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2024年8月24日00時15分 〜
記事 [政治・選挙・NHK295] 壮大な国民騙しに加担のTV ポエム進次郎が「大本命」になる自民党と日本の惨憺(日刊ゲンダイ)

※2024年8月23日 日刊ゲンダイ1面 紙面クリック拡大 文字起こし


※紙面抜粋


※2024年8月23日 日刊ゲンダイ2面


中身のない実力と経験不足(C)日刊ゲンダイ

 永田町関係者であれば誰もが知っている政治家・小泉進次郎の実力と評価。もちろん、自民党議員もご存じだが、それでも「本命」に祭り上げ、「改革」「刷新」の茶番劇。他にマトモな候補者が誰もいない腐敗政党と国の行く末。

  ◇  ◇  ◇

「反省をしているけど、なかなか反省が伝わらない。そういった自分に対しても、反省をしたいと思います」──この言葉をそっくり今の自民党にぶつけたらどうか。

 発言の主は、自民党総裁選に出馬する意向を報じられた小泉進次郎元環境相(43)だ。大臣時代の2020年2月、新型コロナ対策本部の会合を欠席して地元で後援会の新年会に出席。それを国会でとがめられた際の複雑な釈明である。

 進次郎は19年に安倍政権の内閣改造で環境相として初入閣。早速訪米し、ニューヨークでの国連気候行動サミット関連会合に臨んだ。外交デビューの場で「気候変動に取り組むには、楽しく、クールに、セクシーであるべき」とご機嫌に語り、真意を問われると「どういう意味かと説明すること自体がセクシーじゃないよね」と説明し、物議を醸した。海外メディアには「(環境対策に)何の具体策もない」と酷評された。

 独特の語り口からついた異名は「ポエム大臣」。弁舌爽やかだが、中身スカスカ、意味不明な発言は「進次郎構文」と呼ばれ、ネット上には数々の「迷言」が出回っている。発言の軽さゆえに、党内からも政治指導者としての資質を疑う声は少なくない。大臣経験も、まだ1度きり。かつて田中角栄元首相が「首相の条件」とした「党三役のうち幹事長を含む2つと、蔵相(財務相)や外相、通産相(経産相)のうち2つ」の経験はゼロだ。

 茂木幹事長のように「条件」を満たしているとはいえ、首相の器とは程遠い人もいるが、進次郎の経験と実力不足は否めない。その評価は永田町関係者であれば誰もが知っている。もちろん、自民党議員もご存じだろう。

ボロを出すまいとヨコシマな期待に呼応

 進次郎は高支持率を誇った小泉純一郎元首相の次男。09年の初当選時から将来の首相候補としてチヤホヤされ、いまだ「天才子役」の域を出ない。ところが、党内の期待感だけはすさまじい。

 新総裁に推すのは、同じ神奈川選出で岸田政権下では冷や飯を食わされた菅義偉前首相ら非主流派と、順風下の選挙しか経験のない中堅・若手議員だ。彼らの思惑は分かりやすい。裏金事件のダーティーイメージを払拭するには、「とにかく明るい」人気者を利用するのが得策というわけだ。

 進次郎は親の七光どころか、曽祖父の代から政治一家の「二十一光」。兄は俳優の孝太郎、妻はフリーアナの滝川クリステルだ。姉さん女房には完全に尻に敷かれ、何をやるにも意向を伺う必要があるらしいが、おびただしい数の「光」にピカピカと照らされている。

 抜群の知名度に加え、総裁選出馬に意欲を示す11人の中で最も若い。次期衆院選に向けて「改革」「刷新」を打ち出すにはうってつけ。「選挙の顔」にはもってこいという算段である。

 ヨコシマな期待に呼応し、進次郎は出馬報道後、なかなかメディアに口を開かない。「プラスチックの原料って石油なんですよ! 意外にこれ知られてないんですけど」と環境相時代にラジオ番組で周知の事実を喜々として語ったように、口を開けばボロが出ると自重しているのだろう。

 進次郎のダンマリ作戦を知ってか知らずか、TVカメラはこぞって追いかけ回して大ハシャギ。裏では党の重鎮や若手との面会を着々と重ね、「すでに20人の推薦人を確保し、候補を含めれば推薦人は40〜60人に上るのでは」(政界関係者)との情報もある。

 これだけの議員票をまとめたと知れば、メディアがまた「大本命」とはやし立てる。総裁選の報道は、誰が推薦人を集めたか否か、立候補表明はいつかという話題ばかり。本来、岸田首相が再選断念に追い込まれた裏金事件の実態解明を問うべきだが、すっかり隅っこに追いやられている。

次の総理に貸しをつくろうと全力アシスト


「もしトラ」を想像するだに恐ろしい(C)ロイター

「『神輿は軽くてパーがいい』。進次郎氏は悪い意味での首相の条件を全て満たしています。軽い神輿を持ち上げる動きをメディアは後押ししているだけです」と指摘するのは、高千穂大教授の五野井郁夫氏(国際政治学)だ。こう続ける。

「総裁選で一気に裏金事件を過去のモノにしたい自民の狙い通り、メディアはお祭り騒ぎ。進次郎氏を『大本命』として祭り上げ、二重の『祭り』で壮大な国民ダマシに加担しています。口を開けば馬脚を現すことは百も承知で、もったいぶる進次郎氏に付きまとう茶番劇。“真打ち”のように名乗りを上げれば、メディアは『待ってました!』と言わんばかりに持ち上げるのでしょう。総裁選後は“ご祝儀相場”のうちに解散・総選挙に一気呵成のシナリオが浮かびますが、メディアは『今から次の総理に貸しをつくっておこう』と全力アシストです」

 進次郎の背後に控える「昔の顔」は菅だけではない。森喜朗元首相の存在も見え隠れする。進次郎を支え、バラバラになった安倍派の一部をまとめたいようだが、森にはある意味、成功体験がある。首相時代は内閣支持率ひと桁台に沈み、不人気な自分が退き、新たに小泉内閣が誕生すると自民の支持率はV字回復。直後の参院選で大勝した。あの時も「小泉フィーバー」を散々あおり、自民に手を貸したのが、TVを中心としたメディアだ。

 メディアの機運醸成は早くも奏功したようで、日経新聞とテレビ東京が21〜22日に実施した世論調査の「次の自民党総裁にふさわしい人」で、トップ常連の石破茂元幹事長に代わり、進次郎が首位に躍り出た。森たちの「夢よ、再び」は現実に近づいている。

漂う台湾有事と対米従属総仕上げの危うさ

 お祭り騒ぎの総裁選で「表紙」だけ変え、ドサクサ紛れに総選挙を仕かけ、雪崩を打って大勝を目指す--。自民の「お家芸」とも言える手法だが、それで裏金体質や進次郎のカラッポな中身は変わりっこない。

 次の選挙で苦境に立つ自民の中堅・若手にとっては、選挙に勝ちさえすれば何でもアリ。後は野となれかもしれないが、「進次郎新総理」の誕生なんて、百害あって一利なし。総裁選の投票権を持たない多くの国民にすれば、たまったもんじゃない。

「進次郎氏が経済政策を語った記憶は全くありません。これだけ経済の『ケ』の字も発しないのは、経済学を理解していない証拠でしょう。進次郎氏が『大本命』とは、物価高にあえぎ、景気対策を求める世論と大きくズレています」(経済評論家・斎藤満氏)

 進次郎は憲法改正を掲げて総裁選を戦いたいと周囲に話しているそうだが、最近までその口から改憲の2文字もついぞ聞かなかった。東日本大震災から2年後の13年5月には、憲法改正に意欲を示す当時の安倍首相に「早く災害復興住宅に移り住みたいという方が、憲法の問題を考えられるか」と苦言を呈したほど。

 外交では、11月の米大統領選で誕生する新政権と対峙することになるが、進次郎は09年の衆院選初出馬の直前まで米国に留学。日本外交に絶大な影響力を持つジャパンハンドラー系のシンクタンク「CSIS」(戦略国際問題研究所)の研究員だった。

「昨年、台湾有事のシミュレーションを公表したのもCSISです。もしもトランプ前大統領が返り咲き、進次郎氏が向き合うことになれば……。想像するだけで不安になります」(五野井郁夫氏=前出)

 前出の斎藤満氏も「日本のトップが空疎な人物なら、米国にとっても使い勝手がいい。進次郎政権は、戦後79年に及ぶ対米従属の総仕上げとなりかねない」と危惧する。

 他にマトモな候補者が誰もいない腐敗政党は、どうなろうと勝手だ。しかし、ポエム進次郎が総裁選の「大本命」になる日本の行く末は、惨憺たる状況しか思い浮かばない。

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/362.html

記事 [政治・選挙・NHK295] 日本侵略の罠にかけられた政治家<日航123便 アメリカの命令で日本政府が墜落させた>(CYACYA)

※動画の一部をスクリーンショット

日本侵略の罠にかけられた政治家

※動画→https://www.tiktok.com/@user34873263582734/video/7402082826155232533?_r=1&_t=8oqgOABSCYC
user34873263582734 CYACYA 8-12




















https://x.com/chizumio136333/status/1823679996659163557

book man U
@chizumio136333

中曽根が墓場まで持って行った真実!
もし本当の事が分かれば 自民だけでは済まない
ましてや今の時代であれば!
天●・政治家全て・官僚全てに影響が及ぶだろう!
国民の恨みを!

https://x.com/herodotosu/status/1823749573728473496

oj88
@herodotosu

トロン技術者全員搭乗ー17名全員が死亡😨

https://x.com/bruder24/status/1823543900575027240

tanaka ken
@bruder24

中曽根の罪は過大だ!許せない! 当時の鞄本政府(中曽根、竹下登財務大臣etc)

https://x.com/Minatomachi_65/status/1823515161195581836

わるむしゃ
@Minatomachi_65

自衛隊誤爆説でもなく米軍爆撃説でもない
米国が日本政府を脅して自衛隊に爆撃させ説を展開。

でも、そこまでして日本政府は米国の言いなりになるかな?

米軍が撃ち落としたと考える方が納得がいく。

いずれにしてもフライトレコーダーを全て開示すべき。

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/363.html

記事 [政治・選挙・NHK295] 麻生太郎「3頭体制」崩壊でいきなり窮地…自民党総裁選でキングメーカーとしても機能せず(日刊ゲンダイ)

麻生太郎「3頭体制」崩壊でいきなり窮地…自民党総裁選でキングメーカーとしても機能せず
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/359506
2024/08/2 日刊ゲンダイ


キングメーカー争いでも劣勢に(C)日刊ゲンダイ

 岸田−麻生−茂木の「3頭体制」と称された岸田政権。しかし、岸田首相の退陣表明をきっかけに「3頭体制」は崩壊。「3頭体制」が崩壊したことで、岸田の後見人として得意の絶頂だった麻生副総裁が、いきなり窮地に立たされているという。

 麻生が力を持っていたのは、岸田の後見人だったことと、菅義偉前首相と並ぶ「キングメーカー」だとみられていたことだ。ところが岸田退陣が決定すると、現職総理の後見人としての立場を失うのはもちろん、キングメーカーとしても機能しないことが分かってしまった。

「麻生さんにはキングメーカーとして3枚のカードがあった。1枚目は岸田首相ですが、退陣が決まった。2枚目は茂木幹事長でしたが、新総裁に選ばれる可能性はほぼなくカードにならない。そして3枚目が河野太郎です。1枚目と2枚目が使えず、9月27日の総裁選では、最後のカード、河野太郎を擁立する予定です。でも、河野太郎が新総裁に選出される可能性も低く、このままでは麻生さんは非主流派に転落しかねない。キングメーカーとしての実力がバレてしまった格好です」(政界関係者)

 追い打ちをかけているのが、「3頭体制」の一角だった茂木幹事長が袂を分かったとみられていることだ。総裁選への出馬に意欲を見せる茂木は、麻生に「支援」を要請したが、麻生は「うち(麻生派)には河野がいるから支援できない」と断ってしまった。その後、茂木は、麻生の「天敵」菅に急接近しているという。

 さらに、総裁選をめぐって足元の「麻生派」が、河野支援vs反河野に分裂している状態だ。

 岸田退陣をきっかけに、麻生の権力基盤が一気に崩れはじめているのだ。

「総裁選は1回目の投票では、誰も過半数を得票できず、上位2人の決選投票になりそうです。決選投票で“勝ち馬”に乗れば、麻生さんは非主流派に転落しなくて済みます。でも、決選投票に残りそうなのは、石破茂と小泉進次郎の2人です。麻生さんは、この2人には乗りたくないでしょう。石破茂は、麻生さんが毛嫌いしている。進次郎のバックには“天敵”の菅義偉がいますからね。石破、進次郎のどちらかを選べと迫られたら、麻生さんは呻吟するはずです」(自民党関係者)

 そもそも、岸田退陣を決定づけたのは、岸田が「再選支援」を求めたのに、麻生が最後までクビを縦に振らなかったからだ。いまごろ、岸田再選を支援すればよかった、と悔やんでいるのではないか。

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/364.html

記事 [政治・選挙・NHK295] もはや任意じゃなくて強制…12月2日のマイナ保険証一本化に向けて強まる国民への包囲網(日刊ゲンダイ)
もはや任意じゃなくて強制…12月2日のマイナ保険証一本化に向けて強まる国民への包囲網
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/359547
2024/08/24 日刊ゲンダイ


ドンドン進める……(C)日刊ゲンダイ

 現行の健康保険証の新規発行が廃止され、マイナンバーカードに健康保険証の機能を持たせた「マイナ保険証」に一本化される12月2日まで、すでに残り4カ月を切っている。

 そんな中、警察庁が法令上の「本人確認書類」から「健康保険証等」を削除する方針を示し、動揺する声が出ている。

 健康保険証はこれまで、新規の口座開設やクレジットカード発行の申請などの本人確認書類として活用されてきたが、警察庁は「犯罪収益移転防止法」の施行規則7条を改正し、健康保険証に係る規定を削除するという。

 とはいえ、マイナカードを保有していない人も多数いる。このため、現行の健康保険証も一定期間は引き続き本人確認書類として利用できる経過措置を設けるほか、カードを持たない人に発行される「資格確認書」を使えるように改正する方針だ。

マイナ保険証の利用率は7月時点で11.3%にとどまる

 全国保険医団体連合会によると、マイナ保険証の利用率は7月時点で11.3%にとどまり、9割近くが利用していない。一本化される12月2日以降のドタバタぶりが今から目に見えるようだ。SNS上でもこんな不安の声が出ている。

《他人の情報がひも付けされるトラブルは片付いたのか?その説明がないまま現行の保険証を廃止するのか》

《大前提が崩れている。マイナカードの取得は任意だったはずでしょ。これじゃあ任意じゃなくて強制だろ》

《マイナ保険証の利用率が低いのは利便性が悪いからではないのだろうか。その点は考えないのか?》

 そもそも、健康保険証の廃止を唐突に打ち出したのは河野太郎デジタル担当相(61)だった。2022年10月のことだ。河野大臣はその後、マイナ保険証を利用できない医療機関について、政府窓口に“通報”するよう求める書面を自民党国会議員に配布していたことが発覚。国会でも問題視されたが、強権ぶりを発揮した河野氏が9月末の自民党総裁選で有力候補などと報じられているのだから恐ろしい。

  ◇  ◇  ◇

 ●関連記事【もっと読む】【さらに読む】では、マイナ保険証をめぐる混乱ぶりを取り上げている。

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/365.html

記事 [政治・選挙・NHK295] 自民党総裁選広告「THE MATCH」は「おじさん」どころか「腐敗ジジイの詰め合わせ」だ! 担当の平井広報本部長は親族ぐるみ税優遇(リテラ)
自民党総裁選広告「THE MATCH」は「おじさん」どころか「腐敗ジジイの詰め合わせ」だ! 担当の平井広報本部長は親族ぐるみ税優遇
https://lite-ra.com/2024/08/post-6342.html
2024.08.24 リテラ


自民党HPより

 告示は9月12日とまだまだ先であるにもかかわらず、メディアはすでに自民党総裁選の話題一色。テレビでは今月30日に立候補を表明すると見られる小泉進次郎氏や出馬表明第一号となった小林鷹之氏を取り上げては、「国民的人気が高い進次郎」「高学歴・高身長のコバホーク」などとお祭り騒ぎを繰り広げている。

 自民党や候補者は「派閥なき総裁選」だの「新しい自民党に生まれ変わる」だのと喧伝し、メディアもそれに同調したかのように報じているが、まったくとんでもない話だ。

 自民党は何も変わっていないどころか、変わる気配さえない。そのことを象徴するのが、21日に自民党が発表した「総裁選ポスター」とネット動画だ。

「THE MATCH」と題されたそのポスターには、安倍晋三・元首相をセンターに小泉純一郎や田中角栄、麻生太郎、森喜朗、佐藤栄作、岸信介など「歴代総裁の雄姿」(自民党HPより)を散りばめ、〈時代は「誰」を求めるのか?〉というコピーを配置。「来年、立党70年を迎えるわが党が戦後の政治をリードしてきたことを表す重厚なデザイン」に仕上げたという。

 さらにネット動画では、「守るべきものは守り、変えるべきときは躊躇しない。この国を導けるのは誰だ」などというナレーションが流れ、アクション映画の予告のようなBGMとともに歴代総裁たちの演説シーンが次々に流れるというシロモノだ。

 裏金事件や統一教会問題で金権政治やカルトとの癒着が問われているというのに、まるで何事もなかったかのように総裁選をショーアップする。パンを配ることもなく、自前のサーカスですべてを水に流そうとは自民党の姑息さにほとほと呆れるほかないだろう。

 しかも、このポスターについて「おじさんの詰め合わせって感じがするんですけど」とコメントしたトラウデン直美が「男性差別だ」などと攻撃を受けているが、過去の自民党総裁がすべて男性なのは歴然たる事実。このように女性を排除してきた自民党の歴史をわざわざポスターにして掲げることに躊躇しなかったことを考えれば、「おじさんの詰め合わせ」というのは差別どころか十分にクリティカルなコメントではないか。

 いや、「おじさんの詰め合わせ」なんて表現では生ぬるいぐらいだろう。本サイトに言わせれば、このポスターは「金権政治にまみれた腐臭漂うジジイどもの詰め合わせ」だ。

 安倍派裏金問題の黒幕とも目される森喜朗に、ロッキード事件や金脈問題に揺れた田中角栄、「黒い霧事件」で政治不信を招いた佐藤栄作。リクルート事件で未公開株を受け取っていた中曽根康弘や竹下登、宮澤喜一、小渕恵三ら。日歯連ヤミ献金事件の橋本龍太郎と、政界汚職の実態が明らかになっても責任逃れに終始した小泉純一郎。そして、河井克行・案里夫妻の大規模選挙買収事件への関与がいまも根強く囁かれる安倍晋三と菅義偉……。

 今回の総裁選は、裏金事件に対して自民党がどのような態度を取るのかを世間に示すものであるはずだ。にもかかわらず、金で政治を動かし、金で票を買い、さらには疑惑に蓋をしてきた歴代の総裁たちを総裁選の“顔”に選び、広報に使う──。ようするに、この期に及んでも自民党は「金権腐敗」政治に対する反省などまったくない、ということを誇示しているのだ。

■裏金問題の反省ゼロ!「自民党と金」 “刷新”する気なく“刷新感”演出でごまかしなかったことに

 そのうえ、さらに呆れたのは、この総裁選ポスターの発表会見をおこなったのが、自民党の広報本部長を務める平井卓也・元デジタル大臣だったことだ。

 平井氏はポスターの発表会見で、党で開発したAIを活用したことなどを得意満面で語っていたが、平井氏といえば、今年6月に自身が代表を務める党支部へ2020年に個人名義で1000万円を寄付し、所得税が減額される優遇措置を受けたことが発覚。平井氏はその事実を認めたものの、「おそらく同じことをしている議員はたくさんいる」などと開き直ったような態度を取っていた。

 だが、今月17日には、平井氏のみならず平井氏の妻と母親、長女の親族3人が2020年から2021年に計4000万円を平井氏が代表を務める党支部に寄付し、所得税の一部を控除される税優遇を受けた疑いがあることを毎日新聞がスクープ。ちなみに、平井氏の実家は地元・香川で大きなシェアを誇る四国新聞などメディア企業を経営する「華麗なる一族」と呼ばれており、母親は四国新聞社の社主だと言われている。

 親族の税控除疑惑について平井氏は「税理士からは何も問題はないと聞いています」と回答しているが、法の抜け穴を悪用して家族ぐるみで税優遇を受けていたとなれば、政治家としての倫理観が欠如していると言わざるを得ない。

 そして、裏金事件と同様に政治家の税優遇問題も批判されてきたというのに、その批判を受けての総裁選ポスターを発表する会見を、親族の税優遇疑惑までもが報じられたばかりの平井氏が平然と取り仕切るとは……。恥も外聞もないとは、まさにこのことだろう。

 しかも、ほとんどのメディアが、この自民党の宣伝でしかない総裁選ポスター発表会見の内容を無批判に垂れ流す始末。さらに、会見に税優遇問題を抱えた平井氏が登場したことの問題を指摘しないばかりか、平井氏の親族の税優遇疑惑をスクープした毎日新聞を後追いするメディアも皆無の状態だ。

 裏金事件など「自民党とカネ」の問題を終わったことにしようと必死の自民党と、お祭り騒ぎに便乗し、批判をなおざりにするメディア。この異常な状況のなか、『news23』(TBS)では時事芸人のプチ鹿島がこんな重要な指摘をしていた。

「忘れてはいけないのは、この11人のまさに裏には、80人近くの裏金議員が、息を潜めて総裁選に期待しているということ。顔が替われば自分たちは何の説明もせずに刷新できる」
「僕が気になるのは『刷新感』という言葉で、『刷新』ではない。みんな『刷新感が必要』と言っている」

 刷新ではなく「刷新感」。「やってる感」と同じく、「刷新されたようなイメージ」さえ刷り込めればいいと考えているのではないか、というわけだ。

 自民党とカネの問題に切り込もうとしない総裁選に、何の期待もできるはずもない。メディアは今後も1カ月以上も騒ぎつづけることになりそうだが、「刷新感」という自民党の詐術を批判していくしかないだろう。

(編集部)

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/366.html

記事 [政治・選挙・NHK295] 小泉進次郎が総裁選で茂木幹事長と「決戦投票で結託」の密約説…コバホークに強烈な対抗心!(日刊ゲンダイ)

小泉進次郎が総裁選で茂木幹事長と「決戦投票で結託」の密約説…コバホークに強烈な対抗心!
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/359560
2024/08/24 日刊ゲンダイ


小泉進次郎元環境相は30日に出馬会見(C)日刊ゲンダイ

 なりふり構わず勝ちを取りにいくつもりか。

 自民党総裁選(9月12日告示、27日投開票)に向けて小泉進次郎元環境相(43)が30日に記者会見を開き、立候補を正式表明する見込みだ。本人は23日、能登半島地震の被災地を視察。報道陣に総裁選への対応を問われたが「一つ一つお答えする段階にはまだない」と、具体的なコメントはナシ。しかし、相当みなぎっているのは間違いない。

 有力候補と目される石破茂元幹事長(67)はきょう、河野太郎デジタル相(61)は26日に出馬表明する予定。進次郎のタイミングが少し遅い理由のひとつは「知名度バツグンで急ぐ必要がない」(官邸事情通)。

 もうひとつは「ライバルの出馬会見を先に見られる」(同前)ということ。どうも、進次郎は他候補の会見を気にしているようだ。特に、いち早く表明した「コバホーク」こと小林鷹之前経済安保相(49)への対抗心もみなぎっているという。

「小林さんの出馬会見は総花的で迫力不足。党内の評価は『中身が薄い』『面白みに欠ける』と散々でした。進次郎さんに近い議員が『小林の会見は最悪だったな』と水を向けると、進次郎さんは『やはりそう思いますか』『あなたがそう言うなら間違いないね』と“激しく同意”状態だった。『自分ならもっと深い爪痕を残せる』と、会見に向けて気合十分のようです」(永田町関係者)

進次郎政権が発足なら茂木を重要ポストで処遇か


茂木敏充幹事長は進次郎陣営と握ったのか(C)日刊ゲンダイ

 さらに、策も弄しているようだ。ポイントは、進次郎をバックアップする菅義偉前首相(75)と、総裁選出馬を模索する茂木敏充幹事長(68)による20日の会食である。14日に麻生太郎副総裁(83)との会食後に報道陣の前に姿を現した茂木は、総裁選の支援要請を袖にされたからか“顔面蒼白”。この時とは打って変わり、菅との会食後は「いい話ができた」と、表情は妙に晴れやかだった。

「いい話」の中身について、前出の永田町関係者はこう解説する。

「進次郎さんの後ろ盾である菅さんと茂木さんの間で、密約が交わされたともっぱらだ。『次の首相』を聞く世論調査で支持率1%の茂木さんは今回、出馬できたとしてもまず勝ち目はないでしょう。また、候補乱立で国会議員票の比重が大きい決選投票にもつれ込むのも、ほぼ確実。進次郎さんと別の候補による対決となるのは間違いない。そうなった時に、茂木さんを支持する議員票を進次郎陣営に上乗せさせる。結果、進次郎政権が発足した暁には茂木さんを重要ポストで処遇するとの条件で握ったそうです」

 党則で、党役員任期は「1期1年、連続3期まで」と定められており、現在、幹事長3期目の茂木は次期政権で続投はできない。そのため「副総裁や別の重要閣僚ポストが用意される可能性がある」(同前)という。

「刷新感」「改革」と美辞麗句が飛び交っているが、舞台裏では相変わらずの政治闘争。進次郎の背後には菅だけでなく、森元首相の影もチラつく。結局、43歳の若造が総理総裁になっても、古だぬきが跋扈する自民党政治は何も変わらない。

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/367.html

   

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