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2024年8月30日02時30分 〜
記事 [政治・選挙・NHK295] 決戦投票を見越した打算 なぜ彼らは負けると分かって出てくるのか(日刊ゲンダイ)

※2024年8月29日 日刊ゲンダイ1面 紙面クリック拡大 文字起こし


※紙面抜粋


※2024年8月29日 日刊ゲンダイ2面


自民伝統の「密室談合」/(C)日刊ゲンダイ

「派閥の締め付けを排除し、「開かれた総裁選」などと言われているが、その裏側の旧態依然の醜悪がもうアチコチで。こうした体質が変わらない以上、裏金利権政治もそのままだが、いまなお、「裏金じゃない」と言い張る輩にも絶句だ。

  ◇  ◇  ◇

 小泉進次郎元環境相が、30日予定していた自民党総裁選への出馬会見を1週間延期すると発表した。理由は台風10号の接近だ。林芳正官房長官も台風への危機管理対応のため、立候補表明を来週に延ばし、来月3日開催で調整中。茂木敏充幹事長も来週前半の出馬会見を検討している。

 奇妙なのは、すでに3陣営が会見の日取りが重ならないようスリ合わせを行っていたこと。高市早苗経済安保相も他の陣営とかぶらない日を選び、来週後半にも出馬会見を開く考えだ。

 総裁選の告示まで2週間。この調子で五月雨式に出馬表明し、そのつど生中継するNHK以下、メディアは連日、大騒ぎするのだろう。もう辟易だ。立正大名誉教授の金子勝氏(憲法)が言う。

「いつも国政選挙の報道は公平性に縛られ、遠慮しいしい。民放は投開票日の選挙特番までプッツリなのに、総裁選を華々しく報じるのは本末転倒です。次の総理を決める大事な選挙と言い訳するなら、もっと政策論争に時間を費やしてほしい。報じるのは、誰がいつ手を挙げ、誰が選ばれるかの話題ばかり。選出後に次の総理として何をやるのか、この国はどうなるのかという肝心な視点が抜け落ちています」

 メディアジャックが総裁選の狙いとはいえ、次の首相の座を競い合うライバル同士が会見の日程調整で歩み寄るとは、驚きだ。「開かれた総裁選」をアピールしても、自民伝統の「密室談合」は相変わらずである。

恩を売れば漏れなくポストにありつける

 そりゃあ、お祭り騒ぎの総裁選に手を挙げれば、メディアが勝手に顔と名前を全国的に売り出してくれる。20人の推薦議員を集めれば党内外に存在感を示せる。「次の次のさらに次」くらいを意識し、立候補に意義を見いだす候補にすれば、出馬会見は大事なセレモニー。メディア注目の進次郎の日程と重なれば、晴れ舞台がオジャンだ。一方の進次郎にすれば、会見の日程調整だけで、他の陣営に高く恩を売れる。決選投票を見越し「その時はよろしく」で、他陣営にしても進次郎に乗って損はない。たとえ勝ち目が薄くても進次郎新総裁が主要ポストを回してくれるかもしれない。

 なぜ、彼らは負けると分かって出てくるのか――。この辺に1つの椅子に10人以上が群がる異常な椅子取りゲームの謎をひもとくカギがありそうだ。

 岸田首相の不出馬表明後、相次いだ主要メディアの世論調査。いずれも「次の総裁」のトップは石破茂元幹事長と進次郎の一騎打ち。3位以下の第2グループも高市、河野太郎デジタル相、上川陽子外相、小林鷹之前経済安保相の4人で固定化され、7位以下は大きく水をあけられた。党ナンバー2の茂木は全ての調査で2%を超えられない。

 1回目の投票は世論に左右されやすい党員・党友票のウエートが大きい。決着がつかずとも、茂木たちが決選投票に残るのは、まず無理。恐らく彼らの目線の先には、総裁選の裏で蠢くキングメーカー争いがある。

 主役は麻生副総裁と菅前首相の2人。刷新感とは程遠い「古い顔」だ。どちらかの「手札」となって協力すれば、主流派は堅い。重要ポストをゲットすれば「次の次の総裁」の座が近づく。お釣りは十分なわけで、ハナから勝負は度外視。「あわよくば」とチャンスをうかがい、負け覚悟で次々参戦しているのだ。

最後は数の力がモノを言う昔ながらの権力闘争


背後にデンと構える老怪(C)日刊ゲンダイ

 主導権を握るのは現状、進次郎を推す菅だ。同じ非主流派の石破とも一定の関係を保つ。下馬評通り、石破と進次郎が決選投票に残れば、菅は万々歳。どちらに転んでも「後見役」になれる。

 逆に「石破VS進次郎」の決選投票は麻生には最悪のシナリオだ。首相だった2009年、石破が事実上の退陣を迫って以来、本人を毛嫌いし、ライバル・菅が背後に控える進次郎を選ぶわけにもいかない。下手すると、主流派の座から転落だ。

 正念場の麻生は自派閥の「自主投票」を決めた。すでに麻生派の河野が正式に出馬を表明。しかし、派内には甘利明前幹事長を中心に小林を、山東昭子前参院議長らが上川を推す動きがある。表向きは派閥分裂を回避した格好だが、麻生の狙いは透けて見えるかのようだ。

 河野が決選投票に進めばベスト。ダメでも初回を自主投票にすることで、石破と進次郎以外に勝ち残れそうな候補に派閥の票を差配し、流すことができる。所属54人は決選投票のキャスチングボートを握れる数字だ。一致団結して勝者を押し上げれば唯一、残る「派閥の力」を誇示できる。

 麻生は周囲に「1回目の投票1位が小泉でも反小泉をまとめれば決選投票は分からねえ」と語っているらしい。どうやら「勝ち馬」に、とことん恩を売り、何が何でも次の政権でも「ど真ん中」に居座るつもりだ。

 麻生と菅、総理経験者同士の権力闘争に割って入るのが、現職総理の岸田だ。出身派閥の岸田派も実は無傷のまま残る。40人強の勢力を維持し、岸田もキングメーカーの座を狙って虎視眈々だ。

 派内では複数のベテランが岸田派ナンバー2の林を支持。同派の上川も仲間集めに必死で、中堅・若手の一部は進次郎陣営に流れているという。最後はどの陣営にも乗れるよう擁立候補を一本化せず、支援先を分散する作戦は麻生派と同じ。勝ち馬を見極め、決選投票は「数の力」で恩を売り、見据える先は人事やポストへの関与という思惑まで麻生と一緒だ。

裏金議員が「選挙の顔」を選ぶ茶番

 この醜悪バトルに手を貸すのが、勝ち目の薄い各陣営である。すでに麻生派は決選投票で茂木など他の陣営との合従連衡を模索。曲がりなりにも茂木は50人近い派閥の領袖だ。数を頼りにキングメーカーに恩を売れば主流派の一角を占められる。

 どいつもこいつも決選投票を見越し、恩を売っての猟官運動。「派閥解消」「党刷新」なんて口先だけで、最後の最後は「派閥の力学」がモノを言う。それが乱立総裁選の実態である。

「混戦模様で『派閥の締め付け排除』の雰囲気を漂わせながら、裏では派閥が力を誇示する旧態依然の権力闘争に変化なし。トップが交代しても党の体質は絶対に変わりません」(金子勝氏=前出)

 その証拠に国民絶句の醜悪がもうアチコチで噴出。河野が出馬会見で、裏金返納に言及するや、当の裏金議員は「蒸し返し」にカンカンだ。裏金1926万円の武田良太元総務相(二階派)は26日配信のオンライン番組で「党紀委員会で決定された処分を再度新しい組織にかけるべきではない」と強調。裏金1070万円の衛藤征士郎元衆院副議長(安倍派)は報道陣に「すべて政治活動に使われている。裏金ではない」と言い張った。

 総裁選への投票資格を持つ裏金議員は約70人。議員票の2割を占め、決選投票の行方を左右できる。

 有力候補ほど敵に回すわけにはいかず、一度は裏金議員の非公認に踏み込んだ石破も、たった1日で発言をトーンダウンさせた。

 今も裏金議員の刑事告発を続ける神戸学院大教授の上脇博之氏はこう言った。

「世論とかけ離れた自民党内の空気にア然とします。世論の大半は党の処分に納得せず、少なくとも裏金議員の辞職を求めています。河野氏の返還ウンヌンも具体的な手続きはチンプンカンプン。まず国庫に返還するなら、血税で賄う政党交付金が先で、国民への反省を示すべき。ケジメのないまま、裏金議員に総裁選の投票権を与えれば、裏金イメージを払拭できるという基準だけで新たな選挙の顔を選ぶに決まっています。国民生活は二の次で、次の選挙に勝てば有権者は裏金を忘れるとナメている。今回の総裁選は裏金利権政治を温存するためだけの茶番に過ぎません」

「数こそ力」で新総裁の決定権を握る裏金議員の背後には、森元首相と二階元幹事長がデンと構える。打算渦巻く総裁選は自民党の醜悪な本性を奇麗に物語る。

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/406.html

記事 [政治・選挙・NHK295] <文春砲!>広瀬めぐみを詐欺でも逮捕せず 女性検事総長が配慮した総裁選(週刊文春)

※週刊文春 2024年8月29日号

秘書給与詐取、広瀬めぐみ議員(58)を女性検事総長が逮捕しないワケ「巨悪と闘う検事というより政権の顔色を…」
https://bunshun.jp/articles/-/72947
2024/08/23 「週刊文春」編集部 文春オンライン 週刊文春 2024年8月29日号

「軽率な行為だった」

 詐欺容疑で東京地検特捜部の家宅捜索を受けていた広瀬めぐみ参院議員(58)が8月15日、議員辞職願を提出し、許可された。

「広瀬氏は公設第一秘書だった男性の妻を公設第二秘書として届け出ていましたが、彼女には勤務実態が無く、国から給与約400万円を騙し取った疑いがもたれています」(社会部記者)


議員辞職した広瀬めぐみ氏

 元弁護士の広瀬氏は、2022年7月の参院選で初当選を果たしたものの、

「議員生活は醜聞続きでした。『週刊新潮』が今年2月、“赤ベンツ不倫”を報道。更に同誌は秘書給与詐取疑惑も報じましたが、この時は『事実無根』と全面否定していました」(同前)

〈やっぱり違法なことだから〉と違法性を認識か

 が、その全面否定が「事実無根」だった。小誌も広瀬氏側に家宅捜索が入った7月30日、秘書給与詐取を窺わせるLINEの存在などを報道。〈やっぱり違法なことだから〉と、違法性を認識していたことを示す文面も残されていた。

「詐欺罪は身柄を取られることも多い重い罪です。まして、今回は公金である秘書給与を詐取した事件。実際、03年には辻元清美前衆院議員(当時)が秘書給与約1800万円を騙し取った疑いで逮捕され、有罪判決を受けました。その後、秘書給与法が改正され、議員経由などで支給されていた給与を秘書に直接支払うと規定された。にもかかわらず、広瀬氏は給与の“上納”を強要し、虚偽説明までしていたのです。それだけ悪質性が高い。公設第一秘書の父親も報道陣に『広瀬は許さない。息子夫婦は本当に可哀そうだ』と嘆いていました」(同前)

「彼女は巨悪と闘う検事というより、政権の顔色を窺う官僚的なタイプ」

 当然、捜査現場は「身柄を取る」と息巻いていたという。だが、逮捕を阻んだ人物がいた。今年7月、女性初の検事総長に就任した畝本直美氏(62)である。

「畝本氏は法務省保護局長などを歴任してきましたが、捜査現場での経験が乏しい。歴代総長が辿ってきた枢要ポストも経験していません。2歳上の夫・畝本毅氏も前高松高検検事長で、現在は弁護士。2人は1999年に湾岸エリアのタワマンを購入しています」(同前)

 広瀬氏の事件が総長としての事実上の“初陣”となったわけだが、周囲にはこう洩らしていたという。

「自民党総裁選も近いから」


7月9日、就任の記者会見をする畝本直美検事総長 ©時事通信社

 捜査関係者が続ける。

「彼女は巨悪と闘う検事というより、政権の顔色を窺う官僚的なタイプ。支持率への影響を避けようとしたのでしょう。そんな中、岸田文雄首相が14日に退陣を表明し、広瀬氏も事実関係を認めて議員辞職。これを受け、在宅起訴で済ませる方向に舵を切ったのです」

 畝本氏の自宅を訪ねたが、夫と思しき男性が、一呼吸置いて「ちょっと不在にしてます」と答えるのみ。

 逮捕を逃れた広瀬氏。総長にめぐまれたのか……。

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/407.html

記事 [政治・選挙・NHK295] 小泉進次郎は裏金議員を「再処分」か? 安倍派は戦々恐々…総裁選出馬表明「1週間延期」の思惑(日刊ゲンダイ)


小泉進次郎は裏金議員を「再処分」か? 安倍派は戦々恐々…総裁選出馬表明「1週間延期」の思惑
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/359798
2024/08/30 日刊ゲンダイ


裏金議員への“処分案”が緩いと総スカン(C)日刊ゲンダイ

 自民党総裁選の“本命”とされている小泉進次郎元環境相(43)が、9月6日に出馬表明することが分かった。もともと、30日表明する方向で検討していたが、台風が直撃する恐れがあるため延期したという。ただ、延期理由を額面通りに受け止める向きは少ない。

  ◇  ◇  ◇

「台風直撃を避けたのは理解できますが、1週間も後ろ倒しにする理由はないでしょう。政権中枢で災害対応に追われる林芳正官房長官ですら3日に出馬表明するわけですから。要するに、なるべく先延ばしして他候補の出馬表明を事前に見ておきたいということでしょう。ボロが出ないように、表舞台で話す機会を極力減らしたい思惑もあるはずです」(官邸事情通)

 裏金議員の処遇が、総裁選の一大焦点になっていることも大きいようだ。

 すでに出馬表明した石破茂元幹事長(67)は、処分された議員を次の国政選挙で公認しない可能性に言及。出馬を目指す野田聖子元総務相(63)も「不記載の人たちは自分の力で(選挙を)勝っていきませんか」と、裏金議員は無所属で臨むべきと訴えた。出馬表明済みの河野太郎デジタル相(61)も妥当性はともかく、裏金議員に対し「不記載額分の国庫返納」を主張。揃って厳しい姿勢を示しているだけに、進次郎氏はどうするのか。自民党議員は固唾をのんでいる状況だ。

強行突破するのか?

「『刷新感』を重視する進次郎さんは、ライバル候補を上回る裏金議員への“処分案”を出さなければ格好がつかない。世論を見ながら、時間をかけて案を検討するため、表明を1週間延期したのではないか。進次郎さんのバックには、裏金づくりに手を染めた安倍派の“親玉”、森元首相の影がチラついています。裏金議員に甘い態度を示せば、『森さんに忖度した』と批判を招き、党員票を減らしかねない。相当、厳しい案を打ち出さざるを得ないのではないか、とみられています」(政界関係者)

 どんな案を示す気なのか。

「自民の調査で、収支報告書への不記載や誤記があったのは85人。うち39人が処分されました。全員を非公認にしたら、さすがに次期衆院選で大幅議席減は免れないので、安倍派の幹部をはじめ象徴的な議員を非公認にする案を出すつもりかも知れません」(同前)

 安倍派議員は「やめてくれ」「また蒸し返すのか」と戦々恐々だ。安倍派のベテラン議員が言う。

「国民受けを狙って『裏金議員は公認しない』などと言えば、安倍派議員の反発は避けられない。進次郎さんの支援を決めている議員もいるが、全てひっくり返るだろう。本気でそんな“自殺行為”に出るつもりか。皆、彼の発言に注目している」

 最終的に安倍派の圧力に屈してしまうのか。そうなれば、国民から総スカンは必至だ。

  ◇  ◇  ◇

 とはいえ、いち早く出馬表明したコバホークこと小林鷹之氏(49)や河野太郎氏も総裁選をめぐる評判もメタメタだ。

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/408.html

記事 [政治・選挙・NHK295] 自民党総裁選報道の狂騒 与党の広報に成り下がったテレビ局の情けなさ ラサール石井 東憤西笑(日刊ゲンダイ)

自民党総裁選報道の狂騒 与党の広報に成り下がったテレビ局の情けなさ ラサール石井 東憤西笑
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/359744
2024/08/29 日刊ゲンダイ


(左から)河野太郎氏、石破茂氏、小泉進次郎氏(C)日刊ゲンダイ

 自民党総裁選の各マスコミの連日の取り上げ具合は一体何だというのだ。

 都知事選の時も、いや一番国民に大事な衆院選や参院選の時も、これほど報道したか。いや、その日一日全く取り上げない日もあったではないか。なのに自民党員しか投票できない内輪の選挙にこれほど時間を割くのは甚だバランスが悪い。以前から指摘されてはいるが、各テレビ局は自民党の広報に成り下がったと言うしかない。実に情けない。

 しかも候補者の記者会見だけではなく、昼食を食べる様子、ランニングする様子、地元のお祭りに参加する様子、いかにも人柄の良さそうな場面を垂れ流し、これでは自民党のプロモーションビデオではないか。

 おそらく新総裁が決まったところで解散総選挙に打って出るつもりだろうから、この報道は、1カ月以上にわたる「自民党イメージチェンジ」作戦に他ならない。国を挙げての選挙違反だ。

 事実この期間に自民党支持率は上がっている。なんて単純でバカなんだ日本国民は。生活は苦しい税金は高い。おまけに米不足。災害は相次ぎ復興はおざなり。そんな政府にまだついて行こうというのか。

 河野大臣が出馬表明会見をした。「裏金議員には厳しく、不記載の金額の返納を求める」と言う。おいおい。どこが厳しいんだ。泥棒しても金返したらおとがめなしってそんなのあるか。返納ってどこに返すんだ、党に返すなら同じだろ。どうせ後でコッソリ名目変えて本人に戻すんだろ。議員辞職に追徴税。これが本当のケジメではないか。

 人気は石破氏に小泉氏だ。だが石破氏は党内に人気がない。誰にでも正論を言うからだって。どんな党なんだ。

 小泉氏はイケメンでソフトだが、政治家として何かなし得たのだろうか。だいたいインタビューで、なんであんな上からなのか。立候補予定を聞かれ「官邸内で話すことではない」とか言って、いやいやあなた官邸内でクリステルさんと結婚発表してましたよね。しかも一番の大事は「憲法改正」だと言っている。ソフトな顔にだまされて緊急事態条項など通されたらたまったもんじゃない。

 もちろん小林鷹之氏も高市早苗氏も極右。緊急時の国民預金の凍結、徴兵制などにまっしぐら。まあ誰がなっても日本を戦争のできる国にするのはみな同じ。

 皆さん。ほんとによく考えてください。


ラサール石井 タレント

1955年、大阪市出身。本名・石井章雄(いしい・あきお)。鹿児島ラ・サール高校から早大に進学。在学中に劇団テアトル・エコー養成所で一期下だった渡辺正行、小宮孝泰と共にコント赤信号を結成し、数多くのバラエティー番組に出演。またアニメの声優や舞台・演劇活動にも力を入れ、俳優としての出演に留まらず、脚本・演出も数多く手がけている。石井光三オフィス所属。

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/409.html

記事 [政治・選挙・NHK295] 野田佳彦氏が小沢一郎氏とわだかまりを越え、一致した戦略 「もう一度政権を取る」ためのポイントは(東京新聞 TOKYO Web)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/350874?rct=politics




「野田佳彦氏が小沢一郎氏とわだかまりを越え、・・・」

つまり、「わだかまり」は解消していないと、記事は報じている。

それなのに・・・

政権交代のために、・・・「わだかまりを越えた」のは小沢一郎氏。

「同床異夢」、「呉越同舟」

政権交代の千載一遇のチャンスを前にして、立憲民主党に対してのみならず、野党各党に必要なことを身をもって示した形だ。

これが政治家小沢一郎の「凄さ」なのか。

政権交代を成し遂げるまでは「臥薪嘗胆」。

小沢氏の歯は、既にボロボロではないだろうか。

そのことは、決して年のせいばかりではないのだろう。


そして、今「隗より始めよ」だ。

政権交代のその先に、「政策実現」がある。



以下に記事の全文を転載する。


立憲民主党の野田佳彦元首相(67)は29日、党代表選(9月7日告示、23日投開票)への立候補を表明した。地元の千葉県習志野市のJR津田沼駅前で、「再び首相を目指す」と記者団に語った。次期衆院選で自民党を過半数割れに追い込むことを目標に掲げ、「もう1回政権を取り戻すための道筋を付けることが私の役割だ」と意気込んだ。代表選への出馬表明は、枝野幸男前代表(60)に続いて2人目。(中沢穣)

◆自民党に失望した保守層を狙う

 野田氏が描く政権交代に向けた戦略はリベラル層に加えて保守層からの支持拡大で、「自民党に失望した保守層の心をつかむやり方が必要だ」と指摘。旧民主党政権時に消費税増税を巡ってわだかまりのあった党重鎮の小沢一郎衆院議員とも会談を重ね、「穏健な保守層まで狙わないと政権を取れない」との分析で一致したことを明らかにした。

 野田氏は、立民だけでは衆院議席の単独過半数に届かない可能性があるとの現状認識を示し、「野党連携が必要になってくる。対自民党では『戦闘力』、野党との関係性では『包容力』が求められる」と強調。日本維新の会や国民民主党といった「中道から右のサイドの野党」(野田氏)との連携を進める。共産党とは「対話できる関係が必要」としつつ、連立政権には否定的な考えを示した。

◆「私に刷新感は全くないが…」

 旧民主党政権で最後の首相となった野田氏に対しては、消費税増税を進めて下野するきっかけをつくったとして反発する議員もいる。このことにも触れ、「私の判断で多くの仲間を失い、痛恨の極みだった」と述べた。

 打ち出す政策としては、「分厚い中間層の復活と格差の是正」を筆頭に挙げた。「私に刷新感は全くないが、新鮮な人たちに支えてもらって意見を取り入れる」と柔軟な構えを見せた。

 立民代表選と同時期に行われる自民総裁選では、派閥の政治資金パーティー裏金事件を受けて表面化した政治とカネ問題も争点になるが、「彼らではうみを出すことはできない」と否定。野田氏は、2012年の党首討論で安倍晋三元首相と約束した議員定数の削減、世襲の禁止など「本質的な政治改革を自らの手で実現したい」と強調した。


記事の転載はここまで。


記事を読んでいて気になった言葉がある。

「穏健な保守層まで狙わないと政権を取れない」

この中の「狙わないと」という言葉に、「わだかまり」を感じる。

まるで、「特殊詐欺の標的」を探しているような言い方にも聞こえる。

政治家は言葉が命。

共産党の場合は、こうはならない。

共産党の場合は、いつも「市民」が前面に出る。

「穏健な保守層」も「市民」に違いない。

常にそういう意識があれば、「市民」に対して「狙わないと」という言葉はあり得ない。

正しくは、

「穏健な保守層にまで支持して貰えるようにならないと政権を取れない」

といったところか。


共産党といえば、

野田氏は、

「・・・野党との関係性では『包容力』が求められる」と強調。

一方で、

「共産党とは「対話できる関係が必要」としつつ、連立政権には否定的な考えを示した。」

と記事で報じている。

「包容力」には「相手の悪い面も含めて受け入れる心の広さ」という意味がある。

野田氏のこの言葉は、ただ日本維新の会に向けられた、上から目線の言葉でしかない。

共産党に対しては、「包容力」を示すどころか、対話もせずに、一方的に「排除」すると公言してはばからない。

示されたのは「戦闘力」。

これでは、共産党も怒るだろう。

実際、田村委員長は怒った。

「(立憲の)泉代表と私は、総選挙に向けて自民党を倒すための連携と力合わせが重要だと合意しています。これは公党間の合意ですから、・・・(代表選の)結果に関わらず、合意として尊重されるべきだと考えています」

今はまだ、泉氏が立憲民主党の「代表」に違いない。

野田氏は「分をわきまえる」必要がある。


野田氏曰く、

「野党連携が必要になってくる。対自民党では『戦闘力』、野党との関係性では『包容力』が求められる」と強調。

ならば、

「隗より始めよ」。・・・対話はそれからだ。


話はそれるが、ことのついでに・・・。

野田氏は今後の消費税対応について、

「・・・この時期に安易に減税するのではなく、現状を維持するのが基本だと思っている」

と説明している。


対して、田村委員長はこう述べていた。

・・・田村氏は野田氏の消費税減税への姿勢について

「立憲の中で議論されるべきことだと思います。私たちは消費税に対しては一貫して、これだけの物価高騰の時に国民の中で求められる消費税の減税を掲げて総選挙に臨んでいきたいと考えています」

と。  


立憲民主党の2022参議院選挙、「生活安全保障パンフレット」には、

「消費税は時限的に5%に減税」

と、目立つ、大きな文字で書いてある。

パンフレットに載っていることは、立憲民主党の共有認識ではないのか・・・。

江田氏も、代表選に立候補して「消費税は時限的に5%に減税」を訴えたい、としている。

こんなことでは、有権者は何を信じればいいのか・・・となりはしまいか。

田村委員長が、「立憲の中で議論されるべきことだと思います。」と言っているのは、こういうことなんだね。

しかも、2022年時点に比べて、現在の狂乱物価、物価高騰は凄まじいものがある。

にも拘らず、政治の無策だけは変わらない。

「政治改革」も必要なのだろうが、その前に、この物価高騰を何とかしてくれ、というのが庶民の声ではないか。

「金魚」しかり、「どじょう」もしかり。

庶民の生活が見えていないと言わざるを得ない。

「魚類」の脳みそでは小さすぎて、話にならない。


政権交代のその先に、「政策実現」がある。







http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/410.html
記事 [政治・選挙・NHK295] 最優先経済政策の消費税減税(植草一秀の『知られざる真実』)
最優先経済政策の消費税減税
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2024/08/post-98b523.html
2024年8月29日 植草一秀の『知られざる真実』

本当は日本政治を刷新しなければならない局面だが、政治刷新の道が開けない。

オルタナティブ(代替)がない。

2009年は違った。

麻生太郎内閣の支持率がゼロに近づくなかで鳩山民主党に対する期待が沸騰した。

8月30日の総選挙で日本の主権者は鳩山内閣を誕生させた。

日本政治史上の金字塔だ。

主権者が主権者の意思と選択によって政権交代を実現した。

しかし、その金字塔の鳩山内閣はわずか8ヵ月で破壊された。

破壊した首謀者は民主党内部に潜んでいた。

この「戦犯」が現在の立憲民主党中枢に居座っている。

これが、日本政治刷新に希望を持てない主因だ。

主権者にとって大事なのは「政策」であって「政局」でない。

どのような政策が遂行されるのかが重要である。

日本の政策を刷新する必要がある。

もちろん「政治とカネ」の問題は重要だ。

「政治とカネ」は政策を考える以前の問題。

「政治とカネ」をクリーンにすることが政治を考える前提条件だが、この問題すら解決できていない。

自民党は選挙用に党首を変えるが「政治とカネ」問題を根本的に解決する姿勢はまったく示されていない。

選挙のために党首の顔を変える。

単なる「目くらまし」。

自民党の党首選に多数が立候補する構えを示し、権力に迎合するメディアが大規模報道を続けるが、この報道は自民党を支援するためのもの。

党首選びの祭りを演出して新たに発足する内閣の支持率引き上げに協力する。

支持率が上昇した局面で衆院解散・総選挙が挙行されるだろう。

自公政治を退場させて代替の勢力が政権を担うべき局面だが代替=オルタナティブが存在しない。

絶望的な状況だ。

「ガーベラの風」は9月4日に国会イベントを開催する。

「災害・食料・消費税
総選挙 で 日本 を アップデート
ガーベラの風″国会イベント」
日 時:2024年9月4日(水)午後3時〜6時
会 場:衆議院第二議員会館多目的会議室
主 催:ガーベラの風(オールジャパン平和と共生)


https://x.gd/qighG

プログラム案(敬称略)
日本政治の根本問題    元内閣総理大臣 鳩山 友紀夫
原発・温暖化問題の真相 新ちょぼゼミ主宰 田中 一郎
食料自給と食の安全     VISION21代表 安田 節子
独立・命・成長        衆議院議員 原口 一博
消費税減税・廃止       衆議院議員 川内 博史
消費税問題          衆議院議員 たがや 亮
消費税減税・廃止      政治経済学者 植草 一秀
日航123便墜落の真相解明 JAL訴訟原告 吉備 素子
総選挙に向けての連帯     参議院議員 小池 晃
総選挙に向けての連帯     衆議院議員 末松 義規
総選挙に向けての連帯     参議院議員 福島みずほ
主権者国民による主体的行動と独立宣言 作家 真田 信秋
総選挙に向けてのガーベラの風″イニシアティブ採択

申込者が定員に達したため、すでに受付は締め切らせていただいている。

主権者にとって大事な政策として

災害・食料・消費税を取り上げる。

災害の核心は地震。

地震で警戒されるのが原発。

地震で原発が損傷すればフクシマ事故が再現される。

耐震性能が足りない原発を稼働させるのは愚の骨頂。

最重要の政策課題だ。

経済で最重要の問題が消費税。

すべての国民に十分な最低保障が行われている国で財源を消費税や付加価値税で徴収することには合理性がある。

しかし、すべての国民に対する最低保障の水準が極めて低い日本で10%の消費税率を設定するのは棄民政策でしかない。

過去のデータを検証すると消費税率5%までは、日本経済がそれなりに持ちこたえた。

しかし、消費税率を5%超水準に引き上げた瞬間から日本経済の凋落が進行した。

消費税率を5%から10%に引き上げる法律制定を強行したのが野田佳彦氏。

この影響で民主党は2012年12月総選挙で壊滅的敗北を喫した。

この責任問題も処理しないなかで消費税増税の首謀者である野田佳彦氏が民主党党首選に名乗りを上げた。

これを「絶望」と呼ばずしてどのように表現できるだろうか。

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