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2024年8月16日03時50分 〜
記事 [政治・選挙・NHK295] シャッポのすげ替えではどうにもならない 八方塞がりで再選出馬断念 絶望的な自民党の今後(上)改造も出来ず、麻生にも切られ、「勝てないから出ない」が真相(日刊ゲンダイ)

※2024年8月15日 日刊ゲンダイ1面 紙面クリック拡大


※2024年8月15日 日刊ゲンダイ2面 紙面クリック拡大

シャッポのすげ替えではどうにもならない 八方塞がりで再選出馬断念 絶望的な自民党の今後(上)
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/359122
2024/08/15 日刊ゲンダイ

身を引くことが「党刷新」とか言いながら、これまで辞めなかった二枚舌


再選目指してあれこれ画策のあげく、やっと退陣表明(C)共同通信社

 ようやく岸田首相が「退陣」を表明した。9月に行われる自民党総裁選に出馬しないという。

 14日の記者会見。不出馬を決断したタイミングについて、岸田は「政治とカネをめぐる問題が発生してから、トップとしての責任のあり方について思いをめぐらしてきた」などと、あたかも以前から責任を取るつもりだったかのように語っていたが、大嘘もいいところだ。

 つい最近まで、なんとか延命をはかろうと画策していたのが実態だからだ。

 先週8日(木)、岸田と電話で話したという政治解説者の篠原文也氏はこう言う。

「本人はやる気満々でしたよ。もちろん、総裁選にも出馬する意向でした。党内情勢も気にしていた。とくに、地方票の動向を気にかけていましたね。地方票は国会議員票に影響しますからね。本人には、勝てる望みもあったのでしょう」

 7月に訪米するなど外交に力を入れたのも、改憲に意欲をみせはじめたのも、すべて9月の総裁選で再選されるためだったのは間違いない。周囲には「あの派閥はどう動くのだろうか」「あいつは出馬するのだろうか」と、総裁選について情報収集もしていたという。

 ただ、先週から強気と弱気が入り交じり、心が揺れはじめていたようだ。自民党関係者がこう言う。

「7月中は『俺が総裁選への出馬を表明したら、誰も手を挙げられないはずだ』と強気でした。実際、現職の総理総裁が再選出馬したら、支えなくてはいけない幹事長や閣僚は手を挙げづらいですからね。ところが、先週から突然『大事なのは俺の再選じゃなくて、自民党が政権を維持できるかどうかだ』と口にしはじめた。あの頃から総裁選への出馬は難しい、と考えていたのかも知れません」

 楽しみにしていた中央アジアへの外遊が中止となり、気落ちしていたという話もある。

 しかし、そもそも世論調査で7割以上が「首相をつづけて欲しくない」と答えているのに、それでも総裁選に再選出馬しようと考えること自体、どうかしているというものだ。

 退陣表明は遅すぎたくらいである。

改造も出来ず、麻生にも切られ、「勝てないから出ない」が真相


そもそも世論は7割以上が「続けてほしくない」、惨敗予想だから「止ーめた」じゃ…(C)日刊ゲンダイ

 岸田が再選出馬を断念したのは、要するに「勝てない」と判断したからだ。実際、このまま総裁選に突っ込んだら、大敗する可能性が高かった。

 岸田の再選シナリオは、まず麻生派55人を率いる麻生副総裁から全面支援をとりつけ、そのうえでもう一度「岸田─麻生─茂木」の3頭体制を組むことだった。頼みの綱は麻生だった。ところが、最後まで麻生から「岸田支持」の言質を取れなかったという。

 ライバルを取り込むための「内閣改造」も試みたが、実現できず、八方塞がりとなって、政権を放り投げたのが実情である。

 ジャーナリストの山田惠資氏はこう言う。

「岸田首相は『総裁選に出馬しても勝てない、このままでは負ける』と判断したのだと思う。票読みすると1回目の投票で3位になる可能性もあった。岸田さん本人は、たとえ1回目の投票で2位になっても、上位2人の決選投票で1位になればいいと考えていた可能性もありますが、さすがに3位ではどうにもならない。出馬を断念するしかなかったのでしょう」

 現職総理が総裁選で負けたのは、過去に1度しかない。もし、地方票をほとんど獲得できず、3位に沈んだら、岸田は政治生命を失ってしまう可能性もあった。

「総裁選で惨敗したら、岸田首相は総理総裁の座を失うだけでなく、政界での影響力を完全に失ってしまう恐れがありました。だったら、総裁選に出馬せず、退陣後も力を残した方が得策と計算したとしてもおかしくありません。実際、40人を超える岸田派をキープしていれば、この先、岸田首相はキングメーカーになる可能性があります。岸田首相は意外にしぶといですからね」(山田惠資氏=前出)

自分たちの生き残りしか考えていない自民党の浅ましさ


党改革なんてサラサラ、9割議員が自分のサバイバル(C)日刊ゲンダイ

 岸田の退陣表明を受け、自民党議員はホッと胸をなで下ろしている──これが正直なところだろう。

 身から出たサビとはいえ、裏金事件で自民党に対する国民の怒りは頂点に達し、4月の衆院3補欠選挙や7月の東京都議補選など地方選挙でも連敗続き。党改革を掲げて地方で車座対話を行えば、出てくるのは岸田への退陣要求。内閣支持率は2割台に低迷し、世論調査では、「9月の総裁任期満了で辞めて欲しい」が7、8割に達する。

 自民党内は「表紙を替えなきゃ、選挙が戦えない」が渦巻いていた。

「今の自民党は9割の議員が自分のサバイバルしか考えていません。地元で辻立ちすれば『自民党なんて消えてしまえ』『おまえもカネを隠しているんだろう』とヤジられる。誰もが、こんな状態で秋に衆院選なんてやったらヤバイと震え上がっていました」(政治評論家・野上忠興氏)

 一方で、選挙を先送りしたいばかりに「岸田再選支持」の動きも水面下で広がっていた。

 自民党への逆風が強すぎるため、「新総裁ならすぐ選挙だが、岸田さんの再選なら年内の解散はない。任期満了まで1年以上ある」という岸田周辺の口車に乗っかり、「どうせなら参院選を先にやってくれ」という身勝手な話まで出ていた。

「岸田首相だって、このタイミングでの退陣表明は自身の生き残り目的の行動です。ギリギリまで引っ張って再選出馬断念に追い込まれた、菅前首相のみっともない二の舞いだけは絶対に避けたかったはずです。いずれにしても、自浄作用が働かず、国民生活は二の次、自分たちの生き残りしか考えられない自民党は、堕ちるところまで堕ちました」(野上忠興氏=前出)

 議員たちのミエミエの浅ましさに自民党員も呆れかえっているんじゃないか。

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/301.html

記事 [政治・選挙・NHK295] この国は、一体誰が支配しているのだ?首相総裁選不出馬は、国会議員が司法組織(官僚組織)との闘いに負けたことを意味する。
■『岸田総理が9月の総裁選に出馬しないですと。』
岸田さんは、『自分は、腰抜けだ』と、認めたのです。
これは、国会議員全員が『馬鹿+阿呆+腰抜け』だと、自分を『認知』したようなものです。

■『だって、誰一人、『裏金事件が冤罪』だって、気がついていないんだもの!』
収支報告書の作成は、『現金主義会計』で行われます。
従って、収支報告書の『翌年への繰越額』と、現金預金出納帳の『年末残高』は、年末に『現預金実査』を、監査人等が行いますので、必ず、一致しております。

ところが、検察により、過去の収支報告書に、『裏金リスト』分を追加修正しております。
これにより、派閥所属議員の平成4年分の修正前の『翌年への繰越額』と、修正後の『翌年への繰越額』は、『裏金リスト』分の金額が増加しております。
当たり前ですが、『現金預金出納帳の年末残高』は、過去のことですから、何も変わりません。

修正させた本年3月に、『裏金リスト分の金額が入金された』という話は、検察から、まったく、しっかり、ほんとに、呆れるほどに、馬鹿じゃないか?と思うほどに、ありません。

■『もう、この国は、救いようがありません。』
『首相官邸ご意見箱』に、これで、『257回』の投稿をしています。
しかしながら、首相には、只の1度も、届いていないようです。
岸田総理の講演会に電話しても、まったく聞く耳を貸さず、うるさそうに『貴重なご意見ありがとう御座います』を繰り返すだけでした。
塩谷立の事務所に、1度目は、秘書に文書を渡して説明し、2度目は、事務の方に文書を渡していたのに、今日のような、ありさま、です。

裏金事件は、国会議員が司法組織【官僚組織】との闘いに負けたことを意味するのです。
秘書に言っても、先生には届かない。
メールしても、先生には届かない。
政策秘書等が、先生への情報を操作しているということです。

●『この国は、一体誰が支配しているのだ?』

『次の内閣が、下記私のブログにたどり着けることを祈りましょう。』
『日本滅亡を回避せよ『陸山会事件の真相布教』より 』
https://ajari4704.seesaa.net/
『第40回:最終回 国民の皆様、これを読んで洗脳から醒めて下さい。』
https://ajari4704.seesaa.net/article/201908article_1.html

★『これからは、しばらく、私のブログを整備して行こうかな?と、考えております。』


■『検察は、今まで、冤罪事件等を好き勝手に、やりたい放題なのですよ。』
【参考資料】
●『国家公安委員会に、喧嘩状!これでも、司法組織が正義を取り戻せないのなら、ダメだこりゃ!私も、愛想も小想も尽き果てた。』_ 2024.07.05_阿修羅掲示板投稿
http://www.asyura2.com/24/senkyo294/msg/800.html
【一部抜粋】
国家公安委員会に、以下の通り、喧嘩状を出しました。

【2024.07.01 14:15】
【裁判官弾劾法5条4の条文に間違いがあります。裏金冤罪事件等が多発の元凶。】

『裁判官弾劾法第5条4の条文の間違い』
『私のブログの通報2』
裁判官弾劾法第5条4:第22回国会の会期中にこれ『参議院議員たる訴追委員の選任』を行う中の『第22回国会の会期中』とは、昭和30年の国会を指します。
よって、『裁判官訴追委員会は、今日まで、ずっと、まったく、機能していなかった』のです。
この条文の間違いは、『弾劾裁判所を設ける』との日本国憲法第六十四条に違反するものであり、今迄行われた全ての裁判が『違憲・無効』となります。

さて、『裏金事件』により、内閣が機能不全に陥っております。
しかしながら、この事件は、検察・裁判所による、あからさまな冤罪事件です。
『裏金の定義』
『裏金』とは、『キックバック』の金額が派閥の現金預金出納帳に出金があり、同一日・同金額の入金が所属議員側の現金預金出納帳に記載されていない場合を言います。
なので、本件の場合、『キックバック』を本年に追加修正しているということは、派閥側の当時の現金預金出納帳には、『キックバックの出金』は、記載されていなかったことになります。


●『小沢さん政権交代のチャンスです。揃って新任した、最高裁長官・検事総長は、陸山会事件・裏金事件の冤罪の主犯。国民に拡散を!』_ 2024.07.12_阿修羅掲示板投稿
http://www.asyura2.com/24/senkyo294/msg/860.html
【一部抜粋】
★【ジャニーズ事務所騒動】:『悪くも』:刑法第177条を知らないふりして、報道に味方した。
『ジャニーズ事務所騒動』が、デッチアゲによる冤罪事件であることは、簡単に解りますよ。
『男性も被害客体とした刑法第177条【強制性交等】の改正』があったのは、2017年【平成29年】です。【改正前の被害客体は、『女性だけ』でした。】
ですから、『岡本カウアンさん・当事者の会』の皆さんは、『性被害者』にはなれません。

★『ジャニーズ事務所側の弁護士は、これを、承知で沈黙した。許せん。【激怒】』


●『小沢さん政権交代のチャンスです2。KAT−TUN中丸君を救って下さい。文春の話は、裏金事件同様、裏では元検事総長が・・・』_ 2024.08.09_阿修羅掲示板投稿
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/256.html
【一部抜粋】
■【松本人志氏のお話し】
◆週刊文春は、2015年に松本人志さんから都内のホテルで性的な被害を受けたとする女性2人の証言を報じました。
上記の通り、刑法第177条【強制性交等】の改正』があったのは、2017年【平成29年】です。
よって、本件は、改正前の『強姦罪』が適用されます。
『強姦罪』の要件は、『暴行又は脅迫を用いて、女子を姦淫した者』です。
『親告罪』なのに、告訴もされていません。お話になりません。
故に、松本人志氏は、『性加害者』では、ありません。
よって、文春の『性的な被害を受けた』との報道は、『憲法第三十一条違反』です。

■【伊東純也氏のお話し】
伊東純也氏は、2023年【令和5年】6月に『ホテルで酒に酔った状態で同意なく性行為を強要された』として女性2人が『準強制性交などの疑いで刑事告訴』されました。
この『同意なく性行為を強要された』との文言は、刑法第177条【強制性交等】が適用されるのではなく、『不同意性交等罪』です。しかしながら、『不同意性交等罪』は、2023年【令和5年】7月改正ですので、適用されません。
従って、『準強制性交等罪』で、告訴したのであれば、『女性2人の心神喪失若しくは抗拒不能に乗じ、又は心神を喪失させ、若しくは抗拒不能にさせて、性交等をした』ことを立証する証拠【心神が喪失するほどの酒の量、精液等】がなければなりません。
性行為の後、病院で精液採取をしていないのであれば、『虚偽告訴の罪』となります。

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/302.html
記事 [政治・選挙・NHK295] SNSが言論統制になってはかなわない 二極化・格差社会の真相(日刊ゲンダイ1面)

SNSが言論統制になってはかなわない 二極化・格差社会の真相
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/359017
2024/08/13 日刊ゲンダイ ※後段文字起こし


よってたかって攻撃する図は、まるで日本中が小学校の教室みたい…(C)日刊ゲンダイ

 人々の「言葉」に対する関心が高まっている。フワちゃんの一件も、「夏場の男性の体臭が」とポストして契約を解かれた女子アナも、仲間内だけならどうってこともない話なのに、よってたかっていじめられまくる図は、日本中が小学校の教室みたいで見苦しい。

 こうしてネタにしている己も含めての自戒だが。誰も彼もがそれほどまでに、ネットに支配された世の中に緊張を強いられている、ということか。

 もっとも、言葉に気を付けるようになるのは、悪いことばかりでもない。この際だから書いておきたいことがある。

 先月26日付の朝日新聞朝刊「声」欄。73歳の主婦が寄せた投書は、同紙の連載小説が昔の嫁入り道具を「負の遺産」のように描写していたことに対する寂しさ、ないし憤りを吐露するものだった。

 察するに、やむにやまれなかったのであろう思いは、連載小説だけに向けられていない。朝日が連日のように啓蒙している「男らしさ・女らしさ」の全否定に、深く傷ついておられると感じた。

 今や絶対的な“正義”とされる「ジェンダー平等」を達成するのに、そんなものは百害あって一利もない、撲滅せよと刷り込まれ続けているような。反論しようものなら直ちに、老害は黙ってろ! と怒鳴りつけられそうな不快感は悲しい。

 66歳になる筆者の場合、絶えず男らしくありたいと努力を重ね、かなわぬ夢のままではあるけれど、でも少しは奮闘の甲斐あって自分なりの半生を歩んでこられたと自負している。もうあまり先がなくなりつつある人生を、そう簡単にケッ、くだらねえと哄笑される筋合いもない。断じて許せぬことはある。

 似たようなことは前にもあった。やはり朝日の「声」欄で、♪おかあさんて いい におい/せんたくしていた においでしょ……と歌う童謡「おかあさん」を難じる投書がまずあり、でも昔から歌い継がれてきた歌、私はこれからも口ずさむという、71歳主婦の決意表明が次に載った。担当デスクは自社の紙面の穴をよく知っていると思った。

 いずれにせよ、お互い言葉遣いには気を付けよう。特にジャーナリズムだのマスメディアだのの分野は、まがりなりにも言葉のプロということになっているのだから。

 もちろん気を使い過ぎて何も言えなくなるのは本末転倒だ。言論の自由を最大限に高めたはずのSNS社会に、かえって文化大革命のような言論統制へと導かれてしまう皮肉だけはご勘弁。


斎藤貴男 ジャーナリスト

1958年生まれ。早大卒。イギリス・バーミンガム大学で修士号(国際学MA)取得。日本工業新聞、プレジデント、週刊文春の記者などを経てフリーに。「戦争経済大国」(河出書房新社)、「日本が壊れていく」(ちくま新書)、「『明治礼賛』の正体」(岩波ブックレット)など著書多数。

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/303.html

記事 [政治・選挙・NHK295] 岸田首相、言及やめた「積極的平和主義」、加えた「人間の尊厳」 全国戦没者追悼式の式辞に見えた「矛盾」(東京新聞)
2024年8月16日 06時00分

https://www.tokyo-np.co.jp/article/347736

 9月の自民党総裁選への不出馬を表明し退陣が決まった岸田文雄首相は15日、全国戦没者追悼式で最後の式辞を読んだ。昨年まで盛り込んでいた「積極的平和主義」の表現を外し、「人間の尊厳」を用いて独自色を演出した。一方、今年も「反省」に触れず、アジア諸国に対する責任にも言及しなかった。首相は「戦争の惨禍を二度と繰り返さない」と述べたが、岸田政権の2年10カ月では敵基地攻撃能力(反撃能力)保有に踏み切るなど、「不戦の誓い」と矛盾しかねない安全保障政策が進められてきた。 (大野暢子)

◆安倍晋三元首相が掲げた「積極的平和主義」
 首相は昨年の式辞で「積極的平和主義の旗の下、世界が直面する課題解決に全力で取り組む」と宣言。「積極的平和主義」は安倍晋三元首相が自衛隊の海外派遣拡大を正当化した表現で、2020年の安倍氏の式辞以降、4年連続で用いられた。
 首相は今回、各地で悲惨な争いが絶えないことを念頭に「『人間の尊厳』を中心に据えながら世界が直面する課題の解決に取り組む」との言い回しに変えた。
 「人間の尊厳」は、首相が2023年9月の国連総会一般討論演説などで用いた表現で、市民個人の平和や安定を重視する価値観を強調する意味合いがあるとみられる。

◆「現政権が人間の尊厳を重視してきたとは言えない」
 もっとも岸田政権は2022年、安保関連3文書を改定し、敵基地攻撃能力の保有や防衛費の大幅増を決定。殺傷武器の輸出解禁にも道を開いた。今年7月、「核の傘」を含む米国の戦力で日本の安全を確保する「拡大抑止」に関する日米閣僚会合を初開催し、核抑止への依存度も高まっている。
 京都精華大の白井聡准教授(政治学)は「安倍政権との違いをアピールしたつもりなのかもしれないが、対米従属の姿勢はむしろ強まった」と指摘。日本が他国との戦争に巻き込まれる危険が高まりつつあるとし「現政権が人間の尊厳を重視してきたとは言えない」と語った。

【関連記事】「戦える国」へ加速した岸田政権の3年 外交では日韓関係改善 「抜け穴」残した裏金事件の法改正
【関連記事】<岸田政権年表> 3年間に何があった? 詳しく振り返る 次々消えた閣僚 「外交の岸田」
【関連記事】不支持率は驚きの「50%超」続く…岸田首相「国民からの信頼が大事だ」 自民党総裁選の不出馬を表明
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/304.html
記事 [政治・選挙・NHK295] 防衛相ら3閣僚が靖国参拝 終戦の日、中韓反発も(東京新聞 TOKYO Web)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/347644?rct=politics



記事を読むなら、その前に言葉の意味を確認してからがよい。


「・・・国のために命をささげた方々・・・」

命をささげる・・・大切なもののために命を差し出す。

「尊い命を犠牲にした方々・・・」

命を犠牲にする・・・ある目的のために損失となることをいとわず、自分の命をささげること。




如何に記事(共同通信配信)の全文を転載する。


木原稔防衛相、高市早苗経済安全保障担当相、新藤義孝経済再生担当相は15日午前、東京・九段北の靖国神社を参拝した。終戦の日に閣僚の参拝が確認されたのは5年連続。現職防衛相の参拝確認は2021年8月の岸信夫氏以来となった。靖国神社には極東国際軍事裁判(東京裁判)のA級戦犯が合祀されており、中国、韓国の反発が予想される。

 岸田文雄首相は22、23両年に続いて参拝せず、自民党総裁として玉串料を私費で奉納した。この後、東京都内の千鳥ケ淵戦没者墓苑を訪れ、献花した。

 林芳正官房長官は記者会見で、閣僚の参拝に関し「いずれも私人の立場だと理解している。どの国であれ、国のために命をささげた方々に尊崇の念を表するのは当然だ」と語った。中韓両国と関係強化の方針は変わりないとした。

 木原氏は参拝後、記者団に「尊い命を犠牲にした方々に哀悼の誠をささげ、尊崇の念を表した」と強調。高市、新藤両氏も同様の認識を示した。

 木原氏は改善が進む日韓関係への影響について「韓国とは引き続き関係を強化していくつもりだ」と述べた。


記事の転載はここまで。



林芳正官房長官、木原稔防衛相が靖国神社の参拝について発言している記事だが・・・。



共に隠された言葉は・・・「自ら・・・」。


太平洋戦争で命を落とした300万人以上もの同胞は、いつの間にか「自ら・・・国のために命をささげた」ことにされている。

同時に、「侵略戦争」でしかなかった太平洋戦争を「美化」するものであり、日本政府の発言としては、極めて危うい。

私達の目の前で、白昼堂々と「歴史の捏造」が行われているということになる。

中国、韓国のみならず、国際社会の反発は当然だろう。


全国戦没者追悼式で式辞を述べる岸田首相も、決まり文句のくり返し。

「・・・今の平和は、尊い犠牲のおかげ・・・」

ここでも、「自ら・・・国のために命をささげた」ことにされている。

国家権力が、「侵略戦争」のために、「赤紙」一枚で国民を徴兵し、戦場に駆り立て、無駄死を強いた史実を、無かったことにように触れない。

終戦記念日と言いつつ、さきの戦争に対する反省の言葉が無いのはどうしたことか。

「不戦の誓い」を忘れてしまったかのよう・・・。

「不戦の誓い」を忘れてしまったかのような言動は政府・自民党のみならず、立憲民主党まで口にする。

「拡大抑止」を強化しなけれなならないと・・・。

「拡大抑止」の説明は割愛するが、アメリカの核兵器に頼る「核抑止論」というものだ。

そして、「核抑止論」とは「核兵器を使うぞ」と宣言するものだ、ということを確認しよう。

さらに、そのことは憲法9条に違反することを。

立憲民主党まで言い始めた以上、放置しておけば、「核兵器を使うぞ」の大合唱が始まるのは必定。

この暑さで、日本という国は、冷静な思考力、判断力まで失ってしまったのか。


「核兵器の使用」は、そのまま「人類の滅亡」を意味する。


そのことを今一度心に刻む必要がある。



憲法前文から抜粋・・・。

「・・・われらとわれらの子孫のために・・・政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。・・・」

そして憲法9条。

第9条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。

2 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。



アメリカの「核の傘」は日本を守らない。

なぜなら、「どうせ死ぬのはJAPだから」と。








http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/305.html
記事 [政治・選挙・NHK295] トランプ&マスクが原発事故と原爆被害をネタに日本を侮辱…ダンマリ政府に「抗議すべき」と識者苦言(日刊ゲンダイ)

トランプ&マスクが原発事故と原爆被害をネタに日本を侮辱…ダンマリ政府に「抗議すべき」と識者苦言
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/359176
2024/08/16 日刊ゲンダイ


冗談では済まされない(トランプ前米大統領の公式Xから)

 終戦から79年経った15日、岸田首相は政府主催の「全国戦没者追悼式」に出席。「法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の維持・強化を進め、『人間の尊厳』を中心に据えながら、世界が直面するさまざまな課題の解決に、全力で取り組む」と式辞を述べた。

 総理大臣の式辞には当然、広島・長崎の原爆投下で亡くなった犠牲者への哀悼も込められている。「核廃絶がライフワーク」と自称しながら核抑止を平然と容認する岸田首相も許しがたいが、さらに看過できないのが、12日夜に行われたトランプ前米大統領と実業家のイーロン・マスク氏との対談で飛び出した発言だ。

 対談はマスクが所有するX(旧ツイッター)上で行われた。福島の原発事故と原子力使用の安全性に話が及ぶと、トランプ氏は福島原発事故を念頭に「約3000年、農作業ができないと言われている」と指摘。「酷いもんだ」と続けるトランプ氏に対し、マスク氏は「実際、そんなに悪くない」「現地に飛んで、地元で取れた野菜が安全であることを示すためにテレビの前で食べたよ」と反論した。

 すかさずトランプ氏が、「でも、後から具合良くなかったよね。それが心配だったのさ」と軽口を叩くと、マスクは「いや……」とモゴモゴ。トランプ氏は「ちょっと、からかっただけさ」とヘラヘラしていた。

「核・原子力は思うほど恐ろしくはない」

 不快な冗談にも程があるが、さらに酷いのはここから。からかわれた格好のマスク氏は「そうだな、ヒロシマとナガサキは爆撃されたけど、今では完全な都市に元通りだ」と主張。「基本的に(核・原子力は)皆が思うほど恐ろしくはない」と言い放ったのだ。

 マスク氏が自説を開陳する間、トランプ氏は「そりゃ素晴らしい」と相づちを打っていた。原発事故をネタにし、原爆被害を過小評価する男が米国の次期大統領を目指しているのである。

 高千穂大教授の五野井郁夫氏(国際政治学)がこう言う。

「日本政府は率先して福島の風評被害の是正に取り組んでいるのだから、原発事故被害に関する根拠なき評価を正す責任があるし、原爆被害の軽視に関しても、きちんと抗議するべきです。マスコミもしかり。岸田首相は『核なき世界』を目指すのであれば、核・原子力に関して国が愚弄されないように是正することが残された宿題でしょう」

 良くも悪くも米国の“顔”である2人が原発事故と原爆被害を小バカにしているというのに、TBSによると、岸田首相周辺が総裁選不出馬の可能性を先に米国へ伝えていたという。属国根性も極まれり、だ。

  ◇  ◇  ◇

 共和党候補に指名されたトランプ前大統領だが、銃撃のトラウマでうつ病発症の恐れがあるとか。●関連記事【詳しく知る】は必読だ。

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/306.html

記事 [政治・選挙・NHK295] 早田選手の知覧発言について(植草一秀の『知られざる真実』)
早田選手の知覧発言について
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2024/08/post-86ba7d.html
2024年8月15日 植草一秀の『知られざる真実』

パリ五輪で卓球女子団体銀メダル、シングルス銅メダルを獲得した早田ひな選手が、帰国会見で「特攻資料館に行きたい」と発言して話題になっている。

早田選手は

「鹿児島の特攻資料館に行って生きていること、そして、卓球ができることが当たり前ではないということを感じたいと思う」

と述べたが、深い真意は不明である。

このことについてさまざまな論評がなされているが、日本が突き進んだ戦争について正しい認識を持つことが重要だ。

敗戦間際の特攻は究極の人権蹂躙である。

日本は戦争に突き進むべきではなかった。

戦争に突き進んでしまったあとも、早期に敗戦の決断を示すべきだった。

国家の誤りによって多数の国民が犠牲になった。

国民が犠牲になっただけでなく、他国の人々に多大な犠牲を強いた。

この過去を直視して見解を示したのが村山富市首相。

1995年8月15日、「村山談話」が発表された。

村山首相は次のように述べた。

「平和で豊かな日本となった今日、私たちはややもすればこの平和の尊さ、有難さを忘れがちになります。

私たちは過去のあやまちを2度と繰り返すことのないよう、戦争の悲惨さを若い世代に語り伝えていかなければなりません。」

さらに、こう述べた。

「われわれが銘記すべきことは、来し方を訪ねて歴史の教訓に学び、未来を望んで、人類社会の平和と繁栄への道を誤らないことであります。」

早田選手がこの思いで知覧に行きたいと述べているなら正当だ。

村山談話の核心は以下の部分にある。

「わが国は、遠くない過去の一時期、国策を誤り、戦争への道を歩んで国民を存亡の危機に陥れ、植民地支配と侵略によって、多くの国々、とりわけアジア諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与えました。

私は、未来に誤ち無からしめんとするが故に、疑うべくもないこの歴史の事実を謙虚に受け止め、ここにあらためて痛切な反省の意を表し、心からのお詫びの気持ちを表明いたします。」

日本は、遠くない過去の一時期、

「国策を誤り、戦争への道を歩んで」

「国民を存亡の危機に陥れ」、

「植民地支配と侵略によって、多くの国々、とりわけアジア諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与え」

たのである。

このことについて、村山首相は、

「疑うべくもないこの歴史の事実」を謙虚に受け止め、

「ここにあらためて痛切な反省の意」を表し、

「心からのお詫びの気持ち」を表明いたします

と述べた。

過去の過ち=疑うべくもない歴史の事実を直視し、

「痛切な反省の意」を表し「心からのお詫びの気持ち」を表明した。

このことを私たち日本国民は忘れてはならない。

この上で、村山首相は、

「この歴史がもたらした内外すべての犠牲者に深い哀悼の念を捧げます」

と述べた。

「植民地支配と侵略」によって近隣諸国の人々に多大の損害と苦痛を与えたことについて、「痛切な反省の意」を表し「心からのお詫びの気持ち」を表明したことが重要だ。

しかし、談話の意味はそれだけではない。

村山首相は「国策を誤り、戦争への道を歩んで国民を存亡の危機に陥れ」たと述べた。

「国策を誤り、戦争への道を歩んで国民を存亡の危機に陥れ」た象徴のひとつが特攻である。

国家が国策を誤り、国民の人権を奪い、国民のかけがえのない命を奪った。

国家による犯罪行為=殺人行為である。

その犠牲者を追悼し、哀悼の意を捧げることが重要だ。

未来ある若者が国家によって犠牲にされた。

このような過ちを二度と繰り返してはならない。

この思いを確認する場として特攻記念館があるなら意味はある。

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ぜひご高覧賜りたい。

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/307.html

記事 [政治・選挙・NHK295] 中国、福島原発処理水の海洋放出で独自の海水採取要求 日本はIAEA枠組みに参加求める(産経新聞)
https://www.sankei.com/article/20240816-FPTAR7B7EVLHZBZYCNIBZHMA5Y/





中国は、海水や放出前の処理水の「独立した試料採取」を求めている。

本丸は「放出前の処理水」の(東電を介さないでの)採取、確認だろう。

このことは「ALPS]の基本性能と性能の長期安定性に当初から重大な疑念を持っていた中国としては当然の要求であり、ブレていない。

ALPSは、緊急避難的に「試験運転」として稼働を始め、そのまま現在に至っている。

今現在も「試験運転」ということは、今もって原子力規制委員会の認定、或いは稼働許可を得ていないということになる。

原子力規制委員会も「ALPS」の性能を確認していない。

「IAEA」に至っては、ALPSの性能確認は、自分たちは「あずかり知らない」と言って憚らない。

「ALPS」の性能については、「東電」が公表するデータで見るしかないという現状。

その「東電」といえば、国民からの信用は既に失墜し、「東電」には原発の運用を任せられないとまで言われている。


そもそも、ALPSの性能は、原理的に稼働時間の経過で低下していくものなのだから、性能監視は常時でなければならない。

然し、常時監視をしている形跡はない。




如何に記事の全文を転載する。


東京電力福島第1原発の処理水海洋放出を受けた日本と中国の政府間協議で、中国が周辺海域のモニタリング(監視)のためとして、海水や放出前の処理水の「独立した試料採取」を求めていることが分かった。中国は「長期的な国際監視体制の構築」を主張してきたが、要求内容が明確になった形。日本政府は国際原子力機関(IAEA)の関与する枠組みへの中国の参加を前提に交渉を進めている。日中外交筋が16日明らかにした。

海洋放出開始から今月24日で1年となる。7月26日のラオスでの日中外相会談でも、中国の王毅外相は「試料採取」を求めた。外交筋によると、日本政府は、中国のみの独自採取は日本の国家主権に関わり、客観性が担保されないとして、受け入れられないとの立場を堅持する。このため、IAEAの関与の下、複数国の研究機関が試料を分析して結果を比較する現行の対応を拡充、強化する方向を目指している。


記事の転載はここまで。



日本政府は、中国のみの独自採取は日本の国家主権に関わり、客観性が担保されないという。

一方、現状はIAEAの関与の下、複数国の研究機関が試料を分析して結果を比較するから客観性が担保されているという。

しかし、その「試料」が東電のみが独自採取しているとなれば、客観性は担保されない。

IAEAの関与の下というが、「IAEA」に至っては、ALPSの性能確認は、自分たちは「あずかり知らない」と言って憚らない。

これでどうして、「放出前の処理水」を客観的、科学的に評価できようか。

「ALPSの性能」を隠蔽することが目的で、国家主権まで持ち出すという恥知らず。


最近「ALPS」から出る、高濃度放射性物質の塊のようなスラリー或いはフィルターの保管場所が逼迫しているというニュースを聞かなくなっている。

まさか、保管場所が逼迫してきたから、定期交換を止めているわけではないだろう・・・。

東電のことだから、何が起こっても驚かないが。

「ALPS」は初期制能も問題だが、原理的にフィルター等を定期「交換」しなければその性能は維持できない。

どういう基準で「交換」しているのか、或いは性能低下の閾値を設けて、それを確認して交換しているのか。

「ALPS」で処理後の「処理水」に放射性物質がどの程度残留しているかを確認するのにどのくらいの時間を要するのか。

「東電」は、ALPSで放射性物質を除去する性能を問われ、ある時期から、基準値以下に達するまで繰り返しALPSを通すと嘯くようになった。

そんなこと、誰が信じるというのか。

「騙るに落ちる」とはこういうことだろう。


結局、今「試験運転」で稼働している「ALPSの性能」は、世界中探しても「誰も知らない」ということになる。

中国の指摘は、そんなことでは「ダメでしょ」というもので、至極真っ当なことだ。

そんな真っ当な指摘に応えられない理由は、「あれ」しかない。

「それ」は、「ALPSの性能」の嘘。

「それ」は、「処理水」が「汚染水」だったという、日本政府にとって「不都合な真実」。


日本の科学の劣化、日本の政治の劣化。

私達は今、その渦中にいる。










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