辞職を要求する構図となったが、斎藤氏は応じない構えを示している。
疑惑を調査する県議会調査特別委員会(百条委員会)は、告発文書を公益通報として扱わず、告発者を懲戒処分とした斎藤氏らの対応について審議した。公益通報制度に詳しい専門家2人が証言し、処分は違法だと指摘したが、斎藤氏は証人尋問の場でも
「対応に問題はなかった」
とする従来の主張を崩さなかった。
一連の斎藤氏の対応を踏まえ、維新は8日に会派や日本維新の会の幹部らが対応を協議し、
「県民の納得を得るものとは言い難い」
と判断。
維新県議団の岸口実団長は8日の協議終了後に取材に応じ
「(斎藤知事が)県民からの負託を受けたと主張するなら、辞職して民意を問う必要がある」
「(申し入れに応じなければ)不信任決議案提出しかない」
と述べた。
維新会派の県議らで構成する県組織「兵庫維新の会」代表の片山大介参院議員らが9日午後に県庁に出向き、斎藤氏に辞職と出直し選挙を求める予定で、日本維新の会も9日午後1時から藤田文武幹事長が記者会見を開き、国政政党としての考えを明らかにする。
出直し選挙が実施された場合でも、維新としては斎藤氏を支援しない予定。
斎藤氏への辞職要求を巡っては、最大会派の自民(37人)なども12日に申し入れを行う。
応じなければ各会派で不信任決議案提出の動きが強まるとみられ、斎藤氏の対応が注目される。

辞職要求に斎藤兵庫県知事は応じぬ姿勢、県議会全会派が申し入れへ
2024/9/9 10:53
https://www.sankei.com/article/20240909-MBZLJQUBUZPVZEOCSJLFWNCPPQ/
日本維新の会が斎藤元彦兵庫県知事に対し辞職を申し入れることを決め、県議会全会派から辞職要求が出る見通しとなった。
斎藤氏は9日の登庁時に取材に応じ、
「真摯に受け止め反省すべきところは反省するが、進めるべき予算や事業などをしっかりやる」
と述べ、辞職要求に応じない姿勢を示した。
自民党は6日の百条委終了後に総会を開き、辞職要求方針を決定。
不信任案には明確な理由が必要との意見があった第3会派公明党も辞職要求へと傾き、自民への同調を決めた。
立憲民主党県議らの第4会派「ひょうご県民連合」、共産党とも連携し12日に申し入れる。
告発文書は斎藤氏のパワハラなど疑惑7項目を指摘。
県幹部だった男性が報道機関などに配布後、県の公益通報窓口にも通報した。
県は公益通報者保護法の対象外と判断し、男性は懲戒処分を受けた後に死亡した。

出直し選でも斎藤氏支援せず 維新、9日に辞職要求 兵庫知事文書問題巡り
2024/9/9 0:35
https://www.sankei.com/article/20240909-3GA33AKT5FIDFPYEBEXSAD7A34/
兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などが文書で告発された問題で、県議会(定数86)の第2会派の「維新の会」(21人)が斎藤氏に対し9日に辞職と出直し選挙の実施を求める方針を固めたことが8日、分かった。
維新は令和3年の知事選で自民と共に斎藤氏を推薦した経緯があり、動向が注目されていた。
斎藤氏は応じないとの見方が強いが、たとえ出直し選挙が実施されても、推薦や支援は予定しておらず、
「知事おろし」
の包囲網は一層狭まる展開となった。
県議会では、最大会派の自民(37人)が12日にも斎藤氏に辞職を要求する予定。
第3会派の公明(13人)や、立憲民主系の第4会派「ひょうご県民連合」(9人)も同調する方向で調整を進めており、全会派が辞職を求める構図となった。
疑惑を調査する県議会調査特別委員会(百条委員会)での2度に渡る斎藤氏の説明を踏まえ、維新では8日に会派幹部や日本維新の会幹部らが対応を協議した。
終了後、取材に応じた維新県議団の岸口実団長は
「(斎藤知事が)県民からの負託を受けたと主張するなら、辞職し民意を問う必要がある」
「(申し入れに応じなければ)不信任決議案提出しかない」
と述べた。
維新会派の県議が所属する県組織「兵庫維新の会」代表の片山大介参院議員が9日午後に県庁に出向き、斎藤氏の辞職と出直し選挙を求める。
5、6日の百条委では告発文書を公益通報として取り扱わず、告発者を懲戒処分とした決定について検証。
公益通報制度に詳しい専門家2人は処分が違法であると指摘した。
「対応に問題はなかった」
などと繰り返す斎藤氏の主張について、維新は
「県民の納得を得るものとは言い難い」
と判断した。
斎藤氏が辞職の申し入れに応じない場合、ひょうご県民連合が19日開会の9月議会の会期中に不信任決議案を提出する方針を固めている。
一般質問終了後の30日か、補正予算案を採決する10月3日の提出を模索している。
自民も不信任決議案の提出を検討しており、他の会派も追随する可能性がある。
地方自治法は、不信任案の可決には出席議員の4分の3以上の賛成が必要と規定。
不信任を受けた首長は辞職するか、10日以内に議会を解散することができ、解散しなければ失職する。
議会が解散された場合は議員選挙を実施。
選挙後初の議会で再び不信任案が提出されると、出席議員の過半数の賛成で成立し、首長は失職する。

維新が斎藤兵庫知事に対し辞職要求へ 告発文書問題で
2024/9/8 22:06
https://www.sankei.com/article/20240908-LTBZTC32AFMUFFXCOXKERQTACU/
兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などが文書で告発された問題で、県議会第2会派の「維新の会」が9日に斎藤氏に対し辞職と出直し選挙の実施を求める申し入れを行うことが8日、分かった。
疑惑を調査する県議会調査特別委員会(百条委員会)での斎藤氏の説明では、県民が納得しがたいことなどを理由に、会派幹部や日本維新の会幹部らが8日に対応を決めた。

渦中の兵庫県知事が毎週続ける定例会見 貫くべき報道陣から逃げない姿勢
2024/9/8 10:00
https://www.sankei.com/article/20240908-6SJLGQBNKJD77DUWVHBPEPKDVA/
兵庫県のホームぺージ(HP)で「知事室」をクリックすると(※スマホ版なら右上の「情報を探す」をクリックすると「知事室」が出ます)、「ようこそ知事室へ」のページに飛び、その中に「記者会見」の項目があります。
斎藤元彦知事の定例記者会見での発表内容や、記者との質疑応答が丁寧にテキスト化されています。
▼兵庫知事、夕食予約巡り「俺は知事だぞ」激怒は否定 多数のパワハラ言動指摘には「反省」
斎藤氏の定例会見は、現在世間を騒がせている斎藤氏と兵庫県の公益通報やパワハラ疑惑を巡る問題の発覚以前から、ほぼ毎週開催されています。
端緒となった元西播磨県民局長による斎藤氏らへの内部告発文書が表に出た後も、定例会見の開催頻度は変わっていません。
兵庫県のHPをたどれば、告発文書に関する質問が初めて出たのは、3月27日の知事会見でした。
この日の会見では斎藤氏側からまず「令和6年度組織改正・人事異動の概要」などの説明がありました(※会見前に人事当局も説明)。
その後の質疑応答で、内部告発者の西播磨県民局長を退職4日前に調査などのため残留させるという異例の人事変更を行ったことについて、記者が質問しています。
いくつかの関連質問の中で、内部告発文書について斎藤氏は
「当該内容の文書には、事実無根の内容が多々含まれていることなので(中略)法的な課題が凄くあると考えています」
と回答。
処分に関しては
「今後の調査結果次第ですが、本人も作成と一定の流布を認めているので、懲戒処分を行うことになると考えています」
と答えています。
さらに、退職4日前での異例の退職取り消しに至った理由などについては
「業務時間中に、嘘八百含めて、文書を作って流す行為は公務員としては失格です」
と断罪しました。
▼「表現行き過ぎ、大変反省」兵庫知事が陳謝 死亡の元県幹部の告発文書をかつて「嘘八百」 斎藤知事の告発文書問題
一連の問題を巡っては、兵庫県議会が設置した調査特別委員会(百条委員会)で斎藤氏らの証人尋問も進んでいる上、問題発覚から半年近くが過ぎても騒動は落ち着いていません。
▼「俺は知事だぞ」発言を否定 個室用意は当然との認識示す 兵庫県議会百条委証人尋問詳報
ただ、この間、斎藤氏のパワハラ疑惑やおねだり°^惑が話題の中心になっているようですが、問題の本質は、先述した3月27日の記者会見での発言にあるように、内部告発を
「嘘八百」
とし、告発者に対して
「懲戒処分」
を予告したことではないでしょうか。
公益通報に関わる対応がどうだったのかが最大の焦点だと思います。
▼「まるで独裁者が粛清する構図」「公開ハラスメント」「組織の他山の石に」斎藤兵庫県知事の告発者処分 専門家が厳しい指摘
▼「コメント難しい」と兵庫知事 専門家の「公益通報保護法に違反する」批判に
さて、渦中の斎藤氏は、冒頭から紹介しているように問題発覚後も定例会見をほぼ毎週行っています。
知事の立場としては当然だと言えなくもないですが、毎週というのは他府県の知事と比べても少なくはありません。
一連の問題では、告発した元県民局長ら2人がすでに死亡していますし、軽々に評価することはできませんが、発言の内容は別にして、問題発覚後もペースを変えず記者の前に立ち続けていること自体は、評価に値するのではないでしょうか。
▼淡々と斎藤知事 死亡した元県民局長への懲戒処分は「適切。誹謗中傷性高かった」
自身への疑惑が浮上した際、報道陣を避ける政治家は枚挙にいとまがありません。
その点、斎藤氏は定例会見に加え、登庁時や視察先などでも記者による囲み取材に応じています。
百条委員会での証人尋問もライブで流れますし、記者やカメラから逃げることはないようです。
自身の言動への自信からでしょうか。
いずれにしても、その姿勢は今後も貫いてほしいと願っています。

「斎藤家の食卓をにぎわしただけ」おねだり°^惑に百条委員が指摘 兵庫知事は正当性主張
2024/9/8 8:00
https://www.sankei.com/article/20240908-6NAXQIZNWNJSHGW32PFHXQI5KY/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑が文書で告発された問題を巡り、6日に開かれた県議会調査特別委員会(百条委員会)では、斎藤氏による贈答品受領についても委員から質問が相次いだ。
斎藤氏はカニやカキ、ワインなど多数の品を受け取ったことを認める一方、
「『知事に食べてほしい』という厚意で持ってきたもの」
「全てをもらわないという判断をするのは難しかった」
と正当性を強調した。
「姫路城のレゴブロックが欲しいと言ったのは事実か」。
6日の証人尋問で、委員からの質問に斎藤氏は
「欲しいというか、知事室で展示できればいいなと思ってお伝えした」
と淡々と答えた。
レゴブロックとは、世界的なブロック玩具メーカー「レゴグループ」が発売した姫路城をモチーフにしたもの。
斎藤氏は2023年6月、同社関係者らと共に武士装束で製品をPRし、自身の交流サイト(SNS)にも投稿していた。
告発文書には
「知事のおねだり体質は県庁内でも有名」
と記され、百条委が実施した職員アンケートでは、約2割が贈答品の受け取りを見聞きしたと回答。
この日の尋問では委員が贈答品を1つずつ挙げ、斎藤氏が受領の有無を答えていった。
斎藤氏が受領や提供を認めたのは、
▽播州織のネクタイ
▽スポーツチームのユニホーム
▽カキ
▽枝豆
▽ワイン
▽カニ
▽日本酒
▽岩津ネギ
▽タマネギ
▽バースデーケーキ
▽湯のみ
など。
斎藤氏はこれまで
「県産品のPRになる」
と受領の理由を説明しているが、SNSでPRしていないものもあり、証人尋問で委員は
「斎藤家の食卓を賑わしただけ」
と批判。
これに斎藤氏は
「こういったおいしいものが県内にあるんだと知ることも、大事な県知事としての仕事だ」
と反論した。
知事就任直後、秘書課に届く贈答品について
「どうなんだ」
と職員に尋ねたとも説明。
職員から
「前知事の頃からたくさん頂いている」
「届けた方のご厚意で、社交儀礼の範囲内だから食べていいですよ」
と説明を受けたと主張した。
別の委員は、前知事は贈答品を部下に分け、自身では持ち帰らなかったとする職員アンケートの回答を紹介。
1人で持ち帰ることが多いとされる斎藤氏を質した。
斎藤氏は、
「なぜ(秘書課など)特定の課の職員のみが頂けるのか」
という不公平感があるためと理由を述べた。
一方、斎藤氏は告発文書で受け取ったと指摘されたコーヒーメーカーについては返却を指示したとしている。
「なぜコーヒーメーカーだけは返却するのか」
との問いには、こう答えた。
「消費するようなものは社交儀礼の範囲で対応させていただくが、家電製品は少し違うかなというのが私の感覚ですね」

斎藤知事への辞職要求、他会派にも広がる 維新は近く判断
2024/9/7 21:23
https://www.sankei.com/article/20240907-R7HZLHPZY5KA5DZ626HP4IJVW4/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑が文書で告発された問題で、県議会第2会派の日本維新の会の県議団(21人)は7日、会派幹部が党幹部と斎藤氏の進退に関する対応を検討。
近く斎藤氏に辞職を申し入れるか決める見通しとなった。
最大会派の自民党(37人)は、12日に辞職を申し入れることを既に決定。
斎藤氏が応じなければ、各会派で失職に繋がる不信任決議案提出の動きが強まるとみられ、斎藤氏の対応が注目される。
単独での辞職申し入れを決めていた第4会派の
「ひょうご県民連合」(9人)
の幹部は7日、自民などと共同での申し入れとする意向を明らかにした。
第3会派の公明党(13人)も足並みを揃える方向で、近く会派として正式に決める。
5、6日の県議会調査特別委員会(百条委員会)では、告発文書を公益通報として扱わず告発者を処分した斎藤氏らの対応について審議。
公益通報制度に詳しい専門家2人が対応を違法と指摘したが、斎藤氏は
「対応に問題はない」
とする従来の主張を繰り返した。
これを受け、自民は6日、臨時の県議団総会を開いて対応を協議。
全議員に呼びかけ、9月議会(19日開会)の議会運営委員会が開かれる12日に、斎藤氏に辞職を申し入れることを決めた。
自民の北野実幹事長は
「知事の判断をしっかりと促したい」
と述べた。
議会が首長に進退の判断を迫る際には、まず辞職勧告決議案を提出し、議会で採決するケースもある。
ただ、法的拘束力はなく、辞職しないことも少なくない。
今回の申し入れにも強制力はなく、かねて続投に意欲を表明している斎藤氏は応じないとの見方も強い。
その場合、ひょうご県民連合は9月議会で不信任案を提出する方針。
一般質問終了後の30日か、補正予算案を採決する10月3日の提出を模索する。
自民も不信任案の提出を視野に入れており、他の会派も追随する可能性がある。

兵庫知事、部下から進言「受けた記憶ない」 証人尋問、正当性強調も証言食い違い
2024/9/7 6:30
https://www.sankei.com/article/20240907-SC4GXCVTQFOZBKFYHA2546RABA/
「誹謗中傷性の高い文書」
「公益通報に該当するとは思っていない」。
6日の兵庫県議会調査特別委員会(百条委員会)で、斎藤元彦知事が2度目の証人尋問に臨んだ。
「問題はない」
「ちゃんとやってきた」。
正当性を訴える言葉からは、県トップとしての自負心がのぞいた。
ただ、告発文書を公益通報として扱わず、告発者を処分した経緯では部下の証言と食い違う点も多く、不透明感が残った。
「こういうものを入手した」。
この日の片山安孝・元副知事や、これまでの県職員による尋問での証言などによると、一連の問題で斎藤氏が最初に動いたのは3月21日。
片山氏や側近幹部計4人を知事室に呼び、告発文書を示して作成者の特定などの調査を指示した。
この際、公益通報者保護法で禁じられる告発者捜しに当たるかどうかは
「協議はしていない」
と、斎藤氏は尋問で証言。
文書の内容を否定し、
「告発というよりも誹謗中傷性の高い文書だと思った」
とも述べた。
ところが、原田剛治・産業労働部長は3月21日の協議の場で、告発文書に示されたコーヒーメーカーを受領していたと明かしたことを証言。
この点は片山氏の証言とも一致した。
文書の信憑性に関わる部分だが、斎藤氏は否定した。
文書の作成者は県西播磨県民局長だった男性(60)=7月に死亡=と特定され、3月25日に片山氏が事情聴取。
最終的には5月7日に停職3カ月の懲戒処分とした。
この間、人事課は第三者委員会での調査を進言したとされるが、斎藤氏は
「進言を受けた記憶はない」
と断言。
斎藤氏の指示で公益通報の調査結果前の処分に至ったとの証言についても
「記憶上、指示をしていない」
と否定した。
尋問では告発者捜しや処分の妥当性が度々問われたが、斎藤氏は
「(文書には)真実相当性がなく、公益通報の保護要件には該当しない」
と繰り返した。
根拠の1つに挙げたのが、噂話を集めて作成したという男性の供述だ。
斎藤氏はこれまで
「噂話−」
供述だけを公表。
男性の詳しい聴取内容は開示してこなかったが、この日は片山氏による聴取の様子が明かされた。
「名前が出てきたものは一斉に嫌疑をかけて調べなしゃあないからな」。
男性の協力者とみる職員の名を挙げ、人事で不利な扱いをすると示唆する片山氏。
男性が文書作成を認めると、
「誰に聞いたんや」
と問い詰めた。
「それは言えない」
「皆噂している」
と男性が答えると、
「噂をまとめただけやということやな」
と引き取った。
情報源を守りたい男性の意図が窺えるが、斎藤氏はこの日も
「噂話を集めたと本人が言っている」
と強調。
一連の対応に道義的責任を感じないか問われると、
「道義的責任というのが何かが分からない」
と答えた。
■公益通報制度「基本的な理解ない」
斎藤元彦知事の内部告発への対応やこの日の証人尋問を踏まえ、専門家らは公益通報制度に対する基本的な理解が欠けていると口を揃える。
公益通報者保護法のガイドライン策定にも携わった明治大の高巖(たかいわお)特任教授(企業倫理)は
「告発文書は間違いなく公益通報に当たる」
「利害関係のない機関が調査して真実相当性などを判断すべきで、当事者が口を挟むことが異常だ」
と指摘する。
疑惑を指摘された斎藤氏が文書を見て誹謗中傷性が高いと判断し、告発者を捜せという指示を出すなど
「一連の流れは論外」
と評価。
「こんなにも簡単に公益通報に当たらないという結論を出す県庁に、まともな公益通報の体制などなかったのではないか」
と話す。
制度に詳しい淑徳大の日野勝吾教授も、公益通報に当たるかどうかの根拠を真実相当性のみに拘っているとし、
「基本的な理解がないことが明らかになった」
と指摘する。
同制度では、事業者側に通報への体制整備義務の指針を規定。
外部通報であっても、不正目的の通報を除き、通報者の特定や不利益扱いを禁じている。
兵庫県の一連の対応は
「最初の段階から間違えている」
と断じ、
「知事が文書を入手した瞬間から誹謗中傷と思い込み、知事を守ろうと周囲も忖度して拙速に動いた結果ではないか」
と指摘した。
■狭い保護対象、法改正求める声も
公益通報者保護法は、通報者を不利益な扱いから守って不正の是正を促す一方、全ての通報が保護されるわけではない点が問題視されてきた。
保護法は国民の生命、身体、財産の保護に関わる違法行為などへの通報を保護対象と規定。
食品偽装などが内部告発で相次ぎ発覚したのを機に平成18年に施行された。
ただ、今回の告発文書で指摘された地方公務員法や公選法違反の部分は規定外で保護対象とならない。
また、通報先により保護要件も異なる。
報道機関などの外部通報では、証拠資料や信用性の高い証言など疑惑が真実と信じる根拠(真実相当性)が必要とされる。
制度に詳しい三浦直樹弁護士は
「兵庫県の問題は制度の至らぬところを浮き彫りにした」
「地方公務員法などが保護対象でないのは狭すぎる」
と指摘する。
斎藤氏はこれまでの記者会見で、文書で告発された疑惑について
「大半は保護法で定められた法律違反ではない」
と強調。
更に
「信用性の高い供述などが存在せず、真実相当性が認められない」
として保護対象外と主張する。
保護法には、通報者が主張の根拠を示す資料などを外部に持ち出した場合の免責事項もない。
資料を持ち出せば、情報漏洩や守秘義務違反で逆に処分されるリスクを負う。
また、通報者捜しや通報による不利益扱いを禁じる一方、事業者側には罰則もない。
三浦弁護士は
「正義感で通報しても、現状ではハイリスク・ノーリターンだ」
と指摘。
通報者の中には自分の事例が保護対象ではないと苦しむ人もおり、
「対象を限定せず、不利益な扱いを生まないよう罰則規定を強化するといった法改正が望まれる」
と強調した。

兵庫知事、不信任案可否が焦点に 衆院選迫り各会派難しい判断迫られる
2024/9/7 6:00
https://www.sankei.com/article/20240907-527ZK4OPGFOJJHHEUEGJTLNYPU/
6日の兵庫県議会調査特別委員会(百条委員会)で、斎藤元彦知事は文書による疑惑告発を公益通報と扱わなかった対応について
「適切だった」
とする従来の主張を繰り返した。
今後、県議会が斎藤氏への不信任案を可決するかが焦点となる。
百条委を通じて斎藤氏への批判は高まり、不信任への流れは強まるが、議会側には斎藤氏が議会解散を選択するとの見立ても根強い。
衆院選も迫り、各会派は難しい判断を迫られている。
百条委での疑惑追及が続く中、最初に不信任案提出を決めたのは、立憲民主党議員らでつくる第4会派のひょうご県民連合(9人)。
会派幹部は
「県政が完全に停滞している」
「正常化には真相解明に加えて知事の辞職しかない」
と語る。
県民連合が単独で不信任案を提出することは可能だが、可決へのハードルは高い。
兵庫県議会(定数86)の場合、全員が出席すると65人の賛成が必要で、他会派との連携が不可欠となる。
まず、カギを握るのが最大会派の自民(37人)だ。
3年前の知事選では斎藤氏を推薦したが、今回の問題では県連会長の末松信介参院議員が事実上の辞職勧告を突きつけるなど、厳しい態度を見せている。
ある自民県議は
「百条委などの調査を待つべきだとの意見もあるが、(斎藤氏は)もう持たないのでは」
と話す。
第2会派の維新(21人)も知事選で斎藤氏を推薦した。
今回の問題では当初、百条委の設置に反対するなど斎藤氏寄りだったが、風向きは変わっている。
8月25日の大阪府箕面市長選で大阪維新の会公認の現職が敗北し、党内にショックが走った。
ある維新県議は地元で
「あの人(斎藤氏)をまだ応援しているのか」
と苦言を呈された。
早ければ今秋にも衆院解散・総選挙が想定される。
維新は兵庫で公明現職の選挙区にも候補を擁立する方針だが、激しい選挙戦が予想される。
党勢衰退は許されず、県議は
「もう(斎藤氏に)辞めてもらうしかない」
と吐露する。
第3会派の公明(13人)も難しい事情を抱える。
斎藤氏は今月4日の記者会見で、不信任を受けた場合の県議会解散を否定しなかった。
解散すれば県議選となるが、支持母体を挙げて選挙戦を展開する公明にとって、衆院選と時期が近接するのは避けたい。
会派幹部は
「他会派の動向を踏まえて判断したい」
「覚悟を決める時は決める」
と話した。

斎藤知事、告発者特定を幹部に「指示した」 自民会派、12日に辞職申し入れへ
2024/9/6 21:11
https://www.sankei.com/article/20240906-FHAFQ3CE6NKXZB35TWIDYC3OGE/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑が文書で告発された問題を巡り、県議会調査特別委員会(百条委員会)が6日開かれ、斎藤氏は証人尋問で、文書作成者の特定を幹部に直接指示したと認めた。
元副知事の片山安孝氏の初の尋問も行われ、斎藤氏から
「徹底的に調べてくれ」
と直接命じられたと証言した。
この日の尋問内容を受け、県議会の各会派は、斎藤氏への不信任決議案を巡る対応について協議する。
片山氏の証言などによると、斎藤氏は県西播磨県民局長だった男性(60)=7月に死亡=が作成した文書を把握した翌日の3月21日、片山氏や側近の幹部を集め対応を協議。
その場で斎藤氏は
「誰がどういう目的で出したのか、徹底的に調べてくれ」
と命じたという。
斎藤氏は尋問で
「誹謗中傷性が高く、噂話を集め作成した文書」
とし
「公益通報に該当するとは今も思っていない」
と証言。
公益通報者保護法で禁じる告発者捜しに当たるとの指摘には
「内容の意図を含め、作成した人を聴取することは問題ない」
と正当性を主張した。
告発者の処分は公益通報の調査を待つべきだと人事当局が進言したとの職員の証言には
「記憶にない」
と強調。
結果を待たず処分できないか打診したとの証言にも
「処分しろと言ってない」
と否定した。
参考人として出頭した公益通報制度に詳しい山口利昭弁護士は、告発者を処分した県の対応を
「法令違反」
とし、処分が無効になる可能性に言及。
一方、斎藤氏は違法の認識は
「(今も)ありません」
と述べた。
斎藤氏への不信任案を検討している県議会最大会派の自民は、6日の百条委終了後に対応を協議。
12日に県議会の全議員に呼びかけ、斎藤氏に辞職を申し入れることを決めた。
会派幹部は
「受け入れられなければ不信任もあり得る」
と語った。

知事室に届いた食べ物の独占「ルール化した」と斎藤兵庫知事 「職員に分けると不公平」
2024/9/6 18:46
https://www.sankei.com/article/20240906-X5OQFSVOANJ7REWDI5E3AIVCXA/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑が文書で告発された問題について調べる県議会の調査特別委員会(百条委員会)が6日開かれ、斎藤氏本人への2度目の証人尋問が行われた。
秘書室に届いた食べ物などを自宅に持ち帰り独占≠オていた理由について、斎藤氏は
「知事に食べてほしいと頂いたものなので、自分が食べる判断をした」
と説明。
職員と分け合わなかった理由については
「秘書課職員だけが差し入れられたものを頂くのはどうか」
とした。
委員は斎藤氏の質問で、前知事の井戸俊三氏が秘書室に届いた食べ物を
「食べや、と言って必ず皆の所に置いていた」
とする職員アンケートの記述を紹介。
斎藤氏が井戸県政の刷新を掲げていたことに触れ、差別化を図るなら
「受け取るべきではなかったのでは」
と質した。
斎藤氏は職員と分け合った場合、
「なぜ(秘書課など)特定の課の職員のみ食べられるのかという問題がある」
と不公平感について言及。
知事就任後、秘書課職員から
「届けた方の厚意で、社交辞令の範囲内だから食べていい」
と言われたといい、自身が全て消費する方針を秘書課に伝え
「ルールというか、明確化した」
と述べた。

告発者特定し処分は「ありえない話で法令違反」公益通報に詳しい弁護士、百条委で指摘
2024/9/6 18:29
https://www.sankei.com/article/20240906-4IBKDPDBYFOKBKYFGCKTMPPH6Y/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑が文書で告発された問題を巡り、県議会の調査特別委員会(百条委員会)は6日、公益通報に詳しい山口利昭弁護士(大阪弁護士会)を参考人として招いた。
文書の存在を把握した直後に告発者を特定し、公益通報の調査を待たずに告発者の元県西播磨県民局長の男性(60)=7月に死亡=を停職3カ月の懲戒処分とした県当局の対応について、
「あり得ない話で法令違反」
と指弾した。
山口氏は、公益通報に当たらないとされるケースとして名誉棄損などの
「不正な目的」
がある場合があると説明した。
山口氏に先立って証言した元副知事の片山安孝氏は、メールの送受信記録の中に
「クーデター」
「革命」
といった文言が含まれていたことを理由に
「不正目的な行為であり(公益通報の)対象にならないと思っていた」
と説明。
一方、山口氏は
「事業者(県)側に立証責任があり、相当厳格な調査をしなければ『不正の目的』は認められない」
と強調し、告発者の男性による文書の配布は
「公益通報者保護法上の外部公益通報にあたる」
との認識を示した。
男性が5月に受けた停職3カ月の懲戒処分についても、
「無効となる可能性が高い」
とした。
山口氏は、消費者庁の公益通報者保護制度検討会の委員を務めており、公益通報に関連する著書もある。
一連の県の対応を踏まえ、同法の法定指針で義務付けられている公益通報への対応体制の整備ができていなかったとして、
「まだ兵庫県では違法状態が続いているという理解だ」
と批判した。

知事の不信任案可決、過去には「脱ダム」田中氏ら4例のみ 議会側の最終手段も高いハードル
2024/9/6 17:16
https://www.sankei.com/article/20240906-ZWZXSMLYMFMBNGBEFGTYU6DAHY/
住民に直接選ばれた首長と議会が相互に協力、監視、牽制する形の二元代表制を採る日本の地方自治で、首長の失職につながる不信任決議は議会側の最終手段だ。
それだけに可決へのハードルは高く、都道府県知事に対する不信任案が可決された例は4件しかない。
不信任決議は地方自治法で規定。可決には議員数の3分の2以上が出席し、その4分の3以上の賛成が必要となる。
不信任を受けた首長は辞職するか、10日以内に議会を解散することができ、解散しなければ失職する。
議会解散の場合は議員選挙を実施。選挙後初の議会で再び不信任案が提出されると、今度は出席議員の過半数の賛成で成立し、首長は失職する。
都道府県議会で実際に可決されたのは岐阜(昭和51年)、長野(平成14年)、徳島(15年)、宮崎(18年)の4回。
いずれも知事が辞職か失職を選び、議会が解散されたことはない。
長野県では、
「脱ダム宣言」
などで対立した田中康夫知事(当時)に県議会が不信任案を可決。
田中氏は失職を選んで知事選に再出馬し当選した。
ただ、不信任を受けた後も知事を続けられたのは田中氏のみ。
宮崎県では、官製談合事件の責任を問われた安藤忠恕知事(同)が辞職し、知事選で東国原英夫氏が初当選を果たした。
不信任案可決が確定的になった段階で自ら辞職するケースも。
東京都では28年、舛添要一知事(同)に対する不信任案を最大会派の自民などが提出。
可決される見通しだったが、舛添氏は採決直前に辞職した。
一方、世論の批判に晒された首長でも、一定数の議員が擁護に回って否決されることもある。
2023年7月、静岡県の川勝平太知事(同)が返納を表明した給与やボーナスを返していなかった問題で、県議会で知事に近いとされる会派が不信任案の採決で反対に回り、1票差で否決された。
青森県では平成15年、週刊誌などでセクハラ疑惑が報じられた木村守男知事(同)に不信任案が出された。
既に可決されていた辞職勧告決議案に賛成していた議員数人が不信任案では反対に回り、2票足りずに否決された。
■中央大名誉教授・佐々木信夫氏(行政学) 「政策対立のケースとは質が違う」
地方自治体は二元代表制を採用している。
首長は議会から指名されるわけではなく直接公選で選ばれ、議会は民意の代表機関として首長と競い合う関係にある。
大勢の職員を従える首長に対し、議会は監視や批判、修正といった機能を果たすことを期待されている。
不信任決議によって知事の失職か議会の解散となれば、選挙で再び民意を問うことになる。
不信任は、二元代表制における首長と議会の対立を住民の判断に委ねる制度といえる。
不信任が焦点となっている今回の兵庫県の場合は、知事の振る舞いや資質が問題視されており、政策的な問題で議会と知事が対立したケースとは質が異なる。
百条委で斎藤氏は自分に非はないと主張しており、すぐに辞職するとは考えにくい。
不信任を受けても議会が間違っているとして解散する可能性もあるが、全国レベルで報道が続いたこともあり、知事のイメージは著しく低下している。
不信任を受け入れ、自ら身を引くことを選択した方が県政刷新に貢献すると思われる。

「アイアンは1本もない」「カニはいただいた」贈答品疑惑に斎藤知事、企業との癒着は「ない」と否定
2024/9/6 17:15
https://www.sankei.com/article/20240906-O6BOQ33CCFNK5IQ5Y4F2GNPIJM/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑が文書で告発された問題について調べる県議会の調査特別委員会(百条委員会)が6日開かれ、斎藤氏に対する2度目の証人尋問が行われた。
告発文書に記載された贈答品疑惑について、実際にどんな贈答品があったのかの事実確認の後、委員から特定企業との癒着があったのかを問われた斎藤氏は
「癒着はない」
と否定した。
そしてゴルフクラブのアイアンを受け取った疑惑については
「一本ももらってない」
と強調したものの、出張先での視察の帰りに渡されたカニについては
「生もので、持ち帰っていただいた」
と述べた。
委員は
「知事の自宅には贈答品が山のように積まれているというのは事実か」
と質問。
斎藤氏は
「そういったことはない」
と否定した。
また、スポーツウエアメーカーとの癒着についても
「(癒着は)ない」
とし、
「スポーツ振興のため(の付き合いだった)」
と説明した。

告発者の処分は「手続きに問題ない」と斎藤知事、文書に「真実相当性はない」とも
2024/9/6 16:01
https://www.sankei.com/article/20240906-NPSOPE4BYRNW3EM33AAIGV5J3U/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑が文書で告発された問題について調べる県議会の調査特別委員会(百条委員会)が6日開かれ、斎藤氏本人への証人尋問が行われた。
斎藤氏は文書を作成した元西播磨県民局長の男性(60)=7月に死亡=を懲戒処分した県の手続きについて
「問題ない」
との認識を示した。
斎藤氏の証人尋問に先立って参考人として出頭した公益通報制度に詳しい専門家は、
「議員やマスコミに文書が送付された時点で、公益通報として扱わなければいけない」
と発言。
百条委の奥谷謙一委員長はこうした意見があったことを説明し、
「告発者を保護できていないということは、完全に県の手続きとして瑕疵がある、違法であると思うが、その認識はあるか」
と質問した。
これに対し斎藤氏は
「法的に問題はない」
「手続きとして問題はない」
と述べた。
続いて別の委員が
「公益通報保護法では扱わないといけない」
と指摘したものの、斎藤氏は
「真実相当性がないので公益通報の保護要件に該当しない」
と改めて強調した。

「道義的責任ない」「法的にも適切」と斎藤兵庫知事 告発文書問題で県政混乱との指摘に
2024/9/6 16:10
https://www.sankei.com/article/20240906-6V6DXYAQPRNOBDGBVDCKAUDLLE/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑が文書で告発された問題について調べる県議会の調査特別委員会(百条委員会)が6日開かれ、斎藤氏本人への2度目の証人尋問が行われた。
委員から、元西播磨県民局長の男性(60)=7月に死亡=の告発文書を巡る一連の対応への道義的責任を問われた斎藤氏は
「ちゃんとやってきた」
と述べ、責任はないとの認識を示した。
委員は、これまでの証人尋問によって告発文書に一部事実が含まれていることが判明したとし、告発文書への対応によって県政に混乱を招いた点について
「道義的責任を感じないか」
と質問。
これに対し斎藤氏は
「1つ1つ対応を積み重ねている」
「法的にも適切にやっている」
「道義的責任を指摘されるが、私としてはちゃんとやってきた」
と強調した。

告発文書調査は「第三者委で」との提案は「なかった」と斎藤知事 元副知事と証言食い違い
2024/9/6 15:48
https://www.sankei.com/article/20240906-VEY5YDGPARIFVMOLEZLFG5Z6XI/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑が文書で告発された問題について調べる県議会の調査特別委員会(百条委員会)が6日開かれ、斎藤氏本人への証人尋問が行われた。
斎藤氏は3月、元西播磨県民局長の男性(60)=7月に死亡=が作成した告発文書の存在を知った後、県幹部に文書作成者の特定や動機などの調査を指示。
委員は、こうした調査を第三者委員会を設置して行うべきだと人事課や幹部らから提案を受けたのではないかと斎藤氏に尋ねたが、斎藤氏は
「進言された記憶はない」
と強調した。
斎藤氏に先立つこの日午前の証人尋問で、片山安孝元副知事は、3月に人事課などが第三者委による調査を斎藤氏に提案したと証言。
片山氏は、斎藤氏から
「(調査に)時間がかかる」
ことを理由に退けられたと述べており、斎藤氏と最側近との間で証言が食い違った。

告発文書作成者探し「誹謗中傷性が高く問題ない」と斎藤知事、2度目の百条委尋問始まる
2024/9/6 15:39
https://www.sankei.com/article/20240906-P34Y7U2BFJMCTIHOFHMRDZUQSM/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑が文書で告発された問題を巡り、県議会の調査特別委員会(百条委員会)で6日午後、8月30日に続く斎藤氏に対する2度目の証人尋問が始まった。
告発文書を作成した元西播磨県民局長の男性(60)=7月に死亡=に対する処分が、公益通報者保護法に違反するとの指摘が専門家らから出ており、処分の経緯などについて委員が質問した。
同法では、告発者探しや通報による不利益扱いが禁じられている。
県幹部らは、斎藤氏が文書の存在を把握した後、作成者として疑われた元県民局長に対する事情聴取を3月25日に実施。
この対応の是非について斎藤氏は
「告発というより誹謗中傷性の高い文書と思っていたので、作成した人への聴取は問題ない」
との認識を示した。

辞職進言を斎藤知事拒絶「法的におかしくない」「辞める選択肢ない」 百条委で元副知事
2024/9/6 12:46
https://www.sankei.com/article/20240906-K2ACHTA7N5IXVK7VMDYZ3UZTMQ/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑が文書で告発された問題を巡り、県議会の調査特別委員会(百条委員会)は6日、斎藤氏の最側近だった片山安孝元副知事に初めて証人尋問した。
4月に元西播磨県民局長の男性(60)=7月に死亡=が公益通報窓口に告発文書を提出した後、斎藤氏に辞職を促したものの
「この件について自分は何ら法的におかしいことはしていない」
「そのことをきっちり主張していく」
として拒否されたことを明かした。
片山氏は7月の記者会見で
「知事の代わりに辞めるのではなく、副知事としての責任を取る」
と述べ、副知事を辞職。
この際、斎藤氏に対して計5回に渡り辞職を進言したが、受け入れられなかったと明かしていた。
片山氏はこの日の証人尋問で、計5回のうち3回の場では
「政治的に非常に大きな動きになっている」
「知事をお辞めになり、選挙に出て県民の信を問うべきだ」
と進言したと述べた。
元局長が死亡した後には
「誰かが責任を取らなければならない」
とも伝えたが、斎藤氏は
「辞めるという選択肢ない」
などと応じ、辞職を否定し続けたという。

告発者守るとの認識「ありませんでした」片山元副知事 百条委で証言
2024/9/6 11:53
https://www.sankei.com/article/20240906-ZYEEQJ2OUZKPRGWCNCSTEXPUYE/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑が文書で告発された問題を巡り、県議会の調査特別委員会(百条委員会)は6日、斎藤氏の最側近だった片山安孝元副知事に初めて証人尋問した。
元県西播磨県民局長の男性(60)=7月に死亡=が公益通報の保護対象であるという認識について問われた片山氏は、
「文書の作成意図が不正な目的に基づくものと思っていた」
ことを理由に
「(当時は認識が)ありませんでした」
と証言した。
また、告発文書の内容を、第三者機関で調査するという案を示したものの
「(調査に)時間がかかる」
ことを理由に斎藤氏に退けられていたとも明かした。

生前の元局長を厳しく追及、片山副知事「反省している」 百条委で証言
2024/9/6 11:35
https://www.sankei.com/article/20240906-3PLBFHB2FFO2RLKRIF6TWMCIPM/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑が文書で告発された問題を巡り、県議会の調査特別委員会(百条委員会)は6日、斎藤氏の最側近だった片山安孝元副知事に初めて証人尋問した。
片山氏は告発文書について調査を進めていた3月25日に、元県西播磨県民局長の男性(60)=7月に死亡=を事情聴取し、厳しく追及したことを認めた。
百条委の奥谷謙一委員長はこの日、事情聴取の内容を記録した音声データの反訳文を読み上げ、片山氏に発言内容について確認を求めた。
片山氏は、
「俺としては、(告発文書に)名前が出てきたものは一斉に嫌疑をかけて調べなしゃーない」
「名前が出てきたものはみな在職しとるということを忘れん取ってくれよな」
と詰問したことを認めつつ、
「斎藤政権に大きなダメージを与える」
「転覆させるような計画があり、不正な目的だと思った」
などと詰問の理由を述べた。
そして
「発言に厳しいところがあったことは反省している」
と語った。
片山氏は、告発文書で
「斎藤氏の政治資金パーティー券を商工会議所などに大量購入させた」
など3項目の疑惑を指摘されていた。
県産業労働部長の原田剛治氏のこれまでの証言によると、斎藤知事ら県幹部が出席し、告発者探しをすると決めた3月21日の幹部会議の場に同席していたとされる。
片山氏は県議会で百条委を設置する動きが出た際、設置しないよう自民議員らに打診。
「自分が責任を取って辞職する」
「百条委員会はやめてください」
などと持ちかけていたことが判明している。
7月に副知事の辞職を表明した際には、報道陣の前で
「知事を支えられなかった」
と号泣。
「知事の代わりに辞めるのではなく、副知事としての責任を取る」
とし、斎藤氏に対しては5回に渡って辞職するよう進言したが、拒否されたことを明らかにしていた。

告発文書を「徹底的に調べろ」と知事が指示 片山元副知事が百条委で証言
2024/9/6 10:59
https://www.sankei.com/article/20240906-73HKQ6MYUJIMLEB4AEKWHIKDQI/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑が文書で告発された問題を巡り、県議会の調査特別委員会(百条委員会)は6日、斎藤氏の最側近だった片山安孝元副知事に初めて証人尋問した。
片山氏は3月21日に斎藤氏に呼び出され、元県西播磨県民局長の男性(60)=7月に死亡=が作成した告発文書を示し、
「徹底的に調べろ」
と知事から直接命じられたと証言した。

兵庫知事、処分先行証言に「まさにそこは自分の考え述べる」 告発文書問題
2024/9/6 10:55
https://www.sankei.com/article/20240906-H7XLRTB44FMZLCN7K3MRYILC5U/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑が文書で告発された問題を巡り、斎藤氏が6日午前、報道陣の取材に応じた。
疑惑を検証する県議会調査特別委員会(百条委員会)の証人尋問で告発者による公益通報の調査よりも処分を先行したとの証言が出たことについて、斎藤氏は
「そこはまさに百条委の場で自分の考えを述べさせて頂きたい」
と話した。
同日午前に元副知事の片山安孝氏、午後に斎藤氏の尋問を予定しており、斎藤氏は
「公益通報に関することを含めて自分の認識、考えをしっかり述べさせて頂く」
とも話した。

告発文書のプライバシー情報「副知事から聞いた」県部長、前日証言を翻す 百条委で
2024/9/6 10:47
https://www.sankei.com/article/20240906-ZIIBIQCNBZNGZMSYQBX26OMQWA/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑が文書で告発された問題を巡り、県議会調査特別委員会(百条委員会)が6日始まった。
5日に続き県産業労働部長の原田剛治氏が証人尋問に臨み、告発者のパソコンにあったプライバシーに関する情報について、人事課から聞いたとしていた5日の証言を訂正。
「(当時の)片山副知事から連絡を受けた」
と述べた。
5日の証言内容に誤りがあったとして、原田氏本人から訂正の申し出があった。
原田氏は、5日の尋問で告発者のプライバシーに関する情報に触れたことを認めた上で、情報を聞いた経緯を問う委員に対し
「あやふやですが、人事課長、副課長ぐらいだったと記憶している」
と回答していた。
告発文書は元西播磨県民局長の男性(60)=死亡=が作成し、3月に一部の報道機関や県議らに配布。
斎藤氏のパワハラや、企業から贈答品を受領した
「おねだり」
など7項目の疑惑が示されていた。
男性は告発文書を県の公益通報窓口にも届けたが、県は通報者への不利益な扱いを禁じる公益通報者保護法の対象にならないと判断。
内部調査を進めた上で誹謗中傷と認定し、5月に停職3カ月とした。
これに対し調査の中立性を疑う声が噴出し、県議会が6月、百条委を設置。男性は7月に証言予定だったが、同月7日に死亡した。

「まるで独裁者が粛清する構図」「公開ハラスメント」「組織の他山の石に」斎藤兵庫県知事の告発者処分 専門家が厳しい指摘
2024/9/6 10:02
https://www.sankei.com/article/20240906-HO3JUC3YPJMZNHUJGDULOZA3JQ/
兵庫県の元西播磨県民局長(7月に死亡)が斎藤元彦知事らを告発した文書の内容を検証する県議会特別調査委員会(百条委員会)が5日開かれた。
告発者の県民局長を公益通報の保護対象とせずに懲戒処分した妥当性を調査するために時間が割かれ、公益通報制度に詳しい上智大学の奥山俊宏教授が参考人として意見を述べた。
主な内容は次の通り。
■攻撃の典型パターン
西播磨県民局長が解任されたことが新聞で報じられた3月28日から私はひとかたならぬ関心をこの件に抱き、事態の推移を注視してきました。
内部告発された側が、告発者に対して示す反応には1つの典型的なパターンがあります。
告発者、中でも、本質的で重要な不正について告発をした人は、大抵、ある事、ない事織り交ぜて誇張され、人格攻撃に晒される。
これは日本に限った話ではなく、古今東西に見られる共通の現象です。
内部告発が別の新たな内部告発を呼び起こすことが往々にしてあるが、そういうことがないように、告発者に悲惨な末路を押しつけ、見せしめにするのです。
8月30日のこの場での証人尋問で、斎藤知事は、その文書を作成したのが西播磨県民局長だと知った時には
「本当に悔しい辛い思いがあった」
と明かしています。
3月27日の記者会見で西播磨県民局長に浴びせた
「公務員失格」
との言葉について先週の証人尋問で斎藤知事は、
「その悲しい辛い思いから、やはりああいった表現ということをさせて頂いた」
とも認めています。
これらの知事の説明は、個人的な感情に突き動かされた末に、3月27日の記者会見での、あのような言動に及んだことを認めるも同然だと私には思えます。
しかし、そういう感情に駆られて、県の行政府のトップである権力者が公の場で部下のいち個人に対していわば
「公開ハラスメントに及ぶ」、
ということは許されません。
さらに証人尋問で、斎藤知事は
「誹謗中傷性の高い文書だという風に私、県としては認識しました」
という風に述べました。
「私として認識」
と言いかけて、
「県として認識」
と言い換えています。
しかしながら、この場合、
「私」
である斎藤元彦さん個人と、行政機関としての
「県」
を同視することはできません。
行政機関としての県ならば、悔しかったり悲しかったり辛かったりすることはなく、そういう感情を抜きにして、バイアスなく冷静にあの文書を見定めなければなりません。
兵庫県が誹謗中傷性が高い文書と認識してしまいそこから全てをスタートさせてしまった理由は、そのまさに
「認識」
の担い手が、文書の内容と無関係の第三者ではなく、斎藤知事や副知事、総務部長ら、あの文書で告発の矛先を向けられている当人たちだったからです。
本来ならば、そういう人たちは、あの告発文書に関する県行政としての判断への関与から自ら忌避、身を引くべきだったと私は思います。
なのに、真逆の行動を選んだ。
だから、冷静な対応ができなかった。
まるで独裁者が反対者を粛清するかのような陰惨な構図を描いてしまった、そう思われます。
■不利益扱いで違法
私の、見ます所、今回の告発文書には様々な内容が含まれています。
その真実性や真実相当性の程度は様々だと思われます。
噂話程度の内容も含まれているのかもしれませんが、直接それを見聞きした人から聞き取って裏付けられていると思われる内容もあります。
外形的な事実関係が大筋で概ね正しいと言える内容が多々含まれています。
意図的なウソ、虚偽は見当たらないように思われます。
軽々に全体的な印象、一部を切り取って
「真実相当性なし」
「公益通報に該当せず」
と判断するのではなく、丁寧な判断が必要だった。
あの段階、5月初旬、あの程度の状況で
「公益通報に当たらない」、
と判断したのは拙速に過ぎたという風に、私にはそう思われます。
結果的に、告発文書には、法的に保護されるべき
「公益通報」
が含まれていることが今や明らかになっていると思われますので、知事らの振る舞いは公益通報者保護法に違反し、告発者への不利益扱いは禁止されます。
パソコンの押収、圧迫的な事情聴取、県民局長の解職、退職の保留、懲戒処分は全て、公益通報者保護法に違反する不利益扱いで、違法ということになります。
■組織の「他山の石」に
この問題を巡って、今、世の中で多くの人が怒り、それはまるで沸騰しているようです。
声を上げた男性職員の、大変に不幸な結末が、他の職員を萎縮させるのではないか、兵庫県庁だけでなく、日本中のあちこちの職場で働く多くの人たちをして、内部告発の声を上げづらくさせるのではないか、と心配する声があります。
その結果、不正が放置されてしまいがちになってしまう恐れがあります。
その時立ち上がったのが、兵庫県議会であり、この特別委員会(百条委員会)であると思います。
この特別委員会が真摯に対応しておられること、そのプロセスが模範となって、今後の日本社会で正当な内部告発が真剣に取り扱われることが当たり前となることを私は強く願っています。
斎藤知事は公益通報に関する基本的な知識の欠如と思い込みで、前時代的な対応を取ってしまったが、斎藤知事に限らず全ての組織の上に立つ人間にとって他山の石にすべきだと思います。

「処分は適切だった」と繰り返す斎藤知事、県議会百条委にきょう午後出頭へ 何を語るのか
2024/9/6 9:00
https://www.sankei.com/article/20240906-A7VV23CXMROK7KWY7OIBLZH36E/
兵庫県の斎藤元彦知事らの疑惑が文書で告発された問題を巡り、県議会調査特別委員会(百条委員会)が6日開かれる。
5日に続き、告発者を公益通報として扱わなかった県の対応などが審議対象となり、斎藤氏や、元副知事の片山安孝氏の証人尋問が行われる。
5日の証人尋問では、公益通報制度の専門家が告発者処分を巡る斎藤氏らの対応について、公益通報者保護法に違反していると指摘。
文書に名前が挙がった側近幹部からは、斎藤氏が告発者の特定などを指示したとの証言もあった。
斎藤氏は処分は適切だったと繰り返し主張しており、証人尋問でどう説明するのか注目される。
告発文書は3月中旬、元県西播磨県民局長の男性(60)=7月に死亡=が作成し、一部の報道機関や県議らに配布した。
同20日には斎藤氏が文書の存在を把握し、その後、男性を告発者と特定。
27日には県民局長の職を解いた上で、会見で法的措置も示唆して
「噓八百」
「公務員として失格」
などと男性を一方的に非難した。
県は5月7日に男性を停職3カ月の懲戒処分とした。
5日の証人尋問で証言した産業労働部長の原田剛治氏によると、斎藤氏は文書を把握した翌日の21日、知事室に、いずれも文書に記載のあった片山氏や、前理事の小橋浩一氏、前総務部長の井ノ本知明氏、原田氏を集めて、文書への対応を協議した。
原田氏はこの場で
「皆で(文書の作成者は)元局長じゃないかと話した」
と説明。
知事の指示で職員のメールなどを調べることになったと証言した。

訴えられてる本人が訴えの正当性を判断すること自体が不当だ。

急いだ処分、守らなかった通報者 百条委で見えた告発者処分強行の構図 知事は何を語るか
2024/9/6 7:00
https://www.sankei.com/article/20240906-VEUKH3L2YNLZRPAGSSK53TAZDE/
告発者の処分は正しかったのか−。
兵庫県議会の調査特別委員会(百条委員会)で5日、元県西播磨県民局長の男性(60)を公益通報の保護対象とせず、処分した斎藤元彦知事らの対応が審議された。
「処分は適切だった」
と主張する斎藤氏。
だが、この日の百条委では、専門家が
「公益通報者保護法に違反している」
と指摘し、斎藤氏の主張を揺るがしかねない証言も出た。
6日には斎藤氏の他、片山安孝・元副知事の尋問が予定されており、何を語るのか注目される。
この日午前に始まった百条委。
初めに、公益通報制度に詳しい上智大の奥山俊宏教授が参考人として出頭し、男性を処分した斎藤氏らの対応について見解を述べた。
男性が匿名で告発文書を作成、配布したのは3月中旬。
斎藤氏は男性を告発者と特定し、同27日に県民局長を解任して内部調査を始めた。
男性は4月4日、県の公益通報窓口に文書とほぼ同じ内容を通報。
しかし、県は5月7日に
「文書の核心的な部分が事実ではない」
として停職3カ月の懲戒処分とした。
男性は7月に死亡、自殺とみられる。
同法では通報者の保護が定められているが、斎藤氏は、男性が告発文書を
「噂話を集めて作成した」
と話したと説明。
告発文書には
「信ずるに足る相当な理由(真実相当性)がなく、公益通報には当たらない」
との主張を繰り返している。
だがこの日、奥山氏は告発文書には大筋で正しい内容も多々あり、公益通報が含まれていることは明らかだと評価。
その上で、男性を早期に処分した斎藤氏らの対応について、
「軽々に公益通報に該当しないと判断せず、公益通報に関する調査が終わるのを待つべきだった」
と指摘した。
また3月27日の記者会見で、斎藤氏が
「公務員失格」
などと男性を非難したことに触れ
「県の行政府のトップである権力者が、公の場で部下の一個人に対して、いわば公開パワーハラスメントに及ぶことは許されない」
と言及。
斎藤氏の主張を真っ向から否定した。
□□□ □□□
午後に証人として出頭したのは、県の内部調査に協力した藤原正広弁護士。
藤原氏は県の人事課から
「内部通報に関わらず、処分できるか」
と相談を受けた際、文書に真実相当性がなく
「処分は可能」
と回答したと証言した。
藤原氏のこうした回答や協力は、斎藤氏が内部調査について
「第三者性が保たれており、客観性がある」
と主張する根拠となっている。
藤原氏は尋問で
「(処分後に)裁判にも耐えられるだけの調査が行われたという意味で(調査には)客観性がある」
と強調した。
ただ一方で、自身が県から依頼された立場であることなどから、広く県民から納得されるという意味において
「客観性はない」
と認めた。
処分を巡っては、斎藤氏が
「噂話を集めて作成した」
との文言だけを男性の供述内容として公表していることに、
「恣意的だ」
などと批判が集まっている。
斎藤氏はこれまで、処分に至る詳しい経緯の開示を拒否。
百条委で求められれば証言するとしている。
6日の証人尋問の結果次第では、県議会が不信任決議に向かう可能性もあり、斎藤氏がどのように正当性を示せるのかが焦点となりそうだ。

兵庫県人事課「第三者機関設置しては」と上層部に進言するも内部調査だけで告発者を処分
2024/9/5 22:10
https://www.sankei.com/article/20240905-QNLMB6DERJPSHN2WXM3FZGJ5CI/
兵庫県の斎藤元彦知事らの疑惑が文書で告発された問題で、斎藤氏が文書の存在を把握した直後の3月下旬、県人事課が第三者機関の設置を斎藤氏に提案していたことが5日、関係者などへの取材で分かった。
同日の県議会調査特別委員会(百条委員会)の非公開の証人尋問で、県の幹部が証言した。
この時は設置されず、斎藤氏は人事課による内部調査で告発者を処分。
その後、調査の中立性を疑問視する県議会の要請を受け、第三者機関の設置を決めた。
斎藤氏が文書の存在を把握したのは3月20日。
百条委終了後に報道陣の取材に応じた奥谷謙一委員長などによると、同23日に人事課の幹部と知事との協議の場で、調査の必要性が話題となり、24日頃、人事課が弁護士などを入れた第三者機関の設置案を当時総務部長だった小橋浩一・前理事に提出したという。
非公開の尋問では、この案について、県の特別弁護士の藤原正広氏に問い合わせたところ、
「経費もかかる」
といった意見が伝えられたとの証言もあった。
結果的にこのタイミングでの設置は見送られ、県は同27日に告発者の男性を解任し、懲戒処分に向けた内部調査を始めた。
設置されなかった理由は不明という。

視察中、斎藤知事が「コーヒー好き」と発言、「コーヒーメーカー贈る」と提案あったが断る
2024/9/5 17:46
https://www.sankei.com/article/20240905-M6AQO6ICVFJIZL4P7BXTOWAAUY/
兵庫県の斎藤元彦知事らの疑惑が文書で告発された問題を巡る5日の県議会調査特別委員会(百条委員会)で、県産業労働部長の原田剛治氏が、県内企業から高級コーヒーメーカーを受領した経緯について証言した。
斎藤氏は企業を視察した際、
「僕もコーヒー好きなんですよ」
と発言。
企業側からコーヒーメーカーを贈ると提案があったが、その場には報道陣らが大勢いたため、
「『受け取るのは適切じゃないよね』とお断りになった」
などと明かした。
原田氏は、文書にも名前が記載されている知事の側近の1人。
証言などによると、2023年8月、斎藤氏と共に家電や調理器具を製造している県内企業を視察した。
その際、高級コーヒーメーカーなどの商品が陳列された場所で、斎藤氏が担当者に
「僕もコーヒー好きなんです」
と発言。
すると、担当者から
「ぜひ使ってください」
と提案があったが、斎藤氏はその場で断ったという。
原田氏は、
「(報道陣ら)人が多くいたので『個人として受け取るのは適切じゃないよね』という話になり、お断りになった」
と証言した。
原田氏はその後、企業の担当者から
「PRになる」
との申し出を受け、自身が商品を発送してもらい、県庁内に保管。
告発文書が出回った後の2024年4月、未開封のまま同社に返却したとした。

告発文書は誰が書いたか、知事から作成者特定の指示 協議同席の兵庫県部長が証人出頭 
2024/9/5 16:25
https://www.sankei.com/article/20240905-UCKJZUGCVFL7RLBWPUZQMKSUNA/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑が文書で告発された問題を巡る5日の県議会調査特別委員会(百条委員会)で、県産業労働部長の原田剛治氏が証人として出頭した。
原田氏は文書の存在を把握した知事が、県幹部らと対応を協議した場に同席。
知事から作成者の特定などの指示があったと証言した。
原田氏は、文書にも名前が記載されている知事の側近の1人。
証言などによると、斎藤氏は、県西播磨県民局長だった男性(60)が文書を作成、配布した後の3月20日に文書の存在を把握。
翌21日夕に、文書に名前が挙がった元副知事の片山安孝氏、前理事の小橋浩一氏、前総務部長の井ノ本知明氏、原田氏の5人が知事室で文書について協議したという。
原田氏はその際、
「皆で元局長じゃないかと話したことを覚えている」
「我々の名前や人事の話もあって総合的に元局長ではないかと推測した」
と言及。
「文書の内容がほんまかなというのを抑えていこうという話になった」
「その時は(職員の)メールを調べることになった」
と述べ、誰からの指示かとの問いには
「知事からの」
などと証言した。

百条委、兵庫県の内部調査に協力した弁護士 県民に納得される「客観性はない」と認める
2024/9/5 15:56
https://www.sankei.com/article/20240905-U2QGMIH6ZJJVHKCFN5DN233ARM/
兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などが文書で告発された問題を巡り、5日に開かれた県議会調査特別委員会(百条委員会)で、告発者の処分に向けた県の内部調査に協力した弁護士が証人として出頭した。
弁護士は
「(告発文書は)不利益取り扱いが禁止される外部通報ではない」
とし、処分は正当だったとの見解を示した。
一方で内部調査については、自身が県から依頼されている立場であることなどから、広く県民から納得されるような
「客観性はない」
と認めた。
証言したのは、県からの法律相談に乗る特別弁護士を務めている藤原正広氏(兵庫県弁護士会)。
百条委での証言などによると、県人事課が4月1日から、藤原氏に処分についての助言を求めるようになった。
告発文書を作成した県西播磨県民局長だった男性(60)は、同月4日に県の公益通報窓口に告発文書と同様の内容を通報。
その後、人事課から
「内部通報に関わらず、処分できるか」
と相談があり、藤原氏は、文書に真実だと信じる相当な理由がなく、告発者の利益を守る対象ではないため、
「処分は可能」
という趣旨の回答をしたという。
真実相当性がないと判断したのは、
「(告発文書が)居酒屋などで聞いた単なる噂話で作成された」
ためだと説明。
告発内容が噂話を基にしているかどうかは、人事課から提示された資料を基に判断したとし、文書の記載内容の真偽について自ら調査したことはないとした。
斎藤氏はこれまで、内部調査について、藤原氏に相談していることを根拠に
「第三者性が保たれており、客観性がある」
と主張。
男性の処分は問題ないとの認識を示している。
藤原氏は尋問で、調査について
「(処分後に)裁判にも耐えられるだけの調査が行われたという意味で客観性がある」
と強調した。
一方で委員から、弁護士は依頼者である県の利益を最優先するため、
「広く県民が納得するような客観性はないのではないか」
と指摘されると、
「客観性の意味の捉え方次第で、そういう意味で考えるのであれば客観性はないということになる」
と述べた。

「コメント難しい」と兵庫知事 専門家の「公益通報保護法に違反する」批判に
2024/9/5 11:59
https://www.sankei.com/article/20240905-46SBGL3HWFMXZGHHR3E3TGT7II/
兵庫県の斎藤元彦知事は5日午前、報道陣の取材に応じた。
斎藤氏は、男性の処分を巡る一連の対応について百条委で専門家から公益通報者保護法違反と指摘された点について
「内容を承知していないのでコメントは難しい」
とし、
「今回の処分は裁判になっても対応できるようにやってきたので、私としては問題ないと思っていた」
と述べた。

「公益通報保護法に違反する」斎藤知事らのふるまいを専門家が批判 百条委尋問
2024/9/5 11:44
https://www.sankei.com/article/20240905-2MGC56VF4VMG5MYJSLSHRQBD3U/
兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などが文書で告発された問題を巡り、5日に始まった県議会調査特別委員会(百条委員会)で、参考人として出頭した上智大の奥山俊宏教授は
「(告発文書を)公益通報に当たらないと判断したのは拙速過ぎ」
「知事らの振る舞いは公益通報者保護法に違反すると考える」
と指摘した。
公益通報制度に詳しい奥山氏は、県西播磨県民局長だった男性(60)=7月に死亡=が作成、配布した告発文書について、直接見聞きした人から聞き取り、外形的な事実関係が大筋で正しい内容も多々あり、公益通報が含まれていることは明らかだと評価した。
その上で、男性を早期に処分した斎藤氏らの対応について、
「軽々に公益通報に該当しないと判断せず、公益通報に関する調査が終わるのを待つべきだった」
「知事らの振る舞いは公益通報者保護法に違反すると考えられる」
と断じた。

百条委尋問 通報者保護法違反と専門家、兵庫知事を批判「公開パワハラ」とも指摘
2024/9/5 11:30
https://www.sankei.com/article/20240905-NNLE3YPULZPHFMDRCYPHXM2DII/
斎藤元彦兵庫県知事の疑惑告発文書問題で、県議会の調査特別委員会(百条委員会)が5日開かれ、参考人として出席した上智大の奥山俊宏教授は告発文書に公益通報が含まれていることは明らかだと指摘し、斎藤氏らの対応は
「公益通報者保護法に違反する」
との見方を示した。
文書を作成した元県幹部の男性について斎藤氏が
「公務員失格」
と記者会見で発言したことも
「いわば公開パワハラ。許されない」
と批判した。
午後には贈答品受領疑惑も含めた検証が始まり、側近幹部や県の特別弁護士らを尋問する。
6日は午前に副知事を辞職した片山安孝氏、午後に斎藤氏の尋問がある。
日本維新の会は証言内容を踏まえ斎藤氏への不信任決議案を出すかどうか判断すると表明しており、県議会最大会派の自民党も6日夜に総会を開き対応を協議する。

告発者処分のキーマン、前総務部長が百条委欠席 心身の不調や殺害予告理由に
2024/9/5 10:35
https://www.sankei.com/article/20240905-FK7RVWHXXVPNVKWSROESKGW2AQ/
兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などが文書で告発された問題を巡り、県議会調査特別委員会(百条委員会)が5日午前、始まった。
冒頭で、午後に証人として出頭予定だった前総務部長の井ノ本知明氏は、心身の不調や脅迫があったことなどを理由に欠席することが報告された。
井ノ本氏は県の人事当局トップとして、文書を作成、配布した元県西播磨県民局長の男性(60)=7月に死亡=の懲戒処分を主導したとされる。
証人尋問では、当時の経緯や斎藤氏とのやり取りなどについて、どのように証言するか注目されていた。
8月に病気療養を理由に総務部付(部長級)に異動。
告発内容とは関係がない男性の私的情報を漏洩した疑いがあるとして、県は井ノ本氏の調査を検討している。
井ノ本氏は、心身の不調が回復しないことや自身への殺害予告があったことなどを挙げ、4日付で欠席届を提出したという。
この日の百条委ではまず、公益通報制度に詳しい上智大の奥山俊宏教授が参考人として出頭。
男性が県の公益通報窓口に通報後、内部調査で男性を懲戒処分とした県の対応について意見を述べる。
午後には、県内企業から高級コーヒーメーカーを受領した産業労働部長の原田剛治氏が証言する。
受領が判明した直後、原田氏は斎藤氏からの指示について否定していた。
6日には、元副知事の片山安孝氏と、斎藤氏の証人尋問が予定されている。

百条委尋問、文書記載の幹部らが証言へ 贈答品受け取り疑惑など検証 6日には知事も
2024/9/5 9:35
https://www.sankei.com/article/20240905-4RG3TUPNY5KV3EBTAMJOVAJ6MI/
兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などが文書で告発された問題を巡り、県議会調査特別委員会(百条委員会)が5日午前9時45分から始まり、いずれも文書で名前の挙がった県幹部2人への証人尋問が初めて行われる。
会合では、斎藤氏の贈答品受領疑惑などについて検証。
参考人として出頭する専門家の意見を踏まえ、公益通報後、告発者を保護対象としなかった県の対応の妥当性についても追及する。
疑惑の事実関係や、斎藤氏の関与の有無について側近だった2人からどのような証言が出るか注目される。
午前は、公益通報制度に詳しい上智大の奥山俊宏教授が参考人として出頭。
文書を作成、配布した元県西播磨県民局長の男性(60)=7月に死亡=が県の公益通報窓口に通報後、内部調査で男性を懲戒処分とした県の対応について意見を述べる。
午後には、いずれも文書に名前が出た県幹部2人が出頭を予定。
文書で斎藤氏に高級コーヒーメーカーが贈られたと記され、自分宛てに商品を送るよう依頼したと認めた産業労働部長の原田剛治氏が証言する。
商品の受け取り判明直後、原田氏は斎藤氏からの指示について否定していた。
また、前総務部長の井ノ本知明氏の尋問も予定。
井ノ本氏は、男性の処分を巡り内部調査した人事当局を管轄する総務部トップの立場にあった。
井ノ本氏は8月、病気療養を理由に総務部付(部長級)に異動。
告発内容とは関係がない男性の私的情報を漏洩した疑いがあるとして県が井ノ本氏の調査を検討していることが判明している。
6日には、元副知事の片山安孝氏と、斎藤氏の証人尋問を予定している。

兵庫知事、夕食予約巡り「俺は知事だぞ」激怒は否定 多数のパワハラ言動指摘には「反省」
2024/9/4 20:30
https://www.sankei.com/article/20240904-RMUNCHH4P5PE3PBPVQLSID5IYY/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑が文書で告発された問題を巡り、県議会調査特別委員会(百条委員会)が県職員に実施したアンケートの未集計分で、斎藤氏のパワハラを見聞きしたとの回答が5割超を占めたことを受け、斎藤氏は4日の定例会見で
「言葉遣いや言動について反省している」
などと述べた。
百条委は近く、全ての集計結果を公表する予定。
アンケートは7月31日〜8月14日に実施。
関係者によると、このうち未集計だった8月5日以降の2096件をまとめた結果、斎藤氏のパワハラを見聞きしたとの回答は1052件だった。
自由記述欄では、施策や事業を斎藤氏に説明する際に叱責されたとの回答が目立ち、出張先のホテルで職員が事前予約制の夕食を断わられたと伝えると、
「俺は知事だぞ」
と激怒したとの記載もあった。
この日の会見で斎藤氏は、予約を巡る激怒について
「記憶はない」
と否定。
「(夕食の予約が)取れるか取れないか微妙だった」
「しっかり調整してもらうようお願いした」
と釈明した。
百条委では5、6両日、斎藤氏の贈答品受領疑惑や告発文書を公益通報と扱わなかった対応について証人尋問を実施。
斎藤氏や元副知事の片山安孝氏らが出頭する予定。
県議会最大会派の自民や、維新は証人尋問を踏まえ、斎藤氏への不信任決議案提出を含めた対応を協議する方針。
斎藤氏は会見で
「議会側の動きでコメントは難しいが、百条委や第三者機関の調査に対応していく」
と述べるにとどめた。

<独自>兵庫知事文書問題 アンケート未集計分が判明、5割超が「パワハラ見聞き」 近く結果公表へ
2024/9/4 5:00
https://www.sankei.com/article/20240904-WD2YKTCBNFKBBINSOFR3P3GL7Y/
兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などが文書で告発された問題を巡り、県議会調査特別委員会(百条委員会)が全職員約9700人に実施したアンケートで、未集計となっていた約2千人分のうち、斎藤氏のパワハラを見聞きしたとする回答が5割超を占めたことが3日、関係者への取材で分かった。
中間報告を含めたアンケート全体では約42%となる。
百条委はアンケートや証人尋問の結果を踏まえ、斎藤氏の疑惑の真偽などについて判断し、年内にも報告書を取りまとめる方針。
アンケートは全職員を対象に7月31日〜8月14日まで実施した。
告発文書に記された7項目の疑惑について
「知事のパワハラを見聞きしたことはあるか」
「知事が贈答品を受け取っているのを見聞きしたことはあるか」
などと質問。
インターネット上で回答を求め、6664件集まった。
百条委はこれまで、8月5日午前9時までの回答4568件を中間報告として集計し、公表。斎藤氏のパワハラを見聞きしたとの回答は約4割の1750件に上った。
関係者によると、百条委は中間報告後、同月14日までに集まった2096件の回答を集計。
斎藤氏のパワハラについて、
「目撃などにより実際に知っている」が71件、
「目撃などにより実際に知っている人から聞いた」が316件、
「人づてに聞いた」が665件
だった。
中間報告と合わせると、パワハラを見聞きしたとの回答は2802件で、全体の約42%を占めた。
中間報告後のアンケート結果も近く公表される見通し。
具体的な事例を答える自由記述では、施策や事業について斎藤氏に説明する知事協議中に叱責されたとの回答が目立ち、斎藤氏が担当職員に対し
▽「腹立つわ」と5回程度繰り返した
▽「知事やぞ」と怒った
などの回答があったという。
斎藤氏が自身の写真の出来映えに不満を示し、準備不足と叱責したとの記述もあった。
また、斎藤氏の贈答品受領については、中間報告後の集計では見聞きしたとの回答が599件あり、中間報告と合わせ1545件と全体の約23%を占めた。

兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑は7項目 知事はいずれも否定、県議会の百条委員会で審議
2024/9/2 12:41
https://www.sankei.com/article/20240902-VXWYEL5GVROQPPJM7X7JFTFYU4/
兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などが文書で告発された問題で、この告発文書には7項目の疑惑が記されていた。
作成したのは元県西播磨県民局長の男性(7月7日に死亡)で、斎藤氏はいずれも否定している。
県議会の調査特別委員会(百条委員会)が審議している。
審議の対象となる告発文書は4ページに渡り、
(1)法人副理事長解任、
(2)令和3年の知事選で知人に投票依頼、
(3)商工会議所に投票依頼、
(4)県内企業から高級コーヒーメーカー受領、
(5)政治資金パーティー券の購入を強要、
(6)補助金のキックバック、
(7)県職員へのパワハラ
という7項目の疑惑が列挙されていた(表参照)。
パワハラについては、出張先の施設のエントランスが自動車進入禁止のため、20メートルほど手前で公用車を降りて歩かなければならなかった際、斎藤氏が
「出迎えた職員・関係者を怒鳴り散らし、その後は一言も口を利かなかった」
と記載していた。
また、商品の受領について告発文書は
「斎藤知事のおねだり体質は県庁内でも有名」
と指摘。
斎藤氏が昨年8月、家電・調理器具メーカー「千石」(同県加西市)を訪問した際、同行した原田剛治・産業労働部長に対し、同社が贈与を申し出た高級コーヒーメーカーを秘書課に送らせるよう指示したとし、
「皆が見ている場所で受け取れるはずないやろ」
「ちゃんと秘書課に送るように言っておけ」
などと原田氏に発言した生々しいやりとりが記されていた。

公益通報って何? 通報者の解雇、降格、減給は禁止
2024/9/2 13:08
https://www.sankei.com/article/20240902-6GNIGDOTVJJGPFTORXXTD2YPDM/
公益通報を巡る兵庫県の対応の主な問題点
https://www.sankei.com/article/20240902-6GNIGDOTVJJGPFTORXXTD2YPDM/photo/RURWRVHQ3ZJHFKAPAA53URNNJA/
公益通報者保護法では、労働者らが所属する組織の不正行為について、不正の目的ではなく、内部通報したり、外部に通報したりすることを
「公益通報」
と定めている。
同法では、公益通報を理由に公益通報者が不利益な取り扱いを受けないよう保護している。
通報を理由に解雇した場合は無効となり、降格、減給することも禁止している。
同法では、通報体制の整備も求めている。
従業員が300人超の事業者は通報窓口の設置が義務で、300人以下の場合は努力義務となっている。
兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などが文書で告発された問題では、告発文書を作成した元県西播磨県民局長の男性(7月7日に死亡)を同法の保護対象となる公益通報者として扱わず、懲戒処分とした妥当性も問題となっている。

斎藤知事と部下たちの隔たりにみるパワハラ疑惑の現在地 「合理的な指導」と「理不尽な叱責」
2024/8/31 7:00
https://www.sankei.com/article/20240831-T7RL4BYYVNMNPGGWXLTI2KJW3U/
職務に関する疑惑を文書で告発された兵庫県の斎藤元彦知事が30日、県議会の調査特別委員会(百条委員会)で初めて証人尋問に臨み、職員に対する一連のパワハラ疑惑について、業務上の指導の範疇との認識を改めて示し、正当性を主張した。
一方、この日の百条委に斎藤氏に先立って出頭した部下らは
「理不尽な叱責を受けた」
と証言。
自身の言動を巡る知事の認識と職員の受け止めとの乖離を、強く印象づける結果となった。
「頭の中が真っ白になった」
「指導の範囲内とは思えないような言い方だった」
昨年11月、斎藤氏が出張先で公用車を降りてから建物入り口まで約20メートル歩かされ、職員を怒鳴ったとされる件。
告発文書に記載されたこのパワハラ疑惑について、現場で斎藤氏を案内した県幹部は30日の百条委でこう証言した。
一方の斎藤氏は
「歩かされたことで怒ったわけではない」
と説明。
重要な会議のスタートが迫っていたのに、職員が知事の動線を確保していなかったため、
「対応が不十分」
と感じ、
「大きな声でその旨を伝えた」。
そもそも現場は車の進入が禁止されたエリアだったが、その点も聞かされていなかったため、当時の指導としては
「合理的だった」
と、パワハラに当たらないとの認識を重ねて述べた。
斎藤氏は自らを
「厳しい上司」
と認め、部下への言葉遣いやコミュニケーション面で反省すべきところがあったと釈明しつつ、総務官僚だった自身の経験を踏まえ、行政マンに求めるレベルに言及。
知事への報告より前に新聞報道が出ると、度々担当者を呼びつけて叱責したとされる点について、自らの官僚時代は
「新聞の1面に出た時は、すぐに想定問答を作って大臣室に入れておく」
のが当たり前だったとし、県職員にも自分の現役当時と同じような対応を求めたところが
「正直ある」
と語った。
職員アンケートでは約4割が斎藤氏のパワハラを見聞きしたと回答しており、百条委の委員からは
「人望がなかったのではないか」
と率直な質問も飛んだ。
斎藤氏は
「職員に好かれたり、人望があるのは大事だ」
としつつ、
「必要な指導は県民のためにする」
と、職員ではなく
「県民ファースト」
の対応だったとの認識を強調した。
この日の尋問終了後、会見した百条委のメンバーの一人は
「証人の受け止めと知事の認識に差がある印象だ」
と感想を述べた。
百条委の奥谷謙一委員長は、これまでの県職員に対する尋問で、斎藤氏の言動について
「県庁生活で初めてこういった叱責を受けたという人もいた」
と明かし、この日も
「頭が真っ白になった」
との証言が出たことから
「パワハラに極めて近いと思う」
と指摘した。
■年内に報告書
告発文書には、斎藤元彦知事による職員へのパワハラ疑惑のほかに、県内企業からの贈答品受領や、信用金庫の補助金を増額しプロ野球の阪神・オリックス優勝パレードの募金としてキックバックさせた―など、斎藤氏や元副知事の片山安孝氏ら側近による7項目の疑惑が記されていた。
その真偽を調べる県議会の調査特別委員会(百条委員会)は、県の全職員約9700人を対象に7項目の疑惑についてアンケートを実施。
今月23日に公表した中間報告(4568件分)によると、パワハラ疑惑は38・3%(1750件)、贈答品疑惑は20・7%(946件)が見聞きした、と答えた。
百条委ではまずパワハラ疑惑を調査。
斎藤氏が初めて出頭した30日の証人尋問もパワハラ関連の質問に限定している。
次回9月5日と翌6日の期日では、贈答品受領疑惑と、告発文書を作成した元県西播磨県民局長の男性(60)=7月7日に死亡=を保護の対象となる公益通報者として扱わず、懲戒処分とした妥当性を調べる。
公益通報を巡る県の対応は一連の問題の焦点ともいえ、6日には斎藤氏を再び尋問するほか、片山氏ら側近にも出頭の上で証言を求める。
10月下旬に優勝パレードやその他の疑惑に関する尋問を行い、11〜12月に百条委として事実を認定した上で報告書をまとめる方針。
■事実積み重ねて判断を
ハラスメント問題に詳しい東北大の増沢隆太特任教授に聞いた。
ハラスメントの中でもパワハラは、定義を厚生労働省が明確に定めており、
@優越的な関係を背景とした言動で
A業務上必要な範囲を超え
B労働者の就業環境が害されている
という3要件全てを満たす必要があるとされる。
知事という立場を考えれば、舌打ちやため息でも民間人とはインパクトが違うと捉えるべきで、日頃からそのような言動を繰り返していたとすれば、職員への威圧に当たるとも考えられる。
現代では
「本人のために怒鳴る」
は成立しない。
冷静で合理的な指摘であれば問題ないが、物を叩いたり、投げたりといった感情的な行為は悪質なコミュニケーションで不適切だ。
斎藤氏の証人尋問での受け答えはこれまでと同様だったが、偽証ができない中で、文具を投げたり、深夜にチャット連絡をしたりといった事実関係は認めた。
パワハラを
「指導」
と正当化するのは、よくあるパターンでもある。
今後の百条委員会では事実を積み重ねて、パワハラの有無の判断につなげてもらいたい。

録音や調書などの証拠を何も開示せず、外部の検証が不可能な状況で一部のみを小出しにして文書の真実相当性を否定している。
こうした方法で男性を貶めようとするのは卑怯で、『死人に口なし』を悪用しようとするものだ。
文書の内容が真実かどうかについては、客観的な調査を経なければ判定できず、告発された当事者が判断するのは適切ではない。

<主張>初尋問の兵庫知事 事態収拾へ進退判断せよ
社説
2024/8/31 5:00
https://www.sankei.com/article/20240831-QXDP25EOWBPXXBJVDGR4RWILXI/
パワハラ疑惑などが文書で告発された兵庫県の斎藤元彦知事が30日、県議会の調査特別委員会(百条委)に証人として出席した。
パワハラ疑惑に関しては
「記憶にない」
と繰り返した。
「不快な思いをさせたなら反省し、謝りたい」
「パワハラかどうかは私ではなく百条委や第三者委が判断すること」
とも語った。
告発文書は、元県幹部の男性が報道機関などに配布した。
その後、県の公益通報窓口に通報したが、県は調査結果を待たずに男性を懲戒処分にした。
男性は
「死をもって抗議する」
とのメッセージを残して死亡しており、自殺とみられている。
百条委による職員アンケートでは、約4割が斎藤氏のパワハラを見聞きしたと回答した。
斎藤氏の百条委での答弁では疑惑が解消したとは言い難い。
公益通報に基づく調査の最中に県幹部の処分を行ったことについては
「誹謗中傷性の高い文書で、懲戒処分に該当する行為があった」
と述べ、適切だったとの考えを改めて示した。
公益通報者を守れず死に至らしめた責任は重い。
信頼を大きく失ったトップが県政を円滑に運営することは難しい。
事態を収拾させるためにも、斎藤氏は自ら進退を判断する時ではないのか。
斎藤氏の右腕だった副知事は辞職し、病欠の末に異動を申し出た幹部もいる。
県職員労働組合や県職員退職者で作る団体などは辞職要求もしている。
斎藤氏はこれまで、全ての疑惑を否定してきた。
アンケート結果については
「コミュニケーション不足で受け取りのずれが生じたことは残念」
などと述べ、業務上必要な範囲での適切な指導だと主張してきた。
だが、その認識は周囲の声から著しく乖離している。
県内の全29市で作る県市長会は、一連の対応を
「不適切」
だと断じ、早期の事態収拾を求める要望書を提出した。
斎藤氏への30日の尋問は、パワハラ問題を中心に行われた。
公益通報に関する尋問は9月6日に予定されている。
百条委は真相究明を尽くすと共に、ハラスメント防止のルール作りにも取り組む必要がある。
県と県議会は通報者を萎縮させない再発防止策を講じて初めて、県民のための県政運営が実現する。

兵庫県議会各派は百条委をどうみたのか「きちっと答えていた」「丁寧に説明」とする声も 
2024/8/30 21:57
https://www.sankei.com/article/20240830-LIBEKGLP5JLARAAAASQGFZCDBY/
兵庫県の斎藤元彦知事がパワハラなどの疑惑を告発された問題を巡り、斎藤氏への証人尋問が初めて行われた30日の県議会調査特別委員会(百条委員会)。
斎藤氏はパワハラの認識を一貫して認めず、不信任案の提出が現実味を帯びてきた。
この日の説明について各会派の評価は分かれており、議会側の動きにも注目が集まる。
最大会派
「自民党議員団」
の北野実幹事長は
「きちっと答えていた」
と評価する一方、
「自分のことだけを考えているように感じられる発言もあった」
と振り返った。
会派として対応を協議する考えを示し
「県政を何とかしたい」
と語った。
前回知事選で斎藤氏を推薦した日本維新の会は共同代表の吉村洋文大阪府知事が、不信任案の可能性を示唆。
維新幹部が近く県議団との協議を予定する中、維新の会の門隆志幹事長は
「誤魔化すことなく話し、丁寧に説明していた」
「(不信任案の提出は)それなりの理由が必要になる」
と慎重な姿勢を示した。
「(斎藤氏の説明は)従来の主張を繰り返している」
「県民は納得しない」
と指摘するのは公明党議員団。
「今までの会見に比べれば個別事案に関しては説明していた」
と評価する部分もあったが、パワハラについて明確に肯定も否定もしない斎藤氏の姿勢に疑問を呈した。
一方、第4会派のひょうご県民連合は来月にも不信任案を提出する方針を固めた。
会派幹部は
「記者会見と発言が変わらず、県政の正常化には知事が辞職するしかない」
「議会として民意を突き付ける必要がある」
と話している。

<独自>兵庫県議会会派が9月議会で斎藤知事の不信任案提出方針 他会派と協議へ
2024/8/30 21:32
https://www.sankei.com/article/20240830-ZHVXEKVHMBNIHLFHZEPHRFJM2Q/
兵庫県議会第4会派の
「ひょうご県民連合」
が、斎藤元彦知事に対する不信任決議案を提出する方針を固めたことが30日、関係者への取材で分かった。
9月19日開会の県議会9月定例会での提出を想定し、他会派と協議していく。
不信任案可決には4分の3以上の賛成が必要で、各会派の対応が注目される。
不信任案を巡っては、前回知事選で斎藤氏を推薦した日本維新の会共同代表の吉村洋文大阪府知事が、百条委の内容次第で提出する可能性を示唆。
党幹部が31日に県議団と対応を協議する予定となっている。
不信任案は議長を含め全議員の3分の2以上が出席し、出席議員の4分の3以上の賛成で可決する。
可決した場合、首長は失職か議会の解散かを選択する。
同県議会(86議席)で全員が出席した場合、可決には65人の賛成が必要。
県議会の勢力は最大会派の自民が37人で、維新21人▽公明13人▽立憲民主党議員らでつくるひょうご県民連合が9人−などと続く。
同県議会で不信任案提出には8人が必要で、県民連合は単独で満たしている。

「パワハラ認めるべき」「言い訳が多い」「不誠実」斎藤知事の発言に傍聴者から批判の声
2024/8/30 20:06
https://www.sankei.com/article/20240830-SIHNLVRUIFODTJV5NVU43FMFX4/
部下へのパワハラなど兵庫県の斎藤元彦知事を巡る一連の疑惑を調査する県議会調査特別委員会(百条委員会)が30日開かれ、斎藤氏に対する初めての証人尋問が行われた。
パワハラだとされる自身の言動について
「記憶にない」
などと述べた斎藤氏に対し、傍聴した県民からは
「不誠実」
「言い訳が多い」
と批判の声が上がった。
「質問に正面から答えず、言い訳めいた回答が多かった」
「潔くパワハラを認めるべきだ」。
同県尼崎市の女性(51)は語気を強めてこう語った。
斎藤氏は就任間もない頃、机を叩いて県幹部を叱責した事案について
「就任直後だったので」
と釈明。
机を叩く行為をパワハラと認めるか否かを問われたが、回答を控えた。
この点について、女性は
「パワハラかどうかを聞かれているのに『就任直後だから』とか背景の話ばかり」
「ここまで答えないとは思わなかった」
と不満げな様子だった。
「『記憶にない』という答弁は不適切で不誠実」
と指摘したのは、同県川西市の男子高校生。
部下に対して
「空クル(空飛ぶクルマ)は知事直轄、勝手にやるな」
と叱責したとの疑惑について斎藤氏は
「記憶にない」
と述べたが、
「普通にパワハラだと感じた」
と呆れ気味に語った。

「斎藤知事、説明責任果たしてない」と百条委員会委員長
2024/8/30 19:41
https://www.sankei.com/article/20240830-KAJLTPG47VMCRDEF6OYTER4ZYY/
兵庫県の斎藤元彦知事を巡る疑惑が文書で告発された問題で、県議会の調査特別委員会(百条委員会)が30日開かれ、斎藤氏本人への初めての証人尋問が終了後、奥谷謙一委員長らが会見を開いた。
奥谷氏は斎藤氏の尋問については
「印象としては記者会見の内容とあまり変わらない」
「説明責任が果たされたとは考えられない」
との認識を示した。
一方、斎藤氏の行為について
「パワハラに当たるかどうかは別として(告発文書に)記載している事実が浮かび上がったことが重要だ」
と述べた。
会見に出席した委員の一人は、証人として出頭した職員と、斎藤氏の証言を踏まえ、
「パワハラを受けた職員と、知事の認識に差があった」
「事実が明らかになったので議論を深めたい」
などと印象を語った。

百条委を終えた斎藤氏「私が知事として仕事する」と知事職に強いこだわり 改めて辞職否定
2024/8/30 19:12
https://www.sankei.com/article/20240830-OPSEGVWOAFMRXK4CNALXBHS4R4/
兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などを調査する30日の県議会調査特別委員会(百条委員会)終了後、斎藤氏は報道陣の取材に応じ、
「私が知事として仕事をさせていただく」
と述べ、改めて辞職を否定。
知事職に対する強いこだわりをのぞかせた。
この日は、斎藤氏のほか県幹部ら4人への証人尋問が行われた。
県幹部らは斎藤氏からの叱責を
「怒鳴られた。理不尽な叱責だと思った」
などと証言。
一方、斎藤氏は
「職員に不快な思いをさせたとしたら申し訳ない」
と反省の弁を述べる一方、パワハラの認定は自身がすべきではないとして明言を避けた。
終了後、報道陣から進退を問われた斎藤氏は
「知事としての仕事を果たすのが私の責任」
として続投の意思を改めて表明。
「職員からの人望や信頼感が1ミリもないということはないと思っている」
とし、
「信頼関係を再構築する」
という従来の主張を繰り返した。
辞職を否定し続ける斎藤氏。
だが、前回知事選で斎藤氏を推薦した日本維新の会共同代表の吉村洋文大阪府知事は27日、維新として不信任決議案を提出する可能性があると言及している。
このことについて報道陣に問われた斎藤氏は
「仮定の話には答えられない」
とだけ語った。

斎藤知事、初めての証人尋問でも正当性主張 議会では不信任決議案提出の動きあり
2024/8/30 18:57
https://www.sankei.com/article/20240830-EGNLL2PXVNO47NJHMY3FTP52LY/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑が文書で告発された問題で、県議会調査特別委員会(百条委員会)は30日、パワハラ疑惑に関して斎藤氏本人に初めて証人尋問を実施した。
斎藤氏は文書で職員を叱責したとされた事例について、
「合理的な指摘だった」
と正当性を強調。
告発者の処分も適切だったとの認識を改めて示した。
県議会では、斎藤氏の辞職につながる不信任決議案提出の動きがあり今後、各会派の対応が焦点となる。
県西播磨県民局長だった男性(60)が作成した文書には、
「出張先で公用車を降り、20メートルほど歩かされただけで職員を怒鳴り散らした」
などと記載。
この日の百条委では斎藤氏の尋問に先立ち、この場に居合わせた県幹部が
「理不尽な叱責を受けた」
と証言した。
これについて斎藤氏は
「大きな声で強い指摘をした」
としつつ、
「当時としては合理的な指摘だった」
と主張。
一方で、強い口調で職員を叱責したことに関し
「職員に不快な思いをさせたことは反省したい。謝りたい」
と述べる場面もあった。
斎藤氏を巡っては、前回知事選で推薦した日本維新の会共同代表の吉村洋文大阪府知事が、百条委の内容次第で不信任決議案を出す可能性を示唆。
他会派でも不信任案提出を検討する動きが出ている。
9月5、6日の百条委では企業からの贈答品受領疑惑と、文書を公益通報として扱わなかった対応について検証し、斎藤氏も証人出頭する予定。

「パワハラと認めるか」と問われた斎藤知事 明言避け「百条委が判断すると思う」
2024/8/30 18:08
https://www.sankei.com/article/20240830-22HPSH7BAZOKFKPVONSNJ7G3FM/
兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などを調査する30日の県議会調査特別委員会(百条委員会)で、証人として出頭した斎藤氏は
「職員に不快な思いをさせたことは反省したい」
「謝りたい」
と述べた。
一方、パワハラの認識については
「百条委や第三者委員会が判断する」
と答え、明言を避けた。
この日の百条委では斎藤氏の尋問に先立ち、県幹部の尋問を公開で実施。
昨年11月、県立考古博物館(播磨町)で開かれた会合に斎藤氏が出席する際、車止めが置かれている車両進入禁止区間を歩かされた斎藤氏が、
「車止めをどけておくべきだった」
として県幹部らを叱責したことが明らかになった。
この県幹部は
「理不尽な叱責」
と証言した。
百条委の尋問で斎藤氏は
「理不尽な叱責」
という県幹部の証言に対する受け止めを問われ、
「言い方について、もしご本人が不快に思われているならお詫びしたい」
と釈明。
一方、委員から
「パワハラと認め、お詫びするのではないのか」
と重ねて問われると
「パワハラかどうかは私が判定するより、百条委や第三者委員会が判断すると思う」
と述べるにとどめた。

兵庫・斎藤知事「仕事のミスには短気」 百条委の委員から「人権感覚ずれている」と批判も
2024/8/30 17:35
https://www.sankei.com/article/20240830-NFMOZIRQFJK6PLQPWK2RXLYLFM/
兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などを調査する30日の県議会調査特別委員会(百条委員会)で、証人として出頭した斎藤氏は自身の性格を問われ
「仕事については厳しいところが正直ある」
「ミスがあった場合、短気な面もある」
と述べた。
部下を怒鳴ったり机を叩いたりした行為について、委員からは
「人権感覚が相当ずれている」
と批判された。
百条委が実施した全職員(約9700人)を対象としたアンケートの中間報告では回答者の約4割がパワハラ行為を見聞きしたと回答。
職員から、斎藤氏の性格についてすぐに激高する
「瞬間湯沸かし器」
との指摘もあった。
委員を務める県議は説明済みの事業や自身が知らない事柄が報道された時などに斎藤氏が
「聞いていない」
と部下を叱責した点は短気な性格が原因と主張。
「パワハラ体質についていけない」
と苦言を呈した。
「(告発者で死亡した元)県民局長は行政経験も人生経験も豊かな人」
「普通の人権感覚があれば怒鳴りつけない」
「ここが一番知事の問題ではないか」
との指摘もあった。
斎藤氏は
「過去は取り戻せないので、直接お詫びし、申し訳ないと言いたい」
「これからはもっといい知事としてやっていきたい」
と述べた。

斎藤知事「職員に謝りたい」 説明済みの事業を「聞いていない」と強く叱責、百条委で証言
2024/8/30 16:51
https://www.sankei.com/article/20240830-QZUTVS7GWBJWTHZHPIIQACEJGM/
部下へのパワハラなど兵庫県の斎藤元彦知事をめぐる一連の疑惑を調べる県議会調査特別委員会(百条委員会)が30日開かれ、証人として出頭した斎藤氏は、自身が強い口調で職員を叱責したケースについて
「職員に不快な思いをさせたことは反省したい」
「謝りたい」
と述べた。
百条委が実施した全職員(約9700人)を対象としたアンケートの中間報告では、説明済みの事業について斎藤氏から
「聞いていない」
と叱責されたという声が複数寄せられた。
この日、こうした複数の事例について問われた斎藤氏は
「私も完璧な人間ではない」
「一回聞いたことをすべて覚えているかというと、そこまで全能ではない」
と釈明した。
これに対し百条委の委員は、斎藤氏の鋭い叱責で事業の説明ができなくなり、施策が進められず停滞した事例に言及し、
「『資料に書いているから知っていると思うな』という発言は適切か」
と指摘。
斎藤氏は
「言い方が厳しかったり、強くなったりしたことは謝りたい」
と陳謝した。

「記憶にない」と繰り返す百条委の斎藤知事「全て覚えているほど全能ではない」
2024/8/30 16:37
https://www.sankei.com/article/20240830-6OJXJ6MVGRJYNN4BUCOOTRSOVQ/
兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などを調べる県議会調査特別委員会(百条委員会)が30日開かれ、斎藤氏本人への証人尋問が行われた。
県職員による斎藤氏への事業説明で、自身が把握していない事業が話題になった際、職員を叱責したとされる件について
「記憶にない」
との答弁を繰り返した。
百条委の委員は、空飛ぶクルマ関連の事業が新聞で報じられた後に知事室を訪れた担当者を
「何これ、聞いてない」
「空クル(空飛ぶクルマ)は知事直轄、勝手にやるな」
と叱責したとの疑惑を追及した。
叱責したかとの質問に斎藤氏は
「記憶にない」
と否定。
「いろんなレク(説明)を受けていて、一つ一つ覚えていない」
「『聞いていない』ということから、私は合理性があると思う」
と答えた。
一方で
「私も完璧な人間ではない」
「一回聞いたことを全て覚えているほど全能ではない」
「大量の資料の内容は失念することがあり、聞いていないと言ってしまうことはある」
「そこは注意しないといけない」
とも主張。
委員は
「知事に完璧な人間を求めているのではない」
と指摘し、やり取りが噛み合わない場面もみられた。
空飛ぶクルマ事業を巡る叱責については、斎藤氏の尋問に先立ち、30日午前に県職員の証人尋問が行われ、職員は当時を振り返り、
「これほどきつい言葉を上司からかけられたことは、県職員になってからなかった」
と証言している。

淡々と斎藤知事 死亡した元県民局長への懲戒処分は「適切。誹謗中傷性高かった」
2024/8/30 16:29
https://www.sankei.com/article/20240830-TJIV7MZW7NPRBFMKFSZETZGT4U/
兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などを元西播磨県民局長の男性(60)=死亡=が文書で告発した問題で、30日開かれた県議会調査特別委員会(百条委員会)に斎藤氏が証人として出頭。
斎藤氏は告発者の男性を停職3カ月の懲戒処分とした対応について、淡々とした様子で改めて
「適切だった」
との認識を示した。
男性は3月、パワハラなど斎藤氏に関する7つの疑惑を記載した告発文書を報道機関などに送付。
斎藤氏は片山安孝副知事(当時)らに調査を指示し、5月に男性を懲戒処分とした。
男性は4月に告発文書と同様の内容を、県の公益通報窓口に通報していた。
百条委の委員は斎藤氏に対し、現在の認識として処分が不適切だったとの思いはないかと質問。
斎藤氏は
「今も思ってはいません」
「適切だったと思います」
「誹謗中傷性が高い文書と認識し、処分した」
と強調した。
男性の処分をめぐっては、公益通報窓口への通報を受け、人事当局の幹部らが斎藤氏の側近だった井ノ本知明総務部長(当時)らに
「公益通報の結果が出るまで処分は待った方がいい」
と進言したことが明らかになっている。
斎藤氏は一度は了承したが、その後、井ノ本氏を通じて
「調査結果を待たずに処分できないか」
と人事当局に打診。
人事当局が弁護士に相談したところ
「法的には可能」
との見解を得たため、井ノ本氏らが処分を優先するよう指示したとされる。

淡々と斎藤知事 死亡した元県民局長への懲戒処分は「適切。誹謗中傷性高かった」
2024/8/30 16:29
https://www.sankei.com/article/20240830-TJIV7MZW7NPRBFMKFSZETZGT4U/
兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などを元西播磨県民局長の男性(60)=死亡=が文書で告発した問題で、30日開かれた県議会調査特別委員会(百条委員会)に斎藤氏が証人として出頭。
斎藤氏は告発者の男性を停職3カ月の懲戒処分とした対応について、淡々とした様子で改めて
「適切だった」
との認識を示した。
男性は3月、パワハラなど斎藤氏に関する7つの疑惑を記載した告発文書を報道機関などに送付。
斎藤氏は片山安孝副知事(当時)らに調査を指示し、5月に男性を懲戒処分とした。
男性は4月に告発文書と同様の内容を、県の公益通報窓口に通報していた。
百条委の委員は斎藤氏に対し、現在の認識として処分が不適切だったとの思いはないかと質問。
斎藤氏は
「今も思ってはいません」
「適切だったと思います」
「誹謗中傷性が高い文書と認識し、処分した」
と強調した。
男性の処分をめぐっては、公益通報窓口への通報を受け、人事当局の幹部らが斎藤氏の側近だった井ノ本知明総務部長(当時)らに
「公益通報の結果が出るまで処分は待った方がいい」
と進言したことが明らかになっている。
斎藤氏は一度は了承したが、その後、井ノ本氏を通じて
「調査結果を待たずに処分できないか」
と人事当局に打診。
人事当局が弁護士に相談したところ
「法的には可能」
との見解を得たため、井ノ本氏らが処分を優先するよう指示したとされる。

<独自>空飛ぶクルマの協定「聞いてない」「勝手にやるな」と斎藤知事が激しく叱責 県職員証言
2024/8/30 16:03
https://www.sankei.com/article/20240830-MND24RLPFNJFJIAH2H7J6NB7FU/
兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などを調べる県議会調査特別委員会(百条委員会)で30日、非公開形式の証人尋問に出頭した県職員が、昨年1月に斎藤氏から
「何これ」
「勝手にやるな」
などと激しく叱責され、説明を諦めて退室したことがあったと証言したことが分かった。
関係者への取材で判明した。県職員は
「これほどきつい言葉をかけられたことは、県職員になってからなかった」
と述べた。
県職員は昨年1月16日午前、翌週に予定されていた
「空飛ぶクルマ」
の開発メーカーとの協定締結式について斎藤氏に説明しようとした。
担当者とともに知事室に入ったところで、斎藤氏から大声で
「何これ」
と一喝されたという。
続けて斎藤氏は
「聞いてない」
「そらくる(空飛ぶクルマ)は知事直轄なんだから勝手にやるな」
と激しく叱責した。
その後、職員は締結式についての説明をしようと試みたが、説明の途中で斎藤氏に
「やり直し」
と遮られるなどしたため、説明は不可能と判断し、途中で退室したという。
さらに、百条委の委員から斎藤氏の対応が適切だったかなどと問われると、斎藤氏が
「聞いてない」
と述べた点について、事前に幹部から説明があったはずだとした上で
「理不尽だと感じた」
と述べた。
説明を諦めて退室せざるを得なかった点については、斎藤氏らに対し
「かなり腹が立った」
と明かした。

百条委証人尋問始まる 兵庫知事「強く指摘した」 大声での注意認めるも、パワハラ否定
2024/8/30 15:39
https://www.sankei.com/article/20240830-7RGDCB5IBBJ2LG7XSICQAKMITA/
兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などを調べる県議会調査特別委員会(百条委員会)が30日開かれ、斎藤氏への証人尋問が始まった。
出張先で公用車を降りて20メートル歩かされ、職員を怒ったとされる問題について、斎藤氏は
「車の動線を確保できていなかったのではないかという強い思いがあった」
「それなりに強く指摘した」
と述べ、大きな声で注意したことは認めた。
一方、当時は進入禁止との認識がなく、自身の対応は適切だったとの認識を改めて示した。
元県西播磨県民局長が作成した告発文書では
「出張先のエントランスが自動車進入禁止のため、20メートルほど手前で降りて歩かされただけで出迎えた職員・関係者を怒鳴り散らした」
と指摘されていた。
斎藤氏の尋問に先立って行われた県幹部の公開尋問によると、斎藤氏は昨年11月、県立考古博物館(播磨町)で開かれる会合に出席。
その際、告発文書にあるように入り口付近は車止めが置かれた進入禁止区間のため、手前で公用車を降りて歩いたという。
その際
「なぜこれ(車止め)をどけておかないのか」
と叱責し、職員は車止めをどけざるをえなくなったという。
出頭した県幹部は斎藤氏の叱責が
「必要な範囲内」
と感じるかを問われ
「思いません」
と否定した。
一方、斎藤氏は
「歩かされたことを怒ったのではなく、円滑な動線を確保していなかった」
ことについて叱責したとしている。

「理不尽な叱責を受けた」20メートル歩かされ激怒した斎藤兵庫知事 県幹部が百条委で証言
2024/8/30 14:55
https://www.sankei.com/article/20240830-LG7G2CQE2BMJJNY3VOGVUWJRQE/
兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などを調べる県議会調査特別委員会(百条委員会)が30日開かれ、県幹部らへの証人尋問が始まった。
斎藤氏が出張先で入り口の手前20メートルで公用車から降りて歩かされたことに対し、職員を怒鳴り散らしたとされる問題について、県東播磨県民局長は
「怒鳴られた」
と証言し、
「理不尽な叱責を受けた」
と述べた。
元県西播磨県民局長が作成した告発文書には
「出張先のエントランスが自動車進入禁止のため、20メートルほど手前で降りて歩かされただけで出迎えた職員・関係者を怒鳴り散らした」
と記されていた。
この日、公開で行われた百条委での証人尋問によると、斎藤氏は昨年11月、県立考古博物館(播磨町)で開かれた会合に出席。
その際、告発文書に書かれていたように入り口付近には車止めが置かれ、進入禁止区間となっており、斎藤氏はその手前で公用車を降りて歩いたという。斎藤氏は
「なぜこれ(車止め)をどけておかないのか」
と東播磨県民局長を叱責したため、会合の間に車止めを別の場所に移動。
帰りは公用車が入り口付近で待機し、斎藤氏は歩かずに公用車に乗り込んだという。
斎藤氏は6月20日の会見で
「円滑な動線の確保を図るべきだったのではないかという趣旨だった」
「あくまで業務上必要な指導」
とし、パワハラではなかったとの認識を示した。
一方、百条委で証言した東播磨県民局長は、斎藤氏の叱責が
「必要な範囲内と感じるか」
と問われ、
「思いません」
「理不尽な叱責を受けた」
と述べた。
斎藤氏本人の証人尋問は午後3時から始まり、県議会のホームページでライブ中継される。

「エレベーター閉まり激高」…一連のパワハラ疑惑に兵庫知事は何語る 30日に初尋問
2024/8/29 19:58
https://www.sankei.com/article/20240829-QNTPAKC475PABCHCZLC2A7GYJY/
兵庫県の斎藤元彦知事を巡る疑惑が文書で告発された問題で、県議会調査特別委員会(百条委員会)は30日、斎藤氏本人の出頭を求め、職員への一連のパワハラ疑惑について初めて尋問を実施する。
記者会見や取材対応ではパワハラを否定しつつ、これまで具体的な言及は避けてきた斎藤氏。
百条委では事実関係や本人の認識だけでなく、県政トップの説明責任の果たし方も問われることになる。
■「百条委でしっかり」
「この場で詳細を答えるのは控えたほうがいいかな、と思う」
兵庫県庁で27日に行われた知事定例会見。
斎藤氏は疑惑に関する度重なる質問をいずれもかわし
「百条委でしっかりやりたい」
と繰り返した。
全職員(約9700人)を対象としたアンケートのうち4568件を取りまとめた中間報告では、パワハラを見聞きしたとの回答が約4割にあたる1750件に上っていた。
■繰り返す「適切な指導」
アンケートの記述などによると、斎藤氏の地方視察時に目の前でエレベーターが閉まった際、そばにいた職員に
「お前はエレベーターのボタンも押せないのか」
と激高。
また告発文書では、斎藤氏が出張先で公用車を降りてから20メートル歩かされただけで怒ったとされ、職員に対する百条委の尋問でも、同様の証言が得られたことが明らかになっている。
こうした一連のパワハラ疑惑について、斎藤氏は
「指導の範囲内で適切」
と一貫して正当性を主張。一方で個別のエピソードの真偽や事実関係の説明は避けてきた。
職員アンケートの中間報告の結果についても、
「コミュニケーション不足」

「受け取り方のずれ」
を挙げつつ、
「私としては県政をより良くするために必要とされる指導や、こうしてほしいということを自分なりに伝えた」
と、パワハラには当たらないとの見解を示すにとどまっている。
30日の尋問では、パワハラ疑惑の個別の事実関係について委員から質問があるとみられ、斎藤氏の証言の具体性や信用性が注目される。
■元局長への対応も追及
問題の発端となった告発文書は3月中旬、元県西播磨県民局長の男性(60)が一部の報道機関などに配布。
県は同27日に男性を解任し、目前に迫った退職を保留。
同日の会見で斎藤氏は法的措置を示唆し
「噓八百」
「公務員として失格」
などと非難した。
県は5月、内部調査をもとに男性を停職3カ月の懲戒処分とした。
男性は百条委に出頭し証言する予定だったが
「死をもって抗議する」
とのメッセージを残し、7月7日に死亡、自殺とみられている。
斎藤氏の贈答品受領疑惑や、男性の告発を公益通報と扱わずに処分した県の対応については9月5、6日の百条委で証人尋問を行って調べる。
斎藤氏は6日に出頭する予定。

<独自>告発した元局長の私的情報漏洩か 兵庫知事側近の前総務部長ら 県が調査検討
2024/8/29 5:00
https://www.sankei.com/article/20240829-I7672IG3YZOJ3NY6WKUDVAY2UM/
兵庫県の斎藤元彦知事らのパワハラ疑惑などが文書で告発された問題を巡り、文書を作成した元県西播磨県民局長の男性(60)の私的な情報を漏洩した疑いがあるとして、県が前総務部長の井ノ本知明氏らの調査を検討していることが28日、関係者への取材で分かった。
男性は7月に死亡し、直前にプライバシーへの配慮を周囲に訴えていた。
内部調査ではなく、弁護士に調査を依頼する方針。
県は元副知事の片山安孝氏や前理事の小橋浩一氏、産業労働部長の原田剛治氏の調査も検討。
井ノ本氏を含め、いずれも文書で名前が出た知事の側近で、男性の懲戒処分にも関与したとされる。
男性が3月に匿名で文書を報道機関などに配布した後、斎藤氏の指示で作成者を調べていた片山氏らが男性の公用パソコンを調査。
告発文書のデータを確認したことがこれまでに判明している。
関係者によると、井ノ本氏らは4月頃から、パソコンに保存されていた告発内容とは無関係な男性の私的情報を県議らに開示していた疑いがあるという。
県の懲戒処分の指針では、職務上知り得た秘密を故意に漏らした職員を処分の対象としている。
県は井ノ本氏らがこれに抵触する可能性があると判断。
外部の弁護士に調査を委託する方向で調整を進めているという。
男性は7月19日の県議会調査特別委員会(百条委員会)に証人として出頭を予定。
しかし、一部の委員が告発とは無関係な情報も提出するよう求めているとして、代理人を通じプライバシーを保護するよう百条委に要請するなど、私的情報が流布されていることに不安を抱えていたという。
男性は同月7日に死亡。
自殺とみられ、証言はしなかったが、陳述書などを準備していた。
8月23日に非公開で行われた百条委の証人尋問では、職員が私的情報の持ち出しについて
「調査の必要があると認識しており、弁護士会に相談している」
と証言した。

「調査待たずにできないか」 告発者早期処分、斎藤知事の指示か 「批判風向き変わる」証言も
2024/8/28 7:00
https://www.sankei.com/article/20240828-RANCNENEK5OCBCCP3PZ6WVJ5BU/
兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などが文書で告発された問題で、告発者を停職3カ月とした県の懲戒処分の詳しい経緯が、県議会調査特別委員会(百条委員会)での県職員の証言などで明らかになってきている。
告発者が県の窓口に公益通報したことから、少なくとも4人の職員が早期処分に否定的な意見を表明。
しかし、斎藤氏や側近の県幹部らは受け入れずに処分に踏み切った。
背景には斎藤氏の意向が色濃く浮かび、今後の百条委では斎藤氏や側近らの説明が焦点となる。
「百条委なら調査権があるのでそこで説明する方が、しっかりと我々も説明できる」
27日の定例会見で斎藤氏は早期処分の指示に関しての明言を避け、百条委が出頭要請する方針の側近3人については
「それぞれの立場で調査に対して答えていただくといい」
とした。
これまでの百条委での証言や関係者への取材などで明らかになった処分に至る経緯はこうだ。
県西播磨県民局長だった男性(60)=7月に死亡=が文書を作成し、一部の報道機関などに配布したのは3月中旬。
斎藤氏は同月20日に文書の存在を把握し、翌21日に片山安孝副知事(当時)らに調査を指示した。
同22日には、人事課が男性を含む複数の職員のメールの調査を始めた。
文書の作成者として男性が浮上し、25日に片山氏らが男性を聴取。
男性が使用していた公用パソコンも調べ、告発文書のデータを確認した。
同27日、県は男性を解任し、4日後に控えていた退職も保留すると発表。
斎藤氏は会見で文書を
「噓八百」
と評し、
「公務員失格」
と男性を非難した。
こうした対応に不信感を抱いた男性は4月4日、県の公益通報窓口に告発文書と同様の内容を通報した。
これを受け、人事当局の幹部が小橋浩一理事(当時)や井ノ本知明総務部長(同)に
「公益通報の調査結果が出るまで処分は待った方がいい」
と進言。
斎藤氏にも伝わり、一度は了承された。
ところが同月中旬、斎藤氏は井ノ本氏を通じ
「調査結果を待たずに処分できないか」
と人事当局に打診。当局が弁護士に相談したところ、
「法的には可能」
との見解を得たため、小橋氏や井ノ本氏は処分を優先するよう指示したという。
処分案を審議する県の綱紀委員会が開かれたのは、大型連休の谷間にあたる5月2日。
この場でも委員である別の県幹部3人が、
「公益通報の調査結果を待って処分すべきではないか」
などと懸念を示した。
文書で名前が挙がっている井ノ本氏が、同委員会の委員長を務めている点を疑問視する意見もあったが、これも受け入れられず、県は連休明けすぐの7日、懲戒処分に踏み切った。
斎藤氏が文書を把握してから1カ月半。
この間、告発された当事者である斎藤氏や側近幹部が告発者を特定し、異論を押し切って処分に突き進んだ形だ。
百条委では、斎藤氏が処分を急いだ理由について
「『懲戒処分をすれば(自身への批判の)風向きが変わるのでは』と知事が言っていると聞いた」
との証言もあった。
百条委委員からは
「一連の対応は処分ありきだ」
との指摘が上がっており、9月5、6日に予定されている斎藤氏や側近らの証人尋問で追及する構えだ。

兵庫知事パワハラ疑惑 維新代表発言に知事「自分なりにしっかり対応」 側近3人も尋問へ
2024/8/27 12:00
https://www.sankei.com/article/20240827-OCFST3CLMBNNBBI4BI7EQR2FZU/
兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などが文書で告発された問題を巡り、日本維新の会の馬場伸幸代表が30日の県議会調査特別委員会(百条委員会)の斎藤氏の証人尋問を踏まえ党の対応を協議すると発言したことを受け、斎藤氏は27日午前、報道陣の取材に
「30日の百条委では自分なりにしっかり対応していく」
と述べた。
斎藤氏は、馬場氏の発言について内容の詳細は承知していないとしたうえで
「維新の会にはこれまでしっかり支援していただいたことは感謝申し上げる」
と述べた。
30日の百条委では、斎藤氏のほか、4人の県職員らが証人として出頭する予定。
馬場氏は26日の党常任役員会後、斎藤氏の尋問を踏まえ幹部らで党の対応を協議すると明らかにしていた。
また、百条委は9月上旬に実施する証人尋問に向け、斎藤氏のほか、辞職した片山安孝元副知事を含む側近3人に出頭を要請する方針を固めた。
告発文書を公益通報として扱わなかった県の対応について追及する。
関係者によると、23日の理事会で、9月5日に井ノ本知明元総務部長と原田剛治産業労働部長、6日に斎藤氏と片山氏の出頭を求める案がまとまったという。

<産経抄>兵庫県庁の「すまじきものは宮仕え」
2024/8/27 5:00
https://www.sankei.com/article/20240827-O4YJD2A3WFLZVN6H53RREMHIFA/
歴史学者、磯田道史さんの『殿様の通信簿』により、元禄時代に書かれた『土芥寇讎記(どかいこうしゅうき)』という本の存在を知った。
当時幕府の隠密が諸大名の内情を探索しており、それをまとめたものらしい。
▼たとえば「忠臣蔵」で有名になった浅野内匠頭については「女色を好むこと切なり」とある。
政治は大石内蔵助ら家老に任せきりだったようだ。
「土芥寇讎」という言葉は『孟子』がその出典である。
「殿様が家来をゴミのように扱えば、家来は殿様を親の仇のようにみる」
という意味だという。
▼さて令和の時代に至っても、殿様気分の知事が少なくないとの指摘もある。
兵庫県の斎藤元彦知事は果たして県職員をゴミのように扱ったのか。
いわゆるパワハラがあったのか。
隠密ならぬ県議会調査特別委員会(百条委員会)による調査が続いている。
30日には斎藤氏に対する証人尋問も行われる予定だ。
▼斎藤氏のパワハラ疑惑を文書で告発した男性職員は証人として出席するはずだったが、先月死亡しているのが見つかった。
自殺とみられる。
23日に公開された県職員アンケートによれば、回答した4568人のうち38・3%の1750人がパワハラ疑惑を、20・7%の946人が、視察先で贈答品を受領したとの疑惑を見聞きしたと回答していた。
▼百条委員会では事実を確認した上で、年内にも報告書をまとめる方針である。
ただ既に県政の停滞は目に余るものがある。
県職員の士気は低下するばかりだろう。
2024年度の兵庫県の職員採用試験では、一般事務職(大卒程度)の筆記試験の辞退者が4割にものぼった。
むべなるかなである。
▼歌舞伎の名セリフのひとつが口をついて出てくる。
「せ(す)まじきものは宮仕えじゃなあ」

「逃げたな」「腹立たしい」 パワハラ否定、説明変遷の斎藤知事に職員から批判の声
2024/8/24 20:09
https://www.sankei.com/article/20240824-GWDMSU63TFPG5CCWXRQMVVK5TY/
兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などが文書で告発された問題を巡り、23日に行われた県議会調査特別委員会(百条委員会)の証人尋問では出席した県職員から、斎藤氏の対応について
「腹立たしい」
「看過できない」
といった批判の声が上がった。
百条委委員らによると、ある職員は、職員アンケートで新たなパワハラ疑惑が多数指摘されたことが判明した後の会見で、斎藤氏が
「仕事なので厳しく指導することもある」
などとパワハラを否定したことに
「正直、腹立たしい。『なんでそういうことを言うの』という思いだ」
と証言。
疑惑についての説明が変遷しているとして
「逃げたなと思った」
とも打ち明けたという。
6人が証言したが、明確にパワハラを受けたとの認識を示した職員はいなかった。
ただ、
「人生で初めてこういうことをされた」
「自分は精神的にタフなのでダメージは少なかったが、(同じことを)他の人にされているなら看過できない」
と訴える職員もいたという。

斎藤知事 “パワハラ疑いを見聞き”約4割 アンケート中間報告
2024年8月23日 17時02分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240823/k10014557221000.html
兵庫県の斎藤知事のパワハラの疑いなどを告発する文書をめぐって、すべての県庁職員を対象に行われたアンケートの中間報告が23日に公表されました。
兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラの疑いなどを告発する文書をめぐって、事実関係の調査を進めている県議会の百条委員会は、先月末からすべての県庁職員を対象にアンケートを行いました。
今月5日までに全体の半数近くにあたる4500人余りの職員から回答が寄せられていて、23日、その集計結果が中間報告として百条委員会に示されたあと、公表されました。
それによりますと、斎藤知事のパワハラの疑いを見聞きしたことがあると回答した人は、およそ4割にあたる1750人(38.3%)でした。
自由記述欄には
「公用車内で知事が激怒し、前部座席を蹴った」、
「机をたたいて怒り出す」、
「知事が出席するイベントや行事にマスコミが来ないと怒る」
などの内容がありました。
また、知事が贈答品を受け取っている疑いを見聞きしたことがあると回答した人は946人(20.7%)で、自由記述欄には
「40万円相当の革ジャンを試着し、『これはいい。もらえないか』と知事がおねだり」、
「両手で抱えきれない量のかきを全部1人で持って帰った」、
「受け取りを拒否した職員分のカニも知事が持ち帰ったと聞いた」、
「『その靴ほしいです。白い靴がほしいです』と発言した面談記録を読んだ」
などの内容がありました。
ただ、回答は人づてに聞いたことをもとに書かれているものも多いということで、百条委員会は知事や職員の証人尋問で事実関係を尋ねるなど、調査の参考資料として取り扱うことにしています。

「恣意的」「卑怯」 噂話°沛qだけを公表する斎藤兵庫県知事に識者から批判 告発問題
2024/8/21 7:00
https://www.sankei.com/article/20240821-TQWI6H3VTZKHNE3JXCJDXX4LQA/
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑が告発された問題をめぐり、斎藤氏は20日の定例会見で、告発文書を作成した元県西播磨県民局長の男性(60)に対する聴取内容について、県の情報公開条例を理由に開示しないと説明した。
しかし、これまでに
「噂話を集めて作成した」
との文言だけは男性の供述内容として公表。
自身の判断の正当性を示す根拠としており、
「恣意的な運用だ」
「一部の発言を小出しにした卑怯なやり方」
との批判の声が上がっている。
「情報公開条例で人事管理に関する事務は非公開とされているので、公表することはできない」
会見で斎藤氏は、県側と男性とのやり取りを開示しない理由をこう説明。
自身が公表したくないわけではなく、あくまで条例に基づいた対応だと強調した。
同条例は、公にすることで事業などの適正な遂行に支障を及ぼすおそれがある情報は非公開とすると規定。
懲戒処分に向けた聴取内容もこれに該当するという。
ただ、今月7日の会見で斎藤氏は、男性が告発文書について
「噂話を集めて1人で作成した」
と認めたと説明。
このため、告発文書には
「信ずるに足る相当な理由(真実相当性)」
がなく、公益通報の対象外として男性を処分した対応は適切だったと主張した。
なぜ、非公開であるはずの聴取内容のうち
「噂話」
供述だけは公表できるのか。
斎藤氏は
「(文書に)真実相当性がないことを示すため、必要最小限の説明をした」
と述べたが、男性はすでに死亡しており、反論ができない中、供述の信用性を担保することは重要だ。
どのようなやり取りで文言が出てきたのか。
聴取を記録した音声データや、男性が署名した供述調書のような客観的な資料はあるのか。
斎藤氏は
「裏付けとなる調査記録は存在する」
としたが具体的な説明は避け、
「噂話」
供述を事実として繰り返した。
内部告発に詳しい上智大の奥山俊宏教授は、こうした対応について、
「録音や調書などの証拠を何も開示せず、外部の検証が不可能な状況で一部のみを小出しにして文書の真実相当性を否定している」
と指摘。
「こうした方法で男性を貶めようとするのは卑怯で、『死人に口なし』を悪用しようとするものだ」
と批判する。
その上で、
「文書の内容が真実かどうかについては、客観的な調査を経なければ判定できず、告発された当事者が判断するのは適切ではない」
と強調した。

兵庫県知事が否定のパワハラ「見聞き」と回答1750件 職員アンケート中間報告、百条委
2024/8/19 21:27
https://www.sankei.com/article/20240819-LWQGSEQEVNJGLDTKIDNI7IN5WM/
兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などが文書で告発された問題で、県議会の調査特別委員会(百条委員会)が実施した職員アンケートの中間報告がまとまり、斎藤氏のパワハラを目撃したり、人から聞いたりしたとの回答が合わせて4割近くに上ったことが19日、関係者への取材で分かった。
斎藤氏はこれまで、
「業務上必要な指導だった」
などとパワハラを否定しているが、改めて説明が求められそうだ。
アンケートは、職員約9700人を対象に7月31日〜今月14日まで実施。
告発文書に記された7項目の疑惑について
「知事のパワハラを見聞きしたことはあるか」
「知事が贈答品を受け取っていることを見聞きしたことがあるか」どと質問した。
百条委は5日までに集まった4568件の回答を中間報告として取りまとめた。
23日の委員会での協議後に具体的な内容を公表する予定。
関係者によると、斎藤氏のパワハラについて、
「目撃などで実際に知っている」との回答が59件、
「目撃などにより実際に知っている人から聞いた」との回答が466件、
「人づてに聞いた」が1225件だった。
「知らない」としたのは2818件だった。
問題を巡っては、斎藤氏が元県西播磨県民局長の男性(60)が作成した文書を
「噓八百」
などと非難し、5月に男性を停職3カ月の懲戒処分とした。
調査の中立性を疑問視した県議会が6月、百条委を設置し、文書内容などについて調査を進めている。
百条委では今月23日から、斎藤氏のパワハラに関して職員らの証人尋問が始まり、30日には斎藤氏が証人として出頭する予定となっている。

<主張>兵庫県知事の疑惑 公益通報の対応検証せよ
社説
2024/8/17 5:00
https://www.sankei.com/article/20240817-6QDCCYD3HZJ6TMMK3PDOF4WR7M/
兵庫県の斎藤元彦知事がパワハラ疑惑などを内部告発された問題で、公益通報に対する県の対応への批判が強まっている。
平成18年に施行された公益通報者保護法は、不正の内部告発者を守るとともに、組織の不正を断ち切り、健全な発展につなげる狙いがある。
その趣旨を、県が歪めたとしたら容認できない。
2024年8月下旬から県議会の調査特別委員会(百条委)で、斎藤知事を含む職員らの証人尋問が始まる。
告発内容の真相解明だけでなく、県の一連の対応についても徹底的に検証すべきだ。
斎藤知事は2024年8月7日の定例会見で、時系列で対応を説明した。
元県西播磨県民局長の男性が2024年3月12日に報道機関などに送った告発文書を、斎藤知事が知人を通じて把握したのは同月20日だ。
翌日に副知事らと対応を協議し、作成者の特定などの内部調査を指示した。
副知事が男性から事情を聴くと、文書の作成、配布を認めたという。
公益通報者保護法は、報道機関に向けた通報も
「不正があると信ずるに足りる相当の理由」
などがあれば告発者を保護するよう定め、指針で告発者捜しを禁じている。
斎藤知事は文書に
「真実相当性はない」
とし、公益通報に当たらないと判断したと説明したが、告発された側が判断する事案ではあるまい。
男性は2024年4月、県の公益通報窓口にも通報した。
しかし県は2024年5月に男性を懲戒処分し、男性は
「死をもって抗議する」
とのメッセージを残して2024年7月に死亡した。
斎藤知事は、男性が県側の聞き取りに
「噂話を集めて作成した」
と話した―と主張している。
だが、生前に報道機関に配布された文書には、情報の入手経路などの聴取はなかったと記されていた。
男性は、斎藤知事による職員へのパワハラなど7項目の疑惑を告発していた。
斎藤知事は2024年3月の定例会見で
「噓八百」
などと切り捨てたが、その後、一部が事実と判明した。
批判を受けて斎藤知事は、職員とのコミュニケーションの改善に取り組むと表明した。
それは当然としても、告発者捜しを含む内部調査の指示などに問題はなかったのか。
疑惑解明にあたる百条委は対応を検証し、将来の通報者を萎縮させないような再発防止策につなげなければならない。

http://www.asyura2.com/24/gaikokujin3/msg/129.html#c1

コメント [国際34] 世界を地獄へと導いたふたつの9/11(櫻井ジャーナル) 赤かぶ
8. れいわネオナチ隊[1] guqCooLtg2yDSYNpg2CR4A 2024年9月13日 07:08:37 : Im8aKa9bDc : T0l1NE0uNFNCU1U=[11]
あと、お前らの大好きな

山本太郎 も カトリック


http://www.asyura2.com/24/kokusai34/msg/858.html#c8

コメント [政治・選挙・NHK295] “無敵の人”兵庫パワハラ県知事に辞職要求へ自民&維新「首取り合戦」も…ヤケクソ解散に高まる警戒(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
14. 2024年9月13日 07:24:35 : rYUOvuhSGg : LnNqMkJWNjZYU0E=[643]
兵庫県厄人が正義なのか
死因だ部長は正義感からの自殺なのか
拒否できない前知事長老あの圧力はなかったのか
乞食メディアにとって
庁舎建て替えの利権への忖度はないのか
乞食メディが胡散臭い
正義を振りかざし振り込め詐欺を行う
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/496.html#c14
コメント [戦争b25] 米英政府の外務部門がウクライナに対し、露深奥部への長距離ミサイル攻撃を容認(櫻井ジャーナル) 赤かぶ
6. [118] iK8 2024年9月13日 07:27:52 : UvwPSntuxE : S1M3dm9RalVqdUU=[1]
 
>ロシア政府を刺激することは間違いない。

ウクライナ侵攻も泥沼の膠着状態にハマったプーチンに撤収の英断を促すキッカケになればいいが。

これ以上やっても何の益もないどころか本丸を危機に晒すだけ。核の脅しももはや相互反復。

唯一無二の作戦は撤収あるのみ。決断せよ、それが英断だ!
 

 

http://www.asyura2.com/23/warb25/msg/727.html#c6

コメント [政治・選挙・NHK295] だから自民党はダメなのだ 安倍政治の否定と統括がなければ始まらない(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
23. 2024年9月13日 07:35:06 : rYUOvuhSGg : LnNqMkJWNjZYU0E=[644]
検察が忖度する二階にメスをいれろ
反社と密接な銭ゲバ二階が
紀州のドンファンの覚醒剤に関与しtていないのがおかしい
二階をかばうために
推定有罪の検察を批判しない
乞食メディの姿勢に中国以上の胡散臭さを感じる

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/498.html#c23
コメント [リバイバル3] 優良株の長期投資以外はすべてギャンブル 中川隆
53. 中川隆[-9145] koaQ7Jey 2024年9月13日 07:38:08 : P3g0N01uLY : dWE0NWRmMlhZcm8=[5]
一生に一度の売り場か!?
石原順チャンネル 2024/09/10
https://www.youtube.com/watch?v=nD_xhGqonNM&t=721s

<チャプター>
00:00 一生に一度の売り場か!?
09:50 クレジットカードの負債総額は過去最高、個人貯蓄率は過去最低
12:45 平均所得に対する住宅価格が史上最高水準に到達!
16:00 貧富の格差や富の偏在が起こると
17:35 日経平均(月足)
20:50 史上最長の利回り曲線の逆転
22:05 米国のイールドカーブ(3か月〜30年の利回り曲線)とS&P500の推移(2000年〜2001年)
23:25 米国のイールドカーブ(3か月〜30年の利回り曲線)とS&P500の推移(2006年〜2007年)
24:35 1955年以降のFF金利と今後3年間のFF金利予測
25:13 米国のイールドカーブ (3か月〜30年の利回り曲線)とS&P500の推移(2024年9月9日現在)
26:40 S&P500、10年・2年イールドカーブ、FFレートの推移
28:49 急増するウォーレン・バフェットの現金の山
35:44 バークシャー・ハザウェイの手元現金残高とNYダウの推移
42:28 米国の失業率とバフェット指標(ウイルシャー5000の時価総額÷GDP)
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/907.html#c53

コメント [リバイバル3] 資産を増やすには ほったらかし投資法が断然優れている 中川隆
61. 中川隆[-9144] koaQ7Jey 2024年9月13日 07:38:40 : P3g0N01uLY : dWE0NWRmMlhZcm8=[6]
一生に一度の売り場か!?
石原順チャンネル 2024/09/10
https://www.youtube.com/watch?v=nD_xhGqonNM&t=721s

<チャプター>
00:00 一生に一度の売り場か!?
09:50 クレジットカードの負債総額は過去最高、個人貯蓄率は過去最低
12:45 平均所得に対する住宅価格が史上最高水準に到達!
16:00 貧富の格差や富の偏在が起こると
17:35 日経平均(月足)
20:50 史上最長の利回り曲線の逆転
22:05 米国のイールドカーブ(3か月〜30年の利回り曲線)とS&P500の推移(2000年〜2001年)
23:25 米国のイールドカーブ(3か月〜30年の利回り曲線)とS&P500の推移(2006年〜2007年)
24:35 1955年以降のFF金利と今後3年間のFF金利予測
25:13 米国のイールドカーブ (3か月〜30年の利回り曲線)とS&P500の推移(2024年9月9日現在)
26:40 S&P500、10年・2年イールドカーブ、FFレートの推移
28:49 急増するウォーレン・バフェットの現金の山
35:44 バークシャー・ハザウェイの手元現金残高とNYダウの推移
42:28 米国の失業率とバフェット指標(ウイルシャー5000の時価総額÷GDP)
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/975.html#c61

コメント [政治・選挙・NHK295] 腐り切った自民党が憲法改正云々言うこと自体が憲法違反なんだよ ラサール石井 東憤西笑(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
25. 減らず口減らん坊[80] jLiC54K4jPuMuILngvGWVg 2024年9月13日 07:39:05 : 02AqR48qCs : bXcxVEVMTWpOMWc=[79]
ま、それもお前らが自民党に投票したからこうなったんだよ
もう手遅れだ
俺の様な、生涯一度も自民党に投票したことが無い、正しい日本国民が被害者だな
お前らの様な、無能な「普通の日本人」が不幸になるのは当たり前
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/497.html#c25
コメント [近代史5] 株式投資で常時監視すべき情報 中川隆
44. 中川隆[-9143] koaQ7Jey 2024年9月13日 07:39:57 : P3g0N01uLY : dWE0NWRmMlhZcm8=[7]
一生に一度の売り場か!?
石原順チャンネル 2024/09/10
https://www.youtube.com/watch?v=nD_xhGqonNM&t=721s

<チャプター>
00:00 一生に一度の売り場か!?
09:50 クレジットカードの負債総額は過去最高、個人貯蓄率は過去最低
12:45 平均所得に対する住宅価格が史上最高水準に到達!
16:00 貧富の格差や富の偏在が起こると
17:35 日経平均(月足)
20:50 史上最長の利回り曲線の逆転
22:05 米国のイールドカーブ(3か月〜30年の利回り曲線)とS&P500の推移(2000年〜2001年)
23:25 米国のイールドカーブ(3か月〜30年の利回り曲線)とS&P500の推移(2006年〜2007年)
24:35 1955年以降のFF金利と今後3年間のFF金利予測
25:13 米国のイールドカーブ (3か月〜30年の利回り曲線)とS&P500の推移(2024年9月9日現在)
26:40 S&P500、10年・2年イールドカーブ、FFレートの推移
28:49 急増するウォーレン・バフェットの現金の山
35:44 バークシャー・ハザウェイの手元現金残高とNYダウの推移
42:28 米国の失業率とバフェット指標(ウイルシャー5000の時価総額÷GDP)
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/349.html#c44

コメント [戦争b25] 米国は中国に対する先制攻撃の準備を日本でも着々と進めている(櫻井ジャーナル) 赤かぶ
14. 2024年9月13日 07:40:06 : fKkQda7Cxw : a01WR1RYQWZoY00=[2929]
櫻井氏は加齢と共に、ますます言動が支離滅裂になっている。プーチン、ネタニヤフ、豊臣秀吉と同じだ。痛々しいからいいかげん活動を停止したらどうだろうか。
http://www.asyura2.com/23/warb25/msg/723.html#c14
コメント [政治・選挙・NHK295] だから自民党はダメなのだ 安倍政治の否定と統括がなければ始まらない(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
24. 位置[825] iMqSdQ 2024年9月13日 07:42:33 : FKbqQWcHs6 : amNaeHlUTEZwSEk=[246]
いつまで経っても、壺と別れられない自民党。

ニュースでも、政治記事でもその事に触れる事は無かった。中には質問した記者もいたのかもしれないが、そういう壺関係のはカットされただろうね。
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/498.html#c24

コメント [国際34] 世界を地獄へと導いたふたつの9/11(櫻井ジャーナル) 赤かぶ
9. 位置[826] iMqSdQ 2024年9月13日 07:47:08 : FKbqQWcHs6 : amNaeHlUTEZwSEk=[247]
トランプとカマハリスの対談も9/11・・・・・・。
http://www.asyura2.com/24/kokusai34/msg/858.html#c9
コメント [戦争b25] 米英政府の外務部門がウクライナに対し、露深奥部への長距離ミサイル攻撃を容認(櫻井ジャーナル) 赤かぶ
7. ハイハイ。[214] g26DQ4Nug0OBQg 2024年9月13日 07:48:51 : KhOhoex6gU : ZWVMS2pnZ3BiSW8=[1]
ばかばかしい。

F16と同じ。ねだるだけねだって、結局ロシアに破壊されて終わり。

まったく使えずに終わりだろう。

この間の、ポルタヴァ軍訓練センターへの1発みたいに、

ちんたら準備している間に極超音速ミサイルが飛んでくる。

https://eritokyo.jp/independent/Ukraines-war-situation-aow5707.htm

この記事によると、長距離ミサイルもすでにほとんどが破壊されているらしい。

米欧が極超音速ミサイルを開発できない間は、まったく勝負にならない。

全面核戦争という全人類を人質にとった悪質なやり方で、米欧は強がってるだけ。

早くウクライナに降伏させてやれよ。


http://www.asyura2.com/23/warb25/msg/727.html#c7

コメント [戦争b25] 米英政府の外務部門がウクライナに対し、露深奥部への長距離ミサイル攻撃を容認(櫻井ジャーナル) 赤かぶ
8. 位置[827] iMqSdQ 2024年9月13日 07:49:38 : FKbqQWcHs6 : amNaeHlUTEZwSEk=[248]
どう考えても悪いのは西側。

でも、西側洗脳が深刻な日本は、真実を見る目が育っていない。
http://www.asyura2.com/23/warb25/msg/727.html#c8

コメント [政治・選挙・NHK295] だから自民党はダメなのだ 安倍政治の否定と統括がなければ始まらない(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
25. 減らず口減らん坊[81] jLiC54K4jPuMuILngvGWVg 2024年9月13日 07:51:05 : 02AqR48qCs : bXcxVEVMTWpOMWc=[80]
まあ、安倍晋三の集票システムとやらを誰が作ったのか、という事だな
要は、そもそもの悪の根源である小選挙区制を推進し、導入した小沢に決まっている
その事に、誰もが目を背けている・・・与党支持者も、野党支持者も、な
小沢だから悪なのではない、悪だから小沢なのだ
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/498.html#c25
コメント [政治・選挙・NHK295] “無敵の人”兵庫パワハラ県知事に辞職要求へ自民&維新「首取り合戦」も…ヤケクソ解散に高まる警戒(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
15. たぬき和尚[731] gr2CyoKrmGGPrg 2024年9月13日 07:51:12 : ZGAvq8lUL6 : RGlkdUxULi93MEE=[94]
<△23行くらい>
斎藤知事が不信任決議を突き付けられて解散したけりゃすればいい。
その場合県議選が行われるが、議会に帰ってくるのは維新以外の県議だ。今21人いる維新系県議は全員落選だろう。そしてまた不信任決議が突き付けられる。今度は過半数で成立するから、斎藤知事は失職となる。自分で腹を切るよりもみっともない結末になる。

維新も腹の中では斎藤は早く白旗を上げろと思っているのだろう。
ここしばらくの低迷が党の存続にかかわるのではないかという深刻なものになってきた。
万博の大赤字と責任問題は回避できないだろう。
維新創立者の橋下は、自分がつくった政党を既に見放している。意中の石丸伸二と早く新党を立ち上げたいと言わぬばかりの態度だ。大阪でも吉村がSNSに石丸とのツーショットを載せている。吉村も泥船の維新を放り出し石丸橋下新党に乗りたいのだろう。
自民党が進次郎に乗りたいように、維新は石丸に乗りたいらしい。
無能なヤクザの考えることは同じなのが笑える。

兵庫県知事パワハラ事件は、陰に隠れて刑事事件にできそうなものがいくつかある。
副知事の県民局長に対する脅しは「命の危険があるぞ」と匂わせているものもあり、立派な脅迫罪だ。副知事は阪神オリックス優勝パレードの資金問題も、信金を使って使った金の分を県の予算から補填するとまで言っている。これも立派な背任や公金横領だろう。
県が県民局長の遺族に依頼して、知事や副知事以下関与したものを刑事告発させないといけない。
維新の知事レベルが有罪になったら、さすがの極道政党維新も壊滅に追い込まれるだろう。
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/496.html#c15

コメント [政治・選挙・NHK295] だから自民党はダメなのだ 安倍政治の否定と統括がなければ始まらない(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
26. [119] iK8 2024年9月13日 07:52:36 : 0dBg03Giww : eXVpL1ZqNHNNVXM=[1]
>、いつも正しいことをしてきた人の名誉を貶めるのはやめてほしい、ふざけるな」

威勢のいいネェちゃんだのう。
間違った物差しで堂々と秤量してるよ。オラ、掛かって来いよ!
 


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/498.html#c26

コメント [政治・選挙・NHK295] 米国は中国に対する先制攻撃の準備を日本でも着々と進めている(櫻井ジャーナル):戦争板リンク  赤かぶ
12. 位置[828] iMqSdQ 2024年9月13日 07:54:56 : FKbqQWcHs6 : amNaeHlUTEZwSEk=[249]
壺統一の脳無い土はそういうなら、さっさと故郷の半島へけえんな、いや、消えな。
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/485.html#c12
コメント [政治・選挙・NHK295] “無敵の人”兵庫パワハラ県知事に辞職要求へ自民&維新「首取り合戦」も…ヤケクソ解散に高まる警戒(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
16. 減らず口減らん坊[82] jLiC54K4jPuMuILngvGWVg 2024年9月13日 08:03:46 : 02AqR48qCs : bXcxVEVMTWpOMWc=[81]
流石は、小沢の作った維新の議員だな
日本をファシズム国家にする先兵としての仕事を、遺憾なくこなしている
まさに、悪の手先である
全ての元凶は小沢にある
小沢だから悪なのではない、悪だから小沢なのだ
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/496.html#c16
コメント [政治・選挙・NHK295] 利権政治、対米追従、原発推進、庶民切り捨て 誰が総裁になっても自民党は変わらない(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
34. 減らず口減らん坊[83] jLiC54K4jPuMuILngvGWVg 2024年9月13日 08:13:21 : 02AqR48qCs : bXcxVEVMTWpOMWc=[82]
>>28
つまり、団塊バブルの様な無能世代に贅沢させるために、氷河期は犠牲になれって事よな、君の言ってる事は?
氷河期は、たとえ国民年金を真面目に満額払ったとしても、月7万がせいぜいだよ
そして、団塊バブルの無能どもは、「氷河期に使う金を減らせ」って言ってるわけだが・・・「もう、やれることはやった」と言ってな
以前にも、身の丈に合わないローンを組んだ馬鹿団塊が「百歳までローン地獄とか、まっぴらだ」とかほざくスレが有ったが、自業自得だとは思わんか?
そいつらの世の中に残してきたツケを現役時代にさんざん払わされてきた氷河期や俺らの前で、よくもそんなたわけた事を言えるもんだな
あまりにも傲慢だ
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/450.html#c34
コメント [政治・選挙・NHK295] 腐り切った自民党が憲法改正云々言うこと自体が憲法違反なんだよ ラサール石井 東憤西笑(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
26. ノーサイド[2197] g22BW4NUg0ODaA 2024年9月13日 08:18:10 : E5odnQQLrA : RGkySC4wNldyMW8=[1]

憲法改正議論は腐ってるとか腐ってないとかのレベルの問題じゃない。
ラサールはわかってない。(大笑)

   

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/497.html#c26

記事 [番外地12] >廣瀬爽彩さんが抱えていたという発達障害について >彼女は自閉症スペクトラム障害(ASD)であり、いじめ被害に遭うリスクが高かった。
>廣瀬爽彩さんが抱えていたという発達障害について
>彼女は自閉症スペクトラム障害(ASD)であり、いじめ被害に遭うリスクが高かった。いじめ被害によって心的外傷後ストレス障害(PTSD)を二次障害として発症していたため、つらい体験が何度も長期にわたってフラッシュバックし、長く苦しんでいました。
>彼女はいじめというトラウマ的ストレスに起因する心的外傷後ストレス障害(PTSD)に長く苦しみ続けた。

これはPTSDについて完全に誤解しています。 PTSDは戦争体験を除いては家庭内の性的虐待でしか起きません。
廣瀬爽彩さんは家に帰るのを非常に嫌がって公園に長時間居る事が多かったのですが、家に帰ると母親の愛人から性的虐待を受けるからだと噂されていました。

爽彩さんの自殺未遂事件では警察は爽彩さんと母親の関係が原因だと判断して、爽彩さんを精神病院に二か月も入院させて母親とは会わせませんでした。
失踪・凍死事件では警察は爽彩さんと母親の喧嘩が原因の家出だと判断して、初期捜査を殆ど行いませんでした。
そもそも警察は自殺未遂事件で爽彩さんが退院して以降は、爽彩さんを毎月呼び出して、母親との関係、売春していないかどうか、覚醒剤使用の有無等を聞いていたと思われます。 つまり警察は爽彩さんの病状や家庭の状況を完全に把握した上で、失踪・凍死事件は爽彩さんと母親の喧嘩が原因の家出だと判断したのです。
校長や教頭、担任、教育委員会も失踪・凍死事件は中学でのイジメが原因ではなく、家庭の問題だと何度も指摘しています。
そもそも廣瀬爽彩の検死書では廣瀬爽彩さんは統合失調症とされていました。 統合失調症は覚醒剤中毒と症状も治療薬も全く同じなので、警察では廣瀬爽彩さんを覚醒剤中毒だと判断していた可能性が高いです:

PTSDになるのは家庭内性虐待か覚醒剤中毒のどちらかしか有り得ない

亡くなる前の爽彩さんの様子について、母親がこう話す。。
急に泣いたり叫んでしまったり、震えたり、過呼吸が起きたり、吐いちゃったりとか。それが本当に1日の間に10回以上とか、ひどいときには20回以上、起きることが続いていた。(2021年9月27日放送)
複雑性PTSDは虐待のような悲惨な体験を長期間受け続けた人に生じる心の病
精神科医・和田秀樹「複雑性PTSDなんかではない」眞子さまの本当の病名は
宮内庁は10月1日、眞子さま(29)と小室圭さん(29)が同月26日に結婚されると正式発表するとともに、眞子さまが「複雑性PTSD」と診断されたことを明らかにした。精神科医の和田秀樹さんは「会見に同席した精神科医は『結婚について周囲から温かい見守りがあれば、健康の回復が速やかに進むとみられる』と発言しましたが、これは国民に誤解を与え、現実に複雑性PTSDの症状に苦しむ虐待サバイバーに脅威を与えるおそれがある」という。その理由とは――。

■精神科医が腰を抜かすほど驚いた「眞子さまは複雑性PTSD」
 宮内庁は1日、秋篠宮家の長女・眞子さま(29)が「複雑性心的外傷後ストレス障害(PTSD)」と診断されたことを明らかにした。
 1991〜94年にアメリカに留学して以来、この疾患に向き合ってきた私は、宮内庁のその後の説明を聞くにつけて、腰を抜かすほど驚いてしまった。 なぜなら、複雑性PTSDとは虐待のような悲惨な体験を長期間受け続けた人に生じる心の病であり、治療も大変困難なものとされているからだ。

 眞子さまの場合、もし、環境が変わり周囲の批判がなくなった結果、秋山医師が断言したように「健康の回復が速やかに進むとみられる」ならば、それは複雑性PTSDなどという心の重病でない。眞子さまはおそらく適応障害にあたるのではないかと思う。

 1970年代、ベトナム戦争で兵士が受けた心理的後遺症やレイプトラウマの研究が進み、1980年に発表されたアメリカ精神医学会の診断基準第3版(DSM-3)に「PTSD」という病名が採用された。

 その後もトラウマ研究が進み、児童虐待のような長期反復型のトラウマ体験の場合は、もっと深刻な病状が生じることがわかってきた。

 当時のアメリカにおけるトラウマ研究の第一人者であるジュディス・ハーマン(ハーバード大学准教授)は、その主著と言える『心的外傷と回復』(みすず書房)において、複雑性PTSDという病名を提起した。

■複雑性PTSDの症状…自傷行為、性的逸脱、解離症状、希望喪失

 ハーマンが提起し、94年に発表されたアメリカ精神医学会の診断基準第4版(DSM-4)の「複雑性PTSD」に加えることが検討された症状には以下のようなものが列挙された。

1:感情制御の変化(自傷行為や性的逸脱など)
2:意識変化(解離症状など)
3:自己の感覚の変化(恥の意識など)
4:加害者への感覚の変化(復讐への没頭だけでなく、加害者を理想化することもある)
5:他者との関係の変化(孤立・ひきこもりなど)
6:意味体系の変化(希望喪失など)

 実際、私の留学中も虐待の被害者の患者をかなりの数で診たが、この指摘には心当たりがある。ここで注目したいのは、2の項目にある「解離」という症状だ。

 解離は、自分の忌まわしい記憶をふだんとは別の意識状態に置くことで生じると考えられている。要するにトラウマ的な出来事を覚えている意識状態と、普段の意識状態は、別の意識状態になっている。

 そのため、その人は、トラウマ的出来事を覚えている意識状態になったときのことは覚えていないし、その意識状態は、普段の意識状態と連続性をもたない。

 解離性健忘の場合、その解離状態の時の言動を覚えておらず、かなりの暴言を吐いても、犯罪的な行為(万引きや暴行など)や性的逸脱を行っても、それを覚えていない。

 別の意識状態になったときにアイデンティティ(自分が子どもか大人かとか、ふだんの名前や役職など)まで変わってしまう状態は多重人格と呼ばれてきたが、DSM-4では解離性同一性(アイデンティティ)障害と呼ばれるようになった。

■「複雑性PTSDとは、悪口レベルの外傷的体験ではない」
 実際、この診断基準で挙げられている逃れることが困難もしくは不可能な状況で、長期間・反復的に、著しい脅威や恐怖をもたらす出来事の例としては、「反復的な小児期の性的虐待・身体的虐待」のほか、「拷問」「奴隷」「集団虐殺」が挙げられている。けっして悪口レベルの外傷的体験などではない。

 ※児童虐待を受けたあと、生き残り、心の病に苦しんでいる人たち。

 自らが虐待サバイバーで複雑性PTSDの実際の症状を赤裸々に記録した『わたし、虐待サバイバー』(ブックマン社)の著者である羽馬千恵さんは、自身が発行するメルマガ(※)の中で、「虐待が終わってからが、本当の地獄だった」と記している。

 虐待を受けた子供たちは大人になり複雑性PTSDに苦しむわけだが、親元を離れ、虐待を受けなくなったり、多少周囲が温かくしてくれたりしところで、そう簡単に治るものではない。

 つい最近も3歳児が母親の同居人の虐待で死亡した事件があったが、それに関するニュースの多くは、初動で行政がしっかり対応していたら死ななくてすんだという類のものだった。

 たしかにそういう面もあるかもしれない。しかし、もっと重要なのは子供の今後の人生だ。「運よく生き残ったから、よかった」で済む問題ではない。生き残った子供たちは下手をすると生涯にわたる複雑性PTSDに苦しむのである。

 人格変化のために周囲の人が犠牲になることさえある。古くは永山則夫事件、あるいは大阪・池田小事件の宅間死刑囚、そして山口県光市の母子殺しの少年など、子供時代などに虐待を受けた人物が起こす重大事件は枚挙に暇がない。

 銃社会のアメリカでは、虐待を受けた子供が将来重大犯罪を起こすことが多いことも、虐待を受けた子供を親元に返さない大きな理由となっている。

 その一方、虐待をしてしまった親に対するカウンセリングも重要だ。アメリカではこれが盛んに行われ、カウンセラーが認めれば、子供はその親元に返される。
http://www.asyura2.com/24/ban12/msg/200.html
コメント [政治・選挙・NHK295] 小沢一郎:死んでも死にきれない!以下、おバカ共。野田:私も同じな・のだ。当事者の会:解散?河野太郎:裏金は国庫に返還。 阿闍梨(あじゃり)
70. 阿闍梨(あじゃり)[103] iKLoi5ecKIKggraC4YLoKQ 2024年9月13日 08:20:59 : yWKvvPEj5I : c0YwNDN1RkIxdy4=[40]
<▽31行くらい>
阿闍梨(あじゃり)で、おまッ。

>67〜69 銀の荼毘 様
『>67 @〜Iは、裁判審理に無関係』

■『それが解らないようでは、人間やってる資格は無い!』
■『私は、冤罪と証明した。その冤罪裁判の審理に『無関係』と言い張るなら、人間じゃねえ!』


『>68 は、全部小話じゃないか』

■『休み休みも、バカ【銀の荼毘】に言え』
・検察官『つまり、陸山会名義の定期預金を担保に、銀行から4億円を借りた。』
【小話】
・それと、陸山会名義の定期預金を担保に、銀行から4億円を借りたって?
・それ、検察官の希望的妄想だろ!だって、目の前に、既に、4億円あるじゃん。

★『やっぱり、お前の脳みそは、う●こ、だったようだな。』
目の前に、4億円の現金がある。【のに、何で銀行から借入れする必要があるんだ?】
その4億円の現金を、ワザワザ、銀行に持って行き、『陸山会名義の定期預金』にしてもらい、りそな銀行に、ワザワザ、行き、その『陸山会名義の定期預金』を担保にして、証書貸付により、4億円の銀行借入れを強行した。
だって、証書貸付では、どんなに急いでも、審査に3日かかる。【違法なことしないと、ムリ】
それを、仮登記日の1日の間に、やってのけた。
と、恥ずかしげも無く言う、検察官も、また、お前と同じ『脳みそは、う●こ、だった』んだね。


『>69 反論も無いため🟰全面降伏だな?』

■『『7,000万円』は、ちゃんと、記載されていますけど。【休み休みも、バカに言え】』
私のブログの『【第1回】陸山会事件の基礎資料』_2012.01.31更新
◆【2007年の重要な記載事項(官報になる前の情報)】
http://www.soumu.go.jp/main_content/000047138.pdf#page=151
「(7) 寄附の内訳 (政治団体分) 民主党岩手県第4区総支部 50,000,000円」
「(7) 寄附の内訳 (政治団体分) 小沢一郎政経研究会 20,000,000円」
■『お前の情報は、全部人から貰った、ニセ情報だ!自分で調べ、自分で考えろ!』
■『騙され続ける人生に、いい事なんて、ないよ!』

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/452.html#c70

コメント [番外地12] >廣瀬爽彩さんが抱えていたという発達障害について >彼女は自閉症スペクトラム障害(ASD)であり、いじめ被害に遭うリスクが高… 中川隆
1. 中川隆[-9142] koaQ7Jey 2024年9月13日 08:33:13 : P3g0N01uLY : dWE0NWRmMlhZcm8=[8]
<■113行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
>尾木ママが語る旭川いじめの教訓 「つらかったら緊急避難して」
>廣瀬爽彩さんが抱えていたという発達障害について
>彼女は自閉症スペクトラム障害(ASD)であり、いじめ被害に遭うリスクが高かった。いじめ被害によって心的外傷後ストレス障害(PTSD)を二次障害として発症していたため、つらい体験が何度も長期にわたってフラッシュバックし、長く苦しんでいました。
>彼女はいじめというトラウマ的ストレスに起因する心的外傷後ストレス障害(PTSD)に長く苦しみ続けた。

これはPTSDについて完全に誤解しています。 PTSDは戦争体験を除いては家庭内の性的虐待でしか起きません。
廣瀬爽彩さんは家に帰るのを非常に嫌がって公園に長時間居る事が多かったのですが、家に帰ると母親の愛人から性的虐待を受けるからだと噂されていました。そもそも爽彩さんが死にたい、死にたいと騒いでパニック状態になったのは小学生の時からなので中学でのイジメとは関係ありません。

爽彩さんの自殺未遂事件では警察は爽彩さんと母親の関係が原因だと判断して、爽彩さんを精神病院に二か月も入院させて母親とは会わせませんでした。
失踪・凍死事件では警察は爽彩さんと母親の喧嘩が原因の家出だと判断して、初期捜査を殆ど行いませんでした。
そもそも警察は自殺未遂事件で爽彩さんが退院して以降は、爽彩さんを毎月呼び出して、母親との関係、売春していないかどうか、覚醒剤使用の有無等を聞いていたと思われます。 つまり警察は爽彩さんの病状や家庭の状況を完全に把握した上で、失踪・凍死事件は爽彩さんと母親の喧嘩が原因の家出だと判断したのです。
校長や教頭、担任、教育委員会も失踪・凍死事件は中学でのイジメが原因ではなく、家庭の問題だと何度も指摘しています。
そもそも廣瀬爽彩さんの検死書では廣瀬爽彩さんは統合失調症とされていました。 統合失調症は覚醒剤中毒と症状も治療薬も全く同じなので、警察では廣瀬爽彩さんを覚醒剤中毒だと判断していた可能性が高いです:

PTSDになるのは家庭内性虐待か覚醒剤中毒のどちらかしか有り得ない

亡くなる前の爽彩さんの様子について、母親がこう話す。。
急に泣いたり叫んでしまったり、震えたり、過呼吸が起きたり、吐いちゃったりとか。それが本当に1日の間に10回以上とか、ひどいときには20回以上、起きることが続いていた。(2021年9月27日放送)
複雑性PTSDは虐待のような悲惨な体験を長期間受け続けた人に生じる心の病
精神科医・和田秀樹「複雑性PTSDなんかではない」眞子さまの本当の病名は
宮内庁は10月1日、眞子さま(29)と小室圭さん(29)が同月26日に結婚されると正式発表するとともに、眞子さまが「複雑性PTSD」と診断されたことを明らかにした。精神科医の和田秀樹さんは「会見に同席した精神科医は『結婚について周囲から温かい見守りがあれば、健康の回復が速やかに進むとみられる』と発言しましたが、これは国民に誤解を与え、現実に複雑性PTSDの症状に苦しむ虐待サバイバーに脅威を与えるおそれがある」という。その理由とは――。

■精神科医が腰を抜かすほど驚いた「眞子さまは複雑性PTSD」
 宮内庁は1日、秋篠宮家の長女・眞子さま(29)が「複雑性心的外傷後ストレス障害(PTSD)」と診断されたことを明らかにした。
 1991〜94年にアメリカに留学して以来、この疾患に向き合ってきた私は、宮内庁のその後の説明を聞くにつけて、腰を抜かすほど驚いてしまった。 なぜなら、複雑性PTSDとは虐待のような悲惨な体験を長期間受け続けた人に生じる心の病であり、治療も大変困難なものとされているからだ。

 眞子さまの場合、もし、環境が変わり周囲の批判がなくなった結果、秋山医師が断言したように「健康の回復が速やかに進むとみられる」ならば、それは複雑性PTSDなどという心の重病でない。眞子さまはおそらく適応障害にあたるのではないかと思う。

 1970年代、ベトナム戦争で兵士が受けた心理的後遺症やレイプトラウマの研究が進み、1980年に発表されたアメリカ精神医学会の診断基準第3版(DSM-3)に「PTSD」という病名が採用された。

 その後もトラウマ研究が進み、児童虐待のような長期反復型のトラウマ体験の場合は、もっと深刻な病状が生じることがわかってきた。

 当時のアメリカにおけるトラウマ研究の第一人者であるジュディス・ハーマン(ハーバード大学准教授)は、その主著と言える『心的外傷と回復』(みすず書房)において、複雑性PTSDという病名を提起した。

■複雑性PTSDの症状…自傷行為、性的逸脱、解離症状、希望喪失

 ハーマンが提起し、94年に発表されたアメリカ精神医学会の診断基準第4版(DSM-4)の「複雑性PTSD」に加えることが検討された症状には以下のようなものが列挙された。

1:感情制御の変化(自傷行為や性的逸脱など)
2:意識変化(解離症状など)
3:自己の感覚の変化(恥の意識など)
4:加害者への感覚の変化(復讐への没頭だけでなく、加害者を理想化することもある)
5:他者との関係の変化(孤立・ひきこもりなど)
6:意味体系の変化(希望喪失など)

 実際、私の留学中も虐待の被害者の患者をかなりの数で診たが、この指摘には心当たりがある。ここで注目したいのは、2の項目にある「解離」という症状だ。

 解離は、自分の忌まわしい記憶をふだんとは別の意識状態に置くことで生じると考えられている。要するにトラウマ的な出来事を覚えている意識状態と、普段の意識状態は、別の意識状態になっている。

 そのため、その人は、トラウマ的出来事を覚えている意識状態になったときのことは覚えていないし、その意識状態は、普段の意識状態と連続性をもたない。

 解離性健忘の場合、その解離状態の時の言動を覚えておらず、かなりの暴言を吐いても、犯罪的な行為(万引きや暴行など)や性的逸脱を行っても、それを覚えていない。

 別の意識状態になったときにアイデンティティ(自分が子どもか大人かとか、ふだんの名前や役職など)まで変わってしまう状態は多重人格と呼ばれてきたが、DSM-4では解離性同一性(アイデンティティ)障害と呼ばれるようになった。

■「複雑性PTSDとは、悪口レベルの外傷的体験ではない」
 実際、この診断基準で挙げられている逃れることが困難もしくは不可能な状況で、長期間・反復的に、著しい脅威や恐怖をもたらす出来事の例としては、「反復的な小児期の性的虐待・身体的虐待」のほか、「拷問」「奴隷」「集団虐殺」が挙げられている。けっして悪口レベルの外傷的体験などではない。

 ※児童虐待を受けたあと、生き残り、心の病に苦しんでいる人たち。

 自らが虐待サバイバーで複雑性PTSDの実際の症状を赤裸々に記録した『わたし、虐待サバイバー』(ブックマン社)の著者である羽馬千恵さんは、自身が発行するメルマガ(※)の中で、「虐待が終わってからが、本当の地獄だった」と記している。

 虐待を受けた子供たちは大人になり複雑性PTSDに苦しむわけだが、親元を離れ、虐待を受けなくなったり、多少周囲が温かくしてくれたりしところで、そう簡単に治るものではない。

 つい最近も3歳児が母親の同居人の虐待で死亡した事件があったが、それに関するニュースの多くは、初動で行政がしっかり対応していたら死ななくてすんだという類のものだった。

 たしかにそういう面もあるかもしれない。しかし、もっと重要なのは子供の今後の人生だ。「運よく生き残ったから、よかった」で済む問題ではない。生き残った子供たちは下手をすると生涯にわたる複雑性PTSDに苦しむのである。

 人格変化のために周囲の人が犠牲になることさえある。古くは永山則夫事件、あるいは大阪・池田小事件の宅間死刑囚、そして山口県光市の母子殺しの少年など、子供時代などに虐待を受けた人物が起こす重大事件は枚挙に暇がない。

 銃社会のアメリカでは、虐待を受けた子供が将来重大犯罪を起こすことが多いことも、虐待を受けた子供を親元に返さない大きな理由となっている。

 その一方、虐待をしてしまった親に対するカウンセリングも重要だ。アメリカではこれが盛んに行われ、カウンセラーが認めれば、子供はその親元に返される。
http://www.asyura2.com/24/ban12/msg/200.html#c1

コメント [カルト49] 本当にあった子供の治験 イワツバメ
5. イワツバメ[728] g0ODj4Njg2@DgQ 2024年9月13日 08:37:18 : xIwq9Tn63Q : bDJybG9rczk3SDY=[371]

こういう人をどうしたら説得できるか考えてみる。

『一種の労働ですよね治験って。子供に稼いでもらったことになりますね。』

……って言っても駄目やろうな。

http://www.asyura2.com/24/cult49/msg/788.html#c5

コメント [戦争b25] 米英政府の外務部門がウクライナに対し、露深奥部への長距離ミサイル攻撃を容認(櫻井ジャーナル) 赤かぶ
9. [1330] iKQ 2024年9月13日 08:43:54 : 0N8QgYXMNE : eUlyZGhocFpRZWs=[1338]

 ま〜〜 ロシアの深部に ミサイルを飛ばすことはできるし ロシアは傷つくだろうが

 ロシアは 広いのだ 

 ロシア全土を 攻撃するだけのミサイルを アメリカとイギリスが 供給したら

 すぐに ミサイルは底をつくだろう

 ===

 ロシアにとって「かすり傷」なのだ

 
http://www.asyura2.com/23/warb25/msg/727.html#c9

コメント [戦争b25] 米英政府の外務部門がウクライナに対し、露深奥部への長距離ミサイル攻撃を容認(櫻井ジャーナル) 赤かぶ
10. 楽老[5097] inmYVg 2024年9月13日 08:44:03 : NYReezW41U : UGVuaUVIbWpHUk0=[159]
>>6. 葦:唯一無二の作戦は撤収あるのみ。決断せよ、それが英断だ!

これは違うと思うな。
カネ(武器)だけ出して代理戦争をやらせる米欧に対する脅しではないだろうか。
ゼレンスキーがロシア深部に戦火を拡大しても対露勝利することは無い。
米欧が参戦せざるを得ない状況まで、ロシアを追い詰めるのではなく、米欧を追い詰めているのだ。
これが真相だと思う。

米露ともに終戦させようという意思は無い。
お互いに戦争状態の方が都合が良いのだ。

ウクライナ東部、クリミア半島は元々ロシア人の居住地であった。
モスクワルーシではないキエフルーシーのフルシチョフがキエフの管轄に線引きしただけに過ぎない。
ソ連崩壊後の国境の線引きに合理性は無い。

キエフとモスクワは神聖ローマ帝国時代の大公国以来対立関係ではなく、両者は一体化しており、ソ連崩壊後もCISの創立に手を組み、11ヶ国の連合にまで拡大したが、これに介入して紛争を持ち込んだのは米国だ。

    
http://www.asyura2.com/23/warb25/msg/727.html#c10

コメント [政治・選挙・NHK295] 共産・小池晃氏 公明・山口代表に痛烈皮肉…自民党総裁選の候補者を「どうみていらっしゃるのか」(東スポ WEB) 達人が世直し
3. ノーサイド[2198] g22BW4NUg0ODaA 2024年9月13日 08:50:07 : E5odnQQLrA : RGkySC4wNldyMW8=[2]

自民党が共産党の政策をパクった?。だったら共産党も自民党の政策をパクればいい。(大笑)

   

   

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/495.html#c3

コメント [政治・選挙・NHK295] 加藤勝信氏の目玉政策は安倍&岸田の“特級呪物”…アベノミクスの精神×所得倍増を空念仏の仰天(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
18. 名無しのオプ[81] lryWs4K1gsyDSYN2 2024年9月13日 08:54:36 : TfOPmlODOQ : MnNEdlQ3OC5tbFE=[26]
>>16
加藤六月自身がいわゆる「灰色高官」。
しかも勝信は婿養子で、六月の娘二人と「ピー(自主規制)」したろくでもない奴。
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/494.html#c18
コメント [政治・選挙・NHK295] 小泉進次郎氏「死ぬまで働け」戦慄の年金プラン “標準モデル”は萩本欽一…なんでそうなるの?(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
64. カミー[929] g0qDfoFb 2024年9月13日 08:57:41 : VD4ii5VLrc : LkNtNWhSVENTRS4=[1654]
>>59
適当さん、嘘はいけませんよ、上川がガザにいつ釘を刺しましたか、日本はイスラエルと共にある、何が外交辞令か、安倍が最初に言ってアラブを敵にし、結果何人もの日本人がテロに会い亡くなっている、上川はそれを再宣言をしている、取り消しはしてない。それこそアンワル問題の時、一番最初に援助を停止している、アンワル問題はイスラエルの創作だったと今は判明している。
日本が第3次大戦に巻き込まれることを心配している、思考停止どころか考えているから心配しているのだ。核戦争が起こり核を撃ちあえばお互い壊滅状態になるのは目に見えているではないか。それを考えたらお互い仲良くし戦争をしてはいけないのだ。
頭が咲いている、それは能天気な君ではないか、適当さん、適当と言っても嘘は駄目だよ、その内嘘つきさんと言わねばならなくなるかな(笑)。

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/490.html#c64
コメント [戦争b25] 米国は中国に対する先制攻撃の準備を日本でも着々と進めている(櫻井ジャーナル) 赤かぶ
15. 楽老[5098] inmYVg 2024年9月13日 08:59:56 : NYReezW41U : UGVuaUVIbWpHUk0=[160]
>>14.

どこが支離滅裂なのだろうか❓
私自身は米国が中国に向けて先制攻撃することはあり得ないと思うが
台湾、日本、フィリピンから先制攻撃(米軍ではない)することは確率は低いがあり得ることだと思う。

ゼレンスキーと同様、日本が代理戦争をけしかけられることも

    
http://www.asyura2.com/23/warb25/msg/723.html#c15

コメント [政治・選挙・NHK295] 吉田晴美氏だけが消費税減税公約(植草一秀の『知られざる真実』) 赤かぶ
31. となりのおとど[37] gsaCyILogsyCqILGgsc 2024年9月13日 09:00:39 : jimtgBFqxk : Vm8uQ1JJS2VkcGc=[251]
消費税の低減は、日本国民全体の悲願である。

2023年国の歳入合計72兆円にしめる消費税収入は23兆円で、法人税を抜き所得税にならぶ。この税は庶民を狙ったもので、これだけではないと思うが、国民貧困化の大きな要因になっている。

また、外国人労働者の流入もあって、多くの日本人若者は職にもつけず、結婚もできない状況にある。コロナワクチン問題もさることながら、各種要因が重なり人口減少が急速に進んでいる。日本は、国力低下滅亡化への道を一挙に進んでいるということになる。

この一番の原因は、戦後80年近く経っても、帝国アメリカの支配を受けている属国という立場から来ている。国家歳入から毎年膨大な国債を買わされ、しかもそれは借り変えで返済されることはことはない。最終的にはアメリカの破滅で、チャラにされるだろう。そして、その支配を支えるため、この国の政権党の議員、国の役人はアメリカの手先として動いている。

日本人の悲願である消費税の低減は、アメリカ帝国からの独立と密接にからんでいる。つまるところ在日米軍を追い出して、対等な日米関係を築くことが必要なのである。この機会は、アメリカ帝国の滅亡という形で近い将来訪れるだろう。


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/482.html#c31

コメント [医療崩壊13] ビル・ゲイツ:すべてに病気にmRNAワクチン  (USA Today / ShortShort News 訳)  魑魅魍魎男
3. 全世界の皆様へ・・[171] kVOQoopFgsyKRpdsgtalpQ 2024年9月13日 09:02:39 : rU95xOWu8g : ZnliWXV6Q3E4TWs=[724]
とりあ●ず・・・スイマセン!
表題他・・・

・・・ビル・ゲイツ:すべてに病気にmRNAワクチン・・・

もはや、なにに効くなんて・・・関 係・・・ない!? 
キル●ゲイツ・ワクチン・・こ?
(注:元気かどうかは確認されていません・・!?)

・・・万病にきく?ワクチン・・コ!?・・・

お言葉を返すようですが・・・・・・
このキル●ゲイツワクチンコもどきの毒物・・・
・・・万病のもと・・一番効くのは・・・あの世行き・・・

せっかくなんんで、多数あちこちで製造しているようなので、
ゲイツや、チンコ?の性能が足りないと・・・離婚したメリ●ダや
製造販売会社の皆様や親族様に、一人残らず・・・動物●実験として
ズブズブ撃って?あげて、安全性を十分に確認させてくださいね!

いやだ、いやだ、とか、強制はダメ・・とか言っても、
・・・いやだ、いやだ、も好きのうち・・・
お気持ちを察せてあげて・・・
ズブズブ、死ぬまで?・・・撃ってもらってください!

せっかく作ったんなら、作った方々で
・・・全部品・・・消費くださいね!!

もちろん、
アベ・スガ・キシダと、閣議決定した内閣関係者一同様や、
実行テロ部隊の、厚生労働省の皆様と親族様全員も
・・・・以下同文!!!

よろ●くお願いします。


http://www.asyura2.com/24/iryo13/msg/133.html#c3

コメント [政治・選挙・NHK295] 狭まる「進次郎包囲網」…総裁選での菅前首相“存在感誇示”に自民党内から反発と落胆(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
18. 2024年9月13日 09:07:24 : fKkQda7Cxw : a01WR1RYQWZoY00=[2930]
この暑さ 見た目で選ぶ進次郎 はっきり言って 絶望だ
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/493.html#c18
コメント [政治・選挙・NHK295] “無敵の人”兵庫パワハラ県知事に辞職要求へ自民&維新「首取り合戦」も…ヤケクソ解散に高まる警戒(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
17. ノーサイド[2199] g22BW4NUg0ODaA 2024年9月13日 09:12:43 : E5odnQQLrA : RGkySC4wNldyMW8=[3]

この騒ぎの発端はやはり告発職員の自殺よね。それで、斎藤よお前も死んじまえ!みたいな今の雰囲気はさすがにいただけないな。(大笑)
   


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/496.html#c17

コメント [原発・フッ素54] やっと着手した「デブリ取り出し」を阻むあまりに高い放射線 福島原発「880トン」回収へ果てしない道のり(東京新聞) 蒲田の富士山
13. 全世界の皆様へ・・[172] kVOQoopFgsyKRpdsgtalpQ 2024年9月13日 09:18:07 : rU95xOWu8g : ZnliWXV6Q3E4TWs=[725]
とりあえず、メンドクサインデ・・・

デプリ君を、1tくらい取り出すまで、
東京●電力の皆様の全給料を凍結・・・・だけでなく、

いままでの給料も、国民のお金で払った分を、
全額返済させてあげてくださいね!!

そんで、東京電力からの請求書は・・・●して、
高濃度放射能汚染水を捨ててる・・海に、ポイ捨て・・・クサイ!
そして、
自動引き落としは、全部やめましょうね!!
・・・電気が止まっても・・・シカタナイ!!?

とっても、国民様を、なめて、おられます!!
(注:どこまでも敬語を使用しています・・・??!!)

まずは、そうしてあげないと・・・
・・・何も始まりません!!

満額の給料とボーナスもらって、定年まで、
やってるふりして、膨大な退職金を手にやめるのを・・・
待ってるだけ・・・デ●ス!

放射能・・環境破壊現行犯のテロリストでもありますので、
そう伝えて、そうしてあげてください!!

よろ●くお願いします。
http://www.asyura2.com/22/genpatu54/msg/393.html#c13

コメント [政治・選挙・NHK295] 腐り切った自民党が憲法改正云々言うこと自体が憲法違反なんだよ ラサール石井 東憤西笑(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
27. モブキャラ[194] g4KDdYNMg4ODiQ 2024年9月13日 09:24:44 : GDZwiyo7iU : Nm10R3ZMUHRTcVU=[1857]
明治憲法をさらに腐らせたのが、自民党が提唱する新憲法。
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/497.html#c27
コメント [政治・選挙・NHK295] 小沢一郎:死んでも死にきれない!以下、おバカ共。野田:私も同じな・のだ。当事者の会:解散?河野太郎:裏金は国庫に返還。 阿闍梨(あじゃり)
71. ノーサイド[2200] g22BW4NUg0ODaA 2024年9月13日 09:25:17 : E5odnQQLrA : RGkySC4wNldyMW8=[4]

マスコミは小沢強制起訴を大々的に取り上げたが、小沢無罪は小さくしか取り上げてない。
これでマスコミが誰の味方か分かってしまった。
  

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/452.html#c71
コメント [原発・フッ素54] ドイツはもうおしまいだ…フォルクスワーゲンが国内工場を閉鎖した「真の原因」 (朝香豊 現代ビジネス)  魑魅魍魎男
20. 大儀であった![8] keWLVoLFgqCCwYK9gUk 2024年9月13日 09:26:20 : 76KxUUFX8I : QTdKdzNEMy9nYms=[1]

(✕)アメリカによるウクライナ戦争は、
(◯)プーチンによるウクライナ戦争は、

ロシア国民でさえ寝耳に水の宣戦布告無しの開戦。
アフガニスタン侵攻から47年。白熊の知能は変わらんな。


>>13
>大気にごくごく微量しか含まれていないCO2が気象に大きな変化を及ぼすはずがない。

まさしく子どもならそう思うだろうね。CO2が気象にどんなメカニズムで変化を及ぼすか教えてもらいたいなあ。

ローレンツの所謂バタフライ・エフェクト。「ブラジルの一匹の蝶の羽ばたきはテキサスで竜巻を引き起こすか?」ということもある。

ところで最近の気象予報、当たり過ぎねぇか?いや、気象兵器云々の話ではなくて。雨雲の変化やら線状降水帯やら30分刻みに報道している。

アレ、スパコン富岳の成果らしい。理研の研究者がそう解説している。エクサFLOPS(より1桁少ないけど)の威力。ところで、この気象解析のモデルは、真鍋淑郎博士の「気象モデル」(1967年発表)らしい。もちろん、今風に詳細な気象条件がインプットされるが。

さて、真鍋淑郎の研究の発端は「もし大気のCO2濃度が2倍になったら……」ということ、だつたらしい、らしい。

この碩学の研究内容をちゃんと理解できたらまた書きたい。
 

http://www.asyura2.com/22/genpatu54/msg/392.html#c20

記事 [カルト49] エムポックスも来てます…いや違うな エムポックスワクチンが来ようとしています

ほんとーch
@tekito_chanpon
·
1時間
> モロッコ保健省によると、同国では木曜日にマラケシュで初のMpox症例が報告された。

エムポックスも来てます…いや違うな

エムポックスワクチンが来ようとしています


        ↑
左の男性の湿疹画像。
こういう画像をテレビでバンバン流してビビらせる作戦をしてくるでしょう。

COVID-19 新型 XEC 株「始まったばかり」、米国で夏の感染者急増のなか懸念喚起
https://x.com/tekito_chanpon/status/1834339098569621618

http://www.asyura2.com/24/cult49/msg/793.html

コメント [医療崩壊13] ヤンシー・リンゼイ博士 「ファイザー・ワクチン成分がヒトゲノムの9番と12番染色体に統合された」 (Code Blue / 連新社訳)  魑魅魍魎男
6. PVT[362] gm@CdYJz 2024年9月13日 09:26:52 : V8rmCcq5Xk : ZkJpYmhYZmpDNkE=[57]
この内容を多数派は理解しようとも調べようとも探そうとも信じようともしないだろう。

"その時"が来るまでは。

キッシンジャー博士と握手した政治屋も、
事態がある程度大きくなるまで静観して、
騒ぎになってから見えるところで解決して存在感を示そうなどと
今まで通りの🐎🦌向けのやり方を通そうとしたが
少し勉強したらもう取返しが付かず
経済的にも日本包囲網が出来つつあり
これからどうしようと焦っていてワロタ
お前さん方が平民の幸せよりも票ばかり追いかけているから悪いんだろw

http://www.asyura2.com/24/iryo13/msg/134.html#c6

コメント [戦争b25] ウクライナ軍ロケット砲部隊、ロシア軍の電子戦システムを破壊/ thedailydigest.com 仁王像
19. カミー[930] g0qDfoFb 2024年9月13日 09:35:42 : VD4ii5VLrc : LkNtNWhSVENTRS4=[1655]
>>13、18
適当さん、あなたの情報はどこから得られたものですか、新聞、テレビ、雑誌、それともYouTube、いやいやそれともあなたの頭の中、う〜ん、その場合は想像ともいう。もし想像なら嘘と言わざるを得ませんね(笑)。
私はFABとは何か知らないので教えて下さい、なにかなとネット見たのですがでてきません。

http://www.asyura2.com/23/warb25/msg/721.html#c19
コメント [カルト49]
4. イワツバメ[729] g0ODj4Njg2@DgQ 2024年9月13日 09:40:16 : xIwq9Tn63Q : bDJybG9rczk3SDY=[372]
<△20行くらい>

ほんとーch@tekito_chanpon
9.13の前日の出来事





http://www.asyura2.com/24/cult49/msg/791.html#c4
コメント [政治・選挙・NHK295] だから自民党はダメなのだ 安倍政治の否定と統括がなければ始まらない(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
27. ノーサイド[2201] g22BW4NUg0ODaA 2024年9月13日 09:42:31 : E5odnQQLrA : RGkySC4wNldyMW8=[5]

自民党支持層が安倍政治の否定と統括なんかするわけないでしょ。(大笑)

  

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/498.html#c27

コメント [カルト49]
5. イワツバメ[730] g0ODj4Njg2@DgQ 2024年9月13日 09:46:36 : xIwq9Tn63Q : bDJybG9rczk3SDY=[373]
<△21行くらい>

ほんとーch@tekito_chanpon
9.13 BRICSニュースの報道

> 速報: バイデン・ハリス政権は、ウクライナがロシア国内を攻撃することを許可する計画を最終調整している。

ロシアのプーチン大統領は、ウクライナが西側諸国製のミサイルを使ってロシア国内を攻撃した場合、米国とNATOはロシアとの直接戦争に突入するだろうと述べた。


http://www.asyura2.com/24/cult49/msg/791.html#c5
コメント [政治・選挙・NHK295] 小泉進次郎氏「死ぬまで働け」戦慄の年金プラン “標準モデル”は萩本欽一…なんでそうなるの?(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
65. 自由[249] jqmXUg 2024年9月13日 09:49:09 : yXmz1iBZUs : dGxja3pWRWdOb1E=[249]
>>64

>>適当さん、嘘はいけませんよ、上川がガザにいつ釘を刺しましたか

「日本としてガザ地区の人道状況を憂慮しており、人道的休止が必要であること、全ての行動は国際人道法を含む国際法に従って行われるべきことを提起した。」

https://www.jetro.go.jp/biznews/2023/11/05b08ecf10ec1442.html


>>核戦争が起こり核を撃ちあえばお互い壊滅状態になるのは目に見えているではないか。それを考えたらお互い仲良くし戦争をしてはいけないのだ。

核戦争を心配しているのはわかるが、核戦争と戦争では敷居が違う。

戦争を否定すれば、核保有国は我が物顔に侵略戦争を行えることになる。

なので仲良くというのは、相手のある話で、こちらがどんなに思ってもアヤフヤになる。

ぼくは、戦争をすると言っているわけではない。

抑止力を持とうと言っている。

イスラエルに対して外交辞令を言うのも、日米同盟という抑止力を考えたということだろう。


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/490.html#c65

コメント [政治・選挙・NHK295] 狭まる「進次郎包囲網」…総裁選での菅前首相“存在感誇示”に自民党内から反発と落胆(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
19. 2024年9月13日 09:49:21 : xutrAnH8Uc : RTEwU1BmR3dDMEU=[5446]
生まれてこれまで何の苦労もせず、売国総理の親の特建で議員になり、ジャパンハンドラーのカバン持ちをしていた進次郎が国民の為の政治など100%するはずはない、しかも80歳まで働けと言わんばかりの言い分、自分はどれだけ楽をしてここまで来たのか、お前にとやかく言う資格などない。マスコミは何故か小泉を取り上げ印象操作している、親の代から相当マスコミ電通と持ちつ持たれつしてきたのだろう。横須賀の地域自体ヤクザと米軍の街、深く稲川会と関わり支援してもらっている小泉家、本当にこういう男を議員にさせているのは迷惑だ。
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/493.html#c19
コメント [政治・選挙・NHK295] 高市早苗氏の「進次郎つぶし」が始まった! 夫婦別姓、解雇規制…掲げた政策に次々「反対」(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
26. イワツバメ[731] g0ODj4Njg2@DgQ 2024年9月13日 09:53:44 : xIwq9Tn63Q : bDJybG9rczk3SDY=[374]
>>24
そうですか。
よく知らないで意見書いてすいませんでした。


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/489.html#c26

コメント [政治・選挙・NHK295] 与野党とも政治が変わる気配なし バカ騒ぎのテレビを尻目に国民の嘆息(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
37. カミー[931] g0qDfoFb 2024年9月13日 10:01:46 : VD4ii5VLrc : LkNtNWhSVENTRS4=[1656]
>>21
肝心な人誰か一人忘れておられませんか、思い出していただけましたか、竹中平蔵です、進次郎の立候補演説、新自由主義満載でしたね、すでに竹中は進次郎に食いついています、もちろん維新は今すでに竹中の党です(笑)。
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/492.html#c37
コメント [政治・選挙・NHK295] 与野党とも政治が変わる気配なし バカ騒ぎのテレビを尻目に国民の嘆息(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
38. 2024年9月13日 10:02:10 : xutrAnH8Uc : RTEwU1BmR3dDMEU=[5447]
安倍とともに二人三脚で独裁政権を維持してきた国賊菅義偉が進次郎の後ろで操っている。この国の御用マスコミは小泉時代から安倍、安倍仲間の菅、麻生、と甘い汁を吸ってきた同類、国費を私的に使い政治を独裁化し、思うまま官僚を手名付けしたい放題してきた菅義偉、このポケッとした顔して金には貪欲、することは汚い、税金の機密費をどれだけ私的に流用してきたか、など国民は知る由もない。どうにもならないドラ息子を秘書官にしてしまう親ばか野郎、如何に世襲がダメ人間が多いか、こんな人間たちが何を変えられると言うのか国民を愚弄している。
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/492.html#c38
コメント [政治・選挙・NHK295] だから自民党はダメなのだ 安倍政治の否定と統括がなければ始まらない(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
28. 大儀であった![9] keWLVoLFgqCCwYK9gUk 2024年9月13日 10:09:59 : te8WIwrkXE : MlY0NFN6Tmg2Qnc=[1]
>粒々辛苦の努力を重ね、成果を上げることができた

おっさる通りだのう。裏金肥しの成果。御苦労!

>歴史の分岐点とも言うべき大きな時代背景の中で数々の難局に向き合った3年間だった

おっさる通りだのう。安保3法案を始め、南西諸島の軍事基地増設とミサイル配備、すべてを米軍に追従するレールの敷設、いつの間にか独りでやり遂げたのう。

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/498.html#c28

コメント [政治・選挙・NHK295] 腐り切った自民党が憲法改正云々言うこと自体が憲法違反なんだよ ラサール石井 東憤西笑(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
28. 2024年9月13日 10:16:18 : xutrAnH8Uc : RTEwU1BmR3dDMEU=[5448]
小泉竹中で何でも規制緩和で非正規雇用を増大させ若者を貧困にした、そのお陰で竹中が会長をしている派遣業のパソナはぼろ儲けで笑いが止まらない、進次郎自体憲法の中味をきちんと学んでいるのか、安倍と同じで憲法の中味もわかっていない人間が改憲改憲と騒ぐ、憲法の上にある日米地位協定の改定を先にすべき、この国に主権はない、羽田の制空権を見ても首都の東京に横田基地がありそれもアメリカのトランプもバイデンも羽田に降りずに横田基地に降り立っている、これは日本を馬鹿にしている証拠、それでも何も感じないのか、改憲など国民は望んでいない、それに国民投票など自民党お抱えの御用マスコミはとても信用できるものではない。
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/497.html#c28
コメント [政治・選挙・NHK295] だから自民党はダメなのだ 安倍政治の否定と統括がなければ始まらない(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
29. 大儀であった![10] keWLVoLFgqCCwYK9gUk 2024年9月13日 10:18:06 : te8WIwrkXE : MlY0NFN6Tmg2Qnc=[2]
>いつも正しいことをしてきた人

「台湾有事は日本の有事」か?
イチ個人の感想でしょ?
どれだけ多くの国民を危難に巻き込めば気が済むんだ。バカも休み休み言ったがいいな。
 

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/498.html#c29

コメント [近代史02] アタマに効く温泉 中川隆
39. 中川隆[-9141] koaQ7Jey 2024年9月13日 10:21:28 : P3g0N01uLY : dWE0NWRmMlhZcm8=[9]
なぜ、植物油で癲癇 パーキンソン病 統合失調症が悪化するのか? 神経疾患は偶然じゃない、食原病です
吉野敏明チャンネル〜日本の病を治す〜
https://www.youtube.com/watch?v=_wk0j3zLSoI
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/345.html#c39
コメント [番外地7] アタマに効く温泉・アトピーに効く温泉 中川隆
1. 中川隆[-9140] koaQ7Jey 2024年9月13日 10:21:45 : P3g0N01uLY : dWE0NWRmMlhZcm8=[10]
なぜ、植物油で癲癇 パーキンソン病 統合失調症が悪化するのか? 神経疾患は偶然じゃない、食原病です
吉野敏明チャンネル〜日本の病を治す〜
https://www.youtube.com/watch?v=_wk0j3zLSoI
http://www.asyura2.com/17/ban7/msg/396.html#c1
記事 [カルト49] もしも日本も巻き込まれる戦争ってなったら徴兵は拒む。 断固として拒否する。

Mad Doc.K@DevaBrahma
拒否しても、連れて行かれる事態になるから、改憲させてはいけないのですよ。

今の状況なら、下記のようにも言えるけれど。

改憲されたら、問答無用にされるのです………



http://www.asyura2.com/24/cult49/msg/794.html
記事 [医療崩壊13] コロナワクチン定期接種10月から開始 新たにレプリコンも 接種費用はいくら?打つワクチンの種類はどう決まる?(大石が深掘り解説) (CBCニュース) 
「コロナワクチン定期接種10月から開始 新たにレプリコンも 接種費用はいくら?
打つワクチンの種類はどう決まる?【大石が深掘り解説】」
(CBCニュース 動画 12分46秒 2024/9/12)
https://www.youtube.com/watch?v=G2X9FVLbi0c

2024年10月から新型コロナワクチンの定期接種が始まります。
対象は65歳以上の高齢者と、60〜64歳の重症化リスクの高い方です。
2023年度までは全額公費負担、無料での接種が行われてきましたが、
今回からはインフルエンザ予防接種のように、接種費用の一部自己負担が
求められる「定期接種」として行われます。
(お住まいの自治体によっては、自己負担なしで接種できるところもあります)

ワクチンは5種類あります。
これまで大多数の方が接種してきたファイザー(mRNA)、モデルナ(mRNA)。
接種例の少ない第一三共(mRNA)、武田薬品(組み換えタンパク)。
ここに、MeijiSeikaファルマ(mRNA)の「レプリコン」と呼ばれるワクチンが新たに加わります。
・レプリコンとはどんなものなのか
・打つワクチンの種類はどう決まるのか
・定期接種の接種費用はいくらになるのか
以上を深掘り解説します。

------(引用ここまで)------------------------------------------

8割弱の高齢者が、コロナが怖いから次も接種すると。

完全に洗脳されていますね。絶望的です。

今までのmRNAワクチンとレプリコンが全く同等に扱われており、被接種者が選べない
という点が大問題です。

大石さんには、10月の定期接種が始まる前に、ぜひレプリコンワクチンの問題点、危険性を
詳しく報道していほしいですね。

(関連情報)

「仰天! 明治製菓はレプリコンワクチンが個体から個体へ伝播するリスクを知らなかった 
(村上康文教授 x 山路徹 緊急対談)」 (拙稿 2024/9/9) 
http://www.asyura2.com/24/iryo13/msg/121.html

「来月日本で導入予定の自己複製ワクチンは、世界的な災害をもたらす可能性がある
(The Expose)」 (拙稿 2024/9/2)
http://www.asyura2.com/23/iryo12/msg/898.html

「世界を破壊する日本の計画  (ダニエル・ナガセ博士)」 (拙稿 2024/9/2)
http://www.asyura2.com/23/iryo12/msg/899.html  
http://www.asyura2.com/24/iryo13/msg/135.html
コメント [医療崩壊13] コロナワクチン定期接種10月から開始 新たにレプリコンも 接種費用はいくら?打つワクチンの種類はどう決まる?(大石が深掘り… 魑魅魍魎男
1. 2024年9月13日 10:32:01 : 7dkOY89B4s : RzFOVlJlUldGMlE=[4241]
年金受給高齢者をだまして打たせて殺し、年金支払い負担を少しでも減らそう
という魂胆がまる見えだな。
http://www.asyura2.com/24/iryo13/msg/135.html#c1
コメント [政治・選挙・NHK295] 共産・小池氏 「共闘なしに政権交代と言っても政治は変わらない」(朝日新聞デジタル) 達人が世直し
11. 2024年9月13日 10:32:52 : xutrAnH8Uc : RTEwU1BmR3dDMEU=[5449]
立憲の候補者たちも何故国民民主となら共闘云々と言うのか、何故共産党との連携をはっきり言わないのか、頭の硬い頑固者が共産党を毛嫌いしている、亡き安倍は共産党を目の敵にしていてひどかった、あの連合の吉野というおばさんは自民党や財界にピッタリ寄り添って共産党を頭ごなしに嫌っていたのは相当頭の硬い頑固女とみる。
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/488.html#c11
コメント [政治・選挙・NHK295] 「嫌がらせ教」の異名を持つ創価学会がどのような方法で人々を危害してきたのかを暴いた報道@ (創価学会なぜなに相談室) 西大寺
17. evilspys[506] goWCloKJgoyCk4KQgpmCkw 2024年9月13日 10:46:10 : LY52bYZiZQ : aXZHNXJYTVV4YVE=[17503]
久本雅美が創価学会入信強要を開き直りの悪態…カルト宗教の恐怖の実態に言葉を失う!まちゃみが芸能界から干された真相を赤裸々告白で言葉を失う〖芸能〗
昭和芸能『浪漫座』
2024/09/07
https://www.youtube.com/watch?v=3kvhw-N2StY
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/373.html#c17
コメント [政治・選挙・NHK295] 小沢一郎:死んでも死にきれない!以下、おバカ共。野田:私も同じな・のだ。当事者の会:解散?河野太郎:裏金は国庫に返還。 阿闍梨(あじゃり)
72. 銀の荼毘[599] i@KCzOS2lPk 2024年9月13日 10:48:36 : YkdDokvIu2 : bzhLU0VxSW4uV0U=[1]

>『>67 @〜Iは、裁判審理に無関係』

気は確かか?


判決要旨すべてが🟰無関係とかあり得ないだろ。



http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/452.html#c72

コメント [政治・選挙・NHK295] 小沢一郎:死んでも死にきれない!以下、おバカ共。野田:私も同じな・のだ。当事者の会:解散?河野太郎:裏金は国庫に返還。 阿闍梨(あじゃり)
73. 銀の荼毘[600] i@KCzOS2lPk 2024年9月13日 10:50:26 : YkdDokvIu2 : bzhLU0VxSW4uV0U=[2]

裁判と無関係なのは↓


『手形貸付』という真実を隠蔽←この方だ。


トピ主の解説によると↓


ギリギリいっぱい→Cの解釈として🟰可能性が有る程度


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/452.html#c73

コメント [政治・選挙・NHK295] だから自民党はダメなのだ 安倍政治の否定と統括がなければ始まらない(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
30. たぬき和尚[732] gr2CyoKrmGGPrg 2024年9月13日 11:06:03 : ZGAvq8lUL6 : RGlkdUxULi93MEE=[95]
アメリカ合衆国日本州の自民党に何かできるはずないだろ?
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/498.html#c30
コメント [政治・選挙・NHK295] “無敵の人”兵庫パワハラ県知事に辞職要求へ自民&維新「首取り合戦」も…ヤケクソ解散に高まる警戒(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
18. グルニエ[38] g0@Di4Nqg0c 2024年9月13日 11:13:43 : g6ELxGokYE : RzJUMThDUTU0dzY=[2]
15さんに賛成だ。

法的なたてつけは知らないけど、一番手っ取り早いのはクソ知事斎藤をブタ箱にブチ込むことじゃないのかな。

善意の内部通報者に対して、違法なやりかたで権力を悪用して襲いかかり、陰湿で残忍きわまる(秘密警察のような)手法で死に至らしめた。ほかにも阪神優勝の際の汚ならしい補助金不正など、刑事罰に処されるべきだ。

非道なクソ知事と、その一味に対して、そんな怒りを覚えている人は多いことだろう。


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/496.html#c18

コメント [政治・選挙・NHK295] だから自民党はダメなのだ 安倍政治の否定と統括がなければ始まらない(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
31. 戦後政治の大掃除[37] kO2M45CtjqGCzJHlkXyPnA 2024年9月13日 11:16:20 : JenGHaKUpQ : d1U3cGpHbTdGck0=[53]
パソナ・竹中平蔵、オリックス・宮内義彦、、、こいつらは、腐れ自民党(安倍一味の清和会)と共に、あの世行きに!  公開処刑が望ましい。

日本を壊し、日本の富を、アメリカ等諸外国に収奪させた大罪で、国賊である。

許せませんね。これを売国奴と呼びます。

この処刑なしには、日本再生はありません。極東東京裁判です、これでに禊がされました。

売国奴は素っ裸にし、私有財産を没収です。 国家大罪、反逆罪です!
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/498.html#c31

   

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