小泉進次郎の総裁選「最有力」報道でSNSに広がる危機感《セクシー解散なんて冗談じゃない!》
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2024/08/31 日刊ゲンダイ
務まるのか?(C)日刊ゲンダイ
2023年に放送されたNHK大河ドラマ「どうする家康」で、俳優の溝端淳平(35)が好演していた役が今川氏真だった。
桶狭間の戦いで織田信長に討たれた父の今川義元に代わって家督を継いだものの、あっという間に広大な領地を奪われた人物として、今も「無能な戦国武将」「リアルバカ殿」などと揶揄されている。
この人物評が果たして事実なのか、それとも作り話なのかはともかく、現世で起きたらたまらない。そんな漠然とした不安や危機感がネット上で広がっている。9月12日告示、27日投開票の自民党総裁選に出馬する意向を示した小泉進次郎元環境相(43)がメディアで“最有力”などと報じられていることに対してだ。
9月6日に正式な出馬会見を開く予定の小泉氏を巡っては、8月21〜22日に日本経済新聞社とテレビ東京、同24〜25日に産経新聞社とFNNがそれぞれ行った世論調査でトップとなり、それまで人気の高かった石破茂元幹事長(67)を抑えてトップに躍り出た。
党内でも、知名度やルックスから「新たな選挙の顔」になるとして期待する声が高まっているというのだが、小泉氏は党三役はもちろん、外相といった経験もない。
「神輿は軽い方が良い」のはビジネスの世界やお祭りでの話
このため、女優の遠野なぎこ(44)は情報番組「バラいろダンディ」(TOKYO MX)で、「冗談でしょ。意味がわからない。そんな人が日本をまとめるの?日本をまかせるの?ダメでしょう」などとダメ出し発言。SNS上でも《進次郎が大本命ってマジ?国滅ぶよ》《トランプ?ハリス?どっちが米大統領になるのか分からなけれど、やりあえるの?プーチンや習近平が笑って攻めてくるよ》といった否定的な意見が広がり始めているのだ。
元衆議院議員の金子恵美氏(46)は8月28日に放送されたフジテレビ系「めざまし8」で、小泉氏について「小泉陣営を若い優秀なブレーンが支えている」「トップが多少頼りなくても、周りに優秀なスーパーチームができていれば、仮に小泉内閣ができても期待できるのでは」などと断言し、楽観的な見方を示していた。
しかし、「立場が人を育てる」という言葉があるとはいえ、自民党が政権与党のままであれば、言わずもがな総裁は総理大臣だ。内政や外交など課題山積の中で、すでに「頼りない」「優秀なブレーン、周りのスーパーチームが支えてくれる」などと評されている人物に務まるのか。
「神輿は軽い方が良い」のはあくまでビジネスの世界やお祭りでの話。総裁選は、小学校の学級委員を選ぶのとは訳が違うのだ。総裁選後そう遠くない時期に新首相は解散、総選挙に打って出るのは間違いないだろう。《セクシー解散なんて冗談じゃない》。SNSでもこんな声がある。
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