★阿修羅♪ > アーカイブ > 2024年8月 > 10日00時50分 〜
 
 
2024年8月10日00時50分 〜
記事 [政治・選挙・NHK295] イスラエルを明確に批判した広島県知事。同国大使の表情を被せて大写しにしたNHKの英断よ! 松尾潔のメロウな木曜日(日刊ゲンダイ)

イスラエルを明確に批判した広島県知事。同国大使の表情を被せて大写しにしたNHKの英断よ! 松尾潔のメロウな木曜日
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/358861
2024/08/09 日刊ゲンダイ


(提供写真)

♪恋人よ、これが私の一週間の仕事です。テュリャテュリャテュリャリャ♪

◆木曜(8月1日)

「第2回ひろしま国際平和文化祭(ひろフェス)」の開会式出席のため、早朝の品川駅へ。〈ひろフェス〉とは、かの地にとって大きな意味をもつ8月に1ヶ月間にわたり開催される隔年開催の総合文化芸術祭。ぼくはアワード音楽部門の審査員なのだ。さて、新幹線に乗り込み、バッグを荷物棚に置こうとしたときのこと。スーツの上着が見当たらないことに気づいた。はて。さっきあまりの蒸し暑さに脱いで、ホームのベンチに置いたんだっけ。

 窓ガラスからベンチを見たら、はたしてそれはあった。取りに戻るべく、通路を全速力で引き返して出入口を抜けると、目の前でドアが閉まる。マジかよ! ドアの窓越しにベンチが、ジャケットが、どんどん小さくなっていく。予期せぬ出来事に、一瞬このまま広島に行ってしまおうかと捨て鉢な気分に。がしかし、今夜のぼくはアワード授賞式のプレゼンター。スーツじゃなきゃ様にならないだろう。それに受賞者に失礼だよなぁ。そう思い直して次の新横浜駅で降り、上り新幹線に飛び乗って品川駅に戻る。

 上着は〈お忘れ物承り所〉にきちんと畳んで保管されていました。かくして何とか無事に広島に到着、関係者と合流。18時半、JMSアステールプラザで開会式は始まった。NHK交響楽団正指揮者の下野竜也さん、クラシック音楽ジャーナリストにして実業之日本社社長の岩野裕一さん、そしてぼくの3人で選んだ受賞者は、ストリートミュージシャンの成澤けやきさん。東京出身の彼はヨーロッパやオーストラリアでの活動を経て宮崎県日向市東郷町に移住、「竹害(ちくがい)」と称され厄介者扱いされる放置竹林を楽器や肥料にする企画やオーガニックマーケット開催を通して、人口約3千人の同町の活性化に貢献しているユニークな音楽人。

 司会者にスピーチを求められたぼくは、マイナスな存在である放置竹林をプラスに転じる発想と技術を備えた成澤さんは、いま地球で起こっている悲劇──たとえば、戦争──を止めて平和に向かうヒントをも示しているのではと話した。その後、成澤さんのディジュリドゥ(オーストラリア大陸の先住民アボリジニの伝統楽器)生演奏パフォーマンスで会場は大いに盛り上がった。

 ほかにも映画『窓ぎわのトットちゃん』でメディア芸術部門を受賞した八鍬新之介監督が創作の秘訣を語ったスピーチ、同部門審査員を務めたこの国を代表するアニメーション作家・山村浩二さんのパレスチナ・イスラエル戦争に言及したスピーチもつよく心に残った。その後は受賞者、審査員、関係者が集っての懇親会で痛飲。ゆたかな夜。ぼくの8月はこうして始まった。

◆金曜(2日)

 朝6時起床。スマホでニュース動画をチェック。昨夜のひろフェス開会式で最前列に座っていた松井一實・広島市長の記者会見を観る。開会式のほんの数時間前に行われたようだ。毎日新聞在籍中に著した『「黒い雨」訴訟』で昨年のJCJ賞(ちなみに大賞は鈴木エイトさんの『自民党の統一教会汚染』シリーズ)を受賞した現フリーランス記者の小山美砂さんが、「6日の平和記念式典にイスラエルを招待してほしくないという市民の声や抗議行動への受け止めは?」と、至極もっともな質問。

 それに対し松井市長は「自分たちが心配すれば世の中全部思うように変えられるということではない。私はアンパイア、審判員でもないし、どこの国が正しい、悪いと言ってるわけではない」と木で鼻を括ったような回答。何だこれ。いまこの地球で起きている歴史的惨劇に対して、傍観者のスタンスをとる(とれ)と言わんばかり。これが〈国際平和文化都市〉の首長の公式発言かと目と耳を疑う。この会見内容を知っていたなら、昨夜の式の後に市長を引き留めて直接真意を問うたのに。

 熱いシャワーでも洗い流せないモヤモヤを心に携えたまま、タクシーで広島平和記念資料館へ。2019年に全面改修を終えた同館をじっくり観るべくネット予約しておいたので、8時半の一般開場に先がけて7時半に入場できた。東館から本館に進み、また東館に戻る。吉永小百合の抑制の効いた語りが耳に心地よい音声ガイドの力を借りながら2時間半かけて鑑賞した。かつて同館の象徴だった原爆再現人形を配したジオラマは撤去され、いまは実物資料(遺品、被爆者が自身の体験を描いた絵、当時の写真、証言映像など)の充実に重きを置いている。

 館内では個人撮影も可能だが、観終えて気づいてみれば一枚も写真を撮っていなかった。それだけ展示に引き込まれたからでもあり、撮影への躊躇がずっと払拭できなかったせいでもある。この矛盾する心のありようもまた戦争の生みだすものかもしれない。被爆国の一員として被害の実相を知ることは何より重要。だが自分たちの国がアジア太平洋諸国へ侵略と加害を重ねてきた歴史を直視することからも逃げてはならない。そう自分に言い聞かせながら退館する。酷熱の原爆ドーム前で懸命に署名運動をしている少年たちに学校名を問うた。「修道高校です」。なるほど、吉川晃司さんの後輩なんですね。

◆土曜(3日)

 帝国劇場で今期3回目の『ムーラン・ルージュ!』を子どもたちと。望海風斗・井上芳雄コンビ主演の最終回。自分が日本語詞をつけた「Come What May」が作中でいかに重要な役割を担っているか、観るたびに体感する。逆にいうなら、怖いもの知らずゆえに作詞できたのかも。老朽化で建て替えのため来年2月に休館する帝劇。猪熊弦一郎作の名物ステンドグラスを子どもたちに説明する。今は意味がわからずとも後になって効くことを期待して。それにしても、望海風斗と同じ時代を生きる歓び!

◆月曜(5日)

 子どもたちは長期のキャンプに出かけてしまった。久しぶりに夫婦で酒場へ。都知事選投票のためにニューヨークから帰国していたライター佐久間裕美子さん、彼女の仲間たちと合流。痛飲。「さよなら」のかわりに「おやすみ」でもなく「革命〜っ」とのたまうお茶目な佐久間さん。愉しき夜でした。

◆火曜(6日)

 朝8時、NHK総合の広島平和記念式典中継を観る。松井市長、そしてご当地出身の岸田首相のスピーチに感じた空疎さ。ふたりとは対照的に、(国名さえ出さなかったにせよ)明確にイスラエルを批判した湯崎英彦・広島県知事。そのスピーチに被せてイスラエル大使の表情を大写しにしたNHKの英断よ! もちろん事前にスピーチ内容を入手してこそのカメラワークだろう。

 寡聞にして湯崎知事の経歴をよく知らず、ウィキペディアを開く。そこには、高校時代に出かけた女子校の文化祭で、ライバル校の同学年だった吉川晃司に睨まれたことが、微笑ましいエピソードとして記されていた。


松尾潔 音楽プロデューサー

1968年、福岡県出身。早稲田大学卒。音楽プロデューサー、作詞家、作曲家。MISIA、宇多田ヒカルのデビューにブレーンとして参加。プロデューサー、ソングライターとして、平井堅、CHEMISTRY、SMAP、JUJUらを手がける。EXILE「Ti Amo」(作詞・作曲)で第50回日本レコード大賞「大賞」を受賞。2022年12月、「帰郷」(天童よしみ)で第55回日本作詩大賞受賞。

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/262.html

記事 [政治・選挙・NHK295] 保身で改憲の亡国首相 驚くべきは長崎市への政府の冷酷(日刊ゲンダイ)

※2024年8月9日 日刊ゲンダイ1面 紙面クリック拡大 文字起こし


※紙面抜粋


※2024年8月9日 日刊ゲンダイ2面


「長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典」で平和宣言を読み上げる鈴木史朗長崎市長(C)共同通信社

 安倍、菅、岸田の憲法破壊で今や、平和国家の見る影もないが、長崎市の 矜持、正論に無視を決め込む米国隷従に改めて慄然。その一方で総裁選の人気取りに突然、9条を持ち出す岸田という男の看過できない危険性。

  ◇  ◇  ◇

 長崎に原爆が投下されてから79年が経過──。長崎市が9日、執り行う平和祈念式典の対応を巡って、米国を中心とした国際社会から「拒否反応」が出ている。

 市がウクライナに侵攻したロシアや同盟関係にあるベラルーシに加え、中東ガザ地区を実効支配するイスラム組織・ハマスと戦闘するイスラエルも式典に招待しなかったためだ。日本を除くG7各国は日本の大手メディアに「イスラエルをロシアやベラルーシと同列に扱うのは残念で、誤解を招く」と見解を示し、いずれも駐日大使を式典に参加させない対応を取った。

 市はもともと、在日イスラエル大使館への招待状送付について「ガザ地区の危機的な人道状況や国際世論に鑑み、式典で不測の事態が発生するリスクが懸念される」との理由で保留していたが、先月末に招待見送りを正式表明。これに、イスラエル寄りの欧米が反発した格好だ。エマニュエル駐日米大使は6日、イスラエルの招待見送りについて「政治的な決定で、安全とは無関係だ」とする書簡を鈴木史朗・長崎市長宛てに送付。市の決定により「(式典欠席を)余儀なくされた」と被害者ヅラである。

 しかし、市の判断は極めてまっとうだろう。大前提として、一方的にウクライナに侵攻したロシアと、ハマスの攻撃を受けて戦闘を始めたイスラエルの事情は異なっている。

 ただ、イスラエルがいま、実施している攻撃は「自衛」の範囲を超えた「殺戮」と言うしかない。ガザ地区では子供を含めた犠牲者が約4万人にも上っているのだ。

 ロシアもイスラエルも市民の殺戮を現在進行形で進めている国に違いはない。ロシアを非難する一方、イスラエルを擁護する欧米こそダブルスタンダードで、批判されるべきだろう。そうした二重基準にとらわれず、ロシアとイスラエル双方の招待を見送った長崎市は、世界平和を願う被爆地の矜持を示したと言える。

ノーコメントはあり得ない対応


長崎市を突き放し「戦争できる国」へまっしぐら(憲法改正実現本部会合での岸田首相)/(C)日刊ゲンダイ

 ところが、そんな市の正論に無視を決め込んでいるのが、日本の岸田政権である。林官房長官は「式典に誰を招待するかは主催者の長崎市で判断することであり、政府としてコメントする立場にない」と、まるで他人事のような言いぶりだ。本来、日本政府は原爆を落とした当事者の米国に抗議のひとつでもするべきではないのか。せめて、「長崎市の判断を尊重する」くらい言えないものか。国際ジャーナリストの春名幹男氏はこう言う。

「日本政府は結局、欧米各国に忖度し、足並みを揃えることしか頭にないから、余計なことは言えないのでしょう。しかし、ノーコメントはあり得ない対応です。どの国を式典に招待するのかは、主催者である長崎市が決めること。各国が参加不参加を決めるのは自由ですが、欧米が徒党を組んで抗議するなど完全な筋違いです。特に米国は原爆を投下した当事者として、反省がないとしか思えません。日本政府は『ここは政治闘争の場ではない』『核兵器の根絶と平和実現を目指す場だ』と、ハッキリと発言すべきでした。外務省も水面下で各国に長崎市の立場を理解するよう求めるのがスジですが、そんな様子もない。これでは、イスラエルを擁護したも同然です」

 経済思想家の斎藤幸平東大准教授は民放の番組で、開催中のパリ五輪について「全然、見ていない。私は反五輪でボイコットしている」と発言。その理由として「ロシアは戦争を理由に参加することはできない。ところが、国際司法裁判所がイスラエルのやっていることはジェノサイドであり、(占領政策については)国際法違反であると勧告しているにもかかわらず、国際社会がイスラエルとして参加を認めているダブルスタンダードがある」と言っていたが、その通りだろう。被爆国の日本は、これくらい毅然とした態度をとるべきだ。なのに、長崎市を突き放すなど驚くほどの冷酷さである。

会見で利するのも結局は米国

 米国ベッタリで、“身内”の長崎市の擁護すらできない岸田政権に、被爆地で平和を祈念する資格があるのか。

 この国は、第2次安倍政権以降、米国の言われるがままに集団的自衛権の行使を容認する憲法破壊で軍拡に突き進み、「戦争できる国」に変わり果ててしまった。特に岸田首相は、防衛費倍増に敵基地攻撃能力の保有まで決めた。右寄りの安倍政権よりもヒドイ“壊憲”を進め、おかげで平和国家は見る影もない惨状である。

 そんな岸田は、あろうことか、9月の自民党総裁選での再選という自己保身のために改憲を政治利用するありさまだ。岸田は7日、自民党本部で開かれた憲法改正実現本部の全体会合に出席。憲法9条への自衛隊明記に関する論点整理について「8月末を目指して議論を加速させて欲しい」と訴えた上で、改憲の是非を問う国民投票にも触れ「緊急事態条項と併せ、自衛隊明記の国民の判断をいただくことが重要だ」と強調した。この「改憲論」ブチ上げは、総裁再選を睨んだ保守層へのアピールとみられているのだ。

「保守層に訴えるためのめぼしい政策がない岸田総理は、改憲に活路を見いだそうとしているようです。とはいえ、本気で改憲の発議にまでこぎつけるつもりはありません。内閣支持率が低迷する中、国民投票になれば政権批判票が集まるのは必至。過半数の賛成を得られなければ総理は立場がなくなってしまいますから、そんなリスクは冒さないはずです。あくまで改憲に意欲を示すことで、保守層の歓心を得る腹積もりです」(官邸事情通)

空っぽ首相が軍拡推進の恐怖

 総裁選への出馬が取り沙汰されている小泉進次郎元環境相と、「コバホーク」と呼ばれる小林鷹之前経済安保相の2人も改憲に意欲を示し始めている。

 注目の若手2人の台頭への焦りもあり、岸田は改憲に前のめりになっているにすぎない。

 いずれにせよ、人気取りのために9条を持ち出すとは、とても看過できない危険性である。

 立正大名誉教授の金子勝氏(憲法)が言う。

「結局、改憲で利するのも、突き詰めれば米国です。彼らは日本について『グローバル・パートナー』と言っています。この言葉には、『世界の警察』である力を失った米国が、同盟国日本を地球規模で戦争に動員できるようにしようという意図が透けて見える。そんな米国にとって、憲法は邪魔なわけです。総理の座に居座りたいだけの岸田首相は、米国やそのシンパのタカ派議員の歓心を得るために改憲に前のめりになっているのでしょうが、このまま突き進めば、将来的に日本は米国の戦争に巻き込まれる恐れもある。あまりに危険な発想です」

 宏池会出身の岸田はハト派に見えるため国民は気付きづらいだろうが、タカ派を隠そうともしなかった安倍元首相よりもある意味で危うい。首相として特にやりたいこともなく、ご自慢の「聞く耳」を米国や自民党重鎮に傾け、次々と壊憲、軍拡に邁進。麻生副総裁も「防衛費を上げるということに関しても、安倍内閣ではできなかったが、岸田になったら1年でできた。確実に仕事をしている。岸田の持っている、あの雰囲気が良い。皆を納得させた」と評価していたほどである。

 まさに亡国首相と言うしかない。こんな男に任せていたら、長崎市のような存在は無視され、日本はいつの間にか後戻りできない地点まで進んでしまうだろう。即刻、退場願うしかない。

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/263.html

記事 [政治・選挙・NHK295] 「南海トラフ巨大地震注意」の中途半端 宮崎震度6弱で初発表も…“出さないよりマシ”なレベル(日刊ゲンダイ):災害板リンク 
「南海トラフ巨大地震注意」の中途半端 宮崎震度6弱で初発表も…“出さないよりマシ”なレベル(日刊ゲンダイ)

http://www.asyura2.com/23/jisin23/msg/133.html


http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/264.html
記事 [政治・選挙・NHK295] 小池都政の“土地狂った”築地跡地再開発 三井不動産などへの借地料が不当に安すぎる根拠(日刊ゲンダイ)

小池都政の“土地狂った”築地跡地再開発 三井不動産などへの借地料が不当に安すぎる根拠
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/358907
2024/08/10 日刊ゲンダイ


都心の超一等地で広さは東京ドーム約4個ぶん(東京都都市整備局の資料から)

 Netflixの人気ドラマ「地面師たち」のように一筋縄ではいかない土地取引だ。

 小池都知事肝いりの築地市場跡地の再開発計画の事業者は今年4月、三井不動産や読売新聞グループ本社など11社で構成される企業連合に決定。目玉は5万人収容の多目的スタジアムで「巨人の本拠地、築地移転か」と話題を呼んだ。不可解なのは土地を貸し出す「定期借地権」の設定である。

 約19ヘクタールもの都有地は都民の貴重な財産。銀座から徒歩圏内の超一等地は「1兆円でも買い手がつく」とされる。跡地を売却して約6000億円もかけた豊洲市場の整備費用を穴埋めする計画を「都が所有して有効活用する」と民間に貸し出す方針に変えたのは小池知事だった。

 都は再開発にあたり、整備期間を除く70年の定期借地権を設定し、築地跡地を事業者に貸し出す。貸付料は1平方メートルあたり月額4497円。都は年間101億円の収入を見込むが、不動産関係者からは「設定額が不当に安い」との声が上がる。

資産価値1兆円なら相場は200億〜300億円


小池都政の借地権価格はあまりにも低廉、しかも開発主導社には都幹部OB天下りが14人もいて…(C)日刊ゲンダイ

 借地権には「一般定期借地権」と「事業用定期借地権」があり、都は今回、通常なら住宅などに用いる前者を採用。事業者に「より安く、長期間借りられる」というメリットが生じる。年間の借地料は「土地価格の2〜3%」(不動産関係者)が相場で、1兆円ともいわれる資産価値を考えれば200億〜300億円が妥当な額だ。

 都は2019年、「有償所管換え」なる手法で、中央卸売市場会計で所有していた築地跡地を一般会計に売却。この際の土地評価額5623億円に基づいても、年間101億円は安すぎる。

「三井不動産などの事業計画では敷地内に3つのレジデンス棟を整備し、500〜700戸を供給する予定ですが、あくまで事業のメインはスタジアムやホテルなどの商業施設。一般定期借地権は借り主の権限も、より強くなる。事業者には至れり尽くせりで、目に見えない『力学』が働いていると疑われても仕方ありません」(建築エコノミスト・森山高至氏)

 都の大型再開発を主導する三井不動産グループには都市整備局の元局長ら都の幹部OB14人が天下り。地面師たちと同様、小池都政も「土地狂っている」のか。

  ◇  ◇  ◇

 東京都は7日、小池百合子知事が6日のヤクルト─阪神戦(神宮球場)で始球式を行った際、左膝関節を剥離骨折したと発表。全治は2カ月で、当面の間、公務はテレワークになるという。

 ●関連記事【独占撮!】では、左膝を剥離骨折した始球式の様子や、車椅子で球場を去る様子を報じている。

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/265.html

記事 [政治・選挙・NHK295] 必須の123便墜落原因見直し(植草一秀の『知られざる真実』)
必須の123便墜落原因見直し
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2024/08/post-c34cdf.html
2024年8月 9日 植草一秀の『知られざる真実』

1985年8月12日18時56分、JAL123便は群馬県上野村高天原山尾根付近に墜落した。

乗員乗客524名のうち、520名が犠牲になった。

520名のなかに懐妊した女性が1人おり、胎児も含めれば犠牲者は521人。

4名の乗員乗客が救出された。

救出されたJAL客室乗務員(当時)の落合由美さんが123便墜落直後の状況を証言した。

「墜落の直後に、「はあはあ」という荒い息遣いが聞こえました。ひとりではなく、何人もの息遣いです。そこらじゅうから聞こえてきました。まわりの全体からです。

「おかあさーん」と呼ぶ男の子の声もしました。」

墜落直後には多数の生存者が存在したことを当時のJAL客室乗務員の落合さんが生々しく証言した。

しかし、政府の事故調査報告書はまったく異なる記述を示した。

「救出された4名以外の者は即死もしくはそれに近い状況であった」

政府事故調査報告書を記述したのは現場にいなかった者。

事故機に搭乗し、自らの体験を事故直後に述べた落合さんの証言と、現場にいなかった者が書いた政府の事故調査報告書の記述のどちらが事実に即するものと言えるか。

自衛隊による救助活動が開始されたのは墜落から13時間も経過した翌朝の午前8時以降だったが、墜落現場は墜落直後に米軍と自衛隊によって確認されている。

米軍機が墜落直後に墜落現場を確認した。

そして、直ちに救助活動を試みたが米軍横田基地が帰還を命令した。

米軍機は自衛隊機が現場に到着したのを確認した上で現場を去った。

墜落から約2時間後の12日午後9時過ぎに自衛隊機が現場に到着して墜落現場を確認した。

それにもかかわらず、救助活動は翌13日の午前8時以降まで実行されなかった。

群馬県の地方紙である上毛新聞は8月12日付号外で墜落地点が群馬県上野村であることを明記している。

墜落直後に墜落現場は正確に特定されていた。

不可思議であるのは翌朝まで墜落現場を特定できないとのメディア報道がなされたこと。

墜落現場を特定できなかったから救助活動が遅れたとされた。

ところが、実際には墜落直後に米軍機が墜落現場を現地で確認し、午後9時には自衛隊機が墜落現場に到着していた。

墜落直後には多数の乗客が生存していたとJAL客室乗務員の落合さんが証言している。

墜落直後から救助活動が実行されていたなら、多数の乗客・乗員が救出された可能性が高いと考えられる。

墜落直後に米軍機が墜落現場を特定したことを、墜落現場を確認した米軍パイロット本人が明らかにした。

事故当時、横田基地に配属されていた米空軍輸送機C‐130パイロットだったマイケル・アントヌッチ中尉による証言が、1995年8月27日付「星条旗新聞」( Stars and Stripes)に掲載された。

アントヌッチ氏は

「当機(アントヌッチ中尉が搭乗した米空軍輸送機C‐130)は、陽が長くなった夏の夕日が沈みかけていたころ、機首を北北西に進路を取った。

午後7時15分、航空機関士が1万フィート付近で雲の下に煙のようなものが見えるのを発見したので、ゆっくり左に旋回し、そちらへ方向を向けた。

御巣鷹山の周辺はとても起伏が多かった。

地表からおよそ2000フィートまで降下する許可を得た。」

「墜落機残骸を発見したのは、あたりはだんだんと暗くなり始めていた時だった。

山の斜面は大規模な森林火災となり、黒煙が上がり、空を覆っていた。時刻は7時20分だった。」

C−130は午後7時20分に123便墜落現場を確認し、午後9時20分まで現場上空を旋回。

この間に米軍海兵隊ヘリが現場に到着し、海兵隊ヘリは救助活動続行を求めたが米軍横田司令部がC‐130ならびに海兵隊ヘリに対して帰還を命令。

C‐130は午後9時20分に、最初の日本の飛行機(自衛隊機)が現われたのを確認して現場を引き揚げたと中尉は証言した。

123便墜落から28年経過した2013年9月に重大事実が明らかにされた。

運輸省航空事故調査員会が

「62−2−JA8119(航空事故調査報告書付録)
(JA8119に関する試験研究資料)」
https://bit.ly/3KAt8Kr

を公表したのである。

気鋭の政治学者・政治思想家である白井聡氏との共著が販売開始になった。

『沈む日本 4つの大罪
経済、政治、外交、メディアの大嘘にダマされるな!』
(ビジネス社)


https://x.gd/3proI

ぜひご高覧賜りたい。

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/266.html

記事 [政治・選挙・NHK295] 相次ぐ米兵事件で抗議集会、沖縄 市民ら2000人以上が参加(東京新聞・共同)
2024年8月10日 19時10分 (共同通信)

https://www.tokyo-np.co.jp/article/346775?rct=national

 沖縄県で米兵の性的暴行事件が相次いで発覚したことを受け、米軍基地の負担軽減を求める市民団体などは10日、抗議集会を同県宜野湾市の運動場で開いた。市民ら2千人以上(主催者発表)が参加。事件捜査の障壁と指摘される日米地位協定の抜本的改定や、基地の整理・縮小を日本政府に要求するアピール文を採択した。
 参加者が「許すな!米兵の性暴力」と書かれたプラカードを掲げる中、登壇した玉城デニー知事は「決して諦めず、屈することなく進んでいこう」とあいさつ。2人の子どもを育てる与那城千恵美さん(51)は、これまでに起きた米軍機の墜落事故や性犯罪に触れ「安全であるはずの学校や公園も危険にさらされている。沖縄は異常な環境だ」と強調した。
 2002年に米兵から性犯罪を受けた被害者で、東京都在住のオーストラリア人キャサリン・フィッシャーさんも「被害者は悪くない」と声を詰まらせた。
 沖縄県では6月下旬、米兵による2件の性的暴行事件が地元メディアの報道で発覚。県警や外務省から県に連絡がなかったことも問題となった。
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/267.html
記事 [政治・選挙・NHK295] 長崎「原爆の日」を「セレブレーション=祝賀会」と表現か 式典不参加の米報道官発言が波紋(東スポ WEB)
https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/312743#goog_rewarded



何処までも長崎市民と日本国民を愚弄する気なのか。

間違えるはずの無い「誤り」。

日本語では、「そのこと」を、難しく言えば「故意」、簡単に言えば「わざと」と言う。

いずれも「悪意」が含意されている行為をさしている。


「長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典」への招待状が届いているはずだろう。

「対日戦・戦勝記念祝賀会」と揶揄したつもりか。

慰霊式典でもある平和祈念式典を「祝う」などと、原爆犠牲者に対する「冒とく」極まれりだ。

不埒な奴ら、不届き千万。





以下に記事の全文を転載する。


長崎県長崎市の平和公園で9日、「長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典」が営まれ、岸田文雄首相らが出席した。長崎市の鈴木史朗市長がイスラエル駐日大使を招待しなかったことで、米、英などの日本以外の7か国(G7)と欧州連合(EU)の大使が欠席した。

 イスラエル駐日大使を招待しなかった問題が国際的な騒動に発展。特に原爆投下の当事者である米国の大使が欠席したことに衝撃が走った。その米国駐日大使であるエマニュエル氏は同日、東京・増上寺の「長崎原爆殉難者追悼会」に出席。イスラエルのコーヘン、英国のロングボトム両駐日大使も一緒だった。

 米国政府はエマニュエル氏の式典不参加を問題視していない。米国務省のミラー報道官は「われわれはイスラエル大使が他国の大使と同様に招待されることが重要だと考えた」と話している。

 このミラー氏の会見が海外で話題となっている。式典に米国駐日大使が参加しないことについての記者とミラー氏のやりとりがX(旧ツイッター)で拡散。ミラー氏が平和祈念式典を「セレブレーション」と言ったというのだ。

 留学経験者にやりとりを聞いてもらうと、「確かに『セレブレーション』と言っています。祈念式典に祝賀会という言葉を使われるのは日本人として違和感がありますね」と話した。

 念のため、米国務省の公式サイトにある会見録を確認すると、「No country should have been singled out to not be invited to this celebration(この祝賀会に招待されない国が一つもあってはならない)」とあった。ちなみに質問者は「アニバーサリー」を使用し、公式には「セレモニー」を使っている。

 先述のXの投稿には英語で「祝賀会?」「祝賀会と呼んだことに彼の立場が分かる」「なぜ祝賀会と呼ぶのか」と疑問の声が寄せられている。単純な言い間違いだったのか、うっかり本音が出てしまったのか。


記事の転載はここまで。



確信的に行った行為である以上、見過ごすことがあってはいけない。

日本政府は、間髪を入れずに、米国政府に厳重に抗議し、謝罪と撤回を求めるべきだ。

しかし、日本政府にそんな気配は無い。

中国が「核汚染水」と言っていることに対しては、執拗に抗議し続けている日本政府が・・・。



東京・増上寺の「長崎原爆殉難者追悼会」に出席したということは、難しく言えば、長崎に対する政治的「圧力」、簡単に言えば、子供じみた「いじめ」だ。

そのすべてが、日本国民を「見下している」ことに起因する。

そのすべてが、日本政府が西欧諸国に「媚びて」きたことに起因する。

そのすべてが、長く続いた日本政府のアメリカに対する「朝貢外交」に起因する。

そのすべてが、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立とうとする政府の責務を果たそうとしてこなかった不作為に起因する。


アメリカが広島と長崎に原爆を投下することを決めたときはどうだったのか。

・・・perhaps,・・・be used against the Japanese,

maybe ではなく、perhaps

どうせ死ぬのは「日本人」だから・・・と。


「ピカドン」は対日戦・戦勝祝賀会前夜祭の大花火のつもりだったとでも言うのか。

アメリカからは未だに謝罪は無い。


日本は、「核抑止論」に酔って、そんな国の核兵器を頼っていいのか?

憲法9条は「核抑止論」の考え方も、「拡大抑止」なるものも禁じている。

少なくとも日本人なら、アメリカの「核兵器の傘に守られる」などというのは、「幻想」に過ぎないことに気が付かなければならない。

歴史が「そのこと」を教えてくれている。

・・・perhaps,・・・be used against the Japanese,

どうせ死ぬのは「日本人」だから・・・








http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/268.html
記事 [政治・選挙・NHK295] 代表の悪口をいってまわる立憲議員たちへ 泉健太さんの発言を、もう一度、確認してみ? 室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」(日刊ゲンダイ)

代表の悪口をいってまわる立憲議員たちへ 泉健太さんの発言を、もう一度、確認してみ? 室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/358857
2024/08/09 日刊ゲンダイ


立憲民主党の泉健太代表(C)日刊ゲンダイ

『「今の政権ではダメだ」という声は、各党から寄せられているので、できる限り私たちが目指す新しい政権づくりに、様々なサポート、協力をいただければと思っている』(泉健太・衆議院議員・立憲民主党代表)

 これは3日京都市で、記者団の取材に応じた泉代表の言葉だ(FNNプライムオンラインより)。

 記事によれば、

「国民の皆様に、我々の考え方が伝わる代表選にしなければいけない。そして、政権への期待が高まる代表選にしなければいけない」

 と強調したという。で、冒頭の言葉だ。

 9月には立憲の代表選がある。表や裏で党内の人間が動き出している。

「泉じゃダメだ」「泉じゃ物足りない」、方々で代表の悪口をいってまわる仲間たち。メディアで公然と「泉降ろし」をぶちまくる。

 9月7日から代表選がはじまるのだから、「泉じゃダメだ」というのなら、9月7日以降、自分の応援する候補がなぜ良いのかを述べるとき、比較対象として現ボスの『泉健太』を持ち出し、今よりずっと良くなるというんじゃ遅いの?

 都知事選での蓮舫さん大敗から、立憲は支持率を下げ、中の人間は誰も彼もが慌ててる模様。蓮舫さんは野党議員のスターだったからね。彼女でダメならどうしろと、って感じなのかしら?

 共産党と組んだから不味かった、連合の支援を取れなかったのが悪かった、活動家っぽい市民連合が前に出たのがいけなかった……どれもそうなのかもしれないし違うのかもしれない。

 ある議員は自分の選挙区に共産やれいわの候補に立たれると選挙状況が厳しくなり、ある候補は連合の推薦がなくては当選は見込めない。みんな自分の事情だけで、勝手に動く。仲間を庇ったり、思いやったりしない。動物園みたいだな。支持率が向上しないのは、そういうとこだと思うぞ。もうちょっとどうにかならんの? あたしが泉健太なら、とうの昔にキレ散らかしているわ。代表が代わったら、今度こそほかのみんなも変われるってか?

 泉さんの発言を、もう一度、確認してみ? 組織のことだけ、一切、自分の話なんてしていない。一言でいえば、健気だよ。


室井佑月 作家

1970年、青森県生まれ。銀座ホステス、モデル、レースクイーンなどを経て97年に作家デビュー。TBS系「ひるおび!」木曜レギュラーほか各局の情報番組に出演中。著書に「ママの神様」(講談社)、「ラブ ファイアー」(集英社文庫)など。

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/269.html

記事 [政治・選挙・NHK295] かつてとは別物…自民党はなぜ変質したのか 適菜収「それでもバカとは戦え」(日刊ゲンダイ)

かつてとは別物…自民党はなぜ変質したのか 適菜収「それでもバカとは戦え」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/358912
2024/08/09 日刊ゲンダイ ※後段文字起こし


かくて究極の悪夢にたどり着き…(C)日刊ゲンダイ

 公文書改ざん問題、旧統一教会問題、裏金問題、官房機密費の私的流用問題……。悪事の限りを尽くしてきた自民党だが、政権が何度も吹っ飛ぶような大事件にもかかわらず、追及が尻切れトンボに終わっているように見えるのはなぜか? 私事で恐縮だが、このたび「自民党の大罪」(祥伝社新書)を上梓した。そこでは自民党の腐敗は構造的な問題であり、党が存在する限り問題の解決はありえず、この先もわが国に害を与え続けることを、検証可能な客観的事実をもとに明らかにした。

 現在の自民党は過去の自民党とは質的に別物である。保守的な要素は切り捨てられ、新自由主義勢力、財界、政商、宗教団体の複合体となっている。ではなぜ自民党は変質したのか?

 特に平成元年以降、自民党内部から政治改革の動きが加速していく。リクルート事件や佐川急便事件により国民の政治不信は高まり、55年体制を解体する動きが出てくる。重要なのは、その過程で「政治とカネ」の問題が制度の問題にすり替えられたことだ。

“改革派”は〈中選挙区制では派閥間の抗争があり、同じ選挙区で戦うこともあるので、選挙にカネがかかる。そのカネを集めるため、業界の利益を代弁する族議員が生まれ、利権体質が生まれる。だから、派閥と中選挙区制が悪いのだ〉と説明する。小沢一郎はここに目を付けた。制度を破壊すれば、明るい未来がやってくるという幻想を利用して権力を握ったわけだ。1993年に小沢がまとめた「日本改造計画」では、新自由主義的な経済改革、首相官邸機能の強化、軍事を含めた積極的な国際貢献、政権交代のある二大政党制を可能とする政治改革(小選挙区制の導入)などが提唱されている。

 小沢はこれらを「民主主義的革命」と呼んだ。日本を「普通の国」につくり変えるために、権力を集中させ、既存の制度を破壊するという発想だ。今の政治はその延長線上にある。

 その後の小泉純一郎政権ではプロパガンダとマーケティングの手法が露骨な形で政治に組み込まれていく。結果、自民党の支持基盤、選挙の在り方自体が変化し、それは安倍晋三政権という究極の悪夢にたどり着いた。「自民党の大罪」では、個別の犯罪・不祥事の背後にある“病”について説明した。


適菜収 作家

近著に「安倍晋三の正体」「ニッポンを蝕む全体主義」「思想の免疫力」(評論家・中野剛志氏との対談)など、著書50冊以上。「適菜収のメールマガジン」も発行。本紙連載を書籍化した「それでもバカとは戦え」も好評発売中。6月28日には第2弾「続 それでもバカとは戦え」が発売予定。

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/270.html

   

▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > アーカイブ > 2024年8月

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/  since 1995
 題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,MLを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。