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2024年7月30日00時30分 〜
記事 [政治・選挙・NHK295] 馳浩・石川県知事「所得の低い方が1次避難所で滞留」発言に批判殺到!《国会議員のセンセーも早く能登半島被災地に》(日刊ゲンダイ)
馳浩・石川県知事「所得の低い方が1次避難所で滞留」発言に批判殺到!《国会議員のセンセーも早く能登半島被災地に》
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/358311
2024/07/29 日刊ゲンダイ


東京にいる日が多いような…(C)日刊ゲンダイ

 29日早朝から《石川県の馳知事》がX(旧ツイッター)でトレンド入りした。

 読売新聞オンラインが同日朝に配信した記事で、馳浩知事(63)が能登半島沖地震で対応した関係府省庁の職員らを集めた東京都内の会合に出席した際、「自宅にも戻れない、障害のある方など、所得の低い方が1次避難所で滞留している。この方々をいかに支えていくかも私どもの使命だ」などとあいさつしたことを巡り、SNS上で様々な意見が出たためだ。

《当たり前だよね。戻りたくても戻れない人を支えるのが行政の使命って。そのための政治家なんでしょ》《所得が高ければとっくに県外に避難している。ていうか、あなたはいつも東京にいるけれど、何をやっているの?》

 1月に発生した能登半島沖地震では約8.4万戸の家屋が被災。行政が集合住宅などを借り上げる「みなし仮設」を含め2万人近くが避難生活を余儀なくされ、半年以上経った今も、倒壊家屋の公費解体は進まず、申請に対する解体の進捗率は1割ほどにとどまるという。

 公費で解体しても新たに住居を建てるための資金繰りの問題などもあり、馳知事が言うように「自宅に戻りたくても戻れない」という状況下に置かれた被災者支援の仕組みを早急に作るべきなのは言うまでもない。

衆院で約100人、参院で約60人の議員が海外の視察を計画

 一方、馳知事の発言に触れつつ、国会議員に対する批判的な意見も少なくない。目立ったのは《国会議員のセンセーも早く能登半島被災地にきて》《裏金議員は被災地を見るべき》《能登の被災地に国会議員も来てほしい》といった声だ。

 自民党の裏金事件の舞台となった派閥について、岸田文雄首相(66)は繰り返し「政策集団」と説明していたはず。通常国会が閉会した今こそ、被災者支援の「政策づくり」を考えるべく、国会議員は積極的に被災地を訪れて住民の声を聞くべきだ。

 東京新聞の報道によると、今夏は衆院で約100人、参院で約60人が海外視察を計画。渡航費用は衆院が計約2.2億円、参院は計0.8億円を見込んでいるという。

 この円安進行の中で、わざわざ海外視察する必要があるのか。なぜ半年以上経っても被災現場に倒壊家屋が残ったままなのか。自宅に戻りたくても戻れない原因、解決策は何かを考える方が先だろう。

 石川県輪島市の「輪島市商店連盟協同組合」は地震の影響で多くの商店が営業できない状態となり、事業継続を断念。金沢地裁輪島支部に自己破産を申請したことが報じられたが、今後も同じような事態が起きる可能性は否定できないのではないか。

  ◇  ◇  ◇

 ●関連記事【もっと読む】【さらに読む】では、馳知事が東京五輪招致運動の際、機密費を使っていた疑惑などについて報じている。

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/184.html

記事 [政治・選挙・NHK295] 山形・秋田で豪雨災害続出…異常気象続きなのに防衛費8兆円に比べて防災予算が少なすぎる!(日刊ゲンダイ)

山形・秋田で豪雨災害続出…異常気象続きなのに防衛費8兆円に比べて防災予算が少なすぎる!
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/358270
2024/07/29 日刊ゲンダイ


浸水した山形県戸沢村の住宅(C)共同通信社

 またしても豪雨災害で人的・物的被害が出てしまった。停滞する梅雨前線の影響で、25日から記録的な大雨に見舞われている山形、秋田両県では、最上川など複数の河川が氾濫し、土砂崩れも起きた。山形県には線状降水帯も発生した。

 気象庁は山形県内の一部市町村に25、26日と2度にわたって大雨特別警報を発表。3市町が2万世帯超に警戒レベルが最も高い緊急安全確保を発令した。パトカーが洪水にのまれた山形県警の警察官など28日までに死者2人、行方・安否不明4人。住宅などの浸水被害は両県で1000棟近い。警報級の大雨は30日ごろまで続く恐れがあるという。

 今夏の異常気象は例年以上だ。多くの地点で40度近い酷暑が続くだけでなく、毎日のようにゲリラ豪雨があちらこちらで発生。各地で警戒が高まっている。

内閣府の防衛部門はたったの73億円

 ところがである。これほど豪雨災害への備えが必要になっているのに、政府の防災予算は驚くほど少ない。本来、司令塔となるべき内閣府の防災部門の今年度の予算は、たったの約73億円だ。しかも、「土砂災害・水害等の災害時における避難対策等の推進」予算は、前年度の5200万円から4600万円に減額されている。

 もちろん、国交省などの予算にも公共事業関係費として災害対策費は計上されている。それでも全省庁のありとあらゆる国土強靱化関係予算(防災とは無関係なものも含む)を積み上げても今年度は約5兆円だ。

 防衛費に約8兆円、5年間で43兆円投じる計画と比べても少なすぎる。国民の生命・財産を奪うという点では防災予算こそ、もっと分厚くすべきだろう。

「シン・防災論」の著者でジャーナリストの鈴木哲夫氏がこう言う。

「線状降水帯を分析するスーパーコンピューターを気象庁が購入したのは昨年3月です。線状降水帯による被害は10年近く前から深刻になっていたのに、ようやくでした。防災予算は全体の金額が少ないだけでなく、いくつもの省庁にまたがっているため、効率的に使えていない。内閣府に集中させるなり、『防災省』を作るなりして、予算と組織を一元化する必要がある。毎年のように豪雨災害の被害が出て、同じことを繰り返している」

 岸田首相は山形、秋田について「万全の対応を行う」と強調していたが、事が起きてから予備費を注入するイタチゴッコをいつまで続けるのか。

  ◇  ◇  ◇

 ●関連記事【もっと読む】気象庁が豪雨警戒情報を何度も出す理由…背景に「コーヒー1杯予算」の深刻事情では、日本のお粗末すぎる災害対応について詳しく報じている。

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/185.html

記事 [政治・選挙・NHK295] 自民安倍派に新たな政治資金疑惑! 宙に浮いた「香典代」…収支報告書に記載ナシ(日刊ゲンダイ)


自民安倍派に新たな政治資金疑惑! 宙に浮いた「香典代」…収支報告書に記載ナシ
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/358273
2024/07/30 日刊ゲンダイ ※後段文字起こし


どっさり出てきた香典代の領収書(C)日刊ゲンダイ

 裏金事件の舞台となった安倍派の政治団体に新たな政治資金疑惑が浮上だ。2020年から22年にかけて、派閥に所属した国会議員の政治団体からの一部「収入」を一切、政治資金収支報告書に記載していないことが日刊ゲンダイの調べで分かった。問題の収入とは、堀井学衆院議員(自民離党)の公選法違反事件で容疑がかかる「香典代」だ。専門家は明らかな政治資金規正法違反(不記載)と指摘する。

  ◇  ◇  ◇ 

 日刊ゲンダイは世耕前参院幹事長の資金管理団体「紀成会」が総務省に提出した20〜21年分の収支報告書のうち、記載する必要のない「1万円以下の少額領収書」の写しを開示請求して入手。すると各年とも「組織活動費」の「交際費」として、安倍派の政治団体「清和政策研究会」(清和研)に1万円の香典代を支払ったことを示す領収書が、わんさと出てきた。

 その数はただし書きに「香典代」とハッキリ記されたものが計9万円分。同じ仕様ながらただし書きが空欄のものを含めると計20万円分に達する。しかも、21年2月3日には同じ日付で1万円ずつの領収書が3枚、22年5月12日も同じ日付で1万円ずつ2枚をそれぞれ清和研から受領していた。

 紀成会は国会議員関係政治団体に指定されており、「1件1万円超」の支出は収支報告書に記載する必要がある。その義務を逃れるため、支払金額を分割して領収書を発行してもらったようにも見える。

「明確な規正法違反」と上脇博之教授


世耕弘成前参院幹事長(C)日刊ゲンダイ

 問題は清和研の会計処理だ。20〜21年の収支報告書には、紀成会から香典代を受け取ったことを示す記載は一切ない。名目は政治団体からの「その他の寄付」に該当しそうだが、各年とも計上したのは「0円」。世耕の政治団体からの香典代は、いわば「宙に浮いた」状態にあるのだ。

 それにしても、派閥の政治団体に香典代を送るとは不可解だ。本来、香典は故人の遺族に渡すもの。世耕事務所に香典代を清和研に支出した理由や、誰への香典なのかを尋ねる質問状を送付したが、期限までに回答はなかった。

 政治資金に詳しい神戸学院大教授の上脇博之氏が言う。

「選挙区内の有権者への香典は、政治家本人が葬儀に参列して直接渡す以外は公選法違反(寄付の禁止)となる。その回避のため、いったん派閥を迂回させた可能性がある。世耕氏に限らず、安倍派内で同じ手口が蔓延していたのかもしれません。ただ、『寄付の禁止』の罪の公訴時効が3年に対し、収支報告書の『不記載』の罪は時効が5年で罰も重い。遺族に渡す前提の香典は収入にあたらないから記載しなかったとの理屈も通りません。『桜を見る会』前夜祭の会費の不記載を国会で追及された際、安倍元首相は『契約主体は個々の参加者』として『収入ではない』と抗弁しましたが、検察は見逃さず、公設秘書が略式起訴され、罰金100万円を命じられました。収支報告書には資金の『入り』と『出』を正しく記載しなければならず、清和研が領収書を発行した以上、不記載の罪は明確。世耕氏は説明責任を果たすべきです」

 日刊ゲンダイは今後も安倍派の香典疑惑を追及していく。

  ◇  ◇  ◇

 日刊ゲンダイは世耕弘成氏が代表を務める資金管理団体「紀成会」が裏金の使途を訂正・追記した際の領収書の写しを情報公開で入手。裏金を原資に「ドンペリ」など高級シャンパンやワイン計45万円分を買い漁り、いずれも「贈答品代」として計上していた…●関連記事【もっと読む】で詳しく報じている。

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/186.html

記事 [政治・選挙・NHK295] パリ五輪で騒いでいるのは無節操なテレビ局だけ どこか空疎な「パンとサーカス」(日刊ゲンダイ)

※2024年7月29日 日刊ゲンダイ2面 紙面クリック拡大


※紙面抜粋

パリ五輪で騒いでいるのは無節操なテレビ局だけ どこか空疎な「パンとサーカス」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/358272
2024/07/29 日刊ゲンダイ ※後段文字起こし


ど派手な開会式は話題を呼んだが…(C)J M P A /東川哲也

 なるほどド派手な開会式は話題を集めたが、その裏では首相も決められないフランスの政治的大混乱。誰の目にも分断が明らかな世界での「平和の祭典」の空々しい偽善。 日本人も3年前に思い知らされた五輪の正体。作られる五輪熱狂の裹で隠されていることの方が問題なのだ。

  ◇  ◇  ◇

「さすがフランス!」とあちこちで、こんな声が聞こえたパリ五輪の開会式。デーブ・スペクター氏などは「感動100万点」「東京五輪のチームは反省会をするべきですね(笑い)」とスポニチ紙上で皮肉っていたが、ま、それはさておき、開会式が派手であればあるほど、それが覆い隠したものが気になってくる。

 フランスは先の総選挙でマクロン大統領の与党連合が3位に沈み、1位に極右の「国民連合」(RN)が躍進した。2位には左派連合が入り、決選投票では与党連合と左派連合が候補者調整、なんとか、左派連合が1位となって、極右政権の台頭を封じ込めた。

 とはいえ、与党連合が負けたマクロンは左派連合が推す首相候補者を任命せず、総選挙の結果、総辞職したアタル政権がなんと、新首相が決まるまでの暫定政権を率いている。マクロンは五輪中の政治休戦を宣言し、前代未聞の政治空白が続いている。そんな中、フランス高速鉄道TGVの施設が放火され、緊張が走ったことは記憶に新しい。

 ド派手な開会式の裏側では空前の政治的、社会的大混乱が繰り広げられているのである。そんな五輪だから、パリの人もシニカルだ。

 分断が進み、テロの恐怖が増すなか、「楽しめ」と言われてもそうはならない。日本のTV局のリポーターは盛り上げようと駆けずり回っているが、むなしく見える。それが今度のパリ五輪なのだが、そうした空気感は日本も同じではないか。

東京五輪以降、日本人はドッチラケ

 スポーツジャーナリストの津田俊樹氏は「日本でてんで盛り上がっていない」とこう言った。

「メダルを取れば、そりゃ、一時的に沸くことはあると思います。でも、かつてのような国民的な盛り上がりはない。実をいうと、日本人はもっとも五輪が好きな国民性だったんですよ。他国を見ても、これほど、五輪で騒ぐ国はありません。そんな日本でも今は、シラけている。紛れもなく、東京五輪の負の後遺症です。3年前の五輪では大会組織委員会の高橋治之元理事を筆頭に22人、6法人が東京地検特捜部に立件された。賄賂と談合があからさまになり、五輪費用も青天井に膨らんだ。カネまみれ、疑惑まみれの五輪はくしくもIOCやJOCの腐敗体質も露呈させた。日本人もようやく五輪の偽善性に気づいたんですよ。それなのに無理やり熱狂しているTV中継を見させられると、その金儲け主義がまた、鼻につく。画面がバッハ会長を映すと、まだこの人、やってんのか、となる。五輪の国内招致なんてとんでもないし、海外開催では急速に関心は薄れてしまう。東京五輪を境に、五輪報道の在り方は完全に潮目が変わったと思います」

 ローマ時代の詩人、ユウェナリスは「パンとサーカス」という言葉で権力者を揶揄した。食べ物と娯楽を与えとけば、市民は政治に無関心になり、為政者はやりたい放題ができる。衆愚政治のためにコロシアムでの競技が行われ、それが五輪に発展していく。

 これまでの為政者は上手に五輪を利用してきたものだ。マクロン大統領はまさしく今、五輪=サーカスを利用しているのだが、国民の方が冷静かもしれない。

 というより、そんな見え透いた仕掛けではどうにもならないほど、分断と混乱が深刻化しているということだ。

 このパリ五輪は刹那の宴に見えてしまう。

「五輪しめしめ」とほくそ笑んでいる連中がいる


なぜ辞任しない(木原稔防衛相)/(C)共同通信社

 実際、五輪の最中も、ウクライナやガザ地区は戦場と化しているのだから、いくらレーザー光線で「平和の祭典」を盛り上げようとしてもむなしいばかりだ。

 国際刑事裁判所(ICC)から7つの戦争犯罪や人道に対する罪で逮捕状請求を明言されているネタニヤフ首相のイスラエルが堂々と行進しているのに、どこもそのおかしさを指摘しない。かつてヒトラーに利用された五輪は、その負い目があるからだろうが、かくも五輪の「平和」なんて欧米の事情によって左右されるということだ。ここもまた偽善の極みである。法大名誉教授の五十嵐仁氏(政治学)はこう言う。

「この瞬間にも激しい戦闘が繰り広げられ、そうした映像が次々に中継されてくる。世界は分断されていますが、欧米側も一枚岩でなく、極右が台頭し、政治的混乱が続いている。この間、TVや大新聞の報道は五輪一色になるのでしょうが、その裏側の混乱がかくも不気味な五輪も異常です。五輪中継も無理やりナショナリズムを煽るような報道にならないことを祈るばかりです」

 日本の政治に目を転じても、「五輪しめしめ」とほくそ笑んでいる連中が大勢いるような気がする。

 海自の潜水手当不正受給では昨年11月に警務官によって、4人の隊員が逮捕されているのに、大臣に報告が上がらなかった。文民統制もへったくれもない。事務次官や海自トップなど218人が処分され、川崎重工からの賄賂疑惑まで噴出しているのに、木原防衛相はしがみつき、28日は日米韓の防衛相会議に出席。米国に言われるがままに軍事同盟強化にシャカリキだった。この問題を巡る国会の閉会中審査はようやく30日に開かれるが、衆参で1日だけ。それも五輪でかき消されてしまうのは見えている。本来であれば、大臣は即刻、辞任ではないか。

「それをしないのは、総裁選前後の内閣改造も視野に入れると後任のなり手がいないからです。時間稼ぎしてゴマカすしかない」(政界事情通)というからふざけた話だ。

誰もが「俺がこう変える」とは言わない

 その総裁選もさながら「五輪休戦」ではないか。

「米国では11月の大統領選に向けて、活発な集会、議論が繰り広げられています。日本は9月に事実上、日本のトップが決まる選挙があるのに、この期に及んで、誰が出てくるのかすらわからない。それは与党・自民党だけでなく、野党・立憲民主党も同じです。候補者の名前は出てくるが、“意向を固めた”という報道だけで、本当なのか、わからない。本来であれば、このタイミングで候補者が揃って、活発な議論を展開し、メディアもそれをきちんと報じる。それこそが民主主義のあるべき姿なのに、五輪をコレ幸いにして、皆が息をひそめている。こうして、国民の忘却を待っているのだとしたら、とんでもない話です」(五十嵐仁氏=前出)

 ある自民党議員は「岸田降ろしの動きは“凪”になった」「初めての派閥なき総裁選でどう動けばいいのかわからない」と言っていた。で、仕切っているのは菅前首相だ、麻生副総裁だ、ということになる。その菅は小泉元環境相か石破元幹事長か迷っている、などという情報が飛び交ったりする。だれも「俺がこう変えてやる」とは言いださない。野党も同じで、連合や維新の顔色をうかがっているのだから最悪だ。

 やたらと熱狂して五輪を煽るアナウンサーにも辟易だが、こんな五輪を「隠れ蓑」にしている政治の貧困もまた、末期的惨状と言うしかない。

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/187.html

記事 [政治・選挙・NHK295] 石破茂氏と前原誠司氏ら、8月台湾訪問へ 超党派議員が参加(毎日新聞)
石破茂氏と前原誠司氏ら、8月台湾訪問へ 超党派議員が参加(毎日新聞)

https://mainichi.jp/articles/20240730/k00/00m/010/150000c

 教育無償化を実現する会の前原誠司代表は30日の記者会見で、自民党の石破茂元幹事長と自身を共同団長とする超党派の国会議員団が、8月12〜14日の日程で台湾を訪問すると発表した。台湾側からの招待を受け、自民、立憲民主党、教育無償化を実現する会、有志の会の国会議員が参加する。頼清徳総統ら要人への表敬や意見交換も調整している。
 前原氏は「北東アジアの平和と安定のために、台湾は非常に大事な相手だ。超党派の安保議連として交流を続けていきたい」と述べた。【田辺佑介】
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/188.html
記事 [政治・選挙・NHK295] 維新の“オワコン化”は決定的!吉村府知事と藤田幹事長のお膝元首長選で連敗街道ヒタ走り(日刊ゲンダイ)


維新の“オワコン化”は決定的!吉村府知事と藤田幹事長のお膝元首長選で連敗街道ヒタ走り
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/358331
2024/07/30 日刊ゲンダイ


大阪府の吉村洋文知事(左)と斎藤元彦兵庫県知事(C)共同通信社

「驕れる者も久しからず」とはよく言ったもので、全国政党を目指して党勢拡大を図る「維新の会」の足元がグラグラだ。幹部連中の“お膝元”の首長選挙では連敗街道をヒタ走り、維新系知事は内部告発を受けて進退きわまる。自業自得の問題噴出で、維新はオワコン化を避けられそうにない。

  ◇  ◇  ◇

 28日に投開票された大阪府議補選(河内長野市=定数1)は、前市議で「大阪維新の会」の新人・西田善延氏が、同じく前市議で諸派新人の道端俊彦氏に敗北。約4000票差だった。

 河内長野は大阪の吉村府知事の出身地。維新は6月の同市長選で候補を擁立できず、吉村氏は自身の地元である強みを生かせないまま「不戦敗」を喫した。

 そんな経緯があるだけに、今回の府議補選は絶対に落とせない戦いだったが、吉村氏は27日に予定していた応援演説の前日に新型コロナ陽性が判明。いいところを見せられないまま市長選に続けて連敗し、維新の共同代表としてのメンツは丸潰れだ。現地取材したジャーナリストの横田一氏がこう言う。

「日本維新の馬場代表や大阪維新の横山幹事長(大阪市長)が応援に駆け付けるなど、かなりの力の入れようでした。横山幹事長が演説で『ここで負けたら、維新は落ち目だと言われる。負けるわけにはいかない』などと気炎を吐いていたのが印象的です。来年開催の大阪・関西万博に対する逆風について『選挙への影響があるのでは』と尋ねると、横山幹事長は『大丈夫だ』と強がっていましたが、無残な結果に。昨年の統一地方選で見せた“躍進”も、今では見る影もありません」

 異変は日本維新の藤田幹事長のお膝元でも起こっている。藤田氏の地元・衆院大阪12区(大東、寝屋川、四條畷)の各市長選は軒並み維新候補が敗北。4年前の四條畷、昨春の寝屋川、そして今年4月の大東市長選での3連敗である。

■足引っ張る兵庫のパワハラ知事

 いまだに府内43市町村のうち21市町長を維新が占めているものの、一時の勢いはどこへやら。「万博に加え、兵庫の斎藤知事のパワハラ告発問題も重なり、維新はダブルパンチを浴びている」(横田一氏)状態だ。

 斎藤氏は2021年の兵庫県知事選で維新と自民から推薦を受けて初当選。馬場氏が「維新スピリッツを持った首長」と太鼓判を押すなど、維新とはツーカーの関係だ。

 斎藤氏によるパワハラ疑惑などを告発した元西播磨県民局長の男性職員は懲戒処分を受けた後、「死をもって抗議する」との言葉を残して自殺。疑惑の数々は県の第三者委員会や県議会の百条委員会が調査中だ。ある兵庫県議がこう明かす。

「職員が自死する異常事態を招いたのに、知事は『県政を前に進めることが私の責任』と、平然と公務をこなしています。涙を流して辞職を表明した副知事に至っては、裏で『あの会見、良かったやろ?』とうそぶいているとか。酷いもんです。こんな人物を副知事に重用し続けた斎藤知事が居座る限り、維新県議団も批判を免れません。維新の盛衰に関わる事態です」

 馬場氏は斎藤氏への内部告発について、「もし今報道されていることが『すべて事実である』と判明すれば、維新の会としてしかるべき判断をするように本人に直接話をする」と留保を付けて煮え切らない。

 こんなダサい態度では、オワコンになって当然である。

  ◇  ◇  ◇

 ついに馬場代表自ら、次期衆院選の「野党第1党獲得」野党第1党獲得に「正直難しい」と白旗宣言。●関連記事【もっと読む】では、維新の人気凋落の背景を詳しく報じている。

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/189.html

記事 [政治・選挙・NHK295] 立憲・泉健太代表日帰り合宿≠敢行 小沢一郎氏には「案があるなら言っていただきたい」(東スポ WEB)
https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/311199




政権交代という「大義」を前にして、野党の大同団結の必要性が叫ばれて久しい。

今はまだ野党第一党の立憲民主党を軸にした「野党協力」がいまだに成就しない。

近づくどころか、ますます遠のいていく様相だ。


「案があるのであれば、言っていただきたい」


3年やっても「野党協力が出来ていない」代表、執行部は、出来る人に代えないと駄目でしょ、という案を声高に叫ばれているのに、理解できていない。

皆も「簡単なことだと思っていない」

だから、野党協力がまとまらないのは、自分の能力が不足しているからではない・・・。

そんな調子で責任転嫁をする代表、執行部は、この際不要だ。

政権交代を口にしながら、定員の半数の候補者擁立すら、その目処も立っていない。

全ての齟齬が、政権交代を5年先に目指すとした「戦略の誤り」に起因する。

しびれを切らした小沢氏の、執行部刷新の提案とでも言うべきか。

出来ないんだから、代わって・・・、と。



以下に記事の全文を転載する。


立憲民主党の泉健太代表は29日に都内で、党内の政策決定基盤「次の内閣」の日帰り合宿≠開き、次期衆院選や政権交代に向けて専門家を交え議論を行った。

 英国の「影の内閣」制度を参考とした党独自の仮想内閣で「ネクスト総理大臣」の泉氏。合宿の冒頭で「政権交代の期待が高まっている。ということは、自らの政策により強い責任、自覚、意識を求めなけれなばならない」と述べた。

 7時間以上におよんだ同合宿の終了後、泉氏は「政策実現は政権交代。野党のままでは政策を実現できない」と話し、政権交代へ強い意欲を示した。

 講師を務めた旧民主党政権で総務相を歴任した片山善博元鳥取知事からは「民主党政権の時の反省をしっかり生かして、新しい政権をつくってほしい」と要請があった。

 これに泉氏は「1つは大がかりなマニフェストを作って、1内閣で実施するのは分量として多かった。もう1つは政策を党内で事前に浸透一致させておくことが大事であった。『脱官僚』が強すぎて、役所との意思疎通がおろそかになってしまったところに反省がありました」とした。

 一方、9月に予定される代表選に向けて同党・小沢一郎衆院議員の動きが目立っている。

 小沢氏が神奈川県横浜市で27日に開いた講演では「(野党協力が)3年たってもできなかったのに、この1か月でできるのか。ダメでしょう」と泉氏が率いる執行部を批判。22日に泉氏が国民民主党の玉木雄一郎代表、翌23日に日本維新の会・馬場伸幸代表と相次い会談したことには「いま、あわてて食事してどうなるわけでもない」と指摘した。

 泉氏は「党内の意見表明は自由ですからね。それはそれでご発言していただいて、その上で私が言ってきたのは、みんな厳しい局面だから、執行部に(所属議員)全員が知恵や考え方を持ち寄って、それをみんなでやってきた。(小沢氏に)いい案があるとすれば、それを言っていただくのがあるべき姿。いまの環境は何かを変えたら、右の野党から左の野党まで全部一致するなんてことは、誰も簡単なことだと思っていないのが共通認識です。その上で案があるのであれば、言っていただきたい」と語った。

 この日で50歳の誕生日を迎えたことには「とにかく政権交代に向けて、党代表として責任は重大だと思っています。候補者擁立と政策つくりにまいしんしたい」と泉氏は険しい表情で語った。


記事の転載はここまで。


記事によれば、

「・・・片山善博元鳥取知事からは「民主党政権の時の反省をしっかり生かして、新しい政権をつくってほしい」と要請があった。・・・」

という。

何を反省すべきと言ったかは書いていない。

「ネクスト総理大臣」には正しく伝わっただろうか。

泉氏、曰く。

「・・・1つは大がかりなマニフェストを作って、1内閣で実施するのは分量として多かった。・・・」

と。

泉氏の認識では、マニュフェストに書かれていたことは、民主党政権初代の鳩山内閣が一代で実施することだったらしい。
なるほど、鳩山内閣の後の、菅内閣、野田内閣ではマニュフェストに書かれていることは、反故にされてしまうわけだ。

「マニュフェスト、書いていないことはやらないんです。」

これも、反故。

消費税増税はマニュフェストに書いていなかった。

「マニュフェスト、書いていないことはやらないんです。」

と叫んでいた御仁が、何の躊躇いも見せずに、消費税の増税を主導してしまう。

泉氏はさらに曰く、

「・・・『脱官僚』が強すぎて、役所との意思疎通がおろそかになってしまったところに反省がありました。」

と。

そして、これからは、「活官僚」なのだ、と。

「脱官僚」の言葉は、正しくは「脱・官僚支配」、あるいは、後に変更した「脱・官僚主導」と言わねばならない。

これをもじって、「活・官僚支配」、「活・官僚主導」と言うのも、間が抜けている。

「脱官僚=政治主導=政治家支配」と勘違いしているのではないか。

そんな勘違い男の、あの安倍氏は、高級官僚の人事権を握り、それを己の政権維持のための「脅し」に使い、自らとお友達の犯罪隠ぺいに利用し、結果、官僚人事、そして行政を私物化してきたことは記憶に新しい。


正しい理解は、「政治家が何から何まで官僚に頼った政治からの脱却」だろう。

国民はこの言葉に、政治家自身の改革をも期待したはずだ。

反省するなら、政治家自身が専門知識も無く、政治に対する「志」すらあやしい、そんな自分たちではなかったかということを自問すべきではないか。

民主党勝利の要因の1つは、「脱・官僚支配」というスローガンにあった。(後に、「脱・官僚主導」という表現に変わった。)


背景には、公務員は国民のために仕事をしているという信頼が国民の間では完全に失われていたことがあげられる。
総選挙で圧勝した民主党への国民の期待は、官僚に対する失望の裏返しでもあっただろう。

公務員を国民のために働く集団に変えることは最優先課題であるが、今でも実現できずにいる、さらに言えば実現の道筋すら見えない。

泉氏の認識、立憲民主党の認識はどうなのか。

自公政権は、実現しようとする意思どころか、問題意識すら持っていない。

官僚が大臣の答弁の原稿作りで午前様の作業に疲弊していることを問題にするなら、答弁の原稿くらい自分で書けば済む話だ。

公務員制度改革は、今でも最大の問題として残ったままだ。


「政治が政策の立案を行い、官僚が実施する」この役割分担が明確な限り、官僚は国民のためによい仕事が出来るはずだ。

大臣・副大臣・政務官の3役で官僚を抜きに政策を考え、実行に移す。官僚は決められた事を実施するだけ。これが政治主導の神髄だろう。

議員内閣制の基本だ


泉氏曰く、

「・・・もう1つは政策を党内で事前に浸透一致させておくことが大事であった。・・・」

漠然としているが、・・・次のようなことを言っているのか。

「マニュフェスト、書いてないことはやらないんです。」

ということを浸透一致させておくべきだった。

消費税増税は書いていないのに、そのことをやってしまった人がいた。

責任を取らせるべきだね・・・と。

その責任を取ることがなければ、「立憲民主党のマニュフェスト、書いてないことはやらないんです。」

と言われても、信じる人は・・・・。


「・・・右の野党から左の野党まで全部一致するなんてことは、誰も簡単なことだと思っていないのが共通認識です。・・・」

右だ、左だ、中だ。

保守だ、革新だ、リベラルだ、

イデオロギーの違いに目を向け、「その違い」で差別、排除しているのが、他ならぬ泉立憲民主党ではないのか。

ほとんどの有権者は、自分が「右だ」、いや「左だ」、やっぱり「中だ」、などと意識してはいない。

ほとんどの有権者は、保守だ、革新だ、リベラルだ、といっても、その違いを語れないし、そんなことに興味がない。

あの連合の「反共女」ですら、「共産党とは考えが違う」と言うだけで、その中身については語れていない。


公務員制度改革に、右だ、左だ、中だ、は関係ない。

税制改革に、保守だ、革新だ、リベラルダだ、は関係ない。

イデオロギーに関係なく、日本には問題が山積している。

国民が求めているのは、「国民の生活が第一」の政治であり、贅沢は出来なくても、結婚し、家族が安心して暮らせる平和な社会だ。


大同団結の意味をもう一度噛みしめよ。





http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/190.html
記事 [政治・選挙・NHK295] 自民・広瀬めぐみ議員“3アウト”…観光気分のパリ視察、ラブホ不倫に続き詐欺容疑で家宅捜索(日刊ゲンダイ)
自民・広瀬めぐみ議員“3アウト”…観光気分のパリ視察、ラブホ不倫に続き詐欺容疑で家宅捜索
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/358378
2024/07/30 日刊ゲンダイ


3アウト!(C)日刊ゲンダイ」」

 永田町では「粗暴犯の維新」「知能犯の自民」などと揶揄する声があるらしい。

 国から支給されている公設秘書の給与計数百万円をだまし取った疑いがあるとして、東京地検特捜部は30日、自民党の広瀬めぐみ参院議員(58)=岩手選挙区=の国会議員会館事務所や都内の自宅など関係先を詐欺容疑で家宅捜索した。

 広瀬氏は2022〜23年ごろにかけて公設第1秘書の妻を公設第2秘書として届け出ていたが、公設秘書としての勤務実態がなく、国から支給されていた秘書給与計数百万円を詐取した疑いが持たれている。

 広瀬氏の公設秘書を巡っては、今年3月、週刊新潮が「広瀬めぐみ議員の『幽霊公設秘書疑惑』」と題する記事を掲載。

 これに対し、広瀬氏側は代理人弁護士名で「記事内容は事実無根であり、(略)記事で指摘された公設第二秘書は、令和4年12月から同5年8月まで、しっかりとした勤務実態を以て働いていたことをここで明らかにさせていただきます」と反論。さらに後援会長名で「不十分な取材活動による憶測記事であり、偏向報道」などとする声明文をホームページに掲載していた。

誰の指示で公設秘書のカネを詐取し、何に使っていたのか

 広瀬氏は記者団の取材に「まだ事情が分かっていないので、しっかり事情が分かった上で対応する」とコメントしているが、新潮が疑惑を報じてから約4カ月も経つのだ。今さら「事情が分かっていない」ワケがないだろう。

 裏金事件という前代未聞の集団“脱税”疑惑が発覚した自民党。連日、繰り返された特捜部の家宅捜索を見ていた国民も「自民党議員の罪」にやや鈍くなってしまった雰囲気があるが、「詐欺容疑」となればタダ事では済まない。

 ポイントは誰の指示で公設秘書のカネを詐取していたのか、詐取したカネを何に使っていたのかということだろう。これまでの疑惑議員と同様、広瀬氏は自民党を離党し、会見も開かず、体調不良などを理由に雲隠れする気なのかもしれないが、そうは問屋が卸さない。

 SNS上ではこんな声が出ている。

《観光気分でのパリ視察、赤いベンツで外国人サックス奏者と不倫、そして公設秘書の給料詐取疑惑…。スリーアウトで議員辞職だな》

《自民党の政治家とはなぜ、ここまでカネに固執する汚い議員ばかりなのか。詐取したカネは私設秘書給与?それともサックス奏者のお手当?》

 特捜部は、捜索で押収した資料を分析。広瀬氏からも任意聴取して実態解明を進めるとみられる。

  ◇  ◇  ◇

 ●関連記事【もっと読む】自民・岩手「女性議員育成計画」早くも嘲笑の的…県連会長はハレンチ懇親会、ラブホ不倫から国会直行の議員も…では、今年2月に歌舞伎町ラブホ不倫で世間を騒がせた広瀬氏に対する声などを詳しく報じている。

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/191.html

記事 [政治・選挙・NHK295] 日本の米国植民地化が抜き差しならなくなってきた 二極化・格差社会の真相(日刊ゲンダイ)

日本の米国植民地化が抜き差しならなくなってきた 二極化・格差社会の真相
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/358345
2024/07/30 日刊ゲンダイ ※後段文字起こし


米国の手先としての“大日本帝国ごっこ”が進められていく(日米外務・防衛担当閣僚会合=2プラス2、=代表撮影)

 28日は、いずれ最悪の記念日として後世に記録されることになるのではないか。東京都内でまず午前中に日米韓3カ国の防衛相が、軍事情報の共有や共同訓練を制度化する覚書に署名した。

 午後には日米外務・防衛担当閣僚会合(2プラス2)が陸海空の3軍を束ね、自衛隊を含めた指揮統制体制を整備する在日米軍「統合軍司令部」の新設を決定。さらには別の閣僚級会合で米国による「拡大抑止」戦略の強化も確認されている。

 拡大抑止とはこの場合、米国が日本への他国による攻撃に対しても核兵器などで報復する意思を明示し、仮想敵を牽制する作戦を指す。4月の首脳会談で打ち出されていた方向性が、より具体的な協議へと進んだ。

 広島と長崎、2つの「原爆の日」を目前にした時期を、両政府があえて選んだ意図は定かでない。ともあれ、これら28日に集中した動きだけでも、日本の植民地化が抜き差しならぬ状況に嵌まっていくのは必定だ。

 独自の安全保障外交を展開できる余地など、もはや皆無に等しいのでは。朝日新聞デジタルは、閣僚級会合が「黙って米国についてこい」という雰囲気だったとの防衛省幹部の証言を伝えていた。

 先にワシントンで開かれ、アジアへの関与拡大を決めたNATO(北大西洋条約機構)首脳会議には、岸田文雄首相も出席。日本は欧米列強の極東支部としての役目を背負い込まされた。軍事費の倍増も敵基地攻撃能力の保有も動かない。何もかもは米国の覇権戦略の手先としての“大日本帝国ごっこ”を目指す安倍晋三路線を、岸田政権は着実に推進している。

 筆者は今、だからこそなおさら、たとえば昨年12月に沖縄本島で在沖米空軍兵長ブレノン・ワシントン被告(25)に誘拐され、性的暴行を受けた少女に思いを馳せたい。この事件では起訴前の身柄引き渡しを求めた県警に対して警察庁と外務省が難色を示し、起訴後も報道があるまで公表されなかった。

 左派・リベラル系とされる政党やメディアの多くが、最近は同性婚の問題にばかり熱心だ。米国の戦争に引きずり込まれる以外の選択肢を、社会の全機能を挙げて潰している皮膚感覚が否めない。

 安倍元首相がしばしば口にし、今や定着してしまった「わが国と米国は普遍的な価値を共有している」などという発想は、断じて白紙に戻されるべきである。戦争していないと社会が回らない国と同じ価値観など、持たされてたまるものか。


斎藤貴男 ジャーナリスト

1958年生まれ。早大卒。イギリス・バーミンガム大学で修士号(国際学MA)取得。日本工業新聞、プレジデント、週刊文春の記者などを経てフリーに。「戦争経済大国」(河出書房新社)、「日本が壊れていく」(ちくま新書)、「『明治礼賛』の正体」(岩波ブックレット)など著書多数。

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/192.html

   

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