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2024年8月01日01時25分 〜
記事 [政治・選挙・NHK295] セコイ裏金、私的流用、挙げ句は秘書の給与詐欺 盗人にも色々いるが自民党の卑しさは最低だ(日刊ゲンダイ)

※2024年7月31日 日刊ゲンダイ1面 紙面クリック拡大 文字起こし


※紙面抜粋


※2024年7月31日 日刊ゲンダイ2面


詐欺容疑で家宅捜査、慌てて自宅に戻った広瀬めぐみ参院議員(C)共同通信社

 志ではなくセコイ金集めのための政治屋稼業、ここまで腐った集団に国政を担えるはずもなし。「宝の山」を得た検察が大甘処分に怒りの世論による相次ぐ告発を恐れて、さあ次はどう出るのか。

 自民に必要なのは総裁選ではなく、総辞職と解党だ。

  ◇  ◇  ◇

 自民党の腐敗は底なしだ。「チョメ姉さん」こと広瀬めぐみ参院議員(58=岩手選挙区)が30日、詐欺容疑で東京地検特捜部のガサ入れを食らった。家宅捜索されたのは、議員会館事務所や都内の自宅などの関係先。勤務実態のない公設秘書の給与を国からだまし取った疑いだ。広瀬は初当選から間もない2022年から23年にかけて、公設第1秘書の男性の妻を公設第2秘書として届け出て、総額で数百万円を詐取したとみられている。つまり、かすめ取った公金を懐に入れ、裏金化していたということ。自民党入りする弁護士はロクなのがいない。党本部で取材に応じた広瀬は「まだ事情が分かっていないので、しっかり事情が分かった上で対応します」と釈明していたが、よく言うよ、である。

 というのも、秘書給与ネコババ疑惑は「週刊新潮」(3月28日号)で報じられていた。それによると、自民党を熱心に支援する不動産業者が広瀬の初選挙を支えた流れで、本業を妻に任せて公設第1秘書に就任。ところが、夫の事業を託されたはずの妻も第2秘書に登録されていたというのだ。新潮報道に猛反発した広瀬は、自身の公式ホームページに「令和6年3月28日号週刊新潮に掲載された記事について」(3月23日付)と題した4500字超の声明をアップ。〈記事内容は事実無根であり、当該記事で指摘された公設第二秘書は、令和4年12月から同5年8月まで、しっかりとした勤務実態を以て働いていた〉と訴え、具体例をまじえてこう主張していた。

〈平日は主として遠野市に在住してリモートワークで支援者の方々のリスト作成・更新作業や祝文作成などをし、土日は盛岡に在住して、上記のような作業のほか、盛岡事務所で事務作業をしたり、私の駅などへの送迎をしてもらったりしました〉

〈令和5年7月5日、岩手県議会議員選挙立候補予定者であった方の盛岡市内で開催された100人規模の会合にて活動の記録や参加者へのご挨拶を分担してもらったりと、平日においてもリモートワークのみならず、広い岩手県を駆け巡る私を多彩な形で支える活動をしていただきました〉

 これに先立ち、代理人弁護士名で新潮編集部に宛てた抗議文や、〈断固抗議します〉とする後援会長の声明文もホームページに掲載。だいぶ盛っていたのか。広瀬は当選1回とはいえ、与党議員だ。副総裁派閥の麻生派所属。特捜部は強制捜査に安易に踏み切れない。広瀬は有権者はもちろんのこと、新潮にどう申し開きをするのか。間髪を入れず、30日離党したのは後ろ暗いからだろう。

ポケットマネーで、「チョメ姉さん」?

 おさらいしておくと、「チョメ姉さん」の由来は、これまた新潮による不倫報道。「エッフェル姉さん」として全国に名を知らしめた松川るい参院議員(53=大阪選挙区)から派生した。松川が党女性局長として率いたお遊びの仏視察に同行した広瀬も炎上する中、真っ赤なベンツを乗り回し、カナダ人サックスプレーヤーと新宿・歌舞伎町のラブホテルにしけこんだことからついたあだ名。翌朝、予算委員会に直行したようだから、なかなかの器だ。これについては広瀬は「昨日のデイリー新潮web版及び本日発売の週刊新潮の報道について」(2月29日付)とのタイトルで〈この度は私の不徳のいたすところにより、多くの方々に多大なるご迷惑とご心配をおかけしてしまったこと、まずは深くお詫び申し上げます〉などと、350字程度でサラッと詫びて済ませている。逢瀬にあたって食事やラブホの支払いは広瀬持ちだったようだが、ポケットマネーなのかどうか。ここにも疑問が湧いてくる。

 政治ジャーナリストの角谷浩一氏はこう言う。

「秘書給与ネコババが事実だとしたら、古典的な手口。立憲民主党の辻元清美参院議員が社民党代議士時代、発覚から1週間で辞職に追い込まれたのを知らないのか。その後、自民党は辻元氏を予算委員会に参考人として引っ張り出した。自民党の基準でも、離党で済む話ではないでしょう。陣笠議員までがダメなのは百も承知でこすいことをやっているような自民党は、劣化しているとしか言いようがない。議員バッジをつけている限り、大丈夫だという特権意識が隅々まで蔓延しています」

裏金サウナに寄付控除、大臣規範無視のパーティー


佐川急便事件で最終処分が出される検察合同庁舎に向かってペンキの瓶を次々に投げ付け抗議する男性=1992年(C)共同通信社

 自民党の悪しき体質は、金権腐敗そのものである裏金事件が端的に表している。派閥の政治資金パーティー券をノルマ以上に売りさばいた議員ほどキックバックを受け取り、出世にもつながる構図だ。

 案の定の使い方をしていたのが、安倍派から2196万円(18〜21年)の還流を受けていた五輪銅メダリストの堀井学衆院議員(52=比例北海道ブロック、自民党を離党)。少なくとも22年に選挙区内の有権者に秘書らを通じて香典を配った公選法違反(寄付行為)容疑にとどまらず、スーツや靴の購入費、クリーニング代、趣味のサウナ利用代などに数百万円を使っていたとみられている。事務所内でいさめる声があったものの、意に介さなかったという。21年6月に菅原一秀元経産相が選挙区内で香典などを違法に寄付したとして略式起訴され、罰金40万円、公民権停止3年の略式命令を受けた後も平然と悪事に手を染めていたのだから、悪質も悪質。在宅起訴される見通しだ。

 同じく安倍派の菅家一郎元副復興相は、自身が当時代表を務めていた党支部に裏金を原資に寄付。税控除を受けたことが判明している。

 セコイ裏金、私的流用、挙げ句は秘書給与をめぐる詐欺。古来、盗人もさまざまだが、自民党の卑しさは最低だ。裏金事件に世論の怒りが収まらない中にあって、武見厚労相は29日、都内のホテルで数百人規模の政治資金パーティーを開催。政府が01年に閣議決定した大臣規範で首相や閣僚による大規模パーティーは自粛すると定めているのに、どこ吹く風。志ではなく、セコイ金集めのための政治屋稼業、ここまで腐った集団に国政を担えるはずもない。

幹事長外遊中のガサ入れに2つの意味

 裏金事件の捜査で「宝の山」を得た検察はこの先、どう出るか。大甘処分に世論の怒りは収まらない。裏金事件の端緒を開いた神戸学院大教授の上脇博之氏らは、関係議員に対する告発状を次から次へと提出している。

「自民党ナンバー2の茂木幹事長の外遊中に特捜部が与党議員の関係先をガサ入れしたのは、自民党にはもはや力がないと見ているからです。幹事長を『ポスト岸田』とも見なしていない。総裁候補と目していたら、次期首相に恥をかかせちゃいかんという忖度が働くものです」(永田町関係者)

 巨悪を眠らせ続け、小悪すら一掃できないようでは特捜部の名が廃る。

 自民党は2カ月後に迫る総裁選のお祭り騒ぎで世論の怒りをけむに巻こうとしているが、腐れ自民党に必要なのは内閣総辞職と解党だ。

 立正大名誉教授の金子勝氏(憲法)はこう言った。

「当選前は頭を低くして、議員バッジをつけた途端にふんぞり返るのが自民党議員。主権者国民の代表者ではなく、国民をコントロールする法を超えた存在だと思い違いをしている議員がいかに多いことか。自民党が自ら下野し、野党による選挙管理内閣に総選挙を託す。それくらいのドラスチックな動きがなければ、裏金事件が象徴する自民党の金権腐敗を絶つことも、決着をつけることもできません。野党には世論の怒りを受け止め、行動する責任があります」

 機は熟している。

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/200.html

記事 [政治・選挙・NHK295] 自民・萩生田光一氏「露出作戦」の醜悪…照ノ富士Vパレード車にしれっと同乗、次は甲子園に“出没”か(日刊ゲンダイ)


自民・萩生田光一氏「露出作戦」の醜悪…照ノ富士Vパレード車にしれっと同乗、次は甲子園に“出没”か
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/sports/358407
2024/08/01 日刊ゲンダイ


なんでアンタが横綱・照ノ富士の優勝パレードで隣に鎮座?(C)J MPA

 大相撲名古屋場所で3場所ぶり10度目の優勝を果たした横綱・照ノ富士の優勝パレード。ファンに手を振る横綱の隣にドカンと鎮座していたのが、ナント裏金2728万円の萩生田前政調会長だった。車上で微妙な笑みを浮かべる動画が日本相撲協会の公式Xで紹介されるや、〈なんで真ん中に裏金の人が〉と大炎上しているのだ。

 文教族の“ドン”である萩生田氏が文科省所管の相撲協会のXに登場すること自体、しがらみめいたものを感じるが、天下の横綱の真横に陣取った理由は、萩生田氏が照ノ富士の後援会長だから。萩生田氏は今年1月12日付のブログで〈昨年、(照ノ富士の)結婚式での主賓以来、名前ばかりですが私が後援会長を務めて(いる)〉と明記。照ノ富士の披露宴が行われたのは昨年6月だから、約1年前に萩生田氏は後援会長に就任し、パレードに参加できたわけだ。

 ところが、不自然な点がある。照ノ富士は今年1月の初場所でも優勝したが、萩生田氏が当時のパレードに参加した形跡はない。照ノ富士後援会のXが投稿した当時の写真や、一般ユーザーがアップした動画を見ても照ノ富士の横に萩生田氏は不在。1月のパレードには姿を現さなかったようだ。

「初場所の優勝パレードは通常国会の開会直後で、裏金追及が本格化するタイミングでした。きっと表に出られなかったのでしょう」(永田町関係者)

9年前も応援に熱

 今回の堂々とした“まさかの出没”には理由がある。萩生田氏の地元・八王子市政関係者が言う。

「7日投開票の都議補欠選挙・八王子選挙区では、子飼い候補が惨敗しました。露出を増やさないと次期衆院選で自らの当選が危ういと感じているのでしょう。最近は地元の祭りや会合に頻繁に顔を出していますよ」

 次に萩生田氏の出没が確実視されているのは、甲子園球場だ。8月7日に夏の全国高校野球が開幕。萩生田氏の母校・早稲田実業が9年ぶりの出場を決めた。アルプススタンドで応援する様子が全国中継で流れても何ら不思議ではないのだ。

 実際、萩生田氏は早実が前回出場した2015年、自身のブログで甲子園での母校の活躍に触れ、〈2試合の応援に行きました〉と記していた。さらに、萩生田氏の長男は早実野球部OBで、当時、早大生の立場で助監督を務めていた縁もある。息子がチームのサポート役を担った結果、早実はベスト4に進出した。今年も甲子園応援の様子をブログにつづり、存在感のアピールに利用するに違いない。

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/201.html

記事 [政治・選挙・NHK295] 福島瑞穂氏 若者の「欲しいものランキング」に衝撃「少子化で騒いでる国会議員に言いたい。あなたたちのせい」(よろず〜ニュース)
https://yorozoonews.jp/article/15370099




「少子化で騒いでる国会議員に言いたい。・・・」


 「改憲、改憲」と騒いでる国会議員にも言いたい。

 「反共、反共」と騒ぐ、連合と、その支援を受けるために尻尾を振る国会議員にも言いたい。


「そんなことやっている場合か?」


「若者がお金も、時間も、自由がない、安定した暮らしがないって…。」


しかし、チョット待て。

このことは、決して若者に限ったことではなく、実質賃金の低下が何年にもわたって続き、物価高騰に喘いでいる庶民の状況は、「見えない貧困」として全世代に共通してきている。

「貧すれば鈍する。」


先の都知事選挙でみられた政治的、社会的モラルの著しい低下も、大胆に言えば、「見えない貧困」に起因するのではないか。

それは、「改憲」にうつつを抜かし、雇用を壊してきた「あなたたちのせい」

それは、「反共」にうつつを抜かし、雇用を守ろうとしなかった「あなたたちのせい」




以下に記事の全文を転載する。


社民党の福島瑞穂党首(68)が31日、国会内での定例会見で、広告代理店系のシンクタンクが調査した「今一番欲しいものランキング」を引き合いに出し「お金、時間、自由、安定した暮らしがないってものすごい切実じゃないですか。安定した暮らしにつながる政策はたくさんある。社民党は、この欲しいものランキングの問題を解決できるよう政策を実現していく」と話した。

 福島氏は、博報堂生活総合研究所が、1994年以来30年ぶりに実施した19〜22歳未婚男女を対象にした「若者調査」の結果を取り上げた。今一番欲しいものランキングでは1位がお金、2位が時間、3位が自由、4位は安定した暮らし、5位が容姿となっている。

 「これどうでしょうか?」と切り出した福島氏は「若者がお金も、時間も、自由がない、安定した暮らしがないって…。若者がそう思うような、そんな政治をやっているってことを変えたい」と訴えた。

 ランキングの1位から4位までについて、福島氏は「社民党はしっかり取り組んでいきます」と強調する。

 「まずは、雇用をちゃんとすること。最低賃金を上げること、賃上げをすること。お金を上げていく。労働時間の規制をすれば、少しは自由ってものが少しは手に入る。その延長線上の安定した暮らしっていう非正規雇用の正社員化とか、賃金を上げること、大学の学費を下げていくこと、奨学金の問題など安定した暮らしにつながる政策はたくさんある」と述べた。

 30年前の同じ調査で、5位だった「恋人」が10位になったことに「恋人がいないよりはもちろんいた方がハッピーだけど、いてもなかなかしんどいよねってところが本音なのかなと思います。恋人の比重が低くなっている」と分析した。

 福島氏は「大学あるいは高校を卒業して働いていてもお金がない、自由がない、時間がない、安定した暮らしがないと、付き合うにも時間がないし、出会いのチャンスもないということかもしれません。少子化で騒いでいる国会議員に言いたい。それを創り出したのはあなたたちのせいです。雇用を壊した責任を、しっかり変えるべきだと思います」と語気を強めた。


記事の転載はここまで。


それでも、選挙で政治を変えようとしない、政治的無関心層の人、そして誰よりも現状に苦しむ若者にこそ言いたい。

それは「自分たちのせい」でもある、・・・と。

私達が政治に積極的に関わる手段は、ひとり一票の投票の権利の行使。

そんな大切な権利も、有権者の50%の人が、溝に捨てている現実がある。

これでは、民主主義も育つわけがない。


4年に一度は確実に実施される総選挙。

投票行動に要する時間は(私の場合で言えば)精々20分くらいだ。

一年あたりにすれば、たったの5分。

カップラーメンにお湯を注いで、待っている時間に相当する。

その5分は、いずれも生きるために費やすべき5分であるはずだ。

一年の時間は、525,600分。つまりは、有権者一人ひとりが、少ないながらも持てる時間の10万分の1の時間を使って投票所に行けば、現状を変えられることを改めて認識すべきだ。


自分の10万分の1の時間を注ぐだけで「奇跡」を起こすことができる。

非正規雇用という不条理を無くすことができる。

雇用を壊した責任を負わせることができる。

腐敗した政治を変えることができる。

絶望的な「貧困」から脱することができる。

結婚し、家庭を持つという夢も手にすることができる。

夢と希望の実現。


その為には、行動を起さなければならない。

10万分の1の時間の濃密な行動を。










http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/202.html
記事 [政治・選挙・NHK295] 河野太郎デジタル大臣「マイナカードは強制ではない」 英BBC番組で世界へ大ウソ発信!(日刊ゲンダイ)


河野太郎デジタル大臣「マイナカードは強制ではない」 英BBC番組で世界へ大ウソ発信!
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/358466
2024/08/01 日刊ゲンダイ


恥ずかしくないのか(C)日刊ゲンダイ

「もしトラ(もしかしたらトランプ再選)」とか「もしも徳川家康が総理大臣になったら」とか、「もし」があふれる世の中で、もしも「ホラ吹き大臣」なる役職があったら、ぴったりの人物がいる。河野デジタル相だ。9月に自民党総裁選を控え、国内メディアは首相候補ランキングの常連である河野大臣の動向を注視しているが、河野大臣が世界に向けてついた“大ウソ”には関心がないのか。

  ◇  ◇  ◇

「時が来たら決断する」──。29日のBS11に出演した河野大臣は、総裁選出馬について明言を避けた。「いずれ(総裁を)やってみたい」と意欲は隠さなかった一方、「まずは自分の任せられている仕事をきちんとやるのが大事」としおらしげに語った。

 そんな物わかりの良いタマじゃないだろう。26日に公開された英BBCのインタビュー番組「ハード・トーク」に出演した際、得意の英語を駆使して言いたい放題だったではないか。

「ハード・トーク」は司会を務めるジャーナリストのスティーブン・サッカー氏による忖度なしの質問がウリの番組だ。サッカー氏が日本経済が何十年にもわたり停滞している理由を尋ねると、河野大臣は「1980年代のバブル以降、調整を重ねて今は立ち直りつつある」と強弁。「日本は多額の債務を抱え、円安が進み、生活コストの高騰が国民生活に影響しているが、それでも経済状況は改善している?」と、すかさずツッコんだサッカー氏に、「明確に改善している」と言い張った。

 自民党がほぼ政権与党に居座っている「一党支配」が健全かどうかの認識を問われ、河野大臣は「日本国民は自民党を選び、我々は日本を再生してきた」と主張。「日本は第2次大戦以降、戦争の影響を受けておらず、満ち足りている」と続けた。質問への答えがサッパリかみ合っていないあたり、さすがは耳の痛い話を聞こうとしない「ブロック太郎」の異名を持つだけはある。

「マイナカードの普及がうまくいっています」

 認知の歪みもさることながら、看過できないのがマイナンバーカード普及に関する「大ウソ」だ。

 サッカー氏がデジタル先進国のシンガポールを引き合いに出し、「人口500万人のシンガポールでは何千人ものスタッフが政府内でデジタル化を進めているのに対し、日本は人口1.25億人を抱えながらデジタル庁職員は800人程度だ」と問題提起。すると、河野大臣は「デジタル庁職員は増やしている」と前置きして、こう言い放った。

「マイナカードの普及がうまくいっています。(普及を)強制しているわけではありません。あくまでも、マイナカードを使いたいかどうか尋ねています」

 待て待て待て。確かに政府は「マイナカードの取得は任意」と言い張っているが、あの手この手で「事実上の強制」と言える策を弄しているではないか。その象徴が、現行の保険証廃止に伴うマイナ保険証への一本化である。廃止日は12月2日だ。

利用促進の一時金支給を延長

 政府は5〜7月をマイナ保険証の利用促進の「集中取組月間」に位置付け、利用人数の増加に応じて病院や薬局などに最大40万円の一時金を支給。さらに、支給対象期間を8月まで延長する強硬策に打って出た。「8月9日にデジタル庁と厚労省が医療機関を対象に利用促進セミナーを共同開催し、一時金の支給延長などを説明する予定」(医療関係者)という力の入れようだ。

 現行の保険証を人質にマイナ保険証への切り替えを国民に迫り、医療機関にカネをばらまいてまで普及を図ることが「事実上の強制」でなくて何だろう。

 世界に向けて平気で大ウソをつく大臣が、首相候補とは世も末だ。

  ◇  ◇  ◇

 現行の保険証廃止まで残り5カ月を切ったが、マイナ保険証の利用率はいまだ9.9%(6月)。利用率向上に躍起の政府が、医療機関の頬をカネで張る新たな「ニンジン作戦」とは…?

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http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/203.html

   

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