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2024年9月12日00時50分 〜
記事 [政治・選挙・NHK295] 小泉進次郎氏「死ぬまで働け」戦慄の年金プラン “標準モデル”は萩本欽一…なんでそうなるの?(日刊ゲンダイ)


小泉進次郎氏「死ぬまで働け」戦慄の年金プラン “標準モデル”は萩本欽一…なんでそうなるの?
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/360359
2024/09/11 日刊ゲンダイ


「人生100年」の名の下、何でもアリ(C)日刊ゲンダイ

 自民党総裁選や立憲民主党代表選で「最も議論して欲しいテーマ」は「年金、医療、介護などの社会保障対策」──。7〜8日実施のJNN(TBS系列)世論調査の結果で「次の自民党総裁にふさわしい人」のトップ(28.5%)は小泉進次郎元環境相(43)だが、過去の提言や講演をひもとくと、思い描く社会保障プランは非常に危うい。

  ◇  ◇  ◇

 進次郎氏は自称、国会議員初の「人生100年時代」の提唱者だ。2016年4月、進次郎氏を中心とする自民の若手グループが社会保障に関する提言集をまとめた。確かに〈人生100年生きていくことが当たり前になる未来〉と出てくるが、続くのは〈もはや戦後のやり方は通用しない〉という強い言葉である。

 否定したのは〈「20年学び、40年働き、20年休む」という人生こそが普通で幸せ〉との考え方だ。「一本道のレール」にたとえ、〈「一度レールから外れてしまうとやり直しがきかない」そんな恐れから小さなチャレンジにも踏み出せない〉と説き、〈この国の閉塞感を生み出している〉と断じた。そして高らかにこう宣言したのだ。

〈政治が、そのレールをぶっ壊す〉

 父・純一郎元首相譲りのフレーズだが、後に進次郎氏はこの提言を「私たちのバイブル」とまで言っている。16年10月、再び進次郎氏を中心に提言集「人生100年時代の社会保障へ」を発表。年金を受け取る時期を選べる受給開始年齢の柔軟化を訴え、〈年金保険料はいつまでも納付できるようにする〉〈高齢者がより長く働くことが当たり前になる〉とブチ上げた。

「進次郎氏が18年10月に党厚労部会長に就く前後には、当時の安倍政権が年金受給開始年齢の上限を引き上げる議論を開始。2年後に改正年金法が成立し、22年4月から上限は従来の70歳から75歳まで伸びた。進次郎氏の提言はすでに結実しています」(自民党関係者)

戦後の人生設計を全否定


欽ちゃんの生き方は素晴らしいが、誰もが実践できる高齢者じゃない…(C)日刊ゲンダイ

 進次郎氏は「65歳以上は『高齢者』なんてナンセンス」と年齢前提の社会保障制度の見直しや、現在16〜64歳の「現役世代」の定義を「18〜74歳」に変更などと講演やインタビューで繰り返す。年金の受給開始年齢は「80歳でもいいのでは」と語ったこともある。

 意味するところは「死ぬまで働け」──。いつも標準モデルに掲げるのはタレントの萩本欽一(83)だ。

 18年3月には地元・横須賀市の「0歳児からの国政報告会」にサプライズゲストとして招き、70代で大学に通った欽ちゃんを「人生100年時代をすでに体現している」と持ち上げた。

「欽ちゃんの生き方は素晴らしいが、実践できる高齢者は少ない。特殊なケースを例に挙げ、一般の高齢者の尻を叩くのは言語道断。いかにも『銀のさじ』をくわえて生まれてきた世襲議員の発想で、光を浴びている人しか見ようとしない。中間層以下を置き去りにし、誰もが豊かで希望あふれる老後とは真逆の発想です」(法大名誉教授・五十嵐仁氏=政治学)

 進次郎氏のいじめの対象は解雇規制緩和の労働者だけではない。仮に総理になれば、老人いじめも加速。「欽ちゃん化」を求められる高齢者じゃなくとも「なんでそうなるの?」と突っ込みたくなる。

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/490.html

記事 [政治・選挙・NHK295] 自民党総裁選と立憲民主党代表選で「刷新感劇場」を演出する偽者を見抜くべし 永田町の裏を読む(日刊ゲンダイ)

自民党総裁選と立憲民主党代表選で「刷新感劇場」を演出する偽者を見抜くべし 永田町の裏を読む
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/360423
2024/09/11 日刊ゲンダイ ※後段文字起こし


さあ、いよいよ本番である(C)共同通信社

 国民から見て、自民党の総裁選と立憲民主党の代表選に共通するテーマは、2012年12月に発足して8年近く続いた第2次以降の安倍政権とその模倣的追随者でしかなかった菅義偉、岸田文雄の両政権をも合わせた合計11年9カ月を一連なりの政治プロセスと捉えた上で、その間に澱のようにたまった暴走や迷走、腐敗や癒着などの残骸を、誰が奇麗さっぱり片付けてくれるのか、ということに尽きる。

 自民党の候補者の中にそういう人がいて、その役目を果たしてくれるなら、それもよし。もしそういう人がいなくて、同党が自ら再生を果たす力を持たないのであれば、野党第1党の新代表が野党を結集して政権交代を実現し、しばらくの間、自民党を「反省部屋」に押し込めておくしかないが、果たしてそれだけの力を備えた人が、立憲民主の代表候補の中にいるのかどうかが問題となる。

 焦点の第1は、不正・腐敗の一掃、怪しい宗教団体や右翼組織との癒着の切断による政治の透明化。大切な税金の使い道を議論して法案化し予算化することが仕事である議員がその税金をくすねて裏金をため込むなど言語道断で、そういう者は追放しなければならない。お友達や親類縁者に利権やポストを配分する途上国丸出しの悪習も切開すべきだろう。

 焦点の第2は、アベノミクスという壮大な誤謬にきちんと始末をつけること。一言でいうと、人口減少社会への突入による需要減を「デフレ」と誤認してお札をたくさん印刷すれば「成長」が戻ってくるという一部学者の妄言を、経済に疎い安倍が信じてしまったことの罪の償いである。

 焦点の第3は、米国の言いなりに集団的自衛権の解禁に踏み込み、米国と一緒に中国や北朝鮮に戦争を仕掛ける態勢を整えようとする見当違いの国策方向を、2015年の安保法制強行採決のところまで戻って正さなければならない。

 総裁選・代表選では、このような国民にとっての重大関心事についてどれだけ真剣な論争が交わされるかに注目したい。そこから逃げて、一般受けしやすい思いつきのような断片的な公約を振りまく人は本物ではない。ましてや、この機会を(某雑誌記事の秀逸な見出しを借りれば)「刷新感劇場」と心得て、仮面のかぶり直しだけで勝負しようとするような人がいれば、それは偽者だと見抜きたい。さあ、両劇場ともいよいよ本番である。


高野孟 ジャーナリスト

1944年生まれ。「インサイダー」編集長、「ザ・ジャーナル」主幹。02年より早稲田大学客員教授。主な著書に「ジャーナリスティックな地図」(池上彰らと共著)、「沖縄に海兵隊は要らない!」、「いま、なぜ東アジア共同体なのか」(孫崎享らと共著」など。メルマガ「高野孟のザ・ジャーナル」を配信中。

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/491.html

記事 [政治・選挙・NHK295] 与野党とも政治が変わる気配なし バカ騒ぎのテレビを尻目に国民の嘆息(日刊ゲンダイ)

※2024年9月10日 日刊ゲンダイ1面 紙面クリック拡大 文字起こし


※紙面抜粋


※2024年9月10日 日刊ゲンダイ2面


「日本をもう一度世界のてっぺんに」だと(高市早苗経済安保相)/(C)日刊ゲンダイ

 自民党の総裁選が裏金みそぎセレモニーであるのは言うまでもないが、改革の安売りに国民は辟易。一方、野党もため息しか出てこない面々と野党共闘の場当たりと安直。昨今の株価の下落こそ、政治不毛への率直な評価ではないのか。

  ◇  ◇  ◇

 ポスト岸田を決める自民党総裁選(12日告示、27日投開票)の本番が迫る中、女性が初めて手を挙げた。高市早苗経済安保相だ。統一教会(現・世界平和統一家庭連合)との癒着を背景に横死した安倍晋三元首相の支援を受けた3年前に続き、2度目の挑戦となる。

 9日の出馬表明会見では「国の究極の使命は国民のみなさまの生命と財産を守り抜くこと。領土、領海、領空、資源を守り抜くこと。そして国家の主権と名誉を守り抜くこと」とタカ派全開で力説。憲法改正による自衛隊明記のほか、「何よりも経済成長を追い求める」と積極財政を強調するなど、アベ路線継承を訴えた。ほぼ1時間にわたって独演状態。質疑は「テレビの生出演が控えているので」と、30分足らずで切り上げた。

 高市のキャッチフレーズ「日本列島を、強く豊かに。サナエあれば、憂いなし。」が典型的で、裏金事件への対応が注視される総裁選はヘタクソな大喜利状態だ。さながら刷新感と改革もどきの叩き売り。裏金議員の党処分見直しについて高市は「総裁が代わって、ちゃぶ台返しをしたら独裁だ」と逃げを打ったくせに、「政府において、総理大臣給与、大臣給与、いりません。『特別職の職員の給与に関する法律』の別表(第1)を改正して廃止いたします」などと大見えを切っていた。どこから見ても逆さまだ。

 内閣はいつから自民党の所有物になったのか。問われているのは、組織的につくった裏金をバラまき、カネで票を買って権力を維持してきた自民党の金権腐敗だ。身内の宿痾には目をつむり、行政機関のカネ回りに手を突っ込んで「クリーンな政治」をアピールなんてデタラメ。おこがましいにもほどがある。

「刷新感」は労働者イジメ

 総裁選候補は誰も彼もがうわべだけ。高市と保守票を争うコバホークこと小林鷹之前経済安保相が一番乗りでブチ上げたのは「自民党は、生まれ変わる。世界をリードする国へ。」で、背水の陣の石破茂元幹事長が「日本の未来を守り抜く。」。ナルシシズムだだ漏れの河野太郎デジタル相は「国民と向き合う心。世界と渡り合う力。有事の今こそ河野太郎」、岸田政権ナンバー2の林芳正官房長官が「人にやさしい政治。林ヨシマサ」、「令和の明智光秀」の異名を裏切らない手のひら返しを繰り出す茂木敏充幹事長は「経済再生を実行へ。」ときた。本命視される小泉進次郎元環境相は「決着 新時代の扉をあける」だ。

 それで俎上に載せているのは、年末調整の廃止だとか、解雇規制や労働時間規制の緩和。自分たちの積年の悪事は棚に上げ、労働者の大半を占める勤め人をイジメ抜こうという魂胆には開いた口が塞がらない。8人目として10日に名乗りを上げる加藤勝信元官房長官のキャッチコピーは、「協創 新しい日本」。これまた全く刺さらない。総裁選が裏金のみそぎをするセレモニーであることは言うまでもないが、改革の安売りに国民は辟易だ。

 法大大学院教授の白鳥浩氏(現代政治分析)は、こう指摘する。

「本来、総裁選の本丸である『政治とカネ』の問題はどの候補にとっても目の上のたんこぶ。切り込めば国会議員票が離れていく。だから総じて『刷新感』を打ち出すわけですが、自民党には政治改革ができないという事実がよりハッキリしました。国家像も見えない。岸田政権の政策に対するスタンスも見過ごせません。世間を混乱させ、とりわけ高齢者の評判が悪いマイナ保険証への一本化をめぐり、強硬姿勢を崩さない河野氏の対応は問題がありますが、首相の女房役の林氏が今になって見直しに言及し始めたのには疑問符が付く。党ナンバー2の茂木氏にいたっては、防衛増税も子育て支援金の負担も停止するという。現政権は閣内不一致、与党とも意思疎通せずに3年間突っ走ってきたのか。岸田政権の政策への賛否を候補者全員に聞く必要があります」

「昔の顔」対決はふにゃふにゃ戦略


立憲民主は「昔の顔」対決(左から吉田晴美、泉健太、枝野幸男、野田佳彦4氏の候補者たち)/(C)日刊ゲンダイ

 一方、野党第1党の立憲民主党の代表選(23日投開票)にしても、政権交代に向けて鼻息こそ荒いが、ため息しか出てこないような面々だ。12年前に政権転落を招いた野田佳彦元首相、創設者ながら3年前の衆院選敗北で引責辞任した枝野幸男前代表、再選を目指す泉健太代表に、当選1回の吉田晴美衆院議員。選挙戦の軸は元首相と前代表だ。「刷新」ではなく「刷新感」と、ご祝儀相場を当て込んだ早期の衆院解散・総選挙で逃げ切ろうとする自民党の向こうを張るのが、「昔の顔」じゃあ盛り上がるわけがない。

 そうでなくても、立憲だけでは衆院選の立候補予定者が単独過半数(233議席)に達しておらず、単独での政権奪取はほぼ不可能だ。ならば腹をくくって幅広い野党でスクラムを組み、小選挙区で与野党が「1対1」の構図で戦うべく候補者調整を一気呵成に進めるかといえば、そこはふにゃふにゃ。現職の泉が「他党に頼らず、自分たちで勝つ最大限の努力をする」と言えば、「立憲共産党」と揶揄されたトラウマを引きずる枝野は「立憲への支持を集めるのが王道」と筋論へ回帰。野田は「可能な限り選挙区で候補者一本に絞っていく努力を最後までやる」とやや前向きだが、念頭にあるのは関係が良好な日本維新の会の存在だ。

注目されない次期リーダー

 いずれも兄弟政党の国民民主党との協力には前向きだが、各選挙区で一定の基礎票を持つ共産党との連携は眼中にない。立憲と国民の支援組織である連合の芳野友子会長の強烈な共産党アレルギーも影を落としている。

「芳野会長は立憲と国民の連携強化を猛プッシュする一方、共産党と組むのは何が何でもNO。けれども、弱肉強食の新自由主義を是とする維新はOKというスタンス。非自民勢力の結集という大きな絵は見えていない」(連合関係者)

 今さらながら、労働者の民意を反映すべきポストにふさわしい人物なのかどうか。野党共闘の場当たりと安直が浮き彫りである。ヌエにたとえられるしぶとい自民党を倒し、世論が喝采する場面は想像がつかない。与野党ともに政治が変わる気配なし。バカ騒ぎのテレビを尻目に国民は嘆息するばかりだ。

 このところの株価下落こそ、政治不毛への率直な評価ではないのか。日経平均株価は9日まで5営業日続落。終値としては1カ月ぶりの安値水準となる3万6215円75銭まで下げた。経済評論家の斎藤満氏はこう言う。

「与野党問わず、日本にはリーダーとして期待できる政治家がいない。国家ビジョンを持つ人材がいない。リーディングインダストリーもない。足元の株価は米市場の影響を受けた側面がもちろんあるものの、次期首相が誰になろうが、日本は注目に値しない国に成り下がったということ。つまり、ジャパンナッシングです。世界が無視し得る程度の経済力であるという現実が株安につながっています。30年間も自動車メーカーが産業界のトップに君臨し、成長産業に無頓着。果てはアベノミクスの金融緩和をダラダラ続けている。米国が扱いやすい世襲政治家が跋扈した結果が、この体たらくなのです」

 戦後80年を前に「安いニッポン」がデフォルトとなったわけである。

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/492.html

記事 [政治・選挙・NHK295] 狭まる「進次郎包囲網」…総裁選での菅前首相“存在感誇示”に自民党内から反発と落胆(日刊ゲンダイ)


狭まる「進次郎包囲網」…総裁選での菅前首相“存在感誇示”に自民党内から反発と落胆
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/360415
2024/09/11 日刊ゲンダイ


早々に小泉進次郎元環境相(右)の応援演説に立つ菅前首相(C)日刊ゲンダイ

 12日が告示の自民党総裁選(27日投開票)は、上川陽子外相(71)も20人の推薦人にメドがついたと表明。総勢9人で争う異例の構図だ。レースは小泉進次郎元環境相(43)が大本命とみられているが、ここへきて自民党内の空気が微妙に変わってきた。進次郎に「菅カラー」が出すぎていることへの反発と落胆が広がっているのだ。

「表に出るタイミングが早すぎる」

 自民党内をざわつかせたのは、8日の進次郎の街頭演説に、菅義偉前首相(75)が出てきてマイクを握ったことだ。「小泉さんに日本の舵取りを託したい」と訴えた。演説場所の横浜市は菅の地元だから、駆け付けてもおかしくないとはいえ、菅に近い関係者でさえも「表に出るタイミングが早すぎる。マイナスにならないか」と漏らす。

 推薦人集めに苦労していた野田聖子元総務相(64)が「新しい派閥が出現している。菅さんは強い。声を掛けてもブロックされる」とテレビで暴露したように、菅は議員に「進次郎推し」の電話をかけまくり、プレッシャーをかけているという。

「進次郎さんの政策を作っているのは、菅政権で首相秘書官だった官僚たちだ。進次郎さんはその振り付けに従っている。進次郎さんが首相になったら、菅さんの秘書官がそのまま横滑りだとか、菅さんと懇意の和泉洋人元首相補佐官が官邸に戻るなんて噂もある。これでは菅政権、再び。ちょっと受け入れがたい。刷新感どころか今まで通りで、党内はガッカリしている」(自民ベテラン議員)

 キングメーカー争いの岸田首相(67)と麻生副総裁(83)、そこに甘利前幹事長(75)も加わって、それぞれが決選投票で進次郎を落とす算段をしているという話も出ている。

兵庫パワハラ知事も飛び火か


斎藤元彦兵庫県知事も“スガ印”?/(C)日刊ゲンダイ

 さらに、進次郎の足を引っ張りそうなのが、兵庫のパワハラ知事だ。斎藤元彦知事(46)が自民・維新の推薦で初当選したのは菅政権時で、維新とのパイプをつないだのは菅だとみられているのだ。斎藤は元総務官僚で、総務省は“菅の天領”と呼ばれる。

「斎藤知事が『スガ印』だとなれば、総裁選に飛び火する可能性がある」(自民党関係者)

「小泉劇場」再来を狙う進次郎陣営は、SNSを含めた世論対策にことのほか熱心で、大手メディアもそれに乗せられているが、一方で「選対はバラバラで統率が取れていない」(前出の菅に近い関係者)とも。

「菅さんが街頭に出たのは存在感を誇示するためだろう。菅さんは敵が明確になればなるほどムキになるタイプだが、それが逆効果になることも。都知事選や横浜市長選での敗北がそうだった」(政界関係者)

 この先、進次郎には鬼門の討論会が待ち受ける。

 進次郎の失速は意外に早いかもしれない。

  ◇  ◇  ◇

 どこが「刷新感」なのか。“生臭い”面々の存在が浮き彫りなる自民党総裁選について●関連記事『【もっと読む】自民党総裁選で蠢動する“生臭い”顔ぶれ…甘利、萩生田、菅が「復権作戦」を醜悪展開』でも詳報している。

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/493.html

記事 [政治・選挙・NHK295] 加藤勝信氏の目玉政策は安倍&岸田の“特級呪物”…アベノミクスの精神×所得倍増を空念仏の仰天(日刊ゲンダイ)

加藤勝信氏の目玉政策は安倍&岸田の“特級呪物”…アベノミクスの精神×所得倍増を空念仏の仰天
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/360414
2024/09/11 日刊ゲンダイ


絵に描いた餅(加藤勝信元官房長官)/(C)日刊ゲンダイ


出馬を表明した加藤勝信元官房長官(C)日刊ゲンダイ


出馬を表明した加藤勝信元官房長官(C)日刊ゲンダイ


出馬を表明した加藤勝信元官房長官(C)日刊ゲンダイ


出馬を表明した加藤勝信元官房長官(C)日刊ゲンダイ

「国民の所得倍増を最優先で推し進めたい」──。加藤勝信元官房長官が10日、自民党総裁選への出馬を正式に表明。岸田首相が2021年の総裁選でブチ上げた「所得倍増」を看板政策として打ち出した。

 スローガンに「“ニッポン総活躍”プラン」を掲げた加藤氏はまず、欧米諸国と日本の賃金格差について言及。欧米に比べて日本の労働者の賃金が名目では2倍、実質では1.5倍の差を付けられていると指摘し、「こうした状況が続いてよいと思うのでしょうか?」と投げかけた。

 時に閣僚として政権運営を担ってきたのに、自分の責任を棚に上げる物言いである。その証拠に、「安倍・菅・岸田政権で良い兆しが見えてきた」と反省の色すら見せなかった。

「アベノミクスの精神」×「所得倍増」


アベノミクスに哀愁感の空念仏…(C)日刊ゲンダイ

 極めつきは、アベノミクスの継承だ。長年にわたる異次元の金融緩和のせいで今の「安いニッポン」になってしまったのに、加藤氏は「安倍総理と一緒にアベノミクスを推進してきた。私の中にその精神が染み込んでいる」と言ってはばからなかった。

「日本の労働者の賃金が欧米諸国などに比べて圧迫されているとの問題意識は悪くありません。しかし、なぜ足元の低成長を招いたのか、どうやって所得倍増するのか、今までの政策の総括も具体的な道筋も見えてこない。極端なことを言えば、所得倍増は、再び高度経済成長に戻すか、企業の付加価値に占める人件費の割合である『労働分配率』を引き上げるか。高度経済成長期に戻すのは、まず無理です。一方、労働分配率を上げるにしても、文字通り所得倍増なら企業の取り分が減る。加藤さんに財界と縁を切る覚悟はないでしょう。アベノミクスに哀愁を感じている空念仏に聞こえます」(経済評論家・斎藤満氏)

 岸田首相の所得倍増は看板倒れで、アベノミクスはいびつな経済構造を生んだ。加藤氏の目玉政策はいわば、安倍・岸田政権で成仏できなかった「特級呪物」だ。祓った方がいい。

  ◇  ◇  ◇

 国会議員初の「人生100年時代」の提唱者を自称する進次郎氏。●関連記事『【もっと読む】小泉進次郎氏「死ぬまで働け」戦慄の年金プラン “標準モデル”は萩本欽一…なんでそうなるの?』では、思い描く社会保障プランの危うさを詳報している。

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/494.html

記事 [政治・選挙・NHK295] 共産・小池晃氏 公明・山口代表に痛烈皮肉…自民党総裁選の候補者を「どうみていらっしゃるのか」(東スポ WEB)
https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/316248




自民党のあまりの無責任さは、今に始まったことではないけれども・・・それにしてもだわ。

共産党の小池氏、

いま自民党総裁選で(候補者が)勝手なことを言い出しているではないですか・・・。

(公明党は自民党が)突き進むお手伝いをしてきたわけじゃないですか・・・。

こんなん、山口さんはどうみているのか、個人的に聞いてみたいです。


ついでに聞いてほしいです。

そのうち、「消費税減税」を言い始めそうですか?・・・って。

(推薦人が集まらなかった、ただの目立ちたがり屋のあの人は言ってたけど。)


以下に記事の全文を転載する。


日本共産党の小池晃書記局長は10日に国会内で開いた会見で、自民党総裁選(12日告示、27日投開票)などについて言及した。

 冒頭、小池氏は候補者が乱立する同党の総裁選に言及。「ビックリしています。総裁選挙の候補者が選択的夫婦別姓の実現、軍拡増税はしないとか、政策活動費は廃止する、金融課税所得は見直す、保険証の廃止時期は延期する、学校給食費は無償化すると…今さらよく言うよ、という感じがします」と述べ、その理由をこう語った。

「どれも共産党が国会で要求してきた、そして自民党はことごとく反対してきたものばかり。まさに自民党政治の破綻、自民党政治の深刻ないきづまりを示すものであまりに無責任です」

 一方、公明党の山口那津男代表はこの日に開いた会見で、18日に告示の党代表選には立候補せずに退任する意向を明らかにした。

 15年ぶりに同党代表が代わることに、小池氏は「お疲れさまでした。いま自民党総裁選で(候補者が)勝手なことを言い出しているではないですか、山口さんはどうみていらっしゃるのかなと聞いていみたいです。(公明党は自民党が)突き進むお手伝いをしてきたわけじゃないですか。それをいま手のひら返しにしてね、(候補者が)言い出していることを山口さんはどうみているのか、個人的に聞いてみたいです」と持論を述べた。


記事の転載はここまで。


立憲民主党は、上から目線で「消費税減税」を否定しているけど・・・。

そんなことでいいのかなぁ〜。

仮にだよ、自民党が、たとえば時限的処置として、消費税減税或いは食料品の非課税を総選挙の公約に掲げれば、立憲民主党の一人負けが確実になりそうじゃないか。

その時は、ビックリしたでは済まない。

他の野党は共産党、れいわ新選組は勿論、国民民主党も、日本維新の会も、消費税減税を打ち出すに違いない。

そんな中、野党共闘、野党連携がまとまらず、複数野党が競合するだけで立憲民主党の候補は選択されなくなる。

有権者に、立憲民主党だけが「消費税減税に反対している」ような印象を持たれては、選挙戦に勝利などあり得ない。

自民党も・・・選挙戦の形勢次第では、「消費税減税」を打ち出すかもしれない。

その時になって前言撤回では、国民の信を失う。

どうする、立憲民主党。

中・低所得者を対象に「給付付き税額控除」、と言っても有権者には響かないよ。

条件がいろいろ付きそうで、分りずらいのよ。

どこで線を引き、いくら給付するのか選挙戦ではアナウンスできないのだろうし。

中所得者って誰よ。低所得者って誰よ。俺対象になるのか?。お前がどうして?

そんなことで、評判の悪い「バラマキ」批判を浴びるのがオチのような気がする。

その点、「消費税減税」、「食料品非課税」などは有権者には分かり易い。

そのことで、自身の生活がどのくらい楽になるか容易に計算が出来る。


「消費税減税」「食料品非課税」を旗印に野党共闘の実現を目指しては・・・どお?、

今でも「教科用図書の譲渡」は非課税らしいから、「学用品」も非課税がいいんじゃない。

対象を生活必需品と考えれば、「日用品」も非課税。

有権者に対する訴求は「給付付き税額控除」よりも数段勝る。

だいたい、「減税に反対」と言えば「増税に賛成」のイメージ、有権者の受けがいいはずがない。


共産党の田村委員長は、次のように、「来る総選挙への決意」を述べている。

「私たちは消費税に対しては一貫して、これだけの物価高騰の時に国民の中で求められる消費税の減税を掲げて総選挙に臨んでいきたいと考えています」


「過ちては改むるに憚ること勿れ」





http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/495.html
記事 [政治・選挙・NHK295] “無敵の人”兵庫パワハラ県知事に辞職要求へ自民&維新「首取り合戦」も…ヤケクソ解散に高まる警戒(日刊ゲンダイ)

“無敵の人”兵庫パワハラ県知事に辞職要求へ自民&維新「首取り合戦」も…ヤケクソ解散に高まる警戒
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/360411
2024/09/11 日刊ゲンダイ


一体、どんなメンタリティーなのか(兵庫県議会百条委員会での斎藤元彦兵庫県知事=代表撮影)

 一体、どんなメンタリティーなのか。

 兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などを巡り、県議会最大会派の自民党に公明党、立憲民主党の県議らでつくる「ひょうご県民連合」、共産党と無所属議員が10日、斎藤の辞職を求める申し入れを12日に行うと発表した。

 既に9日に単独で申し入れをした日本維新の会系の会派を含め、全県議(86人)が斎藤の辞職を求める方向となった。パワハラにおねだり、不祥事を告発した職員の“犯人捜し”までやっていた疑惑が浮上している斎藤。普通なら引責辞任していてもおかしくないはずだが、「自分がどういう道を進むかは自分で決めるのが大事だ」と“中二病”じみたことを言い、辞職を否定している。

 地元政界では「まるで無敵の人」「メンタル強すぎ」などといわれているが、斎藤への「引導」を巡って“生みの親”である維新と、自民が綱引きを展開している。

「2021年知事選で斎藤擁立に動いた維新は、しばらく知事を守る態度を示していたが、不祥事の影響があってか地方選挙で敗北が続き、さすがにかばいきれなくなった。それで、先月30日、百条委員会で知事の証人尋問が行われた直後、維新は『辞職要求』の表明を検討。ところが、一部県議から慎重意見があり『もう少し様子見しよう』となった。この動きを察知したのが自民。2回目の知事への尋問があった今月6日、維新の機先を制して『12日に辞職申し入れする』と決めた。維新が9日に単独で辞職申し入れを行ったのは、こうした自民の動きに焦りを募らせた結果です」(県政関係者)

何を考えているか分からない…


10日、兵庫県知事に辞職要求する日本維新の会の藤田文武幹事長(C)共同通信社

 つまり、問題知事の首取りを巡って、維新と自民で競い合っているというわけ。今後の焦点は斎藤の不信任案だ。

 県政自民関係者は「辞職に応じなかった場合、19日開会の定例会で不信任決議案を出す」と言う。他会派も賛同する見込みだ。

「不信任案が県議会で可決された場合、地方自治法の規定で知事は10日以内に議会を解散しなければ失職します。解散に伴う県議選には十数億円もの費用がかかるとみられますから、普通に考えればあり得ない。ただ、斎藤知事は否定していない。何を考えているか分からず、県議はみな知事のヤケクソ解散を警戒しています。特に維新県議は選挙になれば惨敗必至ですから『勘弁してほしい』と悲鳴を上げています」(前出の県政関係者)

 無敵の人の“暴発”はあるのか。これ以上の県政の停滞は許されないはずだが……。

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