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2024年9月05日00時00分 〜
記事 [政治・選挙・NHK295] 出揃う総裁選の候補者たち 「刷新茶番劇」高揚なき虚ろな1週間(日刊ゲンダイ)

※2024年9月3日 日刊ゲンダイ1面 紙面クリック拡大 文字起こし


※紙面抜粋


※2024年9月3日 日刊ゲンダイ2面


誰も彼もが裏金事件の真相究明も金権腐敗も頬かむり(左上から時計回りに、今週出馬表明する林、茂木、小泉、高市4氏)/(C)日刊ゲンダイ

 今週は総裁選出馬ラッシュ、連日、電波ジャックで大メディアもあーだこーだとやるのだろうが、麻生派も含めた裏金議員票が決選投票でものを言う「刷新茶番」に国民はドッチラケ。

 アベノミクスも否定できず、やはり政権交代しかないと確信する1週間になる予感。

  ◇  ◇  ◇

 自民党総裁選(9月12日告示、27日投開票)は本番まで10日を切り、今週は文字通りの出馬表明ラッシュだ。3日は林芳正官房長官(63)、4日は茂木敏充幹事長(68)が会見。本命視される小泉進次郎元環境相(43)は6日、高市早苗経済安保相(63)が9日を予定している。加藤勝信元官房長官(68)、上川陽子外相(71)は立候補に必要な推薦人20人の確保に躍起。野田聖子元総務相(63)と斎藤健経産相(65)も滑り込みに必死だが、「推薦人を固めきれず、不出馬の公算大」(自民党関係者)とみられている。それでも、立候補者は過去最多となる見通しだ。

 先月19日に「コバホーク」とあだ名される小林鷹之前経済安保相(49)が一番乗りして以降、テレビをはじめとする大手メディアは「ポスト岸田」を狙う面々の動向を追ってきた。小林に続いた石破茂元幹事長(67)、河野太郎デジタル相(61)も露出を増やしている。誰が差配したのか、会見の日時を巧妙に分散させたことで、電波ジャックは間違いなく加速。どこもあーだこーだともり立てるのだろうが、国民はドッチラケだ。

 誰も彼もが岸田首相を追い込んだ裏金事件の真相究明も、金権腐敗も頬かむり。自民党の宿痾なのに、岸田退陣でチャラにしようというのだから当たり前だ。

 票や人手欲しさで四半世紀超もベッタリしてきた反日カルト集団の統一教会(現・世界平和統一家庭連合)との癒着もしかりである。

麻生派もやっぱり裏金づくり

 裏金事件をめぐっては、新事実が発覚。2022年12月に政治資金規正法違反で罰金100万円などの略式命令を受けた薗浦健太郎元衆院議員(52)が、所属していた為公会(現・志公会=麻生派)の政治資金パーティー収入からの還流を裏口座で管理していたというのだ。少なくとも17年に380万円。東京地検に薗浦公判の確定記録を閲覧申請し、開示を受けた毎日新聞(2日付朝刊)が特報した。

 毎日の報道はこうだ。17年当時、薗浦事務所全体の資金管理をしていた元公設秘書の供述調書(22年12月6日付)によると、事務所には「そのけん会口座」という「裏の口座」があり、「政治資金収支報告書に記載せずに選挙などに自由に使える資金を積み立てる」ために使っていたと説明。自作の経理資料を示し、カネの流れを明かしたという。別の元秘書も特捜部の調べに「政治資金パーティーの収入などを収支報告書には計上しない裏金として貯蓄するために開設した」と供述したという。ただ、この時点で公訴時効(5年)が成立していた。

 麻生太郎副総裁の側近として知られる薗浦は、18〜20年分の自身の政治資金パーティーなどに関する収支計約4900万円の不記載で有罪が確定。公民権停止3年に処されたものの、「政界復帰は既定路線。党の密使よろしく飛び回っている」(自民党中堅議員)というが、どうなるか。有権者の審判に耐えられるのか。

ア然…自民党の4割近くが裏金議員


すっかり影が薄くなった…(C)日刊ゲンダイ

 裏金事件で立件されたのは安倍派、二階派、岸田派だけだが、麻生派も同じやり方でカネをちょろまかしていたのは疑いようがない。そうでなくても、国会質疑などでたびたび指摘されてきた。還流したカネの「出と入り」が18年分以降の派閥・議員双方の収支報告書に記載されている一方、17年以前はないからだ。いつだって保身第一の岸田がブチ上げた派閥解散宣言を無視し、表向き唯一存続している麻生派は、17年7月に山東派などと合併。「為公会」から「志公会」に名称変更した。これを契機に収支報告書への記載へ転じ、裏金事件でシラを切り通した可能性が極めて高いのだ。自民党のアンケート調査が対象期間を18年以降の5年分としたのは、麻生への忖度だったのか。そう勘繰りたくなる。

 総裁選に1票を投じることができる自民党議員は衆参両院合わせて367人。そのうち、80人あまりが裏金議員だ。麻生派も裏金づくりに手を染めていたとすれば、これに50人超が乗っかる。全体の4割近くを占める裏金議員票が決選投票でモノを言う「刷新茶番劇」。それが総裁選の実態だ。高揚なき虚ろな1週間となること請け合いである。

 法大名誉教授の五十嵐仁氏(政治学)はこう指摘する。

「われもわれもと声を上げ、挙党態勢で刷新感を懸命に打ち出しているのは、人材はいると取り繕っているに過ぎず、刷新できない裏返し。立候補予定の面々は一様に世論が求める裏金事件の再調査に腰が引けていますが、麻生派をめぐる新たな事実が判明した以上、新総裁が着手するのは当然です。自民党全体が、そのあり方を問われている。岸田首相が中途半端に終わらせた政治資金規正法改正についても、踏み込んだ対応をする必要がある。金権腐敗の温床となっている企業団体献金、政治資金パーティー、政策活動費は禁止する。この程度のことができなければ、国民の理解は得られないし、信頼回復なんて到底できません。自民党は国家を食い物にし、詐欺を働いてきた犯罪者集団と言っていい。本来であれば、国民に謝罪し、解散するのが筋なのです」

戦争シフトの改憲を争点化

 ところがどっこい、憲法改正を争点化して乗り切ろうとしているのだから度し難い。2日の党憲法改正実現本部で、自衛隊明記に向けた改憲の論点整理を了承。現行の9条を維持した上で「9条の2」を新設し、自衛隊を追記する案を軸とする内容だ。岸田は「複数のテーマを一括して国民投票にかけるべく議論を加速する準備が整った。一気呵成に進めなければならない」とハッパをかけていた。憲法改正に向けた機運はちっとも熟していないし、むしろ世論がせっついているのは選択的夫婦別姓制度の導入など、現実に即した法整備だ。にもかかわらず、伝統的家族観を押し付ける右派組織「日本会議」や統一教会に支えられる自民党は、主権者国民の声を無視し続けている。そもそも、法令を順守できない連中が憲法に手を付けようなんて倒錯だ。

 政治評論家の本澤二郎氏はこう言った。

「第2次安倍政権以降、『数の力』を謳歌してきた自民党は、国民主権国家であることを忘却している。それほど、われわれを愚民扱いしているのです。百歩譲って、憲法改正で平和国家をより強固なものにしようというのなら、まだ分かる。言うまでもなく自民党がやろうとしているのは、いつでも米軍にくっついて戦争ができる国づくりです。本命視されている進次郎氏が新総裁、新首相に選出されようものなら、この国はそれこそ一気に危うくなる。父親の小泉純一郎元首相のコネで、日本外交に絶大な影響力を持つジャパンハンドラー系シンクタンクのCSIS(戦略国際問題研究所)の研究員となり、日本がすべき振る舞いを叩き込まれています」

 庶民が円安物価高に苦しむ一方、インバウンド客はエンジョイする「安いニッポン」を招いたアベノミクスを否定することもない。やはり政権交代しかないと確信する1週間となる予感である。

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/444.html

記事 [政治・選挙・NHK295] 兵庫県知事から石丸伸二と同じ危うさを感じる 古谷経衡 猫と保守と憂国 (日刊ゲンダイ)

兵庫県知事から石丸伸二と同じ危うさを感じる 古谷経衡 猫と保守と憂国
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/360083
2024/09/04 日刊ゲンダイ ※後段文字起こし


古谷経衡氏(提供写真)

 兵庫県の斎藤元彦知事(46)のパワハラ問題は、ついに百条委員会での尋問にまで発展した。パワハラというより、もはや刑事事件に近い印象である。なにが知事をそうさせたのか。

 地元で製造業を営む豊かな家に生まれ、東大卒後、総務省に入省。経歴だけを見れば立派なエリートである。学生時代の写真も公開されているが、なかなかの好青年で容姿にも恵まれていたほうだろう。順風満帆の人生だと思うが、私はそこに危うい心の歪みを感じる。

 ふつう、青春時代に他者から承認され、チヤホヤされた人間は、後年、穏やかな人格を形成する。承認欲求が満たされたのちは、逆にその充実を他者に還元したいと考え、利他的な行動をする場合が多い。ところが青春時代にこれが不足していると、ルサンチマン(怨念)を抱えるようになり、出世したとき、その欠落が自己顕示欲として爆発する。この人格構造の詳細は、拙著「『意識高い系』の研究」(文芸春秋)を読まれよ。

 しかし、知事を見るにこれは当てはまらないのではないか、と思う読者もいよう。輝かしい経歴のどこに怨念を抱える余地があるのか。だが人間とは業の生き物だ。自分よりさらに優れて、チヤホヤされている人間に対する嫉妬は、第三者からは測れない部分がある。

 秀才は「自分が認められているのは、血のにじむ努力の結果だ」と思い込んでいる。一方、世の中には、努力をほとんどしなくても、生まれ持った才能や容姿により、青春時代がバラ色だった人間が確かに存在する。これを一般にリア充と呼ぶが、秀才から見るとそれは「努力なき成功」となり、漆黒の嫉妬心につながっていく。

 知事を見てみよ。購入すると自分の音声が流れる自販機を県立高校に設置したり、いい年をして加工した自撮り写真をSNSに投稿する。「どう? 俺ってカッコイイでしょ? もっと俺を見て。もっとチヤホヤして」。そう言っている。究極のナルシシストだが、本当にチヤホヤされ、モテてきた人間はこんなことは絶対にしない。真の強者であればあるほど、自己アピールは控えめになる。なぜなら、その必要がないほど強者だからである。あえてそれをしなければならないのは、劣等感であり、コンプレックスの裏返しに他ならない。

 ここまで書くと、知事の人格は石丸伸二にうり二つではないか。目的は利他や公益ではなく、ひたすら自己の承認欲の充足。歪んだ人格が、権力者や有名人になったとたん、パワハラや無礼な態度を正当化させる。知事は私の5つ年上だが、石丸は私と同い年の41歳。40代の、満たされなかった男性に典型的なこの人格は、もはや社会問題である。


古谷経衡 作家

1982年生まれ。立命館大学文学部史学科卒。令和政治社会問題研究所所長。「左翼も右翼もウソばかり」「日本を蝕む『極論』の正体」「毒親と絶縁する」「敗軍の名将」「シニア右翼」など著書多数。

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/445.html

記事 [政治・選挙・NHK295] 鳩山元首相、自民党総裁選に「派閥間抗争の様相」、立憲代表選は江田憲司氏に注目「推薦人集められるか」(よろず〜ニュース)
https://yorozoonews.jp/article/15413876



「日本最大の問題は税と社会保障で『五公五民』と言われるほど重い国民負担をいかに減らすかだ。・・・」

鳩山元首相の国民を見つめる眼差しは今でも曇っていない。

米国産の核兵器をあてにした「核抑止論」や「拡大抑止」、或いは、アメリカの戦争に加担するための「9条改憲」等々、軍事オタクの集まりみたいな国会議論をやる暇があったら、鳩山元首相の指摘するような「重い国民負担の軽減」について国会で十分議論すべきなのだが・・・

「国民の生活が第一」の立憲民主党も出来ていない、との鳩山元首相の厳しいご指摘。



以下に記事の全文を転載する。


鳩山由紀夫元首相が4日、自身のX(旧ツイッター)を更新。自民党総裁選(12日告示、2 7日投開票)と立憲民主党代表選(7日告示、23日投開票)について見解をつづった。

 鳩山氏は自民党総裁選について「人間三人集まれば派閥ができるという。」と切り出し、「自民党総裁選はさながら派閥間の抗争の様相を呈してきた。」と指摘。「特に派閥解消を声高に叫んだ岸田首相の旧岸田派は林芳正官房長官を推すらしい。麻生派は河野太郎デジタル相を推している。口先の派閥解消ではなく、派閥による裏金作りなど弊害を徹底的に一掃することだ。」と課題を指摘した。

 さらに、鳩山氏は連続投稿。同氏は「(政治学者)白井聡氏に話を聞いた。」とした上で、「日本最大の問題は税と社会保障で『五公五民』と言われるほど重い国民負担をいかに減らすかだ。立憲の代表選に有力視されている枝野氏も野田氏も財務省寄りで消費減税には消極的だ。その点江田憲司氏は国民負担増はとんでもないと発言している。江田氏が推薦人を集められるかだ。」と焦点をつづった。

 立憲民主党の代表選は枝野幸男前代表と野田佳彦元首相が立候補を表明。小沢一郎氏は野田氏を支援する方針を固めたと報じられている。一方、泉健太代表、江田憲司元代表代行、吉田晴美衆議院議員も出馬に意欲を示しているが、党所属議員は136人で、立候補に必要な推薦人は20人。全員が立候補できる可能性は難しいとみられている。こうした状況の中、鳩山氏は江田氏の動向に注目した。


記事の転載はここまで


問題の着眼点、本質を的確に指摘する・・・リーダーに最も求められる資質。

小沢氏に勝るとも劣らない鳩山元首相。

性格は違うようだが、この二人が力を合わせることで、民主党が政権交代を果し得たのも納得がいく。


そんな鳩山元首相に言われたら、やるしかないでしょ。

今回の代表選で、「重い国民負担の解消のための政策」をテーマの一つにして議論をしてもらいたいところだ。

鳩山元首相によれば、そのためには江田憲司氏が代表選に立候補しなければ始まらないらしい。

ならば、立候補を断念した馬淵氏らの支援を得て、何としても江田憲司氏に立候補してもらいましょう。

国民の注目も集まり、かつ、立憲民主党の活性化に繋がること間違いなし。

枝野氏と野田氏、そこになんとか泉氏が滑り込んだとしても、世間の注目度は上がりそうもない。

泉代表については、「推薦人が揃わない」現状が示すように、立憲民主党内での評価は既に下ったといえよう。

現代表が推薦人を借りてまで立候補することに意味はない。

注目度を上げようとするなら、それなりの「演出」も必要ではないか。

立憲民主党の諸君はもっと「強か」になることが求められる。


鳩山元首相も言っている。

「「立民は『いい子』になり過ぎていないか。」

そして、こうも言っている。

「・・・、失礼ながら今の立民が政権を取ったら何をやるのかが分からない」


それらは、鳩山元首相からの立憲民主党への有難い「アドバイス」のほんの一部。

産経新聞のインタビューで答えていた。

『鳩山由紀夫氏「小沢一郎氏をうまく使うべき」「立民は共産との選挙協力おおいに議論を」』

https://www.sankei.com/article/20240905-QCIVQKTPFZBKTMDQ4PIHCQDXBM/

記事のタイトルだけで内容が分りそうなので、本文は転載せず。


時間と興味があれば、上記URLへどうぞ。・・・お勧めです。






http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/446.html
記事 [政治・選挙・NHK295] 麻生太郎氏に「10月政界引退説」 派閥の「裏金疑惑」拡大で窮地…気づけば孤立無援(日刊ゲンダイ)


麻生太郎氏に「10月政界引退説」 派閥の「裏金疑惑」拡大で窮地…気づけば孤立無援
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/360073
2024/09/04 日刊ゲンダイ


追及されるのは必至(C)日刊ゲンダイ

 麻生派の「裏金疑惑」が拡大している。麻生派に所属していた閣僚経験者も、「後になって違法だったと言われても困る」──と、麻生派が裏金づくりをしていた事実を認めはじめた。ただでさえ麻生派は、総裁選で「勝ち馬」に乗るのが難しく、窮地に陥っている状況だ。派閥領袖・麻生太郎副総裁の「政界引退説」まで浮上している。

 麻生派の「裏金疑惑」は、2日付の毎日新聞がスクープ。麻生派に所属していた薗浦健太郎元衆院議員の秘書が、東京地検の調べに対し、麻生派の「政治資金パーティー」(2017年)の収入から分配された380万円を「裏金」にしていた事実を認める供述をしていたと報じた。

 さらに、3日は、麻生派に所属していた閣僚経験者が、毎日新聞の取材に対し、「(収支報告書への)不記載が違法だと思っていた所属議員は誰もいなかった」「後になって違法だと言われても困る」と、麻生派が裏金づくりをしていたことを認める証言をしている。

 麻生派は17年まで、安倍派と同じようにパーティーを利用して「裏金」をつくっていた可能性がある。

 麻生派は「裏金とは無関係だ」と主張し、唯一、派閥を存続させてきただけに、追及されるのは必至だ。

 すでに野党は、閉会中審査の開催を要求。総裁選の候補者も「関係者の説明がしっかりなされることが大事だ」(小泉進次郎元環境相)、「裏金はないとおっしゃっておられたので、報道が事実であれば、考え方を述べられる機会はあろうかと思っている」(石破茂元幹事長)と、説明責任を求めている。

 派閥領袖の麻生氏は、いまのところダンマリだが、事態の急展開に焦っているのは間違いない。派閥の裏金疑惑は、麻生派の解散と、麻生氏失墜の引き金になっておかしくないからだ。

「麻生さんの強みは、麻生派54人を束ねていることでした。ところが、総裁選をキッカケに派閥は3つに割れてしまった。河野支持派、コバホーク支持派、上川支持派の3分裂です。しかも、菅義偉前首相との『キングメーカー争い』にも敗北しそうです。新総裁は、菅さんが担いだ小泉進次郎か、菅さんと近い石破茂のどちらかでしょう。麻生さんは新体制では“非主流派”に転落する可能性が高い。裏金疑惑は、弱り目に祟り目でしょう」(自民党事情通)

「派閥を束ねられなくなった時が俺の引き際」


麻生派54人を束ねているのが強みだった(C)日刊ゲンダイ

 麻生氏にとって、「麻生−岸田−茂木」の3頭体制が崩壊したことも大きいという。麻生の尊大な態度に内心、辟易していたとされる岸田首相は距離を取り、茂木幹事長は菅陣営に急接近しているという。

 この10年間、得意の絶頂だった麻生氏は、気づけば孤立無援になりかねない状況だ。

「麻生さんの口癖は『派閥を束ねられなくなった時が俺の引き際』──だそうです。総裁選を機に派内が割れ、裏金疑惑まで重なったら、麻生さんは政界引退を決めても不思議ではありません。もう83歳です。総裁選が終わったら、すぐに解散・総選挙でしょう。麻生さんは10月の解散と同時に引退表明するかもしれない。後継者には、39歳になった長男の将豊さんもいます」(政界関係者)

 引退するのは結構だが、裏金疑惑のウヤムヤは許されない。

  ◇  ◇  ◇

関連記事『【もっと読む】とうとう派閥に裏金発覚、自民総裁選を直撃!麻生太郎氏はキングメーカー争いから脱落確実』では以前から裏金疑惑がくすぶっていた麻生派の“今後”について詳報している。

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/447.html

記事 [政治・選挙・NHK295] 茂木幹事長は目立ちたいだけ? 総裁選出馬会見で“デタラメ政策”ブチ上げ自民党内から総スカン(日刊ゲンダイ)


茂木幹事長は目立ちたいだけ? 総裁選出馬会見で“デタラメ政策”ブチ上げ自民党内から総スカン
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/360134
2024/09/05 日刊ゲンダイ


「茂木ビジョン」は意外どころか荒唐無稽(C)日刊ゲンダイ

「意外と敏充」──。自民党総裁選(12日告示、27日投開票)に向け、こんなキャッチフレーズを掲げた茂木敏充幹事長が4日、出馬表明会見を行ったが、打ち出した政策は意外どころか荒唐無稽。党内から総スカンを食らっている。

 茂木は「成長戦略による税収アップなどにより新たな財源を確保し『増税ゼロ』の政策を推進する」と強調。岸田政権が決めた防衛増税や子育て支援金の保険料負担増について、新たな財源確保で対応できると豪語し「それぞれ1兆円(の国民負担増)は停止する」と聞こえのいい発言に終始した。

 岸田政権は防衛費倍増の財源のうち、1兆円強については法人、所得、たばこの増税で確保する方針を決定。児童手当の拡充などを実施するため、2026年度から「子ども・子育て支援金」を新設し、公的医療保険料に上乗せする形で、国民と企業から計1兆円を徴収する方針も決めている。

 茂木はこれらの負担増を止め、税収増で賄うとし「3年以内に結果が出なければ総理が責任を取る」とまで言ってのけた。さすがに林官房長官は「政府としては、防衛力や子育て政策の抜本的強化を実現する上で(負担増は)必要だと考えている」と反論。

 ある自民中堅は「呆れてものが言えない」と、こう続ける。

「成長戦略で負担増を止められるなら誰も苦労はしない。やむなく国民に負担増をお願いしたのが実態だ。総裁選の候補として埋没しているから、注目を集めるためにムチャクチャなことを言ったのだろうが、無責任すぎる」

荒唐無稽な「茂木ビジョン」に今度は進次郎が“悶絶”


よりインパクトのある改革案を打ち出せるか(C)日刊ゲンダイ

 さらに、茂木は「政治とカネ」を巡って、使途の公開義務がない政策活動費の廃止に加え、政治資金パーティーの収益を課税対象とする法改正にも意欲を示したが、本当にヤル気があるのかは極めて怪しい。前出とは別の自民党議員が言う。

「彼は党のナンバー2の幹事長なのだから、本気でやるつもりなら、いつでも進められる立場にある。なのに、これまで裏金問題を巡って党内調整に動かず、サボタージュしてきたのが実態。何を今さら、という感じだ」

 デタラメだらけだが、荒唐無稽な「茂木ビジョン」にあの“客寄せパンダ”は頭を抱えているようだ。6日出馬表明する予定の小泉進次郎元環境相だ。

「これまで出馬会見した候補が裏金議員に気を使って、『政治とカネ』を巡る改革に消極的な姿勢を示す中、進次郎さんはより踏み込んだ案を打ち出して差別化を図るとみられている。出馬会見で政治資金規正法の『再改正』に言及すると目されています。しかし、茂木さんが政策活動費の廃止にまで触れてしまった。進次郎さんとしては、よりインパクトのある改革案を打ち出さざるを得なくなったわけです」(永田町関係者)

 進次郎の出馬会見を巡っては、参加者をメディア1社につき1人に限定。総裁選向けの視察については、気心の知れたメディアにしか告知しない閉鎖性である。「ボロが出るのを恐れているから」(同前)だそうだ。こんな調子では「茂木よりショボい」と酷評されても仕方ないだろう。

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/448.html

   

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