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2024年9月01日18時25分 〜
記事 [政治・選挙・NHK295] 「そこまで言って委員会NP」での発言を切り取り、「鈴木エイトは主張を変えた」…に反論する(日刊ゲンダイ)

「そこまで言って委員会NP」での発言を切り取り、「鈴木エイトは主張を変えた」…に反論する
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/359850
2024/08/30 日刊ゲンダイ ※後段文字起こし


旧統一教会の、長年の保守的な政治家への浸食により、本来の規制や取り締まりを逃れてきたことにある(C)共同通信社

 今月18日に放送された読売テレビ「そこまで言って委員会NP」での私の発言が、物議を醸している。

 私はこの番組の特集「お盆に日本の宗教について考える」の統一教会(現・世界平和統一家庭連合)をめぐるパートでゲスト出演した。

「“統一教会”の一番の問題点は?」というテーマでのトークの中で、パネリストの竹田恒泰氏が「政治に対するそんな力が果たしてあるのかな」と発言。私が「力ないですよ」と答え、竹田氏が「ないですよね。そんな5万6万の組織で政権を動かすほどの力があるとは思えない」と返す場面があり、「政治に影響を与えるような“チカラ”は持っていない!?」とのテロップが入る。

 このやりとりでの私の発言を切り取って騒ぎ立てている人が散見される。「鈴木エイトは主張を変えた」「これまでの発言と矛盾している」といったものだ。

 だが、私はかねて統一教会と政界の関係の問題点は「統一教会が政権を背後で動かしてきた」といった黒幕的なものではなく、長年の保守派の政治家への侵食によって、本来なされるべき規制や取り締まりを逃れてきたことにあると指摘してきた。2009年の霊感商法事件での教団本部へのガサ入れ阻止、15年の名称変更認証をめぐっては個々の政治家による口利きや圧力が問題視された。政策への影響として挙げられる事例も日本会議や神社本庁などの主張とかぶっており、統一教会に限ったものではない。

 もちろん自民党との関係では、歴史的な経緯から教団の反共組織との連携など一定の関係にあったことがうかがえる。例えば、赤報隊事件についての兵庫県警捜査1課の資料には「自民党本部に10人前後の勝共連合メンバーがいる」との記載があり、党本部職員として大量登用されるほどの関係性にあったことは事実である。

 教団の反日性が明らかになり右翼団体が離れていった一方、政治家は選挙支援などのうまみから関係を続けてきた。

 私は日本社会に多大な被害を与えてきた反社会的な教団が個々の政治家やその複合体との関係性からある種の“特権”を得ていたことを問題視し、指摘してきた。統一教会が現在の政界自体に多大な影響力を有しているわけではない。体制保護、便宜供与といった狡猾なやり方が主だ。

 私の主張は一貫しており騒ぎ立てている人たちは思い込みや印象で語っているのだろう。


鈴木エイト ジャーナリスト

1968年生まれ。日大卒。日本ペンクラブ会員。ニュースサイト「やや日刊カルト新聞」主筆。日本脱カルト協会理事。「自民党の統一教会汚染 追跡3000日」「『山上徹也』とは何者だったのか」などの著書のほか、共著・編著多数。

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/419.html

記事 [政治・選挙・NHK295] 暦に刻むべき「日本敗戦の日」(植草一秀の『知られざる真実』)
暦に刻むべき「日本敗戦の日」
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2024/09/post-63750e.html
2024年9月 1日 植草一秀の『知られざる真実』

1945年9月2日、米戦艦ミズーリの艦上で日本降伏文書の調印式が挙行された。

調印式の終了によって第二次世界大戦が終結した。

日本では日本降伏を定めたポツダム宣言受諾を天皇が国民に告知した8月15日を「終戦記念日」として大きく取り上げるが、第二次世界大戦終結を画するのは9月2日の日本降伏文書への調印である。

9月2日を「敗戦の日」として刻するのが正しい。

9月2日午前9時2分に調印式が始まった。

ダグラス・マッカーサー連合国軍最高司令官のスピーチのあと、天皇と政府の代理として重光葵外務大臣が署名。

続いて日本軍大本営代表として梅津美治郎参謀総長が署名。

その後、マッカーサー最高司令官が連合国軍代表として署名したのに続き、アメリカ合衆国代表、中華民国代表、イギリス代表、ソビエト連邦代表、オーストラリア代表、カナダ代表、フランス代表、オランダ代表、ニュージーランド代表が署名。

マッカーサー最高司令官が神への短い祈りを述べ、調印式は約23分で終了した。

これによって、戦争が正式に終結した。

戦争終結は日本が日本の無条件降伏を定めたポツダム宣言を受諾したことによってもたらされた。

8月15日は日本のポツダム宣言受諾を天皇が国民に告知した日だが、この日に戦争が正式に終結したわけではない。

戦争終結は日本降伏文書への署名によって成立した。

「日本敗戦の日」、「敗戦記念日」としなければ歴史事実は後世に正確に伝わらない。

「敗戦」を「終戦」に置き換えることは、歴史を直視せず、歴史から目を背けて歪んだ認識を生み出す原因になる。

日本が過去に正面から向き合い、過去に対する歴史認識を確認し、反省の上に近隣諸国への謝罪の意を表明したのが1995年の村山談話。

来年は日本敗戦から80年、村山談話から30年という節目の年を迎えることになる。

村山首相は談話で次のように述べた。

「平和で豊かな日本となった今日、私たちはややもすればこの平和の尊さ、有難さを忘れがちになります。

私たちは過去のあやまちを2度と繰り返すことのないよう、戦争の悲惨さを若い世代に語り伝えていかなければなりません。」

「われわれが銘記すべきことは、来し方を訪ねて歴史の教訓に学び、未来を望んで、人類社会の平和と繁栄への道を誤らないことであります。」

村山談話の核心は以下の部分。

「わが国は、遠くない過去の一時期、国策を誤り、戦争への道を歩んで国民を存亡の危機に陥れ、植民地支配と侵略によって、多くの国々、とりわけアジア諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与えました。

私は、未来に誤ち無からしめんとするが故に、疑うべくもないこの歴史の事実を謙虚に受け止め、ここにあらためて痛切な反省の意を表し、心からのお詫びの気持ちを表明いたします。」

歴史の事実に真摯に向き合い、その歴史の事実を認識し、反省や謝罪の意思を示すことは尊いこと。

勇気のある行動だ。

歴史事実を直視し、反省や謝罪の姿勢を示すことを「自虐的」と批判する者がいるが、大きな間違いだ。

歴史事実を直視して、反省や謝罪の行為を示すことは、未来に向けての誠実な姿勢。

自らのプライドを大切にする行為である。

歴史から目を逸らし、あったことをなかったことにし、事実に反して自己を正当化する行為が自らを損ねる自虐行為である。

過去を正面から見据え、是を是、非を非として、反省と謝罪の姿勢を貫くことによって、歴史は区切られ、新たな発展の素地が出来上がる。

歴史事実を否定し、事実に基づかずに自己を正当化して、反省と謝罪を否定することは、あまりにも卑屈である。

この卑屈な行為が自らの未来を暗黒に転落させる。

真の愛国者は歴史から目を逸らさない。

自らに誤りがあれば、その誤りを謙虚に認め、謝罪の姿勢を示すとともに、その真摯な姿勢で新しい未来を切り開くことが自らを大切にする行動だ。

日本は「国策を誤り」、「国民を存亡の危機に陥れ」、「植民地支配と侵略によって、多くの国々、とりわけアジア諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与え」た。

村山談話は、このことを「疑うべくもないこの歴史の事実」と確認した上で、

「ここにあらためて痛切な反省の意」を表し、

「心からのお詫びの気持ち」を表明した。

日本敗戦の日を迎えるに当たり、すべての国民が村山談話の言葉を改めてかみしめる必要がある。

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http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/420.html

記事 [政治・選挙・NHK295] 兵庫パワハラ知事は百条委でも居直り…今さら不信任視野で退勢挽回狙う維新に「二重の罪」(日刊ゲンダイ)

兵庫パワハラ知事は百条委でも居直り…今さら不信任視野で退勢挽回狙う維新に「二重の罪」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/359902
2024/09/01 日刊ゲンダイ


百条委員会で証人尋問に応じる斎藤元彦知事(C)共同通信社

「不快に思った人がいれば心からおわびしたい」と語る顔つきは、ちっとも謝っていなかった。パワハラやおねだりなどの疑惑を突きつけられた兵庫県の斎藤元彦知事が30日、県議会百条委員会に初めて出頭したが、相変わらず開き直った態度。後ろ盾だった日本維新の会は今さら、見切りをつけようとしているが、まず「二重の罪」を償うのが先だ。

  ◇  ◇  ◇

 出張先で公用車を降り、20メートル歩かされただけで怒鳴り散らし、業務チャットには休日・深夜を問わず指示を出す──。斎藤は県職員アンケートに記されたパワハラ内容を問われたが、「記憶にない」「ひとつひとつ覚えていない」を連発。「仕事は厳しくが私のスタイル」と居直り、2時間半に及んだ証人尋問は結局、ゼロ回答に終わった。

 斎藤は終了後「私が知事として仕事をさせていただく」と語り、重ねて辞職を否定。知事の座からテコでも動かないつもりだが、これまで静観してきた維新が「斎藤おろし」にうごめき出した。27日に共同代表の吉村・大阪府知事が辞職要求の可能性について「当然ありうる」と一転させ、維新兵庫県議団の不信任決議案提出を示唆した。

 批判噴出の大阪・関西万博がたたり、維新は首長選などで敗北続き。斎藤の存在が追い打ちをかけ、25日投開票の大阪・箕面市長選では公認の現職が初めて敗れた。しかも、ほぼダブルスコアの完敗だった。

 党勢衰退が可視化された直後の方針転換とは虫がいい。維新は自民に次ぐ兵庫県議会の第2会派。不信任案を出せば可決の公算は大だが、斎藤おろしは「二重の罪」にケジメをつけてからだ。

 1つ目の罪状はパワハラ知事の製造責任だ。維新は3年前の知事選で斎藤を推薦し、吉村と当時の松井一郎代表(前大阪市長)は共に街頭で「全力応援」。斎藤当選に寄与し、大阪府以外で初の維新系知事誕生に胸を張ったものだ。

告発元局長のプライバシー漏洩の疑い

 2つ目は「組織的パワハラ」の疑い。発端は今年3月、元県民局長が斎藤のパワハラなどの疑惑を告発したこと。斎藤が「嘘八百」と批判すると、県の人事課は元局長の公用パソコンを押収。人事当局トップら斎藤側近の幹部を通じ、告発とは無関係の元局長の私的な情報が一部県議に漏洩した疑いが強まっている。

 元局長は7月に証人出頭が決まった百条委に対し「プライバシー権侵害」への配慮を求める文書を提出。要請の直後に自ら命を絶ち、スマホに「死をもって抗議する」とのメッセージを残した。維新県議がプライバシー情報の開示を執拗に求めたり、百条委で「元局長をつるし上げてやる」と発言していたとの証言を、既に複数の週刊誌が報じている。きのうの百条委を取材したジャーナリストの横田一氏は言う。

「仮に知事側近の県幹部、維新の県議らがプライバシーをネタに告発者を揺さぶり、死に追いやったとしたら、その罪は重い。パワハラ知事はかばうに値しないとの判断は結構ですが、不信任案の提出で斎藤氏にクビを迫る前に、維新の県議たちも共犯関係を認め、職を辞すべきです」

 維新の無反省で身勝手な「厄介払い」は許されない。

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/421.html

   

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